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バニラ・オプションとは,通常の基本的なオプション取引のことをいう.これに対し,通常のオプション取引に特殊な条件を加えたオプションを「エキゾチック・オプション」と呼んでいる. バニラという名称は,アイスクリームの(プレイン)バニラのように基本となるものから由来し何も飾りが無いという意味からこのように呼ばれている. (M) /
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登録日:2011/07/27 Wed 00 56 00 更新日:2024/05/21 Tue 07 45 41NEW! 所要時間:約 12 分で読めます ▽タグ一覧 H-C エクスカリバー MMI-710 エクスカリバーレーザー対艦刀 アーサー王 インパルスガンダム エクスカリバー エスカリボルグ カリバー カリボール ギャラハッド ギルガメッシュ←エクスカリパー コールブランド セイバー ナイツオブラウンド ファイアーエムブレム←魔法 ベイブレード マクロス7 マクロスプラス ヴァカめ!! 伝説 冥界のXカリファ 剣 厨二項目 山羊座のエルシド 山羊座のシュラ 武器 約束された勝利の剣 聖剣 エクスカリバーは『アーサー王伝説』に登場する「アーサー王」が持つとされる剣。 魔法の力が宿るとされ、「ブリテン島の正当な統治者」の象徴とされることもある。同じくアーサー王伝説に登場し、アーサーの血統を証明する。 石に刺さった剣と同じものとされることがあるが、別物とされることもある。 「エクスキャリバー」「エスカリボール」「エクスカリボール」など、欧州各国で発音が異なる。 【エクスカリバーてなぁに?】 上記のようにアーサー王伝説に登場する聖剣。 異界の聖地アヴァロンの人達によって鍛え抜かれ、さらに妖精さん達の魔力によって特別な加護の力が備わっている。 刀身は魔力によって光輝き、あらゆるモノを切り裂く事が出来る。 この剣が鞘走る(刀身が鞘から自然に抜け出る)とき、燃え上がるようであったという。 そしてアーサー王は、この剣で九百六十人もの敵を斬り倒したとされる。 さらに鞘も特別仕様。蛇の彫刻が彫られゴージャスな宝石でデコられており、魔力によって持ち主の傷から血が流れるのを止め、癒し不死身にする。 要するに装備するとホイミとアストロンの効果が得られながら戦える優れもの。 凄ェ!! というかむしろ鞘が本体。 ただし傷が治ってない内に鞘を手放すと普通に血が出る。 とあるお話では盗まれたエクスカリバーと鞘を使っていた騎士が(本人が盗んだわけではない)アーサー王と決闘し、 その最中に鞘を失ったために傷口が一気に大量出血してお亡くなりになった。 アーサーはエクスカリバーを手に入れた際、マーリンから「剣と鞘のどっちが気に入った?」と訊かれ、「もちろん剣だ」と答えたところ、 「だからお前はアホなのだ。その鞘は剣の十倍は価値があるのだぞ」と叱られたという。 【アーサー王との出会い】 アーサー王伝説の主人公である「アーサー」は、ゲルマン人がブリテン島に侵攻した五~六世紀の人物がモデルとされる。 当時イギリスという統一国家はまだなく、そこは、西ローマ帝国の崩壊以来、ケルト族、ゲルマン人が入り乱れて争うヨーロッパの辺境だった。 そんな中でアーサーはブリンテンの王であるウーサー・ペンドラゴンの息子として生まれる。 しかし、生まれて間もなくウーサーの側近である魔導師マーリンに預けられる。 何しろ、アーサーの生まれ自体がウーサーが和睦を騙って隣国王夫妻を呼び出し王妃をレイプした上、当然激怒して和睦交渉を放り出した隣国王を戦死させた末に、レイプによってアーサーを孕んだ王妃に娘達(=アーサーの異父姉)の命を盾にして無理矢理出産させたという、自分ばかりかアーサーまで王妃(母)とその娘(異父姉)たちから恨みを買ってもおかしくないものだったからである。 そして15歳まで自分が王子である事を知らずに育ったアーサーだが、教会に選定の剣カルブリヌスなるモノが置かれた。 カルブリヌスは岩に突き刺さっており「この剣を引き抜いたモノは王になる資格を持つ」と言われ、多くの騎士がカルブリヌスを抜こうした。 そして誰も引き抜けずいた中、アーサーはこれをいとも簡単に引き抜く。 そして王位を継承したアーサーは、盟約を結んだ円卓の騎士たちと祖国ブリテンを守るために戦い続けた。 その中でアーサーは宮廷を訪ねて来た美しき貴婦人に一目惚れし、一夜を共にする。 その正体は両親の仇であるペンドラゴン一族への復讐の機会をうかがい続ける異父姉モルゴースであり、その一夜の契りで呪われた息子モルドレッドが産まれたのである。まさかアーサーが己の出生に悩み、自分を含む姉やその子供達を探し出して厚遇する事で父の罪を償おうとしている事を知らずに。 しかし、アーサーはペリノア王との戦いで、カルブリヌスを破損させてしまう。 その後、マーリンの助言でとある湖に剣の破片を投げ入れる。 すると湖の乙女と呼ばれる妖精が現れ、カルブリヌスの破片からエクスカリバーを作り出しアーサーに授けた。 エクスカリバーとはカルブリヌスから作り直された物という意味である。 【その最期】 幾多の戦争を経て英雄王となったアーサー。 姉の子であるガウェインとモルドレッドを甥として認知し、後継者候補に据える(*1)。 しかし、円卓の騎士であるランスロットと、アーサーの妻グィネヴィアの不倫によって、円卓の騎士達はアーサー側とランスロット側に分裂し戦いが始まる。 アーサー王の甥で後継者有力候補と見られていたガウェインがランスロットとの戦いで重傷を負ったタイミングで、 留守居役を任せていたモルドレッドが反乱を起こし、傷が癒えないガウェインも弟の反乱に責任を感じて無理をした結果戦死してしまう。 そして最期の戦いで自身の死を覚悟したアーサーは、自身の従者サー・ベティヴェアに、エクスカリバーを湖に返すように頼む。 最初は拒んだサー・ベティヴェアだったが、三度目の懇願でようやく湖にエクスカリバーを沈める。 その際、湖から手が出てきて、エクスカリバーを受け取ったとされる。 余談だが、アーサー生存説もある。一般的にアーサーはモルドレットの戦いで死亡したとされているが、 生存説では実は生きていて、戦いの傷を癒すため、エクスカリバーが生まれた聖地アヴァロンへ旅立ったとされる。 基になった史実に近いと思われる古いブルターニュ版ではガウェインも最終的に生存しており、アーサーがガウェインに王位を譲って引退する結末で終わる。 【エクスカリバーは実在する気配】 アーサー王伝説は5~6世紀頃の物語だが、実は伝説が作られた当時はエクスカリバーは登場しなかったともされている。 色々とおかしな名前になっているため、登場していたとしても少なくともエクスカリバーという単語ではなかったはずである。 設定ももっと大人しいものだった可能性が非常に高い。 元々のアーサー王伝説も元々ケルト神話や民間伝承辺りの一部と史実を混ぜたものと推測され、 語り継がれていたというのが本当の歴史かどうかとか諸々全てが疑わしく、まだまだ議論が続いているが、 11世紀頃にアーサー王伝説が現在に近い形(キリスト教系の歴史家が作った小説)として広まり、エクスカリバーが登場するのもこの辺りから。 当のエクスカリバーもぶっちゃけよその神話からのパクリだと言われている。 そしてどんどん話が盛られたり時代や地方によって改変されるにしたがって(11世紀以後の新設定はキリスト教勢力の影響などにより明らかな創作が多い)、 エクスカリバーの設定もどんどん盛られていった。 盛り過ぎたせいで最終的にはアーサー王が最初の頃に使っていた剣とエクスカリバーは『非常に似ているが違う物』だとかそんな話にまでなってしまった。 そこから矛盾をどうにかする為にか、更に最初の頃の剣も特別なものだという設定が追加されたりされなかったりして…つまり、どういうことだってばよ? 地方などによって表記も呼び方も異なるのでとにかく同じものを指す言葉が多い。 カラドボルグやらカレトヴルッフあたりの聞き取りミスや表記揺れなどからエクスカリバー(あるいはそれに近い形)になったと見られている。 ちなみに中身についてはこれらとは別の伝説上の武器の影響が大きい。 エクスカリバーの話には史実の方にもモデルっぽいものがあり、イタリアのトスカーナ地方に今でも実在する剣(岩に刺さった12世紀頃の剣)がそうだと言われている。 尚、エクスカリバーと聞くと両刃剣、所謂ナイトソードの類を想像する人が多いと思うが、 当時はスクラマサクス(片刃剣)が主流だったので、エクスカリバーの元となった剣も両刃とは思い難い。 (アーサー王伝説が作られてから以後の絵で片刃のエクスカリバーを持ったアーサー王の古い絵も存在してはいる) こうなった理由としては中世後期、伝承物を絵画にする際キリスト経的な価値観から「高貴な剣→十字型のナイトソード式の方が良いだろう」 と当時の絵師やスポンサーである王侯貴族等が考えたか、アーサー王伝説を広めた人達が適当に話を盛ったことが理由だろう。 また、『マビノギオン』などに見られる古い伝承ではアルスル(アーサー)は「カレトヴルッフ(*2)」という剣を持っていたとされており、 これが後の「エクスカリバー」の原典であるとされる事もある。 【二次創作】 知名度が高い上、『伝説の聖剣』という厨二びょ(ry…もとい男の子が惹かれる設定のため、様々なゲームやアニメに登場する。 最強の剣あるいはその次ぐらいの剣として扱われることが多く、たいてい『手に入れるのは難しいがその分強い剣』になる。 ◇エクスカリバーが登場する作品 『Fate』シリーズ 英霊として召喚された、物語世界におけるアーサー王が振るう聖剣にして、その宝具の一つ『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』として登場。派生版については個別項目を参照。聖剣そのものを指す場合は『エクスカリバー』、聖剣を「真名解放」して撃ち出すごんぶとビーム…もとい宝具の方が『約束された勝利の剣』と呼称される。『聖剣』というカテゴリーでは最も有名で、威力もトップクラス(最強というわけではない)。反面、攻撃範囲が広すぎる・消費魔力が多すぎるために使いどころが限られてしまう他、有名すぎて使えばほぼ使い手の正体がバレるというのも、聖杯戦争では欠点となる。この欠点を補う意味合いで、エクスカリバーを「真名解放」せずに通常の剣として用いる時は、別の宝具で剣全体を覆って不可視の状態にしている。また、メタ的な意味でストーリーでは割を喰ってしまう事もしばしば。『転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)』という、ガウェイン卿の持つ姉妹剣も登場している。 ソウルイーター ヴァカめ!! LORD of VERMIRIONU 『東京魔人学園』シリーズ FFシリーズ等のRPG作品 大抵聖属性。作品によっては、とてつもなく弱い偽物"エクスカリパー"も存在する。 聖剣伝説 初代ではマナの聖剣の真の姿としての待遇を受けている。 ドルアーガの塔 ドルアーガにダメージを与えられる武器。 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 前半主役機インパルスガンダム(ソードシルエット)に装備されている対艦刀の名称。ちなみに、事実上の後継機にあたるデスティニーガンダムの対艦刀は「アロンダイト」となっている。格落ちとか言わない コードギアス 反逆のルルーシュR2 神聖ブリタニア帝国のKMFギャラハッドが装備している大剣の名称。ギャラハッドなのにエクスカリバーなんかい。 境界線上のホライゾン Ex.カリバーン(王賜剣二型)とEx.コールブランド(王賜剣一型)。大剣型の二型は当初英国の地脈に突き刺さっており、英国の敵と認識した対象を国外へと弾き飛ばす防護の大光剣を発射する。後から登場した一型は合わせると長剣になる2振りの片刃剣で、正当な持ち主のモチベーションが上がっても光剣を発射する(これは二型も同様)。また後半ではある事情により2振りの槍に改造され光剣発射条件が緩くなったEx.カレトヴルッフ(王賜剣三型)も登場している。 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇 『尽きぬ水瓶』のスフィアを搭載した宝剣コールブランドとして登場。地上から宇宙空間まで伸びる光の剣で、前作『破界篇』のラスボスを消し炭にした(まあチート能力ですぐ復活したが)。 ソウルサクリファイス 『禁術』の一種として登場。使用者の心臓を代償として鋏状の巨大な剣を生成する。ゲーム中最大の威力を誇るが、使用後はHPが常に減り続けてしまう。聖剣とは名ばかりで、そのビジュアルはとんでもなくグロい。 ハイスクールD×D 大昔の戦争で折れてしまい、教会がその破片から錬金術で7つの特性を7本の聖剣に分けて作り直したという設定。つまり7本存在する。後にエクスカリバーと並ぶ聖剣デュランダルの鞘に作り変えられ、合体聖剣エクス・デュランダルとなった。 遊戯王OCG 武具モチーフのテーマ「ヒロイック」に《H-C エクスカリバー》というモンスターが存在し、アニメにも登場している。また、円卓の騎士モチーフのテーマ「聖騎士」の主要カードとして《聖剣カリバーン》や《聖剣 EX-カリバーン》が存在する。同一テーマに存在するアルトリウスやランスロットのイラストにも登場するが、それぞれが手にしている時と持ってない時で形状が変化している。 カードファイト!!ヴァンガード 円卓の騎士モチーフが多い「ロイヤルパラディン」に、騎士王の右腕として剣の名前を通り名として名乗る「ブラスター・ブレード」という人物がいる。エクスカリバーに類する名を冠してはいないが、騎士王が特別な武器を持っていないことなどから、エクスカリバーの擬人化的な存在とみられている。元祖主人公の「分身」であり、ヴァンガードの看板ユニットの一角。 機動戦士Vガンダム(漫画版) 騎士Vガンダムが「伝説のビームサーベル」 エクスキャリバー を装備している。 アサシン・クリード:ヴァルハラ イングランド各地にある11個の石版を入手してとある場所で使うことで封印が解けて入手できる。かつて来たりし者、イスの民の使用していた武器らしく、伝承通り刀身は光り輝きゲームではクリティカルヒットで閃光を放ち、周囲の敵をひるませる効果を持つ。 ◆剣でないエクスカリバーが登場する作品 聖闘士星矢 山羊座のシュラ及びドラゴン紫龍が使う技。とんでもない切れ味を誇る手刀。エピソードGでの漢字表記は「聖剣抜刀&聖剣乱舞」。ダブルエクスカリバー(二刀聖剣)も使用する。というかシュラは四肢のいずれからでもこれを繰り出せる設定なので足でも放てるはずである。 聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 山羊座のエルシド。上と同じく手刀だが、その実体はライトセイバー。腕を切り落とされても血を媒介にして振るうこともでき、威力もチート級。 イナズマイレブンシリーズ シュート技の名称として登場。イギリス代表「ナイツオブクイーン」の代表的な技で、シュートを放つ際にはエクスカリバーの剣先が出現する。さらに続編の『GO』では「ソードエクスカリバー」なる化身シュート技が登場、さらにさらに『GO2』ではアーサー王本人がストーリーに絡み、正真正銘の聖剣エクスカリバーも登場する。このエクスカリバーで相手をぶった斬って突破するドリブル技もあるのだが、既に2回も名前を使ってしまったからか「王の剣」という何ともざっくりした技名になっている。 ファイアーエムブレムシリーズ 風の魔法。一応「風の刃」という演出ではあるが、剣の要素は一切ない。専用装備もしくは最高位の魔法の一つとしていくつかの作品で登場し、そうでない時はエクスでないカリバーが代わりに登場することも多い。 半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…!! エッグモンスター。とがった頭部を振り回す、シルエットは剣に見えなくもないナマモノなモンスター。エクスカリバって相手を一撃必殺したり、マサムネと言い張って複数攻撃を行うなど、神聖さもクソもない。「真の勇者よ、私を与えよう。… なにっ!いらないだと!?」 METAL MAXシリーズ 対戦車ミサイルを発射するS-E(特殊砲)。登場する作品ではおおむね高性能。「2R」以降はやたら眩しい弾頭を打ち上げ、それが敵めがけて猛スピードで強襲するという凝った演出になっている。 ACE COMBAT ZERO THE BELKAN WAR 「エクスキャリバー」の名前で登場丘陵にそびえたつ高さ1kmの超高層レーザー塔。その形状はさながら、大地に突き刺さった大剣の如し。ただしレーザーは柄から出る出力1.21ギガワットの強力なレーザーを照射でき、衛星による反射も利用すれば射程距離は理論上1200Kmにも及ぶ。幸い、ゲーム中では発射前に方向などがレーダーに表示されるので、落ち着いて回避すればいいのだが・・・ 新サクラ大戦 倫敦華撃団の隊長・アーサーが振るう技が光刃エクスカリバー。 Warframe Warframeの一種「EXCALIBUR」として登場。光を放って目潰ししたり、振るう度に光波を放つ剣を召喚したりできる……があくまでフレーム本体の名前がEXCALIBURであって、召喚できる剣の方の名前は「EXALTED BLADE」である。最初に選べる3種類のWarframeの1つであると共に、通常版の他にPRIMEとUMBRAという2種類のバリエーションを持ち、PVやスキン数でも優遇されるなどするゲームの顔的存在となっている。 実況パワフルプロ野球 アプリ版初出の円卓高校のキャラ「阿麻央真(ああさおうま)」の使う変化球。速く鋭いシンプルに高性能なフォークで、対戦相手として登場することも多いのもあって相手にすると非常に厄介。 ◆エクスでないカリバーが登場する作品 アンドロメロス ジュダの愛剣として バットキャリバー が登場。 ウルトラマンオーブ ウルトラマンオーブ・オーブオリジンの愛剣として オーブカリバー が登場。 電脳警察サイバーコップ サイバーアームとして スラッシュキャリバー が登場。 恐竜戦隊ジュウレンジャー グリフォーザーの愛剣として グリフォカリバーIV世 が登場。 魔法戦隊マジレンジャー 一号ロボ・マジキングの必殺剣として 魔法剣キングカリバー 、三号ロボマジレジェンドの振るう槍 スクリューカリバー が登場。 炎神戦隊ゴーオンジャー ヒラメキメデスの愛剣として ハカリバー が登場。 特警ウインスペクター ウインスペクター隊長ファイヤーこと香川竜馬の専用武器 マックスキャリバー が登場。 仮面ライダーアギト 仮面ライダーアギト・シャイニングフォームが使用する双頭刃 シャイニングカリバー が登場。 仮面ライダーカブト 仮面ライダーガタックが振るう双剣 ガタックダブルカリバー と神代剣/仮面ライダーサソードの本家であるディスカビル家に代々伝わる聖剣 ディスカリバー が登場。 仮面ライダーキバ 仮面ライダーイクサの専用武器 イクサカリバー が登場。 仮面ライダーセイバー 悪のライダーとして 仮面ライダーカリバー が登場。 ジークジオン編(SDガンダム外伝) ナイトガンダムのナイトソードの別名が メガエクスカリバー 。(ただし岩に刺さっていたのは電磁スピアの方) 勇者エクスカイザー 主役ロボ・エクスカイザーの初期名が エクスカリバー 。 スーパーマリオRPG カジオー軍団の一人?にカリバーがいる。見た目はまんまデカい剣に目と口が付いた感じ。 特に剣技は使わないが、様々な魔法や状態異常で攻めてくる。 リメイクで、エクスカリバーにあやかって制作されたことが明らかになった。 モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~ 青電主ライゼクスの絆技 ゼクスカリバー 。 青電主のスキル「ライトニングブレード」のMHXX初期の別称が逆輸入された形だが、むしろこっちの方がMHXXのライトニングブレードに近い。 ちなみにUSロケールではライゼクスの英名Astalosに対してゼクスカリバーは“Astalos Saber”という名称。つまり「ゼクスセイバー」だったりする。 にゃんこ大戦争 電脳学園ギャラクシーギャルズの一人、冥界のカリファが使う武器がニャクスカリバー。あんま剣には見えないが 天使に超ダメージを与える。 ちなみに彼女の名前の元ネタもエクスカリバーである。 トミカ絆合体 アースグランナー ガオグランナーティラノとガオグランナートリケラトプスが合体したアースグランナーティラノトプスの武器 マッハカリバー 。 ガオグランナーレッドプテラとガオグランナーブループテラと追加合体したことで フルカスタムマッハカリバー にパワーアップする。 尚、上記の東京魔人学園シリーズには『エクス力リバー』と書いて[えくすちからりばー]と読む武器が存在している。 追記・修正はエクスカリバーを手にしてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] デビチルではデビルとして出てきたな -- 名無しさん (2013-09-02 23 49 08) アルトリア「ハイスクールD×Dを観ていたら何時の間にか私の剣が凄い事に」 -- 名無しさん (2013-09-02 23 51 51) どっかでカラドボルグがエクスカリバーの原型って話をきいたきがする -- 名無しさん (2013-10-07 23 56 44) 岩に刺さった剣を抜いた者が英雄になる系の伝承は世界にいくつあるのか -- 名無しさん (2013-10-08 01 23 55) 大抵のRPGだとちょっと強い武器止まりなんだよな…伝説であって最強じゃないから仕方ないかもだけど -- 名無しさん (2013-10-08 01 49 24) 緋弾では失われたな -- 名無しさん (2013-10-08 03 00 46) ↑2神話出典の武器が揃い踏みだとその傾向が強いよね。あとそのゲームオリジナルの最強武器のために二番手なのもよくあること -- 名無しさん (2013-10-08 03 52 51) 某島のネタじぇねーか -- 名無しさん (2013-10-18 21 29 54) SAOにも「聖剣エクスキャリバー」が出て来るな。 -- 名無しさん (2013-10-18 22 44 30) 厨二項目か? -- 名無しさん (2013-10-19 00 58 46) エスコンzeroだと光の剣みたくレーザーぶん回す巨大兵器だったな -- 名無しさん (2013-10-19 01 03 28) アムドライバーにもこの名を冠する武器があったな -- 名無しさん (2014-01-01 15 56 27) ソウルサクリファイスでは、自らの脊椎を引っこ抜いて使用する同名の禁術が登場したな……ただ、使った本人も死ぬけどw -- 名無しさん (2014-01-01 18 13 00) ファイアーエムブレムでは何故か風魔法 けっこう強い -- 名無しさん (2014-01-01 18 25 58) 最近は厨二でもこの言葉は使わない。むしろ小学生が多い。 -- 名無しさん (2014-01-03 23 20 00) 実はそんなに使われてない、というか秘密兵器のようなもので、アーサーは普段槍とか使ってたという話もある -- 名無しさん (2014-01-14 20 25 23) エクスカリバーの起源は型月だ!って言い張る手合いがいるってマジ? -- 名無しさん (2014-02-08 14 32 41) エクスカリバーが水属性の作品ってなかなかないよね…… -- 名無しさん (2014-02-08 14 48 39) ソニックと暗黒の騎士… -- 名無しさん (2014-02-08 15 00 08) ↑2おるわけないじゃん、いるとしたら月厨のふりしたアンチだろうな -- 名無しさん (2014-02-08 15 04 07) エクスカリバー(騎士伝説)って項目あるけどどーすんの? -- 名無しさん (2014-02-08 15 09 46) ↑×4 FF5では魔法剣ブリザドで吹雪の属性に、魔法剣バイオで毒の属性に変えたり出来る。戦闘中のみ FF9でも戦闘中でなおかつビビがいる状態だと水や闇に変える事も可能。ビビの習得魔法次第 -- 氷剣デュランダル (2014-08-26 23 02 41) ↑5 「聖なるかな」に出てくるナルカナのアタックスキル「エクスカリバー」は青属性だったな(青属性には氷や水属性系のスキルが多い)。 -- 名無しさん (2014-08-26 23 15 45) 今度の遊戯王のエクストラパックでエクスカリバーが来日するな。ついでにヒロイックのエクスカリバーが書かれて無いから追記を誰かしてくれ -- 名無しさん (2014-08-26 23 18 50) TOEでは割りと中盤ぐらいで手に入って驚いたな。しかも終盤まで使える性能。 -- 名無しさん (2014-09-03 13 14 01) 空中ガード不能の中段 -- 名無しさん (2014-09-03 14 53 27) ファイアーエムブレムじゃ伝説の聖剣…じゃなくて風の魔法の名前だったな…おいこら元ネタどうした -- 名無しさん (2014-12-12 11 31 31) 緋弾のアリアではスクラマサクスで登場してたな。創作のエクスカリバーでは珍しく色金製 -- 名無しさん (2015-01-02 22 27 53) ↑続き 珍しくチート設定無しのただの切れ味のいい剣だった。···何で? -- 名無しさん (2015-01-02 22 29 50) そう…そのまま飲み込んで…僕のエクスカリバー… -- 名無しさん (2015-01-06 20 34 41) これ初めて知ったのは「ドルアーガの塔」だったな、取るのに苦労したし。 -- 名無しさん (2015-01-06 20 47 46) 最強のエクスカリバーは、FFTのだろ。持ち主ともども。 -- 名無しさん (2015-01-08 17 11 58) ↑15元々の逸話を考えるなら水属性であるのは不自然じゃないしな -- 名無しさん (2015-07-28 20 33 57) 一説には青銅だったらしい -- 名無しさん (2017-05-30 14 19 00) 燃えろアーサーが出てこないとか知識不足もいいとこだな -- 名無しさん (2017-11-22 13 36 53) ↑君の知識と世間の知名度はイコールじゃないのよ -- 名無しさん (2017-11-22 14 34 38) ↑2 俺も初めて聞いたわ。それ、昔のファミコンか何か? -- 名無しさん (2019-03-14 16 06 59) 「キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲」では岩に刺さったままのエクスカリバーがハンマー系の武器として登場してましたね -- 名無しさん (2019-03-27 22 43 57) warframeのエクスカリバーは居ないのか…… -- 名無しさん (2019-03-29 07 28 05) ↑22 きっと近いうちに、型月の誰かがアーサー王の時代にタイムスリップしてしまい、アーサー王にエクスカリバーのことを話してしまうんだよっっ!! ナ、ナンダッテー!?>ΩΩΩ -- 名無しさん (2019-03-29 12 57 35) 新サクラのとこFateが元ネタってあるけど、そんなにFate要素があるの? -- 名無しさん (2021-01-26 09 13 20) スーパーマリオRPGのカリバーも追加すれば良いんじゃないかな -- 名無しさん (2021-01-26 10 16 55) 『SDガンダムワールド ヒーローズ』の“アーサー王”ことアーサーガンダムMk-Ⅲは解説場面で地に刺さった愛剣を握る姿で「聖剣エクスカリバーを手にした英雄だ」と紹介されるシーンがあり、後に本人が戦う姿が描かれた際は解説シーンと同じ剣を用いて放った全力の剣技を「エクスカリバー」と呼んでいたけれど「剣であるエクスカリバー(聖剣)と剣でないエクスカリバー(必殺剣技)を持つアーサー王」ということになるかもしれないのか……? -- 名無しさん (2021-12-14 22 07 22) イクシオンサーガDTには聖剣カリボールが登場しますね。猥雑は一切無い。 -- 名無しさん (2022-02-17 14 08 13) グランブルーファンタジーが何故か年末にエクスカリバー無料配布 -- 名無しさん (2023-01-20 19 00 39) FFが真っ先に出てくるな。ギルガメッシュ含めると印象深いけど結果的にはそんなに強くないのよね…寧ろ印象もパーの方が強く残る -- 名無しさん (2023-09-09 10 49 25) 名前 コメント
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原曲・AKINO with bless4 作詞・藤林聖子 作曲・鴇沢直 TVアニメ『甘城ブリリアントパーク』OP曲。 【登録タグ 2014年の楽曲 AKINO with bless4 J-POP アニソン 甘城ブリリアントパーク】 カバーした声優 伊藤美来
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参戦可能時期:2周目開始後 優勝賞品:剛拳茂廻 制限:メンバー全員が常に沈黙ex バトル1 バトル2 バトル3 バトル1 野郎特攻隊 名前 HP 弱点 耐性 ドロップ コピー 詐欺 プテル 5035 ひるみ(75%)ディレイ(50%)沈黙・マヒ・ミゼラル・イノセン(25%)即死・毒・暗闇・プッツン・混乱・睡眠・ウィーク・ブレイク・ヒート・フリーズ(0%) 2000リルフレアブースター(50%) 水竜刃 ソーダキャンディ*3 ヤイバ 4444 炎(200%)風(150%) ひるみ(75%)ディレイ・カーズ(50%)沈黙・マヒ・ミゼラル・イノセン(25%)即死・毒・暗闇・プッツン・混乱・睡眠・ウィーク・ブレイク・カーズ・ヒート・フリーズ(0%) 4000リル ランス 4567 風(200%)炎(150%) 4000リル それぞれアンダースタジアム金・バトル2、ジャン族闘技場銀・バトル8と同じ能力。 +一覧用 プテル 条件 行動 効果 備考 常時 破断 単体に防御無視ダメージ+ひるみ 常時 水竜刃 単体に氷ダメージ+沈黙&睡眠 自分HP50%以上 空旋翔破 全体に防御無視ダメージ 自分HP80%以下 封魔の一閃 単体に風ダメージ+ペイン 自分HP70%以下 蒼空飛天翔 単体にHPMPダメージ+ひるみ 2の倍数ターン 画竜点睛 単体に毒&暗闇&沈黙&プッツン&睡眠&マヒ&ウィーク&ミゼラル&イノセン&ディレイ&ブレイク&ヒート&フリーズ&カーズ&ペイン 即死・ひるみ・時間停止・萌え/メロメロ以外全部 5の倍数ターン ギガステアー 単体にダメージ+防御ダウン 5の倍数ターン キールステアー 単体にダメージ+攻撃防御ダウン 5の倍数ターン リクルオン・フォルス 単体にダメージ+精神敏捷ダウン ヤイバ 条件 行動 効果 備考 常時 通常攻撃 単体にダメージ たまに2回攻撃 常時 ジャンディバイド 単体にダメージ+ひるみ 常時 男の闘志 使用者の攻撃防御アップ ランス 条件 行動 効果 備考 常時 紅蓮斬 単体に炎ダメージ 常時 凍狼剣 単体に氷ダメージ 常時 雷斬破 単体に雷ダメージ 常時 烈風剣 単体に風ダメージ 常時 爛光剣 単体に聖ダメージ 常時 通常攻撃 単体にダメージ 2回攻撃 常時 ジャンハザード 単体にダメージ+暗闇&ウィーク 常時 男の闘志 使用者の攻撃防御アップ バトル2 名前 HP 弱点 耐性 ドロップ コピー 詐欺 ダークネスフューラー 12345 炎・氷・雷・風・聖(150%) ひるみ・ディレイ(50%)沈黙・カーズ・イノセン・ミゼラル(25%)即死・毒・暗闇・プッツン・混乱・睡眠・マヒ・ウィーク・ブレイク・ヒート・フリーズ(0%) 4000リルブラックリング(50%) パニッシュメント レミンの実 条件 行動 効果 備考 常時 力をためる 次のダメージ2倍 1ターン目はかならず使う 常時 ブランディスリッパー 単体に防御無視ダメージ+沈黙&ひるみ 常時 ゼノフレイム 全体にダメージ バトル3 名前 HP 弱点 耐性 ドロップ コピー 詐欺 ゼオン 18960 炎・風(150%) ひるみ・ディレイ(50%)沈黙・カーズ・イノセン・ミゼラル(25%)即死・毒・暗闇・プッツン・混乱・睡眠・マヒ・ウィーク・ブレイク・ヒート・フリーズ(0%) 6000リルフィナの実 真・漢の闘志 ジャングルアームズ 条件 行動 効果 備考 常時 通常攻撃 単体にダメージ 2回攻撃 常時 茂崩撃 単体にダメージ+暗闇ex 常時 不気味なダンス 単体にMPダメージ 常時 爆闘陣 全体に炎ダメージ+カーズ HP50%以下で使用確率アップ 2の倍数ターン 真・漢の闘志 使用者の攻撃防御アップ 4の倍数ターン 獣王武神拳 単体にHPMPダメージ 4倍ダメージ
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ノストラダムスの伝記研究の歴史について概観する。 「ノストラダムスとは何者か」 を考えるとき、彼の生涯を実証的に裏付けてゆく作業は欠かせない。しかし、それが本格化したのは20世紀半ばになってからのことであった。 伝説の形成 ノストラダムスについての最初の評伝はジャン=エメ・ド・シャヴィニーの 「ミシェル・ド・ノートルダム師の生涯に関する小論」 だろう。これは彼の著書 『フランスのヤヌスの第一の顔』(1594年) に収録され、17世紀以降の『予言集』 の多くの版に再録されたことで、そこに描かれたユダヤ系の名家に生まれ、医師としても予言者としても絶大な成功を収めたノストラダムスの生涯や人物像が、大いに広められた。 断片的な情報ではあったが、ノストラダムスの実子セザール・ド・ノートルダムの『プロヴァンスの歴史と年代記』(1614年) も、ノストラダムスについての情報を提供した。 【画像】 『故ミシェル・ド・ノートルダム師の占筮に関するシャヴィニー殿の解説』復刻版。『フランスのヤヌスの第一の顔』の部分的な再版。 17世紀になると、匿名の解釈書 『ミシェル・ノストラダムス師の真の四行詩集の解明』(1656年) が、フロランヴィルの領主との「城豚と黒豚の話」 など、後の多くの文献に引き写される伝説を収録した。 18世紀には、ノストラダムスの姪の孫にあたるパラメド・トロン・ド・クドゥレ(未作成)が手稿 『ミシェル・ノストラダムスの物語の要約』(18世紀初頭)(*1) を執筆し、シクストゥス5世との出会いのエピソード、パリにおける迷い犬を発見した話などを紹介した。 また、同時期の作家ピエール=ジョゼフ・ド・エーツによる 『ノストラダムスの生涯』(1711 / 1712年) には、ノストラダムスが古代ユダヤの失われた十支族のひとつであるイッサカル族の末裔であるとする系譜が語られるなどした。 こうした伝説的なノストラダムス像の形成にとって欠かせなかったのが、匿名の伝記 『ミシェル・ノストラダムスの生涯と遺言』(1789年) である。これはエドム・シャヴィニーという実在しない人物の手稿などに基づいたと主張する怪しげな伝記だが、エドムの名がしばしばジャン=エメ・ド・シャヴィニーと混同されたためか、シャヴィニーの著書として誤って紹介した文献もしばしば見られた。この文献において、「若き占星術師」 と仰がれていたという学生時代のエピソードなどが登場した。 19世紀においてはウジェーヌ・バレストの『ノストラダムス』(1840年) が、手稿であったトロン・ド・クドゥレの伝記からもエピソードを再録するなどした。シクストゥス5世のエピソードを実質的に広めたのは、バレストといってよいであろう。 実証的研究のはじまり こうして伝説的なノストラダムス像は時代を追うごとに膨らんでいった。 1930年代には伝記作家のジャン・ムーラとポール・ルーヴェによる 『ノストラダムスの生涯』(1930年) や、ラブレー研究でも知られたジャック・ブーランジェの 『ノストラダムス』(1933年) などが刊行されたが、それらにはまだ伝説的色彩も多く残されていた。 ブーランジェの紹介にかなりの程度依拠している渡辺一夫の「ある占星師の話」(1947年) は日本最初のノストラダムスの評伝といえるが、上記のような事情から、伝説的要素が十分に排除されてはいない。 前後する時期に、実証的な伝記研究に先鞭をつけた人物が現れた。サン=レミ=ド=プロヴァンスに移り住んだ精神科医エドガール・ルロワである。ルロワは郷土史にも関心を持ち、サン=レミとゆかりの深い人物として、ノストラダムスや画家ゴッホについて調査するようになった(*2)。ことにノストラダムス研究においては、サン=レミや周辺の自治体の古文書館に残る史料を丹念に調査し、ノストラダムスやその一族についての実証的な姿を明らかにした。 ルロワは数多くの論文を残したが、たとえば 「ノストラダムスの諸起源」(1941年)(*3)では、ノストラダムス一族が伝説的な学識者の名門などではなかったことが明らかにされた。また、1960年の論文 「ノストラダムスの曽祖父ジャン・ド・サン=レミ」(*4) は、題名の通り、曽祖父ジャン・ド・サン=レミについて検討したものだが、ノストラダムス幼年期の教育係とされたジャンについて、史料によって裏付けられるのがどのような生涯であったのかを明らかにし、ノストラダムスが1歳になるかならないかのうちに没していた (=つまり教育係をつとめたとは考えられない) ことが確認された。 ルロワはまた、古文書での実証だけでなく、地元サン=レミの精神科医という利点を活かし、ノストラダムスの詩篇には、幼年期の記憶、すなわちサン=レミの景色や近隣のグラヌム遺跡と一致するモチーフが存在することを初めて指摘した。ルロワの指摘のすべてが現在の実証的な研究で支持されているわけではないが、百詩篇第4巻27番や百詩篇第5巻57番についてはほぼ定説化しているといってよい。 ルロワは生前に多くの論文を発表したが、本としてまとめられることはなかった。しかし、ルロワの娘の尽力などにより、1972年に『ノストラダムス、その起源、生涯、作品』 として結実し、1993年にも再版された。これはノストラダムス伝記研究の基本文献というべきもので、たとえば、志水一夫が自身の新発見と主張していた逢い引きを見抜いた話の出典にしても、志水よりも先にこの本の中で指摘されている。 ルロワの伝記研究、特に先祖の系譜について重要な補完をおこなったのがウジェーヌ・レー(未作成)である。彼は1968年の論文 「ミシェル・ド・ノートルダムの父系の先祖」(*5)にて、ルロワが見落としていた古文書の掘り起こしなども行い、ルロワが明らかにしていた系譜を拡充した。たとえば、ほとんど名前しか明らかになっていないが、ルイとピエールというノストラダムスの2人の弟の存在は、レーの研究で明らかになったものである (前述のルロワの著書では、編者による補記の中で言及されている)。 新文書の発見と研究 ウジェーヌ・レーのもうひとつの貢献は、ノストラダムスの往復書簡のうちBN ms. Lat. 8592について、最初のまとまった紹介を行なったことである。彼の論文 「ミシェル・ド・ノートルダムの往復書簡断片の概要」(1961年)(*6)は、重要な書簡の全訳とそれ以外の書簡の要約から成っており、この分野での先駆的業績となった。 体系的な分析と紹介を行なったのがジャン・デュペーブで、彼の著書 『ノストラダムス 未公刊書簡集』(1983年) は、BN ms. Lat. 8592のすべての書簡のラテン語原文の転記とフランス語による要約が収録されており、この問題を考える上での基本文献となっている。 書簡の研究は、ノストラダムスのこまごまとした生活状況のいくつかを明らかにしたほか、ノストラダムスの宗教観などに関して、公刊された文献とはまた別の側面を明らかにした。 秘書ジャン=エメ・ド・シャヴィニーに関する様々な伝説に再考を迫った点でも重要である。シャヴィニーの伝記研究については、特にベルナール・シュヴィニャールが体系的に展開し、その成果の主要部分は『ノストラダムスの予兆集』(1999年) にも収録された。 1990年にはルロワやデュペーブの研究成果に、自身の現地調査を交えたジェイムズ・ランディ(未作成)の『ノストラダムスの仮面』 が公刊され、そうした研究が英語圏に広まることに貢献した。日本では竹下節子による伝記『ノストラダムスの生涯』(1998年) に、ルロワ、デュペーブ、ランディらの研究が取り込まれている。竹下の著書には、1990年代になって発見されたというノストラダムスの最初の結婚に関する史料への言及もあり、アンリエット・ダンコスの名前がはじめて明らかにされた。 【画像】 ジェイムズ・ランディ 『ノストラダムスの仮面』 英語圏では、ピーター・ラメジャラーがノストラダムス生誕500周年に際し、『知られざるノストラダムス』(2003年) を著すなど、実証的なノストラダムス像の構築に意欲的である。 一族の研究 ノストラダムス一族の中でも、実弟ジャン・ド・ノートルダムや実子セザール・ド・ノートルダムに関する文学的な検討も行われるようになっている。 ジャンについては、ジョゼフ・アングラードによる先駆的な研究が20世紀初頭に存在していたが、それに続く研究はあまり見られなかった。しかし、ジャンの作品を主題とする博士論文をまとめたジャン=イヴ・カザノヴァのように、新しい研究も出現している。 【画像】 カザノヴァ 『16世紀プロヴァンスにおける史料編纂と文学 ジャン・ド・ノートルダムの作品』 セザールについては、テレンス・ケイヴの著書 『1570年頃から1613年のフランスにおける信心深い詩』(1969年) の第7章で詩人としての分析が行われており、ケイヴは翌年に 「セザール・ド・ノートルダムの信心深い詩における画法と情熱」(*7)という論文を発表し、画家としての側面との関連も考察した。 画家セザールについての研究は少ないが、ジャン・ボワイエによる 「16世紀における2人の忘れられた画家 エチエンヌ・マルテランジュとセザール・ド・ノートルダム」(1972年)(*8)が発表されている。 【画像】 テレンス・ケイヴ 『1570年頃から1613年のフランスにおける信心深い詩』 セザールの詩作品については、断片的に復刻なども行われていたが、2001年にはついにドローズ社の「フランス文学テクスト」叢書の1冊として、ランス・ドナルドソン=エヴァンス編纂による校訂版 『霊的作品集』 が刊行された。父であるミシェル・ノストラダムスに続き、息子セザールの作品もまた、文学的研究の対象として権威ある叢書に加えられたのである。 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
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エクストリームガンダム リフェイザー・カルネージEXTREME GUNDAM REPHASER CARNAGE 登場作品 ガンダムEXA 型式番号 UNKNOWN 全高 UNKNOWN 重量 UNKNOWN 所属 マーズI 武装 ミサイルランチャービームキャノンファイヤーバンカー投射式ジャミングシステム腕部高純度ビームユニット大型ビームライフル大型2連装キャノン「カルネージストライカー」 搭乗者 セシア・アウェア・セスト 【設定】 エクストリームガンダムのデータを基にマーズIで開発されたモビルスーツ。 リフェイザー・カルネージはカルネージ・フェイズの発展型となる射撃進化型補助兵装。 オリジナルとの違いはモスグリーンを基調としたカラーリング、武装面では武装の殆どをカルネージ・ストライカーに集約していたオリジナルと異なり、肩部にミサイルランチャー、両腰部にビームキャノン、両腕に高弾速ビームガンを内蔵した近接戦用のクローが追加されている。 【武装】 ミサイルランチャー 両肩部に装備されているミサイル。 ビームキャノン 両腰部に装備されているビーム砲。 ファイヤーバンカー 両腕部から火炎を発生させる実体弾を射出する。 火炎の鞭としても使用可能。 投射式ジャミングシステム 腕部から球状のビームを発射する。 腕部高純度ビームユニット 両腕部に装備されているクロー付きのビームガン。 弾速が早く、有線で射出する事も可能。 大型ビームライフル 大型のビームライフル。 ex-機と異なり連射機能が無い代わりに、移動撃ちが可能となっている。 大型2連装キャノン「カルネージストライカー」 背部に折り畳まれている大出力の2連ビーム砲。 高高度からの対地射撃を行う事も可能。 【原作の活躍】 【搭乗者】 セシア・アウェア・セスト CV:竹達彩奈 マーズIの統括者アル・アダがセシア・アウェアを元に作り出したホロアクター。 黒と緑の衣装を身に纏い、片目が前髪で隠れており、性格が内気な点がオリジナルと異なる。 単行本での説明は「ヤンデレ少女」。しかし、EXAVSの彼女は病み要素は薄い。 ちなみに腐っている趣味を持っていて、レオスとアル・アダ(彼女らの創造主でありレオスの敵)の薄くて高そうな漫画を所持していた。誰が描いたのやら。それともお手製だろうか?ちなみにその漫画はアル・アダの手によって処分された。 MBONから参戦したキマリストルーパーがエクセリアと組んだ時の出撃台詞に「俺とアインの関係を、セストとやらが喜びそうだと?お前、何を言っている?」というものがある。 また、ナビとしての台詞から察するに冬(恐らく夏も)の一大行事にも出かけており、結構な額を使っているようだ。というか西暦が終わったor2100年代に突入した後にも続いてるとは、コ○ケ恐るべし… まあ、EXAではGダイバー用に必要ないであろう食事のできる場所とかが存在しているので娯楽のために残されているのかもしれない。もっと後世に残すべき文明があるのではないだろうか ちなみに、バトルナビにして味方との連携攻撃に成功すると「美しい純愛の形」というが、原作的に絶対にありえない組み合わせ(サーシェスとネーナとか)でも、男同士でも女同士でも挙句の果てには自分同士でも、複座の機体(DXや本作のパイロット絵ならフォビドゥンとか)でも言うという、色々と末期な面が垣間見える。アシストの攻撃も自機の攻撃扱いなので、フロスト兄弟では言わない。きっと彼女は無機物でも行けるタイプなのだろう。 余談だが、初代ガンダムのブームが来るまで作品を支えてくれたのは彼女のような趣味を持つ御姉様方だったとか。流石にセストと違い、シャアやガルマ等の美形が受けていたそうだが。 そして、本編で左遷されたシャアを復活させるために抗議の手紙を送って最終的にキシリア閣下を動かしたのも、彼女らである。 ちなみに漫画版ではセストの元であるセシアにも特に必要性はないのにレオスを女体化させて着せ替えを楽しむというシーンがあった。つまり、セシアにもそんな趣味があるのだろう。 【VS.シリーズの活躍】 EXVS.MB 前作までのエクストリームガンダムに代わって最終ステージのボスとして登場。 実装されたのは2番目となる。 前述の通りex-のカルネージと比べると武装が増加しており、コンテナミサイルや腰部ビームキャノン、クローからの高弾速チャージショットを使用してくる。 反面、一部の武装が削除もしくは弱体化がなされており、カルネージストライカーのコンテナミサイルが削除されていたり、ビームライフルが移動撃ち出来る代わりに連射出来なくなった。 また、格闘技がかなり減っており、ファイヤーバンカーの薙ぎ払いしかない。 他にもex-カルネージにあったヒットストップも削除されており、ゲロビで削りにくくなっている。 この機体の最大の特徴もとい弱点は、浮遊系MAやシャンブロのようにステップが出来ず、各種武装をブーストダッシュキャンセル出来ないこと。そのため、プレイヤー側の攻撃を避けるに避けられず被弾し続けてしまい、呆気なく倒されてしまう事もしばしば。 一応、武装のキャンセルルートは存在しており、大型BR→火炎弾orビームキャノンorCSといった感じに攻めることも出来る。 但し、武装の火力自体はex-カルネージをも上回る。動きが鈍いからといって舐めてかかってはいけない。 EXVS.MBON BルートのB-9EXにて隠しボスとして登場。 ex-カルネージとRカルネージのどちらかがランダムで登場する。 上記の通り本作より登場したキマリスでエクセリアが僚機で戦闘開始時にセストに言及する台詞がある。 【勝利・敗北ポーズ】 いずれも通常の方法では閲覧できないため、自己責任で。 勝利ポーズ ニュートラルポーズのまま直立不動。 敗北ポーズ 勝利ポーズと同様。
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長い上に改行がラノベースで考えているのでラノ推奨です。wikiは容量収めるために若干削ったとこもあるので。 ラノで読む 異能とは何か? これを読んでいる奴に異能の定義を説明する必要は今更ないとは思う。 だけどまあ、もしもわかんない奴がいると困るだろうから簡単に説明してやろう。 異能とは、人に与えられた『エクストラ』の力。 一九九九年以降のラルヴァという人外の生命体の大量に発生した。その前からもいた事はいたのだが、一九九九年以降明らかに増加した。 それとどんな因果があるのかははっきりしないが、一九九九年以降に生まれた子供達の中に、異能を持つ者がこれまた明らかに増加した。 異能は多岐に渡る。自分の肉体を強化するような異能から、魔法のように手から火を出す異能。他にもテレポートやサイコキネシスといった典型的な超能力から変身する奴もいればロボットを操る異能なんてのもいる。ユニークなところだと自分が楽器を演奏した音を聞かせた奴なら人だろうがラルヴァだろうが多少なりともわかりあえるなんていう平和だか洗脳だかわからない能力もあった。異能は人によって千差万別だ。 一応これが簡単な異能のあらましだが、説明になってないと思うだろう。 それはそうだ。異能のなんたるか、なんてものはまだ誰にもわかってはいないのだから。 異能は人によって千差万別なんて書いたが、その強弱も千差万別だ。俺が所属していた学園の醒徒会の連中はそれこそ化け物みたいに強くて、特撮映画に出てくるような怪獣を仕留めたりもする。逆にそれこそ虫も殺せないような異能だって存在する。 だからまあ、強い異能を持つ人間には当然のごとく、力に対する責任が発生する。それをきちんと、幼少の頃から教育し、世のため人の為に正しく使わせましょう。というのが異能の学園である、双葉学園の目的なわけだ。 「貴方達が持つ力は正しく使わなければなりません! 世界の為に、人の為に、平和の為に、大事なものの為に! 悪意をもってそれらを脅かすものを打ち倒す為に貴方達の力は使われなければならないのです! それこそが異能者に求められている事であり、異能者としての正しい姿なのです」 我ながらだいぶバイアスがかかっているとは思うが、これはガキの頃から耳にタコができる程、学園の教師から聞かされたフレーズだ。確かにこういう風に教え込む事は大事だろう。それこそ上に挙げたような怪獣を倒してしまうような人間が、己の欲望のままに力を振るえば、国はともかく島根程度ならおそらくひとたまりもない。 では、逆に。異能を持ちながら、それが大して役に立たないようなものだったら? 同じような異能を持ちながら、自分の異能はその中でも貧弱だったら? 才能を見込まれたのにいつまでたっても異能に目覚めなかったら? 子供の頃からヒーローたれ、という教育を受けて、そして身の回りにはまるでテレビの中からそのまま出てきたようなヒーロー達がこれまたテレビで見るような化け物と戦っているような環境で育つ。 当然、ヒーローに憧れるよな。 まともな世界であれば、そういうヒーロー願望というよりも一種のヒーロー幻想はなりを潜めるが、困った事に双葉学園とそれを擁する双葉島においてヒーローは現実の存在だ。その願望を捨てる事はなかなか出来ない。 まあ中には最初からそういう願望とは無縁に見えるような奴もいるだろうが、そんな奴は 実際に力を持ち、周りから見ればヒーローのような存在 そもそもそういう願望を卒業してからここに来た 変な奴 だいたいこの三パターンだろう。 ヒーロー願望を持った奴が、そのままそれを叶えるような異能に目覚めれば、それはおめでとうってやつだ。せいぜい頑張ってくれ。まあそれはそれで危ういのだが。 願望を持ちながら、その願望は決して叶わないと思い知った人間はどう生きて行けば良いのだろうか。このヒーローがフィクションではないという環境で。 ここから書いてあるのはそういう話だ。俺、八十神《やそがみ》九十九《つくも》と、俺の相棒らしきものである椿《つばき》 幻司郎《げんしろう》が関わった出来事をまとめたものである。 いろいろ拙い部分もあるとは思うが、もしよければ読んでみて欲しい。 eXtra/エクストラ(表) 双葉学園大学の端のほうの敷地に設置された研究棟の廊下をだらだらと歩きながら、俺は思案にふけっていた。この学園において、俺くらい常時発動型でもないのに異能を使っている人間もそうそういないだろう。まあ俺の異能の詳細を知っているのはこの学園でもごくごく少数だから俺は生きて行けるのだが。 さっきも使った。大学の講義を終えて研究棟に向かうまでの道すがら、なかなか見かけない美人がいたので、試しに見てみたら『15』と彼女の頭上に表示されたのだ。 ショックだ。遊び過ぎだろ!?十五人てなんだよ! 俺の異能は『絶対数《ナンバーズ》』という。簡単に言えば、他人に関する情報が数字で見えるという便利な能力だ。 そして俺が先ほどの美人に求めた情報は『男性経験人数』。直接聞く必要などはない。俺がそれを知りたいと思い、そしてその対象を視界に入れればその対象の頭上に数字が浮かぶ。便利で素敵な能力だ。 あんな清楚に見える子があんなに遊んでいるとは。なんて世知辛い世の中だろうか。清純という言葉は最早死語なのだろうかなどと考えているうちに、俺は研究棟二階の最奥にある部屋の前にたどりついていた。扉の横にあるプレートには『先端未知生命体、異能生命科学研究室』と書いてある。だいぶ欲張りだとは思うが、実際に全部研究しているのだからしょうがない。通称は喜多川《きたがわ》研究室である。研究室のボスが喜多川《きたがわ》博夢《ひろむ》という人間だからだ。 俺がドアノブの横にあるリーダーに学生証をかざすと、リーダー上部にあるランプが赤から緑に変わり、ドアのロックが外れる音がする。 それを確認すると、ドアノブを回し、ドアの天辺に頭をぶつけないように気をつけて研究室に足を踏み入れる。俺の身長は一八六センチもあるので、こういう所で気をつけないと悲惨な事になるのだ。折角セットした髪が崩れるしな。 研究室に入ると、中二は二人しかいない。そういえば、今日は四年以上の研究生は、天地《あまち》奏《かなで》にテストさせるバイクの調整とやらで出払っているのだった。 気になるの手前のミーティング用テーブルにブレザーの女が一人いたこと。高校生か? 「やあ、九十九。キミにお客様だよ」 研究室に既にいた男の一人は振り返り、こちらに顔をむけてにやにやと笑った。『にこにこ』ではない。『にやにや』だ。奴はそういう笑い方をする。 奴の名前は椿《つばき》 幻司郎《げんしろう》。 金髪碧眼で無駄に顔の整ったこの男はドイツ人の母親と合気道の道場を営む日本人の父親から生まれたハーフで、姓名の間に母親のミドルネームが入るらしいが、そこまでは俺は知らない。とにかく、俺とこの鼻持ちならない美形は中学からの腐れ縁で今じゃ研究のパートナーってことになっている。 いつでも左手に手袋をしているのが特徴の一つだが、それは奴の異能に関係があるんだが、どうでもいいや。 それよりも気になったのは奴の言うお客様。それは多分、来客用テーブル備え付けの椅子に姿勢良く座るブレザーの女だろう。大学では当然の事ながら醒徒会や、各種委員会のトップを覗けば皆私服を着る。この研究室にブレザーはあからさまに場違いだ。 幻司郎に話を振られた女は立ち上がり、俺の方に体を向けた。 女はなかなかどころかかなりの美人だった。黒髪のロングに端正な顔立ち、意思の強そうな切れ長の目が印象的だ。 あと、殺気。というか妙な威圧感。 美人に初めて会った時は挨拶代わりに色々異能を駆使して情報を見る事にしている俺だが、何故かそれが躊躇われる。 「はじめまして。風紀委員長をつとめている、高等部二年の逢洲《あいす》等華《などか》です」 風紀委員長の逢洲等華と言ったかこの女?俄には信じられないような発言だが、俺には真偽を確かめる術はない。 俺の異能は数字でしか情報を見る事が出来ないからだ。従って答えがイエスかノーになるような質問をしても情報は得られない。 要するに目の前のこの逢洲という女がどんな色の下着を身に着けているのかと思ってもそれは色が答えになるのでわからない。一度、RGB比率にすれば数字だし色もいけるのではと思ったが、複数の数字を同時に出すのもアウトだった。 まあそんな事はどうでもよくないが、今は置いておく。とにかく、俺は風紀委員とは折り合いが悪い。まあそれは過去に俺が色々とやんちゃをしたからではあるのだが。 「ああ。はじめまして。喜多川研究室のホープとそうでないような存在のおよそ中間に位置している事でお馴染みの男、八十神九十九です」 「………。お噂はかねがね伺っております」 「ブフォッ!」 逢洲がそう言った瞬間、後ろに座っていた幻司郎は吹き出していた。無理も無い、風紀委員がする俺に関する噂なんぞアレしかないからだ。 逢洲は幻司郎が何故吹き出したのかわからない、という風に首をかしげたが気を取り直すと、俺に向かって手を差し出してくる。 まさかその手を払う訳にもいかないので俺は「よろしく」とだけいうとその手を取り、握手を交わす。握手をしながら彼女は俺の目を真っ直ぐに見つめてきた。 真っ直ぐな瞳の真っ直ぐな視線。まるで汚れを知らない、真っ白なものが俺を貫くような感覚を覚える。 ああ、どこまでも苦手だ。こういうの。 ** 挨拶を済ませ、席に座ると、逢洲は単刀直入に本題を切り出してきた。 「実は、八十神先輩にお願いがありまして」 「はあ」 頭は混乱するがとりあえず今は聞くしか無いだろう。 「ええ。その『アーク‥‥』」 そこまで口にしたところで、逢洲はしまったと思ったのか、慌てて口をつぐみ、幻司郎を振り返る。奴はにやにやするだけで何も言わない。 「あー、いいからいいから。奴はみんな知ってるから気にしなくても」 「そうですか? かつて我々風紀委員が『大敵《アークエネミー》』と呼称し、何度か争った八十神先輩にこういうお願いをするのはどうかとも思ったんですが」 そこまで言うと、逢洲は俺の顔色を伺う。俺はどんな顔をしていただろうか。きっと苦虫を噛み潰したような顔をしていたに違いない。 「あ! やはり『アークエネミー』は不味かったでしょうか? 『フェイスマン』とお呼びした方が‥‥」 「過去の呼称はどうでもいいから。本題に入ってもらえる?」 後ろで幻司郎が笑いを押さえようとしていたのか口を塞いで痙攣しているのが見える。この逢洲という子はちょっと天然なのかもしれない。 「わかりました。では、先輩は『ナイトファイア』と『エグゾースト』というチームを知っていますか?」 「知らないな。最近のチーマー集団か?」 「そうです。ここ数ヶ月で、両方とも、繁華街を中心に勢力を伸ばしているチームです」 「ほうほう。それで?」 「この二チーム、最初はただ、ゲームセンターを中心にたむろしているだけだったんですが、規模が大きくなるにつれて対立を深めていまして」 繁華街のチーマー抗争。よくある話だ。夕方のニュースじゃ時々やってるな、それか番組改編時期の警察密着二十四時!みたいな。 「ふんふん。で、それが?」 「両チームのトップが高等部の生徒で、異能者なんです」 それはそうだろう。この島で双葉学園に所属していない十代の人間は殆ど居ない。異能者というのは厄介だが。 「で、その二チームが危険だから排除するのに力を貸せっていうのか? 俺が役に立てる事なんて殆どないと思うけど‥‥」 俺は一応いくつかの格闘技をかじっている。だから、ろくに学校の訓練にも顔を出していないようなチンピラ程度ならばわけは無いが、異能者相手では出来る事は無いだろう。 何せ俺の異能は対象が人だろうがラルヴァだろうが相手のプライバシーを侵害するより他に使い道がないからな! 「いえ、そうではありません。力づくで押さえつけても意味はないと思います」 「ふーん。風紀委員てそういうところだと思ってたんだけどな」 「それは誤解です。そういう人間が居る事は否定しませんが」 逢洲は俺から目をそらす事無く真っ直ぐに言い返してきた。やっぱり駄目だ。こういうのは苦手だ。俺はもはや蛇に睨まれた蛙と言える。 「わかったわかった。確かに力づくでなく生徒を更正させようという君の意思は立派だ。でも、どうして俺なんだ? 昔の事とはいえ、俺は君たち風紀委員に『大敵《アークエネミー》』とまで呼ばれた人間だぞ」 「確かにボクもそれは気になるねえ。九十九に出来る事と言ったらプライバシー侵害くらいなもんだから」 後ろからの指摘、というよりも揶揄を受けて逢洲は自らの身体を手で覆い、身構えた。俺の理知的なイメージが台無しだ。 ちなみに、たとえ身体を手で覆っても俺の異能の前には無意味だ。胸を手で覆ったとしても胸囲なんぞすぐにわかる。 ‥‥‥まあそんな事はしないのだが。 「テメエ!」 「いや、でも大丈夫だと思うよ。彼、昔いろいろあってEDだからね。そういう性欲は無いって。ははははは」 「お・ま・え・わ! なんでそういう事言うのかな? ねえなんでそういう事言うのかな? 君の能力も凄いよね、プライバシーの侵害って事に関してはちょーすごいお! だよね?」 「やだなあ、僕は『人のプライベートには踏み来ない主義』だよ」 気持ちの悪いほどに爽やかな笑顔を作る幻司郎を、殺気を込めて睨みつけるが案の定奴にはそんなのどこ吹く風とばかりに全く動じない。 ついでにこいつは『○○な主義』をその場ででっち上げる癖というか性質がある。信用ならねえ。 「……ゴホン! 話を戻したいのですがいいですか?」 「ぜひともそうしてつかあさい……」 「単刀直入に言います。私が八十神先輩に頼みたい事は、『ナイトファイア』と『エグゾースト』。両チームの争いを止めて、それぞれのリーダーを学校に復帰させて欲しい、という事です」 「なんとな〜くそんな予感はしたけどな。で、なんで俺なんだ? 確かに俺は幼少の頃から、感情のこもっていない声と諦めきった目でやれば出来る子と親に言い続けられてきたけどな」 俺はグレートティーチャーじゃねーぞ。 「ええ、八十神先輩は高校の頃、グレて一度学校を退学までしているのに、今ではこうして大学であの喜多川教授の元で勉学に励んでおられるという経歴が彼らを更正させる上で非常に素晴らしいと思いました。また、かつての経験から彼らのような不良にも顔が広いと、ある先輩に聞きまして‥‥」 「別にグレた結果として退学したわけじゃないんだがな……」 そう、俺は高二の時に退学届を出して高校を辞めている。今大学に居るのはその後に大検を受けて一般ルートでこの双葉大学を受験したからだ。ちなみに一般ルートだとこの大学は結構難しい。落ちこぼれには無理だぞ。 さらに付け加えるならば、俺の人脈なんてのも大したものはない。物資の運送に利用した漁師のおじさん達や運送会社の兄ちゃんくらいなもんで、現役のチーマーどもに知り合いなど一人もいない。 昔はそのへんにも繋がりがあったのはまあ事実だが、当時の連中はさすがに皆足を洗っている。こういう世界で四年も離れてれば、顔が広いなどという事はない。 「正直に言えば、私としてもこのような事を頼める人のアテが他にありません。『ハッタリかましてブラジャーからミサイルまでなんでも揃えてみせる』と言われた先輩が頼りです。受けていただけますか?」 口調は丁寧だがその全身から放たれる威圧感と純粋にして真っ直ぐな目に俺はもう白旗を上げていた。こういう人間には逆らえない。何より俺しか居ないとまで言われて断れば男がすたる。美人だし。 「ああ、わかったわかった。何気に四人の特攻野郎の中じゃ役に立ってる場面は少ないんだけどな『フェイスマン』は。で、これは風紀委員からの正式な依頼と思って良いのかな?」 「………いえ。これは私の個人的な依頼です」 「は? なんでまた?」 「その二チームのリーダーのは二人とも私の友人の弟で、昔からの知己でして。是非更正してもらいたいと」 「ふーん、そう言う事ならまあいいか。やれるだけやってみるよ。ただ、あまり期待はしないでもらいたいな」 「本当ですか!? 有り難うございます」 そして逢洲は腰を曲げて礼を言う。背筋が真っ直ぐで実に奇麗なお辞儀だ。彼女の育ちの良さと性格が伺える。 逢洲は丁寧に礼を言うと、二人の資料と自らの連絡先を書いたメモを置いて去って行った。部屋に残ったのは男二人。逢洲がいる間は自粛していた煙草に火をつけて資料に目を通す。俺はマイルドセブンで奴はキャスター・クールバニラ。メンソール煙草の一種だ。バニラの臭いがキツい。男がメンソール煙草というのもなんか嫌だ。 「ふうん、沢渡《さわたり》翔《しょう》に片岡《かたおか》卓《すぐる》ね。どっちも高校一年生か」 資料に目を通し終えたらしく幻司郎はバニラ臭い煙を吐きながら、それを俺に寄越してきた。 資料は問題の二人とそのチームの概要についてまとめたものらしく、手書きでまとめられている。個人の頼みというからには逢洲等華がまとめたものだろうか。資料の女性らしからぬビシッとした整った文字から彼女の真面目さが垣間見えたような気がした。 「沢渡が『ナイトファイア』のリーダーで手のひらから火を出す異能、片岡が『エグゾースト』のリーダーで身体強化か。ランクはあまり高くないようだな」 「両チームともメンバーは高校生が中心で中学生もちらほら。で、異能持ちはリーダーの二人だけ。主に集まるのは繁華街のゲームセンターと。グレるとはいってもまだ平和なものだね」 「学園の中心には行けない連中がグレて群れてるってわけか。よくある話だな……」 「そうだねえ。君もそうだったね、『フェイスマン』」 「その話はやめろ。第一オマエも無関係じゃないだろうに」 「確かに僕も関わっていたけど、君とは動機が違うからねえ」 奴はにやにや笑いながら煙を吐き出す。ちなみに黒歴史度では奴の方が色々ヤバいのがあるんだが、俺は優しいので言わない。 「ああ、そうだな。そうだったな。オマエは最初からヒーロー願望も異能に期待もなかったな」 「いや、でも楽しかったよ。グレる方向性が斜め上過ぎて。風紀委員の目を欺きながらエロ本だの調達するのはスリリングだった」 「その結果ついたあだ名が『フェイスマン』、風紀委員からは『大敵《アークエネミー》』呼ばわりだ。もうそんな噂は風化してると思ったんだがな。俺が『フェイスマン』だと知ってる人間も殆ど居ないし」 心の底から溜息をついた。なんというか厨ニ病時代のイタイ記憶をえぐり出された感じか。 「ま、君は彼女が出来てあっさりと足を洗ったからね」 「昔の話はいいんだよ。とにかくこれからどうするかだ。奴等はゲーセンに集まるらしいからとりあえずそこあたってみるか?」 「何を言っているのかな。君の問題なんだから君が考えなよ」 「は!? 手伝わないのか?」 「当然だろう。逢洲等華は君依頼したんだよ。僕にじゃあない」 「つれない事言うなよ。相棒じゃねーか」 「僕が君のパートナーなのは昔、十八禁な物資の調達と転売に明け暮れていた時と、今、この研究に関してだけだ。今回の依頼は君のプライベートな問題だからね。僕は『他人のプライベートには不要に関わらない主義』だから」 取りつく島も無いとはこの事。まあ薄々そんな気はしていたが、一人でどうにかするしかないというわけだ。 「だったら資料を勝手に読むな。立派なプライベートだぞ」 手を払って奴を追い払うと、俺は資料に再び目を移す。それによればどうやら最近奴等の間で、あるゲームが流行っているらしい。 ゲームにハマっているあたり、こいつらは大分平和だ。暴力に明け暮れているとなると正直一人ではお手上げだが、これならまだどうにかできる余地はある。というか逢洲も暴力を用いずともなんとかなると判断したから、俺に話を持ってきたのだろうけどな。 行き場の無い、実際には自分には学校に居場所が無いと思っている中高生が群れるのはよくある話だ。この異能の学園ではそういう話は特に多い。別に治安が悪いとか誰が悪いとかではなく、ここでは『自分はこの学校にいる意味が無い』と思い込んでしまうような切掛けが多い。 おそらく今回の二つのチームの人間もそういう連中ではないだろうか。俺もそういう事を考えていた時期があるし、そういう気持ちはわかる。誰もが、特別な力を持っているわけではないし、逢洲等華のように白く真っ直ぐに生きられるわけではないのだ。 俺はとりあえず夜になったら件のゲームセンターに行って奴等がハマっているゲームをやってみようと考えた。そのゲームを橋頭堡《きょうとうほ》にして奴等と知り合えばいいだろう。適当に上手い奴に話しかければいい。ゲームの腕を褒められれば人間は何故か冗舌になるからな。 資料に記された、奴等が熱を上げているゲームの名前に目をやる。 『ベルゼブブ・アーマーズ』とあった。また妙な名前のゲームだな。蝿の姿をした魔王様の鎧か?生憎俺の異能は悪魔召喚でもペルソナ召喚でも無いんだがな……。 ゲームの資料も添付されていたので、それも読んでみる。ツインスティックでロボットを操る3D対戦ロボットアクションゲームだ。それはいい。操作系統や画面写真を見る限り、俺が生まれた前後くらいに出たロボットアクションゲームにとても良く似ていた。小学生の頃くらいにどっかのゲーム機で配信された時に、姉貴とよくプレイしたのでその感覚は今でも身体に染み付いている。 気になったのは、このゲームのストーリー。どうやら、非異能者や弱い異能者が劣等種として差別され、弾圧される時代にタイトルの『ベルゼブブ・アーマーズ』に乗り込んで戦うという設定らしい。たかがゲーム、しかもストーリーは大して重要でもない対戦ゲームだが、この筋書きに惹かれて奴等がのめり込んでいるというのなら、憂鬱だ。 ところでこのゲーム、双葉島にしか無いらしいが、それで開発費をペイできるのか?とてもそうは思えないのだが。それとも、他にこのゲームには目的でもあるのだろうか。 トップに戻る 作品保管庫に戻る
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紅神龍エクスプリプス R 火文明 (8) UMAクリーチャー:UMAボルケーノ・ドラゴン 6000 ■W・ブレイカー ■自分のクリーチャーは攻撃されない。 ■このクリーチャーがバトルに勝った時、このクリーチャーよりパワーが大きいクリーチャーをすべて破壊する。 ■リセット 変身前⇒《砲兵の重火器》 作者:切札初那 フレーバーテキスト 収録 NDM-06 「冒険編 ステージ1 ダークモナーク洞窟」 名前 コメント
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