約 485,664 件
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/310.html
俺「ストライクウィッチーズって?」 294-312 俺「ストライクウィッチーズですよ」 992-1000 俺「ストライクウィッチーズ?」 7-10 俺「ストライクウィッチーズどすえ」 369-397 前へ 目次へ戻る 次へ Episode5 『女教皇』 最初の試練から3週間ほどがたった。 相変わらずネウロイは週1回のペースで出現していた。 ---バルト海上空--- エーリカ「数多すぎだってこれ・・・あと何機いるの?」 ゲルト「黙って戦えハルトマン!このぐらい前にもあっただろ!」 俺「燃えろ!!」ブォン! そう叫び刀を横に振ると、俺の周りに蒼い炎が現われる。 それはこの前手に入れた、スルトの力だ。 その蒼炎は一つ一つが意思を持つようにネウロイに向かい、打ち砕いてゆく。 ルッキーニ「俺、すっごーい!」 あの日以降訓練を重ね、ようやく炎をコントロールするに至った。 芳佳「やああああああああ!!」シュンシュン!! 宮藤の両手からネウロイのビームが放たれる。 彼女もここ最近の訓練でネウロイの能力の大半をものにし、その力を遺憾なく発揮していた。 シャーリー「宮藤もすごいな・・・」 俺「いた!バルクホルン大尉!!大尉の近くのそいつです!!」 魔眼により俺がコアを持つネウロイを発見する。 ゲルト「よし!まかせろ!!」バラララララララララ!! パリーン!!・・・ ゲルトが放った弾丸は見事に目標に命中し、コアを砕いた。 ゲルト「よし!」 俺「さすがっス!バルクホルン大尉!!」 ゲルト「いや、お前の指示のおかげだ。ありがとう。」 俺「うっス!」 ミーナ「みなさんお疲れ様。基地へ帰投します!」 全員「了解!」 ---格納庫--- エーリカ「しっかし、この前の戦いから一段と強くなっちゃったね、俺。」 ゲルト「ああ、それに宮藤もだ。ネウロイの力をあそこまで使いこなすとは・・・」 俺「いえ、まだまだこれからっス!」 芳佳「わたしも、もっと強くなってみんなを守ります!!」 ゲルト「ああ、頼りにしてるぞ、お前達。」 エーリカ「でも肩に力入れすぎないようにね~トゥルーデみたいになっちゃうから。」 ゲルト「どういう意味だハルトマン!!」 エーリカ「わー、おこったおこった~」タッタッタッタッタ ゲルト「まてー!ハルトマーン!!」タッタッタッタ シャーリー「ほんと仲いいな、あいつら。」 リーネ「シャーリーさんもルッキーニちゃんと仲良しですよね。」ニコ ルッキーニ「にひー!なかよし~!」 シャーリー「そうだな、仲良しだ!」 シャーリー「それはそうと俺。」 俺「なんスか、イェーガー大尉?」 シャーリー「あっと、その堅っ苦しい呼び方やめないか?アタシのことはシャーリーでいいよ。」 ルッキーニ「あたしもー!『しょうい』なんてつけなくていいよ!」 俺「わかったっス。シャーリーさん、ルッキーニさん。」 リーネ「わたしも・・・名前で呼んで欲しいです。」 俺「はいっス、リーネさん。」 シャーリー「そんで俺、明日もしかして暇かい?」 明日は予定では非番になっている。 俺「はい。明日は特に予定ないっス。」 シャーリー「じゃあさ、明日アタシと勝負しないか?」 俺「勝負?」 シャーリー「そう、勝負さ。ストライカーを使ってのスピード勝負だ。」 シャーリー「この前の戦いのとき、目の前であんなスピードを見せ付けられたんだ。ぜひ勝負して欲しいんだけど、どうかな?」 俺「わかりました、その勝負受けてたつっス!」 シャーリー「よし決まりだ!じゃあ負けたほうはは明日の晩ご飯のデザートを勝ったほうにあげる。それでいいか?」 俺「望むところっス!」 シャーリー「よし!じゃああたしらは先に行くよ。また後でな~」 ルッキーニ「あとでね~」 俺「はいっス。またあとで。」 サーニャ「おかえりなさい、俺さん。」 エイラ「おかえり~」 俺「ただいまっス。サーニャさん、エイラさん。」 エイラ「聞いたゾ。明日勝負するんだってナ。」 俺「はいっス。デザートがかかってるから負けられないっス!」ムフー! エイラ「でもシャーリーは早いゾ~大丈夫なのカ?」 俺「やってみなきゃわかんないっス!」 エイラ「あしたの夕飯はサーニャが作ってくれるんだからナ。負けたら承知しないぞ。」 俺「もちろん負ける気はないっスよ!」 エイラ「だってさ、サーニャ。」 サーニャ「う・・・うん。がんばってください・・・ね///」 俺「はいっス!!」ニッ! 翌日・・・ ---バルト海上空--- シャーリー「よっし、じゃあはじめよう!」 俺「うっス!」 レースのルールは至って簡単だ。 スタート地点からエイラのいる折り返し地点までいき、そこからまたスタート地点にもどる。ただそれだけ。 ルッキーニ「いちについてー、よーい・・・・・」 2人がエンジンの出力を上げる。 ルッキーニ「ど―――――ん!!」 ビュン!! ルッキーニの合図と同時に2人が急発進する。 ---基地バルコニー--- 坂本「ほぉ・・・やってるな。」 基地から望遠鏡で2人の姿を見る坂本。 ミーナ「ええ、なんでも今晩のデザートをかけてるそうよ。」 坂本「はっはっは。食べ物の魔力は恐ろしいな。」 ミーナ「まぁ、理由はそれだけじゃないのでしょうけど。」 坂本「一応、今回も記録はとっているんだよな?」 ミーナ「ええ、新しい記録が出るかもしれないしね。」 ---バルト海上空--- ブロロロロロロ 俺「クッ・・・はやい・・・」 シャーリー「どうした?あのときのお前の速さはこんなもんじゃなかっただろ?」 俺「まだまだぁ!オルフェウス!!」 もっと速く・・・そう念じる。 ブォン!! とそれに応えるようにストライカーが唸りを上げる。 ブロロロロロロ!! シャーリー「なんだ!?」 横を見るとすでに隣には俺がいた。 俺「追いついたっスよ!」 シャーリー「へ・・・へぇ・・・やるじゃないか。でもまだこっからだ!!」 2人が並走する状態でエイラのいる折り返し地点で折り返す。 エイラ「俺~負けんなヨ~!」 エイラの声援を受け取り、俺は親指をグッっとたてる。 シャーリー「一度は音速を突破したんだ・・・マーリン!!」 シャーリーがさらにスピードを上げる。 俺「まだ上がるってのか・・・でも、やるしかない!」 さらに強く念じる。もっと、もっと速くと・・・ ストライカーが爆音を上げさらにスピードが増す。 シャーリー「なに!?」 俺「これで・・・追いついたっ・・・スよ・・・」ハァハァ 再び2人が並ぶ。 お互いに譲れないものがあった。 意地と意地がぶつかり合う。 そして・・・ ルッキーニ「ゴール!!」 結果は・・・ 夜 ---食堂--- シャーリー「はっはっは!あたしの勝ちだな。」 俺「はぁ・・・後ちょっとだったんスけどねぇ・・・」 ルッキーニ「ふたりともすっごく速かったよ!ビューンっていってドーンってかんじだった!」 シャーリー「ははは、そうだな。しかし俺の根性には恐れ入ったよ。あんな息切れするぐらい魔力使うんだから。」 俺「どんな勝負も全力で受ける。それが俺のモットーっス!まぁ負けたけど・・・」 シャーリー「そっかそっか!ま、その根性に免じて今回は罰ゲームは無しにしといてやるよ。」 俺「マジスか!?ありがてぇ・・・でも、次こそは勝つっス!」 シャーリー「あたしだって負けないよ!」 ミーナ「あのシャーリーさん・・・ちょっといいかしら?」 シャーリー「どうしたんだ、ミーナ中佐?」 ミーナ「実はね、さっきのレースのとき・・・」 ミーナ「ほんの一瞬だけれど、あなた、音速を超えてたの。」 全員「えええええええええええええええ!?」 こうしてシャーリーはレシプロストライカー音速を突破したウィッチとして、公式記録に残されることになった。 その後しばらく後・・・ 今日はサーニャとエイラが料理当番だ。 目の前にはオラーシャ料理がたくさん並んでいる。 俺「これは・・・ピロシキにボルシチ、それにビーフストロガノフも・・・」 芳佳「俺さん、詳しいですね。」 俺「はいっス。小さいころおふくろによく作ってもらってましたから・・・」 俺の母親はオラーシャ人であった。 俺「!?こ・・・これは・・・」 彼が目をやった先には彼の好物である・・・ 俺「シャルロット!!」 苺のシャルロットがあった。 サーニャ「気に入ってもらえましたか?」 俺「サーニャさん・・・は・・・はいっス!とっても!」 サーニャ「よかった・・・この前俺さんの好きなデザートを教えてもらったので、作ってみました。」 サーニャ「それと・・・」 俺「え?」 サーニャ「お誕生日おめでとうございます。」ニコ 全員「おめでとー!」 パチパチパチ よく見るとシャルロットの周りに何本かロウソクが置かれていた。 そう、今日は俺の誕生日だった。 俺「あ・・・ああ・・・」ウルウル エイラ「ど・・・どうしタ!?」 俺「グスッ・・・いや・・・お・・・おれ・・・こんなんしてもらえると思ってなくて・・・ヒグッ・・・」 坂本「はっはっは!感動のあまり泣いてしまったか。」 俺「は・・・はいっス・・・グスッ・・・み゛なざん・・・・本当に゛・・・あ゛・・・・・あり・・・・がとうっ・・・・ス・・・うわあああああぁぁぁ!」 感極まって俺はついに泣いてしまっていた。 その刹那・・・ ギュッ・・・ 俺「!?」 暖かい何かが俺を包み込む。 ペリーヌ「な・・・」 エイラ「さ…さささサーニャ!?」 ミーナ「あらあら。」ウフフ サーニャ「よしよし・・・」ナデナデ サーニャが俺を抱いていた。 俺「うわあああああぁぁぁん!」 その姿はさながら子供を慰める母親だった。 久々に感じた優しいぬくもりに、さらにとどめなく涙があふれる。 俺はしばらくサーニャの腕の中で泣いた。 数分後・・・ サーニャ「落ち着きましたか?」 俺「グス・・・は・・・はいっス・・・///」 サーニャ「よかった。」ニコ ミーナ「さぁ、俺さんも落ち着いたようですし、ご飯をいただきましょうか。」 全員「いただきまーす!」 この日は俺にとって忘れられない一日となった。 もう少しであの試練の日から1ヶ月が経とうとしていた、そんなある日。 夜 ---俺の自室--- 深夜0 00 また不意に目覚める俺。 窓のほうを見ると月がもう少しで満月になりそうだ。 アニマ「やあ。」 俺「!?」 ベッドの近くには前に試練の宣告をした少年、アニマが立っていた。 俺「アニマ・・・」 アニマ「そんなに怖い顔しないでくれよ・・・別に君に何かしようってわけじゃないんだ。」 俺「・・・何のようだ?」 アニマ「そっけないなぁ。ま、来た理由を簡単に言えば、また試練がやってくるってことを伝えに来たんだ。」 俺「またか・・・もう勘弁してもらいたいな。」 アニマ「そうだよね。ホントなら僕もやめさせてあげたいんだけど、僕は生憎そんな事が出来る立場じゃないんだ。ごめんよ。」 俺「お前が襲わせてるんじゃないのか?」 アニマ「そんなわけないだろ。それにそんなことをしたって僕には何の得にもならない。」 アニマ「僕はあくまでも宣告者。君に試練を告げるのが僕の役目さ。」 俺「・・・・・・・」 アニマ「ちょっと話しすぎたね。僕はもう行くよ。じゃあ、頑張ってね・・・」スゥー… アニマは消えてしまった。 俺「頑張れ・・・か・・・簡単に言ってくれる・・・」 翌日 ---基地の外--- 早朝 芳佳「坂本さん、おはようございます。」 坂本「宮藤か、おはよう。」 芳佳「あの・・・坂本さん・・・」 坂本「どうした、宮藤?」 芳佳「坂本さんは・・・もう戦わなくてもいいのに、どうして毎朝訓練しているんですか・・・?」 坂本「宮藤。」 芳佳「はい・・・?」 坂本「訓練とは何のためにするのか、考えたことはあるか?」 芳佳「それは・・・強くなるため・・・ですか?」 坂本「うむ。確かに戦いの技術や体力をつけるという目的もある。だがそれだけではない。」 芳佳「はい。」 坂本「訓練とは、己との闘いだ。私はそう考えている。」 芳佳「己との・・・闘い・・・」 坂本「そうだ。戦いの中では時に己の弱くもろい部分が見えてくる。これを克服するために訓練をするのだ。」 坂本「その弱さは力だけではなく心の弱さもだ。」 坂本「特に心の弱さを克服するのは難しい。人にとって大きな壁の一つといえるだろう。」 坂本「この壁を越えるために私たちは訓練をする。訓練の中で己と向き合い心も鍛え上げるのだ。」 坂本「私は教官である以上、皆に自分の弱さを露呈するわけにはいかない。それが教える者としての礼儀だ。」 坂本「だから私は訓練を続ける。そうでないと、お前達に示しがつかんからな。」 芳佳「そうですね・・・坂本さんが訓練する理由、わかりました。」 坂本「といっても、もはや日課になっているというのもあるんだがな。はっはっは!」 芳佳「あはは・・・」 坂本「・・・宮藤。」 芳佳「・・・はい?」 坂本は烈風丸を鞘に納め、それを宮藤に渡す。 芳佳「坂本さん?」 坂本「これをお前に託そうと思う。」 芳佳「どうして・・・ですか?」 坂本はまっすぐ宮藤を見つめこう告げる。 坂本「お前はすでに一人前のウィッチだ。私を超えるほどのな・・・」 芳佳「そんな・・・私はまだまだ半人前で・・・」 坂本「いいや、ロマーニャでお前が私を救ってくれたとき確信した。お前はすでに一人前だ。」 坂本「だから、今のお前になら安心してこれを托せる。」 芳佳「坂本さん・・・」 坂本「それに今の私が持っていても、これはただ人を斬る事しかできない諸刃の剣だ。」 坂本「だが、魔力を取り戻し前よりもさらに強くなったお前なら、この刀の真の力を引き出せるだろう。」 坂本「どうか、受け取ってほしい。」 芳佳「・・・わかりました、ありがたく頂戴します。」 芳佳「坂本さん・・・わたし、坂本さんの分まで戦います!」 芳佳「そして、いつか平和な空の下でみんなが笑って暮らせるように・・・わたし、頑張ります!」 坂本「ああ、頼りにしているぞ、宮藤。」 芳佳「はい!」 坂本「よし、そうと決まれば早速訓練だ!お前が烈風斬を使えるようにビシバシ、鍛えてやるからな!」 芳佳「はい!・・・え?」 この日は早朝から宮藤はシゴかれまくった。 昼ごろ ---基地内廊下--- 坂本「ん?俺じゃないか。」 俺「坂本少佐。どこかお出かけっスか?」 坂本「いや、今は暇をもてあましていたところだ。俺、今暇か?」 俺「はいっス。」 坂本「そうか。お前とは一度手合わせ願いたいと思っていたんだ。頼めるか?」 俺「俺なんかでよかったらお付き合いしますよ。」 坂本「それはよかった。では少し準備をしてくるから先に中庭へ出ていてくれ。」 俺「了解っス。」 ---基地中庭--- 坂本「すまない。待たせたな。」 俺「いえ、大丈夫っス。」 坂本「ほらこれを使え。」 そういって木刀が手渡される。 俺「なかなか年期が入ってますね・・・」 坂本「ああ、私の父上が子供のころから使っていたものだそうだ。」 俺「なるほど・・・」 坂本「では、構えろ。」スッ 坂本が正面に木刀を構える。 対して俺はいつものように木刀を腰あたりに据え、構える。 坂本「ほぉ・・・お前は抜刀術を心得ているのか。」 俺「これが俺の戦いかたっスから。」 ---基地内バルコニー--- エーリカ「トゥルーデ、あの二人なんかやってるよ?」 ゲルト「ああ、どうやら扶桑の武道のようだな。」 ルッキーニ「なになに?なにしてんの?」 シャーリー「ルッキーニ、あまりでかい声だしちゃだめだぞ。あの2人の邪魔になるからな。」 ルッキーニ「えー、なんで~?」 シャーリー「今の2人はそれだけ真剣なんだ。まぁ見てれば分かるだろうよ。」 ルッキーニ「ふ~ん・・・」 エーリカ「あ、始まったよ。」 ---基地内中庭--- 坂本「フッ・・・!」 先手を打ったのは坂本だ。 素早い踏み込みで一気に俺の元へと間合いを縮める。 坂本「やぁっ!」 縦一閃。素早い斬撃が降りかかる。 しかしそれを俺は紙一重でかわす。 俺「はぁっ!」 回避からの素早い抜刀。しかし坂本はそれを予期していた。 カンッ! 俺(反応が速いッ・・・!) 俺の一撃は坂本に防がれてしまった。 再び下がり間合いを取る。 坂本「どうした?その程度なのか?」 俺「まだまだっスよ。」 お互い再び木刀を構える。 次に先に動いたのは俺だ。 坂本よりも素早い速度で間合いをつめる。 坂本(!?) 俺「たぁっ!!」フォン! 先ほどとは段違いの速さで木刀が抜かれる。 カンッ!・・・カランカラン 振りぬいた一閃により木刀がはじかれ地面へと落ちる。 そして・・・ 俺「勝負ありっス。」 坂本の首には木刀が突きつけられていた。 坂本「・・・はっはっは!完敗だ。見事な一閃だったぞ。」 俺は突きつけた木刀をおろす。 俺「いえ、少佐もかなりの腕前をお持ちで。正直焦りました。」 坂本「む?その様子だと私は少し舐められていたようだな?」 俺「いえ、とんでもないっス。ただ手合わせで本気を出したのは親父以来でしたんで。」 坂本「そうか・・・ところでお前の流派は何というのだ?」 俺「えっと、流派名は『至天金剛流』っス。たしか『柳生新陰流』から派生したとか言う話をきいたっス。」 坂本「ふむ。それではなかなかに歴史がありそうだな?」 俺「いえ、たぶん祖父が見栄張ってでっち上げただけだと思います。流派自体は俺の曾祖父あたりから始ったんじゃないかと。」 坂本「そうなのか?おかしな話だな。」 俺「全くっス。ただ、教えだけはいっちょまえっスけどね。」 坂本「どういうものだ?」 俺「『抜かば斬れ、抜かずば斬るな』」 坂本「なるほど・・・」 俺「もう1つは『不討、不退(うたず、さがらず)』」 坂本「ふむ・・・」 俺「そして・・・」 俺「『刀は人を斬る物に非ず、己を斬る物なり。』」 坂本「己・・・?」 俺「はいっス。刀を振るうにはそれ相応の覚悟がいるっス。」 坂本「ああ、そのとおりだな。」 俺「刀はそういった意味で誰かを傷つけるものじゃなくて、己の内の迷いやそういったものを断ち切るものだと教えられたっス。」 坂本「ふむ・・・なかなか奥深い教えだな・・・」 俺「ほんと、無駄に奥深いっス。むしろ何も考えないで決めたんじゃないかと思うくらい。」 坂本「それはないだろう。私も未練を断ち切らねばな・・・」 俺「?」 坂本「こっちの話だ、気にするな。それより手合わせありがとう。また時間があれば手合わせして欲しい。」 俺「もちろんっス。」 お互いに一礼する。扶桑の武道共通の礼儀である。 坂本「その木刀は貸しておこう。練習にでも使ってくれ。」 俺「ありがとうございます。」 ---基地内バルコニー--- ゲルト「・・・・・・・」 エーリカ「何が起こったかぜんぜん分かんなかったね。」 シャーリー「あいつ陸の上でもあんな速く動けるのか・・・」 ルッキーニ「もう終わっちゃったの~?つまんなーい!」 シャーリー「じゃあルッキーニ、遊びにいこうか。」 ルッキーニ「うん!かくれんぼしたい!」 エーリカ「あたしもやる~」 エーリカ「トゥルーデは?」 ゲルト「私は遠慮しておこう。」 エーリカ「え~?つれないなぁ、もう。」 ゲルト「つれない奴ですまなかったな・・・」ツカツカ… エーリカ「トゥルーデ・・・?」 ゲルトは足早に去っていった。 シャーリー「なんかあいつ様子がおかしかったな。」 ルッキーニ「はやくいこーよ~」 シャーリー「そうだな、いこう、ハルトマン。」 エーリカ「う・・・うん・・・(今はそっとしたほうがいいかな・・・)」 ---ゲルト エーリカの部屋--- エーリカ「今日元気なかったけど、どうしたのさトゥルーデ?」 ゲルト「・・・・・」 エーリカ「黙ってちゃわかんないよ。」 少し沈黙した後、観念したゲルトは胸中の思いを明かす。 ゲルト「・・・・・お前には嘘をつけんな。」 エーリカ「良かったら話してくれない?トゥルーデの悩み。」 ゲルト「そうだな・・・」 ゲルト「今日坂本少佐と俺が訓練しているのを見てな、思ったんだ・・・」 エーリカ「何を?」 ゲルト「うん、私も少佐のように魔力を失ったらどうするんだろうな・・・と。」 エーリカ「・・・・・」 ゲルト「最近、戦っている内に分かってきたんだ、私の魔力が以前よりも衰えていることに・・・」 エーリカ「・・・・・うん。」 ゲルト「いずれ私の魔力も消えてしまうだろう。でも今は・・・今だけは失うわけには行かないんだ・・・」 ゲルト「このカールスラントを取り戻すまでは・・・絶対に。」 エーリカ「そうだね・・・」 ゲルト「今までは考えないようにしていたんだ・・・自分が戦えない姿なんて、想像したくなかったから・・・」 ゲルト「でも・・・今日、少佐を見て・・・急に・・・怖くなってしまったんだ・・・」ボロボロ ゲルトの頬に涙が伝う・・・ ゲルト「このまま・・・戦えなくなってしまうのが・・・恐い・・・嫌なんだ・・・私は・・・私はもっとお前やみんなと・・・」 ギュッ そんなゲルトをエーリカが抱きしめる。 エーリカ「そっか、気づいてあげられなくてごめんね・・・」 エーリカ「でもね、トゥルーデ一人で背負うこと・・・ないんだよ?」 ゲルト「ハルトマン・・・」 エーリカ「トゥルーデにはあたし・・・ううん、あたし達がいるんだから。」 ゲルト「!!」 エーリカ「もっとあたし達を信じてよ、頼ってよ。」 エーリカ「この国を取り戻したいって気持ちは、みんな一緒なんだから。」 ゲルト「う・・・うぅ・・・フラウ・・・あぁ・・・」 ゲルト「うわあああああああああぁぁぁ!」ボロボロ ゲルトの涙をエーリカが力強く抱きしめ、受け止める。 エーリカ(今はいっぱい泣いていいんだよ・・・トゥルーデ・・・) しばらくした後・・・ ゲルト「・・・ありがとうフラウ・・・もう大丈夫だ・・・」 エーリカ「うん。」 抱いていたその手を離すエーリカ。 エーリカ「あのね、トゥルーデ。」 ゲルト「なんだ?」 エーリカ「実は、この前ミーナも同じこと言ってたんだ。」 ゲルト「ミーナも?」 エーリカ「うん。ほら、ミーナももう少しで20になっちゃうでしょ。」 この世界ではウィッチは20歳を超えると魔力を失うのが一般的だという。 エーリカ「だから悩んでるのはトゥルーデだけじゃない、みんな一緒。」 ゲルト「そうだったのか・・・私は自分のことばかりで周りが見えていなかったな・・・」 エーリカ「たぶんミーナのほうが先に魔力なくなっちゃうと思う。だからさ・・・」 エーリカ「その前にあたし達の手で絶対に取り戻そうね、この国を!」 ゲルト「ああ、もちろんだ!」 2人は再びこの国を取り戻す決意をした。 絶対に自分達の手で取り戻すと・・・ 2日後 俺「今日で1ヶ月か・・・」 あの戦いからちょうど一ヶ月がたった。 俺「また来るかもしれないな・・・」 ---ブリーフィングルーム--- ミーナ「それでは、ブリーフィングを始めます。」 一通りの説明を終えシフトの発表へと移る。 ミーナ「それで、今日の夜間哨戒は・・・」 俺「隊長。」 ミーナ「どうしましたか俺一等兵。」 俺「今日の夜間哨戒任務に自分を加えて欲しいっス。」 ミーナ「どうしてかしら。」 俺「いえ、ただ今日は行かなきゃいけない気がするんです。お願いします、隊長。」 俺の目は真剣だった。 ミーナ「・・・わかりました。では今日の夜間哨戒任務は俺一等兵とリトヴャク中尉、そしてビショップ曹長にお願いします。」 俺 サーニャ リーネ「了解。」 ミーナ「それでは解散とします。各自任務に当たってください。」 全員「了解。」 ---基地内廊下--- リーネ「あの、俺さん!」 俺「どうしたっスか、リーネさん。」 リーネ「今日の哨戒任務、よろしくお願いします。」 俺「こちらこそ、よろしくっス。」 リーネ「私、もしかしたらお2人の足をひっぱちゃうかもしれないですけど・・・」 俺がリーネの唇の前に人差し指を立てる。 俺「そういうことは考えちゃダメっス。それに、リーネさんの命中精度と火力はすごく心強いっスよ。」 俺「だから、一緒に頑張りましょう、ね?」 リーネ「はい!」ニコ 俺(う~ん・・・ここの子はみんな笑うと可愛いんだよな・・・///) リーネ「それじゃあ、また後で。」 俺「はいっス。また。」ニッ 夜 ---バルト海上空--- 今日も夜の海上は静寂に包まれている。 リーネ「静かですね・・・」 サーニャ「何も無いといいんですけど・・・」 しかし、サーニャの言葉は見事に裏目に出てしまった。 俺「!!」キュイイイイイン 突然俺とサーニャの魔導針の色が変わる。 ふと反応の有る月のほうに目を向ける。 そこには女性の聖職者のような姿をしたネウロイがいた。 俺「あいつ・・・いつの間に・・・」 サーニャ「!」 突然上空からネウロイがビームを放つ。 サーニャ「リーネさん!あぶない!!」 リーネ「え・・・?」 俺「チッ・・・!」ブォン! 俺が咄嗟に蒼炎を纏った刀でネウロイのビームを両断する。 俺「大丈夫っスか、リーネさん!?」 リーネ「は・・・はい、なんとか・・・ありがとうございます。」 俺「よかった・・・サーニャさん基地に連絡を!」 サーニャ「わかりました!・・・本部、応答願います・・・」 俺「リーネさん!」 リーネ「は・・・はい!」 俺「ここからあいつを狙うこと・・・できますか?」 リーネ「や・・・やってみます!」 リーネは対装甲ライフルを構える。 リーネ(集中して・・・) 慎重に狙いを定める・・・ リーネ「そこ!」ドンッ! 弾丸は見事に命中し装甲を抉り取る。 リーネ「やった!」 俺「さすがっス、リーネさん!」 しかし装甲は次第に再生を始める。 リーネ「そんな・・・早い・・・」 俺「大丈夫っス、今度は俺があいつの装甲を剥ぎ取ります。リーネさんは俺の合図でコアを狙い打ってくださいっス。」 サーニャ「応援、まもなく到着するそうです。」 俺「ウィルコ。応援が来る前にかたづけて、驚かしてやりましょう!」 サーニャ リーネ「はい!」 俺「いくっスよ!」ブロロロロ!! ネウロイに近づく。それと同時にネウロイも逃げ始める。 俺「逃がさない!」ガガガガガガガ!! しかし命中しても装甲がなかなか削れない。 俺「うわっ・・・硬いな・・・なら・・・」 俺「おおおおお!!」 いつものように切先に魔力を集中させつつ、ネウロイへと肉薄する。 しかしネウロイの速度が幾分か速く、なかなか追いつく事ができない。 俺「くっ・・・サーニャさん!こいつの動き、止められますか!?」 サーニャ「やってみます!」バシュバシュバシュ!! ネウロイを止めるためにフリーガーハマーを撃ち込む。しかし・・・ リーネ「そんな!?」 サーニャ「また・・・」 またもやサーニャのロケット弾はネウロイの体を通り抜ける。 俺「仕方ない・・・リーネさんお願いできますか!?」 リーネ「あ、はい!やってみます!」 リーネ「当たって!!」ダンッ ネウロイが先に攻撃を察知し紙一重でかわす。 俺「いくぞ・・・!」 しかし、ネウロイがかわした方向には既に俺が迫っていた。 俺「撥ぁっ!!」ブォン!! 蒼炎を纏った刀は先ほどの銃撃よりも高い威力でネウロイの装甲を剥ぐ。 そしてコアが露出する。 その瞬間をリーネは見逃さなかった。 彼女は自身の固有魔法により、スコープなしで約1km先をも見通すことが出来る。 リーネはすぐさま、ボーイズライフルを構える。 リーネ「当たって!!」ダンッ! 一直線に、一寸の揺るぎも無く弾丸は空を突き進む。 そして、その弾丸は見事にネウロイのコアを砕いた。 リーネ「やった・・・やった!」 俺「やったスね、リーネさん!」 サーニャ「リーネさん・・・すごい・・・」 遠くから声が聞こえてくる。 芳佳「リーネちゃーん、サーニャちゃーん、俺さーん!」 リーネ「芳佳ちゃん!」 リーネが宮藤のもとへと駆け寄る。 リーネ「やったよ芳佳ちゃん!わたし、ネウロイを倒したよ!」 芳佳「リーネちゃんが!?すごいよ、リーネちゃん!」 リーネ「うん、俺さんとサーニャさんのおかげよ!」 その後も次々と仲間が到着する。 エイラ「サーニャー!」 サーニャ「エイラ!」 エイラ「大丈夫だったカ、サーニャ?怪我してないカ?」 サーニャ「大丈夫よ、エイラ。心配してくれてありがとう。」ニコ エイラ「サーニャ・・・///」 ミーナ「お疲れ様。俺さん。まさか私たちが来る前に倒すとは・・・」 俺「はいっス、今日はリーネさんがいなかったら危なかったっスけどね。」 エーリカ「リーネやる~!」 ゲルト「ああ、お前は501に欠かせない優秀な狙撃主だ!」 ペリーヌ「ほんと、やるようになりましたわね。」 エイラ「ツンツンメガネも頑張れヨナ。」 ペリーヌ「ど・・・どういう意味ですの!?」 リーネ「ありがとうございます、みなさん!」 こうして2番目の刺客はリーネの手によって撃破された。 ---俺の部屋--- 俺「ふぅ・・・今日も疲れた・・・」 俺はベッドに腰掛ける。 ふと机に目をやるとまたあのカードがあった。 俺「またか・・・」 カードを手に取る。 そのカードには女性の教皇の姿が描かれ下の欄に【PRIESTESS】と書かれていた。 一通り眺めるとカードは砂のように消えていった。 そして俺の頭に声が響く・・・ ――私は導くもの―――スカアハ――― ―――――あなたに力を与えましょう―――――― 頭の中の声が消えると同時に、俺の体が少し軽くなる。 どうやら前よりも魔力が増幅したようだ。 俺「スカアハ・・・か。」 俺「今日は寝よう。」 二度目の試練はこうして幕を閉じた。 続き→ペルソナ6 -ページ先頭へ
https://w.atwiki.jp/fate_overheaven/pages/152.html
アラもう聞いた?誰から聞いた? そのウワサ もっぱらのウワサ 皆ご存知 知らないなんてオクレテル! ウワサによればね… (誰もほんとは知らないの その本質がなんなのか 誰が流して、誰が得する? 信じるばかり?疑わないの?) ジークハイル! ○ ● 夕暮れの見滝原。とある博物館の一室で、その男は不意に記憶を取り戻した。 今までの平和な人生が偽りで、その記憶の方が本物だと直感する。 これから争奪するのは『聖杯』だ。万能の願望器。世界を手に入れることも可能な聖遺物。 「ふふ…………くっくく……ははは……」 よかろう、手に入れてくれる。この俺が世界を支配するのは当然だ。そう言わんばかりの凄惨な嗤い。 彼は……30年近く前に死んだはずの男。もしも彼を、彼の名を知る者がいれば、驚愕するだろう。 武器を向ける者も、ひれ伏す者もいよう。その男がなぜここに? 理由は簡単、ソウルジェムだ。 あらゆる時代、あらゆる時空にランダムにバラまかれたそれは――― よりにもよってこの男を、死の運命から救い出した。そればかりか、彼にチャンスを与えてしまった。 ● ○ 人間は死にたがるよりは、生き続けたがる動物である。生きるためには食べなくてはならない。 そのために『道具』をつくった。 ―――石器、骨角器、棍棒、槍、投槍。生きるための武器だ。 ところが今度は道具の性能がよくなりすぎ、人口が増え始めた。 ―――例えば『石器時代の自動小銃』と呼ばれた投槍器。 当然、食べ物が足りなくなる。さて、どうするか。もちろん「法律/社会」をつくる。 ―――動物を狩猟するための道具を、同じ人類に向けて、共同体を害する暴力を抑制する。 その結果、どうなるかというと……法律の「効率の良さ」でもって、どのタイプの法律が生き残るかの勝負になる。 理想主義者なら「良い法律が残る」と言うだろうが、実は違う。残るのは「他人をたくさん操る法律」である。 ―――暴力による支配だけでは限界がある。 それは……たくさんの人間を、宗教や文化やら噂やらといったもので 「何かに信じこませ、熱中させ、考える時間を与えずに」あやつり、動員させ、 彼らが働いた結果を「自分のほうが偉いからと信じ込ませることによって」全部かすめとるシステムである。 ―――魔術、神話、伝統、倫理、道徳、思想、カリスマ、王、神。 国家、国民、企業、金融、マスコミ、インターネット。社会という大いなる詐欺。 これを、古代エジプトの現人神王にならって『ファラオ・ゲーム』と呼ぼう。 ファラオ・ゲームの「ファラオ」は、上手になればなるほど、使われる者=駒に比べて知識の量がケタ違いに大きくなり、 またこれを操作できる。駒は、ファラオが何を目指しているのか、何が彼にとって『勝ち』なのかさえ、 情報操作によって解らなくさせられてしまうので、勝ちようがない。 他の法律も、ファラオ・ゲームを前にしては、遅かれ早かれ倒されて、その駒になってしまう。 なぜなら両者が対決したとき、動員効率の良いファラオのほうが結局は勝つからである。 要するに人類の歴史とは、より優れたファラオ・ゲームをめざす道のりであったといえる。 ○ ● ……これを開催している連中は、気に入らん。要は俺を手駒にして、遊んでいるも同然だからな。 『聖杯戦争』はまさにファラオ・ゲームだ。ウワサを流し、情報を握っているのは主催者どもだ。 奴らはデスゲームを見て楽しみ、優勝者に賞品を与えるだけの暇な連中か? 馬鹿め、そんなものであるはずがない。 当然、奴らには奴らの目的がある。たとえば、殺し合いによって作られた聖杯を総取りするとか、だ。 しかしこのゲームは、前提条件を変えれば容易に崩壊する。手駒が盤面をひっくり返せる。 聖杯は手に入れる。その上で奴らをも出し抜き、俺が奴らを操って、全てを手に入れてくれよう。 ここは蓬莱学園ではない。知力こそあるが、権力、武力、財力は今の自分にはない。 裕福な旧家の出身ということになっているが、所詮はただの学生。 『応石』を介して人を操る『傷石』も失われているが……手元にあるのは『ソウルジェム』という、別種の宝石。 内側に魂を封入・保存し、これに七騎の英霊の魂を納めれば『聖杯』となる。しかし、それで即座に現世へ還れるわけではない。 聖杯に願えば帰還できようが、それでは意味はない。聖杯はおそらく「幾つか」作れる。それをどう用いるか。 そして聖杯を作れそうな連中から、どうやってそれを巻き上げるか。 ―――まずは、俺の手駒である英霊を喚ぶとしよう。いかなる奴が来るか。 ● ○ 【我は汝… 汝は我… 我は汝の心の海より出でし者… 力を貸そうぞ…!】 闇の中に言霊が轟く。手の中の宝石が輝き、金色の粒子が空中に凝集、黒い影を形作る。 現れ出たのは―――ダークスーツに身を包んだ長身の男。黒髪短髪でサングラスをかけ、顔の左右には裂傷。 ヤクザの類か。あるいは現世風の装いをした悪魔の類か。 「……お前が、俺の従僕か。まずは名乗るがいい」 「そのようだな、マスター。俺は『神取鷹久(かんどり・たかひさ)』。 クラス名は……『アルターエゴ(もうひとりの自分)』だ」 「知らんな。一体誰の『アルターエゴ』だという」 アルターエゴ・神取は、サングラスを外す。眼窩はぽっかりと空いており、眼球のない闇だ。 「フフ……俺の『ペルソナ』であった存在、『ニャルラトホテプ』。俺はその化身だ」 「ほう! かの邪神か! それは心強い」 口角を吊り上げる。自分に相応しい、強力なサーヴァントというわけだ。 「俺は『南豪君武(なんごう・きみたけ)』だ。よろしく頼む」 神取のステータスを確認し、南豪は大いに満足する。なかなかの当たりだ。 人を騙し、利用するには、もってこいの能力だ。 ○ ● 「マスター。俺はニャルラトホテプの傀儡に過ぎぬ男。聖杯は君にやろう。好きにするがいい」 「欲のない奴だ。いや、俺がそうすることが、かの邪神の思惑に沿う、ということかな」 「その通りだ」 南豪は至極気分が良さそうだ。神取は虚無的な表情で、それを見る。 「……言っておくが、君は俺に似ている。ということは、ニャルラトホテプにも似ている。 君の行動はきっと、破壊と殺戮と破滅と狂気への道行きだ。それが奴の望みなのだからな」 神取は自らの本質について呟く。覚悟を試すように。 「俺を操る『ニャルラトホテプ』は、クトゥルフ神話にいうあの邪神そのもの、ではない。 人類の集合的無意識に潜むネガティブマインド、悪意、破滅願望そのものだ。似たようなものだろうが。 その目的は、人類を嘲笑い、苦しめ、自滅させること。人類を『支配』することは、その手段に過ぎない」 南豪にも、それは感覚的に分かっている。自分がここに生きていることは、ニャルラトホテプの仕業だろう。 あるいは……自分自身、ニャルラトホテプが―――人類が生み出した影ではないか。神取のように。 記憶はあるが、かつての自分とは違うのかも知れない。それでも、それでも。 南豪は嗤う。 「悪くないな。全人類の悪意を飲み込めんような貧弱なエゴでは、世界征服など出来まい!」 ● ○ 空に瞬く黄金の星に 止まった刻は動き出す 享楽の舞 影達の宴 異国の詠 贖罪の迎え火は天を照らし 偶像の咆哮はあまねく響く 冥府に輝くは聖なる杯 天上に輝くは聖なる骸 天に昇りて星が動きを止める時 魔法の乙女の鼓動も止まる 後に残るは地上の天国 そして刻は繰り返す 【クラス】 アルターエゴ 【真名】 神取鷹久@ペルソナ2罰 【パラメーター】 筋力C 耐久C 敏捷C 魔力EX 幸運D 宝具EX 【属性】 混沌・悪 【クラス別スキル】 対魔力:A A以下の魔術は全てキャンセル。事実上、現代の魔術師では傷をつけられない。 狂気:EX 詳細不明。理性や人倫による枷が外れている。攻撃力を上昇させるパッシブスキル。 彼の「本体」は、存在自体が狂気そのものであり、さらにそれを周囲に無遠慮にばら撒く混沌そのものである。 正気喪失:EX 深淵より滲み出た狂気は、人間の脆い常識と道徳心をいとも容易く崩壊させる。敵全体を恐怖させ防御力を下げる。 【保有スキル】 幻術:A 人を惑わす魔術。精神への介入、現実世界への虚像投影などを指す。Aランクともなると精神世界における悪夢はもちろん、 現実においても一つの村程度の虚像を軽く作りあげ、人々を欺く事ができる。 「陣地作成」スキルも包含しており、ウワサ(言霊)や魂喰いで得た魔力を用いて幻の城「デヴァ・ユガ」を作り上げる。 反骨の相:EX 生粋のトリックスター。あらゆる権威を否定し嘲笑う無法者。何者にも従わず、己の欲することを行う虚無の道化。 カリスマや皇帝特権等、権力関係のスキルを無効化し、逆に弾き返す。 令呪についても具体的な命令であれ決定的な強制力になりえない。 このクラスになると「精神異常」も含まれ、虚言癖あるいは典型的なサイコパスとなる。 契約と禁忌に理解を示さず、平然と誓いを踏み躙ることができる精神性を持つ。 他人の痛みを感じず、周囲の空気を読んだ上であえて読まない。精神的なスーパーアーマー能力。 正確には彼ではなく、「本体」が持つスキル。 深淵の邪視:EX 深淵の闇を覗き、また覗かれてしまった者の末路。その眼は変貌し、眼球のない暗黒の眼窩となった。 暴力、威圧による恐怖ではなく、あくまで相手自身の内側にある"未知への恐れ"を沸き立たせるもの。ロストサニティ。 敵全体に恐怖を与え、目の前の人間の欲望や真理を見抜き、暴きたてる。 【宝具】 『神気取不滅ノ暗黒(ゴッド・カンドリ)』 ランク:EX 種別:渾沌宝具 レンジ:- 最大捕捉:- アルターエゴのペルソナ。ガワが割れた仏像の姿で、黒くて吸盤のついたアレがニャルっとはみ出ている。 「ガルダイン」「ジオダイン」「ザンダイン」「刻の車輪」「不滅の黒(全員の体力半減)」「刹那五月雨撃」 などを放つ。人類のネガティブマインドの化身であり、周囲の人心が不穏になるほど魔力を増す。 また「ウワサを現実化させる」能力を持つ。 アルターエゴが戦闘不能になると、本体を乗っ取って異聞録での姿になったり、這い寄る混沌になったりする。 【Weapon】 宝具と日本刀。 【人物背景】 ゲーム『女神異聞録ペルソナ』及び『ペルソナ2罰』の登場人物。 CV:小杉十郎太。11月8日生まれ。血液型はA。身長182cm、体重71kg。 名家の出身で、聖エルミン学園元生徒会長。20歳でオックスフォード大学を卒業し、28歳でSEBEC日本支社長に就任。 実はペルソナ使いであったが、自らのペルソナ『ニャルラトホテプ』によって心の闇につけ込まれ、 乗っ取られてしまっていた。物質転移装置「デヴァ・システム」と謎の少女「あき」の力を用いて現世を支配し、 人類抹殺を目論んだが、主人公たちに倒される。 『ペルソナ2罰』では秘密結社「新世塾」幹部の一人で、「神条久鷹」の偽名を使い、須藤竜蔵の秘書をつとめている。 ペルソナの力を欲した竜蔵が「噂の力」で復活させたとされ、眼球のない眼窩をサングラスで隠している。 実際はニャルラトホテプ(邪神そのものではなく、人類のネガティブマインドの化身)によって作られた偽物である。 己がニャルラトホテプに魅入られた者であると自覚しており、単なる駒に過ぎない新世塾に忠誠を誓うように見せかけ ながら、その先にある事件の本当の意味を知り、障害となる役割をあえて演じている。 「狂気に飲まれた」存在なのでフォーリナーではない。 【サーヴァントとしての願い】 なし。ニャルラトホテプの願いは……? 【方針】 聖杯を獲得する。自ら戦うことは控え、他人を操って戦わせる。 まずは街に流れるウワサを利用し、不安を養分として魔力を蓄える。 【把握手段】 原作。 【マスター】 南豪君武@蓬莱学園シリーズ 【Weapon・能力・技能】 なし。悪魔的カリスマと話術、知略と行動力によって人心を誑かす。 【人物背景】 遊演体によるPBM(プレイバイメール)『ネットゲーム90 蓬莱学園の冒険!』に登場した悪役NPC。 中村博文のイラストでは黒髪を真ん中分けにした切れ長の目の美形で、額にほくろがある。 学園内に絶大な力を持つ四大家系「四天王家」の血筋。1971年(昭和46)7月5日、米国に生まれる。 蓬莱学園に入学後、すぐさま非常委員会生活指導(SS)本部に入部する。 これは大正時代に発足した整理整頓(SS)委員会、終戦直後に改組された生活指導(SS)局の流れを組む政治組織で、 70年台以来学園を支配していた。南豪は己の血筋と悪魔的カリスマを武器に副本部長の地位にのし上がる。 のち本部長の風間神平を愛人宅で暗殺し、本部長職を簒奪。生活指導本部を私兵集団に変え、 機械化部隊「武装班(武装SS)」を組織、学園を事実上の独裁支配下に置いた。 その真の目的は、蓬莱学園に伝わる「地球最後の秘宝」を独占し、世界を支配することであったという。 1990年、犀川静がSS解体を公約に生徒会長に当選すると、これを不服とした南豪は突如として 「生活指導(SS)委員会」を設立。非常委員会を有名無実とし、自らを第一生徒官に任命して、 協力体制にあった査問委員会と共に戦車部隊等の武力による学園クーデターを引き起こした。 これが「90年動乱」の一幕「6・4内戦」の始まりである。だが第16SS機動大隊隊長であったアブラハム・カダフィ、 第二生徒官離修竜之介らが離反し、SSは学園中央部占拠に失敗。新生徒会勢力とSS勢力による大規模な武力衝突により、 学園全土は戦火に包まれた。のち南豪は愛人であった神代鏡子に刺殺され、SSは求心力を失い瓦解。 一連の内戦による学園生徒の死傷者は5000人から1万人に及んだ。 この後、生活指導委員会は公安委員会などに吸収・合併されたが、SS残党は現在も南豪を神格化して活動を継続している。 異母妹を含め何人もの女性を侍らせ妊娠させており、ご落胤伝説も多い。 また南豪本人も容姿や経歴を変えて生存しているとも噂されている。 父から受け継いだ「ファラオ・ゲーム理論」を振りかざす悪の独裁者。 人間性が全く欠如しており、独善、利己、権力欲のかたまり。 「根っからのイヤな野郎。信念のある高貴な悪ですらない、無責任と自信過剰の権化」と評される。 【ロール】 高校3年生。裕福な旧家出身。 【マスターとしての願い】 世界征服。 【方針】 聖杯を獲得する。手段は問わないが、戦闘はなるべく他人に行わせる。 【把握手段】 「90年動乱」を纏めた『蓬莱学園の復刻!』等。現在入手は困難。 webで情報を集めるか、最寄りの蓬莱学園関係者に聞いてみよう。 【参戦時期】 「6・4内戦」の終盤。何らかの理由でソウルジェムを手にした。
https://w.atwiki.jp/animeoped/pages/179.html
ペルソナ ~トリニティ・ソウル~ (PERSONA -trinity soul-) 原案:『ペルソナ3』(ATLUS) メイン・キャラクター原案:副島成記 キャラクターデザイン・総作画監督:石井百合子 シリーズ構成・脚本:むとうやすゆき 音楽:岩崎琢 アニメーション制作:A-1 Pictures オープニング テーマ曲:「Breakin through」作詞:椎名慶治 作曲:TAKUYA 編曲:h-wonder 歌:喜多修平 エンディング テーマ曲:「SUICIDES LOVE STORY」作詞・歌:北出菜奈 作曲:安原兵衛 編曲:渡辺和紀 Breakin’through SUICIDES LOVE STORY 2008年 作品名:へ 放送中作品
https://w.atwiki.jp/mekameka/pages/158.html
ま行 麻雀 麻雀占いフォルトゥーナ 麻雀学園 東間宗四郎登場 麻雀学園MILD 東間宗四郎登場 麻雀学園2 学園長の復讐 麻雀覇王 バトルロイヤル 麻雀覇王 バトルロイヤルⅡ 麻雀覇王ポータブル 段級バトル 麻雀パズル~ZIMO~ 麻雀格闘倶楽部 1~7.77 麻雀格闘倶楽部Wii Wi-Fi対応 麻雀格闘倶楽部 我龍転生 麻雀格闘倶楽部全国対戦版 麻雀格闘倶楽部DS Wi-Fi対応 Mahjong Titans 麻雀ワールド マーセナリーズ2 ワールド イン フレームス マービーベイビーストーリー マービンズ・メイズ MARVEL VS. CAPCOM 3 マール王国の人形姫 マールじゃん!! マールDEジグソー マイガーデン マイクロソフト リターン オブ アーケード Myself;Yourself Myself;Yourself それぞれのfinale My Virtual Girlfriend マイホームドリーム My Marry May with be マイルストーン シューティングコレクション2 Minecraft マインドジャック 魔界英雄記マキシモ マシンモンスターの野望 魔界島 七つの島大冒険 魔界戦記ディスガイア 魔界戦記ディスガイアPORTABLE 魔界戦記ディスガイアPORTABLE 通信対戦はじめました。 魔界戦記ディスガイア 魔界の王子と赤い月 魔界戦記ディスガイア2 魔界戦記ディスガイア2 PORTABLE 魔界戦記ディスガイア3 魔界戦記ディスガイア3 ラズベリル編はじめました。 魔界戦記ディスガイア4 魔界戦記ディスガイア4 フーカ&デスコ編はじめました。 魔界村 魔界村外伝 THE DEMON DARKNESS 魔界村 for WonderSwan マカロンリバーシ マギウステイル エタニティ ~世界樹と恋する魔法使い~ マキシモ マグナカルタ マグナカルタ ポータブル マグナカルタ2 マクロスアルティメットフロンティア マクロスエースフロンティア マクロストライアルフロンティア マクロストライアングルフロンティア マクロスラストフロンティア 負けるな!魔剣道 負けるな!魔剣道2 負けるな!魔剣道Z 魔剣X 魔剣爻 マザーグースの秘密の館 マジカルドロップ2 マジカルドロップ3 マジカルドロップ3 とれたて増刊号! マジカルドロップ3 よくばり特大号! マジカルドロップ3+ワンダホー! まじしゃんず・あかでみい マジシャンロード マジック ザ・ギャザリング — デュエルズ オブ ザ プレインズウォーカーズ 2012 Magic Dragon 本気で学ぶ LECで合格る 宅地建物取引主任者 ポータブル 本気で学ぶ LECで合格る DS危険物取扱者乙種4種 本気で学ぶ LECで合格る DS行政書士 本気で学ぶ LECで合格る DS公務員試験・数的処理 本気で学ぶ LECで合格る DS宅地建物取引主任者 2011年&2012年度版 本気で学ぶ LECで合格る 日商簿記3級 ポータブル 魔城伝説 魔女たちの眠り ましろ色シンフォニー 魔人探偵脳噛ネウロ バトルだヨ!犯人集合! 魔神転生 魔神転生II SPIRAL NEMESIS 魔人と失われた王国 マスエフェクト マスエフェクト2 マスケティア マスターカラテカ 街ingメーカー3×逃走中 街ingメーカー4 街スベリ 街へいこうよ どうぶつの森 MAX SURFING 2000 MAX SURFING 2nd Max Payne 3 MASSIVE ACTION GAME マッスルファイト マッデン NFL 09 マッデン NFL 11 MAD STALKER Matt Hazard Blood Bath and Beyond Madhouse MadWorld マッピー まっぷまっぷ!Byご当地検定DS! マナケミア ~学園の錬金術師たち~ マナケミア ~学園の錬金術師たち~ ポータブル+ マナケミア2 ~おちた学園と錬金術師たち~ マナケミア2 ~おちた学園と錬金術師たち~ ポータブル+ マネパ1000万人の FXトレーニング マネパ1000万人の FXトレーニング ~レバレッジ規制対応版~ Mafia Mafia II マブラヴ マブラヴ オルタネイティヴ 魔法少女リリカルなのはA’s PORTABLE-THE BATTLE OF ACES- 魔法少女リリカルなのはA s PORTABLE DLマガジン デジタルなのは 魔法使いとご主人様 まぼろし月夜 マミートークDS まめゴマ3 ~かわいいがいっぱい!~ 豆しば まもるクンは呪われてしまった! マリー&ガリーのLet sさいえんす マリオスポーツミックス マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック マリオvs.ドンキーコング 突撃!ミニランド マリオザジャグラー マリオズセメントファクトリー マリオズ・ボム・アウェイ マリオテニス64 マリオネットカンパニー マリオネットカンパニー2 マリオのスーパーピクロス マリオのピクロス マリオパーティ2 マリオブラザーズ AC.FC マリオブラザーズ ゲーム ウオッチ マリシアス マリッジロワイヤル ~プリズムストーリー~ マル合格資格奪取! ITパスポート試験 基本情報技術者試験 応用情報技術者試験 マル合格資格奪取! ITパスポート試験 ポータブル マル合格資格奪取! 応用情報技術者試験ポータブル マル合格資格奪取! 介護福祉士試験 マル合格資格奪取! 基本情報技術者試験ポータブル マル合格資格奪取! ケアマネジャー試験 マル合格資格奪取! 行政書士試験 マル合格資格奪取! 社会福祉士試験 マル合格資格奪取! 社労士試験 マル合格資格奪取! 証券外務員二種試験 マル合格資格奪取! TAC公務員試験 マル合格資格奪取! 中小企業診断士試験 マル合格資格奪取! 販売士検定試験2級・3級 マル合格資格奪取! FP 技能検定試験2級・3級 マル合格資格奪取! 2011年度版 行政書士試験 マル合格資格奪取! 2011年度版 情報セキュリティスペシャリスト試験 ネットワークスペシャリスト試験 マル合格資格奪取! 2011年度版 宅建試験 マル合格資格奪取! 2011年度版 FPファイナンシャル・プランニング技能検定試験2級・3級 まるぼうしかく Monday Night Combat マンホール Me&My Pet ミクロの生命体 Mr. Do! Mr. Do! vs. Unicorns ミスタードリラー ミスタードリラーオンライン ミスタードリラー ドリルスピリッツ ミスタープロスペクター ほりあてくん Mystery Case Files The Malgrave Incident ミステリート アザーサイド・オブ・チャーチ ミステリートWindows ~八十神かおるの挑戦!~ ミステリート ~ディテクティブバケーション~ ミステリート ~不可逆世界の探偵紳士~ ミステリートPORTABLE ~八十神かおるの挑戦!~ ミステリート ~八十神かおるの事件ファイル~ ミステリー P.I. ~消えたフィルム~ 水の旋律 水の旋律2 ~緋の記憶~ ミズ・パックマン MISS PRINCESS ミスプリ! 密室のサクリファイス 密室のサクリファイス~イトカ:ある閉鎖施設からの脱出~ 密室のサクリファイス~ミキ:ハイテンションナイト~ ミッドナイトクラブ:ロサンゼルス ミッドナイトクラブ L.A. リミックス みてはいけない ミニ四駆DS 雅恋 ~MIYAKO~ 未来日記-13人目の日記所有者- ミラクルアドベンチャー みんな集まれ! 囲碁教室 みんな大好き塊魂 みんなで遊ぼう!ナムコカーニバル みんなでスペランカー みんなでスペランカー ブラック みんなで体感読書DS チョーこわ~い!学校の怪談 みんなで読書 ケータイ小説ですぅ~ みんなで読書DS ケータイ小説ですぅ~ みんなで読書DS なるほど!楽しい生活の裏ワザ隠ワザ みんなで冒険!ファミリートレーナー みんなとキミの ピラメキーノ! みんなのGOLF ポータブル みんなのGOLF 5 みんなのコンビニ みんなの指圧 痛みも疲れもスッキリ~! みんなの水族館 みんなのスッキリ みんなのテニス みんなのナビ みんなのリズム天国?? Moveでパーティ ムーミン谷のおくりもの ムーンクレスタ MOON DIVER 無限回廊 無限回廊 光と影の箱 夢幻戦士ヴァリス 無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ 無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ 虫姫さま 虫姫さまふたり 無人島物語 無双OROCHI 無双OROCHI Z 無双OROCHI 魔王再臨 夢想灯籠 むちむちポーク!&ピンクスゥイーツ 紫の焔 迷宮クロスブラッド 明鏡国語楽引辞典 メイクドラマベースボール 名探偵コナン 蒼き宝石の輪舞曲 メイプルストーリーDS メカ生体ゾイド ゾイド伝説 女神異聞録デビルサバイバー 女神異聞録ペルソナ 女神転生外伝 ラストバイブル 女神転生外伝 ラストバイブルスペシャル 女神転生外伝 ラストバイブルII めざせ!! 釣りマスター -世界にチャレンジ編- メジャーWii 投げろ!ジャイロボール!! メジャーWii パーフェクトクローザー メジャーDS ドリームベースボール メジャーリーグベースボール 2K8 メタモル・パニック DOKI DOKI妖魔バスターズ METAL WOLF CHAOS MEDAL OF HONOR メダル・オブ・オナー ~史上最大の作戦~ メダル オブ オナー ヒーローズ メダル オブ オナー ヒーローズ 2 メタルギア メタルギア オンライン メタルギア ソリッド HD エディション メタルギア ソリッド ピースウォーカー メタルギア2 ソリッドスネーク メタルスラッグ メタルスラッグアドバンス メタルスラッグコンプリート メタルスラッグ セカンドミッション メタルスラッグ ファーストミッション メタルスラッグ2 メタルスラッグ3 メタルスラッグ4 メタルスラッグ5 メタルスラッグ6 メタルスラッグ7 メタルスラッグX メタルスラッグXX メタルファイト ベイブレード メタルファイト ベイブレード ガチンコスタジアム メタルファイト ベイブレード 頂上決戦! ビッグバン・ブレーダーズ メタルファイト ベイブレード 爆神スサノオ襲来! メタルファイト ベイブレード爆誕! サイバーペガシス メタルファイト ベイブレード ポータブル 超絶転生!バルカンホルセウス メタルマックス メタルマックスリターンズ メタルマックス2 メタルマックス2改 メタルマックス3 メダロットDS クワガタバージョン / カブトバージョン MEDICAL91 MEDICAL91 for PORTABLE 目で右脳を鍛える DS速読術 メテオス メテオス ディズニー・マジック METROID Other M メトロイドII メトロクロス メトロ2033 メモオフみっくす メモリアル☆シリーズ サンソフト Vol.4 メモリアル☆シリーズ サンソフト Vol.5 メモリアル☆シリーズ サンソフト Vol.6 メモリーズオフ メモリーズオフ After Rain メモリーズオフ After Rain Vol.1 折鶴 メモリーズオフ After Rain Vol.2 想演 メモリーズオフ After Rain Vol.3 卒業 メモリーズオフ Complete メモリーズオフ ~それから~ メモリーズオフ ~それから again~ memories off ~それから~ thanks disc メモリーズオフ タイピング メモリーズオフ Duet ~1st 2nd stories~ メモリーズオフ History Memories Off Festa Memories Off Pure Memories Off Plus Memories Off Plus α メモリーズオフ ゆびきりの記憶 メモリーズオフ 2nd memories off 2nd extra メモリーズオフ#5 アンコール Memories Off #5 とぎれたフィルム メモリーズオフ6 ~T-wave~ メモリーズオフ 6 Next Relation メモリーズオフ6 ダブルパック メルルのアトリエ ~アーランドの錬金術士3~ 猛獣使いと王子様 猛獣使いと王子様 ~Snow Bride~ 萌える麻雀 もえじゃん! 萌え萌え大戦争☆げんだいばーん 萌え萌え2次大戦(略) 萌え萌え2次大戦(略)2【chu~♪】 萌え萌え2次大戦(略)2☆ウルトラデラックス もえろツインビー シナモン博士を救え! MotorStorm MotorStorm Raging ice MotorStorm 2 MotorStorm 3 モータルコンバット もしも!? 禁煙するなら… もしも!? 裁判員に選ばれたら… モダンコンバット:ドミネーション もっと NUGA-CEL! ModNation 無限のカート王国 ModNation 無限のカート王国 ポータブル もっと!ハムスターと暮らそう 赤ちゃんが生まれたよ モトス モトローダー モトローダーMC モトローダーII Monochrome -モノクローム- モノクローム・ファクター クロスロード モノクロブー&ベビーブー くるりんBOO モノポリー モムチャンダイエットWii フィギュアロビクス by チョン・ダヨン 桃太郎電鉄タッグマッチ 友情・努力・勝利の巻! 桃太郎電鉄WORLD 桃太郎電鉄16 GOLD 桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻! 桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合!の巻 燃やすパズル フレイムテイル 森永卓郎のお金の新常識DSトレーニング モンスターイン モンスタークロニクル モンスターハンター フロンティア オンライン モンスターハンター フロンティア オンライン シーズン9.0 モンスターハンターポータブル 2nd G モンスターデータ知識書 モンスターハンターポータブル 3rd モンスターファインダー モンスター☆レーサー モンスターワールドII ドラゴンの罠 モンスターワールドIV モンハン日記 ぽかぽかアイルー村
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/4731.html
登録日:2012/04/22 Sun 23 45 02 更新日:2024/04/15 Mon 21 03 02NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 アムネジア ペルソナ4 ヴァイスシュヴァルツでは厨性能 事件の被害者 先輩 姉 小西早紀 小説ではヒロイン 悲劇のヒロイン 救われないヒロイン 涙腺崩壊 陽介の想い人 鬱 小西早紀とは、PS2ソフト『ペルソナ4』の登場人物。 八十神高校の三年生で、花村陽介の先輩に当たる。 また、一年生に弟の小西尚紀がいる。 年上であり、姉と言う立場からか、面倒見がよく、争い事は嫌いな様子。 実家は商店街の酒屋だが、大型スーパーのジュネスでバイトをしている。 また、花村陽介の思い人であり、彼女も先輩と言う立場からか、陽介を「花ちゃん」の愛称で読んでいる。 ゲームでは、主人公が転校してきてから3日後に初登場となる。 アルバイト中のエプロン姿で、陽介らと雑談を交わす。この時の彼女の柔和な感じから気に入った人も多いだろう。 時は過ぎて夜、主人公が居間でテレビを見ていると、小西先輩らしき姿が。 どうやら先輩はぶら下がり事件の被害者、山野真由美の第一発見者だったらしく…… 以下、ネタバレ 巷で噂のマヨナカテレビを試した主人公、するとそこには先輩らしき人影が。 気になって次の日も試した陽介はそこに映るのが小西先輩と確信する。 しかし 翌日、小西早紀は電柱にぶら下がった状態で、遺体で発見された。 偶然テレビの中に入る事が出来る能力を持っていた主人公達は彼女の死の真相を確かめるため、テレビの中と言う異世界に入り込む。 その世界で出会った謎の生き物クマの助力を得てたどり着いたのは、小西先輩の家「小西酒店」だった。 中に入り、聞こえてきたのは…… 「小西酒店の早紀ちゃん、ジュネスでバイトしてるらしいのよ」 「ジュネスが出来てから、商店街は寂れる一方……なに考えているのかしらねぇ」 「くそ、誰なんだよ一体…!」 「何度言ったら分かるんだ早紀ッ!よりによって、あんな店でバイトするなんてッ!金か?それとも、男かッ!?」 「これ…先輩の親父さんの声?」 「ずっと……言えなかった……私、花ちゃんの事…」 「ウザいと思ってた」 小西先輩にとって、陽介は店長の息子だから、都合が良いと思って仲良くしていただけだった。 毎日毎日商店街の人々に陰口を叩かれ、家では怒鳴られ、とても息苦しい日々を送っていたのだ。 それを頻繁に心配してくる陽介も、疲れきった彼女にとっては己を縛りつける存在だったのだろう。 これは後に、陽介の影の発現に関わってしまう。 下心がありながらも彼女の死を誰よりも悲しんでいた陽介を「ウザい」と思っていた事を知り、ここで彼女を嫌悪した人もいるだろう。 しかし、それは心労から来るものであり、陽介の事は最初に会った時に言っていた「お節介でウザいけど、イイ奴」と言うのが、彼女の本音だろう。 (実際、影の発言は基本的に歪んでいて、へんな方向に行きやすい。例として完二の影など。また陽介の事をウザいと思う自分を肯定するとペルソナが発現するため、否定して暴走したシャドウに殺されたと思われる) また、親の都合で田舎に引っ越して、商店街の人々から陰口を叩かれる退屈な毎日を送っていた陽介に「親は親、キミはキミでしょ?」と言っていたり、 ゲーム中のモブキャラの発言からも「誤解されがちだけど、いい人なんだから!」と言われてる辺り、 彼女の人格は温厚で面倒見が良く故に、自らを押し殺してしまう、悩める少女だったのだろう。 「親は親、キミはキミでしょ?」 この言葉は、彼女が最も言って欲しかった言葉だったのかも知れない。 小説『ペルソナ4 ~キリノアムネジア~』では、いつもとは違うテレビから入った陽介達の前に、早紀にそっくりな少女「アムネジア」が登場する。 一切の記憶が無く、陽介に「記憶喪失(アムネジア)」と名付けられ、行動を共にする。 落ち着いた物腰で、皆のお姉さん的立場となり、千枝と雪子と一緒に温泉に入ったりする。 千枝と雪子と一緒に温泉に入ったりする。大事な事なので二回言いました。 以下、ネタバレ 「花ちゃんは私が守るから!」 アムネジアの正体、それは小西早紀の影そのものだった。 彼女は、破壊本能だけしか無い影の中では珍しい、争いを好まぬ、本物同様の温厚な人物であった。 だが、テレビの世界の霧が晴れるとき、普段抑圧されているシャドウの破壊本能は解き放たれる。 それはアムネジアも例外ではなく、気付いたら本物の小西早紀を殺していた。 自らを殺してしまった罪悪感から、彼女のシャドウとしての力「忘却」を使い、記憶を消し去ったのだ。 しかし、陽介と関わり、彼の優しさに触れてくうちに、徐々に記憶を取り戻していく。 そして現れた山野真由美の影に襲われた陽介を助けるため、「自らを縛る象徴」である鎖を具現化し、陽介達と共闘する。 最終決戦では、山野真由美の影「イワナガ」の攻撃を弾き返しながら、陽介達と抜群の連携を見せ、忘却の力でイワナガの記憶を消し去る。 が、イワナガの最後の足掻きにより陽介は大穴に引きずり込まれてしまう。 我は影、真なる我― こんなことで、死なせはしない!! 漆黒のロングドレスに、肘まで覆うレースの手袋、氷雪のような肌に、幾重にも重なる鎖― 彼女はシャドウとしての姿を表し、陽介を救い出す。 シャドウである自分を化物と呼び、お礼なんて似合わないと言うアムネジアに、 陽介は「あんたは先輩の中から生まれた、紛れもなく先輩の一部なんだ」と受け入れる。 無事、クマと合流し、現実の世界へ帰っていった陽介達。 アムネジアはクマに、「本体を失ったシャドウは、いつか霧に溶けて消える」と言う悲しい事実を知らせる。 「静かに、力を使わずに過ごせば、長く消えずに済む」と言うクマに「また、花ちゃんに悲しい思いをさせたくない」と自らの消滅と引き換えに、 彼女と過ごした記憶を消し去る。 「その寂しさも。一瞬の後忘れるよ。」 現実の世界に戻ってきた陽介達。なにかを失った。だけど、なにを失ったのか、見当もつかない。もどかしいのか、せつないのか、悲しいのか。 己の感情を理解出来ずに、涙が溢れてしまう陽介。 いつもとは違うテレビを見て、陽介は呟く。 「……気のせい、なんだよな」 そう。気のせいだから――思い出さないで 陽介は、そんな誰かの声を聞いた気がした。 追記、修正は 忘れた何かを思い出してから、お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 声がエロい。 -- 名無しさん (2014-01-27 10 41 54) なるほど 彼女は彼女なりに苦しんでいたのだな -- 名無しさん (2014-02-21 13 19 53) 陽介が好きになった人なんだから優しい人だったに違いないと思うよ -- 名無しさん (2014-02-21 13 28 46) ちょっとだけなにかがズレていたら、小西先輩も『心の鎧』を手に入れてたのかな・・・ -- 名無しさん (2014-07-27 03 00 20) 死ぬことである意味救われたというのが -- 名無しさん (2014-07-27 03 12 58) 霧のアムネジアは、ぜひともP4Aのスタッフにアニメ化してもらいたいなぁ・・・ -- 名無しさん (2014-07-27 06 59 40) 兼役の多いゲーム本編だけど、その中でもこの人の中の人は特に分かり易すぎて困るw -- 名無しさん (2014-10-14 23 48 35) かわいそうなキャラだったなあ。特に悪いことをしたわけでもないのに。 -- 名無しさん (2014-11-12 21 16 10) 仮にペルソナが覚醒したとしたら、アルカナは弟のコミュと同じ「刑死者」だろうか -- 名無しさん (2015-07-20 23 19 54) 5から初めて遊んでいたけど、 田舎の陰湿さが象徴していて怖っと思った -- 名無しさん (2017-06-28 21 49 18) きっと、『影』の中にはアムネジアみたいに、心優しい『影』もいるんだろうなぁ。 -- 名無しさん (2017-10-25 18 46 32) ↑ちょっと違うけど5の双葉の影は「現実から目をそらすな、お前は本当は悪くない。生きようとしろ」と引きこもってた本体に発破かけてたな。 -- 名無しさん (2019-06-09 05 03 35) 彼女が死んでしまったことが,陽介をウザいと罵る影を「否定」したことの証左というのがなんとも切ない -- 名無しさん (2020-04-05 15 40 03) 山野アナの遺体を発見してしまった事がマヨナカテレビに映る原因となってそれが生田目が接触する要因となって更に足立の接触を誘発してしまうという悲劇の歯車が悪い方悪い方にどんどん回ってしまったな。 -- 名無しさん (2023-08-24 13 11 41) 弟のコミュを進める時期によっては「犯人を捕まえた→模倣犯でした」「真犯人を捕まえた→冤罪で無実でした」「今度こそ真犯人を捕まえた→現職のアレな上に殺害手段は立証不可能」と死体蹴りな出来事がだんだん積み重なっていくので周囲が腫れもの扱いするのも家庭崩壊しかかっているのももうどうにもなんねぇ・・・って感想しか出てこなくなる。主人公と会って少しは救われただろうけどそれでもずっと傷は残り続けるんだろうなって切ない・・・ -- 名無しさん (2024-04-15 21 03 02) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/550.html
Episode7 『法王と恋愛』 その日の夜 ---俺の部屋--- 俺(今日はかなり気張ったな・・・でもスカアハのおかげでまだ魔力に余裕がある・・・) スカアハが与えた魔力は絶大なものだった。 疲労もいつもより軽い。 俺「それでだ・・・」 そう言って机に目をやるとまたカードが置かれていた。今回は2枚だ。 俺(誰がおいてってるんだこれ?アニマか?) そう言ってカードに目を向ける。 片方のカードには王冠をかぶり、手に杖を持った女性の姿が、 もう片方には同じく冠をかぶり王座にすわっている男性が描かれていた。 女性のカードには【EMPRESS】そして男性のカードには【EMPEROR】と書かれている。 俺(やっぱ、エイラさんに見せてもらったカードと似ている・・・) 次の瞬間、カードが光を発する。 俺「うわっ・・・なんだ・・・」 2枚あったはずのカードはいつの間にか一つになっていた。 そこには太陽が描かれており、下には【SUN】と書かれていた。 俺「・・・・・・」 そしていつものように頭の中に声が響く・・・ ―――我が名は――オーディン―― ――汝に我が力を与えん――我が雷(いかずち)の力を―― それと―― 俺(・・・?) ――コンゴトモヨロシク・・・――― 頭に響いていた声が消える。 俺「・・・・・・よろしくっス、オーディン・・・」 翌日の朝 今回の戦いでミーナが消耗してしまったため、デブリーフィングは後日に持ち越されることになっていた。 ---ブリーフィングルーム--- ミーナ「皆さん、昨晩はお疲れ様でした。」 ミーナ「ネウロイが3体も出現したというのに良く頑張ってくれたと思います。」 ミーナ「それで、昨日の件について俺一等兵からみなさんへお話しがあるそうです。俺一等兵。」 俺「はいっス。」 俺「えっと、とりあえず皆さん、昨晩はお疲れ様でしたっス。」 俺「それで、今回戦っていて気づいたことがあります。」 ゲルト「気づいたこと?」 俺「はいっス。まず攻撃が当たらないネウロイの出現するルーティンが分かりました。」 俺「ズバリ、『満月』の夜っス。」 エーリカ「満月の夜?」 俺「はい、前回俺とサーニャさんとリーネさんで戦った時も満月でしたし、魔法使いみたいな奴も、満月の日に現われたっス。」 サーニャ「そういえば・・・」 俺「ということは次の奴も満月の夜に出ると見て間違いないと思うっス。」 ミーナ「なるほどね・・・敵の出現周期がつかめたことは、これから私たちにとって大きなアドバンテージになるわね。」 俺「はい。それと、もう一つ。」 俺「あいつらは特定の人の攻撃でしかコアを破壊できないことっス。」 坂本「どういうことだ?」 俺「あいつらの装甲は俺と宮藤さんを除いて当てられる人が限られるみたいっス。」 俺「しかも俺も宮藤さんも装甲がはがせても、コアまでは破壊できなかったっス。」 シャーリー「でも、昨日は宮藤が破壊したよな?あのコア。」 俺「はい。でも、攻撃できたのはあくまで『坂本少佐』の刀で攻撃したからっス。」 俺「その前の宮藤さんの攻撃ではコアは破壊できていなかったわけですし。」 芳佳「確かに・・・」 俺「それ以前の戦いでも、リーネさんが攻撃して当てられたけど、今回は当たんなかったはずっス。」 坂本「そうなのか、リーネ?」 リーネ「はい・・・前回は当てられましたけど今回はダメでした・・・」 俺「ミーナ隊長も今回は当てられてましたよね?」 ミーナ「ええ、そうね。」 俺「おそらく、これからあいつらが来たとき攻撃を当てられる人がまた変わるはずっス。」 俺「正確な目星はつかないっスけど、俺と宮藤さん以外で攻撃が当たった人がその時コアを破壊できる人、と見て間違いないはずです。」 俺「どうして俺と宮藤さんだけがあいつらの装甲をはがせるのかはよくわからないっス。」 俺「ただ、これから満月の日は全員で出撃しなきゃ勝てないと思うっス。」 ミーナ「そうね・・・大体はわかりました。俺さんありがとう。」 俺「ちょっとわかりにくかったっスね、申し訳ない・・・」 エイラ「なあ、ちょっといいカ?」 ミーナ「どうしました、エイラさん?」 エイラ「ワタシもちょっと気づいたことがあるんだ。」 そう言ってエイラはポケットからタロットを取り出す。 エイラ「みんな、ちょっとこれ見てクレ。」 ルッキーニ「なになにー?」 ペリーヌ「タロットがどうかしまして?」 エイラ「ホラ、この絵見てくれ。」 そう言ってエイラは魔術師のカードを見せる。 リーネ「それが、なにか・・・?」 エイラ「あと、これとこれとこれもダ。」 それから3枚のカードを並べる。 女教皇、女帝、皇帝のカードだ。 エイラ「これ、あいつらの形と似てないカ?」 芳佳「あ、ほんとだ!」 ミーナ「確かに似てるわね・・・」 エイラ「しかもこれ、ちゃんと順番になってるんダ。」 タロットの数字はたしかにⅠ~Ⅳと順番になっていた。 エイラ「ってことはサ、次に出てくるのは・・・」 エイラが一枚のカードを取り出す。 振られた番号は『法王』のカードだ。 エイラ「たぶん、こいつなんじゃないカ?」 坂本「ほう・・・たしかにこの札の順番で出てくるなら次はそいつのような奴が来るということか・・・」 エイラ「ああ、たぶんナ。」 エーリカ「でもさ、そのカードって全部で何枚あんの?」 エイラ「全部で22枚ダ。」 エーリカ「ってことは今回でこの4枚目まで倒したから・・・」 ゲルト「残りは18体といったところか・・・」 エイラ「愚者に似た形をしたやつは出てきてないみたいだから、正確には17ダナ。」 ペリーヌ「あと17回も戦うんですの・・・?気の遠くなる話ですわね・・・」 芳佳「・・・で、でもすごいです、エイラさん!良く気づきましたね!」 エイラ「ま・・・まあな!タロットは普段から見てるし、このくらいはわかって当然ダ。」 ミーナ「ええ、多いけれど、敵の数まで分かったし、かなり大きな収穫ね!」 敵の行動パターンが次第に明らかになってきた。 ミーナ「では、これからはこの特殊なネウロイを『アルカナネウロイ』と名づけ、各ネウロイにはカードに応じた名前を付けることとします。」 ミーナ「というわけで次に出現するネウロイは・・・」 エイラ「『法王』だから・・・『ハイエロファント』って感じかナ。」 ミーナ「ええ、そうね。それと、今回のように2体一緒に出る可能性もありますから気を引き締めていきましょう!」 次第に敵のことがだんだんと分かってきた。 残り17体・・・それが俺とウィッチたちに課せられた試練の残りだ。 翌日 ---ブリーフィングルーム--- ミーナ「それじゃあ、エイラさん、よろしくお願いします。」 エイラ「ああ。」 エイラ「それじゃあ説明を始めるゾ。」 アルカナネウロイが現われ、少しでも敵のことを知るためにと、エイラがタロットのアルカナについて講義することになった。 エイラ「まず、タロットにはそれぞれ『アルカナ』ってのがあるんダ。」 エイラ「『アルカナ』ってのはラテン語の『アルカナム』って言葉の複数形で、秘密とか、神秘を意味しているんダ。」 エイラ「これはよくどっかの思想の『カバラ』ってのと関連させるらしいんだけど、ワタシは良く知らないから説明はとばすナ。」 エイラ「で、タロットには大アルカナと小アルカナってのがあって、占いに使うこのカードは大アルカナっていう代表的な22番までのアルカナが使われてる。」 エイラ「それで、この大アルカナはそれぞれに意味が与えられていて、順番に辿ると人の成長過程の縮図になるんダ。」 エイラ「まずはこれを見てくれ。」 そう言ってエイラが一枚のカードを取り出す。 エイラ「これは『愚者』のカード。番号は見ての通り0番目ダ。」 エイラ「アルカナの物語はこのカードから始まる。じゃあ、順番に見ていくゾ。」ペラッ エイラ「まず、『愚者』は始まりを意味して、無限の可能性を示唆する。つまり人生の始まりダ。」 エイラ「次の『魔術師』は創造、そして積極性を表す。それと同時に未熟さを表すカードでもあるんダ。」 エイラ「その次はこの『女教皇』。これは精神の成長とそれに欠かせない知識を与える存在ダ。」 エイラ「次の『女帝』で出会うのは母性とその生命力。ワタシは母なる慈愛って教えてもらったナ。」 エイラ「『皇帝』は女帝と対を成すカード。父性を表し、統率力や決断力を示す。」 エイラ「ここまでがワタシたちが倒したネウロイのアルカナダナ。」 エイラ「それで次に来るのが『法王』。寛容と精神の充実、宗教や精神世界との出会いを示唆するものダ。」 エイラ「『恋愛』は自分だけのものを選択すること。ここで人に自我が目覚めるんダ。」 エイラ「『戦車』。これは勝利を意味する。でも、ここで得る勝利は若くて、目に見える勝利だ。真の勝利まではまだ遠いナ。」 エイラ「次は『剛毅』。自分の意思と情熱、理性を持った力ダ。」 エイラ「『隠者』は探求者。自分自身の内面やさらにその奥深くへと入ってゆく。」 エイラ「『運命』。人が干渉できないもの。その中で得る自分の将来の決断を意味する。」 エイラ「その次は『正義』のアルカナ。名前の通り、公明正大さを表すものダ。自分の中で、善悪や理性が出てきたんダナ。」 エイラ「そして『刑死者』で一度身動きが取れなくなる。そして・・・」 エイラ「『死神』。13番目のカードダ。精神の死を意味する・・・それと共に転機やターニングポイントを示すカードでも有るゾ。」 エイラ「古いものは終わって、新しいものが生まれるんダ。」 エイラ「ここからは転機後の歩みダ。」 エイラ「『節制』は価値の対立の中で生まれる調和。異なる価値観に触れることで人は成長していくんダ。」 エイラ「そのなかで人は『悪魔』で表されるように甘い言葉や誘惑を受けて迷いそうになる。」 エイラ「そして次の『塔』で一度価値観が崩壊する。これで何もなくなった・・・ってわけでもないんダ。」 エイラ「その中で見つけるのが希望という名の小さな光。『星』のカードダ。」 エイラ「『月』が表すように不安ながらも1歩ずつ、ゆっくりと人は歩みを進めて・・・」 エイラ「その先に暖かい未来を得るんダ。これが次のカードの『太陽』。本当の意味での達成ダ。」 エイラ「その旅の終わりに待ち構えるのがこの『審判』のカード。歩んだ道を振り返り、裁かれるときダ。」 エイラ「そしてたどりついた『世界』。やがて人がたどりつくその人自信の場所となるんダ。」 エイラ「これがタロットの説く、人間の成長なんダ・・・って・・・」 エーリカ「Zzz・・・」 ルッキーニ「Zzz・・・」 サーニャ「Zzz・・・」 シャーリー「???」 芳佳「えーっと・・・」 リーネ「ちょっと難しいね・・・」 ペリーヌ「えっと・・・恋愛が・・・で・・・皇帝が・・・??」 坂本「ふむ・・・」 ゲルト「つ・・・つまり・・・どういうことだってばよ・・・」 ミーナ「私にもちょっと分からないわね・・・」 俺「・・・・・・」 エイラ「オマエラ、ちゃんと聞ケー!!」 講義はあまり意味を成さなかったようだ。 ---基地内バルコニー--- 俺「おまたせっス!」 シャーリー「お!」 ルッキーニ「きたー!」 俺は先日に約束したブルーベリーを使ったパイを振舞うことになった。 俺「結構いい感じに焼けたとおもうっスよ!」 そう言い、パイを12等分に切り分ける。 俺「全員に行き渡ったっスね。どうぞ冷めないうちに召し上がってくださいっス!」 芳佳「いただきまーす!」サクサクモグモグ ペリーヌ「これはなかなか・・・いけますわね・・・」 エーリカ「外がサックサクでなかがトロ~っとしてておいし~!」モグモグ サーニャ「おいしい・・・」 ゲルト「クリスにも食べさせてやりたいな・・・」サクサク 俺「あ、そのクリスって誰なんスか?今まで気になってたんスけど・・・」 ゲルト「そういえばお前には言ってなかったな・・・クリス・・・クリスティアーネは私の妹の名前だ。」 俺「大尉、妹さんがいらっしゃったんですね・・・」 ゲルト「ああ。クリスは前のカールスラントでのネウロイの襲撃で私が撃墜したネウロイの破片を浴びてしまってな・・・」 ゲルト「それで精神も病んでしまったようでな、しばらく昏睡状態だったんだ・・・」 俺「そうだったんですか・・・」 ゲルト「い、いや、そう暗い顔をするな。クリスも今は昏睡からさめて快方に向かってるんだ。」 俺「そうなんスか!?よかった・・・」 ゲルト「そうだな・・・私はクリスの人生の時間を・・・幸せでいられたはずの時間を奪ってしまった・・・」 ゲルト「だから私はこのカールスラントの平和な空を、もう一度クリスに見せてやりたいんだ。」 ゲルト「だから私は飛ぶんだ。これまでも、そしてこれからも・・・」 俺「はいっス。だったら俺もそのお手伝いをさせてもらうだけっス。」 ゲルト「ありがとう、頼りにしているぞ。」 サーニャ「・・・・・・」ボーッ… エイラ「どうしタ?サーニャ、ずっと大尉のほう見て。」 サーニャ「え?ううんなんでもないよ、エイラ。」 エイラ「そうカ?しかしうまいなコレ。」モグモグ サーニャ「そうね・・・」 サーニャ(なんだろう・・・この気持ち・・・) 数週間後・・・ ---俺の部屋--- 深夜0 00 またこの時間がやってくる。 もはや聞きなれた声がすぐそこで聞こえてくる。 アニマ「もしも~し?起きてる?」 俺「ああ・・・お前か・・・」 アニマ「今日も会いに来たよ。」 俺「会いにこられても正直良い気分ではないけどな。」 アニマ「相変わらずつめたいな~。友達になったのにさ。」 アニマ「でさ、この前あげたアレ。まだちゃんと持ってる?」 俺「あれか。そこにあるよ。」 この前もらった鍵は机の上に置かれたままだった。 アニマ「ダメだよ、ちゃんと肌身離さず持ってなきゃ。」 俺「あれはなんなんだよ。どこの鍵なんだ?」 アニマ「それは知らない。鍵を使う場所は君が決めるんだ。」 俺「またわけの分からないことを・・・」 アニマ「とにかく、それはお守りみたいなものだからさ。いつも持っててくれよ。」 俺「わかったよ・・・」 アニマ「約束だよ?じゃあね!」スー 俺「あ、おい!」 そのままアニマは消えてしまった。 俺「今回は何体か聞きそびれたな・・・」 3日後 ---ブリーフィングルーム--- 朝 ミーナ「皆さん、今日はアルカナネウロイが出現する日です。」 ミーナ「幸い、今日はほかのネウロイが来る気配はありません。」 ミーナ「ですので、皆さんはこのまま夜に備えて睡眠をとってください。」 全員「了解。」 数時間後・・・ ---基地内ラウンジ--- 俺「なかなか眠れないから来たものの・・・何するかな・・・」 サーニャ「俺・・・さん・・・?」 俺「あれ?サーニャさん。眠れないんスか?」 サーニャ「はい・・・なんだか・・・寝付けなくて・・・」 俺「俺もっスよ。そだ、なんか飲み物入れますね。そこ座って待っててくださいっス。」 俺「えっとたしかこの前扶桑から届いたはずなんだけど・・・」 何度かお菓子を作ってるうちに俺は基地の物資の搬入状況に詳しくなっていた。 俺「あ、あった。」 取り出したのは一本のビン。 俺「これを入れて水に溶かして・・・クルクルっと・・・」クルクル ビンの中身をコップに注ぎ、それを水で薄める。 さらに薄めたものをかき回し、中の原液を溶かし、なじませる。 俺「おまたせっス!」 サーニャ「なんですか?その白いもの・・・?」 俺「これは扶桑の飲み物で『カルピス』っていうっス!」 サーニャ「カル・・・ピス・・・?」 俺「はいっス。甘くてめちゃウマなんスよ~。よかったら飲んでみてくださいっス。」 サーニャ「は・・・はい・・・いただきます・・・」ゴクゴク 口の中で心地よい甘酸っぱさが広がる。 俺「どうっスか?」 サーニャ「おいしい・・・」パァァァ サーニャの顔が明るくなった。 俺「はっはっは!やっぱこのおいしさは万国共通っスね!」 サーニャ「俺さん・・・」 俺「はい?」 サーニャ「あの、もし良かったら俺さんのご両親のお話・・・聞きたいです・・・」 俺「俺の両親っスか?ええ、別に構わないっスけど・・・」 サーニャ「あの、お願いします・・・」 俺「わかったっス・・・つってもどこから話せばいいのか・・・」 俺「とりあえず俺の親父は扶桑人でおふくろはオラーシャ人っス。」 俺「親父はなんでも、剣の修行のために世界中を回ってたらしくて、そんで、オラーシャで空腹で行き倒れてるとこをおふくろが助けてそこからだんだん仲良くなっていったらしいっス。」 俺「親父は話したことがあるとおり扶桑で剣術道場をやってるっス。」 俺「で、おふくろは・・・なんだっけな。たしかなんかの研究者だったっス。」 サーニャ「研究者・・・?」 俺「はいっス。でもよく覚えてないんスよね・・・」 俺「で、しばらくの間は家族3人でオラーシャに住んでたっス。んで6歳くらいにおふくろの研究の都合でブリタニアに越したんス。」 俺「越してからは親父は町で出稼ぎしながら働いて、おふくろは家にいることがおおかったっスけど、たまに研究室に顔だしてたっス。」 俺「そんで9歳か10歳のときだったかな・・・俺がわがまま言っておふくろの研究施設に連れてってもらったんス。」 俺「それで・・・」 サーニャ「・・・?」 俺「・・・おふくろは俺が研究室を見に行った日に死んだっス・・・・・」 サーニャ「!!」 俺「なんでも研究所で爆発がおこって・・・幸い俺だけが助かったみたいっス・・・」 俺「つっても俺、精神的ショックだかなんだかでそのときの記憶だけが無いんスよね・・・」 俺「だからその日になにがあったかよく覚えてないんス・・・」 サーニャ「・・・ごめんなさい・・・・」 俺「そんな、何でサーニャさんが謝るんスか・・・俺こそ、こんな辛気臭い話になっちゃって申し訳ないっス・・・」 サーニャ「俺さん・・・」 俺「・・・そだ!せっかくだからサーニャさんのご両親の話もききたいっス!ダメ・・・っスか?」 サーニャ「いえ・・・ぜひお話しさせてください。」 その後しばらく2人はラウンジで両親や自身の事について語り合った。 俺「へぇ・・・ウィーンで音楽を・・・」 サーニャ「はい、お父さまに勧めてもらって・・・それで・・・」 俺「そうなんスか・・・あの、サーニャさんのピアノ・・・ぜひ聴きたいっス。」 サーニャ「いまはみんな起きちゃうから・・・弾くなら今日の戦いが終わってから・・・」 俺「そうっスね・・・楽しみにしてるっス!」 サーニャ「・・・はい。」ニコ 夜 ---バルト海上空--- 不気味なほど大きな満月がバルト海の海面を怪しく照らす。 ミーナ「不気味ね・・・嵐の前の静けさ・・・といったところかしら。」 ゲルト「ああ・・・気味が悪いな・・・」 深夜0 00 時刻が0 00をまわる その瞬間、月光をバックにネウロイが出現する。 俺&サーニャ「・・・きた!」 ネウロイの姿はエイラのタロットのように、法王の姿をしていた。 俺「月の方向にネウロイ『ハイエロファント』を確認!」 ミーナ「了解!全機、フォーメーション・オスカー!」 全員「了解!」 ミーナ「まずは各ロッテで順番に攻撃、命中させた人はそのまま攻撃に参加して!」 ペリーヌ「行きますわよリーネさん!」 リーネ「はい!!」 ペリーヌ「やあああああ!!」ガガガガガガガ リーネ「いきます!」ダンッ! しかし、弾丸はかすりもしないしない。 それどころかハイエロファントは一歩も動こうとしないのだ。 ペリーヌ「クッ・・・バカにしてますの!?」 ミーナ「次!」 エイラ「サーニャ!」 サーニャ「うん!」 エイラ「いけえ!」ガガガガガガ サーニャ「今度こそ・・・おねがい!」バシュ! だがエイラとサーニャの弾も当たらない。 エイラ「クソッ!」 サーニャ「また・・・」 ゲルト「ハルトマン!」 エーリカ「おっけー!」 ゲルト「うおおおおおおおおぉぉぉ!!」バララララララララララ エーリカ「いっくよー!」バラララララララ グオオオオオオオオ! ハイエロファントが奇声を発する。弾丸が命中したのだ。 エーリカ「今度はわたしか!」 ミーナ「俺さん!宮藤さん!フラウを援護して!」 俺&芳佳「了解!」 ハイエロファントが動き始める。しかし、スピードはそれほど速くないようだ。 俺「遅い!」ガガガガガガガガガ 放った弾丸には紫色の電撃が纏われている。 俺「なんだ!?これがオーディンの力か!?」 オーディンは放った弾丸に紫電を纏わせる能力のようだ。 当然弾丸はハイエロファントに命中。 しかし装甲は硬く大きくは削れない。 だが電撃により内部の神経のようなものがやられたようで、大きくよろめく。 芳佳「烈風斬!!」ザンッ! よろめいたところを烈風斬によりハイエロファントを両断する。 だがコアは傷つけられない。この役目は・・・ 芳佳「ハルトマンさん!今です!!」 エーリカ「まかせろ!シュトゥルム!!」 エーリカのシュトゥルムによりハイエロファントのコアはあっさりと砕かれた。 そして破片が海面へと散る。 芳佳「やった!」 ゲルト「さすがだ、ハルトマン!!」 エーリカ「えっへへー、でもなーんか手ごたえ無いんだよね~・・・」 サーニャ「!?」 サーニャと俺の魔導針の色がまた変わる。 ミーナ「どうしましたか!?」 サーニャ「シリウスの方角にネウロイの反応を確認・・・数は1体・・・近いです・・・!」 シャーリー「まだいんのかよ!?」 ルッキーニ「うえ~・・・」 ゲルト「だが、そんなものは見当たらないが・・・」 俺「雲の上っス!」 エイラ「みんな!なんか来るゾ!気をつけろ!!」 エイラは近未来予知によってネウロイが来るのを察知していた。 ミーナ「全機、ブレイク!」 それぞれが散会し攻撃に備える。そのとき雲の上からネウロイがゆっくりと降りてきた。 ルッキーニ「あわわわわわわわわわ」 シャーリー「でっけー!」 それはいつものネウロイの何倍もの大きさであった。 その体はハートのような形をしていた。 俺「あれは・・・」 エイラ「『ラヴァーズ』・・・ダナ・・・」 ラヴァーズ。恋愛のアルカナをもつネウロイが現われたのだ。 ミーナ「先ほどと同じやり方で被弾するか確認します!全機、攻撃開始!!」 リーネ「あたって!」ダンッ ペリーヌ「こんどこそ・・・トネェェル!!」バリバリ!! リーネの弾丸は通り抜ける。しかし ペリーヌ「やりましたわ!!」 ペリーヌの電撃がヒットした。 ミーナ「俺さん、宮藤さんでペリーヌさんの活路を開いて!!」 俺「頼むぞ、オーディン!!」ガガガガガガガガガガ 移動しつつ様々な場所から発砲。 紫電の弾丸が四方八方からラヴァーズの装甲を順調に削る。 芳佳「力を貸して!」シュンシュン!! 宮藤のビームがさらに装甲を剥ぐ。が・・・ エイラ「!!気をつけロ!ミヤフジ!!」 しかし宮藤は攻撃に集中しているためか、その声が届いていないようだ。 そのとき・・・ クオオオオオオオ!! とラヴァーズが奇声を出すと共にビームではない怪音波のようなものが飛んでくる。 芳佳「え?」 宮藤はそれを直に浴びてしまう。 リーネ「芳佳ちゃん!!」 ペリーヌ「宮藤さん!!」 芳佳「ぐ・・・うう・・・うあああぁぁぁ!」 宮藤が苦しみだす。 芳佳「だ・・・め・・・」 宮藤が両手を味方のほうへ向ける。 ミーナ「宮藤さん!?」 ゲルト「宮藤!?」 芳佳「にげ・・・て・・・」シュンシュン!! 突然宮藤が味方に向けてビームを放つ。 エイラ「クッ・・・」 サーニャ「芳佳ちゃん・・・どうして・・・」 間一髪攻撃はシールドによって防がれた。 俺「・・・!あれは!?」 よく見ると宮藤の頭の上には黒いハートの結晶のようなものが浮いていた。結晶にも、ネウロイ特有の紋様が刻まれていた。 俺「もしかして・・・オルフェウス!」 意思に応え、ストライカーが唸りをあげる。 俺は刀を引き抜き、全速力で宮藤へと向かう。 俺「宮藤さん・・・すぐもとにもどすっス!」 エーリカ「何する気!?」 ルッキーニ「俺!ダメ!!」 俺「はっ!!」シュバ! 俺の一閃は宮藤の上の結晶を見事に両断する。 結晶が砕け、宮藤が正気に戻る。 芳佳「俺・・・さん・・・すみません・・・」ハァハァ・・・ 俺「いえ、無事で何よりっス。」 エイラ「2人とも!またくるぞ!」 エイラの声を聞き俺と芳佳はその場を離脱する。 次の瞬間には2人がいた場所に怪音波が放たれていた。 俺「サンキューっス!エイラさん!!」 エイラ「ったく・・・気をつけろよナ!」 俺「よし、あの怪音波に気をつけて・・・もう一度いくっスよ!宮藤さん、クロステルマン中尉!」 芳佳「はい!」 ペリーヌ「ペリーヌでよろしくってよ!」 3人で再びラヴァーズへと迫る。 俺「本気・・・行くぞ・・・」 そう呟くと同時に切先に集まる蒼炎と魔力。 俺「はあぁぁぁぁぁぁ!!」 俺が接近しつつさらに切先に魔力を集中する。 俺「秘剣!雲耀!!もどき・・・」ボソッ そう叫ぶと同時に一気に刀を叩きつける。 ドガアァァァ!! グオオオオオオオオ! ラヴァーズの奇声。雲耀もどきによって装甲が大きく巻き上げられた。 芳佳「はあああああああぁぁぁ!!」ガガガガガガガガガ さらに宮藤の追撃。ついにコアが露出した。 俺「ペリーヌさん!!」 ペリーヌ「ありったけ・・・いきますわよ!!」 ペリーヌ「トネエエエエェェェル!!!」バリバリバリ!! 今までで最も強力な電撃が放たれる。 その電撃はラヴァーズのコアをまるで矢の如く貫く。 パリーン・・・ そしてコアは雷光に貫かれ、砕け散った。 この日の試練がようやく終わりを告げた・・・ 続き→ペルソナ8
https://w.atwiki.jp/persona01/pages/127.html
MAGICIAN PRIESTESS EMPRESS EMPEROR HIEROPHANT LOVERS CHARIOT STRENGTH HERMIT FORTUNE JUSTICE HANGEDMAN DEATH TEMPERANCE DEVIL TOWER STAR MOON SUN JUDGEMENT WORLD FOOL
https://w.atwiki.jp/rpgbr/pages/17.html
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/16772.html
登録日:2010/04/18(日) 16 14 50 更新日:2024/06/10 Mon 14 04 17NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 アトラス アリス スキップスキップ♪ ペルソナ メガテン 南斗水鳥拳 女神転生 宝石だいすき♪ 幼女 悪魔 数少ない萌要素? 時々隠しボス 死んでくれる? 熊田 魔人 アトラスから発売されるゲームのメガテンシリーズに登場する悪魔。 ちなみに『不思議な国のアリス』の主人公をモデルにしているが、扱いはメガテンオリジナルの悪魔である。 鈴木大司教の言うところによれば、オムニバス映画『世にも怪奇な物語』に登場する少女も元ネタの一つ。 その容姿は『不思議な国のアリス』の主人公の姿を抽象しており、白い肌に金髪ロング(*1)……可愛らしいドレスを着た幼女で、メガテンシリーズの殆どの作品でその最高の姿で現れる。 その愛らしい姿は、メガテンシリーズを通して数多のファンを持つ。 アリスの代名詞と言えば作中屈指の萌セリフ。 死 ん で く れ る? このセリフはモニターの前の(アレが)おっきな(正確にはおっきくした)お兄さんに、アリスが友達になって欲しい気持ちを頑張って打ち明けるシーンにて言うセリフだ…。 このシーンはメガテンシリーズ中屈指の心温まる名シーンで、それまでの過程から始まって、アリスの懸命に告白する仕草……ハートフルな雰囲気……その全ては正に感動の一言である。 世のロリコンどもを虜にするどころか悪魔さえも魅了する辺りは流石というべきか。 真・女神転生シリーズのアリス 第一作目にて初登場。 大破壊後の六本木で、支配者である赤伯爵と黒男爵の庇護を受けていた永遠の少女。 しかし、彼女は既に亡くなっており、赤伯爵と黒男爵に偽りの命を与えられていた存在だった。 この時、主人公にわがままを言うシーンはハードでダークなこの作品の数少ない安らぐシーンである。 しかし、アリスが望むモノ……それはずっと一緒にいてくれるトモダチ。 そのためにアリスは主人公にこう言うのだ。 死 ん で く れ る? 主人公は、彼女の純粋ながらも残酷なその願いを叶える事は出来るワケも無く……彼女の願いを断るしかできなかった。「はい」を選んでもゲームオーバーにはならず、進めるしかない……。 泣きじゃくるアリスの願いを叶えようとする赤伯爵=ベリアル。 大悪魔に相応しい強さであったが、主人公が持つ、あるアイテムによってベリアルは封印され、それを見たアリスはショックで消滅してしまう……。 亡者といえどなんだかやるせない。 以降の作品では直接ストーリーには関わらないが、時には凶悪な敵として、時には心強い味方として登場する。 例えば真・女神転生2では希少敵である「魔人」の一体として登場し、宝石箱イベントやPS版には専用BGMまで存在する。 真・女神転生if…では希少敵だけでなく、専用ガーディアンとして登場。PS版ではガーディアンを付け替えるための専用施設(要するに殺してくれる)的役割も持っている。 3では欠場したが4においては慣れ親しんだあの姿で特殊合体でのみ作れる仲魔として登場し、種族は1を踏まえてか「屍鬼」。 合体で要求される悪魔が悪霊ポルターガイストor邪鬼じゃあくフロスト、妖精ナジャ、魔獣ヘアリージャック、妖精ハイピクシーとなっており、ほとんど低レベルなのでどうしてもスキル面で貧弱になりやすいのが欠点。 だが、呪殺系大技スキルである「死んでくれる?」は主人公にも継承できる。 ちなみにこの「死んでくれる?」は成功率は特大となっており、ボスクラスや呪殺耐性持ち以外にはほぼ100%命中する。逆に言えばメルバカー並のニヤリの嵐になることもあるので使い所には注意が必要。エフェクトは画面がペンキを投げつけられたように真っ黒になった直後、敵が石塊のように崩れ去るというもの。怖すぎる。 素の能力値は優秀なので作れるようになったら作ると何かと役に立つ。 finalでは呪殺属性スキルが「通常ダメージ+ニヤリ時即死」になり、ボス戦での使い勝手が増した。DLC前提だが魔王メフィストから「呪殺貫通」を伝達できればラストメンバー入りも狙えそう。 ちなみにスキル変異や新規スキル習得を拒否すると「死んでくれる?」とおねだりしてくる。ネコマタやジャック~以外の他の悪魔が汎用ボイスの最中アリスだけ完全な特別仕様となっている。 5では魔人に復帰、DLC抜きだと唯一の魔人となる。やはり特殊合体のみの仲魔だが、合体材料にバグスがいるのがミソ。 「死んでくれる?」のエフェクトが時計から舞い散るトランプ→槍ぶすまになっており、不思議の国成分が今になって追加された。 効果範囲と威力は中盤相応で、呪殺まわりの仕様変更もあって流石に大暴れは望めない。また、専用スキルであるためナホビノ君に持たせることもできない。 ただし中盤で作成可能にもかかわらず呪殺スキル適性が5と非常に高く(*2)、レベルアップ時に力がほとんど伸びない=結果的に魔力が伸びやすいという特性があるため、特化すれば呪殺アタッカーとして最後まで連れていくことも十分できる。 また状態異常スキル適性も高いので、直接殺せない技を「死んじゃえ」「早く死んでよ」と言いながら放つおもろいけど可愛い姿も拝める。 通常攻撃は左人差し指で小さく一突き。 今回はベリアル&ネビロスも登場するが絡みはなく、彼らだけで相方関係になっているのが面白いところ。ひょっとしたら出会う前なのかも? ペルソナシリーズのアリス ◆女神異聞録ペルソナ 初代。御影遺跡or悪魔の山の最深部にて稀にしか現れないLv99のボーナス悪魔として登場。 スペルカードは手に入らないので倒すしかないがDEVILベルゼブブの作成に必要な「いきょうのぐうぞう」を落とすことがある。 なんと状態異常に非常に弱い為、魅了させたり罪の意識に苛まらせてる内に、出会えたなら是非倒したいところ。ルナトラップで逃亡封じするルートもアリ。 ◆ペルソナ2 二作目の罪では廃工場の奥深くに登場。 長い金髪をツインテールにも見えるような髪型に結び、鮮やかなピンク色のドレスを着ており、今までのアリスファンを感激、または落胆させてしまう事になる。 しかしその強さは折り紙付きで、万能系特大ダメージを全体に与えるメギドラオン、使用してから毎ターンレベルの低い順に仲間が一人ずつ死んでいくオメガクラスタ、 万能で一人確実に殺されるアナザディメンションを使う。が、物理系の即死攻撃が効く為、剛切断で真っ二つに引き裂いてやりましょう。 血飛沫を噴き出しながら倒れるアリス…ごめんよ 彼女がらみのイベントで手に入るカルマリングは後に罰へのデータコンバートで初期装備として使用できる。 STRが序盤にしてはかなり上がるため、克哉に付けて悪魔どもを撃ち殺そう。 罰では、なんと交渉によってはマテリアルカードを貰え、ペルソナとしてアリスを使えるようになる。 自分の仮面の一つとしてアリスを召還…実に羨ましい。 ちなみにその時にもらえるマテリアルカードはボクシンググローブの絵が描かれた”チャンピオン”。 元ネタは言わずもがな、谷村新司のほうのアリス。 しかし、これだけでは終わらない。 アリスからマテリアルカードを貰った後、そこにはアリスの代わりにダークアリスという幼女が現れる。 外見は髪の毛をスーパーサイヤ人の如く逆立て、黒いドレスに身を包んだ姿だ。 簡単に言うなら非行に走ったアリスという雰囲気で、かのペルソナ倶楽部では中指突き立てた悪そうな姿で描かれている。 ◆ペルソナ3、4、5 死神アルカナ上位陣のペルソナとして君臨、そして5ではコープMAX特典、つまり最高位に昇格した。 固有の特殊技を覚える。その技名はあの萌セリフ、死んでくれる?である。 敵全体を高確率で即死させる呪殺系の技で、演出はトランプの騎士の大群が敵に降り注ぐというモノ。 だいたいぶっぱなせる敵がシャドウしかいない為、女性型悪魔を集団で……というのが出来ないという欠点はあるが、とても心強い技である。 即死重視型でボス戦では使いづらいが、時にはメギド系やエイハ系を持ってきたりするのでそれに頼れば安心。 「5R」では固有の特性「はやくしんでよ」によって即死系スキル撃ち放題ということが可能。ほかの特性に差し替えても可。 余談だが、3ではタナトスを作る時に継承させる事が可能である。 死んでくれる?と囁くタナトス……シュール…。 デビルサマナーシリーズでのアリス 一作目と二作目「ソウルハッカーズ」には残念ながら登場せず、大正浪漫な葛葉ライドウシリーズにて待望の登場を果たした。 超力兵団では、赤おじさんと黒おじさんを連れて各地方にある電話に行くと、突然ベルが鳴る……。 電話に出ると、アリスは自分が何で遊んでいるか、どこでお買い物をしてるなどを実況してくる。 そして、ある地点に佇む電話ボックスでついにその姿を拝む事となる……。 3Dにより360°楽しめるようになったアリス……。 見てるだけで天国に行ける 続編のアバドン王では、少女Aとして依頼してくる。 どうやら宝石が大好きらしく、「ねぇねぇルビーちょうだい♪」みたいな感じで来るお願いに応えてあげると、Mr.きっかけを通じての依頼でアリスに会う事に……。 ちなみに情報元の関係で正直者でないといけないので生き方を調整しないといけないので紳士諸氏は注意されたし。 その後、同級生のツンデレ委員長とおとなしい娘に連れられて神社前に向かうと登場。 往年の名台詞とともに危険な遊びを展開することに…。 従来のアリスにあわせて当たると死につながるようなスキルを大量にひっさげ、「死なばもろとも」爆ぜるゾンビーケンペイが無限に補充される。 弱点を当てても1%くらいのダメージにしかならないので、硬直した際に物理で殴るのがベター。 爆弾ゾンビの大軍を引き連れ、周囲に飛び散るゾンビの中をイギリス幼女が可愛くスキップしていく姿は、正に地獄絵図である。 なんとか倒す事に成功すると、なんとヴィクトルの特別なタイミングで行われる合体を経て仲魔に出来るのだ!! ファン待望のアリスを仲魔として連れ歩く夢が実現したのであった……。 ちなみに、ライドウシリーズのアリスの通常攻撃はだだっ子の如く敵をポカポカと叩くというモノで、そのhit数と威力の高さからアリスをメインにするプレイヤーも少なくない。 モーショボーとコンビを組ませて敵をフルボッコにする様は、恐ろしくも愛らしい。 デビルチルドレンシリーズでのアリス 白の書でのみ、特定の条件(*3)で仲魔にできるレアデビルとして登場。加入時期の割に非常に高レベルである。 デザインとしては今までのアリスとは異なり、ややホラーチックであり、やや人を選ぶ。 またTCGにはゲーム本編に登場したのとは別デザイン(*4)のアリスが登場しており、こちらは本家メガテンのデザインに近い。 真女神転生 ストレンジジャーニーのアリス EXミッション、『ウサギさんをつかまえて!』をクリア後に合体可能になる悪魔で、真女神転生の記憶の残滓が次元を越えて来たという設定で、イナバシロウサギを追い掛けて殺すという行為を永遠に繰り返す存在として登場。 口調は特殊で、主人公をおじさんと呼びながらなついてくるという破壊力抜群な口調で、登場セリフの長さと死んでくれる?の演出はスタッフの愛が感じさせられる出来となっている。 非常に優秀な耐性とそこそこ低めで能力の強化がしやすい初期レベルを兼ね備えており、仲魔としても育て甲斐のある悪魔となっている。 能力成長の吟味は手間暇がかかるものの、その分カンストさせるところまで行きつけば、かわいくて頼りになる心強い仲魔になってくれるだろう。 真・女神転生トレーディングカードゲーム レアとして登場。 コストは高めだが、通常悪魔でありながら30/10でブロックされないという特性により、対戦相手のライフを堅実的減らすアタッカーとして非常に優秀である。 また、特殊能力の死んでくれる?はデメリット無しで対象の悪魔を黄泉へ送るという、信じられない程優秀な技である。 死んでくれる?とお願いするだけでどんな神でも悪魔でもぶっ殺す様はある意味シュール。 デビルサバイバー2でのアリス 裏ボスとして六本木に登場。 HP20000の強敵で、自分及びお供(ベリアル&ネビロス)を二回行動させる「異界の住人」、全体万能即死スキル(*5)の「死んでくれる?」を駆使して襲いかかってくる。 ……が、物理を反射せず、射程も1であるため遠距離から一方的にフルボッコ可能。前作の裏ボスの閣下なんかよりは全然弱い。 仲間にすることもでき「異界の住人」スキルがとても重宝する。二回目の行動が可能になる上、その時には行動力消費がリセットされるためだ。 偽典・女神転生でのアリス 品川ホテルに住まうエプロンドレス姿で金髪碧眼の少女。 サイバネティクス技師『平沢博士』の娘と同名であり、彼と同じくタキシード姿のウサギを従えている。トランプ兵も配下にいるので「不思議の国のアリス」っぽさは全アリス中でも随一と言えよう。 博士の娘のほうを探していた少年『カズミ』を王子様と呼んで監禁していたが、主人公がホテルに現れたために状況が一変。 お茶会やら逃亡阻止やらの末にアリスは悪魔(デモノイド)としての本性と変身途中みたいな真っ裸を現し、戦うことになる。 能力はバッドステータス魔法中心で、攻撃力は低め。そこまでの連戦で消耗していると辛いか。 幻に囚われていたのは真1と同様だが、その元凶でもある点は真逆。また「大人なんて大キライ」と言って大人の姿に変わる辺りにも皮肉めいた悲哀が見て取れる。 余談も余談になるが、熊田の女装に一番近いアリスはこのギガテンアリスである。他がキャロルに寄せていないだけだが。 このような事から、アリスはメガテンシリーズの数少ない幼女萌え要素であり、モーショボーやピクシー達と共にプレイヤー達に愛されている最強の悪魔である。 …と、ここまで数々のアリスを紹介してきたわけだが、実は悪魔ではない人間のアリスも存在していることはご存知だろうか。 新約ラストバイブルシリーズのアリス 1作目の仲間のひとり……のデフォルト名なのだが、一応番外的に紹介しておく。 金髪ツインテールの少女で無類の格闘大好きっ娘。普通の女の子に育って欲しいという両親への反発心から、ひとり町の外へ出掛けては近辺の魔獣を片っ端からブチのめして回るというなんとも野蛮アグレッシブな趣味に興じる日々を送っていた。 主人公(デフォ名 ルイ)に窮地を救われた後、とうとう実家から勘当されてしまう。主人公の魔獣を使役する能力に興味を覚え、旅に同行することになる。仲間の少年(デフォ名 リゼル)については最初こそ弱っちい奴とバカにしながらもなんだかんだで良い仲に。 上記の設定から脳筋ヒロインかと思いきや、ジオ系や状態異常回復系魔法も覚えるから侮れない。育成に余程のこだわりが無い限り、知力にもそこそこ振っておくこと。 なお、初期装備のチャンプグローブの説明文に「格闘チャンピオンの証」とあるが、彼女がそうした実績持ちなのか、憧れの格闘家のレプリカグッズなのかは不明。 アリス「ねぇねぇ追記・修正してくれたー? やったー!ありがとー!」 「ねぇねぇ、も一つお願いがあるの……アタシ、トモダチがほしいの♪ アタシのトモダチはみんな死んでるんだぁ…。だから、あなたも……」 死 ん で く れ る? △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 某アリスの元ネタの一つ -- 名無しさん (2014-01-21 10 18 47) クソガキ! -- 名無しさん (2014-01-21 10 56 52) 二人のお義父さん 娘さんを僕に…(ry -- 名無しさん (2014-01-31 08 57 58) 女装クマ -- 名無しさん (2014-02-25 01 37 02) アリスは俺の嫁 -- リアルにアリスを召喚したオトコ (2014-06-11 22 44 14) クマの女装のほうが可愛い。 -- 名無しさん (2014-10-10 09 05 43) ペルソナのアリスはともかく、種族が「魔人」ではない真・女神転生のアリスは、ただのクズっす。やはり、真・女神転生のアリスと言えば、「魔人」でしょう。 -- 名無し君 (2015-03-07 21 03 39) ↑他のとこでも見たけどなんでそんなことにこだわってんだろう -- 名無しさん (2015-03-16 21 59 05) それともう一つ、「魔人アリスに対して、最後まで10代女性(例:凶鳥モーショボー(デビルサバイバー2では「新田維緒」と「伴亜衣梨」))に覚えさせた「吸魔」と「エナジードレイン」だけ(デビルサバイバー2では「吸魔」だけ)を最初から最後の最後まで使う。」という百合っぽい戦い方もありますよ。 -- 名無し君 (2015-03-17 01 01 21) ペルソナQにもサブペルソナに -- 名無しさん (2015-03-18 16 15 43) 因みに、真・女神転生4におけるアリスの種族変更の原因は、アリスに与えたクリティカルヒットだったりすると、私は思います。 -- 名無し君 (2015-05-15 02 59 47) そこで、アリスよ…。貴女も魔法等やめて、格闘家になりませんか?貴女にクリティカルヒットを与えた奴らにクリティカルヒットを返す為に…。 -- 名無し君 (2015-05-20 12 48 16) ↑6意味不明すぎてワロタ、それが初代アリスだってわかってるのかね -- 名無しさん (2015-12-22 22 42 46) そうですね。確かに初代アリスがゾンビである事は認めますが、アリスの種族については「屍鬼」より今まで通りの「魔人」の方が、一番妥当で非常に馴染みが良いと私は思います。それでも意味が分からなければ、本当に申し訳御座いません。如何でしょうか? -- 名無し君 (2015-12-26 09 36 18) ↑まぁ、気持ちはわからんでもないw 『真2』での印象が大きいんだろうなぁ。 -- 名無しさん (2015-12-26 10 53 58) 有難う御座います。 -- 名無し君 (2015-12-26 16 38 39) P5の死んでくれる? 名前繋がりで先生の中の人が主役やったアニメを思い出すせいで、ボコの群れにしか見えない -- 名無しさん (2018-02-23 17 13 43) ペルソナ5ロイヤルでは各ペルソナにパッシブで特性が付いてるんだが(特定属性強化とか)アリスの特性名は「はやくしんでよ」という固有の特性である。ムド系の成功率アップとという効果だが、この名称見たときにビビッて声が漏れそうになった -- 名無しさん (2020-03-25 23 25 49) ↑効果は「即死効果スキルのSP消費がなくなる」だよ。つまり代名詞の「しんでくれる?」が使い放題。多分ハマ系にも効果はあると思う -- 名無しさん (2020-03-26 04 26 17) P5Sではコンボの〆でコンセントレイトが使える。アクセサリと組み合わせれば大概の敵は完封可 -- 名無しさん (2020-07-08 21 38 01) ベリアルとネビロスの特殊合体で作れることが多いですね。ペルソナ4・5でネビロスがアリスに必要なスキルを覚えるので助かった。 -- 名無しさん (2022-01-17 21 01 47) デビチル版のデザインそんなに酷いか…? -- 名無しさん (2023-10-12 20 29 42) デビチルのデザイン好きだぞ -- 名無しさん (2023-10-12 20 34 15) ていうか内容自体間違っているので修正した。本家だと常連だけど、デビチルには白の書しかいない…はず(メシアライザーとかアニメ版にいたらごめん) -- 名無しさん (2023-10-14 02 07 57) アリスがありならドロシーありだと思う -- 名無しさん (2024-06-10 14 04 17) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/p5vote/pages/87.html
かっこいい ミリタリーショップのメニューをアッチコッチして岩井さんの姿を楽しむ またな、の渋くて優しい声に惚れた 『罰』みたいにこういうキャラもっと増やしてほしい 渋い お父さんな所 初期イメージのが強面で好きだわ ペルソナの一番ホットな男のひとり