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「行ってきます」 ただ広いだけで何の温もりも感じさせない家を出る。 今日は雨が降りそうだ。 傘、持って行かなきゃ。 「斉藤」 「はっ」 執事の斉藤は、名前を呼んだだけですぐに私の求めるものをくれる。 だけど、そんな斉藤でも私が一番欲しているものは与えてくれない。 斉藤から傘を受取ると、私は重いカバンを肩に引っ掛け歩き出した。 ――――― ―― 駅に着いた途端、待っていたように雨が降りだした。 私は電車が来るのを待つ間、携帯のメールボックスを確認した。 誰からもメールは届いていない。 雨の中を走ってきた電車に乗り込む。 いつもは朝の通勤、通学ラッシュを避けて乗っているので比較的空いている電車は、 今日は雨の日のせいか、人が多くて混んでいた。 混みあった電車に乗るのは初めてで、すごくわくわくした。 だけど、電車を降りると慣れていないせいでひどく気分が悪くなった。 まだ始業の時間まで少しある。 少し休んで行こうかな。 駅の改札を出たところにあったベンチに腰掛けた。 その時、「ムギちゃーん!」と声がした。 「唯ちゃん!」 「ムギちゃん、おはよう」 見ると、唯ちゃんが息を切らせながら私に駆け寄ってきた。 背中にはギターケースを背負っている。 「ムギちゃん、どうしたの?学校行かないの?」 「ううん、ちょっと電車で酔っちゃったみたいだから休憩してたの」 「え!?大丈夫!?」 唯ちゃんは私の言葉に驚いたように言って飛び退いた。 私が「唯ちゃんの顔を見たら平気になっちゃった」と冗談交じりに言うと、 「ほんとー?」と嬉しそうに笑った。 「でも、本当に無理はしちゃだめだよムギちゃん」 「えぇ、大丈夫」 「そっかー。それじゃあムギちゃん、一緒に学校行こう!」 私が頷くと、唯ちゃんは元気に歩き出した。 私もその後に続く。 少しだけ、冷たかった心が温かくなった。 誰かに本気で心配される。 それだけで、こんなにも嬉しくなる。 私は朝が苦手だった。 誰も居ないような家を出て、一人で学校へ向かうことが、寂しくて仕方なかった。 車での送り向を断ったのは私だけど、それでも一緒に登下校する他の子たちを見て 羨ましくなった。 それに何より、私には送り出してくれる家族がいることが羨ましかった。 私は、家から送り出してくれたり、帰りを待っててくれる家族がいない。 だから、なんだと思う。 私が「愛して欲しい」「愛したい」と思うようになったのは。 「あ、そうだムギちゃん」 突然、唯ちゃんが立ち止まって振り向いた。 ぼーっとしていた私は、唯ちゃんを追い越しそうになって慌てて足を止めた。 「なに、唯ちゃん?」 「ムギちゃん、何か考え事でもしてたの?悩み事?」 唯ちゃんが心配そうに眉を顰めて訊ねてきた。 「えっと……」 「ずっと前から思ってたんだけど、ムギちゃん、朝はあんまり元気ないよね?」 吃驚した。 朝の私はそんな風に見られてたのかな。 確かに、教室に着くまで私は暗い顔をして歩いてるって自分でも自覚していたけれど。 「低血圧、かな?」 「えー、絶対違うよー!低血圧の人はもっと不機嫌そうなんだもん!」 唯ちゃんはそう言うと、私の顔を覗きこんできた。 「ゆ、唯ちゃん?」 「ムギちゃん、絶対に何かあるでしょー?」 その顔は、ただの好奇心や何かと違って、本当に真剣で、思わず目を逸らしたく なった。 「……ちょっと寂しいから、かも……」 私は小さな声で答えた。 本当はもうちょっと違うけど、嘘ではない。 「寂しい?どうして?」 唯ちゃんが、きょとんとしたように訊ねてきた。 私はそっと足を後ろに踏み出して近過ぎる唯ちゃんから少し距離をとる。 「一緒に学校、行く人がいない、からかな」 私はゆっくりと考え込みながら言った。 これも間違っては無い。 「あ、そっかー!ムギちゃんは電車通学だもんね!」 と唯ちゃんが納得したように声を上げた。 「え、えぇ、そうなの」 「それじゃあ私、明日からムギちゃんと一緒に学校行くよ!」 「え!?」 「あれ、だめかな?」 私が驚いて声を上げると、唯ちゃんが困ったように首を傾げた。 私は慌てて首を振る。 「そ、そんなことはないけど……でも唯ちゃん、いいの?」 「いいよー!最近憂ね、あずにゃんとか純ちゃんと一緒に行ってるし、ちょうど 私も一人だったんだー!」 だから一緒に行っていい? 唯ちゃんは確かにそう言った。 私は頷いた。嬉しかった。 「えへへ、それじゃあムギちゃん、今日は走ろうか!」 「え、どうして?」 「学校、遅れちゃうよ!」 時計を見るとあと少しでチャイムが鳴る時間だった。 立ち止まって話していた私たちは、走り出した。 朝、いつも重い身体が、今日は軽かった。 ――――― ―― 少しだけつまらない授業も、今日はなんだか楽しくて仕方がなかった。 早くお茶したいなあ、なんて考えていると、あっという間に時間が過ぎていく。 気が着けば、放課後のチャイムが鳴っていた。 私はカバンを持つと立ち上がる。 「ムギちゃん、一緒に行こ!」 教室を出ようとすると、唯ちゃんが追いかけてきた。 私たちは並んで歩き出す。 「今日のお菓子はなーにかなー?」 「なーんでしょう?」 二人で言葉に節をつけふざけながら歩く。 唯ちゃんは、鼻歌まで歌い始めた。 「あ、私の恋はホッチキス!」 「えへへ、せーかい!」 「やった!」 何の曲かが当たって、喜びながら部室に入る。 そこは私の大好きな空間が広がっていた。 「おーっす、唯、ムギ!」 「遅いぞ」 「こんにちは、唯先輩、ムギ先輩」 りっちゃんが、澪ちゃんが、梓ちゃんが。 皆がいる。 私は唯ちゃんと顔を見合わせると、弾む心を抑えながら皆の元へ歩き出す。 「ねえねえりっちゃん澪ちゃん!これすごくない!?」 「おぉ、すげーなあ!」 「そんなことはどうでもいいだろ、梓、練習しよう」 「あ、はい」 四人の会話を聞きながらお茶を淹れる。 幸せで贅沢な温かい時間。 私はこの中には入らない。 違う、入れない。 「あずにゃーん」 唯ちゃんが梓ちゃんに抱き着いた。 りっちゃんが澪ちゃんに叩かれる。 あ、いいな。 いつも思う。羨望と、そして少しだけ、感じる妬み。 お茶を淹れて持って行く。皆はそれを待っていましたとばかりに熱いそれを 喉の奥に流し込んでいく。 私は見ているだけで、この輪の中には入れない。 だって、それだけで充分なんだもの。 でもね、何でだろう。今日はちょっとだけ、苦しい。 朝唯ちゃんに少し自分の気持ちを話してしまったせいだろうか。 ぎゅっと胸に手を当てる。こんな気持ち振り払おうと皆から目を逸らして俯く。 「ねえねえムギちゃん!」 突然、唯ちゃんがさっき梓ちゃんにしていたように私に抱きついてきた。 私は吃驚してしまい、持っていたティーカップから手を離してしまった。 「わ、ムギちゃん危ない!」 咄嗟に唯ちゃんが手を出して、ティーカップが落下するのは免れた。 けど、唯ちゃんの手に熱い紅茶が掛かってしまい、微かに手が赤みを帯びている。 「ご、ごめんね唯ちゃん!火傷してる!」 「えー、大丈夫だよこのくらい」 唯ちゃんはそう言って笑うけど、私は申し訳なくて、唯ちゃんの手を引いて 立ち上がった。 「とにかく、保健室に行って冷やそう!」 「う、うん……」 私の剣幕に驚いたのか、唯ちゃんは大人しく頷いた。 . 保健室には誰も居なくて、私は勝手に入らせてもらうと氷を探し出して唯ちゃんに 渡した。 「ごめんねー、ムギちゃん」 「私のほうこそごめんなさい。唯ちゃんに怪我させちゃうなんて……」 どんなことがあっても、私は誰も傷付けたくはなかった。 誰かが傷付くところなんて見たくなかった。 それが、心の傷でも、身体の傷でも。 「ムギちゃんのせいじゃないよ!」 「でも……」 「それよりさ」 唯ちゃんは、私の言葉を遮るようにして言った。 「ムギちゃん、やっぱり何か悩み事、あるの?」 「……どうして?」 訊ねると、唯ちゃんは「わかんないよ」と言って首を振った。 そして、「でも」と続けた。 「何となく、そんな気がするんだ。だって、伊達に三年間、ムギちゃんと一緒にいた わけじゃないもん!」 「……唯ちゃん」 「ねえ、ムギちゃん。私には言えない悩み?朝も聞いたけど、本当のこと、言えない?」 言えないよ、唯ちゃん。 そんなこと、言えない。 愛して欲しいって。愛したいって。 今まで隠してた家のこととか、そんなこと全部ひっくるめて説明するのが嫌なんじゃ なくって、ただそんなこと言って唯ちゃんに引かれるのが、嫌われるのが怖かった。 私が黙っていると、唯ちゃんは「ムギちゃん」と私の手を握ってきた。 「朝、言ってたよね。ムギちゃん、寂しいって」 「え……?……うん」 「もしかして、やっぱり寂しいの?」 唯ちゃんの目が、私を真直ぐに射抜く。 嘘を見抜かれそうなほど、真直ぐな目。 「あのね、今日ずっと考えてたんだけど……ムギちゃん、本当に朝登校する人が いないから寂しいの?」 「それは……」 「私ね、何でムギちゃんが寂しいのか理由がわかんないよ。わかったらムギちゃんの ために何かしてあげられるのに……」 唯ちゃんの顔が、見る見るうちに歪んでいった。 大きな瞳に、涙の粒が浮かぶ。 「唯ちゃん……」 握られた手を、私はぎゅっと握り返した。 自然と、言葉が漏れていく。 私は唯ちゃんに、話した。家のことも、自分の家族のことも。 「私ね、ずっとおかえりなさいって、お母さんやお父さんに言ってほしかった。 けど家にはほとんど帰ってこないから……会うことだって難しいくらい」 私がそう言って笑って見せると、唯ちゃんはまるで自分のことのように泣き出した。 「ゆ、唯ちゃん!?」 「わ、私もお母さんとかお父さんはよく家にいないけど……、憂がいてくれるし…… 何も知らなかった、ムギちゃんのこと……!誰もいないなんてそんなの、寂しいに決まってるのに……!」 唯ちゃんの頭を撫でながら、私が「でも、慣れてるから」と言うと、唯ちゃんは 「そんなのおかしいよ!」と首を振った。 「おかしいよムギちゃん……」 「唯ちゃん……」 唯ちゃんは泣き続けた。 泣けない私の代わりに。 やがて、優しい赤が保健室を染め始めたとき、唯ちゃんは涙を拭って 私を見た。 「ムギちゃん、家においでよ!」 「……どういうこと?」 「家、私や憂しかいないけど……でも、ムギちゃんにおかえりっていえるよ! ううん、私がムギちゃんにおかえりって言いたい!」 きらきらと輝く瞳で、唯ちゃんは。 私はどう返事したらいいかわからなくて、うんともううんとも言えずに唯ちゃんに 縋りつくように抱き着いた。 「ムギちゃん?」 「……唯ちゃん、私……」 「何も言わなくていいよ、ムギちゃん」 唯ちゃんの暖かな手が、私の頭をゆっくりと撫でていく。 それがとてもとても心地よかった。 . 「それじゃーな」 りっちゃんと澪ちゃんが、続いて梓ちゃんがそれぞれの家へ帰って行った。 いつもなら私も、梓ちゃんと同じ場所で反対方向に曲がって駅に向かうけど、 今日は唯ちゃんの隣をずっと歩いた。 「なんか新鮮だねえ」 「そうね」 唯ちゃんがそう言って笑い、私も笑い返す。 何度も来てるはずなのに、見える景色全部が新鮮で気持ちよかった。 家には「暫く唯ちゃんの家にお世話になる」と言って連絡しておいた。 「ムギちゃんムギちゃん!憂にメールしたらね、今日はご馳走作って待ってるって!」 「別に気遣わなくてもいいのに……」 「いいのいいの!憂の作る料理は美味しいよー!」 唯ちゃんは嬉しそうに笑いながら「楽しみだなあ」とスキップする。 私の心まで、いつも部室に入るときに感じるみたいに弾んでいく。 唯ちゃんの家の前に着くと、まるで見ていたかのように憂ちゃんが家から出てきた。 「お姉ちゃん、紬さん、お帰りなさい!」 お帰りなさいと言われた私は、嬉しさと驚きと、色々な感情が混じって、ちゃんと 「ただいま」って言いたいのに震える声になってしまった。 「早く入って!晩御飯の用意はもうできてるよ!」 「さっすが憂~!それじゃあさっそく……」 「手を洗ってから!紬さんも早く!」 「憂のケチ~」と唇を尖らせながら、唯ちゃんは家の中に入っていく。 憂ちゃんが私の背中を押して、中に入らせた。 唯ちゃんが、多分洗面所のほうから顔を出して「ムギちゃんこっちー」と手を 振った。 「手洗わなきゃ憂にご飯食べさせてもらえないよー」 「え!大変、すぐ行くね!」 私は靴を脱ぐと、洗面所に向かう。 憂ちゃんが後ろで「そんなに急がなくてもいいですよ」と笑っていた。 手を洗ってリビングに行くと、確かに豪勢な料理が並んでいた。 クリスマス会や年末年始で何度か泊まったこともあるけど、こうして何もないのに 友達の家に泊まることは初めてな私は、わくわくもしていたけど少しだけ緊張した。 「ムギちゃん、そんなに緊張しなくても大丈夫だよう」 「う、うん、そうだよね!」 唯ちゃんに言われて、私はふっと肩の力を抜いた。 「紬さんの口に合うかどうかわかりませんけど……どうぞ」 憂ちゃんがお茶碗にご飯をいっぱいよそって私に渡してくれた。 ありがとう、とお礼を言って受取る。 私は一口食べると「美味しい!」と憂ちゃんを見た。 憂ちゃんは嬉しそうによかったです、と言って他のものも勧めてくれた。 一人で食事するより、やっぱり誰かと食べるほうが、 どんな料理でも美味しく感じさせる。 いつも家に居るシェフが作る料理とは違ったけど、とても温かくて本当に 美味しいと思った。 ご飯を食べ終えると、唯ちゃんが私を唯ちゃんの部屋に誘ってくれた。 けど、その前に何も泊まらせてもらうお礼を持って来ていなかった私は、せめて 何か手伝わなきゃと思って憂ちゃんのお皿洗いを手伝わせてもらった。 「別に私一人でも大丈夫ですよ?」 「いいのいいの!美味しい料理いっぱいご馳走になっちゃったし、これくらいは させて」 申し訳なさそうな憂ちゃんにそう言うと、「気にしなくていいのに」と言いながらも 私に仕事をくれた。憂ちゃんの洗ったお皿を布巾で拭いて、食器棚に戻す。 それを数十分かけて終わらせると、唯ちゃんが待っていたように駆け寄ってきて 私の手を引いて二階に駆け上がった。 「ムギちゃん、私の部屋で遊ぼう!」 「お姉ちゃん、もう夜だからギターとかあんまり大きな音たてちゃだめだよー?」 「はーい」 下から聞こえた憂ちゃんの声に、唯ちゃんは元気よく返事した。 2
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amazonで探す @楽天で #愛してるよ! を探す! 月20フジ 1993.10.11~1993.12.20 wikipedia 前 世にも奇妙な物語 第3シリーズ 次 あぶない放課後 Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / Pandora検索 / dailymotion検索 / bilibili検索 1 学校なんてぶっとばせ 1993/10/11 2 不純異性交遊ズッコケ踊り 1993/10/18 3 ノー・プロブレム男登場! 1993/10/25 4 ビッグチャンス 1993/11/01 5 失恋バスツアー 1993/11/08 6 いじめパーティー 1993/11/15 7 わぁ!大逆転 1993/11/22 8 危険なプロポーズ 1993/11/29 9 ママが生きてた!? 1993/12/06 10 校長トリオの逆襲 1993/12/13 11 アイラブ・ユー 1993/12/20
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ただ君だけを愛してる ◆iDqvc5TpTI 暗い暗い洞窟の中、一人の男が黙々と地面を掘り続けていた。 一切の道具を使うことなく、膝をつき、泥に塗れ、爪を罅割れさせながらも延々と土を掻き分けていた。 十人中十人が不気味と称する光景であろう。 そしてその中の一人や二人は思うのだ。 こんな奇怪な真似をしている奴の顔を見てみたい、と。 人でも殺したのか、お宝でも探しているのか。 下卑た好奇心をむき出しにし、怖いもの見たさに男の顔を覗き見るのだ。 そして彼らは後悔することとなるだろう。 軽率な気持ちを男に向けていたことがいたたまれなくなるはずだ。 男が浮べていた表情が彼らの期待していた幽鬼や亡者のものとは違う、男が女に愛を語らうような、そんな優しさに溢れたものだったからだ。 いや、何も彼らの想像自体はあながち間違ってはいなかった。 男は殺人犯であり、穴を掘っているのは彼の宝のためだ。 男は恋人の女を誤って殺してしまい、その女を埋葬しようとしているのだ。 ただ。 男の心には女の死に際の言葉が生きていた。 男が辛く悲しく苦しいと女も笑えなくなってしまうという言葉が生きていた。 だから男は女が望んだように笑うことはできなくとも、せめて、この悲しさと苦しさだけは、彼女を眠らす今だけでも押さえ込んで見せようとしているのだ。 自責を繰り返した果てに見出した、女にできる第一歩は今の男にはこの上なく難題だが。 何としても男はそれをなさねばならかった。 これより先、女の望まぬ道を歩む前にせめて、女が喜ぶことをしてやりたかった。 それに、それを可能とする手段を男は知っていた。 愛せばいい。 ただただ死した女のことを愛せばいい。 悲しさと苦しさとは表意一体の感情で、それこそが彼が笑えない原因ではあれど。 男が最も優しくあれるのは。男が最も穏やかでいられるのは。 女を愛している時以外にはありえない。 ならば。 ならば。 証明しろ。 自身の中にある最も尊く、最も強い感情は彼女への愛なのだと。 悲痛も後悔も。 なべて暗き感情はあの輝かしい想いには勝てないのだと。 やせ我慢でもいい。後で泣いてもいい。 今は、今だけは。 愛した女が望んだように、哀しみ以外の感情で送りだせ。 そう決意したが故に 「……すまない、ロザリー」 男から漏れでた謝罪は女を殺してしまったことへのものではなかった。 これから多くの命を奪うことへのものでもなかった。 大樹の子たる女を地の底に眠らせねばならないことへの謝罪だった。 男とて本当ならこのような闇の底ではなく日の光があたる場所に埋葬してやりたかった。 しかしエルフを埋葬するに相応しかったであろう巨木は男自身が血で汚してしまっていて、 花畑の方はといえばいささか距離が遠かった。 否、もしも花畑が近くにあったところで男はそこに埋葬することを拒んだであろう。 男が女を光射すことのないD-5洞窟にわざわざ埋葬しようと思ったのは、ここがルーラで跳べる場所だったからだけではない。 ただ、男は先の神殿での戦いで、魔法の余波により無残にも地表へと姿を晒すこととなった機械仕掛けの遺骸を目にしていた。 もはや物言わぬ抜け殻なれど、男は女の死体にあんな目に合って欲しくはなかった。 男は、男が知る限りで最も戦いに巻き込まれにくいと踏んだ場所――かって彼が身を休めた洞窟で女を弔うことにしたのだ。 「……それは言い訳か。私はお前を私以外の誰かに触れさせたくないだけかもしれない」 独占欲――胸をよぎったその単語に男は苦笑する。 浅ましくも愚かしいことだが、男が女をこのような見るものもなく誰も寄り付かない場所で眠らせんとする真の理由はそれだけなのだ。 優しい女のことだ。 皆殺しを選んだ自分とは違い、他の誰かと手を取り合おうとしただろう。 事実先程までの戦いでも、魔族らしき者が女の名を心配そうに呼ぶ声が聞こえていたような気がする。 怒りに呑まれていた時の記憶であり、かなり曖昧なものではあるが、女の人となりを知る男なら断言できる。 きっと自分がそうであったように、あの魔族も女の心の輝きに惹かれるものがあったのだ。 そんな魔族と仲間達だ。 あのまま女の死骸を置いて男が立ち去っても悪いようにはしなかったかもしれない。 であるならば。 男が勝ち残りさえすれば、遺体の状態などに関係なく女は蘇るのだから、わざわざ時間と体力を浪費しなくてもいいのではないか。 人殺しの力や道具で女を汚したくないと素手で地面を掘り続けるなどという愚行を犯さなくともよかったのではないか。 それどころか人間をも下回る卑劣さだが、女を埋葬しようとしている人間どもを、横合いから魔法で葬りさればよかったのではないか。 大切な者の死を前に、どれだけ人も魔も脆くなるのかは先刻男自身が経験した通りだ。 今この時でさえ、男は誰かに襲われようものなら、女だったモノを棄てきれず、後生大事に庇って無防備を晒すに違いない。 もう二度と女の手を離したくはなかったから。 女の一度目の死から今に至るまで、女を置き去りにし続けた愚行を繰り返したくはなかったから。 それでも、真の意味で女と再び共にある為に、男は女と一時の別れをなさねばならない。 どれだけ未練がましくとも、これからの修羅の道に女の遺骸は連れていけない。 だからこそ、言わずもがな。 男ですら共にあれない、触れることのできない女に、例えそれが魂無き遺骸でも他の誰かが触れることを男は許せなかった。 女は、女なのだ。 死して囀ることも笑を浮かべることない身体なれど、それは確かに女だったもので、女をなす一因で、男が愛した女なのだ。 自身以外の誰かに触れさせ、埋葬させ、別れを任せるなどと。 たとえ、人間どもに女を殺されなくとも、殺し合いに巻き込まれ自らの手で女を殺していなかったとしても、男には考えられないことであ――いや たった一つだけある。 男が、女の埋葬を自ら以外の誰かに託す状況が。 男は自らの手で女を弔いたいという願いが強いだけで、何も女の遺骸を野に晒したいわけではないのだ。 であれば。であるから。 男がどうしても女を弔ってやることができない時は、男は女が自ら以外の手で埋葬されたとしても感謝こそすれ怒りはしまい。 そのたった一つの可能性、男が女を残し先に死んでいた場合ならば。 「そうか。そういう未来もあったのだな」 二度も女に先立たれた男はふっと自らが女を置いて先に逝く光景を幻視する。 それは無念な未来のはずだった――もう女を自らの手で守れないのだから。 それは悔しい別れのはずだった――涙する女を男は慰めてやれなくなるのだから。 それは悲しい最後のはずだった――永遠にまで男は女を愛していたいのだから。 けれど、だけども。 その光景の中、に当たり前のように自らを抱きしめ、泣きながらも笑って見送ろうとしてくれている女の存在を目にし。 男は、想った。 残されてばかりいる男は、想った。 ああ、それは、なんて、幸せなことなのだろう、と。 約束された未来。 確定された絆。 これまで二度の女の死に男が居合わせれたように、例え最後のほんの数瞬であろうとも、 自分が先に死ぬ時は女が見送ってくれるのだと、男は疑いもせずに信じることができた。 同時に理解した。 どうして愛するはずの男に殺された女が、最後の最後まで笑みを浮かべていたのかを。 今の今まで男は心のどこかであの微笑を女の優しさが故のものだと受け止めていた。 魔王と勇者の戦いすら止めようとした、あの心優しいエルフは、男が自分を殺したことを引き摺らないようにと笑っていたのだと。 痛みや、苦しみや、悲しみに耐え、無理をしていたのだと。 そう思っていた。そう思い込むことで心を責める足しにして男は報いを受けたいと逃げる心を捨て切れていなかった。 違った。 違ったのだ。 女は真に幸せだった。 愛する者に見送られ、満ち足りた最後を迎えた。 笑みが零れてしまうほどに。 悲劇に倒れたのでもなく、喜劇に足を掬われたのでもなく、女は、愛に抱かれて死ねたのだから。 「ロザリー」 その最後を。 過程はどうであれ、他の誰が否定しようとも、紛れもなく女にとっては幸せだった最後を。 「お前の為になどと私は言わない」 男は暴く。 女が幸せの象徴としたほかならぬ男が、女の幸せを否定する。 女の最も望まぬやり方で。 女に憎まれるかもしれず、悲しまれるかもしれないやり方で。 「許して欲しいとも思わない」 言う必要もない。 男にはそれ以外の道などありえないのだから。 「ただ――」 ただ、たった一つだけ誓わせて欲しい。 男は誓約を形にする。 「私はお前を想う」 かつて女の一度目の死に際し、男は女を失った悲しみに耐えきれず、力を求め最愛の女の記憶を手放した。 かつて男は二度目の生に際し、怒りに呑まれ、女の存在を過去へと置き去りにした。 その結果がこの様で。 それでもようやっと何が一番大切だったのか男は気付くことができたから。 「お前を想い人を殺す」 男はある種女にとって最も残酷な言葉を口にして。 冷たい土の中に寝かせた女の唇に口づけて。 「ロザリー」 温かさの残る女の身体に。 我が身に残るありったけの暖かさをもって。 一度の別れを告げる。 「愛している。二度とお前を忘れない」 淡紅色をした長い髪が、透き通る白い肌が。 土に覆われ男の視界から消えていく。 されど。 男の中から女の存在が消え去ることはない。 男の名は、ピサロ。ロザリーをただ愛する者。 【D-05 洞窟 一日目 真夜中】 【ピサロ@ドラゴンクエストIV】 [状態]:ダメージ(中)、疲労(極大)、心を落ち着かせたため魔力微回復、 ロザリーへの愛(人間に対する憎悪、自身に対する激しい苛立ち、絶望感は消えたわけではありません) [装備]:ヨシユキ@LIVE A LIVE、ヴァイオレイター@WA2、クレストグラフ(ニノと合わせて5枚。おまかせ)@WA2 [道具]:基本支給品×2、データタブレット@WA2、双眼鏡@現実 [思考] 基本:ロザリーを想う。優勝し、魔王オディオと接触。世界樹の花、あるいはそれに準ずる力でロザリーを蘇らせる 1:さてどうするか [参戦時期]:5章最終決戦直後 [備考]:確定しているクレストグラフの魔法は、下記の4種です。 ヴォルテック、クイック、ゼーバー(ニノ所持)、ハイ・ヴォルテック(同左)。 ※D-5洞窟にロザリーの遺体は埋葬されました 時系列順で読む BACK△117-3 ファンタズムハートNext▼120 泣けない君と希望の世界 投下順で読む BACK△117-3 ファンタズムハートNext▼119 アキラ、『光』を睨む 114 いきてしんで――(ne pas céder sur son désir.) ピサロ ▲
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【検索用 いちまんかいのあいしてるも 登録タグ VOCALOID ありー い タケノコ少年 曲 曲あ 羽夏 音街ウナ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:タケノコ少年 作曲:タケノコ少年 編曲:タケノコ少年 ピアノ:ありー(ニコニコ) イラスト:羽夏(piapro) 唄:音街ウナ 曲紹介 忘れたの? 曲名:『一万回の愛してるも』(いちまんかいのあいしてるも) タケノコ少年氏の44作目。 4thアルバム『flower Maze』収録曲。 歌詞 (配布txt.より転載) 一万回の愛してるも意味なかったように思うよ 届けたい思いは届かない 急に呼び出してさ、こんな仕打ちはないでしょ きっと私のことなんてもうどうでもいいのかもだけど 「運命の人だよ」って言ってくれてたのに 忘れたのかな?思い出してよ あなた以外考えられない 一万回の愛してるも意味なかったように思うよ アネモネの花言葉忘れたの? 「君を愛す」なのに もう一度愛してよ 赤い糸結びなおして 届いてよその糸を解いてよ 香水もネックレスもネイビーのピアスも 使えない使いたくないあなたを思い出すから 忘れられなくなるから 一万回の愛してるも意味なかったようになるなら 預けてたこれまでとこれからを返してよ 一万回の愛してるも意味なかったように思うよ アネモネの花言葉忘れたの? 「君を愛す」なのに 良いことも嫌なことも思い出も全部を捨てて 解いてよこの糸をもう二度と... コメント 名前 コメント
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和「なにがよ」 唯「憂と純ちゃんはまだわかるんだよ、将来的には軽音部に入ってくれるわけだし」 律「本編では描かれなかったけど、軽音部としてああいう曲を作ったという可能性はあるからな」 澪「でも和は軽音部の音楽活動に一切関わってなかったからな」 和「キャラソンなんてそんなもんでしょ」 和「ほら、あのなんちゃってテニス漫画とかバスケ漫画なんて音楽関係ないのに アホみたいにキャラソン連発してたじゃない」 澪「あれは何でもアリのギャグ漫画みたいなもんだからいいんだよ」 和「こっちは胸を張ってバンド漫画だと言える気でいるの?」 梓「難しいところですね」 唯「曲がりなりにも軽音部をメインで描いている作品なのに、 軽音部に関わりのない和ちゃんがさも当然のようにキャラソン出してるのは変だよね?」 和「部として認めてもらえるようにいろいろ協力してたはずなんだけどな」 梓「純のキャラソンなんて妙な誤植で回収騒動が起こって大変だったんですよ?」 和「知ったこっちゃないわよ」 和「だいたい軽音部なんて毎日ダラダラしてロクに音楽活動してた試しがないじゃない」 澪「いや、ただ描かれてないだけだから」 律「見えない所で意外と練習してるから」 和「なんでバンド物に重要な練習シーンを必要以上に割愛するの? ああ、ウンコしたりオナニーしてる姿をあえて描かないみたいな感じ?」 律「おかしな例えを使って勝手に納得すんな」 唯「和ちゃんってそんなに軽音部が嫌いなの?」 律「部として認めてくれなかったり難癖つけて講堂を使わせまいとしたり」 梓「軽音部を潰そうとしてたって本当なんですか?」 和「だって講堂の使用届けはおろか部活動の申請すら出さないまま音楽準備室を占拠し始めるわ 学園祭で演奏する曲も顧問も決まっていない状況で合宿と称して遊び呆けてくるわ 一年目の学園祭はバンド名を決めようとさえしないでガラガラ声のコーラスで押し通すわ 学園祭の直前になってようやく練習する気になったかと思えば 部費を無駄に使って借りたスタジオでくっちゃべっただけでノコノコ帰ってくるし 突然学校に泊まり込んで朝まで練習するとか言い出しといて夜食を食べて散歩したら 即効で寝くさってたあげく、案の定宿泊届けも出してなかったし」 梓「大半は部長のせいですね」 律「………」 澪「死ね」 唯「まあそんな昔の話はどうでもいいとして」 和「さすがね」 紬「キャラソンを出さざるを得ないほどお金に困っていたの?」 梓「家計を助けるために少しでも収入が欲しかったんですよね?」 和「私の貧乏設定を言いふらしたのってあなた達なの?」 律「だってなんかこう、古風な……奥ゆかしい感じの茶の間(?)だったし……」 和「あなた達の家が無駄にだだっ広いだけなのよ」 梓「小ぢんまりとした浴槽は唯先輩にとってザリガニの水槽代わりでしかなかったし……」 唯「メガネのフレームは下半分しかないし……」 和「幼なじみが何かしらフォローしてくれると期待した私がバカだったわ」 唯「バーカ! バーカ!」 キャッキャッ 和「………」 バ チンッ 唯「………」 律「大丈夫か?」 和「大丈夫、浴槽を理不尽にザリガニまみれにされた怒りが今になってこみ上げてきただけだから」 律「お前の精神状態を心配してるんじゃないんだよ」 澪「十年以上前の話に突然キレないでくれ」 和「ちょっとイチゴを食べられたくらいでギャアギャア騒ぐんじゃないわよ!」 律「今度は何の話だ」 紬「下ネタ?」 和「この子と幼なじみやってるといろいろあるのよ」 澪「そうか」 和「ごめんね唯、別に怒ってるわけじゃなくてちょっと興奮しただけだから」 唯「よけい怖いよ……」 梓「でもまあ唯先輩にバカ呼ばわりされたら誰だってブチ切れますよ」 ナデナデ 唯「あずにゃん……」 梓「唯先輩……」 唯「さわんないで」 梓「………」 梓「和先輩って二言目には唯先輩の幼なじみアピールを始めますよね」 和「そんな事で対抗意識を持たれてもねぇ」 和「ただ こ こ に い る 誰 よ り も 早 く 唯 と 出 逢 っ て 、 誰 よ り も 付 き 合 い が 長 い っていうだけなのに」 澪「あっ、対抗意識を持たれてる」 梓「でも付き合いが長いわりには大して仲良くないですよね」 律「そういえば登下校も常に一緒ってわけじゃないしな」 和「しょうがないじゃない、唯なんだし」 澪「和が生徒会に入ってる事すら把握されてなかったしな」 和「しょうがないじゃない、唯なんだし」 紬「軽音部にいる幼なじみ達は性的関係を疑われるほど仲がいいのに」 和「しょうがないじゃない、ガチなんだし」 律「ちょっと待ておい」 梓「合宿の夜なんか二人でどっか抜け出してやがったんですよ」 紬「詳しく」 律「いや、あの、あれは澪がトイレに行くのが怖いとか言い出だすからさ」 澪「そんなこと言っ……そ、そうだったな確か……」 紬「トイレで一緒にねぇ……」 梓「トイレにしてはずいぶん長かったんですねぇ」 律「ほら、ムギの別荘広かったから道に迷って」 梓「恋という道に迷ってしまったと」 澪「やかましい」 紬「トイレなんて寝室のすぐ隣だったはずなのにねぇ……」 梓「寝る前にトイレ行ってたはずなんですけどねぇ……」 唯「もう二人の関係ぶっちゃけちゃえばいいのに」 和「早く帰ればいいのに」 和「まあでも幼なじみの仲なんてそんなもんでしょ」 紬「やっぱりそうなの?」 唯「幼なじみがみんなこんな風になるわけじゃないからね?」 律「こんな風とか言うな」 梓「でもこいつらのイチャつきぶりは幼なじみとか腐れ縁とかいうレベルじゃないんですよ」 澪「誰がこいつらだ」 和「唯だって小中学校の頃までは私にベッタリでまいってたのよ」 唯「そうだったかなぁ」 和「まあ今となってはたかだか2、3年程度の付き合いしかない貴様らにすっかりなついてしまって お前らがどうしても都合の悪い時しか私を頼ってこない始末だけど」 澪「やっぱり嫉妬されてる」 和「ただ付き合いが長いだけあって、唯がうたた寝している隙をついて唇を奪ったり いろんな所に舌や指を入れたりする機会はいくらでもあったかも知れないわね」 唯「えっ」 和「唯が新しく購入した下着は当然チェックしてるし、同じ物を買ってすり替えた事だってあるし、 私の下着だとは夢にも思わず微妙にサイズの違う下着の違和感にモジモジしている唯を見てたら私も 唯「ちょっと待って」 梓「そこまで言うなら今日の唯先輩の下着の色を当ててみてくださいよ!!」 唯「やめろ!!」 和「今日のは水色の上下よね?」 梓「どうなんですか?」 唯「言うもんか」 梓「どれどれ」 和「当たってたでしょ?」 梓「下着の色を当てたくらいでいい気にならないでくださいよ?」 唯「見るな!!」 唯「この学校の生徒会長ってストーカーじゃないと務まらない決まりとかあるの?」 和「そんなわけないじゃない、頭おかしいんじゃないの?」 律「頭がおかしいのはお前らのほうなんだよ」 和「お前らって……前任者がたまたま異常者だっただけよ」 澪「なんだってここの生徒会長は軽音部のボーカルを付け狙うんだ」 和「生徒会長が生徒を大切に想って何が悪いのよ」 律「想い方が狂気的すぎるんだよ」 和「軽音部だって貧乳が部長を務めなきゃいけないみたいなトチ狂った決まりがあるんでしょ?」 唯「あぁ……」 梓「言い負かされないでください」 律「嘘でもいいからちょっとくらい否定しろ」 梓「そうですよ、私はまだ伸びしろがあるからいいとして、今の部長が可哀想じゃないですか」 律「中野」 紬「下手にフォローすると余計に傷つけかねないから難しいのよ」 梓「眉毛が濃いと下の毛も濃いって本当なんですか?」 紬「態度だけじゃなくて胸も大きくなればよかったのにね」 澪「えーと、なんの話だったっけ」 紬「合宿の夜の 澪「そういえば和って地味に歌上手いんだな」 和「普通じゃないかしら」 梓「言動は異常なのに……」 和「大した歌唱力もないのに主要キャラってだけでキャラソン出すのもどうかと思うんだけど」 梓「ちょっ、ひどいじゃないですか!!」 和「何が?歌が?」 梓「合唱部志望とか言ってたくせにボーカルを任せてもらえてないからって そんな言い方したらムギ先輩に失礼じゃないですか!! 謝ってください!!」 澪「お前が謝れ!!」 紬「歌唱力がアレなのが原作に逆輸入されたくせに」 梓「あれは中の人が悪いんです」 律「だから中野が悪いんだろ?」 梓「………」 律「あのな、ムギはボーカルを辞退して唯と澪に譲っただけで」 梓「やはりルックス的な問題で?」 紬「澪ちゃん、ちょっとこの子の顔面をツインテールごと引き裂くからそっち側を持っててくれる?」 澪「えっ、グロいのはちょっと……」 梓「あばばばばばばばばばばば」 和「割とマジで忙しいんだけど気が済んだら帰ってくれる?」 紬「この子が二度と歯向かってこれないような写真を撮っておくからちょっと待って」 梓「痛い痛い痛い」 和「あのね、私そろそろ」 澪「生徒会行かなきゃ、か?」 唯「和ちゃんは都合が悪くなるとすぐそれだ」 律「生徒会とやらが本当に行われてるかどうかも怪しいもんだ」 和「そりゃ毎度毎度めんどくさい話に巻き込まれてたら適当な口実をつけて切り上げたくもなるわよ」 和「っていうか今まさに生徒会の真っ最中だったんだけど早く出てってくれる?」 紬「生徒会の子たちはさすがにスルースキルが高いのね」 唯「この子たちもみんなストーカー予備軍なの?」 澪「なんで生徒会の最中にストーカー行為を暴露したんだ」 和「なんで生徒会の最中にわけのわからない因縁をつけに乗り込んできたのよ」 梓「いや、せっかくだから私たちの新曲を聞いてもらおうと思って……」 和「わかったから早く出てい 律「よっしゃ行くぞ! ワン ツー!」 カッ カッ 唯「し 和「帰れ!!」 おわれ あとがき だいぶ昔に書いたやつの焼き直し さんざんこきおろしておいてアレだけど 生徒会長のキャラソンはキャラソンにしておくのがもったいないくらいの名曲揃いで 『プロローグ』とか『ひだまりliving』とかもう本編で使っていいんじゃないかってくらい好きなんだけど そんな思いがまったく反映されず何故かメタネタのSSになってしまった不思議 真鍋和キャラクターソング:プロローグ(YouTube) 真鍋和キャラクターソング:ひだまりliving(ニコニコ動画) 戻る
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あいしてる、だれよりもつよくふかくあいしてる【登録タグ △P あ 初音ミク 曲 神威がくぽ】 作詞: [[△P] 作曲: [[△P] 編曲: [[△P] 唄:初音ミク(ミク版)、神威がくぽ(がくぽ版) 歌詞 (ピアプロより転載) 微睡の中 あなたが微笑んで そっと私の頬に触れた 眠りから覚めるのが恐くて 枕引き寄せ ギュッとした ずっと追いかけ続けた あなたが見せた世界 窮屈で押しつぶされそうな 心を解き放ちたい um・・・愛してる、誰よりも 強く深く 愛してる 愛してる・・・ 誰よりも 強く深く 愛してる・・・・・・ um・・・愛してる、誰よりも 強く深く 愛してる 愛してる・・・ 誰よりも 強く深く 愛してる 愛してる・・・ 誰よりも 強く深く 愛してる 愛してる・・・ 誰よりも 強く深く 愛してる・・・・・・ コメント やっとこせ載ったか -- 名無しさん (2008-11-22 12 26 32) 同じ歌詞続けてるのがいいかも~ -- 名無しさん (2009-03-20 22 52 27) もっと評価されるべき!優しい音色で繰り返すのが綺麗! -- 名無しさん (2009-04-07 18 15 40) もっと有名になればええのにな -- 啓太 (2012-10-06 19 33 08) 名前 コメント
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~とあるホストの頂点踏破~ ナンバーワン 上条「あー寒い」 土御門「かみやん俺指名入ったから店戻るぜい」 上条「まじかよ!ヘルプついていいか?」 土御門「枝いないからタダのヘルプになっちまうぜい?」 上条「それでもこんな寒空の下でキャッチよりましだっつの!」 土御門「なら戻るかにゃー」 不肖わたくし上条当麻は大学にも進学できず、学園都市の小さな歓楽街にてホスト業に勤しんでおります。 指名客はさっぱり、比較的女子に人気だった感もあったけども、土御門曰く単にモテ期だったのではないかとの事… なんつーか毎日がだりぃ… 上条「トイレ行ってから席つくわ」 土御門「ほいよ」 俺「上条さんがトイレいってる間に、あまり聞きなれない言葉を簡単に説明する 枝:担当のいるお客さんが連れてくる、指名ホストの居ないフリーのお客さん お客さんの前ではフリーというのが礼儀 幹:枝をつれてくる担当がすでにいるお客さん。あの子が幹だからといわれて、美紀さんとお客さんを呼ぶ新人が後を絶たない ラブボックス:ホスト同士が使う言葉、ラブラブな雰囲気のテーブルやテーブル配置で死角になる様なテーブルつまり人目につかない 本命彼女だったり、ホストがボトル交渉したい日など案内されたりする 枕:お客さんとセクロスして店に引っ張る営業方法、表向きは卑下される行為だが、誰もが通る道 コール:一気飲みのコール、もしくはボトルをいただいたときに店内で叫ぶ事、マイクパフォーマンス ヘルプ:メインの指名ホストを助ける者、担当ホストがいない間お客さんの相手をしたり、客数の多いテーブルに着いたりする 優秀なヘルプは担当がいなくてもボトルの交渉したり、担当のフォローまでこなす。NO.1がその立場にいるのはヘルプが居るからである 営業:普通の営業とはちょっと異なる。電話連絡などして店に誘ったりと…キャバに行かれる方はよくご存知だろう 先輩後輩などの上下関係は年齢による物では無く、店に入った順で決まる。先輩に口答えなどは許されません。絶対服従が鉄則」 セリフの後ろの( )は上条さんの心の声です 上条「ちわー、女Aちゃんご一緒いいですか?」 女A「おお、君はかみやん!どーぞー」(ノリよくて助かる) 土御門「お、かみやんにもビールいいかにゃ?」(土御門GJすぎ) 女A「おっけーです!」 上条「ああ、んじゃ俺行ってくるわ」 女A「かみやんダッシュぜよ!」 土御門「人の真似しないでくれにゃー」 「アハハハハハ」 浜面「お、上条さん戻ってたんっスか?」 上条「ああ、土御門のヘルプで戻ったわ」 浜面「土御門さん客一人じゃないっスか?」 上条「そーだけど」 浜面「俺、今指名被ってるんでヘルプ欲しいんっスけど」(先輩にヘルプ付けってか) 上条「誰かいねーの?つか俺ビールもらったばっかだし」 浜面「ああ、マジスカ。マネージャーには言ったんすけど」 上条「…後でよければいくわ」(だりぃ) 浜面「早めにお願いします」(相手できねーなら客よぶんじゃねーよ) 上条「15番で生2です」 マネージャー「おい上条」 上条「…はい?」(…なんだよ) マネ「お前ヒマだろ?浜面が指名被ってんだ。ヘルプ周りしてくれ」 上条「…でも、女Aさんとこで生貰いましたし。浜面には後で行くっていいました」 マネ「また土御門の席で気楽な仕事かよ、だから客増えねーんだ」(黙れクソが!) マネ「美琴ちゃんも今じゃ月一だろ、まともな仕事は月一回だけじゃねーか」(月一でもデカイんだよこっちのは) マネ「浜面はお前の後輩なのにヘルプガンガンついて、客も今のお前より多いだろ」 マネ「浜面の7番テーブルで3人のとこ枝が二人だからすぐいけよ?」 上条「はい…」 上条(なんだよ…!売上げは浜面より上なのにうるせーな、数多くても美琴一人に勝てねーじゃねーか) 上条「おまたせ」 土女A「「遅いにゃー」」 土御門「被るなぜよ」 女A「えへへ」 上条「すまん、上条さんなりに急いだんですけどね…」 土御門「んじゃ乾杯するぜよ」 女A「かんぱーい!ぜよ」 上条「いただきます!」 チン 上条「さっそくだけどちょい浜面のとこに行ってくるわ」 土御門「ん?いきなりだにゃ」 上条「あっちのクセ悪そうなとこに付けってさ。いきたくねー」 土御門「ああ同情するぜよ。まぁ浜面も頑張ってるからにゃー」 女A「生きて帰ってきてねぜよ、かみやん」 上条「がんばってきまーす」 上条「ちわーッス!ご一緒よろしいでしょうか!」(お、青ピいんのか) 青ピ「おお!かみやんきたでぇ!」 絹旗「どーぞどーぞ」 青ピ「んじゃモアイちゃんとむぎのんの間に座ってー」 フレ 麦上 こんな感じ 青■■絹 真ん中は姫神じゃありません 絹旗「モアイって超言わないでください!」 麦野「バカ面まだ?アタシの酒残していきやがって」 フレンダ「結局浜面はボトル2本目な訳よ」 青ピ「ほなボク飲んでいいやろか~?」 麦野「アンタは強いからおとこわりだなww」 青ピ「おとこわりとか嫌やわ~!でもおことわりも嫌や~!」 「アハハハハh」 上条(あーついてけねー このテンションなんだよ…) 青ピ「おお!?かみやんのグラスがまだないでぇ~?」(ナイス青ピ、飲んでテンション上げるか!) 上条「おおっと!?うっかりしてたわ、いただいていいですか!」 フレ「結局、麦野しだいな訳」 麦野「なんか面白いことやってよ」 上条「ええ!?まじでー?」(一番ウゼータイプだクソ!) 絹旗「なんか超嫌そうなんですけど」 上条「いやいやそんなことないですよ、ハハ」(黙ってろチビ) 席順ずれてるけど脳内補完頼む フレンダと麦野の間は 浜面がいたとこ 下のもずれそうだからそっちも脳内で頼む 上条「んじゃ… ミッキーマウス!!」 ● ●←灰皿 く(・д・)> 麦野「…つまんねぇ」 フレ「これはこれで…結局ないわ」 絹旗「超死んでください」 青ピ「毒舌!モアイちゃんそれはへこむわー」 上条(クッソ、無茶振りすんじゃねーよ) 絹旗「モアイって言わないでください超!」 麦野「絹旗ww超のつけどころがおかしいってww」 「アハハハハh」(かえりてー) 青ピ「ちょっとボクお客さんとこ行ってくるわ」(はぁ!?俺一人かよ!!) フレ「えー、結局青ピが居なくなったらつまんない訳よ」(はいはい、俺ですみませんね) 青ピ「んじゃフレンダちゃんからのご指名待っとるからね」(俺が指名すっからここに居てくれよ!!) 上条「まぁ…青ピ居なくなったけど盛り上がっていこうー!」(はぁ…) 麦野「浜面まだ帰ってこないの?」(うるせー!盛り上がれっつってんだよ!) フレ「結局、他に客がきてるみたいね。あっちの角の方のテーブルに行ってた」 絹旗「ここからは超死角ですね」 上条「ああラブボックスかな」 麦野「はぁ!?」(しまった!) 絹旗「なんなんですか?ラブボックスって超気になります!」(気にしないでいいから!) 上条「いや…お客さんがさ?死角にいるテーブルに…?」(やばいやばいやばい!) 絹旗「超目が泳いでるんですけど」(お前は黙ってろ!チビ!) 上条「いや…指名のお客さんがお互い視界に入らないように案内するんだよ」(いけるか!) 麦野「そりゃ分かるけど、なんでラブボックスなんだよ?」(無理か!!) 上条「え…?あー。喉が渇いてちょっと何か飲みたいなー」(逃げ切るぜ!) 麦野「ふざけんな!!」ガチャン! (失敗!!) 麦野「飲みてぇなら飲ましてやんよ!!オラ!」ドン 麦野「一気で飲めよ?」 上条「いや…これはちょっと」(ボトル丸々じゃねーか!死ぬわ) 黒服「上条さんお願いします」(いいタイミングだ!) 麦野「今アタシがこいつとしゃべってんだ」(壁としゃべってろクソ女) 上条「いやいや、ちょっとすぐ行ってすぐ帰ってきます!」(脱出!) 麦野「チッ!」(くわばらくわばら) 上条「はい」(マネージャーかよ) マネ「お客さん怒ってるけどなんだ?」 上条「いえ…なんでも」(あーだりー) マネ「おい、浜面呼んできて」(もうあのテーブルに固定しとけよ) 上条「なんか、浜面が遅いって言い出して機嫌悪いみたいなんですよ」 マネ「遅いと感じさせない為にヘルプが盛り上げるんだろうが」(頑張ってるっつーの) 浜面「はい?」 マネ「7番がなんか遅いって怒ってるみたいだから戻ってくれ」 「20番テーブルゥ、ヘネシーXOいただきましたァ!」「「「ありがとうございまーす」」」」 浜面「マジスカ?さっきまで機嫌よかったのに…」(なんでこっち見んだよザコ助) マネ「上条は25番テーブル行ってくれ」 上条「はい」(また浜面のヘルプか…) 上条「しつれーしまーす」(なんでジャージなんだよ。自分ち感覚か!) 滝壺「こんばんわ、どーぞ」(でもおとなしめでかわいいな) 上条「こんばんわー」 上条「上条って言いますよろしく、お名前は?」 滝壺「りこう、かみじょーはいくつ?」 上条「上条さんは25ですよ」(ああなんか癒されるわ) 滝壺「はまづらとあんまり変わらないね」 上条「そうそう、一杯貰っていい?」 滝壺「あ、ごめんね どーぞ」 上条「いただきまーす」 「1番テーブルさンからピンドンもらったンですけどー?」「「「うらやましー!!」」」 滝壺「ドンペリだって、すごいね」 上条「ああ、今のNO,1だな」(スゲーの分かってるから毎回コールすんなっつの) 滝壺「ドンペリ、いくら?」 上条「安いので5万で真ん中で15万、16万高いのは50万、今日はもっと高いのは無いです」 滝壺「そうなんだ…高いね」(安いので上条さんの10日分の日給ですよ) 上条「いれてみる?浜面も喜ぶよ」(浜面に恩売っとくか。ジャージだから期待できねーけど) 滝壺「うーん…せっかく初めてのボトルだから50万の方で」(ブーッ!!AA(ry ) 上条「50万の方!?いいの?」 滝壺「うん、はまづらが喜んでくれるなら」(うわーおいしい客だなオイ!!ラブボックス納得だ) 上条「りこうちゃんのあっちも初めてなのかな?ww」 滝壺「いや…それは、はまづらが…///」(かわいい顔して店の外じゃすでに浜面のボトル入れてますってか!?) 上条「まぁ持ってくるわ、浜面びっくりさせようぜ!」(そして俺に感謝するがよい) 滝壺「うん…」 上条「マネージャー25番でゴルドンお願いします」 マネージャー「はぁ?25番って浜面のとこだろ?」 上条「NO.1のコールに引っ張られたみたいで、ちょっと押したらおkでました」(称えるがよい) マネージャー「あー、まぁ俺はかまわねんだけど、浜面呼んで来い」(なんで呼ぶんだよ!) 上条「いえ、浜面をびっくりさせたくて入れるみたいなんで、それにあっちのテーブル大変そうですし」 マネージャー「うんー、とりあえず浜面だ。あけれる様に準備だけしとけ」(浜面浜面うるせーなクソ) 上条「…はい」 上条「お待たせ、準備してようか」 滝壺「うん、かみじょうはこれ飲むの、初めて?」 上条「いや、月一回は飲んでるかな」 滝壺「すごいね、かみじょうのお客さん?」 上条「うん、月一回しかこなくなったけどね」 滝壺「愛されてるんだね、その人に」 上条「ああ、そうかもね? 浜面遅いな、注いで待ってようか」 滝壺「うん」 ポン… 滝壺「いい音だね」 上条「そうだね」(ヘルプ席で空けると空しいもんだな) 上条「お、戻ってきたよ」 浜面「ちょっと!!開けてるし!!」 滝壺「今開けたばかりだよ、はまづら」(そうだあせるなザコ助) 浜面「いや、入れるなよこんなん、いくらすると思ってんだ!」(何言ってんだ?) 滝壺「50万だけど…。気に入らない?」 浜面「いやいやいやいや、50万あったら何ができるよ?考えようぜ?」 上条「おいおいせっかく入れてくれたのに、そりゃないだろ」(何考えてんだこいつ) 浜面「他人は黙っててくださいよ」 上条「あ?」 浜面「こいつ俺の彼女なんですわ、店くんのも俺の自腹で呼んでるんすよ」(………………え?) 浜面「滝壺ものせられんなよ」(おいおい俺が悪者かよ、ざっけんな!) 滝壺「これの分は私がだすから、はまづらは気にしないで」 滝壺「私がはまづらの、喜ぶ顔みたかったから」(そうだそうだ!その女が入れるっていったんだ) 浜面「っっ! はぁ~~~」 浜面「んじゃいいわ、上条さんちょっと外してもらえますかね?」(口の利き方なってねーなこいつ) 上条「いいけど? んじゃまたね」 マネ「おい」(なんだよ) 上条「はい?」 マネ「お前今日帰っていいぞ。んで明日ちょい早めに来い」 上条「え?」 マネ「7番のとこでお前チョンボしただろ、浜面キレてんぞ」(チクリくんだな、あいつ) マネ「んで今のゴルドンは浜面の女だろ」 上条「みたいっすね」(しらんかったし) マネ「ゴルドンは?」 上条「注いだけど…まだ飲んでないみたいっすね」 マネ「俺は準備だけっつっただろ!浜面待てっていったよな!?」(あーだりー) 上条「いや…」 マネ「もういい、帰れ。 明日早くこいよ!」 上条「…はい」 「なンでもないようなことがァ~ しあわせだァったとおもォ~うゥ~ なンでもないよるのォこォとォ~ 二度とはもどれないよォるゥ~」 上条「ただいま」 美琴「あら、おかえり。早いじゃない?」 上条「…美琴」ギュ 美琴「どうしたの?何かあった?」ナデナデ 上条「…別に」チュ (イライラがおさまらねぇ) 美琴「んっ…もうどうしたの? あ…、こら」 上条「しようぜ」モゾモゾ 美琴「もう、甘えんぼさんね」 上条「美琴…」 ・ ・ ・ 上条「…ふぅ」 美琴「…ハァ …ハァ」 上条「大丈夫か?」 美琴「…ぅん、ちょっと激しかったかも 起きれないょ」 上条「ハハッ、 ありがとな美琴」(なんか落ち着いたな 賢者モードってやつか) 美琴「うん? どういたしまして?」(こいつが一番落ち着くなやっぱ) 上条「今日いろいろあってさ… 明日ちょい早くでるわ」 美琴「同伴?」 上条「いや、ミーティングじゃねーかな?」 美琴「そう…頑張ってねダーリン?」 上条「頑張るよ、もう一回する?」 美琴「いやムリムリ!」 上条「しかし美琴さんの体は正直なのであった」クチュ 美琴「あんっ…ちょっ…もう… んっ…」 ・ ・ ・ ・ ・ 上条「おはようございます」(腰いてーな) マネ「おう、おせーぞ上条」(時間聞いてねーし) 浜面「…ザース」(まじこいつ俺を舐めてるな) 土御門「おはようにゃー」(こんだけしかきてねーって事は…ありがてー説教の始まりかよ) 上条「すみません」 マネ「お前の昨日の浜面のテーブルでのチョンボだがな」(あーかえりてー) マネ「経過は7番の3名は終始お前を呼べといってたが、浜面が納めて帰ってもらった、テーブル壊されたがな」(帰っててよかった…つか出禁にしろよ) マネ「25番のゴルドンの件、店は関知しない、浜面が払うそうだ」(だからなんだよ) マネ「新人の頃は鈍キャラで可愛がられてたが。お前、もう25だぞ気持ち切り替えなきゃタダの無神経なバカだ」(ひでーなおい) マネ「ちょっと気を回すだけで浜面も客に土下座する必要なかった」(痛客に土下座したのかよ、乙) マネ「ゴルドンも浜面待ちゃ、こいつが負担することもなかった。まぁ個人の意見だがな」(そういう事はあの女に言えよ、ちゃんと女の教育しとけバカ面) マネ「上条お前からなんかあるか?」(質問抽象的すぎなんだよ) 上条「まぁちょっと不注意だったのはあります、浜面悪かったな」 浜面「……」(なんか言えよボケ) マネ「幹部会での決定はこの際クビでもしかたないそうだ」 上条「え!?」(なんで俺がクビになんだよ!売上げそれなりにあげてんだぞ!!) マネ「まぁ聞け、しかしお前がやる気がある、これから性根入れ替えて頑張るってんなら続投だそうだ」(青春ドラマかよ) 上条「やる気もありますし、これからも頑張ります」(しか言えねーわな) マネ「まーそういうこった、お前らもいいか?」 浜面「納得できませんよ」(あ!?) 浜面「俺、上条さんより後に入って、追い抜く為に必死こいて頑張ってやってんスよ」(何言い出すんだこのバカ) 浜面「この人たぶん分かってないと思います」(…) 浜面「指名本数じゃ自信無くても、売上げじゃ自信あるでしょ」 浜面「俺と勝負してください!」(漫画読みすぎだろこいつ) 上条「いや俺ら常に勝負の世界だろ?、何が言いてーのかわからん」 浜面「今月俺に負けたら辞めてください!」 上条「はぁ!?浜面お前なめてんのか!?」 マネ「はまづらぁ!!お前がスタッフ辞めさせるとかどんな権限でしゃべってんだコラァ!!」 浜面「それくらいの覚悟で言ってます!」 土御門「まぁまぁ ちょっと落ち着くぜよ」 土御門「確かにかみやんの最近の仕事ぶりは甘えがあると思うにゃー」 土御門「でも、俺も幹部会でクビの意見に反対したし、チャンスを与えるべきだと思うぜよ」(さすが我が親友だ) 土御門「俺らはライバル同士だけど、同じ店でやってる仲間ぜよ」 土御門「浜面も今回50万直撃して怒るのもわかるが、その辺責任折半するなりして仲直りしないかにゃー?」(25万か美琴にいえば楽勝だな) 上条「俺はそれで構わないぜ」 浜面「納得できないッス」(!?) 浜面「俺は銭金の問題で言ってるんじゃないっスよ、上条さんがここで働いてる時点で俺の負けだと思ってます」 浜面「俺が負けたら俺は出て行きます。それくらいの覚悟で物言ってるつもりです」(こ…こいつ!!!) 土御門「俺がここまで言っても収まらないのか?」 浜面「はい」 上条「おもしれぇじゃねーか」 マネ「おい上条」 上条「幹部会でクビの話まででてんだ、俺の覚悟も見せてやんよ、浜面」 上条「お前が俺を気にいらねぇのは分かる、俺だって落ち度もあるさ。でもなぁそれでお前が俺に舐めた口きくってんなら話は別だ!! 俺に勝つ気でいるならおもしれぇ!!勝って追い出してみろよ!!でもなぁ、そう簡単にできるもんじゃねぇ 自分が主人公気取りで何でもできるって思ってんなら、 いいぜ俺が そ の 幻 想 を ぶ ち 殺 し て や る !!」 浜面「じゃあそういうことでお願いします」 マネ「まったく…解散だ」 ・ ・ ・ 土御門「かみやんのアレ久しぶりに聞いたぜよ」 上条「ああ、土御門も悪かったな。庇ってくれてさ。俺絶対負けねーから」 土御門「今のかみやん目が輝いてるにゃー。俺も青ピも締め日までフォローするぜよ」 上条「ああ、ありがとうな」 上条「ただいまー」(美琴は寝てるか) 上条(締め日まで後10日か、美琴は明日休みだから同伴だ、その後も仕事休ませてでも楽勝だな) 上条(俺の売上げが14.000、浜面が6.200.000か。まぁその内50万は俺のおかげだけどな) 上条(寝よう…かな 浜面くんさいなら~) 美琴「う…ん?お帰りぃ」 上条「ただいま」チュ 上条「美琴?」 美琴「うん…?」 上条「アイシテルぜ?」ギュ 美琴「エヘヘ」 残り10日 上条「ってことで店入る前になってだけど。残り10日、お願いします!」 美琴「うーん、仕事も今、手空いてきたけど 売上げであまり頼らない様に、店の外での時間を二人でもっと大事にって事じゃなかったっけ?」 上条「非常に耳が痛いです!ごめんなさい!」 美琴「まぁしゃーないわね、完全に休むのは無理だけど。仕事時間と睡眠削れば同伴ラストも無理じゃないわ」 上条「ありがとうございます!!」 上条(残り10日で6.186.000 楽勝だぜ) 上条「では電撃姫どうぞ」ガチャ 美琴「電撃は余計よバカ」 上条「いらっしゃいませー!!」 「「「いらっしゃいませー」」」 マネ「美琴ちゃんいらっしゃい、今日はガンガンいってね!」(俺に対する扱いの違いはなんだ) 美琴「なんかイロイロあったらしいから、締め日まで毎日くるわよ!」 マネ「美琴ちゃんフィーバーだなそりゃ!毎度あり!!」 土御門「おー嫁さん着たかにゃー ここは俺がご案内するぜよ」 美琴「まだ嫁じゃないわよ」 土御門「まだって事はそろそろかにゃー?」 美琴「うっさいわね、早く案内しなさいよ!」 土御門「おーおー こちらのラブラブシートへご案内するぜよ」 美琴「なんか広いわね、一人なんだけど」 土御門「話聞いたんだろ?かみやん一人じゃ酒飲みきれないにゃー ヘルプがガッツリくるから覚悟しとくぜよ」 美琴「返り討ちにしてあげるわよ!」 土御門「おーこわ。んじゃあとでにゃー」 上条「さて…何から飲むかね」 美琴「とりあえず狼煙あげましょうか ゴルドン5本持ってきて」 上条「ブフッ!マジデスカ美琴サン」 美琴「こうなったらとことんやるわよ、というかまず土御門を潰す!」 上条「んじゃコールで一気にいくわな」 美琴「おっけー」 ・ ・ ・ 『よいしょォ~い!野郎ども今日から10日間全員二日酔いらしィからなァ!オリジナr 美琴姫に感謝しやがれェ~!!』 『ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!今日はァ!姫様から王子にゴルドン!ゴルドン!一気に5本!!』 『まずはァ!誰に!飲ませたい!?3.2.1. 』 美琴「とうま!!」 『でーわでわでわァ!上条くンがでかいグラスで、行くぜェ!快感!絶頂!エクスタシーィィ!!カンパァ~~~イ!』 「「「かんぱーい!!」」」 上条「ングングングッ…ン」(炭酸キっつい!) 『ハイハイィ!ンじゃ残りがまだまだあるがァ、トドメは誰だァ!俺ァだめだぞ?』 美琴「逃げるな、NO.1! んじゃ土御門!!」 土御門「なんで俺なんだにゃー!?」 「「「アハハハハハハ」」」 『土御門ならコールいらねェな』 土御門「してくれよ!!テンション上げてくれにゃー」 『うるせェ、おら一気!一気!一気!一気!』 土御門「古いぜよ」 ・ ・ ・ 美琴「やっぱ楽しいわね~」 上条「あんまりホストにハマっちゃだめですよ」 美琴「お前がいうな!」 黒服「上条さんお願いします」 上条「ん?なんだ?」 美琴「…いってらっしゃい!」 上条「はい」 マネ「9番で指名だ、ダブル指名」 上条「え?はい」(誰だ?) ・ ・ 上条「おお!神裂に五和じゃねーか 久しぶりだなー」 神裂「ご無沙汰しております」 五和「おひさしぶりです!」サッ 上条「いや、おしぼり出すのは上条さんの仕事ですから」 神裂「一緒に来て別々に座るのもおかしいので、二人で指名してみました」 上条「一人すれば上条さんは来ますよ」 神裂「いえ、まぁいいじゃないですか。どーぞこちらへ」 上条「なぜか上条さんが接客されてるような構図ですけど」 五和「いいじゃないですか、久しぶりなんですから。女教皇様ちょっとずってもらえますか?角で座りにくいです」 神裂「それですと私が角になります。そっちにずれると楽なのでは?」 五上神 五和「それはずるいです!」 ■■ 上神 ※姫神ではない 上条「ああ、じゃあ上条さんが角にいけば解決ですね…」 五■■ 神裂「今日は土御門から連絡があって急ぎ駆けつけました。あなたには借りが大いにありますので」 上条「まじかようれしいぜ」(土御門…ありがとう) 青ピ「じゃじゃーん!キレイなお姉さん達がかみやん囲んどるでぇ~!これはご一緒して僕もあやかろ~」 上条「同じ日に入った青ピだ、高校からの付き合いなんだ」 五和「よろしくお願いしますね」 神裂「今日はお金の事は気になさらずなんでも頼んでください。教会から資金もでてますので」 上条「マジスカ」(激アツ!!) ・ ・ ・ ・ ・ 上条「ただいま~」 美琴「あ、お帰り~///」 上条「なんだ?酔ってるのか?」 土御門「ゲームに負けても挑んでくるから仕方なくだにゃー 俺全然飲めないぜよ」 上条「ああ土御門ありがとうな、神裂達呼んでくれて」 土御門「なーに、親友のクビが掛かってるなら安い仕事だにゃー」 上条(美琴とあっちのテーブルで今日は450万くらいだな…) 美琴「あーもう閉店だー///」 土御門「んじゃ俺はテーブルに戻るにゃー」 上条「ありがとな、土御門」 美琴「あいついいやつね色々アンタの心配してたし。青髪だっけ?あの人も」 上条「ああ、ずっと一緒にやってきた仲間だからな…」(浜面は今日30万くらいか、NO.1のテーブルに取り入ろうとしてたなクソが) 日は飛んで締め日まで後3日 浜面 8.640.500 上条 7.801.000 上条(あれからちょこちょこ土御門が営業してくれて追い上げたな) 上条(残り3日か、最終日にゴルドンラッシュで逆転もカッコいいな…フフ) 美琴「何考えてるの?」 上条「んー?別に」 美琴「ねぇねぇ、土御門は?」 上条「あいつはどっかテーブル持ってるんじゃないかな、一応NO.4だからな」 「あいたかったァー あいたかったァー あいたかったァー きみにィー イエス!」 「てめーの面見て歌チョイスしろNO.1!!」 美琴「ふーんそうなんだ」 「うるせェ!リクエストだァ!カラオケのジャマすんじゃねェ!NO.2にゃ常識はねーのかァ!」 「俺に常識は通用しねーよ!!」 「ミサカのリクエストなのに!ってミサカはミサカはNO.2に徹底抗議してみる!」 上条「ああ…」(なんか元気ねーな、まぁ俺の勝ちはほぼ確定だ) 「「「いらっしゃいませー!」」」 「おらバカ面きてやったぞ」 上条(ん?この声は) 麦野「とっとと案内しろよ」 上条「あいつだ、よりによって後ろのテーブルかよ… こないだ話した痛客だ」 美琴「あれって、元第4位じゃない?」 上条「はぁ?あれもLEVEL5かよ!?」 美琴「うん、原子崩しってやつだった」 上条(…ちょっとやばいか?) 上条「なぁ美琴、またゴルドンいいか?」 美琴「…うん、いいけど」 上条「ん?どうした?」 美琴「ううん…いい」(はっきりしないな、まぁいい) 「お飲み物はいかがいたしますか?」 麦野「店にあるだけのシャンパン持って来い」(!!!) 上条「おい!!!ちょっと待て!!」 麦野「あん?なによ」 上条「こっちもシャンパンいれるんだそういうのやめろよ」 麦野「はぁ?早いもの勝ちじゃねーの?チンタラしてるのが悪いんじゃない?なぁ?そうだろ?」 黒服「はい」 上条(クソ!!やられた!!!!、明日は日曜…店休日だ。月曜一日で勝負しなきゃならねぇ!!) 『ァーァー テステス なンかシャンパン全部買い占めた姫がいるらしいンですけどォ』 『それでもまだまだ飲み足りない!!王子浜面ァ!!今日は昇天するまで飲ンじゃってェ!!』 麦野「おい飲むのはバカ面じゃなくて、こいつだ」(??) 上条「え?なんで俺?」 麦野「お前、こないだ酒飲むっつって帰ってこなかっただろ。利息付けて飲ましてやんよ」(!?なんだと!!クソクソクソクソクソ!!) 『アイ!アイ!アイ!アイ!生贄指名の上条くン!テンション上げて、逝っちゃってェー!』(クソクソクソクソ!!誰か代打こいよ!) 麦野 パクパク 上条(ん?…なにか言ってる?) (ぶ・ち・こ・ろ・し・か・く・て・い・ね) ・ ・ ・ ・ ・ ・ 上条(クソ…動けネー) 土御門「かみやんよくやったにゃー、聞えるかにゃ?」 上条「ぁ”ー」(気分わりぃ) 土御門「意識はあるみたいだが、動けないぜよ」 美琴「どうなっちゃうんだろ…」(お前が頼りだ) 土御門「幸運なのか不運なのか明日は店が休みぜよ、この状態なら二日酔いだろうからゆっくり休めるにゃ」 美琴「え?店休みなの明日」(…しまった!!店休の事隠してたのが) 土御門「ん?日曜は店自体休みだにゃー」(やめろ土御門!!しゃべるな!!) 美琴「それっていつから?」(やばい!!休みなのに仕事っていって遊んでたのがバレル!) 上条「あ”ヴァー オェッ」(ちょいお下品だがこれでどうだ!) 美琴「わわ、大丈夫?」(やばいです、いろいろと) 土御門「ちょっと。 かみやん気分悪そうだからトイレ連れてってやってくれにゃー」(お前が連れてけ!!) 黒服「はい」(待て待て!!お前はお呼びでない!!) 上条「んむ”ーオヴぉッ」ビチャ 麦野「ギャハハ、きったねー。グロッキーだなこりゃ!」(クソクソ、黙れヤリマン!!) 「それで店休みってどういうこと?」(やめろおおおおおおおおおおおお!!) ・ ・ ・ 締め日まで後2日 店休日 上条(気分わりー、結局どうなったんだ… 土御門にメールしよう)ピッピ 上条(たぶん嘘ついてたのバレただろうなー) 上条「おーい美琴ー」(しゃべるのもきつい) 上条(…いないのか) 上条(…起きるか) ・ ・ 上条(仕事行ってきます、食事は適当に。帰ったら話があります。 んで5.000置いてるわけか) 上条(今まで飯絶対作ってたのにな…) 上条(メール帰ってきた)ピピ 昨日はお疲れ 店休のこと言ってなかったんだな、うっかりしゃべっちまった。 一応フォローは入れておいたから大丈夫だとは思うが…。ほんとスマン。 売上げは上条 8.601.000 浜面 18.460.000 現在NO.4 あの後嫁さんもボトル入れたんだが、ヘルプも後ろのテーブルにとられて空けれなかった。スマン。 上条(一千万も差があるじゃねーか…!) 上条(あの麦野とかいう女…ムカツクな) 上条(開店と同時にいって、ボトルもシャンパンも全部買占めすりゃいけるか…) 上条(つーか浜面もあの女がいたから、あんなこと言ったんだな…嵌められた) 上条(まぁいい最後に泣くのはあいつらだ) ガチャ 上条(帰ってきたか、今日は全力で機嫌とるか) 上条「美琴か?」 美琴「…うん ただいま」 上条「おかえり、美琴」 美琴「寝てたの?ごはんは?」 上条「さっき起きたんだけど、気分悪くて 飯は食ってないつか食えない」 美琴「……そう」 (昨日のこと気にしてるのか?) 上条「なんか…話あるんだろ?」 美琴「…うん あのさ」 美琴「店休とかはもう土御門から聞いてさ」 美琴「まぁあんたも事情あるんだろうし、あそこの客層考えたら心配させまいとするのは分かるんだけど」 美琴「嘘だけは止めてほしい」 上条「ああ、ごめん」 (しまった土御門はこいつになんて言ったんだ…) 上条(客層…心配…。都市上層部絡みか? 全部NO.1.2の派閥の仕事なんだけどな) 上条「まぁ色々あるんだ、仕事柄言いにくいこともあるからな」 上条「まぁ仕事お疲れ様、シャワー浴びてこいよ」 美琴「…うん」 上条(なんとかやりすごせたか、土御門にメールしとこ) ・ ・ ・ 上条「おお、温麺か。気が利くねぇ」 美琴「二日酔いでも食べられるでしょ」 上条「うんうん」 美琴「そうそう今日さ「美琴」」 上条「明日最終日なんだけどさ、浜面が昨日一千万くらい上げやがったんだ」 美琴「………」 上条「明日開店と同時に攻めるぜ!」 美琴「…ぅん」 上条「ん?どうした?」 美琴「あのさ…アタシって何なのかな…?っとか最近思っちゃって」 上条「何って?」 美琴「なんだろ…よくわかんないんだけど、ちょっとおかしいのかなアタシ」 上条「どうしたんだよ?言わなきゃわかんねーぞ」 美琴「あの…、なんて言うか。アタシって当麻のなに!?」 上条「何って何?抽象的でわかんねーよ。 彼女だろ?」 美琴「だよね!…彼女だよね…。分かってるんだけどさ…」 上条「何考えてるんだ? 疑問あるなら言えばいいだろ」 美琴「分からないのよ!!なんか最近モヤモヤしたのがあるけど、言葉とかにできないのよ!!」 上条「お前でわからない事、俺にわかるわけないだろ!」 美琴「そんな言い方ないでしょ!!アタシだって不安なんだから!!」ポロポロ 上条「美琴」ギュ 上条「何を不安に思うことがあんだ?お前は綺麗だし、俺の前じゃ可愛い。仕事だって成功している」 上条「しかも稀代の超能力者だ」 上条「そんなお前が不安なんていったら世界中に安心なんてねーぞ。 ちょっと疲れてるんだよ」 上条「泣くなよ、美琴」 上条「愛してる」 美琴「………わからなぃ、当麻がわからないよ…」 美琴「愛してるが軽く聞えるよぉ… うぅっ…」 --------何でも無いような事が幸せだったと思う 何でもない夜の事 二度とは戻れない夜------ 俺はなぜか、以前誰かが歌っていたこの曲のフレーズを思い出した ・ ・ ・ ・ 最終日 美琴「仕事行って来るわ…」 上条「おお、9時前には来てくれよ」 美琴「…うん」 美琴「ねぇ…当麻」 上条「うん?」 美琴「アタシの事愛してる?」 上条「ああ、愛してるよ」 美琴「……そう、ありがと」 バタン ・ ・ ドアが閉まる音になぜか言いようの無い不安に駆られる なんなんだクソ! 最終日 20 45 とあるホストクラブ前 上条(ちょっと早く来すぎたか) 上条(浜面も同伴だな、残念だが出勤したら俺が抜いてるわ) 上条(ボトル在庫も十二分だったしな) 上条(そろそろ着てもいいころだが…。 …きたか) 上条(ん?土御門と一緒?偶然かな) 上条「おお、間に合ったな」 土御門「時間にルーズはいかんぜよ」 美琴「………」 上条「どうした?」 土御門「あのなかみやん、今日は俺もこの同伴に絡ませてもらうにゃー」 上条「はぁ!?売上げ折半になるじゃねーか!!」 土御門「あー、なんていうか…そこんとこ中で話すぜよ」 上条「どういうことだ土御門!説明しろよ!!」 土御門「率直にいうぞかみやん、もうお前ここ辞めたほうがいいにゃー」 上条「はぁ!?意味わかんねーし!!俺の味方じゃねーのかよ!!」 土御門「味方だから!親友だから言わせてもらうぜよ!!」 上条「訳わかんねーよ!!」 土御門「落ち着こうか、…かみやん最近売上げの事ばっかり頭にあるんじゃないかにゃー?」 上条「そりゃ当然だ。メンツ掛かってるからな」 土御門「それで自分の女の気持ちにも気づいてやれないんだにゃー」 上条「お前が何かいったのか!?」 美琴「っ!」ビク 上条「何なんだ?昨日からおかしいぞお前」 土御門「昨日からじゃないぜよ?かみやん」 土御門「俺はヘルプについててその子の様子も、かみやんの言動もおかしいと思ってたぜよ」 土御門「店休の話があっただろ?実はあれ嘘なんだにゃ」 上条「何?」 土御門「かみやんにはフォロー入れたと言うから、それっぽく話合わせて聞いてみろってその子に言ったぜよ」 上条「は? 嵌めやがったのか!!」 土御門「聞け!!! かみやん言ったよな?性根入れ替えてやるって、甘えず、覚悟を決めるって」 土御門「あれから今日まで、かみやんはその子以外誰かに営業したのか?」 土御門「その子以外は全部俺の呼んだ客のはずだ!!」 土御門「女の前でする話じゃないが、ホストなら自分の女裏切って枕営業してでも引っ張ってくる」 土御門「土下座してでも機嫌をとる!それが覚悟だ!!」 土御門「何も変わってない、甘えた口だけ野郎のまんまだろ!!」 上条「………んでどういう話になるんだ…」 土御門「その子も思い悩んだんでたんだ、このままじゃいけないって」 土御門「なんでも自分で切り開いてきたかみやんが、自分のせいで牙が抜けたんじゃないかとな」 土御門「んで店休の話で、自分に対する気持ちにすら嘘があるんじゃないかと」 土御門「それで悪いがかみやんを試してみればいいって教えたんだ」 土御門「嘘を言わず、正直に話せば不問とし、ごまかせばその時また考えるとな」 土御門「騙したのは悪いと思う、しかしこのままじゃどう考えてもその子が不憫だ」 土御門「わかってくれ…かみやん」 上条「…美琴はどうしたいんだ?」 美琴「…………距離を置いて考えたい」 上条「……そうか」 上条「すまなかった…。いつからかわかんねーけど。なんか毒に侵されてたのかもしれないな俺」 上条「ほんといつからだろうな…。昔はあんなにあぶねー事にも必死になってたのに…」 上条「うん…間違いなく俺が悪いな」 上条「二人ともすまなかった!!」 上条「浜面にも謝るよ」 土御門「それがいいんだにゃー」 上条「美琴、悪かったな。悩ませちまって」 上条「俺がお前に甘えすぎてた。まぁそれだけ幸せだったからな」 美琴「当麻…今でもアタシの事好き?」 上条「ああ…愛してる」 土御門「一件落着だにゃー」 ・ ・ ・ その日は宴だった 売上げとかどうでもいい、安い酒だろうが高い酒だろうが飲めや歌えの大騒ぎだ 浜面は快く許してくれた 「毒が抜けましたね」だとよ生意気なやつめ だがその通りだなとすんなり受け止めれたのは浜面の言うとおりなんだろう あの元第四位とも酒を飲んだ ちゃんと話したらいいやつじゃないか カラオケでデュエットまでした。若いのに居酒屋って… 因みに浜面の彼女とは知り合いだったらしい マネージャーもいい目になったじゃねーかって仕事放って一緒に飲んだ 酒は誰か勝手に持ってくればいいと黒服も一緒に飲んで歌った NO.2が自分専用の冷蔵庫からツマミを持ってくる 何でも出てくるんだけど、どうなってんだ? 今日で引退になるが、見送りの華もない でもいいじゃねーか、楽しい酒を笑って飲める ああ…俺はこの夜を一生忘れないだろう 誰かの完全記憶能力なんかなくても絶対忘れない 初めて皆で笑って、泣いて飲んだ酒だ 絶対忘れてなるもんか いつか流れたカラオケがまた流れる ----なンでもないよォな夜がァ~ しあわせだァったとおもォうゥ~ ---- よく聞いたら悲しい歌じゃねーか!NO.1 まったく縁起でもねぇ ここまで読んでくれてありがとうございます かなり独特の世界観だったと思うので今更ですが解説いれます 【作中の俺設定】 とあるホストクラブ 学園都市直轄で経営されている店 要人接待等が目的で設立されたが、都市の性格上大人の娯楽が少ない為一般の客も多い 時代は適当です大体みんな18以上になってるくらい 暗部の抗争などは無かった完全パラレルのわがまま設定です LEVEL5達が元ってなってるのは、余り意味はないです それぞれ何かしらの職についてるってことが伝わればと思って マネージャーと黒服はオリキャラです 美琴の仕事は能力生かして電子機器の発明、調整 新金属の精製など多岐に渡って活動してます 特許などもあり、金は使い切れない状態です NO.1.2は作中セリフしかでないですが、第一位と二位です 争いもなくお互い五体満足で働いてます 学園都市直轄なのでそのまま使われっぱなしの状態 要人警護と接待の仕事も兼ねてるので売上げは群を抜いています アイテムは扱いが難しいので矛盾はあると思います 難しいというかSSで見てきた分とwiki見ながら書いたもんで、滝壺と滝壷どっちよ?とか…重ねて謝罪 数ヶ月後 夜の商売から足を洗った俺は土御門の紹介でビルのリフォーム会社に就職した アパートを借りて美琴とは別居中、生活費に悩む日々だが高校時代はもっと苦しかったから全然余裕だ 完全自活の為に援助も断った、美琴と対等な関係でいたい、あいつを安心させたい一念で頑張れる アウトドア作業がメインで不摂生な体には酷だが健康的で気持ちがいい 体を動かした仕事後の飯が旨い こんな小さな事で感動できるなんてしばらく忘れていた俺は、やはりどうかしてたのだろう 今日は元職場のビルの外壁を塗り替える見積もりにきた 土御門の依頼で俺指名で仕事を回してくれた 何から何まで親友に感謝だ 土御門「どうかにゃー?」 上条「おお、依頼ありがとな」 土御門「どの道どこかに頼むんだから、気にする必要ないぜよ」 上条「それでもまだ新人の上条さんに仕事がくるのはありがたいんですよ」 土御門「…そうか」 上条「なんだそのクーラーボックスは」 土御門「肉を新鮮なまま運ぶ為にゃー」 上条「ふーん」 ビルの屋上はフェンスも撤去されており、風が強い。 四つん這いになり屋上から地上まで目測する。 土御門「嫁さんとはどうかにゃー?」(65mか…? 50m以上っと)カキカキ 上条「んー?前よりは会えないけど、仕方ないわな」 上条「だけど今はお互い些細な事でも幸せ感じられるよ」 上条「…なぁ、屋上のフェンスは美琴の作った丈夫で長持ちの金属でいいか?伝手で安くするぜ」 土御門「お任せするぜよ」 上条「りょーかい」(フェンス張替えと外壁の塗装っと)カキカキ 土御門「すでに撤去したフェンスは外に置いてるから、回収もお願いしたいにゃー」 上条「へいへい」(フェンス回収と) 土御門「なぁかみやん」 上条「あん?」 土御門「すまんな」 ??が頭に浮かび、意図を確認する為に後ろを振り返る クーラーボックスを地面に置き、親友が肉包丁を振りかぶる ザシュ 上条「!!!!!!!!???????」 土御門「先にその右手いただくぜ」 体から離れて地に落ちる右手 吹き出る血液…理解ができない 上条「は?ああぁぁぁぁああああああああああ!!!???」 上条「なにすんだ!?」 土御門「かみやん、お前が邪魔なんだわ」 上条「な…なに?」 どくっどくっと脈打ち血を垂れ流す右腕を握り締め、問う 上条「なんで…お前、おい…」 土御門「疑問たっぷりで死ぬのは可哀想だ、一応十字教徒だからな。慈悲としてその疑問を取り払ってやろう」 土御門「原因は超電磁砲の能力によって起こされる経済効果だ」 土御門「本人の性格を鑑みると欲をかかず広く役立ててほしい、学園都市外にも最新の技術を提供しだすだろう」 土御門「粛清案もでたが、超電磁砲の進化の可能性やこれからの学園都市への恩恵を考慮するともったいない」 土御門「そこで都市に繋ぎ止める為に超電磁砲に杭を打ち込むことにした」 土御門「それがお前だ」 土御門「惚れた男がホストになり、慢性的に府抜けていけば放っておけないだろ」 土御門「都市に繋ぎ止め、ビジネスも好調だったが。問題がまた起きた」 土御門「今度はお互いに依存し始めた事だ」 土御門「超電磁砲は個人としての仕事は好調だが、新規開拓の足が止まった」 土御門「まぁ働かないでも一生遊んで暮らせるからな」 土御門「しかし、そこで足を止めてもらったら困る」 土御門「ではどうするか」 土御門「依存対象の杭を抜いてしまえばいい」 土御門「すでに惚れた男との思い出の都市、愛した男が作業中に行方不明になっても、幸せだった思い出に縋って生き」 土御門「新しい男が出来ればまた過去に縛られず歩き出すだろう」 土御門「腑抜けた生活が染み付いて、新しい仕事にも慣れず、仕事中無様に逃げ出した」 土御門「こういうシナリオだ」 土御門「超電磁砲の心のケアも心配しなくていい」 土御門「かみやん居なくなった後、俺の言葉が心に届く様に信頼は築いたからな」 土御門「俺が客を呼んで指名被らせたのも、超電磁砲に疑念を持たせる為だ」 土御門「それから浜面はかみやんの事、最初は尊敬してたんだぞ」 土御門「必死に追いつこうと頑張ったが、なぁなぁで過ごしている所に嫌気がさしてきた」 土御門「そこを俺がもっと見せ付けて、ちょっと煽ったらあの様だ。扱い易くて便利な男だよな」 土御門「さて…ネタバレはこんなもんかな」 土御門「失血死する前に、何か質問はあるか?」 上条「…色々聞きてぇが、一つだけ聞かせろよ」 上条「お前は最初から裏切るつもりで俺に近づいたのか?」 上条「友達とか親友ってのも嘘だったのか!!」 土御門「Fallere825」 土御門「俺の魔法名だ、意味は覚えているか?」 上条「…ハハ、背中刺す刃…だったか」 土御門「そういうことだ」 上条「…はぁ~。敵は学園都市全部かぁ… 今のこんな俺じゃ勝てないな」 土御門「ああ、諦めてくれ」 上条「美琴はどうなる」 土御門「超電磁砲はなにも変わらない。お前が居なくなり、研究と開発に忙しくなるだけだ」 上条「そうか……寂しいな」 上条「美琴の事頼むぜ」 土御門「任せろ。義妹同様この件も絶対裏切らないと誓う」 上条「そりゃ安心だ」 そろそろいいか?と裏切り者が幻想殺しを回収しクーラーボックスに入れ、蓋を閉める ああいいぜと右手を失った男が立ち上がり屋上の縁へ歩く 上条「でも全部が好きにさせねぇよ」 トン 土御門「なにをっ!!!!」 屋上の縁に立ち、土御門を見据えて後ろに飛ぶ 脱力し浮翌遊感が背中から沸きあがる 行方不明だって?そんな都合のいい事させるかよ 義理の妹級の誓いなら破らないし土御門は美琴をこれから守るだろう ああ美琴に会いたいな 愛した女の温もりを脳裏で再生し涙が出る 死ぬ前に泣くなんてホント情けないな俺 懺悔でもなんでもするからもう一度美琴に会いたい 俺も十分都合のいい人間だな、人の事言えねぇわ… ああ…でも美琴に会いたい、抱きしめたい、キスがしたい 笑っている美琴、怒っている美琴、泣いている美琴、照れている美琴、自分の横で寝ている美琴、寝起きの美琴 今までの美琴の顔が瞼を埋め尽くす 美琴…美琴…美琴… 上条「愛してる」 上条の喪失から数日後 土御門「かみやん、まだなんも連絡ないのかにゃー?」 美琴「…うん」 土御門「…そうか、なにかあったら連絡真っ先にほしいぜよ」 美琴「うん…ありがと」 ガチャ 土御門「かみやん…どこにいったんだ」 店のソファーに深く体を預けつぶやく あれから土御門がすぐに下を確認したところ、上条の遺体どころか何もなかった 屋上に散った血液は処理したので、自分と上条のやり取りは間違いなくあった しかしあの高さでは助からないはず、万一助かっても超電磁砲に連絡が必ずいくはず あの傷では病院に行かなければ助からないはず、しかしどこの病院にも該当患者は無し 超電磁砲の様子から嘘をついてる様には思えない 上条当麻が神隠しにあった、そんな根拠のない非現実的な報告だけが学園都市上層部に報告された 御坂美琴は冬の曇天の公園に居た 自分がまだ学生の頃、上条との思い出の場所だ 上条が失踪した後、仕事の合間を縫って思い出の場所を徘徊する毎日だった ここにいるとふっと目の前に上条が現れて 心配してた自分がバカらしくなるような笑顔で声を掛けてくる様な気がする 自分はそんな上条に怒って電撃を放ち、上条は右手でかき消して… 若い頃のやり取りに縋っている自分にふふっと微笑を浮かべる この公園で素直になれなかった事が多数だが、二人が結ばれたのもこの公園だった あの時の気持ちが蘇り胸が温かくなる反面、喪失感とせめぎ合い涙が溢れる 美琴(どこいっちゃったのよ…あのバカ) 何でも無いような日常の幸せを胸の中で反芻し 御坂美琴は今日も想いの人を待ち続ける… END
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ムクガイヤが王をなったそうですよ ルーゼル軍オープニングにおけるフーリンの発言。 よくある誤字の一つ -- 名無しさん (2008-09-04 18 40 33) フールスザルスザリンかパルスザルスザンのどっちかの発言 -- 名無しさん (2020-10-05 23 19 58) ムナードの発言 -- 名無しさん (2020-10-13 18 24 43) フーリンの発言 -- 名無しさん (2021-07-02 23 26 49) パスルザンの発言 -- 名無しさん (2021-07-17 07 40 25) シヨハードの発言 -- 名無しさん (2021-07-25 23 59 22) 王になったというが、なんとルートガルトの街すら掌握できていない 王どころか王の一歩手前よりさらに一歩手前くらい(もうちょっと手前か?)だよね -- 名無しさん (2022-02-04 01 42 32) 王をなる、つまり将棋をしていたムクガイヤを見てきたのだろう -- 名無しさん (2022-02-22 00 01 46) フーリンは、マクガイヤが王をねらっていますよ、と言おうとしていた そこで急報が入り、王になったことが確定した そこで急遽言い換えたので 「ムクガイヤが王を…なったそうですよ」となったそうですよ -- 名無しさん (2023-10-15 10 54 58) ちょっと納得してしまったw -- 名無しさん (2023-10-16 14 26 40) 名前 コメント
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355 【菜月愛してます】1 ◆rGX6UX5xik 2007/05/11(日) 08 42 08 もう何年も前から朝起きると横に菜月が寝ている。夜寝る時も菜月が一緒。 当たり前になっている。 付き合い始めた頃は「離れてしまうことがあるのでは?」 時々不安になる時があった。でも今はそんな不安な気持ちは消え 「一生一緒にいる感じ」がする。 菜月は時々「ねえ。菜月のこと、愛してる?」「もちろん愛してるよ。」 「ずっと一緒?」「当たり前だよ。離れることなんて絶対にないよ。 菜月は僕の宝物だよ。」 今まで何度も繰り返した会話。その度に菜月はうれしそうな顔をする。 なんて可愛いんだ。「えへへ。うれしいな。・・ねえ。ぎゅ~してよ。」 この展開もいつもと同じだ。菜月を抱きしめる。やわらかい。 唇を合わせる。菜月のやわらかな唇。 「保にぎゅ~ってされると・・なんか今日も幸せな一日だったなあって思うよ。」 菜月の細い身体。抱きしめるといつも思う。 この僕の腕の中に菜月の全部がつまっているんだなあってこと。 「保。えっちだあ。菜月とぎゅ~して、ちゅ~しただけで必ずおっきくなるんだ もん。」だって僕は菜月が好きなんだ。 それにこれから何が始まるか想像できるんだ。 「えへへ。おちんちん出しちゃおう。」菜月は僕のジャージと トランクスをヒザ下まで下ろす。「うわあ。恥ずかしいよ。ビンビンだよ。」 そして菜月はまた僕とキスをする。舌先が触れる。 舌全体が絡まる。・・キスをしながら菜月は僕のペニスに触れる。 360 【菜月愛してます】2 ◆rGX6UX5xik 2007/05/14(日) 21 19 02 菜月は跪きフェラを始める。菜月の髪が前後する。「チュパチュパ音」が響く。 可愛い口を出入りする僕のペニスが見える。 亀頭全体がやさしさに包まれている。亀頭の裏側を舌が撫でる。睾丸を撫でる指。 菜月のしなやかな長い指。鳥肌が立つ。・・き・・気持ちいい。 すごく。・・すごく。わあっ。 亀頭の裏を舌先が、上を唇が刺激する。カリ首が通過するたびに絶頂が近づく。 たまらない。射精してしまいそうだ。 射精感が高まる。うわぁ。このままだと出る。菜月の口撃はつづく。 408 抜いたら負けかなと思っている ◆rGX6UX5xik 2007/06/07(日) 12 35 13 昨夜は久しぶりに菜月と入浴。「一緒に入っていい?」もちろん。 断る理由などない。と言うよりもすでに全裸で浴室内に入って来ている。 真正面から改めて見ると菜月のプロポーションはやはり最高だ。 髪の毛は肩より少し長い程度、鼻筋の通った顔立ち。 おっぱいは若干小さめかも知れないが、ツンと上を向いている。 腹には無駄な肉など全然ない。脚だって全然太くない、白く透き通る肌。 一ヶ所だけ・・色の濃い部分。菜月のその部分を覆う陰毛。 やわらかな毛質のそれは今夜は逆立っている。 菜月が浴室に入ってくるとチーズの匂いがする。 「や~らしいなあ。保。菜月の身体をじっと見てるんだもん。」 そりゃそうだ。こんなに可愛い菜月が股間も隠さずに堂々と入って 来るんだ。 当然そうなる。 「保。おしっこしたくなっちゃったよ。」また始まった。 何でトイレで済まして来ないんだ? 排水溝の上でおしりを向けてしゃがむ。 「シーッ」と言う放尿音。静かな浴室内に響く。 「や~らしい。音聞いてるでしょ?・・そう言う音とか聞かれるだけで 女の子はすごく恥ずかしいんだよ。」 そう言う台詞は目の前でおしっこする菜月には似合わない。 「何よ?」「うん?別に。」菜月のおしりに見とれていた。 放物線が見える。勢いが衰えてくる。 僕に背を向けたまま立ち上がり股間にシャワーの湯をあてる。 「儀式」は終わった。