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【種別】 人名 【初出】 とある魔術の禁書目録SS第二話 【解説】 ステイルの同僚で、必要悪の教会の魔術師。 40歳前後の女で、四男八女の母親。 外見は金と銀の髪が混じっており、 だぶついた黒い上着に色を抜いて真っ白になったジーンズという服装で登場した。 北欧神話をベースとした魔術師で、短期間の内に術式をコロコロ変えるのが特徴。 劇中ではスキールニルの杖、ラティの錐などを使用している。 必要悪の教会から背信者パトリシア=バードウェイを追って学園都市に来たが、 パトリシアの境遇に同情して彼女の協力者となる。 一時的にステイルと敵対するが、結局必要悪の教会からの指令に異を唱えた彼と和解。 その後、必要悪の教会からの追っ手リチャード=ブレイブから逃げる際に二手に分かれるが、 敗北し生死不明に。 てっきり死亡したものと思われていたが、 リチャードを撃破し満身創痍のまま必要悪の教会の増援と対峙するステイルの救援に、 『明け色の陽射し』のボスを引き連れて再登場。 『破滅の枝』はあらゆる物体を均一に灰にするため、燃え尽きたふりをして身を隠していたらしい。 その際の態度が気に食わなかったのか、ステイルにはグーでパンチを入れられた。 【口調】 日本語は得意ではないらしく片言で会話している。 「いやー。聞かない方が身のためデス。これは私の問題デスマスので」
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【種別】 機械 【元ネタ】 Testament=聖なる契約の意 ここでは聖書と思われる 【初出】 三巻 【解説】 技術や知識を電気信号として、脳に直接インストールする装置。 木山春生の説明によると、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の五感全てに対して電気的に情報を入力するとのこと。 布束砥信が監修した。 妹達の人格形成・知識、技術の習得もこれによって行われており、 作中での描写を見るに、入力された技術は経験レベルで獲得できるようだ。 「人間の扱えるスキル」ならどんなものでも努力や才能、経験もなしに取得できるという凄まじい装置だが、脳に直接情報を書き込む関係上、人格に悪影響をもたらす恐れがある。 この技術は様々な機器に搭載されているようで、ドラゴンライダーにも同じような機能が備わっている。 旧約十三巻では最低限の機能を抽出したモデルが登場し、打ち止めにウイルスを書き込むのに用いられた。 『超電磁砲』では操歯涼子が夢を媒介とする学習装置「インディアンポーカー」を開発し、学園都市に流行させた。 【備考】 『禁書目録』旧約三巻のレディオノイズのレポートに登場した際は「洗脳装置」、 『超電磁砲』で木山が説明している際には「学習装置」、 『超電磁砲』で美琴がレディオノイズのデータを調べた際には「洗脳装置」で、ルビは共通。
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【種別】 人名(仮) 【初出】 とある魔術の禁書目録 PSPゲーム版 上条当麻編 【CV】 おそらく阿部敦(クレジットに表記はなく、断定はできない) 【解説】 上条当麻達の存在する『現代』より未来の時間軸の人間であり、 過去(時間)を操る魔術を持つ魔術師。 物語開始時点では自身の直近の時間を操作することは出来ず、 かなり前の過去時間である『現代』に干渉することしかできない。 しかしその能力は少しずつ拡大しており、 やがては自分の居る『未来の時代』を直接操れるようになるだろうとされる。 なお、同系統の能力を持つホワイトプレイヤーのいる時代とは、 『現代』を挟んで2000年以上の開きがあるらしい。 自身と同系統の能力を持つホワイトプレイヤーの事を『友人』と呼び、 自意識を見失っていた彼に助言を行うことで、覚醒を促した。 能力の競合を起こすホワイトプレイヤーと協力を持ちかけることで、 時間操作で得る利益を効率よく分配しようとしたが、 ホワイトプレイヤーは「その結果『現代』がどうなろうと知ったことではない」 という彼のスタンスを良しとせず、決裂。 「上条当麻」を操る彼に対し、様々なキャラクターを操り対抗する。 最後はホワイトプレイヤーと彼に自発的に協力をした上条の幻想殺しに敗れ、 『現代』への干渉力を失ったことで『未来』の時間軸へと強制的に戻された。
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【種別】 人名(通称) 【元ネタ】 Wikipedia - セクメト 【初出】 新約 とある魔術の禁書目録SS (rainbow spectrum notes 灰村キヨタカ画集2収録) 【解説】 「セクメトの巫女」と呼ばれるエジプトの魔術師。故人。 厳しい人ではあったが、幼い子供の鳴き声を聞いてしまうと、 損得を放り出して戦場へ向かってしまうような人物。 いつものように戦場に向かい、誰にもその思いを語らず死亡したという。 同じくエジプトの魔術師であるリープからは姉のように慕われていた。 リープからの憧れには気付いていたが、 自身をそのような感情を受けるような価値のある人間ではないと考えており、 弟子を取るようなことをしなかった。 そういった経緯から、付き合いのあったリープ以外に実際の彼女を知る者は少なく、 記録に残された「セクメト」は、無慈悲で冷酷な流血と殺戮の女神そのものとしか思われていない。 リープは残された彼女の人物像に納得がいかず、 望まないと分かっていてもその歩んだ道や思いを知りたいと願い、 インデックスに『死者の書』を組み上げさせる事で目的を果たそうとした。 インデックスが組み上げた『死者の書』によれば、 リープが自分とは違う「バステトの巫女」としての力を得た事を喜んでおり、 血まみれの道を辿ることしかできなかった自分をすでに超えている、と祝福していた。
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【種別】 施設名 【元ネタ】 史実のアレイスター=クロウリーが1920年にシチリア島に開設した施設。 言ってしまえば魔術学校。 Abbey of Thelema - Wikipedia(en) 【初出】 名称は新約十七巻 新約十八巻以降の巻にも補足あり 七巻でもクロウリーが1920年~1923年にシチリア島で活動していた事が判明済み 【解説】 かつてアレイスター=クロウリーがシチリアに創設したテレマの僧院。 詳細は不明だが、「たった一つのアクシデント」から失われてしまったらしい。 土御門元春は「薬物投与も辞さない覚悟で叡智への接近を試みる」という点で、 学園都市をテレマの再来と表現。 新約十八巻ではクロウリー自身が学園都市を「形を変えた僧院」と認めている。 新約二十一巻の地の文によると、学園都市とは「徹底的に科学の形に擬態させたテレマの僧院そのもの」 【関連】 →テレマ →学園都市 【備考】 史実では信者の男性ラウル・ラブディが死んだことを受けて、 ラブディの妻メイがマスコミに情報を流した事で、テレマ教はマスコミの猛バッシングに晒された。 遂にはムッソリー二政権の捜査が入り、クロウリーは国外追放処分。僧院も閉鎖に追い込まれている。 禁書でも国外追放されたことは判明しているが、やはりクロウリー自身マスコミにもあまりいい印象を抱いていないようだ。
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【種別】 区分 【初出】 「学園都市の教会」としては一巻で言及あり (地の文で「学園都市にも一応教会は存在するが、あくまで神学の勉強をするだけであり、 インデックスを匿ってくれる保証はない」という趣旨の言及がある) 名称は三巻 概要はとある魔術の禁書目録ノ全テ 本編初登場は新約六巻 【解説】 神学系の学校を集めた学区。 修学内容はオカルト方面からではなく、科学的な面からアプローチした物。 学園都市の宗教施設はこの学区に集中して存在している( 出典 )。 ただし、学園都市唯一の墓地はここではなく第一〇学区に位置する。 1つの通りに各種宗教施設が並び、多国籍な雰囲気を放つ町並み。 また、複数の宗教施設を階層ごとに詰め込んだ高層ビルも存在している。 宗教施設そのものはミクロン単位で正確に築かれているにもかかわらず、魔術的記号が一切存在しない。 学区内には高崎大学が存在する。 新約六巻では、レイヴィニアが上条に掴まされた偽情報によって、オッレルス勢力がこの学区に誘導されている。 上記の施設群を見たブリュンヒルドは「ただ効率的に人を回し、金を回収するサイクルを解き明かすための模型」と不快がり、 シルビアは科学と魔術の領分を冒さないための配慮であると理解しながらも、 魔術的記号が一切ないことを「不気味、かえって不自然」と述べている。
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『とある少女の一つの願い』 【本文】 『序章』 『一日目』 『二日目』 『三日目』 『四日目』 『五日目』 『終章』 【初出】 2009/07/02 禁書SS自作スレPART5 で連載開始 2009/09/01 完結 【著者】 5-506 (トリップなし) 【あらすじ】 ある日上条当麻に一人の少女が声を掛けてきた「おにーちゃぁああんっ!」と。 少女の名は天花(てんげ)。上条刀夜夫妻に引き取られた義理の妹だという。 突然上条のもとへやってきた少女が上条の下宿に居座ってしまう一週間の物語。 【解説】 オリキャラ有り 天花(てんげ):上条当麻の義理の妹を名乗る謎の少女。天花(てんか)は雪の別称でもある。
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???「あれ?今日のシャケ弁と昨日のシャケ弁はなんか違う気がするけど。あれー?」 ???『結局さ、サバの缶詰がキてる訳よ。カレーね、カレーが最高』 ???『香港赤龍電影カンパニーが送るC級ウルトラ問題作・・・・・・様々な意味で手に汗握りそうで、逆に超気になります。用チェック、と。 さんはどう思いますか?』 ???『・・・・・・南南西から信号がきてる・・・・・・』そしてそんな彼女らを見て呆れたような顔を浮かべている茶髪でチンピラの様な少年が居た久しぶりに【これ】を見たが・・・・・・平和ボケしている奴等を見ていると腸が煮え繰り返そうになる最初にこれを見たのはいつだったか、確か何も知らないガキの頃だった筈だ、他の事は曖昧になっている癖にこれだけは鮮明に覚えていやがる、あー糞ムカつく、明日の仕事相手には五割増しでサービスしてやんねぇとな 第二幕 垣根帝督は人生を 学園都市第7学区某所 ???「あら、今日は早いのね帝督」垣根「お前がいつも一番乗りだろうが、心理定規、どこで何やってんだか」心理「プライベートについては、お互いに一切干渉しない、これがお互いの為よ」垣根「はいはい、そうでしたね・・・・・・所であいつ等はまだ来てないのか」心理「今日のお仕事は私達だけよ」垣根「んな連絡、受けてないぞ」心理「それはそうよ、連絡していないし、私が知ったのもついさっきだもの」垣根「そうかい、で今日の仕事相手はどこのどいつだ?」心理「学園都市の技術を外に売ろうとしている研究施設、そこに所属している研究者三十人だって」垣根「三十人ねぇ・・・・・・最近は相手さんが温くて退屈なんだが」心理「いいじゃないの、私はこんな所で死ぬのは嫌だし、お相手が只の研究者でよかったわ」垣根「もっと張り合いのある奴ってのは居ないもんかねぇ、例えば第一位とか」 心理「あら、やっぱり学園都市のレベル5の第二位なんて化け物となると、暇で暇でしょうがないのかしら」垣根「別に暇じゃないさ、上を潰すなんていうでっかい夢って物があるじゃねぇか」心理「それもそうねぇ、そういえば、どうしてそこまで上を潰す事に執着しているのかしら?」垣根「おい、プライベートについては、お互いに一切干渉しない、お前が言ってた事だ忘れたのか?」心理「まさか、ごめんなさいね、ちょっと興味がわいてしまってね」垣根「あっそ、そろそろ着くみたいだが、準備出来てるのか?」心理「とっくの昔に終わってるわよ」垣根「んじゃあ、行くか」心理「了解っと」 とある研究施設垣根「おいおい、ちったあ楽しませてくれよ、俺は今凄く苛々してるんだ、解消の為に付き合ってもらおうと思ったんだが・・・・・・」そう言いながら彼は六枚の白い翼を動かした垣根「おもしろくねぇなぁ、お前ら歯応えが無さ過ぎだ」ここで起きている事、それは一方的な虐殺研究者「くそっ!」バン垣根「銃弾が通用しないからって、驚いた顔すんなよ」銃弾が通用しない、勿論この町で超能力が開発されている事位知っているけれど三十人で同時に発砲しても、彼には傷一つつかなかった垣根「不思議そうな顔を浮かべてるなぁ、自分達の常識が通用しない相手に思考停止してんのか?」研究者「くそぉぉぉ!」バン垣根「おいおい、さっき体験したばっかだろうが、俺の未現物質にお前らの常識は通用しねぇ」未現物質、それは垣根帝督の有する能力 垣根「この世に存在しない物質を引きずり出し、この世界の常識を捻じ曲げ、作り変える、それが未現物質だ」垣根「この常識についていけないお前らでは、俺に傷一つつける事すら適わない」垣根「I m your angel Only a ring awayってなぁ、残念だがお前らはここでゲームオーバーだ、サヨウナラ」その瞬間彼の周囲で爆発が起こった、そして生き残っていた研究者二十人程をぐちゃぐちゃに吹き飛ばした垣根「お前も隠れてねぇで手伝えっての」心理「だって、そんな大人数の中に突っ込みたくないわよ」垣根「お前の能力は人数が多けりゃ多い程効率が良くなる性質だろうが」心理定規、それは相手の心の距離を自在に調節する能力、自分と相手の距離を近くすれば、情報を引き出し易くなり相手が複数の場合、相手同士の距離を離せば相手同士で潰し合うという、非常に強力な能力だ心理「こんな狭い所で貴方と一緒に戦うと、巻き添えを食らいそうじゃない」垣根「仲間に攻撃が当たらないように計算する位朝飯前だっての、学園都市第二位の頭脳舐めんな」心理「ふーん、それじゃあ信頼してるわよ?帝督」垣根「んじゃあ俺は帰る」心理「はいはい、お疲れ様ー」 ???「んでね」 ???「昼前に統括理事会の一人、親船最中が狙撃されかけた事件があったよね。 あれについて、そろそろこっちも動きたい訳なんだけど」垣根(統括理事会?親船最中?こいつら、一体何者なんだ?学園都市の中なのは分かるが・・・・・・) ???『つか、結局その情報、私は持ってないよ』そう金髪の女が言うと半袖コートの女は茶髪の男に目をやった ???「 。全員のケータイに事件の情報を転送」へいへい、そう言って茶髪の男は自分の携帯電話に保存されていたデータを四人全員にまとめて送信するそして四人の携帯電話の画面に出たのは、ネットで落としたエロ動画だった その瞬間四人はバシンと携帯電話を畳んだ。彼女達は軽蔑の眼差しと共に心の扉をガシャンと閉めるとしっかりと心の戸締りをし、さらには心の地下エレベーターを下って、心の核シェルターへの退避を完了させた ???『違っ、待て!!やり直させろ!これは何かの間違いなんだッッッ!!』しかし四人は ???「 ・・・・・・」 ???『結局、 ってキモいんだけど」 ???『 的にはバニーさんが超ヒットだったんですか」 ???『大丈夫だよ、 。私はそんな らを応援してる暖かい言葉を受けて小刻みに震える彼は、今度こそ親船最中狙撃未遂事件の情報を全員に転送するすると、一番幼いであろう少女が呆れたような声を出した ???『ああ、『スクール』の連中が超計画していたあれですね。確か、あそこに所属していた暗殺用のスナイパーは三日程前にこちらで超始末したはずですけど』垣根(スクールだと?親船最中の暗殺計画なんて企ててなんかいねぇし、うちのスナイパーは殺されてなんかいねぇぞ、三日前はそいつと仕事もした・・・・・・一体どうなってやがる) ???「新しく雇ったんだろね、ま、つまりこっちの『警告』は無視されたって訳かな?」 ???『結局、あの時も『何で親船最中なのか』って事で議論してなかった?』金髪の女がサバの缶詰の中身をフォークで刺しながら言った垣根(何なんだ、こいつら・・・・・・スクールの事を知っているって事はこいつらも暗部なのか?こいつらが言ってるのは俺達なのか?俺達がやっている事と全然違うぞ? もしかしたら只のお遊びなのかも知れないが・・・・・・分かんねぇ・・・・・・一体・・・何なんだ・・・・・・?) 垣根「はぁっはぁっはぁっ・・・・・・」まるで魘されていたかのように荒い息遣いで目が覚めた垣根(夢・・・なのか?いや、夢にしちゃあリアル過ぎた、この町並みをそのまま再現したかのような・・・・・・分かんねぇ・・・・・・一体何なんだ? 幸い今日は何も無い、調べてみるか・・・・・・) 第7学区とあるネットカフェ垣根(さぁてどうしようか、書庫にアクセスしようとしてもセキュリティが突破できねぇ)垣根(そういやぁ、ハックが得意な奴が下部組織にいたっけか、呼んでみるかな)ピ下部組織1『はい、もしもしどちら様でしょうか』垣根「俺だお前時間空いてるか?出来れば第7学区のネットカフェまで来て欲しいんだが」下部組織1『私も暇をしていた所なので、私でよろしければ』垣根「おう、頼りにしてるぜ」下部組織『はい、分かりましたではまた後で』垣根「ん」ピ垣根(書庫に入るのはあいつなら簡単だろう、対象の顔も分かってる、問題は情報の改ざんだな・・・・・・改ざんされていたなら また別の方法を探さなきゃならねぇが・・・・・・)十五分経過下部組織1「申し訳ありません、遅れました」垣根「いや、別にそこまで待ってねぇよ、やってもらいたいのは書庫へのアクセスだ」下部組織1「書庫・・・・・・ですか少しばかりお時間を頂ければ無理ではありませんね」 垣根「具体的にどれ位だ?」下部組織1「今のセキュリティがどのような状態になっているかは分かりませんが、早くて十五分、遅ければ三十分といった所でしょうか」垣根「おう、分かったありがとな、これは個人的な報酬だ、いいか?個人的なだ」下部組織1「ありがとうございます、しかしこれ程の大金は・・・・・・?」垣根「俺がそれだけやるのは今俺にとってそれだけの価値があるからだ、取っとけ、但しヘマはしないでくれよ」下部組織「分かりました、出来るだけ慎重かつ迅速にやらせて頂きます」垣根「ああ、俺は一回出る、誰も居ないほうが集中出来んだろ」下部組織1「はい、お気遣いありがとうございます」垣根「終わったら連絡くれよ」バタン第7学区とあるファミリーレストラン垣根(適当に何か飲むかな・・・・・・あいつらは!) ???「結局麦野と絹旗が強行突破って事でOKなのかな?」 ???「私は麦野がいいならそれで構いませんよ?」 ???「私もOK、フレンダは滝壺を護衛しなさい、滝壺は常時対象を確認しておいて」 ???「了解な訳よ」 ???「分かった」 店員「一名様でしょうか?」垣根「ああ」店員「ではこちらへどうぞ」垣根(話を聞く限りでは、一番背が高い奴が麦野、金髪の女がフレンダ、小さい奴が絹旗ボケーっとしてんのが滝壺か・・・・・・) ???「じゃあそろそろ行くわよ」 ???「了解な訳よ」 ???「はーい」 ???「分かった」垣根「コーヒー一つ」店員「分かりました、少々お待ちください」垣根(後は書庫を確認するだけか)垣根(食い終わったし、そろそろ行くかな)ピピピ下部組織1『アクセス成功しました』垣根「分かった、すぐ行く(ちょうどいいタイミングだな)」 五分程歩き第7学区とあるネットカフェ垣根「なんだこりゃ・・・・・・」目の前にあるのは破壊されたネットカフェ、大穴が空いた壁に何かをぶつけた痕、そして火薬の匂い垣根「ボロボロじゃねぇか」垣根(まだ犯人が中に居るかもしれねぇ、一応警戒しておくか・・・・・・)垣根「おい、誰か生きてるか?」垣根がそう言った瞬間、青白い閃光が目の前を横切ったそして瓦礫の奥から少女が出てきた垣根(こいつは・・・・・・麦野って言ったか?)麦野「確かお前ファミレスに居たな、見ちまったモンは仕方がねぇ、ここで[ピーーー]」垣根(やっぱり暗部だったか)麦野が青白い閃光を放つ瞬間、垣根は六枚の白い翼を展開させた垣根(粒子でも波形でもねぇ曖昧なままの電子か)麦野「んだぁ、そのメルヘンな翼は?」垣根「心配するな、自覚はある」 六枚の白い翼で麦野を攻撃しようとしたその時、横から声がした ???「むぎの、その人が未現物質だよ」麦野「へぇ、現場に標的が居なかったから変だと思ったら、ファミレスに行ってたとはねぇ」垣根(こいつ・・・・・・滝壺か?)麦野「何余所見してんだお前」そう言うと何十もの青白い閃光が垣根に襲い掛かる垣根「遅いな」素早く六枚の翼で閃光を打ち消す ???「相手が一人だとは超思わない方がいいですよ」背後から背の低い少女が殴り掛かろうとしていた垣根(背の低い女、こいつが絹旗か)閃光を打ち消した六枚の翼の内、一枚を絹旗の方へ向わせる垣根(圧縮した窒素か) その攻撃を受け止めたその時すぐ側で爆発が起こった垣根(何の変哲も無い只の爆発か) ???「さすがにこれだけの爆弾は防げないでしょ」垣根(煙で見えないがこいつはフレンダか?麦野「ちょっとフレンダ、こんなに煙出さないでよ」絹旗「標的が見えないじゃないですか」垣根(さすがにこれでは分が悪いな、そろそろ警備員も来るだろうし・・・・・・逃げるか)フレンダ「アポートだけでどうしろって訳よ?」麦野「だからってこんなに爆弾使う事ないでしょ」滝壺「標的が動いた」垣根(んなっ、姿消してるのに何で気付くんだよ!透視能力か?いやなら何で俺の能力が分かった?)麦野「どこ?」滝壺「そこ」そう指を指した場所には確かに垣根が居る場所だった 垣根(だから何で分かるんだっての)そんな事を考えながら移動する、すると先ほどまで居た場所に閃光が突き刺さった垣根(精度も抜群か・・・どうやって出し抜くか滝壺「え?」麦野「どうしたの滝壺?」滝壺を視認出来ない物質が拘束していた滝壺「動けない・・・」麦野「おい!未現物質、お前滝壺に何しやかった!」しかし既にその場所には垣根は居らず、既に一キロ離れたスクールの隠れ家に居た垣根(結局あいつは死んじまったしなぁ・・・どうするか)垣根の携帯電話に着信が入った垣根「はい、もしもし?」心理『仕事よ、今から三時間後に迎えに行くわ』垣根「はいはい、じゃあまた後で」ピ 第7学区スクールの隠れ家心理「久しぶりー、って言ってもまだ二日経ってないけどさ」垣根「俺からしたら随分と久しく感じるな」心理「あら?何かあったの?」垣根「どっかの暗部連中に襲われた」心理「ああ、確かネットカフェが襲われたって聞いたわね」垣根「その標的が俺だったんだよ」心理「ふーん、個人的に調べてみたんだけどね、あなたを襲ったのは【アイテム】だってさ」垣根「アイテム?」心理「ええ、メンバーは四人でレベル5が一人、レベル4が二人、レベル3が一人らしいわ」垣根「なかなかの高スペックなんだな、で名前は割れてるのか?」心理「ええ、レベル5は第四位の麦野沈利、能力名は原子崩し、その場に留まる性質を持つ曖昧なままの電子を強制的にあやつる能力レベル4の一人は滝壺理后、能力名は能力追跡、対象のAIM拡散力場を捕捉しどこまでも捕らえ続ける能力、ただし使用には体晶が必要不可欠、アイテムの核と言っても過言では無いわねもう一人のレベル4は絹旗最愛、能力名は窒素装甲、大気中の窒素を操る能力とあるけれど、範囲が狭く掌の先から数センチだそうよ、後は暗闇の五月計画の被験者だったらしいわレベル3はフレンダ、能力はアポート系、主に爆弾を使用するタイプでアポート系の能力を最大限に活用する私が調べられたのはここまで、さて時間も無いし、早く行きましょう」 移動中のキャンピングカー内垣根「で、今日の仕事相手は?」心理「アイテムの皆さんよ」垣根「・・・・・・はぁ?」心理「上があなたが襲われた事に怒っていてね、仕返し?らしいわ、バカな上司に付き合わされるこっちの身にもなってよ」垣根「まぁ、そうだな」垣根(しかし、何でこいつはこんなに情報を持っていやがる?俺が一日掛けても分からなかった事をあっさりと・・・・・・)心理「何ボーっとしてるのよ」垣根「ああ悪い悪い」心理「さって、別に殺さなくてもいいからね?むしろ殺さない方が楽だわ」垣根「あぁ分かってるっての、ああそうだ聞いておきたいんだが」心理「何よ?」垣根「お前、どこからそれだけの情報を仕入れてくるんだ?」心理「所謂雑貨稼業って奴よ、情報系の、それに私は連絡を受ける立場だから、そういうものも聞いているのよ垣根「そうかい、疑って悪かったな」 心理「疑われる筋合いなんて無いわよ、このお話は止めにしましょう」垣根「そうだな、そういえば最近あいつらを見ないんだが」心理「あいつら?」垣根「ゴーグル着けた野郎とスナイパー」心理「ああ、あの人達なら別の仕事をやってる筈だけど?」垣根「別の仕事?」心理「ええ、主に裏工作・・・といっても下部組織とは違った形でね」垣根「ほぉ、そりゃあ面白そうだな」心理「あなたの性格からしたら三日もせずに投げ出すんじゃないかしら?」垣根「どういう意味だコラ」心理「そのままの意味よ、あなたも私も派手な殺し合いの方が好きでしょう?」垣根「まぁそうだけどな」心理「そろそろ着くし、準備しちゃいましょう」垣根「分かった」 第7学区アイテムの隠れ家前心理(そろそろ十分な時期かしらね・・・)垣根「おい、着いたぞ、早く来やがれ」心理「はいはい」第7学区アイテムの隠れ家内麦野「滝壺、今アイツがどこにいるか、分かるか?」滝壺「ちょっと待って、検索中」ブレンダ「それにしても、あれだけの量の爆弾使っても無傷って、どんだけ防御力あるのよ」絹旗「そうですね、私の窒素装甲を使っても超傷一つ付かなかったんですから」麦野「問題はあの翼だ、六枚あるから厄介だ、三人で攻め込んでも、六枚ありゃ全部防がれちまう」絹旗「そういえば何で拡散支援半導体を超使わなかったんですか?」麦野「あの時は持ってなかったのよ、次は絶対に仕留めてやる」そう言った時、隣から機械的な声が聞こえた滝壺「結論。未現物質は、この建物の中にいる」麦野「な・・・ッ!」 垣根「よぉ、久しぶりだな、と言ってもまだ半日経ってないか」六枚の白い翼を広げドアを突き破り垣根が現れた麦野「未現物質・・・今度こそぶっ殺してやる!」拡散支援半導体を自らの前に出し、それに向って原子崩しを発動させる、すると麦野の前面広範囲を原子崩しが破壊した麦野「流石にこれは避けらんねぇだろ・・・」土煙の中から、六枚の翼と共に声が聞こえた、垣根「甘いな、避けられないなら守ればいい、簡単な事だ」麦野「へッ、簡単にはやられませんってか!面白れぇ!絹旗!」絹旗「おりゃぁぁぁぁぁぁ!」その小柄な体を生かし、垣根の死角から窒素装甲で強化した拳を垣根に叩きつけた垣根「甘めぇよ、お前」しかしフレンダが使った爆弾が爆発する音で、その言葉は遮られたフレンダ「甘いのはお前の方って訳よ」垣根「いいや、間違い無く、お前らの方だ」 その瞬間、一枚の白い翼が麦野に襲い掛かった、その翼は麦野の右目を潰した麦野「うぁぁぁぁぁぁぁ!」 フレンダ「麦野!」絹旗「フレンダさん!滝壺さんと麦野を連れて早く外へ!」フレンダ「了解な訳よ!」心理「あら、そんな事させると思う?」フレンダ「あんたはッ!」心理「駄目よ、貴女は私を殺せないわ、貴女が窒素装甲を殺せないように」麦野「フレンダ、離せッ」フレンダ「駄目だって!そんなに血が出てるんだから、戦える訳無いでしょ!」麦野「離せって言ってんだよ!糞ったれが!」麦野が発動させた原子崩しがフレンダの下半身を吹き飛ばしたフレンダ「え・・・・・・?」心理「あら怖い、仲間を真っ二つにしちゃうなんて」 フレンダ「え・・・・・?え・・・?え?え?え?え?え?え?え?」麦野「未現物質!よくも私の目を潰してくれたな!絶対に殺してやる!」フレンダ「どういう事・・・?ねぇ、麦野・・・?どうして・・・?」麦野「お前が離さねぇのが悪いんだ」心理「あらあら、仲間を殺してそれだけ?血も涙もないのね」麦野「うるせぇ!まずはお前からだくそったれ」心理「だから、貴女では私を殺せないのよ?」麦野「んな訳ねぇだろうが、私の原子崩しに壊せない物は無ぇんだよ!」けれど能力を発動させようとしても、発動しない麦野「・・・なんで能力が発動しねぇんだ?」心理「だから言ったでしょう?貴女じゃ私を殺せない、貴女が彼を殺せないように」麦野「何の事だ!お前は何をした!」心理「私の能力は心理定規、人と人の心の距離を自由自在に操る事が出来るの、今は私の貴女の距離を彼と貴女の物にしているから、貴女は殺せないのよ」その瞬間、麦野の左腕が宙を舞った 麦野「は・・・・・・?」垣根「何こいつに危害加えようとしてやがんだ?この糞アマが」心理「あら、心配してくれるの?帝督、大丈夫だったのに」垣根「仲間でも殺すような奴に、お前の能力が通用しないと思ってな」心理「大丈夫よ、だって彼女には仲間よりも大切な物があるみたいだからね、それはそうと、他の人達は?」垣根「大丈夫だ、気絶してるだけだしな」心理「そう、一人死んじゃったけど・・・まぁ利用価値のなさそうな人だし、大丈夫かしら」垣根「んじゃそろそろ行くか」心理「そうね、依頼主さんが待ってるわ」麦野「何・・・無視してんだ?糞野郎共・・・」垣根「ほう、右目を潰されて、左腕を吹き飛ばされてもまだ意識があるなんてな」心理「どうせ攻撃出来ないんだし、早く行きましょうよ、飽きちゃったわ」垣根「そうだな・・・・・・それと一つ、いつもならぶっ殺してやる所なんだが、命令のせいで殺せないんだ、命拾いしたな雌豚」心理「またいつか、会えるといいわね、雌豚さん?」麦野「糞が!糞が糞が糞が糞が!糞がぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 電話の男「まぁレベル3のアポートですからね、それも仲間割れなのなら仕方ないですよね、とにかくお仕事、お疲れ様でした」心理「どうも、あと一つ、いいかしら?」電話の男「はい、なんでしょう」心理「あなたも聞いているだろうから言うけど、まさか、【あの子】の人形なんて作ってないでしょうね?」電話の男「人形?何の」ブツ ???『・・・・・・どうだろうな、しかし【君】が干渉するような事では、無いと思うがね」心理「そうだけど、【時間】が来たときに彼が壊れてしまわないか心配でね」 ???『・・・・・・・情が移ったか?』心理「まさか、計画が失敗しない為に助言をしているだけよ」 ???『君が考える事は私が考えている事だ、君に助言されても意味は無いぞ』心理「あら、ごめんなさいね、それともう一つ」 ???『何かな?』心理「【あれ】は元気にしてる?」 ???『まぁまぁ、と言った所かな、中学一年生程度だと密室に五ヵ月は中々堪えるようだ』心理「それが普通なのよ、私が回りを見渡す限りは、・・・そろそろ怪しまれそうだから切るわよ?」 ???『そうだな、次からは専用回線にしてくれよ、一々【換える】のも面倒なんだ』 心理「ごめんなさいね、遅くなっちゃったわ」垣根「何か揉めていたみたいだが」心理「依頼主が我侭でね、揉めてたのよ」垣根「で、折れてもらえたのか?」心理「ええ、後、アイテムの事だけど」垣根「へぇ、もう連絡が来たのか」心理「死者一名、重傷者一名、残りはほぼ無傷だってさ」垣根「確か、腕一本に目を一つだっけか」心理「ええその筈よ、そういえば残り二人はどうしたの?」垣根「即効性の睡眠作用がある物質を撒いてきた」心理「でも私の方には来なかったわね」垣根「ドアにその物質を通さない物質を張ったんだよ」心理「便利な能力ねぇ、羨ましいわ」垣根「男からしたら、お前の能力の方が羨ましいぜ、距離を近くすれば、ヤリまくれるんだからな」 心理「でもねぇ、距離を近くしても危ない事はあるわよ?愛しさ故に殺したい、なんてのも居るんだから」垣根「んなやつ、滅多にいないだろ」心理「それが居るのよねぇ」垣根「どんな奴だよ」心理「たとえば、好きだったのに裏切られた!殺したい!なんていうのはたまにしか居ないけど」垣根「いないのかよ」心理「心が歪んでいそうな奴、暗部に居る人は大抵そうかもね、アイテムは仲が良かったみたいだけど」垣根「おー怖い怖い、それはそうと、次の仕事はいつだ?」心理「未定よ、オーダーが入ったら伝えるけど」垣根「そうか、んじゃあ俺は行く」心理「はいはい、お疲れ様ー」心理(確かに、あなたの言っている事は正しいのかも知れないわね・・・・・・)心理(人の心の距離は操れても、自分の距離は操れないなんてね・・・・・・) 垣根「へっくし!」垣根(誰かが噂でもしてやがんのか?にしても、寒くなって来やがったな・・・・・・今夜はあいつを誘って鍋でもするか)心理(帝督からメール?)ピピピ寒くなって来たし、予定が無いなら、今夜俺の家で鍋パーティでもするか?食材を少し、特に野菜買ってきてくれると助かる心理(全く、どうせ気付いていないんでしょうけど)ピピ心理(望んではいけない事なのに、なんで望んでしまうんでしょうね・・・・・・)心理(帝督・・・・・・)垣根(返信来たか)ピピピいいわね、今夜お邪魔させて貰うわ、言っておくけど、襲ったりはしないでよね垣根(誰がお前みたいなガキに欲情するかボケが)心理(ん、返信かな?)ピ誰がお前みたいなガキに欲情するかよ、そういう事はもっとメリハリがある体になってから言いやがれ心理(・・・・・・決めた、やってやろうじゃないの鈍感野郎!) 垣根「よく来たな、心理定規」心理「こんばんわー、そしてご馳走になりまーす」垣根「寒いし早く中入れよ」心理「そうさせてもらうわ、お邪魔します」垣根「さて、食べようぜ」心理「・・・・・・この鍋、お湯しか入ってないけど・・・」垣根「ああ、今から作るんだ」心理「へ?ってか何で電気消すの?」垣根「そりゃ闇鍋パーティだからな」心理「そんなこと・・・聞いてないんだけど」垣根「大丈夫だって!食っても死なないから」心理「・・・だから食材を持ってきてって言ってたのね・・・」心理(こんな事なら危ない物持ってくればよかった)かくして始まった闇鍋パーティ、垣根が言うには安全らしいが、大丈夫なのか? 心理「な訳無いわよね・・・そもそも帝督の家なんて知らないし」ピ垣根『はい、もしもし』心理「あのさ、私あなたの家知らないんだけど」垣根「ああ・・・そうだっけか、迎えに行くけど、今どこに居る?」心理「セブンスミストの近くよ」垣根「んじゃあ迎えに行くかな」心理「早くねー」垣根「はいはい」目の前にある建物、セブンスミスト、そこには何も変わらない日常を送る、学生達の姿があった心理(平和ねぇ・・・)友達と他愛の無い会話をして、友達と喧嘩をして、そんな変わらない日常心理(どうして、私はあの中に入れないのかしら)目の前を一組のカップルが横切った心理(次こそは・・・次こそは、普通の学生として生きて行きたいな・・・) 垣根「おい、大丈夫か?ボーっとして」心理「ヘ?あ、うん大丈夫、随分と早いのね」垣根「早く来いって言ったのは、お前だろうが」心理「そ、そうだったわね、そういえば、どうやって来たのよ」垣根「ん?能力で」心理「はぁ?」垣根「だから、未現物質で飛んで来たの」心理「そんな事したら騒ぎになるでしょ」垣根「大丈夫だ、俺達を見えなくする物質を作ればいい」心理「常識的に考えて無理でしょ・・・」垣根「俺の未現物質に、常識は通用しねぇ(キリッ」心理「・・・まぁいいわ、で私はどこに乗れば良い訳?」垣根「?俺が抱きかかえて」心理「は・・・?」 垣根「だから、俺が抱きかかえて」心理(俺が抱きかかえて俺が抱きかかえて俺が抱きかかえて俺が抱きかかえて俺が抱きかかえt(ry心理「じゃ、じゃあそれでいいわ、お願いね帝督」垣根「はい、お願いされました」 第十五学区のとある場所心理「第十五学区にこれだけ大きい家って・・・・・・」垣根「おいおい、俺は学園都市第二位の超能力者だぞ?」心理「それはそうだけど・・・」心理(レベル5って皆こうなの?)垣根「寒くなって来たし、早く入れよ」心理「あ、はーい、おじゃましまーす」垣根「いらっしゃいませ、お姫様」 心理「そういえば鍋って何にするの?」垣根「そうだそうだ、お前どんなの買ってきたよ?」心理「普通の鍋に使うような、白菜とか白滝とか、後は水菜にしめじ、それに豚肉」垣根「うーん、じゃあ、すき焼きにでもするか」心理「豚肉ですき焼き?」垣根「それも使うが、ちゃんとした牛肉もあるぞ」心理「へぇ、ちなみにどんな肉?」垣根「聞いて驚け!最高級の黒毛和牛(霜降り)だ!ちなみに500gあるぞ!」心理「500gも食べれないでしょ・・・」垣根「って、最高級の黒毛和牛(霜降り)には突っ込まないのかよ」心理「暗部のお給料と、実験協力でそれくらい食べられるわよ・・・」垣根「あー、それもそうですね・・・」心理「言っておくけど、私50gしか食べられないわよ?一人で450gも食べられる?」垣根「なら・・・そうだな・・・今日500g使う必要も無いし、今日は200gだけ使って残りは明日以降にでも、と言う訳でしばらく鍋が続くが、俺一人じゃ食いきれない、と言う訳で来るか? 心理「ええ、大丈夫よ、それにタダで良いお肉が食べられるなら、来ない理由が無いわ」垣根「そうか、そりゃ良かった、一人だと飽きてきそうだからな、助かったぜ」心理「こちらこそご馳走になります」垣根「んじゃあ作りますか」心理「そうしますか、それにしても、帝督が料理出来るっていう事に驚きだわ」垣根「・・・男でも自炊はするもんだぞ?」心理「男でも自炊出来るのは分かるけど、まさか帝督が料理出来るとは思わなかった、って意味よ」垣根「・・・・・・んじゃあ、次から仕事の時、毎回弁当作ってきてやる」心理「あら嬉しい」垣根「っと、無駄話は止めにして、さっさと作るぞ、腹減っちまった」心理「了解」心理(ふっふっふ、計画通り)ニヤリ垣根「何にやけてんだ?」心理「な、なんでも無いわよ!」 垣根「醤油と砂糖取ってくれ」心理「はいはい」垣根「もうちょいで出来るし、お前あっちでテレビ見てていいぞ」心理「じゃあお言葉に甘えて」数分後垣根「ん、良い感じじゃないか?」鍋の中には野菜や肉が、ほのかに甘い香りのする醤油ベースの汁に入っていた、しかし心理「・・・あのさ、帝督」垣根「ん?なんだよ」心理「肉、多すぎない?」鍋の中身全部を十とすると、野菜が三で肉が七と、とてもアンバランスだった垣根「そうか?俺はいつもこんな感じだから・・・」心理「太るわよ」垣根「いや・・・上手い具合に未現物質を使えば、太らないし・・・」 心理「何その女の子からしたら羨ましすぎる能力!ていうか常識的に考えて無理でしょ!」垣根「だから俺の未現物質に常識は通用しねぇ(キリッ」心理「キリッじゃないわよ、これは肉多すぎ、一回別のお皿において置きなさい」垣根「いや・・・だれも二人で食うとは言ってないんだけど」心理「え?」垣根「さっきな、ゴーグルの野郎とスナイパーと連絡が取れてな、来る事になった」心理「・・・・・・え?」垣根「だから四人分って事」心理(確かにこのお肉の量は250gじゃない・・・鍋も二人用にしては大きすぎる・・・)心理「このお肉、何g使ったの?」垣根「ん?450gだけど」心理「・・・・・・」垣根「というわけで、肉も無くなっちゃったんで、明日以降の鍋パーティは、無しって事で・・・」心理(何よそれ・・・・・・) 垣垣根「ああ、でも弁当は作って行ってやるから安心しろ(そんなに肉食べられねぇのが悲しいのか?)」心理「うん・・・ありがとう、帝督・・・」ショボーン垣根「あ、あさぁ、心理定規・・・?」心理「何よ・・・」垣根「時間が出来たら、今度は二人でどっか食いにでも行くか?」心理「行く!」パァ垣根「まぁ・・・いつになるかは分からねぇけどな」心理「うん」垣根(何はともあれ、元気?になって良かったぜ・・・)ピンポーン垣根「ん、来たか、心理定規悪いが出てくれないか、俺は準備しておくから」心理「了解ー」心理「はい、いらっしゃーい」ゴーグル「あれ?なんで心理定規がここに?」心理「私も鍋パーティに参加するの、悪い?」スナイパー「いや、悪くはないっすけど」心理「じゃあ早く入りなさい」ゴーグル&スナイパー「「おじゃまします」」 ゴーグル(何か・・・若奥様な感じが・・・)心理「何か?ゴーグル君?」ゴーグル「何でも無いです、申し訳ありませんでした、心理定規様」心理「ならいいのよ」スナイパー(これは・・・高飛車なお嬢様?)心理「何か?スナイパーさん?」スナイパー「何でもありません!申し訳ありません、心理定規様!」垣根(なんだ?あの女王様)心理「帝督、準備出来た?」垣根「お前が仕切るなよ、出来てるけどさ」ゴーグル&スナイパー「「何すか・・・この肉、そしてこの量は・・・?」」垣根「最高級の黒毛和牛(霜降り)450gだ!」ゴーグル&スナイパー「「なん・・・だとッ・・・?そんな高級な肉・・・食べさせて貰っていいんですか!?」」垣根「これだッ!俺が欲しかった反応はこれだッ!ありがとうお前ら!思う存分食べて行ってくれッ!」ゴーグル&スナイパー「「はいッ」」心理(私には分からないわ・・・) ゴーグル&スナイパー「「うまー!」」ヒョイヒィ垣根「どうした?お前も取れよ」ヒョイヒョイ心理「う、うん・・・」ヒョイ垣根「どうだ?旨いか?」心理「うん・・・美味しいわ」垣根「そりゃ良かった」 ~数分後~ゴーグル&スナイパー「「御馳走様でした!」」心理「うわぁ・・・ものの五分で450gの肉が消え去ったわ・・・」垣根「まぁ男なんざこんなモンだ」心理「じゃ、じゃあ私、洗ってくるわ・・・」垣根「いや、大丈夫だ、皿洗い機あるからそこにおいて置いてくれ」心理「分かったわ」垣根「んじゃあ、お開きにしますかね」 ~ゴーグルとスナイパーは先に帰りました?~心理「ご馳走様でした、今日は有難うね、帝督」垣根「なんてこた無ぇよ、また来いよ」心理「ええ、そうさせて貰うわ」垣根「家まで送っていくけど、どうする?」心理「じゃあ、ボディーガードお願いね」垣根「お願いされました、と」 ~@近くの茂みの中~ゴーグル「なんか良い感じじゃないですか?」スナイパ「そうっすね」ゴーグル「と、言う訳で尾行したいと思いまーす」スナイパ「・・・死にたいんすか?」ゴーグル「いやいや、ちゃんと対策はするぞ」スナイパ「・・・俺は帰ります・・・」ゴーグル「じゃあ次の仕事の時に・・・ってもう居ないし」 第七学区窓の無いビル周辺垣根「なんなんだろうな、この建物」心理「さぁ?何か名物みたいな物を作ろうとして、失敗した落ちじゃないかしら」垣根「ま、そうかもな」心理(・・・もう、来れなければいいのにね・・・・・・)垣根「おい、何ボーっとしてんだって」心理「うん、ごめんなさいね、この辺りでいいわよ」垣根「そうか?じゃあ次の仕事の時にでも」心理「ええ、じゃあね」垣根「ああ、そうだ心理定規」心理「え?何かしら?」垣根「何かあったんなら、俺に相談でもしろよ、一人で抱え込んでたらいつか壊れちまう」心理「ええ、何かあったら、相談させてもらうわ」垣根「じゃあな」心理(1人でか抱え込んでたらいつか壊れちまう・・・か、ならどうして貴方は相談してくれないの?) ~第七学区@ビルの陰~ゴーグル「おーおー、中々お似合いじゃないか、あの二人」垣根「へぇ、そりゃ嬉しいな」ゴーグル「全く、リア充爆発・・・し・・・ろ・・・・・・?」垣根「何お前尾行してんの?バカなの?死ぬの?」ゴーグル「え?い、いや・・・あの」垣根「プライベートに踏み込むのは、止めた方がいいぜ?」ゴーグル「あ、あの・・・お願い翼・・・出さないで、未現物質で拘束しないで!」垣根「一回吹っ飛べこのやろう!」ゴーグル「くぁwせdrftgyふじこlp;@:」アッー垣根「ったく」垣根(1人でか抱え込んでたらいつか壊れちまう・・・まんま昔の俺じゃねぇか、くっそったれが)
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【種別】 人名 【初出】 とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟- 【元ネタ】 blackball=「反対投票」や「排斥」等を意味する俗語表現。 またビリヤードにおいてblackballといえば「8番」の事。 【CV】 潘めぐみ 【解説】 イギリス清教『必要悪の教会』に所属する魔術師の少女。 ステイル=マグヌスの弟子であり、土のエレメントを使役する魔術を得意とする。 しかし実際には自分で魔術を習得しているものの何かしら行き詰ってしまい、ルーン魔術を取り込めないか画策しており、 ステイルを師匠と呼んでいるのも尊敬ではなくバカにしているだけらしい。 ちなみにメアリエ=スピアヘッド、ジェーン=エルブスと共にステイルへの評価は「師匠ってば可愛い」とのこと。 劇場版でのやり取りなどを見るに、なんやかんやで信頼はしているようである。 デザイン上のモチーフは『探偵』で、それを意識した魔女服を着用している。 胸元に付けた赤い十字のブローチはイギリス清教所属の証。 エンデュミオンを巡る一件ではステイル達と共に学園都市に侵入。 「魔術・科学サイドの戦争の引き金となりかねない」と目されたアリサを襲撃し、 上条当麻・インデックス両名と交戦した。 その後も同じく弟子であるメアリエ、ジェーンと共に行動し、 エンデュミオン倒壊を防ぐため基部の破壊に向かったステイルをサポートした。 朝倉亮介(コミックス版「エンデュミオンの奇蹟」担当)は 三魔女の中でマリーベートが一番好き と二巻あとがきにて発言している。
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【種別】 人名 【初出】 とある魔術の禁書目録SS 第七話 【解説】 捕らえられたブリュンヒルド=エイクトベルに食事を運んでいた、10歳前後の少年。 粗末な衣服を纏い、頬に青痣があること、右足首に鉄枷をはめられていること等から、 ブリュンヒルドと似たような境遇にあると推測される。 魔術結社の人間から命令されてブリュンヒルドの元に通っており、 「長期間の拷問で彼女の心が麻痺を起こす事を回避する」という意味を持たされていた。 しかし、彼女を欺くことに耐えきれず、「ごめんなさい」の言葉と共に懺悔した。 この言葉に対してブリュンヒルドは『この少年を助ける』と意思を明確にし、 結社に対して反抗を起こそうと力を蓄え始めるが、 ワルキューレの力がその身に満ちる直前に自殺を試み、意識不明の重体に陥った。 手首を切る前に書いたブリュンヒルドに宛てた手紙には、 「たすけてあげられなくて、ごめんなさい――――」 と記されていた。 植物状態にはなったものの、 ブリュンヒルドが迅速に病院に預けたことにより一命は取り留めており、 現在も病院にて眠り続けている。 なお、ジーンズ店主の調べによれば、意識が回復しないのは、 魔術結社がブリュンヒルドへの嫌がらせの一環としてかけた、 『自然治癒や回復術式を阻害する魔術』が影響している可能性が高いらしい。 その後新約4巻で登場。 魔術を解除されたのか意識を取り戻し、見舞いに来たブリュンヒルドと言葉を交わしている。