約 1,001,441 件
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/252.html
「幸せを重ねて」/黒ブキ◆lg0Ts41PPY R18 素肌を撫でる微風が火照りを奪って行く。 月明かりにほの白く浮かび上がるせつなの滑らかな背中。 肌寒さを感じて目を覚ました瞳に、半分開いた窓に揺れているカーテンが映った。 軽く身震いし、閉めようと半身を起こした所で腕を掴まれ、ベッドに引き戻される。 「どこ行くの………?」 半覚醒の少し籠った声。咎める音を含んだ囁き。 「あ……、窓、開いてるから……」 ラブは無言でせつなを胸に引き寄せる。 肩口まで布団を引き上げ、冷えた肩や二の腕を撫でさする。 これで寒くはないだろう、と言わんばかりに。 また一緒に暮らし始めて随分経つ。 こうして裸身を重ねて過ごす夜も、最早特別な事でなく 当たり前の日常となって久しい。 それでもまだ、ラブは時折不安そうな素振りを見せる。 さっきのようにせつなが不意に離れる事を酷く嫌がるのだ。 意識してか、無意識なのか二人きりの時は常に体のどこかが触れている。 何をする訳でもなく、指を絡めて来たり、隣に座って凭れかかって来たり。 さすがに人前では控えているが、それでもせつなが視界から消えると落ち着かなさ気に 視線をさ迷わせている。 一瞬でも放したら、そのまま何処かへ行ってしまう。 心の奥に宿ったのは、取り戻した安堵とまた失う不安。 「側にいるから。」 「もうどこにも行かないから。」 いくら繰り返してもすぐには安心しては貰えないのだろう。 信用ないのね。と言う苦笑い。 無理もない。と言う自戒。 散々振り回して来たのはこちらの方。 出会いからして出鱈目な占いから始まったのだから。 (ごめんなさい。) せつなは思う。 ラブから貰った溢れんばかりの宝物。 愛してくれた。叱ってくれた。すべてを許し、包み込んでくれた。 友達を、家族を、愛する人を、一人ぼっちだと立ち尽くしていた自分にもたらしてくれた。 それなのに、自分はラブに何を与えられただろう。 繋いだ手を振りほどいた。 迎えてくれた温かな住み処を離れて行った。 戻って来たところで、またいつか飛び出してしまうのではないか。 そう思われるのは仕方ないのだろう。 自分で決めた事は何があっても翻さない。それはもう立証済みなのだから。 (私、もう離れないから。) だから、一つ一つ。積み重ねて行く。共に過ごす日々を。 側にいるのが当たり前。またそう感じて貰えるように。 体中を撫でるラブの手のひら。 それは愛撫と言うより、腕の中に収まっているものの存在を確かめようとしているようで。 せつなの胸の奥がツンと締め付けられ、苦しくなって。 せつなはラブの体に腕を回し、頬を擦り寄せる。 体温を移し合い、一つの温もりになって行く。 「………ねぇ。……もう一度…。」 精一杯、甘えた口調で囁いてみる。 ラブは一度、ぎゅうっと強くせつなを抱き締め顔を覗き込む。 その顔に浮かぶのは、正に天真爛漫と言うのが相応しい太陽のような輝く笑顔。 ついさっきまで勤しんでいて、そしてまたこれから行おうとする淫靡な行為とは かけ離れた無邪気に弾けるような表情。 せつながこんな事を言って来るのは本当に珍しくて。 それが嬉しくて嬉しくて堪らない。ラブの全身がそう言っている。 せつなは顔だけでなく身体中が真っ赤に染まっている気がした。 どうしてこんなにも素直に応えてくれるのか。 いっそからかってくれた方が気楽なくらいだった。かえって恥ずかしくなる。 「あの…、疲れたならもういいんだけど…」 つい、照れ隠しにもならない心にもない台詞が口を突く。 「何をおっしゃいますやら。今さら取り消しは許さないよ~。」 これまた月明かりの中では不似合いなくらいの陽気な声。 せつなは逃れるようにうつ伏せになろうとするが、ラブの方が一瞬速かった。 両手首を掴まれ、ベッドに縫い付けるように仰向かされる。 せつなが口を開く前に、ラブは自分の唇で抗議の声を封じ込める。 こうなったらラブの勝ち。もうせつなは逆らえない。 唇から体へ。ラブの口付けは戯れながらせつなの白い肌の上を踊ってゆく。 啄むような、擽るような、軽く優しい唇。 それが徐々に熱を帯び、せつなの敏感な部分に集中してまとわり付き始めた。 揺らめき、溶けて広がって行く快楽の海にその身を漂わせる。 とうに肌寒さは忘れていた。 また一つ、幸せが重なっていく。 明日も、明後日も。共に有る限り。
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/666.html
俺が中学最後の年。全三年生諸君が待ち望んでいる最大お祭り行事――修学旅行がやってきた。 ウチの学校は二年だとか、細かいことにはこの際触れずにおこう。 その待ち望んでいる全生徒にはもちろん俺も例外なく含まれ その日が近づくにつれ自然と周りも騒がしくなっていった。 現在の昼休みも修学旅行熱真っ只中である。 後ろの女子グループは修学旅行のプランを考えるためのお泊り計画を立てているし 俺の周りの男共は土産代をいくら持っていくかで競い合った後もつまらない話で盛り上がっている。 というわけで修学旅行を間近に控えた我が校の三年は その後にそびえ立つ悪魔の如き定期テストの存在も忘れ完全に浮き足立っていた。結構なことじゃないか。 その後10分ほど話し込んだ男子生徒達は仲良くトイレへと旅立って行った。 「はぁ・・・やれやれ」 思えばこの頃から口癖となる兆候が出始めていたのか 溜息と共にお馴染みのフレーズを口にすると、俺の台詞を咎める奴が現れた。 「穏やかではないね」 佐々木だ。 佐々木は着席していた俺の横に来ると、いつもの口調で話し始めた。 「僕の経験を元に言わせてもらうと、この時期に君が溜息をつく理由は皆無なのだが。 もし君さえ良ければそんな僕に新たな経験をさせるべく、その理由を教えてもらいたいものだね」 「ほっとけ」 単なる不可抗力だ。と言いかけ、口を半開きにさせたところで俺は停止した。 その通りなのである。前述の通り、全生徒がこの修学旅行を楽しみにしておりその中には俺も含まれていた。 実際、先程周りで土産代トーナメントをやっている時までは万更でもなかったのだが・・・ つい今し方気分が急変したようだ。喩えようのないモヤがかかったような何とも言えない気分である。 はて?別に俺の体調が保健室のお世話になるほど変調したわけでも 修学旅行後の期末テストを想像したわけでも 4限の英語のテキストを忘れたことに気付いたわけでもないのだが。 「わからん」 そう正直に答えると佐々木は訝しげな表情を浮かべながら聞き返してきた。 「・・・それはどういうことだい?」 「わからんものはわからんのだから仕方ないだろ」 と、またもや素直に答えた俺に対して佐々木はつい見とれてしまいそうな極上の笑みで返してくれた。 嘘をつかなかったご褒美かな。 「相変わらず興味深いね、君は。自分が溜息をついている理由がわからないとは。いや、実に興味深い」 それは褒めてるのか、それとも貶してるんだろうか。 「褒めてるんだよ。まぁ、君のその吐息が修学旅行先まで運ばれないことを微力ながら願っているよ」 じゃあね、と言うと佐々木は後ろを向いて女子グループの塊の中へと入っていった。 そして再び一人となった俺は改めてこの溜息の原因を考えてみることにする。 別に大したことではないと思うのだが。 俺は眉間に指を当ててそれっぽく悩んでやる。 考え事をするときはこうしろと一休さんとやらが教えてくれたからな。 おかげで小学校時代は毎朝遅刻との戦いだったが。 「えぇ・・・と」 確か俺の周りで土産話が始まり――俺の6倍の額を持っていく奴が優勝をかっさらい その話が終わった後で一人が 『俺は修学旅行で決める!』 とわけのわからんことを言い始めたんだ。 ここまでは間違いない。 「それから――」 そいつは佐々木を呼び出して話をすると言っていた。それだけだ。 「・・・・・・」 わからん。一向にわからん。 その時周りで囃し立てていた男共にはムカついた気もするがそれは溜息には関係ないだろう。 結局いくら考えても俺の頭の上で電球が点灯することはなかった。 まぁ多分・・・昨日あまり眠れなかったのが今になって響いてきたに違いない。そういうことにしておこう。 俺は溜息の理由を寝不足と断定すると、4限の準備に入るべく机の中から英語の教材を取り出そうとして 忘れたことに気が付いた。 「やれやれ」 24-423「キョンの溜息」 24-455「デートのお誘い?」 24-516「少年Nの悲劇」 24-563「待ち合わせ」 24-728「最初で最後の―― 」 24-746「最初で最後のオーバータイム」
https://w.atwiki.jp/twistedfox/pages/341.html
華原 菜実<KAHARA-Nami> 下河原・鎮漣<SHIMOGAWARA-Shigenami> クラス ゾルダート サムライ パンツァーリッター Lv.10 Lv.3 Lv.1 トール タケミカヅチ ヘルモード ライフパス等 種族:人間 外見:身長160前後。黒髪をポニテ風に後ろでまとめている。仕事中は軍服。待機時はライダージャケットにシャツとパンツ。 出自:異邦人/混沌の運命:判定時片方のダイス振り直し可 境遇:義憤/クエスト:刀狩り 邂逅:同行者:セルマ・ファーレイ シャード:財布の端にくくりつけた根付。橙色の二十面体。 →よく見ると面の一つ一つに白字で名前が彫りこんである 能力値 能力値 体力 反射 知覚 理知 意志 幸運 Basic 15 13 12 11 10 12 Bonus 5 4 4 3 3 4 戦闘能力値 未装備 銃装備時 弓装備時 命中 15 16 16 回避 12 10 9 魔導 7 6 6 抗魔 11 9 9 行動 24 25 25 耐久 57 57 57 精神 39 39 39 攻撃 22 刺40 刺37 防御 斬 刺 殴 炎 氷 雷 通常 7 7 7 3 3 3 特技 ゾルダート Lv.1 帝国軍装備 常時 帝国軍装備CL個取得。 Lv.1 射撃補正機構 常時 射撃攻撃時命中修正 Lv.2 瞬間加速機構 常時 物理攻撃ダメージ上昇。 Lv.3 戦闘用電子頭脳 常時 物理攻撃CT10(固定) Lv.4 強化人工神経 常時 命中、行動に修正。 Lv.5 強化人工神経Ⅱ 常時 命中、行動に修正。強化。 Lv.6 補給調達 本文 特技版完全回復薬。 Lv.7 肉体再生 クリンナップ HP回復。 Lv.8 統合電子頭脳 常時 物理攻撃CT9(固定) Lv.9 機動力変換機構 オート Dm.+行動値(1/シーン) Lv.10 射撃補正機構Ⅲ 常時 射撃Dm.、精神上昇 サムライ Lv.1 士魂 常時 サムライ装備CL個取得。 Lv.1 二刀流 常時 牽制と真打 Lv.2 士道 常時 死ぬことと見つけたり。 Lv.3 剛力無双 常時 体力判定ボーナスなど。 パンツァーリッター Lv.1 パンツァーⅠ 常時 支給品のパンツァーに乗っている。 Lv.1 コーリング セットアップ パンツァーを呼び出す。 Lv.1 チャージ メジャー 竜騎兵の突撃。 装備 装備 武器(右):シュロートフリッテ(思い出のリボン組み込み) 武器(左):重藤弓 防具 :特殊野戦鎧 アクセサリ:黒瑪瑙の指輪 その他1 :バックラー(デーモンブラッド組み込み) その他2 :パンツァーⅠ その他3 : サムライ装備 義の証/シャードにして弟との思い出の一品(データ的には2個分) 重藤弓 帝国軍装備 シュロートフリッテ 特殊野戦鎧 オートマグナム(射程20m) MG32突撃機関銃(範囲攻撃) 帝国十字章×6 一般アイテム 兎の足×2 ポーション×3 G=Mバーガー(行動値+1) ナパームチェリー×2 ランス 万能薬 幌つきトラック コネ 関係 同行者 セルマ・ファーレイ 軍に入る前に少しばかり付き合いがあった。 友人 ヴルメリオ Session.04同席 友人 アルヴィト Session.04同席 友人 ヴァーナ Session.17同席 借り ヴィーザル Session.17同席 借り シエル Session.17同席 友人 マリーア Session.17同席 び、びじねす アルフレッド枢機卿 Session.17同席 所持金 1990ゴルト 設定 父は厳格な地方藩主であった。 継嗣が中々生まれないため、私は半分男のように育てられた。 私の齢が8つのころに弟が生まれ、あとを継ぐ責からは自由になった。 やがて父母は死に家督は弟に移った。 家が割れないようにという名目で、私は大陸に遊び出た。 重い刀は捨て、身軽になった私だが結局やっているのは国の為の仕事ってことになるのかね。 叔父は家督がほしかった。 父は叔父の子飼の剣士に暗殺された。 証拠は巧妙に消され、叔父を咎める者は居なくなった。 私は、――叔父を斬った。 父を慕った家臣たちは、私に逃げるよう勧めた。 私は刀を持つことを自らに禁じ、国を出ることにした。 言い訳 基本的には、あまり背景とかいじらないキャラのつもり。 二刀流ダブルウェポンはいつの世も蠱惑的。 ページ サクセイ ミスッタ ... -- yume (2017-04-24 04 18 01) つ ページ名の変更 -- TJ (2017-04-24 22 30 55) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/2659.html
恋のライバル同士だったのに 849 「なあ、聞けよって」 「だから聞いてんじゃん、そんで」 見るともなく眺めているだけの雑誌から視線を上げずに答えると、○○はめげた様子もなく再び口を開いた。 窓の外では重く垂れこめた雲が日の光を遮って、辺り一面に夜の気配が漂っている。 凍った天から吹き降ろす寒風がフローリングの床に滲み渡っている所為で何時まで経ってもヒーターの電源を落とせない。 最後に頭痛薬を飲んで何時間になるだろうか。 痛み出した米神に手をやりながらローテーブルに置いた目覚まし時計を横目に見た。 「マジうけるよな、ホント訳分かんねー」 「…お前ホント、最近アイツの話ばっかりね」 「はは、妬いてんの」 妬いてんだよ、と勢いそう返しかけて、すっかり冷えたコーヒーと共に言葉を飲み込む。 人の気も知らずに全く能天気なものだ。 呆れて出た溜息をどう解釈したのか、したり顔で笑みを向けた○○のあからさまなからかいの目を振り切るように重い腰を上げ、玄関へと足を向けつつ捨て台詞のように投げかけた。 「晩飯食ってくんだろ、金出せよ」 「え?金取るなんて聞いてねーよ」 「今言いました。作るのメンドいからピザでも取ろうぜ」 放りっ放しの鞄の中から財布と薬と、それに煙草を摘み上げて換気扇のスイッチを押す。 ほとんど喫煙所と化しているミニキッチンは、本来の目的のために使った形跡など欠片もなく小ざっぱりとして綺麗なものだ。 シンクの縁に手を突いて項垂れ、煙を巻き取りごうごうと回るプロペラの音に耳を澄ます。 「火貸して」 いつの間にか寄って来ていた○○に半身を向けて立てば、ただでさえスペースに余裕のない台所が更に狭くなった。 向こうの火口が赤く光ると忽ち独特の甘い匂いがこちらの鼻先にまで纏わりつく。 「でさ、●●アイツ昨日もさ」 「だーからさ、その話はもう聞き飽きてんの、しんどいんだよ、言わすなこんなの。何が悲しくて野郎の口から男の話ばっか…」 くゆらす煙に乗せて、いっそ無邪気に再々口火を切った相手を咎めるがごとく反射的に出た声。 取り繕うよう継いだ台詞の早口に零れていく様が、むしろ自らの思惑を裏切る風に響いてはいないか。 ふと胸に募った気まずい思いで俺の舌が鈍るのもお構いなしに、言葉尻を踏み躙って○○が次に放ったのは予想だにしない一撃だった。 「抱いてやったら顔真っ赤にして、それ隠しながら声堪えてたよ。すげー可愛かった」 「は?」 「だから、お前が聞きたかったのってそーいう話だろ」 「え」 「好きなんだろ、●●の事。そーいう意味で」 あまりの衝撃に取り落とした煙草がガス台へと転がった。 拾おうと伸ばした手を制して指先を掴まれる。 弾かれたように上げた顔の、すぐ鼻の先で○○が喜色を浮かべ人の目の色を窺っているのを見ると余計混乱が渦を巻いて、頭がどうにかなりそうだ。 奴が缶の口に煙草を押し込んだのと同時、指を握るもう一方の手に力が込められた。 表情は変わらないのに、それはまるで言い逃れや誤魔化しや、反論さえ許さないとでも言うように固く強く。 呑まれてしまって身動きすらままならない自分が情けなくなる。 「好きなんだろ、知ってたよ。お前ヘンなとこで分かり易いんだもんな」 「意味分かんね…、冗談キツいわ、つーか近いって」 「あんなお人好し、押せば簡単に行けたのにモタモタしてっから、そのクセ焼き餅やいたりしてさ。女々しいよお前。ま、そんなところが好きなんだけど」 話の展開に思考が追い付かず押し黙った俺を置き去りにして、○○は饒舌に言葉を続けた。 「お前の事ずっと見てたんだ。けど、そんな顔見んの初めてだね。やっぱそそるわ、うん、好きだよ」 鼻先で撒き散らされる煙たく甘ったるい匂いに吐き気がする。けれど間髪なく噛み付くようなキスを注がれて、抵抗する気力など俺にはなかった。 有能だけど扱いづらい男
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/2879.html
死に際に告白しようとするが結局出来ないで死ぬ 死に際に最後の力を振り絞ったらしい小っこい悪魔が憎たらしい笑顔で放った氷柱 それが自分の腹を突き破った時、一瞬本当に何が起きたか分からなかった。 オレは悪魔を倒したジンに向けていた笑顔のまま、ガクンと膝から崩れ落ちる。 尻餅をついた衝撃で視線を下ろした先に見えるのは 体に深く突き刺さる氷柱とそれに纏わり付くように滲む血。 氷柱が刺さっている部分から根を張るように体が凍っていくのが分かる これから自分は死ぬのだ、と本能が泣き叫んでいる気までしてきた。 「ソロ!!」 「……かはッ! ……ッ! ……!!」 血相を変えてオレを抱きかかえるジンに何か言ってやりたかったが さっき悪魔に掛けられた沈黙の効果がまだ残っているせいで悲鳴すら出せない。 抱えたオレを見下ろすジンの顔は、普段の無表情っぷりが嘘のように歪んでいて ただでさえ白い肌が真っ青に染まっていくのはいっそ痛々しかった。 「しっかりしろ! こんな物すぐ抜いてやるから!」 氷柱の刺さった傷痕が凍り始めているのに気が付いたのか ジンは自分の手まで凍り始めるのも気にせず氷柱を抜こうとしてくれている。 だが悪魔の全魔力が詰まっている氷柱はきっと抜けやしないだろう これ以上何をしてもジンの手が傷ついていくだけだ。 「……ッ、……ァッ!」 そう言おうとしてもオレの喉は何の音も出さない だから、まだなんとか動く腕でジンの手を繋いで止めた。 ジンの手は泣きたくなるほど暖かくて出せる限りの全力で握った。 「ソロッ……!」 もうどうしようもない事を悟ったのか、ジンはただ単純にオレの体を抱き寄せた 太陽の匂いがする暖かい体に包まれて堪え切れなくなった涙が次々溢れ出す。 オレの顔を覗き込むジンに向かって声の出ない口で精一杯の想いを伝えた。 ヘタレなオレにはずっと伝えられなくて、鈍いジンは全然気づいてくれなかった たった二文字を、壊れたおもちゃのように、繰り返し、繰り返し。 鈍いコイツにはきっと読み取れないだろう告白を オレはずっと、多分意識が闇の淵へ落ちた後も、言い続けていた。 相手の声帯を一時的に潰す事によって魔法を封じるという 危険極まりない能力を持つあの悪魔は確かに俺が切って捨てた筈だった。 だが今紛れもなく俺のパートナーは、俺の目の前で異物を腹に受け、地に伏せた。 「ソロ!!」 「……かはッ! ……ッ! ……!!」 今度こそ本当に死に絶えた悪魔を踏みつぶして俺はソロの元へ駆け寄る。 力なく座りこむ体を抱えると、悪魔の手によって無理矢理 沈黙状態に陥らされた彼の口は音もなくパクパクと開閉した。 ソロの腹部ほとんどを埋め尽くすようにして突き刺さっている氷柱は ソロの血を纏ってヌラヌラと妖しく光り 氷柱に占められた肌は傷口を覆うように凍りつき始めていた。 おそらく内部も同じように凍り始めているのだろう 中から凍らされていく姿を想像して、思わず背筋に悪寒が走った。 「しっかりしろ! こんな物すぐ抜いてやるから!」 ヒューヒューと次第に弱々しくなっていくソロの呼吸音を耳に氷柱を掴みながら叫ぶ。 余程膨大な魔力が篭っているのか、氷柱は俺の手まで凍らせ始めたが 気にせずありったけの力を込めた。出来れば砕き、砕けなければ抜く。 「……ッ、……ァッ!」 だがソロはそんな俺を咎めるように手を重ねそして優しく握った。 驚いて覗きこんだソロの顔は、全てを受け入れたような諦めたようなそんな顔で 俺は"彼はこれ以上俺にどうする事も望んでいないのだ"という事を悟った。 「ソロッ……!」 張り裂けそうな感情を胸の内に押し込み、ただソロを抱き寄せる ソロはふっと一度笑い、そして音も無く静かに泣きだした。 パクパクと何度も口を動かして何か伝えようとしているみたいだったが 涙でぼやけた視界では、それが何を意味しているのか掴み取れない。 「俺と、俺とずっと共に……!」 『居てくれ』とそこまで続けることは出来なかった。 俺の無力な腕の中、完全に温度を無くしたソロは、 きっともうどんな言葉も聞いてくれやしないだろうから。 死神×予知能力者
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/1506.html
会議室で再会 「うわ…」 坂上あゆみはおもわず口に出してしまった。50人ものプリキュアが続々集まってくる様子は壮観だった。もちろん、みな変身前の普段の姿ではあるが、知ってしまうと、プリキュアとしての姿を重ねてしまうのは当然だった。 春が近づいてやっと暖かくなりかけたある日、四葉邸に集まれ、と星空みゆきから連絡があった。みゆきも何か慌てているようだったが、今日の午後、という急な話にあゆみは驚いた。いつものお花見というわけではなさそうだった。 それは今の雰囲気でもわかる。これだけの人数がいるというのにおしゃべりに花が咲くこともない。あったとしても、隣と小声で、というのがせいぜいだった。グレルもエンエンも、トートバッグから顔を出しはしたが、あたりを見回して察したのか、何も言わなかった。 (授業みたいだな…) ここは会議室のようだった。あるいは、テーブルを並べ替えて飾ればパーティ会場にできるのかもしれないが、今は、正面に演壇があり、机はそれに向かって整然と並べられていた。 あゆみは、誰かに聞いたりもしなかった。そういう空気でないのも事実だが、昨日あたりから体調がよくない、ということもあった。何をするにも億劫で体が重く感じる。今日だって、単なるお花見だったら断ったかもしれない、という気がする。 「お待たせしました」 四葉ありすが入ってきた。皆の視線がそれに注がれるのは当然だったが、空気が冷たくなったような気がした。セバスチャンが、今入ってきたドアを静かに閉めた。 ありすは演壇に立つと全員の顔を見渡した。視線があゆみに来たときに一瞬、動きが止まったような気がしたが、勘違いかもしれない。 「現状からご報告します。 四葉の科学チームが解析を続けておりますが、まだ仮説を得るにも至っておりません。 情報取集の段階で足踏みしています」 何人かが頷く。あゆみはその様子を見ていた。やはりだ。自分が知らないことがあるようだ。億劫さが消えたわけではないが、友人たち、プリキュアたちが真剣な顔をしているのが、何かが起こっているせいだとしたら、このままではよくないような気がした。 「あの」 手を上げる。やはり何人かが振り向く。咎める視線はなかった。むしろ、何か知っているのか、という期待だった。 「今日の目的は何なんでしょうか」 眉を顰める人がいる。 「わたし、何か知らないことがあるみたいで――」 さすがに声が途切れる。ありすは あゆみを見ていたが、わずかに首を傾げた。 「なんか、ごめんな――」 「昨日、あゆみさん、あるいは、キュアエコーと一緒だった方はいらっしゃいますか?」 声はない。首を横に振った者はいた。昨日、とは。 「あゆみさんかキュアエコーを見た、という方は?」 同じだった。手を上げる人もいない。 「やはりそうでしたわね。さっき、あゆみさんと目が合ったときにそんな感じがしたのです。 では、状況の整理を兼ねて、私からご説明いたします」 それは想像したよりも短く終わった。 昨夜、ほぼすべてのプリキュアが突然、異次元空間に引きずり込まれたのだという。 「おそらくあれは、『ワームホール』あるいはそれに類するものだと思います。 その先では、プリキュア・アラモードの六人、HUGっとプリキュアの五人、名称不詳のプリキュアが四人、戦っていましたが、わたしたちがそれに加わる前にワームホールは閉じ、わたしたちはそれぞれ元の世界に戻されたのです」 「…」 「すでに戦っていたプリキュア、それに後から呼ばれた形のプリキュアがいたのに加え、あゆみさんのように、ワームホールに引きずり込まれなかったプリキュアもいたわけですね。その違いが何によるものなのか、ということも解明しなければなりませんわ」 そういうことか。 複数のプリキュアが一緒に戦う大きな事件はこれまでに何度も起こっているが、今回は性質が異なるらしい。 「…。 え」 あゆみは突然、立ち上がった。 「リコちゃん?!」 が、すぐに座り込んだ。いや、倒れたのだった。 「あゆみちゃん!」 客室で目覚めへ
https://w.atwiki.jp/strike_witches/pages/64.html
ストライクウィッチーズ 第94統合戦闘航空団より 11 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/05(火) 22 30 52 ID 45Z78DLF 今日は作戦予定もないので、朝のミーティングはつつがなく終了すると思われた。だが。 「ではミーティングを終了します。何か用件がある方は……はい、宮藤さんどうぞ」 「最近私の部屋に誰かが入っているみたいなんです……訓練から帰ってくると、ベッドが湿っていたり……やめてもらえませんか」 隊員たちがざわめく。姿なき悪意を咎める声が聞こえる。ペリーヌはそんな人がいるこの部屋にいられるかと出て行った。 「そんな事をする人はうちの隊員には……」 そう言いながらも、私に目を向けるミーナ。よい信頼関係で結ばれていたと思っていただけにショックだった。 確かに芳佳の部屋で痴態を晒したのは事実だが、フル稼働させていた魔力感知によれば誰にも見られてはいないはずだ。 つまり……彼女は私をそういう目で見ていたのだ。その事実に、私は―― 「で、ではこの件はこちらで調査するので解散とします……トゥルーデ、手伝って」 「あ、ああ……」 ――さて、どうしようか。胸の奥のどす黒い感情が、今にも爆発してしまいそうだった。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O 。 ,.=, ´ ` >=、- 、 ,ィ´;;;;ノ ! ヽ;;! /;;;;;;;;/ / ;イ /ハ!; ヘ;!. /;;;;;;;;;;;/ / ;イ / ,イ l! ! V !;;l |;;;;;;;;;; イ /j/Tt- Vl ィTVV;;;! ヽ ノ .Y|ハ Vリ `' lリ lノ ` ゝ=-、 _ ノ 礼を言わなくてはな。…… 1乙。 , ィノ _ヘ>- < // ハ ゝ-Y-'^.i ヾ=-' l i . ̄ハ ) l l ノ .l! l .l V/ 二 l! .V /! l! l. ヾニハ A .! l! ! /L!V ! l l / ', ヽ l l レ ',. `! L /. ',=.l ヒ/ Vリ 513 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/06(水) 03 15 11 ID Mi6Ue18W 「きいてアロエリーナ ちょっと言い難いんだけど きいてアロエリーナ 妹が新しく出来ましたー きいてくれてありがと アロエリーナ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O 。 __ ,.=, ´ ` >=、- 、 ,ィ´;;;;ノ ! ヽ;;! /;;;;;;;;/ / ;イ /ハ!; ヘ;!. /;;;;;;;;;;;/ / ;イ / ,イ l! ! V !;;l |;;;;;;;;;; イ /j/Tt- Vl ィTVV;;;! ヽ ノ .Y|ハ Vリ `' lリ lノ ` …………いつか、礼を言わないとな ゝ=-、 _ ノ , ィノ _ヘ>- < // ハ ゝ-Y-'^.i ヾ=-' l i . ̄ハ ) l l ノ .l! l .l V/ 二 l! .V /! l! l. ヾニハ A .! l! ! /L!V ! l l / ', ヽ l l レ ',. `! L /. ',=.l ヒ/ Vリ 733 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/06(水) 10 53 39 ID z2Qv1+xU 芳佳 ↓ ミーナ→私←エーリカ ↑ クリス  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O 。 __ ,.=, ´ ` >=、- 、 ,ィ´;;;;ノ ! ヽ;;! /;;;;;;;;/ / ;イ /ハ!; ヘ;!. /;;;;;;;;;;;/ / ;イ / ,イ l! ! V !;;l |;;;;;;;;;; イ /j/Tt- Vl ィTVV;;;! ヽ ノ .Y|ハ Vリ `' lリ lノ ` なるほど…いいバランスだな… ゝ=-、 _ ノ , ィノ _ヘ>- < // ハ ゝ-Y-'^.i ヾ=-' l i . ̄ハ ) l l ノ .l! l .l V/ 二 l! .V /! l! l. ヾニハ A .! l! ! /L!V ! l l / ', ヽ l l レ ',. `! L /. ',=.l ヒ/ Vリ
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/451.html
「あ!お前ら何やってんだ!」 「「ゆ!!!」」 畑での盗みを咎める声に驚く子れいむと子まりさ。 しかしその親れいむは全く動じずに野菜を食べ続ける。 「ゆゆ!みつかっちゃたよおかあさん!」 「たいへんだよ!ゆっくりできなくなっちゃうよ!」 「だいじょうぶだよ!おかさんにいいかんがえがあるからね!」 こうして三匹のゆっくりは中央の広場へと連行されていった。 ここ「共存区」はその名が示す通り人とゆっくりの共存のための実験施設である。 この施設は地下にあり、その広さは村一つ程だ。そしてこのエリアでは捕食種は扱われいていない。 連れて来られるゆっくりは二種類、加工場で生まれ育った養殖ゆっくりと害獣とされる野生の天然ゆっくりだ。 選択基準は無くどれも無作為に選ばれているが、養殖物は多くが大人しくてある程度落ち着いており、天然物はほとんどがテンプレ通りの性格だ。 この両者、特に天然ゆっくりの悪事防止ためにいくつかの規則が決められている。 「他者の食べ物を取ってはいけない」「他者の家を荒らしてはいけない」などだ。 人にとっては当たり前のことだがゆっくりにとって理解できず、多くの天然ゆっくりが罰を受け、潰されたり加工場に送られたりした。 そして移動と補充を繰り返し、ようやく落ち着いてきた時に例の事件は起こったのだ。 広場にて 「被告、ゆっくりれいむNO.016、NO.017、ゆっくりまりさNO.18。 あなたたちは他人の育てた畑を荒らし、野菜を盗んで食べたことを認めますか?」 「ちがうよ!おちてんだよ!れーむたちがさきにみつけんだよ!」 「おじさんはうそつきだよ!」 「まりさたちはなにもわるいことしてないよ!」 裁判官はやれやれといった顔でそれを聞いていた。 「あの野郎!ふざけやがって!」 「やめておじさん!あんなゆっくりできないこあいてにしないほうがいいよ!」 「どうせすぐにしぬよ!あいてにするだけむだだよ!」 怒りに震える俺をなだめようとするゆっくりたち。 「ではこれはどういうことですか?」 そういって裁判官は小型モニターにある映像を移した。 「ゆ!おかあさんがいるよ!」 「まりさもいる!みんないっしょだよ!」 それは事件発生時の監視カメラの映像だった。あらかじめ畑の数箇所に取り付けられていたのだ。 「この証拠によりあなたたち三匹は罰を受けなければなりません。規約により餡子吸出しの刑です。」 餡子吸出しの刑、それはゆっくりの命と言うべき餡子を生きながらして吸い出されるという過酷な刑の一つである。 「ゆゆ!まだゆっくりしたいよ!」 「ゆっくりいやだよ!おじさんがかわってよ!」 慌てふためく二匹。だがその親は違った。 「そのかみをゆっくりみせてね!」 裁判官から渡された用紙を冷静に読み始める親れいむ。 そして 「やっぱりだよ!たしかにこのかみにはあんこをすいだすとかいてあるよ! でもれーむたちにきずをつけていいなんてかいてないよ!」 それにより言葉を失う会場の一同。 「やったねおかあさん!またゆっくりできるよ!」 「おかあさんはてんさいだよ!」 「えへん♪」 子供たちに褒められて胸(?)を張る親れいむ。 だが、 がしり! 数人の男たちに後ろから掴まれる一家。 「ゆ!はなしてよ!」 「まりさたちをきずつけちゃいけないんだよ!」 「れーむがうったえちゃむぐ!!!」 男たちは子れいむが言い終わる前に口にホースを突っ込む。 「む!ぐむむ!ぐごぎゅぎゅぎゅぎゅーーー!!!!」 理解できないまま泣きながら餡子を吸い出される子れいむ。 「やめてよね!れーむがしんじゃうよ! 「はやくとめてよね!はやくたすけてあげてね!」 しかし男たちをそれを聞き入れる様子はない。 「がびょびょぴょぼぼぼぼぼお”お”お”お”お”お”お”!!!!」 少しするとその苦悶の顔からは涙は出なくなり、代わりに目から餡子を出し始める。 「ぎょごお”お”お”お”お”!ぎょぶ!ぼぶ!びゅぷ…」 音もなくふわりと落ちて「処刑」が終わった。 「れ”い”む”う”う”う”う”う”う”う”う”う”!!!」 「どお”じでごん”な”ごどずる”の”お”お”お”お”お”お”お”!!! ぎずづげじゃだべだどい”い”い”い”びゅぴゅぶっ!!!」 「ま”り”ざあ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!」 こうして傷つけることなく二匹目の「処刑」が始まった。 前半いらないなぁ、描写薄いなぁと後悔 by.らしい このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/163.html
「あ!お前ら何やってんだ!」 「「ゆ!!!」」 畑での盗みを咎める声に驚く子れいむと子まりさ。 しかしその親れいむは全く動じずに野菜を食べ続ける。 「ゆゆ!みつかっちゃたよおかあさん!」 「たいへんだよ!ゆっくりできなくなっちゃうよ!」 「だいじょうぶだよ!おかさんにいいかんがえがあるからね!」 こうして三匹のゆっくりは中央の広場へと連行されていった。 ここ「共存区」はその名が示す通り人とゆっくりの共存のための実験施設である。 この施設は地下にあり、その広さは村一つ程だ。そしてこのエリアでは捕食種は扱われいていない。 連れて来られるゆっくりは二種類、加工場で生まれ育った養殖ゆっくりと害獣とされる野生の天然ゆっくりだ。 選択基準は無くどれも無作為に選ばれているが、養殖物は多くが大人しくてある程度落ち着いており、天然物はほとんどがテンプレ通りの性格だ。 この両者、特に天然ゆっくりの悪事防止ためにいくつかの規則が決められている。 「他者の食べ物を取ってはいけない」「他者の家を荒らしてはいけない」などだ。 人にとっては当たり前のことだがゆっくりにとって理解できず、多くの天然ゆっくりが罰を受け、潰されたり加工場に送られたりした。 そして移動と補充を繰り返し、ようやく落ち着いてきた時に例の事件は起こったのだ。 広場にて 「被告、ゆっくりれいむNO.016、NO.017、ゆっくりまりさNO.18。 あなたたちは他人の育てた畑を荒らし、野菜を盗んで食べたことを認めますか?」 「ちがうよ!おちてんだよ!れーむたちがさきにみつけんだよ!」 「おじさんはうそつきだよ!」 「まりさたちはなにもわるいことしてないよ!」 裁判官はやれやれといった顔でそれを聞いていた。 「あの野郎!ふざけやがって!」 「やめておじさん!あんなゆっくりできないこあいてにしないほうがいいよ!」 「どうせすぐにしぬよ!あいてにするだけむだだよ!」 怒りに震える俺をなだめようとするゆっくりたち。 「ではこれはどういうことですか?」 そういって裁判官は小型モニターにある映像を移した。 「ゆ!おかあさんがいるよ!」 「まりさもいる!みんないっしょだよ!」 それは事件発生時の監視カメラの映像だった。あらかじめ畑の数箇所に取り付けられていたのだ。 「この証拠によりあなたたち三匹は罰を受けなければなりません。規約により餡子吸出しの刑です。」 餡子吸出しの刑、それはゆっくりの命と言うべき餡子を生きながらして吸い出されるという過酷な刑の一つである。 「ゆゆ!まだゆっくりしたいよ!」 「ゆっくりいやだよ!おじさんがかわってよ!」 慌てふためく二匹。だがその親は違った。 「そのかみをゆっくりみせてね!」 裁判官から渡された用紙を冷静に読み始める親れいむ。 そして 「やっぱりだよ!たしかにこのかみにはあんこをすいだすとかいてあるよ! でもれーむたちにきずをつけていいなんてかいてないよ!」 それにより言葉を失う会場の一同。 「やったねおかあさん!またゆっくりできるよ!」 「おかあさんはてんさいだよ!」 「えへん♪」 子供たちに褒められて胸(?)を張る親れいむ。 だが、 がしり! 数人の男たちに後ろから掴まれる一家。 「ゆ!はなしてよ!」 「まりさたちをきずつけちゃいけないんだよ!」 「れーむがうったえちゃむぐ!!!」 男たちは子れいむが言い終わる前に口にホースを突っ込む。 「む!ぐむむ!ぐごぎゅぎゅぎゅぎゅーーー!!!!」 理解できないまま泣きながら餡子を吸い出される子れいむ。 「やめてよね!れーむがしんじゃうよ! 「はやくとめてよね!はやくたすけてあげてね!」 しかし男たちをそれを聞き入れる様子はない。 「がびょびょぴょぼぼぼぼぼお”お”お”お”お”お”お”!!!!」 少しするとその苦悶の顔からは涙は出なくなり、代わりに目から餡子を出し始める。 「ぎょごお”お”お”お”お”!ぎょぶ!ぼぶ!びゅぷ…」 音もなくふわりと落ちて「処刑」が終わった。 「れ”い”む”う”う”う”う”う”う”う”う”う”!!!」 「どお”じでごん”な”ごどずる”の”お”お”お”お”お”お”お”!!! ぎずづげじゃだべだどい”い”い”い”びゅぴゅぶっ!!!」 「ま”り”ざあ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!」 こうして傷つけることなく二匹目の「処刑」が始まった。 前半いらないなぁ、描写薄いなぁと後悔 by.らしい このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/izayoi-bb/pages/38.html
【立ち回り】【総合】 【開幕】 【遠距離】 【中距離】 【近距離】 【空対空】 【地対空】 【空対地】 【起き攻め】 【被起き攻め】 【固め】 【被固め】 【暴れ】 【キャラ専用コンボ】 【反撃確定ポイント】 【掲示板より】 【立ち回り】 [部分編集] 【総合】 相手が空中にいるときにBミラで接近(α、イージスで狩る) Cによる牽制にはβで対応 ソニックでの珠溜めが難しい(Dまかれると) Dミラで強引に接近(過信はできないが) [部分編集] 【開幕】 [部分編集] 【遠距離】 [部分編集] 【中距離】 [部分編集] 【近距離】 [部分編集] 【空対空】 [部分編集] 【地対空】 [部分編集] 【空対地】 [部分編集] 【起き攻め】 [部分編集] 【被起き攻め】 [部分編集] 【固め】 [部分編集] 【被固め】 [部分編集] 【暴れ】 [部分編集] 【キャラ専用コンボ】 [部分編集] 【反撃確定ポイント】 [部分編集] 【掲示板より】 暇だからキャラ対策でもしないか? μ対策 開幕 ローリスク バクステ、様子見、バックジャンプソニック ミドルリスク 地上ソニック、微ダ5B、前ジャンプソニック ハイリスクハイリターン 低ダJC、α、γ 低ダJCは5Cに勝てて、〜5A>2C>γ〜で6珠回収 αはジャンプ読みでBミラまで入れ込めば4珠回収 γは微ダ5Bで触りに来たらAミラ仕込みで4〜6珠回収 地上ソニックはバクステ読みだが普通に避けられるし5Cに負けるので怖いところ 微ダ5Bは様子見相手用、1珠回収 立ち回り 確反ポイント (通常時)μ6B2段目直ガ→微ダ5A〜 6珠回収 μ6C>ハバヤ→6Cガード後Bミラ※距離による (GA時)μ地上トツカ→見てからDミラorOD発動>ジャスティス μJ2C→6A まだまだあると思うけどこんな感じ 通常時 極端に珠が溜めにくいので離れてソニックよりラインを上げる 焦れて触りに来たとこをα、β、5Bで追い返す 5Cがギリギリ届かないとこでソニック ハバヤに対してBミラ ジャスティスのプレッシャーが欲しいのでビットは空中直ガ 5Cはバリガ、6C直ガ このへんを意識して立ち回る コンボ選択はダメより珠回収メインで6珠以上でGAに切り替え(最低でも4珠は欲しい) GA時 基本は中距離、無理に攻めると5Cや6Aの的なので注意する 珠を回収しにくいので立ち回りのDソニックは封印、Dミラも確定以外は控えるように。 JC、5Cに勝てる技がない(6Aがあるけど…)ので、ギリギリの位置をキープする 起き攻めは詐欺飛びが出来ないので、ホバー2段ジャンプとかで打つポイントをずらして行きたい 難しければ勿体ないけどDソニックで。 コンボ選択は賛否両論だと思いますが、ダメ効率の良い2珠コンを主軸に殺しきれる時はODも使っていく こんな感じ 名無しさん[sage] 投稿日:2012/12/15(土) 01 02 57 ID FACHX2Tg0 結構な数、ミューと戦ったが かなりきつい印象だな・・・ Dまかれるだけで、ソニックでの球溜めがまず無理になるし 通常攻撃性能も全体的に負けてるから、立ち回りがきついきつい ダブルαで球溜めて、Dミラで相手のピット置きを咎める感じかね ハザマも似たイメージ。 ハザマはクルセイドがかなり機能するから全然いけるけど。 名前:[sage] 投稿日:2012/12/15(土) 04 42 49 ID DH1uuOT.0 量産型なら相手が空中にいる時にBミラで近付いてαイージスβを使って珠貯める。あとビットの設置から発射がそんなに速くないのでソニックも撒いていく。地対地は 相手の調子に乗ったC牽制にはβで。 GAなったらDミラから強引にターン取りに行きたいんだけど見てからは厳しく、登りで撒かれるビットには地上に出る前提で動いた方がいいかも。 77 :名無しさん:2013/01/13(日) 10 28 05 ID 7cX2Wdu6O 76 遠距離はソニックが牽制として機能しないから慣性ジャンプで意地でも距離寄せ 2B5Bは5Cに一方的負けるので刺し用と割り切って 中距離での牽制はαとβの先端でだいたい勝てるからヒット確認からBミラで2Cの先端ギリギリの距離まで一気に詰めて起き上がりは2C先端ギリギリの距離でじゃんけん バースト吐かせたらGAでミラちらつかせて空中ビットに対して威圧かけとけば後は割と好き放題できる 名前 コメント すべてのコメントを見る