約 1,871,389 件
https://w.atwiki.jp/familiar/pages/3860.html
前の回 一覧に戻る 湯けむり協奏曲(後編) ■1 「今晩は、ミス・ヴァリエール。入浴中のサイトさんにご用ですか?」 作り笑いなのが見え見えな笑みを浮かべながら、シエスタはルイズに問う。 「サイトがいつまでたっても帰ってこないから見に来たのよ。文句ある?」 ルイズは自分の肩を自分で抱きながら、そう言い返した。 「そうですか。……サイトさん、お風呂、ご一緒してもいいですか?」 ルイズと才人に特別な用が無いことを確認したシエスタは才人の方を見上げて、 今度は作り笑いではない穏やかな微笑みを見せながらそう聞く。 ”ご一緒”のところを妙に強調するのを忘れない。 「ちょっと! 一緒って何よ! それに、わたしが先にお風呂使わせてもらうんだから」 ルイズは目をつり上げてシエスタに怒鳴る。シエスタは意外そうな顔をしてルイズに向き直った。 「あら、ミス・ヴァリエールは学生寮のお風呂が使えるんじゃありませんか?」 「入ったけど湯冷めしちゃったのよ。もう入浴時間終わっちゃったし……」 だんだんとルイズの語気が弱々しくなる。 「大丈夫か? どうして湯冷めなんてしたんだ?」 才人が聞くと、ルイズは恨みがましい視線を才人に向けたが、特に何も言ってこない。 実は、才人が帰ってきたらパーカーを借りようと思って薄着で待っていたからなのだが、 そんなことを使い魔に対して言えるルイズではない。 「まぁいいや。じゃ、俺が出るからルイズとシエスタが一緒に入ればいい」 タバサとシルフィードがどこへ消えてしまったのかは気になるが、 さっさとこの場を去った方がいいのは明白だった。才人は平静を装い、最も常識的な提案をする。 「そんな、ミス・ヴァリエールと同じお風呂だなんて……。 それに、いつもみたいにご一緒してくださらないんですか?」 シエスタはちょっとむくれた顔をしながら頬を染める。今度は”いつもみたいに”の部分を強調。 ルイズの傍で、空気がピシッと張りつめるのがわかり、才人は青ざめた。 「い、いつもみたいにって、そんなしょっちゅう一緒に入ってるわけじゃないだろ」 「はい…一人で使わせていただく時は、何だか寂しいです…」 指を口元へ持って行き、切なげな表情で才人をみつめるシエスタ。 あぁ、何言っても駄目だこの娘。横にルイズがいるのを承知してわざとやってる。 「……サイト」 「はひっ!? ご、ごめんなさいっ!!」 「わわわ、わたしも一緒に入るわ。出ないでそこにいなさい」 「……はい?」 ルイズは視線を才人たちに合わせないようにしながら、意を決したように衣服を脱ぎはじめる。 才人とシエスタは呆気にとられた様子で肌を露わにしていくルイズを見つめた。 「え、一緒にって、マジで!?」 「わわ、わたしはいつでも大真面目よ」 「シエスタはどーすんだよ、待たせるの可哀想だろ!?」 「シエスタも一緒に入ればいいじゃない。あんたがメイドとどんな風に一緒に入浴してるのか見てやるわ」 まだ湯にも浸かっていないのに、りんごみたいに真っ赤になって早口でまくしたてるルイズ。 ほとんど自棄である。 「おいおい…シエスタも何か言ってやってくれよ…」 「ミス・ヴァリエールが許してくださるなら問題ありませんわ。三人で一緒に入りましょう?」 にっこり笑うシエスタ。彼女に助け船を求めたのが間違いであった。 ■2 「はぁ……気持ち良いですねサイトさん。この白いお湯も、いつもと違った感じで楽しいです」 「あ、あぁ、そうだな。良いお湯だな…」 うっとりとした顔で才人を見つめるシエスタに、才人は歯切れの悪い返事をする。 結局才人は風呂から上がる事を許されず、先刻とは別の少女二人と一緒に 長湯を続行することになったわけだが、針のむしろに座らされている気分だった。 その居心地の悪さの原因は、顎まで湯に沈めて先程から無言でいる才人のご主人様。 照れているのか、ヘソを曲げているのか。恐らく後者だろうな、と才人は考える。 すぐに裸になってさっさと湯の中に体を隠してしまったルイズの前で、 やけに色っぽく服を脱ぎ、体を丁寧に洗うシエスタに見とれたのがまずかった。とてもよろしくなかった。 才人とのお風呂にはある程度慣れているシエスタのペースに、 ルイズはこれ以上ない敗北感を味わわされてしまったのである。 ――な、何よ何よ。やけに余裕ぶっちゃって。サイトはサイトでデレデレ鼻の下伸ばして。 男と女で一緒にお風呂に入るのに慣れてるだなんて、動物じゃない。犬そのものじゃない。 はしたないったらありゃしない。もっと慎みってものを持つべきなのよ。わたしが正常。 メイドと才人の方が異常なんだわ。羨ましくなんかないんだから。 ほとんど裸同然の格好で才人と毎日同衾しているルイズも他人のことを とやかく言えた立場ではないはずなのだが、彼女も使い魔同様自分の事は棚に上げる性格であった。 「どうされたんですか、ミス・ヴァリエール。貴女が一緒にお風呂に入ろうって提案されましたのに」 「何よ。わたしはお風呂の中ではしゃぐ趣味は無いの」 「あら勿体ない。サイトさんの国のお風呂は和気藹々と入るものなんですよ。ね、サイトさん?」 「ま、楽しみ方は人それぞれじゃないかな。うん」 そう言いながら、才人の視線はちらちらとシエスタの体に向いている。 シエスタはこの濁り湯の特性を早くも理解したのか、才人に対して胸が見えるか見えないかの 絶妙なところまで体を沈めているのであった。 見えたり見えなかったりするシエスタの谷間や桃色の頭頂部は、 才人の情欲を裸を直接見る以上に刺激する。 ただでさえ蠱惑的な光景なのに、才人は少し前にタバサやシルフィードといちゃつき、 自身は満足しきっていない状態であった。ムラムラと衝動だけが高まっていく。 ……そういえば、そのタバサとシルフィードはどこに消えたんだろう。 あの一瞬で気配も見せずに移動できる魔法なんて聞いたことがない。 その疑問を思い出したとき、才人の足に何かが触れた。 「わひゃっ!?」 思わず素っ頓狂な声を上げる才人。 「?」 「どうしたんですか?」 疑問符を投げかけるルイズとシエスタ。才人の方が聞きたいくらいだった。 さわさわ。才人の足に触れたものは、探るような動きで太股の方へ登ってくる。 くすぐったさと正体不明の不気味さに、才人の背筋がぞくぞく震える。 「ちょっと、どっちだ? 何すんだよ」 ルイズとシエスタはある程度才人からは離れたところにいるので、手は届かない。 湯の中が見えないのをいいことに、どちらかが足で悪戯したのではないかと才人は予想した。 ルイズとシエスタは、怪訝そうな表情で互いの顔を見つめる。 「ミス・ヴァリエール。サイトさんに何かしたんですか?」 「わたしは何もしてないわよ。そっちこそサイトに何かちょっかい出したんじゃないの?」 あれ? 二人とも何かした様子ではない。しらばっくれてるようにも見えないし……。 と、才人の混乱が高まるのと同時に、才人の股間の物……。先程から興奮はしっぱなしなのに その衝動は吐き出せずにいたモノが、明らかにこの場では有り得ない、異質な感触に包まれた。 ■3 「ッッ……!」 思わず大声を上げてしまいそうになり、慌てて口をつぐむ。 ルイズとシエスタは互いに疑惑の目で牽制しあっているため、気付かれていないようだ。 その時になって、タバサがどこに消えたのか。才人はようやく理解した。 タバサのやつ、さっきからずっと風呂釜の中に潜って、 上手いこと俺やルイズやシエスタの体に触れないようにしていたんだ。 ……付け加えると、なぜか俺のナニを口で銜えている。 『やっと気付いた。鈍感』 必死に狼狽を隠す才人の耳に、タバサの声が響いてきた。 何だこれ、魔法? 水中にいて平気なのも魔法だよな。でも、タバサは杖を持ってないはずだし…。 『きゅい。お姉さまが溺れないのはシルフィの魔法なのね。 あと、サイトにお姉さまとシルフィの言葉が伝わるのも、水の中でお話するための魔法なの。 他の人には聞こえないから安心して欲しいのね』 今度はシルフィードの声。体が小さいタバサはいいとして、シルフィードはどこに? いくらなんでも、二人の人間が風呂釜の中に隠れていてばれないはずがない。 『シルフィはお風呂のお湯と同化してるのね。人間の形になるより簡単。 ついでに言うと、お湯がさっきより滑らないのもシルフィが調節してるのね。 勝手に転ばれたりしたらお姉さまが隠れてるのばれちゃうから』 本当に? じゃあ、このお湯を零したら元に戻った時にシルフィードが小さくなったりするのか? 『そんなことはないのね』 いつの間にかとんでもないことになっていたらしい。このそんなに大きくもない風呂釜の中に、 才人、ルイズ、シエスタ、タバサ、シルフィードの五人が入っていることになる。 「(あの、それで、なぜにタバサは俺のせつない所を口に含んでいるのでしょうか?)」 声には出さずに、水中のタバサに才人は”聞く”。 『このまま放っておいたら、ルイズやメイドと始めちゃいそうなくらい大きくなってたから』 「(……さいですか)」 『それに……さっきの”お礼”しないと気が済まない』 水中にいて姿も見えないのに、タバサの口元が意地悪く持ち上がるのがわかった気がした。 才人の両脚の間に小さな身体を潜り込ませたタバサは、顔を落として才人のペニスを喉奥まで迎え入れる。 「あっ……つ……!」 唇が根本の陰毛に触れるくらいに深く飲み込んだ後、間を置かずに引き抜く。 喉の粘膜と頬裏の肉と歯茎と歯と唇とに満遍なく擦られ、才人のペニスは一往復で完全な臨戦態勢となった。 『……大きい。もう、全部は飲み込めなくなった』 唇をカリ首の部分に引っかけ、亀頭だけを口中に含んだ状態のまま、タバサの声が聞こえてくる。 魔法を使っての会話であるため、口が塞がっていても考えていることがわかるのだ。 「(タバサ、頼む、別に今じゃなくてもいいだろ。やめてくれ……)」 『さっき、わたしがやめてって言ったのにサイトはやめてくれなかった。それに……』 「(それに?)」 『わたしも、我慢できない』 ……こんな所で仕返しが来ますか。才人は調子に乗りすぎたことを後悔した。 張りつめてつるつるになった亀頭にタバサの唇が絡み、舌が鈴口を割って入る。 口の小さいタバサが好む、敏感な部分だけを狙った重点的な奉仕だった。 「くっ……ふ、ぁ……!」 才人の喉奥から掠れた声が漏れる。普段される時は、ベッドシーツなどを掴んで 体が震えるのを堪えなければならないほど強烈な責めである。平静を装ったままいられるはずがない。 「サイトさん、どうしたんですか? 先程から様子がおかしいですよ?」 「そうね、変な声出しちゃって…。大丈夫?」 さすがに何かおかしいと思ったのか、ルイズとシエスタがサイトの顔をのぞき込む。 ■4 まずい、非常にまずい。このままだと、この二人が見ている前で、別の女の子に責められて 達してしまうことになる。それだけは避けたい……! そんなことを考えた才人に、タバサはちょっとむっとしたようだった。 ぎゅっ。 「はうっ!?」 才人の体がびくっと硬直する。タバサがフェラチオを続けながら、その下の袋を握りしめたのである。 そのまま指と手のひらで、才人の睾丸をころころと弄ぶ。 『なに? こんなに縮み上がって、出したい出したいって言ってるのに、我慢なんてできると思ってるの。 これはあなたが一方的に不利な勝負なの。負けるとわかってる闘いに抵抗なんて無意味』 口中に溜めた唾液の中に亀頭を泳がせ、舌と粘膜でじゅぶじゅぶと攪拌しながらの言葉責め。 今、このシチュエーションでなければ成立し得ない、あまりにも特殊なプレイであった。 「あっ、だめ、もう……限界っ……!」 タバサの容赦の無い責めに、才人は白旗をあげる。今まで必死で取り繕ってきた表情を崩し、 自分のペニスにむしゃぶりついているタバサの頭に両手を沿える。 『んっ……とどめ。たっぷり吐き出して』 タバサは才人の手に後押しされるように、限界までペニスを飲み込んだ。そのまま、竿に舌を絡め、 喉で先端をしごきあげる。 「………ッ!!!」 どぷっ! ほとんどカタマリと言って良いような濃い精液が、タバサの喉奥に発射された。 今まで興奮させられるだけさせられていた鬱憤を晴らすかのように、 びゅるびゅると際限なく才人のものが脈動する。 タバサはそれを口中から一滴たりとも溢れさせることないまま、喉を震わせて嚥下し続けた。 「あっ……は、ぁ………」 長い射精が終わって、才人はようやく体を弛緩させる。 何も考えられなくなるほどの強烈な快楽であった。その顔は絶頂の余韻に呆けかけている。 「…………」 「…………」 だが、その極楽気分にひたっていられる時間は悲しいほどに短かった。 ルイズとシエスタの方から、極楽を地獄に変えるほどの怒気が漂ってきたのだから。 見れば、ルイズとシエスタは、先程の牽制のし合いとは次元の違う殺気のこもった目で、 互いのことを睨みつけていた。 「し、しし信じられない…! 遂にそこまでっ……! ご主人様の前で、メイドと使い魔がっ……!」 わなわなと肩を震わせるルイズ。 「ま、まままぁ、なんっって、白々しいことを……! わたし、ミス・ヴァリエールは分別がある方だと信じてましたのにっ……!」 ひくひくと頬を震わせるシエスタ。 あれ。あれあれ。何この状況。一体どういう経過でこんなことになったのでしょう。 才人はアホの子みたいな顔で二人を見つめる。 『んー、たぶんだけどー、この二人からしてみると、自分とサイトともう一人しかいないお風呂の中で、 自分は何もしていないのに、サイトが水の中で”誰か”にイかされちゃったように見えるのね。 サイトのイき顔は可愛いから、知ってる人ならすぐピンと来ると思うの。きゅい』 ……解説ありがとう、シルフィード。 ■5 「サイト…? メイドの足はそんなに気持ちよかったわけ…?」 ルイズは形容しがたい恐ろしい笑みでサイトの方を向くと、震える猫撫で声で問いかけた。 「あ、ああ足ですって! サイトさんが足なんかで……!」 シエスタは驚愕の声を上げる。ああ、そんな可哀想な子を見る目でこっちを見ないで。 「ぬけぬけと何を言ってるのかしら…? この犬は足でされるの大好きよ。 知ってるからあんたもわたしの前でおイタしくさったんでしょう?」 「ミス・ヴァリエールが何を仰りたいのか全くわかりませんわ。でも、そうですよね。 あの格好からだったら、足を使う以外ありませんわね。いつも才人さんを蹴ってる足を使うしか」 二人の思いこみとすれ違いは最早修復不可能になっているようだった。 ちょっと考えれば相手が嘘をついているにしてはおかしい事くらいは気付くだろうに、 完全に頭に血が上ってしまっているのであった。 「そうよっ! あんたわたしに足でされて喜んじゃったことは内緒にしてくれとか言ったくせに! 他の女にもされてたなんてっ!」 「はぐっ!」 濁った湯の中でも狙いを損なわずに、ルイズの足蹴りが才人のせつない部分にヒットする。 タバサはそれを予期していたのか、さっさと才人の後ろ側に回り込んでいた。 「何よ! ふにゃふにゃじゃない! 年中盛ってる犬のあんたがわたしとお風呂に入ってるのに こんなだなんて、よっぽどたくさんぶちまけたのね! 汚らしい!!」 「ちょ、やめ、痛い痛い!」 ふにゃふにゃなのはタバサに搾り取られたばっかりだからです。そう言い訳するわけにもいかず、 ナニを潰さんばかりの勢いなルイズの足から、才人は身をよじって逃げる他無かった。 だが、そんなルイズの様子を見て、シエスタも事の異常さに気がついたらしい。 「あの……ミス・ヴァリエール? 本当に、あなたがサイトさんに、その……あ、足でしたんじゃないんですか?」 「当たり前でしょ! した本人が何言ってるの!」 「いえ、わたしはしていません」 冷静に、きっぱりと言い放つシエスタ。その様子に、ルイズの頭も多少冷えたらしい。 そこに浮かんでくるのは、新たなる疑惑の対象。 「……サイト、あんた何か隠してるでしょう」 「さ、さぁ俺には何のことだか……うっ!」 ルイズの足が乱暴さを潜め、つつ…とつま先だけでサイトのものを撫で上げる。 「言いなさいよ。考えてみれば、わたしが最初にここに来たときから、何か様子が変だったわよね。 正直に言ったらちょっとだけお仕置きを加減してあげなくもないわよ。内容にもよるけど」 全然譲歩になっていない。 「ね、サイト…?」 ルイズは天使の微笑みを投げかけながら、足指できゅっと亀頭を掴む。 途端に才人のペニスに血液が流れ込み、びくん、と大きく跳ねた。 「あはっ……やっぱりわたしの足が好きなのね。 何を隠してるのか言ったら、もっと良くしてあげるのに」 「んっ…、く、ふぁ……!」 絶対嘘だ。というか、白状したらこのまま握りつぶされる。 そう恐怖しながらも、才人の喉からは抑えきれない甘い吐息が漏れた。 「あの……ミス・ヴァリエール? 本当に、足でしているんですか?」 湯の中でどんなことが行われているのか見えない状態で、才人が色っぽい声を上げるのを 目の当たりにして、シエスタはおずおずとルイズに聞く。 「そうよ。この犬はご主人様の足が大好きなの。そうでしょう?」 「べ、別に好きってわけじゃ…!」 「嘘おっしゃい。踏まれたって蹴られたって喜んじゃうくせに」 土踏まずで才人のペニスをお腹に押し付け、ぐりぐりと擦ると、才人は顎を上げて身悶える。 ■6 「……ホントに、足がいいんですか? 失礼します……」 シエスタは頬を染めて懐疑の目をルイズと才人に向けていたが、 ついに好奇心を抑えられない様子でその足を崩し、才人の腰があると思しき所へ伸ばした。 「おい、シエスタまで…」 「あ、これがサイトさんの太股ですね。これがミス・ヴァリエールの足……」 手探りならぬ足探りでシエスタのつま先が水中の才人やルイズの足をつっつき、 最後に才人のペニスをかすめる。 「うぁっ!」 「わ、本当にガチガチになってます……サイトさん……」 大げさに驚き、軽蔑の色を含んだ目で才人を睨むシエスタ。その口元には笑みが浮かんでいた。 「もしかして、いつもミス・ヴァリエールに蹴られるがままなのは、それが嬉しいからなんですか?」 つんつん、さすさす。 「そうなのかもね。それじゃあお仕置きにならないわね」 ぐりぐり、ぎゅっぎゅっ。 この状況がツボにはまってしまったのか、遠慮無く才人のものを足で弄ぶ二人。 才人にとってはあまり良い思い出のないルイズとシエスタの意気投合である。 必死で自らのペニスを防御しようとする才人だったが、4本の足に同時に責められ、ままならない。 「二人ともっ、止め、止めろってば!」 「はぁ……ふぅ……、嘘ね。ほんとはしてもらいたがってるくせに」 「んっ……ふっ………そうです。サイトさんの顔、随分と気持ちよさそうです」 火がついてしまったらしい二人は、息を乱しながら才人のものを足で弄るのに 夢中になっている。いつのまにかシエスタが才人のペニスを跳ねないように支え、 ルイズが細かい動きで刺激を与えるという役割分担まで暗黙のうちに行っていた。 「はぁっ、はぁっ……それで、サイト? 話は戻るけど、何を隠してるわけ?」 「はいっ……ふぅっ……わたしも、是非聞きたいですっ……」 「だっから、何でもないって! やめてくれ、頼むからっ!」 もう足で悪戯などという領域はとうに過ぎている、美少女二人がかりの足コキ。 気を抜けばすぐに果ててしまいそうな快楽の中で、才人は必死の抵抗を試みる。 「ふぅん……あっそう、そこまで言うなら信用してあげてもいいかな…」 急にルイズの語気が柔らかくなる。気が済んでくれた?と才人が一瞬ホッとしたのも束の間。 「はぃ……でも、このままじゃサイトさんも収まりつきませんよね?」 満面の笑みを投げかけるシエスタ。それに、ルイズもうんうん、と同意する。 「ほら、ご主人様とメイドの足で、みっともなく出しちゃいなさい♪」 ルイズの足指の爪が、サイトの尿道口に遠慮の欠片もない力でぐりっと押しつけられた。 「ひっ……! ああぁぁっ!!」 頭の中に火花が散るような苦痛と紙一重の刺激に、才人は臆面もなく悲鳴を上げて、 それまで必死で我慢していたものを吐き出すほか無かった。 「あぁ…………すごいです。サイトさんのが暴れ回ってるのがわかります……ふぁ……」 蛇口を全開にしたホースのようにびゅくびゅくと白濁液を湯の中にまき散らしながら跳ねる 才人のペニスを足裏で感じて、シエスタはうっとりとした声を漏らす。 「はぁ…はぁ……ご主人様が一緒に入ってるお風呂の中にこんなに出すなんて…最っ低、変態……!」 そう言いながらも、ルイズの瞳は潤み、吐息には情欲の色が混じっていた。 ■7 ああ、やっちまった。本気で逃げようと思えば逃げられるチャンスなんていくらでもあったのに。 ルイズたちの言うとおり満更でもなかった自分に激しい自己嫌悪を抱きながら、 才人は今度こそ湯船を脱出しようと腰を上げた。 タバサ達なら、ばれないようにしてくれると本人が言ったのだから、ルイズとシエスタが出た後に 上がってくれるだろう。 ……が、その才人の体は、ガンダールヴもびっくりの速度で間合いをつめてきた ルイズとシエスタの腕に捕縛され、再び湯の中に沈んだ。 「え、ちょ、何ですかお二人さん…!?」 「ちょっとあんた、自分だけ良い目にあって帰れると思ったわけじゃないでしょうね」 「そうです。男性だったらきちんと責任はとってください」 完全に女の目……いや雌の目になっている二人。 何だよもう。俺を足でされて興奮する変態だとか罵った癖に、そっちも足でして興奮する変態じゃないか。 「ほら、まだまだできるでしょう。あんたは一年中発情犬なんだから」 「酷いこと言わないでください。そういうのは男性の甲斐性のうちです」 竿に手を這わせ握りしめるルイズに、玉袋を撫でさするシエスタ。 「サイト…♪」 「サイトさん…♪」 両側から頬にキスされる才人。 天国と地獄が織り混ざった状況に、才人が観念して天を仰いだ矢先。 三人がもつれあっているすぐ前の水面が揺れ、小さな頭がざばっと浮き上がった。 「……ふぅ」 水を吸って重くなった髪を指で整え、久しぶりの普通の息をついた少女は、もちろんタバサである。 ルイズとシエスタは目をまんまるに見開いてその姿を見つめた後。 からくり人形のような動きでゆっくりと才人の顔に向き直った。 「やー………っぱり隠し事あったんじゃない。わたし、嘘は大っ嫌いなんだけどなぁ……」 「どういうことなのか、きっちり説明して頂かないと納得できませんわねぇ……」 とっても朗らかな笑みが水面上だけのものであることは、二人の手が才人のナニと袋を 渾身の力でにぎにぎしていることからも明白である。既に混乱と痛みで才人の意識は 吹っ飛びそうになっていた。 『お姉さまも黙って我慢していようとしてたんだけど、やっぱり限界みたいなのね。 というわけで、シルフィもお姉さまに味方するの。ごめんなさいなのねー』 と、急にどこからともなく聞こえてきた声に、ルイズとシエスタがきょとんとすると。 何と、お湯が急にゼリーのような質感を持ち、二人の手足に絡みついた。 「ちょっと、何よこれ! 気持ち悪い!」 「きゃー! きゃー!」 そのまま二人の体は才人から引き離される。その様は、いわゆるスライムプレイか触手プレイのよう。 そういえばファンタジー世界といったらある意味お約束だよなぁなどと、妙に暢気なことを考える才人。 ■8 「タ、タバサ? これは一体……?」 「わたしがいる傍で別の女とするなんて、納得できない」 自らが同化したお湯の性質を変え、スライム化したシルフィードに弄ばれるルイズとシエスタの 悲鳴と怒号が響く中、タバサは静かに才人の元へ近付く。 どうやらこの二人の回りはただのお湯のままなようである。 「サイト」 才人の胸に手を置き、キスするタバサ。今まで黙って隠れていた分を取り戻すかのような、 情熱的な口付けであった。 「……っは、三回目だけど、まだ大丈夫よね」 口元から銀色に光る唾液の糸を垂らしながら、タバサはそう聞く。 「大丈夫なわけないでしょっっ!! サイトっ、後で覚悟しときなさいよー!!」 「あーん、やだやだやだー! 怖いですーっ!!」 『これ面白いのねー。創意工夫で楽しさ無限大なのねー!』 タバサの肩越しには、スライムに両手首を頭の上に固定され、両脚を大きく開かされたまま 持ち上げられているルイズと、両手を後ろ手に繋ぎ止められ、太い棒状になったスライムに 股がされているシエスタの姿。後があまりにも恐ろしい阿鼻叫喚である。 「あの、タバサ……この状況で?」 震えた声で問う才人。タバサはこくんと頷いた。 「もう、我慢できない。あの二人はシルフィに任せておけば大丈夫」 ……実はこの娘、ルイズ達よりも恐ろしいのかもしれない。 『そうね、お任せなのねー。サイトとお姉さまがしてるとこを見てるだけじゃ可哀想だから、 シルフィが気持ちよくしてあげるのね。人外の快楽を味わわせてあげるのー、きゅい♪』 軟体動物のような質感になったお湯が、べろん、とルイズ&シエスタの体を舐める。 どうやら、この二人もただ事では済まない運命が決定したようである。 「それじゃ、サイト……いいよね?」 小さく微笑んで見せたタバサが、自ら才人の腰の上に跨り、秘裂にペニスをあてがった。 ああ、あれだけ平和だった俺の入浴時間が、どこをどう間違ってこんなことになったんだか。 その日のヴェストリ広場には、明け方近くまで水音と嬌声が響いていたという。 なお、この夜を境に、才人の入浴時間が安息の時では無くなったのは言うまでもない。 おしまい 前の回 一覧に戻る
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1441.html
「あのね、今度お姫様が結婚なさるでしょう?それで特別に私たちにお休みが出ることになったんです。でもって、久しぶりに帰郷するんですけど……。 よかったら、遊びに来て下さい。ヨシカゲさんに見せたいんです。あの草原、とっても綺麗な草原」 シエスタは瞳を輝かせ熱心に私に言ってくる。 「あとね?私の村にはとってもおいしいシチュー料理があるの。ヨシェナヴェっていうんです。普通の人が見向きもしない山菜で作るんだけど、とってもおいしいの! 是非、ヨシカゲさんにも食べて欲しいわ」 「……それはありがたいが、どうして私を誘ってくれるんだ?」 行ってもいいとは思うがここまで熱心に誘われれば疑問を覚えるものだ。 誘われる理由を思いつかないからな。ただ見てみたいと言っただけでここまで誘う人間など普通はいないだろう。 「……ヨシカゲさん、私に『可能性』を見せてくれたから」 「可能性?」 「そうです。平民でも、貴族に勝てるんだって。私たち、なんのかんの言って、貴族の人たちに怯えてくらしてる。 でも、そうじゃない人がいるってこと、なんだか自分のことみたいに嬉しくって。私だけじゃなくて、厨房のみんなもそう言ってて。 そんな人に、私の故郷を見て欲しいんです」 「ふ~ん」 可能性ね、私がしたのは可能性の掲示というそんな大層なものだったのだろうか? シエスタが言っているのはギーシュを倒したときのことだろう。 しかしあれは仕方なくしたいことだし、可能性うんぬんじゃなくて勝てる算段がなければ勝負なんてしなかった。 勝って当たり前の勝負に勝ってそれが可能性の掲示になるものなのだろうか? ……いや、考えてみれば平民にとってメイジに立ち向かうということ自体が潰えていた可能性なのだろう。 さらに私がメイジに打ち勝ったともなれば自分たちでもメイジに勝てるかもしれないという可能性を見るだろう。 だからシエスタが言っているのは大げさじゃないんだろうな。 「もちろん、あの、それだけじゃなくて。ただ、ヨシカゲさんに見せたくって……。でも、いきなり男の人なんか連れていったら、家族のみんなが驚いてしまうわ。 どうしよう……」 可能性か。 私には『幸福』なれる可能性がどれだけあるのだろうか。 もう私は幽霊ではない。人間だ。人間だからこそ時間は限られている。 幽霊だったら長い時間をかけてもよかった。しかし人間は年をとる。つまり老化だ。 老化の先に待つものは死。老化しなくても何かの拍子で死ぬかもしれない。確実に『幸福』になれる可能性は幽霊のときより減っているだろうな。 「そうだ。だ、旦那さまよって、言えばいいんだわ」 旦那さまか。旦那さまってのは夫のことだろうな。旦那の反対ってなんだろうな、奥さまか?妻って意味だし。 男と女が結婚すれば夫と妻って関係になる。だから旦那さまや奥さまなんてのは結婚しないと使えないな。 私はこの先旦那さまなんて呼ばれる日が来るのだろうか?呼ばれるためには結婚しないといけない。 じゃあ私は結婚するのだろうか?将来好きな女性ができて結婚したいと思うかもしれない。 「け、結婚するからって言えば、喜ぶわ。みんな。母さまも、父さまも、妹や弟たちも……、みんな、きっと、喜ぶわ」 しかし結婚なんて正直したくないものだ。 自分のためだけでなく奥さんのためにも働かなくちゃいけないし、自分だけの時間が減るし、浮気もしたらいけなくなる。 子供が生まれたらさらに稼がなくちゃいけないし、子供の世話に自分も参加させられるだろう。 結婚してなにかメリットでもあるのかね?一人のほうが楽だし好き勝手できるしいいと思うけどね。 今のところ連れ合いは人じゃないけどちゃんといるし。あいつ以外誰かと一緒にいようなんて思わないしな。 ってなんでこんなこと考えてるんだっけ? 「結婚することになれば、きっと村中が祝ってくれるわ。それで新しい家を作ってもらうのよ。小さくてもいい。二人きりだけの家を。 そして何年かしたら子供が生まれて、少し狭くなるから新しく家を改築したりして……」 「お、おい。シエスタ?どうした?」 シエスタは顔を真っ赤にして夢中になって喋っている。 なんかすごくやばい。というより大丈夫なのだろうか?耳まで真っ赤だ。 シエスタは私が喋りかけると、はっとしたように顔になり首を振る。 「ご、ごめんなさい!そ、そんなの迷惑ですよね!っていうか!ヨシカゲさんが遊びに来るって決まったわけじゃないのに!あは!」 いや、迷惑とか言われても途中からあんまり話し聞いてなかったからよく覚えてないんだよな。 なにか私の迷惑になるようなことを言ったのだろうか? しかし聞いてなかったのでどうでもいい。 「私自身は行きたいとは思うが」 「ほんとですか!」 シエスタが叫びながら私に聞いてくる。そんな大声出さなくも聞こえるって! 「だけど、ルイズの許可がなければ行くことはできない」 私は心からシエスタの故郷(タルブの村だっけか)に行きたいと思っている。 綺麗な草原を見てみたい。そこに咲く花を見てみたいと思う。 それを話していたシエスタの顔には嘘を感じれなかった。 シエスタ自身が心からその光景を綺麗だと思っているのだろう。 嘘じゃないのなら見る価値のある美しさなんだろうな。少なくともここにいては見れないのは確実だ。 問題はルイズだ。私にタルブの村へ行く許可をくれるだろうか? うーむ、考えてみても仕方ないだろう。 実際に聞いてみればわかる。話しているうちに丸め込めるかもしれないしな。あいつバカだからな。 「そうですか……」 シエスタは本当に残念だというような顔をしている。 もういけないと決め付けているのだろう。 「まだ、いけないと決まったわけじゃない。ちゃんと頼めばルイズも許可してくれるだろう」 「そうだといいんですけど」 シエスタは不安そうな顔をしながら子猫のお腹を撫で回している。 「今は考えていても仕方ない。どうせまだ期間はあるんだしな。その間に許可をもらえばいいことさ」 「……そうですね」 シエスタはそう呟きながら子猫を胸に抱きかかえる。 「まだ、諦めるのは早いですよね」 「そうそう。それでこれは何て読むんだ?」 「これはですね……」 その後私たちはまた勉強会を再開した。さてどうやってルイズに頼むかな。 とりあえずこの勉強でデカルチャーという文字を完璧に覚えた。どういうときに使うかはよくわからないけど。
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/273.html
康一達がマリコルヌに地獄を見せていた同時刻、 本塔の最上階にある学院長室で、ちょっとした騒ぎが起ころうとしていた。 トリステイン魔法学院の学院長を務めるオスマン氏が、白いひげと髪を揺らして、退屈そうにしていた。 「暇じゃのう……」 オスマンは、机に手をつきながら立ち上がり、理知的な顔立ちが凛々しい、ミス・ロングビルに近づいた。 椅子に座ったロングビルの後ろに立つと、重々しく目をつむった。 「こう平和な日々が続くとな、時間の過ごし方というものが……」 「オールド・オスマン」 オスマンが、年季の入ったしわをよせながら重々しく語ろうとするが、ロングビルによって遮られる。 「なんじゃ?」 「暇だからといって、わたくしのお尻を撫でるのはやめてください」 オスマンは口を半開きにして、耳をロングビルに向けながら聞く。 「え? ポッポ ポッポ ハト ポッポ?」 「都合が悪くなると、ボケた振りをするのもやめてください」 どこまでも冷静な声でロングビルが言った。 オスマンは深くため息をついた。そして真剣な顔をしながら語る。 「そういえば、昨日召喚されたという平民の少年はどうしてるんじゃろうな? 後で様子でも……」 「少なくとも、私のスカートの中にはいませんので、机の下にネズミを忍ばせるのはやめてください」 ロングビルの机の下から、小さなハツカネズミが現れた。 オスマンの足を上り、肩にちょこんと乗っかって、首をかしげる。 「気を許せる友達はお前だけじゃ。モートソグニル」 そう言って、ネズミの前にナッツを振る。 「ほしいか? カリカリの欲しいじゃろう? なら報告をするんじゃ」 ネズミは、ちゅうちゅうと鳴きながら、オスマンに耳打ちした。 「そうかそうか、白か。純白か。よーし、よしよしよしよしよしよしよしよしよしよし! よく観察してきたのう、モートソグニル! 褒美をやろう。いくつ欲しいんじゃ? 二個か?」 ネズミは、顔を横に振って、ちゅーうちゅうちゅうちゅう! と鳴いた。 「三個欲しいのか? カリカリのを三個……。いやしんぼじゃのう! よし、三個くれてやろう!」 ロングビルが眉をぴくぴくとさせながら、その光景を見ていた。 「オールド・オスマン」 オスマンは、ネズミに向かってナッツを放り投げながら聞く。 「なんじゃね?」 「今度やったら、王室に報告します」 その言葉を無視するかのように、オスマンはネズミと戯れていた。 ネズミが手を使わずに、全てのナッツを口でキャッチして、カリコリさせながらナッツを食べている。 「よォ~しよしよしよしよしよしよしよしよしよし! とってもいい子じゃぞ、モートソグニル!」 うれしそうにネズミを撫で回すオスマン。 その光景を見ていたロングビルは、オスマンの背後に無言の圧力をかける。 「下着を覗かれたぐらいでカッカしなさんな! そんな風に怒ると、余計にしわが増えるぞ。 これ以上、婚期は逃したくないじゃろう。 ぁ~~~~、若返るのう~~~、何というスベスベの……」 オスマンが、ロングビルのお尻を堂々と撫で回し始めた。 ロングビルは立ち上がり、無言で上司の顔面を手の甲の部分で引っぱたいた。 バギィッ! 小気味良い音を立て、オスマンは地面に倒れる。 追撃といわんばかりに、ドガドガドガと、オスマンの体中に何度も蹴りを入れ続ける。 「ごめん。やめて。痛い。もうしない。ほんとに。許して!」 「このッ! このッ! このエロじじぃがッ! 思い知れッ!!」 普段の冷静なロングビルとは思えない台詞を言い放ちながら、尚もオスマンに蹴りを入れる。 「あだッ! うげッ! ごげッ! と、年寄りを、きみ。ちょま、まって。折れちゃう! はぐッ!」 「私の清らかな部分を! よくも汚れた指先で! いやらしく撫で回してくれたわねッ!」 ロングビルは完全にプッツンしているようで、目を尋常じゃないほど見開いている。 迂闊なことをしたと後悔しながら、意識が遠くへいきそうになるオスマン。 オスマンが失禁寸前になっていたその時、 ドアがガタン! 勢いよくあけられ、中堅教師のミスタ・コルベールが飛び込んできた。 「オールド・オスマン!!」 「……」 返事がない。 ロングビルは何事も無かったように机に座っているが、オスマンはピクピクと体を痙攣させていた。 いつものことなので、特に気にも留めずにコルベールは話を進める。 「たた、大変です! ここ、これを見てください!」 『炎蛇のコルベール』の二つ名を持つコルベールは、 白目をむいて気絶しているオスマンを燃やして、強制的に意識を覚醒させる。 そして、図書館にあった書物をオスマンに手渡した。 「これは『始祖ブリミルの使い魔たち』ではないか」 オスマンは何事も無かったかのように、書物をマジマジと見つめている。 「これが一体どうしたと言うんじゃ。 こんな古臭い文献など漁ってる暇があったら、貴族から学費を徴収するうまい手を考えるんじゃよ。ミスタ……、なんだっけ?」 オスマンは首を傾げた。 「コルベールです! お忘れですか!」 「そうそう。そんな名前だったな。それで、この書物がどうかしたのかね? コルベット君」 「コル 『ベール』ですッ! わざとらしく間違えないで下さい!!」 だめだコイツ……、と思いながら頭を抱えるコルベール。 「とにかく、これを見て下さい!」 コルベールは、康一の手に現れたルーンのスケッチを手渡した。 それを見た瞬間、オスマンの表情が変わった。目が光って、厳しい色になった。 「ミス・ロングビル。席を外しなさい」 ミス・ロングビルは立ち上がり、部屋を出て行った。 彼女の退室を見届け、オスマンは口を開いた。 「詳しく説明するんじゃ、ミスタ・コルベール」 ルイズがめちゃくちゃにした教室の片付けが終わったは、昼休みの前だった。 罰として、魔法を使って修理することが禁じられたため、時間が掛かったのである。 といっても、片づけをしたのは殆ど康一で、ルイズは面倒くさそうな顔で机の煤を拭いただけだった。 新しい窓ガラスや重い机を運ばされた康一はくたくたになりながら、食堂へ向かうルイズの後ろを歩いてる。 「……」 「……」 二人とも無言であった。 ルイズは不機嫌そうにしており、康一は話す気力もないと言った感じで肩を落としてる。 だらだらと歩く康一に我慢できなくなったルイズが、康一に向かって怒鳴りつける。 「ちょっと! 私の使い魔らしく、もっとシャキっとなさい、シャキっと!」 康一は、何も答えずにノロノロと歩いている。 「人の話を聞いてんの? この犬!」 犬と言われた康一は、ムッとしながらも何とか堪え、ルイズの所までスタスタと歩いた。 ルイズの肩に手をポンと置き、散々コキ使われた恨みを籠めながら笑顔で返事をする。 「僕もシャキっとしたいんだけど、何せもう体力が 『ゼロ』 だからなぁ~」 康一は、『ゼロ』の部分だけ声を張った。 ルイズの眉毛がぴくぴくと動き、歯はギリギリと不協和音を奏でていた。 「いや、本当は僕も急ぎたいけど、体力が『ゼロ』だし、気力も『ゼロ』だからさぁ~!」 「ふーん、へぇ~、そーなの。 体力が無いなら仕方ないわね~」 ルイズは笑顔で、しかし、万力の力を込めるように、拳を握った。 それを見た康一は、ヤバイと思って、後ずさりしながら離れる。 「さ、さあ~てッ! 早いとこ食堂に行こ……」 ルイズの右ストレートが、康一の左頬にクリーンヒットする。 バギィッ! という音が、食堂へと続く廊下に響いた。 康一は、明日の食事も全て抜きとされてしまった。 殴られた左頬を押さえながら、康一はシエスタに案内された厨房へ向かっていた。 口の中は鉄の味で充満しており、虫歯になった時のように、ジンジンと痛みが走っている。 「あら、コーイチさん」 厨房の前に到着すると、シエスタが大きな銀のトレイで、何枚もの皿を運んでいる最中だった。 康一は、シエスタのところまで駆け寄り、一礼をした。 「どうも、シエスタさん。朝はお世話になりました。運ぶの手伝いますよ」 そう言って、シエスタの持っていたトレイを持ち上げる。 しかし、片づけで大幅に体力を失っていたこともあり、持ち上げた体勢のままプルプルと震えて動けなくなる。 「あ、あの……無理はなさらないほうが……」 シエスタが康一を心配そうに見つめる。 「だ、だ、だ、大丈夫……です。あ、いや……。やっぱまずいかも……」 シエスタは、康一の両手に重なるように手を置き、トレイを持ち上げるのを手伝う。 「す、すいません……」 シエスタの手に触れていることも相まって、康一は顔を真っ赤にして俯いた。 「一緒に運びましょう。二人で運べば、お互い楽に運べますから」 そう言って、可愛らしい笑顔でニコリと微笑むシエスタ。 康一は十分の一でもいいから、シエスタの優しさをルイズに分けてほしいと思った。 皿が乗っているトレイを、厨房のテーブルに乗せる。 トレイから皿を下ろしていると、料理を作っていたコックが皿を何枚か要求した。 康一が皿を持っていき、コックが料理を盛って、再び康一に手渡す。 シエスタが康一から料理を受け取り、何枚か大きな銀のトレイに乗せて食堂へと持っていった。 数分後、メイン料理の全てを運び終えたメイドたちは、デザートの時間になるまで昼食を取っていた。 「うーん、やっぱおいしいッ!」 康一も、シエスタを含むメイドたちと賄い料理を食べていた。 今日の賄いはシチューらしく、康一の腹を満たすには充分すぎる程の量が入っている。 シエスタは、その様子をクスクスと笑いながら見ている。 「……? どうしたの?」 「コーイチさんって、本当においしそうに食べてくれますね」 「そりゃあ、本当においしいんですから、自然とそうなりますよぉ~!」 そう言って、満面の笑みでシチューを頬張る康一。 ルイズに殴られた傷なんて、気にならないくらいであった。 「この後、デザートを運ぶんですよね? 僕も手伝いますよ」 「そんな、そこまでしてもらうわけには……」 既に厨房の仕事を手伝って貰っており、これ以上手伝ってもらっては申し訳ない、とシエスタは思った。 「いえ、朝もご馳走になりましたから、是非やらせて下さい!」 「……わかりました。なら、手伝って下さいな」 康一の素直な瞳を見て、断っては逆に失礼だと思ったシエスタは、デザート運びを手伝ってもらうことにした。 大きく頷き、康一は再びシチューを食べ始めた。 大きな銀のトレイに、デザートのケーキが並んでいる。 康一がトレイを持ち、シエスタがはさみでケーキをつまみ、一つずつ貴族たちに配っていく。 「なあ、ギーシュ! お前、今は誰と付き合ってるんだよ!」 声のした方を見ると、金色の巻き髪にフリルのついたシャツを着た、キザなメイジがいた。 薔薇をシャツのポケットに挿している。どうやら友人らしき人物と話をしているようだった。 「誰が恋人なんだ? ギーシュ!」 「つきあう? 僕にそのような特定の女性はいないのだ。薔薇は多くの人を楽しませるために咲くのだからね」 あの人、自分を薔薇に例えるなんて、よっぽど自分の容姿に自信があるんだなぁ~。 などと思いながら次の席までトレイを運ぶ。 特に興味もなかった康一は、すぐに視線を元に戻した。 次の席にケーキを配ろうと康一が移動した時、シエスタが何かに気づき、はさみをトレイに置いた。 「すみません、ちょっと待ってていただけますか?」 「あ、はい」 そう言って、シエスタはさっきのキザな男の元に駆け寄った。 知り合いかな、と思いながら康一が見ていると、何やら少しモメているようだった。 シエスタは困った顔をして、オロオロとしていた。 何かあったのかと思い、トレイをテーブルに乗せて康一がシエスタに声をかける。 「どうしたんですか?」 「あ、それが……」 その時、一人の女性がキザ男に向かってコツコツと歩いてきた。 「ギーシュさま……。 やはりミス・モンモランシーと……」 「彼らは誤解しているんだ。ケティ。いいかい、僕の心の中に住んでいるのは……」 ギーシュと呼ばれた男がそう言いかけた時、パァンッ! という音が、食堂に響いた。 ケティと呼ばれた女性が、ギーシュの頬を思いっきり引っ叩いていた。 「その香水が貴方のポケットから出てきたのが、何よりの証拠ですわ! さようなら!」 ギーシュは頬をさすった。 康一が何事かと思っていると、康一を押しのけて、また一人の女がギーシュの前に現われた。 「モンモランシー。誤解だ。彼女とはただ一緒に、ラ・ロシェールの森へ……」 「やっぱり、あの一年生に、手を出していたのね?」 モンモランシーは、テーブルに置かれたワインのビンを掴むと、中身をどぼどぼとギーシュの頭の上からかけ、 「うそつき!」 と怒鳴って去っていった。 しばし、なんともいえない沈黙が流れた。 ギーシュはハンカチを取り出すと、ゆっくりと顔を拭いた。 そして、首を振りながら芝居がかった仕草で言った。 「あのレディたちは、薔薇の存在の意味を理解していないようだ」 康一は、この人二股かけてたのか、まあ自業自得かな。などと思っていた。 あんまり惨めな姿を見ていると可哀想だったので、康一はすぐにその場を去ろうとする。 「……メイド風情がやってくれたね。君が軽率に、香水のビンなんかを拾い上げたおかげで、 二人のレディの名誉が傷ついた。どうしてくれるんだい?」 シエスタは、体を震わせながら、半泣きで土下座をする。 その光景を見た康一は、ピタリと足を止め、ギーシュの元へと引き返した。 「も、申し訳ございません!」 「謝って済む問題じゃない。キミには責任を取ってもらうとしよう。 ここのメイドをやめて、今すぐトリステインから出て行ってくれたまえ」 そう言って、ギーシュはシエスタの元から去ろうとする。 それを聞いていた康一が怒りをあらわにしながら言った。 「ちょっと! 何もそこまでする必要はないじゃないですか!」 「ん? 君は確か……ゼロのルイズの使い魔だったか。 使い魔如きが、軽々しく僕に話しかけないでくれたまえ」 使い魔如きと言われカチンとするが、 それよりも頭に来たのは、ギーシュが自分の責任をシエスタに押し付けてることだった。 「話を聞いていると、悪いのは明らかにキミの方だ! 大体、二股をかけてるのが悪いんじゃあないか。自業自得だよ!」 ギーシュの友人たちが、どっと笑った。 「確かにその通りだ! ギーシュ、お前が悪い!」 「そうだ、お前が悪い!」 それを聞いていた、周りのギャラリーたちも、一斉にギーシュを攻め立てた。 「責任転嫁するなんて、かっこ悪いぞ!」 「この極悪人め!」 「キミが真の邪悪だ」 周りから好き放題言われるギーシュ。 プルプルと振るえ、顔を怒りの形相へと変えた。 「よくも……僕にこんな恥をかかせてくれたな……」 歯をギリギリとならし、康一をキッと睨みつけている。 康一も負けじと、ギーシュを真っ直ぐ見る。 「そうやって、なんでもかんでも人のせいにするのは止めた方がいいよ。 全てキミが悪いじゃあないか。周りの皆だって、そう言ってるよ」 うんうん、と頷くギーシュの友人とギャラリー達。 「……どうやらキミは貴族に対する礼を知らないようだな。 よかろう、ヴェストリの広場で待っている。ケーキを配り終えたら来たまえ」 くるりと体を翻し、ギーシュと、その友人たちが去って行った。 「コ、コーイチさん! 逃げて下さい! 殺されちゃいます!」 「シエスタさん」 「悪いのは私なんです! だから、行くのは絶対にやめて下さい!」 「シエスタさん、聞いて下さい」 康一は地面に座り込んでいたシエスタの手を取って、立たせた。 その姿は、体の小さな康一とは思えないほど、凛々しかった。 ドキリと胸をならし、シエスタは思わず視線をそらす。 「僕が逃げるってことはつまり、シエスタさんの名誉を汚すことになります。 シエスタさんは何も悪くないんです。だから、自分が悪いなんて言うのはやめて下さい」 康一は、真っ直ぐにシエスタを見ながら言葉を続ける。 「それに、僕は彼に解らせてあげなければならないんだ。『お前が悪いんだ』ってね。 大丈夫。僕は一度殺されそうになったことがあるからね。あんな奴、ちっとも怖くなんかないよ」 そう言って、康一はテーブルに置いたトレイを持った。 「さ、それより、早くケーキを配りましょう。皆さん、お待たせしてすみません」 康一達は、残りのケーキを貴族達に配っていった。 To Be Continued →
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/263.html
康一達がマリコルヌに地獄を見せていた同時刻、本塔の最上階にある学院長室で、ちょっとした騒ぎが起ころうとしていた。 トリステイン魔法学院の学院長を務めるオスマン氏が、白いひげと髪を揺らして、退屈そうにしていた。 「暇じゃのう……」 オスマンは、机に手をつきながら立ち上がり、理知的な顔立ちが凛々しい、ミス・ロングビルに近づいた。 椅子に座ったロングビルの後ろに立つと、重々しく目をつむった。 「こう平和な日々が続くとな、時間の過ごし方というものが……」 「オールド・オスマン」 オスマンが、年季の入ったしわをよせながら重々しく語ろうとするが、ロングビルによって遮られる。 「なんじゃ?」 「暇だからといって、わたくしのお尻を撫でるのはやめてください」 オスマンは口を半開きにして、耳をロングビルに向けながら聞く。 「え? ポッポ ポッポ ハト ポッポ?」 「都合が悪くなると、ボケた振りをするのもやめてください」 どこまでも冷静な声でロングビルが言った。 オスマンは深くため息をついた。そして真剣な顔をしながら語る。 「そういえば、昨日召喚されたという平民の少年はどうしてるんじゃろうな? 後で様子でも……」 「少なくとも、私のスカートの中にはいませんので、机の下にネズミを忍ばせるのはやめてください」 ロングビルの机の下から、小さなハツカネズミが現れた。 オスマンの足を上り、肩にちょこんと乗っかって、首をかしげる。 「気を許せる友達はお前だけじゃ。モートソグニル」 そう言って、ネズミの前にナッツを振る。 「ほしいか? カリカリの欲しいじゃろう? なら報告をするんじゃ」 ネズミは、ちゅうちゅうと鳴きながら、オスマンに耳打ちした。 「そうかそうか、白か。純白か。よーし、よしよしよしよしよしよしよしよしよしよし! よく観察してきたのう、モートソグニル! 褒美をやろう。いくつ欲しいんじゃ? 二個か?」 ネズミは、顔を横に振って、ちゅーうちゅうちゅうちゅう! と鳴いた。 「三個欲しいのか? カリカリのを三個……。いやしんぼじゃのう! よし、三個くれてやろう!」 ロングビルが眉をぴくぴくとさせながら、その光景を見ていた。 「オールド・オスマン」 オスマンは、ネズミに向かってナッツを放り投げながら聞く。 「なんじゃね?」 「今度やったら、王室に報告します」 その言葉を無視するかのように、オスマンはネズミと戯れていた。 ネズミが手を使わずに、全てのナッツを口でキャッチして、カリコリさせながらナッツを食べている。 「よォ~しよしよしよしよしよしよしよしよしよし! とってもいい子じゃぞ、モートソグニル!」 うれしそうにネズミを撫で回すオスマン。 その光景を見ていたロングビルは、オスマンの背後に無言の圧力をかける。 「下着を覗かれたぐらいでカッカしなさんな! そんな風に怒ると、余計にしわが増えるぞ。 これ以上、婚期は逃したくないじゃろう。 ぁ~~~~、若返るのう~~~、何というスベスベの……」 オスマンが、ロングビルのお尻を堂々と撫で回し始めた。 ロングビルは立ち上がり、無言で上司の顔面を手の甲の部分で引っぱたいた。 バギィッ! 小気味良い音を立て、オスマンは地面に倒れる。 追撃といわんばかりに、ドガドガドガと、オスマンの体中に何度も蹴りを入れ続ける。 「ごめん。やめて。痛い。もうしない。ほんとに。許して!」 「このッ! このッ! このエロじじぃがッ! 思い知れッ!!」 普段の冷静なロングビルとは思えない台詞を言い放ちながら、尚もオスマンに蹴りを入れる。 「あだッ! うげッ! ごげッ! と、年寄りを、きみ。ちょま、まって。折れちゃう! はぐッ!」 「私の清らかな部分を! よくも汚れた指先で! いやらしく撫で回してくれたわねッ!」 ロングビルは完全にプッツンしているようで、目を尋常じゃないほど見開いている。 迂闊なことをしたと後悔しながら、意識が遠くへいきそうになるオスマン。 オスマンが失禁寸前になっていたその時、 ドアがガタン! 勢いよくあけられ、中堅教師のミスタ・コルベールが飛び込んできた。 「オールド・オスマン!!」 「……」 返事がない。 ロングビルは何事も無かったように机に座っているが、オスマンはピクピクと体を痙攣させていた。 いつものことなので、特に気にも留めずにコルベールは話を進める。 「たた、大変です! ここ、これを見てください!」 『炎蛇のコルベール』の二つ名を持つコルベールは、 白目をむいて気絶しているオスマンを燃やして、強制的に意識を覚醒させる。 そして、図書館にあった書物をオスマンに手渡した。 「これは『始祖ブリミルの使い魔たち』ではないか」 オスマンは何事も無かったかのように、書物をマジマジと見つめている。 「これが一体どうしたと言うんじゃ。 こんな古臭い文献など漁ってる暇があったら、貴族から学費を徴収するうまい手を考えるんじゃよ。ミスタ……、なんだっけ?」 オスマンは首を傾げた。 「コルベールです! お忘れですか!」 「そうそう。そんな名前だったな。それで、この書物がどうかしたのかね? コルベット君」 「コル 『ベール』ですッ! わざとらしく間違えないで下さい!!」 だめだコイツ……、と思いながら頭を抱えるコルベール。 「とにかく、これを見て下さい!」 コルベールは、康一の手に現れたルーンのスケッチを手渡した。 それを見た瞬間、オスマンの表情が変わった。目が光って、厳しい色になった。 「ミス・ロングビル。席を外しなさい」 ミス・ロングビルは立ち上がり、部屋を出て行った。 彼女の退室を見届け、オスマンは口を開いた。 「詳しく説明するんじゃ、ミスタ・コルベール」 ルイズがめちゃくちゃにした教室の片付けが終わったは、昼休みの前だった。 罰として、魔法を使って修理することが禁じられたため、時間が掛かったのである。 といっても、片づけをしたのは殆ど康一で、ルイズは面倒くさそうな顔で机の煤を拭いただけだった。 新しい窓ガラスや重い机を運ばされた康一はくたくたになりながら、食堂へ向かうルイズの後ろを歩いてる。 「……」 「……」 二人とも無言であった。 ルイズは不機嫌そうにしており、康一は話す気力もないと言った感じで肩を落としてる。 だらだらと歩く康一に我慢できなくなったルイズが、康一に向かって怒鳴りつける。 「ちょっと! 私の使い魔らしく、もっとシャキっとなさい、シャキっと!」 康一は、何も答えずにノロノロと歩いている。 「人の話を聞いてんの? この犬!」 犬と言われた康一は、ムッとしながらも何とか堪え、ルイズの所までスタスタと歩いた。 ルイズの肩に手をポンと置き、散々コキ使われた恨みを籠めながら笑顔で返事をする。 「僕もシャキっとしたいんだけど、何せもう体力が 『ゼロ』 だからなぁ~」 康一は、『ゼロ』の部分だけ声を張った。 ルイズの眉毛がぴくぴくと動き、歯はギリギリと不協和音を奏でていた。 「いや、本当は僕も急ぎたいけど、体力が『ゼロ』だし、気力も『ゼロ』だからさぁ~!」 「ふーん、へぇ~、そーなの。 体力が無いなら仕方ないわね~」 ルイズは笑顔で、しかし、万力の力を込めるように、拳を握った。 それを見た康一は、ヤバイと思って、後ずさりしながら離れる。 「さ、さあ~てッ! 早いとこ食堂に行こ……」 ルイズの右ストレートが、康一の左頬にクリーンヒットする。 バギィッ! という音が、食堂へと続く廊下に響いた。 康一は、明日の食事も全て抜きとされてしまった。 殴られた左頬を押さえながら、康一はシエスタに案内された厨房へ向かっていた。 口の中は鉄の味で充満しており、虫歯になった時のように、ジンジンと痛みが走っている。 「あら、コーイチさん」 厨房の前に到着すると、シエスタが大きな銀のトレイで、何枚もの皿を運んでいる最中だった。 康一は、シエスタのところまで駆け寄り、一礼をした。 「どうも、シエスタさん。朝はお世話になりました。運ぶの手伝いますよ」 そう言って、シエスタの持っていたトレイを持ち上げる。 しかし、片づけで大幅に体力を失っていたこともあり、持ち上げた体勢のままプルプルと震えて動けなくなる。 「あ、あの……無理はなさらないほうが……」 シエスタが康一を心配そうに見つめる。 「だ、だ、だ、大丈夫……です。あ、いや……。やっぱまずいかも……」 シエスタは、康一の両手に重なるように手を置き、トレイを持ち上げるのを手伝う。 「す、すいません……」 シエスタの手に触れていることも相まって、康一は顔を真っ赤にして俯いた。 「一緒に運びましょう。二人で運べば、お互い楽に運べますから」 そう言って、可愛らしい笑顔でニコリと微笑むシエスタ。 康一は十分の一でもいいから、シエスタの優しさをルイズに分けてほしいと思った。 皿が乗っているトレイを、厨房のテーブルに乗せる。 トレイから皿を下ろしていると、料理を作っていたコックが皿を何枚か要求した。 康一が皿を持っていき、コックが料理を盛って、再び康一に手渡す。 シエスタが康一から料理を受け取り、何枚か大きな銀のトレイに乗せて食堂へと持っていった。 数分後、メイン料理の全てを運び終えたメイドたちは、デザートの時間になるまで昼食を取っていた。 「うーん、やっぱおいしいッ!」 康一も、シエスタを含むメイドたちと賄い料理を食べていた。 今日の賄いはシチューらしく、康一の腹を満たすには充分すぎる程の量が入っている。 シエスタは、その様子をクスクスと笑いながら見ている。 「……? どうしたの?」 「コーイチさんって、本当においしそうに食べてくれますね」 「そりゃあ、本当においしいんですから、自然とそうなりますよぉ~!」 そう言って、満面の笑みでシチューを頬張る康一。 ルイズに殴られた傷なんて、気にならないくらいであった。 「この後、デザートを運ぶんですよね? 僕も手伝いますよ」 「そんな、そこまでしてもらうわけには……」 既に厨房の仕事を手伝って貰っており、これ以上手伝ってもらっては申し訳ない、とシエスタは思った。 「いえ、朝もご馳走になりましたから、是非やらせて下さい!」 「……わかりました。なら、手伝って下さいな」 康一の素直な瞳を見て、断っては逆に失礼だと思ったシエスタは、デザート運びを手伝ってもらうことにした。 大きく頷き、康一は再びシチューを食べ始めた。 大きな銀のトレイに、デザートのケーキが並んでいる。 康一がトレイを持ち、シエスタがはさみでケーキをつまみ、一つずつ貴族たちに配っていく。 「なあ、ギーシュ! お前、今は誰と付き合ってるんだよ!」 声のした方を見ると、金色の巻き髪にフリルのついたシャツを着た、キザなメイジがいた。 薔薇をシャツのポケットに挿している。どうやら友人らしき人物と話をしているようだった。 「誰が恋人なんだ? ギーシュ!」 「つきあう? 僕にそのような特定の女性はいないのだ。薔薇は多くの人を楽しませるために咲くのだからね」 あの人、自分を薔薇に例えるなんて、よっぽど自分の容姿に自信があるんだなぁ~。 などと思いながら次の席までトレイを運ぶ。 特に興味もなかった康一は、すぐに視線を元に戻した。 次の席にケーキを配ろうと康一が移動した時、シエスタが何かに気づき、はさみをトレイに置いた。 「すみません、ちょっと待ってていただけますか?」 「あ、はい」 そう言って、シエスタはさっきのキザな男の元に駆け寄った。 知り合いかな、と思いながら康一が見ていると、何やら少しモメているようだった。 シエスタは困った顔をして、オロオロとしていた。 何かあったのかと思い、トレイをテーブルに乗せて康一がシエスタに声をかける。 「どうしたんですか?」 「あ、それが……」 その時、一人の女性がキザ男に向かってコツコツと歩いてきた。 「ギーシュさま……。 やはりミス・モンモランシーと……」 「彼らは誤解しているんだ。ケティ。いいかい、僕の心の中に住んでいるのは……」 ギーシュと呼ばれた男がそう言いかけた時、パァンッ! という音が、食堂に響いた。 ケティと呼ばれた女性が、ギーシュの頬を思いっきり引っ叩いていた。 「その香水が貴方のポケットから出てきたのが、何よりの証拠ですわ! さようなら!」 ギーシュは頬をさすった。 康一が何事かと思っていると、康一を押しのけて、また一人の女がギーシュの前に現われた。 「モンモランシー。誤解だ。彼女とはただ一緒に、ラ・ロシェールの森へ……」 「やっぱり、あの一年生に、手を出していたのね?」 モンモランシーは、テーブルに置かれたワインのビンを掴むと、中身をどぼどぼとギーシュの頭の上からかけ、 「うそつき!」 と怒鳴って去っていった。 しばし、なんともいえない沈黙が流れた。 ギーシュはハンカチを取り出すと、ゆっくりと顔を拭いた。 そして、首を振りながら芝居がかった仕草で言った。 「あのレディたちは、薔薇の存在の意味を理解していないようだ」 康一は、この人二股かけてたのか、まあ自業自得かな。などと思っていた。 あんまり惨めな姿を見ていると可哀想だったので、康一はすぐにその場を去ろうとする。 「……メイド風情がやってくれたね。君が軽率に、香水のビンなんかを拾い上げたおかげで、 二人のレディの名誉が傷ついた。どうしてくれるんだい?」 シエスタは、体を震わせながら、半泣きで土下座をする。 その光景を見た康一は、ピタリと足を止め、ギーシュの元へと引き返した。 「も、申し訳ございません!」 「謝って済む問題じゃない。キミには責任を取ってもらうとしよう。 ここのメイドをやめて、今すぐトリステインから出て行ってくれたまえ」 そう言って、ギーシュはシエスタの元から去ろうとする。 それを聞いていた康一が怒りをあらわにしながら言った。 「ちょっと! 何もそこまでする必要はないじゃないですか!」 「ん? 君は確か……ゼロのルイズの使い魔だったか。 使い魔如きが、軽々しく僕に話しかけないでくれたまえ」 使い魔如きと言われカチンとするが、 それよりも頭に来たのは、ギーシュが自分の責任をシエスタに押し付けてることだった。 「話を聞いていると、悪いのは明らかにキミの方だ! 大体、二股をかけてるのが悪いんじゃあないか。自業自得だよ!」 ギーシュの友人たちが、どっと笑った。 「確かにその通りだ! ギーシュ、お前が悪い!」 「そうだ、お前が悪い!」 それを聞いていた、周りのギャラリーたちも、一斉にギーシュを攻め立てた。 「責任転嫁するなんて、かっこ悪いぞ!」 「この極悪人め!」 「キミが真の邪悪だ」 周りから好き放題言われるギーシュ。 プルプルと振るえ、顔を怒りの形相へと変えた。 「よくも……僕にこんな恥をかかせてくれたな……」 歯をギリギリとならし、康一をキッと睨みつけている。 康一も負けじと、ギーシュを真っ直ぐ見る。 「そうやって、なんでもかんでも人のせいにするのは止めた方がいいよ。 全てキミが悪いじゃあないか。周りの皆だって、そう言ってるよ」 うんうん、と頷くギーシュの友人とギャラリー達。 「……どうやらキミは貴族に対する礼を知らないようだな。 よかろう、ヴェストリの広場で待っている。ケーキを配り終えたら来たまえ」 くるりと体を翻し、ギーシュと、その友人たちが去って行った。 「コ、コーイチさん! 逃げて下さい! 殺されちゃいます!」 「シエスタさん」 「悪いのは私なんです! だから、行くのは絶対にやめて下さい!」 「シエスタさん、聞いて下さい」 康一は地面に座り込んでいたシエスタの手を取って、立たせた。 その姿は、体の小さな康一とは思えないほど、凛々しかった。 ドキリと胸をならし、シエスタは思わず視線をそらす。 「僕が逃げるってことはつまり、シエスタさんの名誉を汚すことになります。 シエスタさんは何も悪くないんです。だから、自分が悪いなんて言うのはやめて下さい」 康一は、真っ直ぐにシエスタを見ながら言葉を続ける。 「それに、僕は彼に解らせてあげなければならないんだ。『お前が悪いんだ』ってね。 大丈夫。僕は一度殺されそうになったことがあるからね。あんな奴、ちっとも怖くなんかないよ」 そう言って、康一はテーブルに置いたトレイを持った。 「さ、それより、早くケーキを配りましょう。皆さん、お待たせしてすみません」 康一達は、残りのケーキを貴族達に配っていった。 To Be Continued →
https://w.atwiki.jp/moejinro/pages/1545.html
5日目 Navi 今日もすがすがしい朝がやってきました 村の広場の真ん中に食べかけのまま息絶えている SEIRIOSさん の遺体が発見されました… 4 (パリっ子) あらぐむ あらそっか、ふむむ 4 (パリっ子) あらぐむ とと 2 (ゾンビ部屋) BBL 吊りが増えたわけではないのでね Navi 村人の皆様、今日もがんばってください Navi 昼の部スタートです 1 (なび村) シエスタXX 占い結果:リンシードさん○ 寡黙に見えたので占いました 2 (ゾンビ部屋) ソラリコ はむ 1 (なび村) Mrチキン 【占いCO】エルレイナさん○。バーバラさんが占い所じゃないというのがちょっと気にかかったので(というかよくわからなかったので) 1 (なび村) エルレイナ 狩人探しでしょうね…これは SEIRIOS 俺はこぐおに戻るぞ!!JOJOォ!! 1 (なび村) ヨロイモグラ グレーか 1 (なび村) メゾピ おはようございます 1 (なび村) あらぐむ だろうねぇ 1 (なび村) リンシード おはようございますー 1 (なび村) TeaRabbit おはようございます 1 (なび村) ルルフェ おはようございますう 1 (なび村) エルレイナ シエスタ君は寡黙占いか 2 (ゾンビ部屋) クバリャーナ んっんー、チキンさん狼かなこれw 1 (なび村) パンダマット おはようございますー 1 (なび村) xバーバラx 狩人探しでしょうね 2 (ゾンビ部屋) BBL そんな気はします 1 (なび村) シエスタXX んだね 1 (なび村) エルレイナ 昨日言い忘れたけど、バーバラさん 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS はいただいま 2 (ゾンビ部屋) BBL ルルフェさんもエルレイナさんも気になるところなので 1 (なび村) xバーバラx はい 2 (ゾンビ部屋) BBL おかえりなさい 2 (ゾンビ部屋) ファン お疲れ様っ! 2 (ゾンビ部屋) クバリャーナ おつかれさまー いつの間に女性になってますかSEIさんw 1 (なび村) エルレイナ 黒出されているので出来ればロラ後に村アピをおねがいします~~ 1 (なび村) エルレイナ 吊られ候補なので… 2 (ゾンビ部屋) BBL 私吊りを押していなかった数少ない人 1 (なび村) xバーバラx わかりました やってみます 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS 占い以外の信頼度もだしときゃよかった 1 (なび村) TeaRabbit 今日は黒出ませんか…本当に予想ができない 1 (なび村) エルレイナ 今のうちに考えておいたほうが良いですね 1 (なび村) あらぐむ さて、共有会議なのですが 1 (なび村) エルレイナ 昨日の発言みる限りでは 1 (なび村) エルレイナ 間違いなく吊られます 1 (なび村) TeaRabbit なんとなく1日目の占いに囲いがいそうな予感が 1 (なび村) エルレイナ わたしはSGと今はみてますが… 2 (ゾンビ部屋) クバリャーナ リンシードさんは白に見えるからなぁ、逆に占う理由がない 1 (なび村) Mrチキン 今日は私吊りですかね? 1 (なび村) TeaRabbit あ、1回目の占いに初日占いないですね 1 (なび村) あらぐむ ある程度決め打ちして、怪しい人をつろうという流れなんだけど 1 (なび村) シエスタXX 1日目は共有占っちゃったな 1 (なび村) メゾピ Mrチキンさんはどうして対抗より早く吊られたいんですか? 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS 茶ウサギさんとエルレイナさんは白だろなあ 1 (なび村) あらぐむ 村のみんなはどうだろう?ローラーしてとりあえず確実に1処理したい? 2 (ゾンビ部屋) BBL 寡黙の中ならリンシードさんとSERIOSさん白目でした 1 (なび村) エルレイナ 狂人アピにみえますね 1 (なび村) エルレイナ 昨日からのチキンさんの態度は 1 (なび村) Mrチキン ?昨日そういってたからですけど? 1 (なび村) リンシード 自分はロラ賛成ですねー 1 (なび村) TeaRabbit 綱渡りですが、霊媒もいませんしそれも一つですね<決めうち 1 (なび村) パンダマット ロラ開始してしまいましたからもう完遂したほうが良いのではないでしょうか 2 (ゾンビ部屋) BBL エルレイナさんはちょっと私吊りの誘導が強い気もしました 1 (なび村) xバーバラx チキンさんは疑わしい 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS まあ狩人探しで食われたならよしとするか 1 (なび村) ルルフェ ロラは完遂なのでは? 1 (なび村) Mrチキン 信用得られてないから村移行に賛成しています 1 (なび村) メゾピ どうして昨日真っ先に吊られたがったんでしょうか 2 (ゾンビ部屋) クバリャーナ リンさんは寡黙だけど、流れを見てる感じはある気がする 1 (なび村) レリック 正直な話、占いを決めうちしないと勝てない気がする 1 (なび村) ヨロイモグラ 完遂したらもう狩人しか情報はなくなるね 2 (ゾンビ部屋) BBL ルルフェさんは吊りたいなあ 1 (なび村) あらぐむ ちなみに、ローラーしたら、1回吊りができて失敗したら終わり 1 (なび村) レリック なんで、ロラは完遂しない派です 1 (なび村) メゾピ 信用得られてなくても、対抗から早く吊れる方がいいに決まってますよね 1 (なび村) エルレイナ GJでない限りそうなりますね~ 2 (ゾンビ部屋) BBL 占いたいところが残るともやもやするw 2 (ゾンビ部屋) クバリャーナ 占いを吊った後決めうちってどうなの・・・w 1 (なび村) あらぐむ ローラーしないなら、BBLさん狼とみて、京都明日、2階釣れる 1 (なび村) TeaRabbit BBLさんが狼なら良いのですが 1 (なび村) Mrチキン 決まってますかね?ノイズとしてしかみらてないとおもったのですが 1 (なび村) あらぐむ BBLさん狼じゃなくて2回失敗すれば終わり 1 (なび村) エルレイナ ロラしなかった時のために 1 (なび村) エルレイナ 気になったのが 1 (なび村) Mrチキン ノイズなら除去した方がいいかな?と 1 (なび村) エルレイナ 昨日のGJでたときの 1 (なび村) メゾピ ふむー 1 (なび村) エルレイナ レリックさんの反応 2 (ゾンビ部屋) BBL エルレイナさん狼じゃないならもうあれ何だけどw 1 (なび村) エルレイナ 狩人生きてるのか 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS パンダマットさんがきになるーうおー 1 (なび村) エルレイナ なんか村っぽくない印象を受けました 1 (なび村) エルレイナ なんか残念そうな… 1 (なび村) リンシード 狩人探しのグレー噛みっぽかったですしね 2 (ゾンビ部屋) BBL 狂で見ているならチキンさん先に吊ってよ 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS エルレイナさんがああいう勢いのときは村だと見てしまうメタ 1 (なび村) xバーバラx 狩人さがしでしょうね Navi 5分経過(後2分) 1 (なび村) エルレイナ 今日の吊りはどうします? 1 (なび村) あらぐむ うひー、時間が短く感じる 1 (なび村) シエスタXX んー俺は●せめてだしたいなぁ 1 (なび村) レリック 霊媒食われた時点で、狩人は初日に吊られたかなって考えてましたkらね 2 (ゾンビ部屋) BBL パンダさんはノーマークだったなあ 2 (ゾンビ部屋) クバリャーナ ずんずん突っ込んできますよねぇw 1 (なび村) エルレイナ レリックさんは一応チキンさんの○ですが 2 (ゾンビ部屋) BBL 意識の外でした 1 (なび村) リンシード シエスタさん真寄りで見てるかな・・・ 1 (なび村) Mrチキン 私は●出しても信用されないだろうなーと昨日の一連の会話で思っています 1 (なび村) エルレイナ 狩人さんによっては護衛の好みもあるし 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS わかりやすいとおもうw逆手にとって狼だったらむしろ尊敬 1 (なび村) あらぐむ どうする?よろいもぐらさん・・・仮白だけど 1 (なび村) TeaRabbit チキンさんを狂とみてシエスタさんを真と見ますか?それとも逆? 1 (なび村) エルレイナ 霊鉄板と決め付けるのも… 1 (なび村) ヨロイモグラ グレーはもうパンダマトさんとTeaさんだけか 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS パンダマットさんステすぎてこわいんだよー Navi あと1分 1 (なび村) あらぐむ 決め打ち… 2 (ゾンビ部屋) クバリャーナ 徹底して沈んでるなぁw 1 (なび村) エルレイナ 個人的にはシエスタ君真寄りだけど決めうちできるかといわれると微妙かな 2 (ゾンビ部屋) BBL ですね 1 (なび村) ヨロイモグラ 俺はBBLさんから○のみ 2 (ゾンビ部屋) BBL 正直今言われるまで気づきませんでした 1 (なび村) エルレイナ 時間ないので指定を~ 1 (なび村) xバーバラx お願いします 1 (なび村) シエスタXX 時間ないな 1 (なび村) あらぐむ ヨロイモグラさん、かな 1 (なび村) エルレイナ BBLさんは狼か真かなと 1 (なび村) リンシード 把握です 1 (なび村) エルレイナ ヨロイモグラさん把握です 1 (なび村) TeaRabbit 囲いねらいですか? 1 (なび村) xバーバラx 指定把握 2 (ゾンビ部屋) BBL あー Navi 20秒前 1 (なび村) ヨロイモグラ 俺ねー 1 (なび村) ルルフェ 指定把握ですー 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS キャラを視界にいれとくとあれ?って人が見つかります(豆知識 2 (ゾンビ部屋) BBL 私の信頼はまるで無いのか 1 (なび村) エルレイナ BBLさん狼決めうちということでしょうね 2 (ゾンビ部屋) ファン ぇええもぐらさんなんだ! 1 (なび村) Mrチキン 指定把握です 2 (ゾンビ部屋) BBL なんでだろう 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS うん。今回BBLさん信頼めっちゃない Navi 夜まで時間がありません 皆様今日の尊い犠牲をお選びください(会話はストップです) Navi 投票は私に直Tellでお願いします 3 (GREEN) Navi 会話可能時間スタート 3 (GREEN) Navi ---------------------------------------- 1 (なび村) Navi -------------------------- 1 (なび村) Navi 5日目終了 1 (なび村) Navi -------------------------- 2 (ゾンビ部屋) クバリャーナ BBLさんって (T) リンシード > ヨロイモグラさんでお願いします 3 (GREEN) シエスタXX まじか 2 (ゾンビ部屋) クバリャーナ そんな疑われるようなことしてましたっけ (T) エルレイナ > ヨロイモグラさんで~ 2 (ゾンビ部屋) BBL SEIさんも私疑ってますか? 2 (ゾンビ部屋) BBL さあ? 3 (GREEN) シエスタXX ロラ止まったぞ (T) Mrチキン > メゾピさんでお願いします 3 (GREEN) xバーバラx なんかうまくいきすぎて怖いな 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS 霊抜かれて共有も出た後の黒だしだからだともう 2 (ゾンビ部屋) BBL 占い理由も大差ないかと 2 (ゾンビ部屋) ファン 見る限りそんな変なこと言っていないような・・ 3 (GREEN) ルルフェ びっくりな展開w (T) メゾピ > ヨロイモグラさん 3 (GREEN) シエスタXX 黒だしずれぇな (T) パンダマット > ヨロイモグラさんです (T) レリック > パンダを釣るのは気が引けるが、ヨロイさんにー 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS うたがってるー。狂だとおもってる 2 (ゾンビ部屋) BBL でも狼ならそんな事しないかと 2 (ゾンビ部屋) クバリャーナ ああ、なるほどねぇ (T) ヨロイモグラ > 自分・・・は無理なのでなんとなくルルフェさんをお願いします (T) あらぐむ > 胃がきりきりするんだぜ 2 (ゾンビ部屋) BBL 狂で見られるならまだしも狼とみられるのはなあ 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS 狼ならしないけど、狂ならあるかなって (T) あらぐむ > 釣りはもぐらさんで…って書くと自分吊るみたいだよね 3 (GREEN) シエスタXX 吊りはヨロイさんとして 3 (GREEN) シエスタXX 結果どうしよう 2 (ゾンビ部屋) クバリャーナ んーでも、2日目の発言ざっと見る限りではシエスタさんよりは占いっぽいと思ったんだけどなぁ 3 (GREEN) シエスタXX まだ白だす? 3 (GREEN) xバーバラx とりあえず吊りはヨロイモグラさんでいいですかね? 3 (GREEN) シエスタXX いいと思う 3 (GREEN) xバーバラx 白出して破綻しないですよね 2 (ゾンビ部屋) BBL クバさんだけが私の心の支え 2 (ゾンビ部屋) ファン シエスタさんの占い結果がすぐ打ちました!って感じだったから狼と疑ってるんだけど・・ 2 (ゾンビ部屋) ROWLEYS ( ゚д゚)ハッ! おつかれさまですー 2 (ゾンビ部屋) ファン だけってひどーい; 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS まだ村判定できるほど喋ってなかったからねえ・・・ 3 (GREEN) シエスタXX あー 2 (ゾンビ部屋) クバリャーナ まぁねぇー 3 (GREEN) シエスタXX あぶないね 2 (ゾンビ部屋) BBL ファンさんも私を信頼してくれているのですか? 2 (ゾンビ部屋) クバリャーナ おつかれさまですー 2 (ゾンビ部屋) BBL お疲れ様でした 2 (ゾンビ部屋) ファン 一番信用できる内容だったと私は思っていますよっ (T) シエスタXX > ヨロイさんで (T) TeaRabbit > ん~・・・ヨロイモグラ様に一票お願いいたします 3 (GREEN) xバーバラx 吊りのテルしてきます 2 (ゾンビ部屋) BBL ありがとうございます;; (T) ルルフェ > ヨロイモグラさんでー 2 (ゾンビ部屋) クバリャーナ 50:50ではってところではありますけどねw 2 (ゾンビ部屋) BBL なんで墓地では信頼されているんだろうw (T) xバーバラx > ヨロイモグラさんで ヨロイモグラ10 メゾピ1 ルルフェ1 3 (GREEN) ルルフェ うーん 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS まあ墓地の方が視野が広いから 3 (GREEN) シエスタXX ウサギさんって 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS 見えてくるものも違うしね 3 (GREEN) シエスタXX グレーだよね? 2 (ゾンビ部屋) BBL なるほど 2 (ゾンビ部屋) クバリャーナ 疑いだすときりがないですからねー Navi さよなら ヨロイモグラさん …あなたの勇姿は忘れない 3 (GREEN) xバーバラx グレーかと ヨロイモグラ ヤッダーバァアァァァァアアアアア 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS ねー Navi 日が沈み始めました よい子も悪い子も寝る時間です Navi 役職の方は私にTellお願いします ヨロイモグラは眠りについた 3 (GREEN) シエスタXX ●だしてみるか 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS 焦って見えてないとかもあるし。 2 (ゾンビ部屋) BBL こうなったら狼完全勝利願っちゃおうかなw 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS やっとパンダが吊れたぞ 3 (GREEN) シエスタXX それとも噛みたい? 2 (ゾンビ部屋) ヨロイモグラ どうもー 2 (ゾンビ部屋) ROWLEYS |ω’)おつかれさまですー 2 (ゾンビ部屋) クバリャーナ これで狼全員パンダだったら笑うわw 2 (ゾンビ部屋) ファン おつさまです~ 2 (ゾンビ部屋) BBL お疲れ様でした 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS おつかれさま~ 2 (ゾンビ部屋) クバリャーナ おつですー 2 (ゾンビ部屋) れりか おつかれさまでしたー 4 (パリっ子) メゾピ 今生きてるのは11人ですかね? 2 (ゾンビ部屋) BBL なんか私の巻き添えみたいですみません (T) TeaRabbit > メゾピ様を護衛いたします 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS 初パンダ吊り (T) > TeaRabbit 了解です! 3 (GREEN) シエスタXX グレー狭め過ぎると 3 (GREEN) xバーバラx 噛むのはリンシードさんでもいいかも 2 (ゾンビ部屋) ヨロイモグラ 俺が初パンダ犠牲者か・・・! 4 (パリっ子) あらぐむ そうだね 2 (ゾンビ部屋) ファン 夢のパンダ村はできなかったですねっ! 3 (GREEN) シエスタXX ●出せなくなるんよね 4 (パリっ子) メゾピ ってことはあと4吊りですかー 3 (GREEN) シエスタXX おk 2 (ゾンビ部屋) BBL そのうちあらぐむさんも来てくれますよ 4 (パリっ子) あらぐむ 最短2 3 (GREEN) シエスタXX リンさん噛もっか 2 (ゾンビ部屋) ファン なかなか釣られないチキン氏 2 (ゾンビ部屋) ヨロイモグラ 明日あたり喰われそうだ 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS パンダ村見たくはあるが・・・こわいな (T) エルレイナ > もうわたし吊れる位置じゃないから噛むでしょう…ばっちこーい 2 (ゾンビ部屋) BBL ですね 3 (GREEN) xバーバラx ではテルしてきます 4 (パリっ子) あらぐむ じゃない1か 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS あらぐむさんは来るな。うん。 3 (GREEN) シエスタXX うさぎさんに●でもいいかな? 4 (パリっ子) あらぐむ 悩むなー、うさぎさんも 4 (パリっ子) あらぐむ なんか臭う 2 (ゾンビ部屋) BBL でも私からすればミスリードしてるから来ないかも 4 (パリっ子) メゾピ 決めうちするなら明日ですねー 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS ふむ 3 (GREEN) ルルフェ いいと思います 4 (パリっ子) メゾピ ○の印象見てると、どっちも囲ってそうな感じしないんですよねー (T) xバーバラx > リンシードさんをおいしく食べます 2 (ゾンビ部屋) BBL 最悪明日で終わりかあ (T) > xバーバラx おいしくにゅたにゅたしてね! 2 (ゾンビ部屋) ヨロイモグラ チキンさんの信用度が低いからBBLさんを狼に決めたんだろうか (T) xバーバラx > わかりました 4 (パリっ子) あらぐむ んーむ・・・ 3 (GREEN) シエスタXX チキンさんがんばってるな 3 (GREEN) xバーバラx してきました 3 (GREEN) シエスタXX おつ 2 (ゾンビ部屋) BBL かな? 3 (GREEN) シエスタXX 結果作るね 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS ちと吊りがわからん方向 3 (GREEN) xバーバラx うさぎさんに黒でいいかと 3 (GREEN) xバーバラx 了解 2 (ゾンビ部屋) クバリャーナ なんで?ってつりがおおいなぁ 2 (ゾンビ部屋) ファン ですね・・ 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS 囲いとみたのかね 2 (ゾンビ部屋) BBL まあ村の決定ですので 2 (ゾンビ部屋) れりか 狼が占い噛みに来たら、残った占いが狼ですよね? (T) エルレイナ > 今日はメゾピさん噛まれる気がするな~ 2 (ゾンビ部屋) BBL ですよ 4 (パリっ子) メゾピ あるとしたらエルレイナさんって感じですけど・・ 3 (GREEN) ルルフェ でもチキンさんが黒出したら黒同士の村アピ対決になるんでしょうか 4 (パリっ子) あらぐむ 次はだれをつります? 2 (ゾンビ部屋) BBL あー 2 (ゾンビ部屋) ヨロイモグラ 情報がないから共有さんも混乱しとるねー 2 (ゾンビ部屋) BBL 今回はそうとは言い切れません 4 (パリっ子) メゾピ 占い吊りでしょうかー (T) エルレイナ > でも護衛するならあらぐむさんだよな~この状況は… 4 (パリっ子) あらぐむ え 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS 狂がのこることも・・・・ 2 (ゾンビ部屋) クバリャーナ 少なくともロラ始まった時点で狼は噛まないとは思うけど、 4 (パリっ子) あらぐむ あぁ、一人だけ残すってこと? 4 (パリっ子) メゾピ 明日10人で4吊りなので 2 (ゾンビ部屋) BBL 私の結果がわからないので私狼なら残りの占いが噛まれても真が残る可能性があります (T) エルレイナ > 狩人いきてるならわたし噛んでくれたほうが良さそうだの 2 (ゾンビ部屋) クバリャーナ 途中で止まってて、狼抜かれたならカムとは思う 2 (ゾンビ部屋) BBL ですね 3 (GREEN) シエスタXX そればっかりはどうしようもないかも 4 (パリっ子) メゾピ 占いか、信用の高い占いの●を吊るすかどっちかですね 2 (ゾンビ部屋) クバリャーナ ただ、それを行うにはもう手遅れだともおもうw 3 (GREEN) xバーバラx 村あぴって難しいですね 4 (パリっ子) メゾピ 最悪ケースを想定すると、その占い視点の●を吊らないと、真でも間に合わない 4日目へ 6日目へ
https://w.atwiki.jp/moejinro-log/pages/117.html
参加者 キャシャーン MB ふらぽ BBL シキワロス EVANS ソラユイ DOMINANT エルレイナ シエスタXX オペこ ※最終日に勘違いして2分間多めの昼時間となってます。なんかカウントダウンが伝わってなかった?よくわかりません デジュー じゃあ放課後反省GMやろうかな? ソラユイ ぉーー デジュー まだやれる人どれくらいいるー? キャシャーン ノ オペこ やるなら ノ エルレイナ ノ EVANS どっちでもアリですノ シキワロス その気になれば自分も ノ リュファ さすがにむりです・・・ ソラユイ ノ Jareky もう寝る ミクかわいい [ニコッ]\ DOMINANT 人数的に厳しいなら参加してもよいと考える BBL やるなら参加します シエスタXX 人狼だったらやろうかな オペこ レジスタンスなら ルールを覚えるの込みでも エルレイナはDOMINANTをナデナデした デジュー とりあえずやれる人は輪になってくれー オペこ お手軽かな メルーファ 自分はもうちょっとしたら落ちます; オペこ 人狼でも勿論OKだけどね EVANS お、勝ち逃げですか このこのー デジュー 人数によってやるかやらないか決めるわー Jareky まだ頑張る方、きばりやす~~~ DOMINANT レジスタンス6名から 参考までに・・・ こるくびん 僕は見学に回りたい Jareky おやすみ~~~ BBL お疲れ様でした シキワロス オツカレサマー エルレイナ デジュー君がベアトの衣装みたいなのを着ておるw ソラユイ (*´∇`)ノ おやすみ~ ふらぽ もうこの時間やしやるなら付き合おうかね ミクかわいい よい夢を~ エルレイナ おつかれさまです~ MB 人狼ですか? BBLは手を振った エルレイナ 人狼ですね オペこ 落ちる方お疲れさまでした~ MB もう一回やりたいです… デジュー ちょっと!輪がよくわかんないよ! リュファ レジスタンスと、もうひとつなかったですか?Pでやってるゲーム。それぞれ部屋に入って・・・ ソラユイ 結構いっぱいー キャシャーン パラノイアかな?なんだろう DOMINANT 今流行ってるのはパラノイアかな シエスタXX デジュさんもうちょい移動しないかい? キャシャーン あれながいんだよなぁ・・・ DOMINANT TRPGとかいう種類かな デジュー そうしようか シエスタXX 離席のひともいるので EVANS パラサイトと何か関係が・・・ デジュー 移動! シエスタXX まざる BBL zapzapだっけ? DOMINANT そです キャシャーン ZAPZAP DOMINANT 幸福は義務 DOMINANT ww デジュー じゃ、もっかい輪になっておくれ~ シエスタXX 走るとテラ漢だなwwww BBL 前の村で少し話題に出たんですよ デジュー 11かな? DOMINANT パラノイアのほうは DOMINANT 説明難しいな シエスタXX LのFSって シエスタXX モビルスーツ? BBL はなしですね ッチ キャシャーン あれもまぁやればわかるよ エルレイナ いうとおもったw シエスタXX ちゃうのかw エルレイナ 違うらしいよ! BBL 狐はなしですね ッチ シキワロス んー 1 チャットチャンネル( でじ村 )へ入室しました。 ふらぽ それは実はMasterSlaveという シキワロス 11人なら狐ぎりぎり入れれそう。 エルレイナは腰を掛けた DOMINANT 11人かな DOMINANT 狐w 2 チャットチャンネル( 三矢の刺客 )へ入室しました。 ふらぽ 主人と従者、みたいな言葉 エルレイナ 11でキツネはさすがにしねそうw BBL おやすみなさい DOMINANT 狐はやばいと思う ふらぽ もつつー 3 チャットチャンネル( ピットガレージ )へ入室しました。 DOMINANT まあ、いれてカオス村でもOK シキワロス オツカレー BBL 狐は無理でしょう DOMINANT おつかれさまです~ シキワロス いっそ占い2狐1ワンチャン デジュー /chjoin でじ村 BBL 入れてくれるならうれしいですけど他の配役がきつそう シエスタXX 今日は無勝なので シエスタXX なんとか勝ちたい BBL 連敗続きだからなあ シエスタXX がんばろうぜ!L! BBL もう泥沼w DOMINANT シセロはおなかがすいた スイートロールかにんじんがたべたい・・・ デジュー 占霊狩狂狼2 デジュー こんなもん? DOMINANT ですね! EVANS はーい エルレイナ だぬ~ BBL ですかね シキワロス スタンダード キャシャーン あい シエスタXX ベアトっていうか シキワロス そんなもんですね! シエスタXX ガァプだな エルレイナ そうきたかw ふらぽ 意外と暇人が多い件 DOMINANT ww シキワロス 日曜ですし EVANS ダレノコトカナ BBL 村はもう作ったのですか? キャシャーン チャンネルは~? BBL お疲れ様でした デジュー そちらの方見学でよろしい? シエスタXX オペコさん デジュー こるくさんあたり シエスタXX 今度 オペこ はい シエスタXX レジスタ教えてね オペこ おお デジュー /chjoin ピットガレージ DOMINANT 興味を示されたようですね!レジスタンス オペこ 了解です!面白いですよ! デジュー 見学と霊界はここね 3 (ピットガレージ) EVANS いっちばーん! キャシャーン が 見学なのか 3 (ピットガレージ) デジュー ここ霊界よ 3 (ピットガレージ) EVANS え・・・ オペこ ちなみに世界設定は 3 (ピットガレージ) DOMINANT テステス 3 (ピットガレージ) DOMINANT あれ ふらぽ メインはサーキット? 3 (ピットガレージ) EVANS は、恥ずかしい 3 (ピットガレージ) DOMINANT でます デジュー /chjoin でじ村 デジュー こっちメイン キャシャーン おk デジュー さっきの霊界 1 (でじ村) キャシャーン へいへい 1 (でじ村) BBL 一番かな? EVANS 霊界に1番ノリしちゃった ふらぽ ランニングデュエル アクセラレーション! 1 (でじ村) BBL 負けたー オペこ 「政府を倒すために集まったレジスタンス達!しかし仲間のうちの誰かは政府が送り込んだスパイだった!」 オペこ 的な感じです 1 (でじ村) キャシャーン いあすでに4にんいた 1 (でじ村) BBL もうだめだ 1 (でじ村) BBL えー こるくびん ホセが自らの足で走り出したー! DOMINANT ◆ここは平和なムトゥーム地下墓地高等学校。 EVANS おじゃましふぉす DOMINANT ◆今日も元気に「レジスタンス部」は国家転覆全国大会の優勝を目指してテロ活動を頑張っています。 1 (でじ村) キャシャーン ネガティブになっとるww DOMINANT ◆しかし、部員に政府からのスパイが紛れ込んでしまいました! DOMINANT ◆全国大会までの時間は残りわずか!スパイを特定している余裕はありません! DOMINANT ◆スパイをミッションに連れて行かないようにして、国家転覆を図ってください! 1 (でじ村) キャシャーン 元気出そうぜ DOMINANT というかんじ 1 (でじ村) BBL いや冗談抜きでやばいのです 1 (でじ村) キャシャーン 俺がやらねば誰がやる! Akizuki レジスタンス面白そう 1 (でじ村) キャシャーン きゃしゃーん! 1 (でじ村) EVANS おじゃまします 1 (でじ村) BBL もう6連敗ぐらいしています ふらぽ デュエルに賭けるデュエリストの心意気を見たー こるくびん 参加しますー? DOMINANT 死人が出ないのがいいところです 1 (でじ村) ふらぽ もふもふ EVANS w 1 (でじ村) BBL 素村だけで5連敗ぐらい・・・ 1 (でじ村) キャシャーン 負けて手に入るものもあるさ エルレイナ こっちもうメインチャンネル立った? 1 (でじ村) シキワロス 勝ち負けはある意味捨ててる部分がある。 1 (でじ村) シエスタXX 俺は四天王の中で最弱の(ry EVANS 少人数でできて、時間も人狼より短いのもいいですな! デジュー お、こるくさん参加? オペこ でじ村です 1 (でじ村) こるくびん 12連敗した私もいるんだ! ソラユイ ・ω・ DOMINANT でじ村だそうです こるくびん おもしろそうだからやってみたいー! オペこ /chjoin でじ村 デジュー /chjoin でじ村 1 (でじ村) ふらぽ 実はオレは一回噛まれたら死ぬぞォォ デジュー これ デジュー メイン EVANS デジカルビ弁当のデジ ですね エルレイナ あるがと~ 1 (でじ村) こるくびん ω・) 1 (でじ村) シキワロス 普通すぎわろたwww キャシャーン やるの人狼やで オペこ ぬ? 1 (でじ村) ふらぽ !? 1 (でじ村) エルレイナ チラッ デジュー /chjoin ピットガレージ デジュー これ霊界 DOMINANT 終わって時間あったらね レジ オペこ 今からやるのは人狼ですぜ!さぁよってらっしゃい見てらっしゃい オペこ 現在11人です デジュー 見学は両方 1 (でじ村) こるくびん あーなんだー DOMINANT 11人村だから層化から無いでしょう 1 (でじ村) エルレイナ 今からやるのは人狼で、レジスタンスはこれおわってからかな 1 (でじ村) こるくびん なら私は見学に回りましょう DOMINANT そうかからない 1 (でじ村) エルレイナ あら 1 (でじ村) エルレイナ 配役的にこるくさんはいっても 1 (でじ村) エルレイナ 変わらないから 3 (ピットガレージ) こるくびん ω・) オペこ 入ってもいいのよ 1 (でじ村) エルレイナ 問題ないとおもうよ~ DOMINANT まだは入れるよ! たぶん! キャシャーン 待ち時間おひまでしょう?^^ デジュー 参加したい人は入っていいよー 1 (でじ村) ふらぽ YOUやっちゃいなYO 1 (でじ村) シキワロス 変わるとしても狐が入るか否か程度だよ! 3 (ピットガレージ) リュファ むっ、曲者!?シュッ(手裏剣) 1 (でじ村) BBL オペこさんとリュファさん見学ですよね? 1 (でじ村) こるくびん 今日はちょっと頭がさえないし、ちょっとやりたいこともあるのでー 1 (でじ村) リュファ はーい。 1 (でじ村) オペこ あれ 1 (でじ村) シキワロス あらま。 1 (でじ村) オペこ 参加します~ デジュー オペこさんは参加でしょ? 1 (でじ村) エルレイナ なら無理はしないほうがよいね~ 1 (でじ村) エルレイナ おもいっきし冴えてない人← シエスタXX ごめん シエスタXX なんか シエスタXX こんばんは シエスタXX 1 (でじ村) シキワロス ←冴えてない シエスタXX はいれない 1 (でじ村) エルレイナ まさか 1 (でじ村) エルレイナ 霊で DOMINANT chすうがたりてないのでは 1 (でじ村) エルレイナ テルし忘れるとかw デジュー まぁいいやダイス振っといて DOMINANT ch数 シエスタXX はいれた 1 (でじ村) オペこ ←二日目に真認定してもらって勝てない占い師 1 (でじ村) エルレイナ GMも気づいてなかったんだぜw 1 (でじ村) オペこ ハッハ 1 (でじ村) BBL 12人かな? キャシャーン でめひっく 1 (でじ村) シエスタXX 復活 1 (でじ村) ふらぽ 774…ななし 1 (でじ村) DOMINANT おかえり~ 1 (でじ村) BBL おかえりなさい 1 (でじ村) シキワロス 数字みんな地味だなー 1 (でじ村) DOMINANT 11に見える 1 (でじ村) ふらぽ 名無しの村人になっちゃう… 1 (でじ村) DOMINANT 最高で774か 1 (でじ村) ふらぽ !? BBLは腰を掛けた シエスタXX 今回はログなしだよね? シエスタXXは腰を掛けた デジュー いや、残すと思うよ 1 (でじ村) オペこ エルさん良かったですね365ですよ 1 (でじ村) エルレイナ 11めいかな シエスタXX お、残すのね 1 (でじ村) エルレイナ でも今年は366日です 1 (でじ村) BBL あれ? シエスタXX おk デジュー 何かミスがない限りログは残りますー 1 (でじ村) BBL 一人多いなあ 1 (でじ村) エルレイナ 見学の方いれてるんじゃない? デジュー 11人 1 (でじ村) BBL Akizukiさんやらないのか 1 (でじ村) DOMINANT ダイスフッタ人数でいいかと 1 (でじ村) オペこ こるく りゅふぁ akizuki デジュー(敬称略)が 1 (でじ村) オペこ 見学かな キャシャーン すみません、BBL DOMINANT EVANS エルレイナ オペこ キャシャーン シエスタ シキワロス ソラユイ ふらぽ MB 敬称略 1 (でじ村) Akizuki 見学です~ 1 (でじ村) オペこ あとGM デジュー あ、ごめんトイレ行くわ 1 (でじ村) オペこ といれどぞ~ 1 (でじ村) BBL 人数確認できました 1 (でじ村) Akizuki 根落ちしそうなので・・・ 1 (でじ村) エルレイナ なるほど… 1 (でじ村) DOMINANT 今のうちにトイレ休憩ですかね デジュー すまんね戻ってきた DOMINANT オカエリナサイ~ 1 (でじ村) シエスタXX 血が出てきた 1 (でじ村) オペこ おかえりなさい!GMありがとう! BBL おかえりなさい デジュー トイレいきたい人はドゾー シキワロス オカエリッスー! オペこ おかえりなさい!GMありがとう! エルレイナ おか~ オペこ GMは神 エルレイナ エルレイナさんは村の女神 オペこ ↑ 1 (でじ村) シキワロス ↑ 1 (でじ村) シキワロス ミスッター 1 (でじ村) オペこ おーっとこれは痛恨のミス シエスタXX 疫病神じゃないかな エルレイナ え?w 1 (でじ村) DOMINANT 疫病神発言がw キャシャーン おれはヒーロー キャシャーン これまじ 1 (でじ村) DOMINANT この村に不安を感じるw シキワロス 疫病神は割とガチで自分 EVANS ヒーロー盲信した オペこ キャシャーンがやらずに キャシャーン 誰がやる! オペこ (誰かボケて!) ふらぽ ノリはよかった 1 (でじ村) エルレイナ ←が村役職をもった時の村壊滅率の高さは異常 キャシャーン おれきょうこればっかりいってるきがする 1 (でじ村) DOMINANT [ガーン] シエスタXX 決め台詞楽じゃん 1 (でじ村) オペこ ←エル玲奈さんとの敵対率が異常 敵対しない場合どちらかが即死 1 (でじ村) ソラユイ ・ω・ 1 (でじ村) エルレイナ 霊媒テルもらってたのに デジュー は エルレイナ に言った 今回の人狼はあなたです ch三矢の刺客 にて食事の支度をどうぞ デジュー は BBL に言った /chjoin 三矢の刺客 1 (でじ村) エルレイナ テル忘れちゃってたてへぺろ デジュー は BBL に言った 今回の人狼はあなたです ch三矢の刺客 にて食事の支度をどうぞ デジュー は BBL に言った /chjoin 三矢の刺客 デジュー は MB に言った 今回の霊媒師はあなたです 吊られた者の無念を晴らすのです! 1 (でじ村) DOMINANT [ウワーン] デジュー は キャシャーン に言った 今回の占い師はあなたです 人外どもを正体を暴くのです! MB は デジュー に言った rei エルレイナ は デジュー に言った またかwww キャシャーン は デジュー に言った らじゃー MB は デジュー に言った 霊了解 デジュー は オペこ に言った 今回の狩人はあなたです 狼から愛する人を守り抜け! BBL は デジュー に言った 実は狼でも勝てていないんですよね 1 (でじ村) シキワロス 狐TELLもらいます⇒占い師に私を占ってくださいといいます⇒終了 BBL は デジュー に言った 了解しました デジュー は ソラユイ に言った 今回の狂人はあなたです 村の最後を思う存分狂い楽しむのです! 1 (でじ村) ふらぽ 「あなたは霊媒です」→「占いですね!了解です!」たぶんこんな感じ オペこ は デジュー に言った 心のトラウマ狩人惨状!了解です! ソラユイ は デジュー に言った うわーー 1 (でじ村) DOMINANT か、かおすや 2 (三矢の刺客) エルレイナ わんわんお! 1 (でじ村) エルレイナ あるあるw 2 (三矢の刺客) BBL テスト 1 (でじ村) シキワロス あなたは狂人です→え?狩人!?わかった! 2 (三矢の刺客) エルレイナ お~ 1 (でじ村) キャシャーン どーでもいいんですが、 2 (三矢の刺客) BBL マジでw 1 (でじ村) キャシャーン 霊媒?霊能? 1 (でじ村) ふらぽ 抵抗しすぎw 2 (三矢の刺客) エルレイナ 素村じゃないから勝ちだね!BBLさん!! 1 (でじ村) シキワロス こっちでは霊媒かな 2 (三矢の刺客) エルレイナ んじゃ作戦は始まってから~よろすく~ 2 (三矢の刺客) BBL 人狼でも一回も勝てていません・・・ 1 (でじ村) キャシャーン hm 1 (でじ村) シエスタXX どっちでもいくね 1 (でじ村) オペこ メタ発言はやめろー!初日それでつられるぞー! 1 (でじ村) シキワロス 正直 1 (でじ村) ふらぽ 霊媒らしいけど、GMに合わせてる 1 (でじ村) EVANS よくクセで霊能って言ってますが 2 (三矢の刺客) BBL 狂人でないと狼側で狩ったことない デジュー 配役完了。テル来なかったら村ね 1 (でじ村) EVANS 通じてるので訂正してないです 1 (でじ村) シキワロス 霊ってみるだけでもういいやってなる 1 (でじ村) ふらぽ 結局GMが決めるもんだしさ。 1 (でじ村) キャシャーン せやな 2 (三矢の刺客) BBL しかも狂人で即噛まれ以外勝てないw 2 (三矢の刺客) BBL では後ほど 1 (でじ村) エルレイナ 霊媒は間違っちゃったらしいねw デジュー みなさん用意はいいですか? 1 (でじ村) キャシャーン いえあ! EVANS かもな オペこ OK! ふらぽ k キャシャーン かもん エルレイナ おk ソラユイ はーい EVANS Come on now! シキワロス オールグリーン BBL どうぞ デジュー ドミナントさんあたりトイレいってなかったっけ? 1 (でじ村) シエスタXX ログ流れたので オペこ この配慮 流石GMをやるだけの人は違う 1 (でじ村) DOMINANT いますよ オペこ でどうでしたっけ EVANS どうしてそうやって人にトイレキャラレッテルを貼り付けようとする! DOMINANT いますよ 1 (でじ村) シエスタXX 配役ほしかったり;; オペこ これはひどい デジュー あ、おkそうだねー オペこ あいらっしゃいませ ふらぽ もう金魚だし。 デジュー はじめるよー DOMINANT 金魚・・・ 1 (でじ村) デジュー ---------------STOP--------------- 1 (でじ村) デジュー ---------------STOP--------------- 1 (でじ村) デジュー ---------------STOP--------------- デジュー 今日も平和なカーレイ村に、人狼がやって来たとの噂があります デジュー 村人の皆様、人狼をみつけだし、村を平和へ導いてください! デジュー ゲームスタートです 1 (でじ村) エルレイナ おはようございます~ 1 (でじ村) DOMINANT おはおうさん~ 1 (でじ村) シキワロス おはようなのさー 1 (でじ村) BBL おはようございます 1 (でじ村) ふらぽ おはよーございまー 1 (でじ村) キャシャーン おは~ 1 (でじ村) シエスタXX おは~ 1 (でじ村) MB おはようございます 1 (でじ村) EVANS おはよー 1 (でじ村) オペこ おおはよぷございます 1 (でじ村) エルレイナ 安定の一番乗り挨拶 1 (でじ村) ソラユイ おはよー 1 (でじ村) EVANS なんか人狼がいるらしいぜー 1 (でじ村) シエスタXX 油断してた 1 (でじ村) キャシャーン あ、占いCO 1 (でじ村) シキワロス ほほぉ・・・ シエスタXX こんばんは シエスタXX 1 (でじ村) エルレイナ ちなみに配役は 1 (でじ村) キャシャーン そっこうそっこう! 1 (でじ村) ふらぽ ところで見逃してるぽいんだけど配役どうなってたっけ… 1 (でじ村) オペこ 心折れてる場合じゃないので今回はたくさん喋ります 1 (でじ村) BBL 早 1 (でじ村) シキワロス 早いww 1 (でじ村) DOMINANT スタンダード村 狼2占い1霊ノウ1狩人1 狂い1 だったかと~ 1 (でじ村) シエスタXX はやw 1 (でじ村) エルレイナ もう説明でてるね 1 (でじ村) ふらぽ ヒーローは遅れてくるもんだぞw 1 (でじ村) シエスタXX ドミさんやさしいなぁ~ 1 (でじ村) ふらぽ うい、ありあと 1 (でじ村) ソラユイ 占いソラだよー 1 (でじ村) DOMINANT ぼくやさしい^^ 1 (でじ村) シエスタXX ありがと~ 1 (でじ村) EVANS 人狼ってあれだよねジュースで割って飲む焼酎の占い1COまでですかな? 1 (でじ村) オペこ ん!?占い二人でたか 1 (でじ村) オペこ ハエー 1 (でじ村) ふらぽ で、もう2人でてしまったのかw 1 (でじ村) エルレイナ 占いはキャシャさんとソラさん? デジュー 現在Navi子が新たな死に方の台本を執筆中です。明日にはカンヅメから解放されるでしょう 1 (でじ村) シキワロス まさかの占い2がここででるかー? 1 (でじ村) BBL 占い二人ですね 1 (でじ村) キャシャーン はや 1 (でじ村) オペこ キャシャーン ソラユイ 占い 1 (でじ村) EVANS 二人ですか。了解。 1 (でじ村) ふらぽ この流れ…久しぶりやw 1 (でじ村) DOMINANT 無難に真狂でしょうね 1 (でじ村) MB 占いは明日の晩からできるんですよね? 1 (でじ村) BBL かな 1 (でじ村) キャシャーン ソラさんが対抗ですか いい勝負になりそうですね・・・ 1 (でじ村) ふらぽ うん、今日は無し。 1 (でじ村) DOMINANT 明日の晩からですな 1 (でじ村) ソラユイ ぉー 1 (でじ村) エルレイナ 初日だから狼なら話し合いなしで出たってことになるから真狂濃厚でいいとおもう 1 (でじ村) BBL 狼なら相談なしで出てきたことになりますしね 1 (でじ村) キャシャーン お互いがんばりましょう・・・クククク 1 (でじ村) シキワロス ま、何。気楽にいこうか。 デジュー あと1分 1 (でじ村) オペこ いや 今日はありじゃなかったかな(陽動作戦) 1 (でじ村) ふらぽ まぁ顔合わせで俺出るわ!くらいならできるかもな 1 (でじ村) オペこ きっとこうすれば偽が釣れる 1 (でじ村) オペこ まぁ 1 (でじ村) DOMINANT 11.9.7.5.3.1 1 (でじ村) オペこ 無理ですよね 1 (でじ村) キャシャーン つり5 1 (でじ村) シエスタXX ふむ狩人いるのか 1 (でじ村) DOMINANT 5吊り 1 (でじ村) エルレイナ 相談なしで出て狂人とかぶったり相方までCOしちゃったら目もあてられないから 1 (でじ村) ソラユイ 初日は占いでちゃだめっておもってた 1 (でじ村) BBL アkりウドいますよ 1 (でじ村) EVANS 占いって、何を占うというのです。新宿の母じゃあるまいし(笑) 1 (でじ村) シエスタXX 霊はまだでなくていいね 1 (でじ村) BBL 狩人いますよ 1 (でじ村) エルレイナ 早々でられないとはおもう デジュー 20秒前 1 (でじ村) DOMINANT 狼2と狂いでジン外32吊りは失敗できるかな 1 (でじ村) オペこ と言う意味で真狂濃厚というわけですか 1 (でじ村) MB 別に出ても出なくてもいいと思いますがw どうせ明日指定するために出るんでしょうし 1 (でじ村) キャシャーン この初日せいどになれないとなぁ 1 (でじ村) ふらぽ 今回は狐がいないから逆に真偽つけるのが霊媒の役目といいますか。 デジュー 日が沈み始めました よい子も悪い子も寝る時間です 1 (でじ村) ソラユイ そうなんだー 1 (でじ村) デジュー ---------------STOP--------------- 1 (でじ村) デジュー ---------------STOP--------------- 1 (でじ村) デジュー ---------------STOP--------------- 2 (三矢の刺客) BBL 真はどっちだろう? 2 (三矢の刺客) エルレイナ 占い真狂ですね~ソラさん真目 2 (三矢の刺客) BBL かな 2 (三矢の刺客) BBL 噛みの作戦はどうしましょうか? 2 (三矢の刺客) エルレイナ 明日の晩ソラさんかみたいw 2 (三矢の刺客) BBL 狩人守らないかなあ? 2 (三矢の刺客) エルレイナ 定番ですが指定されたら霊COしましょう 2 (三矢の刺客) BBL まあ吊り増えないからチャレンジはありですけどね 2 (三矢の刺客) BBL ですね 2 (三矢の刺客) エルレイナ できれば霊あぶりだしたいなぁ… 2 (三矢の刺客) BBL MBさんが発言的に出してくれそうですね 2 (三矢の刺客) BBL まあMBさんが霊媒かもしれませんけどね デジュー あと1分 2 (三矢の刺客) エルレイナ うむ~~ 2 (三矢の刺客) BBL 狩人日記もつけるべきかなあ? 2 (三矢の刺客) エルレイナ 難しいとこだね~ デジュー 20秒前 2 (三矢の刺客) エルレイナ 2日目指定されたら霊COかな 2 (三矢の刺客) エルレイナ 霊でてなければ 2 (三矢の刺客) BBL ですね 2 (三矢の刺客) エルレイナ では戻します 1 (でじ村) デジュー ---------------STOP--------------- 1 (でじ村) デジュー ---------------STOP--------------- 1 (でじ村) デジュー ---------------STOP--------------- 2012-4-14 でじ村(2)
https://w.atwiki.jp/familiar/pages/4358.html
693 名前:運動会@準備編 ◆mQKcT9WQPM [sage ] 投稿日:2006/11/20(月) 22 41 34 ID oEK8hBjQ 「なななななんで私がこんな恥ずかしい衣装着なきゃいけないのっ!」 ルイズは目の前で件の『ブルマ』を広げて怒っていた。 学院長の鶴の一声で開催の決定した『トリステイン魔法学院大運動会』。 その開催に先駆けて、女生徒だけでなく、参加者の若い女性には、例の衣装が配られていたのだが。 ルイズはその衣装を見るや、怒り狂ったのである。 貴族の子女が、人前で、足なんか晒せないのである。 「あら。私は可愛くて好きですよコレ」 すでに衣装に着替えたシエスタが、ルイズの前でくる、っと回ってみせる。 その頭には、ご丁寧に赤いハチマキまで巻いていた。 ルイズはそれを見てうーーーっ、と唸る。 確かに可愛い…気はする。 でも、人前で足晒すなんて…。 「サイトさん、似合うって言ってくれましたし♪」 言って、「きゃっ」と照れてみせる。 …ナニソレ。 もうサイトにはお披露目済みなわけ!? ルイズはついついそのシーンを想像してしまう。 『…似合うよシエスタ。特にカモシカみたいなその足がステキだ』 『嫌ですわサイトさんってば』 …許さん。 ルイズはそう思った次の瞬間、着ていた服を脱ぎ捨て、衣装に着替えていた。 動きやすいように、一緒についてきていた白いハチマキで髪の毛をポニーテールに纏める。 …人前で足を全部晒すわけにはいかないので、黒いニーソックスだけはそのままだ。 …このメイドだけには負けないんだからっ! 「きゃー、可愛いですミス・ヴァリエールっ!」 そう言うと、シエスタはルイズに抱きついた。 「ちょ、ちょっと何すんのよシエスタっ!」 ルイズはバランスを崩し、床に倒れる。 シエスタが上になり、覆いかぶさる形になった。 そこに、タイミング良く才人が帰ってきた。 ルイズを押し倒すシエスタを見て、目が点になる。 そして、 「わ、悪い、お取り込み中だったみたいで」 赤い顔で慌ててドアを閉める。 ルイズはシエスタの下で真っ赤になって、叫んだ。 「何勘違いしてんのよ、犬ぅーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」 部屋に引きずり込まれた才人が、ルイズにぼこぼこにされたのは言うまでもない。 〜fin 695 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM [sage ] 投稿日:2006/11/20(月) 22 45 06 ID oEK8hBjQ まずは一発。 競技としては 「使い魔二人三脚」「障害物競走」「借り物競走」「100M走(妨害あり)」 「騎馬戦」「マラソン自由形」 とかw まあ各自自由でいんでないですか?俺も変な競技考えてるしw では本編でお会いしましょーノシ
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8085.html
前ページ次ページ疾走する魔術師のパラベラム 第十三章 英雄の資質 0 パラベラム/[Parabellum]――自分の殺意や闘志を、銃器の形にして物質化することが可能な特殊能力、およびその能力者。 ガンダールヴ/ [Gandalfr]――勇猛果敢な神の盾と伝えられる始祖ブリミルの使い魔。詠唱の時間、主人を守るために特化したとされる。あらゆる武器を扱ったと謳われ、左手に大剣を、右手に長槍を掴み戦ったという。 1 オスマンの用意した馬車で、一行はフーケの隠れ家を目指す。魔法を使って移動した方が早いのだが精神力には当然、限りがある。《パラベラム》であるルイズとシエスタの場合は走った方が速いのだが、ほかの仲間を置いて行くのも危険だ。道中にフーケが罠などを張っていた場合も想定しなければならない。 馬車を操るのはシエスタ。隣に座るのはギーシュやフーケと同じ土メイジであるロングビル。いざとなれば戦力にもなり得るだろう頼もしい案内役だ。 オスマンの用意した馬車は屋根がついていない。この方が視界が広いし、襲われた時のことを考えればすぐに外へと飛び出せた方がいい。 「ミス・ロングビル・・・・・・こちらに座ればいいのでは? 道案内なんて片手間でできるじゃないですか」 暇を持て余した様子のキュルケがロングビルに話し掛ける。静かにシエスタに道を指示していたロングビルはゆっくりと振り返った。 キュルケの言葉にロングビルは優しげな微笑を浮かべる。相当な美人であるロングビルの笑顔は、学院長秘書という立場と本人がクールなのも相まって中々にレアだったりする。 「いいのです。わたくしは、貴族の名を失くした者ですから」 キュルケはきょとんとした表情を浮かべた。貴族の名を失くした。その言葉が意味するのは、そのままに没落貴族だということ。 「だって、貴女はオールド・オスマンの秘書なのでしょ?」 「ええ、でも、オスマン氏は貴族や平民だということに、あまり拘らないお方です」 オスマンの名はハルケギニア中に轟いている。外国でもその名を知るものは少くなくない。偉大なるメイジ、オスマン。シエスタの一件でもわかるが、オスマンはトリステインの貴族には珍しく身分や階級にあまり拘らない。学院のコック長であるマルトーも噂ではオスマンが直々にスカウトしたらしい。そのような大胆な雇用はトリステインでは珍しい。良くも悪くも格式を重んずる。トリステインはそういう国だ。 「差し支えなかったら、事情をお聞かせ願いたいわ」 今度は答えず、ロングビルは先ほどより少し困ったような優しい笑みを浮かべた。それは言いたくない、そういう意思表示だろう。 「いいじゃないの。教えてくださいな」 興味津々と行った様子で、身を乗り出しロングビルににじり寄る。おそらくロングビルの意思をキュルケはわかっている。その上で続けるのだから性質が悪い。本人にはそこまでの悪気は無いのだろうから、なおさらだ。 ルイズも興味が無いわけではないが、それとこれとは話が別だろう。誰しも人に聞かれたくない、言われたくないものというのはあるものだ。 キュルケの肩を掴み、止めた。キュルケは振り返り、ルイズを睨む。 「なによ。ヴァリエール」 「止しなさいよ。昔の事を根掘り葉掘り聞くなんて」 第一、今はそのようなことをしている場合ではない。いつ『土くれ』のフーケが襲ってきてもおかしくないのだ。 「暇だからお喋りしようと思っただけじゃないの」 「あんたにだって聞かれたくない話くらいあるでしょう。それに今は無駄話をしている暇は無いわ」 ふん、と詰まらなそうに鼻を鳴らしそっぽを向いてしまった。キュルケも緊張しているのかもしれない。 静かな、それでいて息苦しい沈黙が馬車の中を支配する。 タバサはキュルケと対照的に黙々と本を読んでいるし、ギーシュは緊張した様子で小さく震えている。 無理も無い。シエスタが咄嗟に抱えて逃げなければ、ギーシュは挽肉になっていたのかもしれなかったのだ。 メイジとしての力もフーケの方が圧倒的に勝っている。フーケは百戦錬磨の盗賊。こちらは腕利きとはいえ、学生ばかり。実戦経験とは縁の遠い戦力だ。ロングビルは教師だが、土のライン。メイジとしてのそれはフーケに及ばないし、ルイズたち生徒という『守るべき人』がいる。二人のパラベラムがいるとはいえ、もしも戦闘になればどちらに転ぶともいえない。 ルイズ自身も少し気を抜けば、震えてしまいそうだった。あの大質量の腕を避ける感覚。それは薄い死の気配を纏っていた。だが。 「・・・・・・私たちは全力を尽くす。私はそれだけしか知らない。・・・・・・成功させましょう、必ず」 ルイズの言葉に全員が小さく頷いた。 馬車は確実にフーケの隠れ家に向かう。 2 森の中の空き地、そんな表現の良く似合う開けた場所。広さは魔法学院の中庭ぐらいだろうか。その中心には廃屋がある。元々は木こり小屋だったのであろうその廃屋の隣には、朽ち果てた炭焼き用らしき窯と、壁板の外れた物置がある。 少し離れた場所で馬車を降りた六人は、大きな茂みに身を隠し廃屋を観察していた。 「わたくしの聞いた情報だと、あの中にいるという話です」 ロングビルが指を指すのはもちろん廃屋。やはり、あの廃屋こそがフーケの隠れ家らしい。人の住んでいる気配は感じられない。 周囲は静かで、鳥や獣の声も聞こえない。当然、近くに人もいない。盗賊が隠れ家にするのにはこういう場所が適しているのかも知れなかった。 小さな声でシエスタたちは相談を始める。フーケが中にいるのならば、一番確実な戦法は奇襲だ。 タバサが地面に座り、その長い杖で地面に絵を書きながら策を説明する。 まずは偵察役が小屋の傍に赴き、罠の有無及び中の様子を確認する。偵察は囮も兼ねている。 中にフーケがいたのならば挑発し、外へと誘い出す。フーケの得意とするゴーレムは生成するのに大量の土が必要だ。小屋の中にはそれほどの土は無い。十中八九、フーケは外に出てくるだろう。 フーケが出てきたところを待ち構えていた残りの五人が集中砲火を浴びせ、フーケを確保。ゴーレムを作り出す暇は与えない。 シンプルでいい策だ。問題は。 「で、その偵察兼囮は誰がやるんだい?」 ギーシュの問いにタバサは短く答える。 「すばしっこいの」 偵察も囮も危険が高い。いざと言う時に回避し、逃げるだけの素早さが必要だ。全員の視線が一斉にシエスタとルイズに向いた。 「では私が」 シエスタは立ち上がり、デルフリンガーを抜刀する。 「お、相棒、さっそく出番か? さっきはなんか真剣な雰囲気から黙ってたけどよ」カチカチと鍔を鳴らし、声を発するデルフリンガーをシエスタが嗜める。 「はい。『土くれ』と呼ばれる盗賊に盗まれたものを取り返す任務です。これから《P.V.F》を展開しますね」 「おうよ、任せときな。最初はおでれーたが、ありゃあアレで面白ェな。銃剣になったなんざぁ長いこと生きているが始めてだぜ」 デルフリンガーを正眼に構え、小さく振り『錬金』を読み上げ、《P.V.F》を展開。光の粒子が弾け、デルフリンガーを中心に装甲を形成。 シエスタの右手に黒い拳銃型の《P.V.F》、ハウンド・ドッグが現れる。デルフリンガーの握りはグリップと一体化し、刀身の根元には銃身がある。デルフリンガーが長すぎるので、シルエットとしては変わった長剣のようにも見えるだろう。 内観還元力場が発生し、体が軽くなった。デルフリンガーも今ならば簡単に振り回せる。 「こ、これがミス・シエスタの魔法・・・・・・ですか?」 そういえばロングビルは見るのは初めてだ。平民であるシエスタがこれほどまでに精巧な錬金が使えると思っていなかったのだろう。 シエスタは小石を拾い上げ、再び『錬金』。左手に生み出した弾倉をハウンド・ドッグに装填。スライドを引いて薬室に初弾を送り込み、いつでも撃てる状態に。 「それでは」 「気をつけてね、シエスタ」 ルイズは心配を声音に滲ませている。本当にいい主だ。これほど惚れ甲斐のある女も中々いないだろう。 はい、と小さく頷き、小屋に向け駆け出す。 一瞬ともいえるようなスピードで窓に近づく。ずいぶんと磨かれていないだろう窓から中を覗いたが、誰もいない。小屋に部屋は一つしか無いらしく、部屋の真ん中には埃の積もったテーブルと、転がった椅子があるだけだ。崩れた暖炉に、空の酒瓶。やはり生活の気配は無い。 部屋の隅に薪が積み上げられているのが見えた。どうやら元は炭焼き小屋だったようだ。他にも木製の大きなチェストなどもあるが、人の隠れられそうな場所は無い。 「デルフさん、どう思いますか?」 「さんはいらねーぜ、相棒。・・・・・・まぁ、誰もいないんじゃねぇか? 罠とかも仕掛けられて無いっぽいしな」 シエスタはしばし考え、皆を呼ぶ。サインを出すと警戒しながらも五人が現れた。 「誰もいませんね」 タバサがドアに向かって杖を振る。罠が無いか調べているのだろう。魔法の知識の無いシエスタには見破れない。 「罠は無いみたい」 どうやら安全なようだ。中に入っていくタバサにルイズ、シエスタ、キュルケの三人は後に続く。ギーシュは外で見張り、ロングビルは周辺の偵察を行う。 小屋の中を手分けして探すと、すぐに『破壊の杖』は見つかった。部屋にぽつんと置かれたチェストの中からタバサが見つけたのだ。驚くほど、あっけない。 タバサが無造作に持ち上げるそれは。 「・・・・・・なんだかあなたたちの魔法に似ているわね?」 黒い光沢を持つ金属性の円筒。簡単に説明するならば、そういった言葉になるだろうか。『破壊の杖』が持つ雰囲気はシエスタの手に握られているハウンド・ドッグと良く似ていた。 「・・・・・・これが『破壊の杖』ですか?」 「そうよ。あたし、見たことあるもん。宝物庫の見学したときにね」 キュルケは『破壊の杖』を見たことがあるらしい。 その時、外で見張りをしていたギーシュの悲鳴が聞こえた。 その声に振り向いた瞬間、小屋の屋根が吹き飛んだ。澄んだ青空を背景にして巨大なゴーレムが佇んでいる。 フーケのゴーレム。その傲岸不遜な姿からは死の気配を感じさせていた。 「ゴーレム!」キュルケの叫びをきっかけにして、全員が戦いへと望む。 闘争が始まった。 3 一番、最初に反応したのはタバサだった。その自分の身長よりも大きな杖を振るい、呪文を唱える。巨大な竜巻が生まれ、ゴーレムに向かうがその圧倒的な質量には意味をなさない。 キュルケも杖を抜き、呪文を唱える。紅蓮の火炎がゴーレムを包み込むが、それすらも意に介さない。 「『錬金』」ルイズも《P.V.F》を展開し、それに続く。すぐに木片を拾い、錬金を唱えドラム・マガジンを生み出し装填。引き金を引く。効果は薄い。距離が近すぎる為に爆発は使えない。 シエスタも対構造物徹甲弾を撃ち込むが、ルイズのシールド・オブ・ガンダルーヴでさえ足りないのだ。五〇口径のハウンド・ドッグでは威力が足りない。 「無理よこんなの!」 「退却」タバサの声で、一斉に退く。狭い小屋の中ではいい的だ。 ゴーレムの注意をルイズとシエスタの二人が引き付ける。ゴーレムはその巨大な腕を振るい、ルイズとシエスタを叩き潰そうとするが、遅過ぎる。内観還元力場で強化されている二人は地面を強く蹴り、回避する。 「シエスタ! エゴ・アームズに切り替えなさいッ! 火力不足よ!」銃声にかき消されぬように声を張り上げる。 シエスタはルイズの指示に小さく頷き、ハウンド・ドッグをエゴ・アームズであるアーキタイプ・チェイサーに切り替える。赤い長剣のような《P.V.F》。マズル・フラッシュがそのスケルトンパーツを鮮やかに彩る。 タバサのシルフィードが主人とキュルケ、ギーシュを回収する。ロングビルの姿は見当たらない。今は無事を祈るしかない。 「二人とも乗って!」 「早く! 破壊の杖は回収したじゃないか!」 「急いで」 三人が声に焦りを滲ませ、叫ぶ。 だがルイズはゴーレムに向き直った。シエスタもそれに倣う。 「早く行きなさい。フーケは私たちが相手をするわ」 「ええ、ミス・タバサは皆さんをお願い致します」 「何言ってんの! 詰まらない意地張ってるんじゃないのよ! 死ぬ気!?」 キュルケは焦った声で二人を急かす。その瞳には僅かに涙が滲んでいた。それを見てルイズとシエスタは思わず、顔を見合わせ笑ってしまう。 「死ぬ気なんてありませんよ。私たちならば十全に破壊できるでしょう」 「俺だっているんだぜ? 伝説の剣に別嬪のメイジ、こりゃあ見物さね」 「そ。それにね」 そこまでルイズが言ったところで、ゴーレムが再び迫り来る。タバサが仕方が無くシルフィードに飛び上がるように指示をする。 振り下ろされる拳を木の葉のように逃れ、二人のパラベラムが銃撃を浴びせる。 ルイズは貴族の証であるマントを翻し、貴族の誇りである杖を内包する《P.V.F》を眼前に迫るゴーレムに突きつけ、楽しげに笑う。 怯えるな。 ルイズは、戦う為にここにいる。 「敵に背中を見せない者を、貴族と呼ぶのよ?」 轟音と閃光がゴーレムを包む。着弾の衝撃で周囲の土くれが吹き飛び、弾丸は虚空を穿つ。 フルオートで派手に舞う。遠慮など要りはしない。 空薬莢が宙を踊り、青い閃光が輝く。ルイズとシエスタはゴーレムと踊る。 ――侮られては困るのよ。だって、私たちは、 誇りある《パラベラム》だ。 4 眼下で繰り広げられる戦闘。唸るゴーレムの拳は少女たちを肉片に変えるのに十分過ぎる力を有している。それなのにも関わらず、二人のメイジはそれを易々と避け、攻撃を加える。青白い閃光で照らされる少女たちの顔には笑みさえ浮かんでいる。 その笑みは死のスリルを楽しんでいるわけではなく、ただ自身の怯えを誤魔化す為のそれなのだが、それはギーシュにはわからない。 ――僕はいったい、何をしている? 怯えを必死に隠し、少しでもルイズたちの助けになりたいとこの任務に志願した。それなのに結果はどうだ。 見張りを買って出たのにも関わらず、フーケの奇襲を防げなかった。応戦しようと思っていたのに、いざとなれば恐怖で脳髄が痺れ、何一つ行動には移せなかった。 今はルイズとシエスタを矢面に立たせ、自分はタバサの風竜に乗り、高く安全なところで高みの見物。 無力感で押しつぶされてしまいそうだ。 ――僕は、また何もできないのか・・・・・・? あのシエスタに庇われた時と同じように? そんなのは嫌だ。 そんなギーシュの眼にタバサの抱える『破壊の杖』が映った。 「タバサ! それを!」 タバサは小さく頷き、ギーシュに『破壊の杖』を渡す。 見れば見るほど、奇妙な形をした杖だ。こんなマジックアイテムは見たことが無い。 しかし、ギーシュの使う土系統の魔法ではフーケと戦うのは無理だ。今はこれに頼るしかない。 ルイズとシエスタの姿を見る。素早い動きで、ゴーレムを翻弄し東方の魔法で削る。ルイズがジャベリンに魔法を掛け、爆破。破壊されたゴーレムの表面はフーケの魔力で再生される。どちらが先に力尽きるのか。 震える足を必死に押さえ、早く大きな鼓動を落ち着けるために深呼吸。目を見開き、敵を見る。 「ちょっとギーシュ!?」キュルケの声に返事はできない。そんなことをすれば舌を噛む。 ギーシュはシルフィードの上から地面に身を躍らせた。杖を振り、地面にゆっくりと降り立つ。 ルイズは敵に背中を見せない者を貴族と呼んだ。 ルイズとシエスタが相対するゴーレムに向け、『破壊の杖』を振る。 しかし、何も起こらない。ありったけの魔力を込め、杖を振るが『破壊の杖』は沈黙したままだ。 「クソ! 頼むよ、動いてくれ!」ギーシュは悲痛に叫ぶが、『破壊の杖』は答えない。 なぜ『破壊の杖』は動かないのか。ギーシュにはわからない。 ギーシュが降り立ったのを見て、慌ててルイズがギーシュの元に駆けつける。 「なにやってんのよ!? 死ぬ気!?」 ルイズはゴーレムから視線を外さないままギーシュを怒鳴りつける。その剣幕に圧されそうになる。 「君は敵に背中を見せないものを貴族だと言った! 僕は貴族だ。だから今ここにいる」 返事は返ってこなかった。ギーシュに背中を見せたままルイズは魔法を放ち続けている。青い閃光は絶え間なく、ルイズの艶のある頬を照らし出す。その頬は笑みの形に歪んでいた。 「ギーシュ、あんた本当にバカね。・・・・・・いいわ、付き合ってもらうわよ!」 ゴーレムの拳をルイズはギーシュを抱えて飛び上がり、回避。振り下ろしたばかりの腕にシエスタの魔法が容赦無く炸裂し、土くれが吹き飛ぶ。 轟音が鼓膜を刺激し、風竜とは違う浮遊感。脳が痺れるような感覚がずっと続く。 「貸してみなさい」 言われるがままに『破壊の杖』をルイズに渡す。 「まったく・・・・・・どうしてこんなものがあるのかしらね。・・・・・・いい? 今からこれの使い方を教える。チャンスは一度きり、失敗すれば死ぬかもしれない。それでもやる?」 ギーシュは躊躇い無く頷いた。 5 「シエスタ! ギーシュに『破壊の杖』を使わせるわ! 注意を引くわよ!」 ルイズの言葉に頷きながら、リロード。すぐに照準をゴーレムの右腕に合わせ、引き金を引く。ゴーレムの左腕ではルイズの爆発で土くれが爆ぜていた。 「相棒、注意を引くっていってもどうすんだ? このままジリ貧で、坊主の方が狙われるかも知れねぇぜ?」 フーケも今度は本気なのか、再生のスピードが速い。学院を襲撃した時は、ルイズ一人でもなんとか勝てそうだったが、今はシエスタとルイズが二人掛りでようやくといったところだ。 このままでは拙いかもしれない。こちらはフーケの魔力が尽きるまで付き合わなければいけないが、こちらは一撃でも食らえば終わりだ。 気を抜けば殺される。恐怖心を誤魔化す為に貼り付けた笑みも今は引きつっている。 「相棒、『アレ』を使いな」 「スペシャル・ショット、ですか・・・・・・」 スペシャル・ショット。《P.V.F》によってはついていないものもあるが、シエスタのアーキタイプ・チェイサーは対応している。セレクターレバーの『S・S』がそれだ。 《P.V.F》には、その《P.V.F》固有の特殊攻撃が存在する。それがスペシャル・ショット。強力だがその分、消費も激しく満杯のマガジンが一瞬で空になる。精神的な疲労も激しく、新たなマガジンが生み出せなくなるそうだ。ここぞという場面でしか切れない切り札。 スペシャル・ショットの効果は様々だ。強力といってもそれを一言で説明することはできない。そして、問題がある。撃ってみるまでどんな効果を持つかわからないのだ。強力すぎる為に無闇に試すわけにもいかない。 「相棒、今が『勝負時』だ。大丈夫、なんとなくだが相棒の切り札はきっとに役に立つ」 「・・・・・・『伝説』のお墨付きですか。試してみる価値はありますね」 ちょうど使っている弾倉を撃ち尽くした。セレクターレバーを切り替え、左手にスペシャル・ショット用の特殊弾の弾倉を生み出し、装填。薬室に初弾を送り込む。 『S・S』に切り替えるとアーキタイプ・チェイサーの一部が変形し、近距離狙撃用のスコープになる。シエスタはスコープを覗き込み、ゴーレムを見た。 アーキタイプとは精神の原始的な部分から生まれるシンボル。元型とも呼ばれるそれは、『自我』、『影』、『アニムス』、『アニマ』、『太母』、『老賢者』、『自己』、『永遠の少年』、『英雄』、『愚者』など様々なイメージが存在する。 アーキタイプ・チェイサーのスコープを覗き込んだシエスタには、ゴーレムの周囲に靄のような影が浮かんで見えた。それが何なのかも不思議と理解できる。幽霊のようなその影は、ゴーレムを構成するアーキタイプのイメージだ。 『影』、『奴隷』、『狩人』などのアーキタイプに加え、ゴーレムを形成する『土』の魔力。『自我』のアーキタイプは見当たらない。 ゴーレムの胸、中心に近い場所に『太母』と呼ばれるアーキタイプの見つけた。一際大きなそれこそが、ゴーレムを作ったフーケの要だろう。逆V字のレティクルをゴーレムのアーキタイプに合わせる。 「よし、ブッ放せ、相棒!」 通常弾とは比べ物にならないほど大きな銃声とマズル・フラッシュと共に放れた巨大な銃弾は唸りを上げ、ゴーレムのアーキタイプに喰らい付く。 シエスタにしか聞こえない音を立て、『太母』のアーキタイプに着弾。砕かれたような弾痕を残し、貫通する。 すると目に見えてゴーレムの動きが遅くなった。核となる元型を傷つけられ、フーケとの繋がりが薄くなったのだ。 だがシエスタのスペシャル・ショットはまだ終わりでは無かった。貫通した弾丸は空中でありえない軌道を描き、再び『太母』のアーキタイプに弾痕を穿ち、貫通。最初の一撃より威力は落ちているが再び向きを変え、ゴーレムに襲い掛かる。 シエスタの猟犬のようなスペシャル・ショット。 「・・・・・・元型追撃」 自然とシエスタはその言葉を口にしていた。 アーキタイプに五個目の弾痕を空けた時、ついにゴーレムは膝をついた。 6 どうやらシエスタがスペシャル・ショットを使ったようだ。まるで意思を持ったようなその弾丸はゴーレムの体を削り、その度に動きが鈍る。 強力なスペシャル・ショットだ。ルイズも負けてはいられない。 無数のジャベリンをゴーレムに撃ち込み、それを楔に魔法をかける。ルイズの魔法は当然の如く爆発し、当然の結果として土くれを爆散させる。 ギーシュを見れば、おぼつかない手つきではあるが、準備をしている。今はなんとかリアカバーを引き出したところだ。 それにしてもどうしてルイズには『破壊の杖』の使い方がわかったのだろうか。ルイズはシールド・オブ・ガンダールヴの空になったドラム・マガジンを取り替えながら思案する。 左手のルーン。ルイズの《P.V.F》の名前。ガンダールブの盾。 ルイズは勤勉な人間だ。確証は無いが、検討はつく。 ずいぶんと鈍ったゴーレムの拳を避け、射撃。魔法をかけ、爆破。再生するスピードもずいぶんと遅くなっている。 もし、この推論が正しければ。どうして『ゼロ』の自分にこんな巨大な力が与えられたのだろうか。 「ルイズ! シエスタ! 離れてくれッ!」 ギーシュが肩にかけた『破壊の杖』をゴーレムに向けている。準備が完了したのだろう。シエスタのスペシャル・ショットのおかげでゴーレムは既に片膝をついている。 ルイズとシエスタはパラベラムの強化された身体能力で、フーケのゴーレムから一蹴りで距離を取った。 「大当たり、ってヤツよ」 ギーシュが『破壊の杖』のトリガーを押した。 栓抜きのような音がして、白煙を引きながら羽をつけたロケット状のものがゴーレムに吸い込まれる。 動きの止まったゴーレムに命中した弾頭はゴーレムの体にめり込み、そこで信管を作動させた。 爆発。 それはルイズのそれよりも大きく強力な威力で、爆音と共にゴーレムの体を吹き飛ばした。土くれが雨のように降り注いだ。 煙が徐々に晴れて、僅かに形の残ったゴーレムの残骸が見えてくる。 僅かに動こうとしたゴーレムは崩れた。ルイズがフーケを逃がした時のように、後にはただ土くれだけが残された。 その様子を呆然と眺めていたギーシュは腰が抜けたのか、へなへなと地面に腰を下ろした。 ルイズは小さく安堵のため息を吐き、ギーシュの傍に寄る。興奮した様子のデルフリンガーの声を響かせながら、シエスタもルイズとギーシュの元へ。 タバサの風竜もキュルケを乗せ、三人の下へ降りてくるのが見えた。 「ほら、しっかりしなさいよ、ギーシュ」 「ハハハ・・・・・・腰が抜けてしまってね。『破壊の杖』というのは、とんでもない威力だね」 「いやぁ、おでれーた! 相棒も凄かったが、小僧もなかなか根性あるじゃねぇか!」 「ルイズ様、ミスタ・グラモン、お怪我はありませんか?」 三人と一振りは笑いあった。空からキュルケの声が聞こえてくる。ルイズたちは勝ったのだ。 前ページ次ページ疾走する魔術師のパラベラム トップページへ戻る
https://w.atwiki.jp/familiar/pages/4283.html
755 名前:『シエスタ&才人の小旅行』プロット1/3[sage] 投稿日:2006/10/05(木) 08 35 56 ID F/7Z93h3 最初に考えたプロットに読み易いよう、多少の肉付けをしたモノです。 大体のオチまでの流れは判って頂けるかと思います。 当初の設定なので実際に書いた内容と違っていたり、 てをにはの間違い等はご容赦ください。 『シエスタ&才人の小旅行』(仮) 突発的に起こった日蝕により日本に迷い込むシエスタ&才人。 才人は行方不明or死亡扱いで実家も引越し済み!行くアテ無し。 残されたルイズは取り乱し、最終的にアンリエッタの元に。 アンリエッタの前では本音が出る&嘘を吐けないのでデレ全開! 日本ではシエスタの大ボケ&才人の突っ込み!のんびりムード。 (才人さん、あそこに学院長さんがいます!) (以前才人さんが学院の庭の隅に立てた様な小さな家に入って…) (あ、あの人は違うから…目を合わせちゃダメ!) とかのネタは危ないか? トリステインでは国を挙げての大捜索&真相究明劇。 零戦の持ち主の子孫探し…行って見るとジェシカと瓜二つの子。 設定1 零戦のパイロットは国に家族を残したまま戦死扱いという事で処理。 残された家族の子孫がジェシカ似の子という設定。 帰還したパイロットはキ●ガイ扱いされたが「異世界に行った」と 残された家族に語って聞かせていた。「とても綺麗な広い草原を見た」と。 話を聞かされていたジェシカ(仮)はシエスタ&才人の話を信じる。 ちょうど従姉妹が来ていると紹介されると、アンリエッタと瓜二つ。 (江田杏里…という名は狙いすぎか?吉田一美でも面白いかも) 設定2 零戦のパイロット…トリステインに着てから一人の貴族と恋に落ちる。 身分の違いから身を引き、シエスタのひいおばあさんと結婚するが、 その時貴族が身ごもった子供がアンリエッタのおじいさんorおばあさん。 アンリエッタの「平民も貴族も分け隔てなく…」の考え方はそれ故。 トリステイン王宮へ集まる情報とコルベールの研究成果によって、 擬似的に日蝕(のような状態)を作り出すことは可能だと判明。 ただし、条件とタイミングが難しく、必ずしも才人が異世界に行った という保障もどこにも無い。が、ルイズは行く気まんまん! 才人に逢いたい、心配だとアンリエッタには本音を漏らすが… 表向きは「使い魔の癖に主人をほったらかしにするなんて!」 「とにかく、あのメイドと一緒というのが許せない!」系で。 設定3 擬似的に日蝕を作り出すためには「虚無」の発動が必須。 日蝕に飛び込むには並みのスピードでは無理&絶妙のタイミング必須。 風竜が一番速いが、それを絶妙にコントロール出来る乗り手がいない。 (タバサでもいいが、今回は見送り。次回作で活躍宜しく) 156 名前:『シエスタ&才人の小旅行』プロット2/3[sage] 投稿日:2006/10/05(木) 08 41 14 ID F/7Z93h3 ヴァリエール家で一騒動。 病弱なカトレアがある日突然「使い魔」を欲しがったから。 設定4 カトレアは散歩中にジュリオ・チェザーレと出会う。 同じ動物好き&動物と話せる、心を通わせる事が出来る…で意気投合。 数少ない異性、その容姿もあり…淡い恋心を抱くようになる。 ロマリアの神官であるが、カトレアは確信的に自分との絆を感じる。 ルイズと才人のような。 病弱で学院に通っていなかったカトレアに取っては始めての召喚魔法。 大きな風竜が呼び出され一同を驚かせる。 (カトレアは水系統に長けていた為、当然水系の使い魔だと思った) 何度、風竜にキスしても刻まれないルーン。 実際には呼び出されたのは、その影で風竜の世話をしていたジュリオ。 「神の右手」ヴィンダールヴを従えたカトレアはルイズの元へ。 ルイズの「虚無」発動に合わせ、絶妙のタイミングで日蝕に飛び込む。 ルイズ・カトレア・ジュリオ 日本到着。風竜を隠す場所に手頃な小屋。 その小屋に隠してある才人の零戦発見。才人がココに来てる事が確信に。 3人の才人探しが始まる。病弱なカトレアはジュリオがフォロー。 ちょっと面白くないルイズ!「私だって、才人がいれば…」的な。 ルイズ、メイド姿の子を見つけ後を付けるが人違い! (ヴィルヘルミナっぽい、ツンな感じがいいかも) メイドを探すならアキハバラ!とアドバイスを貰う。 才人達も折角だから皆で出掛けよう!とアキハバラ方面へ。 終始落ち着かないシエスタ(別人とはいえアンリエッタの前だから) やけにサバサバした今風のジェシカ(似)&アンリエッタ(似)。 (アンリエッタ(似)の前で条件反射的に色々やるシエスタも面白いかも) 両手に花で上機嫌の才人に、独占権を失い面白くないシエスタ。 (この間1エピソード欲しい所) ルイズ達とバッタリ遭遇→修羅場→アンリエッタに気づき膝を付く一同。 (このあたりネタの宝庫か?) クレープを食べながら談笑。ルイズだけは笑わない、笑えない。 (これが二人きりならデレ全開、どこかで見せ場を用意するか) 帰る方法を考える一同。本当は帰りたくないシエスタ。 「この犬は連れて帰るけど、アナタは残っててもいいのよ」系。 「それじゃ意味が無いんです〜折角2人きりだったのに…」って感じ。 一方!(ここ唐突だから、どこかに伏線貼るか・・・) アルビオンの空軍基地を制したガリア王国の領土拡大に伴う形で 村を焼き払われ…子供達と村を追われるティファニア。 隠れ住むにも、記憶を消去するににも限界が近づきつつあった。 このまま囚われればハーフエルフである自分はどうなるのか? 残された子供達は? 設定5 ティファニアの父親は王弟である大公で母親はその妾のエルフ。 ウェールズ・テューダーとは従妹の関係で、王家の血筋。 それが生きていると判ったからには生かして置く訳にはいかない。 と、いったところかな。 157 名前:『シエスタ&才人の小旅行』プロット3/3[sage] 投稿日:2006/10/05(木) 08 42 29 ID F/7Z93h3 窮したティファニアは唯一の攻撃足りうる魔法、召喚魔法を唱える。 竜の世話と零戦のガソリン補給の為に廃飛行場にいた一同の前に、 見覚えのある巨大な魔方陣が出現する。 デルフの助言で「いいから飛び込んじまえ」飛び込む一同。 ティファニアの前に突如出現する 零戦・火竜・才人・ルイズ・カトレア・シエスタ!! 一閃なぎ倒す才人、火竜を自在に操り敵を翻弄するジュリオ。 長い詠唱の後、ルイズの虚無が発動して勝敗は決する。 敗残兵の怪我を治癒するカトレアと記憶を消し去るティファニア。 錬金の魔法で村を何とか住める形にまで復活させる一同・・・。 「こんな時、魔法の使えない私達は無力ですね」とジュリオ。 「出来ることをすりゃいいのさ」と才人。 デルフに…ティファニアが呼び出した使い魔は誰なんだ?と聞かれ、 そうだった!と顔を見合わせる一同。 おずおずと一人一人にキスをするティファニア。 才人の胸にルーンが刻まれ「そんな予感はしていた」と語るデルフ。 前代未聞の使い魔の取り合いに、大喜びのデルフ。 シエスタも参戦して大騒ぎ。 それを横目に月を見上げグラスを傾けるカトレアとジュリオ。 こんな事なら日本にいれば良かったと嘆く才人。 だから私がそういったじゃないですかぁ!と酒乱モードのシエスタ。 どんな形にしろ才人が戻ってきた事が嬉しくてたまらないルイズ… 明日一番に姫様に知らせなければ…と思いつつ… ドタバタのまま余韻を残しつつ 終幕- 以上 「ものかき」でした。
https://w.atwiki.jp/familiar/pages/3783.html
104 :220 1/4 :2006/12/30(土) 01 13 50 ID ies/KQEv 虚無の呪文。四系統とも、先住魔法とも異なる呪文である。以上。 要するに誰にも解き明かせておらず、その分何が何起きても不思議ではないのだ。 ルイズはそんな気まぐれな「虚無」の犠牲者となっていた。 「…で?俺にどうしろと?」 「そんなのわからないわよ!」 サイトはルイズの凄い剣幕にも関わらずのんびりと対応していた。いつもの迫力がルイズにはない。その理由は… 「だったらどうしようもねえだろ!」 「そ、そんなに大きい声出さないでよ…ふ、ふぇ…」 ルイズはうずくまって目に涙を浮かべ始めた。どうやらこの状況のせいで気弱になっているらしい。 もちろん、相手がサイトだからこそ喜怒哀楽がはっきりしているのだが。 「わ、悪かったよ…」 「わ、わかればいいのよ」 袖で目を拭い、胸をそらす。 …小さい。胸だけでは無い。短くなった腕、プニプニとした肌と頬。自慢だった脚は確かに美しいが、以前よりデフォルメ化されている。 何より、全身が幼児のそれに匹敵する大きさになったのはただ事では無かった。 「なんでそうなったんだ?」 「朝起きたらこうなってたのよ」 「…とりあえず、いつもみたいに待つしかないんじゃ…」 「…」 この二人の意見が一致する時は、ろくでもない場合が多い。 105 :220 2/4 :2006/12/30(土) 01 14 49 ID ies/KQEv 今回もその例に漏れず、幼児となったルイズはとりあえずサイトと共に居ることにした。 オストラント号ではルイズとサイトは同室である。使い魔だからと言うのもあるが、実際はお節介をしたキュルケの働きも大きい。 窓からは雲の流れが見え束の間の休息をサイトは楽しんでいた。紅茶やクッキーなどを食堂に取りに行き朝の空気を楽しむ日本人の、サイトらしからぬ光景である。 同じ一つのテーブルについているルイズを楽しそうに眺めながら。 「カップが大きいんじゃないのか?」 「大丈夫よ!」 と、言いつつルイズは片手ではこぼしそうなサイズのカップを両手で持っていた。 そんなルイズを見てサイトは自然に笑みがこぼれてしまう。 「こぼすなよー」 「大丈夫って言ってるでしょ!」 飲み込むときの んくっ、んくっ、という音は今のルイズに似合っていた。 「クッキー、あーんしてやろうか?」 「ふざけないで!」 ルイズは自分で小さなクッキーを口に運ぶものの、口が小さい為にくわえる様にしか食べられなかった。サイトはますますからかいたくなる。 「小さく割ってやるぞ?」 「う゛〜」 再び涙を浮かべるルイズを、サイトはなだめにかかっていった。 106 :220 3/4 :2006/12/30(土) 01 15 58 ID ies/KQEv 「食堂で椅子にも座れ…」 「ふっ…ふぇ」 「いや、馬鹿にしてるんじゃないって!」 事あるごとにルイズは涙を浮かべた。サイトに馬鹿にされるのがやはり悔しいのである。 サイトはルイズの頭を撫でながら言う。 「ほら、だからメシは俺がとってきてやるから、お前は部屋から出なくていいぞ」 「…わかったわ」 「あんまり外にも出たくないよな?」 「…うん。きっとからかわれるもの」 やることが無くなってルイズはベッドの上に寝ころんだ。幼児の習性かルイズはそのまま寝息をたてていく。 「やれやれ…」 サイトはため息を一つつき廊下に出た。 「あれ?サイトさん?」 「シエスタ?」 シエスタとサイトが出会ったのはサイトがドアを閉めて直後だった。 いくら巨大船とは言え船は船である。狭い廊下ではばったり他人鉢合わせる可能性は高い。 「おはようございます」 「あ、おはよう…ってもう昼じゃん!」 「でも今日は初めて会いましたもの?」 「あ、そっか。おはよう、シエスタ」 こんな状況でもルイズとサイトは一緒に居る時間が長いのに比べ、シエスタはサイトと話す時間が最近少なくなっていた。 ここぞとばかりに二人に進展があったのかと思い、問い詰めていく。 107 :220 4/4 :2006/12/30(土) 01 17 20 ID ies/KQEv 「ミス・ヴァリエールは?」 「いまちょっとな…」 目をそらしたサイトを見て不審に思ったのか、シエスタは身を乗り出した。 「ちょっと、何です?」 何か疑ってんのかな…シエスタは俺の事好きだってはっきり言ってるし… 疑ってくる時のシエスタには慎重に言葉を選ばなければならない。 サイトは平静を装い言葉を返す。 「そうだな、きっとどこかに…」 「どうされたんですか?私、今朝何度かここを通りましたけどミス・ヴァリエールを見かけていないのですが?」 シエスタはさりげなくプレッシャーを掛けていく。 こんな昼間近くまで部屋の中で何をしていたのか、と。シエスタの監視は凄まじかった。 「いや…その」 「どうされたんですか?」 三度目、すでにプレッシャー以上の物がシエスタからは出ていた。 苦し紛れにサイトは言う。 「疲れて、寝てるんだ」 ここ一週間、戦いらしい戦いは起きていない。 シエスタの目に炎が宿るのを確認し、サイトは顔を真っ青にした。 シエスタはサイトをはねのけ、素早く扉を開ける。 扉の開いた音は少々大きく、ルイズを眠りの世界から呼び戻すのに充分だった。 「ミス・ヴァリエール?!まさかもう…」 シエスタが部屋の中を見回すとベッドの一部が膨らんでいる。サイトの取り付く島もなくシエスタはそこへ直行して、シーツに手を掛ける。 「や、やめろシエスタ!」 「ミス・ヴァリエ…」 そこでシエスタの動きが止まった。 恋の炎で頭に血が上ったシエスタには、その「幼児」が、ルイズ本人であるとは微塵も思えなかった。有り得ない方向に誤解していく。 「ま、まさか…」 「シ、シエスタ…」 夢の世界から戻ったばかりのルイズはまだ寝ぼけており、一言こう呟いた。 「お母様…?」 211 名前:220 1/4[sage] 投稿日:2007/01/01(月) 15 31 30 ID 9tAm7A7k ルイズが寝起きに放った一言はサイトにとって最悪のものであった。 覚めたばかりの目をこすりながらルイズはようやく現実の世界に戻っていく。 「あれ…メイド?なんで?」 「サイト…さん」 ベッドから身を起こすルイズを無視し、シエスタはサイトの方に向き直った。 「思いもよりませんでした…二人の仲が…こんな…こんな」 「いや、だから」 「もうこんな…愛の結晶になっているなんて!」 シエスタはショックを受けた風にその場に打ち伏せた。サイトが誤解を解こうとする前に、シエスタの考えは益々独り歩きしていく。 「そうですよね…あれだけ一緒に居たんですもの。そんな事があっても…」 「違うんだって」 「ミス・ヴァリエールは素敵でしたか?子供の居る部屋でそんな事はあまり良くありませんよ?」 「だから何もして」 「今度そういう事をなさる時はおっしゃって下さい。私、面倒くらい見れますから」 そう言うとシエスタはすくっと立ち上がり、ドアを開けた。 「負けてしまった以上、これ以上闘うのはみっとも無いですよね。何か入り用の物があったらおっしゃって下さい。私は応援させていただきます」 本職のメイド行儀の言葉を並べ、シエスタは部屋を後にした。 212 名前:220 2/4[sage] 投稿日:2007/01/01(月) 15 32 36 ID 9tAm7A7k 結局誤解が解けていないまま、シエスタを自分の部屋に返してしまったのである。 それがどういう結果となるか、あまりよく無い想像がサイトの頭をよぎった。 再び寝直すと言ったルイズを部屋に置きサイトは食事を取りに行った。どうやらぼーっとしていたらしく先程のシエスタとの会話は覚えてはいない様だった。 「ったく…なんなんだ?」 独りごちながら厨房に料理を頼んでいく。 あんまり肉は食べさせない方が良いよな…後硬い物とか… なんとなくそんな事が思い浮かび、メニューを幾つか訂正していく。 このままじゃ本当に親父じゃねぇか、と自分にツッコミを入れルイズの事を考えた献立にすると… 「…なんだコリャ」 お子様ランチとなっていた。流石に日の丸の旗は立っていないがオムレツ、温野菜、パンも柔らかな白パンを選び、柔らかなデザートを幾つか並べていく。 同時にこのメニューは人目を引いた。 「やあサイト、具合でも悪いのか?」 こういう時に絡みたくない相手、ギーシュが構ってくれば、 「そうだサイト。そのメニューが昼食だとは僕には信じられない」 とマリコルヌが脂っこい料理を満載しているトレーを持ち、話しに乗ってくる。 213 名前:220 3/4[sage] 投稿日:2007/01/01(月) 15 33 41 ID 9tAm7A7k 「ルイズの分だよ」 「ほぉ。そう言えば今日はルイズをみかけていないな」 「気分が悪いんだと」 これ以上は構ってられないと言わんばかりにサイトは二人を振り切ろうとする。が、それは余計に不審がられたらしい。 「なにかあったんじゃないのか?」 マリコルヌが食い下がった。 「そうだな。何故かサイトの顔色も悪い様な気がする」 ギーシュも同調してサイトの背中を目で追う。 このままついてこられたらまずいな… サイトは駆け足で部屋に向かった。 「ただいま…」 ルイズは未だに寝息を立てていた。サイトはテーブルの上に料理を起きベッドの端に腰掛ける。 「…」 ルイズの寝顔はいつもの激しい気性を隠し、無防備な表情を見せていた。今のルイズが幼い姿になっていても、サイトはこういうルイズを見るのが好きだった。 むしろ幼い姿になっている分ルイズの事がわかりやすくなった気がして、嬉しかった。 いつもより小さな唇がむずむずと動いている。 「ルイズ…」 サイトは〇リコンでは無い筈だがルイズの唇が魅力的に見えて、キスがしたい、と思ってしまう。 「今やったらやばい気がするけど…でも」 相変わらず窓からは昼の明かりが差し込み、穏やかな昼間を演出していた。 214 名前:220 4/4[sage] 投稿日:2007/01/01(月) 15 35 12 ID 9tAm7A7k 殆ど無意識にサイトはルイズに顔を近づける。あどけない顔を見ると罪悪感どころか、するのを待っているんじゃないかとさえ思ってしまう。 そして 「…」 サイトは甘い香りに包まれながら幼い唇を味わっていった。 「なあ?」 「うん?」 「ノックも無しに…」 「何を言ってるんだ?ノックなんかしたら意味がないだろう?」 「それはそうだけど…二人っきりで部屋に居るんだ。何をしてるかわからないじゃないか」 扉の前で言い争っていたのはギーシュとマリコルヌである。結局二人で部屋に行き、気になったからサイトを探ってみようという意見が一致したのだった。 「早くしないと時機を逃してしまうぞ?」 「時機って何だよ。もしかしたら僕達が思いもよらない所まで事態が進んで…」 「それはそれで見ものだろう?」 妙な所で臆病であり、妙な所で積極的だったのがギーシュだった。今回は積極的である。 扉に耳を当てても部屋はしんとして、人の気配は感じ取りにくかった。 「二人ともどこかに行っているんじゃ…」 「逢い引きか?入って見ればわかるだろう。とにかく僕は行く」 「ま、待ってよギーシュ!」 ギーシュはそっと、なるべく音を立てない様に扉を押した。 「…なあギーシュ」 「…なんだい、マリコルヌ」 「僕は見てはいけないものを見た気がする」 「ああ、僕もだ」 二人に気付いたサイトが扉を何度も叩いているが、その音を気にせず語らいを続けていた。 「あれは…ルイズだったかい?」 「いや…もっと幼かったよ。目には自信がある」 「そうか…」 背中で扉を抑えつけながら二人は、頭の中に部屋の中の光景を焼き付けていた。 「…違っ…ルイ…」 扉越しのサイトの悲鳴を聞いて。 323 名前:220 1/5[sage] 投稿日:2007/01/04(木) 14 26 59 ID fk6ZSF4H 214 ギーシュとマリコルヌが入り口を塞いでいる以上サイトに逃げ場はなかった。目を覚ましたルイズは鬼のような形相でサイトに歩み寄る。 …実はそれほど迫力が無いのだが。 「なんか息苦しいと思って目ぇ開けたら…アンタは何やってんのよ!」 「いや、ルイズの寝顔が可愛くって…」 問答無用と言わんばかりの蹴りが、サイトの股間にクリーンヒットした。 「ぅ…ぉぉ」 いくらルイズの体が小さいとは言え、ここへのダメージは大きい。 「それで?扉の外は誰?」 「ギーシュと…マリコルヌ…」 吐き気をこらえながらサイトが言う。ルイズはうつ伏せるサイトを素通りし、扉を叩いた。 …手応えが無い。 ルイズはため息を付くと、サイトに何が起きていたのかを聞き出していった。 「で、どうなんだ?」 ギーシュが問う。 「ええ、あの子は…」 シエスタが答えた。 ギーシュとマリコルヌはメイドの給仕室に来ていた。あの衝撃的な光景が何だったかを確認する為である。マリコルヌの進言で 「今一番あの二人と親しいのはメイドじゃないか?」 と言う言葉にギーシュも同調し、シエスタを訪ねる事にしたのだ。 もちろんシエスタの誤解は解けていない。 324 名前:220 2/5[sage] 投稿日:2007/01/04(木) 14 28 57 ID fk6ZSF4H シエスタは何か悟ったような笑みを浮かべ、さらりと言ってのけた。 「お子さんですよ?」 「誰のだ?」 「サイトさんとミス・ヴァリエールの…」 「…」 「…」 「「何ー!」」 ギーシュとマリコルヌが声を揃えて驚く。 「い、何時の間に…」 マリコルヌに至っては声も発せないようだった。この二人も性に関する知識が乏しいのか、ルイズが子供を産める筈が無い事に気づいていない。 どうすれば子供が出来るのか。その程度である。 「サイトは大人になったのか…」 男として二歩も三歩も先に行ってしまったと感じ、二人はがくりと肩を落とした。 「ん?じゃあキスの相手は誰だ?」 「親子なんだからそれ位するだろう?」 「そんな感じじゃなかった様な…」 もう少し、今度はサイトに聞いてみたいと言う思いが膨らんでいく。 二人の話を聞いていたシエスタはここにいる貴族より遥かに、想像力が豊かであった。目の前でギーシュとマリコルヌが話している内容を聞いて、自分なりの解釈をしていった。 …そう言えば母親はミス・ヴァリエール。よって似ている。 サイトさんはミス・ヴァリエールが好きだから、似ている人を好きになるかも知れない。 325 名前:220 3/5[sage] 投稿日:2007/01/04(木) 14 30 29 ID fk6ZSF4H 娘=母親似。 サイトさんは異常では無い筈だけど、父親によっては異常な程娘を愛すと聞いたことがある。 そして、深いキス… 「サイトさん!人の道を外れては行けません!」 何もない空間に向かってシエスタは声を張り上げた。両手でテーブルを叩いた音に他の二人は驚いて、体を縮み込ませる。 「な、なんなん…」 「行きましょう!そんな事をするサイトさんは生きてはいけない人です!」 「い、一体…」 「止めて下さい!サイトさん!」 疾風の様にシエスタはドアを跳ね飛ばし、サイトの部屋へと向かった。体を起こしたギーシュとマリコルヌも顔を見合わせた後、シエスタの後を追う。 シエスタの誤解は深まっていた。 ルイズはフォークでサイトの取ってきたオムレツをつついていた。空腹には勝てないようだ。 「アンタ、何やってんのよ!」 「俺だってわかんねぇよ…シエスタもギーシュもマリコルヌも何を勘違いしたのか…」 食事中に会話をする事がよろしくない事をルイズは知っているが、怒りで頭が回らないらしい。サイトは意気消沈して同じテーブルに腰掛ける。 「俺の話を聞いてくれないんだよ」 「…はっきり言うしかないじゃない。私がルイズだって」 326 名前:220 4/5[sage] 投稿日:2007/01/04(木) 14 32 27 ID fk6ZSF4H ルイズも半ば諦めのため息が出始めていた。 「…早く戻りたいわ」 「ああ」 「…ねぇ?」 「何だよ?」 「あまり考えたくは無いんだけど…私がこのままだったらどうする?」 デザートをつつく手を止めてルイズが聞いた。 確かに戻れると言う保証は無く、今までのルイズの考えなど希望的観測に過ぎない。戻れないなど、あまり考えたくは無かった。 ルイズの声にもいつもの強気が感じられない。 「さあな」 「なんでそんなに平然と答えられるのよ…ご主人様の一大事なのに…」 「だってさ」 サイトはすくっ、と立ち上がるとルイズに近付いた。見下ろす形になって、ルイズをじっと見つめる。 「な、なによ?」 「お前はお前だし、俺のご主人様だし…」 「…」 「と、とにかくルイズはルイズだろ?これからも俺は何も変わんねえよ」 自分の言ったセリフにサイトは赤面した。 「…そう」 同じ様にルイズも赤面して目をそらす。 いつもならこのまま口付けを交わし、少しだけの間思いを繋げる事が出来る。 しかし、身長差が大きくルイズから仕掛ける事が出来ない。 恥ずかしさをこらえてルイズが言った。 「ちゃ、ちゃんと使い魔の自覚が出来ているようね?」 327 名前:220 5/5[sage] 投稿日:2007/01/04(木) 14 37 15 ID fk6ZSF4H 出来れば素直にキスがしたいと言いたいのだが、ルイズの方からは言えないのだ。 「ほら…たまにはご褒美よ」 「え…ご褒美って?」 「時々してあげてるじゃない…もう…」 唇に指を当てる仕草を見て、サイトはそれを悟る。 「この体でも…それ位できるわよ…」 「そ、そうか?…じゃあ…」 「背が届かないからアンタが抱えて」 サイトはルイズの小さな体を両手で抱きかかえた。同じ目の高さまで持ち上げ接近して見るとはっきりルイズと分かる。 唇という目標も小さくなっているが、その分愛らしくも見えた。 「…」 「…」 しばし唇を合わせた後、沈黙する。 「いつまでもこの体だと…」 「…何だよ?」 「…いつまでもキスまで…ね」 ルイズの言っている意味を、サイトは理解した。 「お前…それ…」 「ア、アンタとだってそういう事あるかも知れないわよ?」 「…いいんだよ。ルイズが俺のご主人様だったら、それでいいんだ」 「じゃ、じゃあもし私の体が戻って、私が良いって言っても…しないの?」 「そ、それは…」 サイトは答えに詰まった。もしルイズが自分の事を一生愛してくれるのならば、状況によってはしてしまうかもしれない。それどころか底無しに求めてしまう可能性もある。 オロオロするサイトを見て、ふっとルイズは笑みを浮かべた。 「…冗談よ」 「…何だよ。冗談か」 「…」 「…」 今頃になってルイズは自分が言った事の重大さに気付いた。サイトに許してしまう、と言う可能性を本人の前で言ってしまったのだ。キス以上をルイズが望んでいる。とも取れる。 サイトの方も幼い姿のルイズに、一瞬ではあるがキス以上の事を望みそうになってしまった。しっかり「ルイズ」と確認したせいで、衝動的にこのルイズでも良い、と思ってしまったのだ。 「…い、いまは無理なんだから!」 「…うん。頑張る」 「何を頑張るのよ!」 「ルイズが良いって言うまで」 「こ、この体じゃ無理なんだからね!」 「ルイズは?」 「…」 「ルイズは?」 サイトの暴走が始まった。サイトに抱えられているせいでルイズはもがくしか無く、気持ちが高ぶってしまったためサイトをはっきりと拒否出来ない。 「…私は…その」 「ルイズ」 「え?」 「ごめん。頑張って」 「…本気?」 サイトは首を縦に振り、幼いルイズを大きく見えるベッドに押し倒した。