約 1,243 件
https://w.atwiki.jp/jp-summons/pages/619.html
初めて編集したので間違っているところがある可能性が高いです。間違いを見つけた方は訂正をお願いします。 - 編集者 (2018-07-07 14 48 27) チハたんは歩兵相手なら相当強い。 - 名無しさん (2018-07-07 17 10 08) 歩兵戦車だからな - 名無しさん (2018-07-07 23 09 39) 進んだ技術のく - 名無しさん (2018-07-08 23 27 00) すまん。盛大にミスりました。 - 名無しさん (2018-07-08 23 27 20) 進んだ技術の愚帝ですらこれってことはケイン神王国は菱形戦車かそもそも戦車がないのか? - 名無しさん (2018-07-08 23 28 48) せめてルノーTFや八九式ぐらいの性能のがいれば… - ドリフ提督 (2018-07-09 11 58 21) グ帝の最新鋭の戦車がコレだから多分89式擬きも普通に現役 - 名無しさん (2018-07-09 14 04 50) ケイン神王国、ほぼ詰んどるやん… - ドリフ提督 (2018-07-09 15 19 34) 軍事面全てで劣ってるからね。ソ連より上でコレは重症 - 名無しさん (2018-07-09 16 08 58) せめて三式中戦車ならワンチャンあるかな? - 名無しさん (2018-07-13 17 43 57) ムーに勝てる戦車で一番機動力が高くて数が確保できる戦車が最適解だろう、スピードと数以外の差は日本に相手だとほぼ戦闘結果に影響しない - 名無しさん (2018-07-17 16 59 38) つか、チハ相当の戦車相手なら、日本車改造のテクニカルでも互角以上に戦えそう。 - 名無しさん (2018-07-18 10 55 18) チハでも砲兵の阻止砲撃弾き返せるぐらいなのに、テクニカル如きでは話にならんだろ - 名無しさん (2018-09-18 00 24 28) 本来は無理よ、米軍の段幕射撃でチハはバラバラになったという記録があるらしい。装甲厚倍で溶接の一式だと耐えるとか。 - 名無しさん (2019-02-09 11 46 59) それ米軍がハ号かテケあたりと勘違いしてない?少数例だけど硫黄島でチハ砲塔で跳弾したり、というか阻止砲撃の時は榴弾だからね?AP弾じゃなく - 名無しさん (2019-03-03 14 17 43) というかバラバラになったっていうソースは?デマは駄目よ - 名無しさん (2019-03-03 14 18 57) チハは15cm砲より威力の高い50kg爆弾に耐えられるんだぞ。何がバラバラだよ嘘ながすな。 - 名無しさん (2019-03-15 18 25 30) 大方の予想通りグ帝の戦車が10TKにフルボッコにされてる - 名無しさん (2018-12-26 05 59 59) チハたんと10式じゃあしかたがないね - 名無しさん (2018-12-26 15 48 17) イシツブテでメタグロスに挑むみたいなものだしね - 名無しさん (2019-12-15 13 20 28) 47ミリ砲を搭載しているような描写があったが、果たして誤字なのか、それとも57ミリ砲を搭載したタイプと47ミリ砲を搭載したタイプがあるのか・・・。 - 名無しさん (2018-12-26 22 25 28) 誤字です、作者が訂正すると言ってる。 - 名無しさん (2018-12-26 23 21 16) ま、結局チハ単だしね。元々歩兵支援用の戦車だから74式どころかそれ以前の61式でも勝てるくらいだよね?貧弱な知識ですみません。 - 笠三和大 (2019-01-20 22 29 12) 61式で負けることが出来たら逆にすごいレベル。当時のアメリカの軽戦車とすらまともに戦えないのに - 名無しさん (2019-01-20 22 36 43) 61式の開発時には米軍の援軍なしで、少なくとも単独でT34-85を撃破できるようには考えられてたぞ - 名無しさん (2019-04-29 01 05 07) だから61式でこいつに負ける方が難しいって言ってるじゃん - 名無しさん (2019-10-06 23 20 50) 対戦車能力はドイツの2号戦車にも大きく劣るよ。チハたんの57mm砲は対装甲力皆無(利点として肩持ちの安定力で行進間射撃ができる) - 名無しさん (2019-02-03 23 43 45) いくら低いといっても貫通さえすれば徹甲榴弾だから乗員の殺傷力は高いよ - 名無しさん (2019-03-03 18 42 46) 2cm機関砲距離300mにて36mm鋼板貫通、97式57mm戦車砲距離350mにて25.7mmだが、57mmは徹甲榴弾の為内部で爆発する事を考慮する事と、これは94式徹甲弾の数値の為、グ帝が一式徹甲弾かAPCBC-HEを持ってるかも知れない事も考慮しないと。 - 名無しさん (2019-03-08 13 02 30) それどころか供与装備のM24ですら… - 名無しさん (2019-08-02 21 34 10) 高値騒音と低いインカム技術で会話できないからパンチキックで会話してた旧軍よりだいぶ車内通話機の技術は上なのかな - 名無しさん (2019-02-09 11 49 18) 旧軍は早々に電磁遮断とかの研究を行って、使用可能レベルまで漕ぎ着けているよ。パンチキックは車内ではやってたかもしれないけど、咽頭マイクを主に使ってたし、パンチキックを証明するソースが無いし。 - 名無しさん (2019-03-08 12 55 48) 公式がMLRSの破壊力を誤認してた様で、実際にはこのクラスの戦車では殲滅されるから書籍化の際には訂正される可能性ありか? - 名無しさん (2019-04-29 01 02 35) 機甲部隊の数増やしたりとかで調整はありそう。というか訂正しないとご都合主義どころの話じゃ… - ドリフ提督 (2019-05-01 21 24 17) 仮に全部パンターに変えても同じ運命だから意味がない同じ展開に持っくなら10個師団に増やして撃ち漏らしが出たにしたほうがいい - 名無しさん (2019-04-29 09 59 34) そもそも弾き返されたムーの大砲ってどのくらいの技術レベルなんだろうな。有坂砲(19世紀末)くらい? それとも38式野砲(20世紀初頭)くらい? - 名無しさん (2019-05-01 18 59 06) 榴弾しか無かった可能性が微レ在(まぁ第一次の戦車って榴弾で簡単に潰れるし、チハ15cm榴弾に耐えれるし。) - 名無しさん (2019-05-03 13 45 39) いいや、チハもM1897でも撃破可能なんですが… - 名無しさん (2019-08-02 22 46 22) 榴弾って知ってる?知らないかぁ - 名無しさん (2019-08-03 08 40 25) ペリリューのハ号が75mm徹鋼榴弾が過貫通するから75mm榴弾の遅動信管を撃ったってのは有るけど、チハがm1897の榴弾が貫通した事例って有った? - 名無しさん (2019-08-03 08 51 48) ムーの採用砲は、はっきり言って日露時代はピンキリです。ちょうど黒色火薬と無煙火薬のコルダイト、後座駐退機の開発が重なっていて、戊辰戦争レベルのアームストロング砲と第一次初期レベルの野砲が入り混じった状態かと。黒色火薬レベルの砲で榴弾なら、四号初期型の主砲よりもエネルギーは低くなりますし、弾殻が柔らかい榴弾なら弾かれるかと。ただ、三笠の副砲レベルなら充分貫通はできるのですが・・・陸は保守的なのか、それともカサミ級にしか配備できないほど、生産歩留まりが悪いのか・・・ - 名無しさん (2019-12-12 08 09 20) 三笠の副砲って152mmじゃん。何で75mm野砲の話に重砲クラスの話を始めるんだ? - 名無しさん (2019-12-12 18 01 09) 無色火薬を用いて、弾殻が硬くなったら"榴弾"でも貫通できると思ってるの?徹甲榴弾じゃないんだからさぁ - 名無しさん (2019-12-12 18 06 47) なんか酷く誤解招いたみたいですいません。。副砲については単に技術レベルの話です。陸上で無煙火薬かつ駐待機付野砲は第一次大戦で使用されるレベルなので、装甲を破壊できるぐらいの野砲はありそうという所感です。。弾殻の件は徹甲弾がないからって意味しかなかったです、はい。黒色火薬と無煙火薬は採用有無でだいぶ初速変わるので、使う使わないで変わると思いますね。あとは榴弾でも炸薬によってはだいぶ効果変わりそうです。 - 名無しさん (2019-12-12 20 24 15) そりゃ砲なら有るだろうよ、38式野砲やM1897野砲だって徹甲弾込めれば立派な対戦車砲よ。でもね装甲を貫く為の専用の弾が無けりゃ意味無いよ。実際にWW1にてマークIVに対峙したドイツ軍では、野砲では集中射撃するしかないから、専用の7.92mm徹甲弾か13mm徹甲弾が有効と報告しているのも有る。しかもFK96は徹甲弾を作った。 - 名無しさん (2019-12-12 22 28 39) いくら初速を上げても榴弾は榴弾だよ。それに炸薬減らして弾殻を厚くしたら、それはもう徹甲榴弾かベトン弾だよ。それとも炸薬を変えて爆発力を変えたら装甲を貫徹できると言うわけでも無いよ。結局表面で爆発するだけだから。炸薬でどうこうしたいならHEAT弾じゃないとね。 - 名無しさん (2019-12-12 22 33 05) 155mmHEより37mmAPのほうが威力高いとかあり得んわ、M4が12cm榴弾の直撃で撃破されたことあんのに - 名無しさん (2019-05-03 15 37 50) 貫通と爆発の区別ぐらい付けようや? - 名無しさん (2019-05-04 12 53 53) 37mmAPつっても、距離350mまで引き付けないといけないがな。距離500mで37mmAPに耐えると言う基準には一応満たしているし。 - 名無しさん (2019-05-05 11 50 13) Ref.C01001741100と言う資料では50kg爆弾(炸薬は7kgかな?)の至近弾では1~2時間戦列を離れる程度の損傷(これを撃破と言うのであればまぁ解らなくもないが)であり、バラバラにはならないと言うらしい。なお15cm榴弾の炸薬は大体6kg前後。(参考として75mm榴弾の炸薬は600~700g) - 名無しさん (2019-05-05 12 00 56) 大体弾が弾かれたって事は弾体強度が低い榴弾の信管が作動しなかったと言う事でな。口径が大きくても弾体強度低かったら弾かれる事位知ってるだろ?大きけりゃ良いんだったら何でチハ短砲身がm3軽戦車に苦戦したか説明付かんだろうが。 - 名無しさん (2019-05-05 12 05 28) チハ車が75mm砲弾いた事例は硫黄島で機動戦と稜線射撃中のチハに対するもので文字通りの戦車戦でトーチカや火点もないような滑走路なんかが中心。果たしてその中で態々榴弾を装填する間抜けが居るのだろうか?? - 名無しさん (2019-12-10 14 59 33) そもそも37mmはどこから来たんだ? - 名無しさん (2019-08-27 21 59 00) チハが耐えれたやバラバラになったのがデマっていうのは確証のない一説だからな、M3やM4が榴弾の至近弾でイカれたことだってあるのに - 名無しさん (2019-05-03 16 13 48) 特例で一次資料を否定するのは如何な物だと思うぞ。m4だって撃破されたと言ってもキャタピラぶっ飛んだだの弾薬に引火しただの乗務員戦死とかだろう - 名無しさん (2019-05-04 12 53 25) 自分の主張(と言うより前から言われてた通説)を絶対視して一次資料をデマと言い出すとは、いやぁ恐ろしいなぁ。そこまで榴弾耐える説をデマと言い張るんならソースだせば? - 名無しさん (2019-05-05 00 09 57) だから耐えられるのもあくまで一説だといってるんだよ、言い方悪かったかもしれないけどさ - 名無しさん (2019-05-05 00 22 29) 一次資料を確証の無い一説を言い切っているのだから、それを上回る資料を持っているとも聞き取れるが、是非ともご掲示願いたいものですな。 - 名無しさん (2019-05-05 11 48 39) 122mmHEで虎を撃破とか何度もあったらしいけどな、もしかしてHEなら戦艦クラスでもHEならチハで防げるとか思ちゃってる? - 名無しさん (2019-08-02 10 14 14) 至近弾と直撃の違いも解らないのか? - 名無しさん (2019-08-03 08 39 29) SU-152の152mm徹鋼榴弾がティーガーの装甲を叩き割ったっては有るけど、122mmのHEが貫通ってどこ情報? - 名無しさん (2019-08-03 08 49 07) 戦史調べりゃいくらでもあるし榴弾が重戦車に通用した理由も書いてあるだろうがよ、いつからチハは重戦車より頑丈になったんだ? - 名無しさん (2019-08-03 11 02 57) 貫通じゃなくて撃破って書いたんだけど…ゲームのやりすぎで貫通しないと撃破できないと思っちゃた? - 名無しさん (2019-08-03 11 05 40) 戦艦クラスが、重戦車並みの装甲がって言われたから勘違いされたんじゃないの? - 名無しさん (2019-08-03 15 14 43) 話の発端は榴弾の至近弾でバラバラになったかとの話でしょ?撃破がどうとかは何処から出てきたの?論点ずらしはいけないんじゃないかな? - 名無しさん (2019-08-03 15 24 46) 至近弾でバラバラにならないからって、直撃で撃破までハードル下げて、おまけにゲーム脳って決めつけるって相当ヤバイやろ。 - 名無しさん (2019-08-03 23 19 58) ティーガー殺ったのって152mm徹甲榴弾じゃん、榴弾じゃないじゃん。ソース出せっていってるのに戦史調べろとか………。 - 名無しさん (2019-12-10 18 56 10) いくらチハがショボそうに見えてもアイツ同世代の中でもかなり重防御な代物だからな?連合軍側からの評でも高品質であるといわれ意外にも質の良い鉄鋼を使っていたのと表面硬化装甲だからかも(M4との違い) - 名無しさん (2019-12-10 14 53 55) 良質な装甲を作れると言われているイギリスにも一目置かれてるし、ソ連が滷獲したのを検分して自国より優秀って言ってるぐらいだからな。海軍のクロム・モリブテン装甲の技術提供の賜物だな。ただし都合よく無視される模様、解せぬ。 - 名無しさん (2019-12-10 17 54 12) そうそう。チハができたぐらいの時の戦車の中ではまあまあな性能だった。 - 名無しさん (2020-03-02 00 55 49) 何しろコイツが出てきた時の戦車って殆ど軽戦車だし、中戦車だって4号か3号か、T-28かM2の様なチハより装甲が同じかもしくは劣る敵ばかりだもんな。 - 名無しさん (2020-03-02 07 27 02) チハたんは登場当時は正しく世界水準だった,問題はそのまま終戦まで後継に恵まれなかったに尽きる - 名無しさん (2020-03-02 22 50 08) 榴弾が戦車に効かないなら対戦車榴弾なんて物は存在しないっていう - 名無しさん (2019-08-02 13 06 19) 榴弾とHEATは構造が違うだろwwww - 名無しさん (2019-08-03 08 37 36) 粘着榴弾でT55は撃破できるけど彼らの考えだとチハには通用せんのだろうなww - 名無しさん (2019-08-02 16 49 56) まぁ、粘着榴弾が効果を発揮しない可能性は…(メソラシ)ムーは、近接砲撃は榴散弾って刷り込みで榴散弾使ったとか? - 名無しさん (2019-08-02 21 27 57) 目裏返ってそう - 名無しさん (2024-03-04 12 38 26) え?ムーは粘着榴弾を使用したって事?そんな記述何処にも無いけど。 - 名無しさん (2019-08-03 08 38 36) 相手を言い負かす為だけに、作品に登場してない兵器を出すのは良くないよ。 - 名無しさん (2019-08-06 09 46 45) ユグドでは多砲塔戦車は考えられていたのだろうか? - 名無しさん (2019-08-02 18 23 42) とりあえず正式名が欲しい。艦船の級名が星座、航空機は一等星だから…星団からとってM2戦車とかヒアデス戦車とか、なんか名前くれと思う - 名無しさん (2019-08-25 03 47 57) 遂にチハたんモドキに名前が……それなりに強そうなだけに地球大戦時戦車を考慮すると残念感が漂う……気がする - 笠三和大 (2020-02-28 10 46 36) 対歩兵戦車として考えれば十分以上に強力だぞ? リアル世界のチハだって主目的は歩兵の火力支援の為の対歩兵戦車で、同時期の同様の戦車と比べればかなり上位の性能だった。対戦車戦前提の重戦車と比べればそれは火力も装甲も下だけど、それは目的の違いだから比べる対象が違うよとしか。基礎工業力の差や資源の問題もあって、空のゼロと同じく後継型が難産だったからこれを主力とし続けなければならず苦戦を強いられたけど、それはまた別の話だし。 - 名無しさん (2020-05-05 01 18 17) 燃費が良かったり車幅が狭くて他の戦車が入れない所を移動できるのが強みだから 中国大陸の道路にドイツの猛獣軍団押し込んでもすぐに動けなくなる - 名無しさん (2021-11-26 17 11 56) 旗信号で通信してた戦車が同世代にいるなか、通信機を全車標準装備してるだけでも非常に先進的よ - 名無しさん (2020-05-05 23 53 51) これでも前世界じゃ最強だったしねぇ〜 - 名無しさん (2020-11-08 23 41 16) ユグドでは戦車戦はあんまり無かったのかな? - 名無しさん (2021-02-13 15 51 05) というか元の世界で戦車持ってたのグ帝しか無かった筈。 - 名無しさん (2022-07-23 12 05 18) シェイファーとかハウンドってどう言う基準で名付けられてるんだろう?星なのか? - 名無しさん (2020-02-29 09 44 46) ちょっと調べてみたが、大した意味はなさそう。漫画のシェイファー・ハウンド から辺りからじゃね。 - 名無しさん (2020-03-06 09 09 54) やっぱりあれシェイファー・ハウンドなのか?ハウンドはりょうけん座、シェイファーは牛飼い座だと期待してたんだけど。 - 名無しさん (2020-03-06 11 07 35) 満州国と堅洲国は別物だ。 - ムスカ大佐 (2020-12-01 19 42 05) オイ車とか来ないかな?グテイマウン作ってるしいけるでしょ。 - 名無しさん (2022-04-03 22 15 59) 技術的にはイケるだろうけど、コスト度外視(グマウも同様)、正規部隊壊滅、無視出来ない経済悪化の状態で造ろうとはならんでしょうな。 - 名無しさん (2022-07-23 12 15 08) 試験的に作ってある可能性もあるけど、ミ帝の戦闘機以上の相手がいたアンタレスでさえ後継機作りサボられる体たらくだからなぁ…… - 名無しさん (2022-07-23 12 20 28) チハと同じくリベットを多用しているならグ帝は溶接が欧州と比べて未熟ということになる チハ自体が変に凝りすぎて量産性が低い上(発動機や足回りの)信頼性も低い代物なのだが、そこは工業力でごり押してるのだろうか? - 名無しさん (2022-05-25 22 51 21) 見た目は日本軍だけど中身は違うって作者本人から明言されてるんだけど知らないの? - 名無しさん (2022-05-28 18 49 18) 確かに零戦の防弾など、日本と少し違う所もあるが大体は本家と一緒なんじゃなかった? そんなに違うの? - 名無しさん (2022-05-28 21 17 13) そりゃ殆ど同じだろうが、何でもかんでも一緒って訳じゃ無いでしょ、明言された訳でもなしに。アンタレスが零戦の上位互換なのだから、ハウンドも何かしら本家より性能良いだろ - 名無しさん (2022-05-28 23 55 39) チハと同世代はリベット多いんですけどね。 - 名無しさん (2022-09-25 23 39 39) なんかムーの榴弾砲には粘着榴弾が有るみたいなレス有るのですが、それは6巻の何ページ辺りなんですかね? - 名無しさん (2023-03-28 13 33 53) それガセネタじゃないです?6巻は何度か再読してますが、そんな情報どこにも無いような……(考察とか推測とかの場合は知りません) - 名無しさん (2023-03-28 19 53 00) なんか榴弾でもチハ撃破出来るってデマ流して言い負かされたかのが気に入らなかったのか粘着榴弾なら撃破出来るって主張する残念な子がココにいるだけで本編には一切関係ないですはい。 - 名無しさん (2024-02-14 19 27 44) 2kmの距離から75mm級野砲の榴弾でも30度傾斜の25mm装甲を貫通できるから、まあ倒せるけど素直に徹甲弾使った方がいいのはそう - 名無しさん (2024-03-09 00 38 17) その75mm級野砲とは?90式とかM1897とか何のデータを元に言ってるんです?あとそれを言うならチハの57mm砲だって350mで25mm、100mで30mmだけどM3の装甲を貫通したとは言われてないから理論値では? - 名無しさん (2024-03-10 11 21 29) 2kmで25mm貫通とか、T-34の高速徹甲弾に匹敵するんですがそれは……… - 名無しさん (2024-03-10 11 27 28) 2kmで30傾斜25mmとかドイツのpak40の徹甲弾に匹敵するんだが、AP-HEをHEと間違えてらっしゃる? - 名無しさん (2024-03-10 11 34 20) 「https //twitter.com/FHSWman/status/1298106351755726850」←ソ連が他の口径も含めて榴弾の装甲貫通実験したのが有名だね(榴弾は炸薬で割る関係上距離による貫通力低下は徹甲弾よりかはない傾向) - 名無しさん (2024-03-10 21 28 05) でもこれ……対コンクリート榴弾と言う、榴弾と言うより徹甲弾に近い弾丸なんだが………… - 名無しさん (2024-03-10 21 57 18) 122mm以上の口径砲はそうだけど、それ以下の107mmや76mmは只の榴弾で試験よ - 名無しさん (2024-03-10 22 01 24) それはそうと疑ってスマンかったわ…… - 名無しさん (2024-03-10 22 13 07) そう言えばソ連って、他国では100%貫通したら貫通した扱いだけど、75%貫通だったり一応一発でも貫通したら貫通扱いで、話し半分の数値って聞いたがそこはどうなんだろうか? - 名無しさん (2024-03-10 22 29 11) ソ連だとAP弾でも装甲破片が戦車内部で飛びちってた場合(どちらにせよ乗員は死ぬ)は貫通扱いになるね。ただ粘着榴弾しかり装甲剥離で殺傷するタイプの砲弾の貫通判定だと何処の国も同じ(車内に破片が飛び散ったか)だけどね。 - 名無しさん (2024-03-10 22 54 41) はぇー初めて知ったわソレ、つー事はソ連にとっては粘着榴弾も徹甲弾みたいな雰囲気なんかね? - 名無しさん (2024-03-10 23 09 58) 75mmM1897(M2A1榴弾砲架台)じゃ、M72AP(かの有名な無炸薬AP、初速619m/s)2000ヤード(1828.8m)で傾斜30°の25mmなんだが、距離2000mで30°傾斜25mm貫通の榴弾ぶっ放す野砲とかどんなバケモノなんだ………? - 名無しさん (2024-03-10 11 53 46) 上ではソ連野砲は榴弾で()25mm貫通らしいが - 名無しさん (2024-03-10 22 14 24) バグった 上ではソ連野砲は榴弾(680m/s)で25mm貫通らしいが、60m/s違うだけで榴弾に負ける貫徹力しかないアメリカ75mm砲って相当なヘボ砲弾か? - 名無しさん (2024-03-10 22 15 35) やっぱアメリカって大した事ねーんじゃねぇの?これだから硫黄島でチハごときに砲弾弾き返されるんじゃなかろうか? - 名無しさん (2024-03-10 22 26 55) そらAP弾は弾速が命だから長距離ではガクッと貫徹力が落ちるのはしょうがないでしょ - 名無しさん (2024-03-10 22 59 12) でもよシャンクス……ソ連榴弾砲より貫通力無いのはちょっと…… - 名無しさん (2024-03-10 23 08 05) ちなみに硫黄島で75mm弾き返したチハは状況的にめっちゃ至近距離やで(飛行場の取り合いのためクッソ近いし数回やり合ったのにここでは両軍ほぼ脱落無しだった…) - 名無しさん (2024-04-01 22 55 06) やっぱこの戦車が弾いてた75mm砲って、有坂砲じゃなくて初速510m/sの38式野砲か、上で提示された底部信管じゃなく瞬発信管の榴弾だったんじゃねぇの?んで14式10加に近いだろうイレール105mmにベトン弾でも撃ち込まれたか? - 名無しさん (2024-03-10 22 23 47) つまり一応は貫通はするんだな、75mm榴弾で。なんか時代は変わったみたいな心境だわ - 名無しさん (2024-03-10 23 22 29) 戦車内部の破片散るとかボルト外れるみたいなソ連式だとそうなりますね。でもやっぱ75mm野砲程度じゃ加害力は知れてるんでチハ相当の戦車には不適切なんよな榴弾。 - 名無しさん (2024-04-01 22 50 18) 中の戦車兵が死傷するレベルの装甲剥離が発生したら貫通扱いよ。それに装甲剥離が発生した場合、凡そ弾頭重量と同程度の破片が飛ぶから75mm級でも4~5kgの破片が車内に飛び散ることになるから、ケプラー装甲で内張りがない時代だと大惨事になる - 名無しさん (2024-04-02 22 05 34) あれ?じゃあこの理論で行くと、M3軽戦車の装甲を貫通出来なかったから装甲を破壊する方向で行ったと言われてるチハの57mm砲も、一応50mm装甲を貫通した分類になるんじゃね? - 名無しさん (2024-04-03 18 27 37) 「https //twitter.com/Berchilingen/status/1474719908537991168」M3の側面装甲(25mm)を300mmの距離から、小隊3両集中射で榴弾を当てると装甲板に穴を開けることには成功した実験結果はある。まあ一発で抜けん時点で貫通試験的に出来たとは言えんけどね - 名無しさん (2024-04-03 22 52 19) でも榴弾ぶつけてんだし、一発の時点で破片は発生してるだろうから300mで25mm貫通で良いんじゃない? - 名無しさん (2024-04-03 23 34 08) まぁ97式57mm砲の前の90式57mm砲の92式徹甲弾(349m/s)ですら350mで25mm貫通だし。開発者曰く420m/sに向上してるらしいし、この状況で一式徹甲弾使ったらまぁ40~50mmは行くんじゃないの? - 名無しさん (2024-04-04 07 16 59) あれ?でも日本軍って全弾貫通を貫通したとして諸元にして、6発中3発半貫通だが……みたいなのは別にしてなかったっけ?アメリカが戦後やった日本軍の奴も全弾貫通を諸元にしてるけど、これってアメリカ軍が日本軍に合わせたって事?広義的には貫通ではあるが、これを貫通として扱うかは各国によるみたいなモンじゃないの?まぁ、米英日独に上記の砲も含めて、榴弾の貫徹力の数値を計測してないから意味解らん事になってるだけかも知れないけどね - 名無しさん (2024-04-09 19 30 39) それとムーの野砲弾が弾かれたのを"外"からムー砲兵が見たのであって、これが装甲剥離起こしてるかはまぁ見えないんだから。破片がどうとか粘着榴弾がどうとかはスレチかも知れないんじゃない?それはそれとして、ソ連砲兵のデータ上げてたくれたのは大変有難いけどね - 名無しさん (2024-04-09 19 33 02)
https://w.atwiki.jp/p2-eroparo/pages/70.html
平穏が破られる時は必然として訪れた。 翌年度の県大会。 兄と私が入った後、六花と久瀬北が初めて対戦することになる舞台だった。 何かが起きないはずがないのに、私はなお現実から逃げ続けていた。 その代償は安くなかった。 「エリス」 会場に入った直後、稲妻で打ったかのように身体を硬直させる声が私を呼び止め、次の瞬間、私の唇は公衆の面前で奪われていた。 お姉様の前で。 ……よりにもよって、ヒロムの目の前で。 たっぷりと吸い上げられ、暴力的に差し込まれた舌が私の口の中をおぞましくも蹂躙する。 それを見た会場中の大騒ぎなど衆愚の拍手にしか聞こえていないのだろう。 そんな中で晒し者にされながら、私の下半身は悲しいことに、兄のことを忘れていなかった。 治りかけた薬物中毒患者が猛毒を注入されたようなものだ。 瞬時にして、玩具として弄ばれた城での記憶が脳裏から溢れ出て、身体全体に火がついたように熱くなる。 全身を撫でる指の感触の記憶、這いずり回る舌の感触の記憶、骨まで見通しそうな視線の感触の記憶。 おぞましいけがらわしいみにくいきたないはなせさわるなよるなちかよるな!! ドイツ語ではなく日本語で、ありったけの嫌悪の念を頭の中で募らせても、身体は兄の手を振り払ってくれなかった。 久々に間近で嗅がされる兄の体臭は媚薬にも似ていて、スパッツの中はあっという間にぐしゃぐしゃに濡れてしまった。 城にいたときでさえこんなに反応しなかったのに、私の身体は飢えていたかのように反応していた。 それが城の中ならばまだいい。よくはないが、それでも我慢できた。 だけど今は、久瀬北で一年間過ごしてきた私の立場があった。 天才美少女マネージャーとして、久瀬北の面々と過ごしてきた時間があった。 失いたくない、今の私の立場があった。 お姉様とともに、ヒロムの傍で築き上げてきた今の私の立っていたい場所が。 山雀先輩の持ち込んだエロ本とエロビデオを怒りにまかせて焼却した清純なはずのエリスという少女が、 実は娼婦にも劣る奴隷のような玩具の肉体の持ち主だと知られたら、 どうしようどうしようどうしよう……! 何よりも、ヒロムに、今濡れていることが知られたら、どうしよう……! それでようやく私は、この一年、どうして兄が私を放置していたのかを理解した。 だからといって私の身体を離してはくれなかったが。 こんな現実離れした光景ながら、既に兄の名は轟いていた上に、 私と兄が兄妹だということは知られていたためか、誰も止めようとしない。 ドイツ人がみんなこんな変態だと思わないで欲しい。 「ここは日本だ、自重しろ、ハインリヒ」 もう一つ、聞き慣れない声のドイツ語が横から掛けられて、 そちらに興味が向いた兄はようやくにして唇を離した。 そこにいたのは、どこかで見覚えのある長身の西洋人の男だった。 しかし、どこで見たのか思い出せない。 何かいやな記憶と結びついているような…… 「サシャ・クリングバイルか、気にするな、ただの妹との挨拶だ」 思い出した。 ドイツでアキラ……ああ、こんな奴の顔も名前も思い出したくない……につきまとっていた長身のむっつり男が確かそんな名前だった。 ということは、こいつはドイツでの私と兄を知っているということ。 面識がなかったとしても、そもそも兄は有名人で、私もVIP扱いされていたから知られていたとしても何ら不思議は無い。 だけど、どこまで知られているのか、は考えるだに恐ろしかった。 「ようやく会えたな、俺の可愛い小鳥」 ドイツ語だったので、小鳥呼ばわりされた事実をヒロムに知られずに済んだのは 最悪の不幸中のほんの僅かな幸いだった。 しかし次の瞬間、私は心臓が凍るかと思った。 「……エリスは、嫌がってます。離して下さい」 意を決したようなその声は、ヒロムのものだった。 どうして、わかるの? どうして、私がそうだって、疑いもせずに言えるの? その感触は途方もなく暖かくて、だからこそ私はヒロムを止めなければならなかった。 対戦相手を打ち砕くことを躊躇するはずがない兄の前に立ちはだかれば、ヒロムがタダで済むはずがない。 しかし、苦しいほどに強く腰に回された右腕一つで、私は籠の中に囚われたも同然で、 身体はおろか喉さえ動いてくれなかった。 その手が、不意にほどけた。直後に嵐のようなものが吹き抜けていった。 「俺に触るな、ニーベルング風情が」 鋭く発せられた兄のドイツ語から、なんとなく事態が推察された。 ニーベルングとは北欧神話に登場する小人族のことだ。 兄にはチビのヒロムが小人に見えたに違いない。 ヒロムが、私を拘束していた兄の手に触れて、兄がそれを振り払ったのだ。 おかげで私は兄の手から離れることができたのだが、ヒロムの立ち位置は先ほどからわずかに後退していて、左の頬に微かな腫れがあった。 ヒロムの動体視力の良さは知っていたが、よくかわせたものだ。 格闘技をさせても一級の兄の攻撃を、まがりなりにもよけるなど。 案の定、兄はかわされたことが意外であり、心外だという表情をしていた。 「うちのちびっこ二人に公衆の面前で変なことせんでもらえますかねえ、お兄さん」 さらに横から割って入った声に、私は再度愕然となった。 今のドイツ語を喋ったのは……遊部だった。 彼がどの程度話せるかはともかく、ある程度ドイツ語を理解していて、先の兄の言葉を理解されてしまったことだけは、確かなようだ。 そういえば遊部はアキラと親交があったとか言っていたが、その関係か。 「評判通りの暴君ぶりだな、ハインリヒ」 こちらは日本語で、川末が、ヒロムと私をかばうように兄の前に立ちはだかった。 妹がドイツに行っていたのだから、川末の方がドイツ語をよく憶えているはずだけど、こちらはわざと日本語で喋ったのかも知れない。 遊部がドイツ語で喋って注意をひきつけ、喧嘩となったら自分のリングに引っ張るつもりなのかと思った。 「フン、子供の躾もなっていないのに偉そうな親鳥どもだな」 もっとも、兄は既に日本語をネイティブに近いレベルで話していたけれど。 「身の程を教えてやろう。雛ではなく、親鳥どもにな」 その自信に満ちた言葉は、絶対的な実力に裏打ちされたものだった。 大会の会場である体育館には、試合用の卓球台だけでなく、練習用や調整用の卓もある。 兄はそこに遊部と川末を連れてくると、とんでもないことを言い放った。 「二人同時に相手してやろう。王者に楯突いたことの愚かさをその魂に刻んでくれる」 これを日本語で告げるのだから、恐ろしい。 「ふざけんな根暗ワカメ!破王の二人を同時になんてできるわけねーだろ!」 山雀先輩が言ったワカメというのは、兄の髪の毛のことらしい。 こんな状況だというのに、私は思わず吹き出しそうになってしまった。 さすがに兄の眉がぴくりと動いたのを見て、私は初めて山雀先輩に感謝した。 「……つくづく雛の躾がなっていないな」 「いや、山雀はウチらと同い年やねんけどなー」 気軽に応えつつ、遊部はどうやら受けるつもりのようだ。 「おい、本気でこんな無茶な話を受ける気か」 「ええんとちゃうか。川末ちゃんも、本戦の前にアイツの実力を見てみたいやろ」 強いということは知っていた。 その強さを知っていたはずだった。 でも、今の私が知っている、底なしの強さを持っている川末と遊部の二人を同時に相手にして、 「こいつは……」 「洒落にならんわ……」 10-1って……。ありえない。 遊部が時折手を抜いて自分にプレッシャーを掛けることはあるけど、今の遊部の表情はそういうものじゃない。 普段ダブルスに慣れていない二人の隙を突いたとか、そんなレベルじゃない。 かといって、何かとてつもない魔術を使ったわけでもない。 ただただ、スピード、パワー、テクニックのいずれもが、あり得ないレベルで高すぎる。 卓の縁スレスレをわずかにかすめる絶妙のコースに、 常人どころかトッププレイヤーでさえ目で追えるかどうかという超高速で、 白球が弾丸のように突き刺さる。 それを、サーブ時だけではなく、どんな体勢からの返しでも。 勝てるわけが、ない。 わずかに一点、奇跡的にうまく行った川末の返しが完全に逆サイドに決まったのが 唯一の失点だった。 「一点、取れただけでも凡夫としては過ぎる戦果だと一応誉めて遣わそう。だが、これで終わりにしてやろう」 そう言って、おそらくは人類最速であろうサーブが繰り出されようとしたとき、 「ハインリヒ!何をしている!」 空を裂く声が練習場に響き渡った。 見れば、六花のジャージを着た面子を従えて、多分六花の監督らしき男が入ってきていた。 「何と言われても、見てわからないか、監督」 「……なるほど。遊部くん、川末くんも、怪我はないか」 その監督は兄の心配をする、などという愚行は犯さず、むしろ対戦相手の二人を心配した。 どうやら兄のことをよくわかっているらしい。 あの兄が他人の介入でサーブを止めるなんて珍しいと思ったが、 どうやら兄が指揮下に収まることを承服する程度の、――それは多分かなりのものだ―― 実力者だということなんだと思う。 ……そんな人を眞白が複雑な顔で睨んでるのは、なんでかわからないけど。 「いやー、すんませんな監督さん。おかげで負けずに済みましたわ」 「私も怪我はありません。ご心配には及びません」 はあ、と六花の監督(らしき人)はため息をついた。 「ハインリヒ、久勢北とは本戦で当たるはずだ。それまで自重しなさい」 「その気力が残っていればいいがな。命拾いをしたことがわかったのは誇ってよいぞ、凡夫」 兄は最後に私を笑顔の視線で射すくめてから、颯爽とその場から出て行った。 監督(らしき人)もこちらに一礼した後、六花の面子を従えて出て行った。 「まあ、大体どういう程度の実力かはわかったかな。ところで。どうや、ヒロムちゃん。見えたか?」 振り向いてヒロムを見た瞬間、背筋に寒気が走った。 ヒロムは、私が今まで見たことが無い険しい表情で、兄の動いていた卓の向こう側を見つめ続けていた。 確かこういう顔を、鬼気迫る、というんだ。 それが、兄のプレイスタイルを目に焼き付けていたのだと、後になって気づいた。 この大会の途中経過なんて私にとって些末なことだった。 心配していたのはただ一点。誰が、六花戦で兄と当たるのか。 兄はここまですべて大将で出ていた。 うちで順当に考えれば、遊部か川末になる。 しかし、あの実力差を見た後では、監督を含めて誰もが悩んだ。 そして、私はもっと別の心配をしていた。 本気になった兄と戦えば、たとえ卓球であってもただでは済まない。 空間全てを支配するようにして罠にかけ、テニスで相手を再起不能にしたこともあるのだ。 「まあでも、絶対無敵ではないわな」 わずかに1ポイントだが、川末の取ったポイントにはつけ込む点があると遊部は言った。 結果、大将に川末を当てることになった。 アキラと違って、川末自身は嫌いじゃないから心配になった。 しかし、両チームのオーダーが明らかになったとき、会場にどよめきが走った。 兄は、先鋒だった。 副将に下がったことすらない兄が、本来ならばそんな立場に甘んじるはずがない。 だが、こちらの先鋒はヒロムだ。 どう考えても、狙ってやったに決まっている。 先ほどの余興で、遊部と川末には十分にお仕置きをしたつもりなのだろう。 そして、打擲を加えていないヒロムに制裁を加えるつもりなのだ。 兄の思考回路が手に取るようにわかる自分の頭がいっそおぞましい。 あの兄を相手にヒロムが勝てるわけがない。 いや、誰であっても勝てるはずがない。 それもただ負けるだけならまだいい。 対戦中に、再起不能にされてしまったら……。 「ヒロム……」 恐怖にかられてヒロムに声を掛けても、返事は無かった。 ヒロムは、場内の全てを振り切ったような目で、真っ直ぐに、兄を見据えていた。 ただ、卓に向かって踏み出す直前に、わずかに、私の方を見て、それから、 絶望的な戦地へと向かった。 第一セットの展開は、概ね会場中の予想した通りだった。 ヒロムは一ポイントも返せないまま終わった。 だけど、それが兄にとって不本意な結果であることに、何人が気づいていただろう。 兄はこのセットの間、ヒロムに幾度かトラップを仕掛けていた。 極端に左右に振ったり、卓の縁スレスレに拾わざるを得ない球を繰り出したり、 それで傷つけばヒロムの選手生命に関わるような、そんな攻撃だった。 それを、ヒロムは凌いでいた。 兄の顔には、隠しきれない不機嫌さがあった。 その顔は、第二セットの開始と共に、屈辱に歪むことになった。 1ポイント、2ポイント、先に取ったのは、ヒロムだった。 会場中がざわめきを通り越して、ひっきりなしのどよめきでひっくり返った。 兄が1ポイントを許したことすら、公式戦ではほとんど無い。 それが、連取など。 「ありえないわ……、そんな、こと」 一瞬、兄の敗北の姿を想像して、私は即座に頭の中からそれを打ち消した。 勝てるはずがない。 勝てるはずがないのに。 「そうでもないで、エリスちゃん」 遊部が軽々しい口調に似つかわしくない真剣な顔で近づいてきた。 「ヒロムちゃんはうちらの試合でも、自分の第一セットでもひたすらに見ることに徹していた。 自分の一番強いところが目だと割り切って、その目でなければ倒せないと踏んだんやろな。 理に叶っとるわ。そんな一点集中でもなければ、あの最強なお人には勝てん」 「多分今、アイツの目には、ハインリヒのわずかな筋肉の動き……それこそ目を動かす筋肉まで見えている」 補足するように川末が挟んできた言葉の内容はにわかに信じられない領域の話だった。 でも、それは真実だと思えた。 兄を見据えるヒロムの視線は、あらゆるものを貫く矛にさえ見えた。 「よく見といたりや、エリスちゃん。少なくともあのヒロムちゃんが激怒しているのは、君のためやで」 不意に続けられたその言葉は、何の抵抗もなくさっくりと私の心の心臓部にまで入ってきた。 ヒロムが5ポイント取ったところで、不意に轟音が響いた。 それが、兄の右拳と、それが叩きつけられた額から出た音だと理解した瞬間、場が静まりかえった。 今の低く響く音が鳴るほどの一撃は、どれほどの威力かと。 兄は非公式ながら、四階級上のボクシングチャンピオンと闘っても勝っている。 その拳が、自らの額を打ち叩くのに使われることを誰が想像しただろう。 眉間から鼻の稜線を割って二手に流れ落ちる赤い筋が、兄の顔を彩っていた。 その顔に浮かんだ怒りの凄まじさは、私でさえ見たことが無いものだった。 「ニーベルングと侮った我が身の愚かさよ。貴様をファフニールと思うことにする」 英雄シグルズと闘った巨竜の名を、兄はヒロムに向かって投げつけた。 だけど、それは立場が逆だろうと心の中だけで呼びかけた。 その時私の目には、ヒロムの持つラケットが神剣グラムに見えていた。 英雄伝説は止まらない。 全力を振るう邪竜の咆吼を、吐き出す炎を、空を切る爪を、 小さな勇者は身を翻し、その剣で受け止め、邪竜へ向かって切り込んだ。 邪竜の挽回力も恐るべきもので、デュースにまで持ち込み、激しい攻防が繰り広げられた。 会場の誰もが、その戦いを見ずにいるのは不可能だった。 飛び交っているのがわずか40ミリの白球だと信じられようか。 その速度も、それに反応する速度も人智を超えている。 TGVや新幹線を超える速度で飛び交う弾丸が、前後左右に自在に跳ね回るが、 その全てを読み切っているかのように、……多分、見切っているんだろう…… 勇者は打たれた瞬間には正確に弾丸に向かって追いついている。 打つ前に動かないのは、さしもの邪竜もひとたび吐き出した炎の向きは変えられないからだろう。 幾度の応酬があっただろうか。 「やあああああああっっっ!」 ただ静かに剣を振るっていた勇者が、ついに裂帛の気合いを発した。 邪竜に勝るとも劣らぬ速度で放たれる白銀の一閃。 それは、追いつめられていた邪竜の心臓を貫く、鮮やかな一閃だった。 どう、と。 邪竜が床に倒れる音は、神話の舞台ではなく体育館の床らしいひどく現実的な音で。 その音が、劇場の幕が下りて、現実に返ったことを示すように、観衆に罹っていた魅了を解いた。 爆発的な歓声が会場を地鳴りか津波のように揺るがした。 それまで、誰一人として為し得なかった偉業が達成されたことに、驚き、祝い、いくばくか妬み、誉めあげる叫びの渦だった。 だけど。 「……あかん」 「これは、勝てん」 絶望的な色に染まった遊部と川末の言葉を、私は否定することができなかった。 邪竜には、心臓が二つあるのだ。 今貫いたのは、そのうちの一方に過ぎない。 勇者は、デュースに持ち込まれる前に一つ目の心臓を貫かなければならなかった。 全ての人を魅了した驚異の応酬は、無限に近い体力を持つ邪竜には単なる時間経過だが、 人一倍身体の小さい勇者の身体には、限界以上の負荷を掛けることになったはずだ。 筋肉の動きさえ見きった視力も、どれほどの精神力を消耗するものか、想像だにできない。 勇者の全身は、その小さな体躯に比して危険なほどの汗でぐっしょりと濡れていて、 それが、真紅に染まったような幻視を覚えて、私は背筋が凍る思いがした。 「あと……1……ゲーム」 呼吸すらままならないのか、息も絶え絶えな中で、その燃えるような瞳だけは、死んでいなかった。 「いかん、それ以上は……」 「監督!」 多分、監督は試合放棄を申し出ようとしたのだろう。 しかし、立ち上がろうとした彼女を、血を吐くような叫びが止めた。 遮るように、真横に向けられた神剣。 既に幕は上がっていると言わんばかりに、邪竜もまた立ち上がっていた。 その顔からは何の表情も伺えない。 もう、私にさえ計り知れない。 その表情が凍てつかせた怒りが、どれほどのものか。 その口も何も語らない。 両者が視線を交わし、余りにも結果が見えた第三幕は、静かに始まった。 ただその寸前に、わずかに、ヒロムが、こちらを見た気がした。 しかしそれを確かめる間もなく、邪竜の爪が一閃した。 もう、圧倒的だった。 あれだけの激闘を演じた後だというのに、邪竜の動きはいささかも衰えていない。 対する勇者は既に満身創痍だ。 それでもなお、まだその身体は動く。食い下がる。立ち向かう。 どこにそんな力が残っているというの。 邪竜の身体に一太刀、二太刀、三太刀。 気が付けば、私は泣いていた。 その、涙で滲んだ視界の中で、決して一つたりとて見逃さないように最後まで見届けた。 ゲームセット。 最後に邪竜が振るった爪が、勇者の剣を叩き折り、長い戦いは終わった。 審判の声が途切れるより早く、私は駆け出していた。 受け止めようとする手は間に合わず、ヒロムは受け身も何も取らずに顔面から床に崩れ落ちた。 直後に背後が慌ただしくなった。 「担架だ!救急車も呼べ!」 監督の指示で遊部が動き、川末が携帯を取り出すのを意識の端で確認しながら、 慌てて抱き起こした身体は、人間の正常な体温ではなかった。 あの化け物と渡り合うのに、どれほどのエネルギーを使ったのか、想像を絶する。 「ヒロム!」 「ヒロムくん!」 お姉様と……、なんでアンタが来るのよ。 追い払いたかったけど、そんなことをやっている場合じゃないとさすがに自重した。 「氷!保冷剤!とにかく冷えるものなんでも持ってきて!」 「お、おう!」 山雀先輩が慌てて持ってきた氷でヒロムの動脈に近い部分を冷やしつつ、三人がかりで担架に乗せた。 救急車が来る体育館の外までひとまず運んでいくことにして、動き出そうかというところで、 「……」 兄が感情の見えない表情で、傍に来ていた。 それまで気づかなかったけれど、兄も全身が汗だくだった。 ほとんどのスポーツを汗一つかくことなく勝利してきた兄のこんな姿を、誰が想像できるだろう。 そもそもそんな姿を衆目に晒すことすら兄は嫌っていたはずだった。 そんな兄がわざわざ試合後に来るとは、どういうつもりだろうか。 「そいつの名、ヒロムと言ったか。指輪はひとまず貴様に預けておくと伝えろ」 それだけ言うと兄は、試合前の私への干渉やヒロムへの関心からは意外なほどあっさりと部屋から出て行った。 お姉様とブラコンは首を捻った。 何のことかさっぱりわからなかったのだろう。 おそらくニーベルングに掛けた言葉のあやだろうが、大体想像はつく。 何故小鳥から言い換えたのかはわからないが、指輪、とは私のことだろう。 そもそもこの戦いは、私の身体を弄んでいた兄をヒロムが止めたところからエスカレートしたのだ。 預けておく、ということは、兄はしばらく私に手を出さないと宣言したことになる。 そうと宣言したら、兄は自らの誇りに賭けて覆すことはないだろう。 しかし、渡すのではなく預けると言った。 猶予期間は、次にヒロムと対戦するときまで、ということだろう。 それも単なる練習試合では兄の気が晴れるはずもない。 公式戦で次にぶつかる時まで待つ気でいるに違いない。 そしてそのときには、完膚無きまでにヒロムを叩き潰して、私を手中に収める気なのだ。 いわば抹殺予告に等しい。 それでも、私にとっては、つかの間の平穏を与えて貰ったことになる。 ヒロムのおかげで。 少なくとも次にヒロムと兄が対戦するまで、私は兄の玩具ではなく、ヒロムの占有物になった。 ひどく、心が軽かった。 一時の夢とわかっていても、それがどれほど心安らぐことか。 お姉様とブラコンとともに救急車に乗り込みながら、私はさほど焦っていなかった。 兄がああ言ったということは、ヒロムが再起できることを確信していたことになる。 あれでも、人を見抜くことに間違いはないのだ。 ヒロムはきっと大丈夫。 少なくとも、次に兄と戦うときまでは。 その確信を裏付けるように、医者の診断結果は良好なものだった。 脱水症状と極度の疲労で数日の入院が必要と言われたものの、心配されていた脳や神経、筋肉などへの損傷は無かった。 それはそうと、どうして川末の実家の病院なのか。 ブラコンはそれに理由を付けて、ヒロムにつきまとう気らしい。 マネージャーでもないアンタにヒロムを任せてたまるものか。 私はもうヒロムの……ヒロムの、何だろう。 ああ、そうか。 不意に、思い至った。何故私が指輪なのか。 あれは、絶望の予告だった。 小鳥は愛でるものだろうが、 指輪は、嵌めるものだ。 私は兄にとって、性交の対象になったということだ。 その後の試合の結果は私にとって意味のないものだった。 ヒロムは当然その後の試合は出場停止であり、私はブラコンとの鍔迫り合いに忙しかったから。 それからしばらくは平穏な日々が続いた。 ヒロムにとっては色々とあっただろうけど、私にとっては少なくとも平穏だった。 終わることがわかっている日々ではあったけど、逃げ回っていたときとは明らかに違っていた。 次なる決戦が来るまでは、ヒロムの傍は安心できる場所だった。 幸いなことに、ヒロムと兄との公式戦はそれから長らく機会が訪れなかった。 六花と久勢北とがトーナメントでぶつかることが様々な要因によって妨げられたからだ。 他のチームとて無能ではないことを示すように、久勢北が途中敗退することもあり、 兄だけでは団体戦に勝てないということを示すように六花が敗退することもあり。 もちろん、些末なことはいくつもあった。 ドイツの別の変態とヒロムが激突した後、ヒロムがブラコンとよろしくないことになりかけたのを 絶妙のタイミングで邪魔してやったときはどれほど胸がすく思いだったことか。 アンタはあのシスコン兄とよろしくやってればいいのよ。 ただ、腹は立った。 邪魔する直前まで覗いていたあのブラコンの身体は、本当に、綺麗だった。 兄に弄ばれてもいない、汚れのない無垢な身体。 羨ましくて、妬ましくて、ノートに書くことがまた増えた。 ……せっかくそんな綺麗な身体なんだから、焦ってヒロムにあげようとしなくてもいいのに。 一方で、私には時間がなかった。 決着がついたとき、私は兄に……される。 それまでに、と思う気持ちは逸るけど、お姉様の家に居候している身分ではなかなかそんな機会はない。 何度か絶好のタイミングが訪れたこともあったけど、自分自身がそれを押しとどめてしまった。 仮にもローゼンベルクの令嬢がそんな簡単に股を開いていいのか、なんて下らないプライドはとっくの昔に消えている。 ここにあるのは兄に弄ばれた肉人形だ。 でも、兄のペニスから逃げるために他のペニスを銜え込もうとすること自体欺瞞ではないか。 そう思うと自分で自分がわからなくなる。 処女を兄に奪われるのを避けたところで、何になるのだろう。 最後は結局兄の奴隷に戻るだけなのに。 永劫に犯され続ける日々が来るのに、最初の一回だけ逃げることの意味を自嘲気味に考える。 それに、それをしてしまえば、ヒロムとのこの日々は間違いなく変わってしまう。 ブラコンとの危ういところでの応酬を見ている限り、ヒロムはまだ経験が無い。 ならば、何も知らないでいて欲しい。 兄と私が知っているような、淫らで爛れた世界など知らずに、どこまでも真っ直ぐあって欲しい。 太陽のように、手が届かない世界ででも、私を照らして欲しかった。 そして何よりも、私がヒロムと交われば、心から私を慈しんでくれるお姉様を裏切ることになる。 私が城での日々をフラッシュバックして泣き叫ぶと、お姉様は何度でも私を抱きしめてくれた。 眠れない夜にはベッドで朝まで抱きしめ続けてくれたことも一度や二度じゃない。 お姉様がいなければ私はとうに破綻していたろう。 どれほど感謝してもし尽くせない。 そのお姉様が、何年も前から全力で育ててきた最愛の存在がヒロムだった。 私が抱いているような恋心なんか遙かに超越して、試練も安らぎも与えるその姿勢は、シグルズを守るブリュンヒルデにさえ見えた。 その手から、シグルズを奪う資格などあるはずがない。 いっそ太陽にまで駆け上がれ。 兄との対決後、ヒロムは翼でも生えたかのように強くなっていった。 ブリュンヒルデの庇護の下、一年、二年と過ごしたシグルズの成長を、 私は間近で見ることが出来ただけで、喜ぶべきなのだと無理矢理自分に言い聞かせた。 だが、時は誰にでも過ぎる。 長らく対決が無い日々に、あの化け物が焦ったはずはないだろうが、我慢ができなくなったのかもしれない。 ローゼンベルクの政治力を使って、とんでもないことをやっていたことに、気づいたときには遅かった。 詳しくはわからないが、ドイツと中国のスポーツ担当省に圧力を掛けたらしい。 この二国は卓球の世界では恐ろしく影響力がある。 ここが動けば国際的な卓球連盟がそもそも動かざるを得ない。 そうして、気がつけば私の回りにいる者たちが軒並み参加させられていた。 ユース以下年齢無制限、国際個人戦決定戦。 兄はそれを、ヒロムとの決着のためだけにお膳立てしたのだ。 その大会の名前を、Prime Player杯、……P2、という。
https://w.atwiki.jp/winterfate/pages/177.html
There's guns across the river aimin' at ya 川 の 向 こ う で も 銃 が 狙 っ て る Lawman on your trail, he'd like to catch ya 役 人 が 跡 を つ け て い る Bounty hunters, too, they'd like to get ya 賞 金 稼 ぎ は 殺 し た い Billy, they don't like you to be so free. ビリー、君 が 逃 げ た の が 許 せ な い ウェイバー・ベルベットは暗闇の中にいた。 埃っぽく、黴の臭いが微かにし、寝台は軋み、長らく使っていなかった部屋だと良くわかる。 とろとろと微睡むような眠りから目を覚ました彼は、僅かに瞼を擦った。 ひどく腹が減っていた。喉がひりつくように乾いている。 ここのところの緊張感が、平素以上に彼の精神を責め苛んでいたのだろう。 ――まったく、気苦労が絶えないったら。 何しろ連日の人喰い殺人事件で、冬木の街は緊張が高まってきていた。 そこに加えて昨晩は冬木センタービルが何者かによって爆破されたとかで、街中大騒ぎ。 昨今世界は物騒だとはいえ、このタイミング。十中八九は参加者の手によるものだろう。 ウェイバーはふと、以前に見た映画を思い出した。いや、コミックスだったか? 仮面の道化染みたテロリストが、次々と建物を爆破し、国家転覆を謀る物語。 11月5日のお祭りには随分と日が過ぎているが、あの主人公は神出鬼没で謎めいていた。 そんな奴が敵に回っている事を考えると、とても気の休まる暇がない。 ウェイバーはぶつぶつと意味の無い不平を漏らしながら、するりとシーツから滑り出た。 ――確か、夕食のローストビーフとか何かが残っていたはずだ。 彼が召喚したサーヴァントである女には、振り回されっぱなしで参る。 朝にステーキを要求したかと思えば、昼に酒を煽り、夜は英国名物の冷えたローストビーフを堪能。 わがまま放題なのにマッケンジー夫妻がニコニコと孫娘を見守るように応対するのは、彼女の魅力からだろうか? 『私の尊敬する男二人のうち、一人は英国紳士だったからね。大英帝国万々歳だ』とか言っていたが、どうだか。 おまけに恋人扱いとか、本当に困る。 『年上の女の子を捕まえるとは、ウェイバーもやるなあ』じゃないよお爺さん。ウィンクとかいらない。 おまけに気を使って同室とか、いやサーヴァントと離れるよりはありがたいが……。 ――ッ!? 不意にウェイバーはドキリとした。心臓を鷲掴みにされたようだった。 抜け出た寝台に手をついたら、柔らかく、温かいものに触れたからだ。 女。 未だウェイバーが触れたことのない、それは確かに女の白い尻肉の感触だった。 悩ましげな声を漏らして身じろぎする、美しい稜線の輪郭。ウェイバーは唾を呑む。 ――勝手にこっちのベッドに潜り込んでくるとか、悪ふざけにも程がある! しかも裸だ。くそ。朝になったらこっ酷く叱ってやる。令呪も辞さないぞ。 決意したウェイバーは、怒りをぐっと足元にこめて寝室を抜け出した。 ぎしりぎしりと軋む安普請の床――急ごしらえの――板張りに、ウェイバーは首を傾げる。 さて、こんなにマッケンジー夫妻の家は、安っぽかったろうか? けれど違和感と疑問は寝起きの脳の中で撹拌され、するりと抜け出てしまった。 ウェイバーは足音を立てないように台所へ向かい、貯蔵庫から瓶を取り出す。 栓を抜いて、一口、二口。アルコールが乾いた喉に心地よい。唇を拭う。 さて、次は食事だ――というところで、ふとウェイバーは何か、物音を聞いた気がした。 「誰だ?」 ふと振り返ったウェイバーの視界に、白い光が膨れ上がった。轟音と共に、胸を熱いものが貫いた。 もんどり打って仰向けに転げたウェイバーは、口から血を溢れさせ、一度か二度、息を吐いた。 そして何も言えぬまま、彼はあっけなく死んだ。 「uh-huh?」 「うわっ!?」 ウェイバー・ベルベットの意識を覚醒させたのは、不意に頭に当たった軽い感触だった。 がばりとベッドから飛び起きた彼は、寝間着のはだけた胸元を押さえ、慌てて周囲を見回す。 薄暗い、けれど近代的な部屋。月光。昨日から降り続けていた雪は、どうやらほんの一時、途切れたらしい。 マッケンジー夫妻の丁寧な掃除によって清潔感の保たれた、彼の寝床。 いつ息子夫婦が遊びに来ても良いようにと、ツインベッドの客間の手入れを二人は欠かさなかったようだ。 枕元の時計は朝の三時。遅くまで地図を見ていたウェイバーの睡眠時間は、約四時間。 そばに転がったのは丸められた紙。 それをひっつかんだウェイバーは犯人を探し求めて窓辺を睨み、はっと息を呑む。 「よぉ、ウェイバー。起きたようだね。――おはよう?」 裸身にシーツを纏っただけの女が、薄い笑みを浮かべ、月明かりに身を晒していた。 身体がそう露出されているわけではないい。だが柔らかな線はわかる。その肉の白さも。 ふと右手に蘇った胸の中の感触が、ウェイバーの頬を通って、その頭に血を昇らせた。 「な、なにすんだよ! 眠らなきゃ魔力も回復しないし、明日にも響くんだぞ!?」 「手配書だよ」 「……手配書?」 うわずった声で叫ぶウェイバーにくすくす笑いながら、女はするりと窓辺から降り立つ。 小さな素足で床を踏み、軽い音を伴って彼女はベッドに尻を座らせる。マットはほとんど沈まない。 この聖杯戦争におけるただ一人のアーチャー、ヴェルマ・ヘンリエッタ・アントリム。 即ちビリー・ザ・キッドは、記録上21人を殺したという白く整った人差し指で、ウェイバーを指差した。 「そ。保安官(シェリフ)から、生死問わず(デッドオアアライブ)、賞金は令呪1画」 「ッ!? ルーラーからの討伐令ってやつか……!」 大慌てでウェイバーは、その丸められた紙を開いた。 そこに書かれているのは、やはりというべきか、昨日の爆弾テロの首謀者、そして人食い殺人の犯人たち。 「……令呪1画」 「どうする、ウェイバー? よぉーく冷静に考えろよ?」 眠気は頭から吹き飛んだ。紙面を睨みつけるウェイバーへ、アーチャーは目を細める。 「こいつは聖杯戦争の予行練習だ。標的を仕留めりゃ終わりってのが簡単なとこさね。 でも勝つのは一組――いや、標的が二つだから二組だな。 聖杯も同じ。残り二組で顕現、手に入れられるのは――――」 「一組だけ。わかってるよ、基本だろ?」 「いいや、一人だ」 ウェイバーは、はっとして紙面から顔をあげ、アーチャーを見つめた。 彼女はちろりと唇の隙間から赤い舌を覗かせて、唇をじっくりと舐めた。 「もし私に願いがあってかち合ったら、ウェイバー、お前は私を殺さにゃならない」 「こ、殺すって……!」 「どうする? 殺るかい? それとも、諦めて見逃すか……」 にやにや笑い、チェシャ猫かなにかのような表情は、ウェイバーをひどく苛立たせる。 暗闇の中で撃たれる夢――撃ったのは誰だったのか。 アーチャーは自分をからかっている――いや、試されているのだろう。 マスターをマスターとも思っていない態度。ウェイバーはちらりと令呪を見た。 これを振りかざしてマスターだと認めさせるのは、ウェイバーのひどく矮小なプライドを傷つける。 実力で教師を見返してやるために聖杯戦争に挑んだのだ。 それに何より、この女を相手に「絶対服従しろ!」と令呪を使うのは、負けた気がしてならない。 ――くっそぉ……! 考えろ、考えるんだ、ウェイバー・ベルベット……! そう、令呪1画。 これは大きい。討伐に成功した者への報酬として、参加者を駆り立てるには十分だ。 けれど報酬が大きいということは、それだけ危険もあるということ。 そもそも管理者が自力で対処できないからこその討伐令ではないか。 少なくとも――人喰いが魂喰いだとすれば、相応に強化されているのは間違いない。 ビルの爆破はどうだ? 狙いはわからない。爆破では魂喰いはできない。 けど、宝具にしろ魔術にしろ、それだけの威力を持つ何かだ。 こんな奴らは放置はできない。おおっぴらに大勢の人を殺している。 ――魔術師として、神秘の隠匿は絶対だものな……! ウェイバーはそう自分の中で理屈を練りながら、ひたすら思考を纏めて―― 「あ」 ――なんだ、そんな事か。 「別に今決める必要ないじゃないか、そんなの」 「当たりだ」 はたと気づいて呟いたウェイバーに、ぱちぱちとアーチャーが拍手をする。 そう、その通りだ。今この場で伸るか反るかを決める必要は一切無い。 それを決めるには、情報が足りなさ過ぎる――他の参加者も、標的についても。 つまるところ、ウェイバーはあやうくアーチャーのペテンに引っかかりかけたのだ。 「なんなんだよ、お前……!」 「誰と手を組んで、誰を殺すかは慎重に決めなきゃね、って事さ」 じろりと睨みつけても、彼女は気にした風もない。 相手にするだけ意味が無いのはわかっているが、ウェイバーは冷静沈着さが欠けている。 それは成長と共に手にするものであるから、つまり経験が致命的に足りていないのだ。 「…………とりあえず保留して、集まってくる奴らを観察・偵察するぞ、アーチャー! 他の連中の能力もそうだけど、スタンスとか、そういうのも全然わからないしな」 「ま、英霊ってのは清く正しい連中が多そうだし、乗るヤツはいるだろうね。 それで討伐が上手く行きそうなら横から掠め取るも良し。もしダメそうなら…………」 膝の上に頬杖をついてウェイバーを眺めていたアーチャーが、ふと身を乗り出した。 シーツが緩んで露わになりそうになる胸元からウェイバーが慌てて目を反らすと、彼女と視線が交わる。 「……ダメそうなら、どうする?」 「り、臨機応変にやるんだよ!!」 顔を赤くして怒鳴りつけると、ウェイバーはアーチャーから逃れるようにベッドから飛び降りた。 彼女に背を向けて寝間着のボタンに手をかけて、荒っぽく外しにかかる。 もはや曖昧になりつつある自分の死の夢がなくとも、もう、眠れそうにはなかった。 「とにかく、偵察行くぞ。もう動いているヤツがいるかもしれないし、夜明けまでまだ間があるんだ!」 「心当たりは? 無いなら無いで良いけど。そういう名目でデートってのも悪くない」 「あるよ! ……多分だけど。良いから、さっさと支度しろ!」 「アイ、アイ」 ウェイバーの背後で、するすると布が擦れる音がする。 シーツから抜け出した彼女が、着替えを始めているのだろう。 サーヴァントなんてのは自分の装備をすぐに実体化できるはずなのだが、アーチャーはそうしない。 下着もつけずにシャツを着て、下はぴっちりとしたジーンズ。 使い込まれたガンベルトを腰に巻き、足にはごつごつとした拍車付きのブーツ。 アーチャーがコートを羽織って帽子を被るまで、ウェイバーは自制心に厳しいトレーニングを課している。 毎朝のことだ。――もっとも、これまではだいたい、彼女は普通の服を着る事が多かったけれど。 「とはいえ、手配書だけ配って自分で動かない保安官なんざ、ロクなもんじゃないけどね」 「……なんだそれ。無法者としての意見か?」 「いいや。元保安官としての忠告さ」 そう言って、アーチャーは鮫のように嗤った。 『おいおいおいおい、黒き者、枝の破滅、ムスペルの子の長がなんてぇツラだい!』 あれは確か、主人の婚礼が終わった後の事。 主人から諸用を命じられてニヴルヘイムを訪れた時だったはずだ。 門を通り過ぎようとした自分に対して、あの緑の仮面の道化が声をかけてきたのは。 『おっと、失礼! 今は「輝く者」でしたな。なぁに、ちょいと娘の顔を見に来ただけさ!』 巨人の末裔とはいえ仮にも神々の一員、冥府の女王の父、雷神の親友、大神の義兄弟である。 慎み深く彼女が黙って頭を垂れたのを見て、道化はやはり悪びれずに笑ったものだ。 『いや、なに。遠いとはいえ親戚だからね。老婆心ながらご忠告を差し上げようと思ったまで』 神々からの言葉である。従者たる自分はそれを聞き漏らすような事があってはならない。 身を糺して、受け入れようとした事を――後悔するべきかどうか、今でも悩む。 『いやさ。いくらフレイの忠臣、一の部下でござい! なんて凛々しく麗しい従者っぽく格好つけてたってよ? 本性は「あぁん、フレイさまぁっ」ってもじもじ太腿こすり合わせて股ぐら濡らしてるメスガキじゃあねえか。 気づかねえフレイもとんだボンクラ鈍感だって宣伝しているようなわけでね。 だいたい惚れた女を、自分に惚れてる女に迎えさせるあたり、どうしようもねえ。 まったく主従揃って痛々しくて笑え――いや、笑えるか? 良いや、笑っちまえ!!』 下卑た嗤い声が、地の底奥深く、冥府の国に木霊する。 自分は歯を食いしばって、ぎりりと主人より授かった剣の柄を握りしめていたのを覚えている。 生まれたのは怒りか、羞恥か、それとも嫉妬か。 あるいは、理解してもらえた暗い、昏い――悦びだったのか。 いずれにせよ間違いの無い事は、ただひとつ。 世界を燃やし尽くした一振りは。愛する人の命を焼き尽くした魔剣は。 あの日、ニブルヘイムの門の傍、一人の道化によって鍛え上げられたという事だ――……。 「…………」 深い思索から現世へ回帰し、セイバー・スキールニルはゆっくりとその瞳を開いた。 全ては白く、静寂に包まれている。小休止をやめた雪が、再びちらほらと舞い降り始めていた。 ステージの上、つい数時間前までは骨組みだけだったそこに立ったセイバーは、一人観客席を見回した。 ――遠い。 誰もいない伽藍の空間。ただ椅子の上に雪が積もるばかりのそこは、あまりにも遠く、広い。 かつて巨人の国へ向かう時、名馬血塗れの蹄に跨って世界を駆けた時も、そんな思いを抱いたものだ。 決して手が届かぬ場所へと思いを届けられるのだから―― ――歌い手が戦乙女の魂を宿すのも、無理はないことですか。 古来より詩(エッダ)は魔的なものであった。 神代の頃、世界を紡いできたものは神秘と伝承、そして歌である。 明日、彼女の主人は此処に立つ。立って歌う。 つまりはこの冬木という世界の中心が、このステージに焦点を合わせるという事だ。 で、あるならば。 「ロキのような輩が、何を考え、やらかすつもりでいるのかは、火を見るより明らかですよ、ね」 忌々しい過去の記憶から、セイバーは深々と溜息を吐いた。息が白く煙り、溶けていく。 そう、あのような道化に何もかもを台無しにされてしまうのは、一度だって十分だ。 連中に望みなどない。交渉の余地もない。引っ掻き回す事そのものが目的であり、手段。 自分はそれを知っている。 知っているからこそ、防ぐ義務がある。 その決意のもと、セイバーはステージ上に設置された制御盤を爪先で蹴り上げた。 「この私に隠形は通じませんよ。聖杯を求めて集いし英霊であれば、堂々と姿を現しなさい!」 数刻早い太陽の如き、真白いスポットライト。 眩くステージを、観客席を照らす白、熱灯の光の中。 じゃりん。 伊達に拍車を鳴らす薄ら笑いの女と、強張った表情の少年が、ゆっくりと歩み出てきた。 「ちょ、お、み、見つかったぞ!? どうすんだ!?」 「そう慌てなさんなって。……へぇ、やっぱ他のやつも動いてたか。当たりだな、ウェイバー」 「バッ……おま、お前なあ、アーチャー! マスターって呼べよぉっ!」 「やだよ」 少年――ウェイバーが思わずといった風に女、アーチャーを怒鳴りつける。 セイバーは僅かに眉を顰めた。連携が上手くいっていないのか? そういう主従もいるということか。 鍔広の帽子に、おそらくは乗馬用と思わしき出で立ち。 しかしセイバーの生きた時代からは遠い未来のものであるらしい。 ――そう古き英霊という事はないでしょう。 もっとも、英霊というのは時として驚くべき姿かたちを取る。変化の術を会得している者もいる。 断定はできない――セイバーはひとまず判断を保留する事にした。 相手もこちらについては、同様に思考をしているに違いない。 新しい英霊ではないだろうが……と。 「ま、待て! えーっと……こ、こっちとしては戦うつもりはないぞ!?」 「まだ、な」 「余計なこと言うなって!」 必死に虚勢を張っている少年の姿に、セイバーは僅かに頬を緩めた。 得体の知れないアーチャーはともかく、これが演技の類とすれば相当のものだ。 いきなり切り伏せるほどの関係、因縁は――今、この場には存在し得ない。 「……良いでしょう。こちらとしても、即座に切り結ぶつもりはありません」 「た、助かった……」 「私はセイバー、剣の英霊です。 そちらも討伐令に参加し、件の道化を追う心算なのでしょう? どうでしょうか。此処は協力するというのは――……」 ――ミナミの事は明かせない。 彼女は有名人だ。名前を知れば、それだけで居場所を突き止める事も容易。 嘘では無い程度に真実を隠しながら、セイバーは慎重に言葉を選んで口にした。 敵は増やせない。 道化は殺さねばならない。 ミナミは守らねばならない。 見たところ、あの少年、ウェイバーは善性の人間であるらしい。 そうなると、問題は―― 「待ちなよ。――――幾ら出す?」 ――アーチャーの方だ。 「……なに?」 「お、おい、アーチャー……!」 「協力を持ちかけたのはそっち。なら値段は決められるよな、私たちが」 ふてぶてしく笑うアーチャーの横で、ウェイバーは内心だらだらと冷や汗を流していた。 ライブ会場を偵察しよう。そう言い出したのは、ウェイバーの方である。 人喰いの怪物の狙いも、あのビルの爆破の狙いも、もちろんウェイバーにはわからない。 だけれど――いずれにしても、人目を憚らずに人を殺すという方法を取っているのなら。 ――ライブを、狙わないわけがない、と思ったんだけど……! ウェイバーが最初に思ったことは「ヤバい」であり、そして「死ぬ」だった。 アーチャーと共に立入禁止のロープをくぐってライブ会場に入った後。 ステージ上にいた女性――セイバーを見た瞬間、ウェイバーは全部放り出して帰りたくなった。 その女はただそこに立っているだけなのに。 こちらを見て、声を発しただけなのに。 ――ヤバい。 ウェイバーが逃げなかったのは、勇敢だからでも、アーチャーがいたからでもない。 ただただ、怖くて身動きが取れなかったという、それだけの事だ。 目の前に起爆寸前の核弾頭が置かれていたら、誰だってこうなる。 今だってそうだ。 アーチャーがわけのわからない事を言っているから、かろうじて怒鳴って、平静を保てているだけ。 アーチャーがあまりにも馴れ馴れしかったせいで、ついうっかり忘れていた。 英霊とはこういうものだ。 ウェイバー・ベルベットという少年と、セイバーは、生物としての格がまるっきり違うのだ。 「…………一時的な不戦では不服なのですか?」 「バカいっちゃいけないよ。それは大前提だろ」 アーチャーはそう言って、鍔広帽の下から鋭くセイバーを見やりつつ、ポケットの中を探した。 いつの間に――本当にいつの間に、だ!――か彼女の口元には紙巻きのタバコが咥えられている。 しばらくして舌打ちをした彼女は、ウェイバーに「ん」と唇を突き出した。 「え?」 「ん!」 「えぇと……」 「だから、ほら、ウェイバー、火だ。火!」 「あ、お、う……うん。 Incendium(燃)」 一節の呪文を口にして、ウェイバーは親指の先に炎を灯した。それを煙草に近づけてやる。 火のついた煙草を美味そうに深々と吸ったアーチャーは、すぐに怪訝な顔をした。 そして舌打ち混じりにフィルターを噛み千切って吐き捨て、今度こそ満足そうに一服。 セイバーが、わずかに顔をしかめるのにも気にした様子がまるで無い。 「……ちッ どっかの誰かみたいなツラをしていやがる」 「ア、アーチャー……?」 不意に漏らした苦々しげな言葉も、どうやらウェイバーにだけ聞かせたものらしい。 アーチャーはセイバーを他所に煙草を吸い、煙を悩ましげに吐いた。白煙が雪と混じる。 「令呪が1画。山分けは不可能。協力しろってんなら、相応の代金が必要だろ。常識だ」 「数日で消える運命のサーヴァントが、金銭を欲しがる、と?」 「は」 アーチャーは唇の端を釣り上げた。ウェイバーは身を強張らせた。 金も払えない。善意で人を殺すのに手を貸せ。そんなやつは信用できない。 そううそぶく、アーチャーの笑顔は。 「私たちに明日は無いから金も酒も欲しいのさ? そのために人だって殺してきた」 「成程、反英霊でしたか……」 それは先日の酒場で見たのと、まったく同じ笑顔で。 「いえ、すみません。謝罪します。今の発言は冗談として下さい。 報酬――ええ、多少の金銭であれば、私のマスターが用意できます。 ……しかし、本当にそのためだけに…………人を?」 「……いいや」 躊躇なく酔漢相手に銃を抜いた時と、まるで同じ――…………。 「そいつが冗談を言ったからさ」 次の瞬間、"魔法のように"現れた銃が火を噴き、轟音が響き渡った。 愛して欲しかった。 認めて欲しかった。 褒めて欲しかった。 どれももらえなかった。 だから殺した。 あのヒトよりも優れていると示すために。 あのヒトに愛してもらうために。 一人の男の話をしよう。 名前は知られていない。 我々が、ウェカピポの妹の夫と認識している男の話だ。 彼について語られていることは三つ。 ウェカピポの妹の夫であること。 ネアポリス王国、財務官僚の息子であること。 妻に暴力を奮ったことで離婚を求められたこと。 それが逆に逆鱗に触れ、汚名を雪ぐために決闘に挑んだこと。 四つだ。 暴力的ではあれど、教育を受け、名誉を重んじ、正々堂々と決闘を行った男である。 仮にも王族護衛官である武官との対決に、互いの伝統ある鉄球で挑んだ男である。 つまり何が言いたいかというと、彼は決して短絡的な男ではないという事だ。 死からの復活、聖杯戦争、負傷しつつも蘇った自身の肉体、そしてサーヴァント。 様々な異常事態と現状について、ウェカピポの妹の夫は冷静に分析し、状況把握に努めていた。 自分の技量がどれほど怪我に影響されているか、確かめる必要があるとも考えていた。 それにはせめて、雪が止むか小康状態になるまでは待とう、とも。 しかしサーヴァントの運用については天候など問題とならない。 むしろ鉄球の技に不安が残る以上、サーヴァントの状態を正しく認識する事は急務でさえあった。 討伐令に参加するかどうかなどということは、その後の事だ。 故にこれは、ウェカピポの妹の夫にとって想定内の、想定外。 彼は偵察に出した自身のサーヴァントが、紛れもない狂戦士なのだと、正しく認識する事になる。 「Faaaaatthhhhhheeeeeeeherrrrrrrrrrr!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 獣の咆哮が轟き渡り、六基あったスポットライトが"全て同時に"砕け散る。 一瞬にして白い闇に閉ざされた会場に、魔力の炎が煌めいて踊る。 セイバーが自身の肉体に、燃えたぎる甲冑を身に纏ったのだ。 「アーチャー、貴女……!」 「知らないよ! ほら、ウェイバー頭下げな!」 「う、うわぁっ!?」 帽子を手で押さえてニィッと笑いながら、アーチャーはウェイバーを横抱きに椅子の海へ身を躍らせる。 遅れて衝撃波が走り、ドンッと椅子の群れを宙空へと巻き上げた。 雪煙を撒き散らし、全身から放出する魔力でそれを蒸発させながら君臨するは、赤い騎士甲冑のサーヴァント。 「ば、バーサーカー!?」 悲鳴のようにその正体を看破したウェイバーの手元に、ぽいと熱く焼けた鉄が放り込まれる。 連射で銃身を赤くした拳銃をお手玉しながら慌てるウェイバーへ、弾薬を放ったアーチャーは、片膝立ちに身構える。 「あ、つっ!? お、おい、アーチャー!?」 「弾込めくらいできるだろ? いつもやってるみたいに、ロッドしごいてやりゃあ良い!」 「してない!」 わめきながらもウェイバーは、シリンダを回しながらロッドを前後させ、排莢を繰り返す。 直感と早撃ちあっての緊急回避。一瞬で灯りを打ち砕いて暗闇に踊る。 さもなくば死んでから百年少し程度の英霊で、今の一撃躱し切れたかどうか。 だというのにアーチャーの顔には笑みが浮かぶ。 ――やっぱり、こうでなくっちゃ。 「アーチャー! 会場を破壊するわけには行きません、引き離しましょう!」 「報酬は?」 ――この女はッ! セイバーはぎりっと歯を食い縛った。人の気も知らないで。 突然の乱入。会場の破壊。もしもライブができなくなれば、ミナミはどれほど悲しむだろう。 何故ならばミナミにとって、歌うということは愛を伝えることでもある。 自分にはそれさえもできなかった。それさえもできないという事が、どれほど辛い事か。 「払います! 私の名にかけて!」 「ようし、乗った!」 「Faaaaatthhhhhheeeeeeeherrrrrrrrrrr!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 剣士が魔剣を構えて身を躍らせ、弓兵が銃を片手に狙い定め、狂戦士が狂乱のままに暴威を振るう。 12月23日、夜明け前の空、溺れるように降り注ぐ雪の下。 友に殺された女。想い人を殺した女。父を殺した女が集い。 聖杯戦争の戦端は、かくあれかしというように開かれたのだった。 【442プロダクション前特設ステージ/1日目 未明(4 00)】 【ウェイバー・ベルベット@Fate/ZERO】 [状態] 健康 [装備] 無し [道具] 魔術的実験器具類一式 [令呪] 残り三画 [所持金] それなり(旅費+マッケンジー夫妻からの小遣い+アーチャーの稼ぎ) [思考・状況] 基本行動方針:聖杯戦争を勝ち抜いて自分の実力を認めさせる [備考] 1.討伐令については保留し、状況判断を優先するようです。 2.セイバー(スキールニル)、バーサーカー(モードレッド)を認識しました。 3.セイバー(スキールニル)と共同でバーサーカー(モードレッド)の撃退を開始します。 【ヴェルマ・ヘンリエッタ・アントリム@アーチャー】 [状態] 健康 [装備] コルト・サンダラーx2 [道具] ガンベルト 予備弾多数 現代衣装多数 [所持金] それなり(ウェイバーからの小遣い+マッケンジー夫妻からの小遣い+自分の稼ぎ) [思考・状況] 基本行動方針:聖杯戦争を楽しむ。 [備考] 1.セイバー(スキールニル)、バーサーカー(モードレッド)を認識しました。 2.セイバー(スキールニル)に報酬を要求し、同意を得ました。 3.セイバー(スキールニル)と共同でバーサーカー(モードレッド)の撃退を開始します。 【スルト(スキールニル)@セイバー】 [状態] 健康 [装備] 万象焼却せし栄光の灰燼 焔の鎧 [道具] 無し [所持金] マスターに依存 [思考・状況] 基本行動方針:ミナミを守る [備考] 1.ロキとの経験から、ジョーカーがライブ会場を襲撃するだろうと判断しました。 2.アーチャー(ヴェルマ・ヘンリエッタ・アントリム)、バーサーカー(モードレッド)を認識しました。 3.アーチャー(ヴェルマ・ヘンリエッタ・アントリム)に報酬を要求され、支払いを同意しました。 4.アーチャー(ヴェルマ・ヘンリエッタ・アントリム)と共同でバーサーカー(モードレッド)の撃退を開始します。 【ウェカピポの妹の夫@ジョジョの奇妙な冒険第七部】 [状態] 健康? [装備] 剣・鉄球 [道具] 無し [令呪] 残り三画 [所持金] 不明 [思考・状況] 基本行動方針:自陣営の戦力を把握する [備考] 1.討伐令についての参加は保留し、状況の把握を優先します。 2.バーサーカー(モードレッド)を偵察に派遣しました。 【モードレッド@バーサーカー】 [状態] 健康 [装備] 王剣 不貞隠しの兜 騎士甲冑 [道具] 無し [所持金] マスターに依存 [思考・状況] 基本行動方針:Faaaaatthhhhhheeeeeeeherrrrrrrrrrr!!!! [備考] 1.ウェカピポの妹の夫の指示で偵察に向かいました。 2.アーチャー(ヴェルマ・ヘンリエッタ・アントリム)、セイバー(スキールニル)を認識しました。 3.アーチャー(ヴェルマ・ヘンリエッタ・アントリム)、セイバー(スキールニル)と交戦を開始します。 時系列順 Back WINter soldiers Next 喰い足らずの心 投下順 Back WINter soldiers Next 錆びつく世界を、スキップでかけて ←Back Character name Next→ WINter soldiers ウェイバー・ベルベット Belley Star アーチャー(ヴェルマ・ヘンリエッタ・アントリム) ←Back Character name Next→ WINter soldiers セイバー(スルト(スキールニル)) Belley Star ←Back Character name Next→ WINter soldiers ウェカピポの妹の夫 Belley Star バーサーカー(モードレッド)
https://w.atwiki.jp/bmrog/pages/333.html
【GM】では…まずは自己紹介のほうをお願いします はいー 【自己紹介】 「アルステーデ・クラルヴァイン。クレスフレウの騎士だ」 「祖父は帝国の騎士10人を打ち倒した勇者でそれに数倍する兵を弓と斧にかけた」 「そして父はそれに倍する帝国の敵を剣と馬蹄にかけて騎士の位を得た」 「わたしが受け継いだ地位に値するかはそれを越えられるかに掛かっているというわけだ」 つまりは身の証をたてるのは功績と行いばかりなり、と言いたいのだろう 体格は下肢も相まってかなり大柄に見えるが上半身は人間の女性としてもスタイルのいい部類に入る。 もっとも、常にヘルムで目元まで隠れ、甲冑を身に着けた彼女を女性として扱おうと言う男もそういないのだが。 髪は明るい金髪のポニーテイルに瞳は不明。肌の色は白いが馬体は鹿毛。 以上で。 はい、それでは ~ ランドリューフ戦記 ~ 「騎士と幻」開幕です 【GM】騎士として叙任され、詰め所ですごしていたある日 21 49 ([GM]Bord) あなたは騎士団長に呼び出されます 【アリー】「何事かな。建物の中はどうも落ち着かないが・・」なにしろたいがいの男性よりは長身になる人馬族は見下ろさないように礼を取るのが一苦労だ 【騎士団長】「騎士アルスリーデ、今日君を呼んだのは他でも無い。君に初の任務を与えるためだ」 蹄の音を立てないようにするのにも気を使う都会より草原を馳せている方がよほど気楽だ、と内心で毒づきながら。 【アリー】「光栄です。それはいかような?」慇懃に礼を取ると言葉を待つ 【騎士団長】「うむ、この…」そういうと机に地図を置き、沿岸部の一都市を指します「トラスという漁港に近日霧が発生しておる」 【アリー】「迷宮がらみの瘴気であると?メイデンでもあるわたしに命が下るとなると・・」と言いさして「浅慮でした。お続けになって」 再び話を聞くために口を閉ざす 【騎士団長】「なるほど、頭も回るようだ」別にとがめる様子はありません。むしろ話が早くなったといわんばかりに 【騎士団長】「そうだ。霧の中に微量の瘴気が検出された。その発生中心部付近は迷宮並みの濃度だ。並みの兵や騎士では近づけん」 【アリー】「既にそこまで?それは・・ただの迷宮化では済まないでしょうね」単騎で向かうとなればせいぜい情報を持ち帰る、程度が関の山かもしれません、と言い添えて。 自分が策や絡め手に長けているとは言えないことを自覚しているのでやや渋い顔で。 【騎士団長】「それでもかまわん。兎に角原因だけでも探ってくれればまた手の打ち様はある、ということだ」 【アリー】「判りました、拝命いたします」では即座に礼をとり受諾します 【騎士団長】「君には期待している。君の祖父殿の勇名は私も知っているからな」そう激励の言葉を送り、君を任務へと送り出した 【アリー】「手をこまねいていても増援や妙案が沸いて出るわけでもありませんので。」わたしはわたしの脚を活かして働いてご覧に入れます、と礼をすると 金髪のしっぽと尻のしっぽを一緒に揺らして。霧の港町へと向かいます そうしてやってきたトラスの街は形こそ変わらぬものの人の気配はまったく無く まさにゴーストタウンというのでしょう、本来の活気が予想できるだけに不気味な気配を発しています 【アリー】「道中でもほとんど話は聞けなかったな。まあ仕方がないか」 どの程度住民が飲まれたのやら、とその町を仰ぎ見ながら、穿き替えたばかりの蹄鉄を馴染ませながら進む 【アリー】「まあやることは単純だ、霧の中に進めばいい。」祝福されし乙女の加護とやらが真実ならばだが、と。これまで確かめたこともない力をあてに進む自分に苦笑しながら。 閑散とした街を進むアリー、進むにつれ瘴気の感覚が濃くなっていくことに気がつき…さらには霧も濃く、視界も悪くなっていく 【アリー】「まずいな、マスクぐらい用意しておけば・・だが、それでどうにかなるならメイデンなど呼ばれない・・か」文字通り五里夢中の中、マントで顔を覆うようにして。 【GM】しばらく進むと一際瘴気の濃い海岸にたどり着き、霧の発生源もここだろうとめぼしがつく 【GM】といったところでモンスター側が「奇襲」を仕掛けてきます 【アリー】「思ったより厚くはないが・・どういうことだ?”この町より外には広がらない霧”・・」ヘルムに隠れた眼差しを瘴気の源に向けて「・・そういうことか。回りくどい真似を・・!」 あ、了解です 【GM】 2d6+10 【ダイス】[GM]Bord - 2D6+10 = [1,1]+10 = 12 ・・ まあファンブルないしね 【GM】目が…う、うん と・・どの能力で対応だったかな・・ 【GM】知力ですね あ、どうもー。とはいえ8以上か 2d6+4 【ダイス】BB05_Als - 2D6+4 = [2,6]+4 = 12 おおう 【GM】おおうでは…砂中から襲い来る幾本もの触手、だが間一髪でそれをかわし 【アリー】「運がよかったな。これこそ女神の加護か・・?」なじみの無い女神に軽く祈りを捧げつつランシアを構えてたたらを踏む 【GM】ゆっくりと砂の中から巨大な貝が現れ……その口からは霧を吐き続けていることからこれが元凶であろうと分かる 【アリー】「私を誘っていたのかは判らんが・・いずれ放置はできないか」文字通り馬首を返すと重い馬鎧をつけたままゆらゆらと身を揺らしt、蹄を鳴らして 【GM】ではターン開始フェーズ 【アリー】「ボルバンの子アルスリーデ、文字通り口を閉ざしては貝のごとくの相手でも、口上は切らせてもらおう!」槍を掲げて吼えると、突進の体制で蹄を高く上げて、挑みかかる・・! ありませんー 【GM】 …はないのか。ではまずアリーどうぞ 補助で《フレイムエッジ》のみで(笑 2d6+6+5 【ダイス】BB05_Als - 2D6+6+5 = [4,5]+6+5 = 20 炎属性ですね。 【GM】はい、ダメージに変動は無いようです 了解、そちらどうぞー 【GM】では…<七色の淫毒>と<マルチアタック>で攻撃してきます 【ダイス】[GM]Bord - 2D6+2 = [2,5]+2 = 9 【ダイス】[GM]Bord - 2D6+2 = [2,2]+2 = 6 【GM】ダメコンどうぞ 前者に《ガーディング》で2点を胸に。水着着用なので6点だけHPに入りますた 【GM】あ、はい。ではバットステータスのほうは? では最初はお約束の[催淫]で。 アクトは早いけど使っておきますね ≪異形の交合≫≪つけられた種≫で。鎧の隙間を狙われた感じで。 あ、≪罵倒≫もシーン1回でいけるならついでに。 【GM】はいはーい、描写行きます、了解です 【GM】貝の口の間から襲ってきた触手、素早い動きでアリーの前後から襲い掛かる。 前からのそれは退けたものの、後ろから襲い来るそれには対応できず、器用に鎧の隙間を縫いその内側へともぐりこんできて 【アリー】「この程度で・・!どうやら殻は固いが霧を操るのが武器のようだな」軽々と触手を跳ね除けたかに見えたが・・彼女は忘れていた。 自身の女性としての部分が人間の女性より大きく無防備で・・それは馬鎧の隙間から容易にむき出しの膣へと忍び入れるということで・・ 【アリー】「あ、っぐうっ・・!?こ、こいつ・・陸の相手とも番う気か・・!?」思わぬ方向からの責めに驚愕と苦鳴を漏らして。 がくりとじかに染み入る淫楽の媚薬に膝を突き、ずるずると自ら馬体の尻を差し出すような姿勢になってしまう・・ 【アリー】「や、やめろ、この・・貝の分際で・・!おとなしく海のものの相手を・・!」快楽など欠片も無い異形の交合におぞましさを覚えながらも槍で打ち払おうとしたのはさすがにメイデンだったが・・ 【GM】じゅるり…そんな音をたてながら進入した触手はその表面に媚薬成分をたっぷり含んだ淫液を纏い、ゆっくりとした動作で律動しながらその太さを増していく それが、男性器同様の機能を備えていることにまでは、想像が至らないまま、膣内をかき回されて・・「ひゃふううっ・・!?」 あられもない、というよりいっそ間抜けな声を上げて、がくがくと馬脚を揺らしながら、異形の触手の責めに未知の感覚を開拓されていく・・ 【GM】その声に反応したのか、触手はゆっくりと前後運動を激しくし…ゴプリ、と膣内に生暖かい何かを吐き出していく 【アリー】「な・・なんだ。まさか・・」恐る恐る自分では見れないお尻の向こうで、白い液が溢れ出してくるのを背筋を曲げてみて・・「・・!」 必死に立ち上がり、振りほどこうとするが、脚には甘い痺れが走り立ち上がれない 【GM】ゆっくりと吐き出される白濁は途切れることなく、長々と吐き出され続けていく 【アリー】「こ、この・・ふざけるな、よりによって貝などに孕まされて・・たま、う、ああ、熱い・・やめろ、やめ――ッ!!」 ヘルムの下の顔がよがっているのか引きつっているのかすら定かでないまま誰もいない街で人馬騎士の女は異形の触手に精を注がれ続けて・・ 【アリー】「あ、う、っくあ、やめろと・・ひぐっ・・!」ゆるやかな射精に胎内にまで甘いしびれの毒液を注がれ、膝から力がうせる・・ 【GM】人ならぬ貝はその罵声に何を感じているのか定かではなく、ただ答えるように触手のうねりを一度激しくし…そのまま一旦引き抜く では、ラウンド回します。アリーどうぞ 【アリー】「あ、うう・・」槍を杖にどうにか立ち上がり・・再び朦朧とする意識の中でどうにか闘志を掻き立てて・・ 【アリー】「こ、のお・・!!」踏ん張るたびに精をこぼしそうになる自身に屈辱を覚えながら、力任せに槍を突き込む 《フレイムエッジ》のみで。 2d6+6+5 【ダイス】BB05_Als - 2D6+6+5 = [2]+6+5 = 13 【GM】1点抜けた。そして反撃は…ここで何の意味もないですが 幻影 を使用します いえいえ、待ってました(え 【GM】触手をアリーの膣から引き抜くとゆっくりとその堅い殻を開き、一掃激しく霧を吐き出していく。 瞬く間に顔の前にかざした掌も見えぬ濃霧に包まれ… 【GM】そこにゆっくりと、膣内に種を注がれる先ほどの光景が浮かび上がっていく 【アリー】「うあっ・・!?こ、これは・・」直接浴びてはさすがのメイデンも堪えきれずに 【GM】その光景に何時の間にか屈強な男達が混ざり…アリーの全身、その穴という穴を汚していく 【アリー】「な・・幻影?バカな、こんなものを見せて一体・・!」と言いかけて (あの貝が、そんなものを見せて、どうする?)と自然思い至り 【アリー】「・・これは、私の・・記憶?だとしたら・・」困惑しながら、その回答に至るまいと頭を振って 【GM】何時の間にかアリーの周囲、男達の剛直がある場所に呼応するように触手が取り囲み…襲い掛かるタイミングを計っている 【GM】といった感じで一旦回しましょうか。ではアリー、どうぞ 《フレイムエッジ》しかありませんね。幻を振り払うように一閃するもちょっと精彩がない 1d6+6+5 【ダイス】BB05_Als - 1D6+6+5 = [6]+6+5 = 17 【GM】では反撃。七毒+マルチで行きます 【ダイス】[GM]Bord - 2D6+2 = [6,2]+2 = 10 【ダイス】[GM]Bord - 2D6+2 = [2,4]+2 = 8 両方胸に喰らってAP0.≪大きすぎる胸≫のみで。 【GM】はい、あと七毒は? ここは爆乳で。 【アリー】「き、貴様ら・・どこから沸いた、離せ・・!」幻と判っていても身体に走る痛みと乳房に流し込まれた毒は現実のもので・・ 【GM】はいはい、では怯んだその一瞬の隙を突き、その体に纏わりつくと以外に器用な動作でその服の胸の部分をはだけていく 程なく、形のいい胸がそのままに、鎧からこぼれた胸は、両手にも余るサイズに腫れ上がってしまいます 【幻】「や、やめろ貴様ら!!この…」それにあわせる様に中に浮かぶ幻の自分も、必死の抵抗もむなしく男達に胸元の衣装を剥れていく 【アリー】「っ、この・・離せ・・!」振り払おうにも槍と盾を離せば抵抗すら出来ず、群がる男たちになすすべもなく無防備な乳房をぶる、ぶるんっと揺らして晒す 【幻】「っ、この・・離せ・・!」まったく同じ言葉を吐く幻の自分、シンクロする刺激とその光景は何所までもリアルに襲い掛かり… むき出しの乳房は人型の胴体に相応のバランスと稜線を描いたまま、男たちの手に遠慮なく鷲掴みにされていき・・やがて、声が、かすれた喘ぎに変わっていく・・ 【幻】「感じてやがるぜ、この馬女…」そのとき、それまで無口だった幻の男が口を開き…アリーへと侮蔑の言葉を投げつける 【アリー】「・・っは、胸、は・・いつも弄ってるから、だめ、だめだ・・っ」ぶるぶると震えながら声をかみ殺して・・自分の性器を自分で弄れないがために、乳房で自慰をしていたがために、弄られただけで・・ 【アリー】「な・・?ち、違う・・これは」突然の言葉に困惑しながら、だが胸をいいように弄ばれたまま抗うことも出来ない 【幻】「おいおい、嘘はいけねぇな」「こうして欲しかったんだろ?なぁ?」幻の中の自分は罵られ、罵倒され…徹底的にその胸を嬲られて 【アリー】「そ、そんな・・ことは・・」だが、特異な種族のために牡と番うことも出来ず、自慰もままならない自分のうちにある願望を見せ付けられた思いで言葉が途切れていき 【アリー】「ち・・違う!」突き出した槍も腫れ上がった乳房のせいかどこか力が無く・・ 《フレイムエッジ》のみで。 【GM】その言葉は全て虚空に飲まれ、答えるものもおらず 1d6+5+4 【ダイス】BB05_Als - 1D6+5+4 = [1]+5+4 = 10 やがて槍も手ごたえを失って、はじき返される 【GM】反撃、今度はマルチのみで行きますね 【ダイス】[GM]Bord - 2D6+2 = [5,3]+2 = 10 【ダイス】[GM]Bord - 2D6+2 = [3,3]+2 = 8 【GM】どう受けます? その一撃も無防備で受けてしまいます。腰とゾロ目があるので8だけHPで受けますね。腰が残った。 【GM】はい、アクトはあります? ≪つい見てしまう≫でいいなら。自身が嬲られる幻影に目が言ってしまいます 【GM】了解です、ではアクトの追加などは? ≪汚された肢体≫ ≪後ろの処女≫ 追加で。 【アリー】「わ、私は・・」ついに槍も地面に転がり、盾さえ落として、膝を突き・・その幻影をふらふらと《つい見てしまう》 目の前の光景は今まさに最高潮を迎えようとしていた…ゆっくりと、その秘所に、後ろの穴に、そして口に…男達のモノがにじり寄り…ズブリ、と侵入を果たす 【アリー】「あ、、ああ・・あれが、私のお尻・・に?」その光景を呆然と見ながら、自身の尾も震えて・・ 【アリー】『ひっ・・おしりまで・・そんな汚い穴、太いのでかき回されたらおかしくなる・・っ』いつしか幻のアリーは、前後にぶち込まれる男たちのものに、舌からよだれさえこぼして、はっ、はっと。浅ましく獣のようにそれを待ち焦がれている 【幻】「おら、しっかり咥えろ!」「お?びちゃびちゃじゃねぇか」 「なんだ、ケツもあっさり受け入れやがった」男達はそれぞれ好き勝手に言いながらアリーの体をむさぼっていく 文字通り尻尾を振って、みだらな表情で『はいいっ・・う、馬女のおまんこと、きたない馬糞まみれのおしりつかってくれてうれしいですっ・・!』およそありえない顔で下劣な言葉を吐きながら尻を、牡に尻尾を振るけだもののアリー・・ 【アリー】「あ、あんなものが私の・・なかに・・・」あまりの光景に自失して、彼女は気づかなかった。 現実の自分の雌穴にもその魔手が忍び押し入ろうとしていることに 【幻】「流石獣だな、ヤらしい体してやがるぜ」「もっとして欲しけりゃしっかり絞めな!」そんな罵倒を繰り返す男達の1人が、そこで初めてアリーの、本もののアリーの方へと向き直り…目をあわせる 『あは・・っ、いつも貧弱なものぶら下げた人間の牡しかそばにいなくて・・こんなぶっといのでかき回されて、メス馬になれるなんて夢見たいです・・!』その言葉どおりに尻尾を振りたくり嘶いて・・ 四肢を踏ん張ると幻影のアリーは必死に鍛えられた下半身で男たちのものを千切れんばかりに締め付けて、下と上の口からよだれをたらし・・空いた手で男たちのものを握り、腫れ上がった乳房で奉仕まで初めて・・現実のアリーを見る 【幻】「これがお前の望みなんだろう?」ニヤリ、と現実のアリーに振り向くのと同時に…アリーの穴へと触手たちが潜り込み、その肌に全身をこすりつける 【アリー】「あ、あう・・あ?ひぎ・・!?」朦朧とする意識の中で襲い掛かる肛門を抉る痛みと、性器に再び進入するその痺れるような感覚だけは本物で・・だが 【アリー】「ち、ちが・・入れて欲しいなんて、お尻や・・メスになりたいなんて思って・・」怯えたようにあとずさるが迫る触手はその間も浸入をやめず だが。いつしかその手が自身の胸に伸びて・・幻影を見ながら、槍と盾の代わりに自分の胸をこね回していることに気づき・・ 全身に擦り寄ってくる触手たちは、たちまちの内に一際太くなり……ドプッ、ドプドプッ……その全身を彩るように、熱い白濁を吐き出し 【アリー】「あ?あ・・」何かがふつりと頭の中で切れて・・ 【アリー】「ひ、いいっ・・出てる・・お尻で、おまんこで、精液・・!」ぐたりと、馬脚を崩れさせて、嬲られるがままに悲鳴を、上げた 【GM】まるで雨のように降りしきる白濁液、肛門をえぐる触手、そして目の前で一匹の獣となって精を求める自身の幻はアリーの体から現実感を奪っていく 【アリー】「こ、こんなの・・は、ない、感じてなんか無い・・!」必死に叫び続けても、いつしか幻影の自分と同じように腰が浮き・・ いつしか、逃れる動きがゆらゆらと尻尾を揺らして振りながら・・オスのペニスを求めるような腰の動きに変わっていく・・「あ?あ・・ち、ちが・・!」 幻影と現実の責めの中でいつしかアリーの意識は融けて混ざり合って・・ 【GM】いつしかアリーを囲むように、無数の虚像が浮かびあがり……その全てが雌の嘶きを高らかに上げ 『すごい、すごいっ・・アリーのなか、みんなのものでいっぱいです・・もっと精液、馬おまんこにぶちまけて・・』『雌馬のおっぱいでも、お口でも皆のこと満足させられるから・・っ』嘶きがいつしか嬌声に変わる頃・・ 【アリー】「ちが・・わたしは・・雌馬じゃ・・」言いかけて、己がけだものでないなど、誰が保障するのか、ということに至り 【アリー】「ひ―――…ンッ・・!」性器とを満たす、触手の責めに、幻影と同様高い嘶きを上げて、達した 【GM】霧はより深く、その範囲を広げ『そんなに精液が好きならいくらでもくれてやる!』『馬なんぞを相手にしてくれる俺達に感謝しろよ!』あちこちから響く罵声はさらに激しくなる 【GM】では、ターン回して…アリーどうぞ 【アリー】「は・・は・・い。アリーを。アリーの、ここを・・」ついに自ら幻に向かって高く尻を捧げたところで・・ 演出ですが≪守るべきもの≫・・最後の矜持に、気づきますね 【GM】見れば幻のアリー達は男達だけでなく、互いに慰めあう動きすら見せ… 【GM】はい、了解です 23 43 ([GM]Bord) では…演出もかねて知力で幻を払えるかの判定行きましょう あ、守るべきものは使ったでいいのかな 【ダイス】[GM]Bord - 2D6+5 = [4,2]+5 = 11 では《ポテンシャル》2点で幻影を。 4d6+4 【ダイス】BB05_Als - 4D6+4 = [2,5,2,4]+4 = 17 使わなくても。まあいいか 【アリー】「ち・・違う。いや、たとえそうでも・・私には・・」この脚は草原を駆けるためのもので・・「蹄は仲間を護るものを打ち払うものだ・・!」 そう言って霞む視界の中で槍と盾を取る 【GM】では…そう、それに気付くといつしか霧は薄くなり……その幻影も次第に薄れていく 【GM】後にはただ貝だけが残り…再び淫夢へと導くために霧を吐こうとその口を開く では《フレイムエッジ》《ファイナルストライク》でー。 8d6+9 【ダイス】BB05_Als - 8D6+9 = [2,1,2,4,4,6,4,4]+9 = 36 微妙だ。だがやるしかないぜ 【GM】……堅く作りすぎたかな 23 52 ([GM]Bord) では反撃は…動揺したのか何の工夫も無く攻撃を 23 52 ([GM]Bord) 2d6+2 【ダイス】[GM]Bord - 2D6+2 = [5,2]+2 = 9 ガーディングで2点だけ胸に。 【GM】では、ラウンド回してどうぞ! 【アリー】「まだだっ・・!!」馬首を返して猛突撃! 炎の槍が全体重を乗せて突き込まれる・・! 《フレイムエッジ》《ファイナルストライク》で 8d6+9 【ダイス】BB05_Als - 8D6+9 = [4,4,6,3,6,1,3,5]+9 = 41 【GM】お、それは…バキリ、嫌な音をたててその殻にヒビが入り…のたうつように触手が這い出てくる 【アリー】「浅いか・・だが、やるしかない・・」半裸のままで乳房もむき出しに、ヘルムをかなぐり捨てて 【GM】では、必死に七毒+マルチしてきます 【ダイス】[GM]Bord - 2D6+2 = [5,5]+2 = 12 【ダイス】[GM]Bord - 2D6+2 = [2,1]+2 = 5 金髪を流しながら、それを迎え撃とう。 前者に《ガーデイング》で5、5をシールドに。残り2点 BSは尿意で。 【GM】了解!描写入れる? アクトはないのでいいかな 【GM】了解、ではアリーどうぞ 《フレイムエッジ》のみで。 2d6+9 【ダイス】BB05_Als - 2D6+9 = [4,4]+9 = 17 微妙だw 【GM】後一押し! では反撃のマルチアタックのみ 【ダイス】[GM]Bord - 2D6+2 = [6,2]+2 = 10 【ダイス】[GM]Bord - 2D6+2 = [6,3]+2 = 11 盾と腰が弾けて全裸!まあ下半身馬ですがw 【GM】では、運がよければ最後の攻撃どうぞ 【アリー】「まだだ・・どうせこの身体では逃げ切れん・・なら、いっそ・・!」 全身をぶつけるようにしてチャージ! 《フレイムエッジ》ー 2d6+9 【ダイス】BB05_Als - 2D6+9 = [5,5]+9 = 19 かなりいったー 【GM】ビシ、ビシビシ…バキン…音をたてて堅い貝の殻が割れ、やわらかい中身が現れ… 【GM】それは炎を纏った槍に貫かれ……ゆっくりと抜け落ち、水中へと落下する 【アリー】「やったか・・?」汚濁にまみれて心身ともに疲弊して、腫れたままの乳房で引き抜いた槍を杖に立ち尽くして・・ 【GM】そのまま波に飲まれ、海へと消え……街を覆う霧がゆっくりと晴れていく 【アリー】「ふん・・貝は貝らしく焼かれて喰われていれば・・」そう言いながら馬脚が崩れて、どう、と受身を取りながらも倒れる・・全身には触手の残した置き土産が張り付いたままで・・ 戦闘終了です では気絶したところでこちらもフェイドアウト 【GM】はい、では エピローグ 【GM】意識を失い倒れていたアリーは、やがて全身に走る刺激に目を覚ます 【アリー】「う・・ここ・・は?」うっすらと目を開けて、潮の香りがすることに気づくが・・ 【GM】目の前には藁、獣匂に満たされたその場所は馬小屋で 【半人屑】「お、ようやく目覚めやがったか」アリーの全身を犯していた男の1人が声を上げる。 先ほどまで満ちていた瘴気の影響か、半ばまで人屑と化していて 【アリー】「ここは・・な、なんだ、貴様は・・!?」と瘴気に気づいて 身を起こそうとするが、馬脚にはじゃらり、となる鎖と・・気がつけば両腕も壁に鎖で吊り上げられていて・・腫れは引いたものの豊かな乳房が惜しげもなく晒されて ぶざまに尻を差し出した格好で本当に雌馬のように厩舎につながれている・・ 【半人屑】「へへ、やっぱり街を出なくて正解だったぜ。こんな名馬を拾えるなんてな」男達は下卑た笑いを浮かべ 【アリー】「は、離せ・・私は救援に来た騎士だぞ・・こんな真似をして・・」怒りに満ちた目で睨み付けて、脚を蹴り上げるようにするが・・ 鎖で繋がれた脚は思うように動かせずじゃらじゃらと音を立てるばかりで 【半人屑】「おっと、あぶねぇな」しかしその足も鎖がつけられ、男には届かない 【アリー】「何を考えている・・人間の癖に、人馬に妙な気など・・」だいいち、犯そうにもサイズが合うまいに、となかば呆れて白い目で見るが・・ 【半人屑】「飼い主様を蹴ろうとするなんて雌馬は、しっかり調教してやらないと…な!」その言葉とともに全員がより一掃激しく動き、アリーの脳裏を快楽の一色で染めようと… 【アリー】「な・・あ・・い、ぎ・・こ、こんな・・太い・・!?」 【GM】瘴気の所為か、その男根は人にあらざる太さに膨れ上がっており 同属のものよりもひどく張り詰めて硬い剛直で深い馬体の胎内までづん、づんと二本の肉槍で突かれて・・「んぐううっ・・!?」 悲鳴を上げたその口も、槍のような逸物で小突かれて呻く 【アリー】「き、きふぁまら・・わたしをこんな・・そまつな・・んぐううっ・・!?」唇に剛直をねじ込まれながらポニーテールも捕まれて、ペニスを扱くのに雑巾のように使用され・・ 汗ばむ馬体はいつしかつやを帯びて自ら尻を牡の物におしつけて・・そのたびに鎖がゆれて 【半人屑】「体は喜んでるぜ?」「こうされたかったんだろ?あんな場所で裸で倒れてよ」「へへ、変態の雌馬だ」そういいながら自身の快楽のみを求め、アリーのことなど気にも留めずに律動を続ける 同時にさらけ出された乳房も巨大な逸物を挟む道具にされて、たぷたぷと揺れる・・ 【GM】さらには伏せたその背中にも数人の男が乗り、むき出しの肌に熱いものをこすりつけ…白い化粧を施していく 【アリー】「ぶふぁ・・そ、その雌馬と番う変態がなにを・・いい気になるな。鎖さえ解ければお前たちなど・・」護る筈だった住人たちに貫かれ、慰み者にされながら、ついにその背中に浴びせられる穢れに気づき・・ 【アリー】「そ、そこは・・やめ、やめろ・・そこは、主人だけの・・!」そう言いながら主だけに赦すはずの背中を欲望に汚されることに始めておびえを見せて懇願する・・ 【アリー】「(い・・ぎっ、ふか、深い・・こんな所まで突かれたのは、同族でもないの・・にっ)」異常な剛直の突きにその哀願さえ封じられて脳裏に火花が散る・・ 【半人屑】「ははは、違いねぇな。俺達も変態だ」笑いながら、その肉棒を硬直させると…「俺達も出すぜ?」ラストスパートとばかりに高速でピストン運動を繰り広げる 【アリー】「え・・ま、待て・・待ってくれ・・それは・・いやだ・・!」怪物の子ならば殺したところで何の遺恨も無い。だが人間の子種を注がれては・・ 【半人屑】「そら、獣相手が好きな変態に犯されてイっちまいな。」高らかに笑いながら…種を注ぐ 必死に両腕を揺さぶり逃れようとするが男たちは体格のいい馬体をもしっかりと繋いで・・ 【アリー】「い、いや・だ・・っ!!」ぶるん、と乳房を揺らしながら身を仰け反らせるが・・ びゅるっ・・!! 同時に、乳房と顔面にも白濁を浴びせられて無様に悲鳴が漏れる・・ 『ひぃっ・・!ひ―――ンッ…!!』 数ヵ月後、男達から瘴気が離れるまで馬屋では雌馬の嘶きが聞こえていたという…… ~ ランドリューフ戦記 ~ 「騎士と幻」 御疲れ様でした。描写ほとんど頼ってた お疲れ様でしたー
https://w.atwiki.jp/jollyrogers/pages/20.html
雑誌・書籍関連日経BP社 コンデナスト・ジャパン 小学館 集英社 宝島社 講談社 経済界 森ビル VWグループジャパン キリンウェルフーズ 雑誌・書籍関連 日経BP社 日経ビジネスAssocie 広告連動ページ及びタイアップ広告を編集・制作 2003年9月2日号 123ページ 健康に関連した話題について解説するコラム(商品名はないものの実質タイアップ記事) Boom Associe 01 「黄金のBCAA。その正体を知る!」 以下、冒頭導入部分と末尾部分を資料として引用 突然ですが常識クイズをひとつ。 「たんぱく質とアミノ酸の違いはなんだ?」 いやなに、答えられなくても、そんな に恥じ入ることはないです。分かって いるようで分かっていない、そんな典型 的例題だから。 (中略) ただしひとつだけ、ご注意を。最も 効果をあげたいなら、バリン、ロイシン、 イソロイシンは1:2:1の割合で摂る こと。医学では、これがBCAAの黄金律 なのだよ。 (アミノ酸リコメンデーター 及川 政治) 2004年4月8日(木) 西麻布のデザイナー宅で、クルマ特集の打ち合わせ ジョリーロジャースのHP:日記(2004年4月9日(金))より引用 終了後そのまま西麻布のデザイナーんちで、 『日経ビジネス アソシエ』クルマ特集の打ち合わせ 2004年6月19日(土) タイアップ用資料に目を通した ジョリーロジャースのHP:日記(2004年6月19日(土))より引用 ワタクシはワタクシで『週刊朝日』のタイアップ打ち合わせ用資料と、 同じく『日経ビジネス アソシエ』のタイアップ用資料に目を通し、 2004年10月19日号 80~81ページ アサヒ飲料株式会社のタイアップ記事 (ページ肩に「広告」と打たれている) 「浮かび上がった3つの特性 できるビジネスパーソンは朝を生かす。」 文/及川政治 デザイン&イラスト/PABLO graphics 構成/JOLLY ROGERS 以下、冒頭導入部分を資料として引用 今時の若手ビジネスパーソンは、果たしてどのよ うな朝を過ごしているのか、どのようにして一日を スタートさせているのか…。その実態を探るべく、 全国9都市の20代、30代ビジネスパーソンにイン ターネットで調査(※)を行ってみたら、実に興味深い 3つの特性が浮かび上がってきた。なるほど、「一 日の計は朝にあり」。読者諸君、朝が肝心なのだ、 後れをとるな! ※アサヒ飲料調べ 2005年6月7日号 48~59ページ(広告ページ含む) 各社の認定中古車システムを紹介するタイアップ記事 (ページ肩に「広告」と打たれている) 「無理なく楽しく輸入車と暮らそう!『アプルーヴドカー(認定中古車)という賢い選択』」 構成・文/及川政治 (JOLLY ROGERS) 撮影/善本喜一郎 (KiPSY) デザイン/ciel inc. 以下、冒頭導入部分を資料として引用 見栄で乗るのではない。本当に楽しく クルマと暮らしたいから、輸入車を愛車としてみたい。 だけど、経済的な負担は、あまりかけたくない、感じたくない。 そんなスマートなカーライフを望むなら、 あなたにはぜひ、このシステムをお薦めしよう。 2005年12月20日号 75ページ BMWの広告連動記事掲載。署名入り この号の表紙裏は、見開きでBMWの広告(BMW認定中古車とBMWバリューローンを宣伝) 以下、本文の一部を資料として引用 想定の範囲外の愛車を我が手に。 認定中古車という新たな選択。 やった。いよいよ、ついに、待望の冬のボーナスが出る。 今年も、よく頑張ったよな。色々あった一年だけ ど、我がビジネスライフに悔いはなし。業績だって 胸を張れるものだったと思う。 (中略) これなら、予算の範囲内で、想定の範囲外の愛 車が手にできる。ちょっと手が届かなかった、あの 憧れのクルマを自分のものに。「認定中古車」は君 のためのシステムなのだ。 (カー・リコメンダー 及川 政治) コンデナスト・ジャパン GQ_JAPAN 特集及びタイアップシリーズを編集・制作 2003年12月号(No.07) 191~216ページ 「30インチがはける腹になる5つの方法」 Supervising editor Masaharu Oikawa(JOLLY ROGERS) Exercise supervisior Shinji Sakazume(Sports Science) Special thanks to Noriko Matsumoto Illustration Hiroyuki Izutsu 綴込み小冊子形式の特集タイアップ記事 エクササイズの方法の他、アミノ酸飲料・スポーツ施設なども紹介 「Text Masaharu Oikawa」と打たれたページ冒頭部分を資料として引用 194,195ページ 「知識と少しの努力で腹はへこみます。」 最初に断言しておくが、人間、30 の声を聞くようになると、誰でも腹 は出る。 196,197ページ 「チェック項目で知る、あなたの腹タイプ」 TYPE A 3年間で ベルトの穴 ふたつ成長。 わかる、とてもよくわかる。 おそらくこのタイプAが、 今回のボリュームゾーンと なるだろう。悪いことは言 わない、今日から腹筋運動 を始めなさい。だが見よう 見まねの自己流では効果は ない、続かない。正しい腹筋、 基本の「き」を体得すべし。 198,199ページ 「まずは、基本の「き」、正しい腹筋法を理解しよう。」 う~む、腹が出てしまった、何とかせねば。で、誰もが始めるのが 腹筋運動である。だが大抵の場合、全然効いていない。言っておく が、腹筋は振り子運動ではない。100回できたとしたら、それはま ず効果がなかったと思うように。(以下略) 206,207ページ 「運動なんてやったことがない。ならば、ボールで楽しく腹締め!」 バランスボールのよいところは、まずストイックになりすぎないこ と。ボールと遊ぶ小熊くらいの気分でカラダはできあがる。(以下略) 208,209ページ 「腹筋がないからたるむ。話題のアミノ酸サプリで筋肉のもとを摂取。」 今年2003年は空前のアミノ酸 ブームである。市場には数多くのアミ ノ酸サプリメントが溢れ、売れ行き も、なかなか好調のようだ。 2004年3月15日(月) 奥湯河原でBMW R1200C Montaukのロケ撮影 ジョリーロジャースのHP:日記(2004年3月16日(火))より引用 さて、おかげさまで昨日は見事に晴れ、奥湯河原ロケは無事終了 ね、相変わらずワタクシは晴れ男 ロケは必ず晴天にしてみせるのであります 2004年3月29日(月)~4月2日(金)? 横浜~世田谷でBMW撮影のロケ ジョリーロジャースのHP:日記(2004年3月27日(土))より引用 今日はまだ、来週のBMW撮影のロケハンがてら、 横浜~世田谷間しか走ってないけど、 2004年4月8日(木) 14 00~ 世田谷・経堂のレストランで、BMWオートバイタイアップ記事の撮影 →『LAFAYETTE ST.』 東京都世田谷区経堂 GQ JAPAN 2004年7月号 (No.14) 175ページの記事を参照 ジョリーロジャースのHP:日記(2004年4月9日(金))より引用 【木曜日】 午後2時から世田谷・経堂の十数年来の仲良しのレストランで、 『GQ JAPAN』BMWオートバイタイアップの撮影 朝までの土砂降りの雨がウソのようなピーカンの晴天 ほらね、ワタクシのロケは必ず晴れるんだってば 2004年6月19日(土) ロケ決定連絡メールを送信 ジョリーロジャースのHP:日記(2004年6月19日(土))より引用 『GQ JAPAN』のロケ決定連絡メールを送信して、さてビールでも飲むか という何とも怠惰な一日でございます 2004年7月号 (No.14) 175ページ BMW F 650 CS Scarverのタイアップ記事 (GQ PROMOTION扱) 撮影日時は2004年4月8日(木) 14 00~ 「休日はオートバイでカフェへ行く。」 Compose Jolly Rogers Photos Osamu Nagahama Text Masaharu Oikawa (Jolly Rogers) 以下、記事冒頭部分を資料として引用 まるで履き慣れたスニーカーのように。 一杯一杯になるまで働いたハードな一週間が終わ り、今日は晴れてゆっくり休める休日だ。 こんな天気の良い日曜日の午後、さて何をしよう。 珍しく今日は何の約束もない。 そんな時僕は、愛用のオートバイで行きつけのカ フェへ乗り付けたくなる。 2004年11月号 (No.18) 206ページ BMW R1150R Rocksterのタイアップ記事 (GQ PROMOTION扱) 「週末はワインディングでダンスを踊る。」 Compose Jolly Rogers Photos Osamu Nagahama Text Masaharu Oikawa (Jolly Rogers) 以下、記事冒頭部分を資料として引用 コーナリング、それは究極の楽しみ。 風が吹き抜けてゆく。今走り 終えたばかりの峠を、稜線に沿っ て、風が吹き抜けてゆく。 2004年12月号 (No.19) 183ページ BMW R1100Sのタイアップ記事 (GQ PROMOTION扱) 「友と2台で走る、これもまたいいもんだ」 Compose Jolly Rogers Photos Osamu Nagahama Text Masaharu Oikawa (Jolly Rogers) 以下、記事冒頭部分を資料として引用 2年ぶりの誘いの真意は…… 「久しぶりに一緒に走ろうか」 アイツが突然電話してきた。久 しぶり、も何も声を聞くのすら何 年ぶりだ? 最後に会ったのは、 あれは一昨年の夏の終わりだった っけ。 2005年1月号 (No.20) 171ページ BMW K1200GTのタイアップ記事 (GQ PROMOTION扱) 「秋の終わりの暖かな旅。」 Compose Jolly Rogers Photos Osamu Nagahama Text Masaharu Oikawa (Jolly Rogers) 以下、記事冒頭部分を資料として引用 大丈夫、寒くない。 今年も、よく走った。いろんなところへ出 かけた。オートバイという名の相棒と一緒に。 2005年1月号 (No.20) 185~188ページ VW GOLF GTとMAZDA AXELA 23Sの比較タイアップ記事 (GQ PROMOTION扱) 「ヨーロッパで問われるのは、クルマの『実力』です。」 Compose Jolly Rogers Photos Masaya Adachi Text Masaharu Oikawa (Jolly Rogers), Yasushi Ishiwarari 以下、185ページ導入記事を資料として一部引用 ドイツ人ビジネスマン、カール・ハーネは悩んでいた。 生粋のクルマ好きゲルマン民族として、彼はこれまで自国ドイツ製の自動車こそ世界一だと信じてきた。 だが、どうもここのところ、東京の街をきびきびと走り回る、1台の日本車が気になってしょうがないのだ。 2005年2月号 (No.21) 71ページ BMW K1200Sのタイアップ記事。 - in Business Motorcycle - 高速道路タンデム走行解禁、間近 「2005年末のヒット番付に大型バイクが入る!?」 Text Masaharu Oikawa(Jolly Rogers) 以下、冒頭部分を資料として一部引用 知ってるかな?今やオートバイ は若者の足代わりではなく、むしろ 大人の遊び、立派なホビーなのだ。 2005年2月号 (No.21) 80~109ページ 2005年、理想の裸は「しなやかな肉体」。 Supervising editor Masaharu Oikawa(JOLLY ROGERS) Illustlation Hiroyuki Izutsu 以下「Text Masaharu Oikawa」と打たれたページ冒頭部分を資料として引用 84~85ページ 「筋肉の違いは鍛え方にあります。『しなやかな肉体』はユル~い運動で作れます。」 Text Masaharu Oikawa,Tomoko Kikui Photos Jyunya Inagaki,Hideyuki Suto Hair Make Kumiko Inawaka,Yuki Asano しかしまあ、世の女性たちは好き 勝手なことを言うもんであるなあ。 曰く、お腹は6つに割れててほし い。でも仮面ライダーは、やだ。 86~88ページ マシンエクササイズ1:上半身 「注目度NO.1!ワイシャツからの『チラ見え』でOL人気急上昇。」 Text Masaharu Oikawa,Tomoko Kikui スーツで初対面。彼女の視線は、まずキミのVゾーンに向かう。 シャツやタイの趣味を見極める、ためだけではない。 90~92ページ マシンエクササイズ2:下半身 「服を脱ぐときのために……。見事にデザインされた下半身で備えておく!」 Text Masaharu Oikawa,Tomoko Kikui まあ、普段はパンツで隠されてるから安心してるかもしれない が、いざというとき、モノをいうのが男の下半身の造形である。 94~96ページ マシンエクササイズ3:コア 「背と腹=コアを鍛えねば上半身と下半身がきれいに繋がりません。」 Text Masaharu Oikawa,Tomoko Kikui ここまでくれば、上半身、下半身とも、しなやかなセクシー体 型にできあがっている。よろしい、よくやった。しかし、であ る。 100~101ページ 自宅でエクササイズ 「ジムにはなかなか行けないキミへ。”引き締め”に有効なのは『チューブ』!」 Text Masaharu Oikawa 「そりゃセクシーな肉体になりたいです。モテるカラダが欲し いです。でも、ジム・デビューは気が引けて……」。うん、まあ、 気持ちはわかるな。 小学館 テレビサライ 広告連動ページ及びタイアップ広告を編集・制作 2004年4月号で休刊 ダイム 広告連動ページ及びタイアップ広告を編集・制作? 2004年3月9日(火) - 未確定 ロレックスのGMTマスターII(黒赤ベゼル)の撮影 ジョリーロジャースのHP:日記(2004年3月9日(火))より引用 今朝はロレックスのGMT マスターⅡ(黒赤ベゼル)という憧れの腕時計の撮影 いいなあ、カッコイイ ワタクシ、ロレックスが2本、オメガ2本、 他にロンジン、スウォッチ、セイコー、シチズン、Gショックと、 カミサン曰く「お前は千手(せんじゅ)観音か!」てくらい時計持っておりますが、 また欲しくなってしまいました 2004年6月28日(月)~2004年7月2日(土) - 未確定 ジョリーロジャースのHP:日記(2004年7月3日(土))より引用 さて、今週は大学&TVと雑誌の仕事4本を抱え、 集英社 UOMO 2005年2月24日(木)創刊 「Muse s voice from driving seat」(美女とクルマ)シリーズを連載 今回の件とは関係なく連載終了? 2004年4月6日(火) - 未確定 事務所でタイアップ原稿の校了 ジョリーロジャースのHP:日記(2004年4月9日(金))より引用 その後は事務所でタイアップ原稿の校了 2005年4月号 212~217ページ 「Muse s voice from driving seat」連載第1回 田波涼子Xメルセデス・ベンツSLK350 進化を遂げるとはまさにSLKのこと (214ページ) 文・及川政治 (カー・リコメンダー) 以下、冒頭部分を資料として引用 今度のSLK、ずいぶん立派に なったなあ。これが実車を前にし ての第一印象だった。 2005年8月号 128~133ページ 「Muse s voice from driving seat」連載第5回 長谷川理恵XJAGUAR XKR 【JAGUAR XKR】優美さを身にまとう スマートなトップアスリート (130ページ) 文・及川政治 (カー・リコメンダー) 以下、冒頭部分を資料として引用 無機質なコンクリート打ち放し の地下駐車場。その背景に溶け込 むように、濃いメタリックグレー のジャガーXKRは静かに佇んで いた。まだ吼えちゃいない、おと なしくしてるよ、とでも言いたげ な余裕たっぷりの風情で。 2005年9月号 164~169ページ 「Muse s voice from driving seat」連載第6回 田丸麻紀Xコルベット クーペ スマートで俊敏、 現代流のスポーツカーに ブラッシュアップ (166ページ) 文・及川政治 (カー・リコメンダー) 「ジョリーロジャース的。」 2005年7月25日(月)付 「コルベットは素晴らしい!」を参照# 以下、冒頭部分を資料として引用 ドロドロドロ。6リッターV8 エンジンが、特有の低いうなり声 と振動を伝えてくる。アイドリン グ状態にして、すでにこれだけの 個性を主張するクルマ。これぞ、 アメリカン。 2005年12月号 158~161ページ# 『2005年の3「車」択一』part4 中島史恵が選ぶ個性派V8・SUV編 VOLVO XC90 V8TE・他 構成・文/及川政治 「ジョリーロジャース的。」 2005年9月27日(火)付 「ねむ…」#「ロケ」#を参照 以下、冒頭部分を資料として引用 (159ページ) 乗り込んでまず感じたことは インテリアのラグジュアリー感 あ、きれいなホワイトですね。こ のボディカラー。パールホワイト、 か。内装もホワイトレザーで合わせ てある。すごく高級そうな革が使っ てありますよ。 宝島社 最新長寿医学がみつけた「老い」に勝つ!10の秘訣 詳細不明 著者:坪田 一男 出版社名:宝島社 (ISBN4-7966-4140-8) 発行年月 2004年6月 サイズ:271ページ B6版 価格:1,365円(税込) 目次・第3章 第3章 対談「125歳までハッピー人生」への挑戦―アンチエイジング・ドックを体験して(及川政治・坪田一男) 2004年2月25日(水) 「アンタイエイジング」テーマの単行本作製のため青山で肉体年齢をドック方式で検査 ジョリーロジャースのHP:日記(2004年2月25日(水)) 気を良くしたまま今度は青山へ “アンタイエイジング”つまり老化に抗え、というテーマの単行本作製のため、 ワタクシ自身の肉体年齢をドック方式で検査していただいたのでありました 2004年3月17日(水) 抗加齢医学の取材&測定 ジョリーロジャースのHP:日記(2004年3月17日(水))より引用 左右の足首の所で血液の流れる速さ=流速を測るのですが、 これがワタクシ、異常に速い スピードに関しては何でも速い方が好きなんですが、こいつはちょっと違うらしい 血流が速いってことは血管が硬い、すなわち、 「動脈硬化」が始まっている(!)との診断なのであります 2004年3月18日(木) ジョリーロジャースのHP:評論(“自動回転ドア事故”について考える)より引用 ワタクシ、仕事でしょっちゅう六本木ヒルズへ参ります つい先週の木曜日も単行本の対談のために出かけました ↑詳細不明 2004年3月31日(水) 単行本の打ち合わせ(場所は不明:中目黒の事務所?) ジョリーロジャースのHP:日記(2004年4月1日(木))より引用 しかし、のんびり花見してるわけにも行かない 午後は単行本の打ち合わせや入稿した原稿のチェックで過ぎて行き、 講談社 インディペンデント・コントラクターに関する単行本に関わった 詳細不明 2004年4月8日(木) 18 00~ ライターY氏(詳細不明)と単行本について打ち合わせをした。 ジョリーロジャースのHP:日記(2004年4月9日(金))より引用 事務所に戻ったら早、午後6時少し前 ほどなくライターの友人Yクンが到着 事務所隣のカフェレストランで、 ハイネケン・ダークとバス・ペールエールと富乃宝山やりながら、 講談社の「インディペンデント・コントラクター」単行本打ち合わせ 週刊現代 オフィスを目黒区青葉台(中目黒)から渋谷区広尾(恵比寿)へ移して以降の原稿と思われます 2006年5月22日(月) 発売 2006年6月3日号 48~51ページ 緊急連載スタート! 元『ターザン』名物編集長が突撃体験ルポ 「メタボリック症候群」の恐怖 取材・文/及川政治 第一章「ショック!あなたも隠れ肥満」より資料として一部引用 「二人に一人が黄色信号」 (前略) その”カリスマ医師”栗 原先生の言葉に、元『ター ザン』編集長の私は閃いた。 そうだ、これから注目すべ きは「内臓脂肪」である! ”まじヤバイ”リンゴ型肥満 どうだろう? 結構当て はまるものがあったりし て。私は……たくさんあっ た。 腹周りで内臓脂肪をチェック 栗原先生くらいのカリス マ医師だと、患者の腹部を 摘んでみただけで、相手の メタボレベルは大体分かる という。ではどうでしょ う、先生。私の場合は? 「ふ~む、かなりの内臓脂 肪ですねえ」 「…………」 CTスキャンで”現実”を知る (前略) どうかな? こうやって 数値で見ると、かなりの数 の 読者がメタボリック症候 群の範疇に入ってしまうの ではなかろうか。 (中略) 本当ですか! では早 速、とCTスキャンに臨む 私なのだった。以下次号に、 どうぞ、ご期待あれ。 2006年5月29日(月) 発売 2006年6月10日号 52~55ページ 緊急連載 元『ターザン』名物編集長が突撃体験ルポ 「メタボリック症候群」の恐怖 取材・文/及川政治 第2章「CTスキャンでましなデブとヤバイデブを見分けろ」より資料として一部引用 (前略) これは興味深い、とさっ そく取材に向かった私だっ たが、東京女子医科大学教 授でメタボの権威、栗原毅 先生との面談は、ショッキ ングなものだった。どうや ら私自身がメタボである疑 いが濃厚なのである。フィ ットネス雑誌の『ターザン』 元編集長の私が、ですよ。 そーんな馬鹿な。 驚愕の検査結果が一目瞭然 いた。本誌で活躍してい るカメラマンNクン41歳。 見るからにデブである。 お腹なんてプクプクであ る。だが実に優しい眼をし ていて声も語り口も柔らか い。なんだかクマの縫いぐ るみをホーフツとさせる好 青年である。彼なら怒らな いだろ、きっと。 やっかいな内臓脂肪 (前略) そう、これこそがメタボ リック症候群なのだ。他の 検査結果も併せると、残念 ながら我々は二人とも、メ タボだと診断されてしまっ た。しかも楽勝どころか、 Nクンより私のほうが圧倒 的に深刻である。(中略) 本当ですか! 次週よ り、マジに〈内臓脂肪撲滅 ・メタボ脱出作戦〉に入ろ うと、固く誓い合ったNク ンと私なのであった。 2006年6月5日(月) 発売 2006年6月17日号 168~171ページ 緊急連載 元『ターザン』名物編集長が突撃体験ルポ 「メタボリック症候群」の恐怖 取材・文/及川政治 第3章「内臓脂肪を減らす『食事メニュー』はこれだ!」より資料として一部引用 ジンギスカンで脱メタボ! 「う、うまい!」 「こりゃ、たまりませんね え~」 ムシャムシャ、モグモグ、 グビグビ。 「Nクン、もう一ついきた まえ」 「あ、及川さん、この肉も う焼けてますよ」 「おお、どんどんやろう。 いくらでもあるぞ」 今夜はわが家でホームパ ーティ。猛烈な勢いでジ ンギスカン鍋を食べまくる Nクン(41歳)と私である。 GI値を使って上手く痩せよう おお、なんたる朗報だろ うか! では栗原先生、内 臓脂肪の正しい落とし方を 教えてください。 (中略) では、ここでクイズです。 サラリーマンの昼食、酒の 肴、コンビニ弁当を想定し て、実際に料理を並べてみ た(右ページの写真参照)。 (A)と(B)でメタボ的に正しい メニューはどっちでしょ う? よく考えてみよう。 (答えはこのページ下にあり) 内臓脂肪が動脈硬化の犯人 今回の食生活見直し作戦 で、あなたのメタボレベル はかなり改善されるはず だ。 (中略) 「では来週は生活習慣改善 と運動不足を解消する方法 を教えましょう。そうすれ ばメタボなんて、4ヶ月で 脱出できます」 栗原先生の力強い言葉に 励まされ、さらなる精進を 誓うメタボコンビなのであ った。あ、ラム肉、お代わ りね。 2006年6月12日(月) 発売 2006年6月24日号 162~165ページ 緊急連載 元『ターザン』名物編集長が突撃体験ルポ 「メタボリック症候群」の恐怖 取材・文/及川政治 第4章「内臓脂肪を燃やせ!簡単即効3分間エクササイズ」#より資料として一部引用 「いててて。は、腹が、よ じれる!」 「ふうふう、こっちはわり と、楽です、ふう~」 先週はジンギスカンを食 いまくったわれわれ、フィ ットネス雑誌『ターザン』 元編集長の私(51歳)と、 最近幸せ太りでおデブにな っちゃった本誌カメラマン のNクン(41歳)の”メタ ボブラザーズ”であるが、 今週はエクササイズに挑戦 中である。 筋肉を増やして脂肪を燃やそう そこでお勧めするのが、 いわゆる筋トレだ。でも、 いきなりバーベルなんか持 ち上げる必要はない。そん なに負荷が高いと白筋が発 達するし、第一、ケガする のがオチ。最初は自分の体 重を使って無理なく鍛え て、長く続けたい。 自分に合った負荷で続ける そこで横浜・戸塚のYM CAスポーツ専門学校で講 師を勤めているスポーツト レーナーで『スポーツ&サ イエンス』主宰の坂詰真二 さんに、初級者用と中上級 者用の二つに分けて『たっ た3分でOK! メタボ脱 出エクササイズ』を作って もらった。やり方はイラス トを見ながら覚えてほしい。 最終段落↓ さあ、これでいよいよ次 週、最終回の再検査発表が 楽しみになってきた。果た して我がメタボレベルの改 善は如何に。乞う、ご期待! 2006年6月19日(月) 発売 2006年7月1日号 152~155ページ 緊急連載 元『ターザン』名物編集長が突撃体験ルポ 「メタボリック症候群」の恐怖 取材・文/及川政治 最終章「『さらば内臓脂肪10ヵ条』と『脱メタボな病院』」より資料として一部引用 第一章~第4章までのまとめと「メタボリック症候群」の診療が受けられる病院の紹介 知らないうちに内臓脂肪が蓄積 ウィ~ン。検査着に着替 え、仰向けに寝た私を乗せ た台は、今再び、CTスキ ャンの無機質な白いゲート の中に滑り込んでいく。今 日はいよいよ、最終結果確 認の日だ。果たしてわが内 臓脂肪は、多少なりとも減 っておるのか? 結構、ド キドキしている私である。 メタボの恐怖から脱出するぞ! この栗原先生の言葉に励 まされ、翌日から〈メタボ 脱出大作戦〉は始まった。 (中略) 「すごい!」 仕上がった写真を見て開 口一番、栗原先生はおっし ゃった。 「及川さん、減っています よ、内臓脂肪」 正しい知識でダイエット 「でも正しい知識なしに内 臓脂肪をうまく落とすのは 無理です。メタボと内臓脂 肪を理解して、きちんと対 処すること」(栗原先生) 本当にそのとおりだと思 う。だから最後に上に掲げ る〈メタボ脱出10ヵ条〉を 最後まで見守ってくれた読 者諸兄にお届けしよう。 (中略) そこで、メタボ診療に対 応してくれる病院をリスト にしておいた。 (中略) さあ、読者諸兄、頑張ろ う。〈打倒メタボ〉を目指 して! 2006年7月3日(月) 発売 2006年7月15日号 164~165ページ 大反響につき!元『ターザン』名物編集長の「メタボリック症候群」突撃ルポ【番外編】 潜在患者300万人!血液ドロドロNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)の恐怖 取材・文/及川政治 MC-FAN(血液流動性測定装置)による血液サラサラ度の測定記事。 ※MC-FANの製造メーカーの一例として山久化成をあげておきます 以下、記事より資料として一部引用 「お。おおお」 「あららら、意外だなあ」 スクリーンに映るわが血 流は、サラサラと清く淀み なく流れ続けている。 ここは東京・新宿区にあ る『戸塚ロイヤルクリニッ ク』の一室。私、オイカワ と、所長で東京女子医科大 学教授の栗原毅先生は、〈M C-FAN〉と呼ばれる機 械の映像に見入っている。 酒を飲まない人でも油断大敵 こりゃ一大事である。私 の周囲にも、酒は飲まない くせに、大メシ喰らいで太 鼓腹、甘いものには目がな いという友人たちがいる。 彼らはこぞって言うのだ。 「俺はオイカワと違って酒 飲まないもん。お前みたい な不健康な肝臓は持ち合わ せていないね」 発症する前に脂肪肝から脱出 先生によるとNASHの 患者さんは例外なく血液が ドロドロだそうだ。 (中略) この6ヵ条を守って、ま ず脂肪肝を解消すること だ。そうすればNASHに なってしまう前に、生還で きるだろう。NASHにな ってからでは大変だ。大丈 夫、今からやれば間に合う。 読者諸兄の奮闘を祈る! 経済界 偶キャリ。「偶然」からキャリアをつくった10人 及川氏の経歴紹介 経済界・既刊本(ビジネス関連) 著者:所 由紀氏のブログ(※現在はこちらに移行) 偶キャリ。 「偶然」からキャリアをつくった10人 著者:所 由紀 ISBN4-7667-8337-9 定価:\1,429+税 (税込 \1,500) 及川政治氏に関する記述は、 第2章 「偶然」からキャリアをつくった10人 10 「ここにはない”何か”を求めて、いろいろな人や世界と出会い続ける」 (200~219ページ) 森ビル ヒルズスパニュース 詳細不明 2003年7月?~ 会員誌の編集・制作 今回の件とは関係なく契約打切↓ 2004年5月6日(木)より後日 ジョリーロジャースのHP:日記(2004年5月6日(木))より引用 実を言いますとワタクシ、昨年より六本木ヒルズの仕事を請けていたのですが、 この度、無事契約を打ち切る運びとなりました ああ良かった 我が社の企業姿勢として、このような人殺しの片棒担ぐわけには参りませんので VWグループジャパン VIEW 詳細不明 フォルクスワーゲンオーナー向け会報誌のエディトリアル・アドバイザーをつとめた キリンウェルフーズ 季刊誌(誌名未調査)# 詳細不明(未調査) 編集担当
https://w.atwiki.jp/srwbr2nd/pages/382.html
楽園からの追放者 ◆VvWRRU0SzU 白い、光……全てを呑み込む……強く、激しい輝き…… ああ……消えていく……私が…… 主は……私を助けては……くれない…… 必要じゃ、ないから……? あの方の望む存在に……なれなかったから? では、私は……私の存在していた、意味は……私は、何? 私は……何になれた? ……何にも……なれなかった…… この宇宙は……静寂でなければ……いけない…… 望んでいない世界……修正……しなければ…… 静寂の世界……その世界になら……私の、居るべき……場所は……ある? 違、う……どこにも……ない……不確かな私……不確かな存在が、居てもいい……場所なんて…… このまま……消える……それが、あるべき……私の……終焉…… …………! これは……想いの力…… 静寂を乱す……違う……静寂を望む……いいえ、そうでもない…… 意志の力……そう、ただ一つ……大切なものを取り戻す……そのためだけの…… そう……まだ、生きて……抗う……戦う意思が……ある…… 消えかけた命……消えかけた私…… 世界を変える……想いの力……あなたが強く……想う……悲しくて……温かい……力…… でも、私は…… □ 「おはよう、統夜!」 背中を叩く衝撃と共に、弾けるような声が耳に抜ける。 俺が振り向いた先には、予想通りの顔。 「いったいな……いきなり叩くの止めろって何回も言ってるだろ、テニア!」 「あはは、ごめんごめん」 取り落としていた鞄を拾い、改めて向き直る。 フェステニア=ミューズ。 俺――紫雲統夜のクラスメイトにして、その、なんだ。先日から付き合っている女の子。 付き合い始めてから最近、こうして一緒に登校することにしている。 家もさほど離れている訳じゃない。だから家に迎えに行こうと思えばできるけど、それはしない。 「ん、カティアとメルアは?」 「もう先に行ってるよ。気を遣ってくれたんじゃないかな」 カティア=グリニャールと、メルア=メルナ=メイア。 テニアの姉妹……のようなものらしい。三人は一緒に住んでいるのだ。 少し前までは四人で登校していたのだけど、テニアと付き合うようになってからは、今日みたいに二人は先に行くことが多くなった。 「そっか。今度、何か奢らないとな」 「あ、じゃあ駅前に新しくできたカフェがいい! ケーキが美味しいんだって!」 「いや、なんでお前にまで奢らなきゃいけないんだよ……」 そんな他愛もない事を話していたらあっという間に学園へ着いた。 校門を通って、校内へ。 「よう、紫雲。今日も仲がいいな」 「あ、おはようございます先輩」 下駄箱で会ったのは、一見無愛想だけど何かと周りに頼りにされることの多いジョシュア=ラドクリフ先輩だった。 その隣にはそのジョシュア先輩の彼女の、グラキエース先輩がいた。こちらはあまり話したことはないので軽く会釈するだけだ。 ジョシュア先輩には俺も世話になっている。主に……そう、テニアと付き合うようになったことでの相談で。 ジョシュア先輩とグラキエース先輩は入学前から付き合っていて、まだまだ経験の浅い俺は色々アドバイスをもらっている訳だ。 「ジョシュア、早くいかないと遅刻するぞ」 「ああ、ごめんラキ。じゃあ紫雲、またな」 美人だけどあまり感情を出さないグラキエース先輩に急かされ、ジョシュア先輩達は通路の向こうへと去っていく。 二人はごく自然な感じの距離の取り方で歩いていく。それを眺めていた俺はと言うと、 (なんかいいなあ……あの自然な感じ。俺とテニアも傍から見たらあんな感じ……だったらいいんだけど) 「お待たせ、統夜」 と、靴を履き替えてきたテニアが戻って来た。この学校は男女の靴箱が別の位置なのだ。 予鈴のチャイムが鳴る。俺も慌てて靴を上履きに履き替え、テニアと一緒に教室に向かって走り出した。 ドアを開けて、滑り込む。先生は……まだ来ていない。セーフだ。 「おはよう、統夜」 「おはようございます、統夜さん」 カティアとメルアは先に着いていた。まあ、家を出た時間が遅いので当り前か。 「おはよう、二人とも。なんとか間に合ったみたいだな」 「ギリギリだったけどな」 挨拶を返した俺にからかうように声をかけて来たのは、クラスメイトのガロード=ランだ。 「もうちょっと早く家を出たらどうなんだ? いつもギリギリじゃないか」 「そうだよ。せっかく彼女がいるんだから、起こしてもらえばいいのに」 「まあ、したらしたで見せつけられてるようでなんかムカつくんだけど」 同じくクラスメイトのカミーユ=ビダン、アイビス=ダグラス。そしてソシエ=ハイム。 この四人に俺達四人を足した八人でいつもつるんでいる。 「起こしてもらうって、テニアに? そりゃ無理だろ」 「無理ね」 「無理ですね~」 俺とカティアとメルアが全く同じタイミングで返す。そういう面ではテニアはあまり頼れないというのは俺達の共通の認識だ。 「ちょ、ちょっと! それは失礼ってもんじゃないの!? アタシだってそのくらい……」 「あら、今日あなたを起こしたのは私だった気がするんだけど気のせいかしら?」 「うっ……」 反論しようとしたテニアを、カティアが一瞬で黙らせた。まあそうなんだろうとは思っていたが、本当にそうだったとは。 テニアがなおも言い返そうとしたとき。 「ホームルームであぁぁぁぁぁぁぁぁぁるッ! 貴様ら静まれぃッ!」 ドアを蹴り飛ばす勢いで(って言うか実際に蹴ってた)担任が入って来た。 歴史の教師、ギム=ギンガナム。 どう見てもあんたそのスジの武闘派だろという風貌のこの男、どんな裏技を使ったのか今年から新任教師としてこの学園に赴任してきた。 普通初めて生徒を受け持つとなればどんな奴だろうと委縮しそうなものだが、こいつは違った。 なんせ最初の挨拶で「諸君、小生は闘争が大好きであぁぁる!」とぶち上げたのだ。 唖然とする俺達を尻目に、暑苦しさ全開で一年戦争で使用された戦術の講義(こいつはまともに歴史の講義をした試しがない)を始め、一時限目から四時限目までぶっ通しで語り通した。 途中で別の教科の教師も来たが、ヒートアップしたギンガナムが睨むとみんな逃げて行った。まあ無理もない。 生徒の中にはもちろん途中で音を上げる奴もいた。 が、こいつは自分が語れれば満足らしく、こっそりと生徒が後ろの扉から出て行っても気付かず(無視していたのかも知れない)特に咎める事もなかった。 最終的に残ったのは俺達八人だけで、その内真面目に聞いていたのはカティアとカミーユ、アイビスだけだ。 俺やテニア、ソシエは早々に夢の世界に旅立っていたし、メルアはなんか持ち込んだお菓子をこっそり食べてた。 ガロードに至ってはこれまた持ち込んだらしいゲーム機でずっと遊んでいた。後で聞いたところによると好きな娘とクラスが離れていじけていたらしい。 とにかくそんな感じで俺達は仲良くなって、またギンガナムにも目を掛けられていた(付けられていた、か?)。 「あー、注意事項である。最近この界隈に通り魔が出没するらしい。貴様らも登下校の際、気をつけるように」 「通り魔って……あ、聞いたことある。夜出歩いてると刃物で切りつけられるってあれですか?」 「うむ。どうも犯人は相当の手練れらしく、格闘技経験者にも犠牲が出ている。見つけたら決して応戦しようなどとは思わず、小生に連絡するように」 「え……逃げろとか警察に連絡しろとかじゃなくて、先生に連絡するんですか?」 「然り。警察の包囲網を潜り抜け、屈強な戦士をもねじ伏せるその力……小生のこの熱く燃え滾る胸の高鳴りをぶつけるに不足なき武士よぉ!」 また勝手に盛り上がってるギンガナムに構わず、俺達の話題はその通り魔のこと一色になった。 多少剣を扱える俺や空手をやってるカミーユ、やたらと機転の利くガロードはともかく、女子は単独で行動させるのは危ない。 そうは見えないが生粋のお嬢様であるソシエはいつも車で登校してくるし、アイビスもまたこう見えてスピード狂だ。 彼女はバイクで登校しているのだが、なんかテスラドライブとか言うエンジンを積んだそのバイクは短時間なら空も飛べるとかいう話で、正直通り魔だろうとなんだろうと追いつけはしないだろう。 問題はテニア、カティア、メルアの三人だが…… 「じゃあ、カティアとメルアは私の車に乗ればいいわ」 「え、アタシは?」 「あんたは統夜に送ってもらいなさいよ。そのための騎士さまなんでしょう?」 ソシエが意地の悪い笑顔で言った。たしかに俺が最近剣の練習をしているのはそういう気持ちがなくはないが…… 「む、わかったわよ。相手のいないソシエと違って、アタシにはちゃーんと守ってくれる人がいるもんね」 「なんですってぇ……!」 ソシエの挑発に乗ったテニアが返した一撃は、ソシエの気にしているところでもあったようだ。 火花を散らし始めた二人から視線を外し、仲間達を見る。 「まあ、それがいいんじゃないか。俺やガロードも、いつも一緒に帰れる訳じゃないし」 「だな。それに俺はティファと一緒に帰るつもりだから……悪いな」 言い忘れていたがカミーユとガロードも普通に仲の良い娘はいる。 ティファって娘一筋のガロードはともかく、カミーユの方は幼馴染とか妹みたいな娘とか、あともう一人仲の良い娘がいるらしい。 俺も人の事を言えた義理ではないからかもしれないが、なんとなくカミーユには親近感を感じなくもない。 とりあえず登下校の際テニアと一緒に行動することを決めた。と言っても、今までもそうだったのだから特に変化がある訳じゃないが。 いつの間にやら始まっていたギンガナムの講義(今日のテーマは戦車部隊をどのように運用すればモビルスーツを撃破できるか、だ。もはや歴史ですらない)を聞き流しつつ、放課後どうするかを考える。 今日は―― 放課後。 そうだ、ギンガナムは忘れていたがその次の授業で通り魔らしき男の人相書きの載ったプリントが回って来た。 髪を短く刈り上げた、蛇のように鋭い眼をした男。 こいつが通り魔だという確証はないらしいが、見た目とても怪しくはある。どう見ても堅気ではない。 とにかくこいつに気をつけるように、そういうことらしい。 男の顔を思い出しつつ、授業を終えた俺とテニアは寄り道することもなくさっさと帰ろうということになった。 ん……なんだか下駄箱の辺りが騒がしい。 近づいていくと、人だかりができている。 その内の一人を捕まえて何があったのか聞いてみた。 「あれだよ。クインシィ先輩とカテジナ先輩。止めてほしいよね、こう毎日だと」 「ああ……またあの二人か」 挙げられた名前の二人は、この学園でもトップクラスに凶暴とされる先輩だ。 何が気に入らないのか、日に三度は口論するらしい。口論が殴り合いに発展する確率は三回の内二回。迷惑な話だ。 近くに寄ってみれば、ガロードともう一人、ジョナサン先輩がクインシィ先輩を。カテジナ先輩の方はアフロ頭の学生がなだめている。 ガロードは何故かクインシィ先輩のお気に入りなんだそうだ。とてもティファには会わせられないと度々愚痴られているからよく覚えている。 アフロは……先輩らしいが、俺とは関わりのない人だ。カテジナ先輩と仲がいい訳じゃないらしいが、よく対応に駆り出されているのを見るな。 そうだ、何故かあのアフロとジョナサン先輩もまた仲が悪い。こうして同じ場にいるってことは…… 「あ、あの二人もケンカし出したね」 「飽きないな、あの人達も」 ジョナサン先輩がクインシィ先輩を援護するためか、敵の陣営のアフロの頭、つまりアフロヘアーをからかった。 カテジナ先輩をなだめていたアフロもキレたらしく、ジョナサン先輩の弱点……つまりはその、マザコンだと攻める。 こちらも一瞬で沸点を突破したか、何も言わずアフロへと殴りかかるジョナサン先輩。応じるアフロ。 当然、抑えのなくなったクインシィとカテジナ(なんかもう先輩って呼ぶのも恥ずかしい)も口をつぐみ、互いの隙を窺うように視線を刺し合っている。 ガロードは……あ、なんか携帯端末をいじってる。現実から逃げたか…… 図らずもツインユニット同士の戦いの舞台となった下駄箱。 ひしひしと感じる流血の匂いを、誰もが他人事特有の無責任な期待を以って受け入れようとしたとき。 『俺の歌を聴けぇッ――――――――――!』 帰宅部はさっさと帰れ的なことを言っていたスピーカーから凄まじい騒音が迸った。 咄嗟に耳を押さえる。この学園の生徒なら誰もが知っている声だ。 熱気バサラ。軽音部に所属する学生。生粋の音楽バカだ。 いつでもどこでもギターを持ち歩き、気が向いたらかき鳴らす。 人の迷惑を考えもしない。でも何故か、あまり憎めない――そんな奴。 今この放送を流してるのも多分偶然だ。そもそも放送ジャックなんて学園側は認めてない。 だがタイミングとしてはバッチリだった。水を差されたジョナサンとアフロは殴り合うのを止め、離れて不本意そうに鼻を鳴らす。 とにかくこれで騒動は収まった。やっと帰れる――と、思ったのに。 「ねえ、統夜……あの二人、今の全然聞こえてなかったみたいだよ」 「……うん、そうみたいだな」 クインシィとカテジナは、今のバサラの騒音など聞こえていなかったかのようにがっぷりと手を組んで睨み合っている。 膂力が拮抗しているのか、その腕は二人のちょうど中心あたりで静止している。 だが腕に浮かぶ筋肉の張り詰め具合から、決してじゃれ合っている訳ではないとわかる。こいつら、マジでやり合ってやがる…… ジョナサンとアフロももう止める気はないのか、明後日の方を向いて明日の天気について話している。苦労人同士、実は気が合うのだろうか。 「お前達、何をしているのだ! ええい、散れ散れッ! 用のない者はさっさと帰れ!」 と、そこに現れたのは校長のユーゼスゴッツォだ。 校長のくせに仮面で顔を隠す、学園変態ランキングのトップ1(ちなみに二位はギンガナム、三位は総代と呼ばれる理事長だ)。 「また貴様らか! 私の職場で問題を起こすなと何度言ったら……!」 ユーゼスは無謀にも実力でクインシィとカテジナを引き剥がそうとしたらしい。 横合いから無遠慮に差し出された手に、二人は敏感に反応する。 「「邪魔だ!」」 一瞬で組んでいた手を離し、ユーゼスの腹へと固めた拳を叩き付ける×2。 咳き込んだその隙に伸ばした手を掴む二人。そのまま全く同じ動作でユーゼスの足を払い、投げ飛ばす。 「う、ゴホッ! き、貴様らッ! 校長に暴力を振るっていいとおもっ……!」 言い終わるのを待たずゴミ箱に頭から突っ込んだユーゼス。 投げ飛ばした当の二人はもはや見向きもせず、当初の敵へと向き直り威嚇し合っている。 「やれやれ、懲りない輩だ。オルバ、そっちの足を持ってくれ」 「了解、兄さん」 どこからともなく現れたフロスト兄弟(教師)が、ユーゼスを引っ張り出そうとする。 いや……よく見たらあいつら校長をさらにゴミ箱に押し込んでやがる。 「おい、これを使え」 これまたいきなり現れた食堂のコック・テンカワ(こいつら喧嘩を見てただろうに止める気0だ……)が、やたらと大きいゴミ袋をフロスト兄弟に渡していた。 「む、気が利くなテンカワ。よし、これに詰めて焼却炉に持って行こう」 「名案だね。ついに僕らがこの学園を支配するときが来た」 「モゴ、ムガッ!? 待て、貴様ら何をする気だ!? 私はこの学園で一番偉いのだぞ!?」 「だからさ。貴様さえいなくなればこの学園の支配者は我ら兄弟ということだ」 「俺はそんなものに興味はないが、貴様は今日俺の作った火星丼を残しただろう。許せんな」 「ま、待て! これは組織的な犯罪だ! 誰か、ちょ、ま」 ……何か見てはいけないものを見たような気がする。周りの奴はみんな、見て見ぬふりだ。テニアも例外じゃない。 止めるべきか迷っていたら、 「……まあ、あの校長なら別にいなくなってもいいんじゃない?」 「……それもそうだな。ほっとこう」 テニアの一言で止めた。どうでもいいことだ。てかもう帰りたい。 でもまだクインシィとカテジナが睨み合っている。しかもその場所は俺の靴箱の真ん前だ。 このままだとしばらく帰れそうにない。どうするかな…… 「待ちたまえ! 当方に交渉の用意あり!」 「あ、統夜。ネゴシエイターが来たよ!」 テニアの声に顔を上げる。そこにいたのは紛れもない、学園一の交渉人の名を取るロジャー=スミスだった。 国語の担当教師であるこの男はやたらと弁が立つ。 その口の回り様から、様々なトラブルの解決役に大いに頼りにされている。 おそらくこの騒ぎを聞き付けた誰かが事態の収拾を依頼したのだろう。誰だか知らないがGJだ。 騒動の渦中たる二人に話しかけるロジャーの横には、肉を前にした犬のようにうずうずとした様子のギンガナムがいた。 ロジャーだけで抑えられないときの実力行使を行う保険ということだろう。明らかに人選段階でミスってる気がするが。 とにかく、今のうちだ。俺とテニアはロジャーが場の空気を掌握した一瞬を逃さず靴を履き替え、学園を脱出した。 太陽が稜線の向こうに沈み、薄暗くなったころ。道を歩く俺とテニア以外に人の影はない。 通り魔のことを思い出した。いかにも、って感じのシチュエーションだ。 隣を歩くテニアが、ぎゅっと俺の腕を掴む。強気そうに見えて実はそれほど打たれ強くはないと知っているから、俺もそのままにさせておいた。 しばらく、会話もなく歩く。 通り魔のことがあるとはいえ、概ね穏やかな、いつも通りの日常だった。 今までずっと続いてきた、これからもずっと続いていく――そう、根拠なく思っていた時間。 「ねえ、統夜……あれ」 幸福感に浸っていた俺にテニアが声をかける。 その視線の示す方に目を向ければ、そこにいたのは昼間配布された通り魔らしき人相書きと、同じ顔の男。 がっしりとした体格に、ナイフのように研ぎ澄まされた気配。 通り魔かどうかなどこの際問題ではない。どうであれ、危険な臭いしかしない。 その男が、じっとこちらを見ている――いや、俺を、見ている。 ギンガナムに連絡、なんて思い浮かばない。もちろん、背負った剣で戦うなんて論外だ。 すぐにこの場から逃げようと、それだけで思考が埋め尽くされる。 テニアの手を引き、来た方向に向けて走り出す。テニアは疑問の声を発することもなく、黙って俺について来た。 走りながら横目で男を確認する。追っては来ない――だが、その口元は確かに嗤っているように見えた。 十数分ほど走っただろうか。 先程の場所から結構離れた公園へと走り込んだ俺達は、荒い息をついて立ち止まった。 俺もテニアも、何を言う間もなく酸素を貪る。走った距離以上に、あの男のプレッシャーは異質だった。 数分後、ようやく落ち着いた俺は顔を上げテニアへと声をかける。 「はあ……驚いた。なあ、あれってやっぱり……?」 「通り魔……だよね? 怖かったぁ」 「ああ……あれは無理だ。警察か、ギンガナムに任せよう」 携帯を取り出し、その二者へと連絡しようと思った。 コール音。忙しいのか、警察に中々繋がらない。 「でもさ、やっぱり統夜がいてくれて良かったよ。アタシ一人だけだったら動けなかったもん」 「はは……守るって言っておいて、逃げ出したんじゃカッコ付かないけどな」 「そんなことないよ。統夜はいつもアタシを守ってくれてるよ。そうだよ、いつも……私を……守って……」 お、繋がった。 テニアとの話をいったん中断し、係員にさっきの状況を説明する。 時間、場所、状況をできるだけ詳しく説明する。パトカーが急行してくれるそうだ。 俺達も迎えに行こうかと言われたが、ギンガナムを呼べばいいだろう。丁重に断った。 通話を切った。次はギンガナムに連絡だ、と冗談めかしてテニアに振り向き、笑いかける。、 その瞬間、俺の目に飛び込んできたのは。 そこには、血塗れで倒れ伏している、テニア、だ―― 「な……ッ!?」 「おやおや、間に合わなかったか。まあ、人命救助は俺の仕事じゃねえしなあ」 状況を掴めない俺の耳に、第三者の声が飛び込んでくる。 はっと振り向く。そこにいたのは先程の通り魔らしき男だった。 「お前が……お前がやったのか!?」 「あん? そこのお嬢ちゃんのことかい? 馬鹿言うな、俺じゃねえ」 男はにやにや笑いながらゆっくり近づいてくる。 その眼は堪え切れない愉悦が滲み出て、今にも吹き出しそうにも見えた。 「俺は最近この辺りで多発している通り魔事件を追ってたんだが……いやはや、驚いたねえ。 まさか犯人がこんなガキだったなんてよぉ」 ガキ……? 何言ってるんだ、こいつは。 それより、そうだ。救急車を呼ばないと。テニアが死んでしまう。 いや、先に警察か? こいつを捕まえてもらわなきゃ……ギンガナムもだ。 携帯を取り出そうと、手を離す。 ガシャン。 何かが、手から落ちた? 「お前さん、そんなわかりやすい証拠持ってて人様に責任を押し付けちゃいけねえや。 お前なんだろ――そのお嬢ちゃんを、斬り殺したのはよ?」 男の声が耳に抜ける。 視線を下ろす。 俺の手から滑り落ちたモノ、それは―― 血に濡れた、抜き身の刃だった。 誰の血だ……? 考えるまでもない。テニアの血だ。 やったのは誰だ? 目の前の男……違う。俺だ。 俺が……テニアを……斬った……のか? 「あ……ああ……うああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁッ!」 「ク……ククク……クハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!」 視界が、赤い鮮血で満たされる。もう我慢できないと言わんばかりの男の高笑いだけが耳に残って――。 □ ――う……? ――ここは……? ――モニターは……一応、生きてる…… ――ヴァイサーガ……まだ、動けるか……? ――DFS……再起動……無理、か…… ――ぐっ……ごほっ……!? ――俺の身体……くそっ……力が……入らない…… ――ガウルンを斬ったときの……アレか……一発で……このザマか…… ――静かだ……まるで……世界に俺一人しか……いないみたいだ…… ――さっきのは……夢、か…… ――死に際に……あんな夢を、見るなんて……ガウルンの呪いか……? ――――――ふざけるな。あんたはもう死んだんだ。引っこんでろよ。 ――俺はまだ……まだ、諦めちゃいないッ……! ――取り戻すんだ……どんな犠牲を払っても。どれだけ時間がかかっても。 ――あんな夢じゃない……本当の、本物の『彼女』を……! ――こんなところで……立ち止まっていられないんだ……ッ! まだ、抗うのですの? ――当たり前だ。 あなたが殺したんですのよ? その人を生き返らせるために、他の人を殺すつもりですの? ――そうだよ。何が悪い。 悪いと、心の中で自覚しているから……あの夢の結末は、ああなったんですの。 でなければ、あのまま穏やかな夢に包まれて……あなたは逝けたはずですの。 ――結構だ。俺が欲しいのは夢なんかじゃない。現実だ。現実に生きているテニアだ。 あなたが見た夢は、ある意味ではあなたの現実。あなたはもう、以前の生活になど戻れはしませんの。 ――うるさい。わかってる。そんなことはどうでもいい。 あなたはもうその手を血に染めている。取り返しがつかないほど尊い命を奪っている。 ――うるさいって言ってるだろ! どうだっていいんだ……そんなことはッ! ――他の奴らなんてどうだっていい……! 俺と、あいつさえいれば……他には何も要らないんだ! そのために、まだ生きて抗うと言いますの? ――そうだ……。 俺の命がまだ尽きていないのなら……選ぶ道は一つしかない。 ――戦って、戦って、戦って……最後の一人になって、テニアを取り戻す! 何も変わらない、それが俺の生きる道なんだ! ――欲しいものは奪う。邪魔をするなら斬り伏せて進む。『あいつ』みたいに、躊躇わないで…… でも、あなたにはもう戦う力はない。 ――わからないさ。ヴァイサーガはまだ……俺の剣はまだ、折れちゃいない……! 辛うじて朽ちてはいない、というだけですの。もう自力で起き上がる事だって出来はしませんの。 ――うるさいな……! お前、一体何なんだよ。邪魔をしに来たのなら消えろ! 邪魔だなんて。むしろ、お手伝いして差し上げようかと思っているくらいですの。 ――お前、あの主催者の一人だろう。名前は……なんて言ったっけか。 私のことはどうでもいいですの。私は……自分自身になれなかった存在…… だからこそ、あなたに。絶望の底にいてもなお諦めないあなたに、先へ進んで欲しい…… ――主催者が俺を助けるって言うのか? 私はもう、正しくアインストとは言えない存在……いずれ消えゆく、残骸でしかありませんの。 でもそれはあなたも同じ……あなたも、その機体も。このままでは遠からず朽ちて果てる。 ――じゃあ……どうすればいいんだ。手伝うって……新しい機体でもくれるのか? そんなことをしてもあなた自身は助かりませんの。 私にできるのは……そう。あなたを、『こちら』へと誘うことだけ……。 ――お前らの仲間になれってことか? あの蒼い機体に乗ってた奴みたいに。 ちょっと……違いますの。アインストになるだけでは、あなたの願いを遂げることはできませんの。 私の主ならあなたの願いを叶えることはたしかにできますの。でもそれは、あくまで条件付きのこと。 エクセレンのようにアインストとなって蘇生させることは出来ても、眷族の枷から逃れることはできない…… ――テニアを生き返らせても、お前らに首輪をつけられたままってことか。 はい……。でも、あなたが新しいアインストになれば、話は別…… ――新しい、アインスト? この場に満ちる生命の欠片……デビルガンダム、そしてあの新たに自我に目覚めた命の破片。 これを用い、アインストとなったあなたが更なる進化を行いますの。 そうすることであなたは属性の変化によりアインストの支配から逃れ、また新たな命の創造を行う力を手に入れる…… ――新たな命の……創造。 もちろん容易く行えることではありませんの。 生まれたての命が、新たな命を創生する……途方もない力が必要になりますの。 それこそ……私の主が持っている力、全てを奪い取らなければ……足りないほどの。 ――お前の主……いいのか? それは裏切りじゃないのかよ。 私はもう、あの方の望む種子ではない……なら、最期くらい。望むままに生きてみたいと……あなたを見て、思いましたの。 たとえそれが……あの方に対する、反逆であっても。 ――断ったら、どうなる? どうも……しませんの。私は消えて、あなたも果てる。 あなたの願いもまた、どこへもたどりつけず…… ――お前は、どうして俺にそこまでしてくれるんだ? さあ……どうしてでしょう。 今のあなたは似ている……そんな気がしますの。かつて、私が焦がれた……あの方に。 だから、そのあなたの行く末を見極めたいと……そう思ったからかも、知れませんの。 ――俺の行く末、か。……わかった。お前の話、乗るよ。 ――どうせ、他に選べる道はなさそうだしな。 信じて……くださいますの? 私は……自分で言うのも何ですけど……怪しさ満点だと……思ったりも、致しますのよ? ――いいさ。そんな奴と手を組むのは慣れてる。 ――あの夢……お前が見せてくれたんだろ? 最後はああなっちゃったけど……それでも、いい夢だった。 ――お前に借りが一つ出来てるってことだ。なら、ここで返しておく。 あなた……本当に、面白い方ですのね。 ――ほっといてくれ。さあ、何でもいいからやってくれよ。時間がないんだろ? はい……契約、成立……ですの。 では、名残惜しいですが……ここで、お別れですの。 あなたは誰からも祝福されることのない旅路を選んだ……だからこそ、私くらいは幸運を祈らせていただきますの。 ――ありがとう……そうだ。お前、名前はなんて言うんだ? え? ――最期ってことは、結果がどうあれお前は消えるんだろ? だったら俺も……俺くらいは、お前のことを覚えておいてやるさ。 一度、自己紹介したはずですけど。女の子の名前を忘れるなんて、マナー違反ですのよ? ――あれは……あれだ、大勢に向けてだろ? 今は俺とお前だけなんだ。改めてってことでさ。 ――俺は統夜……紫雲統夜。お前は? 私…… 私の名前は…… ■■■■■■――。 →楽園からの追放者(2)
https://w.atwiki.jp/dora-eroparo/pages/81.html
秋森良樹編 第四話『ずっとそばにいてくれたキミ』(5) 赤、青、黄、白、薄緑、水玉、ストライプ、バックプリント、総レース……。 ローレグ、ハイレグ、すけすけ、ひも、お子様……。 教室では色も素材もデザインも、取り取りのパンティたちがその姿を見え隠れさせていた。 「やぁ~、ユミったらそんなお子様ぱんつ~」 「いいでしょっ! 気に入ってるんだから」 「ねね、これどこで買ったの~? すごくセクシーじゃない。高かったでしょ?」 「ふふーん……なんと、駅前のお店でブラとセットでにぃきゅっぱだったのだ!!」 「あ、これトリンプの新作ショーツだ。レースがキレイ~」 「薄いねぇ、これ。ワレメちゃん、くっきりだよ」 「ひもなんてやーらしぃー。解いちゃえ解いちゃえ」 「そういうあんたもTフロントじゃない。脱がせちゃうよ~?」 クラスの女子たちは、互いのスカートをめくり合っては、はしゃいだ様子で それぞれのパンティを評し合っている。中には自分でスカートをいっぱいまでたくし上げて、 屈み込んだ複数人に感想を聞いている者や、ストリッパーのごとく机に上がって、 体育すわりの大また開きや大きく傾いた横座りの体勢でパンチラをさせている者まで。 神聖と言わているはずの学び舎は、女子によるパンティ品評会の会場と化していた。 俺が登校した時には、この学校は『普通』だった。先輩に暴走気味の悪戯を仕掛けた後も 『普通』だった。そうなると地下で『タンマウォッチ』が壊れて、再度時間を止めるまでの間に 何かがあったんだろうが……いったい、なにがあったんだ? 「おお、良樹か。そんなところに突っ立ってどうした?」 突然『あらかじめ日記』に書かれていた事が現実化した事に、入り口で硬直している俺を、 窓際で長い髪を風に遊ばせていた時人が見つける。 「いや、なんでも……」 なんとか返事を返し、女子の手でめくられ続けるスカートの中身に視線を送りながら いつもの集団に歩み寄る。……実質五分前にノした亮輔が何事もなく立っている事を いささか不思議に思ったりしたが。 「良樹、知ってるか? 今日はあの『水沢琴美』のシングルがでるぞ」 「へぇ、あの『悲哀歌手』の?」 アイドル関係に耳聡い長久の言葉に相槌を返す。ただしその視線は、俺の脇の机にうつぶせて、 お尻のワレメが覗く水色のスキャンティを評論してもらっている女子に注がれているが。 長久は俺の目線の先をまったく気にしない様子で「そうそう」と頷く。他の男達も、 自分達の周りで起こっている桃源郷の光景に、一切興味を示していないようだった。 「水沢ってすげーよなぁ。最近のアイドルと違って、容姿じゃなく歌唱力で売ってるんだもん。 しかも中学生だよ?」 「ああ、信じられないよな」 上の空で返事をしながら、Y字の食い込みをいじられているお尻から目を外す。 その隣の机には、立てた両膝を大きく開いた、俗に言う『M字開脚』をして たくし上げた短いスカートを顎で抑え、股間を友達に見てもらっている女子がいた。谷本だ。 白レース編みでハイレグカットのヒモパンの脇から、真っ黒いちぢれ毛が幾本もはみ出している。 「やっぱりどうしてもはみ出しちゃうね~」 ハミ毛の本人である谷本が、パンティから覗き出た陰毛をなんとか布の中に押し込めようとして 嘆息する。それを見ていた須崎が、はみ出ているそれを軽く引っ張った。 「薄いからって、普段処理をしないからよ。こんなカットの大きいのじゃ、 はみ出るに決まってるじゃない」 「だって、剃ると後が痛いしチクチクするし、抜くのはもっと痛いし……」 「線香で焼くのよ。それだと先が丸くなって後がちくちくしないの。知らないの?」 「やった事ない……火傷しそうで怖いし……」 「……ま、夏になっても、スクール水着だけでずっと通してたキョウコじゃ、無理ないか。 ……けどね?」 その友達は指先を、毛から股布に引っ掛けてそのまま脇にずらす。 ぴったりと閉じた割れ目がわずかに露出した。 「うわっ……」 「なんだ、良樹?」 「い、いや、なんでもねーよ」 思わずあげた小さな悲鳴を誤魔化して、こっそり辺りをうかがう。 俺たちぐらいの男なら、是が非でも拝み倒したい『観音様』を覆う神秘のベールが わずかとは言え取り払われているのに、視線を向ける者はいない。 それも無理して目を逸らしている様子でもなく、それが当たり前の会話の一部として 捉えられているようだ。 「わっ、ユカ、そんな所恥ずかしいよ」 「これはないでしょ、こ・れ・は」 谷本の非難を無視して、須崎は閉じられた淫裂と、奥にあるココア色のすぼまりとの間に生える 短い毛の束をつまむ。 「前はともかく、お尻までびっしり生えてるのはいただけないわよ? 無駄毛の処理は女の子の身嗜みなんだから、ちゃんとやりなさい」 「だって、誰にも見られない所だし……」 「『だって』じゃないの、このズボラ娘! 知っちゃった以上は放って置けないわ。 少し刈ってあげるから、ぱんつちょっと持ってなさい」 「ユカのお節介~。恥ずかしいよ~」 「毛をこんなにしてる方が女として恥ずかしいわよっ」 そう言って、谷本に膣口もアヌスも丸見えになるほど股布を脇にズラせて固定させると、 須崎は露出した陰毛にソーイングセットの小さな鋏を当てていく。ジャキジャキと言う ある意味心地よい音と共に、黒々としたアンダーヘアーが学生机の上に落ちていった。 「……て事なんだけど、良樹、聞いてるか?」 「あ、ああ……聞いてる聞いてる。で、次のアルバムがなんだって?」 「その次のアルバムのジャケットがさぁ……」 『常識的に』、あまりにありえないその様子に思考が停止してしまった。不審げな長久たちを 何とか誤魔化して、女子更衣室でもありえなさそうなその光景に、『日記』に書き付けた ある文章が思い浮かぶ。 『今日学校に行ったら、全学年の女子一同が男子の視線も気にならない様子で 挨拶代わりにスカートめくりを行っていた。男子達はなぜかそれが当たり前の光景と考えていて どんないやらしい下着や状況が出てきても、興奮したりする事がなかった』 いまさら改めて確認するまでもないが、間違いなく俺が『あらかじめ日記』に書いた序文が そのまま実行されていた。時間指定の部分にタイムラグがあったり、 なにをどうしたらこんな情景が実行されてしまうのかは理解できないが……。 少なくとも地下室で確認した通り、『あらかじめ日記』は壊れてはおらず、 これ以降に書き込んだ文章も全て行われる事が分かった。それはすなわち、明日の分に書いてある 『昨日あった常識はずれの事は、俺を除いた全員が全て忘れていた。 それとなく昨日の事を尋ねても、はぐらかす様子も無く、『普段の日常の事』として かけらも覚えていないようだった』 ……も実行される。つまり、今日一日はやりたい放題なんでも出来るって事だ! まぁ、ナニをやってもOKと言っても、そうそう無茶はするつもりは無い。 元々、今回は『秘密道具はどこまで都合よく使えるか?』っていう実験だし、 『タンマウォッチ』の前例を考えれば、故障しやすい道具に頼りきって何かあった時、 誤魔化しが利かない恐怖もあるからな。 なにより、明日になれば『全て無かった事』になるとは言え、俺の無茶に付き合わせて 一時でも泣く女なんて見たくない。同じエロい事するなら、お互いに被害なく、 気持ちよくいられるのが一番だ。 「……はい、綺麗になったわよ」 須崎がはさみについた毛をティッシュでぬぐうと、谷本はふっくらとした頬を困り顔にした。 「も~、前までつるつるにする事ないじゃない~。全部見えちゃってるよ~」 谷本の言う通り、アリの門渡りからアヌス周辺に生えていたちょろ毛だけではなく、 薄いが丘全体を覆っていた叢が軒並み刈り取られている。カミソリで剃ったわけではないため、 残っている根元と産毛状の下生えが、さわやかな朝日にきらめいた。 当然、包皮に包まれた肉真珠と極小さなヒダの集まりも、隠す所なく露出している。 秘部に刃物を当てられた緊張からか、そこは汗をかいたように湿っているのが分かった。 谷本は刈り取られた叢痕を指先でなでる。 「ちくちくする……パンツはいたら、きっとむずがゆいよ」 「じゃ、今日一日ノーパンでいたら? こすれる物がなきゃ痒くないでしょ」 ため息をついた谷本に、須崎は『普通なら』ありえない提案をする。谷本は 顎で押さえていたスカートを落として、困ったような笑いを浮かべた。 「え~、恥ずかしいよ……」 「でも穿いてたら痒くてイヤって言うんなら、そうするしかないじゃない。 ま、責任とって私もノーパンでいてあげるからさ」 言うが早いか、須崎は自分のスカートに手を突っ込むと、ためらいなくパンティを抜き取り 指先でくるくるとまわして微笑んだ。水色の横縞だ。 「うーん……それならいっか」 谷本も激しく間違った納得をして、スカートに手を入れる。両サイドのヒモを解いて、 オムツの様に広がったパンティをそのまま前に引き取った。 都合、大また開きになったその中心で、小さなバラと菊花が華芯を小さく開いていたのが見えて、 俺は生唾を飲みこんだ。 「そうそう、赤信号、みんなで渡ればなんとやらって……あ」 須崎の指から、振り回されていたストライプパンティが外れる。遠心力の掛かったパンティは、 なんの偶然か俺の顔目掛けて飛んできた。 「うおっ……」 ぱふっ、という軽い音と共に顔面に命中したパンティを、とっさに嗅いでしまう。 すぐに落ちて手の中に収まったが、わずかに染み付いたチーズ臭が鼻の奥に残った。 「あ、ごめんね秋森くん。パンツぶつけちゃって」 落とした小銭を拾ってもらった程度の気安さで、須崎は俺の手からパンティを持っていく。 本当なら相当恥ずかしいはずの『脱ぎたてパンティを男の顔にぶつけた』という事実ですら、 今はその程度の反応で済ませられる事らしい。 「……い、いや、別に気にするな」 俺もそっけなく返そうとして、うっかりどもってしまう。 『当たり前の事』のはずなのにおかしな反応をしてしまったと、彼女の顔色をうかがったが、 須崎は特に奇妙だと思った様子もなく谷本の所に戻っていった。 「おっ、なんだ良樹、どもっちゃって? お前須崎に気があんの?」 「ちげーよ。喉につばが引っかかっただけだ」 ニタニタと笑う亮輔に、呆れ顔を返してやる。こいつのからかい癖は、 なんど痛い目にあっても直らないようだ。 「んで、どんな話してたんだっけか?」 『普段通り』を装って話を止めていた長久に尋ねる。同時に、机の上に立てた通学鞄に もたれるようにして、ふくらみが目立ち始めた股間を隠す。念のため、 腰を机のヘリに押しつけて横からも分かりにくくした。制服の上着もあるし、 これで大丈夫だろう。 「水沢のコンサートの事さ。再来月、こっちのホールでやるって言うから、 今バイト探してる真っ最中なんだ」 小遣い少ないからチケット買えないんだ、いいバイトない?と苦笑する長久に 考える振りをして、二人のノーパン少女組をこっそり伺う。 「今日さ、グリーンクリスマス寄ってかない? 新しいメニューが増えたらしいよ」 ムダ毛処理の終わった谷本は机から降り、椅子に腰掛けている。時折、 もじもじと太ももをすり合わせるような仕草をするのは、 スカートにでも切り残しが当たってくすぐったいのだろうか? 「ほんと~? あそこのスイーツって美味しいのよね。なにが増えたの?」 一方、須崎は同じ机に肘をついて、ノーパンのお尻をこちらに突き出す、 非常に無防備な姿勢だ。 「えっとね……」 二人が会話に集中しているのをいい事に、突き出されたお尻の稜線を眺める。 下に何もつけていないせいか、真中、お尻の割れ目にそってセーラーのスカートに 柔らかそうな溝が刻まれていた。 俺はその形を確かめるように視線を下げていく。 「うぉ……」 漏れかけた感嘆を、喉の奥でなんとか押し留める。その反動か、顔が熱くなった。 溝の終点、布地の終わった所から、薄めの下生えに包まれた肉の突起と、 お尻の割れ目に続くような一本の筋が、ちらりと顔を覗かせていた。 ちょっと待て! いくらなんでもスカートが短すぎないか!? 「……」 予想外のチラリズムで、急激に存在を主張しだすムスコを強く机に押し付ける。 正直かなり痛いが、こんな一目の多い所で勃起しているところなんて見せられない。 「……ところで良樹。お前さっきからどこを見ているんだ? てんで上の空のようだが」 ほとんど会話に加わらない俺を訝しんだのか、時人が周囲を見渡す。 「……特に、面白い物は見当たらないようだが」 時人の目には、間違いなくすぐそこにある須崎や教室中の痴態が映っているはずなのだが、 やはり認識できていない。 ……改めてすげーな、『あらかじめ日記』って。 「ほんと、どうしたんだ、良樹。ずっとぼんやりしっぱなしで」 長久も不審げに問い掛けてくる。 関心している場合じゃなかったな。時人たちにとって 『当たり前の光景』に気を取られていた、なんて言うわけにもいかないし。 「ごほん」 俺はわざとらしく咳をする。 「いや~、夕べ少し寝苦しくってさ、窓開けて寝たんだ。 そうしたら風邪引いちまったらしくて……」 ナハハハ、と大げさに苦笑いをしてみせる。とっさの言い訳としては上等だろう。 「なんか顔赤いもんな。熱あんのか?」 ほら、思った通りに勘違いしてくれた亮輔が乗ってきた。親友たちをだます事に ちょっと良心が痛んだが、今はこっちの方が好都合だ。 「……あー、どうだろ? 計ってくんの忘れたから」 「無理はしない方がいいよ。季節の変わり目なんだし。俺も学校に来た時、頭痛がしたしな」 「俺もだ。どうにも調子が悪くなったら俺の所にこい。某テニス漫画を参考に作った、 健康ドリンクの試飲を頼みたいからな」 長久と時人の気遣う言葉が、痛みを加速させる。おかげで肥大化した一物は鎮まってくれたが、 個人的にひどく居心地が悪い。 「時人、その健康ドリンクって、マンガで滅茶苦茶不味いって評判のあれか?」 それから意識をそらすため、気になった事を尋ねてみる。時人は大きく頷いた。 「ああ。なんどやってもまともな味になってしまってな、原作のあの味を出すのに苦労したぞ」 「……そんなのに苦労してんじゃねぇよ……」 「ふっ、オタクたるもの、自分の手で再現できそうな物は再現してみる物なのだよ」 自慢げに胸を逸らす時人に、すこしだけ頭痛を覚えた。 教室中で咲き乱れる女子一同の痴態から、「今日はいつでも見れるから」と意識を逸らして、 時人たちとの会話に集中した。 俺たちのすぐ傍で行われたスカートめくりや、下着の投げ合いなどには 流石に目を向けてしまったが、それ以外では過敏になった一物を反応させずにすんだ。 押し付けて隠すのも、痛くてしかたがないからな。 適当に時間を止めてスッキリしようかと思ったが、この後に考えている悪戯の事もあり、 我慢する事にした。……刺激されっぱなしで、少々辛いのが正直な所なんだけど。 「みんなー、もうチャイム鳴るわよ。席について」 がらり、と戸を開けて姉さんこと、我らが女教師船田真里菜が入ってくる。 自席に戻るクラスメートに混じって俺も席に着くと、今日の姉さんの姿を観察した。 今日の姉さんの服装は、クリームイエローのスーツにタイトスカート。 いつもはいているスカートよりも多少丈が短いようだ。 足は濃い黒のストッキングに包まれて、そこから透けている肌がやたら艶っぽくみえる。 いや、足だけじゃなく、姉さんの全身から放たれる雰囲気自体が、なにか艶っぽい。 アップにまとめられた髪も、白いうなじも、スーツの前をゆったりと持ち上げる胸も いつもどおりのはずなのに、ほんの数日前までは感じなかった色艶が溢れているようだった。 ――数日前。それは姉さんを抱いた日だ。姉さんの恥ずかしそうな顔も、柔らかな唇も、 重ねた肌の温もりも、甘いよがり声も、俺の童貞を飲み込んだ蜜壷の具合も、 何一つ欠ける事無く鮮明に思い出させる。 だからか? お堅い感じがするくせに姉さんの柔和な雰囲気を消しきれていない、 女教師然とした格好に、やたらと色気を覚えてしまうのは。 「……」 少し腰を引いて、思い出し勃ちした一物を目立たないようにすると、 姉さんから視線を逸らす。このまま見つめていたら、理性が飛びかねなかった。 「せーんせ、えい♪」 「きゃっ!」 直後、姉さんの悲鳴が上がる。 視線を急いで戻すと一人の女生徒が背後から、 姉さんのスカートを思いっきりたくし上げていた。俺の目は、露出した黒い下着に釘付けになる。 「わぁ、ガーターベルトだぁ。いろっぽ~い」 「ちょっと、春野さん。いきなりびっくりさせないでよ」 困ったような姉さんの声を遠くに聞き、頭の中が真っ白になりながら生唾を飲み込む。 ガーターベルト自体は、ネットのエロ画像なんかでよく知っている。 だから見慣れているはずの光景に、ここまで衝撃を受けるとは思わなかった。 オーバーニーの黒いストッキングと、それを支える腰からのサスペンダーが作るU字の空間。 黒い布地と白い地肌のコントラストが恐ろしくまぶしい。 「どこで買ったんですか?」 「インターネットの通販よ。インポート物で良い物を扱ってる所を見つけたの」 視界をそこに限定し、さらにその中心へと誘導するような作りの真中には、 無地の黒いパンティが控えていた。急角度で切れ上がるパンティは極薄で、 二重織になっている股布以外は完全にシースルー。丁寧に刈り込まれた陰毛と、 わずかに薄い布地を押し上げている雛尖のふくらみまで見えるようだ。腰のゴムの下、 まるで覗き窓のように開いた逆三角形の切り込みが、 見た目以上に姉さんの大事な所を覆う布地が少ないように錯覚させる。 「わぁ、いいなぁ……私にも教えて~」 「いいけど、そろそろ下ろしてくれない? 流石にめくられっぱなしじゃ恥ずかしいわ」 「はぁい」 突然視界を黄色い布地で遮られた事で、俺は我に帰った。 春野が、めくりあげたスカートを元に戻したのだ。その部分以外が見えなくなるほど、 俺は集中していたらしい。 慌てて教室を見回すが、当然の事ながら今の光景を気に止めている男子はいなかった。 むしろ、女子の方が興味津々で姉さんを見ている。 「みんなおはよう。ちょっと早いけどホームルーム始めるわよ」 姉さんも、今の事を当たり前と気にもとめずに教壇に立つ。その姿は、 俺の腕の中でよがっていた事を想像もさせないくらいに穏やかで、暖かくて、理知的だった。 「きりーつ」 棒読みのクラス委員の号令に、ガタガタと椅子を引く音がし、チャイムが重なった。 ☆新年の挨拶 作者「遅ればせながら、新年あけまして」 一同「おめでとうございます~」 良樹「……しかし、華が予定よりも随分少ないな。美久に先生、それに先輩だけか。 本当なら『女護ヶ島』から出向組と正ヒロイン級が最低二人いるはずだったんだろ?」 作者「……みんな忙しさと体調不良とPCクラッシュが悪いんだい(泣) 今年も、 来週二週間は休み無しだし……。 ああもうっ! 新年早々、暗い話はやめやめ。登場済みキャラの整理もかねて、 一人ずつ自己紹介と今年の抱負を語ってもらおう。 最初は私。今年は良樹編を最低でも3人目まで完結させて、先出しした外伝に繋げる事っ。 じゃ、後はヒロインズが登場順に。まずは青の振袖で華美な中に落ち着いた印象を漂わせる 船田真里菜女史から」 真里菜「……お願い、これ以上女の子を増やさないで……。 みなさま、明けましておめでとうございます。手癖腰癖の悪い良樹くんの管理人兼、 良樹くんの心に永遠に刻まれる初体験の相手にして魅惑の女教師、船田真里菜です。 今年の抱負はやっぱり……節操のない弟を私という鎖で身も心も繋いで、他の女の子に 目もくれなくさせる事かしら?」 良樹「……うわ、滅茶苦茶しばられてぇ……」 作者「いきなり過激な……台詞だけ聞いてると、AVに出てくるような淫乱教師だよ」 真里菜「あら、そう? いろんな虫が寄ってくる厄介な人を恋人に持つのなら、 当たり前の事よ。良樹くんもまんざらじゃないみたいだし……もっとも、 ずっと近くに居る事しかできなかったお子様には無理かしら?」(チラ) 美久「むっ! 次はわたしね。 スレのみなさん、あけましておめでとうございます。えーと、予定では これから色々と艶姿を披露する事になる、良樹のためならたとえ裸エプロンでも 女体盛りでも喜んで! 料理は愛情、早瀬美久です。今この席にいるわたしは、 良樹の恋人になった後のわたしだから、思い返すと恥ずかしくて頬が火照ってくるけど、 第四話のこの先、良樹に骨の髄まで真っ白に染まるほど愛されるわたしを想像して、 いっぱい使ってください…… ……うう~、やっぱり良樹以外に想像の中だけだって使われるのはいや~」(ぽふ) 真里菜「ちょっと美久ちゃん、良樹くんの胸に飛び込むなんて反則よっ!」 良樹「使うなんて生々しい事言ってんじゃねえっ! ほら、それより今年の抱負だ抱負」 美久「もう少し居たいけど……今年のわたしの目標は、しっかりみっちり、 良樹をわたしの虜にする事! 良樹の事なら、服の数から趣味から Hな本やビデオ全部の隠し場所に性癖まで熟知した、幼馴染の実力を見せてあげるっ!!」 良樹「いやマテ、最後のやつはマジか(汗)」 真里菜「あら、そんなぺったんこな体じゃ、良樹くんは喜ばないわよ? せめて私くらい豊かな体じゃなきゃ」 美久「そりゃ、わたしは幼児体型だけど……体が小さいし走りこんでる分、 締まりには自信があるよ!」 真里菜「あら、それなら少し鍛えれば私だって……」 美久「良樹と先生の身長差じゃキスが……」 作者「……せーぜつな痴話喧嘩になってきたので、場所を移そう……」 良樹「つーか二人とも、酒はいってねえか?」 雪奈「あの……お二人とも、控え室で私が持ってきたこれを飲んでいらっしゃいました」 作者「……ろまねこんてぃ……なんでこんな物が?」 雪奈「祝い事にはお酒が付き物だと父様が。私はお止めしたのですが、 先生が勢いづけよとおっしゃられまして、美久さんもそれに乗られまして……」 良樹「向こう……なんか収集つかなくなってるぞ。亮輔と長久なんて、 二人の言葉にあてられて鼻血噴いてうずくまってるし、時人は男泣きに空を見上げてるし」 作者「お酒は二十歳になってから。ところで、雪奈嬢。全員和装なのに 一人だけ深緑のドレスってのは目立つね」 雪奈「ええ……本当は和装を用意するつもりでしたが、母様があえてここは目立ちなさいと 無理に……それにこれ、とっても恥ずかしいんです」 良樹「胸の切れ込みがヘソまで行ってればなぁ…… それにカップも乳輪がギリギリ隠れるくらいだし……その胸で和服なんて着られるのか?」 雪奈「普通の物は無理ですね。お琴やお花のレッスンの時などは、胸の部分だけ立体縫製した 特注品を着ているんですよ」 作者「ま、そのあたりは追々本編で。ついでに言うと、今背景で裾を割って 太ももを全開露出して真里菜女史に自慢している美久嬢の晴れ着は、 薄桃色で桜をイメージした物だよ、この世界の外の人。 それでは雪奈嬢、自己紹介よろしく」 雪奈「はい。 皆様、初春の慶びを申し上げます。お見苦しい格好をお見せしている事を お許しください。私、桜杜学園三年、高すぎる背丈と大きすぎる胸が悩みの種の、 桜塚雪奈と申します。良樹さんと席を並べさせて頂いている事から皆様もご存知の通り、 私も『秋森良樹編』のヒロインの末席に加わらせて頂いております。とは申しましても、 私は僭越ながら準主役を演じさせていただくエピソード、第五話『ただしいこと』(仮)に 出演する前ですので、良樹さんにはまだ『恩人』以上の感情はもっておりません。 いえ……どちらかというと、小さくて可愛い人形のような方、という感じでしょうか」 良樹「ちいさ……? ……背の高い女なんて……女なんて……(泣)」 雪奈「ああ、良樹さん、そんなに落ち込まないで下さい。きっとすぐに伸びますから……。 ええと、それからですね、第五話本編内か後書きで詳しくお話されると思うんですが、 私の外見モデルは『慟哭、そして…』というセガサターンゲームの 『青木千砂』という方だそうです。この方の身長を2m近くまで引き上げて 胸をどかんと大きくしたのが私だと言う事です。性格モデルは特に無く、 『お嬢様っぽくおっとり気質で』作ったそうです。それでですね……」 作者「……時間に制限があるから、そろそろまとめに入っておくれ~」 雪奈「あ、はい、ごめんなさい。それでは自己紹介はこれで切り上げさせていただきまして、 今年の抱負ですが……第五話以前でしたら『お友達と仲良く』で、 良樹さんの恋人になってからはそれに加えて 『良樹さんに愛されるために女を磨く』になります。 では、甚だ簡単ですが、私の挨拶を終わらせていただきます」 良樹「……まともだったなぁ。前の二人の流れから心配してたんだけど」 作者「一番壊れない子だからね。さて、女性陣の挨拶が終わった所で次は……」 時人「男の番だな。亮輔と長久は出血多量でタンカで運ばれたから、先に俺から(ry」 作者「……誰も野郎の挨拶なんて聞きたがらんからカットね。ただし、締めの挨拶は 本編主人公、秋森良樹に頼みましょう」 良樹「明けましておめでとう。この話の主人公で、四次元ポケットを拾った幸運な男、 秋森良樹です。俺を一言で言い表すなら、チビスケ。性格は多少ぷっつん癖がある以外は まぁ、普通な方だと思います。それ以外の部分は本編を見てもらうとして…… 使用済み女性下着やパンチラ大好きな性癖なのだけど、第四話(4)時点では その自覚がまだ薄い状態です。そのため、俺の悪戯はそっち方面に走りがちだから 読者のみんなには、少しばかり喰い足りない状況が多々出てくるかと思うけど、 許してください」 作者「……おや、背景になっていた二人が服を調えながら戻ってきたな……。 やはり彼氏の挨拶は聞き逃せないか?」 良樹「で、今年の抱負という事だけど……ここは俺の決意を話させてもらいたい。 第四話終了時点で俺は、美久と真里菜先生という、二人の素敵な女性を恋人にしている。 正直、俺にはもったいなさ過ぎる人たちだと思う。だが、彼女達が 他の誰でもない俺を選んでくれたのだから、俺は彼女達にふさわしい男になってみせる。 彼女達の想いの全てを受け止めて、全力で愛せるだけの能力を手に入れて、 絶対に彼女達を幸せにしてみせる!」 美久「良樹……」 真里菜「良樹くん……」 良樹「そして、彼女たちを受け止めて、それでもまだ十分な余裕があるのなら…… 俺の在籍する桜杜学園を、俺だけのハーレムにしてみせるっ!! だから読者の皆さん、それまで暖かく長い目で見守って……」 美久&真里菜「黙れ女の敵っ!!」 (SE:ドカーン!) 良樹「100tハンマーが二つぅっ!?」 作者「なんで私まで~っ!!??」 (SE:キラーン) 真里菜「……まったく、ちょっとでも感動しちゃった私がバカみたいじゃ……な……い……」 美久「ほんと、まったく、よし……き……ったら……」 雪奈「あらあら……先生も美久さんも、今ので完全に酔いが回ってしまわれたのですね。 可愛らしいお顔で眠っていらっしゃいます。 良樹さんと作者さんは星になってしまわれましたし、時人さんは 『真のオタクになるための修行に』と出て行かれてしましたし……私だけですね。 それでは皆様、お時間もよろしいようですし、私どもからの新年の挨拶は ここでお開きとさせていただきます。皆様の、幸多い一年をお祈り申し上げます」 (ぺこり、ぽろん) 雪奈「きゃあっ! 胸がっ!! ……ああ、皆様、見ないでくださいませ……」(////) [幕] 次話に進む 戻る 小説保管庫に戻る
https://w.atwiki.jp/disno/pages/55.html
DISNO知恵袋 迷える子羊たちの質問コーナー。WoTのことから雑談まで何でもご質問ください! みんな返信してくれると思うけど、遅くなってもプンスカしないでねっ! スレッド方式だからレスするときはちゃんとチェックをつけてよねっ! ※10日間レスがなければ解決したものとみなします ※名無しでもOKやで! 質問なう 名前 クラン加入・除隊条件は分かるのですが、何をするクランなのかわかりません。教えてください - 名無しさん 2015-07-17 14 34 37 解決済みっ! Q.•ランダム戦や拠点戦でのお金稼ぎ用にクロムウェルBとRUDYを買おうか迷っています。ただ標準アカウントでプレイしているので、課金車両を買うよりティア5あたりで地道にお金稼ぎをした方がいいでしょうか。 - 名無しさん 2015-05-26 04 31 27 A1.RUDYは知らないけれど、クロムBはフルAPで問題ない(拠点モードなら)ので稼げると思いますよ - what_a_waste 2015-05-26 23 36 33 Q.お金かからないティア8MTもしくはHT教えて欲しいです - 名無しさん 2015-05-20 00 00 23 A1.「お金がかからない=クレジット収支が赤字になり難い」というなら課金戦車を買えばいいです(リアルマネーがかかるけど)。通常車両ならAPの貫通が高くて修理費が安めなIndien-Panzer辺りがオススメです。重戦車はどれでもそんなに変わりません。 - 夕焼け紳士 2015-05-20 17 59 09 A2.イギリスもいいよー(のったことないけれど) - what_a_waste 2015-05-26 23 34 53 Q.紙装甲車での市街地マップってどう立ち回ればいいですか? - see_saa 2015-05-07 07 29 52 A1.基本は撃たれずに撃つだから相手の砲身見たり、ケツ撮ったりして普通に戦うしかないと思うなー - what_a_waste 2015-05-10 23 45 13 Q.ヤクパン、テイパン、インパンなど耳にしますが、カトパンやショーパンはいないのですか? - 女子アナ好き 2015-05-04 20 52 57 A1.女子アナなんて中古より僕は女子小学生が大好きです! - what_a_waste 2015-05-04 23 36 18 Q.はじめまして、しょしんしゃです。初めてティア10を開発しようと思うのですが、オススメの車両はありますか?初めてのティア10なのでお金がかからない車両がいいです。また、せっかくの初ティア10なので強い車両がいいです。また初めてなので、かっこいい車両がいいです。ついでに開発も楽だと助かります。 - アルティメットティアテンシーサー 2015-05-03 19 05 42 A1.E5いいんじゃない!?金かかんないよ!あとイギリスも金かかんないかもね重戦車ルート - what_a_waste 2015-05-04 23 35 36 Q.はじめまして!いつも楽しく拝見させて頂いております。当方初心者ですが、この度念願のTier8を作れそうなんです!!Tier8ができたらチームバトルや拠点モードを皆さんと一緒に心ゆくまでプレイしたい・・・!そんな夢を見つつ日々お刺身に花の飾りを載せ続けています(^_^メ)私みたいな初心者が参加しても役立つことができる車両はなんでしょうか??そのことを考えるといつも不安でぶりとヒラメを一枚づつつまみ食いして商品を出荷してしまう今日このごろです。ご指導ご鞭撻どうかよろしくお願い申し上げます!!!! - what_a_waste 2015-04-26 23 35 03 A1.はじめまして!ちなみにティア8はどのルートの開発を進めていますか?当クランDISNOのクラマスはそういった初心者にはゴールドを配布し、開発を助けています。一度クラマスに相談してみるといいですよ。 - 人事担当官 2015-05-01 16 29 28 Q.来週の日曜日、カレシがはじめてうちに遊びに来ます\(^o^)/はじめて手料理を食べてもらうつもりなのですが、ここは定番の肉じゃがが良いか・・・はたまた可愛くオムライスとか☆ミどちらがおすすめですか?他に彼女に(ができたら)作ってもらいたい手料理があれば教えて下さい(*´艸`*) - ときめきめもりある 2015-04-16 21 45 24 A1.僕はオムライスがいいな - DISNOのイケメン 2015-04-17 23 41 29 A2.あんこう鍋 - 大洗町民 2015-04-18 09 32 09 A3.戦車の形をしたケーキなんかいかがでしょう - 名無しさん 2015-04-18 15 30 08 A4.肉じゃがでもオムライスでもいいですが、「食べ足りないからデザート頂戴♪おにいちゃん♡」といってファスナーをry - what_a_waste 2015-04-20 00 05 51 Q.試合をキャリーするには、何を意識したらいいでしょうか? - 緑虫 2015-04-16 20 40 45 A1.ちゃんとダメとったり、スポットしたり・・・仕事していれば自ずとキャリー力は上がっていくと思いますが、あえて言うなら「主導権を握る」これに尽きると思います。WoTは各マップ2・3戦場で戦うので自分のいるエリアを早めに制圧、味方車両が少なければ持ちこたえる・援護が受けれる位置まで後退し前線を有利な位置に変更するなどの行動がキャリーってことなんですかね・・・僕はきゃりーできないんで知りません! - ワット・ぱびゅぱびゅ 2015-04-20 00 04 15 Q.漁師の港ではどこでハルダウンをすればいいですか? - 迷えるT29 2015-04-13 19 16 20 A1.アーティ居なければ稜線いっぱいあるから真ん中行く運用もありだと思うけれど、時にはハルダウンの事を忘れても普通に強いT29さん最強です。どうしてもハルダウンしたいならELC乗りと小隊組んで車体下部を隠してもらいましょう - what_a_waste 2015-04-13 21 27 47 A2.T29といえばハルダウンと思われてるかもしれませんが、実は豚飯も結構強いです。装甲は厚くないですが、りたい吸収を良くしてくれます。ハルダウンが難しいときは豚飯を意識してみては? - SunsetGlow 2015-04-14 00 11 02 Q.IS-3の勝率が悪いです。装甲で弾くようにしてるのですが、機動力使っていく運用の方がいいですか? - see_saa 2015-04-11 22 08 08 A1.正面がヌーブなら装甲安定だと思うけれど、装甲あっても弾が打てないならキャリーできないし、足が(重戦車にしては)速いってオプションを使って射線確保するのがいいような気がするが、実はそんなに早くないから、動くことで交戦場から消えてしまいそのうち味方が(ryってこともあるので、目の前が熱いなら装甲使ってがんばって、こりゃ稼げんなと思ったらさっさと動くのがいいかと思います。ちなみに私は装甲の使い方なんて知りません(悲)あと相手の貫通250超えだとIS3の上面装甲は紙です - what_a_waste 2015-04-13 21 21 16 Q.田舎者のため、街中で迷子になることが多いです。エンスク、暴風、ジークフリート・ライン、ルインベルクは未だ迷います。比較的新しいスターリングラードやハリコフは大嫌いです。小さな地図を見ながら走っていると全く違う道に出て困っています。何か良い方法はありますか? - DISNOの方向音痴 2015-04-13 18 21 41 A1.ぼくも同じ症状で悩んでます。WoTにも金鉱石とレッドストーンがあれば幸せになれるのになって思います - what_a_waste 2015-04-13 21 24 50 A2.そういう時こそ、クラメンをトレーニングルームに誘って、各マップを探索し、時には雑談しながら覚えていくのはいかがでしょう。良いスポットも教えてくれるでしょうし、みなさん快く付き合ってくれると思いますよ! - maitakesan 2015-04-14 09 12 57 A3.方向音痴は建物の形を覚えると治るらしいですよ。目の前の敵の戦車や小さな地図の敵の位置ばかりを気にするのではなく、たまには古いヨーロッパの建造物を鑑賞するつもりで散策するとよいでしょう。 - rikiriki 2015-04-15 17 51 14 Q.IS-3の勝率が悪いです。装甲で弾くようにしてるのですが、機動力使っていく運用の方がいいですか? - see_saa 2015-04-11 22 08 08 A1.正面がヌーブなら装甲安定だと思うけれど、装甲あっても弾が打てないならキャリーできないし、足が(重戦車にしては)速いってオプションを使って射線確保するのがいいような気がするが、実はそんなに早くないから、動くことで交戦場から消えてしまいそのうち味方が(ryってこともあるので、目の前が熱いなら装甲使ってがんばって、こりゃ稼げんなと思ったらさっさと動くのがいいかと思います。ちなみに私は装甲の使い方なんて知りません(悲)あと相手の貫通250超えだとIS3の上面装甲は紙です - what_a_waste 2015-04-13 21 21 16 Q.バッチャがいる時のLTって何すればいいんですかね - alicematic 2015-04-07 16 44 04 A1.バッチャの有無でそこまで神経質にならなくても大丈夫だと思いますよ。ただバッチャがいるときは無理に丘に行かないとか、いつも入っている前線のポジに行かないとか、ちょっとだけ慎重な立ち回りを意識したほうが良いかもしれませんね。固定のポジションだけじゃなくて、格上(バッチャとか)が多いとき用のポジションも日頃から決めておいたほうが柔軟に対応できます - SunsetGlow 2015-04-07 22 50 44 A2.うちのバッチャも自分をスポットしてくる格下軽戦車大嫌いって言ってました。あとバッチャはペラいってジッチャが言ってました。お年玉使ってCR安定です。 - what_a_waste 2015-04-13 21 14 38 Q.初心者です。秋に配属になったType 4 Chi-To似の女の子のことを好きになってしまいました。僕はチームのサブリーダで彼女はアシスタント的な事をしています。あまり好みではなかったのですが、僕がなにかいうと深く頷いて傾聴している感があり、一緒にいると安心するようになり次第に彼女の事ばかり考えるようになりました。よくランチは一緒に食べるようになったのですが(彼女はおにぎりが大好きなんです)、今度ディナーに誘ってみたいと思います。そこで皆さんに相談なんですが、おすすめのデートスポットはどこですか?(ぼくは勝手にウエストフィールドなんていいと思ってます)どんなデートにしたらいいかも合わせて教えて下さい(*^^)vちなみに僕は体力には自信があります! - とぐ林 つー太郎 2015-03-25 23 04 47 A1.教会があるマリノフカの丘の上はベタですかね。おじさんとしては夜も雰囲気がよさげな南部海岸の南の丘がいいと思います。ただ以前に比べ岩や木が無くなり、他の人に見つかりやすくなったので、注意してくださいね。 - rikiriki 2015-03-27 10 07 12 A2.やはり最近の女の子は街中でデートがいいみたいですねー。でもいろんな怖い人がいるのでとぐ林さんが彼女を守ってあげましょう。怖い人からは道に対して斜めに進んであげると彼女は身体が隠れて安心します。あなたの身体で彼女の身体を隠す感じです。とぐ林さんは体力に自信があるということなので、彼女をリードしてどんどん積極的に行動していきましょう!ちなみに僕は彼女がいたことはありません^^ - see_saa 2015-04-02 00 17 42 Q.最近、ケツブラという言葉をよく耳にします。ググってみるとおしりのブラジャーとの事でした。DISNOで使用するのはsaoriちゃんくらいだと思います。いったい本当の意味は何ですか?教えてください。 - DISNOの初心者 2015-03-31 13 58 45 A1.ま、、また!セクハラ!ダメッ!絶対!!さおりのおっぱいがお尻みたいだってひどい!大きいのは好きでなっているんじゃないの!かってにおおきくなっちゃうのぉおつtぁうぅぅう! - saorimagic 2015-03-31 22 36 31 A2.おそらく「ケツブラ」というのは「ケツブロ(尻ブロック)」の聞き間違えかと思います。ケツブロックというのは迷惑車両の一種で自車が後退できないように味方車両にブロックされ正面から熱い砲弾・・・の・・・雨・・・あられを・・・受け続けることです・・・はぁはぁ - what_a_waste 2015-03-31 22 39 36 A3.「ケツブロ」ではなく「ケツブラ」ならおしりのブラジャーで合ってると思います^^おしりの形はおっπの形と同じくらい重要ですからブラジャーを着けるのはなんらおかしなことではないですね~ - see_saa 2015-04-01 20 00 19 Q.最近レオポンって人を日本人かなと思ってフレンド登録したら向こうも登録してくれました。でも、相手はHKの人でした。レオポンって普通に英語としてあるんですね・・・それはともかく、拙い英語でちょっと会話も出来たのでこのまま仲良くなりたいです。プラに誘いたいのですがプラとかで使える英文を教えてくださいわっとさん!このままだとフレンドから消されてブラックリストに入れられるんじゃないかと思い夜も眠れません(´;ω;`三 ´ ;ω;`)。終わったあとで気の利いたことでも言えたら最高です!お願いします!!誰か英語の授業をちゃんと聞いてた人助けて!!! - see_saa 2015-03-31 11 24 44 A1.日本語学んでる台湾の人の日本語って、みんな完璧じゃないけど、でもしっかり意味は通じたり。だから、英語もそんなに難しく考えず、完璧にしなくてもええと思います。「Lets Play!」「i love TOGⅡ!」とか中学英語でじゅうぶん。どっちかというと、英語圏のネットスラングのほうを知っておくほうがいいかもです。気の利いたことであれば、日本のネット文化になっている顔文字がいいかも。海外だと「:D」 日本の顔文字のほうが表情豊かなので、きっと喜ぶと思います!(≧▽≦) http //ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B0#.E8.8B.B1.E8.AA.9E.E3.81.AE.E7.9C.81.E7.95.A5.E8.A1.A8.E8.A8.98 - maitakesan 2015-03-31 11 58 01 なるほど、顔文字ですか。今まで無意識に使うのを避けてましたが、感情を伝えるにはすごく良さそうですね!ありがとうございます! - see_saa 2015-04-02 00 00 40 A2.私、8ヶ国語と2宇宙語とわんにゃん語と電車で語ーは得意なのですが英語はちょっと苦手なのでなんとも・・・日本人でも外国人でもちょっとした一言が嬉しいものなので「Nice to see you!(よろー!)」とか「I had a wonderful time!(すごい良かったよ・・・君のそこ、たこつぼのようだね)」とかで挨拶して、あとは良いプレイを労ってあげればどうでしょう「GJ!(う、うまいね・・・)」「Awesome!(はぁはぁ・・・あ”ーーー)」「Nevermind;)(もう一回ぶち込んでやるぜ・・・!)」などが使えると思います!連携を取りたいなら「I m gonna go to ○○(○○に行くからビキニパンツ脱いで待ってろよ!)」「Let s try to attack!(いくときは一緒だよ・・・)」などで理解されるのではないでしょうか。もしもっとコミュニケーションをしたいならhttp //matome.naver.jp/odai/2135670414436650301がオススメです! - what_a_waste 2015-03-31 22 30 26 電車で語ーとはなんですか?世代じゃないのでわからないです><紹介していただいたサイトはすごく参考になりそうなのですが、もしかしたら僕と彼(もしくは彼女)の関係を勘違いしているかもしれません。それとも外国ではそのような会話は挨拶程度に交わされるものなのでしょうか><;?でもまあ相手も英語は得意ではないと言っていたので、google先生に聞きながら頑張ってみます! - see_saa 2015-04-02 00 08 05 Q.最近やっと、豚飯を使い始めています。初弾を履帯に吸収させた後の修理時間とリロード時間が不安ですぐに修理キットを使いがちです。みなさんはどのタイミングでキットを使うか決めていますか?教えてください。 - HT苦手 2015-03-23 20 14 26 A1.私だったらダメージを受ける位置で履帯が切れたらすぐ使っちゃいますが、一番リスクを少なくするタイミングで使うとしか言えないので最適解は場合によって違うのかもしれません。修理キットを使う前に榴弾厨がいないか確認だ!! - what_a_waste 2015-03-24 22 57 07 ありがとうございます。戦闘開始時にSPGの数だけでなく、榴弾持ちもチェックするようにします。 - HT苦手 2015-03-25 08 49 56 A2.豚飯がきちんと決まっているのならいくら履帯を切られてもダメージを受けないので修理キットは使わないです。基本的に履帯を修理するかの判断は、履帯を修理しないとダメージを受けてしまうか否かで決めます。ダメージを受けないならどれだけ切られようと修理はしません。ただ正面の敵だけしか見ていないとSPGに撃たれる可能性もありますので、SPGの有無や射線が通る場所かどうかは気をつけましょう。 - SunsetGlow 2015-03-25 16 35 51 ありがとうございます。そうなんです。豚飯が決まっているかの見極めができずにいるから、不安なんですよね。これから正しい角度をつける練習をしていきたいと思います。 - HT苦手 2015-03-25 18 54 31 *豚飯が決まっている時・・・それは自分が打てないのに相手から履帯をぼかすか撃たれる時だ!!w撃てる時は豚飯決まってません悲しみ、もうちょっとで打てそうなときも多分決まってない。カメラを回して正面を確認して見てみるといいですよ! - what_a_waste 2015-03-25 22 45 41 Q.初心者です!最近KV-1で遊んでいるのですが、IS-3ルートに行くかKV-4ルートに行くか迷っています><持っている人でオススメなルートはありますか? - 夕焼けの妹 2015-03-21 16 21 05 A1.どっちも強いからおこのみでーと言いたいところだけれど、IS3の機動力、傾斜装甲は一度試してみる価値があるので、私はIS3ルートを押します!KV-4ルートはその後のST-1がめちゃ強なのでそこを目指すのもあり。Tier10はどっちもどっちかなー?? - what_a_waste 2015-03-22 10 20 15 Q.初心者です。最近ARL44を買ったのですが.100mmが当たらなくてこまってます。中間砲で妥協してもいいですか? - しーさー 2015-03-19 02 18 28 A1.自分も、当初105mm砲を搭載していましたけど、射界拡散が激しく、本当に当たらずイライラしたので、90mm砲に載せ変えました。上手い人は前に出て、射界拡散関係なく、ガシガシ当てられるんだろうけどね・・・自分はnoobなので中距離から砲撃することが多いので>< - gaia_lucifer 2015-03-19 11 46 02 A2.私は逆に90mmから105mmに切り替えて楽しくなっちゃった派なのでなんとも言えないですが、どちらも悪い砲では無いのでまじでプレイスタイルですね。105mmが当たらない・・・きちんと愛を込めて撃ってますか??砲弾を愛してやらないとまっすぐ飛んでいきませんよ!愛・・・そうまるで我が子たちに優しさを注ぐように・・・頭を撫でるように砲弾を・・・タマタマを優しくナデナデしてあげるのです。いつも砲身ばかりにかまってませんか?たまにはタマタマをタマらなくなるまでry - what_a_waste 2015-03-19 20 55 14 A3.私も105mmにしてからもりもりダメージを稼げるようになった派です。確かに当たらなくてイライラすることも多いですが、経験上最終的な期待値としては105mmの方が上な気がします。もし乗員が100%になってないなら100%にする、ガンレイを積む、など少しでも精度を上げる対策をとってみてはどうでしょうか。 - SunsetGlow 2015-03-20 07 52 29 Q.初心者です。最近センチュリオンMk1を買ったのですが、自走に狙われて困っています。何かいい方法はありませんか? - そら 2015-03-16 21 10 54 A1.結論から言うと無いです!すべてのArtyよ死んでしまえ、この世に歓迎されたSPGなんてねぇ!自走砲は砲弾を万国旗に代えてしまいやがれ!これで世界に平和が訪れたLove and peace,Save a MT,No more SPG /(アーティ好きな人Disってごめんね♪) - what_a_waste 2015-03-17 22 33 54 A2.自走の射線の通らないところで戦ったり、リロード中は不規則な動きで回避行動をしたりと一応の対策はあります。しかし結局自走に狙われるのかもその弾があたるのかも運です。戦車の女神様にお祈りしながら乗るしかないですね。 - SunsetGlow 2015-03-17 23 59 33 A3.自分が自走を使う場合、1.射線が通る 2.止まっている 3.分かりやすい動き(交戦中で微妙に前後している等) のような車両を狙います。センチュ等MTは、足もそこそこありますので、陣地転換をよく行うと、狙われにくいと思います。 あと、一番最初に発見されたりすると、よく狙われます。 by SPGに喰われまくる戦車乗りより - gaia_lucifer 2015-03-19 11 07 18 A4.ww俺っちセンチュリオンMk1、今日も美味しくヌーブ刈りといきましょうかねww・・・自走3台多いなぁ・・・でも両ポジイッてシコシコしなきゃねww・・・(ぴこんっ)おっwwあほの1390が突っ込んできやがったwwあいつに一発ぶっこn{どーん!どーん!どどどどーーー!ん!!}・・・・・・・・・・・(ぴぴっ・・・「タイヒセヨ!!」) Arty「フヒヒッ美味しくいただきましたwwwwwwwwwww」・・・カチッ(ヘーイテイトクゥー!サワッテモイイケドサージカントバショヲワキマエナヨォッー!)・・・「リロードはよおわんないかな・・・」 - what_a_waste 2015-03-19 20 46 12 Q.初心者です。最近M4シャーマンを買ったのですが、10榴がいいのか76mmがいいのかおすすめはありますか?合わせて拡張パーツのお勧めもあれば教えてください。当方芋るよりは攻める方が好きです。 - 神楽坂みるく 2015-03-10 21 12 06 A1.M4いいですよね。持ってた時は105mmを使用していましたが、おススメは76mmです。横からチクチクと嫌がらせが出来ますよ。パーツはラマーと工具箱と眼鏡かな。 - rikiriki 2015-03-12 10 14 53 A2.攻撃的な運用で使うなら10榴の方がいいと思います。格上にも比較的ダメージを与えやすいです。前線でガンガン戦いたいなら拡張パーツはラマーを載せて、後の2つは皮膜・換気扇・ガンレイ辺りから選ぶといいと思います。 - SunsetGlow 2015-03-12 12 09 03 Q.最近エイムをするとき、照準がどこにイッてしまったか見失ってしまい、砲弾を撃つのに時間がかかってしまいます・・・。どうして? - わっと(17) 2015-03-01 10 07 59 A1.照準はね、画面の真ん中にあるんだよっおにいちゃんっ!それを見失うなんてさおりのことが大好きでエッチなことばかり考えて見失っているか、加齢の問題だねっおじいちゃんっ! - saorimagic 2015-03-01 10 09 50 A2.お酒を減らせばどうでしょう? - amachi 2015-03-09 21 44 25 Q.HP管理が下手くそでいつも終盤にHPが足りません。HPを使うべきタイミングや状況を教えて欲しいです! - see_saa 2015-03-04 22 11 54 終盤まで生きていればしっかりHPを使った戦い方をしているのでとてもいいと思いますよ!広義的にHPを使うってのは終盤まで意味もなく被弾もせず射線も得ようとしない人に送りたい言葉ですねー、後は開幕爆散常習犯とか。HPを使うってことをピンポイントで言うなら、「敵を最小限の被害で破壊できる」時にHPを使う{被弾覚悟で近接する}ってことじゃないですかね。後1発で倒せるから逃さないためにも相手が逃げられないところまで突っ込むとかそんな時に、非ダメあたりの成果が高くなることを狙った行動だとおもいます。基本的にはダメージを受けずに敵にダメージを与えるテクニックを成長させると同時にこう言った判断力についても伸ばしていきたいところですね!とヒットポイントについて語りましたが、もしH(Hentai)P(Point)のことでしたらスレチでスミマセン(T_T) - わっと改二 2015-03-05 22 12 40 Q.早速質問です!皆さん、レミングスに遭遇したとき、どうしていますか?1.レミングスに加わる 2.レミングス拒否 孤軍奮闘する 3.どっちつかず。気分による。 ちなみに自分は2.です。 - gaia_lucifer 2015-03-02 16 42 56 ちなみに、レミングスとは、見方車両がほぼすべて同じ方向に進行していくことです。 - gaia_lucifer 2015-03-02 16 44 00 A1.3です。気分というか状況によるので1と2どっちのパターンもありえます。市街地マップなどで自分が固い車両でレミングスの反対側を一人で封鎖できるような状況なら孤軍奮闘もいいでしょう。一方砂の川のように一方面に1人で行っても直ぐにやられてしまうようなマップなら行っても無駄死にするだけです。レミングスだからどうこうではなく、マップや敵味方の編成と動き、自分の車種や実力から総合的に判断して、どうすれば自分が最高のパフォーマンスを発揮できるのかを考え行動するべきだと思います。 - SunsetGlow 2015-03-02 18 36 31 A2.その選択肢だと1でござる!しかし中戦車なら稼げるところにポジションチェンジするでござる!足の遅い戦車ならレミングスを気にするよりもさっさと良ポジ確保し早期ラッシュを促してその場を制圧してから次の展開を考えるでござる!ヌーブは止まりどころがわからず突っ込んで行く傾向もあるから意外と頼りになるでござる!でも道標を失った統率されていないレミングスがTDポジの前にて素っ裸でオロオロするのだけは勘弁な!!! - わっとたん 2015-03-02 21 18 06 A3.HTなら1、MTなら3、LTなら1ですかねー - oriken 2015-03-04 20 44 35 Q.はじめてのTier7をつくろうと思ってます♪コメットは難しそうなので女の子でも扱えるおすすめのMTありませんか?ちなみにうちの車はプリウスです♪ - saorimagic 2015-03-01 17 55 59 A1.やはり、日本車が良いですよね!ということで、断然、日本MTのType 5チリをオススメします!こいつを上手く扱えられるようなれば、多分どんなMTでも上手く乗りこなせるようになると思いますよ!たぶん… - gaia_lucifer 2015-03-02 16 33 36 チリ見ました!かっこいいですよね!ちょっと大きくて乗れるか心配だけれど…装甲が薄いのはgaiaさんが守ってくれるから良いとして♪カタログ見てたらソ連戦車が気になったのですけれどどうなんだろう・・・?女スパイコス最高です! - saorimagic 2015-03-02 21 30 24 A2.軽のT21と全く変わらないコンパクトな車体!そこからちょっとこすっても大丈夫な厚めの装甲!女の子にぴったりの丸みのあるシルエット!車高も低く軽快な走りのエンジン!断然アメ車のT20をお勧めするよ! - rikiriki 2015-03-03 18 45 14 丸みのあるシルエットって・・・太ってないもん!もうセクハラ大明神 of the year!!T20可愛いですねっ♪さてっLee先生かってこよう! - saorimagic 2015-03-03 22 12 28 Q.どうやったらフレンドが増えますか? - see_saa 2015-03-01 14 04 50 A1.あなたの言うフレンドとはゲーム内の友だちのことですか?もしそうなら無視されるのを恐れずに積極的に声を出したらどうかな?もしリアルの友達のことだったらぼくも居ないのでわかりません!! - what_a_waste 2015-03-01 14 14 34 A2.あきらめましょう - WAJUN 2015-03-01 14 14 20 =====更新用===== Q. A1. A2. A3.
https://w.atwiki.jp/gundrake/pages/48.html
探索 足で捜し、目で見て耳で聞き、同時にそれらを悟られない技術に関する分野。 受動的ながら、全ての技能に事態を有利に進める性質があり、特に『視認』『隠密』に関しては攻撃的な技能の準備に役立つ場合が多いなど、活躍の機会は多い。 感知・視認・聴取 隠密・猫足 【感知】3FULL 僅かな五感の刺激から、対象物を捉える技能。 風の揺らぎから街路や建物の構造を推測する、音の反響から発生源の一と性質を探るなど、一種魔法的な感覚により物事を探る。 あるいは、本当に幽霊や精霊、様々な場所にある不可視の境界など、五感では捉えられないものを『見る』こともできる。 そこになにかがあるかないか以上の情報を得ようと試みる場合、難度+1。 五感では捉えられないものを感知するには難度+1。感知範囲は技能ランク×1.5m。 五感では捉えられないものを感知するには、感覚器が正常で、原則として生きた器官である必要がある。 感覚器が異常、あるいは器官を機械に置き換えている場合、対象を該当する器官のように感知することはできない。 盲目あるいは機械の瞳である者は、五感で捉えられないものを『聴く』ことはできても『見る』ことができないという意味。 [判定]基準値{FULL}感覚{4/7}自我{3/7} [上昇]精密{4/7}感覚{FULL+5/7}知力{3/7}自我{4/7} [系統]視認聴取和弓 [関連]電子精霊学曲技 【視認】2FULL 高速の飛翔体や偽装された人員、設備など、見えにくいものを的確に捉える能力。 動体視力と視覚的な違和感を感じ取る能力の複合であり、あらゆる視覚情報を浮き上がらせて認識する用途に用いる。 無意識に物を見ている場合、フラッシュなど目立つ物以外は無条件で難度+1。 視界に入ってから消えるまでの時間が半秒もないような物体の場合、難度+1。 視覚的な偽装を打ち破る際の判定では、判定値に対象となる偽装の成功度をペナルティとして受ける。 さらに相手側が偽装に用いた技能のランク-こちら側の『視認』ランクが状況となる。この状況は-の数値を取り得る。 *戦闘中など、半秒に満たない時間しか継続しない視覚情報はよくあるが、『視認』に頼らずとも対処可能である。 [判定]基準値{FULL}精密{4/7}運動{1/7}感覚{2/7} [上昇]精密{FULL}運動{3/7}感覚{5/7} [系統]回避 [関連]感知突破 【聴取】2FULL 小さな音や多数の音が混ざり合った状態から、必要な音を聞き取る能力。 音が大きく変質している場合、音が細切れになっている場合、多くの音が重なり合っている場合、それぞれ難度+1。 非常に小さな音や、人間の可聴範囲限界に近い音の場合、それぞれ難度+1。聴覚の鋭い生物(プレイ可能な中では猫)を除く。もっとも、猫の可聴範囲限界に近い音などであれば難度+1される。 聴覚的な偽装を打ち破る際の判定では、判定値に対象となる偽装の成功度をペナルティとして受ける。 さらに相手側が偽装に用いた技能のランク-こちら側の『聴取』ランクが状況となる。この状況は-の数値を取り得る。 [判定]基準値{FULL}精密{2/7}感覚{3/7}知力{2/7} [上昇]精密{4/7}感覚{FULL}知力{4/7} [系統]感知突破 [関連]遮蔽 【隠密】2FULL おもに自身の本質を偽って人目がある場所に公然と潜む技術。 自分自身を有害あるいは無害なものと見せかける、地位や資格の有無を装うなど、その場にふさわしくない者がその場に居合わせるために用いることが多い。 あまり例はないが、降り注ぐ銃弾の中に盲点として佇むこともできる。流れ弾注意。 偽装として働くが、知識や技能を補助するわけではない。また、決定的な証拠がある場合、この技能は意味を成さない。 本質が露見する可能性がある場合、この技能は成功度の十分の一が、相手の状況に+される。 相応しい外見(視覚情報以外を含む)を装えない場合は難度+2、ただし装いが相応しい外見に近い場合、難度+1となる。境界は場の規律などにより、厳しく統制されている場では、少しの違いでも難度+2となる。 必要な小物や振る舞いを満たさないごとに状況+1される。最高で+8まで。 [判定]基準値{FULL}感覚{3/7}知力{1/7}自我{3/7} [上昇]感覚{6/7}知力{4/7}自我{6/7} [系統]潜伏 [関連]隠蔽猫足 【猫足】2FULL 音を立てずにより早く移動するための知識と技術。 技能に精通するにつれ、より早く静かな移動が可能となる。 足跡を立てない動物(プレイ可能な中では猫)が軽装で判定を行う場合は難度-1。 騒音があるなど、少々の音では聞きとがめられない場合、難度-1。 非常に静かな場所では難度+1。 低速の四分の一以下の速度では難度+0。低速の半分、低速、低速と巡航の平均、巡航、巡航と高速の平均、高速と、段階を追う事に難度+1ずつされる。 構造上、体重など不可避の要素で音が鳴る可能性がある場合、安全な位置を特定するために事前に判定を行う。判定に成功すれば、踏み場がない場合を除いて通常通りに判定を行える。 失敗した場合、この段階ではまだ行動を開始していないため、実際の行動に移る前に諦めることができる。それでも実行する場合、適宜、状況を+して判定を行う。 [判定]基準値{FULL}肉体{2/7}精密{1/7}運動{4/7} [上昇]肉体{2/7}精密{3/7}運動{FULL}感覚{4/7} [系統]軽業 [関連]隠密曲技 情報 情報の整理収集ならびに精査、情報を用いた欺瞞行為に関する一連の手法。 『精査』『偽情報看破』により情報を生かし、さらに『偽情報作成』と『情報撒布』により、攻撃的な用法が可能となる。『収集』と『整理』に優れていれば、情報の利用はいっそう効率的になるだろう。 収集・整理・精査 情報作成・偽情報看破 情報撒布 収集=偽情報看破=精査 整理=情報作成 【収集】1FULL 調査項目に関連する有象無象の情報を大量に仕入れる。 情報収集を狭い範囲で行うことで、より有益な情報を手に入れることもできるが、そのような用法は情報収集の痕跡を残すことに繋がるため、注意を要する。 使用には最低でも1時間単位を必要とする。 調査方法は概ね流儀に依存するが、【社会/交渉】に属する技能のようにランクによる制限を受けることはない。 情報を知る者が希少な場合、難度+1する。確実に特定の人物あるいは集団しか知り得ない情報は、この技能では獲得できない。 狭い(専門的な)範囲に絞って情報を得る場合、情報量が二倍に増加する。 代償として、その情報収集そのものを何らかの手段で偽装/隠蔽しない限り、得ようとしている情報の種類と情報収集そのものが、第三者に容易に露見する。隠蔽の難度は+2。隠蔽は情報の収集中に行うが、判定は指定されたタイミングで行う。 収集技能の成功度が、その種の情報に対する『情報量』となる。 ただし、外部からの妨害により、得られる情報量は減少する。また、情報源が保持する以上の情報量を得ることもできない。 専門的な範囲に絞った情報収集で、妨害があり、さらに情報源が保持する情報量に限りがある場合、得られる情報量は、情報源の情報量を上限とする『成功度×2-妨害による修正』になる。 『情報量』は噂や陰謀論、不確かな情報が入り交じった大量の断片であり、そのままでは有用な情報として機能しない。 『情報量』は一定の形を持つものであり、他者と共有可能である。 [判定]基準値{FULL}感覚{3/7}知力{3/7} [上昇]感覚{4/7}知力{4/7} [系統]人脈動向整理 [関連]流儀『ネットワーク』精査 【整理】1FULL 収集技能で得た大量の情報を、有用な形に分類整理しておく。 有象無象の情報は、整理して初めて意味ある情報となる。 使用には最低でも1時間単位を必要とする。 この技能は負傷を理由とした状況の影響を受けず、自動的に失敗することもない。 判定値は、情報量+この技能そのものの判定値で求める。ただし、この技能そのものの判定値は情報量を超えない。 情報に多くの、あるいは巧妙な偽情報が含まれている場合、事前に『偽情報看破』に成功していなければ難度+1。 整理しようとする情報が高度かつ専門家である場合、専門家か準専門家(ランク4以上)の手引きがない場合難度+1。 情報自体の分量がこの技能そのものの判定値に比してあまりに多い場合、多くの時間が必要となる。その時間が取れない場合、難度+1~+2。ただし、急に情報整理の必要が生じたような状況でなければ、(セッション外などの空き時間に)既に整理を終えていたものとし、判定値を求めるだけとする。 成功度が、その種の情報に対する『情報値』となる。情報値を得たとき、実行者は曖昧な数値以外にも、なにか有用な情報を得る可能性がある。 『情報値』および、判定によって得た情報は、他者と共有可能である。 [判定]基準値{FULL}精密{2/7}感覚{3/7}知力{2/7} [上昇]精密{2/7}感覚{3/7}知力{2/7} [系統]情報作成精査 [関連]収集電脳 【精査】2FULL 情報を知識と経験に照らし合わすことで、真偽や有用性を推測する。 多量の情報を整理された状態で突き合わせることで、その正確性が増す。 使用には最低でも1時間単位を必要とする。 判定は『情報値』を加算して行う。他者の『情報値』を使う場合、『情報作成』により加工されていない限り状況+4される。 情報が整理されていない場合、『情報量』の半分を判定値に加算し、判定の際には難度+2、状況+2する。 判定に成功すれば、その情報に纏わる真偽や裏事情、有用性を精度良く推測できる。難度、状況は適宜。 推測は、世界の実相に関する知識など、使用者の知識や経験に応じて違った物になることがあり得る。 [判定]基準値{FULL}感覚{2/7}知力{3/7}自我{2/7} [上昇]感覚{4/7}知力{FULL}自我{5/7} [系統]情報作成偽情報看破 [関連]収集整理 【情報作成】2FULL 真実を隠蔽したり、真実を追う者を間違った結論に誘導するための、精巧な偽情報を作成する。 あるいは整理/精査した情報を、他人に伝わりやすい形に纏める。 使用には最低でも1時間単位を必要とする。 偽情報を作成する際、作成者が真実を知らない場合は難度+1する。 偽情報が情報源に混入された場合、この技能の成功度の半分が、『収集』で得られる『情報量』から差し引かれる。 偽情報を取り込んだ対象が、その件に関する『偽情報看破』『精査』などに失敗した場合、作成された偽情報を、正しい情報よりも暫定的な上位に置いてしまう。NPCの場合は、偽情報が破綻するまで偽情報を念頭に置いて動く。 精査済みの情報を纏めるためには、時間の消費だけで良いものとする。この際、真偽は無関係。 [判定]基準値{FULL}感覚{1/7}知力{4/7}対人{2/7} [上昇]精密{2/7}感覚{4/7}知力{5/7}対人{5/7} [系統]情報撒布収集 [関連]偽情報看破 【偽情報看破】1FULL 情報源に混入した嘘や噂などを取り除き、情報の信頼性を向上させる。 また、目の前の嘘などを効率よく排除することもできる。 『情報値』『情報量』などの情報に対して使用する場合、最低でも1時間単位を必要とする。 判定には偽情報の量がペナルティとなる。また、偽情報が巧妙な場合には難度が+される。 判定に成功した場合、偽情報により低下した情報の質が回復する。 即興の嘘は、殆どの場合修正無しで判定し、成功すれば見破る。 よく練り込まれた嘘、周辺情報を利用した嘘などは、難度+される。 証明できない嘘は、それが証明できないとわかるだけに終わる。 [判定]基準値{FULL}感覚{3/7}知力{5/7}対人{3/7} [上昇]感覚{2/7}知力{4/7}対人{2/7} [系統]精査追求 [関連]整理感知 【情報撒布】1FULL 特定の情報を広範囲に撒く、あるいは特定の情報源に混入する。 また、宣伝工作などを目にとまりやすいように細工して公表する、という意味合いもある。 使用には最低でも1時間単位を必要とする。 撒布する情報は『情報量』『情報値』『精査』済みのもの、『情報作成』による情報、あるいは生のままの情報、いずれでも構わない。ただし精度の低い情報は(対象が愚かでなければ)即座に無効化される。 この技能は、二つまでの要素を[主因][副因]として判定に加算する。 また、場の狂気は正負問わず無条件に加算される。一般に、退屈を除いて社会の安定は不利に働く。 偽情報を『情報量』に混入することで、情報量を減少させられる。『情報値』に混入することで精査の結果を的外れにし、『精査』済みの情報に混入することで、偽情報を真実と思い込ませることができる。 宣伝工作の場合、他の情報の正しさを(真偽問わず)確信している対象には効果がない。また、対象は任意の(対象にとって合理的な)手法で抵抗することができる。この用途で『情報撒布』が効果を発揮した場合は精神的な攻撃として扱うが、狂気度チャートの結果は適用せず、同等の別の結果を適用する。 情報源に混入させた上で偽情報が暴露せず、かつ宣伝工作として機能する場合、対象は抵抗に際して難度+1を負う。 [判定]基準値{FULL}知力{4/7}対人{3/7} [上昇]感覚{2/7}知力{3/7}対人{3/7} [系統]掌握流儀『ネットワーク』 [関連]情報作成流儀『ネットレイス』流儀『アンダーグラウンド』通信(未実装) 端末 情報処理装置であるコンピュータの扱いに関する技能。 コンピュータの扱いや動作原理への理解、ハード、ソフト両面の構築方法といった動作原理、ハッキング寄りな部分と、端末特有の問題に対する対処法など、スタンドアロン的な側面を抜き出した分野。情報の検索など基本的な用途ならば『電脳』ランクは3程度を必要とする。端末を扱う立場ならば、『端末』技能を持っていて損はない。 電脳・有線端末・無線端末・独立端末 見識『プログラミング』 電子精霊学 【電脳】2FULL ‡ 電脳《コンピュータ》に関する汎用的な知識と技術。 あるいは、(特に低ランクでは)必ずしも専門知識を必要としない個人用《パーソナル》コンピュータを操作する場合の見識。 判定なしで汎用のGUIを操作するためにはランク2が必要となる。 判定なしで個人用機器を自作したり、マニュアルなしで配線を満足に行うためには、ランク3が必要となる。 判定なしでCUIの操作や業務用機器の配線を行うためにはランク4が必要となる。 判定なしでシステム情報やログを有効に使うためにはランク5が必要となる。 ランク5以上では特殊な形態での電脳を構築することができる。 ランク6以上ではコンピュータの重要部品を無から設計することが可能となる。ただしこれには通常、長い時間と電脳に習熟した多くの技術者を必要とする。 [注意]世界災害が悪いタイミングで起こったため、コンピュータの普及率は2018年の時点で2005年程度に留まる。そして多くのロッジでは、この技能とよく似た≪端末≫技能が使われている。 [判定]基準値{FULL}感覚{2/7}知力{5/7} [上昇]感覚{3/7}知力{FULL}自我{4/7} [系統]有線端末独立端末整理 [関連]無線端末流儀『ネットワーク』収集 【有線端末】1FULL ‡ 有線型はロッジのメインシステムと協調して動作することを前提とした端末である。大部分において個人用コンピュータと共通する機能を持ち、戦術級のソフトウェア――大抵の場合、後方支援用のもの――が搭載される。 ネットワーク機能は有線の送受信、無線の受信を備える。 セキュリティ(傍受)は有線で難度+3、状況+6水準。暗号強度は設定による。 立体戦術図/各種銃砲弾の影響範囲、進軍予想/計画、防衛(難攻)地点予想、砲撃支援、過去戦術/戦略参照、構造体強度予測機能、戦略/戦術進行管理、人員管理、通常12時間の連続駆動、その他、ロッジによって付加された機能を持つ。 [判定]基準値{FULL}感覚{2/7}知力{5/7} [上昇]感覚{2/7}知力{5/7} [系統]無線端末電脳 [関連]独立端末 【無線端末】1FULL ‡ 無線型は拠点から離れた場所で作戦行動を行いながら動作することを前提とした端末である。前線要員の負担軽減のために軽量化され、処理能力は低いものの、潜在的には有線端末と同等の機能を持つ。戦術級のソフトウェア――大抵の場合、前線要員用のもの――が搭載される。 ネットワーク機能は有線の送受信、無線の送受信を備える。有線の受信、無線の送受信には注意が必要となる。 セキュリティ(傍受)は有線で難度+2水準。無線で難度+0水準。暗号強度は設定による。 立体戦術図/各種銃砲弾の影響範囲、防衛(難攻)地点予想、過去戦術参照、応急処置便覧、車両整備便覧、構造体強度予測機能、戦術進行管理、充分に軽量な本体と通常6時間の連続駆動、その他、ロッジによって付加された機能を持つ。 [注意]無線の連続送信は、それなりの装備と2ラウンドの時間で位置を完全に特定できる。断続送信でも判定の機会を与える。 [判定]基準値{FULL}感覚{2/7}知力{5/7} [上昇]感覚{2/7}知力{5/7} [系統]有線端末知識『電信』(未実装) [関連]独立端末 【独立端末】2FULL ‡ 独立型はそれ単体で動作することを前提とした端末である。限定的ながら戦略級の作戦を補助するため、大型の筐体に他の端末と比べて高い性能と、多くの機能が納められている。大抵のロッジでは配備されていない。 ネットワーク機能は有線の送受信、無線の送受信を備える。ただし受信は特定の状況を除き制限される。 セキュリティ(傍受)は有線で難度+3、状況+2水準。無線で難度+1水準。暗号強度は設定による。 立体戦略図/稜線や照度に伴う銃砲弾の影響範囲、進軍予想/計画、砲撃支援、過去戦術/戦略参照、戦略/戦術進行管理、作戦遂行力管理、低水準の戦略遂行に足るだけの容量と通常32時間の連続駆動、その他、ロッジによって独立端末に付加された機能を持つ。 [判定]基準値{FULL}感覚{1/7}知力{4/7}自我{2/7} [上昇]精密{2/7}感覚{3/7}知力{FULL}自我{4/7} [系統]有線端末『(同一ロッジ)』無線端末『(同一ロッジ)』知識『電信』(未実装) [関連]掌握電脳 【論理演算】2FULL ‡ ロジックに則り式を組み上げることで、矛盾点を発見するなどして問題解決の助けとする。 明確な基準は思考の一形態として有用であり、さらに『電脳』技能との協調により、複雑な演算を自動化するプログラムの作成にも使われる。ただしあまりに大規模な物や複雑な物を作ろうとした場合、数ヶ月数年単位の膨大な時間が必要となる場合がある。 なお、この技能は論理演算と同根ながら対極に位置する『電子精霊学』を阻害することに注意を要する。 電脳と協調しての判定は、時間単位を消費して行う。 条件を指定して情報を抽出するなどの場合を基準とし、この場合は時間単位を消費しないこともある(非常に単純な場合)。 1時間単位を30分と仮定した場合、中規模の開発で数万時間単位に及ぶこともある。一人で開発を行うのは現実的でないため、複数人で同じものを開発することが認めらる。ただし、ひとり増えるごとに必要な時間単位が10%ずつ増える。 煩雑な処理を必要とする問題、効率的に解ける問題を難度+1とする。 近似値の演算は少なくとも、本来の数日級で難度+2、数ヶ月から数十年級で難度+3、歴史級で+4される。なお、近似値の演算が有用な分野は幅広いが、古典的な暗号でない限り、近似値を求める演算で暗号を解くことは不可能である。 論理演算と電脳で完結していない事柄については、その事柄を観測もしくは実証する必要がある。 GUIやゲーム(特に素材)の作成など、論理演算の本質と無関係な実装は、その技能を持たない場合、時間のかかるプログラミングに比べても非常に時間がかかる。 『論理演算』ランクを精神的な抵抗とする場合、主因に指定することはできない。 また、この技能を持たないことは、論理的思考ができないことを意味しない。 [判定]基準値{FULL}感覚{1/7}知力{4/7}自我{2/7} [上昇]肉体{2/7}精密{2/7}感覚{3/7}知力{6/7}自我{4/7} [系統]電脳電網『探査』電網『破壊』 [関連]電網『侵入』電網『改竄』 【電子精霊学】2FULL ‡ 電脳に用いるための電子部品を組み合わせ、『ウィスプ』と呼ばれる一種のAIを作り出す。 『ウィスプ』はAIのように振る舞うが、本来は動作するはずがない奇妙な存在である。 [適用例] 状況は+14-技能ランクとする。さらに成功度が5に満たない場合、判定は失敗する。 完成した『ウィスプ』は成功度×5の能力値ポイント分の技能と、ランク2の狂気を得る。 PCに成長の要素を取り入れている場合、合計ポイントは作成した『ウィスプ』と半ば共有する。 正確には、作成当時の合計ポイントを実際の多寡に関わらず『0』とし、一度の作戦行動あたり安定して『成功の場合の一割』のポイントを、合計ポイントに影響しない形で得る。そして、『ウィスプ』に頼った割合をGMに委ね、その数値分を『ウィスプ』の持分として共有する。 成長の結果、一定の合計ポイントを保有するに至り、さらに一定以上の狂気を得た『ウィスプ』は『電子妖精』となる。『電子妖精』が、さらに合計ポイント、狂気を保有した場合、それは『神性値』を得て『精霊』となる。 『電子の精霊』以降は自我を持って自律的な行動を取るため完全な制御は不可能となる。 『精霊』の動力源は電力に限定されない。実体が損傷しても、それは多大な演算性能と蓄積されたデータの損傷に過ぎず、存在の消滅には至らない。 『精霊』は影響範囲内の『ウィスプ』が『電子精霊』(潜在的な驚異)へと成長することを阻害する。 [判定]基準値{FULL}感覚{3/7}自我{3/7}対人{1/7}-見識『プログラミング』ランク基準値÷2 [上昇]精密{2/7}感覚{FULL}自我{6/7}対人{2/7} [系統]電脳 [関連]流儀『ネットレイス』見識『霊妙』(未実装) 電網 コンピュータネットワークでの振る舞いに関する流儀と技能。 コミュニティごとの生の情報が目的ならばいずれかの『流儀』を、闘争手法としてネットワークを活用するならばその他の技能が必要となる。その他の技能は、『電脳』技能が低い状態では事実上役に立たない物が多い。 流儀『ネットワーク』『ネットレイス』『アンダーグラウンド』 電網『侵入』・電網『探査』・電網『改竄』・電網『破壊』 【流儀『ネットワーク』】2FULL ネットワーク特有の振る舞い。 細かな用語や話題などがネット外とは異なり、一種の社会を形成している。 『流儀』と同様。 [上昇]感覚{3/7}知力{2/7}自我{FULL}対人{3/7} [系統]流儀『ネットレイス』 [関連]収集動向 【流儀『ネットレイス』】2FULL ネットワーク上でも一風変わった集団の流儀。 猫に似た生物をシンボルとし、公開掲示板を拠点に活動する。 享楽的でネタと本音を愛し、なんらかの結節点で発生する『祭り』を非常に好む。 『流儀』と同様。 縦読み、斜め読み、ネットレイス的な創作センス等、特殊な要素も含まれる。 [上昇]感覚{2/7}自我{FULL+3/7}対人{3/7} [系統]流儀『ネットワーク』収集 [関連]流儀『アンダーグラウンド』知識『雑学』(未実装)偽情報看破 【流儀『アンダーグラウンド』】2FULL ネットワークと一体化した、違法あるいは非常に問題がある事柄を取り扱うネットワーク。 特殊化された情報網は、ただ辿るだけでもソフトウェア一式が必要なほど。 『流儀』と同様。 [上昇]感覚{5/7}自我{FULL}対人{3/7} [系統]流儀『ネットレイス』 [関連]人脈潜伏 【電網『侵入』】1FULL 通信手段を用いて他のコンピュータに侵入する知識と技術。 再侵入のための抜け道を造ったり、セキュリティに例外を作るなどして、動きやすくする技術を含む。 経路に第三者所有のコンピュータ(サーバ等)を挟むごとに状況+1される。+9以上にはならない。 難度はセキュリティによって可変する。 [判定]基準値{FULL}感覚{3/7}知力{3/7} [上昇]感覚{4/7}知力{4/7} [系統]電網『探査』 [関連]電脳 【電網『探査』】1FULL 広い意味での情報検索の技術。 必要な情報がどこにどのような形で記述されているかを突き止める際に有用。 『収集』とは異なり、入手すべき情報が何か理解している場合に最大の効果を発揮する。 必要な情報に対して、必要な情報と共通点の多い大量の情報が存在する場合難度+1。 情報そのものが非常に希少である場合、それが希少性と同等以上に有名でない限り難度+1。 他のコンピュータに侵入して情報を探る際には、仕掛けられた罠(セキュリティ)や偽情報にかからぬよう、注意を払う必要がある。難度と状況は適宜。 [判定]基準値{FULL}感覚{2/7}知力{2/7}対人{3/7} [上昇]感覚{2/7}知力{3/7}対人{3/7} [系統]電網『侵入』 [関連]電脳 【電網『改竄』】1FULL システムの制御権を奪取する技術と、改竄した電子データの矛盾点を減らす技術。 これにより侵入の痕跡を非常に目立たなくする、ファイル等を誤った物に書き換えるなどする。 家庭用程度でも、まともな防御手段に対抗するためには1時間単位の消費、もしくは被検出の可能性が高い複数回の判定が必要。 難度はセキュリティ基準の適宜で、システムの構造を理解していない場合、度合いにより状況に加算する。 侵入の痕跡を完全に消すことはできない。情報が破壊されない限り、技能さえあれば辿ることは可能。 [判定]基準値{FULL}精密{4/7}知力{2/7} [上昇]精密{5/7}知力{3/7} [系統]電網『破壊』 [関連]電脳 【電網『破壊』】1FULL システムの命令を実行することで、任意の情報あるいは機能を破壊する。 ネットワークの結節点や、機器の電気的/物理的な弱点に関する知識も含まれる。 大規模なシステム、熟知していないシステムに関しては難度が上昇する。 また、データの消去には相応の時間が必要である。 [判定]基準値{FULL}精密{2/7}知力{5/7} [上昇]精密{2/7}知力{6/7} [系統]電網『改竄』 [関連]電脳
https://w.atwiki.jp/true_tears/pages/130.html
前truetearsVSプレデター3 眞一郎の手が愛子の肩にかかった。 「いっつ!ちょっと・・・」 「五月蝿いっ!!」 そのまま客席のテーブルに強引に押し倒す。 「やっ、だ・・・、離して!」 愛子の手が眞一郎の顔を引っ掻き、がむしゃらに抵抗する。 「誰でもいいんだろっっ!」 許せなかった。思い出を汚され、比呂美まで汚された気がして、本気で憎らしかった。 襟に手をかけると力任せに左右に引き裂く。 その勢いで彼女の乳房が跳ね上がり、薄桃色の乳頭が飛び出した。 ゴクリッ・・・ さっきまで盛んに行われていた乱交のイメージが重なり、股間が沸騰する。 「きゃぁあっ!だめぇ!」 気が付けば夢中で、おっぱいに喰いつきベロンベロンと舐めしゃぶる。 「誰かぁ!助け、・・・んっ!」 五月蝿い口を掌で掴む。愛子の歯が噛み付き、皮を裂き、血が垂れる。 乱暴に体を引き倒すと、机にある調味料や割り箸がこぼれて周囲に散乱した。 足で必死に蹴ってくるので、ジーンズを膝まで引き降ろして下半身を拘束する。 「やだぁああ!誰かぁああ!!」 泣き叫ぶのを無視して、上半身を机にうつ伏せにすると、右腕をねじり上げて動きを封じる。 「別にいいだろう?俺のこと好きだったんだから!」 そうだ。愛子のことを何にも知らないような男たちと淫らに交わる癖に、どうしてオレじゃダメなんだ! 「んんんっんんっうーーー!!」 彼女が被っていたバンダナを口に突っ込んで塞ぐ。 丸い尻に薄く張り付いたショーツを引き降ろすと、自分もベルトに手をかけた。 焦りながらトランクスを下ろすとガチガチに勃起した逸物を引き出す。 「んうっーーー!!!」 頭の片隅で‘今すぐやめるべきだ’と、大切な何かが叫んでいるが、 ここまで来てしまった勢いと、脳を焼きつかんばかりの性欲で前後の見境もつかない。 「・・・あ、あれ?くっ、くっそ・・・」 なかなか入り口にうまく入らない。眞一郎は先走りでドッロドッロなのに対し、 愛子は少しも濡れていないのだから当然だ。 経験の無さを馬鹿にされたような、雄としての自分を否定されたような屈辱で、乱暴に陰部を擦り続ける。 「くっそぉお!くっそぉおお!」 それを繰り返すと、愛子の肉体が防衛反応で膣口に愛液を垂らしはじめた。 「!・・・やっぱり淫乱だったな・・・」 これは無理やりな性交で、性器を傷つけないための、生理的な処理であって、性的興奮とは一切無縁だが、 我侭な彼に察する余裕などない。 「いっくぞお」 ゴガァアンッ! 入り口に先端が触れた瞬間、眞一郎の頭部に鈍く重い衝撃が走って、視界が暗転した。 「大丈夫!愛ちゃん!?」 そこには全身をずぶ濡れの三代吉が、立っていた。その拳は皮がさけて、真っ赤に染まっている。 「っぶあ!・・・どうして・・・?」 戒めを解かれた愛子が、突然の救援で呆気にとられている。 「オレ・・・知ってたんだ愛ちゃんが、その・・・他の男と・・・してること。 でも、オレはガキで・・・愛ちゃんを満足させられなくて・・・だから、知らないふりして・・・」 三代吉の目には涙が溢れていた。雨でずぶ濡れの顔でもはっきりと分かった。 「だけど・・・だけど心配で!やっぱり辞めてほしくて・・・それでつい来てみたら・・・」 彼の心を今占めているのは、彼女を襲われた憎しみではない。 親友を殴ってしまったこと・・・そして、失ったことを悲しんでいた。 「み、三代吉・・・」 「・・・出てってくれ」 「・・・・・・・・・ごめん」 眞一郎はヨロヨロと立ち上がると、不恰好にズボンを締めながら正面から出て行く。 戸が閉まるまで三代吉は胸からせり上がる嗚咽を噛締めていた。 「・・・ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」 愛子も頬を濡らしながら必死で謝罪する。悔やんでも悔やみきれない。 いつも自分の傍にいてくれた、自分をこんなに思ってくれていた彼。 どうして、それに気付かなかったのか、どうして向き合おうとしなかったのか。 「いいんだ・・・いいんだよ愛ちゃん・・・」 二人は抱き合うと、泣いた。赤ん坊のように、恥も外聞もなく、ただただ思いっきり泣いた。 失ったものの大きさの痛みと、今愛する人を抱きしめている幸せで。 傷だらけのプレデターが罠にかかった獲物をチェックする。 負傷兵の悲鳴は恰好の陽動になるし、死体なら盾にする。武器も回収して、再利用できる。 「・・・クァア?」 ふと見れば、棘が飛び出す壁から、それを避けた敵を吸い込む落とし穴を白い直線が結んでいる。 細いロープだった。 金属を切り出した突針はなだらかとは言い難く、その凹凸にロープの端がひっかかり、 落とし穴の口まで続いているのだ。 ジャキンッゥ 必殺のリストブレイドを展開して、身構える。 想定できるのは、罠を確認しにきたプレデターを逆に攻める仕掛け。 先に爆弾か何か、装置を取り付けているのか・・・だが見るからに稚拙だ。 これはカモフラージュで二重トラップがあるのか、と穴が何か囁いた。 「こ・・・こんなに・・・可愛い子がっ、お、女の子なわけ、・・・ないじゃないか?」 知ってる声紋だ。データから読み取れる骨格や体格からも誰なのか直ぐに分かった。 ギギギ・・・ 壁を蹴って、落とし穴の閉じられた口を開くと、その淵で少女が懸命に底へ落ちるのを抗っていた。 「よ、よかったら・・・手を貸してくれないかな?」 比呂美は地面が裂けたとき、とっさに止血用のに腰を巻いていたロープの端を、 自身を貫こうとしていた刃に引っ掛けたのだ。 何か使うことになるだろうと、余分にロープの長さを作っておいたのが幸いだった。 ミチミチミチ・・・ 「うがぁっ」 しかし、彼女の体重を支えるためそれは深く腹に食い込んで苦痛をもたらしたし、 そのロープは今にも外れそうで穴を登ろうと身を揺することもできなかった。 キュイィィィィン 「・・・!」 プレデターのマスクから伸びた赤い光線が比呂美の額を指す。 それが鉄も溶かすプラズマキャノンの道標であることは彼女もよく知っている。 「わたしは死にたくない・・・あなたもそうじゃないの?」 今は少し優勢に戦闘を展開しているプレデターだが、朽ちた檻の中で篭城を続ける限りいつかは限界がくる。 プレデターはその終末を覚悟で闘っていた。 「聞いて・・・私だけでも、あなただけでもこの包囲を抜け出せない」 いまや比呂美を殺すのに、何の造作も無い。ほんの少し、チョイと文字通りの命綱に触るだけでいいのだ。 それで穴の底で待っている針の束が、少女の形をした肉を作ってくれる。 「でも2人一緒ならきっと超えられる」 比呂美を救う義理はひとつもない。 「一人だけなら飛べない羽でも、二人揃えば翼になれる」 彼女は自分を追い回す人間の仲間だ。 「翼なら飛べる!」 比呂美は助けに来たのでも、助けを求めたのでもない。 「地べたを這ってる私でもない、雷を轟かすあなたでもない・・・私たちでここから羽ばたくのよ!」 プレデターと協力しに来たのだ。 ブツッ その瞬間とうとうロープが重力に負け、杭から外れて宙に放られた。 「あ」 プレデターが咄嗟に縄の端を掴んだ・・・が、雨でツルツルに滑って手の平を抜け、小指に引っかかる程度になってしまう。 「ひぃっっ!!」 ガクンッと揺れが襲い、ロープに捕まっていた比呂美は泥でグチャグチャの縁に手と足を掛け、ギリギリで踏ん張る。 それでも怪物の握力ならゆっくり引き上げられる筈だったが、そんな猶予はなかった。 シュカッ 突然振り返ったプレデターが通りの影にディスクを飛ばすと、血潮が広がり割れた人影が転がる。 「いたぞ!撃て撃てぇっ!!」 影から一斉に銃弾が注いでくる。キャノンで応戦するが、比呂美を支えるのに体勢をとらえ狙いがつかない。 怪物の握力とは関係なく、ロープの強度と、表面の摩擦のせいで、強引に持ち上げられないのだ。 四肢を銃弾が掠めていく。だがそれでもプレデターは比呂美の命綱を離そうとはしなかった。 「ヴオオオオオオォォォォッッッ!!」 土砂降りの豪雨が注ぐ公道を、道路工事の看板を立てた数人の警備員が封鎖している。 彼らはプレデター捕獲のため、ユタニ社が要請した民間警備会社だ。 もちろん末端のさらに端、間に合わせの彼らにそんなことを知る由はない。 「しっかし、こんなひでぇ中働かせるとはなぁ・・・」 「しかもなんでまた絶対勧告令なんか敷くんだか」 「まぁ金払いのいいのが救いだけどな」 「終わったらパーッと遊びに行くか?今度いい娘が入ったんだと」 「いいねいいねー・・・おい、来たぞ」 カーブの向うから猛スピードでバイクが走ってくる。 1メートル先の視界も不確かな天候下であの運転は、正気の沙汰と思えない。 どこぞのスリルジャンキーなライダーだろう。 とはいえ、大型車両を壁のように道路に並べているから、映画のように強行突破するのは不可能だ。 警備員たちの予想通りバイクは彼らの手前で停車した。 「はーい、ご苦労様。ここは今工事中でして、って・・・」 驚いたことにまだ十代の少年だ。しかも少女との2人乗りだ。 「君ぃ、命知らずは結構だけど、女の子を巻き込んじゃいけないよ」 少年、といっても同年代より遥かに体格もよく、マスク越しからも分かる精悍な彼がバイクから降りて告げる。 「そうもいかないんだ・・・こいつの命のために」 石動純は雨も気にせずにマスクを外すと、警備員たちに向き直って頭を下げた。 「お願いします!ここを通らせて下さい!」 少女の表情はよくわからない。だがこの雨のなか、わざわざ来るということは深刻な事情でもあるのか。 「そうしてあげたいけど・・・ここは使えないから」 「なんなら車で送ってあげようか?」 警備員たちも同情はするが、トップからの指令に逆らえばクビは必至だ。 「そうですか・・・残念です」 純は本当に残念そうにいうと頭を戻した。 ホッとする警備員たち。だが次の瞬間、彼らの表情は驚愕に凍りつき、悲鳴に染まった。 「警告はしたぞおおおオオキャアアアアアアッッッ!!!」 端正な少年の影が蠢くとその全身を包み、真っ黒い肉体と真っ赤に裂けた口と牙、そして顔を埋め尽くす真っ白い目の怪物が現れた。 仲上眞一郎はフラフラと雨のなかを彷徨っていた。 後悔などという言葉では到底追いつかない絶望感、自我をぐちゃぐちゃにしてしまうほどの罪悪感に苛まれていた。 安藤愛子、野伏三代吉。 はっきりと意識したこともないが、一生に2人と得られない友人を同時に失ったのだ。 一切の弁解なしに、ただ己の過失、最悪の所業によってばかりに。 「・・・なんで、なんでこうなるんだよ・・・」 なんで?それを自分に問う権利などある筈がない。原因はただ自身の本性が卑劣であったというだけにある。 それを知ってしまったのだ。 多くの法律や慣習、因習によって雁字搦めに封じられ隠されてきた本性、 今まで自分は世界の白い部分に属すると、意識もせず思っていたのにそうではなかった。 「仲上眞一郎は・・・・・・悪人だったよ」 そうやってひとしきり葛藤していたが、いい加減肉体が悪天候の中、傘もささずうろつくことに耐え切れなくなった。 「・・・帰ろう」 純や愛子のいうとおり、比呂美はどこかで自分の知らない男の腕のなかにいるのかもしれない。 自分がみたことのない陶然とした顔で、喜びの悲鳴をあげる比呂美の痴態が浮かぶ。 艶やかな髪を振り乱し、眞一郎のモノよりずっと立派なモノにむかって腰を叩きつけ、 胎内に子種を何度も何度も注がれる比呂美。 学生らしいキスとはかけ離れた生々しい唇同士のセックス。互いの舌を絡め、唾液を交換し、 餌を求める小鳥のようについばみ合う。 ブラジャーなしでも芳醇な乳房は垂れることなく、男の指で粘土のようにグニャグニャとこねくり回される。 その相手の男は・・・石動純だった。 「いないっていってたじゃないか・・・」 比呂美にも純にも、乃絵にも失礼な話だ。 それでも恥知らずな想像を戒める心地も起こらない。 想像の比呂美の感触を味わい、純に自分を重ね、その絶頂に同調する。 「・・・っ!」 無意識に自慰していたらしく、ズボンのなかがグッチョリと汚れてしまった。 「どうせ・・・ずぶ濡れで分かりゃしないか・・・比呂美も濡れ濡れだろうし」 ほんのつい先ほどまで、近くに感じた比呂美の存在がどこか遠く、ずっとずっと彼方にいってしまったようだ。 「母さん、ごめん・・・」 普段は口煩い母親。しかし、己が矮小を自覚したとき浮かんだのはそんな自分を見捨てないでくれた母の愛だった。 「ごめんよ・・・」 大切なものを失ってしまった、自ら零してしまったのだ。 だからこそ、確実に自分を認めてくるひとの温かさが、この今になってはっきりと分かった。 心配してほしい。凍えた肌を抱きしめてほしい。一人じゃないと信じさせてほしかった。 「宇宙生物を押さえました!現在、残存兵力を集結させています。鹵獲はほぼ確実かと」 ユタニ軍の前線司令部となっているハイテク車両内に通信が入る。 「了解した。敵の生命力は極めて強大。くれぐれも注意されたし」 吉報を受けた司令官は努めて冷静にいうと、ホッと腰を下ろした。 「クビがつながったな」 傍らにいる副官に共感を求める。 「まだ決まったわけではありません・・・が、化け物は連絡地点から何故か動けないようです。 あとは態勢を戻されないよう兵力で圧倒しつつ、止めに液体窒素弾で凍らせれば完璧です」 司令官は、まだ予断を許してはいけないと知りつつ、 勝利の美酒を思わずにおれない。 「宇宙の狩人を仕留める・・・か。今は無理でも遠い歴史において、我々の名は無限に語られるだろう」 しかし直接部隊の情報を受けた部下のひとりが、渋々といった感じで進言する。 「現場の兵たちが相当消耗しており、必要な人員をとても避けません」 副官が正確な数字を確かめるが、苦々しくかぶりを振る。 「追い詰めているのは確かです。しかし、現在の状況ではこっちのスタミナが先に尽くでしょう。 そうすれば、増援を手配するまでにヤツは高エネルギー爆発を起こすでしょうね・・・」 「なんてこった!」 司令官がやるせない憤懣で机を叩く。 正しく千載一遇の機。ほんのもう少し、押し続ければ悲願が叶うと分かっているのに、 その寸前に至って、ゴールテープを目前にして力尽きるのか。 「くっ・・・止むを得まい。化け物が本当に追い詰められてるなら、今こそアレを使うぞ」 副官が即座に理解して、あつらえた金庫を空けるとトランクを引き出し、 長々とした手順で封を解除していく。 そして最後のキーに辿りついたとき、今一度司令官に問う。 「これで仕留められなければ私たちの命はないでしょうね?」 「それは今ヤツを倒せなくても同じことだ・・・やれ」 「了解」 箱に収まっていたのは、電話だった。 司令官は受話器をとると、コードを押してどこかに連絡する。 「こちら最前線対策司令部指揮官。認識コードXXXーXXXXーXXX」 「確認しました。命令をどうぞ」 「‘強化外骨格’の使用を要請す」 部隊から離れて近くの山中に隠れていた輸送用コンテナを配備したヘリが飛び立つ。 その内側では、大型の機械が起動を開始した。 「さて、あとは祈るばかりだな」 ユタニの前線司令官が副官に向き直る。 今回の有事に対し、友好企業のウェイランド社から本社が直接交渉して借り受けた切り札。 分厚い書類と手続きの末に使用の有無を本社から許された試験兵器。 「ええ、待ちましょう・・・」 この最重要機密を万が一にも知られないため、自軍を含めた周囲一帯に強力な通信障害を施すことになる。 そのため本当に、あとは祈るしかないのだ。・・・もっともそれはある意味、正しかった。 ビーッ!ビーッ!ビーッ! 「何事だ!?」 緊急事態を警告するサイレンが響く。同時に車内のランプが非常用の真っ赤なライトに切替わる。 「わ、分かりません!友軍との連絡が急に・・・!」 モニターに示された味方の位置を知らせる光が、瞬く間に消失していく。 「馬鹿なっ!まだ早いぞっ!・・・ん?」 真っ赤なランプの光が奇妙に歪む。まさかこのシルエットは・・・! ガキュンッ! 異変に気付いた副官が虚空に向かって、ホルスターから抜いた銃を撃つ。 すると空中で青白い放電が奔り、そこに色を塗るようにして、凶悪な狩人の姿が現れた。 「馬鹿なっ・・・何時から!?」 あちこちで青白い光と、真っ赤な爆発が起こり、焼けた鉄の音が広がる。 「始まったか・・・」 穏やかでない手段によって最初の警戒線を超えてきた純は、路肩にバイクを停車して、 付近の山々から微かに届く花火の連鎖を眺めていた。 乃絵の目にはその光景を見つめる兄が恍惚としてるように思える。 「行くの・・・?」 純がバイクから降りると、妹を雨から庇いつつ庇いつつ、乗り手のいなくなったトラックに移す。 「ああ、乃絵はここでじっとしてるんだぞ」 「できれば・・・誰も殺さずにやれないかな?」 縋るような目で兄に訴える。これから戦場にいくのに無茶だというのは分かる。 ただ、自分の罪悪感ばかりではない。このままでは純の心まで真っ黒になってしまう予感があったからだ。 「どの道、プレデターは皆殺しにするつもりだ。 下手に町に逃げられたら、平気で巻き込むぞアイツラは」 乃絵に嘘はつけない。だから口約束をせず、純は道理を説く。納得できなくても、だ。 「じゃあなんで自分たちだけでやらないの?仲間を助けに来たんでしょ」 青年はつい笑ってしまう。確かに人間の常識で考えるとそうなんだが、 「それが少し違うんだな・・・あの戦闘ジャンキー共にとって、 戦いに救いを差し伸べるのは酷い侮辱なんだとさ」 大体自分から宇宙を飛び回っては、頭蓋骨のトロフィーを作りまわってるくせに、 何を拘るのかという価値観だ。 「だから已むを得ず・・・、技術を奪われそうになったりした時にだけアイツラは動く。 結果的にそれが助けになるなら、せめて代わりに試練をたそうってわけだ」 乃絵は納得するどころか余計憤懣にかられた。 「じゃあ自分たちでやればいいじゃない!」 「そうもいかないんだ・・・。何しろ年中ドンパチやってる異常な宇宙人が 仲間同士で殺し合いを始めたら、あっという間に絶滅しかねない」 「それでお兄ちゃんが代わりに戦ってほしいって・・・ 身勝手迷惑の塊じゃない、どこの星で育ったらそうなるの?」 純は肩を竦める。なんにせよハンカチでも咥えて、号泣して見送られなくて幸いだ。 「さてね・・・。でもオレが選ばれたのはコレ、 共生体‘シンビオート’と共鳴したかららしい」 仲上眞一郎が訪ねてきたとき、必要以上に荒れたのは宇宙アメーバのせいだったのか。 その黒いコスチュームに親しみの感情を向ける純が乃絵にはつらい。 それは兄をおかしくさせていると、どうして気付かないのか。 「あ・・・雪」 鼻に伝わる冷えに乃絵が空を見上げると、 いつの間にか降りしきる雨は嘘のように止み、代わりにキラキラとした結晶が降りてくる。 純は妹の瞳に照らされた白い輝きを認めると、それを失うまいと決意を固くする。 「そろそろ行く」 「ん」 乃絵がトラックの奥に引っ込むと、肩を震わせて白い息を吐く。彼から目をそらして、その姿を見ようとしない。 プレデターの命令に従って、ここに来るまでずっとむくれていた。 眉を寄せて、苦そうに笑う純は上着を脱ぐと、彼女に渡す。 「預かっといてくれ・・・」 「・・・ん」 濡れた上着を懐に抱きしめ、兄の温もりを確かめる乃絵。彼女は思う。 もし戻ってきたとしてもそれは‘石動 純’なのか、と。 その不安に駆られて我慢できず兄に顔を向ける。 純も乃絵を見つめていた。その眼差しは温かかった。 いつもの、いつか分からないほどずっとずっと昔からそこにあった。 それだけはきっとこの先も変わらないのだと、 そう確信できる光がそこにはあった。 「いってらっしゃい、お兄ちゃん」 「じゃあ見ててくれ・・・オレの‘変身’!」 血と肉、鉄と炎に染まった土を白銀の雪が覆い隠す。 そこに踏み出した少年の姿が、そおだけ光が吸い込まれたように黒く輝く。 白い牙のような模様が刻まれたマスクをしばし向けると、何もいわず彼は駆け出した。 夜中にお使いに出た湯浅比呂美はレイプ集団に襲われるが、死闘の末勝利する。 近くまで来ていたプレデターは、その勇敢さを称えて、ちょっと挨拶に現れるが、 そこにプレデターを追って、日系企業ユタニ社の軍隊が登場。 熾烈な争いの渦中に比呂美も巻き込まれ、撃たれてしまう。 一方、眞一郎の母は丁稚とカーセックス。 眞一郎は、安藤愛子の乱交現場を目撃したショックで愛子を強姦。 幸い三代吉の活躍で未遂に終わるが、同時に友情も終わった。 そのころ、プレデターの仲間に乃絵は爆弾をつけられ、 純も寄生生命体を植えつけられて‘ヴェノム’に改造されてしまう。 それは純をプレデターの敵にするためだった。 ユタニの軍はプレデターの仲間によって駆逐されつつあったが、 最後に‘強化外骨格’なるものを投入していた。 そして比呂美はプレデターに協力を提案するが、 その矢先、落とし穴に落ちて、早くも足を引っ張ることに。 ユタニの残存兵力が集結するなか、プレデターは比呂美を守って闘うことになる。 (ここまでが前回までのあらすじ) 路地の真ん中で、針の落とし穴に落ちそうになる比呂美をギリギリで支えたまま、 プレデターは前後から注がれる砲火に応戦する。 「グゥウッ・・・!」 彼の怪物が自己の生死さえ貧窮している極限で、比呂美の命を救う義理立てなどない。 というか、そうでなくても助けることはなかったし、 実際比呂美がレイプ犯に囲まれたときも手を出さなかったくらいだ。 しかし、今はまさに命がけで彼女の体を支えている。 「・・・ごめんなさいっ!」 比呂美がプレデターの小指に掛かった自身の命綱を、身を揺すって振りほどく。 「クァア!」 彼女の自殺行為に、プレデターが心外、といった声を上げる。 生きたい。本当に死にたくない。 その思いが強いからこそ、同じく懸命に足掻くものの邪魔をしたくなかった。 一分一秒でも長く呼吸するのではなく、意思を持って前進することが生きることだ。 だからその志をせめて、同じ渦中にある戦士に託すことが、 比呂美なりの生存欲求、運命への抗いといえた。 それでも、その英断は自身を永遠に喪失するのを代償としたことに変わりない。 ほんの一瞬、しかし四肢を突き刺される確実な苦痛。その恐怖を歯を噛締めてこらえる。 後悔などしない。いや、どうせ手遅れだからしてもいいか。 瞬きにも満たない刹那の間に、 比呂美は高潔な決断と、気の抜けた諦観を同時にやって、自身の最期をやり過ごすつもりだった。 ヒュー ガキッ 「っ?・・・へ」 プレデターの片腕から発射されたネットランチャー・・・本来、獲物を縛り上げ、その体をサイコロステーキのように、 解体する殺傷道具が、比呂美を落とし穴の壁面に貼りつけ、死に至るのを阻止していた。 「あ・・・あぁあ・・・」 途端に比呂美の肌を、電気のように生きている悦びが駆け抜ける。 「グゥウオッウ!」 しかし彼女に注意を向けた怪物の背に、太い杭が打ち込まれる。 その先端は鉤状になっており、鉄線を編んだ太いワイヤーが それを引き寄せて深く肉に食いこみ、ガッチリと拘束して引き寄せる。 「「ガァアアアッッッ!!」 プレデターは決心すると、そのまま敵に突進していった。 直進すれば、それだけ的に晒されて、集中的にやられてしまう。 事実、今まではなんとか肌を掠める程度だった攻撃が、もろに前面に注いでくる。 一歩進むだけでも、窓にぶつかる虫のような足掻きだったが、それでも止まらない。 プレデターが比呂美を助けようとしたのは、ほんの気の迷いだった。 自身に向かって懸命に協力を訴える少女が消えそうになったとき、つい手を出しただけだ。 このモンスターに干渉や後悔の類は縁がないが、一方で、リスクに左右されるような迷いや躊躇もしない。 助けようとしたのだから、手向かわない限りは最後まで助ける。 つまり比呂美に何かを期待したわけでもなかった。 だから、あれほど懸命に足掻いていた彼女が自分のために動いたこと、約束を守ったことが嬉しかった。 孤軍のなかに射した、ほんの小さな光。それが力になった。 ドシュッ!ガキィッ!メチッ! 「ひいいいいぃぃぃ!」 それでも兵隊の束に、自らを槍として叩き込み、その懐にもぐりこんだプレデターは五体を振り回して、応戦する。 たった今、小さな少女が見せた勇気、それが怪物の攻勢に向かう意思を目覚めさせ、発揮させた。 ユタニの兵たちはもう殆ど肉体的にはプレデターを殺していた。 事実、かつての歴史でこの種族を単身で打ち破った人間のように、冷静かつ捨て身で挑めば、倒すことができた筈だった。 しかし、手負いの獣が見せる悪鬼そのものも蛮勇に気圧され、結果として逆に死ぬこととなった。 気付けば残った最後の一人が、背を向けて逃走する。 「・・・ルウゥゥウッ・・・」 プレデターも満身創痍極まる感じで、追おうとしても水漏れのように、膝から力が抜けていく。 だからノロノロと背に突き刺さった杭を引き抜くと、欠けたリストブレイドでワイヤーを丁度よく切断すると、 カウボーイのように腕に携えてそれを振り回す。 すでに敵は通りの向うに消えていたが、化け物じみた(?)感覚で、位置を把握すると、 目に届かない向うに杭をぶん投げた。 「ごひゃっ!?」 目の届かない通りの向うで断末魔が弾け、それっきり静かになる。 轟音で溢れかえっていた戦場はいつの間にか、かすかに焼けつく炎の音だけになっていた。 気がつけば、濁った雨はやんで、静かに雪が降ってきている。 「終わった・・・んだ」 ネットを半分だけ剥がして、足場にし、穴から外を覗いた比呂美はホッと息を吐く。 フラフラのプレデターが応えるように彼女を振り返る。そのとき、 シュバァッ! ドグォオオオオオンンンッッッ!!! 空から青い閃光が轟き、プレデターのいた地面を吹き飛ばした。 「グゥオァッ!?」 手負いの怪物に対する不意打ちの効果は絶大で、受身も取らず宙に飛ばされると、 瓦礫に跳ね返って地面を転がった。 「この醜い化け物が・・・っ!皆殺しにしおってからに」 空から重厚な排気音を響かせて、巨大な鉄の塊が降りてくる。 驚いたことにそのデザインはまるで、展覧会に出品されるような洗練されたルックスと圧倒的な重量感、 攻撃的かつスタイリッシュなフォルムは最新鋭の工業製品であることを示している。 「ロボット?」 3m以上はある真っ白い鉄の塊が、人の姿をしている。 胴体からは2対の小さな─全体から比べればであり、そのサイズは大人の腕と変わらない─腕が生えた 四本腕使用で、それは巨大な腕と連動しているらしく、指先まで同じ動きをする。 全身は無骨さを感じさせない美しい稜線で構成されていて、美しくすらある。 「仇は討たせてもらうぞ・・・貴様だけでは足りないがなぁ!」 しかし、デザインから逸脱した乱暴な台詞が、ノイズのないスピーカーから出ると、 グッタリと伸びたプレデターを蹴り上げて、浮き上がった背中に肘を叩き込む。 「グォオオッッアァア!?」 プレデターもしがみつくようにして、強化外骨格にパンチを打ち込むが、 わずかに胴体が揺らいだだけで、逆に押さえ込まれると、足を掴まれてジャイアントスイングをかけてきた。 「おらぁあああっっ!!」 止めとばかりに、その図体を大地に投げ落とす。とても機械とは思えない自然で滑らかな動きだ。 外企業のウェイランド社が未来の兵器市場に並べるべく開発したそれは、 歩兵に「ゴリラも容易く倒せる怪力」と「戦車並の装甲」と「戦闘車両並の重武装」と 「要塞並の環境適応力」と「戦闘ヘリ以上の機動力」を持たせた装備である。 最大の特徴は「マスター・スレイブ方式」、 即ち着用した人間の動きをそのままフィードバックして動かせる点であり、 従来の搭乗兵器から格段に飛躍した操作性を誇っている。 文字通り手足の如く、だ。 さらに内蔵されたシステムは、ヘルメットのサイバネティックインタフェースで読み取られた 脳波パターンによってコントロールされている。 人工知能をベースにしたオペレーティングシステムを備えた非常に洗練されたもので、 様々な戦術的な情報を提供し、内外のセンサーを使って常にスーツの状態をフィードバックしている。 思考そのものがマシーンと同化した、といってよい。 故に武器を交えた総力戦ならともかく、肉弾戦に限定すればプレデターに互角以上の勝負も可能なのだ。 参考画像→http //thumbnail.image.rakuten.co.jp/s/?@0_mall/digitamin/cabinet/timg4/t8685.jpg つづく truetearsVSプレデター5