約 485,743 件
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8551.html
前ページ次ページゼロのペルソナ 話し合いが終わり、退出しようとしたタバサはアンリエッタに呼び止められた。 「先ほどは偉そうなことを申し上げてしまいましたわ。ごめんなさい」 「気にしていません」 アンリエッタはタバサの手を取り、両手を包みこんだ。 「アルビオン王家は絶え、ロマリアがなくなって、始祖の流れを継ぐのはもはやわたしとあなただけなのです。 これからは手を取り合いましょう。 ……ウェールズさまとの約束を果たすのもこの戦いが終わってからになりますね」 最後は自分に言い聞かせるようにして言った。微笑んでいたがどこか悲しげだった。 タバサはどういえば分からず黙っていた。 「それからシャルロットさま。あなたに会いたいという人がいます」 「誰ですか?」 「あなたのよく知る人です。そしてあなたの王位継承を推した人です。 わたしは一緒に話をしようとも申し上げたのですが、まずはあなたとそして使い魔さんにだけ会いたいと」 「えっ俺も?」 タバサにも陽介にも心当たりの人物が思い浮かばなかった。いったい誰が彼らに会いたがっているのであろうか。 使用人に連れられてきた部屋の中には、陽介も、そして冷静沈着なタバサも驚いてしまう人物がいた。 「い、イザベラさん……!?」 ロマリアを滅ぼしたガリア王の娘がトリステインの来客用の寝室にいたのだ。 「久しぶりね、ヨースケ……それにシャルロット」 イザベラは二人の驚いた顔が見れて嬉しいのか笑っている。 「あなたがどうして?」 対象の定まらない漠然とした質問はタバサがそれだけ驚いていることを示している。 イザベラは目を細めた。 「どうして……か。色々な理由があるわね……。父上がロマリアを攻めたのは知ってるわね?」 タバサはこくりと陽介はこくこくと頷いた。 「あんなことをしたら国はお終いよ。 他国だけじゃなくて民からも敵視されて、貴族たちだって言うことを聞かなくなるでしょうね。 だから新しい王が必要なのよ」 「ならあなたがなればいい」 イザベラは苦笑しながら首を振る。 「わかってるでしょ、シャルロット。父上はかつてオルレアン公派と争って王位についたわ。 なら父上の娘が王位を継いだところで誰も納得なんてしないわ」 それに、と言葉を続けた。 「あなたはわたしなんかよりずっと王に相応しいわ。この王位はもともとあなたのものよ」 タバサは困ったという表情を浮かべる。 「わたしは王になる気は……」 「ないの?」 タバサはどう言ったらいいのか分からないという様子だ。 「それもそうよね。つい先日までは王族から追放で、いきなり王になれなんて言われたら混乱するわよね……」 それから二人は押し黙ってしまう。どちらも言葉を見出せないようだ。 だが伝えたいことがないということではないはずだ。陽介はそう確信している。 「なあ、王になるとかならないとかそーいうのはひとまず置いといて、 それよりもっと言いたいことがあるんじゃーねーのイザベラさん」 はっとしたイザベラは探り探りと言った感じで喋り始めた。 「ねえ、シャルロット……あなたは父をわたしの父に殺されてきっとわたしを憎く思ってると思うの」 タバサは首をふってそれを否定した。 「あなたの父がやったこと。あなたは関係ない」 「でもあなたに今までひどいことをしてきたわ」 「それもあなたの父が決めたこと」 「ひどいいたずらをしたわ」 「気にしてない」 イザベラが気に病んでいたことをタバサは次々と否定していく。 だがイザベラの顔は完全には、うしろめたさはなくならない。 彼女はもじもじとしている。言いたいことをうまくいえない。どう切り出せばいいのかわからないといった様子だ。 陽介は彼女に代わってタバサに言った。 「タバサと仲良くしたいってことじゃね?」 陽介の主人はそうなの?というように視線を遣る。 「ちがっ……」 彼女は顔を赤くしながら否定の言葉を口に仕掛けたが押し止めて、代わりに黙って頷いて肯定した。 「わたしは構わない」 それがタバサのなんとも味気ない返答であった。 それから二人は子供のころからしたことのない家族としての抱擁をしたが、なんともぎこちなかった。 二人のぎこちない抱擁が終わると形容しがたい微妙な雰囲気が部屋に流れた。 そりゃ、そう簡単に仲良くなるなんて出来ないよな。と陽介が考えているとタバサが尋ねてきた。 「どうすればいい?」 どうすればいいとは主語も目的語もないなんともシンプルな質問文だが、陽介にはちゃんとその意味は伝わった。 タバサはイザベラと仲良くなる方法が知りたいのだろう。 さすがは付き合いが深いだけあるぜ。と、心の中で自画自賛する。 それはさておいてもタバサもイザベラと仲良くしたいと思っていることは歓迎すべきことに陽介には思えた。 だが具体的な方法を提案しようというと難しくなる。 んー。と陽介は首をひねった。自分は親友とどうしたっけか?と元の世界に居た相棒を思い出す。 冬でも学ランの前を閉めることがなく、灰色の髪を妙な形に切っていた親友の姿を思い浮かべる。 そういえばあいつ何を思ったのか、ちょうど今の二人みたいに突然抱きしめてきたな……。 案外悪い気分じゃなかった…ってこれだけだと何か怪しいヤツみたいだな。完二じゃあるまいし。 えーと、んでもってその後、自分があいつと本当に心を通わせたのは…… 「川原で殴り合いの喧嘩……」 「それにする」 陽介が懐古して呟いたことをタバサは受け入れた。当然、陽介は慌てる。イザベラも驚いている。 「ちょっ、待てよ、タバサ!」 「なに?」 「えーと……ホラ、ここ川原じゃないし」 「ここでする」 「それに女の子が殴り合うってのは一般的じゃないような……」 「あなたはしたの?」 「いや、親友としたことがあるけどさ……」 「ならそれにする」 タバサは何を思ったのか殴り合うという意見が気に入ったようだった。 陽介が止めようとすると、イザベラが笑った。 「ははっ、なに?殴り合って分かり合おうっての?」 タバサはこくりと首を立てに振る。 「いいわ。あなたがそれで満足するっていうならわたしもそうするわ」 陽介の思惑とは反対になぜかイザベラも乗り気になってしまったようだ。 なんでこんなことに……。 呆然とする陽介に彼の主から、邪魔になるとマントを脱いでわたされる。 「手加減はしない」 戸惑う陽介を置き去りにして少女たちの喧嘩が始まった。 二人は示し合わせたように同時に拳を突き出した。 イザベラの腕の方が長いが先に相手に拳を当てたのはタバサの方だった。 より早い小さな拳はイザベラのボディに入った。 その拳を受けながらイザベラの拳は半瞬遅れて相手の薄い胸を打つ。 ダメージはイザベラのほうが大きかったが、下がったのは体格が小さいタバサの方だった。 タバサは右拳を構えて地面を踏みしめる。 腰の入ったタバサの拳はイザベラの頬に当たり、イザベラはタバサの横っ腹を殴った。 次にイザベラは顔を、タバサはわき腹を……というように拳の押収が続く。 避けることはしない。ただひたすらお互いの拳を相手に届けようとする。 さながら言葉の代わりに思いを届けようとするように。 トリステインの国賓クラスを迎えるための客室で、喧嘩っ早い少年だろうとたじろぐような喧嘩が行われている。 息を切らして戦う少女を見ながら陽介は結局見ているだけだった。 この争う物音を聞いて誰かやってくるかと心配だけはしていたが誰も来なかった。 そういや、あいつ今はどうしてだっけか?自分たちがこの世界に来たころには海外にいたはずだ。 親もとに帰った後、すぐにまた親の短期の出張が決まったから今度は旅行も兼ねて親についていったとか。 とはいえこの世界に来て一ヶ月くらいになるのでそろそろ帰って来ているだろうか。 八十稲羽には女子勢が残ってるはずだからきっと帰ったらめちゃくちゃ怒られるんだろうなあ。シンパイかけんなっつって。 そういえば、いつか完二とも殴り合いしようかと冗談交じりに約束したことがあったけど未だにしてねーな。 などと同じ部屋にいながら一人取り残されている陽介は少女同士の喧嘩が終わるまで仲間たちのことを考えていた。 一歩も引かない殴り合いは長く続いた。5分以上はやっていたかもしれない。 全力の殴り合いである。少女どころか男でさえ生涯にやるかどうかの激しい喧嘩をそれだけやったのだ。 その結果として、二人の少女は当然ながら満身創痍で、仲良く巨大なベッドで仰向けに転がっている。 ちょうど互いにベッドの反対側から倒れこみ、お互いに頭が当たりそうなくらいの距離だ。 二人とも汗を流しハアハアと息が荒い。 イザベラの頬ははれてドレスはところどころ破れて、タバサのメガネは傾いて白いシャツはボタンが飛んで下に着ているショーツが見えていた。 陽介は破れた服を隠すようににマントを主に返す。 「どうだ、スッキリしたか、二人とも?」 その答えは否定だった。 「ぜっんぜん!はあはあ…。顔も、お腹も、体中痛いし…。バカじゃないのあんた……」 「わたしもそう思う…」 確かに提案したのは陽介だが、彼の反対を無視して始めたのにひどい言われようだった。 「でも…エレーヌのことがわかった気がするわ…。小さな体なのにすっごく強くて……」 「鍛え方が違う」 そう言ってタバサは荒く息継ぎをする。イザベラは従妹のらしくない憎まれ口に苦笑した。 「そうよね…。わたしが…わたしたちがあなたをそんなに強くしたのよね…」 それから二人の荒い呼吸だけが聞こえた。 「わたし…あなたに嫉妬してた…。魔法の才能に恵まれてて…みんなに愛されてて…。 わたしが持ってないもの…あなたは全部持ってた……。だからうらやましかった……」 また息使いが支配する沈黙が流れる。 「……ありがとう、エレーヌ」 「……わたしもありがとう」 それから二人の間に言葉はなくなった。 言葉はもう要らなくなったのだ。それを陽介は理解した。 ボロボロの二人の顔に浮かぶのは明らかな笑顔だった。 人のことバカとか言っておきながら、お前らスッキリしてんじゃねえか。 そう思っても陽介は口に出さなかった。代わりに別の現実的問題を口にする。 「で、その怪我どーすんだ?」 「どうするって?」 「治さないのかってことだよ?」 「治す……そっか治さないといけないわね」 「みんなが心配する」 「そうよね、エレーヌ……。ふふっ、まさか王族同士殴りあってるなんて知られたらみんなどう思うからしら」 その想像が愉快なのかイザベラは笑った。 確かに現王女が自分ではなく別の人物を王位に推しておきながら、 その二人が平民も真っ青な殴りをしたとなればきっと彼女が想像するように面白い顔の一つもするであろう。 「なんだか治すのもったいないわね……」 イザベラは愛おしそうに腫れ上がった自分の頬をさすった。 同じようにタバサも腕をなぜる。次に腫れ上がった顔に触れながら陽介に言った。 「あなたに治して欲しい」 「えっ、俺?」 「以前治してもらったことがある」 確かに陽介は回復魔法が使える。吸血鬼退治のときに戦いで傷ついたタバサを直したこともある。 とはいえクマの方が優れた回復魔法の使い手なので、普段はあまり使わないが。 「ヨースケってメイジなのかい?」 ペルソナ使いを知らず、当然陽介がペルソナ使いだと知らないイザベラは質問した。 「いや、メイジじゃねーんだけどよ……なんて言ったらいいかな……」 「回復魔法が使える」 タバサが端的に必要なことを言った。 「もしかして先住魔法?何でもいいか。わたしもヨースケに治して欲しいな」 「まあ、イザベラさんもそう言うなら……」 陽介はペルソナスサノオを召還して中級回復魔法ディアラマを二人に使った。 イザベラは突然現れたその亜人のようなものに驚いたが、自分の怪我が一瞬で治ったのにも驚いた。 完全回復する上級回復呪文ディアラハンには及ばないがディアラマも少女の喧嘩の傷くらいなら一発で治せる。 処置を終え、陽介は息をついてベッドに腰かけた。二人の少女のように横になったりはしない。 傷はいえたはずなのに二人の少女は未だにベットで仰向けになっていた。 怪我がなくなったところをさすりながらイザベラは仰向けのまま尋ねた。 「いったいなんなんだい、その力?」 「ペルソナっつーんだけど……説明が難しいな……」 「彼は別の世界から来た」 タバサも仰向けのままがあっさりと重要な秘密を暴露した。 「ってタバサさん?そんなあっさりとそんなこと言っていいわけ?」 「ふーん、別の世界から。なるほどねえ」 「信じてるし!」 「なに、じゃあ嘘なの」 イザベラはじろりと陽介を見てくる。 なんだか下から見下ろされるような不思議な気分になった。 「嘘じゃねえけど普通信じっか?別の世界から来ました、なんて」 「あんたは普通じゃないから、別の世界から来たって言われても信じるわよ」 「なんか、イザベラさんヒドイこと言ってない……?」 陽介はタメ息をつきたくなった。 「ねえ、そのイザベラさんってやめくれないかしら。中途半端に他人行儀よ」 「えっ……。いやでもイザベラさんって姫さまだし……」 「もう姫じゃないわ。だいたい敬語もあんたロクに使ってないじゃない」 「いや、敬語はイザベラさんがいいって言ったから……」 「とにかく呼び捨てでいいわよ。だいたい姫とか言い出したらエレーヌなんて王よ」 「タバサは王になるかどうかまだ決めてねーだろ」 そう言って陽介はタバサを見る。 タバサは横になったまま陽介を仰ぐようにして視線を返す。 「あなたはわたしが王になっても助けてくれる?」 陽介はきょとんとした顔を浮かべたが、すぐに笑った。 「あったりまえだろ。お前がなんだろうと助けてやるよ。元の世界に帰るまででよければな」 ありがとう、そう小さな声で聞こえた。 イザベラは仰向けのまま探るように手を動かして、タバサの手を握った。 握った手は同じように握り返される。 「ねえ、エレーヌ」 「なに?」 「父上を助命して欲しいの……」 タバサは手を握ったまま無言だった。 「わかってるわ。無理を言ってるってことは。父上は許されないことをしたということを。それでもあの人は……」 イザベラは手をさらに強く握る。 「あの人もわたしの家族だから」 タバサは答えを返せなかった。 しかし二人の手は強く、固く結ばれている。 タバサとイザベラは幼少時代から仲がよくなかった。 正確にいうならイザベラが一方的にタバサを嫌っていた。 それでも彼女らはまるで自分たちが生まれてからそうであったように、あるべき姿であるように、彼女たちは家族となった。 翌日、トリステインはアンリエッタ姫が王位を継承することを発表。 またトリステイン、ゲルマニア、ロマリア連合皇国の連名でオルレアン公の遺児シャルロットがガリアの新王になることが発表され、 その正当性は支持した各国、そして前ガリア王女イザベラがそれを保障した。 前ページ次ページゼロのペルソナ
https://w.atwiki.jp/monnnasigma/pages/32.html
作詞・作曲・編曲:湖山信太郎 Velvet Roseイメージソング さあさあ皆さんご覧なさい 麗しのデュエット 誰も知らないパレード 特等席だけなのよ? いつもの私はもう関係ないわ 瞬きをして 輝きを撃て 華の香りで包んで 刹那の時を経て その指先の一つだけで 表情を変えていく 貴方には見えないかな? 流れ落ちる滴 落とさないように 手を差し伸べて それが今の全てさ 招待状にキスをして 愛の言葉囁いて 招待状にキスをして 仮面の下を見せてよ いつもの貴方はもう関係ないわ はだけた服も そのままでいて 深く 愛して 刹那の時を経て その指先の一つだけで 表情を変えていく 貴方にも見えるように 混ざりあう滴 落とさないように 撫でて掬って それが今の全てさ 抱きしめながらキスをして 愛の言葉囁いて 見える場所にもキスをして 仮面は無くても構わない
https://w.atwiki.jp/yarikomirpg/pages/50.html
ペルソナ作りぐらいしかすることが無いが、その一環にアイテム集めがある
https://w.atwiki.jp/kontonpsw2/pages/89.html
使用者 チエジロー △▶▶【ヒロイック・ペルソナ】 系統:念動術 対象:術者 射程/形状:術者/- 時間:6ラウンド 抵抗:なし 属性:- 効果:英雄の魂を憑依させその力を借り受けます。 戦闘特技、練技、呪歌・終律・騎芸、賦術、鼓咆、占瞳・呪印・貴格を一つ選びます。 (超越者用を選ぶことも可能です) 効果時間の間、全ての前提を無視して、選んだ能力を習得し使用可能になります。 ただし、使用条件や使用に必要なリソースなどはそのままです。 習得した能力を使用する際判定が必要になる場合は、 本来の技能に代わってサイキッカー技能レベルで代用できます。 この念動術を行使した際は、習得した能力を習得可能になる最低レベルと同じ値だけ、 念動術の使用回数が消費されます。 (全力攻撃Ⅰなら1回分、全力攻撃Ⅱなら9回分、切り払いなら16回分) 拡張: 《ルーンマスター》 別々の能力を習得する場合において、この念動術の効果が重複するようになります。 (【ウェポンマスター】や【マジシャン】などと同様に処理されます) 《MP軽減/サイキッカー》《マナセーブ》 本来の念動術の使用回数増加の効果に加え、 この念動術を行使した際に消費される使用回数が1回分ずつ軽減されます。(最低1) サイキッカー技能
https://w.atwiki.jp/p2kwsk/pages/112.html
くれーるどりゅんぬ 概要 青葉区・青葉通り(『罰』では鳴海区のホテル・プレアデス)で営業するフランス料理店。 本格的なフランス料理を一律1000円で食べられるというリーズナブルさが売り。 店のギャルソン・副島はかつて客の店内でのトラブルを収めたという武勇伝があり、 「フランス外人部隊帰りの地獄のギャルソン」と噂されるようになった。 『罪』では噂により武器屋としての経営も始める。 また、「伝説のハンドガン」入手の際にも重要な役割を担う場所である。 『罰』では噂により、「魔法属性を持ち、魔法攻撃力も上がる特殊な武器を扱う」か、 「魔法防御力も上がる特殊な防具を扱う」かどちらかの結末になる。 また、アメノトリフネ浮上後には「無事だった?」の噂を流す事により、 『罪』同様青葉区に移転して営業を再開する事となる。
https://w.atwiki.jp/gensouiri/pages/2828.html
ペルソナ4の主人公が幻想入り 動画リンク コメント ペルソナ4の主人公が幻想入り 1769人目の幻想入り 作者 でれアリスの人 ひとこと 主人公 動画リンク mylist/26575437 新作 一話 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8454.html
前ページ次ページゼロのペルソナ 月 意味…裏切り・徐々に好転 祝宴があった次の日の朝、ニューカッスル城の地下にある鍾乳洞の港は、人で埋め尽くされていた。 彼らは疎開する人々たちで、その中に完二たちも混ざっていた。 キョロキョロとキュルケが視線をめぐらせている。 「ルイズは?」 「ワルドと結婚式挙げるんだとよ」 「この状況で?本当に何考えてるのよ、あの子は……」 「ワルドがウェールズに仲人やってもらいたいからとか言ったらしいぜ。帰りは二人でグリフォンに乗って帰るらしい」 「カンジはー、出席しないクマか?使い魔でしょうに」 「別に出たかねえよ。つか、グリフォンも三人はキツイんじゃねえの?」 キュルケがニヤっと一笑いして、完二の腕に抱きついた。 「ねーえ、あなた勝手に結婚しちゃうような薄情なご主人さまはほっといて、わたしの使い魔にならない?」 「ブホッ」 キュルケの豊満な胸が押し付けられた完二は鼻血を出した。 「キュ、キュルケちゃん、クマというものがありながらオヨヨヨヨヨ」 「な、完二お前、先輩を差し置いてうらやましい思いをイテッ!」 泣き真似を始めたクマも、タバサに杖で殴られた陽介も無視してキュルケは完二を誘惑する。 「この間、仮面の襲撃者からわたしを守ろうとしてくれたじゃない。そのときのあなたとってもかっこよかったわ」 「な、あれは体が勝手に動いただけで!つか、結局、何もしてこなかったし!」 完二が顔を真っ赤にしている。抱きつかれていない方の手で鼻を押さえた。 陽介は完二の言ったことを聞き、不思議に思った。 「そーいや、なんで魔法を出さなかったんだろうな?」 「そういえばそうね。たぶん、詠唱は完成してたと思うわ」 陽介の口にした疑問に共感してキュルケは完二から手を話しその指を口に当て、考える仕草をした。 完二はキュルケの胸が押し付けられなくなり、安心したような残念なような気分だ。 完二の背中にかけられたデルフリンガーが口を開いた。 「詠唱をちょこっと聞いたがたぶんありゃ『ライトニング・クラウド』だな」 久しぶりに声を聞いたな、と思いながら陽介は尋ねた。 「それってワルドが使った?」 「そうだな」 陽介とクマは納得したというふうに頷いた。 「なるほど、敵さんはカンジが割り込んできて、呪文を防がれると思ったから魔法を出すのをやめたクマね」 そう言うと次はキュルケが不思議そうな顔を浮かべ、彼女を代弁するようにタバサは言った。 「ライトニング・クラウドは雷の呪文。間に割って入っても二人とも電撃を受けた」 陽介たちはタバサの発言を不思議に思った。 完二のペルソナ、ロクテンマオウは電撃を無効にする。完二に電撃は利かないではないか。 「何いってるクマか、タバサちゃん。完二に電撃属性は……」 「ああーー!!」 陽介は何かに気付いたというふうに突然大声を上げた。 完二、クマ、キュルケは驚いてビクリと肩を震わした。歩いている人がチラっと見てきた。 「そっか、そーだよ……あれ?でも、それって……」 「なに大声上げてるんスか、センパイ……」 考え込んでいる陽介に完二はツッコミを入れた。 「わかったんだよ、完二!」 「わかったって何がっスか?」 「あの仮面のヤツはお前に電撃属性の攻撃が効かないから魔法を出すのをやめたんだ!」 「いや、だからそれはクマが……」 完二が何言ってんだ、この人は。という顔を浮かべたのに対して、キュルケが浮かべたのは別種の表情だった。 「カンジに電撃が効かない?どういうこと?」 キュルケは不思議そうな顔をしている。そしてその様子を見て陽介は自分の推理を確かなものにした。 「そうだ。お前が電撃効かないことをこの世界の人間は誰も知らねーんだ。二人を除いてな」 完二がはっとした顔を浮かべる。 「ワルド……!」 もちろんルイズも見てたけどあの仮面の襲撃者とは明らかに体格が違ったし、襲われた張本人だ。あの仮面の襲撃者はワルドだったんだ」 クマは当然の疑問を発する。 「ヨースケ、混乱してるクマ?ワルドは一緒にいたクマよ」 「あっ、そーじゃねえっスか!」 自分で言っておきながら完二はそのことを失念していたらしい。 その疑問への返答はすでに陽介の中に出来上がっているが答えたのはタバサだった。 「遍在……」 「そうだ、遍在をワルドは使ったんだ」 トリステイン学院を出発する前日、不気味な教師ギトーの授業が中止になった時に陽介はタバサに遍在のことを聞いたのだ。 遍在とは自分の分身を作る風の魔法である。しかもそれはそれぞれが魔法を唱え、戦うことができる戦闘能力を持つ高等な魔法だという。 それを知っているから陽介はひっかかりに気付けたのだ。 「へ、遍在……?ってなんスか?」 「ようするに分身の術みたいなもんだ」 タバサは陽介の大雑把な説明を補足した。 「それぞれが魔法の力と頭脳を持つ実体」 「彼は風のスクエアだから唱えられるでしょうね」 キュルケが呟いた。 陽介が総括する。 「ワルドは決闘で完二に電撃属性が全く効かないことを知った。 そして襲撃の際に、不意打ちに近い形で魔法を撃てたのに撃たなかった」 「雷は効かないと知ってたから」 タバサが言い、陽介はこくりと頷く。 「思えば宿を襲撃させたのもあいつだろうな。 チームを分断させようと提案したのもあいつだった。それが目的だったんだろうな。 そもそもこの任務は姫さまが内緒で一生徒に頼んだものだから、知っているものも限られるはずだ。 ワルドなら当事者だ。 そしてあいつは完二がキュルケをかばったらすぐに攻撃をやめて次の行動に移った。 たぶんそれが本当の目的だ」 「ルイズ……!」 完二が言う。 「なるほど、このタイミングで式を挙げたのも、わたしたちを追い払うためね。 グリフォンで追いかけるとか言ってたけど……」 「んな気はさらさらねえってわけか」 キュルケの最後の言葉を完二が引き取った。 その時、乗船員たちが大声で乗船を促し始めた。どうやらそろそろ出発するらしい。 「で?まさにあいつの思ったとおりになろうとしてるわけだけどどうするよ?」 「んなもん決まってらあ」 「あら、決まってるでしょ」 「ゴー!クマ」 そう言うと完二、キュルケ、クマは駆け出した。 「ま、そーだよな。んじゃ俺も……」 駆け出そうとした陽介の服をタバサがつまむ。 「ってタバサなにすんだよ?」 「することがある」 タバサは陽介に耳打ちをした。 前ページ次ページゼロのペルソナ
https://w.atwiki.jp/fctaityo/pages/4.html
PS1(ま・や・ら・わ行) 10.03.05現在 マーシャルビート2 そのほか/3 麻雀ステーション MAZIN 麻神 パズル・テーブル/1 麻雀やろうぜ! パズル・テーブル/1 マーメイドの季節 ギャルゲー/3 マール王国の人形姫 RPG/1 マイクロマシーンズ スポーツ・レース/1 マイティヒット スペシャル シューティング/2 マイドリーム OnAirが待てなくて そのほか/1 毎日猫曜日 シミュレーション/2 マイホームドリーム シミュレーション/1 マイホームドリーム2 庭付き一戸建てで、いこう! シミュレーション/2 マクロス デジタルミッションVF-X シューティング/1 マジカル頭脳パワー パズル・テーブル/3 マジカルダイスキッズ パズル・テーブル/3 まじかるで~と ドキドキ告白大作戦 ギャルゲー/2 マジカルホッパーズ アクション/1 まじかるめでぃかる RPG/3 マジックカーペット シューティング/2 マスモンKIDS S・RPG/1 街-運命の交差点- アドベンチャー/2 松方弘樹のワールドフィッシング スポーツ・レース/2 マックスサーフィン2nd スポーツ・レース/1 マッドパニックコースター アクション/2 マッハGoGoGo スポーツ・レース/2 松本零士999Story of Galaxy Express アドベンチャー/3 マネーアイドル エクスチェンジャー パズル・テーブル/2 魔法少女ファンシーCoCo ギャルゲー/1 魔法少女プリティサミー PART1 アドベンチャー/1 マリア2-受胎告知の謎- アドベンチャー/3 マリア 君たちが生まれた理由 アドベンチャー/3 マリーのアトリエ ザールブルグの錬金術士 RPG/1 マリオネットカンパニー ギャルゲー/3 マリオネットカンパニー2 Chu! ギャルゲー/2 まわってムーチョ! パズル・テーブル/2 満福!!鍋家族 パズル・テーブル/2 ミザーナフォールズ アドベンチャー/1 ミサの魔法物語 ギャルゲー/1 ミスタードリラー パズル・テーブル/2 ミスティックアークまぼろし劇場 アドベンチャー/3 ミスティックドラグーン RPG/1 ミスティックマインド 揺れる想い ギャルゲー/3 みつめてナイト ギャルゲー/3 みつめてナイトR大冒険編 RPG/3 未踏峰への挑戦 シミュレーション/2 みどりのマキバオー 黒い稲妻 白い奇跡 スポーツ・レース/2 ミニモニ。シャカっとタンバリン!だぴょん! そのほか/2 ミニモニ。ダイスdeぴょん! そのほか/2 ミニ四駆爆走兄弟レッツ ゴー!! WGPハイパーヒート スポーツ・レース/1 三宅裕司プロデュース 奇跡のマヤ占い そのほか/2 ミラクルジャンパーズ アクション/1 ミラクルワールド パズル・テーブル/3 ミルキィ・シーズン ギャルゲー/3 ミントン警部の捜査ファイル 道化師殺人事件 アドベンチャー/1 みんなの囲碁 パズル・テーブル/2 みんなのGOLF スポーツ・レース/1 ムーンライトシンドローム アドベンチャー/2 武戯 対戦・格闘/2 武蔵伝 A・RPG むし太郎 シミュレーション/2 無敵王トライゼノン そのほか/3 メイズヒーローズ-迷宮伝説- パズル・テーブル/2 名探偵コナン アドベンチャー/1 名探偵コナンTHE ボードゲーム パズル・テーブル/3 名探偵コナン 3人の名推理 アドベンチャー/3 メールプラーナ RPG/1 メガチュード2096 対戦・格闘/1 女神異聞録ペルソナ RPG/1 メタモルパニック DOKI DOKI 妖魔バスターズ!! アドベンチャー/1 メタルエンジェル 3 シミュレーション/2 メタルスラッグ アクション/2 メタルスラッグX アクション/2 メタルフィスト 対戦・格闘/1 メディーバル 甦ったガロメアの勇者 アクション/2 メビウスリンク3D S・RPG/1 メモリーズオフ ギャルゲー/1 メリーメント・キャリング・キャラバン シミュレーション/1 メルティーランサー 銀河警察2086 ギャルゲー/1 メルティランサー Re-inforce ギャルゲー/1 燃えろプロ野球’95 ダブルヘッダー スポーツ・レース/2 モータートゥーン・グランプリ スポーツ・レース/1 モータートゥーングランプリ 2 スポーツ・レース/2 もっと!にゃんとワンダフル2 シミュレーション/3 MOTO RACER スポーツ・レース/2 桃太郎伝説 RPG/2 桃太郎電鉄V パズル・テーブル/1 森田和郎の五目並べと連珠 パズル・テーブル/3 森高千里 サファリ東京 そのほか/1 森の王国 S・RPG/2 モンキーマジック アクション/2 モンスターコレクション 仮面の魔道士 パズル・テーブル/1 モンスターコンプリワールド RPG/3 モンスターシード RPG/2 モンスターズ・インク モンスター・アカデミー そのほか/2 モンスターファーム RPG/1 モンスターファーム2 RPG/3 モンスターファームジャンプ アクション/3 モンスターファーム バトルカード パズル・テーブル/2 YAKATA RPG/1 八神ひろきのGAMETASTE 胸騒ぎの予感 ギャルゲー/1 焼肉奉行 パズル・テーブル/2 厄痛 -呪いのゲーム- アドベンチャー/3 遊戯王真デュエルモンスターズ 封印されし記憶 パズル・テーブル/2 悠久組曲 All Star Project ギャルゲー/3 悠久幻想曲3 パーペチュアルブルー ギャルゲー/2 悠久幻想曲3 Perpetual Blue ギャルゲー/3 有限会社 地球防衛隊 シミュレーション/3 U.P.P パズル・テーブル/3 UFO -A DAY IN THE LIFE- そのほか/3 ユーラシアエクスプレス殺人事件 アドベンチャー/1 ゆうわくオフィス恋愛課 ギャルゲー/1 雪割りの花 アドベンチャー/3 ゆきんこ☆ばぁにんぐ ギャルゲー/1 ユニバーサルナッツ アドベンチャー/1 妖怪花あそび パズル・テーブル/3 よしもと麻雀倶楽部デラックス パズル・テーブル/2 ヨシモト ムチッ子大決戦 南の海のゴロンゴ島 そのほか/1 ラーメン橋 シミュレーション/1 ライアット・スターズ S・RPG/1 雷弩機兵ガイブレイブ2 アクション/3 雷電DX シューティング/1 雷電プロジェクト シューティング/1 雷弩機兵ガイブレイブ アクション/1 ライトニングレジェンド 対戦・格闘/1 ライトファンタジー外伝 ニャニャンがニャン RPG/2 ライフスケイプ2 ボディーバイオニクス そのほか/3 ラヴ・セラピー ギャルゲー/1 ラグナキュール RPG/2 ラグナキュールレジェンド RPG/2 ラスベガスドリーム2 パズル・テーブル/3 ラティス シューティング/2 ラビッシュブレイズン RPG/1 ラピッドレーサー スポーツ・レース/2 LOVE DESTROY ギャルゲー/2 LOVE★パラ ラブリー東京パラパラ娘 そのほか/2 ラブひな 愛は言葉の中に ギャルゲー/2 ラブひな2 言葉は粉雪のように ギャルゲー/2 ラブラブトロッコ 二人の恋のメロディ アクション/1 ラングリッサーⅠ Ⅱ S・RPG/2 ランナバウト スポーツ・レース/1 ランナバウト2 スポーツ・レース/2 蘭末ちゃんの大江戸すごろく パズル・テーブル/3 リアルロボッツ シューティング/2 陸上防衛隊まおちゃん ギャルゲー/3 リズムンフェイス そのほか/1 リッジレーサータイプ4 スポーツ・レース/1 リッジレーサー レボリューション スポーツ・レース/1 立体忍者活劇 天誅弐 アクション/2 立体忍者活劇 天誅 アクション/3 リトルプリンセス マール王国の人形姫2 RPG/1 リトルラバーズ シーソーゲーム ギャルゲー/1 リバーシⅡ パズル・テーブル/4 リフレインラブ あなたに逢いたい ギャルゲー/2 リボルト スポーツ・レース/1 リモートコントロール ダンディー アクション/2 両替パズル もうぢゃ パズル・テーブル/2 料理~定番料理レシピ集~ そのほか/3 リングオブサイアス アドベンチャー/1 リングライズ アクション/2 ル・コンチェルト ピアニッシモ そのほか/1 ルコンチェルト ffフォルティシモ そのほか/3 ルナウイング-時を越えた聖戦- ギャルゲー/2 ルナ シルバースターストーリー RPG/2 ルナティックドーン オデッセイ RPG/1 ルナティックドーン3 A・RPG ルパン3世 カリオストロの城-再会- アドベンチャー/2 LULU そのほか/1 るろうに剣心 十勇士陰謀編 RPG/2 レイジレーサー スポーツ・レース/2 レイストーム シューティング/1 レイマン アクション/1 レインボーシックス シューティング/2 レーシングラグーン RPG/2 レーシングルーヴィー スポーツ・レース/2 レガイア伝説 RPG/2 レジェンドオブドラグーン RPG/2 レスキュー24アワーズ アクション/3 レストランドリーム シミュレーション/2 レッスルマニア ジ・アーケードゲーム 対戦・格闘/1 レブス S・RPG/1 ロード・オブ・フィスト A・RPG ロードランナーレジェンドリターンズ アクション/3 ロジック麻雀 創龍 エクセレント パズル・テーブル/3 ロストソード 失われた聖剣 アクション/1 ロストチルドレン アドベンチャー/1 ロックス パズル・テーブル/2 ロビット・モン・ジャ アクション/3 ロビンロイドの冒険 アドベンチャー/2 ロボ・ピット 対戦・格闘/2 ロボ・ピット2 対戦・格闘/2 ロマンスは剣の輝きⅡ~銀の虹をさがして~ ギャルゲー/3 倫敦精霊探偵団 RPG/1 ワールドスタジアムEX スポーツ・レース/2 ワールドツアーコンダクター-世界夢紀行- ギャルゲー/2 ワールドネバーランド シミュレーション/3 ワイルドアームズ RPG/2 ワイルドアームズ 2ndイグニッション RPG/2 ワイルドロイド9 アクション/1 わがまま☆フェアリー ミルモでポン! アドベンチャー/2 わくわくダービー パズル・テーブル/2 わたしスタイルのアロマセラピー そのほか/3 われら密林探検隊!! シミュレーション/2 ONE シューティング/2 ワンダートレック アクション/1 ワンピース オーシャンズドリーム! RPG/2 ワンピース グランドバトル! アクション/3 ONE PIECE とびだせ海賊団! RPG/2 ワンピースマンション パズル・テーブル/2
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/12200.html
登録日:2011/11/12(土) 11 23 59 更新日:2022/06/21 Tue 07 35 47NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 アニメオリジナルキャラクター スタイリッシュ出前 チャイナ娘では無い ペルソナ ペルソナ4 モブキャラ 一言しか喋らない回が多いのに キャラ濃ゆし 万能 中村あいか 名脇役 悠木碧 愛家 肉丼 謎の存在感 まいどー 中村あいかとは、『Persona4 the ANIMATION』、『Persona4 the Golden ANIMATION』に登場するキャラクターである。 アニメオリジナルキャラクターであり、原作『P4』には登場せず、『P4G』にも存在は示唆されるが、ゲーム中には登場しない。 CV 悠木碧 基本的に性格はおとなしめで、喋る時も気怠い喋り方をする。表情も基本的に無表情である。 外見は青い髪を首元にかかるかかからないか程度に伸ばした、少し身長が低めの美少女。 中華料理屋「愛家」の店長の娘であり、既にそこで働いている。 高校のクラスは主人公達と同じクラス。 1話から背景にはいたものの、実質初登場は5話。 バスケの練習試合を終えた鳴上達が「愛家」に食べに来た時に肉丼を運んで来た。 この時の「肉丼おまたせ~」でハートを奪われた者もいると思われる。 また、6話では出前を頼んだ千枝がその場からかなり移動した(そもそも場所を言っていない)にもかかわらず、その場所にバイクで追いつき、 共に走った状態で会計を済ませる(この時ツッコミが凄く輝いていたキャプテン・ルサンチマン)という超人的な技を見せた。 かなり仕事熱心で、林間学校中だろうが他の同級生らは遊んでいるであろう夏祭り中であろうが頼めば出前に来てくれるし、 修学旅行中でも知り合いの店で修行している。 むしろ仕事中毒になってないか心配である。 13、14話では電話すれば氷までも運ぶ偉業を成し得た。 更にこの時、浴衣でバイクに乗るというシュールかつキュートな光景を見せつけてくれている。 15話では修行の一環で親戚であるはがくれで働き、そこで番長達と遭遇。 ラーメンとセットではがくれ丼をサービスする。 16話では直斗に関する情報集めに奔走する番長達に、出前のついでに得た情報を渡す。 本編での聞き込み等のイベントをあいかが担当してくれた。 19話では合コン喫茶での飯を用意する役回りをした。 因みにミスコンには出ない。 出 な い 大事な事なので二度ry この、あいかの水着姿が見れなかった事を嘆いてワイルドに目覚めたペルソナ使いもいたとか。 20話では文化祭の打ち上げで天城旅館に泊まる事になった番長達の前に着物姿で出現。修行の一環という事でアルバイトしていたらしい。 知り合いである番長たちに挨拶した他、部屋へ戻る番長に部屋は大丈夫か、というなんとも意味深な質問をした。 当然仕事で天城旅館にいるので、特別捜査隊の女性陣と菜々子が風呂に入っているシーンではいなかった。 つまり裸も見れnうわなんだこのバイク 23話では、ついに番長がスペシャル肉丼を食べきる。 その番長に対して、祝福の「ぐっ」を送った。 この時の「ぐっ」で自分の中のナニかがはじけたペルソナ使いもry 余談だが、このオリジナルキャラはスタッフからの原作組へのサービスらしい。 また、あいかのキャラクターデザインは中の人である悠木碧をイメージしたものであるという噂もある。(確定ではない) これからも出番がある事が期待される。 テレビから帰ってきた鳴上達に毎度「肉丼おまたせ~」 これだけでいい、十分……っ! 割と話しているが、まだ鳴上とのフラグは建っていない。……まだ。 『Persona4 the GOLDEN』では原作『Persona4』と違って登場こそしないが、愛家の主人から娘(あいか?)の話を聞くことができる。 いつも番長とタッチで入れ違うので全然会えない。 会えると信じて愛家に通った人も少なくはないだろう。 なお、愛家の親父曰く、娘さんは番長を「カッコイイ」と思っているらしい。 実は背景キャラとして1話から登場しているが、PVでは背景にもっといた。 …がアニメでは消された。 『P4GA』では第1話OPをBGMにあのキツネに油揚げを与えるあいかの姿がちらりと描かれ、『P4GAでもあいかに会える!』と視聴者をwktkさせた。 そしてついに第4話で千枝の出前にはせ参じ、本編に登場を果たした。 「まぁ~いどぉ。肉丼(にぃ~くどぅん)、お~まちぃ~」 そこ、どうやってスクーターでジュネスの屋上フードコートに来た?と言わない。ちなみに陽介も突っ込んだがスルーされた。 この後、マリーが持っていたという櫛に対し、「あ~と…あ~とっていったら、だぁ~いだらぁ」と呟く。 彼女の言葉を聞いた番長一行らは金属細工の老舗「だいだら」の親方を訪ねることになるのだが、それは別の話……。 クリスマスパーティーのエピソードにもちらりと登場。 『相手を(恋愛的な意味で)一撃必殺する料理』のレシピがないかりせに尋ねられ、「むり。」とバッサリ斬った。 ならばと料理のコツを聞かれた際には、「出前、専門なんで」とこちらもバッサリ。 カウンター内にいることもあるが、料理はできない、もしくは人に教えられるレベルではないらしい。 ちなみにいろいろなことで混乱していた迷探偵には、りせに協力している様子も、協力しようとする態度もなかったためか、容疑者から外されている。 まあ入っていたところで何も起きなかっただろうが。 【主な台詞】 「肉丼おまたせ~」 「うん。まいど~」 「ほらメニュー表」 「へぇー!出前も取るんだ!」 「どこまでも行くから(キリッ)」 「ど、どこまでもって…」 「出前お届けに来たー」 「お会計1600円」 「丼ぶり、置いといてー」 「何処にだよー!?!?」 「お熱いうちにどうぞー」 「部屋、だいじょうぶー?」 「…?」 「うん。ごゆっくりー」 「追記・修正おまたせ~」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 再放送やってるけど、やっぱ可愛いw アニメペルソナ4の名物キャラだな。 流石にテレビの中には…来ないよな? …来ないよ…ね…? -- 名無しさん (2013-11-25 06 32 28) 何で会えないんだよゴールデン……!どんだけ愛屋に足繁く通ったと -- 名無しさん (2013-12-09 01 36 13) アニメ版原作ゲームを遥かに凌駕しているよな 一週間ってこんなに長かったっけ?と思いながら毎週見ていた -- 名無しさん (2014-03-05 15 03 04) あいかちゃんの胸の肉丼ください -- 名無しさん (2014-03-10 18 12 09) 何故出てくれないのか?アニメ版でこの子凄く好きになっただけに、ゴールデンで出ないのは辛過ぎる -- 名無しさん (2014-05-03 02 51 24) あれ?Blu-ray、DVD特典ドラマCDの話は無いのか…あいかちゃん主役なのに -- 名無しさん (2014-06-09 21 28 09) P4GAにもチラッと映ってたから…出番には期待できそう -- 名無しさん (2014-07-11 21 44 24) この妙な訛りがクセになる -- 名無しさん (2014-07-11 23 52 23) とりあえず一言いいます。あいかちゃん可愛い。 -- 名無しさん (2014-07-22 10 06 07) ついにゴールデンで喋ったな。 -- 名無しさん (2014-08-30 17 03 54) P4GAにもしれっと登場するのが凄いな。制作違うはずなのにw -- 名無しさん (2014-08-31 10 41 40) ↑存在自体が公式のものになったのが原作のゴールデンからだからおかしくないっちゃおかしくないけど…まぁ愛されてるよな -- 名無しさん (2014-09-01 01 59 18) 先輩なのにりせにタメ口使われてたな -- 名無しさん (2014-09-17 18 14 28) ↑知り合いだからじゃないの?同じ商店街で家すぐ近くだし -- 名無しさん (2014-09-17 18 54 20) 準備稿では女帝コミュキャラ、或いは女主人公として設定されていたらしい -- 名無しさん (2014-11-07 14 00 30) ↑うわっそれ見たかった… -- 名無しさん (2014-11-07 15 12 51) ↑2初耳だけど、どこからの話? -- 名無しさん (2014-11-07 15 16 01) ↑P4Aのファンブックのスタッフのコメントにあった -- 名無しさん (2014-11-07 15 55 05) 女主人公ならわかるが、女帝キャラにしては少し幼くないか? -- 名無しさん (2014-11-07 17 54 51) アニオリキャラの成功例の一人だよね -- 名無しさん (2015-08-08 18 58 51) P4Aに限らないけど、なんで映像で見たい話がCDなんですかね(半ギレ) -- 名無しさん (2015-12-08 21 54 50) 登場から数年後りせと同じナビ枠の引きこもりのペルソナ使いになった模様(中の人が) -- 名無しさん (2016-05-21 17 51 37) 走って出前の会計取るシーンがシュール。 続編を見て、PS4DVD買いました -- 名無しさん (2016-11-07 18 49 14) 悠木碧と杉田はP4Aで声当てて、P5でも声当ててるな -- 名無しさん (2016-11-07 19 36 44) ↑主役キャラに出世したよね。 -- 名無しさん (2017-07-15 11 22 00) ペルソナ5Animationにも出てくれ? -- 名無しさん (2018-02-06 17 58 22) 最初、アンドロイドか何かだと思ってた。アイギスとかトリニティソウルのあの人みたいな -- 名無しさん (2018-06-04 09 29 27) アニメ当時じゃなんだそりゃって思ったけど、uber eatsの先駆けみたいな存在だよねあいかちゃん -- 名無しさん (2022-06-11 06 57 01) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/346.html
俺「ストライクウィッチーズでしたか」 516-568 前へ 目次へ戻る 次へ Episode6 『女帝と皇帝』 翌日 ---基地内廊下--- エーリカ「なんか面白いことないかな~」 エーリカ「おろ?」 バルコニーに一人たたずむサーニャを発見した。 エーリカ「さぁーにゃぁ!」ガバッ 後ろから飛びつくエーリカ。 サーニャ「きゃっ!ハ、ハルトマンさん・・・?」 エーリカ「どったのサーニャ、こんなとこで?」 サーニャ「いえ・・・その・・・」 エーリカ「悩みがあるなら話してみなよ、相談、乗るからさ。」 サーニャ「はい・・・実は・・・」 サーニャは先日の事を気にしていた。 自分の撃った弾がネウロイに当たらなかった事だ。しかも今回をあわせて2回も。 エーリカ「なるほどね・・・」 サーニャ「確かに命中しているはずなのにネウロイの体を通り抜けてしまって・・・」 サーニャ「俺さんとリーネさんの攻撃は当たるのにどうして私だけ・・・」 エーリカ「うーん・・・でもこの前はあたしも撃ったけど当たんなかったんだよね。」 サーニャ「でも、俺さんや芳佳ちゃんやリーネさんはどうして当てられるんでしょう・・・?」 エーリカ「なんでだろうね。まぁ、少なくとも宮藤はネウロイの力を持ってるからかもしれないねぇ~。」 サーニャ「はぁ・・・」 エーリカ「あんまり深く悩まないほうがいいよ、普段はちゃんと当たってるんだから。」 エーリカ「それに、いつか当てられるときが来るかも知んないしね!」 サーニャ「・・・そうですね、悩んでもしょうがないですよね。」ニコ エーリカ「そうそう、サーニャはそうやって笑ってるのが一番だよ!」 サーニャ「・・・・・///」 エーリカ「あ、照れた。かわいいな~。」 サーニャ「あ・・・あのハルトマンさん、相談にのってくれてありがとうございました///」 エーリカ「あーそのハルトマンさんってのなんとなく堅っ苦しいからやめない?付き合い長いんだし、わたしのことはエーリカでいいよ。」 サーニャ「は・・・はい。え・・・エーリカさん・・・」 エーリカ「う~ん、まあ及第点かな。今はよしとしよう、うん。」 エーリカ「じゃねーサーニャ!」タッタッタ エーリカは疾風のような疾さでどこかへ行ってしまった。 サーニャ「ほんと・・・おかしな人・・・」クスッ エーリカのおかげでサーニャの肩からいつの間にか重石が取り除かれていた。 サーニャ(ありがとう、エーリカさん。) ---基地内廊下--- 芳佳「あ、サーニャちゃん!」 サーニャ「芳佳ちゃん、それにリーネさんも。」 リーネ「私たち、今からお茶にしようと思うんだけど・・・」 芳佳「よかったらサーニャちゃんも一緒にどう?」 サーニャ「私もいいの?」 リーネ「もちろん!」ニコ サーニャ「ありがとう。あの・・・エイラも誘っていい・・・?」 芳佳「うん、いいよ!それじゃあ私たち先にバルコニーで準備してるね。」 サーニャ「うん。じゃあまた後でね。」タッタッタ 芳佳「なんだかサーニャちゃん前より明るくなった気がするね。」 リーネ「うん、私もそう思う。」 ---基地内バルコニー--- バルコニーにはサーニャとエイラを含め宮藤、リーネ、ペリーヌが集まっていた。 お茶にはリーネが入れた紅茶を。お菓子にはペリーヌの作ったタルトが振舞われていた。 サーニャ「このタルト・・・おいしい・・・」 ペリーヌ「当然ですわ!わたくしが腕によりをかけて作りましたのよ。」 エイラ「ふ~ん、ツンツンメガネにしてはなかなか上出来ダナ。ま、サーニャの作ったお菓子のほうがおいしいけどナ。」 ペリーヌ「あなたという人は・・・もっと素直にほめられませんの!?」 リーネ「ほんと・・・おいしい・・・」 芳佳「リンゴってこういう風にも使えるんだ・・・」 サーニャ「あの、ペリーヌさん。」 ペリーヌ「なんですの、サーニャさん?」 サーニャ「今度、このタルトの作り方、教えてもらってもいいですか?」 ペリーヌ「え・・・ええ、もちろんよろしくってよ!」 サーニャ「ありがとう、ペリーヌさん。」ニコ エイラ「ついでだから私も教えてもらうかナ。」 ペリーヌ「あなたもですの?ま、いいですわ。」 そのころ、俺はスイーツ不足で死に掛けていた。 俺「あぁ・・・だめだ・・・このままじゃ定期的にお菓子を食べないと死ぬ病で・・・うん?」スンスン 俺「こ・・・この匂いは・・・!!」ダッ 急いで駆け出しバルコニーへと向かう。 俺「あ、あれはあああああああ!!」 ペリーヌ「何事ですの!?」 サーニャ「俺さん!?」 俺がすごい勢いで駆け寄ってくる。 俺「そ・・・そのタルトは誰がつくったんスか・・・?」 芳佳「これは、ペリーヌさんが作ってくれたんですよ。」 俺「そ、それを・・・それを一切れいただけないだろうか・・・」 サーニャ「ペリーヌさんいいですか?」 ペリーヌ「え、ええ。よろしくってよ・・・」 サーニャが切り分けて俺の前に差し出す。 サーニャ「俺さん、どうぞ。」 俺「ありがてぇ・・・ありがてぇ・・・!」 俺「では、いただきます。」パク 一口食べる。次の瞬間。 俺「う・・・」 ペリーヌ「う?」 俺「うますぎるっ!」 俺「このタルトのサクサク感といい、リンゴの甘酸っぱさといい最高だ!」 俺「ありがとうございますっス、クロステルマン中尉!おかげで命拾いしました。」 ペリーヌ「そんな大げさな・・・」 俺「いえ、俺、定期的にお菓子食べないと禁断症状を起こしちゃうんです。」 エイラ「呪われてんのかお前・・・」 ペリーヌ「そういうことですの・・・」 俺「ほんと助かりました、ありがとうっス。」 俺「サーニャさんもわざわざ切り分けてくれてありがとうございますっス。」 サーニャ「い、いいえ・・・」 俺「あの、も一つもらっていいっスか?」 ペリーヌ「ええ、まだありますから・・・」 俺「ありがとうございます!」 芳佳「私たちもお茶の続きしよう?」 リーネ「そうだね。」 サーニャ「パク・・・おいしい・・・」 エイラ「よかったナ、サーニャ。」 俺「あ、そうそう。もしかしてこのお茶会ってまたやるんスか?」 芳佳「はい、時間があればまたやりますよ。」 俺「じゃあ、次のお茶会のときは俺がお菓子作るっス!」ムフー! サーニャ「俺さん、お菓子作れるんですか?」 俺「はっはっは!これでも昔はスイーツマスターの称号を近所のおばさんからもらってたくらいっスからね。自信はあるっス!」 エイラ「どんだけローカルな称号なんダヨ・・・」 俺「マスターの俺に作れないお菓子はないっス!」エッヘン リーネ「ほんとうですか?楽しみだね芳佳ちゃん!」 芳佳「うん!」 ペリーヌ「なかなか楽しみですわね。殿方が作るお菓子だなんて。」 俺「期待してくださいっス。飛びっきりのお菓子つくるっスからね!」 数日後 ---基地内調理室--- 俺「とは言ったものの、何を作ろうか・・・」 あれから数日後またお茶会が開かれることになった。 なんでも今度は隊員全員が参加するそうだ。 俺「ケーキか?はたまた扶桑の煎餅とか・・・いや・・・やっぱ紅茶に会うもんじゃないとな・・・」 サーニャ「俺さん・・・」 後ろを見るとそこにはサーニャがいた。 俺「どうしたっスか、サーニャさん?」 サーニャ「あの・・・何か手伝うことあったらって思って。」 俺「手伝うことっスか・・・うーん・・・あ、そうだ、サーニャさんは何か食べたいお菓子とかありますか?」 サーニャ「食べたいお菓子ですか・・・えっと・・・」 俺「具体的でなくても、こんな味がいいとか・・・」 サーニャ「そうですね・・・それなら・・・ちょっとビターな感じだけど甘いお菓子が・・・」 俺「ビターで・・・甘い・・・」 俺「そうだ!!」 サーニャ「?」 俺「へっへー、ならティラミスをつくるっス!」ニッ サーニャ「ティラミス?」 俺「そうっス!あ、ちょっと手伝ってもらっていいっスか?」 サーニャ「は・・・はい!」 俺「えっとじゃあ・・・」 サーニャは俺のお菓子作りを手伝うことになった。 そして・・・ 俺「できた!」 そこには12人分のティラミスが完成していた。 俺「いや~サーニャさんが手伝ってくれたおかげで、思ったより早く完成したっス!ありがとう、サーニャさん!」 サーニャ「いえ、どういたして。」ニコ 俺(やっぱ・・・かわいいな・・・///) サーニャ「俺さん?」 俺「へ?あ、ああ。ちょっとボーっとしてたっス。じゃあ、これもってきましょうか。」 サーニャ「はい。」 ---基地内バルコニー--- ルッキーニ「きたー!」 エーリカ「おそーい!」 エイラ「サーニャ!どこいってたんだヨ、さがしたんだゾ!」 サーニャ「ごめんエイラ。俺さんを手伝ってたの。」 エイラ「なんだ、そうだったのカ。なんにせよ良かっタ・・・」 エイラ(でも何で俺が一緒に・・・)ムスッ ミーナ「あら、そのお菓子は?」 俺「はいっス。今日はティラミスを作ってみたっス。」 坂本「ちらみす?」 芳佳「ティラミスです、坂本さん。」 坂本「ふむ・・・扶桑以外の菓子はあまり詳しくないからな・・・」 ひと通り皆の前にティラミスがいきわたる。 俺「どうぞ、召し上がってくださいっス。」 全員「いただきまーす。」 ペリーヌ「これは・・・なかなか・・・」パク 俺「どうっスか?うまいでしょ?」 ゲルト「ああ、俺でもこんなうまいのが作れるんだな。クリスにも食べさせたいくらいだ。」 エーリカ「うまー!」 エイラ「サーニャが手伝ったんだから当然ダ!」 ルッキーニ「おいしー!」 シャーリー「あ、ルッキーニ口についてるぞ。ほらこっち向いて。」フキフキ ルッキーニ「ん・・・ありがと、シャーリー!」 サーニャ「おいしい・・・」 俺「気に入ってもらえてよかったっス!」ニッ サーニャ「は・・・はい///」 俺「? 顔赤いっスけど、大丈夫っスか?」 サーニャ「え?あ、はい・・・大丈夫・・・です・・・///」 俺「そっスか?あ、もしよかったらまた作るっスね!」 サーニャ「はい。」ニコ エーリカ「なーんかあの2人いい雰囲気だよね~」パクパク ゲルト「そうなのか?私にはいつもどおりに見えるが。あむっ。」モグモグ エーリカ「はぁ・・・」 ゲルト「?」モグモグゴックン それからまた何日かが過ぎた・・・ ---俺の部屋--- 深夜0 00 俺「う・・・ん・・・」 また深夜に目覚めた。外の月が俺の部屋を照らす。 アニマ「あ、おはよう・・・じゃないか、こんばんわ。」 俺「またお前か・・・」 アニマ「つめたいなぁ。そろそろ僕が来る意味わかったよね?」 俺「また試練なんだろ・・・」 アニマ「その通り。しかも、今回は一体だけじゃないみたいだ。」 俺「あんな厄介なのがたくさん来るのか?冗談じゃない・・・」 アニマ「う~んでも、僕にはどうしようもないんだよね。」 俺「今度はどんな奴が来るのか教えてくれないのか?」 アニマ「それは会ってのお楽しみ。ま、何体来るのかは教えてあげられるけど。」 俺「いくつだ・・・?」 アニマ「今回は2体・・・だね。」 俺「2体・・・か・・・まぁ、なんとかしてみせるさ。」 アニマ「たのもしいね。僕、君のこと気に入ったよ。ねえ、僕と友達になってくれないかい?」 俺「急になんだ・・・」 アニマ「僕、実は友達いないんだよね。だから寂しいんだ。」 アニマ「君に知らせるときにしかこれないけど、どうかな?なってくれる?」 俺「別に増えて困るもんじゃないし・・・いいよ、アニマ。」 アニマ「本当に!?うれしいな。じゃあこれは僕からの親愛の証だ。」 俺「?・・・なんだこれ?」 渡されたのは鍵のようなものだった。 それには『Memento mori』と彫られている。 アニマ「それはいつか君の役に立つはずだよ。」 俺「いつかって・・・いつだよ・・・」 アニマ「それは君が『答え』にたどり着いたときさ。それじゃあね、僕の大切な友達・・・」スー… そういい残し、アニマは消えてしまった。 月はまもなく満月になりそうだった。 ---ブリーフィングルーム--- ミーナ「では、ブリーフィングを始めます。」 ミーナ「今日は先日バルト海海上に現われた、あのネウロイを討伐します。」 実は昨日、以前ロマーニャに現われたものに似た塔のようなネウロイが出現していた。 ネウロイは一向に動く気配を見せず、その場で停滞したままだった。 幸い、コアの位置は前回ほど高くはないためストライカーでも十分到達可能な高度だった。 ミーナ「作戦の決行は今夜、全員で討伐に当たります。ですので・・・」 坂本「お前達は寝ろ!」 夜―出発前― ---食堂--- コトッ 俺「これは?」 リーネ「ジンジャーティーです。空の上は冷えますから・・・」 俺「なるほど・・・」 芳佳「今回もリーネちゃんのお家の方からブルーベリーを送っていただきました。皆さん召し上がってください。」 俺「ブルーベリーもあるんですか。ならこんどはこれでパイでも焼いてみましょうか。」 芳佳「わー!楽しみです!」 俺「そのまえに、ネウロイをやっつけないとっスね!」 ルッキーニ「ねぇねぇ、シャーリー、芳佳、俺、べーして、べー。」 シャーリー&芳佳&俺「べー」 4人「ぎゃははははははははははは!!」 坂本「こらこらお前達、ほどほどにしろよ?」 4人「はーい。」 ---バルト海上空--- サーニャ「いました、敵、依然停滞中です。」ブロロロロ ミーナ「了解。全機、フォーメーション・アルファ!」 全員「了解!」 それぞれが配置につく。 ミーナ「やっぱり少し高いわね・・・」 上昇するが一向にコアが見えない。 ミーナ「俺さん、魔眼でコアは見えるかしら?」 俺「はいっス。どうやら装甲で閉ざされちゃってるみたいっス。位置まではさほど遠くないかと。」 ミーナ「了解。位置に到達したら報告してください。」 俺「あ、そこです!」 俺が咄嗟に指を指す。 ミーナ「そこね!全機、攻撃開始!」 全員「了解!」 攻撃を開始するとネウロイも反撃のためビットからビームを放つ。 俺「これじゃ発射タイミングわかっても指示しきれない・・・」 ミーナ「大丈夫よ俺さん。みんな、たくさんの戦いを乗り越えてきてるんだから!皆を信じて!」 俺「そうっスね・・・ウィルコ!」 ミーナ「トゥルーデ、フラウ!あなた達でコアを叩いて!残りはネウロイのビットを掃討します!」 全員「了解!!」 ゲルト「うおおおおおおおりゃあああああぁぁぁ!!」バラララララララララ!! エーリカ「いくよ!シュトゥルム!!」ギュオオオオオオオン!! 二人の攻撃が着々とネウロイの装甲を削る。 エイラ「サーニャいくゾ!」 サーニャ「うん!」 サーニャにぴったりとくっつき、エイラが未来予知でビットが一列に並ぶ瞬間を予測する。 エイラ「いまダ!」 サーニャ「おねがい!!」バシュ! ズドドドドドドドド と一撃で多数のビットが破壊される。 その光景は爽快の一言に尽きる。 芳佳「リーネちゃん!あぶない!」 芳佳は赤いシールドを張り、リーネをビットの特攻から守る。 リーネ「ありがとう、芳香ちゃん!」 芳佳「うん!さあ、がんばろう!」 リーネ「うん!」 シャーリー「いっけええええ!ルッキーニ!!」ビュン! シャーリーは固有魔法の超加速を用い、ルッキーニをカタパルトのように射出する。 ルッキーニ「どっかーーーーん!」ズドドドドドドォォォ!! ルッキーニの多重シールドがネウロイを次々と貫く。 俺「すごい・・・こんな連携が出来るのか・・・」 ペリーヌ「トネェェェール!!」バリバリバリ ペリーヌの放った電撃はビットを粉々に砕く。 ペリーヌ「感心してる場合ではなくってよ!」 俺「そうっスね・・・俺も負けてられない!」 俺「スルト!!」 今までの何倍もの量の炎が刀に纏われる。 スカアハの力の恩恵だ。 ペリーヌ「何ですのこの量は!?」 俺「薙ぎ払え!!」ゴオォォォォ 横一閃。異常なまでにリーチが伸びた刀によりビットが攻撃され、次々に灰燼に帰す。 シャーリー「なんかあいつまた強くなってるぞ!」 ルッキーニ「すごー!」 そのころゲルトたちがコアを完全に露出させていた。 ゲルト「フラウ!今日はお前に譲ってやる!」 エーリカ「そりゃどうも!シュトゥルム!!!」 大気を操り風を纏う。そのままコアへと突撃し・・・ パリーン・・・ という音と共にネウロイが花びらのように散る。 各々が今日の勝利に喜び合う。 が・・・ 深夜0 00 俺 サーニャ「!?」 突然2人の魔導針が赤色に変わる。 ミーナ「どうしましたか、2人とも?」 俺「全員!上空に向けてシールドを張って!!」 ゲルト「どういうことだ?」 俺「いいからはやく!!」 言われるがままに全員がシールドを張る。次の瞬間・・・ ビュンビュンビュンビュンビュン!! とネウロイのビームが雨霰と降り注ぐ。 ミーナ「グッ・・・なんなの・・・これは・・・」 リーネ「いったいどこから・・・」 一度ネウロイの攻撃が止む。 俺「あそこっス!!」 月をバックに2体のネウロイがそこにいた。 一体は王冠のようなものをかぶった姿。もう一体は女王のような姿をしていた。 どちらも人間より少し大きいぐらいの大きさだ。 エイラ「あれって・・・」 そうこうしているうちに次の攻撃のためネウロイはエネルギーを溜めていた。 俺「第二波、くるっス!」 ミーナ「全機、ブレイク(散開)!!」 次々と散開し、ネウロイの攻撃を避ける。 ミーナ「敵は2体・・・俺さん、コアを持っているほうは・・・」 俺「それが・・・どっちもっス・・・」 ミーナ「なんですって!?」 今までこんなことはなかった。コアを持ったネウロイが2体も同じ日に出るとは。 しかも先ほどのネウロイをあわせれば3体だ。 ミーナ「困ったわね・・・2体同時となると・・・」 俺「隊長、おそらくあのネウロイは攻撃しても銃撃が当たらないと思います。」 ミーナ「それはどういうこと?」 俺「理由はわからないっス・・・一度攻撃してみれば分かるはずっス。」 ミーナ「?・・・まぁいいわ、全機ズーム!あの2体のネウロイを叩きます!」 全員「了解!」 エイラ「くらエ!!」ガガガガガガガ しかし、俺が言ったように弾はネウロイの体を通り抜ける。 エイラ「マジかヨ・・・」 ペリーヌ「トネール!」バリバリバリ 電撃もまるで意味がなかった。 ペリーヌ「なんなんですの!?」 芳佳「やああああああああ!!」ガガガガガガガ しかし、宮藤は違った。 宮藤の弾丸だけは確実にネウロイを捕らえ、装甲をえぐる。 ゲルト「どうして宮藤だけ・・・」 そう言ってるとネウロイが動き始める。 すぐさま女王のようなネウロイがミーナの近くへと降り立つ。 俺「隊長!!」 ミーナ「くっ・・・一か八か・・・はああああああああ!!」ガガガガガ!! グオオオオオオオ!! ミーナの放った弾丸はなんとネウロイに当たったのだ。 ミーナ「やった!」 俺「どうしてだ・・・?」 女王ネウロイは一時離脱した。 その頃宮藤たちは王型ネウロイを攻撃する。 芳佳「やああああああ!!」シュンシュン!! 宮藤のビームがネウロイの装甲を大きくを抉る。 そしてコアが見えた。 リーネ「芳佳ちゃん!」 芳佳「うん!」 芳佳 リーネ「いっけえええええ!」ダンッ!/シュン! 2人が同時に攻撃する、しかしネウロイのコアは傷一つつかなかった。 芳佳「そんな・・・」 リーネ「どうして・・・」 それを見ていた俺が何かに気づく。 俺(もしかして・・・) 俺「隊長!俺とロッテを組んでください!」 ミーナ「え?」 俺「俺があの女王みたいな奴の装甲を剥ぎます、コアが出たら、隊長が攻撃してくださいっス!」 ミーナ「わ・・・わかったわ!」 俺「いくっスよ!!」ブロロロロロ しばらく追いかけているうちに2人が女王ネウロイの後ろをとる。 俺「よし・・・!」 しかし、少しばかりネウロイの動きが早い。 俺「この・・・ちょっと止まれっ!」ガガガガガガ 銃撃がヒットし、少し速度が遅くなる。 ミーナ(俺さんの攻撃も当たるのね・・・) 俺「いくぞ!」 抜刀し、女王ネウロイへと迫る。 その間に彼は切先に魔力を集中させる。 俺「雲耀!!もどき・・・」ボソッ ズガアアァァァァァァ グオオオオオオオオオ!! 雲耀もどきによって激しく装甲を散らす女王ネウロイ。 ミーナ「すごい・・・」 よく見ればコアが露出している。 俺「今っス!隊長!!」 ミーナ「当たって!!」ガガガガガガガガガガ!! パリーン・・・ ミーナの攻撃は見事に命中し、コアが砕け散る。 俺「やりましたね、ミーナ隊長!」 ミーナ「ええ・・・久々に撃墜した気がするわ・・・」ハァハァ… 俺「大丈夫っスか?隊長?」 ミーナ「ええ・・・大丈夫・・・よ・・・」フラ… 俺「うおっと!」 急いでミーナに肩を貸す。 俺「全然大丈夫じゃないんですが・・・」 ミーナ「ごめんなさい・・・少し気張りすぎたようね・・・」 ミーナはすでに魔力が少しずつだが衰えはじめていた。 飛ぶことが出来なくなるのも、時間の問題だ。 俺「バルクホルン大尉!」 ゲルト「なんだ!?」 俺「ミーナ隊長をつれて、先に帰投して欲しいっス。俺はあのネウロイを落とします。」 ゲルト「お前も攻撃を当てられるのか?」 俺「はい!」 ゲルト「わかった、頼んだぞ!」 俺「はいっス!!」 俺は残る王型ネウロイへと向かう。 俺「しかし・・・俺と宮藤さんの以外の攻撃が当たらないとなると・・・」 俺「うん?」 俺は宮藤の背中の刀の存在に気づく。 俺「宮藤さんその刀は?」 芳佳「へ?これは、坂本さんのです!」 宮藤は攻撃を当てようと必死だった。 俺(ということは・・・) 俺「宮藤さん、銃じゃなくて、その刀で攻撃してください。」 宮藤「え・・・でも・・・」 俺「たぶんその刀じゃないとネウロイのコアは砕けないっス。だから、お願いします。」 宮藤「よくわからないけど・・・やってみます!」 俺「よし、それじゃあ俺が装甲を削ります!宮藤さんはそれに続いて刀で攻撃してくださいっス!!」 宮藤「はい!」 2人が急速にネウロイへと接近する。 俺「あたれッ!」ガガガガガガガガガ 装甲は銃でも十分に削れた。しかし、コアまでいまひとつ届かない。 芳佳「なら私が!いって!!」シュンシュン!! 放ったビームは再び装甲を抉る。そしてコアが見えた。 俺「すごい・・・じゃない、宮藤さん!今っス!!」 芳佳「はい!力を貸してください・・・坂本さん・・・」スーッ・・・ ---基地内バルコニー--- 坂本が宮藤に応えるかのようにバルコニーへ飛び出していた。 坂本「いくぞ・・・宮藤!」 ---バルト海上空--- 烈風丸を鞘から抜き宮藤が意識を集中する。 そして・・・ 芳佳 坂本「烈ッ風斬ッ!!」ズオオオオオオ!! 振り下ろした刃には大量の赤色の魔力が纏われていた。 そしてネウロイのコアを一撃の下に粉砕する。 パリーン・・・ 芳佳「やった・・・やりました、俺さん!!」 俺「ナイスです、宮藤さん!」グッ! 親指を立て彼女の健闘を讃える。 周りから仲間達が駆け寄る。 リーネ「すごかったよ!芳佳ちゃん!!」 ペリーヌ「まさか坂本少佐の技を使うだなんて・・・」 エーリカ「やるねー宮藤!」 サーニャ「芳佳ちゃん・・・すごい・・・」 エイラ「やるじゃないか、ミヤフジ。」 周りの皆が芳佳を讃える。 宮藤「ありがとう、みんな。でも、今回は坂本さんのおかげだよ。」 宮藤(ありがとう・・・坂本さん・・・) 烈風丸を見つめ、心の中で宮藤はそう語りかけた。 続き→ペルソナ7 -ページ先頭へ