約 11,746 件
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1690.html
111 :名無しさんなんだじぇ:2010/10/27(水) 22 34 20 ID in0442CU はっはっはー、ただの自己満足の為に整理するのだー 【各勢力一覧】 《風紀委員》龍門渕透華 トレーズ・クシュリナーダ 月詠小萌 リリーナ・ドーリアン 伊藤開司 黒桐幹也 加治木ゆみ 竹井久 セイバー 真田幸村 御坂美琴 バーサーカー アーニャ・アールストレイム ヒイロ・ユイ ファサリナ 妹E 上条当麻 《特攻野郎》琴吹紬 刹那・F・セイエイ 八九寺真宵 明智光秀 本田忠勝 戦場ヶ原ひたぎ 神原駿河 船井譲治 アーチャー ゼクス・マーキス レイ・ラングレン 海原光貴 妹F R妹 平沢唯 中野梓 千石撫子 《伊達軍団》伊達正宗 片倉小十郎 ヴァン プリシラ 衛宮士郎 福路美穂子 池田華菜 田井中律 キャスター 玄霧皐月 ライダー 浅上藤乃 デュオ・マックスウェル 張五飛 C.C. ユーフェミア・リ・ブリタニア 安藤守 《運営係?》マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア カギ爪の男 兵頭和尊 利根川幸雄 ハロ達 黒服達 【種目一覧】 《個人競技》100m走/大玉転がし/障害物競争/二人三脚/パン食い競争/借りモノ競争/寒中オイルレスリング/電撃イライラ迷路/タマ取り? 《団体競技》長縄跳び/綱引き/棒倒し/玉入れ/風雲!安土城/ムカデ競走/チーム対抗リレー/チーム対抗騎馬戦 《その他》運動会ライブ/フォークダンス/組体操 種目を選定した先人には申し訳ないが、「借り物+借り人=借りモノ」のように統合します。あと、「タマ取り」ってなんですか? 116 :名無しさんなんだじぇ:2010/10/27(水) 23 14 38 ID 1Fx2Q.hg 小十郎「精一杯タマァ殺らせて戴きやす。」 撫子「ひいっ!」 池田「そーいうんじゃないし!」
https://w.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/437.html
【名前】ロイド・アスプルンド 【出典】コードギアス 反逆のルルーシュ 【種族】人間 【性別】男性 【声優】白鳥哲(機動戦士ガンダムSEEDのサイ・アーガイル、スクライドの無常矜侍、鋼の錬金術師のケイン・フュリー) 【年齢】29 【外見】白衣にメガネ 【性格】飄々としていて掴みどころがない。 【備考】 ブリタニア国のナイトオブセブン直属開発機関・キャメロットの主任を務める眼鏡の研究員。 戦闘ロボット「ランスロット」の開発者でもある。 伯爵の爵位を持つ貴族でもあり、枢木スザクがナイトオブラウンズに任命された後は彼の後見人となっている。 調子の外れたテンションで「おめでとう~」「残念でした~」というのが口癖。 子供っぽい性格でかなりのマイペース。 以下、アニメキャラ・バトルロワイヤル 2ndにおけるネタバレを含む + 開示する ロイド・アスプルンドの本ロワにおける動向 初登場話 040 紙は舞い降りた 死亡話 150 崩落 の ステージ(後編) 登場話数 4話 スタンス 対主催(首輪解析) 現在状況 一日目昼、死亡。遺体はなし キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 枢木スザク 仲間 スザク君 元の世界での仲間 ※本ロワでは再会せず ジェレミア・ゴットバルト ジェレミア卿 元の世界での同僚。 ※本ロワでは再会せず アニタ・キング アニタ君 040 紙は舞い降りた 相羽シンヤ 利用 相羽君・シンヤくん 040 紙は舞い降りた 鴇羽舞衣 敵視 舞衣ちゃん 殺害される 137 くずれゆく…… 衛宮士郎 仲間 士郎くん スザクを重ねる 137 くずれゆく…… ラッド・ルッソ 仲間 ラッド君 137 くずれゆく…… 最終状態 ソルテッカマン2号機ごとフェルミオン砲にて蒸発。 踏破地域 【B-6】学校→【B-6】川縁→【C-6】中央部 1 2 3 4 5 6 7 8 A■■■■■■■■ B■■■■■□■■ C■■■■■□■■ D■■■■■■■■ E■■■■■■■■ F■■■■■■■■ G■■■■■■■■ H■■■■■■■■
https://w.atwiki.jp/animerowa/pages/288.html
◆B0yhIEaBOI 氏 氏が手がけた作品 05 Ride on shooting star 34 STALKER 55 ムーンマーガレット 84 現実の定義 Virtual game 116 吸血鬼DAYDREAM 117 Salamander (山椒魚) 213 FOOLY COOLY 242 POLLUTION(前編) 242 POLLUTION(後編) 257 プリズムライト(前編) 257 プリズムライト(後編) 271 ひぐらしのなくころに(前編) 271 ひぐらしのなくころに(中編) 271 ひぐらしのなくころに(後編) 271 幸せな未来 278 Can you feel my soul 297 今、そこにある闇 300 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 作品に寄せられた感想 「Ride on shooting star」で、ストレイト・クーガーの変態ぶりを余すところなくSSで再現してのけた人。また「STALKER」で龍咲海を殺害し、多くの住人を葬式会場に出向かせたのもこの人の仕業だ。GJ! 「ムーンマーガレット」では、セラスとトグサの(片方は元)警官チームを結成。トグサの話術に翻弄されるセラスのコミカルな描写がグッド。 衛宮士郎の最期を描いた「現実の定義 Virtual game」では、正義感故に命を散らした士郎の死を嘆く声がスレでも多く挙げられた一方で、ロワをゲームと勘違いした結果士郎を殺してしまった太一に対しての憤怒の書き込みも大量に見られた。少佐の説教は読者の代弁。 手がけた話の半分近くで誰かしらが死亡しているという、必殺仕事人の一人。バトルによる壮絶・感動的な死から、強者による弱者の一方的な虐殺までその手法も多岐に渡り、この人のSSからはバトロワが何たるかがひしひしと伝わってくる。ちなみに、アニロワではじめて前後編(正確にはタイトル変更の2話編成だが)を手がけたのはこの人である。(116話&117話) -- 名無しさん (2007-05-03 16 56 06) テラピロウズwwww -- 名無しさん (2008-04-30 02 00 35) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/pararowa/pages/79.html
【名前】間桐桜(まとう さくら) 【声優】下屋則子 【性別】女性 【年齢】高校一年生 【外見】群青、紫の髪。左房を赤いリボンで結っている。身長156cm 体重46kg スリーサイズB85/W56/H87 【一人称/二人称】私/あなた、~さん 【関連人物への呼称】 衛宮士郎→先輩、衞宮先輩 セイバーオルタ→セイバー(さん) 藤村大河→藤村先生 【略歴】 穂村原学園1年生。弓道部在籍。ライダーの真のマスター。兄の慎二にマスター権を譲渡していたため専用ルートまでは本編に関わらないでいた。 士郎の妹分。ただし桜は士郎に兄以上の好意を抱いている。 士郎から料理を教わり今では洋食なら士郎以上の腕前を持つ。マッサージも得意。 旧姓は遠坂。遠坂凛の妹である。魔術の跡取りは一人のみという原則と同盟相手の間桐が衰退していたため養子として出された。 赤いリボンはその際凛から渡されたもの。学校生活では盟約もあり関わらないでいたが羨望と嫉妬の入り交じった感情だった。 その後は間桐家の頭首臓硯から魔術の修行と称した性的虐待を受け続け、髪の色や体質が変化した。体内には刻印蟲が多数寄生している。形状はまんまアレ。 義兄の慎二からも魔術の才能がないコンプレックスから何度も襲われ、犯されている。 第四次聖杯戦争で破壊された汚染された聖杯の器の加工品を心臓に埋め込まれもうひとつの聖杯として機能し始めていく。ただし失敗作であるため本物より効率的に劣っている。 桜ルートではサーヴァントを秘密裏に取り込んでいくうちに魔力不足となり、夜な夜な徘徊して一般人を虐殺していく。 特別な存在である士郎に選ばれたことによって溜め込んでいたネガティブな感情が噴出し聖杯として完成していく。 それでもなんとか自分を保っていたが臓硯の策略により慎二を殺害してしまったことで心が崩壊。 イレギュラーとアクシデントにより大聖杯内に留まっている復讐者(アヴェンジャー)のサーヴァント、『この世全ての悪(アンリマユ)』と同調し士郎たちの敵となる。 最終的に臓硯にすら逆襲しアンリマユを産み出す母胎として姉と恋人を待つ。通称黒桜。 【性格】 引っ込み思案でおとなしい。他者を恨まず自責ばかり溜め込んでいくが自分に近い姉は特別。 聖杯として完成後は自我が希薄となっており、圧倒的な力を得たことで自信過剰でサディスティックな暗黒面が出ている。 【能力・武装】 もともとは『虚無』の魔術属性だったが間桐家の教育により『水』の属性に変えられてるため本領を発揮できていないため魔術師としての腕は高くない。 ただしかえってアンリマユを発現させやすくなった。 黒桜状態では踝から首まで全身に呪詛のような赤い令呪が浮かび上がっており、赤い紋様が刻まれた黒いドレスを着ている。これは魔力で出来たものであり実は全裸である。 聖杯からの無尽蔵の魔力供給により際限なく術を行使できる。その量は億にも兆にも届く。しかし一度に出せる量は千あまり。 攻撃方法としては「黒い影」を触手のように伸ばして切り刻んだり、波のように覆わせ肉体を溶かし魔力に還元する。 サーヴァントの宝具級の魔力を持った「影の巨人」を無数に出すこともできる。 「この世全ての悪(アンリマユ)」 第八のクラス「復讐者(アヴェンジャー)」のサーヴァント。アインルベルンが召喚した呼んではいけない純粋な反英雄。ただし力は一般人ほどしかない。 そのためアッサリ敗退したのだが、出自が色々特殊過ぎたせいで聖杯の『中』に留まってしまい、聖杯が『この世の全てが悪たれ』という願いを受諾してしまう。 結果本来は無属性の力だった聖杯の魔力は悪性を帯びてしまい、人を呪うでしか願いを叶えられない欠陥品となってしまった。 間桐桜が母体として適合したため、彼女を依代として現界しようとした。受肉した場合、六十億の人間を呪える宝具を備えたサーヴァントとなっていたらしい。 【パラレル作品での概要】 「プリズマ☆イリヤ」では番外編にのみ登場。凛との関係は不明。こちらでも士郎にご執心の様子。 また、イリヤの住む世界とは平行世界にあたる美遊の世界においても登場。SN本編のように魔術師である様子。 こちらでは聖杯戦争の影響で遠坂(おそらく)、間桐の両家の人間が彼女を残して全員逝去しており、束縛を受けることなく過ごしている。 本編通り弓道部員として衛宮士郎と共に過ごしており、彼にも惹かれている。 美遊が攫われてしばらく経った頃、聖杯戦争の開始と共に士郎に戦う力、クラスカードを渡すと同時に反対の選択肢として全てを捨てて自分と共に逃げることを提案する。 しかし間桐慎二(の人形)の襲撃を受け、士郎を逃がすためにクラスカードを用いて抵抗しようとするが、クラスカードは英霊を登録されていない屑カードだったため失敗。ハサン・サッバーハを夢幻召喚した慎二の宝具を受け、心臓を抉り取られて死亡した。 その死体は慎二を送り出したエインズワースによって回収され、イリヤ達とエインズワースとの戦いの中で登場(連載軸的にはここが初登場)。 黒騎士のバーサーカーを数ヶ月に渡り夢幻召喚し続けた影響で理性はほぼ喪失しており、高い技量と相手の武器を奪う能力をもって士郎やイリヤ達の前に立ちふさがる。 【備考】 ちなみに、心臓に埋め込まれた聖杯の欠片は臓硯の本体の蟲。
https://w.atwiki.jp/ssnip-holygrailwar/pages/21.html
+初代~十代目 +初代(黒幕) 初代(黒幕) 時間軸:第四次聖杯戦争 聖杯:汚染聖杯 『貴方』の戦歴敗北 クラス 真名 マスター 結果 その後 セイバー アルトリア 衛宮切嗣 敗退 ランサー ディルムッド・オディナ ケイネス 敗退 アーチャー ギルガメッシュ 言峰綺礼 勝利 泥で受肉 ライダー アストルフォ 雨竜 龍之介 敗退 キャスター ジル・ド・レェ 間桐 雁夜 敗退 バーサーカー ランスロット 言峰綺礼 敗退 アサシン ハサン・サッバーハ(5次) 『貴方』 敗退 1日目 朝 アサシンを偵察に派遣 昼 探索・公園探索・港 夜 ライダーVSバーサーカー(港)セイバー、ランサー乱入ライダー撤退セイバー撤退バーサーカー撤退ランサー撤退 2日目 朝 探索・住宅街 昼 探索・小学校 夕方 探索・新都ライダーと遭遇暗殺断念 夜 探索・遠坂邸アーチャーVSランサーランサー敗退ケイネス先生死亡 3日目 朝 探索・新都キャスター発見暗殺成功・キャスター敗退おじさん死亡 昼 探索・郊外の森侵入・失敗セイバーVSアサシンアサシン撤退 4日目 朝 探索・アーネンエルベ 昼 作戦会議・同盟を組もう 夕方 探索・新都 夜 探索・下水道ライダーと遭遇龍之介死亡ライダー自害 5日目 朝 探索・教会 昼 探索・お好み焼き屋虎と遭遇 夕方 バーサーカーと遭遇言峰を煽動アーチャーVSバーサーカー・アサシン遠坂時臣死亡バーサーカー敗退言峰綺礼アーチャーと契約 6日目 聖杯顕現アーチャーVSセイバーアサシン敗退セイバー敗退衛宮切嗣とラストバトル聖杯戦争終結 エピローグ 貴方は、笑う。これは、運命だったのだと。 +二代目(物理) 二代目(物理) 時間軸:第五次聖杯戦争 聖杯:無色聖杯 『貴方』の戦歴勝利 聖杯獲得 クラス 真名 マスター 結果 その後 セイバー ガウェイン 遠坂凛 敗退 現界 ランサー ディルムッド・オディナ 衛宮士郎 敗退 現界 アーチャー エミヤ ダン・ブラックモア 敗退 現界 ライダー イスカンダル 『貴方』 勝利 現界 キャスター ナーサリーライム ルヴィアゼリッタ 敗退 現界 バーサーカー スパルタクス バゼット 敗退 現界 アサシン 李書文 葛木宗一郎 敗退 現界 プロローグ ナイスマッスル 1日目 朝 感謝の正拳突き1万回ランニングの時間・新都凜と遭遇・挨拶(物理) 昼 探索・新都 夕方 探索・教会バゼット・言峰と遭遇ライダーVSバーサーカーライダー撤退 夜 帰宅・柔軟 2日目 朝 偵察・シャドー葛木先生と遭遇貴方VSアサシン 昼 探索・商店街 夕方 探索・郊外の森ルヴィアと遭遇ライダーVSキャスターキャスター敗退 3日目 朝 ルヴィアと会話 昼 探索・新都ダン・ブラックモアと遭遇 夕方 ルヴィアと組み手襲撃・凜凜VSルヴィア凜・ルヴィアとお好み焼き虎と遭遇 4日目 朝 腹筋 昼 探索・公園 夕方 探索・遠坂邸探索・港セイバーVSライダー然り!然り!然り!セイバー敗退 5日目 昼 探索・港 夕方 探索・郊外の森士郎と遭遇ランサーと同盟 夜 凜冷たい 6日目 早朝 アインツベルン城でトレーニングランサー手合わせ 朝 ライダー・バイク獲得凜を連れてくる 昼 ライダーと海へ 夕方 探索・郊外の森バーサーカーVSランサーライダー乱入令呪・バーサーカー停止 夜 酒宴・凜とルヴィアが参加(貴方)・アサシンも参加(ライダー)演武・士郎VS貴方演武・アサシンVS貴方アサシン先生帰宅 7日目 朝 衛宮切嗣帰還ライダーVSバーサーカーバーサーカー敗退 夕方 ルヴィアと会話 夜 アサシン、アーチャー侵入ライダーVSアサシンアーチャーVSランサーアサシン敗退ランサー敗退衛宮士郎VSエミヤアーチャー敗退聖杯顕現聖杯戦争終結 エピローグ 「ただいま」 +三代目(遠坂凜) 三代目(うっか凜) 時間軸:第五次聖杯戦争 聖杯:無色聖杯 『貴方』の戦歴勝利 聖杯をキャスターにパクられる。 キャスターに記憶を改竄される。 クラス 真名 マスター 結果 その後 セイバー ネロ 衛宮士郎 敗退 ランサー クーフーリン 間桐桜 敗退 アーチャー アタランテ イリヤスフィール 敗退 ライダー アストルフォ 衛宮切嗣 敗退 キャスター メディア 『貴女』 勝利 受肉 バーサーカー アルクェイド 臥藤門司 敗退 アサシン 李書文 エルメロイⅡ世 敗退 プロローグ 聖杯戦争(うっかり)開幕 1日目 朝 キャスター、神殿作成使い魔による探索・郊外の森セイバーVSアーチャーセイバーとアーチャー、同盟 夕方 同盟を組もう使い魔による探索・港エルメロイII世発見使い魔による探索・学校桜発見 2日目 朝 使い魔による探索・新都バーサーカー発見 昼 探索・新都エルメロイII世と同盟 夕方 バーサーカー、襲撃キャスターVSバーサーカーバーサーカー、契約破壊アルクェイド居候 3日目 朝 キャスターと会話探索・ラーメン屋台アサシンと遭遇 夕方 探索・新都聖杯戦争(月姫) 夜 ライダーVSランサー・郊外の森キャスター、アサシン、バーサーカー乱入セイバー、アーチャー乱入招き蕩う黄金劇場バーサーカー、ケリィを捕獲ライダーVSキャスターライダー敗退セイバーVSアーチャーランサーVSアサシンランサー敗退アーチャー敗退キャスターVSアサシンアサシン敗退セイバーVSバーサーカー黄金劇場崩壊アルクェイド帰るキャスターVSセイバーセイバー敗退聖杯顕現『裏切りの魔女』聖杯戦争終結 エピローグ ……あれ?私の召喚したサーヴァントって……… +四代目(聖帝) 四代目(聖帝) 時間軸:第四次聖杯戦争 聖杯:汚染聖杯 『貴方』の戦歴勝利 聖杯破壊 間桐家消毒 英雄王討伐第一号 クラス 真名 マスター 結果 その後 セイバー アルトリア(リリィ) ウェイバー 敗退 第五次にて桜が召喚 ランサー カルナ 『貴方』 勝利 現界 アーチャー ギルガメッシュ ガトー 敗退 ライダー アストルフォ 遠坂凛 敗退 キャスター ナーサリーライム バゼット 敗退 バーサーカー ヘラクレス ソラウ 敗退 アサシン 佐々木小次郎 間桐雁夜 敗退 プロローグ 妖怪魔術師死んどけ 1日目 昼 探索・商店街 夕方 探索・新都 夜 今日の寝床・商店街 2日目 朝 探索・公園ソラウと遭遇・襲撃ケイネス死亡ソラウ魔力枯渇で死亡バーサーカー敗退 昼 ランサーと会話桜、雁夜と遭遇 夜 今日の寝床・安ホテル 3日目 朝 ランサーと会話 昼 探索・泰山ロリゼット、言峰と遭遇幼女を麻婆から救済俺外道マーボーコンゴトモヨロシク―――この店の水、全部持って来い。港へ移動キャスターVSランサーキャスター敗退 夕方 探索・公園 夜 アサシンと遭遇雁夜おじさん死亡蟲退治なんかどうだ?間桐家消毒アサシンVSランサー蟲爺消毒アサシン敗退 4日目 朝 桜と朝ごはん―――おじさんじゃない、お兄さんだ。 昼 探索・柳洞寺 夜 アーチャー侵入ランサーVSアーチャーアーチャー敗退 5日目 早朝 冬木教会・『貴方』の討伐令執行者、代行者、ライダー、セイバー襲撃ランサーVSセイバー貴方VSライダーライダー敗退セイバー敗退聖杯顕現聖杯破壊聖杯戦争終結 エピローグ 桜「お兄さん……いや、もうおじさん、かな?」 セイバー「お久しぶりですね」 +五代目(普通ちゃん) 五代目(普通ちゃん) 時間軸:第四次聖杯戦争 聖杯:無色聖杯 『貴方』の戦歴勝利 聖杯獲得 紅茶沸騰しろ クラス 真名 マスター 結果 その後 セイバー アルトリア ウェイバー 敗退 ランサー ヴラド・ツェペシュ 雨竜龍之介 敗退 アーチャー エミヤ 『貴女』 勝利 現界 ライダー フランシス・ドレイク 衛宮切嗣 敗退 キャスター 玉藻の前 岸波 白野(女) 敗退 バーサーカー ランスロット ケイネス 敗退 アサシン ジャック・ザ・リッパー 言峰綺礼 敗退 プロローグ ――――風邪、引いちゃいますよ? 1日目 朝 アーチャーと会話登校虎と遭遇 夕方 部活 夜 アーチャー去るアーチャーVSランサー 2日目 夕方 新聞を読むアーチャーと遭遇 夜 アーチャーとパスを繋ぐ 3日目 朝 アーチャーと朝食テレビを見る登校 昼 虎・猫襲撃 夕方 走って下校 夜 アーチャーと散歩・冬木大橋の上ランサーVSライダーバーサーカー乱入アーチャー狙撃バーサーカー敗退 4日目 朝 探索・公園ウェイバーと遭遇 昼 探索・柳洞寺アサシンVSキャスターはくのん死亡キャスター敗退アサシンVSアーチャーアサシン敗退言峰死亡 5日目 朝 探索・公園 昼 探索・公園 夕方 アーチャーと遭遇一緒に帰ろう 夜 襲撃・ランサーアーチャーVSランサーランサー敗退龍之介逮捕 6日目 朝 登校虎・猫襲撃 夕方 アーチャーとデート予約 夜 アーチャーと会話 7日目 朝 デート・新都アーチャーと会話 昼 デート・学園虎・猫襲撃尋問 夕方 デート・公園 夜 セイバーと遭遇セイバーVSアーチャーライダー乱入ライダー撤退 8日目 朝 アーチャーと会話 昼 デート・公園凜と遭遇 夕方 アーチャーと会話 夜 アーチャー移動・郊外の森ライダーVSアーチャーライダー敗退 9日目 朝 貴女、アーチャーの夢を見るアーチャーと会話 昼 アーチャーと散歩ウェイバーと遭遇 夕方 アーチャーと会話 夜 アーチャーVSセイバー・森セイバー敗退聖杯出現 エピローグ ドアを開けば、何時もどおりのあの人。貴女はおかえり、と微笑んだ。 +六代目(蒼崎) 六代目(蒼崎) 時間軸:第四次聖杯戦争 聖杯:汚染聖杯 『貴方』の戦歴勝利 聖杯破壊 間桐家炎上 ヤンデレ祭り クラス 真名 マスター 結果 その後 セイバー アルトリア(オルタ) 間桐桜蒼崎青子 敗退 ランサー クーフーリン 蒼崎橙子 敗退 アーチャー エミヤ 衛宮士郎 敗退 ライダー メデューサ 遠坂時臣 敗退 キャスター シェイクスピア 『貴方』 勝利 現界 バーサーカー 呂布 言峰綺礼 敗退 アサシン ジャック・ザ・リッパー ソラウ 敗退 プロローグ ―――ちょっと、旅行に行ってくる。 1日目 朝 移動・教会 昼 喫茶店で一服士郎と遭遇 夕方 ハイアットホテルのレストランで夕食 夜 探索・郊外の森ライダーVSバーサーカーキャスター乱入バーサーカー敗退ライダー敗退 2日目 朝 移動・遠坂家 昼 青子襲来桜、青子にセイバー奪われる 夕方 休憩 夜 ケイネス先生襲撃アサシンVSキャスターアサシン敗退青子による間桐家消毒 3日目 朝 探索・柳洞寺 昼 橙子に電話同盟拒否される 夕方 探索・深山町青子と遭遇青子と同盟 4日目 朝 青子を起こす 昼 橙子と会話 夕方 青子達と夕食を食べに喫茶店へケイネスと遭遇 夜 移動・郊外の森ランサーVSキャスターランサー敗退士郎と遭遇 5日目 朝 虎と遭遇橙子と会話 昼 青子と会うキャスターと会話 夕方 青子とデート・新都橙子と遭遇移動・ビルの屋上蒼 崎 大 戦(橙子VS青子)セイバーVSキャスター 夜 焼肉大戦 6日目 朝 橙子と会話 昼 探索・衛宮家 夜 キャスターVSアーチャー・港ループアーチャー敗退 7日目 朝 青子と会話士郎と会話 昼 有珠におみやげ 夕方 ケイネスと会話 夜 セイバーVSキャスターセイバー敗退汚染聖杯破壊聖杯戦争終結 エピローグ ――――じゃあ有珠も、経験してみる?―――――旅は道連れ、ってね。キャスター「私曰く、それは死亡フラグというものだ」 +七代目(子犬ちゃん) 七代目(子犬ちゃん) 時間軸:第五次聖杯戦争 聖杯:汚染聖杯 『貴方』の戦歴勝利 聖杯破壊 キマシタワー クラス 真名 マスター 結果 その後 セイバー ガウェイン 遠坂凛 敗退 ランサー 武蔵坊弁慶 ユリウス 敗退 アーチャー ロビンフッド ガトー 敗退 ライダー イスカンダル 『貴女』 勝利 キャスター メディア エルメロイⅡ世 敗退 バーサーカー ランスロット 岸波白野(女) 勝利 アサシン ハサン・サッバーハ(5次) 言峰綺礼 敗退 プロローグ ライダー「貴様が、余と苦楽を共にせんと呼び出したマスターか?」 1日目 朝 探索・図書館 夕方 探索・新都 夜 探索・港アーチャーVSバーサーカーライダー乱入アーチャー敗退 2日目 昼 ライダー・はくのんと会話 夕方 はくのんと会話 夜 探索・森セイバーVSアサシンバーサーカー乱入はくのんとパスを結ぶ(百合)バーサーカー撤退ライダー乱入アサシン撤退 3日目 朝 はくのんとパスを結ぶ(キス) 昼 探索・新都 夕方 拠点へ帰還 夜 探索・遠坂家バーサーカーVSセイバー・港セイバー敗退アサシン襲撃遠坂凜死亡アサシンVSライダーライダー撤退 4日目 朝 二度寝 昼 はくのんと会話 夕方 テレビを見る 夜 探索・公園 5日目 朝 使い魔で探索・教会はくのんと本格的なパスを結ぶ 昼 食事 夕方 使い魔で探索・新都エルメロイII世と遭遇 夜 探索・教会アサシンVSバーサーカー・ライダーアサシン敗退言峰綺礼死亡 6日目 朝 ライダーと会話 昼 使い魔で捜索・エルメロイII世 夕方 はくのんとパスを結ぶはくのんと索敵デート 夜 キャスターVSランサー・柳洞寺キャスター敗退ランサーVSライダー・バーサーカー然り!然り!然り!ランサー敗退汚染聖杯顕現ランスロット、汚染聖杯を破壊聖杯戦争終結 エピローグ ――――ねぇ、ライダー。――――私も夢を見つけてみるよ。――――大きな、夢を。 +八代目(死神) 八代目(死神) 時間軸:第四次聖杯戦争 聖杯:汚染聖杯 『貴方』の戦歴勝利 聖杯破壊 クラス 真名 マスター 結果 その後 セイバー ネロ 言峰綺礼 勝利 ランサー クーフーリン 遠坂時臣 敗退 アーチャー アタランテ 衛宮切嗣 敗退 ライダー ゲオルギウス 『貴方』 勝利 キャスター 玉藻の前 雨竜龍之介 敗退 バーサーカー アルクェイド ユリウス 敗退 アサシン 佐々木小次郎 ランルー君 敗退 プロローグ Amen 1日目 朝 味覚破綻者(マスタード)ライダーと会話 昼 探索・教会言峰親子と遭遇昼の糧 夜 探索・新都 2日目 朝 探索・路地裏遠坂時臣と遭遇 昼 探索・間桐家ユリウスと遭遇ライダーVSバーサーカーアルクェイド帰る 夜 襲撃・下水道キャスターVSランサー・ライダー龍之介死亡キャスター敗退 3日目 朝 買い物・100均 昼 ライダーと会話 夕方 探索・遠坂家アサシン襲撃中アサシンVSライダー・ランサーアサシン敗退 夜 遠坂時臣と会話 4日目 朝 味覚破綻者(マスタード)探索・教会言峰親子と会話 昼 綺礼とお好み焼き屋へ綺礼と会話 夕方 探索・遠坂家アーチャー襲撃中遠坂時臣死亡ランサー敗退アーチャーVSセイバー・ライダー言峰綺礼死亡アーチャー敗退汚染聖杯顕現セイバー・ライダーによって聖杯を道連れに衛宮切嗣死亡アイリスフィール死亡久宇舞弥死亡ユリウス自害ランルー君餓死 エピローグ ナルバレック「そう死なんよ、彼女はな」シエル「シエルと申します。よろしくお願いします、先輩」 +九代目(狼ちゃん) 九代目(狼ちゃん) 時間軸:第五次聖杯戦争 聖杯:イリヤ聖杯 『貴方』の戦歴勝利 願望成就 緑茶沸騰しろ クラス 真名 マスター 結果 その後 セイバー ネロ 遠坂凛 勝利 受肉 ランサー クーフーリン 衛宮士郎 敗退 受肉 アーチャー ロビンフッド 『貴女』 勝利 受肉 ライダー アストルフォ イリヤスフィール 敗退 受肉 キャスター シェイクスピア バゼット言峰綺礼 敗退 バーサーカー ランスロット ブラックモア 敗退 受肉 アサシン 李書文 言峰綺礼 敗退 受肉 プロローグ アーチャー「お前さんが、オレのマスターかい?」 1日目 朝 森で狩り 昼 アーチャーとおはなし 夕方 拠点・郊外の森 夜 アーチャーと星を見る 2日目 朝 アーチャーに抱き付く探索・学園 昼 探索・商店街バゼットと遭遇 夕方 探索・公園士郎と遭遇アーチャーVSランサー 夜 アーチャーと会話士郎と遭遇 3日目 朝 探索・新都言峰綺礼と遭遇『貴女』、アサシンに攫われる 昼 襲撃・衛宮家アーチャーVSランサー 夜 休息士郎と遭遇士郎と同盟襲撃・教会アーチャー、『貴女』を救出ランサーVSアサシンランサー敗退アサシン敗退 4日目 朝 言峰、バゼットからサーヴァント強奪アーチャーと士郎と会話凜と遭遇 昼 セイバーとスキンシップ 夕方 アーチャーと会話 夜 襲撃・虎 5日目 朝 セイバーとお風呂士郎と凜とで、アーチャーに契約 昼 探索・新都 夜 アーチャーと星を見る襲撃・ライダーイリヤ、同盟に入るライダー、セイバーに食べられる 6日目 朝 アーチャー、庭に罠を設置 昼 全員で探索・路地裏キャスターVSバーサーカーセイバー、アーチャー、ライダー乱入バーサーカー「……Ar……thur……?」セイバー「人違いだ!」 キャスター「――――と、思うかね?」ループキャスター敗退 夕方 公園で皆で遊ぶ 夜 決戦・柳洞寺ライダーVSバーサーカーライダー敗退バーサーカーVSセイバー・アーチャーバーサーカー敗退セイバーVSアーチャー聖杯起動聖杯戦争終結 エピローグ アーチャー「少し寝てな、お姫様。居なくなったりしねーって」 +十代目(ケイネス) 十代目(ケイネス) 時間軸:第四次聖杯戦争 聖杯:汚染聖杯 『貴方』の戦歴勝利 聖杯をタマモが処理 間桐家消毒 英雄王討伐第二号 グレート・ビックベン☆ロリコンスター クラス 真名 マスター 結果 その後 セイバー アルトリア 衛宮切嗣 敗退 ランサー ディルムッド・オディナ トワイス 敗退 アーチャー ギルガメッシュ ウェイバー 敗退 ライダー イスカンダル 遠坂時臣 敗退 キャスター 玉藻の前 『貴方』 勝利 クローン現界 バーサーカー フランケンシュタイン 間桐雁夜 敗退 アサシン ハサン・サッバーハ(4次) 言峰綺礼 敗退 プロローグ 良妻デリバリー☆ 1日目 朝 探索・商店街アイリスフィールを発見 昼 探索・公園虎と遭遇 夕方 探索・商店街おあげ状態 2日目 朝 探索・柳洞寺神殿化 夕方 セイバー襲撃セイバーVSキャスター常世咲き裂く、大殺界☆セイバー敗退アイリスフィール死亡衛宮切嗣死亡衛宮切嗣、アヴァロンにより蘇生ホテル爆破テロソラウ死亡 夜 ヤっちゃいます☆ 3日目 朝 朝チュンキャスターと会話 昼 使い魔による探索・港 夕方 探索・柳洞寺ランサーVSライダーキャスター乱入ライダー撤退キャスターVSランサーランサー敗退 夜 使い魔による探索・教会アーチャーVSアサシンウェイバー死亡アサシン敗退衛宮切嗣死亡言峰、アーチャーと契約 4日目 朝 朝チュンキャスターと会話 昼 探索・公園虎と遭遇 夕方 探索・間桐家言峰綺礼、間桐雁夜を煽動 夜 使い魔による偵察・遠坂家ライダーVSバーサーカーバーサーカー敗退間桐雁夜死亡遠坂時臣と同盟キャスター・ライダーVSアーチャー然り!然り!然り!ライダー敗退アーチャー敗退汚染聖杯顕現ソラウ蘇生聖杯戦争終結 エピローグ タマモ「だんなさまー!!」お、おおお落ち着け、ケイネス・エルメロイ・アーチボルト!
https://w.atwiki.jp/fatenari/pages/4.html
Fate/stay night 「Fate/stay night」に登場するキャラクターを元にしたなりきりアカウント一覧。 衛宮士郎 表示名(クリックでツイプロに飛びます) ID(クリックでホームに飛びます) 傾向 形式 衛宮士郎@えみしろ fate_shirou_0 腐向け・特殊設定 なりきり 衛宮 士郎 Emiya_sirou 一般向け なりきり 英霊シロウ eireishirou 腐向け・特殊設定 なりきり 間桐桜 表示名(クリックでツイプロに飛びます) ID(クリックでホームに飛びます) 傾向 形式 間桐桜 _msakura 一般向け なりきり 間桐桜【淫乱紫】 sakuran_purple 一般向け なりきり 間桐桜@鱒桜 mst_sakura_m 一般向け・特殊設定 なりきり 間桐桜 M_Sakura_SN 一般向け bot・なりきり イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 表示名(クリックでツイプロに飛びます) ID(クリックでホームに飛びます) 傾向 形式 イリヤスフィール SN_Illyasviel 一般向け bot・なりきり 言峰綺礼 表示名(クリックでツイプロに飛びます) ID(クリックでホームに飛びます) 傾向 形式 言峰綺礼 K_Kotomine_fake 一般向け なりきり 言峰 綺礼 akamine545 一般向け bot・なりきり 間桐慎二 表示名(クリックでツイプロに飛びます) ID(クリックでホームに飛びます) 傾向 形式 間桐慎二 Sinji_M_not 一般向け なりきり 柳桐一成 表示名(クリックでツイプロに飛びます) ID(クリックでホームに飛びます) 傾向 形式 柳桐一成 issei_Fate_sn 一般向け なりきり セイバー 表示名(クリックでツイプロに飛びます) ID(クリックでホームに飛びます) 傾向 形式 セイバー saber__nari 一般向け bot・なりきり セイバー Saber_SN 一般向け bot・なりきり セイバーオルタ Alter_fate 一般向け bot・なりきり アーチャー 表示名(クリックでツイプロに飛びます) ID(クリックでホームに飛びます) 傾向 形式 アーチャー archer_faker_sn 一般向け なりきり アーチャー ao_615 一般向け なりきり 錬鉄の英霊 achaa_y 一般向け なりきり フェイカー Archer_5fate 一般向け なりきり 雪アーチャー Snow_Archer 一般向け・特殊設定 なりきり 犬弓 dog_archer 一般向け・特殊設定 なりきり 五次後アーチャー After5th_Archer 一般向け・特殊設定 なりきり 猫のアーチャー nekoyumi5sn 一般向け・特殊設定 なりきり アーチャーオルタ@黒弓 archer_alter 一般向け・特殊設定 なりきり 五次弓@弓弦 acyafate 腐向け・特殊設定 なりきり うさ弓 archer_sn 腐向け・特殊設定 なりきり 守護者 archami_nyota 腐向け・特殊設定 bot・なりきり 倉チャー archer_not 腐向け bot・なりきり ちびあーちゃー 15cm_archer 一般向け・特殊設定 なりきり 人形弓 doll_archer 腐向け・特殊設定 なりきり アーチャー nf_archer 一般向け なりきり アーチャー archer_zoro 一般向け なりきり 風チャー(風のアーチャー/風弓) yryumi 腐向け なりきり PMC弓 pmc_archer 腐向け・特殊設定 なりきり ランサー 表示名(クリックでツイプロに飛びます) ID(クリックでホームに飛びます) 傾向 形式 ランサー(5次) lancer_fate5 一般向け なりきり クー・フーリン@ヘンサー lancer5_fate 一般向け なりきり クー・フーリン(大人版 lancer_kid_sn 一般向け なりきり ちびらんさー 15cm_lancer 一般向け・特殊設定 なりきり にゃんさー lancer_neko 一般向け・特殊設定 なりきり 狼ランサー wolf_lancer 腐向け・特殊設定 なりきり ランサーオルタ Lancer_Alter 一般向け・特殊設定 bot・なりきり 言峰ランサー@ぼっち bocch_5lancer 一般向け・特殊設定 なりきり 物欲ランサー Lancer_wist 一般向け・特殊設定 なりきり フラン nyota_lancer 一般向け・特殊設定 なりきり くー・フーリン qoofu_rin 腐向け bot・なりきり 犬セタンタ doglan_ 腐向け・特殊設定 なりきり 青犬 styngtlan 一般向け なりきり 槍兵@キャスターなう lancer_cs 腐向け・特殊設定 なりきり 空ンサー ymyari 腐向け なりきり PMC槍 pmc_lancer 一般向け・特殊設定 なりきり クー・フーリン(みこ槍) ku_hu_rin 腐向け なりきり ライダー 表示名(クリックでツイプロに飛びます) ID(クリックでホームに飛びます) 傾向 形式 ライダー Rider_sn 一般向け bot・なりきり 5次ライダー(メドゥーサ) mdrider5 一般向け なりきり キャスター 表示名(クリックでツイプロに飛びます) ID(クリックでホームに飛びます) 傾向 形式 キャスター m__cstr 一般向け なりきり キャスター media_caster 一般向け bot・なりきり アサシン 表示名 ID(クリックでホームに飛びます) 傾向 形式 五次アサシン@次郎 s__assn 一般向け なりきり 真アサシン 表示名(クリックでツイプロに飛びます) ID(クリックでホームに飛びます) 傾向 形式 真アサシン assassin_fate 一般向け なりきり 柳洞寺 表示名(クリックでツイプロに飛びます) ID(クリックでホームに飛びます) 傾向 形式 柳洞寺@新築 ryudo_temple 一般向け なりきり
https://w.atwiki.jp/pararowa/pages/322.html
喪失-黒き虚の中で少女は ◆Z9iNYeY9a2 私は間桐桜。穂村原学園に通う高校一年生です。 普通、というには特殊な家庭で暮らしてますが、今は説明を省略します。 私がこの殺し合いに呼ばれてからのことを話そうと思います。 殺し合いに呼ばれ、夜中に一人、教会らしき場所に放置されていました。 電灯もまともに点かない廃屋のような建物の中、不安に押しつぶされそうになる心を必死に支えながらランプを照らして名簿を見た私は、その中にあった先輩の名を見た時、心が悲鳴をあげそうになりました。 姉さんの名前やイリヤさん、セイバーさんの名前があったことも忘れそうになるくらいには、です。 姉さんだったらきっと大丈夫です。こんな状況でも、天才の姉さんらしく打開策を探しつつうまくやって、きっとここから出られる手段を見つけることができるでしょう。 だけど、先輩は。 あの人の危なさは私がよく知っています。 もしかしたら私の知らない場所で、自分の命を顧みずに人を守ろうとするんじゃないかと。そうして命を落としてしまうんじゃないかと。 そう思ったら居ても立ってもいられなくなりました。 胸の内から、先輩を失う恐怖が溢れ出しそうでした。 だけど今の私は何の力もない。 間桐の後継者として育てられてきたこの体にあるのは、多くの蟲に侵されたボロボロの肉体のみ。 魔術の一つを扱うこともできないこの身で、先輩のために何ができるんでしょう。 そんな時でした。 あのベルトを見つけたのは。 デルタギアという名前のそれをつければすごい力を手にすることができる。 きっとこの力があれば先輩を守れる。 そう思って説明書通りに使って。 その瞬間、私は私じゃなくなりました。 心の奥に抑えていた衝動が溢れ、何かを壊してしまいたいという感情を抑えきれなくなり。 気がつけば二人の人間を殺し。 姉さんが死んでいることに気付き。 またもう一人を殺し。 だけど藤村先生に会った時、ほんの僅かに"私"に戻った気がしました。 もしかするとナナリーちゃん達に会った時にまだ私でいられたのはそのおかげだったのかもしれません。 そして、きっとこの時まではまだ私は逃げていたんだと思います。 もう既に3人の人を殺したという事実から。 だけどあの時、藤村先生を殺した瞬間に、もう逃げることはできなくなりました。 血に塗れてしまったこの手はもう取り返しのつかないところにまできていることを自覚して、私は悪い人間だと認識して。 だから先輩に殺されることを望みました。 姉さんによく似た人もナナリーちゃんも、巴マミさんも皆殺して、殺して、殺して。 悪の限りを尽くした化物は正義の味方に殺されるんです。 自分で死を選ぶこともできない私は、それだけを心の支えにして生きてきました。 なのに。 何で。 『衛宮士郎』 先輩の名前が、呼ばれたんですか? ◇ 放送が終わった数瞬の後、ある市街地一角を深い影が覆い尽くした。 それは魔力の残滓を僅かに残して収まったが、もしここに生あるものがいれば、たちまち影に飲み込まれて消滅したかもしれない。 もし幸運があったとすれば、この場に誰もいなかったことで誰もその餌食にならなかったことだろう。 ◇ 岩と土砂に覆われた山岳地帯。 そんな場所に人工的な照明など接地されているはずもなく。僅かに顔を残した陽の光が僅かな明かりを残しているのみ。それもじきに消え、辺りを闇が包んでいくだろう。 しかし、多少の闇などオルフェノクにとっては恐れるものではない。 人間より遥かに優れた感覚は、薄暗い中でも動くものを明確に捉えられ、微かな物音でも聞き取ることは可能だ。 だからこそ、そんな薄暗い空間でも冷静に放送に耳を傾け、明かりをつけずとも名簿に印をつけていくことができた。 「…あまりよろしくない状況ですね」 そして改めて名簿に目を落とした村上は、思わず顔を顰めた。 「北崎さん、まさかあなたまでもが命を落とされるとは」 ラッキークローバーの一人にして、オルフェノクとしての能力であればラッキークローバー内でも随一。間違いなく上の上と言える者の一人だった。 無論、この場には自分の力を以ってしても抑えるのがやっとであったゼロのような存在がいる。 もし彼や、彼に匹敵する者に会えば如何に北崎とはいえ敗北を喫することもあるだろう。 理屈としては分かっていても、北崎の名が呼ばれたという事実はやはり村上にとっても衝撃ではあった。 そしてもう一人。 長田結花。木場勇治の仲間のオルフェノクではあるが、以前からラッキークローバーの候補としては目にかけていた少女だ。 能力はオリジナルのオルフェノクとして申し分ない。闇を抱え人間を人知れず襲う彼女の心は、きっかけさえあればオルフェノクとして完成できるだろうと期待もかけていたものだ。 木場勇治がこちら側についた今では彼女も説得次第で味方につけられるのではないかとも考えていた。乾巧のように。 そんな彼女の死はあまり好ましいものではなかった。 「ラッキークローバーの半数が命を落とし、候補の方までもがこうだとは。乾巧を引き入れられたとしても、もう一人足りませんね…」 少なくとも現状この場にいるオルフェノクには、ラッキークローバー候補となり得る能力を持ったものを村上は認知していない。 こうなれば元の世界に帰った後改めて候補を見直す必要があるだろう。 最も、この場で新たにラッキークローバー足り得るオルフェノクが誕生していれば楽ではあるが。 「まずは乾巧、彼を改めて探す必要がありそうですね」 欠けた四葉の一枚の候補である乾巧。もし未だに迷っているのであれば、こちらから導く必要がある。 Nの城に置いてきた二人は一旦保留。ラッキークローバーのメンバー、そして候補が欠けた以上今はこちらの方が優先だ。 園田真理も命を落とした今、まだ迷い続けるのであればあと一歩で引き込めるだろう。 問題はどこに向かうかだが。 「市街地に向かいましょうか。ここより北、ということはないでしょうし」 少なくともこの山にいることはないだろう。彼と最後にあった場所からすればあまりにも北上しすぎた位置だ。 北崎までが命を落とした今、未だ生き残っている者はそれだけの実力者か、それとも立ち回りのうまかった切れ者か、運に恵まれた幸運者か。 少なくともNの城の二人は実力者と幸運者に該当するだろう。 いずれにしても他者に会わねば話にならない。協力か利用か、あるいは選別か。 僅かに期待しつつ、村上は市街地へと足を進めた。 ◇ 市街地に入った村上は、得体のしれない感覚に包まれるのを感じていた。 街灯に照らされた街並み。風景はしばらく前に見た、あの崩壊したスマートブレイン社周辺の様子に比べれば綺麗なものだ。 薄暗がりの道路は、感受性豊かな学生辺りが見ればその暗い闇に恐怖を覚える者もいるだろう。 そこにいるはずのない何かがいるのではないかという想像が、いないはずの何かに対する恐れを抱かせる。 だが、村上が感じているのはそういうものとは異なるもの。 肌にねっとりとどす黒い何かが貼り付いてくるような感覚。 何かを恐れているわけではない。しかし生理的な恐怖にも近い感覚が体を包む気配を振り払うことができない。 「…何かがいるのですか?」 少なくともこの様子は尋常ではない。 精神的に影響を与えてくる何かがこの近くにいる、もしくはあると考えるのが自然。 警戒しつつ一歩足を踏み出した時、背後に何者かの気配を感じ。 振り返ると同時にオルフェノクへと姿を変えた。 目に映ったのは、地面を這うようにこちらに迫る、漆黒の刃。 手に纏わせた薔薇の花弁で払い、その軌道を逸らす。 ふと地を見ると、そこにはコンクリートの地面を覆うように、絵の具を垂らしたかのように真っ黒な闇が包んでおり。 その先、村上から見て10メートルほど先の辺りに、真っ白な髪をした少女が立っていた。 顔は髪に隠れて見えないが、ボロボロの衣服の下に地面を覆う影と同色の長い服にも見える何かを纏っているのが特徴的だった。 動きは非常にゆったりとしており、もし自分のような異端の者に対する認識がない者が見れば幽鬼か何かだと思っただろう。 目の前の存在は無論幽霊などではない。オルフェノクの五感は確かに目の前の少女の呼吸音を、足音を、心臓の鼓動を確かめている、 この心に直接揺さぶりかけてくるような感覚の大元は、おそらくこの影だと推測する。 (体はともかく心が万全の状態では戦えない…、ここは、少なくとも今は可能な限り戦闘は避けなければなりませんね) 恐怖から逃げるという道を選ばなけれなならないことに若干の屈辱を感じつつ、背を向けることなく足を後ろに引こうとした、その時だった。 「あなたは……怪物ですか…?」 それは言葉を発した。 「あなたは、悪い人ですか…?」 掠れて消えてしまいそうな声で、こちらに呼びかけてくる。 その声は震えている。まるでついさっきまで泣きじゃくっていた子供のようだった。 それを聞いた瞬間、村上の中でその得体のしれない何かだったものは、異形の力を持った少女へと認識が移った。 「怪物…、悪い人…、なるほど、確かに人間からはそう見えるものかもしれませんね。 ですが幾つか訂正させていただきましょう。 私はオルフェノク。人間の進化系にしてより高みへと至った存在。 そして私は常により良き人類のため、と願って行動している。悪、と断じられるのも些か心外です」 「……衛宮、士郎という人を、知らないですか?」 問いかけに対してあくまで冷静に、嘘を交えることもなく答えた村上に対し、脈絡もなく別のことを問いかけてくる少女。 その名を呟く時の声が震えているのを村上は聴き逃してはいない。おそらく彼女が情緒不安定なことにも関係しているのだろう。 村上は問われた者の名は知らない。せいぜい先の放送で呼ばれたということを認識しているくらいだ。 だがそれでも地を這う影は脅威だ。 ここは慎重に、彼女を刺激しない方向で、しかし御すことができるような答えをすべきだろう。 「衛宮士郎…、確か私が情報交換した者がその人についてを語っていたように思いますね」 嘘ではあるがある程度誤魔化しの効く範囲の情報にすることで相手の気を引く。 もしそこから話し合いまで持ち込むことができれば、こちらのペースに引き込める。 少女は顔を上げた。 虚ろな瞳は、じっとこちらを見ている。 「少し話しませんか?こちらは危害を加えるつもりはありません」 「………」 品定めをするように見つめる瞳。 それを見ながら、同時に足元の影の動きを可能な限り注視する村上。 すると、やがて影は潮を引くように少女の元へと引いていき、後には街灯に照らされた建物や自分たちの影だけを残した。 「私は村上峡児と言います。あなたは?」 「間桐…桜…です」 「間桐さんですね」 村上は記憶を掘り起こす。 確か、暁美ほむらとアリスが言っていた黒い影を操る少女、その名が桜という名だと聞いていた。 なるほど、あの年齢の割に場慣れしているように見えた二人が強く警戒していただけのことはある。 「…時に、あなたは私のようなオルフェノクと会ったことはありますか?」 ともあれ、話を進められる前に先んじて情報を求める村上。 もし後からこちらの情報を出した際に情報の食い違いから嘘だとバレることがあってはことだ。 自然な流れで、最低限の情報を引き出しておくことでこちらの嘘をなるべく隠せる状況を作る必要がある。 「…鳥のような人と、大きな牙みたいなのを顔に付けた人に会っただけです」 「なるほど」 鳥、そして大きな牙。 村上の知る中では、この場で該当するのは長田結花、そして海堂直也の二人だろう。 「教えてください、先輩…衛宮士郎のこと、なんでもいいんです。ちょっとのことでも、お願いします」 「いいでしょう」 そうして情報交換のために通りの一軒家の中に村上は虚構と脚色によって ◇ 村上が答えた、衛宮士郎のことを知っていると言った人物。 その名は、乾巧と答えておいた。 理由は消去法によるもの。 少女が出会った人物全てを先に聞くことなどできない。流れで出会ったオルフェノクのことを聞き出すことが限界だった。 その中で彼女が出会っていないオルフェノク。 乾巧、木場勇治、北崎。 しかしここで死亡した北崎の名を出しては話が終わってしまう。最悪その瞬間先のように間桐桜が暴走しないとも限らない。 かと言って、木場勇治の名を出すのも憚られる。彼は貴重な人材だ。 無論乾巧とて貴重な人材であることは同じ。しかしまだ彼は迷いを持っている可能性がある。 言わば保険だ。もし覚悟を決めているのであれば、その時にこの少女の対処を決めればいい。 幸運にも、乾巧の動向自体は彼女も把握はしていないとのことだった。 (しかし、デルタギアを使っていたとは…。精神状態がよろしくないのはその影響でしょうか) この少女の精神の不安定さは、おそらくデルタギアのデモンスレートも影響しているのだろう。 だが今は彼女は持っていないとのこと。どうも園田真理が持ち出していったらしいが、その彼女も既に名前を呼ばれている。 現状どこにあるのかは検討もつかない状態だ。可能な限り手元に押さえておきたい村上としてはあまり喜ばしくない。 彼女の能力についてもう少し聞き出してみようかとも思ったが、刺激を避けて慎重に質問をした結果、あまり聞き出すことはできなかった。 更に、間桐桜は今後どうしたいかという部分についても曖昧ではっきりとしない。 この状態の少女が実力で生き残ったとも、上手な立ち回りで生き残ったとも思えない。 運がよかったというところだろうか。 それとも――― (あの力で、出会った相手を殺して生き残ってきたのか。だとしたら警戒が必要ですが…) あれは危険だと何かが直感している。 あの力を使われるわけにはいかない。 そう思ったところでふと村上は自分の中にある感情を意識した。 (…私は恐れているのですか?先程のこの娘の力を?) あの時、間桐桜が言葉を発した際に恐怖は振り払ったと、そう思っていた。 ならば何故、自分はこうもこの娘が力を使うことを避けようとしているのか。 厄介なだけならば振り払えるほどの力を持っていると自負している。 だというのに、一体何を恐れているのか。 「あなたの話は分かりました。ではどうでしょう、私と行動しませんか? どうしたらいいか分からないというのであれば、この私があなたのことを導くこともできると思いますが」 あの影の正体を暴くことでオルフェノクへの力とすることが理由の一つ。 だが、村上の無自覚な想いはもう一つの理由に重きを置いていた。 すなわち、この少女を離すことが自分の安全に繋がるのではないか。つまりこの少女のことを恐れているということ。それを認められないという感情。 そのために間桐桜を利用し、味方に引き入れることを何より優先していた。 コクリ、と頷く桜。 話は終わり、立ち上がった村上。 その時だった。 空が夕焼けのごとく赤く染まったのは。 「あれは…」 染まった場所は空の一角のみ。 空を赤い粒子のようなものが、渦を巻くかのように覆っている。 ここより南の辺りに位置する市街地がその中心のようだ。 そして村上はその赤い光が何なのかを知っている。 フォトンブラッド、その中でもあの赤はファイズの体を構成しているエネルギーの色だ。 加えて村上の知るファイズのものはあれほど大出力のエネルギーを発したりはしない。 つまりあの場にはファイズがいる。 それも、通常のファイズを遥かに凌駕するほどのエネルギーを操ることができる者――乾巧か、あるいはまだ知らぬオルフェノクの何者かがあそこで戦っているということ。 (乾巧であれば、探す手間が省けますね。やはりい運がいい) 「間桐桜さん、もしかするとあの場所にあなたの探している人がいるかもしれません。 よろしければ、向かいませんか?」 桜はコクリ、と再び頷く。 それを見た村上は、桜に合わせる歩幅で、ゆっくりと歩みを進め始めた。 村上の後ろを歩く桜の瞳は、虚ろなままだった。 ◇ 桜は村上の言っていることが出まかせであることは薄々と感じ取っていた。 いや、桜自身がそう思おうとしただけとも言えるかもしれないが。 確証のない情報。こちらを見る村上が、明らかに"間桐桜"としてではなく何か異質なものを慎重に扱おうとしている様子。 そこから、桜は村上の与えた情報が嘘であろうと自身に思い込ませていた。 だって、桜の最後の希望は失われたのだから。 姉・遠坂凛はとうに命を落とし、それでも心の支えにしていた衛宮士郎もいなくなった。 悪に成り切ったところで、もう裁きにくるものはいない。ならば何故自分は生きているのだろう。 いっそ、自分も周りの全ても殺して壊して無くしてしまえれば楽だっただろう。 あるいは、彼らの後を追って命を断つことができれば楽だっただろう。 だが、悲しむ心を持った桜はそうなることを最後の一歩のところで耐えた。 心に蓋をして感情を殺して。 完全な化物になる一歩前のところで踏み止まった。 故に桜の力の暴走を抑えている最後の支え、衛宮士郎を知っている者の事実にも嘘と自分に言い聞かせることで感情の暴走、それによって引き起こされる能力の発露を抑えていた。 一方で、士郎のことを知りたいという欲もまた本心だった。 知りたいという思いと知らないままでいなければならないという矛盾、そのバランスの上に桜の心は均衡を保っていた。 桜は知らない。 赤い閃光の渦の中心にいる乾巧が、村上自身が出まかせで口にした衛宮士郎を知っているという情報。 それを知っている人物であるということに。 そしてその事実に加えて、村上は気づいていない。 桜の心がどれほど危ういバランスの上で留まっているのか、それが決壊した時に何が降りかかるのか。 その大きなリスクに。 【C-2北部/一日目 夜】 【間桐桜@Fate/stay night】 [状態]:黒化、右腕欠損、全身の骨に罅・回復中、行動に支障無し、魔力消耗(中) [装備]:マグマ団幹部・カガリの服(ボロボロ)@ポケットモンスター(ゲーム) [道具]:基本支給品×2、呪術式探知機(バッテリー残量5割以上)、自分の右腕 [思考・状況] 基本:??????? [備考] ※アンリマユと同調し、黒化が進行しました。魔力が補充されていくごとにさらに黒化も進行していくでしょう。 ※心、感情に蓋をすることで平常を保っています。しかし僅かなきっかけがあれば決壊するほどに危うい状態です。 【村上峡児@仮面ライダー555】 [状態]:疲労(小)、人間態 [装備]:なし [道具]:基本支給品×3、拡声器@現実、不明ランダム支給品0~2(確認済み)、バスタードソード@現実、C.C.細胞抑制剤中和剤(2回分)@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー [思考・状況] 基本:オルフェノクという種の繁栄。その為にオルフェノクにする人間を選別する 1:赤い閃光が見えた辺りに向かい、乾巧を探す。 2:間桐桜を利用する。 3:選別を終えたら、使徒再生を行いオルフェノクになる機会を与える 4:出来れば元の世界にポケモンをいくらか持ち込み、研究させたい 5:魔王ゼロ、夜神月、ゼロを名乗る男はいずれ殺す。 6:間桐桜の力を心のどこかで恐れている? 140 パラダイス・ロスト 投下順に読む 142 一歩先へ(前編) 時系列順に読む 130 魔法少女は絶望と戦いの果てに 間桐桜 146 杯-世界の色彩 133 神のいない世界の中で 村上峡児
https://w.atwiki.jp/hakarowa3/pages/25.html
追加キャラリスト(D-2) 主催者(詳細不明・総理)(000) 大庭詠美 (006) 御影すばる (006) 久瀬 (006) 超先生 (019) 春日諒 (019) 滝沢諒助 (019) ムティカパ (027) 少年?(詳細不明) (034) 岸田洋一 (042) 四人の名だたる作家達(斬魔大先生・秋雨・蒼竜・倉田大介) (090) 御堂 (093) 坂神蝉丸 (093) ボタン (096) アヴ・カミュ (108) 塚本千紗 (113) 久瀬父 (113) 榊しのぶ (113) 栗原透子 (113) ポテト (131) 高瀬瑞希 (163) 桜井あさひ (163) 神奈 (194) 柳也 (315) 裏葉 (315) ヘタレ十二神(鳴海孝之・伊藤誠・衛宮士郎・黒崎崇・宮本浩・白銀武・鳩羽一樹・柊空也・朝霧達哉・人見広介・来栖秋人・鍋島志朗) (323) 長瀬源五郎 (324) 秋浜春哉 (339) エビル (345) ルミラ (345) イビル (345) 城戸芳晴 (345) コリン (345) ユンナ (345) ショップ屋ねーちゃん (345) 岡崎汐 (350) 葉賀玲子 (352) 宮田健太郎 (352) さくや (366) 悪七兵衛景清 (366) 白穂 (366) 八百比丘尼 (366) 知徳法師 (366) みずか (368) 久弥直樹 (373) アヴ・ウルトリィ (383) 岩切花枝 (401) 光岡悟 (401) 縦王子鶴彦 (401) 横蔵院蔕麿 (401) 砧夕霧 (401) 石原麗子 (401) 猪名川由宇 (401) スフィー (401) 信号機 (408) 倉田一弥 (422) 相沢マリー (422) ほしのゆめみ (442) シオマネキ (448) ヌワンギ (453) ( )内は初登場話数
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1120.html
世界の中心で愛を叫んだモノ ◆5iKodMGu52 福路美穂子はひたすら走る。 消失した政庁。 そこへ向かったはずの平沢唯。 受け入れられない想像。考えたくも無い予想。 かぶりを振る。悪夢を必死に振り払う。 暖かな春の陽光のように、可憐な平沢唯の笑顔。 (あの笑顔は、唯ちゃんは絶対に失ないたくない!私は唯ちゃんと■■■るのだから!) 彼女の心にあるのは欲望に過ぎない。 純粋に研ぎ澄まされたパッション。 だがそれは、新たに生まれ変わった彼女の潜在能力を遺憾なく発揮させた。 住宅街を超え、平野が広がる。 常ならば襲撃を警戒して隠れながら、慎重に歩を進める所だが、今の美穂子にそのような余裕はない。 よって全力で駆け抜ける。 一心不乱に駆け続け、ふと周りを見渡すと、何時の間にやら橋を渡っていたらしい。橋はボロボロになり、いつ倒壊してもおかしくない。 よく渡りきれたものだ、と思い、視線をやや上げる。 その視線の先には、地平に落ちゆく大きな大きな夕陽。 こんなにも夕陽は美しかったのかと、美穂子は思う。 それは多分、その陽の光に平沢唯を重ねているからなのだろう。 名残惜しむかのようにジリジリと沈む夕陽を見送りながら、また、ひたすらに政庁があった方向へと走る。 ◆ 衛宮士郎と白井黒子は政庁からやや離れた住宅の中にいた。 二階建ての、およそ政庁付近には似つかわしくない、一般住宅然としたそこには犬小屋と車庫、そして自転車があった。 何故このような場所に入ったのかといえば、ここならば身を隠すには十分であったからである。 廃村においてやってのけたように黒子はテレポートで容易に住宅内に入り込み、士郎を招き入れた。 しかし見れば見るほど一般的な一軒家。玄関横には空の車庫があり、庭先には芝生があり犬小屋がある。 休みの日となれば父親が庭先にホースで水をまき、子どもが大きな犬と戯れ、母親が洗濯物を物干し竿に干す。 そんな日常風景を幻視するほどに、この家はつい先程まで日常を支え続けていたかのように見える。 「まるで人だけがいなくなったみたいだな」 士郎がなんとはなしにそう呟く。 黒子もそれを感じていた。そして、勝手に人様の家に上がることに対して多少の罪悪感を感じていた。 廃屋の時とは生活感の生々しさが段違いなのだ。 これでも風紀委員(ジャッジメント)である。信じてはもらえないだろうが、モラルに関してはそれなり以上に厳格だった。 気もそぞろ、とはこの事を言うのだろう。あからさまにそわそわした様子で、ごめんくださいませ、と靴を脱いで玄関に上がる。 キョロキョロと所在なさげに左右を見渡していると、士郎もあとに続いて靴を脱いでズカズカと廊下を歩く。 さほど躊躇もなく台所に着いた士郎は冷蔵庫を開けて1リットルの牛乳パックを取り出すと、頓着せずにごくごくとそのまま口をつけて飲みだした。 そしてぷはーっと口を離してややキョトン顔で黒子を見ると、飲みたいの?とでも言いたげに見つめ、飲み掛けの牛乳パックを差し出す。 「?!」 手渡された牛乳パックを危うく落としかけながらも、手中に収めた黒子は、その飲み口、つまり先程まで士郎が口を付けていた部分を凝視した。 心臓が高鳴る。顔が紅潮する。汗が吹き出る。 緊張を必死に抑え、うるさいほどに鼓動を繰り返す心臓に耳を背け、唇を牛乳パックに近づける。 恐ろしく時間をかけて彼我の距離を詰め寄ったそこへ。 「あ、わりぃ。そうだよな。女の子に対して配慮が足りなかった」 思わずビクン!と背筋を伸ばした黒子に向かって士郎は笑顔で食器棚からコップを取り出して差し出す。 「口付けたパック差し出すなんてどうかしてたよ。はい、コップ」 悪気の無い、屈託の無い笑顔を絵に描いたらこうなるのだろう。 キッチンに乾いた音が鳴り響いた。 「士郎さんったら本当にデリカシーの欠片もないですの!」 そのまま黒子はドコドコと階段を上がっていく。 あとに残されたのは台所に立つ、曰くデリカシーの無い男一人。 「なんでさ」 それは誰にも分からない。 ◇ 沈黙。 ゼクス達の居る車庫の中はまさにそんな文字で覆い尽くされていた。 快活だったユフィも死者の眠る丘で断末魔サービスを受けて以降、口数もめっきり減っていた。 代わりになにやら書き留めているようだが。 「なにを書いているのかな?」 何の気無しにゼクスが尋ねる。 まだ互いの情報は交換しきれていない。円滑なコミュニケーションを図るため、ゼクスは沈黙よりも雄弁を選んだ。 「いえ、大したものでは。ただちょっと、放送設備のあるところへ着いた時に話そうと思っていた内容を書き留めているんです」 それにしてはあまり実の入ってない様子だったが、とゼクスは思ったが、それについて追求する気はない。 この場合は考え事の片手間に気を紛らわせる為にやっていることなのだろうと、判断した。 アーニャと言う少女のことなのか、それともその少女が発したギアスという単語についてなのか、それとも先程気にしていた首輪についてなのか。 それともそれら全て。 そこまで考えてふとユフィの方を見ると、当のユフィは訝しげにゼクスを見つめていた。 「どうかされました?眉間にシワが寄ってますよ」 心配しているつもりが心配されてしまったゼクスは、取り繕うとして、やはり辞めた。 そして素直に聞くべきかと思い、口を開こうとしたその時。 第三回放送が始まった。 ◇ 黒子はやや大きすぎるベッドに身を沈めながら、ふわふわ枕に顔をうずめていた。 ベッドのふかふかと枕のふわふわが黒子の混乱した頭を整理した。 きっと自分は士郎が不法侵入をさして気にせずに行い、さらには他人様の冷蔵庫を無造作に開けた事。 あまつさえ中身を勝手に拝借した無神経さに腹立っているのだ。 きっとそう。 決して間接キスの機会を潰されたからではない。きっと。 二つあった枕の一つをギュッと抱きしめてゴロンと寝転がる。 白塗りの天井と照明が目に入る。 どうやらこの家には電気自体は入っているようだ。 なら冷蔵庫の中身、特に牛乳が腐っている事はないだろう。 (でしたら士郎さんのお腹が壊れてピーピー言うことはありませんわね) ちょっとほっとする。 そして先程まであれほど苛立っていた士郎相手になんでこんな心配をしているのだろうと思う。 御坂美琴、白井黒子の大切なお姉さま。 彼女に近づくために黒子は様々な、実に様々な手段に打って出ていた。 かなり強引な手を使って同居人に居座ったこともある。浴場でお互い全裸のところを襲いかかったこともある。 間接キスくらい、どうってこともなくやってみせた。むしろそれを見せつけすらした。 それら全てを士郎に置き換えて想像してみる。 「?!」 抱きしめていた枕が両断されかねないほどに、両腕に力が入る。 「は、破廉恥!破廉恥ですわあああああああああああああああああああ!」 ゴロゴロとベッドの上を転がり続ける。 ひとしきり暴れたのち、ゼーゼーと息をあげながらふと思う。 なぜこうも違うのだろうか、と。 自分が惹かれている度合いは衛宮士郎も御坂美琴も同じ。 それはもう認めてしまってもいいだろう。 ならなぜ。 「黒子ー、入るぞ?」 開いたままのドアをこんこんとノックをして盆を両手で持って士郎が部屋に入ってきたのはそんな時だ。 盆にはタコスが盛り付けられていた。 ■ 「いやぁ冷蔵庫の中身探って味噌汁でも作ろうと思ったんだけどさ。 牛乳の他はトルティーヤとサルサソース、フィリングにキャベツとトマトしかなくってさぁ」 などといいながら、黒子の小柄な身体にはやや大きすぎるベッドに腰掛けて、脇にお盆を置く。 黒子も匍匐前進のような態勢で、お盆に近づくと、ヒョイっと器用に身を起こした。 「ほんと、タコスしか作りようがなくってさ。この家ってタコスしか食べてないんじゃないかな」 先程の気まずい空気を何とかしようと雄弁に語る士郎。モサモサと食べる黒子は未だに士郎をちゃんと見ようとはしない。 「トウモロコシの粉末を入れたものをハードトルティーヤっていうんだけど、これはそいつが入ってないソフトトルティーヤ。 トルティーヤもフィリングもサルサソースも作るのにそれなりに手間がかかるんだけど、作りおき出来るのが嬉しいところだね」 士郎の熱弁に耳も貸さず、黒子は黙々とはむはむと食べ続ける。 タコスは美味しい。 トマトのジューシーさ、キャベツのフレッシュさにちょっと辛いソース、フィリングの絶妙なさじ加減は職人芸だろう。 最もそれらを作ったのはこの家の住人だが。 美味しいものを食べていると心が豊かになるというのは、まぁ確かなことだ。 衣食足りて礼節を知るともいう事だし、何時までもこの雰囲気を引きずるのは、流石に士郎に悪いだろうと思い始めたとき、黒子ははたと現実の状況に気がついた。 一つの大きなベッドに二つの枕。 そう、これはWベッド。夫婦の夜の営みの舞台。 気づいたときにはもう遅い。 黒子は顔面を真っ赤にして枕を放り投げた。照れ隠しである。 突然の奇襲に、ベッドの上でやらなくてもいい受身をとる士郎は何がなにやら分からない。 (なにか気にさわることでも俺は言ったのか?もしかしてタコスはハードトルティーヤと決めていたのか?!) 思考の混乱は無茶苦茶な仮定を呼び出し、さらなる混乱を士郎にもたらす。 「士郎さんのバカ!H!破廉恥!スケコマシ!!レディをベッドに連れ込んで、なにをするつもりですの!不純異性交遊、反対ですわ!」 残った片方の枕でポコポコと顔を真赤にしてはたく。 「うおっちょ、ちょっと待て!話せば分かる!多分!だから黒子、落ち着け!」 「落ち着いてなんていられませんわ!優しい言葉をかけて、押し倒して、今度はベッドの上でだなんて! せめてもうちょっと段階をおいてからにしてくださいまし!」 その時、である。ハウリングの音が響いた。 「ちょ、ちょっと待て黒子!」 士郎は慌てて枕を両手で奪い取り、黒子を真っ直ぐ見据える。 「第三回放送が始まる!」 ◇ 政庁に到達した美穂子の目の前にあったのは、瓦礫の山。 そして倒したはずの巨人の亡骸であった。 ならば、巨人は伊達政宗の一撃で倒されていなかったということだ。 そして自分はそんな事も知らず、巨人にトドメを刺すこともせず放置して、伊達政宗をただ見殺しにするために薬局へ連れていったと言うことだ。 美穂子は自分の行ったあまりに愚かな間違いに気がつき、頭を両手でかきむしった。 指はその勢いのまま下にずれ、爪が頬に食い込み、血がにじむ。 さらに、と美穂子は続けなくてもいい、辛いだけの考察を続ける。 巨人の死体がここにある、ということは。 自分が身勝手な願いを叶えるためだけに伊達政宗を犠牲にしたその時。 唯は自分が見逃したバーサーカーによって危機に直面していた、ということではないのか。 「うあぁぁぁ!」 さらに爪が押し下げられ、頬から血が迸る。 朱と蒼の瞳が毒々しく鈍く輝き、透明な液体がこぼれ落ちる。 血と涙が足元に落ち、しゅうしゅうと音を立てて瓦礫の一つを溶かす。 これはただの夢だ。 昼と夜の狭間で揺らぎ、現れては消える、夢だ。 夢に違いない。夢だ。夢だ夢だ夢だ夢だ夢だ、夢だ! しかしこれは紛れもない現実。それが証拠にバーサーカーの死体は半ば芸術的なオブジェとなってここにある。 ふらふらと、ふらふらと美穂子は歩を進め、バーサーカーの亡骸に近付く。 「うあぁ…」 (ザー) 心の中で雑音が響く。そのたびに、何かが失われて行く。 なにか大切な事が。分からない。それすら思い出せない。 (ザー) 夢は醒めたら消える。 ならばこの悪夢そのものの巨人など、この世から消え去ってしまえばいいのだ。 バーサーカーの巨大な顔を両手でつかむ。 「うあああああああああああああ!!」 首筋に美穂子の歯が食い込む。バリバリと音を立てて頚動脈を噛み切り空を仰ぐ。 巨人の上半身のみとなった身体から、噴水のように赤黒い液体が吹き出す。 全身を赤く染めた美穂子はなおも巨人に襲いかかり、ひたすらに貪る。 美穂子の涙と唾液と汗と血がバーサーカーの偉容を溶かし、すすり、取り込む。 どのくらいの時が経ったのだろう。そこには黒いロングドレスに身を包んだ美穂子の姿があった。 ヘタリと座り込み、力なく腕を垂らし、その瞳には光すら映らない。 周囲にはなにも存在しない。 全てが溶けて落ちて食いつくされて消えていった。 丸くくりぬかれたかのように消えて失せた瓦礫のその中心で、佇み虚空を見上げた福路美穂子の耳に 第三回放送が響いた。 ■ 空虚とは今の美穂子の様子のようなことを言うのだろう。 それでもトレーズ、ヴァン、政宗の名が死者としてあげられる度、美穂子の身体が僅かに反応はしていた。 自責の念と悔恨。 湧き上がる悲しみと苦しみは生まれてはすぐ消え、発狂は免れてはいた。 だが絶望と喪失感で心は空っぽになっていく。 今の美穂子は見た目は既に人間のそれではない。 紅と蒼の瞳はらんらんと輝き、左腕は恐るべき瘴気に包まれた巨大な獣のそれとなり、血と汗と涙は触れるものを全て溶かす。 化け物だ。 元は人を救いたい一心での悪魔との契約であったはず。 だがいつしかそれは変質して執着となり、正しきれない歪みとなった。 心身の歪みは今、ギシギシと彼女の根幹をきしませ、しかも発狂と言う逃げ道をすら自らの手で封じてしまった。 それでも彼女にはひとつの希望があった。 他のすべてを戯れに壊されたが、たった一つ残った宝物があった。 それがあればまだ自分は人間であると、その思いだけが彼女を立たせていた。 『平沢唯』 そして希望は全て失われる。 ■ その瞬間、政庁を中心として絶叫が轟いた。 ◆ 福路美穂子にとって平沢唯とはどのような人物であったのか。 結論から言うと、単なる精神安定剤であろう。 いきなり自分の大切な人間を立て続けに失った末に、一旦崩壊した精神は、なんらかの拠り所を求めていた。 藁をもすがる気持ちで手にした一葉が平沢唯だ。 その後の福路美穂子が平沢唯を第一としたのは、単にその直後に手に入れたレイニーデビルによって思考が硬直化しただけのこと。 聖杯の泥によって、己が塗り替えられ、新たな自分となった今。平沢唯を求める必要は全く無い。 思いなどというブレしかもたらさない要素を捨て去り、『純粋』な生命体への変貌を、彼女は遂げたのだ。 「そんなところだろうな」 言峰は美穂子の姿を確認しながら呟いた。 己が導いた者、教え子が巣立ちを果たす。 聖職者として、これ以上の喜びはない。 「しかし、これは少々予想外ではある」 おそらくバーサーカーは福路美穂子によって《食われた》のだ。 泥の毒性を活かして死体を溶かし、それを飲み込んだのだ。 あの黒い装束は溶かした泥で形成されたものだろう。 美穂子からバーサーカーを引き剥がすのは容易なことではない。 不純物は多少混ざるが、いっそ福路美穂子ごと放り込んでしまうのもいいだろう。 とはいえ、不確定要素が入り込むのはあまりいい事ではない。 出来ることであれば、『容れ物』として邪魔な精神を排除しておきたいところだ。 そしてわざわざ介入する必要も無く、福路美穂子の精神が漂白されていっているのは見て取れる。 「このまま放置しておくのも手ではある、か」 もとより参加者への介入は止められている。向こう側から直接監視者がやってきている以上、迂闊な手出しは控えるべきでもある。 さらに言えば自分は他にも結界の修復という仕事を与えられている。 サーヴァントの回収自体も今急いで行うことではない。まだ全てが《成った》わけでもないからだ。 「だが。教え子の成長を肌で感じるのも、また一興ではあろう」 政庁に向かうべく教会の《門》より出でて礼拝堂を抜ける。 振り向きざまに飾られた大十字架を見上げる。 「福路美穂子に祝福を」 教会の扉が開かれ、漆黒の闇を招き入れ、そして閉ざされた。 ◆ 黒子も士郎もメモを取る手に力が入り、手に汗を書くのを感じた。 決定的とも思えるが、明智光秀はまだ生きているかも知れない。 深手を負って、澪に援軍を要請したのかも知れないのだ。 逆に澪がすでに死亡している可能性もある。 そして死者リストが発表された。 黒子はがっくりと肩を落とした。 奇跡は起きなかった。 光秀は案の定というべきか、死亡してしまっていたのだ。 澪が言っていた部活仲間、平沢唯は死んでしまった。 澪が知ったら膝から落ちてしまうかもしれない。 田井中律の名前を出しただけであそこまで怯えていた彼女のことだ。 精神的打撃は計り知れないだろう。 澪の知り合いも残すところあと一人、平沢憂だけということになる。 そしてほっとするべきだろうか、澪はまだ生きている。 やはりバーサーカーとの戦いに生き抜いて、船でここから脱出したのだ。 それにしても海原という名前。 どこかで聞き覚えがあるような、無いような。 そんなふうに想いを馳せて、ふと隣を見ると士郎がやや震えているように見える。 「どうしたんですの?」 「あぁなんでもない。なんでもないんだ」 明らかに何でも無いということはない状態ではあるが、黒子はそれ以上聞かなかった。 否。聞こうとしても、その機会が無かった。 女性の絶叫が場を支配したからである。 ■ 「っ!?何だ今の悲鳴は!」 「政庁の方からですの!」 そう言って黒子は窓から政庁の方向を眺める。 放送の前の時点ではそこは瓦礫の山だったはずだが、今は中心部分が浅くすり鉢状に穿かれている。 目を凝らせばそのすり鉢の底に、人影のようなものが見えた。 士郎も黒子の頭の上から政庁の方向を見る。 どうやら周りには底にいる一人以外誰もいない。 悲鳴を上げたのは彼女なのか。 次の瞬間、士郎は部屋からダッシュで飛び出していた。 「ちょ、ちょっと士郎さん?!どうしたんですの!」 士郎はそのままダダダダっと階段を降り、玄関を飛び出す。 黒子は慌てて玄関へとテレポートした。 「一体如何なさいましたの?そこまで慌てて助けに良く必要ってあるんですの?」 「女の子が一人でいるんだぞ!それ以上の理由があるか!」 よくあんな小さい人影を見て女の子と分かったものだ。 相も変わらずの士郎の無鉄砲な行動と、意外な観察力と視力に黒子は呆れてみせた。 それでも、と黒子は思う。 あのような場所に女の子が一人でいるのはどう考えても異様だ。 しかも政庁の瓦礫がすべて消えて失せているのも異常だ。 あの人間こそが、その異変を起こした張本人と考えるのが妥当ではないのか。 黒子は士郎の前に向かい合う形で転移し両手を広げて制止した。 「あの場に独りでいると言うことは、彼女は単独行動出来る強さを持っていると言うことですわ! もし危険にあったとしても、わたくしたちが助けに行かなくても、彼女なら独りで対処出来ますの! それに向こう見ずな行動は私のために控えてくださると、士郎さんは仰ったのではないんですの?!」 士郎はすぐさま答えてみせた。 「そんな事は分かっている!でもあの叫び声を聞いただろ?! あの子は助けを求めている。今すぐにでも助けてくれと叫んでいるんだ! そんな人間を見捨てるだなんて、俺にはそんなこと出来ない!」 士郎にとって危険も異常も承知の上だった。 だが、それでも曲げられない人間性や信条、道徳というものはある。 それを曲げてしまうと言うことは、バトルロワイヤルと言う異常な状況下に屈したと言うことになる。 それが危険なことだと言うことを、かつての間桐慎二の歪みを見て、経験則として士郎は理解していた。 「…やっぱり士郎さんは甘やかしーですの」 顔を俯け、静止した両腕をおろした黒子は士郎に聞こえぬよう、そう呟いた。 士郎は誰に対してもこのように優しいのだろう。 自分があのような状況におかれていたとしても、全く変わらない態度で助けに行くのだろうか。 そう考えて頭を振る。 思いが多少なりとも届いていると思って、少し傲慢になりすぎだ。 そんな優しい士郎だからこそ惹かれたんじゃなかったのかと、黒子は自分に言い聞かせた。 うつむき心細く見える黒子の肩に手をおき、士郎は語りかける。 「大丈夫だ。危なくなったら、すぐに逃げるよ。心配かけてわりぃ、黒子」 そういってサムズアップをして庭に置いてある自転車に駆け寄る。 乗ってきたママチャリではなく、この家に元から置いてあったMTBである。 やたらとサドルが低いが立ちこぎする分には問題ない。 厄介な鍵もかかってなく、チェーンは打刀の一閃であっけなく破壊された。 やおらMTBにまたがり立ちこぎで疾走して門を出る。 黒子もママチャリに乗ってあとを追う。 二人で居れば自分の不安も士郎の危険も分かち合える。そう思って。 ◇ トレーズ・クシュリナーダ。 ゼクスのかつての盟友、いや袂を分かった今をもっても親友と言い切れる。 陣営は違えども求める理想は同じ。まさに同志ともいえる。 そんな人間の、死。 ゲームはいまだ混沌として終局は見えない。 それを打破すべき一手はいまだ盤上に打たれてはいなかった。 ゼクスはその一手をトレーズに期待していた事に、今ようやく気がついた。 一方通行が指摘してみせたゼクス自身の先見性のなさも、トレーズに無自覚の依存をしていた為であるかもしれない。 混迷のゲームに終局をもたらせる盟友は舞台を去った。 ならば自分が打って見せようではないか。 チェス盤をひっくり返す、一手を。 幸いにも傍らには、いささか問題はあるが、希望を託すに足る"キング"が居る。 リーダーとしての台頭を期待した伊達政宗も去った今、彼女こそが自分の切り札だ。 そう思い、黙祷を捧げているユフィを見る。 「如何した」 「人が死ぬのは悲痛なことです。それがこのような馬鹿げたものによってならば尚更に」 (優しい人だ) ゼクスは素直にそう思う。 やはり彼女には綺麗なものだけを見せてやりたい。 修羅道ならば自分が歩こう。血河ならば自分が渡ろう。 彼女を守り、呪いから彼女を解放し、そして彼女を旗頭として主催者に対して立ち上がるためにも。 まずはこの場を乗り越えねばなかろう。 未だ衛宮士郎と白井黒子は政庁付近に陣取っている。 彼らがいる間は表に出ることはユフィのためにも彼らのためにも避けたい。 しかしどんな目的であろうと、もはや瓦礫しか無い政庁跡に用は無いはず。 ならば放送を確認する、そのためだけに留まっている可能性は高い。 で、あるならばあと数分の我慢だ。 ゼクスのそんな目論見は一つの絶叫によって破られることになる。 ■ 「女性の悲鳴?」 「悲鳴と言うより絶叫だな、これは」 「―日本人かもしれません」 やおらユフィは車庫の出口へと走り抜けようとするが、ゼクスはその腕を取って制止した。 見れば目が赤く染まっている。 「落ち着いてくれ。今外に出ても、何らかの脅威が待ち受けているかもしれない。 いや、なにも出て行かないと決めたわけではない。下調べをしてからでも遅くはない、と言っているのだ」 矢継ぎ早になだめすかせる。そうでもなければこの状態のユフィを止めることは出来ないだろう。 ユフィの腕を掴みながら器用にディバックからラジコンヘリを取り出してみせる。 そこでようやくユフィの動きが止まった。 「私、なにを」 きょとんとするユフィの瞳は元の色に戻っていた。 「これからこのラジコンへリで政庁周辺を探る。なにやら異変が起こったらしい」 スッとヘリが飛び上がりきわめて順調にヘリは政庁中心上空に達した。 眼下にはすり鉢上に広がる大地が見えた。 あのような地形は先ほど偵察した時には感知できなかった。 ならば車庫に戻って放送を聴き終えた、あの短い時間であのような異様を為したというのか。 そしてその異変をもたらしたと思しき人物が中心地点に佇んでいた。 驚くべきことに、と言うべきか。 それは女性だった。 ただパースを間違えたかのように巨大で真っ黒な獣毛に包まれた左腕が、ゼクスを不安にさせた。 まさに異形である。 まだ少女といて差し支えないほどだが、あれほどの異常を、あれほどの短時間でやってのける人物だ。 接触は避けるべきだろう。 ふと、自分たちの行動を縛っていた士郎達の行方が気になり、彼らが向かった先を探る。 すると士郎達が政庁跡へと向かっているのではないか! 「っ!全く正義感の塊だな、彼は」 士郎達の姿がモニターに映ったその時である。 ユフィは車庫の出口に向かって走り出していた。 後ろからモニターを覗き込まれていたことに、ゼクスは気がつかなかった。 いわんや、ユフィが駆け出そうとしていることにも。 モニターに映った彼も彼女も、日本人然とした姿形であったことにも。 リモコン操縦の恐ろしい所はこれである。 主観と操縦者が離れた所にある為、意識が実機に行ってしまい、操縦者の周囲での異常に反応が遅れてしまうのだ。 それは世界有数のパイロットであるゼクスにとっても同じだった。 それでも瞬発的にユフィの行動に反応してみせたのは流石と言うべきである。 だが一手遅かった。 駆け去るユフィの腕を掴もうととっさに手を伸ばすが僅かな差で取り逃がす。 ゼクスが再び顔を上げたとき、ユフィは車庫から飛び出してしまった後だった。 手元に残ったのはリモコンのみ。 ここでリモコンから手を離し、ヘリの操縦をやめればユフィを取り押さえることはまだ可能だ。 だが引き換えにヘリは墜落するだろう。それは確実な偵察手段を一つ失うということだ。 しかし守ると決めたユフィを失うかもしれない可能性と天秤にかけたら、ヘリなどは問題ではなかった。 ゼクスはリモコンを放り捨て、彼もまた車庫を飛び出した。 深き暗闇の世界へと。 【D-5/政庁跡地/一日目/夜】 【福路美穂子@咲-Saki-】 [状態]:前向きな狂気、恐怖心・悲しみ・苦しみの欠如、すべてに絶望、常時開眼、アンリ・マユと契約、黒化(精神汚染:大) [服装]:黒いロングドレス(備考参照) [装備]:レイニーデビル(左腕)、聖杯の泥@Fate/stay night [道具]:支給品一式*2、六爪、伊達政宗の首輪、伊達政宗の眼帯、包帯×5巻、999万ペリカ [思考] 基本:???(衝動に対する抵抗は希薄) 0:誰か…助けて… [備考] 登場時期は最終回の合宿の後。 ※ライダーの名前は知りません。 ※トレーズがゼロの仮面を持っている事は知っていますが、ゼロの存在とその放送については知りません ※名簿のカタカナ表記名前のみ記載または不可解な名前の参加者を警戒しています ※浅上藤乃・織田信長の外見情報を得ました ※死者蘇生はレイニーデビルやアンリ・マユを用いた物だと考えています。 ※アンリマユと契約、黒化しました。 ※アンリマユとレイニーデビルの両方が体から離れた場合、死に至ります。 ※バーサーカーと政庁の瓦礫、竹井久とヴァンを体内に飲み込みました。 【聖杯の泥@Fate/stay night】 触れたもの全てを瞬時に溶かす瘴気の塊。 現在福路美穂子の体液全てがこれに切り替えられている。 通常ならばこれによって美穂子が融解することはない。 黒いロングドレスは、これを瘴気によってコーティングして形成した、まさに血と汗と涙の結晶。 任意で瘴気を解いてドレスに触れたものを溶かす事も可能。 【レイニーデビル@化物語】 魂と引き替えに三つの願いを叶える低級悪魔。 福路美穂子の願い 表1:平沢唯を守る 裏1:主催者を殺す 表2:悲しみや苦しみを取り払う 裏2:悲しみや苦しみをもたらす存在の排除 ※裏2の対象者については後の書き手にお任せします。 【D-5/政庁周辺/一日目/夜】 【衛宮士郎@Fate/stay night】 [状態]: 健康、魔力消費(中)、額に軽い怪我(処置済み) [服装]: 穂村原学園制服 [装備]: カリバーン@Fate/stay night、片岡優希のマウンテンバイク@咲-Saki- 日本刀(打刀)@現実、日本刀(打刀)@投影(消滅間近) [道具]: 基本支給品一式、特上寿司×20人前@現実、 基本支給品外の薬数種類@現地調達 、ペリカード(残金5100万) [思考] 基本:主催者へ反抗する。黒子と共に生きてこの世界から出る。 0:政庁跡に居る少女を助ける。危険であれば逃げるが、ギリギリまで踏みとどまりたい。 1:秋山澪と合流する。 2:秋山らと合流後、象の像へ向かいグラハム、天江衣、ゼクスと合流する。秋山との合流を優先する。 3:首輪の情報を技術者へ伝え、解除の方法を探す。 4:黒子を守る。しかし黒子が誰かを殺すなら全力で止める 5:女の子を戦わせない。出来るだけ自分で何とかする 6:黒い魔術師(荒耶宗蓮)への警戒心 7:一方通行、ライダーを警戒 8:そう言えば他のマスター達はどうなっているんだろうか? 10:知らず知らず黒子の事が気になっている事に気付く。 [備考] ※参戦時期は第12話『空を裂く』の直後です ※Eカード、鉄骨渡りのルールを知りました ※エスポワール会議に参加しました ※帝愛の裏には、黒幕として魔法の売り手がいるのではないかと考えています。 そして、黒幕には何か殺し合いを開きたい理由があったのではとも思っています。 ※衛宮士郎の【解析魔術】により、首輪の詳細情報(魔術的見地)を入手しました。 上記単体の情報では首輪の解除は不可能です。 ※ゼクスの手紙を読みました。 ※ユーフェミアの外見的特長を把握しました。 ※原村和が主催者に協力している可能性を知りました。 ※『黒子の仮説』を聞きました。 ※『ペリカの投影』には『通常の投影』より多大な魔力を消費します。よって『ペリカの投影』は今後は控える方向性です。 ※白井黒子の能力について把握しました。 ※自身の歪みについて気が付きました。 ※「剣」属性に特化した投影魔術を使用可能。 今後、投影した武器の本来の持ち主の技を模倣できるようになりました。 ※投影魔術で「約束された勝利の剣」の投影に成功(真名開放可能かは不明。仮に出来たとして膨大な魔力が必要) 【白井黒子@とある魔術の禁書目録】 [状態]:健康、 [服装]:常盤台中学校制服、両手に包帯 [装備]:スタンガン付き警棒@とある魔術の禁書目録、衛宮邸の自転車(二号) [道具]:基本支給品一式、ペーパーナイフ×6@現実 [思考] 基本:士郎さんと共に生きてこの世界から出る。 0:士郎さんは本当に… 1:士郎さんと秋山澪の所まで向かい、合流する。 2:士郎さんが解析した首輪の情報を技術者へ伝え、解除の方法を探す 3:お姉さまを生き返らせるチャンスがあるなら……? 4:士郎さんが勝手に行ってしまわないようにする 5:士郎さんが心配、意識している事を自覚 6:士郎さんはすぐに人を甘やかす 7:一方通行、ライダー、言峰綺礼を警戒 8:少しは士郎さんを頼る 9:イリヤって士郎さんとどういった関係なのでしょう? [備考] ※本編14話『最強VS最弱』以降の参加です ※空間転移の制限 ・距離に反比例して精度にブレが出るようです。 ・ちなみに白井黒子の限界値は飛距離が最大81.5M、質量が130.7kg。 ・その他制限については不明。 ※Eカード、鉄骨渡りのルールを知りました。 ※エスポワール会議に参加しました。 ※美琴の死を受け止めはじめています。 ※帝愛の裏には、黒幕として魔法の売り手がいるのではないかと考えています。 そして、黒幕には何か殺し合いを開きたい理由があったのではとも思っています。 ※衛宮士郎の【解析魔術】により、首輪の詳細情報(魔術的見地)を入手しました。 上記単体の情報では首輪の解除は不可能です。 ※ユーフェミアの外見的特長を把握しました。 ※原村和が主催者に協力している可能性を知りました。 ※バトルロワイアルの目的について仮説を立てました。 ※衛宮士郎の能力について把握しました。 【D-5中央 車庫出口/一日目/夜】 【ゼクス・マーキス@新機動戦記ガンダムW】 [状態]:健康、真・新たな決意 [服装]:軍服 [装備]:H K MARK23 ソーコムピストル(自動拳銃/弾数12/12発/予備12x1発)@現実、ラブ・デラックス@ガン×ソード [道具]:基本支給品一式 、ペリカの札束 、3499万ペリカ、おもちゃの双眼鏡@現地調達 真田幸村の槍×2、H K MP5K(SMG/40/40発/予備40x3発)@現実 その他デパートで得た使えそうな物@現地調達、ピザ×10@現実 Draganflyer X6(残りバッテリー・10分ほど)@現実、Draganflyer X6の予備バッテリー×4@現実、利根川幸雄の首輪 [思考] 基本:ユーフェミアを対主催のリーダーとする。 0:ユーフェミアを追う 1:ユーフェミアの洗脳を解く方法を探す。 日本人以外との接触が望ましいが…… 2:【宇宙開発局 タワー】に向かうかを検討中。 3:ユーフェミアと『枢木スザク』と会わせる。スザクならユーフェミアの洗脳を解けられる? 4:衛宮士郎が解析した首輪の情報を技術者、またはガンダム・パイロットへ伝える。 5:新たな協力者を探す。どんな相手でも(襲ってこないのなら)あえてこちらの情報開示を行う。 6:第三回放送の前後に『E-3 象の像』にて、一度信頼出来る人間同士で集まる。 ただ現時点では向かう気はない。 7:衛宮士郎、白井黒子との接触は避けたい。接触する場合はユーフェミアを遠ざける。 7:集団の上に立つのに相応しい人物を探す。 8:【敵のアジト】へ向かった2人組が気になる。 9:『ギアス』とは……? [備考] ※学園都市、および能力者について情報を得ました。 ※MSが支給されている可能性を考えています。 ※主催者が飛行船を飛ばしていることを知りました。 ※知り合いに関する情報を政宗、神原、プリシラと交換済み。 ※悪人が集まる可能性も承知の上で情報開示を続けるようです。 ※サーシェスには特に深い関心をしめしていません(リリーナの死で平静を保とうと集中していたため)。 ※ライダーと黒服の少女(藤乃)をゲーム乗った特殊な能力者で、なおかつ手を組んでいると推測しています。 ※ギャンブル船で会議が開かれ、参加者を探索していることを知りました。 ※グラハムから以下の考察を聞きました。 ・帝愛の裏には、黒幕として魔法の売り手がいる。そして、黒幕には何か殺し合いを開きたい理由があった。 ※衛宮士郎の【解析魔術】により、首輪の詳細情報(魔術的見地)を入手しました。 上記単体の情報では首輪の解除は不可能です。 ※ユーフェミアと情報交換をしましたが、船組のことは伝えていません。 ※ユーフェミアは魔術・超能力その他の手段で思考を歪められてる可能性に思い当たりました。 ※海原光貴(加治木ゆみ)、荒耶宗蓮(蒼崎橙子)の容姿は確認できていません。 ※アーニャの最期の言葉を聴き、『ギアス』の単語を知りました。 ※Draganflyer X6のリモコンを放り捨てました。現在Draganflyer X6は操作されていません。 【D-5中央 車庫の外/一日目/夜】 【ユーフェミア・リ・ブリタニア@コードギアス 反逆のルルーシュR2】 [状態]:ギアス発動中、健康 自身への疑念 [服装]:さわ子のスーツ@けいおん! [装備]: [道具]:基本支給品×4、豪華なドレス、アゾット剣@Fate/stay night、神原のブルマ@化物語、 ティーセット@けいおん!、特上寿司×20@現実 、空のワインボトル×4@現実、ピザ×10@現実 ルイスの薬剤@機動戦士ガンダムOO、 シャトー・シュヴァル・ブラン 1947 (1500ml)×26@現実 紬のキーボード@けいおん! ペリカード(3000万ペリカ)@その他、3449万ペリカ@その他、シグザウアーP226(16/15+1/予備弾倉×3)@現実 レイのレシーバー@ガン×ソード、脇差@現実、即席の槍(モップの柄にガムテープで包丁を取りつけた物) [思考] 基本:他の参加者と力を合わせ、この悪夢から脱出する。自分にできる事をする 特殊:日本人らしき人間を発見し、日本人である確証が取れた場合、その相手を殺害する 0:政庁跡に向かっている彼(衛宮士郎)を殺す 1:通信施設を探し、偽ゼロの存在を全参加者に知らせる 2:【宇宙開発局 タワー】に向かうかを検討中。 3:殺し合いには絶対に乗らない 4: ゼクスさんは兄様っぽい 5:方法があるなら、盗聴されていた内容を確かめる [備考] ※一期22話「血染めのユフィ」の虐殺開始前から参戦。 ※ギアス『日本人を殺せ』継続中。特殊条件を満たした場合、ユフィ自身の価値観・記憶をねじ曲げ発動する。 現在は弱体化しているため、ある程度の意識レベルで抵抗すれば解除可能。 今後も発動中に他の発動しているギアスと接近すれば弱体化、あるいは相殺されます。時間経過により回復。 会場において外部で掛けられたギアスの厳密な効果・持続期間に影響が出ているかは不明。 ※ギアスの作用により、ヒイロのことは忘れています。 ※ゼクスと情報交換をしましたが、船組のことは伝えられていません。 ※ギアス発動時の記憶の欠落を認識しました。発動時の記憶、ギアスそのものには気付いていません。 ※アーニャの最期の言葉を聴き、『ギアス』の単語を知りました。 【C-5南部/一日目/夜】 【言峰綺礼@Fate stay/night】 [状態]:健康 [服装]:神父服、外套 [装備]:??? [道具]:??? [思考] 基本:??? 0:福路美穂子と接触する 1:サーヴァントの死体(魂)を回収する。 2:荒耶宗蓮に陰ながら協力する。 3:この立場でバトルロワイアルを楽しむ。 4:結界の修復を手伝う。ただし1を優先する。 時系列順で読む Back とある傭兵の超連射砲<ガトリングガン> Next 会合、魔人二人 投下順で読む Back とある傭兵の超連射砲<ガトリングガン> Next 会合、魔人二人 216 巡り合いは残酷すぎて 福路美穂子 243 開け、細き一条の血路(前編) 227 それぞれの願い ユーフェミア・リ・ブリタニア 243 開け、細き一条の血路(前編) 227 それぞれの願い ゼクス・マーキス 243 開け、細き一条の血路(前編) 227 それぞれの願い 衛宮士郎 243 開け、細き一条の血路(前編) 227 それぞれの願い 白井黒子 243 開け、細き一条の血路(前編) 229 第三回定時放送~世界の外から眺めたるもの~ 言峰綺礼 243 開け、細き一条の血路(前編)
https://w.atwiki.jp/tmnanoha/pages/107.html
第4話「魔槍Ⅰ」 ――三日目 AM4 00―― ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ。 手足に力が入らない。 ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ。 視界が霞む。 ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ。 耳鳴りは止むことがなく。 ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ。 頭が今にも割れそうだった。 もう数年は人が通っていないであろう裏路地。 男はここで、一人死に掛けている。 頭から被ったローブは薄汚れ、その下の衣服は傷だらけ。 まるで何日も絶え間なく這いずり回ったかのよう。 そんな見てくれなど気にする余裕もないのか、男は空を仰ぎ、無心に呼吸を繰り返している。 東の空が不気味に明らみ始める。 廃墟の街を焼き尽くさんばかりに、白い光が染み込んでくる。 男はビルの上に立つ影を、呆と見ていた。 何と形容すれば良いのだろうか。 ヒトの形をした、それ以外の何か。 狂気と殺意を泥人形のように固めれば、或いはあんなものが生まれるかもしれない。 それほどまでに禍々しい影。 髪が逆巻き、眼球は焦点を結んでいない。 口を動かせば、聞こえるのは意味の無い唸り。 ――狂っている。 男はずっと前から直感していた。 いずれ自分はこの狂人に殺される。 傷ついた身体を動かす。 壁伝いに、歩行と表現するのもおこがましいたどたどしさで、少しずつ動いていく。 このままでは生命を吸い尽くされてしまう。 干からびて朽ち果てるまで、解放されることはないだろう。 唯一の救いは、ヤツが自分を直接手に掛けることがないということだけだ。 『俺を殺すな』と告げた命令は、確かにヤツを縛っている。 しかしそれも一時の延命に過ぎない。 武器はとっくに奪われた。 抵抗する術など持ちえていない。 だからもっと――が必要だ。 もっと――があれば、ヤツも多少は満足するだろう。 ずり、ずり、と壁を擦りながら、進む。 ――を与えろ。 ――を探せ。 ――を食わせろ。 ――を ――を ――を ――ニンゲン――を。 男の爪が建造物の壁を削る。 右腕に刻まれた二画の刻印が、赤黒く瞬いていた。 ――三日目 AM8 55―― 『皆さん、配置に着きましたかー』 小さな軍曹の呼びかけがモニタ越しに響き渡る。 昨日の打ち合わせ通りに、新人達は廃棄都市区画の各所に待機していた。 班構成はツーマンセル。 スターズのスバルとティアナが第一班、ライトニングのエリオとキャロが第二班。 実戦におけるコンビネーションを想定した組み合わせだ。 「第一班、ティアナ=ランスター、準備できました」 ティアナは手にしていたクロスミラージュを収め、モニタに向き直った。 モニタの中のリインフォースは軽く頷いて、ティアナの後ろへ視線を向ける。 『スバルは準備いいですか?』 「はいっ、オーケーです!」 足回りの柔軟を繰り返しながら返答するスバル。 いつも準備運動を欠かさないが、今日はいつになく入念だ。 それだけ普段より気合が入っているということだろうか。 ティアナは青く澄んだ空を見上げた。 雲一つない背景に、無機質な廃ビルが建ち並んでいる。 しばらくそうしていると、騙し絵を見せられているような感覚に陥ってしまう。 青空とビルがあまりにも不釣合いで、ビルの輪郭が浮いて見えるのだ。 広大な空に崩れかけの建造物。 まるで不出来な合成写真のようだ。 あるいは青いパネルの前に置かれたミニチュアセット。 いや、それとも―― 『演習開始は五分後、きっかり九時からです。ルールは昨日説明した通りですよ』 リインが訓練の説明を開始する。 ティアナは思考を切り替えて、昨日受けていた事前説明の内容を反芻した。 前もって与えられた情報は演習エリアの地形データと、自分の班のスタート座標だけだ。 エリオとキャロの配置は、スバルとティアナには伝えられていない。 演習エリアはこの廃棄都市区画内の8km四方。 敵役を務める副隊長達の追撃から逃れ、エリアから脱出することが目的となる。 つまりは撤退演習だ。 戦場において最大の被害を出すのは、戦局が決して撤退するとき。 背を向けたところへ容赦のない攻撃が飛んでくるタイミングだ。 防御や味方への援護すら難しく、応戦すれば足を止めざるを得ない。 即ち全てが不利に働く戦況。 第二班の位置を教えられていないのも、部隊が分断された状況を想定しているからだ。 ティアナも知識としては理解しているが、幸か不幸かそんな窮地を体験したことはなかった。 だからこそ、この演習に手を抜くことはできないと考えていた。 練習は本番のように、本番は練習のように。 今日の経験はいつか必ず役に立つ筈だ。 しかし実戦ではなく演習であるため、幾つかの制限が設けられている。 一番大きな制限はタイムリミットの存在だろう。 開始からきっかり一時間。それが与えられた時間的猶予。 その間に脱出できなかった場合は問答無用で演習失敗となる。 敵役との交戦は自由だが、なるべく避けるべきだとティアナは考えていた。 そもそも副隊長二人と正面から戦って勝てるとは思えないのだが。 『そろそろ開始時間ですね……みんな、頑張って下さいね』 「はいっ!」 昨日、演習の概要を通達されてすぐに、ティアナはすぐに作戦を考え始めていた。 自分達の開始位置は、ビルの合間を縫うハイウェイ跡。 南北どちら向きに辿ってもエリア外まで一直線だ。 しかし余りにも見晴らしが良過ぎ、隠れる場所が殆どない。 こんなあからさまなルートなど、確実にマークされているに決まっている。 追っ手を戦って退けようなんてしたら、十中八九返り討ちにされて捕まってしまう。 ならば自ずと選択肢は決まってくる。 遮蔽物がそれなりに多く、尚且つ距離の短いルートを全力で駆け抜ける。 シンプルだが、下手に複雑な作戦を立てて失敗するよりはずっといい。 ティアナは横目で、ぐっと伸びをしている相方を見た。 「スバル。上手くやれるかはあんた次第なんだから、失敗しないでよ」 「大丈夫だって。今日はかなり調子良いから」 今回の演習とスバルのウィングロードは相性抜群だ。 なにせスバルの思うままに逃走経路を創り出せるのだから。 ティアナは大きく息を吸い込んで、ゆっくり吐き出した。 大丈夫、作戦通りにやればクリアできる。 シミュレーションも重ねたんだから。 何度もそう自分に言い聞かせる。 ……唯一未知数なのは、衛宮士郎の存在だった。 まだ出会ってから一日か二日。 どんなスキルを持っていて、どんな魔法を使えるのかすら、まだ知らない。 あの黒い剣を出現させたのは転送系の魔法だろうか。 剣そのものはデバイスではないとヴィータ副隊長も言っていた。 昨日のうちに暇を見つけて訊ねておけば良かったと、今更ながらに後悔する。 どんな魔法を使うんですか? その一言で充分だったのに。 一応仲間なのだから、渋って教えてくれない、なんてことはないだろう。 ――ああ、また思考が脇道に。 気持ちを切り替えないと。 ティアナはパンと両頬を叩いた。 「……よし、行くよ、スバル!」 「うん!」 カウントダウンがゼロを刻む。 二人は朽ちた道路を蹴って駆け出した。 ――三日目 AM9 00―― 撤退演習が始まった。 舞台は廃棄都市区画の一画を区切った急ごしらえの演習場。 ルールは単純。逃げるか、捕まえるか。 要は派手な鬼ごっこだ。 ヴィータは相変わらずのむすっとした表情で、刻々と移り変わるタイム表示を睨んでいる。 最初の3分間、追っ手役は初期位置から動くことができない決まりになっている。 この演習を企画した側である以上、新人達の開始地点を完全に把握しているからだ。 移動する猶予がなければ演習にならず終わってしまう。 「やっと1分……長いな」 ヴィータは小さな声で呟いた。 ヴィータ達の待機場所は大きなビルのエントランス前だった。 他のビルに遮られて数十メートル向こうも視認できない。 とんとん、と靴底でコンクリートの道を叩く。 赤いバリアジャケットに身を包み、グラーフアイゼンを担いだ姿はまさに臨戦態勢。 3分が経てば即座に飛び出していきそうな雰囲気だ。 だが、出動が待ち遠しいというのとは、少しばかり様子が違うようだった。 ヴィータはエントランス前で待機するもう一人の人間に向き直った。 「おいエミヤシロウ。お前も新入りなんだからな。ヘマしたらあいつ等と同じように怒るぞ」 「ああ、分かってる」 脅すようなヴィータの言葉に、衛宮士郎は至って真面目に返答した。 その格好は、ヴィータのそれとは見事に正反対だ。 着衣は明らかに普段着で、簡単な武装の一つも手にしていない。 待機モードのデバイスを携行している様子すら無かった。 まるで、うっかり危ないところへ迷い込んだ一般市民のようだった。 つまみ出したほうが良いかもしれない、なんてことまで思えてしまう。 ヴィータは周囲に聞こえるような溜息を吐いた。 心底、不可解だ。 どうしてこんな男が機動六課に加わっているのだろうか。 「なのは……何隠し事してんだよ」 ミッドチルダで何かが起ころうとしている気配がする。 先日の任務も、エミヤシロウの存在もそうだ。 自分が知らないところで、刻一刻と事態は動いているのではないか。 そんな気さえしてくる。 ふとタイム表示に視線を移す。 残り十秒ほどで追っ手側もスタートだ。 出発を促そうと、ヴィータは衛宮士郎に向き直った。 次の瞬間、けたたましい警報が鳴り響いた。 「なっ!?」 咄嗟に視線を巡らせる衛宮士郎。 ヴィータは反射的にリインフォースⅡとの通信を開いていた。 『大変ですっ! 演習場外部から侵入者が!』 「何だって……人数は! 目的は!?」 勢いに任せて問いかける。 警報は依然として鳴り止む気配がない。 耳障りな機械音に鼓膜がどうにかなってしまいそうだ。 『演習場周辺のセンサが、外側から内側へ侵入する反応2つを確認しました! 両方とも陸上を移動していて、片方は時速数百キロなんてスピードだったみたいです!』 「ヴィークルか何かに乗ってるのか……? こんなときにっ!」 小さく毒づいて、ヴィータは歯噛みした。 ここにいるのは新人達4人と追っ手約3人だけだ。 隊長達は別件でおらず、ロングアーチは演習場の外からモニタリングしている。 もし悪意ある侵入者だとしたら、現状は決して望ましいものではない。 バラバラに逃げ出した新人達を早くどうにかしなければ。 ヴィータは今後の対応を一気に組み上げる。 緊急通信で演習の中断を通告。 現在位置を教えさせ、副隊長が合流までその場で待機。 一秒の遅れが命取りだ。 視線だけ動かして、衛宮士郎を見る。 慌てたりパニックを起こしたりしている様子は無い。 状況が分かればすぐにでも対応できる面構えだ。 「リイン、新人達に通達頼む! 演習はすぐに中……」 ザ、とノイズが走る。 音声と映像が急激に乱れ、リインの顔が判別できなくなる。 よりにもよってこんなときにトラブルが発生してしまうとは―― 「――いや……通信妨害……?」 把握していた現状を、より悪いものへ書き換える。 報告された速度から考えて、速い方の侵入者は最悪1分程度で新人達と遭遇しかねない。 通信の復旧を待っている猶予はないだろう。 「あたしは空から探す! 陸は頼んだ!」 「分かった!」 衛宮士郎に振り返ることもせず、ヴィータは地を蹴った。 赤いドレスの騎士は、一陣の風となり空へ駆け登っていった。 ――三日目 AM9 10―― 不意に地面が揺れた。 「――え?」 最初に気が付いたのはティアナだった。 走るのを止めて、辺りを見渡す。 地震とは違う奇妙な振動。 風に混ざって、ゴゴゴ、という不気味な音が聞こえてくる。 「ティアナ、どうしたの?」 「シッ! 静かにして」 相方が立ち止まったことに気が付いたのか、スバルもブレーキを掛けた。 デバイスを使って移動していたために振動には気が付かなかったのだろう。 そもそも揺れ自体はそう大きくなかったのだ。 ティアナが感じたのは、鳴り響く音の奇妙さだった。 最初に大きな音が聞こえ、暫くそれが継続したかと思えば、あっさりと聞こえなくなっていた。 ここからでは、建ち並ぶビルに阻まれて視界は良くない。 二人は開始地点のハイウェイ跡を降りて、通常の道路を走っていた。 追っ手側に見つかりにくいようにとの判断だったが、こういう場合はマイナスだ。 しかも上空から隠れることを考えて、あえて高架下を選んでいる。 周囲の様子を把握するという点においては失敗だったかもしれない。 「ひょっとして、キャロとエリオ、見つかっちゃったのかな……」 心配そうにスバルが呟く。 もしそうだったとしても助けに行く余裕はない。 わざわざ発見されに向かうようなものだ。 「……行こう」 相方に促すティアナ。 急がないと追いつかれてしまう。 スバルもそれを理解しているようで、こくりと頷いて同意する。 前に向き直り、再び走り出そうとしたその矢先。 「待てっ!」 背後から男の声が飛んでくる。 思考は一瞬。 二人はすぐに現状を理解した。 「ティア、背中乗って!」 「うん!」 振り向くこともせず、ティアナはスバルの背中に飛び乗った。 ヴィータより先にエミヤシロウに見つかったことは予想外だった。 けれど予定通りに動くだけ。 今回は二人一緒に逃げ切ることが先決だ。 ティアナがしっかりと掴まったことを確認して、マッハキャリバーを駆動させる。 加速にそう時間は掛からない。 わずかな間に、二人乗りで可能な速度にまでたどり着く。 ティアナは後ろ向きに引っ張られる感覚に抵抗するように、スバルの身体をぎゅっと掴んだ。 砂煙を上げ、所々にある瓦礫を避けながら、無人の道路を疾走する。 流れる空気が髪を巻き上げ、肌に風圧を感じさせる。 速度は既に時速50kmに近付こうとしていた。 何かしらの乗り物に乗れば容易く出せる速度だが、生身に近い状態で体験すると凄まじい高速に感じる。 ティアナは息を呑んだ。 スバルはいつもこんな風に走っているのかという気持ちと、これなら上手くいくという手ごたえを同時に覚えていた。 振り落とされないように気をつけながら、後方に視線を送る。 遥か向こうにエミヤシロウの姿がある。 ティアナはそう信じて疑わなかった。 だからこそ、言葉を失った。 「え、嘘っ」 距離が開いていない。 エミヤシロウの姿は依然として十数メートル後方にあった。 生身の疾走で、デバイスを用いた移動に追いすがっているのだ。 いや、それどころか、徐々に間を詰めつつあった。 前傾姿勢で腕を振り抜き、幅広のストライドで道路を蹴って、風のように走っている。 「スバル! 追いつかれそう!」 「えええぇぇぇ!?」 驚くのも無理はない。 マッハキャリバーが出しているこの速度は、人間が生身で実現できるレベルではないのだ。 四脚走行の獣であれば或いは叩き出せるであろうスピード。 その領域を、あの男は二本の脚で駆け抜けていた。 「待てっ、止まれ!」 エミヤシロウが声を張り上げる。 だが、その言葉が聞き入れられる状況ではない。 ティアナはクロスミラージュを右手に取り、左手でスバルの肩を強く掴んだ。 「止まれって……」 素早く上体を捻る。 「……言われてもっ!」 大まかな狙いだけ付けて魔力弾を三連射する。 殺傷力は持たせてはいないが、当たれば充分な足止めになるはずだ。 魔力弾が凄まじい相対速度でエミヤシロウに迫る。 着弾に要する時は僅か一瞬。 その僅かの間に、エミヤシロウは短い言葉を紡ぎ上げていた。 右手の指が何かを握るような形に曲げられる。 ティアナは思わず目を見開いた。 光を放つ魔力が格子状に編み上げられ、瞬時に黒い片刃の剣を具現する。 それは紛れもなく、つい先日目の当たりにしたエミヤシロウの武装であった。 エミヤシロウが軽く身を屈める。 先頭を飛ぶ魔力弾がこめかみを掠めた。 残るは二発。 具現した剣を握る手に力が篭る。 直後、黒剣は初めから手中に収まっていたかのような自然さで、二つの魔力弾を切り捨てた。 まさか、とティアナは言葉を呑む。 あの剣がデバイスでないのなら、転送魔法で取り寄せているのだと思っていた。 しかし予想は大ハズレ。 この男はデバイスの補助すら受けず、ただ魔力のみで武装を物質化させていたのだ。 「スバル!」 「オッケー!」 マッハキャリバーの車輪を唸らせ、急停止。 同時に身体を反転させ、脚を突っ張って速度を殺す。 削れた舗装材が砂埃のように舞い上がる。 ティアナはスバルの背から飛び降りて、その隣に並び立った。 各々のデバイスを構え、臨戦態勢で追っ手と対峙する。 ただ走っているだけでは逃げ切れないと判断し、作戦を切り替えた。 副隊長がいないのなら数の上では2対1だ。 個人では実力差があったとしても、数の有利があれば突破できるかもしれない。 ところが。 「――ストップ。演習は中止だ」 からん、と黒い剣が路上に投げられる。 戦うつもりはないという明らかな意思表示。 スバルとティアナは顔を見合わせた。 演習が中止? どうして? 二人の顔には同じ疑問が浮かんでいた。 「あ、あの」 スバルが一歩前に出る。 「演習が中止って、どうして――」 そのとき、何の前触れも無く、視界を赤く鋭い光が横切った―― 前 目次 次