約 1,243 件
https://w.atwiki.jp/tosyoshitsu/pages/274.html
ごりごりと愛らしい顔の瞳に亀裂が走る。たっぷりとした瑞々しい唇の肉感、長いまつげ、天然に整った、少し濃い、ゆるやかにつりあがった両の眉。首から肢体をきゅぽんと覆う、ふれずともわかりそうな柔肌は艶やかで白。胸元は腰部は太股は、ぐりんと内側から筋肉が形を引き締めていることが瞭然なはじける形状。剥いた歯からは透明がきらめき、牙が獰猛に、笑うようにも、威嚇しているようにも見えている。 大きくコケティッシュなどんぐりまなこがぎらぎら。ぷりんとしたやわらかそうな、そのせいで少しあつぼったくも見える唇が、ぎろり。くるくるとまるでその目の周りに映える炎のように、まつげが美しく吼え猛り、それでいて、首筋はほどよくまろやか。その曲線が崩れることなく体を包み、うっすらとも筋肉の稜線は見えず、けれども肌身は厚すぎず、健康的なバランスを抜群にたもっている。 何よりも、その、髪。 きゃらきゃらとあちこちに跳ね回る癖っ毛が赤く、まるきり炎を従えているようで、肩から背中の上の部分あたりを粗く覆ったその色彩に、まとったモスグリーンの軍用ジャケットがこんな彼女に似つかわしいほど猛々しい。 ぷわり、ぷわり、足跡は素足。やわらかな足裏が音をひょうとも立てず、薄く半目に悠然不敵と笑いながら歩いていくその威風たるや、炎の滑らかさを具現化した剣の如きで、それが、ただ一振り無造作に来るのではなく、四肢、髪、いやさあらゆるおうとつそのものが、そのような刃のぬらぬらと生えたような異形の刀身、否、もはや刀剣の領域を通り越し、一個の強固で魁偉な存在のように、見せていた。 腰に手を当てて歩くその姿態が危険である。隙だらけのように見えるはずなのに、火を噴いているかの如く近寄りがたい。獣の瞳孔が常ならざるものの威圧感をかもし出し、遊んでいるように、そして実際そうなのだろう、辺りを面白げに見回している、そのまなざしすらもが、かちゃかちゃと刀剣のこすれる火花のようで、切っ先をいつ向けられるものか、見るものを落ち着かなくさせる。 爪に美しいキューティクル。滑らかに鋭く、ぷわん、と、ほほにでも、触れただけで血の玉が浮かんできそうな。 同じくモスグリーンの、これはジーンズを短く切り詰めた意匠の短パンに包まれたお尻が歩くたびにたわわに振れる。楽しげな光景ではない。肉食獣の後肢が見事に盛り上がっているようなものだ。いつ、地を蹴り飛びかかるために躍動するかわからない、そんなものにのんびりと美的あるいは性的な注釈をつけられるやつは、二重の意味でしあわせだ。 へそのあたりには、ゆるく、真ん中に線が入っている。これだけが鍛え上げられた肉体の痕跡を、疎いものでもわかるようにしるされた、唯一のもので、きゅとくびれたウェストの露出に、絶対的な自信があるがゆえの軽装であるという以上の意味を見出すことは難しい。 歩けば炎止まれば溶岩、まるきり落ち着くところをまったく知らない、エネルギーの塊。ちろりとのぞくピンクの舌が、本物のサラマンダーのそれであったとしても、もはや誰も驚きはすまい。だが、実際にその口の中に収められているのは、レアーな血の滴る肉。 何の肉だろうか。 当たり前に考えれば、そこらの野生動物のものなのだろう。だが、ここ、この場に立っているということと、血の滴るということとを結びつけると、自然、次に食われるのは自分ではないかという、理性的には極めて狂った、だが、動物的にはまるきり正しい本能が働くのは必然だった。 蠱惑がある。 食われたい、という狂った衝動を、男にも、女にも、抱かせる、蠱惑がある。 そのものの肉となり血となりまた快楽となるのであれば、悦んでこの身を捧げよう、と、思わせるような、言葉では表現できない、理屈でも表現できない、物理的には決して正しく表現しえない、体を突き抜けていく、磁力のような、魔性があった。 細胞が、そちらへ引き寄せられていくのだ。脳細胞の何十億あるか知らないが、そのうちどれだけがきちんと働いているかは知らないが、残りの体細胞が、一つ残らず、それぞれに反応してしまっているのだ。抗いがたい。 そのような、蠱惑の磁気とエネルギーの嵐吹き荒れる、彼女はまるで、太陽であった。 あまりにも、近すぎる、決してこの地上にいてはならない、太陽であった。 彼女が動けば、それがどれだけ機械的には対応可能なレベルの速度を測定していたとしても、人の意識を、動いたことそのもので刈り取り、反応できなくさせる。身に迫る、危機が危機と認識できなくなる。見とれてしまうのだ。そして目が焼かれる。意識が焼かれる。神話にある火の化身したとすればまさにこのようなものか、と、知識あるものならばそう感じたかもしれない。それを判ずる知性は、見つめている時点でずたずたに引き裂かれ、用を足さなくなっているのだが、記憶の残滓が自動的に、そのようなことを、感じさせてくれたかもしれない。だがもう遅かった。彼らは見てしまったのだ。彼女を。 目をつむり、ひたすらにトリガーを引けば彼女を殺せただろうか? それを肯定するだけの自信が、周りには誰もなかった。 弾丸が、たどり着く前に彼女はそこからおそらく消えるのだろう。そして気がついたら、グリップを握っていた両の腕が、骨ごと無造作に地面へ切り落とされている。それとも喉笛に爪の、内側へと生えているだろうか。あるいはもはや願望の領域ですらあったかもしれないその通りに、牙が、動脈を食いちぎり、赤く飛沫を上げているかもしれない。 一秒間に数百の弾丸が殺到するとしよう。 どうだろう。 当たったとして、彼女は、ちゃんと死んでくれるのだろうか。 太陽に、どれだけ猛烈な攻撃を加えようとも、びくともしないのではなかろうか。 鎧袖一触にすらならず、吹き出るコロナの一撃で、自分たちは今立つ大地の命ごと、皆殺しになってしまうのではなかろうか。 恐怖ではなかった。 自然現象ならばまだ恐怖心は抱ける。 だが星々に、畏敬以外の何を抱けるというのだ。 あまりに、遠い。 ただ肉体にすれば自分達より遥かに小柄なはずの、ただ平面にすれば自分達よりまったくか弱く見えるはずの、その存在を、存在たらしめている、内側よりも遥かに奥底に秘められたもの。魂。 その、質量が、自分達とは桁が違いすぎている。留めるところの技術がなければ伝えることすら容易には許されないほどの、量。 太陽を絵にはできるだろうか。 見上げるだけで、目が潰れる。 描こうにも、見ることすら許されないのだ。 筆舌にも尽くしがたい。 熱風が、空気を陽炎のようにゆがめているのではないかと、思うほど、彼女はこの場を支配していた。 見えずとも、空気が人と人との間を伝播して、居合わせたすべての人々に、それを感じさせた。 歩いている。どこを、歩いている。 放射している熱量が大きすぎて、その中心点が移動していることすらわからない。 目は、追っている。体が理解しないのだ。 ひょうとも音を立てずにやわらかな足裏がすらすらと一筆書きに彼らの間を抜けて回った。 誰にも触れない。誰にも触れられない。にこり、微笑みが、彼らを唯一撫でただろうか。 それは、一人一人の目をのぞきこむと、人生の、数年、数十年をいっさんに焼き尽くす無慈悲で巨大な眼球となり、天地を一人一人の内なる世界で砕いて潰して圧して通った。 もう、獰猛さはどこにも見当たらなかった。 ただ、愛らしく微笑み、一人一人に心からの愛情を注いで歩いているかのようだった。 戦いが、終わった。彼女が終わったと決めた。彼らが終わったと認めてしまった。 だから。 愛らしく、彼女は微笑んで、そして優雅に彼らを置いて、立ち去ってしまった。 /*/ 「…相変わらず常軌を逸したシミュレーターだな」 城内備え付けの、寝そべるシートタイプのそこからスライドアップしたハッチ。足を揃えて立ち上がるその顔色は青い。 対アラダシミュレーター。今日はなんだか敵アラダのデザインが趣味に走っていたような気もするが、一人として同じ相手が出てきたことはない。今日の相手は強そうだった。彼我の相対基準で60万倍は強いのではないだろうか。評価差で言えば33か。目分量だけは随分達者になったものの、こんな訓練に効果があるのかと、疑問視する向きもあるのを彼は重々承知でよくここに篭もっていた。 威圧され、腰が引ければそれだけで戦いにならない。 数を頼んで相手と戦う。それはいい。勝つことが大前提だ。でも、それに甘えて自分を磨くことは、忘れたくなかった。 平たく言えば、一人でも、アラダには負けたくなかった。 高い勝率を収めるには35のシフトが必要になる。常識から言って不可能だ。だが、それを覆すために、自分は今ここにいる。 作戦を立てるシフトする残り33ロールプレイをする残り31、イラストは描けない。一人で出来ることなんて、まあ、せいぜいがここまでだろう。 だが。 考えながら、にやり。 「あと、28万倍…無限じゃないなら、いくらでもやりようなんて、あるさ」 「そう…いくらでも、な」 めきり。 敗北し、打ちのめされ尽くした自分を払拭する、そのために。 一瞬前の屈辱を、握りこむようにして、かきあつめる。 男は再びシミュレーターへと、意識をもぐりこませた。 /*/ -The undersigned:Joker as a Liar:城 華一郎
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/335.html
*できるだけラノにあるバージョンを読んでいただくとうれしいです いちおう七夕コンペのエントリー作です 黙示録 幻覚〈~Vision of Apocalpse~〉 平均的日本人というのは、年初には初詣へ行き、彼岸と盆には墓参りへ行き(これは最 近減ったが)、その上でバレンタインデーだのクリスマスだのを祝う。 実にチャンポンというかチャランポランな民族だ。 そんな「イベント」というのに、俺はこれまで背を向けていた。 べつに世を拗ねているとか、中二病とか、そういうわけではなかった。ただただ、面倒 だっただけである。 しかし、今回は違う。俺は短冊に、筆ペンで大きな書体で願いを込めた。 『どうか、異能に目覚めませんように』 そして笹の枝にくくりつけた。取れないように。 俺は双葉学園高等部1年B組――そう〈鋼のB組〉の異名で知られるエリートクラスだ ――に通う、無能力者だ。 うちのクラスはほかよりやや異能力者の割合が高い。加えて強力な能力者も多い。 ラルヴァを完全支配したり、全力蹴り一発で上級ラルヴァを葬ったり、魂源力(アツィ ルト)で劣る相手を問答無用で紐縛したり、神さま降ろしたり。ほかの連中も、完全非戦 闘タイプの異能者以外は、たいていが中の下くらいまでのラルヴァにはまったく引けを取 らない。 そしてなにより、学園最強の異能者集団、醒徒会の書記である加賀杜紫穏。彼女の能力 は増幅であり、自身の戦闘力は決して高くはない。もっとも、醒徒会の中では、というこ とであって、そのへんの身体強化異能者よりは普通に強い。 つまるところ、俺はネタ要員にすらなれていない、モブその35くらいだということだ。 実際のところ俺には魂源力もほとんどなく、完全に一般人レベルだそうな。そもそも、俺 は学園のスカウトの目にとまってここにきたわけではなかった。 高校受験にあたり、俺は七校に願書を出し、試験を受けた。第一志望だった新宿のT高 校は落ちてしまった。公立校で合格点に達していたのは、双葉学園高等部だけだった。と はいえ、ここも「一般普通」の偏差値は六〇台中盤で、俺としてはかなり背伸びをしてい たのだ。 親としては、全寮制で手間がかからない上、場合によっては授業料が減免されることも あるという、ここの学園の制度は魅力的だったのだろう。 胡散臭さを少しは気にしろといってやりたかったが、第一志望に落ち、双葉学園高等部 よりはワンランク下だったはずの近所の都立をもなぜか落としていた俺に選択の余地はな かった。俺が出て行くことが決まり、領地の拡充を確信した妹の顔はなかなか憎らしかっ た。そんなに俺は邪魔だったか? まあ、実際にきてみて、ここの学園がいかに「一般」とも「普通」ともかけ離れている のかは思い知ったわけだが。 俺の切なる願いは「〈異能者〉にならないこと」だ。 前世紀末、世界は大異変に襲われ、それにともなうかのようにラルヴァが現れるように なった。ラルヴァは、正確には太古から細々と存在していたらしいが、いずれにしても本 来の自然物ではない。ゆがんだ存在だ。そして、人間の中には、いままでは数百万、数千 万人にひとりであっただろう特異な能力の持ち主が、数万人にひとりほどの高確率で現れ るようになってきた。 このふたつを結びつけずに考えろというのは無理だろう。未知のエネルギー放射に満ち ていた宙域を、地球が通り抜けてしまったのだ、とでも想像したくなってくる。地球は太 陽の周りを回っているだけではない。太陽系は銀河系の淵縁を回っており、銀河系が宇宙 のどこを基準に回っているのかはわかっていない。変な力場に突っ込んでしまう可能性と いうのは、ありえないことではないのだろう。 まあ、俺の、妄想じみた「〈異能〉=〈ラルヴァ〉同根説」とその原因への考察などど うでもいい。問題なのは、〈異能〉は本人の意思はおかまいなしに発現するということだ。 アニメやマンガの主人公のようにカッコいい能力とは限らない。自分や他人の命を勝手 に削る異能だって存在する。いや、悲劇的な能力であればまだドラマになれるが、「右手 に乗せた胡麻が何粒かを本能的に察知する異能」なんて、使い道がなさすぎる。胡麻の代 わりに米粒を乗せてみると役に立たなくなるのだからどうしようもない。しかし異能とい うのは、端的にいえばそういうものなのだ。 「きみの願い、非常に興味深いね」 いきなり、背後から声をかけられた。 現在位置は、学園都市内で最も地価が安い「崩れかけの南地区」に立ち並ぶ、ボロ下宿 街だ。学園の生徒や学生なら多いところだが――なぜかこの通りには、俺と、声をかけて きた何者かしかいなかった。 いちおう、人間には見える。 「あんた、読心術が使えるのか?」 「いや。人の心は読みがたい。三大欲求と自己顕示欲――基本的にはこれだけで動いてい るくせに、実際にはなにをしでかすやらわかったものではないからね」 その淡々とした口調には似合わず、声の主は俺とそう変わらない年頃の女の子だった。 腰まで伸びた絹のような金髪、ほとんど銀色に見えるグレイの眸。膚は抜けるように白く、 生粋の金髪人種によくある「眉なしお化け」状態になっていなかった。涼しげな目の上に、 くっきりと金色の稜線が見える。なぜ着ているものが浴衣なのだろうか。 しかし、こいつの、人間全体を他者的に見た物いいはなんだ? まさか―― 「ああ、申し遅れた。ぼくのことは〈七つの黄昏―セヴンス・トワイライト―〉とでも呼 んでくれるといい。未見寛太(みけん・かんた)くん」 「七つの黄昏って……七夕?」 「それ、なかなかいいな。タナバタよりは七夕(シチユウ)といってくれるほうが、より らしく聞こえるか」 浴衣をまとったへんてこ金髪女は、自ら名乗り、勝手に愛称まで規定した。 一人称が「ぼく」とか、舐めてんのかこの女。いや、それより俺の名を知っているのは どういう了見だ。 「ぼくは、異能力を吸い取ることができる。相手の同意があれば、だが。未見くん、きみ から不要な力を消し去ってあげようか?」 「無能力者を捕まえてなにをいってんだ。俺は魂源力すらロクに持ってない一般人だぞ。 ないものをどうやって渡す?」 俺がそういってやると、七夕は本当に困ったような顔をして頭をかいた。 「ふうむ、きみはまだ自分の能力がなにか、把握してもいない状態なのか。たしかにそれ だと吸い取ることもできないな」 「俺に能力があるだって?」 全く身に覚えのない話に、俺は戸惑った。だいたい、無能力者が異能に覚醒したら、速 攻で調査員が押しかけてこないか? 七夕は意味ありげに微笑み、口を開く。 「きみの能力はすばらしいものだ。正確を期せば、ぼくに渡してくれればよりすばらしい 世界が実現できる。きみは異能の煩わしさから解放されたい、そうだね?」 そういいながら、七夕は俺のほうへ近寄ってきた。右手を伸ばし、白魚のような指で、 俺の頬にふれる。 ついうなずきそうになったが、俺は踏みとどまった。そもそも俺は能力者としての自覚 を持っていない。もしヒーローのような異能が俺の裡《うち》に眠っているのなら、ちょ っと頑張ってもいい――なんて、優柔不断なことを心のすみで考えたからでもある。 「だから、持っていないものを煩わしく感じるのは無理だって」 「気づいていない振りなのかな? それとも、本当に自覚がないのか。きみは世界を書き 換えることができる、文字どおり。その力をぼくに渡してくれれば、ささやかな対価とし て、新たな世界では、きみをきみ自身が望む地位に就けてあげよう」 「……その理屈はなにか変じゃないか? 俺にそんな力があるなら、あんたに渡さないで 自分でやるほうがずっといい。俺は無能者だ、放っておいてくれ」 俺のモットーは、これで「君子危うきに近寄らず」なのだ。懐かしのボロ下宿へ帰るた め、俺は背を向ける……が。 「待ちたまえ。その力、無駄にするにはあまりに惜しい」 どうやって回り込んだのか、七夕は目の前にいた。しなやかな両の手のひらで、俺の顔 をやさしく包む。 はだけた浴衣の裾から伸びた右脚が、俺の両脚の隙間に入り込んでいた。踏み出しかけ ていた俺の右脚の上に、彼女はほとんど乗っかっている。やわらかな感触…… ようやく、俺は自分が置かれている状況の異常さに気づいた。これほどのパーフェクト 美少女が、なぜこんなところにいる。そしてなぜ俺が迫られなければならない。こんなこ とはありえない。 ――つまり、 「これは、夢だ」 いつものボロ下宿のせんべい布団の上で、俺は目を醒ました。普段の朝勃ちより息子が たくましいのは、夢の内容を考えれば無理もない。 テレビに出ているアイドルがイモムシやブタに見えるほどの美少女がたくさんいるここ の学園だが、さすがに七夕と並ぶほどの娘は片手で数えられる程度しかいない。 それにしても、恐ろしいまでに綺麗な娘だったな。 唐突に、美しい声が俺の耳朶を打った。 「なかなかやるね。力の使い方を少し覚えたのかな? でも、ぼくはまだあきらめないよ、 未見くん。――またいずれ、逢いにくる」 俺は布団から飛び上がって周囲を見まわした。だが人影はない。島内最安の底辺物件と はいえ、ここは家賃を取っているのだ。無料のタコ詰め部屋とは違う。誰もいないのは当 然のこと……のはずだ。 どういうわけなんだ? 絵馬にもサンタにも願いごとをしてこなかった俺が、七夕の笹に祈りをかけたのがまず かったのだろうか。 今日は、七月八日だ―― トップに戻る 作品投稿場所に戻る
https://w.atwiki.jp/dangeurarace/pages/43.html
プロローグ まえがき(注意事項) ※1:地の文の定義とは、情景・心中描写を問わず、会話文「」の外にある文章を指す。 ※2:作中人物は認識の有無を問わず、文中で成立した地の文を後から改編することは出来ない。 ※3:地の文で明確な嘘を吐くことは出来ない。嘘とは明確に事実と異なる描写を作中人物が意図的に行う事であり、語り手の誤解や意図的な情報の隠蔽等は含まれない。 ※4:作中人物が第四の壁に到達することは可能とするものの、突破は不可能であるとする。 ※5:以上の定義に背くも乗っかるもその人次第。面白ければ、なんでもいい。 ◆ 風が吹いている。 ここは希望崎学園五〇〇〇m高空、焼きそばパン争奪戦を間近に控えた、とある夜の事だった。 探偵は少しの肌寒さを感じ、改めて助手の手を握りしめる。 いや、寒いのは外気ではないのだろう。むしろ心中から体表目がけ、血管を通し這い登ってくる恐怖心の方が大きいように思えてならなかった。 『天・地・則(てん・ち・のり)』。魔人能力の影響下にある以上は如何なる荒天の中でも、世界最高頂であっても、手を繋いでいる限りは春の陽気を蓄えている地表の空気と変わらず歩める。 透明な踏み板を一歩一歩意識して進み、夜空を一直線に駆け上がる、存在しない階段を見ないようにして。 ――こればかりは、パートナーたる助手を恨むようだった。 助手は先に行かない。こればかりは探偵たるあなたの役目であると、顔半分だけの笑みで言われては、いつだって了解せざるを得ないのだから。探偵は助手の上半分がどうやって笑うのかを、まだ知らない。 握りしめた手の先、探偵の心臓をきゅっと握りしめるのは「現の証拠」の異名も取る第一級探偵その人。長枝『花鶏(あとり)』、次枝『雷花(らいか)』に続く、全宇宙で三番目に生まれた人工探偵。 握りしめ、握り返すのが探偵助手の風露(フーロ)、伊藤風露(いとう・ふうろ)だ。 探偵が"彼女"について話せることは沢山あったが、まずは肩書と言った当たり障りのない情報からになってしまうのだった。知れず、思考を巡らせる内に機嫌を損ねまいと、堂々巡りしている。 例えば、なぜ探偵が子供じみた『フーロ』と言う呼び名を人前で強制するのかと言えば、理由はあるのだが、それを考えるのを探偵は止める。 こう見えて助手は嫉妬深く、それ以上に×××なのだからと。そう思った瞬間のことである。 「怖いっ?」 痛。 つまり、いらぬ事を言わない、思わない知恵である。 五指(五糸)と五指(五糸)が絡み合い、一つの織物を為すように、指と指、手と手は離れない。 探偵の塞がった片手、振りほどく気にはなれない。 けれど、事が言葉の綾の取り合いなら勝てる気はしなかった。手を挙げて万歳する。 「キミは素直だねっ」 ちなみに……『昔の人は足が速いね』、と。 そんな旨の事を面と向かって言ったことがある。やはり思うのと言うのでは天と地ほどに隔たりがあったらしい。 「だけどねっ!」 爪を立てられた。 さっきと同じく。 双方が触れあっている場合、各々の地の文は共有される。つまり、隠しっこなしと言うことである。 地の文の認識、それがフーロの魔人能力『天・地・則』の要である。 つまりは心を読むことだって出来る。そういうことだ。 そして、ここがどこであるか探偵は今一度思い出す、いや認識させられる。 助手が歩む限り、そこがどこであっても道となるのだ。が、探偵はその必要条件には加えられていない。 「いくら怖いからって、五〇〇〇mも舞い上がることはないじゃないかー。このまま一週間も行けば、月まで行っちゃうんじゃないっ? あたしも月まで里帰りするのはやぶさかじゃーなーいーんーだけどねっ!」 このまま歩いていけば、きっと月まで行けると嘯いたのがついこの前か。 それはいいね、と思って猛然と走り出したのがついこの前の出来事となる。 乱暴になるほどに、引っ張り上げるように、その手を握りしめていた。 フーロが明らかに怒っていたのはそれだから、だろう。一方で、ドライブならどれくらいで着くかなと、頭の中で計算を始めるのだから助手もさほど本気ではないようだった。思わず、ほっとする探偵。 調子に乗り過ぎたか、と思いこつんと頭を叩くフーロの仕草、それがどのようなものであるか二人とも見ていない。 けれど、わかる。それがとても愛らしいものであることを。 「――キミが、たとえ。 男の子でも、女の子でも、それ以外でも。小さくても、大きくても、ちゅうくらいでも。 幼くても、老いていても、そうでなくても。善人でも、悪人でも、普通の人でも。 人であっても、そうでなくても、かつてそうだったとしても……かまわないよ。 あたしより長く生きて欲しいってそう思うんだ。あたしもキミより一分一秒でも長く生きる様に頑張るからさ……」 これが返しの言葉だ。茶化しではない本気の言葉だから、探偵は自分は言った候補に含まれているよ、なんて野暮な言葉を呑み込もうとする。 遅かった、けれど。フーロはそんな当たり前の返しを好ましく思ったか、ぎゅっと噤んだままで却って泣き顔に見える上半分を少しだけ緩めて、少しの笑顔らしきものを見せた。 天下の第一級探偵も褒め言葉には弱かったようで、今度は爪も立てない。 星の海を泳ぐには未だ遠く、地肌を見て想像で遊ぶにもやや遠い、近いのは互いの距離だけだった。 「……てれるぜ。あたしの周りの世界は大体詩人になっちゃうぜ。 改めて言うけどさ。あたしは口に出す言葉で嘘を吐くつもりは基本的にはないからっ!」 ……嫌な予感。 「大当たりー! さぁ、スカイダイビングと決め込もうぜ、やっほーい!」 有言実行であった。 先程までの静寂の空間は瞬く間に猛烈な風切音が支配する冷却期間へと突入する! 「ま、五〇〇〇mまでの空中にトラップの類がなかったのは収穫だよねー」 やれやれ……、探偵は思わず額に手を当てる。 これはある種の主人公に認められた特権(ポーズ)なのだが、別にいいだろう。先程のフーロの発言に乗っかるわけではないが、たとえ自分が男でも女でも認められるような、そんな気がした。 「しっかし、来るのが早すぎたかなっ。『言刃刈り(リーヴス・ブレード)』の錨草に、『詩刑宣穀(ロー・シチゴ)』の柊。あたしの愛する部下たちが間に合いそうにないぜっ。 あいつらに任せといた『天童自由棋士団(テンドー・ブラックナイツ)』への相互不可侵協定なんて些事は、あたしが出向いてとっとと片づけとけば良かったわ、実際」 オンオフ自在な能力によって減ぜられたとは言え、この落下速度の中でよくも喋り倒せるものだと少し尊敬した。 最も細切れにしたせいで、瞬時の内に伝わる地の文なんてたかが知れているが。 ……この前、一緒に乗った観覧車の中で必死にじたばたしてくれていたのは可愛らしかったな、と思い出しつつ、今はちょっと可愛くないな、と改めて探偵は思うのだった。 「あ、なんでそれっきりって? 忌々しい『推理条例』を忘れた? 東京都では探偵の活動は著しく制限されるっ。 いくら学園敷地内が治外法権と言っても一ヶ所に三人以上の探偵が集まるのは好ましくないってされてんのー。今の段階で政府にマークされるのもつまんないしっ。 それ以上に、頭数がいらないってのもあるけどね。観測はあたし一人いればお釣りが出るし、戦闘なら付き合いも長くて相性のいいあの三級×2なら問題ないでしょー」 思ってない。だけど、付き合い長いって言っても二歳と五歳じゃーと思ったのは確かだ。 けれど、これは口にも思考にも出せない。今じゃないと、年齢の事は話題には出せないのだ。 さて、空の旅もそろそろ終わりらしかった。狙いの購買部プレハブ小屋は、直近と言ったところ。 事前のテストには十分だろうと思ったその瞬間だった。 「あねさまー……」 この声は……先に話に出た二人が役に立ったのだろう。 大声を張り上げているのだろう。けれど、この距離では幽かな音にしか聞こえない。 闇夜に目が慣れても、この距離は中々縮まらない。気が付けば、階段を降りる速度で歩み始めていた。 「いや、一人だねっ。大方、相方に丸投げして駆けつけ一杯ってところか、いいね! 芋人(いもうと)よー、木身(キミ)には感謝するよー」 何がいいのか、探偵は地の文に出ずとも、人工探偵間で用いられる微妙なアクセントの違いを理解して少しだけげんなりとさせられる。その程度には付き合いは長かった。 「ツンの方が来るかヤンの方が来るか、楽しみなんだって? どっちもデレは早いよね!」 ふざけの虫が入った"彼女"を見て、その手が繋がっていることにいつだって安堵する。 もう片方の手は自分を抱き留めるためでなく、いつだって白杖に塞がれていたから。 顎から続く滑らかな稜線、鼻筋から頬の紅に至る肉付きはふっくらとしていて稚さを示しながら、全体に宿った知性の光――怜悧さを相殺するようだった。 長い睫毛は丁寧に整えられ、庭草の様だった。虹の如き確かにある幻想――眉が空へと架かる。 アッシュグレイの髪は刻一刻と姿を変える雲のようでいて、そこにあると言う硬質さを保っていた。 「焼きそばパン……」 探偵はそこまで考えたところで、目を閉じて思考を単純化した。 そうだ、すべては――自分自身がどうあるかも、フーロの真意も、今地上に立っているのが錨草であるか柊であるかも、焼きそばパンが結局なんであるかも、きっと今ではなく――。 ◆
https://w.atwiki.jp/ogasawara/pages/248.html
萩野むつき@レンジャー連邦 様からのご依頼品 名残りのような肌を刺す日差しとは裏腹に、風は既に心地よい涼感を含み始めていることに、その男は気付いていた。 年の頃こそまだ若そうだが、ゲルマン系の特徴を備えたその顔立ちは、スマートさを感じさせる彫りの深さで表情の読めない鉄面皮を保っており、独特の威圧感すらかもし出している。あたりを見回している、大柄な白人男性。 見慣れたものでなければそうとわからない、ほとんど雰囲気だけの変化で、彼は口元にかすかな笑みをほころばせると、ゆっくり歩を進めた。待ち合わせていた彼女はやわらかく微笑みそれへと手を振り、返す。 「もう、秋ですね」 「そうだな」 並べば頭2つは違うその男の、隣に並んで、萩野むつきはそう言った。ぐいと男は上着を脱ぎ捨て、引き締められた肉体の稜線をさらす。背の高さもさることながら、厚く、がっしりと実直そうな筋肉が、むつきの前に現れる。この肉体は、見た目以上の働きをすることはないが、決して期待を裏切ることもないはずだ。常に変わらぬ確実な力を発揮し続ける、等身大の誠実な印象が、そこに現れていた。男、そのものと変わらぬ肉体だとも言えただろう。 宇宙の、そして火星の海を文字通り潜り抜けた、元・太陽系総軍の騎士、カール=T=ドランジである。その本来の名をドラケンといい、ヨウヘイという、遠く、祖先に日本人の血を持ち、代々パイロットを輩出する家系に連なる男であった。 ドランジが水着だけになり、波打ち際から身をどんどんと海面に浸していくと、むつきもまたそれを追った。灰色の髪をまとめた、可愛らしい女性であった。どこか揺らがないところを持っており、それが自然とやわらかさになってあたりの空気を包むようなところのある、女性だった。 たった1組きりの男女は南国の海を思う様に泳ぎ、回る。 「――――…」 足の裏をちりちり焦がしていた砂粒が、踏み込むだけでゆるいぬかるみに拭い去られ、そしてやがてはそれすらなくなり、ただ、身を包み込み、流れる、清冽な力の世界一色になる。 水を掻く、手足が流れを生むのではない。流れを貫いていく、体のすべてが、感じる流れを生み出している。 ぐ、っと、頭の先が押されているような軽い抵抗感。弾けるほどの滑らかな動きに蹴散らされ、それが気持ちのよい爽快感に換えられる。 海の中で見た世界は、なぜだろう、ずっと色濃く水中眼鏡越しの瞳に感じ取られた。 鮮やかな、色。 空気よりもずっと濃い、空気の中を生きている魚達。その俊敏で何の抵抗もないかのような動き方は、自分の体が無性に悔しくなるようなものだった。 珊瑚の森は、海の森。ごつごつと武骨なほどにありのままの海底は大地。ここにはかつて人が遥かな昔に失った、とてつもなく広大な世界が、今、なお、変わることなくあり続けているのだ。 そこにある、なにもかもが変わっても、なにひとつたりとも変わらぬことがある。それは、命が命であることだ。そこに命がある限り、世界は何ひとつ変わっていない。命の織り成すきらめきこそ違えども、命の光に違いはない。 海は、光に満ちている。 心で感じる、光の海が、ほんの呼吸いくつか分の酸素が持つ間だけしか属せない、それほど遠い場所になっていることに、無意識に、自分の体が悔しがるのだ。体と、意識は、つながってはいても一つじゃない。自分は意識に依ってあるけれど、それっぽっちの小さな小さなものじゃない。ここにいると、それがわかる。 風よりも濃いものでつながった、命の光と光の、距離は近い。 瞳にそんな世界を写し込んでから、萩野むつきは浮上した。ほとんど同時で変わらない、けれどもほんのわずかに後につく、そういうやさしい動きでドランジは彼女が浜辺に上がるのをエスコートした。彼の意識はむつきを後ろからやさしく包んで追い越し、その行く道にすら伸びている。 深く、潜り込んだ体に、砂浜の熱が心地よい。ドランジはむつきの手荷物を取ってあげ、むつきはにこりと、その中から金色の小さなものを取り出し手渡した。丸い金色だった。粒を縒って紡いだ、その粒の丸さよりも丸いほど、それは穏やかに丸い色だった。やさしげな黄金色、タツノコの形をした、ストラップ。 眼鏡をかけるとむつきは、ストラップを脱ぎ捨てた服のポケットに、なくさないよう、踏まないよう、気付かないことのないよう、忘れないよう、大事にしまいこんだドランジの傍らに寄って、そっとその腕に抱きついた。 「………………」 微笑みあいが、通じ合う。ぐいとドランジは、ほんの少し腰を落としただけで、ほとんど体の片側だけの力でむつきを持ち上げ肩に乗せた。迷いなく、力強い、まっすぐな感触を、その時むつきは抱き上げられて触れた箇所から感じていた。 まぶしそうに濡れた二人は空を見る。日は天高く二人を見ている。青空は、白い雲に、今一時だけの濃い青の、その濃さを際立たされていて、雲は、青い空に、変わらぬ艶やかさを引き立てられている。 二人が見つめている間にも、空は、広く、濃く、強いものから、高く、透明へと姿を変えていく。まぶしいほどの昼下がりが、刹那に過ぎ去り、ほどけていくかのようだった。 むつきを肩に乗せたまま、防波堤を巡り、見える限りの景色の変化を一緒に楽しむと、ドランジはまた海辺に戻って彼女を砂の上に下ろした。 見える景色や、移り変わる季節のこと、海の中で見つけた珍しい魚や珊瑚のこと、そんな他愛のないことを、ゆったりとした時間の中で語り合った後のことだった。 肌には潮風と水着の吸った水の湿り気で気付かないほど薄く汗がにじんていて、それを洗い流すためにも二人は再び海に挑んでいった。どちらがどちらを導くわけでもなく、二人が一緒にリードしあう。意識する間もないほどに、自然に二人で過ごしあう。 くつろいだ時間だった。 ぎゅうっと濃く、疲労が感じられる前に、二人はどちらからともなくまた砂浜に上がり、用意してきた軽食や、ドリンクで体を潤した。 ドランジがたまに、これはどうやって作ったのかと聞いて、むつきがそれへと身振りを交えて簡単に説明してみせる。なるほど、自分もやってみよう、そんな風にドランジは真面目に聞いて、気がつくと話題がいつの間にか別のことへと流れている。ゆっくり腰を落ち着けて休んだ後は、今度は泳ぐでもなく波打ち際を、足を浸しながら、歩いていく。 いつしか夕暮れが、黄金色に世界を染め始めていた。 あのタツノコのストラップと同じ、とてもやわらかな丸い黄金の色を、空も、水平戦も、見せていた。 /*/ 「私、幸せだ」 ありがとうと満面の笑顔で見つめられながら言われる。 「自分もだ」 ドランジは、感じていた。 「自分も、今日はとても幸せだった。いつまでも、こうしていたい気分だ」 「はい。でも、もうそろそろ帰らなくちゃ」 「そうだな…国でも、また、あえる」 一緒に帰るか。そう、言いたくはない自分がいるのを、感じていた。 空気は肌に冷たいものを含み始めている。日が沈みきる前にここを発ち、政庁へと彼女を無事送り届けることが、今日の自分の最後の役目だ。それは重々わかっている。 「一緒に帰るか」 「はい!」 屈託なく笑うむつきを見て、ドランジは自分の言うべきことが正しかったことを改めて確かめる。 そうだな、今日は、もう、帰ろう。 置いていた上着から砂を払い袖を通すと、同じく手荷物を持って帰り支度が終わったむつきと共に、並んで海岸を後にしようとした。 と、くるりと先行したむつきがやにわに振り返る。 「―――また、来ましょうね」 「ここへか?」 それは、ドランジにしては珍しく迂闊な返しだった。そうだな、と頷くか、少なくとも、ただ聞き返すだけにして、拒んだようにも感じられる返事はしない。我にもあらず、考え事をしていたせいか、と瞬時に自省。だが、むつきは首を横に振った。 「一緒に休暇」 「―――――ああ」 今日、初めてとも言えるほど、ドランジは大きく微笑んだ。 やっぱりその表情の変化の度合いは、見慣れたものしかわからないほど、ささやかだった。 むつきはにっこり微笑み返し、そうして二人は後にする。 小笠原の水平線は、やわらかな薄墨色に包まれて、夜の訪れを安らいだ潮騒と共に、告げている。ずっと鳴り止むことのなかった昼間とも、まったく同じ響きでもって――― /*/ ~小笠原と宇宙の騎士~ 了 /*/ -The undersigned:Joker as a Clown:城 華一郎 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) (こちらにもコメントできたのですね)城さん、素敵なSSありがとうございました、pF々すごくてじたばたしてしまいます。 -- 萩野むつき@レンジャー連邦 (2007-10-03 20 55 55) 名前 コメント ご発注元:萩野むつき@レンジャー連邦様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=145;id=gaibu_ita 製作:城華一郎@レンジャー連邦 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=593;id= 引渡し日:2007/9 counter: - yesterday: -
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/501.html
夜桜を見上げながらククールは、たいしてうまくもない缶チューハイを少しずつあおっていた。少し肌寒い。綺麗な夜月。脱いだ上着とマントは、膝の上で寝こける恋人にかけられている。暗黒神など足もとにも及ばない凶悪な美女3人の攻撃はククールの心に著しいダメージを与えたが、こうして静かな月明かりに照らされ桜を愛でるうち、激減していた心のHPもようやく回復しつつあった。もっとも、かいしんのいちげきを叩きこんでくれたとうの本人は、幸せそうに膝の上で丸まっている。時々寝言を言いながら腰に腕を回し抱きついてきたりするのでたまらない。この、無邪気でカワイイ恋人。好きだと思えば思うほど から回る。愛でようとすればするほど逃げられる。泣かせないためにめいっぱい大事にしていたはずが、知らぬうちに傷つけている。『――たまに想いをこめて言われるからこそ伝わるものじゃない? アイツのあれはなんていうかもう、とりあえずそう言っとけばいい、みたいな…』「…………きっつー」ククールは自嘲気味に呟き、苦笑いを浮かべた。彼女がそう思っていたことがショックなのではない。ぶっちゃけると「イタイとこ突かれた」のだ。当然のことながら、彼女に対するほめ言葉や愛の言葉にウソ偽りは一切ないし、彼女の言うようにおざなりでもなければその場しのぎでもない。本当にそう思うから言葉に出るまでのこと。…ただ。真剣でないのは、事実。…だったりする。これだから「サイテー」とか言われるのだ。自覚があるところにそのツッコミは非常に痛かった。確かに本音ではあるのだが、真剣ではない。いや、真剣に「言えない」。それが正しい。…そもそも思い返したって、自分たちの出会いからしてそうだったのだ。―――オレはゼシカを褒め、口説き、好きだと何度も口にする。―――ゼシカはオレのそんな態度をケイベツし、褒め言葉を無視し、愛の言葉を否定する。彼女がオレに惚れる以前も、オレに惚れたあとも、常にそうだった。お互いがその態度を絶対に崩さないことで、自分たちの関係は保たれていたんだ。…なぜかって?そりゃあオレ達2人して、素直じゃないし照れ屋だからさ。今さら、真顔で、真剣に、誠実に、心をこめて、「好きだ」なんて、言えない。本当にカワイイって、今のオレが言ったって信憑性は薄い。愛しいから抱きしめたって、ただのスケベとしか思われない。―――……だったら、だ。だったら、冗談混じりを突き通せばいい。本音だと受け取ってもらえなくたって、言葉に出しておけば、少なくともこの関係は保たれる。そう、まさに、『とりあえずそう言っとけばいい』……というわけだ。ウザイと思われるのは、まぁかまわない。むしろ本望だ。だけど、ゼシカがオレの微妙な「逃げ」に敏感に気付き、不安を感じていたことが正直辛かった。「言わなくてもわかるだろ?」なんて、カッコつけてるだけで実際は臆病者のセリフだ。本当のことは言葉に、態度に表わさないと伝わらない。「……好きだよ」眠ってる彼女にロマンチックに囁いてみたって、やっぱりいい加減男の戯言にしか聞こえない。やっぱり日ごろの行いは大事ですねーと、桜を見上げ誰にともなく呟いてみる。ククールは はあっと肩を落として大きなため息をついた。ゼシカが膝の上で身動ぎ、むにゃむにゃと言いながら身体を起こした。まだ半分夢の中で、さらに酒はほとんど抜けていないのだろう、正直ひどい顔だ。この乙女らしからぬ間の抜けた表情さえ本気で愛しいと思ってしまう自分に呆れる。しばらくぼ~~っとククールの顔を見つめ、半目になって再び目を閉じ、後ろに倒れそうになる身体を慌てて受け止める。引きよせて自分の胸に寄りかからせると、気持よさそうに身体を預けてきた。寝ぼけた声で「ククのにおい…」と言われ、思わず赤面してから舌打ちする。「……んん……」「…起きたか?」「んー…」「起きたらそろそろ帰るぞ」「やだぁ」「風邪ひくぞ」「さむぃ…」「……ったく……」大仰に息を吐いて、自分のかけた上着ごと抱きしめてやると、嬉しそうに笑って腕を回してきた。「んふふ…」「おじょーさま。飲みすぎですよ」「そんなことないもん…。…あー、またククばっかりいいの飲んでるぅ」脇に置いておいた缶を目ざとく見つけ、ゼシカが口を尖らせた。手を伸ばそうとするのを阻止し、「ダメだって。ほら、いい子だから帰って寝よう。な?」優しくさとしてみても、その手のあやし方は酔っぱらいを強情にさせるだけだ。「やだ。めんどくさい」「めんどくさいって、どうせルーラで帰るんだからお前は一歩も歩かないだろーが」「やだー。まだ飲めるんだから。のむー。くくーるといっしょにのむのー」「あああもう…わかったわかった…」そう言いつつ一瞬だけゼシカの頭をぎゅっと胸に押し付け、その隙に違う場所に置いてあった水を口に含んで、素早く彼女と口唇を合わせた。「んぅ…」こくり、とゼシカののどが波打つ。「んはぁ……おいしぃ…」「だろ」酒で乾いたのどに、水が一番おいしいのは間違いない。満足そうにニコニコするゼシカに何度か同じように水を飲ませた。そのまま舌を絡めあわせ、柔らかい身体をまさぐろうとしてしまうのは、やっぱりオレが変態僧侶だからなんだろうか。「……自分で言って凹むわ」「ん?」いや、そのありがたい称号を授けてくださったのは目の前にいる、天使の顔した小悪魔なのだが。「ゼシカちゃん。オレは今、ちょっとブロークンハートなの。聞いてくれる?」「んん」「オレ、大好きなオンナノコに嫌われちゃたんだ」「なんで?」「なんでだと思う?」少し首をかたむけて考えてから、悪意のない笑顔で楽しそうにゼシカは答える。「ククが、ばかで、エッチだから?」「正解」あはははは、とツボに入る酔っぱらいと複雑な表情の傷心男。「…そ、オレはバカだから、その子のことが好きで好きで仕方ないの。可愛くて可愛くて たまんないの。そんでいつも、好きとかカワイイとか言いまくっちゃうの」「うんうん」「そんでオレはスケベだから、すぐぎゅーってしたくなるし、チューってしたくなるし、 もっとエッチなことも、いつだってその子としてたいんだ」「ククのエッチ」無論 誰の話なのかはわかっていて、ゼシカは終始楽しそうにしている。「――――……だから、さ」ククールは半ば上の空で、ポツリと。「…もう言うのやめようかなと思ってさ…」「………………すきって?」きょとんとゼシカが尋ねる。「うん」「なんで?」「ウザイから」どうやらそうらしいから。色男の口の軽さは、恋に真剣な乙女たちにはどうにも不評だ。「……。…………………やだぁ……」いきなりゼシカが泣きそうな声で言ったので、ククールはぎょっとした。見ると涙目になりながらも、怒った表情でこちらをじっと睨みあげている。「やだ…そんなの…言ってよ…」ククールは面食らった。深く考えず口にしたのだが、どうやらゼシカの稜線に触れてしまったらしい。「いままでいっぱい言ってたくせに、いきなり言わないなんて、ずるい…」「ずるいって…」「……うざいなんて、ひどいよ…」「いや、それは言うのがウザイって意味じゃなくて、お前が…」「やだぁ……」「……」ゼシカが力のない腕で抱きついてくる。ククールは唖然とした。なんだこのカワイイ生物…じゃなくて。彼女の頬に手を添えて視線を合わせながら、「……言ってほしいか?」静かに尋ねると、ゼシカは素直に頷く。「言って…」「…好きだよ」微笑んでそう告げると、ゼシカは駄々っ子のようにプルプルと首を振った。「ちがうの…。……ちゃんと、言って…ちゃんと」その言葉の意味を考えて、ククールは彼女の瞳をじっと見つめる。酔った勢い。そうかもしれない。でも、そうでもしないと吐露できない本音だってある。ククールはゼシカの瞳を真正面から見据えて、その愛しい頬を撫でた。ゼシカの瞳は潤み、少し恥ずかしげに、でもまっすぐに、ククールを見つめ返す。「――――好きだ」いつもと同じ言葉なのに、口を開くのにひどく時間がかかった。そして、こんな風に目を見て告白するのは彼女と出会ってからいつ以来だろう、と思った。『想いをこめて言われるからこそ伝わるもの』まさにその通りだ。言葉の重み。それを身に沁みて思い知る。ゼシカが少し背伸びをしてきたので、身をかがめて口付けした。最初は戯れるように何度も軽く交わしていたものが、いつしか深く情熱的なキスに変わる。背中にあるコルセットの紐をほどくが、夢中になっているゼシカは気がつかない。そっと下から手の平を忍ばせて素肌を撫でると、悩ましい表情がククールを見つめる。「…オレはスケベだけど、ちゃんと、真剣に、ゼシカのことが好きだよ」「……うん……」「だから、こういうこともしたくなる」「………………」ゼシカは頬を染めて目線を逸らした。「それとも、こういうことはもうやめてほしい?ゼシカがそう望むなら、もうしない」また、ゼシカが子供のように無言で首を振る。「どうしてほしい?」「…やめるのは、やだ…」「じゃあこれからも、こういうこと、ゼシカにいっぱいしてもいいか?」そう言って柔らかいふくらみを優しく掴むと、ゼシカは身をすくめた。「………………………………いいよ……」羞恥に消え入りそうな声が聞こえ、ククールは破顔する。でも、とゼシカが小さく付け足し。「…………“ちゃんと”、して」ククールは一瞬虚を突かれ、それからわかった、と言って優しく笑った。「ちゃんとゼシカを抱くよ」おざなりなんかじゃない。でも、そう思わせないように。彼女を不安にさせないように。いつだって。「真剣に、ゼシカを愛する」ゼシカの頬が桜色になり、花が咲いたようにほころんだ。桜は、愛でられてこそ美しい。 関連SS 最強乙女
https://w.atwiki.jp/vivids174uc/pages/552.html
第二十二回は215サーバー(合併)と当たることとなった。 直前まで大型越境戦が行われていたことからか戦力は1連盟にまとめられ、何よりも戦力の中核となる「三英雄・伝説職人」を優先的に整え鉄壁の布陣で勝ち抜いてきたサーバー。 カンストのおおよそ半数が伝説職人という特異な比率で強化・弱体化施設を高速回転して運用してくることが予測され突破を試みるまでの損害の予測はとても困難を極めた。 しかし本戦2日前に施設についての調整が行われ伝説職人の数よりも単純に手数の多い方が施設建設に有利になったことから174のアクティブの多さを生かし施設を攻略、突破は困難と思われた最初の県庁を確保、その後はお得意の侵透戦術に加え新戦術で全戦線に戦力を散らばらせることに成功、終了7分前に首都の制圧にも成功する等予想以上の結果が得られることとなった。 戦況レポート ▽マッチング時~開戦直前 事前調査の結果は「久々の適正範囲」といえる相手であった、しかし調査を進めていくと直前で二桁サーバーに勝利するほどの三英雄と伝説職人を中心とした完全防御型のサーバーということが判明、過去の戦いで何度も最初の県庁が突破できなかった174サーバーからするとかなり厳しい相手と予想された、その予測に更に拍車を掛けたのは大型越境に参加しておりハイペリオンと撫子(ベル)を保有しているということであった。 しかし本戦2日前になり事態は急変する、かねてから予告されていた伝説職人の施設についての調整が行われたのである。 そして開戦直前になり215サーバーの首位連盟は離散処理により行方がつかめなくなった、更に三英雄の初期配置が比較的離れた場所(10番・33番等)であったことから遠距離狙撃やゲリラ移転を警戒しなければならなかった。 開始1分前になっても上下前線要塞に弱体化施設は確認され無かったことから215軍の行動を予測することは困難を極めた。 ▽開戦~第一次 第二次愛知攻略戦 174軍は北部に陽動部隊を展開、完全に引いた布陣となっていた南部に使用可能なほぼ全ての戦力を投入、215軍は予測通り弱体化施設及び三英雄を展開し迎撃に向かった。 前述の施設調整により建設中の施設に飽和攻撃を仕掛け建設を妨害し多数の施設を建設前に破壊するも第一次攻略作戦は失敗、陽動部隊も激しい狙撃に遭い174軍は釘付けとなった、その中でも陽動を続けたことから215軍は再編成に加え対処に追われることとなり、174軍主力に対する追撃は散発的であった。 少し時間をおいて行われた第二次攻略戦では第一次よりもさらに多くの施設が確認された為174軍は先ほど以上の数の戦力で飽和攻撃を仕掛け施設を完全に無力化、北部の陽動も成功し1128に愛知を占領する。 215軍三英雄は既に攻撃範囲外よりも後ろから狙撃を飛ばしていたこともあって追撃を行うことができなかった、そして174軍は南方戦線の展開を開始した。 ▽狙撃稜線 愛知を確保した174軍は南部に展開を開始するも、前述の通り215軍主力は予め前線から2エリア以上離れた位置から攻撃を仕掛けていたことから直接的なダメージを与えることが出来なかった。 戦線を拡大する為に無人区(34)及び愛知陥落直前から要塞化を始めた香川に攻撃を仕掛けるも215軍主力は両方に近い岐阜(及び奈良山口方面)に陣取っていたことから撃退される、その為戦線を拡大するには佐賀を目指すしかなかった、 174軍が攻撃を開始すると215軍主力は愛知エリアの基地及び県庁愛知に狙撃し続けた、その為愛知は三英雄と一部の上位陣のみしか残ることができずこの状況で佐賀を取るには越境エリアからの援軍が必要であった。 しかし誰かが指示を出したわけではないが174軍は香川無人区(34)及び北部全ての戦線で行動したおかげで215軍主力は分散、特に香川を死守するために割いた人数差は埋められず佐賀は陥落する。 174軍主力の再編成が完了次第安全圏の確保の為無人区(34)を目指す、174軍は改めて全域で戦闘を行った結果明らかに215軍の手が回らなくなり陥落、174軍は愛知へ集結した。 (見出しの言葉がすごい使いたかっただけなのは内緒です。) ▽南方戦線拡大 215軍防衛部隊は大きく分けて無人区(32)・山梨に陣取り既に次の迎撃態勢を整えていた。 上記配置より174軍は三英雄に挟まれる形になっていたため北上を一旦停止、山口へ攻撃を仕掛ける。 しかし岐阜方面の防衛部隊が香川に戦力を送り続けていたこともあり援軍は見込めず、174軍は戦力を一挙投入し確保。 直後も174軍は沖縄長崎香川に同時侵攻、215軍は香川沖縄を優先したことから長崎を確保し更に戦線が拡大する。 開始1時間で無人区(34)以外の「2マス目」が取れていなかったことから首都への道はまだ遠い状態であった。 ▽香川奪取~両軍再編 開戦から長期間に渡り死守されていた香川であったが防衛部隊(無人区32)の主力が広くなった戦線を狙撃する為に香川への派兵が難しくなった事に加え首位が戦力再編の為バリアを張った事からとうとう香川が陥落する。 これにより174軍は南部に6か所攻撃可能箇所が生まれ北部の2か所も含めると相手の三英雄と同数まで戦線を拡大することに成功していた。 この時点で215軍は上記と同じく無人区(32)・山梨に陣取っていた、この時点で両軍にかなりの損害が出ていたこともあり両軍共に安全地帯で再編する姿が見られた。 ▽侵透戦術 再編中も174軍は全域に渡って侵攻を続けた、前述の通り215軍は最大8か所を防衛しなければならなかったが既に手駒が不足している状況であった。 全域に侵攻した174軍は静岡を確保、そして南方戦線が広がりきった事を確認してから北部の島根を占領、これにより攻撃可能箇所は9か所に拡大したことから215軍は戦線の整理が必要な状況に陥った。 更に全域に攻撃を仕掛けた174軍は長野を確保する、しかし215軍防衛部隊は配置が崩れておらず前情報通り「鉄壁」は伊達ではなかった。 全域での戦闘によりとうとう福岡続けて大阪を確保した174軍はそのまま外堀を埋める形で侵攻を続け和歌山・奈良を確保する。 奈良から最終防衛ラインの石川へ攻撃を仕掛けるも215軍はほぼ全戦力を投入し撃退、早い段階からタイマーリセットだけを繰り返す遅延戦闘を繰り広げていた215軍防衛軍は「如何にして首都へたどり着かせないか」の状況になっていた。 ▽予備戦力投入~首都占領 高知を占領し外堀は完全に埋まったが確保できた2マス目は3か所のみで残り時間は約30分であった。 174軍はサーバー防衛の必要が無くなったことから予備戦力を投入、215軍は無傷の三英雄を撃退する余力は無く無人区(32)・岐阜を諦め既に戦闘が行われていた石川を含めた最終防衛ラインまで後退する。 残り15分を切り再編を終えた174軍首位と新しく戦線に加わった三英雄を同時に止める手立てを215軍は持ち合わせて居らず千葉が陥落、その勢いで首都に進攻。 215軍首位が3度攻撃しただけで215軍の組織的な首都での反撃は行われなかった。 ▽終戦 12時53分、首都を占領。 174サーバーの勝利になった。 総評 215は前評判通りカンスト半数を伝説職人が占め鉄壁を誇るサーバーであったが施設調整によってそれが大きな弱点に変わってしまった、まさにこれに尽きる戦いであったと言える。 施設には戦力が纏まって守らなければならないことが174では周知されていたが215は伝説職人がごく少数の戦力を派遣しての防衛であったことからカンストでなくともある程度の戦力を持ったプレイヤーが攻撃するだけで一掃できていた、三英雄が籠る光景も多少は見られたが孤立した戦力は174の『猛獣』にとって格好の餌食であり香川が陥落した段階から三英雄が施設に籠ることはなくなり、中盤以降戦線の拡大に伴い施設防衛も不可能になったことから北部の一部地域や最終防衛ライン以外で施設が見られることは無くなった。 撃退や狙撃に参加している伝説職人も見られたがソルジャー系統の多い174相手には分が悪く、中盤以降は被占領地でシールドを張りゲリラ活動する姿が多く目立った。 しかし174の後詰部隊にそれらも撃退されると伝説職人の戦場は215サーバーから消えた。 最初に述べた通り明らかに調整による弊害を受けたサーバーと言える、後方に予備戦力が用意されていなかっただけであり今後も力を伸ばすサーバーであると断言できる。 174サーバーは損害度外視で県庁を確保することをメインに据えていたが結果的に首都占領が叶ったのは願ってもいない大戦果であると考える。 今回は特に損害を恐れずに陽動部隊が常に全域で戦闘していたことが非常に大きかった、三英雄(主力)は陽動部隊が占領したタイマーが短い所に増援、あるいはそのタイマーを囮にして別戦線の確保という複数の選択肢を取ることができた為相手の三英雄からすると本命がわからなかったので攻勢に回れなかったのではないかと推測できる。 損害を被りながら前進を続けていただいたプレイヤー全てに賞賛の言葉を送りたい。 今回の勝利でベスト8且つ単独サーバー1位に上り詰めた、174最大の武器であるアクティブと越境戦で前線に立つプレイヤーの誰が欠けてもここにたどり着くことは叶わなかったと断言できる。 この場をお借りして215サーバー、174サーバーの戦闘に参加された方全てに敬意を表し、これを締めの言葉とさせていただきます。 ※ここ違うよ、ここちょっと違う数だよ等あればお手数ですが加筆修正お願いします、もしわからなければこのwikiの雑談質問のところに置いていただければ確認次第加筆修正します。 ※参考:黒猫さんの生放送、この場をお借りしてお礼申し上げます。 「0823越境戦レポート エージェントX」
https://w.atwiki.jp/kameyama2011/pages/324.html
2011/11/07ゼミ個人発表 発表者:梶原美沙 世界遺産『富士山』としての価値づけ 0.はじめに 前回の発表では富士山の世界遺産登録を目指す意義を確認した。その中で世界遺産の10の登録基準を示したが、この基準については「普遍的な価値」の議論に留まった。そこで今回はこの登録基準についてもう少し掘り下げてみようと思う。一つ一つの基準を富士山と照らし合わせながら、この基準において富士山をどのように価値づけることができるか、上垣外憲一(1982)の『富士山―聖と美の山』を参考に検討してみたい。 1.人間の創造的才能を表す傑作である 夏目漱石の小説『三四郎』(1908) 「あなたは東京がはじめてなら、まだ富士山を見たことがないでしょう。今に見えるから御覧なさい。あれが日本一の名物だ。あれよりほかに自慢するものは何もない。ところがその富士山は天然自然に昔からあったものなんだからしかたがない。我々がこしらえたものじゃない。」という自嘲的な台詞。 →日本人がこしらえたものが優れて美しいのなら、日本人がそれを誇ってもよいだろうが、富士山は「天然自然」そのものであって、日本人が作ったものではない。(上垣外、1982) 富士山はあくまでも「天然自然」であり、人間の創造物ではない。 ‘人間の創造的才能を表す傑作’であるとは言えない。しかしながら、古くから和歌や俳句、絵画、文学など富士山にまつわる芸術作品が数多く残されてきたという事実から‘人間の創造的才能を引き出すカギ’として日本文化の発展に寄与してきたと言うことはできるのではないか。 2.建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値観の交流またはある文化圏内での価値観の交流を示すものである 明治に入り、道路や鉄道などが発達し、東京から富士山までの交通の便がよくなると、旅行団体としての富士講は急速に衰退していった。 →富士山は宗教抜きの避暑地・観光地として東京の人々に注目されるようになった。 蒸気船の発達によって海上路が安全快適になり、観光旅行に西洋の人々が気軽に訪れる時代が到来した。 →富士山周辺の高原や湖のほとりは、美しい眺めを楽しみながら休暇を過ごすことができるリゾート地として開発された。 開発の進んだ富士山周辺地域は、大正~昭和初期の都市と農山村、あるいは西洋と日本の価値観の交流を示すものではあるかもしれないが、建築、科学技術、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を‘与えた’とは言えない。むしろ近代科学技術によって影響を‘与えられた’という表現が適切だろう。 3.あるひとつの文化(または複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。または、人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である 1で述べたように、富士山そのものは「天然自然」であって人間の創造物ではない。 伝統的住居形態、陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本にはなり得ない。 古くから信仰の対象となっていたことと相俟って、その登山の歴史は決して浅くない。 末代上人を祖とする中世の富士修験 噴火がひと段落した十二世紀頃、日本の仏教は密教を基本としており、山岳宗教である修験道は、天台・真言の密教と密接な関わりを持ちつつ発展した。 学問としての仏教……中国から招来された一切経。 (※一切経:釈迦の教説と関わる経・律・論の三蔵、その注釈書を含む経典の総称。) 実践としての仏教……数百回富士登山をした末代上人。 富士山中において断食して入定した(=即身成仏を遂げた)という伝説。 中国から伝来した学問としての仏教と日本独自の実践としての仏教の発展を特徴づける。 庶民の間で流行った近世の富士山信仰 十八世紀頃、開祖長谷川角行から数えて六代目にあたる食行身禄食行身禄が富士山七合目の烏帽子岩で断食して入定した後、その弟子たちが熱心な布教活動を行なった結果、富士講は江戸中で大流行した。 (※富士講:グループをつくって何年かかけて旅費を積み立て、集団で富士山に登山するという信仰集団。信仰登山を集団で行なう宗教的な自治組織。) 富士講による信仰登山の盛り上がりは江戸庶民の文化を特徴づける。 このように信仰登山の深い歴史をもつ富士山は、ある文化(または複数の文化)を特徴づけるような人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本になり得るのではないか。 また、この基準においては‘特に不可逆的な変化によりその存在が危ぶまれている’ことが重視される。自然物である富士山はこの点も十分に考慮されるべきである。 4.現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統またはある文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも稀有な存在)である 明治初年の廃仏毀釈によって、富士山にあった仏教系の要素、その文化財は壊滅的な打撃を受けたのである。(上垣外、1982) 明治政府……富士山の本体を「浅間大菩薩」と呼ぶのを禁止した。 (浅間=富士の神と仏教の菩薩の合わさった、典型的な神仏習合の名称。) 富士宮浅間神社の大宮司……強引な廃仏運動を富士全山で繰り広げる。 →戦国時代や江戸初期に建てられた神道系の社殿はそのまま残っているが、江戸後期の富士講が最も栄えた頃の神仏習合的な境内の様子は見られなくなってしまった。 今日の神道系の神社の姿だけを見たのでは、往年の富士山信仰の半ばを見たことにしかならないのである。(上垣外、1982) ほとんどの仏像が廃仏毀釈の際に徹底的に破壊されてしまったため、文化的伝統を伝承するための物証としては不十分であると言わざるを得ないが、現在も残されている部分については富士山信仰という伝統文化を示す無二の物証と言えるのではないか。 5.歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である 上述したように富士山そのものは自然物であって、建造物や科学技術の集合体ではない。けれども人々は富士山という「天然自然」の上に神社や寺院を建造し、時には破壊してきた。 歴史上重要な段階を物語るかどうかはわからないが、少なくとも長きに渡る人間と自然の関わりがよく現れた景観の代表ではあると思う。 6.顕著な普遍的価値を有するできごと(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある 富士山はさまざまな信仰、芸術作品、文学作品と直接または実質的関連がある。 信仰……中世的な修験道の富士登山、近世的な富士講による富士登山 芸術的作品……聖徳太子絵伝、和歌、俳句、浮世絵、水墨画、写真など 文学的作品……小説、詩集など この基準は他の基準と合わせて用いられることが望ましいとされるが、実際にはこの基準のみで世界遺産に登録されているものもある。だがそれは原爆ドームやアウシュビッツ収容所のような負の遺産、すなわち後世に悲惨な過ちを繰り返さないための教訓である。 →富士山はこの基準だけを満たしていても登録は難しい。 7~10の基準はもともと自然遺産の登録基準として設けられたものである。富士山は以前自然遺産登録が目指されていたが、登山客のオーバーユースや不法投棄、建設残土を理由にユネスコ関係者から厳しい判定をくだされた。けれども富士山が自然遺産に登録されなかった原因は、ごみやし尿の問題のためではなく、もっと根本的なところにあった。つまり以下に挙げる基準をひとつも満たす要素がないと判断されたのである。 7.類まれな自然美・美的要素を有する優れた自然現象あるいは地域を含む 8.生命進化の記録や、地形形成における重要な進行しつつある地質学的過程、あるいは重要な地形学的、自然地理学的特徴を含む、地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な見本である 9.陸上、淡水域、沿岸および海洋の生態系や動植物群集の進化や発展において、進行しつつある重要な生態学的、生物学的過程を代表する顕著な見本である 10.学術上あるいは保全上の観点から見て、顕著な普遍的価値を有する絶滅のおそれのある種の生息地など、生物多様性の野生状態における保全にとって最も重要な自然の生息地を含む →8の地形、9の生態系、10の生物多様性に関しては、実際に珍しい地形があったり、とろわけ貴重な動植物が生息していたりするわけではないので、異議を唱えようがない。 だが7の自然美についてはもう少し考えてみる余地があるのではないか。 「その姿は円錐形で左右の形が等しく、堂々としていて、草や木は全く生えていないが、世界中で一番美しい山というのは当然である。」(ドイツ人医師ケンペル) 「晴れた夏の夕方には、八〇マイルほど離れた江戸からも見えることがある。そういうときには、雲の上にその頭を高くもちあげており、夕日がその背後に沈むので、その深紅色の大きなかたちが金色のついたての上にすっかり浮き出しになって見える。また早朝には、朝日の光が頂上の雪に反射して、その円錐形が輝いて見える。」(イギリス公使オールコック) 「ゆったりと静まりかえったこの場景を背後から包み込むように、なにに譬えようもない富士ヤマのすっきりとした稜線が左右の均斉を保って空高くそびえたち、薄墨いろにかげる青い山肌の上方には清浄な白雪がまるで大きなダイヤモンドのように夕陽にきらめいている」(アメリカ公使ハリスの通訳ヒュースケン) →枚挙にいとまがない世界に名だたる美しい山としての記述 感想・論点 文化遺産、自然遺産の枠を取り払ったと言っても、結局基準の内容はそのままだから、富士山のような複合遺産が登録基準を満たすのは、分類がはっきりしている遺産に比べてやや不利だと感じた。複合遺産に配慮した登録基準が必要なのではないか。 参考文献 『富士山―聖と美の山』上垣外憲一 中公新書 (1982) 『富士講の歴史』岩科小一郎 名著出版 (1983)
https://w.atwiki.jp/gtavi_gta6/pages/1395.html
パシフィック銀行:車列 ブレイン郡でメリーウェザーの車列をハイジャックし、パシフィック・スタンダード銀行の防犯ドアに仕掛けるサーマルチャージを手に入れろ。 パシフィック銀行:車列概要 詳細 ミッション攻略Tips 動画死ににくい方法 早い方法 概要 銀行の頑丈な扉を開くため、メリーウェザーの車列を襲撃してサーマルチャージの積まれたバラックスを奪う 詳細 解除ランク 12 プレイヤー人数 チームのライフ数 4人 手配度発生 制限時間 有 無し 時刻 時間帯設定 天候設定 固定 不可 不可 報酬 ランク JP RP 報酬額 イージー(*1) 15 $ ノーマル $ ハード $26130 ※ホストは準備ミッションでは報酬を受け取れない。 ミッション攻略 1.待ち伏せ地点へ向かう アラモ海北西にある橋の手前まで全員で向かう。橋の手前に全員が揃わないと次へ進まないので注意。 2.車列を待て 待ち伏せ地点に全員が到着してしばらくすると、軍の車列が橋に向かってくる。車列が橋に到着するまで少し時間があるので、個人車両や時々走っている車でバリケードを築くなど迎撃の準備をすること。 粘着爆弾などを使う場合は、起爆のタイミングに注意すること。バラックスまで巻き込んでしまっては元も子もない。誘爆防止に予めバラックスの運転手を最優先に倒して近付けさせないのも手。 少し経つと右遠方の稜線からサベージが接近してくるのが見える。ある程度近付くとダメージが通るようになるので、ヘビースナイパーで撃墜しよう(ランク不足で未所持の場合はスナイパーライフルで代用)。上記のサベージがレーダーに表示された時点で軍の車列も出現しているため、ヘビースナイパーmk2 炸裂弾なら姿が見えた瞬間に撃墜することが可能。橋に到着するのを待たずにこちらから突撃するのもひとつの手段だが、かなりの危険がともなう。また、勝手に突撃すると仲間を混乱させるので、実行する場合はかならず仲間の了解を得ること 。 ラグによる同期ズレが原因かは不明だが、レーダーにはサベージが表示されているのにもかかわらず、なかなか飛来せずに車列が先に来てしまうことがあるので、おかしいと思ったら車列にも注意すること。 3.バラックスを手に入れろ 車列の先頭はメリーウェザー仕様のメサ、次にバラックス、後ろにメサと機銃付きインサージェントが続く。 待ち伏せ地点で車列を迎撃し、車列を停める。レスターの指示通り橋の上まで引きつけてから攻撃すると車から降りた敵が縦に重なるので素早く全滅させられる。 橋を渡った先の曲がり角で待ち伏せする方法もあるが、暴走したバラックスやインサージェントが崖下に転落するおそれがある。 銃撃戦が始まるとバラックスは突破しようと加速するので、バラックスのドライバーから優先的に始末する。バラックスを手に入れる必要があるので、当たり前だが爆発物の使用は控えるか、慎重に行うこと。 後方のインサージェントには機銃席にガンナーが乗っている 。インサージェントの機銃の恐ろしさは知っての通り、加えてNPC補正により驚異的な精度で仕留めてくる。こちらに狙いが向いている状態で下手に反撃しようと体を出そうものなら即機銃の餌食になってしまう。重量ベスト装着なら数発だけ耐えてくれる。おそらく本ミッション一番の死因はインサージェントの機銃だろう。 攻撃の際はバラックスの運転手はもちろんのこと、とにかくインサージェントの機銃手を最優先で沈めること 。車でカバーを取り、機銃手の狙いが他のプレイヤーに向いていることを確認したら即座に仕留めよう。メサやインサの乗員はマイクロSMG、SMG、ポンプ式ショットガンぐらいしか持っていないので、機銃手さえ黙らせれば後は楽。遠距離から確実に数を減らしていくだけで難なく片付く。ただしポンプ式ショットガン持ちは乗り物の影で待ち伏せする傾向があるのでレーダーをよく見ること。その場合は、装甲クルマなど重い車があるなら乗り物ごと轢いても構わない。 こちらから突撃する作戦の場合、マイカーが装甲クルマでもない限り自殺行為に等しい。また、サベージが生き残っているとミサイルでクルマごと吹っ飛ばされやすいので、味方との連携も重要になる。突撃する場合、装甲クルマ持ちが車列に突っ込んでバラックスの運転手とインサージェントの機銃手を倒して安全を確保、他のメンバーはヘビースナイパーでサベージを沈め、そのまま突撃した味方が車列を攪乱している所へ合流してメリーウェザー兵を掃除するのが理想。あらかじめそれぞれのメンバーの役割を決めておくといい。 無事にバラックスを確保できたら、機銃付きインサージェントも護衛に使おう。バラックスの運転手は一人で十分なので、残り三人はインサージェントに乗り込んだほうが良い。フリーエイムに自信があるなら積極的に機銃手を担当するように。逆に苦手なら大人しく運転手になるか別の席からドライブバイで援護する。 装甲車や背面装甲付き、武装車両を持ち込んでいるなら個人車両で追いかけてもいい。 4.軍から逃げ切れ アラモ海の北東、グレイプシードの方向へ逃げる。バラックスを入手した時点で追加のサベージ2機が出現(後にさらに1機追加。計3機) ナビが示す進路上にはバラックスとメサでバリケードが敷かれているところがいくつかあり、加えてバラックス目掛けて複数のメリーウェザー・メサが追撃してくる。 メサは一度に2台まで沸く。 敵はバラックスに乗ったプレイヤーを集中して狙う ため、全員細心の注意を払うように。機銃付きインサージェントを先行させて、敵を潰しながらバラックスを守り切ること。その際は、トラックより後ろから来る場合もあるので注意しよう。 メサは意外と頑丈なので車体を撃って爆破しようとすると時間がかかる。また爆風に味方が巻き込まれる場合もあるので、できるだけ乗員を狙って素早く無力化しよう。 要注意はサベージ。サベージは火力が高く、機銃が榴弾となっている関係で射撃が全て爆発属性なのでバラックスが一瞬で破壊されてしまう。サベージが近づいてきたらバラックスは後退し、インサージェントの機銃手はたとえ周りに敵の乗ったメサがいても後回しにし、最優先で攻撃するように。機銃1発でも即死してしまうので間違っても降車しないこと。逆に言えば、サベージさえいなければ、道中のバリケードや追撃はバラックスでゴリ押し突破できる程度でしかないのだ。それほどまでにサベージは危険。 対サベージ用に重火器担当を別行動させるのもアリ。但しバラックスやインサージェントは乗り降りに時間がかかるので兼任させるには不向き。 ホーミングランチャーやレイルガンで撃墜するのだが、極秘空輸アップデートでサベージに軽度の対爆性能が追加されミサイルを一発耐える程度の耐性を持つようになったので、命中したからと油断するのは厳禁。 サベージを全機撃墜し、グレイプシードへ向かえば軍の追手は振り切れる。 時間はかかるが、バラックスを回収したらその場でバラックスを降り、メサの追っ手を一人残らず始末、サベージも全て撃墜して安全を確保した上で逃走する手もある。メサは無限湧きではないので、そのうち沸かなくなる。メンバーに低ランクがいる場合はこちらのほうが確実。 この方法を用いる場合、迎撃する場所は少し進んだ場所にあるトレーラーや木材が置いてある広場がおすすめ。トレーラーの影にバラックスを停めてメサやサベージの迎撃に当たろう。 またこの場合は銃器密輸アップデートで追加され、尚且つ強盗でも用いる事の可能な武装車両が一台でもあれば格段に楽になる。特にサベージの機銃にもある程度は耐える耐爆装甲と強力な大型機銃を備えるインサージェント・トラックカスタムは迎撃するにせよ逃走するにせよどちらでも非常に役立ち、戦闘用タンパのリモート機銃は増援のメサを数秒と掛からず蜂の巣にして木っ端微塵にする火力があるので、いずれも値は張るがお勧めしたい。 武器に関しても用意できるなら先の通り炸裂弾マガジンに換装したヘビースナイパーMk2を持ち込んでおきたい。特に対サベージではホーミングランチャー以上の射程から撃ち込める上に、撃墜は無理でも爆風で姿勢を乱して照準を狂わせられる。但し弾薬費の高さと所持可能弾数の少なさから無駄撃ちは避けよう。 プレイヤーが乗っていない場合、サベージはバラックスを狙ってこないので離れていればバラックス破壊による失敗はまず起きない。ただしあくまでバラックスを攻撃しないだけなので、プレイヤーに対しては容赦なく機銃を掃射して来る。早急に片付けよう。 裏技として、車列に混じっているバラックスをゴール方面に誘導する方法もある。車列部隊に早々にこちらを認識させ、バラックスと距離を空けて横にすれ違い、速度を落とすなどで此方側に来るように誘導させる。 次いでバラックス及びメサ数台によるメリーウェザーのバリケードを強奪対象のバラックスに誘導するなり押すなりで越えさせ、それから奪取すると追手のメリーウェザーやサベージ二機が消滅する。慣れと連携が必要だが、この方法なら最も厄介なサベージを一機墜とすだけで済み、バラックスが狙われることも無いため成功率も格段に上がる。 5.バラックスを隠れ家に届けろ グレイプシードの隠れ家のガレージにバラックスを届ければクリア。以前にアヴィを連れて行った場所と同じ。気を抜いて急カーブでバラックスを海に沈めたり、ガスボンベに突っ込んだりしないように。実際ナビルートの道路脇にはいくつかガスタンクが存在するので、一般車と事故った衝撃で突っ込む…なんてことにならないように。 Tips バラックスの運転手が上手ければバリケードや追撃を避けつつ強引に進むことも可能。しかしその場合は、ゴール周辺でメリーウェザーを殲滅することになる。一人で逃げ切ろうとはなるべくしないように。確実にクリアすることを重視すること。 余談だが、ごくまれにサベージの運転手を狙撃で倒したりEMPランチャーで無力化した場合、墜落後に爆発せず乗ることができる場合がある。誤射に注意して使ってしまおう。 動画 死ににくい方法 早い方法 〇熟練向け高速攻略(裏技版) https //youtu.be/kaUGHNi1vdw 前「パシフィック銀行:ハッキング」へ 次「パシフィック銀行:バイク」へ
https://w.atwiki.jp/gtav_2nd/pages/92.html
パシフィック銀行:車列 ブレイン郡でメリーウェーザーの車列をハイジャックし、パシフィック・スタンダード銀行の防犯ドアに仕掛けるサーマルチャージを手に入れろ。 パシフィック銀行:車列概要 詳細 ミッション攻略Tips 動画死ににくい方法 早い方法 概要 銀行の頑丈な扉を開くため、メリーウェザーの車列を襲撃してサーマルチャージの積まれたバラックスを奪う 詳細 解除ランク 12 プレイヤー人数 チームのライフ数 4人 手配度発生 制限時間 有 無し 時刻 時間帯設定 天候設定 固定 不可 不可 報酬 ランク JP RP 報酬額 イージー(*1) 15 $ ノーマル $ ハード $26130 ※ホストは準備ミッションでは報酬を受け取れない。 ミッション攻略 1.待ち伏せ地点へ向かう アラモ海北西にある橋の手前まで全員で向かう。橋の手前に全員が揃わないと次へ進まないので注意。 2.車列を待て 待ち伏せ地点に全員が到着してしばらくすると、軍の車列が橋に向かってくる。車列が橋に到着するまで少し時間があるので、個人車両や時々走っている車でバリケードを築くなど迎撃の準備をすること。 粘着爆弾などを使う場合は、起爆のタイミングに注意すること。バラックスまで巻き込んでしまっては元も子もない。誘爆防止に予めバラックスの運転手を最優先に倒して近付けさせないのも手。 少し経つと右遠方の稜線からサベージが接近してくるのが見える。ある程度近付くとダメージが通るようになるので、ヘビースナイパーで撃墜しよう(ランクの都合で使えない場合はスナイパーライフルを使う)。上記のサベージがレーダーに表示された時点で軍の車列も出現している。橋に到着するのを待たずにこちらから突撃するのもひとつの手段だが、かなりの危険がともなう。また、勝手に突撃すると仲間を混乱させるので、実行する場合はかならず仲間の了解を得ること。 ごくまれに、レーダーにはサベージが表示されているのにも関わらず、なかなか飛んで来ず、車列が先に来てしまうことがあるので、おかしいと思ったら車列にも注意すること。(原因はわからないが多分バグでしょう、筆者は今まで3回くらいしか遭遇していないが…) 3.バラックスを手に入れろ 車列の先頭はメリーウェザー仕様のメサ、次にバラックス、後ろにメサと機銃付きインサージェントが続く。 待ち伏せ地点で車列を迎撃し、車列を停める。レスターの指示通り橋の上まで引きつけてから攻撃すると車から降りた敵が縦に重なるので素早く全滅させられる。 橋を渡った先の曲がり角で待ち伏せする方法もあるが、暴走したバラックスやインサージェントが崖下に転落するおそれがある。 銃撃戦が始まるとバラックスは突破しようと加速するので、バラックスのドライバーから優先的に始末する。バラックスを手に入れる必要があるので、当たり前だが爆発物の使用は控えるか、慎重に行うこと。 後方のインサージェントには機銃席にガンナーが乗っている。インサージェントの機銃の恐ろしさは知っての通り、加えてNPCなので鬼畜エイムで驚異の命中率を誇る。ヘイトが向かっている状態で下手に反撃しようと体を出そうものなら瞬く間にゴリゴリ体力が減らされ瞬殺されるのがオチ。防ヘルとベスト装着でも一瞬で死ねる。おそらくこのミッション一番の死因はインサの機銃。 攻撃の際はバラックスの運転手はもちろんのこと、とにかくインサージェントの機銃手を最優先で沈めること。車でカバーを取り、機銃手の狙いが他のプレイヤーに向いていることを確認したら即座に仕留めよう。メサやインサの乗員はマイクロSMG、SMG、ポンプ式ショットガンぐらいしか持っていないので、機銃手さえ黙らせれば後は楽。遠距離から確実に数を減らしていくだけで難なく片付く。ただしポンプ式ショットガン持ちは乗り物の影で待ち伏せする傾向があるのでレーダーをよく見ること。その場合は、装甲クルマなど重い車があるなら乗り物ごと跳ね飛ばしてしまおう。 こちらから突撃する作戦の場合、マイカーが装甲クルマでもない限り自殺行為に等しい。また、サベージが生き残っているとミサイルでクルマごと吹っ飛ばされやすいので、味方との連携も重要になる。突撃する場合、装甲クルマ持ちが車列に突っ込んでバラックスの運転手とインサージェントの機銃手を倒して安全を確保、他のメンバーはヘビースナイパーでサベージを沈め、そのまま突撃した味方が車列を攪乱している所へ合流してメリーウェザー兵を掃除するのが理想。あらかじめそれぞれのメンバーの役割を決めておくといい。 無事にバラックスを確保できたら、機銃付きインサージェントも護衛に使おう。バラックスの運転手は一人で十分なので、残り三人はインサージェントに乗り込んだほうが良い。フリーエイムに自信があるなら積極的に機銃手を担当するように。逆に苦手なら大人しく運転手になるか別の席からドライブバイで援護する。 装甲車や背面装甲付きの車を持ち込んでいるならマイカーで追いかけてもいい。 4.軍から逃げ切れ アラモ海の北東、グレイプシードの方向へ逃げる。バラックスを入手した時点で追加のサベージ2機が出現(後にさらに1機追加。計3機) ナビが示す進路上にはバラックスとメサでバリケードが敷かれているところがいくつかあり、加えてバラックス目掛けて複数のメリーウェザー・メサが追撃してくる。 メサは一度に2台まで沸く。 敵はバラックスに乗ったプレイヤーを集中して狙うため、全員細心の注意を払うように。機銃付きインサージェントを先行させて、敵を潰しながらバラックスを守り切ること。その際は、トラックより後ろから来る場合もあるので注意しよう。 メサは意外と頑丈なので車体を撃って爆破しようとすると時間がかかる。また爆風に味方が巻き込まれる場合もあるので、できるだけ乗員を狙って素早く無力化しよう。 要注意はサベージ。サベージは火力が高く、ミサイルだろうが機銃だろうがバラックスが一瞬で破壊されてしまう。サベージが近づいてきたらバラックスは後退し、インサージェントの機銃手はたとえ周りに敵の乗ったメサがいても後回しにし、最優先で攻撃するように。逆に言えば、サベージさえいなければ、道中のバリケードや追撃はバラックスでゴリ押し突破できる程度でしかないのだ。それほどまでにサベージは危険。 対サベージ用にホーミングランチャー担当を別行動させるのもあり。バラックスやインサージェントは乗り降りに時間がかかるので兼任させるには不向き。また極秘空輸アップデートでサベージに軽度の対爆性能が追加されミサイルを一発耐えるようになったので、ロックオンして撃ったからと油断するのは厳禁。 サベージを全機撃墜し、グレイプシードへ向かえば軍の追手は振り切れる。 時間はかかるが、バラックスを回収したらその場でバラックスを降り、メサの追っ手を一人残らず始末、サベージも全て撃墜して安全を確保した上で逃走する手もある。メサは無限湧きではないので、そのうち沸かなくなる。メンバーに低ランクがいる場合はこちらのほうが確実。 この方法を用いる場合、迎撃する場所は少し進んだ場所にあるトレーラーや木材が置いてある広場がおすすめ。トレーラーの影にバラックスを停めてメサやサベージの迎撃に当たろう。 またこの場合は銃器密輸アップデートで追加され、尚且つ強盗でも用いる事の可能な武装車両が一台でもあれば格段に楽になる。特に対爆装甲と強力な大型機銃を備えるインサージェントトラックカスタムは迎撃するにせよ逃走するにせよどちらでも非常に役立ち、戦闘用タンパのリモート機銃は増援のメサを数秒と掛からず蜂の巣にして木っ端微塵にする火力があるので、いずれも値は張るがお勧めしたい。 武器に関しても用意できるなら炸裂弾マガジンに換装したヘビースナイパーMk2を持ち込んでおきたい。特に対サベージではホーミングランチャー以上の射程から撃ち込める上に、撃墜は無理でも爆風で姿勢を乱して照準を狂わせられる。但し弾薬費の高さと所持可能弾数の少なさから無駄撃ちは避けよう。 プレイヤーが乗っていない場合、サベージはバラックスを狙ってこないので離れていればバラックス破壊による失敗はまず起きない。ただしあくまでバラックスを攻撃しないだけなので、プレイヤーに対しては容赦なく機銃を掃射して来る。早急に片付けよう。 裏技として、車列に混じっているバラックスをゴール方面に誘導する方法もある。車列部隊に早々にこちらを認識させ、バラックスと距離を空けて横にすれ違い、速度を落とすなどで此方側に来るように誘導させる。 次いでバラックス及びメサ数台によるメリーウェザーのバリケードを強奪対象のバラックスに誘導するなり押すなりで越えさせ、それから奪取すると追手のメリーウェザーやサベージ二機が消滅する。慣れと連携が必要だが、この方法なら最も厄介なサベージを一機を墜とすだけで済み、バラックスが狙われることも無いため成功率も格段に上がる。 5.バラックスを隠れ家に届けろ グレイプシードの隠れ家のガレージにバラックスを届ければクリア。以前にアヴィを連れて行った場所と同じ。気を抜いて急カーブでバラックスを海に沈めたり、ガスボンベに突っ込んだりしないように。実際ナビルートの道路脇にはいくつかガスタンクが存在し、一般車と事故った衝撃で突っ込む…なんてことにならないように。 Tips バラックスの運転手が上手ければバリケードや追撃を避けつつ強引に進むことも可能。しかしその場合は、ゴール周辺でメリーウェザーを殲滅することになる。一人で逃げ切ろうとはなるべくしないように。確実にクリアすることを重視すること。 余談だが、ごくまれにサベージを狙撃で倒した場合、墜落後に乗ることができる場合がある。誤射に注意して使ってしまおう。 動画 死ににくい方法 早い方法 〇1人4アカウントでパシフィック強盗「車列」 https //youtu.be/IaedDmzR8EQ?list=PL4UuEoV1if97ZneHnmg_S2rycnvMZdSxL 〇雪の中でパシフィック強盗「車列」 https //youtu.be/0CV8OoZunO8 〇熟練向け高速攻略(裏技版) https //youtu.be/kaUGHNi1vdw 前「パシフィック銀行:ハッキング」へ 次「パシフィック銀行:バイク」へ
https://w.atwiki.jp/imperatorgirenv/pages/351.html
番号 略名 正式名 064 フェデリコ フェデリコ・ツァリアーノ 階級 NT値 戦艦 航空 車両 MS MA 中佐 - × ○ ○ ○ × ランク 指揮 魅力 射撃 格闘 耐久 反応 S 10 7 10 11 11 7 A 9 6 9 10 10 6 B 8 5 8 9 9 5 C 7 4 7 8 8 4 D E 参加陣営 参加時期 離脱 死亡 地球連邦 最初から 中佐C 後方かく乱作戦YESで6ターン後に死亡 味方会話キャラ 敵戦闘時会話キャラ 友好キャラ 専用機 戦闘前特殊セリフ機体 出典 機動戦士ガンダム MS IGLOO 寸評 強面で眼帯が特徴的なセモベンテ隊の隊長。連邦軍の佐官としては珍しくMSに搭乗できるのが特長だが、ソンネン少佐のヒルドルブに部隊を全滅させられたせいか、全体的なステータスは中の下。ランクSまで鍛えれば射撃・格闘・耐久は二桁に乗るものの、反応だけは下位クラスと頼りない。また、指揮・魅力もイマイチな割に初期階級が中佐スタートとなっているため、指揮バグが悪い意味で働いてしまう典型例。ワッケイン、ヘンケン、バスク、尉官上がりの優秀な少佐(主にバニングやシロッコ)は指揮範囲を打ち消されてしまうため、同じ戦場に立たせないように気を付けたい。一方、MS乗りで指揮範囲を形成できる事自体は決して悪くはなく、完全な無人部隊と比べれば全然良い。中佐スタートで微妙な指揮という点ではコジマの同類だが、Gアーマー始動の裏技を駆使せずに多様なMSに乗れる点が非常に大きく、使い勝手は比べ物にならない。加えて有能将校の指揮下で一人のMSパイロットとして戦う分には指揮バグはさほど問題にはならず、特にレビル将軍とはお互いに初期状態が未配属&MSに搭乗可という共通点があり、副官ないし親衛隊長としてお供させるのも良いだろう。以上の事から、原作通り小隊を率いて辺境エリアを制圧して回るか、有能将官の下で一人のパイロットとして活用するかの二択だろう。微妙なステータスの中佐という事で悪いイメージを持たれがちなキャラクターだが、死亡イベントを回避する前提なら最後まで地球連邦軍に忠誠を尽くしてくれるのはシンプルにありがたく、配属先さえ間違えなければパイロット不足の地球連邦編では使える人材である。フェデリコの死亡イベントとして、開始から20ターン目に自動発生する『鹵獲MSを用いた後方攪乱作戦』の提案がある。提案をYESにした場合、資源5,000を入手し、ソンネンとヒルドルブを撃破するが、原作通りフェデリコも戦死してアライメントが低下する。NOにした場合、ジャブローにザクⅡJ型が6部隊配備され、フェデリコも生存。自軍が占領しているかどうかを問わずキャリフォルニアにヒルドルブが襲来し、敵軍でヒルドルブの量産が開始される。基本的にはNOを選択するのが無難で、ヒルドルブのためにフェデリコを戦死させるのはパイロット不足の地球連邦編では明らかに損。資源に関しても、無償で貰えるJ型を全廃棄した方が資源が約8,000程度も手に入る。キャリフォルニアにヒルドルブが単機で出現する事にだけ注意すれば、NOにした方が断然お得である。 ちなみに、特殊会話も友好キャラも専用機もないという唯一無二の特徴がある。 うんちく等 MS IGLOO第2話に登場した連邦士官であり、セモベンテ隊の隊長。元は戦車乗りの中佐。 鹵獲ザクと61式戦車の混成部隊でジオンの補給基地を不意討ちしていた。その際、たまたまポイントに降下していたソンネンのヒルドルブと交戦、激戦の末ヒルドルブを討ち取ったかのように見えたが、直後に瀬死のソンネンが放ったヒルドルブの砲弾により背後から撃ち抜かれ戦死、部隊も全滅し事実上相撃ちとなった。 作品としては「同じ戦車乗り」でありながら、MSに乗れたフェデリコと乗れなかったソンネンという対比になっている。小説版のIGLOOではセモベンテ隊の設定やフェデリコの心情が少し補完されており、彼が部下思いである事が描かれている。セモベンテ隊は後方攪乱だけでなく、来る連邦の量産型MSの完成に先駆けて指揮官となる人材を養成する目的があったらしい。兵器を大量供給できても、MSの運用ノウハウや優れたパイロット、部隊指揮官は一朝一夕では揃わないため、セモベンテ隊の存在はMS開発と運用でジオンに溝を開けられている連邦軍の必死さの表れなのかもしれない。なお、作中のセモベンテ隊の行為は現実の国際法では戦争犯罪となってしまう。というのも、鹵獲ザク部隊にはどこにも「地球連邦軍識別マーク」が無いためで、これがないと「標識の偽装」と言う犯罪行為になるからである。もし捕虜になったら銃殺されても文句は言えない上、友軍から誤射される可能性も大きく、かなり危険な任務であった。もっとも、現実の大戦においても(戦争犯罪なのは承知の上で)各国とも行っていた行為でもある。敵から見て味方から攻撃されるという奇襲効果と、混乱と不信をばら撒け、そのチェック・検問にかかるコストと遅延効果という戦術的効果のためである(史実におけるグライフ作戦など)。これに似た行為をジオンもマンガ版IGLOOのゲモ・カモフで行っている。ちなみにフェデリコのセモベンテ隊の部下たちは顔こそ出ないものの、61式の操縦手が一人不明な事を除けば全員名前が判明している。フランシス・マリオン……大尉。61式144号車の車長兼砲手。ヒルドルブのマシンガンを避けて稜線に隠れたが、30サンチ砲で稜線ごと撃ち抜かれて戦死。マルコ・サン=ロザリオ……軍曹。61式144号車の操縦手。本編未登場であり、プラモデルの解説で判明。マリオンと共に戦死。ミッチェル……61式142号車の車長兼砲手。ヒルドルブのマシンガンの掃射で戦死。ペンター……ヒルドルブの開幕第二射に狙われたが、ヒルドルブの砲身冷却に関する調整不足で左肩のスパイクに被弾するのみに留まる。その後、モビル形態になったヒルドルブのマシンガンを受けて戦死し、ザクマシンガンを奪われてしまう。ボロゴノフ……他の隊員が戦死してもなおヒルドルブに肉薄したが、体当たりからのType 3(散弾)を受けて戦死。ジャクソン……ヒルドルブのナパームの至近弾を受けて機外1,200℃に達した事に驚いてザクの脚を停めてしまい、その瞬間を撃ち抜かれて戦死。スチュアート……ヒルドルブの後部履帯を破壊し、シュツルムファウストで止めを刺そうとする。しかし、スモークで視界を失ったところにモビル形態で動き出したヒルドルブに驚き、30サンチ砲に吹き飛ばされて戦死。クルス……作中では名前は出ず、プラモデルの解説で判明。開幕でヒルドルブのAPFSDSが直撃して戦死。 このページ内で加筆、訂正があり、編集方法が判らない方は、下のコメントからどうぞ。編集が出来る方は気付き次第、編集お願いします。ページ内容編集に直接関係の無い内容は雑談用掲示板でお願いします。 能力やキャラ的に中尉だったらよかったのだが、かなり飛んで中佐であるため逆に邪魔となる人。戦闘を見る限り、そんなに指揮能力が低いようにも見えないが。 -- 名無しさん (2010-01-25 22 25 38) レビルをモビルスーツに乗せたときの親衛隊長と考えれば、そうひどいこともないと思う。 -- 名無しさん (2010-05-07 06 04 51) ↑その運用がベターだろうね。最終的な数値は若干物足りないけど、連邦1部の乗り手の質で考えれば上等。 -- 名無しさん (2010-08-21 21 21 03) 何はともあれパイロット不足に悩みがちな連邦では、イベントで死亡させる利点が無い。 -- 名無しさん (2012-04-15 02 04 36) 後方かく乱作戦を実行すると資源5000と引き換えに死亡する。逆に実行しないと死亡しないだけじゃなく鹵獲ザクJ型が6部隊加入するが、キャリフォルニアに突然敵が1機現れるので注意 -- 名無しさん (2012-06-08 13 47 01) 陸戦型ザク6機を破棄すれば8000強の資源が取れる。ヒルドルブ自体被害0で退治可能なので、イベントでフェデリコを殺すのは損 -- 名無しさん (2013-08-05 18 00 35) 開始直後で配置に気を使うべきなのはヘンケン・バスク・ワッケインのみ。彼らにマゼランを任せているなら、地上に気兼ねなく配属出来る。 -- 名無しさん (2014-03-22 06 39 04) シーマ艦隊が加入したらそこに入れるという手もある。シーマとは階級が同じで友好キャラがいないという共通点があり、キャラ的にも合うので悪くない。 -- 名無しさん (2015-04-01 20 52 35) 能力値はかなりお寒く、特にジャマイカンさえ下回る指揮値が痛い。しかし中佐というだけでもアレコレ利用価値はあるので、基本的に殺すのは勿体無い。 -- 名無しさん (2015-05-31 17 13 51) それどころか、死亡するとアライメントが下がるから、殺してアライメント下げてまでYESをする価値は無い。そんな事をするなら、強化人間関連をやった方が充実性がある。 -- 名無しさん (2016-11-13 06 35 54) 1ターン目にフリーな人だから同じくフリーのレビルとセットでマンタに乗せる。転属するタイミングも同じになるからMSに乗るタイミングも同じ -- 名無しさん (2018-03-03 22 48 53) もし指揮バグが無ければ、おそらくかなり使い勝手が良かったであろうキャラクター。高指揮値でも艦長専門の中佐以下の佐官なんかよりも断然良い。やっぱり指揮官兼任パイロットは使いやすい。 -- 名無しさん (2018-08-11 00 47 31) 連邦の佐官は彼以外全員艦船に乗れるので配置に悩むが、彼は迷いなく地上軍を率いれる。 -- 名無しさん (2018-12-20 08 30 57) 個人的に最初のプロトタイプガンダムを回したくなる。5月の段階でMS特殊部隊を率いていた程の超ベテランだし、生還していたらプロガン実戦テスト部隊を任された可能性はあるだろうと妄想。 -- 名無しさん (2019-03-25 13 36 45) 友好キャラ居ないのと能力値からすると、ステイメンからの改造でデンドロに乗せると良さげ -- 名無しさん (2019-04-23 08 39 54) 最初から指揮範囲もちのMSパイロットというだけで貴重 遊撃部隊の小隊長としてエースを送れない戦場を転戦していた -- 名無しさん (2019-04-23 11 11 18) どうも能力値が劇中描写と合わない印象がある。人格面に問題はありそうだったが襲撃後の統制と状況判断は悪くなかったし、補給基地襲撃でも戦果を挙げていた。戦闘時も脚部損傷前にはステップで砲撃を回避した描写があったし、逆にヒートホークを使用した格闘戦の描写は無い。指揮+2魅力-1格闘‐2反応+1ぐらいが妥当だと思うんだが -- 名無しさん (2020-01-02 09 28 51) 0083出身ならALL+2してもらえたくらいの劇中描写はあったはず -- 名無しさん (2020-03-17 10 54 57) 劇中描写のせいで戦争犯罪も平気で犯す騙し討ちの悪党同然に描かれてるけどジオンも毒ガスにコロニー落しなんてやってるしルウムの大敗で連邦もなりふり構ってられない状況だから「標識の偽装」なんて事やってるけどフェデリコさんの独断(左目潰されたり顔を傷つけられた怒りに、追加で家族・親戚・同僚を殺された恨みがあるかもしれん)か連邦上層部の意向かわからないしな(ゲームではレビルの選択)。指揮も描写からジャマイカン以上で12~13はあってもいいし魅力も部下に慕われてる感じだったから10~12あってもいい。射撃と格闘は+2してもいいんじゃないかな。 -- 名無しさん (2020-05-18 05 57 47) 後方撹乱が発生する20Tの頃だと、下手すると地上戦が完全に終わった後なんて場合もある。そうでなくともグフB以上の機体が出始める時期にヒルドルブなんかの生産を止めるために犠牲にする理由は皆無。MS運用縛りとかでもない限り、素直にJ型6機と一緒に帰ってきて貰うべし。将官の下で働かせるか、有能な佐官を回しきれなかった戦場のカバーに。 -- 名無しさん (2020-05-18 07 17 29) 一見かなり微妙な能力値に見えるが、これでもイグルー出身キャラの中では耐久が最も高い。 -- 名無しさん (2021-02-05 08 08 59) 参加陣営が連邦のみ。アライメント次第でティターンズ系に加入があっても良かった。 -- 名無しさん (2021-05-27 18 09 06) やはり辺境の制圧、防衛部隊の隊長をやらせるのが一番似合っているだろう。地味だが大切な役割である。 -- 名無しさん (2021-05-30 18 25 29) 連邦の初期メンバーで初期階級が佐官以上かつMSに乗れるパイロットはこいつとレビルのみ。その後加入するのもシーマや白服シロッコぐらいしかいないと考えると重要なキャラに思える。 -- 名無しさん (2021-10-10 02 52 15) 佐官パイロットの強みは地上戦の対地・対水攻撃能力の高いMSに乗りつつ広域指揮できることにある(宇宙では戦艦でよくペガサスやザンジバルなどでは対空攻撃重視になるため)。その上でバグの関係で自スタックが脆弱になってしまうレビルの援護ができるという点でフェデリコには相応の価値がある。 -- 名無しさん (2021-10-13 20 08 15) 反応が低いせいで弱く見えるが、指揮も耐久も最低限揃っているため反応があまり重要ではない量産機乗りに適任。指揮バグのせいで評価が下がっているが、それでもこういう人材は連邦では貴重なので、中堅パイロットとして堅実に活躍させてあげたい -- 名無しさん (2022-01-23 19 57 18) 作中だと部下の信頼も厚く、未知の兵器による奇襲攻撃を受けてもすぐに建て直すなど有能な小隊指揮官だったのだがこのゲームでは弱い。基本的に連邦下げのイグルー出身だから仕方ないが… -- 名無しさん (2022-05-10 21 58 41) 単純にIGLOOのゲストキャラがカスペン以外ジオン含めイマイチ。連邦より人材豊富な上IGLOO登場機と二者択一になるジオンの3人よりまだフェデリコのが存在感がある、と思う。 -- 名無しさん (2022-11-01 20 40 08) ずっと使ってたら大佐になった。バグのせいで意味はないんだけどジオンに多い高級士官兼MSパイロットに並べて自己満足。普通にやってると常に前線のバニングでさえ少佐で終わるもんね。 -- 名無しさん (2023-04-28 08 19 33) 性能的にもキャラ的にもティターンズにぜひ欲しい人材 -- 名無しさん (2023-05-01 10 11 46) MS教導隊の面もあったこの人と後に教官になったモルモット隊のフュリスと合わせて高くて10前後くらいの能力が連邦の求める「このくらいのパイロット」の目安みたいなステータス -- 名無しさん (2023-06-23 23 52 48) レビル将軍直属の親衛隊長とは出世したなぁ。能力といい顔といいやってる事といい盗賊の親玉レベルなんだけどなぁ。 -- 名無しさん (2023-07-29 14 18 12) 敵の重要な鹵獲兵器を運用するのは相当に能力がないと任されない 盗賊の親玉とか無知は怖いね -- 名無しさん (2023-07-29 23 37 28) ヒルドルブからの最初の2発から調整不足を看破したり状況判断も的確だったし、奇襲後の部下の動揺もすぐに鎮静してたりと隊長としては結構優秀よね -- 名無しさん (2023-08-20 21 57 28) 作中のキャラ設定に言及するならせめてうんちく読んでからにすればいいのに -- 名無しさん (2023-08-22 22 14 29) 盗賊の親玉か…コロニー落しやって来る連中よかマシだわな -- 名無しさん (2023-08-28 23 32 25) 会話・友好キャラ、セリフ付き・専用MS等、全て空欄の珍しい人材。 -- 名無しさん (2023-10-18 12 14 46) 単機MSに積極的に乗せたいステではないが高級量産機にはちょうどいい。パワードジムやハイザックカスタム、ゼクアインといった高級機を有効活用して貰おう。アッシマーのような限界が足りないMSも足切りが少ないので悪くない。 -- 名無しさん (2023-10-18 18 03 14) レビル指揮下だと僚機のサブ射撃発動率の面で若干不利なのでその点は考慮するべき。 -- 名無しさん (2023-11-14 17 31 28) かなり早い段階でMSのパイロットを任されて、しかもちゃんと乗りこなせているので本来ならもっと強いステータスでも良さそう。終戦まで生き残っていたらバニング並みのエース扱いされていても良さそうなポジションに見える。ライバルのソンネンと低い方でバランス調整されてしまった感がある。 -- 名無しさん (2024-02-07 01 19 18) その理屈ならMSもどき1機でエース率いるザク6機と差し違えたソンネンはガトー並の超エースだな -- 名無しさん (2024-02-07 18 29 04) てか作中の描写みると単純にヒルドルブが結構強い説あるんじゃねーかと思う -- 名無しさん (2024-02-09 01 34 45) ↑4 僚機の指揮補正は指揮範囲の2倍の効果だからSで並ぶしA以下でも気になるレベルにはならんかと。パイロット機の射撃・(先頭なら)格闘数増加とかもあるし -- 名無しさん (2024-02-09 23 30 32) サブ射撃発動は僚機指揮×3%で広域指揮×2%だからフェデリコの指揮だとどのランクでも不利だよ -- 名無しさん (2024-02-10 01 24 20) あ、本当だ。すまんかった -- 名無しさん (2024-02-10 11 54 32) 実際ソンネンは強いと思うけど、フェデリコの乗ってたJザクは降下作戦で使用されたものとしても北米地域で鹵獲されたそうなので、北米には3月18日に降下してるらしいので、ソンネンと戦った4月29日まで一ヵ月半くらいしかない。鹵獲されてからネジ一本に至るまでバラバラにされて調査され、その後組み立ててからセモベンテ隊に配属されたので実際運用期間は1か月あったかどうかと言ったところ。運用実績のまるでないザクであれだけ出来てりゃ上等な方だと思う -- 名無しさん (2024-02-10 12 00 31) それを言い出すとヒルドルブも地球に初降下直後、そもそもまともに保管していない(だから劇中でも不具合が起きている)ソンネンも初の重力下戦とかキリがない… -- 名無しさん (2024-02-10 12 47 09) ↑3 魅力もレビルの半分未満なのでその点も若干注意が必要。基本的には最新鋭とは言わずともそれなりの性能の単機を回すのがよい。 -- 名無しさん (2024-02-10 15 24 17) いや普通に量産機乗せててもジャミトフ以上の指揮能力はあるんだし当人のパイロット能力も加味したら普通に乗せた方がいい。単機が余ってるならそっちのがもちろんいいけど良くも悪くも他に候補がいるし。指揮の悪影響考えるならミケルとかマイクのがまだ優先順位高い -- 名無しさん (2024-02-12 00 30 39) フェデリコは佐官パイロットでレビルに随伴させる価値があるからっていう前提条件がある。ミケルやマイクは単純に(相対的に)指揮低めのジャミトフやシナプス、イーサンの部隊に組み込めば悪影響は軽減される。 -- 名無しさん (2024-02-12 01 15 19) イグルーの面々はガンダム世界におけるプラチナパスたるNT能力が皆無で、劇中の雰囲気が雰囲気だけにろくでもない目にあってる奴らばかりなので、能力値もスター性を帯びることはないんだろう。せめて生存させて終戦まで使ってあげたい。左官であることにあまり捉われずへき地周りでもいい。 -- 名無しさん (2024-02-12 12 17 16) ジオン編で敵として出会うと、北米に降下した際に61式に乗って出迎えてくる。生かしておけばその後も時折量産機を駆って出てくるため、経験値のタネとして使える。決して強くはないものの無人よりは強化されているため油断は禁物。 -- 名無しさん (2024-02-17 22 34 50) ぶっちゃけ連邦の量産機は大体サブ武器が弱いから発動率なんてあんま気にしなくていい。MSに乗ったレビルの護衛が基本定位置だから広域指揮の範囲との比較をするならレビル以外のサブ指揮官と比較する方が有意義 -- 名無しさん (2024-03-20 00 50 35) 仮に強化するとしたら指揮や耐久が上がって概ねレイヤーと同じような能力になりそう。それくらい強くても良さそうだけど、ライバルポジのソンネンと総合的に同等にしたかったのだろうか。 -- 名無しさん (2024-07-22 00 44 48) ↑耐久じゃなくて反応だった -- 名無しさん (2024-07-22 00 45 16) 名前 コメント