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トイレキッズ 【といれきっず】 ジャンル シューティング 対応機種 PCエンジン メディア 4MbitHuカード 発売元 メディアリング 開発元 ビッツラボラトリー 発売日 1992年3月6日 定価 6,900円 判定 バカゲー ポイント 外見的にはまさに「糞」ゲー下ネタのオンパレードメディアリングのご乱心ゲームそのものは至って普通の作り ストーリー 概要 ゲームシステム 評価点 バカゲー要素 問題点 総評 余談 ストーリー 主人公の大介君は今、生意気盛りの3歳。 でも、彼にはひとつだけ弱点があります。それは、いまだにオムツが取れないこと。これじゃカッコつかないぜ、と大介君は果敢にも初めてトイレに挑みました。すると突然、トイレの中に引き込まれてしまったのです。そして、そこには子供達のオムツばなれを阻むフトドキ者”ウンピ大王”が待ちうけていたのです。 さあ、大介君はウンピ大王を倒さなければ、一生オムツ人生で終わってしまいます。かわいい助っ人花子ちゃんと力を合わせ勝利をつかめ! 概要 上記のストーリーからお判り頂ける通り、あまりにもアホ臭い設定でお下品なゲーム。 そのお下品さは設定面のみならずグラフィックや演出面にまで徹底されている始末で、ある意味これ以上に『糞』ゲーとしての冠に相応しいゲームは滅多に存在しないだろうと思われる代物である。 ゲームシステム いわゆる対空ショットと対地ショットを使い分ける形式の縦シューティングで、『ツインビー』や『ゼビウス』などのそれに近いものとなっている。 対空ショットのみ、ボタン押しっぱなしにして離すと、溜め撃ちが放てる。 評価点 グラフィックの描き込み自体は割と良質な方で、結構カラフルで華やかである。 むしろそのせいで、下品度に磨きがかかっているともいえるが。 BGMも爽やかで心地よい良曲揃い。裏技でサウンドテストも可能。 それ故に、外見のお下品さとのギャップが激しい。 ゲームバランスは悪くなく、シューティングとしての土台もしっかりしている。 見た目が狂ってるのにシューティングとしては普通という意味では、同じPCエンジンの『超兄貴』と非常に似通った存在といえる。 二人同時プレイが可能なのだが、2P側の女の子「花子ちゃん」はエンディングの表示を見る限りでは普通に可愛い容姿である。 総じてゲームの出来自体は良好で、少なくとも遊べる出来にはなっている。見た目で多数のプレイヤーからは引かれてしまったが… バカゲー要素 自機はオマル。敵キャラも排泄物と動物を合わせたものや、性器や便器などばかりとド直球な下ネタ。敵キャラの名前も「ポコチー」「ヘをコクター」「クソナゲゴリラ」「フンギョ」「ベンキウナギ」といったものばかりで、ネタのセンスが低年齢層並である。 道中において便器やウ◯コなどがいたるところに配置されており、中身を知らない常人がプレイしようものなら狂乱必至な世界観である。 雑魚敵もボス敵も、鼻糞を投げてきたり、屁をこいたり、小便はもちろんのこと糞まで飛ばしたりと、変態的な攻撃ばかり。ご丁寧にも弾の色はほぼ茶色、一目でわかるお下劣ぶり。 ゲームオーバーになると「ヘタクソ!!」と画面にでかでかと表示される(*1)。「クソ」と「ヘタクソ」をかけたダジャレだと思われるが、ある意味プレイヤーを傷つけていないだろうか? ちなみにゲームオーバー時にヘタクソ呼ばわりされるのは、このゲームと「はにぃいんざすかい」等あまり多くはない。そりゃそうだ アイテムの名前が「ブルーレット」「セボン」「サンポール」とかどこかで聞いた事があるような代物。(詳しくは余談参照) ご丁寧なことに、取得時にボイスつきでアイテム名がコールされる。 ラスボスの「ウンピ大王」はソフトパッケージやタイトル画面でも登場するあのキャラなのだが、どう見ても変態なおっさんです、ありがとうござ(ry 問題点 全4ステージしかなく、各ステージもそんなに長くない(全ステージをクリアするのに20分程度のプレイ時間)ので、短時間で攻略できてしまう。明らかにボリューム不足であり、同期のPCエンジンシューティングの中でも小粒である。さすがにこれで定価6,900円は高い。 各ステージ途中には中ボスが登場し、最終ステージはボスが2回登場するが、それでもボリュームを補うには程遠い。 対空、対地ショットに連射機能がないので、手動でボタン連打しなければならない。また、連射パッドを使用すると対空の溜め撃ちが放てなくなる。 オプション項目にて難易度を三段階まで選べるのだが、あまり大きな差はなく、全体的な難易度は控えめである。 総評 とにかく、外見上としてみれば間違いなく「糞」ゲーなのは事実であり、当初からそういう意味での批判もあったようだ。 しかしゲームとして見れば、特にシューティングとして破綻している訳でもゲームバランスが崩壊している訳でもなく、ストレスの渦に巻き込むような不備もなく至って普通のゲームであり、クソゲーと呼べるものでは断じてない。 汚物系のネタを受け付けない人にとっては到底オススメできないが、お下劣な下ネタが好きなゲーマーにはオススメの一品といえよう。 余談 製作元のメディアリングは化学工業メーカーの三菱樹脂(*2)の子会社だった(*3)。 そしてクリア後のスタッフロールで拝める驚愕の事実とは、小林製薬や大日本除虫菊など、実際にトイレ洗剤を製造販売するメーカーとのタイアップを図っていたことである。『悪趣味ゲーム紀行』にて「こんな会社とタイアップかけるゲームは後にも先にもこれっきり」「何でゲームの中身にその企業努力が向かなかったのでしょうか」と揶揄されている。 CSで放送されているゲーム番組「東京エンカウント」にて、同番組でMCを務める杉田智和氏が「番組で使いたいけど(どこが権利を持っているのかわからなくて)許可が取れない」タイトルの1つに本作を挙げていた。 プレミアがついており、入手困難である。
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概要 タイトル euphoria ジャンル インモラル・ハードコア・アドベンチャー 発売日 2011/6/24 ブランド CLOCKUP 価格 9240円(税抜き8800円) 要点 "クソゲー"ではなく"糞ゲー"としての投稿その2。良作 内容はジャンルのインモラル・ハードコア・アドベンチャーが示すとおり電気椅子で処刑・鞭打ち・コンクリ埋めなど非常にハード。 "糞数"は少ないが"糞シーン"は濃厚かつ新鮮。だが味や臭いや感触の5感描写が薄いのが×。 是非ライターには食糞していただいて、より一層リアリティのある描写を。 選評 75 名前: 1/3 [sage] 投稿日: 2011/10/20(木) 19 45 45.25 ID G1EDcC7D0 2011年6月24日。 同年5月27日以降STARLESSで盛り上がった糞ゲー業界に、一石を投じるべく現れた作品があった。 CLOCK UPから発売された「euphoria」である。(以下ユーフォリアと表記) ●概要 インモラルハードコアADVと称された本作は、その名に恥じないシチュエーションやプレイばかりである。 最初の18禁要素を含んだCGが、委員長キャラの死ぬ場面なのだがそこからしてハードコアである。 ハードコアな内容の糞要素。それはSTARLESSに負けず劣らずの糞であった。 ●ストーリー 謎の施設に閉じ込められ脱出しようとする主人公とヒロイン達。 脱出する為には主人公となる男1人が女5人を任意で選択し、外部の命令によって犯すしかない。 男1人+女5人とは別に拒否した1人は、残りのメンバーの前で電気椅子で処刑された。 ●糞要素 非常にハードであり見てて吐き気を催すプレイヤーも居るかもしれない。 以下の文章を読む前に体調を整えることをオススメする。 1人を除くヒロイン4人に対し、1~2回のシーンがある。 ED等を含む回想シーン61に対し、糞シーンは5程度である。 軽い物では公開放尿や下痢便で腰から下を汚す程度である。 しかし濃い物は内容が本当に濃く、耐性の無い人間には拷問である。 特に濃い物を軽く紹介しよう。 77 名前: 2/3 [sage] 投稿日: 2011/10/20(木) 19 49 32.30 ID G1EDcC7D0 メインヒロインの1人が、主人公の一本グソを強制的に丸呑みさせられるシーンがある。 味や臭いについての描写は無いが、パニックに陥るヒロインのボイスは圧巻である。 CGの糞にもモザイクなんて物は無く妙に生々しい。 口から糞を半分出し、顔にぺたりとくっついてるような物もある。 処女と思わしきヒロインは人間洗濯機扱いされ、糞付のブリーフを口内で洗浄させられる。 あまりの気持ち悪さに即座に吐き出すが、吐き出したブリーフに小便をかけられやり直しをさせられる。 ヒロイン二人がお互いの肛門から自分の口にチューブをつけられる。 勿論チューブには浣腸液を入れられる細工がしてある。 プレイ後にはリバースしたものをお互いに返すと言うおまけ付である。 80 名前: 3/3 [sage] 投稿日: 2011/10/20(木) 19 54 17.30 ID G1EDcC7D0 ●その他 他にはそこまでの糞シーンと言う物が無く、軽い放尿ですら殆ど無い。 電気責め・鞭打ち・コンクリ埋めからの精液便所・精液がかかった豪華晩餐・水攻め・断首。 他にも多数のシーンがあるが、特に糞は関わらない。 シナリオはそれなりに面白い。ハーレムエンドらしきものもある。 ●まとめ 糞ゲーと言うよりドS向けゲーである。 ただし糞シーンに関しては中々に濃いと言えよう。 しかし食べる描写はともかく、味や臭いや感触に関しての描写が薄い。 ライターにも食糞していただいて、より一層リアリティのある描写をしていただきたくある一本であった。 一応選評風に仕立て上げたんですが 正直クソゲーとしては論外で糞ゲーとしても微妙な感じです 糞ゲーとして見た場合 STARLESS>ユーフォリア なのは確定的に明らか 糞描写の部分に着目した場合は逆の評価になるのが悩ましい まぁ論外なんでどうでもいいんですが 過去のコメントはこちら タグ 2011年の作品
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インディ・ジョーンズ 最後の聖戦 【いんでぃ・じょーんず さいごのせいせん】 ジャンル アクション 対応機種 ゲームボーイ 発売元 ココナッツ・ジャパン 開発元 NMS Software 発売日 1994年12月23日 定価 4,300円 判定 クソゲー ポイント 操作性が悪くイライラするシステム敵の硬さや制限時間等、ゲームバランスも悪い インディ・ジョーンズシリーズ 概要 特徴 問題点 評価点 総評 余談 概要 同名の映画をモチーフとした横スクロールアクションゲーム。いわゆるキャラゲーである。 冒険家・考古学教授であるインディ・ジョーンズが、大富豪ドノヴァンから相談を持ちかけられる。イエス・キリストの聖杯を探すべく洞窟を探検する、という設定。 特徴 ゲームの進行としては、様々な地形やトラップをジャンプで乗り越え、ステージ最後にいる敵を倒す、というオーソドックスなもの。 十字ボタン+2ボタン(攻撃、ジャンプ)で操作。 プレイヤーの基本攻撃方法はパンチ。 ステージ中にはアイテムが配置されている。 ハート:ライフが一定量回復する。 砂時計:制限時間が回復する。ただし初期値(2分)以上にはならない。 たいまつ:視界が一定時間明るくなる。 プレイヤーがいる場所は洞窟という設定からか、明りとなるたいまつが切れると画面が暗くなり、制限時間の表示が消えるなど、プレイしづらくなってしまうので、そうなる前に素早く進んで次のたいまつを取らなければならない。 プレイヤーは高い所から落下するだけ(着地すらしていなくても)でダメージを受ける。 と言ってもライフの減少は1マスだけなので、『スペランカー』より遥かにマシではある。 問題点 敵の耐久力がやたら高い ザコ敵にも攻撃を何発も当てないと倒せない。 おまけに当たり判定が不明瞭かつ非常に小さいので当てづらく、ストレスが溜まる。 ボスも耐久力が非常に高い。 パンチの当たり判定の意味不明さもあいまってなかなかダメージを与えられず、殴ってる間に途中で時間切れになることも。 プレイヤーの喰らい判定は妙に大きい グラフィック上ではどう見ても当たっていないのに当たったと判定される事も多々ある。 ステージ中のギミックも乏しく、作業感が強い。 操作性も悪い ロープにぶら下がろうとするには、ジャンプボタンを長押しして高く飛んで、きっちり上ボタンを押しておかないとぶら下がってくれない。 プレイヤーの歩行速度も速いとは言えず、爽快感がない。 6面をクリアすると、「4つの聖杯のうち、1つだけ毒が入っていないものを選べ」と言われるが、どれが正解かは原作を知らないとわからない。 評価点 1面のBGMは映画のテーマを使用しており、出来はなかなかのもの。 ステージ開始時はインディのアップが実写取り込みのグラフィックで登場するが、再現度はかなり高い。 総評 版権とステージ開始時の実写取り込みのみで予算と気力を使い果たしてしまったとしか思えない作品。 あまりにひどい操作性と敵の硬さはアクションゲームとしてイライラ度満載で、原作の映画が好きな人でも本作を楽しむのは難しいだろう。 余談 海外ではNESやGENESIS版も発売されている NES版はキャラ以外、背景から地面にいたるまで1色しか使われていない。 国内でもファミコン版が発売予定だったが、発売中止となった。英断と言うべきか。 またNESでは同映画を題材とした別内容のゲームもタイトー・オブ・アメリカからリリースされており(*1)、そちらも完成度はイマイチだが、特筆すべき点としてティム・フォリンがBGMを担当している。 GENESIS版はUSGOLD社からのリリースで、グラフィックはそれなりに強化されているが、難易度が更に鬼畜染みており、特にステージボスを倒した後には初見殺しの理不尽トラップが用意されている。 更にGB版やNES版にはあった飛行船内のステージがカットされ、パスワードによる再開プレイも不可能になっている。 こちらは国内での発売予定は当初から無かった。もし発売されていたら某専門誌のドックレースの最下位競争の常連の仲間入り確定だっただろう。 ファミ通のクロスレビューでは3・3・4・3の40点満点中13点という誠実な低得点で迎えられた。 ちなみに2018年10月現在、クロスレビューで13点を記録した携帯機ソフトは、本作を含めて6本のみである。残りの5本は『絶対無敵ライジンオー』(GB/1991年12月/トミー)、『チキチキマシン猛レース』(GB/1992年3月/アトラス)、『バーサスヒーロー 格闘王への道』(GB/1992年8月/バンプレスト)、『元気爆発ガンバルガー』(GB/1992年11月/トミー)、『サッカーやろう! ~チャレンジ・ザ・ワールド~』(WS/1999年8月/ココナッツジャパンエンターテイメント)である。
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ブルーホーク 【ぶるーほーく】 ジャンル シューティング 対応機種 アーケード 発売元 NTC 開発元 ドーヤン 稼動開始日 1993年 判定 クソゲー 特徴 出る時代を間違えたとしか思えない貧相なBGMとグラフィック非常に大味なゲームバランスバウンドショット1強存在理由が不明なコマンドショット 概要 システム 問題点 評価点 総評 その後の展開 概要 韓国のゲームメーカー、ドーヤンが開発した縦画面のアーケード用シューティングゲーム。 国内で出回ったドーヤン製シューティングの中では3作目である。 8方向レバー2ボタン制。全7ステージエンドレス。2周目以降は難易度が上昇する。 2人同時プレー、途中参加可能。 タイトル画面に表示される【周鳥】という漢字は鷲やクマタカを意味するとの事。(*1) システム ボタン1でショット。ボタン2でボンバー。ボンバーは押した瞬間に発動し、効果中は画面全体にダメージ 敵弾を消す。 中型機や特定の敵を撃破する事でアイテムが出現する。アイテムの出現位置は固定。 パワーアップ 自機のショットパワーを上げる。 ボンバー ボンバーが1発追加される。 オート(仮) 取るとショットが押しっぱなしで連射になる。 1UP 自機が1機追加される。 スイングショット パワーアップするごとに範囲が横に広がっていく。自機の初期装備。 バウンドショット 自機正面と後方斜め2方向にボール型のショットを発射。後方に発射されたショットは画面端で45℃に反射し、前方に飛んでいく。 ホークスラッシュ パワーアップするごとに範囲が横に広がっていく。スイングショットと似ているが、こちらは威力が低い。 ファイヤーレーザー 自機の真正面にレーザーを発射。押しっぱなしで発射できる。攻撃力が高い。 ただしこの武器だけは制限時間があり、時間が切れるとスイングショットに戻されてしまう。 コマンドショット こちらはアイテム方式ではなく、格闘ゲーム等に使用されているコマンドを入力すると派手な音とともに発射される。 何もない特定の場所を撃ち続けてると干支の動物が出現し、取ると5000点のボーナスが入る。 問題点 全体的に作りが雑。 93年製とは思えないくらいグラフィックが汚い。グラデーションがあまり用いられておらず大半が原色ベタ塗りである。 ボンバーのグラフィックは飛んでいる鷲をモチーフにしているのだろうが、どこからどう見ても豚の鼻にしか見えなくてマヌケである。 BGMもチープそのもの。1ループが短く曲調が単調である上に道中もボス戦も同じBGMであり、盛り上がりに欠ける。 後の『FIREHAWK』『ワイヴァーンウィングス』等よりはよっぽど聴けるレベルだが、下には下が居るというだけの事でしかない。 ゲームバランスも当然大味。バウンドショットが強力過ぎて他の武器が全く使えない。 初期装備であるスイングショットはそこそこだが、上記の理由によりせいぜい復活時でのバウンドショットまでの繋ぎにしかならない。 ホークスラッシュはスイングショットのほぼ下位互換といった性能で全然使いどころがない。 ファイヤーレーザーは威力が高いものの、時間が戻るとスイングショットに戻されてしまう為にこれまたやはり使いにくい。 本作の謳い文句(?)であるコマンドショットは労力の割に威力が他の武器とさほど変わらないので完全に死に要素と化している。何の為に入れたんだ。 敵の出現位置や行動ルーチンが単純で、練られているとは言い難い。 さすがにボスは複合弾や搦め手で攻撃するなど一筋縄ではいかないものが多いが、やはり作業感が否めない。 因みに特定のボスでは永久パターンが存在する。 道中もたまに思い出したかのようにプレイヤーを殺しに来るような速い弾がくるが、基本はこれに留意していれば大丈夫。 ステージクリアするとなぜかスピードアップが没収され、次のステージでは最低速に戻されてしまう。明らかな技術不足である。 これをペナルティと取るか、上がり過ぎて制御出来なくなったスピードを下げるチャンスと取るかはプレイヤー次第。 評価点 攻略上あまり理不尽な箇所が存在しないので、初心者でも1周クリアが比較的容易である事。 尤も、国産シューティングには難易度が低く本作より格段に面白いゲームは山ほどあるので、そちらを勧めたいところ。 干支という誰にでも馴染みのあるネタを取り入れている。 総評 ドーヤン製のシューティングはいずれも軒並み評価が悪く、本作もその例に漏れず駄作のレッテルを貼られる事となった。 ゲーセンでのインカムも全く振るわなかった模様。出来の悪さを考えれば仕方のない事だろう。 その後の展開 開発元のドーヤンは後に『スーパーX』をリリースした。
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香港 概要 内容 問題点 評価点 総評 その後の展開 余談 香港(GB) 概要(GB) 変更点(GB) 問題点(GB) 賛否両論点(GB) 評価点(GB) 総評(GB) 余談(GB) 香港 【ほんこん】 ジャンル パズル 対応機種 ファミリーコンピュータ ディスクシステム 発売元 徳間書店 発売日 パッケージ 1990年3月23日書き換え開始 1990年4月6日 定価 2,980円(片面) プレイ人数 1人 判定 クソゲー ポイント シンプルさがウリとはいえ単調すぎて盛り上がりゼロクリアするだけなら簡単すぎて作業かといってハイスコアを目指すのも頭打ち ファミマガディスクシリーズ 概要 当時発行部数トップを誇ったファミコンゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』(ファミマガ)創刊100号を記念して発売された『ファミマガDisk』第1弾。 コンセプトは「簡単だけどハマるゲーム」という形でMSX専門誌『MSX・FAN』誌の1988年3月号に掲載されていた投稿プログラムを移植したもの。 本作は『上海』に対抗したようなタイトルで、麻雀牌を用いたパズルゲーム。 MSX版ではスタンダードなピラミッド型のみだったが、FC版は10の配置パターンが用意されている。 内容 画面上に積み重ねられた麻雀牌(字牌のみ)を、東→南→西→北→白→発→中→(再び東)の順番ですべて取っていく。牌の下に牌がまったくなくなると、上の牌が落下してしまいゲームオーバーとなる。 牌の積まれ方はヘックス状のように、上下は半分ズレた形になっている。 普通に考えれば、簡単に崩れてしまいそうな、1枚ずつの牌が半分ずつズレて10枚積まれていても不思議と崩れない。 全部の牌を取るとクリアとなる。 このような形なので、上から取っていく方がクリアも簡単だが、上や横が塞がっている状態で取る方が得点が高くなる。 20点、40点、80点、160点、320点の5通り。 上と横に牌がない場合は最低の20点。1つずつ増えるたびに1ランクずつ上がり、上と横が全部塞がっている(4枚)のを取ると最高の320点。 因みにゲームオーバーになる条件の場合は、順番を無視してどの牌でも取れるので、どのみちダメな場合は1つでも得点が高くなるものを取った方がトク。 失敗してもバックコマンドがあり(最大10回まで)、1手前に戻ってやり直せる。 タイムトライアルのモードがあり、3分、5分、10分と時間を決めてチャレンジできる。 コンストラクションモードがあり、自分で好きな配置図を作成できる。 問題点 ゲームと言うより単なる作業。 上から取っていけば、簡単にクリアできる。 縦・横・高さの概念があった『上海』と違って、横と高さしかなく積まれた牌の上下関係を深く考える必要もない。そのためクリア自体に達成感が感じられない。 一応スコアの概念があり、上や横が塞がっている牌を取るとリスクがある分、高い得点が得られるとはいえ、上限が決まっているので今一つやりがいがない。 面構成は10パターンとまんざら少なくもないのだが、これほど単調なゲーム性をカバーできるほどではない。 クリア時は朱雀のような鳥の一枚絵だけでは、喜びも沸かない。 アイテムのようなものがない。 この当時のパズルにはよくあった、救済やオプション的なアイテムがあって単調を排する要素として変則的なものを一味加えたようなものがあったが、それすらない。 タイムトライアルもあまり燃える要素にはならない。 単調すぎる上に『テトリス』のように、とことんスコアを突き詰められるわけでもない。 評価点 初心者に優しくヒントコマンドがある。 とはいうものの、この通りのゲーム性なので不要だが… はっきり言えば何もないのだが、強いて挙げればやっとこれぐらい。 総評 いくらシンプルさがウリとはいえ、ここまで単調ではもはやゲームをしている感覚がまるでない。 容量の少ない片面ディスクとはいえ、それを考慮して数年前これと同等クラスだった頃のゲームでも、いろいろと変則的な要素を持ったパズルゲームはあったので光るものが全く感じられない。 ファミマガの名を冠したことで話題にはなれども、いかんせん内容が乏しすぎる。強いて有効な使いどころを挙げるなら、本当にゲームに全く触れたことがないような人の退屈しのぎぐらいだろう。 その後の展開 同年8月11日にゲームボーイへの移植版が発売された。 詳細は後述の通り。 その後『ファミマガDisk』シリーズは第6弾まで登場した。 コンセプトからパズルゲームが圧倒的に多く、第1弾の本作は残念な出来だが以後ジワジワと進化していく。 本作『香港』のみパッケージソフト版が発売されたが、第2弾『パニックスペース』以降は書き換え専用になった。 当時『ファミマガ』誌上で読者からゲームアイデアを一般募集する公募企画「ファミマガディスク大賞」が開催され、本シリーズのうち半分はこの入選作品を製品化したものである。 この経緯から全て「ファミマガディスク大賞」の応募作品だと勘違いされることもあるが、第1弾『香港』と第2弾『パニックスペース』のみ上記のように『MSX・FAN』の投稿プログラムコーナー「ファンダム」の掲載作品が出典である。 また、第5弾については投稿作品ですらなく、コンパイルとのタイアップ企画として登場した『ぷよぷよ』である。 因みに、最後となった第6弾『じゃんけんディスク城』(1992年12月22日発売・書き換え専用)はディスクシステムそのものでも最後のタイトルとなった(*1)。 余談 上記の通り『ファミリーコンピュータMagazine』創刊100号を記念したものであるため、当該号(1990年第7号・4月6日号)(*2)に載せられた。 自社の看板であり、その誌名を背負ってのソフトということで巻頭から6頁を割いて大々的に紹介していたが、これを見てもやはり単調さしか伝わってこない。 本作はファミマガの売上ランキングで初週はなんと80位と惨憺たる結果だった。 編集部も擁護のしようがない結果に順位だけをしれっと機械的に発表し、一切のコメントを控えていた。 [部分編集] 香港(GB) 【ほんこん】 ジャンル パズル 対応機種 ゲームボーイ 発売元 徳間書店 開発元 オニオンソフト 発売日 1990年8月11日 定価 2,900円 プレイ人数 1人 判定 クソゲー ポイント 多少は改善があるものの元が元だけにカバーしきれず 概要(GB) 3月に発売された上記ディスクソフト『香港』(以降「FC版」と表記)のゲームボーイ移植で8月11日に発売された。 ゲーム自体はFC版から引き継いでいるが若干アレンジがされている。 大元のFC版はファミマガの名を冠していたがGB版では特にファミマガの名前はパッケージにはなくゲーム中でも一切出てこない。 変更点(GB) ゲームモードがA・B・Cの3通りになった。 Aモード 時間無制限で変則ピラミッド型(上2段を切り取った形)。 レベルパターンの選択はできない。 Bモード FC版と同じモード。 Cモード 時間を制限時間を3秒・5秒・10秒・20秒から選択し時間内に取れないと、取ったはずの牌がランダムに復活する。 裏を返せば詰みに陥ったとしても、待っていれば取れる牌が出てくるので脱却できる。 ゲームオーバー条件になる牌を取ってしまうと牌が落下する演出がなくなった。 FC版では取るとゲームオーバーになる牌なら順番を守らなくても取れたが、GB版ではその場合でも本来取るべき牌でなければならない。 ヒントコマンドはBボタンを押すことで、次に取れる牌を自動で指定してくれる。 複数ある場合は、そのうちの1つのみカーソルを合わせて、もう一度Bを押すことで次の候補にカーソルが移動。 クリア時のグラフィックがかわいい女の子になった。 グラフィックはハードの性質上チープになったとはいえ充分そのかわいさが伝わる。 バックコマンドが使えなくなった。 エディットが廃止。 香港ブロック タイトル画面でABを押しながらスタートをすると「香港ブロック」という隠しゲームが遊べる。 三元牌がブロックとして並んでおり、それにボールを当てて壊していくブロック崩しのゲーム。 「白」が8点「発」が10点「中」が12点。 このゲームはボールは3つ落とすまで続く。 全部のブロックを壊し切るとまた最初からのエンドレスなスコアアタックスタイル。 ただし、このゲームのハイスコアなどは記録されない。 本来のパズルゲームに戻りたいならば、電源をOFF→ONで再起動する必要がある。 問題点(GB) 元々のゲームシステムそのものの改善はないに等しく作業的なゲーム展開は変わっていない。 折角搭載したCモードの新しいゲーム性も、作業感が強いものになっている。 詰まないように考えて取らなくても、時間が経過すれば取れるようになるためより適当なプレイを助長している。 また、これを利用すればハイスコアもたやすいため、これもこれで作業感が強い。 上記の方法でスコア稼ぎをやりすぎると終了時のスコア計算が正しくされなくなることがある。 もっとも、それ以前に上記のようなことができるゲーム性そのものが問題ではあるが… おまけのゲームのようなものなので、それほど気にする必要はないのかもしれないが「香港ブロック」も、時折ボールがすり抜けたり、当っていないブロックが壊れたりと作りが雑。 賛否両論点(GB) ヒントコマンドが使いやすくなった。 FCでは、その場所を見せてくれるだけで取るにはカーソルをいちいち自分で合わせなければならなかったが、その点操作はスムーズになった。 もっとも、そのおかげでより作業感を増している節がある。 評価点(GB) クリア時のグラフィックは良化している。 FC版ではこれといってそそられない鳥のような絵だったが、かわいい女の子のグラフィックになったことでクリアの喜びが大きくなった。 しかもA・B・Cそれぞれで3パターン用意されている。 総評(GB) 元々作業感の強いゲームだったことから、それをそのまま引き継いでいるためやはり単調すぎるゲーム性は相変わらずで新しく追加したモードCも、最大の欠点だった単調さの改善には至らず。 とりあえずクリア時の女の子のグラはかわいいのでクリア特典が良くなったというぐらいしかなくFC版とは五十歩百歩。 余談(GB) 上記の通りFC版はファミマガ本誌で7号のみながら6頁も割いていたいたのにGB版は発売元の徳間書店のソフトでありながらまったくガン無視だった。 12号(6月22日号)の別冊付録「パズルゲームずるずる大全」でも載っていたのはFC版のみ。 裏表紙でも紹介されているのはFC版の方でGB版の近日発売の情報すら載せられていないありさま。 実質的な移植でほとんど変わらないということもあるのだろうが、自社ブランドからの発売だというのにあんまりな扱いである。 ファミマガではその後1990年19号(10月5日号)での別冊付録『ゲームボーイファン』で上記の隠しゲームを含めて裏技が紹介されていた。しかし本誌で扱われることは最後までなかった。 隠しコマンドは下記3通り。 Aとスタートなら「サウンドテスト」。 Bとスタートなら「Aモードクリア画面の女の子」が見られる。 AとBとスタートなら隠しゲーム『香港ブロック』へ移行。
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RPG脱出ゲーム 【あーるぴーじーだっしゅつげーむ】 ジャンル 脱出ゲーム 対応機種 ニンテンドーDS(ニンテンドーDSiウェア) 発売・開発元 インテンス 配信開始日 2010年11月24日 価格 500DSiポイント プレイ人数 1人 セーブデータ 1箇所 レーティング CERO A(全年齢対象) 備考 配信停止 判定 クソゲー ポイント ファンタジーRPG風の謎解きゲームぼったくりレベルの極薄内容 概要 主なルール 問題点 評価点 総評 概要 携帯機の『SIMPLEシリーズ THE 密室からの脱出』や『女の子と密室にいたら○○しちゃうかもしれない。』などの開発で知られるインテンスがリリースしたニンテンドーDSiウェアソフト。 ジャンルとしてはダンジョンRPG風の謎解きゲームにあたる。あくまでも「RPG風」であり、従来のRPGらしい要素は皆無に近い。 「魔王にさらわれたお姫様を救出する為、主人公の剣士ギムレットが魔王の塔内を探索する」というストーリー設定だが、全編通してギャクチックなノリでゲームが進行する。 協力クレジットにハドソン(現 コナミデジタルエンタテインメント)の名があるが、これはゲーム内にハドソンネタが仕込まれている為である。 任意セーブ方式。大方はタッチと十字ボタンの併用操作となる。 主なルール ゲームの流れ。 大体は「探索場所のタッチ・及びコマンド選択」の操作がメインと思ってもらえればOK。 下画面内に探索場所の絵図が表示されているので、怪しいと思った箇所をタッチすると、「アイテム入手・使用」「部屋に入る」「イベントフラグの成立」などが起きる場合がある。 探索は3Dによるギムレット(以下 主人公)の主観視線で行われる。十字ボタンで探索場所の移動ができ、その都度に様々な絵図へと切り替わる。 主人公には向きの概念があり、探索場所内に壁があった場合、その方向へと十字ボタンを押すと壁にぶつかってしまう。 上画面には「調べるモード(固定)」「主人公のHP」「今いる階層」「東西南北による向き表示」「選択しているアイテム」「メモ(下記)で書いた情報」が表示される形となる。特定条件を満たせば「今主人公のいる階層のMAP表示・及び主人公のいる場所」の表示もされる。別の階層に進むと、再度特定条件を満たさないとMAP表示はされない。 本作には戦闘(下記)に敗北する以外でのゲームオーバー条件はない。制限時間などの類もなく、じっくりと攻略を行う事ができる。 探索中のコマンド選択について。 探索中(非戦闘中)では「コマンド選択」による以下の選択が行える。 「外へ」「入る」…探索中の部屋の中にいる場合、"外へ"コマンドを選ぶと部屋から出る事ができる。進行中によっては、塔自体からの出入りができる場合もある。 「ステータス」…主人公の戦闘ステータスや、今装備している武器系アイテムの確認ができる。 「道具」…使用したいアイテムを選択する。選択後は探索場所の箇所タッチをする事で、該当アイテムを使用できる。状況によっては、該当アイテムが消滅する事もある。 「装備」…武器系アイテムを装備する。これを装備しないと、下記戦闘における敵への攻撃手段が発揮できない。 「メニュー」…任意セーブやタイトル画面へ戻る事ができる。 「メモ」…プレイヤーの手書きによるメモが行える。必至コマンドではないが、攻略をスムーズに行いたい場合には役に立つかもしれない。 戦闘中のコマンド選択について。 探索中には時折「敵との戦闘(エンカウント)」が発生する。 エンカウントは完全固定であり、従来のRPGの様に同じ敵が何度も登場する心配はない。敵を倒すと次のステップに進めるが、主人公が倒される(HPが0になる)とゲームオーバーとなる。 探索と同様に主観視線で戦闘が行われる。戦闘中は「画面内のどこかをタッチして攻撃 ⇔ 敵側が攻撃」というターン方式となる。 装備している武器・及びタッチ箇所によって敵へのダメージ数値が変わる。本作は謎解きゲームである関係上、謎解き感覚でタッチを行わないと勝ち目はない。 上画面には「戦うモード・調べるモードの切り替え状態」「主人公のHP」「今いる階層」「選択しているアイテム」「メモで書いた情報」が表示される形となる。 敵撃破後は経験値入手やレベルアップが発生するが、敵の遭遇回数が固定されている本作においては、どう勝利しようが経験値などの入手差異は発生しない。 探索中同様に、戦闘中にはコマンド選択があり、以下の選択が行える。 「戦うモード・調べるモード」…戦うモードにすると「タッチで装備アイテム(武器)による敵への攻撃」が行える。調べるモードにすると「タッチで選択アイテムによる敵への使用」が行える。 「逃げる」…戦闘から逃走し、戦闘前の状態に戻る。戦闘によっては逃走できない場合がある。 「ステータス」「道具」「装備」「メニュー」「メモ」…上記と全く同じコマンド。 問題点 価格に似合わぬ極薄ボリューム。 執筆者推定による一般的なプレイ時間は約1時間程度と大分短い。スムーズに攻略できれば30分を切る可能性も考えられる。 オールクリアしてもエンディングとスタッフロール表示後に即効でタイトル画面に戻るだけ。おまけ的な要素は全くない。 正直、本作よりもプレイ時間が長くてやりがいのあるフリーゲームは数多く存在する。500円相当も求めておいて、フリーゲームにすら劣る極薄の謎解きゲームだけという悲しさ。 価格の高さ・ボリュームの薄さの件に隠れがちだが、DSiウェアとしては使用容量が90ブロックと非常に高いのも難点。ボリュームは紙レベルなのに…。何処でそこまで容量を使っているのか。 あまりにもつまらないストーリー・ギャグ演出の数々。 全編通してギャクタッチによるストーリー進行が行われていくが、どのギャクシーンもことごとくスベっている。 「姫様と結婚したい」という妄想で行動を起こす主人公だが、塔内攻略中はほとんど無言で行動を起こす為、変態なのか寡黙な性格なのかがいまいちハッキリしない。 と思えば無言状態から何の脈絡もなくボケに走る事があり、プレイヤーからしてみればとんだ置いてけぼりである。そしてボケ終えると今迄の饒舌ぶりが嘘のような無言に戻る…を繰り返す。この異様なまでのギャップをギャグや愛嬌に昇華している訳ではなく、ただただ不可解な切り替えにしかなっていない。 そのボケに関してもスタッフ側はこれで笑えるのか?と邪推してしまう程にサムく、ストーリーのつまらなさに拍車をかける。 大方先が読めるストーリー展開。 一応ネタバレなので詳細は伏せるが、エンディングは何の捻りのない典型的なご都合結末である。おそらく大半のプレイヤーは終盤直前あたりから意識せずとも先が読めてしまうだろう。 以上のように、本来メインとなっているであろうギャグを目当てにプレイしても冷めるばかり、時折ちらつかせるシリアス要素を目当てにしても脈絡も無く挿入されるサムいギャグに興を削がれ、肝心なストーリーも底が浅く、ギャグゲーとしてもRPGとしても中途半端な作劇である。 入れた意味が分からないハドソンネタの数々。 ゲーム中には「ハドソンゆかりのキャラや名言」が登場したり、主人公が「はーどーそーんー」と叫ぶシーンがあるが、どれも思いっきり作風から浮いている。 そもそも本作は"オリジナルのダンジョンRPG風謎解きゲーム"であり、開発会社やスタッフがハドソンと関係があるワケでもなく、ストーリーや設定にハドソン作品を意識している節がある風にも見えず、ハドソンネタを仕込む理由が全くない。 この脈絡もないゴリ押しは笑えないどころか、人によっては不快を抱くレベルにすら達している。何故そこまでハドソンにこだわるのかが理解に苦しむ…。 評価点 謎解きゲームとしてはそれなりな出来。 確かに極薄ボリュームではあるが、謎解きゲームとして破綻している面はない。 「探索移動が少し鈍い」「メッセージの早送りができない」という細かな不備はあるものの、クリック コマンド型の操作で、比較的分かりやすいプレイが可能。 ゲーム序盤では簡易なチュートリアルが挟まれ、コアゲーマー向けな超難関謎解きがほぼない為、謎解き初心者向けな内容。 戦闘は「手順を間違わなければ100%撃破可能」という出来試合となっている。賛否はあるだろうが、"戦闘を謎解きライクに仕立てた試み"は一部評価の声がある模様。 一部BGMは良曲。 実はかの有名な古代祐三氏が楽曲提供をしており、氏作曲のBGMはかなりの神曲との評価。 しかし、氏が関わった楽曲はタイトル画面BGMのみ。やはりというか、「そんなところに力を入れてどうするんだ…?」という声が多く聞かれる。 ゲーム中のBGMは地味なものが多いが、戦闘BGMはなかなかのかっこよさで燃える。クライマックスである魔王戦ですら同じ楽曲なのはアレだが…。 キャラクターデザインが可愛い。 安達洋介氏が手がけるキャラデザは萌え可愛いとの評価。 ギムレットや姫様の絵柄は魅力的であり、「キャラデザだけで見れば面白そうなゲーム」という声も聞かれる程。そして、実際プレイすると絶望するという罠。 しかし、各キャラの表情パターンは非常に乏しく、終始動きのない立ち絵状態で映されるのが寂しい…。 総評 「フリーゲームの謎解きの方が数段面白い」「古代氏の神曲を500円で購入したら、おまけで謎解きゲームが付いてきた」など、散々な批判が殺到している作品。 謎解きゲームとしては及第点を見出せる出来であり、光っている要素も無くはないのだが、やはり500円というアプリとしては安くない値段設定が評価のハードルを大きく上げてしまっており、実際多くの要素がその水準に達していないため、評価を大きく下げてしまった。 ニンテンドーeチャンネルの評価は☆2.5と底辺ランク(*1)。インテンスは謎解きゲーム開発の熟練メーカーなはずなのに、どうしてこうなった…。
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機動戦士ガンダムSEED 【きどうせんしがんだむしーど】 ジャンル アクションシューティング 対応機種 プレイステーション2 発売 バンダイ 開発 ナツメ 発売日 2003年7月31日 定価 6,800円(税別) 判定 クソゲー ポイント キラ「無茶苦茶だ!こんな内容で販売しようだなんて!」マリュー「まだ放映途中なの、仕方ないでしょ!」 ガンダムシリーズ 概要 システム 評価点 問題点 総評 余談 概要 同名のテレビアニメを原作とした、グラフィックが3Dの横スクロールACT。画面奥移動は演出のみ。 外伝の『ASTRAY』シリーズからも一部のモビルスーツが収録されている。 ガンダムゲーの製作に定評のあるナツメがデベロッパーとなったが、その出来は… システム ビームライフルなどの遠距離攻撃とビームサーベルなどの近距離攻撃を使い分けてステージを進むゲーム。 セガサターン用ソフト『機動戦士ガンダム』のようなライン制ベルトアクションであり、画面奥の敵に対しては遠距離攻撃で対処する。 ×ボタンでジャンプやホバリングを、○ボタンでガードを行える。 ガンダムゲームによくあるブーストゲージはないがホバリングできる距離には限界がある。 フェイズシフト装甲 原作に登場した特殊な装甲であり、物理的なダメージをほぼ受け付けなくなる特性がある。 今作においてはゲージ性になっており、ダメージを受けるごとに減少する。ゲージがある限りはモビルスーツ本体へのダメージを無効に出来る。また、フェイズシフト装甲が有効な間はスーパーアーマー状態になる。 ゲージが無くなると「フェイズシフトダウン」を引き起こし、フェイズシフト装甲が失われるだけでなく機体色もグレーに変化する。 ストライカーパック ある程度シナリオが進むと、一部のステージを除いて出撃前にプレイヤーの乗機であるストライクガンダムの追加装備を選択できるようになる。 ストライカーパックはエール・ソード・ランチャーの3種。あえて追加装備なしで出撃することもできるが、装備ありに比べてフェイズシフト装甲のゲージが少ないなどのデメリットがある。 VSモード モビルスーツの1VS1の戦いを行えるモード。ゲームを進めていくごとに使用可能な機体が増えていく。 相手へのロックオン機能はなく、対戦格闘ゲームに近い。 評価点 モブがしゃべる 敵モビルスーツのパイロットが登場したときや撃墜されたときにボイスつきでしゃべる。 それなりにパターンもあるのでにぎやかさの演出になっている。 原作通りの声優陣 後述のような気になる点はあるものの、各キャラクターの担当声優はテレビアニメ版と同じメンバーが揃っている。アニメ放送中に展開したゲームだからこその利点と言える。 ミゲル役の西川貴教氏やアイシャ役のビビアン・スー氏といった、本職の声優ではない役者もきちんと起用されている。 近年のゲーム作品では朴璐美氏が務めることの多いニコル役(*1)も本作では摩味氏が担当しており、こういった配役は現在から見ると貴重ではある。 原作以外では、外伝の『ASTRAY』シリーズにおいてロウ・ギュール役に小野坂昌也氏が、叢雲劾役に井上和彦氏が起用されており、以降のゲーム作品でも定着している。 オリジナルのBGM 本作のオリジナルBGMは『新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL』の岩月博之が作曲しており出来がよい。 それらの一部は、同社が海外にて発売したPS2ソフト『BATTLE ASSAULT 3 FEATURING GUNDAM SEED』にも流用されている。 問題点 のろのろモビルスーツ 動きが異様にもっさりしている。まるで劇中の未完成の制御用OSを積んでいるような状態。キラを呼んでくるべきである。 宇宙空間や水中ステージではダッシュ移動ができないため、よりもっさり感が顕著になる。 不親切なゲーム性 自機の攻撃のパターンはそれなりにあるが、波動拳コマンドなど対戦格闘ゲームと同様のコマンド入力が必要なため人を選ぶ。 当たり判定がわかりにくい。攻撃の着弾点が表示されるのだが、その枠が弾の大きさよりも大きいため大まかな回避にしか使えない。 自動的に敵をロックオンするのだが、ロックオン切り替えは1つ1つ送っていかなければならない。 画面奥の戦艦(*2)にロックオンがかかってしまうと、近距離の敵にロックオンを移すのが大変になる。 格闘攻撃偏重のバランス 射撃攻撃は連射できず攻撃後の隙もあるため、画面奥の敵にしか使いどころがない。 一方で格闘攻撃はダメージも大きくコンボもできるため、圧倒的にやりやすい。 低年齢層を意識したはずなのにやや高めの難易度 雑魚を相手にしている分には楽なのだが、ボス戦になると途端に画面奥からの攻撃も含めて一気に難易度が上がる。 特に顕著なのが 2面 のアスラン戦である。あんなに強いイージスガンダムを拝めるのはこのゲーム位なものではないだろうか。 ボスの耐久力は高く、プレイヤーの動きに合わせて的確に攻撃してくるため難易度は高い。 ボスの多くもフェイズシフト装甲を持っているため、スーパーアーマー同士での殴りあいになる。先に装甲を失ってしまうとほぼ勝ち目はない。 無限にコンティニューできるのでごり押しは可能。ただし、フリーダムガンダムに乗り換えたステージはステージの最初からやり直しになるためごり押しは通用しない。 ぶつ切り&中途半端なストーリー&ボリューム不足 放映途中での発売なのでフリーダムが出てきたところで終了。本編のプレイ時間はせいぜい2時間程度。 一番短いステージはイージスと1VS1の戦いで終わる。5分もかからない。 セリフが改変されていたり主要キャラが1、2回しか登場しない等原作再現度も低い。 一応フルボイスなのだが、原作アニメと比べると今ひとつ演技にやる気がないと感じられる部分もある。 特に、ラクス・クラインのセリフはアニメ版と全く異なる演技に聞こえる。 シナリオの進め方も紙芝居のような一枚絵にセリフを延々と喋る演出となっている。 しかしこのおかげでTVでは使いまわしもあってネタにされがちなニコルの死に際が美化された演出になっている。 一応、プレイヤーが原作を無視した行動を取っても必ず原作のシナリオ通りになるように進行する。 出撃前に劇中とは違うストライカーパックの装備を選択しても、ムービー中に劇中通りのストライカーパックに換装が済んでいる。 例としてニコル戦の場合、ソードストライク以外でクリアしても ムービーでは必ずソードストライクでトドメを刺す。 デュエル(アサルトシュラウド)がラスボスという大役を担っている。ある意味一番扱いが良いゲームではないだろうか。 オープニングムービー 新規映像は一切なく、アニメ中盤までの放映シーンを使って再編集しただけのもの。 シーンの選択も微妙で、曲のテンポに合っていなかったり、アニメ本編のネタバレに近いカットもある。 原作設定の無視 ガンダムゲーではよくあることではあるが、ゲームバランス及びシステムの都合による本作の仕様と、アニメ本編の描写・設定との差が激しい。 フェイズシフト装甲が再現されているが、本作では単なるバリア扱いでビーム系の攻撃も普通に防ぐ。また、劇中ではビームライフルやビームサーベルなどの攻撃でもエネルギーを消耗しフェイズシフトダウンに繋がるリスクがあったのだが、本作ではエネルギー切れの概念は無視されている。 攻撃手段が消失するのを防ぐためか、フェイズシフトダウン=エネルギー切れに陥ってもビームライフルなどは問題なく扱える。一方、シナリオ中でストライクがフェイズシフトダウンした場合、原作同様にストライカーパックを排除し弱体化してしまう。 ザウートやディンが中盤から登場するがジンより耐久力が高い。ザウートは旧式、ディンは飛行性能優先のためどちらも装甲は脆弱なはずだが…。 ジンやシグーが地上でも登場するが平気で空を飛んでくる。この2機に大気圏内の飛行能力はない。 そのくせフリーダムは空を飛べない。ゲーム的に仕方のない面ではあるが、ゲーム中のホバリング能力はエールストライクと同じ。というかフェイズシフト装甲のゲージ量までストライクと同じ。 フリーダムの代表武器であるハイマットフルバーストも本作では上空に飛んだ後、地上目掛けて回転しながら発射する。狙い撃ちというより乱れ撃ちという印象である。 これもゲームバランスやシステムの都合か、核エネルギーを使っているためフェイズシフト装甲を無限に使えるという設定も無視されている。一応、ゲーム上でフェイズシフトダウンしても色が変わらないという半端な差別化はなされているが…。 敵を撃破すると暗い気持ちになる 前述したとおり敵のモブは撃遂された際のボイスがあるのだが、叫び声や命乞い等が大半を占めている。作品序盤のため、後半でよくやっていた「コックピットを狙わず撃破」は不可能。 しかも敵のモブの中には少年兵や女性兵と思わしきキャラクターも…。 総評 「ナツメのガンダムゲーに外れなし」と謳われていたが、本作は珍しく完成度の低いゲームとなってしまった。 確かに原作アニメは男児向け関連商品の展開も行っていたが、短期的な商業利益を優先してクソゲーを売り出したと謗られても仕方のない出来である。 お子様ゲーとして捉えるにしても、出来の悪さの言い訳にできるものではない。 余談 放映途中であるにも拘らず、販売を優先して収録内容が中途半端になる愚行は決して褒められたものではないが、アニメ作品のゲーム化では度々行われることでもある。 本作発売より更に早い2003年3月15日には、ワンダースワン版『機動戦士ガンダムSEED』が発売されている。物語前半部の戦闘を再現したゲームだが、最終面では後半主役機のフリーダムが唐突に登場する。 過去のガンダムゲームでも『機動戦士Vガンダム』『機動武闘伝Gガンダム』『新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL』は原作後半の再現性はいずれも低い。しかも、Gガンダムに至ってはゲームとしての完成度も低く、お世辞にも褒められた出来とはいいがたい。 後続のガンダムアニメを題材にした『機動戦士ガンダム00 ガンダムマイスターズ』では、一応「ファーストシーズン」としては完結しているが、こちらは「セカンドシーズン」放送前であり、しかもそれまでの繋ぎを前提で送り出されているので、こちらも本作やGガンダム同様にひたすら薄い内容である。 後に『機動戦士ガンダムSEED DESTINY GENERATION of C.E.』でも繰り返されたが、こちらは代わりにIFストーリーが収録されており、内容も一定の評価はされている。 前述のように、海外では本作のエンジンを流用したPS2ソフトとして『BATTLE ASSAULT 3 FEATURING GUNDAM SEED』が発売され、OPも本作から流用されている。日本でも本作のエンジンを流用した作品としてPS2ソフト『神魂合体ゴーダンナー!!』が発売されている。
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「判定不一致修正依頼」にて判定と記事内容の不一致が指摘されています。対応できる方はご協力をお願いします。 魔女っ子大作戦 【まじょっこだいさくせん】 ジャンル シミュレーションRPG 対応機種 プレイステーション メディア CD-ROM 1枚 発売元 バンダイ 開発元 クリスタル・ダイナミクス 発売日 1999年2月4日 定価 6,800円 プレイ人数 1人 判定 クソゲー ポイント 羊頭狗肉の極みボリューム少なすぎ実は魔女っ子の皮を被った洋ゲー バンダイナムコ クロスオーバー関連作品シリーズ バンダイ×クリスタル・ダイナミックス社ローカライズシリーズマジカルホッパーズ / 魔女っ子大作戦 / ミラクルジャンパーズ / スピンテイル 概要 参戦作品一覧 ストーリー ゲームシステム 問題点 評価点 総評 余談 開発元について 概要 東映動画(現 東映アニメーション)が製作した『東映魔女っ子シリーズ』(*1)の7作品が参戦するSRPG。 しかし「洋ゲーのキャラ差し替え版」ということでかなりカラーの異なる作品になっている。 元になったゲームは、1998年にEidosから発売された『The Unholy War』というPS用ソフト。 参戦作品一覧 + ... 魔法使いサリー ひみつのアッコちゃん 魔法使いチャッピー キューティーハニー 魔女っ子メグちゃん 花の子ルンルン 魔法少女ララベル なお参戦7作品以外にも『東映魔女っ子シリーズ』とされる作品はあるが、マイナーだったり他社が制作に一枚噛んでいたりなどの権利上の理由で参戦できていない。 ストーリー 誰か、誰か、助けて…大魔女が復活したのです。自然界の魔法の力、マナを使い、妖魔を作り出し、人々を困らせています。どうかお願いです。力を貸してください。 という声を聞いた魔女っ子たちが、他の魔法少女と協力して大魔女の配下と戦っていくのが主なストーリー。 ゲームシステム アクションライクな戦闘システム 画面構成はスパロボ的なSLGスタイルだが、戦闘はアクション要素が強い。 戦闘が発生したマスの地形に応じた3Dフィールドでキャラクターを操作し、キャラクター固有の攻撃アクションで敵にダメージを与えるアクションゲームとなる。敵を撃破するか逆に撃破されるか、既定の時間が経過する(重要)ことで戦闘終了となる。 一般人は足も遅く攻撃手段もリーチの短い直接攻撃で特殊攻撃も不可、と苦労するが、主力となる魔女っ娘は箒に乗って飛行しながら前方に3WAY射撃を行ったり、マップ兵器で範囲に隕石を降らせたりと流石の火力を発揮する。 ただし、一般人でも回避に専念し時間いっぱい逃げ切ることができれば、敵との能力差に関わらず現在のマスを占拠できるため、戦線の維持と言う意味で役立たずな訳では無い(さすがに、魔女っ娘が揃ってくると出撃枠を潰してまで入れる必要はなくなるが。)。 特に飛行できるユニットは有用。敵側に強力な飛行ユニット・対空ユニットがいないため、時間いっぱい上空を旋回していればまずノーダメージで切り抜けられる。マップでの移動力が頭一つ高く、戦闘も攻撃力は皆無だがカラスに変身して上空を逃げ続けることでノーダメージ余裕であるカブ(魔法使いサリーより)が加入すると、後述のマナポイント制圧に無双してくれる。 勝敗はシンプル 先に相手側の召喚ゲートにいるボスキャラを倒すことで勝利となる。 「マナ」と「召喚」 敵味方を問わず、キャラの召喚にはマナが必要。先に各マナポイントを制圧し敵のマナの供給源を断ち、あとは消耗戦にもつれ込ませる戦法が有効となる。 マナは技の使用にも必要で、強力な技ほどマナの使用が大きい。 マナの総量は次のステージに進んでも引き継がれるため、基本的には早期クリアせずに稼げるだけマナを稼いでからステージをクリアする攻略が定石である。 問題点 キャラ差し替えゲーゆえに致命的に噛み合わない雰囲気 上述の通り、アクションを伴った戦闘という、魔女っ子らしかぬゲーム性 「魔女っ子が一堂に会するお祭りゲーム」を期待していると足をすくわれること請け合いである。 ほかに、特に目立つのが、敵キャラの置き換えに力が入っておらず、ラスボスなど一部以外の敵ユニットは原作のままな点。 元ゲームのタイトルから連想されるとおり、敵ユニットは魔法で生み出された「不浄(Unholy)な怪物」であり、魔女っ子の平和な世界観とはかけ離れている。 そもそも本作の主役となる「魔女っ子」の大半は『セーラームーン』以後に増えた「戦う魔法少女」とはベクトルが異なる所謂「エブリデイマジックもの(*2)」である。なので、戦闘美少女系の元祖的存在であるキューティーハニーや、魔女同士で戦う事も度々あった魔女っ子メグちゃんを除き、原作では子供の喧嘩を超える戦いはやった事が無い。 サリーちゃんがメテオで敵を屠ったり、ルンルンが花を強力な飛び道具として使うなど、平和的な原作のイメージがぶち壊しである。 なお設定的にはキューティーハニーは魔法少女ではない(*3)。…が、実は公式でさえ分類が不安定なのでこの点は仕方が無い(*4)。元から怪人相手に戦う戦闘ものの主人公である分、場違い感が強すぎる他の魔女っ子たちと比べればまだマシな方である。 味方ユニットとしてよし子ちゃんやトン吉・チン平・カン太やチカ子など唯の一般人を戦わせるのもあんまりじゃないのか? もっともそれを言ってしまうと、アッコちゃんも変身魔法が使えるだけの一般人なのだが…(*5)。 ステージ中に存在するミニイベントも、魔女っ子らしさはあまりない。「畑を荒らすカラスを追い払う」ぐらいはまだしも「落ちてくる岩を体当たりで砕く」「汚水を川に垂れ流す工場を素手や魔法で破壊する」などは原作とはほぼ無関係。経験値が稼げるとはいえ、原作ファンであればあるほどゲンナリするだろう。 その一方で「サリーちゃんは足が遅い」など、原作のネタを細かく取り入れていたりもする。一部ミニイベントはともかく、戦闘マップでは普通にホウキで飛べるのだが。 少なすぎるボリューム 全12マップという簡素さ。サリーはレベル14で敵の動きを止める「タイムストップ」が使用可能になるが、下手をすると習得せずに終わる。 しかしその割にキャラは多く、中には「育てても使い物にならない弱キャラ」も存在する。レベル上げ自体が難しいのだしそんなの必要ないんじゃないだろうか。 ステージの中には、敵と戦わずに3Dアクションパートをクリアすることで経験値を大量に入手できる「イベント」のマスがあるが、弱キャラはこのイベントすらまともにクリアすることが難しいので、イベントを簡単にクリアできどんどんレベルアップしていく強力な魔女っ娘(とカブ)との格差は開く一方である。 まぁ、そこまでして一般人のよし子ちゃん達を使い込みたい、という愛にあふれたプレイヤーがいるかどうかですが。 スタート時に選択できる魔女っ娘ごとにストーリーパートの展開が異なるため、周回プレイも可能である。とはいえ、中盤から先はかなり作業感が漂うステージのため、全魔女っ娘のルートを攻略しようとするとかなり根気が必要であるが…… サリーちゃんのシナリオは序盤から強力なユニットが揃い進みやすいのに比べ、その他のシナリオはサリーちゃん一派が加入するまでは火力不足で攻略が難しいステージが続き進めにくいという格差も大きい。 登場する魔女っ子の年代がかなり古く(1966~1981年の作品群)、「どの層に向けたのか」がわからない 一番新しいので1980年の『魔法少女ララベル』。『魔法使いサリー』や『ひみつのアッコちゃん』もリメイク作準拠ではなくオリジナル版になっている(*6)。 ゲーム化の機会に恵まれなかった作品が一気にゲームになったのだから、喜ばしいことでもあるのかもしれないが…。 ストーリーパート なんと、ただの立ち絵に延々セリフが流れるだけである。セリフを字幕で出したりできなかったのか? ストーリーパートの開始時に選択した魔女っ娘のTV版主題歌のインストゥルメンタル版が流れる。 ゲームの前に発売された本作のコラボCD(余談参照)にはボーカル入りのオリジナルフルバージョン(オープニング+エンディング)が収録されており、また本作のオープニング曲(ボーカルなし)にボーカルを入れたボーナストラック、本作の声優が新規収録したメドレーが収録されている。主題歌の版権がとれなかった訳ではないようだ。 評価点 気合入りまくりのムービー OPムービーはパンチラ上等の「いかにも」な魔女っ子テイスト。ファンならこれだけで感涙ものだ。 また、シナリオ中のボイスも、一部を除きほぼ当時の声優さんによるもの。メグやルンルンの声をまた聞ける、というだけで価値があるかもしれない。 気合が入りまくってる分、ムービー詐欺と化してしまってるところが微妙だが。 総評 人によってはバカゲーとみなせる内容かもしれないが、内容以前に純粋なゲームとしての出来も誉められたものではない。ゆえに内容も込みで判断すれば普通にクソゲーである。 しかし原作アニメファンにとってはお宝にもなりうる、ある意味キャラゲーの典型とも言える。 メディアミックス展開もかなり派手にやっており(*7)、そちらの方で知った人も多いのではないだろうか。 参戦作品自体古いものが多いため古き良き時代の魔法少女キャラクターの存在を当時の時代に改めて世に発信したという点だけでも、功績は大きいと言えるかもしれない。 余談 海外有志のインタビュー(リンク)によると、今作のローカライズを務めたバンダイには英語を扱えるスタッフがおらず、海外の原作スタッフに日本語のファックスを送って連絡を取るという無理のある開発体制を行っていたらしい。 原語版スタッフはファックスを読むこともままならず、納期も限られていたため、最終的にはバンダイに売り方を丸投げする形になってしまったようだ。 「魔女っ子大作戦」のタイトルで、本作とコラボした様々なキャラクター商品が発売された。 特に主題歌CD『魔女っ子大作戦 Special Song Collection』は、本作に参戦しなかった作品も含めOPとEDのフルバージョンをまとめて収録する等、昭和東映魔女っ娘アニメの集大成と言える内容である。 開発元について 開発元のクリスタル・ダイナミックス(Crystal Dynamics)の作品は、他にも『ゲックス』『ザ・ホード』等、様々なものが複数のプラットフォームにて日本でも発売されている。後にトゥームレイダーシリーズの開発を引き継ぎ(*8)、同シリーズのメイン開発として携わるようになる。 日本での販売はBMGビクターが担うことが多かった。 バンダイからも数作品販売されているが、こちらは本作のように差し替えローカライズが成されているものが多い。 たとえば上記『ゲックス』の続編のローカライズの際に、主人公をなぜかせんだみつお氏が演じる、彼の定番ギャグを連発するキャラクターに差し替えると言ったものなどが挙げられる。詳しくは続編の記事を参照。 しかし先述の劣悪な体制もあってかローカライズの質は総じて低く、オリジナルの世界観で売り出した作品はどれも単発に終わっている。
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ケロケロ7 【けろけろせぶん】 ジャンル カエルスパイアクションゲーム 対応機種 ニンテンドーDS メディア 256MbitDSカード 発売元 バンダイ 開発元 アメディオ 発売日 2006年1月19日 定価 4,800円(税別) プレイ人数 1~4人 レーティング CERO:全年齢対象 判定 クソゲー ポイント 人体の構造を無視したとしか思えない操作性アクションとしても酷く単調 概要 ストーリー 特徴・問題点 評価点? 総評 概要 カエルゴルフのケロフでおなじみ『ケロケロキング』シリーズのスピンオフ作品。 ケロフとは全く関係ない2Dアクションゲームになっている。 ストーリー カエルたちが住む気温35度、湿度95%の惑星ケロリンポ星。ある日そんなケロリンポ星に恐ろしい魔の手が迫るという。 秘密諜報機関「ケロケロ7」はその恐ろしい魔の手から惑星を救うため調査をするのであった…。 (Wikipediaより) 特徴・問題点 ライフ 残機制のミッションクリア型2Dアクション。十字ボタンで移動、Bボタンでジャンプ、Yボタンで回避、ステージ内で指定されたミッションを達成すればクリアというごく普通のアクションゲーム。 だったのだが、そこにタッチペンでアクションという操作をぶち込むという前代未聞の暴挙。開発陣には「人類には腕が2本しかない」という常識が抜け落ちていたとしか思えない。 なお、クリアできるかできないかで言えば普通にできる。さすがに「水平移動とジャンプとタッチ操作を同時に要求する」という無茶なシーンはなく、状況に応じて右手をボタン操作とタッチ操作に適宜使い分ければなんとかなる。それでも、「ジャンプ中に連続タッチ」など明らかに忙しすぎる場面はあるが。 アクションゲームではよく見られる「指でタッチ」操作だが、本作ではこすったり回したりする操作が多用されるためペンなしでの操作はパネルを痛めかねないのでやめた方がいい。 ちなみにこの操作スタイルを見ればわかる通り左利きお断り。いくらなんでも左手にタッチペンを持って操作するのはまず不可能なので、無理を押して慣れない右手でのタッチするしかない。オプションでの切り替えはない。 なお、今どきのゲームでありながらボタンコンフィグは搭載されていない。Lボタンをジャンプに割り当てられるだけで劇的に楽になるのだが…。 純粋にアクションゲームとしてみてもそう褒められた出来ではない。 ギミックのバリエーションがあまり多くなく、序盤から終盤まで似たような仕掛けが多く登場する。 ボス戦はほぼ例外なくボスと直接対決することがない。ギミックを解除してダメージを与えるだけ。ボスの方も直接攻撃してこないことが多い。 ステージ総数は数分で終わるステージが合計30。総ボリュームは推して知るべし。 しかもこの中には敵も登場しない中でひたすら同じ仕掛けを連続して解除するような単調極まりないステージも含まれる。 一応クリア済みタイムアタックが目標にはなるのだが、操作が嫌になるぐらい忙しいので再プレイが苦痛。 またボーナスステージも10種類ある。ただし、雑誌などで公開された特殊なパスワードが必要になるので現在コンプリートは至難。 子供向けとはいえ、グラフィックも雑で、アニメーション枚数も少ない。 おまけのギャラリーにシステムメッセージが思いっきり被っており、すべて見ることが不可能になっている。 同様にシナリオもいい加減。「何か問題が起きた→すぐ調査に迎え!」の単調な繰り返し。主人公であるケロケロ7以外に仲間が6人いるはずなのに、ろくに描写がない。 システムも適当。 この時期のゲームにも拘らず、イベントスキップ未搭載。失敗して再挑戦すると非常に手間がかかる。 またメッセージ送りにはなぜかAボタンしか使えない。ゲーム内ではAボタンは全く使わないにも拘らず、である。 評価点? 「スパイギア」という機能は多少評価されている。 信号パターンの登録、スクラッチ機能を用いたイラストの隠ぺい、様々な効果音を組み合わせたりそれをアラームにしたりできる。 昔あったスパイ7つ道具か何かのようなものと思えばいい。特に便利ではないが、雰囲気はそれなりにある。 ただ、秘密道具とかいう割にはゲーム本編では全く役に立っていないのだが。 総評 操作性があまりに前代未聞・空前絶後すぎるため、この一点だけでもインパクトは"超"抜群。 とはいえ、慣れてしまえばただひたすら雑に作られただけのアクションゲームなので、あまり語ることもなかったりする。 「人類の限界に挑戦しよう」と思っても、意外と肩透かしを食らうかもしれない。さながらカエルのごときつかみどころのない作品である。
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ザフライーングトラベラージャーニービヨンドタイム 【ざふらいーんぐとらべらー じゃーにーびよんどたいむ】 ザフライーングトラベラジャーニービヨンドタイムー 【ざふらいーんぐとらべら じゃーにーびよんどたいむー】 ジャンル アクション、アドベンチャー 対応機種 Xbox OneNintendo Switch メディア ダウンロード専売 発売元 【One】EpiXR Games【Switch】Forever Entertainment 開発元 EpiXR Games 発売日 2021年2月25日 定価(税込) 【One】1150円【Switch】999円 プレイ人数 1人 セーブデータ 1箇所・オートセーブ方式 レーティング IARC 3+ 備考 日本語非対応 判定 クソゲー ポイント 全クリアまで30分程度アクション性が若干高いが… Aeryシリーズリンク 概要 システム 問題点 賛否両論点 評価点 総評 概要 小鳥を三人称視点で操作し幻想的な世界を散策するゲーム。 本作はWindows/MacOS用のゲームとしてDL配信されている『Aery』シリーズの4作目である『Aery - Journey Beyond Time』のCS機移植版。 Switch版・Xbox版が同日発売となった。Switch版は『ザフライーングトラベラージャーニービヨンドタイム』、Xbox版のタイトルは『ザフライーングトラベラジャーニービヨンドタイムー』と微妙に邦題のタイトル表記が異なる(*1)。 システム 『Aery - 小鳥の冒険』と大まかなシステムは共通。 三人称視点で飛行する鳥の舵取りを行う。加速減速はできず、左右スティックで方向転換のみを行える。 全12ステージから成る。 1つのステージごとに羽マークのアイテムが隠されており、それを鳥が触って集めきることでステージクリア。次のステージに進める。 羽マークは原則、最初から各所に散在している。「1つだけ出現しており、そのひとつをとるとまた次が出現」といったパターンで現れる場合もある。 障害物に触れたりすると、ステージのスタート地点からやり直し。各ステージにリスタート地点はない。 変更点・特色 ステージのデザインは古代、現代、未来といった地球の歴史にまつわるもの。石器時代や戦争、近未来都市といった地形を飛行することができる。 羽マークのグラフィックが変更となった。離れた場所に光のオーラを飛ばすようになったので、やや見つけやすくなった。 鳥の最大飛行速度が速くなった。 ステージの端から出ようとするとUターンするのではなく、スタート地点にワープさせられるようになった。 羽マークをとるごとに、画面下に英語の字幕とそれを読み上げるボイスが流れる。世界の変容、人間の進化、それがもたらす未来についての小話を楽しめる。 問題点 ゲームとして 相変わらずやれることが鳥の舵取りのみで、アクションゲームとしてやれることが少なすぎる。 本作のゲームとしてのオリジナリティがそもそもほぼ皆無。人間の技術・変容、これからの未来についての小話を付加価値と感じられるかどうか、といったレベル。 小話も日本語非対応。一応英語の字幕で表記しているので、英語が得意な人なら楽しめるかもしれないが。 ボリュームも大してない。効率よくプレイすればこのゲームも30分ほどで完全クリア可能。 ステージ設計 タイムスリップをテーマに各種ステージを飛び回ることにはなるが、そのステージのデザインも恐竜がすむ島、古代都市や未来都市といったように、散々創作では使いまわされたような没個性的なもの。 ステージ中のギミックが静止していることが多い。 各ステージに生き物が登場することがあるが、石像のように動かないケースが多く不自然。空中を舞うはずのプテラノドンやドローンも空中のとある一箇所に固定されている。 その他 近未来都市をかたどったステージの難易度が高い。電線や小さなドローンが空中に静置されているほか、配色が暗いので空にとけこんで見つけづらい。そのためこのステージのみやたらと障害物にぶつかってやり直しになりやすい。 原始時代風のステージでは一部の障害物にぶつかってもワープされず、ステージを最初からやり直さなければならなくなるバグがある。 エンドロールの類も存在しない。最後のステージをクリアすると何事も無かったかのように最初の画面に戻される。 賛否両論点 障害物にぶつかりやすいゲーム構造となった。 羽マークをマップの端に隠すような意地悪はしてこないが、物陰に隠すように配置する傾向が強い。そのため、鳥の舵取りをしっかりしないとあっという間に障害物にぶつかってミスとなりうるので良い意味での緊張感にはつながっている。 鳥のスピードもなかなか速い。ただし障害物をかわしつつ進まなくて成らないような地形をプレイする以上、マイナスに感じられる可能性もありうる。 評価点 羽マークは見つけやすい システムで述べたとおり、本作の羽マークは離れたところにも光のオーラのようなものを飛ばしている。 遠景に見える空の表現は良好。実際の空とそっくりに見える。 総評 インパクトに欠けるマップをバックに、ただただ小鳥を舵取りして舞わせるだけのゲーム。 褒められる点を挙げるなら、日本語非対応の小話があり、クリアに必要な羽マークは見つけやすい、と、その程度しかない。