約 1,001,244 件
https://w.atwiki.jp/renju/pages/281.html
黒に禁手を打たせる、白独特の追い手。極めるとも。
https://w.atwiki.jp/trpgken/pages/1354.html
カツァリダ・ナタンゾーン データ <System Data> クラス&オーギュメント <Class Augment> オフィーツィア ≪コクマー≫ オート:判定直後。成功数+20 オフィーツィア ≪ルベン≫ オート:対象が権能を使用した直後、その権能の効果を打ち消す 能力値&技能 <Attribute Skill> 【肉体】 2 【感覚】 4 【理知】 9 【聖霊】 5 【階級】 10 <運動> ●○○○○ <射撃> ●○○○○ <情報処理> ●●●●○ <意志力> ●○○○○ <軍略> ●●●●○ <回避> ●○○○○ <整備> ●○○○○ <誘導> ●○○○○ <エーテル> ●●●●○ <陳情> ●●●○○ <格闘> ●○○○○ <探知> ●○○○○ <事情通> ●○○○○ <芸事> ●○○○○ <白兵> ●○○○○ <砲術> ●○○○○ <調達> ●○○○○ <話術> ●●●○○ 搭乗時 Ho XXB 【肉体】 4 【感覚】 5 【理知】 12 【聖霊】 5 【階級】 10 副能力値 <Sub Attribute> 初期アガペー 556 使用経験点 99exp(技能20、特技35、常4、アガペー低下8、機改10)/余4 HP/装甲 7/57 行動値/搭乗時 9/18 戦闘移動/搭乗時 11m/500m 全力移動/搭乗時 22m/5000m 特技 <Special Skill> 名称 タイミング アガペー 効果 ※集団統率 セットアップ 5 指揮下のキャラクターにロゴスを配付する 援護戦術 メジャー 5 味方の次の命中判定の成功数+この特技の成功数する 支援要請 メジャー 5 軍略。対象に攻撃を行う。攻撃力+【階級】+15、対天使効果× 生還命令 マイナー 7 対象はダーザイン操作を行う リーダーシップ セットアップ 3 ラウンド間、任意の部下の行動値を自分の行動値+5に変更 根回し メジャー 10 sin1 購入判定を行う、成功数+20 陣形 セットアップ 5 sce1 任意の部下に戦闘移動させる 神算鬼謀 セットアップ 4 セットアップ特技をあと2つ使用する 戦術Aフォーメーション セットアップ 6 場面選択、部下の命中判定+4 情報将校 オート - 情報収集を軍略で行う 殲滅命令 オート 7 同意した対象の攻撃宣言時、その攻撃を範囲選択にする プランA イニシアチブ 8 行動値に関わらず対象にメインプロセスを行わせる。対象はメインプロセス終了後行動済みになる。1シーン1回、1ラウンド目に限り使用可能 天使の子 オート 2 sin3 意志力判定を行う直前、判定値+2 莫大な借金 常時 - 行動値+3 洞察力 オート 1 sin3 対象の機嫌ややってほしいことを漠然と知る ファストブレイク 常時 ‐ 機体特技、行動値+3 勉強会 メジャー - sin1 レベル2以下の技能を選択し、そのレベルを3にする ダーザイン <Dasein> 【初期】 “母親” からの 母性愛 アリス・フェルマー からの 慈愛 【第2話終了後】 “母親” からの 母性愛 アリス・フェルマー からの 母性愛 蒼井悠希 からの 誠実 天羽稚彦 からの 疑惑 【第3話終了後】 “母親” からの 母性愛 アリス・フェルマー からの 願い 蒼井悠希 からの 誠実 天羽稚彦 からの 疑惑 最上理緒 からの 意外 ヴィヴリオ からの 呆れ 装備 <Equipment> ヴィークル Ho XXB HDP 6 機体OP 量子戦略頭脳 HDP 4、【軍略】を使用した判定の判定値に+3 機体OP 追加装甲 HDP 1、装甲に+2する(重複可) 機体OP 多目的機能コンテナ HDP 1、物体を収納する他簡易前線司令室として運用可能 機体OP パーソナルエンブレム HDP 0。【行動値】に+3、 一般 私服 - 一般 携帯電話 - 一般 内蔵通信器 特殊な状況でない限り外部と通信できる 一般 水筒 - 一般 使い古されたカメラ シャッターチャンスだ! 一般 車両使用許可証 軍用車両を借り出せる 一般 休日申請 - 一般 嗜好品 - 一般 各種優待券 ナイター観戦、プール、ボウリング、食事、映画など 拳銃 G17(2nd) 基本p.140、使ったことはないし使い方もわからない 概略 <Personal Data> 年齢 <Age> 75 性別 <Sex> ♀ 身長/体重 <Height / Weight> 138cm / 34kg 色素 <Color> 瞳:琥珀 髪:金 肌:白 出自 <Birth> 天使の子 境遇 <Position> 師匠 外見&性格 <Image Character> 金髪メッシュ。にやにや。眼つき悪し。 外見年齢は小学校上級生程度。ぺたん娘。 黒のワンピースドレスを着用。 皮肉屋、厭世主義。人のペースより自分のペース。 趣味は頑張っている人を応援することと、最近"師匠"に教わった写真撮影。 代わりに何かと向き合うことは不得手。 日課は人間観察。特にヴィヴリオ観察。 応援=支援ではないので、背中を押すだけ押して外縁から眺めていたい性質。 他人をイジるのも、イジられるのも嫌いではない。 好きな食べ物は甘くて冷たいもの。嫌いな食べ物はピーマン。 設定 <Settings> 第37特務研究所の生き残り。名字の通り、アラフニの血を引く子。 統一帝国ヘルプストハイム法の下実験体として生活する中でヴィヴリオと知り合う。 同じ釜の飯を食った仲ということで、状況が幾度過酷に変わっても(一方通行気味だが)積極的に関係を持っていた。 戦術予報官・情報提供者として協力しつつも後に下野、諸国を転々とする。 現在から十数年も前にはヤシマに居を移していたので単に人間が徐々に劣勢になっていく様を遠巻きに眺めていただけかもしれない。 というのは周囲の人間から見た経過であり、事実は少々違う。 核の形成が遅れたことで天使核の抽出を運良く免れたあとは、母由来の力は彼女の管理下に置かれていた。 条件が限られるとはいえ、他人には奇跡的な成功をもたらし、天使の権能は打ち消すような力が無視されるはずもなく、むしろ戦略のひとつとして組み込まれるほどであった。 無論、それを咎めるような者はヴィヴリオの他にはいなかった。 ーー求められるままに危うい力を行使した反動は、その危うさをも忘れた頃の、数にして40年もの後にやって来た。 熾天使級天使兵の降臨、第三の喇叭である。 自分の名前と向き合い、賢く力を扱うよう努力をしていればこの事態は避けられたかもしれない。 倒れゆく仲間、滅びゆく統一帝国を眺めながら、自分の生まれと愚妹さをただひたすらに呪った。 ほとぼりが冷めるまでの隠れ家として選ばれたのが、東雲光子が命がけで結界を張ったヤシマだ。鎖国により閉鎖的になったその場所は、カツァリダを自堕落に変質させるには絶好の場所だったというわけである。 現在はヴィヴリオに乞われ出仕の身。その際は彼女自身を三度居住地に来させたとか。 コネで佐官を獲得済み。(ナタンゾーン姓と)若すぎる見た目を訝しまれつつ、瑞穂基地を闊歩する。 また、たびたび休暇をとっては瑞穂中学の生徒たちに遊んでもらっている。 出世や戦果、果ては自分自身に興味がないため、いらない人付き合いは部下(主にヴィントや桑島穂浪)に任せがち。 だったのだが、最近は人付き合いに積極性を見せている。 本人は頑なにヴィヴリオへの義理立てだと譲らないが、どうやら昔を思い出してきたらしい。元来、頑張ってる人間は放っておけないお人好しであるようだ。 知る限りもっとも頑張り屋であるヴィヴリオと、共に《救世主》を見つけ出すこと。そのために、今預かっている部隊を率いること。それが今の目的である。 仮作成。ウィザオフィ/ネツァクルベンにする可能性あり。その場合、アナライズとか神算鬼謀取るつもり。 -- ペンギも (2013-03-29 19 47 29) ロリ司令官に続くロリ指揮官。かっちゃんと読んでくだされ。 -- ペンギも (2013-04-03 19 12 27) ナタンゾーン姓とかふざけんなー!!!!お前がラスボスでいいよ -- 美少女 (2013-04-03 21 07 34) 金髪メッシュって何色のメッシュ? -- (*^◯^*) (2013-04-04 22 51 46) 金髪に黒くらいで考えました イラスト書いてもらえるんですか? やったー! -- ペンギも (2013-04-04 23 22 51) ステを微調整 -- ペンギも (2013-04-10 09 55 45) 過去まわりの設定を追加 ギルティ度合はマシマシ -- ペンギも (2013-07-15 23 17 04) 今更モチベーションが生えたwwwGMも知らなかった驚愕の過去ですね(棒読み) -- 美少女 (2013-07-16 00 08 52) すまぬ。ここの問題はここで解決するから許してちょ。 -- ペンギも (2013-07-16 12 27 48) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/junretsuwago/pages/82.html
辞書 品詞 解説 例文 漢字 日本国語大辞典 助詞 [1] 〘係助〙[一] 文中にあって「係り」となり、文末の活用語を連体形で結ぶ。① 連用語を受け、疑問あるいは反語の意を表わす。 ※古事記(712)中・歌謡「新治(にひばり) 筑波を過ぎて 幾夜加(カ)寝つる」※竹取(9C末‐10C初)「なでう物をかなげき侍るべき」 ② 「已然形(+ば)」「形容詞語幹+み」「未然形+ば」等、条件文を構成する種々の形式を受けて疑問の意を表わす。上代では「ば」を伴わない已然形を直接受けるものが圧倒的に多いが、中古以後は常に「ば」を伴う。 ※古事記(712)中・歌謡「この御酒を 醸みけむ人は その鼓 臼に立てて 歌ひつつ 醸みけれ加(カ)も 舞ひつつ 醸みけれ加(カ)も」※万葉(8C後)六・九四七「須磨の海人の塩焼き衣の馴れなば香(か)一日も君を忘れて思はむ」 [二] 文末用法。① 体言または活用語の連体形を受け、疑問あるいは反語の意を表わす。口語では終助詞とする。 ※続日本紀‐神亀元年(724)二月四日・宣命「みまし親王の齢の弱(わか)きに荷重きは堪へじ加(カ)と念ほし坐(ま)して」※源氏(1001‐14頃)柏木「かしは木に葉守りの神はまさずとも人ならすべき宿のこずゑか」 ② 已然形を受けて反語の意を表わす。「万葉」の東歌のみに見られる。 ※万葉(8C後)一四・三五五九「大船を舳(へ)ゆも艫(とも)ゆも堅めてし許曾の里人顕さめ可(カ)も」 ③ 「ぬか」「ぬかも」の形で用いられ、願望の意を表わす。上に助詞「も」のあることが多い。→補注(1)。 ※常陸風土記(717‐724頃)信太・歌謡「筑波嶺に 廬(いほ)りて 妻なしに わが寝む夜ろは 早も明けぬ賀(カ)も」 ④ 形式名詞を受け、反語の意をもって下に続く。この「か」、あるいは上の形式名詞をも含めて接続助詞とする説もある。中世以後の用法。 ※中華若木詩抄(1520頃)中「春の帰るのみか。此の間相馴し。少年も春とともに帰るぞ」 [2] 〘副助〙① (疑問の意を表わす係助詞の用法(一)(一)①から転じて)(イ) 不定の意を表わす。 ※中華若木詩抄(1520頃)中「若か故人の来りもやせんと思て」※浄瑠璃・冥途の飛脚(1711頃)下「御用にたてばわたくしも、なんぼうか嬉しいもの」 (ロ) 対等の関係に立つ語を受けて、選択の意を表わす。橋本文法では並立助詞とする。 ※史記抄(1477)九「其人が死するかうするかすればやむるぞ」※浄瑠璃・博多小女郎波枕(1718)中「けふかあすは戻られふ」 ② =しか〔副助〕 ※浅草(1931)〈サトウハチロー〉留置場の幽霊「僕はその女のところへ行った。一円二十銭かなかった女はそれでも、とめてくれた」 [3] 〘終助〙① 文末において体言または活用語の連体形を受け、詠嘆を表わす。古代では、文中の「も」と相応ずることが多い。 ※古事記(712)上・歌謡「庭つ鳥 鶏は鳴く うれたくも 鳴くなる鳥加(カ)」※源氏(1001‐14頃)宿木「君がため折れるかざしは紫の雲に劣らぬ花のけしきか」 ② 文末の連体形、または述語に用いられた体言を受け、疑問の意を表わす。近世以後の用法。→補注(2)。 ※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前「湯はいくらだ。十文か」 ③ 文末において打消の語を受け、願い、誘い、同意を求める気持などを表わす。近世以後の用法。文語の「ぬか」の系統をひくもの。→(一)(二)③。 ※洒落本・婦美車紫⿰鹿子(1774)高輪茶屋の段「吉原はまだできず、いっそ今から品川へおいでなされませんか」 ④ 人名の下に付いて、呼びかけの意を表わす。江戸時代の上流語。 ※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二「彌寿か(常のことばなら、彌寿やとよぶ所なれども、此よめはいまだおやしきの詞うせぬゆゑ、やすか彌寿かと、かの声によぶなり)」 [補注](1)(一)(二)③の用法は、否定的な疑問の形によって相手に問いかけながら、相反する肯定的結果を期待し希望している点において、反語用法であるといえる。(2)(三)②の用法は近世以前にもあるが、中世までは文中にあって疑問文を構成する係助詞の用法が存するので、文末疑問表現の場合も、係助詞の文末用法として扱う。→(一)(二)① 広辞苑 助詞 ➊(係助詞)種々の語に付き、活用語には連体形に付く。話し手の疑念を表し、その結果、この語を受ける結びが活用語の時は、断言することを避けて連体形になり、係結びの関係ができる。表す意味は「や」と近いが、「や」がこれと定めた対象への疑問であるのに対し、「か」は、対象を定めない「…か何か」という形での疑問となる。→や。①そこに挙げたものを中心にして、それに類するものを対象にしての疑問を表す。 古事記中「にひばり筑波を過ぎて幾夜―寝つる」。万葉集1「少女らが玉裳の裾に潮満つらむ―」。万葉集15「吾妹子がいかに思へ―ぬば玉の一夜も落ちず 夢 (いめ)にし見ゆる」。「青い鳥はいつ来るの―」「これは夢ではないだろう―」 ②一つに決めがたく、列挙した中から選ぶ意を表す。並立助詞とする説もある。 万葉集16「荒雄らを来む―来じ―と飯盛りて門に出で立ち待てど来まさぬ」。古今和歌集秋「秋風のふきあげに立てる白菊は花―あらぬ―浪のよする―」。平治物語「大国―小国―官裳加階も進むべし」。浄瑠璃、博多小女郎波枕「今日―明日―は戻られふ」。「する―しない―が問題だ」 ③相手に問いかける。 平家物語10「宗清は御供して候―」。十訓抄「此の木はさくら―」。浄瑠璃、淀鯉出世滝徳「こなたは御存じござらぬ―」。浄瑠璃、菅原伝授手習鑑「春様はまだ帰らず―」。「あれは何―」「君は知っていたの―」 ④(多く不定を表す語と共に用いられ)不確実な意を表す。 源氏物語桐壺「いづれの御時に―、女御更衣あまたさぶらひ給ひける中に」。浄瑠璃、生玉心中「いやいや今迄幾たび―たらされた」。浄瑠璃、菅原伝授手習鑑「伊勢の御師―なんぞの様に」。「何―いい話、知らないか」「2度―聞いたことがある」 ⑤反語を表す。「かは」の形や文末では「ものか」の形で用いられることが多い。…か、いや…ない。 万葉集17「いづれの時―吾が恋ひざらむ」。万葉集15「心なき鳥にぞありけるほととぎす物思ふ時に鳴くべきもの―」。古今和歌集春「声絶えず鳴けや鶯ひととせに再びとだに来べき春―は」。竹取物語「何の疑ひ―あらむ」。「真実を誰―知ろう」「こんなことがあっていいもの―」 ⑥(打消の語を受けて)願望を表す。…ないか。 万葉集3「わが命も常にあらぬ―昔見し 象 (きさ)の小河を行きて見むため」。「早く来ない―なあ」 ⑦相手に念を押す。 「いい―、間違っても言うな」 ⑧相手を咎める意を表す。 「どうして、できないの―」「泣く人があります―」 ⑨(打消・推量の表現を受けて)誘いかける。 「うちへ来ない―」「出かけよう―」 ➋(終助詞)①詠嘆の意を表す。…かなあ。多く、事に気づいた時の心の動揺を表す。助詞「も」と呼応することが多い。 古事記下「山県に蒔ける青菜も吉備人と共にし摘めばたのしくもある―」。万葉集1「三輪山をしかも隠す―雲だにも 情 (こころ)あらなも隠さふべしや」。古今和歌集春「はかなくも散る花ごとにたぐふ心―」。「彼も死んだ―」 ②不意の事に出会った驚きを表す。 「誰かと思ったら、君―」 ③近世、上層で下女などに呼びかける時その名に付けて言う。 浮世風呂2「弥寿―」 大言海 天爾遠波 指シテ疑フ意ノ 辭 (テニハ)。 「ソレかアル」誰レか見ルベキ」何ヲか取ル」 何處 (イヅク)ヘか行カム」 歟・乎 又、言語ノ末ニ居テ、言ヒ切リテ、問ヒ掛クル意ヲナス。 「我レか人か」アルか無キか」行クか」落ツルか」 検索用附箋:助詞 附箋:助詞
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/2304.html
基地上空に敵襲を告げるサイレンの音が鳴り響く。 心の内から沸き上がる衝動を抑え、俺は冷静に指示を下した。 俺「各機訓練中止。地上に降りて装備を換装するぞ」 ハンガーに戻り、訓練用の模擬銃と13mm機関銃を交換して刀を背負う。 俺が他のメンバーの準備を待っていると、背後から声をかけられた。 竹井「……俺さん」 俺「なんだ」 俺は振り返らずに応じた。 それを咎めることもなく、竹井はそのまま言葉を続ける。 竹井「出撃メンバーは俺さん達四人と諏訪少尉、私の六人。戦闘時は私が指揮を執ります」 俺「そうか」 竹井「……今回は勝手に出撃しないんですね」 俺「して欲しいのか?」 竹井「いえ……」 少し苛立った声で俺が応える。 本当なら他人など放っておいてさっさと出撃したいのだろう。 竹井(それをしないってことは、一応私たちのことを気にしてくれてるのかしら) フェルナンディア「竹井、みんな準備できたわよ」 竹井「ええ、わかったわ。では……各員出撃!」 竹井の号令に従い、隊員達が順次飛び立って行く。 俺は今回はきちんと連携をとるつもりらしく、隊を先導する竹井の横を何も言わずに飛んでいる。 竹井(少しずつでもいい。この調子で俺さんが立ち直っていってくれれば……) 昔の俺に戻ってくれるはず。 竹井はそう信じようとするが、なぜか不安を振り払いきれない。 心に気がかりを残したまま、竹井は戦場へ向かう速度を速めていった。 ● 数十分ほど飛んだ頃だろうか。 眼下の景色が深い森林地帯になってくると同時に、前方に黒い点のようなものが見えてきた。 天姫「竹井大尉、敵機です!」 竹井「ええ、見えてるわ。大型の爆撃機1、中型3、小型の護衛機が……12機。都市部への爆撃が目的というところかしら」 高高度を飛行してきたおかげで、敵はまだこちらに気付いてはいないらしい。 敵部隊の侵攻方向は南東。 その方角には、小さな町があったはずだ。 フェルナンディア「最優先目標は大型ね。あれを落とさないと町に大きな被害がでるわ」 竹井「ええ、でもまずは周囲の護衛機の数を減らさないと。各機は先程指示した通りのフォーメーションへ移行して」 竹井と天姫、フェルナンディアとルチアナ、そして俺とマルチナの三組がロッテを作り、攻撃の体制を整えていく。 その最中、フェルナンディアはマルチナの様子に違和感を感じた。 フェルナンディア(ティナ……? なんだかいつもと様子が……) 長い付き合いのフェルナンディアだからこそ感じ取れた小さな違和感。 彼女は言葉に表せないほど微かなそれを指摘するかどうか迷い、結局、何も言わないことにした。 フェルナンディア(今下手に話しかけたら集中力が切れちゃうかもしれないし……。後でいいか) 迷っていた時間は十数秒程度だった。 しかし、既に敵部隊は姿形がはっきりとわかる距離にまで接近している。 フェルナンディアは気を取り直し、竹井の攻撃指示を待った。 竹井「……全機、攻撃開始! 先鋒は俺大尉の隊にお願いします」 俺「了解。行くぞ、曹長」 マルチナ「り、了解!」 俺は竹井に言葉少なに応え、敵へ向けて一気に速度を上げていく。 最初の標的は一番手前にいる小型ネウロイ。 それに対し、俺はほぼ垂直に近い角度で突っ込んでいった。 落下速度も加わり、そのスピードは一時的にストライカーユニットの性能以上の数値に達している。 俺「落ちろ……!」 距離をギリギリまで詰め、引き金を引く。 銃口から連続で吐き出された弾丸が敵機へ降り注ぎ、一瞬の静寂の後に爆発四散した。 その爆発の横を俺とマルチナが通過し、速度を保ったまま安全圏内へと離脱する。 それはまさに、教科書に載っているような理想的な一撃離脱戦法だった。 フェルナンディア「……ふん、やるじゃない。私達もいくわよ!」 ルチアナ「了解しました」 俺達に続き、フェルナンディア達が間髪入れずに再度攻撃を仕掛けた。 奇襲に気付いた敵部隊が迎撃体制をとろうとしている隙を突いて接近し、数瞬の間に大量の銃弾を叩き込む。 すぐさま離脱し、振り返って撃墜を確認する。 フェルナンディア「よし、1機撃破!」 ルチアナ「でも、今ので敵は完全にこちらに気付いたみたいですよ」 フェルナンディア「そんなの計算の内よ。あとはいつも通りにいきましょ」 迎撃を始めた敵部隊を観察しつつ、軽い調子で言うフェルナンディア。 特別に難しい任務ではない。気を抜かずにいつも通りに戦えば問題はないはず。 その時、彼女はただ単純にそう思っていた。 ● 敵護衛機を粗方撃墜した頃、俺は空中で突然停止し、マルチナに向き直った。 マルチナ「ど、どうしたの……?」 俺「お前は竹井の隊に合流しろ」 竹井「いきなり何を言ってるんですか!?」 俺「腕が未熟なやつに着いてこられても迷惑なだけだ。大型を相手にする場合は特にな」 大型ネウロイを撃墜する際、一番手っ取り早い方法は格闘戦を仕掛けることだ。 格闘戦は一撃離脱戦法より攻撃時間が長いし、なおかつ火力を一点に集中させやすい。 防御力や再生力の高い大型ネウロイには有効な戦い方だと言えるだろう。 だが、その分敵に肉薄する必要があるため、敵からの反撃も当然厳しいものになる。 マルチナ「僕だってやれるよ!」 俺「俺は一人で戦う方が馴れている。お前は下がっていろ」 竹井「いいえ、却下です。戦闘隊長として単独行動は認められません」 互いに無言で睨み合う俺と竹井。 そしてその二人を不安そうに見つめるマルチナと天姫。 戦場に似つかわしくない静寂が漂う中、その静けさをインカムからの怒号が打ち破った。 フェルナンディア『ちょっと何グズグズやってるの!? 早く大型を落とさないと町が攻撃されるでしょうが!』 俺「……仕方ない。好きにしろ」 マルチナ「了解!」 フェルナンディアの催促を受け、俺がマルチナを伴って大型ネウロイへと突っ込んでいく。 その後ろ姿を見て安堵の表情を浮かべたのも束の間、竹井は改めて気を引き締め、隊員達へ指示を下した。 竹井「俺大尉の隊が大型に攻撃を仕掛けるわ! 他の隊は敵機を近づけさせないで!」 フェルナンディア&ルチアナ『了解!』 ● マルチナは数十メートル先を飛ぶ俺を必死で追いかけていた。 俺は敵の迎撃の隙間を縫うように飛び、大型ネウロイへの距離を詰めていく。 回避機動をとっているのにそのスピードは全く衰える様子を見せず、むしろますます速度を増している。 マルチナ(ストライカーの性能だけじゃない。フェイントを織り混ぜて敵の動きをコントロールしてるんだ) サッカーに同じような意図の動きがあるからわかる。 自分もそういった動きを機動に活かして戦ってきたが、俺の動きはまた一段と実用的な動きだ。 マルチナ「はぁっ……はぁっ……! くっ……!」 隊の中では遊撃を担当し、常に先頭で戦ってきたこともあって空中での機動には自信を持っていた。 だが、今の自分の姿はどうだろう。 置いていかれないように着いていくのが精一杯ではないか。 マルチナ(このままじゃ俺に認めてもらえな──) フェルナンディア『ティナッ! 後ろ!』 考え込んでいたところに突然声をかけられ、マルチナは思わず無防備に後ろを振り返ってしまう。 そこには、大型ネウロイを護衛していた小型ネウロイの内の1機がいた。 マルチナ(敵!? なんで……っ!?) 俺達が大型を攻撃する間、敵の護衛機は他の隊が抑えていることになっている。 とはいえ、敵を完全に抑えることは容易ではない。 そういった場合に備えて周囲警戒を行うのがマルチナの役目だったのだが、俺の事に気をとられて警戒を怠ってしまったのだ。 竹井『離脱して! 早く!』 慌てて回避しようとするが、頭ではわかっていても体がうまく動いてくれない。 妙にゆっくりと流れる時間の中、敵機の銃口が自分へ向けられ、その銃口から弾丸が放たれた。 マルチナ(やられる……!) 思わず目を閉じるマルチナ。 だが、次の瞬間に彼女が感じたのは痛みではなく、誰かに突き飛ばされる鈍い感触。 そして、仄かな煙草の香りだった。
https://w.atwiki.jp/25438/pages/2477.html
「あずにゃん、早く早く!!」 「ちょっと待ってくださいよ、唯先輩......!!」 あずにゃんはそのあだ名とは裏腹に一歩一歩をたしかめるように フェンスをよじ登って降りた。 ノンノンノン。 あずにゃん、もっと猫らしく!! 「あずにゃんって意外とドンくさい?」 「う、うっさいです!!」 「しー!しー!だよ、あずにゃん!!」 慌てて右手人差し指を顔の前に立ててあずにゃんに注意。 あずにゃんはアワアワとしたのち「すみません」と小さく言った。 「よし、じゃあ行こうか!」 「そういえば、更衣室って鍵かかってますよね? どこで着替えますか?」 「外でいいんじゃない?」 「えっ」 「だって、どうせ夜だし、こんな時間に誰も来ないでしょ」 いやぁ...... でもぉ...... ......唯先輩こっち見ないでください ブツブツ言いながらタオルのてるてる坊主になったあずにゃんのおきがえをチラチラと横目で見ると、目がばっちし合っちゃってプイッてされた。恥ずかしがり屋なんだから、もう。 私は家で水着を着てきたから服を脱ぐだけでおっけー! ちょーラクちんなのです。 よゆーのよっちゃんなので、あずにゃんのおきがえだって見ちゃうんです。 えへへ。 ------ 高校2年の夏休みもあと1週間で終わっちゃう。 なんだか急にむなしくなって、あずにゃんに電話をした。 「だからさー、あと少しで夏休み終わっちゃうし、一夏のアバンチュールをさー、なにかスリルでエキサイティングなことしたいんだよー」 「確かに夏休みが終わるのは名残り惜しいですけど、スリルでエキサイティングなことがしたいのなら、 私ではなく律先輩の方が良いのでは?」 「私はあずにゃんとがいいんだよー」 「なんで私なんですか......」 「だって」 「?」 だって、なんだか気になってるんだもん、あずにゃんのこと 聞こえないようにボソッと言ったはずなのに、 電話越しにあずにゃんは「いや......」とつぶやいた。 「いや......唯先輩はムギ先輩と付き合っていますよね?」 「そ、そうなんだけど......」 そう。そうなんだけど。 ムギちゃんとは高1の秋からのおつきあいで、 たしかに私はムギちゃんの彼女で、 ムギちゃんは私のからなんだけど......。 「と、とりあえず、そのことは今は置いておきまして!!」 「いや、置いといちゃいけないでしょう」 「むむむ......」 「唯先輩って、遊び人なんですか?」 「遊び人? 私は色んな人と遊ぶの好きだよ」 「質問間違えました」 「え、どういうこと?」 .「とにかく.....ムギ先輩に内緒で唯先輩と2人きりでは遊べません」 「なら、ムギちゃんに言えばいいの?」 「そういう問題じゃ」 「お願いあずにゃん!! ムギちゃんにはちゃんと言うから!!」 「......ちゃんと言ってくれます?」 「うん、ちゃんと言う!! 」 ちょっとの沈黙。 ケータイを持つ右手がすごい速さで湿ってく。 左手も思わずグッと力を込めちゃう。 「わかりました......」 「ほ、ほんと!? ホントにあずにゃん!?」 「本当ですから、そんなに大声出さないでください」 「ごめん......えへへ」 自然と顔がほころんだ。 わたしのテンションとは真逆なかんじで、 ため息まじりにあずにゃんは言う。 「それで、スリルでエキサイティングなことに当てはあるんですか? もしかしてこれから考えるんですか?」 「あー、それはもう考えてあるんだー」 「何ですか」 それはね、と私は得意げにもったいぶって言う。 「夜のプールに忍び込んで泳ぐんだよ!!」 あずにゃんは絶句した後に 「ちゃんとムギ先輩に話通しておいてくださいよ」 って、私に念を押した。 まったくもう、信用ないなぁー。 ------ 「なんだー、あずにゃんスク水じゃん。なんで合宿の時の水着じゃないのー?」 「い、一応学校のプールなので。こっちがいいかと思ったんですが唯先輩は思いっきり水着ですね」 「うん。スク水じゃ面白くないなーって思って。これ、1年生の合宿の時に着たやつなんだー」 そ、そうですか...... あずにゃんは私をチラッと見た後、そっぽを向いて 「似合ってますね」 と言ってくれた。 「ぐふふふ。あずにゃんもスク水似合ってるよ」 「その笑い方と言い方、変態チックです唯先輩」 あずにゃんはツインテールにした髪を一度ほどき、少し高い位置でポニーテールに結び直して髪を束ねた。 「うはぁ、その髪型のあずにゃんもいいね......べりーぐっどだよ!!」 「ど、どうも」 月の光だけで照らし出されるあずにゃんに私はときめいていた。 でも、なんだかそれがとってもいけない気持ちに思えて、いつもよりよく見えるあずにゃんの左耳から目をそらした。 ------ 「夜のプールってなんだかちょっと怖いね」 「そうですね。足は付いてても不安になります」 夜の暗闇が溶けて、真っ黒に染まった水の中であずにゃんと2人。 プールの底が見えなくて、自分の足元もよくわからなくてフラフラする。 水面で月の光が反射して、まるで月が2つあるように見えてた。 「スリルでエキサイティングですか?」 あずにゃんがイジワルっぽく聞いてきた。 「もちろん、スリルでエキサイティングな気分だよ」 ワルだよ、ワル。 「だって、忍び込んじゃってますもんね」 浮き輪をプカプカしながらクスクスと笑いあった。 昼のうちにあたためられたのか、水温はちょうどいい温かさでそんなに冷たいと思わなかった。 「そんな熱を持つのはダメだよ」 とさとすように、 ほてった私の体の上を滑っていく。 足を床から離して、水面に寝そべって夜をあおいだ。 耳の中でチャプチャプと音がするけど、それが気持ちよかった。 満点の星空じゃない、月は三日月で満月じゃない。 でもここは夜のプールで私はそこに浮かんでいて、 私にはムギちゃんという彼女がいて、 たしかに好きだと思えるんだけど、 でも今隣にはちょっと気になっちゃってるあずにゃんが私と同じようにプールに浮かんでいて。 とってもスリルでエキサイティングだと私はつくづく思った。 今日のこと、ムギちゃんには言ってなかった。 ------ クシュン、と隣でくしゃみが聞こえた。 「あずにゃん寒い?」 「いいえ」 「ホントは?」 「......ちょっとだけ」 私は自然をよそおって、あずにゃんと向かい合って、 そのむき出しの両肩を両手で包み込むように触れた。 「ホントだ。ちょっと体冷えちゃってるね」 「あ......はい、あの......」 向き合っているのが恥ずかしいのか、 少し照れ気味のあずにゃんに私はまたときめいた。 そして、そのまま肩を引き寄せて、くちびるをパクっと覆った。 驚いたあずにゃんが目を見開き、肩が上がる。 でも、私は上擦ったその手を離しはしなかった。 パシャパシャと私のほてりを咎めるように、 あずにゃんが私に近づいた分だけ周りの水面が慌ただしく揺れて波紋が広がっていく。 「ゆ、唯先輩......」 「......そっか。私、あずにゃんが好きなんだ」 「なんで......」 「......ムギちゃんに言えなくなっちゃった」 ハハ、と笑いがもれた。 弁解まじりに私は言う。 ごめんね、キスをするつもりはなかったのに あずにゃんは「今日は帰ります」と言い、プールサイドに上がる。 さっきよりもひどく波が立ち、私にぶつかる。 水面で2つの月がユラユラと揺れて形が崩れた。 乱暴に水滴をタオルで拭って、ほとんど濡れたまま服を着て、 サッサと1人でホントに帰ってしまった。 私はあずにゃんのいなくなったプールの中でまだ1人でいた。 なんだかイヤになって、浮き輪を取って、プールに倒れこんだ。 無抵抗に沈んでいく、体。 シュワシュワと小さな泡たちが下から上へと上がっていく。 プールの底に横たえて、目を開いた。 なにも見えないかと思ったけど、目の前では水の模様が月の明かりに照らされてユラユラと揺れていた。 そこで月は1つしか見えなかった。 あぁ、気になっちゃってるだなんて、簡単な気持ちなんかじゃなかったな キスなんてするんじゃなかった ムギちゃんに別れ話をしなきゃいけない。 耳元でイタズラなあずにゃんの声がした。 ワルだよ、ワル そうつぶやくと、呼吸が一気に苦しくなった。 case 1 唯→梓『言えないワガママ』 終わり。 戻る
https://w.atwiki.jp/starraceclub/pages/41.html
「足をためる」などと使われる。レースの途中でペースを落としてスタミナを温存すること。
https://w.atwiki.jp/kumot/pages/435.html
閑雲野鶴>メルマガ>バックナンバ>素描>眺める 眺める 05/02/21 手で掴み取れそうな雲がある。千切れて流れてくっついて消えてゆく雲を立ち尽くして眺めている。夕べに映える琥珀の空を漂う雲が輝いて見えた時、それを美しいと思う心を何処かに忘れていたことに気付く。日々繰り返される営みが存在して当然と無意識に考えるのか、やがてまた忘れてしまうのだろう。 列車の窓を伝う水滴を競争に見立てて物思いに耽る。水滴は少しづつ膨らみながら力を矯めて、ついに自らを支えられなくなると伝い落ちるが、それは途中の水滴を吸収したり、先に伝った道を辿ったりでなかなか真っ直ぐには進まない。かと思えば力を矯めていた大きな水滴と合体して一気に滑り落ちる。中には吸収されて消えてしまう水滴もある。ここにも世界があった。 深夜の空を和らげる灯の下で煙草を喫っている時、少し仰いで大きく煙を吐き出せば思いがけないほどの大きな煙の塊が離れて漂う。漆黒の空を背景に灯を受けつつ消え行く煙は不思議な魂のようだった。風に流れて完全に消えてしまうまで見ていたら煙草の本体が半分灰になっていて、動かした瞬間に落としてしまった。熾のように鈍く光る火に魅入られて煙が目に沁みる。誰かが傍を通ったが、これは涙ではない。 TOTAL ACCESS - Today - Yesterday - LAST UPDATED 2021-12-03 05 15 58 (Fri)
https://w.atwiki.jp/dactiltoeb/pages/1458.html
めるも ステータス コードネーム 棚から牡丹餅 クラス ロード 装備 ブリュンヒルド オウガシールド 建国暦 カレーの王子様 ゴミ屋敷 紹介 鬼セやめちゃったんだね (名無し)
https://w.atwiki.jp/byakumu2/pages/2371.html
セシル=ヴァルガー データ製作:シャアペン 人間 女 25歳 12月4日生、いて座、O型、身長168cm、体重54kg 一人称 私 二人称 お前。名前を特定する場合は呼び捨て R女学園 1-Ⅱ 担任 所属:コングロマリット 主任 家族構成 不明 コングロマリットの主任を勤める女性。 鬼言集やローザ=ヴィアルらがかつて所属していた某国の傭兵部隊に所属していた過去があり、その中でも隊長格の役目を持っていた人物であった。傭兵時代は恐るべき統率力を持ちながらも戦場では踊るように敵を倒していたことから『硝煙の踊り子』と呼ばれ恐れられていたという。 そんな経験を買われて、コングロマリットの主任として迎えられている。 SRC島では普段は教師をしており、担当教科は化学。 性格は真面目。普段の口数は多いほうで、戦闘教官のような口調で話す。 また、傭兵の心得というものを事あるごとに口にする。その心得のほとんどは鬼言集に徹底的に教え込んでいる。 能力者だがあまり能力には頼っておらず、もっぱら自身の鍛えぬいた身体能力で戦うことが多い。傭兵時代は大量の銃やグレネードを携行して突撃するスタイルで戦っていたが、コングロマリットの主任として所属するようになってからは高周波ブレードによる近接戦闘もこなせるように訓練したという。 彼女の能力は身体能力強化という単純なものだが、余程切迫しない限りは使わない。 能力を使用した場合は高周波ブレードでの戦い主体に切り替え、舞うようにブレードでの技を繰り出していく。フェイティアは所持していない。 セシルの方針としては部下には生存を第一に考えるよう教育し、クライアントの裏切りに対しては絶対に許さず、裏切った場合はクライアントの抹殺も選択肢に入れるよう教育している。訓練自体は厳しいものの、集団でのチームワークを重視する教育を主体とする、それなりには尊敬されるタイプの上官であるといえる。 なお、彼女の部隊はチームワーク重視の方針からか、様々な戦闘スタイルの兵士が集まる部隊となっている。 データ セシル=ヴァルガー セシル, 女性, 人間, AAAA, 170 特殊能力 援護攻撃Lv2, 1 切り払いLv4, 1, Lv5, 21, Lv6, 30, Lv7, 41, Lv8, 53 149, 152, 154, 149, 175, 161, 強気 SP, 60, 突撃, 1, 加速, 1, 集中, 13, 熱血, 21, ひらめき, 32, 覚醒, 44 SRCS_CecilValger.bmp, -.mid # 万能タイプのリアル系。最初から援護攻撃を2回できる # かなり強い セシル=ヴァルガー セシル=ヴァルガー, (人間(セシル=ヴァルガー専用)), 1, 2 陸, 4, M, 5500, 150 特殊能力 性別=女性 3700, 180, 700, 95 BABA, SRCS_CecilValgerU.bmp チャフグレネード, 0, 1, 2, +20, 2, -, -, AAAA, +20, 無実P撹L4限機 フラッシュグレネード, 0, 1, 2, +20, 2, -, -, AAAA, +20, 無実P光盲 フリーズグレネード, 800, 1, 2, +20, 2, -, -, AAAA, +10, 無実P冷凍 ベレッタM92, 1000, 1, 2, +5, 15, -, -, AABA, -5, P銃 高周波ブレード, 1200, 1, 1, +5, -, -, -, AAAA, +5, 武(!能力開放) 高周波ブレード(開放), 1300, 1, 1, +5, -, -, -, AAAA, +10, 武(能力開放) レミントンM870, 1300, 1, 3, +10, 6, -, -, AABA, -5, 銃散 ハンドグレネード, 1500, 1, 2, +5, 2, -, -, AABA, +5, 実P爆 パンツァーファウスト, 1700, 2, 2, -10, 1, -, -, AABA, +0, P実爆 ブレードダンス, 2000, 1, 1, +0, -, 60, 120, AAAA, +10, 武(能力開放) === 能力開放, 付加Lv5="能力開放=非表示" 付加Lv5="運動性強化Lv2=非表示" 付加Lv5="攻撃属性=夢" 再行動, 0, -, 30, 120, (!能力開放) # P武器の多さが特徴。武装は豊富だが、射程はそれほどでもない # アビリティで能力者になり、運動性が10上がり、近接戦闘能力が強化される セシル=ヴァルガー(硝煙の踊り子) セシル=ヴァルガー, (人間(セシル=ヴァルガー専用)), 1, 2 陸, 4, M, 5500, 150 特殊能力 性別=女性 戦闘アニメ=セシル=ヴァルガー 3700, 180, 700, 95 BABA, SRCS_CecilValgerU.bmp チャフグレネード, 0, 1, 2, +20, 2, -, -, AAAA, +20, 無実P撹L4限機 フラッシュグレネード, 0, 1, 2, +20, 2, -, -, AAAA, +20, 無実P光盲 フリーズグレネード, 800, 1, 2, +20, 2, -, -, AAAA, +10, 無実P冷凍 ベレッタM92, 1000, 1, 2, +5, 15, -, -, AABA, -5, P銃 レミントンM870, 1300, 1, 3, +10, 6, -, -, AABA, -5, 銃散 ナパームグレネード, 1300, 1, 2, +5, 2, -, -, AA-A, +5, 実P火 AK-47, 1400, 2, 4, +0, 5, -, -, AABA, -5, 銃連L5 ハンドグレネード, 1500, 1, 2, +5, 2, -, -, AABA, +5, 実P爆 S W-M29, 1600, 1, 4, +0, 6, -, -, AABA, -5, 銃 ガンスリングダンス, 2200, 1, 3, +0, 2, -, 120, AABA, +10, 斉(能力開放) === 能力開放, 付加Lv5="能力開放=非表示" 付加Lv5="運動性強化Lv2=非表示" 付加Lv5="攻撃属性=夢" 再行動, 0, -, 30, 120, (!能力開放) # 過去『硝煙の踊り子』と呼ばれていた頃のセシル # 完全なガンナーとなっている # 気力なしで攻撃力1600を使えるのが最大の利点 メッセ セシル=ヴァルガー 回避, その程度か。止まって見えるぞ 回避, 遅すぎる。それでは当たらん 回避, それでは、かわせと言っているようなものだぞ? 回避, 私にそんな手は通用しない 回避, そんな程度で立ち向かうのか。悪いが、お前は私の敵ですらない 回避, それでよく今まで生き残ってこられたものだな 回避, 状況判断が甘い。ついでに反応も遅い ダメージ小, 当てただけで喜ぶなよ? ダメージ小, この程度では、私が出る必要もなかったか? ダメージ小, 軽傷だ。構わず任務を続行する ダメージ小, お前程度の腕の兵士などごまんといたからな。何の脅威もない ダメージ中, 少しはやるようだが、まだ甘い ダメージ中, 無傷では終われないか ダメージ中, 手傷を負うことはある。だが、致命傷は食らわん ダメージ中, これで私を追い詰めたことにはならんぞ? ダメージ大, 不覚だな。もらってはいけない傷を負った ダメージ大, 致命傷を負うとは…… ダメージ大, 私もまだ甘いか ダメージ大, ちっ、撤退を考える必要があるな ダメージ大, まだ死ぬわけにはいかない。私も傭兵だ。死んではならんのだ 破壊, 限界か。離脱する 破壊, これ以上の戦闘続行は不可能、戦線より離脱する 射程外, 戦術の基本は知っているか 射程外, この程度はできて当然、そういうことだろう? 射程外, この手持ちではそうそう遠くの敵までは対処できんな 攻撃, 今でも敵を選べる立場にはない。示された敵と戦うだけだ 攻撃, 今はただ、誰かの力となるだけだ 攻撃, 傭兵はクライアントの裏切りを許してはならない。そのようなことを認めれば、傭兵はなめられ、さらにぞんざいに扱われるだけだ 攻撃, 傭兵に善悪はない。傭兵の前にいるのは、敵とそうでない者の2種類しかない 攻撃, 生き残れない傭兵は傭兵失格だ。誰かのために死ぬ傭兵など傭兵ではないし、ただ戦死するだけの傭兵は弱い傭兵だ 攻撃, クライアントとの契約は絶対だ。クライアントが裏切らない限りは、秘密と命令を守る義務がある 攻撃, 傭兵は味方は選べても敵は選べない。敵にしたくない者がいるなら、それを敵にするクライアントとは契約しないことだ 攻撃, 傭兵を繋ぐものは金銭のみだ。義理人情で動くような傭兵は、傭兵失格だ 攻撃, 傭兵は思想を持ってはならない。思想は特定の敵味方を決めるもの。故に、持ってはならないのだ 攻撃, 傭兵は歯車に非ず。傭兵は燃料に非ず。傭兵はただの補助だ 攻撃, 報酬以上の仕事をしないのが傭兵だ。傭兵は慈善事業ではない 攻撃, 傭兵は敵のことを詳しく知る必要はない。敵を知ったところでどうにもならんし、知って情が移ると倒せなくなるからだ 攻撃, 傭兵の敵はクライアントが示す敵と裏切ったクライアントだけだ。それ以外は敵にしてはならない 攻撃, 傭兵同士が敵味方になることはよくあることだ。だから、敵は顔を見ないで倒せ 攻撃(対鬼言集), お前か、集。だが、私も敵を選べる立場ではないからな 攻撃(対鬼言集), 敢えて詮索はしない。お前がどう生きようが、咎めるつもりはない 攻撃(対鬼言集), お前は集じゃない。敵だ 攻撃(対ローザ=ヴィアル), お前か、ローザ。だが、私も敵を選べる立場ではないからな 攻撃(対ローザ=ヴィアル), 敢えて詮索はしない。お前がどう生きようが、咎めるつもりはない 攻撃(対ローザ=ヴィアル), お前はローザじゃない。敵だ 攻撃(対カイン=サヴィアル), まだ生きていたのか、カイン。今度こそ裏切りの代償を払わせなければな 攻撃(対カイン=サヴィアル), カイン、お前が所属している組織など関係ない。お前は、私を裏切ったから敵にするだけのことだ 攻撃(対カイン=サヴィアル), カイン、お前を唯一の例外にするわけにはいかない。裏切ったクライアントは抹殺する。時効はない 攻撃(対殺戮之道胡蝶), お前には戦場も日常生活の場も似合わん。虐殺しか知らん狂人など、どこにいても使い物にならん 攻撃(対殺戮之道胡蝶), お前の考えはテロリストにも劣る。何の信念もない武力行使など、ただの虐殺に過ぎん 攻撃(対殺戮之道胡蝶), 命のやり取りをしているのはお前だけではないということだ。私であれ、戦場で命のやり取りをしていたのだ 攻撃(対エウヘニオ=セラトロ), 傭兵時代にお前達とは何度と事を構えたことがある。勝手の知らん敵ではない 攻撃(対エウヘニオ=セラトロ), 根っからのテロリストのようだな。故に、私としても組みやすい相手だ 攻撃(対エウヘニオ=セラトロ), お前程度を殺したところでファナティカに打撃がないことは百も承知だ。私が無策でいると思ったのか? 攻撃(対コルネリオ=セラトロ), 傭兵時代にお前達とは何度と事を構えたことがある。勝手の知らん敵ではない 攻撃(対コルネリオ=セラトロ), テロ組織など総じて長生きしないものだ。沈むと分かっている泥船にしがみついて、何を求める? 攻撃(対コルネリオ=セラトロ), 今回はお前達を壊滅させるという依頼だ。いつぞや、あるテロ組織を壊滅させたように、再起不能にしてやる 攻撃(対朧月星宿), お前のことは傭兵として尊敬していた。こうして相対することになろうとはな 攻撃(対朧月星宿), これでも『硝煙の踊り子』と呼ばれたことのある身だ。簡単にはやられん 攻撃(対朧月星宿), 能力者は兵士にはなれても兵器にはなれない。ただ殺戮のみを求める兵器では意味がない。自我のある兵士でなければならない 攻撃(対戸次繁), お前のような勝手ばかりを嬉々として行う人間は傭兵には向かん。テロリストが関の山だ 攻撃(対戸次繁), 正直お前のような奴を部下にしなくてよかったと思っている。戦場は、一人の勝手が部隊を全滅させることがあるからな 攻撃(対戸次繁), お前ごときに食われてはやれないな。お前には、兵士としての基本を叩き込む必要がある 攻撃(対テオバルト=ジーン), その目の良さが命取りだ。見えれば見えるほど、見えるものしか追わなくなる 攻撃(対テオバルト=ジーン), スナイパーは姿を見られた時点で死んだようなもの。私の間合いに入った時点で、終わりということだ 攻撃(対貶姫), 悪いが斬られてやる道理はない。撃たれてもらう 攻撃(対貶姫), そんな詰めの甘さでは戦場では生き残れん。敵は確実に殺し、戦意は確実に奪う。それができて当然だ 攻撃(対貶姫), 隠れていようが位置は予測できる。ステルス迷彩を使う兵士と戦った経験があるのでな ブレードダンス, さぁ、私と一緒に踊ろう ブレードダンス, この踊りを最後まで見た時、お前は私に切り刻まれている ブレードダンス, かつて『硝煙の踊り子』と呼ばれた私の踊り、ブレードに変えても劣らぬことを証明してやる ブレードダンス, 優雅に、そして華麗に舞おう。代金は、お前の命だ ガンスリングダンス, さぁ、私と一緒に踊ろう ガンスリングダンス, この踊りを最後まで見た時、お前は蜂の巣にされている ガンスリングダンス, お前に『硝煙の踊り子』と呼ばれる所以を見せてやる ガンスリングダンス, 優雅に、そして華麗に舞おう。代金は、お前の命だ サポートアタック, 私も続こう サポートアタック, 援護する。タイミングは任せろ サポートアタック, 仕留め損なったか。私が仕留める サポートアタック(工藤俊一), 傭兵として振舞え、工藤。とりあえず援護するぞ サポートアタック(工藤俊一), 工藤、援護するぞ サポートアタック(工藤俊一), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(アーロン=ワトソン), 代表、不用意に前に出ないでいただきたいです サポートアタック(アーロン=ワトソン), さすがは代表、見事な手並みです。私も続きます サポートアタック(アーロン=ワトソン), 後詰めは任せていただきたいものですね サポートアタック(アルマンド=ベラルディーノ), スタンドプレイを多用するな、アルマンド サポートアタック(アルマンド=ベラルディーノ), アルマンド、お前の独断専行は見過ごさん。私が支援する サポートアタック(アルマンド=ベラルディーノ), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(ゾイーク=アンブロジウス), 協調を乱すな、ゾイーク老。戦場では協調を乱した人間から死んでいくぞ サポートアタック(ゾイーク=アンブロジウス), ゾイーク老、ここは私を頼ってもらうぞ サポートアタック(ゾイーク=アンブロジウス), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(セリア=グヴェルヴァ), セリア、無理はするな。こいつは私が引き受ける サポートアタック(セリア=グヴェルヴァ), 直接戦闘は私のような人間に任せてもらうぞ、セリア サポートアタック(セリア=グヴェルヴァ), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(パオ=ロン), パオ、傭兵は生き残らなければならない。その手助けならば、私は惜しまない サポートアタック(パオ=ロン), 仕事に私情を挟むな、パオ。私の指示に従え サポートアタック(パオ=ロン), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(文倉耀), 文倉、衛生兵がここまで出張るとはな。まぁいいか、援護する サポートアタック(文倉耀), 文倉、力量を弁えて行動しろ。援護しておくぞ サポートアタック(文倉耀), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(金崎朱音), 金崎、力は手足となるまで使いこなせ。ここは援護しておくぞ サポートアタック(金崎朱音), 手数が一撃の重みを圧倒することもある。金崎、私がそれを見せる サポートアタック(金崎朱音), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(エルダー=ヴァイスヴィント), エルダー、使えるものは自分の手足となるまで使いこなせ。その手助けであれば、いくらでもしてやる サポートアタック(エルダー=ヴァイスヴィント), エルダー、傭兵の心得に従い仕事をこなせ。とりあえず続くぞ サポートアタック(エルダー=ヴァイスヴィント), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(シェナ=エルシア), シェナ、敵の接近を許すな。ここは、私が支える サポートアタック(シェナ=エルシア), シェナ、常に狙撃した後を考えろ。その後の味方のフォローまでな サポートアタック(シェナ=エルシア), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(田桐徹), 田桐、私のいた傭兵部隊であれば、お前も苦労はしなかったのだろうがな。まぁいいか、援護するぞ サポートアタック(田桐徹), 田桐、よくやった。あとは私がお前のペースを引き継ぐ サポートアタック(田桐徹), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(エミリア=モントリヒト), エミリア、傭兵が真っ当でないと思うのはお前の経験の悪さだ。ほら、援護するぞ サポートアタック(エミリア=モントリヒト), エミリア、諜報担当がむやみに前に出るな。援護しておくから下がれ サポートアタック(エミリア=モントリヒト), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(アルバロ=カーノ), アルバロ、お前でなければ成せないこともある、気にするな。後詰めは任せてもらうぞ サポートアタック(アルバロ=カーノ), 私一人が舞台に立つわけではない。お前も必要なのだ、アルバロ サポートアタック(アルバロ=カーノ), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(鈴井二夫), お前の性格は破綻する人間と紙一重の位置にあるからな。それはそれとして、援護しておくぞ サポートアタック(鈴井二夫), たまにはお前の功績を取ってもよいと思うぞ、鈴井。援護するぞ サポートアタック(鈴井二夫), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(鈴井貴子), 鈴井、お前は下がっていてくれ。ここから先は、私が攻撃を仕掛ける サポートアタック(鈴井貴子), 守るものがあるならば、それを守れ。この先は、守るもののない人間がすることだ サポートアタック(鈴井貴子), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(相賀乱雲), 傭兵に感情は不要とは言わん。だが、必要以上の感情は邪魔になる。とりあえず、援護しておくぞ サポートアタック(相賀乱雲), 私が傭兵部隊にいた頃からお前の噂は聞いていた。その通りに正確無比だ。故に、こちらも援護しやすいというものだ サポートアタック(相賀乱雲), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(鬼言集), 集、連携のタイミングはまだ覚えているな? サポートアタック(鬼言集), いいだろう。私がお前に続くぞ、集 サポートアタック(鬼言集), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(ローザ=ヴィアル), ローザ、まだ一歩遅れている サポートアタック(ローザ=ヴィアル), 昔のようにやるぞ、ローザ サポートアタック(ローザ=ヴィアル), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う # メッセ内に大量の傭兵の心得をねじ込んでいます
https://w.atwiki.jp/shinatuki/pages/108.html
少女は意識を取り戻した。しかし柔らかく暖かい誰かの手の温もりにまどろみから抜け出せずにいた。だがそれも僅かなもの。 その腕に抱いたはずの小さな温もりがないのだ。気だるく動かすのも億劫な体を何とか起こし、それを探そうと試みた。そんな彼女を側に座っていた誰かが優しく嗜める。 毛布に包まれてスヤスヤと寝息を立てて眠る子狐を優しく少女に抱かせる。彼女は見た。目にも鮮やかな紅い髪の女性を。そして意識は再び闇の中へと消えていった。 「美鈴、レミィが呼んでいるわ。この娘と子狐は私が見ておくから」 軽くノックをしながらパチュリーが部屋の中へ入ってきた。 「あ、はい。わざわざどうしたんです? 珍しいですね、小悪魔にでも任せればいいじゃないですか」 「知らないわよ。何処かへ行ったきりだし……いいから早く咲夜の暴走を止めてきて」 「暴走って、何をしているんですか?」 「オムツ持ってはしゃいでいるの。訳が分からないわ」 「そうなんですか。ところでパチュリー様、哺乳瓶持ってないですか?」 「持っているわけないでしょう……そういえば咲夜がおむつと一緒に持っていたわね」 「それでは鎮圧ついでに哺乳瓶を回収してきます。パチュリー様、後のことよろしくお願いしますね」 「ええ、所で一緒に来た妖精コンビはどうしているの?」 「チルノと大妖精ですか? メイドの妖精たちと遊んでいますよ」 「そう、わかったわ。また串刺しにならないように気をつけてね」 「あははは、善処します」 美鈴はパチュリーに少女と子狐の世話を任せると大きく息を吸い込み、レミリアの部屋へ向かった。 「お嬢様、ハァハァ」 「うーうー」 レミリアの自室では絶賛咲夜が暴走中であった。 「ほーらお嬢様、私の胸の谷間で温めたミルクですよー」 それは真実か否か。それは兎も角、オムツを穿かされたレミリアは、うーうー言いながら必死に咲夜に抵抗していた。ここで哺乳瓶を口にしたらカリスマがどうという問題でなくなる。 「はい、咲夜さん、自重しましょうねぇ~」 「め、めーりんッ! うーうー♪」 レミリアに萌えすぎた咲夜はこっそり部屋に入った美鈴の姿に気付けず、彼女の奇襲を受けることになる。 ドムっという鈍い音と共に崩れ落ちる咲夜。それでも意識を失わないのは、今のレミリアの姿を一秒でも長くその眼に焼き付けたいという愛が強いからだ。 「め、美鈴、やってくれるわね」 涙目になり、うーうー言いながら美鈴にギュッと抱きつくレミリアの姿を心底羨ましそうに眺めながら捨て台詞を吐く瀟洒なはずのメイド。 「レミリアお嬢様も泣かない。換えの下着を持ってきましたからオムツを脱ぎましょうね」 レミリアはコクリと小さく、そして可愛らしく頷くとベッドの上に横になった。 そして咲夜は目にしてしまった。美鈴の神業ともいえるオムツ換えテクニックを! 「は、速いッ!」 それは10秒にも満たない速度、しかもベッドのシーツは一切汚れず、且つ、オムツからドロワーズに換えられるレミリアを一切不快な思いをさせないのだ! 「ぱ、パーフェクトね美鈴……正直負けたわ」 レベルが違いすぎる。咲夜は負けを認めざるを得ない。褒められて満更でもない美鈴は照れながらも答えた。 「いやぁ~久しぶりだったんですけどね。伊達に百年以上もお嬢様のオムツを換えていないですよ」 「そんな謙遜しなくてもって百年ッ!?」 ちょっとしたカミングアウト。これに慌てたのは他でもないレミリアだ。 「美鈴! 何言っているのよ! そ、そんなにオムツしてないじゃない!」 「そうでしたっけ? でもおねしょが直らなくて寝る時だけずっとしていたじゃないですか」 懐かしいなぁと穏やかな顔で過去を懐かしむ美鈴。対照的に顔を真っ赤に染めて大声を立てるレミリア。 そんな彼女達を眺めながら咲夜はふと疑問に思ったことを口にした。 「妹様……フランドールお嬢様はどうだったの?」 「ああ、フランドールお嬢様ね。オムツが取れるのはレミリアお嬢様より早かったけど癇癪とかがすごくて手が物凄くかかったんですよね」 今ではいい思い出ですよと語る美鈴。そんな彼女の手を咲夜はガシっと握り締める。 「貴方とはいいお酒が飲めそうね。今夜お酒を飲みながらじっくりとお話を聞かせてもらえないかしら」 「だ、ダメー! ダメよ美鈴! それ以上口にしたらダメッ! クビよクビッ!」 「チッ」 「そこ舌打ちしないッ! いいから美鈴ッ! クッキー焼いてきなさい! これは命令よッ! さっさと行きなさーい!」 「お嬢様、クッキーでしたら私が焼きますよ」 美鈴にクッキーを作れと命じるレミリアにそれは私の仕事だと告げる咲夜。だが彼女はブンブンと首を横に振る。 「やだー! めーりんのお菓子が食べたいのー!」 「全く、レミリアお嬢様も我侭ですね。でもクッキーかぁ……百年ぶりくらいかな?」 封印すべき過去の話とは言え、昔のことを思い出し、美鈴に菓子を作るように命じたのだ。美鈴も美鈴で、久しぶりと呟きながらもその表情は嬉しそうだ。 それは咲夜にとっては初耳だった。自身が紅魔館に来る以前にある程度美鈴がレミリアの世話をしていたことは予測できていたが、まるで今の自分の様にレミリアの世話をしていたことがあるとは想像にもしていなかった。 「あ、咲夜さん。久しぶりなので作るの手伝って貰えません?」 「え、ええ。それはいいけど……」 「レミリアお嬢様、クッキーが焼き上がるまでいい子で待っていて下さいね?」 「は~い♪」 「ん? 咲夜さんどうかしましたか?」 「……クッキーを作る時でいいからちょっと色々聞かせてもらっていいかしら?」 「別に構いませんよ。さぁ行きましょうか。あ、そうだった。この哺乳瓶を借りますね」 「いいわよ」 「では咲夜さん、先に厨房に行っておいて下さい」 一足先にレミリアの部屋から退いた彼女を見送ったレミリアは嬉しそうに呟いた。 「めーりんのくっきー♪ うーうー♪」 咲夜は美鈴にちょっと嫉妬した。 それにしてもレミリアがカリスマを取り戻すのには今しばらくの時間が必要になりそうだ。 草木も眠る丑三つ時、甘くて香ばしい匂いが紅魔館に漂う。思い思いに仕事をしていた妖精たちは手を止めその香りの元を思い浮かべる。 いつもと違うけどおいしそうな匂い。今日のお菓子はクッキーね。妖精たちは語り合う。懐かしい香りに心を弾ませる。 それは当然少女の寝ている部屋にも薄っすらと忍び込み、彼女のお腹を擽る。くぅ~という可愛らしい音と共に彼女は目を覚ました。 「お腹が空いたわ」 ベッドから体を起こし、その匂いの元を探ってはみるものの食べ物はその部屋には見当たらない。唯一口に含めそうなものはといえば、柔らかそうな布に包れて幸せそうに眠る子狐の横に無造作に置かれた哺乳瓶に残っているミルクだけだ。 「きつねさん、あなたはお腹一杯なのね」 優しく、子狐を抱きかかえると、よろよろと危なげな足取りで部屋を出て行く。 扉を開ければそこには先ほどにも増して香ばしい匂いが漂っている。スンスンと可愛らしく匂いを嗅ぐとフラフラと匂いの元へと歩みだした。 傍から見ればとても危なっかしい。当然その姿をみた美鈴は声をかけずにはいられなかった。 「あ、起きたんだね。それにしても危なっかしいなぁ」 「ふぇ? あ、おはようございます?」 まるで友人にでも話しかけるかのように声をかけてくる美鈴の姿に、少女は返事を返しながらも頭に疑問符を浮かべていた。 「えーと……」 「こんばんは。初めましてでいいのかな? 私は紅美鈴。ここの門番をやっているよ」 「あ、初めまして。私はマエリベリー・ハーン。親しい人はメリーって呼びます」 「そう、じゃぁメリーさん、そんなに気張らなくていいよ。調子はどうだい?」 「そ、そう……なの? あ、あの、ここはどこ? それと……」 「まぁ落ち着いて。その事を踏まえてお嬢様が、貴方にお話がしたいそうです」 「話って?」 メリーが質問を美鈴に投げかけたその時、彼女のお腹がまたしても可愛らしくも大きな音で空腹を訴えたのだ。 「あ、えっと……これは……」 「あはは、お腹が空いたんだね。それで足元が覚束無いんだ。お嬢様の部屋にはお菓子があるからね?」 美鈴はそういうと羞恥心から顔を紅くしているメリーを抱きかかえる。俗にお姫様抱っこと呼ばれる抱え方だ。 「め、美鈴さん!?」 「危なっかしいからこうさせて貰うよ」 目を丸くして驚くメリーにどうってことないと笑いながらレミリアの下へ連れて行く美鈴。メリーが降ろしてと頼むも彼女は笑ってばかりで取り合わなかった。 そんな事をしている間にレミリアの部屋の前へと着いてしまった。当然その扉は閉まっている。扉を開けるには、常識的に考えれば抱えているメリーを降ろさねばらない。 しかし美鈴はそうしなかった。その理由を尋ねたら彼女はきっとこう答えるだろう。『めんどい』と。 つまり彼女はメリーを抱えたまま扉を開けたのだ。その方法は『脚』だ。スリットから伸びる美鈴の美しい脚、それがスッとドアノブに伸び、起用に回す。そしてそのままゆっくりと押し開ける。 「ちょっと美鈴! はしたないでしょ!」 メリーを抱えた美鈴に浴びせられたのは咲夜の咎める声。それを彼女は笑って誤魔化す。 一方の椅子に腰掛け思慮深げにしているポーズを取っていたレミリアはそんな美鈴の姿を見ると目を見開いて大きな声で怒鳴るのだ。 「あー!? 何抱っこしているの! いいなー、その子ばっかりずるいッ!」 「お嬢様?」 「うー? コホンッ。美鈴、その子をそこに座らせなさいな」 レミリア=(イコール)カリスマ。まるで何も無かったかのように振舞う。 「ようこそ、紅魔館へ」 「紅魔館?」 「そう、この館の名前よ。聞き覚えはないかしら? まぁその辺りも含めてお茶でも飲みながら話をするさね」 レミリアが咲夜の名を呼ぶといつの間にかメリーと彼女の目の前に紅茶の入ったカップが置かれていたのだ。ちなみに『咲夜さん、私のは?』という美鈴の声は無視された。 それだけではない。テーブルの上には花の生けられた花瓶しか置いていないのにそれがクッキーの盛られた皿に変わっていたのだ。 「こ、これって……」 「ちょっとした座興ね。あの時と全て同じでは詰まらないでしょう?」 「あの時?」 「そう、そこからね。一つ聞くわ。メリーにとって私は初めましてかしら? それとも久しぶり?」 「何を言っているの? それに私の名前をどうして……」 「私はその狐は知らない。貴方も咲夜を知らない。だけど私は貴方を知っている。それで、貴方は私を知っているの?」 もはやそこには先ほどの幼さなど微塵もなかった。全てを見通すかのようなその目には見るものに威圧感を覚えさせるレミリアの姿があった。 彼女の問いにメリーはすぐに返答でない。 「答えられない?」 「ご、ごめんなさい」 その口調は問い詰めるでもなく、怒るわけでもない。何かその様子を楽しんでいるように感じられる。 「いいのよ。だって怪我をしているんだもの。具合はどうかしら?」 レミリアに言われようやく頭に包帯が巻かれていることに気付いた。思わず手を頭にやる。もはや痛みなど感じない。 「ふーん。その様子だと包帯を外してもよさそうね」 「あーお嬢様?」 「美鈴、どうしたの?」 「傷跡が完全に無くなるまではそのままに、メリーさんも傷にあんまり触らないでね」 「そうなの? そんなことより紅茶はどう? まともに淹れた咲夜の紅茶は美味しいんだから」 砂糖を混ぜ、グルグルと紅茶をかき回す。レミリアもメリーの様子を見ながら自らの紅茶に砂糖を落とした。 「ほら、クッキーも食べなさいよ」 レミリアに促され紅茶を口に含む。そしてクッキーを齧る。 「どう? 美味しいでしょう」 「そうね。レミリアさんは食べないの?」 レミリアの名前は彼女の口から自然とこぼれた。それを見届けるとレミリアは不敵に笑う。 「貴方は私の名前を知っている……そしてこの館も」 「え、ええ」 「改めて言うわ。久しぶりね、メリー」 「そ、そうね」 何かを思い出したのか、ソワソワと落ち着きがない。 「わ、私は」 「落ち着きなさいな。慌てても何も答えは出ないわ」 レミリアは紅茶を啜りながら静かに諭す。 「何年ぶりかしらね?」 「あ、その……」 「私達にとっては数百年振りであり一月振りでもある。理解できて?」 その問いには首を横に振らざるを得ない。レミリアはそんな彼女の様子に落胆するでも咎めるでもなく、まるで理解できなくて当然とでも言うような口調で尚も話を続ける。 「この美鈴の焼いたクッキー……貴方はここで食べるのは二度目であり初めてでもある」 「言っていることが分からないわ」 「そうよね。では話を変えましょう。貴方は誰なの?」 「私はマエリベリー・ハーン。貴方と会うのは二度目のはずよ」 「ふーん……そうなんだ。私はレミリア・スカーレットよ」 レミリアは一体何を言わんとしているのか。その真意はメリーだけではなく、その場にいる咲夜や美鈴にさえも分からない。全てを見通すのはレミリア、彼女ただ一人。 「所でそれは何?」 レミリアの指差すもの。それは彼女の腕に抱かれた子狐だ。 口を開いて何か言葉を発しようと試みるも上手くいかない。メリーはその子狐が愛すべき、守るべき大切な『家族』であると心で感じていた。なのにその子狐がなぜ家族なのか、守らねばならないのか頭では理解できない。 「答えられないの?」 それは恥ずべきことに覚えた。大切な存在なのにその名も知らないことが非常に辛く、悲しくなってきた。レミリアの問いに、彼女は俯いて黙りこくってしまう。 「知っているよ。その子狐」 メリーは驚いて顔を上げ、レミリアの顔を見詰める。しかしレミリアは彼女が言葉を発するよりも先に言葉を紡ぎ、それを遮る。 「でも教えて上げない」 「どうして!?」 声を少し荒げて問うもレミリアは一切動じない。 「貴方は知らないのでしょう? だったら知るべきではないの。だってその子は貴方とは出会わない。貴方は未来であり過去である」 レミリアはクスクスとからかうかのように笑い、尚も言葉を紡いだ。 「ここでメリーに問題です。貴方がここに来た原因は何でしょうか? さぁ答えなさい」 「え? あの時のように夢……夢を見ているのかしら?」 「ぶぶー、残念。当たりではずれよ」 「当たりではずれって……答えは何なの?」 「それはね……うん、紅茶のお代わりはどう?」 「いらないわ。それよりも答えを教えて」 「ねーねー美鈴、今度は貴方がお茶を淹れて!」 「畏まりました」 美鈴は恭しくお辞儀をするとその部屋から出て行った。メイド服さえ着ればメイドそのものと言っても過言ではない、慣れた仕草であった。 レミリアはそんな彼女の様子を見届けると話を続ける。 「夢は過去や願望を映すもの、貴方は始めて幻想郷に来た時に、懐かしさを覚えていて?」 「いいえ、とっても新鮮だったわ。正直言って、こんな世界がこの世に存在するとは夢にも思わなかったわ。あ、でも夢で見たのよね」 「そう、この幻想郷はこの世界に確かに存在する」 「では私は神隠しにあったとでも言うの?」 「神隠し! 貴方がそれを言うの!? ククッ、あははっ!」 面白いと言葉に出す代わりに腹を抱えて笑い転げる。だがメリーはそんな彼女の様子に頬をプゥッと膨らませて不平を言う。 「もう、急に笑っちゃって……私、何か面白いことを言ったの?」 「だって、主犯が、ぷぷッ、か、神隠し、あはっ」 「お嬢様、そんなに笑ってどうなされたんです? 紅茶が入りましたよ」 部屋に戻った美鈴が紅茶を新たに注ぐ。それを口に含み、ようやく笑いが収まったようだ。美鈴はメリーに一声掛けると彼女のカップにも新たに紅茶を注いだ。 「あー面白かった。えーと何処まで話をしたっけ?」 「幻想郷はこの世に確かに存在する、と言う所までお話になられました」 レミリアの傍らに立つ咲夜が彼女に小さく耳打ちをする。 「あーそうだった。幻想郷は確かに存在する。うん、あの時の貴方は夢を見ていた。過去のね」 「過去……?」 「厳密に言えばあの時の貴方にとって今も過去、過去の夢。でも今は違う。今の貴方は過去の未来の幻影」 「よく言っている意味が分からないわ。……私の前世はこの幻想郷で暮らしていた人ってことかしら?」 「そうであり、そうでない。あの時ならばそれで大よそ正解だったけれどね」 「今は違うと?」 「そう、今の貴方は現(うつつ)であり幻。そこにいてそこにいない」 「もっと分かりやすく言ってもらえない?」 「理解する必要はないの。いえ、理解してはいけないの。だってそれは幻想郷を滅ぼしてしまう」 「どうして?」 「今はただ黙って聞きなさい。八雲紫。彼女は幻想郷の要、いえそのものよ。幻想郷は八雲紫に始まり八雲紫に終わる。博霊の巫女以上に不可侵的な存在よ。でも今の貴方は知らないわよね」 彼女は一人云々うなり、納得していた。 「蓬莱の薬を服用していなければ、妖怪といえども不老不死とはいかない。果てのない話とはいえ、いつか力は衰える。操る程度が見える程度になったりね」 「ちょっといい? 貴方の話は蓮子と違って抽象的過ぎて分からないわ」 メリーの問いにレミリアはとても良い笑顔を浮かべて答える。 「うん、だってそれが目的だもの」 「真実を語って、真実を理解させないのが目的?」 「御名答、だってこんな曖昧で混沌とした言葉遣いは、あな……いえ、紫の性分よ。私はただ真似て遊んでいるだけ」 「貴方にとって私は遊び相手?」 「メリー、それは違うわ。私は運命を知っているだけ。全ての行き着く先が見えているの」 「それって面白くないわよ。だって犯人が分かっている推理小説を読んでいるようなものでしょう?」 「それは少し違うよワトソン君。読み終わった推理小説を読むのと同じ感覚よ」 「何も知らない登場人物の行動を、全てを知る神の様な視点で眺めるっていうの? 悪趣味じゃないかしら」 「あらそう?」 「知らないことが分かっていくのが楽しいんじゃない」 「それも一理あるわね。咲夜はどう?」 「え? 私ですか? そうですね」 突然話を振られた咲夜は指を唇に当てて少し悩みながら答えた。 「そのような本を読まないからわかりません」 第⑨話 かりすまれみりあ、うー♪ 前へ 目次へ 次へ