約 1,001,362 件
https://w.atwiki.jp/kof2002um/pages/214.html
遠距離戦 中距離戦(牽制) 近距離〜接近戦 接近手段 守り 反撃 MAX2 注意点 総括 順番考察 遠距離戦 基本的に遠距離で間合いを取って戦うよりも、攻めている時の攻撃が強いので、跳び、横刺し、プレッシャーを与えて相手を後ろに追い込むなど、振る技は少ないが距離調整をしている方がダメージに結び付け易い。攻めを匂わせて技を置くのも有効。 相手が逃げる戦法を取るならば、垂直ジャンプで様子見、弱白山桃や当て身でゲージ溜めを行うのもいいだろう。 中距離戦(牽制) 遠Cや遠D、重ね当て等があるが、どれもややリスキーではある。中距離は垂直小JD・JCD先端をメインとするのが無難だろう。 遠C射程に優れジャンプ防止も兼ねるが、発生に難がある。(空)キャンセル扇溝や当身、白山等でフォロー可能だが、前転等が噛み合うと手痛い反撃を受ける事も。 遠D射程が長いが、発生・硬直差共に不安が残る。 重ね当てガードで有利だが、見た目程射程が長くない事に加え、ジャンプ防止性能に乏しい為、飛びが噛み合ってフルコンを貰う事が少なくない。 ▲目次へ戻る 近距離〜接近戦 飛び込みJD・JCDがメインとなる。被せはJCD、めくりや空対空を兼ねる場合はJDといった具合に使い分けると良い。 近めのJCDカウンターヒットはJD等で追撃可能なので、意識しておく事。 JD正面ヒット時は、距離・高度によって近C後の6Aが連続ヒットしないため、近C単発や屈Aから派生しよう。 めくりヒット時は近Cからの6Aが問題なく繋がるので、扇溝や発動コンボで確実にダメージを取りたい。 空対空としてはJBが射程が長く優秀。但し、発生は特に早くないので、早出し合戦時は素直にガードも視野に入れておく必要がある。 JDのめくりが優秀なためあまり意味は無いが、何気にJCDもめくりが可能である。 JCD被せからの攻め継続やめくりJD、リバサジャンプ狩りを兼ねた近C、打撃投げ、すかし下段、中段等、選択肢は豊富。様子見や空中重ね当てによる対空すかしも交えていこう。 近Cガードで有利な為、攻め継続可能。小技や近Cガード時は打撃投げと近Cのジャンプ潰しの押し付けがメインとなる。 先端屈Dたまに織り交ぜて的を絞らせないようにしたい。但し、屈Dは飛ばれても空キャンセルで一応のフォローは可能だが、多用は禁物。 竜巻槍打ヒット時はSC強超重ね当てやJCD、JDヒット時は発動コンボ等でしっかりダメージを取っていこう。 飛び等から下段を意識させておけば、中段からの発動コンボで大ダメージも可能なため、しっかり意識していきたい。尚、相手ダウン時にあえて密着を見せて暴れを誘いつつ、起き上がりに合わせてバクステ空中重ね当てといった暴れ潰しも可能。 中段当身決め打ちになるため多用は出来ないが、でGCCDを狩る事が出来る。 扇溝流しガクラ値が非常に高く、出し切りで隙が小さい(かつ距離も離れる)ため、相手によっては出し得技となる。GCABには弱いものの、相手のゲージ状況に気を配りつつ、強気に出していける。 ▲目次へ戻る 接近手段 まず何を置いてもJDが非常に優秀。横・下・めくりの判定全てに優れるので、JCDも交えて先端当て飛び込みが主軸となる。 また、JDに関しては、めくり方向への下判定・持続共に優秀なため、潜り下段を咎める事も可能。 扇溝も奇襲を兼ねて使用可能だが、確反やGCABに注意したい。尚、2段止めは隙が甚大なため厳禁。 ▲目次へ戻る 守り 無敵技が無いため若干の不安を残すが、発生の早い当身や白山で割り込みが可能なため、充分及第点と言える。 安易な入れ込み連係や適当なジャンプは上記でしっかり咎めていきたい。 また、屈Bの座高も悪くないので、取れる所は潜り下段でしっかり取っていこう。 発生がやや遅く射程も長くないため活用は難しいが、弱超重ね当てで飛び道具を潰すことも可能。 ▲目次へ戻る 反撃 射程と発生に優れる技が無いため、確定反撃は難しい。当身や白山、投げ割り込みを意識した方が良いだろう。 ▲目次へ戻る MAX2 何でも判定で威力も高いため、全キャラ屈指の高性能と言える。 白山桃からヒットするので相手の暴れやジャンプの抑止力となり、固まっても竜巻からヒットするため、非常に高性能。 ピンチ=チャンスと考えて強気に狙っていきたい。 ▲目次へ戻る 注意点 扇溝はガクラ性能に優れ、隙も少なめではあるが、相手によってはしっかり反撃を受ける(クーラの強バイツや表社のFI等)ため、相手によって頻度を考えていこう。また、キャラを問わずGCABに弱いため、相手のゲージ状況も常に意識する必要がある。 ▲目次へ戻る 総括 遠~中距離はJD・JCDを主軸とし、近距離で択を迫る闘いを心がけるべきだろう。 ややリスクはあるが、守り時は相手の連係や飛びに対して当身を見せることにより、相手の行動を抑止することが可能なので、上手く使っていきたい。 被攻め時は、当身や白山桃を意識しつつ、時に素直なガードや後転での拒否が肝要になる。 相手によっては強気扇溝からのガクラも崩しとして優秀。 ▲目次へ戻る 順番考察 先鋒接近した時の扇溝流しを使った攻めや画面端での重ね当てを使った攻めなど相手がノーゲージ状態だと強力な攻めが多い(反確技を持っているキャラには注意)香澄はジャンプ攻撃(主にDやふっとばし)がトップクラスに強いので対空に不安がある(ゲージを使用しないと落とせない)キャラが相手だと何もさせないで倒す事もある。 中堅相手にゲージが溜まっていた場合は先鋒のような強引な攻め方は出来ないが、香澄側にもゲージがあるのでコンボの火力が飛躍的に上がる。特に中段やコマンド投げから安定して超必に持っていけるのはかなりプレッシャーになる。また、相手がノーゲージでこちらにゲージがあったら回避困難なガクラ連係から超必が入るのも相手には驚異である。 大将中堅と大して変わりないが、中堅とは違ってゲージを使うのにそこまで状況判断を繊細にすることが少ない。香澄はMAX2が強力だから積極的に狙っていきたいが、中堅だと大将キャラの事を考慮して出し惜しみをしてしまうことがあるが、大将だとそこまで困らない状況が多い為に積極的に狙っていけるので、それがかなりのプレッシャーになる。 総評香澄はどの順番でも強みがあり活躍出来るので、他の使用キャラの不向きな場所に置くのがベストだと思われる。 戻る
https://w.atwiki.jp/place0to0stay/pages/141.html
【side Chal】 ……暖かな暖炉のある部屋から、降り積もる雪を眺める。 『シャル…』 優しい声が自分の愛称をそっと呼ぶ。 『…母様…?』 『何をしているの?』 振り返った僕に母は膝を折って穏やかに問い掛けた。 『雪を、見ていたの』 『…そう。』 嬉しそうに答えた僕に、母は優しく目を細めて微笑んだ。 空から舞い降りる雪は、魔石の齎す幸せの象徴。 その穢れ無き白は何者にも染められる、全てを感受する優しい幸福。 …母に読んでもらった童話の一説。 私たちは幸せに囲まれているのよと、そう優しく微笑んだ母に白い雪を重ねた。 暖かく柔らかな綺麗なモノ。 『メディシア』 不意に低く落ち着いた声が母を呼んだ。 父だ。 『シヴィーズ、どうしたの?』 母は立ち上がり父に歩み寄る。 父が僕をちらりと見てから、母に小声で何かを話した。 僕には聞こえなくてのけ者にされたようで二人に歩み寄る。 『父様…?母様…?』 二人は僕に気付くと優しく微笑、膝を折る。 『すまないな、シャル。僕たち少し出かけなきゃいけないんだ』 『シャルはいい子ですもの。お留守番できるわね?』 頭をくしゃりと撫でる父と、優しく頬にキスする母。 僕は言い知れぬ不安を感じた。 『…僕も行っちゃダメなの…?』 『ダメなのよ、シャル』 『聞き分けてくれるね?』 二人の声が遠くなる。 置いていかれる。 無条件の恐怖に僕は二人を追って駆け出した。 しかし、二人の姿は白い雪の中に見えなくなる。 それでも追いつきたくて、方向もわからないままただただ前に進みつづける。 ――不意に紅が大きく広がった。 雪の上に二人が倒れ、其処を中心に紅く染まる。 段々と白を浸食していく紅。 ………それが血の色なのだと、僕はやっと気がついた。 「……っ!」 無意識に目の前の色を振り払うように手が動いた。 手に硬い何かが当たって、ガシャンとかばさばさという音が続いた。 「……ぁ…」 立ち上がった僕の肩から毛布が落ちる。 先ほどの音は、僕が寝ぼけて机の上のものを振り払った結果らしい。 いまだ夢の中から抜け出せず、呆然と机の横に散乱する落ちたカップや本を見詰める。 …あんな夢、久し振りに見た。 両親の……僕が幼いころの夢なんて最近になって殆ど見ることはなかったのに。 こんな場所にいるせい、なのだろうか。 「…シャリス?今の音何…」 「なんでもない」 不意に本棚の向こうのドアが開き、アッシュが顔を出した。 先ほどの物音に気付いたのだろう。 僕は考えるまもなく、アッシュの言葉を遮るように言っていた。 「…そっか。でも起きたんなら丁度いいや、メシ作ったからこっちこいよ。」 僕の言葉の余裕の無さを感じ取ったのか頷くに留めたアッシュの続けた言葉に僕は首を傾げる。 「……めし?」 「ああ。朝飯…にはちょっと遅いか?ちょっと早い昼食でもいいけど。 とりあえず冷める前にこいよ」 言ってドアから顔を引っ込めるアッシュに、戸惑ったまま開け放たれたままの戸を見つめた。 …微かにいい匂いがする。 どうやら本当に食事を作ったらしい。 床下にあった保存食かなんかだろうか…? それにアッシュは起きたなら丁度いいと言った。 ということは、僕が寝ていたということを知っていたということでこの部屋に入ったのだろうか? だとしたら不覚だ。彼の前で無防備に寝るだなんて。 ふと、床に落ちた毛布が視界に入った。 …そういえば、起きた時毛布がかかっていた。 僕はこの部屋に毛布なんて持ち込んではいない。 となれば、アッシュが持ってきたのだとしか考えられない。 ………わざわざなんでこんなこと? 根付いてしまった猜疑心に戸惑いが浮かぶ。 でも、ほんの短い時間を共にした僕にでも、裏がないならそれは彼の気遣いなのかもしれないとわかる。 「おい、シャリスー?」 戸惑いぼんやりとしていると向こうの部屋からアッシュの急かすような声。 それに、一つ息を吐き出してとりあえずそちらに向かった。 暖かい部屋ではアッシュが丁度暖炉の上から鍋を持ち上げたところだった。 いい匂いの発信源は其処らしい。 それにしても材料や道具は何処に…と、周囲を見回すと先程と部屋の配置が大分変わっていることに気付く。否、片付いているのか…。 疑問の視線をアッシュに投げかければ、それを咎めるものだとでも思ったらしいアッシュは罰の悪そうな顔になった。 「…悪かったよ。いろいろ勝手に動かして。 でも腹も減ってたし何かあるかな、って…」 「…器具や材料も?」 「水と米と…後は色々調味料っぽいのとかはあった。 悪くなってもないようだし、腹も減ってたから…」 「……そう」 答えるアッシュに小さく返事を返す。 確かに丸一日ほど何も口にしていない。 それどころではなくて、空腹感を認識していなかったから。 アッシュにしても似たようなものだろう。 「とりあえず食おうぜ。 まぁまぁ食えると思うし。」 そういってアッシュは鍋をテーブルに置いて僕をソファに座らせ自分も座る。 受け皿は既に用意されていて、どうやら僕を待っていたらしいことがわかる。 自分だけで食べてればいいのにと、やっぱり深く根付いた猜疑心に戸惑いを感じながら、それでも二度目のそれにやっぱりよくわからない奴だと結論にもならない結論へと結びつけた。 そんなことを考えるのもよそにアッシュは手を合わせると食べ始める。 僕はしばらくその様子を眺めていた。 「…シャリス?食わないの?」 不思議そうに首を傾げて言うアッシュに少し迷う。 丸一日近く食べてない上、動き回ったのでお腹がすいていないわけじゃない。 けど、先刻感じたアッシュの気遣いとも思われるソレに裏があるのならば、と一瞬過った思考に内心で呆れた。 ここで僕を害すことに、アッシュにメリットはあるはずもない。 「大丈夫だって、毒なんか入っちゃいないし。 味もまぁまぁだし」 そういって再び食べ始めるアッシュに、僕もおずおずと器に手を伸ばした。 next
https://w.atwiki.jp/sengokuita/pages/78.html
1スレ目 557殿 1(`・ω・´) 昌景「今日は重臣会議じゃ」 彡`Д´ミ信房「少なくとも3年は領国を守らねばなるまい」 (’ー’*)昌信「甲斐、信濃、上野、駿河それに遠州…大きくなりすぎた領国は 保持するのも大仕事ですね」 昌豊「おーい、みんな!遅れて申し訳ないお!」 (`・ω・´) 昌景「お、修理が来た様じゃ」 会合の間に入ってきた昌豊の形相は鬼のようであった。 ,,,,-―'' ''゛ー-、_, ,-''" ヽ ,-―――-, / ^ii~. ! l ぶーん } i ,テ--、_ _. 、_八._ , _,,.-‐r´ ..l `y-――-´ l '、 ● ) ( ● ,`. l i `''"`' ノ ヽ `''"^'' ! i Y. l l (. 人. ) i ゝ `ー‐' '~‐‐´ (0ω0)彡0Д0ミ(0ー0*)「………」 昌豊の形相に一同は呆然とした。 (`・ω・´) 昌景「どっ、どうしたのだ修理!」 ( ^ω^) 昌豊「何でもないお。」 その後、会合の間に長坂釣閑、原昌胤、小山田信茂らが入室し重臣会議は始まった。 2会合の進行役は両職である昌景と原昌胤が行う。 だが、昌景らの願いもむなしく武田家は強硬政策を進めることに決まった。 丶´`A´` 長坂釣閑「勝頼様が織田・徳川を討とうとおっしゃっておるのじゃ。 我らはそれに従うべきであろう?」 彡`Д´ミ信房「しかし、先代様の遺言では三年は事を起こすなと…」 丶´`A´` 長坂「だまらっしゃい!」 勝頼の守役を務めた釣閑斎の権力は絶大なものになっていた。 その時、沈黙を保っていた昌豊が叫んだ。 ( ^ω^) 昌豊「釣閑!いいかげんにするお!」 普段温厚な昌豊の一喝に釣閑はひるんだ。 ( ^ω^) 昌豊「お前が訴訟の際に賄賂を受け取り、私服を肥やしてるのは 知ってるお!貴様は鐘をついて奸人にならぬと誓うがいいお!」 丶´`A´` 長坂「黙れ黙れ!この百姓め!」 昌豊の家柄は釣閑にしてみれば百姓同然のものであった。 3昌景は、会合前の昌豊の形相がこのためだったのかと悟った。 釣閑の不正を咎める為の決死の表情だったことを。 「百姓め」の発言に昌豊は床を踏み鳴らして立ち上がった。 r'"⌒ヽ _,,r,'-ュヽ ビ リ / ^ω^ \ ,イ彡く,-‐' ゙i, __,,, -―,ァ''"くJ( ゞア´`ゝニ'ィ,〉 , f^三ヲ,r一''^ニ´、、__ l ! ィ彡,ャァ'" ,,..,,、 /lトィヘ ノ ニ、゙リ ,..,, ``''ヽ,,, ''"´ ゙''ヾミ,r/ .l . し′ ,ィテ'J´,,.. ;;゙i, ,;,, ;;; ,,;; ,frア .l . ヾ リ . . .{'" ,ィト. ';;;;;;;;;;;' ,!;V . .ノ . . . (※編集注:修理のこれより下が文字化けするのでどなたか修正お願いします)4 百 姓 な め る と ひ ど い め に あ う お 年 貢 お さ,r'"⌒ヽ め な い お /^ω^ \ , .-‐- くJ( ゝ-rr- 、、 /Y ,r 、 `ー r'"^〃 、 つヒヽ ,ノ '^` i! =テミ i' 天ニ ミ、 ='"^ヾ } ,/ ''=''" ノ-‐'ヾ-人,,__ノnm、'' ;;,, イ i! ,∠-―-、、 `ー'フヾ、 j f'´ ノし `丶、 ー=ミ-JE=- / ヾ=ニ- 彡^ 〃 ,,>、、`''ー- ,,_,,ノ ``ー--┬ , ''"~´フ ソ´`7'' ''"´ ,に (`゙゙´ノ f^ヽ ,ハ ,ィ' ,;-ゝ、 /ミ`ーt!,_,ィ-‐彡''"^ヽ / ヾ r''" ぃ ;} l t / ノ / l! `'T7′ / / 昌豊の強靭な肉体があらわになった。釣閑は釣閑で刀を抜こうとしている。 会合は一気に修羅場となった。 (`・ω・´) 昌景「おやめなされ!御二方!」 昌豊は信房、昌信のふたりに羽交い絞めされ、釣閑は原昌胤が押さえた。 昌景は二人の間に入り、両方をなだめる。 会合はそれで終わった。 5会合後、昌景らは外に出た。 彡`Д´ミ信房「まったく、驚いたぞ修理」 (`・ω・´) 昌景「その通りじゃ」 ( ^ω^) 昌豊「ごめんお。どうしても釣閑が許せなかったんだお」 (’ー’*)昌信「しかし、お館が亡くなられて、すぐこれではこの先不安ですね」 (`・ω・´) 昌景「お館か…」 昌景は天を仰いだ。空には沢山の星がきらめいている。 彡`Д´ミ信房「今宵は星がよう見えるなあ」 (`・ω・´) 昌景「まことじゃ。北斗七星の脇の小さな星までくっきり見える」 _ / /.∧.∧ ☆ / //..//../ ☆ ./ /..|/|/ ☆ |  ̄ ̄./ _ /| ..| ..| ̄ ̄ \\ // ☆ | ..|  ̄ // ..|/ .// ☆ |/ ☆ ∧ ☆ <死> ∨←コレ ( ^ω^) 昌豊「きれいだおw」 (’ー’*)昌信(そんな星見えませんが…私も眼が弱くなりましたかな?) つづく 明智城攻めへ
https://w.atwiki.jp/lonchi/pages/20.html
TESTAMENT (テスタメント) 身長 185cm 血液型 解析不能 体重 73kg 出身 スイス 誕生日 5月9日 趣味 考えること 大切なもの 故クリフ・アンダーソン、ポテト 嫌いなもの ソル、斎藤流古武術 性格:人のために何か出来ることがあれば、努力を惜しみなく、自らを犠牲にできる心優しき青年。特に子供が好きで、率先して孤児たちを引き取り、その世話をしていたこともあった。博愛主義的な部分もあり、彼にとっては罪人に対してすら、罪を咎めることよりも、更正を促すことが優先される。勤勉で好奇心が強いが、暴力は激しく嫌っている。 GGXXAC ⇒技データ ⇒コンボ ⇒半永久(ツン氏2007.03.14の記事より。)削除済。 まとめ:http //dpsd.s20.xrea.com/testament/slash/ も一個:http //reikoku.sakura.ne.jp/ テスタ対策スレ:http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/34742/1168550260/ 過去ログ [今年は人形遣い]テスタメント スレ[失恋] http //www.geocities.co.jp/Playtown-Rook/7699/tes01.htm 【ディガーループ】テスタメントスレッド=2=【二択】 http //jbbs.livedoor.jp/game/772/storage/1032421307.html 【キャラ替えか】テスタスレ3択目【続行か】 http //jbbs.livedoor.jp/game/772/storage/1045927187.html 悲恋のテスタスレサキュハ゛スタンの動きは4ハ゜ターン http //jbbs.livedoor.jp/game/772/storage/1050545097.html テスタメントと5種類の飛び道具 http //jbbs.livedoor.jp/game/772/storage/1054769660.html 【やめておけ】| |;-_-ノ||/)テスタ6スレ目【いやマジで】 http //jbbs.livedoor.jp/game/772/storage/1058961723.html 【7thサイン】| ||-_-ノ||/)テスタスレ【消えてなくなれ!】 http //jbbs.livedoor.jp/game/772/storage/1067060876.html 【瞳網網】来るがいい×8【瞳魂獣】 http //jbbs.livedoor.jp/game/772/storage/1073978347.html 【9るしいよ】| ||つД`ノ||/)【画面端から出してよ】 http //jbbs.livedoor.jp/game/772/storage/1080558088.html テスタメン10 http //jbbs.livedoor.jp/game/772/storage/1085366904.html 【Testament Thread The Eleventh】 http //jbbs.livedoor.jp/game/772/storage/1089888289.html 【弱キャラだと?】テスタスレ 12連勝目【12の話だよ】 http //jbbs.livedoor.jp/game/15721/storage/1094486334.html 川゜ -゜)/)13日の金曜日 http //jbbs.livedoor.jp/game/15721/storage/1100619454.html 【5割?6割?】昇りディガー14回目【俺10割】 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/15721/1108886640/ テスタスレ15 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/15721/1119880279/ 【何度でも】16回目のマーキング【付け直す】 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/15721/1126978195/ 【森には】カラスとお話17日目【誰も17い】 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/15721/1129549500/ 【恐怖の】マーキング18回目【1440F】 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/15721/1133870864/ 川゜ -゜)/)ナ1トメアサー9ラー http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/15721/1142166939/ 【テスタスレ】伏 ここから先20行かせない http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/15721/1148868517/ 【テスタスレ】伏 まどろみ2おぼれるが1い… http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/15721/1154799043/ 【おかえり前エグゼ】テスタスレ22【さよならDVDループ】 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/15721/1159802679/ 【さよならグレイヴ】テスタスレ23【またきてランズ】 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/15721/1164539506/l50 【ランズループで】テスタスレ24【華麗に踊れ】 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/34742/1167220604/l50 【蟒蛇2ひさ5だな】テスタスレ25【・・・浅ましい】 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/34742/1169201644/l50 【2K6P】テスタスレ26【崩しの基本】 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/34742/1171555125/l50 【消し炭2】テスタスレ27【7るがいい】 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/34742/1174029305/ テスタスレ28 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/34742/1177508855/
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/28652.html
登録日:2014/05/25(Sun) 18 32 49 更新日:2024/01/05 Fri 18 53 13 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 まさかの新作 ウルトラファイト カオス キャラ崩壊 ミラーファイト ミラーマン 低予算 公式が病気 円谷プロ 帯番組 横山あきお 特撮 腹筋崩壊 『ミラーファイト』とは、特撮テレビ番組『ミラーマン』を元に円谷プロダクションが制作。 東京12チャンネル(現テレビ東京)で放送された帯番組である。ちなみに『ミラーマン』の放送局はフジテレビである。 概要 『ウルトラファイト』のミラーマン版といった趣の番組で、数話の新撮編と同番組の戦闘シーンを編集したもので構成される。 ……ここまで読んだ人は分かると思うが、その内容は非常にカオス。本編とは似ても似つかない奇妙な世界観が構築されている。 また、サブタイトルも実に奇妙である。というか、本編の内容と関係ないものばかり。 怪獣は死ね! (これが第一話である) そこから始まる 波乱!怪獣裏街道 ミラーマンを総括しろ! 怪獣は天使じゃない 何かが狂ってる 怪獣の季節 怒れ!挑め!死ね! 怪獣体験第一章 (※第二章はありません) 荒野に散った 命を裂け! 炎に身を焼く 背徳の栄光 怪獣 この劇的なる生涯 (最終回) etc... ナレーターはコメディアンの横山あきお氏が担当。特撮ファンには『ウルトラマン80』の壺の精マアジン役で知られる。 彼の軽妙な語り口はウルトラファイトにおける山田二郎氏とは別ベクトルの笑いを誘い、 「ミラちゃんこっちだよミラちゃんミラちゃん」「卑怯だよザイガー!」などの迷言を生み出した。 新撮編の登場人物 ・ミラーマン 怪獣ハンター。 本編の苦悩する姿は何処へやら、怪獣を悠々撃退する強さで怪獣達に大将と慕われている。 格闘しかできなかったセブンと違い、本編同様ミラーナイフを使う。 ・ザイラス 女性に扮したり忍法を習得したりと奇妙な行動を取る。 ある回ではバケツを使い火を消そうとしていた。ってお前火焔怪人だろ! ・アロザ フットワークが軽く、戦闘意欲も旺盛。 三度笠を被り木枯し紋次郎を真似た事も。 ・ノア 本編ではロボット怪獣だったはずだが、そんなものはミラーファイトでは関係ない。 ミラーマンに勝てない腹いせにミラーマンの人形を踏み付けた。 ・コールドン 小柄ながら活発な動きを見せる。 ミラーマンの偽物に扮した事があったが、その容姿はミラーマンのお面を被っただけであった。可愛い。 ちなみにミラーマンはお面を見て「こっちの方がかっこいいな」と悦に入っていた。 ・ゴルゴザウルスβ 新撮編の最終回に登場。 脇目も振らず逃げ惑う怪獣達を虐殺する姿は、シュールな世界観から非常に浮いていた。 追記・修正の季節 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- 『ミラーファイト2012』 ま さ か の 新 作 ミラーマン生誕40周年を記念して2011年に全5話が制作され、東映ビデオから発売されているDVDの10巻に全話が収録された。 また、一部の話は動画サイトにて公開されている。 ナレーターは岸哲生氏(地獄のジャタールやウルトラマンナイスの声でファンには有名)。 『2012』の登場人物 ・ミラーマン こちらでも主役を務める。 ウルトラマンランドの展示品に触るレギュラン星人を咎めるなど正統派のヒーローと思われたが、 旗を持って行進したりドリゴラスを執拗に追いかけるなどの奇行を見せ、改めてミラーファイトの世界観を視聴者に確認させた。 5話ではあろう事か自分を助けたミラーナイトを説教した。 「君はミラーファイトを分かってないよ」 ・ミラーナイト クールな彼もギャグキャラ化。 3話では冒頭から体育座りで現れ視聴者の腹筋をかっさらった。 5話ではミラーマンを襲うアイアロンを必殺のシルバークロスで華麗に倒すが……。 ・レギュラン星人 何故か登場。 ウルトラマンランドで展示品を触ろうとしていた所を見つかり、アイアロン共々成敗された。 ・アイアロン ミラーマン怪獣のアイアンが元ネタのためか登場。 ボールプールで暴れている所をミラーマンに発見され、成敗された。 3話ではドリゴラスと戦闘を繰り広げ、5話ではミラーマンを襲撃と登場人物の中ではまだまともな方。 ・ドリゴラス 何故か登場。『ファイヤーマン』の怪獣である。 行進中後ろのドラコに尻尾を踏まれたりミラーマンに追跡されたり何かと不幸。 ・ドラコ 何故か登場。 2話ではドリゴラスの尻尾を踏んだ事から行進を忘れ喧嘩、3話ではアイアロンと戦っていた。 自慢の鎌はここでも健在。 白のマウスが追記・修正 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 第1話のサブタイで吹いた、オマエはどこの赤男かと -- 名無しさん (2014-05-25 19 04 17) タイトルが狂ってる -- 名無しさん (2014-05-26 12 10 00) ウルトラファイト同様の抜群のネーミングセンス -- 名無しさん (2014-07-18 19 17 12) なぜかミラーマンの怪獣が一体も出ない2012。 -- 名無しさん (2015-01-13 12 31 02) 2012の怪獣の項目のほとんどに"何故か登場"が付いてるのに吹く -- 名無しさん (2015-05-10 18 16 18) ↑アイアロンはミラーマン怪獣が元ネタだろ!いい加減にしろ! -- 名無しさん (2015-12-25 11 58 15) そういえばミラーファイト2012のときはrefrexの敵怪獣は残ってなかったんかねぇ -- 名無しさん (2016-08-20 11 15 38) 怒れ!挑め!スコット「死ねぇ!」 -- 名無しさん (2018-10-28 14 19 25) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/woodworld/pages/80.html
「なあ、そこな兄さん。一杯付き合ってくれにゃあか?」 道行く一人の男性に、一人の女性が声をかける。 「……?」 男性は不思議な顔をして女性を見つめる。見知らぬ人からの声掛けであり、当然の反応ではある。 「人との出会いは一期一会。またどこかで会うかもしれにゃあがここで飲むのは一度きりかもしれんけ。それくらい付き合ってもばちは当たらんりゃろ?」 つらつらと女性は述べる。日も落ち、仕事を終え家路を辿る者の多い時間。飲み屋も賑わいを見せ、辺りは喧騒に満ちていく。 「で、どや?」 「……まあ、構わないですよ。楽しいお相手になるかはわかりませんが」 表情をあまり変えず、男性は了承する。しぶしぶともとれるが。 「決まりやな! そうと決まりゃあ善は急げにゃあな。そこでいか?」 「わ、ちょ、引っ張らないでくださいよ」 男性の手を取り、女性は近くの店に引きずり込む。 富嶽、戌の刻。二人の男女が店に消えていく。互いに、見知らぬものであるまま。 「親父、熱燗な。後は適当に見繕ってくれ」 「僕も、同じでいいです。……あ、寿司あるんですか。それ二つ」 店の奥から店主の威勢のいい掛け声が聞こえる。 「寿司? 兄さん、んなもん肴に飲みようの?」 「一日の始まりから寿司に始まり、寿司に終わって。鮮魚扱った料理は三千世界あれども富嶽にはどこにも敵わないでしょうからね」 「へぇー、兄さん色々行きようのん?」 「オリジンの頃は色々と。樹木の世界に移ってからもあまりそのあたりは変わりませんね」 「にゃぁ~、若く見えるけどいろいろやってんにゃあな」 飲む前から、それなりに話は弾む。女性は快活に喋り、男性もそれに返す。二人の表情は柔らかく、危惧していたほどつまらない状況ではないようだ。 口も温まれば燃料が欲しくなる。頃会いに、運ばれてくる二つの徳利。女性は待ってましたとばかりにそれを手に取る。 「……猪口、使わないんですか?」 「それでちまちま飲むのも性に合わんや」 「……豪快な方だ。男でもそうそうそんなことする人はいませんよ」 「よかよか。咎める人もいりゃせんやろ」 男性は呆れた表情をして、自分の猪口に酒を注ぐ。注いだころには女性は既に徳利に口をつけている。 「やれやれ。これはとんだ時間になりそうだ」 わざわざ聞こえる声で、男性も自分の猪口を口に運ぶ。 「にゃあ、女のわがままに付き合うのも男の甲斐性じゃけ?」 口から徳利を離し、手で揺らしながらそう嘯く。 「あなたは、よくそうやって見知らぬ誰かと飲んでいるんですか?」 瓶が幾らか空いた後、男性が訪ねる。二人の前には結構な量の瓶が空いており、二人が相当な強さだということも物語っている。 「そうよぉ。人と喋れるのが楽しくてしょうがにゃあかんねぇ」 「喋れる、のが? なんですか、人間ではなかったとでも言うんですか」 妙な引っかかりに男性が突っ込む。女性はあは、と笑って。 「樹木の世界に来た時に身体を得たけぇ。ここらじゃあ、別におかしなことじゃなかろ?」 「なるほど。オリジンの幻獣や、コラプサーの神々の系統、と? 僕らにも神降ろしとかはあるけど、実際に受肉して降りることは」 「にゃあにゃあ、実際に降りて来たんよ」 「へぇ」 「なんよ! もっと驚くか思ったんに!」 「……おかしなことじゃないって、さっき自分で言ったくせに」 「そこはそれよ! もっとこう、うはーとか、びゃあああとか、にゃあ?」 「見慣れているんで。僕ら」 「ぐぬぬ」 話は弾む。喧騒は絶えず。 「にゃあ、人間もっと驚いたり感情出したりしないとつまらんせ?」 つまらない、と言われたことに、男性は逆ににこやかな表情を浮かべる。 「僕も、そう思いますよ。面白い人間、美しい人間っていうのはどこかに素直になれる点があることだと思います」 「ぬぬぬー、おみゃあさんにあったってなー、今この場でそれ感じられんとつまらんだけよ」 「最初に言ったでしょう。楽しい相手にはならないって」 「にゃあ、兄さん最後まで己れのこと疑ってる感じあるけ。それでも楽しかよ?」 薄い笑顔を浮かべる男性に、上書きするような明るい表情で返す。 「ほんま、人は多種多様に存在しよる。それを藤蔓のように絡まって生きよる。面白んじゃぜ」 「綺麗のと汚いのと、属性も多様ですからね」 「兄さんはどちらぜ?」 「汚いは、褒め言葉です」 あっはっは、と店内に大きな笑い声が響く。 店外に出る二人。亥の刻頃か。世界は美しい蒼に染まっている。 「星が綺麗じゃぜ。傍らに光る白金も輝いちょる」 「そちらは世界の中心ですしね。蒼いものが見えるのが普通ですが」 涼しい風が吹く。酒が回り、上気した肌に気持ちがいい。 「あなたはどうするので?」 「また適当にフラフラしちょるよ。悪漢来ようなら来ようまで」 「まあ、只者ではないですから大丈夫でしょうね」 「兄さんも、一味違うんやろ? その瞳。まるで、鷹のようやわ」 「昔から目つきが悪いとは言われますね。けど、ただの一般人です」 二言の会話を告げ、女性は空を見上げる。 「そういうことにしときんしょ。人の心は秋の空」 「そうですね。人の出会いは雲のよう」 「にゃあ、嫌いじゃああんぜ。兄さんみたいな男は」 「一期一会。また会うかもしれませんね」 女性は東に、男性は西に。人のわずかな出会いを胸に。
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/619.html
前回の話 「もお……、なんだって年が明けてもこう忙しいのかしら……。あっ大掃除、頑張ります!」 庁舎に戻ってから早速自分らは途中であった大掃除を再開した。 すると大井は五分経っただけで聞こえよがしに愚痴を呟く。 然し自分はそんな大井を咎める立場にはなく、 寧ろ、それは自分の任務をこなす能力にまだまだ不備があるからだとしか言い訳ができない弱い立場にいる。 執務室と書斎だが、大半が書斎の書類整理に時間を取られた。 書斎の方は既に完了しておりあとは其方より狭いこの執務室の掃除だけなのだが、 視界の外から大井はやはり聞こえよがしとしか思えない愚痴を付く。 「嫌なら他の艦にやらせるから正直に言っていいんだよ」 これは遠回しに叱っているとかではなく、本心からそのまま言っているだけだ。 言い方は悪いが、この場合は代わりは利くのだ。 別にやらせる艦が大井でないと駄目な理由はないし、 掃除の進行が遅れた理由も自分にある事からこう言っている。 「他の子になんか任せられませんから」 そんな事はないと思うがな。 とは口には出さなかった。 自意識過剰かもしれないが、ある一つの可能性を認識したからだ。 無神経な失言でどやされるのは避けたい。 なので何も言わず作業を続ける。 部屋の中は箒とはたきと雑巾が稼働する音だけが響く。 力を入れて窓を磨きながら外の様子を眺める。 先の参拝も寒かったが、これから二月まで更に気温は右肩下がりになっていくのだろう。 嗚呼この時期になると鍋やら雑炊やらが恋しくなってくるな。 そういえば参拝前の年越し蕎麦を食べたのだった。 大井に天麩羅を教えてみても良いかもしれない。 「提督? 如何わしい本が出てこないんですけど」 お前は私に何を望んでいるんだ。 そんな物を仕事場に持ち込むか。 「持ってはいるんですね」 しまった。鎌をかけられたか。 然し嘘を付くのに抵抗がある質である自分は、何も返せず不本意に手を止めて沈黙を作ってしまう。 致命傷だ。 さてこの沈黙の間に自分は考えて結論を出さねばならない。 どういった弁明をすれば、大掃除の後に魚雷で殴られる可能性が潰えるのか。 おっとこの隅の汚れがひどいな、等とわざと掃除に時間をかけようとする。 「提督、一旦退室します」 「……! ま、待て……!」 自分が振り向いて静止の言葉をかけた時には、もう木の扉が閉まるところしか見えていなかった。 いくらなんでも気が早いだろう。 艤装でも取りに行ったか。 「大井、戻りました」 「そうだ大井少し落ち着こうじゃないか。考えてもみろ自分がいなくなっては誰が鎮守府の運営を……」 「……提督の方が落ち着いてください。何もしませんから」 おお、呆れるだけで何もして来ないのか。 大井はなんと寛容なのだろう。 自分は窓際のカーテンに身を包み顔だけを出して大井を伺っていたが、それならとカーテンから姿を現した。 然し何もしないというのは本当だろうかと自分はまだほんの少しの警戒心を残していた。 艤装を装備した格好で何もしないと言われても信用できかねる。 今の自分は今まで築いてきた大井との関係による信頼感だけで大井の前に姿を現す事ができている。 「ここに三十本の魚雷があります。選んで一本引いてみてください」 はあ? 突然大井は何を言い出しているのか。 両腕に十本。両足に二十本。勿論全て見慣れた実弾である。 大井の奇行により警戒心を失った自分は 何も考えず右腕にある五本の発射管からそのうちの一本を引いたが、 やはり見慣れたいつもの魚雷に見えるのだった。 それでもくるくる回すと、マジックペンで書いたような黒い太字で漢字が一文字書かれているのを見つけた。 「おめでとうございます。"凶"です」 みくじのつもりか。 しかしおめでとうございますとは一体何事だ。 普通の神社のおみくじは吉系が多めで凶は僅かにしか入っていないらしいが、これは大井特製みくじなのだ。 どうせ八割が凶で二割が末吉でそれ以上の吉は存在していなかったりするのだろう。 いや寧ろ二割でも末吉を入れてくれただけ大井にはまだ慈悲があったと捉えるべきなのか。 「罰として、提督には自宅にあるのでしょう如何わしい本を全て大掃除してもらいます。 従えないのであればここで提督をお掃除します」 やはり何かするんじゃないか! 分かった分かった従う。従うからお掃除はやめてくれ。 自分はここ暫く自宅に帰っていなかった事もあり、そういった物にももう執着しなくなっていた為、 大井の用意してくれた許しの道に飛び込む事に抵抗は何ら感じえなかったのだ。 「まあ。それでは今年も提督は良い一年を過ごせます。よかったですね」 そ、そうか。 自分の一年の良し悪しは最早大井に掌握されているようだ。 いやそれは以前から分かっていた事だがな。 「では、提督の今年一年の良いことその一、です」 「私を、あげちゃいます。……っ、ふふ」 自分からそんな事を言い出した癖に、大井は言い終えてから最後に顔を少し染め、誤魔化すように笑った。 これは……そういう事でいいのだろうな。大掃除は後でやればいいし。 頂きます。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/inou3ster/pages/161.html
(公安時代のミラビリスとロビンさんはこんな感じの関係だったんじゃないかな、という妄想になります。) 異能対策なんて言ったところで、所詮はお役所仕事なこの職場。保護とはつまり秘匿にも似ているわけで、つまりは現場での仕事なんてのは、『疾患者』と『異能』の存在によって起こされる不可解な事態を一般常識の枠の中に落としこんで再構成することだ。 「……とりあえず、これにて一件落着か」 溜息半分に呟いて白手袋を取り払い、現場から少し離れて、若干の酩酊が残る頭を振る。異能を制御しているとはいえ、犯罪現場に触れれば、否応なくその場に残る情報が飛び込んでくる。それら全てが愛おしき罪の残滓であるのだが、酔いしれてのめり込みそうになるのを抑えるのは少々骨が折れる。 今回の役目は異能の隠匿であって、事件そのものの解決でないから尚更に。不本意なことではあるが、それが上からの指示だ。 「お疲れ様。 ……やっぱり、不満か?」 「解るか? あー、いや。ロビン女史なら解るわなぁ」 そんな不満を読み取ったか、同じく現場を離れてきたロビンが声をかけてきたのを、苦笑でもって出迎える。それなりに隠せていたと思ったのだが、流石は相棒、一目瞭然だったらしい。 「不満ってか、不本意だな。事件の真相は闇の中に沈められたまま、一応の筋だけは通った表向きの建前がまかり通って、犯人は監視と収容込みとはいえ『保護』扱いだ。 ……それに、まだ裏があるみたいだしな。だが……」 「表向きの収束がついた以上、これ以上の追求は行われない、か」 頷きのみで返し、現場の方を見る。撤収を始める捜査官たちの視線が、これで終わりだと、これ以上立ち入るなと訴えるようで、何故か笑いがこみ上げてきた。 公安33課の特異性故か、一般の警察とも、公安の他課とも折り合いは微妙である。彼らにとってもまた、『疾患者』、『異能』というものは恐怖の対象なのだろう。 「ま、しゃーねぇか。 帰ろう、ロビン女史」 言って踵を返し、歩き出す。遠くに見える白亜の病院が、どこか黒ずんで見えた。 * * * 「……こっちの監視カメラには手がかりなし。となると死角をカバーできるのは……」 明かりの落ちた、病院内の事務室……という名の公安33課の部屋。デスクライトの明かりを頼りに、ミラビリスはひたすらにキーボードを叩く。既に報告書の作成は終わっている。これは、ある意味では公安の枠を外れた行為だ。しかし、それでも気にかかるから、調べる。 こういうとき、自分の疾患は便利だ。偏愛の方向性もあり、こういった逸脱した調査をそこまで強く咎められない。咎めることで、別の方向に嗜好が傾くことを警戒しているのだというのを知ってなお利用している自分に呆れる心も確かにあるのだが……と、そこまで考えて自嘲の笑みを零す。 疾患者に、そんなことを言って何になるのかと。 「何にもならねーよなぁ……」 一人ごちて再びキーボードに向かう。趣味半分とはいえ、今日も徹夜だな、と笑ったところで―― 「何が『何にもならない』んだ? あと、明かりを付けないと目を悪くするよ」 「ぅわっΣ ろ、ロビン女史!? いつの間に……」 「君が画面に向かって呟いてたときから」 声と同時に灯った明かりに顔を上げ、最初からかよ、と唇を尖らせる。そんなミラビリスに、ロビンは笑って缶コーヒーを差し出した。 「やっぱり、納得していなかったんだな」 「ありがと。 ……あれで納得しろって方が無理だっての。杜撰にも程があるだろ」 缶コーヒーを受け取り、一口口にする。ブラックの微糖、疲れたときによく飲むそれに、見抜かれてるなぁとしな垂れた笑みが零れた。 「君ならそう言うだろうと思ってたよ。 どれ、手伝おう。監視カメラのチェックだろう?」 どこからだ? なんて言いながらパソコンを起動するロビンの、その自然な態度に、むしろミラビリスの方が焦る。 「ちょ、俺がやりたいからやってるんであって、ロビン女史まで巻き込むわけにはいかねぇよ!」 「私もやりたくてやるんだ、気にするな」 からからと笑って言い切られ、思わず二の句を失くす。 一応は、問題となる行為であると解っているのだ。自分は疾患の都合上、禁止する方がデメリットが大きいと黙認されているだけで。だが、それは自らのみに適応されるのであって。 「……あんたの立場、悪くするのは嫌なんだよ」 ぼそり、呟く。黙認されているのは、あくまで自分だけ。もしバレれば、ロビンには通常通りに罰則が待っているだろう。 だが、それすらロビンは意に介した様子はない。 手早くソフトを立ち上げて、未処理の監視カメラの映像を呼び出す。その僅かの間に、モニターから目線を外して…… 「バレなければ問題はないさ。 ここにいるのは私と君だけ。ほら、何も問題ないだろう?」 見惚れるような笑みを残して、再びモニターに集中するロビン。しばし呆けたように彼女を見ていたミラビリスもまた、やがて悪戯っ子のような笑みを浮かべた。 「……ったく、しゃーねぇなぁ。 そうまで言うなら、本当に頼っちまうぜ? 覚悟しとけよ、相棒」 場違いな程に明るい声が言って、ミラビリスもまたモニターに集中する。説明も、探す情報すら言わず、それきり会話は途絶え、ただ僅かにキーボードとマウスの音が落ちるのみ。 しかし、それは暗い沈黙ではない。信頼の上で背を任せあうような、そんな戦友の絆に似た信頼があった。言わずとも、相手の求めるものは解っているのだと。そう、互いに欠片も疑わない。 そうして、夜は更け、時は過ぎる。 その数日後、終わったはずの事件に新たな進展が起こること。結果、ひとりの疾患者の心が救われること……それは、この瞬間に確定したのだった。 * * * ふと、意識が浮上する。数度目を瞬かせて周囲を見れば、常と変わらない仮眠室のベッドの上。窓の外はまだ暗く、起きるには少々早い時間だと解る。 「……夢、か。また随分と懐かしい夢を見たものだ」 若干の眠気が残る目に笑みを刻む。早いとはいえ寝なおす気にはなれなくて、そのままゆっくり起き上がった。 あの頃から、自分は随分変わった。夢に見た彼女も、同じように変化しているだろう。立場を違え、属する組織を違えて。それでもなお違わない真実。それに思い当たり、あぁ、と笑みを深めた。 なぁ、と、無人の空間に声をかける。面と向かって言うことは、きっとないだろうけれども…… 「あの時から、進む道は違えることになったけどさ。 『信頼』してるのは、今も昔もあんただけなんだぜ? ロビン女史……いや、『花蓮』さん。 ただ一人の、俺の相棒」 それが真実なのだ、と。夜明け前の闇に溶けた言葉は、どこまでも穏やかだった。
https://w.atwiki.jp/buttobasour/pages/78.html
宝生永夢【CV:飯島寛騎】(仮面ライダーエグゼイド) (※同一のセリフを各項目で聞く場合、耳にする頻度の高い項目にそのセリフを置き、同一のセリフを同ページ内に重複して書くことがないようにして下さい) 長くなってしまった項目は、場合によって折りたたむなどの措置をお願い致します。 タイトル画面 ブットバソウルの世界へようこそ! 説明 スキャン バトル チャンスタイム プレイ終了後 特定のキャラに対する反応 汎用セリフ シチュエーション不明 その他 別ページにあるクロスオーバー コメント欄 [部分編集] タイトル画面 タイトルコール「仮面ライダーブットバソウル。超絶プレイでレアメダルゲットだ!」 放置時に流れる広告等 プレイ開始「ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」 [部分編集] ブットバソウルの世界へようこそ! ブットバソウルについて「ブットバソウルの世界に、ようこそ!」 このシーンのみのセリフ「(大我に対して)ブットバソウルはそういうゲームじゃない! そんなことしたら、またニコちゃんに怒られるぞ!」 「ん?誰だ?仮面ライダー?」 説明 ゲームシステムの説明 エントリー方法「一度エントリーに使ったメダルは使えないから気をつけてくれよ」 エナジーアイテムの効果「エナジーアイテムのスペシャルな効果を教えちゃうぜ!」 「さらに、スペシャルアタックが発動すれば、エナジーアイテムを使ってボスキャラをぶっ飛ばしてやるぜ!」 各キャンペーンの説明心に剣キャンペーン「心に剣、キャンペーン!」 ゲーム開始「よーし! 準備はいいかな!」 「ブットバ〜〜〜〜……ソウル!」 説明を飛ばした際のコメント「おいおい! 君ももしかして、説明書を読まないプレイングスタイルか?」 [部分編集] スキャン スキャン全般「このメダルでオーケーなら、ボタンを押してくれ!」 エントリーメダル「メダルエントリー! 新しいメダルを一枚、スキャンしよう!」 「一度エントリーに使ったメダルは使えないぞ」 メダル「マークボーナスもチェックしよう!」 「そのメダルは、エナジーメダルみたいだな」 「2枚目クリアだぜ!」 「このメダルはシークレットレアだ。傷つかないように一枚目のシールを剥がしてみよう!」 エナジーアイテム「そのメダルは仮面ライダーのメダルみたいだな」 「エナジーアイテム、〇〇〇!」(エグゼイド弾のもの(セーブ除く)に対応) 「エナジーアイテムの力、見せてやる!」 「今回はエナジーアイテムを使わずにバトルするぞ」 フルボトル「そのメダルは仮面ライダーのメダルみたいだな」 バトル 敵の登場「ボスのオーラが真っ赤だ! このボスは、かなり手強いみたいだぞ!」 「相手の弱点をチェックだ!」 ルーレット「このマークのメダルを使えば、ライダーパワー、アップだ!」 ギャレン乱入「橘さん、何故見てるんです!? 橘さん、本当に裏切ったんですか!?」 バトル開始「ライダーたちの登場だぜ!」 「ボタンを連打して、ガンガン敵をブットバせ!」 カットイン「決めるぜ!クリティカルストライク!」 「見せてやる!天才ゲーマーMのプレイをな!」 HIT数 エナジーアイテム発動 決着勝ち「見たか!これがエナジーアイテムの力だ!」 [部分編集] チャンスタイム 戦闘員準備中「この後はお待ちかねのチャンスタイム!天才ゲーマーの腕が鳴るぜ!」 「それでも戦う! 一人でも多く、目の前の患者を救うために! 一人でも多く笑顔を取り戻すために!」 チャンスタイム専用セリフ通常時「でかいチョコレート!」 「もっとすごいことが起きたら、面白いんだけどなぁ」 「当たりゾーンまでもう少しだぞ」 ピンチ時「あー…これはー…無理かなぁ」 他ライダーに関する反応「やったぜ! サポート成功だ!」 「ヨッシャ! お前たちの超強力プレイ、見せてくれよな!」 「スナイプが、サポートに来てくれたぞ!」 「俺は、レーザーを信じる」 「ナイスオペレーションだったぜ!」 特殊演出専用セリフ +内容 (ブレイドチャンス)「ブレイドとギャレンのジャックフォーム!」 (ガイムチャンス)(大我に対して)「これはクラックだよ大我さん、ジッパーじゃない」 (ゴーストチャンス)「タケル!戦闘員の運命を変えてくれ!」 「えー!なんで!ダークゴーストってお前じゃなーい!」 (エグゼイドレベル1チャンス)「この俺、仮面ライダーエグゼイドがサポートするぜ!」 (マイティチャンス)「いや、まだだ。まだ終わってないぞ」 「よっしゃー!いくぞマイティ」 「もう一回飛んだー!」 (エグゼイド協力チャンス)「いくぞ!同時攻撃!」 「え~!俺達仲間じゃないか」 「大我さん、ほんっと素直じゃないなぁ」 (パラドチャンス)「パラド!こんな所まで乱入してきたのか」 「パラド、ありがとう」 「パラド、このブットバソウルってゲーム、おもしろいだろ!?」 (アマゾンズ)「うーわ、ブットバソウルもついにバグったか……」 当選結果 プレイ終了後 「次はボスをぶっ倒してゲームクリアしようぜ!」 「また一緒に、ブットバソウルをプレイしよう!」 [部分編集] 特定のキャラに対する反応 +仮面ライダーエグゼイド 仮面ライダーエグゼイド 宝生永夢/仮面ライダーエグゼイドダブルアクションゲーマー「だーーーい、変身!」 宝生永夢/仮面ライダーエグゼイドバーガーアクションゲーマー「このタイミングでレベル4だぜ!」 変身者名/仮面ライダー「」 変身者名/仮面ライダー「」 +仮面ライダー響鬼 仮面ライダー響鬼 ヒビキ/仮面ライダー響鬼「響鬼、今度は襲いかかってくんなよな!」 +その他 ゴライダー /アカライダー・キライダー・モモライダー「なんか……伝説的なのが出てきたな……」 [部分編集] 汎用セリフ 喜び ツッコミ「何でだよ…」 「人のこと言えないだろ……」 驚き「うわ?! なんだ?」 悲しみや哀れみ 怒りや咎める口調「そんなこと言って、何かあったらどうするんだよ」 戸惑い・疑問「ええー…」 「さあ……?」 励まし 威勢がいい・挑発的「行っけーー!」 不特定多数に向けて 作中内での台詞や口癖 その他 [部分編集] シチュエーション不明 [部分編集] その他 景品切れ「メダルが品切れみたいだ。ごめんな、またプレイしてくれ」 [部分編集] 別ページにあるクロスオーバー コメント欄 情報や誤載の指摘等、何かありましたらお気軽にどうぞ。 名前
https://w.atwiki.jp/keikenchi2/pages/1058.html
ベビンネ達が目覚めると、そこは四方を壁に囲まれた小さな部屋であった 「チィ?チィ…チィチィ」 いきなり知らない場所に戸惑う7匹のベビンネ達、なにしろ先程まで巣の中にいたのだから当然だろう 高い声で鳴きながら部屋の中を右往左往している 「チィ!チィ!」 一緒にいたはずの母を呼んでも反応は返ってこない 部屋の中にはベビンネ以外の存在はなかった 「チィィ…」 やがて鳴き疲れたかのように座り込んでしまうベビンネ達 兄弟達がいるため孤独ではないものの、見知らぬ場所で甘える母もいない状況にベビンネは不安に震えていた それから少し時間が経った 「チィィ…チィ!チィ!」 空腹を感じたベビンネ達は母を呼んで再び鳴き始めた 大半は既に乳離れしている月齢ではあるが、それでもまだ幼いベビンネ達は母に依存する以外に餌を得る手段を知らない 「チィ!チィチィ!チィー!」 段々語気を強めて鳴くベビンネ達、だが鳴くだけでは当然餌など出てこない 「チィ…ピィィ…」 やがて途方に暮れる七匹のベビンネ このままでは餌も得られず餓死してしまうだろう しかし、ここでとある変化が起こった ベビンネ達を囲んでいた四方の壁のうち、一方が扉の様に開いたのだ 「チィィ!!」「ピィィ!ピィピィ!」 突然の出来事に数匹のベビンネは怯えて泣き出す 開いた壁の先は通路のようになっており、どこかへ続いているようだ この先へ進めば何があるかは解らないが何かしら進展はあるだろう 「チィ…ミィィ…」 だがベビンネ達の中に一匹として進む者はいなかった 皆怯えるように通路の先を見つめてか細く鳴いている しかし、まるでベビンネ達を咎めるかのように再び変化が起こった ガコンッという音と共にベビンネ達の数メートル先の通路の天井から『何か』が降ってきた その『何か』はオレンジ色の箱のような物体に青い光が纏っており、通路をキョロキョロと見回している 「チィィ!」「チ…チャァァ!!」「ピィィ!」 一方ベビンネ達は突然現れた謎の物体に恐怖し、震えながら泣き出す その声を聞きつけたかのように『何か』がベビンネの方に向き直った するとベビンネ達を発見するやいなや、『何か』はベビンネ達に向かって不気味な笑いを浮かべながら突き進んでくる 「チィーーー!!チィチィ!」「ピィィ!!ピャァァァァ!」「チャィィィィ!!」 迫りくる正体不明の物体にベビンネ達の恐怖はピークに達した 助けを求めて必死に鳴くが、そんなものは現れない 『何か』はベビンネ達が震えて動けないと解ると、ベビンネの目の前で動きを止め、観察するようにその笑みを向けた 「チィ…!チ…!」「チィーー!ミピィーー!!」「チャァァ…」 ベビンネ達は恐怖の余り声も出せずガタガタ震える者 高い声でひたすら泣き叫ぶ者、尻餅をついて失禁してる者など様々だ 『何か』は品定めするように七匹のベビンネをそれぞれ見つめる そしてベビンネ達の内の一匹、一番幼く唯一乳離れしていない正真正銘赤子のベビンネに目をつけると ホースのような物を伸ばして赤子ンネの身体を絡めとった! 「チュピィィィィ!!ピィピィ!チピィィィィ!」チョロチョロ… 「チィィ!ミィ!ミィィィ!」「チィチィ!チィィ!」 恐怖に小便を漏らしながら必死に泣き叫ぶ赤子ンネ するとそれに対して数匹のベビンネが「おねがい、その子をかえして!」とでも言いたげな声を上げる だが『何か』はニヤニヤ笑いながら自身に身体に付いている扉を開け、赤子ンネを身体の中に放り込んで扉を閉めてしまった 「ピィィ!!ピィィ!チィピィーーー!」ベシベシ 「チィィ!チィィ!」「チィーー!チィーー!」 扉の内側から赤子ンネが瞳に涙を浮かべて「たすけて!」と必死に鳴いている ベビンネも兄弟のピンチに『何か』にも構わず必死に赤子ンネに向かって叫ぶ 必死に互いに呼び合うベビンネ達をニヤニヤ笑いながら、『何か』は自身に備えられたある機能を使った すると何かの身体の中、赤子ンネの入っている空間に水が注がれ始めた 密閉された空間のため、どんどん中に水が溜まっていく 「チィィ!?チボッ…!ピ…!ピィ…!」 生まれたばかり当然泳ぐことなどできない赤子ンネ 水に呑まれ、ガボガボと息苦しそうにしながらも兄達に助けを求めている 「チィーーー!ピィピィ!チュピィィィィ!」バンバン 「ピィィ!ピィィ!ミィィ!」 ベビンネの内の一匹が扉をバンバンと叩いて必死に赤子ンネを助けようとしていた 別のベビンネは『何か』に向かって「やめてやめて!」と懇願している だが、『何か』はそんなベビンネ達を見てニタリと笑うと 「ガボボボボボ…!」 「チッ!?チィィ!チィィィィィーーー!!」 中の空間をグルグルと回転させ、赤子ンネを荒れ狂う水の中に呑み込んだ 身体中の酸素を吐き出し、虚ろな目でただ為すがままにされる赤子ンネ 驚きの声を上げながらも必死に鳴くベビンネ やがて回転は止まり、扉が開くと共に中の水が外に排出された 「チポッ…!チィィ!…チ?」 水を被り、不快そうにプルプルと震えるベビンネ しかし、すぐに水と共に排出されたとある物に気づいた それは、地獄の苦しみといった表情で固まった赤子ンネの死体だった 「ピ…ピャァァァァ!!」「チィィ!チィーーー!!」「チィチィチィ!!チィヤァァァ!!」 一匹のベビンネが上げた悲鳴を皮切りに、他のベビンネ達も恐怖に悲鳴を上げる なんで!?どうして!?恐怖と混乱にベビンネ達の幼い思考は翻弄されていた しかし、そんなことをしている暇などなかった 『何か』は残ったベビンネ達に再び不気味な笑いを向け、ジリジリと距離をつめていく 『チッ!チィィ!チピィーーー!!』 白く濁った瞳で死んでいる赤子ンネを思い出したベビンネ達は 悲鳴を上げ、震えながら、再び近寄ってくる『何か』から一目散に逃げ出した 「……」 『何か』は敢えてベビンネを追わず、逃げるベビンネ達の背中を見つめていた しかし、やがてその姿が見えなくなると、再び捕獲するべく動き出した 幼いベビンネ達と『何か』の死の鬼ごっこの始まりである 続く 鬼ごっこ2へ