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美琴はお見舞いに持ってきたりんごを果物ナイフで四分割した。 芯を取り、器用に皮に切れ込みをいれてりんごのうさぎを作る。四つともに細工を施し、平皿に盛り付ける。 「お姉様がわたくしのためにうさぎさんを……。 少々子供っぽいところはありますが黒子は非常にうれしく思いますの!」 「子供っぽいってどういう意味よ。りんごのうさぎさんかわいいじゃないの」 美琴は剥いたりんごを自分の口に放り込んだ。 それを見てベッドの上の白井黒子は悲鳴を上げる。 「ああああ!お姉様、黒子のために剥いて下さったんじゃありませんでしたの!?」 「うふぁぎふぁんいらはいんでふぉ?」 りんごをくわえたまま美琴は答える。 「そんなことは言っておりませんの!」 どうやら愛の力によって美琴の言葉は黒子に正確に伝わったらしい。 「うっ、傷口が開きますの……」 ベッドの上で盛大に暴れた黒子が胸の辺りを抑えて呻く。 美琴は口の中のりんごを咀嚼してから黒子をたしなめた。 「アンタねえ、怪我人なんだからちょっとはおとなしくしてなさいよ」 美琴はあきれたように息を吐く。 「残りはおいといてあげるから、勝手に食べなさい」 言ってから、時計に目をやり立ち上がった。 「お、お姉様、ぜひ『あーん』ってやつをやってくださりませんこと?」 黒子の息が荒いのは、傷の痛みのせいなのか、果たしてそうではないのか。 「んー、それはまた今度ね」 美琴は荷物を持って帰り支度を始めた。窓の外には夕暮れが迫っている。 そろそろ帰らなければ完全下校時刻が過ぎてバスがなくなってしまう。 「また今度って絶対こないような気がしますの……」 「そうねー、今度からお見舞いにりんごはやめとくわ」 美琴はあっけらかんと言った。 「お姉様の意地悪。 ……はっ、今度からということはまたお見舞いに来てくださるということですの!? 黒子、まさかの逆転勝利ですの!」 「あー、帰るわ」 美琴は手をひらひらと振って病室の出入り口へと歩いていった。 「じゃあねー」 言って、病室のドアを開ける。 「お姉様、少しは振り返ってくださってもよろしいんじゃありませんのおお!?」 黒子が全てを叫び終わる前に、病室の外に出てパタンという音を立ててドアを閉めた。 「……」 美琴は病室から黒子の絶叫の余韻が消えるのを確認してから、ほんの三歩病室から離れたところで立ち止まった。 (黒子の怪我も、突き詰めて言えば私にも責任があるのよね) 黒子が入院する原因となったのは風紀委員の仕事中の負傷だった。 『樹形図の設計者』の『残骸』回収にまつわる事件。 黒子はその主犯、結標淡希との戦闘で重傷を負った。 美琴は『樹形図の設計者』の修復を阻止するために個人的に動いていた。 黒子が結標と接触する前に自分が決着をつけていれば。 事件が解決した今となっては後悔しても遅いが、そういった考えはあとからあとから美琴をさいなむ。 病室の扉の脇に設置された「白井黒子」というネームプレートを見ながら美琴はため息をついた。 『お姉様、もし貴女が自分の力のせいでわたくしを事件に巻き込んだと思っているのなら、それは大間違いですのよ』 この間黒子が美琴に向かって言った言葉がよみがえる。 強いな、と思う。 黒子は本心からそう思っているのだろう。 (私も、強くならなきゃね) そう思ってやっと本当に帰る決心がついた。 美琴が力強く一歩を踏み出したそのとき。 「ああー!ミサカのりんごうさちゃん@苦心作が何の躊躇もなく噛み砕かれた! ってミサカはミサカはショックを受けてみる!!」 なんとものんきで大きな声が、美琴の真横の病室、つまり黒子の病室の隣から聞こえてきた。 美琴は思わずぼやいていた。 「……うるさいわねえ、ここ病院でしょ? マナーがなってないったら……ん?」 美琴の中で聞こえてきた内容の、ある単語が引っかかった。 (……ミサカ?) 美琴は『ミサカ』を一人称として使う人物を、いや集団を知っていた。 彼女自身の体細胞クローン『妹達』。一万人弱の、美琴と同じ姿をした少女たち。 美琴が『樹形図の設計者』の修復を邪魔したのも彼女たちの命を守るためだった。 そういえば、この病院には妹達が何人か入院していると聞いている。 そのうちの一人がその病室にいるのかもしれない。 「あいたたたた、ちょっと言語能力を奪ったからって実力行使に出るのはどうかと思う ってミサカはミサカは意見を述べてみる!!」 相変わらず扉の向こうからは少女の声が響いてくる。 病室のネームプレートは空白のままだ。 気がつけば、美琴はその病室の扉をノックしていた。 (……はっ、私ったらいったい何してるの? あの子達、リハビリ中のはずよね…… いきなり自分たちの『オリジナル』が現れたらびっくりするんじゃないの?) 今更わたわたとあわてても遅い。 ノックをしてしまった以上、こちらの存在は病室の中に伝わってしまったのだ。 「ほらあ、何ボーっとしてるの?お返事がないとノック主さん困っちゃうよ? ってミサカはミサカは痛みをこらえながら忠告してみる」 「うっせェ、……どォぞ入ってきやがりください」 聞こえてきたのは少年の声だった。 美琴は小首をかしげながらも、覚悟を決めてノブに手をかけた。 ガチャリ、と小さな音を立ててドアを開く。 美琴は恐る恐るといった感じで病室を覗き込む。 そこで見たものは。 「ア?」 「……え?」 予想外の人物だった。 印象は、ただひたすらに白い。 髪も白い。肌も白い。身にまとった手術着のような簡素な病院服までもが白い。 ただ、その目だけが不自然なまでに赤かった。 美琴はその少年に見覚えがあった。忘れるはずがない。 「アンタは……!」 「超電磁砲か」 美琴にとっての破壊と絶望の権化、一方通行は少し驚いたようにそう言った。 「……そうか、この病院には妹たちが何人かいるんだったな。 わざわざこの俺を訪ねてくるとはずいぶんと度胸がある個体だな、オイ」 美琴の耳にその言葉は届いていなかった。 一方通行がベッドの上に座っていることとか、どう見ても入院患者であることとか、そういったことはどうでもよかった。 「な、何でアンタがこんなところにいるのよ……!」 「はァ?」 同じレベル5といっても、学園都市の第一位と第三位の美琴の間にはその実力に絶望的な壁がある。 第一位と初めて相対した夜を思い出す。 一方通行の前には美琴の攻撃は一切通用しなかった。電撃も、必殺のはずの超電磁砲も何もかも。 『常盤台の超電磁砲』としての自信とプライドが粉々に打ち砕かれた瞬間だった。 それほどまでに圧倒的な力を見せ付けられた。 『絶対能力進化実験』が終了し、『妹達』の安全が確保された今、好んでかかわりたい相手ではない。 緊張でがちがちになった体に活を入れ、回れ右をしようとした。 「うう、この人は妹達じゃないよ、ってミサカはミサカは頭部へのぐりぐり攻撃をやめてほしいなって思いながら否定してみる」 「え?」 声のしたほうに目をやると、そこには10歳前後の青いキャミソールを着た少女がいた。 ベッドに上半身を倒し、その小さな頭を一方通行が拳で押さえつけている。 「あ……」 茶色い髪に茶色い瞳。頭のてっぺんからぴょこんと飛び出たひとふさのアホ毛が子供らしさを演出している。 その顔は毎朝鏡を通して見ている自分の顔に非常によく似ていた。 何も知らない人間が見れば、一方通行と少女は仲のよい兄妹がじゃれているように見える。 実際そのような状況なのだが、中途半端に事情を知っている美琴の目にはそうは映らなかった。 (コイツ――まさかまた) 病室の空気が帯電する。 「アンタ一体なにやってんのよっ!」 美琴の絶叫と同時に前髪から稲妻がはしる。 狭い病室全体がまばゆいの光に包まれた。 「っ!?……この威力は」 「まさかまた、あのくだらない実験を繰り返そうって言うんじゃないでしょうね……!」 「うわわわわっ!」 怒りに満ちた美琴の声と、大慌ての少女の声が交差する。 美琴の身体の周囲からはいまだバチバチと雷光にも似た光が放たれている。 「そんなことしようってんなら……私は、私はっ、死んでもアンタを倒す!!」 「……面白ェじゃねェか。オマエオリジナルか。いいぜ! あの夜の続きといこうじゃねェか!!」 一方通行が布団を跳ね飛ばし、目をカッと見開く。 その真っ赤な眼光を美琴は正面から睨み返す。 「だめー! ってミサカはミサカはグリグリ攻撃を振り切ってお姉さまとあなたの間に割り込んでみる!」 それまで一方通行に抑えられていた少女がすばやく動き、美琴の前に立ちはだかる。 「え!?」 少女の意外な行動に美琴の動きが停止する。この少女がなぜ一方通行を守ろうとするのだろう。 「クソガキ、オマエはどいてろ……ぐっ」 一方通行が突然頭を抱えてうずくまった。美琴はまだ何も攻撃を加えていない。 「え?え?」 「ああっ、もう、こないだ無理して外に出た時のダメージがまだ残ってるんだから興奮しちゃダメって ミサカはミサカは何度も忠告してるのに!!」 少女がわたわたとベッドに駆け寄る。 ちょこまかとしながら一方通行を覗き込む様子は、本気で心配しているように見えた。 「どうしようどうしよう! ナースコール!? 看護士さーん! ってミサカはミサカは大慌てでボタンをぽちっと押してみる!!」 「へ?……あれ?」 美琴は予想外の展開に、間抜けな声を上げ呆然とするしかなかった。 「……一体、どういうことよ」 腑に落ちない。例の無能力者に超電磁砲が通用しないことぐらいに納得がいかない。 学園都市最強の超能力者、一方通行が何かしらのダメージを受けている。 彼の能力『一方通行』による反射は、彼を害する全てのベクトルをはね返す。 それがなぜ? 駆けつけた医者と看護士に部屋から追い出された美琴は、病院の廊下で首をひねっていた。 (別人?ううん、あんな目立つヤツ見間違えるわけないし……) そもそも一方通行が入院しているという時点でおかしい。 最強を傷つけられる存在が、あの無能力者を除いてどこにいるというのか。 (あの子、ものすごくあせってた) 一方通行にすがりつく少女を思い出す。 『絶対能力進化実験』において『妹達』は単なる一方通行に虐殺されるためだけの使い捨ての道具。 生きることを選択した『妹達』にとって一方通行は敵として認識されたのではなかったのか。 虐殺されていたものが虐殺していたものが仲良くなるなどということは想像がつかない。 だが、現状を鑑みるにありえないことが起こっているとしか思えなかった。 そこに詳細を知らない自分が自体を引っ掻き回す。 この構図は不自然を通り越してどこか滑稽だ。 「なんだか私が悪者みたいじゃない」 ため息をひとつついた。 「お姉様」 不意に声がかかる。 そこに立っていたのは、美琴と同じ常盤台中学の制服を着た少女だった。 同じなのは制服だけではなかった。 身長、顔立ち、体型、年頃。 頭のてっぺんから足の先まで、その容姿は美琴と瓜二つだった。 感情を感じさせない瞳だけが美琴のものと異なっていた。 「お久しぶりです、とミサカは定型文とともにぺこりとお辞儀をします」 「お久しぶり、ってことはあのときの? 確か……10032号でよかったかしら」 ツンツン頭の少年と一緒に一方通行に立ち向かったあの日に殺されかかった個体の検体番号が、確か10032号だったはずだ。 「正解です、とミサカはお姉さまの洞察力に賞賛を送ります」 重傷を負った10032号は学園都市に残ってリハビリ中だと聞いている。 どこでリハビリを受けているのかは知らなかったが、どうやらこの病院であるらしい。 ひとつの病院に知り合いが集まりすぎではないか、と美琴はまたこっそりとため息をつく。 「上位個体からお姉様に状況説明をして差し上げるように、と。 上位個体は今手が放せないそうですから、とミサカはミサカがここにいる理由を説明します」 「上位個体?」 美琴は聞きなれない単語に疑問符を浮かべた。 それに対し、御坂妹は澱みのない口調でこたえる。 「はい、一方通行と一緒にいた発育不良の検体番号20001号、通称『打ち止め』と呼ばれる個体で、 ミサカたちの形成するネットワークと全ミサカの管理者のような存在です、 とミサカは上位個体の外見的特長も交えた懇切丁寧な解説を行います」 「つまり、さっきのちっちゃい子のことね」 「はい、そのとおりです、とミサカはお姉様の言葉を肯定します」 あの少女、打ち止めはやはり『妹達』の一員であるらしい。 ならばなおさら一方通行と一緒にいることが納得いかない。 「面倒だから単刀直入に聞くわ。その『妹達』の中でも重要な役割を担っている『上位個体』が、 どうしてあの一方通行と仲よさそうにしているわけ?」 「ミサカはそれを説明するためにここに来たのですが、とミサカは前置きをします」 御坂妹はそこで大きく息を吸い込んだ。 よく観察しなければその表情の変化はわからないが、美琴の向ける鋭い視線に少したじろいだのだ。 「現在、我々『妹達』は一方通行が脳にダメージを受けて失った計算能力と言語能力を補助しています、 とミサカは現状を説明します」 「は?」 「ミサカネットワークによる並列演算を一方通行に貸与している、と言い換えてもいいでしょう」 「ちょ、ちょっと待ちなさい!」 一方通行の補助? 『妹達』が? いや、それよりも何か重要なことを御坂妹は言っていなかったか。 「なんでしょう?とミサカは小首を傾げます」 美琴は混乱する頭で考えをまとめながらしゃべる。 「ちょっと整理するわよ。えーっと、現在ミサカネットワークは一方通行を補助している」 「はい」 「そして一方通行は計算能力と言語能力を……失った?」 「はい」 計算能力と言語能力を失う。それは超能力の使用に必要な演算ができなくなるということだ。 つまり、能力者としての死を意味する。 「一方通行が、超能力を使えなくなった、ってこと?」 「はい。まあ、ミサカネットワークの補助によりある程度は回復していますが、とミサカは補足します」 美琴は愕然とした。 いけ好かないどころか殺意を覚えるほどの相手だが、一方通行は学園都市の第一位の超能力者だ。 学園都市の学生180万人の頂点に立つ存在がその力を失ったとなれば大事だ。 それに同じ超能力者(レベル5)である美琴にとっても衝撃的だった。 自分が必死の努力で身につけた超能力とはそんなにもろいものなのか。 「どうして、そんなことに……?」 「話せば長くなりますが、お姉さまがご希望でしたら最初からお話しましょう、 とミサカは絶望しそうに長いプロローグを語るべく、ミサカネットワークから記憶情報を ダウンロードしてみます」 打ち止めが調整途中で培養機から放り出されたこと。 紆余曲折あって打ち止めが一方通行に助けを求めたこと。 その際、外部組織とのつながりを持つ天井亜雄という研究者により打ち止めに学園都市破壊の為ウィルスコードが仕込まれていたこと。 一方通行は打ち止めと『妹達』を救うことを選択し、能力を使用してウイルスを除去したこと。 その際に頭部に銃撃を受け、取り返しのつかないダメージを負ったこと。 美琴は御坂妹の語る内容に一言も口を挟まず聞き入った。 「……以上です、とミサカは若干の疲労を覚えつつ話を終えます」 「なんだか、私の知っている一方通行とは別人みたいなんだけど」 話をすべて聞き終わった後でも、美琴はその内容を信じることができなかった。 「だいたいアイツはアンタたちのことをただの能力進化のための道具としてしか見ていなかったじゃない。 むしろ殺すことを楽しんでたように見えたわ。 そんな外道がアンタ達を救ったっていうの?」 「すべて事実です。ミサカも彼がどのような心理で上位個体の命を救ったのかはわかりません。 あの状況では上位個体を殺すという選択肢が一番楽だったでしょうに」 御坂妹がさらりと話した内容に美琴はいらだった。 「アンタたち自身はどうなのよ。一度助けてもらったからって許せるの? アイツが一万人以上の『妹達』を殺した事実は変わらないわ」 美琴のまっすぐな視線を御坂妹は正面から受け止める。 その上で、きっぱりとこう言った。 「ミサカたちもそのことについては承知しています。 生きることを選択したミサカの総意として一方通行の行為はこれからも許すことはできないでしょう。 ただ、同時に感謝もしているのです」 「感謝?」 「はい。ミサカたちの生命を脅かしたのも彼なら、そのことによってミサカたちの生命の価値を教えて くれたのもまた彼なのです。 もちろんお姉様や上条当麻の存在あってこそのことですが、とミサカは当然の事実を付け足します」 美琴はあきらめたように首を左右に振る。 「やっぱりわからないわ」 自らの体細胞クローンとはいえやはり目の前の人物、いや人物達の考えることは理解の範疇を超えて いた。 「あんたたちのその思考も。一方通行の行動の意味も」 一万回の悪行をたった一度の善行で、果たして帳消しにできるものか。 美琴は目の前にいる『ミサカ』という存在がやはり自分自身と大きく異なるものだと再認識した。 「一方通行が何を考えているのかという点についてはミサカにも分かりません。 本人に聞いてみたらいかがですか? とミサカは提案します」 「本人に、ってアンタねえ」 それにはさすがにためらいを感じる。 一方通行の顔など二度と見たくないというのが美琴の本音だった。 そんな美琴の心情を知ってか知らずか、御坂妹はまたもや美琴を驚かせる一言を発した。 「彼は本当は『実験』などやりたくはなかったのではないか、と上位個体は推測しています」 「え?」 美琴の目にはあのときの一方通行がいやいや『実験』を行っていたようには思えなかった。 『実験』という名の『殺戮』に自ら喜んで参加していたように見えた。 笑いながら人を殺せる人間が、実験に抵抗を覚えるなどといった感傷を持つだろうか。 「これは上位個体の推測でありミサカの意見ではありません。詳しく聞きたいのであれば、 やはり上位個体に質問しては、とミサカはお勧めします……あ」 ふらりと御坂妹の体が揺れる。 美琴が慌てて手を差し伸べたので、なんとか転倒は免れた。 よくよく見れば、御坂妹の額にはいくつか汗が浮かんでいた。 「ちょ、ちょっとアンタ、大丈夫!?」 「怪我人に無理させてもらっちゃ困るね?」 キィ、と小さな音がして目の前の病室の扉が開く。 そこから出てきたのは美琴も見覚えのある医者だった。 カエルによく似た顔の医者は御坂妹に近づくと、手馴れた手つきで顔色や脈拍などをすばやくチェック した。 「まだ無理はよくないね。 君たちの上位個体も含めてまだ調整は終わっていないのだからね?」 カエル顔の医者の後ろに控えていた看護士が美琴に代わって御坂妹を支える。 「今日のところはこの子の体調もあの少年の具合もよくないし、何か聞きたいことがあるのなら明日以降にしてくれないかな? もちろんその際にはくれぐれも患者を興奮させないように頼むよ?」 「……わかりました」 完全下校時刻はとうに過ぎている。窓の外もすでに黄昏ていた。 美琴にとってもこのあたりが潮時だ。 「お姉様」 看護士につれられてどこかへ去ろうとしていた御坂妹が美琴に声をかける。 「ミサカはお姉様に感謝しているのですよ。だからお姉様にこれ以上重荷を背負って欲しくないのです、 とミサカは心からの願望を口にします」 それだけ言って、御坂妹は看護師と医者と共に廊下の奥へと消えていった。 *** 「どーゆーことよ」 門限は過ぎていたものの、なんとか寮監に見つからずに部屋に戻った美琴はベッドの上で不満の声を上げた。 (『一方通行』『妹達』『打ち止め』……) 説明を受けてもまったく実感がわかない。 (だって、あの一方通行よ?) 枕を抱きしめてごろごろ転がっても結論は出ない。 『本人に聞いてみたらいかがですか? とミサカは提案します』 「行くわけないじゃない。あんなヤツのところに」 ぼすっ、と枕を壁に投げつける。手持ち無沙汰になった美琴は仰向けになって天井を見つめた。 『何か聞きたいことがあるのなら明日以降にしてくれないかな?』 「また明日、か」 明日、打ち止めと一方通行を訪ねてみたら何か変わるだろうか。 『何か』が変わって欲しいような、変わって欲しくないようなもやもやとしたよくわからない感情が頭を支配する。 「私はいったい、どうしたいんだろう。何を知りたいんだろう」 独り言が多くなっている自分に気づく。 美琴は空っぽの隣のベッドに目をやる。いつも同じ部屋で時間を過ごしている後輩はしばらく帰ってこない。 なんだか急に一人でいるのが寂しくなった。 「……でも黒子のお見舞いにはできるだけ行ってあげたいし、な」 考えることが面倒になった美琴は、壁際に転がった枕を引き寄せてそっと目をつぶった。 *** 「むむむむ、なんだかアナタがちょっとイライラしている気がする! ってミサカはミサカはズバリと指摘してみる」 夜の帳も落ち、静かになった病院の一室に打ち止めの声が響く。 部屋の中で唯一の明かりはベッドの脇机に置かれた卓上ライトだけだった。 「ガキはさっさと自分の病室に帰って寝ろ。消灯時間は過ぎてンだ」 ベッドに横たわった一方通行が打ち止めに背を向けたまま 「残念、ここは個室なので小声で話せば誰にも迷惑はかからないって ミサカはミサカは悪い子の発言をしてみたり」 「出て行けっ」 一方通行は打ち止めに向かって枕を投げつけた。 枕は放物線を描いて正確に打ち止めの胸の辺りへ飛来する。 打ち止めはそれを難なく受け止めた。 「えへへー、ちゃんと受け止められるスピードで投げてくれるあたりに ミサカはミサカは隠し切れていない優しさを感じてみる」 「チッ」 打ち止めは枕を持ったまま、ちょこちょことベッド脇に近づく。 「興奮するとまた頭が痛くなるよ? ってミサカはミサカは忠告してみる」 薄明かりの下で再び顔を背けようとする一方通行の顔を覗き込んだ。 「……お姉様(オリジナル)のこと、気にしてるの? ってミサカはミサカはおそるおそる口に出してみる」 打ち止めは一方通行を心配するような視線でじっと見つめる。 その程度のことは無視すればいいのだが。 「……悪ィかよ」 一方通行はなぜかその瞳に弱い。 その無邪気な光に自分の邪悪さが見透かされそうでまっすぐ視線を返すことができない。 「ううん。それは当然のことだと思うってミサカはミサカはアナタの気持ちを肯定してみる」 「……」 「アナタはミサカたちに対して罪悪感を抱いている」 一方通行は打ち止めの言葉につまらなさそうに目を細めた。 そこで打ち止めの言葉をさえぎることもできただろうが、一方通行は無言で視線をそらすだけだった。 「その感情はお姉様、つまりオリジナルの御坂美琴に対してもアナタは無意識のうちに後ろめたさを感じている、 とミサカはミサカは分析してみる」 ミサカネットワークのを形成するミサカの中の上位個体という特別なポジションにいるためか、この少女は時々外見とは不釣合いな大人びたことを言う。 それは違う、と強く否定しようとした。 しかしなぜかわからないけれど否定の言葉を口に出すのがためらわれた。 「ハイハイ、精神科医もビックリのトンデモ精神分析ありがとうよ」 だから、一方通行は軽く茶化すように返答した。 「……でもね、お姉様とアナタがちょっとでいいから仲良くなったらいいのにな、ってミサカはこっそり思ってみる」 「はァ?」 無理に決まっている。 自分と同じ遺伝子を持った存在を一万人弱殺してきた人間と、仲良くなどできるわけがない。 「……寝言は寝て言え。というわけでさっさと寝ろ。俺は寝る」 吐き捨てるようにそれだけ言うと一方通行は頭から布団をかぶった。 「ええー!? 寝る寝る言い過ぎなんじゃない? ってミサカはミサカはねるねるねーるねってお菓子があったなあと思い出してみたり」 (ぱこりたいんごおおおおおおおおおおぱこりたいんごおおおおおおおおおお) 一方通行は打ち止めの声をさえぎるように頭から布団をかぶった。 そして、今日の夕方ごろに突然部屋に乱入してきた少女を思い浮かべながら浅い眠りについた。
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とある魔術の禁書目録 一方通行CP作品 一方通行×打ち止め 発表日 タイトル メインキャラ 引用元 一方通行×佐天涙子 発表日 タイトル メインキャラ 引用元 2010/01/04 佐天「あの人、かっこよかったなぁ……」 佐天涙子、一方通行 ぷん太 戻る
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7ページ目 さっきの比ではない風圧が一方通行を襲う。 まともに体勢を保つことすら出来ず、彼は進路とは逆方向に飛ばされる。まるで反射されたかのように。 しかし彼がコンクリートや壁に叩きつけられてダメージを負うことはない。 反射出来ないものは、あくまでマリオの繰り出す風のみ。 咄嗟に空中でベクトル変換をし、すっと地面へ降り立つ。 「中々ビビッたが……それじゃァ俺を倒すこたァ出来ねェよ!」 加速し、マリオへと突っ込む。速度はジェット機を遥かに凌駕する。 普通の人間が生身でこの速度を出せば一瞬で身体がバラバラになるだろう。 だが一方通行のベクトル変換ならば身体にかかる重圧、負荷さえも反射してしまえる。 この速度なら風圧に押されることもない。 一秒――いや、その百分の一にも満たない速さで一方通行がマリオへ触れるその瞬間。 「!?」 マリオの姿が視界から消える。 マリオはマントを持ったまま先程が違わぬ姿勢を保っていたはずだ。 ならばどうして突然目の前から消えてしまうのか。 ジャンプするにも間に合わなかったはずだ。 「オッホー!」 〝背後〟から聞こえるマリオの声。 そこで一方通行は異変に気がつく。目の前に広がる景色は、先程のそれとは違っていた。 ここが、似たような建物がいくつも並ぶ廃工場でなければすぐに気がついただろう。 一方通行はマリオのスーパーマントによって、自身の向きそのものを変えられてしまっていた。 「あッ……りえねェ!」 一瞬で振り返る。そこにマリオの姿は無い。 マリオは一方通行の頭上。真上へ跳んでいた。 一方通行が気がつくよりも前にマリオが落下する。 彼がマリオに気がついていれば、なんとも愚かに思っただろう。 ベクトル変換を操る一方通行に対して物理攻撃、それも生身で触れることは即ち死を意味する。 触れた瞬間に反射が発動し、身体がめちゃくちゃに曲がるのがオチだ。 だが、もうマリオの動きを止める術は存在しない。 マリオの靴が一方通行の頭へ触れる。 触れる。 次へ トップへ
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【種別】 超能力 【元ネタ】 Accelerator=「加速装置」「アクセル」等。 作中においては、『粒子加速器(アクセラレイター)』が由来。 【初出】 三巻 ●目次 【概要】 【反射】 【使用・応用例】 【魔術に対して】 【本質】 【弱点】 【翼】 【プランとの関係】 【余談】 【概要】 学園都市第一位の超能力者、通称『一方通行』が所持する能力。 運動量・熱量・電気量などなど、あらゆる種類の力の向き(ベクトル)を観測し、 一方通行に触れたベクトルを自由に変換する。 誤解されることが多いが、彼が操作できるのは『向き(ベクトル)』、 つまり『力が作用する方向』のみであり、『力そのものの大きさや量』を操作することはできない。 ただし、力の向きを集中させたり他所から力を集めたりできるため、 結果として高い攻撃力を発揮することができる。 実際は直接皮膚に触れているわけではないが、 展開している能力の効果範囲が自身の周囲を覆う程しかないため、外見上は触れているように見えている。 このあり方から効果範囲の通称は「保護膜」。 勿論実体はないので触れることも壊すことも出来ない。 この保護膜の正確な射程は不明だが、 戦闘時に靴や衣服も含めて完全に無傷であることから、衣服より上まで展開できると考えられる。 原作者含む制作サイドの コメントによれば 、学園都市においてベクトル操作能力は『一方通行』以外に存在しないとのことである。 ちなみにこの能力名は学園都市側の命名ではなく、 一方通行本人の申請で後から付け直されたものである(出典:『とらドラ!vs禁書目録』) 【反射】 能力の基本的な使用法にして、一方通行を「最強」足らしめる主要因。 『反射』(ベクトルの反転)により、自身に加えられた攻撃を自動的かつ正確に180度跳ね返してしまう。 力の大小や種類を問わず本人が認可していないベクトルは全て反転し、「『反射』できる限界」は存在しない。 一方通行の特徴的な白い髪と赤い瞳もこの『反射』の弊害で、紫外線などの有害なベクトルをほぼ全て反射しているためらしい。 とはいえ万物を拒絶しているわけではなく、無意識のうちに構築されたフィルタに基づいて『反射』を行使している。 具体的には「生活に必要不可欠なもののベクトル(必要最低限の酸素、重力等)」をホワイトリスト方式でフィルタに登録し、 それ以外の全てを『反射』するといった寸法である。 そのため未知の攻撃であっても、「それ以外のベクトル」として無条件に反射可能。 『反射』に必要な演算はごく簡単で無意識下でも発動できるため、 デフォルトではこれに設定してあり、能力使用中は常に展開される。 そのため後述のように能力に制限がかかる前は就寝中でも展開され、不意打ちも完全に無効だった。 なお「ベクトルの反転」はあくまでデフォルトのため、設定し直すことで反射角を変更することも、 『反射』自体をオフにすることもできる。 【使用・応用例】 受動的な『反射』は使用法の一例に過ぎず、能動的な使用でも絶大な効果を発揮する。 作中で披露したものを一部述べるだけでも、 反作用を束ね、ただのパンチ・キックが無反動で倍の威力に(3巻など) 物体を軽く小突いて弾丸のように射出する、『超電磁砲』以上の速度での石礫飛ばし(3巻) 衝撃を地面や壁に伝わせ、離れた位置に攻撃(3巻) 身体運動の増幅、音速を超える挙動(3巻など) 風の操作による120Mクラスの暴風の発生(3巻)、時速数百キロでの飛行 空気の圧縮によるプラズマ作成(3巻)、空気を膨張させ周囲の温度をコントロール 地球の自転の力を利用して圧倒的な速度でコンクリート塊を投げる(13巻) 地面を隆起させ、大規模な地割れを起こす 音を収束し衝撃波を放つ、反響定位による空間把握 血流操作で相手を即死させる(3巻)、体内の異物を取り込まずに体外へ絞り出す 生体電気の操作で相手を気絶させる 細胞分裂の促進による負傷の治癒(8巻)、血液の操作(5巻)と合わせて致命傷も完治 脳の電気信号や水分の操作による洗脳や読心 事象の地平(ブラックホール)のような力場を発生させる などなど、戦闘方面に限らず多岐にわたる応用が可能。 保護膜に接してさえいれば密着しておらずともベクトル操作が可能であり、 「保護膜に接触している巨大なベクトル」として、大気のベクトル(風)や地球の自転・公転すら操作可能。 感知能力としても機能するため、低周波や放射線など人の五感では認識できないベクトルや三次元空間で表現できないベクトルをも観測し、操作することができる。 電気信号なども知覚できるが、抽出できるのはあくまでベクトルの有無、つまり0と1の羅列のみで、 脳内にある記憶情報を読み取る事はできても、それらを再生する機能は存在しない。 本人曰く「CDの表面を見ただけで音楽を思い浮かべられる人間がいないのと同じ」らしい。 派手な力技だけでなく、非常に繊細かつ精密な能力行使も得意とする。 自らの脳で『学習装置』の代わりを務め、打ち止めのウイルス削除をしたのが代表的。 この技術は、その場にあったワクチンデータを目視で把握・暗記した後、 打ち止めの脳内にある情報と照らし合わせ上書きしただけであり上記の欠点とは矛盾しない。 学園都市の暗部へと堕ちた後、意識を失った妊婦の生体電気を読み取って胎児と母体の生体情報をモニターし、 適切な治療法を導き出すことで救った事もある。 【魔術に対して】 魔術のベクトルは既存のベクトルとは異なるが、 ベクトルそのものは確かに存在しており、干渉が可能。 しかし、思い通りに干渉できるわけでもなく、 魔術を放った魔術師、干渉した一方通行両者にとっても不可解な現象を起こす。 例えばヴォジャノーイの水の槍を『反射』した際は、水槍は斜め後方に逸れ、七色の光に分解された。 どうやら魔術的なベクトルを反射すると基本的に「斜め後方に逸れる」らしく、ミーシャの氷の翼も斜め後方に逸れて外れている。 そのため通常の反射のように「相手に向けて跳ね返す」ということはできないものの、 魔術を逸らして防御することは一応可能。 ただし弾かれる角度が浅いため、強く切り込まれれば逸らしきれずに直撃してしまう。 『一掃』程の威力では逸らす事も敵わなかった。 エイワスの攻撃を防げなかったのも同様の原理らしい。 また、魔力を練りながら能力を使うことで、魔術的な力の流れを感知することも可能らしい。 新約二巻でラジオゾンデ要塞が学園都市に迫った際、 要塞の墜落誘導用ビーコンが人払いで隠されている事を一方通行なりに解釈して、 街を流動する不自然な力の流れを観測し、ビーコンの位置を特定した事がある。 なお、この際魔力を練ったために超能力と魔術の競合を起こしかけている。 新約二十ニ巻にて人造の樹(クロノオト)の『深淵』を踏破したことで、 クリファパズル545の補助により魔術の解析・反射もある程度行えるようになったらしく、 新約二十ニ巻リバースではカーテナ本体の斬撃を『反射』している。 【本質】 その能力の本質は、『自身が観測した現象から逆算して、限りなく本物に近い推論を導き出す』事。 ベクトル制御や、それに付随する攻撃スキルは単なる付加価値でしかない。 『粒子加速器(アクセラレイター)』の名を自ら冠したのは、 無意識の内に、自身の能力の意味に気付いていたが為。 作中で未元物質や魔術について記載した羊皮紙などの『未知の法則』と対面した際、 それを解析・再定義して『理解出来る法則』に落とし込み干渉・使用したことから、その片鱗を垣間見ることができる。 【弱点】 能力自体に目立った弱点はないが、『反射』をすり抜けたり、能力使用を封じたりすることで攻撃を通した例が幾つか存在する。 主なパターンは「能力を攻略する」方法と「ミサカネットワークの接続を妨害する」方法の2つ。 なお、当然一方通行も把握した弱点に関しては対策を施している。 木原神拳 木原数多が習得している体術(のファン通称)。 『反射』は向かってくるベクトルをただ反転させているだけなので、 内側から外に逃げるベクトルを“内側に向かって『反射』してしまう”という点を突いた方法。 なお数多が完全に独力で編み出したものではなく、木原唯一の体術をベースとしていることが明かされている。 演算の妨害 これをおこなったのも木原数多。 能力の計算式の死角を完璧に掌握した上で、 特殊な音波を発生させるストラップで演算を妨害し、風のベクトル操作を完全に封じこめた。 曰く「プログラムコードと同じで、複雑であればあるほど計算式につけこめる隙も多くなる」との事。 ただ複雑な演算が必要な「風操作」が出来なくなるだけで、『反射』や『集中』など演算が容易なものは健在。 一方通行の能力を開発し、演算・思考パターンを完璧に把握している数多だからこその手段である。 「受け入れているベクトル」の変質 垣根帝督が実行した方法。 反射するベクトルはホワイトリスト形式で登録されるため、 『未元物質』で一方通行が普段「受け入れているベクトル」を変質させ、 「受け入れているベクトル」に偽装した攻撃で反射を素通りする。 とはいえ偽装攻撃のベクトルや偽装方式を認識・演算した上で、「それを排除するフィルタ」を意識的に組み直せば対応可能。 演算より速い攻撃 どんな超能力でも制御には演算が必要のため、 「無意識・意識的に関わらず計算が追いつかないベクトルは制御下に置けない」という点を突いた方法。 実行したのはミナ=メイザースで、一方通行の演算速度を超える速度でかつ人体の上限に囚われない動きで攻撃することで『反射』を実質無効化した。 ただ一方通行は光のベクトルすら演算処理が可能であり、 ミナ自身も「ミサカネットワークと第一位の脳髄を併用しているのですから、平素であれば何の問題もないのでしょう」と評している。 世界最高峰の演算装置であると同時に意思を持つオカルトでもある、ミナだからこそ可能な芸当と言える。 酸欠 御坂妹などが実行した方法。 一方通行本人はあくまで人間であるため、酸素濃度を低下させて酸欠にさせる。 ベクトル操作では物質を無から直接生み出すことは出来ないため、その点でも効果的。 だが一方通行は高速移動や風の操作などで容易く対応しており、これ単体では効果も意味もほとんどない。 魔術 エイワスの攻撃には『反射』を正面から貫通されて惨敗している。 これは完全に未知のベクトルに干渉できなかったためのようである。 新約二十二巻以降は、クリファパズル545の補助があるため、未知の魔術に対してもある程度『反射』が可能。 他にも菱形が駆る窮奇も、方法不明ながらも相打ちの形で『反射』を突破した。 ただしこちらは初撃で対応しており、2回目以降は無傷だった。 ミサカネットワークの通信妨害 一方通行が打ち止めを巡る事件で頭部に損傷を負って以降は、能力の使用そのものにも制限がかかっている。 一方通行は思考や能力発動に必要な演算のほぼ全てを妹達のネットワークに任せているが、 ネットワークとの通信に用いる演算補助デバイスのバッテリーの残量により能力使用可能時間が制限されており、 9月30日当初では15分のみしか能力を解放できなかった。 暗部に落ちてからはグループの技術班によって改造が加えられ30分に倍増したものの、 代わりに上層部による通信ジャミング(=『一方通行』が無力化されうる)機能が仕込まれた。 これは後に、杖にジャミング対策用の機材を仕込むことで克服されている。 この関係上、トンネルや地下施設などのミサカネットワークの電波が届かない環境では、 アンテナを自作するなどして対処しない限り、能力を使用できない。 駒場利徳は攪乱の羽を利用することでこの弱点を突き、一時は『一方通行』を突破した。 加えて、ミサカネットワーク上に一方通行用の代理演算領域が確保されていない場合も能力の行使が不可能になる。 劇中では木原幻生によるミサカネットワークへのウイルス注入事件等がある。 【翼】 『0930』事件において、演算能力を失ったまま行われた数多との戦闘をきっかけに、 既存のものとは違った非科学的法則に基づくベクトル制御でAIM拡散力場を操作できるようになった。 木原数多及び地の文によると、 既存のルールを全て捨て、可能と不可能を再設定し、 目の前にある条件をリスト化し、その壁を取り払う。 それにより新たな制御領域の拡大(クリアランス)を取得、 自分だけの現実に数値を入力し、通信手段を確立...という事らしい。 この際アレイスターは「ベクトル制御装置」に言及しており、この使い方まで予想通りだった節がある。 この際、 失ったはずの言語能力や歩行能力を補う。 正体不明の黒い噴射の翼が生える。 至近距離での手榴弾爆発を防ぐ(反射とは別)。 不可視の力によって木原を音速の数十倍の速さで吹き飛ばす。 ミーシャやエイワスのように、言葉にノイズが混じる。 インデックス曰く聖人でも纏めきれるか分からないほどの力を行使。 かなりの負担がかかり、翼を意識的に操作することは不可能。発動時の記憶は残るもののほぼ本能のままに発動する。 といった現象が起きている。 後に垣根との戦闘で黄泉川が倒れ、一方通行が殺意を露わにした際にも黒い翼が顕現し、 正体不明のベクトルを操り、離れた地点にいる垣根帝督を地面に叩き伏せる。 黒翼そのものによる打撃、及びそれを裂いて出現させた複数の鋭い黒い羽を放つ攻撃(本人の強い意志で途中停止可能)。 等を新たに披露した。 外伝『とある科学の一方通行』では、 檮杌(イサク)が敗北し、学園都市を吹き飛ばす程の爆発が起きそうになった時にも出現し、 その爆発のエネルギーを宇宙にまで打ち上げて学園都市を救った。 作中の時系列的には、この時が初めての黒い翼の出現にあたる。 第三次世界大戦で魔術を行使し打ち止めを救った際には、 墨のように黒い翼は純白になり、頭上には同じ色の輪状の物体が現れるといった天使的な造形に変化している。 地の文曰く「この現実世界に特異な力を吐き出す源となっていた、精神の変異」とあり、心境の変化に伴って『自分だけの現実』が変容したためである可能性が高い。 出力は『黒い翼』を遥かに上回り、 一瞬で3000m〜5000m上空へ急上昇し、ユーラシア大陸全土を消滅させるほどのテレズマを真っ向から相殺するほどの力を見せている。 『黒い翼』『白い翼』は共に現時点では正体不明の力。 なおエイワス曰く、「『黒い翼』はオシリスの時代の力である」とのこと。 新約六巻において、垣根帝督はこの翼を「論理の範疇から飛び出した」「理論で説明できない翼」と評しており、 「説明できない何かは説明できない浪費を大量に促す」と分析している(翼の出現期間が極端に短いというデータからかと思われる)。 実際に「何か」を消費しているのか、しているとして「何を」消費しているのかは不明。 超能力の『噴出点』を設けて他者の能力を借用する恋査は、『一方通行』をコピーすることで黒翼を発現。 その上で「白翼の出し方が解らない」と発言していることから、どうやら『白い翼』と『黒い翼』は別種の能力であるらしい。 地の文によれば白翼は一方通行が「何かを手にした結果」到達した能力であるとのこと。 後の恋査と一方通行では「何かを守る」という心境が共通しており、これがキーとなっている可能性が高い。 また、「翼」の正体が何であれ、能力コピーで使用できる以上は「翼」もあくまで超能力『一方通行』の一部ということらしい。 『翼』は一方通行の心理状態によってその色を変化させるようで、白や黒ではない色に染まる可能性もある。 フロイライン=クロイトゥーネによって打ち止めが殺害、捕食されたと勘違いした際には「グロテスクな何かに染め上げられた翼」を現出させかけた。 更に新約二十ニ巻にて、クリファパズル545の協力で〈深淵〉を踏破し叡智を得たことで、 エイワス同様の『透き通るような青ざめたプラチナの翼』を発現させた。 世界中に満ちる見えない力を槍の形に収束しての攻撃など、不完全な魔神とも痛み分けに持ち込めるほどの力を得た。 【プランとの関係】 アレイスターの「プラン」の核の一部でもあり、アレイスターには「第一候補(メインプラン)」と位置付けられている。 『0930』事件で一方通行が黒翼を発現させた際、 アレイスターが「ベクトル制御装置への入力を終えた」と語っているため、 翼も「プラン」に何かしらの形で必要なものと思われる。 学園都市第二位・垣根帝督が操る「第二候補(スペアプラン)」とされる未元物質とは似た本質の能力らしい。 地の文では 未元物質が「こことは違う世界における無機」「神が住む天界の片鱗を振るう者」とであるのに対し、 一方通行が「こことは違う世界における有機」「神にも等しい力の片鱗を振るう者」とされている。 【余談】 一方通行が熱を『反射』した場面(五巻など)について、しばしば「熱量はスカラーである」という指摘がされるが、 火炎攻撃や冷却攻撃等含む「熱量の移動」はベクトルであるため、操作できても能力的に矛盾しておらず、またそれ以外のことをした事はない。 同様に電気量もスカラー量ではあるが、電磁場はベクトル場であるため、作中の描写に無理はない。 また、『空間移動』は「11次元空間の『ベクトル』」を用いて物体を移動させるため、これによる攻撃も『反射』可能。 なお一方通行自身の経験として、空間移動を反射した際に「奇妙な現象が起こる」事が語られているが、詳細は不明。 精神系も同様で、何らかの媒体を介して干渉するものは無効化される。 例として『心理掌握』は対象の脳の水分操作を原理としていたため、 一方通行も制御できるので効かなかった(ゲーム『とある魔術の電脳戦機』での描写による)。
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2ページ目 絶対能力進化計画。学園都市第一位である超能力者、一方通行を絶対能力者(レベル6)へと進化させる実験。 その実験内容は、学園都市第三位である御坂美琴のクローン、妹達(シスターズ)を2万通りの戦闘環境で2万回殺害すること。 何も問題が起こらなければ今回も妹達の1人が殺されて終わりとなる。 実験は10032回目。一方通行は既に10031体もの妹達を殺害していた。 10032号は一方通行によって反射された弾丸を肩に喰らい、息絶え絶えとなっていた。 あらゆる向きを変換する、ということはあらゆる攻撃の軌道が逸らされてしまうということ。 普段一歩通行は向きの変換を『反射』に設定しており、その状態で攻撃しようものならどんな攻撃でも本人へと返ってきてしまう。 10032号がそうであったように。 攻撃面でも、触れられれば終わり。血流を逆転させられ即死させられる。 2万回戦ったとしても妹達が勝利することは決してないだろう。 それでも、実験を止めることは出来なかった。 彼女達は――この実験の為に生み出されたのだったから。 「よォ、随分辛そォじゃねェか。今楽にしてやるよ」 無情に投げかけられる一方通行の言葉。 逆転は不可能。もう逃げられる程の体力も気力も10032号には残されていなかった。 一方通行の手が彼女に触れようと、血流逆転をさせようと近づく。 触れるか触れないかの瞬間で彼は異変に気付いた。 何かの気配を感じて振り返る。 そこにはオーバーオールに赤い帽子の、立派なヒゲの太った男性が立っていた。 一般的に見れば彼の姿は酷く滑稽に見えることだろう。 しかし、僅かだが一方通行はその姿に威圧されてしまっていた。 そんな馬鹿な、と彼は我に返る。そして実験に紛れ込んだ不穏分子へと声をかける。 「おいおい……、こういう場合はどうすればいいン――――」 その言葉が最後まで紡がれることはなかった。 話している途中にも関わらず、赤い帽子の男性が突進するかのようにこちらへと走り出したのだ。 一体何を考えているのか、一方通行には理解が出来なかった。 いくら突進して来ようが、どんな能力を持っていようが向きを変換させてしまえば終わり。 何の考えもなくただ突っ込んできているのだというのなら、それは単なる馬鹿か、一方通行の能力を知らない無知だけだ。 何の迷いもなく突っ込んできている辺り、男は後者のようだった。 「ま、見られたからには始末しねェとな」 男に対して何か構えるわけでもなく、一方通行はそのままの姿勢で迎え撃つ。 どうせ反射してしまうのだから防御行動も回避する必要もない。 次へ トップへ
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矢印の方向にしか進めない床です。 スイッチと連動している事もあります。 ■関連項目 ギミック一覧
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このページは編集中です ある晴れた昼下がり、市場に続く道……ではなくとあるカフェに続く道を往く少女-番外個体(ミサカワースト)-。 同じ道を行き来する人達を何気なく見ていたが、そのうちの1人を見て驚愕する。 番外個体(あれは……一方通行!? ……にしてはやけに小さい……まさか体細胞クローン? ……な訳ないか。造る意味が分からないし) 番外個体(いや、でも万が一って事もあるし……いやいや、弟か妹? いるって話は聞いた事ないけど……) 番外個体(考えてても仕方ないか。……あまり気が進まないけど、MNWを使って妹達に聞いてみるか) 小さい一方通行っぽいのを見たんだが 1 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misakaxxxxx 教えて欲しいんだけど、一方通行って弟か妹いんの? 今視線の先にそれっぽいガキがいるんだ 2 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misaka10093 なにそれkwsk 3 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misaka16582 直接聞けばいいだろ 4 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misaka11329 てかお前何号? ID見えないんだけど 5 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misaka15000 多分番外個体 6 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misaka11329 えっそんなのいるの?初めて知った てかさっさと感覚共有汁 7 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misakaxxxxx 了解 ただし後悔するなよ ??「なァにやってンですかァ?」 番外「今から感覚共有であの少女をミサカ達の目に焼き付けてやるところだけdddddd」 8 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misakaxxxxx うわあああああああああああああお兄様降臨したよおおおおお黒い翼こわいよおおおおお 9 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misaka16582 ちょwwwww落ち着けwwwww 10 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misaka15000 どうしたんだよ突然wwwwwたかがセロリじゃねえかwwwww 11 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misaka10093 ま、まさか……発狂堕天使モードか!?……なんだいつものセロリじゃねえか 12 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misaka14510 今どこだ!?すぐ助けに行くぞ! 13 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misakaxxxxx 例のカフェの近くだよおおおお早く来てえええええ 14 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misaka18071 とにかく落ち着け 素数を数えるんだ 15 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misaka14510 分かった!すぐ行くから待ってろ! 16 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misaka16582 お前セロリに会いたいだけだろwwwwwwww 一方通行「どうしたンですかァ? 汗かきすぎじゃねェか?」 番外個体「何でもないわよ。そういうあなたこそこんな所で何してるの?」 一方通行「クソガキを捜してンだよ。買い出しにくっついてきといて、勝手にアチコチ歩き回りやがって」 番外個体「へえ、ロリコンも大変ね」クスクス 一方通行「チッ……ンで? オマエは何してンだよ?」 番外個体「あれを見て」 一方通行「!? な、なンだありゃア!? ちっせェ俺がいやがる!」 14510号「ハア、ハア、ご無事ですか番外個体、とミサカが息を切らせつつ合流したら和気藹々と話してんじゃねえよこの牝犬が」イライラ 一方通行「あン? ……ああ。オマエ、いつかのミサカか。何しに来たンだよ?」 14510号「番外個体が突然現れたあなたに怯えている様子だったので助けに来ました、とミサカは包み隠さず答えます」ニヤリ 一方通行「……あア、さっきの汗はそういう事だったンかよ」ニヤニヤ 番外個体「くっ……余計な事を言わないでよ。というか牝犬ってどういう意味よ?」 14510号「そんな事より小さな一方通行さんとやらはどこですか、とミサカは牝犬に確認を取ってみます」 番外個体「(また言いやがった!)……あっちよ」ムスッ 一方通行(何なンですかァこの空気は……? 寒気がするンですけどォ) 17 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misaka16582 感覚共有ktkr マジかコレ 18 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misaka10032 今北産業 19 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misaka15000 番外個体が チビセロリを 発見した 20 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misaka10093 セロリも出現 14510号出動 何故か修羅場 21 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misaka14510 てか 1ってロシアで一方通行さんの心を壊した奴だよな? 許さない、絶対にだ 22 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misaka11329 しかもその後上条さんが現れてセロリがそげぶされたらしいな 23 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misaka14510 なンで一方通行さんばっかりが傷つけられなきゃなンねェんだよォォォおおおおおッッッ!!!!!! 24 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misaka15000 いや、上条さんの件に関してはセロリが先に仕掛けたみたいだから自業自得だろ てかレスがセロリ語になってるwwwwwwww 25 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misakaxxxxx ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ 26 以下名無しにかわりましてミサカがお送りします ID misaka14889 おい、番外個体を許してやれよ 黒い翼がトラウマになってるぐらい後悔してんだからよ それにセロリはあの日の事を忘れようとしてるかも知れないだろ お前は大好きなセロリの古傷ほじくり返す気か? 鬼畜かお前は? 冷静になれよ 27 以下名無しに代わりましてミサカがお送りします ID misaka15000 ミ・アミーゴ 28 以下名無しに代わりましてミサカがお送りします ID misaka11329 ちくしょうwwwwwwww 29 以下名無しに代わりましてミサカがお送りします ID misaka16582 馬鹿野郎wwwwwwww 姉御の格好よさが台無しじゃねえかwwwwwwww 一方通行「そンじゃァ、俺はそろそろクソガキ捜しに戻るからよォ、後でどうなったか教えやがれよ、じゃァな」カツカツ 14510号「そろそろミサカも行きますので後はお1人で頑張って下さい、とミサカは番外個体にエールを送りつつ一方通行さんの後を追います」トコトコ 30 以下名無しに代わりましてミサカがお送りします ID misakaxxxxx 行ってしまわれた……14510号と仲直り出来なかったなあ…… 31 以下名無しに代わりましてミサカがお送りします ID misaka11329 というかそろそろチビセロリに接触汁 32 以下名無しに代わりましてミサカがお送りします ID misaka20000 勿論性的な意味でなwwwwwwww そして感覚共有で俺メシウマwwwwwwww 33 以下名無しに代わりましてミサカがお送りします ID misaka12384 反射されたらどうすんだ?ドMかよテメエは 34 以下名無しに代わりましてミサカがお送りします ID misaka10093 寝言は寝てから言え 一方通行(小)「あのォ……なンか用ですかァ? ってユリコはユリコは尋ねてみるゥ」 番外個体(いつの間に後ろに!? てかユリコ!?) 35 以下名無しに代わりましてミサカがお送りします ID misakaxxxxx おい、ユリコってどういう事だ? 一方通行って女だったのか? とてもそうは見えなかったぞ? 36 以下名無しに代わりましてミサカがお送りします ID misaka12384 落ち着け、妹かも知れないだろ てかセロリが女ってのはネタだよ ユリコ「返事して欲しいンですけどォ、ってユリコはユリコはむくれてみたりィ」 番外個体「ああ、ごめん。あなたが余りにも知り合いにそっくりだったから、びっくりして見入っちゃってたのよ」 ユリコ「知り合い? ひょっとして一方通行お兄ちゃンの事ォ? ってユリコはユリコは尋ねてみるゥ」 37 以下名無しに代わりましてミサカがお送りします ID misakaxxxxx お兄ちゃん・・・だと・・・! つまり・・・どういうことだってばよ? 38 以下名無しに代わりましてミサカがお送りします ID misaka10093 生き別れの妹・・・とか? 39 以下名無しに代わりましてミサカがお送りします ID misaka16582 セロリ子の素性kwsk 40 以下名無しに代わりましてミサカがお送りします ID misaka11329 どういう事か説明してもらえよ 番外個体「ええと、あなた、あの人の妹さん?」 ユリコ「ううン、そうじゃなくてェ、ユリコはあの人の体細胞クローンですよォ、ってユリコはユリコはあっさり正体を明かしてみたりィ」 41 以下名無しに代わりましてミサカがお送りします ID misakaxxxxx うわあ……予想通り体細胞クローンだよ……てか今更だけど運営みたいな喋り方だな…… 42 以下名無しに代わりましてミサカがお送りします ID misaka10093 まさかの同類ktkrwwwwwwww 43 以下名無しに代わりましてミサカがお送りします ID misaka16582 ええええええええええええええええええええ
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元スレはここ 前へ 次へ これまでのあらすじ! なんだかんだで友達一万人を制覇し、記念に鹿児島へ旅行へ行っていた一方一行。 でもその間に「虚構人格」といった一方通行の「かつての友達」が学園都市の「親友」たちを洗脳し侵略していた! 「親友たち」の協力もあり、辛くも撃破し過去とある程度決別した一方通行。 新しい家族「最強の笑顔」こと「鈴科百合子」ちゃンと「ハスキー原」こと「木原数多」くンを迎えて、 更に賑やかになった一方一家。…おや、芳川さんが何やら持ってきたよ? どうやら日記帳のようだ!さあ、これまでの思い出とかその他もろもろを書き綴っていこうね! …その日記帳にはある仕掛けがしてあるけど、気づかない一方通行のほうが悪いよね! 登場人物! 以下コピペ! 以上コピペ! 余談 ここでアクセルホッパーじゃなくてアクセラポッターさんが登場するんよ! さすがは鹿児島くンだね!
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autolink ID/W13-001 カード名:裏社会に生きる少年 一方通行(アクセラレータ) カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:1 コスト:1 トリガー:1 パワー:5000 ソウル:1 特徴:《超能力》? 【永】記憶 あなたの思い出が2枚以上なら、このカードのソウルを+1。 【自】アンコール[手札のキャラを1枚控え室に置く](このカードが舞台から控え室に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、このカードがいた枠にレストして置く) 手間かけさせやがって レアリティ:RR illust. 11/01/28 今日のカード。 記憶によりソウルパンプ可能な手札アンコール持ちキャラ。 記憶に必要な思い出は2枚であり、同タイトル内の黄色には思い出に行くカードが御坂妹と待ち合わせと“無能力者”当麻くらいしかないため、 レベル1の段階では条件を満たせない可能性もある。 またソウルパンプもレベル1の時点ではそこまで効果的ではないことが多い。 いたずらっ子 打ち止めのシナジーで回収可能、かつパワーが最大6000まで上昇するが、打ち止め自体がそこまでパワーが高くなく、このカードもソウルパンプという性質上サイドで殴るカードになりそうである。 レベル1の時点よりは、コスト1で出せるソウル2キャラとして高ソウルが欲しい+ストックを温存したい終盤で活躍できるカードか。 RRというレアリティにしては、いささかパワー不足と言わざるを得ない1枚。せめてトリガー無しなら…… 劇画ショックを用いれば【伊織メガホン】のようなソウルゲーに挑む事が可能になる点は及第点。 記憶を発動できなかった場合は、こちらを用いてみたい。 ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 いたずらっ子 打ち止め 0/0 500/1/0 黄 絆