約 1,871,195 件
https://w.atwiki.jp/moejinro-log/pages/106.html
デジュー は言った さわやかな朝がやってきました 村の川辺に無残に引きちぎられたBBLさんの死体が見つかったようです… デジュー は言った /chjoin ピットガレージ デジュー は言った 村人の皆様、今日もがんばってください デジュー は言った 昼の部スタートです BBL は言った ねぇ知ってる? 1 (でじ村) シエスタXX 占い結果:BBLさん○ 理由:多弁どころを占ったのですよ! 1 (でじ村) jinjahime 占いCO「サイア 村人白○」 1 (でじ村) jinjahime 多弁占い。村人ならうれしい、狼なら怖い。 1 (でじ村) jinjahime 初日に占いCO出ていいと促したのは、狂人へのメッセージ?かとも思ったが村人でした。 BBL は言った 教えてあげないよ♪ じゃん♪ 1 (でじ村) MB 【霊結果:イクさんは人間でした】・・・正直ログ読む余裕なくて変な指定になってしまいました。ごめんなさい。 1 (でじ村) エルレイナ GMちんだw 1 (でじ村) シエスタXX わぁお 1 (でじ村) MB GM? 1 (でじ村) すねすき 白いですねぇクマー 1 (でじ村) jinjahime えー 1 (でじ村) エルレイナ 前の村のGMねw 1 (でじ村) オペこ (元)GM 1 (でじ村) サイア こんどは噛み合せだ 1 (でじ村) シエスタXX ふむふむ 1 (でじ村) サイア というか狐いないのに、占いアタックこないなー 3 (ピットガレージ) イクさん おや狼込み可能性でてきましたね 1 (でじ村) エルレイナ どっちも理由少ないなとおもったらじんじゃさん理由追加でいってるか 1 (でじ村) jinjahime さすがにこの対抗は吊りたい。狂強めで見るけど、余裕のあるうちに 1 (でじ村) エルレイナ 個人的にはシエスタさんは真か狂、じんじゃさんを真か狼でmちえる 1 (でじ村) エルレイナ みてる 1 (でじ村) MB 今日は占い決め打つ日なので占いの真偽についてどうぞ 3 (ピットガレージ) シキワロス 占いロラ⇒グレランバトルもワンチャンあるかな? 1 (でじ村) シエスタXX えーここで占いキメ打つのはいくない 1 (でじ村) サイア あと3吊りで、狼吊れてないっと 1 (でじ村) MB はい? 3 (ピットガレージ) BBL テスト 3 (ピットガレージ) BBL お疲れ様でした 3 (ピットガレージ) デジュー おつかれ。GMに厳しい狼だなぁ 3 (ピットガレージ) イクさん お疲れ様でした 1 (でじ村) オペこ んー 1 (でじ村) すねすき んー 1 (でじ村) MB 明日決め打つってことでしょうか? 3 (ピットガレージ) シキワロス おつかれさまです。 1 (でじ村) jinjahime 印象的なのはあまりいないから、明日はすねすき、おぺこあたりが占い請うほかなぁ 3 (ピットガレージ) BBL またビとピを間違えてしまった 1 (でじ村) jinjahime 占い候補 1 (でじ村) すねすき 占いに狂人混じってるとは思うクマー・・・ 1 (でじ村) オペこ カンでもうしわけないけど ジンジャ>シエスタ 1 (でじ村) MB 8 6でもう吊ミスできないですよ 3 (ピットガレージ) BBL 区別尽きずらい 1 (でじ村) エルレイナ シエスタさんさすがに話し合いなしで出てるから狼はないと思うんだけど… 3 (ピットガレージ) BBL それにしても噛まれるけど指定吊りされない不思議 1 (でじ村) サイア 占い残していいんじゃないかな 1 (でじ村) エルレイナ 占いの信頼はじんじゃ>シエスタかな 1 (でじ村) オペこ 初日犠牲者がNavi子で 占いに人外しかいないとかないよね? 1 (でじ村) サイア ありえるねー 1 (でじ村) シエスタXX ふむ、すげー不利 1 (でじ村) jinjahime ありえるよ>客観してんだけど 1 (でじ村) ソラモニー 占いに狂人とおもうからーグレーつるといいとおもうくまー 1 (でじ村) エルレイナ ありえるんだよねぇ 1 (でじ村) サイア グレーに賛成 1 (でじ村) オペこ ああごめん、初日犠牲者のNaviこが占いで、です。 3 (ピットガレージ) BBL シエスタ MB両義だけは避けたいところ 1 (でじ村) シエスタXX グレーからの指定がいいな 1 (でじ村) すねすき グレーに狼いそうだなと自分も思うクマー 3 (ピットガレージ) Jareky 役職率高い人は、狼視点噛んでOK 1 (でじ村) jinjahime 一応、私視点だと、占い:真?-霊:? 1 (でじ村) オペこ ん 占いはまた明日ですか? 3 (ピットガレージ) BBL サイアさんより先に噛まれるとは思わなかった 3 (ピットガレージ) Jareky 思い切りメタ 3 (ピットガレージ) デジュー 役欠け厳しかったかもなぁ 1 (でじ村) サイア シエスタさんの2手消費はどう見ようかな 1 (でじ村) エルレイナ すねちゃまおとなしいなと思ってたけど今のグレーに狼いそう発言で怪しいいうのやめたw 1 (でじ村) すねすき んー 1 (でじ村) サイア 個人的には占いは吊らなくてもいいんじゃないかと デジュー は言った 5分経過(あと2分) 1 (でじ村) エルレイナ わかんないなぁ… 1 (でじ村) MB 今日灰吊だと狼狼狂村村村になった場合引き分けにしかなりませんよ 最悪でも引き分けならいいというならそれでもいいでしょうが私の指定の精度が悪いので 3 (ピットガレージ) シキワロス メタでもいいけど理由がメタなのはもっともよろしくないと思うの。 3 (ピットガレージ) BBL 私どんだけ役あると思われているのやら 1 (でじ村) サイア 占いに狼なら、狂人は気を聞かせて出てないか 1 (でじ村) オペこ その理由を教えてもらえませんか?よくわからなくて>>サイアさん 3 (ピットガレージ) シキワロス んー役欠けにしては役とルールが厳しすぎたかも 1 (でじ村) サイア 初日で役もってかれたか 3 (ピットガレージ) イクさん 占い初日は切り捨てて推理するのもいいですよw 1 (でじ村) MB 2分の一で人外が吊れる占いからのほうがいい気がします 1 (でじ村) ソラモニー 占いはーぎりぎりでーつろー 3 (ピットガレージ) BBL せめて公開投票にすべきだったかな? 1 (でじ村) jinjahime 初日役の可能性見るなら、今日ローラーでしょ 3 (ピットガレージ) イクさん 投票見えないのが村にはきついですけども 1 (でじ村) シエスタXX そんな余裕なくない? 1 (でじ村) オペこ うん 占いは少なくとも50%で人外だと思うけど 1 (でじ村) オペこ ローラーする余裕があるか? 1 (でじ村) MB 皆さんの総意は灰吊ってことでいいんですか? 1 (でじ村) オペこ んー デジュー は言った あと1分 1 (でじ村) サイア どこまで狂人を重要視します? 1 (でじ村) エルレイナ どちらか&最悪両方人外か 1 (でじ村) サイア PPという意味で 1 (でじ村) MB ロラは絶対にできない 1 (でじ村) オペこ 個人的には占いを決めうちたい・・・が 怖いよなー 1 (でじ村) すねすき MBさんの「初日霊媒もありうる」がどういった意味をもってるかなーともんもんと 1 (でじ村) エルレイナ なびこが 1 (でじ村) エルレイナ 霊もってった可能性があるって 1 (でじ村) エルレイナ ことだとおもうよ~ 1 (でじ村) MB 占いロラならシエスタさん吊を推します 1 (でじ村) オペこ 客観的に見たら、かな? 1 (でじ村) jinjahime 客観視点でしょ>初日が霊 デジュー は言った 20秒前 1 (でじ村) ソラモニー あとな霊の人がそんなこというのー? 1 (でじ村) すねすき それを霊COした人がいう、ってのは 1 (でじ村) シエスタXX なにおー 1 (でじ村) オペこ とにかく時間が無い 決めてくれ 1 (でじ村) オペこ 決めてくれー 1 (でじ村) シエスタXX 占い吊りはいくない 1 (でじ村) MB 占いでシエスタさん吊で 1 (でじ村) オペこ シエスッタさんいれるわ 1 (でじ村) オペこ はい 1 (でじ村) すねすき ぬぬ 1 (でじ村) サイア 占いでしか 1 (でじ村) デジュー ---------------STOP--------------- 1 (でじ村) デジュー ---------------STOP--------------- 1 (でじ村) デジュー ---------------STOP--------------- デジュー は言った 夜まで時間がありません 皆様今日の尊い犠牲をお選びください(会話はストップです) デジュー は言った 投票は私に直Tellでお願いします 2 (三矢の刺客) エルレイナ シエスタさんいれる~ 2 (三矢の刺客) jinjahime シエスタ ソラモニー は デジュー に言った シエスタさんー 2 (三矢の刺客) jinjahime うむ。これ初日が狂霊かもしれん エルレイナ は デジュー に言った シエスタさんで~ オペこ は デジュー に言った シエスタさんでおねがいします うーむ・・・ばらつくよりはいいと思ったけど どうだろう 3 (ピットガレージ) BBL ソラモニーさんが静かなのは慣れてないっていうのが大きいのかな? 2 (三矢の刺客) エルレイナ ありえるねw シエスタXX は デジュー に言った この孤独感ゾクゾクするのはなぜだろう/// すねすきさんに入れるよ MB は デジュー に言った これまとめとか無理でしょう… シエスタさんに投票します サイア は デジュー に言った はて。ローラーの意味なのか、jinjaさん決め打ちの意味なのか 2 (三矢の刺客) エルレイナ どこ噛みかなぁ… サイア は デジュー に言った んま従っておこー。シエスタさんに投票しまっす 2 (三矢の刺客) jinjahime 噛みはおぺこさん行くか 2 (三矢の刺客) jinjahime すねすきさんに黒出す 2 (三矢の刺客) jinjahime すねすき-ソラモニーで狼か 3 (ピットガレージ) イクさん シエスタさんが真なら○ひとつもない絶望村ですねw 3 (ピットガレージ) Jareky この状況はある可能性をすっぱり切り捨てることが必要っぽい デジュー は言った あと1分 jinjahime は デジュー に言った 投票>シエスタ 3 (ピットガレージ) BBL MBさんは真で見るしかないかな? 2 (三矢の刺客) エルレイナ は~い 3 (ピットガレージ) Jareky その中で吊余裕考えて最大限の情報を引き出すことを目指す。そして最後は・・・決め打ち? 3 (ピットガレージ) BBL そうしないと厳しい すねすき は デジュー に言った シエスタさんに投票 デジュー は言った 20秒前 シエスタXX 7票 jinjahime 1票 デジュー は言った さよならシエスタXXさん…あなたの勇姿は忘れない 3 (ピットガレージ) Jareky 自分も霊媒真視と割り切るべきかと デジュー は言った /chjoin ピットガレージ デジュー は言った 日が沈み始めました よい子も悪い子も寝る時間です シエスタXX は言った なんだとー!!! デジュー は言った 役職の方は私にTellお願いします 3 (ピットガレージ) BBL 占いは真狂かな 2 (三矢の刺客) エルレイナ てるするね~ 3 (ピットガレージ) イクさん 占いに真混じりと割り切るべきだと 3 (ピットガレージ) BBL jinjaさん真ならそれが明確だけど 3 (ピットガレージ) シエスタXX えへへ 吊られちゃったw 3 (ピットガレージ) Jareky 今まで真混じりは大前提だったけど、役職欠けありは前提ではないんだね 3 (ピットガレージ) BBL お疲れ様でした MB は デジュー に言った シエスタさんの色教えてください オペこ は デジュー に言った 狩人です。ミーブさんを護衛します。もうこれは決め打つしかない エルレイナ は デジュー に言った おぺこさんを言葉責めではなく背中の注射器で血抜きした後おいしくイタダキマス[ニコッ] 3 (ピットガレージ) シエスタXX おつおつ 2 (三矢の刺客) エルレイナ テルおっけ~~ 3 (ピットガレージ) BBL 今回私多弁だった? デジュー は MB に言った シエスタさんは村人です サイア は デジュー に言った MBさんやっぱ偽者なのかなー 3 (ピットガレージ) シエスタXX いや寡黙にくらべたらね 3 (ピットガレージ) BBL 普段はそんなことないんだけど点パってししまったから発言増えたのかな デジュー は オペこ に言った 末永く守っていってね 2 (三矢の刺客) jinjahime むずいなー(*´ω`*)たのしい 3 (ピットガレージ) イクさん 霊が狼による乗っ取り成功なら村は諦めるべきですし、真狂を願うだけです オペこ は デジュー に言った 永遠に! 2 (三矢の刺客) エルレイナ うむ~~w 3 (ピットガレージ) シエスタXX もっと多弁はいたけど 3 (ピットガレージ) BBL 役職占いが多すぎて内訳推理が大変になってしまった デジュー は エルレイナ に言った はいはいがぶがぶしましょうねー サイア は デジュー に言った MBさん狂人なら、占いに狼が混じってる事判ってるから、占い吊りそうにないんだけど 2 (三矢の刺客) エルレイナ すねちゃま明日つれたら守られてなさそうなソラモニーさんかんでおわれるかなぁ サイア は デジュー に言った MBsなn狼なら、初日COがリスキー サイア は デジュー に言った あれ。やっぱ本物? 2 (三矢の刺客) jinjahime あぁ、あした6人か 2 (三矢の刺客) エルレイナ うん 2 (三矢の刺客) jinjahime だなー 3 (ピットガレージ) Jareky 2占いCOがいるということは真混じりが妥当か。2COが狂狼、真欠けなんて場合想定しても無駄だよね デジュー は言った あと1分 3 (ピットガレージ) シエスタXX いやあ果たして気づく人はいるのだろうか 3 (ピットガレージ) イクさん その可能性のケアする余裕のある吊り数ではありませんからね デジュー は言った 20秒前 1 (でじ村) デジュー ---------------STOP--------------- 1 (でじ村) デジュー ---------------STOP--------------- 1 (でじ村) デジュー ---------------STOP--------------- 2012-3-17 でじ村Part2(4)
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/949.html
ここはトリステイン魔法学院、『アルヴィーズの食堂』の厨房。 普段は食事を作るコックたちでごった返す場所であるが、今は夜。 夕食の後始末も朝食の仕込みも終わり、厨房の中には誰もいない。 「・・・う・・・うう・・・くっ・・・うっ・・・」 ただ一人、ワインを片手にむせび泣く、コック長のマルトーを除いて。 「・・・うっ・・・すまねぇシエスタ・・・すまねぇ・・・」 シエスタは今、学院にはいない。そして二度と帰ってはこない・・・ 『変な帽子みたいな使い魔』(今回出番無し) 事の発端はこうだ。 先日モット伯という貴族が学院の査察に来た。 この男、貴族としての地位もメイジとしての実力もまあまあではあったが、 『平民の少女を集めてチョメチョメしている』というウワサがあった。 マルトーが実際に見た限り、恐らく事実だろう。いかにも好色そうなマユ毛をしていた。 そしてよりにもよって、そんなマユ毛にシエスタは気に入られ、連れ去られたのだ。 まるで八百屋の店先に並んだリンゴを買うかのように。 そしてかじり尽くされ、芯だけになってしまえば捨てられるだろう。 「・・・あんな良い娘に、そんなのってありかよォォォッ!」 マルトーはシエスタの行く末を嘆き、自分の無力さを呪った。 この事態にルイズと帽子はどうするのかッ!? 「・・・ムニャ・・・ぢごくでおれにわびつづけろー・・・キュルケー・・・」 なにもしなかった。だって面識ないし。 ここはモット伯の別荘、その主であるモット伯の寝室。 部屋の中の巨大なベッドの上に、シエスタは一人座っていた。 着ているのはメイド服だが、学院で着ていたものとはデザインが違っていた。 所々露出が激しくなっていて、普段は着やせして目立たないシエスタの胸も強調されている。 そんな格好でシエスタは一人震えていた。 「ふう、待たせたね。シエスタ」 風呂から戻ってきたマユ毛をみてシエスタは青ざめる。 「イヤ・・・」 「さて、楽しい『お勉強』の時間だよ。シエスタ。 大丈夫・・・すぐに気持ちよくなるさ・・・」 明らかに嫌がるシエスタを気にもかけず、マユ毛はゆっくりと近づいていく。 「イヤ・・・イヤァ・・・イヤ・・・!・・・ イヤァァァァァァァァァ――――――――――――ッ!!!!」 「このまま一生ルイズ様をお目にかかれない世界なんてイヤァァァ――――ッ!」 「・・・なにわけのわからないことを」 「うるせえええェェェェェ―――――――ッ!!」 ドゴォッ!! 「タコスッ!?」 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ ドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッ オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ ドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッ オララオラァァァ――――ッ!!」 ドンッドンッドバギャアッ! 「うごッ!ぶぐッ!がばッ!」 「もいっぱあああああああああつッ!!!」 うわああああああああああああああああああああああああああああああ ドグシャアッ!! マユ毛は・・・粉微塵になって・・・死んだ(男性的に)。 シエスタは次の日、帰ってきました。 外伝1『恋する乙女はグレイトフル・デッド!』完ッ! バ―――――z______ン! To Be Continued...? 目次
https://w.atwiki.jp/gensouutage_net/pages/6543.html
びく:正直開幕投了しても良かったかもしれない びく//夢で逢えたら//紅 美鈴-紅 美鈴-紅 美鈴-小野塚 小町- こっち2//空を蹴る不思議な巫女//博麗 霊夢-博麗 霊夢-博麗 霊夢-紅 美鈴- びくは山札をシャッフルしました。 こっち2がデッキ(8ec73a4a)をロードし、ニューゲームが始まりました。 こっち2は山札をシャッフルしました。 賽が投げられて、こっち2の先攻になった。 びく dz こっち2 では 配置:霊符「夢想封印 集」 Turn 2 - びく//体力21( 19) 呪力1( 1) 手札7( 6) 山33( 34) スペル0( 1) タイマー00 00(00 11) 手札:シエスタ//投銭「宵越しの銭」//三華「崩山彩極砲」//彩符「極彩颱風」//シエスタ//明鏡止水//シエスタ// 配置:投銭「宵越しの銭」 Turn 3 - こっち2//体力19( 21) 呪力3( 1) 手札6( 6) 山33( 33) スペル1( 1) タイマー00 11(00 05) 配置:神霊「夢想封印 瞬」 Turn 4 - びく//体力21( 19) 呪力3( 3) 手札7( 5) 山32( 33) スペル1( 2) タイマー00 04(00 18) 手札:シエスタ//三華「崩山彩極砲」//彩符「極彩颱風」//シエスタ//明鏡止水//シエスタ//投銭「宵越しの銭」// 配置:投銭「宵越しの銭」 Turn 5 - こっち2//体力19( 21) 呪力6( 3) 手札6( 6) 山32( 32) スペル2( 2) タイマー00 18(00 12) 配置:夢符「二重結界」 シーン:香霖堂 びくはカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 6 - びく//体力21( 19) 呪力6( 3) 手札8( 4) 山30( 32) スペル2( 3) タイマー00 10(00 28) シーン 香霖堂 手札:シエスタ//三華「崩山彩極砲」//彩符「極彩颱風」//シエスタ//明鏡止水//シエスタ//光符「華光玉」//三華「崩山彩極砲」// 配置:彩符「極彩颱風」 起動:彩符「極彩颱風」 こっち2はカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 7 - こっち2//体力19( 21) 呪力7( 2) 手札6( 7) 山30( 30) スペル3( 3) タイマー00 26(00 29) シーン 香霖堂 配置:霊符「夢想封印 集」 起動:夢符「二重結界」 びくはカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 8 - びく//体力21( 19) 呪力5( 6) 手札9( 5) 山28( 30) スペル3( 4) タイマー00 26(00 43) シーン 香霖堂 手札:シエスタ//三華「崩山彩極砲」//シエスタ//明鏡止水//シエスタ//光符「華光玉」//三華「崩山彩極砲」//光符「華光玉」//彩翔「飛花落葉」// 戦闘:びく - 彩符「極彩颱風」 vs 夢符「二重結界」 - こっち2 結果:びく - Dmg 0 3 Dmg - こっち2 起動:彩符「極彩颱風」 配置:彩翔「飛花落葉」 びくは光符「華光玉」を手札から捨てました。 こっち2はカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 9 - こっち2//体力16( 21) 呪力11( 1) 手札7( 7) 山28( 28) スペル4( 4) タイマー00 43(00 48) シーン 香霖堂 配置:神技「八方鬼縛陣」 起動:夢符「二重結界」 びくはカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 10 - びく//体力21( 16) 呪力5( 10) 手札9( 6) 山26( 28) スペル4( 5) タイマー00 44(01 09) シーン 香霖堂 手札:シエスタ//三華「崩山彩極砲」//シエスタ//明鏡止水//シエスタ//光符「華光玉」//三華「崩山彩極砲」//幻符「華想夢葛」//彩華「虹色太極拳」// イベント(こっち2):直感 こっち2は山札を丸ごと見ました。 こっち2は山札をシャッフルしました。 こっち2は山札からカードを1枚引き出し、シャッフルの後それを山札の一番上に置きました。 こっち2は直感を場から捨札に送りました。 戦闘:びく - 彩符「極彩颱風」 vs 夢符「二重結界」 - こっち2 結果:びく - Dmg 0 3 Dmg - こっち2 配置:彩華「虹色太極拳」 びく うーん びく 正直な話をすると びく こっから45分ぐらい聴講したい こっち2 ジャッジ呼びますが;; びく まぁ、やるかぁ、 起動:彩符「極彩颱風」 びくは三華「崩山彩極砲」を手札から捨てました。 こっち2はカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 11 - こっち2//体力13( 21) 呪力13( 1) 手札7( 7) 山26( 26) スペル5( 5) タイマー01 08(02 58) シーン 香霖堂 配置:無題「空を飛ぶ不思議な巫女」 起動:無題「空を飛ぶ不思議な巫女」 びくはカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 12 - びく//体力21( 13) 呪力6( 5) 手札9( 6) 山24( 26) スペル5( 6) タイマー02 52(01 21) シーン 香霖堂 手札:シエスタ//シエスタ//明鏡止水//シエスタ//光符「華光玉」//三華「崩山彩極砲」//幻符「華想夢葛」//幻符「華想夢葛」//光符「華光玉」// 配置:幻符「華想夢葛」 びくは幻符「華想夢葛」を手札から捨てました。 こっち2はカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 13 - こっち2//体力13( 21) 呪力11( 6) 手札8( 7) 山24( 24) スペル6( 6) タイマー01 14(03 09) シーン 香霖堂 配置:夢符「二重結界」 びくはカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 14 - びく//体力21( 13) 呪力12( 11) 手札9( 7) 山22( 24) スペル6( 7) タイマー03 03(01 40) シーン 香霖堂 手札:シエスタ//シエスタ//明鏡止水//シエスタ//光符「華光玉」//三華「崩山彩極砲」//光符「華光玉」//肉弾戦//明鏡止水// びくは明鏡止水をびくのリーダーにつけました。 配置:光符「華光玉」 こっち2はカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 15 - こっち2//体力13( 21) 呪力18( 9) 手札9( 7) 山22( 22) スペル7( 7) タイマー01 34(03 22) シーン 香霖堂 こっち2は霊符「夢想封印 集」を手札から捨てました。 戦闘:こっち2 - 無題「空を飛ぶ不思議な巫女」 vs 彩符「極彩颱風」 - びく びくは彩符「極彩颱風」の1番目の特殊能力を使いました。 びくは紅 美鈴の2番目の特殊能力を使いました。 結果:こっち2 - 回避 1 Dmg - びく 配置:神技「八方鬼縛陣」 びくはカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 16 - びく//体力20( 13) 呪力12( 18) 手札9( 7) 山20( 22) スペル7( 8) タイマー03 23(02 04) シーン 香霖堂 手札:シエスタ//シエスタ//明鏡止水//シエスタ//光符「華光玉」//三華「崩山彩極砲」//肉弾戦//彩華「虹色太極拳」//幻符「華想夢葛」// 配置:幻符「華想夢葛」 びくは明鏡止水を手札から捨てました。 起動:彩符「極彩颱風」 こっち2はカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 17 - こっち2//体力13( 20) 呪力26( 8) 手札9( 7) 山20( 20) スペル8( 8) タイマー01 55(03 55) シーン 香霖堂 イベント(こっち2):先読み びくは根性避けを山札の一番上から捨札に送りました。 - 先読み びくは彩華「虹色太極拳」を山札の一番上から捨札に送りました。 - 先読み こっち2は先読みを場から捨札に送りました。 こっち2は天賦の才をこっち2のリーダーにつけました。 びくはカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 18 - びく//体力20( 13) 呪力16( 20) 手札9( 7) 山16( 20) スペル8( 8) タイマー03 44(02 19) シーン 香霖堂 手札:シエスタ//シエスタ//シエスタ//光符「華光玉」//三華「崩山彩極砲」//肉弾戦//彩華「虹色太極拳」//根性避け//紅砲// 配置:光符「華光玉」 びくは紅砲を手札から捨てました。 こっち2はカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 19 - こっち2//体力13( 20) 呪力28( 16) 手札9( 7) 山18( 16) スペル8( 9) タイマー02 06(04 10) シーン 香霖堂 イベント(こっち2):直感 こっち2は山札を丸ごと見ました。 こっち2は山札をシャッフルしました。 こっち2は山札からカードを1枚引き出し、シャッフルの後それを山札の一番上に置きました。 こっち2は直感を場から捨札に送りました。 配置:神霊「夢想封印 瞬」 びくはカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 20 - びく//体力20( 13) 呪力25( 25) 手札9( 7) 山14( 18) スペル9( 9) タイマー04 09(02 36) シーン 香霖堂 手札:シエスタ//シエスタ//シエスタ//三華「崩山彩極砲」//肉弾戦//彩華「虹色太極拳」//根性避け//肉弾戦//連環撃// 配置:三華「崩山彩極砲」 起動:三華「崩山彩極砲」 びくは連環撃をびくの三華「崩山彩極砲」につけました。 こっち2はカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 21 - こっち2//体力13( 20) 呪力34( 18) 手札9( 7) 山16( 14) スペル9( 10) タイマー02 22(04 54) シーン 香霖堂 イベント(こっち2):昔のことは気にせず こっち2は捨札からカードを全部、山札の上に置きました。 こっち2は山札をシャッフルしました。 こっち2は昔のことは気にせずを場から捨札に送りました。 こっち2は博麗の血をこっち2のリーダーにつけました。 びくはカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 22 - びく//体力20( 13) 呪力27( 29) 手札9( 7) 山12( 20) スペル10( 9) タイマー04 40(02 54) シーン 香霖堂 手札:シエスタ//シエスタ//シエスタ//肉弾戦//彩華「虹色太極拳」//根性避け//肉弾戦//明鏡止水//三華「崩山彩極砲」// 配置:三華「崩山彩極砲」 びくは明鏡止水を手札から捨てました。 こっち2はカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 23 - こっち2//体力13( 20) 呪力38( 27) 手札9( 7) 山18( 12) スペル9( 11) タイマー02 36(05 09) シーン 香霖堂 イベント(こっち2):先読み びくは根性避けを山札の一番上から捨札に送りました。 - 先読み びくは華符「破山砲」を山札の一番上から捨札に送りました。 - 先読み こっち2は先読みを場から捨札に送りました。 こっち2はパターン避けを手札から捨てました。 びくはカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 24 - びく//体力20( 13) 呪力37( 36) 手札9( 7) 山8( 18) スペル11( 9) タイマー04 52(03 13) シーン 香霖堂 手札:シエスタ//シエスタ//シエスタ//肉弾戦//彩華「虹色太極拳」//根性避け//肉弾戦//彩翔「飛花落葉」//連環撃// 戦闘:びく - 三華「崩山彩極砲」 vs 無題「空を飛ぶ不思議な巫女」 - こっち2 イベント(びく):肉弾戦 こっち2は昔のことは気にせずを手札から捨てました。 びくは肉弾戦を場から捨札に送りました。 イベント(びく):肉弾戦 びくは肉弾戦を場から捨札に送りました。 結果:びく - 回避 回避 - こっち2 配置:彩華「虹色太極拳」 こっち2はカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 25 - こっち2//体力13( 20) 呪力42( 29) 手札8( 6) 山16( 8) スペル9( 12) タイマー03 10(05 35) シーン 香霖堂 こっち2はカードを1枚引きました。 - 博麗の血 こっち2は博麗の血の1番目の特殊能力を使いました。 イベント(びく):シエスタ こっち2は神霊「夢想封印 瞬」を場から捨札に送りました。 びくは根性避けを手札から捨てました。 びくはシエスタを場から捨札に送りました。 配置:霊符「夢想封印 散」 こっち2は天賦の才を手札から捨てました。 びくはカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 26 - びく//体力20( 13) 呪力35( 42) 手札6( 7) 山6( 15) スペル12( 9) タイマー05 20(03 58) シーン 香霖堂 手札:シエスタ//シエスタ//彩翔「飛花落葉」//連環撃//連環撃//華符「破山砲」// イベント(びく):シエスタ びくの体力が+5 (25) - シエスタ びくの体力が最大値を超えたため、最大値に設定しました。 (21) びくは華符「破山砲」を手札から捨てました。 こっち2はカードを1枚引きました。 - 香霖堂 Turn 27 - こっち2//体力13( 21) 呪力51( 30) 手札9( 4) 山13( 6) スペル9( 12) タイマー03 41(05 46) シーン 香霖堂 こっち2はカードを1枚引きました。 - 博麗の血 こっち2は博麗の血の1番目の特殊能力を使いました。 こっち2は霊符「夢想封印 散」を場から捨札に送りました。 イベント(こっち2):タイムリミット びくは彩翔「飛花落葉」を山札の一番上から捨札に送りました。 - タイムリミット びくは投銭「宵越しの銭」を山札の一番上から捨札に送りました。 - タイムリミット びくは彩符「極彩颱風」を山札の一番上から捨札に送りました。 - タイムリミット びくは彩符「極彩颱風」を山札の一番上から捨札に送りました。 - タイムリミット びくは肉弾戦を山札の一番上から捨札に送りました。 - タイムリミット びくは紅砲を山札の一番上から捨札に送りました。 - タイムリミット びく はい、おつかれさまでした こっち2 ありがとうございました こっち2 ではー こっち2 ノシ
https://w.atwiki.jp/moejinro/pages/1651.html
マダム Navi子「緑にはぁ~それは~それはキレイな女神・・」カットです マダム 村人の皆様、今日もがんばってください マダム 昼の部スタートです。 1 (マダム村) ミクかわいい ホロリ 1 (マダム村) シエスタXX w 1 (マダム村) xこぅちゃx おはよーございますー! 1 (マダム村) SEIRIOS ホロリ 1 (マダム村) Cindlitta カットされた… 1 (マダム村) パンダマット おはようございます 1 (マダム村) ケラヴノス おはようございます 1 (マダム村) BBL カット早いw 1 (マダム村) Cindlitta おはようございますー 1 (マダム村) SEIRIOS おはよう 1 (マダム村) いあん おはようございます 1 (マダム村) れりか Navi子・・・・ 1 (マダム村) ケラヴノス カットされたw 1 (マダム村) パンダマット ;ω; 1 (マダム村) BBL おはようございます 1 (マダム村) Emula 共有無いのでCOはサクサク名乗り上げてくださいまし 1 (マダム村) Cindlitta さあ、さくさくCOはありますか? 1 (マダム村) れりか おはようございます 1 (マダム村) いあん ですうね 1 (マダム村) ワルノス おはようございます 事件が起きてない・・・w 1 (マダム村) ミクかわいい 占いCOどうぞ~ 1 (マダム村) Cindlitta 狼が出ちゃってもいいんだZE 1 (マダム村) Emula 13 11 9 7 5 3 かな 1 (マダム村) xこぅちゃx COどうぞー 1 (マダム村) ミクかわいい 吊り5-6回? 1 (マダム村) いあん 占いさんCOは? 1 (マダム村) シエスタXX COない? 1 (マダム村) ケラヴノス 占いいますか? 1 (マダム村) ミクかわいい 様子を見ていますね 1 (マダム村) シエスタXX 木を伺ってるようだ 1 (マダム村) SEIRIOS いないの? 1 (マダム村) BBL 吊り回数はそれで合っていると思います 1 (マダム村) xこぅちゃx あら、CO無いのかな? 1 (マダム村) おおかみん だれもでてないですか 1 (マダム村) Cindlitta まさかの全潜伏? 1 (マダム村) いあん fm 1 (マダム村) Emula うーん 1 (マダム村) れりか まじで? 1 (マダム村) ミクかわいい 占い潜伏!? 1 (マダム村) シエスタXX このままだと 1 (マダム村) いあん 初めての経験w 1 (マダム村) Cindlitta 占いは出てしまったほうがいいですよー 1 (マダム村) ワルノス 疑心暗鬼が・・・ 1 (マダム村) xこぅちゃx 占い潜伏とな・・・ 1 (マダム村) BBL 新しい展開ですね 1 (マダム村) パンダマット 占:生き残ってやる・・・絶対に・・! 1 (マダム村) Emula これはどうしたらいいんだ・・・ 1 (マダム村) ミクかわいい 新しいですね・・・ 1 (マダム村) パンダマット こーですか 1 (マダム村) シエスタXX グレランだが・・・ 1 (マダム村) れりか 立候補での占いに、何か考えが 1 (マダム村) BBL グレランだからどうなることやら 1 (マダム村) いあん 進行はどうするの? 1 (マダム村) ケラヴノス ん、パンダマットさん占い? 1 (マダム村) ミクかわいい ええと占いはCOしたほうがよいかと存じますよ! 1 (マダム村) ミクかわいい 霊媒に出てもらいます? 1 (マダム村) パンダマット ぁいえ冗談ですSir 1 (マダム村) ワルノス いきなり役職吊るのはちょっと・・・ 1 (マダム村) Cindlitta パンダさんのはネタかと思うですよ 1 (マダム村) ケラヴノス 違いましたか 1 (マダム村) おおかみん 指針がまったく立ちませんね 1 (マダム村) BBL なので占いは出たほうが良いかと 1 (マダム村) パンダマット 紛らわしくてスミマセン 1 (マダム村) シエスタXX おもしろいなw 1 (マダム村) Cindlitta さて 1 (マダム村) いあん むむむ 1 (マダム村) xこぅちゃx んー、占い無しはちょいと・・・ 1 (マダム村) Emula 狩人はいますので1COは欲しいですね 1 (マダム村) Cindlitta 今のところCOないですね 1 (マダム村) シエスタXX こういう展開好きだけどなw 1 (マダム村) ワルノス 霊媒のほうがいいのか・・食われても 1 (マダム村) ケラヴノス 占いは村の方針になるので出たほうが 1 (マダム村) Cindlitta 占いCO、本当にありませんか? 1 (マダム村) BBL 新鮮ではありますね 1 (マダム村) いあん 初日の吊り指定がががが 1 (マダム村) シエスタXX 思い思いに投票かなぁ 1 (マダム村) れりか 狂人はニートですか? 1 (マダム村) BBL グレランですかね 1 (マダム村) ミクかわいい 占いいないとは新しい・・・ 1 (マダム村) いあん メタ投票になっちゃうw2 1 (マダム村) パンダマット ヒャァ!我慢できねぇ!ぐれらんだぁーっ!! となるんでしょうか 1 (マダム村) ケラヴノス 言いがかりによるぐれラン投票になってしまう(汗) 1 (マダム村) SEIRIOS むしろ狂人どこだってなりそうね 1 (マダム村) Emula COが何か分からない・・・とかそんなのだったり・・・? 1 (マダム村) ミクかわいい 霊媒どうしましょう?占いいないなら出てもらってもいいかも 1 (マダム村) xこぅちゃx んじゃ霊媒出ますよ 霊媒CO 1 (マダム村) BBL 自分の役職をみんなに言うこと=CO 1 (マダム村) いあん 狐もいるのよねぇ 1 (マダム村) BBL 霊媒把握しました 1 (マダム村) ミクかわいい 霊媒出ましたね 1 (マダム村) Cindlitta こうちゃさん霊媒COです 把握しました 1 (マダム村) ミクかわいい おはようございます、[ニコッ]霊媒CO[ニコッ] です。、人狼淘汰目指してがんばりましょう![ワーイ]」 1 (マダム村) パンダマット ! 1 (マダム村) SEIRIOS あらー 1 (マダム村) いあん 霊媒把握 1 (マダム村) Cindlitta 包帯屋さん対抗ですか 1 (マダム村) Emula 霊媒に2CO こうちゃ ミクかわ 1 (マダム村) ケラヴノス 霊媒二人? 1 (マダム村) ミクかわいい です 1 (マダム村) BBL 対抗いるなら占いも出て欲しいかな 1 (マダム村) シエスタXX ん?霊2? 1 (マダム村) BBL 霊媒ローラーでいいと思うので 1 (マダム村) いあん 2人ね? 1 (マダム村) パンダマット 霊媒2です 1 (マダム村) ケラヴノス これは占い必須 1 (マダム村) おおかみん 霊2 1 (マダム村) シエスタXX kk 1 (マダム村) Cindlitta そうですね こぅちゃさん、ミクかわさん 1 (マダム村) ミクかわいい これで占い出るならもっと早く出てとま思いますが・・・w 1 (マダム村) SEIRIOS どっちが本物やら 1 (マダム村) れりか どっちが本物fでもいいや 1 (マダム村) ワルノス ミクさんはでたかったんすか それとも狂人か狼ロラねらい? 1 (マダム村) いあん 真狂かな マダム 5分経過 1 (マダム村) ミクかわいい 狐もいて狼の人数も大事になるのでグレーつりたいと思ってます 1 (マダム村) SEIRIOS 狐がいると霊も重要だよ 1 (マダム村) BBL たぶん真狂かと 1 (マダム村) BBL グレランしますか? 1 (マダム村) Emula 今日の吊りがggg 1 (マダム村) いあん がいいような 1 (マダム村) シエスタXX 霊2人からの指定でもいいがな 1 (マダム村) xこぅちゃx グレランがちょいと怖いけど(占い釣りが) 1 (マダム村) いあん fm 1 (マダム村) Cindlitta 霊軸? 1 (マダム村) シエスタXX 指定されれば 1 (マダム村) いあん 霊進行か 1 (マダム村) BBL 占い吊ってしまうかが不安ですね 1 (マダム村) シエスタXX 何かしらCOでそう マダム 残り1分 1 (マダム村) パンダマット 霊媒さん2の推奨から各自選択ですか? 1 (マダム村) ミクかわいい 指定でしたら私からはれりかさんを 1 (マダム村) Emula 役職吊り怖いので早めに決めちゃいましょう 1 (マダム村) おおかみん 霊指定でいいです 1 (マダム村) いあん 指定されたらCOあるかもね 1 (マダム村) ミクかわいい 狂人ニートという表現が気になりました 1 (マダム村) xこぅちゃx 指定であればSEIRIOSさん 言いがかりでごめん 1 (マダム村) Cindlitta れりかさん把握 1 (マダム村) BBL れりかさんCOありますか? 1 (マダム村) れりか ないですー 1 (マダム村) BBL SEIRIOSさんはCOありますか? 1 (マダム村) Cindlitta れりか、SEIRIOSさん指定です 1 (マダム村) SEIRIOS COあるけどどうしよう 1 (マダム村) いあん ないですか マダム 20秒前 1 (マダム村) シエスタXX あるんかw 1 (マダム村) ミクかわいい 迷ってる時間あh 1 (マダム村) Emula 早くw 1 (マダム村) SEIRIOS あるよ! 1 (マダム村) いあん じゃあれりかさんで?? 1 (マダム村) BBL えっ!? 1 (マダム村) ケラヴノス れりかさんで? 1 (マダム村) マダム -------STOP-------- 1 (マダム村) マダム -------STOP-------- マダム 夜まで時間がありません 皆様今日の尊い犠牲をお選びください(会話はストップです) マダム 投票はsayにてお願いします 1 (マダム村) いあん sayでか ミクかわいい れりかさんでお願いします Cindlitta れりかさんにいれまーす シエスタXX れりかさんで Emula れりか ケラヴノス れりかさんで おおかみん れりかさんで パンダマット れりかさんです BBL れりかさんに投票します SEIRIOS れりかさんに投票です いあん 吊りはれりかさんでーーーーー xこぅちゃx れりかさんでお願いします ワルノス ひとまずれりかさんで… れりか 自分には入れられないので、ミクさんにしときます 2 (晩餐) シエスタXX むー (T) ミクかわいい れりかさんごめんねごめんね・・・ 2 (晩餐) ケラヴノス まさか占いなしとは 2 (晩餐) シエスタXX セイさんはさすがに護衛あるかもな (T) ミクかわいい 霊媒は吊りで排除したいでしょうし狐も探したいでしょうし今回はきっと噛まれない! 2 (晩餐) ケラヴノス 狐か狩人の可能性も (T) BBL SEIさん守るか非常に悩みます マダム 残り1分 2 (晩餐) シエスタXX あるな 2 (晩餐) シエスタXX 狩人有りそう 2 (晩餐) シエスタXX だが信頼度的にも (T) いあん 吊り指定sayでだと・・・一目両全だなあ (T) ミクかわいい SEIさんは何かなあ出るとしたら占いだけれど噛まれそう 2 (晩餐) シエスタXX うまくいけばつりにいける可能性もあるけど (T) いあん 瞭然 吊り投票: れりか 12票 ミクかわいい 1票 マダム さよならBBLさん…あなたの勇姿は忘れない マダム /chjoin 冥土 マダム みすーーー SEIRIOS [゚Д゚] ミクかわいい !? マダム さよなられりかさん…あなたの勇姿は忘れない パンダマット アッー xこぅちゃx デスヨネー マダム /chjoin 冥土 いあん www BBL えっ!? マダム 日が沈み始めました よい子も悪い子も寝る時間です Cindlitta びびったw Emula びっくりしたw れりか !!!! マダム 役職の方は私にTellお願いします ミクかわいい 流れ弾が!? ケラヴノス ミスがw 2 (晩餐) シエスタXX これはメタだが BBL BBLだけにびびりました いあん 兆弾ですねw れりか 色んな意味で吊られたー 2 (晩餐) シエスタXX BBLさん狐だと思うんだよな マダム すまんすまん! 1 (マダム村) おおかみん ww れりか 先に逝ってるね 2 (晩餐) ケラヴノス その根拠は? (T) ミクかわいい 霊媒です、亡くなられた れりか さんは生前どんな方だったでしょうか[ニコッ] 2 (晩餐) シエスタXX 狐成りたがってた (T) SEIRIOS Emulaさんを占いたいなー (T) BBL 勝手に殺さないでーNaviこじゃないんだからw 2 (晩餐) ケラヴノス 確かにメタいw (T) ミクかわいい みくかわが みくかわが吊ったれりかさんは 貴重な村人でした 2 (晩餐) シエスタXX だろw (T) ミクかわいい ごめんなさいごめんなさい[ウワーン] 2 (晩餐) シエスタXX 誰かいきたい人いる? 2 (晩餐) ケラヴノス でもそれで決めつけるのはどうかと思いますが (T) BBL ごめんごめんw 2 (晩餐) シエスタXX んだな (T) BBL 改めまして狩人です 非常に悩みますがSEIRIOSさんをディフェンス! 3 (冥土) れりか 冥土からの眺めを楽しむのです (T) SEIRIOS Emulaさんは 村人です (T) SEIRIOS 了解~ 2 (晩餐) シエスタXX 個人的にはパンダマットさんいきたいが 2 (晩餐) ケラヴノス やはり役職の可能性があるSEIRIOSさんかな 2 (晩餐) ケラヴノス 今回はシエスタさんに任せます 2 (晩餐) シエスタXX 護衛ありそうじゃね? 2 (晩餐) シエスタXX まじかw (T) BBL 護衛承り しっかり守ってね! 2 (晩餐) シエスタXX うーん 2 (晩餐) シエスタXX 釣り回数増えないし 2 (晩餐) ケラヴノス とりあえずグレーを噛んで少しでも不確定要素を減らしてみてはいかがかと 2 (晩餐) シエスタXX ふむ 3 (冥土) マダム いらっしゃい 2 (晩餐) シエスタXX パンダさん行こうか 2 (晩餐) ケラヴノス お願いします (T) ミクかわいい 今日GJで明日占いCOとかなら万全なのだけれど・・・ (T) シエスタXX パンダまさんハムハム マダム 残り1分 (T) シエスタXX 食べ応え十分ね! 捕食了解 2 (晩餐) シエスタXX 明日のCO次第な感じ・・・ マダム 20秒前 1 (マダム村) マダム -------STOP-------- 役職行動:占い→Emula○ 霊媒→れりか○ 護衛→SEIRIOS 捕食→パンダマット 1日目へ 3日目へ
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2203.html
前ページ次ページZero ed una bambola ゼロと人形 アンジェ、アンジェリカが目を覚ました! ルイズは息を切らしながら医務室へと駆けていく。 バタンと大きな音を立て部屋を見渡した。 「アンジェ!」 「あ、ルイズさん」 ベッドから体を起こしたアンジェリカが何事も無かったかのように微笑んでいた。 「アンジェ、よかった…」 ルイズは目に涙を浮かべながらアンジェリカを抱きしめる。 「おはようございます。ルイズさん、どうかされたのですか?」 「どうかしたじゃないわよぅ。あんたずっと寝てて起きないから心配したんだからね」 そうは言うもののアンジェリカはキョトンとした顔をしている。まるで何を言っているのか理解できないとでもいいたげに。 「ルイズさんここはどこなんですか?ルイズさんのお部屋ではないみたいですけど」 「え? ここは医務室よ」 ルイズがそう答えるとアンジェリカは顔を歪めはじめた。 「あの、ルイズさん。私ルイズさんに何かご迷惑をおかけしましたか?」 「迷惑って…」 迷惑……ルイズの脳裏にはあの一連の惨劇が蘇る。だがここで迷惑をかけたと言ってしまえば姉に続き、アンジェリカにまで見捨てらてしまうのではないか、そんな不安がルイズの胸を過ぎるのだ。 「大丈夫よ。迷惑なんか誰にもかけていないわ」 気がつけばそんな言葉が口から出ていた。 「だからね? ゆっくり休んでいいのよ」 本心は早く以前の生活に戻りたいのだが、それを抑えて優しく語り掛ける。 「もう大丈夫ですよ」 アンジェリカは笑みを浮かべて答える。 「どうなの?」 そう答えるアンジェリカに思わずモンモランシーを見るのだった。 「ええ!? わたし? えーと無理をさせなければ大丈夫じゃないかしら?」 「ハッキリしないわね」 ルイズは不満げに言葉を漏らす。 「しょうがないでしょ! 別に専門医って言うわけじゃないんだからね!」 声を荒げるモンモランシー 危うく口論になりかけた二人の間にノックの音が割ってはいる。 「頼まれた食事をもってきたぜ」 マルトーがスープを持って部屋に入ってきた。二人は思わず口を閉じる。 「久しぶりだな。もう大丈夫か?」 ぎこちない笑顔でアンジェリカに語りかけるマルトー。 だがアンジェリカは…… 「あの、初めまして。スープ、ありがとうございます」 「おいおい。そんな冗談はよしてくれ」 アンジェリカは何も答えない。 「まさか…本気か?」 Zero ed una bambola ゼロと人形 ルイズは学院の外で他の使い魔たちと戯れるアンジェリカを眺めていた。 そう以前と同じように見えるその光景。ただ違うのは他の使い魔たちは久方ぶりに合う友人と接するように馴れ馴れしく、アンジェリカは初めて会うものに接するようにしていることだ。 きゅるきゅる~ 親しげに近づくキュルケの使い魔のフレイム、おそるおそる体に触れる。 きゅいきゅい 空から舞い降りたタバサの使い魔、シルフィードに大きく驚くアンジェリカ。初めて見るわけではないのに……。 「アンジェ! 部屋に戻るわよ!」 もう見ていられない。アンジェリカを大声で呼び戻す。バイバイ、またねと使い魔たちに手を振って別れを告げるアンジェリカ、年相応に見れる姿にあの事件の面影はない。 アンジェリカの手を引いて歩くルイズ、自然と足早になるのであった。 「あれ? シエスタじゃないかしら」 「シエスタちゃん?」 よかった……シエスタのことは覚えているようだ。 「シエスタ、久しぶりね。見て、アンジェがようやく起きたのよ」 そう呼びかけるとシエスタは振り返った。 「あ…い…ぁ」 その顔は見る見るうちに青くなっていく。 「シエスタちゃん、お久しぶりです」 対照的に笑顔でシエスタに近づくアンジェリカ。 恐怖に顔を強張らせたシエスタ、一歩また一歩後ずさりをする。 「どうしたのよ」 ルイズはシエスタに問いかけるが何も答えない。 「シエスタちゃん?」 どうかしたのかとアンジェリカがシエスタに手を伸ばそうとする。 「ひぃっ!」 その手を振り払うシエスタ。 振り払われた手を呆然と見つめるアンジェリカ。 「ちょっと何するの…」 その姿を見たルイズはシエスタを問い詰めようとするが最後まで言葉を告げることができなかった。 シエスタはその目には溢れんばかりの涙を溜めていたのだ。 「………」 「………」 少しの間、沈黙がその場を支配する。 何も言わないシエスタを睨みつけるルイズ。その視線、そしてアンジェリカの視線からも逃れるように顔を逸らすシエスタ。 一方のアンジェリカといえば、視線を忙しなく動かし、なにやら落ち着かない様子だ。 ルイズは先ほどから何度も口を開こうとするが言葉がなかなか出てこない。 それほど時間が過ぎてもいないはずなのにやけに長く感じられる。 意を決し言葉を紡ごうと口を開きかけたルイズだったが、それよりも先にシエスタは唐突にルイズに向かって頭を下げ、踵を返しその場から走り去った。 「ちょ、ちょっと」 突然のことに驚きながらも呼び止めようとするも、シエスタは振り返ることもなくその場から逃げていく。 「何よ! 何なのよ!」 激しい憤りをおぼえるもそれも長くは続かず、ルイズはただ小さく溜息をつくのだった。 「アンジェ」 ルイズが呼びかけるとアンジェリカは少し悲しそうな顔をルイズに向ける。 「部屋に…戻るわよ」 元気を出して、そんなありきたりな慰めの言葉しか掛けてあげることしか出来ない。 「はい…」 アンジェリカはコクンと小さく頷く。 ルイズはそっとアンジェリカの手を優しく握るのだった。 Episodio 19 La vita quotidiana per scomparire 消え往く日常 前ページ次ページZero ed una bambola ゼロと人形
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/9055.html
前ページ次ページNeverwinter Nights - Deekin in Halkeginia ヴェストリの広場で礼儀を教える……。 それはつまり、形式的には決闘を挑むということ―――実質的には、無礼を働いた平民を決闘という形で打ちのめし、罰を与えるという事を意味していた。 ギーシュは不本意そうな仏頂面で身を翻すと、食堂から去っていった。 何も、こんな展開を望んでいたわけではない。 平民のメイドやルイズの使い魔をとがめたのは、何とか少しでも責任を余所に負わせて、多少なりとも面目を回復したかったため。 決して憂さ晴らしに平民を虐めようとかそんなつもりはなかったし、ましてや相手が女性ならなおさらのことだ。 だが、まさか平民のメイドから非難し返されるなどとは思ってもみなかった。 こうまで体面と名誉を傷つけられては、今更黙って引き下がるわけにはいかない。 彼の友人たちをはじめ、思いがけぬ余興を期待する多くの生徒らがわくわくした顔で立ち上がり、その後を追って行く。 興味を示さず食堂に残った者の中には、馬鹿な真似を、と冷たい蔑みや嘲りの表情を浮かべる者もいれば、シエスタに同情するような目を向ける者もいた。 「せ、先輩……、なんで、あんなことを………」 シエスタと共に給仕をしていた後輩のメイドは、顔を青ざめさせてがたがた震えながらそう言うと、逃げるように走り去っていった。 黙ってそれを見送ったシエスタは、俯いて軽く唇を噛む。 彼女はその後、落ち着いたしっかりした足取りでケーキを配り終えると、準備を整えるために一度自室へ戻ると断って食堂をでていった。 ディーキンは少し離れたところから、じっとその一部始終を見つめていた―――。 「ルイズ、ちょっといい?」 「何よ? ……見てたわよ、あんたと一緒にいたあのメイド、貴族に決闘を挑まれるなんてね。 大方ギーシュが悪いみたいだけど、平民がメイジと決闘なんかして勝てるはずがないわ。 あんたも口添えして、謝るようにいってあげればよかったのに……」 ルイズは感心しないといったふうに少し眉を顰めて、近寄ってきたディーキンの方を見た。 一方ディーキンは、その言葉を聞くとまばたきをして首を傾ける。 「ええと……、決闘? あのギーシュって人が何とかの広場へ来いって言ってたのは、その事なの? 怒ってて、何かシエスタにするつもりみたいなのは分かったけど」 「ああ……、そういえば、あんたには分からなくて当然ね。 ヴェストリの広場っていうのは『風』と『火』の塔の間にある西の方の中庭よ。日があまり差さなくて広いから、決闘するのにはうってつけの場所ね。 まあ、決闘は禁止されてるから、実際に使ったことがあるわけじゃないんだけど。 そんな場所に呼び出すってことは、決闘の名目であの子を嬲りものにしてやろうってつもりでしょ。 まったく、いくら引っ込みがつかなくなったからって禁止されてる決闘を、それも平民に吹っかけるなんて……」 怒ったような顔でぶつぶつと呟くルイズをよそに、ディーキンは考え込んだ。 「ええと……、もう少し聞いていい? その決闘っていうのは、どういうものなのかな。 ディーキンのいたところでは、メイジの決闘っていうと普通は魔法でするものだと思うんだけど……。 シエスタは、その、多分……、魔法は使えない、よね?」 フェイルーンでもメイジ同士の決闘は決して珍しいものではない。 メイジは概して己の秘術の力に多大な誇りを持っており、それを誇示するため、あるいはライバルに差をつけるためなど、様々な理由で決闘を行う。 それが素晴らしい力を持つ数々の魔法を華々しくぶつけあう“魔法決闘”だ。 だがシエスタは、まあ……、メイジではないだろうし。 一体メイジと非メイジとの間でどのような勝負をしようというのだろうか? メイジが戦士などの非メイジと決闘するというのは、フェイルーンではあまり一般的ではない。 もちろん実戦で殺し合う事は頻繁にあるが、公開決闘には見物人を楽しませるという意味も多分にある。 そして戦士とメイジの決闘など、大抵は見ていてあまり面白いものではないのだ。 メイジ同士の決闘ならば、凄まじい魔法が飛び交う、驚嘆すべき戦いが見物人を魅了するだろう。 戦士同士の決闘ならば、人の限界に挑戦するかのような力や芸術的な域にまで高められた技巧のぶつかり合いに、見物人は賞賛の声を送るだろう。 だが戦士とメイジの決闘というのは、どちらが勝つにせよ、往々にしてあっけない一方的な決着になってしまうのだ。 遠距離から魔法で手も足も出せないうちに戦士が倒されるか、懐に潜りこまれたメイジが抵抗する術もなく打ち倒されるか、といった具合に。 そう言う戦いでも楽しめるという者は無論いるだろうが、メイジ同士、戦士同士での決闘と比べると、やはり華に欠ける。 とはいえ周囲の生徒らは随分盛り上がっていたようだし、学生の身では決闘というだけで充分刺激的な見世物なのかもしれないが……。 「そりゃそうよ。貴族崩れでもないただの平民に魔法が使えるわけないでしょ。 こっちでだってメイジと平民が決闘なんて普通ないわよ、まともな決闘になるわけがないもの。 ギーシュは多分、あのメイドを少し痛めつけて、謝らせて終わる気じゃないかしら?」 「フウン……、そうなの? それは、確かにあんまりよくないね……」 ディーキンは少し腑に落ちないというように、また少し首を傾げた。 フェイルーンでは、必ずしもメイジと非メイジでは勝負にならないと決まったものでもない。 メイジ側が万全の備えをして、常に最善手を打てば戦士側の勝ち目は薄いだろう。 だが、実戦においては、特に経験や思慮の浅い者では、なかなかそうもいかないものだ。 レベルで大きく勝る戦士がメイジと戦えば普通に戦士が勝つし、実力が近くても、さほどレベルの高くない者同士の勝負では往々にしてそうなる。 高レベルの戦いにおいて呪文の力の有無は致命的に大きいが、生半な腕前ならば戦士がメイジをあっさりと斬り伏せてしまうことも決して珍しくはない。 まあシエスタが戦士といえるかどうかは微妙だし、戦士でもない一般人ではまず勝ち目はない、というのは確かだが。 ともかく、ルイズの考えが正しければ、あのギーシュという少年はシエスタを一方的に叩きのめして力づくで謝罪を引き出そうとしているらしい。 そうであるのならば、やはり放っておくわけにはいかないだろう。 「教えてくれてどうもありがとう、ルイズ。 それなら、ディーキンはちょっとシエスタのところに行ってくるね」 シエスタは、自室へ戻ると棚からしまっておいた武具の類をひっぱり出していた。 普段から護身と雑用を兼ねて持ち歩いている果物ナイフと、もう少し大きめのダガーが、それぞれ一本ずつ。 主に炊き付けの枝を切ったりするのに使用しているハンドアックスが一本。 帰省などで野外を旅する際に身に帯びる、普段は鉈として使っているククリが一振り。 同じく野外を旅する際に狩猟用に使うライト・クロスボウ1つと、そのボルトが2ダースあまり。 そして油で煮て硬化させた革で作った、レザー・アーマーが一着。 これらが現在、彼女の持つ武具と呼べそうなもののすべてだった。 傭兵でもない一介の平民としては、まあそれなりに備えがある方だと言えよう。 だが、ではこれでメイジ相手に戦えるのかと問われれば……、 相手の技量にもよるが、控えめに言っても『かなり分が悪い』だろう。 シエスタは大概の武器や防具の扱い方は一通り身に付けているが、聖騎士であった祖母や軍人であったという祖父とは違う。 彼女は所詮は一介の使用人であって、戦士ではない。狩りの経験くらいはあるが、そこらの平凡な傭兵と一対一で戦って勝てるかも怪しい。 一方メイジは、腕利きなら一個小隊程度の傭兵を単身で相手取っても勝てるほど強い。 そこそこの技量しかない者であっても、不意を打たれない限り一人や二人の傭兵にはまず負けはしない。 「うう………」 確か、相手のギーシュという少年はド・グラモン家の三男で……、父親は元帥だと聞いている。 それだけ家柄の良い貴族の子息ならば当然それなりに魔法の腕は立つだろうし、実戦経験はさておいても戦い方を学んだことくらいはあるだろう。 おそらく、いや、十中八九、勝てはしない。 「……ど、どうしよう……」 顔が青ざめ、手が震えて鎧を上手く着込めない。 先程の食堂では、義憤に駆られるあまり恐怖を忘れていた。 だが、こうして一人になって興奮が冷め、改めて冷静に考えてみると、とんでもないことになってしまった。 今からでも、謝ろうか? いや、不正に頭を下げるなど、そんな正しくないことは絶対にできない。 けれど、最後まで謝らずに戦い続けたら……、頭に血が上ったあの少年に、もしかして本当に、殺されてしまうかも……。 「………っ、」 最悪の末路を想像して、シエスタは一瞬気が遠くなった。 鎧を着込みかけたまま体を縮こまらせると、部屋の真ん中でがたがたと震えだす。 その時扉がコンコンとノックされて、シエスタはハッと体を起こした。 あの少年の友人が、早く決闘に来いと急かしに来たのだろうか。 もう、ぐずぐずと嘆いている時ではない。 この上は自分の正当を最後まで主張し、正しい者に神の御加護があることを信じよう。 シエスタはそう、腹をくくった。 「……すぐに行きます、貴族様。 今準備をしているところですから、あと一分も待って頂ければ―――」 しかし、帰ってきた返事は予想とは違っていた。 「ディーキンは別に貴族じゃないよ」 「……! ディ、ディーキンさん?」 実は食堂にはちゃんとギーシュの友人が一人見張りとして残っていたが、あえてシエスタの後を追おうとはしていなかった。 シエスタが出ていくとき、彼はこのメイドは逃げるか、先に食事を終えて出ていった学院長か誰か責任者に訴えて助けてもらう気だろう、と踏んでいた。 だが食堂でシエスタの怯えず堂々と振る舞う姿を見ているうちに感嘆や同情の念が沸き起こってきて、あえて見逃してやるつもりだったのだ。 勘違いに対する気恥ずかしさと安堵とで、シエスタの少し頬に赤みが戻る。 服を整え直して扉を開けると、そこにはリュートを手にしたディーキンが立っていた。 ディーキンは室内に入ると、シエスタの着かけていた鎧を見つめ、それから床に置かれた武器類を見た。 「アア、準備の邪魔をしたみたいで申し訳ないの。 ええと、ルイズに聞いたんだけど……、シエスタはこれから、あのギーシュって人と決闘するんだよね?」 「……はい。グラモン様は礼儀を教えてやるといっておられましたが……、たぶん、そうなるかと思います」 ディーキンはそれを聞くとちょっと首を傾げて、シエスタの所持する品々について考えを巡らせた。 手入れはしっかりしてあるようだが、自分が初めてボスについて行った時に持っていたのと大差ないような、貧相な武具の品揃えだ。 いや、自分は主人のタイモファラールに貰った魔法の武具や道具なども少しは持っていたから、むしろそれよりも劣るか。 この程度の備えしかないということは、やはりシエスタは特に戦士として訓練されているわけではなさそうだ。 ハルケギニアではどうか知らないが、フェイルーンでは一般的に腕の立つ戦士は、武装も相応に優れたものを保有している。 ワイヴァーンと一対一で戦えるほどの腕を持つ戦士が、魔法の武器や鎧を全く持っていないなどということは、まず考えられない。 しかるにシエスタが用意している武具は、どれもこれも魔法の武器どころか高品質の武器でさえなく、両手剣などの高価な軍用武器も含まれていない。 実戦で戦うにはいかにも頼りない、不十分極まりない代物だった。 それにフェイルーンの戦士は武器や防具だけではなく、それ以外のマジックアイテム類も多々所有しているのが普通だ。 高レベルの冒険者なら、小国の金庫の中身にすら匹敵しようかというほどの額の装備品を持ち歩いている場合すらある。 なのにシエスタの準備しているものの中には、ポーションの一本すら含まれていないではないか。 「ええと。それで、シエスタはあのギーシュって人に勝てると思うの?」 「……そ、それは……、」 シエスタは口篭もりながら、少し目を逸らした。 やはりシエスタ自身も、決闘をしてもまず勝てないと考えているようだ。 「……ねえシエスタ、よかったらディーキンが代わりにその、決闘っていうのを受けようか? これでもディーキンはすごく……、いや割と……、まあたぶん、その、ちょっとは強いと思うからね!」 ディーキンは一応、提案してみた。 それを聞いたシエスタが、はっと顔を上げる。 その表情には、ディーキンの申し出を歓迎したり、安堵したりしている様子は少しもない。 それどころか、先程までは必死に押し隠そうとしていた恐怖の色が、あからさまに浮かんでいた。 「い、いけません、そんなこと! ディーキンさんに、迷惑はかけられません! あの方を非難したのは私です、決闘するというのなら私が受けます! その、私……、もしディーキンさんが見ていて、応援してくれたら、きっと勝てると思います。 だからどうか、心配しないでください」 シエスタは必死な様子でそう言うと、無理矢理に笑顔を浮かべた。 その顔をじっと見つめて、ディーキンも笑みを返した。 そもそも彼女は自分を庇うために話に割って入り、そして決闘の申し出を受けたのだ。 今朝知り合ったばかりの、このちっぽけな得体の知れない亜人を。 交代を提案しても、たとえ本当は恐ろしくてたまらないにしても、彼女はきっと受け容れないだろうとは最初から思っていた。 それに自分も、実を言えばこうなってしまった以上は、もうシエスタが戦うのが一番いいかも知れないと考えている。 自分が代わって戦って勝っても、あるいは何とかしてギーシュやシエスタを言いくるめて事を収めても、それではシエスタの『名誉』を守れない。 所詮は平民だ、土壇場で怖気づいて使い魔の亜人に助けてもらったのだ、などと言われて嘲笑されるだろう。 何よりも、彼女のような女性が非もなく嗤いものにされるなど不愉快である。 少なくとも自分はそうだし、ボスだってきっと同じように考えるだろう。 自分の見出した“英雄”の凄さを皆に伝えたい、分かってもらいたいと渇望することは、バードとしても当然の性だ。 「アア、わかったの。決闘を代わって欲しいとは言わないよ。 確かにそれはシエスタが受けたものだし、ギーシュって人もディーキンが代わるんじゃ納得できないだろうからね。 だけどディーキンにも、どうか英雄のお手伝いをさせてほしいの。 それがつまり、ディーキンの本業ってやつだからね」 それを聞いたシエスタはほっと胸を撫で下ろして、次に少し不思議そうに首を傾げた。 「……ええと……、英雄、って?」 ディーキンはきょとんとした様子のシエスタに、笑みを浮かべてウンウンと頷く。 「そうなの、シエスタはすごい英雄になれる人なの。ディーキンにはちゃんとわかるんだよ。 ディーキンはこれでも、英雄専門のバードだからね」 「え、ええ……? そんな、その、ええと……、ありがとうございます。 ですけど、私はただの村娘ですから、英雄だなんてことは」 もしかしてお世辞を言われているのだろうか……、などと当惑しながら、反応に困った様子のシエスタ。 ディーキンはそれに対して、ちっちっ、と指を振って見せた。 「じゃあ、シエスタは、英雄っていうのはどんなものだと思ってるの? 「ドラゴンを叩きのめすような人? それとも、神さえ悪魔さえ超えるような、すごーい力の持ち主のこと?」 「え、それは……、その……、」 「どっちも英雄かも知れないね。でも、それだけじゃ一流の英雄とはいえないの。 ……ねえ、シエスタ。シエスタは最初、あのギーシュって人を怖がって、謝って済ませようとしてたよね。 でもディーキンが文句を言われそうになったら、割って入って庇ってくれたでしょ?」 「……それは……」 「それに今も、あの人をすごく怖がってるのに、ディーキンが交代しようかっていったら断ったよね。 安心するどころか、その方がもっと怖い、っていう感じだった」 そう言いながら、ディーキンは満面の笑みを浮かべて真っ直ぐシエスタを見つめる。 「シエスタは知らないの? そういうのが、最高の英雄なんだよ!」 そう熱弁するディーキンの目には、少年らしい憧れの光が輝いていた。 それを見れば誰でも、彼が決してお世辞や建前でいっているのではなく心からそう信じているのだと分かるだろう。 自分自身の身体や名誉が不当に傷つけられることには我慢できるが、他人のそれが不当に傷つけられることには声高に異を唱える者。 自身の身の安全より他人の身の安全を慮り、自身が傷つくこと以上に他者が傷つけられることに恐怖を感じられる者。 それを英雄と言わないのであれば、世界に英雄などいない―――、 少なくとも、ディーキンにとっては。 「ディーキンは食堂でシエスタがあの人に勇気を出して立ち向かっているのを見た時からシエスタの事がもっと大好きになったの。 シエスタはディーキンの尊敬する人だよ、だから、何か役に立たせてほしいの」 面と向かってそんな事を言われたシエスタは、顔を真っ赤にしていた。 「~~………! そそ、そんな、大好きだなんて、あの……、その……」 胸中で恥ずかしさと感動と、その他様々な感情が混ざり合っていて、すぐには言葉が出てこない。 「あ、ありがとう―――ございます。 ……けど、その、やっぱりそんなことは、ないです。 英雄だというなら……、ディーキンさんの方が、ずっとそうだと思います」 今度は、ディーキンの方が不思議そうな顔をする番だった。 「ンン……? ディーキンは、何もしてないと思うけど?」 シエスタはぶんぶんと首を振ると、屈み込んでディーキンの手をぎゅっと握る。 「いいえ……、いいえ、そんなことはないです! 私があなたを庇ったというなら、あなただって最初、私がとがめられていた時に名乗り出て身代わりになってくれようとしたじゃないですか。 今もこうして、私が怯えているのを見て代わろうかって言ってくれて……。 それに何より、私、自分のしたことを馬鹿なことじゃないかって……、ディーキンさんが認めてくれてすごく、嬉しかったんです。 あなたにはわかってないんです、今の私が、あなたがここにいてくれてどんなに心強いか―――」 そう熱弁するシエスタは感動のあまり少し涙ぐんでいて、頬も上気している。 その表情にはこれから厳しい戦いに臨まなければならないことを忘れてしまったかのように、怯えの欠片も残っていなかった。 シエスタからしてみれば、ディーキンは自分と同じことを、自分よりも先にやっている。 それに自分とは違って、貴族が相手でもいささかも怯えたような様子がない。 なのにそれを鼻にかけるどころか気に留めている風もなく、こちらの行動を過剰なほどに褒めてくれて、しかもそこに全然作為や嘘が感じられない。 だから、彼の方がずっと立派だ、ということになるのだ。 今度はディーキンの方が、照れたような笑みを浮かべて恥ずかしがった。 「エヘヘヘ……、そんなこと言われたらディーキンは赤くなっちゃうの、シエスタ。 ウロコだらけだから、わからないだろうけどね。 でも、シエスタの方がずっと立派なことを、ディーキンは知ってるの」 自身も確かに似たような事をやってはいるかもしれないが、別にそれは英雄的でも何でもない。 何故ならディーキンには、シエスタと違って特にギーシュを怖れる理由がないからだ。 生まれたその時から陰謀渦巻く社会で生き抜き、数百年の生涯を通じて技量を磨き続けるドロウエルフやデュエルガーなどといった暗黒世界の種族。 定命の人間やコボルドなどには決して得られぬ、偉大な超常の能力を持つ異界の来訪者たち。 見上げるような巨大な体躯を持つ、巨人やドラゴン。 そして恐るべき特殊能力を備えた、メデューサやビホルダー、マインド・フレイヤーなどといった、魔獣や異形の類……。 ディーキンは今まで、仲間たちと共に、そんな敵達と幾度となく戦ってきた。 それに比べて、あの少年には語るに足るような力も凄みも一切感じられない。 自分がこちらの魔法についてまだよく知らないことを差し引いても、全く問題にならない相手だと確信していた。 だが、シエスタにとってはそうではないだろう。 ディーキンからすれば、シエスタは自分が勝てないと思っている相手に対してそんな勇気を示せるからこそ英雄的なのである。 人間がドラゴンに立ち向かうことは、勇気や英雄性の証明となるだろう。 だが、逆にドラゴンが人間をひねりつぶしたところで、それは何の証明にもならないのだ。 「………それで、ええと。 ディーキンはシエスタのお手伝いをしたいから、まずどんな手伝いができそうかを知りたいの。 シエスタはどんなことができるの? 戦った経験はあるの?」 「あ……、その、いいえ、狩りとかは少し覚えがありますけど、戦いは……。 武器や鎧の使い方は、一応、一通りは知っていますけど……」 少し現実に引き戻されて、やや萎縮気にそう答えるシエスタ。 ディーキンはそれを聞いて、うんうんと頷く。 概ね予想通りの答えだった。 戦士としての訓練は受けていなさそうだが、それでもシエスタの“種族”を考えれば、武器や防具の一通りの扱い方には《習熟》していて当然だろう。 「えーと、魔法……は、使えないよね? シエスタはアアシマールみたいだけど」 「え……、ええ、私は平民ですから、魔法は……」 シエスタはそう答えながらも、困惑したように首を傾げた。 「……その、ディーキンさん。ああしまーる、っていうのは、なんですか?」 「アア……、もしかして、こっちではそういう言い方はしないのかも知れないね。 アアシマールっていうのは、天使の血を引いてる人のことなの。 ええと、シエスタはちょっと念じるだけで明かりを灯せたり、暗いところでも目が見えたりは、しない?」 それを聞いたシエスタの目が、驚きに見開かれた。 「な、なんでそんなことを知ってるんですか!? こっちに来てからは、そんなこと、誰にも話したことはないのに……」 「ンー? なんでっていっても……。 ディーキンの住んでたところにはそういう人が結構いたからね、見れば分かるよ」 これは嘘でも誇張でもなく、本当の事だ。 ディーキンが召喚前に住んでいたウォーターディープは、フェイルーンでも屈指の巨大交易都市である。 そこには多種多様な人種が住んでおり、アアシマールにも何度も会ったことがある。 シエスタの輝くような肌や瞳、アダマンティンのように艶やかな光沢をもつ黒髪、優しげで親しみやすそうで、どこか高貴さも感じさせる雰囲気……。 それらはすべて、アアシマールの受け継ぐ天上の血がもたらす特徴である。 アアシマールにも、そしてその祖であるセレスチャルにも、幾度となく会ったことのあるディーキンには、容易に識別できるものだ。 それに冒険者仲間のヴァレンも、シエスタと同じプレインタッチトである。 まあ彼はセレスチャルの血を引くアアシマールではなく、フィーンドの血を引くティーフリングだが。 「天使の血を引く人が、大勢住んでいるところ……!?」 シエスタが、更なる驚きに目を丸くした。 一体、この素敵で不思議な亜人の子は、どんなところに住んで、どういう人生を送ってきたのだろうか……? 「そうなの。まあ、コボルドももうちょっと住んでると嬉しかったけどね。 つまり、シエスタは自分の力とか血筋については、ちゃんと知ってるんだね?」 「あ……、は、はい。 どうせ本気にしてもらえないでしょうし、必要もないと思って、ここでは誰にも話してないんですけど、」 そう前置きすると、シエスタは自分の血筋について、知っていることを包み隠さずに語り始めた。 それによれば、彼女の血統は随分と奇妙なものであるらしい。 彼女の祖母は数十年前に異世界からハルケギニアの地にやってきた、天使の血を引くパラディン(聖騎士)だった。 そして祖父は、それとはまた別の世界からやってきた軍人だった。 2人は、互いに見知らぬ世界からやってきた異邦者同士、親近感を感じたのか、幾度となく語り合い、慰め合い、やがて、愛を育んだ。 その間に生まれた女の子もやがて成長して、彼女の故郷の村に住む青年と結婚して……、 そうして生まれたのが、シエスタであるという。 つまり、彼女は三重の異界の血を引く者、ということになるらしい。 「……でも、私にはおばあちゃんみたいな凄い力はありませんし、おじいちゃんみたいな軍人でもありません。 確かに他の人と少し違う力はありますけど、全然大したことはないです。 もちろん、自分の血筋を誇りには思っていますけど。他には本当に、武器とか鎧の使い方を少し教わっただけで……」 そう言って少し俯くシエスタの肩を、ディーキンがポンポンと叩く。 シエスタが顔を上げると、ディーキンの顔には自信に満ちた笑みが浮かんでいた。 「大丈夫なの、それならシエスタは勝てるよ!」 そう請け負うと、ディーキンはシエスタから聞き出した情報を元にして方策を練り始めた。 怖くて武器を扱うこともできないとかいうことがなく、最低限の能力を備えてさえいれば、シエスタをあの少年に勝たせる手段などいくらでもあろう。 たとえば、自分の持つ武具やアイテム類を一時的にシエスタに貸すというのはどうか? ……いや、村娘に不釣り合いな、あからさまに強力な装備で勝つのはあまり良くないかも知れない。 フェイルーンでは一般的に、強力なマジックアイテムを手に入れられることも強さのうちと見なされる。 したがって実戦はもちろん決闘でも、片方がもう片方より優秀な武装をしていたとかで文句を言われることはあまりない。 しかし、自力で手に入れたものならばともかく……、 借りただけの武装の性能に頼り切って勝つのでは、流石に問題があるだろう。 仮にディーキンがシエスタに、アダマンティン製の剣、透明化の指輪、対魔法の外套、精神耐性の頭巾、俊足の靴、各種ポーション類などを貸したとする。 決闘にはまず間違いなく勝てるだろうが、どう見ても『装備のお陰で勝っただけ』だと言わざるを得ないような状態になるだろう。 それでは、対戦相手のギーシュも、観客たちも、そして戦ったシエスタ自身も、納得できないのではないか。 ここは、多少の『助力』は受けたにせよ、シエスタ自身が勇敢に戦ったのだと、周囲に納得のいくような方法で勝ってもらいたい。 となるとやはり、バードらしい方法が一番だろう。 「……ええと、ディーキンが、その、つまり……、 バードらしく『歌』でシエスタを応援することを、許してくれたらね!」 前ページ次ページNeverwinter Nights - Deekin in Halkeginia
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1268.html
よく物を知っているもの、いわゆる知識人が人にものを教えることを渋ることがある。 知っているんだから渋らずに教えてもいいじゃないかと思うのが一般の認識だ。 私自身そう思っていた。知っているなら教えればいい。それで損害が出るなら教えるのを渋るのは当たり前だが出ないのなら教えても問題が無いだろうと。 だが間違いだった。今ではそんなことを微塵も思っていない。 だから過去形なのだ。 「見てください。包丁です!」 「ああ、よくできてるよ」 知識を独占したいという気持ち、他人が知らないことを知っているという優越感。 それはとても気持ちのいいものだ。 しかしそれは他人に教えることによって他人を自分と同等のところに押し上げてしまう。自分しか知らないという優越感が無くなってしまう。 さらに他人がそれを基にして自分が知らないところまで辿り着いたとしたら? 自分が多大な労力と時間を犠牲に長年蓄えてきた知識を他人が極短い時間で知りさらにその先へ行く。 それは長年の時を経て辿り着いた地位からの転落にならない。自分が相手より下になったに他ならない。それは物凄く腹が立つことだ。 きっと教えることを渋る知識人たちはそう思っているはずだ。 そして今自分がそう思っている。 「ほら見てください!最高傑作パピヨンマスクです!」 「蝶・サイコー……」 どうやって作るんだよそんなもん…… シエスタはとても嬉しそうな眩しい笑顔を浮かべ最高傑作とやらを私に見せてきた。 もはやあやとり教室はシエスタの独壇場であり、私が口を挟むところなどありはしなかった。 むしろ私が教えられる立場だった。 シエスタとあやとりを初めて10分、シエスタは基本を完璧に理解し二人あやとりは完璧にこなせるようになった。 シエスタとあやとりを初めて20分、シエスタは私が知っている一人あやとりの形を全て覚えた。 シエスタがあやとりを初めて40分、シエスタが二人あやとりで私が知らない形を作り始めた。とるのに苦労した。 シエスタがあやとりを初めて50分、シエスタの作る形はもはやとり方が理解できなくなり私の負けが確定した。 そして今、シエスタは一人あやとりで常人では辿り着けない領域に突入していた。次々と新しい形をつく出そうと必死で糸をコチョコチョといじくっている。 必死であやとりを頑張る給仕姿の少女。結構様になっている。 その手はなめらかに糸を操り顔は新たな何かを期待するかのように輝いている。 「面白いですねあやとりって。紐一本でこんなことができるなんて」 「そうだな」 しかしこっちはイライラしている。 そこまでできるのお前だけだっつーの!なんでそこまでできるんだよ! 俺の努力ってなんだったの!? そんな気持ちで一杯だった。勿論表には出さない。 今ここにいてイライラするよりルイズの部屋に行ったほうがいいな。 ベッドが名残惜しいが仕方が無い。シエスタがいないだけマシだ。 どうせこのイライラは一時的な感情だから明日には収まるだろう。続くとしたらもうシエスタの顔も見れなくなるな。 別にそれでも良いけど。 「さて、それじゃあもう戻るとするか」 「え?戻るって?」 「ルイズの部屋にだ。元々あそこが私の部屋だからな」 「あ、そうでしたね。残念です。あと少しでパピヨンマスクも超えるものができそうな気がしたんですけど」 駄目だこいつ……早く何とかしないと……。……吉良違いな気がする。私はこんなキャラじゃない。 そんなことを思っているとシエスタが紐を私に渡してくる。 正直今日はこの紐であやとりをしたくないな。 しかし持ってこさせたのは私だ。それをいらないといえば好感度が下がるのは確実。捨てるにしてもどこかで見られたり捨ててある紐を発見される可能性がある。 ではどうするか。 結論、渡された紐をシエスタの首に掛ける。 「え?」 シエスタは勿論驚くような顔をした。 「持ってろよ。そうすればいつでも練習できるだろ」 「ヨシカゲさん……。ありがとうございます」 「別にいいさ」 計算どおりシエスタは紐を受け取る。見事に厄介払いできてよかった。 それを確認して私は部屋を出る。じゃあなベッド。気持ちよく眠れたよ。 そして私はルイズの部屋に戻っていった。 ルイズの部屋のドアを開ける。 「ヨ、ヨシカゲ!?」 「なにをそんなに驚いているんだ?」 部屋にいたルイズが驚きの声を上げる。どうでも良いけどな。 久しぶりのルイズの部屋は最後に見たときとなんら変わりは無かった。 「も、もう怪我はいいの!?」 「今日が完治予定だっただろ。ポンフリーから聞いてなかったのか?」 「……聞いてない」 言ってなかったのかあのアマ。 「そういえば今日はどうして来てすぐにどっかに行ったんだ?」 「え!べ、別にあんたの裸が恥ずかしかったわけじゃないわよ!?あんたより優先する用事があったのよ!」 恥ずかしかったのか。初心だな。局所が隠れてたっていうのに。 しかしそんなことは言わない。どうせ言ったら怒鳴るだろうしな。 「そんなことより、はいこれ!」 そういってルイズは何か押し付けてくる。また小包だった。 開いてみると中には帽子と手袋が入っていた。なるほど。あのとき届けにきたのか。 早速手袋をつける。帽子は室内なので被らない。手袋はどうやら完璧に新品みたいだな。前のと感触が違う。 「ありがとう」 「こ、これぐらい当然よ!」 「そうか」 さて、もうすぐ昼飯時だな。厨房にはどんな料理があるか楽しみだな。いや、どうせシエスタがいるから今日は行かないでおこう。 ルイズの出す餌で我慢するか。 そして昼食時、ルイズへの疑惑を深める重大な事件は起きた。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/6257.html
前ページ次ページゼロの氷竜 ゼロの氷竜 十五話 ルイズは、自らの使い魔に質したいことがいくつもあった。 なぜ決闘を後押しするようなことをいったのか。 見物人を退けた意図はいかなるものか。 手の怪我は大丈夫なのか。 不安げな表情を浮かべたまま、主は使い魔の名を呼ぶ。 「ブラムド……」 あとの言葉は、ブラムドの人差し指に阻まれる。 眉根の皺を深くしながら、ルイズはブラムドの顔を見上げた。 視線の先で、思わせぶりに周囲を見渡すブラムドの瞳がある。 そっと、ルイズの肩に手が乗せられた。 「あとでも、いいでしょ?」 ルイズの不安をはらうように、キュルケは微笑みながらそれだけを言った。 わずかに、ルイズの肩から力が抜ける。 その様子を見たシエスタは、驚きを隠せなかった。 なぜならその相手は、今までルイズが毛嫌いしていたキュルケであったから。 つい先刻ルイズから紹介された、それまで名を挙げられたこともないタバサとは違う。 それまで怒りと共に吐き出されてきた名前の持ち主が、放った当人と心を通わせている。 なにがあったのかシエスタには知りようもないが、ルイズは仇敵を友人としたようだった。 ただしシエスタはルイズと違い、キュルケの態度の裏側に隠された心情に気付いていた。 キュルケの名前がルイズの口から出るのは、彼女が落ち込んでいた直後だけだったから。 シエスタは自身の降りかかる災厄を一時忘れ、暖かな微笑をルイズに送っていた。 そんなシエスタの様子を見ながら、ブラムドもまた微笑む。 だがブラムドがオスマンへ問いかけた瞬間、少女たちの微笑みは凍り付いてしまう。 「オスマン、決闘にふさわしい場所はあるか?」 微笑が凍りついた瞬間を見てしまったオスマンは、口ひげをいじりながら答えを返す。 「ヴェストリの広場が良いでしょう。人目にもつきにくいですし」 その仕草が笑いをこらえる為だと、ブラムドだけが気付いていた。 口ひげをいじりながら笑いをこらえるオスマンは、決闘という単語に浮き足立つ少女たちが微笑ましくてたまらない。 学院を統括するオスマンがシエスタやギーシュの身を案じていないのは、ひとえにブラムドへの信頼が強い証だ。 オスマンは、シエスタもギーシュも大した怪我を負うことはないだろうと予想している。 見物人を許さなかったのは、ギーシュの心を覆う虚飾を引き剥がす為。 ギーシュ自身が実は素直で純朴な少年だということは、オスマンも気付いていた。 そのため見栄をはる相手をなくしてしまいさえすれば、素直にシエスタに謝罪するのではないだろうか、と楽観視している。 当然、オスマンの予想は楽観が過ぎた。 正確に言えば純朴さ、すなわち素直さゆえの愚直さを、考えに入れられなかったのだろう。 さらにこの件に関して、オスマンのブラムドに対する評価は明らかに過大だった。 ブラムドはオスマンやキュルケほど、ギーシュのことを知らない。 ロングビルのように、信頼を寄せるオスマンの態度から読み取れる情報もない。 主であるルイズから話を聞いているわけでもない。 しかもギーシュはルイズを侮辱していた。 その言葉を返上させようとしていたシエスタに対しての評価は高まっていたが、相対的にギーシュへの評価が下がるのは仕方のないことだろう。 ブラムドは、主に無礼を働いた若者を少したしなめてやろうと考えている。 無論、怪我をさせるつもりはないが。 見物人を許さなかったのも、ギーシュと違って自らの力をひけらかすつもりがないからだ。 力を秘匿する重要性を、ブラムドは熟知していた。 竜が火を吐くことを知れば、その咆哮に魔力がこもっていると知れば、魔法を使うことを知れば、それぞれに対応の手段を考えることは可能となる。 それだけで討たれることはなくとも、相手を無傷で退散させることは難しくなってしまう。 また、目立たぬようにというオスマンとの約束もある。 下手なことをすれば、オスマンが学院の人間にさせた誓いも無駄になるだろう。 人の口に、戸は立てられないのだから。 「ではコルベール、グラモンに決闘の場を伝えてもらえるか?」 オスマンの後ろに続いていたコルベールは、ブラムドから差し出された自らの杖を受け取りながら返事をする。 「承りました。では、のちほど」 コルベールの後姿を見送ったブラムドに、キュルケが声をかける。 「あの、ブラムド様。手は、大丈夫でしょうか?」 ルイズと同じく、キュルケもブラムドの怪我を気に病んでいた。 しかし当のブラムドは気に留めてもおらず、気楽に返事を返す。 「先ほどモンモランシに治してもらった」 ブラムドはそういいながら、怪我の痕もない左手を広げて見せた。 異常ともいえる再生能力を持つ竜にとって、死に直結しない傷であれば軽症といえる。 今回のような切り傷や、腕や足、眼球や内臓などの欠損であっても、時間をかけさえすればいずれ治癒してしまう。 死に至るような怪我であれば、治癒の魔法も存在する。 『竜の卵(エッグシェルター)』にその身を包めば、回復は自然治癒よりもはるかに早い。 ではなぜ先刻の怪我にそれを使わなかったのかといえば、『竜の卵』に包まれている間は外界と一切遮断されてしまうからだ。 それでは使い魔としての役目を果たすことはできない。 ルーンの効果とも思われるが、さしたる出血もない軽症に対して『竜の卵』を使う必要性を、ブラムドは感じられない。 無論今のブラムドの体が人間のそれである以上、放置しただけで治るものではなかったが。 副次的な結果ではあるが、それを奇貨としてルイズとキュルケ、そしてタバサが友人となったことも、ブラムドが自身の怪我を気にかけない理由の一つだった。 「気にすることはない。お主やルイズに大した怪我がなくてよかった」 その喜びを表すブラムドの言葉に、キュルケは小さな疼きを覚えていた。 まだ姿を現すことのない棘は、その胸の奥に潜んでいる。 だがその棘を意識するよりも早く、シエスタの声がキュルケの意識をさらった。 「あの、何か飲み物でも持ってまいりましょうか?」 膝が震えているルイズの様子を見て、その友であるメイドが提案をしている。 「そ、そうね。食事は無理だけど、飲み物を飲むぐらいは大丈夫でしょ」 ルイズの言葉に、自分の席へ一歩踏み出そうとしていたタバサの足が戻る。 その様子を見たシエスタは、笑みを表に出さず、厨房へ飲み物を取りに行った。 「良く気がつくわね」 感心するような、ある種あきれるようなキュルケの言葉に、ルイズが自慢げに答えた。 「メイドの仕事に誇りを持ってるっていってたからね」 「別にルイズが胸張ることじゃないでしょ」 からかうようなキュルケの言葉で、ルイズが剣呑な表情を浮かべる。 「胸張るつもりもないのに張ってるような女に言われたくないわ」 「なかなかいうじゃないの」 睨め上げるルイズの視線と、見下ろすキュルケの視線がぶつかる。 険悪な雰囲気の裏のじゃれるような気配に、ブラムドとオスマンはわずかに微笑んだ。 それらを横目に、タバサはテーブルに用意された料理に目を奪われている。 腹部を押さえるようなことはしていないが、杖を握る両手に込められた力は強い。 「お待たせいたしました」 そこへ、シエスタがトレイとポットを抱えて戻ってくる。 「丁度焼き上がったところでしたので」 トレイの上には、大振りなパイが乗せられていた。 「クックベリーパイ?」 「ご名答です」 喜色を満面にしたルイズに、シエスタも嬉しそうに応じる。 それがルイズの好物であることを、ブラムドとオスマンは知らなかった。 ひとまず食事が済んで空いたスペースに陣取り、シエスタがパイを切り分けるのを待つ。 小皿に載せられたパイを受け取って満面の笑顔を浮かべたルイズは、それを見て微笑む友人たちと使い魔、そして学院長の顔に気付く。 さすがに学院長へ見るなともいえず、笑顔を収めて取り澄ます。 朱に染まった頬から色を抜くことはできなかったが。 シエスタはルイズのその表情に、恐怖が和らいでいくのを感じていた。 ブラムドが食器を扱えないと知るシエスタは、切り分けたパイをさらに細かくしていく。 ルイズはその様子を見ながら、ほっとしたような、残念なような、背反する気持ちを抱いていた。 食事代わりの茶会が終わり、数人の男女がヴェストリの広場へと移動していた。 その中の一人だけが、不満そうな顔を隠していない。 その理由は茶会で自分に笑顔が向けられていたこと、そしてもう一つ。 五人の男女に、八つに切り分けられたパイが配られていた。 使用人であるシエスタは、アルヴィーズの食堂で食事をすることは出来ない。 年老いたオスマンは食が細い。 ブラムドは食事に対しての欲求それ自体が少ない。 消去法で考えれば、少なくとももう一切れは自分のものになるはずだ。 好物を租借するルイズは考える。 が、目の前のパイを半分ほど片付けてトレイを見れば、残っていたはずのパイは跡形もなくなっていた。 ルイズはそれを知らなかったが、タバサはその一事のみで貴族嫌いで知られる厨房の主、マルトーを唸らせるほどの健啖家である。 とはいえ、食べられたことは不機嫌な理由の一つでしかない。 八つに切られたパイの半分をその腹に収め、なおもため息混じりに空腹感を訴えるタバサの仕草にこそ、ルイズの不満は向けられていた。 「ルイズ、そんな顔をするな。決闘が終われば食事も出来よう」 苦笑いではなく、微笑みながら、彼女の使い魔が諭す。 そういわれ、ルイズは表情を切り替える。 それは食事という言葉ではなく、決闘という単語によって。 「ブラムド、シエスタは大丈夫?」 不満げだった表情を不安げに変えたルイズに、ブラムドは微笑みをたたえたままに答える。 「無論だ」 一歩、二歩、三歩と踏み出したブラムドが、ルイズたちに振り返る。 「さて、グラモンは少女をいたぶって喜ぶ類の人間か?」 指を立て、まるで講義をする教師のように問いかけた言葉に、ルイズは答えられない。 「いいえ」 「違いますな」 代わりに答えたのはキュルケとオスマンだ。 「うむ。でなければ、オスマンがことの推移を見守ろうとするはずもない」 ブラムドの言葉に、三人の生徒と一人のメイドが納得する。 「先刻は怒りにまかせて挑発し、決闘を申し入れたが、身を清めるだけの時間があらば多少なりとも落ち着こう」 ブラムドの深慮に、学院長が唸る。 「つまり勝敗を別にすれば、シエスタが怪我をすることはなかろう」 安心したようなため息が、ルイズとシエスタの口から漏れた。 「ただし」 その言葉に、十個の瞳が同じ方向へ向けられる。 「あのようにルイズを侮辱され、なおそのままにするつもりは我にはない」 ブラムドの浮かべる笑みが、質を変えていた。 「ブ、ブラムド殿?」 不安げなオスマンの言葉を、ブラムドは手で制す。 「案ずるな、怪我をさせるつもりはない。そんなことをしては決闘にはならぬしな」 「じゃぁ、どうするの?」 ルイズが周囲と共通の疑問を口にする。 「シエスタを勝たせる」 路傍の石を蹴り飛ばすような気軽さで、ブラムドが不可能ごとを口にした。 ハルケギニアにも、メイジ殺しと呼ばれる平民の戦士や傭兵が存在する。 文字通りメイジを殺すことの出来る人間だが、無論シエスタはそんな技能を持っていない。 あまりにも衝撃的な発言に、最初に反応できたのはオスマンだった。 「い、いやしかし貴族が決闘するなら、魔法を使わないということはあり得ませぬぞ?」 「当然だろう。おそらくグラモンは、ゴーレムでシエスタを取り押さえようとする」 何故ギーシュがゴーレムを扱うとブラムドが知っているのか、気付くものはない。 それ以上に衝撃的なことを口にしているのだから当たり前だろう。 戦闘の知識も経験もない平民が、何体ものゴーレムを操るメイジに勝つ。 解決の糸口も見えない難題に、メイジたちも使用人も首をかしげるだけだ。 「それでどうやってシエスタを勝たせるの?」 というルイズの言葉にも、ブラムドはその考えの内を明かそうとはしない。 「ひとまずは、杖を貸してもらおう」 主から杖を受け取りながら、使い魔は曖昧に、楽しげに、微笑むだけだった。 決闘場に現れたギーシュは、まるで憑き物が落ちたように晴れやかな表情を浮かべていた。 先導していたコルベールがオスマンの元へと歩み寄ると、ギーシュはそちらへ向かって深く頭を下げた。 「よろしくお願いいたします」 そして暴言を吐いたルイズや決闘の相手であるシエスタへ顔を向けたとき、ほんの一瞬、何かを言いかけた。 かぶりを振ってブラムドへ向き直ったギーシュは、決闘についての提案を始める。 「ブラムド様、メイジが魔法を使わない決闘など、聞いたことがありません。とはいえ勝敗が決まっているようでは、決闘といえないでしょう」 「自明だな。だがそういうからには何か思案があるのか?」 ブラムドの問いかけに、ギーシュは心中で笑みを浮かべた。 「彼女に、何か武器を持たせるというのはいかがでしょう?」 「なるほど。だが、互いに怪我は避けたいのではないか?」 その言葉に、ギーシュは驚きを隠せなかった。 確かに、コルベールの案にはさらなる条件があったからだ。 「では、私は開始の位置から一歩も動きません」 提案を口にしながら、ギーシュは案を退けられるのではないかという不安を覚える。 「その上で、彼女の武器が私に触れさえすれば彼女の勝ち、彼女を動けなくするか、彼女の武器を奪う、もしくは破壊すれば私の勝ち、という条件はいかがでしょう?」 ルイズたちはギーシュの提案に、シエスタを取り押さえるという項目があったことに驚く。 それは先刻、ブラムドが予想した通りだったからだ。 「よかろう。だがそれだけでは、シエスタが勝つには不足であろう」 ブラムドは、ギーシュの提案を予想していた。 ではなぜ裁定者であるにもかかわらず、先に規則を定めなかったのか。 それは先に提案をしたギーシュが、ブラムドの案を受け入れるしかなくなるからだ。 「決闘の前に、一つ魔法を使わせてもらう」 その言葉で、ブラムドの魔法の威力を知るギーシュは顔を青くする。 ブラムドはその表情に笑みを浮かべそうになりながら、自らの言葉を継いだ。 「案ずるな。使うのはお前自身にでも、お前のゴーレムにでもない。シエスタにだ」 自分にでもワルキューレにでもないといわれたギーシュは、それでも言いしれぬ不安に提案を退けたくなる。 しかし、自分の提案だけが受け入れられては公平さを欠く。 そうすれば、先刻の提案も退けられる可能性が生まれてしまう。 「わかりました。問題はありません」 ギーシュは心中の渋面は表に出さず、表面上はすんなりと提案を受け入れた。 その不安は、後に的中する結果となる。 「さて、ではシエスタに何か武器を持ってきてもらおう」 「ぶ、武器ですか?」 当事者の一人であるにも関わらず、どこか部外者のように話を聞いていたシエスタは驚く。 話を振り向けられたことにも、武器という単語にも。 「触れば勝ちってことだから、モップかほうきみたいな長いものがいいんじゃない?」 助言をしたのは、もちろんルイズだった。 「あ、はい。ではちょっと持ってきます」 小走りで広場から立ち去るシエスタを見送りながら、ブラムドがつぶやいた。 「では決闘の前に、埃を払っておくかな」 その言葉の意味を、コルベールとギーシュを除く勘のいい人間は理解した。 『遠見』と『透視』を立て続けに使ったブラムドは、決闘を覗こうとしている人間たちへと話しかける。 『音源転移(リプレイス・サウンド)』 音そのものを転移させるその魔法で、覗こうとしている人間たちはブラムドの声を聞く。 「今その場を離れるのならば、オスマンにはいわずにおこう」 ブラムドと同じように遠見の魔法を使っていた生徒たちは、どこからともなく聞こえたブラムドの声に、慌ててその場から逃げ出す。 四度、同じ言葉を伝えたブラムドは、最後に違う言葉をつぶやいた。 ブラムドの様子に注視していたルイズたちだったが、その話している中身を読み取ることは出来ない。 最後の言葉が、それまでのものと違うことだけが読み取れる。 それを聞いたのは、いわれて慌てて立ち去った一人だけだった。 その言葉は短い一言。 「二本足の鼠」 武器を持たせること、その武器を奪うか壊すことで勝負を決すること、コルベールの提案は受け入れられた。 だが、ギーシュにはブラムドの言葉が楔のように打ち込まれている。 ブラムドの魔法。 もっとも弱い攻撃のための魔法で、ワルキューレをいともたやすく打ち砕く威力。 食堂で見た、転移の魔法。 ハルケギニアの常識で考えれば、シエスタへかけると考えられる魔法は多くない。 事後であれば治癒の魔法だろうが、事前というのであれば防御を司るものだろう。 土の防壁では、その場から動けない。 鎧を作ってまとわせるには、シエスタの体力が持たないだろう。 となれば風の防壁のようなものが、可能性としては一番高いといえる。 しかし、ブラムドが他にどんな魔法を知っているのか、ギーシュには想像も出来ない。 その思考も、シエスタが決闘場へ戻ることで打ち切られる。 シエスタへ向かって、ブラムドが話しかけた。 「シエスタ。グラモンへ向かってまっすぐに、目を閉じて進め」 ブラムドの言葉に、全員が驚愕する。 ギーシュですら、怒りを覚えるよりも先に驚きに支配されていた。 シエスタが、その沈黙を破る。 「……わかりました」 その返事に、ブラムドは満足そうに頷く。 「それでは決闘を始める」 ブラムドの宣言で、シエスタはブラムドの右手に、ギーシュは左手に歩いていく。 両者の距離は三十歩程度離れている。 「ワルキューレ!!」 ギーシュが杖を振り、一体のゴーレムが姿を現す。 「メイド君。降参をするなら、今のうちだよ?」 その言葉に、シエスタは首を振る。 「私は、ヴァリエール様を信じております。ヴァリエール様の使い魔である、ブラムド様を信じております」 一息つき、シエスタは自らの言葉を継いだ。 「何より、この決闘にはヴァリエール様の名誉がかかっておりますので」 ためらいもなく言い放ったその言葉に、ギーシュは羨望を覚える。 ……自分をこうまで信頼してくれるものがいるだろうか? ギーシュの自問は、自身で否定される。 決闘が始まる前に勝敗が定まっていることを、ギーシュは肌で感じていた。 しかし、貴族としての矜持をなげうつわけにはいかない。 覚悟を決めた両者を確認し、ブラムドが魔法を放つ。 「では、始め!!」 ブラムドの合図で、シエスタが目を閉じる。 信じるとはいっても、恐怖を払拭できるわけではない。 それでも、意を決してシエスタはギーシュへと向かい始めた。 「……シエスタ……」 つぶやきながら、祈るように握られたルイズの手に、キュルケとタバサの手が乗せられた。 ルイズは力なく、二人に微笑む。 二人も微笑みながら、一歩一歩ギーシュへと近付いていくシエスタを見やる。 近付くシエスタを押しとどめようと、ワルキューレもシエスタに近付いていく。 後ほんの一歩近付けば、ワルキューレの手はシエスタの肩へ届いていた。 だがその一歩を踏み出し、近付いたワルキューレの手が、腕が、霞のように消えてしまう。 後に残った一片の花びら、青銅で出来たそれをシエスタが踏みしめた瞬間、ギーシュは悲鳴を上げるようにルーンを叫んだ。 「ワ、ワルキューレ!!」 新たに生み出されたワルキューレは二体。 ギーシュの限界である七体を作り出すには、魔力が回復しきっていない。 それでも平民の相手をするには十分だったはずだ。 混乱するギーシュの目の前で、ワルキューレはシエスタに近付くだけで消えてしまう。 得体の知れない状況に、ギーシュの混乱は恐怖に変化する。 恐慌に陥るギーシュが大地から土の防壁を作っても、シエスタの歩みを止められない。 「シエスタ、目を開いても良いぞ」 何が起きたのか理解できず、対応手段を考えることも出来ないギーシュの目の前で、決闘相手であるシエスタが目を開いて立っていた。 前ページ次ページゼロの氷竜
https://w.atwiki.jp/moejinro/pages/1669.html
4日目 Navi さわやかな朝がやってきました 自宅にて SEIRIOSさん の遺体が見つかったようです… Navi 村人の皆様、今日もがんばってください Navi 昼の部スタートです 1 (なび村) エルレイナ おおかみさんの○が噛まれ…と 1 (なび村) デジュー デジュー占いCO ワルノス○ 多弁でありながら中身が少ない。指定吊りにはされにくいところなので占いました SEIRIOS 花嫁修業途中だったのに!! 1 (なび村) おおかみん ワルノスさん● 理由 COを促したのが気になったので 1 (なび村) こんぶて ○噛みか 1 (なび村) メゾピ おはようございますー 1 (なび村) ラスフィーノ うわー 1 (なび村) エルレイナ ゼブラ! 1 (なび村) ラスフィーノ 霊結果 1 (なび村) ワルノス あれ 1 (なび村) ラスフィーノ ☆霊脳CO☆しますね! 1 (なび村) ラスフィーノ 3日目:れりか●! 1 (なび村) ラスフィーノ 僕の護衛はもういりませんよー 1 (なび村) シエスタXX ゼブラだw 1 (なび村) エルレイナ LWですか 1 (なび村) BBL うーん 1 (なび村) エルレイナ ワルノスさん飼いましょう 1 (なび村) こんぶて ふむ んじゃ共有COだな 1 (なび村) メゾピ 怖いですねー 1 (なび村) エルレイナ 狐いるから 1 (なび村) BBL ワルノスさんは買うしかありませんね 1 (なび村) エルレイナ 共有いたのねw 1 (なび村) BBL 共有把握しました 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS ただいまー 2 (ゾンビ部屋) MB あら えっと 私が霊でなければれりかさん狼ですな…w 2 (ゾンビ部屋) MB お疲れ様です 2 (ゾンビ部屋) うんちや おつどす 1 (なび村) エルレイナ まじめになびさんのテル忘れ疑ってたわww 2 (ゾンビ部屋) れりか おつかれさまでーす 1 (なび村) おおかみん 相方は生きてますか 1 (なび村) こんぶて 俺も共有だってこと忘れてたわw 1 (なび村) エルレイナ ちょwww 1 (なび村) ワルノス なんですと 2 (ゾンビ部屋) うんちや ●でた 1 (なび村) ラスフィーノ 共有相方は? 1 (なび村) こんぶて 相方噛まれて思い出したんだよ 1 (なび村) BBL w 1 (なび村) ワルノス というかゼブラになってる 1 (なび村) エルレイナ なんとw 2 (ゾンビ部屋) れりか ここで霊の対抗でないとなると 1 (なび村) ソラリコ ぇー 1 (なび村) エルレイナ セイさん相方? 1 (なび村) ワルノス え 1 (なび村) BBL SEIさんですか? 1 (なび村) ラスフィーノ うわー 1 (なび村) こんぶて SEIさん相方 1 (なび村) ラスフィーノ 対抗ありますか? 1 (なび村) シエスタXX はい? 1 (なび村) エルレイナ k 1 (なび村) ラスフィーノ ないなら、真でいいね 1 (なび村) BBL ソラさんどうしましょうか? 1 (なび村) ワルノス 状況が把握し切れてませんが 1 (なび村) デジュー 対抗いないなら真なのでしょうね 1 (なび村) メゾピ 共有把握ですー 1 (なび村) エルレイナ ソラちゃんをおおかみさんに占ってほしいかなぁ 1 (なび村) こんぶて 狩人COしちゃっていいよ 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS なんかはよ終りそう?夜食作る時間なさげ? 1 (なび村) メゾピ 霊はどうするんですか? 1 (なび村) BBL 私もそれを希望します 1 (なび村) ラスフィーノ 狩人COしていいね 1 (なび村) ソラリコ 狩人そらだよー 1 (なび村) ラスフィーノ もうLWだから、後は狐ケア 1 (なび村) エルレイナ え? 1 (なび村) ソラリコ ・ω・ 2 (ゾンビ部屋) うんちや 狼優勢かなー 1 (なび村) エルレイナ どこ守ってたぽ? 1 (なび村) こんぶて 対抗いるかい? 1 (なび村) BBL おおかみさんにソラさんを占って欲しいです 2 (ゾンビ部屋) れりか 共有が潜伏のメリットってあるのかな 1 (なび村) ラスフィーノ 対抗いたらでるべし 1 (なび村) エルレイナ COしたなら 1 (なび村) エルレイナ 放置でいいね 1 (なび村) ソラリコ エルーまもって 1 (なび村) ワルノス それは見えてたんですよね・・・ 1 (なび村) メゾピ そらさん占いはどうなんだろぅ・・ 1 (なび村) エルレイナ 噛まれて真を証明してくださいとしかいえない 1 (なび村) ソラリコ 次ラスティーノまもったー 1 (なび村) BBL COしたんですか? 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS どっちかってーと試験的だなあ 1 (なび村) エルレイナ ソラさん占いはもういらないかも 1 (なび村) シエスタXX えっとラスさん破綻? 1 (なび村) エルレイナ 狩人COしてるね 1 (なび村) デジュー 僕視点でもワルノス○、対抗視点でもLW 1 (なび村) ラスフィーノ しないしないw 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS 共有出ると推理まるなげする傾向があるからさ 1 (なび村) シエスタXX おkおk 1 (なび村) デジュー ワルノスさんは残していいですね 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS 潜伏して殴り合ってもらいたかった 1 (なび村) ソラリコ もうでてよかったの? 1 (なび村) BBL ソラさん狩人ですか 把握しました 1 (なび村) ラスフィーノ いいと思うよー 1 (なび村) BBL ちょっとわかりづらかったので 1 (なび村) エルレイナ 問題はMBさんが役もちの気配あったことなんだよね… 1 (なび村) ワルノス ええと つまりこの状態の僕はぎりぎりまでつられないわけですけど 村人証明しないといけないわけですね 2 (ゾンビ部屋) MB んー… そうですか 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS そして私は酒で酔いがまわっていた 1 (なび村) ソラリコ 狼はぐれーかんできてるから 1 (なび村) メゾピ おおかみさんから見るとそらさんは狐か狩人ってことですから 1 (なび村) ワルノス ああ ちがうか 吊られてもいいのか 1 (なび村) こんぶて よし ワルノスさん吊っちゃおうぜ 2 (ゾンビ部屋) れりか たしかに、共有に頼って、沈黙ぎみが多くなるかも 1 (なび村) エルレイナ ただ 1 (なび村) ラスフィーノ まじで 1 (なび村) ワルノス OKっすよ 1 (なび村) BBL 狐は大丈夫なのですか? 1 (なび村) エルレイナ 偽ならここで黒を出すか? 1 (なび村) こんぶて いいのかよ 1 (なび村) シエスタXX 狐があるしなぁ 1 (なび村) こんぶて 軽くOKってんだからいいだろ 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS 共有はやってみるとわかるんだけど、実はすっごい情報が少ないんだよ 1 (なび村) ラスフィーノ ここで噛むのは無理だろ 1 (なび村) ソラリコ キツネケアしないと 1 (なび村) ソラリコ ワルノス狼だったらおわっちゃうよ 1 (なび村) ラスフィーノ んだー 1 (なび村) ワルノス まぁ村なんで続きますし 1 (なび村) デジュー ワルノスさん○なんで吊らないで下さいよ 1 (なび村) メゾピ うんちやさん狐一点張りですか? 1 (なび村) エルレイナ 狼2だよね?配役 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS だけど確定白だからたよられちゃっててんてこまいってのがある 1 (なび村) ワルノス あれ すみませんそうか 1 (なび村) シエスタXX 間とって 1 (なび村) BBL 狼は2です 1 (なび村) シエスタXX レイナ吊るか 2 (ゾンビ部屋) れりか さらにみんなに黙られたら、厄介ですね 1 (なび村) エルレイナ なんで? 1 (なび村) ワルノス 間って何すか 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS うん 1 (なび村) シエスタXX さあw 1 (なび村) エルレイナ 理由なしで吊られるわけにはいかないな Navi 5分経過(後2分) 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS 何気ない会話のはしからでも推理になるからねえ 1 (なび村) BBL とりあえず決めることだけ決めましょう 1 (なび村) デジュー 僕視点狼1狐も1いるでしょう 1 (なび村) シエスタXX 共有指定で 1 (なび村) ラスフィーノ 俺釣られてもいいぞー 1 (なび村) シエスタXX グレー吊りたい 1 (なび村) ラスフィーノ ケアするなら、仕事おわったし 1 (なび村) メゾピ えー 1 (なび村) ラスフィーノ 違うな狩人わかってるのかw 1 (なび村) BBL ソラさんをどうするか ワルノスさんをどうするか 今日の吊り 1 (なび村) エルレイナ 狩人COあった以上は 1 (なび村) メゾピ ここで狂が柱COなんてしないかなー 1 (なび村) ラスフィーノ 柱いらんねw 1 (なび村) ラスフィーノ ケアするものがないw 1 (なび村) エルレイナ 狩人保護の柱もいらないしなぁ… 1 (なび村) メゾピ なら私が吊られ役に立候補したほうがいいかな Navi あと1分 1 (なび村) BBL デジューさん狂人なら柱している暇は無いかと 1 (なび村) こんぶて じゃあシエスタさん指定 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS ケアするなら占いだろ・・・ 1 (なび村) BBL 狼前露呈ですし 1 (なび村) こんぶて みんな●吊りたくないのね 1 (なび村) シエスタXX なぁんだとぉおぉぉ 1 (なび村) ラスフィーノ お、昨日はシエスタさん疑ってたから賛成! 1 (なび村) シエスタXX おk 1 (なび村) ソラリコ はーい 1 (なび村) エルレイナ 了解 1 (なび村) こんぶて ごめんねん 1 (なび村) おおかみん 了解 1 (なび村) BBL 狐がいる限り村は勝てないので Navi 20秒前 1 (なび村) ソラリコ 真っぽいけど狐どこにいるかわかんない 1 (なび村) シエスタXX では 1 (なび村) メゾピ 無駄な柱COしちゃたー 1 (なび村) エルレイナ 呪殺出たら迷わずワルノスさん吊りなんだけどねぇ 1 (なび村) シエスタXX ひとこと 1 (なび村) ワルノス ですねー 1 (なび村) シエスタXX おおかみんさんよるすごくうごくね 1 (なび村) エルレイナ 役職だからかもよ 1 (なび村) BBL メタか Navi 夜まで時間がありません 皆様今日の尊い犠牲をお選びください(会話はストップです) Navi 投票は私に直Tellでお願いします 3 (GREEN) Navi ---------------------------------------- 3 (GREEN) Navi 会話可能時間スタート 1 (なび村) Navi -------------------------- 1 (なび村) Navi 4日目終了 1 (なび村) Navi -------------------------- (T) ラスフィーノ > シエスタさんです (T) メゾピ > シエスタXXさん (T) デジュー > おおかみんさん投票してみよう 2 (ゾンビ部屋) れりか みんなキャラの動きとかチェックしてるのかー (T) おおかみん > シエスタ (T) BBL > シエスタXXさんに投票します 2 (ゾンビ部屋) れりか わたし、チャット枠でうまっちゃってる(^^; 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS 誤爆と同じで誤作動もチェックするねえ 2 (ゾンビ部屋) MB 私は真下向いて画面いっぱいを緑にしてますね 文字が見やすい 2 (ゾンビ部屋) うんちや チャット中に立ったりする (T) ワルノス > おおかみんさんでお願いします (T) シエスタXX > んーでじゅこ狂人だと思うんだがなぁ 吊りはデジュだぁあああ 2 (ゾンビ部屋) Navi チャット窓で埋まってる人も結構多いみたいですよ~ 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS 私はキャラが一望できるようにする 3 (GREEN) ワルノス やべぇおわた 2 (ゾンビ部屋) MB んでCHウィンドウをいっぱいに広げてます 3 (GREEN) ワルノス 狐にかけるしか生き残り方法がない 2 (ゾンビ部屋) うんちや 自動飲食OFFにして寝ておけば安心 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS そーしないと盲点だったキャラとかの姿が見えん (T) こんぶて > 投票 シエスタXXさん (T) エルレイナ > シエスタ君で~ 3 (GREEN) ワルノス どうなんだとりあえず狩人は 2 (ゾンビ部屋) MB あー キャラクター見渡せるのはいいかもしれませんね 3 (GREEN) ワルノス 嘘か持って話をのこしつつ 2 (ゾンビ部屋) MB 生存者を数えやすいですし 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS 結構ね、見えてるのにしゃべってない、あれ?とかなること多いよ (T) ソラリコ > メゾビさん シエスタXX6 おおかみん2 デジュー1 メゾピ1 3 (GREEN) ワルノス 関係ない霊媒噛もうかな 2 (ゾンビ部屋) MB そうですか 試そうかな 2 (ゾンビ部屋) MB いつもメモとにらめっこしてます 2 (ゾンビ部屋) れりか ビューポイントいじれば、解決できそう 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS せっかくのMoE内人狼なので視覚も有効利用! 2 (ゾンビ部屋) れりか 今度やってみます 3 (GREEN) ワルノス 狂人さん あなたはよくやってくれました すまぬ黒出しまくってくらはい Navi さよなら シエスタXXさん …あなたの勇姿は忘れない シエスタXX すきやきなびこ! Navi 日が沈み始めました よい子も悪い子も寝る時間です Navi 役職の方は私にTellお願いします 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS すきやき・・・・ジュルリ (T) ラスフィーノ > 霊結果きいてもいいですか?●はやめてね! (T) > ラスフィーノ 本日亡くなったシエスタXXさんはごく普通の村人でした!○ 2 (ゾンビ部屋) うんちや とんこつラーメン・・・・ 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS おおおおおおお・・・・ 2 (ゾンビ部屋) シエスタXX ちゃお (T) おおかみん > あとは狐倒せばかな ソラリコさん占います 2 (ゾンビ部屋) うんちや おつどす 2 (ゾンビ部屋) れりか おつかれさまでーす 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS ちゃお!ぼんじょーるのー 2 (ゾンビ部屋) MB お疲れ様です 2 (ゾンビ部屋) シエスタXX んーむっしゅとれびあ~ん (T) > おおかみん ソラリコさんはごく普通の村もにーでした! ○ 2 (ゾンビ部屋) れりか この時間にスキヤキ言うなと、大激論になるところでしたよ (T) ワルノス > こんぶてさんで・・・共有倒して次に霊媒かな 噛めるといいな マジ胃が痛い (T) ラスフィーノ > はーいありがとう (T) おおかみん > 了解です (T) > ワルノス おいしくたべてね! 2 (ゾンビ部屋) シエスタXX 飢えてるのか 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS 私・・・この人狼が終わったら・・・夜食作るの・・・ (T) エルレイナ > BBLさんをチェックしたいとこかな~。狩人ありそうなとこを吊りたがったり、わたしに追従してたり 2 (ゾンビ部屋) シエスタXX あれ? 2 (ゾンビ部屋) シエスタXX おかしいな 2 (ゾンビ部屋) シエスタXX 目の前に 2 (ゾンビ部屋) シエスタXX 暖かいおにぎりがあるよ 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS ゴフッ 2 (ゾンビ部屋) Navi しえすたん吊ろうず (T) ソラリコ > まもるー 2 (ゾンビ部屋) うんちや おにぎり・・唐揚げ・・たくあん・・ 2 (ゾンビ部屋) シエスタXX 吊られとるわいw (T) ソラリコ > こんぶさんまもるー 2 (ゾンビ部屋) ぽせ 食べちゃダメーーー 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS く、く~わ~せ~rp~~~~ (T) > ソラリコ しっかりまもってあげてね! 2 (ゾンビ部屋) シエスタXX 兵法の基本は (T) ワルノス > すまねっす 2 (ゾンビ部屋) シエスタXX 兵糧なのだよ! (T) ワルノス > 買えます (T) ワルノス > 霊媒のラスさんで (T) > ワルノス 変更了解です~ 2 (ゾンビ部屋) うんちや もう不毛な戦いはやめよう・・わいらは死んでるんや・・ 2 (ゾンビ部屋) シエスタXX で 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS つ[塩][水] 2 (ゾンビ部屋) シエスタXX 墓地は今どんなかんじなん? 2 (ゾンビ部屋) シエスタXX やっぱワルさん? 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS 酔っ払った共有が一人まいこんだってところです 2 (ゾンビ部屋) シエスタXX w 2 (ゾンビ部屋) うんちや 狼有利そうな印象 2 (ゾンビ部屋) シエスタXX デジュコ偽だと思うんだがな 2 (ゾンビ部屋) れりか ワルさんが夜動いてるんですか? 2 (ゾンビ部屋) ぽせ 酔っぱらった見学者もいますよw 2 (ゾンビ部屋) シエスタXX 夜動いてるのは 2 (ゾンビ部屋) SEIRIOS フヘヘヘヘh 2 (ゾンビ部屋) シエスタXX おおかみんさんでしょ 3日目へ 5日目へ
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/5035.html
前ページ次ページゼロのエンジェル 「おーい、シエスタ! そこに置いてある皿を裏の奴らに持っていってくれ!」 「はーい!」 昼前のアルヴィーズ食堂は戦場だった。 料理人も使用人も世話しなく動き回り、各人が己の仕事をまっとうしていた。 そんな中、メイド服を着た一人の少女が料理長の指示を受けて食堂の裏手へと歩みを進める。 少女はおかっぱ状にした黒い髪をなびかせながら裏手の広場の一角に皿を置く。 すると、リスや小鳥といった小動物が皿に群がって食事を始めた。 そんな光景を微笑ましげに見つめるメイド少女。 「ふふっ、可愛い…」 少女――シエスタは愛らしい動物たちの姿に心癒されながら、周囲を見回した。 食堂の裏手は使い魔たちの食事場だった。 基本的にここにいる動物たち―――使い魔たちの食事は学園の平民が世話をしている。 勿論、肉食の動物や人よりも大きい使い魔は流石に怖いので規定の位置に餌を置いたらすぐに退散するのが常なのだが。 (…あら?) シエスタは使い魔たちが食事をするといういつもの光景の中に、異物を見つけた。 広場の一角に使い魔たちが密集している。 記憶が確かならば、そこは餌置き場ではないにもかかわらず、だ。 (なにかあったのかしら) 興味半分、義務半分でシエスタはその方向へと目を細める。 ドラゴンの影でよく見えないが、密集地の中心に人影が見えた。 自分と同じ黒い髪に黒い服装。 体格を見た感じだと自分と同じくらいの年頃の男の子だろうか? こちらから見ると後ろを向いているため顔はわからないが、メイジには見えない。 もしや自分と同じ平民が使い魔たちに絡まれているのでは…? その想像に顔を真っ青にするシエスタ。 だが、その懸念はすぐに払拭された。 少し近づいてみると、それは危害を加えられるという意味での絡まれるではなく、懐かれているという意味でのものだったのだ。 大小様々な使い魔たちに身体を擦り付けられ、舌で舐められている少年が目に映る。 (凄い…) メイジの使い魔は基本的に主人にしか懐かない。 にも関わらず、彼は複数の使い魔たちに懐かれ、親しまれているではないか。 「わあ…」 感動と羨望の入り混じった声がメイド少女の唇から漏れる。 少年はリスや小鳥といった小動物はおろか、狼やグリフォンといった肉食かつ獰猛なタイプの動物にすら懐かれていた。 終いには使い魔としては滅多にお目にかかれないドラゴンにまで顔を舐められて親しまれている。 なんて凄い人なのだろう。 きっと彼は、天使のような心を持っているに違いない。 だからこそ、使い魔の動物たちは競うように黒衣の少年を慕っているのだ。 シエスタは最早少年に畏敬の念すら抱いていた。 (でも、あれじゃあベタベタになっちゃうんじゃ…) いつまでも見ていたい光景ではあったが、延々と少年が舐められているのを見ていると流石に不憫に思えてくる。 別に放置していても構わなかったが、シエスタとしては彼と話をしてみたかった。 彼は一体何者で、どんな人なのだろうか。 その好奇心に突き動かされてメイド少女は小走りに少年の方へと向かっていく。 「―――のね」 「く、くすぐったいよ」 近づいてみると少年の声が聞こえてくる。 人間は少年しかいないはずなのに、何故か女性の声が聞こえた気がしたが… とりあえずシエスタは空耳だろうと自分の耳を疑っておいた。 少年まであと数メイル。 そこで少年と向かい合っていた青い竜がこちらに気がついたのか目を丸くして視線を向けてきた。 足が止まる。 思えば、少年には懐いていても自分までがそうであるというわけではない。 (か、かじられちゃう!?) 自分の数秒先に恐怖するシエスタ。 だが青いドラゴンは何故か慌てたように口を閉じると大急ぎといった風体で空へと舞い上がり、そのままその場を去っていった。 意外な展開にポカンとする。 だが、シエスタとしてはそれは好都合だった。 本来の目的を果たすべく、気を取り直したメイド少女は自分と同じく呆然としている少年の後姿に声をかけた。 「あの…このハンカチ、使ってください」 びくっ、と軽く反応する少年の背中。 驚かせてしまったかな、と反省しながらもシエスタは少年がゆっくりと振り向くのをドキドキしながら眺めた。 「あ、どうもありがとうございます」 少年がこちらに振り向いた。 手渡しで握られるハンカチ。 と同時にシエスタの動きが眉毛一本に至るまで制止する。 「―――え?」 考えてみて欲しい。 北野君の容貌は極悪な三白眼、薄い眉毛、クマを目の下に携えてポマードでビッシリ固めたオールバックの髪だ。 その上、服装は黒のガクランとハルケギニア人からすれば黒一色のいでたち。 この時点で夜道で出会えば幼子を泣かし、老人をポックリ逝かせるに不足ない外見である。 にも関わらず、今の彼には更なる恐怖オプションが加わっていた。 そう、それは動物たちの唾液だった。 手と顔は唾液によってベットリと濡れ、ぬらぬらと不気味に光り輝いている。 こんな外見の少年をいきなり前情報なく至近距離で直視してしまった女の子はどういう反応をとるのが普通だろうか? 気絶する? 泣き喚く? 腰を抜かす? 「き―――」 シエスタがとった反応は、悲鳴を上げる。 そして、同時に家族から仕込まれた防衛反応を発動させる、だった。 「きゃああああああっ!!」 「うわっ!?」 ぶんっ! ともすれば虫の一匹すらも殺せないような少女が突如繰り出す回し蹴りを北野君はかろうじてかわす。 が、シエスタはそれを気にする様子もなく、すぐさま右足を前に踏み込ませると腰の捻りで左の拳を突き出した。 いわゆる、逆突きである。 ひゅん、と空気を切り裂く音と共に繰り出される少女の拳。 だがこの一撃も北野君はバックステップで回避する。 しかしシエスタの攻撃はそれで終わらなかった。 前傾姿勢のまま軽くしゃがみこみ、タメを作るとそのままバネを活かしてアッパー気味の拳を突き上げる! 「小磯流古武術奥義―――悪魔封殺滅却拳!」 ここで断っておくとそんな奥義はシエスタの使う流派にはない。 単に彼女がノリで叫んでいるだけだった。 ある歴史においては北野君は彼女のはとこの父親から同じ技をくらう羽目になるのだが、それは余談である。 それはさておき。 渾身の力と共に繰り出された拳は確かに北野君の身体を捉えた。 手ごたえあり――! 軽い興奮状態の中、シエスタは何を相手にしているか、何でこうなったのかすらも忘れて会心の手応えに顔をほころばせる。 「び…びっくりしたぁ…」 「そんな…!?」 しかし、シエスタの一撃は北野君にダメージを与えてはいなかった。 シエスタの一撃で後方に吹き飛んだ北野君だったが、紙一重で回避に成功していたのだ。 代償として一番上の学生ボタンが吹き飛んでしまったのだが。 (こ、この人いきなりどうしたんだろう? ハンカチを貸してくれるいい人だと思ったのに…) 狼狽するシエスタと同じく、北野君も突然の状況に狼狽していた。 大人しそうなメイド少女がいきなり襲い掛かってきたのだから無理もない。 しかし北野君からすれば、自分の顔が怖いから条件反射で襲い掛かられたという事実は想像の範疇にはなかった。 だからこそ、彼は考えた。 自分が襲われるに足る理由を。 (どうしよう。つい手を出しちゃった…でも謝ってすむはずないし…ひいおじいちゃん、助けて!) 一方、奥義をかわされたメイド少女は混乱の極致だった。 思わず自分が会得した武術の開祖である曾祖父に祈ってしまう。 つい先程まで少年のことを天使のようだと考えていたことなど完璧に忘却の彼方である。 今の彼女の思考は突如現れた悪魔をどうするか、その一点に絞られてしまっていた。 「あ、あ、あなたは一体誰なんですか!? こんなところでメイジ様達の使い魔を手懐けて、何を企んでいるんですか!?」 魔法を使ってこないところを見ると、メイジではないのだろうが、この容貌である。 一体どんな悪事を企んでこの場にいるのか。 無力だとわかっていながらもシエスタは聞かずにはいられなかった。 第三者視点で考えれば、おいおいそりゃ流石に北野君に対して失礼じゃね? と思う場面ではある。 だが仕方がないのだ、北野君の容貌は誤解されて当たり前のものなのだから。 「食べ……」 目の前の怪異が悩むそぶりを見せて僅かに俯く。 そしてその口が開き、その言葉を聞いた瞬間。 シエスタは迷わず前へと足を踏み込ませた。 「ものをわけ……てって、わーっ!?」 「やぁっ!」 食べる、食べるといったのだ、目の前の存在は。 一体何を? そんなのは推理するまでもない。 ここにいる使い魔達を、そして自分達をだ! 恐怖と生存本能に突き動かされ、シエスタの足が跳ね上がる。 ふわっとロングスカートが舞い上がり、その下から白い肌の細足が露出するが少女は気にしなかった。 内心では逃げ出すよりも先に攻撃するという風に自分を仕込んだ家族達に恨み言を吐きながらシエスタは持ち上げた足を北野君へと差し向ける。 相手がメイジであれば勿論こんなことはしないが、今目の前にいるのは悪魔なのだ。 遠慮など今の彼女にはなかった。 「わ、たたた…」 スウェー気味に蹴りをかわす北野君にシエスタは更なる踏み込みと共に攻撃を繰り出す! 「破邪伐折羅正拳突きー!」 「わ!」 「十字切り踵落とし!」 「わっ!」 「九字護身呪法ラリアート!」 「わあ!」 くれぐれも注意しておくが、これらの技もシエスタの独断による捏造技である。 あくまでこれらは曾祖父から伝わった意味不明な単語の数々を組み合わせて勝手に作り出した技名なのだ、と注意書きしておく。 「ブリミル様―――スマッシュ!」 「!」 その時、北野君の足が草にとられて彼の身体がガクンと崩れ落ちる。 思い切りからぶったシエスタはそのまま体勢を崩し、地面へと倒れこんだ。 「あいたたた…」 「あ、大丈夫ですか…?」 「っっっっっ?!?!」 慌てて立ち上がろうとしたシエスタは絶句した。 目の前には自分へと手を伸ばしている悪魔がいる。 それどころか、先程まで彼に懐いていた使い魔たちが背後に控えている! 数十の瞳に見つめられてシエスタの身体が硬直した。 こ、殺される―――シエスタは本気で己の愚かさを後悔した。 所詮平民である自分が悪魔にかなうはずなどなかったのだ。 しかし、予想に反して彼は自分に襲い掛かる気配を見せない。 無表情に(実際は心配そうに)こちらを見つめてくるだけだった。 もしや自分は助かるのだろうか? 突如湧いた儚い希望に光明を見るシエスタ。 そうだ、全ては自分の誤解かもしれないではないか。 そもそも彼は使い魔や自分に危害を加えようとはしていなかったし、今もこちらを見ているだけだ。 観察、あるいはもっと美味くなるのを待っているだけかもしれないが、そうではなく、彼は良い悪魔なのかもしれない。 彼はメイジではないはず。 ならば話が通じるかも、こちらの無礼さえ謝れば――― 根本的な誤解をそのままにしてシエスタは口を開こうとする。 と、右手から僅かな痛みが伝わってくる。 見れば転んだ拍子に擦り傷を作ってしまったようだった。 別に大した怪我ではないからいいか。 そう思ったその時。 こちらをじっと見つめていた悪魔が吠えた。 「きええええええええええっ!(訳:血がーっ!)」 「きゃあああああああああっ!」 必死の形相で自分に迫ってくる悪魔が視界に入る。 シエスタは無意識のうちに足を動かしていた。 ここで腰を抜かさなかったのはひとえに武術を習っていたおかげだろう。 始祖ブリミルと曾祖父に感謝を捧げつつ、シエスタはその場を逃げ出した。 「ま、待っ…」 当然北野君は彼女を追おうとする。 が、同族のメスとのじゃれあいが終わったと見た使い魔たちが再び北野君にじゃれつくべく彼の身体を押し潰していく。 「い、いっちゃった…」 使い魔たちに押し倒されたまま、北野君は呆然と呟いた。 手にはメイドの少女から手渡されたハンカチがある。 「どうしよう」 ぽつん、と呟く北野君に答えるものはいなかった。 こうして、同じ日本人の血を引く者同士の初邂逅は終わりを告げるのだった。 前ページ次ページゼロのエンジェル