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「判定不一致修正依頼」にて判定と記事内容の不一致が指摘されています。対応できる方はご協力をお願いします。 魔女っ子大作戦 【まじょっこだいさくせん】 ジャンル シミュレーションRPG 対応機種 プレイステーション メディア CD-ROM 1枚 発売元 バンダイ 開発元 クリスタル・ダイナミクス 発売日 1999年2月4日 定価 6,800円 プレイ人数 1人 判定 クソゲー ポイント 羊頭狗肉の極みボリューム少なすぎ実は魔女っ子の皮を被った洋ゲー バンダイナムコ クロスオーバー関連作品シリーズ バンダイ×クリスタル・ダイナミックス社ローカライズシリーズマジカルホッパーズ / 魔女っ子大作戦 / ミラクルジャンパーズ / スピンテイル 概要 参戦作品一覧 ストーリー ゲームシステム 問題点 評価点 総評 余談 開発元について 概要 東映動画(現 東映アニメーション)が製作した『東映魔女っ子シリーズ』(*1)の7作品が参戦するSRPG。 しかし「洋ゲーのキャラ差し替え版」ということでかなりカラーの異なる作品になっている。 元になったゲームは、1998年にEidosから発売された『The Unholy War』というPS用ソフト。 参戦作品一覧 + ... 魔法使いサリー ひみつのアッコちゃん 魔法使いチャッピー キューティーハニー 魔女っ子メグちゃん 花の子ルンルン 魔法少女ララベル なお参戦7作品以外にも『東映魔女っ子シリーズ』とされる作品はあるが、マイナーだったり他社が制作に一枚噛んでいたりなどの権利上の理由で参戦できていない。 ストーリー 誰か、誰か、助けて…大魔女が復活したのです。自然界の魔法の力、マナを使い、妖魔を作り出し、人々を困らせています。どうかお願いです。力を貸してください。 という声を聞いた魔女っ子たちが、他の魔法少女と協力して大魔女の配下と戦っていくのが主なストーリー。 ゲームシステム アクションライクな戦闘システム 画面構成はスパロボ的なSLGスタイルだが、戦闘はアクション要素が強い。 戦闘が発生したマスの地形に応じた3Dフィールドでキャラクターを操作し、キャラクター固有の攻撃アクションで敵にダメージを与えるアクションゲームとなる。敵を撃破するか逆に撃破されるか、既定の時間が経過する(重要)ことで戦闘終了となる。 一般人は足も遅く攻撃手段もリーチの短い直接攻撃で特殊攻撃も不可、と苦労するが、主力となる魔女っ娘は箒に乗って飛行しながら前方に3WAY射撃を行ったり、マップ兵器で範囲に隕石を降らせたりと流石の火力を発揮する。 ただし、一般人でも回避に専念し時間いっぱい逃げ切ることができれば、敵との能力差に関わらず現在のマスを占拠できるため、戦線の維持と言う意味で役立たずな訳では無い(さすがに、魔女っ娘が揃ってくると出撃枠を潰してまで入れる必要はなくなるが。)。 特に飛行できるユニットは有用。敵側に強力な飛行ユニット・対空ユニットがいないため、時間いっぱい上空を旋回していればまずノーダメージで切り抜けられる。マップでの移動力が頭一つ高く、戦闘も攻撃力は皆無だがカラスに変身して上空を逃げ続けることでノーダメージ余裕であるカブ(魔法使いサリーより)が加入すると、後述のマナポイント制圧に無双してくれる。 勝敗はシンプル 先に相手側の召喚ゲートにいるボスキャラを倒すことで勝利となる。 「マナ」と「召喚」 敵味方を問わず、キャラの召喚にはマナが必要。先に各マナポイントを制圧し敵のマナの供給源を断ち、あとは消耗戦にもつれ込ませる戦法が有効となる。 マナは技の使用にも必要で、強力な技ほどマナの使用が大きい。 マナの総量は次のステージに進んでも引き継がれるため、基本的には早期クリアせずに稼げるだけマナを稼いでからステージをクリアする攻略が定石である。 問題点 キャラ差し替えゲーゆえに致命的に噛み合わない雰囲気 上述の通り、アクションを伴った戦闘という、魔女っ子らしかぬゲーム性 「魔女っ子が一堂に会するお祭りゲーム」を期待していると足をすくわれること請け合いである。 ほかに、特に目立つのが、敵キャラの置き換えに力が入っておらず、ラスボスなど一部以外の敵ユニットは原作のままな点。 元ゲームのタイトルから連想されるとおり、敵ユニットは魔法で生み出された「不浄(Unholy)な怪物」であり、魔女っ子の平和な世界観とはかけ離れている。 そもそも本作の主役となる「魔女っ子」の大半は『セーラームーン』以後に増えた「戦う魔法少女」とはベクトルが異なる所謂「エブリデイマジックもの(*2)」である。なので、戦闘美少女系の元祖的存在であるキューティーハニーや、魔女同士で戦う事も度々あった魔女っ子メグちゃんを除き、原作では子供の喧嘩を超える戦いはやった事が無い。 サリーちゃんがメテオで敵を屠ったり、ルンルンが花を強力な飛び道具として使うなど、平和的な原作のイメージがぶち壊しである。 なお設定的にはキューティーハニーは魔法少女ではない(*3)。…が、実は公式でさえ分類が不安定なのでこの点は仕方が無い(*4)。元から怪人相手に戦う戦闘ものの主人公である分、場違い感が強すぎる他の魔女っ子たちと比べればまだマシな方である。 味方ユニットとしてよし子ちゃんやトン吉・チン平・カン太やチカ子など唯の一般人を戦わせるのもあんまりじゃないのか? もっともそれを言ってしまうと、アッコちゃんも変身魔法が使えるだけの一般人なのだが…(*5)。 ステージ中に存在するミニイベントも、魔女っ子らしさはあまりない。「畑を荒らすカラスを追い払う」ぐらいはまだしも「落ちてくる岩を体当たりで砕く」「汚水を川に垂れ流す工場を素手や魔法で破壊する」などは原作とはほぼ無関係。経験値が稼げるとはいえ、原作ファンであればあるほどゲンナリするだろう。 その一方で「サリーちゃんは足が遅い」など、原作のネタを細かく取り入れていたりもする。一部ミニイベントはともかく、戦闘マップでは普通にホウキで飛べるのだが。 少なすぎるボリューム 全12マップという簡素さ。サリーはレベル14で敵の動きを止める「タイムストップ」が使用可能になるが、下手をすると習得せずに終わる。 しかしその割にキャラは多く、中には「育てても使い物にならない弱キャラ」も存在する。レベル上げ自体が難しいのだしそんなの必要ないんじゃないだろうか。 ステージの中には、敵と戦わずに3Dアクションパートをクリアすることで経験値を大量に入手できる「イベント」のマスがあるが、弱キャラはこのイベントすらまともにクリアすることが難しいので、イベントを簡単にクリアできどんどんレベルアップしていく強力な魔女っ娘(とカブ)との格差は開く一方である。 まぁ、そこまでして一般人のよし子ちゃん達を使い込みたい、という愛にあふれたプレイヤーがいるかどうかですが。 スタート時に選択できる魔女っ娘ごとにストーリーパートの展開が異なるため、周回プレイも可能である。とはいえ、中盤から先はかなり作業感が漂うステージのため、全魔女っ娘のルートを攻略しようとするとかなり根気が必要であるが…… サリーちゃんのシナリオは序盤から強力なユニットが揃い進みやすいのに比べ、その他のシナリオはサリーちゃん一派が加入するまでは火力不足で攻略が難しいステージが続き進めにくいという格差も大きい。 登場する魔女っ子の年代がかなり古く(1966~1981年の作品群)、「どの層に向けたのか」がわからない 一番新しいので1980年の『魔法少女ララベル』。『魔法使いサリー』や『ひみつのアッコちゃん』もリメイク作準拠ではなくオリジナル版になっている(*6)。 ゲーム化の機会に恵まれなかった作品が一気にゲームになったのだから、喜ばしいことでもあるのかもしれないが…。 ストーリーパート なんと、ただの立ち絵に延々セリフが流れるだけである。セリフを字幕で出したりできなかったのか? ストーリーパートの開始時に選択した魔女っ娘のTV版主題歌のインストゥルメンタル版が流れる。 ゲームの前に発売された本作のコラボCD(余談参照)にはボーカル入りのオリジナルフルバージョン(オープニング+エンディング)が収録されており、また本作のオープニング曲(ボーカルなし)にボーカルを入れたボーナストラック、本作の声優が新規収録したメドレーが収録されている。主題歌の版権がとれなかった訳ではないようだ。 評価点 気合入りまくりのムービー OPムービーはパンチラ上等の「いかにも」な魔女っ子テイスト。ファンならこれだけで感涙ものだ。 また、シナリオ中のボイスも、一部を除きほぼ当時の声優さんによるもの。メグやルンルンの声をまた聞ける、というだけで価値があるかもしれない。 気合が入りまくってる分、ムービー詐欺と化してしまってるところが微妙だが。 総評 人によってはバカゲーとみなせる内容かもしれないが、内容以前に純粋なゲームとしての出来も誉められたものではない。ゆえに内容も込みで判断すれば普通にクソゲーである。 しかし原作アニメファンにとってはお宝にもなりうる、ある意味キャラゲーの典型とも言える。 メディアミックス展開もかなり派手にやっており(*7)、そちらの方で知った人も多いのではないだろうか。 参戦作品自体古いものが多いため古き良き時代の魔法少女キャラクターの存在を当時の時代に改めて世に発信したという点だけでも、功績は大きいと言えるかもしれない。 余談 海外有志のインタビュー(リンク)によると、今作のローカライズを務めたバンダイには英語を扱えるスタッフがおらず、海外の原作スタッフに日本語のファックスを送って連絡を取るという無理のある開発体制を行っていたらしい。 原語版スタッフはファックスを読むこともままならず、納期も限られていたため、最終的にはバンダイに売り方を丸投げする形になってしまったようだ。 「魔女っ子大作戦」のタイトルで、本作とコラボした様々なキャラクター商品が発売された。 特に主題歌CD『魔女っ子大作戦 Special Song Collection』は、本作に参戦しなかった作品も含めOPとEDのフルバージョンをまとめて収録する等、昭和東映魔女っ娘アニメの集大成と言える内容である。 開発元について 開発元のクリスタル・ダイナミックス(Crystal Dynamics)の作品は、他にも『ゲックス』『ザ・ホード』等、様々なものが複数のプラットフォームにて日本でも発売されている。後にトゥームレイダーシリーズの開発を引き継ぎ(*8)、同シリーズのメイン開発として携わるようになる。 日本での販売はBMGビクターが担うことが多かった。 バンダイからも数作品販売されているが、こちらは本作のように差し替えローカライズが成されているものが多い。 たとえば上記『ゲックス』の続編のローカライズの際に、主人公をなぜかせんだみつお氏が演じる、彼の定番ギャグを連発するキャラクターに差し替えると言ったものなどが挙げられる。詳しくは続編の記事を参照。 しかし先述の劣悪な体制もあってかローカライズの質は総じて低く、オリジナルの世界観で売り出した作品はどれも単発に終わっている。
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海戦ゲーム NAVY BLUE 【かいせんげーむ ねいびーぶるー】 ジャンル シミュレーション 対応機種 ゲームボーイ 発売・開発元 ユース 発売日 1989年11月22日 プレイ人数 1~2人 定価 3,400円 判定 クソゲー ポイント 初のレーダー作戦ゲーム肝心なニアミス判定がないせいで運ゲー化楽しむためには72ステージ我慢してクリアせよ NAVY BLUEシリーズ初代 / 90 / FC / 98 概要 内容 問題点 評価点 総評 その後の展開 余談 概要 昭和期に紙にグリッドを書いて行われていた「レーダー作戦ゲーム」をコンピュータゲームにしたもの。 1989年にゲームボーイソフトとしてユースから発売された。 お互いに8×8のグリッドに艦隊を配置して、交互に攻撃し合い敵艦を沈めていくルール。 「レーダー作戦ゲーム」は既に紙ベースで昭和期の頃から行われていたものだがコンピュータゲーム化は本作が初めてである。 内容 システム 俗に言う「レーダー作戦ゲーム」のコンピュータゲーム化したものである。 8×8にターゲットグリッドに、特定の艦艇を配置して戦闘を開始する。 艦艇はタテ向きまたはヨコ向きを選択して配置できる。 攻撃はお互い交互に行う。アイテム(有限)がある場合は任意で使用可能。使わない場合は1マスのみを攻撃する。 艦艇は1~8マスで、そのマスすべてが攻撃で潰されたら沈没する。 すべての艦艇を沈めたら勝利。逆に自軍の艦艇が全滅したら敗戦。 勝利時は次のステージに進む。同時にパスワードが発行される。 敗北時は即座に再戦できる。 アイテムは数ヶ所攻撃可能で、自由に特定数の攻撃ヶ所を選べるものと、定形の形でしか選べないものがある。 根本的に後者の方が攻撃対象の数が多い。 潜水艦のアイテムはレーダーで、波形が大きいとそこに敵艦が存在する。当然その効果は位置を探るだけなので、そこにいることはわかっても改めて後で攻撃する必要がある。 アイテムはそれぞれの艦艇に装備されている形で、使う前にその対象の艦艇が沈められてしまうと使うことができない。 対戦モード。 上記コンティニュー用のパスワードを入れて対戦できる。 レベルが2以下の場合は、レベル3に補正される。 艦船の種類()は占有マス 空母(2×4) 最後に参戦。最大の大きさで打たれ強く、特殊武器は自在に多くの攻撃できる飛行機を搭載。最大レベルになると「Trident D9」を2つ発射できるようになり名実とも最強に。 搭載アイテム F-4 Fantom自由に4箇所を選んで攻撃。 F-14 Tomcat自由に5箇所を選んで攻撃。 Trident D95×5のうち4隅と、その間の1マス、ド真中の計9マスを攻撃。 戦艦(5) 初期から参戦。特殊武器はまとまった多くの数ヶ所を攻撃できる強力なもの。 搭載アイテム Harpoon3×3のうち4隅と中心(×状)の計5マスを攻撃。 Tomahawk3×3のうち中心以外の計8マスを攻撃。 巡洋艦(4) 途中から参戦。特殊武器は2つとも4マス分を攻撃する中堅クラスの攻撃力。 搭載アイテム Sea Sparrow2×2の4マスを攻撃。 Tartar4×4のうち4隅の4マスを攻撃。 駆逐艦(3) 初期から参戦。特殊武器は同時に攻撃できるヶ所は少ないが、自在に選択できる。 搭載アイテム Mk-45II自由に2箇所を選んで攻撃。 Mk-71III自由に3箇所を選んで攻撃。 護衛艦(2) 途中から参戦。特殊な武器(搭載アイテム)は持っていない。 潜水艦(1) 初期から参戦。特殊武器はレーダー系。 搭載アイテム SPS-10 Radar2×2の4マス(「Sea Sparrow」と同じ形)を探知。 SPS-39 Radar3×3のうち4隅と中心(×状・「Harpoon」と同じ形)の計5マスを探知。 最初は「戦艦」「駆逐艦」「潜水艦」の3隻で出撃。 4レベル(32ステージクリア)上がると「護衛艦」→「巡洋艦」→「空母」と小さい準に1隻ずつ参戦艦艇が増えていく。 問題点 ニアミス判定がない。 このゲームとしては必須に近い機能で、これがないためにムダ撃ちが多くなる。 どこかで命中させない限り目安が全くないので、ほとんど運ゲーに近い展開になる。 特に序盤はお互いの艦船数が決定的に少なく、スカスカな海域で空撃ちを繰り返すことになるので、その虚無感も相当なもの。 まして敵艦が1マスの潜水艦だけになろうものなら、目安にできるものがまったくないので、まぐれ当り狙いでしらみつぶしに撃つしかできない。 特に序盤はアイテムの所持数自体の少なさもあって、すぐに尽きてしまうので、この潜水艦を探し当てるだけでかなりダラダラしてイライラする。 過剰に長いステージ構成で、その大部分は単調すぎる展開で相当な我慢を強いられる。 上述の通り、1マスの潜水艦が最初からいるので、最後は大体アイテムを尽きた中でそれを探すためのしらみつぶしの撃ち合いで時間のかかる運ゲーを強いられる。 なんと全128ステージもあり、そのうちレベルは16段階なので8ステージも同じ状況が続く。 加えて1回1回のレベルアップでは微々たる戦力アップしかしない。新しい艦艇の追加には実に4レベル(32ステージクリア)も要する。 しかも最初に艦艇追加となるステージ33で加えられる護衛艦には新しい武器がなく、それまでと比べて大した差は感じられない。その上、ここまで来るだけでも結構長くかかり、その間ダラダラと単調に撃ち合う作業的な展開が続く。 有効な武器が増えて、やっとそれなりに手応えを感じた楽しめる撃ち合いが展開されるのは「Sea Sparrow」が2発撃てるようになるステージ73(レベル10)あたりから(*1)。つまり約6割近くも運ゲーじみたチマチマした撃ち合いを強いられる。 ファミコン初期の頃にあった傾向で「少ない容量で長く楽しませる手法」にも似ているが、1ステージにかかる時間が長く、実質同じステージを8つもクリアしてやっと小さな変化があるという程度というのはムダに冗長が過ぎる。 グラフィックもかなりチープな作りになっており初ジャンルの基本形ゲームならもっと手軽なスタイルで良かっただろう。実際この当時のゲームボーイソフトはそんなゲームが受け入れられていた。 パスワード対戦のために育成のハードルを上げたという趣向にしても、ここまで我慢を強いるのはもはや時間泥棒で、やりすぎと言わざるを得ない。 アイテムを使うとターゲッティングでムダに焦らしてくるCPU。 敵の攻撃では人間的な演出をするためか、わざわざ迷っているようにターゲットが右往左往してくるので、これも地味にイライラする。 BGMがすべてのステージで同じ曲が再生されるため均一で、これも単調さを助長している。 楽器自体は良質であり、ゲームボーイロンチ近くの中では中々工夫を凝らしたサウンドプログラムによる音色を奏でているだけに惜しい点でもある。 評価点 初のレーダー作戦ゲームということで、一応新しさはある。 コンピュータゲームらしく変則的に攻撃できるアイテムが実装されており、別々の画面というハードの特性を活かした2人対戦にも対応している。 敗北時のコンティニュー自体はその場で無制限にできる。 総評 それまで紙ベースで行われていた「レーダー作戦ゲーム」をお互いの画面が見えないゲームボーイの特性を活かしてコンピュータゲーム化した発想自体は良い。加えて特殊武器を用いたりコンピュータゲームならではなこともできている。 反面、肝心なニアミス判定が抜けてしまっていたり、同じステージが8回も連続しそれを乗り越えても1レベルアップ程度では微々たる差しかなく、特に序盤は少ない艦船数で空撃ちを繰り返す展開が長く続きやすく我慢を強いるゲームバランスでは、さすがにそれを乗り越えてまで楽しみたいという気持ちも失せてしまう。 コンピュータゲーム版「レーダー作戦ゲーム」としては、まだシステムの未成熟さを感じえない。ゲームボーイ初期作品ということもあり、あえて過剰に長くする必要も薄いので、もっと手軽に楽しめるボリュームぐらいで良かっただろう。 その後の展開 続編として1年後の1990年12月7日に『海戦ゲーム NAVY BLUE 90』が同じくユースから発売。 ニアミス判定が行われるようになりステージもだいぶ絞られ遊びやすくなっている。 しかし同時期には任天堂の『海戦ゲーム レーダーミッション』と被ったことで、注目度で劣ったことが災いして売上本数はさほど伸びなかった。 余談 昭和期に紙ベースで行われた「レーダー作戦ゲーム」では、攻撃範囲は自軍の艦から射程が決まっており、併せて移動できるルールもあった。 よって敵の攻撃も、その位置を推測するヒントになっていた。 移動するには攻撃を1回放棄しなければならないが、そのままでは攻撃できないポイントを攻撃するためには必須で、それだけではなく他に敵の推測を狂わせる目的もあり、本作のようなゲームとは違った駆け引きを生み出していた。 ファミコン通信増刊の「ゲームボーイ通信」に掲載された桜玉吉の漫画「お金海戦」にて、作者が友人のサイバー佐藤に本作とおぼしきゲーム(明言はされていないが、時期的に本作であると思われる)を勧められ購入。プレイ後ものすごい表情になった。 その後、佐藤が作成した紙ベースの海戦ゲームに2人で熱中していた。
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ゲームブックDS アクエリアンエイジ Perpetual Period 【げーむぶっくでぃーえす あくえりあんえいじ ぱーぺちゅあるぴりおど】 ジャンル ゲームブック型アドベンチャー 対応機種 ニンテンドーDS メディア 512MbitDSカード 発売元 ブロッコリー 開発元 日本アートメディア 発売日 2010年2月25日 定価(税別) 通常版 4,800円 限定版 8,800円 プレイ人数 1人 レーティング CERO B(12歳以上対象) 判定 クソゲー ポイント 2010年クソゲーオブザイヤー携帯機部門次点 普通のアドベンチャーゲームをあくまで「ゲームブック」と主張携帯アプリにも劣る快適さ、その癖選択肢の難易度が高め進行に問題を生ずるバグの存在、その他多量に存在する表示バグカードのおまけでゲームが付いてきたようなもの クソゲーオブザイヤー関連作品一覧 ゲームブックDSシリーズソード・ワールド2.0 / 鋼殻のレギオス / アクエリアンエイジ 概要 ストーリー システム 問題点 バグ 評価点 総評 余談 その後 概要 ブロッコリーの『ゲームブックDS』シリーズ第三弾。 萌え系トレーディングカードゲームの先駆者(*1)『アクエリアンエイジ』(アクエリ)のキャラ設定を下敷きにしたゲーム。 設定は『アクエリ』のものも一部採用されてはいるが、基本的にストーリーやキャラクターは本作オリジナルである。 なお、タイトルの「Perpetual Period」は直訳すると「果てしない時代」。 イラスト担当は藤真拓哉氏。 ストーリー 主人公・鳴神恭は、幼馴染である神社の娘・鳴神美琴の元に養子に入った孤児の高校生。生活は怠惰で、朝起きるのを渋っては美琴に叩き起こされるのが日常茶飯事、授業中は専ら教室や屋上で寝ている。そんな中恭が住む紅月市では、今月になって原因不明の発火による死亡事件が相次いで発生。「発火」というキーワードが、恭と美琴が幼いころに体験した謎の火災事件を思い出させる。美琴は、恭に事件について調べたいと提案するのだった。 システム 6人のメインヒロイン(美琴・ここな・ルゥリィ・優芽・リディア・アィ)がおり、それぞれにシナリオ・エンディングが1つずつ存在する。 全シナリオに共通して、物語は4月21日から27日までの7日間が描かれる。 ただし、初めに選べるのは美琴・ここな・ルゥリィのルートのみ。22日に複数ある選択肢次第で、残り5日間誰のルートになるか決まる仕組み。 上記3人を全てクリアすると、優芽→リディア→アィとルート固定で話が進み(分岐するわけではないので、21日からそれぞれ独自のストーリー展開になる)、都合7周目で初めて解決編に移行する。 問題点 「ゲームブック」と名乗ってはいるが、内容は普通のアドベンチャーゲームそのものである。 選択肢の中では選ぶと一発でゲームオーバーになるものもあるが、それだけでは「ゲームブック」にはならない。 尤も、そんな選択肢を多発しているようなゲームブックでは確実に駄作の謗りを受けることは間違いないが。 そもそも、説明書にゲームブックに付き物の戦闘のルールなどが書かれていない点で「怪しい」と感じられるのだが。 限定版についてくるドラマCDでも突っ込まれている始末。 ルート分岐についても問題がある。 シナリオ上の必然とはいえ、自由にルートを選べないのは恋愛シミュレーション的に本作を見た場合不満が残る。 ヒント機能などの洒落た物もなく攻略サイトも見当たらないため、ルートに入るための条件が分かり辛い。 後述のセーブ面の問題もあって、特定のシーンやシナリオを再プレイする場合は最初からもう一度プレイすることを強いられる場合が多い。 システム周りは2010年のゲームでなくともかなり酷いレベル。恐らく十年は遅れている。 ルート分岐やゲームオーバー直行の選択肢などがあるにもかかわらず、セーブデータはたったの3つしかない。もう1度見たいシーンやシナリオのセーブデータを取っておくなどということは難しく、やるにしてもせいぜい1つで妥協することになる。 セーブ・ロード画面で確認できるセーブデータの説明に「現在の(ゲーム内の)日付」「現在のルート」しか書いておらず、セーブ地点の状況が碌に把握できない。 バックログ機能や既読部分スキップ機能ぐらいはあるが、バックログから音声が再生できない、既読スキップは右ボタンを押しっぱなしにしないと機能しないなど若干の不満点は挙がる。 シナリオ自体も見るに堪えないという程ではなく「見どころ」と言えるものはあるが、全体には凡作かそれ以下の出来。 色々と事件は起こり、その過程でヒロインと仲良くなっていく描写は描かれているのだが、結局物語が進展するイベントがあまり多くないので全体に引き延ばし感が漂う。 都合7周も引っ張った割に、ラスボスとの決戦やエンディングは至極あっさりと終わる。 ラスボスの部下は非常に強く、こちらがもっと力をつけないと全く歯が立たないとされる描写が何度もある。色々あったものの目に見える形での成長は最後まで殆どなかったのだが、結局最後は土壇場で「主人公の想いの強さ」によってあっさり倒してしまう。 ただし原作設定でも「マインドブレイカー」(*2)の想いによる「マインドブレイク」(*3)で少女達が簡単にパワーアップする世界である。尤も毎回パワーアップがリセットされる事が基本の「対戦型カードゲーム」(原作)や「面クリア型ウォーゲーム」(後述の東京ウォーズが該当)ならともかく、アドベンチャーゲームでそれは如何かと言う話もあるが(*4)。 エンディングについては、ラスボスを倒した後の余韻に浸ったりこれまでの道のりを振り返ったりなどは一切なく、単にヒロインとイチャイチャしたり「これからも共に歩んでゆく」みたいなセリフが入ってすぐ終わる。その量たるや、ボイスやメッセージ送りを一切スキップせずに進めても3~4分で終わるほどで、ライターが力尽きたんじゃないかと疑うくらい短い。 先に若干述べた通り、メインヒロイン6人それぞれに対して最終盤のシナリオやエンディングが変わる。最終日前日に選んだメインヒロイン1人と共にラスボス戦を戦い、エンディングを迎えることになるのだが、それまで仲間全員で戦っていたシナリオが急にヒロインと2人っきりのシナリオになるため大きな違和感が残る。強大なラスボス相手にヒロイン全員で戦うのは至極当然なはずなのだが、選ばれなかったメインヒロイン5人は何の説明もないままラスボス戦には全く登場せず、そのままエンディングまで出番は一切ない。 『アクエリアンエイジ』の世界観を下敷きにしていても、その世界観を全く活かせていない。「マインドブレイカー」の設定は登場するが、他の要素は原作とほとんど関係ない。 原作のTCGでは6つの「勢力」が覇権を争っているという設定であり、このゲームのヒロイン6人もプロモーションカードではそれぞれの6勢力に分類されている。しかしそういった世界観は本作ではほとんど描写されておらず、「WIZ-DOM」「極星帝国」といった原作の単語が何度か出てくるぐらいで本筋のストーリーにはごく僅かにしか関わってこない。 立ち絵のパターンに乏しく、顔が10パターン程度変わるだけでポーズは一切変化しない。 服装も各キャラ1~3種類(多くのキャラは2種類)しか存在しないため、例えば「制服」「巫女服」の2パターンしかない美琴(神社の娘)は、「自宅の中でも、事件を調査しに街中を散策する際もずっと巫女服」という事態が起こる。 一応はキャラクター説明で「家でも巫女服でいるのが好き」とあったり、デートに巫女服で来た際も「巫女のバイトが急に入って」と言ったりとフォローはあるのだが、段々と言い訳に見えてきかねないのは否めない。 リディアが(本人の勘違いから)体操服やスクール水着を着て授業を受けることになるという明らかにサービスシーンらしき場面があるのだが、リディアの服装は1種類しかないためその場面でリディアの立ち絵は一切現れない。1枚絵も出ない。 ゲーム内や『アクエリアンエイジ』の重要単語を解説した辞書機能が付いており、会話中でその単語が出てきた際に見られるようになっている。しかし長くても60文字程度の簡単な解説しかないうえ、項目数が20余りと非常に少なくほとんど用をなしていない。 そのくせ、別に本作特有の単語でもなんでもなく、ほとんど必要のない項目もある。「予知」…「近い未来に起こる事態を見ることのできる超能力。」分かってるよ! 日常風景のシーンで流れるBGMが、ヘンデル作曲「見よ勇者は帰る」(表彰式でよく流れるあの曲)に酷似している。著作権のとうに切れたクラシックなので法的に問題はないものの、BGMを理由もなくクラシックから引用するというのはモノ作りの姿勢としてどうかという話である。引用したと断定することはできないのは確かだが。 なお、サウンドテストで見られるこの曲のタイトルは「Aquarian Age」…つまり、このゲームのタイトル(ひいては、カードゲームを中心とするメディアミックス全体のタイトル)と同名である。故意にしろそうでないにしろ、メインテーマと思しき曲がオリジナリティの全くない曲というのはどうなのか… サウンドテストにて、曲のタイトルが「アルカードと夜羽子の別れ」など、原作カードゲームをやっていないとさっぱり分からない人名・固有名詞が使われている。モード自体には問題ないのだが、途中で企画の変更でもあったのだろうか。 登場キャラクターはカードゲームに既に登場していたキャラクターではなく、全てこのゲームで初登場したキャラクターであるため、ファン向け作品としても当時としては微妙なものだった。 このゲームの限定版特典として登場キャラクターのプロモーションカードが封入されてはいるのだが、既存キャラクターのファンへの訴求力は高くないと言わざるを得ない。 バグ とにかくバグや不具合だらけで、一度でも通しプレイをしたならば気づいて当然レベルのものがスルーされている。 「ギャラリー」でCGを見た後にゲームをスタートまたはロードすると、セーブ ロードを始めとしたコンフィグ機能が使えないためセーブすらできなくなってしまう。 電源を切れば元に戻る性質のもので、公式サイトのほうにもそのバグについて報告されているが、アドベンチャーゲームでセーブ不能のバグとはあまりにお粗末。 表示されている文章と台詞がずれており、既に読んだ1つ前の文章・まだ読んでいない次の文章のボイスが再生される場合がある。 立ち絵及び背景の指定にミスがあり、居ない筈のキャラ立ち絵が出ていたり、CGに立ち絵が重なるような場面もある。 ゲームオーバーになった際のシーンに使われているCGが「ギャラリー」に登録されず、わざわざCGが表示されるシーンでセーブする必要がある。 その他、誤字脱字など。 後期出荷版では、バグは確認出来る限り全て修正されている模様。 直しただけまだマシではあるが、これでは、初期版のユーザーは有料デバッグをさせられたのに近い。 評価点 メインヒロインはボイス付きで、堀江由衣氏、沢城みゆき氏、田村ゆかり氏、榎本温子氏、榊原ゆい氏、高垣彩陽氏と名の知られた声優が多い。 ただし、DSの容量の都合か作業量の関係か、ボイスが付いている部分はキャラクター登場時と終盤の重要シーン、分量にして全体の10~15%程度に限られる。 総評 不親切かつボリュームに乏しいシステム設計と、デバッグという作業をしたのか疑わしくなるような多くのバグが評価を大きく落とした。現在一部のロムではバグは修正されておりまともに遊べるようになっているため、興味を持ったプレイヤーは買ってみるのもいいかもしれないが、一個のアドベンチャーゲームとしてもかなり微妙な出来なのでお勧めはし難い。 初回限定版にプロモーションカードやドラマCDが付いてきたため、それらの「おまけ」だと見做されているのが現状である。 余談 アクエリアンエイジのゲーム化・映像化作品は、最初のコンピューターゲーム化作品『アクエリアンエイジ~東京ウォーズ~』(PS1)の頃から「カードのおまけ」扱いではあり、特に本作に限った話ではない(*5)。 プロモカードは本家で使用可能だが強くもなく弱くもなく、「愛があれば使える」レベルのものにまとまっている。以前犯した「プロモカードが強すぎて本家TCGのバランスを崩す」という失敗は繰り返していないようだ。 かつてはプロモカードを(デッキ制限の)4枚ずつ揃える為に1万数千円するOVA限定版を4つ買う猛者も居た(DVD本体はすぐさま二束三文で中古屋行きだが)。ただしTCG市場では人気カードは1枚数千円で取引される為、コアゲーマーにとっては安い買い物なのだろう(*6)。プレイヤー人口が上回る『マジック ザ・ギャザリング』や『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』に至っては1枚数万円で取引されるカードが普通に存在する(*7)。 ゲームブックDSシリーズ第一弾の『ソードワールド2.0』の評判がよろしくなかった為、本作の出来も危ぶまれていたという。 さらにゲームブックDSシリーズ第二弾の『鋼殻のレギオス』では「エピローグ近くで必ずフリーズする」という致命的なバグを抱えていたためその危惧に拍車がかかる事となった。本作は「それと比べれば」まだマシになっているらしい。 …尤も、三作ともこんな出来ではいずれもゲームブックを名乗るのさえおこがましいものであるが。下手をすると粗製乱造品が多かった時代のゲームブックよりも品質が悪い(*8)。 その後 このゲームのプロモーションカード6枚は約1年後に別のカードパックで再録された。このゲームの存在価値がますます下がってしまったと言える。(*9) 同時に関連カード(*10)による強化も行われており、このゲームのキャラクター(のカード)が活躍するチャンスが増えたと思えば、悪いことではないのかもしれないが。 それ以前に、このレベルのゲームもまともに作れなくなってしまったブロッコリーの未来が危惧されてならない。 この作品の2ヶ月前に発売された『ダイスダイスファンタジア』も売れ行きが悲惨だったせいで目立たないものの、比較的単純なボードゲームというジャンルでありながら酷い出来であった。
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ブランド オーバーフロー ジャンル 脱衣バトルADV メディア CD-ROM 原画 ごとうじゅんじ シナリオ メイザーズぬまきち 音楽 - 発売日 2014/10/31 定価 2,700円(税込) CG数 要点 他のゲームのおまけについていた作品に少し追加しただけの作品。 適当にやってるだけで勝てるじゃんけん、エロシーンもしょぼく追加キャラはボイスなしだったりと色々薄い。 これだけなら薄い残念作品で済んだが消すと他のPCのデータまで消去するという凶悪バグ発覚。 選評 【2014】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 94本目 http //pele.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1414151714/ 964ストリップバトルデイズ選評 ◆fDd5dl3vHzuj [sage]:2014/11/05(水) 22 25 09.09 ID xGPlSIae0 ストリップバトルデイズ ジャンル 脱衣バトルADV ブランド オーバーフロー 発売日 2014年10月31日 価格 2500円+税 2010年にゴエモンインパクトの様なアヘ顔、マッシブエロコメディ、ホモ要素等のネタでKOTYeを賑わせたオーバーフローが 2年振りに発売したエロゲーが本作「ストリップバトルデイズ」である。 本作は元を辿れば2012年に発売したSHINY DAYSにオマケとして収録されていた同名のゲームがオリジナルである。 オリジナルより追加キャラが有る事を売りにし、久し振りのアダルト作品として送り込まれた本作だが 果たしてクロスゲイズの(スレ的な意味での)栄光を取り戻せるのだろうか?早速全容に触れてみよう。 ○各モードについて コンセプトの通り本作は ヒロイン選択→野球拳で勝って脱がす→お触り→(条件を満たせば)本番シーン というのが流れである。コレを全キャラ分こなせばエンディングである。一つずつ見ていこう。 ヒロイン選択 何だという事もない普通のキャラ選択画面であるが、右端の新キャラ2名の名前下に「ボイスなし」とある。これについては後述する。 野球拳 その名の通りジャンケンで一回勝つ毎に脱がせていき、素っ裸の状態で勝利するとお触りに移行する。逆に一定回数負けるとゲームオーバーである。 結局ジャンケンなのでゲーム性もクソもない運ゲーなのだが、本作ではやたらとプレイヤーの勝率が高い。 コンプには都合4週する必要が有るが、その全ての野球拳でグーしか出さなくても無人の野を行くかの様に勝ちまくれた。 キャラクター毎の傾向等も無く本当に連打してれば高確率で勝てるので、唯でさえ無いに等しいゲーム性は更に薄まっている。 お触り 先の野球拳で勝利すればお触りに移行する。口や乳、股を触る事でゲージが溜まっていき、満タンになると終了する。 最初は手のみで触るが、ゲージが溜まるにつれ口とチンコでも触れる様になる。 このモードで気になるのはボイスの種類の少なさだ。3段階で場所ごとに一つずつしか無い為、ゲージを溜めようと連打するとキモッキモッキモッキモッを彷彿とさせる事態になる。 そしてやはりこのモードもゲーム性は全く無い。 普通お触りが有るエロゲーと言えばキャラごとに好みの愛撫が違っていたりするが、本作は皆揃って乳が弱い。 この後の本番に移行するには比較的少ない回数でゲージを溜める必要が有るので、攻略方法は全員同じで 「乳をつついて舌で舐めればいい」という方法に尽きる。 という訳でチンコでお触りはおしゃぶりCG2枚を出現させる時以外は役立たずである。きっとユーザーのチンコに合わせて同じく役立たずなのだろう。 本番シーン 早くお触りゲージを溜められればこのモードに移行する。その名の通り本番エロシーンを見る事が出来る。 ○他の問題点 まずガッカリなのがお触りも本番も口パクと瞬きだけの一枚絵だという点だ。 元の作品がフルアニメーションで名を馳せた以上、せめてピストン運動のループアニメ位は単品製品化する際に追加しても良かったのではなかろうか。 そしてその一枚絵も続投キャラは基本的に同じものの使い回しである。つまり新規CGは追加キャラ分のCGだけという事になる。 では新キャラはしっかりしているのかと言うとそうでは無い。と言うのもヒロインの言葉と心のバリエーション以外の2名については選択画面にもある通りまさかのボイス無しである。 パッケージ裏や公式サイトのキャラ紹介にもしつこくボイス無しを断っている辺りメーカー側もコレは問題だと認識していたのだろう。 なお本作にはCGモードは有るが回想モードは無い。もっとも連打ジャンケンを終えればスグに見れる為無くても何とかなるが、面倒である。 ○まとめ ロープライスである事を差し引いても手抜き過ぎである。特にオリジナルをプレイ済みの場合は新キャラ分のCG集に2500円払わされるという事を考えると割高だろう。 ゲーム性皆無という意味での「ゲー無」でも有るが、本作に限って言えば存在意義が無いと言う意味での「ゲー無」とも言える。 クソゲーとして優れている訳でも、抜きゲーとしても褒める所が無く本作から得られる物は殆ど無い。そういう点では並みのクソゲーよりも質が悪い。 同じ金をかけるならSealのくのいちや学園迷宮でも買ったほうが色んな意味で得るものがあるだろう。 ※注意 以下のコメントフォームは、誰でも好き勝手にコメントを残せるので、その程度のものだとお察しください。またここに何を書こうが本スレには無関係です。 過去のコメントはコチラ
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50音順で記事へのリンクを貼って下さい。 オプーナ 旧約・女神転生 グラディウスジェネレーション 鉄拳4 天外魔境 風雲カブキ伝 ビヨンド ザ ビヨンド 〜遥かなるカナーンへ〜 ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣 マザー3 ゲームハード バーチャルボーイ ここを編集
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あかずの間 【あかずのま】 ジャンル サウンドノベル 対応機種 プレイステーション 発売元 ヴィジット 発売日 1997年5月9日 定価 5,800円 判定 クソゲー ポイント あんまりな話の薄さ豊富なバッドエンド ヴィジットサウンドノベルシリーズ 概要 特徴 問題点 評価点 総評 余談 その後の展開 仕組まれた偶然に潜むのは、恍惚か? 恐怖か? 概要 大阪のメーカーであるヴィジットが世に出した8本のPS用ノベルゲームの第1弾で、同社が展開していた『ハイパーノベル』シリーズの第1作。 シナリオはアニメ映画『パーフェクトブルー』の原作で知られる竹内義和氏が担当した。 特徴 「スペースコロニー開発に向けての実験場」という、特殊な閉鎖空間を舞台としたノベルゲーム。 主人公は女性の精神科医。他の登場人物の職業も政治家・自称エスパー・AV女優など、個性的である。 ストーリーは、「主人公のサイコセラピスト・綾川恵美(アヤカワ メグミ)が、最新鋭のマンション「ベイサイドラビリンス」にて、様々な立場の被験者達と共に90日間の閉鎖実験を行い、その間に起こる人間の心理変化や健康状態などを調査する…、はずだったが、その中で事件が発生する」というもの。 問題点 内容が薄く、肝心のシナリオは実質2本のみで結末もバッドエンドを除くと3種類しかなく、すぐに遊び尽くせてしまう。隠しシナリオやサウンドテストなども無い。 しかもそのグッドエンド3種類にしても、どれもハッピーエンドとは言い切れない内容。その上ミステリーものとしては禁じ手とも言える事をするキャラまで出てくる。 設定も登場人物もユニークではあるが、シナリオ自体が少ないので活かしきれていない。 主人公を始め、登場人物の言動がおかしい点も散見される。 ついさっきプロポーズされたばかりなのに「彼氏ができない」「誰か口説いて」とぼやく主人公。重要な実験に参加する精神科医がボケていてどうする。 冒頭で主人公を悪魔呼ばわりしたと思いきやその後しばらく登場せず、ラスト近くで「あんたは優しい人だ」と言い出す脇役。悪魔呼ばわりしたのはお前だろう。というかしばらく会ってなかったのに、なぜ優しい人だとわかるのか。 グラフィックが背景のみなのでキャラや状況が分かりづらい。 地の分でキャラの見た目や状況は説明されるものの、せっかくのゲーム媒体なのにグラフィックは背景を映すのみにとどまっている。 セーブシステムが不便 セーブシステム自体は存在するものの、非常に不便な形式。ロードすると(正確には章表示があるわけではないが)既に通過した各章開始時点のどれから始めるかが選べるのみで、やめた場所から再開できるわけではない。 このせいで選択肢の直前でセーブしておいて、バッドエンドなら選択肢を変更という手順が非常に面倒。 単純に今日はここまでにしておこうという場合にも、再開してみたら昨日の場所に戻すまでまた進めるのが面倒という事になりがち。 評価点 グラフィックはフルCGで、そのレベルは高い。 脇道のバッドエンドはそれなりに多く、すっきりしないメインシナリオのグッドエンドよりもそちらの方がまだ評価が高かったりする。 ムービースキップはできないものの、「ムービー進行とテキスト表示を同時に行う」という、他に類を見ないことをやっている。 総評 シナリオが薄い上に内容がお世辞にも良いとはいえず、加えてユーザビリティも整っていない。 既にこのジャンルが多数存在する中で出てきたにしては目新しい点もほぼない。一応グラフィック面は評価できるが、肝心のゲーム内容に問題がありすぎるのが難点である。 「サウンドノベルを超えるもの」としてハイパーノベルという名を付けたようだが、名前負けするかのように内容が足りなさ過ぎるものになってしまっている。 余談 もともと本作はSFCで発売される予定であった。 それを考えても話の薄さは擁護できないが…。 小説化もされている。 登場人物の1人であるアイドルの歌「私の彼はサイコパス」が、ゲーム中にボーカル入りで実際に流れるシーンがあるが、作詞・作曲・歌い手などは、スタッフロールにも一切載っていない。 歌詞は判別不能の箇所がある。メロディは「赤いスイートピー」似である。 登場人物のうち、建物の責任者であるオペレーターの加藤夫妻の名前(公平・奈美子)は、同じくサウンドノベルであるチュンソフトの『弟切草』の主人公とヒロインの名前(公平・奈美)に似ている。しかも、この夫妻は全ての展開で悲惨な事態に見舞われている。 ただし、『弟切草』の主人公「公平」がデフォルトネームに設定されたのは1999年発売のリメイク版『弟切草 蘇生篇』からで、1992年発売のSFC版にはデフォルトネームは存在しないため、この名前に関しては単なる偶然と思われる。このゲームでは図らずも『弟切草』の主人公の名前を予言した形になった。 その後の展開 ハイパーノベルシリーズはその後も続き『最終電車』『19時03分 上野発夜光列車』『閉鎖病院』と続いていく。ただし、本作とはストーリーの繋がりはない。 一応、シリーズが進むにつれてシナリオもシステムも徐々に洗練されていくのだが…。
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ザフライーングトラベラージャーニービヨンドタイム 【ざふらいーんぐとらべらー じゃーにーびよんどたいむ】 ザフライーングトラベラジャーニービヨンドタイムー 【ざふらいーんぐとらべら じゃーにーびよんどたいむー】 ジャンル アクション、アドベンチャー 対応機種 Xbox OneNintendo Switch メディア ダウンロード専売 発売元 【One】EpiXR Games【Switch】Forever Entertainment 開発元 EpiXR Games 発売日 2021年2月25日 定価(税込) 【One】1150円【Switch】999円 プレイ人数 1人 セーブデータ 1箇所・オートセーブ方式 レーティング IARC 3+ 備考 日本語非対応 判定 クソゲー ポイント 全クリアまで30分程度アクション性が若干高いが… Aeryシリーズリンク 概要 システム 問題点 賛否両論点 評価点 総評 概要 小鳥を三人称視点で操作し幻想的な世界を散策するゲーム。 本作はWindows/MacOS用のゲームとしてDL配信されている『Aery』シリーズの4作目である『Aery - Journey Beyond Time』のCS機移植版。 Switch版・Xbox版が同日発売となった。Switch版は『ザフライーングトラベラージャーニービヨンドタイム』、Xbox版のタイトルは『ザフライーングトラベラジャーニービヨンドタイムー』と微妙に邦題のタイトル表記が異なる(*1)。 システム 『Aery - 小鳥の冒険』と大まかなシステムは共通。 三人称視点で飛行する鳥の舵取りを行う。加速減速はできず、左右スティックで方向転換のみを行える。 全12ステージから成る。 1つのステージごとに羽マークのアイテムが隠されており、それを鳥が触って集めきることでステージクリア。次のステージに進める。 羽マークは原則、最初から各所に散在している。「1つだけ出現しており、そのひとつをとるとまた次が出現」といったパターンで現れる場合もある。 障害物に触れたりすると、ステージのスタート地点からやり直し。各ステージにリスタート地点はない。 変更点・特色 ステージのデザインは古代、現代、未来といった地球の歴史にまつわるもの。石器時代や戦争、近未来都市といった地形を飛行することができる。 羽マークのグラフィックが変更となった。離れた場所に光のオーラを飛ばすようになったので、やや見つけやすくなった。 鳥の最大飛行速度が速くなった。 ステージの端から出ようとするとUターンするのではなく、スタート地点にワープさせられるようになった。 羽マークをとるごとに、画面下に英語の字幕とそれを読み上げるボイスが流れる。世界の変容、人間の進化、それがもたらす未来についての小話を楽しめる。 問題点 ゲームとして 相変わらずやれることが鳥の舵取りのみで、アクションゲームとしてやれることが少なすぎる。 本作のゲームとしてのオリジナリティがそもそもほぼ皆無。人間の技術・変容、これからの未来についての小話を付加価値と感じられるかどうか、といったレベル。 小話も日本語非対応。一応英語の字幕で表記しているので、英語が得意な人なら楽しめるかもしれないが。 ボリュームも大してない。効率よくプレイすればこのゲームも30分ほどで完全クリア可能。 ステージ設計 タイムスリップをテーマに各種ステージを飛び回ることにはなるが、そのステージのデザインも恐竜がすむ島、古代都市や未来都市といったように、散々創作では使いまわされたような没個性的なもの。 ステージ中のギミックが静止していることが多い。 各ステージに生き物が登場することがあるが、石像のように動かないケースが多く不自然。空中を舞うはずのプテラノドンやドローンも空中のとある一箇所に固定されている。 その他 近未来都市をかたどったステージの難易度が高い。電線や小さなドローンが空中に静置されているほか、配色が暗いので空にとけこんで見つけづらい。そのためこのステージのみやたらと障害物にぶつかってやり直しになりやすい。 原始時代風のステージでは一部の障害物にぶつかってもワープされず、ステージを最初からやり直さなければならなくなるバグがある。 エンドロールの類も存在しない。最後のステージをクリアすると何事も無かったかのように最初の画面に戻される。 賛否両論点 障害物にぶつかりやすいゲーム構造となった。 羽マークをマップの端に隠すような意地悪はしてこないが、物陰に隠すように配置する傾向が強い。そのため、鳥の舵取りをしっかりしないとあっという間に障害物にぶつかってミスとなりうるので良い意味での緊張感にはつながっている。 鳥のスピードもなかなか速い。ただし障害物をかわしつつ進まなくて成らないような地形をプレイする以上、マイナスに感じられる可能性もありうる。 評価点 羽マークは見つけやすい システムで述べたとおり、本作の羽マークは離れたところにも光のオーラのようなものを飛ばしている。 遠景に見える空の表現は良好。実際の空とそっくりに見える。 総評 インパクトに欠けるマップをバックに、ただただ小鳥を舵取りして舞わせるだけのゲーム。 褒められる点を挙げるなら、日本語非対応の小話があり、クリアに必要な羽マークは見つけやすい、と、その程度しかない。
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530 名前:名無しさん@初回限定 投稿日:2010/01/25(月) 17 15 52 jeT9gwJgP クソ方面で2008年最大の話題作が魔法少女アイ参なら、2009年最大の話題作はひしょ×ひしょをである事に異議を唱える者はいないだろう。 かつてのごらんの有様を髣髴とさせる黒塗りHシーンを搭載、CG数も事前告知の半分以下の29枚、CG・回想・BGMモード未実装。 これだけのことをしておきながら公式は五日間だんまりを決め込みようやく発表された謝罪文はキャッシュ避けの画像で責任者はペンネーム、 一週間後のパッチはヒロインの顔だけ表示させたフェラシーンで「ごらんの生首だよ」と言われる始末。 CGモードも絵が未完成なのを隠すためにわざと不具合ということにしたという説が濃厚となり、 更には背景写真盗用やハーレムルートありというのは誤情報で雑誌には間違った資料を渡してしまったなどと 小学生並みの言い訳を続け、その信頼を完全に地に落とした。 発売後二ヶ月ほど経ってから発表した完全版パッチも事前告知が全くなかったために新品買いした人は既に売り払った後であり、 かえって怒らせる結果となったのは言うまでも無い。 現状のバージョンではクソゲーとしてのランクは落ちるものの、ミルキーピクチャーズとはまた違った意味で 客と世の中を舐め切ったその対応は2009年を代表するクソッタレな出来事だったと言えるだろう。 これ、批評空間で中央値0を叩きだしてるんだな。8000以上のゲームが登録されてる中で文句なしの単独最下位。ちなみにブービーがアイ参 -- 名無しさん (2012-05-23 17 09 00) 生首フェラは今考えると逆マミられって感じするw -- 名無しさん (2014-12-15 17 13 47) タグ 次点 2009年の作品
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Aery - 小鳥の冒険 【えありー ことりのぼうけん】 ザフライーングトラベラーリトルバードアドベンチャー 【ざふらいーんぐとらべらーりとるばーどあどべんちゃー】 ジャンル アクション、アドベンチャー XBOXよりニンテンドーeshopより 対応機種 Xbox OneNintendo Switch メディア ダウンロード専売 発売・開発元 EpiXR Games 発売日 【One】2019年12月20日【Switch】2021年2月18日 定価(税込) 【One】820円【Switch】649円 プレイ人数 1人 セーブデータ 1個 レーティング IARC 3+ 備考 日本語非対応PS4版は海外専売 判定 クソゲー ポイント 全クリアまで30分程度鳥の動きが遅いリスタート地点の類なし Aeryシリーズリンク 概要 システム 問題点 評価点 総評 余談 概要 Aeryは、小鳥を3人称視点で操作し幻想的な世界を散策するゲーム。 多忙な日常から離れてリラックスできることをコンセプトとしている。 本作はWindows/MacOS用のゲームとしてDL配信されている『Aery』シリーズの1作目である『Aery - Little Bird Adventure』のCS機移植版。 システム 空飛ぶ鳥を3人称視点で操る。加速減速は行うことが出来ず、左右スティックで鳥の方向転換のみを行うことが可能。 全8ステージから成る。 障害物や地面・水面に鳥が触れると各ステージのスタート地点からやりなおし。リスタート地点は存在しない。 ステージクリアに関して 各ステージには、羽のマークが散らばるように配置されており、すべて集めると次のステージに進める。 いくつ集めるべきかは画面右下に表示される。 各ステージの地の果てに飛び去ろうとすると、鳥が自動的にUターンして引き返し始める。 ステージの開始時、本作のストーリーと思しき英語テキストが画面に表記される。 問題点 ゲーム性の薄さ、変化の乏しいゲーム構造 きれいな景色を楽しむ、羽のマークを探す以外にプレイする意義が乏しい。景色を楽しみながらマークを探すのも難しい。 効率よくプレイすると、30分程度で全クリアするボリュームしかない。 鳥が達することが出来る限界高度もあまり高くなく、幻想的な地形を高いところから見下ろすといったこともできない。 理不尽な難易度になっていないだけマシだが、障害物にぶつからないような緊張感のある駆け引きができるような場面も殆どない。 方向転換以外の操作ができない 鳥の加速・減速は不可能。キリモミ回転させることが出来るが特に意味は無い。そのためアクションゲームとしてほぼ成立していないと言わざるを得ない カメラアングルも、常に鳥の後ろからのアングルとなっているので、プレイヤーが能動的に変えることも出来ない。 鳥の動きも遅いので、鳥を取り囲む景色がなかなか変わらない。鳥ならではのアクロバティックなアクションを決める機会も一切無く、ただただのんびり前に進む鳥の舵取りをするだけになってしまっている。 リスタート地点関連 システムにも記したが、障害物に触れるとステージの出発地点からやり直し。 本作の難易度は低めではあるが、羽のマークを取り損ねて地形にぶつかったりするとタイムロスがひどいことに。スタート地点から離れているマークで失敗すると尚更。 デスルーラに使えなくは無いが、スタート地点付近に戻りたい理由が本作中にあるかは不明。 羽のマークの配置 1つずつ順番に出現するのではなく、最初からすべて出現している。こちらがどういった順番でマークを回収するかによっては、見逃されるマークというものも出てくることになる。また取り漏らしたときにわざわざ戻るのが手間となる。 行くことのできる場所とそうでない遠景の区別がしづらい。彼方の景色としてそびえるピラミッドの頂上に隠してあるような意地悪な配置もある。 ストーリーと呼べるものも実質存在しない。 評価点 幻想的なマップ構成 ピンクのクリスタルのような物体が柱状節理をなして形成される峡谷、浮遊する島、実体を持たない地形など、この世に存在しないような事象のそばを飛べる。 雲の中に入ったとき、霧に包まれるエフェクトが出てくるといった工夫がある。 総評 羽のマークを探すか、景色を眺めるだけのゲーム。 鳥の操作にアクションゲームらしさはほぼなく、本作のゲームとしての価値と言えばせいぜい幻想的な風景の中を飛べるというだけであり、昨今のゲームとしてはオリジナリティはほぼ皆無と言わざるを得ない。 余談 Switch版も配信されている。内容はOne版と同一だが、タイトルは『ザフライーングトラベラーリトルバードアドベンチャー』。読みにくい。 シリーズ4作目『Aery - A Journey Beyond Time』のOne版タイトルも『ザフライーングトラベラジャーニービヨンドタイムー』(*1)となっている。本作と同様の『Aery - 時を越える旅』とかでいいのに……。
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魔法にかけられて 【まほうにかけられて】 ジャンル ファンタジーアクションアドベンチャー 対応機種 ニンテンドーDS 発売元 ディズニー・インタラクティブ・スタジオ 開発元 アルトロン 発売日 2008年3月12日 定価 5,040円 判定 クソゲー ポイント ボリュームがない黒人差別のミニゲーム ディズニーシリーズリンク 概要 ストーリー ゲームシステム 評価点 問題点 総評 概要 2007年に公開された、同名のディズニー映画(*1)を元にしたゲーム。本作は公開の同年(2007年)に海外で発売されたDS用ソフトのローカライズ版になる。 ストーリー 幸福なアニメの世界アンダレーシアに暮らすプリンセス、ジゼルは王子様と結婚式を挙げる日を迎えていました。 しかし、王子の継母である悪の魔女マリッサは自分の権力を守るために、ジゼル姫を「永遠の幸せなど存在しない世界」現代都市のニューヨークに追放してしまいました。 ジゼルを救うため、エドワード王子と親友のシマリスのピップも現代のニューヨークへ旅立っていきました。 一方その頃、ニューヨークのジゼル姫は、仕事帰りの弁護士、ロバートと出会い彼のもとでお世話になる。 そうしているうちに彼女はロバートにも心を奪われていく… 現実の愛を選ぶか、それとも虚構世界で永遠の愛を選ぶかという問題に葛藤する主人公を描いた良質なミュージカル映画を原作としていたが……。 ゲームシステム 3人のキャラクターを操作して、適宜入れ替えながら、ストーリーを進めていく。 ジゼル 主人公で心優しい性格。 魔法の国のマップでは動物たちの力を借りて謎解きをしていく。 その過程で集まったアイテムや調合したアイテムで、魔法の力を持つドレスをつくり、それを装備することで強くなっていく。 そのドレスを着ることで、主人公の歌う歌に魔法の力が宿る。歌を歌うときは下画面のアイコンを正確になぞらねばならない。 エドワード王子 主人公の婚約者。 剣術が得意で、戦闘によって困難を切り抜けていく。 この戦闘シーンでは、下画面に表示されるマークをリズムよくなぞっていくことが求められる。 また、馬に乗って障害物をよけながら逃げるというミニゲームもある。 ピップ 森にすむシマリスで、主人公の親友。 その小さな体を生かして、迷路探検をおこなう。 このゲームは現実世界とアンダレーシアを行き来しながら進められていく。 評価点 キャラクターはディズニーらしく女の子向けで家族みんなで楽しめる。 特に主人公であるジゼルはディズニープリンセスのそれぞれの長所をとった性格なので好感が持てる。 ピップも愛らしく微笑ましい。 全体を見るとファミリー向けのゲームにちょうどいい難易度。 名匠アラン・メンケン作曲の名曲が雰囲気をダイナミックに盛り上げてくれる。 問題点 ボリュームが少ない。 50分から2時間程度で1周クリア可能。 そのため、映画版で107分もかかった重厚なストーリーがカットされていて深みを失った上に、意味不明なものになってしまった。 また、説明書等にもストーリーの記述がほとんど無く、原作ファンにもそうでない人にも首を傾げられる結果となってしまった。 ニューヨーク探索部分のキャラアイコンが悲惨 特に、映画版で主演を演じたエイミー・アダムス氏の顔がつぶれて老化したように見える。 笑った時の顔はもはや50代前後のおばさんにしか見えない(彼女は当時33歳)。 当時60歳のスーザン・サランドン氏が演じた魔女の方がきれいに見えるといった苦情も上がっている。 ピップの現実世界の絵が動物図鑑に載っているようなリスの絵だったため、ショックを受けた女の子もいた。 また、アイコンの種類も少なく、初めてニューヨークに来ておろおろしているはずの主人公が、明るい笑顔をしているという奇怪なことになった(*2)。 ゲーム中で1か所だけ道が分かりにくい部分がある。 これでゲームを投げ出したプレイヤーが多かった。 アクションアドベンチャーと自称するも実際はただのミニゲーム集。 タッチペンでいちいち模様を描くのが面倒になってくる。その上、タッチペンの反応がいまいち良くない。 そのミニゲームの質も優れているとは言えない。以下に一例を示す。 ミニゲームの一例 「黒人の運転手に物を投げるミニゲーム」 人種差別にしか見えない 。 相手がこちら側のものを投げるのをよける速度が遅いため次々に命中する。 「障害物を馬で飛び越える」 特にこれを入れる必要性が感じられない。別にディズニーのキャラならではの魅力があるわけでもないし、エドワード王子の見せ場になっているわけでもない。 ジゼルの走り方はどんなときも常にプリンセス(笑)風のもので、緊迫したシーンを台無しにする。 必殺技を出すときにも、タッチで決まるのだがボス戦以外に使う必要は感じられない。 総評 原作は伝統的セルアニメの復権を果たした名作としても世界中で大成功を収めたのだが、明らかに名作の改悪となってしまった残念な作品。 「アドベンチャー要素がもっと多かったらよかっただろうに」という意見が多く、原作の良さを活かして上手く作っていれば名作になっていたかもしれない一本である。