約 1,243 件
https://w.atwiki.jp/damsite/pages/1615.html
小屋ダムをお気に入りに追加 小屋ダムのリンク #blogsearch2 ウィキペディア 小屋ダム 小屋ダムの報道 MBCニュース | SDGs CO2排出最少「小水力発電」の普及目指して - 南日本放送 四万温泉で健康派ステイ 薬膳スイーツや疲れに効く上州地鶏などのおすすめスポット4選!|るるぶ&more. - るるぶNEWS 楽しくファンダムを広げることが社会に及ぼす影響は? 北村紗衣『批評の教室:チョウのように読み、ハチのように書く』インタビュー | ガジェット通信 GetNews - ガジェット通信 【クッキーランキングダム】つまらない?面白い?RPG×箱庭どちらも楽しめる甘〜いゲームを本音レビュー! – 攻略大百科 - 攻略大百科 「朝鮮戦争を終わらせる?終戦宣言は実現するのか」(時論公論) - nhk.or.jp 石木ダム着工も抗議続く 強制収用に現実味 専門家は歩み寄り呼び掛け /長崎 - 毎日新聞 「いちはらアート×ミックス2020+」が開幕。ローカル線に揺られアートを巡る(美術手帖) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 川棚町 こうばるほずみさん「石木川ミュージアム」 水没予定地の「団結小屋」に開設 /長崎 - 毎日新聞 石木ダム 反対住民の「団結小屋」にアトリエ兼ギャラリー 宅地明け渡し期限から2年(長崎新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 過疎地の除草革命? “レンタルヤギ”が人気呼び順番待ちに「環境にやさしくてかわいい」(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「私たちだけが知る真実」「あなたも起業家になりませんか?」悪名高きカルトと熱狂的ファンダムの危うい境界線【幻想と創造の大国、アメリカ】(FINDERS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「子育て」ではなく「子育ち」を支える幼児教育「未来をつくる教育フォーラム2021 」オンライン開催します 2021年11月27日(土)28日(日)本日より参加申込受付開始 - PR TIMES 2021紅葉巡り 藤原岳 - 藤原岳 - 2021年11月6日(土) - 株式会社 山と溪谷社 紅葉真っ盛りの前袈裟丸山へ折場登山口から - 袈裟丸山 - 2021年10月31日(日) /YamakeiOnline - 株式会社 山と溪谷社 長崎・石木ダム差し止め2審も認めず 住民側の控訴棄却 - 毎日新聞 - 毎日新聞 北アルプスの水と風を感じる芸術祭へ|青野尚子の今週末見るべきアート(Casa BRUTUS.com) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 宮ヶ瀬ダム周辺振興財団×小田急まなたび共同企画 11月13日から「秋の宮ヶ瀬湖キャンペーン2021」を開催 - PR TIMES 石木ダム工事現場から思う「無責任」 佐世保支局・岩佐遼介 - 西日本新聞 国会に戻り一緒にたたかう/長崎・石木ダム抗議座り込み/まじま予定候補が住民激励 - しんぶん赤旗 漂う“エースの風格”! 林下詩美が彩羽匠を退けて赤いベルト防衛「いつだって誰の挑戦でも受ける」【スターダム】(THE DIGEST) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 川辺川ダム反対 本を自費出版 人吉市医師会長の岐部さん /熊本 - 毎日新聞 アウトドアセレクトショップのUNBYが兵庫県に初出店!「UNBY GENERAL GOODS STORE」が三田市にオープン - ウォーカープラス 富津市 旧小久保ダム利活用「知恵を」 事業者募集、来月説明会 /千葉 - 毎日新聞 大朝日岳 - 2021年9月25日(土) - 株式会社 山と溪谷社 紅葉を求めて - 白山 - 2021年9月25日(土) /YamakeiOnline - 株式会社 山と溪谷社 ただの「まちづくりゲー」ではない!『Timberborn』でビーバー流の治水・積み木建築を極めろ【プレイレポ】 - Game*Spark 不登校受け入れ拠点、コロナ禍で利用者増 改修へ寄付呼び掛け - 河北新報オンライン 寒江山(日暮沢小屋から往復/紅葉始まる)2021 - 寒江山・南寒江山・竜門山 - 2021年9月20日(月) /YamakeiOnline - 株式会社 山と溪谷社 「実績づくりの茶番劇」 石木ダム本体工事着手 反対住民、冷ややか - 47NEWS 北アルプスの山小屋など8カ所にIoT通信インフラ機器の設置を完了 - ZDNet Japan 長崎・石木ダム本体着工 水没予定地の13世帯、座り込み継続 - 毎日新聞 - 毎日新聞 北アルプスの紅葉登山-おすすめの山と登山コース難易度・絶景スポット - 山旅旅 球磨川流量引き上げ 毎秒8200トン 国交省、ダム計画に影響 熊本 - 毎日新聞 山の仕事って? 33歳の小屋番に会いに行く【井之脇海、山と自然を遊びつくす 第6回】 - SPUR.JP 道路の崩落や土砂崩れ 各地で被害【佐賀県】|佐賀のニュース・天気|サガテレビ - サガテレビ 北アルプス・ブナ立尾根より烏帽子岳~船窪岳 天空の花園から野趣あふれる稜線を踏破する - 株式会社 山と溪谷社 20210807 南アルプス縦走 畑薙~鳥倉 4泊5日 - 南アルプス - 2021年8月7日(土)~2021年8月11日(水) /YamakeiOnline - 株式会社 山と溪谷社 空木岳 - 空木岳 - 2021年8月8日(日) - 株式会社 山と溪谷社 治水を考える:筑後川水系ダム、事前放流で協定 洪水抑制も利水損失懸念 /福岡 - 毎日新聞 記者有情:ダム上の美術館 /福岡 - 毎日新聞 北アルプス登山道にIoT通信インフラを、フォレストシーらがLPWAのテストに成功 - business network.jp 北アルプス登山道をカバーするIoT通信インフラを構築中。薬師岳周辺にてLPWAを活用したIoT通信テストに成功。 - PR TIMES 嘉瀬川ダムの貯水率減で5日から取水制限 家庭への影響は無し【佐賀県】|佐賀のニュース・天気|サガテレビ - サガテレビ ダム湖に沈んだ故郷…難航する捜索の果てに出会った思いがけない人生ドラマとは? 『ポツンと一軒家』 - music.jpニュース 山形の「田んぼダム」1% 水害対策の一環、25年度まで3倍に - 毎日新聞 - 毎日新聞 七倉岳、北葛岳 2021 - 七倉岳、北葛岳 - 2021年7月18日(日) - 株式会社 山と溪谷社 ダムが豪雨で決壊、114人犠牲 平和池水害から70年、「決して忘れてはいけない」 - 京都新聞 雨中の日帰り大朝日岳、鳥原山・小朝日岳・大朝日岳・古寺山縦走 - 大朝日岳 - 2021年7月11日(日) /YamakeiOnline - 株式会社 山と溪谷社 西日本豪雨 被災者の約4割 “砂防ダムなど防災施設の完成を” - NHK NEWS WEB 球磨川治水対策は始まったばかり 柱の流水型ダム、完成は30年以降 - 西日本新聞 西日本豪雨3年、甚大被害の広島に「希望の灯り」分灯 神戸・東遊園地から - 神戸新聞 西日本豪雨:砂防ダム建設に奮闘 坂町で被災、40年超ベテラン現場監督 地元・小屋浦に安心と活気を /広島 - 毎日新聞 飯豊北股岳BCスキー2021 - 北股岳 - 2021年7月3日(土)~2021年7月4日(日) /YamakeiOnline - 株式会社 山と溪谷社 山形の酒「ん~まいの」味わって 3蔵元、品種など伏せ商品化 統一ブランド第2弾 - 河北新報オンライン 世界2位の水力発電ダムが稼働 中国(AFPBB News) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 携帯電波圏外エリアにおけるIoT通信インフラの構築に向けた4者共同実証試験の開始について - PR TIMES 手作り小屋は「まるで秘密基地」ツリーハウス風や東南アジア住宅風…“充実の空間”に - 神戸新聞 石木ダム建設計画 工事差し止め高裁結審 判決は10月21日 /長崎 - 毎日新聞 「脱ダム」で凍結12年 淀川水系ダムが着工へ動き出した理由 - 毎日新聞 - 毎日新聞 社説:ダムに依存しない治水 住民の合意形成が課題だ - 毎日新聞 川辺川ダム緊急放流資料、熊本県も破棄 整備局へ「公表慎重に」 - 毎日新聞 - 毎日新聞 機動隊に投げられても 嫁ぎ先で、ダム監視小屋に20年 - 朝日新聞デジタル ダムで沈む町、対立の歴史乗り越え「先祖の味残す」 - 西日本新聞 南アルプス南部の9つの山小屋、2021シーズンも休業。畑薙第一ダム~椹島への宿泊者用送迎バスも運休 / Yamakei Online - 株式会社 山と溪谷社 大蘇ダム漏水 九州農政局「原因特定できず」 受益の市は憤り - 毎日新聞 - 毎日新聞 遠景近景(34)「糠平ダム 上士幌」(十勝毎日新聞) - kachimai.jp 剱沢から黒部ダムへ - 2020年10月2日(金)~2020年10月3日(土) /YamakeiOnline - 株式会社 山と溪谷社 豪雨被災地の小学生が砂防ダム見学 広島・坂町小屋浦 - home-tv.co.jp また国に土地取られる ダム計画、抗う理由は戦時の記憶 - 朝日新聞デジタル 「もう私の畑じゃなかね」 石木ダム予定地明け渡し期限 - 朝日新聞社 北アルプス縦走(高瀬ダム→新穂高) - 雲の平 - 2019年8月11日(日)~2019年8月14日(水) /YamakeiOnline - 株式会社 山と溪谷社 宮ヶ瀬ダム 4月から観光放流 フーチング階段開放も | 愛川・清川 | タウンニュース - タウンニュース 宮ヶ瀬ダム 御在位三十年で記念カード 5月31日まで | 愛川・清川 | タウンニュース - タウンニュース ベストシーズン 黒部ダム~阿曽原温泉小屋(下の廊下)ピストン - 黒部下ノ廊下 - 2018年10月20日(土)~2018年10月22日(月) /YamakeiOnline - 株式会社 山と溪谷社 小屋ダムの構造分析 小屋ダムの77%は気の迷いで出来ています。小屋ダムの23%は時間で出来ています。 powered by 成分解析 小屋ダムの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ 石川県/小屋ダム このページについて このページは小屋ダムのインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される小屋ダムに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/360skate3/pages/49.html
Own the Spot Film Photo Own the Lot 補足情報 Own the Spot Twin Spires Own it Beat a score of 900 Kill it Beat a score of 1,200 ふたつのクォーターランプと間に挟まれたスロープで構成されたスポット。 下り坂で得た加速を利用し、クォーターランプからクォーターランプへとトランスファーをキメるのが定石。 ある程度の高さまで飛べればスピンやフィンガーフリップを織り交ぜればKillするのも難しくない。 Bump Riser Own it Beat a score of 650 Kill it Beat a score of 1,000 スケートパークのボウルの一角を利用したスポット。こちらもエアでポイントを稼ぐタイプである。 採点範囲がわかりにくいため、高得点を出したのに範囲外になってしまうことも。 何度かチャレンジしてどの範囲で採点されるのかを把握し、あとはボウルで加速をつけて飛ぶだけだ。 Film Gallery Gap Line Own it Gap to the 1st Ledge Gap to Grind the entire 2nd Ledge Kill it Nollie 360 to the 1st Ledge360ノーリーで1番目のギャップを越えろ Gap to Manual the entire 2nd Ledge2番目のギャップをtoマニュアルで着地してそのまま通過しろ 公園の植え込みを貫くように配置されたオブジェの上で指定されたギャップをキメるチャレンジ。 Normal以上の加速度や飛距離では最初のギャップを越えるのはほぼ不可能と思っていいかもしれない。 無理だと思ったら素直にEasyにして挑もう。Easyであれば360スピンを入れてもじゅうぶんに届く。 ただしEasyはレッジへの吸い込みがキツくなるため、続く2番目のギャップでtoマニュアルをキメにくくなる点に注意。 The Art of Rail Own it Grind the 1st Rail Grind the 2nd Rail 180 to Grind Down the Final Set Kill it Crooked the 1st Rail1番目のレールでクロークドをキメろ Tailslide the 2nd Rail2番目のレールでテイルスライドをキメろ 180 to Nosegrind Down the Final Set最後のレールで180スピンからのノーズグラインドをキメろ 3つのステアーセットでそれぞれグラインドをキメるチャレンジ。 2番目のレールはスタート地点から見て登り坂になるため、抵抗があるなら奥から仕切り直そう。 Kill条件で指定されたグラインドはどれも右スティック入力が必要なトリックなのでコマンドを確認しておくこと。 180スピンからのノーズグラインドは入力方向が逆になることに注意しよう。 The Quintessential Stair Own it Gap the Stair Set Kill it Unique Trick Over Each Stair Setそれぞれの階段を異なるトリックでギャップしろ 縦に5つ並んだ階段でそれぞれギャップをキメるチャレンジ。 均等に並んでいるわけではなく、それぞれ微妙に踊り場の長さなどが違っている点に気を付けよう。 1番目のギャップをできるだけ手前から飛ぶようにすると3番目以降のギャップに余裕ができる。 Photo Over the Rainbow Own it Manual Over the Rainbowマニュアルで橋を通過しろ Kill it Nose Manual Revert to Manualノーズマニュアル・リヴァートtoマニュアルで橋を通過しろ 細い弓なりの橋をマニュアルで超えるチャレンジ。Ownするだけなら特に難しくはないだろう。 Kill条件はノーズマニュアル中にリヴァートで方向転換するだけではクリアできない。 そのリヴァートの間に素早くマニュアルに切り替える(右スティックの入力を上から下に変える)必要がある。 判定がシビアなうえに橋の両側に吸われやすいので、イライラするだろうが頑張ってほしい。 The Corkscrew Own it Double Full Loopダブル・フルループを通過しろ Kill it Double Full Loop...in Fakieフェイキー状態でダブル・フルループを通過しろ 公園の一角に設けられたダブル・フルループを通過するチャレンジ。 適切な加速と進入角の調整さえうまくいけば通過すること自体は難しくないはずだ。 問題はKill条件にあるフェイキー状態の維持だが、あれこれ思考錯誤してみてもなかなかクリアできないかもしれない。 完全に詰まったと思ったら、フェイキーで加速をつけたあとダブルグラブするかもしくはLTかRTをひたすら連打し続けてみよう。 そうするとフェイキー判定を維持することができるので比較的クリアしやすくなる。50回程度のリトライは覚悟しよう。 Modern Manual Own it Gap to Manual Across the Ledgeギャップtoマニュアルでレッジを通過しろ Kill it Nollie 180 to Manual the Ledgeノーリー180でギャップを超えtoマニュアルでレッジを通過しろ 公園端の植え込みにある特殊なレッジの上をギャップtoマニュアルで通過するチャレンジ。 ギャップまでの助走ルートが非常に湾曲していて、ギャップする段差は高く、さらにレッジの脇には壁が立っている。 ありとあらゆる嫌がらせが詰め込まれたチャレンジであり、Killするのはたやすいことではない。 Easyにするとギャップを超えやすくはなるが、直後のtoマニュアルをレッジに沿ってキメる難しさは変わらないだろう。 ノーリー180中に一瞬グラブを入れ、低い体勢にすると若干飛びやすくなる。 もしどうしようもなくなった場合は、以下の方法で格段にKillしやすくなるのでためしてほしい。 スタート地点で後ろを向き、ダークグレーの床の上から降りないように左前方(北西)へ進む オブジェクトドロッパーで木の陰があるところにランプを置く(チャレンジは一旦終了しておくこと) チャレンジを開始すると、置いたランプがそのまま残っているのでこれをレッジ付近まで運ぶ ランプを使うと高く飛び過ぎてしまい、着地後のマニュアルに勢いがなくなってしまうことがある。 低めに飛べば横の壁に吸われることもなく助走の勢いも殺さずに済む。 Own the Lot Marraffa's Skatepark AccumulationTranny TrenchOwn it Reach the Target Score2分間以内に20,000点稼ぐ。変則的なボウルだが稼げるポイントは多い。 Gap ChallengeRaffa's TransfersOwn it Transfer to the Pocket Bowlポケットボウルへトランスファーをキメろ Transfer the Hipヒップでトランスファーをキメろ Transfer to the Lower Bowl低いボウルへトランスファーをキメろ画面の指示に従って移動していくだけで特にパンプする必要もなくスイスイとトランスファーがキマるだろう。 Loop LineOwn it Rock the Full Loopフルループを通過しろ Transfer Over the Railレールを越えるトランスファーをキメろ 540 Transfer the Rise隆起部を540スピンでトランスファーしろレール越えはフリップを追加して高く飛び、隆起部では逆に飛びすぎないように注意しよう。 Grass TrapOwn it Grind the Ledgeレッジでグラインドしろ Gap the Grassグラスギャップをキメろ Manual Revert on the Disc円盤の上でマニュアル・リヴァートをキメろ Grind the Ledge Over the Grassレッジでグラインドをキメて芝生を超えろ特に難しいところはないが、最後のレッジが多少高い位置にあるのでマーカーをうまく利用してクリアしよう。 Tag the SpotsThe Midas TouchOwn it Grind the Golden Rails指定された8箇所のレールでグラインド。あまりマーカーの位置を変更せずに流れでクリアできるようにするのが望ましい。 Solo ShotHipsterOwn it Fingerflip 360 the Hipヒップで360フィンガーフリップをキメろ Tricky TrianglesOwn it Gap to Grind the entire Triangle棟の部分でギャップtoグラインドをキメろ一見グラインドができそうな場所に見えないが、稜線に着地すればちゃんとグラインドになってくれる。 Trick ListSkatepark GauntletOwn it Gap the Extensionsエクステンションでギャップをキメろ Transfer the Stepped Spine段差の下へトランスファーをキメろ Gap Over the Loopフルループの上でギャップをキメろ Do a 540 Fingerflip540フィンガーフリップをキメろ Lateflip Over the Golden Mid-Rail中腹にあるレールを越えながらレイトフリップをキメろ Transfer to the Lower Bowl低いボウルへトランスファーをキメろ Grind the Loopフルループでグラインドしろ Grind the Nub Extention中央の隆起部でグラインドしろ Do a 720720スピンをキメろ Transfer to the Shallow Bowl浅いボウルへトランスファーをキメろ Tailslide the Far Golden Rail奥のレールでテイルスライドをキメろ 3,500pt Trick3,500点以上のトリックをキメろ 広大なパーク内でこのOTLの様々なチャレンジを復習するような内容になっている。 いくつかの課題に挑戦可能なスタート地点を見つけ、マーカーを利用していくのが攻略のカギである。 課題の入れ替えに合わせて、スタート地点正面の丘やレール付近にマーカーをセットしてみよう。 フルループの上でのギャップはフリップなどを入れず、惰性で超えるほうが安定する。 飛距離が足りない場合は着地をtoマニュアルにするとよい。 フルループのグラインドをフリップtoグラインドtoフリップにして同時にクリアしてしまうのも手だ。 720スピンは最初のトランスファーで指定されている場所がオススメ。 レール越えのレイトフリップは正面から挑むとなぜか転倒しやすいので、2番目のトランスファーをクリアしたあと 中央の隆起部でUターンして裏側から挑むとクリアしやすく、時間の短縮にもなる。 720スピンのやり方によっては3,500点以上を狙うのも難しくないはず。 フリップtoマニュアルが得意なら、ラインボーナス獲得後にひたすらフラットランドでもクリア可能。 補足情報 当DLCには旧作のスポットが削除されないまま塀の向こう側に残されている。 アートギャラリーの北にまずThe Old Poolが、さらに奥に行くとBig Ass WallとMini-Megaが見つかる。 初代skate.だけでなくskate2の経験者にとっても懐かしい景色を発見できるはずだ。 アートギャラリーの北には地下鉄駅の跡がある。 東にはLL Regs(スケートボードショップ)があり、併設されていたスケートパークも残されている。 チャレンジの総数や配置と比べて、妙に広いマップであることを実感できるだろう。
https://w.atwiki.jp/siika/pages/374.html
部品構造 大部品 詩歌藩国の地形 RD 55 評価値 9部品 気候 大部品 フィヨルド(詩歌藩国の地形) RD 2 評価値 1部品 概要 部品 特徴 大部品 雪国の家(詩歌藩国の地形) RD 5 評価値 3部品 丈夫な屋根 部品 雪囲い 部品 燃料タンク 部品 タンクの仕様詳細 部品 二重窓 大部品 雪かき(詩歌藩国の地形) RD 2 評価値 1部品 朝雪掻きの風景 部品 融雪機 大部品 夜空に浮かぶもの(詩歌藩国の地形) RD 4 評価値 3部品 星 部品 オーロラ 部品 極光信仰 部品 オーロラの出現時間 部品 暖流 部品 沿岸部への影響 部品 南北を貫く山脈 部品 豊かな水源 部品 針葉樹 部品 イリューシア湾 部品 ラズライトライン 部品 サファイアラグーン 大部品 水車小屋(詩歌藩国の地形) RD 3 評価値 2部品 小屋 部品 使用用途 部品 水車 大部品 火山(詩歌藩国の地形) RD 17 評価値 6部品 成層 部品 複成 部品 側火山 部品 火口 部品 帯水層 部品 マグマ 部品 噴火様式 部品 地熱地帯 部品 観測 部品 地殻変動 部品 砂防ダム 部品 遊砂地 部品 導流堤 部品 地熱発電所 部品 湧き水 部品 土壌 部品 温泉 大部品 雪山 RD 13 評価値 6部品 雪山とは 部品 動植物について 部品 雪という環境要因 部品 春に溶ける雪 部品 なぜ雪が降るのか 部品 積雪がつくる環境 部品 冷却効果 部品 融雪水 部品 傾斜湿原 部品 土壌の凍結 部品 アイスレンズ 部品 雪は布団のようなもの 部品 風衝地 部品定義 部品 気候 詩歌藩国は、北国である。一応四季はあるものの、一年のうち半分近くは雪が振り続ける冬であり、気温が20度を超えることはまずない。 しかし多少体感気温は高く、これは、藩国を囲むようにして暖流が流れていることに起因する。 そのため、オーロラを観測することのできる国としては暖かい地域となっている。 部品 概要 氷河の浸食作用により形成された、複雑な地形の湾・入り江のこと。湾の入口から湾奥まで幅があまり変わらず、非常に細長い形状の湾になっている。 フィヨルドはノルウェー語で「入り江」という意味をもっており、別名で峡湾ともいう。 部品 特徴 湾口から湾奥まで湾の幅はほとんど変化なく、海岸線は断崖絶壁である場合が多い。かつて氷河が自身の重みにより山の斜面を削りながらゆっくり(速くても1年間に数百m)と進んだその名残のため、海底の部分は深いU字型になっている。おもに、寒帯の地域に多くみられる地形だ。 その複雑に入り組んだ湾の景観は美しく、観光名所として有名なものもある。 部品 丈夫な屋根 雪の重みで家が潰れないよう、丈夫な屋根が使われている。水が漏れてこないようにしてあり、雪の重みで屋根が落ちる心配もない。 部品 雪囲い 雪が屋根から滑り落ちる際、窓に当たって割れることがある。これを防ぐのが雪囲いである。比較的安価に取り付けることができ、かつ一定以上の効果が見込めるこの対策は多くの家が取り入れており、また推奨されている。 部品 燃料タンク 家に備え付けで設置されているストーブ用のタンク。屋外に設置され、家内のストーブに給油をするためいちいち寒い中を給油する手間がはぶける。また長い冬に備えてタンクに給油する燃料配達人が仕事として成り立っている。 部品 タンクの仕様詳細 容積500リットルほどの標準タイプがまずあり、積雪量にあわせて脚の長さが違うトールレッグ、ショートレッグなどがある。また雪の影響を受けないようルーフ付きのタンクなどバリエーションがある。 部品 二重窓 窓のサッシを2組用いて断熱効果を高めた窓のこと。内窓とも呼ばれる。北国のような寒冷地では断熱性向上のために昔から一般的に用いられているが、近年省エネルギーや防音対策の面からも有効とされ、温暖な地域でも使用する例が見られる。 部品 朝雪掻きの風景 国内の主要な道路については民生用I=Dやトラック等や魔法を使って夜半のうちに雪掻きを行い、昼間に国民が不自由なく移動できるようにする。一方、各家庭内の庭先などでは国民がみずからスコップを持って雪掻きを行うのが詩歌藩の朝の風景である。 部品 融雪機 地中に埋設する形で使用する簡易式の雪捨て場。魔法式と電気式と燃料式のものがあるが、熱で雪を溶かすことに変わりはない。3mほどの穴になるので落下防止網などは必須。 部品 星 宇宙にまたたく天体のこと。詩歌藩国内からはよく見える。これは環境基本法によって大気汚染から護られているためであり、自然を大切にしようという風土もあいまって輝く星々を見ることができる。 部品 オーロラ 極光とも呼ぶ。天体の極域近辺で見られる大気の発光現象のこと。発生原理は、太陽風のプラズマが天体の磁力線に沿って高速で降下し大気の酸素原子や窒素原子を励起することによって発光すると考えられているが、その詳細にはいまだ不明な点が多い。 部品 極光信仰 オーロラは自然現象とされているが、詩歌藩国内ではこれを神の起こす奇跡とし、信仰する地域もある。その細くたなびく様子から輝く蛇としてみるのだという。また生前の行いが良かった人は死後、オーロラの国(実質的に天国のこと)へ旅立つということになっている。 部品 オーロラの出現時間 多様な出現形態を持つオーロラという現象全体をみると、出現時間も多様である。典型的なオーロラの出現パターンの例を挙げると、夜21時や22時頃から極側にかすかなオーロラが見え始め、それが次第に低緯度側へ拡大し西の方へ広がっていき、弱い場合は東の方から消滅していくが、強い場合はブレイクアップに伴う鮮やかなオーロラが一時的に現れたあと弱いオーロラが継続し、翌朝6時頃明るくなるに伴い消滅していく。 部品 暖流 海の水はたえず動いているが、決まった向きに流れるものを「海流」と呼ぶ。海流は海水の温度によって暖かい海流の「暖流」と冷たい海流の「寒流」にわけられる。島国である詩歌藩国のまわりを流れているのは暖流である。 部品 沿岸部への影響 比較的高温・高塩分のためプランクトンは少なく、透明度が高い。暖流は周囲の大気を暖めて自身は冷やされる海流であり、沿岸部では温暖で湿潤な気候が保たれる。これは、暖流が大気を暖めて水蒸気を供給するとともに、上昇気流が発生して雨が降りやすくなるためでもある。 部品 南北を貫く山脈 王都を包むように存在する壮麗な霊峰シュティオン。これが国の真ん中を縦断する形で続き、冷たい北風を防いでいる。雪崩などを警戒し、入山には国の許可が必要となっている。 部品 豊かな水源 降雪が多いため、雪解け水がそのまま地面に吸収され水源として利用される。その一部はラズライトラインと呼ばれる河川を通じて藩国内で利用されている。 部品 針葉樹 寒さに強く寒冷地でよく見られる。主に常緑高木で針や線のような葉を持つ。木材としてはソフトウッドと呼ばれ軽くて柔らかいものが多い。 部品 イリューシア湾 詩歌藩国王都西部にある藩国最大の港。一時は汚水による自然環境の悪化が議論を呼んだが、現在は汚水浄化設備も整い、湾の水質も改善された。今では最も汚水に対する規制が厳しい地域の一つとなっている。 部品 ラズライトライン サファイアラグーンへ繋がる広大な川。王都内にも流れがある国民に親しまれた河川。川は水が動いて大量にある表面と内部がかき混ぜられるため熱の発散は平均化されてしまうので、部分的で急激な温度低下になりにくい。つまりとても寒い詩歌藩国内でも凍りにくいのである。 部品 サファイアラグーン 地熱で暖められた地下水脈が温水として噴出しており泳げるくらいに温かい。ラズライトラインと狭い海峡により外海に繋がっている。 部品 小屋 川のそばに作られる水車を利用するための小屋。木製である場合がほとんど。まれにレンガ作りのものもある。牧歌的で見た目にも良く、観光客にも人気のスポットのひとつ。 部品 使用用途 製粉、籾すり、杵つき、製材、製鉄、製糖などさまざまな用途に使用される。発電機と蓄電池を取り付けて発電に使用する場合もある。 部品 水車 川の流れ(水の位置エネルギー)を受けて廻り、その力を伝導して様々なことに使われる。丈夫で川の流れに沿うようにしないとすぐに消耗する。 部品 成層 何回も噴火を繰り返すことにより円錐形となった火山のことを成層火山と呼び、詩歌藩国の火山もこれに含まれる。溶岩流と火砕物が何層にも積み重なっている。 部品 複成 何度も噴火を繰り返す火山のことを複成火山という。詩歌藩国の火山は複成火山である。これとは逆に1シリーズだけの噴火でできた火山を単成火山と呼ぶ。 部品 側火山 大きな火山の山腹にできた小さな火山のことを側火山、または寄生火山と呼ぶ。詩歌藩国の火山には100箇所近い側火山が確認されているが、そのほとんどは海側を向いており、街側にはほとんど確認されていない。 部品 火口 マグマや水蒸気などの噴出によってつくられた窪地のことを火口、または噴火口と呼ぶ。火口の底を火口底、壁を火口壁という。規模が大きくなり直径が1~2キロメートルを越えた窪地のことはカルデラと呼び区別する。 部品 帯水層 地下水がたまっている層のこと。地下水が熱せられると噴気や温泉となる。サファイアラグーンなどの国内にある温泉はこの帯水層から流れ出ている温水であると考えられている。 部品 マグマ 地下に存在する岩石が溶けたものをマグマという。噴火の様子はマグマの組成によって変わる。マグマの組成は50~70パーセントが二酸化珪素で、少ない方から玄武岩質、安山岩質、デイサイト質、流紋岩質と呼ばれる。 部品 噴火様式 詩歌藩国の火山は二酸化珪素が50%ほどの玄武岩質であり、あまり爆発的な噴火はしない。噴出時の温度は1200度ほどと高く、粘性が低いため薄く広がる。 部品 地熱地帯 火山ガスや熱水によって温められて、高温になった地域を地熱地帯という。地熱地帯では温泉がでたり、地熱発電が行われたりしている。詩歌藩国の中でも山にほど近い王都などはほぼ地熱地帯となっている。 部品 観測 火山の活動状況を把握したり、活動の推移を予測したりするために火山ではさまざまな観測が行われている。地震、微動などは地震計によって記録し、震源の場所から地下のマグマがどこにあるか推定したりする。 部品 地殻変動 マグマが上昇すると山体が膨張するなど変形が起こる。そこで地面の動きを精密に測定することでマグマの位置や動きを推定する。地面の高さを測る測量(水準測量)や2点間の距離を測る測量(辺長測量)を行う。辺長測量では光の往復時間を利用して測る光波測距儀という機械を用いる。 部品 砂防ダム 砂防堰堤とも呼ぶ。土石流や泥流を食い止めるために作られた堤防の一種。この堤防で流下してきた土砂を受け止め、下流へ流れる土砂の量を少なくしたり、勢いをやわらげたりする。 部品 遊砂地 土石流や泥流の一部の幅を広げて流れてきた土砂のスピードを落として堆積させ、下流へ流下する土砂の量を少なくすることが目的の施設。 部品 導流堤 土石流や泥流の方向を制御して、安全な方向に流下させ、土砂氾濫やその拡大を防ぐ堤防の一種。詩歌藩国で採用されているのは八の字を縦に並べた構造のもの。 部品 地熱発電所 地熱発電は純国産の自然エネルギーであり、地下からとりだした蒸気の力でタービンを回すことによって電力を作り出す。一箇所で約5万キロワットほどの出力能力を持っている。また余った熱を山菜などのハウス栽培に利用する実験なども行われている。 部品 湧き水 火山周辺の地質は水の浸透率が高いため、山麓は地下水に恵まれている。豊富な湧き水はミネラルウォーターとして使用される。また地下水が流れ込むサファイアラグーンは海水の塩分濃度が低くなるため、普通は湖に飛来する白鳥がやってくることもある。 部品 土壌 降り積もった火山灰は長い時間を経てアルカリ化したり、水はけがよくなったりして、野菜の栽培に適した土壌となる。また火山から噴出した軽石が風化したものは園芸用にも使用される。 部品 温泉 火山により暖められた地下水は高熱となる。その熱せられた地下水が様々な成分を含みつつ地上へ湧き出たのが温泉である。 部品 雪山とは 純白の雪に包まれた山々は私達に静寂や荘厳といったイメージを抱かせる。そこに広がるのは生物が営みをいったん停止し、春の訪れをひたすら待つ世界である。 部品 動植物について 適度な温度、光、そして水によって動植物の生命が支えられている以上、その活動の本番は夏である。では雪に閉ざされた長い冬は、生物にとってただやりすごすだけの時間にすぎないのだろうか? 部品 雪という環境要因 植物にとって雪はやっかいな環境要因である。光や温度のようにその活動に直接作用する要因ではない。しかしいったん雪がつもると光や外気を遮断し、植物を取り巻く状況をいっぺんさせる。 部品 春に溶ける雪 冬のあいだに積もった雪は春に溶けて再び水に戻るまでの間に刻一刻と性質を変え、ときには雪崩のようにダイナミックに移動する。その存在と振る舞いの多様さを考えれば、雪は植物の活動に直接、間接的に様々な影響を及ぼす要因といえよう。 部品 なぜ雪が降るのか 山地では水蒸気を含んだ季節風が山地にぶつかって強制的に上昇させられた時に多量の降雪をみる。したがって多量の降雪が起こるには豊富な水蒸気の供給源と強い季節風、そして季節風に立ちはだかる山地地形が必要である。 部品 積雪がつくる環境 積雪はさまざまな形で植生に影響を与えるが、その影響のしかたは積雪の存在そのものが与える影響と、積雪が動くことによって与える影響に分けることができる。前者は主として積雪の保温効果、冷却効果、融雪水の効果などが、後者は斜面における積雪移動圧や雪崩の影響があげられる。 部品 冷却効果 通常雪は0度より高温にならないので、春先や夏には冷源となる。真夏に雪が残る谷を歩くと、吹き降ろす冷たい風に雪の冷却効果を感じることができる。氷河ほどではないにせよ、平野部の積雪域でも無雪域よりははるかに温められにくいため、周辺の大気の動きや気温に影響を与える。 部品 融雪水 融雪期になると雪は融雪水を供給し続ける。溶岩台地など水はけの悪い平坦な地形の上に多量の積雪があるところでは地下水位が高く維持されて湿原となる場合が多い。 部品 傾斜湿原 一見傾斜していて水はけがよさそうな場所でも吹き溜まりによって暑い堆雪ができる場所では長い期間融雪水が供給され続けるために湿原が形成されることがあり、これを傾斜湿原と呼ぶ。 部品 土壌の凍結 雪は優れた断熱材でもある。積雪の熱伝導率は2~23で密度が小さいほど小さく、密度が小さい新雪の熱伝導率は綿布の熱伝導率に近い。構造土やアースハンモックといった土壌凍結に起因する地形は稜線部の風衝地に限られ、大部分の地面は厚い積雪によって土壌凍結から保護される。 部品 アイスレンズ 土壌凍結が進行するときにアイスレンズが地面を持ち上げる圧力(凍上圧)は非常に強大で植物の根などはひとたまりもなく切断されてしまう。雪はこのような凍上害から植物をまもる断熱材となる。通常、20cmの積雪深があれば土壌凍結の進行を防ぐことができるといわれている。 部品 雪は布団のようなもの 冬の気温が0度以下にならないところでは、多くの植物にとって雪がないほうが物質生産上有利である。しかし氷点下の気温になることが多く、しかも風の強い地方では積雪は低温や感想から植物を守る効果を持ち、積雪下の植物にしてみれば暖かい布団をかぶっているようなものである。また積雪の中では湿度は100%に保たれる。 部品 風衝地 山に積もる雪は一般に標高が高いほど多くなる。しかし山頂や稜線付近など、とくに北西の季節風が強く吹き付ける場所では逆に少なくなる。こうした風衝地には植物もまばらな砂礫地が広がったり、草本や低木による独特な植物群落が分布している。 提出書式 大部品 詩歌藩国の地形 RD 55 評価値 9 -部品 気候 -大部品 フィヨルド(詩歌藩国の地形) RD 2 評価値 1 --部品 概要 --部品 特徴 -大部品 雪国の家(詩歌藩国の地形) RD 5 評価値 3 --部品 丈夫な屋根 --部品 雪囲い --部品 燃料タンク --部品 タンクの仕様詳細 --部品 二重窓 -大部品 雪かき(詩歌藩国の地形) RD 2 評価値 1 --部品 朝雪掻きの風景 --部品 融雪機 -大部品 夜空に浮かぶもの(詩歌藩国の地形) RD 4 評価値 3 --部品 星 --部品 オーロラ --部品 極光信仰 --部品 オーロラの出現時間 -部品 暖流 -部品 沿岸部への影響 -部品 南北を貫く山脈 -部品 豊かな水源 -部品 針葉樹 -部品 イリューシア湾 -部品 ラズライトライン -部品 サファイアラグーン -大部品 水車小屋(詩歌藩国の地形) RD 3 評価値 2 --部品 小屋 --部品 使用用途 --部品 水車 -大部品 火山(詩歌藩国の地形) RD 17 評価値 6 --部品 成層 --部品 複成 --部品 側火山 --部品 火口 --部品 帯水層 --部品 マグマ --部品 噴火様式 --部品 地熱地帯 --部品 観測 --部品 地殻変動 --部品 砂防ダム --部品 遊砂地 --部品 導流堤 --部品 地熱発電所 --部品 湧き水 --部品 土壌 --部品 温泉 -大部品 雪山 RD 13 評価値 6 --部品 雪山とは --部品 動植物について --部品 雪という環境要因 --部品 春に溶ける雪 --部品 なぜ雪が降るのか --部品 積雪がつくる環境 --部品 冷却効果 --部品 融雪水 --部品 傾斜湿原 --部品 土壌の凍結 --部品 アイスレンズ --部品 雪は布団のようなもの --部品 風衝地 部品 気候 詩歌藩国は、北国である。一応四季はあるものの、一年のうち半分近くは雪が振り続ける冬であり、気温が20度を超えることはまずない。 しかし多少体感気温は高く、これは、藩国を囲むようにして暖流が流れていることに起因する。 そのため、オーロラを観測することのできる国としては暖かい地域となっている。 部品 概要 氷河の浸食作用により形成された、複雑な地形の湾・入り江のこと。湾の入口から湾奥まで幅があまり変わらず、非常に細長い形状の湾になっている。 フィヨルドはノルウェー語で「入り江」という意味をもっており、別名で峡湾ともいう。 部品 特徴 湾口から湾奥まで湾の幅はほとんど変化なく、海岸線は断崖絶壁である場合が多い。かつて氷河が自身の重みにより山の斜面を削りながらゆっくり(速くても1年間に数百m)と進んだその名残のため、海底の部分は深いU字型になっている。おもに、寒帯の地域に多くみられる地形だ。 その複雑に入り組んだ湾の景観は美しく、観光名所として有名なものもある。 部品 丈夫な屋根 雪の重みで家が潰れないよう、丈夫な屋根が使われている。水が漏れてこないようにしてあり、雪の重みで屋根が落ちる心配もない。 部品 雪囲い 雪が屋根から滑り落ちる際、窓に当たって割れることがある。これを防ぐのが雪囲いである。比較的安価に取り付けることができ、かつ一定以上の効果が見込めるこの対策は多くの家が取り入れており、また推奨されている。 部品 燃料タンク 家に備え付けで設置されているストーブ用のタンク。屋外に設置され、家内のストーブに給油をするためいちいち寒い中を給油する手間がはぶける。また長い冬に備えてタンクに給油する燃料配達人が仕事として成り立っている。 部品 タンクの仕様詳細 容積500リットルほどの標準タイプがまずあり、積雪量にあわせて脚の長さが違うトールレッグ、ショートレッグなどがある。また雪の影響を受けないようルーフ付きのタンクなどバリエーションがある。 部品 二重窓 窓のサッシを2組用いて断熱効果を高めた窓のこと。内窓とも呼ばれる。北国のような寒冷地では断熱性向上のために昔から一般的に用いられているが、近年省エネルギーや防音対策の面からも有効とされ、温暖な地域でも使用する例が見られる。 部品 朝雪掻きの風景 国内の主要な道路については民生用I=Dやトラック等や魔法を使って夜半のうちに雪掻きを行い、昼間に国民が不自由なく移動できるようにする。一方、各家庭内の庭先などでは国民がみずからスコップを持って雪掻きを行うのが詩歌藩の朝の風景である。 部品 融雪機 地中に埋設する形で使用する簡易式の雪捨て場。魔法式と電気式と燃料式のものがあるが、熱で雪を溶かすことに変わりはない。3mほどの穴になるので落下防止網などは必須。 部品 星 宇宙にまたたく天体のこと。詩歌藩国内からはよく見える。これは環境基本法によって大気汚染から護られているためであり、自然を大切にしようという風土もあいまって輝く星々を見ることができる。 部品 オーロラ 極光とも呼ぶ。天体の極域近辺で見られる大気の発光現象のこと。発生原理は、太陽風のプラズマが天体の磁力線に沿って高速で降下し大気の酸素原子や窒素原子を励起することによって発光すると考えられているが、その詳細にはいまだ不明な点が多い。 部品 極光信仰 オーロラは自然現象とされているが、詩歌藩国内ではこれを神の起こす奇跡とし、信仰する地域もある。その細くたなびく様子から輝く蛇としてみるのだという。また生前の行いが良かった人は死後、オーロラの国(実質的に天国のこと)へ旅立つということになっている。 部品 オーロラの出現時間 多様な出現形態を持つオーロラという現象全体をみると、出現時間も多様である。典型的なオーロラの出現パターンの例を挙げると、夜21時や22時頃から極側にかすかなオーロラが見え始め、それが次第に低緯度側へ拡大し西の方へ広がっていき、弱い場合は東の方から消滅していくが、強い場合はブレイクアップに伴う鮮やかなオーロラが一時的に現れたあと弱いオーロラが継続し、翌朝6時頃明るくなるに伴い消滅していく。 部品 暖流 海の水はたえず動いているが、決まった向きに流れるものを「海流」と呼ぶ。海流は海水の温度によって暖かい海流の「暖流」と冷たい海流の「寒流」にわけられる。島国である詩歌藩国のまわりを流れているのは暖流である。 部品 沿岸部への影響 比較的高温・高塩分のためプランクトンは少なく、透明度が高い。暖流は周囲の大気を暖めて自身は冷やされる海流であり、沿岸部では温暖で湿潤な気候が保たれる。これは、暖流が大気を暖めて水蒸気を供給するとともに、上昇気流が発生して雨が降りやすくなるためでもある。 部品 南北を貫く山脈 王都を包むように存在する壮麗な霊峰シュティオン。これが国の真ん中を縦断する形で続き、冷たい北風を防いでいる。雪崩などを警戒し、入山には国の許可が必要となっている。 部品 豊かな水源 降雪が多いため、雪解け水がそのまま地面に吸収され水源として利用される。その一部はラズライトラインと呼ばれる河川を通じて藩国内で利用されている。 部品 針葉樹 寒さに強く寒冷地でよく見られる。主に常緑高木で針や線のような葉を持つ。木材としてはソフトウッドと呼ばれ軽くて柔らかいものが多い。 部品 イリューシア湾 詩歌藩国王都西部にある藩国最大の港。一時は汚水による自然環境の悪化が議論を呼んだが、現在は汚水浄化設備も整い、湾の水質も改善された。今では最も汚水に対する規制が厳しい地域の一つとなっている。 部品 ラズライトライン サファイアラグーンへ繋がる広大な川。王都内にも流れがある国民に親しまれた河川。川は水が動いて大量にある表面と内部がかき混ぜられるため熱の発散は平均化されてしまうので、部分的で急激な温度低下になりにくい。つまりとても寒い詩歌藩国内でも凍りにくいのである。 部品 サファイアラグーン 地熱で暖められた地下水脈が温水として噴出しており泳げるくらいに温かい。ラズライトラインと狭い海峡により外海に繋がっている。 部品 小屋 川のそばに作られる水車を利用するための小屋。木製である場合がほとんど。まれにレンガ作りのものもある。牧歌的で見た目にも良く、観光客にも人気のスポットのひとつ。 部品 使用用途 製粉、籾すり、杵つき、製材、製鉄、製糖などさまざまな用途に使用される。発電機と蓄電池を取り付けて発電に使用する場合もある。 部品 水車 川の流れ(水の位置エネルギー)を受けて廻り、その力を伝導して様々なことに使われる。丈夫で川の流れに沿うようにしないとすぐに消耗する。 部品 成層 何回も噴火を繰り返すことにより円錐形となった火山のことを成層火山と呼び、詩歌藩国の火山もこれに含まれる。溶岩流と火砕物が何層にも積み重なっている。 部品 複成 何度も噴火を繰り返す火山のことを複成火山という。詩歌藩国の火山は複成火山である。これとは逆に1シリーズだけの噴火でできた火山を単成火山と呼ぶ。 部品 側火山 大きな火山の山腹にできた小さな火山のことを側火山、または寄生火山と呼ぶ。詩歌藩国の火山には100箇所近い側火山が確認されているが、そのほとんどは海側を向いており、街側にはほとんど確認されていない。 部品 火口 マグマや水蒸気などの噴出によってつくられた窪地のことを火口、または噴火口と呼ぶ。火口の底を火口底、壁を火口壁という。規模が大きくなり直径が1~2キロメートルを越えた窪地のことはカルデラと呼び区別する。 部品 帯水層 地下水がたまっている層のこと。地下水が熱せられると噴気や温泉となる。サファイアラグーンなどの国内にある温泉はこの帯水層から流れ出ている温水であると考えられている。 部品 マグマ 地下に存在する岩石が溶けたものをマグマという。噴火の様子はマグマの組成によって変わる。マグマの組成は50~70パーセントが二酸化珪素で、少ない方から玄武岩質、安山岩質、デイサイト質、流紋岩質と呼ばれる。 部品 噴火様式 詩歌藩国の火山は二酸化珪素が50%ほどの玄武岩質であり、あまり爆発的な噴火はしない。噴出時の温度は1200度ほどと高く、粘性が低いため薄く広がる。 部品 地熱地帯 火山ガスや熱水によって温められて、高温になった地域を地熱地帯という。地熱地帯では温泉がでたり、地熱発電が行われたりしている。詩歌藩国の中でも山にほど近い王都などはほぼ地熱地帯となっている。 部品 観測 火山の活動状況を把握したり、活動の推移を予測したりするために火山ではさまざまな観測が行われている。地震、微動などは地震計によって記録し、震源の場所から地下のマグマがどこにあるか推定したりする。 部品 地殻変動 マグマが上昇すると山体が膨張するなど変形が起こる。そこで地面の動きを精密に測定することでマグマの位置や動きを推定する。地面の高さを測る測量(水準測量)や2点間の距離を測る測量(辺長測量)を行う。辺長測量では光の往復時間を利用して測る光波測距儀という機械を用いる。 部品 砂防ダム 砂防堰堤とも呼ぶ。土石流や泥流を食い止めるために作られた堤防の一種。この堤防で流下してきた土砂を受け止め、下流へ流れる土砂の量を少なくしたり、勢いをやわらげたりする。 部品 遊砂地 土石流や泥流の一部の幅を広げて流れてきた土砂のスピードを落として堆積させ、下流へ流下する土砂の量を少なくすることが目的の施設。 部品 導流堤 土石流や泥流の方向を制御して、安全な方向に流下させ、土砂氾濫やその拡大を防ぐ堤防の一種。詩歌藩国で採用されているのは八の字を縦に並べた構造のもの。 部品 地熱発電所 地熱発電は純国産の自然エネルギーであり、地下からとりだした蒸気の力でタービンを回すことによって電力を作り出す。一箇所で約5万キロワットほどの出力能力を持っている。また余った熱を山菜などのハウス栽培に利用する実験なども行われている。 部品 湧き水 火山周辺の地質は水の浸透率が高いため、山麓は地下水に恵まれている。豊富な湧き水はミネラルウォーターとして使用される。また地下水が流れ込むサファイアラグーンは海水の塩分濃度が低くなるため、普通は湖に飛来する白鳥がやってくることもある。 部品 土壌 降り積もった火山灰は長い時間を経てアルカリ化したり、水はけがよくなったりして、野菜の栽培に適した土壌となる。また火山から噴出した軽石が風化したものは園芸用にも使用される。 部品 温泉 火山により暖められた地下水は高熱となる。その熱せられた地下水が様々な成分を含みつつ地上へ湧き出たのが温泉である。 部品 雪山とは 純白の雪に包まれた山々は私達に静寂や荘厳といったイメージを抱かせる。そこに広がるのは生物が営みをいったん停止し、春の訪れをひたすら待つ世界である。 部品 動植物について 適度な温度、光、そして水によって動植物の生命が支えられている以上、その活動の本番は夏である。では雪に閉ざされた長い冬は、生物にとってただやりすごすだけの時間にすぎないのだろうか? 部品 雪という環境要因 植物にとって雪はやっかいな環境要因である。光や温度のようにその活動に直接作用する要因ではない。しかしいったん雪がつもると光や外気を遮断し、植物を取り巻く状況をいっぺんさせる。 部品 春に溶ける雪 冬のあいだに積もった雪は春に溶けて再び水に戻るまでの間に刻一刻と性質を変え、ときには雪崩のようにダイナミックに移動する。その存在と振る舞いの多様さを考えれば、雪は植物の活動に直接、間接的に様々な影響を及ぼす要因といえよう。 部品 なぜ雪が降るのか 山地では水蒸気を含んだ季節風が山地にぶつかって強制的に上昇させられた時に多量の降雪をみる。したがって多量の降雪が起こるには豊富な水蒸気の供給源と強い季節風、そして季節風に立ちはだかる山地地形が必要である。 部品 積雪がつくる環境 積雪はさまざまな形で植生に影響を与えるが、その影響のしかたは積雪の存在そのものが与える影響と、積雪が動くことによって与える影響に分けることができる。前者は主として積雪の保温効果、冷却効果、融雪水の効果などが、後者は斜面における積雪移動圧や雪崩の影響があげられる。 部品 冷却効果 通常雪は0度より高温にならないので、春先や夏には冷源となる。真夏に雪が残る谷を歩くと、吹き降ろす冷たい風に雪の冷却効果を感じることができる。氷河ほどではないにせよ、平野部の積雪域でも無雪域よりははるかに温められにくいため、周辺の大気の動きや気温に影響を与える。 部品 融雪水 融雪期になると雪は融雪水を供給し続ける。溶岩台地など水はけの悪い平坦な地形の上に多量の積雪があるところでは地下水位が高く維持されて湿原となる場合が多い。 部品 傾斜湿原 一見傾斜していて水はけがよさそうな場所でも吹き溜まりによって暑い堆雪ができる場所では長い期間融雪水が供給され続けるために湿原が形成されることがあり、これを傾斜湿原と呼ぶ。 部品 土壌の凍結 雪は優れた断熱材でもある。積雪の熱伝導率は2~23で密度が小さいほど小さく、密度が小さい新雪の熱伝導率は綿布の熱伝導率に近い。構造土やアースハンモックといった土壌凍結に起因する地形は稜線部の風衝地に限られ、大部分の地面は厚い積雪によって土壌凍結から保護される。 部品 アイスレンズ 土壌凍結が進行するときにアイスレンズが地面を持ち上げる圧力(凍上圧)は非常に強大で植物の根などはひとたまりもなく切断されてしまう。雪はこのような凍上害から植物をまもる断熱材となる。通常、20cmの積雪深があれば土壌凍結の進行を防ぐことができるといわれている。 部品 雪は布団のようなもの 冬の気温が0度以下にならないところでは、多くの植物にとって雪がないほうが物質生産上有利である。しかし氷点下の気温になることが多く、しかも風の強い地方では積雪は低温や感想から植物を守る効果を持ち、積雪下の植物にしてみれば暖かい布団をかぶっているようなものである。また積雪の中では湿度は100%に保たれる。 部品 風衝地 山に積もる雪は一般に標高が高いほど多くなる。しかし山頂や稜線付近など、とくに北西の季節風が強く吹き付ける場所では逆に少なくなる。こうした風衝地には植物もまばらな砂礫地が広がったり、草本や低木による独特な植物群落が分布している。 インポート用定義データ [ { "id" 42244, "title" "詩歌藩国の地形", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-08-23 08 19 09.191512", "updated_at" "2017-08-23 08 19 09.191512", "character_id" 587, "children" [ { "id" 42245, "title" "気候", "description" "詩歌藩国は、北国である。一応四季はあるものの、一年のうち半分近くは雪が振り続ける冬であり、気温が20度を超えることはまずない。\nしかし多少体感気温は高く、これは、藩国を囲むようにして暖流が流れていることに起因する。\nそのため、オーロラを観測することのできる国としては暖かい地域となっている。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42246, "title" "フィヨルド(詩歌藩国の地形)", "description" null, "part_type" "group", "character_id" 587, "children" [ { "id" 42247, "title" "概要", "description" "氷河の浸食作用により形成された、複雑な地形の湾・入り江のこと。湾の入口から湾奥まで幅があまり変わらず、非常に細長い形状の湾になっている。\nフィヨルドはノルウェー語で「入り江」という意味をもっており、別名で峡湾ともいう。\n", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42248, "title" "特徴", "description" "湾口から湾奥まで湾の幅はほとんど変化なく、海岸線は断崖絶壁である場合が多い。かつて氷河が自身の重みにより山の斜面を削りながらゆっくり(速くても1年間に数百m)と進んだその名残のため、海底の部分は深いU字型になっている。おもに、寒帯の地域に多くみられる地形だ。\nその複雑に入り組んだ湾の景観は美しく、観光名所として有名なものもある。\n", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] } ] }, { "id" 42249, "title" "雪国の家(詩歌藩国の地形)", "description" null, "part_type" "group", "character_id" 587, "children" [ { "id" 42250, "title" "丈夫な屋根", "description" "雪の重みで家が潰れないよう、丈夫な屋根が使われている。水が漏れてこないようにしてあり、雪の重みで屋根が落ちる心配もない。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42251, "title" "雪囲い", "description" "雪が屋根から滑り落ちる際、窓に当たって割れることがある。これを防ぐのが雪囲いである。比較的安価に取り付けることができ、かつ一定以上の効果が見込めるこの対策は多くの家が取り入れており、また推奨されている。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42252, "title" "燃料タンク", "description" "家に備え付けで設置されているストーブ用のタンク。屋外に設置され、家内のストーブに給油をするためいちいち寒い中を給油する手間がはぶける。また長い冬に備えてタンクに給油する燃料配達人が仕事として成り立っている。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42253, "title" "タンクの仕様詳細", "description" "容積500リットルほどの標準タイプがまずあり、積雪量にあわせて脚の長さが違うトールレッグ、ショートレッグなどがある。また雪の影響を受けないようルーフ付きのタンクなどバリエーションがある。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42254, "title" "二重窓", "description" "窓のサッシを2組用いて断熱効果を高めた窓のこと。内窓とも呼ばれる。北国のような寒冷地では断熱性向上のために昔から一般的に用いられているが、近年省エネルギーや防音対策の面からも有効とされ、温暖な地域でも使用する例が見られる。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] } ] }, { "id" 42255, "title" "雪かき(詩歌藩国の地形)", "description" null, "part_type" "group", "character_id" 587, "children" [ { "id" 42256, "title" "朝雪掻きの風景", "description" "国内の主要な道路については民生用I=Dやトラック等や魔法を使って夜半のうちに雪掻きを行い、昼間に国民が不自由なく移動できるようにする。一方、各家庭内の庭先などでは国民がみずからスコップを持って雪掻きを行うのが詩歌藩の朝の風景である。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42257, "title" "融雪機", "description" "地中に埋設する形で使用する簡易式の雪捨て場。魔法式と電気式と燃料式のものがあるが、熱で雪を溶かすことに変わりはない。3mほどの穴になるので落下防止網などは必須。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] } ] }, { "id" 42258, "title" "夜空に浮かぶもの(詩歌藩国の地形)", "description" null, "part_type" "group", "character_id" 587, "children" [ { "id" 42259, "title" "星", "description" "宇宙にまたたく天体のこと。詩歌藩国内からはよく見える。これは環境基本法によって大気汚染から護られているためであり、自然を大切にしようという風土もあいまって輝く星々を見ることができる。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42260, "title" "オーロラ", "description" "極光とも呼ぶ。天体の極域近辺で見られる大気の発光現象のこと。発生原理は、太陽風のプラズマが天体の磁力線に沿って高速で降下し大気の酸素原子や窒素原子を励起することによって発光すると考えられているが、その詳細にはいまだ不明な点が多い。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42261, "title" "極光信仰", "description" "オーロラは自然現象とされているが、詩歌藩国内ではこれを神の起こす奇跡とし、信仰する地域もある。その細くたなびく様子から輝く蛇としてみるのだという。また生前の行いが良かった人は死後、オーロラの国(実質的に天国のこと)へ旅立つということになっている。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42262, "title" "オーロラの出現時間", "description" "多様な出現形態を持つオーロラという現象全体をみると、出現時間も多様である。典型的なオーロラの出現パターンの例を挙げると、夜21時や22時頃から極側にかすかなオーロラが見え始め、それが次第に低緯度側へ拡大し西の方へ広がっていき、弱い場合は東の方から消滅していくが、強い場合はブレイクアップに伴う鮮やかなオーロラが一時的に現れたあと弱いオーロラが継続し、翌朝6時頃明るくなるに伴い消滅していく。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] } ] }, { "id" 42263, "title" "暖流", "description" "海の水はたえず動いているが、決まった向きに流れるものを「海流」と呼ぶ。海流は海水の温度によって暖かい海流の「暖流」と冷たい海流の「寒流」にわけられる。島国である詩歌藩国のまわりを流れているのは暖流である。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42264, "title" "沿岸部への影響", "description" "比較的高温・高塩分のためプランクトンは少なく、透明度が高い。暖流は周囲の大気を暖めて自身は冷やされる海流であり、沿岸部では温暖で湿潤な気候が保たれる。これは、暖流が大気を暖めて水蒸気を供給するとともに、上昇気流が発生して雨が降りやすくなるためでもある。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42265, "title" "南北を貫く山脈", "description" "王都を包むように存在する壮麗な霊峰シュティオン。これが国の真ん中を縦断する形で続き、冷たい北風を防いでいる。雪崩などを警戒し、入山には国の許可が必要となっている。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42266, "title" "豊かな水源", "description" "降雪が多いため、雪解け水がそのまま地面に吸収され水源として利用される。その一部はラズライトラインと呼ばれる河川を通じて藩国内で利用されている。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42267, "title" "針葉樹", "description" "寒さに強く寒冷地でよく見られる。主に常緑高木で針や線のような葉を持つ。木材としてはソフトウッドと呼ばれ軽くて柔らかいものが多い。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42268, "title" "イリューシア湾", "description" "詩歌藩国王都西部にある藩国最大の港。一時は汚水による自然環境の悪化が議論を呼んだが、現在は汚水浄化設備も整い、湾の水質も改善された。今では最も汚水に対する規制が厳しい地域の一つとなっている。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42269, "title" "ラズライトライン", "description" "サファイアラグーンへ繋がる広大な川。王都内にも流れがある国民に親しまれた河川。川は水が動いて大量にある表面と内部がかき混ぜられるため熱の発散は平均化されてしまうので、部分的で急激な温度低下になりにくい。つまりとても寒い詩歌藩国内でも凍りにくいのである。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42270, "title" "サファイアラグーン", "description" "地熱で暖められた地下水脈が温水として噴出しており泳げるくらいに温かい。ラズライトラインと狭い海峡により外海に繋がっている。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42271, "title" "水車小屋(詩歌藩国の地形)", "description" null, "part_type" "group", "character_id" 587, "children" [ { "id" 42272, "title" "小屋", "description" "川のそばに作られる水車を利用するための小屋。木製である場合がほとんど。まれにレンガ作りのものもある。牧歌的で見た目にも良く、観光客にも人気のスポットのひとつ。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42273, "title" "使用用途", "description" "製粉、籾すり、杵つき、製材、製鉄、製糖などさまざまな用途に使用される。発電機と蓄電池を取り付けて発電に使用する場合もある。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42274, "title" "水車", "description" "川の流れ(水の位置エネルギー)を受けて廻り、その力を伝導して様々なことに使われる。丈夫で川の流れに沿うようにしないとすぐに消耗する。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] } ] }, { "id" 42275, "title" "火山(詩歌藩国の地形)", "description" null, "part_type" "group", "character_id" 587, "children" [ { "id" 42276, "title" "成層", "description" "何回も噴火を繰り返すことにより円錐形となった火山のことを成層火山と呼び、詩歌藩国の火山もこれに含まれる。溶岩流と火砕物が何層にも積み重なっている。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42277, "title" "複成", "description" "何度も噴火を繰り返す火山のことを複成火山という。詩歌藩国の火山は複成火山である。これとは逆に1シリーズだけの噴火でできた火山を単成火山と呼ぶ。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42278, "title" "側火山", "description" "大きな火山の山腹にできた小さな火山のことを側火山、または寄生火山と呼ぶ。詩歌藩国の火山には100箇所近い側火山が確認されているが、そのほとんどは海側を向いており、街側にはほとんど確認されていない。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42279, "title" "火口", "description" "マグマや水蒸気などの噴出によってつくられた窪地のことを火口、または噴火口と呼ぶ。火口の底を火口底、壁を火口壁という。規模が大きくなり直径が1~2キロメートルを越えた窪地のことはカルデラと呼び区別する。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42280, "title" "帯水層", "description" "地下水がたまっている層のこと。地下水が熱せられると噴気や温泉となる。サファイアラグーンなどの国内にある温泉はこの帯水層から流れ出ている温水であると考えられている。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42281, "title" "マグマ", "description" "地下に存在する岩石が溶けたものをマグマという。噴火の様子はマグマの組成によって変わる。マグマの組成は50~70パーセントが二酸化珪素で、少ない方から玄武岩質、安山岩質、デイサイト質、流紋岩質と呼ばれる。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42282, "title" "噴火様式", "description" "詩歌藩国の火山は二酸化珪素が50%ほどの玄武岩質であり、あまり爆発的な噴火はしない。噴出時の温度は1200度ほどと高く、粘性が低いため薄く広がる。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42283, "title" "地熱地帯", "description" "火山ガスや熱水によって温められて、高温になった地域を地熱地帯という。地熱地帯では温泉がでたり、地熱発電が行われたりしている。詩歌藩国の中でも山にほど近い王都などはほぼ地熱地帯となっている。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42284, "title" "観測", "description" "火山の活動状況を把握したり、活動の推移を予測したりするために火山ではさまざまな観測が行われている。地震、微動などは地震計によって記録し、震源の場所から地下のマグマがどこにあるか推定したりする。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42285, "title" "地殻変動", "description" "マグマが上昇すると山体が膨張するなど変形が起こる。そこで地面の動きを精密に測定することでマグマの位置や動きを推定する。地面の高さを測る測量(水準測量)や2点間の距離を測る測量(辺長測量)を行う。辺長測量では光の往復時間を利用して測る光波測距儀という機械を用いる。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42286, "title" "砂防ダム", "description" "砂防堰堤とも呼ぶ。土石流や泥流を食い止めるために作られた堤防の一種。この堤防で流下してきた土砂を受け止め、下流へ流れる土砂の量を少なくしたり、勢いをやわらげたりする。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42287, "title" "遊砂地", "description" "土石流や泥流の一部の幅を広げて流れてきた土砂のスピードを落として堆積させ、下流へ流下する土砂の量を少なくすることが目的の施設。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42288, "title" "導流堤", "description" "土石流や泥流の方向を制御して、安全な方向に流下させ、土砂氾濫やその拡大を防ぐ堤防の一種。詩歌藩国で採用されているのは八の字を縦に並べた構造のもの。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42289, "title" "地熱発電所", "description" "地熱発電は純国産の自然エネルギーであり、地下からとりだした蒸気の力でタービンを回すことによって電力を作り出す。一箇所で約5万キロワットほどの出力能力を持っている。また余った熱を山菜などのハウス栽培に利用する実験なども行われている。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42290, "title" "湧き水", "description" "火山周辺の地質は水の浸透率が高いため、山麓は地下水に恵まれている。豊富な湧き水はミネラルウォーターとして使用される。また地下水が流れ込むサファイアラグーンは海水の塩分濃度が低くなるため、普通は湖に飛来する白鳥がやってくることもある。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42291, "title" "土壌", "description" "降り積もった火山灰は長い時間を経てアルカリ化したり、水はけがよくなったりして、野菜の栽培に適した土壌となる。また火山から噴出した軽石が風化したものは園芸用にも使用される。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42292, "title" "温泉", "description" "火山により暖められた地下水は高熱となる。その熱せられた地下水が様々な成分を含みつつ地上へ湧き出たのが温泉である。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] } ] }, { "id" 42293, "title" "雪山", "description" null, "part_type" "group", "character_id" 587, "children" [ { "id" 42294, "title" "雪山とは", "description" "純白の雪に包まれた山々は私達に静寂や荘厳といったイメージを抱かせる。そこに広がるのは生物が営みをいったん停止し、春の訪れをひたすら待つ世界である。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42295, "title" "動植物について", "description" "適度な温度、光、そして水によって動植物の生命が支えられている以上、その活動の本番は夏である。では雪に閉ざされた長い冬は、生物にとってただやりすごすだけの時間にすぎないのだろうか?", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42296, "title" "雪という環境要因", "description" "植物にとって雪はやっかいな環境要因である。光や温度のようにその活動に直接作用する要因ではない。しかしいったん雪がつもると光や外気を遮断し、植物を取り巻く状況をいっぺんさせる。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42297, "title" "春に溶ける雪", "description" "冬のあいだに積もった雪は春に溶けて再び水に戻るまでの間に刻一刻と性質を変え、ときには雪崩のようにダイナミックに移動する。その存在と振る舞いの多様さを考えれば、雪は植物の活動に直接、間接的に様々な影響を及ぼす要因といえよう。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42298, "title" "なぜ雪が降るのか", "description" "山地では水蒸気を含んだ季節風が山地にぶつかって強制的に上昇させられた時に多量の降雪をみる。したがって多量の降雪が起こるには豊富な水蒸気の供給源と強い季節風、そして季節風に立ちはだかる山地地形が必要である。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42299, "title" "積雪がつくる環境", "description" "積雪はさまざまな形で植生に影響を与えるが、その影響のしかたは積雪の存在そのものが与える影響と、積雪が動くことによって与える影響に分けることができる。前者は主として積雪の保温効果、冷却効果、融雪水の効果などが、後者は斜面における積雪移動圧や雪崩の影響があげられる。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42300, "title" "冷却効果", "description" "通常雪は0度より高温にならないので、春先や夏には冷源となる。真夏に雪が残る谷を歩くと、吹き降ろす冷たい風に雪の冷却効果を感じることができる。氷河ほどではないにせよ、平野部の積雪域でも無雪域よりははるかに温められにくいため、周辺の大気の動きや気温に影響を与える。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42301, "title" "融雪水", "description" "融雪期になると雪は融雪水を供給し続ける。溶岩台地など水はけの悪い平坦な地形の上に多量の積雪があるところでは地下水位が高く維持されて湿原となる場合が多い。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42302, "title" "傾斜湿原", "description" "一見傾斜していて水はけがよさそうな場所でも吹き溜まりによって暑い堆雪ができる場所では長い期間融雪水が供給され続けるために湿原が形成されることがあり、これを傾斜湿原と呼ぶ。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42303, "title" "土壌の凍結", "description" "雪は優れた断熱材でもある。積雪の熱伝導率は2~23で密度が小さいほど小さく、密度が小さい新雪の熱伝導率は綿布の熱伝導率に近い。構造土やアースハンモックといった土壌凍結に起因する地形は稜線部の風衝地に限られ、大部分の地面は厚い積雪によって土壌凍結から保護される。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42304, "title" "アイスレンズ", "description" "土壌凍結が進行するときにアイスレンズが地面を持ち上げる圧力(凍上圧)は非常に強大で植物の根などはひとたまりもなく切断されてしまう。雪はこのような凍上害から植物をまもる断熱材となる。通常、20cmの積雪深があれば土壌凍結の進行を防ぐことができるといわれている。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42305, "title" "雪は布団のようなもの", "description" "冬の気温が0度以下にならないところでは、多くの植物にとって雪がないほうが物質生産上有利である。しかし氷点下の気温になることが多く、しかも風の強い地方では積雪は低温や感想から植物を守る効果を持ち、積雪下の植物にしてみれば暖かい布団をかぶっているようなものである。また積雪の中では湿度は100%に保たれる。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] }, { "id" 42306, "title" "風衝地", "description" "山に積もる雪は一般に標高が高いほど多くなる。しかし山頂や稜線付近など、とくに北西の季節風が強く吹き付ける場所では逆に少なくなる。こうした風衝地には植物もまばらな砂礫地が広がったり、草本や低木による独特な植物群落が分布している。", "part_type" "part", "character_id" 587, "children" [] } ] } ], "expanded" true } ]
https://w.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/1437.html
index 目次 1970年改本・谷本版 (8)陣中日誌 海上挺進第三戦隊(中) (引用者注)昭和20年4月から昭和20年6月末までを(中)としました。 (7)陣中日誌 海上挺進第三戦隊(上) (8)陣中日誌 海上挺進第三戦隊(中)昭和二十年四月四月一日晴 四月二日 四月三日より四月五日まで 四月六日曇 四月七日晴 四月八日曇 四月九日曇 四月十日曇 四月十一日曇 四月十二日晴 四月十三日晴 四月十四日晴 四月十五日晴 四月十六日 四月十七日より四月二十四日迄の間 四月二十五日曇 四月二十六日晴 四月二十七日より四月二十九日迄 四月三十日晴 昭和二十年五月五月一日曇 五月二日曇 五月三日曇 五月四日晴 五月五日晴 五月六日晴 五月七日 五月十日晴風無 五月十一日曇 五月十二日曇 五月十三日晴 五月十四日晴 五月十五日雨 五月十六日晴 五月十七日晴 五月十八日晴 五月十九日曇 五月二十日 五月二十一日晴 五月二十二日晴 五月二十三日曇 五月二十四日 五月二十五日~五月二十七日 五月二十八日 五月二十九日 五月三十日 五月三十一日 昭和二十年六月六月一日 六月二日 六月三日 六月四日 六月五日 六月六日 六月七日 六月八日 六月九日 六月十日 六月十一日 六月一二日 六月十三日 六月十四日 六月十五日 六月十六日 六月十七日 六月十八日晴 六月十九日曇小雨 六月二十日曇 六月二十一日 六月二十二日 六月二十三日 六月二十四日 六月二十五日 六月二十六日 六月二十七日 六月二十八日~六月二十九日 六月三十日 (9)陣中日誌 海上挺進第三戦隊(下) 昭和二十年四月 四月一日晴 1 早朝より一八○○の間在空の敵機二○~三○機又飛行艇一を以て常時渡嘉敷島周辺を偵察せり。 ○九○○ 敵駆逐艦一、渡嘉敷港に入港一○一○那覇方面に去る。 2 阿波連湾内に敵戦艦二を主力とする其の他数隻停泊中 3 慶良間海峡の敵情 a 留利加波正面 巡洋艦二、駆逐艦五 上陸用舟艇停泊 小型舟艇にて周辺の警戒偵察。海峡の北入口に防潜網と思われる浮標を認む b 渡嘉志久正面、空母二、戦艦二、巡洋艦二、病院船一、上陸用舟艇一○ 警戒用舟艇四、翰送船二 C 阿波連湾内より多数の艦船続々と南進中那覇方面への出入り激し。 4 座間味阿室島東海岸に敵四五○名上陸 視界不良なるも敵は沖縄本島方面へ移動中なるものの如し。 5 黒島東北方渡嘉東方より高射機関砲の射撃音あり慶良間海峡の艦船水上煙幕を構成、我特攻機に対する隠蔽なり。 四月二日 特に記録するものなく上陸したる敵は渡嘉敷島には見えず撤退したるものの如し。戦隊長各中隊長に状況を偵察せしむ。阿波連に於ける敵は一部駐留しあるものの如く其の姿を認む。主力は沖縄本島へ転進上陸したるものの如く北部海岸より光々たる明りを認む又東海岸より那覇方面には敵艦船数百隻、本島に艦砲射撃を実施。 四月三日より四月五日まで 別に特記する事項なし戦隊は渡嘉敷方面に敵影を見ないため努めて糧秣弾薬の収集に全力を尽くし陣地構築を急ぐ。 四月六日曇 敵情前日と変化なく阿波連方面の敵情依然として詳しからず戦隊長は捜索隊を出発せしむ 戦隊命令 一、阿波連方面の敵情は依然として詳しからず 二、戦隊は同方面の敵情捜索並びに行方不明者の捜索を実施せんとす。 三、張間中尉は捜索隊長となり第四次の人員を指揮し本六日一三○○より向七日間の予定を以て前項の捜索に任ずべし 張間中尉整傭隊鈴木軍曹外五名捜索に出発 四月七日晴 周囲海上に敵艦船おびただしく大多数なるも本渡嘉敷島には阿波連方面の敵兵の外落着きを取り戻し戦隊は次の敵の攻撃に対する準備のための陣地の構築、弾薬、糧秣の収集に鋭意努める一方地元村民の警備指導に全力を掲ぐぺく逐次計画を実施す。 戦隊命令 一、第一中隊は現在配属中の防召兵全部を整備隊は配属防召兵二名を全員原所属に復帰せしむぺし。 二、戦隊は食糧確保のため蘇鉄澱粉を採取せんとす。 三、第二中隊は連下少尉以下五名を明八日○八○○迄に本部前に差出し前項採取に任ずべし。 四、防衛隊長は防衛隊員の大半を連下少尉の指揮下に入らしむべし 五、水上勤務隊は軍夫五〇名を連下少尉の指揮下に入らしむぺし 六、細部に関しては別に示す 七、整備隊は兵一、防衛隊は隊員一、水上動務隊は軍夫三名を明八日○八○○迄本部前に差出し楠原中尉の指示を受け野菜採取に任ずぺし。 八、明八日夕食より各隊は雑炊又は粥食を実施すぺし。(定量は一人一日三○○瓦以内とす) 九、各隊の将校全員明八日〇七四〇迄本部に集合すぺし。 十、各隊は野菜家畜類その他の物資を自由に収集することを厳禁す西方海上及び留利加波方面に位置する第一中隊の敵情次の如し。 一、対敵陣地及ぴ形勢 以前に同じ 慶良間海峡に停泊せる敵艦船合計一四一隻、飛行艇二七、本日飛行艇慶良間海峡付近の哨戒繁し。 二、一○四○より一五四○の間敵駆逐艦一五、巡洋艦五、戦艦四、慶良間の間を往復出入り繁し、タ刻敵艦船煙幕を張る(我特攻機隠蔽のため) 阿波連斥候は一二〇○阿波連部落内に敵を発見、本部へ報告のため伝令二名出発一六○○本部到着。 所在不明の戦隊佐藤博彦少尉・世古収伍長、勤務隊杉本嘉一上等兵の戦死礎認、三月二十七日渡嘉志久峠斬り込突破により戦死したるものの如し。 第二中隊の状況 二中隊正面の敵情、前進陣地、分哨変化なし、陣地構築に専念する。 本部陣地の状況 敵情変化なく本部壕および食糧壕の構築に専念する。張間中尉阿波連捜索隊長となり捜索中。 第三中隊の状況 渡嘉敷正面の東山分哨、渡嘉敷分哨共変化なし、船舶団長護送のため攻撃艇で出発したる中島一郎少尉其の後情報不明。陣地構築に専念す。 整備隊の状況 1、柴田伍長以下五名那覇に於いて基地隊本部との連絡業務に従事。 2、土肥技術伍長船舶団長護送のため出発したる儘其の後の状況不明。 3、鈴木技衛軍曹以下六名本部張間中尉と共に阿波連捜索隊に参加。 4、中隊長以下陣地構築、戦闘配備に着く。 一六四○、中隊長以下○○三○の間旭沢、渡嘉志久、渡嘉敷より弾薬の収集移送に従事。 第一中隊と共に行動したる伊藤技術軍曹以下六名依然所在不明 四月八日曇 戦隊の状況及び装備 上陸したる敵が沖縄本島に転進したる後鋭意陣地構築、弾薬、糧秣の集積点検に努めたる結果、次の通り判明。 一、弾薬 小銃弾約五○○○、軽機銃弾約三○○○、重機銃弾約二○○○、擲弾筒弾約二○○及び自動短銃弾約一○○○ 二、器材 爆薬(黄色薬) 少量、爆薬棒 少量。 三、糧秣開戦前約六ケ月分が現在人員の約ニケ月分(一日定量三○○瓦以内で)} 四、米麦の収穫なく村民の自給自足不可能。 五、本日より本部に於いて蘇鉄の採取をなし食糧確保に全力を揚げるに付き各隊は陣地構築に専念するよう通達。 六、戦隊は目前の敵輸送船を再び攻撃することを計画、陣地の構築、強化に必要なる資財器材の確保を図りたる後実施の予定、攻撃時期は追って決定 敵情 慶良間海峡の敵艦船の出入り激しく飛行艇二機を以て渡嘉敷西岸阿嘉島東岸を旋回飛行哨戒する。前島方面には約五十隻位の艦艇集結中を望見す。 阿波連斥候の報告に依れば駆逐艦一入港、上陸用舟艇にて敵兵五名上陸、部落内に敵兵見えず。 四月九日曇 ○七四○第一中隊岸川少尉以下五名無事本隊に到着合流す。敵情変化なし、夜間特攻機飛来す。海峡の艦船煙幕を展開、対空射撃激し。 四月十日曇 戦隊長水上特攻不可能になったため残余の爆雷を以て再び水上特攻を計画、第三中隊をして之を準備実施せしむる様を命令、資材器材の集積を開始。 四月十一日曇 ○九三○頃敵兵二十数名渡嘉敷港に入港上陸、行動不明のため戦隊長左の如く新海中尉に命令し行動せしめる。 戦隊作戦命令 一、渡嘉敷監視哨よりの報告に依れば敵兵約二十数名は渡嘉敷に上陸せり。 二、新海中尉は軽機関銃一を含む部下十名及び整備隊より差し出したる一ケ分隊を併せ指揮し渡嘉敷に到し陣地を占領し各種物資収集の為差出しある部隊将兵の収容に任ずべし。 三、整傭隊長は一ケ分隊を本部に差出し新海中尉の指揮下に入らしむべし。午後敵は家畜を徴発して退去したる模様なり、我が方の損害なし。 四月十二日晴 昨十一日敵兵退去に伴い本部より物資収集の将兵再び出発する。敵情変化なし、沖縄本島の戦線嘉手納中部より南へ進行し数十の照明弾夜を徹して打上げ、又那覇以南の南部戦線には空襲艦砲射撃を熾烈に実施中。 四月十三日晴 敵情 慶良間海峡の艦船 戦艦一、駆逐艦六、大小艦艇五四、飛行艇三八、那覇 残波岬、前島方面より阿波連方向に忙しく行動 儀志布、座間味間の海峡に機雷を設置したる模様、点々と浮標を発見する。 タ刻一八○○頃 留利加波方面で小銃音聞こえ舟艇三を以て約三十名上陸せる模様、一九三○頃退去する。終日グラマン四機、飛行艇一を以て絶えず哨戒す。 四月十四日晴 慶良間海峡の敵情変化なし渡嘉敷島に毎日上陸する敵の行動依然不明 目的判明せず、唯家畜の徴発あるも水浴したり又部落入口付近を砲撃、阿波連には一部常駐しある模様なり。 四月十五日晴 一、予て計画ある爆雷を以て水上特攻の為、第三中隊木村伍長以下軍夫八名、渡嘉敷村落より爆雷運搬作業を実施中、上陸しある敵に発見され交戦戦死す。 二、阿波連より渡嘉敷に移駐行動中の第一中隊勤務隊塚本、加藤上等兵茶畑付近にて敵と交戦戦死す。 三、第二中隊鈴木少尉以下二名所在不明の勤務隊林一等兵捜索の為出発す渡嘉敷旧農業会裏山凹地に遺体を発見埋葬す。 四月十六日 慶良問海峡の艦船減少模様なるも渡嘉敷島周辺の警戒特に厳重なる模様、敵は我が方の行動察知したるものか海岸洞窟入江等を厳重警戒しある模様、渡嘉敷沖に駆逐艦一、砲艦二、哨戒艇二停泊せる模様本日も三十数名の敵兵上陸午後阿波連方向に移動す。本日も家畜を略奪しある模様。 四月十七日より四月二十四日迄の間 未記録のため詳細不明、別段敵情我方変化なし。 四月二十五日曇 ○九三○ 敵大型発動艇(上陸用舟艇)一隻兵員約三十二名渡嘉敷港に上陸。一一○○全員乗艇の上阿波連方向に退去す外に別に変化なし。 四月二十六日晴 午前中別に変化なくも午後第二中隊駐止斥候旭沢分哨員、敵と交戦高橋分哨長重傷を負ふ、同分哨安楽候補生戦隊本部に戦闘状況報告のため帰隊す。 戦闘状況 旭沢街道を渡嘉敷に向け前進中の敵を発見するや軽機関銃を抱え敵の前面に進出せんとするを敵に発見され自動小銃の乱射を受け其の一弾不幸にも軽機関銃弾嚢下部に命中、発射不可能となり之を代えんとする折、敵の手榴弾に依り全身数ケ所に爆傷を受くるも機を失せず軍刀を引抜き正に斬らんとするとき、敵の小銃連続して右大腿部に命中、分哨長無念にも重傷を負ふ、然し、敵は其の侭遁走撃退す。 四月二十七日より四月二十九日迄 未記録のため詳細不明。 四月三十日晴 ○七○○ 慶良間海峡の状況 敵艦船合計九十四隻、飛行艇三○機停泊。一○三○、敵約三○名渡嘉敷港に入港、上陸一一三○頃南方に退去す。 戦隊は持久戦に備え食糧確保のため現地自活班の編成を命令、直ちに実施す。 一、戦隊は現地自活班を編成し所要の各種糧秣類の栽培採集加工等の一切の作業を担任せんとす。 二、楠原中尉は現地自活班長となり班員を指導し第一項の任務を担任すべし。 昭和二十年五月 五月一日曇 各隊は野菜食糧の耕作採集を実施、外陣地構築を徹底的に実施。 本部各中隊連絡壕の構築を開始。第三中隊非常配備訓練を実施。 五月二日曇 敵情変化なし我方陣地構築に精出す。 五月三日曇 ○九四○ 戦隊長第三中隊陣地巡視を行ふ。引続き整備隊の巡視を行ふ。 五月四日晴 渡嘉敷島周辺の敵は数日来より厳重なる警戒を行い絶えず島の周辺を哨戒し隠れ場所と思しき処へ艦砲射撃を行い我方の損害多し。 一三○○ 船舶団渋谷見習士官、宇田上等兵東山分哨にて敵の銃撃を受け戦死す。第三中隊池田少尉以下三名阿波連将校斥候となり出発す。 五月五日晴 軍司令部船舶団より慶良間列島出身の将兵を以て編成の稲垣少尉以下十一名、沖縄本島よりくり舟三隻を以て渡嘉敷島連絡の任を受け無線機を携行渡嘉敷に到着。内一隻は途中行方不明、乗艇者我が戦隊の高北良軍曹、松村伍長、全員士気旺盛、直ちに戦隊本部に連絡報告、軍司令部宛、渡嘉敷島健在の電報を打つ。 第三中隊、小松原少尉本部付となり恩納原前進陣地分哨長となる。沖縄本島の戦闘状況を聞き稲垣少尉以下の作戦行動について打合わせを行う。 五月六日晴 沖縄本島の戦闘緊急を要するため戦隊長は残留船舶団の将校を本島に帰還せしむるため次の命令を下達作戦に参加せしむ。 戦隊作戦命令 一、木村少尉は将校斥候となり整傭隊伊藤軍曹、加藤上等兵、防召兵二名、他に糸満防召兵六名を指揮し舟により本六日夜渡嘉敷を出発、沖縄本島に到り軍司令部、船舶団其の他関係方面と連絡すべし。 二、木村少尉は三池少佐の沖縄本島帰還を護送すべし。 三、木村少尉は連絡任務終了後原所属に復帰すべし。 四、伊藤軍曹は連絡任務完了せば時機を見て沖縄本島に於ける当部隊残留者を指揮し、帰隊すべし。 五、楠原主計中尉は所要の糧秣を準備すべし。 六、細部に関しては別に示す 七、予は現在地に在り。 戦隊長 赤松嘉次 第三中隊長、皆本少尉以下五名阿波連より弾薬運搬のため一八○○出発す。 夜半東部海岸より「クリ舟」三隻にて沖縄本島へ三池少佐以下出発。 五月七日 稲崎(※ママ)少尉以下沖縄本島より到着したる連絡員東側海岸に於いて本島との無線連絡を開始。 第三中隊阿波連より弾薬爆雷運鍛作業を実施帰還す。阿波連方面より銃声、迫撃砲弾を打込まれる。 五月十日晴風無 ○九四○、敵上陸用舟艇にて約一五○名渡嘉敷に上陸、上陸するや迫撃砲並びに銃撃を以て牽制しつつ迫撃砲陣地並びに諸作業を実施しあり何か企図しあるものの如く、敵の兵力約一五○名、戦車一台、迫撃砲数門。渡嘉敷部落周囲の高地に陣地構築中。 記念運動場に物資集積、阿波連方面及び渡嘉志久方面の砲声漸次北上して渡嘉敷方面へ移動、稲垣少尉以下の無線通信が敵に補足せられしか敵は当渡嘉敷島の掃討を企図しあるものの如く上陸増強しあり戦隊長直ちに各隊連絡将校を集合せしめ敵を邀撃戦闘配備を命令す。 ○八一五 作命甲第三十三号(※) 一、阿波連駐止斥候よりの報告に依れば敵は昨九日阿波連方面に対し艦砲射撃を実施すると共に舟艇及び戦車を以て阿波連湾及び野嘉良崎南方地区に上陸し監視哨高地を挟撃する態勢にあり、監視哨は目下後退して敵情監視中なり、敵は渡嘉敷島を掃討する如き兆候あり。 二、各隊は直ちに戦闘準備を整え何時たりとも応戦敵を撃滅する態勢にあるべし。 ※ここで突然作命番号出現 一○○○ 作命甲三十四号 一、阿波連方面の敵情は兵力約一○○名を九日朝来阿波連東西線海岸に上陸監視哨高地を挟撃中にして、○九五○渡嘉敷湾に大型発動艇五隻を以て兵力約一五○名を上陸せしめ渡嘉敷攻略を企図せるものの如し。 二、戦隊は戦闘配置につき敵の攻撃を警戒せんとす。 三、各隊は直ちに戦闘配備に就くと共に兵力約半数を将校の指揮を以て陣地及び前進陣地の中間に配し且陣地前方に斥候を派遣し敵情を捜索すべし。 四、前進陣地内部に敵兵を入れることなく之を撃滅すべし。 五、陣地内の兵力は戦闘配備に就くと共に軍夫を以て陣地構築作業を統行すべし、第三中隊田中熊一伍長整備室へ伝令として任務遂行中右上膊部に迫撃砲の破片創を受くも元気旺盛なり。 五月十一日曇 敵上陸部隊は渡嘉敷村発、周囲の高地に陣地を構築中。 戦隊は之に徹底的改善を与えるべく初期攻撃を計画、直ちに挺身斬り込隊を編成、攻撃を開始す。 戦隊作戦命令甲三十五号 一、敵情は昨夜示したる外渡嘉敷港より逐次軍需品、兵器類を揚陸武備を増強し有るものの如し。 二、戦隊は本日夜暗を期し渡嘉敷部落に上陸せる敵中に斬り込を敢行せんとす。 三、第三勤務小隊より下士官以下四名の斥候を渡嘉敷に派遣し敵の集積しある弾薬糧秣を爆破せしむべし。 四、第一中隊より高取少尉以下五名をA高地南方に派遣し敵の迫撃砲陣地を夜襲すべし。 五、第二中隊より将校の指揮する約十名(軽機関銃一 擲弾筒一を附す)をA高地に派遣し掻乱射撃を実施すべし。 六、之がため南少尉は第一中隊へ爆薬管一、破壊筒(一米位のもの)一、第三勤務小隊へ爆発缶二を交付すべし。 七、各隊の現在地出発時刻年本夜二四○○以降と予定す。 五月十二日曇 戦隊は挺身斬り込隊の行動を容易にすべく部隊を一部前進、敵を擾乱せんとす。 一三一○斬り込隊高取少尉(第一中隊)本部下の谷間に於いて負傷、伝令の報告を受け医務室玉木兵長以下五名を以て収容一五一○帰隊。 戦隊作命甲第三十六号 略 戦隊作命甲第三十七号 一、敵は本渡嘉敷島掃蕩を企図しあるものの如し。 二、戦隊は現地自活作業を中止し鋭意陣地強化を図ると共に遊撃戦を以て敵の企図を破壊せんとす。 三、現地自活班は一時解散し防衛隊員及び軍夫を各隊に復帰せしむべし。 四、各隊は先ず前進陣地を強化し遊撃戦闘を実施すべし。 五、稲垣少尉は明十三日夜現地を出発し渡嘉敷島南部に転進すべし。(防衛隊二名を附す) 六、戦隊は遊撃隊を組織せんとす之がため第二中隊より連下少尉以下下士官二名 第一、三整傭中隊より下士官以下三名を選出し連下少尉の指揮下に入らしむべし。 七、遊撃隊出発の時刻及び細部は別に示す。 第三中隊前進陣地敵襲を受け原山、吉尾、野崎伍長負傷す。 五月十三日晴 ○七三○第一中隊斬り込隊香山軍曹以下四名挺身任務完遂無事帰隊(第三中隊の側画攻撃を容易ならしむため擾乱陽動任務) 第三中隊未帰還 一○○五 一二一○ 一三○○の三回に分け敵兵約七十五名渡嘉敷湾に侵入上陸す。 一三三五敵迫撃砲弾茶畑付近に落下損害なし。 一三五○敵兵約四十名茶畑南端より侵入、前進陣地と交戦記念運動場裏山に退去せり我方損害なし。 一七○○第三勤務小隊公野伍長以下四名挺身斬り込の任務を完遂し帰還す。 戦果渡嘉敷弾薬集積所爆破、我損害なし。 五月十四日晴 一○二五敵大型発動艇(上陸用舟艇)一 渡嘉敷に侵入武装兵三十五名上陸海岸に待機 敵陣地より我方へ迫撃砲弾 軽機関銃集中砲火を受く、渡嘉敷西方旧監視哨付近に火災発生、一部敵兵整備中隊前進陣地に接近交戦撃退す。 我方の損害、第三中隊第三勤務小隊中道上等兵戦死、上陸の敵は阿波連方向に退去す。 五月十五日雨 第三中隊前進陣地池田小隊よりの報告に依れば渡嘉敷三叉路付近に掩体ありとの申送りあるを偵察するも発見出来ず指示を求めて来る。一○二○上陸用舟艇一隻約三十二、三名上陸梱包物の揚陸をなし離岸す。各隊に迫撃砲に隊する退避壕の構築を急がしむ、敵は一一○○頃より防波堤に達着し渡嘉敷部落より水タンクで水を運び去る模様なり。一三○○、自動貨車を持つて物資の揚陸を行ふ。 一六三○上陸用舟艇にて水タンク及び住民を乗せ離岸す。 五月十六日晴 敵情昨日と変化なく唯渡嘉敷の敵陣地は徐々に補強し、一部住民(所属不明)が敵に捕われ使役に使われ或いは敵陣地内にて起居しある模様なり。 五月十七日晴 敵の砲艦664入港偵察後退去す。大型上陸用舟艇一、住民約五十名を乗せ離岸、小型上陸用舟艇二隻にて敵兵約二十五名上陸揚陸後離岸す。我方損害なし。 五月十八日晴 一○○○敵上陸用舟艇渡嘉敷に入港約四十名上陸、荷物を約一○○梱揚陸す。防衛招集中の大城逃亡中の処第三中隊歩哨森山伍長耕作地に於いて捕う。用便に行くと虚言して再び逃亡す。 一二四○松の山陣地付近に白煙を発見第三中隊原山伍長斥候として出発、一四○○帰隊異常なし。 一五○○~一六○○砲艦らしきもの渡嘉敷東方に投錨す。 一六三○住民らしきもの約三十名上陸用舟艇にて座間味方面に退去す。 五月十九日曇 敵兵約二十五名A高地に来襲しLgを以て射撃せるも我方直ちに応戦撃退す。我方損害なし。 五月二十日 敵は相変わらず増強し頻りに我方の偵察を行う、敵兵二名渡嘉敷鰹工場煙突東側に出現、本部結城伍長(第三中隊出向)直ちに発砲撃退す。第三中隊小松原少尉記念運動場付近を偵察、鉄條網に引掛り鉄條網に結着しありし手榴弾に触れ発火爆発するもいち早く後退、被害なし。 五月二十一日晴 彼我の情況昨日と異常なし、唯敵は続々増強し本渡嘉敷島を掃討せんとしある模様なり、タ刻新たに住民八○名揚陸す。 五月二十二日晴 作戦命令 一、敵は渡嘉敷島を掃討せんと企図しある模様なり。 二、戦隊は之に対し遊撃戦闘を開始敵を撹乱せんとす。 三、本部張間中尉は本部陣地より下士官五、兵二、水上勤務隊二十名を指揮し本戦闘を実施すべし。 四、出発の時期、場所、方法等は別に指示す。敵約一八○名渡嘉敷に上陸。 本部陣地より張間中尉以下二十八名、谷本、小野、池田、向山伍長犬橋一等兵、栗木二等兵、安田軍夫外十九名、約二十日間の日程で渡嘉敷東部高地嘉手刈付近敵の背後真上に陣地構築遊撃戦闘のための本部を出発。 五月二十三日曇 昨夜上陸したる敵は(約一八○名)黒人を混えたる混成の模様にして警備交代のためか昨夜は炊事場付近に露営しあり米兵は各人荷物を纏め海岸に集積中なり、又天幕も一部撤収中。尚高地の敵は天幕を取外し、其の骨組も解体中なり、住民約四○○名揚陸す。 五月二十四日 一二○○上陸用舟艇一、北方より侵入渡嘉敷に入港兵印約三十名、揚陸、湾口に敵砲艦一、停泊.(333)一三三○敵大型上陸用舟艇一、入港し梱包等約六○個揚陸す。一五○○LST二隻北上積載品一隻、兵印一五○名梱包等約一○○梱なり。残余の敵は大型小型天幕展開中(現在四) 五月二十五日~五月二十七日 彼我の清況変化なし。 五月二十八日 第三中隊配属中の特設水上勤務隊の軍夫、逃亡せし模様のため直ちに第三中隊をして俘虜捜索監視のため増援す。 五月二十九日 A高地、整傭中隊付近に日夜迫撃砲弾の集中砲火を受くるも被害なし。 第三中隊原山伍長以下五名俘虜護送のため出発す。 五月三十日 第三中隊原山伍長以下俘虜護衛より帰隊す。本部渡嘉敷東部嘉手刈障地より連絡。敵は遊撃陣地構築の企図を察知してか斥候二名嘉手刈陣地北方に進出我が警備隊五○○米前方迄に進出後徹退す。 五月三十一日 毎日の如く渡嘉敷の敵陣地より迫撃砲の連射、入港中の艦艇より艦砲射撃を受くるも我方損害軽微なり。本部より川崎軍曹(通信隊)整備隊鈴木軍曹斬り込隊となり渡嘉敷に侵入、鈴木軍曹敵の鉄條網に引掛り手榴弾により戦死。 昭和二十年六月 六月一日 渡嘉敷の敵は逐次増強する模様にして水陸両用車を使用し物資を揚陸しあり、第三中隊斬り込隊員丸子伍長連絡なし、第三中隊より前進陣地に対し捜索に出発す。 六月二日 第三中隊丸子伍長帰隊す、敵陣地内(伊江島住民)に於いて俘虜と共に起居せし模様なり。 敵情変化なし、相変わらず増強しある模様なり。 六月三日 阿波連、渡嘉敷、儀志布島方面に絶えず敵は監視せる模様なり。 六月四日 整備中隊平尾伍長石橋付近にて陣地構築中敵の機銃掃射を受け戦死す。 六月五日 敵は常に渡嘉敷に対し増強しあるものの如く水陸両用車を以て物資を揚陸す。 一三○○頃敵はA高地に対し重機関銃を以て約二時間射撃を受くるも被害なし。 一七三○頃第三中隊渡嘉敷前進陣地前面に対し艦砲及び機関砲を射撃我方損害なし。 六月六日 敵は迫撃砲及び機銃を以て射撃するも我方被害なし、敵は数日来より頻りに我陣地を牽制しある模様なり。 六月七日 整傭中隊前進陣地より渡嘉敷海岸の敵に対し小銃を以て射撃を行う。敵は直ちに迫撃砲及び機銃を整備隊前進陣地に打込むも我方被害なし。 一○三○駐止斥候米田上等兵栗良波稜線上に於いて渡嘉敷の敵より射撃を受け頸部並びに右上膊部に貫通銃創を受く。 六月八日 A高地服務中の第三勤務小隊堀部、中野両上等兵壕内に於いて待機服務中敵約十名近接し自動小銃の射撃を受け堀部上等兵頭部盲貫銃創により戦死。中野上等兵脛部貫通銃創の重傷を負う。敵は一五○○以降、迫撃砲、重機、小銃弾をA高地三中隊整備隊の前面に射込みたるも我方人員資材等損害軽微なり。敵より攻撃を受けし詳細次の如し。 六月七日前進陣地報告三中隊、池田少尉 一三一五 我監視哨に小銃十数発、 一四三○ 渡嘉敷南海岸に於いて爆破二回、 一六三○ A高地に対し射撃(渡嘉敷より) 一七○○ 渡嘉敷港より整備中隊前進陣地に対し数回射撃、我方よりの射撃に対し応射の模様。 六月四日前進陣地報告 ○六三○ 渡嘉敷より前進陣地に自動小銃連射。 ○六四○ A高地に迫撃砲十数発射撃を受く。 ○八四○ 渡嘉敷よりA高地に迫撃砲十数発。 ○九一○ 前進陣地に海岸より自動小銃連射。 ○九四○ 海岸よりA高地に迫撃砲十数発。 一○三○ 恩納ケ原に自動小銃連射、渡嘉敷に於いて爆破音大、 一一一○ 前進陣地に迫撃砲十数発 一三○○ 入港中の敵艦船より前進陣地に十数発、A高地に十数発艦砲射撃 一四○○ より炊事の谷、A高地に対し五~十分毎に迫撃砲四、五発射撃を行う。 一四五○ 前進陣地に対し火力の集中砲火三叉路に迫撃砲数発、敵は盲滅法に射撃を行うも我方被害なし。 一七○○ 第三中隊丸子伍長渡嘉敷に斬り込及び敵情偵察のため出発(敵情偵察及び斬り込の場所、日時判断のため) 六月九日 本部張間中尉以下二○名遊撃戦闘及び陣地構築完了し渡嘉敷東部台地嘉手刈より帰隊す。 第三中隊丸子伍長敵陣偵察より帰隊する。敵は昨昨夜(※ママ)より激しい砲火を我陣地に集中するも被害なし。 六月十日 敵は渡嘉敷記念運動場に鉄條網を敷設し地雷を敷設したる模様なり。 六月十一日 整傭中隊日根小隊の偵察によれば次の如く陣地構築しある模様。兵力約五○名目下構築中の模様なり。 石橋陣地、原田上等兵戦死す。 六月一二日 敵は間断なく射撃するも被害なし。 六月十三日 敵は昨夜より我軍の斬り込を恐れてか一方的射撃より一般的射撃に移り終日間断なく砲撃射撃を実施、夕刻より日没まで軽機関銃の乱射を受く。第一中隊斬り込隊長高取少尉負傷療養中の処、本日一七○○北方複廓陣地に於いて戦死を遂ぐ。 六月十四日 爆雷を以て再び水上特攻を実施すべく第三中隊をして準備せしむ 三中隊爆雷運搬のため竹島伍長以下四名出発器材の集積を始む。 六月十五日 昨日同様、敵情変化なし、爆雷運搬を実施 六月十六日 爆雷攻撃準備のため第三中隊長以下儀志布島偵察に出発、タ刻帰隊す。 六月十七日 早朝石橋駐止斥候小松原少尉麾下の勤務小隊、小林伍長負傷、第二中隊勤務小隊中川上等兵渡嘉敷に於いて戦死。第二中隊斬り込隊長鈴木少尉敵陣地斬り込準備のため敵前の地雷掘出し除去作業中地雷爆発壮烈なる戦死を遂ぐ。夜半過ぎ石橋駐止斥候小松原少尉以下三名(小松原少尉、永井軍曹、森上等兵)敵情偵察中敵の敷設せる地雷に触れたるものの如く、所在不明となる。(戦死せるものの如し) 六月十八日晴 敵兵約七十名(黒人武装兵)渡嘉敷に上陸、旭沢、石橋。A高地付近に盛んに銃砲撃を実施する。敵は我が斬り込を恐れ各谷間並びに通路に盛んに地雷及び障害物を設置す。 六月十九日曇小雨 一八○○敵約十名留利加波道傘松付近に侵入、其の後敵の行動不明なる為之が偵察に駐止斥候として第二中隊森末伍長、佐藤伍長二名出発、二三○○頃迄偵察するも敵影を発見出来ず暗夜小雨の中帰途に着く、途中傘松の下、段々畑にて敵の地雷に掛かり森末伍長戦死、佐藤伍長耳部負傷す。 会報を左の通り下達す。 石橋付近には昼間十名内外の敵が駐在し部落内外も危険な状態となる(敷設地雷による)石橋~渡嘉志久間の通行を禁止す。 留利加波、阿利賀の道路の昼間通行禁止す、絶対に戦隊本部の許可を必要とする。 六月二十日曇 ○九○○水陸両用箪二両を以て監視船に連絡に行き一両に人員約二十五名(内武装兵二名)一両に鉄材(長一・五米位の軌条の如し)を満載し揚陸す。一三五○特大発(51409)儀志布方向より湾内に入る。黒人兵約三十名上陸、帽子は白にて種々なり牽引車一両砲二門(砲身約二米野砲より小型にてゴム車輪四ケ)高射砲やも知れず。 六月二十一日 夜恩納河原自活班勤務防招隊員前里与太郎、恩納河原、河谷入口付近にて敵の埋設せし地雷に触れ戦死せるものの如し。 六月二十二日 本部無線機にて本島軍司令部最後の斬り込を敢行するとの電報を傍受す。 六月二十三日 一二○○頃水上勤務隊衛生兵玉木兵長戦病死す。 六月二十四日 ○七三○艦砲、高射砲、迫撃砲を以て猛烈に射撃を開始、特にA高地に目標を置くものの如し。 ○八三○敵兵約六○名、A高地に攻撃を加え我軍と交戦す。 ○九五○敵はA高地に迫撃砲重軽機を備え一八○○頃迄間断なく我陣地に向け射撃す、 一九○○敵はA高地を徹収、銃声殆どなし、 猶○七三○艦砲によりA高地は敵の攻撃を受け多里少尉以下十名勇戦奮闘交戦一時間、状況止むなきに至り同高地を徹収す、此の戦闘に於いて島谷伍長、佐藤伍長、久保伍長、山田兵長、野々ロー等兵、戦死の尊き犠牲を出す。 第三中隊、杉沼、森山伍長負傷敵は旭沢に地雷を設置する模様なり。最近各隊は稜線上に於いて敵の狙撃を受ける事頻なるによって昼間稜線上の通行を厳禁す。 六月二十五日 敵情及び陣地内変化なし、各中隊陣地構築に専念する。 六月二十六日 作業に陣地外に出る者、部落民に糧秣を強要するものあり強奪せしものは厳罰に処す旨各隊に通報す。 水上勤務隊軍夫三名氏名不祥、恩納河原に於いて糧秣を強要したる模様なり。 六月二十七日 戦隊長各中隊長を本部に招集しA高地失地後の戦闘計画を示達実施せしむ、各隊の情況異常なし。 六月二十八日~六月二十九日 異常なし、戦隊は依然として陣地構築及び各隊の縦面連絡壕の構築を実施す。 六月三十日 ○六○○第三中隊所属水上勤務隊軍夫吉本(名不祥)より岩村班等昨夜逃亡せる旨報告あり 一四三○阿波連駐止斥候連下隊より連絡兵二名特設水上勤務隊曽根一等兵を主謀とする某事件の報告を受く。 (引用者注)曽根一等兵は特設水上勤務隊ではなく勤務隊所属 一八○○新海中尉以下二十二名捜索隊を編成、曽根一等兵以下の偵察に出発す。 某事件とは 特設水上勤務隊斉田少尉以下二四○名朝鮮人を主力とする軍夫で戦隊の舟艇を秘匿する舟艇壕の掘進、舟艇の泛水、引揚、器材の運搬を目的として集められ戦場にかり出されたものである。 敵の上陸後は西山複廓陣地に於いて日夜連日陣地作り(防空壕、タコ壷掘り)弾薬器材の集積に従事し武装する兵器なく、唯自決用の手榴弾一ケのみ与えられたるまったくの丸腰である。敵弾の落下する中、不足したる食糧に飢え精神的な焦燥に耐え切れず敵軍に集団投降したる事件である。 (9)陣中日誌 海上挺進第三戦隊(下) index 目次
https://w.atwiki.jp/teikokuss/pages/344.html
【レス抽出】 対象スレ:民主党ですが雨にも負けず風邪にも負けず キーワード:シル子 934 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/18(火) 22 24 29 ID ??? 905 シル子 実際、機装甲総監が教範を作るのがふさわしいのか、 それとも騎兵総監部がいいのか、あるいは合作がいいのか、 メモ作るときにもかなり迷っていたんですw で、旧軍の騎兵操典を読むと、歩兵としての訓練をみっちりやらせている。 秋山少将の持論だったんでしょうけど(別宮さんのサイトを参照すると) 機装甲総監部の作ったものは、あくまで機装甲総監部の作るものになるんだろうな、とw それは、これまで延々、彼らが教育されてきた、各兵科の戦技をモザイク化したものに過ぎなくて、 え?何だこれ?っていう反応なんだ、と。 だから、「可能なこと」の実証を部隊側で始める (もちろん、部隊のポテンシャルに気づいていたシル子がさせるはずですがw) 時に、意外と、ディティールを決めなければならないことに気づいたんです (続く) 961 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/18(火) 22 28 36 ID ??? 905シル子 続き たとえば、戦列機装甲中隊は、中隊長と中隊副官はあまり目立たない識別記章を機体につけていると思うんです。 小隊長と小隊先任は、それほど目立たないものを。 というのは、小隊長格は戦列の中で統制するので消耗が激しく、 機体の乗り換えも多いでしょうから。 しかし騎兵は、そういうわけにはゆかない、と。 中隊長も、小隊長も、比較的目立つ記章をつけているんだろう、とか。 なんか、そういうのが気になってしまって、 これはメモで伺いを立ててからのほうがいいかな、と思ったりなんかしてw 要するに発散してしまって、巧くメモがまとまらなくなったのです>< そういうわけで、ニューギニア砲兵を読んだり、読みづらいスキャン画像を読んだり>< 924 お疲れ様です。 59 名前: 【army 1949】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/18(火) 22 40 09 神 ID ??? 前スレ 924 わいるどさん ごきげんよう。薬を飲んで、暖かい飲み物を飲んで、ゆっくりと休んでやってくださいまし。 前スレ 934 ケイレイたん シル子 仰る通りで、機甲兵総監部は基本的に戦列歩兵をいかに支援するか、という観点からしか、機装甲について 研究してはこなかった、と思うのですよ。なので、騎兵的に運用できる機装甲を作ってしまった時、それをどう 運用したらいいか、非常に困ったと思うのですね。だから、13Rという形で、騎兵と一緒にしてみて、リコメンテッドを 待つ、という形になった。 で、騎兵は、すぐに白の三の価値に気がついて、これは騎兵科が扱うべき兵器である、と、気がついて、それを 前提に自分達なりに研究をして、シル子にレポートをあげたと思うのですよ。で、シル子も、その価値に気がついて いて、白の三を騎兵的に運用する事を、かなり早い段階から検討し、研究していた。 そういうあたりが、騎兵将校と、機甲兵将校の間でやりとりがあると、面白いだろうなあ、と、思っております。 そうそう、白の三のスペックですが、連続活動時間はともかくとして、他の数値は青の三とさほど変わらなかったり します。まあ、足回りは非常に強化されているので、機動性能は3割UP、臂力は同等、装甲は2割減、魔力は魔道機 として使用する事を念頭において、ほぼ倍、というところじゃないでしょうか? で、悪路や路外の踏破性能も3割UP という感じで。 臂力を強化するのは、今の事実上の試作機の段階では、まだ手をつけないのではないか、と、考えます。青の三 とのパーツの共用を考えましても。 81 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/18(火) 22 42 53 ID ??? 59 シル子 というわけで、騎兵大隊長たる貴族のキャラクターを早めに考えていたり。 で、パワー関連なのですが、 人間の疾走モードと、早足モードでは、相転移してるので、 何らかの対応があるんだろうな、と考えていました。 ぶっちゃけ、その辺も「考えなければならないディティール」だったので、 勝手に決めずに、一度wikiに晒しておこうと考えていたものだったのです。 とゆーわけで、そちらにあわせます。 91 名前: 【army 1949】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/18(火) 22 44 26 神 ID ??? 前スレ 961 ケイレイたん シル子 騎兵に関しては、帝國軍では斥候任務が重要視されますから、やはり目立たない格好をしているのではないか、と、 思うのです。我々の世界の騎兵のように、打撃力の中核を担う兵科であれば、むしろ派手な格好をするでしょうが、 帝國の騎兵は、我々の世界の、偵察隊のオートバイ斥候兵のようなものではないか、と。 で、これまでジープとバイクだけで偵察任務をやっていたところに、白の三というMBTが配備された、というところじゃ ないでしょうか? 97 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/18(火) 22 45 32 ID ??? 91 シル子 ああ、なるほど。 東方騎兵の影響は強いはずですから、 東方辺境軍が相対した、敵から、察知されることは非常に危険である、と。 166 名前: 【army 1949】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/18(火) 22 54 31 神 ID ??? 81 ケイレイたん シル子 はい。といいますか、アスリートにも、短距離が強い人と、マラソンが得意な人がいるように、白の三はマラソン型の 足回りにしていると思うわけですよ。で、それ以外の部分は、基本的に青の三と可能な限り部品の互換性を保たせて、 段列にかかる負担を減らす事を考えた。 だから、前に白の三は三号突撃砲みたいなものなんだ、と、書いたわけです。 長柄鑓で戦列を組んで敵を攻撃する事が可能な能力を有している以上、それ以上の戦闘力を求めるとなると、どう しても黒の二が視野に入ってきてしまうわけで、当然、あんな化け物じみた性能を発揮する事は求めるわけには行かない。 というわけで、青の三中隊と同等の近接戦闘能力を発揮可能で、かつ魔道戦闘が可能である事によって、単独での 戦闘力発揮の担保としている機体なんですよね。 黒の二ほどではないにせよ、他国の新鋭重機装甲を相手に近接戦闘やって勝てるだけの戦闘力を有する機体が 要求されるのは、南方戦役を経てから後での研究の結果ではないか、と。 196 名前: 【army 1949】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/18(火) 22 57 59 神 ID ??? 97 ケイレイたん シル子 はい。特に帝國軍は常に魔族軍との戦争を念頭においていますから、どうしても魔族領戦役の戦訓が重視される 傾向があると思うのです。極論言うならば、内戦は17年で片が付きましたが、魔族との戦争は、「森の国」が併合 されてから200年に渡って続いて、ようやく東方辺境候レイヒルフトという天才が出ていた事で決着がついたわけですから。 199 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/18(火) 22 58 49 ID ??? 166 シル子 はい。 とゆーわけで、森の遭遇戦で先頭に立ちたがったry だから、あの特定搭乗者指定機のために、いちいち成された兵站処理は大変だったんだろうなあ、と思っていますw ドイツ空軍野戦高射砲部隊には、それ専用の兵站があった、などというのを思い出してしまいましたがw で、たぶん、自分で書いた彼らに引っ張られた認識のゆがみが出たんだと思っています。 古人が乗っているからって強くなってしまうのは、なんとなく嫌だったのです。 だから特定搭乗者機という無理なガジェットを用意したところもあったりしますw というわけで、パワーについては完全に了解です。 やっぱり晒して時々見てもらわないと、どんどん迷ってしまうのです>< 228 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/18(火) 23 03 34 ID ??? 196 シル子 で、何で記章なんかに躓いたかというと、 たぶん、東方戦訓も採用されて、騎兵部隊はがっちり自己防衛する形で 夜営したんだろう、とかなんとか思って それを、白の三に転写した、中隊全周防御陣形などを考えたのです。 三個(今、機装甲中隊は三個の小隊を抱えているとしていますが)の小隊が 三角形に陣形を組んで、中央に中隊本部機能、 段列は後方、とか。 その中で何が見えて、どう描写されるんだろう、と思っていたら、 なぜかそこに引っかかったりして>< たぶん、どんな風に指揮をとっているか、を考えているうちに一人ド壺に嵌ったんでしょう>< 292 名前: 【army 1949】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/18(火) 23 13 53 神 ID ??? 199 ケイレイたん シル子 といいますか、魔道を確実に戦力として換算できると、とんでもなく強いのが、あの世界で貴族や騎士が偉い理由 なんですよ。だから、森族が西方で非常に大きな発言力を持っているわけで。 というわけで、特定搭乗者機云々というのは、むしろ段列にかかる負担を減らすためのものだったのではないか、 と、思っておりました。搭乗員各人の癖に合わせて、一々セッティングを変更しなくてもよい、という意味において。 で、今やっているのは、部隊試験の段階なわけで、専門の段列が当然つくでしょう。上に運用状況について報告を あげるために(w それに、そもそも青の三自体が、あの世界の歩兵砲、つまり歩兵連隊についてきて直協支援を行う砲の砲撃に 耐えられる装甲を持ち、両手持ちの長柄鑓を扱える臂力を持つわけで(w 4ポンド砲が通用しない装甲と、大抵の機装甲の装甲を抜ける火力を持つ青の三以上の戦闘力を求める必然性が 今の時点では、帝國軍に薄いという事ではないか、と。 あの世界の火砲は、野戦砲としての9ポンドから12ポンドの野砲と、歩兵砲&対戦車砲としての4~6ポンドの速射砲 があるのです。で、青の三は速射砲では抜けない装甲を持っているわけで。 ちなみに、機卒で6ポンド砲に耐えられる装甲を持った機体は、ほとんど無かったりします。だって、最下級の機装甲 とあんまり変わらない値段になってしまうから(苦笑 よほど大量に生産すれば、また別ですが。 312 名前: 【army 1949】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/18(火) 23 17 58 神 ID ??? 228 ケイレイたん シル子 というわけで、普段の勤務時はともかく、戦時には徽章の類は目立たないようにすると思います。でないと、魔族相手ですと、 真っ先に攻撃の対象となりますから、一気にトロールとかが押し寄せてくるわけで(苦笑 魔族の感覚では、指揮官を潰し させすれば、残りの兵隊は士気喪失して一気に崩れるものだから、と(w 敵の指揮結節に対する攻撃を重要視することでは、多分帝國軍よりも魔族軍の方がずっと重かったと思うのですた。 381 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/18(火) 23 29 32 ID ??? 312 シル子 はい。その辺は察していました。 以前の、魔族軍の調整攻撃のレスの遣り取りのときに、 魔続側の調整攻撃が発動する前に、斜行陣で全体の秩序を破壊しにかかる東方辺境候軍、という文脈で読んでいましたから 魔族軍側は、東方軍の秩序を破壊するために、あらゆることをやったのだろう、 以前におっしゃった、「通説的な東部戦線」というのが非常にピン、と来てw ブリトンのように指揮戦車に三角旗なんかつけたら、集中攻撃されたんでしょうw あるいは空戦でも、1の番号をつけていたら集中攻撃される、みたいに。 392 名前: 【army 1949】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/18(火) 23 31 01 神 ID ??? 362 ケイレイたん シル子 はい、ネジは普通にあります。というか、ネジがないと、あれだけの文明は維持できませんし(w というわけで、歩兵砲と遭遇した、ということは、敵の歩兵本隊と相当近づいた位置に進出した、という事に なりますねい。というわけで、その情報は威力偵察の結果としては十分なものがあるのではないか、と。 414 名前: 【army 1949】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/18(火) 23 34 55 神 ID ??? 381 ケイレイたん シル子 そゆことです。で、当然双方ともに相手の戦術を学び、それにいかに対応するか考え、 魔族側は社会体制上の問題で適応が遅れ、東方軍はレイヒルフトという天才のおかげで最適化に成功した、と。 というわけで、東方軍あがりの将校らにとっては、とにかく魔族軍と戦えない軍隊ではいても居なくても同じ、くらい の考えはあるのではないか、と。 436 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/18(火) 23 39 27 ID ??? 392 シル子 ですよね>< >螺子 いや、機装甲作るのに、関節だなんだ、そうとうな稼動部があるわけで 古代魔導帝國時代にすでにその辺の工業技術ができていたんだろうっつーか、 ギリシャ時代にヘロンから、ちゃんと機械工業が発達して、 その後に、神龍戦争他の事情で文明圏として没落していって、 分裂して、退化して、それでも「ファウンデーション」的に残ったものらが 合従連衡して秩序を統合回復する過程があって、 何度もあっただろう帝國の再定義発達なんかあったりして、 至近の状況では、レイヒルフトの対魔族圧倒と、 帝國秩序整理から、ポテンシャルの回復に成功していった時系列なんだろう、 とイメージしています。 で、 敵の集結地点に近づいてしまうと、敵将はよりよく状況を把握し 危険を察知して、激烈に対処してくるだろうと考え、 危機打開のために強力な戦力をぶつけて、撃退をはかるんだろう、 と、そこまで考えたら 「強力な戦力」がもはや機神級のものしか浮かばず、 なぜか凶れ!とry 453 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/08/18(火) 23 42 39 ID ??? 414 シル子 魔族領内の識字者主体の”新軍”を構築しようと運動しても、英傑志向の周囲と、多彩すぎる方言 のせいで圧殺されるわけですね! 464 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/18(火) 23 44 10 ID ??? 414 シル子 逆に言うと、どんなに損耗しても、自発的に指揮を回復して、戦い続ける部隊でないと、 蹂躙されて、リアルに食べられてしまうような、そんな戦場だったんじゃないかとイメージしています。 その辺は、立派にファンタジィw だから、リアルのローマトイトブルグのように、救援部隊が到着したら、 それはそれはひどい有様の痕跡だけが残っていた、というような。 538 名前: 【army 1949】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/18(火) 23 54 12 神 ID ??? 453さん シル子 そりゃそうでしょう(w なにしろ、戦闘局面においては、むしろ魔族軍の方が優勢な場面が多々あったわけで。 それを、火力と高級指揮官の指揮統制能力でなんとかしてきたのが東方軍なわけですから。 551 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/18(火) 23 56 01 ID ??? 414 シル子 あと、それから騎兵中隊は、 別宮さんのサイトのように、150から200騎くらいだろうと思っているのですがどうでしょう? 13Rには、それが四個中隊くらいあるんだろうから、800騎体制なんでしょう。 実際にどうなのかは、まだまだ調べねばならないんですが>< っていうか、消耗しながら再編成して戦い続ける軍隊を作るということは、 そういうノウハウを学ばされるんだろう、 実際、学ばされている描写は、ちょっとずつ入れているつもりですが、 まあ、いろいろとw 554 名前: 【army 1949】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/18(火) 23 56 18 神 ID ??? 464 ケイレイたん シル子 はい、実際そういう戦場だったのでしょう。だから、東方軍も魔族の捕虜は基本的にとらなかった。それこそ互いに ひたすら殺しあうので精一杯で、とにかく生き残るのが第一だった、そんな戦場であったかと。 それから比べれば、内戦の一連の戦闘なんて、東方軍上がりの将校からすれば、ピクニックも同然じゃねえか、と(w 595 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/19(水) 00 04 12 ID ??? 517 シル子 その前に、二人がびびってしまって、突如前進が停止するんだと思いますw 二人が熟練し始めると、正面は前衛混成大隊(機装甲一個中隊+騎兵一個中隊+騎兵砲あたり)に任せて、浸透できる側面を探すのだと思います。 だ、もんで、 黒騎士小隊は側面から浸透する云々、と考えていました。 で、実はそこでも、さて、どうなんだろう、と思ったりしています。 帝國なら、黒騎士前進一択だと思うのです。 というのも、敵は魔道を使うわけで、一般兵力で打開は不可能ではないでしょうけれど、犠牲も伴う。 帝國は、魔道を使うものもいれば、それへの対処も研究しているような、ノウハウ蓄積的なところがあります。 が、南方諸国はどうなんだろう、と。 重機装甲を前進させて、これ以上の突入を阻止しつつ、野砲に緊急に放列展開をさせるだろう。 そして相する権限をもつものが、そこにいるだろう、と考えていました。 だから、稜線をめぐっての戦闘がおき始めて、そこに敵の野砲が飛んできて、 森の道を使った安直な前進は不可能になる。 13Rは正面戦力はそれほど無いので、シル子はさてどうしようと考えつつ なんてレスをした記憶があります。 出来れば道を譲ってしまいたい、くらいじゃないかなあ、と。 それが出来なくなるのは、機神すなわち、ふじのんだろうなあ、と電波も着ましたw 609 名前: 【army 1949】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/19(水) 00 05 57 神 ID ??? 551 ケイレイたん シル子 ですねい。大体120騎+本部+段列、くらいの感じでいますが。 ですから、4個中隊いれば、700~800騎でしょう。まあ、馬は結構あっさり死にますので、実働が600騎をきっていても おかしくはないでしょうが。 というわけで、上級騎士は、交代で小隊長をやって指揮統制を実地に学び、時々中隊長としての仕事もやらされて、 中隊長がいなくなった後の指揮継承についても訓練させられているのではないか、と。 620 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/19(水) 00 07 17 ID ??? 554 シル子 しかも、グスタファスだから、退きどころもちゃんと考えている。 清算(誤変換にあらず)だったのは、教会秩序整理のほうだったんですねw 653 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/19(水) 00 11 52 ID ??? 609 シル子 はい。 そのようにします>騎兵中隊。 だから、実は森の遭遇戦で騎兵分隊、というタームを出したとき 「こいつら、ひょっとしたら一桁くらい?」と思ってorzしないではなかったのですw とりあえず、あの場には二十人くらいの騎兵がいたんでしょう、 そういうことにしておいてください>< で、その上級騎士の錬度も経験も少なくて、 困っている段階もきっとあるんだろう、 あたりは勝手ながらすごく楽しんでいたりします。 使える騎士を他所から根こそぎ刈り取ってゆくことなんて、 さすがのシル子にもできないでしょうからw 664 名前: 【army 1949】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/19(水) 00 13 34 神 ID ??? 595 ケイレイたん シル子 南方諸国ですと、そこでファランクスを展開させられる余地が無かったり、重機装甲が突破をはかれないようなら、 一端後退して、相手を自分達に有利な地点まで引っ張り出そうと、あの手この手を使ってくるでしょうね。基本的に 戦列機卒の打撃力が、彼らの最大の武器ですから。 なので、重機装甲で突破をしかけ、それが撃退されたら、13Rを誘致するように後退しようとするのではないでしょうか? もしくは、展開させられる余地があるならば、そこで機卒ファランクスを投入して、道路を突破しようとするか。 今の段階では、藤乃んを出すには、相手側が、帝國軍側についてあまりにも情報が無さ過ぎると思うのでした。 729 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/19(水) 00 21 50 ID ??? 664 シル子 実際、書き手にもあの当時、情報が無かったので、あそこで止まりましたw で、 あの後考えていたのは、 前衛が突如前進を停止し、13Rは手持ちの白の三中隊を前進させて、 小競り合いが起き、その中で、重機装甲の前進と、稜線を挟んだ鑓合い 見たいな事が起きるだろう。 その間に野戦砲の放列を展開させて、本格攻撃の準備をするだろう。 それには、どれくらいの時間がかかるだろうか。 数時間では終わらないだろう。 その間、敵の重機装甲は無理な突出はしないだろう。 そうなると夜が来てしまう。 夜襲を行うだろうか。 行わないだろう。朝を待って砲機共同攻撃をかけるほうがいいだろう。 あたりまでは考えていました。 もちろん、稜線沿いの延翼競争みたいなことも行われると考えていました。 兵力は少ないですから、 13Rの配置の端っこから浸透してくる敵を、追い返す、なんてことも行われるだろう、とか。 と、いうことで あそこで夜間突入して、混乱させたいーっていうミスターブシドーがどんだけアレな人か、とry 734 名前: 【army 1949】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/19(水) 00 22 10 神 ID ??? 653 ケイレイたん シル子 ほら、帝國軍の中隊は、基本的に2個小隊編成で、10個分隊編成くらいでしょうから、1個分隊が20名くらいいても おかしくはないんじゃないかと。 で、実際騎士長以下の質の低下が著しいんですよ。東方軍時代だったら、連隊長の決心はこうである、と、事前の 調整で言っておけば、それに合わせて臨機応変に独断専行してでも、きちんと動いたのに、今の中隊長達は、こと 細かく指示を出さないと動かない、と(苦笑 748 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/19(水) 00 24 08 ID ??? 695 シル子 で、その間に、中田副帝陛下は、帝國再編だけでなく、将来周辺状況で主導権をとるために、あれやこれやとやっていたんですね>< 766 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/19(水) 00 26 58 ID ??? 734 シル子 その辺も楽しんで書いていますw たぶん、小隊長級の上級騎士も、事細かに指示しないと動けない。 その下の上級騎士たちも、きっとそうなんですw だからバートルしてみましたw 767 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/19(水) 00 26 58 ID ??? 734 シル子 そこら辺学生の教育にも取り入れられているんでしょうか>臨機応変に対処 そうなるとシャル子やなのはさんたちの教育も描写しないといけないでしょうし 798 名前: 【army 1949】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/19(水) 00 31 12 神 ID ??? 729 ケイレイたん シル子 はい。敵さんが、なんどか小当たりしてみて、13Rが主力であると認識したら、会戦準備に入ると思います。 そうでない限りは、前衛が小競り合いを繰り返して、本隊の位置を掴もうとするのではないか、と。 というわけで、あの丘の段階は、力士の立会いの段階で、まだ四つに組む前なんですよ。組むには、相手に ついて見切りがついていない、というべきですか。 というわけで、黒の二を突っ込ませるのには、タイミングが微妙ですねい。敵が機卒ファランクスを展開させて きたならば、間合いを取るために敵に混乱を起こすため、突っ込まさせるでしょうけれど。とりあえず敵と間合いを とって機動の自由を確保するためでも、突っ込まさせると思います。 824 名前: 【army 1949】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/19(水) 00 34 06 神 ID ??? 748 ケイレイたん シル子 というか、国内の法整備と各種利権の解体ですねい。なにしろ、帝國に統一された民法典が施行されたのは、 中田副帝のおかげですから。で、混乱した経済秩序を復興させ、物流を立て直して飢餓の発生を未然に予防し、 干渉してくる国外勢力は、きっちりベチコンする、と。 848 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/19(水) 00 37 22 ID ??? 798 シル子 シル子からすれば、予備進路を取る選択もあるはずです。 森でなければ。 あるいは、森の予備進路を獲得していたら、 そこへの横道を強引に作って、そちらを段列を移して、 そのあとで前衛部隊を退かせて(あるいは森に浸透後退させて) 「進路を敵に譲る」ようなことをしただろう、と。 でも、森の想定では、予備進路が無い(あるいは即座に横道を作れない)ものとしていましたので、退避の余裕が無い、と。 一方、丘の想定では、 剣道で、切っ先で先を争っている段階、と。 争いながら、シル子は横に回りこんで、得意の攻め手の下ごしらえをし始めているんだろうな、と。 あちらはあちらで、軍団レベルを動かすがために、手が止まっているわけですが>< 860 名前: 【army 1949】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/19(水) 00 38 29 神 ID ??? 763さん そら、一地方軍を母体に、10年やそこらで、3個軍団10万人から10個軍団30万まで増やしたんですぜ? 戦争しながら。そりゃ、中下級指揮官の質がものっそい勢いで落ちてしまうのは、当然じゃないですか(w シル子 883 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/19(水) 00 41 47 ID ??? 824 シル子 ああ、なるほど。 皇帝都市の権力構造が大幅に改編されたのもその時期なんですね。 wikiの帝都ページにあるようなことが行われた、と 888 名前: 【army 1949】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/19(水) 00 42 40 神 ID ??? 766 ケイレイたん シル子 というわけで、上級騎士課程なんてものが現れた最大の理由は、一応隊付きで騎士をやらせてみて、指揮官としての 適正を確認して、こいつなら、というのを選んで臨機応変に状況に合わせて独断専行できる指揮官を養成するためでしょうし。 というわけで、下級将校と下士官の質の向上が、今の帝國軍の最大の課題であり、小ガイユス元帥が頭を抱えている理由 なのでしょう(w 767 わいるどさん いえ、あくまでグラロザは幼年学校ですから、兵隊としての基本さえ身につけられればよし、というところではないかと。 専門教育は、あくまで志願して騎士叙任試験に合格してから、各専科学校に放り込まれて学ぶ事になるでしょうから。 940 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/19(水) 00 49 50 ID ??? 888 シル子 あくまでさわりだけ、というわけですね ただ、錬武大会はガイユスさんが顧問になっている以上、手は抜かないのかなと スカウティングなんかもやっちゃうのかな、と思ったり 943 名前: 【army 1949】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/19(水) 00 50 24 神 ID ??? 848 ケイレイたん シル子 うん、だから、シル子は下がる、という選択肢があるんですよ。で、敵の横から突っ込みをかけられる機動路を確保 できる地点まで下がって、行軍隊形の敵に横からミスターブシドーを突っ込ませてかき回す。 なので、シル子の後ろに後続がいないならば、後退というのも当然選択枝に入ってくるのではないか、と。 966 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/19(水) 00 53 56 ID ??? 943 シル子 うひ♪ なんという我が意を得たり。 プサン円陣からの反撃で、突如敵の抵抗がなくなったことに気づいた 白将軍の第一師団のように、 はじめはおそるおそる。続いて、楽観主義に後押しされたところを 横合いからブーメランフック! でも13Rの後ろには8Rがいるだろうなあ、とw ええ、丘の想定が止まっているのは 8Rだけでなく21Bとか、21Bの上級部隊とか、いろいろと>、 998 名前: 【army 1949】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/19(水) 00 58 52 神 ID ??? 940 わいるどさん シル子 当然、手は抜けないですよ(w ていうか、俺の剣は我流で邪道だから、きちんとした師範をつけてやるから、 とか言って、とんでもねえのを連れてきてくれることでしょう(w 虎眼流の藤木みたいのとか(謎 24 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/19(水) 01 02 15 ID ??? 1乙です 状況開始! 前スレ 998 蟹様 虎眼流の藤木みたいのとか(謎 マテ どっから連れてくるんですかどっからw それでシャル子となのはさん以外の部員の技術の底上げが図られる、というかたちになりそうな 32 名前: 【army 1949】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2009/08/19(水) 01 03 38 神 ID ??? 前スレ 966 ケイレイたん シル子 とりあえず、13Rの後ろには、野砲兵連隊がひっついた7Rと8Rが続いていますからねい。しかもどっちも、 青の三と戦列銃兵中隊が3個づつの編成という(w で、それで正規軍は打ち止めで、後は西方辺境候軍 でしょうから、シル子は戦力としては計算にいれないでしょうし。 でしたら、やはりここは一端下がって7Rと8Rが戦列を敷いているところまで敵を誘引して、そこから13Rは 側方に迂回して、横から突っ込みを入れる事になるのではないか、と。 抽出レス数:39
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/2501.html
唯先輩の部屋に入るのは、もう今日が最後。 だから、出ていくのも最後。 唯「……なんで?」 半年も保たなかった理由。 それはちゃんとあるんだけど、どう言ったらいいのか。 それを言ったら、もしかしたら唯先輩は この先誰とも優しくし合う事が出来なくなってしまうかも知れない。 私のほうも、我慢できなくなったから、としか言いようがない。 唯「ねえ……あずにゃん、どうして……?」 唯先輩は目に涙を溜めているけど、 もうそれも精一杯可哀想なフリをしているようにしか見えない。 そんな小賢しい人じゃないってわかっていても、 そう思ってしまうくらい冷めきった私の感情。 唯「ねえ、なんで?私が何かしたなら謝るから……」 とうとう涙は零れた。 それを見ても全くほだされる気配のない自分に驚いた。 一時はあんなに夢中になって全身全霊で愛情をぶつけた相手なのに、 一度そう決めたらこんなにドライになれるんだ、私って。 唯「やだ。やだやだ……。別れたくない。別れたくないよぉ……」 唯「あずにゃんお願い……」 ―そういうところが嫌なんです 唯「う、う……」 全く、我ながらなんて冷たい声。きつい言い草。 唯先輩、いや、他の人にもこんな言い方をしたことはなかった。 嫌、と言ったけど、嫌いになったわけじゃない。 甘ったれなところは嫌いじゃなかったし、それはむしろこの人の愛嬌のはず。 唯「……えへへ」 唯先輩は、「泣いて駄々をこねるのをやめる」という意思表情なのか、 大粒の涙を流しながら、笑顔になってない笑顔を見せた。 前の私ならそこに悲痛を感じたんだろうけど、今は不細工にしか見えない。 ―私の心はもう決まってますから そう言うと、唯先輩はまた泣き出した。 今度は声をあげて。 それからすぐに床にうずくまって顔を隠し、 泣き顔を見られて叱られないように泣き続けた。 半年前……私が高校2年の夏、唯先輩は告白してきた。 他の先輩達が日直や掃除で遅れたその日、 部室には私と唯先輩の二人だけだった。 私と唯先輩は何気ない会話をしていて、ふと、言葉が途切れた。 私が次の話題を考えるともなく考えていると、 唯先輩は何の脈絡も無しに、突然言った。 唯「す、好きっ。あずにゃん……あずにゃんの事好き!」 言い終えて、私はもちろん、唯先輩自身も驚いていた。 唯先輩は口を開けたまま目を見開いて茫然としていた。 その様子を見て、いつもの「好き」とか「可愛い」とは別の意味だとわかった。 慕情が堤防を破って溢れたような、そんな告白だった。 唯先輩は立ち上がって、しばらく部室の中を行ったり来たりした後、 唯「あ、あの、だから、えっと……つ、付き合って。付き合ってくれない?」 と言った。 顔を真っ赤にした唯先輩を見て、私は思わず了承してしまった。 唯先輩は大喜びして抱きついてきた。 スキンシップはいつものことだけど、この無償の抱擁を今まで以上に享受できて、 恋人という肩書きに甘んじればもう意固地になって拒む必要もないんだと思うと、 私は嬉しくなった。 それから私はあっという間に唯先輩の虜になった。 今までもほとんど虜みたいなものだったけど、 恋人としての唯先輩の仕草、声、温もりは私の知らないものだった。 こんなに可愛い人だったんだ、唯先輩は。 私はそれを知って、青春を全てこの人に捧げようと思った。 最初の二ヶ月は、本当に幸せだった。 他の先輩達や、純や憂に関係を隠していることも、 幸せという至上のデザートに添えられたミントの葉程度のお飾りでしかなかった。 交わす言葉、見る風景、聞く音楽、それから二人での演奏、 全てが新鮮で斬新で、どんな娯楽も及ばないほどだった。 三ヶ月目になって、私の恋心に綻びが生じ始めた。 唯先輩と過ごす時間が増えた事で、 私は今まで知らなかった唯先輩の可愛いところを知ることができた。 でも、同時に、恋人にならなければ一生知り得なかったであろう、 唯先輩の嫌な部分も見えるようになった。 ひとつだけ。 たったひとつだけだったけど、 それは私の中の「平沢唯」を壊すには十分だった。 最初は見て見ぬふりをしたけど、目を逸らしきれるものではなかった。 次に私は、それを受け入れようとした。 でも私の小さい身体と心では無理だった。 元々唯先輩は完全無欠な人じゃない。 そもそもそんな人はどこにもいない。 欠点がそのまま愛嬌になる、それが唯先輩だ。 だから欠点を愛せない私がダメな子なんだ。 私は自分を責めるようになった。 すると、唯先輩と居るだけで、私は苦しくなった。 唯先輩が無垢な顔で私に愛情を示すたびに、 自分の卑小な心を責め立てられているような気がした。 それが続くと、唯先輩に会うのが億劫になり、 可愛いと思えた仕草も声も、肌の温もりも、嫌悪の対象になった。 唯先輩の無限とも思える愛情を享受するには、私という存在は小さすぎる。 一分の欠陥を唯先輩全体に当てはめてしまうような私に、恋人の資格はない。 いや、それは自己犠牲に見せかけた自己弁護だ。 本当は、私に生まれた愛情が、 あっけなく消えるのを認めたくなかっただけだ。 自分が酷薄な人間であるという事実から逃げたかっただけだ。 私はどこまでも醜い人間だった。 私の身体の上で腰を振る唯先輩を見ても、 私はもう愛しいとは思わなくなっていた。 ただただ、乾いた嫌悪感だけがあった。 それを自覚して、私は決断した。 「唯先輩と別れよう」 唯「うううう……別れたくないよぉ……」 ――泣いてもダメです 唯「なん、で……なんで……?」 ――ごめんなさい。冷めちゃったんです 私がそう言うと、唯先輩一際大きな声で泣いた。 その声が部屋の中に響き渡る。 ほとんど赤ん坊みたいな泣き方。 憂が出掛けていて良かった。 冷静にそう思う自分に、私はまた嫌になる。 唯先輩は顔を上げて、私の腕を掴んできた。 唯「お願い!あずにゃんお願い……! 別れるなんて言わないで!私、ちゃんとするから!」 ――離してください 唯「もっとあずにゃんのこと可愛がるから! 優しくするし、私ももっと可愛くなるように頑張るから!」 そういう事じゃないのに。 唯先輩はもう、「平沢唯」としてこれ以上ないほどに可愛くなっている。 でも私には、その可愛さは欠点のマイナスが反転して、 より大きな欠点にしか見えない。 唯「やだよぉ……。離れたくないよぉ……」 唯先輩は私の首に腕を回し、力一杯抱きしめてきた。 一瞬、私が嬉しくなるのがわかった。 嫌気が差していたはずの抱擁。 唯先輩の、最上の愛情表現。 泣き声からではなく、肌から伝わる愛情と懇願。 嫌になるのはわかってるけど、短い間でも私の青春に輝きをくれたこの人に、 最後くらいは、その愛情の一部でも返してあげなきゃいけないのかもしれない。 ――唯先輩 私が呼ぶと、唯先輩は腕の力を緩めて私の顔を見た。 私は涙を拭ったあとに、ゆっくりと唇を重ねた。 唇を離して、私は言った。 ――泣いても喚いても、もう無理なんです。 だから、これで……最後にしましょう 唯先輩はまた大粒の涙を流して、それから観念したように無言で頷いた。 私はぐずる唯先輩のティーシャツを脱がせた。 もう見慣れた乳房が露になる。 私はそれにそっと触れる。 初めて触った時、私はそこから途方もない母性を感じた。 それは今も変わらない。 唯先輩はしゃくりあげながら、私の服の中に手をいれてきた。 ――……っ、ん…… いつもは恥ずかしくてあまり声を出さないようにしてたけど、 今日くらいは……最後くらいは素直になってあげよう。 唇を重ねると、くっついた頬に唯先輩の涙が伝った。 唾液と涙が混ざって、妙な味がする。 唇が離れると、頬も離れた。 それでも私の頬に涙は残る。 ――あ、れ……? もう唯先輩とは離れたはずなのに、新しい涙が跡を作った。 私と唯先輩はベッドに移り、毛布にくるまって、その中で裸になった。 乳房を吸って、背中をなぞって、キスをして、 そうしていると、あれだけ冷めていた私の心は温かくなり、 理性の稜線がぼやけていった。 唯「やだよ……。あずにゃんとずっと一緒にいたいよ……」 唯先輩はまだごねている。 ――ダメです……。さっき約束したじゃないですか 唯「……うん。そう、だよね……」 唯先輩は涙を拭いて、溜息をひとつ、それから私の上に跨った。 ああ、嫌だ。嫌だ。たまらなく嫌だ。 下から見上げる唯先輩。 乳房と、その間から覗く顔。 目を閉じたくなる。耳を塞ぎたくなる。吐き気すら覚える。 唯「い、くよ……」 唯先輩は自分の性器を私の性器にあてがって、それから腰を振り始めた。 唯「んっほおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!」 唯「んおっ!んおっ!おっほおおおおおおおおおおお!!!」 唯先輩は怪獣の成体のような奇声を発して、腰を振った。 この声を聞いてしまっては、どれだけ普段可愛くても、 ついさっきまでほだされそうになっていても、一瞬で現実に引き戻される。 唯「おごっ!あず、んほほおおおおお!!あずにゃんんんんん!!」 あぁ、くそ。醜い。醜い。 どうしてそんな声を出す。 もっとしとやかに、ためらいがちに、健気に鳴けないのか。 ――どいてください 唯「おほぉ!?」 もう限界だ。一秒たりとも聞いてられない。 私は伸ばしていた足を引き戻し、唯先輩のどてっぱらを思いっきり蹴飛ばした。 唯先輩は書くのもおぞましい悲鳴をあげてベッドの上から転げ落ちた。 私は急いで服を着て、足早に唯先輩の部屋を出た。 外に出て唯先輩の部屋を見上げると、明かりは点いたまま。 その中から、子供のような泣き声が聞こえる。 大丈夫。もう迷わない。 私は寒空の下、 コートの中にかつて恋心であった鉛のような不快感を隠して、家路についた。 おわり 戻る
https://w.atwiki.jp/civksgm/pages/28.html
<軽戦車の役割> <偵察の種類>○置き偵察 ○走り偵察 <どのように偵察を行うべきか>○車種別 ○自軍と敵軍の車両の編成、戦況 ○開幕特攻は有効か <map別の偵察ポイント> <軽戦車の役割> wot-wikiや、ysd-wiki、sdkfz-wikiに詳しく記載されているので、ここでは省略。 主に how to と、マップ別の偵察ポイントについて触れる。 なお、筆者はLeopardで750戦、Luchs250戦(Pz38na250戦はなかったことにしたい模様)と、 大して経験があるわけではないが、軽戦車での勝率は55%位を維持。 乗ったことのない車両も多いので、経験者による加筆をぜひ求む! <偵察の種類> ○置き偵察 ・茂みや倒木の陰に車両を潜ませ、発砲せずに行う偵察 ・見つかる危険性は低いが、視界範囲、隠蔽率、敵の展開具合などに応じて有効性が変わる ・進軍経路から少し外れ、かつ敵が通過する可能性が高い場所を観測できる位置に潜むのがポイント ○走り偵察 ・稜線や遮蔽物などを利用しつつ、相手の注意を引きつけるよう行う偵察 ・視線を切りながら行うやり方と、常に身をさらして行うやり方があり、 撃破の危険性と隣り合わせだが、相手への攻撃も可能 どちらの偵察を行うにしろ、どこに隠れたらどの範囲の視界を取れるのか、 隠れる地形や後方の援護が得られるのかを常に意識つつ動く必要がある。 車両別の視界範囲は、芋げwikiに記載されているので、ぜひ参照すべし。 <どのように偵察を行うべきか> ○車種別 それぞれ向き不向きがあり、乗ったことがない車両(※印付与)も含めて主観を以下に記載。 置き偵察向き) MT-25(※)、Chaffee(※)、T71(※)、Luchs、59-16~wz系(※) 走り偵察向き) T-50(※)、M5、ELC AMX系、Leopard~Aufkl-P 隠蔽が高く、カニメガネを搭載すると広い視界が得られる車両は置き偵察向き。 (T71は走りも可能、AMX系では1390は置き偵察も可能だが、以外は初動の機動性に欠ける) 逆に視界が狭い、隠蔽が低い、また攻撃能力が高い車両は走り偵察向き。 (vkは走り出すと走り続けるべき、nerf組みではLeopardは車体が大きく、T-50は最高速落ちたのが痛い) ○自軍と敵軍の車両の編成、戦況 例えば、自身一両しか友軍に軽戦車がおらず、敵軍に複数の軽戦車がいる場合を想定してみる。 軽戦車の主な役割は敵軍の配置を偵察することであるが、敵軽戦車の迎撃も重要な役割であるので、 この場合に置き偵察のみ行うべきかはよく考えるべき。 相手に自由に走り回らせてしまうと、自軍の重戦車や駆逐戦車が言い様に翻弄され、 友軍を不利な状況に置いてしまうこともままある。 逆に、友軍に走り偵察を得意とする軽戦車が複数いる場合、一緒に走り回って相手を撹乱してもよし、 mapによっては置き偵察に徹してもよい。 いずれにしろ、車両の種類と編成、相手の注意を引き付けるべきか否かの瞬時の判断が求められるので、 tier4~5の間にぜひ慣れておきたいところ。 膠着した戦況で、チームチャットで「hunt arty」と言われる前に自身で動く判断ができれば、 かなり上達した証と言えるのではないだろうか。 ○開幕特攻は有効か マリノフカやプロクホロフカ、ムロヴァンカで多く見られる開幕特攻死。(amx系、T-50が特に多い) 確かに敵車両の初動を確認できるのは大きいし、自走mapで自走砲を先に潰せれば勝つ確率がかなり上がる。 ただ、上記編成や自身の操作感、友軍の狙撃練度(上手そうなclan所属)も含め、よく考えてほしい。 無駄死にすれば膠着状況の撹乱要員、自走狩り、cap計算が出来なくなるのを天秤に・・・ マリノフカに限っては、Tier4~6やと置き偵察しなくとも敵軍が溶けることもままあり、 Tier帯も考慮に入れて、何度か試行錯誤の価値はある。 <map別の偵察ポイント> 以下は通常戦を前提として記載 マップ 北/東開始 南/西開始 コメント Abbey 修道院 D2 D4 D7 F2 F4 G6 入り組んで射線が通りづらいので偵察しづらいので、敵LT 快速をケア。修道院内部は博打 AirField 飛行場 E7 H6 E4 H5 北は嫌がらせ可能だが即死危険有、南の台地では頭出し走りが有効、終盤はspg狩り ArcticRegion 北極圏 B2 E4 D1 G6 度胸があるなら、北やとD7、南やとB4へgo。E8からは東に向かう全車両が見える一方、G6からは偶にartyが見える Cliff 崖 E4 E6 F4 F6 重要地点のE3F3台地はMTが来やすく注意要。初動E6や灯台ので目取りも嫌がらせに有効 Ensk エンスク 無 無 偵察ポイントはなく、HT/TDの横合い、背面取りがメイン ElHalluf エルハルフ C4 G9 D4 D6 C4 D4辺りは博打もあるが、潜めるとかなり優勢に進められる。D6張り付きはMTが行うことも多い Erlenberg エーレンベルク B4 H9 C2 H8 初手橋渡りはお察しな展開になりやすいので、中盤以降走り偵察が無難 Fisherman's Bay 漁師の港 D6 E3 F4 F7 E3はG2辺りに潜むTDを観測可能やが、Eラインを警戒するMTに見つかることも。慣れない内はEライン走り偵察 Fjords フィヨルド C5 D6 中央は起伏が激しく、意外に射線が通らない。cap要員として終盤重要なので、突撃死に注意 Highway 高速道路 D6 F8 E4 J8 F8、J8は通行料徴収の観測地点。快速戦車は北西安定で、置き偵するなら橋近辺の茂み Himmelsdorf ヒメルズドルフ 無 無 偵察ナニソレ美味しいの? 基本背面取り、cap撹乱要員として動くべし Karelia カレリア G7 G7 中央突破警戒は低Tierまで。快速MTお供を確認して丘へgo。膠着したら配置転換を意識 Lakeville 湖の村 D4 F4 東へ向かう敵車両を確認可、発泡は厳禁、即蒸発する。谷は…車両数と自走有無で有効性が変わる LiveOaks ライブオーク C5 F8 D4 H7 通行料、狙撃車両発見はD4近辺。南開始やとDラインを突破し易いが、LT多めやと必ず警戒される Malinovka マリノフカ E4 G2 E7 F6 LT天国、ここで置き偵察と走り偵察の何たるかを学び尽くそう Mines 鉱山 E6 F2 F6 H1 丘での頭出し、西方の茂みを利用しての視界取りで勝負が決まりやすい Mountain Pass 山岳路 E4 H4 置き偵察場所はほぼなく、側面/背面取りがメイン。また終盤でのcap要員として生き延びることが重要 Murovanka ムロヴァンカ F8 D2 東開始は森ないし1,2ライン目取り、西開始の場合は北への先導役。嫌らしい場所は、北だとC1 F5、南やとE4 H9 Pearl River 珠江 H5 F2 偵察?ナニソレ美味しいの?その2 MT先導役として南回りが無難 Seaport 港 E7 E4 一見LTが活躍できなさそうに見えるが、中盤以降LTが生き延びているかはかなり重要で、活躍できるmap Prokhorovka プロクホロフカ D1 E1 E1 F1 LT天国2。置き偵なら1ライン。走るならD or Fライン、中央の岩陰は即死危険有。SPG狩タイミングは中盤以降 Redshire レッドシャイア C8 E2 C8 H3 F4 G5はMTなどが潜むことも多く、置くなら対岸丘が観測できるC8がオススメ。 Ruinberg ルインベルク D7-D9 F7-F9 市街戦mapなので、Eラインで視界取りを走りで行い、終盤はHP減った残党狩り Sacred Valley 聖なる谷 不明 不明 建物により置いても見えない事が多いが、北西崖上、南橋袂の茂みは台数確認に有効 Sand River 砂の川 D6 F5 J4 D7 F5 K5 CWでお馴染みmap。F5のみ置き偵、あとはチラチラ走り。野良やとnoob山は遠回りすぎる SERENE COAST のどかな海岸 不明 不明 東はゴリ押しが多く、西での置きor頭出し、溝に入って50m視界取りが有効 SEVEROGORSK セヴェロゴルスク 不明 不明 軽戦車での戦闘数少ないので、実体験習得中 Siegfried Line ジークフリードライン D3 D6 G4 G6 市街地が主戦場なので、平原置き偵はそこそこに。意外と6ラインが突破されやすいので、ケアは有効 South Coast 南部海岸 D3 D9 G4 F0 茂みは多いが通り道なので置きも走りも結構難しい。中央は自動装填MTが出て行くことも多い Steppes 大草原 E7 F3 F8 G4 序盤草原走りは自殺行為、偵察場所で置くかHT、MTの火力支援が安定 SWAMP 湿地 A6 D5 B3 H5 まだ戦闘数が少なく、実体験習得中 TUNDRA ツンドラ 不明 不明 座標不明やが、中央よりも東の丘上先導が有効。西は待ち伏せ車両向き Westfield ウェストフィールド G7 H6 通り道になることが多く、偵察は意外と難しい。台地に上がれる位置で反対斜面を監視できる場所が効果的(筆者主観) Widepark ワイドパーク D1 E6 E6 G9 1ラインは誰も行かなかったらで良く、基本中央で牽制走り。特に南側だと開幕で全車両見えることも 一応完成、加筆訂正などご協力お願いします。例)アサルト戦の偵察場所も記載してほしい etc -- muller1199 (2013-07-14 15 37 47) マップ別偵察ポイントの高速道路のリンクがフィヨルドになってます -- fio1546 (2013-10-02 19 45 20) ご指摘どうも、修正しました。後、追々新map追記していきます -- muller1199 (2013-10-03 01 50 34) 新map追記、少しポイント等も修正しました。不明は、座標不明と経験不足の両方含んでます。 -- muller1199 (2013-10-04 10 33 34) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dai_zero/pages/115.html
前ページ次ページゼロの影 其の十四 誰かが誰かであるために 彼はどことも知れぬ空間で、瓦礫にもたれかかるようにして身を横たえていた。冷たい地面は彼の身体を捕らえ、放そうとしない。 その前には巨大な扉があった。神の金属に似た神秘的な煌めきと岩山を思わせる重厚さがある。 それを開ければ大切なものが取り戻せる気がしたが、体に力が入らない。 どうしようもない深い疲労が全身を包んでいる。限界まで光の闘気で火あぶりにされたような気分だった。 力という力を根こそぎ奪われ、立ち上がることができない彼の足元に見えない手が忍び寄る。 どこまでも深い虚無が彼を引きずりこもうとしている。それに身をゆだねればもう苦しまなくてすむ気がした。 (――様) 呟きかけた名に首をかしげる。 じわりと力がにじんだが、すぐに手の中をすり抜けていった。 ルイズが自分の部屋に戻ると眠りから覚めたウェールズが困惑した様子で訊ねてきた。 「いったいどうしてしまったんだ? いくら話しかけても返事どころか反応すらしない」 記憶を闇に沈められた結果心が砕けたと告げると、ウェールズの顔に浮かんだのは憂慮ではなくまぎれもない怒りだった。 ルイズが意外そうに見つめるとすぐに消えてしまったものの、見間違いではない。ウェールズは視線を避けるように部屋の中を歩き回る。 「今のあいつ……彼は燃え尽きた灰のようですわ」 立ち上がるためのきっかけは何もない――そう悲観的な言葉を漏らすルイズにウェールズは穏やかに問いかけた。 「心当たりはないかい? 彼の記憶や心を取り戻すための何かに」 もちろんある。彼の主だ。だが、今大魔王からの声は届かなくなっている。 最大の望みが潰えた今、道しるべは無い。 ただ単に主のことを語って聞かせても心には届かないだろう。 ルイズは考えた。頭が痛くなるほど考えた。 そして結論を出した。 ルイズは草を踏みしめ、風を吸いこんだ。 タルブの村の草原に立った彼女らは夕焼けを待っていた。 壮絶なまでの美しさを誇る草原ならば彼の心をも蘇らせるのではないか。名を冠する通り“奇跡”が起きるのではないか。 そんな一縷の希望にすがったのだ。 キュルケとタバサも結果を見届けることを申し出たが今回ばかりは断った。もし成功した場合、直接的な関わりが薄い彼女達まで巻き込む可能性がある。 『からかう相手がいなくなっちゃつまんないから戻ってきなさいよ?』 『はしばみ草のジュース、完成させて待ってる』 まるでルイズの運命を見透かしたような言葉に対し、彼女は約束した。 必ず帰ると。 ゆっくりと太陽が沈みゆく中ルイズは待った。 草原が血のような赤に染まる。視界いっぱいに炎に焼き尽くされたような景色が広がる。 ルイズは期待に満ちた眼差しで彼を眺め――悲しげに笑った。 何の反応も無い。 「そう……よね」 奇跡が簡単に起これば誰も苦労しない。 彼自身奇跡を全く信じていないのだ。苦しい時だけ頼みにするつもりもないだろう。 日が沈んでも立ち去ることができないルイズは柔らかい草の中に座り込み、召喚してからの出来事を振り返った。 召喚直後、いきなり蜂の巣にされかけた。 「あの時は死ぬかと思ったわ……」 あれから何度命の縮む思いを味わっただろう。 授業で爆発を起こし、落ち込んでいた時にかけられた言葉は今でも覚えている。 「ゼロじゃないって信じることが出来た」 この時の会話がきっかけで爆発を肯定的にとらえられるようになり、練習を始めた。 望めば高みに上ることができると言っていたが、少しは上にいくことができただろうか。 フーケのゴーレムに苦戦していたのを助けられた。同時に底知れぬ恐ろしさを覚えたけれど。 舞踏会では魔界の主従の一面を垣間見ることが出来た。見た目通りの存在ではないと知って内面に興味が湧いたのもこの時だ。 特別授業では“心の力”を教わったが――。 「前向きなものじゃないけどね。憎悪とか憎悪とか……やっぱり憎悪とか」 無理矢理精神力を絞り出したため疲れ果てたことを覚えている。 高ぶる感情を抑制した結果、ルーンの光につながれ共鳴するような不思議な感覚も味わった。 どうやら『虚無』は怒りを源に発動するらしく、感情を増幅させるすべは役に立ちそうだ。 アルビオン行で忘れられないのはワルドの裏切り。ほのかに憧れを抱いていた相手の本性を知り、杖を向けた。 彼はウェールズと共闘し、命を救った。その戦いぶりを見られなかったのは残念な気もするがきっと恐ろしいものだったに違いない。 「いきなり空中に放り出すなんて……っていまさらか」 今立っているこの場所で、奇跡としか言いようのない美しい夕焼けを見て同じ想いを共有できた。太陽のない世界に住む者達と。 そしてとうとう、『虚無』に目覚めた。 『見事だ……ルイズ』 今までずっと“ゼロのルイズ”と呼ばれてきた。彼が、彼こそが、初めて“ルイズ”と呼んでくれたのに。 もう彼女の名を呼ぶことも無い。誰かを認めるだけの意思も無いのだから。 鳶色の目から涙がこぼれ落ちた。 認められ、救われた。今まで戦ってくれた。それに自分は応えることができたか。 ――否。何もない。何もしていない。 それどころか最も大切なものを奪い、苦しませている。 主人である自分を尊重しろと思っていながら、相手にしたことがそれだ。 ゼロと呼ばれることに苦しんでいたのに、使い魔をゼロにしてしまった。心に虚無の穴をあけてしまった。 何のために召喚したのか。自分が召喚しなければ良かったのではないか。キュルケやタバサなら彼からもっと認められたのでは。 もしかすると彼女達なら絆を結べたかもしれない。主の記憶を奪われても、心を壊されぬほどに深い絆を。 一度疑い出すと止まらない。嗚咽が漏れ、後から後から涙が転がり落ちていく。 彼の傍らに立つウェールズが苛立ったように言葉を紡ぐ。 「君は僕を生かしたではないか。それなのに、君がこんな状態では憎むこともできん」 やはり反応はない。なおも挑発するように言葉を重ねる。 「逃げる気か? 君を必要とする者から」 その時、彼の中で否定の声が響いた。 ――からは逃げられない。 逃げるつもりもない。 永遠に仕えると誓ったのだから。 空が白み始めると心の中で何かが動き、体を持たぬ彼が心臓が脈打つような感覚を抱く。 決定的になったのは山の稜線から現れた日輪を目にした瞬間だった。その姿は誰かによく似ていた。 優しく照らすだけでなく、弱き者を容赦なく焼くようにも見える輝きが、ある語を浮上させる。 ――焼き尽くすもの(バーン)。 それをきっかけとして生涯を決定づけた言葉が闇の中から現れた。 『お前は余に仕える天命をもって生まれてきた』 全てはそこから始まった。 忌み嫌っていた力を認め必要とした主の言葉は、どれほど月日が流れても、何があろうと、忘れることはない。 彼の内に灯がともる。 『あの太陽は魔界を照らすために昇る』 太陽は昇る。 生きとし生ける者を照らすために。 たとえそれが異世界の住人であっても。 心の欠片が、闇の中から浮上した記憶の鎖の切れ端で少しずつつながっていく。主の象徴たる不死鳥が灰の中から蘇るように。 炎が司るものは浄化と再生。 ゼロからの再生。 「バーン……様……!」 厳かに、恭しく名を呟く。神聖なものに触れるかのように、畏敬の念に震えながら。 それ以上思い出しては苦しむことになる、忘れたままでいろという声がどこかで聞こえる。 逃げれば苦しまずに済む――囁きを彼は冷たい手で払いのけた。 「逃げ出した先に……安楽などあるものか!」 この先さらなる苦難が待ち受けていようと退かない。退くわけにはいかない。 大魔王の名を守り通すためならば、主はどんな強敵が相手だろうと逃げずに戦うに違いない。全てを捨ててでも強くなり、拳を握りしめ、地を蹴り、立ち向かうだろう。 それは彼も同じこと。 主を守るためならば、神が相手だろうと戦う覚悟は何千年も前からできていた。どれほど時間が経とうとその覚悟が錆びることはない。 このままでは終われない。 彼が彼であるために、今まで歩んできた意味がゼロではないと証明するために、立ち上がる。 主の存在がある限り、何度でも。 かすかに開きかけた扉はそれ以上動かない。ならばどうするか――決まっている。 掌に全ての力を込める。 暗黒闘気から成る彼の最強の技。名に主の肩書の一字を持つ技の中で最後の、神の金属をも容易く砕く掌圧。 「闘魔最終掌!」 切り札を叩きつけると扉は粉々に砕けた。その向こうから陽光のような金色の閃光が溢れ全身を包みこむ。 数千年にわたる記憶の奔流が彼の中に流れ込み、無数の光と音が駆け巡る。 聞こえてきた一言が翻弄される彼の意識をつなぎ止めた。 「ミストバーン!」 彼の背から放たれる力を感じ、立ち上がった少女が叫んだ。初めて名を呼ばれたと彼が意識したかどうかわからない。 その叫びが一瞬にして完全に悟らせる。自分が何者か。何をすべきか。 大魔王の影。主を守り抜き、戦い続ける者。 「バーン様……!」 かすれた、しかし力強い声を聞いたルイズが嬉しそうに微笑み、その顔が凍りつく。 まるで再び夜が訪れたかのような錯覚に襲われたためだ。 心臓が握り潰されるような痛みが胸に走り、顔が歪む。 「あ……ああ……!」 呼吸ができない。かすれた声を絞り出すことさえままならない。 全身を鎖で締め付けられていくような凄まじい圧力を感じる。 憎悪は予想していた。 ティファニアに続行を命じ、苦しませた責任を担った。抵抗できないのをいいことに言うことを聞かせ、爆発を食らわせまでした。 誇りを傷つけられたのに屈辱を感じることすら許されなかったのだ。怒らないはずがない。 いざとなれば戦う覚悟も固めていたはずだった。 それを容易く打ち砕く絶対的な恐怖。 これが、魔界の王の半身の殺気。 これが、最も踏み込まれたくない領域を汚された者の激怒。 本気の怒りを放つ影が、ゆらりと振り返った。 前ページ次ページゼロの影
https://w.atwiki.jp/teikokuss/pages/299.html
丘の想定 第一中隊 地のうねりの中を、敵は進み来る。 隊列を密に組んで、道沿いに進むさまは、まるで河の流れのようだ。それとは違って、地のうねりを上ることもあるし、また、それらは麦の穂のように揺れる長鑓を携えたりしているのだけれど。 それら軍勢の流れの先は、すでにルキアニスたちのある丘の間近に迫っている。それは騎兵たちだった。換え馬を抱えた大きな段列があり、その前には本隊がいる。左右には側衛がいて、本隊に先んじて前衛がいる。その前衛のさらに先に、かなりの間をおいて、小さな騎兵の群れが走っている。 十騎に満たない。たぶん六、七騎の斥候だ。 彼らはは、丘の下に寄せて、頂のこちらをうかがっているようだった。 頂に立つ機装甲には、とうに気づいているはずだ。その上で、丘のすぐ下から、どう応じるかを見ている。連隊長がここにいることに気づいているだろうか。 彼ら騎兵斥候は、馬首をめぐらせた。丘を登らず、丘を巡る道を進み始める。 『騎兵第一、第二小隊』 中隊長が命じた。丘の背後に開いて伏せた、味方の乗馬銃兵へ向けてだ。 『敵騎兵群が街道沿いにそちらに向かっている。阻止しろ』 『騎兵中隊長了解。打ち方用意!』 敵の騎兵斥候は、丘の左の道を、一塊になって押進んでゆく。丘を巡り、やがて丘の背後へと、駆けてゆく。 そのときだった。 白煙が列になって現れる。わすかに遅れて銃声が響く。高い青空へ向かって。 草原に現れた白煙の列は、乗馬銃兵の伏せた形のままだった。道を挟んだ列であるけれど、横一線ではなく、浅く折れた形で、道の敵に銃弾を浴びせつける。 流れる白煙を押し切って、一騎が列を突っ切ったように見えた。けれど、その背には何者の姿も無い。 銃撃の白煙が風に流された後に、打ち倒された人馬の姿がいくつか見える。逃れて退く騎影はずっと多かった。それでもまだ五、六騎の姿がある。 その背に向けて、再び銃声が轟いた。背後から銃声を浴びながら、道を駆け退いてゆく。 けれど丘を巡りはしなかった。巡る道を半分ほども行かぬうちに、道を踏み出し、丘の左手の平野に駆け出して行く。 よく鍛えられた騎兵斥候だった。銃列に飛び込んだのは迂闊だったとしても、そこから逃れ、そして様子を詳しく見取るために、見通しの良いところに自ら向かってゆく。少し離れた地のうねりの上だ。 やがてそこから、一つの騎影が敵の本隊へ向けて駆け出してゆく。すぐにわかった。こちらが守りを作っていることを知らせに戻ったのだ。 伝令の騎影は騎馬の本隊へと駆けてゆく。敵の騎馬の本隊は、敵全体の前衛に過ぎないけれど、それでも十三連隊の騎兵大隊より多く見える。帝國でいえば、正規騎兵連隊くらいあるのかもしれない。 戻っていった伝令の姿は、まぎれてしまえば見分けられなくなる。彼らの指揮官も、様相を検めて、何事か決めるはずだ。 やがて、騎兵の群れはざわめき動きを止めた。見つめて待ち受ける側には、じりじりするような時のあとに、ふたたび動き始める。 いくつにも分かれてだった。 段列らしい大きな群れは、塊のまま道を大きく離れてていった。残りは平野へと踏み出してゆく。 敵も展開を始めたのだ。 その光景を見ながら、丘の頂の連隊長は、変わらぬ風だった。片方の足に重みをかけ、片手は腰にあて、もう片方の手には遠眼鏡を提げている。 シルディール連隊長は、何事も無いというふうに振り返る。吹く風が束ねた髪を揺らした。頬にあたる髪を彼女はそっと押さえる。 シルディール連隊長は顔を上げ、丘の背後の野を見渡している。味方の進み来た道だ。 ルキアニスも振り返った。 そして少し驚いていた。 道を離れて、野に踏み出して進む姿がある。 三群に分かれた騎兵がいて、その後ろをずっと大きな姿が駆け進む。機装甲の三列縦隊だ。前に二列が平行に、つづいて一列が続く。機装甲第二中隊だ。見る見る進む騎兵に、遅れをとることなく進む。 騎兵しか持たない敵に比べれば、打撃力はあるけれど、いかにも少ない。 彼らは、草原を押渡ってゆく。 そしてまだ、道沿いを進む部隊もある。 第七連隊だ。第十三連隊とともに、独立混成第二十一旅団を成す隊の一つだ。そして、第二十一旅団の主力と言って良い部隊だ。 『各機前方に注意!』 警句の声が術式を光らせる、ルキアニスは丘の正面に向き直った。 敵ぼ部隊の流れは、思ったより進んでいる。 すぐにわかった。 敵の軽機卒の一部が、隊を分かれて進んでいた。急ぎ足になり、丘に向かってくる。 ルキアニスにも意図はわかった。彼らは丘からルキアニスたちを追い落として、道の通行を保つつもりだ。 『連隊長、丘に留まり続けますか』 『はい』 中隊長の声に振り向いて、シルディール連隊長はこたえた。軍隊の上級者としては、ほかに無いくらい丁寧な言葉だった。丁寧すぎて、妙な気がする。 『連隊長は、現在位置に機上で待機します』 連隊長の白の三は、大斧を携えて、片膝をつき、主の戻りを待っている。シルディール連隊長は、かつての内戦の折、一人で百機に届かんとする敵を屠ったという。大斧を見て、ルキアニスは脈絡もなくそんなことを思い出したりしていた。 『了解しました』 中隊長の声が術式をきらめかせる。 連隊長がここに留まるということはつまり、向かってくる敵を実力で排除するということだ。 『丘上分遣隊は戦闘準備。レオニダス、アモニスは前衛に指定。キルリス、ウルキウスは後衛とする。前衛は中央、後衛は左右に展開。分遣隊は横隊成せ。射撃統制線は、丘中央。突撃統制は中隊長が成す』 ルキアニスは長槍を携えて、歩を進める。中隊長の左前についた。右前にはマルクスだ。マルクスの斜め後ろにウルキウス機がつく。ルキアニスのほうの斜め後ろにはキルリス機がついた。 敵の軽機卒たちは、もう丘の目前までやってきている。彼らの横隊は、間を大きく開いたものだ。判っていた。投擲隊形だ。 彼らは、まるで見せ付けるかのように横隊を保ったまま、丘の下に足を止める。ざっと数えて、XXはいる。 彼らは、投石紐を振り出し、振り上げて頭上で振り回し始める。 『注意!丘下で、投擲準備態勢!』 丘の下で、広い横隊を組んだ機卒らが、頭上で投石紐を振り回している。 『稜線影へ退避!』 『敵方、投擲!』 彼らは、いっせいに砲丸を放った。残された投石紐が地を打つ。 それは、ルキアニスが想ったものとは、少し違う軌跡を描いていた。 高く投げ上げられ、青空を背にして、それから山なりの奇跡を描いて落ちてくる。 退くルキアニスの、前にばたばたと砲丸が落ちてくる。丘の頂に、土くれが舞い上がり、砂埃が吹き上がる。 『注意!第二射!』 声が響く。投擲の間合いが短い。 その軌跡もまた、高く投げ上げられたあと、山なりの弧を描いて落ちかかるものだった。 丘の頂に、降るように砲丸が打ち付ける。それはささやかだけれど地を震わせ、土くれと砂埃を当たりに漂わせる。 発煙弾のような器用な仕掛けを使わなくても、ほんのひと時、目隠しをつくる。 『敵戦列、前進の模様!』 マルクスの声が響く。彼の機は、開いた手を地に押し付けた姿でいた。それが土の魔道を操る姿であることは知っていた。 「魔道で打ち返します」 『慌てるな』 立ち上がりかけるルキを、中隊長は鋭く制する。 『丘の中腹まで待て。中腹を越えたら投擲攻撃を開始する』 砂埃は風に流され、あたりはふたたび明るくなる。 敵は、斜面を上り始めていた。広い横隊はそのままで、また投石紐を振るう。 彼らは丘を登りながら、砲丸を投じる。 投擲で追い落とせればそれでいい。できなくても数を頼んだ接近戦に持ち込むつもりだ。 砲丸は、先より少なく、先よりばらついて、ばたばたと頂近くに落ちかかる。避けるまでもない。 『全機投擲用意!』 中隊長の命令が、きらめきと共に伝わってくる。 ルキアニスは鑓を地に付きたて、投擲紐を抜き出した。すごいて傷と捩れの無いことを確かめ、砲丸を包む。 『目標を配分する、横隊右翼は敵横隊右翼より攻撃、左翼は敵横隊左翼より攻撃する。投擲用意!一つ!』 要するに、目の前の敵を普通に打てということだ。 『二つ!』 ルキアニスは、勢いをつけて振り上げるようにして、投石紐を頭上に振るう。 『放て!』 声と共に、一斉に放った。 丘の下りに沿うように、四つの砲丸が低く飛び去る。二つは右へ、二つは左へ。 吸い込まれるように機卒に打ち付ける。 『各個射撃、自由打ち方、続けて打て!』 ルキアニスは投擲紐を振るった。鋭く鞭のように振るい、砲丸を打ち放つ。低く飛ぶ砲丸は、狙い違わず、進む機卒に打ちあたる。 鉄の体が揺らいだ。砲ほどの力は持たないが、それでも六听の投擲砲丸を受けて、無傷でいられる機装甲は多くない。 ルキアニスは続けて投擲紐を振るった。砲丸の軌跡は低く、敵の投じる砲丸軌跡の下を飛びぬけてゆく。そのまま機卒に吸い込まれて、打ち倒す。 敵の横隊のうち、正面に見る翼側を、狙い撃ちで砲丸を放っていた。たとえ、あたらずとも、飛びぬけ、地を打って跳ねる砲丸に、機卒の足も鈍りがちとなる。 しかし敵は歩みを止めなかった。だからはじめのような整った横隊ではなくなっていた。両翼は阻まれて、遅れをとっている。 だが、横隊の中央は、阻まれることなく進み出ている。 『前衛、突撃用意。中隊長と共に、突撃する。後衛は、目標変更、敵戦列中央に、投擲三連射。続けて放て』 投げた勢いの投擲紐を振るって、ルキアニスは腕に巻きつける。突き立てていた鑓を手に構える。 横に目を向けた。マルクス機も長鑓を構える。魔道の双眸がルキアニスを見返す。それから、斜め後ろの中隊長機へと目を向ける。中隊長機は、長鑓を携え、前へと踏み出す。 その見る先の敵船列へ、砲丸が名が込まれてゆく。 『最終弾、今!』 『行くぞ!』 オゼロフ中隊長の声が術式の光となってきらめく。 『前列、前へ!』
https://w.atwiki.jp/4173gogo/pages/70.html
~ある犯人のプロローグ・3~ いくつもの偶然が重なり、この状況を作り出した。 ただの偶然か、はたまた天が味方をしているのか。 いずれにしろ、今を逃す手はないと思う。こんな機会、二度と来ないに違いなかった。 7話 「……ん?」 日曜日。それは誰にも平等に訪れる休息の日だ。 だからこそ俺は惰眠を貪ろうと意気込んで、昨夜ベッドに潜り込んだのだが―― 「すぅ……」 「……おいおい」 何故か隣には我が最愛の妹がすやすやと寝息を立てて寝ているのだった。 やはり弥生は可愛い……じゃなくて何でこんな状況になってるんだよ。 いやでも弥生は可愛いしな、って話を逸らすんじゃねぇよ、と一人問答をしていると弥生が目を覚ました。 「ふわぁ……」 「……おはよう、弥生」 「あ、おはようお兄ちゃん」 まだ眠たげに瞼を擦りながら穏やかな笑みをこちらに向ける弥生。 弥生はやっぱり可愛いなぁ。 ……ちなみに決して俺はシスコンではない。断じて、ない。 「……何かあったか?」 俺の質問に弥生は少し困った顔をする。 まあ、俺のベットに来た時点で大体は察しているのだが、自分で自覚しなければいつまでも治らないこともあるものだ。 「うん……。また……あの夢……見た…から……」 「そっか。よく言えたな、弥生」 震えながら言い切った弥生を優しく抱きしめる。弥生は無言で俺をギュッと抱きしめていた。 そんな弥生を見ながら俺は思う。 いつからだろうか、弥生が時々"異常"に俺を必要とするようになったのは。 元々仲が悪かったわけではないが、この状況は少なからず普通ではない。 まあ、思い返した所で理由は一つしか思いつかないのだが。 「……落ち着いたか?」 「うん。もう大丈夫。ありがとお兄ちゃん」 「よし、じゃあ俺はもう一眠り――」 「さ、せっかくの休日なんだから起きようねお兄ちゃん!」 弥生の明るい声と同時に俺が愛用している水色のタオルケットが無情にも奪い取られてしまう。可愛い顔して何たる悪行だ。 「休日だからこそ寝たいんだがな……」 「はい!お兄ちゃんも洗濯手伝って!」 「はーい……」 笑顔で手伝いを要求してくる弥生に仕方なく従い、俺は早朝から洗濯に励むのであった。 あれはまだ東京にいた時のことだったか、特に面白いこともなく惰性で毎日を過ごしていた。 少なくとも今のような充実した毎日は過ごせていなかったと思う。そして俺自身もそんな変わらない毎日を受け入れていた。 その時は変わらないことは平和な証だと思っていたし、今だって東京での日常が最悪だったなんて思ってはいない。 だから俺は、いつまでもこんな日常が続くんだろうな、なんて呑気に思っていたんだ。 「やっと終わった……」 「ご苦労様。今お昼作っちゃうね」 「おう……」 ソファーに倒れ込む俺を尻目に、弥生は台所に向かっていた。 家は両親が共働きの為、俺たち二人だけの時は弥生が家事をしている。 俺も力仕事は出来るが料理はからっきしなので弥生に任せてしまっている。 「適当にあるもので作っちゃうよ!」 「うぃっす……」 薄い桜色をしたエプロンを着けてせっせと料理をし始める弥生の姿は、中々様になっていた。 流石半年で6人に告白されることはあるなと、謎に感心してしまう。 「ふわぁ……」 本当によく立ち直ったものだ。 あの事件があってから、弥生はしばらく外は勿論のこと、自分の部屋からすら出られなくなっていたのに。 親父が転属の命を受けて引っ越してきたおかげでもあるが、一番は弥生の精神力か。 弥生は華奢だが打たれ強い。まだ一年も経っていないのにもう無かったことのように振る舞っているし、電車にもちゃんと一人で乗れる。 「お兄ちゃん!生姜入れちゃうよ!」 「はーい」 だからこそ心配でならない。今の生活を保つ為、弥生も無理をして気丈に振る舞っているのではないのか、と。 「もうすぐ出来るからコップとか運んで!」 「りょーかい」 ソファーから立ち上がり台所へ向かう。幸い無理をしているような様子は今の弥生からは微塵も感じられない。 白い山の中に所々、稜線のように緑や赤が走っている素麺、いや冷や麦を運びながら俺はあの時のことを思い返していた。 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 「あ……お兄ちゃん……」 「弥生っ!大丈夫か弥生っ!」 たまたま当時通っていた学校が創立記念日で休みだったのが運が良かった。 いつもの時間に起きてしまい、もう一眠りしようとしていると、突然家の電話が鳴ったのだ。 訝しながら出てみると最寄りからは少し離れた駅からで弥生が痴漢に遭ったという話だった。 訳が分からず、とにかく弥生が心配で一目散に現場の駅に駆け付け、駅員室に通されると顔を真っ青にして弥生が震えながら座っていた。 「……うん、大丈夫。わざわざありがとね」 「大丈夫なわけねぇだろ!?」 すぐに壊れそうな作り笑いをして弥生は気丈に振る舞おうとしていたが、身体は小刻みに震えていた。 「大丈夫。犯人はもう捕まったみたいだし……大丈夫。大丈夫だよ」 「弥生……」 「学校にはお休みするって連絡済みだからもう帰ろう、お兄ちゃん。」 弥生は精一杯の笑顔でそう答えた。そんな弥生に、俺は頷きタクシーで一緒に家まで帰った。そして玄関に入った瞬間―― 「……もう、我慢しなくていいぞ」 「……う……ん……」 弥生は俺に抱き着いて、震えながら泣いた。 声にならない叫びが俺にも伝わってやり切れない気持ちになった。 本当は弥生だってその場で泣きたかっただろうに、一度泣いてしまったらしばらくはどうしようもなくなってしまうから。 だから弥生は必死に我慢したのだ。身体を震わせながらただ泣き続ける弥生を、俺は抱きしめることしか出来なかった。 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 「この芸人も消えちゃうのかな」 食後の昼下がり。 俺はリビングで弥生をテレビを見る。弥生は一生懸命にワイルドさを伝える芸人に無慈悲な一言を呟く。 「おいおい、それは言っちゃいけないんだぜぇ?」 「…………」 「痛っ!?無言でつねるな!」 「無言でつねっちゃうんだぜぇ、ワイルドだろう?」 「…………」 「いたぁ!?ちょっと急にデコピンしないでよお兄ちゃん!」 「あ、暴れるな!テレビが見えん!」 あの事件から弥生は確かに立ち直ったのかもしれない。 でも確かに深い傷痕を残したのは事実だ。でなければ今俺の膝の上に弥生が乗っかったりはしていないのだから。 「うがぁ!」 「俺が悪かった!だから落ち着け!」 しばらくまともに男と話せなかった弥生の為に、毎日部屋の扉越しに話し掛けたりした。 最初はふさぎ込んでいた弥生も、環境の変化も重なって何とかまともに会話することが出来るようになった。 「……じゃあ、いつものお願い」 「……弥生、そろそろ止めないと――」 「お兄ちゃん……」 泣きそうな顔で俺を見つめる弥生。 それはまるであの時の表情のようで、俺には無視することなんで出来やしない。 俺が干渉し過ぎたからか。立ち直りはしたものの、弥生はたまに俺を異常に求めてしまう。 ベットに入って来たり膝の上に座ったり。そして―― 「……目、つむれ」 「うん……」 目をつむった弥生にそっと口づけをする。 それに応えるように弥生は俺を軽く抱きしめる。向かい合ってキスをする兄妹。 これが……これがあの事件が引き起こした異常な日常だ。果たして弥生は本当に立ち直ったのだろうか。 俺には、弥生があの事件を忘れられないからこそ、俺に依存してしまっているようにしか思えない。 だからこそ、俺が弥生を拒んだりしたら……そう考えると、どうしても断れないのだった。 「お兄ちゃん……もう一回……」 「やよ……んっ」 いつか弥生は立ち直ることが出来るのだろうか。 夜も更け、ようやく一日が終わる。わたしはベットに腰掛けながら窓の外を覗く。 そこには真っ暗な闇が広がっていた。 「……お兄ちゃん」 昔からだった。不安なことがあったりすると無意識にそう言ってしまう。 それを聞いたお兄ちゃんは、必ずわたしを助けてくれた。あの時だってそうだ。 お兄ちゃんはわたしの為にわざわざ駅まで来てくれた。その後ふさぎ込んでしまったわたしに、毎回話し掛けてくれた。 今、わたしがこうやって生活出来るのはお兄ちゃんのおかげなんだ。 「…………」 だから、不安で仕方ない。 お兄ちゃんと離れてしまうのが不安で仕方ないんだ。 まだわたしはあの事件を完全には忘れられずにいる。いけないと思っても、お兄ちゃんを頼ってしまう。 ……依存してしまう。でも、もしお兄ちゃんに……お兄ちゃんに恋人が出来たら……。 「わたしを……見てくれるのかな……」 きっと見てくれないに違いない。そうしたらわたしはどうなってしまうのだろう。 わたしは……あの悪夢に耐えられるのだろうか。 「……自分のこと、ばっかり」 呟きながら自覚する。わたしは本当に自分勝手なんだ。 お兄ちゃんに恋人が出来ることは、妹のわたしからしたら喜ばしいことのはずなのに。 「……考えるのは、止めよう」 ……たまにこうなってしまう。お兄ちゃんに甘えていると考えちゃいけないことを考えてしまう。頭がぐるぐるするのだ。 「……お兄ちゃんと話してから寝よう」 こういう時はお兄ちゃんと少し話せばすぐに落ち着く。思い立ったわたしは部屋を出てお兄ちゃんの部屋へ向かう。 扉が少し開いていて中からお兄ちゃんの声が聞こえてきた。覗いて見ると電話で誰かと話しているようだった。 「あー、なるほど。でも辻本さんの言う通りかもな……」 「……っ」 楽しそうに話すお兄ちゃんを見ていたら、何故か切なくなってその場を離れてしまった。 部屋に戻り、ベットに飛び込む。 「……辻本……さん」 何だろう。頭がぐるぐるする。あんな楽しそうに話すお兄ちゃん、久しぶりに見た。 ――頭がぐるぐるぐるぐるする。 わたしには絶対にしない、あんな笑顔を。 ――ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる。 もう寝よう。大丈夫、今夜はぐっすり眠れるはずだから。