約 632,346 件
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こちらはつくしあきひと氏作「メイドインアビス」の世界夢の為、姉崎もねとそのフォロワーが考察・ねつ造した設定をまとめる為のwikiです。 あくまでも推測とねつ造であるという点さえご留意いただければ設定の便乗はいくらでもしていただいて構いませんし、参照urlとしてリンクを貼っていただくのもOKです。 報告も任意です。 ただし、していただければ見に行かせていただきます。 ※※当wikiの記事は全て予告なく変更される場合があります※※ アカシヤの手帳(オリジナル遺物) 孤児院(※独自解釈) 狩猟家(ハンター)
https://w.atwiki.jp/dandelionserver/pages/29.html
NPC情報を明記予定 これ以外にも、独自NPCは数多く設置されています。息抜きに各街探してみてはいかがでしょうか Image Name Map Role 錬金術師 ブラジリス(brasilis)[202,226](町) レアメタルを使用して武器の力を解放錬金武器参照 技工士 ブラジリス(brasilis)[189,226](町) ヒドゥンスロットエンチャントEX 細工職人 雪の街ルティエ[137,137](町) ヒドゥンスロットエンチャント 検索ちゃん 魔法の都市ゲフェン[115,65](町) モンスターの情報をIDや名前から検索 彷徨う魂 神仙の島コンロン[159,129](町) ソウルリンク クローンNPC 前衛基地スプレンディッド[197,181](町) クローンスキル
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設定メモ ~か行~ 2010/7/15 設置 地のエレメント 分類 エレメント関係 説明 十種類存在するエレメントの一種。鉱物・肉体と いった事象を支えているとされる。 備考 -
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ぞんぶ鯖独自仕様 お宝君 野生には存在しない特殊MOB 特殊装備(Lineage装備)などのアイテムをDROP DROPについては-お宝君DROP参照 Lineageコイン 「L」「I」「N」「E」(2個)「A」「G」コインを集めると上記お宝君を1匹出せる 「Lineage」コインは上記コインすべてを集めた効果がある アイテム交換メダル もはや通貨単位といっても良いメダル 詳細は-アイテム交換メダル参照 祝福されたエリクサー:○○ アイテム交換メダル2枚で1つと交換 各ステータスを127まで振れる、個数制限なし ただし、すべてのステータスが25になってから使うようにお願いします。 lvを1にもどしませう LV80以上で使用出来る復活ポーション コインの入手は出来ません。 敵を倒した時DROPはいる距離 3マス以内DROPが手元に来るのを6マス以内に変更 これによって弓や魔法で倒した時もある程度離れても大丈夫だと・・・ 祝福されたパインワンド テイムできるMOBのみ召喚するように変更 シェパード、キャット、ベアー、ドーベルマン、ウルフ、ラクーン、ビーグル、セントバーナード、キツネ、ブレイブラビット、ハスキー、コリー 以上。12種類。 ハイペット 通常のペット(ドベ、ウルフ、ラクーン、キャット等)はLv50にしてから進化の実を与えないとハイペットにはなりません。通常のLv30で与えても進化はしませんのでご了承下さい。 特殊ペット タイガー 紀州犬の子犬 バトルタイガー 紀州犬 ◆攻撃系ペット(ドーベルマン、ウルフ等)はタイガーに進化します。 ◆魔法系ペット(ラクーン、キャット等)は紀州犬の子犬に進化します。 特殊ペットに進化させるには、Lv50のハイペットにLv50ハイペットSCを与えると進化します。 バトルタイガー、紀州犬に進化させるにはLv50にしたタイガー、紀州犬の子犬にある物を与えると進化します。 その他 特殊モンスター「この肉野郎!」SKTの街中の北の方にいます。倒すと肉が沢山DROPするので、お腹が空いた時にどうぞ! 特別配置NPCゲレン(Lv3までの魔法習得用)SKT道具屋横 カリフ(各種宝石をカリフの福袋に交換)SKT道具屋横 ディオ(各種宝石買取商人)SKT倉庫下 アデン商団(各種アイテム買取)SKT倉庫下 ニキ(ケントの武器防具買取)SKT道具屋下
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巨餡族のお兄さん 14KB 虐待-普通 制裁 野良ゆ ドスまりさ 自然界 幻想郷 独自設定 虐待成分皆無です ・独自設定があります ・処女作です ・死なないゆっくりがいます ・虐待成分皆無です ・ご意見ご感想お待ちしております ・ゆうかにゃんのねんどろいど発売まだー? 巨餡族のお兄さん 「ゆぅ......どうするの長。このままじゃゆっくりできなくなっちゃうよ」 とある山奥。そこには数十匹のゆっくりが群れを成して暮らしていた。 しかし普段の活発な雰囲気とは違い、今は陰湿な空気を纏っている。 「あんなやつらなんともないんだぜ! まりさ様がせいっさいしてやるんだぜ!」 「だめよまりさ、むこうにはドスがいるのよ」 「わからないよー」 各饅頭たちが口うるさく騒ぎまわる。 今この群れは他の群れの侵略を受けるという未曾有の危機に立たされているのだ。 しかもその群れにはドスがおり、それがゆっくり達の混乱に拍車をかけていた。 「みんなしずかにしてね! みんなでけんかしてもゆっくりできないよ!」 「むきゅ、でも長。じゃあどうやってドスを退治するのかしら?」 長まりさの制止の声に疑問を投げかける補佐ぱちゅりー。 実際通常のゆっくりではドスにはどうやっても勝つことは出来ない。 しかしここで一つ疑問が残る。 ゆっくりの間ではドスとは皆を幸せにする存在として知られているはずだ。 にも拘らずこの群れはなぜドスに歯向かおうとするのだろう。 それはドスの群れがゲス同然、すなわちドゲスが率いる群れであり、長まりさの群れの ゆっくりはすでに何匹か被害を受けてた後だったのだ。 「ゆぅ。そ、それは......」 とたんに苦虫を噛み潰したような表情で呻く長まりさ。 当然だ。どんな聡明さで長まで上り詰めたとしても所詮はゆっくりなのだ。 この現状を打開する方法なぞ普通のゆっくりにはない。 そう、普通のゆっくりには――――― 「そうだ! ならあのゆっくりにたすけてもらえばいいんだ!」 「ま、まりさ? あのゆっくりってまさか............」 集まるゆっくりたちの視線を集中させ、髪を翻しながら揚々と長まりさは告げる。 「そう! あの巨餡族のゆっくりに............!!!」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 「あー、くそ! またかよ。畜生が!」 家に帰るなり背負っていた籠を投げ捨て愚痴をこぼす。 その際、籠に入っていたきのこや山菜が辺りに散らばるがそんなの俺の知ったことではない。 今はそんな瑣末なことを気にかけている暇なぞないのだ。なぜなら――――― 「このままじゃまた山の幸で当分過ごすことになるぞ。あー肉くいてー」 そう、肉が食えないのだ。基本物々交換で生計を立てている俺はそれ以外で肉を入手する手段がないのだ。 とある事情で村外れに住んでいるので、皆と協力して動物を狩ることも出来ない。 山の近くに住み、きのこや山菜を取っているのだがそれさえも頼りなくなってしまった。 「くそぉ、また緑色のクソとこんにちはするのは嫌だぞ! つーか本当になんだったんだよあれ。はだしの○ンじゃねぇんだぞ......」 項垂れ、消沈する俺の耳にドンドンと戸を叩く音が聞こえる。 やけに強く叩いているのは焦っているのだろうか? しかし現状その音は俺を逆撫でするほかない。 「うっおとしいんだよ! ぶちころすぞヒュー 「ゆひぃ!!!」 ......あ?」 どがどがと大股で戸に近づき、開け放つと同時に罵声を浴びせたのだが、そこには人の姿は無く かわりに怯え顔の生首が俺を迎えてくれた。 「お前......ゆっくり? ゆっくりか!?」 「そ、そうだよ。まりさはまりさだよ! ゆっくりしていってね!」 先ほどとは打って変わってにこやかな顔で挨拶する生首......いや、まりさ。 「しかしゆっくりとは珍しいな。昔はともかく最近はめっきり見かけなくなってたんだが」 そう。近年では加工場の発展により、ゆっくりは重要な資源となっている。 そのため山の奥深くにでも行かない限りそうそう見れない存在になってしまったのだ。 「ゆぅ? よくわからないけど、巨餡族さん。まりさたちを助けてね!」 「あ? きょあんぞくぅ?」 「そうだよ! まりさたちいまとってもたいへんなの。お礼はたくさんするから助けてね!」 どうも巨餡族とは俺のことを指すらしい。理由はわからないが、俺のことが人間だとわからないようだ。 いや、恐らく加工場の発展によりゆっくりを見かけることが少なくなったが、それはゆっくりとしても 同じなのではないか。脆弱なゆっくりだ、多くの世代交代を経て人間の存在が風化してもおかしくはない。 そしてそんな状況に人間を見てしまい、巨餡族という種族を作り出したとかそんな所だろう。 だが――――― 「まあ巨餡族とかはどうでもいいんだが、助けろってのはどういうことだよ」 そう。助けるにしても色々教えてもらわなければどうにもならないのだ。 というわけで、俺はまりさに説明を求めた。 「なるほど、ドスねぇ......。それで長じきじきに」 「そうだよ! だから巨餡族さんの力を借りたいんだよ」 「......よし! そう言うことなら俺に任せとけ」 「ゆっ! ほんとう!」 ゆっくりでさえ見かけなくなっていた世でドスがいるとは、たしかにゆっくりではどうにもできまい。 俺はまりさの頼みを受け入れることにした。 ん? なんでゆっくり如きの頼みを受けるのかって? それは俺の本業について説明することになる。 今でこそ見かけないゆっくりだが、昔はやれ畑や家を荒らすわで問題になった。 だからこそ山のゆっくりの動向を監視し対処する人材が必要だったわけで。 ここまで言えばわかると思うが、それが俺ってわけだな。 「任せとけ。久しぶりの本業だからな、血が滾る。それもドス狩りなんてな」 「じゃあまりさ案内するよ」 「ああ、準備が出来次第行くから家の外で待っていてくれ」 一旦まりさを家から出し、ドス狩りの準備を始める俺。 ふふふ、と怪しい笑みを浮かべながら準備を終えると、まりさと共に山へと赴いた。 がさがさと草木を掻き分け、俺とまりさは進んで行く。 歩いてもうずいぶんと経つと思うがまだ着かないのだろうか。 「なあまりさ。まだ着かないのか?」 「もう少しだよ。............ほら、あそこ!」 視線をまりさから外すと、いままで木々で遮っていた太陽の光が俺の目を焼く。 そのまぶしさに目を細めると、そこには多種多様なゆっくりが思い思いの場所に鎮座していた。 だがゆっくりという名前なのにも関わらず、妙にそわそわしているのは俺の気のせいであろうか。 「むきゅ? 長、帰ったのね! このゆっくりが巨餡族さん?」 「そうだよ。でもぱちゅりーどうしたの? みんなゆっくりしてないみたいだけど」 「そ、そうよ! ドスの群れがこっちに向かっているのを見張りのちぇんが見たと言っているのよ!」 「ゆ、ゆー!? そんな、いくらなんでも早すぎるよ!?」 「まあ待て、慌てるな。こんなときのために俺がいるんだろ」 ぎゃあぎゃあと騒ぎ立てる饅頭共を鎮める。 ゆっくり如きに同類扱いされたのは腹が立つが、そんな悠長なこと言っている場合じゃなさそうだ。 「とりあえずぱちゅりー。ガキや妊ゆは避難させて他のゆっくりをここに集めておいてくれ」 「わかったわ。みんな! 巨餡族さんが来てくれたわ。もう大丈夫よ!」 俺の存在を皆に知らせることで士気を高めるぱちゅりー。 その後てきぱきと避難誘導をしているさまを見るとかなり優秀な固体であることがわかる。 避難中のゆっくりは俺を見て、「とかいは」やら「かっこいいんだじぇ」やら言っていたが俺の気にする所ではない。 「ほら、ガキどもはさっさと避難しな。ところでまりさよ。聞きたいことがあるんだが」 「ゆ? なに?」 「まあドスは俺が倒すにしてもその他の取り巻き連中はどうするんだい? やれと言われれば片付けちまうが」 所謂メンツの問題だ。いくら俺を呼び寄せたにしてもこういうのは長自ら力を示さなければ 色々ごたごたが出てくるものなのだ。 その確認のため、一応まりさに問いかけてみたのだが............。 「ゆ! 巨餡族さんはドスさえ倒してくれたらいいよ! あとはまりさたちががんばるから」 「ほう......わかった。頑張れよ」 俺一人にすべてを任せるつもりは無いようだ。こいつもなかなか出来ているゆっくりと言える。 まあ、そうでなければ長なんて務まらないのだろうが。 「むきゅ、巨餡族さん。みんな避難できたわ」 ぱちゅりーに視線を移すと、その背後にはまりさやみょん、ちぇんやめーりんなど 比較的に運動能力が優れる固体が勢揃いしていた。 今ではなかなか見られない光景を目の当たりにし、思わず感嘆の声を漏らす。 「すごいな。まるで昔に戻ったみたいだ............ん?」 年甲斐も無く感動していた俺は、不意に聞こえてきたやかましい声に顔をしかめる。 「ゆっ! やっとついたんだぜ! あのゲスのせいで無駄に時間がかかったんだぜ!」 振り返ると、優に3mはありそうな巨大饅頭。ドスがその姿を現していた。 「ゆぅぅうううう!? どうして!? なんでドスがもうここにいるのぉぉぉおおおお!?」 「そうよ! 見張りのちぇんは一体何を―――――」 「ゆあぁん? 見張りのちぇんっていうのはこれのことかぜぇ?」 ドスが周りのゆっくりを促し、何かを持ってこさせる。 そして大きなもみあげを使い、ぽいっとあるものを長まりさたちの前に投げ捨てた。 「ゆ? こ、このおぼうしはまさか..........!」 「そうなんだぜぇ。あのゲス、まりさ様が群れの場所を教えろって言ったのに抵抗するから まりささまがむーしゃむーしゃしてやったのぜぇ」 「ゆ、ゆ..........ゆがぁぁぁああああああああ!!!」 黄ばんだ歯を見せつけゲラゲラと笑うドスまりさ。取り巻きのゆっくりもつられるように笑い出す。 長まりさはぷるぷると震え、怒りに任せてドスに突撃しようとした。 「待てまりさ!」 「ゆ!? で、でもっ!」 「言っただろう。こんな時のために俺はいるんだってな」 まりさに語りかけ、俺は前に出てドスと対峙した。 「ゆ? やけに大きい胴付きなんだぜ」 「胴付きさんじゃないよ! 巨餡族さんだよ!」 「ゆあぁん。意味がわからないけど、だからどうしたって言うんだぜぇ」 「うるせぇんだよ糞饅頭が、汚ねぇ口でぺらぺらと人様の言葉を喋ってんじゃねぇよ」 どんな存在が来ても決して自分がやられることなどないと思っているのだろう。 相も変わらず気味の悪い笑みを浮かべようとしたドスまりさにスタスタと近づき、 腰に吊り下げていた木管を手に取って言葉と共にとある液体をドスの顔面へと浴びせた。 「ゆ?..........ゆぎゃああああああああああああああ!!!」 『『『ド、ドスぅぅぅうううううううううう!?』』』 ドスは仰向けに倒れ、耳をつんざくような悲鳴を上げて暴れだした。 暴れるたびに周りの取り巻きゆっくりを潰しているが、そんなことも気にならないようだ。 「きょ、巨餡族さん。一体ドスになにしたの?」 「まあ巨餡族秘伝の魔法の水をぶっかけたって所だ」 「むきゅ! ドスをあんなに苦しめるなんて、すごいお水さんね」 言ってもどうせ理解できないので、適当なことをでっち上げるとぱちゅりーが感心したように呟く。 事実、この水は魔法の水なんかではなく。唐辛子などを筆頭とした各種刺激物を粉末状にし、水で溶いたものだ。 だがその威力たるや、人間でさえも直接肌にかかれば爛れてしまい、するどい痛みを発するようになる。 そんな代物をゆっくりの顔面にぶっかけたのだ。どれほどの激痛がドスを襲っているのかは、正直想像すらしたくない。 昔興味半分であそこに濃度を薄くしたものを垂らしたことがあるが、殺してくれと願ったのは後にも先にもあれが最後であろう。 あの時の地獄を思い出し思わず前かがみになると、ドスがすでに暴れることも止め痙攣するだけの饅頭になっていた。 あれでは止めを刺すまでもなく勝手に死ぬだろう。そう結論付けた俺は、まりさに声をかける。 「まりさ、ドスはもう終わりだ。あれはいずれ勝手に死ぬから、後はお前達の出番だぞ」 「わかったよ巨餡族さん。みんなまりさに続いて! ドスの群れをやっつけるよ!」 「「「えい、えい、ゆーーー!」」」 よくわからない咆哮を上げ、長まりさを先頭に突撃していくゆっくり達。 あの性格から争いごとは得意そうには見えなかったが、やはり長というのは特別なものなのだろう。 他のゆっくりとは次元が違い。千切っては投げ、千切っては投げの無双を繰り広げる長まりさ。 逆にドスの群れのゆっくりは完全に戦意を喪失し、逃げ惑い命乞いをする。 『やめてね! れいむはシングルマザーなんだよぉぉぉおおおおお!!!』 『ま、まりさ様を助けてくれたら奴隷にしてやっても..........』 『ドスぅぅううううううううう!!! さっさとだずけろおおおおおおおおお!!!』 ドスに助けを呼ぶ固体もいるようだが、当のドスは痙攣することも止め、舌をだらりと垂らした醜悪な顔で絶命していた。 そのあまりの気持ち悪さに若干引いていると、ついにゆっくり達から勝ち鬨が上がった。 「「「ゆわあああああああああ!!!」」」 勝利に打ち震えるゆっくり達。俺はその様子を横目に見ながら木に寄りかかっていると、 先ほどの戦いで随分と汚れてしまった長まりさが俺に話しかけてきた。 「ゆ! 巨餡族さん、ありがとう。巨餡族さんがドスをやっつけてくれたおかげだよ」 「それが俺の本業だからな。そんなことより群れの方は良いのか? 怪我したやつとかいるだろう?」 「それはぱちゅりーがやってくれてるよ! それよりも巨餡族さん、今からお礼を持ってくるから待っててね!」 静止の声をかける間も無くぴょんぴょんと跳ねていく長まりさ。 よほど早く俺にお礼とやらを渡したいらしいが、ゆっくりの持ってくるお礼だ。あまり期待は出来ない。 精々木の実や虫くらいな代物であろう。その時は長まりさには悪いが、丁重にお断りさせてもらう。 そんなことを考えていると、長まりさがぱんぱんに張った帽子を頭に乗せて戻ってきた。 「巨餡族さん。これがお礼だよ! ゆっくり受け取ってね!」 ゆっくり受け取ってねの意味はわからないが、長まりさは帽子を外し口に咥えて大きく振る。 するとボトボトと明らかに収納量を遥かに超えているであろう量のきのこが落ちてきた。 お前はどこの青狸だと突っ込もうとした矢先、もはや山ほどになっているきのこの正体に気付き俺は愕然とした。 「これまつたけじゃねぇか! まりさ、なんでこんなもんお前..........」 「ゆ! 巨餡族さんは知らないだろうけど、まりさは前に巨餡族さんを見たことがあるんだよ」 「お、俺に?」 詳しく話しを聞くと、長まりさが山を散策していたら、まつたけを持って喜んでいる俺の姿を確認したらしい。 確かに一ヶ月ほど前、否が応にも野菜しか食えない生活をしていた時にまつたけを発見し、これなら肉と交換が 出来ると狂喜乱舞していたことがあったが、あれを見られていたのか。 「だがこれ程の量をよく集められたな。大変だっただろう」 「ゆ? 大変じゃないよ。もともとこのきのこさんはごはんが無くなった時に食べようと思ってたものだから」 なんでも長まりさ自身もまつたけは食べられるきのことして認識はしていたらしいのだが、 あの強い匂いはゆっくりには好ましいものではなく、いざと言うときの食料として備蓄してあったのだという。 そういうことなら話は早いと、俺はすぐさままつたけを両手で抱え込んだ。 「それなら遠慮なく持っていくぜ。とりあえず、俺の仕事はこれで終わりだな」 「ゆ! 巨餡族さん帰るの? ならまりさもお家の近くまでお見送りするよ!」 「あ? いいよ別に、群れはどうすんだよ?」 「群れならぱちゅりーに任せれば大丈夫だよ。ぱちゅりー! 巨餡族さんをお見送りしてくるよー!」 群れの指揮を執っていたぱちゅりーは、長まりさの声にもみあげをぴこぴこと振ることで返す。 そして周りのゆっくりを促し、ぺこりと俺へお辞儀をしてきた。 俺も天邪鬼ではない。そんなことまでされて断るわけにもいかず、俺は長まりさを連れ帰路に着くことにした。 夕日が傾き、山が黄金色に輝いている。風や鳥の声といった自然の音以外はなにもなく、妙に神聖な雰囲気が感じられた。 山に入ったのもそれほど朝早くというわけではないが、それでもかなり長居してしまったようだ。 俺と長まりさは言葉少なめに道を歩いて行くと、不意に長まりさが立ち止まった。 「ゆ! まりさ大変なこと忘れてたよ!」 「大変なこと? 一体どうしたって言うんだ?」 「巨餡族さんの名前だよ! まりさ達ゆっくりにも名前があるから巨餡族さんにもあるよね!」 「あん? 名前だぁ?」 なぜそんなことを唐突に聞くのかはよくわからないが、こいつにしてはよほど重要なんだろう。妙に興奮している。 だが、どうしたものか。別に教えても良いんだが、ゆっくりに教えた所でなんの意味もない。 しかしお礼とは言えまつたけの恩もあるし無下には出来ない。ということは――――― 「あー、じゃあ適当にお兄さんとでも呼んでくれや」 「ゆ! お兄さん、お兄さんだね!」 何の意味があるのか。長まりさは何度もお兄さんと連呼し、うれしそうにぴょんぴょんと跳ねる。 土で汚れ、決して綺麗とは言えない状態ながらも、夕日で照らされたその笑顔は、妙に輝いて見えた。 「ありがとう。巨餡族のお兄さん!」 あとがき 人生初のSS。校正もしていないので、誤字や読みづらい点も多々あり見れたものではないと思いますが、 ここまで読んでくださった皆様には感謝いたします。 ちなみに、長まりさやドスの群れのゆっくりがあまり喋らなかったのは、そうしたモブのゆっくりにも喋らせると ただでさえ悪いテンポがさらに悪くなってしまうのを懸念してためです。 そこでお聞きしたいのですが、やはりモブのゆっくりにもある程度喋らせるほうが良いのか。それともこれ位で 十分なのかを、後学のために教えてくださったら幸いです。勿論そのほかのご意見ご感想もお待ちしております。 次回やることがあるなら、今回では皆無の虐待成分を前面に出した作品を書きたいなぁ。 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ドゲスとゲスゆっくりざまあwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww このお兄さんはゆっくりできるねーわかるよー -- 2014-06-29 21 28 52 おにいさんはとてもいいひとなんだねー わかるよー -- 2013-08-09 23 53 25 ドゲスとゲスゆざまああああああwwwwwww -- 2013-06-20 08 37 48 ちぇぇぇぇん -- 2013-04-01 19 36 53 いつの時代にもゲスとドゲスは 必要なくても居るんだよねぇ -- 2012-09-01 22 10 24 御弐威散だね -- 2012-07-13 23 44 29 やさしいお兄さんだなww -- 2011-07-13 14 31 56 いいお兄さんじゃねぇかw -- 2011-01-02 16 08 52 後の世、伝説の守護神オニイサンとして語り継がれることになるんだろうか。 -- 2010-12-24 12 18 17 口は悪いけどいいお兄さんなんだねー -- 2010-07-11 00 35 49 こういうのもいいね。 -- 2010-06-19 22 29 14 こんなかたちのSSさんもおもしろいねー。じかいさくさんもたのしみだよー。 -- 2010-05-16 18 33 35
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きめぇ丸?いいえしゃめい丸です 15KB 虐待-普通 愛で ギャグ 小ネタ 理不尽 差別・格差 変態 駆除 飼いゆ 野良ゆ 希少種 都会 現代 独自設定 タイトル道理にゆっくりしゃめい丸がでます ・この話には愛でられるゆっくりと悲惨な目にあうゆっくりが出てきます。愛でが嫌いな方は読まないほうがいいかも ・賢い胴付きゆっくりがでます。漢字を使って喋るので違和感を感じる方はお控えください ・これを書いたのはHENTAIあきだよ!HENTAIが嫌いな人は読まないでね! ・作者に都合の良い独自設定があります ・それでもいいというひとはゆっくりよんでね!!! 暗い路地裏にゆっくりの家族がいた。狩りの上手い父まりさにお歌の上手な母れいむ、そしてやんちゃな子まりさだ。 人間にも迷惑をかけずこの路地裏でひっそりと、しかし幸せに暮らしていた。 これからもこの生活は続くと家族の誰もが思っていたが、所詮ゆっくりでありその幸せはあっけなく終わる。 同じ路地裏に住んでいたありすが飼いゆっくりをレイプしたのだ。そのため人間はこの路地裏に住むゆっくりの駆除を決める。 結果幸せに暮らしていたこの家族も殺された。家族を守ろうとしたまりさは人間に潰されて死んだ。 子供を守ろうと子まりさを口に隠したれいむは蹴られたが、子まりさと共にかろうじて生きている。 「おちびちゃん・・・だいじょうぶ?」 「まりさはだいじょうぶだよ!おかあさんゆっくりなおってね!」 そう言って子まりさはれいむをぺーろぺーろして傷を治そうとする。もちろんそんなことで治るはずがない。 「れいむはもうだめだよ・・・これからはおちびちゃんだけでいきてね・・・」 「どぼぢでぞんなごどいうのおおおお!まりさはまだおかあさんといっしょにいたいよおおお!」 泣きながら母れいむに体をすーりすーりする子まりさ。そこにカシャッっという乾いた音と光が響いた。 「あやややや、これは良いシーンですね。ずばり母と子どもの悲しき別れですね。」 声をする方に振り替える子まりさ。そこには胴付きのきめぇ丸がいた。 「ゆわああああああああ!きめぇ丸だああああああああ!」 驚いて声をあげる子まりさ。れみりゃ、ふらんと同じ餡子に染みついているゆっくり出来ない記憶。 そのゆっくり出来ない動きはある意味捕食者以上の恐怖だ。 「失礼なこと言わないでください!きめぇ丸じゃなくて清く正しいしゃめい丸です!」 「わふぅ!わふわふ!」 抗議の声をあげるのはしゃめい丸と足もとにいるゆっくりもみじだ。紅い頭巾に丸くて白いぼんぼん。 背中からはカラスのような黒い羽が生えているが、その顔にはあのどこか小馬鹿にする笑みは浮かんでいない。 「きめぇ丸じゃないの?それならおかあさんをたすけてあげてね!」 「どれどれ、あややこれはひどいですね~。」 蹴られて顔が陥没しているれいむを珍しそうに見ながら首から下げるデジカメで写真を撮る。 その顔はどこか楽しそうである。 「おねがいします!おかあさんをたすけてください!」 「いいですよ、でも一つ条件があります。」 そういうとしゃめい丸は肩から提げているショルダーバッグからオレンジジュースを取り出す。 そうして少しだけオレンジジュースをれいむに垂らす。 「なんだかすこしだけいたくなくなったよ。」 「おかあさん!だいじょうぶなの!」 「どうです?私の取材に協力してくれたらこのオレンジジュースはあなたにあげますよ?」 そういってしゃめい丸は子まりさにこの辺で野良ゆっくりが多くいる場所や餌場を案内するように頼む。 子まりさはこの提案を断れるはずがなく、しゃめい丸の取材に協力することにした。 れいむはまだ動けるほどは回復しておらず、とりあえずここで隠れて待つことになった。 取材の始めはまずこの辺のゆっくり達が狩りと称するごみあさりをするゴミ捨て場だ。 ここには飲食店が多く、あまりゆっくり対策もしておらずゆっくりにとっては貴重な餌場である。 「ここがまりさたちのかりばだよ!ここにはおいしいものがたくさんあってゆっくりプレイスなんだよ!」 「なるほど。確かに野良ゆっくり避けのネットもありませんね。これは問題ですね~。」 難しい顔をしながらしゃめい丸は愛用のデジカメで写真を撮る。横ではもみじが退屈そうに欠伸をしている。 「いまならにんげんさんはいないわ!ゆっくりいそいでごはんさんをあつめるのよ!」 「「「わかったよぱちゅりー!」」」 ちょうどその時、ぱちゅりーとその他多くのゆっくりが食糧集めのためにゴミ捨て場にやってきた。 ぱちゅりーの指示のもとにゴミ袋を破り中身をかき出し、ごみ箱を倒しその中身を漁っていく。 「またゆっくりか!?いい加減ゴミを散らかすのは止めやがれ!」 ゴミ箱を倒す音に気づいたのか、店から主人と思われる男が出てくる。 人間の出現に気づいたのかぱちゅりーは慌てて他のゆっくりに指示を出す。 「むきゅ!にんげんさんよ!みんないそいでにげるわよ!」 「逃がすかこの野郎!ゆっくり苦しんで死ね!」 そう言うと男は手に持ったスプレーを逃げようとするゆっくりに振りかける。 このスプレーは加工所特製のゆっくり駆除用のものだ。別に殺すわけでないが、スプレーに含まれる辛み成分により ゆっくり達を痛みで足止めして確実に殺すための物である。 「まりさのじまんのあんよがいたいいいいいいいいい!」 「からだがちくちくするよおおおおおお!だれかかわいいれいむをたすけてねえええええ!」 「めがみえないよおおお!らんしゃまああああああ!」 「ありすのとかいはなかおがああああああああ!」 体を襲う激痛によって逃げることが出来ずに悶える野良ゆっくり達。 一匹ずつ袋に入れ確実に潰していく男は、元凶であるぱちゅりーを掴みあげる。 「にんげんさん!ぱちゅはかいゆっくりなのよ!だからころしたらおにいさんがだまっていないわ!」 「こんな薄汚れた飼いゆっくりがどこにいる!どうせ何かして捨てられたんだろう!」 確かにこのぱちゅりーは飼いゆっくりであった。しかし飼っていたお兄さんの大事な書類をよだれで汚してしまい、 怒り心頭なお兄さんによって窓から放り捨てられてしまったのだ。 何とか生き残ったものの、こうして野良ゆっくりの参謀として生きてきたのだ。 「ぱちゅはすてられてなんてないわ!ただちょっとおこられておうちにかえれないだけよ!」 「そういうのは捨てられたって言うんだよ!ほらさっさと潰れろ!」 そうして同じようにぱちゅりーを袋に入れて足で念入りに潰す。ゴミ漁りをしていたゆっくりを片付けると、 男は一部始終を写真に撮っているしゃめい丸達に気づく。 「なんだお前達もこいつらの仲間だったのか?そうなら一緒に潰すぞ。」 「違いますよ、私たちは今取材中なんです。このまりさは案内役でして、証拠にバッジもありますよ。」 そういって頭巾に着いている金バッジを見せつけるしゃめい丸。 それを見て男は野良ゆっくりに向けていた険しい顔から、温厚で優しそうな顔になる。 「なんだ金バッジのゆっくりだったのか。ああいう野良は嫌いだが、頭の良いゆっくりは大好きだよ。」 「褒めてくれてありがとうございます。ところでゆっくり避けのネットを張った方がいいと思いますが?」 しゃめい丸に言われて男は照れたように頭を掻く。 「そうなんだがつい面倒で後回しにしてしまうんだよ。忠告どうりこんどはちゃんとネットを張るかな。」 照れ隠しなのかしゃめい丸ともみじにクッキーを渡す男。 「いいんですか、クッキーなんて貰って?」 「いいよいいよ、物臭な俺に注意してくれたお礼さ。そっちの犬みたいなゆっくりと食べてくれ。」 「わふわふ!」 美味しそうに貰ったクッキーを食べる二匹。その様子を羨ましそうにみるまりさ。 「まりさにもあまあまちょうだいね!」 「え?何でですか。これはあのおじさんが私たちにくれたんですよ?それにあなたにはちゃんと 報酬をあげますから我慢してくださいね。」 「ゆっくりりかいしたよ・・・」 悔しそうに声をだすまりさ。その顔にははっきりと無念さが出ている。 その顔に気付いているのかいないのか、しゃめい丸は次の場所に案内するように言う。 「ここはみんなであそぶばしょだよ!おともだちのありすもここにすんでるよ!」 ここは公園であり、町に住むゆっくり達にとっては優良物件でもある立地だ。 ただ他と比べれば人間との接触や駆除の具合も多いので、住むのは便利だが命の保証はない。 そのことに気付いているゆっくりは大抵どこかに引っ越すが、ほとんどのゆっくりはここは離れない。 「もみじどうですか?どこかにゆっくりはいますか。」 「わふぅぅぅ、わふ!わふぅ!」 鼻(?)をくんくんさせて匂いを嗅ぐもみじは、匂いを感じたのか走り出す。 慌てて追いかけるしゃめい丸とまりさ。もみじがいたのは段ボールで作った一般的なゆっくりの家だ。 「ゆわああああああ!ありすうううううう!」 「あやややや、これはまたひどいですね~。」 段ボールにあったのは黒ずんで死んでいる、一匹のれいむと子ありすだった。 このれいむはレイパーによって無理やりすっきりーさせられて生まれたありすを、シングルマザーとして立派に育てていた。 ありすはそんな母を自慢していつか立派な都会派になるとまりさに言っていた。 「わふううう!わふ!わふ!」 「忘れてましたね、もみじ。よくやりましたよ。いーこいーこ。」 褒めてくれといわんばかりに尻尾を振ってアピールするもみじを、しゃめい丸は頭を撫でる。 そうしながらも、片手はしっかりと写真を撮っている。 「だれがこんなことをしたの!まりさがはんにんをせいっさいするよ!」 「勇ましいですけど、これきっと人間さんがやったことですよ?あんよが焼かれてますし。」 そう言って死んだれいむとありすを引っくり返すしゃめい丸。そのあんよは真っ黒に焦げている。 直接的な死因はれいぱーによるすっきりー死だが、実際にこれをしたのはおそらく虐待お兄さんであろう。 良く見れば所々に殴られたような跡もあり、れいむのお飾りには挟みによる切れ込みもあった。 「どぼぢでにんげんざんはごんなごどするのおおおおおお!?」 「私に言われても困りますよ。虐待お兄さんでしょうから、きっと楽しいからでしょう。」 泣きわめくまりさにやれやれと言わんばかりに頭を激しくシェイクするしゃめい丸。ここら辺にはやはり共通するのか。 「それよりまりささん、もっとありすに近づいて泣いてください。そうすればもっと良い画になるので。」 「できるわけないでしょおおおおおお!」 どこかの報道記者の様にまりさに無茶を言う。死んでゆっくりできない匂いがするありすに近寄りたくなく拒否するまりさ。 その拒否に対して冷たい目でまりさを見るしゃめい丸。 「いいですかーまりささん。これも取材協力の一つなんですよ?協力してくれないとお母さんは治せませんよ。」 そう言われると断ることが出来ないまりさ。泣く泣く死んだありすに近づき泣き続ける。 「いいですよーまりささん!もっとこう悲愴な感じですりすりしてくれるといいんですが。」 さすがにそれは勘弁してくれとまりさが頼んだことと、満足したこともありこれ以上の写真は撮らないことにした。 満足していると、れいむの頭から生えていた赤ゆが一匹だけ無事だったのか生まれおちた。 「ゆっきゅりしちぇいっちぇね!」 お決まりの挨拶をする赤れいむ。しかしその挨拶に答える者はいなかった。 「もみじ、今日のご褒美ですよ。その赤ゆは食べちゃってもいいです。」 「わふぅ!」 嬉しそうに一鳴きすると、もみじは一口で赤れいむを食べてしまった。 「あかちゃんはたべちゃだめでしょおおおおおおおお!」 「といってもこの赤ゆは親もいませんし、遅かれ早かれ死んじゃいます。だったら食べられたほうが幸せですよ。」 赤れいむを食べたもみじに抗議するまりさに、しゃめい丸は冷静に反論する。 ある意味饅頭として食べられたほうが、この赤れいむも幸せなのかもしれない。 納得はいかないが、確かにそうかもと思うまりさはひとまず黙る。 お友達のありすの死をみるという最悪な形だったが、まりさの取材協力はなんとか終わった。 こうしてまた路地裏に戻ってきたまりさとしゃめい丸にもみじ。 「御苦労さまでした。これは報酬のオレンジジュースですよ。」 「ゆわーい!これでおかあさんはたすかるよ!」 約束道理にオレンジジュースを貰い喜ぶまりさ。さっそく母親を呼ぼうと路地裏で声を響かせる。 「おかあさん!ゆっくりしないででてきてね!まりさがあまあまをもってきたよ!」 だがその声に返事を返す声は聞こえてこなかった。おかしいなと思いまりさがもう一度声をあげようとすると、 もみじが何かに反応したのか、まりさのお家だった段ボールに近づく。 「わふぅぅぅぅぅ!わふわふ!」 「あや~またですか。今日は随分と死体と出会いますね。」 何だか嫌な予感がしてまりさは自分のお家を覗いてみる。そこには体を食いちぎられて絶命した母れいむがいた。 おそらく中身が出ていたこともあり、匂いに連れられて犬か猫でも寄ってきたのだろう。 「おかあさああああああああああん!なんでええええええ!?せっかくあまあまさんがあるのにいいいいい!」 せっかく大変な思いをしてまであまあまを手に入れたというのに、肝心の母親がこうではさすがに オレンジジュースでも回復は無理だろう。そこまでれいむの姿は酷かった。 「おねがいじまず!はやくおかあさんにあまあまさんをがげでくだざい!」 「無理だと思いますが、まあ一応かけますよ。」 諦めきれずにオレンジジュースをかけるように頼むまりさ。言われてオレンジジュースをかけるが、その体はぴくりとも動かない。 体が半分無く、眼球も飛び出しているようで生き返るような生命力はゆっくりにはない。 「取材も終わりましたし、そろそろお兄さんのお家に戻りましょうかもみじ。」 「わふ!」 帰ろうとするしゃめい丸ともみじにまりさは必死に助けを求める。 「まってええええ!まりさをひとりにしないでえええええ!ひとりじゃいきていけないよおおおおおお!」 「やれやれそんなことですか。もう貴方と私は何の関係もありませんよ。」 冷たくしゃめい丸はしっかりとまりさに向かって言い放つ。 そしてもみじを手に抱えると、その翼で飛んで行ってしまう。後にはまりさ一匹が路地裏に取り残された。 「何か声がすると思ったら、まだゆっくりがいたのか。本当に野良はしぶといな。」 まりさを発見したのは加工所の人間だった。恐怖に震えて動けないまりさが最後に見たのは自分を潰す大きな足であった。 加工所の人間は潰したまりさをゴミ袋に入れると、段ボールにも死体があることに気づき一緒に中に入れる。 「お兄さんただいま戻りました!たくさんスクープさんが撮れましたよ!」 「がんばったみたいだな。もみじもお手伝いしてえらいぞ。」 飼い主であるお兄さんに撫でられ二匹は幸せそうに顔を緩める。 しばらくそのままゆっくりしてから、しゃめい丸はお兄さんに向けて元気よく言う。 「お兄さんありがとうございます!さっそくですが早く新聞を作りましょう!」 「そうだな。それじゃあさっそく始めるか。」 新聞とは同じきめぇ丸やしゃめい丸達を飼っている飼い主が集まる場で見せ合う、飼い主との共同作業の作品だ。 もちろん本格的な新聞などでなく、写真の横にその時の様子などを書いた学級新聞のようなものである。 発表された作品は、それぞれの飼い主たちの投票でその時の最優秀賞が決まる。 「こんどこそ私が一番になりますよ!きめら丸さんなんかには絶対負けません!」 「そうだな、こんどこそ一番になろうな。」 前回の最優秀賞はきめら丸の宇宙から見た地球の新聞だ。そのコメントにきめら丸は 「こんな綺麗な所に私たちは住んでいるのですね、おおかんどうかんどう」 まあそのきめら丸は飼い主ともども黒服のエージェントに連れて行かれ行方不明なのだが。 おそらく何所かで仲良く暮らしているだろう。 「今回のテーマは野良の厳しさとその被害です!社会派なテーマですから注目もあるはずです。」 そう言って今日撮ってきた子まりさの姿や、ゴミ漁りをするぱちゅりー達の写真を確認するしゃめい丸。 お兄さんが写真をプリントアウトし、紙に貼り付け一生懸命に横にコメントを書いていく。 「じゃあ新聞も出来たし、いつもの撮影会を始めよう。」 「あややや、やっぱり今日もするんですね。正直ちょっと恥ずかしいのですが。」 お兄さんの用意した撮影会用の服に着替える。今日の服装は体操着にブルマだ。 もちろん頭には紅白帽とお兄さんに抜かりはない。 「いいぞしゃめい丸!もっとこう楽しそうな感じでとび跳ねるんだ!」 注文を受けて飛び跳ねるが、その顔は少し恥ずかしそうだ。お尻にブルマが食い込んでつい気になるのだ。 この写真も同じ飼い主同士でお披露目し、誰が可愛いかを決めるもう一つの発表会では常にこのしゃめい丸が一位だ。 そんなことがあるとは知らずに、しゃめい丸はこの先もお兄さんの被写体となる。 おまけ きめぇ丸への進化? 「さぁ今夜も愛のある営みを始めようかしゃめい丸!」 「おおひわいひわい。まったくお兄さんは絶倫ですね。」 「誰だお前!?」 「おおひどいひどい。いつもあんなに愛してくれたというのにそんなことを言うのですか?」 「俺が飼っているのはしゃめい丸だぞ!なんだそれがきめぇ丸になってるんだよ!」 「私に言われても困ります。気づいたらこうなっていたんですよ。」 「そんな・・・。あの写真でときめいて必死で買った俺のしゃめい丸が・・・」 「顔が変わっただけでそんなに落ち込まないでください。いつものようにしこっていいのよ?」 「誰がしこるか!?」 しかし顔が変わった以外にも何故か体もグラマーになっているきめぇ丸に、お兄さんのオンバシラもつい反応してしまう。 顔が変わっても俺のしゃめい丸だということにして、その日お兄さんときめぇ丸は情熱的な夜を過ごす。 しかしこの変化を不思議に思い、お兄さんは同じきめぇ丸・しゃめい丸愛好会に聞いてみると驚きの事実が分かる。 どうやらこの会の半数のきめぇ丸は元々しゃめい丸であったが、お兄さんと同じように急にきめぇ丸になっていたのだ。 過剰な愛は毒なのか、ピュアな飼い主だけにしゃめい丸は居続けるのであった。 後書き 東方新作が出るようなので記念にしゃめい丸で書いてみました。 ちなみにおまけのきめぇ丸はSS中のしゃめい丸じゃないから安心してね! 某王様のきめぇ丸を見るとついむらむらしてしまうHENTAIあきでした。 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい ふたば系ゆっくりいじめ 1003 寂れた神社で ふたば系ゆっくりいじめ 1014 ゆーパチ「ヒャッハー!虐待だぁ!」 ふたば系ゆっくりいじめ 1024 めーりんの憂鬱 ふたば系ゆっくりいじめ 1036 別れと出会い ふたば系ゆっくりいじめ 1043 夜の怪奇現象 ふたば系ゆっくりいじめ 1058 S計画 作られたゆっくりたち ふたば系ゆっくりいじめ 1072 胴付きへの進化 ぱちゅりーの場合 ふたば系ゆっくりいじめ 1080 違うありす ふたば系ゆっくりいじめ 1087 まりさ家出する ふたば系ゆっくりいじめ 1099 てんこを良い子にする方法 HENTAIあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る あややややややややぁ -- 2021-05-07 18 49 59 きめら丸は宇宙空間で何を撮影してしまったんだ!? -- 2018-03-27 19 13 23 しゃめい丸カワイイ! -- 2011-08-29 11 41 06 な、なんだって~~!! それじゃあすべてのきめぇ丸はみんなそういう事の結果うまれたのか~~!? -- 2010-12-20 21 57 11 しゃめい丸かわいいよしゃめい丸 -- 2010-12-06 00 47 16 きめぇ丸ェ… -- 2010-10-30 17 42 45 しゃめい丸<<<<超えられない壁<<<<<きめぇ丸 きめぇ丸可愛いよきめぇ丸 -- 2010-10-07 04 58 47 もみじは狼じゃないのか -- 2010-09-29 18 58 53 きめぇ丸拾って来たいな -- 2010-07-09 20 44 30 きめぇ丸、超絶かわいい… -- 2010-06-27 12 24 42
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『れいむ・スプラッシュ』 8KB 小ネタ 思いやり 不運 自業自得 日常模様 飼いゆ 子ゆ 希少種 現代 愛護人間 独自設定 うんしー あけおめ! 明けましておめでとう御座います。今年もよろしくお願いします。 さなえあきさん、素敵なカレンダーをありがとうございます。今から10月が楽しみです。 ※うんうん描写あります。お汁粉でも食べながらお読みください。 『れいむ・スプラッシュ』 TXTあき ふかふかの絨毯の上で、子ゆっくりのれいむとさなえが仲良く餌を食べている。 2匹の周りには、ゆっくり用のおもちゃが沢山ある。 ゆっくり用のすべり台や、シーソなどの値段の張る遊具まである。 一見して飼い主に愛されていることが見て取れた。 「じゃぁ出かけてくるから。仲良く遊んでいるのよ」 飼い主であるお姉さんはそう言い残すと、2匹が寂しくないようにラジオをかけ、ゆっ くり福袋を買いにショップへ出かけていった。 2匹は笑顔でお姉さんを見送り、餌を食べ終えると仲良く遊び始めるのであった。 「れーみゅは今日もぶちゃいくでちゅね!」 「どぼじてしょんなこというにょおお!」 2匹は同じブリーダーの下で生まれ育ち、2匹一緒にお姉さんに買われ、現在飼いゆっ くりとして何不自由なく暮らしている。 姉妹ではないが、同じぐらい仲がいい。 「今日は豚の屠殺ごっこをちまちょう!もちろんれーみゅがぶたしゃんでしゅよ!」 「れーみゅぶたしゃんじゃないいぃぃ!」 「誤解しないでくだちゃい。ごっこ!ごっこでしゅよ!れーみゅがぶたしゃんて意味じゃ ないでしゅよ。ぶたさんの役をするんでしゅ。なんと主役でしゅよ!!」 (れーみゅがぶたしゃんなんて、ぶたしゃんに失礼でちゅ) 「ゆゆ!主役しゃん!可愛いれーみゅにピッタンコだにぇ!やりゅやりゅ」 れいむはさなえの言葉に興奮して、何度もぽいんぽいんと飛び跳ねた。 さなえはその様子を見ると、満足げに微笑み小さな棒を取り出してくわえた。 「まずこれでれいみゅのポンポンをひきさきまちゅ!」 「ゆ? ねぇしゃなえ、しょんなことしたらスッゴク痛いよ?」 「え? しゃなえは痛くありましぇんよ?」 れいむは歯茎を剥き出しにして抗議する。 「れーみゅがイタイイタイでちょおおおおおお!馬鹿なの!死ぬの!無能なのおおお!」 「でもそうちないと、皮をムキムキできまちぇんよ?」 「当たり前のように怖いこといわないでねええぇ!ぷきゅー!」 怒るれいむにさなえは笑顔で近づいていく 「まぁまぁ、とりあえずやってみまちょうよ!」 「や、やめちぇね!こないでにぇ!」 れいむは生命の危機を感じた。本能が警告を鳴らす。 (しゃなえは本気だよ!ゆっくり逃げるよ!) れいむさなえに背を向け必死に逃げ始めた。 一生懸命に跳ねる!跳ねる!跳ねる! さなえも跳ねた。れいむを捕まえるために。 (泣いたり、笑ったりできなくしてやりまちゅ!) 2匹はテーブルの下をくぐり、クッションの上を超え、おもちゃの賽銭箱の周りをぐる ぐる回る。 なお、誤解の無いように説明するがさなえとれいむは仲が悪いわけではない。 先ほど言ったように仲が良い。 例えるならば、のび太とジャイアンの関係であろうか。 普段は問題にならないのが不思議になるほどいじめているが、劇場版になると不自然な ほど強い絆で団結する。 そんな関係である。 「ゆひぃ、ゆひぃ。こないでね。こないでにぇ」 れいむは夢中で逃げ惑い、ゆっくり遊具の『トンネル(透明バージョン)』に逃げ込ん だ。 このトンネルはハムスターグッズのトンネルのゆっくり版である。 長さは子ゆっくりが2匹入るか入らないかぐらいしかない。 中で詰まっても助けやすいように短いのだ。 「ほーりゃ、ちゅかまえちゃいまちゅよー」 さなえもれいむに続いてトンネルに入った。 「ゆゆっ!」「ゆっ?」 そして、見事に詰まった。 2匹は毎日お腹いっぱい餌を食べることができる。 そのため標準の子ゆっくりよりも大きく、また先ほど餌を食べ終えたばかりだったこと で、いつもより更に大きい状態であった。 その結果、トンネルに詰まってしまったのだ。 トンネルの出口かられいむが顔を半分だし、入口ではさなえがお尻を半分出した状態で 詰まっていた。 外から見ると細長いゆっくりがトンネルに嵌っているように見える。 「トンネルしゃん、れいみゅを放してね!れいみゅ困ってるよ!」 「れ、れーみゅのあにゃるが目の前にありまちゅ……最低でしゅ」 れいむもさなえも体をもるんもるん振りながら脱出しようとするが、一向に出ることが できない。 そのうちにれいむが口を開いた。 「に、にぇえさなえ、あ、あにょね……そにょおぉ」 「なんでしゅか?はっきりいってくだしゃい」 さなえがイライラしながら答える。れいむは頬をほんのりと赤く染め言った。 「れーみゅ、うんうんしちゃくなっちゃった!!」 「………………ゆるちまちぇんよ……」 れいむのあにゃるがヒクヒク蠢く。 さなえの顔が恐怖に染まる。 「いま、うんうんしたらしゃなえのお顔がたいへんなことになりましゅ!我慢してくだち ゃい!」 さなえは必死である。密閉空間におけるうんうんの炸裂。 顔面へのBUKKAKE。必殺のヘッドショット。 それはさなえにとって、トラウマ必至の地獄の咆哮である。 「でりゅようぅ…くるちぃ……」 「頑張ってくだちゃい!」 「……しゃなえ、れーみゅをいじめてたよね」 「……記憶にありまちぇん」 「ゆー、我慢できないかみょ?」 「ごめんなちゃいいいいい!」 「絶対に許さないよ!こりぇは、せいっしゃいだよ!」 「ゆぴいぃぃぃい!」 れいむがびくりと震えた。 さなえは最悪の瞬間を覚悟した。 ・ ・ ・ しかし、その時は訪れなかった。 「うしょ(嘘)だよ。れーみゅはしゃなえが大好きだよ……。大事な家族だから……。だ から…だから!れーみゅがんばりゅ!!」 れいむが腹痛に耐えながら声を上げた。 家族を守るという強い思い。 その決意がれいむの双眼に炎を灯す! (れーみゅ……) 「しゃ、しゃなえ!しゃなえもれーみゅが、だいちゅきでしゅ!いっちょにおねーしゃん が帰って来るまで頑張りまちょう!!」 さなえも泣きながら答える。 さなえは、あの穀潰しで、意地汚くて、頭が悪くて、顔も残念で、カメムシの匂いがし て、バッチ試験のお勉強のときブリーダーさんが「マジでやばいな、コイツ」とため息を 吐いたほど出来が悪くて、うんうんと並んでいたら時々どっちがうんうんなのか見分けが つかなくて、というよりむしろうんうんそのもので、もう原因とか理由とかどうでもいい から爆発しないかなと思っていたれいむが、こんなにも自分を大切に思っていたことを知 り感動で体が震えた。 2匹は口を閉じる。 今、部屋のなかではラジオの音しかしない。 時計がカチッカチッカチッと音を立てた。 れいむがやにわに口を開いた。 「やっぱり無理だよ!!ごめーんにぇ!!」 「諦めるのが早すぎるでっしょおおおおぉぉお!」 れいむの決意は本物であった。 しかし、れいむの遺志の硬さは豆腐と同じ硬さなのだ。 つまり、大きいと自重で潰れる。 さなえは叫ぶ。 「がんばちぇ!がんばちぇ!きっともうちゅこち(もう少し)でお姉しゃんが帰ってきま ちゅ!」 れいむは便意に震え、脂汗を滴らせながら 「が…ん…ばる……よ」 と答える。 限界が近いのだろう。満足にしゃべることが出来ていない。 そんな極限状態のれいむの耳?に聞きなれた歌が聞こえてきた。 『ハーイ。次の曲はキリライター氏のヒット曲「うんうん体操」です。』 ラジオから聞こえてくる曲は「うんうん体操」といい、歌に合わせて体を動かすことに よりスムーズにうんうんをすることができる歌である。 れいむはこの歌が好きで、うんうんをするときはよく自分で歌っている。 「う…んうん……さ…お出かけ……」 「れーみゅ聞いちゃダメェエエえ!ラジオしゃんやめちぇねぇ!時と場合と考えてくだち ゃいいい!TPOしゃんは大事なんでちゅうよおおお!ぷきゅうぅ!」 さなえは泣きながらぷくーと膨れようとするが、狭くて膨れることができない。 れいむはビクンッ!ビクンッ!と痙攣を始めている。 最早あにゃる決壊は時間の問題であった。 (ゆううぅ、ゆうぅ,どうちまちょう?) さなえは必死に考える。 考える。 考える。 ふと、自分が小さな棒をくわえていることに気がついた。 そして閃く。 (こ、これでしゅ!これで栓をすれば!かなこしゃま、すわこしゃましゃなえに力を。信 仰の力を。奇跡をくだしゃい!) 臭いものには蓋をする。 締まりのないあにゃるには栓をする。 もう時間は残されてはいない。 「ゆおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉおおお!!!」 「んほおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉおおお!!」 渾身の力を込め裂帛(れっぱく)の気合と共に、さなえは棒をれいむのあにゃるに突き 刺した。 今まさに開かんとしていた地獄の門を閉めるための一撃! 絶望の未来を変えるための希望をこめた一撃! 奇跡を起こすための信仰の一撃! さなえは勝利を確信した。 「汝等こゝに入るもの一切の望みを棄てよ」 地獄の門の銘文である。 さなえは過ちを犯した。さなえは開いてしまったのだ。 棒は栓としては細すぎたのだ。 ……ぷぴっ…… それは爆発であった。爆裂であり炸裂であった。噴出であり噴火であった。 奔流であり激流であった。恐怖であり絶望であった。 また、逃げることのできない現実であり絶対的な暴力であった。 さなえは何も見えない闇の中で、地獄のラッパの音(ね)を聞いた。 信仰の無力さを感じながら。 れいむとさなえは、2時間後に帰宅したお姉さんにより無事救出された。 ちなみに、福袋にはゆっくりトンネル(桃色バージョン)が入っていた。 おしまい
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「落ちこぼれの意地を見せようか」 Data 【名前】アイリス・フォン・ルズィフィール 【性別】♂/♀ 【年齢】人間基準で18 【種族】真祖の吸血鬼 【役職】一夜城城主 【属性】混沌・善 【能力】魔眼『名称不明』 【武装】アイリス・エゼル(共に短剣) Profile 都市がある世界とは違う世界の出自。歪みでフラリとやって来て以来、居心地の良さに居ついてしまった。 貴族の血筋だが、本人の口からは出ない。アイリスの出自を知るのは一部の者だけである。 話しかけるが、聞く側に立つことが多い。 容姿は所謂『男の娘』という類のもの。 色白で金髪と空のように蒼い瞳を持つ。容姿と相まって性別の判別は難しい。 水を被れば性別が反転するため、本当に性別が分かりにくくなるが、女性時は言葉尻が柔らかくなり、幾分か子供らしさも見せるのが特徴。 交友関係は行動範囲は狭いながらも浅く広く。 種族を問わず知り合いが多く、同族ということで吸血鬼達とは深い付き合いをしている。 女性との付き合いが多い面が見られることが多いが、同性の友人がもっと欲しいというのは本人の言。 AGカフェのカウンター席で何かをしている姿がよく見られる。 Skill 魔眼『名称不明』 アイリスが保持する『切れやすい線』『切れる線』を視る魔眼。能力行使の際それぞれ赤・虹に瞳の色が変わる。 『脳のチャンネル』を変えた時(=瞳の色が変化する時)が能力使用時に該当するため、能力の発動時が分かり辛い。 +【能力詳細】 『線』は『脳のチャンネル』から『目』を通して視えるものであり、なぞるだけで結果が現れる。 能力発動の際は瞳の色が変化し、アイリスの視界は線に覆われる。少しづつだが成長を続ける特殊な魔眼である。 この魔眼の存在のせいで多くの吸血鬼が持つ『魅了の魔眼』がアイリスには存在しない。 赤い眼は『切れやすい線』が視え、線に沿って切る事によってその部分を傷つけることが可能である。 線の太さにより、傷付ける度合いが変化する。なぞる線が細い程、深く鋭く傷つけることが可能だが、切断は出来ない。深さはどうであれ、飽くまで傷つけるだけである。 虹の眼は『切れる線』が視え、線に沿って切る事によってその部分を切断することが可能である。 『切れる線』をなぞってやれば『切断』される結果を生み出す。余りにも綺麗に切断されるため治癒・再生が早く済む。 武術の嗜み 物心ついた頃、この少年の母と叔母に教えられた武器の扱い方。 流派の名すら本人は知らない。身につけたのは基礎程度である。 現在、萌葱アテナを師と仰ぎ格闘術の基礎の突きから習得しようとしている。 魔術行使 一族に伝わる魔術と呼ばれる術を行使する能力。 日常生活の補助するものから戦闘用のものまで幅広い術式が存在する。 アイリス自身は中レベルまで行使可能だが、短剣を触媒に利用することで威力を上げることも可能である。 威力を上げることは詠唱を長くする必要があるため、威力を上げようとするならそれだけ長い詠唱時間が必要になる。 アイリスの実力では無詠唱での行使は不可能である。 魔眼の性能が上がればあがるだけ魔術の性能が落ちていく。 眷属行使 コウモリを使役出来る力と、コウモリを呼ぶ力が複合されたもの。 アイリスの血液を飲ませることで使い魔にも出来るが、使い魔にしても戦闘能力を持つことは無い。 アイリスに情報を伝えることのみが可能となる。 情報といっても非常に大雑把なもので、大きな出来事を知らせるかどうかのレベルである為情報収集には使えない。 『自動書記』等の何かを媒体に挟む術式を通す場合や記録媒体に残す場合、ミミズが這ったような記号にしか見えないものが残る。 黄金律 人生においてどれほどお金が付いて回るかという宿命。 母から受け継いだスキル。生まれながらにして大金持ち Equipment 短剣アイリス 刃渡り約30cm 装飾は柄の中心に家紋、柄頭には菖蒲が描かれている、真っ直ぐで両刃のもの。 家紋が有るため、儀礼剣寄りの武器。 材料は『オリハルコンと云われるもの』と母と叔母とアイリスの血液、アイリスの肋骨。 アイリスの血液と肋骨で、アイリスと短剣の繋がりを『強固』にしている。 母と叔母の血液は、魔術的側面から『切り裂く為の剣』と『護るための盾』の加護と、魔術行使の際バックアップを行う。 +【使用を限定する武器】 短剣エゼル 刃渡り約30cm 材料は『ダマスカス鋼らしきもの』を使用。祖国から素材を取り寄せ、銃寺森クロスに作成依頼をして誕生した短剣。 自身の名を関する短剣と重さと重量配分を同じにしており、取り回し自体は慣れている短剣と変わりはしない。 目立った装飾は無いが、美しい木目状の模様を消し去るように剣身にびっしりと刻まれた禍々しい紋が装飾代わりとなっている。 紋の効果は『痛覚倍増』 この術式が乗る武器で斬られると、傷口から術式が流され強制的に痛覚を過敏にさせる。 衣擦れや風を受けても痛みと感じさせるようにすることが出来る。 『痛覚を鈍感にさせる』術式等、痛覚を感じさせなくするような術式でマイナス補正を加えることが出来る為、重ねがけで効果を大幅にダウンさせることが可能。 闇祓騎士団対策に作成した為、使用は闇祓騎士団限定。武器の名はアイリスの実家がある世界の古語『呪い』から。 Another 空間操作 受け継いた技能。時が止まった倉庫。 現在、自分専用の空間を開き物置にする程度しか出来ない。 二本の短剣もこの中にある。 黒い羽根 父から教えて貰った魔術。点から点へ移動する、現代でいう『空間転移』と呼ばれる魔術。 父の魔術に自己流の改良を施した。 しかし、改良の結果の代償が『自宅の何処に行き着くか分からない』ところ。基本的に外出先から一夜城への一方通行である。 使い魔キルリス 魔改造された元黒猫現使い魔。 黒猫の成猫サイズでありながら、中身と人格は古龍という不思議な使い魔 最大の特徴は蒼と紅のオッドアイの瞳 銃寺森クロスの血液 完成した短剣エゼルを受け取りに行った際に銃寺森クロスの血液をグラスに入れ飲まされたもの。 口に入った以上、吸血鬼としての本能でグラスを空にした。 飲んだ直後は何も影響を与えなかったが、どのような意図でアイリスに飲ませたのか、どのような効果を齎すのか、今後どのような影響をあたえるのか。 それらすべてが不明である。全てを知るのは銃寺森クロスのみである。 飲血 吸血鬼としての本能とも象徴ともいえるもの。 必要な際は、吸血のように一部だけを貰うのではなく対象の体を巡る血液を全て飲み尽くす。 身内の血液を飲み尽くした時に限り、何かしらの結果が現れる。 一部の吸血鬼に見られる『吸血した相手の能力』は使えるようにならない。 +【真祖の吸血鬼】 真祖の吸血鬼 生まれながらにして吸血鬼である。生きる吸血鬼。 吸血鬼に噛まれ吸血鬼化した者、後天的な者との決定的な違いは『吸血鬼の弱点』とされるものに対し、個体差はあれど、ある程度の耐性を持つことである。 アイリスの属するルズィフィール家は古くからヒトのように婚姻し、子を設ける『家』制度を持つ少ない家系の一つ。 ある事情により血を吸う相手は限りなく少ないが、その質は非常に良いものであるため血を吸う機会は少なく、一般的な吸血鬼像と比べて吸血鬼らしくないとも言える。 中の人の独自設定である為、参考にならない。 +【性別の反転】 性別の反転 ある時、ある人物を驚かせるために薬を煽る。 それ以降、水を浴びれば女性となる体になる。スタイルは上から87・55・86となる。 ただしアイリスは女性になってしまうことを想定していない為、下着の類は持ち歩いていない。 Details 指輪 左手薬指にはめられている指輪。吸血鬼としての力を封じるもので、指の肉に食いつくように『返し』がついている。 この指輪がなければ日常生活を送るのは困難なものとなる為、余程の事がない限り、外すことはない。 今の処アイリスは付き合っている人物はおらず、未婚である。 指輪をはめる意味は『種族特性(再生能力・怪力・吸血衝動)』を抑制するため。 何故左手薬指なのか。その理由を聞いてもはぐらかされ今に至るのである。 再生能力や吸血衝動を殺すことに力の7割を要している為、怪力は完全に殺しきれていない。その為に、アイリスは常人より遥かに優れた身体能力を持つ。 2010/07/11 プロフィールの加筆修正。スキルに『女性時の魔眼』・『飲血』を加えた。 2010/12/05 髪の長さを修正。魔法行使の欄に加筆。 2012/01/24 使い魔キルリスの項を追加 2012/06/28 プロフィール・能力を加筆修正、相性を追記。役職を一夜城城主に修正。武器を追加、魔術行使に加筆。ディテールに吸血鬼としての弱点を記載 2014/01/27 大幅編集。基礎データの修正。プロフィールの修正。スキルの編集。装備品欄を新設。アナザー欄編集。ディテイル欄の編集。 2014/03/02 プロフィールを編集。『能力詳細』『使用を限定する武器』『真祖の吸血鬼』『性別の反転』の欄を隠すようにする。
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『でぱーちゃーだどぉ』 8KB 観察 自業自得 日常模様 捕食種 自然界 現代 独自設定 3作目 れみりゃ、ゆっくりの中でも翼をもち、大空を翔ることのできるゆっくりである。 空から捕食対象を襲い捕食するそれは、抵抗する手段を持たない通常種からは、 自然の驚異や、虐待鬼威惨たちと並び、生命を脅かす物として君臨していた。 ゆっくりが出現してからというもの、その存在はあるところでは 人間の驚異になるものと認識されていた。 ここは森の中、近くには人間のテリトリーがあるが、そこは柵で覆われていて ゆっくりは侵入することができず、たまに山狩りがあるが、ある程度生かされていた。 そういうところには、捕食種であるれみりゃが蔓延るのも当然であった。 それに、れみりゃは木の上や洞窟といった人の見えないところに巣を作るため、 駆除しても仕切れないでいた。 そこに住む、胴付きのれみりゃ親子が今回の主人公・・・ 時間は夜、れみりゃたちの活動時間である。 「う~、きょうもいちだんとかりすまにみがきがかかったんだどぉー!!!」 「まんまぁ~、れみぃもおどるんだどぉー」 れみりゃ親子2匹が夜の醜いダンスをドテドテと踊っていた。 「いっぱいおどったら、おなかがへったんだどぉー、ぷっでぃ~ん☆がたべたいんだどぉ」 「れみぃも、ぷっでぃ~ん☆ほしいんだどぉ」 「でも、どこにあるのかわからないんだぉー、ぷっでぃ~んはどこにあるんだど?」 「まんまぁー、まえにれみりゃおばさんがいっていたところにあるんじゃないのかどぉ~?」 れみりゃおばさんとは、親れみりゃの姉で、ぷっでぃ~んがあるといって人間のテリトリーへ入っていき、 かえってこないれみりゃである。 「おちびちゃんはてんさいなんだどぉ~、やっぱりれみぃのこなんだどぉー!!! おねぇは、いまごろぷっでぃ~んをまんきつしているんだぉー」 帰ってきていない=ぷっでぃ~んを食べてゆっくりしていると妄想するれみりゃ親子。 どこまで餡子脳なのだろうか・・・ 「でも、あそこはなんだかうるさいんだどぉー?」 「あちびちゃん、『ふらんのすにいらずんば、あまあまをえず☆』なんだどぉ~ ぷっでぃ~んはくろうっしないととれないんだどぉ!!!」 「そうなのかどぉ? れみぃはやるときはやるんだどぉー」 れみりゃ親子は勘違いしている、なぜ他のれみりゃが帰ってこないのかを・・・ 「なら、ぜんはいそげなんだどぉーおちびちゃん!!!」 「うー☆ぷっでぃ~んまっているんだどぉー」 そして、れみりゃたちは入っていく、人間のテリトリーへと・・・ 「うー☆うー☆ぴかぴかがきれいなんだどぉぉぉー!!! ここはひろいから、れみぃたちの☆だ・ん・す☆ぱれすにするんだぉ」 「ここにはきっと、ぷっでぃ~んがいっぱいあるんだどぉー」 夜の人間のテリトリーは、自然にはない人工燈で煌びやかな様相を呈していた。 それに惹かれるれみりゃ親子。 「れみりゃたちはここでゆっくりしていればいいんだどぉー そしたら、めしつかいがぷっでぃ~んをけんじょうっしてくれるんだぉぉ~」 「まんまぁ~、ぴあぴかがれみぃたちをてらしてくれているんだどぉー ここなら、れみぃのおどりももっとかがやくんだどぉ☆」ドテドテ 居もしない召使いに、要求をだす親れみりゃ 人工燈を自分たちを照らすスポットライトだと思いこみ、またもや醜いダンスを踊り出す子れみりゃ 「でも、なんだかここはすこしうるさいんだどぉー」 「おちびちゃん! しんのかりすま☆はもんくばっかりいっちゃいけないんだどぉー!!! ここは、がまんっするのが、しんのかりすま☆ってもんなんだどぉ☆」 「それもそうなんだどぉ~、れみぃはかりすま☆だからがまんしてあげるんだどぉー」 まわりのリスクなど考えずにしんのかりすま(笑)などとほざくれみりゃ親子。 ゴォーーーっと騒音がなるにもおかまいなしである。 「まんまぁ~、あのぴかぴかたちがこっちにくるんだどぉ?」 「あれがめしつかいなんだどぉー、ぷっでぃ~んをはこんでくるんだどぉー☆」 「ぷっでぃ~ん、ぷっでぃ~んっだどぉ~、れみりゃ☆う~☆」 ゴォォォォーっと轟音をたてながら近づく召使い(笑) 「あの、めしつかいうるさすぎるんだどぉー!!! れみぃがちょうきょうっしてやるんだどぉ!!!」 「おちびちゃんは、やっぱりかりすま☆なんだどぉー!!!」 「かりすま~☆かりすま~☆かりすま~☆」パタパタ 有りもしない召使いを調教してやると張り切るれみりゃ親子。 そして、調教しようと召使い?に近づこうと飛んでいく子れみりゃ。 だが、轟音を轟かすそれも近づいてくる。 「れみぃのおしおきをうけるんだどぉー そしてぷっでぃ~んをけんっーーーーーーう゛あああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーー」 「おぢびぢゃああああああああああんんんんんんんんんんんんんんん!!!!!!!!!!!!!! どうぢぢゃっだんだどおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ????」 いきなり、おちびちゃんが悲鳴をあげてきえてしまった? なにがおきた? と足りない頭で思考する親れみりゃ その間、1秒ほど こんどは召使いはこちらへ向かってくる・・・ しかし、逃げられない、否、逆にそれに引き付けられている・・・ 「こっぢにぐるんぢゃないんだどおおおおおぉぉぉぉーーーーーーー あっぢいげえええええぇぇぇぇぇーーーーーーー」 しかし、そんな願いなど叶わない、近づいてくるぐるぐる・・・ そしてその時はやってきた・・・・・・ 「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーーー ざ ぐ や゛や゛や゛や゛ぁぁぁぁぁー ー ー ー ー ー ー」ゴシュッボウッ 居もしないさくやに助けを求めるも虚しく、ぐるぐるの中へと消えていくれみりゃだった・・・・・・ ビーッビーッビーッビーッ 『キャプテン、ゆードストライクです!!! 左エンジン停止!!!』 『RTO(離陸停止)!! RTOだ!! まったく、まったく馬鹿だなゆっくりってやつは!!!』 『おおかた、胴付きのれみりゃでも吸い込んだんでしょうね あいつら馬鹿だから、滑走路の光につられてやってくるんですよ』 『管制にクリアランスとっといてくれ』 『ラジャ! ANKO Air 036 Yukkuri was strike now・・・』 『まったくお客様に迷惑がかかちまうな』 『山でもストライクが増えましたねー、昔は海鳥が多かったものですが』 『はぁ~ついてないんだどぉ~』 『キャプテン! れみりゃの物真似なんかやめてくださいよ~、冗談じゃないですって』 『すまんすまん、まぁ大事にならなくてよかったじゃないか あ、キャプテンに反抗したからお前お客様への説明よろしくな!!!』 『どぼぢでぞうなるのおおおおぉぉぉぉぉ?????』 そう、ゆっくりが出現して以来、人間への驚異となる問題がゆードストライクである。 バードストライクのゆっくり版であるが、その大きさや重さ、鳥の被害に比べ 重大なインシデントを引き起こす可能性があるのだ。 エンジンに胴付きが吸い込まれでもしたら、ファンブレードの何枚かが逝ってしまうことがあるのだ。 それにれみりゃの肉餡がこびりつき掃除も大変だ。 金はかかるわ、掃除は大変だわで近年航空業界を悩ませている。 ファンブレードは1枚50~80万程度、かなりの損失である。 付近の森を伐採したり森ののゆっくりを根絶しようにも、環境団体やゆーしぇぱーどなどが邪魔をしている。 ゆードストライクを減らすにはまだ時間がかかりそうだ・・・・・・ 『フライトデッキからお客様へお知らせです 当機はゆードストライクにより、エンジンに不調が生じたため離陸を取りやめ ブリッヂに引き返すことになりました ご迷惑をおかけしてもうしわけございません 代替機にて再出発いたします 準備をいたしますのでしばらくお待ち下さい ゆっくりラウンジにて、ゆっくりを準備しておりますので、ストレスの発散にご活用ください 本日もANKO Airをご利用ありがとうございます。ヒャッハァ-』 副操縦士がアナウンスをする。 お客たちは仕方ないとあきらめ、準備されたゆっくりを虐待することで、遅れのストレスを発散するのだった。 これは餡子航空が考え出した特典である。 しかも、企業ということで虐待道具も高級品がそろえられるため餡子航空は虐待鬼威惨たちには人気なのである。 『ジェットエンジンで焼いてやる!!!ヒャッハァァ』フォォォォォンン 「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 ジェットエンジンで焼かれる物 『チタァァァンンンブレイドォォォォ』パカッ ダメになったファンブレードから作られた、鋭い刃物で強制おたべなさいされる物 『タッチィィィーーーアーーーンドゴオオオォォォォ』オソラッ…ユベッ…オソッ… 旅客機のタッチアンドゴーのように地面にぶつけられ、持ち上げられを繰り返される物 『お前らのっ! ユベッ せいでっ! ユゲッ 商談に! ドボヂデ… 遅れただろうがぁぁぁ! ビリッ』 商談に遅れるとか愚痴をこぼすもスーツを餡で染めるサラリーマン このように空港のゆっくりラウンジには悲鳴が轟くのであった。ヒャッハー おわり 読んでくださりありがとうございます。 誕生日おめでとうございます餡庫さん!!! 『だどぉ』が自分の中でゲシュタルト崩壊した! 前作の『人間が消えた世界のゆっくり』で原発がでなかったのは 制御不能になる前にゆっくりは全滅することを表したかったからです。 人が消えても、福島みたいになるんでしょうかね? 放射能を浴びたゆっくりはどうなるんでしょう?うつほに進化するのかなー anko4055 森の恵みは・・・ anko4056 人間が消えた世界のゆっくり
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第7回SRC学園シナリオコンペ 作者:SRC学園のなかまたち 配布URL:http //mayr.hp.infoseek.co.jp/Conpe7.html サイト名: 屋根裏の裏 文責者:マイヤー 掲載日:2010/03/27 記事URL:http //d.hatena.ne.jp/Mayr/20100327 感想本文: 【聖乙女に行こう!】 製作:回天さん というわけで今回のコンペの一番槍、回天さんのシナリオ。 聖乙女学園に入学したいとある生徒が、そのための試練に合格すべく奮闘する……と、内容は非常に直球。 作品の長さも短めで構成も非常にオーソドックスではあるのですが、 全体的につくり込み要素が高かった今回のコンペの中で、 シンプルな、お題に即したシナリオで勝負というスタイルは前回と同様評価されるべきだと思います。 欠点としてはこれ非常に指摘が多くなるかと思うんですが、 多少学園に触れているプレイヤーにとってはオチが読めてしまう事。 主役のみこと自体が学園内外でかなりメジャーな存在なので、 そうした予想を裏切るもう一手がほしかった気はします。 とはいえキャラクターの描写や全体のテンポに関しては良好。 シーンの盛り上げ方、自分なりの描き方を心がけると更に質のよいシナリオが作れるんじゃないでしょうか? シナリオ:☆☆☆☆ ギミック:☆☆☆ お題反映:☆☆☆☆☆ 【双姫剣舞】 製作:Philoさん 判定を下す側から『合格』を描いたシナリオ。 治安組織『姫士組』の長、伊佐美千佳が本当にその職に相応しいかどうか判断すべく、 監査役の神楽千歳がひそかに彼女を審査する、という内容。なるほどこれは巧いやり方。 主役を見る立場の人間=プレイヤーとする事で、非常に感情移入しやすくなってます。 登場キャラクターが非常に多い中で、焦点をしっかりこの2人に絞れるのもグッド。 また氏の作品の特徴として芝居がかった台詞回しがあげられると思うのですが、 学生ながらに武闘派路線の彼女らにはこれがよくマッチしてると思います。 全体の作りに関しては文句ないのですが、気になったのがラストでぽっと登場した市山さんの存在。 重要な総括シーンを突然プレイヤーの視界の外から入ってきたキャラでやるのは、 話の説得力からしても少々疑問があります。キャラクターの描写から『この人がこう言うならそうなんだな』と 出来るところを、何故そうなのかを説明するために文章量が多くなってしまう欠点もありますし。 ……と言いつつもおまけにはこの人をチョイス。いや、性格的に使いやすいんで。 シナリオ:☆☆☆☆ ギミック:☆☆☆ お題反映:☆☆☆☆☆ 【刹木さんがんばる】 製作:千早神牙さん 合格と見せかけてバレンタインという、斜め上の時節ネタ。 このバカップルが!! と叫ばずにはいられない、そんなシナリオでした。 起点から終点まで終始ニヤニヤしかねないラブコメをストーリーベースに、全力でギミック勝負に出てます。 料理オンチの少女刹木が2月14日までにチョコを作れるくらいに成長すべく行動を起こすんですが、 そこからは全て作成パート、研究して収集して実際に作ってみて、と全てがプレイヤーの選択にゆだねられます。 故に、ラストは当然マルチエンド。でも全部が全部ニヤニヤ物なのはなんでなんだぜ。 欠点らしい欠点は殆どないんですが、収集品ややれる事の総量に比べて エンディング数が松竹梅の3コースなのは少々残念といえば残念な様な、 けれどコンペ提出物としては丁度いい様な……とまぁ複雑なところ。 裏を返せば非常に面白かったという事なんですがね。 後はお題がおまけ程度なので、そこが惜しかったですね。よい意味でも悪い意味でも一点特化シナリオだといえるかも。 とはいえシナリオの方も起承転結しっかりしてて会話も楽しく読めたりと、作者氏の地力の高さが伺えます。 あとおまけといえば、あの規模の戦闘であのレベルのアニメ演出はあれです、やりすぎです。 だがそれがいい。 シナリオ:☆☆☆☆ ギミック:☆☆☆☆☆ お題反映:☆☆ サイト名: 屋根裏の裏 文責者:マイヤー 掲載日:2010/03/30 記事URL:http //d.hatena.ne.jp/Mayr/20100330 感想本文: 【エンジ色のエポック】 製作:和光佳清 教師を続けるべく、13年前の自分を矯正するという試験を受ける事になった主人公、裕美。 しかし彼女が出会った過去の自分は、まるで記憶とはかけ離れた学生生活を送っていて……と、 主役キャラの固有設定を生かしたタイムトラベルモノのノベルゲー。ついでにマルチエンディング。 1stプレイではなんとかトゥルーエンディングにたどり着きました。 シナリオ自体はお題をしっかり意識したテーマで、タイムトラベルという設定を生かした話の運び方も面白いです。 Talkでなく画像による手紙の描写がそこに華を添えます。 『裕美』という存在の保全=合格、そんな声が各種バッドエンドや描写の端々に見え隠れしてたり。 少々惜しいのは現在の裕美の教師という職業に対しての想いをもう少し掘り下げていってほしかったところでしょうか。 それやるとどう考えても時間が足りないので仕方のないことでしょうか。 他には途中若干状況が分かりづらい場面があった事。手紙であれだけ手が込んでたので、 ここは表を描画して何かしら分かりやすくしてほしかったかも。 さて、特筆すべきはやはりインターフェース。シンプルながら1ヶ月で作ったとは思えない出来です。 右クリ早送り時、若干フェードアウトが遅くなるのが気にはなりますが、 それでもシナリオの雰囲気によくマッチしてます。 ともあれ、全体として見ればとてもよく出来たノベルゲーでした。 SRCのギミックと作者さんの独自性、そして実力が良く出ていたかなと。 シナリオ:☆☆☆☆☆ ギミック:☆☆☆☆☆ お題反映:☆☆☆☆☆ 【桜散る季節に人を妬むということ】 製作:俳諧さん 毎回独自の路線をひた走る俳諧さん作。 今回も合格という明るい話題を敢えて逆の方向に捉えた面白い作品でした。 主役の賽が学園に合格した経緯を彼女の回想という形で綴っているわけですが、 そこに期待や希望なんてものが一寸も存在しません。 作中、終始彼女は善悪両方の『能力者』の掌の上で転がされる憂き目に会います。 そんな境遇こそがこの作品での能力者と一般人の関係そのものといったところでしょうか。 また賽や他の一般人にしても、明らかな偏見や過剰な恐怖心がちらほら見られるというか、 いや、このシナリオ独自設定かもしれませんが、 公式に当てはめると明らかにあり得なそうな状況をさも奴らはそうするみたいな形で描いてる点が。 狙って書かれているならこりゃ大した物です。 ギミックに関しては今回周囲の作品と比べると地味目で、相対的に評価は落ちてしまうかもしれませんが、 皆さんこれが基本的なSRCシナリオだってのを忘れないでください……と言いたくなったり。 まぁそれを差し引いても、作中描写で光る細かな技の数々、 『望まぬ合格』という今回誰も目を付けなかった点に着目した氏の独自性は尊敬に値します。 今後もこういう路線の作品を期待してます。 シナリオ:☆☆☆☆☆ ギミック:☆☆☆ お題反映:☆☆☆☆☆ サイト名: 屋根裏の裏 文責者:マイヤー 掲載日:2010/04/03 記事URL:http //d.hatena.ne.jp/Mayr/20100403 感想本文: 【最果ての楽園にて】 製作:パンさん 既にすっかり常連さんなパンさんのシナリオ。 毎回高レベルの刺客を送り込んでくる氏ですが、今回も良い意味でやられました。 後述する演出技術の高さもそうなのですが、特に眼からうろこだったのが舞台設定。 乱暴な言い方をすれば、雑多な学園の設定を一度全部取っ払っての作品作り。 結果として初見さんが設定に煩わされる事もなく、純粋にドラマに入り込んでいける方法をとってます。 このタイプの欠点として本来の舞台が持つ『らしさ』が失われてしまうという点が挙げられるのですが、 だからこそでしょうか、今回は驚くほどまっすぐな王道ストーリー。 また前々回の『7thDay』や前回の『テメェら全員死刑!』などの伏線や設定をふんだんに使ったシナリオと比較すると面白いです。 主人公サクヤの成長をしっかりと描写し、チテイ人達との交流も頬が緩むくらい和やかに、時に切なく。 そうしてプレイヤーを引きずりこんだ末に、その全てを収束させた上で提示される結末は素でほろりといきそうになったとか。 さて、上記のようにシナリオ面は非常に優れているのですが、 それを2倍にも3倍にも面白くする氏のお家芸、ギミックに関して。 今回の印象を一言で言うと『豪華』。 短~中編くらいのシナリオで使う量の画像演出を一話そのためだけに突っ込んだ、そんな感じです。 その上でシーンを分かりやすくする細かな演出も利いてたりと、描く事と組む事両方の技術を持ちえた人が、 本気を出すとこうなるよ、という見本じゃないでしょうか? とどめにエンディングのBGM。恐らくはこれを持ってくるために色々と奔走されたと思うのですが、 それだけの価値はあると思います。作品の質に負けず劣らずです。 お題に関しては他より更に『成長』が前面に押し出されているような感覚はあったのですが、 『合格』の象徴たる『桜』をうまく使ってるなぁと、細かな点で感心してしまいました。 総括するなら、あえて様々な部分をおまけ程度にとどめ、見せるべき物を絞って叩きつけた作品。 その威力はプレイして肌で感じるべし、といったところでしょうか。 シナリオ:☆☆☆☆☆ ギミック:☆☆☆☆☆ お題反映:☆☆☆☆ 【総合格闘武術能力大会】 製作:狼二世さん 総『合格』闘、つまりはそういう事だ。 比較的キャラ数を詰めた印象のある今回のコンペ作品の中で、唯一といっていいお祭りゲーを持ってきてくれました。 大会を勝ち上がり、味方を増やしつつ名を挙げろ! 分岐もあるよ! ……と、 ある意味コンペの締めくくりとしては上記の【最果て~】と別方向で双璧をなす作品だったと思います。 ワイワイガヤガヤ多種多様なユニットを扱う、単純な楽しさがありましたね。 その分某スパロボの様に主役周りの動きは控えめなのですが、それでも見せ場で活躍したり、最初と終わりをきちんと展開したり、 結構お題に即したドラマが展開されていたと思います。コンペ作品のモブ顔は本当にダークホースです。 欲を言えば戦闘メインのシナリオだったので、名前だけでなく能力に関しても数種選択できる方式が欲しかったかも。 それと若干の難易度調整が欲しかったでしょうか。治安組織の騎士団より情報屋の広耳堂がユニット的に厄介なのはなんなんだろう。まぁ、これを作者さんに言うのは酷ですが。 ともあれ、どうしてもシナリオ面の構築が難しくなりがちなこのテのお祭り作品で、 ドラマもやりつつ騒ぎつつ、と結構良いトコ取りの作品でした。 特化された部分はないものの良いレベルでまとまっていたと思います。 あと製作事情の話になりますが、最終日の修羅場は本当にお疲れ様でした。 シナリオ:☆☆☆☆ ギミック:☆☆☆☆ お題反映:☆☆☆☆ 【???】 製作:??? 作品名は敢えて隠します。締め切り当日に製作を始めたという某氏が滑り込ませてきたブツ。 蓋を開けた瞬間、いい意味でこの人馬鹿だと思いました。 多くを語る事はしませんというか、出来ません。そういう作品故におまけという位置づけにしたのですが、 恐らくプレイした方ほぼ全員が驚愕したんじゃないでしょうか。 未プレイの人は他作品をクリアした後、インデックスを探してみてください。 多分想像通りだったという人はいないはず。 いや本当に予想だにしない作品でした。ちなみに僕は216秒で。 シナリオ:☆ ギミック:☆☆☆☆☆(☆) お題反映:☆☆ 総括: さて、以上でコンペ作品全ての感想を書き終わりました。 今回は非常にかぶりが危ぶまれる内容ゆえに、直接的なお題の使い方は少なかったように感じます。 ある種『成長』というのが一番テーマとして相応しかったかもしれません。 とはいえ多種多様なアプローチ、総じて質の高いシナリオの数々。 プレイヤーを楽しませる、驚かせるというゲームの本質を考えれば大成功と言える回だったと思います。 また、個人的に嬉しかったのは学園在住者の、特に最近シナリオをリリースされ始めたお2人が参加してくださったこと。 現在学園ライターとしては一段落といったところの僕ですが、 後続の人々の活躍というか、こういうものを開催し続ける意味というものを再認識できました。 なんだかえらそうな話になりますがね。