約 1,871,195 件
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/1154.html
前ページ次ページとある魔術の使い魔と主 「さーって、再びの鬼ごっこですかー……」 こちらの世界で三度目の展開である。いい加減慣れるだろ、と言われるかもしれないが、それは間違いである。 なにせ、今回は以前とは少し違うのだから。 ちらりと後ろを見るが、背後から迫ってくる様子はない。今のうちに作戦を立てるべきだと、当麻は軽快に動かしていた足を止める。 やみくもに逃げ回っていたらすぐに捕まってしまう。相手は闇の力を授かったような強さを誇るのだ。正直、ワープとかしてしまいそうな勢いを持っている。 最悪の展開、正面衝突だけは避けたい。幻想殺し一本だけでは、あの魔王を止める事はできない。 (ただ逃げてたら廊下でバッタリ! って可能性があるよな……、となると誰かの部屋に匿ってもらうべきか) 当麻は自分を匿ってくれそうな人物を思い浮かべる。 キュルケ……はダメだ。確かタバサと一緒に帰郷しているので部屋には鍵がかかっているはず。 ギーシュ……もダメだ。彼の部屋がわからない以上、どうしようもない。 (となると……) 残された相手は一人。 できる事ならあまりこういうのに関わらせたくない相手だが、 やはり命より大事なものはない。 当麻は僅かに費やした思考の後、再び走り始めた。 少年は向かう、少女の元へ。 その選択が最善でありながら、最悪の選択である事も気付かずに、 ただ、走る。 その姿は、 まるで主人公がヒロインを守りにいくかのようであった。 「なるほどね~、そういうことがあったのね……」 「当麻君には悪いことをしたね」 「もー……ちゃんと謝ってくださいね」 シエスタは、帰ってきた二人に当麻との関係を勘違いさせないように説明をした。 すでにある程度の予測を立てていた二人だが、やはり酷い事をしてしまったなと、再び実感するかのように落ち込む。 ほんわかとしたシエスタの説教を終え、今度当麻に会ったら謝るという約束をした。となると、話が終わった今、話題を変えるには絶好の機会である。 具体的に言うならば、 「そういえば、私たちがいない間なにやってたの?」 シエスタと当麻との時間である。 ビクッ、とシエスタの体が反応する。彼女は冷や汗を流し、焦りながらも、答えた。 「え、えっと、ふ、二人で世間話をしましたよー」 この二人の洞察力は高い。先の出来事を説明したらシエスタの顔はきっと赤くなる。 ただ身長を測るだけなのに、顔を赤くするのはおかしい。そこに二人が違和感を感じるのは明らかだ。 だから、言わない。自分がそのようにはしたない子だと思われたくないから。 しかし、 洞察力が優れているのならば、シエスタが嘘をついているのを見破るのもまた当然の事である。 金髪の子が話しかけた瞬間、体を震わす時点で疑いをかけたのだ。 「あんた、嘘ついてるわよね?」 「な、なんのことですかなー?」 マニュアル通りのような対応の仕方に、二人はますます疑いの眼差しを向ける。 あえて言わないという事は、 何か裏があるに違いない。 「シエスタ、あんた言わないとわかってるでしょうね?」 「へ? な、なんのことですか~」 「とぼけても無駄よ! あんたが何かしたなんてバレバレなんだから!」 グイッと、金髪の子がシエスタの顔にと迫る。二人の吐息が、互いの皮膚へと直接感じるその距離に、思わず彼女は後ずさる。 「べ、別になにもないですから!」 頬がいつの間にか赤くなっていた。何度もしつこく尋ねられたので、無理矢理思い出されたのだ。 「嘘おっしゃい! 吐け! 吐かないといろいろ――」 瞬間、鍵を開けていた扉は勢いよく開かれた。 ノックなどする暇なく、少年がなだれこんだ。 「と、当麻さん!?」 「悪いシエスタ。ちょい匿ってくれないか!?」 同意を貰う事なく、当麻はベッドの下にある僅かの隙間に隠れる。 様子からして、緊急事態が起こっているのは誰にでも判断できる。問題はなぜなのか、だ。 「と、トウマさん? 別に大丈夫ですけど一体なんで……?」 「あー話せば長くなるんだが、ルイズがめちゃめちゃキレて追われてるんだ」 当麻の言葉に、ドキッと金髪の子が反応する。もちろん、シエスタが見逃すわけがない。 攻守交代である。 「な・に・か。知ってるんですか~?」 「いやーなんでもない。つかなにもないから安心して」 シエスタが、本日二度目のお怒りモードに突入したので、金髪の子が慌てて両手を左右に振り、否定の言葉を並べる。 「嘘――」 「シエスタはここにいるかしら? いいわ何も言わなくても、わたしの視界にちゃんと入ってるから」 しかし、その攻守も一度リセットされる。新たなお客が迎えた事で、そのような論争をする暇がなくなったからだ。 役者は揃った。 構成も設定も決まっていない、ただ配役だけが決まっているお芝居が、 今、始まる。 「ラ……ラ・ヴァリエール嬢、ど、どうしたのですか?」 あまりの殺気の大きさに、シエスタ含めて三人のメイドは一歩だけ後退した。 それでもシエスタは当麻の前に立ち、ルイズから彼を隠そうとしている。 当麻がここにいないとわかれば、きっと向こうも退いてくれるはず。そう信じてシエスタが尋ねたのだが、 「あんたをぼこぼこにしにきたのよ」 さらりと、まるで挨拶を交わすかのようにさらりと言った。 「はい……?」 なぜそこで自分の名が出たのかわからないシエスタは、ルイズに確認を取る。 「あんたも、トウマと同罪。一緒に償ってもらうわよ。女の子だからって許されると思ったら大間違いよ」 「いえ……だからなんでそんなことに……?」 「わたしより胸が大きくてそれをトウマに見せびらかした罪」 そんな罪ないですよ! と突っ込む少女に、もう話す事を終えたのか、ルイズは杖を取り出す。 当麻はまずいと思う。このまま隠れ通せば大丈夫かと思ったのだが、標的をシエスタに変えられた。 当麻自身はある程度耐性を持っている為、死ぬ事はないと思う。しかし、シエスタは違う。 闘う事も何もできない女の子なのだ。そんな子が目の前の貴族に怯む事なく自分の前に立ち塞がっている。 当麻さえ安全ならそれでいいかのように ギリッと奥歯を噛み締める。 そう、そこは本来当麻が立つ位置なのだ。たとえそうじゃなくとも、シエスタの身を守るのは当麻なのだ。 それなのに自分はなんだ? ただ黙ってここに隠れているのか? 違う。当麻は断言する。そんな事をしたら、一生後悔するであろう。 (人の不幸を……勝手に背負うな!) 考えるより前に足が動くとはこの事だろう。当麻は、ベッドの下から再び身を乗り出し、シエスタの前に立ち塞がった。 「と、トウマさん!?」 「わりいシエスタ、お前が関わっているなら別だ」 ビキビキビキィ! とルイズのこめかみからあまり穏やかではない音がする。 「そう、あんたはその子を守る為にここに来てたのね、素晴らしいわ。なんていいお話なのかしら?」 「待って、だからなんでそんなに怒っているんですか!?」 「あんたの胸に聞いてみれば?」 やはりダメだ。怒りは収まる所かむしろ増加している様子だ。 ルイズが足に力を入れた瞬間、シエスタの仲間である二人が当麻の前に立った。 感心したかのように、ルイズは不敵な笑みを浮かべる。 「へぇ、仲間愛? 涙が出ちゃうわね」 もちろんルイズの瞳からは何も出ていない。彼女の挑発に対抗すべく、金髪の子が口を開く。 「はっ、一人で挑んできたあんたには一生理解できないようね!」 ギリッとルイズは奥歯を噛み締める。彼女の中での目標が変更された。まずは最初に小うるさい仲間を倒してから本命の方がいろいろと好都合だろう。 「さあ、トウマ君! 今のうちに逃げるんだ!」 「でも……!」 「でももへちまもないっ! こういうパターンになったら黙って行く!」 「ッ……」 わかっている。ルイズに立ち向かうわけにはいかない。 しかし、向こうは別である。二人の命が狙われている今、当麻達はルイズが落ち着きを取り戻すまで逃げ続ける必要があるのだ。 そのためには逃げる時間が要る。たとえ僅かであろうと、距離を再び開かせないと意味がない。 ならばと、二人がその役目を名乗り出てくれたのだ。 しかし、それはかなり危険な行為でもある。あのルイズと相手をするのだ。無傷で帰ってはこれない。 それだけ二人にとって、当麻とシエスタは大事な存在なのだろうか? 決まっている。そうでなければこのような事をするわけがない。 「いくぞ……シエスタ」 「え……? キャッ!」 当麻はシエスタの腕を引っ張り、扉へと向かう。 「逃がさない!」 「だから! あんたはこっちの相手だっつーの!」 「簡単にやられると思ったら大間違いです!」 ルイズが振り返る瞬間、二人のメイドが襲いかかった。 「とりあえず走るぞ!」 「え……あ、はい!」 シエスタは想いを寄せている少年に腕を引っ張られ恥ずかしくなる。不安と喜びが混ざり合う中、少女は少年の背中を追い続ける。 「待ちなさい!!」 叫び声と共に、後ろから勢いよくルイズが迫ってきた。どうやら、足止めの時間は僅かであったようだ。 距離は二十メートルぐらいだろうか? しかし、曲がり角が少ないこの直線の廊下、逃げ切れる距離ではない。 それに、シエスタはお世辞に言っても運動神経がよいとは言えない。このまま近づかれるのも再び時間の問題である。 廊下を曲がり、一階と二階を繋ぐ階段を一気に駆け上がった。襲いかかる足の疲労をもろともせず、再び直線の廊下を走る。 と、その時だ。 前方のとある部屋から声がした。 「え? どこ! どこどこ!」 知っている声、数少ない当麻の知り合いである。 (このまま振り払える様子もない……ッ!) 杭を足に刺すかのように急ブレーキをかけ、 (なら、第三者の説得が必要だ。つか最悪シエスタだけ助かるようにしなければ!) 扉を開いた。 「ギーシュ! 頼みがあるんだ!」 当麻とシエスタが室内に入ると、そこにはギーシュともう一人の女の子が立っていた。突然の事態に困惑している様子である。 「んなボサッとしちゃう時間はないんです!」 当麻はシエスタを部屋の奥へと引っ張っていく。そこで、ようやく住人である二人の口が開いた。 「なにをやってるんだ君はぁ!?」 「ちょっと! なにわたしの部屋に入ってきてるのよ!」 当麻がそんな文句を述べる二人に対応する暇がなかった。 三人目が文句を言う代わりに扉を盛大に蹴ったからである。 「もう逃げれないわよ!」 ルイズは当麻とシエスタの二人を見ると、ずかずかと部屋に入り込む。 「待ってくれ! 俺は構わんがシエスタは許してくれ!」 「いまさら許して貰おうと思ったら大間違いよ」 と、ルイズは何かに気付いたのか、当麻達とは違う場所に置いてあるテーブルへと向かう。 そこには、ワインとグラスが置かれていた。二つあるので、おそらくギーシュと女の子用なのだろう。 すると、ルイズはグラスの中身を一気に飲み干した。 女の子があっ! と叫んだが、誰も気がつかない。 「プハー、走ったら喉が渇くものね。さて、どっちから罰を与えようかしら?」 手で口の汚れをを拭うと、当麻達へと視線を向けると……。 キュンッ、と胸が鳴った。 「あ……れ……?」 おかしい。ちょっと前まで怒りで感情が支配したはずなのに、いつの間にか変わっている。 なぜだろう、なんでこんなに好きという想いが強くなっていくのだ? ルイズは思わずその人物の名を挙げた。 「シエ……スタ……」 顔が、真っ赤に染まっていた。 前ページ次ページとある魔術の使い魔と主
https://w.atwiki.jp/familiar/pages/4123.html
「気がつきました?」 タバサはぼんやりと天井を見上げ、声を掛けたメイドを見つめた。黒髪とそばかすが印象的な、サイト専属のメイド。たしか名前は……シエスタ。 慌てて起き上がろうとすると、タバサはそっとシエスタに押さえられた。 「疲労が原因で倒れられたんですよ?先生の話ですと、今日一日は安静にした方が良いそうです」 やっとタバサは思い出した。数日の徹夜明けのまま学院の廊下を歩いていて急に意識が遠退いたのだ。偶然居合わせたシエスタが医務室に運んでくれたらしい。ありがとう、と頭を下げるとシエスタは明るい笑顔で首を振った。 「敵討ちなさって、ご病気のお母さまの看病もなさって……ミス・タバサは凄いですわ」 「サイトやキュルケが、助けてくれたから」 タバサは言って窓の外を眺める。彼らには感謝している。だがこれからの仕事は助けてもらえない内容だ。ガリア王家の承継と政権掌握、軍事外交とあまりに慣れないことばかりで、さすがのタバサも頭が回りきらないのだ。学院と女王の義妹であるルイズの口添えのおかげでアンリエッタの支援を受けられるのは不幸中の幸いだろうか。タバサは溜息をついてシエスタに目を向ける。 と、タバサはシエスタが一冊の本を膝に乗せていることに気付いた。全くタバサの見たことのない表紙だ。シエスタはタバサの視線に気付いて慌てて本を隠そうとする。 「その本、読みたい」 「いえ、これはお姫様が読まれるようなものでは」 「構わない。私自身、姫として育っていない」 タバサの淋しそうな視線にシエスタは、サイトとルイズには内緒、と言って本をタバサの膝に置いた。タバサは読み進むにつれ奇妙な笑みを浮かべ始めた。 「これで私たちは三姉妹ですね」 アンリエッタはほほえんで、以前に妹としたルイズと新しい妹、タバサを抱き締めた。 ガリア王家唯一の血筋であり、戦乱から取り纏めるだけで精一杯のタバサにとって、今すぐ婿を考えることはあまりに困難だが、一方で姻戚関係による同盟が欲しい。そこでタバサがアンリエッタに提案したのは、自分がアンリエッタの妹になることだった。 「これから、よろしくお願いします。アンリエッタ姉さま、ルイズ姉さま」 タバサの頬がかすかに赤く染まる。ルイズはタバサを抱き締めて言った。 「実は妹って欲しかったの!困ったことがあったら何でも言って!」 ルイズの頭の中では自分はカトレアの姿になっている。優しくて慕われる姉様になりたいのだ。タバサはルイズの耳元に口を寄せるとアンリエッタに聞こえないように囁いた。 「ルイズ姉様とサイトの仲、応援する」 ルイズは怒りかけ、だがカトレアを思い出して怒りを飲み込む。じっと見つめているうちにタバサの健気さに気付き、再びルイズはタバサを抱き締めた。 「すごく、面白かった」 タバサはシエスタに借りた本を渡す。シエスタは悪戯っぽい笑みを浮かべて言った。 「気に入って下さるなんて光栄です。『愛してお義兄様』は私も大好きなんですよ。禁断の愛!ああ」 本を抱いて一人踊るシエスタを眺めながら、タバサはぽそりと呟いた。 「サイトお義兄さま」
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1472.html
馬小屋に着くとルイズは既に3匹の馬に鞍をつけていた。 ……おいおい。冗談だろ?ルイズが私たちの分の馬も準備しているなんて。しかしいくら目を凝らして見ても、ちゃんと3匹の馬の準備が整っている。 幻覚じゃないらしい。ルイズが自分の馬以外も用意しているなんて思わなかったな。 シエスタもそれに驚いたのか、呆然とその場に立っている。 「……なにボーっと突っ立てんのよ」 ルイズがこちらを見ながらそう言ってくる。 その言葉にようやく驚きから脱する。 驚くのも無理は無いだろう。まさか平民のために馬の準備までするほど変化しているなんて思わないじゃないか。 「す、すみません!貴族様にそのようなことをさせてしまって!」 シエスタも驚きから脱したのだろう、バスケットを地面に下ろしなかなかいい勢いで頭を下げ謝る。 頭の下げる角度が結構鋭さを感じる。いいセンスだ。 「別に。暇だったからやっただけよ。あんたに謝られる覚えはないわ」 「し、しかし……」 「わたしが謝る必要が無いっていってるんだから、謝らないで」 「……わかりました」 シエスタは本当に驚いたというような顔をしている。 安心しろ。私もだ。 「それであんたが一緒に行く平民でしょ。名前は?」 「シエスタといいます」 「そう。知ってるかもしれないけど、わたしはルイズ、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ。 いつもわたしの使い魔がお世話になってるそうね」 「そ、そんな自己紹介されるなんて光栄です!そ、それに、ヨシカゲさんには私の方がお世話になっていて!」 シエスタは相当動揺しているようだ。 私にお世話になっているなんて言うぐらいだからな。 自慢じゃないが私はシエスタの世話なんて一度もしたことが無い。 いつも世話されているほうだ。 まあ、それぐらい動揺しているということなのだろう。 「そんなに恐縮されるとこっちがなんだか悪いことしてるみたいじゃない。」 「す、すみません」 「謝らなくていいっていってるでしょ。まったく。そのタルブの村ってところまで馬で3日かかるんでしょ。そんな調子じゃ息が詰まって大変よ。 だからもっと楽にしなさい」 「は、はい」 ……なんだかルイズがまともなことを言っているような気がする。 私の気のせいだろうか。 っというかいくら皇太子に何か言われたからってこんなにも変わるものだろうか? 本当にルイズはどうしちまったんだ? 「準備できてるわよね?」 「ああ」 「はい」 ルイズの言葉にシエスタと私は肯定する。 「じゃあ出発しましょう」 ルイズの号令の元、私たちは乗馬した。 学院を出発して既に数時間、道中何事もなく平和そのものだ。 ただ、私は馬に乗ることに慣れていないので少し疲れている。 シエスタもそうなのだろう、顔には少し疲労の色が見えている。 それに比べてルイズは随分と余裕な表情だ。乗馬は学院で習っているから慣れているのだろう、なかなか様になっている。 ……乗馬が様になっているだけだが、普段バカにしている奴が活躍していると少しムカつくな。 しかし、ラ・ロシェールに向かうときに比べればたいしたことはないな。 馬もゆったりとしているし、景色を楽しむ暇も十分ある。 空は青く澄んでいて見ていて気持ちがいいし、森の緑は清涼感を感じさせてくれてる。 降り注ぐ日差しは木の葉を明るく照らしたり葉の間をすり抜け見ているもの楽しませてくれる。 電車の窓から見る景色もいいもんだが、馬の方がより良く景色が感じられていいかもしれない。 一番はやっぱり自分の足で歩くことだがな。 それにしてもいい景色だ。元の世界じゃお目にかかれない景色だな。 こんなに自然が溢れたところなんて殆ど無かったからな。 「あ……」 そんなことを思っていると、ルイズの突然な間抜け声が聞こえた。 「どうしたんだ?」 「食事のことを全く考えてなかったわ」 「……バカだな」 「な!バカじゃないわよ!ちょっと忘れてただけだよ!」 小声で言ったのだがどうやら聞こえたらしい。結構耳はいいようだ。 まあ、バカとは言ったが私も食事のことは考えていなかったんだよな。 しかし、やはりルイズはこうだろう。 シャキシャキしたルイズは気持ち悪くていけない。 っと、それは置いといて、 「食事のことなら心配しなくてもいい。シエスタがちゃんと用意している」 らしい。 出発前にそう言っていたからな。嘘ではないだろう。 「ホントなの?」 「はい。このバスケットの中に入ってます」 「気が利くわね。たしか前に来たときに、もう少し先に景色のいいところがあったわ。そこでお昼にしましょう」 その言葉に従い、暫らく行くと少し開けた場所が見えてきた。 ルイズがそこに先に行き、馬から下りる。 そしてシエスタと私も後に続き馬から下りる。そこは綺麗な場所といっても過言ではなかった。 芝生が敷き詰められ、花が所々に咲いており、開けた場所の中央には木が一本生えており丁度いい日陰を作っている。 「すごいな。誰かが作ったのか?」 「わからないわ。でも前からあるわよ」 「私が前に通ったときもありました」 私の言葉にシエスタとルイズがそう言う。 そして誰も何も言わなかったが、3人とも日陰に入った。やはり日に当たりながらだと体が熱くなるからな。 そしてシエスタが持ってきたバスケットのふたを開ける。そして、 「きゃっ!?」 悲鳴を上げた。 「どうした!?」 「どうしたの!?」 「そ、それが……」 シエスタがバスケットを見ながら困ったような顔をする。 バスケットの中を見ようとすると、何かがバスケットの中から出てきた。 それは……子猫だった。小生意気なあの子猫だった。 「なんでここに。っというよりなんでバスケットから?」 「かわいい猫じゃない」 ルイズは猫に近寄ると頭を撫で始める。 猫は気持ちよさそうに咽喉を鳴らす。前に比べて随分と人間慣れしたじゃないか。 「バスケットの中は大丈夫です。荒らされてません」 「そうか」 そりゃよかった。もしあらされてたら尻尾持って振り回すところだった。 「ミス・ヴァリエール、これを」 「ありがと」 シエスタがバスケットから箱を取り出し、ルイズへ渡す。 おそらくその中に料理が入っているのだろう。ルイズが箱のふたを開ける。 「おいしそうじゃない」 中に入っていたのはオーソドックスなサンドイッチだった。 彩りも鮮やかで食欲をそそる。 「馬に乗るので少し軽めのものにしたんですけど、喜んでもらえてよかったです」 シエスタは笑みを浮かべながらそう言った。 そしてもう一つ取り出しそれを自分の前に置く。次に取り出す分がおそらく私のなのだろう。 しかしバスケットに手を突っ込んだまま一向に動こうとしない。どうしたのだろうか? シエスタが私の顔を見る。その顔は今にも泣きそうだ。本当にどうしたんだ?ルイズも気になったのか、小首をかしげてシエスタのほうを見る。 しばらくしてシエスタが恐る恐るといった感じでバスケットから手を出し始める。 そして出し切ったシエスタの手には荒らされた痕跡がはっきりと付いている箱が握られていた。 中身も絶望的だろう。 「すみません!私のと交換しますから!」 シエスタが朝見たときよりもさらに凄まじい勢いで頭を下げ謝ってくる。 「ああ、気にしなくていい」 「でも!」 「気にしなくてもいい。もちろん交換もしなくていい。別にシエスタの責任じゃないからな」 シエスタにそう言いながら手袋を外し、ルイズの近くにいた猫の尻尾を掴んだ。
https://w.atwiki.jp/moejinro-log/pages/138.html
参加者 かこちん カルシファー シエスタSS セイリオス とよよ マリノス kasuparora jareky 以上8名 役職 狼2 占い師 霊媒 狩人 狂人 リュファ では、狼2、狂、占い、霊、狩りのオーソドックスで。 シエスタSS 6人役職? マリノス いきなり鉄火場だわww リュファ 時間は・・・昼5分夜3分でしたっけ? 1 (忍びの里) とよよ jareky kasuparora かこちん カルシファー シエスタ とよよ マリノス シエスタSS まあそれでもいいけどw マリノス 7の3かすら とよよ jareky kasuparora かこちん カルシファー シエスタ とよよ マリノス とよよ 参加者は、これであっていますか? マリノス 3吊りなんでいきなりやばい Jareky あれセイさんは? リュファ 昼7分? セイリオス 私が抜けてる マリノス 初めからPP寸前! とよよ はいー マリノス 昼7分だった気がしましたけど気のせいかしら? とよよ 修正しました。ありがとうごじあますー リュファ じゃあ間を取って昼6分にします。 マリノス あざっす 1 (忍びの里) Jareky 8人でいいですかの セイリオス 了解ー 1 (忍びの里) シエスタSS おk リュファ ではダイスをふってください。 カルシファー はーい シエスタSS はマジックダイス(0-1000)を振った! 640 が出た! セイリオス はマジックダイス(0-1000)を振った! 468 が出た! Jareky はマジックダイス(0-1000)を振った! 552 が出た! Kasparora はマジックダイス(0-1000)を振った! 226 が出た! 1 (忍びの里) マリノス 8人 人外3とかオワタ式やんw 1 (忍びの里) とよよ e鯖ルールでいいのかな マリノス はマジックダイス(0-1000)を振った! 576 が出た! かこちん はマジックダイス(0-1000)を振った! 825 が出た! カルシファー はマジックダイス(0-1000)を振った! 632 が出た! 1 (忍びの里) マリノス 一応その認識 1 (忍びの里) シエスタSS 逆に考えろ 1 (忍びの里) シエスタSS 人外引けばもらった 1 (忍びの里) カルシファー なるほど! 1 (忍びの里) マリノス シエスタさんから吊ろうぜ 1 (忍びの里) カルシファー はい! 1 (忍びの里) シエスタSS なんでだよw 1 (忍びの里) セイリオス シエスターマリノスロラで 1 (忍びの里) マリノス なんでや! 1 (忍びの里) カルシファー はい! 1 (忍びの里) シエスタSS ロラってなんだw 1 (忍びの里) カルシファー 悪よ!滅びろ! 1 (忍びの里) マリノス 同士よちょっと誘導が露骨すぎないか? 1 (忍びの里) セイリオス ピンクから吊ります 1 (忍びの里) シエスタSS 早くそのドラスケ脱げ 1 (忍びの里) Jareky 3-0 とか 4-0とかあるのか・・・ 1 (忍びの里) マリノス ピンクはアイデンティティだからね 1 (忍びの里) セイリオス 裸のパンダなら長生きできる 1 (忍びの里) マリノス 3-0もう 涙目だな とよよ はマジックダイス(0-1000)を振った! 910 が出た! (T)>セイリオス あなたは「人狼」です。村人どもを食い殺しましょう。「CH:わんわん同盟」 1 (忍びの里) Jareky 0-1だったらどうしよう霊媒いないけど 1 (忍びの里) シエスタSS ダイス足りてないと思ったら (T)セイリオス > わん! 1 (忍びの里) シエスタSS 今出たわ 1 (忍びの里) とよよ すいません、メッセージ見落としていました 2 (わんわん同盟) セイリオス わんわん (T)>カルシファー あなたは「人狼」です。村人どもを食い殺しましょう。CH「わんわん同盟」 (T)カルシファー > ヒャッハー了解でーす! (T)カルシファー > わんわん同盟 (T)カルシファー > ごば 1 (忍びの里) シエスタSS あーでも狩人もいるんか (T)>とよよ あなたは「占い師」です。真実を村につたえるのです。 1 (忍びの里) カルシファー ですのー (T)とよよ > はいー 1 (忍びの里) マリノス GJで縄増えるよ! 2 (わんわん同盟) カルシファー チラリ 1 (忍びの里) シエスタSS これは 2 (わんわん同盟) セイリオス わふ 1 (忍びの里) シエスタSS 変態護衛が捗るなぁ 2 (わんわん同盟) カルシファー あら、よろしくお願いしまーす 2 (わんわん同盟) セイリオス よろしうー 1 (忍びの里) シエスタSS 狩人の手腕が問われるぜ 1 (忍びの里) マリノス へ、、、へんたいだー 1 (忍びの里) セイリオス 狩人の腕に期待 1 (忍びの里) セイリオス へんたいピンクだー 1 (忍びの里) とよよ かりうださん、がんばるのですー (T)>マリノス あなたは「霊媒師」です。死した者の真の姿を伝えるのです。 1 (忍びの里) マリノス わたしはきれいなぴんくです 1 (忍びの里) Jareky まだ始まってない。配役中の雑談時間 1 (忍びの里) カルシファー のほほーん (T)マリノス > 承知しました GM頑張ってね! 1 (忍びの里) セイリオス きれいなピンクですって・・・鶸いだわ 1 (忍びの里) マリノス さーもんぴんく! 1 (忍びの里) シエスタSS くぱぁ (T)>Jareky あなたは「狩人」です。狙われているものを守り抜きましょう。 1 (忍びの里) Jareky 緑がGMになるときがきた 1 (忍びの里) セイリオス さーもんなら吊りましょう (T)>シエスタSS あなたは「狂人」です。村をしっちゃかめっちゃかにしましょう。 1 (忍びの里) Kasparora サケのお握り (T)Jareky > 了解 3 (奈落の底) すねすき ch落ちてたあぶないあぶない 1 (忍びの里) セイリオス [゚Д゚]美味そう (T)シエスタSS > まじかwりょーかい! 1 (忍びの里) カルシファー 定番でございますね 1 (忍びの里) マリノス まじはまじ 3 (奈落の底) jinjahime おう、どんまいおかか シエスタSS 悪い><便所だけ行かして~ リュファ 配役・終了。TELL全員確認。 1 (忍びの里) とよよ 一口ヒレカツがなくなった・・・ セイリオス いってこい 1 (忍びの里) Jareky 塩ジャケいいね 1 (忍びの里) セイリオス しおじゃけ・・・サーモン・・・ 1 (忍びの里) とよよ シャケは、カマの部分を塩焼きが美味しい 1 (忍びの里) Jareky シャケは朝食のイメージだよね マリノス 晩飯食ってないのに飯の話をするのはやめるんだ! (T)かこちん > tel なしは村でいいんですよね (T) > かこちん はい。あなたは「村人」です。がんばって凡人しましょう。 (T)かこちん > kkです 1リュファ それでは、平和だったはずのこの村に、なんか人狼が来たような気がします。とりあえず迎え撃ちましょう。 リュファ ☆GAME START☆ ≪1日目≫ 1 (忍びの里) マリノス おはようございまーす 1 (忍びの里) セイリオス おはよう 1 (忍びの里) とよよ おはようございますー Jareky さては村人を食べるつもりですね 1 (忍びの里) Kasparora おそようございます。 1 (忍びの里) カルシファー シエスタさん戻ったっけw 1 (忍びの里) かこちん おはよ 1 (忍びの里) マリノス どだろ? 1 (忍びの里) Jareky やっほい@ぷちっとロックシューター 3 (奈落の底) すねすき リュファさんのこのゆるい感じが良いなぁ 1 (忍びの里) マリノス とりあえずFO希望 だって村2しかいないんでしょわかるー 1 (忍びの里) セイリオス そのうち戻るさ(死亡フラグ) 1 (忍びの里) カルシファー なるほど シエスタSS もどったら始まってるしw 1 (忍びの里) とよよ シャケのカマを塩焼き。身も然ることながら、カワギシも脂がのっておいしいのですよ 1 (忍びの里) マリノス 狼も露骨な語りはしないでしょう ククク シエスタSS まあいいけどw 1 (忍びの里) Jareky えと、始まりでいいのかな 3 (奈落の底) jinjahime まったり_(⌒(_ ω )_ 1 (忍びの里) マリノス 霊COです FO希望なんだからさ! 1 (忍びの里) シエスタSS おはん 1 (忍びの里) セイリオス FOしちゃって狩出てもいいん? 1 (忍びの里) マリノス そこなやんでるのよね 1 (忍びの里) とよよ 0-1なのかな 1 (忍びの里) カルシファー え、今日ってお話だけの日ですよね!? 1 (忍びの里) マリノス 占いは相談前に出ようぜベイベー 1 (忍びの里) カルシファー あーそういうことね! 1 (忍びの里) マリノス 狼側の相談がいやなんだぜ? 1 (忍びの里) マリノス オワタ状態だからね 1 (忍びの里) カルシファー いつも通りね 1 (忍びの里) シエスタSS 狩人は潜っておいていいと思うけどなー 1 (忍びの里) とよよ いま、0-1なの? 1 (忍びの里) セイリオス 0-1 1 (忍びの里) シエスタSS 0-1 1 (忍びの里) とよよ ふむ 1 (忍びの里) とよよ では、占いCO。 1 (忍びの里) かこちん 1-1なったかの 1 (忍びの里) マリノス ほいさっさ 真狂目 1 (忍びの里) カルシファー もう霊媒は真で良さそうね 1 (忍びの里) シエスタSS 対抗ないかな 1 (忍びの里) Jareky 霊媒対抗いないなら軸候補 1 (忍びの里) Kasparora 占い把握~ 1 (忍びの里) セイリオス 把握ー 3 (奈落の底) すねすき (_・ω・)_まったりゆるゆる 1 (忍びの里) とよよ たいこうでてくるといいおおー 1 (忍びの里) とよよ でてこないの? 1 (忍びの里) マリノス 会話内容がないよう だとこま あれ 1 (忍びの里) セイリオス 出ないのか・・・ 1 (忍びの里) マリノス これ初日から狂人か狼吊る必要あるんかww 1 (忍びの里) カルシファー まぁ初日ですしのぉ 1 (忍びの里) シエスタSS ほほー 1 (忍びの里) マリノス 二日目か 1 (忍びの里) マリノス 結構えぐいね 1 (忍びの里) カルシファー え、もう今日吊りあるの? 1 (忍びの里) マリノス あしたでしたごめりんこ 1 (忍びの里) とよよ きょうはないよね、吊り 1 (忍びの里) Jareky まぁ、すぐ対抗出なかった時点で、霊媒はもう真でいいです 1 (忍びの里) マリノス 3吊りだから 1 (忍びの里) カルシファー ( ゚д゚)ゞ リョーカイ 1 (忍びの里) かこちん つりしふぁー? 1 (忍びの里) セイリオス 今日初日だよね 3 (奈落の底) jinjahime _( _`ω、)_にゅー 1 (忍びの里) マリノス そそ 1 (忍びの里) マリノス 明日からね リュファ ---------------------------------あと1分------------------- 1 (忍びの里) とよよ ほんとうは、対抗がでてから、COしようと思ってたんです 1 (忍びの里) Kasparora 霊媒安定ですかね 1 (忍びの里) マリノス はい 指定役?やなこった!なぐりあえー 1 (忍びの里) とよよ え、うちは安定じゃないのですか? 1 (忍びの里) セイリオス 邪悪だ!このパンダ邪悪だぞ! 1 (忍びの里) マリノス 三日目PPとかひどいです><てなるからね! 1 (忍びの里) Jareky なぐりあうの?メタなことしか言えないかったらどうしよう 1 (忍びの里) シエスタSS 占いはまだ明日以降出る可能性あるけど 1 (忍びの里) リュファ 地球にやってきたナビコ星人が各地でおやつのたべ歩きをしています。明日には地球侵略完了でしょう。 1 (忍びの里) シエスタSS まあとよよさんかな 1 (忍びの里) マリノス 真狂目なのよね 明日?もう狼が偽でいいよ 1 (忍びの里) カルシファー なんて野郎だ・・・ 1 (忍びの里) セイリオス なびこが来る・・・ リュファ (あ、SAYだった[オイオイ]) 1 (忍びの里) Jareky GMさんも普通にCHでネタふりしてた 1 (忍びの里) マリノス あっはっはw 1 (忍びの里) かこちん www 1 (忍びの里) Jareky なんてアマだ 1 (忍びの里) シエスタSS え よる? 1 (忍びの里) マリノス とりあえず うーん どうしようっかなぁ CO出ないで全潜伏とかくらったら笑うよね 1 (忍びの里) カルシファー まだかとー 1 (忍びの里) マリノス 真田昼よ? 1 (忍びの里) Jareky 良い・悪い・普通のミドリ 1 (忍びの里) マリノス とりあえずシエスタさん吊ろうかな リュファ そそろそおやすみの時間です。早く寝てあしたに備えましょう。おやすみなさい(会話終了) 1 (忍びの里) カルシファー 宣言されたwww 1 (忍びの里) かこちん おやすめんせー 1 (忍びの里) シエスタSS のう! 2 (わんわん同盟) セイリオス わふ 2 (わんわん同盟) カルシファー いいのかな? 2 (わんわん同盟) リュファ 会話スタート。 2 (わんわん同盟) カルシファー どうしましょっかー 2 (わんわん同盟) セイリオス 面倒な事になったな!まりりんめ! 2 (わんわん同盟) カルシファー 占いは狂人さんに任せちゃいます? 2 (わんわん同盟) カルシファー ですね!あのピンク! 2 (わんわん同盟) セイリオス 潜伏だよねえ・・・やっぱ占い守ってるかな?狩は 2 (わんわん同盟) カルシファー 明日出てもなんか吊られそうな予感 2 (わんわん同盟) カルシファー でしょうねー 2 (わんわん同盟) セイリオス うん。信用度ないと思うー 2 (わんわん同盟) カルシファー 霊媒守ってる余裕もなさそうだしw 2 (わんわん同盟) カルシファー じゃーお互い潜伏で! (T)とよよ > 占いはまだできないですよね 2 (わんわん同盟) セイリオス 取りあえず吊られなかったらピンク食う方向で潜みませう (T) > とよよ はい。初日なので。 2 (わんわん同盟) カルシファー ですねー (T) とよよ > はいー (T) Kasparora > シエスタさんでお願いします。 2 (わんわん同盟) カルシファー 吊られそうになったら 2 (わんわん同盟) カルシファー 狩人COもありですなw (T) > とよよ 説明不足すみません。[オイオイ] 2 (わんわん同盟) カルシファー まぁそこらへんはお任せでー (T) とよよ > いえいえ、念のために伺いました。お気になさらずー 2 (わんわん同盟) セイリオス 占いCOもありとは思うけど、どうだろなあ 2 (わんわん同盟) セイリオス いきあたりばったりだねえw 2 (わんわん同盟) カルシファー んーなんで出なかったんだって一蹴されそうw 2 (わんわん同盟) カルシファー ですねw (T) > Kasparora ?? 村人ですよね?Kasさん? (T) Kasparora > 村人です 2 (わんわん同盟) カルシファー まぁ二人とも占い出ちゃうってしてもいいぐらいw (T) Kasparora > って夜かw 2 (わんわん同盟) セイリオス カオス村・・・ククク (T) > Kasparora あ、今は吊りはないです、初日なので。説明不足すみません。 2 (わんわん同盟) リュファ あと1分。 (T) Kasparora > らじゃ><b 2 (わんわん同盟) カルシファー まーのんびり隠れときましょう! 2 (わんわん同盟) セイリオス そうしましょうー 2 (わんわん同盟) カルシファー 吊られそうになった時のCOもお任せでー 2 (わんわん同盟) カルシファー ゆるりといきますzzz 2 (わんわん同盟) セイリオス スヤァ 2 (わんわん同盟) リュファ 【会話終了】
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8919.html
前ページ次ページるろうに使い魔 その日、トリステイン魔法学院は快晴だった。 シエスタは、貴族達の服の洗濯をする傍ら、この晴れやかな日差しを心地よく浴びていた。 「今日もいい天気ねぇ」 そんな事を言いながら、シエスタは小鳥たちと戯れつつ、どこかウキウキした様子で洗濯物を干していた。すると…。 「あれ、ケンシンさん?」 シエスタの遠くで、例の気になる男性、あの緋村剣心が、どこか森の中へと入っていくのをその目で見た。 何だろう? シエスタは持ち前の好奇心で、剣心の後を追った。 しばらくして、剣心はおもむろに草木が生い茂る林の中心に立つと、どこか神妙な顔つきで目を閉じていた。 ひっそりと隠れながらも、シエスタはこの気になる行動に疑問符を浮かべていた。 しばらくして…彼の周りから、ただならぬ雰囲気が立ち込めるのを感じた。 そして次の瞬間――――。 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」 剣心は、それを一気に開放するかのように、急に唸り声を上げた。 それに伴い、パン!! パン!! と周囲に舞う木の葉が弾け飛び、木々は悲鳴を上げる。 シエスタは、この出来事に大層驚き、腰を抜かしてしまった。 「きゃああ!!」 シエスタの悲鳴が聞こえると同時に、剣心はハッとしてそちらの方をむいた。 「シエスタ殿?」 「あ、御免なさい…えと、あの」 シエスタは、しどろもどろになりながらも、これまでの経緯を剣心に話した。 「そうか、それは済まない事をしたでござるな」 「あ、別に大丈夫です。でも…」 聞こうか聞くまいか、悩む仕草をしたシエスタだったが、やっぱり知りたい好奇心が勝ったのか、剣心に質問した。 「さっきのは、一体何だったんです?」 「まあ、気を引き締めてただけでござる」 シエスタは、さらに疑問が増えた。気を締めてた? あれはそんなレベルじゃないような気が…。 シエスタは、吐き出すように気迫を飛ばしていた剣心を思い出し、首をかしげた。 「拙者は、ああして時々気を締めないと、心の具合が黒くなる。だからさっきのようにやって、それを発散させているのでござるよ」 思うところがあるのだろうか、時々左手を見つめながら剣心はそう言った。 「へえ、そうなんですか」 正直、言っている意味はさっぱり分からないが、剣心が言うことなら、余程重要なことなのだろう。シエスタはそう思った。 (ってあれ? これって今、ケンシンさんと二人きり…?) そして、丁度二人っきりだということにシエスタは気付き、顔を赤らめた。 対する剣心は、ルイズの事を思っているのか、どこか考え込むような表情をしていた。 今のルイズに必要なのは、リラックス出来る環境だろう。 何かないものか…そんな事を思案しているうちに、シエスタから声が掛かった。 「そ、そう言えば、ミス・ヴァリエール達と、どこかへ行っていたようですが、一体どこへ…」 単なる話題を作るために、シエスタは質問したが、剣心は困ったような表情をした。 「う~ん、まあ、お忍びでござるな」 頬を指でかきながら、剣心はそう返す。 「へぇ~…そうなんですか…」 少し何とも言えなさそうな顔をして、シエスタはそう相槌を打った。 その後、しばらくの間沈黙が流れたが……やがて意を決したのか、勇気を振り絞ってシエスタは顔を上げた。 「あ、あの、実はですね、今度お姫様の結婚式のときに、特別にお休みがいただけたんですけど…それで…ケンシンさんも、私の故郷をどうかなって…。 とっても綺麗な草原もありますし、気も休まると思いますよ」 シエスタはシエスタなりに、彼の顔を見て思うところがあったのだろう。気を遣うような風で聞いてみた。 剣心は、少しポカンとした感じで、それを聞いて、そして叫んだ。 「それだ!!」 「へっ?」 第二十五幕 『宝探しと冒険』 「う~~~~~ん…」 同時刻、ルイズは学院の中庭のベンチに座り、一人考え事をしていた。 膝の上には、ボロボロの本『始祖の祈祷書』が乗っけられている。 あれから、ルイズは悶々として詔を考えていたのだが、いかんせん良い詩が思いつかない。まだ時間はあるとはいえ、そろそろ何か思い浮かんでもいい頃なのであるが…。 「…どうしよう…」 どれだけ声を唸らせて考えてみても、やっぱり何も出てこない。 ちなみにこの事は、剣心には言ってなかった。何というか、これ以上、彼に頼りっぱなしも良くないと思うし、何よりこれは自分自身の問題だ。 剣心も、その空気を察してくれているのか、必要以上には介入してこない。勿論困ったことがあれば、何時でも駆けつけてきてくれるだろうが。 「はーい、ルイズ」 気付けば、いつの間にか隣にはキュルケがいた。 面倒なのに見つかった。そんな雰囲気を隠そうともせずにルイズは目を細めた。 「…何しに来たわけ?」 「やあね、折角面白いものを見つけてきてあげたのに」 剣呑な雰囲気を受け流しながら、キュルケは胸の、その大きい谷間から何やら取り出し始めた。 それは、幾つかに分けられた羊皮紙の束だった。 「…で、これ何?」 「宝の地図よ」 怪訝な顔つきで見るルイズに、キュルケはしれっと答えた。成程確かに、それらしいことがその紙には書かれている。 しかし、ルイズは怪訝な顔つきを崩そうともしなかった。 「それを私に見せてどうする気よ?」 「連れないわねえ、誘ってるんじゃないの。宝探しに行こうって」 キュルケの言葉に、ルイズはハァ? って顔をした。いきなり何を言い出すのだろうかこの変態巨乳は。 しかし、キュルケの表情は、至って真剣そのものだった。 「あんた、この頃張り詰めてるでしょ」 「えっ…?」 「隠したって無駄よ。昨日の事件を見れば、誰だってそう思うわよ」 ルイズは、昨日の出来事を思い出した。 確かに、あの時自分の感情も爆発して、泣いてしまったことは覚えている。でも…。 「分かるわよ、王子様の事よね。普段強がりばっか言ってるあんたが、人目を気にせずに泣くんだもの。相当辛かったんでしょ?」 「そんな…私…」 「こういう時はね、何か気を紛らわすものが、必要なものなのよ」 キュルケの押しに、ルイズはグイグイ押される。こうなると、彼女は本当に強かった。 「でも、今私は…」 「でももさっちもない! 私が行くと決めたんだから、あんたも行くの!!」 ほぼジャイアニズムのような言動だったが、ルイズは妙に心打たれた。そう言えば、ワルドの結婚を吹っ切らせてくれたのも、彼女の言葉のおかげだった。 家系が家系故に、憎らしさが前面に出てるため、表立って言うことはないが…こういうところは素直に感心するなぁ、とルイズは思った。 確かに、環境を変えれば、まだ何か思いつくかもしれないし、それに、行くのを断れば、またキュルケが剣心をたぶらかそうとするかもしれなかった。それはやだ。 という訳で、ルイズは覚悟を決めた。 「……分かった、付き合うわよ。それで、いつ行くの?」 「勿論今からよ。後タバサと、ついでにギーシュの奴も誘ってあるから」 「ちょっと待って、授業中よ!?」 「いいじゃん、サボれば」 そんな風なやり取りをしていたところへ、上手い具合に剣心とシエスタが通り掛かった。 「おお、ルイズ殿。ちょうど良かったでござる」 「あら、ダーリン。いいとこに来たわね」 ナイスタイミング、と言わんばかりに、二人は同時に口を開いた。 「一緒に宝探しに行かない?」 「少し休養をとってはどうでござるか?」 「…え?」 「おろ?」 しばしの間、同時に放られた言葉の意味を、片側が理解するのに数秒かかった。 そして、剣心はキュルケの持っている地図の方を見て聞いた。 「宝探し?」 「そ、たまにはパァーッとさ。いいでしょ?」 「ってか、休養って何よ?」 ルイズは、隣にいるシエスタを怪訝な表情で見つめながら、剣心に聞いた。 そう言えばこのメイド、最近やたら剣心と一緒にいる気がする。 自分のことで精一杯だったから、そこまで回す気は無かったけど……なんだろう。何か嫌な予感がしたのだ。 女の勘で、何となくシエスタの心情を察したルイズは、無意識に彼女を睨んでいた。 ここで普通なら、貴族に睨まれただけで、シエスタは怯えただろう。しかし、表立っては出さないが、そこだけは譲れないという強い意志を宿して、シエスタも睨み返していた。 二人の間にバチバチと花火を散らす中、剣心がおもむろに言った。 「ルイズ殿、最近思い詰めてたでござろう? あんなことがあったんだし、ここは少し休みでもとったほうが良いと思うでござるよ」 この言葉に、ルイズは内心勝った! と叫んでいた。 いいでしょ? 心配されてるのよ、ワタクシ。アンタなんかにワタクシの相手が務まると思って? しかし、シエスタの方も、あくまでも営業スマイルを崩さずに、ルイズに対抗した。 「いいのですか? 行き先は私の村ですよ? 私の村には何にもない、つまらない所ですよ? 貴族の皆様が満足していただけるかは、保証しかねるのですが」 「へえ、いいじゃない。どんなつまらないところなのか、逆に興味が湧いてきたわ」 笑顔で睨み合う二人を見て、ようやくらしくなってきたなあ、と思ったキュルケは、ルイズたちの間に入って折衷案を出した。 「それじゃ、まず最初の何日かは宝探しで、その後にそこのメイドの故郷に行くって事で、いいかしら?」 「ちょっと待ってください。宝探しなら私も行きます!!」 さも当然だと主張するかのように、シエスタは手を挙げてそう言った。 無論ルイズは即座に反対する。 「はぁ? 魔法もないアンタに何ができるっていうのよ?」 「料理ができます!!」 「それが何の役に立つのよ!?」 「美味しい食事を提供できますわ!!」 相手は貴族だというのに、シエスタはルイズに対し、一歩も引かなかった。 それにより、ルイズは何か内側から燃えるようなものを感じていった。 しかし、これには思うこともあったのか、今度はキュルケが口を挟んだ。 「まあでも、そういう意味合いじゃ、確かにうってつけかもね。マズイ料理なんて私やだし、いいじゃないルイズ。連れてってあげましょ」 「あ、あんたは横からしゃしゃり出て来ないでよ!!」 「ねえ、ダーリンはどう思う?」 ここぞとばかりに、キュルケは決定権を剣心に渡した。 ルイズはグッとした目で剣心を見る。シエスタも、ルイズと同じような目で剣心を見つめた。 そんな二人の雰囲気に若干気圧されながらも、剣心は確認するかのようにシエスタに聞いた。 「休暇の方は、大丈夫なのでござるか?」 「はい、早くに取るつもりですから!!」 「危険もあるかも、でござるよ」 「平気です!! だってケンシンさんが守ってくれますから!!」 即答するシエスタを、剣心は改めてまじまじと見た。意地でも従いていく。目がそう語っていた。 まあ、それなら…と、ついに剣心も折れた。 「シエスタ殿が良いなら、拙者は構わないでござるよ」 「やったあああ!! ありがとうございます!!!」 「ちょ…ケンシンまで何言ってんのよ!!」 一人わぁわぁ喚くルイズとは裏腹に、シエスタはここぞとばかりにガッツポーズをした。 「という訳で、宜しくお願いしますね。ミス・ヴァリエール」 深々と頭を下げながらも、若干皮肉がこもった言い分に、ルイズは思いっきり髪をかきむしって、空に向かって叫んだ。 「もう、何なのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」 そんなルイズの様子を見て、剣心も、やっと少し調子を取り戻したか。と思った。 あの魔法の失敗以来、どこか俯いた感じで、人を寄せ付けないオーラを放っていたが、今のルイズを見ると大丈夫なようだ。 「そんじゃ、今日はもう遅いし、出発は明日から。皆ちゃんと準備してきなさいよ」 キュルケの言葉を最後に、剣心達は一度解散した。 前ページ次ページるろうに使い魔
https://w.atwiki.jp/familiar/pages/3868.html
391 名前:1/12[sage] 投稿日:2007/04/04(水) 01 47 50 ID Fmaw2vgn 「いやいや、本当にサイトがうらやましいよ」 騎士隊の訓練が終わって、部屋に帰ろうとするサイトを掴まえたマリコルヌは、 無理矢理食堂にまで引きずっていった。 ……こんなに体力あまってるのなら、明日からのもうちょっと訓練増やしてもいいな。 サイトの密かな決心を知らず、マリコルヌは調子に乗って話し続けた。 「専属のメイド……専属のメイドだよ? ……いいなぁ……」 確か同室にシエスタがいるのは嬉しい。 ……が、マリコルヌの目は、何か別のことを揶揄しているようで、 ニヤニヤと粘っこい目つきでサイトや、食堂のメイドを見ていた。 「何が言いたんだ?」 「いや……べーつーにー」 マリコルヌの奢りで、幾つかの料理がテーブルに運ばれてくる。 今日はシエスタが何か料理を用意してくれる日なので、余り食べたくないサイトが、申し訳無さそうに詫びた。 「あーごめん、マリコルヌ今日はシエスタが料理を……」 「あーあー、これですよ、流石専属メイドは付く人は違うなぁ」 「……ごめん……って、さっきから専属メイド専属メイド言ってるけど、何か有るのか?」 わざとらしい繰り返しに、流石にサイトが聞きとがめた。 掛かった! マリコルヌは胸中で喝采を上げながら、計画通りに話を始めた。 ――遠くで雷が鳴り、それに照らされたマリコルヌの顔が、醜悪なピエロに見えた。 「……じょ、冗談……だよな?」 「いや、本当だよ。そもそも実家のメイドは基本的に、領民だからね」 真面目な顔のマリコルヌが、両手で隠した口元で舌を出しながら続けた。 サイトの性格を理解しているマリコルヌは、更にサイトを染め上げる。 「まぁ、それでも食べながら話を聞けよ……サイト」 「……あぁ……で、でも……さっ、そんなのっ」 「まぁ、聞けよ、そもそも……」 マリコルヌの話が終わって、サイトが席を立った。 「濡れるぞ?」 雨の中をふらふらと歩くサイトに、マリコルヌが声を掛ける。 「……別に……いい……」 びしょ濡れに成りながら歩み去るサイトを、マリコルヌが笑って見送っていた。 392 名前:2/12[sage] 投稿日:2007/04/04(水) 01 48 21 ID Fmaw2vgn 「あら、おかえ……きゃーー、サイトさんっ。びしょ濡れじゃないですか」 部屋に帰った俺を、シエスタが迎えてくれる。 くるくると走り回るシエスタの身体に視線を奪われた。 『故郷だったら、自分付きのメイドなんて……』 マリコルヌの言葉が、脳内で繰り返される。 頭を強く振って、邪念を祓う。 シエスタに……そんな…… 「サイトさん?」 覗き込んでくるシエスタの邪気の無い瞳に、俺の理性が見る見る焼き尽くされる。 「っち、近いっ、シエスタ、近すぎるから」 「わあ、ご、ごめんなさい」 俺が騒いだ所為で、シエスタが慌てて飛び退く。 ……いつもはもっと密着して寝ているのに、今更何を……我ながらそう思う。 俺がシエスタを遠ざけたことに、ショックを受けた様子だったが、 人差し指を頬に当てて少し考え込んだ後、花が開くように笑う。 「ひょっとして……意識してくれました? ……だったら、嬉しいですサイトさん」 綺麗なシエスタ。 ふわりと笑ってから、軽やかに距離を取った時に翻るスカートから、ちらりと白い肌が覗く。 そこに居るだけで強く自己主張する胸元や、手の中にすっぽり納まりそうな細い腰に目を奪われた。 ……喉が……渇いた。……ひどく……喉が渇く。 ゴクリと喉を鳴らしてから、マリコルヌの話を……また……思い出した。 『好きに扱える玩具だよ。あれだけ可愛ければ毎晩楽しいだろう?』 っ!! シ、シエスタはそんなんじゃねぇっ! どうして俺はあの時マリコルヌを殴らなかったんだ? そんなの嫌がるだろう……当然俺は反論した。 『いや、本当だよ。そもそも実家のメイドは基本的に、領民だからね』 ……吐きそうだ…… 393 名前:3/12[sage] 投稿日:2007/04/04(水) 01 48 54 ID Fmaw2vgn 『そういう訳で、僕ら付きのメイドなんて、逆らえないんだから玩具も同然さ』 ……黙れ……黙ってくれ…… 『今は貴族が微笑む時代なのさ』 ……頼むから……頼むから黙ってくれ…… マリコルヌの話が、繰り返し繰り返し頭の中で流れる。 立ち尽くす俺を不安げに見守るシエスタの仕草の愛らしさが、 俺の恐慌に拍車をかけた。 ……い、いいん……だよ……な? 前に言ったもんな、シエスタ。 『何も遠慮することないんですよー』 って。 ……じゃあ…… 「サイトさんっ!」 俺の頭に、優しくタオルが掛けられる。 「あ…………」 「ほら、いつまでも濡れてたら風邪ひいちゃいます」 何も知らずに、シエスタが俺の側にいた。 俺の目の前に立っている為、タオルの所為で少し下げられた俺の視界には、 控えめに開かれた、大きな胸があった。 ……コレ……オレノ…… 思わず俺は両手をシエスタの腰に回し、その胸元に顔を埋めていた。 394 名前:4/12[sage] 投稿日:2007/04/04(水) 01 49 30 ID Fmaw2vgn 柔らかぁい! 至福! 感動!! 冷え切っていた身体が、中からも外からも温められる。 両の頬に当たる、ふにゃんとした感触がたまらない。 「……サイトさん?」 怪訝そうなシエスタの声を無視して、荒い息を吐いてその香りを堪能した。 「サイトさん? ちょっ、大丈夫ですか?」 ……は? 大丈夫ってなんだ? 悲鳴を上げて逃げるとか、抱きしめてくれるならまだ分かるんだが…… 大丈夫? 怪訝に思いのろのろと顔を上げると、真剣な表情のシエスタと目が合った。 「サイトさん! こっちへ」 「う……うん」 シエスタはガシガシと頭を拭きながら、俺を……ベットに連れて行った。 ……さ、誘ってる? 期待したのも束の間。 「座ってくださいっ」 「はい」 手際よく俺の水気を拭き取ったシエスタが、じーーーーっと至近距離で俺を見つめる。 な、なんだ? 何が始まるんだ? 緊張する俺の髪を優しくかき分けたシエスタは、耳の後ろにそっと手を当てた。。 水仕事でもしていたであろうシエスタの手は、ひんやりと俺の理性を目覚めさせる。 ……っ! 俺って奴は……なんて事をしようとっ!! 反省する間もなくシエスタの顔が近づいてきて、今度は別のパニックに襲われた。 (っきゃぁぁぁぁ) 情けない位心臓がバクバクと鳴る。 悲鳴を上げて逃げ出したいが、真剣なシエスタの目は俺に行動を許さない。 ほんの数秒が、数分にも数時間にも感じられている間に、シエスタの顔はどんどんと近づいてきた。 395 名前:5/12[sage] 投稿日:2007/04/04(水) 01 50 02 ID Fmaw2vgn コツン、小さな衝撃と共にシエスタの額と、おれの額が接触した。 「なっ……なに? なに? なんなの、シエスタっ」 「……やっぱり……ちょっと熱いです」 ……いや……あの……普通、女の子にオデココツンされて、体温上がらない訳無いかと…… 「濡れて帰ってきて、ぼーっとなさったり、その場で倒れたり…… 目の前にわたしが居なかったら、怪我されていたかも知れませんよ?」 …………いや……倒れたんじゃなくて、最初から胸を狙ったんだけど? ……い、いぇねぇ。 あまつさえ、全開で襲うつもりでした。 ……更にいえねぇ 「ほら、今日は暖かくしてお休みしましょうね?」 「……う、うん」 ……ま、まて、俺……うんってなんだ? 腰に手を当てた、年上のお姉さんモードのシエスタに、ついつい幼児退行してしまった。 「まずは身体拭きましょうね?」 ――シエスタが濡れた服を剥いだり、何度もタオルを変えて水気を…… ごめん、幼児退行は嘘だ。 シエスタがあちこちを拭くたびに、むにゅむにゅと胸が当たる。 押し付けられたこともあるし、もっと慣れているつもりだったけど…… 顔を埋めた所為で、身体に掠るたびに感触が蘇って…… 「サイトさん、着替えましょう……立てますか?」 「……ごめん、無理……」 勃ってるから、恥ずかしくて立てません…… 到底言えない事態だが、シエスタは別の意味に取った。 「そ、そんなに調子悪いんですか?」 あーごめん、泣きそうな顔しないでー 396 名前:6/12[sage] 投稿日:2007/04/04(水) 01 51 21 ID Fmaw2vgn 「へ、平気だから……ちょっと時間が経てば治るって」 いや、マジで。 「でも……でもぉ……」 その場に土下座したい気分だったが、そういう訳にもいかず、とりあえずシエスタの頭を…… 「……どーゆー事態?」 「……ナンデモ・ゴザイマセン・ゴシュジンサマ」 ポンとシエスタの頭に手を置いた時、部屋の入り口に立つルイズに気がついた。 「ミ、ミス・ヴァリエール」 シエスタの目が涙で濡れて……って、おい 「ちょっ、まっ……なんで杖構えるんだよっ、ルイズぅぅぅぅ」 「……何でも無いで、シエスタ泣かしてるんじゃないわよぉぉぉぉ」 「わあわあわあ、ちーがーいーまーすー、駄目ですっ、ミス・ヴァリエール」 俺でも止められないルイズを、シエスタは手振りと声で押し止めた。 「な、何がよ」 ルイズの殺気が薄れ俺は胸を撫で下ろした。 アルビオンから帰ってから、シエスタとルイズは仲が良いのか悪いのか分からない。 牽制しつつも尊重しあっている感じに、俺はたまに疎外感を覚えるほどだ。 「……で、…………なんです」 「なんですってぇぇぇぇ」 あれ? 疎外感を覚えている間に、シエスタがルイズに何か説明を終えた…… 「あ、あんた立てないほど体調悪いんなら、大人しくしてなさいよぉぉぉ」 泣きそうな顔が、もう一つ増えていた。 397 名前:7/12[sage] 投稿日:2007/04/04(水) 01 52 24 ID Fmaw2vgn 雨の中を、ザクザクと音を立てて目的に進み、 濡れることも構わずに木に登る。 「くっ……食べ過ぎたか……」 ミシミシとしなる木に怯えながらも、目的の場所にたどり着いた。 「ここだ……」 魔法で飛んでも良かったが、精神力は温存したかった。 ドットのマリコルヌが本来使えないはずの魔法を使うからだった。 「そろそろ、破局の時間だよな……」 ルイズの帰る時間を計算した上でサイトを開放したマリコルヌは、 サイトが自分望みどおり動いていることを願い、その場合に起きるであろう騒ぎを楽しみにしていた。 「メイドに手を出せるわけ無いだろう」 学園のメイドは領民ではないし、そもそも、そういう年頃になると学園に放り込まれる。 思春期の貴族が暴走するとどうなるか…… 六千年の歴史が証明していた。 そんなわけで、メイドに手を出す不心得者等(ほぼ)皆無なのだが…… 「学園のメイドに手を出せば、軽くて謹慎……場合によっては退学か……」 マリコルヌには夢があるッ!! 「モテモテに成りたーーーーいっ!!」 拳を握って雷雲に叫ぶ!! 前途は遠い…… しかし諦めないマリコルヌが今回計画したのが…… 『モテる奴がモテなく成れば、相対的に俺! モテモテ!!』計画 だった…… 女子の『誰も選ばない』を度外視してる辺り、穴だらけの計画なのだが…… 「まずは、サイトからだぁぁぁぁ」 そんな事に気が回る性格だったら…… 計画の成り行きを見ようと、マリコルヌが詠唱を始める。 彼の得意な風の魔法の中でも、最も得意な魔法。 本来彼が使える魔法ではないのだが、この魔法に限って彼はトライアングルに匹敵する精神力を発揮する。 「歪めぇぇぇ空間、見えろやぁぁぁ、遠くぅぅぅぅぅぅ」 別名・覗き魔法 ……モテない筈である。 そもそも、女子寮の最適な覗きポイントを知っているだけで、殆どの女生徒にはアウトであろう…… そんなマリコルヌの魔法が効果を表した瞬間…… 「な、なぜだぁぁぁぁぁぁ」 彼の叫びが、魂の悲鳴が響き渡った。 398 名前:8/12[sage] 投稿日:2007/04/04(水) 01 53 16 ID Fmaw2vgn 「寒くないですか?」 「うんー、へいきー」 背後からシエスタの声が聞こえる。 「い、いいから、大人しくしてなさいっ!」 「はーい」 腕の中でルイズが丸くなってる。 ……すーげー、今俺が置かれている状況を説明しよう。 まだまだ寝るには早いが、俺たちは皆寝巻き。 早く寝る=皆で寝る と、言うことらしく、いそいそと二人とも着替えた。 ちょっと恥ずかしかったが、俺についてはルイズとシエスタが二人係りで着替えさせてくれた。 ……あちこちに色々当たって幸せだったことを特に記す。 部屋にはどこから用意したのか、大量の布団、毛布、クッション。 体調不良(……ごめん)の俺が食べやすいようにと、各種スイーツ。 コレだけも幸せなのだが…… 「横になったほうが良くないですか?」 「いやだっ!! まだ横にならない!!」 成ってたまるかぁぁぁぁ、言おう! 至福である! と。 「サイト……あんた…………っ、きょ、今日だけだからねっ」 ルイズの視線がちょっと痛いが……今日の俺の枕は素晴らしい。 ベットサイドに大量に積まれたクッションに……シエスタがもたれ掛り…… 俺 は そ の 上 ! ……つまり…… 「おっぱいクッション!!」 「は、恥ずかしいです……サイトさん」 「……犬……あんたねぇ……」 俺の首に後ろからフィット。 窒息しないように仰向けに! 誰だよ、このステキシステムの発案者!! ……俺だ、サイトさまだぁぁぁぁぁ 「あ……あんたって……」 「ルイズも……気持ちいいよ」 不満気だったルイズが、真っ赤に成って黙り込んだ。 399 名前:9/12[sage] 投稿日:2007/04/04(水) 01 54 03 ID Fmaw2vgn 無論ルイズにも役目がある!! 俺はご主人様を仲間はずれにしたりはしないっ!! ルイズは俺の身体が冷えないように…… 風邪が酷くならないように…… その体温を持って俺に密着。 凹凸の少ないフラットなボディーのお陰で、最高の密着を誇るッ!! シエスタだとこうはいかないっ!! つまりっ 「ルイズ、ぶとーーーん!!」 「だ、黙んなさいっ」 「……ミス・ヴァリエールの方が軽いですしね……」 なんか背中でシエスタがヘコんでる…… 「おっぱいまーくーらー」 「まぁ……♪」 「ルイズ、ぶーとーんー」 「……もぅ」 ふぅ、モテる漢はつらいぜぇぇぇぇ 何この最強布団セット。 誰? こんなの思いついたの!! 俺!! 俺だよ!! 俺俺ぇぇぇぇ! サイトだよぉぉぉ げへぇぇぇぇ、なんてスバラシィィィィ この世の天国……プライス・レス っつーか売らねぇ、絶対売らない。 「サイトさん、ちょっとは何か食べませんか?」 「はーーい」 ……なんてっ……幸せ。 400 名前:10/12[sage] 投稿日:2007/04/04(水) 01 54 41 ID Fmaw2vgn むにょんむにょんむにょん (うひょぉぉぉぉぉぉ) み、耳から脳が垂れる……、 「はい、ミス・ヴァリエール」 「うん、ありがとシエスタ……はい、サイト……あーーん」 「あーーーー、うん。おいしー」 解説しようっ おっぱいまくら状態のシエスタが、そのままリンゴを剥いてくれる。 腕が動くたびに左右から、柔らかな壁が迫り…… 究極!! しかぁも、ルイズの『あーん』で食べるリンゴは格別だ!! ……なお、ルイズのリンゴ剥きで血を見たことだけ明記しておこう。 「もっと要りますか?」 「……んーー」 マリコルヌに勧められて、いくつか料理を食べた俺は、そんなにお腹は空いていない。 もちろん、その事を二人には言っていないけれど。 「しょ、食欲無いんですか?」 「それは重大な問題ね!」 食欲位無いフリしないと、体調不良の信憑性が……既に怪しい気もするが。 「……し、仕方ない……わ……ね……」 ルイズがシエスタに目配せをして、更にリンゴを剥かせる。 仕方ないとか言いつつ、やたらとにやけているのは気のせいか? ルイズ。 シエスタに指示して、さっきまでより細長く切り分けられたリンゴをルイズが口にする。 って、自分で食うのかよ。 そう思い、俺が呆れてルイズを見た瞬間、片目が軽く閉じられた。 可愛いウィンクにどぎまぎしていると、ルイズの手が俺の肩に回されて…… 「ひゃぃ……わーーーーん」 わぁお 401 名前:11/12[sage] 投稿日:2007/04/04(水) 01 55 16 ID Fmaw2vgn コレを食べずにすむ筈があろうか? ってーか、コレ食べたくない奴いるか? 我慢できる奴いるか? 少なくとも俺には無理!! 「あーーん」 大きく口を開けると、ルイズの目がうっとりと細められる。 しゅると衣擦れの音が妙に耳についた。 俺のお腹に乗っていたルイズが、ゆっくりと口元に来る。 ルイズの身体がお腹から胸、胸から首へと這い上がってくる。 「もぉ……ミス・ヴァリエール……ずるいです」 シエスタの囁きが起こした風が耳元に触れ、快感が背中を跳ね回る。 得意気にシエスタを見たルイズが俺の口の側でその動きを止めた。 ? 不思議に思っていると、少しだけ口の中にリンゴが入ってくる。 ……ほんの少しだけ。 シャリ……と、音を立てて俺の歯がリンゴを噛むと、またルイズが少しだけ進む…… 楽しんでるな……ルイズ。 俺も楽しい。 一つのリンゴをたっぷりと時間を掛けて味わう。 密着しているルイズが、小さく動くたびに暴れだしたいような快感が巻き起こる。 この状態では、何をするにしてもお互いの身体を擦り合わせるほかは無い。 前後からの心地よい感触を味わううちに、りんごの最後の一欠片が口の中に転がり込む。 惜しいことをした……だが、そんな感想を抱く暇もルイズは与えてくれなかった。 チロっと可愛い舌を出して、俺の唇についたリンゴの果汁を舐め取る。 「っっ! ル、ルイズっ」 悪戯っぽう笑うルイズを、シエスタだけが不思議そうに見ていたが、 「……サイトさん……まだ……要りますよね?」 「……勿論」 楽しい食事はまだまだ続いた。 402 名前:12/12[sage] 投稿日:2007/04/04(水) 01 55 53 ID Fmaw2vgn 至高の一夜だった…… 思い出すだけではにゃぁぁんと、頬が緩む。 あの状態で寝れたのか? だって? 寝れるはず無いと思っていたが…… 「子守唄……歌ってあげますね?」 「わたしもよ……寝るまで頑張るからね」 ……二人の可愛い歌声に、案外あっさり負けてしまった。 食事を取った後は、真面目に心配してくれた二人が俺を休ませよう休ませようと、一生懸命頑張ってくれたのだ。 二人の身体もなんと言うか……適温で気持ちよかったし。 最も……あの究極の布団セットで一晩過ごした俺は…… 『素晴らしい夢』を見て……起きた直後は二人の顔が直視できないは、 シエスタにばれないようにパンツ洗いに行くのが大変だったはで…… ま、それはいい。 「また……いつでも言って下さいね?」 「……む、無理はするんじゃないわよっ」 ……どうやらいつでもオッケーらしく…… 今日も体調不良になる予定だ…… 何て幸せな日々だろう…… 幸せに酔う俺の前に、なんだか急いでギーシュが現れた。 「あーサイト……知ってるか?」 「なんだよ?」 「……マリコルヌがなぁ……」 ……殴るべきか感謝するべきか……悩みながらギーシュの言葉を待つと、 「謹慎食らったらしいんだよ……『俺もおぉぉぉ』って叫びながらメイド宿舎に突っ込んだらしいんだ」 ……とりあえず……殴るのは勘弁するとして…… 「それよりギーシュ、美味しい果物を知らないか?」 「ん? あぁ、アルビオンからの桃リンゴの初物がそろそろ……」 夜が楽しみだ。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8631.html
前ページゼロの戦闘妖精 Misson 18「インディアン・サマー・ヴァケーション(後編)その1」 「それじゃ 明日の朝、格納庫の前で。」 「はい、よろしく御願いします。」 学院に戻ったルイズは そのままシエスタのいるメイド宿舎に向かったが、時間的にも宵の口を過ぎており 出発は明朝となった。 ルイズにとっても ラグドリアン湖の一件やテイファニアの件についてゆっくり考える事が出来て むしろ助かった。 翌朝 ルイズが元・召喚場である雪風の格納庫前に来た時には既に シエスタが待っていた。 「そういえば 貴女の私服姿を見るのって、初めてよね。」 赤のチェック柄 サマーニットのいかにもカントリー調の服は、学院支給のメイド服姿しか見た事のなかったルイズには 新鮮に見えた。 目を引くのは 袖口やスカートの裾を飾る革製のフリルと、仕事中には着けないネックレスだった。 平民の持ち物にしては 純度の高そうな銀のチェーン。そして 末端にぶら下がるアクセサリーは… 「それ、綺麗だけど 女の子の装飾品としては、ちょっとゴツくない?」 銀色に輝く、手投げ斧を模したマスコット。 「まぁ そうなんですけど。 実はコレ 曽祖父が決めた『我が家の印』なんです。」 家紋を持つ貴族と違い 平民が『印』を持つ事は珍しい。尤も ゲルマニア辺りでは、裕福な平民商人が没落貴族から『紋章』を買い取ったりする事もあるらしいが。 「へぇ 変わった方だったのね、シエスタの曾お爺さんって。 生きてらしたなら 一度会ってみたかったわ。」 「はい。私も そう思います。本当に…」 そう言って天を仰ぐシエスタの表情は 言葉に出来ない『思い』を秘めていた。 「じゃ コレかぶって。」 「はい。」 雪風に乗り込んだシエスタに ヘルメットを渡すルイズ。シエスタは 特に説明を受けずとも淀み無く面帯まで装着する。 それを見てルイズは 以前から感じていた違和感を思い出す。 今や 学院半公認でルイズ専属となったシエスタは、日常生活だけでなく ゼロセン開発や雪風関係の手伝いまで行っている。 それが 勘が良いと言うか何というか、妙に手馴れているのだ。 雪風の軽整備なぞ コルベール先生に補助してもらった時よりもスムーズに終了した程だ。 手伝っては貰っているが 実際にシエスタを雪風に乗せたのはこれが始めて。 にも拘らず 飛行中の障害となる可能性のあった先程のネックレスは 言われる前に外して小物入れのポーチに仕舞い、シートのハーネスも何も教わらずにロックしていた。 シエスタ。ごく普通の 農村出身のメイドの少女。彼女には 何があるのだろうか。 雪風は離陸し 一路タルブ村を目指す。シエスタは ただ静かに座っていた。だが それもまたおかしな事だった。 雪風に初めて乗った者は例外無く、加速感に驚き 高高度からの眺めに狂喜する。程度の差こそあれ 皆そうだった。 さも「こうなる事は知っていた」「騒ぐ程も無い ごく当然の事」といった態のシエスタが 異常なのである。 彼女は何者なのか?それを知る為 ルイズはちょっとした『悪戯』を仕掛ける。 予め 雪風にはLinkを通じて指示を出しておき、フライトが暫く続きシエスタの注意力が緩んだ頃を見計らって ルイズは宣言する。 「シエスタ。『ユーハヴ コントロール』。」 そして両手を高く掲げて見せる。 「あっ はい。『アイハヴ コントロール』。」 突然声を掛けられ ハッっとするも、思わずそう言って操縦桿を握るシエスタ。直後に我に返り(やっちゃった!)という表情。 これにより ルイズの『違和感』は『疑惑』へと変化した。 「…雪風を召喚してから 何人もの『お客さん』を乗せてきたけど、雪風の『操縦』を渡した事は一度も無いわ。 だから 操縦交代の方法について知っている人は、誰もいない。それは間違い無い。 なのに さっきのやり取りは完璧だった。 シエスタ 貴女は一体…」 「まずはタルブで 『竜の羽衣』を見てください。ルイズ様なら、それで大まかな所は御判りになると思います。 そこで 全て御話致します。」 そして 再び沈黙がコクピットを支配し 飛行は続いた。 雪風はタルブ上空に到着した。眼下は緑に輝いている。 しかし それは牧草地や麦畑等によるものではなかった。一面に広がるのは 『葡萄畑』。 面積の大部分を緩やかな丘陵が占めるその村は、葡萄の栽培に適し 美味なるワインの産地として知られていた。 シエスタの実家は 村の外れにあるという。機首をそちらの方向に向けると、地上には 導くかの様な一本道があった。 田舎の農道としては広すぎる幅、凹凸の少ない整備された一直線の道。 (まるで『滑走路』だわ!) ルイズでなくとも ゼロセン開発に係った者なら、皆そう思っただろう。 「あれです!あの家の前に降りて下さい。」 シエスタの実家は、その道の終わり 末端にあった。 比較的に裕福な自作農家のようで、平民としては充分大きな家屋と倉庫 そして頑丈そうな土壁の建物が並んでいる。 滑走路の正面にあるのは、その 魔法学院の雪風格納庫を思わせる建物だった。 「さあ こちらへどうぞ。」 シエスタは、家族へ帰省の挨拶をするよりも先に その建物の大扉を開けてルイズを招き入れた。 大扉から差し込む光が 『それ』を照らし出す。 美しい 青色の塊。機体と翼が独立した、複葉機とも取れる 複雑で或る種芸術的なフォルム。 これが『竜の羽衣』なのだろう。その名で呼ばれるに相応しい存在だった。 だが ルイズは知っていた。それの本当の名前を。 「……ファーンⅡ(ザ・セカンド)」 FAFの開発した 新型戦闘機。最大推力でシルフに劣るものの、小型軽量の機体は 運動性でシルフを凌駕する。 (何故 これが!?) 絶句と混乱。それでも 推論のコアとなる情報を得たルイズの脳は、猛烈な勢いで このパズルを組み立てていた。 (コレが存在するなら、シエスタの『知識』については納得がいく。 ただし 『場違いな工芸品』を先祖が偶々手に入れたという事ではない筈だ。 機体から知識を得たとしたら もっと断片的になるだろう。シエスタの理解は 系統立ち過ぎている。 ならば FAF関係者が『召喚』されたか?その可能性は低い。 雪風という例外はあるにせよ、人間の召喚は『四の使い魔』以外に確認されていない。 『場違いな工芸品』であっても 同様に…) 未だ答の出ないルイズの思考よりも先に シエスタが回答を告げる。 「曽祖父は これに乗ってタルブにやって来ました。 そして 専門外ではありましたが、持っていた知識を使い 村の発展に貢献しました。 村は 曽祖父を受け入れ、『自分とファーンⅡの事は どうか秘密にして欲しい』という願いを守ったのです。」 (やっぱりそうなのね。でも それでは辻褄の合わない事も…) 「曽祖父は 『場違いな工芸品』と呼ばれるモノについて調査し、私達子孫に遺言を残しました。 『いつか来る 〈深井中尉〉若しくは〈雪風〉を探して、〈龍の巣〉に潜む〈泣き女〉の元へ導け』と。」 その結果 二人の少女が、今ここに居るのだった。 《続く》 前ページゼロの戦闘妖精
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/3892.html
前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ ◇ 家から遺品を持ち出したシエスタは、かなり不満が溜まっていた。 家族にも不審げな視線を向けられた。自分も何一つ事情を説明されないので訳が分からない。 しかし、それが逆に興味をそそらせていた。祖母には謎がたくさんあって、皆不思議に思っていたのだ。シエスタは祖母のことが大好きだったから、彼女の本当の姿を知りたいという欲求は強かった。 最初は、ムスタディオの剣幕に押されて連れてきた。 しかしタルブの村に着いて家族と顔を合わせ、少し落ち着くと、逆にこれは祖母のことを知るチャンスだと気づいたのだ。 ムスタディオは、どうやら祖母について何かを知っているらしい。もしかしたら、何かを探りに来たのかもしれない。素性を偽った新たな調査隊なのかもしれないし(何で使い魔なんかやってるのかは知らない)、祖母の関係者で、消息を辿っていたのかもしれない。 改めて祖母は何者なのだろうかと思う。 どこかの国の重役? 確かに物腰は平民離れしていたし。 未知の魔法を開発した第一人者? 見たことも聞いたこともない魔法を使っていたし。 こうなってくると、想像力豊かなシエスタはどうにもむずむずが止まらない。 だから何が何でも何かを聞き出してやる、とちょっと強気になっていた。 正直不安だったが、家族に黙って祖母の遺品をもち出して来たのはそういう理由もあってのことだった。 むん、と普段は貞淑な心に気合を入れて墓地へと向かっていたシエスタだったが、その内大声が聞こえてきた。 泣き声だ。 あまりの激しさに最初は子供が泣いているのかと思ったが、それにしては声が太い。 大の大人、しかも男だ。 こんな激しさで大人の男の人が泣いてるなんて、尋常な事態じゃない。 慌ててその泣き声が聞こえる方――墓地へと走ったシエスタが見たものは、祖母の墓にすがりついて泣きじゃくるムスタディオの姿だった。 何が起こったのだろう、と今までの強気を忘れて一瞬ぽかんとした。 それからすぐ気がつき、危ないので剣から引き剥がしに掛かった。 「ブレイブストーリー/ゼロ」-10 ――それは、魂を全部吐き出そうとしているかのような慟哭だった。 シエスタがやって来た事に気付きもしないし、墓から離そうとしても動かない。剣を抱きしめているから手が出せない。 ムスタディオが落ち着き始め、シエスタのことに気付いたのはそれから随分経ってのことだ。 「ど、どうしたんですか?」 「……あ、シエスタ、ええと、その……ごめん」 そう言ったっきり、墓場に沈黙が下りる。 ムスタディオが落ち着くのを待つ間に自分自身すっかり平常心を取り戻してしまっていたシエスタは、何に対する謝罪なんだろうと考える。色々なごめんなさいが混じっている。我を忘れたこととか、無理を言ったこととか、でもそれだけじゃない気がする。 シエスタは持ち前の想像力を駆使して考える。 どんな切り口からだと、彼の口から真意を聞きだせるだろう。 地面に座り込んだムスタディオの隣に腰を下ろす。 「ムスタディオさんって、祖母を探していたんですか?」 考えた末の一言は、目に見えるほどムスタディオを狼狽させていた。その体が少しだけ震えている。 「……少し違うけど、そうだよ。その、なんて言ったらいいかな……探していたうちの一人なんだ」 「そうなんですか……本当に会いたかったんですね」 いきなり核心を突いたのはいいが、次が続かない。 「……えと、祖母とは、どんな関係だったんです?」 少し焦って下手な質問をしてしまうシエスタであった。沈黙が揺り返してくる。自分で話をぶった切ってしまったと頭を抱えそうになるが、かなり間をおいてムスタディオがぽつりと口を開いた。 「好きだった」 その内容に、思わずムスタディオの横顔を凝視してしまう。 何か、吹っ切れかけたような顔をしていた。ただし、その顔は投げやりな方向へ向いている気がした。 「……オレに、シエスタの祖母の消息を探してくれって依頼してきた人が、彼女のことを慕っていたのさ」 「そ、そうなんですか……」 少しほっとしかけるが、何か違うと思う。何か、友人の話と前置いて自分の相談をしてるような様相なのは気のせいだろうか。 この会話をどうするか悩んだが、シエスタは結局続けることにする。おかしな雰囲気だが、良い機会には変わりないのだった。 「その人って、どんな人だったんですか?」 「シエスタの祖母の戦友さ。君の祖母は、剣に秀でていただろ?」 「あ、はい」 シエスタは色々な人の話を思い出す。 タルブは何度か危機に見舞われたことがある。 オークや山賊の襲撃を受けたこともあるし、家畜を狼に荒らされたこともある。 しかし、そのいずれも撃退されている。祖母の手によって。 老いてもその力は衰えを見せず、シエスタが小さい頃にあったオークの襲撃の際なんかは、五体のオークが剣一本を携えた祖母になす術もなく斬り刻まれた。 「王宮の騎士様でも……あそこまでは強くないだろうって村にいる元傭兵の方が誉めていました。こんな人が何故こんなところにいるんだろうって不思議がってもいました。 子供達の間では、タルブの守り神なんて呼ばれて、男の子達のあこがれだったんですよ。あんな風に強くなりたいって」 神。そうだ、とシエスタはぼんやり考える。彼女は神様の使いか何かだったのかもしれない。空から降って来た船と共に現れ、何よりあの剣から繰り出される―― 「光り輝く、魔法みたいな技を使ってなかったかい?」 考えていたことを先読みされた気がして、シエスタはぎくりとした。 「そ、そんなことまで知ってるんですか」 「何度も見たことがあるんだ……その、オレに依頼した人が」 (この人……何なんだろう) シエスタの中で、純粋な疑問が膨らむ。 「祖母の戦友」とは誰なんだろう。年齢的に考えてムスタディオではないだろうが、でも不思議と彼のような気もしてしまう。 ムスタディオと祖母は、どんな関係だったんだろう。 祖母とは面識があるんだろうか。常識的に考えれば、そんなことはないだろうけれど。 さらに踏み込めば。彼は祖母のことを慕っていたのだろうか。そんなことってあるんだろうか。 考えるほどに袋小路に入り込んでいく。 でも――と、ちらりとムスタディオの横顔を見やる。 ムスタディオは墓に突き立つ錆びた剣をずっと見つめていた。 その剣がかつて放った閃光を、そしてその剣を構える祖母の姿を見ているかのように。 「オレに依頼した人は、シエスタの祖母と同じように、生まれた場所から遠いこの地まで来てしまったんだ。だからもう一度会いたいって言ってたよ」 とつとつと語る彼が、どんな気持ちでいるのかは分からない。 それでも、祖母の死を悼み、あんな風に泣いてくれた。 ムスタディオにとって、祖母はとても大切な人、それか何かの強い思い入れがあった人だったんだと分かる。 「そうなんですか……あの、ムスタディオさん」 ――だから。 彼女が思い残した言葉を、伝えたほうがいいかもしれないと思った。 「祖母の遺品なんですけど……見ますか?」 「え……ああ、」 ムスタディオの体が、一瞬涙を堪えるように小さく震えた。「……見せてくれ」と鎮痛な言葉が続く。 シエスタは、手ぬぐいを地面に広げ、持ってきた手提げの中身――祖母の遺品たちを並べていった。 シンプルな髪留め、手甲、何か鎧のようなものの破片、指くらいの小さな金属の筒――祖母の遺品はそんなに多くない上に、何故こんな物を後生大事にしていたのかと首をかしげるような物が多い。 それでもその中にあったある品に、ムスタディオが目を見開いた。 「こ、れ」 それは、シエスタがムスタディオに見せようとしていた品でもあった。 「それ、祖母が一番大事にしていたものです」 それは口紅だった。 他の品々と同じく熱で外装がかなり焦げているが、中の紅は無事だった。とはいえ、ほとんど中身は残っていない。祖母は冠婚葬祭の折にそれをつけ、時にはシエスタにもおめかしさせてくれたりもして、使い尽くしてしまっていた。 祖母はシエスタ以外の人間には、それを使わせようとはしなかった。 ムスタディオが紅の入った小さな箱を拾い上げる。 その指が震えている。 その表情が、信じられない、と今の気持ちを代弁している。 先ほどまでの諦観の色は消えうせ、そこには一縷の喜びさえ垣間見える気がする。 ――シエスタは、その紅を初めてつけてもらった時のことを覚えている。 これは誰にも、夫にすら話したことがないんだけれど、と祖母が若かった頃の淡い思い出を語ってくれた。 祖母の昔の話を聞いたことは、数えるほどしかない。 だから、鮮明に覚えていた。 「祖母が若かった時に、男の人から贈られたものなんですって。 その人は、きっと祖母のことを慕っていて、祖母もその人への淡い気持ちがあったって言ってました」 結婚して、孫まで出来た今でも、いや今だからこそ忘れられない。そう言った祖母の声は、心なしか震えていた。何かを悲しむように。 そうして若かりし頃の美しさが垣間見える顔をほころばせ、子供には早い話でしたね、と言った。 シエスタは小さかったが、そういう人間の情緒が分からないほど幼くはなかった。 「こんなことになるなら、思いを伝えておけばよかった、とも言っていました」 思い出に浸りながら言ったので、シエスタはムスタディオの異変を悟るのが遅れた。 「……ははは」 最初に気付いたのは笑い声だった。 どう考えても笑い声が出る雰囲気ではなかったので驚いたシエスタはムスタディオをもう一度見る。しかしムスタディオはシエスタに背を向ける位置に立っており、その手が突き立った剣の柄を撫でているのだけが見えた。 次に気付いたのは、足元へ涙が落ちるぱたぱたという音。 泣いている。 ムスタディオは泣きながら笑っていた。 「あの……?」 なんて反応したら良いのか分からない。そもそも警戒心を完全に解いたわけではなかったシエスタは、やっぱり同僚達の噂は本当でこの使い魔は狂っているんだろうかなどと少しおびえ、おろおろしてしまうが―― 「シエスタ……ありがとう」 ――最後に気付く。 彼の声が、とても澄んだ感情に彩られていることに。 ムスタディオの体が、再び崩れ落ちる。その腕が墓と剣を抱く。涙が次から次へと溢れている。 その涙は、先ほどまでの悲しみだけによる物ではなくなっている気がした。 「あり、がとう。――本当に、教えて、くれて」 その顔が上を向く。空は晴れ渡り、いつもより天が高いように思えてしまう。 その空みたいに、ムスタディオの涙に濡れた笑顔は、力ない声は、澄んでいた。 今までの陰鬱な様子からは想像だに出来なかった。 「す、すくわれた、気がする。救われた……気がするんだ。本当に、ありがとう……」 ――どんな事情があるのかは、やっぱり分からない。 彼はもしかしたら、皆が言うように気が狂っているのかもしれない。 だとしても。 その涙と笑顔は、何かとても尊い物のように思えた。 「……どういたしまして」 気がつけば、シエスタはぎこちなく微笑みながらそう返していた。 ――力ない笑い声が、嗚咽を堪えるような音に変わる。 それからまたしばらくの間、ムスタディオは泣いていた。 前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/1582.html
ヴェストリの広場から声が聞こえる。 何か騒ぎが起きているようだ。 それを聞きつけた富樫と虎丸は、迷わず向かうことにした。 その日、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの寝覚めは最悪だった。 たくさんの、暑苦しい男達が自分に迫ってくる夢を見たのだから無理もない。 起きて夢であったことに安心して、一息つく。 すると、昨日のことを思い出してしまって、ある意味現実であることに頭を抱える。 彼らが、他の世界から来た、という台詞をルイズは疑ってはいない。 あれだけの人数が、まるで口裏を合わせたかのようにここは違うなどありえないからだ。 その境遇には憐憫を覚えなくはないし、弱者を助けるのも貴族の務めであると考えると、 気分も悪くはない。 しかし、本人達の悲壮感のなさと、あの汗臭さはどうにかならないものだろうか。 そこまで考えたところで、ルイズは自分が大きく汗をかいていることに気づいた。 窓を開けて外を眺めると、日が昇るのが見えた。 (気持ちのいい朝ね。) そろそろこの学園にいるコックやメイドたちが働きだす時間だ。 この汗にまみれた洗濯物をシエスタにでも洗濯してもらおう。 そう考えたルイズは、外の井戸へと向かうことにした。 「おはよう。朝から精が出るわねシエスタ。」 案の定、いつもの場所でシエスタは選択をしていた。 「おはようございます、ミス・ヴァリエール。洗濯の依頼でしょうか?」 洗濯の手を止めて、後ろを振り向いたシエスタは、ルイズが衣服を持っているのを目に留めそう答えた。 「そうよ。忙しいところ悪いけど、お願いできるかしら。」 「はい。本日は天気も良いので、午前中には乾くかと思います。 午後にお届けすればよろしいでしょうか。」 「ええ。それでお願いね。」 ルイズは気づいていないが、シエスタと会話をしている時のルイズは、たいへん柔らかい顔をしていた。 教室でのルイズしか見ていない者達が見たならば、その険のなさに驚き、そして見ほれるに違いない。 朝日に照らされた少女の顔は、まさにそれが一つの芸術のごとく美しかった。 話は一年ほど前に遡る。 教室で、錬金対象を爆発させ、後片付けをさせられたルイズは機嫌が悪かった。 そのために昼食の時間は遅れ、周りには誰もいない。 いるのは働いているメイドたちだけだ。 その時、少し離れたところから人の争うような声が聞こえる。 声から判断すると、男が女に無理を強いているようだ。 (弱い者を助けるのは貴族の義務よね。) 母に厳しく仕込まれた言葉を思い返す。 あの偉大なる母は、決して弱者に無理をさせるようなことはしなかったのだ。 自分の魔法があらゆるものを爆破する、ということに思いをはせていたルイズは、 明らかに悪いであろう男を爆破しようと理論武装した。 ……本音はもちろん八つ当たりである。 (普段は疎ましいだけの能力だけど、こういう機会では使えるかもしれないわね。) ちょっとした思い付きであるが、ルイズはそのことを頭にとどめた。 ようやく現場に近づいたルイズは、自分の想像とは少し違う状況に戸惑い、様子を見ることにした。 片方が貴族の使いとおぼしき人物であり、片方はメイドである。 ここまではルイズの予想通りだ。 予想と違ったのはその会話である。 メイドが、貴族であるルイズの目から見ても、凛とした態度で丁重に相手の話を断っていたのだ。 その立派な様子に、多少拍子抜けして、会話に集中することにした。 「一介のメイドごときが、モット伯のお誘いを断るというのか!!」 「確かに私は一介のメイドに過ぎませんし、お誘いを頂いて誠に光栄でございます。 しかし、私はこの学園で働く身でありますので、上司を通して『正式に』お話をまわして 頂きませんと、承服いたしかねます。」 (モット伯ね。確か、平民の女の子をたくさん囲っているという話だったわね。 目をつけた女の子をさらいに来た、というところかしら。) そうルイズはあたりをつけた。 それに、この学院で唯一人事権を握るオールドオスマンは、相当のやり手である。 簡単に、自分の下で働く人間を苦境に落とすことはないのだ。 この様子なら自分は必要ないだろう、そう考えた彼女は、その場から立ち去ろうとした。 「確か出身はタルブの村だったか。今年の税は厳しくなるだろうな。」 ただ脅迫するだけでは埒があかないと判断した男は、絡めてでいくことにしたようだ。 その言葉に、少女が絶句したのを確認したルイズは、もう少し様子を見ることにした。 少女は強く、それこそ血が出る位に手を握り締めている。 しかし、目には絶望は見られない。 ただ、黒い怒りだけが浮かんでいた。 それを見たルイズは反射的に動いていた。 「ちょっとそこのあなた!!私付のメイドを脅すなんてどういう了見よ!!」 もちろん詭弁である。 二人がこちらの方を向く。 シエスタの顔には、驚きが浮かんでいた。 男は思わず舌打ちをすると、一声脅すことにした。 面と向かってモット伯に逆らえる貴族は少数派なのだ。 ましてや、明らかに上となると片手で数えるほどしかいないのだ。 男の不運な点を上げるとするならば、ルイズがその少数派に属していたことだろう。 「これは、モット伯に対する挑戦と受け取ってもよろしいのでしょうか。お嬢さん」 「あら。ヴァリエール家はいついかなるときでも挑戦はお受けしていますわ。」 わざと言葉を丁寧にし、男の横に錬金をかける。 狙い通りに爆発したのを見たルイズは、男の様子を伺った。 男は驚愕し、おののいている様だ。 慌ててきびすを返すと、走りさっていった。 その様子に、カトレア姉さんの近くで見たリスが逃げていく姿を思いおこしたルイズは、くすくすと笑った。 あっけに取られていた少女も一緒になって笑い出した。 ひとしきり笑ったところで、ルイズはこの少女の名前を聞くことにした。 この芯の強い少女のことが気に入ったのである。 本当に自分付のメイドにしたいくらいには。 「ところで、あなた名前はなんと言うの?」 こうしてルイズとシエスタの交流が始まった。 普段教室でゼロと馬鹿にされているルイズにとっては、数少ない話し相手であったし シエスタにとっては、まさしく恩人である。 二人が、身分の差を越えて仲良くなるのにさして時間はかからなかった。 そしてこの経験はルイズの視野を広げることになった。 まったく身分の違うシエスタの視線は、常に新鮮であり面白かった。 一方、意外にもシエスタには結構学があることにも驚いた。 読み書き計算ができる平民など本当に少数派であるのだ。 そのことを追求すると、シエスタの祖父の話が出てきた。 そのシエスタの祖父の話はまさしく痛快であった。 魔法が使えないにも関わらず、己の道の邪魔をするものは吹き飛ばす。 その祖父の薫陶を受けたシエスタが、芯の強い少女になるのは当然の結果であるとルイズは思った。 また、シエスタが本当に家族を愛していることを感じ、暖かい気持ちになった。 朝から数えて二つ目の鐘がなる。 そのことに気がついたルイズは、シエスタとの会話を打ち切り、オールドオスマンのところへと向かった。 シエスタの後にあの顔は見たくないが、そうも言ってはいられない。 なぜなら、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは彼らのご主人様なのだから。 これもシエスタと付き合っていて分かったことの一つである。 真の貴族とは、平民をしつけるだけでなく、平民がおのずと襟を正すような行動をする貴族のことを言うのだ。 そのためには、魔法使いとして優秀なだけではなく、己が立派な人物になる必要があるのだ。 そうと考えたルイズは、己を省み、行動を直し始めた。 今のところ目に見える効果は、シエスタに慕われていることと、時々食事の上にクックベリーパイが増えている 事だけではあるが。 そうと思い直したルイズは気合を入れなおして、学院長室のドアを開けた。 そこにはオスマンの他に一人しか男がいなかった。 「確か伊達と言ったかしら。他の者達はどうしたの?」 「他のやつらは、今住むところを作っている。」 そう短く答えた伊達は、少しルイズの評価を上げた。 こちらが名乗っていないにも関わらず、名前を覚えていたのだ。 それは、少なくとも、こちらのことに気をつかっている証でもあるのだ。 「お前のことはなんと呼べばいい?」 「人前ではルイズ様と呼んで。格好がつかないから。それ以外では任せるわ。」 その発言にも少し目をむく。 少女の表情や仕草などから判断すると、様付けのみになると思っていたのだ。 しかし彼女は、己が実力でもって、自分に様を付けさせるつもりのようだ。 その姿に伊達は好感を持った。 「さて、それでは本日以降のことについて話し合おうかの。」 流れを打ち切るように、オールドオスマンは本題を話し始めた。 今日一日は、住居作りのためルイズの使い魔をできない、そのことを確認したルイズは、 授業の鐘が鳴ったので教室に向かった。 正直、(一部を除いて)いかにも暑苦しい男、といった者達ばかりであったので、 ついて来ない事にむしろ清々していた。 まあ、使い魔がいないことで多少馬鹿にされるだろうが、今さらだ。 そう思うことにしたルイズは威勢よくドアを開けた。 いつものように錬金の術の失敗の後片付けをしていたルイズは、遅れて食堂に入った。 そこで、何か騒ぎが起こっているのを見止めたルイズは近寄ることした。 周りの人間が話しているのを聞くと、どうやら二股がばれたギーシュが、 その原因となったメイドに八つ当たりをしているようだ。 (情けない。) 心底そう思ったルイズは、乗り気ではないがギーシュを止めることにして、騒ぎの中心へと歩み寄った。 「なに八つ当たりしているのよ。情けないから止めなさい、ギーシュ。」 そう声をかけると、周りから注目が集まるのが分かった。 そうして初めて気がついた。 ギーシュに八つ当たりをされていたのはシエスタだったのだ。 それに良く見ると、とは言ってもルイズと料理長のマルトー位にしかわからないだろうが、 シエスタの謝り方はたいへん職務的だった。 どうやら、八つ当たりを受けるのも、この職場では仕事の一つらしい。 前に、 (他の子が受けるよりはいい、自分は気にならないし。おじい様の方が何倍も怖かったですし。) と言っていたのを思い出した。 そんなシエスタの良さを再認識すると同時に、ギーシュに対する怒りがふつふつとこみ上げてきた。 いかに抑えているとはいえ、このルイズ、沸点は低いほうである。 「ゼロのルイズは黙っていてくれないかね。 貴族が平民を庇うなんて、君は貴族としての意識もゼロなんだね。」 そのギーシュの台詞に、観客がどっと笑う。 その反応に気をよくしたギーシュはさらに続ける。 「まあ、そのメイドを攻めるのも確かに悪いかもね。 そのように気を使えないように育てた親を攻めた方がよいかな。」 ルイズが怒りのあまり手袋を投げつける前に、乾いた音が響き渡った。 シエスタがナプキンを投げつけたのだ。 一瞬前との本人との落差に、ルイズ以外の全員が絶句する。 メイドが貴族に決闘を挑むなど、前代未聞過ぎて、誰も状況についていけないのだ。 「やめなさい、シエスタ。 あなたのお祖父さんでもない限り、貴族に勝てるわけがないのよ。」 そう言いつつも、ルイズは強く杖を握り締めている。 シエスタが決闘を挑まなければ、まず間違いなくルイズがギーシュに決闘を挑んでいたはずだ。 本人とシエスタの名誉のために。 そのことに気がついたシエスタは、目には感謝を込め、しかし態度は凛として言った。 「お言葉ですが、ルイズ様。 家族や友人を馬鹿にされて黙っていられるほど、私は女をやめたわけではありません。」 そう言って、彼女は、決闘場であるヴェストリの広場へと向かった。 慌てて追おうとしたルイズだが、人ごみに紛れてなかなか進まない。 そこへ、住居作りが一段落したことを報告しに来た飛燕を見つけた。 駄目もとで事情を話すと、ひとしきり飛燕は感心し、ルイズを抱えて飛び上がった。 鎖のようなものをたくみに使い、空を駆け抜けていく飛燕とルイズ。 その速度は、生徒達のレビテーションを遥かに凌駕する。 そのことに驚いたルイズではあるが、今はシエスタの方が先だ。 しかし、初動の遅れが響いたのが致命的であった。 今まさに決闘が始まろうとしていた。 そして…… 「さあいらっしゃい、いらっしゃい。男塾名物殺シアムだよ!!」 「ただいまの賭け率は、ギーシュが9に、シエスタが1だよ!!」 と動いている松尾と田沢の姿に、思わずずっこけた。 「あなた達、なにやってんのよーーー! シエスタって、女のメイドなのよ!! こんなことしている暇があったらとっとと止めに入りなさいよ!!」 その台詞に松尾と田沢の動きが止まる。 この二人、決闘と聞いて、二人とも男であると思い込んでいたようだ。 女性に対する思いやりだけは人一倍ある二人だ。 慌ててとめようと人垣をかき分けていった。 ルイズと飛燕もそれに続く。 ようやく最前列にたどり着いた四人であった。 思わず止めようとする三人を飛燕が止める。 「彼女の目は戦士の目です。 今止めるのは、彼女に対する侮辱になりますよ。」 どういう意味よ!と食って掛かったルイズだが、試合を見て驚いた。 「諸君、決闘だ!!」 ギーシュがそう宣言すると広場が盛り上がる。 中には、貴族に決闘を申し込んだ、勇気ある平民のメイドを応援する声もある。 そうしてギーシュが名乗りをあげて青銅のゴーレムを召喚した。 どうやら準備が整ったようだ。 ならば自分も名乗りをあげよう。 「大豪院流、大豪院シエスタ!」 その名乗りを聞いた瞬間、ルイズの使い魔たちの、正確には見物に来ていた男塾の一号生たちの動きが止まった。 その名前は彼らにはあまりにも縁が深すぎた。 そう、かつて男塾の帝王と呼ばれていた男、大豪院邪鬼のことである。 一見すると、シエスタと名乗った少女と邪鬼には共通するところはない。 しかし、良く見ると、その目にたたえた不屈の光は、まさしく大豪院邪鬼のそれであるのだ。 シエスタは、今は亡き祖父のことを思い出していた。 このハルケギニアの水が合わなかったのか、祖父である大豪院邪鬼の子供達に拳才のある者はいなかった。 その孫でも、かろうじてシエスタだけが、大豪院流を修めるのに必要な素質を持っていただけだ。 (もっとも、シエスタ自身は自分に才能があるなどとは思っていないが) 幼いながらにも、厳しかった祖父。拳において孤独であった祖父。 少なくともこのハルケギニアには、祖父の願いを満たしてくれる者はいなかった。 シエスタがこの祖父の訓練に耐え、まがりなりにも戦えるようになったのは、 この祖父の孤独を癒したかったからだ。 シエスタが技を一つ覚えるたびに、優しく頭をなでてくれたその感触は、今も色あせることはない。 祖父が亡くなったあとも修練を欠かさなかった。 それは、技を通して自分の中に祖父が生きているのを感じることができたからだ。 ルイズは驚いていた。 シエスタが何かやっているのは知っていたが、一体とはいえ、ギーシュのゴーレムと互角に戦うとは思ってもいなかった。 それは、ギーシュも同様のようだ。 思わぬ展開に焦ったギーシュは、形振り構わずに全てのゴーレムを投入した。 寡兵になってしまったシエスタはジリジリと押されていく。 一撃、また一撃とダメージが体に蓄積されていくのが分かる。 しかし、反撃する余裕はまったくない。 それほど、このゴーレムの連撃は激しさを増していたのだ!! ほとんど実戦経験のないシエスタにとっては、捌ききれないのもむりのないことだろう。 一度後ろに飛んで距離をとる。 そうして大きく息を吸うと突撃を敢行した。 その速さにシエスタを見失い、一瞬パニック状態になったギーシュは思わず前にこけてしまった。 しかし、それが当たった。 その一瞬後、ギーシュの頭上をシエスタの飛び蹴りが抜けていったのだ。 思わぬ展開に驚くギーシュとシエスタ。 立ち直ったのはギーシュの方が早かったのだ。 ゴーレムの一撃が、ついに彼女に致命的な一撃を刻む。 (肋骨が折られた!) 思わず前のめりになってしまったところに、左から拳が飛んできた。 何とか左手で受けるも、ついに折れてしまった。 そこにもう一体のゴーレムのタックルをくらい、大きく後ろへと吹っ飛んだ。 ヴェストリの広場は静まり返っていた。 観客とて、可愛い女の子がボロボロになるのを見たくはないのだ。 しかし、ギーシュに自分から止めるような余裕はない。 先ほど自分をかすった蹴りの音を覚えているのだ。 凄まじい音だった、アレがもし当たっていたら、自分は生きてはいまい。 そう思えるほどの音だったのだ。 そう、ギーシュは一種の恐慌状態だったのだ。 それに…… ギーシュはちらりとシエスタの方を見やった。 シエスタは立っていた。 ボロボロになり、目に光はない。 それでも立っていたのだ。 その光景にルイズは泣きそうになるのをこらえる。 シエスタは、自分の名誉のためにも戦ったのだ。 ならば、ここで自分が引いてどうする。次は自分が仇を討つ番だ。 そう考えたルイズは一歩前に出ようとして、松尾に道をふさがれた。 松尾だけではない。 ルイズが呼んだ男塾一号生、その全員がそこに立っていたのだ。 「それでは、この不肖、松尾鯛雄、エールを切らせてもらいます。」 「フレー!フレー!シエスタ! フレー!フレー!大豪院!」 それはまさしく天を突くかのような豪声であった。 全員の息が完璧に合わさった、応援であった。 いつの間にかルイズも一緒になって声を出していた。 男塾名物大鐘援である。 その声にシエスタは意識を取り戻した。 これほどの思いを込めて自分を応援してくれている人が、いるのが不思議で仕方がない。 その中にはルイズの姿もあった。泣きながら声を震わせていた。 ふと、シエスタは祖父から聞かせてもらった話を思い出していた。 (そっかぁ。これが大鐘援かぁ。) 体の奥から力が沸いてくるのを感じる。 否!これ程の応援を受けて力を振り絞れないなら女がすたる! そうして、シエスタは、いまだ成功したことのない技の体制に入った。 いかに力が沸いてくるとはいえ、既に体は限界を超えている。 ならば、あと一撃で決めるには、この技しかない。 成功している、していないは関係ない。 シエスタの脳裏には、最後にこの技で天に帰った祖父の、神々しい姿が思い浮かんでいた。 そのシエスタの様子に不吉なものを感じていたギーシュは、慌てて自分の前にゴーレムを全て固めた。 七人のゴーレムによる完全防御隊形だ! たとえ、トライアングルクラスの一撃であろうとしのげる自身がある! それに、 チラッとシエスタの様子を冷静に観察したギーシュは結論を下した。 (これをしのげば僕の勝ちだ!) シエスタの時間がゆっくりと流れる。 その中で、シエスタは、己の中でうねる気を、生まれて初めて感じていた。 あとは、この気を、全身全霊を込めて放つだけ!! シエスタは叫んだ! 「大豪院流奥義 真空殲風衝!!」 その風は全てを吹き飛ばす。 メイジたちは見た。 何も魔法を使えないはずの少女の一撃が、七人のゴーレムを打ち砕き、 そしてついにはギーシュの手の杖までも打ち砕いたのを。 「私の勝ちですね。」 「……ああ、僕の負けだ。」 そして歓声が上がった。 男達の使い魔 第3話 完 NGシーン 雷電「こ、この術はまさか!」 虎丸「知っているのか雷電!」 雷電「これぞまさしく、中国において古代より伝わる豪檸無!」 一般にゴーレムとは、土や鋼などで作られた戦闘用の人形のことをさす。 しかし、この起源が中国であることをしるものはほとんどいない。 周の時代、豪檸無(ごうれむ)将軍はある難題にぶち当たっていた。 一万人の人間にわずか100人の人間で立ち向かえ、と言われたのだ。 常識で考えてはとても無理であると判断した豪檸無将軍はある術方を使った。 土で人形を作り、そこに兵士達の名前を刻んだのだ。 すると不思議なことに、その人形達はまるで生きているかのように戦ったのだ。 なお、この豪檸無将軍は、生涯この秘術については口を閉ざしていたが、 このエピソード自体は有名となり、古代ギリシアやハルケギニアに伝わり、 ゴーレムとなったのは、実に興味深い話である。 民明書房刊「人形の歴史」(平賀才人著)
https://w.atwiki.jp/moejinro/pages/1469.html
ナナツボシ は言った さわやかな朝がやってきました 村の川辺に打ち捨てられた こんぶてさんの遺体が見つかったようです… 3 (なむなむ) エルレイナ こんぶてさんは村でも 3 (なむなむ) かこちん リア狂乙 ナナツボシ は言った /chjoin なむなむ 3 (なむなむ) エルレイナ あんなかんじ 3 (なむなむ) エルレイナ かまれたww ナナツボシ は言った 村人の皆様、今日も1日がんばるのです! 3 (なむなむ) かこちん え? ナナツボシ は言った 昼の部スタート! 1 (ナナツ村) オペこ 占いCO こんぶて ○ 「狼は潜伏だ」と言われて逆に疑ってしまいました。ぐぬぬ 3 (なむなむ) かこちん 喰われたwww 3 (なむなむ) こるくびん まあそうなるでしょwwwww 1 (ナナツ村) ふらぽ あらまた 1 (ナナツ村) メルーファ おはようございますー 3 (なむなむ) シキワロス なんだこりゃwww 3 (なむなむ) エルレイナ おぺこおおおおおおおおお 3 (なむなむ) BBL 狩人だったのかな? 1 (ナナツ村) オペこ ぐ・・・こ・・・れは・・・キツイ 1 (ナナツ村) ROWLEYS ううう、となるとグレー殴り合いですね… 1 (ナナツ村) シエスタXX エー 1 (ナナツ村) ふらぽ というかこんぶてさんうたがっちょった…スマン 3 (なむなむ) エルレイナ 狩人にしては目立ちすぎ 3 (なむなむ) ソラユイ ・ω・ 1 (ナナツ村) メルーファ 見事にオペこさんと狼の考えが一致してるのか・・w 1 (ナナツ村) デジュー むむ、また噛みあわせですか? 3 (なむなむ) こるくびん 私が狼でも舵取り役だから噛んでおきたいところでしたし 1 (ナナツ村) オペこ 申し訳ないとしか言えない 1 (ナナツ村) ふらぽ きっついねぇ 1 (ナナツ村) ROWLEYS うちはこんぶてさんは村と思ってました 1 (ナナツ村) デジュー こんぶてさんは村1番の多弁なので白く見てます。ただできれば早く噛まれてほしいですね。最終日まで残ると厄介です。メルーファさんは最初に言った通り白目で見てたので 3 (なむなむ) こんぶて まぁたぶん噛まれると思ったけど・・思ったけどグレスケ作ったのになぁ 1 (ナナツ村) デジュー あとは占い結果によりけりですね。できるだけ長く生きていて欲しい 1 (ナナツ村) デジュー シエスタさんは霊媒COのとき曖昧な発言をしていたので少し黒目、あそこからこるくさんがCOしてたので隠れることもできたけど、COするつもりであったような気もする。ふらぽさんは占い1人のとき同意や短い発言ばかりだったのでこの中では1番狼がありえるかと思う。 1 (ナナツ村) デジュー グレスケ 白 こんぶて>メルーファ>ROW>シエスタ>ふらぽ 3 (なむなむ) かこちん よし デジューつろうず 3 (なむなむ) エルレイナ 狩ありそうなのがもにこ組 1 (ナナツ村) メルーファ デジューさんの読み読み 1 (ナナツ村) デジュー こんぶてさんはやはり○でしたか 3 (なむなむ) かこちん デジュ子・・・ 3 (なむなむ) こんぶて 狩人ないところなのに噛んで頂けたのはうれしい限りですね 1 (ナナツ村) シエスタXX グレスケだとこんぶてさん黒だったんだがなぁ 1 (ナナツ村) ふらぽ 結果については疑ってないからあまり言うことがないんだがなぁ 3 (なむなむ) BBL お疲れ様でした 3 (なむなむ) エルレイナ おつかれさまです~ 3 (なむなむ) こんぶて 村の誉れじゃ 3 (なむなむ) BBL こんぶてさんの発言で気になるのは2日目の「私は発言で信頼取るので占わなくてもいいんですよ」と言う発言が過剰なアピールに見えました 3 (なむなむ) BBL って貼ろうとしてました 3 (なむなむ) エルレイナ そこ噛まれるならもう 1 (ナナツ村) シエスタXX これさ 3 (なむなむ) ソラユイ おつさまー 3 (なむなむ) エルレイナ デジュー君釣ろうぜ 3 (なむなむ) シキワロス 占い先が全部死んでいく不思議 3 (なむなむ) かこちん ってことはこれエルレイナ結局真霊ってことか 1 (ナナツ村) シエスタXX オペこさん噛みにいってないってことは 3 (なむなむ) エルレイナ デジュー君白ならこんぶてさん吊ろうといってたのは内緒 3 (なむなむ) BBL 狐は実は3人いたんだ!! 3 (なむなむ) こんぶて まぁ実際発言で信頼取れますし 1 (ナナツ村) シエスタXX 狼余裕なんだろうね 3 (なむなむ) EVANS デジューさん筋通った発言してるじゃないですか。人狼には見えませんよ?(今どういう進行か知りませんが) 1 (ナナツ村) メルーファ 黒 ふらぽさん>こんぶてさん>ROWさん>シエスタさん>デジューさん。 3 (なむなむ) BBL とりあえずふらぽさん吊りたいかな 1 (ナナツ村) ROWLEYS 狩が守ってるとみているのでは? おぺこさん 1 (ナナツ村) シエスタXX 狼2残りなら 1 (ナナツ村) デジュー で、他のグレーは何かしら用意できてないのだろうか? 1 (ナナツ村) メルーファ 残った中でふらぽさんが一番無難ですり寄った発言が多い気がする。こんぶてさんは発言がすごい村なんだけど、強い誘導かけてるようにも見える。 3 (なむなむ) かこちん メルデジュラインこれ? 3 (なむなむ) エルレイナ デジュー君はこるくさん吊りのときが 1 (ナナツ村) メルーファ デジューさんはこるくさんの発言を最初につついたから村目。 3 (なむなむ) エルレイナ 黒かった 3 (なむなむ) BBL そうかな 1 (ナナツ村) シエスタXX 今日勝負か 3 (なむなむ) シキワロス ワンチャンうちが占いになってエルレイナさん狐ってことにならないかなー 3 (なむなむ) こんぶて でも私今一番デジューさん村視してるので釣らないで欲しいです 3 (なむなむ) BBL 私は狂人吊りたくなるからなあ 1 (ナナツ村) ふらぽ まぁこれといった提案はないので否定できないw 3 (なむなむ) エルレイナ でも今日は全く推理だめだから 1 (ナナツ村) シエスタXX オペコさん以外全員グレー? 1 (ナナツ村) ROWLEYS うちはシエスタさんとふらぽさん怪しめに見てました。ふらぽさんは吊りを誘導してる印象、シエスタさんは当たり障りない発言が多い印象、です。 3 (なむなむ) こんぶて ROW シエスタを一番疑ってます 1 (ナナツ村) ROWLEYS ですです 3 (なむなむ) BBL 私もデジューさんは村だと思っています 3 (なむなむ) EVANS すいませんよかったら誰かメモ貼ってもらえませんかね?? 1 (ナナツ村) メルーファ 全員グレーですね 3 (なむなむ) エルレイナ デジュー、ふらぽさんでFAしたけど 3 (なむなむ) エルレイナ 両方村かもしれないw 3 (なむなむ) こるくびん でも本当に狼なら 1 (ナナツ村) ふらぽ けど、全潜伏なら誘導してくるほうがって思うんだが… 1 (ナナツ村) シエスタXX もう狩人いるなら 3 (なむなむ) こるくびん ログ掘り返して私に突っ込むかなって 3 (なむなむ) ソラユイ ・ω・ 3 (なむなむ) こるくびん ずっと思ってる 1 (ナナツ村) シエスタXX COして少しでも 3 (なむなむ) BBL 発現薄いところが残っているから推理がきついなあ 3 (なむなむ) エルレイナ 狂人吊りで無駄吊りさせたかったようにみえたんだよねぇ 3 (なむなむ) BBL うーん 1 (ナナツ村) ふらぽ んだね 1 (ナナツ村) デジュー そうだね狩人COしてもいい 3 (なむなむ) こるくびん それが狼の狙いなのかもねー 1 (ナナツ村) シエスタXX グレー狭めたほうがよくない? 3 (なむなむ) BBL シエスタさんは村に見えるかな 1 (ナナツ村) ROWLEYS そうですね。狭めたほうがいいかもしんないです 1 (ナナツ村) シエスタXX ということで 1 (ナナツ村) オペこ 現在6名か 1 (ナナツ村) メルーファ まだ狩人COしないほうがいいような・・ 3 (なむなむ) BBL あんまり地震ないけど 1 (ナナツ村) シエスタXX 狩人CO 1 (ナナツ村) オペこ ワオウ 3 (なむなむ) かこちん おぉう 3 (なむなむ) エルレイナ シエスタくんまた狩かw 1 (ナナツ村) メルーファ あー、シエスタさん狩人了解です 1 (ナナツ村) デジュー ふむ 1 (ナナツ村) オペこ 対抗は? 3 (なむなむ) かこちん シエスタん・・・ 1 (ナナツ村) シエスタXX オペコ鉄壁でした 3 (なむなむ) エルレイナ これは真だな~ 1 (ナナツ村) ROWLEYS ォオー!!(゚д゚屮)屮 1 (ナナツ村) ふらぽ いなさそう 1 (ナナツ村) シエスタXX これで2分の1 1 (ナナツ村) オペこ 無能な占いで申し訳ない>>狩り 3 (なむなむ) かこちん 霊媒生きてたらCOしていいのよ 3 (なむなむ) BBL だからROWさんふらぽさんメルーファさんの誰かを吊りたいなあ 1 (ナナツ村) シエスタXX おれは 3 (なむなむ) BBL ってシエスタさん狩人か 1 (ナナツ村) シエスタXX メル^ファさんと 1 (ナナツ村) デジュー 今日はふらぽさん吊りでいいかな 1 (ナナツ村) シエスタXX デジュさんかな 3 (なむなむ) こるくびん このCOはどう見ます 3 (なむなむ) エルレイナ 霊はわたしかBBLさんでほぼきまりだね 1 (ナナツ村) シエスタXX 怪しいのはね 1 (ナナツ村) メルーファ シエスタさんの考える狼候補? 1 (ナナツ村) メルーファ なるほど 3 (なむなむ) BBL 霊なら十刷出た後出ますよ 1 (ナナツ村) シエスタXX んだね 1 (ナナツ村) デジュー ふむ僕が怪しまれるのね 3 (なむなむ) BBL 私はね 3 (なむなむ) こんぶて 狼は発言中程度で占い避けてる所だって。潜伏にある程度自信あるやつだぁああ 3 (なむなむ) かこちん デジューさん誘導だよねあれ 3 (なむなむ) BBL グレー減らしたいしね 1 (ナナツ村) ふらぽ なぜうち指定 3 (なむなむ) BBL あー 1 (ナナツ村) メルーファ デジューさんが狼なら、こるくさんの不利な発言は指摘しないと思う 1 (ナナツ村) デジュー 指定ではないよ 1 (ナナツ村) シエスタXX オペコさんは? 3 (なむなむ) BBL でいいかなって発言は少し気になるかな ナナツボシ は言った 5分経過(残2分) 3 (なむなむ) エルレイナ ふらぽさんつってデジュー君占いでイインダヨ 3 (なむなむ) こるくびん みんな結構細かいところ見てるのねー 3 (なむなむ) かこちん デジュ メル ラインが見え隠れ 3 (なむなむ) BBL 村でそんな投げやりな態度は信じられなくなる 1 (ナナツ村) オペこ みな良く何も無い中で判断できるな・・・ 1 (ナナツ村) デジュー 最終決定権はオペこさんにある 1 (ナナツ村) ROWLEYS ですね 3 (なむなむ) エルレイナ メルさんも狩人CO反対したのが 1 (ナナツ村) オペこ 時間までには 3 (なむなむ) エルレイナ あやしいっちゃ怪しいか… 1 (ナナツ村) オペこ 決めます 3 (なむなむ) こるくびん 何気なく言ったところでばれちゃったりこわい 1 (ナナツ村) ふらぽ うい 1 (ナナツ村) メルーファ 了解ですー 3 (なむなむ) こんぶて ふらぽさんは発言少ないしスケープゴート臭いからなぁ 1 (ナナツ村) オペこ 意見があれば・・・書いて欲しい 3 (なむなむ) BBL メールーファさんつりかな? 3 (なむなむ) ソラユイ メルーデッジュー黒いー 1 (ナナツ村) オペこ ふらぼさん 1 (ナナツ村) オペこ 狼ですか? 3 (なむなむ) かこちん メル吊りのデジュ占いで 3 (なむなむ) こんぶて でも狼2残りだからここ狼でも不思議ではない 3 (なむなむ) エルレイナ きいてるwww 1 (ナナツ村) ふらぽ 村だよ 1 (ナナツ村) オペこ はい 1 (ナナツ村) シエスタXX デジュさんの 3 (なむなむ) エルレイナ オペこくんおもしろいなw 1 (ナナツ村) メルーファ 村と言うしかないような・・w 3 (なむなむ) エルレイナ そういえば今日の村で 1 (ナナツ村) デジュー なんだい? 3 (なむなむ) ナナツボシ おもしろいねw 3 (なむなむ) エルレイナ 8連続くらいわたしとオペこくん敵対してたのが 1 (ナナツ村) シエスタXX ふらぽさん ナナツボシ は言った 残り1分 3 (なむなむ) エルレイナ ついに途切れた 1 (ナナツ村) シエスタXX 指定とか 3 (なむなむ) BBL w 3 (なむなむ) こんぶて w 3 (なむなむ) こるくびん ww 3 (なむなむ) かこちん w 1 (ナナツ村) シエスタXX 怪しく思った 3 (なむなむ) EVANS オペこさんのグレーって誰です? 1 (ナナツ村) デジュー 指定じゃないよ。意見です 1 (ナナツ村) オペこ ごめんなさい、やっぱりふらぼさんでお願いします。 3 (なむなむ) BBL そうだよね 3 (なむなむ) エルレイナ 狼だったらしばくわ…オペこくん 1 (ナナツ村) ROWLEYS 了解です 3 (なむなむ) かこちん エルレイナ狂人だろー 1 (ナナツ村) メルーファ ふらぽさん吊り了解ですー 3 (なむなむ) BBL あの発言は引っかかるよね>シエスタさん 3 (なむなむ) エルレイナ さすがにメタいれればわたし狂なら 1 (ナナツ村) ふらぽ むー仕方ないな… 3 (なむなむ) エルレイナ 占いでるよ… 1 (ナナツ村) デジュー 了解 1 (ナナツ村) オペこ 村安泰だと思ったのだが 1 (ナナツ村) シエスタXX マジ? ナナツボシ は言った 20秒前 3 (なむなむ) かこちん すみません、真の占い師人柱してました 3 (なむなむ) こんぶて これで明日終わってなければちょっと名勝負っぽい予感がする 1 (ナナツ村) ふらぽ んでも発言量だけで決めるのは安直だじぇ 3 (なむなむ) ミクかわいい すみません、真占い途中参加してました 1 (ナナツ村) シエスタXX ふらぽさん村じゃない? 1 (ナナツ村) オペこ 狼に脳をハックされているとしか思えない 3 (なむなむ) BBL もうておるkれ 1 (ナナツ村) ナナツボシ -------STOP-------- ナナツボシ は言った -------STOP-------- 3 (なむなむ) かこちん ミクかわならゆるせる 3 (なむなむ) ソラユイ ・ω・ ナナツボシ は言った 夜まで時間がありません 皆様今日の尊い犠牲を選ぶのです!(会話はストップです) 3 (なむなむ) ミクかわいい (*´ω`*)ウヘヘ ナナツボシ は言った 投票は私にTELLをするのです! 3 (なむなむ) エルレイナ 包帯屋のせいで デジュー は ナナツボシ に言った ふらぽさん吊ります ROWLEYS は ナナツボシ に言った ふらぼさんでお願いします 3 (なむなむ) エルレイナ 13マンGもって動けなくなったから 3 (なむなむ) エルレイナ 許さない シエスタXX は ナナツボシ に言った エーどうしよう 3 (なむなむ) ミクかわいい (()) 3 (なむなむ) EVANS すみません、オペこさんのグレーってどこです? 2 (がぶがぶ) ふらぽ 狩りまだ生きてたか(;゚A゚) 3 (なむなむ) こんぶて 抵抗しないって事はふらぽさん狼っぽいな 2 (がぶがぶ) メルーファ なんかみんなシエスタさん信じ切ってるけど、 3 (なむなむ) かこちん うわっwwwこいつ他人に積なすりつけたwww オペこ は ナナツボシ に言った フラボさんで。あァ・・・今になって「何も提案できない」というふラボさんの発言が白く見えたぞ 3 (なむなむ) エルレイナ えっと… 3 (なむなむ) エルレイナ ふらぽさん、メルさん、デジュー君 3 (なむなむ) エルレイナ ROWさんもか 2 (がぶがぶ) メルーファ 信じ切れる要素ないよね・・ 3 (なむなむ) ミクかわいい れこ石まちがえるのが悪いっ! 3 (なむなむ) EVANS どうもです。 2 (がぶがぶ) ふらぽ ウーン、票どうなるかね 3 (なむなむ) エルレイナ シエスタ君が狩人CO 3 (なむなむ) エルレイナ 占われてないけど真 2 (がぶがぶ) メルーファ シエスタさんに合わせるなら、 2 (がぶがぶ) ふらぽ んだね、対抗ででりゃ良かったか? 2 (がぶがぶ) メルーファ デジューさんに入れたほうがいいかな? 2 (がぶがぶ) ふらぽ うん 2 (がぶがぶ) ふらぽ あ、いや 3 (なむなむ) ソラユイ くらわれなかたっけー? 2 (がぶがぶ) メルーファ 自分もシエスタさんより先に狩人COすればよかったかなーって思ったw; まさか今日出るとは・・ 3 (なむなむ) EVANS 生存してる○メルーファさんだけなんですね 2 (がぶがぶ) ふらぽ 3票以上はいるかな… 2 (がぶがぶ) メルーファ ん? 3 (なむなむ) こんぶて 俺そこ狼だと思うなぁ 3 (なむなむ) エルレイナ いや 2 (がぶがぶ) ふらぽ 引き分けもあんまりよくないんだよね 2 (がぶがぶ) メルーファ うーん 3 (なむなむ) エルレイナ メルさんグレーだよ 2 (がぶがぶ) メルーファ ふむむ・・ シエスタXX は ナナツボシ に言った いや自分を信じようかな 3 (なむなむ) こんぶて いや、シエスタ 3 (なむなむ) EVANS おう、失礼しました 3 (なむなむ) エルレイナ あら 2 (がぶがぶ) メルーファ 3票以上は望めなさそう・・ 2 (がぶがぶ) ふらぽ うち吊って ナナツボシ は言った 残り1分 3 (なむなむ) BBL デジューさんがここにきて怪しくなったことを踏まえるとメルーファさんも怪しいけどどうなんだろう シエスタXX は ナナツボシ に言った デジューじゃああああ 2 (がぶがぶ) ふらぽ シエスタさんくう 3 (なむなむ) EVANS じゃあみんなグレーなんだw 2 (がぶがぶ) メルーファ おk! 3 (なむなむ) かこちん これって 2 (がぶがぶ) ふらぽ 次の占い次第 2 (がぶがぶ) ふらぽ で、数あってる? 3 (なむなむ) かこちん 呪殺後ずっと噛み合わせか 3 (なむなむ) こんぶて 村人はあんまり繋がってそうなところないからなぁ 2 (がぶがぶ) ふらぽ 残り4か 3 (なむなむ) エルレイナ うむ… 3 (なむなむ) BBL ですね 2 (がぶがぶ) ふらぽ 白2だから 2 (がぶがぶ) メルーファ 残り4人、残るはオペこ、あと3人。1/2 3 (なむなむ) こんぶて まぁグレスケでてある程度できたけど 2 (がぶがぶ) ふらぽ グレーの人と勝負、きっついかもな ナナツボシ は言った 20秒前 2 (がぶがぶ) メルーファ ギギギ・・・ 2 (がぶがぶ) ふらぽ うちにいれてもらおう 3 (なむなむ) ミクかわいい 今日結果が残ればっ! メルーファ は ナナツボシ に言った ふらぽさんに投票します 3 (なむなむ) かこちん なんか今システムの上みてきたら、GMから赤い文字とんできてた・・・ 2 (がぶがぶ) メルーファ 投票おk ふらぽ は ナナツボシ に言った おぺこさんに投票 ふらぽ4 デジュー1 オペこ1 3 (なむなむ) ミクかわいい 血文字? 2 (がぶがぶ) メルーファ シエスタさんを残すのは・・・ありえないか・・w 2 (がぶがぶ) ふらぽ ちょっと不利になっちまったい、すまんー 3 (なむなむ) エルレイナ まぁログが 3 (なむなむ) エルレイナ 面白いことになるよ… 3 (なむなむ) BBL こんぶてさん的に私がおぺこさんの意見を求めてのは真占いへのすり寄りに見えましたか? 2 (がぶがぶ) ふらぽ 騙る文用意してなかったぜ… 2 (がぶがぶ) メルーファ いや、ふらぽさんを切ることになって申し訳ない・・ ナナツボシ は言った さようなら ふらぽさん あなたの勇姿は忘れない・・・。 3 (なむなむ) こんぶて いや、見えない ナナツボシ は言った /chjoin なむなむ 2 (がぶがぶ) メルーファ 自分も!d(´Д⊂ ナナツボシ は言った 日が沈み始めました よい子も悪い子も寝る時間なのです! ナナツボシ は言った 役職行動の方は私までTELLするのです! 3 (なむなむ) BBL 村確定なのがオペこさんだけだから意見聞きた渇だけなんですけどね ふらぽ は言った 実は…ry 3 (なむなむ) かこちん 後吊なんかい? 3 (なむなむ) EVANS 銃殺ってことは、この村狐アリなんですね、オペこさんが銃殺真確定なんです? ふらぽ は言った ポテッ 3 (なむなむ) BBL です 3 (なむなむ) エルレイナ へたしたら 3 (なむなむ) エルレイナ これでおわり 3 (なむなむ) かこちん シキワロス狐 3 (なむなむ) エルレイナ いま5めい 3 (なむなむ) こんぶて そこは俺の事疑ってたけど、俺そっちに疑いかけてないっしょ 3 (なむなむ) こんぶて 村視してました シエスタXX は ナナツボシ に言った 最終確認なんだけど 3 (なむなむ) かこちん 狼歓喜だな・・・ 3 (なむなむ) BBL なるほど 3 (なむなむ) EVANS GJなければあと1回ですね シエスタXX は ナナツボシ に言った 狩人自分守っていい? 2 (がぶがぶ) メルーファ 狩人COで私が先に狩人COして、シエスタさんと勝負すればよかったなぁ・・・ 3 (なむなむ) エルレイナ 最悪狼2のこりだから ナナツボシ は シエスタXX に言った えーと 3 (なむなむ) エルレイナ デジューメルーファなら終了w ナナツボシ は シエスタXX に言った だめです 3 (なむなむ) かこちん ここはシエスタん食い一択でしょ 3 (なむなむ) ふらぽ イーン 3 (なむなむ) かこちん いらさい 3 (なむなむ) BBL デジューさんが怪しくなってきたからなあ 3 (なむなむ) エルレイナ おつかれさまです~ 3 (なむなむ) BBL いらっしゃい シエスタXX は ナナツボシ に言った じゃあオペコさんで>< メルーファ は ナナツボシ に言った 【噛み】シエスタXXさんを噛みます! 3 (なむなむ) こんぶて 抵抗してなかったし狼と思いたい ナナツボシ は シエスタXX に言った うけたまわり~ 3 (なむなむ) シキワロス おつかれー 3 (なむなむ) エルレイナ デジュー君をさっさと占ってほしかったな~ 3 (なむなむ) BBL ふらぽさん吊りでいいですよねって簡単に決められないでしょう村なら ナナツボシ は メルーファ に言った シエスタパフェめしあがれ~ 2 (がぶがぶ) メルーファ 私が占われたらアウト、できればデジューさんを占って、ROWさんとの勝負に持ち込みたいのう・・ 3 (なむなむ) エルレイナ デジュー君が仮に村なら 3 (なむなむ) ふらぽ 終盤のグレーにしては気軽に吊られてしまった 3 (なむなむ) かこちん そうか、ふらぼさんってあのふらぼさんか 3 (なむなむ) エルレイナ 自分のグレスケで最黒だから 3 (なむなむ) こるくびん まあ占い生きてるし、次で占われるんじゃないかな 3 (なむなむ) エルレイナ 言ってるともいえる オペこ は ナナツボシ に言った デジューさんを占います。心が折れそうだ・・・ メルーファ は ナナツボシ に言った ウマイ!! 3 (なむなむ) BBL 発言に矛盾のようなものがある人は信じられないからなあ 3 (なむなむ) エルレイナ 次があるかも怪しいけどねw 3 (なむなむ) BBL 微妙なとこですね 3 (なむなむ) エルレイナ かみかたが 3 (なむなむ) エルレイナ デジュー君っぽいんだよな~ 3 (なむなむ) BBL 狩人COなくても村で見れたのがシエスタさんしかいなかったからなあ 3 (なむなむ) かこちん 実は一匹早期に吊られてたり 3 (なむなむ) BBL w ナナツボシ は オペこ に言った デジューさんはなんと!・・・・村人でした! オペこ は ナナツボシ に言った ぐおおおおおおおおおおおありがとう 3 (なむなむ) BBL メタすぎるw 3 (なむなむ) こんぶて シエスタ-ROWの一点買い 当たりますように 3 (なむなむ) エルレイナ 2日目あれだけ霊透けないように発言してたのに 3 (なむなむ) エルレイナ 噛んで来たのは 3 (なむなむ) かこちん 居ない2匹目を探す村人 3 (なむなむ) エルレイナ わたしを知っている人物が犯人 3 (なむなむ) かこちん そして白のデジュー 3 (なむなむ) BBL メルーファさんとデジューさんかな終わるならね 3 (なむなむ) エルレイナ ありえる…w 3 (なむなむ) BBL 終わらないならふらぽさんとデジューさんかな? 3 (なむなむ) かこちん ROWLEYSさんがまったく会話にあがってこない 3 (なむなむ) ふらぽ 明日占いがどーでますかねぇ 3 (なむなむ) かこちん 潜伏してるなら素晴らしい 3 (なむなむ) BBL デジューさん今日の怪しい発言なかったら村で見たんだけどなあ 3 (なむなむ) エルレイナ 占い結果が出ない可能性のほうが高いかもしれない 3 (なむなむ) かこちん でるでしょ 3 (なむなむ) かこちん シエスタんは鉄壁守り出汁 3 (なむなむ) ソラユイ でももしこれでデッジュー狼じゃなかったらびっくりだねー 3 (なむなむ) ふらぽ 今日は狩りでしょうねぇ 3 (なむなむ) BBL 途中までは村だったのでそこまで驚かないかな 3 (なむなむ) ソラユイ ぇー 3 (なむなむ) エルレイナ そうだったら女装野郎にきちんと土下座するわ…w 3 (なむなむ) BBL メルーファさんとROWさんが狼だったら一番うまかったと思います 3 (なむなむ) エルレイナ わたしかんだときから疑ってたデジュー君は 3 (なむなむ) かこちん 喰われたら面白いな 3 (なむなむ) ふらぽ 終盤になると誰かに決め打たないとーってのも出てくるのかもね 3 (なむなむ) BBL ここは凄く隠れていました ナナツボシ は言った 20秒前 3 (なむなむ) BBL 特にメルーファさんが空気と同化してた気がします 3 (なむなむ) エルレイナ あの方は潜伏うまい 3 (なむなむ) こるくびん ここで決着したら面白いなー 1 (ナナツ村) ナナツボシ -------STOP-------- ナナツボシ は言った -------STOP-------- 3 (なむなむ) エルレイナ 前にコンビくんで勝てた 4日目へ 6日目へ