約 1,243 件
https://w.atwiki.jp/true_tears/pages/130.html
前truetearsVSプレデター3 眞一郎の手が愛子の肩にかかった。 「いっつ!ちょっと・・・」 「五月蝿いっ!!」 そのまま客席のテーブルに強引に押し倒す。 「やっ、だ・・・、離して!」 愛子の手が眞一郎の顔を引っ掻き、がむしゃらに抵抗する。 「誰でもいいんだろっっ!」 許せなかった。思い出を汚され、比呂美まで汚された気がして、本気で憎らしかった。 襟に手をかけると力任せに左右に引き裂く。 その勢いで彼女の乳房が跳ね上がり、薄桃色の乳頭が飛び出した。 ゴクリッ・・・ さっきまで盛んに行われていた乱交のイメージが重なり、股間が沸騰する。 「きゃぁあっ!だめぇ!」 気が付けば夢中で、おっぱいに喰いつきベロンベロンと舐めしゃぶる。 「誰かぁ!助け、・・・んっ!」 五月蝿い口を掌で掴む。愛子の歯が噛み付き、皮を裂き、血が垂れる。 乱暴に体を引き倒すと、机にある調味料や割り箸がこぼれて周囲に散乱した。 足で必死に蹴ってくるので、ジーンズを膝まで引き降ろして下半身を拘束する。 「やだぁああ!誰かぁああ!!」 泣き叫ぶのを無視して、上半身を机にうつ伏せにすると、右腕をねじり上げて動きを封じる。 「別にいいだろう?俺のこと好きだったんだから!」 そうだ。愛子のことを何にも知らないような男たちと淫らに交わる癖に、どうしてオレじゃダメなんだ! 「んんんっんんっうーーー!!」 彼女が被っていたバンダナを口に突っ込んで塞ぐ。 丸い尻に薄く張り付いたショーツを引き降ろすと、自分もベルトに手をかけた。 焦りながらトランクスを下ろすとガチガチに勃起した逸物を引き出す。 「んうっーーー!!!」 頭の片隅で‘今すぐやめるべきだ’と、大切な何かが叫んでいるが、 ここまで来てしまった勢いと、脳を焼きつかんばかりの性欲で前後の見境もつかない。 「・・・あ、あれ?くっ、くっそ・・・」 なかなか入り口にうまく入らない。眞一郎は先走りでドッロドッロなのに対し、 愛子は少しも濡れていないのだから当然だ。 経験の無さを馬鹿にされたような、雄としての自分を否定されたような屈辱で、乱暴に陰部を擦り続ける。 「くっそぉお!くっそぉおお!」 それを繰り返すと、愛子の肉体が防衛反応で膣口に愛液を垂らしはじめた。 「!・・・やっぱり淫乱だったな・・・」 これは無理やりな性交で、性器を傷つけないための、生理的な処理であって、性的興奮とは一切無縁だが、 我侭な彼に察する余裕などない。 「いっくぞお」 ゴガァアンッ! 入り口に先端が触れた瞬間、眞一郎の頭部に鈍く重い衝撃が走って、視界が暗転した。 「大丈夫!愛ちゃん!?」 そこには全身をずぶ濡れの三代吉が、立っていた。その拳は皮がさけて、真っ赤に染まっている。 「っぶあ!・・・どうして・・・?」 戒めを解かれた愛子が、突然の救援で呆気にとられている。 「オレ・・・知ってたんだ愛ちゃんが、その・・・他の男と・・・してること。 でも、オレはガキで・・・愛ちゃんを満足させられなくて・・・だから、知らないふりして・・・」 三代吉の目には涙が溢れていた。雨でずぶ濡れの顔でもはっきりと分かった。 「だけど・・・だけど心配で!やっぱり辞めてほしくて・・・それでつい来てみたら・・・」 彼の心を今占めているのは、彼女を襲われた憎しみではない。 親友を殴ってしまったこと・・・そして、失ったことを悲しんでいた。 「み、三代吉・・・」 「・・・出てってくれ」 「・・・・・・・・・ごめん」 眞一郎はヨロヨロと立ち上がると、不恰好にズボンを締めながら正面から出て行く。 戸が閉まるまで三代吉は胸からせり上がる嗚咽を噛締めていた。 「・・・ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」 愛子も頬を濡らしながら必死で謝罪する。悔やんでも悔やみきれない。 いつも自分の傍にいてくれた、自分をこんなに思ってくれていた彼。 どうして、それに気付かなかったのか、どうして向き合おうとしなかったのか。 「いいんだ・・・いいんだよ愛ちゃん・・・」 二人は抱き合うと、泣いた。赤ん坊のように、恥も外聞もなく、ただただ思いっきり泣いた。 失ったものの大きさの痛みと、今愛する人を抱きしめている幸せで。 傷だらけのプレデターが罠にかかった獲物をチェックする。 負傷兵の悲鳴は恰好の陽動になるし、死体なら盾にする。武器も回収して、再利用できる。 「・・・クァア?」 ふと見れば、棘が飛び出す壁から、それを避けた敵を吸い込む落とし穴を白い直線が結んでいる。 細いロープだった。 金属を切り出した突針はなだらかとは言い難く、その凹凸にロープの端がひっかかり、 落とし穴の口まで続いているのだ。 ジャキンッゥ 必殺のリストブレイドを展開して、身構える。 想定できるのは、罠を確認しにきたプレデターを逆に攻める仕掛け。 先に爆弾か何か、装置を取り付けているのか・・・だが見るからに稚拙だ。 これはカモフラージュで二重トラップがあるのか、と穴が何か囁いた。 「こ・・・こんなに・・・可愛い子がっ、お、女の子なわけ、・・・ないじゃないか?」 知ってる声紋だ。データから読み取れる骨格や体格からも誰なのか直ぐに分かった。 ギギギ・・・ 壁を蹴って、落とし穴の閉じられた口を開くと、その淵で少女が懸命に底へ落ちるのを抗っていた。 「よ、よかったら・・・手を貸してくれないかな?」 比呂美は地面が裂けたとき、とっさに止血用のに腰を巻いていたロープの端を、 自身を貫こうとしていた刃に引っ掛けたのだ。 何か使うことになるだろうと、余分にロープの長さを作っておいたのが幸いだった。 ミチミチミチ・・・ 「うがぁっ」 しかし、彼女の体重を支えるためそれは深く腹に食い込んで苦痛をもたらしたし、 そのロープは今にも外れそうで穴を登ろうと身を揺することもできなかった。 キュイィィィィン 「・・・!」 プレデターのマスクから伸びた赤い光線が比呂美の額を指す。 それが鉄も溶かすプラズマキャノンの道標であることは彼女もよく知っている。 「わたしは死にたくない・・・あなたもそうじゃないの?」 今は少し優勢に戦闘を展開しているプレデターだが、朽ちた檻の中で篭城を続ける限りいつかは限界がくる。 プレデターはその終末を覚悟で闘っていた。 「聞いて・・・私だけでも、あなただけでもこの包囲を抜け出せない」 いまや比呂美を殺すのに、何の造作も無い。ほんの少し、チョイと文字通りの命綱に触るだけでいいのだ。 それで穴の底で待っている針の束が、少女の形をした肉を作ってくれる。 「でも2人一緒ならきっと超えられる」 比呂美を救う義理はひとつもない。 「一人だけなら飛べない羽でも、二人揃えば翼になれる」 彼女は自分を追い回す人間の仲間だ。 「翼なら飛べる!」 比呂美は助けに来たのでも、助けを求めたのでもない。 「地べたを這ってる私でもない、雷を轟かすあなたでもない・・・私たちでここから羽ばたくのよ!」 プレデターと協力しに来たのだ。 ブツッ その瞬間とうとうロープが重力に負け、杭から外れて宙に放られた。 「あ」 プレデターが咄嗟に縄の端を掴んだ・・・が、雨でツルツルに滑って手の平を抜け、小指に引っかかる程度になってしまう。 「ひぃっっ!!」 ガクンッと揺れが襲い、ロープに捕まっていた比呂美は泥でグチャグチャの縁に手と足を掛け、ギリギリで踏ん張る。 それでも怪物の握力ならゆっくり引き上げられる筈だったが、そんな猶予はなかった。 シュカッ 突然振り返ったプレデターが通りの影にディスクを飛ばすと、血潮が広がり割れた人影が転がる。 「いたぞ!撃て撃てぇっ!!」 影から一斉に銃弾が注いでくる。キャノンで応戦するが、比呂美を支えるのに体勢をとらえ狙いがつかない。 怪物の握力とは関係なく、ロープの強度と、表面の摩擦のせいで、強引に持ち上げられないのだ。 四肢を銃弾が掠めていく。だがそれでもプレデターは比呂美の命綱を離そうとはしなかった。 「ヴオオオオオオォォォォッッッ!!」 土砂降りの豪雨が注ぐ公道を、道路工事の看板を立てた数人の警備員が封鎖している。 彼らはプレデター捕獲のため、ユタニ社が要請した民間警備会社だ。 もちろん末端のさらに端、間に合わせの彼らにそんなことを知る由はない。 「しっかし、こんなひでぇ中働かせるとはなぁ・・・」 「しかもなんでまた絶対勧告令なんか敷くんだか」 「まぁ金払いのいいのが救いだけどな」 「終わったらパーッと遊びに行くか?今度いい娘が入ったんだと」 「いいねいいねー・・・おい、来たぞ」 カーブの向うから猛スピードでバイクが走ってくる。 1メートル先の視界も不確かな天候下であの運転は、正気の沙汰と思えない。 どこぞのスリルジャンキーなライダーだろう。 とはいえ、大型車両を壁のように道路に並べているから、映画のように強行突破するのは不可能だ。 警備員たちの予想通りバイクは彼らの手前で停車した。 「はーい、ご苦労様。ここは今工事中でして、って・・・」 驚いたことにまだ十代の少年だ。しかも少女との2人乗りだ。 「君ぃ、命知らずは結構だけど、女の子を巻き込んじゃいけないよ」 少年、といっても同年代より遥かに体格もよく、マスク越しからも分かる精悍な彼がバイクから降りて告げる。 「そうもいかないんだ・・・こいつの命のために」 石動純は雨も気にせずにマスクを外すと、警備員たちに向き直って頭を下げた。 「お願いします!ここを通らせて下さい!」 少女の表情はよくわからない。だがこの雨のなか、わざわざ来るということは深刻な事情でもあるのか。 「そうしてあげたいけど・・・ここは使えないから」 「なんなら車で送ってあげようか?」 警備員たちも同情はするが、トップからの指令に逆らえばクビは必至だ。 「そうですか・・・残念です」 純は本当に残念そうにいうと頭を戻した。 ホッとする警備員たち。だが次の瞬間、彼らの表情は驚愕に凍りつき、悲鳴に染まった。 「警告はしたぞおおおオオキャアアアアアアッッッ!!!」 端正な少年の影が蠢くとその全身を包み、真っ黒い肉体と真っ赤に裂けた口と牙、そして顔を埋め尽くす真っ白い目の怪物が現れた。 仲上眞一郎はフラフラと雨のなかを彷徨っていた。 後悔などという言葉では到底追いつかない絶望感、自我をぐちゃぐちゃにしてしまうほどの罪悪感に苛まれていた。 安藤愛子、野伏三代吉。 はっきりと意識したこともないが、一生に2人と得られない友人を同時に失ったのだ。 一切の弁解なしに、ただ己の過失、最悪の所業によってばかりに。 「・・・なんで、なんでこうなるんだよ・・・」 なんで?それを自分に問う権利などある筈がない。原因はただ自身の本性が卑劣であったというだけにある。 それを知ってしまったのだ。 多くの法律や慣習、因習によって雁字搦めに封じられ隠されてきた本性、 今まで自分は世界の白い部分に属すると、意識もせず思っていたのにそうではなかった。 「仲上眞一郎は・・・・・・悪人だったよ」 そうやってひとしきり葛藤していたが、いい加減肉体が悪天候の中、傘もささずうろつくことに耐え切れなくなった。 「・・・帰ろう」 純や愛子のいうとおり、比呂美はどこかで自分の知らない男の腕のなかにいるのかもしれない。 自分がみたことのない陶然とした顔で、喜びの悲鳴をあげる比呂美の痴態が浮かぶ。 艶やかな髪を振り乱し、眞一郎のモノよりずっと立派なモノにむかって腰を叩きつけ、 胎内に子種を何度も何度も注がれる比呂美。 学生らしいキスとはかけ離れた生々しい唇同士のセックス。互いの舌を絡め、唾液を交換し、 餌を求める小鳥のようについばみ合う。 ブラジャーなしでも芳醇な乳房は垂れることなく、男の指で粘土のようにグニャグニャとこねくり回される。 その相手の男は・・・石動純だった。 「いないっていってたじゃないか・・・」 比呂美にも純にも、乃絵にも失礼な話だ。 それでも恥知らずな想像を戒める心地も起こらない。 想像の比呂美の感触を味わい、純に自分を重ね、その絶頂に同調する。 「・・・っ!」 無意識に自慰していたらしく、ズボンのなかがグッチョリと汚れてしまった。 「どうせ・・・ずぶ濡れで分かりゃしないか・・・比呂美も濡れ濡れだろうし」 ほんのつい先ほどまで、近くに感じた比呂美の存在がどこか遠く、ずっとずっと彼方にいってしまったようだ。 「母さん、ごめん・・・」 普段は口煩い母親。しかし、己が矮小を自覚したとき浮かんだのはそんな自分を見捨てないでくれた母の愛だった。 「ごめんよ・・・」 大切なものを失ってしまった、自ら零してしまったのだ。 だからこそ、確実に自分を認めてくるひとの温かさが、この今になってはっきりと分かった。 心配してほしい。凍えた肌を抱きしめてほしい。一人じゃないと信じさせてほしかった。 「宇宙生物を押さえました!現在、残存兵力を集結させています。鹵獲はほぼ確実かと」 ユタニ軍の前線司令部となっているハイテク車両内に通信が入る。 「了解した。敵の生命力は極めて強大。くれぐれも注意されたし」 吉報を受けた司令官は努めて冷静にいうと、ホッと腰を下ろした。 「クビがつながったな」 傍らにいる副官に共感を求める。 「まだ決まったわけではありません・・・が、化け物は連絡地点から何故か動けないようです。 あとは態勢を戻されないよう兵力で圧倒しつつ、止めに液体窒素弾で凍らせれば完璧です」 司令官は、まだ予断を許してはいけないと知りつつ、 勝利の美酒を思わずにおれない。 「宇宙の狩人を仕留める・・・か。今は無理でも遠い歴史において、我々の名は無限に語られるだろう」 しかし直接部隊の情報を受けた部下のひとりが、渋々といった感じで進言する。 「現場の兵たちが相当消耗しており、必要な人員をとても避けません」 副官が正確な数字を確かめるが、苦々しくかぶりを振る。 「追い詰めているのは確かです。しかし、現在の状況ではこっちのスタミナが先に尽くでしょう。 そうすれば、増援を手配するまでにヤツは高エネルギー爆発を起こすでしょうね・・・」 「なんてこった!」 司令官がやるせない憤懣で机を叩く。 正しく千載一遇の機。ほんのもう少し、押し続ければ悲願が叶うと分かっているのに、 その寸前に至って、ゴールテープを目前にして力尽きるのか。 「くっ・・・止むを得まい。化け物が本当に追い詰められてるなら、今こそアレを使うぞ」 副官が即座に理解して、あつらえた金庫を空けるとトランクを引き出し、 長々とした手順で封を解除していく。 そして最後のキーに辿りついたとき、今一度司令官に問う。 「これで仕留められなければ私たちの命はないでしょうね?」 「それは今ヤツを倒せなくても同じことだ・・・やれ」 「了解」 箱に収まっていたのは、電話だった。 司令官は受話器をとると、コードを押してどこかに連絡する。 「こちら最前線対策司令部指揮官。認識コードXXXーXXXXーXXX」 「確認しました。命令をどうぞ」 「‘強化外骨格’の使用を要請す」 部隊から離れて近くの山中に隠れていた輸送用コンテナを配備したヘリが飛び立つ。 その内側では、大型の機械が起動を開始した。 「さて、あとは祈るばかりだな」 ユタニの前線司令官が副官に向き直る。 今回の有事に対し、友好企業のウェイランド社から本社が直接交渉して借り受けた切り札。 分厚い書類と手続きの末に使用の有無を本社から許された試験兵器。 「ええ、待ちましょう・・・」 この最重要機密を万が一にも知られないため、自軍を含めた周囲一帯に強力な通信障害を施すことになる。 そのため本当に、あとは祈るしかないのだ。・・・もっともそれはある意味、正しかった。 ビーッ!ビーッ!ビーッ! 「何事だ!?」 緊急事態を警告するサイレンが響く。同時に車内のランプが非常用の真っ赤なライトに切替わる。 「わ、分かりません!友軍との連絡が急に・・・!」 モニターに示された味方の位置を知らせる光が、瞬く間に消失していく。 「馬鹿なっ!まだ早いぞっ!・・・ん?」 真っ赤なランプの光が奇妙に歪む。まさかこのシルエットは・・・! ガキュンッ! 異変に気付いた副官が虚空に向かって、ホルスターから抜いた銃を撃つ。 すると空中で青白い放電が奔り、そこに色を塗るようにして、凶悪な狩人の姿が現れた。 「馬鹿なっ・・・何時から!?」 あちこちで青白い光と、真っ赤な爆発が起こり、焼けた鉄の音が広がる。 「始まったか・・・」 穏やかでない手段によって最初の警戒線を超えてきた純は、路肩にバイクを停車して、 付近の山々から微かに届く花火の連鎖を眺めていた。 乃絵の目にはその光景を見つめる兄が恍惚としてるように思える。 「行くの・・・?」 純がバイクから降りると、妹を雨から庇いつつ庇いつつ、乗り手のいなくなったトラックに移す。 「ああ、乃絵はここでじっとしてるんだぞ」 「できれば・・・誰も殺さずにやれないかな?」 縋るような目で兄に訴える。これから戦場にいくのに無茶だというのは分かる。 ただ、自分の罪悪感ばかりではない。このままでは純の心まで真っ黒になってしまう予感があったからだ。 「どの道、プレデターは皆殺しにするつもりだ。 下手に町に逃げられたら、平気で巻き込むぞアイツラは」 乃絵に嘘はつけない。だから口約束をせず、純は道理を説く。納得できなくても、だ。 「じゃあなんで自分たちだけでやらないの?仲間を助けに来たんでしょ」 青年はつい笑ってしまう。確かに人間の常識で考えるとそうなんだが、 「それが少し違うんだな・・・あの戦闘ジャンキー共にとって、 戦いに救いを差し伸べるのは酷い侮辱なんだとさ」 大体自分から宇宙を飛び回っては、頭蓋骨のトロフィーを作りまわってるくせに、 何を拘るのかという価値観だ。 「だから已むを得ず・・・、技術を奪われそうになったりした時にだけアイツラは動く。 結果的にそれが助けになるなら、せめて代わりに試練をたそうってわけだ」 乃絵は納得するどころか余計憤懣にかられた。 「じゃあ自分たちでやればいいじゃない!」 「そうもいかないんだ・・・。何しろ年中ドンパチやってる異常な宇宙人が 仲間同士で殺し合いを始めたら、あっという間に絶滅しかねない」 「それでお兄ちゃんが代わりに戦ってほしいって・・・ 身勝手迷惑の塊じゃない、どこの星で育ったらそうなるの?」 純は肩を竦める。なんにせよハンカチでも咥えて、号泣して見送られなくて幸いだ。 「さてね・・・。でもオレが選ばれたのはコレ、 共生体‘シンビオート’と共鳴したかららしい」 仲上眞一郎が訪ねてきたとき、必要以上に荒れたのは宇宙アメーバのせいだったのか。 その黒いコスチュームに親しみの感情を向ける純が乃絵にはつらい。 それは兄をおかしくさせていると、どうして気付かないのか。 「あ・・・雪」 鼻に伝わる冷えに乃絵が空を見上げると、 いつの間にか降りしきる雨は嘘のように止み、代わりにキラキラとした結晶が降りてくる。 純は妹の瞳に照らされた白い輝きを認めると、それを失うまいと決意を固くする。 「そろそろ行く」 「ん」 乃絵がトラックの奥に引っ込むと、肩を震わせて白い息を吐く。彼から目をそらして、その姿を見ようとしない。 プレデターの命令に従って、ここに来るまでずっとむくれていた。 眉を寄せて、苦そうに笑う純は上着を脱ぐと、彼女に渡す。 「預かっといてくれ・・・」 「・・・ん」 濡れた上着を懐に抱きしめ、兄の温もりを確かめる乃絵。彼女は思う。 もし戻ってきたとしてもそれは‘石動 純’なのか、と。 その不安に駆られて我慢できず兄に顔を向ける。 純も乃絵を見つめていた。その眼差しは温かかった。 いつもの、いつか分からないほどずっとずっと昔からそこにあった。 それだけはきっとこの先も変わらないのだと、 そう確信できる光がそこにはあった。 「いってらっしゃい、お兄ちゃん」 「じゃあ見ててくれ・・・オレの‘変身’!」 血と肉、鉄と炎に染まった土を白銀の雪が覆い隠す。 そこに踏み出した少年の姿が、そおだけ光が吸い込まれたように黒く輝く。 白い牙のような模様が刻まれたマスクをしばし向けると、何もいわず彼は駆け出した。 夜中にお使いに出た湯浅比呂美はレイプ集団に襲われるが、死闘の末勝利する。 近くまで来ていたプレデターは、その勇敢さを称えて、ちょっと挨拶に現れるが、 そこにプレデターを追って、日系企業ユタニ社の軍隊が登場。 熾烈な争いの渦中に比呂美も巻き込まれ、撃たれてしまう。 一方、眞一郎の母は丁稚とカーセックス。 眞一郎は、安藤愛子の乱交現場を目撃したショックで愛子を強姦。 幸い三代吉の活躍で未遂に終わるが、同時に友情も終わった。 そのころ、プレデターの仲間に乃絵は爆弾をつけられ、 純も寄生生命体を植えつけられて‘ヴェノム’に改造されてしまう。 それは純をプレデターの敵にするためだった。 ユタニの軍はプレデターの仲間によって駆逐されつつあったが、 最後に‘強化外骨格’なるものを投入していた。 そして比呂美はプレデターに協力を提案するが、 その矢先、落とし穴に落ちて、早くも足を引っ張ることに。 ユタニの残存兵力が集結するなか、プレデターは比呂美を守って闘うことになる。 (ここまでが前回までのあらすじ) 路地の真ん中で、針の落とし穴に落ちそうになる比呂美をギリギリで支えたまま、 プレデターは前後から注がれる砲火に応戦する。 「グゥウッ・・・!」 彼の怪物が自己の生死さえ貧窮している極限で、比呂美の命を救う義理立てなどない。 というか、そうでなくても助けることはなかったし、 実際比呂美がレイプ犯に囲まれたときも手を出さなかったくらいだ。 しかし、今はまさに命がけで彼女の体を支えている。 「・・・ごめんなさいっ!」 比呂美がプレデターの小指に掛かった自身の命綱を、身を揺すって振りほどく。 「クァア!」 彼女の自殺行為に、プレデターが心外、といった声を上げる。 生きたい。本当に死にたくない。 その思いが強いからこそ、同じく懸命に足掻くものの邪魔をしたくなかった。 一分一秒でも長く呼吸するのではなく、意思を持って前進することが生きることだ。 だからその志をせめて、同じ渦中にある戦士に託すことが、 比呂美なりの生存欲求、運命への抗いといえた。 それでも、その英断は自身を永遠に喪失するのを代償としたことに変わりない。 ほんの一瞬、しかし四肢を突き刺される確実な苦痛。その恐怖を歯を噛締めてこらえる。 後悔などしない。いや、どうせ手遅れだからしてもいいか。 瞬きにも満たない刹那の間に、 比呂美は高潔な決断と、気の抜けた諦観を同時にやって、自身の最期をやり過ごすつもりだった。 ヒュー ガキッ 「っ?・・・へ」 プレデターの片腕から発射されたネットランチャー・・・本来、獲物を縛り上げ、その体をサイコロステーキのように、 解体する殺傷道具が、比呂美を落とし穴の壁面に貼りつけ、死に至るのを阻止していた。 「あ・・・あぁあ・・・」 途端に比呂美の肌を、電気のように生きている悦びが駆け抜ける。 「グゥウオッウ!」 しかし彼女に注意を向けた怪物の背に、太い杭が打ち込まれる。 その先端は鉤状になっており、鉄線を編んだ太いワイヤーが それを引き寄せて深く肉に食いこみ、ガッチリと拘束して引き寄せる。 「「ガァアアアッッッ!!」 プレデターは決心すると、そのまま敵に突進していった。 直進すれば、それだけ的に晒されて、集中的にやられてしまう。 事実、今まではなんとか肌を掠める程度だった攻撃が、もろに前面に注いでくる。 一歩進むだけでも、窓にぶつかる虫のような足掻きだったが、それでも止まらない。 プレデターが比呂美を助けようとしたのは、ほんの気の迷いだった。 自身に向かって懸命に協力を訴える少女が消えそうになったとき、つい手を出しただけだ。 このモンスターに干渉や後悔の類は縁がないが、一方で、リスクに左右されるような迷いや躊躇もしない。 助けようとしたのだから、手向かわない限りは最後まで助ける。 つまり比呂美に何かを期待したわけでもなかった。 だから、あれほど懸命に足掻いていた彼女が自分のために動いたこと、約束を守ったことが嬉しかった。 孤軍のなかに射した、ほんの小さな光。それが力になった。 ドシュッ!ガキィッ!メチッ! 「ひいいいいぃぃぃ!」 それでも兵隊の束に、自らを槍として叩き込み、その懐にもぐりこんだプレデターは五体を振り回して、応戦する。 たった今、小さな少女が見せた勇気、それが怪物の攻勢に向かう意思を目覚めさせ、発揮させた。 ユタニの兵たちはもう殆ど肉体的にはプレデターを殺していた。 事実、かつての歴史でこの種族を単身で打ち破った人間のように、冷静かつ捨て身で挑めば、倒すことができた筈だった。 しかし、手負いの獣が見せる悪鬼そのものも蛮勇に気圧され、結果として逆に死ぬこととなった。 気付けば残った最後の一人が、背を向けて逃走する。 「・・・ルウゥゥウッ・・・」 プレデターも満身創痍極まる感じで、追おうとしても水漏れのように、膝から力が抜けていく。 だからノロノロと背に突き刺さった杭を引き抜くと、欠けたリストブレイドでワイヤーを丁度よく切断すると、 カウボーイのように腕に携えてそれを振り回す。 すでに敵は通りの向うに消えていたが、化け物じみた(?)感覚で、位置を把握すると、 目に届かない向うに杭をぶん投げた。 「ごひゃっ!?」 目の届かない通りの向うで断末魔が弾け、それっきり静かになる。 轟音で溢れかえっていた戦場はいつの間にか、かすかに焼けつく炎の音だけになっていた。 気がつけば、濁った雨はやんで、静かに雪が降ってきている。 「終わった・・・んだ」 ネットを半分だけ剥がして、足場にし、穴から外を覗いた比呂美はホッと息を吐く。 フラフラのプレデターが応えるように彼女を振り返る。そのとき、 シュバァッ! ドグォオオオオオンンンッッッ!!! 空から青い閃光が轟き、プレデターのいた地面を吹き飛ばした。 「グゥオァッ!?」 手負いの怪物に対する不意打ちの効果は絶大で、受身も取らず宙に飛ばされると、 瓦礫に跳ね返って地面を転がった。 「この醜い化け物が・・・っ!皆殺しにしおってからに」 空から重厚な排気音を響かせて、巨大な鉄の塊が降りてくる。 驚いたことにそのデザインはまるで、展覧会に出品されるような洗練されたルックスと圧倒的な重量感、 攻撃的かつスタイリッシュなフォルムは最新鋭の工業製品であることを示している。 「ロボット?」 3m以上はある真っ白い鉄の塊が、人の姿をしている。 胴体からは2対の小さな─全体から比べればであり、そのサイズは大人の腕と変わらない─腕が生えた 四本腕使用で、それは巨大な腕と連動しているらしく、指先まで同じ動きをする。 全身は無骨さを感じさせない美しい稜線で構成されていて、美しくすらある。 「仇は討たせてもらうぞ・・・貴様だけでは足りないがなぁ!」 しかし、デザインから逸脱した乱暴な台詞が、ノイズのないスピーカーから出ると、 グッタリと伸びたプレデターを蹴り上げて、浮き上がった背中に肘を叩き込む。 「グォオオッッアァア!?」 プレデターもしがみつくようにして、強化外骨格にパンチを打ち込むが、 わずかに胴体が揺らいだだけで、逆に押さえ込まれると、足を掴まれてジャイアントスイングをかけてきた。 「おらぁあああっっ!!」 止めとばかりに、その図体を大地に投げ落とす。とても機械とは思えない自然で滑らかな動きだ。 外企業のウェイランド社が未来の兵器市場に並べるべく開発したそれは、 歩兵に「ゴリラも容易く倒せる怪力」と「戦車並の装甲」と「戦闘車両並の重武装」と 「要塞並の環境適応力」と「戦闘ヘリ以上の機動力」を持たせた装備である。 最大の特徴は「マスター・スレイブ方式」、 即ち着用した人間の動きをそのままフィードバックして動かせる点であり、 従来の搭乗兵器から格段に飛躍した操作性を誇っている。 文字通り手足の如く、だ。 さらに内蔵されたシステムは、ヘルメットのサイバネティックインタフェースで読み取られた 脳波パターンによってコントロールされている。 人工知能をベースにしたオペレーティングシステムを備えた非常に洗練されたもので、 様々な戦術的な情報を提供し、内外のセンサーを使って常にスーツの状態をフィードバックしている。 思考そのものがマシーンと同化した、といってよい。 故に武器を交えた総力戦ならともかく、肉弾戦に限定すればプレデターに互角以上の勝負も可能なのだ。 参考画像→http //thumbnail.image.rakuten.co.jp/s/?@0_mall/digitamin/cabinet/timg4/t8685.jpg つづく truetearsVSプレデター5
https://w.atwiki.jp/goronka/pages/1454.html
【作品名】DRAGON QUEST -ダイの大冒険- 【ジャンル】ジャンプ漫画 後半は完全にドラクエではない 【先鋒】ポップ 【次鋒】竜魔人バラン 【中堅】真ミストバーン 【副将】竜魔人ダイ 【大将】バーンパレスwith大魔王バーン(老) <参考> 【名前】超魔ハドラー 【属性】超魔生物 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】剣での攻撃力は鬼岩城(副将参照)を剣で破壊したキャラと互角。 イオナズン:ダイのアバンストラッシュ(※1)を相殺し、その威力を完全に殺した爆裂呪文。射程十数m。タメ数秒。 ベギラゴン:島の反対側からでも確認できる直径数十m以上の大爆発を起こす閃熱呪文。 『我が最強の呪文』らしいので上記イオナズン以上の威力が見込める。射程数十m。タメ数秒。 地獄の爪:拳の骨を魔力で硬化、鋭い爪を突出させて敵を貫く必殺技。 『地上に長さ100m以上の裂け目を作った剣風でも皮一枚しか切れなかったキャラ』に致命傷を与えた。 超魔爆炎覇:炎の暗黒闘気を全身に纏って突撃し剣で両断する超魔ハドラー最大最強の必殺技。 アバンストラッシュ(※1)を涼風も同然にかき消せる威力がある。 【防御力】 竜魔人バランのドルオーラを全力で防御すれば防ぐことが可能なキャラと、少なくとも同等以上の肉体強度を持つ。 アバンストラッシュ(※1)の5倍以上の威力を誇るストラッシュクロスをまともに喰らった後でも戦闘続行が可能。 アバンストラッシュ(※1)を剣を仕込んだ右手で軽く受け止めることができる。 【素早さ】※なしのダイとほぼ同レベル。飛行可能。 【特殊能力】暗黒闘気で受けた傷やダメージは治療できない。魔炎気を発する超魔生物細胞は高熱に強いぞ。 タメ無しの爆裂呪文を手の平の間で炸裂させその閃光で敵を驚かす目眩ましコンボを持つ(要は猫騙し)。 【長所】素早さと防御力が高い。 【短所】若干火力不足。 【先鋒】ポップ 【属性】大魔法使い 【大きさ】男子中学生並み 【攻撃力】 ベタン:20m程の範囲に超重力磁場を発生させ、相手を押しつぶす魔法。杖を振ってベタンと叫ぶことで使用。 地面を数mほど陥没させ、5m程の竜を5匹まとめて巻き込んで三体撃破する。10m程の巨大な亀のモンスターに撃ったときも同様に押しつぶして撃破する。 メドローア:片手に火炎魔法のメラゾーマ、もう片手に氷結魔法マヒャドを発生させ、弓矢状にして放つ魔法。 正と負の熱エネルギーをスパークさせ、進路上のすべての物質を消滅させる極大魔法とのこと。(作中説明より) 作中使用した際は、進路上のあらゆる存在を消滅させた。 肉体に時間を停止させ永続的に動けなくしてしまう呪法がかけてあり、いかなる衝撃も受けつけず、ダメージを受けるということがない 敵にすら効果がある。魔法の太さは数十m、射程数百mほど。 雷速の戦闘速度を持つ相手が10m程の距離でかわせない弾速。メドローアを作って発射する寸前でも問題なくポップ自身は動ける 【防御力】 宇宙から気絶して落下してくるダイを地表ギリギリでキャッチしてもほとんどノーダメージ。 竜魔人バランのドルオーラを全力で防御すればほぼ無傷で防ぐことが可能な中期ダイより、比べ物にならないほどパワーアップした(※1)のダイに かなりのダメージを与える真・バーンの攻撃にある程度耐えられる。(たまに直撃も受けている) 中期のダイよりは防御力があるか。 【素早さ】 雷速以上の戦闘速度を持つ三人の動きを余裕で見切って反撃できる真バーンの格闘戦の奥義を視認してどういう技か見切る。 上記戦闘速度を持つバーンの手刀が振り下ろされる寸前にダイを助けて数m移動したりできる反応。 また9m程の距離にいる敵にメドローア発射後、4mほどメドローアが進行した後ルーラでその距離をつめた後、雷速以上の反応を持つ中堅の前に移動、 後、雷速以上の反応を持つミストバーンが反応できない速度でおじいさんを抱え、ついでに蹴りを入れてバランスを崩させ、メドローアが到達する前に 離脱できる戦闘速度。 上記一連の動きの後でもメドローアは2mも進んでいなかった。 ルーラによって飛行しながら戦闘可能。飛びながら雷速で戦えるダイよりうまく飛翔できる。 ルーラ:任意でどんなに遠いところでも一度行ったことがあれば瞬時に移動可能。また、目の前10mほどの距離を一瞬で移動して相手を攻撃することも可能。 【特殊能力】 ベホマ:自身のダメージを全回復させる魔術。闘いながら即使用できる。 【長所】すべての物質を消滅させるメドローア。どう見ても主人公 【短所】主人公扱いな上物語終了後は美人二人と旅とか勝ち組過ぎ よかったね参戦出来て 【戦法】即メドローア発射 【次鋒】竜魔人バラン 【属性】竜の騎士 主人公の親父 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】上空で剣を振るった際の剣風だけで地上に長さ100m以上の裂け目ができた。剣での攻撃力は超魔ハドラーと互角。 紋章閃:収束させた竜闘気のエネルギーで敵を貫く技。山をも砕く威力。 『地上に長さ100m以上の裂け目を作った剣風でも皮一枚しか切れなかったキャラ』の肩を貫通した。射程数十m。 ギガデイン:鋼鉄より硬い体をもち大砲が全く効かないヒドラ(巨大竜)を絶命させたライデインよりさらに強力な最強の電撃呪文。 ギガブレイク:上記のギガデインの落雷を剣に受け、その威力とともに突進し敵を両断する必殺技。 超魔ハドラーの超魔爆炎覇と通常状態でほぼ互角の威力。 竜魔人状態で使えば、威力はさらに倍増する。 ドルオーラ:圧縮した竜闘気を放出する竜の騎士最大最強の切り札。射程1,5km以上。タメ数秒。 一国を半島ごと消滅させる威力(半島の大きさは「大陸消滅~空の彼方、数百km」)。 【防御力】自分のドルオーラを全力で防御すれば防ぐことが可能なキャラと、少なくとも同等以上の肉体強度を持つ。 『地上に長さ100m以上の裂け目を作った剣風でも皮一枚しか切れなかったキャラ』に致命傷を与えた超魔ハドラーの地獄の爪が刺さらない。 分厚い岩壁を割り、衝撃で地平線の彼方まで溝を抉った斧の攻撃を受けて無傷。 直径十数m以上、深さ数m以上のクレーターを作り、上記ヒドラの亜種数匹を絶命させた重圧呪文を受けても無傷。 【素早さ】下記のダイとほぼ同レベル(※は除く)。飛行可能。 【特殊能力】数千年分の戦闘経験。相手の五感を奪う特殊な笛の音の力が通用しなかった。 【長所】バランスがいい。 【短所】ドルオーラにタメが必要。 【戦法】ギガブレイク→ドルオーラ。 【中堅】真ミストバーン 【属性】魔軍司令 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】地味目な格闘のみで特別な必殺技を出した描写は無いが設定上、超魔ハドラーや竜魔人バラン以上の肉弾スペックが見込める。 【防御力】 肉体に時間を停止させ永続的に動けなくしてしまう呪法がかけてありいかなる衝撃も受けつけず、ダメージを受けるということがない。 生命活動が停止しているため、生体破壊効果を持つ攻撃も通用しなかった。 あらゆる物質を問答無用で消滅させる呪文・メドローアを当てれば倒せる可能性がある。 フェニックスウイング:あらゆる呪文をはじき返す超高速の掌撃。この技でメドローアをはじき返した。 【素早さ】下記のダイ(※1)とほぼ同レベル。飛行可能。 【特殊能力】 時間が止まった肉体に幽霊のような怪物が取り憑き動かしているため物理的な攻撃に対してはほぼ無敵。 またその怪物には、相手の体に取り憑いて魂を砕き、生きた人形にするという能力もある。 【長所】肉体の時間が止まっているため通常の攻撃が効かない。 【短所】物質そのものを消滅させる攻撃なら効く可能性がある。 【戦法】生物相手には魂砕き。無生物相手には地道に攻撃。 【副将】竜魔人ダイ 【属性】勇者 主人公 【大きさ】12歳の少年並み 【攻撃力】 大地斬:大砲の一斉砲撃が効かない鬼岩城(全長145m)を破壊した。 海波斬:猛スピードの剣風で炎や水や呪文など、形のないものを斬る技。アバン流刀殺法最速。 空裂斬:ガス生命体やエネルギー生命体の急所を射抜きその命を断つ技。物理威力も岬の突端を吹き飛ばすくらいはある。射程数十m。 アバンストラッシュ:上記3つの技の要素を併せ持つ、アバン流刀殺法奥義。 直径1,5km以上の大爆発を防ぐバリアを破り、それを展開していた 『山を完全に貫通して稜線の一部を抉る技でも傷つけられなかったキャラ』を黒焦げにした。 数kmの射程を誇る闘気を飛ばすAタイプと、敵に突進して両断するBタイプが存在する。 ストラッシュクロス:AタイプとBタイプのストラッシュを敵の懐でX字に同時炸裂させる技。破壊力は、通常のアバンストラッシュの5倍以上。 ギガストラッシュ:ギガブレイクとアバンストラッシュの合成フォームから繰り出されるダイ最強の必殺技。 ストラッシュクロスにも耐えた超魔ハドラーを戦闘不能に追い込んだ。ただし、発動までに10秒かかるという弱点がある。 (※1)上記【攻撃力】は全て過去(竜の紋章1個時代)の描写。 竜の紋章が2個になった際に、本人曰く「以前とは比較にならないパワーを得た」らしい。 ドルオーラ:圧縮した竜闘気を放出する竜の騎士最大最強の切り札。射程1,5km以上。 一国を半島ごと消滅させる威力(半島の大きさは「大陸消滅~空の彼方、数百km」)。 (※2)ここまでの【攻撃力】は全て竜魔人になる以前の描写。 ここからさらに竜魔人状態に移行することで、上記までの状態では全く歯が立たなかったキャラを素手で圧倒できるようになった。 また、その際の格闘戦の余波で、空中要塞バーンパレスが完全に崩壊した。 無防備状態でドルオーラを喰らっても無傷のキャラを単なる斬撃で切り裂く通常攻撃力有。 【防御力】上記の超魔ハドラーや竜魔人バラン以上。 【素早さ】 落雷(マッハ440)が落ち始めた後でその落雷より速く剣を投げつけ目的を果たした反応と攻撃速度。 その剣を投げる速度と少なくとも同等以上の速さを持つ自分のAタイプストラッシュに放った後から動きだして追いつける反応と戦闘速度。 トベルーラ(飛翔呪文)を使いその戦闘速度で敵と自在に空中戦ができる飛行速度。 また、その戦闘速度でも避けられない攻撃をルーラ(長距離移動の呪文)で避けることができる。 ※上記【素早さ】は全て過去(竜の紋章1個時代)の描写。 竜の紋章が2個になった際に本人曰く「以前とは比較にならないスピードを得た」らしい。 【特殊能力】生身での大気圏突入可能。宇宙戦闘可能 心眼により敵の生命エネルギーを感じることで、見えない敵を見つけたり、目に頼らずに敵と戦うことができる。 ある程度以上の竜闘気で受けたダメージはしばらく治療が効かない。 【長所】バランスがいい。 【短所】難しい字が読めない。 【戦法】ドルオーラ→ぶった切る。 【大将】バーンパレス 【属性】大魔宮 【大きさ】全長3,15km 全幅3,15km 全高550m 【攻撃力】 ピラァ・オブ・バーン:バーンパレスの各所に計6本装備されている巨大な柱。投下型の兵器で、地面に刺さると大爆発をおこす。 その威力で巨大なクレーターができ山脈地帯が平らになった。 黒の核晶:魔力を無尽蔵に吸収する特殊な石を呪術で加工すると完成する魔界の超爆弾。 6本のピラァ・オブ・バーン全てに装備されており、その破壊力は大陸破壊の10倍以上。 6本の柱を世界中に六芒星を描く配置で投下した後に黒の核晶を起爆するとその破壊力は六芒魔法陣の魔力によって増幅され、 地上そのものを確実に消し飛ばすらしい。 通常は最後の柱の投下によって全ての柱の時限装置が同時に作動し始め6分後に爆発するのだが、黒の核晶を造った大魔王バーン(老)が その気にさえなればいつでも自由に起爆ができる。 また、黒の核晶は氷系以外の呪文をぶつけられたり、爆発による高熱に影響されたりすると誘爆をおこす。 【防御力】 大魔宮は結界で覆われており外周部で大陸破壊級の爆弾が爆発しても内部に影響はなかった。 地上そのものが消滅する大爆発が起きても、やはり内部に影響はないらしい。 【素早さ】詳細不明だが空を飛び、世界中を移動できる。 【特殊能力】外から中に入ることも、中から外へ出ることもできない。 【長所】攻撃力と防御力。 【短所】もはやドラクエでもなんでもない 【戦法】柱を投下してすぐ起爆。ちなみに中には大魔王バーン(老)が乗っている 【名前】大魔王バーン(老) 【属性】魔王 【攻撃力】 カラミティウォール:半円で進む衝撃波の壁。10mほどの距離から全力で放てばカイザー同様『避ける』という選択肢が無いスピード。城の一部を吹き飛ばす。 圧縮暗黒闘気:手から放出するエネルギー波。壁を破壊する。溜め無し。回復不可。 イオラ:腕一振りで五発ほど放てる。連発可。直径2mほどの爆発を起こす。 カイザーフェニックス:火の鳥が飛んでいき敵を焼き尽くす。連射可。(※1)のアバンストラッシュで丁度相殺出来る威力。 10m先からはなってもポップでも避けられないレベル。 光魔の杖:バーン最大の攻撃力を秘める魔法剣。 鬼岩城を真っ二つにしたオリハルコン製のダイの剣を折る。 魔力の通っていない武具や生身の体などは確実に切れると考えていい。 【防御力】光魔の杖を盾として使う。(※1)のダイのドルオーラを防ぎきった。 だがそのレベルの攻撃を連発されると耐えられない。 肉体的強度は達人レベル。闘気を纏うことで増強されるが同じく魔力をやつした武器にはまったくの無力。 【素早さ】(※1)のダイと同程度のスピード。 ただし魔法発動は一瞬。 【特殊能力】マホカンタ:魔法を跳ね返す。一瞬で発動する。 バーンのマホカンタは呪文の威力を100%反射することができる。 逃走防止結界:入ることも出ることも出来ない結界。作中では数100mはあろうかというバーンパレスを完全に覆っていた。 2回同時行動:マホカンタしながら切りつける等、異なる二つの動作を同時に実行できる。 【長所】本命はその防御力。魔法に絶対的に強く、物理防御もかなりのもの。 またその防御力に篭城しながら攻撃できるためタチが悪い。 【短所】スタミナ不足。ドルオーラを2回防ぎ、かつその戦い中に何度か大魔法を使ってМP切れ。 また光魔の剣を出しっぱなしにするとかなり早い段階でМPが不足する。どうせなら鬼岩眼状態で参戦させたかったが、テンプレがない! 【備考】これがランキングに入ったら直下に「雷速戦闘の壁」を作るべきだと思う 参戦 vol.88 387-391 vol.89 79 ダイ大考察その1 sage 2009/09/06(日) 15 29 42 ID FjTEfO9L DRAGON QUEST~ダイの大冒険~ 超適当考察 【先鋒】マッハ4400の防御無視+数百km破壊耐久+マッハ440強+マッハ8800反応+ワープ+回復 【次鋒】山脈破壊数倍+タメ数百km破壊+マッハ440 【中堅】巨大城塞破壊+物理&魔法系無効+マッハ440+魂砕き 【副将】地上壊滅攻撃無傷破壊+数百km破壊耐久+マッハ440+宇宙戦闘 【大将】地上壊滅攻防の空中大要塞 もはやドラクエでも何でもない。先鋒のメドローアと大将の爆撃がめっちゃ強いため防御無視の壁から 封神演義より下には攻防速でだいたい勝てる 防御無視以上の連中は考察しにくいから、今回の考察が間違ってる可能性は非常に高い ○封神演義 【先鋒】先手取って瞬殺 【次鋒】重力万倍負け 【中堅】先手取って魂砕けばこの食い倒れ人形でも殺せるじゃろ 勝ち 【副将】斬って勝ち 【大将】空爆勝ち この作品考察しづらいな ×FFⅦ 【先鋒~副将】0秒で死亡。負け 【大将】空爆勝ち ○ウォーシップガンナー2 【先鋒】メドローア→ルーラ→内部から削って勝ち 【次鋒】先手取って勝ち 【中堅】分けだな 【副将】切り刻みまくって勝ち 【大将】空爆勝ち △仮面ライダーV3 【先鋒】先手石化負け 【次鋒】速くて当たらんので分け 【中堅】オーロラ負け 【副将】音が届く前にドルオーラ勝ち 【大将】空爆勝ち △ルーンウルフは逃がさない 【先鋒】刺殺負け 【次鋒】内部破壊負け 【中堅】分けですね 【副将】まあ広範囲爆撃で勝てるか 【大将】飛べないので空爆で殺せる △うえきの法則 【先鋒】速すぎて当らんが長期戦で負ける 【次鋒】ドルオーラ勝ち 【中堅】宇宙追放負け 【副将】速すぎて当らんが当てられん 【大将】圧勝 80 ダイ大考察その2 sage 2009/09/06(日) 15 33 07 ID FjTEfO9L △超時空要塞マクロス 【先鋒】ルーラ→メドローア勝ち 【次鋒】速くて当らんので勝てないが負けん 【中堅】分けだろ 【副将】速すぎて当らんので負け 【大将】硬いので分け ×創聖のアクエリオン 【先鋒】光負け 【次鋒】食われ負け 【中堅】分け 【副将】ドルオーラ勝ち 【大将】分け ○魔法戦隊マジレンジャー 反応はマッハ200とする 【先鋒】先手勝ち 【次鋒】ドルオーラ勝ち 【中堅】魂消して勝ち 【副将】ほとんど同スペックなので分けか 【大将】食われ負け ×デジモンテイマーズ 【先鋒】爆破負け 【次鋒】先手負け 【中堅】分け 【副将】片っ端から切っているうちにどんどん増えていって惑星がなくなって負け 【大将】空爆勝ち ○星のカービィ ウルトラスーパーデラックス 【先鋒】先手勝ち 【次鋒】ドルオーラ勝ち 【中堅】突撃で惑星ぶっ飛ばされて負け 【副将】ドルオーラ→斬撃勝ち 【大将】突撃負け ○アルジェントソーマ 【先鋒】肉薄してメドローア勝ち 【次鋒】ドルオーラ勝ち 【中堅】魂砕いて勝ち 【副将】結構硬いが斬り続ければ倒せる 【大将】完敗 ○ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団 【先鋒】メドローア勝ち 【次鋒】ためてる間に逃げられ分け 【中堅】魂砕き勝ち 【副将・大将】完敗 ○魔術士オーフェンはぐれ旅 【先鋒】うーん、メドローアで倒せると思うけど 【次鋒】支配負け 【中堅】魂砕いて勝ち 【副将】支配負け 【大将】空爆勝ち 81 ダイ大考察その3 sage 2009/09/06(日) 15 36 21 ID FjTEfO9L ×真女神転生 【先鋒】でかすぎ負け 【次鋒】拘束負け 【中堅】光負け 【副将】速く動けば指さされないから分け 【大将】宇宙追放負け ○奏光のストレイン 【先鋒】速すぎ分け 【次鋒】ドルオーラ勝ち 【中堅】分け 【副将】ドルオーラ勝ち 【大将】速すぎ分け ×ジーンダイバー 【先鋒】互いに決め手なし 【次鋒】ドルオーラ勝ち 【中堅・副将】惑星破壊負け 【大将】意識飛ばされて負け ×ドラゴンボールZ3 【先鋒】先手勝ち 【次鋒】爆破負け 【中堅】わけ 【副将】爆破負け 【大将】分け ここから先は無理だろう (ジーンダイバー)××○×○○○○×○×△△△△○×(防御無視の壁) ジーンダイバー>奏光のストレイン=真女神転生Ⅱ=DRAGON QUEST -ダイの大冒険->魔術士オーフェン 考察が適当なので間違ってる可能性は高いがな 82 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 15 51 36 ID lKC5QY7t 下に負けると思う 封神は妙に高い位置にいるし 83 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 15 54 41 ID lKC5QY7t つうかなんでポップが8800反応なんだ? 84 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 16 22 28 ID LMfiN/rb そもそもメドローアってタメ時間なかったっけ? 発動状態で参戦とか書いてないし、発動状態でルーラとか他の呪文使えたっけ? 85 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 17 27 06 ID qy0e/pTX 84 シグマ戦なんかでは一瞬で作ってた気がする。偽装メドローア撃った後に作った奴。 86 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 17 50 53 ID LMfiN/rb 85 シグマ戦は数秒以上かかってる 描写もだが本来一瞬で燃え尽きるポップが時間経っても消えてないことに驚いてるのに一瞬なわけがない 一番速いのは多分ダイヤの9の時、手元にないからうろ覚えだけど ついでにメドローアやドルオーラの回数制限ってテンプレに書かないの? 87 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 17 54 42 ID LMfiN/rb 正確には一瞬で消滅するはずが時間経って燃え尽きようとしてる (本当のメドローアじゃないのに気付いた)に驚いてるだ 88 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 18 07 16 ID qy0e/pTX ダイヤの9の時はハドラーが身代わりになってる間に速攻で作ってたっけか。 数秒もかからず作れるとは思うけど。 ドルオーラはともかくメドローアに回数制限あったっけ? 89 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 18 32 02 ID CaY8V6Ty メドローアは最初のほうは一日二発制限だったはず 初めてバーンと戦ったときメドローア→マホカンタ→メドローアで相殺→これでもうメドローア撃てない、とか言ってたから その後魔法力がアップしてるから回数増えてるかもしれないけど回数制限があることは確実 とりあえず、氷呪文と炎呪文を両手に作って、合わせて、狙い打つからそこそこ時間はかかりそうだけど最速シーンはどこかはわからん まあ、漫画時間は最強スレの感覚とはズレがちだしな…マッハ4400で戦闘してたら1秒もあったら何千回攻撃されることやら、ってかんじだし 90 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 18 34 36 ID LMfiN/rb 88 中盤では数発しか打てない設定、MP切れて打てない描写あり その後パワーアップしたけど何発打てるようになったかは分からない パワーアップ後もダイヤの9の時MP尽きて打てなかった描写あり MP回復なしで打った最大描写は多分2発 何十回も打ってるとかMP切れの描写ないなら回数制限無しでもよさそうだけどこんなでもいいの? 94 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 18 39 39 ID qy0e/pTX 90 ダイヤの時はシグマ戦で魔法使いまくった後だから仕方ないんじゃ。 やられるたびにベホマで回復してたし。 95 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 18 44 53 ID mpJ22R7+ 確か単行本の巻末だかに メラゾーマなら20発以上いけるがメドローアは3、4発が限度 とか書いてなかったっけ 96 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 18 45 02 ID CaY8V6Ty とはいえ、世界観的にも回数制限があるのは確実じゃね? ポップは回復用の羽も持ってないしなぁ あと、ポップの防御力は中期ダイよりパワーアップしたダイより本当に上なの? ダイがどれくらいのダメージを受けて、ポップがどれくらいのダメージを受けたのか細かく書いてくれないと テンプレ見るだけだとわからないんだけど 実はダイは竜魔人モードより死に掛けゴメちゃんと一緒にいるときのほうが強いとか 防御無視持ってるマァムとか出した方がいいんじゃね? とか思わなくもない あ、ライデインとかギガデインも一応防御無視攻撃か。食らった相手黒こげになってたりするし 97 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 18 47 40 ID qy0e/pTX ポップは終盤本気バーンの攻撃直撃してるシーンは何個かあるから中盤のダイより上なのは確実だと思う。 後半のダイでも双竜紋前なら老バーンの攻撃直撃したら気絶するくらいはしてたし。 98 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 18 48 52 ID mpJ22R7+ ttp //dragonquestdai.matome-site.jp/%258B%25C9%2591%25E5%258F%25C1%2596%25C5%258E%25F4%2595%25B6%2528%2583%2581%2583h%2583%258D%2581%255B%2583A%2529/ 訂正 MP満タンで2、3発だったみたい 99 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 18 49 32 ID LMfiN/rb 93 21巻か22巻でMP満タンでも2,3発しか打てないって設定がある パワーアップ後に何発打てるかはわからない、描写で三発以上打ったことはない MPに制限ないなら戦闘でどれだけMP使ってもMP切れなんてないはず 100 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 18 51 14 ID qy0e/pTX 21巻だとパワーアップ前だからパワーアップ後は3発はいけるんじゃね? 戦闘でMP消費しながらでも2回は使用したことあるし。 101 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 18 51 41 ID CaY8V6Ty それならダイが気を失うほどのダメージを受ける攻撃を受けても戦闘続行可能、って書けるな ただ、竜の紋章を全開で防御に回してた状態のダイより、素の戦闘状態のダイの防御力は上なのか? バラン戦後に超魔生物との戦いで一瞬で自分の力を爆発させる戦い方にシフトしたからそこらへんがわからない気がするんだけど 102 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 18 52 24 ID qy0e/pTX んじゃ、三発は撃てるってことで良いんじゃね? 103 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 18 59 05 ID qy0e/pTX 101 細かく見るとバランとハドラーもこのときのダイ以上の防御力があるかどうかは不明になりそう。 現在のテンプレもバラン戦後の戦闘描写を見て書いてるもんだろうし。 104 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 19 02 31 ID LMfiN/rb 97 >終盤本気バーンの攻撃直撃してるシーンは何個かある ちなみにどこ? 片腕切られて心臓潰されて体内に直接電撃何発も叩き込まれて さらに腕力が弱まってると明言されてるバーンからしか直撃食らってないような? 35巻の47ページは直撃じゃないだろうし 105 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 19 05 51 ID qy0e/pTX 104 手元にないんで詳しくはあれだが、構えといて直接攻撃して来たシーンでラーハルトとかといっしょに攻撃くらって吹っ飛んでる。 106 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 19 15 32 ID LMfiN/rb 105 それ35巻の47ページ、直撃には見えん 何個もってことは他は? 107 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 19 17 42 ID qy0e/pTX 直撃に見えんってのは主観だと思うんだが、少なくとも攻撃くらって吹っ飛んでるわけだし。 他は老バーンのカイザーフェニックスとかかなぁ。ダイの攻撃に合わせて放出した気よりは全然強いだろうし。 108 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 19 30 25 ID LMfiN/rb 107 主観っても描写からだと バーン構えとき接近→次のコマで周囲に置いてあった物と半死人ダイとポップが吹っ飛ぶ →バーンが両手で攻撃→ダイやポップの前にいたヒム、ラーハルト吹っ飛ぶ 前にいた二人が庇ったけど庇いきれなくて吹っ飛んだようにも直撃しないで衝撃だけで 吹っ飛んだようにも見える 周囲に置いてあった瞳一つ一つをバーン攻撃したの? 109 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 19 34 11 ID qy0e/pTX 前にいて攻撃くらって吹っ飛んでりゃ十分だと思うが。 避けてる描写があるならともかく。 110 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 19 46 09 ID LMfiN/rb 状況が半死人のダイとポップの周りに瞳が落ちててヒムとラーハルトが前にいて 攻撃のシーンもなく、(演出上カットしたのかもしれんけど)バーンが構えといて接近しただけで 前にいたヒムとラーハルトは吹っ飛ばず後ろの二人と瞳が吹っ飛んだ その後直接攻撃してヒムとラーハルトが吹っ飛んだ 直接攻撃くらって吹っ飛んでる描写ないんだがこれでもいいの?いいならいいけど 111 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/09/06(日) 20 00 00 ID qy0e/pTX 微妙なようなら老バーンのカイザーフェニックスを耐えた方でとってもいいと思うけど。 言ってしまえばバラン戦以降パワーアップしたダイに大ダメージを与えるくらいの技で考えればいいわけだし。 vol.110 442 :格無しさん:2013/03/13(水) 22 52 41.94 ID rKy7AvWs DRAGON QUEST -ダイの大冒険- 攻撃力倍加の説明が無い
https://w.atwiki.jp/bokenote/pages/347.html
【Page74】 山男に惚れちゃいけない、本当の理由とは? (ハネ毛) 結果発表日時:2005-07-14 19 43 10 総ボケ数:236 [ 163位 ] 王レッサー 夜、山男に会うと彼の背後には常に死兆星が光り輝いている。 [イカロス侍 5 | Revin 1 | ピカキー 3 | モモ 3 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 5 | 芭蕉 1 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 2] [計28点] [笑率45] コメント:[ ] [ 163位 ] めいぷる 初めての夜、胸の稜線にハーケンを打ち込んじゃうから。 [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 4 | 虹色の瞳 5 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 5 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 2] [計28点] [笑率45] コメント:[ ] [ 163位 ] ルー シュート回転の外角低めのボールに対しての反応が遅れてしまう。 [イカロス侍 6 | Revin 1 | ピカキー 3 | モモ 2 | 虹色の瞳 1 | ヴァギマ 2 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 5 | 竹仙人 4 | マサムネ(今中) 1] [計28点] [笑率45] コメント:[ ] [ 163位 ] 風shi 「今回の汚職事件は氷山の一角に過ぎません」と聞くと氷山を目指し殺される [イカロス侍 6 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 4 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 5 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 2] [計28点] [笑率45] コメント:[ ] [ 163位 ] 久介 女の子は惚れるより惚れられる方が幸せになれるから [イカロス侍 3 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 3 | 虹色の瞳 10 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計28点] [笑率45] コメント:[ ] [ 168位 ] 魔少年D.T 「山男」が出版、映画、ドラマ化して自分には1銭も印税が入ってこない。 [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 3 | モモ 4 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 3 | マサムネ(今中) 2] [計27点] [笑率44] コメント:[ ] [ 168位 ] 迷走 どこからともなくターミネーターのテーマが流れてくるから [イカロス侍 3 | Revin 1 | ピカキー 3 | モモ 2 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 4 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 6 | マサムネ(今中) 1] [計27点] [笑率44] コメント:[ ] [ 168位 ] B 山男は心が傷ついたり、落ち込んだりするといつの間にか富士の樹海に入っていっちゃう。 [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 4 | モモ 4 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 2] [計27点] [笑率44] コメント:[ ] [ 168位 ] 半チク 山男にほれると山はもちろんビル、極めつけは人間に登り始める。最終的にはカップルでお互いを登りあって愛を確認するようになる。気がつけば血豆フェチになっている。 [イカロス侍 5 | Revin 1 | ピカキー 5 | モモ 2 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 1] [計27点] [笑率44] コメント:[ ] [ 168位 ] 苦虫 「野比のび太の未来が変わってしまう」血相変えたタイムパトローラーたちがわらわらと!! [イカロス侍 2 | Revin 2 | ピカキー 3 | モモ 2 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 5 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 3 | マサムネ(今中) 3] [計27点] [笑率44] コメント:[ ] [ 168位 ] 裏切りの早乙女博士 旦那が嫁の悪口を言う際、「うちの豚」というのが一般的だが、 山男は「うちのイノシシ」と吐き捨てるからである。 [イカロス侍 4 | Revin 2 | ピカキー 3 | モモ 2 | 虹色の瞳 6 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 1] [計27点] [笑率44] コメント:[ ] [ 168位 ] ワトソン博士 山での生活が長すぎて、テレビのことを魔法の箱と呼び家に招くたびに絶叫するから [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 4 | モモ 4 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 3] [計27点] [笑率44] コメント:[ ] [ 168位 ] ゆうじん マリオに色んなキノコを売りつけてる犯人だから [イカロス侍 3 | Revin 2 | ピカキー 4 | モモ 3 | 虹色の瞳 1 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 6 | 芭蕉 1 | 竹仙人 3 | マサムネ(今中) 1] [計27点] [笑率44] コメント:[ ] [ 168位 ] チャーハンキンポー 『山男の妻たち~惚れたら地獄~』を観れば分かる。 [イカロス侍 6 | Revin 1 | ピカキー 4 | モモ 5 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計27点] [笑率44] コメント:[ ] [ 168位 ] 別段の定め 多額の借金のため仕方なく性の奴隷を演じているだけだから [イカロス侍 5 | Revin 2 | ピカキー 4 | モモ 3 | 虹色の瞳 1 | ヴァギマ 4 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 1] [計27点] [笑率44] コメント:[ ] [ 168位 ] ポレステ 家に連れ込んだときに毛がそこら中に落ちるので家族が嫌がる [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 4 | モモ 4 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 2] [計27点] [笑率44] コメント:[ ] [ 168位 ] 遊 山男は心肺機能を高めるため、下山中は常に息を止めているから [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 3 | 虹色の瞳 4 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 4 | マサムネ(今中) 1] [計27点] [笑率44] コメント:[ ] [ 168位 ] ドラゴンシュート むかつくぐらい似てないシャラポアの真似を延々見せられる [イカロス侍 2 | Revin 1 | ピカキー 4 | モモ 3 | 虹色の瞳 1 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 5 | 芭蕉 5 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 1] [計27点] [笑率44] コメント:[ ] [ 168位 ] しおりのしおり 唯一受けた教育は捕らぬ狸の皮算用 [イカロス侍 5 | Revin 3 | ピカキー 4 | モモ 3 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計27点] [笑率44] コメント:[ ] [ 168位 ] カリコテ 山じゃこれが御馳走なんだ、と言われる食材には 必ず「ヘビ」とか「モドキ」とかが名前に入ってる [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 6 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 2] [計27点] [笑率44] コメント:[ ] [ 168位 ] ED 無限に増えている途中だから [イカロス侍 3 | Revin 2 | ピカキー 2 | モモ 1 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 4 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 5 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 2] [計27点] [笑率44] コメント:[ ] [ 184位 ] グルト アウトドア派と見せかけてライブドア派 [イカロス侍 3 | Revin 1 | ピカキー 4 | モモ 3 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 4 | 最後の晩餐 2 | 芭蕉 1 | 竹仙人 3 | マサムネ(今中) 2] [計26点] [笑率42] コメント:[ ] [ 184位 ] 肉うどん 海の幸が食べれないので老後の食卓が寂しい [イカロス侍 4 | Revin 3 | ピカキー 2 | モモ 3 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 2] [計26点] [笑率42] コメント:[ ] [ 184位 ] 飛車次郎 付き合ったら付き合ったで『今日で絶対終わりだから!』と毎日泣きながら千円せがんでくる。 [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 5 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 5 | 芭蕉 1 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 1] [計26点] [笑率42] コメント:[ ] [ 184位 ] 赤 男 飲み込む時に細かい骨が喉を襲う [イカロス侍 6 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 4 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計26点] [笑率42] コメント:[ ] [ 184位 ] 8射 『山』と『男』の中に娘が入ると、TEAM山男の全体のアベレージが下がってしまうから [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 4 | モモ 3 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 1] [計26点] [笑率42] コメント:[ ] [ 184位 ] ボンボン♪ その大きさゆえに見上げすぎると首を痛める [イカロス侍 6 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 2 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 4 | マサムネ(今中) 1] [計26点] [笑率42] コメント:[ ] [ 184位 ] しろ 岩ポケモンしか持っていないから [イカロス侍 2 | Revin 4 | ピカキー 5 | モモ 2 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 2] [計26点] [笑率42] コメント:[ ] [ 184位 ] 八っぽん足 新婚旅行がチョモランマ縦断。 [イカロス侍 5 | Revin 1 | ピカキー 4 | モモ 1 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 5 | 芭蕉 1 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 1] [計26点] [笑率42] コメント:[ ] [ 184位 ] 恋次 山を愛する者にとって、この世でもっとも忌み嫌うもののひとつに 世俗に染まった都会の中心で愛を叫ばれることである。 ~ヤマアイの福音 16.7.14~ [イカロス侍 7 | Revin 1 | ピカキー 3 | モモ 4 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 2 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 1] [計26点] [笑率42] コメント:[ ] [ 193位 ] 畳くん 「○○どえ~す!!」というキャラ作りなのに実はドM [イカロス侍 3 | Revin 1 | ピカキー 5 | モモ 2 | 虹色の瞳 1 | ヴァギマ 4 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 3 | マサムネ(今中) 2] [計25点] [笑率40] コメント:[ ] [ 193位 ] ベロニカ カップ麺を食べる時に3分待てない [イカロス侍 3 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 4 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 3 | マサムネ(今中) 1] [計25点] [笑率40] コメント:[ ] [ 193位 ] ぽん毛人 付き合うと必ずテレビのチャンネル権は山男が独占するから [イカロス侍 3 | Revin 1 | ピカキー 3 | モモ 4 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 3 | マサムネ(今中) 1] [計25点] [笑率40] コメント:[ ] [ 193位 ] 夜行バス にさん日ほっとくと凍死している [イカロス侍 2 | Revin 1 | ピカキー 3 | モモ 2 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 4 | 最後の晩餐 2 | 芭蕉 1 | 竹仙人 7 | マサムネ(今中) 1] [計25点] [笑率40] コメント:[ ] [ 197位 ] さかも党<駄作王> 「ハァ~・・やっと息子に春が来たよ」母(雪女)の、ため息で凍らされてしまうから [イカロス侍 3 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 2 | 虹色の瞳 6 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 2] [計24点] [笑率39] コメント:[ ] [ 197位 ] tom 映画「森林の謎」の撮影の強行スケジュールに参加させられるから [イカロス侍 3 | Revin 1 | ピカキー 4 | モモ 3 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計24点] [笑率39] コメント:[ ] [ 197位 ] kubochi 反対から読んでも山男だから。 [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 3 | モモ 3 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 1] [計24点] [笑率39] コメント:[ ] [ 197位 ] もげる 山を削り 田んぼを作りすぎた為に里の人間が 力を持ちすぎて絶滅危惧種になり政府の許可無しには嫁を貰えない。 [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 3 | モモ 2 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 2] [計24点] [笑率39] コメント:[ ] [ 197位 ] 番茶が飲みたい 惚れた女はお前だけ だからそろそろ許してくれ もうしませんから 山女「問答無用!」 [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 4 | 虹色の瞳 5 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 2 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計24点] [笑率39] コメント:[ ] [ 197位 ] 素良 夏休みの合宿で登山にやってきた純心女子高等学校の生徒たち ところが天気予報が外れ大雨になり、身動きできない状況になってしまった。そこへ通りかかった山男:太郎 太郎「こ、これは助けて女の子と仲良くなるチャンスだ! いや待てよ…雨で彼女たちがビショ濡れになれば下着が透けて~ いかんいかん!そんなことになったら俺のことだ、そっちにばっか目が行って嫌がられるのがオチだ。 ここは次の展開を期待するところだ。」 彼女たちのもとに数メートル近づいてふと、立ち止まる太郎 太郎「いや待てよ…全部で2~30人いるな。いくら俺でも全員助けるのは無理だ。 せいぜい4~5人だな。ここは山男仲間たちを呼んできて~ 違う違う!そうしたらどうせあいつらが美味しいトコ持ってくんだ! 今までいつもそうだ!だとすると俺一人でやった方がいい。」 彼女たちのもとに数メートル近づいてまた、立ち止まる太郎。双眼鏡を手に取る。 太郎「いや待てよ…どうせ4~5人なら先に助ける子を決めてった方がいいな。 やっぱりカワイイ子だよな~あの子カワイイな、あの子も捨てがたい! 嗚呼あの子も、うわこの子も、あの子もこの子も~ ダメだダメだ!30人中15人とか無理だ!虻蜂取らずになる。 よし!あの5人に決めた!」 彼女たちのもとに数メートル近づいて更に、立ち止まる太郎 太郎「いや待てよ…助けたからって好かれるとは限らないよな。お礼されてハイ終わり、ってのも有り得る。 だとしたら金持ってそうな子を助けるうちに入れといた方が無難だよな。 あの太ってる子、高そうなピアスと指輪してるな~ 無理だ無理だ!アレは物理的に助けられない!」 女子生徒「さっきからちょっとずつ近づいて来るあのキモイ人、何?」 [イカロス侍 2 | Revin 2 | ピカキー 2 | モモ 4 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 2] [計24点] [笑率39] コメント:[ ] [ 197位 ] 麻薬ストア 山男「炎のチャレンジャー!あの山の頂上に俺より早く着いたら100万円!」 と、山を訪れる人と競争をするのだが山を愛するがためそーっとそーっと歩いてしまうから勝てるはずがない 結局、今度は黒スーツの人と競争するハメになり山男に惚れてもすぐにいなくなってしまう [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 3 | モモ 2 | 虹色の瞳 4 | ヴァギマ 4 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計24点] [笑率39] コメント:[ ] [ 197位 ] 局地的カルボナーラ どんな怪我をしても「唾つけときゃ治る」で済まされてしまうから。 [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 3 | 虹色の瞳 5 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計24点] [笑率39] コメント:[ ] [ 197位 ] どん君 山の男、山の男になっちゃうから [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 1 | 虹色の瞳 5 | ヴァギマ 4 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計24点] [笑率39] コメント:[ ] [ 206位 ] case3 俺も俺もと川男、海男、島男などが押しかけてくる。 [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 4 | モモ 1 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 1] [計23点] [笑率37] コメント:[ ] [ 206位 ] パセリ 山男が都会に流入してくるのは迷惑だから [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 4 | モモ 1 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 1] [計23点] [笑率37] コメント:[ ] [ 206位 ] だて 山女の嫉妬心に打ち勝ったものは未だかつていない… [イカロス侍 2 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 4 | 虹色の瞳 4 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計23点] [笑率37] コメント:[ ] [ 206位 ] たまご塾 デートに必ず見栄晴を連れて来るから [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 1 | 虹色の瞳 1 | ヴァギマ 4 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 5 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計23点] [笑率37] コメント:[ ] [ 206位 ] 吉光 浮気した相手がメスのマウンテンゴリラだったから [イカロス侍 2 | Revin 2 | ピカキー 2 | モモ 2 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 2 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 5 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 1] [計23点] [笑率37] コメント:[ ] [ 206位 ] たらこスパゲッティ 一週間以内に他の誰かを山男に惚れさせないとテレビの中から出てきてそのまま居座り続ける [イカロス侍 3 | Revin 1 | ピカキー 1 | モモ 2 | 虹色の瞳 4 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 3 | マサムネ(今中) 2] [計23点] [笑率37] コメント:[ ] [ 206位 ] 童子 彼らの背後で鋭く光る山女の視線 [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 1 | モモ 3 | 虹色の瞳 4 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計23点] [笑率37] コメント:[ ] [ 206位 ] harry1491 ロリコンものの同人誌作家で 時期になるとベタ塗りやトーン張りを手伝わされる。 [イカロス侍 3 | Revin 2 | ピカキー 4 | モモ 4 | 虹色の瞳 1 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 2 | 芭蕉 1 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 1] [計23点] [笑率37] コメント:[ ] [ 206位 ] 凪 女「山男を解き放って!あなたは人間なのよ!」 山男「黙れ小僧!!」 [イカロス侍 3 | Revin 1 | ピカキー 3 | モモ 5 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 2 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計23点] [笑率37] コメント:[ ] [ 215位 ] もあ たまに間違えて1UPキノコを食べて繁殖しちゃうから。 [イカロス侍 3 | Revin 1 | ピカキー 3 | モモ 2 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計22点] [笑率35] コメント:[ ] [ 215位 ] ルイ 以前川男と山男の間でもてた方が覇権を握るという掟があり、山男がやや有利だった。 どうしても覇権を握りたい川男はこの言葉を思いついた。 なんとこの言葉は広まり山男は壊滅状態になった。 川男の目論見は成功したのである。 しかし山男が壊滅状態になったからといって川男は依然もてていない。 [イカロス侍 3 | Revin 1 | ピカキー 4 | モモ 3 | 虹色の瞳 1 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計22点] [笑率35] コメント:[ ] [ 215位 ] キング・トム 付き合い始めた瞬間から語尾に「ニャン」がつく [イカロス侍 3 | Revin 1 | ピカキー 5 | モモ 2 | 虹色の瞳 1 | ヴァギマ 5 | 最後の晩餐 2 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計22点] [笑率35] コメント:[ ] [ 215位 ] スポンジ 山男が人間に恋をすると死んでしまう。 それか、たぶんやけど、火傷するんちゃう? [イカロス侍 3 | Revin 2 | ピカキー 2 | モモ 3 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 2 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 2] [計22点] [笑率35] コメント:[ ] [ 215位 ] higu 山男は夜の帝王と呼ばれるほど遊び慣れた者ばかりで、人間界の女性もきっと、もてあそばれてしまうから。 [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 3 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 2 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 2] [計22点] [笑率35] コメント:[ ] [ 215位 ] ブンブン ものすご朝早い。 [イカロス侍 2 | Revin 2 | ピカキー 1 | モモ 5 | 虹色の瞳 4 | ヴァギマ 2 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計22点] [笑率35] コメント:[ ] [ 215位 ] ヌコッティ 実は海側のスパイだから [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 1 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 1] [計22点] [笑率35] コメント:[ ] [ 215位 ] クリスタル鍵 海男よりも質が悪いから。 [イカロス侍 3 | Revin 1 | ピカキー 3 | モモ 1 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 1] [計22点] [笑率35] コメント:[ ] [ 215位 ] 藤岡隊長 とある近国の国家首席の息子、金 山男(サンナム)。 いつ強制送還されてもおかしくない彼は胸にバッジを付け、今も山に潜む [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 3 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 2] [計22点] [笑率35] コメント:[ ] [ 215位 ] ハブたろ~ 付き合って上手くいかないと山にひきこもっちゃう [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 3 | モモ 1 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 4 | 芭蕉 1 | 竹仙人 2 | マサムネ(今中) 1] [計22点] [笑率35] コメント:[ ] [ 215位 ] 伝七 山男が「惚れられるより惚れたい、マジで」って言ったから [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 2 | 虹色の瞳 4 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計22点] [笑率35] コメント:[ ] [ 215位 ] ミシシッピ山 女「山男さん!私をスキーに連れてって!!」 湾岸スキーヤー「チッ」 [イカロス侍 5 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 2 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計22点] [笑率35] コメント:[ ] [ 227位 ] ミー 二人の山男に挟まれると、ひっくり返されて白くなってしまうから。 [イカロス侍 3 | Revin 1 | ピカキー 1 | モモ 3 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 1 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 4 | マサムネ(今中) 1] [計20点] [笑率32] コメント:[ ] [ 227位 ] JOKER ジェニファーとナターシャがバックドロップと卍固めをかけ合い、伝説の女レスラー対決が始まる気がしたから [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 2 | 虹色の瞳 1 | ヴァギマ 4 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計20点] [笑率32] コメント:[ ] [ 229位 ] Tai NTTの回し者だから [イカロス侍 2 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 1 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 3 | マサムネ(今中) 1] [計19点] [笑率31] コメント:[ ] [ 229位 ] マンジウガニ ヒゲだから [イカロス侍 2 | Revin 1 | ピカキー 1 | モモ 1 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 3 | マサムネ(今中) 1] [計19点] [笑率31] コメント:[ ] [ 229位 ] けんぼ~ 海男と川男もやってきてユニットを組んでデビューしそうになる [イカロス侍 3 | Revin 1 | ピカキー 3 | モモ 1 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計19点] [笑率31] コメント:[ ] [ 229位 ] 耳鳴り豆腐館 名前が 山田 力。 [イカロス侍 3 | Revin 1 | ピカキー 1 | モモ 1 | 虹色の瞳 2 | ヴァギマ 2 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 4 | マサムネ(今中) 1] [計19点] [笑率31] コメント:[ ] [ 229位 ] 佐々木ヒデタカ 私は海女だから [イカロス侍 3 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 1 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 3 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計19点] [笑率31] コメント:[ ] [ 234位 ] ぼーくん 喋るとき語尾に「やま」をつけなくてはならない [イカロス侍 4 | Revin 1 | ピカキー 4 | モモ 1 | 虹色の瞳 1 | ヴァギマ 2 | 最後の晩餐 2 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計18点] [笑率29] コメント:[ ] [ 235位 ] 煩悩ジプシー やまびこの語尾が「でちゅ~」になってしまうからでちゅ~ [イカロス侍 1 | Revin 1 | ピカキー 3 | モモ 2 | 虹色の瞳 3 | ヴァギマ 2 | 最後の晩餐 2 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計17点] [笑率27] コメント:[ ね[ikaros] ] [ 236位 ] 猫まっしぐら 彼が好きなのはキノコの味噌汁 私が好きなのはワカメの味噌汁 でも二人ともゾウさんの方がもーっと好きです。 [イカロス侍 1 | Revin 1 | ピカキー 2 | モモ 4 | 虹色の瞳 1 | ヴァギマ 1 | 最後の晩餐 3 | 芭蕉 1 | 竹仙人 1 | マサムネ(今中) 1] [計16点] [笑率26] コメント:[ ]
https://w.atwiki.jp/nekomimi-mirror/pages/600.html
こっちをむいてよ!! ご主人様 闘争!! ホワイトデー 樹木生い茂る山の斜面をソラヤが走る。流れる汗に柔かな黒髪が頬に張り付く。 「ハッ、ハッ、ハァッ・・・」 荒い息と共に小柄な体がギクシャクと泳ぐように走る。低木樹の林なので藪が多く、 ソラヤが藪を掻き分けるたびシルクの衣装は裂け、柔らかそうな太ももに、二の腕に 小さく傷が付く。 「!? 」『ずざざざざっ!!』 藪に隠れていた木の根につまずき倒れこむソラヤ。端正な顔が落ち葉で汚れた。 のろのろと身を起こそうとするソラヤ・・・。深みのあるはずの群青色の瞳は放心しているのか 今はガラス玉のように見えた。 その時だった、背後の木々が弾けるようになぎ倒される! 『バキバキ・・・メキメキッ!!!!』『パオーン!』 林を割って現れたのはなんと『象』。このネコの国には生息していないはずの動物である。 そしてその背には象使いなのだろうか?人影があった・・・ 「どうした?鬼ごっこはもう終わりかい?ヒヒッ」 背にまたがったローブ姿の老婆が耳障りな声で叫ぶ。 ソラヤはぎくしゃくと立ち上がる。手をひねったのかぷらぷらと右手首を振っている。 そして振り返ると同時に・・・ 『・・・ザンッ!』 それはほぼモーションなしの跳躍!象の背の上の老婆へと弾丸のように、一陣の風のように 飛び掛かる。水がしぶくようにキラキラとした冷たい光の残像が右手の前方からこぼれる・・・ 『ブゥン・・・バチッ』 ソラヤの動きに全く対応できていない老婆だが、ソラヤの右手がひらめく瞬間、 羽虫の集団のような音と共に老婆の前に防御力場が形成され火花が散った。力場に触れた ソラヤの小さな手が黒焦げになり、元の場所へと弾き返された。キラキラとクリスタルの 細片が舞う。 命を狙われたことに気がついた老婆が逆上気味に叫んで言う。 「ふははははっ、この愚か者!逃げられると思ったかぁ!わしの秘密を知った奴隷の末路は これよぉっ!」 『パオーン!』。両前足を高々と上げた象は大怪我をして倒れたソラヤの上に丸太のような 足を振り下ろす! 『グシャリ!』 ・・・哀れ、悲鳴さえなく潰されるソラヤ。ありえない方向に背骨が曲がってしまい下半身は 半ば落ち葉の積もる地面にめり込む。これでは万に一つも生きてはいない・・・ 「ふん・・・上玉なのに惜しいことをしたわい・・・まあ、ヒト奴隷を誘拐しているなんて王宮の 『血塗れフローラ』の耳にちょっとでも入れば三度死んでも追いつかんからのぉ・・・ ふぉふぉふぉ・・・」 と、美しい少年がどれだけ無残で残酷な最期を迎えたのかと、暗い愉悦とともに足元を見て 愕然とする老婆。 『ぷしゅう・・・』 ソラヤが消えてなくなり、ひらひらと舞い残されたのは折り紙のいわゆる『やっこさん』 の人型・・・ フードの下の血走った細い目を見開いて老婆は呟く。 「やられた・・・やられたわい!あの手癖の悪いヒト奴隷めが・・・」 外見に似合わない機敏な動きで象から飛び降りる老婆。 『ぷしゅう・・・』 そして同時にまたがる象が大気に溶けるように消えた。そのかわりに折り紙で折られた 『象』がひらひらと残った。それには目もくれず、老婆が手を払うように振るとその 『象』はポッと炎を上げ、見る間に灰になり地面に落ちる前に燃え落ちた。 「生きては帰さんぞえ・・・あのこわっぱめが・・・」 そんな老婆の足元に影がよぎった。慌てて頭上を見れば木立の隙間からグライダーが 陸地を目指し通過していく。忌々しげに天を見上げた老婆の濁った瞳には狂気が宿っている・・・ 時は戻る・・・ シュバルツカッツェ城、東ウイング通称『姫様長屋』の『最下層』と呼ばれるフロアである。 別に地下にあるわけではなく実際は城の2階である。その正体は、幼年学校を出たばかりの ネコ姫様が住まう賃料がタダの1LDKのありふれた部屋のことだ。 普通のごく一般的な王女さまなら成人すると、ある程度の家賃と引き換えに間取りが広く 部屋の改造も利く上のフロアに引っ越していく。この大陸の文化や経済をリードしている ネコの王女として、陳情客のために応接室やら自己を鍛えるためのフィットネスルームぐらい あってもいい。さらにお金を出せばもう一段階上の高級フロアで一流ホテルもかくや、 という生活もできるがそれは限られたブルジョアの何人かのネコ姫のこと。 そして今日の話は最下層に唯一、今だ居座るネコ姫様の部屋から始まる・・・ 「ここをこうやって折って・・・ほら、ペンギンだよ」 『コクコク』ソラヤ君は少し驚いたように頷いて小さく手を叩く。ここはぼくのご主人様の 部屋のリビング。ヘタったソファの下に隣り合って座りながらぼくとソラヤ君は折り紙遊びを している。 「ほら、ソラヤくんもやってみて」 ぼくは手元の折り紙をソラヤ君に渡す。ソラヤ君はドキドキしながらぎこちない手つきで 慎重に角と角を合わせながら千代紙を折っていく。つまるたびに後から手をそえて折るのを 手伝ってあげる。この遊びに夢中なのか、後から見えるソラヤくんの白い頬がほんのり赤く 染まっている。ちょっと雑ながらぼくが作った同じ『ペンギン』の形を作り上げると 『ぱぁっ』と満足気に表情を輝かせる。とはいっても微妙な表情の変化なのであまり 他人にはわからないと思う。 ぼくはソラヤ君を褒めてあげてからもっと驚かせたくなってがんばる。 「ほら、ソラヤくん・・・今度は帆かけ船だよ。えっとね・・・ここの『帆』の部分を持って 目をつぶって見て・・・」 『ぎゅ・・・』「・・・・・・」 「ほらほら!いつの間にか舳先の部分を持ってるよ、びっくりでしょ、でしょ?」 「・・・!! 」(無表情だけどソラヤ君驚愕の瞳) 「他にもあるんだよ、えっと、新しい折り紙は・・・」 とテーブルを探せば、用意した覚えのない折り紙が置いてある。 「あれれ、こんな折り紙買ってたっけ・・・ふむふむ、『変身折り紙』・・・なんだこれ・・・」 首をひねりながら手を伸ばせば背後から声。 「ちょっと待つにゃ!それはわたしが作ったマジックアイテムにゃ!」 後から折り紙の束を取り上げながらそのネコ姫は言う。 「なにが『デショデショ』にゃあ、ソラヤ、わたしは今からコイツと大事な用事があるから とっととおいとまするにゃあ」 いきなりこの部屋の主が現れた。どうやら研究、というかこの折り紙、マジックアイテムらしいが・・・ の製作が終わったらしい・・・どうせ怪しげな代物に違いない。ぼくはご主人様に言う。 「ムッ・・・ティッシュの箱を小脇に抱えて『大事な用事』なんてのたまわないで下さい、 ご主人様・・・」 無表情なソラヤ君も心なしか不機嫌な感じ。 「そんな子供の遊びより、わたしが大人の火遊びを手ほどきしてやるにゃあ、にゃんにゃら 二人いっぺんでも・・・」 ソラヤ君にこんなやり取りを聞かれるなんて、家族のみんなでテレビを見ていたのにボタンの 操作により入れたままのエッチなDVDがいきなり再生されたような感じです・・・きっと。 ぼくはソラヤ君とご主人様の間に割って入り言う。 「ご主人様は作業室に戻っててください。ソラヤくんのような小さな子にはこのお城の爛れた 日常よりもこういう情操教育が必要なんです!! シッシッ!」 「むぅ・・・」 じゃけんにマナを追い払おうとする召使いに、ソラヤがそ知らぬフリで言う。 「お兄さま・・・ここ、どうやるの?」 「え、それはね、こうやって・・・」 テーブルにそそくさと向き直りソラヤに手を添えてやるマナの召使い。そしてソラヤはマナの 召使いの手元を覗き込むフリをしつつその肩に頬を寄せ、ふいにマナの方を見やる。二人の視線が キケンに絡み合う・・・ 『ニヤリ・・・』(フフン、このビッチが・・・という目つき) 「にゃ、にゃにゃっ・・・!」 ワナワナと震えるマナ。二枚重ねティッシュの箱がぐしゃりとつぶれる。 「ソ、ソラヤ・・・と、とっとと帰れにゃ――っ!! 」 叫ぶマナ。慌てて召使いが割ってはいる。 「どうしたんですご主人様!こんな小さな子供に向かって・・・お仕事で疲れてイライラ してるんですか?夕方までお休みになったほうが・・・」 「にゃにゃっ、ちがうにゃあ!お前はその小悪魔にだまされてるにゃあ!」 ワナワナと召使いの背後のソラヤを指差して言うマナ。うろたえる召使いだが、目をウルウルさせ、 おびえてすがり付くソラヤを見て、召使いは溜息をついて言う。 「ご主人様、もっと大人にならないと・・・こんな小さな男の子相手にヤキモチしちゃダメですよ・・・」 あんまりなことを言う召使いにマナは怒りを押さえ込むのが精一杯。しかしソラヤは自分を かばう様に前に立つマナの召使いの肩に背後から顎を『トン』と乗せて『お兄さま』に甘えて見せる・・・ 『ニヤ・・・』(計画どおり・・・) 『ぷちっ・・・』 「にゃっ、ふっ、にゃにゃっ・・・ひ、ひっ・・・久しぶりにキレちまったにゃあ・・・壁にうつった影に してやるにゃあ!爆炎招来!・・・天・・・地・・・ネ・・・」 「わあああああっ!ご主人様、こんな狭い所で物騒な物騒な呪文となえちゃダメ――っ!! 」 じたばたと揉みあう二人。ソラヤも止めるフリをしつつ、好きなお兄さまの腰にどさくさ紛れに 抱きつき更なるマナの逆鱗をかう。 そのときキッチンの時計から不意にアラームが鳴った。驚いたのか動きがピタッと一瞬だけ止まる三人。 「あっ、バイトの時間だ・・・」 「にゃにゃっ、今日はバイトじゃにゃいはずにゃあ・・・」 「えっ、あの、それは・・・臨時で・・・」 口ごもる召使いにソラヤがマナとくっ付いてるお兄さまを自分の方に引っ張り込み、小さな胸に お兄さまの腕を抱えながら得意げに言う。 「お兄さまは『ほわいとでー』とかがあるからいつもより忙しいです、マナ様には内緒で ソラヤにだけ話してくれたのですけど・・・」 ソラヤにしては長いセリフだが効果は抜群だった。 「にゃ、にゃんのことかわからにゃいけど・・・そ、そうだったにゃ、マジックアイテムマニアの所に 納品に行ってこにゃいと・・・べ、別に期待してにゃいんだから!」(棒読み) と、あたふたと後ポケットにさしていた悪趣味な模様の紙袋に折り紙をしまい、まとまりのないことを 言いつつ、そそくさとスキップしながら退散するマナ。 マナが部屋から出て行くと、『あちゃ~』という顔をして天を仰ぐマナの召使い。 『・・・・・・?』 きょとんとしてマナの召使いを見やるソラヤに、城下町へと出かける用意をしながら『ぼく』は 『ほわいとでー』について説明するのであった・・・ かくしてソラヤは繁華街の周旋屋にいた。簡単に言うと臨時アルバイトの募集を探しに来ている。 掲示板に貼ってあるメモを一つ一つ覗き込む。なかなかヒト用やヒトでもできる仕事を 見つけることはできなかった。もともと物欲のないソラヤは自室の引き出しの中にうなるほど お小遣いがあったりする。引き出しに放り込むばかりで数えたことはない・・・。でも、ソラヤが 自分のご主人様の次ぐらいに尊敬するお兄さまは言うのだ。 『せっかく贈り物するんだから自分で稼いだお金で贈り物をしたいよね、どんな安物でもね・・・ そっちの方がミルフィ様も喜ぶと思うよ・・・』 そうかもしれないとソラヤは思う。ソラヤは自分がミルフィに『ほわいとでー』の贈り物を するシーンを想像して・・・世慣れてないソラヤにその想像の結末はまったく思いつかなかったが 胸の中が甘酸っぱくなる・・・それは悪くない気持ち。 あんまり熱心に掲示板を見つめるソラヤに興味が湧いたのか周旋屋の親父がソラヤに声をかける。 「ぼうず、仕事かぁ?」 『こくこく』 頷くソラヤ。耳に羽ペンを挿したネコの親父は逞しい腕を組んで言う。 「ヒト用の仕事なんてのは、なかなかないんだよなぁ・・・ウチは風俗関係の周旋はやってないしなあ・・・」 さすがマナの召使いが紹介するだけあって健全かつ良心的な周旋屋らしい。 「ぼうず、ご主人様はいるんだろ?」 『ふるふる』 首を振るソラヤ。さっきお兄さまが・・・ 『あまりお城で働いてるって言わない方がいいよ、お城に繋ぎをつけようとするタチの悪い 商人が寄ってくるからね』などと言っていたので少々の方便を言う。 「そうか・・・野良ニンゲンか・・・苦労するなぁ・・・」 周旋屋の親父も掲示板に貼っていない時期の古い求人票の紙束を引っ張り出し、親身になって探すが ついには申し訳なさそうに首を振った・・・ 結局仕事は見つからず、溜息をついてソラヤは周旋屋から出たところをさっきから二人の話を背後で こっそり聞いていたネコの老婆がよろよろと追いかけ言う。 「よろしいかの?」 「・・・・・・」 「ワシはの、今日街にマジックアイテムの買い出しに来たんじゃが、少々買い込みすぎてしまっての・・・ この老骨一人では少々重すぎるだけで獣人の人足を雇うほどではないんじゃが・・・ワシの屋敷まで荷物を いくつか持つのを手伝ってくれないかの?」 ネコ・・・らしいが黒いフードに覆われており人相ははっきりしない。ただ、『ニッ』と笑った 口の端から黄色い八重歯が覗いている。背にはパンパンに膨らんだ背嚢。腕にも大きな箱を抱え、 手には趣味の悪い模様の紙袋を下げていた・・・ その見覚えのある紙袋に記憶をたどるソラヤだったがその記憶が繋がる前に老婆は言う。 「多くは出せないが駄賃をだしますじゃ、どうかのぉ?」 『こくこく』 ソラヤはためらいなく頷いた。そしてソラヤは大き目の箱を抱きつくように持ってよちよちと 老婆の後を追うのであった。 路面電車でしばらく南下し、そのまま『東西大街道』を横切り港に出た。そしてそのまま 自家製ボートに乗って湾内にある老婆が住む小さな無人島に上陸する。尖がった山の中腹に そのネコの老女の屋敷がポツンとあった。3時間ほどかかったが、この距離ならお城の門限に戻れそうと ほっと胸を撫で下ろすソラヤ。 小ぢんまりとした洋館にドアを軋ませ入ると指定された場所に箱を置く。慣れない筋肉を使ったので 腕が少々強張ってはいたが勤労の成果の結果なので心地よく感じる。 「ふぉふぉふぉっ・・・それではの、駄賃を用意するのでここで待っとってのぉ・・・」 老女はソラヤをリビングに案内するといそいそと廊下に消える。ソラヤを舐め回すような じっとりとした視線が不快だがなんとか我慢する。 『・・・・・・』 手持ちぶたさにリビングを見て回るソラヤ。壁に掛けてある絵も、応接セットの調度品も 派手ではあるが贋作だったり、見えないところや裏地が貧弱だったりする。飛び乗るようにソファに 座れば『ギシュリ』と嫌な音をたてて反発する。 しかし窓の外を見れば急な斜面に屋敷が建っているせいかネコの国の湾内が一望できた。 この眺望だけはなんとか合格点が出せる・・・たが窓の外に嵌っている鉄格子が珠にキズといったところか。 やがて水平線に太陽が近寄ってくるとソラヤも少々焦る。ソラヤは一旦お城に帰還しようと スッと立ち上がり、リビングのドアに手をかける・・・ 『ガチャ・・・』 閉まっていた・・・。リビングにいるにも関わらず外鍵とは・・・なにかおかしい。 「・・・・・・」 ソラヤはシャカシャカと手を振ってから壁に付いていた鉄製のフックにジャンプ。そして三角とびの 要領でそのフックを足がかりに天井へとさらに音もなく二段ジャンプ。あわや天井板に頭から衝突・・・ といったところで頭上に差し上げた手が小さく円を描くように閃く。同時にパクリと天井板が大きな 円盤状に切り抜かれた。その穴にソラヤの体が吸い込まれる。 マンホール状の穴は天井面でクルクルと回転してから音もなく元の天井面を見せて切れ目なく 元に戻った・・・。 静けさが誰もいなくなった部屋に満ちる。ちなみに鉄製のフックにぶら下がっていたのは長い鎖、 そしてその末端の手錠・・・浮く錆は血のせいか・・・ この屋敷、掃除をするものがいないのか、はたまたいい加減なのか、どこもが薄汚れているような 気がする。それがまた見た目豪華な調度をさらにニセモノ臭くチープに見せている。そんな書斎の 一室で老婆が話している。 「ふぉふぉふぉ・・・ヒト奴隷をの、買い取って欲しいんじゃよ・・・また誘拐?人聞きの悪い・・・今度は れっきとした野良ヒトじゃ、周旋屋で自分で言っておったわい・・・歳も幼いし上玉じゃし2万セパタ・・・ いや、王城の召使いクラスのヒト奴隷じゃから20万は欲しいのお・・・ふぉふぉふぉ」 部屋の中なのに黒いフードを脱ぎもせず遠話器でまくしたてている老婆。どうやら闇の奴隷商人に 連絡しているらしい。 『シャリン・・・』天井にキラッとした光が小さく反射。 同時に天井が四角くパカリと開口すると落下する天井板を小さな両手がキャッチ。天井板が天井内に 引き込まれるのと引き換えに音もなくするりと逆しまに上半身を出したのはソラヤ。眉毛の少し上で 切りそろえた前髪が重力で下に落ち、いつもと違うおでこが丸見えスタイルなのが結構新鮮な姿。 ソラヤは老婆の浅ましい姿を見てムッと眉をしかめる。氷のような表情のまま、シャカシャカと 手を振るが、すんでのところで老婆の周りを浮遊しているいくつかの小さな輝石に気がついた。 口の中で小さく呟く・・・ 『多位相浮遊障壁・・・』。 物理攻撃や魔法攻撃をほぼ完全にシャットアウトするマジックアイテムである。 ちなみにソラヤがこれを知っているのは身近な人間が使用しているせいだ。ネコの国の女王は その輝石を装身具にして王妹ふたりにつけさせており、常に二人の中間に位置している。ソラヤは 幾多の暗殺者が、その障壁力場により返り討ちにされているのを何度も目の当たりにしている。 下手に攻撃して『障壁防御』だけでなく、『カウンター』や『スタン』の追加呪文を食らうのは 実に危険であろう・・・ ちなみに女王がよく使用しているのは『スロウ』の遅延魔法である。追加呪文をかけられたのも 知らず、再び亀のような遅さで向かってくる暗殺者を王妹二人が膾切りにしていくのを笑いながら 鑑賞するのが趣味である。 ソラヤは忍者としてあっさり見切りをつけるとスルスルと天井に戻ろうとする。しかしふと書斎の テーブルの上に今日買い込み、自分が運んできた荷物が置いてあるのに気がついた。 『・・・・・・』 テーブルの上の荷物の横に悪趣味な紙袋・・・。王都の有名なアダルトショップの紙袋であったが ソラヤには別に見覚えがあった。たしか今日のお兄さまの部屋で・・・ 『にゃ、にゃんのことかわからにゃいけど・・・そ、そうだったにゃ、マジックアイテムの納品に 行ってこにゃいと・・・べ、別に期待してにゃいんだから!』 と言って、マナ姫がお尻のポケットに刺してあった紙袋にマジックアイテムを詰めた紙袋と 同じデザイン・・・ ソラヤの値段交渉に夢中の老婆の背後に気配を殺して大胆に忍び寄るソラヤ。そのまま頭を 低くしつつテーブルの上の紙袋に手を伸ばすと中をそっと探る。やはり出てきたのはマナ姫が 作ったマジックアイテム。『変身折り紙(めたふぉるくらふと)』と汚い字で書いてある以外は 普通の折り紙にしか見えない。ソラヤはそっと2,3枚を引き抜くと元通りにテーブルの上に 紙袋を置いてそのまま音もなく飛び上がる。開口部のふちに指をかけると音もなく天井の中に 消えた。そしてすばやく天井を戻すが天井板はよほど目を凝らさないと切断されたのが わからないほどその切り口は滑らかであった・・・。今の行動全てで5秒も経過しておらず、 さらにソラヤが外に脱出するまで一分もかからなかった。 『パオーン・・・』 下のほうで象の鳴き声・・・時間稼ぎは成功したらしい。ソラヤは既にこの小さな無人島の てっぺんに近い切り立った稜線の上に立っていた。おもむろにポケットから折り紙を出して 慎重に折っていく。残りはあと1枚・・・ 『ぺた、ぺた・・・』 おぼつかない手つきで完成させたのは単なる『紙飛行機』。しかし折り終えたと同時に マジックアイテムが発動、魔洸力が押し寄せる感覚。みるみる『紙飛行機』は大きくなり、 同時にその形態を変化させていく・・・ そしてなんとソラヤの目の前に現れたのはホンモノのハンググライダー。 「・・・・・・」 ソラヤは小さく頷くとグライダーを背負うように持ち上げる。このときだけソラヤの形良い 眉がしかめられる。気合を入れて足をシャンとさせると一気に崖に向かって走り出す。 『タンッ!』 ためらわずに度胸良く飛び出すソラヤ。グライダーは上昇気流をしっかり捉え、ソラヤを 空中の住人にする。足をハーネスに押し込めながらソラヤは前方を確認。薄っすらとした 夕暮れの中、灯台の明かりで方角を確認。港に下りるよりもその遥か向こうに見える黒く ぬめ光るシュバルツカッツェ城に直接帰った方が門限的にもいいだろう・・・ 悠々と空を旅するソラヤ。少し寒いが上空からの眺めはソラヤの好奇心を刺激するのは十分で ある。文明の進んだネコの国の眠ることを知らない工場の騒音、マッチ箱のような家から上がる 炊煙、気の早いネオン灯の光、城下に走る魔洸路面電車の窓からは柔かな橙色の灯火があふれて スルスルと地面を移動している。 「こんどご主人様と一緒に飛んでみたいな・・・」 うっとりと呟くソラヤだが。背後に聞こえる小さな羽ばたき音に慌てて首だけ振り返る。 「・・・!? 」 いた・・・。巨大な鶴に跨りばっさばっさとソラヤを追ってくる老婆・・・ 「クックックッ・・・わしを出し抜くとはやってくれるよ・・・じわじわ恐怖にまみれて死ね」 ソラヤは慌てて急降下して逃れようとするが風任せでなく自力飛行できる鶴に乗った老婆は 見る見る距離を詰めてくる。弄るように空中で距離を保つと何か投げつけた。 『ザク!ザク!』 「!!!」 ソラヤのハンググライダーの羽に刺さるのはなんと四方手裏剣。鈍色の手裏剣は刺さると 同時に折り紙の『手裏剣』へと姿を戻してしまうが、グライダーを裂いた大穴はしっかりと 残ったままだ。 「くっ!」 操縦が不能になりかけ、旋回しながら失速を逃れるソラヤ。しかしグライダーの大穴は 見る間に強い風圧により広がり、そして・・・ 『ぷしゅう・・・』 無情にもハンググライダーはもとの『紙飛行機』に戻ってしまった! 空中に投げ出されるソラヤ。下は幸いにもまだ海の上、湾内ではあるがこの状況で老婆の 追撃を受けることを考えれば寿命が1、2分ほど延びたと言うことぐらいにしか過ぎない。 『・・・・・・』 風圧に絹糸のような黒髪をもみくちゃにされながらソラヤはまだ冷静だった。ポケットから 最後の折り紙を手に取り考える。 『また紙飛行機を折っても追いつかれる・・・かといって鶴を折る時間もないし・・・反撃も 多位相浮遊障壁が・・・』 唇を噛むと同時に人間が最期の時に見る走馬灯のように過去のシーンが頭を駆け巡る・・・が それは一日どころか何時間前でストップされた・・・午前中にお兄さまと一緒に、たしか・・・ ソラヤの手が慌てて動き、落下しながら折り紙を折っていく。 「間に合って・・・これでっ・・・」 『ドパーン!!!!!』 ソラヤが落下したにしては巨大な水柱が湾内に撒き上がった。 巨大な水柱を避け、上空を旋回するマジックアイテムマニアの老婆。水煙が収まると そこにはへんぽんと湾内を進む木製の小さめの和船が浮かんでいた。 「折り紙を折る時間がなかったようじゃな・・・どんな風に適当に折るとあんな不細工な 船ができるんじゃか・・・?」 自分の美意識に反する物をみて鼻を鳴らす老婆。不意に良い事を思いつき邪悪に笑う。 「それならせいぜい死ぬときには美しいわしの作品で送ってやろうかのぉ」 舳先に立つソラヤに対するよう老婆は鶴を船の中央、帆柱が立っているところに着地させる。 『ぷしゅう・・・』 同時に鶴は消え、『折鶴』となって海面に落ちていく。 「・・・・・・」 睨むソラヤに老婆は言う。 「ずいぶん手間取らせたの、すっかり赤字じゃわい・・・さて、鬼ごっこももう終わりじゃ」 懐から黒色の折り紙を出す老婆。凄まじい速度で手が動いた。正方形の紙は老婆の手指の 残像と共に見る間に動物の形に折りあがる。 「見るがよい、これぞメタフォルクラフト奥義!出でよ『オンサ』っ!!」 折り紙は偽りの命を吹き込まれ、黒い毛並みのジャガーが現れた。小さく唸りながら ソラヤを見て舌舐めずりしている。まったくあの最下層のイワシ姫はロクな物を作ってくれる・・・ 「・・・・・・」 この場から逃げたいのか、じわじわと舳先へと移動していくソラヤ。しかし小さな船では すぐに下がる場所がなくなる。泳ぐには遠すぎる遥か向こうに岸が見えた。水平線に半ば没した 太陽は次に起きることを暗示させているのか、甲板の上のものを全て血の色に染め上げている。 「ふぉふぉふぉ、こんなところで逃げられるものかい・・・食い殺されるか?溺れ死ぬか? 好きな方を選べぃ・・・行けい!」 老婆がソラヤを指差すと音もなくジャガーは飛び掛る。肉食獣の生臭い息がソラヤにかかる。 その瞬間! 「いまだっ・・・」 ソラヤが舳先に飛びつく。同時に凄まじい速度で甲板が傾きだした。船が立ち上がる・・・!? 慌てて床に爪をたて踏ん張るジャガーの鼻面にソラヤは舳先にしがみつつ、空いた爪先でキック! 「ギャオン!? 」 「な、なんじゃっ!? 」 舷側に必死につかまりながら老婆は叫ぶ。手が塞がれば当然折り紙も折れない。そしてあっさりと 上からソラヤに蹴り落とされたジャガーに巻き込まれた。 『バチンッ!』 「グワオオオッ!!」 『多位相浮遊障壁』によりオンサは黒焦げになり、瞬く間に半焦げの折り紙に戻るが衝突の 質量までは吸収出来ない。無傷ながら老婆ははじき飛ばされ甲板をごろごろと転がり落ち、 海面に叩き込まれる。 「お、折り紙っ・・・ひいっ!濡れて折れないっ・・・うあっ沈・・・ゴボゴボ・・・」 水泳をするには老婆のローブは重かったらしい。ゆっくりと湾内の水底に消えていく・・・ ついに魔法使いの老婆の追跡を振り切ったソラヤ。 「ふう・・・」 舳先・・・いや、なぜかいつの間にか帆のてっぺんにしがみ付いていたソラヤは大きく息をつく。 後に残ったのは海面に漂う色とりどりの無数の千代紙だけ・・・でもすでにソラヤは今までの事より 船旅の時間のロスのほうが気になっていた・・・ その日の夜、ソラヤは初めて門限を破った・・・ シュバルツカッツェ城最上階。ミルフィ姫のリビング・・・ ミルフィは食堂に用意してあった料理を全てダストボックスに叩き込む。ソラヤに食事抜きを 命じて自分だけ食べるわけにはいかない。そのままふらふらとリビングに戻ると目を瞑り大きな ソファに身を投げるように座る、いつもは包み込むような柔かな感触も今はよそよそしい・・・ 『ソラヤがわたくしに秘密なんて・・・』 別に怒ってはいないのだ。時間を忘れて遊ぶのも歳相応の行動でソラヤにとって悪くないとさえ 思っていた。だからマナは気に食わないが、マナの召使いと遊ぶことも許している。しかし遅れた 理由を言わず口をつぐんでいることがミルフィの心を波立たせるのだ。 「ふう・・・」 ミルフィは大きな溜息とともに抱きしめたクッションから顔を上げるとなぜかあの第三十番姫が 真向かいに座っていた・・・ 「にゃふ・・・ずいぶん修羅場みたいだったからそっとお邪魔したにゃあ」 勝手にワインセラーからワインを取り出していて『ガジガジ』とコルクに歯を立て、 ぐりぐりきゅぽんと栓を抜くとラッパ飲みでぐびぐびと飲りはじめる。 「にゃふぅ・・・悪くにゃいにゃあ、何々・・・『シャトー・ルパン・・・』ふむ、ルパンもパチンコに なったりワインになったり大変にゃあ・・・」 「ちょ・・・それ、な、なっ!・・・」 先ほど前までのソラヤとのやり取りを聞かれた恥ずかしさや、マナの理不尽な登場と高価な ワインが見る間に消費されていくことに激高するミルフィ。 「あ、そうだったにゃあ・・・お前に『謝りたい』って言うから連れてきたにゃあ・・・」 「へ・・・?」 怒気を賺されれば、ドアの影にコソコソと隠れていたマナの召使いが駆け寄ってきて いきなり土下座して言う。 「す、すいません!ぼく、ソラヤ君に余計なこと言って・・・さっきまでソラヤ君が 帰ってこなかったのは実はかくかくしかじか・・・」 マナの召使いは絨毯に額を擦り付けて言う。 「・・・だから、だから、ソラヤ君のこと怒らないであげてください~っ!」 「お、怒ってませんっ!そして言うのが遅いわよっ!・・・でもそうだったの、そうだったの ・・・うふふ・・・」 いきなり笑い出すミルフィを薄気味悪く見つめるマナ。尻ポケットから持参したチーカマに かぶりつきながら横の召使いに囁く。何でもポケットに仕舞うクセがあるのだろうか? 「にゃにゃっ!ついに狂ったにゃ・・・脳にいく栄養が胸に行き過ぎたんにゃ、もう手遅れにゃあ・・・」 「いっ・・・いいから、もう出て行け―――っ!! 」 ハッと気がついたミルフィはマナを外に蹴りだす。とっておきのワインを取り上げずに追い出したのは 口には出さないがちょっとした礼の代わり・・・ 「もう、もう・・・ソラヤったら、召使いから品物を貰って喜ぶ主人なんているはず・・・」 ソファに座りながら一人ごちるミルフィ。ただ顔がにやけてしまい、ソファの上のクッションを 抱きしめて火照った顔を隠し、ワニワニと体をスイングさせる。 「もう、もう・・・」 さっきまでの鬱状態はどこへやら、そわそわとミルフィは立ちあがる。そしてこの大声で 叫びたくなるようなふつふつとした気持ちを昇華させるべく、日記にしたためようと自室へと急いだ。 廊下に出るとドアの閉まる小さな音。そして目をやれば丁度ソラヤの部屋のドアが閉まるところだった。 薄暗い廊下にソラヤの白い服の裾がはためいてドアの隙間に消えた。 「私の寝室に用があったのかしら・・・自分のお部屋で反省してなさいって言ったのに・・・」 眉をしかめるミルフィ。ソラヤには隣の寝室に自由に出入りしていい許可を与えているものの、 やはり気分は悪い。 「反抗期なのかしら・・・」 憮然として部屋に入る。 「あら・・・?」 ミルフィ自慢のビクトリア調の化粧台の上に何か置いてあった・・・。 それは折り紙で作った『鎖つづり』。いわゆる七夕で使う輪っかをいくつもつなげた代物である。 手に取るミルフィ。 糊の匂いもまだ新しく、紙の端がところどころずれた不器用な『鎖つづり』は最初と最後を つなぎ合わせた輪っかになっていて・・・メモ用紙があった・・・ 『ごしゅじんさまいつもありがとう てらやより』 「もう・・・、もうっ!自分の名前を間違えるなんて・・・明日勉強を教えてあげなくちゃ・・・」 たどたどしい文字。間違ったスペル。チープな首飾り・・・。ちょっとだけミルフィの瞬きの回数が 増えた。くさくさした気持ちはとろとろに溶け去り、じわじわと暖いものがのこった・・・ ミルフィはうやうやしくその『鎖つづり』を首にかける、破れないように慎重に縦ロールの 金髪を抜いて・・・ 「うふふ・・・」 ミルフィは何度も何度も鏡面の前でくるりくるりと回る。 金色の髪はキラキラと。 首飾りの紙はサラサラと。 その首飾りの擦れる乾いた音はどんなネックレスの貴金属の触れ合う音にも負けない。 頭がくらくらするほど回転した後でミルフィは鏡台の天板をあげる。そして螺鈿の宝石箱を開き、 大事に仕舞ってあったグリーンブラックの夜会用の大粒真珠のネックレスを宝石箱から外に出す。 代わりにソラヤの紙つづり大事そうに入れ、そっとそっと宝石箱を閉じるのであった・・・ おしまい
https://w.atwiki.jp/hnagashi/pages/17.html
2月11-12日 御池岳・藤原岳 捜索情報リンク集 御池岳・藤原岳 捜索情報リンク集 2 日付順リンク集 2月11日〜 日付順リンク集 3月18日〜 日付順リンク集 4月09日〜 日付別リンク集 3月18日〜 ◇ 2012年04月08日(日)(日帰り) 鞍掛峠ー焼尾山-河内谷遡上 (ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:kimidori (ヤマレコ) ◇ 2012年4月08日 谷行かば by カッチャン 2012年4月10日(火) (やぶこぎネット 山のフォーラム) ◇ 2012年04月08日(日) 今年 何度目の冬? 御池岳~鈴北岳 vol. 2 2012年04月10日 (気弱なウルフの山のあしあと ) ◇ 2012年04月08日(日) 今年 何度目の冬?… 御池岳~鈴北岳 vol. 1 2012年04月09日 (気弱なウルフの山のあしあと ) ◇ 2012年04月08日 御池谷左又捜索行 ― (小屋番の山日記) ◇ 2012年04月08日 御池岳周辺の携帯電波状況測定まとめ (4/8まとめ) 2012.4.11 (りゅう太の徒然日記(+鉄分少々)) ◇ 2012年04月08日 4/8 御池岳は冬に逆戻り その2 2012.4.9 (りゅう太の徒然日記(+鉄分少々)) ◇ 2012年04月08日 4/8 御池岳は冬に逆戻り その1 2012.4.9 (りゅう太の徒然日記(+鉄分少々)) ◇ 2012年04月08日【鈴鹿】鈴北岳北面を探る ネコマサノクラ・タヌクラを経て by わりばし » 2012年4月08日(日) 20 45 (やぶこぎネット 山のフォーラム) ◇ 2012年04月08日(日)(日帰り) 御池岳 白瀬峠-真の谷-御池南東支尾根-白瀬峠 (キャンプ等、その他 / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:mto033 (ヤマレコ) ◇ 2012年04月08日 藤原岳~御池岳~鞍掛峠 201 2'4/8 その2 2012/4/11(水) (更なる高嶺へ?カッキーの山登り! ) ◇ 2012年04月08日 藤原岳~御池岳~鞍掛峠 2012'04/8 その1 2012/4/10(火) (更なる高嶺へ?カッキーの山登り! ) ◇ 2012年04月08日 御池岳 青空に新雪! でももう4月だよ・・。H24.04.08 晴れ 2012/4/16(月) (晴山雨読記) 2012/04/08 先週に続き 孫太尾根から藤原岳 木和田尾根の降りる(2) 2012/4/9(月) (フラワートレッキング ) 2012/04/08 先週に続き 孫太尾根から藤原岳 木和田尾根の降りる 2012/4/8(日) (フラワートレッキング ) 2012年04月08日(日)(日帰り) 2012/4/8御池岳天狗尾根直登(御池橋→ゴロ谷→天狗尾根→天狗の鼻→ボタンブチ→伊勢尾根→御池橋 (雪山ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:westkapp (ヤマレコ) 2012年04月08日(日)(日帰り) 快晴の孫太尾根から藤原岳 頭陀が平 木和田尾根へ (雪山ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:gannchann (CL) その他メンバー3人 (ヤマレコ) 2012年04月08日(日)(日帰り) 藤原岳 フクジュソウと4月の雪 (ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:todokiti (ヤマレコ) 2012-04-08 犬返谷から冷川岳・頭陀ヶ平 (おさないG山行記録 ) 2012/04/08 フクジュソウお花見登山 2012/4/8(日) (御池池守のブログ ) 2012年04月08日 鈴鹿の山 藤原孫太尾根 大人のどろんこ遊び? 2012/4/10(火) (メタボ男爵の山日記 ) 2012年04月08日 藤原岳 1q84 その他メンバー1人 (ヤマレコ) 2012年04月08日 御池岳 suzuka (ヤマレコ) 2012年04月08日 藤原岳 wataruchan (ヤマレコ) 2012年04月08日 福寿草の咲く 藤原岳 (1,171M) に登る (風の便り) 2012年04月08日 快晴の御池岳 (四季山遊 ) 2012年04月08日 快晴の御池岳 (比良雪稜会 山行記録等 ) 2012年04月08日 藤原岳へ福寿草に会いに。 (A Luckyの小屋 里山日記 ) 2012年04月08日 ぶらり東海ロケ@藤原岳(鈴鹿) No.661 NHKスタッフ、utty、隊長、うさぎ (Photo Club(歩人倶楽部)の山歩き) 2012年04月08日 藤原岳ロケ(2012/4/8) (uttyのトレイル日記 ) 2012年04月08日 お楽しみ満載♪ 西尾根から藤原岳 (酒と涙と山と撫子 京都山岳会 ) 2012年04月08日 御池岳 (KITASUGI) (京都洛中勤労者山岳会の若手メンバーのサイト) ◇ 2012年04月07日 頭蛇ケ平南斜面捜索@藤原岳(鈴鹿)2012年4月7日 No.660 とおる、りん、いわなっち、隊長 (Photo Club(歩人倶楽部)の山歩き) ◇ 2012年04月07日 行方不明者捜索その8 4月7日(日) くもり のち 晴れ 一時 吹雪 隊長、いわなっち、tohru、RIN (RINさんのへべれけワールド2) 2012年04月07日(土)(日帰り) 残雪期の藤原岳~竜ヶ岳縦走 (積雪期ピークハント/縦走 / 霊仙・伊吹・藤原)メンバー:gucci1212 (ヤマレコ) 2012年04月07日(土)(日帰り) 藤原岳 福寿草登山 (雪山ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:yshoji2347 その他メンバー3人 (ヤマレコ) 2012年04月07日(土)(日帰り) 藤原岳【ヤマレコ友達と初めての山行】 (ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:guhikazuki , yucon (ヤマレコ) 2012年04月07日(土)(日帰り) 藤原岳・・・雪の孫太尾根~泥の大貝戸 (積雪期ピークハント/縦走 / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:B42791 その他メンバー4人 (ヤマレコ) 2012年04月07日 ~ 2012年04月08日 藤原岳(フクジュソウが迎えてくれました!) slowlife その他メンバー2人 (ヤマレコ) 2012年04月07日 ☆季節外れの吹雪、藤原岳・・2012年4月7日 (登山用品の専門店シャモニ【お店】) 2012年04月07日 藤原岳 坂本谷コースにトライするも途中棄権 (みむのいつでも夏休み日記 ) 2012年04月07日 藤原岳 オフ会バースデー登山(4月7日) (熊取のおっちゃんの徒然草 ) 2012年04月07日 福寿草~藤原岳 (アイラブ・鮎・薔薇・クレマチス) 2012年04月07日(土)(日帰り)快晴の孫太尾根から藤原岳 頭陀が平 木和田尾根へ (雪山ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原)メンバー:gannchann (CL) , mitti (食事) その他メンバー2人 (ヤマレコ) 2012年04月07日(土)(日帰り)花の百名山 藤原岳 (雪山ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原)メンバー:mieyama その他メンバー3人 (ヤマレコ) 2012年04月06日~07日 鈴鹿 藤原岳 2012/4/6(金)~7(土) (旅と日常のあいだ ) H24.04.06 藤原岳 ~久しぶりの山の会メンバーで~ 2012/04/10 (つくだに日記 ) ◇ 2012年04月05日 又~この所へ。。。 2012年4月 6日 (金) (gaku ) 2012年04月05日(木)(日帰り)藤原岳 滋賀県側からの超難コースです (積雪期ピークハント/縦走 / 霊仙・伊吹・藤原)メンバー:thinkmover (ヤマレコ) 2012年04月02日(月)(日帰り) 藤原岳(福寿草と樹氷) (ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:sisyamo (ヤマレコ) 2012年04月02日(月)(日帰り) 藤原岳(福寿草いっぱい♪)・早春の花々と展望を楽しむ (雪山ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:komaki その他メンバー2人 (ヤマレコ) 2012年04月02日 4/2日 藤原岳 木和田尾を途中まで (下):来た道を引き返す。 (気ままに野山 ) 2012年04月02日 4/2日 藤原岳 木和田尾を途中まで (中):今回の最遠点まで行き、そこから引き返す (気ままに野山 ) 2012年04月02日 4/2日 藤原岳 木和田尾を途中まで (上):やっと雪の無い道になりました。 (気ままに野山 ) ◇ 2012年04月01日(日)(日帰り) 藤原岳「捜索6」 (雪山ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:kimidori (ヤマレコ) ◇ 2012年04月01日 御池岳捜索三回目 12.04.01(SUN) (鈴鹿樹林の回廊 ) ◇ 2012年04月01日 藤原岳(鈴鹿山系) 2012年4月1日 No.659 隊長、うさぎ (Photo Club(歩人倶楽部)の山歩き) ◇ 2012年04月01日(日)(日帰り)《御池岳~真の谷~白船峠~コグルミ谷》 久々の親子登山 (ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:yucon (CL) その他メンバー1人 (ヤマレコ) 2012年04月01日(日) おやこ登山 ~久々の親子登山~ 2012-04-15 (Parkinson's alpinist yucon's climbing struggle record ) ◇ 2012年04月01日(日)(日帰り) 御池岳 木和田尾より冷川岳周辺2 (キャンプ等、その他 / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:mto033 (ヤマレコ) ◇ 2012年04月01日 週末は いつも冬景色 カタクリ峠~藤原岳 vol. 2 2012年04月04日 (気弱なウルフの山のあしあと ) ◇ 2012年04月01日 週末は いつも冬景色 カタクリ峠~藤原岳 vol. 1 2012年04月02日 (気弱なウルフの山のあしあと ) ◇ 2012年04月01日 行方不明者捜索その7 (RINさんのへべれけワールド2) ◇ 2012年04月01日 御池岳 遭難者捜索その4 犬返し谷下降 H24.04.01 曇り 2012/4/7(土) (晴山雨読記) ◇ 2012/04/01 藤原岳 2012年04月05日 (I love nature ) 2012年04月01日(日)(日帰り) 藤原岳 (雪山ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:sabu-suzu その他メンバー4人 (ヤマレコ) 2012年04月01日 藤原岳 2012/4/1(日) (この先どうなる。。。 ) 2012年04月01日 まだ降るか・・雪の藤原岳 2012年04月02日 (トドクロちゃんと山登り) 2012年04月01日 福寿草の藤原岳 (三岐鉄道 登山大会)2012/4/1(日) (鈴鹿山脈を歩く ) 2012年04月01日 藤原岳の福寿草 2012年4月1日 (三岐鉄道主催の藤原岳登山) (La・Kunnでおでかけ ) 2012年4月01日 藤原岳の福寿草に会えたよ!2012/4/1(日) (山が呼んでいる\(^o^)/ ) 2012年04月01日 御池岳─ルートファイト&雪洞訓練─ April 01, 2012 (Rockkenの山歩き帳 ) 2012年04月01日 春の花旅 (木和田尾) Toshi42 (ヤマレコ) 2012年04月01日 藤原岳 ymanohei (ヤマレコ) 2012年04月01日 藤原岳・・「福寿草は来週か・・」aoikasa その他メンバー1人 (ヤマレコ) 2012/04/01 孫太尾根から 藤原岳 木和田尾根の 福寿草をめでに 2012/4/2(月) (フラワートレッキング ) 2012年04月01日(日)(日帰り) 御池岳~素晴らしい霧氷、でも山頂でまたもやホワイトアウト、の巻 (雪山ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:utaoto その他メンバー2人 (ヤマレコ) 2012年04月01日(日)藤原岳 2012/04/01 (さぶの気ままな山旅 ) 2012年04月01日 4月1日…土倉岳から御池テーブルランド (頑張らない山歩き 岳通信 ) 2012年04月01日 土倉岳~御池岳~♪ (のんびり 楽しい 山歩き~♪ ) 2012年04月01日 土倉岳~御池岳~♪ (のんびり 楽しい 山歩き~♪ ) 2012年04月01日 土倉(はぜくら)岳登山 (山歯水明日記 ) 2012年04月01日(日) 寒さに震えるフクジュソウ 藤原岳・天狗岩 大貝戸~天狗岩~山口 (私の山と花日記 ) 2012年04月01日(日) 三度 御池岳へ(コグルミ谷から) 2012年 04月 09日 (つーさんのNatureDiary) 2012年04月01日 坂本谷20120401 (ハセヤマさん) 2012年04月01日 坂本谷へ福寿草 (ハセヤマさん) 2012年04月01日 2012年4月1日 木和田尾から坂本谷 (ハセヤマさん) 2012年04月01日 ここわ どこ? 2 (藤原岳) (富士山発♪ ひとちが凸凹ライフ2 ) 2012年04月01日 「藤原岳 1,120m」 (“山に癒されて・・・” ) 2012年04月01日 福寿草 2012 (shinoda9900の写真ブログ ) 2012年04月01日 木和田尾~天狗岳、藤原岳 (名古屋ありんこ山岳会) 2012.04.01? 藤原岳?! (楽しいことが好き ) 2012年04月01日(日)(日帰り) 藤原岳 (雪山ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原)メンバー:zizou その他メンバー4人 (ヤマレコ) ◇ 2012年03月31日(土)(日帰り) 木和田尾根と丸尾の取り付き「捜索5」 (ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:kimidori (ヤマレコ) ◇ 2012年03月30日(金)(日帰り) 鈴北岳「晴天の鞍掛道・捜索4」 (雪山ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:kimidori (ヤマレコ) ◇ 2012年03月30日 福寿草を見に藤原岳へ 2012.4.5 ( りゅう太の徒然日記(+鉄分少々)) ◇ 2012年03月30日(金) 晴れたら山へ 頭陀ヶ平~カタクリ峠 ( 手前まで ) 2012年03月30日 (気弱なウルフの山のあしあと ) ◇ 2012/03/30 藤原岳-カタクリ峠の縦走 (りゅう太) (御池岳・藤原岳 捜索情報 BBS (Res 70) 2012年03月30日 藤原岳 2012/03/30 (山・日々の戯言綴り ) ◇ 2012年03月29日(木)(日帰り) 治田峠「捜索の南限つぶし・捜索3」 (ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:kimidori (ヤマレコ) ◇ 2012年03月29日 【鈴鹿】藤原天狗岩から坂本谷右股右岸尾根へ by 通風山 2012年3月30日(金) (やぶこぎネット 山のフォーラム) 2012年03月29日 3月29日の藤原岳 2012/3/29(木) (野の花・山の花 ) 2012年03月29日 わんこと山歩き 福寿草咲く藤原岳 2012/3/30(金) (Sundaysのブログ ) 2012年03月29日 鈴鹿・藤原岳へ行ってきました。 (4)天狗岩~下山 2012/4/2(月) (たけちよクラブ ) 2012年03月29日 鈴鹿・藤原岳へ行ってきました。(3)山荘まで 2012/4/1(日) (たけちよクラブ ) 2012年03月29日 鈴鹿 藤原岳へ行ってきました。 (2)8合目まで 2012/3/31(土) (たけちよクラブ ) 2012年03月29日 鈴鹿 藤原岳へ行ってきました。 (1)プロローグ 2012/3/29(木) (たけちよクラブ ) 2012年03月29日 藤原岳とフクジュソウ 2012 2012/3/29(木) (山駆けの日記) 2012年03月29日 藤原1128峰 12年03月29日(木)快晴 2012/4/1(日) (駅からお山歩 鈴鹿編 ) 2012年03月29日? 遠足尾根から孫太尾根周回 (頑張らない山歩き 岳通信 ) 2012年03月29日 頭陀ヶ平~藤原岳 (日本300名山と鈴鹿の山 ) ◇ 2012年03月28日 丸尾P673周辺捜索 2012年03月28日(水) (歩人倶楽部日記 ) ◇ 2012年03月28日(水)(日帰り) 鈴鹿御池岳 (御池橋→ゴロ谷→ボタンブチ直登)(雪山ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:westkapp (ヤマレコ) 2012年03月28日 福寿草の藤原岳 (好日山荘【お店】) 2012年03月28日 動画あり ★福寿草咲く藤原岳・・2012年3月28日 &山SKI・野伏ヶ岳3月18日 (登山用品の専門店シャモニ【お店】) 2012年03月27日(火)(日帰り) 藤原岳 ~花レコのつもりが雪レコ (雪山ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:mets , NezmyOtoko (ヤマレコ) 2012年03月27日 藤原岳 (日本300名山と鈴鹿の山 ) 2012年03月27日 平成24年3月27日(火) 孫太尾根から⑨藤原岳 1120m 表登山道(大貝戸道)下山 (夫婦でテクテク登山 大阪枚方より発信 ) ◇ 2012-03-25 行方不明者捜索その6 3月25日(日) 曇り 時々 雪 隊長、うさぎ、じんじん、いわなっちくん、くまちゃん、RIN (RINさんのへべれけワールド2) ◇ 2012年03月25日 木和田尾根、白瀬峠周辺の捜索(鈴鹿) No.657 参加者:じんじんさん、いわなっちくん、りんちゃん、くまさん、隊長、うさぎ (Photo Club(歩人倶楽部)の山歩き) ◇ 2012年3月25日(日) 春まだ遠し 藤原岳~冷川岳 vol. 1 2012年03月26日 (気弱なウルフの山のあしあと ) ◇ 2012年3月25日(日) 春まだ遠し 藤原岳~冷川岳 vol. 2 2012年03月27日 (気弱なウルフの山のあしあと ) ◇ (日記)2012.03.25 Nさんのテン泊地は… (りゅう太の徒然日記(+鉄分少々)) ◇ 2012年03月25日(日)(日帰り) 御池岳「続・捜索」 (講習/トレーニング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:kimidori (ヤマレコ) ◇ 2012年03月25日(日)(日帰り) 御池岳 木和田尾より冷川岳周辺 (キャンプ等、その他 / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:mto033 (ヤマレコ) ◇ 2012年03月25日 御池岳 木和田尾~コグルミ谷 3/25 2012/3/28(水) (更なる高嶺へ?カッキーの山登り! ) ◇ 2012年03月25日 藤原岳 吹雪の雪中花見 H24.03.25 曇時々雪 2012/4/4(水) (晴山雨読記) 2012年03月25日(日)(日帰り) 藤原岳 天狗岩 (ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:sanzoku その他メンバー1人 (ヤマレコ) 2012/03/25 福寿草を求め藤原岳 その2 2012/3/26(月) (山賊の隠れ家 ) 2012/03/25 福寿草を求め藤原岳 2012/3/26(月) (山賊の隠れ家 ) 2012年03月25日(日)(日帰り) 藤原岳(西尾根~治田峠) (雪山ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:ups_downs (ヤマレコ) 2012年03月25日(日)(日帰り) 藤原岳付近の丸山 (ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:finetah その他メンバー5人 (ヤマレコ) 2012年03月25日(日)(日帰り) 藤原岳 (雪山ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:bearpink その他メンバー1人 (ヤマレコ) 2012年03月25日(日)(日帰り)鈴鹿 藤原岳 (雪山ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:ynit その他メンバー5人 (ヤマレコ) 2012年03月25日(日)(日帰り) 藤原岳 (雪山ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:ken4649 (ヤマレコ) 2012年3月25日(日) 藤原岳 福寿草はドコですか? 2012年03月28日 (ups and downs ) 20120325 藤原岳 2012年03月28日 (ハムのお気楽のほほん日記 ) 2012年(平成24年)03月25日(日) 山を仰ぎて・・・その日その時にできること by とっちゃん(都津茶女) » 2012年3月30日(金) (やぶこぎネット 山のフォーラム) 2012年03月25日 藤原岳 nishi24503 (ヤマレコ) 2012年02月25日? 鈴鹿 ijikemusi (ヤマレコ) 2012年03月25日 藤原岳-木和田尾 (山岳同人・ローテルプラッツ ) 2012年03月25日 極寒の藤原岳 (seigoyの日記 ) 2012年03月25日 藤原岳(2012年3月25日) (山歩き(撤退・その他)) (鉄路の山旅(山編)) 2012年03月25日 藤原岳(孫太尾根) 三重県いなべ市藤原 2012/4/2(月) (ミツルの山登り日記 ) 2012年03月25日 藤原岳(三重県鈴鹿山系) 2012年03月27日 (京都トレッキング協会 なおちゃんのぶらぶら山歩き ) 2012年03月25日 藤原岳を時計回りに一筆書き (下):大貝戸道は泥んこ道、下山後は長い平坦路歩き 2012-03-29 (気ままに野山 ) 2012年03月25日 藤原岳を時計回りに一筆書き (中):稜線に出る。雪の降る中を足を滑らせながら登る 2012-03-28 (気ままに野山 ) 2012年03月25日 藤原岳を時計回りに一筆書き (上):車のアプローチは雨、山に入って吹雪、あとは泥んこ道 2012-03-27 (気ままに野山 ) 2012年03月25日 【鈴鹿】藤原岳…雪の中に福寿草 2012/3/27(火) (山へ行きたい! ) 2012年03月25日 2012年3月の藤原岳は福寿草どころかまだまだ雪景色・・(後編) 2012/3/25(日) (Blue Sky, Blue Water ) 2012年03月25日 2012年3月の藤原岳は福寿草どころかまだまだ雪景色・・(前編) 2012/3/25(日) (Blue Sky, Blue Water ) 2012年03月25日 今年も藤原岳へ・・・福寿草に会いに行きました♪ 2012/3/25(日) (のんびり歩こう ) 2012年03月25日 藤原岳 木和田尾根コ-ス (sasayuriねっこ_2010 ) (春日井 峠の会?) ◇ 2012年03月24日 季節外れの雪が降る中を… カタクリ峠 ( 手前まで ) (気弱なウルフの山のあしあと ) ◇ 2012/03/24 捜索の帰りに 寄り道にて 藤原岳 福寿草 2012/3/27(火) ( フラワートレッキング ) 2012年03月24日 長靴登山隊が藤原岳を征服・・・福寿草を観賞 2012/3/25(日) (ねじりはちまきおじさんのブログ ) (日記) 2012年03月23日(金) Nさんの足取りを推測した捜索 (歩人倶楽部日記 ) 遭難対策委員会 (1) 遭難対策研修会 2/19 藤原岳御池岳行方不明者捜索に切り換え実施 三重岳連関係者 41 名を含め 67 名態勢で捜索を実施した (2) 藤原岳御池岳行方不明者捜索の進行状況 2/13-2/19 連日10名程度+いなべ警察署員とで捜索を実施 以後 2/25 2名、2/26 49名、2/28 4名、3/1 7名、3/3 34名、3/4 35名、 3/7 9名、3/8 8名、3/10 24名、3/11 42名、 と捜索を実施したが 3/17 現在手がかり無し、以後も土日祭日を中心に継続の方針 3/17 現在出動者延べ人数 344 名、以降 18 日(20 数名)・20 日(11 名)も捜索。 三重岳連関係者 232 名、JAC 東海支部 63 名、一般参加 49 名 (三重県山岳連盟 2011年度第12回(3月)理事会議事録 2012.3.22(水)19 00-20 20鈴鹿市文化会館より転載) ◇ 2012年03月22日(木)(日帰り) 御池岳(捜索) (キャンプ等、その他 / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:kimidori (ヤマレコ) 2012年03月22日 H24. 3. 22 (木) 晴後曇、強風 花山策に 藤原岳 ///// 鈴鹿北部 ///// (山・海・酒幸彦 つれづれの記 ) ◇ (日記) 2012.03.21 2/11の足跡 2012.3.21 (りゅう太の徒然日記(+鉄分少々)) 2012年03月21日 藤原岳 2012.3.21.その3 (自然のいとなみ ) 2012年03月21日 藤原岳 2012.3.21.その2 (自然のいとなみ ) 2012年03月21日 藤原岳 2012.3.21. (自然のいとなみ ) 2012年03月21日 藤原岳20120321 (桃太郎の山歩記 ) 2012年03月21日(水) 必見!!藤原岳 福寿草情報・・なんて (^^ゞ (ルネオバの なんだかねぇ・・) 2012/03/21 3月21日の御池岳・藤原岳方面 2012/3/21(水) (野の花・山の花 ) 2012年03月21日 藤原岳 福寿草 2012年3月25日 (山のブログ ) ◇ 2012年03月20日 藤原岳 春の使者の様子を窺いに H24.03.20 晴れ 2012/4/2(月) ((晴山雨読記) ◇ (日記) 2012/03/20 御池岳遭難を考える 2 2012/3/20(火) (晴山雨読記) ◇ 2012年03月20日 Nさんの足跡を by カッチャン 2012年3月21日(水) (やぶこぎネット 雑談コーナー) ◇ 2012年03月20日 トレーニングを兼ねて鈴鹿バリエーションコース入門? by oku (やぶこぎネット 山のフォーラム) 2012年03月20日(火)(日帰り) 藤原岳・多志田山 (雪山ハイキング / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:sabu-suzu (ヤマレコ) 2012年3月20日 鈴鹿の山 藤原岳頂上台地縦走 週間!福寿草便り?2012/3/20(火) (メタボ男爵の山日記 ) 2012年03月20日 2012 山野草・その2 - 2012.03.20 Tue (ヨレヨレ山便り II ) 2012年03月19日(月) ~ 2012年03月20日(火) 鈴北岳~御池岳~藤原岳 (積雪期ピークハント/縦走 / 霊仙・伊吹・藤原) メンバー:yasunosuke (ヤマレコ) 2012年03月20日(火) 藤原岳・多志田山・丸山 2012/03/20 (さぶの気ままな山旅 ) 2012年03月20日 御池岳・・・・テーブルランドに行ってきました。 広大です。 ② (行きたい所へ行こう ) 2012年03月20日 御池岳・・・・テーブルランドに行ってきました。 広大です。 ① (行きたい所へ行こう ) 2012年03月20日 藤原岳 2012.3.20 (やま風に吹かれて・・・ ) 2012年03月20日 藤原岳 (お山歩日記 ) 2012年03月20日 福寿草の藤原岳へ yamauchi-m その他メンバー1人 (ヤマレコ) 2012年03月20日 鈴鹿(再)--御池岳 ijikemusi (ヤマレコ) 2012年03月20日 福寿草の開花・藤原岳 2012/4/1(日) (鈴鹿山系探検記 ) 2012年03月20日 ハセヤマさんの画像 (ハセヤマさん) 2012年03月20日 藤原岳 (山ちゃんのときどきホームページ ) 2012年03月19日 ちょこっと山歩き・早春の藤原岳! (山大好きの山ちゃん ) 2012年03月19日 藤原岳 福寿草咲いていました。 (りゅうちゃんの犬日記) ◇ 2012/03/18(日) 御池岳 遭難者捜索その3 カタクリ峠周辺 H24.03.18 曇り 2012/3/31(土) (晴山雨読記) ◇ 2012年3月18日 行方不明者捜索その5 RINさんのへべれけワールド2 ◇ 2012年03月18日 コグルミ谷&かたくり峠周辺の捜索(鈴鹿)No.655 参加者:たろーさん、くまさん、りんちゃん、うっちー、隊長 (Photo Club(歩人倶楽部)の山歩き) ◇ 2012年03月18日(日) 某山で遭難しそうになるお話 2012/3/19(月) (りゅう太さん) (りゅう太の徒然日記(+鉄分少々)) ◇ 2012年03月18日(日)早く山に春が来ないかと願う 木和田尾~カタクリ峠 2012年03月18日 (気弱なウルフの山のあしあと ) ◇ 2012/03/18 プローブ(英語)=ゾンデ(ドイツ語) 2012/3/19(月) (くにやんのブログ ) ◇ 2012年03月18日 【鈴鹿】リベンジ御池岳:はるかなるテーブルランド by シュークリーム 2012年3月20日(火) (やぶこぎネット 山のフォーラム) ◇ 2012/03/18 御池岳不明者捜索4 (uttyのトレイル日記 ) 2012/03/18(日) 再び・・・藤原岳へ 2012/3/18(日) (50歳から楽しめること! ) 2012年03月18日 早春の藤原岳 2012.03 (山とカヌーの休日 ) 2012年03月18日 春よ~来い。。 ( gaku ) (動画 YouTube) 2012年03月18日 藤原岳山頂より cckoichi さん 2012年03月18日 3月18日の茨川方面 (野の花・山の花 ) 2012年03月18日(日)藤原岳、雨にもめげず花咲かす福寿草 2012/3/24(土) (スカイウォーカー気ままな山歩き ) Last Update 2012/05/18 10 28 04 最終更新日時 0000-00-00 00 00 00
https://w.atwiki.jp/ngso/pages/42.html
SS・イラスト 敵の大群はゆっくりとこちらに攻撃の矛先を向けた、もうすぐ敵からの一斉攻撃が開始されるのは間違いない。 その迫力は今までにあった数多くの戦いの中でも、抜きん出たものがある。 敵からの距離はかなりあるのに、肌に敵意がぴりぴりと伝わってくる。 さすが先日FEGメンバーを一瞬にして行動不能にした連中だ、その戦闘力はすさまじいものだろう。 しかしだからといって気圧されてなどいられない、こんなとこで死ぬつもりなんてさらさら無い。 「皆で生きて帰る」、そのためにここまでやってきたのだから。 敵の攻撃を耐え切るためには、敵の攻撃をしっかりと見極めること、そして被害を受けないために最適な行動に移すために冷静な判断力が求められる。 だから必死に勇気を振り絞って、恐れをしまいこみ、平常心をとり戻した。 そしてまっすぐ前方を見据えた。 そのかすかにおびえを残した瞳の奥には、しかし誰にもゆるがせない強い信念が垣間見られた。 絶対に生き残ってみせる、その瞳はそう物語っていた。 「そろそろ来るぞ、準備はいいな!一斉に動くぞ」 「いつでもいいですよ!」 「なんとしてでもこの1撃は耐えてみせます!」 敵の我々に対する憎悪が一気に膨れ上がった、そう思った瞬間、敵からの容赦ない攻撃が始まった。 しかしもう誰一人としておびえてなどいない、その攻撃をしっかりと目に焼き付けている。 1803.jpg 1804.jpg 「来たぞ!皆、絶対に生き延びるぞ!!」 「任せてください!」 「1、2、3、今だ!!」 「おおう!!」 1831.jpg 救出チームは一糸乱れぬ最高のチームワークを発揮し、敵からの攻撃の防御を始めた… 作戦 【地形】 攻撃の的にならないよう、稜線や丘の上などの高所をさけ、低地を移動する。 地形地理や自然条件、建築物などを盾や目くらましとして使い、防御・回避を行う 予め攻撃が来る方向を予測しておき、遮蔽になるであろう物を見つけておく。 凹凸のない場所はなるべく避ける。 【装備】 銃身への迷彩:草原、森、砂漠などの地形に応じて銃身にカモフラージュペイントを施すことで周囲の背景にとけこんで目立ちにくくなる。 迷彩によって距離感を狂わせる 発煙弾、閃光弾を発射。敵の視界を奪う。 増加装甲板:アメショーに装備される増加装甲板。アメショーはモジュールタイプの装甲を持っており、装甲は簡単に交換できる。 即応セット:弾薬や整備工具、スコップ、テントなどが詰められた箱。アメショーの背中に装備されている。 【陣形】 敵の攻撃を集中させないようにできる限り広く分散する。 四方八方にちらばることで間隔をできる限り広く取る。 分散移動することで敵の照準を絞りにくくする。 有視界内では仲間との連携をブロックサインで密に取る。 【体術】 相手が攻撃してきた際は体全体を攻撃線からはずすようにして防御する。 回避するときは常に建物の壁を背にする。 遮蔽物や塹壕、地面のへこみなどを利用して直接敵の攻撃をくらわないようにする 各員が常に情報リンクする事で、敵情報を速やかに伝達し、回避がスムーズにできる。 防御に使える物は全部使い、伏せの可能不可能に関わらず身を限りなく低くする。 敵の射戦に対して、90度に移動するようにする。 敵に対して装甲の厚い面を極力見せるようにする。 防御するため、しっかりとした足場を立ち回れるようにする 敵に接近して走り回ることで相手の視界から見えなくなり反撃を防ぐ 部隊員と死角を補い合う 相手の勢いや距離、間合いを意識する 自分にとってベストの間合いで戦うことを意識する 気を抜かず、最後までしっかり防御に集中する 即座に行動できるよう自身の姿勢を意識し、常に維持する 敵の攻撃を回避する時はただ後ろに下がるのではなく斜め前方か後方に移動して回り込みすぐに反撃できるように体勢を整える。 敵の目の動き(赤い光の動き)から回避動作を選択する 夜目の効く猫妖精・鼻の効く犬妖精に判断を仰ぎながら戦う 視界が不良でも、オペレートによって位置情報を連絡してもらうことで、統率の取れた防御動作が可能となる。 敵の挙動をつぶさに観察し、少しでも不審な動きをすればすぐに回避行動を行う 望遠ズームやセンサーを最大限駆使し敵情報を速やかに得ることで回避がスムーズにできる。 不正規機動(重心を揺らしてふらふらと移動する)で、予測射撃を防ぐ。 シールドを使って防御 シールドを斜めに傾けることで 受け流す効果も発生させる 相手の攻撃が来た場合、銃や杖、刀など手持ちの装備を使って防御する。 攻撃の軌道を見極め上段・中段・下段の防御を使い分ける。 攻撃を受けても動きが止まらないように受け流す 一度に攻撃されないように一対一を繰り返すように立ち回る 敵の爆破系攻撃時には遮蔽物の陰に伏して耐衝撃姿勢を取る 【オペレータとの連携】 オペレーターからの情報で敵の陣形が判っており、敵攻撃の弱い方向へ移動する オペレーターからの情報で敵の種別が判別しており、敵の攻撃に関する情報がある オペレーターからの情報で敵の移動ルート及び移動速度が判別しており、最適な回避・防御行動が取れる オペレーターからの誘導で、火力を展開するのに適切な配置が行われている オペレーターからの誘導と地図から、最適な移動ルートがとれている 地形情報のオペレートをうけることで、隠蔽がとれる地形が判っている 地形情報のオペレートをうけることで、安定した射撃姿勢が取れるポイントが判っている 会話をすることで緊張をほぐせる 参戦者事前RP ゆうみ@悪童同盟 「ここは通さへんで!こらえてみせたる・・・!ってあれ?西国人になったからか訛ってる!?」 嘉納@海法よけ藩国 「装甲展開、い、いやな思い出が!! トラウマを払拭させてくれ!」 応援 草ノ端@わかば@伏見藩国「苦しいでしょうけど、耐えて下さい! あなた方を待つ人は、助けに待つ人だけじゃない。あなた方を助けてくれている方々も、無事を祈っているんですから」 草ノ端@わかば@伏見藩国「しっかり立って! 弱気になったら、そこでお終いですよ!」 水沢紫遠@伏見藩国「生き残るコツは、諦めない事。何があっても、最後まで耐え抜くんだ」」(ごめんなさい、さっき藩国名付け忘れました) きみこ@FVB「耐えて耐えて!姿勢低くして!装甲もつよ、がんばって!」 水沢紫遠「助けに来たやつが倒れてどうする、みんなで生きて帰るんだ!」 でかあさ@フィーブル藩国「オペレーターの通信があれば安全な場所もわかるかも!利用して身を守って!!」 でかあさ@フィーブル藩国「必死に耐えて下さい!I=Dの装甲や遮蔽物を上手く利用して!」 でかあさ@フィーブル藩国[] 高原鋼一郎@キノウツン「I=Dの装甲で受け流すんだ!トロールの馬鹿力をまともに受け止めたら持たないぞ!」 摩目@奇眼藩国「味方の装甲を信じてがんばれ!」 豊国 ミルメーク@詩歌藩国「可能ならば真っ向から受け止めないで、なんとか受け流してダメージを軽減してください!がんばって!」 鍋@ふぁん@鍋の国「耐えて!!ここで負けたらダメ!!踏ん張りどころだー!!」 龍鍋 ユウ@鍋の国「防御でがっちりとガードだ! どんな攻撃でも防ぐ手段はきっとある!!」 からす@海法よけ藩国「その場に踏みとどまらず、巧く捌きましょう。」 ツグ@海法よけ藩国「今、ここで皆で耐え切れれば、きっとチャンスは来るから。今は防御に集中しましょう」 はやて@るしにゃん王国「護るためにそこまで行ったんだろ?しっかりやれよっ、信じてるぜ!」 亀助@海法よけ藩国「人を守りたいと思う心が最強の盾になるんです!」 サーペント@FEG「真正面からは受けるな!捌け!」 曲直瀬りま@FVB「大丈夫。いつも通りにいきましょう。相手の動きをしっかり見てればいいよ」 鍋谷いわずみ子@鍋の国「ええ、ある程度受け流すと良いです。何事もね、ファイトッ」 はっぷん@るしにゃん王国「直撃しなければどうということはないぞー」 七海@るしにゃん王国「大丈夫!自分と装甲を信じて防御を!!」 霧原涼@芥辺境藩国「ここは耐えてください!出来るだけ回避を!!」 S43@るしにゃん王国「最小限の動きでかわせ!後は装甲を信じるんだ!」 テル@るしにゃん王国「踏ん張ってください! 大丈夫きっと耐えれます!」 ちゃき@るしにゃん王国「完全に受けなくてもいいんだ!ある程度受け流せ!!」 高神喜一郎@紅葉国 : 「もう少し、耐えてください!」 常世 知行@芥辺境藩国 : 「耐えてくれ」 栗田 雷一@FVB : 「全力で回避を開始してください!」 嘉納@海法よけ藩国 : 「………やっぱりふせ!!」 関朝戸@え~藩国 : 「耐えるんだー!」 星青玉@ビギナーズ王国 : 「アメショー耐えろ!」 でかあさ@フィーブル藩国 : 「よぉーし使い慣れた機体だ。しっかりガードです!」 久堂尋軌@世界忍者国 : 「堅くさせて防ぐぞコラァ!」 プロフェッサーG@奇眼藩国 : 「老骨に鞭打ってもう少し耐えてくれよ、アメショー!」 扇りんく@世界忍者国 : 「耐えて、お願い!」 天河宵@FVB : 「逃げっ、伏せろ、当たらなければ大丈夫、避けて」 オカミチ@FVB : 「非道な攻撃に耐えてくれ」 御鷹@伏見藩国 : 「今は耐えて。回避をなるべく」 織子@ナニワアームズ商藩国 : 「がっちりガードしてください!」 田中申@akiharu国 : 「藤原さんが言ってました! 『みんな生き残ります』! 生き残ると決めたから生き残ります! 絶対です!」 小鳥遊@芥辺境藩国 : 「アメショー、子供達を助けるまでは耐えて!」 竹戸 初@たけきの藩国 : 「返り討ちにしてやる!」 む~む~@紅葉国 : 「ここはきっちり耐え抜いてください!」 GENZ@無名 : 「装甲の厚い部分を向けて耐衝撃姿勢…!」 みぽりん@神聖巫連盟 : 「守るです!頑張って!」 月代由利@世界忍者国 : 「アメショ固くないんだけどねー;; ともかく、子供とかそういうの以外で何か盾にして耐えてー!!!」 藤野俊彦@FEG : 「絶対に耐えてください!あと少しです!」 涼原秋春@akiharu国 : 「上手く攻撃を引きつけつつ、耐えてくれ!」 草ノ端@わかば@伏見藩国 : 「攻撃、来ます! 回避運動を!」 くま@鍋の国 : 「ふんばってー!まきさんがつくったアメショは結構丈夫よー!」 さちひこ@アウトウェイ : 「耐えてくれ!」 ノーマ・リー@るしにゃん王国 : 「耐えてー 耐えてーー! 引き付けてーー! みんなで生き残るために!」 平 祥子@リワマヒ国 : 「耐えてください。子ども人質にとるようなやつらにやられちゃだめです。」 神室想真@紅葉国 : 「子供達を助けるために。今はひたすら耐えてくれよ…」 刀岐乃@越前藩国 : 「身を低くして!」 S43@るしにゃん王国 : 「耐えぬけー!ここが正念場だ」 天河宵@FVB : 「頼む、耐えて、子ども達を逃がすまで、あぁ、でも当たっちゃめーですよ」 黒崎克哉@海法よけ藩国 : 「頑張って防いでくれ!」 萩野むつき@レンジャー連邦 : 「アメショ頑張れ!絶対まけちゃだけだよ、皆応援してうからね!」 結城由羅@世界忍者国 : 「世界に神がいるのなら、守ってください」 歩露@芥辺境藩国 : 「ガード固めていけー! 四足モードで遮蔽を取って!」 YOT@ゴロネコ藩国 : 「アメショーに加護を!」 琴美@になし藩国 : 「ここは耐えて、次にそなえてくださいっ」 とよのか苺@FEG : 「アメショー、頑張って耐えて!」 戸裏 永流@ヲチ藩国 : 「しっかり耐えて」 山吹弓美@え~藩国 : 「もう少し、もう少しだから! 耐え切れ、アメショー!」 支那実@よんた藩国 : 「堪えて反撃のタイミングを待ってーー」 グラジオラス@よんた藩国 : 「アメショー、耐えて!耐えて!」 よっきー@悪童同盟 : 「観測員のいない砲撃など、当たるもんじゃないよ!」 三祭ノア@愛鳴藩国 : 「ははは、子供達と、皆さんの無事を確認するまでは、倒れるわけにはいきませんよっと」 結城玲音@紅葉国 : 「耐えてください…!」 玄霧@玄霧藩国 : 「猫の歴史に残る名機だろう。コレくらいは耐え切れるさ」 高原鋼一郎@キノウツン : 「まともに喰らわないように敵の砲撃を避けてー!」 竹戸 初@たけきの藩国 : 「回避、体移動だけで!」 津軽@都築藩国 : 「あと少し!耐えてーー!」 涼原秋春@akiharu国 : 「装甲どの角度とかを利用するんだ!」 うにょ@海法よけ藩国 : 「もう少しで子供達を助けられます、それまで耐えて!」 小鳥遊@芥辺境藩国 : 「今は耐えて、子供達を助けるまでは!」 liang@ヲチ藩国 : 「もう少し耐えて、敵の注意をひきつけてくれ!」 おおとり@フィーブル藩国 : 「耐え抜いてー!がんばって!!」 更夜@るしにゃん王国 : 「ここは踏ん張りどころです。耐えてください」 神室想真@紅葉国 : 「伏せたり横を向いたり、とにかく被弾面積を下げるんだ」 amur@ビギナーズ王国 : 「装甲高い面をうまく使ってください!」 橘嶺@FEG : 「集中して!ほらきますよ!守って!」 御鷹@伏見藩国 : 「次につなげるためにも耐えて」 さちひこ@アウトウェイ : 「前面で受けるようにすれば 多少は装甲がある!」 でかあさ@フィーブル藩国 : 「ここまできたんだ、しっかりガードして、皆でかえりましょう!」 木曽池春海@奇眼藩国 : 「耐え切れぇーッ! 突入部隊に時間を! もののついでに生き残ってやる!」 刻生・F・悠也@フィーブル藩国 : 「耐えろ、おじいちゃん。アメショーは固いって有名だぜ」 K2@FEG : 「耐えろ!」 那限逢真・三影@芥辺境藩国 : 「アメショーも使って長い。防御戦術も慣れっこだな」 ホードー@ナニワアームズ商藩国 : 「子供タチヲ救ウマデ、防御デ敵ヲ引キツケテオクノデスヨ~」 萩野むつき@レンジャー連邦 : 「アメショ頑張れ!絶対まけちゃだけだよ、皆応援してるからね!」 YOT@ゴロネコ藩国 : 「アメショー伏せ!」 ガロウ@越前藩国 : 「耐えて!」 くま@鍋の国 : 「被弾場所に注意してね!出来るだけ被害が少ないように気をつけてー!」 みぽりん@神聖巫連盟 : 「あと一息ですよ。みんなで仲間を助けにいきましょう」 織子@ナニワアームズ商藩国 : 「きっと耐え切れます!頑張って!」 ユーラ@後ほねっこ男爵領 : 「相手の観測を台無しにしてやりましょう。素早く移動してください」 守上藤丸@ナニワアームズ商藩国 : 「当たらなければどうって事ありません!避けてください~~~!!」 島鍋 玖日@鍋の国 : 「もう少しがんばれ、アメショー。子供たちや友を逃がすため、今はただ敵からの攻撃に対処を」 NOIS@ジェントルラット : 「子供の為に耐えてーっ!」 結城由羅@世界忍者国 : 「ここで倒れたら、子供たちを誰が守る!耐えて耐え抜いて!」 オカミチ@FVB : 「障害物のかげにかくれて!」 須藤鑑正@詩歌藩国 : 「子供たちを逃がすまでは耐え抜くんだ!」 ジャイ@FEG : 「アメショーの装甲なら耐えれるはずです!」 阪明日見@akiharu国 : 「貴方がたの頑張りで子供達が救えるかどうか分かれます・・・頑張れー!」 志水高末@たけきの藩国 : 「頑張れ、耐えろ!」 さちひこ@アウトウェイ : 「耐えレー!」 助清@伏見藩国 : 「神武の超鋼よ!アメショーを護りたまえ!」 田中申@akiharu国 : 「バク宙、側転で回避です」 天河宵@FVB : 「一点に喰らわないように、できるならばらけさせて、もっとできれば避けてー」 さちひこ@アウトウェイ : 「たえてくれー!」 比嘉劉輝@ながみ藩国 : 「砲戦ならこちらに一日の長がある。地形を利用して伏せて下さい!」 悪童屋@悪童同盟 : 「回避行動!!」 こんこ@たけきの藩国 : 「あともうちょっとなんだ!こんなところでやられるわけにはいかないぞ!」 支那実@よんた藩国 : 「子供を盾に取るような敵に負けるわけにいかないです!」 444@akiharu国 : 「よけて! 動いて! 防いで!」 さちひこ@アウトウェイ : 「死ぬなー!」 木曽池春海@奇眼藩国 : 「遮蔽物何でも使って! カバーリングも!」 黒崎克哉@海法よけ藩国 : 「ここで頑張らないと何時頑張るんだ!耐えてくれ」 濃紺@人狼領地 : 「耐えぬけー!!ここさえ抜けたら後はどうにかなる!!」 刀岐乃@越前藩国 : 「遮蔽物をうまく使って!」 でかあさ@フィーブル藩国 : 「お約束ですが、遮蔽物とお耳の恋人、しっかり利用しちゃいましょう!」 ポレポレ@伏見藩国 : 「できれば遮蔽を!このさい民家とかでも!」 松@悪童同盟 : 「伏見藩国で見せてもらったが、アメショーは本当に名作だったよ。名作はいつまでも名作だと、俺に見せてくれ」 高神喜一郎@紅葉国 : 「子供も、FEGの冒険隊も、勇気ある女性も、自分たちの命も、すべてすべて守ってこその、救助隊です。」 とよのか苺@FEG : 「パイロットの皆さん、少しの間衝撃にたえてください!」 くま@鍋の国 : 「アメショーは変形できちゃうもんね!うまくやり過ごしてー!ファイトー!」 さちひこ@アウトウェイ : 「みんな生きて買えるんだー!」 刀岐乃@越前藩国 : 「ここが正念場!」 小鳥遊@芥辺境藩国 : 「子供達の苦しみを考えれば、これぐらい!」 草ノ端@わかば@伏見藩国 : 「フットワークの軽さが売りでしょ?! 『猫』ならっ」 雑賀有@ゴロネコ藩国 : 「なんとか耐え切ってくださいよー!」 SW-M@ビギナーズ王国 : 「子供たちのためにも耐えてー!」 刻生・F・悠也@フィーブル藩国 : 「機体は正面からの攻撃に一番強く設計されるから、受けるなら正面ね」 たまき@愛鳴藩国 : 「足回りに気をつけてー!」 よっきー@悪童同盟 : 「オペレータの弾道観測データをうまく利用して!」 キギ@無名 : 「装甲の暑い部分を向けて!耐えろー」 栗田 雷一@FVB : 「子供達のためにも、今は耐えて下さい」 琴美@になし藩国 : 「装甲の厚い部分で耐え切ってください!」 プロフェッサーG@奇眼藩国 : 「春海くん!回避、回避ー!!」 扇りんく@世界忍者国 : 「これさえ凌げば、何とかなります! がんばって!!」 青にして紺碧@海法よけ藩国 : 「たえるんじゃー!しのぐんじゃー!」 島鍋 玖日@鍋の国 : 「使えるものは利用して、自分たちと子供たちの安全を確保」 ハルキ@愛鳴藩国 : 「耐えてください~」 でかあさ@フィーブル藩国 : 「あなた達が怪我をすれば僕達も悲しいです!しっかりガードを!」 木曽池春海@奇眼藩国 : 「猫マークの機体だ! いつもの紙じゃないんだから!」 阪明日見@akiharu国 : 「装甲を信じて!」 竹戸 初@たけきの藩国 : 「子供達の盾となれ、アメショー!」 涼原秋春@akiharu国 : 「伏せ形態とかを上手く使って耐えるんだー!」 亀助@海法よけ藩国 : 「しっかりガードして!」 さちひこ@アウトウェイ : 「連携して 被弾面積をなんとかして すくなsくしてー!」 藤野俊彦@FEG : 「アメショー・・・勇敢なるパイロット達を守ってください」 田中申@akiharu国 : 「冷静に敵の攻撃を読むです」 山吹弓美@え~藩国 : 「耐えて避けて踏ん張ればこっちのもん!」 らうーる@都築藩国 : 「回避と防御を使い分けて被害を抑えましょう!」 都築つらね@都築藩国 : 「不義に鉄槌を。しかし、今は耐えてください。」 久織えにる@フィーブル藩国 : 「フォーメーション、前面への投影面積を最小に」 嘉納@海法よけ藩国 : 「伏せ、背を丸め!!」 御鷹@伏見藩国 : 「変形でも回避でもして安全を確保して」 天河宵@FVB : 「よ、そこだ、もうちょい、あぁ危ない、わわ、伏せてええ!」 フィサリス@よんた藩国 : 「装甲は厚いですよ、外道の攻撃では貫けないに決まってます」 寿々乃@たけきの藩国 : 「ここで耐えないと後々支障がでるかと!がんばって耐えてー!」 刻生・F・悠也@フィーブル藩国 : 「耐え切って、敵を慌てさせるんだ。こっちには山の盾など必要ないと」 ユーラ@後ほねっこ男爵領 : 「地形データを使って防御しやすいところに移動を」 とよのか苺@FEG : 「ダメージを最小限に!」 TAKA@たけきの藩国 : 「正念場ですよ、ここはなんとしても耐えてください」 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 : 「まともに受けるな! 被弾面は最小に!」 GT@伏見藩国 : 「あっぶないッスよ、伏せろーッ!」 小鳥遊@芥辺境藩国 : 「アメショーならいける、いくつもの戦いを経てきたんだ、これくらい耐えられる!」 よっきー@悪童同盟 : 「直撃弾さえ受けなければ、多少の破片などは跳ね返せる!」 みぽりん@神聖巫連盟 : 「今はしっかり守り、耐えるですよ。」 島鍋 玖日@鍋の国 : 「よけれるものはよけて、防ぐものはきっちり防ぐ」 木曽池春海@奇眼藩国 : 「待ってる人がいるんだ、約束したんだ! 死ねるかぁ―――ッ!!!」 でかあさ@フィーブル藩国 : 「殴られた後には殴るチャンスがあるモンです!ココは耐えて!!」 守上藤丸@ナニワアームズ商藩国 : 「兄猫さん、感覚フル動員ー!!」 ポレポレ@伏見藩国 : 「向こうの観測ずらせば、砲撃の精度は落ちるはず。ラッキーヒットは草々ないっ!」 さちひこ@アウトウェイ : 「死ぬなー」 高原鋼一郎@キノウツン : 「最後の最後まで諦めないために頑張って!」 グラジオラス@よんた藩国 : 「とにかく被弾を最小限に抑えて!」 棉鍋ミサ@鍋の国 : 「当たりそうだったら受け流して!」 瑠璃@になし藩 : 「なるべく姿勢を低くしてっ」 鍋@ふぁん@鍋の国 : 「がんばれ。負けるな!」 亀助@海法よけ藩国 : 「アメショ!耐えてー!」 三祭ノア@愛鳴藩国 : 「この目は絶対に閉じん! 簡単に直撃すると思うなよ!」 高神喜一郎@紅葉国 : 「アメショーは、汎用性の高い作品です。大丈夫、耐え切れる」 田中申@akiharu国 : 「アメショーの高速回避を見せてやるです」 くま@鍋の国 : 「落ち着いて、被害を最小限に抑えてー!がんばれー、まけるなー!」 でかあさ@フィーブル藩国 : 「みんな藩国であなた方の帰りを待ってます!無事に帰ってきて!」 島鍋 玖日@鍋の国 : 「周囲の状況や地形を利用して、被害を最小限に持っていこう」 天河宵@FVB : 「うう、じっと耐えてください、もう少しですから」 田中申@akiharu国 : 「アメショーは無敵ですよ」 草ノ端@わかば@伏見藩国 : 「前に出過ぎないように! 敵の攻撃の的になるだけですよ!」 サク@レンジャー連邦 : 「できるだけ被弾面積少なく!!」 プロフェッサーG@奇眼藩国 : 「これさえ耐えればなんとかなる!」 阪明日見@akiharu国 : 「まだまだアメショーは頑張れます」 刀岐乃@越前藩国 : 「最後まであきらめなければなんとかなる!」 田中申@akiharu国 : 「アメショーの有能さを見せつけるです! 証明するです!」 刻生・F・悠也@フィーブル藩国 : 「判るか、これが歴戦を戦い抜いたアメショーの装甲だ!」 ながみゆきと@ながみ藩国 : 「耐えて!」 オカミチ@FVB : 「ここで倒れる名機じゃないぞー!」 くま@鍋の国 : 「アメショーは強い子!ふんばってー!」 こんこ@たけきの藩国 : 「助ける人たち全部助けて、みんなで生きて帰るんよ」 涼華@海法よけ藩国 : 「少しだけ耐えてください!そして、無事みんな帰ってきてください!」 瑠璃@になし藩 : 「ここで倒れたら私たちの前とあとにいる人たちが倒れちゃう。。。アメショー踏ん張って!」 木曽池春海@奇眼藩国 : 「耐え切る! 生き抜く! ぜったいこの足で帰るんだ!」 くぅ@玄霧藩国 : 「耐え抜いて!」 栗田 雷一@FVB : 「I=Dならば、破片が来ても大丈夫なはず、頑張ってよけてください」 鉤生@フィーブル藩国 : 「なんとか凌いでください.」 amur@ビギナーズ王国 : 「姿勢制御しっかり! 気を抜かず!」 琴美@になし藩国 : 「落ち着いて、深呼吸して、ぐっと耐えてー!」 夜継景屠@玄霧藩国 : 「取り合えず伏せてーっ!」 くま@鍋の国 : 「鍋ファイ!」 扇りんく@世界忍者国 : 「みせろアメショーの底力!!」 sakaki@ナニワアームズ : 「頑張って耐え抜いて~」 御鷹@伏見藩国 : 「ここで耐えられたらいけるはず」 とよのか苺@FEG : 「こどもと、そしてできたら仲間の命のために・・・耐えてください」 天河宵@FVB : 「いい子強い子耐えられる子、信じてる、頼む、護って」 刻生・F・悠也@フィーブル藩国 : 「関節には当たらぬよう、そして物陰があれば利用して」 みぽりん@神聖巫連盟 : 「ふんばりましょう。あと一息です」 瑠璃@になし藩 : 「ネコのしなやかさを生かしてー」 liang@ヲチ藩国 : 「掩蔽物を利用して、直撃を避けろ!直撃しなければI=Dの装甲なら耐えれるはずだ」 亀助@海法よけ藩国 : 「頑張って!アメショ!」 さちひこ@アウトウェイ : 「生き抜いてー!」 草ノ端@わかば@伏見藩国 : 「踏ん張って! 次に備えるためにも、脚を保って!」 でかあさ@フィーブル藩国 : 「アメショー、ガードです!!」 くま@鍋の国 : 「我慢!我慢!落ち着いて被弾面変えてー!」 高神喜一郎@紅葉国 : 「長い間共に闘い、私たちを守ってくれた戦友です。ここで破壊される訳がない!」 む~む~@紅葉国 : 「きついだろうけど耐えて、子供たちを助けるために!」 須藤鑑正@詩歌藩国 : 「被弾面積を減らして、ダメージを最小限に!」 グラジオラス@よんた藩国 : 「とにかく防御専念でー!」 小鳥遊@芥辺境藩国 : 「投影面積を少なく! 大丈夫、耐えられますよ!」 助清@伏見藩国 : 「男の子でしょ~~~!」 南無@るしにゃん王国 : 「いけますよ、頑張りましょう」 イク@玄霧藩国 : 「にゃぁんこ ファイト!」 結城由羅@世界忍者国 : 「耐えろ!アメショー!猫の誇り」 守上藤丸@ナニワアームズ商藩国 : 「あと一息!踏ん張って!!」 ハロルド・ロット@ながみ藩国 : 「ここまでやったんだ。大団円以外ありえないだろう!? 耐えてくれ!」 へぽGS@フィーブル : 「幸い機械だ、直撃さえ避ければどうとでもなる」 でかあさ@フィーブル藩国 : 「耐え抜いて皆を守って、アメショー!」 瑠璃@になし藩 : 「爆風ぐらいならすり抜けられるよ」 刻生・F・悠也@フィーブル藩国 : 「耐えればこちらの番。今は、相手をぶちのめす為に我慢我慢」 イク@玄霧藩国 : 「猫の誇りを」 小宇宙@キノウツン藩国 : 「アメショーの限界なんてまだまだだ!その力を魅せてくれ!」 三祭ノア@愛鳴藩国 : 「まっだまだぁ! お、あの瓦礫いいな、盾にしよう。・・・・・・止まると狙い撃ちになるから動き続けますけどね!」 田中申@akiharu国 : 「にゃんにゃんのすごさを見せてください、アメショー」 琴美@になし藩国 : 「耐え切れるはずです!がんばって!」 キギ@無名 : 「子供たちのため、耐えて!」 草ノ端@わかば@伏見藩国 : 「斃れても諦めるな! アメショーくらい俊敏なら、リカバリーの早さも行けます!」 島鍋 玖日@鍋の国 : 「子供たちを助けるためにも耐える。ここが正念場だ」 木曽池春海@奇眼藩国 : 「負…ける…もんかあああああああ!!!」 刀岐乃@越前藩国 : 「アメショーは乗ったからどんな機体かわかってる。このくらいビクともしないってね!」 od@ヲチ藩国 : 「箱座りで防御!」 天河宵@FVB : 「ひょいっと、避けるんですよ、ひょいっと。あったらなきゃどうってこたーないんです」 瑠璃@になし藩 : 「あと少しだからね、アメショー」 たまき@愛鳴藩国 : 「考えるより動いて!反射で避けられます!」 御鷹@伏見藩国 : 「あと少しなんだ。がんばれ」 でかあさ@フィーブル藩国 : 「これ以上、被害が増えませんように!」 藤野俊彦@FEG : 「歩兵よりは装甲はあります!耐えてください!」 みぽりん@神聖巫連盟 : 「よく見て、避けるですよ」 よっきー@悪童同盟 : 「相手の砲撃に効果がある振りして、注意をひきつけるんだよ!」 オカミチ@FVB : 「まだまだですよ。耐えてー!」 ユーラ@後ほねっこ男爵領 : 「敵の砲撃の着弾予測とかもらって避けちゃってください!」 でかあさ@フィーブル藩国 : 「あとちょっとです。チョッとで戦闘が終わります!ココは絶えて!」 鍋嶋つづみ@鍋の国 : 「アメショーいけーーー!!まきさんがデザインした機体なんだから大丈夫!」 よんた@よんた藩国 : 「被弾面積を減らして!!」 (分量が多いためつづきはこちら)
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/535.html
インターフェイスを経由していないかたは一度ご覧ください できるだけラノのバージョンで読んでください 3 「ぬををおおおーーーッ!! ――よし、一匹は俺でなんとかなる。お前たち、あと二匹は頼ん だッ!」 クマ階堂悟郎が、満身の力を籠めた両腕で魔甲蜈蚣〈ダイア・ピード〉を押さえ込む。魔甲 蜈蚣の毒牙が悟郎の首筋に食い込んでいるようにも見えるが、ヒグマの分厚い毛皮が肉にまで 達するのを防いでくれているのだろう。 魔甲蜈蚣はおおよそ体幅が30センチ、そして節足肢の幅もほぼ同じくらい。長さは実に6 メートルにもおよぶ、実にラルヴァらしいラルヴァだった。 その毒々しい紅色の外殻は7・62ミリライフル弾を受けつけず、重火器以上の破壊力か、 心得のある異能者の、魂源力(アツィルト)をまとった攻撃によってのみ打ち砕くことができ る。といっても固さそのものが普通のムカデ並というわけではなく、魂源力の籠った日本刀で あっても、斬撃能力そのものが向上されていないと刃を通すのは至難の業だ。 これだけ巨大な中級怪物が3体も出た場合、普通なら6人だけで対処するということはない。 急ごしらえの第8分隊にとって、魔甲蜈蚣はあきらかに荷の重い相手だった。三匹中の一匹を、 悟郎がひとりで抑えてくれているだけでも相当の行幸だ。あとでクマ牧場のヒグマさんにはた っぷりとごちそうを振る舞う必要があるだろう。 魔甲蜈蚣の残り二匹は出遅れていたものの、その無数の肢でもって急斜面をガサガサと音を たてながら登ってきている。 クマ階堂と、ひときわ大きかった一匹目の魔甲蜈蚣の勝負は我慢比べに移行していた。ヒグ マのパワーを得ている悟郎が魔甲蜈蚣を押し潰すのが先か、あるいは魔甲蜈蚣の毒牙がクマ階 堂の分厚い毛皮を貫くのが先か…… 残された組み合わせは、2対5――魔甲蜈蚣に「助け合い」の精神はないとはいえ、依然厳 しい戦いとなるだろうことに変わりはない。 「米良さん、援護はたのむ! 〈降ろす〉……ヒマはないか」 綾乃へ明確な指示を出してから、明日羽がやや期待の入り交じった視線を投げかけた先には 二礼がいる。彼女は実家の祭神を喚び出す能力を持っている巫女ではあるが、降神の儀式とい うのはそんなに簡単ではない。 「〈場〉の準備からしてないっすからねえ。しかもここは蝦夷地だし……もしかしたら、物珍 しさでひょっこり出てくるかもしれないっすけど」 あまり自信のなさそうな口調で応じた二礼だったが、 「なら、やってみて。一匹はちょっと連れまわしてくるから」 といって、質が前に出た。 「へ? あの化け物をひとりで引きつけるっていうんですか?」 露骨に胡散くさそうな顔をした綾乃に対して、質はそっけなく答える。 「ひっぱるだけ。間違っても倒すのは無理だから期待しないで」 崖を登ってくる魔甲蜈蚣はもう20メートルほどにまで近寄ってきていた。右の一匹に狙い を絞り、質はポケットから銀色のものをつまみ出すと、そのまま落とす。パチンコ球だ。 パチンコ球を20メートルの高さから鉄板へ向けて落としても大した音はしないものだが、 質の手を離れた銀球は、魔甲蜈蚣の頭にあたって異様なまでに鈍い響きを発した。上へ跳ね返 らず、斜め下へ落ちていくところを見ると、衝撃はほとんど全部魔甲蜈蚣に加えられたことが うかがえる。 魔甲蜈蚣が長大な身をしならせ、多脚をせわしなく動かしてキチキチと音を鳴らした。これ がこいつなりの怒りの表現なのかもしれない。基本は巨大な虫であるから、発声器官はないの だ。 質はといえば、無表情にパチンコ球をもうひとつ落としただけ。 反り返っていた魔甲蜈蚣の、背面ほどの硬度はない、腹側にあたったパチンコ球は、今度は 跳ね返されずにめり込んだ。 耳障りな雑音をあげながら、魔甲蜈蚣が山肌に順面で着地し直す。心持ち、先ほどより地面 と胴体の間の隙間が狭くなったようにも見える。 確実に質ひとりを目がけて、大アゴを打ち鳴らしながら魔甲蜈蚣が迫ってきた。ギリギリま で引き寄せて、質が崖ぎわからジャンプすると、その身がふわりと宙に浮いた。魔甲蜈蚣は半 身を伸ばしたが、質はその頭上を飛び越えて、谷底へ緩降下していった。方向転換して、魔甲 蜈蚣がそのあとを追う。 質の声が響いた。 「倒す方法は持ってないですからね、期待しても無駄だからそのつもりで!」 「え? なに、弱いとかいっといて念動力者かなにかですかあの人? パチンコ球で怪物の装 甲ぶち抜くし!」 綾乃が素っ頓狂な声をあげたところで、三匹目の魔甲蜈蚣が崖のふちから頭を出した。牙の 先から、毒液が滴り落ちる。 明日羽は刀を構えて前に出た。 「説明はあとで。私が頭を抑えて、やつの隙をうかがう。拍手くん、私の合図で発勁を打てる か?」 「こいつにダメージ通すとなると、たっぷり30秒は練気しないと無理!」 「相変わらず役に立たないっすねえ」 右手で御幣をつけた榊の枝を、左手で鈴を振りながら、二礼が軽口をたたく。すでに楮(こ うぞ)と三椏(みつまた)で漉かれた和紙を敷き、中央に実家のご神木の枝から削り出した木 刀を置いた、簡易陣で降神の儀式をはじめていた。普通神事の間は無駄口を慎むものだが、彼 女の実家の神さまは割に鷹揚な性格らしい。 「……練り終わったあとなら、気を五秒くらいなら保持できる、たぶん」 先輩としての威厳を示すためか、敬がなんとか請け合う。明日羽はひとつうなずいて、綾乃 のほうへ首を巡らせた。綾乃もこくりとうなずいて、合図を待つ。 魔甲蜈蚣は崖を登りきり、長い長い胴体を二度ほど折り返してから、人間どもへ、感情のこ もらぬ四つの単眼を向けた。一瞬の停滞。 「いまだ!」 叫ぶと同時に、わずかに右まわりの弧を描きながら、明日羽が突撃を敢行する。 「――ッつぇいやァッ!!」 裂帛の気合とともに、綾乃が火焔弾を放り投げた。さほどの豪速球というわけではなかった が、確実に魔甲蜈蚣の頭部に命中し、派手な爆発を起こす。 狙いどおり、明日羽は視線を封じられた魔甲蜈蚣の側面にまわりこむことができた。 喚声とともに刃を振るい、節肢を二本ばかり斬り飛ばす。何百本あるのか見当もつかないほ どだが、わずかであってもダメージはダメージだ。 首を振って魔甲蜈蚣は炎を振り払ったが、 「まだまだァッ!!」 綾乃の二撃目、三撃目が、悪趣味な紅色の外殻に弾けて爆閃を散らした。 爆風で長大な身をあおられかけ、腹側をさらすのはまずいと本能で察したのか、魔甲蜈蚣は 地面を節肢でしっかりとつかむ。 体高が低くなった魔甲蜈蚣の上を取って、明日羽が刀を逆手に持ち替え、体節の隙間へ刃を 打ち降ろした。鈍い金属音が響いたが、魔甲蜈蚣の身体へ食い込むにはいたらない。 「くっ……なんて硬さだ」 背中側の外殻を貫くことはできない、明日羽はそう判断したが、ラルヴァのほうは、側面の 小娘に目もくれず、一番小うるさい相手のほうへと突き進んでいく。 もちろん狙われたほうはたまったものではない。 「ちょっ……こっちくんな!」 綾乃は迎撃の火焔を浴びせるが、当然ながらより引きつける結果となるだけで効果は振るわ ない。 テンパリかかる綾乃へ、二礼がうしろから声をかけた。 「メラ子、こっち!」 「いいか、あの紙踏む前に、二回お辞儀して、二回拍手して、もう一回お辞儀だぞ」 捕足を加えてから、敬は綾乃と魔甲蜈蚣の間に割って入った。肩幅に開いた両脚で地面を踏 みしめ、腰を落とす。 「さあこい、一発は入れてやる……って、シカトかてめぇッ!?」 立ちはだかる敬に対して、魔甲蜈蚣は面倒くさいとでもいいたげに長大な身を捻って迂回し た。それほど綾乃の火焔攻撃がうっとうしかったのか。 「俺の脇を素通りするたぁ、ふてえ根性だ。振り向かせてやるぜ……!」 全身の気を錬成して左の掌底へ集束させていく敬だったが、同じく魔甲蜈蚣から無視されて いる明日羽が声を張った。 「フルパワーで打つなら、頭部側から36個目の体節を狙って! そこがそいつの魂源力の 要のようだ。刃物は通らないが、発勁なら浸透させることができるはず」 「36個目って……これ数えろと!?」 一般的なムカデの体節が200を超えることはないが、魔甲蜈蚣の場合はあきらかにもっと 多い。しかもかなりの速度で動いている。 とっさには無理だろう。 「〈縛〉で止めるから、ちょっと待って! ほら、メラ子早く」 さすがに余裕がなくなってきたか、舞いの動作は止めないものの、二礼の言葉に常の軽い調 子はない。最後の一拝と同時になぜかすっ転びながら、綾乃が和紙の敷物に飛び込む。二畳ほ どしかない、大して広くもない空間だが―― 魔甲蜈蚣が綾乃の後を追って結界へ突っ込むと、雷鳴を凝縮したような、残響こそないがす さまじい音があがった。見えない巨大な手で頭をつかまれたかのように、魔甲蜈蚣の前進が食 い止められる。胴体部が暴れ狂い、敬と明日羽はとっさに身を伏せて躱した。 「……ちっ、経費は学園持ちだっていうから、思いっきり高いやつ持ってきたのに」 悠然とした所作を保って舞い続けてはいるが、二礼の額には玉の汗が浮かんでいた。敷物に 記されている祝詞の文字が、蒼く発光している。二礼が神楽を通じてささげている魂源力を、 片端から消費しているのだろう。中級ラルヴァは霊的にも強大なパワーを持っているらしい。 魔甲蜈蚣は、闇雲に振り回していた胴体を落ち着かせ、がっしりと数百本の肢で地面をつか んだ。拘束されていた頭部が、じりじりとだが、動きはじめる。大アゴを開いて、結界の下地 になっている敷物へと迫る。霊媒質になっているだけで、物理的にはただの和紙だ。 「結界を破る気か……!」 怪物の意図を察して、立ちあがった敬がうしろから距離を詰める。 「動きが止まった、拍手くん、チャンスだ!」 「よっしゃ、36番目だったな!」 明日羽は、異能の力で魂源力の流れを視覚的に捉えることができる。魔甲蜈蚣は魂源力を攻 撃的な能力にはあまり転化していない。ならば魂源力の中枢に打撃を与えれば、防御力が弱ま って、綾乃の火焔や敬の通常発勁で充分なダメージを与えることができるようになるはずだ。 魔甲蜈蚣が結界用紙に大アゴを触れさせようというところで、 「今日の俺の全力だ、釣りはいらねぇから持ってけやァッ!!」 敬の、文字どおりに全身全霊が籠った左の掌打が、頭側から36個目の体節にたたき込ま れる。 瞬間、魔甲蜈蚣の全節足肢が、動きを止めた。明日羽の眼は、たしかにラルヴァの魂源力と 敬の魂源力が衝突したのを捉えていた。敬の魂源力は、一般人にしては多い、という程度だが、 総量(ストック)と流量(フロー)はイコールではない。全身の魂源力ほぼすべてを瞬時に放 出し切ることのできる敬の全力発勁は、その一撃に限れば歴戦のベテラン異能者とまったく遜 色ない。 確実に魔甲蜈蚣を弱体化させた。 とはいえ、倒しやすくなっただけで、凶暴さや攻撃力が低下したわけではない。 魔甲蜈蚣の動きが変わった。肢を踏ん張って、結界に突っ込んでいた頭部を引き抜きにかか る。いまの一撃は相当に効いたらしい。 「冗談じゃねえ、食われてたまる……か」 力を出し尽くしてふらふらになった敬は、魔甲蜈蚣が結界から抜け出すのと入れ替わりに 〈縛〉がかかるのもおかまいなしで和紙の敷物へと倒れ込む。 「センパーイ、だいじょぶですかー?」 綾乃がその身を揺するが、精根尽きはて、その上、結界へ踏み込む際に礼を失したものを等 しくいましめる〈縛〉を食らった敬はまったく応答しない。 「しばらく転がしておけばある程度回復するから、それより隊長を援護してあげて。こっちは もうちょっとかかる」 榊の枝を振りながら、二礼が綾乃をうながす。狙っていた獲物がどちらも安全地帯に逃げ込 んでしまったことを察したのか、魔甲蜈蚣は明日羽のほうへと向かっていた。明日羽は退がろ うとしないが、いくら防御力が低下したといっても、いまだ鋼の強度を誇る魔甲蜈蚣の外殻を 貫くのは難しいだろう。 「結界内から撃っちゃダメですか?」 「たぶん〈縛〉がかかるから、出て」 簡易的なものとはいえ、神域内での荒事は厳禁だろう。大丈夫であれば、安全なところから 一方的に遠隔攻撃ができるので楽ですむのだが、いまもし失敗すれば明日羽の命に関わる。 「うひぃ、了解……っと、なんか身体軽いな」 「いちおう〈加護〉はかけたから、がんばれ」 二礼のエールを背に、綾乃は結界から足を踏み出した。 「っし、いくぜ化けムカデ、食らえぇぇっ!『祝福されし灼熱波〈セイクリッド・バーニング ウェイヴ〉』!!」 いま考えたばかりのかけ声とともに、綾乃の両手から炎の束が迸り出た。結界内にしばらく とどまって気力と体力が回復している上に、もらったばかりの加護が乗っている。即席でこん な芸当ができるとは、荒削りながら綾乃はかなりセンスが良いらしい。 魔甲蜈蚣の背に直撃した灼熱波は、先ほどまでの、爆発したり弾き返されておしまいだった ものとは違った。炎の渦と化して、長大な怪物を包み込む。魔甲蜈蚣が身悶えして苦しみはじ めた。 「おお、いけるんじゃね?」 我ながら会心の攻撃に、綾乃の頬がゆるむ。 しかし―― 魔甲蜈蚣は、その身を丸めると地面を転がりまわりだした。意思を持つかのようにまとわり ついていた炎も、振り払われて消えていく。 火を揉み潰し終え、再び全身を伸ばした魔甲蜈蚣は、片方の触角が焼け落ちた頭部を綾乃へ と向けた。 「結界に戻るんだ、米良さん!」 駆け寄った明日羽が、魔甲蜈蚣へと刀を突き込んだ。魂源力の隙間を狙った今回の攻撃は見 事に決まり、尖っ先が二割ほど体節の継ぎ目にめり込む。青紫の、毒々しい色をした体液が噴 き出した。 苦痛の感覚はあるのか、魔甲蜈蚣が大きく身を捻った。突き刺さってしまった刀は抜くこと ができず、明日羽は仕方なく得物を手放したが、跳び退がるのが一瞬遅れ、波打つ胴体の直撃 を受けてしまった。 吹き飛ばされる。 ぶつかってから明日羽へ攻撃を決めたことに気づいたらしく、一度地面ではねてから動かな くなった彼女へ向け、魔甲蜈蚣が動きだした。 「――先輩っ!」 後退するどころか前へ出ながら、綾乃が火焔弾を投げつけた。しかし、まだ中等部生である 彼女にフル・パワーの攻撃を連続で出せるほどの魂源力はない。さっきの「祝福されし灼熱波 〈セイクリッド・バーニングウェイヴ〉」も、結界内での休息と、もらった「加護」の賜物だ。 魔甲蜈蚣の側面で爆発が生じたが、注意を引くこともできなかった。どうやら、攻撃を受け たら単純に応戦する、という性質ではないらしい。直前にダメージを与えてきた相手を狙うの だろうか。 どうにか半身を起こした明日羽だったが、もう逃げられる距離ではなくなっていた。魔甲蜈 蚣が、大アゴを全開に広げる。 刹那。 すさまじい速度で飛来してきた二礼の木刀が、魔甲蜈蚣の頭を消し飛ばした。 木刀はそのままの勢いで、はるか山嶺の稜線目がけて飛んでいく。 振り返った明日羽と綾乃が見たのは、舞うのを終えている二礼と、相変わらず伸びたままの 敬、そして―― 雅やかな雰囲気の、羽衣をまとった天女。どうやら彼女が二礼の実家の祭神さまらしい。六 等身弱の、十歳ちょっとの少女にしか見えないのは、招請の儀式が完璧ではないからだろう。 神さまは、左手に光を束ねて象作《かたちづく》られている弓を下げていた。どうやらこれ で木刀を射ち出したようだ。 『結界の外へ攻撃する手段はこれくらいしかなくてな』 「いや、助かったっすよ。また木刀なくしちゃったのは痛いっすけど」 『まったくだ、あいつをあまり削るなよ。いちおうあれもあれで〈神〉なのだからな。従者が いなくなっては、出雲へ出向くとき恰好がつかん』 「次のはなくさないように気をつけるっす」 神さまとごく普通に会話をしている二礼の様子に、明日羽と綾乃は目をしばたたかせるばか りだったが、 『なんだその間抜け面は? こちらへこい、歩ける程度には体力を回復させてやる。だが、も う戦いは控えたがよいぞ』 神さまのほうは気安いようで、敬を足蹴にしながらふたりへ手招きする。敬がうめき声をあ げながらも、もぞもぞと動きだしたところを見ると、虐待しているのではなく回復させてあげ ているらしい。 そこへ、全身擦り切れまみれになりながらも、クマ階堂悟郎が現れた。 「いやあ、まさか中級の大物にひとりで勝てるとは思わなかったぞ」 「まじであれをひとりで倒しましたか……化け物め」 綾乃が呆然となるのも当然だろう。こちらは総力戦の挙句に、神さまの助けまで借りてよう やく勝ったというのに。 『あの奇怪な毛玉はなんだ?』 「いちおう、うちの学校の先輩っすよ。動物と融合できる能力を持ってるっす」 二礼の説明で納得したのかどうか、神さまはクマ階堂へも鷹揚に話しかけた。 『お主もこっちへこい、傷くらいは治してやろう。それと、お主蠱毒(こどく)に冒されてお るぞ。放っておくと、その羆神(カムイ)との合身を解いた途端に死ぬ』 「な、なんだって!?」 『とりあえず毒も抜いてやるから、あとで当宮へ詣るように』 「あ、はい、わかりました。お賽銭はいかほど準備していけばよろしいでしょう?」 『ふむ、話の理解が早いやつだな。あとでこいつに聞いておけ。……二礼、水増し請求して自 分の懐に収めようなどとは考えないようにな』 「いやっすねえ、金銭にはがめつくないっすよ自分」 『うん? だれと一緒だと思ってもらっては困るだと?』 「なにもいってないっす、なにも考えてないっす」 にこやかに首を振る二礼の表情が、普段より硬いのは気のせいだろうか。 ――ようやく、なにか忘れていたことを一同が思い出したのは、消耗した四人への応急処置 を済ませた神さまが去り、再出発の準備ができてからだった。 「……あ、重換先輩どこ?」 綾乃がぽつりとつぶやく。 「そういえば」 「あのムカデももう一匹残ってるはずなんだよな……」 「む、いわれてみれば足りなくなっている」 四人が崖ぎわへ行って周囲を見まわしている間に、明日羽は本営へ問い合わせてみた。こち らかテレパスを発信する手段はないので、モバイルを使うことになる。 回答まで十数秒。緊張していた明日羽の表情が、安堵へと変わった。 「――大丈夫、無事らしい。魔甲蜈蚣の反応も消えていないようだが」 「よかった。迎えにいけそうっすか?」 二礼の質問に、明日羽は少し難しい顔になった。 「北へ900メートル、結構いっちゃってるな。それに、あれがもう一匹いるとなると――」 「一度、戻ったほうがよさげじゃないかと」 綾乃の提案は現実的なものだった。神さまも、もう戦うのは避けたほうがよいといっていた ほどだ。綾乃本人に加え、全力で発勁を打った敬、降神を行った二礼も、歩く体力はあるもの の魂源力は空っぽだ。まだ元気に戦えるのはクマ悟郎くらいだろう。 明日羽自身も、傷を治してはもらえたが本調子にはほど遠い。しかも、魔甲蜈蚣の分厚い外 殻に負けて、刀は刃こぼれしてしまっていた。 「そうだな。ほかにも戻っている分隊があるようだし、二階堂先輩にはそっちのチームの元気 な隊員と合流して再出撃してもらうか」 撤収申請は受理され、ラルヴァのいないルートを教えてもらって、第8分隊はベースキャン プへ帰還することになった。 ※ 14個の分隊と12名の遊撃担当、さらにバックアップの自衛隊と政府直属の特務部隊―― これらすべての連携を保持するために、司令部はフル回転していた。 弥乃里の「位相界の眼〈Ethereal Eye〉」は、決して怪物の存在を見落とさぬ、神眼に等し い能力ではあるが、 「実際にフタを開けてみるまでなにが出たのかわからない」 というこまった特性がある。いまのところ蟲型ラルヴァ以外は出現していないようだが、蟲 型といってもその強さはピンキリだ。大々蚊〈ガガガンボ〉のようなネタレベルの雑魚もいれ ば、魔甲蜈蚣〈ダイア・ピード〉のように並の異能者では太刀打ちできないほど強力なやつも いる。 作戦開始から2時間で、すでに、14分隊のうち3分隊が継戦能力を喪失していた。下級を 16体、中級を2体倒した第8分隊は及第点といえたが、第2分隊と第14分隊は最初の遭遇 戦でリソースの大半を使い切り、遊撃隊員に救出されていた。 「戦力は等分に割り振ったはずなのよねえ。それが下策というのはわかっているけど、組織戦 じゃないし……やりにくいわあ」 各分隊と遊撃手、バックアップチーム、そしてラルヴァ反応――それらが刻一刻と投影型デ ィスプレイ上で動くのを見ながら、都治倉生徒課長はため息をついた。 通常の組織戦編成であれば、アタッカーをまとめて打撃チームが編成される。それと複数の 援護チームをセットにし、斥候の得てきた情報を元に展開、攻撃を開始――もっとも、古びて 久しいこのやりかたは、今世紀に入ってからの対テロ戦争においてはまったく役に立たなくな っているが。 相手が知性を持たない蟲型ラルヴァとなれば、もはやその動きには秩序の欠片もない。 「せめて軍隊アリレベルでいいから動きに法則があれば、罠張ってさっさと片づくんだけど」 そういいながら、都治倉はディスプレイへ目をやった。「位相界の眼〈Ethereal Eye〉」が 捉えているラルヴァ反応は547体。2時間で150は減っているが、このペースだとあと7 時間以上かかってしまう。そんなに長く戦い続けられるほど体力のある者は、異能者といえど も多くない。 「一度昼くらいで切り上げて、シフト制にして3日くらいじっくりやろうかしらねえ……」 そう、大儀げにつぶやく都治倉のかたわらへ、学園生がひとりやってきた。 涼しげな声が響く。 「私を使ってはどうですか? 50くらいなら一時間で片づけてきますが」 「あなたの仕事は本営の防衛よ。戦力になる人は出払っているのだから、きちんとポジション を守ってちょうだい」 大仰な動作で肩をすくめてみせた学園生に対し、都治倉は少し表情を緩めた。 「フォクシィア、あなたに頼んで楽をしたいとは、私も内心では思っているのよ。だけど今日 は特異技研もきてるし、自衛隊も展開してる」 「ええ、承知してます。出し惜しみということでしょう。しかし、連中は見てるだけで本当に 役に立たない。軽火器で始末できるものくらい、事前に処分しておけばいいものを」 「私の顔を立ててくれているのよ。裏を返せば学園側の指揮能力の不足を印象づけようとして いる」 フォクシィアと呼ばれた少女の表情が変わった。 都治倉は、自嘲ぎみに笑い、話を継ぐ。 「あなたは本当にこんな話にばかり興味を持つのね。——普段の好成績は末端の異能者チーム の編成と連携の妙によるもので、個々は充分に優秀なはずの急造チームをまともに運用できな いというのなら、学園上層部は分不相応な戦力を抱えているということになる。動員された学 園生の指揮権をもぎ取るには、充分な大義名分になるわね」 「それがわかっていながら、なお私を使おうとしないのはなぜでしょうか?」 「あなたが〈ジョーカー〉だからよ。ここでも〈ジョーカー〉にすがるというなら、私が普段 の仕事で学園を統括できているのも〈ジョーカー〉に頼っているからにすぎない、という証明 になるってわけ」 フォクシィアの顔に理解の色が浮かんだが、続いた科白は皮肉げな口調だった。 「あなたの〈ジョーカー〉というのは、デリンジャー軍曹ですか。上官にはしたくないが部下 にはもっといらないタイプの人間ですね。学園での彼女の、スタンドアロンな立場は適正にあ っていると思っていましたが」 「あなたNATOではOF2でしょ。もしあの娘と同じ戦場に立つことがあったら、あなたが 上官よ」 「学園での私はしがない中等部生ですよ。風紀委員長どのに逆らうなど」 そういうフォクシィアだが、実際のところまったく中等部生には見えない。168センチの 長身で、白皙の大人びた美貌。教室にいるときも口ぶりはいまとまったく同じだ。カナダから の留学生だから同い歳の日本の子より年上に見える、といっても、ここまでくるとやや無理が ある。 とはいえ彼女は本当に生まれて14年しか経っていないのだが。 「そういえば、戦術プランナーがいませんね。演算系の異能者も全員出払っていたのですか?」 フォクシィアが話題を変えた。それでも、あくまで戦術的なことだ。 「将来有望な〈策士ークオレンティンー〉ならひとり心あたりがあったのだけどね。歳之瀬(と しのせ)先生に拒否権を発動されちゃって、連れてこられなかったわ」 「拒否権? 双葉学園では一般教諭にそんな越権を与えているのですか?」 「比喩よ、冗談。でも、強く反対されたのはたしかだけどね。『雑魚の掃討戦に〈ワンオフ〉 を呼び込むつもりか』だなんてすごまれちゃ、さすがに無理を押し切れないわ」 「演算系の異能者ひとりに〈ワンオフ〉が興味を持つ? その一般教諭、偏執狂かなにかでは ないのですか。精神鑑定はしてあるのでしょうね?」 フォクシィアは、胡散くさいというレベルを通り越して、攻撃的な口調になっていた。都治 倉は、意識して穏やかな声で応じる。 「歳之瀬先生は、目をかけていた教え子が怪物に再起不能な障害を負わされて以降、戦闘に長 けていない有望な異能者を外部の目にさらすことを極端に恐れるようになっているわ。気持は わかるけれどね」 「ここに詰めている非戦闘要員は有能でないとでも? 自分が目をかけていない学園生なら、 どうなってもいいというのですかその教諭は」 僭越な物いいに、都治倉はさすがに柳眉をつりあげた。 「口が過ぎるわよ。あなたは強いからそういうことがいえる」 「あなたこそ、我々の過去をわかっていていったでしょう?」 「なら、目をかけていた者を喪った悲しみ、目を配れなかったがゆえに守りきれなかった後悔 ——わかってもいいんじゃない?」 「……浅慮でした。慎みます」 一礼し、ひとつ息をついてからフォクシィアはきびすを返した。見事な超ロングストレート の銀髪がひるがえる。 「やっぱりまだまだ子供ね」 司令室から退出するフォクシィアの背中を見送って、都治倉は教育者としての、慈しみある 笑みを浮かべるのだった。 その一方、四方山智佳は視線誘導方式のポイントカーソルを動かして、フォクシィアの行く 先をマスキングしていた。 「あんま動かんでほしいなあ。みーの異能って問答無用なんだからさ。ディスプレイ上にいき なり怪物反応が出たら大混乱になるじゃないか」 もちろん口に出してはいない。フォクシィアの正体を知らされているのは、司令部の学園生 スタッフの中では弥乃里と智佳だけだった。彼女はかなり高位のデミヒューマンラルヴァの一 種なのだ。ランクでいえば中級S−1。決して無条件で友好的な種族ではない。もちろんそう いう意味では、となりの国の同じ人間と大した違いはないというものだが。 ——と。 [まこちはだいじょうぶなの?] モニタの一隅に、テキストボックスが現れた。弥乃里からのプライベートメッセージだ。異 能力「位相界の眼〈Ethereal Eye〉」を使用している最中の弥乃里は、極度の集中を必要とし、 外界を知覚することがほぼできなくなる。つまり完全に無防備な状態になるわけで、彼女が通 常の討伐ミッションには喚ばれない最大の要因がこれだった。 智佳は、弥乃里の捉えた怪物反応の情報をコンピュータへ伝える脳発火読み取り装置にひと つデコード回路を追加して、自分の端末へ簡単な文章を送信できるように細工していた。返信 のほうは、弥乃里が周辺情報の遮断のためにつけているイヤホンの、緊急事態通知用のスピー カを通じてテキストを読みあげられるようにしてある。 いまのところ注意されたことはない。割に堂々と改造を施したので、ちょっと調べればわか るはずだ。つまり黙認されているのだろう。 各分隊へ伝達するべき情報を手早く選別してテレパス班の端末へ、あるいは直接、各分隊長 の持つ端末へ送りながら、智佳は返信メッセージを入力した。 [無事だよ。久留間先輩が迎えにいったから、たぶん15分くらいで戻ってくる] [よかった〜] ほんの短いテキストだが、弥乃里がどれだけ安堵したのか、智佳には我がことのようにわか っていた。質の異能はあきらかに戦闘向けではない。いや、ほかの、しかるべき能力を持った 者と組めば、ひょっとすると戦略級のすさまじい威力を生み出すかもしれなかったが、いまの ところは、まだ実現性はなかった。智佳自ら「情報集約〈Intelligent Node〉」の異能で調べ たのだから間違いない。可能性の示唆がなされたにとどまっている。 はやく質が帰ってきますように。この先は喚び出されることがありませんように。 その願いと裏腹に、今後学園が自分たちの異能を手放すつもりはないだろうということには、 智佳も弥乃里も薄々勘づいていた。 前へ 次へ インターフェイスページへ トップに戻る
https://w.atwiki.jp/nankinjiken/pages/29.html
佐々木到一少将私記(歩兵第三十旅団長・陸軍少将18期) ※この私記は南京戦史資料集Ⅰ(P.265~276)による。 三、敵前九十度旋回 十二月九日 三、敵前九十度旋回 ○十二月九日(昭和十二年) 未明行動を開始したが態勢を整へた時は結局夜が明けてゐた。 敵の死体が田圃に幾つでも転がつてゐる中を乾田中の徒小径を三縦隊となつて前進する。砲兵の進路が一度揚子江江岸近くまで進出した後九十度左折しなければ通過できない一本道路であつたのと、兎も角敵を一度江岸まで追撃しなくては目指す南京北側地区への進出が出来ないので、昨八日夜戦場追撃は少くも敵に脅威を与ふる程度に前方まで進出しなくてはならなかつたのである。併し僅かに二日間の力闘ではあつたが兵の体力はかなり枯渇してゐたのでこの夜間追撃は実際活溌を欠いた、そしてその夜の内に鎮江方面よりする敵の退却がおこなはれたらしく列車の運行する火光や轟〃の音が聞えたのであつた。 旋回の角頂にある東陽鎮附近にこの朝大なる火の手があがつてゐた。敵は退却する縦隊の側翼を放火に依つて我軍から阻止しやうと試みたらしい。 鎮江から退却する敵に対し無二無算に懸つて行かなかつたことの可否は別に議論の余地があるかも知れないと思ふが、我支隊の任務は速に邪魔する敵を蹴散らして南京城の背後を遮断しなくてはならないのである、従つて道草を食ふやうな行動は予としては断じて避けることに決心してゐたのである。 併しこの行動は実に無暴に近い危険性を帯びてゐた、 「閣下大丈夫ですか」 「何大丈夫さ、逃げて行く敵には振り返つてくる丈けの勇気はない。やつて来れば来た時の話さ」 副官は予に絶対の信頼を持つてゐるから此問答も実は御座なりに過ぎなかつた、併し之が図上戦術ならば甲論乙駁はあると思ふ。慎重な戦術家は少くも三乃至四分の一の兵力は残置したであらう。 前衛、右前衛、後衛を設けなければ危険を感ずる行軍部署である、従つて例の如く支隊本隊は僅かに一個大隊に足りないのであつた。 午前十一時新態勢に於て行動開始、幸にして敵は我を追尾して来なかつた。 七日から左翼大狐山に膠著してゐる歩九の一部隊に対して、我支隊に連繋して前進することを要望してあつたが、遂に前進ず、午後に至つて行動を起し我隊の後方に進出して来たのである、元来我支隊の進路は大狐山正面の敵の背後に当るのであるから此方面の敵は夙に退却してゐたことと思はれるのであるが・・・・・・ 兎も角吾等は他人を恃む必要は亳も無かつたのである。 午後二時半我前衛は東流鎮附近の敵より射撃を受けて停止、敵の警戒陣地らしい、依つて直ちに砲兵に陣地進入を命じ、前衛歩兵の攻撃前進を援助せしめた。此頃右前の高知にも点〃敵の散兵壕らしきもの及若干の敵影を認め一部を以て此敵をも砲撃せしめた。 砲弾が盛に命中する中を天空に投影する頂界線を腰を曲げて登つて行く敵を認めた、此方面に一部の我歩兵をも向けたが敵の逃げ足の方が早かつた。夕刻迄に敵の警戒陣地を奪取し、若干前進した後停止。 東流鎮に宿営。 これまで書くことを忘れてゐたが飲料水は毎日水の停滞したクリークまたは溜池の水を使用した。冬季のこととて幸に下痢患者が多発しなかつたので大いに助かつてゐる。 予は南京附近のの地勢を熟知してゐるので、我師団の作戦地域内に当る中山門(東面)太平門(東北角で北面)の攻略は多大の犠牲を払ふに非ざれば成功しないものと確信してゐた、即ち前者は跋渉不可能なる幅百米以上の水濠を湛へ、高射は深約二十米の外壕を有し壕底より城壁の頂上まで少くも五十米は有ると見られる嶮要の地である、城壁の破壊なぞ容易ではない、夫よりも寧ろ我支隊の行動方面たる紫金山以北の地域に主力を用ゐ、一路下関を望んで敵の唯一の退路に殺到するを兵要地誌的の正当なる判断なりとして其旨意見を具申したが師団長の決心は既に主力を中山門に向けるべく決して居ると云ふことで、予はその以後再び云ふことを控へてゐた。各師団がすべて南京城を目懸けて殺到してゐる時機であつたからマラソン競争的意識も或は有つたかと思はれる。 併し軍司令官朝香宮殿下も師団の主力は紫金山以北に使用するが適当なりとの意向を師団長に漏らされた由であるが既に命令起案後の故を以て御意図には従はなかつた由である。以上は師団参謀よりの内報であつて、師団命令と共に殿下の御意図として下関は敵の唯一の退路であるから有力なる一部隊を出すやうにとの旨を附け加へて此夜予に伝達されたのである。予の意見が容れられると否とは問ふ処ではない。予は三方より迫る敵に対し玉砕を期して任務に驀進すればいいのであつた。 右の師団命令に依れば予の攻撃すべき目標は太平門である、これは前述する如く直ぐ前に素敵に大きな外壕を備へ而かも玄武湖と紫金山西麓の錯雑地を前地に控へてゐる、それで敵の城外支隊を蹴散らしてこれに主力を向け得るや否やは予がしれる地形上の判断では不可能事に近い。 ふと思ひ出したことには一条の間道があつた筈である、止むなければこれに小部隊を向けて所命を果たそうと思ふ。だが以前の駐在から十年の歳月が流れ、その間に要塞設備が完成したのであるから実際に於て左様な間道は現存してゐなかつたのである。 <揚子江畔の苦闘 前に右に後ろに沸ひて みちくさ進む 野分の如く※> ※日記の最後に短歌?が印刷されてある。かすれているので間違っている可能性あり。 四、敵城外支隊との戦闘 十二月十日 四、敵城外支隊との戦闘 ○十二月十日 地形が相当複雑してゐること、部隊が分散してゐること、又敵城外支隊が必ず我支隊の外翼から懸つて来るものと判断することに依つて早朝全態勢を此目的に適する如く規正する。 午前九時前進開始、微弱なる敵は軽戦の後退却、これは師団主力方面が同時に紫金山東南麓に迫つたからである、午前十一時頃には第一線は馬円南方高地から仙鶴門北方高地へ進出することができた。 前面の高地には敵の既設陣地がある、滑稽なのは揚子江岸に向かつたトーチカの背後が見える、尤もこれは平時南京城の要塞化から見れば滑稽ではない.しかし此方面は敵も容易く捨てるわけにはいかないから相当の抵抗を受けることは覚悟せねばならない。 此日午後敵は盛に迫撃砲を以て我第一線の後方を撃つてきた、道路に沿ふ地域を五十米の射程伸縮に依つて規則正しく撃つてゐる、田圃の土砂を上げ農家の屋根をふつ飛ばし、樹木を薙ぎ仆し、壮観を極めたが、部隊は射線を避けてゐるから盲射する敵弾の壮観を見物してゐられたのであつた。併し道路に近くてその上瞬く間に百発以上撃つてきたので実は笑ひごとではない。 我第一線は敵を駆逐しつゝ夕刻迄に堯化門一帯の高地を占領することができた。 此日松井軍司令官は守城司令官に大使勧降状を送り午後一時を期して其回答を求められたが遂に答は無かつたと聞く。 深更受領せる師団命令に依れば師団は十一日を期して城壁に突入するとある、併し師団長の直轄となつてゐる歩三三は未だ紫金山の最高峰を奪取してゐないから十一日に城壁に殺到することは恐らく不可能であろう(師団長は焦ってゐるな)。後で聞くところに依ると十一日には第九師団の一部が光華門の城壁に取り付いてゐる、元来南京城の南面は近接容易な地形であつて古来の此城の争奪は常にこゝで行はれてゐるのである。雨花台の行楽地が比較的平易なる丘阜をなして居て城壁間近まで蔭蔽ができるからである。 紫金山の瞼要を抜かねばいくら焦つても城壁に取り付くことは不可能である。 此依る歩三三の第一大隊(一中隊欠)及軽装甲車第八中隊を配属されるとの通報を受けた。 南京攻略後軍参謀より聴く所に拠れば殿下は予の支隊が広大なる地域に於て必ず苦況に立部気を顧慮され、佐々木を犬死させるなとの御下命があつた由、そんな有り難いご無沙汰はその時は知らなかつたが、兎に角此際一兵でも多いことは実に嬉しかつたのである。 当時の戦況は左程困難ではなかつたが、敵は逐次我支隊の右外翼に退避するものと判断され、而かも我後方には至る処敵兵残存して師団主力との交通自在ならず、一般の大勢としては予の支隊が孤立無援に陥つてゐるのが分かるわけであつた。事実孤立無援にして三方の敵を受持つてゐるのである。 十二日の夜遙かに満州から来て呉れた元の部下が師団司令部に到着して我支隊の所在を尋ねたとき「死ぬ気なら行け」と云はれた由である。 殷に予は一兵も増援を請ふたことはない。与へられた兵力を以て必ず敵の退路を遮断して見せるとの確信に満ちてゐたのである。 仙鶴門鎮附近の部落に宿営。終夜迫撃砲弾の見舞いを受けたが弾道を外れてゐるので平気だつた。 十二月十一日 ○十二月十一日 銀孔山東西の陣地に拠る敵に対し攻撃開始。九時増加部隊到着。 是より先師団主力の攻撃に強力せしむる目的を以て一部を紫金山北嶺を経て和平門方向に派遣したが、此方面に潜入すべき敵陣地の間隙は無かつた。 午前十一時銀孔残東西の敵陣地を奪取す、この敵は実に頑強に抵抗した、砲兵をして集中攻撃を行はしめた為敵の塹壕は死屍を以て破はれてゐた、而かも我歩兵が斜面を痙攀登して突撃した時にさへ陣地を死守して退かぬ敵兵がゐた。 此日午後我支隊への協力の為十加二中隊及十五加一中隊来る。 銀孔残を撤退した敵は太平山方向に退却、ここにも既設陣地があつて新たな敵が抵抗する、加ふるに鳥竜山砲台の重砲が右側背から、岔路口の敵野砲が左前から撃つてくる、併し我も亦重砲三中隊と野砲一大隊を以て之を制圧しつゝ我歩兵は夕刻に至つて太平山の陣地を攻略することができたのである。 然るに夕刻に至つて新たな敵が我支隊の右翼前方に当る万家置きに現はれて工事を開始したのであるが、固より敵としてはさもあるべきことであつて収支外翼から我支隊の前進を妨害するのが城外支隊の執るべき行動である。 戦術を学んだもので無くては以上に述ぶる所の一般情況が果たして如何なる情態を呈し、指揮官以下の心境が如何にあるかを適確に知ることは困難であらう。これは今最平易に述べるならば我支隊は目下敵の十字砲火と迫撃砲弾の下に暴露しつゝ高地の既設陣地に拠つて頑強に抵抗する敵を白昼力攻しつゝあるのであつて、而かも絶へず我右翼方面に有力なる敵が存在して妨害を続け、右翼背には是又敵が出没して後方部隊を脅威し或は師団主力との交通を遮断せんとしつゝあるのである。斯る環境に在つて尚且つ毅然として達成すべき任務に驀進し得たる所以は信念の力であることは勿論ではあるが、戦場が予の熟地であつたことも与つて功あるものと信ずる、而して白昼二回迄も既設陣地を攻略し得たことは重砲の猛撃が協力して呉れた結果であることは疑はないのであつた。 此日師団の攻撃は進捗せずとの通報があつた、察する所歩三三はまだ紫金山第一峯を抜くに至らず、又歩十九師団はその山腹から南方丘阜地にかけて展開し中山門正面の堅固なる陣地に向かつて攻めあぐんでゐるのであらう。 これも入城後に聞いた話であるが、この日歩九が歩三三の左後方に当る紫金山の中腹の一陣地を取つたのが早速大きく扱はれ、京都の新聞記者に依つて○○聯隊が十一日紫金山を奪取したと打電した由であるが、後日その新聞を見た予の部下の将兵或者は火のやうになつて憤慨してゐた。実際六十余名の新聞記者が全部交通便利な正面の本道に蝟集し自分自身の一番乗りの記事を電波に乗せるべく気負つてゐるのであるから、軍隊は相当に迷惑するのである。今日の戦争に一番乗りは問題ではない、寧ろ縁の下の力持ちとなつて他部隊のために犠牲になるものの働きが貴いのである。 西碼村に宿営。此日も終夜火光目当てに迫撃砲を撃つて来たが殆ど損害は受けなかつた。 行李の特務兵なんかでも流弾がヒューヒュー来る所にゐて平気で炊爨もし用便もしてゐる、要するに戦度胸ができたのである。 五、主陣地の攻略 十二月十二日 ○十二月十二日 終夜咳が甚しくて唾つては醒めして安眠が取れず、一個月来の作戦に疲労したからだにはかなりこたへた。早朝起きて見たが頭が割れるばかりに痛みどうにもならず、重大時期にと考へて見ても重い頭はやはり重い。 「副官、困つたな。これでは何も考へられん」 「お休みください、ご計画通り吾々でやりますから」 「うむ」 藁の中に寝転んで見たが激しい銃砲声を聞いては寝ては居れない 午前十時頃に至り遂に意を決して飛出し銀孔山に指揮所を進めた。塹壕やその後方の斜面は実に夥しい敵の死体である。 部隊は昨夜命じた部署に就いて曹長から敵の主陣地帯を攻撃してゐる、今日中に之を攻略しなければ敵の退路を遮断することができない。そう考へるから病気なんかの為寝てはゐられなかつたのである。 見ると前面近くの高地に三八長が突ッ立つて督戦してゐる、(やつて居るな)併し予は直ぐさま電話を以て「軽挙はするな」と云つてやつたのである。指揮官の勇敢なる態度は必要であるが、高い姿勢は敵弾を吸収する、そして損害を受けるものは周囲にゐる者である。だがこゝにも高い姿勢が敵陣地を注視してゐ敵の小縦断が盛んにやつてくる。 鳥竜山砲台から又撃つてくる、高地の稜線後にゐても砲台からは丸見えである。又この砲台の高射砲は最後迄我軍の飛行機を射撃してゐた、三門斉発の射弾が丁度吾々の頭上に炸裂するのを凄〃見た。 我十加が一万米の射距離で制圧射撃を始めた。観測所が現在同じ所に在るので砲撃の結果を刻〃知ることができる。命中弾を得たと云つてゐた。 紫金山北麗の敵野砲も亦盛に撃つてきた。 第一線歩兵の攻撃は幸に著〃進捗、遺棄死体等に依つて判断するに我支隊当面の敵は第七十八帥と四十八帥の一部であるらしい、数倍の敵を刻〃圧迫しつゝあるのであるから痛快である。 正午頃我右翼前方に在つた敵を撃退し得たのでこゝに再び左旋回を行ひ南京城北側地区に進出することに決した。一時頃堯化門(地名)附近の雑樹林に於て転身に関する命令を下した後行動に就く、然るに該地を去つて五分間も経たぬうちに敵の迫撃砲弾が予を立つてゐた土饅頭に命中、それをふッ飛ばした。 紫金山北麗を前進して是より先敵既設陣地の攻撃を開始した歩三三の第一大隊は多数の死傷者を生じつゝも敵を圧迫してゐるので、これを拠点として我支隊主力は左旋回を為さねばならぬ、然るにその進路は砲兵の前進に適せずとの砲兵斥候の報告であり砲兵大隊長も不可能であるとの意見なる故砲兵を堯化門に残し歩兵のみを以て前進することに決した。 本道から畑の中の間道に入つて間もなく忽ち石橋の落とされてゐるのに会ひ、工兵小隊に依つて修理を加へる間、兎も角歩兵の各部隊殊に山砲は苦辛しつゝ畑の中に進入する。 此時師団長の多大なる好意に依つて清酒が一樽送り届けられた。畑の中で鏡を打ち抜いて勝手に飲ませた、予自身初め志気大いに振い敵を呑むの慨がある。 午後三時頃紫金山北麗岔路口附近の敵撤退す、戦は勝ったとの感がする、しかし正面の敵はまだ頑張つてなかなか撃退することはできない。 夕刻興街村着、紫金山の裾の寒村。一小隊を直ぐ左の高地に上げて左翼を警戒、前面からは小銃弾がプスプスやつてくる。 此日砲兵の連絡将校に対して云つた言葉、 「南京攻略の最後の日晴の戦場で地形困難の為めに砲兵が此戦闘に参加出来なかつたことを聯隊歴史に書くことは厭ではないのか、併し吾々は歩兵丈けで戦闘することをなんとも思つてないのだから砲兵は後方の警備に当たつて呉れ」 これがきけたらしい、夜に入つて連絡将校帰来し、砲兵大隊長の報告を云へる、 「来るなと云はれるので一時停止することにしたが飽くまで附いて行くことに決心しました、就ては歩兵及工兵の援助が頂き度い」 「宜しい、後衛から歩兵一中隊と工兵小隊を配属しやう」 無理な要求も武士の情けだつた。 第三第九第十一師団の集成騎兵団が戦場に到着した、依つてこれに戦闘正面を割愛する旨連絡将校をして伝へしめたが出ない、最後まで我支隊の後方衛生隊繃帯所の位置に在つて而かもその夜痛い目を見たのである、これは後に述べる。 夜に入つて重迫撃砲隊追及す、道路不良のため多大の困難を嗜めたことは聯隊砲と同じであるが此気魄が無くては戦はできない。 此日深更師団命令と共に受けた通報に拠れば 一、鳥竜山砲台攻略の為十三師団の歩兵一聯隊が鎮江より前進中 二、第十六師団の右翼隊(歩三三)は十二日午後突撃三回の後紫金山第一峯を占領し続いて天文台に向かひ攻撃中 三、同右、左翼隊(歩十九旅)は孝陵街西方高地を占領 四、第九、第六師団は城の東南面及南面に対し肉迫攻撃中 五、第五師団の国崎支隊は蕪湖にて揚子江を渡河し浦口に向かひ前進中 以上、之を要するに南京の落城は目睫の間に迫つてゐるものと判断されるのであつた。 ※「三門斉発の射弾が丁度吾々の頭上に炸裂するのを凄〃見た」とあるが、「凄」は「シカバネへんに再と田を足した文字の下に女のある」字だったが、どの漢字か判らなかったので「凄」と表記した。 六、退路遮断 十二月十三日 ○十二月十三日 十二日の夜は至る処に激烈なる銃声を聞き、後半夜には砲声さへも聞えた、併し一般の情勢から判断すれば落城は刻一刻近づきつつあるので、予備隊の直ぐ左に在る高地に敵が出てくれば忽ち苦境に陥らなければならず、而かもこゝに僅か一中隊の兵力を割くことができるばかりの手薄だつたに拘らず極めて安易な気持になつた。併しやつと断続して取れるやうになつてゐる師団司令部との無線連絡に依つて師団命令や情報を聴く為に終夜を費し、追撃命令を下達したのは午後六時に近かつたのである。而かも此間銃声が近距離に起り、銃弾が盛んに壁に命中してくるのであつた。 満州の旧部下が苦辛しれ持つてきて呉れたするめや魚の干物を分配、そして久し振りにクレーヴンの芳香に接した。此人達から東宮中佐が去十一月十三日杭州湾上陸作戦の花と散つたことを聴いたのである。去八月の中頃大連で別れたのが最後で、此人は満洲移民の生みの親と云はれ、もつと生きてゐて貰ひ度かつた惜しい武人だつた。万感胸に迫る。 焚火を掻き立てゝ煤けた寝台に横になり忽ち熟睡。 午前八時頃ふと目を醒せば至近の距離に激烈な銃声がしてゐて、通信手や行李の輜重兵までが銃を執つてばたばたやつてゐる。 「何事だ?」 屋外を走りかけた副官に尋ねる。 「今撃退したところです、紫金山から真つ黒になつて降りてきました」 「敗残兵か?」 「チェックを腰だめで撃つてくるのです、それが何回も何回も五六百一所になつて」 「鉄砲を取り上げろ」 「降伏なんかするもんですか、皆殺しです」 くるわ、くるわ、あつちにもこつちにも実に夥しい敵兵である、彼らは紫金山頂に在つた教導師の兵で血路を我支隊の間隙に求めて戦線を逆に討つてでたものであつた。銃声の間に怒号罵声すら聞えてゐる。 家屋に立て籠もつていつ迄も抵抗するもの、いち早く便衣に替へて逃走を計るもの、そして三〃五〃降伏する者は必ず銃器を池の中に投じ或は家の中に投げ込んで放火してゐた、此点は実に徹底してゐた。当面の敵は蒋介石が虎の子のやうにしてゐた師団だけあつて最後迄最も勇敢に戦つたやうである。 以上は一局部の奮戦情況であるが、後に各部隊の報告を綜合して夜半より午前十時頃に至る間の戦況を述べるならば、払暁前我第一線は敵陣地に突入し続て敵を急追し、軽装甲車中隊午前十時頃先づ下関に突進し、江岸に蝟集し或は江上を逃れる敗敵を掃射して無慮一万五千発の弾丸を射ち尽くした。此間歩三八は城北に面する五個の城門を占領して敵の退路を絶ち、聯隊長は三三の大隊と共に装甲車に追及して西面挹江門附近に進出し、逃げ遅れた敵と戦闘を交へた。司令部は予備隊たる歩兵一中隊を以て左及後方より突撃し来る前後数回の敵と激戦を交へ、通信手、輜重兵、伝騎に至るまで戦線に加入して敵を撃滅し、その後方を追及しつゝ道路の不良に悩みつゞけた野砲兵大隊は是又夜間敵の襲撃を受け掩護の歩兵一中隊、工兵一小隊と共に零分劃射撃を以て敵に応戦、四時間の久しきに亘つて戦闘。更にその後方には後衛として残置した歩兵二中隊が夜半以後又二方面より反復殺到する敵の大部隊と戦闘して之を撃滅した。更にその後方衛生隊附近に集成騎兵団が位置してゐたが、暗黒の裡に敵の襲撃を受けて部落内に突入せられ、人二百馬六十の損害を被るが如き失態を演じてゐる。此騎兵も又その後方に在つた重砲も盛に増援を請ふてきたが自衛力を有する者を顧みる遑は無かつた。蓋し予の部隊は数里の長きに亘つて延伸し側面に対して到る処激戦を交へてゐる情態だつたからである。 午後十時頃、我左翼掩護の為高地上に位置せしめた中隊の陣地に対し後方から重砲の試射らしき数弾が飛来し、続いて効力射に移り、あれよあれよと兵隊が騒いでゐるうちに三十余発の砲弾を集中した。山頂は爆煙に被はれて此部隊の損害が目に見えるやうな気がした。血迷つた我重砲が味方撃をやつたのであるが、幸に背嚢一個ふツ飛ばされたのみ。因に此中隊も山の上から敵の背後を攻撃してゐる。 前述する如く午前十時我支隊の軽装甲車が最初に下関に進出して完全に敵の背後を絶ち又我歩兵は北面の城門全部を占領封鎖して敵を袋の鼠とし、少し遅れて第六師団の一部が南方より江岸に進出し、海軍第十一戦隊が溯江して流下する敵の船筏を掃射しつゝ午後二時下関に到着し、国崎支隊は午後四時対岸浦口に来着した。其他の城壁に向かつた部隊は城内を掃蕩しつゝある。実に理想的の包囲殲滅戦を演じてゐるのであつた。 此日我支隊の作戦地域内に遺棄された敵屍は一万数千に上りその外、装甲車が江上に撃滅したもの並各部隊の俘虜を合算すれば我支隊のみにて二万以上の敵は解決されてゐる筈である。 午後二時頃概して掃討を終わつて背後を安全にし、部隊を纏めつゝ前進和平門に至る。 その後俘虜続々投降し来り数千に達す、激昂せる兵は上官の制止を肯かばこそ片はしより殺戮する。多数戦友の流血と十日間の辛惨を顧みれば兵隊ならずとも「皆やつてしまへ」と云ひ度くなる。 白米は最早一粒もなし、城内には有るだらうが、俘虜に食はせるものの持合せなんか我軍には無い筈だつた。 和平門の城壁に登つて大元帥陛下の万歳を三唱し奉る。此日天気快晴、金陵城頭到る処旭日旗のへんぽんたるを見て自然に眼頭が熱くなつた。 中央門外に舎営、美しき寝台あれど寝具なし、南京米を捜し出してくる。(今夜はゆつくり睡られるぞ) <南京攻略 ほのぼのと明け渡る空に金陵の 城頭高く旭旗はためく※1> <江畔の殲滅戦 野に山にクリークにみつ朝の死屍 みいくさは勝てりかちどきあがる 皇軍※1> ※文中に「追及して西面挹江門~」とあるが、「挹」は「サンズイに邑」だったため、訂正した。 ※1日記の最後に短歌?が印刷されてある。 七、南京攻略の歌 何処まで続くクリークぞ 七日十日のそれならで 水をば渡る幾そたび さもあらはあれつはものの 草むす屍はかねてより 水漬く屍もなんのその 悠久ここに四千年 千古に流るる長江の 畔に馬を進めつつ 夕べに抜くや紫金山 明孝陵はあのあたり 興亡誰か感無けん 夜はほのぼのと明け渡る 旭日浴びて金陵の 城頭高く日の御旗 海路遙けひんがしの みかどのゐます日の本に 万歳の声響けかし 万歳の声ひびけかし 南京城頭に立つて最も感慨を深うしたる第一人者として予は自分自身を確認することができる、それは二個年半の間駐在した旧知の地であるが為ばかりではない、又当時城内の三分の二が畑であり雉兎の類を猟した古代の都が予が去つて以後八年近代的都市としてその面目を一新してゐる壮観に驚くが為でもない、実に予が若冠の明治四十四年以来満洲問題解決を目標として密かに国民党に行為を表しつゞけてゐた夢が、彼等の容共政策の為殊に蒋介石の英米依拠の政策に依つてつぶさに不快を嘗め、皇国の前途を憂ひて憤然こゝを去つた昭和四年夏の思ひ出がまざまざと蘇るからであつた。 「今に見よ」 これは私憤では断じてない、信義を裏切る者には後日必ず天譴を下さねばならぬ、これが爾来予の固き信念となつたのである。 紫金山の中腹に眠る孫文の霊は蒋介石等の短見にさぞかし口惜し涙を揮つてゐるだらうと思ふ。近代的都市が一朝にしてスケレトンキヤピタルに変じつつある、そしてその日が今炎〃として各所に起り黒煙が天に沖してゐるのである。 「国亡びて山河あり」の感が深い。 ※文中に「つぶさに不快を嘗め~」とあるが、「嘗」は「クチへんに嘗」だった。 ※「黒煙が天に沖~」とあるが「沖」は「ニスイに中」でああった。 八、南京城内外の掃蕩 十二月十四日 ○十二月十四日 両聯隊全部隷下に掌握、城内外の掃蕩を実施す。到る処に潜伏してゐる敗残兵を引き摺り出す、が武器は殆ど抛棄又は隠匿してゐた。五百、千とゆふ大量の俘虜が続々連れられてくる、割合に悪びれてはゐないがその何れを見てもつかれ切つてゐる、恐らく食ふべき何一つの食料が無かつたのであらう。 十二月十一日夜迄は城外下麒麟門迄電灯が点り水道が出てゐた、情報に依るとその日の軍事会議後守城司令官唐生智は江を渡つて逃げてゐる、そして多数の文部官吏及其家族が多くは民船に依つて下流の方向に脱出したらしい。 例の橋本欣五郎大佐の重砲が外国船を射撃したとかしないとかゆふ問題は兵民をゴッタ返しに満載して溯江した英国船(実は何か分かつたものではない)であつたと思はれる。 城内に残つた住民は恐らく十万内外であらう、殆ど難民ばかりである、而してその中に多数の敗残兵が混入してゐることは当然であると思はれる。 金陵大学には一千以上の妙齢の婦女が収容せられ、外交部跡には敵の負傷兵数百が収容せられ外国人医師以下の庇護下に在つて治外法権らしく振る舞つてゐた。 守将が逃げた後に残された支那兵程みじめな存在は無いのである、彼等に戦意の程が有りや無しやは自明の理であるが、彼等にはもはや退路が無かつたので死もの狂ひに抵抗したのである。 敗残兵と雖尚部落山間に潜伏して狙撃を続けるものがゐた、従つて抵抗するもの、従順の態度を失するものは容赦なく即坐に殺戮した、終日各所に銃声が聞えた。 太平門外の大きな外壕が死骸で埋められゆく。 空屋の中は殆ど掻き捜され且軍装品が散らばつてゐた、手榴弾や小銃弾は到る処に投げ捨てられてある。加ふるに要所所々々には地雷が埋設されてあるので危険此上もない。 城内の大通りはすべて陣内戦と防空を目的に大工事が施され機関部を壊はし或は焼かれた自動車が列を成して棄てられ、その間に被服機材の分ちなく落花狼藉を極めてゐる。国民政府、軍官学校、其他の軍事施設は我空爆のために完膚なき迄にやツ付けられてゐる。城外飛行場亦然り。 骸骨となつた家屋の焼け跡や、今尚盛に火勢を振つてゐる各所の火災、住民は一人も顔を見せない、瘠せ犬丈けが無表情に歩いたり寝そべつたりしてゐるのである。 下関の目貫の通りは殆ど全部焼け落ちてゐた、バンドは数百の自動車が乗り捨てられ、数百の死骸が一つ一つ岸から流れていく。 民国十六年二月、国民革命軍が南京に入城して以来正に十年、当時城内の人口三十万から八十万に増加し、農民を搾取してこゝに見て呉れがしの近代都市を建設することに成功した、だが今や僅慨無からんやだ。 予が十年前に住んだ家は元裏に墓地があり周囲には近く一軒の家もなかつた、二階の窓から雉を見付けて撃つたことも一度や二度ではなかつたのであるが、それが家屋櫛比し樹木に被はれて捜し出すのに困難した程である。懐かしさの余り屋内に入つて見たが于右任が住んでゐたらしい、隣家は蘇聯大使館の堂々たる建物である。因にこの大使館は其後焼失した、何か証拠隠滅のためではないかとの推測が行はれた。 午後海軍第十一戦隊の連絡将校関口大尉来る。 南京中央門外に舎営。 九、南京入城以後 十二月十五日
https://w.atwiki.jp/moedra/pages/331.html
掟を破ったことでどんな咎めを受けるのかなど、最早知ったことではない。 だが失意の底に溺れながら火山地帯へと向かって飛ぶ間、私はずっと彼女のことばかり考え続けていた。 彼女のあの悲しげな表情が脳裏に浮かんでくる度に、すぐにでも引き返したくなる衝動を必死に押さえ付ける。 やがて不安と後悔を胸に秘めたまま住み処の傍までやってくると、案の定数匹の仲間達がまるで周囲を監視するかのように待ち構えていた。 そんな不穏な雰囲気の山間部へ向かって、堂々と正面から降りていく。 その瞬間私の姿を見つけた仲間の1匹が、慌てた様子で私のもとへとやってきた。 「おい、最長老様がお前のことを探していたぞ。何かやったのか?」 どうやら、彼らは事の詳細を知らされぬまま私を探していたらしい。 もし彼に真実を告げたなら、彼は一体どんな反応を示すのだろうか? 「ああ・・・わかっている」 私は力無くそれだけ言い置くと、燃え上がる火山の中腹にある巨大な洞窟へ向かってゆっくりと滑空していった。 最長老・・・炎竜の一族の中でも僅か数匹の年長者だけがそう呼ばれ、この広大な火山地帯の数ヶ所に点在するようにして暮らしている。 そして最も近場にあった最長老の住み処に降り立つと、私は足音を殺しながら暗い洞窟の中へと入っていった。 やがてその広い洞窟の最奥にある広間に、巨大な炎竜の姿が見えてくる。 私の優に100倍は生きているのであろうその荘厳な雄の巨竜が、洞窟に入ってきた仲間の存在に気付いて地に伏していた顔を上げた。 「私をお呼びですか・・・?」 「うむ・・・お主、北方の湖で1匹の氷竜と会っていたそうじゃが・・・それは真の話か・・・?」 「本当のことです」 今更、事実を隠し立てする必要などないだろう。 私は自身の何倍もある巨竜の顔を見上げながら、微塵も臆することなくそう答えていた。 「会い始めてからどのくらいになる?」 「もう2ヶ月になります」 それを聞いた最長老の顔に、苦々しい表情が浮かぶ。 「お主も一族の掟は知っておるはず・・・それなのに一体何故じゃ・・・?」 「その前に、何故氷竜と関わりを持ってはならないのかをお教え願いたい!」 掟が一体何だというのだ。 私と彼女との間に、その関係を阻むものなどあっていいはずがない。 「氷竜と関わりを持てば、そこに必ず悲劇が生まれるからじゃ」 「一体どんな悲劇が生まれるというのです?私は彼女を愛している。心の底から彼女を想っているというのに!」 やがて私がそう叫ぶと、最長老が持ち上げていた顎をゆっくりと組んだ腕の上へ降ろしていた。 「では聞くが・・・互いに手を触れることもできぬ相手と一体どうやって愛を育むというのじゃ・・・?」 「触れる必要などありません。彼女と共に幸福な時間を共有できるのなら・・・私はそれで十分です」 確かに、彼女に触れることができないのは私にとっても辛いことだ。 だがこの2か月間、彼女とともに過ごした時間は何よりも楽しかった。 この老竜は、そんな幸福な一時さえも忌々しい掟の1文字で私から奪い去ろうというのだろうか。 「それ程までにお主がその氷竜のことを想っているのなら尚更のこと・・・もうその者に近付いてはならぬ」 「何故です!」 「皆まで言わせるでない。お主には監視の者をつけよう。彼の氷竜を忘れ去るまで、勝手な行動は許さぬぞ」 最長老はそれだけ言うと、じっと押し黙ったまま目を閉じてしまっていた。 もう私の話を聞くつもりはないらしい。納得がいかぬ。 だがむしゃくしゃした気分のまま洞窟の外へと出た途端、すかさず2匹の仲間達が私の傍へと近づいてくる。 私に監視の者をつけるだと?ふざけるな! だがそうかといって事情もよく知らぬ彼らに当たってみたところで、事態が好転するわけでもないだろう。 私は仕方なく彼らに付き添われながら自分の住み処に戻ると、他にすることも見当たらずゴロゴロと地面の上を転がった。 彼女との突然過ぎる悲しい別れから、早くも一月半が経とうとしていた。 私の監視に付けられた者達は数日置きに交代しながら、外での私の行動をずっと付け回している。 狩りの他には特にこれといって行き場のない私にとって、今の生活に別段不自由はなかった。 それにしても彼らは、一体何時までこの私の見張りを続けるつもりなのだろうか? 確かに私の心の中には、今もなお彼女の美しい姿が刻み付けられていた。 監視の目が無くなれば今すぐにでも彼女に会いに行きたいという強い気持ちは変わっていないが、私を監視している彼らにはそんな心の奥底など見えぬはず。 なのに彼らが今もこうして私の行動に目を光らせているのは、一体何故なのだ? その夜、私はどうにも上手く寝付くことができずに洞窟の外で交わされる見張りの者達の声に耳を傾けていた。 「我らは一体、何時まであの者の見張りを続けねばならんのだ?」 「仕方がなかろう。あ奴の会っていたという氷竜が、まだあの湖に来ておるというのだからな。油断はならぬぞ」 何だと・・・? あれからもう随分と時が経つというのに、彼女はまだあそこで私を待っているというのか・・・? 北の果ての氷山から広大な海を越えてくることだけでも、相当な疲労を伴う重労働のはずだ。 だが彼女はまだ、私と再会することを諦めていない。 それなのに肝心のこの私がこんな所で腐っているようでは、情けない奴だと彼女に笑われてしまうことだろう。 見張りの者達を張り倒してでも、私は彼女に会いに行くべきだったのだ。 やがて胸の内にそんな強い決意が芽生えたのを感じ取ると、私はさっきまでの寝付きの悪さなど嘘のように深い夢の世界に落ちていった。 次の日の昼過ぎ、私はいつものように狩りへ出掛けると背後をついてくる2匹の仲間を燃える翼越しにチラリと一瞥していた。 彼らさえ何とかすることができれば、私はまた彼女に会いにいける。 彼女はこの一月半、ずっとこの私を信じて待ち続けてくれた。 もうこれ以上、彼女に寂しい思いをさせるわけにはいかぬのだ。 やがて遠く荒野の向こうに、雄大な岩山の連なる山脈が顔を覗かせ始める。 その幾本もの穂先のようにも見える峻嶮な稜線を目にすると、私は密かに顔を綻ばせていた。 しばらくして互い違いに並んだ歪な円錐型の山間をヒラヒラと縫うように飛び抜けると、背後の仲間達の視界から外れた頃を見計らって谷底を流れる細い川に目掛けて一気に急降下する。 それが功を奏したのか、遥か頭上から消えた私を探して慌てふためく仲間達の声が途切れ途切れに聞こえてきた。 これでいい・・・ 私の行き先を考えればいずれは追手がかかることになるだろうが、今はそんなことなどどうでもいい。 そして折角撒いた仲間達に見つからぬよう巧みに岩陰に身を隠しながら険しい山岳地帯を通り抜けると、私はクルリと向きを変えて彼女の待つ湖へと向けて思い切り翼を羽ばたいていた。 逸る気持ちを抑えながら深い森の上空を飛ぶ1本の炎の矢。 愛する者のもとへ急ぐのに、特別な理由など必要ない。 やがて例の湖が視界の中に滑り込んでくると、私はその水辺に佇んでいた1匹の氷竜の姿を見つけていた。 やはり、彼女はあれからずっと私を待っていてくれたのだ。 胸の内に彼女に対する申し訳なさが苦い泉のように溢れ出してくるが、不甲斐無い自分を責めるのは後でいい。 彼女の方も私を見つけたのか、その顔には激しい驚愕と歓喜が綯い交ぜになった表情が浮かんでいた。 そして互いに押し黙ったまま久し振りの湖畔にそっと舞い降りると、一月半もの長い空白を埋めるようにじっと彼女と見つめ合う。 「戻って・・・きてくれたのだな」 「待たせてしまって済まなかった・・・そなたには、とても詫びの言葉が見つからぬ」 「よいのだ・・・お前が目の前にいるだけで、私のこの一月半は無駄ではなかったのだから」 できることなら愛しの彼女と抱き合って再会を喜び合いたいものだが、どうしてもそれができないことだけが私は歯痒くて仕方がなかった。 それに、今はここでいつまでもゆっくりしている時間はない。 早くこの場を離れて何処かに身を隠さなければ、私はまた理不尽な掟の名の下に彼女と引き離されてしまうのだ。 「とにかく、仲間に見つからぬ内にここを離れるとしよう。何処か遠くに逃げ延びて、ひっそりと隠れ住むのだ」 やがてその言葉の示す逼迫した状況を悟ったのか、彼女が私の目を見つめたまま小さく頷いた。 そして不意に空へと飛び上がった私の後に彼女がしっかりとついてきたことを確かめると、手頃な隠れ場所のある東方の岩山へと向かって力一杯加速する。 遥か前方に聳え立つ天を衝くような高い岩山を目指して、青と紅の番いが緑の絨毯の上を低く飛び続けていた。 次第に眼下を覆い尽していた木々の気配が後方へと遠のいていき、ゴツゴツとした尖った石や岩の塊が辺りに散乱しているのが目に付き始める。 もう少しだ・・・もう少し進めば、仲間達も知らぬ隠れ家が見えてくるはずだ。 やがて谷底を流れる美しい渓流に沿って川の上流を目指すと、その先にようやく目的の巨洞が見えてくる。 そして何の躊躇いもなくその暗い楽園に舞い降りた私の背後に、少し遅れて彼女がゆっくりと着地した。 「よくこんな所を見つけたものだな」 楽しげに声を弾ませながら周囲を見回すそんな彼女の姿に、何だか緊張に荒れていた気分が少しずつ癒されていくような気がする。 「我らは自分だけの狩り場を見つけるために方々を飛び回るのでな・・・こういう場所なら幾つも知っている」 「これでもう、私達の間を引き裂こうとする者は誰もおらぬのだな」 「そうだな・・・新たな狩り場を見つけるのは少々骨が折れるだろうが、そなたと暮らせることを思えば・・・」 それからというもの、私は昼も夜も彼女と共にいられる生活を存分に楽しんだ。 互いの体には一切触れることができぬというのに、愛し合った異種族の雌雄が寝食を共にする不思議な暮らし。 幸い私達の隠れ住んでいる岩山の傍に小さいながらも仲間達にはまだ知られていない格好の水場が見つかり、どうやら食料の調達にも不自由をしなくて済みそうだったのが何よりの救いだったと言えることだろう。 だが彼女との隠遁生活を始めて10日程経ったある日・・・それはあまりにも突然にやってきた。 「う・・・うぅ・・・ぐぅ・・・」 初夏の涼しげな風の吹き込む朝方の洞窟の中で、互いに寄り添うように、だが決して触れ合わぬように蹲って眠っていた彼女から、不意に奇妙な呻き声が漏れ始めたのだ。 それを聞いて目を覚ました私も初めはそれを寝言か何かだろうと思って聞き流していたものの、やがて闇に慣れた私の目に酷く苦しそうに歪められた彼女の顔が飛び込んでくる。 「ど、どうかしたのか?」 慌ててそう訊いてみると、震える彼女の口が何かを言おうとして微かに動いた。 「わ、わからぬ・・・だが・・・あ、熱いのだ・・・体中が・・・燃えるように・・・う、うああっ・・・!」 熱い・・・だと?一体何を言っているのだ・・・彼女は氷竜なのだぞ? 体の中がというのならともかく、彼女の全身を覆った青と白の皮膜などは触れた雨粒や涙を一瞬にして氷の粒に変えてしまう程の冷たい冷気を放っているはずなのだ。 しかし注意深く彼女の体を観察してみると、確かに皮膜の表面に薄っすらと汗をかいているのが見て取れる。 極寒の体が汗をかくなど、普通に考えれば到底有り得ない話だ。 だがそうは言っても、彼女が私の眼前で酷い苦しみにのたうっているのは紛れもない事実。 「しっかりするのだ!私はどうすればいい?何をして欲しいのか言ってくれ!」 焦燥に駆られた声でそう訊ねてみるものの、もう声を上げる力も無いのか彼女からの返事は返ってこない。 そして思わずぐったりと項垂れた彼女を揺すってやろうと右手を伸ばしかけ・・・ 私はすぐにハッとしてそれを引っ込めていた。 おのれ!おのれ、おのれ、おのれぇ! 無力な己自身に対する憤りが、洞窟の岩壁に思い切り頭を打ち付けたくなるような衝動となって込み上げてくる。 どうすればよいのだ!?彼女が・・・彼女が死んでしまう・・・! 目の前で彼女が瀕死の苦しみに喘いでいるというのに、私は何もしてやれぬのか! 数分後・・・洞窟の地面の上に突っ伏すようにして泣いていた私はおもむろに顔を上げていた。 諦めてなるものか。たとえどんな運命の悪戯があろうとも、彼女だけは助けなければならぬ。 そして先程からピクリとも動かずにハァハァと虫の息を吐き出している彼女を一瞥すると、私は声を掛ける間も惜しんで洞窟の外へと飛び出していた。 もしかしたら、これが彼女との本当の別れになるかも知れない。 だが今は、彼女を助けるために何もかもを擲つ覚悟が必要なのだ。 もしあのまま何もせずに彼女の最期を看取ったとしたら、私は生涯悔やんでも悔やみ切れぬ心の傷を残すことだろう。 永遠にも思えるような長い長い1時間の飛行の末、ようやく住み処のある火山地帯が見えてきていた。 私を探しているのか数匹の仲間達がその上空を旋回するように飛んでいたが、今はそんなことなどどうでもいい。 やがて火山へと近づく私の姿を見つけたのか、彼らが私のもとへと近付いてくる。 ブゥン! 「邪魔をするな!」 だが私を捕まえようと迫る仲間達を力任せに振り回した燃える尾で牽制すると、私はそのまま最長老の住み処である中腹の巨洞へと飛び込んで行った。 「最長老!」 そして洞窟の奥に広がる闇へ向けてそう叫びながら、最長老の待つ広場へと急ぐ。 「一体どうしたというのじゃ?」 切羽詰まった私の声に驚いたのか、最長老が不意に住み処へ飛び込んできた小さな仲間を怪訝そうに見つめる。 「彼女が・・・愛しの氷竜が死にかけているのです。一体どうしたら彼女を救えるのですか?」 それを聞いた最長老の顔には、私の予想を裏切って深い悲しみの表情が表れていた。 「やはりな・・・だからあれ程言ったではないか・・・お互いのために、もう氷竜には近づくなと」 「教えてください最長老!あなたは一体何を知っているというのです!?」 その問いに答えようとしてか、最長老が大きく1つ深い息をつく。 「最長老というのは、かつて氷炎の竜達が共に暮らしていた時代を生きていた者を指す呼び名なのじゃ」 つまり今私の目の前にいる巨竜は、その幻の時代の生き残りということか。 「そして・・・ワシにもおったのじゃよ。お主と同じように、恋い焦がれた雌の氷竜がな」 愕然とした思いが、私の頭の中を真っ白に塗り潰していった。 「だが彼女と共に暮らし始めて数日が経った頃・・・突然彼女に発作が起きたのじゃ」 「発作・・・?」 「氷竜達は常にその全身から、触れた物を瞬時に凍り付かせることができる程の冷たい冷気を発しておる」 そんなことは知っている。 だがそれと彼女の発作とやらに、一体どんな関係があるというのか。 「それは言い換えれば、常に周囲の物から膨大な熱を奪っているということ。故に彼らは・・・」 「元々寒冷な土地でなければ生きてはいけぬ種族だと・・・?」 「うむ・・・しかも我らが傍にいるだけで、その高熱に耐えることが出来ず殊更に彼らの命を縮めることになる」 では・・・彼女があれ程までに苦しんでいるのは・・・この私のせいだったというのか・・・? 「数日に1度会う程度であれば大した影響はないが・・・結局我らは、氷竜と共には暮らすことができぬのじゃ」 「どうすれば・・・彼女を救えるのですか・・・?」 彼女の苦しみの原因が自分にあることを知って、その声の勢いはさっきまでよりも大分衰えてしまっていた。 「大量の水を与え、その者の身を冷やしてやるのじゃ・・・だがワシは・・・彼女を助けることができなかった」 その瞬間、私は最長老の住み処を勢いよく飛び出していった。 水だ・・・水が要る。 だが一体、どうやって彼女のもとまで水を運べというのだろうか? この灼熱の身で水に触れれば忽ち蒸発させてしまうだろうし、そうかと言って触れても燃え尽きずに耐え切れる大きな器などがそう簡単に見つかるはずもない。 第一、冷たい水でなくてはならぬのだ。 炎竜である私に・・・それはあまりにも荷が重過ぎる。 私には・・・彼女を助けられぬのだろうか・・・ かつてあの最長老も、きっと今の私と同じ苦悩と葛藤を味わったのに違いない。 ただただ衰弱に命を削り取られていく彼女を前に何もしてやることができず、身を引き裂かれるような深い自責と後悔に幾度となく苛まれたことだろう。 そしてそれが、炎竜と氷竜を分かつきっかけになったのだ。 もう、元気な彼女の顔を見ることは出来ぬのだろうか・・・ フラフラと当てもなく空を漂い続ける私の脳裏に、この数ヶ月の記憶がまざまざと蘇ってくる。 初めて会った時に彼女が見せた、あの悲しそうに俯いた横顔。 私のために自らの空腹を我慢してまで一心に魚を獲り続けていた、あの一途な後姿。 そして長い長い空白の時を経て再会した彼女の・・・あの嬉々とした明るい笑顔。 それらが全て記憶の中だけのものになってしまうなど、私には到底耐えられそうにない。 次から次へと溢れ出してくる彼女と過ごした甘酸っぱい記憶の波に流されそうになりながら、それでも私は辛うじてその中に淡い希望の切れ端を見つけ出していた。 そうだ・・・彼女を救う方法が、まだたった1つだけ残っている。 だがそれには、ある1つの大きな壁を乗り越えなければならなかった。 不干渉の掟という鎖を幾重にも巻かれて補強されてしまった、種族という名の高い壁。 果たして、この私にそれができるのだろうか・・・? しかしこうしている間にも、あの洞窟で独り孤独に待つ彼女の命は刻一刻と死に向かって擦り減っているのだ。 やるしかない。 私は突然目の前に垂れ下った一縷の望みに顔を上げると、北に向かって全力で翼を羽ばたき始めていた。 しばらくすると、深い森の上空を急ぐ私の眼下をあの思い出の詰まった湖が一瞬にして過ぎ去っていく。 そしてなおも遠くまで続く木々の絨毯を見下ろし続けていると、やがて緑の森が短い海岸を挟んで唐突に青い海へとその姿を変えていた。 遠い遠い、しかし彼女が毎日欠かさずに飛び越えてきた、碧き水を湛える大海原。 何処までも果てることを知らないその広大過ぎる海の威容に、早くも心が折れそうになってしまう。 いや・・・彼女は私に会うために、こんな遠い旅路を幾度も続けてきたのだ。 殊にあの空白の一月半の間、彼女は一体何を支えに無駄骨かも知れぬ渡海をやってのけられたのか・・・ それはきっと、また私と再会できるかもしれないという小さな希望を最後まで捨てなかったからに違いないのだ。 なのに私が・・・彼女が死にかけている今、この私が挫けてしまってどうするというのか。 誰も知らぬ山中の洞窟で孤独に死を迎えようとしている彼女を想起して、私は微かに疲労の溜まり始めた翼に鞭を打ちながらまだ見ぬ北方の氷山目指して飛び続けていた。 もう、何時間そうしていたことだろうか・・・ 間もなく夕刻を迎える太陽が西の水平線に触れようと身を屈めた頃、ようやく遥か前方の彼方に氷で覆われた白い台地が姿を見せ始めていた。 グングンと近付いてくるその氷竜の住み処が、寒々しい静寂とともに私の到着を待ち構えている。 そして眼下を埋め尽くす雪と氷の世界にじっと目を凝らしてみると、幾本もの大きな氷洞が連なった、分厚い氷壁がそこに聳え立っていた。 住み処の外に出ている氷竜達の姿は無く、生物の気配が何処にも感じられない。 だが、迷っている時間はない。 私は無数に並んだ氷竜達の住み処の1つに勢いよく飛び込むと、何も見えぬ奥の暗闇に向かって声を張り上げていた。 「誰か!誰かいないのか!?」 その声に、闇の中から何かが顔を出す。雄の氷竜だ。 頭に生やした彼女とそっくりな数本の氷角をいからせながら、突然の侵入者を激しく警戒している様子が窺える。 「な、何だお前は・・・炎竜・・・?お前は我らの交流が掟で禁じられているを知らぬのか?」 「そんなことは無論知っている。だが、これはそなたらの仲間の命に関わる問題なのだ」 「どういうことだ?」 流石の彼も、仲間の命が危ないと知っては掟を盾に私を無視することができなかったらしい。 だが、まだ問題は山積している。 徐々に溶けて沈み始めた足元の氷穴から手足を引き抜いて平らな地面に移動すると、私は未だ闇の中から全貌を見せようとしない彼を外へと誘うかのようにゆっくりと後退さり始めていた。 そしていざ風雪吹き荒れる氷洞の外に出てみると、先の私の声が聞こえていたらしく何時の間にか数匹の氷竜達がその周囲をグルリと取り囲んでいる。 「誰だお前は!?どうして炎竜が我らの住み処をうろついている!」 「掟も知らぬならず者め!」 「さっさとここから出て行け!」 どうして彼らは、これ程までに掟に縛られているのだろうか。 初めて彼女に会った時に私が言った言葉を逆に叩き付けられて、私は苦笑いを浮かべながらも大声で叫んでいた。 「そなたらの仲間が南の大陸で死にかけているのだ!彼女を救うために、どうしてもそなたらの協力が欲しい!」 「南の・・・大陸だと?」 「どうしてそんな所に仲間が?」 それは、至極当然の反応だったのだろう。 氷竜達にとっては、この雪と氷の台地が生活の全てなのだ。 彼らの多くは、この台地から遠くかけ離れた外の世界など1度も見たことがないのかも知れない。 だがそんな周囲の冷たい反応にもめげずに、私は先を続ける。 「今すぐ大量の氷が必要なのだ。それに、そなたらの冷たい体も。私には・・・とても彼女を助けられぬ・・・」 その瞬間今にも死にかけている彼女の姿が脳裏を過ぎり、私は力無くその場に崩れ落ちていた。 この氷竜達の協力が得られなければ、もう彼女に助かる見込みはない。 私のせいでこうなったというのに、自分では何も出来ぬという無力感が執拗に私を責め苛むのだ。 やがてしばしの不気味な静寂を挟んだ後に、不意に私の耳にゴソリという物音が届いていた。 何事かと思ってゆっくり顔を上げてみると、3匹程の雄の氷竜が氷山の一角から切り出したと見える大きな氷塊をその両腕に抱えたまま高台から私を見下ろしている。 「今回はお前を信じてみるとしよう・・・早く我らをその仲間のもとに案内するのだ」 私の願いが、彼らに通じたのだろうか・・・? だがそんな考えを、私はすぐに振り払っていた。 あんな掟があるせいで私はこの氷竜達をまるで敵か何かのように考えていたものの、彼らも言うなれば最長老の時代から連綿と受け継がれてきた遠大な歴史の犠牲者に他ならないのだ。 今更改めて言うまでもなく、誰もが皆一族の者達の身を案じている。 なればいかに関わることを禁じられている炎竜の頼みとはいえ、彼らが仲間を見殺しにするはずがなかったのだ。 例えようもない深い感謝の念に押されてバッと空に飛び上がると、私は後に従った3匹の氷竜達とともに勢いよく氷の台地を飛び出した。 そして懸命に苦しみに耐え続ける彼女のもとへ救いの使者を導くべく、疲弊しきったはずの翼に力を込める。 美しく澄み切った夜空に浮かぶ大きな上弦の月と煌く星々が、深い藍色に染まる海を越えて南へと急ぐ我々を淡く照らし出していた。 数時間後、月の光の届かぬ岩山の谷間を縫うようにして飛びながら、私は激しい焦燥に駆られていた。 彼女はまだ無事なのだろうか? もし万が一手遅れになっていたとしたら、私はその辛すぎる現実を受け止め切れるのだろうか? そんな脳裏に去来する様々な思いを噛み締めながら羽ばたき続けていると、やがて彼女の待つ大きな洞窟が視界の中に入ってくる。 そして3匹の氷竜達を伴ったまま勢いよくその闇の中へ飛び込むと、私は真っ先に彼女の安否を確かめにいった。 弱々しく開けられた彼女の眼に、まだ微かな生気が残っている。 よかった・・・私は間に合ったのだ! だが喜んでばかりはいられない。まだ彼女は、この極めて危険な状態を脱してはいないのだから。 「さあ、その氷を私に・・・そして彼女の体を、そなたたちの身で冷やしてやってくれ」 そう言って1匹の氷竜から大きな氷を受け取ると、私は溶け出した水が流れていきやすいように円錐状に尖った先端を彼女の口の中へと優しく差し入れていた。 両手から伝わる高温の熱気があっという間に大きな氷塊を痩せ細らせていき、氷の表面を流れ落ちる冷水が彼女の渇きを少しずつ癒していく。 そして同時にその火照った体を冷やすべく、手ぶらになった氷竜が彼女の上にドサリと覆い被さっていた。 それを見た私の心中に何とも言えない嫉妬にも似た感情が湧き上がってきたものの、今は自分の役目に徹するより他に道がない。 徐々に回復していく彼女の様子にホッと胸を撫で下しながら、氷炎の竜達による必死の看病は夜明けまで続いた。 翌朝になって、彼女はすっかりと元の元気を取り戻していた。 「本当によかった・・・そなた達には、礼の言葉が見つからぬ」 「仲間同士が助け合うのは当然のことだ。お前こそ、よく我らに知らせてくれた」 そして3匹の氷竜達とそんなやり取りを終えると、その内の1匹が彼女の方へと首を振り向ける。 「さあ、里へ帰ろうぞ」 その返答に困った彼女が物言いたげに私の顔を見つめたものの、私は何も言わず静かに頷いていた。 やはり、彼女と一緒に暮らすことはできない。 「そなたのためだ・・・もし今度同じことが起こったら、次もまたそなたを助けられるとは限らぬ」 「そんな・・・」 「私は、そなただけは失いたくないのだ。共に暮らすことが危険だというのなら、私は潔く身を引こう」 それを聞いた彼女の顔に深い悲しみの表情が浮かぶと、私は思わず言葉を失ってその場に頭を垂れていた。 彼女の方も、こうなった原因が私にあることは薄々感じているはずだ。 先程から食い入るように私の顔を覗き込みながらも彼女が抗議の声を上げようとしないのは、きっと心の何処かに躊躇いが芽生えてしまった動かぬ証拠なのだろう。 「もう・・・私と会ってはくれないのか・・・?」 透き通った輝きを湛える彼女の青い瞳が、また微かに潤み始めている。 私は、一体何度彼女を泣かせれば気が済むのだろうか。 だが思わず返答に詰まって俯いた私の様子を見るに見かねてか、それまで沈黙を保っていた雄の氷竜達が突然予想外の提案を持ち掛けてきた。 「お前さえよければの話だが、我らの里で彼女と共に暮らすというのはどうなのだ?」 「それはいい!それならもしまた同じことがあっても、すぐに我らの助けが呼べるだろうしな」 「だ、だが・・・あの土地は、炎竜の私が暮らしていけるような所ではないだろう?」 氷竜達の住み処は、一面が厚い雪と氷に覆われた世界だ。 全身から熱気を放つ私がそこで一晩眠ったとしたら、朝方には深い氷の穴の底で目を覚ますことになるだろう。 「なぁに・・・寝床となる岩を1枚、外から持ち込んでくればよいだけではないか」 「彼女のために精一杯尽くしてくれたお前なら、仲間達も快く受け入れてくれるとも」 正直、私の心は揺れ動いていた。 何と答えていいのかわからずに彼女の方へ視線を振ってみると、その顔に貼り付いた心底嬉しげな表情が私の目に飛び込んでくる。 そうだ・・・私は、またこの笑顔が見たいがためにあれ程必死になれたのだ。 やがて返事を待つ氷竜達の方へ向き直った私の目に、もう迷いはなかった。 「そうだな・・・そう言ってもらえるのなら、お言葉に甘えさせてもらうとしよう」 視界一面を白銀に塗り潰す、とめどない雪と氷に支配された冷たい世界。 そんな不毛な台地のとある片隅で、禁じられたはずの氷炎の竜の番いが暮らしていた。 広い氷洞の奥には炎竜の寝床となる厚い岩床が設けられ、そのすぐ横の地面の上で全身に青白い皮膜を纏った雌の氷竜が静かに夫の帰りを待っている。 もう間もなく、氷海に住む獣を仕留めた炎竜が意気揚々と妻のもとへ帰ってくることだろう。 お互いにその身を触れ合うことすら許されぬというのに、彼らの未来は燦々と氷原に降り注ぐ太陽のように明るい輝きに満ち溢れていた。 完 感想 良かった…本当に良かった!ただそれだけ -- 名無しさん (2008-06-24 17 23 34) ベタだな・・・・だがそれがいい!!b -- 名無しさん (2009-03-03 03 41 18) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/fate_overheaven/pages/53.html
アラもう聞いた? 誰から聞いた? メアリーさんのそのウワサ 綺麗な綺麗な女の子 ワンコと一緒の外人さん 午後十一時に現れて 遊びませんかって微笑むの! 悪い大人はにっこにこ メアリーさんの手を引いて アンナコトやコンナコト ホテルに泊まってお楽しみ! だけど朝になったらメアリーさん どこを探しても見つからない なにをしたかも覚えてない メアリーさんがいた証拠 それはたった一つだけ 鏡にルージュの伝言が残ってるって 見滝原ではもっぱらのウワサ! ワタクシザンコクデシテヨッ! 今夜この場で誰よりも幸運だったのは床で転がっている男だ。 そして誰よりも幸福だったのは『彼』と、彼女だ。 ――深夜、見滝原市繁華街のホテルの一室。 床の上に青ざめた顔で横倒しになっているのは、ショウという名前のホストだ。 深夜の公園でぽつりと一人佇む少女を見つけ、声をかけ、ホテルに連れ込んだ顛末については特に語るまい。 彼の目論見は明白であったし、それが果たされずに終わったこともまた明白だからだ。 故に見るべきは、その少女。 浅黒い肌の上にふわりとした白いドレスを纏った、儚げとも、蠱惑的とも呼べる少女。 夜の世界に迷い込んだという風にも見れるし、彼女こそ夜の住人なのだとも思える彼女。 その彼女は今、一頭の犬を背に庇うようにして脅威と対峙していた。 たとえ建前にしろ何にしろ、愛の営みを行うためのホテルには似つかわしくない者だ。 男は時代錯誤な長ぞろい外套を着こなした紳士然とした態度で、にんまりとその顔に厭らしい笑みを浮かべた。 「メアリーさん。ははは、この都市伝説を聞いた時にピーンと来たんだ。 おおかた外国人の家出少女じゃないか? どこにでもある都市伝説だ? ふふふ、とんでもない!」 「……」 少女は答えない。ただ背後で牙を剥き唸る犬を気遣い、ただそれを守ることにだけ意識を集中しているようだった。 男はその見るも哀れな様を小馬鹿にしたように鼻で笑い、袖口から――とても中に収まるとは思えない!――杖を抜く。 こつり、こつり。毛足の短い安物の絨毯を杖で叩きながら、男は転がされたホストを軽く小突いた。 「実は私はある者を探しているんだ。ここだけの話、合衆国に関係ある人々が、高い懸賞金をかけていてね。 ちょっと特殊な能力を持った女の子なんだ。不思議な、そう魔法みたいなことのできる――いやいや、嘘じゃあない」 こつり、こつり。 そうして男が一歩ずつ近づいてくる度、娘の背後に控えていた犬の唸り声が低くなる。 それは明確な敵意の表明――いや、そもそもからしてこの男の全身から匂い立つ、殺意への反応なのだろう。 鬱陶しげに顔をしかめた男は、わざとらしく目を見開いて言った。 「ほう、シベリアンハスキーか。茶色の毛並みとは珍しい」 「……っ」 わずかに娘の表情が強張ったのを、男は見逃さなかった。 見ればむしゃぶりつきたくなるような、瑞々しい果実を思わせるような容貌である。 ふわりと薫る甘い匂いは、緊張から滲んだ汗のそれだろう。 男は自身の内側で、むくむくと欲望が隆起する感触に気がついた。 「名前はスミレ、と聞いていた……」 そしてそれに抗おうかと一瞬考え――……すぐにそれを投げ捨てる。 「――そういえば、君の髪や瞳は綺麗なスミレ色だねぇ」 「ダメです、お待ちください……っ!」 その時、男の言葉を理解したかのように、一声吠えて犬が床を蹴って跳び上がった。 太い手足は男を簡単に組み伏せるだろう。 鋭利な牙は男の手足を縫い止めるだろう。 鋭い牙は容易く男の喉笛を引き裂くだろう。 人と獣の力の差は明白だ。人は獣に勝てない。 ――だが、それは男がただの人であればの話だ。 「あぁ……ッ!!」 「しつけのなっていないケダモノめ……! 主の質もこれではしれたものだ!」 娘の悲鳴が寝室に響き、ギャンという動物の鳴き声が上がる。 男の振るったステッキから不可視の力場が放たれ、哀れな犬を致命的なまでに打ちのめしたのだ。 念動力! すなわちサイコキネシス!! 意思だけで見えざる力を生み出し物体を操作するという超能力ッ! 数十年の修行を積んだインドの修験者の中には、ヒマラヤを転がり落ちる巨石すら止められる者がいるという! 犬は天上に叩きつけられて骨と内臓の砕かれる音を立てた後、ゴミを投げ捨てるように壁へ放られる。 安っぽいホテルの壁に当たった犬はそのまま床へ落ち、ボロ布のような有様で身動き一つすらしていない。 ――疑いようの余地なく死んだ。生命活動が停止したのだ! 「獣をしつけるにはこうするのが一番だ。なに、お前も素直に言うことを聞くのならば可愛がって――――……」 ――――その時、男は気づくべきだったのだ。 娘の瞳が、今まさに襲いかかろうとする自分ではなく、ただまっすぐに床へ落ちた犬を見つめていることに。 そしてその犬に起こった現象に。 わずかに聞こえた異様な唸り声に! 明らかに死んだはずだった。内臓はぐちゃぐちゃに潰されたはずだ。 だが生きている! 呼吸もしている! 青く変色した体毛を逆立てながら、犬がゆっくりと立ち上がる。 いや! 「それ」はもはや犬とは呼べまい! 瞳孔散大! 平滑筋弛緩! 細胞組織が変化! 皮膚は特殊なプロテクターに変わり、筋肉・骨格・腱に宿るのは強力なパワーッ! 額には赤い瞳の如き触角が輝き、金色の目は射抜くように男を睨むッ! バ ル ッ これがッ l| l| ll ll ll ll ll ll ll ll ll ll ll ″ " ,〃 ゞ’ ,〃 こ れ が ッ _ _ | || | | \ _| _|| _| | \ _ | | | | | | | | _ _ / | | | ./ | | レ'i | _|| _| |\ 《 __| |_j / _/ 《__/ / |  ̄ ̄ / /  ̄ こ れ が 『 バ オ ー 』 だ ッ ! ! ・ ・ ・ .・ ・ ・ .・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ そ い つ に 触 れ る こ と は 死 を 意 味 す る ッ ! ! rー-- / / / / __,、 / / ャ――z / 廴丿  ̄ ̄ ̄> / / / -≠ミ ζ lー ''''" ̄ ̄"  ̄ ̄`'、 / / / / ∠,,、 -z ,r――― ''" ¨´ ./ / 、 '"´,、ィ / ./ / 、 '" ,、 '" ツ / |^l r<  ̄ ̄ ̄7 ´ ̄ 、-' ,、 '´ / / /'''',,,," 彡 | / | ,、 '´ / / `゙^ _,| │ |^l | / l ̄7 '´ / /l/ .,/,_ | ;‐i /'''',,,," 彡 | / ./ / // l_,'" | .| lニ ニl ;‐i `゙^ _,| │ | / ./ / l_,l゙ .〈/!_| lニ ニl .,/,_ | | ムイ / 〈/!_| l_,'" | .| | l {_,l゙ . | ィニ7 〉 l>'"´ .|L_ソ 「!? 第48の男ッ!!」 「御意ッ!!」 この異常事態に対して、男はもちうる手段の中でもっとも的確なものを選択した。 男は賢明だった。愚かではなかった。この奇妙な状況を冷静に判断したのだ。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ これはヤバイ――俺以外のヤツをぶつけるべきだ。 男の声に応じて、その傍らに立つパワーあるヴィジョンが生み出される。 影が滲むようにして現れたそれは、紛うことなき鎧武者であり、ゆらりと下げた刀を即座に振りかぶる。 その姿を頼もしげに眺めながら、男は己の杖を振り回して声高に叫んだ。 「第48の男! 優れた鍛冶師が魂を込めて鍛え上げた武具には、念が宿り、力あるヴィジョンを作り出す! 数ヶ月前に東北である組織の研究所が崩壊した! こいつはそこから私が拾い上げたものだ! 人間のベテラン兵士ですら現役で戦える期間は二十年から三十年程度! しかし第48の男の戦歴は数百年! 殺した数も2500人はくだらん! 命を持たぬが故にいかなる攻撃も無意味! 高度な知性に加え、殺すことをためらわない残忍な性格! ちょっとでも気を抜けば私だとて危ういが――――しかし頼もしいヤツよ!」 男たちには、目前でバイクのエンジン音が如き唸りを上げる「それ」が何であるかなど理解できなかったろう。 秘密結社ドレスに所属する天才科学者が作り出した生物兵器。 動物は危険が迫ったりケガなどをすると、副腎髄質という内蔵器からアドレナリンという物質を分泌し、体を緊張させる。 このアドレナリン量を感知し、脳に寄生する「バオー」は宿主を生命の危険から守るべく無敵の肉体に変身させたのだ。 それこそが地球上で最も生命力のある究極の生物「バオー」であるなどとは、男にはわかるわけもない。 そしてそれは「バオー」にとっても同じだった。 「バオー」には男たちが何者であるかなど関係なかった。 ただ生きるために戦う「バオー」には、視覚も聴覚も嗅覚も意味がない。 額の触角が「バオー」の全ての感覚を担うのだ。 バオーは男たちの発する危険な「におい」を額の触角で感じ……その「におい」が大嫌いだった。 恐怖の「におい」! 憎しみの「におい」! 殺意の「におい」! 敵の「におい」だ! バオーは思った! こいつらの「におい」を消してやるッ!! 「ウオオォオオォオムッ!!」 「怪物め……ッ!!」 吐き捨てるようにおめいて刀を振りかぶる第48の男の目前で、バオーは跳躍した。 第48の男はすばやくその動きに応じて刃の軌跡を宙に描く。 鎌倉時代に鍛えられた無銘の業物。退魔の剣。第48の男が頼みとする、唯一無二の武具! これにて討ち果たせぬ怪物はいない。第48の男は心からそう確信していた。 だが! 「な……ッ!?」 バオーの四肢から伸びたきらめく光刃が、その刃をすぱりと切断し、ナンバー48の篭手を切り落とす! ――――バオー・リスキニハーデン・セイバー・フェノメノン! それはバオーの力によって皮膚を硬質化し、刃に再構成する武装現象(アームド・フェノメノン)! 硬質化して刃と化した皮膚の表面では、サメの牙の如く生え揃った微小な棘が高速で動き回っている。 光の乱反射を伴うその切れ味はダイアモンドカッター以上! 自分の失われた腕を、刀を、第48の男は信じられない思いで見つめる。 たとえどんな剣豪や英傑であろうとも無視できない、その一瞬の驚愕。 それが致命的だった。 次の瞬間、第48の男の視界一杯に、バオーの大きく開いた顎が迫っていた! 「バルバルバルバルバルバルバルバルゥッ!!!!」 「がッ!?」 第48の男の頭は何百年も及ぶ戦いの中で幾度となく刀で、槍で、銃で! 攻撃されて尚健在! 鍛え抜かれた鋼鉄のその体は、およそ獣の牙など文字通り歯が立たないものである。 にも関わらず音もなく第48の男の兜は噛みちぎられ――いや! いや、これは違うっ! 牙や唾液によって溶解され、そのままに断ち切られたのだ! ――――バオー・メルテッディン・パルム・フェノメノン! 体液を強酸性のものに変化させて分泌、体外へと放射する武装現象! バオー・リスキニハーデン・セイバー・フェノメノンと組み合わせれば、この世のあらゆる物を切断する! 頭部を失った第48の男の甲冑が、影が光へ溶けるように消えていく。 「ドッゲエーッ!? 第48の男ォッ!?」 だが男は一声大声で喚いたかと思うと、それ以上感傷に浸ることなく脱出行動を開始していた。 ホテルの一室。選択肢は二つ。窓かドアか。窓ははめ殺し。ドアだ。 男は自らの念動力を身にまとって身体強化を施しながら、脱兎のごとくドアに向けて走り出した。 あの怪物は戦闘直後で即座に反応はできまい。後はあの小娘以上の速度を出せれば生存は確定する。 この場を切り抜けさえすれば、後はどうとでもなるのだ。戦力を整え体勢を立て直しての逆襲。あるいは見滝原からの逃走。 「申し訳ありません。……ここで果てていただかないと、困るのです」 だが、男の喉にするりと腕が絡みついた。ぎくりと体が強張る。 耳をくすぐる甘やかな声。振り返ってはいけない。鼻に薫る甘やかな香り。振り返ってはいけない。 だが、男の意思に反して首が巡る、体が動く。わずかに眉を下げた、幼ささえ感じる少女の顔。スミレ色の瞳。 そして僅かな隙間からちろりと舌が覗き、軽く唇を舐め、そして――口吻。 その瞬間、男の全身を文字通りの意味で絶頂的な快楽が貫いた。 「お、ああ、、あ、あ、あ、あ、、あああ、あ、あ、、あ、あ!?」 男は意味不明な言葉を喉から絞り出しながら、全身からありとあらゆる体液を吹き出し、病的な痙攣を繰り返し崩れ落ちる。 病的な体の震えは男の四肢を捻じ曲げ、引きつったように動かし、男の体を床の上でのたうち回らせた。 それはまさに死の舞踏(ダンス・マカブル)。 やがて男の肉体はじゅうじゅうと煙を上げながら腐敗し、ドロドロに融け、やがて床の上の黒いシミへと成り果てた。 「ご無事ですか……! 良かった……」 少女はそう言って、腐食性の黒いシミが広がる床を物ともせずに跪き、バオーへと頭を垂れた。 いや、青い毛並みは元の茶色へと戻りはじめているから、それはもうバオーではない、『彼』だ。 先ほど内臓を叩き潰されたはずなのにも関わらず、もうそのような痕跡は一つもない。 精悍な顔つきこそ変わらぬものの、そこにいるのはもはやただのシベリアンハスキーだった。 「どうやらサーヴァントやマスター、ではなかったようですね。 NPCというのでしょうか。……奇妙な存在が多いのは、今に始まった事ではありませんけれど」 少女は自らの指にはめた銀の指輪をそっと撫でてそう呟き、次いで物憂げに眉を下げた。 それは親に怒られて家の外に放り出される事を恐れる、今にも泣き出しそうな子供のような顔であった。 「マスター……。申し訳ありません。これではどちらがマスターでサーヴァントなのか、わかりませんね」 ジール……いや、アサシンの英霊ハサン・サッバーハは、そう言いながら恐る恐る『彼』へ手を伸ばした。 『彼』はためらうことなく鼻面を押し付け、頬を擦りつけ、ばかりか躊躇うことなくその手を舌で舐めたではないか。 毒の手。触れることは死を意味するその手。しかしバオーと『彼』は彼女の「におい」が好きだった。 なんて悲しい「におい」だろう! なんて優しい「におい」だろう! それはバオーとその宿主である『彼』が、あの冷たい研究所で常に感じていたものだった。 そして『彼』とバオーには終ぞ与えられることのなかった、心地のよい温もりだった。 「ああ……っ」 アサシンの顔が陶然と緩み、その瞳が情愛の涙で潤む。 他の者が見たら嘲るだろうか。犬畜生に媚を売っているなどと指差すだろうか。 初代様がこんな浅ましい自分を見たらどう思われるだろう。きっと首を差し出さねばなるまい。 ――――そう、この一頭のシベリアンハスキーこそが、サーヴァントとして召喚された彼女のマスターだった。 出会ったのは霊地でも何でもない、薄暗い路地裏。 恐らくは巻き込まれた者に召喚されたのだろう。聖杯から与えられた知識は彼女にそう囁きかける。 だがそれでも構わなかった。 アサシン、暗殺者たる彼女は神と主君に忠実にあり、そのためにこそ振るわれる刃であるべきだから。 跪いて頭を垂れ、口上を述べることにいささかの躊躇もなかった。 懸念はただ一つ。近くに人の気配が一切感じられないことだった。 そしてだからこそ、その違和感こそが幸運だったと言っても良い。 「――――? あ……っ!?」 不意うつように、彼女の頬を何かが舐めたのだ。 それは薄汚れた一頭の犬で、不覚を取ったこと以上に彼女の心は千々に乱れた。 彼女は自分がどれほどの「毒」であるのかを理解している。 一瞬後にはこの犬が内臓から何から腐り果て、死んでしまう姿がありありと思い描けた。 だが、そうはならなかった。 そうはならず、『彼』は彼女と共に在る。 契約によって繋がった魔力のラインも、そこを通じて流れ込む『彼』の気持ちも。 全てが『彼』こそが自分のマスターであると示していた。 これは奇跡のような出会いだ。 恐らく何千、何万回、英霊として顕現しようとも、掴み取れる機会は数えるほどしか無いだろう。 他の霊基でどのような巡り合わせがあるにせよ、今この場にいる彼女は、まさに運命に出会ったのだ。 それに比べれば、たかだか異形に転じてサーヴァントとも互角に戦えることが何だというのだろう。 静謐のハサンと呼ばれる彼女にとって、そんなことは些事に過ぎなかった。 「……では、マスター。今日はもう休みましょう。 戦闘に感づいたものがいたとしても、我々はすぐに移動したと考えるはず。とどまっていた方が安全です。 それで、その……」 少女はその浅黒い肌をわずかに羞恥から紅潮させながら、手を自分の首筋へ伸ばし、服の紐をするりと解いた。 白い衣装は音もなく彼女の足元へと落ちて蹲り、一糸まとわぬ彼女の――柔らかで美しい稜線が露わになる。 「よろしければ、今夜も褥を共にしては頂けませんか……?」 『彼』は一声吠えて、そこが自分の居場所であるとでも言うようにベッドへ上がって丸くなった。 その姿を認めた彼女は、そっと頬を緩めて寝台に上がり、『彼』の傍らへと身を侍らせる。 それは最愛の伴侶を見出した牝の顔でもあり、同時に大好きな犬を抱きしめて眠る少女の顔でもあった。 今夜この場で誰よりも幸福だったのは『彼』と、彼女だった。 ――――そして何にせよ、今夜この場で誰よりも幸運だったのは床で転がっているホストだ。 夢と現の区別もつかず、財布の中身も抜き取られ、散々な一晩だったと考えるのだろう。 きっと自分が生きていることがありえないような状況にあったなんて、思いもよらないだろう。 『彼』と彼女に触れることは死を意味するというのに、生きていることがどれほど幸運かなんてわからないだろう。 ショウという名前のホストは朝起きて、鏡を見て、その時に気づくのだ。 鏡に描かれたルージュの伝言に。 『 The Visitor for "Over the Heaven"!』 【クラス名】アサシン 【真名】静謐のハサン@Fate/Grand Order 【性別】女 【属性】秩序・悪 【パラメータ】筋力D 耐久D 敏捷A+ 魔力C 幸運A 宝具C 【クラス別スキル】 気配遮断:A+ サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を絶てば発見する事は不可能に近い。 ただし、自らが攻撃行動に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 単独行動:A マスターからの魔力供給を絶ってもしばらくは自立できる能力。 ランクAならば、マスターを失っても一週間は現界可能。 【保有スキル】 変化(潜入):C 文字通りに変身する能力。自在に姿を変え、暗殺すべき対象に接近する事が可能になる。 ただし、変身できるのは自分と似た背格好の人物のみ。 この条件さえ満たしていれば、特定の人物そっくりに変身する事も可能。 多少の体型の違いであれば条件に影響はないため、異性への変身も可能である。 投擲(毒の刃):C++ 短刀を弾丸として放つ能力。 毒ステータスを対象に付与するという付帯効果を持つ。 楽園への扉:B+ 魔性の美貌と毒により異性・同性を問わず惹きつける。 ランクBではほぼ対象の意思を無視して精神を支配する。 毒による効果が伴うため、対魔力スキルでは抵抗できない。 【宝具】 『妄想毒身(ザバーニーヤ)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人 猛毒の塊と言えるアサシンの肉体そのもの。触れるすべてを毒殺し続けた彼女の在り方が宝具化したもの。 爪、肌、体液、吐息さえも“死”で構成されており、全身が宝具と化している。またあらゆる毒を無効化する。 宝具ではない武装であれば、瞬時に腐蝕させることも可能。武装を腐食させるかどうかは任意に決定できる。 しかし生物に対しては「加減」することができないため、触れた相手を必ず殺してしまう。 この毒は幻創種すら殺害するほどの威力であり、特に粘膜の毒は強力。 人間であればどれほどの者でも接吻だけで死亡し、英霊であっても二度も接吻を受ければ同じ末路になる。 二度の接吻に耐えたとしても、合計三度の粘膜接触で大抵の存在は絶命する――例外も存在するが。 これは自分の意志では完全に制御することは出来ず、触れた者に無差別に作用してしまう。 さらに犠牲者の体にまで毒は残留し、遺体に触れた者にも被害が及ぶ。 『静寂の舞踏』 宝具『妄想毒身』を用いた範囲攻撃。 静謐のハサンの踊りは毒を振りまき、対象を弱らせ、宝具の効果を確実なものとする。 汗を揮発させることで密室に毒を充満させたり、風に毒を乗せて万軍をを葬り去るなども可能。 ただし範囲が拡大される反面、毒の強度という意味では粘膜接触には劣ってしまう。 一度きりの奥の手として、至近距離で自身の肉体を四散させて大量の毒を浴びせるという隠し技も持っている。 【Weapon】 『ダーク』 投擲用に調整された黒灰白三色の短剣。 宝具ではなく補充ができないため、戦闘の度に回収が必要。 【人物背景】 髑髏の仮面を被った、瑞々しくしなやかな容姿の少女。 暗殺教団の教主「山の翁」を務めた歴代ハサン・サッバーハの一人。 伝説上の存在「毒の娘」を暗殺教団が再現し、暗殺の道具、兵器として作り上げたもの。 彼女の肉体は毒の塊であり、爪はおろか肌や体液さえをも猛毒へと変化させている。 その美貌を活かして異性を誘惑、理性を失わせ、褥に誘っては毒で暗殺するという手法を最も得意とする。 しかし誰とも触れ合うことができない孤独感は生前から彼女を苛み、その精神を軋ませていた。 直接戦闘は得意ではなく、純粋な暗殺者として優れた力量を発揮する。 そのため現在は「ジール」を名乗り、主の寝床を確保するためホテルを転々としている。 幸いなことに主が殺戮を忌避することから粘膜接触は避け、誘惑された人々は昏倒で済んでいるようだ。 バオー犬は触れても死なないため、彼こそが自身の望んでいた相手だと認識している。 その感情は依存、服従、忠誠、恋慕の全てが入り混じったうえで、その全てを凌駕するもの。 【聖杯にかける願い】 主に全てを捧げ、願わくば共に生きる。 【マスター名】バオー犬 【出典】バオー 来訪者 【性別】オス 【能力・技能】 シベリアンハスキー ツンドラ地帯を原産とする大型犬。 多くは白黒の毛だが、この個体は茶白である。 一般的に強靭な体力・持久力を持ち、知能も高い犬種とされている。 自ら威嚇することのほとんどない穏やかな犬種だが、頑固で意思が強い。 一度共同体とみなした仲間を守るためなら勇敢に立ち向かう。 寄生虫バオー 秘密結社ドレスが作り出した生物兵器B.A.O.H。 極限の環境に晒し、適応した動物を交配させる「人工進化」によって誕生した「新生物」。 血管を通じて脳に寄生し、宿主は寄生から数日ほどでバオーの分泌液で皮膚がただれ始める。 バオーは宿主へ恐ろしいほどの再生能力を与え、脳を完全に破壊しない限り宿主は消して死なない。 この再生力は分泌液に由来し、バオーと宿主の意思が一致したなら、飲んだ者の致命傷すら癒やす薬となる。 レーザーや火炎放射などの高熱が弱点であるとされるが、それに対してすら異様な耐久性を発揮する。 また水中などで肺呼吸が完全に遮断されると仮死状態となり、この間は老化も一切進むことがない。 そしてバオーは生物として常に学習・成長・進化を続けており、その終着点は未だ誰も知らない。 武装現象(アームド・フェノメノン) 危険に晒されたバオーが、分泌液によって宿主を瞬時に戦闘形態へと変態(メタモルフォーゼ)させる現象。 宿主は身体能力の大幅な増強をはじめ完全に変化して、地上で最も生命力のある生物へ変貌を遂げる。 これがッ! これがッ! これが『バオー』だッ!! 発現時には全身の体毛が青く変化して逆立ち、額には第三の目を思わせる赤い触角が発生する。 武装現象発現中はこの触角で全感覚を賄うため、通常の五感はバオーにとって無意味なものとなる。 バオーは触角で「におい」を察知して行動し、特に邪悪な「におい」すなわち自身への殺意の「におい」を最も嫌う。 この「におい」を察知すると、バオーは即座にこれを排除すべく行動を開始する。 主に宿主と自身を守るために発現し、発現中はバオーが肉体の制御権を得るが、宿主の意思を尊重することもある。 そのため宿主の意思での発現も可能だが、基本的にバオーは生物としては穏やかであり、無意味な殺戮を行うことはない。 バオーを完全に宿主の制御下へおくためには、宿主の理性とバオーの本能が一致しなければならない。 また武装現象発現中、バオーは「バル!」「バルバルバルバル!!」「ウォォォ――ム!!」など異様な咆哮を轟かせる。 《バオー・アームド・フェノメノン》 バオーが最初に発現させる第一の武装能力。 痛覚を遮断、瞳孔散大、平滑筋弛緩、細胞組織が変化。 皮膚は特殊なプロテクターに変わり、筋肉・骨格・腱には強力なパワーが宿る。 加えて以下の武装現象を自在に発現させ、使いこなせるようになる。 《バオー・メルテッディン・パルム・フェノメノン》 体外に排出されると強力な溶解液へと変わる分泌液を放射し、標的の肉体や金属などを融かす武装現象。 噴射の際に自身の体組織も溶解させるが、同時に新たな皮膚を生成・再生するため、事実上のダメージはない。 またこの溶解液と前述の再生能力を組み合わせ、「生きた生物の中に潜り込んで身を隠す」なども可能とする。 《バオー・リスキニハーデン・セイバー・フェノメノン》 皮膚組織を再構築し、硬質化させて刃物状にする武装現象。 刀身の表面でサメの歯のような極小のトゲが高速で動き回り、光の乱反射を起こしつつ標的を切断する。 柱の男たちが振るう光の流法「輝彩滑刀」と同質のものであるとされる。 切り離して発射することで、飛び道具としても使用可能。 《バオー・シューティングビースス・スティンガー・フェノメノン》 体毛を硬質化して射出する武装現象。 この体毛は体温の伝導などで一定温度に達すると発火し、突き刺さった標的を焼き尽くす。 発火自体も脅威的だが、体毛の鋭さも凄まじいものがある。 《バオー・ブレイク・ダーク・サンダー・フェノメノン》 体細胞から発生される生体電気を直列にして放出、放電する武装現象。 デンキウナギと同様の原理だが、バオーの筋肉細胞は一つ一つが強力なために60,000ボルトの高圧電流となる。 直接放電する以外にも機械などへ電力供給を行うことも可能。 【人物背景】 研究機関ドレスの実験体としてバオーを寄生させられた茶毛のシベリアンハスキー。 既に寄生から一ヶ月が経過しており、バオーとしての完成度は高い。体毛で隠された肉体はただれている。 秘密結社ドレスでは出資者へのデモンストレーションに用いられ、改造を施された虎との戦闘を強制された。 頭部を砕かれた直後に武装現象を発現、一瞬の内に虎を葬り去り、出資者へバオーの恐ろしさを見せつけた。 しかしバオーの殺害方法を説明するためにレーザー照射で脳を破壊され、焼却処分されてしまった。 施設から脱走することができたのか、処分寸前にソウルジェムを手にしたのか……。 そしてマスターがこの犬なのか、それとも寄生しているバオーなのかすらさだかではない。 【聖杯にかける願い】 生きる この少女を守る 見滝原に満ちる「嫌なにおい」を消してやる 【ソウルジェム】 透き通った青の中に赤が滲むもの。 指輪型でバオー犬が所持できないため、普段はアサシンが管理している。 首輪を手に入れることができらバオー犬に持たせられるかもしれない。 【方針】 専守防衛 無害な「大型犬を伴った少女」を装って見滝原を探索し、襲撃者を排除する 主にC3公園からB3-4駅付近のホテル、あるいはC6繁華街のホテルを転々とする 男を誘って昏倒させる都市伝説『メアリーさん』の噂は広がっているかもしれない 【把握資料】 アサシン(静謐のハサン) 『Fate/Grand Order』および『Fate/prototype 蒼銀のフラグメンツ』 本編中のマテリアルなどを参照のこと。 バオー犬 『バオー 来訪者』文庫版およびOVA版 バオー犬は序盤に登場、バオーの説明をするためのデモンストレーションで殺処分となった。 バオーそれ自体の戦闘能力は、本編主人公「橋沢育朗」のものに準拠する。 原作コミックスでは「バオーは寄生から一定期間で成体となり、宿主を食い破る」設定があるが、 OVA版ではカットされているため、このバオー犬についても同様に時間制限は無いものとする。 .