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第十八章-第二幕- 突貫作戦 第十八章-第一幕- 第十八章-第三幕- 勇者軍主力部隊は レッド・ワイズマンMk-Ⅱの到着を確認するなり、 すぐに乗船。新たにイスティーム王を加え、 引き続きキョウカ王妃を護衛しつつ、 北上してクルーズ・シティに近い陸地を直接目指した。 ドルカスの献策通り、実にスムーズに、かつ迅速に上陸した彼等は、 一気にクルーズ・シティ郊外にある惑星アース国際平和機構本部の 建物を目指し、一気に突撃作戦を敢行するのだった。 「方角はこちらになります。お急ぎを!」 ユイナ王女の愛馬、チトセに騎乗したまま、キョウカ王妃が言う。 「おう!」 全員、一斉に駆け出す。出来れば敵の大部隊に接触する前に 建物を目視するところまでは行きたかった。 が、勿論そう上手くいくわけもなかった。 「予想通り来たぞ! 通すな!!」 正面に敵の大部隊。推測するに数は三千名前後。 「勇者軍主力部隊は撃退するだけでいい! 我等のターゲットは レイリア、エイリア両名とゼクウとかいうクローンのニンジャ! それと奴等の連れている猫共だ! 集中攻撃をかけよ!!」 「怒」 怒りも露に、ゼクウがむしろ先陣へと斬り込む。 ラング=ユウキのクローンとして生まれた事を 悪し様に言われる事が許せないのであろう。 「この程度の数で!」 「我々が殺れると思っては迷惑だ!!」 レイリア、エイリア両名もむしろ前へ前へと出て暴れまくる。 「うにゃー!!」 「ってあんた達はダメ! 今回は流石に大人しくしなさい!!」 それにつられて前に出ようとした大福達はソニアの手によって とっ捕まえられて、キョウカの元へ放り込まれた。 「うぅぅりゃぁぁぁぁぁ!」 強引に突破を試み、敵陣中央で大暴れをかましているのは バスク。それにフローベールのタッグだった。 ルシアやドルカスも遠くから牽制射撃を雨あられと浴びせる。 「ウィンドブラスター!!」 イスティーム王の幻杖レプリアーツが、 あらかじめ貯蔵していた魔法を解放し、 キョウカ王妃や猫に近寄る敵を全てなぎ払う。 討ち漏らしは、丁寧にメイベルやヴァジェスが処理。 遅れてサイモン、テディ、コンラッドが敵の攻撃を 真っ向から受け止め、そして丁寧に無力化していく。 たちまち敵兵の数が凄まじい勢いで減っていく。 聖杯ライブチャージャーなど使う必要も無かった。 一方最も先に進攻しているのはライナスとソニア。 そしてジルベルトの三名であった。 ライナスも呪鞘カオスリキッドに剣を収めたまま、 なんと予備の剣だけで敵を多数駆逐していた。 その際に巻き起こる怨嗟の声が、呪鞘カオスリキッドに 負の感情の力を与えていく。要するに敵を駆逐し、 パワーをチャージしているのであった。 ソニアはいつも通りの俊足を生かしての乱戦。 そしてジルベルトは砲剣ストレンジバスターを構える。 「そんなデカブツが当たるかよ!!」 そう言い、怯まず突っ込んでくる敵集団に向けて かなり遠距離から砲撃を開始する。 ずどごん!! 凄まじい爆風がジルベルト自身をも後退させるが、 それに伴い、多数の敵が爆風に巻き上げられ、吹き飛ぶ。 やはり人類相手に利用するには規格外過ぎて、 こういう運用ぐらいしか出来ないが、むしろ集団戦では もっとも効果的に性能を発揮出来ると言っても良かった。 二千五百……二千三百……二千……千六百……千二百…… ものの三十分も経たないうちに、かなり本気の勇者軍に あっという間に蹴散らされていく、 ネイチャー・ファンダメンタルの大部隊。 「何だアレは!? 俺達は化け物を相手にしているのか!?」 戦慄したネイチャー・ファンダメンタルの大部隊は パニックに陥り、一人、二人と戦列を離れていく。 「敵の戦列が崩れたぞ、今だ、王妃!!」 「はい!」 ヴァジェスの指示が飛んだ。 キョウカ王妃が前へ出る。勿論抱き上げられている猫や 愛馬チトセ、それにイスティーム王や 護衛に付いているメイベルなども一緒である。 「突っ切れ! 王妃に続くぞ!!」 「ええ!」 「了解!!」 テディの指示が響き、まずドルカスが、 そして残りのメンツが応じる。 「まだ惑星アース国際平和機構の本部は見えませんか!?」 「あと三キロメートルほどですわ、元帥閣下!」 イスティームの問いに答えるキョウカ王妃。 迎撃大部隊を蹴散らした以上、そう遠い距離ではないが、 まだいくらかの疾走を余儀なくされる勇者軍主力部隊であった。 しかし、キョウカ王妃がチトセの足を止めさせる。 「どうしました、キョウカ!?」 「私達の輸送機、ブリッドライクを襲撃した マシンのエンジン音に酷似した反応! 端末のレーダーにも機動兵器の反応を確認! 多数、来ますわ!! 応戦準備を……!」 どうやら敵の第二波が訪れつつあるようだった。 陸から、空から、かなりの戦闘機や武装ヘリ、 そして戦車などがメイベルなどの目からも目視出来た。 「敵の増援のおでましか。生命反応は?」 追いついてきた斬り込みチームのライナスが言う。 「ありません! 全て無人兵器ですよ!」 バスクが端末の生命反応探知機能を使う。 「なら遠慮は要らんな」 「是」 テディやゼクウらも、無事に追いついてきたようだ。 ばらばらと、一斉に他の味方も追いついてくる。 戦力は再度集結しつつあった。後はここを突破すれば 惑星アース国際平和機構は目の前である。 決戦の時はいよいよ近付きつつあった。 所詮、この戦いも前座に過ぎないのは確かなのだが―― <第十八章-第三幕-へと続く>
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必殺勇者ファイア レア 火 3 1000 ヒューマノイド ■パワースラッガー+3000(このクリーチャーがアタックするとき、次の自分のターンのはじめまでこのクリーチャーのパワーは+3000される) (F)ホノオ!俺も行くぜ!−必殺勇者ファイア 作者:アポロヌス 代理作成:まじまん 新能力パワースラッガー。ターンの初めまでパワーアップ。パワーアタッカーと比べて、殴り返しを受けづらい、複数回殴ればその分パワーが上がるなど利点は多いですが、パワー上昇値が2000くらい低くなっています。 評価
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二つ名:流記の勇者 名前: 詳細: とある街の記者だった勇者。いつか世界中のニュースを書くことを夢見ていたところ神託をうける。今は天使さんを雇い、勇者たちに有益だったり無益だったりする情報を記事にしている その他:
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勇者さま! 第一話
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第二十九章-第三幕- 民政部の真意(後編) 第二十九章-第二幕- 第三十章-第一幕- 勇者軍主力部隊は民政部の幹部達の総がかり攻撃によって、 なし崩し的に乱戦へと持ち込まれてしまった。 多数の人員が負傷もしくは一時的に拘束されたりしながらも、 なんとかミミックマン、メロウ、フィアナの三名を撃退した。 ようやくメロウ=クミンを撃退して一息ついたライナス達のチームだが、 そこへヴェルファイア=ブレッドと愛竜コモドが切り込んでくる。 「うわわッ!?」 大慌てでその場から退避するライナス。 「させません!」 怪球ミームを掲げ、シルヴィアが即座に対応しようとする。 「コモド! ストレイトシャウトだ!!」 「ぐぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 甲高く、しかも凄まじい音量の咆哮が辺りに轟く。 直接戦闘している者だけでなく、他区域での者まで 思わず動きを止めて耳を塞いでしまう。 耳を塞がなければ鼓膜をやられてしまいかねない破壊力だ。 シルヴィアも例外ではなく、ミームの制御に失敗した。 「みー、みー!」 怪球ミームはてーん、てーんとバウンドして 遠くへ離れてしまった。 途中で制御が解かれてしまったせいである。 「今だ、コモド!」 ヴェルファイアが相変わらず仁王立ちのまま指示を飛ばす。 コモドは即座に対応し、突撃を敢行する。 「そうは……させない……!」 メイベルが前に出る。鎧のおかげでいくらか騒音が軽減されたのだ。 「アフターバーナータックル!」 ずごぅッ! 赤い鋼鉄の塊と化したメイベルが轟音をあげて突貫。 ずがんッ!! これまた凄まじい轟音を立てて激突。 「ぬぐぉッ!?」 「ぎゃぁぅ!!」 ヴェルファイアとコモドは揃って転倒。 マキナのような超巨大物が対象で無ければ、 やはりこの攻撃も破格の破壊力があった。 「クロス!」 更にリゼルが奥技で仕掛ける。 「アイアンメイデン!!」 下から大地が隆起、上から氷柱の二段攻めで 鋼鉄の処女の如く、上下からコモドを挟み撃ちにするリゼル。 「ぎゃぅぅ!!」 まともに動けなくなったコモド。 どうやらヴェルファイア自身が大した戦闘力を持っていないようで、 実質、コモドの救助に専念せざるを得ないようであった。 「首相ーッ!」 そのリゼルの横から戦域を離脱してまで レオンハルトと愛馬エルトリオンが仕掛けてくる。 リゼルの退避はすぐには間に合わない。 「無理をするな! 下がれッ!」 そこへテディとドルカス、そしてセシリアが立ちはだかる。 「とぉぉりゃあぁ!」 テディのハンマーがレオンハルトの槍とぶつかり合う。 「そこッ!」 ドルカスの狙撃銃と、セシリアの弓がレオンハルトを狙うが、 レオンハルトは一切の無駄の無い動きで回避してみせる。 「ブレインフォックス、貴君か!」 「その名でなど、今更!」 更にドルカスが仕掛けようとすると、レオンハルトが構える。 「ブレイド・オブ・アイシクル!!」 氷柱が槍を覆い、強化される。彼の奥技だ。 「そんな距離で槍なんて!」 ドルカスも追撃しようとするが、レオンハルトは槍を突き出した。 「バスタァァァァショットォ!」 なんと、氷柱がそのままバスター系魔法の如く飛来する。 「これは!? ソニアの真似だとでもいうの!? そしてソニアが一つの戦闘の流れを作った、と!?」 予想外だった。ドルカスはすんでのところで回避するが、 次々とブレイド・オブ・アイシクル・バスターショットが セシリアやドルカスをかすめていく。 「させん! マグマロックストライク!!」 地面を隆起させるテディのハンマー。 土塊に地熱を帯びさせて叩き込む。 思わず槍でガードしてしまうレオンハルトだが、 隙はそこにこそあった。 「二ノンの翼、発動!」 セシリアが二ノンの翼を発動させて、そのまま疾走する。 陸上歩行の補助装置として使っても異常に優秀である。 相手の背後まで回りこんでから弓を一撃叩き込む。 それでもレオンハルトは寸前で回避するが、 そこにドルカスの狙撃砲が待ち受けていた。 「予測射撃! アイズ・オブ・バーバリアン!」 狙撃砲『アイズ・オブ・バーバリアン』が火を噴き、 彼の槍の穂先ごと、肩を撃ち貫いた。 「ぐおっ!」 とうとう落馬するレオンハルト。パラディンとしても 破格の実力であるが、やはり多人数相手では分が悪かったようだ。 そのテディとドルカスに向けて、ソーサーが飛来する。 「ぬおっ!」 「わわっ!」 二人は大きく退避し、聖杯ライブチャージャーの力で 周囲の補助に回る事にするつもりだったが、ソーサーは それを許さず、二人を追撃にかかろうとする。 だが、そこにソーサーが一枚対抗してかかる。 ジルベルトが念動力で動かしているものであった。 もう一枚のソーサーもソニアが見事に受けた。 アースナックルをホールド状態で使っているのだ。 もちろん、ソーサーの使い手はリルル、否―― 念動力使用中のみの人格、シャルル=ブレッドである。 「これ以上好き勝手はさせないわ!」 更に三枚のソーサーを展開。脇から乱入しようとした コンラッドを抑制し、残る二枚をユイナ姫に向けた。 これでコンラッドは完全に動きを封じられてしまった。 「チトセ、好きに動いていいわ! 武器は私が抑えます!」 「ぶるひひん!」 チトセに機動を任せ、自らは二枚のソーサーを何とか払いのける。 「私を忘れちゃ駄目なのよね!」 シエルが無理矢理乱入し、呪文でソーサーを攻撃する。 「シエル! 無理しちゃ駄目!」 「この構図、懐かしいたらありゃしなくて、 それで燃えちゃうのよね。おかしいかしら!?」 シエルが生き生きと回復呪文を唱えつつ言う。 「懐かしい?」 「私と、お兄ちゃんと、ユイナ姫とソニアさん! 初陣の時と同じメンツなんだもの! ここにいる人って!」 「そう言えばそうですね!」 妙な一言で士気が上がり、ユイナ姫は槍をしまう。 「チトセ! 五十秒時間をちょうだい、それで決めます!」 「ひひん!」 チトセは懸命にソーサーから逃げ回る。 「ユイナ姫! 大人しく降参して! 怪我をするわ!」 あくまで強気にシャルルが言い放つ。 「シャルル! 勇者軍の底力を甘く見ない方がいいわ。 幻杖レプリアーツ! 力を示してちょうだい!」 幻杖レプリアーツが輝き、その力を示す。 その中から現状に最適な技を選び出し、抜き取り、使う。 「デスヴォイスシャウト!!」 ジルベルトとシエルの義姉、ラティシアの奥技だ。 彼女の声が衝撃波となって伝わり、周囲の地盤が緩み、 電波が撹乱され、地面に軽く亀裂まで走る。 そのレベルの音波攻撃の前では、シャルルも力を失い、 リルルに戻るしかなかった。こうなれば無力である。 「はぁぁぁぁぁッ!」 槍を取り出し、一気に接近する。 シャルルならともかく、リルルでは反撃の術は持たない。 「きゃぁぁぁぁッ!?」 「殺しはしません! ただ痛いのは我慢して!」 ユイナ姫が斬りかかろうとする、が―― 「そこまで! 我々の敗北である!」 と、ようやくコモドを助け出したヴェルファイア首相が 声も高らかに、しかも威風堂々と宣言してのけた。 「そこまで、って……」 あまりに唐突な終了宣言に、ユイナ姫も、リルルも呆然とする。 「並びたまえ、諸君! 我々民政部はこれより 勇者軍主力部隊と、共同戦線を張る!!」 「えええええッ!?」 主にフィアナとリルルのあげた声であるが、民政部一同、驚いた。 勿論、勇者軍も驚いた。壮絶にである。 「ど、どういう事ですか、首相!?」 だが、フィアナの言葉は無視して、ユイナ姫を呼ぶ首相。 「ユイナ姫もよろしいか!? 我々はこれより協力して、 FSノア49を完全に撃墜する作戦に当たる!」 「と、言われましても、なんでいきなりそんな事に? 民政部はFSノア49と停戦交渉を続けるつもりだったのでは!?」 「あれは――嘘だッ!!」 あまりにも堂々とした態度に、開いた口が塞がらない一同。 ただし、レオンハルトを除いて、ではあるが。 「嘘ぉ!?」 「うむ。勇者軍にも、民政部にも嘘をついていた! 私の狙いは、あまりにも強大なFSノア49に対して、 勇者軍の警戒心を煽り、全力を出す決意をさせた末に、 最初から民政部と共闘して事に当たる事にあったのだ!」 「だ、だったら最初から言って下されば良かったのに……」 「自衛だ何だと慢心更々の寝言を聞いているだけの 余裕を出して勝てる相手ではない。だからこそ我々は 自ら憎まれ役を買って出て、あなた方の危機感を煽った。 それこそ、味方まで騙して、だ。すまなかった」 「…………」 何か釈然としないものはあった。ここまで策略で 好き勝手に弄ばれていい気分がするものではない。 だが、四の五の言っている場合でもなかった。何より―― (分かったのー。一緒に頑張るのー) という身も蓋も無いジルベルトの同意があっては誰も拒否出来ない。 「では案内しよう、もうすぐFSノア49が修理を完了する。 出来れば我々の内輪揉めで警戒が緩んだ隙を突きたい、急ぐぞ」 「りょ、了解!」 あくまでヴェルファイア首相及び民政部の主導で、 勇者軍主力部隊は共同戦線を張る事となった。 最終決戦はもう目前である。 FSノア49は、そう離れていない位置で修理を進めていた―― <第三十章-第一幕-へ続く>
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二つ名:砂面の勇者 名前: 詳細: 不思議な文様の入った仮面をつけている勇者。故郷のある砂漠で女神ではない土着の神を信仰しており、仮面や洋服も宗教上の正装。信仰は変えられないが勇者として働くのはやぶさかではない その他:
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二つ名:鬼人の勇者 名前: 詳細: その二つ名の示す通り鬼の血が流れるという村で生まれ育った。噂通りに鬼のような怪力で刀を振るう。が、本人はただただ勇者マニアであり、本物の勇者に出会う機会ができて心が躍っているとか その他:
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二つ名:灰簾の勇者 名前: 詳細: 紅の世界に現れた勇者。勇者としては古株。 人のため、世のために己の力を振るい、弱き者のために魔界を渡り歩いた。 しかし長い生のなか己の正義を見失い、自暴自棄になっていた。 その他:
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管理人が摂取してきた作品について、感想など中心に記載していきます。 →作品評価トップページに戻る <勇者&エルドランシリーズ 視聴済一覧> +全14作品(2017年4月時点) 【巨大ロボアニメ&スパロボ関連】 <勇者シリーズ> 【TV】勇者エクスカイザー/1990 2/3~1991 1/26(48話・19.2h)/4.5 【TV】太陽の勇者ファイバード/1991 2/2~1992 2/1(48話・19.2h)/4.5 【TV】伝説の勇者ダ・ガーン/1992 2/8~1993 1/23(46話・18.4h)/4以下 ★【TV】勇者特急マイトガイン/1993 1/30~1994 1/22(47話・18.8h)/4.5/V・2017年 【TV】勇者警察ジェイデッカー/1994 2/5~1995 1/28(48話・19.2h)/5.0 【TV】黄金勇者ゴルドラン/1995 2/4~1996 1/27(48話・19.2h)/4以下 【TV】勇者指令ダグオン/1996 2/3~1997 1/25(48話・19.2h)/4以下 ★【TV】勇者王ガオガイガー/1997 2/1~1998 1/31(49話・19.6h)/5.0/第2次α・2003年 【OVA】勇者指令ダグオン 水晶の瞳の少年/1997 10/22~1997 12/28(2話・1.0h)/4以下 ★【OVA】勇者王ガオガイガーFINAL/2000 1/21~2003 3/21(8話・3.2h)/4.5/第3次α・2005年 <エルドランシリーズ> ★【TV】絶対無敵ライジンオー/1991 4/3~1992 3/25(51話・20.4h)/5.0/GCXO・2004年 ★【TV】元気爆発ガンバルガー/1992 4/1~1993 2/24(47話・18.8h)/4.5/NEO・2009年 ★【OVA】絶対無敵ライジンオー OVAシリーズ(3話・1.2h)/4以下/GCXO・2004年初恋大作戦!/1992 9/30 陽昇城からくり夢日記/1992 12/16 みんなが地球防衛組!/1993 2/24 ★【TV】熱血最強ゴウザウラー/1993 3/3~1994 2/23(51話・20.4h)/4以下/NEO・2009年 <エルドランシリーズ ※アニメ以外> ★【その他】完全勝利ダイテイオー/2000年頃/NEO・2009年
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第一章-第三幕- 禁忌の領域 第一章-第二幕- 第二章-第一幕- ロバート達は、叩き伏せた誘拐犯から引き出した情報を元に、 セート・タウンから三キロほど離れた位置にあるとされる 林の中の研究施設へと到達した。 「あの……」 「何だ」 遠慮がちに語りかけてくるエナの言葉を軽く受けるロバート。 「作戦とかはあるんですか?」 「無い。強行突破でコントロールルームを叩き潰す」 「そ、そんな無茶な……」 「これぐれぇで怯んでたら話にならねぇ。遅れるな」 「あ、はい!」 勇み足のロバートに必死にエナが追いつこうとする。 衛兵らしき者がいたが、ロバートはお構いなしだ。 「つぇいッ!」 「なっ……ぐわ!」 どごす、ばきっ! 反撃態勢も取らせず、衛兵を叩き伏せる。 一方でエナもそこら辺にあった石ころを念動力で動かし、 更に衛兵三人を叩きのめしていたりする辺り、有能ではあった。 「このまま突破だ」 ばがんッ! 正門を叩き割り、ひたすら直進するロバートとエナ。 やってくる衛兵は根こそぎ叩き伏せて口封じをしつつ、 必要な情報は随時聞き出しながらそこかしこを歩く。 結構な広さではあるが、歩いて回れない事はない程度だ。 広さは小さめのショッピングモールぐらいだろうか。 階段らしき物を見つけたので、地下へ降りてみると、 老若男女、いるわいるわの拉致された人々である。 「ひぃぃぃ!」 よほどひどい拉致され方でもしたのだろうか、 軽くない怪我をしている者も多数いて、 ロバート達を見るなり、怯えだす。 だがロバートは慌てず騒がず、銃を抜いて発砲。 速やかに鍵を破壊して牢をこじ開けた。 「出ろ。命が惜しかったら早く失せることだ」 「た、助けてくれるのか?」 「自分の足で歩け、甘ったれるんじゃない。 そんな迂闊さだから、そういう風に捕まる」 心当たりでもあるのか、誰も特に反論はしない。 「だが出て行く前に答えてもらう。俺達はここをぶっ潰すが、 他に拉致された被害者は誰もいないのか?」 「い、いる! もう人数は集まったからって、 さっき早速誰か女が連れて行かれてた! 阻止するつもりなら早くしないと間に合わないぞ!」 「場所の特定……は無理か。急ぐぞ」 「はい!」 事ここに至ってはエナも躊躇してはいられない。 勝手に逃げていくついでに衛兵や拉致犯などを ボコボコに叩いている民間人を放置して、 ロバートとエナはもう一名の被害者を探索しだした。 ずずん! と、凄まじい振動が施設自体を襲う。爆発音だ。 あちこちで機器が火花を吹いており、施設自体の崩壊が危惧される。 「まずいな。奴等、自爆スイッチでも押したか!?」 「早くもう一人の人を探さないと!」 もう探していないのは研究設備とコントロールルームぐらいのものだ。 押収した地図を頼りに、研究設備を目指すのだった。 すると、槍を両手に暴れ周り、機器を破壊して 警備兵や施設の上役らしき人物やらを追いかけ、小突き回している ロバートよりやや年上の女性らしき人物を確認した。 謎の槍の女性は、ロバート達に会うなり睨みつける。 「よくもやってくれたッスね! あんた達も関係者ッスか!?」 「違います!」 何故か異口同音に返答するロバートとエナ。 するとあっさりと敵意を解く。正直迂闊でもあったが、 一人でこれだけの暴力を振り撒いている辺り、只者ではなかった。 「じゃあこんな犯罪組織に何の用ッスか?」 「俺達ぁ……まあいい。ここの連中のやり口が気に食わないんで、 わざわざぶっ潰しにやって来てやったんだ。無事で何よりだが」 「いや、そうでもないッスよ。薬で眠らされて、 軍事用のジャミングナノマシンを注入されたみたいッス。 あたしの意思で自由に操れるらしいとかってほざいたから、 本当に操ってみたらここの機器が勝手に暴走したッス」 つまりこの施設崩壊は彼女のせいだったりした。 「って無事じゃねぇし! 生きてたのが不思議だなオイ!」 思わずロバートもツッコむ。 「とにかくこっから逃げるッスよ、物好きな人達!」 「お、おう!」 「きゃーッ!!」 彼女の言う撹乱用ナノマシンのせいだろうか、 周囲の機器が爆発し始めたりしている。 もはや脱出に一刻の猶予もならない状況だった。 で、脱出中。 「走れーッッ!!」 「はぁ、はぁ、はぁ!」 必死に走るロバートとエナに平然と並走する槍の女性。 「あ、あたしレオナっていうッス。よろしくッス」 「今ですか!?」 エナも思わずツッコんでしまった。 ずどーん! どうやら自家発電の動力炉が爆発したらしい。 ものの見事に周囲一帯はクレーターと化している。 関係者は我が命こそ大事と、我先に逃げ出したりしていた。 もはやこの研究の再開は不可能だろう。 何はともあれ、決定的な被害者を一人許してしまったものの、 一応一件落着といっていい状態になった。 「で、あんた達は結局誰ッスか?」 「……ロバート=ストレンジャーだ」 「エナ=ギャラガーです」 「ほえー、あんた達があの勇者軍ッスか。 眼福眼福ッスよ。勇者軍には随分やんちゃな子がいるッスねー」 「……お前ほどじゃねぇよ」 幾分かげんなりしながら応じるロバート。 これならこの女性だけは助けなくても大丈夫だっただろうと思うと、 何とも言えない気分になった。が、反逆ぶりは悪くない、とも思った。 「どうせ孤児な上に拉致られて行く当てもないから、 せっかくの機会だし、あたしも勇者軍に置いて欲しいっス。 可愛いし、あたし潤い担当になるッスよー」 ピンク色のボブカットは確かに独特の愛嬌はあるが、 どちらかというとムードメーカーかな、と内心エナは思った。 流石に口に出すほど空気が読めないわけではないが…… 「……まあいいだろう。俺と徒党を組むには いい反逆ぶりだったからな。名前を訊こう」 「レオナっていうッス」 「いや苗字は?」 「あたし、元々戸籍にも載ってない孤児っスもん。 どうしても姓があるのがいいなら、 ここの組織に付けられたコードネームを使ってやるッス」 「コードネーム?」 エナが訊き返してくると、何故かカッコ良さげなものを 披露するかのように、自慢気に宣言するレオナ。 「レオナ=タブーフィールダー。ランスファイターやってるッスよ」 「タブーフィールダー……禁忌の領域の主、というところか」 「ナノマシンを操れるッスからね。イメージ悪いけど」 「上等だ。貴様もエナと共に勇者軍に組み込んでやる。 ただし半ばお尋ね者なのは覚悟しておくんだな」 「こっちこそ上等ッス。名目上助けに来てもらってるし、 あんたのために戦ってやるッスよ」 と、何故か嬉しそうに語るレオナ。 よほど徒党を組む相手が出来たのが嬉しかったららしい。 「で、これからどうするッスか?」 「まずはしばらく、セート・タウンでの滞在を続ける。 ことの顛末が無事に進むか見届けておきたいからな。 しゃしゃり出た以上は、ある程度の責任が生じる。 もっとも……誉められる事はした覚えがあるが、 今回に限っては責められる事をした覚えは無いぞ」 「ええ……まあ。あ、朝日ですよ」 本当に明朝までに決着が着いたようだった。 「もう寒くもなかろう。マントを返せ」 「あんっ」 やや乱暴にマントを毟り取るロバート。 その勢いにエナはよろけるが、 一見乱暴に見えても、しっかり支える辺り、 ロバートの本性が隠れているように、エナには思えた。 「……ウォルフ達に俺を追う動きがまったく無いのも気になる。 どのみちセート・タウンで情報が集められるのなら、 それに越した事は無いはずだ。行くぞ、二人とも」 「はい、行きましょう」 「おうっ!」 三人になったロバートの反逆集団は、 士気も高まり、一旦、ただの農業地帯へと戻った 平和なセート・タウンへ戻っていくのだった。 一方、ウォルフ王子の住むアーム城には 新たなる脅威が接近しつつあるとも知らずに…… <第二章-第一幕-へ続く>