約 82,959 件
https://w.atwiki.jp/83452/pages/7621.html
ーーー 律「じゃーん!!」(82点) 唯「わー、りっちゃんすごーい」 律「ま、私の実力なら当然だな!」えっへん 紬「澪ちゃんもお疲れさまでした」 澪「本当に疲れた…」 澪(…ってあれ? バレてる?) 紬(うふふ♪) 澪「そ、そうだ。唯はテストどうだったの?」 唯「今回は妹に教えてもらったから追試はなかったよー」 律「なんだ、結局一人でやってないじゃないか」 唯「えへへー」 あははははは 律(え!?) 澪(妹!?) 唯「ほえ?」 澪「ゆ、唯…ちょっとこっちこい!」 唯「え? うわ、わわわわぁー」 律「? どうしたんだ、澪の奴。なぁムギ?」 律「ってムギまでいないし!? あれ!? 私さっきまでみんなといたよね!?」 … 澪「唯っ!」 唯「み、澪ちゃんどうしたの? そんな真剣な顔しちゃって……」 澪「唯、テスト勉強は憂ちゃんとやったのか?」 唯「うん」 澪「ま、まさかと思うが……保体も……なの、か?」 唯「もちろんだよ。去年澪ちゃんに教わったコト、ちゃんと憂に教えてあげたんだー」 澪「なっ!?」 澪「なんだってー!?」 ※ - * - 憂「お姉ちゃんお疲れさま。はい、リンゴジュースだよ」 唯「うぉぉありがとぅ憂~っ!」 憂「うん」 唯「あ、そうだ憂。憂は保体は大丈夫?」ズズズー 憂「保健体育? うん、私は特に問題ないよ。でもどうして?」 唯「いやぁ、去年解らないコトがあって私赤点だったから、ね」 憂「へぇー、そうなんだ。何が解らなかったの、お姉ちゃん」 唯「セックス」 憂「○×△ヮ!?」ぶはっ! 唯「ちょ、憂!? 派手に噴いてどうしたの!?」 憂「な、何でも、だいじょ、お姉ちゃ、タ、タオル…っ」ケフッ、ケフォッ! - * - 唯「……で、澪ちゃんにお願いして教えてもらったの」 憂「えっと、お姉ちゃん。それって澪さんと秘密だよって約束したんじゃ……」 唯「うん。でも憂が困るのはお姉ちゃんとしてイヤだし。澪ちゃんも解ってくれるよ、きっと」 憂「許してくれるかなぁ……」 唯「え、何?」 憂「ううん、何でもないよー」 憂(澪さんとの秘密を私に話してくれた……まだ澪さんに負けてない。大丈夫、大丈夫……) 唯「それで憂は大丈夫?」 憂「えっ?」 唯「だから、セックス。知ってるのかなぁーって」 憂「そ、それはとうぜ……」 憂「……」 唯「憂?」 憂「う、ううん! 私、よく解らない、かなぁ……って」 唯「やっぱり。仕方ないなー、それじゃお姉ちゃんが教えてあげよっか」 憂「………うん、よ、よろしくお願い…します」 - * - 唯「ふぅ、ちょっと喉乾いたね」 紬「では部室に行きましょう。紅茶とマドレーヌを用意しますね」 澪(……何で唯はこう大切な部分が抜け落ちるんだ) 澪「って待て。何でムギがいる!?」 紬「うふふ。こんな素敵なお話を独り占めはズルいですよ、澪さん」 澪「……頭痛くなってきた……」 唯「……ふぅ。で、さっきはどこまで話したっけ?」 紬「憂ちゃんがお願いしますといったトコまでです」 唯「あ、そっか。えーっと……」 - * - 唯「それじゃ憂、ちょっとこっちに来て」 憂「う、うん……な、何かこんなに近い距離で見られると照れちゃう、ね」 唯「ふふふ、セックスを知らない人はそうなんだよ。私も最初は恥ずかしかったし」 憂「……初めての、澪さんと、の?」 唯「うん」 憂「……ぅ…して…」 唯「ん? 何?」 憂「な、何でもないよ! そ、それで、どうするの?」 唯「私を見たまま、眼だけを閉じて」 憂「……ぅん」 唯「そぅ、そのまま……そのまま……」 憂「……ぁっ」(お姉ちゃんが……抱きつ……ん、っ) 憂「ん……」 唯「………っ、ふ。最初のキスは簡単に」 唯「そして次は」 憂「ん……っ!? ん、んん………ん」 憂(舌が、入ってくる……お姉ちゃんのが、私の中で……私のと絡まって……) 憂(スゴい、熱い、よ…お姉ちゃん、熱い、意識が舌から吸い出されるみたい……ふぁ、ぁ…) 唯「ちゅぅ…………っ、ぷはぁ。どう、憂。これが大人」 憂「ぅ、ぁ……舌、逃げ…っ!」 唯「うぁこら憂、勝手に抱きつぃん、んんんんんんんんんんっ!!」 憂「ひゃ…逃へちゃ…離れひゃ、ひゃぁ───っ!」 唯「んぅぅぅんんんんっっっっっ────────っ!」 憂(お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃん───────っ!) - * - 澪「…………」ゴクリ 紬「……そ、それで……?」 唯「憂にあっさりイかされちゃった、てへっ☆」 澪(唯ぃ─────────────っ!!) 紬(くはぁ────────────っ!!) 律「……みんなどこ行ったんだよぅ──っ!」 5
https://w.atwiki.jp/nekomimi-mirror/pages/78.html
不眠猫のお嬢様 第1話 昔々あるところに、眠りを忘れた猫のお嬢様がいました。 お嬢様は生まれてこの方安心して眠ったことはなく、いつも寝不足に悩まされていました。 そのためかお嬢様は召使い達にきつくあたってしまいます。 本当はみんなと仲良くしたい。でも眠りの足りないお嬢様はイライラしてしまうのです。 そんなある日、一人の男がお嬢様の上に突然落ちてきました。 唐突です。前振りもありません。お嬢様は青年男性の体重をもろに頭に直撃してしまい むち打ちになってしまいました。男は無傷です。だいぶ狡いです。 お嬢様は力ずくで上に乗っかってきた男を押しのけ、説教を始めました。無理もありません。 だけど男はどこ吹く風。お嬢様の言うことなんて馬耳東風。 お嬢様は腹が立ってきました。リミットブレイクまであと数秒です。 両手から爪が伸びかけてきたその時、男は不意にお嬢様の喉元に手をやりました。 ほーらごろごろごろー。馬鹿っぽいです。でもお嬢様にはこうかはばつぐんだ!でした。 男の指先が複雑にお嬢様の喉をくすぐります。テクニシャンとかそういう次元ではありません。 つり上がった瞳もだらしなく細まり、体中が弛緩してきます。 先程までの無礼すら霧散していく快楽。そして抗いようのない眠気が体を覆います。 ですが生粋のお嬢様、会ったばかりの男の前でだらしなく眠ることを良しとしません。 今にも崩れ落ちそうな気力を振り絞り、なんとか意識を繋ぎます。 そんなお嬢様の努力虚しく、男はお嬢様の尻尾の上あたりをこりこりしてきました。 いけません。セクハラです。ですが、そこも猫の弱点です。 四つん這いで首撫でを耐えていたお嬢様でしたが、二ヶ所同時責めなんて初めての経験。 すぐに腰砕けになり、男の膝にもたれかかってしまいました。 側に感じる男の匂い。初めて間近に感じた異性の香りに、お嬢様は奇妙な 安心感を覚えてしまいます。それが決定打になってしまいました。 お嬢様は抗っていた意識を手放し、心地よい快楽を与える男の膝で、眠りにつきました。 その寝顔はとても安らかで、安心しきったものでした。 「にゃきん心まで許したわけにゃいんよ!」 独特の発音で話すこのワガママフェアリー猫又でポン。 さっきまで俺の超絶フィンガーテク24でぐーすか眠ってたとは思えんな。 しかも今でも俺の膝の上でうつ伏せになって撫でられてるし。説得力皆無。 銀色の髪を逆立てながら結構可愛い顔を赤くしてるし。その気がある奴なら落ちてるな。 「あーへぇへぇ。ほら裏返れ、腹撫でたるから」 「あ、うん……って違(ち)ゃう!」 素直に俺に腹を見せる。寝間着のボタンを外して腹を軽く撫でた。 んー、すべすべ。押せば返る弾力ってのはこーゆうこと言うんかね? 「ほれほれ、気持ちいいですかご主人様っと」 ヘソの回りを避けながら五本の指をバラバラに動かしてマッサージ。 脇腹から回るように背中の方も掻いてやる。ぬ、つるすべでいい感触。 猫の弱いところばっか責めてるもんだからご主人様もすぐにおとなしくなる。 「う…ず、ずっこいにゃぁ…しごうしたろかぁわりぁ…」 んな気怠げにいわれても迫力ありゃしねえ。 あーちなみに「しごうしたろか」とは、どついたろかとかいうケンカを売る言葉らしい。 手の平全体でおなかを撫で上げた後、お決まりのように喉に指を這わせて少しずつ動かす。 「ほーらごろごろごろー」 「あっ…ふぁ、ん、にゃあ…ぅゃ」 ああ悩ましげな女の声。あと10年くらい歳喰ってたら確実に襲ってたな。 声帯が震えてごろごろと聞こえる。指にも程良い感触が伝わってきた。 「うぅん…はう、んっ、にぁ…きも、ち、い…きん」 ヘソの中を小指でなぞったり広げた手の平でマッサージ。あぐらをかいた俺の膝の上で だらしなく寝転がってるご主人様の銀のロングヘアーを撫で上げてからごろごろと急所を撫でる。 いやぁ、ピクピク体が動くのが面白いねぇ。 「やぁ、そこじゃにゃいよぉ…ん、でも、そこも…いいきん、続けてぇにゃ…」 「はいよー」 生返事を返して腹をなでなで。首のあたりを指先でこりこりしながらつつっと背中へ。 ご主人様の口から吐息が漏れる。じわじわと眠気が身体を支配してんだろな。 柔らかい弾力を楽しみながら尻尾の根本を掻くように刺激してやった。 「ひゃぁ…や、やめぃや…しっぽだめやきん…んにぃ」 んなこといってもひゅんひゅん尻尾振ってるのに説得力皆無だよな。 「あにゃっ!な、にゃにするんじゃぁ…」 こりこりこりこりこりこりこりきゅっ、っと。 根本を軽く爪でこり、親指と人差し指で尻尾をきゅっ。 「ひんっ…にぃ、ん、んに…ふぃ、あ、っむぅ…」 「ええんか、ええんか?ここがええのんか~?」 「にゃにゆぅてん、にゃぁっ…ぃ、あ、ふ…」 んー、頃合いか。どんどんご主人様の身体がやわこくなってきたしな。 締めに入るとすっかね。 ご主人様の身体を抱きしめるようにして背中側をリズム良くたたき、俺は口を開いた。 「~~…♪~、~♪」 子守歌。名も知らない母から受け継いだ俺の歌。 耳に残る旋律に詩を乗せて謡う。ただそれだけの、思い出の歌。 なんでか知らんがご主人様はこの歌が好きらしい。寝るときに歌ってやると気持ちよさそうに寝る。 「……ふわぁ…ん、ねむぅにゃってきたきん……あふ」 安心したように俺に身体を預けて目を閉じる。そーとー眠かったのかすぐに寝息を立て始めた。 「ま、ゆっくり寝ろや。ご主人様」 「ん…すぅ、すぅ……」 膝の上からご主人様の小柄な身体を抱きかかえ、ベッドに寝かしつける。 離れ際、今日の額ネタをマジックで書き込み、俺はご主人様の寝室を後にした。 俺の名前は日乃 太陽。年齢四捨五入で二十、職業保育士。 どういった原因かは知らんけど、出勤しようと玄関出た瞬間異世界に飛ばされた。 いや俺は狂ってはいない。つか狂っていた方がまだマシだろう。 チビ共に読ませるような絵本の世界がそこにあったのだから。 猫や犬といったほ乳類、魚などの水生生物、鳥なんかも『人間』となっているのだから。 この世界では俺達の常識は欠片も通用しない。しかもヒトの位置付けは最下層。 俺達別の世界からの漂流者は総じて『落ちモノ』と呼ばれている。 そうした落ちモノは、この世界では物と同じ、つまり人権など無いに等しい。 それにこの世界の人間は基本的に俺達よりも身体能力が遙かに上である。 知能は偏りがあるが、まあ俺達と同じくらい。 絶対的なアドバンテージがそっちにあるとすりゃ従うしか他はない。ま、当然のことだな。 「だっけどなぁ…納得できねぇし」 いままで元の世界で培ってきたモンが消えた。納得できるはずもねえ。 いきなり変なところに連れてこられてはい働け。どっかの国じゃあるまいし。 歳も二十超えたら今までのモン全て捨てることなんてできねえし。 前に帰る手段はあるのかって聞いたら、間髪入れず「無い」。 どうせいっつーの…まったく。 「おや、タイヨー君。お嬢様は眠りましたかな?」 俺が思考に耽っていると、後ろから柔和な老人の声がかけられた。 振り返ると、そこにはご主人様の執事さんがいた。 この執事、名はライアー・ケルビン。当年とって582歳の長寿お爺ちゃん。 ご主人様と同様に猫族であり、猫族の男性の中では珍しい俺達よりの人間だ。 何かと差別されやすい落ちモノに対して、隔たり無く接してくれる人のできた執事でもある。 「ぐっすりすやすや夢の中っす。明日の朝までは寝てるでしょうね」 俺は一礼してからご主人様の事を伝えた。 ライアーさんはしわ深い顔に微笑みを浮かべ、頷く。 「それはよかった。ではタイヨー君も休んでよいですよ」 「うっす、それじゃあ先に休ませてもらいます、ライアーさん」 俺は一礼してから自分の部屋に向かう。 「…タイヨー君には感謝しているのですよ」 と、ライアーさんが俺の背中に向かって語りかけてきた。 足を止め、振り返らずにそのままライアーさんの独白を聞く。 「お嬢様の人生を救っていただいたのですから」 「…んな大したことしてねっすよ。ただ子供寝かしつけるの慣れているだけですし」 「ではそういうことにしておきましょう。それではお休みなさいタイヨー君」 ライアーさんの気配が離れていく。足音がまったく聞こえないのが猫っぽい。 俺もそれに習い、自室へと足を向けた。
https://w.atwiki.jp/25438/pages/3411.html
便座が冷たい。 何も考えずに勢いよく座り込んだから思わず変な声が出てしまった。 そっか……もう11月だから当たり前か……。 ママに暖房のスイッチ入れていいか後で訊いておかないと。 毎回こんな調子だとトイレにも集中できない……って、トイレトイレ。便座に出鼻を挫かれてしまった。 「はあ〜……」 それにしても、もうこんな季節かあ……。 三年生になってから時間の経過が早くなったような気がする。 いや、高校生になってからかな? とにかく早い。 学祭が終わったと思ったらあっという間に11月に突入してしまった。 軽音部としての活動が「一応」終わってからというものの、本格的な受験体制に突入している。今は部室でみんなと一緒に勉強の毎日だ。 勉強嫌いの律と唯も文句は言ってるけど、なんだかんだでがんばってめげずについてきている。 ムギのお菓子のおかげでがんばれる! ……みたいなこと言ってるけど実際は「みんなで同じ大学に行く!」という目標が大きな原動力だと思う。これは私とムギも同じ気持ちだ。 (私たちよりも一つ学年が下であるはずの)梓も唯と律に勉強を教えている。 本当に健気な後輩でいつも迷惑かけてばかりだ。今度何かお礼を言わないと。 私とムギもできる範囲はサポートするようにしている。教えられるってことは、自分が理解できているってことの証明にもなるし、復習にもなる。 これはこれで良い体制なんだと思う。 ……密かに心配なのは私自身の受験だ。 自分で言うのもなんだけど、成績はまずまずだと思う。 さわ子先生にも今のまま勉強を続けていれば心配することはないって言われてる。けど、心配性の私は不安でしょうがない。だから家に帰ってからも机に向かっている。 ふと、寝る前に「自分だけ落ちてしまったらどうしよう」とか悪い方に考えてしまう。こんなこと律に言えば笑われるだろうけど、私にとっては大きな心配の種だ。 今みたいに一人になった時に考え込んでしまう。 ……いけない、いけない! こんな時は前向きに捉えないと! だいじょうぶ、いつも通りにやればきっとだいじょうぶ。 がんばればきっと報われるはずだ。つらい時にこそ踏ん張らなくちゃいけないんだ。 「ほかほか……れっぐうぉーまー……!」 良い感じのタイトルが思い浮かんだ! この調子なら歌詞もすらすら出てくるかも……今日の勉強はここまでにして、歌詞考えようかな。 ジャアアアアアアアッ 憂鬱な時は詩を書いて気分転換。 ついついのめり込んで夜更かししないように気をつけないと……。 数日後 「ふぅ……ん?」 べ、便座が暖かい! あ〜……気持ちいい……ママ暖房入れてくれてたんだ……。 外が寒いだけあってお尻が暖かい……。学校の椅子もこんなのだったらいいのに……って、トイレトイレ……。 便座の温度にいちいち感動してるなんてことがバレたら恥ずかしい。 最近、律と唯が勉強している時にチラチラ楽器の方を見つめている。 多分演奏したがってるんだと思う。引退する前まではあんなに練習する機会があったのに今さら触りたがるなんて……。 けど、それは私も同じ気持ちだ。だからこそ今も毎日エリザベスを背負って学校に通っている。 ムギだってそのはず。今日だって、梓が一人で練習している姿を時々羨ましそうに見ていた。でも今はまだやらないといけないことがたくさんあるから……。 ……特に律と唯は。 それに「勉強勉強」言ってる私が提案するのも変だから……やっぱり言えない。 もう少し勉強ペースが上がれば息抜きのためにもそういう時間を設けようかな。 そうでもしないと、いつか私までも破裂してしまいそうだ。 だから今は我慢の時だ……。 「ほんと、どうなるのかな……」 私の受験に対するただぼんやりとした不安は今でも胸の中で渦巻いている。 模試の判定も「A」と出ている。それでも油断はできない。本番、何が起こるかは誰にもわからない。 ……何が起こるかわからないといえば、まさか全員同じ大学を目指すだなんてまったく想像もしていなかった。まさかこういう流れになるなんて。 大学は取りあえず自分のレベルに合った所にしようと思ってた。 たとえ律と離れ離れになっても、大学を卒業すれば社会人。大学は高校よりももっと時間が早く過ぎてしまうのかもしれない。結局、いつかは一人になる。 だからそうなってもしょうがないって思っていた。早く一人で……。 けど、ムギが進学先を女子大学にするって言って律と唯も「そこにしようかな」って言った時、私はこれまでの高校生活を思い返した。 一番先に思い浮かぶのは軽音部にいる私だ。 部活以外にも楽しいことはいっぱいあったけど、やっぱり…… 律がいて、ムギがいて、唯がいて、梓がいて、私もその中にいて……そんな軽音部が私は大好きなんだと強く思った。 ──もう少しだけ、みんなと一緒にいたい。 決意を固めると、そのあとはとんとん拍子だった。 私が志望校をみんなと同じにすると打ち明けると、みんな喜んでくれた。律は心配そうな顔をして「いいのか?」って訊いてきた。私が頷くと、いつもの調子で笑ってくれた。本当にわかりやすいなあ……。 ──自分の進みたい道へ、まっすぐと! 「……ひとりぼっちの雪だるま!」 わっ! また良い感じのができそうだ。 トイレにこもっているとそういうインスピレーションが沸くのかも……? とにかく、早くメモしなくっちゃ。 ジャアアアアアアッ 「よーし、がんばるぞーっ!」 部室 「ちょっとトイレに行ってくるよ」 「あ、わたしも〜!」 唯はお菓子食べ過ぎだと思う……。まあ勉強もしてるからいいけど。 ……うう、廊下は寒い。隣を歩く唯は楽しそうな表情だ。 早く済ませて部室に戻ろう。 バタン ガチャッ ふう……毎日勉強だからちょっと疲れる。 部室に戻ったらもう一杯紅茶もらおうかな…… 「ひゃうっ!」 「ど、どうしたの、澪ちゃん?」 「へっ!? う、ううん、何でもないよ!」 まさかの不意打ちだった。 この恥ずかしさも冬のせいかなあ……。 「はあ……」 私たちの冬はこれから……それも、まだまだ長そうだ。もっと厳しい冬になるかもしれない。 でも、みんなで力を合わせればきっと乗り越えられるはず! 私はそう信じている。 いつかは暖かい春が訪れる。 そんな優しい季節の中を、私たち全員が笑って卒業できますように……。 〜完〜 戻る
https://w.atwiki.jp/yuiazu/pages/266.html
「ゆーい先輩♪」ギュッ 「わ、あずにゃんどしたの…?」 「えへへ、たまには私から抱きしめてみようかなって」 「そ…そうなんだ」 「先輩?やけに静かですね。もっとはしゃぐかと思ったんですけど」 「なんかね…抱きつくのは慣れてるんだけど、抱きつかれるのはあんまりないから」 「照れちゃったんですか?」 「……うん」 「唯先輩…かわいいっ!ご褒美にもっとおもいっきり抱きついちゃいます!」 「ひゃぁっ、あ、あんまり押し付けないでよ…///」 「ふふ、押し付けるって何をですか?」 「…おっぱい」 「あの、自分で言うのもなんですけど…私の胸小さいのに意識しちゃうものですか?」 「だってあずにゃん、ブラウスの下なんにも着けてないから感触が…うぅ」 あずにゃんの薄着越しの胸の感触が、はっきり背中から感じられた。 あずにゃん、わざわざ目に見えるとこにブラ置くんだもん…おかげで変な気持ちになっちゃったよ。 「それを言うなら唯先輩だって何も着けてないじゃないですか。…ふふ、これはなんでしょう?」 あずにゃんは、私の胸の先端の…硬くなってしまった部分を、ブラウス越しに撫でた。 「あ、あず…ダメだよそんなとこ…」 「いいじゃないですか。今日の唯先輩はかわいいから無礼講ってことで」スリスリ 「はぅっ…あ、あずにゃんのせいでこんなになっちゃったんだからね…?」 「なんかそう言われるともっとしたくなっちゃいますね。えいっ」スリスリ 「ふにゃっ…な、なんか…あずにゃん…?」 「はい?」 あずにゃんが私の胸をさする間に…背中の胸の柔らかい感触の一部分がその硬度を増していた。 「…ツンツンしたのが当たってるよ?」 「…唯先輩に釣られたんです」 「あずにゃんたら…気持ちよくなっちゃったの?」 「…先輩だってさっきより硬くなってますけど」 「うん…したくなっちゃった」 「じゃあ…もっと硬くしてあげますね」ゴソゴソ 「ていうか、あずにゃんのちっちゃいのにこんなになるんだね」 「わ、悪いですか!もう怒りました。こうなったら…ちゅぱっ」 「きゃん♪」 ――― 「…なぁ澪、準備室からチューチュー音がするんだけど…なんか私まで興奮しちゃったよ」 「しょうがないな…ほら、あまり強くしちゃダメだぞ」 「澪…いただきます♪」 「まったく…皆赤ちゃんなんだから」 「お前だっていつもは真っ先に私に飛び付く癖に!」 「あ、輸血しなきゃ私死ぬかも♪」 あ、輸血しなきゃ私も死ぬかも♪ -- (///) 2010-02-17 21 32 53 俺マジ死ぬ(鼻血的な意味で) -- (名無しさん) 2010-03-03 18 16 28 あずにゃんが、あずにゃんがっ!! -- (名無しさん) 2010-04-14 19 46 31 A型の血液パックはどこですか!? -- (4ℓの噴水(赤)) 2010-06-30 23 38 56 あ、O型のも!! -- (名無しさん) 2010-07-06 02 18 41 B型のはどこだ? -- (名無しさん) 2010-07-16 17 59 29 AB型のは!? -- (あずにゃんラブ) 2013-01-20 13 13 21 輸血輸血(´ω`) -- (名無しさん) 2013-07-01 20 23 24 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/t-kimura_ss/pages/99.html
一段と腰の動きを深く激しいものにすると、こちらももう限界だった巡がブルリと震える。 「ひゃぁあっ!あっ!イッ…ちゃぅっ!あ、ああぁ!」 ビクリと背を反らせて悲鳴を上げた途端、巡のナカが無意識にギュウと収縮し、続けてヒクヒクと痙攣するように蠢く。 その搾り取るような動きに、藤代も少し唸ってそのまま巡のナカに迸らせた。 「あ、あぁっ!あつい!あついのが、巡の奥まで…っ!」 イッてしまった後も巡のそこはしばらくの間キュウキュウと藤代を包み込み、時折ヒクリと震えるたびに溢れ出した白濁が巡の内股を伝った。 「はぁ…っ、ん…」 荒い息をつきながら余韻を感じて跳び箱に顔をうずめる巡から、藤代はズルリと自分のモノを引き抜く。 「大丈夫?巡くん?」 「だ、だいじょぶ…です…」 そう言うもののすっかり力の抜けてしまった巡をなんとか立たせると、その身体を自分の方に向けてぎゅうと抱きしめた。 「ゴチソウサマ?」 そっと耳元で囁いて、身体を離すと、真っ赤になった巡の顔が見える。 「もうっ!先生ほんとにこんなとこで巡を、た、食べちゃうなんて…っ」 「おいしかったよ?」 膨れる巡に軽く唇を合わせ、巡の服を簡単に整えると、二人は倉庫の扉を開けて体育館の先にあるシャワー室へと向かって行ったようだった。 「…な、なんだったんだぎゃ」 人のいなくなった倉庫に小さく響く声。 三河はようやく跳び箱から抜け出て、たった今まで信じられない光景が繰り広げられていた倉庫内を見回す。 「まさか巡さんとあのサメ教師がそんな関係だったとは…」 二人の行為が初めてのものではないだろうことが、なんとなくだがわかっていた。 あのマジメで規則やら何やらに厳しい巡が、常にやる気のなさそうな不良(というか極道、しかも魚類)教師と…。 先程の情事を思い出すと、結局一人でシてしまった股間のモノが再び熱を持ってくる。 「い、いかん!もうこんなとこ早く出てしまわねばっ」 早足で向かった扉を一応注意してそろりと開き、体育館に出る。 「こんなとこでなァにしてるのかなァ?」 (!!!!??) 一歩を踏み出した扉のすぐ横で、先程巡と共に出て行ったはずのシャーク藤代が牙を見せてニヤリと笑った。 「これはこれは~三河海クンじゃあないか~?」 「おおおおおお前、なんで…」 「どうしたんだ~い?こんな倉庫から出てきて?」 (それはコッチのセリフだぎゃーーー!!) 内心そう叫びながらも、三河は喉に声が張り付いてただ後ずさるのみ。 「そういえばさっきず~っと跳び箱の中にいたでしょ? いけないなァ?ノゾキは?」 もはや三河は気力も体力も萎えきり、こんな状況だというのに藤代を見た途端先ほどの巡の痴態を思い出してしまっていた。 「悪い子は?食べちゃうよ?」 三河に対しての場合の「食べる」はもちろんそのまんまの意味であることはわかりきっていた。 「いっただっきま~す!」 昼休み終了のチャイムの中で、体育館からは哀れな男子生徒の悲鳴が響き渡っていた。
https://w.atwiki.jp/wiki8_shota/pages/378.html
龍神池の主【3】 written by 妖怪布団かぶり 正宗が家を出ようとしたとき、玄関先で近所の農家の人たちが集まっていた。 正宗の祖父の武宗が難しい顔で相談を聞いている。 「梅雨だというのに、もう3週間も雨が降っていないんだ」 「木野さん、また雨乞いやってくれないか?」 「うむ、雨乞いはかまわないんじゃが……おや、正宗、出かけるのか?」 武宗が気づいて声をかけてくる。 「うん、山に行ってくる」 「あまり遅くなるなよ。それと、龍神池には行ってないじゃろうな?」 「い、行ってないよ」 「ならいいが……今の時期は…の可能性が…」 ぶつぶつつぶやく武宗を尻目に、正宗は家を飛び出した。 「来たか正宗」 池のほとりに立っていたリュウが、正宗の来訪に微笑む。 「ここも水位が下がっちゃってるね」 正宗は竜神池を見て言った。 「ああ、雨が降らぬ……降らせられぬからな」 「リュウちゃん、雨降らせるの?」 「昔は、雨が足りぬときは我が神通力で雨を呼んでいた。しかし……」 リュウの端正な顔が曇る。 「今はもう力がないのだ。神は人の信仰の心を糧とする。だが、いまや困ったときのみ神頼み。願いがかなっても感謝すらせぬ」 「で、でも爺ちゃんや農家のおじさんたちはちゃんと……」 「そうだな。今やそれだけが頼りで生きているようなものだ」 落ち込むリュウをみて、正宗は何とかしてあげられないかと思った。 「僕に何か出来ない?これでも爺ちゃんの孫なんだし」 「……出来ないこともない」 リュウは正宗の頬に手を当てる。 「巫の力を受け継ぐ者の穢れなき精を受ければ、一時的にかつての力を取り戻せるやもしれぬ」 「せ、せい?」 「正宗、我とまぐわってくれぬか」 「え、ええーっ!?」 着物を脱いだリュウの肢体は、うら若い少女のようだった。 ただ一点、股間に男である証がついている。 「正宗……」 しなだれかかってくるリュウを抱きとめたものの、正宗はどうしていいか分からない。 リュウの色気にどぎまぎするばかりだ。 「心配するでない。我が、導いてやろう」 「あっ……」 しなやかな指が正宗の股間に伸びる。 「ふふ、まだ皮かむりか。可愛らしいの」 リュウの言葉と、股間への刺激で正宗は真っ赤になる。 「ういやつ、ういやつ……ほうら、大きくなってきた」 勃起した正宗に笑いかけると、リュウは正宗の乳首に舌を這わせた。 「んっ、あっ」 つつーっと、舌は胸からお腹へ。へそに潜り込ませたあと、下腹部へ向かう。 「よく濡らさぬと、心地よくないからな」 「うああ……リュウちゃんが、チンチン、舐めてる……ひゃぁっ」 竿に絡む舌に、正宗は溜まらずあえぎ声を上げた。 包皮が唇で剥かれ、粘膜を刺激される。唾液が擦り付けられる粘着質な音が、正宗をますます興奮させた。 「ん、んふぅ、ねぶっておるだけで、我も、んちゅ、感じる……」 リュウの性器も立ち上がり、鈴口にら雫の玉ができていた。
https://w.atwiki.jp/puyo15th/pages/4159.html
二回目投稿ー。私の描くシグはどうしてこう生意気な目をしているんだろ...。(苦 前回のリデルに沢山のコメント有難う御座いました!全て読ませてもらいました。もう本当感動モノです><有難う御座います...! -- りっか (2007-12-28 22 43 56) キターりっかさんの絵!!!!りっかさんのお礼の言葉にも今感動させられました(ぇ)これからも素敵な絵を見せてくださいwよろしくです! -- がる (2007-12-28 22 48 29) はじめまして!はうっ!シグかわいいです^^ -- なぐ (2007-12-28 23 15 06) 切れてしまいました(汗 ぜんぜん生意気じゃないですよ!これからもかわいい絵をおねがいしますっ! -- なぐ (2007-12-28 23 16 45) 全然生意気な目なんてしてませんよ!すっごく愛らしいです! -- すい (2007-12-29 00 38 05) か・・・・可愛いらしいwwwwりっかサマ上手いですよ!テクスチャの使い方とかすっごく! -- 狐 (2007-12-29 08 17 56) りっかsホントーーーにうまいですね!!朝からすんごくかわいいシグをみた!!シグカワユスwwww!! -- ひなた (2007-12-29 08 30 28) シグかわええ!!りっかさんすんげー上手いですね!! -- わんこコロコロ (2007-12-29 08 52 36) うひゃぁーw可愛いシグたんですねー^^これで同い年とは思えん(前も言ったぞ)髪の毛が綺麗です!! -- あい (2007-12-29 13 51 47) がるさん、なぐさん、すいさん、狐さん、ひなたさん、わんこコロコロさん、あいさん、レス有難う御座います・゚・(ノД`;)・゚・ -- りっか (2007-12-29 14 27 23) シグがぁーーーー!!!可愛いよー!!!!りっかsうますぎですよーーー!! -- わかめ (2007-12-29 14 33 40) わかめさん有難う御座いますvv 皆さん有難う御座います!何かコメありましたらもらえると嬉しいです~。 -- りっか (2007-12-29 16 24 43) のぁー!!!(何)シグ可愛いよシグ(*´Д`) ものすごいピュアでキラキラな少年の瞳をしていますよ!! -- さぶきち (2007-12-29 16 40 29) うはッwww う・・・うまぁ・・・ 色合いもセンスあるしりっかsヤべーw -- 霊夢 (2007-12-29 18 11 15) シグとても可愛いです!優しそうな笑顔に癒されますv -- ナナシ (2007-12-29 18 32 33) りっかsの絵!!前のリデルも今回のシグもかわいいですww生意気!?そうには見えませんな・・・ってむしろ生意気なほうがかわいいと思います!!(゜∀゜=3) -- 楓 (2007-12-29 19 02 16) コメント有難うございます! ※修正「なにかコメもらえれば」→「なにかリクもらえれば」 です。(滝汗 なにかコメってドンだけ図々しいんだよ自分!!!(汗 -- りっか (2007-12-29 20 36 32) 何かホントすいません...;; -- りっか (2007-12-29 20 36 55) はい!リクでユウレイお願いします!できればレイkは片目で・・・・ -- 狐 (2007-12-29 20 38 26) 可愛らしいシグですねv色も綺麗ですw -- 姫 (2007-12-29 20 52 40) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/rozen-yuri/pages/371.html
「どうしたの?」 優しく問いかけるような声と同時に、ふわり、と温かさが身を覆った。 貴方は、私が服の裾を引っ張ったら必ずこうして温かくしてくれる。私のしてほしい事なんて、まるで手に取るように分かってしまうよう。 「…なんとなく…じゃ、駄目ですか?」 「…ううん。寧ろ、嬉しい」 私も嬉しくなって、今度は私が貴方を抱き締めた。今夜は寒い。私だけでなく、いつも温かい貴方もちょっぴり冷たかった。 「ん…温かい」 「…寒いですか?」 「…ちょっとね」 少しだけ苦笑いを溢す。 「…じゃあ、いつも翠星石ばかり温めて貰ってるから、今度は翠星石が蒼星石を温めてあげるです」 口の端を釣り上げ、にっこりと笑った。私のしたい事、貴方に届いただろうか。 「……う、ん…」 ちょっぴり恥ずかしそうに俯き、微かに頷いた。どうやらちゃんと伝わったらしい。 恥ずかしがる貴方の唇に、私は自分の唇を重ねた。 ――――― 「んっ…ふ、ぁ…!」 体を震わせ、私に縋りつく貴方。私を見つめる貴方の瞳は、期待と不安、そして快楽を写していた。 「こんなに寒いのに、此処はとっても熱いですぅ…」 見せ付けるように、指にまとわりついた粘液を、わざと貴方の視線へ持っていく。指にはほんのりと湯気が上っていた。 「やっ…すい、せ…!」 「ん?どうしたです?」 「い…いじわ、る…しな…でぇ…」 「……ごめんなさいです。ちょっと、やりすぎましたね」 泣く子供をあやすように、涙で濡れている瞼に口付けを落とす。それだけで、貴方の表情は少しだけ和らいだような気がした。 「……じゃ、いきますよ」 こくり、と首が微かに動いたのを確認すると、先程まで指を這わせていた処に、指を挿入した。 「くぅっ…!あっ…あぁ……」 「…大丈夫ですか?動かしますよ?」 今度は指を上下にゆっくり動かしてみた。動かす度に、貴方の体はビクリと跳ね上がる。 「はぁ…んぅ…っ…ふぅぅ…!」 「…声、我慢しなくていいですのに…」 「うぅ、…恥ずか、し…ぃ」 「大丈夫ですよ」 そんな根拠はないが、何故かそう言った。声を我慢してしまうなら、我慢させなければいいのだ。 指をゆっくり動かすのをやめ、素早く横に動かしてみる。 「ひゃぁ…!?や…っ、ら…めぇ…!いっ、ちゃ…!」 「ふふ…イカせてあげるですぅ」 空いているもう片方の手で、そこの突起を摘む。するとこれ以上ない程、体は大きく跳ね上がった。 ふと、力が抜けたようにだらんと崩れ落ちた。先程の刺激で達したようだ。 表情を覗き込んでみると、顔は真っ赤で、目は虚ろだった。そんな姿に少しだけゾクリと身を震わせ、貴方の隣に寝転んだ。 「…大丈夫です?」 「…はぁっ……う…ん…」 「…温まったですか?」 「ん…ちょっと…暑いくらい、だよ…」 少し経った後、私は再び貴方を抱き締めた。微かに抱き締められた感覚と供に、眠りに落ちる。 おやすみなさい。大好きな――蒼星石。 end
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4620.html
<???> 京太郎「へぇ…照さんにはセックスアピールが足りないって言われたんですか」 照「誠に遺憾である」 京太郎「……いくつか質問していいですか?」 照「何?」 京太郎「……照さんはその意味解ってましたか?」 照「……異性を魅惑する力、性的魅力のこと。要はセクシー度のこと」 京太郎「俺のスマホでGoogle見ながら言ってるってことは知らなかったんですね」 照「そうともいう」 京太郎「そうとしか言いませんよ。じゃあ次の質問ですが…」 折りたたまれた後のある薬包紙と粉末状の何か「」デン 散らかった男物と女物の服「」ゴッチャァ… 散乱した使用済みティッシュ「」ドーン シーツにある赤いシミ「」バァーン アイスティー「」デデドン 京太郎「これらは一体何なんでしょうか」 照「…………」タラー 京太郎「それともうひとつ質問いいですか?」 照「なっ、何かな?」アセッ 京太郎「なんで俺たち裸なんでしょうか」 照「…………」ダラダラ 京太郎「ちょっとこっち向いてくださいよ照さん」 照「き……」 京太郎「き?」 照「きゃー。京ちゃんのエッチー」イヤン 京太郎「そのへんにしとけよ宮永」 照「だって……」グスッ 京太郎「ん?」 照「だっでじらながだんだもん……」メソメソ 京太郎「え!?ちょっと照さん!?」ハッ 照「………み゛ん゛な゛わ゛た゛し゛に゛は゛な゛い゛っ゛て゛……く゛や゛し゛く゛っ゛て゛……」ボロボロ 京太郎(マジ泣きじゃねぇか!!)ガビーン 照「う゛わ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ん゛!!」ビェェェン 京太郎(おいおいおい。泣きたいのはこっち…って…ん?) 京太郎「照さん。最後の質問なんですが…照さんは俺の事好きですか?」 照「う゛っ…う゛ん゛…だ゛い゛す゛き゛……」グスグス 京太郎「そうですか、じゃあ失礼して」ガシッ 照「えっ、きょうちゃ――――んっ!!?」チュッ ――――『結果』だけだ!この世には『結果』だけが残る! 京太郎「……ふぅ」 照「んっ…はふぅ…///」トローン 京太郎「俺照さんのこと好きですよ。だから何の問題もないですね」ナデナデ 照「きょ…きょうひゃぁん…もっとぉ……/////」スリスリ 京太郎「じゃあもう一回戦…」 この(ry オチが雑でごめんだじぇ カンッ! おまけ 京太郎「なぁ咲さん?」 咲「どうしたの京ちゃん?」 京太郎「いやあの…この紅茶の飲み口周辺になんか白い粉が付いてるんだけど」 咲「さ、砂糖じゃないかな?」アセッ 京太郎「これ睡眠薬だよな?」 咲「ええええええええ!?ななななななんでわかったの!?!」ドンガラガッシャーン 京太郎「いやブラフだったんだけど…マジなのか……」 咲「…………」ダラダラ 京太郎「咲、怒らないから正直に答えるんだ。これで俺を眠らせてから何をしようとしてた?」 咲「……せ…」ボソッ 京太郎「……せ?」 咲「セックスアッピルを………////」マッカッカ 京太郎「おまえもか」 もいっこカンッ!
https://w.atwiki.jp/pokest/pages/118.html
naviで指定しているページは存在しません アキは倉庫へと足を運んでいた。 僅かに足取りは重く、躊躇いの色が伺える。「置き去りにしたポケモンの後始末をする」 そう自分に言い聞かせながら、倉庫の扉を開け放つ。 いた。 昨日と同じように、逃げることもせずに。 昨日と同じように、畏怖と怨嵯の籠もった瞳を向けながら。「逃げなかったのか」 そのポケモンの前にしゃがみ込み、頬に手を差し出す。 恐怖に震えながら瞳を強く瞑り、息を漏らしながら鳴き声を抑えている。 その姿が、アキの心を締め付ける。 ――罪悪感。 感じる事の無かった感情、感じようとする事を紛らわしていただけなのだが……。 気がつけば、アキはポケモンを抱き締めていた。 強く強く、震えるポケモンをアキ自身も震えながら、抱き締めていた。 子供のように泣きながら「ごめん」と、何度も呟いた。「ひゃははははっひひ! なんだよアキ!? 気でも狂っちまったかぁ?」 突然の声に振り向き、アキは一瞬…… 幻覚を見たかのような気分に陥る。 自分と、懐で震えるポケモン以外には誰も居なかったはずの倉庫内。 不愉快な笑い声と共に現れたのは、倉庫内を埋め尽くさんとするかのような、大量の虫ポケモン達だった。 体力の無くなった昆虫が『アリ』に囲まれたら、恐らく同じ恐怖を味わうのだろう。 危険性を本能で感じてしまうほどの、独特の羽音。 その両腕から鋭く伸びる槍。 黄色と黒の警戒色は、恐怖と共に美しくすら感じるコントラストだ。 スピアーの群。 1対1であれば、大して警戒するほどのポケモンではない。 たが、群を成しているとするならば…… 話は別だ。 体長1m前後の巨大な蜂に囲まれる…… よほどの実力と自信のある者であっても、そこに勝機を見出す事など出来ないだろう。 アキ自身、体中に冷や汗が噴出しているのを自覚していた。 ナイフや拳銃を突き付けられるかのような恐怖とは違う。 酷く現実的で、例えるならば『地震や台風』といった、災害の最中にいるような恐怖。「……何のつもりだ?」 かろうじて搾り出した声も、無数の羽音にかき消されてしまう。 それでも相手は、アキの表情を見て悟ったのか、笑い声に殺意を込めながら言い放つ。「くひひゃひひっ!! お前よぉ、もしかしたら自分は逃げ切れるとか考えてんじゃねぇよなぁ?」「今更、光の当たるような世界になんか逃がさねえぞぉ? ひひ」「禍根ってのはよぉ、伸びて育って芽を出す前に……綺麗さっぱり消さなきゃならねぇ……ひひっひゃははははっ」 矢継ぎ早に繰り出される言葉。 露骨なまでの殺意が含まれた言葉。 アキの背筋は、何百もの蛞蝓が這いずり回るような不快感を感じ続けている。 ……尚も、笑う男の言葉は続く。「俺も友達だからよぉ、元締めの旦那に『お願い』したんだぜ?」「『どうかアキの命までは助けてやって下さい』ってなぁ……」 男の言葉を聞きながら、アキは周囲に目を向ける。 無数のスピアー達から逃げるための、突破口を見つけるためだ。「でもな…… ひっ、旦那は何て答えたと思う? ……ひひひっ」「『脆くなった手駒は潰して丸めて消しちまえ』、だとよ!!」「ひっひひふはひゃぁっははひひゃははははっ!! あぐぁひゃははははっひぃぁはははぁぁっ!!」 今まででも十分に不愉快な笑い声だったが、もはや不愉快を通り越して恐怖すら感じる笑い方だ。 決してアキ達から目を離さず、男はひたすらに笑い続ける。 アキの記憶にある、「あの少女」とは真逆の…… 悪意と殺意と悦楽の混じりきった汚い笑顔。 そして、ついにスピアー達を動かす言葉が吐き出される。「……やっちまえ」 一斉に襲いかかるスピアー達の様は、さながら雪崩のような凄まじさを体現する。 逃げ場など、皆無に等しい状況下でもなお、寸分の油断も無く襲いかかる殺し屋達。 その様を眺めながら、男はアキ達の死を確信していた。 次の瞬間に、倉庫を炎が包み込むまでは……。 アキは眈々と機会を伺っていた。 たとえ名のあるトレーナーと言えど、1人で数百のポケモンを操りきれるわけがない。 必ず仕掛けがあるはずだ、と……。 その読みは、見事に的中していた。 笑う男の背後…… 上手く見えない位置に隠していたのだろうが、合図と共に姿を現した…… もう1種類の虫ポケモン。 このスピアー達を操り、笑う男の指示を直接受ける存在。「……ビークイン、か……」 その姿を見つけるなり、アキは懐からジッポーライターを取り出す。 そして、躊躇い無く背後のドラム缶口へと放り込んだのだ。 ――トルエンキシレン 内容物の成分表示に、そう書かれたドラム缶。 主に、船舶外板塗料の溶剤として用いられる液体だ。 俗に言う『シンナー』である。 その着火性は、それこそジッポーライターに使用するオイルと同等。 アキはドラム缶に火を放つと、勢い良くスピアー達に向かってドラム缶を蹴り飛ばした。 炎を纏った液体は瞬時に散らばり、周囲の木材や、それこそスピアー達の体をも…… あっという間に飲み込んでいく。 炎に我を忘れて逃げ惑うスピアー達は、いかにビークインの能力をもってしても…… 操りきれるものではなかった。 倉庫の中は、たちまち阿鼻叫喚の地獄絵図へと様変わりする。 その混乱を機に、アキは倉庫から逃げ出した。 背後からは罵声と笑い声が聞こえるが、振り向く事無くアキは走り去った。 その腕に、1匹のポケモンを抱きながら……。 ページの先頭へ戻る