約 1,001,360 件
https://w.atwiki.jp/naianakikaku/pages/1715.html
マナちゃんを連れて帰って来てから、お母さんがどんな話をしてたのかは知らない。 『上にいなさい』って言われたから、部屋で大人しくしてた。アズールはちょっと前から狐に戻って夢の中だし、ちょっと退屈。 けど、 「……マナちゃん、何で急にいなくなったのかな」 友達のことが、今は心配だった。 お母さんと入れ替わるようにして姿を消した、私の友達。どこに行ってたのか、何でいなくなったのか。聞きたい事はいっぱいあった。 でも、それはお母さんのお話が終わってから。お父さんの時みたいな大きな声は聞こえて来ないから、多分酷く怒られてるわけじゃないと思う。 「!」 ノックの音。終わったのかな? 「はい、どうぞ」 「入るわよ」 がちゃり、とドアを開けて、お母さんとマナちゃんが入って来た。何だか、落ち込んでるような、違うような、複雑な顔してる。どうしたのかな。音を聞きつけて、膝の上でアズールが目を覚ましたのが分かった。 「……ランカ、後はお願いね」 「え?」 だけど、お母さんは意味ありげに笑っただけで、答えてくれずにそのまま下に降りてしまった。 どうしていいかわからなかったけど、とにかくマナちゃんに話しかけて見ることにした。 「……えと、とりあえず座って?」 「……」 無言のまま座り込む、マナちゃん。ホントにどうしたのかな。 「……お母さん、何て言ってた?」 「…………」 『どうしていなくなってたのかは、訊かない事にするわ。悪気があったわけじゃないみたいだし、ね』 『………』 『でも、ランカも私もアズールも、心配してたのよ? 私はもういいから、ランカとアズールに謝って来なさいな』 「……って」 「マナちゃん……」 「……心配かけて、ごめんなさい」 そう言って、ぺこりと頭を下げた。 「いいよ。ちゃんと戻ってきてくれたから」 「さいでんな。マスターがええんでしたら、ウチも言う事はあらしません」 けど、訊きたい事はあった。お母さんはあえて訊かなかったみたいだけど、私は知りたい。 「……でも、どうして急にいなくなっちゃったの? ホントに心配したんだよ」 「…………」 一秒、二秒……何秒かの空白を置いて、マナちゃんが口を開いた。 「……守りたかったの」 「え?」 「私がここにいれば、『あいつら』がまた襲ってくる……」 「……だから、出て行ったの?」 こくん、と頷き。 「そうすることで、ここから目が離れるのなら……私は、どうやってもあなた達を守りたかった」 「………」 ―――やっぱり。 まだ少ししか話したことがないけど、マナちゃんが優しい人だっていうことはわかる。きっとそうなんだろう、って思ってはいた。 でもね。 「……言ったよね、私。マナちゃんは一人じゃないって」 「………!」 「私はまともどころじゃなく戦えない。お母さんもお父さんも、いつもいるわけじゃない。でもね。……それでも私は、マナちゃんと一緒にいたいよ?」 「ランカ……でも」 「マナさん、ちょっとええですか」 突然アズールが口を挟んで来た。何だか強い調子だけど、言いたいことがあるみたい。 「……なに、アズール」 「期間が全然違いますけど、同じようなことやった身として、一つ言わしてもらいますわ」 「………」 「誰にも、何も言わずにおらんようになるっていうのは、残される身には偉う辛いもんでっせ。ウチも、アカネさんやマスターに言われてようやっと気付きました」 「……」 「マスターやウチらを心配してくれるのはありがたいです。せやけど、勝手にいなくなるんがアンタの気遣いですか? ……もし、出て行った先でアンタが連中に殺されるようなことがあれば、マスターはそれこそ死ぬまで悔やみますで」 「!」 「アズール……!」 咎めるように強く呼んだけど、アズールは聞かなかった。 「……何が正しいのかはこの際おいとくとしても、これだけは言うときます。出て行くことで解決するもんなんて、一つもありません」 沈黙。それから、どれくらい経ったかな。ちらりと時計を見たら4分くらいしか経ってなかったのに、30分くらい経ったと思ってた。 「……ごめん、なさい」 「……いいよ」 たった、一言。でも、それでよかった。 「……ランカ、訊いていい」 「?」 「アカネさんは、こうも言っていた」 『……でも、出て行ったとして、行く所はあるの?』 『……問題はないです。雨露がしのげる屋根があれば、どこでも』 『そんな無茶な暮らしが認められるわけないでしょ!? 何考えてるの』 『私は「波動」を使う能力者です。それに、ここに来るまではそんな暮らしでしたから、慣れたものです』 『……決めたわ。マナちゃん、ここに住みなさい』 『え?』 『年頃の女の子を、しかもランカの友達をそんな宿なしには絶対に出来ないわ。いい、今日からここがあなたの家よ』 『………』 『わかったら返事をする!』 『は、はいっ』 話を聞いて思わず頭を押さえた。さすがというか、やっぱりというか……。 「お母さん……」 「……決断が早いですなぁ、アカネさん。多分、最初から決めとったんでしょうな」 多分、ううん絶対そうだと思う。 「……訊きたい。私は、ここにいてもいいの?」 何だか不安そうに、マナちゃんが訊いて来る。だけど、用意してる答えはひとつだけしかない。 「もちろんだよ。だって、友達でしょ?」 「まあ、アカネさんもマスターもええと言うとりますし。それに、ウチも歓迎です」 「…………」 不意に俯くマナちゃん。何かと思って声をかけようとしたら、 「…………あり、がとう」 震える声で、小さくそんな返事が帰って来た。 拝啓 家族が増えました (一緒に、頑張ろうね) (これからは、家族なんだから)
https://w.atwiki.jp/buttobasour/pages/101.html
常盤ソウゴ【CV:奥野壮】(仮面ライダージオウ) (※同一のセリフを各項目で聞く場合、耳にする頻度の高い項目にそのセリフを置き、同一のセリフを同ページ内に重複して書くことがないようにして下さい) 長くなってしまった項目は、場合によって折りたたむなどの措置をお願い致します。 タイトル画面 ブットバソウルの世界へようこそ! 説明 スキャン バトル チャンスタイム プレイ終了後 特定のキャラに対する反応 汎用セリフ シチュエーション不明 その他 別ページにあるクロスオーバー コメント欄 [部分編集] タイトル画面 タイトルコール「仮面ライダーブットバソウル! 王室のブットバソウル担当は、君に任せた!」 放置時に流れる広告等「これからも、ブットバソウルをよろしく!」(各種広告) 「ブースタパックにバインダー、いろいろあるなぁ」(プレバン等広告) プレイ開始「なんか、いける気がする!」 [部分編集] ブットバソウルの世界へようこそ! 自分について「君も仮面ライダーなの? 俺は常盤ソウゴ! 仮面ライダージオウだ!」 ブットバソウルについて「ここがブットバソウルの世界かぁ……。っていうかここって、いつの時代? 2018年なんだよね?」 「よくわかんないところだけど、この世界でも、いける気がしてきた!」 このシーンのみのセリフ 説明 ゲームシステムの説明 +... エントリー方法 攻略メダル プレイ前の注意 追加スキャンアイテム エナジーアイテムの効果 フルボトルの効果 当たりやすくなるコツ その他 各キャンペーンの説明「期間限定! キャンペーン中!」 ゲーム開始「プレイ開始だ! ブットバソウルを始めよう!」 説明を飛ばした際のコメント「……あれ、説明スキップしちゃっていいの? うーん。このためにタイムマジーンは使えないからなぁ。まぁいっか!」 [部分編集] スキャン スキャン全般「スキャン成功!」 「これでOKなら、ボタンを押してくれ!」 「よし! マークボーナス、ゲット!」 エントリーメダル「ライダーパワーゲージが大きくなったよ!」 「T2ブットバソウルメダル、エントリー成功!」 「エントリー効果で、通常の攻略メダルよりも、当選確率がアップするよ!」 メダル「よし、メダルスキャン開始だ!」 「メダルスキャン、スタート!」 エナジーアイテム「それはエナジーアイテムじゃないみたいだ! 今は、エナジーアイテムをスキャンしてね!」 ライドウォッチ「さーて、いよいよライドウォッチスキャンだ! 君の持っている、ライドウォッチをスキャンしてね! ボスの弱点のライドウォッチなら、さらにライダーパワーがアップするよ!」 バトル 敵の登場(各ボスへの名指しのセリフはこちらへ移動しています。)アナザーライダーへのセリフはこちらへ移動しています。 「こいつがボスか、手ごわそうだな!」 ルーレット「マークボーナスルーレット!」 「同じマークのメダルを準備だ!」 バトル開始「いくぞ! ボタンを連打して、敵をブットバせ!」 「バトルスタート! いくぞ!」 カットイン「いくぞ! 必殺技!」 「よぉ〜し、これでフィニッシュだ!」 HIT数「200HIT?! すごいヒット数! やりすぎやりすぎ!」 エナジーアイテム発動「これがエナジーアイテムの力! なんか、行ける気がする!」 「すごい、これがエナジーアイテムの力か……!」 決着勝ち「エクセレント! ボス撃破だ!」 「よし! ボスを倒したぞ! さすがだ!」 [部分編集] チャンスタイム 戦闘員準備中「きっと、あの戦闘員が、未来でメダルをゲットするんだ! 歴史が変わっても、俺たちはブットバす道を選ぶし、戦闘員はブットバされる道を選ぶんだ! そんな気がする!」 チャンスタイム専用セリフ開幕時「よっしゃぁ! T2ブットバソウルメダル、効果発動! ライダーキックのパワーが、超アップしたぞ!」 (ライダーパワーの説明を聞いて)「そうだったの?! ちょっと過去に戻って、俺に教えてきてもいい? ……だめ?」 通常時「て言うか、あっという間にあたりゾーンだし!」 ピンチ時「墜落しちゃうの?!」 景観に対して(時の列車の線路を見て)「うわぁあ、なにこれ? ここどこ? タイムジャッカーやウォズと、何か関係あるのかな?」 特殊演出専用セリフ 当選結果 プレイ終了後 「忘れ物をしないようにね!」 「また一緒に、ブットバソウルをプレイしよう! たとえ歴史が変わっても、キミはブットバソウルをプレイする道を選ぶ、そんな気がする!」 [部分編集] 特定のキャラに対する反応 +仮面ライダージオウ 仮面ライダージオウ 常盤ソウゴ/仮面ライダージオウ「なんか、いける気がする!」 「俺が決めた道だ! いや、俺は生まれた時から、決めていた気がする!」 「決めた、俺は王様になる! ただし、サイテーサイアクの魔王じゃない! 立派な王様になってみせる!」 +仮面ライダー作品名 仮面ライダー(作品名) [部分編集] 汎用セリフ 喜び ツッコミ 驚き「うぅわぁ?! びっくりした!」 「えっ?! ええっ?!」 悲しみや哀れみ 怒りや咎める口調 戸惑い・疑問「はぁ……」 励まし 威勢がいい・挑発的 不特定多数に向けて 作中内での台詞や口癖「なんか、いける気がする!」 (何かしらの説明を聞いて)「そうだったの?! ちょっと過去に戻って、俺に教えてきてもいい? ……だめ?」 その他「うーん。まぁいっか!」 「わかった!」 [部分編集] シチュエーション不明 [部分編集] その他 当選T2ブットバソウルメダル当選「よーし! T2ブットバソウルメダルをゲットだ! T2ブットバソウルメダルのガシャポンの、コイン投入口に、200円を入れてからハンドルを回そう! お金を持っていないときは、ボタンを連打してね! 当選がキャンセルされるよ!」 [部分編集] 別ページにあるクロスオーバー ブットバソウルの世界へようこそ! ブットバソウルの世界で、戦兎と万丈と再会したソウゴ。 十年前のあの人と会話もしている。 ボス登場 アナザーライダーと対峙しているソウゴ。 ホットけない!チャンスタイム 何故かアタッシュケースから出てきた『ひとやすミルク』や『ナオミのコーヒー』、『映司のパンツ』に、『美空のぬいぐるみ』など、それらを見つけては戦兎と万丈達と一緒に言いたい放題している。 コメント欄 情報や誤載の指摘等、何かありましたらお気軽にどうぞ。 名前
https://w.atwiki.jp/gava92/pages/565.html
kureの24名人戦奮闘記 6級bリーグ 本戦3週目 第18~20局 本戦第21局 開始日時:2010/03/07 21 16 58 表題:名人戦6級リーグb 本戦21 棋戦:名人戦対局室 戦型:後手阿久津流急戦矢倉 先手:atsushi+ (R691) 後手:kure90 (R1016) ▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △6二銀 ▲2六歩 △3四歩 ▲6六歩 △4二銀 ▲4八銀 △3二金 ▲7八金 △5四歩 ▲5六歩 △4一玉 ▲5八金 △7四歩 ▲6九玉 △8五歩 ▲7七銀 △5三銀右 ▲6七金右 △5五歩 ▲同 歩 △同 角 ▲2五歩 △3三銀a ▲5七銀 △7三角 ▲4六銀 △4四銀右 ▲9六歩 △3一玉 ▲9七角 △2二玉 ▲7五歩 △同 歩 ▲同 角 △9四歩 ▲7四歩 △8四角 ▲同 角 △同 飛 ▲5八飛 △2七角 ▲5二角b △同 金 ▲同飛成 △8六歩 ▲同 銀 △3八角成 ▲5五銀 △同 銀 ▲同 龍 △4七馬 ▲5八歩 △2九馬 ▲5二龍 △5一歩 ▲同 龍 △4二銀打 ▲6二龍 △8八歩 ▲同 金 △7四飛 ▲7五歩 △4四飛 ▲4一銀 △3一金 ▲5二金 △4九飛成 ▲7八玉 △3五角 ▲7七玉 △7九龍 ▲7八金 △7六歩 ▲同 玉 △7八龍 ▲7七金 △6四桂 ▲6五玉 △同 馬 まで82手で後手の勝ち 本局は相矢倉模様。後手番でのkureはできれば急戦矢倉を狙っていくことが多い。 先手矢倉に普通に追随すると守勢になるのが好きじゃない。 一番好きな急戦は阿久津流。実戦ではなかなかできないことも多いが、久々にその形になった。 a:通常の阿久津流は先手飛車先は切らせるが、△3三銀とそれを拒否するのが渡辺新手だ。 実際、この手での後手勝率は高く、先手をもって積極的に咎める順はまだハッキリないらしい。 b:先手は角を展開して角交換に。そして▲5二飛と中飛車へ変化。が、△2七角と角打ちのスキが生じている。 さらに▲5二角!と角を犠牲に飛車を成り込む勝負手だ。が、いくらなんでもこれは無茶攻めだった。 後手は矢倉に治まっているが先手玉は矢倉は出来ているが玉位置が悪すぎる。とても強く戦うような場面ではなかった。 c:先手は待望の飛車を成り込むがここはガッチリ受ける。その間にこちらの飛車も7四~4四~4九飛車成と活用。 先手陣は金銀が守りにほとんど役に立っていない。▲7八玉に△3五角打が詰めろ竜取りの好手で勝負有り。 と思ったが、後の検討でここは▲5八竜から即詰めがあった模様。とはいえ、20手以上かかるみたいだが。。。 まぁ、優勢なときは分り易く行くのが安全だ。最後は2九馬がよく効いていて、馬すじを見落とした先手の自滅。 本戦第22局 開始日時:2010/03/07 21 56 48 表題:名人戦6級リーグb 本戦22 棋戦:名人戦対局室 戦型:居飛車穴熊・三間飛車 先手:kure90 (R1019) 後手:kei-shi (R979) ▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △3二飛 ▲2五歩 △3三角 ▲6八玉 △6二玉 ▲7八玉 △7二玉 ▲7七角 △8二玉 ▲8八玉 △7二銀 ▲9八香 △4二銀 ▲9九玉 △5四歩 ▲8八銀 △5二金左 ▲7九金 △5三銀 ▲8六歩 △6四歩 ▲8七銀 △6三金 ▲8八金 △6五歩 ▲5九金 △7四歩 ▲6九金 △6四銀a ▲7八金上 △5五歩 ▲5九銀 △5二飛 ▲6八銀 △5六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲2四歩 △同 歩 ▲2二歩 △5七歩b ▲2一歩成 △5八歩成 ▲4五桂 △5一角 ▲4四角 △6八と ▲同 金 △5九飛成 ▲7八金右 △5七歩 ▲5二歩 △8四角 ▲8五歩 △7三角 ▲1一と △5八歩成 ▲7七角 △4九龍 ▲5六香 △7九銀 ▲同 金 △同 龍 ▲5一歩成 △同 金 ▲同香成 △同 角 ▲5二銀 △6二角 ▲5八飛 △5三香 ▲同桂成 △同 金 ▲5七香 △5四歩 ▲同 香 △5二金 ▲同香成 △9五桂 ▲6二成香 △8七桂不成▲同 金 △7八金 ▲7一角 △7三玉 ▲7二成香 △同 玉 ▲5二飛成 △7三玉 ▲6二龍 まで95手で先手の勝ち 本局も後手三間飛車。先手の作戦はいつもどおり居飛車穴熊。 いつも通り銀冠穴熊まで組めていけると思ったが、後手も対抗策を用意していた。 結果、苦戦となる。 a:a図まで後手の駒組みは4枚美濃の真部流と呼ばれる形。対居飛車穴熊の三間飛車の作戦だ。6五の位を取っているのがミソだ。 実はkureは真部流は名前は知っていたがほとんど知らなかったし、実戦でも初めてかもしれない。 当時は真部流に対する戦い方を知らず大苦戦したので、後にきっちり研究してやった。 b:2筋の突き捨てから手筋の▲2二歩!が入って先手指せると思っていた。が、単に△5七歩が意外と厳しかった。 5筋のと金は思いのほか強力だった。この後、銀をとられ竜もつくられ完全に後手ペース。 ▲2四飛と走るヒマがなかった。また、走ると飛車の横効きの守備力低下もあり走れなかった。 c:角も守りに引きつけて、▲5六香の勝負手にも後手も強く攻め合い。先手穴熊も薄くなったが、▲5二銀が入ってなんとか持ち直したか。 以下、▲5八飛とと金を払いながら飛車の活用を目指し、最後はこの飛車がようやく成り込めて逆転で寄せきれた。 kureの24名人戦奮闘記
https://w.atwiki.jp/loveuntouchable/pages/187.html
前へ 「はぁっん…やん…」 洸至が中指を揺さぶり始めると、泡と激しい水音を立てて蜜が飛び散る。 「いや…あっ…あんあんあんあん!!」 洸至の手の下にある遼子の指が己の秘裂の中とクリトリスを容赦なく責め立てる。 「きゃ…やん…もう…だめ…おかしいの…こんなの初めて…!!!」 遼子がのけぞり兄の躰にもたれかかる。 妹に口づけし、舌を絡めながら洸至が激しく指を突き立てはじめた。 半裸の姿で、兄の膝の上で人形のように遼子が揺れる。 「やん…あん…いく…いいっ…いく、いっちゃうよ…!おにいちゃん、いっちゃう!」 ひと際高い声で遼子が細く啼いた。それから、遼子の躰から力が抜け落ちていく。 「ご褒美はまだあるんだぞ、遼子」 肩で息をする遼子をベッドに横たえると、洸至がジャージを脱ぎ始めた。 「欲しいものがあるんだろ。教えてくれよ」 洸至が全てを脱ぎ、立ち膝で遼子を見下ろす。 遼子が洸至の筋肉、そして股間にそそりたつものを見た時、眼が輝いた。 洸至の肌に遼子が指を這わせる。肌の感触を楽しんでいるかのようにゆっくりと。 そして兄の首に手を廻すと抱き寄せ、貪るように口づけた。 「お兄ちゃんが…欲しいの…ちょうだい」 遼子が唇を離し、猛禽のように眼を輝かせて洸至を見た。 理性も禁忌も恐れぬ遼子の表情はいままで洸至が見た中で一番美しかった。 自分が焦がれたものを手に入れた男は満足げに微笑むと、遼子の脚をゆっくりと押し開いた。 その時、遼子の携帯が震えた。 二人の動きが止まる。 携帯電話のウインドウに映された名前を見た遼子が思わず呟いた。 「鷹藤…くん?」 遼子の眼が大きく見開かれた。遼子の表情から淫らな美しさが消えていく。 「お兄ちゃん…だめよ…やっぱりだめ…兄妹でこんなことしちゃ…」 遼子の手が洸至の胸を押し、逃れようとした。 「いまさら…?」 洸至の声が冷気を帯びた。 これ以上は無い程に大きく妹の脚を開かせると、洸至は己のものを一気に突きいれた。 「だめ…駄目なの…ああああっ…」 理性を取り戻したとはいえ、遼子の躰はまだ悦楽にほだされたままだ。 まだ男の躰を憶えたばかりで、初めてに近い状態で固いながらも遼子の肉の道は洸至の大きなものを締めつけ ながら迎え入れた。 「きついよ…遼子」 根元まで自身を埋め込むと洸至はゆっくりと息を吐いた。 繋がりあう兄妹の横で、遼子の携帯が寂しそうに震えている。 それに眼を遣った洸至が、悪戯っぽい笑みを浮かべた。 「まさか…やめ…」 洸至はイルミネーションを光らせながら震える遼子の携帯を手に取ると、通話ボタンを押し遼子の耳に当てた。 『あんた、起きてた?』 遼子の半開きの唇は言葉を紡げないでいる。 恋人から電話を受けた時に、別の男と-―-しかも自分の兄と寝ているのだ。 何を言ったらいいのか、思い浮ぶはずもない。 その妹の様子を洸至が楽しげに見ていた。 「ねて…た…」 ようやく絞り出した声は、いつもより上ずっていた。 『そっか、ごめんな。少しでいいからあんたの声が聞きたくてさ』 洸至が遼子の太ももを抱えた。それだけで繋がった所では潰れるような水音とともに蜜が滴り落ちた。 「きゃっ…」 『どうかしたか。なんか声、変だけど』 「ううん…もう…寝ないと…やんっ」 洸至が遼子と鷹藤の会話を聞きながら、ゆっくりと腰を動かし始めたのだ。 遼子は胸の奥からせり上がる喘ぎ声を堪えようと、必死で歯を食いしばっていた。 しかし歯の間から漏れ出る短く高い声は、肉欲の存在を電話の向こうの相手に伝えていた。 『あんた…まさか…』 「ちが…ちがうの鷹藤君…あん…」 喘ぎながら、遼子の表情が硬くなっていく。 『ひとりで…してたのか…』 鷹藤は恋人の浮気を露とも疑っていないようだった。 遼子の昂ぶった声は己の情事を反芻してのものと誤解しているのだろう。 「えっ…違う…の…んっ」 『声でわかるよ。そういうことしてるって。あんたの声のせいで俺だっておかしくなりそうだよ』 「違う…違…あんっ」 洸至と遼子の繋ぎ目から、ぬちゃぬちゃと音が立つ。 鷹藤と遼子の会話を聞きながら、洸至が抽送のリズムをあげていく。 「やっ…あんっ…」 『すごいな…この間のあんた以上だよ』 電話越しの鷹藤の声も興奮で掠れ、呼吸が荒くなっていた。 「あんつ…違うの…違うの…」 『何想像してそんなになってるんだよ』 「何…もっあああああっ」 今度は洸至が遼子の太ももを大きく拡げさせより深く繋がると、子宮口にあたるほどの勢いで突き始める。 『俺のアレ思い出してんの?それが入ってる時のこと想像してたんだろ。そういう声だよ…』 「入ってる…入ってるのぉ…あん…だめっ…」 「ほんっと、いやらしいなあんたって…。普段はあんななのに…その声…最高だよ…」 鷹藤が言葉で遼子を責めながら、己も昂ぶらせているらしい。 呼吸がどんどん忙しなくなっているのが、携帯から離れた洸至にも聞えるほどだ。 「やっ…あんっ…あ…」 洸至の刻むリズムに合わせて遼子の啼き声が高まっていく。 鷹藤の方からは何も聞えなくなっていた。聴覚に意識を集中させ、自分ものぼりつめようということなのだろう。 「あっ…だめ…おかしく…鷹藤君、聞かないでお願いっ」 『最後までキッチリ聞いてやるよ。いけって…あんたの声聞かせてくれよ』 「駄目…違うの…鷹藤君、だめ…もうだめ…あああっ…」 遼子がのけぞり胸を震わせながらのぼりつめていく。 『すげえ声…こっちもいきそうだよ…』 「いくいくいっちゃう…だめえええええっ」 洸至が激しく数度突くと弓なりになるほどのけぞった遼子の動きが止まり、それから崩れ落ちた。 気を遣ったらしい。 躰中にしっとりと汗が浮き、妹の白い裸体に淫らな艶を与えていた。 遼子の眼の焦点がゆっくりと結ばれはじめる。 「鷹藤君、おやすみ。わたし…すごく…疲れちゃった」 肩で荒い息をしながら、遼子が携帯電話へ哀しげに囁く。 そして遼子が咎めるように洸至を見てから携帯電話を奪い取ると、通話を切り電源を落とした。 次へ
https://w.atwiki.jp/sengokuita/pages/78.html
1スレ目 557殿 1(`・ω・´) 昌景「今日は重臣会議じゃ」 彡`Д´ミ信房「少なくとも3年は領国を守らねばなるまい」 (’ー’*)昌信「甲斐、信濃、上野、駿河それに遠州…大きくなりすぎた領国は 保持するのも大仕事ですね」 昌豊「おーい、みんな!遅れて申し訳ないお!」 (`・ω・´) 昌景「お、修理が来た様じゃ」 会合の間に入ってきた昌豊の形相は鬼のようであった。 ,,,,-―'' ''゛ー-、_, ,-''" ヽ ,-―――-, / ^ii~. ! l ぶーん } i ,テ--、_ _. 、_八._ , _,,.-‐r´ ..l `y-――-´ l '、 ● ) ( ● ,`. l i `''"`' ノ ヽ `''"^'' ! i Y. l l (. 人. ) i ゝ `ー‐' '~‐‐´ (0ω0)彡0Д0ミ(0ー0*)「………」 昌豊の形相に一同は呆然とした。 (`・ω・´) 昌景「どっ、どうしたのだ修理!」 ( ^ω^) 昌豊「何でもないお。」 その後、会合の間に長坂釣閑、原昌胤、小山田信茂らが入室し重臣会議は始まった。 2会合の進行役は両職である昌景と原昌胤が行う。 だが、昌景らの願いもむなしく武田家は強硬政策を進めることに決まった。 丶´`A´` 長坂釣閑「勝頼様が織田・徳川を討とうとおっしゃっておるのじゃ。 我らはそれに従うべきであろう?」 彡`Д´ミ信房「しかし、先代様の遺言では三年は事を起こすなと…」 丶´`A´` 長坂「だまらっしゃい!」 勝頼の守役を務めた釣閑斎の権力は絶大なものになっていた。 その時、沈黙を保っていた昌豊が叫んだ。 ( ^ω^) 昌豊「釣閑!いいかげんにするお!」 普段温厚な昌豊の一喝に釣閑はひるんだ。 ( ^ω^) 昌豊「お前が訴訟の際に賄賂を受け取り、私服を肥やしてるのは 知ってるお!貴様は鐘をついて奸人にならぬと誓うがいいお!」 丶´`A´` 長坂「黙れ黙れ!この百姓め!」 昌豊の家柄は釣閑にしてみれば百姓同然のものであった。 3昌景は、会合前の昌豊の形相がこのためだったのかと悟った。 釣閑の不正を咎める為の決死の表情だったことを。 「百姓め」の発言に昌豊は床を踏み鳴らして立ち上がった。 r'"⌒ヽ _,,r,'-ュヽ ビ リ / ^ω^ \ ,イ彡く,-‐' ゙i, __,,, -―,ァ''"くJ( ゞア´`ゝニ'ィ,〉 , f^三ヲ,r一''^ニ´、、__ l ! ィ彡,ャァ'" ,,..,,、 /lトィヘ ノ ニ、゙リ ,..,, ``''ヽ,,, ''"´ ゙''ヾミ,r/ .l . し′ ,ィテ'J´,,.. ;;゙i, ,;,, ;;; ,,;; ,frア .l . ヾ リ . . .{'" ,ィト. ';;;;;;;;;;;' ,!;V . .ノ . . . (※編集注:修理のこれより下が文字化けするのでどなたか修正お願いします)4 百 姓 な め る と ひ ど い め に あ う お 年 貢 お さ,r'"⌒ヽ め な い お /^ω^ \ , .-‐- くJ( ゝ-rr- 、、 /Y ,r 、 `ー r'"^〃 、 つヒヽ ,ノ '^` i! =テミ i' 天ニ ミ、 ='"^ヾ } ,/ ''=''" ノ-‐'ヾ-人,,__ノnm、'' ;;,, イ i! ,∠-―-、、 `ー'フヾ、 j f'´ ノし `丶、 ー=ミ-JE=- / ヾ=ニ- 彡^ 〃 ,,>、、`''ー- ,,_,,ノ ``ー--┬ , ''"~´フ ソ´`7'' ''"´ ,に (`゙゙´ノ f^ヽ ,ハ ,ィ' ,;-ゝ、 /ミ`ーt!,_,ィ-‐彡''"^ヽ / ヾ r''" ぃ ;} l t / ノ / l! `'T7′ / / 昌豊の強靭な肉体があらわになった。釣閑は釣閑で刀を抜こうとしている。 会合は一気に修羅場となった。 (`・ω・´) 昌景「おやめなされ!御二方!」 昌豊は信房、昌信のふたりに羽交い絞めされ、釣閑は原昌胤が押さえた。 昌景は二人の間に入り、両方をなだめる。 会合はそれで終わった。 5会合後、昌景らは外に出た。 彡`Д´ミ信房「まったく、驚いたぞ修理」 (`・ω・´) 昌景「その通りじゃ」 ( ^ω^) 昌豊「ごめんお。どうしても釣閑が許せなかったんだお」 (’ー’*)昌信「しかし、お館が亡くなられて、すぐこれではこの先不安ですね」 (`・ω・´) 昌景「お館か…」 昌景は天を仰いだ。空には沢山の星がきらめいている。 彡`Д´ミ信房「今宵は星がよう見えるなあ」 (`・ω・´) 昌景「まことじゃ。北斗七星の脇の小さな星までくっきり見える」 _ / /.∧.∧ ☆ / //..//../ ☆ ./ /..|/|/ ☆ |  ̄ ̄./ _ /| ..| ..| ̄ ̄ \\ // ☆ | ..|  ̄ // ..|/ .// ☆ |/ ☆ ∧ ☆ <死> ∨←コレ ( ^ω^) 昌豊「きれいだおw」 (’ー’*)昌信(そんな星見えませんが…私も眼が弱くなりましたかな?) つづく 明智城攻めへ
https://w.atwiki.jp/arcanaheart3/pages/419.html
地上 A 上段。連打キャンセル可。ジャンプキャンセル可。 打点が低いため、相手のしゃがみ等の低姿勢にも当たる。 発生は5Fとスタンダードキャラに比べて遅い。 2A 下段。連打キャンセル可。 発生は5Fとスタンダードキャラよりも遅い部類に入るため、相殺戦では発生負けする事も多い。 リーチが長めの上に上半身の食らい判定が横に伸びないのが利点。 3A 空中ガード不可。ジャンプキャンセル可。 発生が早く持続も長め(1.04verでは持続減少)で相殺判定がある。 1.04verからは硬直増加・食らい判定拡大など弱体化はされているが、まだまだ対空技として信用できる。 相殺判定は攻撃判定発生前からあるが、攻撃判定発生前に相殺すると攻撃判定は消失する。 地対地ではキャサリンときらを除いて、密着でもしゃがんでいる相手に当たらない。 6A 近距離:上段。ジャンプキャンセル不可。 ガードさせて有利で補正が緩い。 遠距離:下段。ジャンプキャンセル不可。 中距離の牽制・コンボ始動に使える。 B 上段。ジャンプキャンセル可。 ややリーチは短いが、攻撃判定発生前後に相殺判定あり。 2B 上段。ジャンプキャンセル可。 立ちBに比べてリーチが長いため、コンボでは主にこちらを使用する。 飛び道具反射判定があり、斜め上に跳ね返す。 3B 下段。ジャンプキャンセル不可。 足払い属性なのでダウンを奪え、他キャラの2Cのように使える。 近距離・遠距離で長さが変わり、全体フレームも異なる。 6B 近・遠共通でジャンプキャンセル可。 近距離:空中ガード不可。 遠距離:空中ガード可。 打点が高いため一部キャラの立ちに当たらない。 遠距離版を空中でガードさせれば、空中ガード不能の2Cを出して崩すことも可能。 ミケの先端までしっかりやられ判定があるので注意。 C ジャンプキャンセル不可。 ミケの顔部分に相殺判定あり。 飛び道具反射判定があり、正面にまっすぐ跳ね返す。 2C 下段。空中ガード不可。ジャンプキャンセル不可。 コンボに使用する他、空中ガード不能を利用してジャンプの出始めを咎めることもできる。 頼子の手前まで攻撃判定があり、相手と密着してても当たる。 3C 下段。空中ガード不可。ジャンプキャンセル不可。 2Cと比べるとリーチは長くなるが発生遅く、硬直が長い。 6C 見た目はリーチの長い立ちC。 近距離:相殺可。 遠距離:相殺不可。吹き飛ばし判定。長距離での牽制に役立つ。 根元付近に攻撃判定がないので注意。 E ミケが頼子を振り回す。 攻撃判定発生は遅めだが、モーションの途中から足元の判定がなくなるので、上手く使えば相手の攻撃を避けながら攻撃できる。 最大溜め時は2ヒット技になる。 2E ミケが斜め上にアッパーを繰り出す。 判定が強めで、攻撃が出る直前に少し姿勢が低くなるため対空としても使える。 一部の技を低姿勢部分で避けつつ攻撃することも可能。 発生は2E系統の中では早い部類。 空中 A ジャンプキャンセル可。 発生が8Fと最遅レベル。 しかしミケの頭の部分の攻撃判定は強いため置いておくように出すと強い。 基本的に上に強い技だが判定は扇状に広がっていて、上だけでなくマントの手の部分(斜め下)にも出ている。 B ジャンプキャンセル可。 リーチは長いが先端まで食らい判定がある。 C ジャンプキャンセル不可。 発生はやや遅めだが斜め下に判定が強い。 空中の相手にカウンターヒットすれば、位置によって各種突進や着地からの拾いで追撃が出来る。 ボタンを長押しすることによって性能が変化し、その場合は溜めジャンプCなどと呼ばれる。 溜めジャンプCは発生が遅くなる代わりにリーチが下に伸び、ジャンプの昇りで出せば中段技として崩しに使える。 3or2or1BC 飛び道具判定の弾をミケの額から射出する。 必殺技属性で、削りダメージもある。 通称唾。 下に鋭い角度で発射される。 古のタリズマンで強化されている最中は3ヒットする。 4BC 飛び道具判定の弾をミケの額から射出する。 必殺技属性で、削りダメージもある。 通称唾。 上方向に発射される。 古のタリズマンで強化されている最中は3ヒットする。 上記以外の方向(ニュートラルを含む)BC 飛び道具判定の弾をミケの額から射出する。 必殺技属性で、削りダメージもある。 通称唾。 ジャンプ下方向BCより緩い角度で斜めに発射される。 古のタリズマンで強化されている最中は3ヒットする。 (強化唾について) (強化唾について) ver1.04以降から攻撃判定の間隔が長くなったため、有利時間が大幅に上昇。 そのおかげで、立ち回りの強化だけでなく、新しく強化唾を組み込んだコンボができてきている。 この技は補正もダメージも優秀であるため、コンボに組み込めば火力上昇が見込める。 E ミケが頼子を振り回す2段技。 2段目のみジャンプキャンセル・必殺技キャンセル可。 発生が遅いため、コンボに組み込む際は注意が必要。 判定は強いが硬直も長いため、最低でもガードはさせるように。 中段のため、低空で出せば崩しとして使える。 飛び道具反射判定があり、斜め上に跳ね返す。 ホーミング等による慣性が乗らないという特徴がある。 2E 頼子がミケを中心にぐるりと回る。 攻撃判定が下に強く、早い段階から相殺判定があり、相殺しつつ攻撃を当てることも可能。 2Eから2Eへのアルカナコンボがある。 ダメージと始動補正一覧 ダメージ 始動補正 A 500 80 2A 500 70 B 1100 91 2B 1000 91 C 2200 83 2C 2200 83 3C 2200 83 6A(近) 700 95 (遠) 1000 70 3A 900 80 6B(近) 1100 70 (遠) 1500 80 3B(近) 1200 80 (遠) 1200 70 6C(近) 2200 83 (遠) 3200 70 JA 900 91 JB 1400 87 JC(近) 2600 70 (遠) 2600 70 唾 1500 91 突進A 2800 70 B 2400 70 C 2500 70 強化A(5段全部ヒット時) 2947 59 B 2667 59 C 2737 59 空投げ 1500 50 .
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/28652.html
登録日:2014/05/25(Sun) 18 32 49 更新日:2024/01/05 Fri 18 53 13 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 まさかの新作 ウルトラファイト カオス キャラ崩壊 ミラーファイト ミラーマン 低予算 公式が病気 円谷プロ 帯番組 横山あきお 特撮 腹筋崩壊 『ミラーファイト』とは、特撮テレビ番組『ミラーマン』を元に円谷プロダクションが制作。 東京12チャンネル(現テレビ東京)で放送された帯番組である。ちなみに『ミラーマン』の放送局はフジテレビである。 概要 『ウルトラファイト』のミラーマン版といった趣の番組で、数話の新撮編と同番組の戦闘シーンを編集したもので構成される。 ……ここまで読んだ人は分かると思うが、その内容は非常にカオス。本編とは似ても似つかない奇妙な世界観が構築されている。 また、サブタイトルも実に奇妙である。というか、本編の内容と関係ないものばかり。 怪獣は死ね! (これが第一話である) そこから始まる 波乱!怪獣裏街道 ミラーマンを総括しろ! 怪獣は天使じゃない 何かが狂ってる 怪獣の季節 怒れ!挑め!死ね! 怪獣体験第一章 (※第二章はありません) 荒野に散った 命を裂け! 炎に身を焼く 背徳の栄光 怪獣 この劇的なる生涯 (最終回) etc... ナレーターはコメディアンの横山あきお氏が担当。特撮ファンには『ウルトラマン80』の壺の精マアジン役で知られる。 彼の軽妙な語り口はウルトラファイトにおける山田二郎氏とは別ベクトルの笑いを誘い、 「ミラちゃんこっちだよミラちゃんミラちゃん」「卑怯だよザイガー!」などの迷言を生み出した。 新撮編の登場人物 ・ミラーマン 怪獣ハンター。 本編の苦悩する姿は何処へやら、怪獣を悠々撃退する強さで怪獣達に大将と慕われている。 格闘しかできなかったセブンと違い、本編同様ミラーナイフを使う。 ・ザイラス 女性に扮したり忍法を習得したりと奇妙な行動を取る。 ある回ではバケツを使い火を消そうとしていた。ってお前火焔怪人だろ! ・アロザ フットワークが軽く、戦闘意欲も旺盛。 三度笠を被り木枯し紋次郎を真似た事も。 ・ノア 本編ではロボット怪獣だったはずだが、そんなものはミラーファイトでは関係ない。 ミラーマンに勝てない腹いせにミラーマンの人形を踏み付けた。 ・コールドン 小柄ながら活発な動きを見せる。 ミラーマンの偽物に扮した事があったが、その容姿はミラーマンのお面を被っただけであった。可愛い。 ちなみにミラーマンはお面を見て「こっちの方がかっこいいな」と悦に入っていた。 ・ゴルゴザウルスβ 新撮編の最終回に登場。 脇目も振らず逃げ惑う怪獣達を虐殺する姿は、シュールな世界観から非常に浮いていた。 追記・修正の季節 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- 『ミラーファイト2012』 ま さ か の 新 作 ミラーマン生誕40周年を記念して2011年に全5話が制作され、東映ビデオから発売されているDVDの10巻に全話が収録された。 また、一部の話は動画サイトにて公開されている。 ナレーターは岸哲生氏(地獄のジャタールやウルトラマンナイスの声でファンには有名)。 『2012』の登場人物 ・ミラーマン こちらでも主役を務める。 ウルトラマンランドの展示品に触るレギュラン星人を咎めるなど正統派のヒーローと思われたが、 旗を持って行進したりドリゴラスを執拗に追いかけるなどの奇行を見せ、改めてミラーファイトの世界観を視聴者に確認させた。 5話ではあろう事か自分を助けたミラーナイトを説教した。 「君はミラーファイトを分かってないよ」 ・ミラーナイト クールな彼もギャグキャラ化。 3話では冒頭から体育座りで現れ視聴者の腹筋をかっさらった。 5話ではミラーマンを襲うアイアロンを必殺のシルバークロスで華麗に倒すが……。 ・レギュラン星人 何故か登場。 ウルトラマンランドで展示品を触ろうとしていた所を見つかり、アイアロン共々成敗された。 ・アイアロン ミラーマン怪獣のアイアンが元ネタのためか登場。 ボールプールで暴れている所をミラーマンに発見され、成敗された。 3話ではドリゴラスと戦闘を繰り広げ、5話ではミラーマンを襲撃と登場人物の中ではまだまともな方。 ・ドリゴラス 何故か登場。『ファイヤーマン』の怪獣である。 行進中後ろのドラコに尻尾を踏まれたりミラーマンに追跡されたり何かと不幸。 ・ドラコ 何故か登場。 2話ではドリゴラスの尻尾を踏んだ事から行進を忘れ喧嘩、3話ではアイアロンと戦っていた。 自慢の鎌はここでも健在。 白のマウスが追記・修正 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 第1話のサブタイで吹いた、オマエはどこの赤男かと -- 名無しさん (2014-05-25 19 04 17) タイトルが狂ってる -- 名無しさん (2014-05-26 12 10 00) ウルトラファイト同様の抜群のネーミングセンス -- 名無しさん (2014-07-18 19 17 12) なぜかミラーマンの怪獣が一体も出ない2012。 -- 名無しさん (2015-01-13 12 31 02) 2012の怪獣の項目のほとんどに"何故か登場"が付いてるのに吹く -- 名無しさん (2015-05-10 18 16 18) ↑アイアロンはミラーマン怪獣が元ネタだろ!いい加減にしろ! -- 名無しさん (2015-12-25 11 58 15) そういえばミラーファイト2012のときはrefrexの敵怪獣は残ってなかったんかねぇ -- 名無しさん (2016-08-20 11 15 38) 怒れ!挑め!スコット「死ねぇ!」 -- 名無しさん (2018-10-28 14 19 25) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/woodworld/pages/80.html
「なあ、そこな兄さん。一杯付き合ってくれにゃあか?」 道行く一人の男性に、一人の女性が声をかける。 「……?」 男性は不思議な顔をして女性を見つめる。見知らぬ人からの声掛けであり、当然の反応ではある。 「人との出会いは一期一会。またどこかで会うかもしれにゃあがここで飲むのは一度きりかもしれんけ。それくらい付き合ってもばちは当たらんりゃろ?」 つらつらと女性は述べる。日も落ち、仕事を終え家路を辿る者の多い時間。飲み屋も賑わいを見せ、辺りは喧騒に満ちていく。 「で、どや?」 「……まあ、構わないですよ。楽しいお相手になるかはわかりませんが」 表情をあまり変えず、男性は了承する。しぶしぶともとれるが。 「決まりやな! そうと決まりゃあ善は急げにゃあな。そこでいか?」 「わ、ちょ、引っ張らないでくださいよ」 男性の手を取り、女性は近くの店に引きずり込む。 富嶽、戌の刻。二人の男女が店に消えていく。互いに、見知らぬものであるまま。 「親父、熱燗な。後は適当に見繕ってくれ」 「僕も、同じでいいです。……あ、寿司あるんですか。それ二つ」 店の奥から店主の威勢のいい掛け声が聞こえる。 「寿司? 兄さん、んなもん肴に飲みようの?」 「一日の始まりから寿司に始まり、寿司に終わって。鮮魚扱った料理は三千世界あれども富嶽にはどこにも敵わないでしょうからね」 「へぇー、兄さん色々行きようのん?」 「オリジンの頃は色々と。樹木の世界に移ってからもあまりそのあたりは変わりませんね」 「にゃぁ~、若く見えるけどいろいろやってんにゃあな」 飲む前から、それなりに話は弾む。女性は快活に喋り、男性もそれに返す。二人の表情は柔らかく、危惧していたほどつまらない状況ではないようだ。 口も温まれば燃料が欲しくなる。頃会いに、運ばれてくる二つの徳利。女性は待ってましたとばかりにそれを手に取る。 「……猪口、使わないんですか?」 「それでちまちま飲むのも性に合わんや」 「……豪快な方だ。男でもそうそうそんなことする人はいませんよ」 「よかよか。咎める人もいりゃせんやろ」 男性は呆れた表情をして、自分の猪口に酒を注ぐ。注いだころには女性は既に徳利に口をつけている。 「やれやれ。これはとんだ時間になりそうだ」 わざわざ聞こえる声で、男性も自分の猪口を口に運ぶ。 「にゃあ、女のわがままに付き合うのも男の甲斐性じゃけ?」 口から徳利を離し、手で揺らしながらそう嘯く。 「あなたは、よくそうやって見知らぬ誰かと飲んでいるんですか?」 瓶が幾らか空いた後、男性が訪ねる。二人の前には結構な量の瓶が空いており、二人が相当な強さだということも物語っている。 「そうよぉ。人と喋れるのが楽しくてしょうがにゃあかんねぇ」 「喋れる、のが? なんですか、人間ではなかったとでも言うんですか」 妙な引っかかりに男性が突っ込む。女性はあは、と笑って。 「樹木の世界に来た時に身体を得たけぇ。ここらじゃあ、別におかしなことじゃなかろ?」 「なるほど。オリジンの幻獣や、コラプサーの神々の系統、と? 僕らにも神降ろしとかはあるけど、実際に受肉して降りることは」 「にゃあにゃあ、実際に降りて来たんよ」 「へぇ」 「なんよ! もっと驚くか思ったんに!」 「……おかしなことじゃないって、さっき自分で言ったくせに」 「そこはそれよ! もっとこう、うはーとか、びゃあああとか、にゃあ?」 「見慣れているんで。僕ら」 「ぐぬぬ」 話は弾む。喧騒は絶えず。 「にゃあ、人間もっと驚いたり感情出したりしないとつまらんせ?」 つまらない、と言われたことに、男性は逆ににこやかな表情を浮かべる。 「僕も、そう思いますよ。面白い人間、美しい人間っていうのはどこかに素直になれる点があることだと思います」 「ぬぬぬー、おみゃあさんにあったってなー、今この場でそれ感じられんとつまらんだけよ」 「最初に言ったでしょう。楽しい相手にはならないって」 「にゃあ、兄さん最後まで己れのこと疑ってる感じあるけ。それでも楽しかよ?」 薄い笑顔を浮かべる男性に、上書きするような明るい表情で返す。 「ほんま、人は多種多様に存在しよる。それを藤蔓のように絡まって生きよる。面白んじゃぜ」 「綺麗のと汚いのと、属性も多様ですからね」 「兄さんはどちらぜ?」 「汚いは、褒め言葉です」 あっはっは、と店内に大きな笑い声が響く。 店外に出る二人。亥の刻頃か。世界は美しい蒼に染まっている。 「星が綺麗じゃぜ。傍らに光る白金も輝いちょる」 「そちらは世界の中心ですしね。蒼いものが見えるのが普通ですが」 涼しい風が吹く。酒が回り、上気した肌に気持ちがいい。 「あなたはどうするので?」 「また適当にフラフラしちょるよ。悪漢来ようなら来ようまで」 「まあ、只者ではないですから大丈夫でしょうね」 「兄さんも、一味違うんやろ? その瞳。まるで、鷹のようやわ」 「昔から目つきが悪いとは言われますね。けど、ただの一般人です」 二言の会話を告げ、女性は空を見上げる。 「そういうことにしときんしょ。人の心は秋の空」 「そうですね。人の出会いは雲のよう」 「にゃあ、嫌いじゃああんぜ。兄さんみたいな男は」 「一期一会。また会うかもしれませんね」 女性は東に、男性は西に。人のわずかな出会いを胸に。
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/619.html
前回の話 「もお……、なんだって年が明けてもこう忙しいのかしら……。あっ大掃除、頑張ります!」 庁舎に戻ってから早速自分らは途中であった大掃除を再開した。 すると大井は五分経っただけで聞こえよがしに愚痴を呟く。 然し自分はそんな大井を咎める立場にはなく、 寧ろ、それは自分の任務をこなす能力にまだまだ不備があるからだとしか言い訳ができない弱い立場にいる。 執務室と書斎だが、大半が書斎の書類整理に時間を取られた。 書斎の方は既に完了しておりあとは其方より狭いこの執務室の掃除だけなのだが、 視界の外から大井はやはり聞こえよがしとしか思えない愚痴を付く。 「嫌なら他の艦にやらせるから正直に言っていいんだよ」 これは遠回しに叱っているとかではなく、本心からそのまま言っているだけだ。 言い方は悪いが、この場合は代わりは利くのだ。 別にやらせる艦が大井でないと駄目な理由はないし、 掃除の進行が遅れた理由も自分にある事からこう言っている。 「他の子になんか任せられませんから」 そんな事はないと思うがな。 とは口には出さなかった。 自意識過剰かもしれないが、ある一つの可能性を認識したからだ。 無神経な失言でどやされるのは避けたい。 なので何も言わず作業を続ける。 部屋の中は箒とはたきと雑巾が稼働する音だけが響く。 力を入れて窓を磨きながら外の様子を眺める。 先の参拝も寒かったが、これから二月まで更に気温は右肩下がりになっていくのだろう。 嗚呼この時期になると鍋やら雑炊やらが恋しくなってくるな。 そういえば参拝前の年越し蕎麦を食べたのだった。 大井に天麩羅を教えてみても良いかもしれない。 「提督? 如何わしい本が出てこないんですけど」 お前は私に何を望んでいるんだ。 そんな物を仕事場に持ち込むか。 「持ってはいるんですね」 しまった。鎌をかけられたか。 然し嘘を付くのに抵抗がある質である自分は、何も返せず不本意に手を止めて沈黙を作ってしまう。 致命傷だ。 さてこの沈黙の間に自分は考えて結論を出さねばならない。 どういった弁明をすれば、大掃除の後に魚雷で殴られる可能性が潰えるのか。 おっとこの隅の汚れがひどいな、等とわざと掃除に時間をかけようとする。 「提督、一旦退室します」 「……! ま、待て……!」 自分が振り向いて静止の言葉をかけた時には、もう木の扉が閉まるところしか見えていなかった。 いくらなんでも気が早いだろう。 艤装でも取りに行ったか。 「大井、戻りました」 「そうだ大井少し落ち着こうじゃないか。考えてもみろ自分がいなくなっては誰が鎮守府の運営を……」 「……提督の方が落ち着いてください。何もしませんから」 おお、呆れるだけで何もして来ないのか。 大井はなんと寛容なのだろう。 自分は窓際のカーテンに身を包み顔だけを出して大井を伺っていたが、それならとカーテンから姿を現した。 然し何もしないというのは本当だろうかと自分はまだほんの少しの警戒心を残していた。 艤装を装備した格好で何もしないと言われても信用できかねる。 今の自分は今まで築いてきた大井との関係による信頼感だけで大井の前に姿を現す事ができている。 「ここに三十本の魚雷があります。選んで一本引いてみてください」 はあ? 突然大井は何を言い出しているのか。 両腕に十本。両足に二十本。勿論全て見慣れた実弾である。 大井の奇行により警戒心を失った自分は 何も考えず右腕にある五本の発射管からそのうちの一本を引いたが、 やはり見慣れたいつもの魚雷に見えるのだった。 それでもくるくる回すと、マジックペンで書いたような黒い太字で漢字が一文字書かれているのを見つけた。 「おめでとうございます。"凶"です」 みくじのつもりか。 しかしおめでとうございますとは一体何事だ。 普通の神社のおみくじは吉系が多めで凶は僅かにしか入っていないらしいが、これは大井特製みくじなのだ。 どうせ八割が凶で二割が末吉でそれ以上の吉は存在していなかったりするのだろう。 いや寧ろ二割でも末吉を入れてくれただけ大井にはまだ慈悲があったと捉えるべきなのか。 「罰として、提督には自宅にあるのでしょう如何わしい本を全て大掃除してもらいます。 従えないのであればここで提督をお掃除します」 やはり何かするんじゃないか! 分かった分かった従う。従うからお掃除はやめてくれ。 自分はここ暫く自宅に帰っていなかった事もあり、そういった物にももう執着しなくなっていた為、 大井の用意してくれた許しの道に飛び込む事に抵抗は何ら感じえなかったのだ。 「まあ。それでは今年も提督は良い一年を過ごせます。よかったですね」 そ、そうか。 自分の一年の良し悪しは最早大井に掌握されているようだ。 いやそれは以前から分かっていた事だがな。 「では、提督の今年一年の良いことその一、です」 「私を、あげちゃいます。……っ、ふふ」 自分からそんな事を言い出した癖に、大井は言い終えてから最後に顔を少し染め、誤魔化すように笑った。 これは……そういう事でいいのだろうな。大掃除は後でやればいいし。 頂きます。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/overlord-index/pages/44.html
隠し番外編へ [2878] ※隠し番外編 1 [2878]むちむちぷりりん◆bee594eb ID c00f733c 腱鞘炎だと知って心配してくれた方、ありがとー これは腱鞘炎を心配してくれた方への感想返しです。 注意。アインズが壊れてます。冗談が結構含まれてます。多分一ヵ月後とかにあるかもしれない話です。 夜半過ぎた遅い時間帯だが、アインズの部屋には煌々とした光が灯っていた。そしてその光の下、アインズは黙々と働いていた。それはアンデッドであるアインズは睡眠というものを必要とはしないためだ。そして何より疲労というものが無いため、幾らでも仕事をこなせるという事でもある。 そんな室内にいるのは、アインズを除けばあとは戦闘メイドである、ユリ・アルファ、シーゼットニイイチニイハチ(シズ)・デルタ、ソリュシャン・イプシロンというこれまた睡眠を不用とする者たちだ。 部屋にあった豪華な机の上に、幾枚かの用紙を広げ、それらをアインズは眺める。アウラから回ってきた、ナザリック外の避難所作成に係わる様々な資料だ。 「ふむ……」 アウラに任せた計画の遂行率は非常に高く、順調に物事は進んでいる。現在では箱の外の部分はほぼ完成したという状況だ。 これから、あとはどれだけの要塞化を進めるか。どれぐらい内装にこだわるかなどの中の部分に取り掛かる必要がある。 そうなると宝物庫を開いて金銭を取り出し、色々と買い集める必要があるだろう。それとも宝物庫のデータクリスタルを取り出して、家具を自作した方が良いか。 迷ったアインズは、報告書から目を離して、中空を睨む。 要塞化を重視するべきか、避難所での生活を重視すべきか。せっかく作るのだから、両方を兼ね備えた別荘を作りたいものだ。 アインズはそう考える。そうなるとデミウルゴスやセバスという人物の知恵を借りる必要が出てくるだろう。しかしながらデミウルゴスは現在ナザリックにはいない。ならばこの場合はまずはセバスの調度品関係の意見を聞くべきだろう。 しかし遅い時間でもあり、セバスを呼びつけるには少々気が咎める。だから雑談程度の気分で、アインズは戦闘メイドの代表者でもあるユリに問いかけた。 「そういえば、セバスはどうした?」 「はい。今日は16日ですので、アーニアの部屋で寝ているかと」 するっとユリは答える。 その答えに含まれたアーニアという名前に聞き覚えがあったため、アインズは記憶を探る。そして思い出したのは一ヶ月前、王都で拾ってきた女の1人の名前だ。 アインズは僅かに笑った。 「……寝ているって何だ? あの女は1人では眠れないのか? 子供じゃあるまいし」 「――え?」 「まぁ、過酷な経験をしたからか? 1人では眠れないのも分からんでも無いな。もしなんであれば恐ろしい記憶は消してやっても良いのだがな」 寛大な口調でアインズはユリに笑いかける。アインズの魔法による記憶操作をもってすれば、1人で眠れるようになるだろうという優しさをもって。 しかしユリは僅かに顔を引きつらせた。それから―― 「失礼します、アインズ様」 ペコリと頭を下げると、その場にいたメイドを全員アインズの部屋の隅に呼び集める。そしてぼそぼそと相談を始めた。 一体何事だ。アインズはそう思い、耳をそばだてる。 「もしかしてアインズ様ってご存じない?」 「アンデッドだからそういう知識は無いのかもしれない」 「ボクもアンデッドなんだけど?」 「…………ユリ姉。シャルティア様がいる」 「あの方は例外でしょ。あれはちょっと行き過ぎ」 「ではどうしますか?」 「まずはお尋ねしてみましょう」 「でも直接的に聞くのは、あまりにもあれじゃ……」 「では間接的に。――アインズ様」 「なんだ?」 ユリがアインズに伺うように、部屋の隅から声をかけた。 「人間の赤ちゃんってコウノトリが運んでくるんですよね?」 「……」 何を言ってるんだ。アインズはユリをそういう眼で見る。元々アインズは言うまでも無く人間だ、ちゃんと性教育は受けているし、実戦経験だってある。 しかしながらユリなりの冗談かと思い、アインズも同じように答えた。 「違うぞ。キャベツ畑で取れるんだ」 その答えを聞いたユリ、ソリュシャン。そして僅かにシズにすら、驚きのような表情が浮かんでいた。 「そ、そうでした。キャベツ畑でしたね……」 「間違えるなよ?」 「は、はい……」 その歯切れの悪い返答に、アインズは不安を抱く。 戦闘メイドってそんな知識も無いのか? そうアインズは僅かに困惑し、性教育をしないと不味いのか。そんなことまでも考え出してしまう。 教師役は誰を据えるか、流石に自分がやるのはイヤだな。そこまで考え始めたアインズはふと、あることを気付く。突然のユリにわけのわからない質問。 もしかして寝てるってそういう意味か? この肉体になってから性欲というものはほぼ無くなった。そのためか、即座に気付くことができなかったのだ。さらに重ねてアインズは気付く。 「ちょっと待て? 『16日ですので、アーニアの部屋で』だと?」 その言葉に込められた意味は明白では無いか。アインズは王都で拾ってきた女の数を思い出す。確か全員で8人だ。 「……1つ聞こう。セバスの相手は……日替わりで8人か?」 「はい。そのはずです。明日はジャネット、明後日はバーバラ……。順番は滅多には変わらないと思いますが?」 「…………」 「アインズ様?」 押し黙ったアインズにユリは恐る恐る声をかける。 そして噴火が始まった。 「くそジジィ! 何、ハーレム作ってんだ! どーせ、8人同時とかやったんだろう! ちくしょうが!」 そこにあったのはぶっちゃけ嫉妬だ。性欲は無いし、アンデッドであるため大きな感情で動かされることも無い。しかしながらこの夜のアインズは違った。アンデッドだからといって妬ましいという気持ちまで完全に消えたわけではないのだ。 「セバスを呼べ! ガツンといってやる!」 「は! はい!」 慌ててユリが部屋から出て行く。 こうしてナザリックにハーレム禁止令が出たり、シャルティアが慌てたり、デミウルゴスの取り成しがあったり、アインズがしょんぼりしたりと、色々な出来事が起こるのだが、それはまさにどうで良い話である。 2011/Aug/28(Sun) 01 48 pm