約 1,243 件
https://w.atwiki.jp/fate_overheaven/pages/53.html
アラもう聞いた? 誰から聞いた? メアリーさんのそのウワサ 綺麗な綺麗な女の子 ワンコと一緒の外人さん 午後十一時に現れて 遊びませんかって微笑むの! 悪い大人はにっこにこ メアリーさんの手を引いて アンナコトやコンナコト ホテルに泊まってお楽しみ! だけど朝になったらメアリーさん どこを探しても見つからない なにをしたかも覚えてない メアリーさんがいた証拠 それはたった一つだけ 鏡にルージュの伝言が残ってるって 見滝原ではもっぱらのウワサ! ワタクシザンコクデシテヨッ! 今夜この場で誰よりも幸運だったのは床で転がっている男だ。 そして誰よりも幸福だったのは『彼』と、彼女だ。 ――深夜、見滝原市繁華街のホテルの一室。 床の上に青ざめた顔で横倒しになっているのは、ショウという名前のホストだ。 深夜の公園でぽつりと一人佇む少女を見つけ、声をかけ、ホテルに連れ込んだ顛末については特に語るまい。 彼の目論見は明白であったし、それが果たされずに終わったこともまた明白だからだ。 故に見るべきは、その少女。 浅黒い肌の上にふわりとした白いドレスを纏った、儚げとも、蠱惑的とも呼べる少女。 夜の世界に迷い込んだという風にも見れるし、彼女こそ夜の住人なのだとも思える彼女。 その彼女は今、一頭の犬を背に庇うようにして脅威と対峙していた。 たとえ建前にしろ何にしろ、愛の営みを行うためのホテルには似つかわしくない者だ。 男は時代錯誤な長ぞろい外套を着こなした紳士然とした態度で、にんまりとその顔に厭らしい笑みを浮かべた。 「メアリーさん。ははは、この都市伝説を聞いた時にピーンと来たんだ。 おおかた外国人の家出少女じゃないか? どこにでもある都市伝説だ? ふふふ、とんでもない!」 「……」 少女は答えない。ただ背後で牙を剥き唸る犬を気遣い、ただそれを守ることにだけ意識を集中しているようだった。 男はその見るも哀れな様を小馬鹿にしたように鼻で笑い、袖口から――とても中に収まるとは思えない!――杖を抜く。 こつり、こつり。毛足の短い安物の絨毯を杖で叩きながら、男は転がされたホストを軽く小突いた。 「実は私はある者を探しているんだ。ここだけの話、合衆国に関係ある人々が、高い懸賞金をかけていてね。 ちょっと特殊な能力を持った女の子なんだ。不思議な、そう魔法みたいなことのできる――いやいや、嘘じゃあない」 こつり、こつり。 そうして男が一歩ずつ近づいてくる度、娘の背後に控えていた犬の唸り声が低くなる。 それは明確な敵意の表明――いや、そもそもからしてこの男の全身から匂い立つ、殺意への反応なのだろう。 鬱陶しげに顔をしかめた男は、わざとらしく目を見開いて言った。 「ほう、シベリアンハスキーか。茶色の毛並みとは珍しい」 「……っ」 わずかに娘の表情が強張ったのを、男は見逃さなかった。 見ればむしゃぶりつきたくなるような、瑞々しい果実を思わせるような容貌である。 ふわりと薫る甘い匂いは、緊張から滲んだ汗のそれだろう。 男は自身の内側で、むくむくと欲望が隆起する感触に気がついた。 「名前はスミレ、と聞いていた……」 そしてそれに抗おうかと一瞬考え――……すぐにそれを投げ捨てる。 「――そういえば、君の髪や瞳は綺麗なスミレ色だねぇ」 「ダメです、お待ちください……っ!」 その時、男の言葉を理解したかのように、一声吠えて犬が床を蹴って跳び上がった。 太い手足は男を簡単に組み伏せるだろう。 鋭利な牙は男の手足を縫い止めるだろう。 鋭い牙は容易く男の喉笛を引き裂くだろう。 人と獣の力の差は明白だ。人は獣に勝てない。 ――だが、それは男がただの人であればの話だ。 「あぁ……ッ!!」 「しつけのなっていないケダモノめ……! 主の質もこれではしれたものだ!」 娘の悲鳴が寝室に響き、ギャンという動物の鳴き声が上がる。 男の振るったステッキから不可視の力場が放たれ、哀れな犬を致命的なまでに打ちのめしたのだ。 念動力! すなわちサイコキネシス!! 意思だけで見えざる力を生み出し物体を操作するという超能力ッ! 数十年の修行を積んだインドの修験者の中には、ヒマラヤを転がり落ちる巨石すら止められる者がいるという! 犬は天上に叩きつけられて骨と内臓の砕かれる音を立てた後、ゴミを投げ捨てるように壁へ放られる。 安っぽいホテルの壁に当たった犬はそのまま床へ落ち、ボロ布のような有様で身動き一つすらしていない。 ――疑いようの余地なく死んだ。生命活動が停止したのだ! 「獣をしつけるにはこうするのが一番だ。なに、お前も素直に言うことを聞くのならば可愛がって――――……」 ――――その時、男は気づくべきだったのだ。 娘の瞳が、今まさに襲いかかろうとする自分ではなく、ただまっすぐに床へ落ちた犬を見つめていることに。 そしてその犬に起こった現象に。 わずかに聞こえた異様な唸り声に! 明らかに死んだはずだった。内臓はぐちゃぐちゃに潰されたはずだ。 だが生きている! 呼吸もしている! 青く変色した体毛を逆立てながら、犬がゆっくりと立ち上がる。 いや! 「それ」はもはや犬とは呼べまい! 瞳孔散大! 平滑筋弛緩! 細胞組織が変化! 皮膚は特殊なプロテクターに変わり、筋肉・骨格・腱に宿るのは強力なパワーッ! 額には赤い瞳の如き触角が輝き、金色の目は射抜くように男を睨むッ! バ ル ッ これがッ l| l| ll ll ll ll ll ll ll ll ll ll ll ″ " ,〃 ゞ’ ,〃 こ れ が ッ _ _ | || | | \ _| _|| _| | \ _ | | | | | | | | _ _ / | | | ./ | | レ'i | _|| _| |\ 《 __| |_j / _/ 《__/ / |  ̄ ̄ / /  ̄ こ れ が 『 バ オ ー 』 だ ッ ! ! ・ ・ ・ .・ ・ ・ .・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ そ い つ に 触 れ る こ と は 死 を 意 味 す る ッ ! ! rー-- / / / / __,、 / / ャ――z / 廴丿  ̄ ̄ ̄> / / / -≠ミ ζ lー ''''" ̄ ̄"  ̄ ̄`'、 / / / / ∠,,、 -z ,r――― ''" ¨´ ./ / 、 '"´,、ィ / ./ / 、 '" ,、 '" ツ / |^l r<  ̄ ̄ ̄7 ´ ̄ 、-' ,、 '´ / / /'''',,,," 彡 | / | ,、 '´ / / `゙^ _,| │ |^l | / l ̄7 '´ / /l/ .,/,_ | ;‐i /'''',,,," 彡 | / ./ / // l_,'" | .| lニ ニl ;‐i `゙^ _,| │ | / ./ / l_,l゙ .〈/!_| lニ ニl .,/,_ | | ムイ / 〈/!_| l_,'" | .| | l {_,l゙ . | ィニ7 〉 l>'"´ .|L_ソ 「!? 第48の男ッ!!」 「御意ッ!!」 この異常事態に対して、男はもちうる手段の中でもっとも的確なものを選択した。 男は賢明だった。愚かではなかった。この奇妙な状況を冷静に判断したのだ。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ これはヤバイ――俺以外のヤツをぶつけるべきだ。 男の声に応じて、その傍らに立つパワーあるヴィジョンが生み出される。 影が滲むようにして現れたそれは、紛うことなき鎧武者であり、ゆらりと下げた刀を即座に振りかぶる。 その姿を頼もしげに眺めながら、男は己の杖を振り回して声高に叫んだ。 「第48の男! 優れた鍛冶師が魂を込めて鍛え上げた武具には、念が宿り、力あるヴィジョンを作り出す! 数ヶ月前に東北である組織の研究所が崩壊した! こいつはそこから私が拾い上げたものだ! 人間のベテラン兵士ですら現役で戦える期間は二十年から三十年程度! しかし第48の男の戦歴は数百年! 殺した数も2500人はくだらん! 命を持たぬが故にいかなる攻撃も無意味! 高度な知性に加え、殺すことをためらわない残忍な性格! ちょっとでも気を抜けば私だとて危ういが――――しかし頼もしいヤツよ!」 男たちには、目前でバイクのエンジン音が如き唸りを上げる「それ」が何であるかなど理解できなかったろう。 秘密結社ドレスに所属する天才科学者が作り出した生物兵器。 動物は危険が迫ったりケガなどをすると、副腎髄質という内蔵器からアドレナリンという物質を分泌し、体を緊張させる。 このアドレナリン量を感知し、脳に寄生する「バオー」は宿主を生命の危険から守るべく無敵の肉体に変身させたのだ。 それこそが地球上で最も生命力のある究極の生物「バオー」であるなどとは、男にはわかるわけもない。 そしてそれは「バオー」にとっても同じだった。 「バオー」には男たちが何者であるかなど関係なかった。 ただ生きるために戦う「バオー」には、視覚も聴覚も嗅覚も意味がない。 額の触角が「バオー」の全ての感覚を担うのだ。 バオーは男たちの発する危険な「におい」を額の触角で感じ……その「におい」が大嫌いだった。 恐怖の「におい」! 憎しみの「におい」! 殺意の「におい」! 敵の「におい」だ! バオーは思った! こいつらの「におい」を消してやるッ!! 「ウオオォオオォオムッ!!」 「怪物め……ッ!!」 吐き捨てるようにおめいて刀を振りかぶる第48の男の目前で、バオーは跳躍した。 第48の男はすばやくその動きに応じて刃の軌跡を宙に描く。 鎌倉時代に鍛えられた無銘の業物。退魔の剣。第48の男が頼みとする、唯一無二の武具! これにて討ち果たせぬ怪物はいない。第48の男は心からそう確信していた。 だが! 「な……ッ!?」 バオーの四肢から伸びたきらめく光刃が、その刃をすぱりと切断し、ナンバー48の篭手を切り落とす! ――――バオー・リスキニハーデン・セイバー・フェノメノン! それはバオーの力によって皮膚を硬質化し、刃に再構成する武装現象(アームド・フェノメノン)! 硬質化して刃と化した皮膚の表面では、サメの牙の如く生え揃った微小な棘が高速で動き回っている。 光の乱反射を伴うその切れ味はダイアモンドカッター以上! 自分の失われた腕を、刀を、第48の男は信じられない思いで見つめる。 たとえどんな剣豪や英傑であろうとも無視できない、その一瞬の驚愕。 それが致命的だった。 次の瞬間、第48の男の視界一杯に、バオーの大きく開いた顎が迫っていた! 「バルバルバルバルバルバルバルバルゥッ!!!!」 「がッ!?」 第48の男の頭は何百年も及ぶ戦いの中で幾度となく刀で、槍で、銃で! 攻撃されて尚健在! 鍛え抜かれた鋼鉄のその体は、およそ獣の牙など文字通り歯が立たないものである。 にも関わらず音もなく第48の男の兜は噛みちぎられ――いや! いや、これは違うっ! 牙や唾液によって溶解され、そのままに断ち切られたのだ! ――――バオー・メルテッディン・パルム・フェノメノン! 体液を強酸性のものに変化させて分泌、体外へと放射する武装現象! バオー・リスキニハーデン・セイバー・フェノメノンと組み合わせれば、この世のあらゆる物を切断する! 頭部を失った第48の男の甲冑が、影が光へ溶けるように消えていく。 「ドッゲエーッ!? 第48の男ォッ!?」 だが男は一声大声で喚いたかと思うと、それ以上感傷に浸ることなく脱出行動を開始していた。 ホテルの一室。選択肢は二つ。窓かドアか。窓ははめ殺し。ドアだ。 男は自らの念動力を身にまとって身体強化を施しながら、脱兎のごとくドアに向けて走り出した。 あの怪物は戦闘直後で即座に反応はできまい。後はあの小娘以上の速度を出せれば生存は確定する。 この場を切り抜けさえすれば、後はどうとでもなるのだ。戦力を整え体勢を立て直しての逆襲。あるいは見滝原からの逃走。 「申し訳ありません。……ここで果てていただかないと、困るのです」 だが、男の喉にするりと腕が絡みついた。ぎくりと体が強張る。 耳をくすぐる甘やかな声。振り返ってはいけない。鼻に薫る甘やかな香り。振り返ってはいけない。 だが、男の意思に反して首が巡る、体が動く。わずかに眉を下げた、幼ささえ感じる少女の顔。スミレ色の瞳。 そして僅かな隙間からちろりと舌が覗き、軽く唇を舐め、そして――口吻。 その瞬間、男の全身を文字通りの意味で絶頂的な快楽が貫いた。 「お、ああ、、あ、あ、あ、あ、、あああ、あ、あ、、あ、あ!?」 男は意味不明な言葉を喉から絞り出しながら、全身からありとあらゆる体液を吹き出し、病的な痙攣を繰り返し崩れ落ちる。 病的な体の震えは男の四肢を捻じ曲げ、引きつったように動かし、男の体を床の上でのたうち回らせた。 それはまさに死の舞踏(ダンス・マカブル)。 やがて男の肉体はじゅうじゅうと煙を上げながら腐敗し、ドロドロに融け、やがて床の上の黒いシミへと成り果てた。 「ご無事ですか……! 良かった……」 少女はそう言って、腐食性の黒いシミが広がる床を物ともせずに跪き、バオーへと頭を垂れた。 いや、青い毛並みは元の茶色へと戻りはじめているから、それはもうバオーではない、『彼』だ。 先ほど内臓を叩き潰されたはずなのにも関わらず、もうそのような痕跡は一つもない。 精悍な顔つきこそ変わらぬものの、そこにいるのはもはやただのシベリアンハスキーだった。 「どうやらサーヴァントやマスター、ではなかったようですね。 NPCというのでしょうか。……奇妙な存在が多いのは、今に始まった事ではありませんけれど」 少女は自らの指にはめた銀の指輪をそっと撫でてそう呟き、次いで物憂げに眉を下げた。 それは親に怒られて家の外に放り出される事を恐れる、今にも泣き出しそうな子供のような顔であった。 「マスター……。申し訳ありません。これではどちらがマスターでサーヴァントなのか、わかりませんね」 ジール……いや、アサシンの英霊ハサン・サッバーハは、そう言いながら恐る恐る『彼』へ手を伸ばした。 『彼』はためらうことなく鼻面を押し付け、頬を擦りつけ、ばかりか躊躇うことなくその手を舌で舐めたではないか。 毒の手。触れることは死を意味するその手。しかしバオーと『彼』は彼女の「におい」が好きだった。 なんて悲しい「におい」だろう! なんて優しい「におい」だろう! それはバオーとその宿主である『彼』が、あの冷たい研究所で常に感じていたものだった。 そして『彼』とバオーには終ぞ与えられることのなかった、心地のよい温もりだった。 「ああ……っ」 アサシンの顔が陶然と緩み、その瞳が情愛の涙で潤む。 他の者が見たら嘲るだろうか。犬畜生に媚を売っているなどと指差すだろうか。 初代様がこんな浅ましい自分を見たらどう思われるだろう。きっと首を差し出さねばなるまい。 ――――そう、この一頭のシベリアンハスキーこそが、サーヴァントとして召喚された彼女のマスターだった。 出会ったのは霊地でも何でもない、薄暗い路地裏。 恐らくは巻き込まれた者に召喚されたのだろう。聖杯から与えられた知識は彼女にそう囁きかける。 だがそれでも構わなかった。 アサシン、暗殺者たる彼女は神と主君に忠実にあり、そのためにこそ振るわれる刃であるべきだから。 跪いて頭を垂れ、口上を述べることにいささかの躊躇もなかった。 懸念はただ一つ。近くに人の気配が一切感じられないことだった。 そしてだからこそ、その違和感こそが幸運だったと言っても良い。 「――――? あ……っ!?」 不意うつように、彼女の頬を何かが舐めたのだ。 それは薄汚れた一頭の犬で、不覚を取ったこと以上に彼女の心は千々に乱れた。 彼女は自分がどれほどの「毒」であるのかを理解している。 一瞬後にはこの犬が内臓から何から腐り果て、死んでしまう姿がありありと思い描けた。 だが、そうはならなかった。 そうはならず、『彼』は彼女と共に在る。 契約によって繋がった魔力のラインも、そこを通じて流れ込む『彼』の気持ちも。 全てが『彼』こそが自分のマスターであると示していた。 これは奇跡のような出会いだ。 恐らく何千、何万回、英霊として顕現しようとも、掴み取れる機会は数えるほどしか無いだろう。 他の霊基でどのような巡り合わせがあるにせよ、今この場にいる彼女は、まさに運命に出会ったのだ。 それに比べれば、たかだか異形に転じてサーヴァントとも互角に戦えることが何だというのだろう。 静謐のハサンと呼ばれる彼女にとって、そんなことは些事に過ぎなかった。 「……では、マスター。今日はもう休みましょう。 戦闘に感づいたものがいたとしても、我々はすぐに移動したと考えるはず。とどまっていた方が安全です。 それで、その……」 少女はその浅黒い肌をわずかに羞恥から紅潮させながら、手を自分の首筋へ伸ばし、服の紐をするりと解いた。 白い衣装は音もなく彼女の足元へと落ちて蹲り、一糸まとわぬ彼女の――柔らかで美しい稜線が露わになる。 「よろしければ、今夜も褥を共にしては頂けませんか……?」 『彼』は一声吠えて、そこが自分の居場所であるとでも言うようにベッドへ上がって丸くなった。 その姿を認めた彼女は、そっと頬を緩めて寝台に上がり、『彼』の傍らへと身を侍らせる。 それは最愛の伴侶を見出した牝の顔でもあり、同時に大好きな犬を抱きしめて眠る少女の顔でもあった。 今夜この場で誰よりも幸福だったのは『彼』と、彼女だった。 ――――そして何にせよ、今夜この場で誰よりも幸運だったのは床で転がっているホストだ。 夢と現の区別もつかず、財布の中身も抜き取られ、散々な一晩だったと考えるのだろう。 きっと自分が生きていることがありえないような状況にあったなんて、思いもよらないだろう。 『彼』と彼女に触れることは死を意味するというのに、生きていることがどれほど幸運かなんてわからないだろう。 ショウという名前のホストは朝起きて、鏡を見て、その時に気づくのだ。 鏡に描かれたルージュの伝言に。 『 The Visitor for "Over the Heaven"!』 【クラス名】アサシン 【真名】静謐のハサン@Fate/Grand Order 【性別】女 【属性】秩序・悪 【パラメータ】筋力D 耐久D 敏捷A+ 魔力C 幸運A 宝具C 【クラス別スキル】 気配遮断:A+ サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を絶てば発見する事は不可能に近い。 ただし、自らが攻撃行動に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 単独行動:A マスターからの魔力供給を絶ってもしばらくは自立できる能力。 ランクAならば、マスターを失っても一週間は現界可能。 【保有スキル】 変化(潜入):C 文字通りに変身する能力。自在に姿を変え、暗殺すべき対象に接近する事が可能になる。 ただし、変身できるのは自分と似た背格好の人物のみ。 この条件さえ満たしていれば、特定の人物そっくりに変身する事も可能。 多少の体型の違いであれば条件に影響はないため、異性への変身も可能である。 投擲(毒の刃):C++ 短刀を弾丸として放つ能力。 毒ステータスを対象に付与するという付帯効果を持つ。 楽園への扉:B+ 魔性の美貌と毒により異性・同性を問わず惹きつける。 ランクBではほぼ対象の意思を無視して精神を支配する。 毒による効果が伴うため、対魔力スキルでは抵抗できない。 【宝具】 『妄想毒身(ザバーニーヤ)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人 猛毒の塊と言えるアサシンの肉体そのもの。触れるすべてを毒殺し続けた彼女の在り方が宝具化したもの。 爪、肌、体液、吐息さえも“死”で構成されており、全身が宝具と化している。またあらゆる毒を無効化する。 宝具ではない武装であれば、瞬時に腐蝕させることも可能。武装を腐食させるかどうかは任意に決定できる。 しかし生物に対しては「加減」することができないため、触れた相手を必ず殺してしまう。 この毒は幻創種すら殺害するほどの威力であり、特に粘膜の毒は強力。 人間であればどれほどの者でも接吻だけで死亡し、英霊であっても二度も接吻を受ければ同じ末路になる。 二度の接吻に耐えたとしても、合計三度の粘膜接触で大抵の存在は絶命する――例外も存在するが。 これは自分の意志では完全に制御することは出来ず、触れた者に無差別に作用してしまう。 さらに犠牲者の体にまで毒は残留し、遺体に触れた者にも被害が及ぶ。 『静寂の舞踏』 宝具『妄想毒身』を用いた範囲攻撃。 静謐のハサンの踊りは毒を振りまき、対象を弱らせ、宝具の効果を確実なものとする。 汗を揮発させることで密室に毒を充満させたり、風に毒を乗せて万軍をを葬り去るなども可能。 ただし範囲が拡大される反面、毒の強度という意味では粘膜接触には劣ってしまう。 一度きりの奥の手として、至近距離で自身の肉体を四散させて大量の毒を浴びせるという隠し技も持っている。 【Weapon】 『ダーク』 投擲用に調整された黒灰白三色の短剣。 宝具ではなく補充ができないため、戦闘の度に回収が必要。 【人物背景】 髑髏の仮面を被った、瑞々しくしなやかな容姿の少女。 暗殺教団の教主「山の翁」を務めた歴代ハサン・サッバーハの一人。 伝説上の存在「毒の娘」を暗殺教団が再現し、暗殺の道具、兵器として作り上げたもの。 彼女の肉体は毒の塊であり、爪はおろか肌や体液さえをも猛毒へと変化させている。 その美貌を活かして異性を誘惑、理性を失わせ、褥に誘っては毒で暗殺するという手法を最も得意とする。 しかし誰とも触れ合うことができない孤独感は生前から彼女を苛み、その精神を軋ませていた。 直接戦闘は得意ではなく、純粋な暗殺者として優れた力量を発揮する。 そのため現在は「ジール」を名乗り、主の寝床を確保するためホテルを転々としている。 幸いなことに主が殺戮を忌避することから粘膜接触は避け、誘惑された人々は昏倒で済んでいるようだ。 バオー犬は触れても死なないため、彼こそが自身の望んでいた相手だと認識している。 その感情は依存、服従、忠誠、恋慕の全てが入り混じったうえで、その全てを凌駕するもの。 【聖杯にかける願い】 主に全てを捧げ、願わくば共に生きる。 【マスター名】バオー犬 【出典】バオー 来訪者 【性別】オス 【能力・技能】 シベリアンハスキー ツンドラ地帯を原産とする大型犬。 多くは白黒の毛だが、この個体は茶白である。 一般的に強靭な体力・持久力を持ち、知能も高い犬種とされている。 自ら威嚇することのほとんどない穏やかな犬種だが、頑固で意思が強い。 一度共同体とみなした仲間を守るためなら勇敢に立ち向かう。 寄生虫バオー 秘密結社ドレスが作り出した生物兵器B.A.O.H。 極限の環境に晒し、適応した動物を交配させる「人工進化」によって誕生した「新生物」。 血管を通じて脳に寄生し、宿主は寄生から数日ほどでバオーの分泌液で皮膚がただれ始める。 バオーは宿主へ恐ろしいほどの再生能力を与え、脳を完全に破壊しない限り宿主は消して死なない。 この再生力は分泌液に由来し、バオーと宿主の意思が一致したなら、飲んだ者の致命傷すら癒やす薬となる。 レーザーや火炎放射などの高熱が弱点であるとされるが、それに対してすら異様な耐久性を発揮する。 また水中などで肺呼吸が完全に遮断されると仮死状態となり、この間は老化も一切進むことがない。 そしてバオーは生物として常に学習・成長・進化を続けており、その終着点は未だ誰も知らない。 武装現象(アームド・フェノメノン) 危険に晒されたバオーが、分泌液によって宿主を瞬時に戦闘形態へと変態(メタモルフォーゼ)させる現象。 宿主は身体能力の大幅な増強をはじめ完全に変化して、地上で最も生命力のある生物へ変貌を遂げる。 これがッ! これがッ! これが『バオー』だッ!! 発現時には全身の体毛が青く変化して逆立ち、額には第三の目を思わせる赤い触角が発生する。 武装現象発現中はこの触角で全感覚を賄うため、通常の五感はバオーにとって無意味なものとなる。 バオーは触角で「におい」を察知して行動し、特に邪悪な「におい」すなわち自身への殺意の「におい」を最も嫌う。 この「におい」を察知すると、バオーは即座にこれを排除すべく行動を開始する。 主に宿主と自身を守るために発現し、発現中はバオーが肉体の制御権を得るが、宿主の意思を尊重することもある。 そのため宿主の意思での発現も可能だが、基本的にバオーは生物としては穏やかであり、無意味な殺戮を行うことはない。 バオーを完全に宿主の制御下へおくためには、宿主の理性とバオーの本能が一致しなければならない。 また武装現象発現中、バオーは「バル!」「バルバルバルバル!!」「ウォォォ――ム!!」など異様な咆哮を轟かせる。 《バオー・アームド・フェノメノン》 バオーが最初に発現させる第一の武装能力。 痛覚を遮断、瞳孔散大、平滑筋弛緩、細胞組織が変化。 皮膚は特殊なプロテクターに変わり、筋肉・骨格・腱には強力なパワーが宿る。 加えて以下の武装現象を自在に発現させ、使いこなせるようになる。 《バオー・メルテッディン・パルム・フェノメノン》 体外に排出されると強力な溶解液へと変わる分泌液を放射し、標的の肉体や金属などを融かす武装現象。 噴射の際に自身の体組織も溶解させるが、同時に新たな皮膚を生成・再生するため、事実上のダメージはない。 またこの溶解液と前述の再生能力を組み合わせ、「生きた生物の中に潜り込んで身を隠す」なども可能とする。 《バオー・リスキニハーデン・セイバー・フェノメノン》 皮膚組織を再構築し、硬質化させて刃物状にする武装現象。 刀身の表面でサメの歯のような極小のトゲが高速で動き回り、光の乱反射を起こしつつ標的を切断する。 柱の男たちが振るう光の流法「輝彩滑刀」と同質のものであるとされる。 切り離して発射することで、飛び道具としても使用可能。 《バオー・シューティングビースス・スティンガー・フェノメノン》 体毛を硬質化して射出する武装現象。 この体毛は体温の伝導などで一定温度に達すると発火し、突き刺さった標的を焼き尽くす。 発火自体も脅威的だが、体毛の鋭さも凄まじいものがある。 《バオー・ブレイク・ダーク・サンダー・フェノメノン》 体細胞から発生される生体電気を直列にして放出、放電する武装現象。 デンキウナギと同様の原理だが、バオーの筋肉細胞は一つ一つが強力なために60,000ボルトの高圧電流となる。 直接放電する以外にも機械などへ電力供給を行うことも可能。 【人物背景】 研究機関ドレスの実験体としてバオーを寄生させられた茶毛のシベリアンハスキー。 既に寄生から一ヶ月が経過しており、バオーとしての完成度は高い。体毛で隠された肉体はただれている。 秘密結社ドレスでは出資者へのデモンストレーションに用いられ、改造を施された虎との戦闘を強制された。 頭部を砕かれた直後に武装現象を発現、一瞬の内に虎を葬り去り、出資者へバオーの恐ろしさを見せつけた。 しかしバオーの殺害方法を説明するためにレーザー照射で脳を破壊され、焼却処分されてしまった。 施設から脱走することができたのか、処分寸前にソウルジェムを手にしたのか……。 そしてマスターがこの犬なのか、それとも寄生しているバオーなのかすらさだかではない。 【聖杯にかける願い】 生きる この少女を守る 見滝原に満ちる「嫌なにおい」を消してやる 【ソウルジェム】 透き通った青の中に赤が滲むもの。 指輪型でバオー犬が所持できないため、普段はアサシンが管理している。 首輪を手に入れることができらバオー犬に持たせられるかもしれない。 【方針】 専守防衛 無害な「大型犬を伴った少女」を装って見滝原を探索し、襲撃者を排除する 主にC3公園からB3-4駅付近のホテル、あるいはC6繁華街のホテルを転々とする 男を誘って昏倒させる都市伝説『メアリーさん』の噂は広がっているかもしれない 【把握資料】 アサシン(静謐のハサン) 『Fate/Grand Order』および『Fate/prototype 蒼銀のフラグメンツ』 本編中のマテリアルなどを参照のこと。 バオー犬 『バオー 来訪者』文庫版およびOVA版 バオー犬は序盤に登場、バオーの説明をするためのデモンストレーションで殺処分となった。 バオーそれ自体の戦闘能力は、本編主人公「橋沢育朗」のものに準拠する。 原作コミックスでは「バオーは寄生から一定期間で成体となり、宿主を食い破る」設定があるが、 OVA版ではカットされているため、このバオー犬についても同様に時間制限は無いものとする。 .
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/26.html
自然呪文 自然クロスギア 自然城 自然D2フィールド 自然オーラ 自然タマシード カードリスト OR 《貴優成主 ダーウィン》 《五星響命 コネクト・オブ・ヴァース》 LC 《軍隊る侵略 メイトリボルバー》 《裏切りの侵略 ギョギョパラス》 《烈風の侵略 ゲイルファルコン》 ≡V≡ 《界王類伝説目 ワルド・ガイアール》 《ネイチャー・ラフレシアン》/《フィオナの地神 トワイライティア》 《偽りの名 ウワジマ・タイメシ》 《牙の大地ヤブサメ・カイザー》/《怒涛 キザクラ・オオフブキ》 《超時空ブリザード・キザクラ》/《疾風怒濤 キングザクラ・カイザー》 《氷点下の女神ギンギラ・セカイ》/《冬将軍のダイカンパ・ダブルオー》 《リベンジ・ヴォルグ》/《電光石火ケーニッヒ・ヴォルバーン》 《勇者降臨》 《十二星神ゾディアック=キャンサー》 《十二星神ゾディアック=カプリコーン》 《恐怒槌 レイジハンマー》/《真なる原始 サソリスRAGE》 SR 《暴喰の超人》 《殲滅勇者デュアファン》 《超神羅帝トルネード・ムーン》 《絶神級 ダンガン・ゴッド999》 《無限重奏 フォレスト・オーケストラ》 《界王類龍秘陣肉食目 ワルド・ジュラング・ドラゴン》 《激天龍アべックス/お前はもう終わっている》 《ザムザ・ガッザム》 《巨殻星王 キャンサー・ダブルペンチ》 《自然武者》 《世界樹の守護者テラ・パルトス》 《時空の樹冠サイファー》/《天蓋の覚醒者エメラルド・サイファー》 《回帰の角ジュブナイル》 《大魂蟲ギラファ・クワガタス》 《ボルメテウス・エメラルド・ドラゴン》 《閉ざされし嘘 ゼイガンディス》 《大いなる鎧冑 ゼイラ》 《シェル・マーケティング》 《大宇宙神砕コスモ・ハルマゲドン》 《エターナル・ミョウガ》 《大神砕ザラガ》 《英雄の名 ジャングリラ・オニフブキ》 《魚天の超人》 《偽りの名 ラスベガス》 《ウルトラ大勇者「百満開のフブキ」》 《時空の精霊エメラルド》/《翡翠の覚醒者エメラルデン》 《怒涛に咆えるガイア・ホーン》 《緑神龍ドグマセンチュリオン》 《緑神龍アーク・デラセルナ・ジオツー》 《鬼夜叉の大地ダンジューロウ》 《緑神龍ジーラドルガラン》 《雨天の超人》 《大勇者「震災の薙刀」》 《大勇者「撃墜の宝剣」》 《大地鎧冑ガイアリンゲン》 《時空の氷河シベリア》/《大陸の覚醒者ユーラシア》 《大神龍ガンザル》 《式神フェンリール》 《無敵奇想パルバン》 《驚愕の大地メルフォース》 《武士帝の超人》 《電流の大地キングダム・オブ・ビースト》 《大神砕リミテッド・フォレスター》 《無双霊樹ジオ・ソル・メサイヤ》 《ダイヤモンド・サンダーボルト》 《キャノンヘッド・ビートル》 《集結の大地グラズヘイム》 《デスタシオ・リヴ・バイパー》 《豪空ジオ・キヴァンゴ・エグ》/《鎧鬼ン・キルグレ・凰》 《ソワルの大地ラングドシャ》 《妖精王ユキダル・オベロン》/《緑神龍ディルタニア》 《時空の妖精王ユキダル・オベロン》/《妻凶の覚醒者ディルガ・タイタニア》 《大神菜ハバネロ・タイラント》 《大宇宙ジオ・ショッキング》 《超双神龍ヴァイタライザー》 《源流の大勇者<ライジング・サン>フブキ》 《大神菜ベジューロウ・キング》 《激森!ユグドラ・カイザー》 《爆獣カイザー・クヌーズI世》 《星杯の大地インテグラル》 《大巨匠ディー・オー・シー》 《星めぐりの角ブロイア》 《稜線のグリフォーン》 《大神砕トリニティ・アース》 《緑神龍プルシャプラ》 《白昼夢の化身》 《ブロイアの聖僧、セント=イフス》 《九十九角の真勇者》 《武神甲皇ヘラクレイドス》 《激震の緑神龍ヴェスター・ジーナ》 《偽りの名 アウラ・ヴェイン》 《世界樹セフィロティーク》 《神樹の大地ジオ・フンドシ》 《爆獣ガオウ・ライオン》 《神喰らうウルシ》 《真実の角 フィアナ》 《時空の鉄壁オーガ》/《大地の覚醒者ティターン》 《花蓮妖精 リリウム》 《超神星フェーベ・ブライトナイト》 《永久の感情 野菜合体アルティメット・べジカイザー》 《森の守護神 フィオナ》 《増幅するオーラ・ホーン》 《邪神デストロイ・ハングリー》 《誇りの角 セイクリッド・フィオナ》 《界王類龍帝目 ディルガベジウス》 《革命類恐皇目 ガラムティラノ》 《世界樹 セフィロカバラ》 《闘匠 スカアハ》 《護りの神角 セフィラ》 《危機悔改》 《マックス・ホーネット》 《神砕類アイヴィーウイング》 《グランド・ギラファリオン/ギラファード・コロシアム》 《精樹龍 グランド・クラン》 《神雷のブリッツ・コーカサス》 《ミノガミ <フィオナ.Star>》 《山月の猛虎》 《卍 グ・ゾウデツ 卍/卍天トラップ》 《蟲翁無尽 ヴェール・マンティス》 《暁天の超人》 《神羅月解 パンゲア・アース》 《起死快晴のサニー・オア・サンライズ》 《豊穣の翁 ヤヨイさま》 《煌天風刃 シナツヒコ》 《鳴魂の森響 タマヒビキ》 《バングリッドX7<ヘラクレ.Star>》 《真実の味頭領ドン・モア》 《貴優成主 ゲオルギオス》 《ガリック・パンツァー》 《ジェネラルド・スタッガー》 《勝竣の芽吹き ショウミョウ》 《エンパイア・グランクレス》 《豪傑妖精ナダレ》 《森林侵略 グリーンゾーン》? VR 《真実の味頭領ドン・モア》 《緑神龍ヒノワレオ》 《殲滅の超人》 《酔い止めの超人》 《四重奏 ボンボコポン》 《龍木の信玄 ガロウ》 《樹の開拓者 メグミ》 《下弦の大地ライヴァ》 《超神龍ダグラ・ワイルド》 《神足の超人》 《真実の妖精 High・G》 《ゼッピントリュフ》 《奈落の超人》 《破滅の超人》 《沙汰蝶ダルセーニョ》 《ボルメテウス・グリーン・ドラゴン》 《緑神龍ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》 《腐肉の巨人》 《緑神龍バガリザガーバ》 《惑星の大地ジ・アース》 《ミスター 01069》 《大菜王ニック・ジャガーノート》 《超進化の超人》 《五虹の大地ダブル・エス・エフ》 《シェル・ティターン》 《変貌するウロボロス・ホーン》 《翔神サイクロン》 《撃大無双タイトォーン》 《輝石の大地ヒスドラダムス》 《時空の僧侶ビシャモン》/《神秘の覚醒者ヴィシュラバーナ》 《神土の大地シンフォニア》 《電電太鼓の化身》 《緑神龍ガイアフォート》 《剛撃無頼スサノオウ》 《大地鎧冑サンバルド》 《反撃の超人》 《緑神龍ウーラドルグルン》 《王壁の大地オーナー・ザ・サバイバー》 《緑神龍ベルゴ・モノノフ》 《武士帝の無双ダイサギ・ゴーレム》 《緑神龍カンクロウ・ペダル》/《剛撃無双ベリー・ペダル・ガイナシア》 《武士帝蒼大将ソウクロウ》 《緑神龍ジオ・アルニタク》/《無限のミラクル・ドライガー》 《決意の超人》 《伝説のサムライ ウォーズ・タイガー》 《大勇者「大地の傷痕」》 《緑神龍ガルドルム・メイソン》 《壇ノ浦の超人》 《大神砕ヒュペリオン・エース》 《包囲戦の超人》 《天下神ドクソン》 《鬼の若武者サンセット・フブキ》 《緑神龍エックス・エル・エス》 《大神砕カタストロフ・ゴルゴーン》 《時空の獣王レオン》/《覇王の覚醒者マスター・レオン》 《バルガイケメン・カンクロウ》 《強者の大地レオン・マグナス》 《高嶺の超人》 《幻翼霊樹アザトース・トーテム》 《大宇宙スヴェイン王》 《緑神龍デュープレクス》 《デスペラード・ビートル》 《エメラルド・ドラグーン》 《エヴリア森の守護者、ドグナ》 《大和神オオハツクニ》 《偽りの名 オーバー・ジーン》 《大見得の化身》 《超龍妖精マルル・ダイヤモンド》 《大妖精ローズ・ローザ》 《大妖精アルガ》 《ドクマキアシダケ》 《再誕の緑神龍ハルクーン・ベルガ》 《騎爆神クフリン》 《緑神龍グランタール》 《無双要塞マルドゥーク》 《王龍エロイカ》 《聖剣妖精カルマ》 《爆獣の大地オーラヴルII世》 《超神龍 インペリアル・ジェイド》 《轟進時代 メンデラ・イーダ》 《森の番人 オーク》 《原始 スリーガー》 《緑神龍 ボルメテウス・グランド》 《召喚の化身》 《侵蝕する残滓 ニガ=エルブ》/《五邪龍 ワームウッド》 《口寄せの化身龍》 《黄昏ヤドリギ》 《捕食の大樹龍 リンネヴィーナス》 《D2I インセクイーン》 《龍装車 パラスクス / 龍秘陣 パラス・パンデミック》 《蒙昧の辞書︎︎ ハヌクラ》 《ダイヤモンド・イリュージョン》 《神童霊騎ラギ・エレメンタル》 《天虹大帝 ミノガミ》 《迅撃隊 ディエンビエンフー/プラトーン・トラップ》 《天地星動 バラギアラ》 《時空の風神シナツヒコ》/《神風の覚醒者シナツヒコノカミ》 《フィア・エルダース》/《黒壌の秘陣》 《四季神妖精ダイヤモンド・シーズンズ》 《バイバイ・ベリー》 《龍装車 ベベントー/運命的で致命的なトラップ》 《命魂類誕生目 マナカ・ラデルーサ》 《超神龍グラスヒール・ワンダー》 《貴優成主 フランシス》 《貴優成主 ワーミング》 《界王類魔覇目 ジュラノキシュー》 《アケビビア・パンツァー》 R 《獣軍隊ジャッカル》 《ラサス・ザ・エレメンタル》 《三重奏 フルートリ》 《マナの見習い ナチュラ》 《無垢の面 アイラ》 《逸彩楽砕 パンテーラ》 《樹の精鋭 メグミ》 《シェル・トルネードγ》 《緑神龍ゼノンマスダガル》 《聖緑の超人》 《大昆虫レインボーマンティス》 《斬撃するシャープ・ホーン》 《交錯するアイデンティティー・ホーン》 《ヴェルデッド・カイザー》 《神速の超人》 《ボーソー・クワガンγ》 《バトルノイズ・カナブン》 《縛られし者ポールン》 《縛られし者ジョブズ》 《縛られし者レイ・ザ・ガンマン》 《緑神龍ガブリアース》 《悦楽蝶モデラート》 《スリリング・G》 《オドロキナナフシ》 《剛撃大地ハルマ・ニョライ》 《クアトロクロス・ビートル》 《偽りのミスター 7su・オドリ》 《シェル・ガバナンス》 《亀裂の大地ザラガミラ》 《緑狼の始祖ヘイワドリーム》 《波打ち際のハローネコ》 《ダイヤモンド・TR》 《フブキ隊の神羅ガッデムゴング》 《聖銅石の鎧》 《神化の大地エボリューション》 《覚醒樹サイキック・ブロッサム》 《幻獣ミスター 101》 《竜脈の超人》 《シェル・キュムロニンバス》 《雷帝の超人》 《妖精伝説 エヴァンジェリーナ》 《大勇者「八岐ノ暴走特急」》 《シェル・プリズマー》 《シェル・ライジング》 《セイレーン・ケティデッド》 《永遠を生きるアンフィニ・ホーン》 《転生するブランチ・ホーン》 《パライジスの化身》 《大呪詛キマジナ》 《猛育星チンクイデア》 《アラームネイチャーγ》 《棘刺ジオ・ローズ》 《シェル・コンボイγ》 《無限勇者「破天の荒脈」》 《ムゲンボウチョウダケ》 《シェル・ポッド》 《センメツカワラダケ》 《猛毒アジサイ》 《いにしえの鎧》 《緑神龍ゼキラ》 《無双式神ケッカイ》 《マタドール・ボックリ》 《世界樹ミリオンジーガ》 《超神龍ガイアドレール》 《超空要塞アルカトラズ》 《無双賢樹ガオウ》 《剛撃霊樹ミスリアム》 《緑神龍カノン》 《霊騎グリムール》 《式神シヘイ》 《未発掘の探検家ジョン》 《土隠の鬼若ジローボウ》 《式神鎧冑ヤシロフライ》 《紋章無双バラ》 《文明の逆鱗》 《開闢妖精アナストラ》 《緑神龍バルグライラゲルン》 《式神リーフ・サーファー》 《式神イザナギ・ランサー》 《緑神龍イナズマナイン》 《千夜一夜の化身》 《緑神龍フェザントムーア》 《大宇宙ギンガ》 《無双霊騎アステリオン》 《剛撃勇猛ジオ・ケンタウリ》 《森羅万象の超人》 《超神龍ウォーズ・エボリューション》 《剛撃大地ユーラシア》 《新世フェイブル・ニュートロン》 《次元の長の化身》 《ヴェルサイユの化身》/《救星のララー・クレイドラー》 《一刀大地・松刃》 《ハイドラの超人》 《冒涜せしナチュラル・マキナ》 《無双大地ビバ・ガガルディ》 《ソワルの妖菓子卿》 《レジェンスの自然主義者》 《蟻塚の巨像》 《霊脈の超人》 《シェル・グレートウォール》 《歓喜の踊り子カタリーニャ》 《砲丸の化身》 《共鳴するボルト・ホーン》 《シェル・カテドラル》 《戦絆の大地グランダム》 《捕鯨の超人》 《満員御礼! エメラルド・カイザー》 《ソワル大霊卿 フラウリア=シェリー》 《SUDACHI・カイザー》/《四国統一! HENRO・ドラゴン》 《蹂躙するチャリオット・ホーン》 《霊騎ルサカーン》 《緑神龍サバイバル・グリーン》 《葉の嵐トラップネイチャー》 《凍結の大地フリーズヴァイン》 《残骸の超人》 《どすこい雲龍!イダイダマル》 《最強行司ハッケヨイ・グンバイ》 《シンリョク・エメラルド・カイザー》 《激辛のヒーハー・カイザー》 《神誕のゴッド・エッグ》 《震撃の大地トランシルバー》 《エヴリア森の自然魔導師》 《鎌鼬のグリフォーン》 《メサイアの高僧、イフス》 《風纏のタイガー次郎》 《荒廃の化身》 《幻妖ザクラ》 《勇猛爆獣ボスワレフI世》 《緑神龍ディンパザイル》 《式神ゴストン》 《オホツチ・ダスト》 《熱情の超人》 《秘護聖ゼビリス》 《森霊エヴリア》 《ドグナの侍女、トリネー》 《緑神龍ギア・アース》 《緑神龍アースガルド》 《再生のハニハニ・ファーマー》 《激発の大地グスタフ・ドーラ》 《巨立の大地ヤッテマレ》 《斜陽の超人》 《大昆虫タイタンマンティス》 《入子の化身》 《緑神龍グラムランザγ》 《シェル・メガロドームγ》 《墓標の化身》 《虎穴の顎》 《オメガ・トゥレイト》 《緑神龍ラグライシス》 《祈りの角ジャスティス》 《妖艶ハイビスカス》 《式神ピュリッツァー》 《粉砕の拳》 《夢纏の狼師ウルフル先生》 《緑神龍グリンバルト》 《グリ-ド・グラスホッパー》 《偽りの王 シュトラウス》 《葉踊の化身》 《深緑の大王ライノハイパー》 《偽りの名エアリーズ》 《緑神龍エンジェル・フェイク》 《パパラッチ・カカオッチ》 《怒れる湖のティンさん》 《陽炎妖精フューシャ》 《お山の大将マウンテンゴリ太》 《花束妖精ミポロン》 《大自然のP・H ガイア・グリーン》 《花蓮妖精 ロータス》 《花蓮妖精 フロックス》 《刹那の驚愕 ドッキ・リッパー》 《激情司令ファーマー》 《収穫の大木ハーベスト》 《同化の大木マーモット》 《森の番人 リーブス》 《無法超人のグランド・エッグ》 《氷化妖精バニーラ》 《剛撃無双 ナグルファル》 《捕縛の化身》 《超風軍 フェザーホーク》 《ベジハニー・パンツァー》 《剛撃妖精ティターニア》 《希望龍覇 フウリン》 《具現左神 凹》 《神羅デスフォレスト・ムーン》 《世界渡航者 ニック》 《輪廻神Q・スピリチュアル》 《山岳騎士メビウス》 《白米妖精ラララライス》 《緑神龍イナズマーチ》 《ゴージャス・ピスタチオ》 《虚の名 13/虚偽計画》 《祝祭妖精チャーグ/マインドフェスティバル》 《貴優成主 ヘンリエッタ》 《貴優成主 エレノア》 《根絶の超人》 《ワユレサビ》 《放浪する遺産 アイアンラビットンボ》 UC 《きまじめライノス》 《グレファブ・カープ》 《七夕彩るハクチョウさん》 《覚悟の桜嵐》 《妖精 ギフトー3》 《二重奏 ラビアーノ》 《独奏 ヴァイオリス》 《森の生者 グランド・デオン》 《シェル・ホールド》/《フィオナの地神 トワイライティア》 《鼓動するリヴリ・ホーン》/《フィオナの地神 トワイライティア》 《土隠ケムリダマ》 《牛乳配達プータロー》 《旋風イワカベ‐雲隠れ‐》 《霊騎バラード》 《溜息と共に吐き出された本音》 《慈愛の言葉〜哀れむだけですか?〜》 《支配タンポポ‐チライソ‐》 《食いしん坊ストロベリー》 《緑神龍ガイアグラス》 《幻想の超人》 《舞曲妖精ステップ》 《タートルエリンギ》 《時空の盾ミドルガード》/《守護の覚醒者ジャイアントガード》 《枯枝の化身》 《乱歩するユニット・ホーン》 《受信するアンテナ・ホーン》 《剛勇妖精プリティ・メロン》 《森の神秘クリスト》 《一つ目ラフレシア》 《魅惑の踊り狐フォクシーヌ》 《お疲れ用心棒クマっ太》 《バリア・フライ》 《霊騎オルカβ》 《ヘルツ・ビートル》 《荒廃ゼンマイ》 《ホーネット・ストライカー》 《カオス・スタッグビートル》 《盗聴の耳》 《DM 3rd 緑鬼龍クサナギ》 《ウラツキドクタケ》 《緑神龍バタユス》 《狡猾の化身》 《狂食竜ベルガ》 《シゲルピア・ピー》 《守護聖天テンプレア・パニック》 《紳士マツボックリストファー》 《コウガイマイタケ》 《フブキの親衛隊セレン=シェリー》 《ソワル黄金商ハッキン・パンプキン》 《シェル・カンパニー》 《茂りクロヅル》 《剛勇幻獣キャロットナイト》 《吹雪鬼の一番槍》 《シェル・ウェザーノート》 《入道雲の超人》 《森獣ジゼラ・バイパー》 《魔獣妖精クラリッサ》 《緑神龍オーガトレイン》 《大神砕グレンデルペタ》 《シャロン・プッピー》 《シェル・ジャガーノート》 《ウェイク・クリケット》 《ユニコーン・クインビー》 《翡翠ハルジオン》 《災厄のアネモネ》 《黄泉返りマーガレット》 《ヤタの化身》 《星道の鎧》 《緑神龍ジオ・ギルガメッシュ》 《時空の打々々ピコ》/《兆打の覚醒具ピコピコ・フルボッコ》 《土隠忍シュンゲツ》 《時空の団結リートレクス》/《超軍の覚醒者ウェーブ・エリーテクス》 《再生妖精レソポンガソ》 《ソリッド・マンティスβ》 《時空の遊蝶アゲハβ》/《魔蝶の覚醒者トビシ・アゲハβ》 《賢樹妖精リルガ》 《チェンジ・カリサリス》 《ネイギットネイチャー》 《抜刀の巨人》 《時空の猫又ワビー》/《闇又の覚醒者ワビサビ・サイレンサー》 《散光するミラージュ・ホーン》 《結界の化身》 《穿つ三叉》 《エンシェント・カマキリ》 《恨みオニヅタ》 《時空の金枝リャンメン》/《時空の緑樹リャンメン》 《獅子の戦槍》 《緑神龍ガイアフォーク》 《抜き足クロユリ》 《無頼霊樹ウィーン・ブルテン》 《勇猛無双ゾルファンネル》 《鎧冑無頼ブレードリンゲン》 《剛撃武装ガイアフォーク・利通》 《一瞬の化身》 《グングンクスノキ》 《ファインネイチャー》 《放浪者エル》 《式神マンハッタン》 《来貢するグリーニング・ホーン》 《空中冒険スパイドル・ムック》 《演劇の読み手カンアミ》 《爆走するメガスプリンター・ホーン》 《剛撃奇想ロドルフォン》 《合奏妖精ウノドス》 《キサラギネイチャー》 《使い魔ヨーホー》 《無頼霊騎テンデラム》 《青磁の杯》 《旋風ヒューイ》 《霊騎レッサー・クックー》 《緑神龍ゼルガマルグラン》 《アイビス・パーシャ》 《凰翔キリューダック》 《パンダニアコーン》 《時空の白翼コノハズク》/《未来の覚醒者シューティング・リーフ》 《武士帝の大地ギアニマ》 《柑橘の棍棒》 《パンダニアコーン》 《武士帝のマイアミ・オニダケ》 《宇宙凰翔パーシャ・ピタゴラス》 《シェル・ファルコン》 《モンレッドチョウ》 《幻獣妖精ジオ・タウゴン》 《勇猛妖精アポロヅノ》 《パックンの化身》 《緑神龍ジェミニライズ》 《式神アルカイック》 《トルネード・バイパー》 《沈黙せしボイステラス》 《破壊せしリジェネーラー》 《鬼桜寺院の後継者》/《怒涛 キザクラ・オオフブキ》 《疾風の歩哨》/《疾風の軍勢将》 《自然の干渉の超人》 《妖精大地ユートピア》 《ギアズの化身》/《雷雲竜ガイギアズ・ボルトカイザー》 《式神行司イノスケ》 《爆散花粉スギノキ》 《霊騎ゼレル》 《フォレストサーチネイチャー》 《神秘の大地ベリアルド》 《DM 緑神龍ヤブサメ》 《時空の龍樹ナージャ》/《世界樹の覚醒者ジャベリン・ナーガ》 《大地の武者デイブレイク・フブキ》 《霊騎スネグロスティカ》 《蛍雪の功》 《秘精獣ソルペガス》/《聖帝王アークディアス》 《バラバラ・カミキリ》 《宇宙飛行オルドリン》 《ソウクロウの影絵武者》 《シー・ジー・エムの化身》 《アンテナ・キャロット》 《野獣の剣牙》 《ワンケングレンオー~豊穣祈願~》 《西南のキリノ・カイザー》 《超空要塞ジオ・ヘキサゴン》 《永遠の剛勇妖精ピーチプリン・プリンセス》 《がぶり寄り・地皇魁山》 《グリーン・NOZAWANA・カイザー》/《サナダ・CRIMSON・ドラゴン》 《レッツ!タイマン・カイザー》 《巨匠ライガウディ》 《ヘップバーンの巫女 スタア》 《蔦を巡るヘビー・ホーン》 《ブロイアの耕し手》 《メサイア山峡の審問官》 《慈雨の超人》 《シェル・ジオフロント》 《爆獣の大地エセルレッドII世》 《アカツキ・ダスト》 《恍惚するトランス・ホーン》 《ノコギリヒマワリ》 《シェル・ガレージ》 《黒きエヴリアに泣く者》 《森霊の鎮魂師》 《牧場のハニハニ・ポニー》 《猛撃の甲者ドルクス》 《方神ビャッコ》 《友愛の化身》 《霊騎アリューク》 《闘将セルセ》 《心優しいホワイトベアっち》 《チャクラム・センティピート》 《オニテングダケβ》 《ダイヤモンド・ストーム》 《結束マングローブ》 《花椿の用心棒》 《夢想妖精リュッカ》 《教典の楔》 《祈祷妖精ミチア》 《剛撃の鎚》 《テッキュウ・クルクルン》 《爆撃ヤシノキ》 《波紋の化身》 《神頼みカスミソウβ》 《魔導妖精 アステナ》 《封印無頼 キング・ファング》 《花蓮妖精 コスモス》 《花蓮妖精 ブロッサム》 《爆獣男爵ヒゲール・ポテトVXIII世》 《湖畔妖精ヴィヴィアン》 《ガイア・フレーム 剛》 《緑神龍 ジェギラン》 《怒りの野菜レッド・キャベツ》 《勇気の野菜オレンジ・カリフラワー》 《喜びの野菜イエロー・ゴーヤ》 《恐怖の野菜グリーン・パプリカ》 《悲しみの野菜ブルー・トマト》 《嫌悪の野菜インディゴ・キャロット》 《欲望の野菜パープル・ポテト》 《繁殖の大木タージン》 《シェル・コロムビアβ》 《双角目 ダントプス》 《雪精 フレチア》 《獣軍隊 ドクドック》 《成長の化身》 《雪精 アマーギ・ゴーエY》 《爪翼 ハヤブサ》 《侵略者 ブレードル》 《剛撃横綱アケボノ》 《龍覇 クローン・デッドマン》 《求婚 リリー》 《応援妖精エール》 《グラトニー・アント》 《幻獣妖精ダルマドラ》 《軽減 ギフト-2》 《不死身のトレントβ/リターン・オブ・ザ・サバイバー》 《爛漫妖精 チャッピマイ》 《希望の使者 グリン》 《リザレクトネイチャー》/《超命獣リザレクト・アンデッド》 《時空妖精トキノ》/《覚醒妖精トキノ・クウカ》 《旋風刃 シマキ》/《疾風の始天龍 カミカゼ》 《列挙の超人》 《怒流牙 石川の超人》 《ヤッタレロボDX》 《ショウラン》 《白銅の鎧》 《貴優成主 エドガー》 《貴優成主 エラスムス》 《モブタ》 《キュリウリ》 《グレーフレー》 《プラフラム》 《かきつね》 《しょうがー》 《みょうがー》 《あくびのほるるん》 《自然精霊カモージュ》 C 《甘垂の超人》 《オドロキ》 《薄氷妖精ベルーシャ》 《打木の超人》 《桜咲く祝盃》 《作者がネタ切れしたらしいので作られた妖精》 《地獄醋苦羅覇亜の奴》 《土精 ゴーラム》 《捕食吸血植物 ヴァドレンテ》 《喧騒のメガニューラ》 《お伽噺の式神 ブラック・コミック》 《樹の民 キュール》 《民族語ギンダ》 《告白〜愛のメッセージ〜》 《式神ファンクション》 《微塵妖精ハリナ》 《深緑の刀》 《反比例するゲート・ホーン》 《承諾の守護者メガ・ラパム》 《霊賢樹マンドラ・ガンダラ》 《緑天の守護者ラ・グリーン》 《守護するヨーゼフ・ホーン》 《シェル・スピカ》 《ピーコック・ビートル》 《ブラッディ・フライ》 《北風妖精ヒューン》 《ヤケタダレダケ》 《夜の牙突》 《奇襲するストライク・ホーン》 《激高するパワード・ホーン》 《朝焼けの化身》 《パニッシュ・コンブ》 《ホワイト・パプリカ》 《シェル・スプリング》 《ブレイクアウェイ・ワスプ》 《常夏ココナッツ》 《レプリカ・パプリカ》 《極彩妖精ビビッド》 《孤独妖精クルコα》 《白金の眼》 《拝謁蝶ア・テンポ》 《秘護精シャッチーα》 《バリヤード・スコーピオン》 《ドリーム・ホタルン》 《馴染の茶衣》 《鹿毛の銀杏》 《グローイング・クラスター》 《真・ギガホーン》 《言霊妖精イノリ》 《フワリダケ》 《シンリョクネイチャー》 《メガトン・ビートル》 《不思議の化身》 《光合兵シードガン》 《翠変の次元ゴブニュ・ホーン》 《大宇宙アマツ》 《魔晶妖精リリース》 《ブンブンブン・ハチガトブン》 《痛烈ヒガンバナ》 《式神マトリックス》 《昇天するハピネス・ホーン》 《超越の超人》 《緑神龍エボルベラル》 《恵みの長竜ブラキオリア》 《ネズッチネイチャー》 《平和妖精ミラク》 《ガジガジ・アリジゴクン》 《スーパー・キューリマン》 《スタームシ》 《テンプレアの守護者タイホウ・ホーメロス》 《吹雪妖精ツクモユキ》 《無敵剛勇キョダイコン》 《啓発するハリケーン・ホーン》 《ソワルの幻想主義者》 《虹館に佇むイリス・ホーン》 《緑神龍ギアズ・レンガ》 《剛勇幻獣ジャガ・ジャガー》 《無頼幻獣ヤルキング》 《城守の化身》 《闘匠ガンバリック・ハンマー》 《シオリ・テフテフ》 《曲角の達人ヤギリーン》 《邁進するベルゼ・ホーン》 《毒舌の魔術師ペロンメロン》 《森の迷子スットコドンキー》 《シェル・クラウド》 《緑替えの巫女アメリータ》 《夜狩せしムーンレス・ムーンナイト》 《星団の精霊ジュピター》 《星見鶏の化身》 《シェル・オグル》 《ウーラニア・スパイダー》 《ショウリョウ・ドグマ》 《聖痕ラフレシア》 《レモラ・サザンカ》 《ミドリホウキタケ》 《翡翠の従者》 《緑葬の石槍》 《禁忌の杖》 《くろがねの蹄鉄》 《葉染の布》 《アクア・グリーンスター》 《衝撃の大地フルゴズマ》 《寒空の雪ん子チルチル・コナユキ》/《冬将軍のダイカンパ・ダブルオー》 《適功の銛》 《式神リンダ・ウェズン》 《時空の石角ディボα》/《天角の覚醒者タラントゥ・ディボックスα》 《前線の超人》 《契約の印》 《式神キネット》 《金色の手甲》 《時空の大地タイジュ》/《地殻の覚醒者シンボク》 《スティール・スティーラー》 《戦乱の篝火》 《青銅の薙刀》 《霊騎パープルノワール》 《時空の挑戦者ファルコン》/《鉄拳の覚醒者ファルコン・ナックル》 《天候の化身》 《またたきヒマワリ》 《突撃の矛》 《迎撃の盾》 《シェル・ボンバーダ》 《頂の超人》 《青銅の聖槍》 《アドバルーン》 《白銀の超人》 《ざわめきモクラン》 《シェル・ナガマサ》 《シェル・マイト》 《緑神龍アーチ》 《虹館のシェル・ラビリンス》 《配置するトラップ・ホーン》 《時空の博識ポルタス》/《開拓の覚醒者エンパイア》 《シェル・パレード》 《式神バンリ》 《ポレゴン SP》 《城下の門番フウタロウ》 《クロスソード・カマキリ》 《土隠ジロウマル》 《無双獣ベール・ゲート》 《使い魔タロット》 《護法僧メイキュウ》 《無頼幻獣カッチコッチ》 《霊騎チューバ》 《囃子の超人》 《シェル・ラジオ》 《魔性妖精クライナ》 《式神センヤ》 《崇高の指揮剣》 《光浴するバスライト・ホーン》 《狸の解決屋スラスラ》 《踏み荒らすコロニー・ホーン》 《雪解妖精スノット》 《氷海の隊員サムザム中尉》 《虹館の護法僧ドッペル》 《セレモニー・セツブーン》 《霊騎クジャール・ピスタ》 《時空の武人スパロウ》/《武神の覚醒者シャバ・スパロウ》 《武士帝のホワイトアイ・バタフライ》 《時空の冷笑ユーコン》/《賛美の覚醒者ユーフラテス》 《野生なる軍剣》 《二槍するブレイカー・ホーン》 《ゴウゲキ・メガ・オプタリスク》 《霊騎グーテン・ブリーテン》 《交差するソウル・ホーン》 《シェル・ジオ・ピーコック》 《剣舞するダンシング・ホーン》 《ネロ・ポトムの幻部ヒョウ》 《呪文帝の化身》 《シェル・シェル・ターボ》 《帝魂の超人》 《シェル・トロピカル》 《パワーツルタケ》 《吼える闘魂マジャップ》 《小さな戦士ガンバ》 《結束の勇士》 《サキン・パンプキン》 《築かれしウォール・ガーネシア》 《封印せしパワー・スリーパー》 《ドラゴ・バイパー》 《勇猛ハンドレッドホーン・バイパー》 《銀狼の太刀》 《掃除学者マール》/《勝火山 マール・アスピーテ》 《トゥミラスの槍斥候》 《健忘するココヤシ》 《接触せしシンリン・ウォーク》 《緑の新生子》 《鎧の遺志》 《挑発の化身》 《パンプキン・ジャック》 《式神アカシア》 《ユキグニシメジ》 《キュア・ユリーネ》 《炸裂ホウセンカ》 《スケットネイチャー》 《ニチリンアシダケ》 《レイダー・ホーネット》 《幻想家ソワル・ジェイド》 《永遠の独眼流ナッポウ》 《DM ケッカイ・グレート》/《DM大将軍 ガイギアズ・VORTEX》 《銀箔の盾》 《スダチ・SP ネイチャー》 《金箔の槍》 《旋風トラップ・ビートル》 《無垢なる牙ハクロウ》/《大想幻イノセント・ファング》 《老賢ククノチ》 《森の剛力ゴリランダー》 《ココノツボシ・テントウ》 《陰陽妖精セーマン》 《ジェー・エー・エム・バイパー》 《星団の朗》 《星館のカエルム・ホーン》 《ドラグーンメイソン・シャーマン バラメイ》 《ランネイチャー~決起~》 《ケングレンオー~森林浴~》 《激震の飛脚ウーメンボ》 《風来の狩人ビワソード》 《東洋の君主センゴク・HIMEJI》/《大陸統一!難攻不落のディス・ユーラシア》 《若頭戦艦 ライオン丸》 《シビレジオダケ》/《絶滅危惧種!DASHレッドリスト》 《地男審判ツッパリ・ミランダ》 《シヴエルの灰狼》 《爆進するダブル・ホーン》 《仇討妖精ウラミン》 《エボ・アイニー》 《パルム・エレメンタル》 《なうネイチャー》 《星団の化身》 《賢樹妖精ゴルゴーン・ショコラ》 《怒りの猪》 《イフスの愛弟子》 《エヴリア森の血統種》 《ブロイアの召喚者》 《ボンバース・アイニー》 《ソーラー・マーメン》 《緑神龍ジオ・フール》 《嘘であれと願う化身》 《ダンダン・ダンゴロン》 《無刃取りの刹那》 《爆森獣バレットネイチャー》 《緑神龍アウローラ》 《幻想の奏で手サイモン》 《ハナビ・ダスト》 《背水の刃》 《音素妖精ミュー・レイ》 《エヴリアの霊獣》 《ブロイアの門護衛》 《シェル・ドレッドノート》 《化合の化身》 《大神の魂》 《先駆けの甲者オーロック》 《密林のハニハニ・アーミー》 《勇気の甲者ヤマト》 《式神オウガ》 《式神ヒイロ》 《堅牢の牙》 《絡め取りヤナギ》 《益荒男の超人》 《仇花の化身》 《力自慢ボンバイソン》 《アーミー・パイナップル》 《ソルジャー・アントリオンα》 《彩虹妖精テンキュウ》 《猛奮するラーテ・ホーン》 《霊賢樹ラブメシア》 《開墾キリカブα》 《堅守するエスコート・ホーン》 《噛み付きアップル》 《ミラージュ・タマムシ》 《シェル・グラットン》 《豪雪妖精ドカユキ》 《警護するチャッカー・ホーン》 《爛漫妖精ミルキー》 《式神キョーラン》 《式神アカシア》 《激突するチャージング・ホーンα》 《霊騎ヤンダール》 《エダーマ・メンター》 《式神 クルトム》 《霊騎 シュタール》 《大自然のP・H マンティス・グリーン》 《花蓮妖精 ホワイトローズ》 《花蓮妖精 ブルーローズ》 《花蓮妖精 ブラックローズ》 《花蓮妖精 レッドローズ》 《花蓮妖精 グリンローズ》 《紫煙の用心棒》 《シェル・コロッセオ》 《MERON》 《グレマスター》 《森の番人 ホッパー》 《呪木の願》 《求婚 クロッカス》 《ダンシング・エルフィン》 《式神マチャリティ/バニラ・トラップ》 《春風妖精ウララ》 《小波妖精ナツミ》 《紅葉妖精モミジ》 《風花妖精ユキノ》 《希望賢樹ヨーヴン》 《時空の尖兵トメル》/《先駆の覚醒者ガードン》 《希望の使者 マミド/バニラ・ライフ》 《時空妖精クウカ》/《覚醒妖精トキノ・クウカ》 《青銅の開拓》 《先駆の森響 フェロークス》 《舞舞妖精 アサガオ/フェアリー・トラップ》 《共鳴するグリーン・ホーン》 《希望龍覇 マッハーサー》 《コモン・ヘーゼル》 《フーレシア・タンク/グロス・ライフ》 P 《ドトン・スパイダー》 《ブイブイ》 《大昆虫アトミックマンティス》 《慈愛蝶レント》 《緑神龍バルグオーガスタス》 《「紅」の超人》/《「紅」の頂 プレミアム・エンドカイザー》 《土隠剛勇パンプキン》 《DM 超神龍サイコ・フェニカ》 《雪獣の銀爪》 《人獣の鉄爪》 《洞穴の明ランプッタ》 《七草妖精カーユ》 《青紋の林檎》 《パックン・マンゴー》 《剛流無双キャロットヘッド》 《野菜大陸 ベジューロウ》 《パインガリー・ゼロ》/《野菜大陸 パイナップル・サマー》 《竜呼の谷の尖兵》 《大宇宙ジェヴァナ》 《DM 緑神龍ツバキ》 《超神龍バリオス・ニクス》 《緑神龍リーブス・ゲイル》 《霜見妖精キッカ》 《竜舞妖精タンゴ》 《大地の角ガイア》 《猛追するオクタプル・ホーン》 《昂進するグランド・ホーン》 《掘進するラグマ・ホーン》 《決壊するバリア・ホーン》 《剛勇猛ギューナス・ボーン》 《リュウノコシカケβ》 《連撃の超人》 《爆獣の霊騎トリスタ》 《爆獣の大盾》 《踊る旋風ダルタニャン》 《未知引きの手 ノイン》 《シュタイフェ・ヴィンド/シュネル・アングリフ》 《獅子舞の超人》 《豪壊の超人》
https://w.atwiki.jp/familiar/pages/3919.html
前の回 一覧に戻る 次の回 ゼロの飼い犬3 微熱の唇 Soft-M ■1 「……な〜んか、おかしいと思わない? あの二人」 あたしにとっては退屈でしかない、ミスタ・コルベールによる炎の魔法の講義の最中。 ふたつ前の席に並んで座っているピンク髪と黒髪の二人の後ろ姿を眺めながら、 隣で黙々と授業を受けている友人に小声で聞く。 「……授業中」 話しかけた相手、子供みたいな外見のタバサは、ちらりとあたしの視線の先へ 目を向けてから、すぐに講義を聞くことに興味を戻した。 ホントに生真面目ね、この子なら、授業の内容くらい本で読んでとっくに知ってるでしょうに。 小さく息をつくと、あたしは自分の燃えるような紅い髪を一房、手で摘んで弄ぶ。 タバサの同意は得られなかったけど、あたしはほぼ確信してる。 あの二人……ヴァリエール家の三女にして魔法の才能0なゼロのルイズと、 その使い魔で、平民なのにメイジのギーシュを剣ひとつでやっつけたヒラガサイト。 つい先日までしょっちゅう喧嘩してた二人だけど、恐らく……最近、”何か”あった。 なぜって、ここ2、3日のゼロのルイズってば、妙に血色が良く、ツヤツヤした様子なのだ。 逆にサイトの方は目の下にくまなんて作ってげっそりしてる。 彼に興味がある、この微熱のキュルケにとっては、見逃すわけにはいかない事態。 「(あのルイズが挙動不審な様子で、あたしに話しかけてきた翌日からなのよねー…)」 数日前、ルイズは唐突にあたしがしていたエステの話に乗ってきたんだけど、 どうも何かすれ違いがあるような感じだった。あの二人の様子がおかしくなったのはその日から。 「ここはそろそろ、ツェルプストーの女らしい所を見せないとね」 口の中だけで呟き、頭の中で計画を立てる。 面白くなりそうな予感に、口元が自然と持ち上がるのがわかった。 その日の放課後。あたしは時間を見計らって、使用人宿舎の近くにある水場へ足を運んだ。 この時間、ルイズの使い魔さんがここで干し終わった洗濯物を取り込んでいるのは確認済み。 傾きかけた日差しの下、珍しい黒髪に黒い瞳、それにこれまた変わった上着を着込んだ男の子が、 物干し用のロープからルイズのものらしい服を外している姿が目に入った。 「……ちょっと、いいかしら?」 「ん?」 呼びかけると、彼はあたしを振り向く。 その表情には平民特有の、貴族にへつらい、機嫌を伺う色が見えない。 それでいて、級友の貴族の男子があたしに向ける、見惚れるか……あるいは品定めするような色もない。 やっぱり、この男の子は、今までにあたしの身の回りにいた男とは、何かが違う。 「あ、えーっと……キュルケ。微熱の」 「覚えててくれたのね、嬉しいわ」 「そりゃ、まぁね」 そういったサイトの口元には、苦笑が浮かんでいた。まぁ、あたしが彼と初めて会ったとき、 あたしは彼とそのご主人様のルイズを思うさま嘲笑ったんだから、そんな反応も当然かも。 「で、何の用? ルイズはここにはいないけど」 「用があるのは、あなた」 そう言って彼に近付くと、サイトは洗濯物が入ったかごを抱えたまま一歩後じさる。 「俺に用? どんな?」 「ま、後で良いわ。今はあなたの仕事を先に片づけちゃいましょう。手伝うわ」 ウインクを見せて、ロープにかかっていたルイズのソックスを取り、カゴに入れる。 サイトは「あ、サンキュ」なんて呟いて、腑に落ちない顔をしながらあたしと一緒に残りの洗濯物を片づけ始めた。 ■2 「悪いね、わざわざ運んでまでもらって」 「気にしなくていいのよ、このくらい」 けっこうな重さになった洗濯物カゴを、あたしは『レビテーション』で浮かせて運んであげた。 学生寮のあたしやルイズの部屋がある階まで来た頃には、もうサイトはあたしへの印象が随分良くなった様子。 「それで、結局俺への用事って何なんだ?」 「んー……あたしの部屋で話すわ。入ってくれる?」 そう言って足を止め、ルイズの部屋よりも手前にある、あたしの部屋の戸を開ける。 「あ、だったら、洗濯物をルイズの部屋に置いてから」 「部屋にルイズがいるかもしれないでしょ。そうしたら、また何か言いつけられるかもしれないわ」 そう言って、あたしは魔法で浮かせた洗濯物カゴをさっさと部屋の中に入れてしまう。 サイトは、まぁそれもそうか、といった顔をして、あたしの後ろをついてきた。 洗濯物を机の上に下ろして、あたしはベッドに腰掛ける。サイトは、珍しそうに部屋の中をきょろきょろ見渡していた。 「そんなところに立ってないで、こっちにいらして」 「え? あ、うん」 言われるままに近寄ってきたサイトに、ベッドの、あたしが座っている横を手のひらで軽く叩いて示す。 サイトは、あたしが叩いた所よりも少し距離をとって、浅く腰掛けた。まだちょっと警戒してるのね、可愛い。 「それで、用って……」 「ふう……ちょっと暑いわね」 あたしはサイトの言葉を遮ると、髪をかき上げて後ろに流し、ブラウスのボタンをひとつ外す。 わざと少し小さめのサイズを選んでいるシャツから、胸が今にもこぼれ落ちそうになる。 あたしの横で、ごくり、と生唾を飲み込む音が聞こえた。 さぁ、ここからが微熱のキュルケの本領発揮よ。 「で、俺への用……」 「まだわからないのかしら? ひどい人」 ぐいっ、と上半身を彼の方へ寄せて、その顔をのぞき込む。彼の目には上目遣いの私の顔と、 強調された胸の谷間が映り込んでいるはず。この距離なら、香水の匂いにも間違いなく気付く。 サイトが目を白黒させ、その頬がみるみる赤くなっていくのがわかる。 いわゆるハンサムとは言い難いけど、結構童顔で可愛い顔をしてる。 この男の子が別人のように凛々しくなってギーシュに啖呵を切り、目にも止まらない速さで ゴーレムを次々に切り捨てた姿を思い出し、胸に熱いものが灯った。 上辺だけだったり、過剰に調子に乗ってる貴族の男とは、明らかに異質な人。 彼が、”女”の前ではどんな顔をするのか。どんな声を聞かせてくれるのか、知りたい。 そして、今だったらそれがたやすく可能だという自信が、あたしにはあった。 「キ、キュルケ……?」 「ええ、キュルケよ。あなたが心に火をつけてしまった女」 サイトの首筋から耳の裏に手を回すと、そのまま一気に顔を寄せる。 彼を半ば押し倒すようにして、その唇に唇を重ねた。 「んむっ!? んんーっ!!」 あたしを押しのけようとする彼の体に、ぎゅっと乳房を押しつける。この体を本気で拒絶できる男なんて 今までに一人も知らない。サイトの抵抗は、すぐに形だけのものになった。 「……っは、はぁ、はぁ……」 唇を離すと、すぐ目の前には、当惑が半分、陶酔が半分の色をした瞳。あたしの口付けによって、 彼にも情熱の火種が灯ったことがわかる。 「あなた……あのご主人様に良いようにされて、不満なんでしょう?」 「え……?」 「最近のあなたとルイズの様子を見てて、何となくわかったのよ。男のことが何もわからないルイズに 使い魔にされて、見返りも無しに無茶なことばかり要求されているんでしょう。……可哀想。あたしが、満たしてあげる」 これが、自信の理由。サイトは、使い魔である前に人間の、男性。 そのことが全くわかってないルイズからなら、彼を奪う事なんていとも簡単。 あたしは言葉に詰まっているサイトの唇を、再び奪った。 ■3 唇の間を、舌でつつく。開いて、というジェスチャー。サイトは最初は拒む様子を見せていたけど、 あたしが執拗に舌でくすぐると、少しずつ開いてあたしを受け入れた。 キスっていうのは、相手を憎からず思っているというのが前提だけど、男にとっても女にとっても気持ちが良い。 気持ちが良いというのは、最大の毒であり呪い。すぐに体も心も縛り、逃れられなくする。 胸を押しつけ、首筋を指で撫でると、サイトの体からは目に見えて力が抜けていく。 この様子だと、彼、女を知らないのかな。それはそれで、魅力的。あたしだけの色に染めることができる。 より深く唇を重ね、舌を差し入れるために顔を傾けると――先に、サイトの舌があたしの中に入ってきた。 「んっ……!? んぅっ、ちゅ……」 サイトの舌は、蛇のようにあたしの舌に絡みついてきた。擦るように、撫でるようにあたしの口内が愛撫され、 逆にこちらの体から力が抜けていく。 舌だけじゃない。サイトの指はいつのまにかあたしの顔と背中に回されていて、耳の裏と、背筋までくすぐられる。 嘘、何これ、上手い。ついさっきまで遠慮がちだったのとはまるで別人。どういうこと……!? 応戦しようとして、あたしの方からもサイトの舌に舌を絡ませるけど、それを逆手にとったみたいに サイトはあたしから快楽を引き出す。頭の中がとろんとして、このまま彼に身を任せたいなんて気分になってしまう。 こんなにあからさまに主導権を握られることなんて、滅多にないのに。 あたしとさほど身長が変わらないはずのサイトの体が、やけに大きく、包み込んでくるような気がした。 ∞ ∞ ∞ 「………遅い」 窓の向こうの、山の稜線に沈み始めた夕日を見ながら、わたしは呟く。 放課後、洗濯物を片づけたらすぐ帰ってくるはずのサイトが遅すぎる。 まさか、どこかで食べ物でも漁ってるんじゃないでしょうね。最近はご飯を抜いてもけろりとしてるから、怪しいのよ。 わたしは部屋着の上にマントを羽織ると、部屋を出た。とりあえず、思い当たる所を見て回ろう。 サイトが居そうな所はどこか考えながら廊下を歩いていると、一室のドアが薄く開いていることに気付いた。 そこは、ツェルプストー家のキュルケの部屋。あいつの男性との交友関係と一緒でだらしないわね、と思いつつ、 一応閉めておいてあげようかと近付く。すると――。 「はぁっ、はぁ……んっ……ちゅ、ちゅぐっ、ちゅる……」 「んっ…ふ、くちゅ、ちゅぷ……じゅるっ……」 部屋の中からは、キュルケ一人が出しているとは思えない、よくわからない音が聞こえてきた。 キュルケの事だから、男子を連れ込んでヘンな事してるのかも。 ウンザリした気分になって、ドアをそのままに立ち去ろうとしたとき。 「ぷはっ……は、ぁ……サイト……」 かすかな声だけど、その名前がわたしの耳に飛び込んできた。キュルケのやつ、サイトって言った!? この学園にサイトなんて珍しい名前の人間、わたしの使い魔以外に聞いたことがない。 わたしはぞくりと背筋が寒くなるのを感じながら、咄嗟に扉の隙間から部屋の中をのぞき込んだ。 「――っっ!!」 危うく、大声を上げるところだった。キュルケの部屋のベッドの上では……見紛う筈がない、わたしの使い魔の サイトと、キュルケが重なり合うようになっていたのだから。 ちょっと前までのわたしだったら、そこでカッとなって部屋の中へ飛び込み、サイトを怒鳴りつけただろう。 でも、その時、わたしは……全身が凍りつくような感覚に囚われて、その場に釘付けにされた。 ■4 「はぁっ、ふ……いいわ……じょうず、サイト……んっ!」 サイトは、キュルケにのしかかられるようにされながら、体を触っていた。 足や、背中も触ってたと思う。でもそれだけじゃなくて、耳とか、首とか……むむ、胸とか。 わたしが最近、サイトにさせているマッサージで触らせてるところよりも、もっと色んな場所を。 サイトの手や指が動くたびに、キュルケは体を震わせて、髪を振り乱す。それが気持ちいい時の 反応なんだってことを、わたしはついこの間知った。 それに、それに……キュルケの方も、サイトの体を触っていた。左手は背中に回して……右手は どこにあるのかわからない。胸とか、お腹の方? よくわからないけど、確かなのは、キュルケが手を動かすたびに、サイトの方も体をよじらせ、 息を荒くしているということ。 その光景を目にして、怒るとか、そういうのより先に……気持ち悪い、と思った。 嫌だ。やめて欲しい。そんなことしないで欲しい。止めて。不愉快。 わたしは、心臓がばくばく高鳴っているのに妙に冷えている心を不思議に思いながら、 その、半開きになっていたドアを開け放った。 「……何してるの」 こんな状況で自分の口から出たということが信じられない、冷静な……冷たい声。 さほど動じた様子もなくキュルケはわたしの方に目を向け、サイトはびくっと体を跳ねさせるように 顔をわたしに向けた。 「あっ……あ、ルイズ、これは……!!」 「……は、ぁ……何してるのも無いもんだわ。気遣いまでゼロのルイズ」 慌ててキュルケの体から手を離すサイトとは裏腹に、気だるげに髪をかき上げるだけのキュルケ。 サイトの反応よりも、そのキュルケの目。とろんと潤んでいるのに、わたしへの確かな侮蔑…… 普段わたしを小馬鹿にするときとは明らかに違う、本気の蔑みの色を浮かべた瞳が気になった。 「ひとの使い魔に勝手に手を出さないで。帰るわよ、サイト」 「あ、うん…」 その目を見るのが嫌で、サイトに声をかける。サイトは、もぞもぞと身を動かしてキュルケの下から 出てきた。キュルケは、それを止めようとしない。嫌にあっさりと、サイトの上から身をどかす。 「ルイズ、あなたそれでいいの?」 キュルケは、顔色のわかりにくい褐色の肌にも明らかな上気した頬のまま、わたしにそう言ってきた。 その言葉に疑問が浮かぶ。そんな台詞を言うなら、わたしではなくサイトに対して言うべきなんじゃないのかしら。 「言っておくけど、あたしは完全に無理矢理彼を求めたワケじゃないわよ。 彼の方からも、少なからずあたしを求めてきた。どうしてだと思う?」 「知らないわよ。こいつが犬だからじゃない?」 「違うわ。サイトは、あなたに対して不満があるから。あなたが使い魔の主人として足りていないからよ」 キュルケの言葉が胸に突き刺さる。なにそれ。何をわかった風なこと言ってるの。馬鹿にしないで。 「サイト、これだけは忘れないで。……あなたが満たされずにいて可哀想だと思ったの、本当だから」 わたしがサイトの袖を引っ張って部屋を出て行こうとすると、キュルケはサイトにそう言った。 もう嫌。ここにいたくない。サイトをここにいさせたくない。 開きっぱなしのドアから外に出ると、キュルケに『レビテーション』をかけられたらしい洗濯物カゴが わたしたちの後を追って廊下に飛んできた。「忘れ物よ」なんて言葉と一緒に。 最後まで、嫌な奴だった。 ■5 サイトを引きずるようにして自分の部屋に戻ると、それまで抑えられていた怒りが一気に湧き上がってきた。 サイトが、あの女と。憎きツェルプストー家のキュルケと。その光景が蘇って、頭にカーっと血が上る。 「何考えてんのよ! 犬! ありえない!!」 「ご、ごめん」 「謝るくらいだったら、何であんなことしたのよっ!」 サイトの顔を睨みつける。ばつが悪そうに目を逸らすサイトの唇に、紅いルージュのうつった跡が見えて、 さらにわたしの怒りに油を注ぐ。 「信じられない……! わたしに許可もなく、あんなことっ……!」 何だか、感情が高ぶりすぎて、涙が出そうになってきた。こっちも目を逸らして、文句だけ続ける。 「そこまで言うなら聞くけどさ……なんでお前の許可が必要なの?」 サイトは、うんざりした口調でそう聞いてきた。何その質問。ばっかじゃないの。 「当たり前でしょ! アンタはわたしの使い魔なんだからっ!」 「使い魔が女の子と仲良くしちゃいけないって決まりでもあんの?」 「知らないわよ。わたしが許さないって言ってるんだから駄目なの!」 言い放つと、サイトは諦めたのか、深いため息をついた。そして、もういいや、といった態度でくるりと 踵を返す。 その態度が、とても嫌な感じがした。冷静に考えると、わたしも勢いで酷いことを言った。 サイトにうんざりされても仕方が無いことを。 「あ……ちょっと言い過ぎたわ。別に、アンタが女の子と話そうが構わないけど、キュルケとだけは駄目。 あと、体に触るのもだめ……それ以外ならいいわ」 譲歩の台詞を言ってる最中に、自分で気付いた。わたしは、サイトが”キュルケと”ヘンなことをしていたからと いうより先に、わたし以外の他人の体を触っていたこと、他人に体を触られていたことを不愉快だと思ってたことに。 「あ、そ。ありがとうゴザイマス。寛大なご主人様のお言葉にこのサイトめは感服の至りです、っと」 サイトはもうわたしの方を見ようともせずに、洗濯物を片付け始める。怒っているというより、冷めている様子。 急にサイトが遠くに行ってしまった気がして、辛かった。 不意に、さっきのキュルケの言葉が思い出される。サイトは、わたしに対して不満を持っている。 だからキュルケなんかにほいほいついていくし、わたしを苛立たせることばかりする。 そう考えてみたら……わたしは、サイトに何か報いることをしただろうか。文句をいいつつも 一応はわたしが言いつけた仕事はするようになったし、最近はマッサージまでしてくれるようになったサイトに、 主人として相応のご褒美とか、ねぎらいの言葉をかけていたかしら。 わたしが使い魔の主人として足りない。キュルケはそう言っていた。 そうなの? サイトが使い魔として駄目なんだってばかり決め付けてたけど、わたしにも責任があった……? 急に不安が襲ってきた。もし、そうなら。わたしのせいで、サイトがわたしに従わないんだとしたら。 サイトはまた、キュルケとかの所へ行ってしまうかもしれない。また、さっきみたいなことを……。 嫌だった。理屈じゃない。認めない。許せない。それを考えると、気持ちの悪いモヤモヤが胸の中で 膨らむ。サイトにマッサージされた時のような気持ちのいいモヤモヤとは、全く逆の不快感。 「サイトッ!」 わたしは、深く考えないでサイトに呼びかけた。 「はい?」 「け、剣を買ってあげるわ。あんた、剣士でしょ。自分の身くらい守れるように、剣を持たせてあげる」 唐突な提案に、サイトは目を白黒させた。「そりゃ、ありがと」なんて返事したけど、嬉しいというより 戸惑いの方が大きい感じだった。 わたしも、自分で言った事ながら、何か違うと思った。サイトに剣が必要だと思ってたのは確かだけど、 これじゃ、物で釣ったみたい。使い魔に報いるご主人様の行動としては、二流もいいとこ。 「え、えっと……それだけじゃないわ。サイト、ベッドに横になりなさい。 わ、わわわ、わたしが、その……マッサージしてあげるわ。特別に。感謝しなさいよね!」 ■6 もうひとつ、咄嗟の思いつき。どうしてそんな言葉が出てきたのかといったら、たぶん、さっき キュルケがサイトに触っていたときの、サイトの様子が目に焼き付いていたからだと思う。 サイトは、気持ちよさそうだった。キュルケに触られて。 そりゃ、当たり前ね。わたしがサイトに触られて、あんなに気持ちいいんだから。サイトだって同じはず。 だけど、サイトがあのキュルケに触られて……いや、気持ちよくされてたって事が、気に入らない。 気持ち悪い。許せない。思い出すだけで、胸に嫌なモヤモヤが溜まっていく。 だったら、わたしがしてやるわ。そうしたらわたしに感謝して、わたし以外の女に尻尾振ったりしないでしょ。 「お前が、俺に? 熱でもあんのか?」 「失礼ね、他人の好意は素直に受け取りなさいよ」 わたしはサイトのところにつかつかと近寄る。その唇にまだキュルケのルージュの跡が残っているのを 思い出して、サイトがとり込んできた洗濯物の中からハンカチを一枚掴みとり、サイトの顔にごしごし擦りつける。 「うわっ、何!?」 「口紅で汚れてるのよ、さっさと拭きなさい!」 「わあった、自分でやるから!」 サイトにキュルケの痕跡が残ってるのが、気に入らない。自分でも不思議なくらいムカムカしてる。 完全に口紅の跡を消させたあと、サイトをベッドに俯せにさせた。ちょっと気に入らないけど、床に寝かせるのも 可哀想だし今回は特別に許すことにする。良い主人は使い魔にも寛容なのよ。 サイトはまだ半信半疑な様子で、居心地が悪そうにわたしを見上げている。 「……ルイズの匂いがする」 「嗅がないでよ馬鹿っ! あとそんなこと思っても言わない!」 枕に顔を埋めているサイトが言った言葉に、顔が一気に熱くなる。なんでこういつも一言多いのかしら。 サイトの横まで移動して座り込む。マッサージなんてやったことないけど、あんなに上手だったサイトだって 素人だと言ってたんだし、そんなに難しいものじゃないはずよね。 サイトにされたことを思い出しつつ、ふくらはぎの辺りに手を持って行く。ここら辺では見たことがない生地の ズボンの上から、サイトの足をぎゅっと掴んでみた。 「うひゃひゃひゃひゃ!!」 「なっ、何よ!?」 サイトはぞわぞわと足を震わせて、珍奇な叫び声を上げた。 「くすぐったい! それ、くすぐったいから」 「失礼ね、ちょっとぐらい我慢なさい」 その反応にムッときて、思いっきり力を込めてサイトの足をぎゅうぎゅう押す。サイトは身を縮こませて、 逃げたり吹き出したりするのを我慢している様子。 「何よ、気持ちよくないの?」 「いや、そもそもルイズの力が弱いから、効く以前にくすぐったいだけで…」 サイトはわたしに触られてるのに、本当にあんまり良さそうな感じじゃない。 どうして? サイトがわたしにするのと何が違うの? キュルケに触られてた時は、あんな反応してたくせに……! 悔しくて、いらいらして、わたしは体勢を変えることにした。サイトの両脚を跨いで、足首の脇に膝を下ろす。 そこから、体重をぜんぶ乗せるようにして足を揉んでみる。 「ちょ、ルイズ!?」 「じっとしてなさい! ほら、いいでしょ! 気持ちいいって言いなさい!」 自分でもヤケになってる気がしなくもないけど、必死になってサイトの足に力を込める。こうして触ってみると、 サイトの足って結構筋肉がついてて固い。 サイトがこの格好でわたしにマッサージする時は、本当に乗っかったらわたしの足が壊れちゃうだろうから 跨るだけで腰は浮かせてくれてる。けど、わたしがサイトにするなら、足の上に座り込んでも全然大丈夫。 サイトは普段あんまり体型がわからない服装をしてるけど、やっぱり、わたしとは全然体つきが違う。 それを意識したら、なんだかどきどきしてきた。よく考えたら、この格好って、ものすごく恥ずかしい。 男の人をベッドに横にして、その上に乗っかってるなんて……他人に見られたら、絶対ヘンな誤解される。 ■7 「あの……ルイズ?」 わたしが急に湧き出してきた恥ずかしさに戸惑っていると、サイトがおずおずと話しかけてきた。 「な、なによ?」 「その、もういいや。十分ルイズの気持ちは伝わったから。あんがと。もういいよ」 その言葉に、落胆する。気持ちよくないから、もうやめていいって事じゃないの。 「……わたしじゃダメなの? サイト、良くならないの?」 「いや、もう十分良かったから。満足満足。だからどいて、マジで」 じわっと目頭が熱くなった。何それ。良くないなら良くないってはっきり言いなさいよ。 お世辞まで言って機嫌伺うことないじゃない。 自分が空回りしかしていなかったことに、涙まで零れそうになる。どうして? わたしには何が足りないの? 「なんでよ……なんでダメなのよ!」 「あー、うー、その、つまりだな、大変言いにくいんだが、俺の足にルイズのお尻が……」 …………。 「は?」 「あーもう! お前の尻が俺の足の上に思いっきり乗ってるの! このままだと大変な事になるから さっさとどけって言ってんだよ! 気付け馬鹿!!」 サイトは堰を切ったように一気にまくしたてた。わたしはその言葉で、わたしがサイトの体に触れているという事は、 サイトもわたしに触れていることになるんだという事実に、ようやく気付くことになった。 一気に頭が沸騰する。 「ば、ばかーーっ!! 早く言いなさいよ!!」 「だから遠回しにどけって言ってやったろ! 俺の気遣いを無下にしやがって!」 わたしは跳ねるように立ち上がる。お、おおお、お尻。サイトにお尻を乗っけるどころか、 体重をかけてぐいぐい押しつけるみたいな事までした。頭も体も熱くなりすぎてぐらぐらする。 「ばかっ! ばかっ! ばかっ! いぬっ!」 「痛っ! いたいってば! ってか俺悪くねーだろ!?」 自分でも何をしてるのかわからないまま、足下に寝ころんでるサイトの背中を思うさま蹴りつける。 もう、もう! 何がマッサージよ! こんなやつ、足で十分よ!! 「んくっ!」 わたしがサイトの背中の一カ所にかかとを落としたとき。サイトはそれまでの悲鳴とは、微妙に異なった響きの 声を上げた。その声に、思い当たるところがある。 わたしは少しだけ冷静になると、サイトがその声を上げた場所を、今度はゆっくり、ぐりっと踏みつける。 「うっ…く、はぁ……」 サイトは身をよじらせたあと、ため息に似た深い息をついた。あ、これ。ひょっとして。 「……ひょっとして、気持ちよかった? 蹴られて? 踏まれて?」 恥ずかしさよりも勝る、好奇心。手で触った時には鈍かった反応とは、全然違う。 「よ、良くねぇよ! いいからもうどいてくれ……」 今、慌てた。嘘ついてる。わたしの口元が自然に持ち上がりそうになる。 「嘘ね。良いんでしょ。手でやってもさっぱりだったくせに踏まれたら気持ちよくなるなんて、変態なんじゃないの」 ぐりぐりぐり。さらに力を込めると、サイトは絞り出すような声を上げて身悶えた。 これよこれ。こういう反応が見たかったの。 「ちっ…げぇよ、足でされたからってより、お前の手の力が弱すぎるから、足でやってようやく効いたんだよ。 俺も、小さい頃に父ちゃんに背中に乗ってマッサージするの頼まれたことあるし……」 ふ、ふん。もっともらしい言い訳までしちゃって。でも今、サイトは面白いことを言った。 ■8 「なに? じゃあ、踏むだけじゃなくて乗っかってもいいの?」 「はい?」 思いついてしまったら、もう我慢できない。わたしはサイトの返事を待たずに、サイトの背中を両脚で踏みつけて その上に乗っかった。 「ぐっ……う、あぁ……」 サイトは変な声を漏らしたけど、本気で苦しんでるって感じじゃなかった。むしろ、サイトの言う”効いてる”って風。 「ほ、ほら、どう? いいんじゃないの? いいでしょ?」 「くっ……ふ、んくっ……う……!」 力を込めるたびに小刻みに震えるサイトの背中から落ちないように注意しながら、ちょっと後ろに下がったり また前に戻ったりする。 心臓がばっくんばっくん言ってる。頭の中に霧がかかったみたいになる。よくわかんないけど……楽しい。 わたしがサイトに乗っかって、踏みつけて……それなのに、サイトが”良さそう”になってる事が、嬉しい。 ――わたしの方まで、気持ちいい。 「あ……嘘だろ、これ……やめ、ルイズ、マジでやめて……」 ぎゅっとわたしのベッドの布団を握りしめるサイト。その反応がホントに嫌なわけじゃないってこと、知ってる。 「やめない。やっとサイトが良さそうになったんだもの。やめるわけないでしょ」 腰の方をかかとでぐりぐりすると、サイトは切ない声を上げた。その声。キュルケに触られてた時より良さそうな声。 その声を聞く度に、他人の手垢がついたサイトが綺麗になり、わたしのものに戻っていく気がする。 「あっ、だめ、やばいって、だめ、ほんとにだめ……!!」 「え……え?」 サイトの声に、切羽詰まった色が混じる。身のよじり方も、さっきまでとは違う。本気で、わたしを 振るい落とそうとしている様子。 あ、もしかしたら、気持ちいいのが溜まりすぎて、苦しくなった時の。だったら、尚更止めるわけにはいかない。 だって、それが溢れた時が、一番気持ちいいんだから。 「こ、こらっ! 暴れないでよっ!」 「ルイズこそ動くなっ! こればっかりは本気でマズいから……!」 逃げようとするサイトの上で、バランスをとることができない。後ろに倒れ込みそうになって、 慌てて足の踏み場をずらす。 ずぼっ。 あれ、変な感触。足が沈んだ。咄嗟に確認すると、サイトのお尻のすぐ下、太股の間あたりに つま先が入り込んでしまったらしい。ぎょっとしてその足を引き抜こうとしたら――。 「う……あ、ああぁ……」 サイトはとろけたような、絶望したような、よくわからない声を上げた。サイトの体がびくんびくん跳ねる。 ひょっとして、一番気持ちいいのになった? 足の下でサイトが震えるのを感じながら、期待する。 それから、何十秒かして。ぐったりしてしまったサイトの喉から漏れてきたのは、 「……どいて……」 という、妙に冷えた声だった。さっきまでの懇願とは違う、淡々とした声。 「あ……うん……」 なぜかその静かな声に気圧されて、わたしはサイトの上から降りる。サイトはゆっくりと身を起こすと、 これまた静かな動きでベッドから降りた。 「あ、サイト。そ、その……良かった?」 聞くと、サイトはわたしの方を向き、……笑いかけた。感謝の笑顔とはほど遠い、自嘲みたいな引きつった笑み。 「サ、サイト…?」 なんだか、致命的に悪いことをしてしまった予感がする。それが何なのかはわからないんだけど。 サイトはそのまま、ふらふらと変な歩き方で部屋から出て行った。 どこに行くのか聞きたかったけど、その背中が『何も聞くな』と語っているような気がして、声がかけられなかった。 後に、わたしはこの日の出来事を思い出す度にごろごろ悶え転がることになるのだけれど、それはまた別のお話。 つづく 前の回 一覧に戻る 次の回
https://w.atwiki.jp/gumdamblackcat/pages/434.html
リビアでは、ブラックハウスとヒップギグが闇夜の中で南進を始めようとしていた。この広い砂漠のどこにロンメル隊が潜んでいるのか、全くわからなかった。だが間違いなく敵はいるのだ。 ブラックハウスはヒップギグに先行し、フェンダー級のそれより強力なレーダーを駆使して警戒に当たっていた。だが砂漠地帯のミノフスキー粒子濃度は意外に高く、レーダーはほとんど頼りにならなかった。 それでもブラックハウス隊は砂漠を進む。夜が明ける頃には、二隻の船はロンメル隊の懐深くに入り込んでいたのだった。 「レーダーに微弱な反応!9時の方向、距離8000にMSがいる模様です。数は3、接近してきます!」 朝日が差し込む艦橋では、今日もまたカントーが接敵を報告していた。クルーの視線が一斉に左舷に向けられる。起伏がある地形のためMSの姿は確認できないが、敵が移動したためにあがったらしい砂埃が見えた。 砂埃はかなり大規模に上がっていた。 「三機のMSだけとは思えません。かなりの大部隊と思われます。」 双眼鏡を覗いていた京があずにゃんに言った。あずにゃんも同感だった。少なくとも戦車が10輌はいそうだ。さもなければあれほどの砂塵が舞い上がることはないだろう。 「ロンメル隊は私たちが思っているよりも強大なものなのかも知れません。先手を打って攻撃します。MS隊発進準備!」 あずにゃんはそう言うと受話器をとり、ヒップギグを呼び出した。艦橋正面のモニターにヒップギグのリツが映し出される。 「リツ先輩、左翼の敵に攻撃をかけます。ヒップギグは艦砲射撃で支援をお願いします。ブラックハウスはこのまま敵に向かいます!」 「合点承知だよ!ミオ、左翼の敵に主砲全力射撃用意!!」 「まず副砲で距離を測った方がいいんじゃないか?」 「チマチマしたのは嫌い!」 通信が切れ、アークがあずにゃんに報告を上げる。 「ブラックサンとマスパは発進準備完了、ヤラナイカも間もなく出られます!BlackCatはジャイアントバズの最終調整がまだ終わりません!」 あずにゃんはそれを聞くと今度は艦内通信を開いた。 「ハルヒさん、ジャイアントバズの調整はまだかかりますか?」 「わからないけど、5分でなんとかしてみせるわ。」 「4分でお願いします。」 「やってみる。ユキ!手伝ってちょうだい!」 通信が切れ、あずにゃんは再び受話器を置いた。丁度その時、後方のヒップギグが全砲門を一斉に開いた。 ロンメルは自ら砂漠仕様のザクを駆り、最前線で指揮をとっていた。だが、彼の指揮するMSは自身のものを含めて3機しかいなかった。カントーの報告は正しかったのである。しかし、MSに付随して走るトラックがいた。 トラックの荷台には航空機用のプロペラエンジンが回っており、これが砂塵を派手に舞いあげていたのである。これこそ、ロンメルが得意とした砂漠ならではの欺瞞作戦であった。彼はこの他にも農業用の犂のような装備も用いていた。 これはプラウと呼ばれ、トラックの両サイドに取り付けられていた。プラウからは数本の爪が伸び、これが地面を引っ掻いて舞い上がる砂塵を倍増させていたのである。 ロンメルは少数の部隊を大部隊に見せかけるこうした手段によって、物量に勝る連邦軍に何度も手痛い一撃をくわえていたのだ。しかし彼の作戦の真の意図は単に部隊を大きく見せることではなかった。 ロンメルを含めた三機のザクはあくまでも囮であった。彼は自分の位置からブラックハウス隊を挟んだ反対側、つまり西の方向に部隊の主力を配置していたのである。 この主力部隊、砂漠仕様のザク15機は、砂漠の稜線に隠れながらゆっくりとヒップギグに近づきつつあった。 ヒップギグは囮役であるロンメル達に熾烈な砲撃を繰り返していた。ロンメルはザクを細かく機動させながら直撃をさけ、チャンスを伺っていた。主力部隊がヒップギグのすぐ近くまで接近した時、彼らは一斉に突撃をかける算段になっていた。 しかしそれを待つ間にブラックハウスからMSが発進してきた。マスタースパークはブラックハウスの甲板上にあがり、100mmマシンガンを握ったヤラナイカと相変わらず素手のブラックサンが展開しながらロンメルの方に向かってくる。 ロンメルの周りには二隻の戦艦から発射される無数の砲弾が次々に降り注ぎ、砂塵をさらに巻き上げてロンメル達の機体を隠してしまった。ロンメルはプロペラエンジンを積んだトラックに後退を命じた。 すでに敵はこちらの全容を確認することはできないだろう。トラックの役目は終わった。ここからはMSの仕事だ。 † † † † † わたしとシンはマスパの援護射撃の下をゆっくりと進んでいた。マスパが載っているブラックハウスはわたし達すぐ後ろにいて、さらに後方4000mに砲撃を続けるヒップギグがいた。着弾地点はもう目の前だ。 かなり激しい砲撃だが、敵がこれをしのいでいる可能性は十分ある。あたりは砲弾の爆発が舞い上げた砂塵のせいで視界が悪い。わたしは通信でブラックハウスに言った。 「敵の位置を確認するからヒップギグに砲撃を止めさせて。これじゃなんにも見えないよ。」 間もなくヒップギグが砲撃を止め、徐々に視界がクリアになってきた。 「気をつけてシン。何機の敵がいるかわからないよ!」 「わかってますよ!」 シンが答えた時、遥か後方、ヒップギグの背後に一発の信号弾が上がった。 「なんだ?あれ…」 シンのヤラナイカが後ろを振り向いた。その瞬間、砂塵のベールを振り払い、一機のザクがヤラナイカに襲いかかった。 「シン!後ろッ!!」 わたしは慌ててヤラナイカの元へ駆け出した。その途端、今度は遠くのヒップギグで爆発が起こった。艦尾が炎と黒煙に包まれ、今にも艦橋が飲み込まれそうだった。 そして正面に視線を戻すと、ヤラナイカとザクが取っ組み合って地面を転がっていた。 「シン!今行くよ!!」 だが、わたしの進路を阻むように、新たなザクが飛び出して来た。ザクはマシンガンをブラックサンの足元に撃ち込み、砂埃がもうもうと舞い上がった。 「こいつッ、目潰しのつもりか!!」 わたしはブラックサンを一歩下がらせ、見えなくなった敵を探した。劣悪な視界状況の中、わたしは背後に敵機の影を見た気がした。 「そこかッ!!」 振り向き様にブラックサンの右腕を繰り出し、確かに何かを掴んだ。だがそれはバイタルチャージを起動する前に弾けてしまった。 「風船ッ?!ダミーか!」 刹那、わたしの直感が真後ろにいる敵を察知していた。すぐさまもう一度振り向こうとするが、わたしの操作に機体の反応がついてこない。ブラックサンは振り返る前に強烈な衝撃を受け、地面に押し倒された。 見上げると、ヒートホークを振り下ろそうとしているザクの姿が目に入った。 † † † † † 「艦尾に被弾!ヘリ格納庫より出火しています!!」 「ザクが突撃してきます!!」 ヒップギグの艦橋では、突然現れた新たな敵を前にクルーの焦っているような報告が飛び交っていた。 「両舷全速前進、取り舵いっぱい!ブラックハウスに合流してから反撃に移るよ!」 リツが素早く命令を下し、動き出したヒップギグの行く手に一機のザクが立ちはだかる。 「主砲!当てなくていいからザクに砲撃!」 リツの命令が直ちに実行され、第一砲塔の3門の40.6cm砲が同時に火を吹いた。砲弾はほぼ水平に飛翔し、ザクを飛び越えてその後方に着弾したが、爆風はザクを後ろから吹き飛ばしザクの機体はすくなくとも100mは飛ばされて地面に激突した。 ようやくザクが立ち上がった時には、今度は副砲の12.7cm砲が正確に照準を測ってザクを撃ち抜かんとしていた。発射された砲弾は主砲のそれより速い初速でザクを捉え、機体は胴体を爆散させながら崩れ落ちた。 しかしその間に他のザクはヒップギグに追いすがり、至近距離から後部第3砲塔と撃ち合いを演じていた。戦艦の主要部分は「自艦の主砲攻撃に耐えうる防御力」を持つよう設計されている。そして各砲塔の正面防盾もその例外ではなかった。 第3砲塔はザク・マシンガンの弾丸をはね返し、逆にザクに40.6cm砲弾を叩きこんだ。あまりの近距離のため、砲弾の芯管は作動せず、直撃を受けたザクは胸に巨大な貫通痕をつけて倒れた。 しかしロンメル隊主力のザクはヒップギグを追うのをやめようとはしなかった。ヒップギグはすでにブラックハウスからさほど離れていない場所まで来ていた。ブラックハウスの後部ミサイルが発射され、群がるザク13機が一斉に回避行動を取る。 ミサイルが地面に着弾し、またしても砂塵が舞い上がって視界を奪った。 この隙にヒップギグはその船体をブラックハウスの横に並走させた。二隻の戦艦の目前では、ロンメルを含む三機のザクと黒猫のブラックサン、そしてシンのヤラナイカが入り乱れて戦っていた。 黒猫とシンは不慣れな砂漠に足を取られ、機体がもつ起動力を生かしきれていなかった。一方のザクは砂漠戦に熟練しており、わざと砂塵を巻き上げ黒猫達を翻弄しつつ、はるかに高性能なはずの連邦のMS相手に善戦を続けていた。 † † † † † BlackCat の修理を手伝っている最中に、オレは一人の整備兵からパイロットスーツを手渡された。小柄で寡黙なその女性整備兵は黙ってスーツを差し出してきたのだ。胸のプレートの文字は「ユキ・ナガト」と読めた。 たしかSOS団の整備兵で、専門はコンピュータの筈だ。今まで話したことはなかった。 「あなた、私と同じ感じがする。何故?」 ナガトはオレに向かっていきなりそう言ったのだ。戦闘中なのにオレたちの周囲はやけに静かで、オレたち二人だけが別世界にいるような気がした。オレは驚いたはずなのに妙に落ち着いて答えていた。 「確かに、オレたちは似ている気がするな。でも違うのは、これまで誰と出会い、どう生きて来たかってこと。お前とオレは似てるけど、同じじゃないよ。」 「そう…。…頑張って。」 ナガトは無表情のままそう言うと、足早にオレのもとから去っていった。再び周囲が騒がしくなり、ハルヒの声が聞こえて来た。 「ナガモン中尉!もうすぐ修理が終わるわ!さっさと着替えなさい!!あんたたち、中尉の着替え覗いたら承知しないわよ!!」 減るもんじゃなしに、別に構わないと思うのだが。 † † † † † ブラックハウスの射撃指揮所では、砲術長のトレインがやきもきしながら戦闘を見守っていた。すぐにでも主砲のレールガンでザクを撃ち抜いてやりたかったが、 MSは互いにもつれあうようにして戦っており、味方を撃ってしまう危険があった。 悔しいが黒猫達を支援することはできない。トレインはそう判断すると、艦内通信を艦橋に繋いだ。 「艦長!ブラックハウスは黒猫達の方を向いてたって役には立たない!後方のザクを狙うから船を反転させてくれ!!」 「正気ですかトレインさん?!戦闘の真っ最中ですよ!」 あずにゃんはトレインの突然の提案に思わず大きな声で反応していた。だが、確かに今のMS戦闘を支援することはブラックハウスには不可能だった。魔理沙まで「トレインの言う通りだぜ!」と通信を入れてきた。 その時、アークがあずにゃんを振り返って叫んだ。 「BlackCatの発進準備が完了しました!」 これを聞いた瞬間、あずにゃんはトレインの提案をのむことに決めていた。 「BlackCatは直ちに発進してください。BlackCatの射出後、ブラックハウスは180度回頭、後方の敵を叩きます!!」 「いいぜ艦長。あんたはいい!」 トレインはそうひとりごち、BlackCatの発進を待った。 「シン・ナガモン、BlackCat、イきます!!」 カタパルトからBlackCatが飛び出し、黒猫とシンのもとへ向かって行く。直後にブラックハウスが超信地旋回し、後方にいたザクに狙いを定めた。レールガンが射撃を開始し、ヒップギグの砲撃と相まって猛烈な弾幕が展開された。 一方のザクも残る全機が直撃を避けながらマシンガンを乱射し、二隻の戦艦の周囲に無数の弾丸が撃ち込まれた。両者の射撃戦は激烈を極め、一機のザクが直撃を受けて大破したが、他のザクはひるまなかった。 ブラックハウス甲板上でマスタースパークを操る魔理沙は、目の前で展開される猛烈な弾幕に心奪われていた。そしてその中に飛び込んで行きたい衝動にかられた。 マスタースパークは自身の機体とブラックハウスとを繋ぐエネルギーケーブルをひきちぎり、濃密な弾幕の中へと突進していった。決して移動速度の速くないマスタースパークだが、魔理沙は際どいタイミングで弾幕をかわしながら走った。 星屑のような弾丸がマスタースパークを掠めて飛んでいき、ブラックハウスのクルー達はその光景に息をのんだ。だが、魔理沙はあくまで弾道を見切り、一発の直撃弾もくらわなかった。 そしてマスタースパークは、ついに敵のザクすべてを射程に捉えた。ここからなら敵の12機のザク全てを狙える。 「弾幕ごっこはこれで終りだぜ!マスタースパァァァァァァァク!!!!!!」 まばゆい光とともに、魔理沙の渾身の一撃が放たれた。4機のザクが瞬時に消滅し、5機のザクが慌てて地面に伏せたが、それらは地面ごと粉砕された。残る3機のザクはどうにか魔理沙の攻撃をよけ、取り乱しながら退却を開始した。 トレインのレールガンが一機を瞬殺し、その砲弾が舞い上げた砂埃で敵は見えなくなった。 一方、MS同士の戦いは未だに混戦状態のままだった。ナガモンが黒猫とシンに合流し数の上では互角になったものの、やはり彼女も砂漠戦は初めてだった。 アームストロング砲に代わって取り付けられたジャイアントバズーカを使おうにも、彼我の距離が近すぎて味方を誤射してしまう可能性があった。 やむなくビームサーベルを使っても、軟弱な地面のため大きな太刀筋でそれを振るうことはできず、斬りかかったところでヒートホークにあっさりと弾かれてしまうのだ。 「ブラックハウス、冗談じゃない!MSだけじゃ無理だ!一度敵から離れるから支援してくれ!!」 シンがそう叫び、弾がきれた100mmマシンガンを敵に投げつけた。シンと戦っていたザクはヒートホークでそれを真っ二つにし、シンのヤラナイカにとびかかった。だが、その足元に芯管を抜いた砲弾が着弾した。 ヒップギグの12.7cm砲だった。ザクは一度は退いたものの、再びヤラナイカを追撃しようとした。だが、ロンメルのザクがそれを制した。 「隊長?!」 「これ以上は無駄だ、シュトライヒ。退却するぞ!本隊がやられたのだ!!体勢を立て直して、再び攻撃にでる!」 ロンメルのザクは自分の足で砂を巻き上げ、それに隠れて退却を開始した。しかし、ナガモンは経験と勘で敵機のおよその位置をつかんでいた。ナガモンは敵の進路と速度を計算し、狙いすました一撃を放った。 「そこぉ!!」 BlackCatのジャイアントバズーカがついに火を吹き、ロンメルの隣を行くザクが背中に直撃を受けた。ロンメルの耳に部下の断末魔が無線を介してはっきりと聞こえた。 「ぎゃあぁああぁぁあ!!!!」 「シュトライヒ!!」 ザクの内部から炎が上がり、ロンメルの部下は生きながらにしてその身を焼かれた。しかし、ロンメルにはどうすることもできなかった。ぐずぐずしていては自分も同じ運命を辿るだろう。 「この恨み、決して忘れんぞ!ガンダム!!」 ロンメルはそう叫び、戦場から離脱していった。 「敵のMSは全て退却していきます。」 ブラックハウスの艦橋ではカントーがほっとしたような口調で報告していた。 「船体で被弾した箇所の確認を急いで下さい。しばらく戦闘体勢を継続します。アークさん、MS隊に着艦するように伝えて下さい。ヒップギグの被害は?」 あずにゃんがてきぱきと指示を飛ばし、京に尋ねた。 「艦尾の火災はおさまりつつあります。敵の規模からすれば軽微な被害です。ヒップギグの練度はかなり高い。」 京がヒップギグのほうを見ながら言った。 「今回の勝利の立役者はヒップギグと魔理沙さんですね。」 「たしかにそうですが、彼女の判断は賢明とは言えません。ただでさえ動きの鈍いマスパで、あの弾幕の中に突っ込んでいくなんて、狂気の沙汰としか言いようがありません。」 そのマスパは今、砂漠の軟弱な地面に足をとられて動けなくなっていたのだった。 「助けてくれ~!!」 魔理沙の慌てた声が通信から聞こえて、シンのヤラナイカがマスパのもとに向かった。ヤラナイカは半ば砂に埋まりかけているマスタースパークを助け出し、ブラックハウスの所までエスコートしてきた。魔理沙はシンに通信を入れる。 「ありがとな、シン。」 魔理沙はシンににっこりと微笑んだ。シンはモニターに映る魔理沙の笑顔を見て、なんだか気恥ずかしい感じがして思わず視線をそらした。 「…別に、これくらいな。」 その様子を見ていた黒猫がシンを茶化す。 「あれれ、シン・アスカくん、ひょっとして照れてるのかな?」 「なっ!!違いますよ猫さん!」 「みんな~シンは魔理沙にありがとって言われて照れてますよ~。」 「そんなんじゃないって!魔理沙もなんとか言えよ!」 シンは魔理沙に自分を擁護して欲しかったのだが、魔理沙はそれとは全く違う言葉を口にした。 「私じゃ、ダメなのか?」 「はぁ?!」 ちょっと伏し目勝ちな魔理沙の言葉に、シンは何と答えればいいのかわからなくなってしまった。もっとも、当のシン以外はみんな魔理沙がふざけているだけなのを知っていた。 「妬けるなシン。お幸せにな。」 「ナガモンさんまで!やめて下さいって!」 「わたし達は先にブラックハウスに戻ろっか、ナガモン。」 「そうだな。」 ブラックサンとBlackCatはヤラナイカとマスタースパークを残して行ってしまった。モニターの魔理沙を見ると、彼女はやけに楽しそうに笑っていた。 「…それじゃ、帰ろうか。」 「おう!」 シンがおずおずと尋ねると、魔理沙が元気よく答えた。ヤラナイカはマスタースパークが足を取られないようにその機体をそっと支え、ブラックハウスに向かって歩き出した。その様子は後ろから見ると、まるで寄り添い合う恋人同士のようだった。 「二人とも、さっさと戻らないか!まだ戦闘体勢なんだぞ!まったく…」 突然京が言った。京は何故か自分の頬を赤らめていた。こういう場面には弱いらしい。 ブラックハウスがMSを全機収容したあと、リツとミオが作戦会議の為にやってきた。両艦の艦長と副長、そしてパイロット達と整備班からMKⅡが士官室に集まった。今回は乃人も一緒だ。 「MS戦力が一機欠けた状態での戦闘だったわけですが、現状の戦力ではかなり苦戦を強いられそうですね。」 まずあずにゃんがそう切り出した。ナガモンも同意する。 「数の上でも劣勢だし、それにもまして敵は砂漠での戦いに熟練してる。数値化できない不安要素があるよ。」 「乃人准尉の容体はどうなんだ?」 ミオが乃人に尋ねた。 「自分ではたいしたことないと思ってるんですが、阿部さんから絶対安静だと言われてます。」 乃人がすぐにでも出られると言わんばかりの口調で言った。しかし、彼女の淡い期待は京大尉の言葉によって断ち切られた。 「アベ軍医のいいつけは守らなければなりません。乃人准尉は出撃させられません。」 京がきっぱりと言い放つと、黒猫が手を上げた。 「ブラックハウスの格納庫に、予備のコアファイターがずっと置いてあるけど、あれは使えないの?」 黒猫の質問にMKⅡが答える。 「もちろん稼動状態にしてあるよ。だけどパイロットがいないんだろう?」 「MSならともかく、コアファイター単体なら動かせる人いるんじゃない?整備兵さんとか、整備ができるなら動かせる人もいるんじゃない?聞いてみる価値はあると思うよ。」 黒猫がそう言うと、一同が顔を見合わせた。黒猫の言葉にはやけに説得力があった。案外あっさりと見つかるのではないか? 「だあ~!議論してても始まらない!!今から格納庫行ってきいてみようよ!」 リツが立ち上がってそう叫んだ。反論するものはいなかった。MKⅡ曰く彼女の班にはパイロット候補はいないらしい。となると、候補はSOS団から探すことになる。 一同が左舷格納庫に来ると、ハルヒが大声で作業の音頭をとっていた。 「たかが砂ごとき、なんとかして見せなさい!!このSOS団の名にかけて!」 整備作業は機体のあちこちに入り込んだ砂粒によって難航しているらしい。シンのヤラナイカなどは敵と取っ組み合いながら地面を転がったのだから無理もない。 ハルヒはあずにゃん達に気がつくともう一度檄を飛ばした。 「ほら!艦長達が見に来たわよ!!麗しの美少女たちに、いいところを見せてやりなさい!!」 整備兵たちに気合いが入り、作業効率が上がり始めた。 「それで?」 ハルヒがあずにゃんのほうを向いて言った。 「なにか用かしら?」 「ハルヒさん、実は今コアファイターを操縦できる人を探しているんです。SOS団の皆さんの中にはいませんか?」 「そうね…、キョンは操縦できたけど、入院中だし、コイズミ君は阿部さんと一緒にキョンの治療に当たってるからダメ、みくるちゃんも乗れるらしいけどやめたほうがいいわね。ユキはわからないけど…みんなに聞いてみるわ。」 ハルヒはそう言って団員たちのほうを向くと、再び大声で叫んだ。 「みんな、手を休めずに聞きなさい!この中にコアファイターを操縦できる人がいたら挙手しなさい!ただの整備兵には興味ありません!!」 一瞬の静寂のあと、再び作業が再開された。この中にはいないらしい。と、一同はシンがおずおずと手を挙げていることに気づいた。黒猫が笑いながらシンにいう。 「シンがあげてどうするんだよー。戦力を増やそうって話なんだよ?」 一同が爆笑し、シンが決まり悪そうに手を下げる。 「どうやらコアファイターは使いようがないみたいですね。とりあえずのところは現行の戦力でやるしかありません。元々ブラックハウスだけだったわけですし、先輩達が来てくれただけでもありがたいです。」 あずにゃんが明るい口調で言った。確かにその通りだった。元々ブラックハウス単独での作戦だったところに、ムスカの尽力のおかげかはわからないが、とにかくヒップギグが応援に来てくれた。前途を悲観するには早すぎる。 現に今日の戦闘では魔理沙の大活躍もあり13機もの敵MSを葬った。この仲間とならやれる。そんな希望がわいてきたのだ。だが、一同の中でただ一人、そう簡単には楽観的になれない者がいた。 ブラックハウス副長の京大尉その人である。彼女は内心に漠然とした不安をいだいていた。もし次に今日と同じ規模の敵が襲って来たら、今度こそ無事ではすまない。 今日の戦闘はたまたま魔理沙が被弾しなかったから勝てたものの、その幸運がいつまでも続くとは思えない。 彼女は自分が少しネガティブになりすぎだと思った。無理もない。ブラックハウス内の風紀は乱れに乱れ、それを注意する者は実直な京くらいだったのである。更に、先日のあずにゃんとの不和が京の心を未だに締め付けていたのだった 。自分の意見が間違っていたとまでは思わないが、辛い立場はあずにゃんも一緒なのに、ついきつい言い方をしてしまった。しかし京はそのことをまだあずにゃんに謝っていなかった。 だが、素直に謝ることもできる気がしなかった。どうすればいいのだろう…。その時京の頭に、ふとアベ軍医のことが浮かんだ。彼なら相談に乗ってくれるかもしれない。 作戦会議はその場で解散となり、一同は三三五五散っていった。京はその足で医務室へ向かった。医務室に入ると、アベはいつものように白衣ではなく青いツナギを着て部屋の中のベンチに座っていた。 医務室の中に公園にあるようなベンチがあるのはいかにも不自然だが、今さら驚く京ではなかった。しかし真面目な京なので服装だけは注意した。 「その格好ではダメだと何度言えばわかるんですか、アベ軍医?」 「入ってくるなりお小言か大尉?まあ座ったらどうだ?」 京はアベの示した椅子に座り、彼と向かいあった。 「それで用件は?わざわざ服装を注意しにきたんじゃないだろ?」 「…実は相談に乗ってほしくて来ました。ブラックハウスのこれから、不安なことが色々あって…」 「そんなことをフォイフォイ俺に相談しちまっていいのか?まぁ話は聞かせてもらおうか。」 アベがそう言うと、京はコクリと頷きいま自分の胸にある不安を順に喋り始めた。艦内の風紀の乱れ、上層部からの無茶な指令、あずにゃんにきつく当たってしまったこと、そして戦力が足りないこと…。 アベは黙って聞いていたが、京が一通り話終えると言った。 「最大の問題は戦力不足だな。そのことが一番のストレスになって、いろんなことを悲観的にしか見られなくなってるんだ。はっきり言って軍事に関しては素人だが、他の問題はそれ自体はたいしたことじゃない。」 「そうですか…。しかし困りました。一番解決が難しい問題が原因なんて…」 「なんなら俺が力になってやろうか?」 「と、いいますと?」 「戦闘機は無理だが、MSなら操縦できる。」 「本当ですか?!」 「もちろん本格的な格闘戦なんかは無理だけどな。マシンガンくらいなら撃てるぞ。」 「そのこと、艦長はご存知ですか?」 「まさか。今初めて人に教えた。あまりあてにできないかもしれないが、戦闘に出る覚悟ならあるぞ。」 「さっそく艦長に報告してきます!!」 京は言うなり医務室を飛び出していった。彼女の心はすでに晴れやかだった。アベはほんの少し話しただけで、京の悩みを吹き飛ばしてしまった。 「本当にいい男なんだな…」 艦橋へと走りながら、彼女はそう呟いた。 艦橋では、あずにゃんがムスカと映像による通信を行なっていた。 「さらに増援が来るんですか?」 「そうだ。もっともMSが一機だけだがね。到着予定は明後日、ミデア輸送機と陸上巡洋艦一隻が一緒に来る。これらはブラックハウスへの補給完了後ただちに帰投させるが、また君の顔馴染みだよ。楽しみにしていたまえ。」 「はあ…」 「明後日までは今ある戦力で持ちこたえるのだ。その頃までにはクリミアの敵は二海峡打通作戦を開始しているだろう。そう長い戦いにはならない筈だ。期待しているぞ。以上だ。」 ムスカは一方的に通信を切り、はちゅねが接続を解除した。 「艦長、新たに増援が来るのですか?」 「京さん、いつの間に。そうですね、MSが一機だけらしいんですが。」 「実はアベ軍医がMSを操縦できるとのことで、出撃してもいいと言っています。シンをコアファイターに乗せて、軍医にはヤラナイカに乗ってもらえば、戦力は増強できます!」 京にしては珍しく、興奮した口調だった。あずにゃんは一瞬あっけにとられたが、我に返ると言った。 「私は阿部さんと直接話してみます。ヤラナイカに乗ってもらうかどうかはそれから私が判断します。副長はブラックハウスをヒップギグと共に100km南下させて下さい。今の通信で敵がここを察知したかも知れません。ここの指揮はまかせます。」 「了解しました。」 あずにゃんが医務室に向かって歩き出し、艦橋から出ようとした時、京は突然あずにゃんを呼び止めた。 「あの、艦長!」 あずにゃんが振り向く。 「なんですか?」 「その…あの…」 「?」 「このあいだは、すみませんでした。上官である艦長に対して、失礼なことを言ってしまって…」 あずにゃんは少し考えるようにして天井を見ると、ひらめいたようにこっちを見て言った。 「あのことなら全然気にしてません。京さんのことはいつも頼りにしてますし、いつも助けてもらってばかりです。それより、いいニュースを持ってきてくれてありがたいございました。」 あずにゃんは京に優しく笑いかけた。京のほうも微笑みを浮かべた。あずにゃんが行ってしまってから、京は考えるのだった。 もし自分が艦長になるとき、足りないものがあるとしたら、それはきっとあずにゃんの持つような優しさだろう。もっと艦長を見習わなきゃ。 あずにゃんはアベにシュミレータに乗ってもらい、戦闘シュミレーションを行った。聞けば、アベの実家は作業機械の修理とメンテナンスを行う会社だったらしい。 いつも着ているツナギはその頃の名残だそうだ。アベがシュミレーションを終えると、あずにゃんはアベに向かって言った。 「すごいです阿部さん!これなら本当に実戦にでてもらえます!…でも、絶対にやられないでくださいね。阿部さんがいないと怪我を治してくれる人もいなくなっちゃいますから。」 「大丈夫だ。」 「明後日には新しい増援が到着するはずです。この作戦中の特例として、阿部さんにヤラナイカパイロットの任を与えます。」 あずにゃんが表情を引き締めてそう言い、アベに敬礼した。アベも手馴れた敬礼を返した。 ブラックハウスとヒップギグはすでにサハラ砂漠の奥深くに入り込んでいた。昼間は骨の髄まで溶かしそうな灼熱の砂漠も、夜になるとセーターがほしくなるほどに冷え込むのだ。 星が広がる空の下、二隻の戦艦が並んだまま停泊している。ブラックハウスの左舷格納庫では、ようやく出番が来たコアファイターにシンが乗り込んでいた。 「コアファイター発進準備完了。いつでも行けます。」 艦橋でアークが報告する。 「先輩たちによろしく伝えて下さい。行ってらっしゃい。」 あずにゃんがモニターの中のシンに微笑み、シンはぎこちなく頷いた。 「シン・アスカ、コアスプレンダー、いきます!!」 シンのコアファイターがカタパルトから飛び出して行くが、京が眉をつりあげて言った。 「コアスプレンダー?」 「コアファイターです。」 はちゅねが訂正すると、ジョーンズが意味深な言葉を口にした。 「彼は時代を間違えている。」 彼の言葉の意味は誰にもわからなかったが、とにかくシンは飛び立った。舞い上がったコアスプレンダーはすぐに反転して勢いを殺すと、ヒップギグの艦尾へと向かった。 先の戦闘でヒップギグは艦尾の格納庫を損傷していたが、すでにコアファイターの受け入れ準備は完了していた。艦尾飛行甲板上には、艦長のリツと副長のミオがわざわざシンを迎えに来ていた。 コアファイターは推進ノズルを真下に向けて空中に静止すると、そのまま下降してきた。甲板上を強い風が吹き荒れる。 「うわっ!!」 突然ミオが悲鳴を上げた。強い風で彼女の儚いスカートがめくられそうになったのだ。ミオは両手でスカートを必死に抑えつつ、リツと一緒にコアファイターに近づいていった。 リツはスカートの下に長いジャージをはいていたのでへっちゃらだった。 「おやおや~?ミオ中佐、何を慌ててるのかな?」 リツが意地悪な口調で言った。 「う、うるさいな!慌ててなんかない!!」 そんなやり取りをしているうちに、コアファイターがスムーズに着地し、シンが降りてきた。 「シン・アスカ、ただ今コアファイターとともに着任しました!」 シンが元気よく報告してから敬礼し、二人も敬礼を返す。 「ご苦労!ヒップギグに歓迎するよ!改めて、艦長のリツ・タイナカで~す!」 「ミオ・アキヤマだ。よろしく頼む。さっそく船を案内するよ。ついてきてくれ。」 そう言って歩き出した瞬間、ミオは何かにつまずいてしまった。 「うわぁっ!!」 ド派手な音がして、ミオが前のめりに倒れこんだ。その後ろにいたシンとリツの視界に、水色と白の縞々模様が飛び込んできた。 「縞…パン…」 リツがぽつりと呟いた。シンに至っては突然の出来事に目を見開いて呼吸するのも忘れてしまっていた。一瞬の静寂の後、ようやく我に返ったミオが慌ててスカートを抑え、涙ぐんだ目で叫んだ。 「み、み、見るなあああああああ!」 ミオは顔を両手にうずめた姿勢のまま、全力疾走で艦内へと入っていった。あとには未だに唖然としているシンと、カメラがなかったことを悔しがるリツが残された。 「くぅ~、カメラがある所でやってくれればなぁ…」 リツが言ったが、シンはまだ固まってしまっている。 「シン?どうした?お~い?」 リツがシンの顔の前で手を振ると、ようやくシンの意識が戻ってきた。 「あっ、すいません。びっくりして…」 「ふふ~ん、ミオの縞パンに見とれて声も出せなかったか。若いねぇ。」 ここを編集
https://w.atwiki.jp/sakaki-gunparade/pages/18.html
榊版に登場する用語の一覧です。 ガンパレード・マーチ (突撃行軍歌)黒い月 芝村一族 《日本自衛軍》階級比較 編成兵種等 艦種等 【人名】ヌマリコラ・ブータニアス シオネ・アラダ 祇園童子 (ぎおんどうじ)他 【用語】 絢爛舞踏イ号作戦 ソックスハンターくすぐり大王吊り橋理論 湯けむりロマン 他 【軍事・政治】シビリアン・コントロール(文民統制)プロパガンダ 国家反逆罪国家機密 申し送り事項 無防備都市宣言(無防備地区宣言) 軍産複合体(武器商人)クーデター 戒厳令 挙国一致内閣査問委員会(軍人予審裁判所) 市街戦 撤退戦ヘリボーン 死守 ロジスティクス(兵站) 漁師の罠 暗号 戦場神経症ホワイトアウト 裏の戦争 他 SWEETDAYS ガンパレード・マーチ (突撃行軍歌) その心は闇を払う銀の剣 絶望と悲しみの海から生まれ出て 戦友たちの作った血の池で 涙で編んだ鎖を引き 悲しみで鍛えられた軍刀を振う どこかの誰かの未来のために 地に希望を 天に夢を取り戻そう 我らは そう 戦うために生まれてきた それは子供のころに聞いた話 誰もが笑うおとぎ話 でも私は笑わない 私は信じられる あなたの横顔を見ているから はるかなる未来への階段を駆け上がる あなたの瞳を知っている 今なら私は信じられる あなたの作る未来が見える あなたの差し出す手を取って 私と一緒に駆けあがろう 幾千万の私とあなたで あの運命に打ち勝とう どこかのだれかの未来のために マーチを歌おう そうよ未来はいつだって このマーチとともにある ガンパレード・マーチ ガンパレード・マーチ 「オール ハンデッド ガンパレード! オール ハンデッド ガンパレード! 例え我らが全滅しても、この戦争、 最後の最後に男と女が一人ずつ生き残れば我々の勝利だ! 全軍突撃!どこかの誰かの未来のために!」 黒い月 1945年、月と地球の間24万kmの距離に、月を隠すように突如現れた黒い天体。 全ての光・電磁波等を吸収する為詳細不明。 芝村一族 ここ数十年で勃興した、「世界征服」を標榜する、 全世界の政治・経済・軍事・化学に大きな影響力を持つ新興名族。 血族意識は皆無で、能力と志を持つ者を吸収する結社の様な存在。 昂然とした覇気の持ち主だけが加入。 強くあらねば芝村ではなく、無意味な死こそ最も反芝村的。 戦場で友を見出すのが伝統。最後には必ず勝利するのが流儀。 異質な存在を許容し洞察するのが特徴。 織田有楽斎の血統? 固定観念に縛られた者では彼らには勝てぬ故 彼等は勝ち続け、何れ七つの世界を尽く征服する。 迎えてくれた人類に恩義を感じており、共に生き、最後まで看取ると決めた。 彼等は戦いの中で生を享け、戦いの中に死んで帰る。 彼等は友も恋人も信頼もここで得た。 彼等が選ぶ道は戦いの道。彼等が戦って死しても守るべき誇りはそこにある。 地獄は彼等の故郷なれど‥ 彼等の伝説は言う。 竜は唯の蜥蜴だが、空を飛ばねばならぬから空を飛ぶ。 火を噴かねばならぬから火を噴く。 最強でなければならぬから、最強なのだと。 《日本自衛軍》 黒い月出現以降の終戦経緯の違いから、 基本的に旧軍の組織と人材、動員体制を継承しているが、 志願制の導入や女性兵士の戦闘兵科配属等、時代に応じて部分的に変化。 肥大し日本最大の組織となり腐敗が進み、 指導者層が政治に明け暮れ派閥同士の思惑がぶつかり合う伏魔殿。 勝利に関しては結果論で済ませ、 敗北という「可能性を秘めた事象」を嫌い 恥と考え目を背け責任を押し付け合い、その研究を怠る。 役人根性に浸かった紙面上だけの秀才は、 自分の見たい現実を尤もらしく正当化する事が得意。 情報を独占し手柄を立てたがるのは官僚主義的軍人の性。 過酷な競争社会であり、軍人は出世が正義。 学兵は未だ徴兵制だが[[自衛軍]]は志願制(本来は逆) 大陸・八代で将校・下士官を大量に喪失、 有能下士官を取り立てて凌いでいる。 半島撤退の際は歯止めとなる隊が存在しなかった為悲惨な結果に。 軍紀が厳正に保たれるのは勝っている時か平時だけ。 水際迎撃が強迫観念。 九州では学兵を囮とすることで被害を抑えていた。 (少年兵を動員した大人の責任に思い当たる軍人はごく希) 此処迄の戦争で負け方を学習した。 九州奪還戦に参加した将校の中では和平を望む者が多いが 参加しなかった者の中には主戦派となり軍産複合体の手先となっている者も。 決戦の連続の結果上層部には、 部隊を持てぬ、議論の為の議論に飢えたヒマ将官(口先だけの強硬派)多数。 エリートは誰もが国を憂い、背負う気概を持ち、重責を担う事を名誉に思い、 有能で問題意識を持った軍人ほど"屈辱"には敏感。 出しゃばらず静かに有事に備えるのが本来の在り方。 現状では20万の維持が限界。陸戦兵器が中心。軍医・看護師は全て将校待遇。 旧軍の解体は徹底されていない。 階級比較 大将 → 中将 → 少将 → 大竜師(准将・警視監) 竜師(大佐・警視長) 準竜師(中佐・警視正) 上級万翼長(少佐・警視・軍医・看護師長) 万翼長(大尉・警部・軍医) 千翼長(中尉・警部補) 百翼長(少尉・巡査部長) 十翼長(准尉・巡査長) 戦士(軍曹・巡査) → 伍長 → 兵長 → 上等兵 → 一等兵 → 二等兵 「自衛軍指揮の下、学兵を使う」という前提の為、自衛軍が上位。 軍曹は下手な大卒より給料が良いらしい。 編成 自衛軍の平時からの常備部隊は、基本的に旧軍の配置を継承。 戦時に師団・連隊を緊急に増設する場合は、 常備部隊の司令部から人員を割愛し、 新規召集兵(概ね学兵)で不足人員を満たす。 この方法で編制された師団は、基本は親師団の番号に100を付けた番号になる (熊本第106師団、広島第105師団、青森第108師団)が、 九州から撤退した常備部隊を組み込んだ京都第116師団、 戦中から居座ったままと思しき小笠原第109師団、 ほぼ全員学兵からなる第58師団といった例外も豊富であり、一概には言えない。 総軍 戦域を統括する最上級単位 方面軍 複数の軍を束ねたもの。複数集まって総軍。 師団 一正面の作戦を遂行する最小単位。 2~4個連隊又は旅団を基幹とし、諸兵科を連合。6千~2万人。 師団長は主に少将。幾つかの師団が集まって軍団等。 *甲編成(戦略機動型) 戦時編成の一種 人員約二万 至れり尽くせりの攻撃的編成 *完全機械化二個師団(約4万人)の補給には 6~7百両以上の輸送車両が必要(補給線が遮断されると脆い) 旅団 連隊同等又は上。1,500~6,000名。 旅団長は主に准将又は少将だが大佐の場合も。 連隊 約3,000名。連隊長は主に大佐又は中佐。 大隊 単一兵科。隊長は主に中佐か少佐。2~6個中隊から編成。 独立した活動を行う最小単位。通常は師団・旅団・連隊の一部。 中隊 歩兵なら約200人、砲兵は4門か6門 小隊 2~4個の分隊で編成。30~50人。 指揮官は少尉か中尉、又は曹長に当たる上級下士官。 分隊 小銃を主力とし、軽機関銃又は分隊支援火器、軽迫撃砲等を装備。 10名前後。 班 4~6人程度。2~3人程度の組に分ける事も [戦闘団]諸兵科連合部隊。主に連隊規模。必要に応じ柔軟に編成 [支隊・分遣隊]諸兵科連合部隊 特別任務に基づき独立行動。 [督戦隊]士気向上手段 自軍を後方より監視し、独断での退却・降伏者を攻撃 (常に編成する事は非効率で機動性も悪く反感を買う為、 命令によって臨時的に充てられる) [懲罰大隊]懲罰者が配属される部隊の総称 生餌任務に回され生還者皆無 階級及び武器剥奪の上、高死亡率・不人気な3K部署に配置 (死体処理・地雷撤去・非常時に矢面等) [山岳部隊]・車両を持たない言い訳 ・登山家、クライマーを集めたプロ集団 ウォードレスの筋力補正により一人200kg以上の弾薬を運搬 兵種等 ・将校(士官) 士官学校で養成される、少尉以上の職業軍人(管理職) 兵を効率的に死なせるのが仕事だが、 先頭に立って死ぬ事も職務。 部下の死に一喜一憂する指揮官など戦場ではお荷物。 ・参謀 高級指揮官の幕僚として作戦計画・立案をサポートする将校。 徹底して疑う事が基本。 指揮官の見解に対する反証、作戦地図・事務処理他、 雰囲気を盛り上げ、士気を高める事も職務。 向上心のある軍人にとって魅力的な仕事。 スタッフ要員であり、通常、部隊指揮権はない。 ・戦車随伴歩兵 戦車を守り、共同して戦う為、 強靭な肉体・的確な判断力が必要であり、速成教育は困難 ・工兵(施設科) 土木建築等の技術に特化した部隊。 敵陣・自然障害の破壊、野戦築城・道路建設、爆破工作、 塹壕掘り、地雷原敷設等の能力を持つ。 任務は陣地建設から歩兵支援まで多岐 各師団には400人~1,000人程度の大隊、連隊等。 旅団、連隊が各自中隊を持つ事も。 主な装備は掘削車、ショベルカー、クレーン車等の工事車両 攻勢時は敵地雷原・鉄条網等破壊の為、最初に行動 「決めつけるな。なんとかする。」が合言葉 ・輸送科(輜重兵) 大型車両等により人員・装備の輸送、統制、 ターミナル業務、道路規制等を行う後方支援職種。 誘爆を避ける為、弾薬は集中して積載 無いない尽くしで何とかするのが男輸送屋 ・衛生兵 医療業務を行う戦闘支援兵科。 負傷兵への応急処置、後方での傷病兵看護・治療、 部隊の衛生状態維持を担当。 寒冷地・熱帯地等では予防医学、防疫等を担当。 師団中約2~5%の人員により大隊を編成 医療知識・取り残された兵を救出する体力・フィールドワークが必要 ・炊事班 大人数の食事を用意する為屈強な体格。包丁を自在に操り気が荒い 炊事班とだけは喧嘩するな(植村中隊先任) 艦種等 DDH ヘリコプター搭載護衛艦 複数ヘリ運用 DDG ミサイル護衛艦 長射程防空ミサイル運用 DD 汎用護衛艦(駆逐艦、フリゲート) ・GFCS(射撃指揮装置) 方位盤、測距儀、レーダーを備える艦の目 【人名】 ヌマリコラ・ブータニアス 数千年を生きる猫神族の英雄にして最後の戦神。王にして将軍(長靴の国より来る客人神) 巨大化し空を飛ぶ、古くからの人類の盟友。推定5000歳。 その言葉に神韻を感じさせる、日本国首相推薦の世界最強の猫神。 動物連隊(動物神) ・リスの副王(中国地方) ・イタチの左大臣(九州) ・モモンガ大王(南九州) ・ツバメの少将 ・ネズミの中納言 ・カラスの王 ・ムササビの王 ・カモメ族の王 ・大東京ネズミ連合 霞ヶ関の親分 等 英雄精霊とは本来毛むくじゃらであり、種族によっては本来は冬眠。 北海道にて雪豹型が配下に加わった模様。 裏の仕事で"色男"と行動を共にするが、新司令も"研究する権利"を主張。 闇深ければそこに輝く星あるように。太陽が沈めば人を見守る星が出るように。 人類発祥時から本来幻獣と戦うのは彼ら。 正義を嘲笑した者には、それに相応しき最後を。 シオネ・アラダ 至高の戦士(又は歌い手)の意。主に女性。 人族の代表として神々との仲立ちをする巫女。究極のシャーマンキング。 術・歌・踊りの卓越した技量、人心を掌握するカリスマ性。 先代は史上五指に入る最強のアラダであり無私無欲の優しい女性。 しかしその力を恐れた同族により幽閉された。 祇園童子 (ぎおんどうじ) 先代のシオネと共闘した、仏法の守護者にして女子供の守り神。 彼女の言葉を信じ精神寄生体として永い時を生きている。 後に熊本の祇園山(花岡山)に奉じられた。 残酷な運命により"猫"の口から伝えられた言葉は 「生きて。そしてまた、会いましょう」 他 ・フランソワーズ茜 人工筋肉と関節工学の権威にして、士魂号開発の責任者。 茜大介の母親であり、原の師匠。現在行方不明。 ・シーナ カーミラの上司?本来は平和主義者らしい ・サンタクロース アメリカで開発された空飛ぶ新世代 ではなく、 良い子の元にはクリスマス前夜にプレゼントが配布されるという伝説。 子供の頃に聞いた、おとぎばなし。 ・カスター将軍(ジョージ・アームストロング・カスター中佐) 南北戦争にてインディアン戦に従事し、 無抵抗和平派部族を皆殺したパフスカ(長髪野郎) リトルビッグホーン川にて無謀な攻撃を慣行し、乱戦の中で銃弾を受け戦死。 ・久坂玄瑞 高杉晋作と並ぶ、松下村塾の双璧。 長州藩における尊皇攘夷派の中心人物(萩藩士) 1864年(元治元年)7月19日、蛤御門の変に於いて敗北し自刃。享年25歳。 ・高杉晋作 久坂玄瑞と並ぶ、松下村塾の双璧。 奇兵隊等を創設し、長州藩を倒幕に方向付けた尊王攘夷志士。 肺結核の為、大政奉還を見ずに逝去(享年29) 墓所は下関市 ・大村 益次郎 幕末期長州藩の医師、西洋学者、兵学者。維新の十傑の1人。 ・ファウスト 16世紀南西ドイツの医師・錬金術師・占星家として知られた人文学者。 悪魔と手を結び魔法に身を委ねたという伝説が出来、 ゲーテの大作にもなりヨーロッパ中で有名に。 ・メフィストフェレス(メフォストフィレス) ドイツに伝わる悪魔。 見えない所から人を誘惑し悪徳へと導く地獄の大公。 演劇「ファウスト」内にて「紙幣」発明。 ・ジャンヌ・ダルク フランスの国民的英雄にしてカトリック教会の聖人。 百年戦争においてフランスの勝利に貢献した「オルレアンの乙女」 後、コンピエーニュにて捕虜となり、異端者として火刑に処される。 【用語】 絢爛舞踏 舞う様に死を与える存在。 強く成り過ぎた故に人でなくなった、世界で最も新しい伝説。 新しい神。英雄の妖精。悪しき夢と戦う者。人類の守護者。 ほんの少しだけ普通より武器を使い分け、 ほんの少しだけ普通より移動して、 息をするように世界で一番幻獣を殺した人間。 イ号作戦 慢性的部品不足を補う為に物資集積所・補給基地等で決行される強奪作戦 (人型部品の生産は町工場注文のみ⇒正規手段だけでは間に合わない) 隊の運用・維持に貢献しているが、 憲兵隊・鉄道警備隊にマークされ、その度責任者が謝罪。 逮捕⇒処罰・懲罰・刑務所。射殺の可能性も。"有力者御曹司"は盾代わり。 強制はしないが拒否すると人間関係や友情にヒビが入るかも。 3/31(火)夜半 "一介の十翼長"獅子奮迅 深夜2時 熊本駅物資集積所 最後の作戦は関連部品の総浚い "一介のサラリーマン"に助けられた"作戦参謀"が 「策一つで千人の憲兵を総退却させた」と吹聴するのは別の話。 ソックスハンター 紀元前から連綿と続く人間のウラ趣味として、地下で追究されてきた快楽。 使用済み靴下の臭いに悦びを覚え、個人で楽しむ為に収集したり、 裏のマーケットで高値で取引を行ったりする変態達。 特殊で傾向的な紳士の嗜み。得意技は「足指占い」 歴史上どの国家にも王朝にも弾圧され、 忌み嫌われ異端視され常識を疑われ時には石もて故郷を逐われ、 ローマ時代は地下闘技場にてライオンと対決させられた、 永遠に市民権を得る事は無いであろう趣味。 (具体的には風紀委員女子学兵戦闘員により迫害・受難 闇に潜りつつ抗争中) 生徒会連合会則百八条補足十七号に抵触する為、 逮捕されると市中引き回しの上、踏み靴下の刑。 現役により数名が勧誘されたがロボは囚われた後、彼女達の密偵役に。 逆に新井木が買収されてハンター達の手先に。 ハンターは死しても尚ハンターであり、たとえ其の身が滅びようとも 魂魄となって可愛いソックス達の所へ戻ってくるという‥ 彼等にとってソックス1tの価値は金塊1tにも勝るのだ!! (例え戦友の屍を踏み越えても先に進まねばならない) 宿命に苦しむロボの向上心は理解されるが、連合の乱入により計画破綻。 バトラーの部屋の隅には段ボールに詰められタグがつけられた純白ハイソックス 15分毎に"気分転換"→パラデソ+鼻血 午後の伯爵邸で長老達や政府高官を交え"茶会"が行われたが、 "スウィーパー"の訪れと共に断末魔の叫び テントの片隅では3人の「趣味の仲間」が暑っ苦しく手を取り合う 5月の昼下がり「世の中には知らなくても良い事が有るんだよ」 ロボは死にステルスは飛ぶ事なく終わった。 警戒中の南関ICにてギャルソーンのシナプス結合は妄想に満たされたが、 転びハンターから先生の自宅用ピンクソックスを受け出血。 ポシェット内はきっと匂いでいっぱいに。 主な銘品 ○▲×から戴いた純白の足袋 小さく可憐な伝説の「ピヨ一文字」 S・Mのイニシャル付の綿の横縞ソックス 労働の汚れに塗れたニーソ ・風紀委員会 1976年、激増する被害に憂慮した女子高生達により結成。 各学校に配置された秘密委員がハンター達をつけ狙い、 戦闘部隊が地下組織化したグループと死闘。 くすぐり大王 素朴にして健全、教育委員会も泣いて喜ぶシンプルな遊び。 大王は家臣から一斉にくすぐり攻撃を受ける。 いくら笑っても構わず、逃亡は任意。 より長く逃げ続けたものが賞賛と尊敬に値。 限界を感じた際は地面を叩いてギブアップし退位、次の大王を指名。 派生形として"くすぐられ大王""仮装くすぐり大王"等 吊り橋理論 身の危険を感じる等の生理的な興奮を恋愛感情と誤認し、 付近の異性を意識してしまう というもの 長続きしないのが通例らしいが例外もある様子 湯けむりロマン やらないと女子のプライドを傷付ける、 清く正しい、本能に忠実であるべき男の義務にしてお約束 奇襲攻撃にこそ意味がある 山征かば草むず屍 想像・妄想中の女神が神秘性を失い無神論の混迷中に投げ込まれる為、 原は"彼等"の讀神行為を断固として阻止 他 ・ヘタレ 情けなく臆病ですぐに泣き言を漏らす、弱々しい人 ・天の岩戸 日本神話に登場する洞窟 スサノオの乱暴に怒った太陽神アマテラスが引き籠った為、世界が真っ暗に ・欧亜(おうあ) 欧羅巴(ヨーロッパ)+亜細亜(アジア)=ユーラシア大陸 ・「貧すれば鈍する」生活が貧しくなると、利口な者も精神が愚鈍になる 【軍事・政治】 シビリアン・コントロール(文民統制) 近代国家の基本方針「軍隊は政治家によって統制されなければならない」 但し、暴力を後ろ盾として発足したものは既に死んでいる。 プロパガンダ 特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する宣伝行為 国家反逆罪 政府及び全ての国民に対する裏切り行為。有罪=死刑 国家機密 法律に基づき政府が公表しない事実。法的に判断され政府に承認されたもの。 申し送り事項 後任者に伝える、事務・命令等の内容。 無防備都市宣言(無防備地区宣言) ジュネーブ諸条約追加第1議定書第59条に基づき 地域の無防備を宣言し戦闘を回避する、都市単位の無条件降伏。 自治体単独では効力はないが、政府及び統制軍の承認を得た場合は発効。 占領・占領行政は可。 軍産複合体(武器商人) military industrial complex 軍事予算に軍需産業が群がり結合、政府に働きかけ予算拡大を企図。 政策を歪め、民主主義社会を脅かす脅威。 軍需産業は工場ラインの民生転換が困難な為、 終戦が成った際、最も困窮するのは彼等(理想は一進一退) 輸出産業でなくなった以上は国を食い潰す巨悪 一部の腐敗した高級軍人・単純素朴な軍人を踊らせている模様。 ・軍事評論家 地下で暮らしていた為、 冬でも威勢よく鳴く軍需産業の太鼓持ち? クーデター 武力を以って国家中枢を制圧し権力を非合法に奪取する、民主主義否定行為。 最高責任者を拘束し、[[民間人]]を巻き込んでの軍事クーデターなどは 本分を逸脱しており正義など無い。発生した時点で負け。 国を憂えていれば何をしても許されるのか? 戒厳令 一時的に統治権が軍隊に移行、通常の市民の権利も制限。 戦・災害等で通常の統治機構が機能しない際、占領軍による統治の際等に発動。 挙国一致内閣 国家・政党内閣の危機に対し、対立政党をも包含して作られた内閣。 (戦時等に於いて政党同士が闘争していると危機に対応出来ない為) 軍部出身者が首相になる事も多く、一党独裁・ファシズムの危険あり。 戦争を効率良く進める為の挙国一致体制は、軍人が最も陥りやすい罠(山川) 番犬はその家の主ではない。 査問委員会(軍人予審裁判所) 士官・法律顧問から成る事実解明の為の軍事行政機関 召集権者の指示に応じ意見を述べ勧告を行なう 内容は一語一句正確に記録 未来を奪い死へと追いやった責任をいったい誰が取るのか?(善行) 市街戦 迷宮中の大規模殺戮劇場 複雑閉鎖空間での小規模戦闘の連続 無数の火点を立体的に設定出来る為戦闘車両の投入が困難=歩兵が主役 明確な戦線が存在せず事前の作戦・兵站計画立案が困難な為、流動的に対応 地理・地形に通じた防御側が交通路遮断・陣地構築に関し有利だが 迂回されると孤立して篭城戦や飢餓耐久状態に 撤退戦 敗北決定状態における損害抑制が課題。何れにせよ損害は出、得るものはない 出血前提であり、腕の一本位躊躇わず切り捨てる覚悟が必要 理由の如何を問わず足を止めてはならない(草食獣の逃走) 戦術的にも精神的にも非常に困難。 ・殿(しんがり) 限定戦力で追撃を食い止める最危険任務。 ・機動防御戦 敵に自軍を捕捉させずに出血を強い遅滞行動を行う、 撤退戦における理想的な戦闘行動。 引く兵の機動力・撤退を支援する火力・防衛ラインを見極めるセンスが必要。 足の遅い兵を遅滞行動に使う=見殺し ヘリボーン ヘリコプターを用いた派兵戦術。護衛を受け敵地に侵入し、目的地を制圧。 ・空挺降下 兵員・車両・物資等を飛行中の航空機より降下。 陸上移動が困難、近隣に飛行場がない、 急展開の必要がある際等に実行。 降下中は無防備な為、素早い着地が必要であり、 降下速度は着地できる限界速度に設定され、 ほぼ墜落同様(要訓練)。 死守 撤退・移動を禁じた全滅覚悟での抵抗。共産主義国軍、敗色濃厚軍で乱発の傾向 頑強化の反面、戦力浪費の可能性あり。 ロジスティクス(兵站) 生産地から消費地までの全体最適化。 物の流れ・保管・サービス・関連情報を計画・実施・コントロール。 ・連絡線(兵站線) 前線と根拠地を結ぶ交通路 遮断されると部隊の維持・増強が妨げられる。 漁師の罠 囮役が敵を引き付け、漁師役が削り、向かってきた所を番犬役が迎撃 番犬役は優先フェイズが警戒・戦闘・護衛と頻繁に変わり、 判断の連続の為、高難度 暗号 意思の疎通を行う際に、第三者の傍受による情報漏洩を警戒し使用される符号 小型幻獣:ハゼ 中型幻獣:ウツボ [[幻獣共生派]]:ハツカネズミ 小隊:サーカス団 司令:銀やんま オペレータ:モギリその1 一番機:黒ノミ 二番機:赤ノミ 三番機:青ノミ パイロット:青ノミ1 連絡員:宅配便の荷物 整備主任:ピエロ大 整備員:ピエロ1 戦車:熊 歩兵:ウサギ 作戦:曲芸 照明弾:くす玉 ファントム シェパード 白蟻 ドール ボイルドエッグ スクランブルエッグ 星114 スキピオ 鮟鱇の肝には毒がありますか? など 戦場神経症 戦闘がもたらす有害な心理反応 主に睡眠不足が原因 攻撃衝動、アルコール依存、不安、鬱、自己嫌悪、無感動、現実逃避 飲食障害、嘔吐、疲労感、集中力低下、記憶障害、言語障害等の症状 激戦が五日~十日間続いた部隊は食料・睡眠等が十分でも精神的に不安定化 しかし追い詰められ逆境に立った者は、 ストレス・PTSD等の忌々しいものを引きずってなお、 悪鬼の様に戦い続ける ホワイトアウト 雪・雲等により視界が白一色となり、方向・高度が識別不能となる現象。 雪原と雲が一続きに見え、太陽位置か判別不能となり、天地識別が困難に。 航空機墜落の原因にも。 ・吹雪や地吹雪によって雪が舞い上がる ・降雪自体が視界を遮り、白色を反射 ・雪表面・雲の乱反射等で視界が悪化 等 視界不良の為行軍速度が低下し、車両事故・遭難の懸念あり。 余程、地形把握・土地勘・情報収集に自信が無ければ戦闘は見送られる為、 吹雪下での戦闘は戦史上稀。 裏の戦争 憲兵・警察・軍情報部等による、破壊工作等の未然阻止。 国民に息苦しさを感じさせずに戦う裏の世界の住人達は優秀。 他 ・全体主義 個の全ては全体の利害に従うべきとする思想・体制。 1個人・党派・階級により支配され、国民の全てを規制。 マスコミや大衆組織を通じ隅々迄権力が浸透し得る状況下で生まれる、 閉鎖的で自己完結した一枚岩的統制。 ・閨閥(けいばつ) 婚姻関係を結び互いの家の繁栄を図る ・社交界 閨閥を作る為に欠かせぬもの(芝村中佐) 権力と金を持った悪党・其の子供達が、なよなよくねくねと親睦を深める場 ・政治的配慮 "国民の動揺を抑える為"という名目で、真実を隠し嘘をつく事 ・ブラフ はったり 威嚇 こけおどし ・桶狭間 侵攻を開始した今川軍に対し織田軍は少数精鋭を以て本陣を強襲、 総大将・義元を討ち取った ・「時は今 雨が下しる 五月哉」 「時」=「土岐」、「雨が下しる」=「天が下知る」の意とされ 「土岐氏一族出身の光秀が天下に号令する」という意味と言われる ・「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」 吉田松陰 獄中の句 この様な結果になる事は解っていたが、 国の行く末を思えばこそ、やらずにはいられなかったのだ、日本の男として ・「おもしろき こともなき世に おもしろく すみなすものは 心なりけり」 高杉 晋作 辞世の句 面白いと感じるか感じないかは心の持ち方次第 ・「海行かば 水漬く屍 山行かば 草生す屍 大君の辺にこそ死なめ 穏には死なじ」 大伴家持 大君の為なら例え屍を海水に浸し、山の草に埋めようとも後悔は無い 唯大君の辺にのみ命を捨てよう。犬死はしない 軍の鎮魂歌として採用され第二国歌として歌われた ・「安禅必ずしも山水を用いず、心頭滅却すれば火も亦た涼し」 禅を行うのに場所は関係なく、 無念無想の境地にあればどんな苦痛も感じない(一点の曇りもない心) 甲斐国の住職、快川紹喜が、 織田軍から武田方の武将を匿い焼き討ちに遭った際の辞世の句 ・「多くの人は自分が見たい事しか見えず、聞きたい声しか聞こえない」 ローマ共和国執行官 ユリウス・カエサル「内乱記」 見たい現実を見て、見たくない現実は見ない。それが人間。 二千年前からずっと。 ・蟷螂の斧 己の力量を顧みない、強敵に対する儚い抵抗 狩りに向かう斉の荘公の車の車輪に 蟷螂(カマキリ)が腕を振り降ろそうとした という逸話から ・君側の奸 君主を操り悪政を行わせる奸臣 ・常在戦場 「参州牛久保之壁書」に書かれている、 長岡藩の藩風・藩訓であり、長岡藩士の精神規範。 「常に戦場にあるの心を持って生き、ことに処す」の意。 ・戦場の霧 敵情は常に流動的な為、状況を完全把握出来る事は稀であり、 兵が多い程に様々な混乱・勝負の綾を齎す ・シーレーン 通商・戦略上、重要価値を有す、有事の際確保すべき海上交通路 ・ピケットライン 前哨線又は警戒線 ・パンツァー・カイル(楔形陣) 勇壮だが複雑地形では整然運用は困難 重装甲を先頭に突撃し敵陣を一挙に突き崩す最も攻撃的な蹂躙突破陣形 中央に軽装甲車両、左右後方に支援車両 要の先頭が脱落しない事が肝要 ・稜線射撃 起伏ある地形に車体を隠蔽し砲塔のみ露出して射撃 被発見率・被弾率低下、生存率上昇 ・塹壕 砲撃・銃撃から身を守る為の穴または溝。 個人用はタコツボとも呼ばれる。 形式は自然地堀拡、土嚢等で掩体を設置、断崖等の自然地の利用等 砲弾等の被害を食い止める為、ジグザグに掘削。 簡単に造った陣地は簡単に破られる ・トーチカ(特火点) 鉄筋コンクリート製防御陣地 機関銃、自動火器、小型高性能火砲を用い小規模単位で敵を阻止 円形又は方形で、全長数m~十数m 銃眼以外は壁で保護され、榴弾の直撃にも耐えうる 構造の大部分が地下で、溝や地下道により他のトーチカや後方に接続 死角を補う為複数を設置し、十字砲火を形成 ・会戦 敵を圧倒殲滅することを狙い、大規模戦力を以て行われる戦闘 複雑な地形では戦闘展開が困難 ・機動戦 高機動力により敵に不利な体勢を強要し主導権を獲得 ・橋頭保 敵地等、不利な地理的条件に於ける作戦有利化の為の前進拠点 ・敵前逃亡 戦時に於ける兵士の脱走。利敵行為と並ぶ重罪であり極刑。 「兵から兵に伝染し隊を蝕み士気を崩壊させる危険分子 軍に対する最大の罪」(鉄道警備小隊長) ・二階級特進 縁起でもない ・大本営発表 = "全く信用出来ない虚飾的公式発表" ・弾屋 輸送隊の府庁(悪習) 弾薬専門の車両・兵 新規補充兵・低階級者・年若い者から成る ・スリーパー 諜報員・工作員の通称 ・ラインとスタッフ ライン=現場監督・その上司。作業を指示・管理し、指揮・命令を末端迄流す スタッフ=現場の調査・助言を行いラインを補佐・促進(人事部・総務部等) 声が大きく押しの強い"スタッフの親玉"が主導権を握る="組織の官僚化" ライン責任者の責任 リーダーシップ不在の為ジワジワ負け戦に ・兜割り 鉄兜を日本刀で斬りつける試斬 剣の道に男女の隔てはありません 貴方は間違っておられます! ・テルモピレーの戦い スパルタ兵300対ペルシア軍100,000。 山と海に挟まれた街道にてスパルタ兵はファランクスを形成し防壁と連動、 敵を引き込んでの正面攻撃により大量出血を強いるも全滅。 しかしペルシア軍を3日間に渡って食い止めた。 ・ゲティスバーグの戦い 交通の要衝「ゲティスバーグ」を巡り、 合衆国軍・連合軍双方が総力を結集して行われた、南北戦争最大の激戦。 ・アラモ砦の戦い テキサス側200弱対メキシコ正規軍3,000~6,000。 メキシコからの独立を掲げ教会に立て篭もるテキサス側は13日後全滅するも、 正規軍に戦死1500を強いる。 その後の戦いで彼等は独立を勝ち取り共和国が成立。後、アメリカ合衆国に「加盟」した。 SWEETDAYS 原作ゲーム「ガンパレードマーチ」のEDテーマソング 榊ガンパレ作中では、流行歌としてそれなりの人気・知名度があったようだが 作中で時間がたつにつれ、「懐かしの歌」になっていっている模様。 雨上がりのSunday 街はロマンティックなときめき めぐりあいはOneday 愛し合った天使の約束 もっと深く恋に落ちましょ Don't Worry Be Happy Yeah! あなたと私 グレイの空を飛び越えて あなたと私 見つけた午後はマスカット あなたと私 たまにブルーになるときも あなたと私 映画のようにくちづけて 未来はバラ色 好きになるとLonely それは神のヒップないたずら 嘆かないでDarlin 明日も愛を信じていきましょ この世界は愛で生まれた Don't Worry Be Happy Yeah! あなたと私 胸に聞こえるラブソング 自由な二人 街の噂もとどかない あなたと私 瞳の奥の流れ星 二人がいれば ほかになんにもいらないわ 夜空もバラ色
https://w.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/1372.html
今日の訪問者 - http //blog.zaq.ne.jp/osjes/article/57/ 藤岡先生意見書2(大阪高裁提出資料)1/2 意 見 書(2)1/2 平成20年8月28日 藤岡 信勝 意 見 書(2)1/2初めに、この意見書(2)に至るまでの経過をまとめておきます。 第四 記録社ビデオ証言との食い違いについての分析 第五 宮城晴美陳述書の問題点 第六 被告側準備書面(2)への批判1 宮平秀幸の母の手記との食い違い(1) (2) (3) (4) (5) (6) 意見書(2)2/2第六 被告側準備書面(2)への批判2 宮平秀幸のビデオ証言との食い違い 3 本田靖春に対する宮平秀幸の話との食い違い 4 宮平春子証言などとの食い違い 5 宮城初枝の証言との食い違い 6 伝令ではなかった 7 宮平秀幸の信用性 第七 証言者としての宮平秀幸の人物像 初めに、この意見書(2)に至るまでの経過をまとめておきます。 私は、原告側弁護団の依頼を受け、7月28日付けの意見書を提出しました。その中で、座間味島在住の宮平秀幸(78歳)が今年の1月~3月に、私(藤岡)や鴨野守、産経新聞、チャンネル桜などに対して行った一連の証言(以下、カギ括弧付きで「宮平証言」と略称する)を紹介しました。「宮平証言」のポイントは、(1)昭和20年3月25日夜、本部壕前で梅澤隊長と村の幹部が会見した際、梅澤が「自決するな」と制止し、自決するために集められた村民の解散を求めていたこと、(2)それを受けて村長が忠魂碑前で村民に解散を命令していたこと、の2点に要約されます。 また、私は上記意見書の中で、沖縄タイムスの記者たちから指摘された、宮平の証言の信憑性を揺るがすと記者たちが考える二つの資料、すなわち、①『座間味村史(下巻)』(1989年)に掲載された宮平秀幸の母・貞子の証言、②『小説新潮』1987年12月号に掲載された本田靖春のルポ「座間味島一九四五」、の両者について詳細な検討を加え、それらの文献に記載された内容と、「宮平証言」とが食い違う理由を分析しました。 その分析によって、貞子証言は虚偽を含み、本田ルポは話の構成に錯誤があること、そうなった根本原因は、忠魂碑前で村長が解散命令を出していたことが村当局の厳重な箝口令の対象となり、村民が真実を自由に語れないという状況にあったためであることを明らかにしました。こうして、二つの文献の存在によっても「宮平証言」の信憑性は少しも損なわれないことを論証しました。 その後、私の意見書が原告側代理人から貴裁判所に提出される前に、7月31日、被告側代理人から乙号証108~110と、準備書面(2)が提出されました。乙号証の中には、宮平秀幸が出演した市販ビデオ「戦争を教えて下さい」(1992年、記録社制作)のDVDとその反訳、上記本田ルポ、宮城晴美の陳述書などが含まれていました。被告側の主張の骨子は、(1)『座間味村史』の貞子証言、(2)『小説新潮』の本田ルポ、(3)「戦争を教えて下さい」のビデオ、が今回の「宮平証言」と食い違うから「宮平証言」は信用できない、とするものでした。 しかし、このうちの(1)と(2)については、7月28日付けの私の意見書ですでに分析を終えておりました。私の意見書は被告側の論点をあらかじめ反論していたことになります。沖縄タイムスの記者たちが指摘した論点は、いずれ法廷に持ち込まれるであろうとの想定のもとに私は意見書をまとめたのですが、まさにその通りの展開となりました。 そこで、この意見書(2)では、まず、最初の意見書でふれていない、(3)の「戦争を教えて下さい」のビデオと「宮平証言」との食い違いの理由を分析し、次に宮城晴美の陳述書の誤りを示したあと、被告側準備書面(2)が提示している論点について全面的に批判・反論することとします。この部分がこの意見書(2)の主要な内容を構成します。最後に、証言者としての宮平秀幸の人物像について私見を述べ、結びとします。この意見書(2)は、7月28日の意見書の続編であるので、小見出しのナンバリング(「第一」、「第二」など)は通し番号としました。 第四 記録社ビデオ証言との食い違いについての分析 記録社が1992年に制作したビデオは「戦争を教えて下さい・沖縄編」というタイトルで、その中に渡嘉敷島の金城重明と座間味島の宮平秀幸が60分ずつ登場します。私はこのビデオの存在を、宮平秀幸と今年の1月26日に偶然出会ってから1週間後、秀幸本人から電話で教えられました。そこで早速市販のビデオを購入し、視聴しました。 私は、2月10-12日、座間味島に裏付け調査に出かける予定を立てましたが、宮平秀幸が果たして証人として真実を語っているのか十分慎重に取り扱わなければならないと考えておりました。1月26日に出会ってから、彼の証言を私は直ちに百パーセント信じたわけではありません。人間の記憶には思い違いや記憶の変容ということがあります。それで、できるだけ彼の既存の証言記録を事前に検討しておこうとしました。そして、到底信用できない人物であると判断できるなら、裏付け調査を取りやめることも視野に入れていました。 そうした姿勢で上記ビデオを検討した結果、1月26日に語ったこととの食い違いの理由は証言時の状況などによって十分合理的に説明できるものであると判断しました。もちろん、ビデオの中で秀幸は今回の「宮平証言」の重要なポイントには全くふれておりません。それは当然のことです。また、盛んに「皇民化教育」が集団自決の原因であると力説していましたが、それは解釈に属することで事実の証言とは位相を異にし、問題とする必要はないことでした。ちなみに、今でも秀幸は「皇民化教育」の影響についてはビデオ出演当時とあまり変わらない認識を持っているようですが、「皇民化教育がなくなったから、戦後は道徳が滅びた」とも述懐しています。 今回、被告側がこのビデオを証拠として、反訳まで添えて提出したのは、ビデオで語られていることと食い違う「宮平証言」は虚偽であると主張するためです。反対に私は、ビデオの証言こそが真実を語れない制約のなかでなされたもので、虚偽を含み、この度の「宮平証言」は勇気をもって真実を語ったものであると主張します。以下、それを論証します。 第一に、ビデオ収録が村の当局の監視下で行われた事情は、秀幸の8月7日付け陳述書に詳細に述べられています。村長の妻が母・貞子に集団自決の真実を語ることのないように圧力をかけ、それを受けて貞子と秀幸の妻の照子が付きっきりで撮影が行われた状況がつぶさにのべられています。私はそれに付け加えて、次のような事情もあったことを明らかにしておきたいと思います。 記録社の撮影が行われたのは1992年の夏と推定されますが、その前年の1991年6月23日夕刻、大阪の読売テレビの取材陣が秀幸の家にやってきて、集団自決に関わる忠魂碑前の出来事についての証言を求めました。すでに日没後で、民宿を経営していた秀幸は泊まり客から細長い筒状の水中用懐中電灯を借りて忠魂碑前に取材陣を案内し、そこで電灯を付けながら証言しました。その中で、秀幸はうっかり、しゃべってはいけないことをテレビカメラに向かって話してしまいました。それは、忠魂碑前で村長が解散命令を出したという事実です。階段の上から二段目に立って村長が解散命令を出したことを、現地に立った秀幸は、話すつもりはなかったのに、つい口をすべらせて語ってしまったのです。 この取材後、何日か経ってから、秀幸は田中登村長に激しく叱責されました。「あんなことをしゃべっちゃいかん」というわけです。なお、私は、放送を録画した古いビデオが秀幸の自宅の倉庫にあったのを送ってもらいチェックしました。「戦後なき死」というタイトルで放映された番組の中に、忠魂碑前での秀幸の短いコメントが入っていましたが、村長の解散命令の部分はカットされていました。テレビ取材陣が裏付け取材をする過程で村当局がカットすることを求めたためかもしれず、その経緯の詳細は不明です。 いずれにせよ、そういうことがあった後ですから、再度の失敗は許されないことでした。記録社のビデオ出演で秀幸が極度に緊張して語っているのは、そういう重圧のなかで撮影が行われたからです。しかし、真実を隠して話したことによって、ビデオの内容は矛盾を含んだものになっています。その典型的な事例が、秀幸も陳述書で述べている、整備中隊の壕を回って自家の壕にたどり着くまで、秀幸の家族7人が、歩行が困難な祖父母をかかえながら一晩中村の中を徘徊したことになるという点です。 忠魂碑前で村長の解散命令が出て、さてこれからどうしようかという時、秀幸の家族が結果として、自家に寄宿していた気心の知れた兵隊さんたちを頼って整備中隊を訪ねたことは前回の意見書で述べました。この時の家族の心理について付け加えて言えば、タテマエは貞子や千代の主張どおり「どうせ米兵に殺されるのだから、親しい日本の兵隊さんに殺してもらったほうがよい」ということだったとしても、ホンネとしては、訪ねていけば家族はそこで保護されるだろうという期待があったはずです。甘えの心理です。整備中隊に着いてみると、「ここは米軍が上陸し、戦場になるから逃げなさい」と諭され、どこまでも生き抜くようにと励まされ、ひと月は家族が食いつなげると思われる食料まで与えられました。 日本兵と住民とのこのような心理的なつながりと愛情に満ちた人間関係を理解しなければ、家族がなぜ困難を押して整備中隊を訪ねたか、到底理解できるものではありません。しかし、記録社のビデオ作品は、村の箝口令のもとで撮影され、「日本軍悪玉説」に基づいて制作されたものですから、日本兵に「生きのびなさい」と励まされたとか、日本兵に食料をもらったなどの、軍に好意的な発言はできない状況でした。そこで、外形的にのみ秀幸の家族の行動が語られたため、忠魂碑の西方にあるシンジュの自家の壕に帰るのに、わざわざその反対の東方2.5キロメートルの距離にある整備中隊の壕を迂回して帰還したことになってしまうのです。これは絶対に説明のつかない非合理的な行動であり、記録社のビデオ作品が真実を語ったものではないことの動かぬ証拠です。被告側の、ビデオ証言と食い違うから「宮平証言」が虚偽であるとの主張は、以上のような事情に照らしてみれば完全に崩壊します。 第五 宮城晴美陳述書の問題点 宮城晴美は母・初枝の遺言を実行して『母の遺したもの』を2000年に出版し、初枝との約束をはたしました。同書の最大のポイントは、梅澤隊長が自決命令を出さなかったという事実の暴露にありました。ただし、そのポイントは、『座間味村史(下巻)』(1989年)に掲載された初枝の証言の中ですでに述べられていたものです。晴美はそのことを、村史という入手しにくい形ではなく、単行本という形で世に知らしめた功績があることになります。 ところが、梅澤を原告とする訴訟が始まると、晴美は梅澤の無実を証言するのではなく、反対側の証人に立ち、さらには、前著と正反対の結論を導く目的で、「新版」を2008年に出版するにいたりました。晴美は、こうして母を裏切っただけでなく、今度は、叔父を誹謗する陳述書を提出しました。晴美にここまでさせる背後の勢力に対し、私は怒りを禁じ得ません。 晴美の陳述書の問題点については、秀幸の陳述書で十分明らかになっています。特に、秀幸が軍の伝令ではなかったという発言についても、完璧な反論がなされています。それに付け加えて、2点ほど補足をしておきます。 第一は、昭和20年3月25日夜の本部壕での村の幹部と梅澤隊長との会見に関する争点です。 晴美は 、「村長がいなかったことは母の話ではっきりしていますし、梅澤さんも村長がいたとは言っていません」とのべ、秀幸証言が虚偽である根拠の一つとしています。この点についての考察は、雑誌『正論』4月号の拙論「集団自決『解散命令』の深層」(甲B110号証)で述べたので繰り返しません。私の結論は、村長がそこにいた可能性が極めて高く、そのことは通信隊の長島義男の手記によっても裏付けられる、というものです。 次いで晴美は、「この夜の助役と梅澤隊長とのやりとりについては、母から繰り返し話しを聞いていますが、母の異母弟である秀幸がその場にいたという話はまったくありませんでした。秀幸がその場にいたのなら、母は当然彼がいることはわかったはずですし、そのことを自分の手記に書くか、あるいは私に話すなどしたはずです。何よりも秀幸自身が、重要なできごとを戦後60年余りも胸に秘めていられるような性格ではありません。彼の話し好き、マスコミ好きは島でも定評があります」と書いています。これはまったく成り立たない議論です。 秀幸がその場にいたことを初枝が知らなかったのは当り前です。秀幸の立ち位置は、初枝からは死角になっていたからです。その事情を、秀幸からの聞き取り調査をもとに、以下に再現します。 3月25日夜、整備中隊にいた秀幸は、艦砲射撃が激しくなる中、兵隊たちに説得されて、いったん自家の壕に帰ることにしました。ひとりで高月山の頂上近くまで登ってきたところ、折しもものすごい艦砲射撃が始まり、前に進むことができません。そこで、高月山の稜線を南に進み、本部壕のわきに転がり込むようにしてたどり着いたのです。本部壕は外からそれと分からないような偽装がほどこされていました。入口は、琉球マツの枝で覆われています。見ると、そこに乾パンが一袋、引っかかっていました。秀幸は急に空腹を覚えて、その乾パンを食べ始めました。すると、壕の入口の方から、人の声が聞こえて来ます。何事かとマツの枝をそっと広げてみると、宮里盛秀助役が梅澤隊長に盛んに何かをお願いしているところでした。秀幸は、そっと近づいて聞き耳を立てました。入口には水に濡らした毛布が何枚も掛けられています。艦砲弾や火炎放射器で壕が火事にならないよう、防火のために掛けていたものでした。秀幸はその毛布の陰に身を潜めました。秀幸と梅澤隊長との距離はわずか2メートル程度しか離れていません。しかし、毛布がちょうど遮蔽物となって、秀幸の姿は、梅澤隊長からも盛秀助役からも見えません。こうして秀幸は、その場の話の一部始終を聞いてしまったのです。 戦後2年ほど経ったころ、初枝を含む村の女子青年たちが畑仕事の合間に、戦争体験の自慢話のようなことをしていました。初枝は25日の夜、本部壕に行った時のことを話しました。そばにいた秀幸が、「姉さん、僕もその場にいたんだよ」と言いますと、初枝は驚いて信じられないような顔をしますので、秀幸はその場にどんなものがあったか、どんな植物が生えていたかなどを具体的に語りました。初枝は、「やっぱり、あんたもいたんだ」と納得していました。 以上の通り、初枝は秀幸がその場にいたことを事後的に知っていました。初枝がそのことを晴美に話さなかったとして、そのことに特に理由があるのかどうかわかりません。しかし、初枝が知り得たすべてのことを晴美に話したという前提も成り立たないでしょう。 晴美は、「何よりも秀幸自身が、重要なできごとを戦後60年余りも胸に秘めていられるような性格ではありません。彼の話し好き、マスコミ好きは島でも定評があります」とも書いています。晴美の人間観察は極めて浅薄です。秀幸が口の堅い人物であることを私はこの間、実感しています。 一例をあげます。1月26日の野外での会見の際、秀幸は、座間味の人が集団自決を推進したと言い、これは村の者は皆知っていることだが、その人物の子供が数人、今も那覇で重要な社会的地位にあるので名前は言えない、と言っていました。 つい最近、秀幸はその実名を明かしました。昭和20年3月26日の早朝、第二中隊の壕から出てシンジュの壕に向かって歩き出した秀幸の家族は、軍服を着て刀を振り回す、兵隊らしき人物に出会いました。「玉砕命令が出ているのに、お前たちはまだ死ねないのか。殺してやるからこっちに来い」といって、家族を皆殺しにしようとします。この人物が、国民学校の教頭・山城安次郎であることを、秀幸はごく最近、私に伝えたのです。長い間隠していてすまなかったという趣旨の謝罪の言葉も添えられていました。 このとき、祖父が山城教頭に口答えして、「先生、夕べ、自決するからといって忠魂碑の前に集まったら、軍が弾薬をくれないから自決はしない、解散だといわれてきたのに、また、先生はここで玉砕せよという。それは誰の命令ですか」と質問しました。すると、山城は、「玉砕命令は梅澤隊長の命令ではない。昨日(3月25日)の昼過ぎ、村長、三役で決め、郷土防衛隊長(宮里盛秀)の命令として出させたものだ。各自、個人個人の壕を回って、軍の命令だと言って忠魂碑の前の広場に集合させなさいと伝達させたのだ」と答えました。秀幸の家族の壕などに「軍の命令である」と言って住民を集めたのは、軍の名前を騙ったものであることを、秀幸はこのとき、はっきり知ったのです。 この一事を見ても、秀幸が、晴美の観察とは異なって秘密を守ることのできる人物であることがわかります。しかし、梅澤隊長に無実の罪をなすりつけることと比較して、迷った末に山城の名前を公表するつもりになったものと思われます。 晴美は、「彼の話し好き、マスコミ好きは島でも定評があります」と書いていますが、外部のジャーナリストや研究者に親切に対応することで人格的に非難されるとしたら、晴美の母・初枝は、その百倍も非難に値することは晴美もよく知っていることです。いずれにせよ、このような無意味な人格攻撃までしなければ秀幸証言の信憑性を否定できないところまで、被告は「宮平証言」によって追い詰められているのでしょう。 第二は、「自決」という用語の問題です。 晴美は、秀幸が「自決」ということばを使っていることについて、「「自決」は戦後使われるようになった用語で、あの夜のできごとを話す住民証言はすべて「玉砕」です」と述べています。晴美は、「自決」と「集団自決」とを混同しているようです。「集団自決」は確かに戦後使われるようになった用語のようですが、「自決」は当時も使われていました。盛秀の妹の宮平春子は、被告側が提出した陳述書の中で、「いさぎよく一緒に自決しましょう」と盛秀が言ったと証言して、「自決」の語を使っています。晴美は、ほかならぬ春子の新証言に接して自分の見解を変えたと述べていますが、「宮平証言」が信用できない理由に「自決」の語を使っていることをあげた晴美は、同じ「自決」の語を使った春子証言の信憑性をも否定しなければならないハメになりました。私は、3月7日、春子に面会しましたが、その際、確認のために、「自決」ということばを盛秀が本当に使ったかどうかを尋ねました。盛秀は子供に向かって「みんなで自決しましょうね」と言っていたとのことです。晴美の陳述書は、「自決」の語について一知半解の議論を振り回しているにすぎません。 以上の通り、晴美の陳述書は、全く説得力のない、証拠価値ゼロの証言に過ぎません。 第六 被告側準備書面(2)への批判 被告側が7月31日付けで提出した準備書面(2)(以下、「被告書面」と略称する)では、原告側控訴理由書の「第4 宮平秀幸証言」について、7点の理由を挙げ、「まったく信用できない」としています。しかし、これら7点はことごとく成立しない理由であり、反対に「宮平証言」の信憑性をかえって裏付けるものとなっています。以下、被告書面が挙げた論点ごとに反論します。 1 宮平秀幸の母の手記との食い違い 被告書面は、秀幸の母・貞子の行動として、次のように述べています。 「昭和20年3月25日は、70歳前後の夫の父母、23歳の長女、15歳の三男(秀幸)、5歳の娘、3歳の息子をひきつれて自分の壕に隠れており、夜になって米軍の艦砲射撃が激しくなり、前の壕の人が、「お米の配給を取りにくるように伝令が来たので、行こう」と合図に来たので、家族全員で壕を出て移動し、整備中隊の壕、御真影避難壕、第三中隊の壕などを逃げ回り、3月26日の夜明けに自分の壕に戻ったものである。この間、三男(秀幸)は祖父母の手を引くようにして歩いた。貞子たちの壕は奥まっていたため、伝令は来ず、忠魂碑前に集まれという指示は知らなかったので、忠魂碑前には行っていない。」 これは被告による貞子証言の要約とみることができます。貞子証言については、7月28日付け意見書で詳細に分析しましたので、その成果を前提として、被告による上記引用部分を対象に、その記述の内在的矛盾(人間の行動として現実には絶対にあり得ないことが書かれていること)を明らかにします。 (1) 被告書面は、お米の配給を取りに行こうと前の壕の人から合図があって、「家族全員で壕を出」たと読み取っています。秀幸は、今年の3月10日、那覇の県庁記者クラブで記者会見し、「証言・座間味島集団自決の『隊長命令』について」という3ページの文書を公表しましたが、その後、村史の貞子証言を読み、その間違いを指摘するため、3月14日、「証言・座間味島集団自決の『隊長命令』について(補足)」という文書を、「新しい歴史教科書をつくる会」を通じて公表しました。その「補足」文書の中で、秀幸も同じ読み取りをしており、貞子証言の文脈では、そう読むのは自然なことです。しかし、この行動こそ、当時の実情に即すると極めて不自然で、絶対にあり得ない行動なのであり、貞子証言が明白な虚偽を含んでいることの何よりの証拠です。 村当局が備蓄していた米は、産業組合の壕に保管してありました。ジンジュの宮平家の壕と産業組合の壕との位置関係については、甲B110号証、229ページの航空写真にプロットした地図を参照していただきたい(宮平家の壕は⑬、産業組合壕は⑥)。配給の米を取りに行くということは、シンジュにある宮平家の壕から産業組合の壕に行き、配給の米を受け取って、またシンジュの壕に戻ることを意味します。その目的のために「家族全員」で出かける必要はまったくありません。誰か大人が一人行けばよいのです。被告書面は、壕の中に家族7人がいたとしています。このうち、秀幸は実際は壕にはいなかったのですが、かりに秀幸が壕にいたと仮定しても、米をとりに行くべき人物は、貞子、千代、秀幸の誰か一人であるべきです。昌子と秀頼はまだ小さすぎて、この任務を課すには無理であり、70歳前後の祖父母は、単に高齢というだけでなく、二人とも足が悪く、容易に歩けない状態にありました。被告がこの度提出した本田靖春のルポにも、祖父の次良について「リュウマチを患っていて、両脚を前へ投げ出した形でしか坐れず、歩行に困難が伴っていた」(「座間味島一九四五」163ページ)と書いています。このような祖父母を含む、「家族全員」で弾雨の中を配給の米を取りにいかなければならない理由などあり得ません。被告書面は、こうした矛盾を含んでいることにすら気付かずに、貞子証言を絶対化しています。 (2) それでは、米を取りに行った家族は、その後、どうしたのかと続きを読むと、産業組合の壕に行ったことが全く書かれていません。これは奇妙なことです。この矛盾にも、被告書面は全く気付いていません。実際は、秀幸が忠魂碑前で家族と再会したあと、家族から詳細に聞き取ったとおり、米は取りに行かなかったと考えられます。秀幸は、3月14日に発表した「証言・座間味島集団自決の『隊長命令』について(補足)」の中で、この間の事情を次のように書いています。 「夕方、村の役場の職員が伝令で来て、お米の配給を取りに来るように言いました。私の家の壕には木炭はありましたが、七輪はありませんでした。お米の配給をもらってもご飯を炊くことは出来ません。それでも、姉がお米をもらいに出かけようとしましたら、祖父が「千代、行くな。艦砲が激しいから、行ったら帰ってこれなくなる。飢え死にしてもいいから行くな」と止めました。」 実際は、千代が米をとりに行こうとしたのを、祖父が止めていたのです。だから、産業組合の壕に米をとりに行った者は宮平家にはいません。貞子証言に産業組合の壕に行ったことが書かれていないのは当然のことです。以上のことからだけでも、貞子証言と「宮平証言」のどちらが真実を語っているか、あまりにも明らかです。貞子証言には決定的な虚偽が含まれています。 (3) 被告書面は、「貞子たちの壕は奥まっていたため、伝令は来ず、忠魂碑前に集まれという指示は知らなかったので、忠魂碑前には行っていない」とのべています。貞子は壕が奥まっていたから伝令は来なかったとし、それを家族が忠魂碑前に行かなかったことの理由にしています。 しかし、第一に、宮平家の壕が奥まっていたから伝令が来なかったというのは、極めて考えにくいことです。伝令の恵達は、60あまりもある各家の壕を回るのに急いでいたことは確かですが、だからといって特定の家を省略するとは考えられません。まして、伝令の内容は部落全員で自決しようという村当局からの重大な呼びかけですから、ますます考えにくいことです。 第二に、「私の壕はシンジュの上のほうにあって、奥まっていた」(貞子証言)ということは、恵達たち伝令が秀幸の壕に来なかったとか、伝令が来たことに家族が気付かなかったとかいう言い訳にはならないことを指摘しなければなりません。シンジュの壕の配置について筆者(藤岡)が秀幸から聴取したところによれば、畑に沿った土手に宮平初枝(結婚後、宮城初枝)の家の壕があり、そのすぐ上の段、初枝の壕から2メートルの高さのところに秀幸の壕がつくられていました。初枝の壕から秀幸の壕まで、歩くと5~6メートルの距離がありましたが、下の家の壕を訪ねた人の声は上の壕にも筒抜けに聞こえていましたし、その逆も成り立っていました。 秀幸の壕は幅1.5メートル、奥行き3メートルほどの広さで、たいていは入口に貞子と千代が布団をかぶって寝ており、中間に祖父母、奥に小さな子供二人が置かれていました。恵達が来た時のことを秀幸が祖父から聞いたところによれば、恵達は秀幸の壕の入口までやってきました。壕の扉は、養蚕に用いる「まぶし」に木の枝を差した簡単なもので、恵達が外から扉をガタガタ揺すったので、内側から止めていたひもをはずし、祖父が顔を出して恵達と話をしました。 貞子は忠魂碑前に行かなかったことの口実として、シンジュの壕の配置に言及しましたが、それは実態に照らすと全く説得力のないものであることが、以上の2つの理由から明らかになりました。 (4) 貞子の、忠魂碑前に行かなかったという証言は、8月14日付けで提出された秀幸の妹・昌子の陳述書によって、直接反証されています。昌子陳述書は次のように述べています。 「暗くなってから、私たちが入っている防空壕の前へ大人二人が来て、一人はおじさん、もう一人は女の人でした。「マカー(忠魂碑のある地名)の前へきれいな着物を着て早く来なさい」と呼んでいました。おじいさんも、おばあさんも、私も弟も、きれいな着物を着けて、お母さん、お姉さんも着けて、マカーの前に行きました。マカーの前には人がいっぱい集まっていました。私と弟を、母と姉がおんぶして連れて行きました。おじいさんとおばあさんは杖をついて行きました。私たちはマカーの広場のそばの小さなみぞに座っていました。秀幸兄さんが来ました。「千代姉さん」と呼んでいました。兄さんはおじいさんとお母さんに話をしていました。少したってから、大人の人たちが集まるように大声でみんなを呼びました。大人が「解散、解散」と言っておりました。」 ここで、(1)家族の壕に伝令が来たこと、(2)家族が全員正装して出かけたこと、(3)忠魂碑の前で秀幸と家族が落ち合ったこと、(4)大人が集まるように呼びかけられたあと、「解散、解散」と言っていたこと、が証言されていますが、このうち④は村長の解散命令に対応することは明らかで、ここで表現されている出来事の骨格は秀幸証言と完全に一致しています。 (5) 貞子の証言が、(1)(2)のような内在的矛盾を含み、伝令が来なかったから忠魂碑前に行かなかったという言い訳は壕の配置の実態から見て成り立たず、昌子の陳述書の証言とも食い違う虚偽を含んでいるのは、村史編集の過程で、集団自決が軍命によるものであったという余地を残すため、軍命によるという説を明確に否定することになる、「忠魂碑前での村長の解散命令」を何としても隠蔽しておかなければならなかった村当局の意向によるものだと考える他はありません。 この点について、秀幸の陳述書では、「母はテープに証言を吹き込むとき、「そこはストップ」、「はい、戻って」などと繰り返し指示され、終わって帰ってきてから、「ああ、疲れ果てた」とこぼしていました。母の証言で私の家族が忠魂碑前に行かなかったことにしたのは、村長の解散命令をかくすためであったと思われます」と述べています。被告書面によれば、村史を編集する際に、「宮平貞子から戦争体験を聴取したのは宮城晴美であった」とのことですから、晴美は村当局の意向を受けて貞子の証言を操作したのかもしれないという疑いを生じるところであり、この点からも晴美陳述書が信憑性を失うのは明らかです。 (6) 以上のような虚偽の内容を含む貞子証言を根拠に、本部壕で梅澤隊長と村の幹部の話を聞いたとする「宮平証言」を否定することはできません。 意見書(2)2/2 第六 被告側準備書面(2)への批判 2 宮平秀幸のビデオ証言との食い違い 3 本田靖春に対する宮平秀幸の話との食い違い 4 宮平春子証言などとの食い違い 5 宮城初枝の証言との食い違い 6 伝令ではなかった 7 宮平秀幸の信用性 第七 証言者としての宮平秀幸の人物像 次へ | 沖縄集団自決訴訟第2審
https://w.atwiki.jp/moedra/pages/125.html
春の明るい朝日に照らされた古めかしい城壁。 かなり小さな国ではあるものの、この国を治める父には子供の私から見ても王らしい威厳と風格が備わっている。 だが20歳の誕生日を迎えたある日、私は突然父の寝室へと呼び出された。 「なあ娘よ、お前ももう今日で20歳だろう?もうそろそろ誰かと結婚してもいいのではないか?」 「あら、ちょっと前までは迂闊に結婚などするなと言っておりましたのに、一体どういう風の吹き回しですの?」 「ふぅ・・・ワシも正直、求婚のため連日この城を訪れてくる男達の相手に疲れてしまったのだよ」 父はそう言うと、普段国民の前で保っている威厳に満ちた表情を崩した。 「腕の立つ者、頭の賢い者・・・お前が望むのなら、いくらでも素晴らしい男と結ばれることができるのだぞ?」 「どうせ王家の地位と財産が目当てで表面だけを取り繕った方達なのでしょう?それに・・・」 少し迷ったが、私はなおも結婚を勧めようとする父を牽制するために少し声を高くした。 「そんな政略結婚紛いの結婚など、したくはありませんわ」 「ワ、ワシはそんなつもりでは・・・それに、年頃の娘が毎日森の中で遊び回っていてはワシも心配なのだ」 「知りもしない男達と話すより、森の中で涼しい風に当たっていた方がずっと健康的というものですわ」 それだけ言い置くと、私はいつものように出掛ける準備をしようと父の部屋を出た。 「お、おい、また森へ行くのか?」 「どうせ他に行きたい所もありませんから」 「・・・暗くなる前に戻ってくるのだぞ。この季節は獣どもが繁殖する時期なのだからな」 その声に私は閉まる扉の隙間から後ろ手に父へ向けて手を振ると、自分の部屋へと駆け込んだ。 「さて・・・今日はどこに行こうかしら?」 澄んだ水を湛える湖、遥か遠くまで見渡せる断崖、涼しげな飛沫と水音を振り巻く大きな滝・・・ 父は知らないのだろうけれど、この国を取り巻く森の中には実に美しい自然が満ち満ちているのだ。 身分のせいか気さくに話し合えるような友人ができることもなく、私はいつからか1人で森の中を散策するのが日課になっていた。 それにもう何年も森の中を歩き回っているが、これまで大して危険な目に遭ったことはない。 森をうろつく獣達は下手に刺激しなければ襲ってくることはないし、毒蛇や毒虫の類など見たこともなかった。 今日は、まだ行ったことのない西の方の森へ行ってみることにしよう。 険しい山々が連なっているせいか、西側の森には全くと言っていいほど人の手が入っていないのだ。 きっと今まで以上に原型を留めた自然の景色を見ることができることだろう。 木々の枝や葉で傷を負わないように少しだけ厚手の服を着ると、私はそっと城を抜け出して西へと向かった。 1時間も歩けば、もう国境が見えてくるような小さな国なのだ。 やがて何の躊躇いもなく草木の生い茂った森の中へと足を踏み入れると、薄暗くなった辺りの様子を見回す。 これまでの見慣れた景色とは違い、初めて見る濃い青と緑と茶色の世界に私は胸が躍った。 知らない誰かと気を揉みながら会話を交わすよりも、ずっと素晴らしい体験が待っていることだろう。 やがて獣道らしい草木が避けて通ったような細い道を見つけ出すと、私はそっと茂みを掻き分けながら森の奥を目指して歩き続けていた。 歩き慣れない道を歩いているせいだろうか、私は時折自分の進んでいる方向がわからなくなることがあった。 いや、そもそも草木が勝手に形作った道を辿っているだけなのだから、単純に森の中を適当に歩き回っているに過ぎないのかもしれない。 それでも、私はこれまでよりも一層濃い森の空気を味わえることに嬉しさを感じていた。 ガサ・・・ガサ・・・ 「ふう・・・やっと抜けたわ」 やがて短く生い茂っていた茂みの海を抜け出すと、そこから先はいつもと変わらぬ黒土と木々のトンネルに囲まれた薄暗い風景が広がっていた。 目に見える範囲には鳥や獣の気配は感じ取れなかったものの、これまでとは違うピリピリとした空気が辺りに流れている。 子供を守る母親が周囲を威嚇する時に発する殺気のようなものが、時折風に乗って届いてくるような気がした。 何とはなしに早くなった鼓動を抑えながら更に森の奥へと踏み込んで行くが、初めて味わう不安についキョロキョロと辺りを見回してしまう。 「グルルル・・・」 とその時、突然通り過ぎた大きな木の陰から獣の唸り声が聞こえてきた。 それに驚いてビクッと足を止め、恐る恐る背後を振り返る。 「あ・・・」 そこには、産まれたばかりの2匹の子供に乳をやりながら私の方をギラリと睨みつける1頭の雌の虎が身を伏せていた。 そっとその場を離れようにも、突然出くわしてしまったためあまりにも距離が近付き過ぎている。 「お、落ち着いて・・・私は何もしないから・・・」 私は両手を前に突き出すようにして宥めるようにそう呟いたものの、その虎は鋭い爪の生えた手で子供をそっと押し退けるとほんの少しだけ腰を浮かせた。 明らかに、私に向かって飛びかかるために身構えている。 だがなるべく虎を刺激しないように少しずつ後退さったその刹那、私は地面から突き出ていた岩の角に躓いて後ろへと倒れ込んだ。 「きゃっ」 「ガアァッ!」 短く漏らしてしまった悲鳴を好機と受け取ったのか、それとほぼ同時に虎が私の上へと飛びかかって来る。 そして200キロ以上もある巨体で固い地面の上へと組み敷かれると、私はあっという間に身動きを封じられてしまっていた。 「だ・・・だれか助けて・・・」 恐怖に蒼褪めた私の顔を覗き込んだ虎の口からトロリと唾液が一筋垂れ落ちると、恐ろしい牙を生やした顎がガバッと大きく上下に開けられた。 「きゃ、きゃあああああああっ!」 突如目の前に出現した鋭利な牙の森に、恐怖で意識が遠のいていく。 だが唾液に濡れ光る尖塔の先が私の細い首筋に突き立てられようとした瞬間、何か黒っぽいものが白濁した視界の中からドンという衝撃とともに虎の姿を消し去った。 「あ・・・う・・・」 そして何が起こったのか分からず辺りを見回そうとしたものの、私はそのままフッと気を失ってしまった。 「うう・・・ん・・・」 土の上とは違うゴツゴツした地面の上に寝ている感覚に、私はぼんやりと意識が戻ってくるのを感じていた。 薄っすらと目を開けてみるが、真っ暗で辺りの様子はほとんど見えない。 私は一体どうしたのだろう?確か大きな虎に襲われて・・・それから・・・? ハッと起き上がって自分の体をまさぐってみるが、別にどこも怪我はしていないらしい。 ただ固い岩の地面に寝ていたせいか、体中の関節がギシギシと軋んだ。 「・・・怪我はないかい?」 その時、暗闇の中から誰かの声が聞こえてきた。 聞いたことのないようなくぐもった、それでいてどこか暖かみを感じる声・・・ 「どなた?」 声の主を探して周囲に視線を巡らしてみるものの、誰の姿も見当たらない。 だが、自分がこの声の主に命を助けられたのは確かだった。 「朝になったら姿を見せよう。それまで、ゆっくり体を休めるといい」 どうやら、今の所身に危険はないらしい。 私は暗闇の中にいるというのに心を落ち着けると、再び固い地面の上に横になって目を閉じた。 よほど疲れていたのか、私はあっという間に再び眠りに落ちると翌朝に目を覚ました。 淡い光が瞼越しに入ってきて、陽光から顔を背けるようにして目を開けてみる。 そこは、高い天井に囲まれたどこかの洞窟の中のようだった。 何故私はこんな所に寝かされていたのだろう? 私を救ってくれた人は、家ではなくこの洞窟に住んでいるとでもいうのだろうか? その時、私は不意に誰かの気配を感じておもむろに背後を振り返っていた。 そして昨夜の声の主を目の当たりにして、思わずゴクリと息を呑んでしまう。 「あ・・・あなたは・・・」 そこにいたのは、全身を黒っぽい灰色の体毛で包んだ大きな蜥蜴のような生物だった。 いや、丸まった背中から生えた1対の巨大な翼が、それが紛れもなくドラゴンであることを示している。 「怖がらないでくれ。君に危害は加えないから・・・」 本能的な恐怖に引き攣った私の顔を見て焦ったのか、ドラゴンは申し訳なさそうに顔を垂れてそう言った。 「ご、ごめんなさい・・・私を救ってくれた方だというのに・・・」 得体の知れないものを見てしまった驚きを何とか抑え込むと、私はドラゴンの姿をまじまじと観察した。 全身を覆う鱗の代わりに灰色の体毛が生えてはいるものの、所々毛が抜け落ちているのか白っぽい皮膚が覗いている。 大きく広げられた翼の縁や裏側にも同じように疎らな毛が生えていて、その色気のない粗雑な様子に私はドラゴンにしてはどこかみすぼらしいという印象を受けていた。 「フフフ・・・醜い姿だろう?」 「い、いえ・・・そんなつもりでは・・・」 「いいんだ。こんな姿のせいで、僕は仲間達からも蔑まれてるんだから。お前なんかドラゴンじゃない、ってね」 ドラゴンはそれだけ言うと、小さく息をついて私から少し離れた所に蹲った。 「少し、僕の話し相手になってくれないか?後で町まで送ってあげるからさ」 「え、ええ・・・」 無事に帰れる・・・その言葉に、私はホッと胸を撫で下ろすと地面の上に足を投げ出して彼の言葉に耳を傾けた。 僕はできるだけ彼女を怖がらせないように体を低くすると、組んだ両手の上に尻尾の先と顎を乗せた。 「なんで君みたいな女の子が1人で森の中を歩いていたんだい?それも、1年で1番危険な繁殖期に」 「それは・・・森で遊ぶのが私の日課ですもの。親しい友人なんて1人もいなくて・・・退屈凌ぎですわ」 その返事に、僕は驚きに眼を見開くと少しだけ顎を浮かせた。 こんなに綺麗な女性だというのに、友人が誰もいないなんて信じられない。 少なくとも周りの仲間達から貧相な外見を揶揄され続けてきた僕に比べれば、ずっと幸せな人生を送ってきた様に思えるというのに。 「友人がいない?そんな・・・すごく綺麗な人なのに・・・」 「あら、ありがとう。ドラゴンさんに綺麗って言われるなんて思わなかったわ」 思わず漏らしてしまった本音を軽く受け流すと、彼女は寂しそうに顔を俯かせた。 「私、これでも王族なの。とっても小さな国だけど、私が王族というだけで周りの人達は距離を取りたがるのよ」 「そうなんだ・・・それなら、僕と友達になってよ。それとも・・・ドラゴンの友達は嫌い?」 予想外の提案だったのか、彼女は僕から外していた視線を元に戻すとちょっとだけ顔を赤らめた。 「そんなことないわ。父以外の方と話したことなんて今までほとんどなかったから、そう言ってくれると嬉しい」 「じゃあ、お互いに初めての友達だね」 「初めて?じゃあ、あなたにも友達がいないの?」 そう言ってから、私はなんだかこのドラゴンに対してひどく失礼なことを言ってしまったような気がした。 「こんな情けない姿だからね・・・僕には、産まれた時からもう母親がいなかったんだ」 一体どれくらい前のことなのか分からないが、ドラゴンが遠い昔を思い返すように洞窟の天井を見上げる。 「だから、母がどんな姿をしていたかもわからないんだよ。僕と同じような醜い姿だったのか、それとも・・・」 「醜いだなんてとんでもないわ。確かに毛は綺麗に生え揃ってはいないけれども・・・立派なドラゴンよ」 口にこそ出さなかったものの、ドラゴンは私に向けた視線に感謝の色を滲ませた。 「だから僕はツヤツヤの鱗に覆われていたり、フサフサの毛を伸ばした仲間が羨ましかったんだ。でも・・・」 うなだれるように組んだ両手と尾の上へ顎を乗せると、ドラゴンは目を閉じて先を続けた。 「彼らにして見れば僕なんて一族の恥だったんだろうね。だって、僕には誰かに誇れるものなんて何もないもの」 「それは違うわ!」 「え・・・?」 突然声高に叫んだ彼女に驚いて、僕は思わず弱々しい声を出していた。 「あなたは虎に襲われた私を助けてくれたんでしょう?それに・・・あなたと話してると私、凄く心が落ち着くの」 僕は今までそんなことを・・・それも人間に言われたことなどなかった。 「見た目がどうだっていいじゃない。あなたの優しさは十分に誇れるものよ」 「・・・ありがとう。それじゃあ、そろそろ町へいこうか。心配している人がいるんだろう?」 僕は体を起こすと、高く昇った太陽が照りつける洞窟の外まで彼女を連れ出した。 そして翼を広げて地面の上へと屈み込み、彼女を背に乗せる。 「ちゃんと掴まっててね」 やがて長く伸びた首を抱き締める力が強まったのを確認すると、僕は彼女を乗せたまま晴れ渡った大空に舞い上がった。 眼下を埋め尽くした深緑の絨毯の向こうに、ぽっかりと穴が空いたような人間達の町が見えてくる。 そして人目につかないように高く聳え立った城の裏側へと飛び込むと、僕はそっと彼女を地面に降ろしていた。 「ありがとう」 「また会えるかな?」 「ええ、会いに行くわ。私達、もう友達なんですもの」 満面の笑顔を浮かべた彼女にそう言われて、僕は嬉しさのあまり勢いよく飛び上がった。 「うん、待ってるよ」 町から離れるごとに彼女の姿はどんどん小さくなっていってしまったが、彼女は僕からも見えなくなるまでずっと手を振り続けてくれていた。 森へ帰るドラゴンを見届けてから城の正面へとまわると、予想以上に大勢の人々が騒いでいた。 まあ、一国の王女が行方不明になったのだから当然といえば当然なのかも知れないけれど・・・ やがて城門の前にいた兵士の1人が私の姿を見つけると、何やら大声を上げながら駆け寄ってくる。 「ご無事でしたか姫様!父上がいたく心配されておりますよ。ささ、早く城の中へ・・・」 そして促されるままに父の寝室へと通されると、兵士は安堵の表情を浮かべた父に向かって一礼して部屋を出ていった。 「お父様・・・」 「ワシがどれほどお前のことを心配しておったかわかっているのか?一体今まで何をしていたというのだ」 「森の中で・・・子連れの虎に襲われましたの・・・」 その瞬間、父の顔にこれまで見たこともないような驚愕の表情が浮かんだ。 「それで・・・け、怪我などはなかったのか?」 「寸での所である親切な方に助けて頂いたのですわ。それで、一晩だけその方の所にお世話になったのです」 まさか相手がドラゴンだなどと言うわけにもいかず、私は慎重に言葉を選んで先を続けた。 「とても優しい方で・・・私に友達になって欲しいと言われましたの」 「そ、そうか、それはよかった。森に住んでいるとは少々風変わりだが、お前がそう言うのなら間違いなかろう」 娘に友達ができたという安心感からか、父はそれ以上のことを深く聞いてこようとはしなかった。 「いずれワシにもその者を紹介してくれんか?」 「ええ・・・いずれ・・・」 私は言葉を濁して父の寝室を出ると、給仕に頼んで遅い朝食を摂った。 今日はもう休んだ方がいいだろう。 疲れた体を大きなベッドの上に横たえ、そっと目を瞑ってみる。 たったそれだけのことで、外はまだ昼だというのに私は深い夢の世界へと吸い込まれていった。 気がつくと、私は暗い森の中をあてもなく歩き回っていた。 どっちにいけば城に帰れるのか、それさえもまるでわからなくなっている。 「ガルルルル・・・」 その時、私は背後から獣の唸り声が聞こえてきたのに気が付いた。 恐る恐るそちらを振り向いてみると、真っ暗な暗闇の中に血走った黄色いネコ科の眼が2つ、不気味に揺れている。 「ひっ・・・」 突然の事態に驚いてドスンと尻餅をついた途端、その恐ろしい影が私に向かって一気に飛びかかってくる。 「きゃあああっ!」 だが悲鳴を上げたその刹那、灰色がかった翼が視界を埋め尽くしたかと思うと私に飛びかかってきていたはずの影が跡形もなく消えていた。 「はっ!」 身の竦むような恐怖と混乱に、私はガバッとベッドから飛び起きていた。 「夢・・・?」 辺りを見回すと、窓の外にはすでに夕焼けの赤い手がかかり始めている。 全身にはじっとりと嫌な汗をかいていて、私は荒い息を整えるのに必死になっていた。 また、あの方に会いたい・・・ 薄れ行く意識の中で目に焼き付いたドラゴンに命を救われた瞬間の光景が、今も鮮明に残っていた。 そうだ、今からでも会いに行こう。 恐ろしい目に遭ったせいだろうか。悪夢が怖くて、とても1人きりで眠ることなどできそうにない。 彼に、あのドラゴンに、そばにいて欲しかったのだ。 私はベッドから這い出すと、急いで出かける支度を始めた。 服を別のものに着替え、そっと廊下の様子を窺ってみる。 父を含め城の者達はみな大食堂で晩餐を囲っているらしく、西日の差し込む回廊に人の気配はなかった。 そして食堂や城の入り口に立つ衛兵達に見つからぬようにそっと裏口から抜け出し、西の空を仰いでみる。 そこには、真っ赤に燃えた太陽が山の稜線の陰からほんの少しだけ顔を出して辺りを朱に染めていた。 町の中を走り抜ける私の耳に、時折食卓を囲む人々の笑い声が聞こえてくる。 昨日までの私ならそんな幸せそうな声に己の境遇を呪っていたものだが、今日はなぜだか違っていた。 私にも、待ってくれている者がいる。 外見は多少醜いかもしれないけれど、あの心優しいドラゴンの姿を思い出すだけで私は胸がスッと軽くなるのを感じていた。 「何?また娘がいなくなっただと!?」 晩餐を終えて部屋に戻ったワシは、守衛の報告に驚いて娘の部屋へとやってきた。 整然と片付けられた部屋だというのに、ベッドの上に先程まで娘が着ていた服が無造作に脱ぎ捨てられている。 その上開け放されたクローゼットには焦って何かを物色したような痕跡も残っていて、ワシはすぐに娘の行き先に思い当たった。 「あのお転婆め・・・また森に行きおったな」 これはすぐに娘の後を追ったほうがよさそうだ。 「これ、兵どもに娘の後を尾けさせい」 「し、しかし、どちらの方角に向かったのかもわからないのでは・・・」 「ならば森中を隈なく捜させるのじゃ!娘が無事ならばそれでよいが・・・」 きっと娘は虎から命を救ってくれたという者のもとへと向かったのだろう。 娘の見込んだ男なのだからそれについてはさして心配するほどのことではないのだが・・・ 夜になれば獣どもが活発に活動を始めるし、その上森の中は月明かりさえ届かぬ真っ暗闇になる。 とても若い娘が1人出歩いてよい場所ではないのだ。 命令を受けた兵が行った後も、ワシは落ち着きなく娘の部屋の前で腕を組んだままウロウロと歩き回っていた。 昨日と同じように背の低い茂みの海を抜けた頃には、もう辺りは真っ暗になっていた。 淡い銀色の月明かりまでもが厚く生い茂った木々の葉に遮られ、視界のほとんど全てを漆黒の闇が埋めている。 ロクに物が見えなくなったせいなのか、研ぎ澄まされた聴覚が私に周囲で発せられる様々な音を拾い始めていた。 葉の擦れあう音、風の吹き抜ける音、遠くで鳴くフクロウの声、枝の軋む音、小動物が足元を走り回る音、獣達の息遣い、そして・・・闇の恐怖に負け早鐘のように打ち始めた己の鼓動も。 「早く・・・私を見つけて・・・」 うわ言のようにそう呟きながら、私は一寸先も見えぬ黒塗りの世界の中を手探りでさ迷い続けていた。 夢で見た暗き森の様子が、徐々に徐々に私の不安を掻き立てていく。 だが夜の森に踏み入ったことを半ば後悔し始めていた時、頭上から大きな翼を羽ばたくようなバサッバサッという音が聞こえてきた。そう、朝にも聞いた、あの方の優しげな翼の音。 「お嬢さん、何か探し物かい?」 おどけた様子でかけられたドラゴンの声に、いろいろな感情の混ざった涙を目に浮かべながら木の上を見上げる。 暗すぎてよく見えなかったが、そこには確かにあの灰色のドラゴンが断続的な羽音を響かせながら浮かんでいた。 「あなたに会いたかったわ」 空を飛ぶドラゴンの暖かい背中に揺られて洞窟へと向かう途中、私は満面の笑みを浮かべながら彼に抱きついた。 「こんな夜中に森の中をうろつくなんて危ないよ」 「・・・私、夢を見たの。とってもとっても恐ろしい夢。その夢の中でも、あなたは私を助けてくれたわ」 彼は前を向いたまま特に何の反応も示さなかったものの、私の話に耳を傾けてくれていることは感じ取れた。 「でも・・・私はもう怖くて眠れなかった。だから夜が来る前に、またあなたに会いたかったの」 「ははは・・・本当のことを言うとね、僕も君を探してたんだ」 「え?」 予想だにしなかった彼の一言に、思わず呆けた声で聞き返してしまう。 「まさかこんな時間に君がくるはずなんてないと思ったんだけどね・・・僕も、きっと寂しかったんだと思う」 照れ臭さを隠すように、ドラゴンが一層力強く羽ばたきながらグッと頭を下げた。 「これでも、僕は80年以上も生きているんだ。いろんな物を見てきたし、いろんな経験もしてきた。でも・・・」 突如眼下に覗いた森の切れ間に向かって、ドラゴンが降下を始めた。 そのすぐ目の前に、彼の棲む洞窟の入り口が見える。 「孤独を癒してくれたのは君だけなんだ。僕からこんな事を言うのはなんだけど・・・一緒に暮らさないか?」 それは紛れもなく、ドラゴンからのプロポーズだった。 これまでにも私は数多の男性に甘い声をかけられてきたというのに、これほどまでに素直に、そして切実に話を切り出されたことはいまだかつて1度もなかったのだ。 「ええ・・・いいわ。どんな男の人よりも・・・私、あなたなら信じられる」 やがてドーンという大地を揺らすような轟音とともに洞窟の前へと降り立つと、彼は背中から降り立った私にそっと大きな口を近づけてきた。 大きく見開かれた彼の眼に、期待と不安の灯かりがゆらゆらと揺らめいている。 私は一瞬戸惑ったものの、彼の意図を察すると自らの小さな唇を彼の閉じられた巨口に重ね合わせた。 20年余りの人生で初めて味わう、長い長い竜との口付け・・・ 胸の内に幸福の波が湧き上がり、それが体中に、手足の指先にまで広がっていくような気がする。 ついに自分で自分を抑え切れなくなり、両手で彼の顔を掻き抱くようにして更に強く唇を押しつける。 それに応えるように、彼の方も大きな手で私の体を抱き抱えるとゆっくりと地面の上へと寝かせ始めた。 なすがままに湿った黒土の上へと仰向けに倒されると、彼が顔を離して切なげな視線を投げかけてくる。 "いいわ" 声に出さずとも、彼は私の目から肯定の意思を受け取っていた。 ゆっくりとスカートの内側に差し込まれたドラゴンの指先が私の下着を捉え、少しずつ少しずつ秘所を覆うシルクの布を引き下ろしていく。 やがて純白に輝いていた下着が完全に取り払われると、彼は恥ずかしさを隠すようにそっと自らの股間へと手を伸ばした。 灰色の体毛に覆われた下腹部に走る、1本の割れ目。 その割れ目の間から隆起した大きな桃色の肉棒を目の当たりにして、私はドラゴンに処女を捧げるという背徳的な興奮に身を震わせていた。 ドラゴンは私の上にそっと覆い被さると、厚手のスカートの裾を捲り上げた。 既に露わになっていた秘所が湿った外気に触れ、ヒクヒクと痙攣を繰り返しては熱い濃蜜を滴らせ始めている。 彼は初めて見る人間の膣にゴクリと唾を飲み込むと、真っ赤に開いた花びらの中にそそり立った肉棒を少しずつ押し込み始めた。 ズニュ・・・グニュ・・・ニュ・・・ 「ううっ・・・」 優に私の数倍はあろうかという巨体にもかかわらず、ドラゴンが挿入の快感にブルルッと身震いする。 それ以上奥へ押し込んでもいいものか思案しながらも、性の欲求に目覚めた本能が彼の腰を後押しする。 徐々に太さと固さを増していく竜の雄に膣を拡げられていく感触を、歯を食い縛ってグッと堪える。 「だ、大丈夫かい・・・?」 私が余程苦しそうな顔をしていたのか、彼は唐突に腰を突き出すのを中断するといつもの優しげな声でそう問いかけてきた。 「い・・・え・・・大丈夫・・・よ・・・」 円錐状に尖った彼の肉棒は、まだ半分程度しか膣の中に収まってはいなかった。 これから、更に倍近い圧迫感が襲ってくることだろう。 けれどもそこには、苦痛に対する不安や恐れの感情は微塵も根付いてはいなかった。 未熟な膣壁を擦り上げるドラゴンの肉棒に与えられた快感が、そんな些細な感情の起伏を削り取っていく。 フウフウと荒い息をつきながらも先を続けるように目で訴えると、彼は再び少しずつ肉棒を熱い肉洞の中へと沈めていった。 永遠にも思えるようなじれったい快楽の悪戯に耐え続けると、やがて雄々しく聳え立っていたドラゴンの巨根は根元まで私の中へと埋もれていた。 ギチギチに張り詰めた肉棒から伝わってくる脈動が、なおも切ない快感へと変換され続けている。 処女膜を破られた痛みなど、彼の慈悲深い眼差しの前では蚊に刺された程度の痛みにすら感じられなかったのだ。 私とドラゴンはお互いに息を整えると、そっと相手の体を揺すってみた。 シュルッ・・・ 「あっ・・・」 前後へ擦れ動いた肉棒の摩擦に反応し、愛液を滴らせる膣壁がキュッと収縮する。 「あうっ・・・」 初めての経験なだけに最初のうちは恐る恐る相手の反応を窺っていただけだったのだが、慣れてくるにつれて私達は激しく相手を求め合った。 短毛に覆われた彼の巨体を抱き締めた拍子に、彼の巨大な舌が私の口の中へと入り込んでくる。 その肉塊をしゃぶるようにして応えると、彼はようやく口を離して呟いた。 「本当に・・・いいのかい?」 「もちろんよ。ドラゴンであるあなたを受け入れる覚悟は・・・もうできてるわ」 彼は私のその返事に大きく頷くと、次の瞬間恍惚の表情で天を仰ぎながら身を震わせた。 「うああっ!」 「ああ~~~~~っ!」 震えとともに熱く滾った雫が私の中へ放たれ、その衝撃に私自身も至福の絶頂を迎える。 お互いにめくるめく激しい快楽の余韻に浸った後、彼はスッと身を起こして肉棒を膣から引き抜いてくれた。 そして洞窟の固い地面の上に並んで寝そべり、彼のボサボサの腕に頭を預ける。 心地よい夜風が洞窟内にそっと寄り道した直後、私とドラゴンはほとんど同時にフッと深い眠りに落ちていた。 翌朝、私は後頭部に当たる不思議な感触に目を覚ました。 ゆっくりと体を起こし、枕代わりに腕を差し出していたドラゴンの様子を窺う。 そして、私は目に飛び込んできた光景にハッと息を呑んだ。 「これは・・・」 ドラゴンの全身を覆っていた灰色の短毛は全て地面の上に抜け落ちていて、代わりに洞窟内に差し込んでくる朝日をキラキラと反射する艶やかな藍色の長毛がその巨体を包み込んでいる。 何の特徴も無かった彼の頭からは乳白色の雄々しい1対の角が後ろに向かって突き出していて、首の周りから靡いている玉虫色に輝くマフラーのような尾状の毛が美しいアクセントを加えていた。 所々毛が無くてみすぼらしかった彼の翼にも、濃い橙色の羽毛のように柔らかな毛がびっしりと隙間無く生え揃っている。 これが・・・私を助けてくれたあのドラゴン・・・? 私はあまりの驚きにしばし声を失っていたものの、やがて彼のそばに座り込むと肌触りのよいフサフサの毛に覆われた頭をそっと揺すってみた。 「う・・・ん・・・どうしたの・・・?」 まだ自らの身に起こった変化に気付いていないのか、彼が寝ぼけた声を漏らす。 だがそこにあるはずの無い角に触れられた感触に、彼はガバッと飛び起きた。 「えっ?えっ?・・・なんだ・・・これ?」 戸惑いを隠せぬ様子で長い首を巡らして自分の体を眺め回しながら、ドラゴンが呟く。 「きっと・・・それがあなたの本当の姿なのよ。あなたの母親も、そんな風に美しい姿をしていたんでしょうね」 「は、ははは・・・こんなに嬉しいことはないよ。君のお陰だ・・・ありがとう」 彼は表情をいつも私に向けていた穏やかな笑顔に戻すと、洞窟の外に向かって歩き出した。 きっと、あの生まれ変わった姿で思う存分空を飛んでみたいのだろう。 「待って、私も行くわ!」 期待に満ちた顔で晴れ渡った空を見上げていた彼に追いつき、広い背中の上へと攀じ登る。 彼の背を覆った滑らかな長毛の海は、城にあるどんな高級な絨毯も敵わないほど心地よかった。 「しっかり掴まっててね」 その言葉に太い首をギュッと抱き締めると、彼は一気に大空へと舞い上がっていた。 「申し訳ございません・・・朝まで森中を捜索致しましたが、姫様の姿はどこにも・・・」 「そうか・・・もうよい。ご苦労だった」 報告にきた兵長が申し訳なさそうに寝室を後にすると、ワシは再び娘の部屋の前へとやってきた。 昨日と変わらぬ部屋の光景が、ワシの胸にぽっかりと穴を空けてしまったような気がする。 娘が無事であればよいのだが・・・ だがちょうどその時、回廊の柱の隙間から差し込んでいた陽光が何か大きな影に遮られた。 「お父様ーーー!」 同時に聞こえてきた娘の声に耳を疑って外へと目を向けると、深い藍と橙色に染め上げられた艶やかなドラゴンが空を舞っている。 「私はこの方と共に暮らしますわ。私の命を救ってくれた方ですの」 そのドラゴンの背に乗った娘の姿を認め、ワシは驚きの声を上げていた。 「おお・・・なんと・・・」 だが大きな角の生えたドラゴンの凛々しい顔には、確かに心和む穏やかな表情が現れている。 ワシは一瞬迷ったものの、意を決して娘とドラゴンに声をかけた。 「お前が自分で選んだ道だ、止めはせぬ。ドラゴンよ、娘をよろしく頼むぞ」 父であるワシに認められた嬉しさからなのか、ドラゴンが満面の笑みを浮かべながら雲1つない快晴の大空へとフワリと浮き上がる。 そして娘とともに西の森へと飛び去っていくドラゴンの後姿を見つめながら、ワシは愛娘を手放した甘い切なさに1人胸を痛めていた。 完 感想 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/37355.html
登録日:2017/07/31 Mon 23 12 23 更新日:2023/05/25 Thu 17 06 25 所要時間:約 22 分で読めます ▽タグ一覧 UFO UMA お妙の得意料理 アニヲタ未確認動物園 エイリアン カンガルー コヨーテ チュパカブラ チュパカブラス ドラキュラ ニワトリ ヒツジ ブレドラン ミュータント ヤギ ヴァンパイア 不可能殺人 吸血 吸血鬼 未知との遭遇 未確認生物 狂暴 生物兵器 皮膚病 遺伝子操作 概要 チュパカブラとは、プエルトリコ、チリ、メキシコ、ブラジルなど、 主に南米大陸の国家を中心に目撃されている未確認生物。 UMAとしてはかなりメジャーな部類で、その知名度はネッシーやビッグフットにも次ぐ。 そのクリーチャー然とした異様な形態から海外での人気は非常に高く、 オカルトを取り扱ったドラマや映画の題材には頻繁に取り上げられ、 海外のUMAサイトを少し検索すれば、力の入った解説サイトやイラスト画像が大量にヒットする。 にもかかわらず、チュパカブラが最初に目撃されたのは1995年前後と比較的最近。 それまでは原住民の言い伝えや伝説にも登場せず、 未確認生物としては新参者のチュパカブラがここまで知名度を上げたのは、 目撃例の多さ、現地の人間やその生活に甚大な被害を与えているに他ならない。 初の目撃以降、現在に至るまでチュパカブラに関する報告は全く衰えておらず、 目撃者・発見者も多数いることから実在する可能性の高いUMAとして名前が上がる事も多い。 チュパカブラという名はスペイン語で「ヤギの血を吸う者」を意味する。 この名前は、ヤギをはじめ羊や牛、鶏やアヒルなどの家畜を襲い、その血液を吸い取ってしまうことに由来する。 形態 体長は諸説あるが90㎝~2m 体型は全体的に華奢でほっそりとしているので、外見は実際の体長より幾分か小柄な印象を受ける。 体格とは裏腹に大きく幅広い卵型の頭部には、つり上がった大きな赤い目と鼻孔らしき2つの小さな穴がある。 口には鋭い牙が上下2本突き出ており、口腔には伸縮自在で先端が尖った舌が畳まれているという。 全身には短い柔毛が生えているが、目撃者によっては硬そうな剛毛が密生しているとも言われている。 体色は黒から茶褐色、白みがかった灰色など様々なバリエーションがある。 カメレオンのように体色を周囲の環境に合わせて変化させる能力を持つと推測する研究者もいる。 背中には薄い膜のようなもので繋がったトゲと思しき器官があり、 チュパカブラの意思で逆立てたり畳んだりすることが可能であるという。 前足は短く、指が3本あり、先端には鋭い鉤爪がついている。 後ろ足は前足に比べて遥かに長く、 爬虫類のように細かったり四足動物のように筋肉質だったりと報告によってバラバラだが、 足指は3本で先端にはやはり鉤爪がついている。 前足には翼のようなものが付いていたという報告もあり、実際に空を舞うチュパカブラの姿が目撃されたこともある。 後ろ足は非常に強靭で、普段はカンガルーのように跳ねて移動し、 時には一跳びで数メートルもジャンプすることもあると言われている。 鋭い鉤爪や目付き、口から突き出た牙といった見た目が表すように、性質は極めて獰猛かつ残忍。 神出鬼没で、夜な夜な農場や牧場に侵入しては家畜を襲い、血液を吸い尽くしてしまう。 一晩で10匹近い家畜が餌食になることも少なくなく、多い時には50頭に達する犠牲が出ることも。 時には人間にも躊躇なく襲いかかり、実際に鋭い爪や牙で重篤な怪我を負わされた人も多数確認されている。 画像検索で出てくるチュパカブラのイラストやスケッチは、描いた人によってカッコよかったりグロかったりするが、 その姿は犬のようだったり、爬虫類然とした姿だったり、獣人のような毛むくじゃらの人型だったりと安定しない。 上記のように外見の特徴が目撃報告によってまちまちで安定しないことに加え、 不明瞭な部分も少なくないため、描いた人の想像で補完しているものと思われる。 そもそも前述した外見の元ネタはUFO雑誌への投稿であり、投稿した人はこの生物を宇宙人と見なしており、 「目撃した場所は確かに事件現場近くだが、口の構造からみて吸血生物ではなさそうなのでチュパカブラとは違うだろう」と言っているとか……。 勃発する家畜惨殺事件 チュパカブラに惨殺された家畜を数多く検視したプエルトリコの獣医カリオス・ソトはその結果について次のように語っている。 死骸の首や顎の下には直径6mm~1.2cmほどの穴が開けられており、それ以外の傷跡が見当たらない。 既知の肉食獣ではこのような穴を開けるのは不可能だろう。 何か先端が鋭利で、尚且つ柔軟性に富んだ器官が開けたとしか考えられない。 そのうえこれらの穴は、顎の下から体の奥深くに向かって、正確に貫通しているのだ。 比較的高度な知能を持つ生物しか、このようなことはできないだろう。 普通の肉食獣であれば、襲われた獲物は肉が千切れ、骨や皮が飛散した見るも無残な有様となるのが普通だが、 チュパカブラの場合は傷口はごく小さな穴のみ、それ以外は一つの外傷もない状態で獲物は死んでいるのである。 更に獲物の肉や内臓には殆ど手を付けず、血液ないし体液のみが一滴残らず身体から抜き取られている。 このような捕食方法は肉食獣はおろか、地球上の生物としても極めて奇怪かつ異様。 曖昧な外見的特徴も相まって、チュパカブラの謎めいた形態を一層深めている。 アイスピックのような舌 1996年の1月中旬、非常に精緻なチュパカブラの目撃事件が、プエルトリコ北東部のカノバナス村で起きている。 目撃者は地元の警官エリゼール・リベラ・ディアス。 午後9時ごろ、友人と共にドライブをしていたディアスが深い森にさしかかった時、彼は闇の中に光るものを認めた。 車を止め、2人はその光るものに近づいた。そこで、彼らは不気味な怪物の姿を見たのである。 光るものはその怪物の目だったのだ。 華奢な身体に比して異様に大きな頭、赤く光る大きな目、横に大きく避けたような口、 顔の中央に穴が開いただけのような鼻孔、前肢の指は3本で鉤爪が付いている。 ディアスと友人が接近すると、怪獣は地面に身をかがめた。 更に近づくと、背中から薄い膜で繋がったトゲのような突起を突き出した。 開いた口からは、舌と思われる太いケーブルのような器官が出入りしている。 暗闇で見ると、その器官はおよそ30cmほどあり、しかも先端がアイスピックのように尖っていた。 怪物の頭部は目測で幅20cm、奥行きが15cmほど。長さ30cmもの器官を収めるには小さすぎる。 おそらく、この舌のような器官は伸縮自在なのだろう。 ディアスらの目の前で、怪物の背中から出ているトゲのような突起は色を変え、 ブーンと低く唸るような音を立てながら、左右に大きく揺れた。 やがてトゲの反復運動が速くなったと思うと、怪物は夜空へと舞い上がり、闇の中へと消えていったのだ。 この目撃報告により、チュパカブラの持つ特徴に「空を飛ぶ」という要素が加わったことになる。 これに加え、怪物の口から現れたアイスピックのような「舌」に関する彼らの目撃証言も、注目に値するものだった。 前述のように、犠牲となった家畜の首や下あごには、必ず穴のような傷が残されている。 しかも、解剖してみるとこれらの穴は筋肉を貫いて体の奥深くまで達していたのである。 カルロス・ソトが語った「先端が鋭利で、しかも柔軟性に富む器官」という指摘は、 そのままディアスらが見た、怪物の口から突き出たアイスピックのような舌の存在へと結びつく。 つまり、犠牲となる家畜の体内に入ったチュパカブラの舌は、うねるようにして体内を進みながら、 目的の臓器に到達し、そしてその臓器から栄養分を吸い取る。 そして、そのまま逆戻りして、再び首の穴から抜け出すと考えられるのだ。 その際、チュパカブラは長く鋭利な舌をまるでストローのように使いながら、家畜の血液や栄養分を吸い取いとるのだろう。 農夫を襲った翼ある魔犬 チュパカブラが空を飛ぶという目撃事件は、先のディアス達の報告だけではない。 2004年7月8日のチリ、パーラル近郊でも空を飛ぶ異様な姿の怪獣が目撃されているのだ。 この日の夜、農夫のホアン・アキュナは自らが所有する牧場の見回りをしていた。 犬に似た顔をしていたが、耳がなく、らんらんと光る眼はそれ以外の動物であることを示していた。 宙を飛んで襲ってくる怪獣たちに対してアキュナは抵抗を試み、ついには格闘となった。 だが、その果てに彼は怪獣の背中に翼があることに気が付く。 空中に浮いている相手には分が悪いと見て、アキュナは逃走をはかった。 しかし、怪獣達は空を飛び、執拗に彼を追ってきた。 逃げ惑ううち、アキュナは牧場に沿って流れる水路に転がり込んだ。 すると、彼らは水が苦手なのか、水中までは追ってこなかったのである。 怪獣達はアキュナの頭上をしばらく旋回した後、あきらめたのかゆっくりと飛び去って行った。 何とか窮地を脱したアキュナだったが、 怪物の鋭い爪が食い込んだため両腕に、怪物の牙で噛みつかれたため足に、それぞれ深い傷を負っていた。 パニック寸前だったアキュナはすぐに病院に駆け込み、医師の手当てを受けた。 医師はアキュナの生々しい傷を見て「野犬にでも襲われたのか?」と質問した。 しかしアキュナは、「野犬には耳があるし、第一犬には空を飛べる翼なんて持ってない。自分を襲った奴らは空から追ってきたんだ」 と答えるしかなかった。 チュパカブラと機密組織 MIBがチュパカブラを捕獲した? チリのカマラ地区といえば、UFO、そしてチュパカブラの多発地帯であり、今や世界中で注目されている。 特に同地区のヴィラ・サン・ラファエル村では、近年、後者との遭遇事件が目立って増えているのだ。 2001年5月4日午後7時過ぎ、同村に住むフリオ・マルティン家の台所で、飼っている2匹の犬が吠え始めた。 彼が台所をのぞくと、そこには異様な姿の怪獣がいた。 体長は約40cm、アーモンド形をした黒い大きな目には瞳がない。 手足の指は細長く、尖った爪が生えている。 犬に吠えられ、怯えていた怪獣は、マルティンを見るなり、救いを求めるような鳴き声をあげた。 開いた口からは上下2本ずつある鋭い牙がのぞき、 奥から長い舌が現れた。その長さはおよそ25cm。ヘビのように先が二股に分かれている。 口の中は濃い緑色をしていた。 更に、その全身には新生児の産毛のような柔らかそうな短毛が生えていて、股間には何かの液体が充満した小さな陰嚢がぶらさがっていた。 辺りには、まるで下水道から出てきたかのような異臭も漂っている。 その時の隙をついて、イヌが怪獣の足に噛みついた。 怪獣は金切り声をあげて、台所のあちこちを飛び跳ねながら逃げ回る。 そして、開いていたドアから出て行ってしまった。 実はこの事件の2日前、マルティンの母親が、家の屋根や洗濯質の裏で、ピョンピョン跳びはねる謎の生物を見かけたという。 そして、母親の言葉を実証するかのように、屋根には何かの体毛や、点々とどこかへと続く足跡が残っていたのだ。 マルティンからの通報を受け、カマラUFOセンターの代表ハイメ・フェレイラ達が調査のためにマルティン宅に向かった。 するとマルティン宅から約50mほど手前の道端に、白いヴァンが停まっていた。 車の外には、全身黒ずくめの二人の男がいて、何かを捕まえようとしている。 やがて一人が、地面から小さな生き物をつかみあげた。 生き物は、男の腕の中から逃げ出そうと、足をばたつかせてもがいていた。 彼らに気付いた男たちは、生き物をヴァンに乗せた後、車を急発進させてその場を去った。 残されたフェレイラは、生き物が拉致された現場で、皮膚片らしきものを発見し、 更にマルティン宅の台所からも体毛を採取した。 明るいところで見ると、皮膚片はオンドリの羽毛、もしくはヒツジの足の裏の皮膚に似ていた。 ちなみに、マルティンが描き、フェレイラに見せた怪物のスケッチは、身体こそ一回り小さく、 トゲや翼のようなものこそ無かったものの、まさしくチュパカブラそのものとでもいうべき姿をしていた。 この件について、フェレイラは、「マルティンと母親が目撃したのは、チュパカブラの幼獣だった可能性がある。」と語っている。 なお、採取された体毛と皮膚片のサンプルは、 既に研究機関に回され、分析・研究されているはずなのだが、その結果はいまだに公表されていない。 このカマラ地区の事例に関しては、公表されていない分析結果だけでなく、新たな疑惑が生じている。 マルティン宅の前でチュパカブラの幼獣を拉致した男たちが、のちにアメリカのある秘密情報機関に属し、 常にブラックスーツを着ていることから、MIB(メン・イン・ブラック)と呼ばれる存在であることが判明したのだ。 アメリカの秘密情報機関とチュパカブラ。 両社の接点がどこにあるのか、その謎は解けていない。 すり替えられた白骨死体 チュパカブラと秘密機関にまつわるきな臭い噂は、他にも存在する。 2000年8月、ニカラグア、レオン州のサンロレンソ牧場で、わずか数日の間に60頭以上のヒツジが殺される事件が発生した。 22日の夜、農場主のホルヘ・ルイス・タラベラが、見回りを行っていたところ、 全長1mほどの奇怪な生物がヒツジを襲っているところに遭遇、持っていた猟銃で銃撃したが逃げられてしまう。 3日後の25日、牧場から100mほど離れた地点の上空をハゲタカの群れが舞っており、 不審に思ったタラベラが駆け付けたところ、茂みの中に謎の白骨死体が横たわっていた。 身体に比して大きな頭、鋭い牙と爪、ヒレかトゲのように大きく隆起した背骨… 残された身体的特徴の数々が、悉くチュパカブラに該当することを物語っていた。 「怪生物チュパカブラを射殺した!」 衝撃的なニュースに地元のマスコミや野次馬が押し寄せ、周囲は騒然となった。 死体の調査を依頼された地元の獣医師マリア・パエース博士は取材陣に対し、 これは非常に奇妙な生物です。 我々がいつも目にしている種類の生物とは明らかに異なります。 と、死体が未知の生物であることを示唆するような発言を行ったのである。 死体は後にニカラグア大学へと搬送され、より生物学的な詳しい鑑定を受けることになった。 鑑定作業中の写真も撮影されたが、その結果は イヌの骨 であった。 謎の生物は農場周辺で死んだ野良犬の死体だった…これで騒ぎは収束すると思いきや、今度は鑑定結果に疑惑の声が多数寄せられるようになった。 発見当時の白骨死体と、鑑定作業中の白骨との間には、見た目に異なる点が数多く見受けられたのである。 まずは、頭蓋骨の形状。 前者は鼻先が長く突き出ているのに対し、後者は短く寸詰まりになっている。 また、後者は骨が段差のように窪んでいるのが確認された。これはストップと呼ばれ、イヌ科の動物には必ず存在する器官である。 しかし、前者には、写真を見る限りそのような窪みは見られない。 次に、前足の有無である。 発見当時の死体を撮影した写真からは、後ろ足はハッキリと存在するものの、 前足は極端に短いのかはたまた何者かが持ち去ったのかは不明だが、前足の存在は確認できない。 しかし、鑑定を受けている白骨の写真からは、ハッキリと前足が写っている。 これらに加え、明らかに高く突き出た背骨や肋骨の本数の違い、 何より 「犬なら日頃から見慣れているはずのパエース博士が、発見当時の死体をイヌと見間違えるのは有り得ない」 という指摘もあり、 2枚の写真は別の生き物を撮影したものである という見方が濃厚になったのである。 では、発見当時の死体はどこへ行ったのか? 研究者の間では、搬送される途中で、誰かが死体を持ち去った可能性が浮上している。 つまり、チュパカブラの存在を知られると都合の悪い何者かが、 あらかじめ用意しておいた犬の骨格と謎の生物の死体とをすり替え、死体の正体がバレるのを防いだというのだ。 しかしながらこちらも怪生物と犯人との接点・詳細は一切解けていない。 すり替えたのは誰なのか、何の目的があったのか、そして 謎の白骨死体は本当にチュパカブラだったのか など、 多くの謎を残したまま、 主な目撃と遭遇の歴史 1995年3月11日 アメリカ自治領の島、プエルトリコで家畜のヤギ8頭が殺害されているのが発見された。 当初、犯人は野生動物かと思われたが、殺され方が奇怪なため、その説はすぐに否定された。 殺されたヤギの体内からは血液が完全に抜き取られ、 齧られたり引き裂かれたりした外傷の痕跡は全く見当たらなかったのである。 1995年8月 プエルトリコの主都サンファン南東に位置するカノバナス村で、 主婦のマデリン・トレンティーノが家畜虐殺犯と思しき奇怪な生物に遭遇。 これがチュパカブラ目撃の最初の報告となる。 この後、同村付近で、ウシやヒツジなどの家畜が次々と血液を抜かれて殺される事件が相次ぐようになった。 1995年11月16日 プエルトリコ南西部のサン・ヘルマンにチュパカブラが出現。 3匹の雄鶏が争っているのを今にも襲い掛からんと睨みつけていた。 楕円形の頭にアーモンド型の目を持ち、肩から突き出た腕は小さかったという。 1995年11月28日 プエルトリコ北部のベガ・バハで、手形とも足跡ともつかない謎の生物の痕跡が発見された。 6本の指ないしつま先のようなものが確認できたという。 1996年3月 アメリカ、フロリダ州マイアミ近郊の農家で、 飼っていたニワトリやヤギが全身の血を抜かれて死んでいるのが発見された。 事件の直後からチュパカブラの仕業との噂が流れ、騒ぎが広まった。 1996年5月2日 メキシコ、ハリスコ州トラジャムルコに住むホセ・アンヘル・プリドーが、 背後から大きな頭をした謎の怪物に襲われた。 とっさに応戦したものの、恐怖の余りすぐに家の方向へ逃走した。 プリドーは1度だけ怪物の身体を叩いたが、その時に咬まれたのか、右腕には牙が刺さったような2つの深い傷跡があった。 格闘中に触れた怪物の身体は毛がなく、「袋に入ったゼリーを触ったような感触」だったという。 1998年11月 アメリカ、ネブラスカ州で奇妙な生物のミイラが撮影された。 このミイラは、軍事施設跡地のミサイル格納庫から、ネズミやトカゲ、ヘビなどの死骸と共に発見されたという。 その経緯から、チュパカブラは軍の生物兵器として造られたという噂が流れた。 2000年4月12日 チリのトゥカペルに住む農夫H.ピノが、自分の農場で奇怪な生物と遭遇。 体長1.5m、赤く血走った目、ねじれたような形の長い腕、大きな牙が口から突き出し、背中には翼が生えていたという。 2000年4月19日 チリのコンセプシオン近郊の町ウエピルで、農夫ホセ・イスマエル・ピノが、 チュパカブラと思しき謎の怪生物が犬の群れと戦っているのを目撃。 体長1.5m、長い爪のある手、口から牙が突き出し、全体的にサルによく似ていたが、背中には翼があった。 ピノが犬の群れを呼び戻してみたところ、内1匹は首回りが血まみれになっていたという。 2000年5月2日~4日 2日にアメリカ、テキサス州サンタフェで、妊娠中のメスの羊8頭が、何者かに襲われて殺された。 この地域には肉食獣が生息していないため、住民たちはチュパカブラの仕業だと噂した。 翌日の3日、付近のコラグーナ・レドンダ地区に住む女性が、体長2mで翼のある怪物を目撃。 更に翌日の4日、同地区の裏通りで、喉に二つの穴を開けられ、 体から血液を抜き取られた野犬の死体が見つかった。 2001年5月 チリのカマラ地区の民家にて、謎の生物が目撃される。 それは体長約40cmほとで、目はアーモンド型で釣り上がり、背中にはトゲのようなものが生えており、チュパカブラそっくりの姿をしていた。 生物は飼い犬に吠え立てられて怯えていたが、しばらくして犬が足に噛みつくと、キーキーと鳴き声をあげて逃げ惑い、開いていたドアから脱走した。 姿形はチュパカブラによく似ているが、体が小さかったことから、一説にはチュパカブラの子供ではないかと言われている。 なお、謎の生物が目撃されたこの家では、体毛や足跡らしきものも見つかっているという。 2003年11月 チリ、コンセプシオンで骨だけの怪生物の死体が発見された。 ネコ科動物を彷彿させる丸みのかかった頭蓋骨からは、長く鋭いキバが生え、眼窩は人間のように正面を向いている。 前足がなく、胴体が異様に長いうえに肋骨の数が非常に多いのが特徴。 2005年8月 アメリカ、テキサス州の農場経営者レジー・ラゴーが、 夜な夜なニワトリが殺される事件に遭遇し、対策として罠を仕掛けたところ、奇妙な生物がかかっていた。 死体は写真に撮られ、そこから読み取れる特徴は、体色は白っぽく、鼻先は長く耳が大きい。 前足と比較して後ろ足と尻尾が非常に細長いのも特徴的である。 生物は既に死んでいたが、地元では「チュパカブラを捕らえた」と大ニュースになり、広く報道された。 しかし、実際はラゴーは夜間の見回り中にニワトリを襲う謎の生物を直接目撃し、持っていた猟銃で即座に射殺。 後で保護動物か何かだったのではないかと思い、法律に触れるのを恐れて死体を破棄してしまったという。 そして地元のマスコミには「罠を仕掛けたらたまたまかかっていた」「死体は州の野生動物管理局に送り届けた」と嘘を付いていた。 トウキョウトガリネズミの生体の発見などで知られる動物学者の今泉忠明氏に写真を鑑定させたところ、 死体は一見するとカンガルーもしくはコヨーテに見えますが、 カンガルーは腿の筋肉が発達して足が太い。写真の生物は後ろ足が細すぎる。 また、尻尾が外側に沿っているカンガルーに対し、この生物の尻尾は内側に丸まっています。 コヨーテだとしても、尻尾が余りにも長すぎる。コヨーテの尻尾はこの半分ぐらいの長さしかないんです。 結論として、謎の生き物ですね。 と、既知のカテゴリーには収まらない動物であることを結論付けた。 2006年1月 アメリカ、テキサス州サンアントニオの南東エレメンドルフで、アヒルが殺害される事件が多発。 現場近くでは後ろ足が極端に長い奇妙な生き物2頭の目撃が相次ぎ、1体が射殺された。 死骸は鋭い牙を持ち、鼻先が異様に細長かった。 専門家は野犬とコヨーテの雑種としている。 2006年1月24日 テキサス州ディケンズで、部活帰りの少女がゲートポストの上に佇む奇妙な生物を目撃。 目撃した道路は地元住民が「シチメンチョウ通り」と呼ぶほど野生の七面鳥が多く見られる場所だったため、 最初はシチメンチョウが止まっているだけかと思ったが、 その頭は人間のように丸く、顔には鼻のような小さな丸い穴と口のような裂け目が見られたという。 目は黒く吊り上がり、前足は翼のようになっていたという。 体長は1mほど、皮膚には短く柔らかそうな毛が生え、生まれたばかりのコウモリを髣髴させた。 2018年3月 チリ南部のクリチバにある鳥小屋にて、60羽の鶏やアヒル、ガチョウが何者かによって殺害されるという事件が発生。 殺された鳥たちの胸や首のあたりには、何かを突き刺したような丸い穴が開いていた。 また、鳥小屋の主人によると、鳥たちはいつもは人間が近づくと騒ぐが、このときは誰も鳥が鳴く声を聞かなかったという。 正体の考察について ミュータント説 チュパカブラの正体は、人間のテクノロジーによって生み出された突然変異体、すなわち ミュータント とする説が囁かれている。 一見、荒唐無稽な説にも思えるが、むろん根拠はある。 実はチュパカブラ騒動が起きる5年前の1990年、プエルトリコ、セイバ・ノルテ村のハグア地区で、 ヘビに似た頭部と翼をもつ怪生物が、地元住民によって捕獲されたことがある。 しかし、その怪生物は、「タクスフォース」と呼ばれるアメリカの秘密調査チームによって強奪されたというのだ。 タクスフォースは、アメリカ政府のメンバーが中心となって構成された組織で、 プエルトリコ東部のルーズベルト・ロード海軍基地の一角に遺伝子工学研究所を運営しているといわれている。 そのため、住民が捕獲した怪生物は、彼らの実験物が研究所から逃げ出したものであるという可能性が示唆されているのだ。 アメリカの自由連合州であるプエルトリコには、かつてアメリカの実験場として利用され、 経口避妊薬や殺傷能力の高い薬品兵器の開発が行われていたという歴史がある。 過去にこうした暗い事実がある以上、チュパカブラがアメリカ人の手による、 何らかの遺伝子操作によって生み出されたミュータントである可能性も、あながち否定することはできないのだ。 宇宙からの来訪者説 実は怪生物が捕獲されるさらに6年ほど前の1984年2月、 プエルトリコ、カノバナス村の近郊にあるエル・ユンケ山の熱帯雨林に、UFOが墜落する事故が発生したという。 UMA研究者の中には、このUFO墜落事件とチュパカブラ騒動に何らかの因果関係があると主張する人もいる。 ペンシルバニア州のジャーナリスト、スコット・コラレスは、 チュパカブラ騒動を取材する傍ら、このUFO墜落事件の調査を独自に行った。 その結果、次の2点が明らかになったのである。 1.1984年2月19日、エル・ユンケ山で確かにUFOの墜落事件があった。 2.アメリカ軍が、その墜落現場を含む一帯の産地を閉鎖し、外部からのアクセスを完全に遮断、事件関する情報すべてを機密扱いにした。 更に奇妙な事実として、UFO墜落事件が起きた後、それまで緑色の稜線の美しさで有名だったエル・ユンケ山の風景に突如として霧がかかるようになってしまったのだ。 それに加えて、、正体不明の奇怪な生物が山の周辺に跋扈し始めたという。 ここで、、上述したディアスの目撃した舌を突き出すチュパカブラや、マルティンの描いたチュパカブラの幼体を改めて見てみよう。 ほっそりした体つき、巨大な卵型の頭、大きく真っ黒でつり上がった目…その顔つきは最も浸透している宇宙人として知られるグレイ型のエイリアンそのものである。 実際に、空に浮かぶ謎の未確認飛行物体に、チュパカブラと思しき謎の生物が吸い込まれていくのを目撃した、 という信じがたい目撃報告もわずかであるが確認されている。 ところで、1995年10月1日、カノバナス村で起こったチュパカブラとの遭遇事件は、思わぬ副産物をもたらした。 チュパカブラが血液を残していったのである。 この日、パトロール中の警官が村の近郊で犬を襲おうとしていたチュパカブラを発見し、銃撃。 怪獣は結局逃亡したが、2日後、現場近くの農場のフェンスに、血液が付着しているのが見つかったのである。 採取された血液はアメリカの棒機関でDNA分析を含む可能な限りの検査を施された。 そして検査未了ながらも、以下の4つの途中経過報告が出されている。 1.サンプルの血液は、既知のいかなる動物のものとも合致しない。 2.人間の血液と比較すると、マグネシウム、燐、カリウムの含有率が極めて高い。 3.人間の血液と比較すると、単純タンパク質の一種であるアルブミン/グロブリン比率の数値も非常に高い。 4.以上の分析で得られた数値および結果を、地球上に存在する既知の動物の血液と比較するのは不可能である。 途中経過とはいえ、血液を残していった生物は、 地球の環境では存在しえない血液組織を持った未知の動物、もしくは非常に高度な遺伝子操作によって創造された存在、 そのいずれかである可能性が示唆されたのだ。 ところが奇妙なことに、結局、検査の最終結果は報告されなかったのである。 一説によれば、アメリカ政府から圧力がかかったともいわれているが定かではない。 病気に罹った在来動物説 ミシガン大学の動物学者バリー・オコナー教授は、 「本当に恐ろしいのは鋭い牙で家畜を襲う毛のない動物ではなく、健康な野生動物をそのような姿に変えてしまう8本足の生き物である。」 と主張し、ダニを介した皮膚病を患ったコヨーテや野犬こそがチュパカブラの正体であると提唱する。 疥癬と呼ばれるこの皮膚病は、ヒセンダニというダニの一種に感染することにより引き起こされる。 ヒセンダニは動物の体毛に好んで寄生するが、 体毛が薄い人間、家畜歴が長く徐々に耐性を身に付けていった牛やヒツジ、イヌなどはヒセンダニに対する耐性を持っており、 寄生されても多少のかゆみを感じる程度で重篤な症状に陥ることは少ない。 しかし、野生で生活している故にヒセンダニへの耐性が少ないコヨーテやキツネなどは、 一度ヒセンダニに感染すると症状が悪化することが多く、死に至ることも少なくないという。 疥癬に罹ったコヨーテは、毛嚢への血液の供給が遮断されてしまい、毛がごっそりと抜け落ちてしまう。 また、皮膚が炎症を起こして分厚く膨らむため、その外見はゴワゴワした醜い姿に変貌してしまう。 これは毛がなく醜い容姿をしているとされるチュパカブラの特徴に見事に一致している。 また、家畜を襲う原因についても、病気のコヨーテは健康で動きも素早い野生の草食動物を捕らえる程の体力が無いため、 人間に飼い慣らされて警戒心が薄く、動きも鈍い家畜を襲うようになると考えれば説明はつく。 ただし、これは犬型のチュパカブラにはほぼ該当する強みがある一方、 完全二足歩行型、卵型の頭部にアーモンド形の目を持つチュパカブラには合致しない。 何より、翼が生えていたという目撃報告も多いチュパカブラに対し、コヨーテには翼など存在しない。 全てのチュパカブラをこの説だけで片付けてしまうのは無理があるようだ。 追記、修正はチュパカブラの正体を解き明かした人がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コメントが多いという依頼によりリセット -- 名無しさん (2017-09-18 10 04 01) 因みにIDが被る理由としてはホテルや駅のような利用者が多くてWi-Fiが繋がっている機関からコメントを書き込んだというのがある。 -- 名無しさん (2017-09-18 16 36 39) 鬼灯の冷徹では出稼ぎで獄卒やってる。忘年会でいろんな血液型の血を飲んでたw -- 名無しさん (2019-05-30 10 00 51) 犬型・人型・有翼型を全部一緒くたにするのは無理がある。「そのあたりで目撃された未確認生物を全部まとめてチュパカブラと呼んでいる」というだけで、正体は別だと考えるべきだろう。犬型に関しては最後の「皮膚病にかかった犬」でいいと思う。 -- 名無しさん (2020-09-17 21 37 39) 最近は崖を登ってるらしい -- 名無しさん (2020-09-17 21 44 23) 登山する習性があるのか・・・ -- 名無しさん (2022-10-28 18 13 59) 断崖絶壁……ハードコアテクノ……生配信投票……うっ頭が -- 名無しさん (2022-10-29 16 44 17) 「未確認生物」と言われると得体の知れない不気味さがある(幼少期に特命リサーチ200Xで見た時はマジで怖かった)のに、「吸血宇宙怪獣」と思って聞くと何とか倒せそうな気がしてしまうのは自分が特ヲタだから? -- 名無しさん (2023-04-13 21 14 45) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/1742.html
大きな事件が発生したあとには、大きな後始末がつきものだ。 たとえば、事件を起こした犯罪者がてに入れた危険な機材、それはどこからやってきたのか。 首謀者に協力者はいたのか、いなかったのか。 首謀者がつくった組織がどこかで悪用されてはいないか。 これらをつぶさに調べ上げることで、関連した事件のおこる可能性をすこしでもつむことができる。 JS事件も膨大な後始末をうんだ事件だった。 ジェイル・スカリエッティは広域次元犯罪の罪名に恥じず、おおくの世界にその痕跡をのこしていた。 ラッド・カルタスとその仲間達は、世界を股にかけて存在するスカリエッティの残滓を払うべく、日々捜査にとびまわっていた。 今回もそんな、簡単な任務のはずだった。しかし、これが『新たなる野望!!』の火種になるとはその場にいるだれもが予想できないでいた。 ――第187管理外世界、宙間『ソーディアン』 『ラッド! 裏口は固めた、俺とエヴァンはこのまま行くぞ!』 「了解だ――ハーベイ! 特にエヴァン、油断するなよ。帰ったらキャシディーと結婚式だろ」 『へへ、そりゃまあ、死ぬわけにはいきませんがね。まさか班長、うらやましいとか? ラッドもはやくギンガお嬢と仲良くなれるといいっすね』 「よけいな世話だ」 よけいな気負いは迷いをうみやすい。 同僚と軽口を叩きあうことで適度に精神をリラックスさせつつ、ラッドは通路を突き進む。 犯罪者ジェイル・スカリエッティの息がかかった研究施設の廊下は、さながらゲームの迷宮のように入り組んでいる。 さらに侵入前のスキャニングでは、いくつかの動体反応が確認されていた。スカリエッティの手から離れたガジェットドローンの数は多い。 まだエンカウントこそしていないものの、この施設をうろついているのは、野生化したガジェットドローンだろう。 自分の足音だけが廊下に響きわたる。他にはなにも音がなかった。 ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・ ラッドは足をとめた。 ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・ 仲間たちとの距離は近いが隔壁をいくつかはさんでいるせいで、ちょっとやそっとの話し声や物音は、ラッドに届かない。この状況で異音が聞こえるならば――。 ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・ 自分の精神の動揺が擬音化しているのか、周囲の空気がゆれているのかの、どちらかしかない。 だが、前者はない。ならばッ! ざわ・・・ざわ・・・ざわッ うつろな気配が、肌を刺し貫く殺意にかわる。 極太のベルトに突き刺していた日本刀を鞘ぐるみに抜いた。否、日本刀の形をしたデバイスか。 ジャパニーズサムライソード・カタナ型デバイス 羽々斬 は、ラッドの左腰に当てられたと同時に能力を発揮しはじめた。 鞘についていた赤い下緒がくるくると、ラッドの左手首へまきつく。 ラッドは百八十度、体の向きを変えた。 見かけ上、何も無い空間をにらみつけたあと、叫ぶ。告げる。 「羽々斬起動。フォルムアインス!」 jaholl! デバイスの諸概念から逸脱した待機モードをもつラッド所有のアームドデバイスは、主の言葉にこたえ戦闘状態に移行する。 ラッドは起動した羽々斬を鞘からひきぬく。手になじんだ、刃が鞘の内側を走る感覚。 ラッドの殺意を顕現するように、カタナ型アームドデバイス 羽々斬 が鯉口を切った。 青い閃光が空間を通り抜ける。 鞘から刃を抜く――その動作で透明になっていたガジェットを、ラッドは横一文字に叩き斬った。 たゆまぬ鍛錬によって完成する、鞘鳴りすらさせない高度な抜刀術。そしてそれを実現する羽々斬は、いつの間にか鞘へと回帰する――。 高度なステルス機能を生かし、奇襲をしかけようとしていたガジェットドローンⅣ型は内燃機関に損傷を負い、内側から爆発した。 Ⅳ型を支える刃のような手足が本体からはなれ、地面に転がった。 ラッドはその光景をみながら、思う。 機動六課が襲撃されたときに、もしもこの相棒があれば、すこしは被害を減らせたのではないか――。 単なるうぬぼれではない。羽々斬の性能がそれほど凶悪――否、優秀なのだ。 手にしたデバイスに目をおとす。 常人をはるかに凌駕した身体能力をもつラッドは、愛機 羽々斬 を手にいれたことで類稀なる近距離戦闘能力を発揮できる。 羽々斬から繰られる剣撃はSランクの騎士に匹敵するといわれるほどのものだったが、任務達成能力を測る魔導師ランクは陸戦AAどまりだろう、とラッドは考えていた。 なぜなら、羽々斬は形状の変化を一切しない。 間合いは羽々斬の二尺三寸(約七十センチ)と腕を足したものしかない。噴射による加速や鉄球などの付属武装もない。 ミッド式の魔導師からみれば驚愕の一言、ベルカ式の騎士からみても潔すぎるの一言を浴びるに間違いない、まさに近距離戦専用のデバイス。 刀身に魔力を載せるという必要最低限の機能しか持たないデバイスだが、能力は――このとおり。 ガジェットドローンⅣ型を一刀に斬り伏せる力をもっている。AMFの魔力結合阻害よりも羽々斬の魔力結合能力の方がつよいため、装甲を簡単に斬ることができるのだ。 任務の都合上、屋内での戦闘が多くなる捜査員にとっては、長大な間合いより、眼前の障害を瞬時にとりのぞける力を必要とする。 状況しだいでは、羽々斬は無双の能力をもつアームドデバイスだった。 「ガンダムキラー……いや、ガジェットキラーか」 最近友人につけられたデバイスの異名を思い出た。 だが、ラッドは何事もなかったかのように、だが愛機を左手ににぎりながら、ゆっくりと進路に戻る。 ふたたび周囲を静寂が満たし、静かになった通路を侍――ラッド・カルタスは進んでいった。 いくつかの十字路をとおりぬけ、別のルートで進入してきた仲間と合流した。なんどか戦闘があったらしいが、幸いにもあまり被害は出ていないようだ。 アロハシャツ型バリアジャケットを装備した、エヴァン・コルテス。ジェリー・ガルシア追悼のためにバリアジャケットに細工をしている、ハーベイ・リンクス。 頼りになる仲間達にひとつうなずき、ラッドは自分の身長の五倍はありそうなトビラにむかいあった。 調査でわかったことだが、このトビラの電子ロックは管理局の数倍さきの技術で作られているらしい。 正式な手順以外の手段ではトビラをあけることはできない。 ただし、トビラの強度自体はそれほど高いものではない。とりあえず、羽々斬の一閃で破壊できるほどの強度――だという。 ラッドの右腕がかすんだ。 「ふっ」 短い呼気と一緒にともに吐き出される、裂帛の気合とともに、羽々斬がトビラを分断する。 抜く、収める、の神速はやまわしを三連続。ラッドの魔力光である蒼をまとった羽々斬がトビラを破壊した。 「さすが」 エヴァンとハーベイが出入り口を壊された室内へ踏み入れる。 ラッドはその後ろに続いた。 「ここの設計図だと、結構ひろいはずなんだが……。暗いな。ハーベイ!」 「待って。いま照明を……っと」 手探りで端末までたどりついたのか、ハーヴェイが室内の明かりを灯した。 それでもまだうすぐらかったが、ラッドは目をこらして風景を見る。 スカリエッティ関連の施設で幾度かみたことのある円筒状のカプセルが、部屋中に埋め込まれていた。 どれも中に人影がある。ラッドはその一つに近づいた。中が良く見えない。 カプセルの表面に手を添えてのぞきこむ。 顔はよくわからないが、体のラインは女性のようだ。 カプセルは液体で満たされているらしい。半透明な液体のなかで、長い髪が踊っていた。 髪は――紫? カプセルのなかをまじまじと見てみる。 ハーベイあたりからライトを借りてこようかとおもったが、またこの前のように変態あつかいされるのも癪にさわる。やめておいた。 そもそもチンクやノーヴェ、ウェンディにおこなったのは大人のスキンシップを教えようとしただけであり、けっして「アニキ分」の役得を得ようとしたわけではない。断じて下心はない。 個人的にはクアットロあたりも好みなのだが、なかなか面会が可能にならなかった。 ちなみにオとす自信はある。 それはともかく――。 カプセルへ目をこらす。そういえばいい身体をしているじゃないか。 さきほどは薄暗くてよくみえなかったが、彼女は全裸に近かった。機動六課が保護した戦闘機人と おなじような、ぴたりと体にフィットするバトルスーツで、カプセルに入っている。全身から力がぬ けて、リラックスしている姿はどこか扇情的な色気をかもし出している。ラッドはまず、下腹部に目 をむけた。ウエストはひきしまり、臍のあたりにはなんの脂肪もない。腰まわりのラインは適度に肉 がつき、繊細なラインを描いていた。それこそ、触れれば指がすべりそうなほど。ただやせ細ってい るだけではこうはいかない。ラッドはそこから目をおとしていく。残念ながらスーツのせいで、髪と おなじ色をしているだろう密林はおがめない。心の奥底で舌打ちをかましながら、ラッドは視線をす べらせる。ふとももと足が見えてきた。優秀な筋肉のついた、触れたら弾けそうな瑞々しい脚線―― と膝のあたりについた角。角? 角ってなんだ。立ち止まらないことか?明らかに人のものではない ギミックにラッドはすくなからず動揺したが、それでも脚の造詣は奇跡的ともいえるバランスで整っ ていた。今度は視線を上に。乳房の大きさや形があらわになってしまう、極薄の布が彼女の胸部を覆 っている。乳房はまるで桃のようにいい形だった。これならおそらくベッドで横になっても形を崩し たりはしないだろう。しかし、半端な全裸よりもスーツがテラえろい。『常識』を知ったナンバーズ の面々は全員が全員、もう二度とあのバトルスーツは着たくないといっていた。 あのチンクでさえも。ラッド個人的にはまだまだ着てほしかったが。ウェンディやノーヴェあたりが 着ているときは、防御用のバトルスーツが凶悪な武器になる。いっそ管理局制服にしてくれ。そうす れば対抗勢力は激減するはずだ。もちろん、あのエース・オブ・エース、戦斧もあの格好だ。さぞエ ロかろう。そこでナンバーズのことを思い出した。「う……ラッド……おまえ……なんであたしにこ んなこと……ぅつ……はずかしいから……馬鹿……そんなとこ……」と、ノーヴェの顔を真っ赤にさ せたのは、どうも姉妹でかたまりがちな彼女に、男性と云うものを認識させようとした結果であり断 じて下心はない。「あ……そこいいッス……、あ、もうっ、ちょい、うえ……んっ、んっ……ラッド あにぃの指……大好きッス……」と、ウェンディにあえぎ声をあげさせたのも、事情聴取のあとで緊 張がとけないでいる彼女をリラックスさせようとした結果であり断じて下心はない。「やめろラッド ……わたしのは……その小さいし……え? それがいい? うれしいが……あぅ、やぁっ……」と、 チンクにいたずらしたのは、彼女が体にコンプレックスをもっていることを知っているからであり、 決して下衆な下心はない。だいたいセクハラではなく、いたずらだ。まあ、頑なにスキンシップを拒 否してくるディードやオットー、セインに関してはこれからが本番だ。意外にセインの身持ちが硬い。 まあ、シスターズのことはいいだろう。いまは目の前の彼女のことだ。肩はアーマーに隠れているも のの、華奢なのは理解できた。首筋からなだらかで華奢な稜線がおり、腕につづいている――? な んだ、これは。ラッドは腕のさきに人外のギミックを見つけ、驚愕した。下腹部に夢中になっていて さきほどは気がつかなかったが、腕は『腕』ではなかった。左腕には脚についているものとはまった く別のもっと細いドリルがついていた。左腕には鋏に似たアームがくっついていた。金属の鈍い輝き。 どこかで見たことがあるような……? ああ、JS事件の最中、ギンガがさらわれたときに見たのだ。 この装備は、ギンガが改造されたときについていたもので――。ギンガ、ギンガか。そういえば最近 まともに話していない気がする。お互い捜査やナンバーズの件でいそがしいのだ。管理局制服のタイ トスカートをおしあげる尻も、ずいぶん目にしていない。 ――と、ラッドは前レスから続く固まりのような性欲をもてあました。 カプセルに羽々斬をかまして女性に触れたい衝動に駆られた。が、自重する。まだ任務中だ。 仕事とプライヴェートの分離くらい、ラッドにもできている。ナンバーズとのつきあいは除いて、だが。 特に獲物とする居合いは精神のブレを大きく反映する。二重人格といわれてもしかたないほど、戦闘時と常時の精神は違っている。 ハーベイの操作によるものか、カプセルの中が照らしだされる。 よく知った顔が、カプセルの中にあった。 「おい、ハーヴェイ。もしかしてこの中の子たちは……」 「全部、お嬢のクローンだ。事件からずいぶん経過してこんなものがみつかるなんてな。 ここの施設が稼働した時期を考えれば、たしかに辻褄はあう。 スカリエッティ博士の研究はどれもコストと時間が掛かるものが多い。 お嬢をさらってからクローンを作り出すのに、それなりの時間はかかったはずだ。それもこんな――四十五体も」 「そんなにいるのか?」 ハーベイと一緒に端末の操作にあたっていたエヴァンは、壁という壁にはりつけられたカプセルを見る。壁一面にカプセルがある。 一基につき、一体のクローン体がはいっているとすれば、たしかに四十五基はありそうだ。 「これが、全部お嬢の――」 夢のようだ。ラッドはつぶやいた。 「――ヤバイッ! トラップだ、ふたりとも!」 ハーベイのあせった声色を聞くより前に、ラッドは羽々斬の刀身を引き抜いた。 澄んだ――甲高い音。カプセルがなにか鋭いもので打ち割られ、そこから人影が踊った。 四十五基のポット、すべてから。 目の前ではぜたカプセルから、なにか鋭いものが伸びる。正体こそわからなかった。 殺意が塗りたくられたその鋭いものを、ラッドは勘で迎撃する。回転しているものに刃を叩きつける感覚。 刃が巻き取られるような手ごたえだが、軌道をそらすことはできた。 ラッドの顔面、わずか数ミリ外につきこまれたのは――回転衝角。 ラッドはのけぞったことで発生した体重移動を利用し、そのままバックステップ。彼女から離れる。 ラッドがふたたび視線を上げたとき、そこには異様な光景がひろがっていた。 ヴィィィィィン ギャィィィィン グワィィィィィン 何かがまわり続ける音が、そこかしこから響き渡る。 照明に照らされているのは、鋭く回転する衝角――ドリル。膝にドリル、頭にドリル、左手にドリル……ホイールをつけたものもいる。ちなみにホイールをつけた機体の右腕には、巨大な棒がくっついていた。 彼女の額の真っ赤なドリルが回転し――。 「「「「「「「「「「ふんぐるいいいいいいいい……むぐるななふふふふふふふ……」」」」」」」」」」」 ドリルで不明瞭になった言葉の一斉唱和――。まるでクトゥルーにささげるような声音。対CCDでも召還したい、不気味な声量。 いくら好みの女性といっても、これはさすがに愛せない。ラッドは頬をひきつらせた。 「「「「「「「「「「くとうるううううう……るるいえええ……」」」」」」」」」」 「あたまにドリルだと――。装備品をうりはらったのかッ!」 「「「「「「「「「「うがふなぐるるるるる……ふたぐんんん……ッ」」」」」」」」」」 エヴァンが意味不明なことを叫び、それが合図になってしまったのか。 「くるぞッ! ホレイショやナッシュやジョーの世話になるなよ、みんなッ!」 「了解。ボギーや宝条や友蔵には世話にならねえぜ!」 「了解。ガルドやマクレーンやピッコロ大魔王には世話にならねえぜ!」 量産型タイプゼロ・ファースト・ドリルスペシャルとノットパニッシャースペシャルが一斉に襲い掛かった――。 ―― ギンガ・ナカジマは第一次地上本部襲撃時に、スバル・ナカジマは第二次地上本部襲撃時に、それぞれスカリエッティの手に落ちた。拘束はスカリエッティが逮捕されるまで続き――。 過度な改造は彼女達に精神的な負担をかけたが、尊敬する人間フェイト・テスタロッサ・ハラオウン執務官と高町なのは一尉の『○○的な介護』で持ちなおした―― 事態はギンガとスバルの生活が落ち着いたころ、鎌首をもたげるようにゆっくりと、回りはじめていた。 ―― 一方そのころ、機動六課では最後の模擬戦がはじまろうとしていた。 そこに集った人間すべてが、万感の思いで舞い散る桜をみつめ、フォワード陣は決別を開始する。 ???「友よ、今が駆け抜けるとき――!」 機動六課の陸戦用シミュレータには、桜の吹雪が舞っていた。 そこに集う機動六課のフォワード陣は、それぞれの思いを胸に――デバイスを起動させた。 ???????「承知ッ!」 涙が出そうなほどの――郷愁と、感謝を胸に抱き、スバルは隊長陣にリボルバーナックルをむける。 憧れの人と、一緒にいられる夢のような時間は今日をもっておわりになる。 明日からは、ここにいる誰とも、おなじ道は歩まない。 だからこそ、涙をながすなんて無様な姿を見せたくなかった。 成長を見てもらうために。涙でゆがんだ思い出など、スバルも必要としてない――。 仲間とともに――全力を尽くすのみ。 ???「これより艦前方へ一斉砲撃! その後艦首超大型回転衝角を使用する」 どれだけ世話になっただろうか。 ティアナはそんなことを考えながら、手になじんだデバイスを構える。 いろいろな想いがあった。感情が、トリガーにかかる指先をふるわせ、相棒を持つ腕をいつまでも固定させない――。 いろいろなことを教わった。あせりをとめて貰った、かけがいのない自信を貰った、未来のために銃をむけることを教わった――。 ティアナはいちどだけ鼻をすすりあげ、照準を隊長たちに向けた。それでも銃は感情で、ゆれていた。 ???????「了解、前部各砲塔発射準備! 目標との相対距離確認、仰角、誤差修正!」 まだまだ遠いな。率直な感情だった。 十一歳でランクAAとなったエリオは、そんなことを思いながら、涙腺の痛みに耐えていた。 別れの際でも凛と立つ隊長たちに、自分の成長がおいつくのは一体いつのことになるのか。 まだまだ道は険しく遠いが、これが一つの指標になる。 全力の隊長たちと、いまどれだけ力の開きがあるのか。それを見極めるために、涙を流している暇なんてなかった。 だが、涙腺の痛みは去ってくれない。その痛みを握りつぶすように、ストラーダを握り締めた。 ???「大型回転衝撃角、始動!」 何一つとしてわすれたくなかった。空気のつめたさ、風のにおい、大地のやわらかさ。 どれ一つとっても、キャロは忘れたくない。 この一年でたくましさを増したフリードリヒがキャロの頬をぺろりとなめた。 きっと――塩味がしたはずだ。あの人の役にたちたくて、ただそれだけではじめた管理局入り――。 しかし、隣に立つ少年やさまざまな出会いを、キャロは『機動六課』から貰っていた。 はじめて得る『家族』のような安心感。 それも今日で終ってしまうと思うと――。 だからわすれない。いつかくじけそうになったとき思い出せるように。 わすれるものか、この一分一秒を。 「了解! 回転衝角始動! 機関最大戦速! 「各砲塔、砲撃始め!」 「総員衝撃に備えよ!」 「全速前進! 大空魔竜アースラ改! 突撃ィィィ! ミザル・スカリエッティ「「これだァ! 我らはドリル(え? 幼女だろ)に漢をみたァ!」」 漢たちの唱和がかさなる。それぞれまったく違う主張でありながら、まるで計ったかのようにそろった自己主張。 人生アルバムの壱ページを占めるべき名場面を犯された少女たちは、ぽかん、と惚けてしまった。 「いいッ!?」 最初に正気にもどったのはティアナだ。上空から迫る次元航行艦に目をむいて驚く。 「あれは――そんなッ! 回転衝角装備の次元航行艦は、プランに存在するだけで実際には建造されなかったはずなのに!」 「って、あったんですか! プラン上は!?」 はやてが次元航行艦の艦首を見てさけび、スバルが光速でつっこむ。あるはずがない艦首モジュールを装備した次元航行艦から、ふたたび大音声が――。 「フフフ・・・ひさしぶりだな。六課の諸君」 「!!!」 フェイトは二度と外で聞くはずのない声を聞き、驚愕の表情で次元航行艦を見上げた。 フォワード陣の目の前に巨大なパネルが開いた。そこに映し出されていたのは、何ヶ月かの拘束でやせほそったジェイル・スカリエッティの姿であった! 「スカリエッティ!」 「ああそうだよ。わたしは帰ってきたのだよ、この娑婆というすがすがしい空気に!」 「そんな……。昨日はたしかに管理局の施設で拘束されていたはずなのに」 「そうおもうのなら、映像なりなんなりをチェックしてみたらどうだね?」 言葉をうけて、なのはがすばやく情報を検索しはじめた。やがて、手がとまる。映し出されたスカリエッティ収監の図には、スカリエッティの姿はなく―― かわりに骸骨に皮をはりつけたような顔の男が、まるで路地裏で夢をみる宇宙少年のような表情で独房にはいっていた。なにかつぶやいている。 「ふふふ……修羅神に乗れなくたって将軍になれるんだ……どこかのサラリーマンみたいに……」 「!? みがわりッ! って、フェイトちゃん! はやてちゃん! 逃げないと!」 なのははヴィヴィオをだきあげ、フォワード陣に撤退の指示を飛ばす。次元航行艦は迫って来ていた。 だが、彼女達の判断はすでにおそかった。 「うっ!?」 一瞬、地面がもりあがり、そこからアームがせり出してきた。それがシミュレータの上にいた人間、すべての足を拘束する。 「ち、地中からの――!?」 「機雷でもしかけておけばよかったわッ!」 セオリーにない地中からの攻撃に、エリオはあわてふためき、はやては要点をはずしたコメントを叫んだ。 地面にはりつけにされた面々をよそに、次元航行艦が砲撃を開始する。 オーバー・エクスプロージョン(OE)兵器に匹敵する熱量が、彼女達のバリアジャケットフィールドを削っていく。 「フフフ……デットエンド・ドリルッ! きさまらをかき回してやる! 回れ! 回れ! 回れェッ!」 叫んだのは、なのはたちがあったこともない、妙にとんがった髪型をした偉丈夫。 なのはたちは悲鳴をあげるよりもまえに――ドリルの巨大質量にのみこまれてしまった。 「う……うぅん……お父さん……ここは……?」 「お……目がさめたか、ギンガ」 ギンガは掛かっていた布団をおしあげながら上半身をおこした。 見覚えのない場所だった。窓は一つ。四方を白いかべで囲まれた――。 「病室?」 「ああ。ここ一週間眠りっぱなしだったんだぞ」 「一週間も……。わたしがスカリエッティにさらわれたときでも、一日寝るだけですんだのに……」 「それだけ、ダメージがあったんだ。この程度で済んでよかった……」 「この程度……って。他のみなさんはッ!? スバルはッ!?」 ギンガはゲンヤの顔を覗き込んだ。ゲンヤは気まずげに目を伏せる。 「全員、さらわれちまった。あの場にいて無事だったのはおまえだけだ」 「そん……な……」 「そのうえおまえさんにはつらい出来事かもしれんが。おまえのクローン体が発見された」 「え?」 「四十五機――。おまえがスカリエッティに改造されたときのデータを応用しているらしい。こいつがいま、街中で暴れまわってる。精神改造された六課メンバーと一緒にな」 「……精神改造? じゃあ、本当にスカリエッティは外にいるの……」 「独房にはいっていたのは『変震のアルコ』という、変身術の達人だったそうだ。身代わりにしてはあれだが……」 「アルコが……そう。お父さん。今回の事件……黒幕はスカリエッティじゃないかもしれない」 「そんなことを言うってことは、おまえは奴らを追うんだな?」 「うん。たぶん因縁のある相手だから。激震のミザル……まだ生きていたなんて……」 ゲンヤは顎に手をやり、うなった。 「しかし、管理局の人間として、ではむずかしいぞ?」 「わかってます……。でも、スバルやフェイトさん、なのはさんやはやてさんを放っておくわけには行きませんから」 ギンガの瞳にうつる強い決意に、結局ゲンヤは折れてしまった。単独捜査――という形でギンガを現場におくりだすことになったのだ。 ギンガは出立する前日、マリエルの元を訪れていた。手術でインプラントされていた装備をとりもどすためだった。 要望を予測していたマリエルは、装備に手を加えていた。増殖チップとブリッツキャリバーによる携帯性を実現した新たな装備。マリエルはパワーアップしたブリッツキャリバーをギンガに手渡した。 「いい? ギンガ。これはあなたがスカリエッティにさらわれたときに埋め込まれた、特殊装備よ。 バリアジャケットに手を加えたから、これでギンガの身体に手をくわえなくて済むわ。まあ、バリアジャケットの改造といっても、アタッチメントを増やしたくらいだから使い心地には問題ないはずよ。 武装の説明を始めるわ。 まず、これが左腕部の『ドリルアーム』と右腕部の『ゲッターアーム』。『ドリルアーム』はリボルバーナックルとの同調によって、魔力による威力強化と貫通性の上昇ができる。加速装置『ゲッタービジョン』との併用で、かなりの高速戦闘が可能なはずよ。 次に、肩から伸びるのは『超銀河グレンラガンドリル』。これは左右のドリルを一本にすることで絶大な貫通力をもつことができるわ。武装名は『ギガドリルブレイク』。魔法として登録してあるから有効につかってね。 膝部には『ドリルニー』、額には『ドリルインフェルノ』が装備。関節の稼働範囲や視界を考えれば、近接戦闘の武装としてはかなり有効。不意をうつのに最適ね。これはセットで使うことができるから魔力消費は少ない。 で、どん尻にひかえしは、肩から背中に伸びてる『ドリルブーストナックル』。ギンガの武装では一番とおくまで届く武装だよ。ドリルを飛ばすための噴射はギンガの魔力よ。多用には気をつけて。 ……これから先が大事なことよ。これらの武装は全部、高出力の魔力結晶体『レリック』と対になってる。展開できる武装は、『ドリルインフェルノ』と『ドリルニー』を抜けばいちどにひとつだけ。あまり練習をしている時間がないけれど……使い方には十分に気をつけて……」 「はい。あの、そういえばサングラスは……?」 「オシャレに改造中よ。任務の間に届けるわ。アナライザーとしての機能を強化して、ね。あの赤いサングラス、気に入っているの?」 「なぜか勇気が沸く気がしまして……。わかりました……。ありがとうございます、マリーさん」 「あと、これは未確認情報だけど、ギンガのクローン体がいろいろな武装を持っていることが、ラッドたちの調査でわかっているわ。パイルバンカーや回転のこぎり……サンビームなんて武装もあったみたい。 ブリッツに追加した機能で、アタッチメントの規格が同じものなら装備できる。有効につかって。 ギンガ、スバルも元気になったばかりでこんなことになってしまって……」 「大丈夫です。わたしはなのはさんやフェイトさんに……大きな恩がありますから」 ギンガはそう言い、マリエルに笑いかけた。覚悟と決意を瞳に宿して――。 新暦XX年 ロボット工学のけんい、Dr.マリエルによって せいびされた せんとう用ロボット ギンガと スバルは、平和な日々を 送っていた。 ところがある日、さらわれた管理局員が とつぜん あばれだし 世界中が パニックと化した。 Dr.マリエルは、ナゾの天才科学者Dr.ミザルの しわざであると きづいたが なすすべが なかった。 せいぎかんあふれるギンガは 自らのいしで改造 を望み、Dr.マリエルによって スーパーロボット ギンガとして 生まれかわったのである。 Dr.ミザルの野望を一度阻止し、世界の平和を 護ったギンガ。 ・・・が しかし 平和は 長くは つづかなかった。 ナゾの科学者 Dr.スカリエッティが、8体の 改造管理局員を作り出し ギンガに 挑戦してきたのだった。 ギンガは あらたにかいはつした ニューギンガドリルをそうびして 再び 戦いへと たび 立つのであった。 「「「「「「「「「「ふんぐるいいいいいいいい……むぐるななふふふふふふふ……」」」」」」」」」」」 「お、お願いだミザル。キャロとヴィヴィオ、エリオはわたしの手元におかせてくれ……」 「「「「「「「「「「くとうるううううう……るるいえええ……」」」」」」」」」」 「スカリエッティ。彼女と彼は君にとっての人質だ。人質は世界征服がおわったら渡そう」 「「「「「「「「「「うがふなぐるるるるる……ふたぐんんん……」」」」」」」」」 「そんな……それでは娑婆に出てきた意味がないだろう! わたしの究極の目標である『年をとらない幼女』の研究はどうすればいいのだ!?」 「「「「「「「「「「ふんぐるいいいいいいいい……むぐるななふふふふふふふ……」」」」」」」」」」」 「しらん。ともかく、こちらはもう時報は嫌だ。やれることはやらせてもらう……ドリルのためにな」 「「「「「「「「「「くとうるううううう……るるいえええ……」」」」」」」」」」 「く……仕方がない。だが約束はまもってもらうぞ……しかし五月蝿いな。苦情がくるぞ」 「「「「「「「「「「うがふなぐるるるるる……ふたぐんんん……」」」」」」」」」 「ふ……ドリルによるドリルのための世界を実現するための……歌さ」 ミザルはアースラの艦長席でにやり、とわらった。 ――続く。 【天元突破しそうな修羅の人がスカと手を組んだようですZwai】終 715から 724まで。 え? 続くの? これ。作者がいちばんびっくりですが、続きます。なのはたちのBJ改造シーンやら、エリオの改造シーンは次回にまわします。 なるべくウロススレであがったネタで構成していきました。ラッド=カタナとか、ウロスレ21 115のあたまにドリルとか。ショッカーとかでる? ただ、商店街でヴィヴィオを――は再現できなかったもうしわけない。ただもったいないので次回に絡ませる。絶対。 ラッド・カルタスがほとんどオリキャラになってますがご容赦ください。全国のラッドファンのみなさまには謝罪いたします。 ちなみに彼のモデルはナッシュ・ブリッジスでも、ジョー・ドミンゲスでもなく、リチャード・ベティーナ。異様にスケベなのはそのせい。エバン・コルテスとハーベイ・リークに関しては微妙に名前をかえてあります。 量産型タイプゼロ・ファーストは量産化のため肩のドリルと背部スタビライザーとサングラスがオミットされています。 ドリルマンのドリル換装システムでウロスレ21 685のノットパニッシャーやドリルアーム、グレート・ノットパニッシャー、ノットバスターを装備した機体(もう一つあったような気が)があります。 ほかにもユニコーン・ドリルやキバ・ストライカーやら。当然倒したら武装に追加されます。 まあ、がんばりますんで適度に支援をおねがいします。以下、思い出せる限りのクロス作品 天元突破グレンラガン、地球防衛企業ダイ・ガード、勇者王ガオガイガー、勇者王ガオガイガーFINAL、ロ ックマン4『新たなる野望!!』、スーパーロボット大戦α外伝、スーパーロボット大戦OGS、スーパーロボ ット大戦OG外伝、大空魔竜ガイキング、ザ・サード、ひぐらしのなく頃に、ゲッターロボ、ゲッターロボアー ク(漫画未完版)、刑事ナッシュブリッジス、マイアミ・バイス、CSIマイアミ、ファイナルファンタジーⅥ、 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/battle-operation/pages/2112.html
いますぐこのマップからマゼラをなくせ - 名無しさん 2016-02-15 00 39 07 エスマだとジオン難しいな。連邦は拠点爆破される心配がから、AC間で迎撃、こっちの格闘は敵支援までたどり着けない。 - 名無しさん 2015-10-25 02 10 05 エスマはC凸しかないと思う。C取れれば乱戦にも持ち込みやすい。ベーシックの影響でBA行くのが多いこと多いこと。 - 名無しさん 2015-10-25 02 20 05 まさに俺たちw250部屋で松永ゴッグとザク改の自分はA凸してて、水ザクヅダ、もう一人のザク改はCにいる支援と撃ち合いしてた。その内水ザクに突撃してきたLAを後者はサッカー、残りの自分たちは敵汎用と下山してきた支援にボコられて散々だった。 - 名無しさん 2015-10-25 09 03 13 本当に最近ジオンはエスマでもBしか行かんから、なんか主流になったかと思ってしまったわ。そのまま上から連邦支援の砲撃食らって負けるだけなのになぁ。ここはジオンがチキンだと負けるマップの1つだと思ってる - 名無しさん 2016-04-17 22 21 58 さっきこのマップでやってたんだけど、一戦目でC突してたらその試合は僅差で負け。二戦目に作戦変えてA突・主戦場をA~敵拠点付近に誘い込んだら中盤すぎるまで敵スコアを3桁で抑えられた。敵編成が射撃に頼った構成だったのもプラスになり快勝。こすと300のジオン部屋でした。 - 名無しさん 2016-09-28 00 22 53 マップを差し替え - 伏流 2015-10-23 05 42 15 連邦ならAからの方が有利でしょうか? - 名無しさん 2015-10-08 13 40 56 最近ここ見ないなあ - 名無しさん 2015-09-21 11 53 46 連邦でCに集まると、ジオンに籠られるし、拠点爆破もしょっちゅうだし、Aへ行くなという意見には、最近ちょっと疑問だ。連邦はC中心で本当に堅いの? - 名無しさん 2015-08-23 13 26 23 支援が何機いるかによる?2体以上なら、BR汎用も連れて射撃戦に持ち込む他ないのでは? - 名無しさん 2015-08-23 22 14 45 拠点と中継Aはもっと距離置くべき - 名無しさん 2015-08-20 01 51 28 また、無人都市の人気に勝てなかったな - 名無しさん 2015-08-07 09 56 43 頼むから連邦で開幕Aに向かうのは一機までにしてくれ。格闘がいるなら格闘な。 - 名無しさん 2015-08-05 19 24 40 格闘はC取って欲しいな。汎用が取りに行くのを、中腹から支援機が援護(Aに向かっているヤツを狙撃)がうまく嵌ると中継と敵への損害が稼げるし、味方への合流も格闘より楽だし。 - 名無しさん 2015-11-21 08 06 48 尉官なんだけどここで連邦に勝てたこと一回もないんだが……どうすりゃええんや…… - 名無しさん 2015-07-21 21 26 13 ベーシックなら上のBA誘い込みで楽勝でしょ。開幕Cに突っ込む味方がいるってんなら事前にルームチャットで打ち合わせしとけば良い。 - 名無しさん 2015-07-21 21 32 27 スピードの速いジオンが有利な建物の裏にわざわざ突っ込んでいく連邦機って何なの? - 名無しさん 2015-07-21 10 47 30 コストの佐官~将官での事だが、連邦はほぼ毎回AとCでバラけるな。何がしたくてAに行くんだ? - 名無しさん 2015-07-15 18 42 20 すいません。ベシのコスト部屋です。 - 名無しさん 2015-07-15 18 43 19 ジオンのA凸の牽制とか?ジオンもばらけることが多いしね - 名無しさん 2015-07-15 19 00 45 ジオンはCに凸るのせいぜい1機ぐらいだけど連邦は大抵半分くらいの2~3機行くんだよなぁ - 名無しさん 2015-07-15 19 10 01 C取ると芋るか芋気味になってなおかつ柔軟に動けない奴が続出するからできれば取りたくないまである - 名無しさん 2015-08-02 15 29 02 支援がそれな。乱戦になると砂漠の谷ルート並に射線が通らない上に、格闘機の接近を止められないといいことがない。 - 名無しさん 2015-08-23 22 22 03 前の無人都市みたく真ん中のビル付近から空中に行っている人見たけど見た人いる? - 名無しさん 2015-07-14 04 25 35 空を飛んでるシモダに一方的に殴り倒されたことあるよ~ - 名無しさん 2015-07-15 23 11 47 なになに結構気になるんですけど - 裏技好き 2015-08-19 21 58 06 なになに結構気になるんですけど - 裏技好き 2015-08-19 21 59 21 真ん中のビルって穴の開いたビルの事かい? - 名無しさん 2015-08-19 22 00 53 AやBの都市側で乱戦になってる時にかたくなにCから降りない支援スナ系ってなに考えてんの? - 名無しさん 2015-07-13 22 15 09 本当に疑問なら本人に直接聞け、文句言いたいだけなら愚痴板へ。意見を聞きたいならそれなりの論調でどうぞ - 名無しさん 2015-07-13 23 27 18 たいてい負けるから、入力してる間に退出されるんですよ。かといってIDにメッセ送っても通報されるかスルーか。けっして攻撃的な言葉を使ってるわけでもなく。本人に聞いて答えてもらえないならどこで聞けばいいんですか?質問版?このマップで起きてることだからここで聞いてみたんだけどなんかおかしかったかな・・・ - 名無しさん 2015-07-14 05 00 47 なんかすぐもうこうやって言う人居るからすぐ荒れるんだろー。喧嘩腰でなんか煽ってるように聞こえるし。やめろってー - 名無しさん 2015-07-14 06 21 15 自衛出来ない奴が支援乗るとそーなる。一人で自衛する技量は無く、また味方の近くで戦えば味方からの援護も攻撃チャンスも増えるってことに気付け無いような、簡単にいえば知識もPSも無い奴の下手くそアピールとも取れる。このマップでAB間で戦闘するなら支援機にはAB間の通路周辺の障害物付近で戦ってもらえるとバズ汎乗ってる身としてはとったよろけに追撃してもらえるんでたすかるな。あと支援機はシュツやキャノン、マシみたいなBR以外の攻撃手段持ってる機体だとなお助かる。 - 名無しさん 2015-07-14 06 43 45 あ、ABの通路側での話しね。これが通路というか都市部じゃなくて山側での戦闘ならCで芋るのは有りだと思うよ - 名無しさん 2015-07-14 06 45 20 引きずり出せば良いのに、相手が有利な状況で戦い続けようとしてる方が何考えてるの?って気もする。 - 名無しさん 2015-07-14 20 36 50 今だにジオンベーシックでc行く奴いるな、B.A拠点爆破ですよもしくはAと拠点の間乱戦ですよ - 名無しさん 2015-07-09 01 40 35 ジオンで拠点強襲の勲章付けてる人いる? - 名無しさん 2015-07-08 19 43 28 一時期付けてたけど、リスポン地点とか拠点周りの地形、障害物考えるといらない気がして外した。鉱山で付けるなら一級MSのほうがいいと思ってる - 名無しさん 2015-07-10 12 49 12 大佐ベシのジオン専だけど、未だA凸C凸でバラッバラに突っ込む奴ばかり。周りの動きを見ずにC行く奴はいい加減学習してくれ・・・ - 名無しさん 2015-07-04 13 18 52 ベーシックで、連邦なのにA取らない奴多いけど、Aをジオンに取られたら、一気に拠点まで攻め込まれて、爆破されるだろうに……。エースマッチならAを取らない戦略もありだが、ベーシックでAを取らないのは、致命的だと思うんだがな。 - 名無しさん 2015-07-04 07 29 06 かといってAに一人二人だけ行って残りC凸だと、ジオンが全A凸、全C凸いずれのパターンでも連邦きつくなる。 - 名無しさん 2015-07-04 13 22 48 全員でCB取って爆破し返せばいいだけの話。一番駄目なのは最初に分散すること - 名無しさん 2015-07-07 19 35 55 返すだけの勢いがあれば良いですけど…返す場合ジオンが無傷で爆破できるのに後ろから攻撃される連邦は損耗するからCに行くのはやはり不利じゃないかと - 名無しさん 2015-07-10 11 47 26 これ。C行ってジオンがA凸なら一人爆弾設置しに行って他はB制圧しとけばいい。 - 名無しさん 2015-07-12 10 36 26 そうなると自拠点の防衛に徹するより、敵拠点ボマーした方がまだ勝てるぞ - 名無しさん 2015-07-09 03 38 26 A取るメリットなんだい? - 名無しさん 2015-07-22 01 26 29 いずれここのMAPもリバースがくると思うけど、その場合、連邦は完全に廃墟と同じ【射撃寄り編成】にしないと開幕C接近でジオンに凹られそうな予感しかしないわ - 名無しさん 2015-07-04 01 47 51 やっぱここはジオンだわ - 名無しさん 2015-07-01 20 24 33 未だに連邦で開幕にAに行くのが理解出来ないんだが。なんで相手に間合い詰めさせ易い方に行こうとするの? - 名無しさん 2015-06-30 19 29 08 今日も居たわ。それもジムカスがw B→Aルートで来たジオンに瞬殺されとった。ちなみにCは戦闘後半になってようやく取れたが、時すでに遅しやった。連邦の格闘機の評価が低い風潮でそれする奴いるんだからなぁ・・・救われんわ - 名無しさん 2015-07-09 03 37 28 でもCとってもA取られて囲まれたらお終いだけどね - 名無しさん 2015-07-30 08 14 24 連邦有利って聞くけど、ジオンのほうが勝率高いと思う やっぱり都市とC間の不利な射撃戦につきあう必要がジオンには無いからだろう - 名無しさん 2015-06-30 19 16 03 階級とルールは? - 名無しさん 2015-06-30 19 20 29 大尉の無制限 あ、階級上がると連邦支援が鬼畜過ぎてこうはならないのか - 名無しさん 2015-06-30 19 27 46 少将はベーシックじゃ無くてエスマが主流だから、爆破が無い。連邦はCに籠城して山を下りる必要が無い。あとはわかるな? - 名無しさん 2015-07-01 20 29 01 ジオンBAとって中継分有利だから、ビルに隠れて下山待っとけばいいんだけどね。突っ込む人がいると崩壊するけど - 名無しさん 2015-07-07 19 40 29 凸りたい人がジオンに来るからねえ。野良だとおとなしく待たずにかならず誰かがちょっかい出して撃破されるんだよねえ。 - 名無しさん 2015-07-09 01 44 47 このまえ制限コストとルムコメだけ見て入ったらエスマだったw 最後に入って時間無く出完した自分含めて3人くらい拠点攻撃に行ってたwwwみんなA→拠点周辺行くからついてって流れで拠点攻撃した時点で気づいたよ。エスマじゃねーか!∑( ̄ロ ̄|||) - 名無しさん 2015-06-29 23 41 00 爆破禁止にする奴出てきたねw - 名無しさん 2015-06-29 22 00 03 ジオン側のC付近の段差ってか小屋なんとかならないん?開幕は格闘も汎用あの時点でスラがスッカラカンになるんだけど - 名無しさん 2015-06-25 05 08 25 66ベシでシュナイドに乗ってる時って開幕A、Cどっち行きます?出撃前にチャットで決めとけば問題ないんだろーけど、毎回チャットは面倒だなと思い・・・やっぱ味方の動きみてからかな~? - 名無しさん 2015-06-24 14 30 23 ベシならBとってAだな。爆弾設置で山にいる支援機引きずり下ろせるんだからわざわざCにいく意味がない。 - 名無しさん 2015-06-25 04 19 24 A凸からタンク裏を遠回りに、C周辺の連邦支援を後ろからバッサリかな。 - 名無しさん 2015-06-30 19 12 18 cは無いね - 名無しさん 2015-07-09 01 41 31 C凸しようにも肝心のドワの機動力が殺されちゃうのがな・・・ 連邦のほうが先にC着くし - 名無しさん 2015-06-23 22 37 26 前はA凸安定と思ってたけど、やっぱC凸して乱戦・蹂躙するのがジオンらしくてC凸だわ。 - 名無しさん 2015-06-29 23 32 05 ここって砂漠と同じでマシ編成いけすな気がするけど、 - 名無しさん 2015-06-23 21 17 26 途中送信すまん} 実際どうなんだろうか? - 名無しさん 2015-06-23 21 18 07 鉄板編成はあっても絶対勝てるとか絶対負けるって編成はないハズ(相手次第だから) 相手の編成によってはかなりいけそう - 名無しさん 2015-06-25 03 13 12 砂漠ほどでは無いけど使いようでは寒ジムがかなりイケる。が - 名無しさん 2015-06-29 14 08 10 (途中から)が、射線が通らない遮蔽物も多いから味方が誘き出す必要がある。中距離からで前線に出ないから勝っても味方には嫌われる。 - 名無しさん 2015-06-29 14 13 36 エスマだとジオンは開幕C凸以外やりようが無いと思うんだが? - 名無しさん 2015-06-23 00 28 02 だよな。てかA凸してもB辺りで射撃戦してる支援機がやられて、崩されてのパターンが多い希ガス。下手な撃ち合いするぐらいなら最初からC凸するほうが安定するなぁ - 名無しさん 2015-06-23 21 15 51 ピクシーとかレイスを上手く扱う奴もいて、街側も安全じゃないんだよな。 それをフォローする普通に上手い汎用も居ると詰む。 - 名無しさん 2015-06-25 05 11 56 やっべえガスタンク上に居る支援をラムで狙いに行ったけど全然登れない。乗れても既に敵が居るとずり落ちてどうにもならん。これどうすればいいんだ?? - 名無しさん 2015-06-22 22 27 44 グフカスかイフ改に乗り換えればいいのでは - 名無しさん 2015-07-09 01 55 00 連邦支援機って山頂から拠点攻撃できなかったっけ?アクアのミサイルですら射線さえ通れば描画圏内はミサイルも届くし - 名無しさん 2015-06-22 12 26 04 ベシならBAからのミデア付近の戦いに持ち込めるが、エスマでC付近の戦いはジオンのホバーツライな。 - 名無しさん 2015-06-22 11 40 06 マドから見える~高速道路~♪ - 名無しさん 2015-06-21 21 57 15 ガスタンクがどうしてもガンタンクに見える… - 名無しさん 2015-06-21 20 48 36 同じくwwwww - 名無しさん 2015-06-22 22 16 20 ここで格闘機使うの難しいなぁ。もとから突撃するしかないジオンならまだしも、あまり突撃するべきでない連邦だとどうしても難しい。C地点付近で戦うとして、敵支援機が遠くにいるなら、ひとまずは味方汎用と一緒に敵汎用や格闘を先につぶすべきだろうか? - 名無しさん 2015-06-21 18 07 07 敵支援が芋なら、サベ抜かずに外周を大回りすれば意外と取り付ける。都市部は建物で汎用から逃げつつ隙を伺う。C付近なら絡みやすいんだけど、粘着が難しいから、個人的にはC付近の段々畑が一番キツい。 - 名無しさん 2015-06-21 20 26 23 GLAやLV1部屋のジムカスは使いやすい印象です。 射撃戦が出来るせいかな。 C占領後、敵支援機に射撃戦を仕掛けられるケースは多い印象です。 - 名無しさん 2015-07-07 16 24 45 地下道が実装されてたら良いなぁ - 名無しさん 2015-06-21 10 37 45 AB間のビルからCの裏まで行くって感じならグフカスのあの神シーンとかいい感じの説得力あるのに - 名無しさん 2015-06-21 10 57 28 ガスタンク爆発できたら神マップだったのにな。惜しいな運営。 - 名無しさん 2015-06-20 20 33 16 ガスタンクの上って登れるのか! - 名無しさん 2015-06-20 12 28 18 登れるよ。ここで登れない高台は無いんじゃない? (ただし俺は格闘専門) - 名無しさん 2015-06-20 15 25 06 ジオンSG・バズ編成が連邦BR編成を蹂躙してるのをよく見る。開始直後は射線が通る山側だから連邦有利→時間経過とともに市街地側に主戦場移ってジオン有利に→チャージするスペースがなくなってきてあぼーん。こんな展開多くない? - 名無しさん 2015-06-19 02 28 20 開幕連邦がポイント優勢なら山岳からでなけりゃ良いだけ。 - 名無しさん 2015-06-19 03 26 28 Aを取られて、調子にのってイノシシして。ハイエナ気味な支援が山で孤立したところを偽装とステルスに狩られ中継全部取られるのがエース確定後で逆転負けまでテンプレ。 - 名無しさん 2015-06-19 10 03 10 そうは言うがAB取られると山でも不利だぞ?2方向から責められるんだもの。あとA取られてボマー警戒して拠点復帰する味方もいるし、拠点まで敵が来てると拠点復帰地点がAの側だから更に不利に…。Cで序盤リードした時点でAに行くか、A取らせてB取って拠点交換出来る様にすればベターなんじゃないかな。 - 名無しさん 2015-06-20 02 05 42 いまはエスマに鉱山都市が実装されてるから少将部屋なら拠点爆破はないよ - 名無しさん 2015-06-20 02 42 48 戦術欄のC中継に関する記載を一新しました. - 伏流 2015-06-18 17 42 52 エスマに鉱山きましたね.爆弾設置無しでジオンAB都市展開が機能するかな? - 伏流 2015-06-18 18 32 52 全然機能しないね。拠点守る為に連邦は降りてこない。結局防衛戦出来た連邦に凸して蜂の巣か混戦のどっちか - 名無しさん 2015-06-19 18 26 43 んん?戦術、立ち回りの 完全に 駄目 - 名無しさん 2015-06-19 11 50 02 間違えた・・・完全に 駄目 じゃなくて完全に 無駄 では? - 名無しさん 2015-06-19 11 50 51 囲碁用語の「機能しない無駄な目」の意味として「駄目」を使っています.「死に駒」の方がわかりやすいでしょうか? - 伏流 2015-06-19 16 50 24 なるほど、いえいえそういうことでしたら納得です。手間を取らせて申し訳ない - 名無しさん 2015-06-19 22 14 41 俺もそこは引っかかりました。(雰囲気で意味は察してましたが。) 他の板でもよく略語や専門用語は控えるようにとの注意書きがあるのですから、こういう専門用語(囲碁の)や難しい語句(その後の死に駒とか)は避けたほうがよいと俺は思います。 - 名無しさん 2015-06-20 15 31 07 駄目はともかく死に駒・捨て駒は普通に日常会話で使うだろう。小学校じゃ無いんだし。 - 名無しさん 2015-06-20 20 37 56 いや小学生でも分かる表現にした方がよいと思う。ゲームの説明書とか家電のマニュアルみたいなのが至高。 - 名無しさん 2015-06-20 21 17 30 漢字全部にルビでも振るつもり? - 名無しさん 2015-06-21 18 27 27 「シンプルな表現」と「小学生準拠の常用漢字・単語」は違う。小学生にあわせると「吶喊」「迅速」「稜線」「エイム」「フルチャージ」などの単語は使えなくなる。 - 名無しさん 2015-06-21 18 30 03 「駄目」とか「死に駒」とかの方が文章に外連味が出るかな~と.「せっかく苦労して確保したのに干されて役に立たなくなる」という意味合いのわかりやすくて良い言葉はありますか?中継という場所に対して「死に駒」はちょっと違いますしね. - 伏流 2015-06-21 22 01 31 「無駄になる」って言葉が欲しいのでは。wikiの方針は青枝さんの仰ってる通りで、略語や専門用語、難しい単語が頻発しなければケレン味もOKだと思います。 - 名無しさん 2015-06-21 22 27 15 このMAPの部屋あんまりないな、やっぱ無人都市が多い - 名無しさん 2015-06-17 20 44 29 せやろか?コスト500以下結構建ってるよ - 名無しさん 2015-06-18 02 29 32 選ばれやすいマップの条件ってさ、結局 ・明るい ・平坦 ・障害物少ない の三つなんだよな。だからコレだけ人気の都市も夜間マップになると人こないでしょ?w - 名無しさん 2015-06-18 17 18 11 「平坦」「障害物少ない」ってのは連邦側であって、ジオンはその逆じゃない?起伏があって障害物多い方が好まれるよ。 - 名無しさん 2015-06-18 17 21 54 このゲームの夜間は都市に限らず暗すぎるんだよなぁ・・・ - 名無しさん 2015-06-19 00 33 01 無人都市飽きたんじゃ~ - 名無しさん 2015-06-19 10 58 15 中盤戦からC付近の戦闘ほぼ無くなった。やっぱ市街地での戦闘がメインになるのかな。 - 名無しさん 2015-06-17 18 52 25 ですねえ.連邦はともかくジオンは山には行きたがらないでしょうからね. - 伏流 2015-06-18 17 54 53 このMAP、、、とにかく、、、ラグい - 名無しさん 2015-06-17 18 12 22 お、落ちた!シモダでC付近を横にブースト吹かして移動してたら地面の下に落ちた!具体的にドコなのかは咄嗟だからわからなかったけど…C付近のジオン寄りの方向だったと思う。 - 名無しさん 2015-06-17 17 24 47 落ちた後ってどうなったんですか?ハマり? - 名無しさん 2015-06-17 18 47 46 落ちた後、すぐに元の地面に瞬間移動して着地しました…このゲームやってて地面の下の世界に行ったの初めてだったのでビックリしました… - 名無しさん 2015-06-18 16 40 20 成る程。他のゲームでも稀に見るタイプのバグですね。ご回答ありがとうです。ハマらなくてよかったですが、心臓には悪いですねw - 名無しさん 2015-06-19 20 30 20 俺はCいらないとおもうんだが。 - 名無しさん 2015-06-17 16 47 18 大勢が決してくると山側に行くこともないから重要度低いよね。市街地側から相手拠点近くの中継まで押し込んだほうが有効のような気がするんだけど。連邦ジオン問わずね - 名無しさん 2015-06-19 02 18 37 【連邦A防衛】の叩き台を記載 - 伏流 2015-06-17 16 21 31 いまだにジオンでC行くやついんのな - 名無しさん 2015-06-17 01 25 30 まあまあ、実装されてからまだ日が浅いんだからいろんな戦い方を模索して楽しもうよ。もう少しすれば落ち着くだろうし、落ち着いたらまた新たな戦い方を考えて楽しもう。 - 名無しさん 2015-06-17 13 25 41 戦術ってのは相手の動きあっての物だからね.相手の対策度合によって流行り廃りが激しくかわる.ジオン山岳A凸とかも循環流行だし. - 名無しさん 2015-06-17 16 08 06 都市部でドムで活躍してやる - 名無しさん 2015-06-16 20 55 31 たまに、鬼上手いピクシーが現れて全属性を倒しまくる奴がいるから、背中に気を付けるといいぞ。 - 名無しさん 2015-06-17 16 36 42 厄介なのが偽装伝達持ちだ あれがB~C地点で徘徊してる Cからの狙撃連携&拠点爆破を狙う 腐った連邦のござかしい戦略だ - 万年大佐10 2015-06-16 18 10 45 ゲム「解せぬ・・・」 - 名無しさん 2015-06-17 00 51 22 ジオンで都市側で戦っている際に、孤立せず前に出過ぎない上手いレイスが居ると本当にキツイ - 名無しさん 2015-06-17 13 36 40 あれ?ここでデジムやハンサム滅多に見ないからナハトで狩場にしてるけど運がいいだけなのかな(妖精には無双されましたw) - 同じく万年大佐 2015-06-18 00 26 54 ジオン側でグフLV7でC地点突入 思惑通り支援機のオンパレード FAガンダム ジムカス マドロックが3機固まってた 一旦弾幕引きつけながら退避して逃げ回る 仲間のステルス機とドムゲルでボマーを狙うor連邦拠点ルートから山岳を上りC地点へ強襲 理想の展開だよ - 万年大佐10 2015-06-16 18 05 12 広い様で狭いMAPやね - 名無しさん 2015-06-16 10 40 07 マップデータ73MBしか無かったからね - 名無しさん 2015-06-16 16 52 28 山側のエリア限界には騙される - 名無しさん 2015-06-16 17 02 52 C中継が連邦寄りの位置にあるな。ドムで行ったら坂の途中で連邦汎用がC固めててウソだろ…って気持ちになったよ。格闘機なら連邦汎用に負けずに到達できるだろうが、スラほぼ焼いた状態でバズ汎用とやり合うのは厳しい。しかも中継挟んで連邦は上から狙ってくるのにジオンは良くて互いに平地、悪ければ下から連邦を狙わなくてはいけない。地の利は連邦にアリ。C捨ててAB取って中継ポイントで勝って連邦が山下りするの待った方が勝率高そうだと思った。 - 名無しさん 2015-06-16 02 00 39 これマップ実装早々にして連邦のC篭もり連邦有利マップのレッテル貼られないようにベーシックだけ実装したっぽいね.いまでこそジオンBA展開で爆破でおびき出して・・って戦術が語れるけど,いきなりエスマやってたら軍事の二の舞だったかも知れないと感じた. - 伏流 2015-06-15 23 43 56 連邦もC無いだろ。拠点爆破 攻撃で降ろされて格闘戦。上手く交換出来きても丘の上からの体勢にならないから各中継地点で乱戦。Bで戦闘する様にして支援機は建物上に上げた方がいいんじゃないか? - 名無しさん 2015-06-15 22 43 12 bじゃなくAだわ - 名無しさん 2015-06-15 22 55 06 おっ!戦術欄に載った! - 名無しさん 2015-06-17 18 07 48 結構バランスの取れたマップじゃないかしら?なんだかんだ無人都市よりも鉱山都市のほうが部屋多い気もするし、みんな気に入ったようだね。実装されたばかりっていうのもあるけど - 名無しさん 2015-06-15 22 02 14 エスマだと悲惨な事になりそう、 - 名無しさん 2015-06-16 16 41 14 やはり連邦は雑魚で楽勝だったわ。予想通り連邦支援機は芋ってばかりだからボーナス試合だった。格闘機が大いに活躍できるマップと見た。 - 名無しさん 2015-06-15 18 56 36 ジオン側戦術の叩き台を記載. - 伏流 2015-06-15 17 08 02 おおう、トンネルのを壁にして斜面でしゃがんでも、コクピットから降りられない。 平地じゃないとだめなのか - 名無しさん 2015-06-15 16 38 01 ジオンで何回かしてるけどCは捨ててB-Aルートが安定しますね。また連邦がC取って睨み合いになったときに爆破(ステルス持ちかスモーク持ちが居ると楽)に行くと、支援を山に残して汎用が山を下りてくるので各個撃破の機会が生まれる - 名無しさん 2015-06-15 14 31 29 そうだね。開幕誰かしらが敵拠点に直行して、空っぽになった拠点に爆弾しかけて全員でAから敵拠点あたりで「降りてこないと拠点が壊れちゃうよー?」ってな感じで揺さぶりをかけて、山から降りてこないなら拠点壊れてその後は睨んでるだけでいいし、降りてきたら山に居る支援機の射線の通らないビル辺りで戦えば勝てるね。 - 名無しさん 2015-06-15 17 37 37 その戦術、連邦支援機Cからちょっと進んだ辺りで拠点攻撃されて、爆破コスト勝っているのに待ちきれない数機がCに突貫して殲滅、拠点も爆破されたorz - 名無しさん 2015-06-16 14 22 37 都市部に誘い込めばジオンでも楽に勝てる感じだな。AB凸してれば余裕。Cは案外必要ないかも。むしろCで芋る支援機のおかげで敵連邦の枚数不利で有利に進められる。 - 名無しさん 2015-06-15 14 19 32 ドムで山から駆け下りる快感!これこそドム!!って感じ - 名無しさん 2015-06-15 08 50 35 ジオンはA - 名無しさん 2015-06-14 21 15 27 A凸が安定だね。逆に連邦でやる時もAを取られるとじり貧になりやすい気がするから編成次第だけど、Cいらんかもね。 - 名無しさん 2015-06-14 21 19 18 エスマに実装されたとしてA凸して連邦にCコモリされたらどうすんの? - 名無しさん 2015-06-15 00 19 03 AB取って都市部に籠もるだけでしょ - 名無しさん 2015-06-15 03 50 20 野良だと絶対にちょっかい出して撃破される奴が出てくるからなあ。軍事で連邦のB防衛に対してCに篭もる戦術が使えないのと一緒だよ。 - 名無しさん 2015-06-15 15 37 07 自分もそう思う。ジオンでCには行きたくないなぁ。 - 名無しさん 2015-06-15 00 07 28 全機C凸普通にありじゃね。下の方に「Cは絶対連邦に取られる」みたいなこと書いてあったけど、開幕最速なら山岳的なかち合いになるパターンのほうが多いイメージ。 - 名無しさん 2015-06-15 11 35 04 C凸確かにアリなんだけど、丘越えると完全に孤立しちゃうっていう点を考えると待てる連邦との差が出る。最上段はジオン側からだとジャンプじゃないと登れないのもあってA凸に比べて安定性は低い気がするんだよね。返り討ちに遭うと挽回が一気に難しくなるし - 名無しさん 2015-06-15 11 53 36 C凸の方が楽だし勝率高い - 名無しさん 2015-06-15 15 38 26 何故かA、Cで分担してもいい感じになるときも有るけれどね。C凸は少人数でA優先だけど。 - 名無しさん 2015-06-17 16 04 08 ジオン55で、自分の格闘が1,バズ汎が1,SGイフが1,ザクスナ1,陸ゲル1だったんだけどぼろまけだったわ。支援2機はビルの上から降りてこないし遠くからスナ撃つだけなら正直いらないかな。キャノンで一緒に前線上がってくれれば相手の汎用を牽制できるしマシで足折ったり撃墜スコアも上がると思う。正直支援機は2機もいらないかな・・・ - 名無しさん 2015-06-14 19 45 59 このマップ接戦がまったくないな - 名無しさん 2015-06-14 19 45 37 このマップのジオン「拠点強襲作戦従軍章が有用だな。今までの試合で連邦拠点付近が最終的な戦場になる事多いので。ここぞという場面で火力に差がでる。。 - 名無しさん 2015-06-14 14 15 02 私も良いと思います。兎で試してみて火力が底上げされてアシ1000程で合計スコアが5000強くらいでした。私のpsが至らない場面が有りましたのでたぶんもっと行けると思われます。ジオン側での拠点押せ押せ状態が結構有りましたので試してみてはいかがでしょうか? - 名無しさん 2015-06-14 21 07 03 鉱山だと多分有効範囲200っぽい?A防衛もしたいし連邦のリスポ位置的に悩ましいところだね - 名無しさん 2015-06-14 21 14 16 山の見えない壁にいつも騙される - 名無しさん 2015-06-14 13 57 01 山部分はバズーカの爆風が無視されやすくない?ラグも手伝って一方的に殴られる - 名無しさん 2015-06-14 12 14 38 個人的に同じような現象が他のマップよりもおこりやすい気がする。たぶん細かい段差があるせいだと思う。 - 名無しさん 2015-06-14 15 22 37 ジオンでは(B取り)A凸からの拠点爆破して都市部で待ち受けてるのが安定しそうな感じ。拠点+中継のコストで負けてたら開幕C凸かな - 名無しさん 2015-06-14 12 07 07 連邦で山占拠しても、相手にB→A→爆破をやられたら山を下りなきゃならんので、連邦は山を取る意味が果たしてあるのかどうか… - 名無しさん 2015-06-14 12 38 01 続き。考えないとジオンに良いようにやられそうな気がしてる。鉱山は連邦有利っぽい&先ずはC抑え。って観念を捨てたほうがいいのかも - 名無しさん 2015-06-14 12 41 18 連邦有利ってやたら言うけど、全くそう思わないよね。自分は両軍同じくらい出撃してるけど、今のところジオンの方が勝率いい。ジオンはとにかく雪崩れ込んで凸るって共通の意識が山岳とか並みに強いからな気がするんだけど、連邦はまだ手探り感が拭えないし、C凸もそこまで安泰な作戦じゃないからね。Cに拘りすぎるとあまりいい結果にねらないし。 - 名無しさん 2015-06-14 17 30 42 取れば支援優位に動けるのは間違いないけど、問題は総コスト量で連邦が上回るパターンが多いことかな。無制限なんかだと特に。その状態だとお互い爆破しても不利になるからどこかでポイント優位を取らなきゃならないし、どれだけ戦略を練るか、どれだけ戦場の変化に対応出来るかでお互いかなり勝率変わってきそう。場合によってはAちゃんと取って三角ビルの辺りで迎撃態勢取った方がいいのかも? - 名無しさん 2015-06-14 21 26 33 むしろ阻止しにいくよりこちらも相手拠点を爆破したほうがいい。本拠点がお互いなくなれば、Cを抑えている方が断然有利になるわけんだし。ただしC防衛もあるから、爆破しに行くのは1~2機かな - 名無しさん 2015-06-14 20 00 57 Cから拠点交換爆破ぐらいの感じで序盤行くのはアカンのかなぁ - 名無しさん 2015-06-14 20 19 23 c近くで敵パジム氏といい感じに勝負してたんだが、急に敵パジム氏がバグかなんかで動けなくなったんだ。そいでなんとなく可哀想になってバズも撃たずに眺めてたけどなんで撃たなかっのかな互いに・・・・・まあガチバトルじゃないからねあと引っかかったらジャンプが効果的な模様。 - 名無しさん 2015-06-14 08 35 59 何戦か両軍でやったけど連邦有利じゃない?ここ。 - 名無しさん 2015-06-14 02 55 28 慣れない状態で両軍及び腰だと支援編成の連邦が強い。マップに慣れてくると開幕凸のジオンが強い。 - 名無しさん 2015-06-14 03 52 24 ラグのせいかもしれないけど、C付近の端にちかいトンネル?の屋根みたいなところは妙な引っかかりがおきやすい。たとえばバックダッシュからのタックルをしかけようとしたら、見えない何かひっかかってその場でタックルの形で止まる。 初期の補給基地の穴付近で動きが止まる事は無いけど、運営に連絡しときます。 - 名無しさん 2015-06-14 01 58 17 ここって連邦もC突すべきなのかな?最初のぶつかり合いでジオンに負けることが多いんだけど・・・。 - 名無しさん 2015-06-13 23 46 47 格闘編成のジオンC凸が当たり前になってきたら,開幕からタンク上に登って布陣を敷くなどの戦術も有効になるかも知れませんね. - 伏流 2015-06-14 01 37 12 C凸した連邦にB中心にしての遠距離射撃戦で敵うと思ってるなら新兵からやり直せよwwまるでゴミのようだwwwwwwwww - 名無しさん 2015-06-13 23 41 31 さっき連邦でFAで出撃したんだけど、いやぁ圧勝だったわ。だって敵の汎用硬いけど枚数めっちゃ少ないからボコりやすいね!射線開けてるからカモりやすいわ。こっちがひるむと遠くからビーム飛んでくるけどなんか全然痛くないし普段全然飛んでこないしwwジオンのお芋さんたち、放置してても損害無いから放置されてるんだけど気づいてないのかな?てか汎用さんたちは枚数不利で大変ね、ごちそうさまです。その調子で俺のフルアーマーに勝利数稼がせてね(笑) - 名無しさん 2015-06-13 22 03 00 なお敵のシュナにボコられて散々だった模様 - 名無しさん 2015-06-13 22 07 51 まあ格なし支援過多ジオンならあり得そう(格2で支援過多連邦ちょろかったし) - 名無しさん 2015-06-13 22 33 02 これ - 名無しさん 2015-06-13 22 56 31 シュナイド好きでこのマップもけっこうな回数格闘で出たけど、実際に芋ってる支援毎回いるよ。しかも出撃の時に多いと芋支援2機くらいいる。それでも勝てるときは汎用さんが踏ん張って支えてくれてるからだし、たまにゲルキャとかで前線出て着実に潰してくれたりキャバルリーとか見てて止めてくれるからだし。連邦の支援で芋ってる人あんまりこのマップでは出会ってないから潰しに行きづらくて被害も増えるけど、上手いキャノン持ちが前線で戦ってくれてると心強いし勝ちやすい。芋支援は前線崩壊してスコアめっちゃ負けてても遠くに居るままだし。押し込んでる時なんて障害物だらけで支援しづらいとか思わないのかな? - 名無しさん 2015-06-13 23 03 23 ここでスナ乗ってるジオンは芋ばっかだね。 - 名無しさん 2015-06-13 21 49 18 中継付近以外にマゼラは両拠点間近にあと2機ある。ジオン拠点南東のコンテナの南、連邦拠点北の左から2番目のガスタンク南 - 名無しさん 2015-06-13 19 33 33 ここのマップでとくにジオンで、汎用や格闘で入ってきてから支援機に変更してやたら枚数被せて出撃してる人いるけど、それ芋が増えるだけで前線の枚数足りなくてまともに戦えないから、ホントにやめてほしい。しかもふだんは乗ってないから位置取りも下手だし、結局高台やビル上で芋状態で遠くから狙撃してるだけ。前線枚数足りなくて崩壊して、裏突破した格闘に潰されたり「支援頼む」ってアホかよ - 名無しさん 2015-06-13 14 48 05 66で空気読んでくれたのか敵連邦に量タンが二機もいた。勿論グフカスでフルボッコ余裕だった。 - 名無しさん 2015-06-13 13 20 44 量タンPさんはコントローラーを握りしめながら恍惚の表情を浮かべていたろうな…絶対w - 名無しさん 2015-06-13 14 12 27 広い様にみえて中継地点で戦闘になるからチャージしてる時間ないね - 名無しさん 2015-06-13 12 51 24 連邦支援でCに陣取ってたら今のところ毎回1位がとれて楽しいww - 名無しさん 2015-06-13 11 53 45 自分が芋だって、そんなにアピールしなくてもいいのに - 名無しさん 2015-06-13 11 58 49 芋虫かよ。 - 名無しさん 2015-06-13 13 56 46 芋虫かよ - 名無しさん 2015-06-13 14 11 20 芋虫だったのかよ - 名無しさん 2015-06-13 14 17 03 芋虫かよ - 名無しさん 2015-06-13 19 27 51 誰か殺虫剤持ってきて!! - 名無しさん 2015-06-14 17 15 24 昨日バグ発生。丘陵側でダウンした時に落下しているようなポーズがずっと続き、移動ができなくなった。カメラを横に回転させると直り、すぐに素の状態に戻った - 名無しさん 2015-06-13 09 45 10 ジオンでナハト2アッガイ1シュナイド1で戦ったら圧勝で草不可避 - 名無しさん 2015-06-13 09 42 15 ジオンのほうが勝率いい気がするんだが, - 名無しさん 2015-06-13 09 10 33 なんか勘違いした支援型汎用(デジム、犬砂とか)が沸いてそう・・・(想像だけど) - 名無しさん 2015-06-13 10 02 23 ジオンだとC取った後拠点に雪崩れ込んでも一向に下山しない支援機が良くいる - 名無しさん 2015-06-13 08 57 47 連邦にもいました!芋るポイントとして最適なのであります、閣下! - 支援機乗り 2015-06-13 11 31 01 map作るの大変かもだがもう少しテンポよくならんかなぁ、同じマップ使いまわして出現ポイント変更するとかでもいいから - 名無しさん 2015-06-13 02 40 28 そう思う。多少、ポイントにより有利/不利が生まれてもいいから、5つ - 名無しさん 2015-06-13 08 06 02 ここのジオンって66の時の編成は支援何機要るかな?どのマップも大抵は1機か2機だろうけど - 名無しさん 2015-06-13 02 04 01 いやいやwそれじゃ相手の作にはまるだけだよ。C籠もり連邦支援と撃ち合うの相手が相当ヘボじゃないと勝てないって・・・てゆうか編成に支援2機以上いれちゃうの? - 名無しさん 2015-06-13 02 37 02 凸編成に追従する兎かゲルキャ1機でいいよ。シマゲルで遠距離戦挑むとジリ貧。凸が無難。 - 名無しさん 2015-06-13 02 59 03 6on6格闘入れずに支援3機とかもたまにみるけどね - 名無しさん 2015-06-13 03 46 57 それで勝てるの?勝てるんだったら文句ないけど、敵が下田、ジムキャ2、重キャとか2機以上編成の最悪パターン以外じゃないと運だから(WR、MSL、砂系は論外) - 名無しさん 2015-06-13 09 20 23 ↑SML - 名無しさん 2015-06-13 09 22 01 木主です。連邦側の方がCの上側を取りやすくて、上から撃ってくる支援機にこっちも支援機で挑むのは難しいから、下を通って敵拠点に凸する方がいい→それについていける支援機が一機いればいい ということですね - 名無しさん 2015-06-13 13 05 27 連邦のガスタンク上に兎で登ってビックガンばらまくの楽しすぎw - 名無しさん 2015-06-13 00 54 09 もうここでジオンで出撃するの、連邦で200部屋で出撃するくらい無謀な行為に思えるんだけど - 名無しさん 2015-06-13 00 48 53 え?少将部屋だけど野良で7~8割くらい勝ててるぞ。どんな戦術取ってる? - 名無しさん 2015-06-13 00 53 00 ジオンは全軍C凸して第一波潰したら拠点周りでリスキル。C凸に失敗したらAB抑えて全軍連邦拠点裏で爆弾設置して出待ち。これでどっちにころんでもかなりの確率で勝てる。シマゲルはいらない。支援枠は兎かバズゲルキャ1機で66なら格闘2機。汎用はドワでいいけど、敵に汎用BRが多いしたまにピクシーがいるからアクトケンプを1機いれるといい。これで安定して勝てる。 - 名無しさん 2015-06-13 00 58 23 ジオンはジオンで隠れつつ拠点爆破狙いに行けばいいと思うんだが、誰もやらないんだよなあ。柔軟に対応すりゃいいのに - 名無しさん 2015-06-12 21 33 24 それやりにきたジオンホストがいたからレイスで何度も潰したわ - 名無しさん 2015-06-12 21 57 51 自拠点から敵拠点までビル上を八艘飛びでジャンプしていけるね.ジムキャザクキャ主体の低コスト部屋ならクイブつけて楽しめそう. - 伏流 2015-06-12 21 06 33 導入早々にアッガイたんが楽しそうにやってましたw最後のタンク目前でキャバに撃ち落されたけど(例のグフカスビルもちゃんと活用する姿には和んだ♪) - 名無しさん 2015-06-12 23 03 36 丸見えじゃないですかやだー - 伏流 2015-06-12 23 11 26 c地点付近で引っ掛かり動けない!仕方ないからMS降りてc地点制圧し横たわってるMSに乗り込んだら復活! - 名無しさん 2015-06-12 19 19 16 ジオンはBか - 名無しさん 2015-06-12 19 14 58 C進軍するの事前に決めとかないとダメだね - 名無しさん 2015-06-12 19 15 42 こりゃ08小隊ごっこはRが来るまでおあずけだな(連邦が来なさそう・・・いや愉快な環八乗りで溢れるな♪) - 名無しさん 2015-06-12 19 07 05 ビルの上にグフカスが落下スピード調整の為にワイヤーまきつけた貯水タンクあるな。 - 名無しさん 2015-06-12 18 14 56 上空からビルの縦穴を通って着地って感じのリス地点欲しいな - 名無しさん 2015-06-12 17 57 05 鉱山都市で戦うとイイ感じに明るいせいかMSのグラフィックがめちゃくちゃカッコよく見える - 名無しさん 2015-06-12 17 34 09 最初の頃はそんなもんよw - 名無しさん 2015-06-12 18 22 37 ラジオミス - 名無しさん 2015-06-12 18 22 54 みんな慣れてないのかいっつも接戦で楽しいw - 名無しさん 2015-06-12 17 30 43 最初の頃はそんなもんよw - 名無しさん 2015-06-12 18 23 10 中継の数と良い,Cが連邦に微妙に近い点といい,山岳のリビルドって気がするなあ.開幕両軍がC広場に凸ってCを先に抑えた方が有利.あとは拠点近くでリスキルを狙う.山岳と違うのは,凸編成のジオンと射撃編成の連邦が立ち回り方で双方活躍できることかな?いまのところはベーシックだから一度差がつくと巻き返しは難しいけど,エスマに実装されたら評価が化けるかもね. - 伏流 2015-06-12 14 26 00 あと,丘陵地帯の凹凸がドム系には辛いという意見がありますが,同様にBR機も稜線に射線をふさがれたり,エイムが左右だけで無く上下にも必要になるなどドム系・射撃系双方にとってシビアな環境ですね.個人的には格闘機で引っかき回すのが一番楽で戦果も良かったです. - 伏流 2015-06-12 14 32 26 確かに全試合C取れなかったけど格2以上編成で暴れていつのまにか逆転って感じかも。逆に支援込み編成で撃ち合いに応じたらジリジリとポイント負けしてくる(これは中の人の技量差だと思うけど) - 名無しさん 2015-06-12 14 56 54 BRで歩きエイムする時の高低差で微妙に上下の入力がなかなか難しいのは感じたな。爆風持ちのバズやキャノンでの先制攻撃が重要かもしれんね。 - 名無しさん 2015-06-12 15 15 05 追記:んでドム系統の機動力変成なら廃墟側を全力前進で敵拠点側で暴れるのも良いね。C取った連邦が慌てて戻ってくる事もあるし。 - 名無しさん 2015-06-12 15 18 45 ジオン側としては開幕C凸で一気に食い破ってしまうか,Cを相手にせずビル影に隠れて進軍して拠点爆破,Cの連邦が連邦拠点に戻ってきたら叩けば良いし拠点交換にでたら全力で自拠点に戻って平地でボコるかかな.ただエスマだとこの方法は効かないし,野良だとC凸の方が意思統一しやすいね. - 伏流 2015-06-12 15 54 07 ナハトでC凸して窪みを利用してモグラ戦法(台上の敵の足元ウロウロ)してたら結構奇襲できて成績よかった。無論味方に恵まれたんだけどCの支援は遠くばかりで足元は余り見てないっぽい - 参考までに 2015-06-12 13 44 36 窓だと足速いから山岳にすぐ到達してくる。後は上から打つだけ。どう攻略するかな〜 - 名無しさん 2015-06-12 13 42 44 C凸するとき格闘機は麓を回り込んでいった方が安定する気がする。支援機登るの遅いから遅れてたらそのまま後ろから奇襲、汎用機が抑えに来たら適当にあしらいながら都市部を逃げ回る。都市方面に進軍してきたら一旦斜面登って合流みたいなに - 名無しさん 2015-06-12 11 11 44 cとった後、支援機体がずーとそこから動かない。あれはありなのか? - 名無しさん 2015-06-12 09 40 26 ジオン機体にはなかなか厳しいマップであるかもしれないけど、C北側(連邦拠点前)のちっこい広場でゴリ押せればリスキルみたいになったからまだ悲観するには早いと思うぞ。 - 名無しさん 2015-06-12 08 40 33 3戦だけこなしたけど、あまり厳しさは感じなかったな。地形を生かした戦いを他のマップ以上に踏まえて行けば渡り合えるように思う - 名無しさん 2015-06-12 09 00 26 編成怪しくてもでもAリスで遮蔽物使ってまれに爆弾でちょっかいかけて連邦引き摺り下ろせられれば惨敗までは追い込まれないという感想 ジ拠点~BからC奪還を目指すのは悪手 - 名無しさん 2015-06-12 11 05 39 あとマゼラ使えマゼラ Cで籠城しようとする連邦相手にはお前らが思ってるよりも使えるぞ - 名無しさん 2015-06-12 11 07 56 山に籠城してたのはジオンだったのにな、プッ - 名無しさん 2015-06-12 13 07 30 起伏に富む地形だけあって、どれだけ噴かせるかも重要だと思った。スラスター量の少ない機体は山で戦うにはキツイかもね - 名無しさん 2015-06-12 05 16 56 機体盗むの楽しい - 名無しさん 2015-06-12 04 15 22 ジオン凸編成でシュナが煙り焚いて開幕C凸、そのまま射撃体制が整ってない連邦を押し込んで中継A周辺でリスキル祭り。これで10戦8勝。 - 名無しさん 2015-06-12 02 41 24 斜面でバズ下結構ズレてスカるからシュナイドみたいな長リーチワンパンダウンのほうがいいかもなぁ。高ドムも意外とマシだったし。 - 名無しさん 2015-06-12 02 55 34 長リーチワンパンダウンとはJの事かな?(すっとぼけ - 名無しさん 2015-06-12 03 02 25 3戦して3勝したから縁起の良いマップ。全部連邦だけど。 - 名無しさん 2015-06-12 02 13 24 あーあ、地形が完全に連邦有利・・・運営さん、ジオンの気持ちも考えてください。 - 名無しさん 2015-06-12 02 11 09 都市やら山岳なら互角以上やろーっていうような編成で惨敗ギリ回避みたいなスコアで良く負ける。 - 名無しさん 2015-06-12 02 21 04 最近のアプデMSもだけど連邦有利過ぎないかい - 名無しさん 2015-06-12 02 27 00 連邦ばっかり有利で萎えるな 本気で飽きてきたよ 涙 - 名無しさん 2015-06-12 02 37 19 有利つーかここだとガタイの良さがモロ裏目に出る。おまけにドム系は斜面段差,格闘スカの三重苦。 - 名無しさん 2015-06-12 02 40 34 山は意外に射線通りにくいから凸編成つっこむと支援と汎用BR主体の連邦なら簡単に切り崩せるよ - 名無しさん 2015-06-12 05 36 06 第08MS小隊好きとしては歓喜のマップ。有利・不利? そんなことよりも08小隊ごっこだ! - 名無しさん 2015-06-12 01 22 17 は、はい!(量タンをせっせとハンガー送りしはじめる枝主) - 名無しさん 2015-06-12 13 10 21 連邦のドン亀支援にはキツイマップやね。篭り対策にはいいのかも - 名無しさん 2015-06-12 01 11 20 ジオンは指揮Mアクトとグフカスあたりの射撃可能な格闘いると安定するんでない?どうかな - 名無しさん 2015-06-12 01 03 39 バズ下決めようとしたら斜面をツツーッと滑り落ちて敵の横に躍り出て真顔になった - 名無しさん 2015-06-12 01 00 30 細かな段差があるせいか、北極基地並みにラグい気がする。頻繁に位置ずれが起きてる気がする。 - 名無しさん 2015-06-12 00 46 50 ジオン開幕ABボマーでCに連邦がこもり出したら高速とビルの裏側まで下がってマゼラでC奪還 痺れを切らして下まで降りてきた汎用をタコ殴り 支援は一度とったらCからなかなか降りようとしない。 - 名無しさん 2015-06-12 00 08 28 拠点破壊狙う支援はマゼラで寝かす - 名無しさん 2015-06-12 00 09 50 C取り合うだけの糞マップ - 名無しさん 2015-06-11 23 54 21 山岳かな?(すっとぼけ) - 名無しさん 2015-06-12 01 48 44 基本はCの高台を抑えるのが両軍有利なんだけど、ジオンの場合 ドム多めだとCでは巨体が射線をふさぎやすいので戦いにくい。ケンプも、ドムに囲まれるととても動きにくい。 ドムが多い場合今のところ勝っても負けてもA-Cあたりで戦闘になる感じ。 慣れだと思うけど、ゲル・アクト編成でCを抑えるのが今のところ無難かも - 名無しさん 2015-06-11 23 53 55 すみません、終盤の戦闘は『AかBのあたり』になる場合が多いです。 - 名無しさん 2015-06-11 23 54 54 背景にアプサラスの残骸とかあればよかった - 名無しさん 2015-06-11 23 36 50 ビッグトレーが半分吹き飛んだ奴もいるかな - 名無しさん 2015-06-12 01 57 56 火口どうなってんのかなって見に行こうとしたら普通に行き止まりでちょっとガッカリ - 名無しさん 2015-06-12 10 07 25 このマップで格闘機部屋作って出撃したら段差と傾斜のおかげで両軍見事に格闘空振りばかりで草不回避。 - 名無しさん 2015-06-11 23 05 45 アプサラスⅢ - 名無しさん 2015-06-11 23 01 14 なんだー、ジオンでも全然勝てるじゃん!やっほー - 名無しさん 2015-06-11 22 57 33 66でジオン格闘5汎用1、連邦支援2汎用4(BRが2、キャバ、スレイヴ)だったけど、ジオン圧勝だったw初めはボコられたけどステージが狭いから格闘振りやすくて最高ですた、ありゃした - 名無しさん 2015-06-11 22 48 13 ステージ狭いか? - 名無しさん 2015-06-11 22 52 05 マップだいぶ広いやろw - 名無しさん 2015-06-11 23 10 55 このマップでノリスのようにグフカスタムで無双したいな。みんなもそう思うよね?ね? - 名無しさん 2015-06-11 22 47 20 ドワドム系がC周辺の岩場で機能しなくなるな。細かい段差ですべりキャンセル入ったりN,横が結構な頻度で拾えない。バカデカ判定のゲル系安定かな。 - 名無しさん 2015-06-11 22 43 58 ジオン側がデブ編成で出撃すると的がでかいから連邦支援機で楽に落とせるな。視野も広いから採掘所で芋るのとは違った感覚 - 名無しさん 2015-06-11 22 42 34 このマップでジムキャノンⅡ使ったら凄い強いな。登山される前にジムライフルで足削ってビームで落とせる。 - 名無しさん 2015-06-11 22 33 42 登山せずともシマゲルのフルチャで落とせるで - 名無しさん 2015-06-11 22 46 12 シマゲルに撃破されてない上、シマゲル最下位やってで - 名無しさん 2015-06-11 22 49 40 「やってで」ってどこ方言? - 名無しさん 2015-06-11 23 48 39 「やったで」だろ?汲んでやれよ・・・。(横からで申し訳ない) - 名無しさん 2015-06-12 00 55 12 ガスタンクの当たり判定でかくね?むこうに敵機が見えてるのにフルチャが邪魔されることが結構あった - 名無しさん 2015-06-11 22 32 48 連邦C凸をシカトしてA、B制圧拠点爆破でポイント有利作って降りてくる連邦を確固撃破すれば勝てる!?・・・らしい - 名無しさん 2015-06-11 22 25 41 全然ジオンでも大丈夫だったよ。ゲルM込みのゲル編成で楽勝だった。連邦が支援編成で来るの分かりやすい。レーダー見てないのか平気で孤立する支援多いもん - 名無しさん 2015-06-11 22 06 37 廃墟と似たり寄ったりで連邦の方が有利な感じが否めない。支援とかBR編成で固めてc取られたら何もできないな。 - 名無しさん 2015-06-11 21 54 49 開幕C制圧してる連邦兵をキルできるね - 名無しさん 2015-06-11 21 52 38 中央のC中継をとった方が圧倒的に優位に立ち、結局はそこの取り合いに終始する・・・そうか。なんか覚えがあると思ったら、NEXTのへリオポリスがこんな感じだったんだ - 名無しさん 2015-06-11 21 50 09 連邦で出撃して苦戦させられたといえば指揮Mの存在、あとC凸が遅れる事。 - 名無しさん 2015-06-11 21 25 14 ほう、指揮マリか・・・燃えてきたw - 名無しさん 2015-06-11 21 34 10 LV1部屋での感想。連邦で大体Cを足の速い格闘か汎用が取る。あえて支援はCに行かず保険として考える。後はステルスに気をつけてAB間壁際での撃ち合い。ジオンは縦に布陣しないといけないし、シマゲルの射線も通りにくくなるので無理に山側で撃ち合いするより楽。 - 名無しさん 2015-06-11 21 42 06 このマップだと支援2が主流になるかな どちらの軍もね - 名無しさん 2015-06-11 21 09 16 ピクシーには向かないな。残念 - 名無しさん 2015-06-11 21 00 00 ジオンが中継のC取れなかったら、ピクシーの独壇場になるぞ。 - 名無しさん 2015-06-11 21 59 25 連邦支援機とその護衛にC付近の山を占拠されるとジオンは崩すのがかなり困難になる印象。ジオンは全員でCに突貫してCを取らないと厳しそう。 - 名無しさん 2015-06-11 20 59 57 断言しよう、このマップは過疎る - 名無しさん 2015-06-11 20 53 11 ジオンはやりたがらないだろうな。廃墟・軍事都市と並ぶ連邦ホストLv1部屋のメッカになりそう。 - 名無しさん 2015-06-11 20 56 08 それはまず間違いないだろうね - 名無しさん 2015-06-11 21 00 39 ついさっき、ホスト連邦側で自分はジオンででたけど連邦は分隊固めでさっそくcから全然動かない戦いしてたわ・・ストレスしかたまらんかったなぁ - 名無しさん 2015-06-11 22 36 57 軍事に山が追加されたようなもんやもん。 - 名無しさん 2015-06-11 20 59 20 そっかー。08MS小隊がモデルのステージなんだー。Ez8で倍返しだーごっこしよ。 - 名無しさん 2015-06-11 20 51 33 ジオンつらいよここ - 名無しさん 2015-06-11 20 32 55 ジオンはシマゲルx3にストッパーの素イフかデザク当たり置いてビル側に布陣して山に向かってチュンチュンすればいいんじゃないだろうか? - 名無しさん 2015-06-11 19 54 33 このマップ指揮Mがだいぶ重要かもしんないな。連邦支援が山に布陣しきってしまうと汎用、格闘ではなかなか突破できなくなる。 - 名無しさん 2015-06-11 20 10 53 無理して突破する必要がない 芋はスルーだ - 名無しさん 2015-06-11 20 22 34 ベーシックなら爆破の手があるけどエスマだとねえ - 名無しさん 2015-06-11 20 56 39 2戦しかまだやってないが、とりあえず「最初にCが取れなかったら、すぐに都市部で戦うようにすべき」だと思った。でもそのためには、保険で連邦ならA ジオンならBをとっておくといいかとも思ったんだが、これは格闘機にやらせるのはどうかな?どうせ先に敵を倒さないとCは取れないだろうし・・・ - 名無しさん 2015-06-11 19 53 18 3戦目で格闘機に乗ってAに向かったんだが(連邦で)こりゃダメだ。脅威がないからって敵支援機がすぐにC近くに陣取ってしまった。最初からCを全力で取りに行った方がよっぽどいいかも。 - 木主 2015-06-11 20 06 06 何戦かした感想としては、軍事基地的なものを感じだ。ジオンはなんとか市街戦に持ち込まないと厳しい印象。連邦は山で適当にはしゃいでれば勝てる。 - 名無しさん 2015-06-11 19 50 44 ベシだと拠点爆破で山から引きずりだせるけど、エスマだと山ごもりされたら厳しいかもね - 名無しさん 2015-06-11 19 52 23 マップ特徴と有志によるスクショを記載 - 伏流 2015-06-11 19 12 15 狭くなって障害物が増えた砂漠って感じかな?C地点がとても重要そう。 - 名無しさん 2015-06-11 19 24 29 伏流様 先ほどUPした者ですが少し修正したモノをUPしましたのでよろしければそちらをお使い下さい。 - 名無しさん 2015-06-11 19 35 48 このマップってジオンのゲルググ系やドム系とか不利じゃない - 名無しさん 2015-06-11 19 12 05 それは感じるね、射線通りやすいからデブは的だね - 名無しさん 2015-06-11 19 16 24 いつもジオンは不利。テンプレみたいなもん - 名無しさん 2015-06-11 20 05 59 C周辺の、鉱山への入り口?みたいなところでMS嵌って動けなくなるな() - 名無しさん 2015-06-11 19 07 57 途中送信しちまったぜ (ジャンプで抜けられるけど) - 名無しさん 2015-06-11 19 08 39 重キャ・ガチタン「ヒャッハー!山の上からデブ共を焼き払えるぜー!」 - この後滅茶苦茶ビーマシ撃たれた 2015-06-11 19 02 54 これ連邦がアレックスとG3あたりで固めたら勝てる気せんぞ笑 - 名無しさん 2015-06-11 18 50 10 このマップ連邦が有利なのかな?連邦の支援機に高台取られて二連敗。どうすればジオンで勝てるん? - 少佐10格闘機乗り 2015-06-11 18 47 44 B→Aで進軍すればいいんじゃね。わざわざ広場に出る必要ないっしょ - 名無しさん 2015-06-11 19 01 10 ジオン凸編成なら一機にC抑えて接近戦に持ち込めば良いし、シマゲルの引き撃ちならビル影からCの支援機を狙撃しまくれば良い。 - 名無しさん 2015-06-11 18 12 28 MAPスクショ送りました。公式の画像来るまでよかったらお使い下さい - 名無しさん 2015-06-11 18 02 42 ありがとうございました.使わせて頂きます. - 伏流 2015-06-11 19 12 41 MAP画像を少し修正しましたので鉱山都市1というファイル名で再UPしました。よかったらこちらをお使い下さい。 - 名無しさん 2015-06-11 19 33 43 せんしゃ - 名無しさん 2015-06-11 17 40 52 ないね - 名無しさん 2015-06-11 17 41 05 あるよ - 名無しさん 2015-06-11 18 07 31 マゼラがあるぞ - 名無しさん 2015-06-11 18 07 35 あ、ほんとだ よく見てなかったわ - 名無しさん 2015-06-11 18 22 13 A にあったよ - 名無しさん 2015-06-11 19 17 05 「狙い撃ちだ!ひゃっはー」って下田でピラミッドビルに昇ったら、屋上穴あいてて、そのまま落ちたでござる。ノリス氏使用済みだった。 - 名無しさん 2015-06-11 17 35 35 「C篭もりx」とか部屋建ちそうだけど、山は遮蔽物無いから市街地側からシマゲルで狙いたい放題ではあるのよね。 - 名無しさん 2015-06-11 16 24 14 両軍迅速にCを取り、連邦はその後チュンチュン。ジオンはC奪還に気をつけつつ市街戦。って感じになるのかな - 名無しさん 2015-06-11 15 48 54 中継間の距離がある分一回C取られると奪回は難しそうだね。取れた時と取れなかった時で戦術を変えていく必要があるかも - 名無しさん 2015-06-11 15 58 30 連邦はビルを活かし、ジオンのヘイトを上下に分散しつつ市街地に入られる前に溶かす。妖精奇襲も狙える。 ジオンは市街地にこもり、1機ずつ確実に溶かし連邦を炙り出すか総突か。戦略が大事やね - 名無しさん 2015-06-11 16 14 07 ベシだけかよ。ベシ昇格降格かかってる人多くてギスギスしてるから嫌いなんだよなぁ。 - 名無しさん 2015-06-11 15 44 22 コスト戦でいいじゃん - 名無しさん 2015-06-11 15 50 29 解 決 - 名無しさん 2015-06-11 16 53 03 (´・ω・`)おほーっ - 名無しさん 2015-06-11 15 41 00 何せんかやってみて、ジオンでやってるときに頂上をとられるときつかった なので開幕頂上をとったら安定しました - 名無しさん 2015-06-11 15 40 12 cをとれるかどうかが勝敗に直結する感じがするよね - 名無しさん 2015-06-11 15 43 31 三角のビルあるのかなあ - 名無しさん 2015-06-11 15 17 11 空に虹か見えますね - 名無しさん 2015-06-11 15 00 21 ワイヤーアクションできるビルはあるのかな?あと,押すとひっくり返せる高架道路希望. - 伏流 2015-06-11 14 48 53 それにしても、伏流さん達は仕事が速い!いつもありがとうございます! - 名無しさん 2015-06-11 14 37 39 情報提供お待ちしております~. - 伏流 2015-06-11 14 49 13 やっぱ08小隊のあそこなのかな? - 名無しさん 2015-06-10 21 09 35 なら夢の08戦できますね。Ez8陸頭陸ガンガンタンク×3。グフカス、ザク系統機体で。 - 名無しさん 2015-06-11 06 13 47 アッガイ「」 - 名無しさん 2015-06-11 06 15 45 ドム「」 - 名無しさん 2015-06-11 10 29 43 マゼラアタック(ワクワク) - 名無しさん 2015-06-11 15 53 42 採掘の立場が・・・・ww - 名無しさん 2015-06-10 19 15 52 あそこはクソマップだし、あくまでこっちは都市だから結構違うでしょ - 名無しさん 2015-06-10 21 08 20 ボマーと芋用マップだけはもう勘弁だね - 名無しさん 2015-06-11 06 44 01 ログ正正 - 伏流 2015-06-10 18 22 01 ノイエン・ビッター少将でもいるのかな? - 伏流 2015-06-10 18 25 02 ああ,ガンオン的にいうとエアコンが好きすぎて退避が間に合わなかった人がいるのか.「ジオン極東方面軍ラサ基地」だとマゼラアタックがあるのかな? - 伏流 2015-06-10 18 26 54