約 694,805 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4713.html
ある一匹のゆっくりが、暗くなった森の中を歩いていた。どこへ向かっているのだろう。 こんな夜中に一匹で出歩くなど、普通のゆっくりなら自殺行為である。 れみりゃやふらんなどの捕食種が徘徊しだす時間帯だからだ。 しかし、このゆっくりは、そんなもの大した問題ではないといった様子で、どんどんと進んでいった。 そこへ、一匹の胴付きれみりゃとこのゆっくりはばったりと鉢合わせした。 「うー?」 「あら、こんばんは。ゆっくりしていってね!」 このゆっくりは、捕食種を見ても全く動じずに定番の挨拶をした。 「うー♪ゆっくりしていってねだどぉ~♪」 こう挨拶をされたら、どんなゆっくりであろうと同じように挨拶を返す。それがゆっくりがゆっくりたる所以である。 先に口を開いたゆっくりは、それを見ると何事も無かったかのように再び前に進みだした。 それを見たれみりゃは、釈然としなかったのか、 「う、うー!ちょっとまてどぉー!」 「ん?」 そのゆっくりを呼び止めた。 「れみぃをみてもこわくないのかどぉ~?うー!たーべちゃーうぞー!・・・」 両手を挙げて威嚇するそのれみりゃは、内心驚いていた。 普段自分の食料になっている通常ゆっくりに、自分を見ても恐怖しない奴は居なかったはずだ、と。 だが、そのゆっくりは、微笑みながら、 「ちょこっとだけあじみしてみなさい。それでもたべたいとおもうならごじゆうにどうぞ」 と言って、自分の頬をその辺りの茂みに当てて切り、滲み出した半透明で薄緑色の中身のついた枝を咥え、 さらにそれをれみりゃに寄越してきのだ。 「う~?」 れみりゃは、言われるままに、その枝に付いた緑色を舌で舐めとってみた。 「うっ・・・にがいどぉ~・・・」 それは、酷く苦かったようだ。 れみりゃは口に入れた苦味を飲み込まずにペッと吐き出し、涙を目に滲ませる。 味見させたゆっくりは、不敵な笑みを崩さずに、 「どう?たべてみる?」 と言った。 回復したれみりゃが目をぬぐって答える。 「うー・・・えんりょしとくどぉー・・・ひどいめにあったどぉ~」 「ふふっ」 そのゆっくりは、笑顔のまま、れみりゃの脇を通り過ぎて、森の先へと進んでいった。 人間の村のある方向へ。 このゆっくりの名前は、ゆっくりえーりんと言った。 なかなか頭もよく、ゆっくりの病気や、薬草の使い方などの知識に長けているため、他のゆっくりから頼られることも多い。 また、中身が「アロエ軟膏」で出来ているので、ゆっくりの怪我に対応でき、 さらに中身が美味しくない(美味しくないハズだ。作者は食べたこと無いけど。誰か試してください)ので、捕食種からも狙われず、 さらに中身が中身なので常に健康でいられる、つまり長生きできるのだ。 そんなゆっくりえーりんが、なぜ人間の村へ向かっているのか? それは、えーりんが元々いたゆっくりぷれいすでの、不運が重なって起こった、大量のゆっくりが死亡した出来事が関係している。 その出来事が原因で、番や恋ゆっくりを失った他のゆっくり達から責められ、それから逃れるように群れを出て行ったのだった。 居場所をなくしたえーりんが頼れるのは、その事件の時知り合った人間の青年だけだ。 だから今、こうして夜中に人間の村へ向かっているというわけだ。 またしばらく進んでいると、家々の窓から明かりが漏れてくる光景が目の前に現れた。村に着いたようだ。 (よかった、にんげんさんたちはまだねむるじかんじゃないみたい) だから、あの青年もまだ起きている可能性が高い。 (でもあのおにいさんのおうちのいちをおぼえてないわ・・・) というわけで、とりあえず一番近くに建っていた家の住人に尋ねてみることにした。 えーりんは玄関の前で、大声で 「ごめんください」 と言い、数秒間待った。 ガラガラと窓を開ける音が聞こえてきた。えーりんはそちらに目を向ける。 「はいはい」 顔を出したのは、 「やぶんおそくしつれいしま・・・す・・・」 「あ」 ビンゴ。なんと、あの青年だった。 「おにいさん!」 「えーりんじゃないか!どうしたんだこんな夜中に・・・上がりな」 「はい」 青年はえーりんに向かって両の手を伸ばし、えーりんを手のひらに乗せて家の中に入れた。 「さてと、どうしたんだ?何かあったのか?」 青年はタオルでえーりんの身体を拭きながら聞く。 「はい・・・じつは」 えーりんは事情を全て話した。 青年を村まで案内している最中に、ぷれいすが捕食種に襲われていたこと、 自分が居なかったので怪我をしたゆっくり達は成す術もなく永遠にゆっくりできなくなっていったこと、 生き残ったゆっくり達にそのことで咎められて、あのぷれいすはもうゆっくりできないと判断して青年を頼りにきた、 ということを。 「・・・というわけなんです」 「・・・あの時道に迷ってなければ・・・なんか俺も悪いことしちまったみたいだな」 青年は暗い顔で言った。 「そんなことありません!」 えーりんは即座に否定する。 「・・・それで、ええとなんだっけ・・」 「あ、そうです、おにいさんにおねがいがあるんです」 えーりんは、改めて青年に嘆願する。 「おにいさん、ここにすまわせてください!」 「・・・」 「ごはんはじぶんでとってきます、ぜったいにおにいさんにごめいわくはおかけしません! おねがいします、わたしにはここしかたよれるところがないんです!おねがいします!」 顔面を床につけて青年に言う。 数秒の沈黙の後。 青年は口を開いた。 「飯はこっちで用意させてもらうよ」 「!!」 えーりんは、顔を上げ目を輝かせて、青年の言ったことを確認する。 「それってつまり・・・!」 「断る理由がないしな」 「あ、ああ・・・ありがとうございます!」 「いいのさ。君に会ってから、ゆっくりを飼ってみたいって思ってたところだしなw」 青年は笑いながら言う。 「そうなんですかw」 えーりんもつられて笑った。 えーりんが青年の家に居ついてから三日経過したある日。 こちらは森の奥深くにあるゆっくりぷれいす。えーりんが元々いた場所である。 そこの長を務めている巨大なドスゆかりんの巣穴のもとへ、一匹の成体まりさがやってきた。 「どす!どすゆかりん!」 「何よ?」 ゆかりんは不機嫌そうに、近づいてきたまりさに聞き返す。 「えーりんがいなくなっちゃったのぜ!どこさがしてもいないのぜ! みんなしんぱいしてるのぜ!どこにいったのかしらないかなのぜ?」 ゆかりんは呆れて溜め息をついた。 これでもう6匹目だ。らんから大々的に発表してもらったはずなのだが。 「えーりんはここを出て行ったわよ」 都合の悪いことは忘れてしまう通常ゆっくりの性質に、ゆかりんは嫌気が指してきた。 まりさは、一瞬間を置いて、次にマヌケな表情で 「・・・はぁ?」 と言った。 「聞こえなかった?もう一回言う?」 「い、いや、そうじゃなくて・・・え、その・・・なんで?」 ゆかりんはまた溜め息をつく。えーりんが出て行った原因の張本人・・・いや張本ゆんの一匹であることをこのまりさは自覚していないのだろうか。 「それをあなたが聞くの?」 「どういうことなのぜ!?」 「あなたとかがえーりんにゆっくりできないこと言ったからでしょ」 「えっ」 「なにそれこわい」 ゆかりんの背後のらんが振り向いて言った。 「らん、ちょっと黙ってなさい」 「もうしわけありません」 「・・・まりさとかもれいむとかも、みんな散々えーりんをボロクソに叩いてたくせに、 いざとなると頼るのよね。恥ずかしくないのかしら?」 「ゆ・・・ど・・・どうじでぞんなごどいうのぜ?まりざなんにもわるいごどなんで・・・」 「やったっていうか、言ったでしょ。間違いなく」 「ゆぅぅ・・・」 まりさは顔を真っ赤にし、目に涙を浮かべながら俯く。 そんなまりさを見ながら、呆れた表情のまま、溜め息混じりに言った。 「そんなにえーりんが必要なら人間さんの村に行きなさいな・・・居ると思うわよ」 「ゆ!?」 まりさは顔を上げる。 「どす、えーりんはにんげんのむらにいるのぜ!?」 「恐らくね」 「どこにあるのぜ?!」 「東・・・えと、太陽さんが登ってくる方向に2時間ほどよ」 「わかったのぜ!」 巣穴から出て行くまりさの後姿を見ながら、ゆかりんは (行った結果あなたが何をして、何をされようとも、私には関係ないことなんだからね) と心の中で言った。 ゆかりんからえーりんの居場所を聞き出したまりさは、群れのゆっくり達を集めてこう言った。 「えーりんのいばしょがわかったのぜ!」 「ゆ!?」「どこなのよ?」 「にんげんのゆっくりぷれいすにいるってどすがいってたのぜ!」 その話を聞いたゆっくり達はざわめきだした。 三日の間に、えーりんの存在の重要性を思い知らされたゆっくり達。そのえーりんが、人間のところに居るというのだ。 「にんげんのゆっくりぷれいすってどこにあるのよ?」 「たしか、ここからたいようさんののぼるほうこうにむかってにじかんってきいたのぜ」 「いがいとちかいんだね~、わかるよー」 そこで、まりさはゆっくり達に提案した。 「みんな、えーりんがいないとこまるのぜ?」 「ゆん」 「だから、みんなでつれもどしにいくのぜ!」 それを聞いたゆっくり達は困惑した。れいむが心配そうに言う。 「にんげんはつよいってどすがいってたよ?」 「なにいってるのぜ!べつにたたかうひつようはないのぜ!それいがいでもなんとでもなるのぜ!」 まりさは続ける。 「まりさたちはかわいいんだから、それをひきあいにだしてせっとくすれば にんげんもすぐいうことをきくにきまってるのぜ!」 常人には理解しがたい理論でゆっくり達を説得する。 そして、 「ゆ!そうだね!れいむのかわいいおちびちゃんもつれてけば、にんげんもめろめろだね!!」 それをゆっくり達はいとも容易く信じてしまった。 「それに、もしたたかったとしてもまりさたちがまけるはずないのぜ!まりさたちはつよいのぜ!」 その言葉のおかげで自信がついたのか、ゆっくり達のほとんどは村へえーりんを連れ戻しに行くことに賛同した。 だが、異を唱えるゆっくりもいた。 「むきゅ・・・でもにんげんさんって、きいたはなしだと、どうつきのれみりゃよりからだがおおきいってきいたんだけど・・・だいじょうぶなの?」 「じゃお・・・」 「ちぇんもぱちゅりーとめーりんとおなじように、しんぱいなんだよ~・・・わかるよ~」 「それに、えーりんはにんげんにつれていかれたんじゃなくて、 じぶんのいしでぷれいすをでていったんだから、えーりんのいしはそんちょうすべきだとおもうのだけど・・・」 だがまりさ達は聞く耳を持たなかった。そもそも耳が無いのだけれど。 不安そうな言葉を吐くちぇん達を無視して、 まりさは新たにこう言い出した。 「ゆ!そうだ、にんっしんっしたれいむとちぇんもいたのぜ!」 その言葉を聞いたにんっしんっゆっくり二匹は声を上げた。 「ゆ?れいむのこと?」「わかるよ~」 「もうすぐうまれるらしいっていってたのぜ?」 「「ゆん」」 二匹は頷く。 「しゅっさんっのばめんをみせてあげればにんげんさんもゆっくりしてくれるにきまってるのぜ!!」 だそうだ。 「ゆ!わかったよ!!れいむもいくよ!!あかちゃんはゆっくりできるもんね!!」 「ゆんゆんわかるよ~」 「ゆっくりできるものはおおいほうがいいのぜ!!」 なんだかんだ言っても『ゆっくりしてもらおう』としているのは感心できる。意外とこのまりさは純粋なのかもしれない。手段はともかく。 というわけで、れいむ二匹(片方はにんっしんっしている)に、まりさとありすとちぇん(にんっしんっ済み)とみょんそれぞれ一匹ずつ、合計6匹は、 「さっそくしゅっぱつするのぜ!!」「「「「「ゆーー!!」」」」」 「・・・」 それぞれの子供達をつれてぷれいすをしゅっぱつっしていった。 そのゆっくり達を、ぱちゅりーとめーりんと、幹部のらんと恋仲であるちぇんは心配そうな目で見送った。 「じゃおじゃお」「むきゅむきゅ」 「・・・なんですって」 「ほんとうだな?」 「そうだよらんしゃま、わかってね~」「じゃおぉ・・・」「むきゅ」 ちぇんはぱちゅりーとめーりんと共に、ドスゆかりんに先程の事を報告した。 「あの馬鹿・・・行くなら一匹で行けってのに・・・なんで周りの馬鹿共まで巻き込んでいくのかしら・・・」 「もしものことがあればたいりょうのゆっくりがゆっくりできなくなるというのに・・・」 「一匹だけなら群れに大した損害は無いのだけれどね・・・」 ドスゆかりんとらんは溜め息をついた。 ・・・今日は溜め息をついてしまうような出来事が多い。 あいつらは群れを森の奥に移してしばらくしてから生まれた組だから人間について知らないのは仕方の無いことだが。 捕食種の襲撃から間もないのに、また大量のゆっくりが永遠にゆっくりできなくなる事態に陥れば、このままでは群れの存亡に関わるだろう。 出発したゆっくり達が何もゴタゴタを起こさなければいいのだが、それには期待できない。というか、ゴタゴタを起こさないような展開を想像できない。 「いかがいたしましょうか?」 らんがゆかりんに問う。 「らん、指令を出します」 「はい」 「なんとしてでもあいつらを連れ戻してきなさい」 「わかりました」 「あなたのスピードなら追いつけるはず。頼んだわよ。」 「はい」 「らんしゃま、いってらっしゃいだよ~」 「じゃお」 「きをつけてね」 「ああ」 えーりんの恐らくの居場所を言ったのはゆかりんなのだから少々理不尽な気もするが、 ともかく巣穴から出て行くらんの後姿を四匹は見届けた。 「ゆ~ゆゆ~♪」「ゆっくり~のひ~♪」」 などと下手糞な歌を大声で歌いながらゆっくり達は行進を続ける。 「ゆ~!おきゃーしゃんのおうたはゆっきゅりできりゅね!」 「ゆ~ん♪おちびちゃんありがとう♪」 「なんちぇおうたなの~?」 などと雑談をしながら、ひたすら東へと進み続けて30分。 それぞれが頭に乗せていたり、口の中に入れていたりする赤ゆっくりの体重などの負担により疲れた身体を休めていると、 まりさ率いるゆっくりの群れの背後の茂みから、ガサガサと音がした。 ゆっくり達はビクッとする。 「ゆ!?だれなのぜ!?まりさたちはいまきゅうけいちゅうなんだぜ!じゃましないでなのぜ!しないならいっしょにゆっくりしてあげてもいいのぜ!!!」 とまりさは言い放ち、身構えた。 その茂みから姿を現したのは、 「はぁ、はぁ・・・よかった、まにあった」 「「「「「「らん!?」」」」」」 自分達のゆっくりぷれいすの幹部を務めている、あのらんであった。 ちなみにらんはどちらかというと群れの中では新参なほうであるが、群れに来る以前も他のぷれいすの重要な役目についていたらしく、 かなり優秀なゆっくりである。実際、らんはゆかりんの期待に応えられなかったことは一度も無かった。 なぜ以前のぷれいすを去ってきたのかはわからないが。 「ふぅ・・・」 らんは一息ついた。 「らん、どうしたのぜ?」 まりさは問いかける。 「ゆ!らんもえーりんをつれもどすのをてつだってくれるんだね!」 と、れいむは言った。その言葉に、他のゆっくり達も期待に目を輝かせる。 らんは自分達よりも遥かに強い。そのらんが協力してくれるのなら、これほど心強いものは他には無い。 だが、口を開いたらんが放った言葉は、それと正反対のことだった。 「おまえら、いますぐぷれいすまでもどれ」 「ゆゆ・・・?」 「ゆかりんさまは、まりさ、おまえがまわりまでまきこんでにんげんさんのむらにむかおうとしたことをおこっておられる。 おまえいっぴきだけがむかったならもんだいにはならなかったのだが」 「ゆ・・・?ど、どすが・・・」 「それと、ちぇんとぱちゅりーとめーりんからきいたが、やめておけ。 にんげんさんは、たとえゆかりんさまがあいてをしたとしてもかてるあいてではないのだ」 「ゆ、ゆ~!?な、なにいってるのぜ!そんなわけ・・・」 まりさが動揺するのをらんは感じ取った。らんはさらに言葉を続けようとした、 「だかr」 その時、 「ゆ!わかったよ!どすはにんげんにすらかてない”むのう”だったんだね!」 何を勘違いしたのか、にんっしんっしていないほうのれいむは頭の上に3匹の赤れいむを乗せながらこんなことを言い始めた。 「あん?」「ゆ!?」 「でもあんしんしてね!!れいむたちはどすとちがってつy」 「おいれいむ。きさまいまなんといった?」 「ゆ~?」 「ゆかりんさまがむのうだと?」 「ゆ!そうだよ!にんげんにかてないなんてつかえないどすだったんだね!!」 「ゆ!おきゃーしゃんのいうことはただしいからおきゃーしゃんのいうとおりなんだよ!ゆっきゅりりきゃいしてね!!」 親であるれいむの言うことを信じてしまった一匹の赤れいむが、親と同じく得意げな顔で言う。 「ちょ、れいむなにいってるのぜ!」「ちんぽっ!」「やめなさいれいむ!」 「おねーしゃんにゃにいっちぇるの!?」「れーみゅたちがどしゅにかちぇるわきぇにゃいでしょぉぉぉぉ!!??」 らんの様子を察知した他のゆっくり達はれいむの口を閉じさせようと飛びかかったが、 「ゆっと」「ゆむっ」 一匹の赤れいむは親れいむの髪を咥えて振り落とされないようにし、 「ゆべっ」「ぺにっ」「ゆぎゅっ」 親れいむは機敏にそのほかのゆっくりの体当たりを避けて、 「ゆびゃっ」「ぴゅぅ・・・」 頭の上にいた他の2匹の赤れいむを振り落とし、またさらにとんでもない言葉を続ける。 「だってそうでしょ?れいむたちはまけないのにどすはまけちゃうんでしょ?だからどすはれいむたちよりよわいってことだよ!!!」 「しょーだね!そんなどしゅにまもらりぇてたにゃんてはじゅかしいね!!」 「・・・」 らんは得意げな顔のれいむをみつめながらプルプルと怒りに震えている。 そして次にれいむが口を開こうとした瞬間、辺りに餡子が飛び散った。 「・・・ゆ?」 らんが中身の米粒をれいむに向かって撃ち出したのだ。米粒弾によってれいむの頬に小さく穴が開けられている。 一瞬のことだったので、れいむはらんが何をしたのか分からず、また痛みも感じなかった。 「ゆ、ゆ!?」 「・・・たたかったこともないくせに」 らんはれいむに歩み寄る。 「ちょ、ちょっとまっt」 「しったようなくちを」 身体をひねる。 「お、おきゃーしゃん!?」 「きくなぁーーーっ!!」 9本の尻尾がれいむの顔面を抉り飛ばす。衝撃で頭の上の赤れいむは地面に転げ落ちた。 ベシャッという音が近くにあった大木から聞こえてきた。 まりさ達はその方向を見る。大木には、黒い餡子と、呆然としたれいむの顔がそっくりそのまま張り付いていた。 そしてボトッという音がして、れいむの眼球が地に落ちる。 「ゆ・・・っ」「ゆうぅっ」「ゆぐぇええぇぇ・・・」「えれえれえれ」「え゛え゛ぇぇぇぇぇぇっ・・・え゛ぇ゛え゛っ」 その惨状を見た5匹は吐いた。 「はぁっ・・・はぁっ・・・」 目を見開きながら、らんは荒い息をついている。 「ゆ・・・?」「お・・・おきゃ・・・」「・・・」 赤れいむ達は、目の前の現実が受け入れられず、呆然としていた。 「ゆっ・・・ふぅ・・・ぅっ」 らんより先に落ち着いた5匹は、 「み、みんな、にげるよ!!」 「ゆ、ゆぅっ!」 一目散に逃げ出した。先程進んでいたのと同じ方向へ。 「まっでぇぇぇぇ!!!にんっしんっじでるがらはやぐうごげないのぉぉぉぉ!!!」 「ま、まってねぇ~っ!ちぇんをおいていかないでぇ~っ!!!らんしゃまこわいよぉぉぉぉぉっ!!」 「・・・!!」 ちぇんの言葉でハッと我に返ったらんは、自分がとんでもないことをしでかしたことに気付いた。 「ゆっ・・ふぅっ」 「はぁーーー・・・はぁーーーっ・・・」 ゆっくりらしからぬ速度で全員が同じ方向に逃げ、ある程度進んだところで、まりさ達は止まった。 少し遅れてにんっしんっ組が追いついた。 「ゆはぁ・・・ゆはぁ・・・」 「ゆ・・・ごわがっだよぉぉぉぉぉぉ・・・」 ちぇんは安堵感からか、泣き出してしまった。 「ゆふぅ・・・ちぇ、ちぇん、おちついてくれなのぜ・・・おなかのあかちゃんがゆっくりできないのぜ?」 「ゆぐっ・・・ゆぐっ・・・ぅ」 まりさが近づいて、ちぇんの涙を舐めとる。 「ゆぐ・・・まりざ・・・ありがどうなんだよー・・・」 まりさは何も言わずに微笑んだ。その時、背後からありすが歓喜する声が他の四匹に届いた。 「ゆぅ!みなさいみんな!にんげんのゆっくりぷれいすよ!!」 「「「「ゆっ!!!」」」」 「はい、これでだいじょうぶよ」 「じゃお!」 「おお、ありがとうえーりん」 青年の家で生活しつつ、村の飼いゆっくりを治す役目に就いたえーりんは、早速現れた怪我めーりんの傷を治していた。 飼い主の男はえーりんに礼を言う。 今までゆっくりの怪我はオレンジジュースと小麦粉で治してきた村のゆっくりの飼い主たちは、えーりんの登場に喜んでいた。 わざわざオレンジジュースを使わなくても、無料でゆっくりの怪我を治すことが可能になったのだ。 「じゃおーん♪」 「こいつ落ち着きが無くてな・・・」 「げんきがいいしょうこですよ」 「そうか?」 会話をする男とえーりんを横目で見つつ、 えーりんの飼い主である青年とテーブルを挟んで向かい合っている、もう一人の青年は口を開く。 「落ち着きのあるゆっくりなんていんの?」 えーりんはそれに答える。 「わたしのむれのどすゆかりんは、いつもおちついてしじをだしてくれていましたが・・・」 「へぇ・・・」 「ある程度歳とると落ち着いてくるんじゃね?人間と同じくさ」 えーりんの飼い主である青年は言う。 今、えーりんを飼っている青年と向かい合っている彼は、青年の幼馴染である。 ちなみにこの彼、筋金入りの虐待お兄さんである。虐待死したゆっくりは数知れず。 だから、青年はできるだけ彼とえーりんを近づけたくなかったのだが、 「俺が飼いゆっくりに手を出したことがあったか?」 と言っていたので、この言葉を信じることにしたのだった。 「落ち着きのある、といえば、えーりん」 「はい?」 「君も落ち着きがあるよな。もしかして、実は君h」 と青年が言いかけたその時、 バッ と幼馴染が物凄い速度で首を窓のほうに向けたので、青年は台詞を中断して幼馴染に問いかけた。 「どした?」 「外からゆっくりの気配がする・・・」 「はぁ?」 「ちょっくら見に行ってくるわ」 「あ、そう。いってらっしゃい」 言うが早いか、幼馴染は猛スピードで走り去って行った。 「・・・なんだアイツ。俺には気配なんて全然わかんねぇぞ」 「なんでしょうね」 「じゃおーん・・・」 「対ゆっくり限定で発動するスタンド能力とか?」 「それは違うと思うぞ」 などと雑談をしているうちに、幼馴染は青年の家へ戻ってきた。 「おかえり。で?勘は的中?」 と青年は聞く。 幼馴染の様子が妙だ。彼は口を開いた。 「・・・えーりん、聞けよ?」 「・・・?はい」 えーりんは首を傾げつつ答える。 「えーりん。君の群れのゆっくり達が君を連れ戻しに来た」 「・・・え?」 続きます あとがき 次への構想がまとまらないのでここで一旦中断。 でもここからどう展開しよう・・・ えーりん奪還組の結末はともかく、ゆかりんとらんとか、群れから必要とされてると知ったえーりんはどう決断するのかとか・・・ またしばらく構想を練る作業が始まるお・・・ それと、以前「森のお医者様」では『めーりん萌えの人』と名乗らせていただきましたが、 自分で自分のことを『~の人』と名乗るのも変だなと思ったので 今後は『めーりん萌え』と名乗らせて頂きます。作者は美鈴とめーりんが大好きなのです。 byめーりん萌え
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/862.html
何度でも蘇るさ! ※厨性能ゆっくり注意 私はゆっくりを不老不死にする薬を作り上げたぞ! この薬をゆっくりにかけるだけであら不思議、どんなに切り刻もうとも元の姿に戻るのだ。 具体的に言うとかけた時の姿を記憶してその状態に強制的に戻す薬だ。 要するに、もしかけた時に足が焼かれていたらもう二度と足は再生しない。 永遠にその姿を維持し続けるのだ。 実は最初はこんな薬を作るつもりはなかった。偶然にもできてしまっただけだ。 本当はゆっくりの欠損した部分を再生させるための薬を作っていたのだが どんなに実験を繰り返しても失敗作しかできなかった。 あるゆっくりは二目と見れぬ醜い姿に、あるゆっくりは再生する苦痛に精神が崩壊した。 しかしこの薬があれば、もしゆっくりが死ぬようなことが起こっても再生する。 これで飼いゆっくりが不慮の事故で死ぬこともなくなる。 この薬をすぐにでも世に出したいところだが危険があってはいけない。 まずは実験して安全が保障できるものであることを立証しなければ。 早速実験を開始しよう。 ここに一匹のまりさを用意した。ちなみにゆっくりは近所の人たちから買い取っている。 畑荒らしをしたゆっくりもいれば、森でゆっくりしていたゆっくりもいるだろう。 実験体に違いはないのであまり気にはしない。 「ゆっくりしていってね!」 元気があってよろしい。それでは薬をかけてみよう。 「ゆっ!ゆっくりできないよやめてね!」 この状態だと変化が見られない。まず包丁で切ることからはじめる。 まりさのちょうど顔の真ん中に突き刺す。 「ぎゅぎいいいぃぃぃぃ!?」 包丁を抜くとすぐさま傷が塞がり、もう跡も残っていない。 「ゆぐぐぐゆゆっ!いたかったけどもういたくなくなったよ! さすがまりさだね!ゆっへん!」 次は滅多切りしてみよう。まりさの顔を縦に、横に、斜めに、 とにかく出鱈目に切り裂いていく。目も口も関係ない、全て切り刻む。 「ゆげっいじゃいっだべでっぐあぎゃっれびゅっ」 切ったそばからすぐに再生していく。顔も判別がつかなくなるほど切りつけたはずなのに 何事もなかったかのようだ。 「ゆぐっぼうやべで!どうぢでごんなごどずるどっ!」 次は釘を五本取り出す。それを帽子と頭を縫い付けるようにして差し込む。 「ゆががががががががが」 全部埋め込んだはずの釘が徐々に出てくるのはなんというかとてもシュールだ。 釘が抜けて落ちる。傷口ももちろんなく、帽子も再生している。生まれた瞬間から 備わっているものだから再生も可能なのか。 「ぼうおうぢがえるっ!」 逃げようとするがまわりに落ちている釘を踏んで泣き叫んでいる。悲しきかな餡子脳。 まりさを持ち上げて、次は衝撃を加えてみよう。 「おじさんたすけてくれてありがとう!おそらをとんでるみた~い♪」 泣き顔から笑い顔に変わり、先ほどまでひどい目に合わせていた私に礼を言ってくる。 どこまでアホなのか、今度は少しでも知能の上がる薬でも作ってみようかな。 そんなことを考えながら今度はへらへら笑い出したまりさを床に思いっきり叩きつける。 「ゆぶっ…………!!」 グシャッと床に散らばる餡子や皮、これでもまだ再生できるのだからこの薬はすごい。 まるで某液体金属よろしく、グネグネとあたりに散らばったものが集まりだし、 元通りになった。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆっくりしていってね!」 なんかグロテスクな状態からいつも通りの能天気な顔されると不思議な感じだな。 それでは次に用意するものは、と 「まりさになにをしてもむだだよ!ゆっくりこうさんしてね!」 得意げな顔をしてこちらを挑発しているがそんな体にしたのは私なのだから少しも腹が立たない。 むしろその意気で実験の協力をしてもらおう。 そして取り出したものはありす。 「ゆっくりしていってもいいのよ!」 このありす、売り払いにきた人の家をとかいはにこーでぃねーとしたとのこと。 その人が帰宅して自分のるーむめーとにしてやるとか戯けたことを言ったらしい。 全く、ゆっくりはどうして人を恐れないのだろうか。 とかいはこーでぃねーととか価値観の押し付けを迷惑とは考えないところも ゆっくりらしいといえばゆっくりらしいのだが。 「ありす、ゆっくりしていってね!」 「べ、べつにまりさとゆっくりしたいわけじゃないんだからね!」 今のはツンデレではなく、ただの天邪鬼です。 それではありすを両手で掴んで小刻みに震わす。 「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ」 腕がすごく痛いが我慢して続ける。 「ありすがゆっくりできないよ!やめてあげてね!」 「んほおおおおおおおおお」 こんなもので良いだろう、ありすをまりさの近くに置く。 「まりさああああああすっきりしましょおおおおお」 「やべでええええええぇぇぇぇぇ!」 ありすは性欲が強いゆっくりだから発情させやすい。 それでも俺には重労働で、痛む腕をさすりながらゆっくり二匹を見ている。 まりさも最初は嫌がっていたが徐々にありすにあわせてすりすりし始めた。 「ありすううううぅぅぅぅまりさもうすっきりしちゃうよおおおおぉぉぉぉ」 「いっしょにすっきりしましょうねえええええぇぇぇぇぇぇ」 「「すっきりー!!」」 まりさがにんっしんっして頭から茎が生えてきた。が、逆再生するように まりさの頭に戻っていった。 どうやら茎を体の一部と認識して元に戻るようだ。 きっと胎生型にんっしんっでも結果は同じだろう。 これだとまりさは二度とにんっしんっすることができないということだ。 「どうしてあかちゃんできないのおおおぉぉぉぉ!!!」 これに驚いたのはありすで、どうやら子供ができないことが不満らしくまたすっきりし始めた。 その後何度も二匹はすっきりしたがまりさがにんっしんっすることはなく、 逆にありすが弱り始めた。 「ぼ…もっど…ずっぎりじだがっだ…」 ありすは見るも無残なしわしわ饅頭になって息絶えた。というかまだすっきりしたかったのか。 まりさはありすの様子に気付くことなく、すっきりした余韻に浸っているのか、 気持ち悪い顔でよだれをたらして笑っている。 「ゆぅへぇへぇぇ」 この直視できない表情をしているまりさを先ほど用意しておいたかなりでかい水槽に入れる。 そして同様に用意しておいた水の入ったバケツをまりさにかける。 「ゆゆゆっ!?おみずさんはゆっくりできないよ!!」 三杯ほど水を入れるとまりさの口に入るかどうかの量になった。 「ゆっそうだよ!おぼうしなんにのればゆっくりできるよ! さすがまりさはあたまがいいね!」 自画自賛して帽子を逆さにして乗り込むまりさ。だが水の深さが微妙過ぎて、 帽子の天辺部分が引っかかり、バランスがとれずにひっくり返る。 「おぼうじざんどぼぢでゆっぐりじでぐれだいのおおおおぉぉぉ」 しばらく苦戦していたが全て無駄だった。帽子もずぶぬれでぐしゃぐしゃになっていた。 まりさの足はふやけて行動不能になり動けなくなっていた。 「ゆっくりはねるよ!ぴょぼぎゃあああああばりざのあじがあああああああ!!!」 それでも無理に動こうとすれば、ふやけた足が裂けてしまうがそれでもまりさの体は再生し、 の繰り返しを延々とやっていた。 その後もまりさの実験は続いた。 金網の上に乗せて火であぶったが焦げ目がつく程度ですぐに再生するため、 黒ずみにはならない。 れみりゃに食べさせてみたが食べている途中で再生し始めて気持ち悪くなったか、 全て吐き出してざぐや~と泣き叫んでいた。 今度はまりさにタチをやらせたが、れいむに生えた茎になった実を自分の一部と認識するのか、 実がまりさに吸収されていった。これにより増えることはないと分かった。 五日ほど何も食わせずに放置してみたが、死なずに空腹を訴えていた。 何故腹が減るのか聞いてみたら 「たべないとゆっくりできないでしょ?そんなこともわからないの?ばかなの?」 髪を掴んで振り回して気持ち悪くさせて、エレエレさせて吐いた餡子が 口の中に戻っていき、それをまりさが気持ち悪く思ってまた吐きだしてをループさせたときは 笑った。 しばらく実験をしてみて分かったが、この薬を世に出すわけにはいかない。 たしかにこの薬を使えばゆっくりは死ななくなるが、それと同時に処分する方法がないということだ。 試しに死ぬほど食わせてみようと大根十本を与えてみたが、どうやらこいつは満腹に感じないらしく、 まだよこせと要求してきた。 油をかけて炭になるまで燃やしてもこいつは復活した。 硫酸をかけても溶けることはあってもすぐに再生する。 圧力をかけても駄目で、逆に真空にしても駄目だった。 もうこのまりさは死ぬことは許されないのだ。人間ならば心が死ぬまで生きるだけだろうが ゆっくりとは刹那を楽しむ生き方をする、よって苦痛は感じないだろう。 そして世にこの薬が出回った場合、そのゆっくりは食用にはできないため、食料にはできない。 そして飼い主が処分したくなったときにも処分する方法がないのだ。 私も毒物注射など殺す方法を考えてみたが、毒はおろか薬も受け付けない体で全て無駄だった。 こんなゆっくりが自然に放たれればどんな突然変異を起こすか分かったものではない。 もうこの薬とゆっくりを封印して研究資料も処分しなければならない。 私はゆっくりを甘く見ていたのかもしれない。考えてみればゆっくりはどんな原理で動いているのか分からない 謎物質で今すぐ動かなくなってもおかしくないのに当たり前の存在過ぎて忘れていた。 「ゆっくりしていってね!」 今までずいぶんとひどいことをしてきたが持ち前の餡子脳で綺麗さっぱり忘れているまりさ。 だが今回は殺すことよりも残酷なことをしなければならない。それを実行すればまりさは 永遠にゆっくりすることになる。死ぬことのたとえではなくそのままの意味で何もできない状態で放置され、 朽ちることも腐ることもできないまま、ゆっくりするだけの存在になってもらう。 さすがに躊躇われるがこんな化け物染みたものがこの世にあるだけでも安心することができない。 といってもこの世から消す方法など持ち合わせてないから、私は永遠に安心することはないだろう。 「まりさ、この中はとってもゆっくりできるぞ」 「まりさはゆっくりしたいよ!ゆっくりいれてね!」 まりさをゆっくりの形をした鉄の入れ物に入れる。その中には無数の棘がびっしりついている。 「いだい!いだいよおおおおぉぉぉぉ!!」 「その中でずっとゆっくりするといい」 「まっで!じめないでえええぇぇぇだじでよおおぉぉぉぉ!!!」 助けを求めるまりさを無視して観音開きの蓋を閉める。その蓋にも棘がある。 これで暴れたりすることもできずに動くこともできないだろう。 「ゆぎゃああああぁぁあぁぁぁぁぁ!!!」 突貫で作った『ゆっくり用アイアンメイデン』に鎖を何重にも巻きつけて コンクリで固めて裏山に埋めた。 あとはあのまりさが永久に掘り起こされないこととあの薬を 他の人が作り上げないことを祈るのみだ。 さあ、また薬の開発に戻るか♪ 終 あとがき ゆっくりを死なせず虐待したいよ! →ゆっくりもこうがいるが虐められないよ! →スタンダート型を不死にすればいいんじゃね? そしたらよくわからないものになりました。 死にたくはないけど不死にもなりたくないなぁ 『オマケ』でした。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/5172.html
この森は平和だった。 人里近くゆえに天敵もすくなく、まだゆっくり被害も少ないため人間に襲われもしない。 普通のゆっくりにとっては理想的な森だった。 そして、この森に住む一組のゆっくり夫婦。 彼女らもまた、理想的なゆっくりだった。 とてもゆっくりしていて、やさしいれいむ。 とてもゆっくりしていて、ゆうきのあるまりさ。 この二匹は幼馴染であったが、気が付くと二人で一緒の巣に入り生活していた。 やさしく、頭も悪くないこの二匹は。まさに理想的なゆっくり夫婦だった。 だが、この二匹は完璧にゆっくり出来ているわけではなかった。 そう、子供がまだいないのである。けっこんしたばかりだからいないのは当然だ。 ゆっくりした二匹は当然子供をほしがった。 子供がいるとゆっくり出来るからだ。 だから二匹はすっきりした。 だが、どこぞのありすがレイプするのとは違う、とてもゆっくりした、ゆっくりできるすっきりだった。 「れいむ、いっぱいゆっくりすっきりして、ゆっくりしたあかちゃんをうむんだぜ」 す〜り、す〜り・・・ 「うん、わかったよ、まりさ・・・」 す〜り、す〜り・・・ お互い顔を赤らめながら、実にゆっくりと、相手に負担をかけないように顔をこすりあう。 2時間にもわたるゆっくりしたすっきり。 彼女達は、実にゆっくりした。理想的なゆっくりだった。 10日後 ゆっくりしたすっきりが功をなしてか、れいむはしっかりにんっしんを果たした。 普通、体内にんっしんをしたゆっくりは一週間で生まれるという。 れいむは少し遅い。いつ生まれてもおかしくない状態だ。 「れいむ!ごはんをあつめてきたんだぜ!」 今日もまりさがたくさんのごはんをもって帰ってきた。 とてもたくさんのごはん。とてもゆっくりしたりそうてきなゆっくりだからできる芸当だ。 「おかえりまりさ!とてもゆっくりしてるごはんだね!」 「れいむ、おなかのおちびちゃんはどうなんだぜ?」 まりさがれいむのおなかに耳を当てながら言う。 「とってもゆっくりしてるよ!さすがはれいむとまりさの・・・ゆ!?」 穏やかな顔で話すれいむの顔がきゅうに険しくなる。 「どうしたのぜ?まさかうまれるのぜ?」 「ゆぐぐ・・・まだだめだよおちびちゃん・・・!ゆっくりしてね・・・ゆっぐりじようねぇでええ!!・・・ふぅ・・・」 しばらく苦悶の顔で痛みと格闘していたれいむがまた穏やかな顔に戻る。 「おちびちゃんはすこしあせりすぎだよ!ゆっくりおかあさんのおなかのなかでそだってからうまれてね」 「ゆっくり、ゆっくりするんだぜ・・・」 穏やかな顔で生まれてくるであろう子供に語りかけるれいむとまりさ。 実に理想的なゆっくりである。 さらに三日後 「ゆぎいいいいいいいいいいい!?!?」 今までれいむが発したことのないような悲鳴。 「ゆゆっ!?どうしたんだぜ!?れいむ!?」 飛び起きたまりさがれいむに寄り添う。 「うまれるのぜ?うまれてしまうのぜ?」 「だめぇえええ!ゆっくりしてねぇええ!?!?」 自分が死にそうな激痛を感じながらも、子供を気遣い、ゆっくりするよう言い聞かせるれいむ。理想的なゆっくりである。 しかし、れいむの願いもむなしく、れいむのあごに産道が開き始める。 「れいむ!ゆっくっり〜だぜ!ゆっくっりぃ〜!!」 「ゆ・・・ゆっぐ・・・ゆぎいぃいいいいいい!?!?!?」 ぶびっ!!ぶりりりりっ!!ぶりゅううう〜!?!?!? まるで下痢のような音と勢いでれいむの産道から粘液が噴出す。 「ゆ・・・?」 「れいむ・・・おなかこわしてたのぜ?」 「まりさ、おちびちゃんは!?れいむのおちびちゃんは!?」 「まつんだぜ、れいむ、れいむはおげりさんを・・・ゆげぇえええ!?」 まりさが下痢だと思ったもの、それは確かにれいむの言うとおり、子供だったのだ。 とてもゆっくりした理想的なゆっくりの、とてもゆっくりした理想的な子供。 しかし、巣穴の壁にへばりついたのはみずみずしいスライムでしかなかった。 ぱっと見、下痢を壁にぶちまけたような感じ。しかし、壁にへばりついた下痢がボコボコ泡立ち、震えていること。そして二つの目玉が見えたことが、やはりれいむの子供であったことを物語っていた。 「むきゅう・・・れいむ、にんっしんしてからなんかいおひさまにあったの?」 まりさにつれてこられたぱちゅりーがれいむに質問した。 「かぞえきれないぐらいだよ・・・」 「かぞえきれないぐらいだぜ・・・」 れいむとまりさが答える・・・ 「あのね、れいむ。あなたのおちびちゃんはあなたのおなかのなかでゆっくりしすぎちゃったの」 「ゆっくり・・・しすぎた?」 理解できないことを言うぱちゅりー。 ゆっくりしすぎた? 「そう、おなかのあかちゃんはおひさまにはっかいぐらいあったときにうまれるのがいちばんいいの、ゆっくりできるの」 「それはどういういみなの!?」 「じゃあはっきりいうわ・・・あなたはゆっくりしすぎたのよ!!」 ゆがぁあああああああん!! ゆっくりしすぎると、ゆっくりできない。 それをしったまりさとれいむのとったこうどうはひとつだった。 スリスリスリスリスリスリスリスリスッキリ! スッキリィィィィ!! 「レイムスッキリシタネ!」 「キモチヨカッタヨマリサ!」 「ウムンダゼ!」 「ユックッリ!ユックリ!!」 ぶびっ!!ぶりりりりっ!!ぶりゅううう〜!?!?!? 「ナンデナンダゼ!?」 「ユックリシナイカラユックリデキルアカチャン!ウマレルンデショ!?」 「アリエナイゼ!」 「ユックリィィィ!?!?」 スリスリスリスリスリスリスリスリスッキリ! スッキリィィィィ!! ぶびっ!!ぶりりりりっ!!ぶりゅううう〜!?!?!? 「オカシイ!」 「ユックリシスギタラユックリデキナイ!」 「ユックリシナクテモユックリデキナイ!」 「モットハヤク!」 「スッキリ!」 「スッキリィイイイイイ!!」 理想的なゆっくりは、理想的過ぎた。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3905.html
虐待スレ107にて 142 罰ゲームとして精子餡で小ネタを(ry といわれたので書いてみました。 「むふぅ・・・んふぅ・・・スッキリしたいぃぃぃぃ!!!!!」 ありすはスッキリしたかった。 だが出来なかった。 何故か? それは自分の周りにゆっくりがいなかったからだ。 アリスは、れいぱーに覚醒する恐れがあるため、他のゆっくりから嫌われていた。 近くの群れのゆっくりは、よそ者に対して厳しく、群れに入れてもらおうにも門前払いで追い返される。 ただ、単にありすが嫌われているだけかもしれないが。 更にこの群れのゆっくりは、単独での狩りを行わない。 人間やれみりゃ等の捕食種に見つかった場合、単独では確実にやられてしまう。 だが、複数で狩りを行うことで、捕食種を倒すことができ、人間からはなんとか逃げられることができる。 狩りの最中のゆっくりをおそうことが出来ないならば、家で家族ど過ごしているものを狙えばいいのだが この群れのゆっくりは個人でのお家を持たず、群れの全員で一箇所に住む習性があった。 ゆっくりは、つがいとなるものや子供がいなければ基本一人一家で住む。 だか、それだと何かと不都合が多い。 間違えて毒のある植物を食べてしまった場合、れみりゃに襲われた場合、 雨が降り続いた場合など一人では対処ができにくい、できないことが多いからだ。 だが、群れ全員で住むことにより、そのほとんどの事を防ぐことができる。 頭が良いぱちゅりー、行動力があるまりさ、母性のあるれいむ、捕食種も相手にできるみょん、素早く餌を集められるちぇん 各種の特徴と長所を生かし暮らすことで群れを維持することが容易になると知っていたのだ。 「どぼちてスッキリできるあいてがいないのぉぉぉ!こんなのとかいてきじゃないわぁぁぁ!!」 ありすは旅ゆっくりだった。 旅をする理由は、そうスッキリー!だ。 このありすは、群れのゆっくりをスッキリ殺してしまった為、昔いた群れを追い出された。 命までとらなかったのは、せめてもの慈悲。 だが、ありすにはどうでも良いことだった。 一番重要なのは、自分がいかにスッキリー!することだからだ。 自分の愛を分けてやったのにもかかわらず、死んでしまったやつのことなんか何とも思っていない。 元々この群れは、スッキリー!制限を設けていた。 その為、スッキリー!したいありすにとっては、ゆっくりできないプレイスだった為 追い出されたときは嬉々として出て行った。 そして他の群れを見つけると仲間に入れてもらいその日のうちにスッキリー!し また次の日には違う相手を見つけスッキリー!を繰り返していた。 群れのゆっくりに飽きると誰に言うでもなく、群れのゆっくりには何も告げず、次の群れを探しに行く。 そんな暮らしをしていた。 「うう・・・どうして・・・スッキリしたいよぉぉぉ!!!!」 何故、そんなスッキリ中毒のありすが、こんなところにいるかと言うと 近くの群れにまりさがいたからだ。 そのまりさは、誰よりもキレイな髪を持ち、目は大きくとても透きとおっている。 ふっくらとした体はもちもちと弾力がありそうで、飾りの帽子は汚れていない。 遠めから見ても美ゆっくりであることが分かるいでたちだった。 そんな美まりさに一目ぼれをしてしまい、それからずっと群れの近くの洞窟に住んでいるのだ。 普通のれいぱーありすなら襲って他のゆっくりに倒されてしまうか 諦めて他の群れを探すかしただろうが、このありすにはそれができなかった。 ありす自身は気づいてなかったかもしれないが、それは恋だった。 ただ、スッキリー!するだけではなく、子供を作り、家庭を持ち、素敵な幸せな家族になりたかったのだ。 当のありす本人はそんなこと気づいておらず、ただスッキリー!したいだけと思っていたが。 そんな悶々とした日々を過ごしていたありすに幸運が訪れる。 あの美まりさが、狩りの途中に一人になったのだ。 同じチームを組んでいた他のゆっくり達は、ノドが乾いたと言って水場である川まで行ってしまったのだ。 美まりさは、少しの間だから一人でも平気だと、仲間と別れ、餌集め続行した。 ありすにとっては願ってもない好機。 これならスッキリできる。 それも相手は、あの美まりさだ。 ありすは我を忘れ無我夢中に美まりさに飛び掛った。 「ばりざぁぁぁぁ!!!!スッキリーじましょうぅぅぅ!!!!!」 「ゆ?・・・ゆげ!ありずだぁぁぁぁぁ!!!」 まりさは動揺した。 何でこんなところにれいぱーありすがいるんだ。 それと同時に仲間の誘いを断り、一緒に水を飲みに行かなかったことに後悔した。 「ばりざぁぁぁあ!!!!どがいはなあい゛をあげるわぁぁぁぁ!!!!」 「やべでぇぇぇ!!!ばりざはありずとなんかずっぎりしたぐない゛ぃぃぃぃ!!!」 ありすは、まりさに飛び掛り、あるがままに体をこすりつける。 そうするとありすの体からは、白く濁った透明な液体で包まれ光を放ち始める。 数分間ヌチャヌチャと体をこすり付けてると、急にまりさの体からありすの重みが消えた。 まりさは、その一瞬を付き、ありすから離れようと必死に体を動かしたが 1秒もしないうちに別の感覚が体を襲った。 ズン! 「ゆぎ!」 「ばりざのまむまむきもぢいい゛ぃぃぃ!!!」 そう、ありすはまりさを逃がすために体を離したのではなく、 自分のぺにぺにをまりさのまむまむに突っ込むために体勢を変えただけだった。 「まむまむさいっこぉぉぉぉ!!!」 「ゆぎぃぃぃ!やべろぉぉぉ!!!」 「ばりざったらツンデレなのねぇぇぇ!」 「やべでぇぇぇ!ばりざにはでいぶがいるのにぃぃぃ」 このまりさはれいむとつがいだった。 狩りにでてるということは、まりさがタチを務めるのだろう。 この場をかりて言えばありすの立場だ。 だが、今はただやられるだけになってしまっている。 タチとしてのプライドと、つがいのれいむに対する罪悪感で涙を流していた。 その涙もありすの長い下に舐めとられる始末。 「んほぉぉぉ!!!ズッギリするわよぉぉぉぉ!!!」 「いやだぁぁ!!ズッギリぢたくない゛!!赤ぢゃんほじくない゛!!!でいぶたすけでぇぇぇ!」 数分間、まりさにとっては悪夢のような、ありすにとっては天国にでもいるかのような時間が終わろうとしていた。 この行為が終わる。それが何を意味するのかは生まれたばかりの赤ゆっくり以外の誰しもが知っていること。 スッキリー!が終わる。二人の赤ちゃんができるということだ。 欲しくもない赤ちゃんを生まされる。 れいむの物であるまりさが汚される。 ありすにスッキリさせられる・・・ ゴメンね・・・れいむ・・・ まりさは、心の中でつがいのれいむに対して懺悔していた。 「んほぉぉぉぉ!いぐわよ!ばりざぁぁぁ!!!すべてをうけとめてねぇぇぇ!!!」 「ゆぎゃぁぁ!!でいぶごべんねぇぇぇ!!!」 「スッキリー!!!!!!!!!!」 「スッキ・・・・・・・・・・・・しない?」 まりさはスッキリー!しなかった。 本来ならスッキリー!すればまりさの体から茎が生えるはずなのだが、茎が生えるどころかスッキリー!さえしなかったのだ。 「どぼちてスッキリしないのぉぉぉ!!!」 ありすが声をあげる。 自分はスッキリー!したのになんでししてないのか分からなかったのだ。 ありすはスッキリー!した。 だが、まりさはスッキリー!しなかった。 そしてまりさのまむまむに精子餡を流し込み子供ができるはずだった。 だが、いくらまっても子供ができる茎が生えようとはしない。 ゆっくりのにんっしん!は、互いにスッキリー!しないとできない。 まりさが、スッキリー!しなかったのが原因だろう。 まりさのまむまむにある違和感は、ありすのぺにぺにのみ。 精子餡を流し込まれた感じは一切ない。 でも、ありすはスッキリー!した。 暫くした後、ありすに異変が起きた。 ありすは頭に違和感を感じた。 さっきまでなかった妙な重さが体を襲ったのだ。 ありすの頭から茎が生えていた。 「どぼちでありすのあたまにあかちゃんがいるのぉぉ!!!」 その言葉にありすから体を離し、ありすの方を振り向くまりさ。 まりさが、目にしたものはありすから生えてる茎だ。 ちゃんと赤ゆっくりが実っている。 「ゆ?ゆ?」 本当なら自分に生えるはず(望んでないが)の茎がありすの頭にある。 その訳の分からない状況に犯られていたことも忘れ、呆然とありすの頭を見ていた。 異変はそれだけじゃなかった。 今度はありすの顎の下辺りが膨らみ始めたのだ。 ありすは動物型にんっしん!もしていた。 急速に膨れ上がるありすの体。 頭には茎を生やし、顎の下はもう一匹成体ゆっくりが入るくらいに膨れている。 まりさはただ呆然としていた。 ありすも何が起こったのか分からないが、体の中に何か異物があるのがわかり苦しそうに呻いている。 そんな沈黙した状況を打破したのは、まりさと同じチームを組んでいた仲間達の声だった。 「まりさのひめいがきこえたよー。どこにいるのー。」 「まりさどこー!はやくへんじしてね!」 ちぇんとれいむが、まりさの悲鳴を聞き川から帰ってきたのだ。 その言葉に意識を取り戻したまりさは力の限り叫ぶ。 「ゆー!まりさはここだよー!はやくきてよー!」 「まりさのこえがきこえたよー。いそぐよー。」 「いまいくからまっててね!」 まりさが叫んだことにより、れいむとちぇんはまりさの居場所を捕捉したようだ。 じょじょに近づいてくる声。 まりさも声のしたほうに飛び跳ねていく。 「ゆゆ!まりさ!」 「ぶじだったんだねー。わかるよー。」 「ちぇぇぇん!れいむぅぅぅ!こわかったよぉぉ!!」 互いに姿が見えるようになり一段とスピードをあげる。 「ごわがったよぉぉぉ!!ごわがったよぉぉ!」 「まりさだいじょうぶだよ!なかないでね!きれいなかおがだいなしだよ!」 「ゆっくりおちついてわけをはなしてねー。」 「ゆっぐ!ゆっぐ!あのね゛!ばりざ、れいぱーにおぞわれたのぉぉ!!」 「ゆ!れいぱー!」 「れいぱーはゆっくりできないよー!」 れいぱーという単語に反応する二人。 「ゆっぐ!ゆっぐ!ばりざのからだよごされぢゃったのぉぉぉ!!」 「だいじょうぶだよー。ちぇんたちがきたからもうへいきだよー。」 「ゆっくりおちついてね!ゆっくりそのれいぱーのところにあんないしてね!」 「ゆ・・・わかったよ・・・」 まりさは行きたくなかったが、二人の真剣な表情に気おとされありすのところまで案内した。 まりさを襲ったれいぱーありすを見た二人の顔は、先ほどのまりさと同じ顔をしていた。 れいぷした方であるありすの頭には赤ちゃんが実り、顎の下は異様に膨れている。 明らかに植物型と動物型のにんっしん!をしているのが見て分かる。 そんな光景を見てれいむが、ありすに疑問の声をかける。 「ありす!まりさをれいぷしたってほんと!」 「れいぷなんかしてないわぁぁぁ!とかいはなあいをわけてあげただけよぉぉぉ!!」 この言い方間違いない。 確実にまりさをれいぷしたのはこいつだ。 だが、何でれいぷした方のありすが、にんっしん!しているのだろう。 「なんでありすがにんっしん!しているの?」 「そんなのしるわけないでしょぉぉ!!!」 最早、半狂乱状態に陥っているありす。 れいぷした自分に赤ちゃんができているんだから当然と言えば当然なのだ。 れいむは黙ってしまった。 まりさは、目の前のありすに怯えてれいむの後ろに隠れているだけ。 ありすは、「どうしてありすに・・・」などと口走り話にならない。 れいむは、頭の良い部類ではないため考えるのは苦手だった。 どうすればいいのかわからないのだ。 「で、このれいぱーはどうするのー?」 その沈黙を破ったのは今まで傍観しているだけだったちぇんだった。 ちぇんは、れいむ以上に考えるのが苦手なため、早々に放棄してれいむ達のやり取りを見てたが 何も喋らなくなったれいむ達に業を煮やし自ら口を開いた。 「ゆ?まりさどうしよう?」 「ゆ!なんでまりさにきくの?」 「だってまりさがいちばんのひがいしゃでしょ?まりさがきめるべきだとおもうんだけど?」 「ゆ・・・そんなこといってもわからないよ・・・」 れいむには、このありすをどうするのかまりさに託した。 被害者であるまりさが決めるべきことだと思ったからだ。 だが、話をふられたまりさも困惑していた。 自分を襲ったれいぱーありすは許せないが、そのれいぱーがにんっしん!しているのだ。 本来あるべきことじゃない。 まりさが、悩んでいるとまたちぇんが話しだした。 「じゃあ、このれいぱーはころそーよー。」 「「ゆゆ!!」」 口を開いたちぇんは事も無げにれいぱーありすを殺そうと言ってきたのだ。 突然そんなことを言われ、驚愕する二人。 ありすは、自分のことをれいぱーと思ってないらしく「ありすのあかちゃん・・・」などと口走っている。 赤ちゃんができたことで何か芽生え始めたのだろうか。 「このままれいぱーをのばなしにしたらむれがきけんだよー。」 「それはそうだけど・・・」 「それにまりさは、れいぱーにおそわれたよー。もしかしたらしんでたかもしれないよー。」 そうだった。まりさは、このありすに襲われたのだ。 もしかしたら死んでたのかもしれない。 その言葉に襲われたときの怒りが戻るまりさ。 顔は怒気にみちている。 「ゆ!そうだったよ!ゆっくりできないれいぱーはころすよ!」 「ゆゆ!そういえばむれのきまりできまってたよ!」 「じゃあ、さっさとやるよー。」 「「ゆー!」」 ちぇんの言葉が合図となり攻撃を開始する三人。 れいむは、ありすの左側から体当たりを。 ちぇんは、ありすの右側から体当たりを。 まりさは、帽子の中に隠してあったオール(木の棒)で何度もありすの後ろから刺す。 「ゆっくりしね!ゆっくりできないれいぱーはしね!」 「ゆぎ!ゆぎゃ!やべでぇぇ!どぼぢてこんなことするのぉぉ!」 「れいぱーはいかしておいたらきけんなんだよー。ゆっくりしぬといいよー。」 「ゆ!ありずはれいぱーなんかじゃない゛ぃぃぃ!!」 皆それぞれの攻撃を仕掛ける三人。 やはり被害者であるまりさの攻撃回数は多い。 「ゆっくりしね!ゆっくりしね!まりさをおそったれいぱーはゆっくりしね!!!!」 「ぞんなぁぁぁ!!あんなにあいしあったでしょぉぉぉぉ!!!!」 「ゆがぁぁあ!!!おばえどなんかあいぢあっでない゛ぃぃぃ!!」 「ゆぎゃぁぁぁ!やべでぇぇぇ!しんぢゃうぅぅぅ!」 30分にも及ぶリンチのすえ、ありすは何も喋れなくなった。 ただ、「ゆ!ゆ!」と言うだけである。 一方攻撃をしていた三人も息を荒げていた。 ありすの状態は辛うじて生きてるという程度。 体は顔以外まともなところはない。 特に後ろは、まりさのオールで突き刺されまくった為酷い有様だ。 後は放置しておいても適当に死ぬだろう。 だが、まりさはそれを許さなかった。 ありすから離れ、助走を付けジャンプし、ありすにプレスをかました。 圧力を加えられ穴という穴から中身のクリームを吐き出した。 「ゆごぅ・・・」 そして絶命した。 お腹の中にいた赤ちゃんは、まりさのプレスで死んだのだろう。 頭の上の赤ちゃんは、れいむの体当たりで既に下に落とされ破裂していた。 これでれいぱーありすもその赤ちゃんも死んだ。 「ゆゆ!やっとしんだね!」 「そうだね!れいぱーはもういないね!」 「これでむれもあんしんだよー。」 ありすが死んだことに満足げな三人。 だが、一つだけ疑問が残っていた。 なんでれいぱーがにんっしん!したのかだ。 「・・・でもなんでれいぱーがにんっしん!したのかな?」 れいむは 別に傷心のまりさを傷つける為ではなく、本当に謎だったからだ。 「ゆー・・・」 「わからないよー・・・」 誰にも分からなかった。 今までみたことないことが起こってるのだから分からなくて当然なのだ。 だが、その答えはとても簡単な物だった。 ありすは、美まりさにのみ執着していた。 本来のれいぱーありすならさっさと違う獲物を探しにいっていただろう。 だが、このありすは他のれいぱーありすより幾分か理知的だった。 スッキリー!したい。でも美まりさとやりたい。だけどできない。だからやれるまで我慢する。 ありすの理性が、れいぱーの本能より勝ってしまったために起こった事件。 れいぱーは、その性欲から1日20回はスッキリー!しなければいけない。 だが、ありすの理性がそれをさせなかった。 その為、ありすは自らにたまった精子餡を解放することができなかった。 その結果が精子餡の粘度をあげてしまい、射精をできなくなってしまったのだ。 だが、射精はできなくともありすはスッキリー!した。 ゆっくりのぺにぺにはまむまむにもなる。 普段は中に入ってまむまむの形になってるが、欲情してタチに回るとまむまむがでてきてぺにぺになるのだ。 スッキリー!したが、ぺにぺにから発射されなかった精子餡が、ありすのぺにぺにをまむまむだと勘違いし、子供を孕んだのだ。 だが、そんなことは本人たちには分かりえないことだった・・・ 「ゆー・・・れいむ・・・ちぇん・・・」 「ゆ?まりさどうしたの?」 「きょうまりさがれいぱーにおそわれたことはないしょにしておいてほしいよ・・・」 「れいむにしられたくないんだねー。わかるよー。」 「ゆ!だいしょうぶだよ!れいむたちはくちがかたいからだれにもいわないよ!」 「れいむ・・・ちぇん・・・ありがとぉぉぉぉ!」 「まりさもきょうのことはもうわすれたほうがいいよ!」 「そうだよー。きょうはなにもなかったとおもうといいよー。」 「ゆ!そうだね!なにもなかったよ!」 「けっこうおそくなっちゃったね!」 「みんながしんぱいしてるかもしれないからゆっくりいそいでかえろうね!」 そういうとありすが、居たということさえ忘れたかのようにその場から離れていく三人。 後にはありすだったものが残されているだけだった。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/1721.html
「「ゆっくりしていってね!」」 あるわりと晴れた日のこと、山道を歩いていると2匹のゆっくりに出会った。 1匹は黒髪と赤いリボンが特徴のゆっくりれいむで、もう一匹は金髪と黒い帽子が特徴的なゆっくりまりさ。 いわゆるオーソドックスコンビであるが、どちらも通常より大きく、不自然に下膨れていた。 「ゆゆっ! おにーさんはゆっくりできるひと?」 「れいむたちとゆっくりしていってね!」 ここら辺では珍しく、恐らく2匹とも胎生型、いわゆるにんっしんっで子どもを身に宿しているのだろう。 非常に食料の豊富な地域では1か月分くらいの餌を溜めてから2匹同時ににんっしんっすることもある。 が、この山では胎生型の出産すら稀なことであり、2匹同時にんっしんっなんてもってのほか。 「おにーさん、まりさたちにゆっくりできるおかしをちょうだい!」 「れいむたちといっしょにゆっくりしようね!」 つまり、この山の常識に反する子作りを行った2匹はこの山の出身のゆっくりではないということになる。 また、ゆっくりにしては珍しく、お菓子を求めるついでに「一緒にゆっくりしよう」と言っている。 どうやらこの2匹にはギブアンドテイクの観念があると言うことだ。 更に人間という大型の、しかも野生のゆっくりにとってわりと有害な動物にそれを持ちかけている。 以上の点から、彼女達は相当甘やかされて育ったが、ダブルにんっしんっが原因で捨てられたゆっくりなのだろう。 「おにーさん、おねがいだよ! まりさたちにゆっくりしたおかしをちょうだい!」 「れいむたちおなかすいたよ!」 その証拠に、周囲を注意深く見渡してみると数匹のゆっくりが息を潜めて私達のやり取りを見守っていた。 彼女らはこの山に住んでいる野生のゆっくりだと見て間違いないだろう。 恐らく、よそ者の2匹を捨石にして私がゆっくり出来る人間か否かを確かめているのだ。 「おにーさん、むししないでね! れいむおこるよ、ぷんぷん!」 「まりさたちのゆっくりしたあかちゃんみせてあげるから、ゆっくりしていってね!」 ゆっくりの中には下種な個体もおり、なまじ人間が安全だと分かるとそいつらの増徴を招く。 大抵は何の脅威にもならないが小さな子どもやお年寄りが何かの拍子に転んで怪我することがたまにある。 また、野生のゆっくりと人間が関わることで生じる問題と言うのは決して少なくない。 ここは責任を持ってゆっくり達に人間に関わるべきでないことを警告すべきだろう。 「ああ、悪い悪い。 ゆっくりしていってね!」 「「ゆっくりしていってね!」」 という訳で、適当に自分本位な大義名分をでっち上げた私は2匹の傍へ座り込み、「ゆっくりできるね!」と喜ぶ彼女らを押さえつける。 足でまりさを挟み込むと、れいむを抱き上げて彼女の背中に指をねじ込み、産道のある場所までじっくりと突き進んでいった。 「ゆ゛っ!? いぢゃい!いぢゃいよ! ゆっぐぢやべでね゛っ!」 「ゆゆっ! れいむ、どうしたの! おにーさん、やめてあげてね! いたがってるよ!」 2匹の抗議を無視してどんどん掘りすすでいくと、餡子とは違う感触を指に感じた。 一旦掘り進むのをやめて、2度3度その感触のもとを突くと、中からくぐもった声で「ゆぅ?」という返事が返ってくる。 どうやら、これがれいむの胎内の子どもらしい。 「やめ゛でね! あがぢゃんにいだいごどぢないでね!?」 「もうやだ! おうちかえる!?」 幸いにも子どもはれいむの胎内でしっかりと育っているらしい。 この2匹に餌を集める能力があったとは思い難いので、恐らく元飼い主がしばらくの間の食糧を渡していたのだろう。 それはさて置き、一層激しく抵抗する彼女達を抑える力を強めると、今度はあけた穴を拡げるべく、穴を穿り回す。 人も獣もいない、ゆっくりばかりの山道にぬちゃぬちゃと餡子をかき回す音がこだました。 「ゆ゛っ!? いぢゃい! ぢぬうううううう! ぢんぢゃううううううう!?」 「で、でいむーっ! おに゛ーざん、やべでよ! どほぢでごんなごどずるのーーーっ!?」 そうして、指が2本通る程度の大きさの穴が完成したところで、中にいる赤ちゃんの髪の毛を引っ張り出した。 金髪だった。どうやら彼女の胎内にいる子どもはまりさ種らしい。 それを確認した私は、髪の毛を外に出した状態でれいむとまりさを持ち替えると、彼女に対してもれいむと同じ処置を施した。 その間、れいむはずっと痛みに悶え苦しみ、脂汗や涎や涙を撒き散らしながら泣きじゃくっていた。 「ゆびぃ・・・いぢゃい・・・ぢぬぅ・・・・・・!?」 「どほぢで、ごんなごどずるのぉ・・・!?」 まりさの胎内の子どもがれいむ種だったことを確認すると、私は少し衰弱した2匹を背中合わせに地面に置いた。 それから、背中もしくは後頭部に空いた穴からはみ出している子どもの髪の毛をひっぱり、解けないようにしっかりと結ぶ。 以上の作業を済ませたところで私は胎生ゆっくりに出産を促すといわれる頭頂部付近のツボを刺激してやった。 「「ゆ゛っ・・・ゆっくりうばれりゅよっ!」」 効果テキメンにもほどがある。頭頂部を刺激された2匹はあっという間に産気づいた。 産気づいた2匹は痛みを忘れ、至福の笑みを浮かべていた。やはり、2週間も胎内にいた我が子と対面できることが嬉しいのだろう。 が、5分経っても、10分経っても赤ちゃんはいつまで経っても生まれてこない。 至福の笑みは不安に曇り、やがて言葉にならない恐怖に支配されて、2匹は泣き顔になってしまった。 「あがぢゃん! ゆっぐぢぢないでうばれでね!」 「はやぐうばれで、おがーぢゃんとぢゅりぢゅりぢようね!」 胎内の我が子に向かって必死に声援を送るが、やっぱり子どもが出てくる気配が無い。 死んでしまったのではないかという不安も去来するが、声をかけると中で動く気配がするので生きているのは間違いない。 耳を澄ませば小さく「ゆっ!」と赤ゆっくりが踏ん張る声が聞こえてくる。 しかし、20分経っても2匹の赤ちゃんは産まれてこなかった。 「あがぢゃん! ゆっぐぢがんばっでね゛ぇ!!」 「どほぢでうばれでごないのおおおおおおおおお!?」 2匹はそれでも必死になって我が子を励まし続けるが、30分ほど経った時、まりさの胎内のれいむの反応が無くなった。 残念ながら、30分もの長時間にわたる髪の毛の引っ張り合いで体力を消耗し、胎内で力尽きてしまったようだ。 「ば、ばりざのあ゛がぢゃんがあああああああああああああああああああああああああああ!!?」 ひときわ大きな、そしてあまりにも悲痛な叫び声が消した高くは無い山に響き渡る。 が、他のゆっくり達は人間はゆっくり出来ないことを確信した時点で逃げ出しており、誰もやって来ない。 そして、悲嘆にくれる彼女に更なる追い討ちがかけられた。 「いぢゃい! せなががいぢゃいよ!?」 「で、でいうのあがぢゃん!? ゆっぐぢがんばっでね!!」 胎内のれいむが死んだことで、れいむの胎内の赤まりさに対する抵抗が無くなった。 そうなれば、赤まりさは外に出る為に髪の毛で結ばれた赤れいむの死体を引っ張ることになる。 死産に嘆き悲しむ暇も無く、背中にあけられた穴を押し広げられる痛みが彼女を苦しめる。 「いぢゃい!? ぢぬぅ! ぢんぢゃうううううううううう!?」 指に本文の穴から子ゆっくりとさほど変わらない大きさの我が子が引きずり出される際の苦痛は想像を絶するものだろう。 その異常なまでの痛みにまりさは悶え苦しんで暴れ回るが、結果的にそれがまりさの死期を早めてしまった。 まりさの力と赤まりさの力が合わさったことで、赤れいむの亡骸はとうとうまりさの背中を引き裂いて太陽の下へと飛び出した。 「―――――――――――っ!!?」 「ゆ゛ゆ゛っ! ばりざぁ、どほぢだの! へんぢぢでね! ゆっぐぢへんぢぢでね!?」 もはや悲鳴にすらもならない音と餡子をもらしながら振り返ったまりさは大分形の崩れた我が子を視界に収めた。 そして、最後の最後まで涙を流しながら「もっど・・・ゆっぐぢ、ぢだがっだよ・・・」という断末魔を残して我が子の元へと旅立っていった。 小さな山にパートナーを失ったれいむの悲痛な叫び声が響き渡ったが、慰めてくれるものさえ1匹としていなかった。 「い゛・・・い゛ぢゃ、い゛よ゛ぉ・・・」 れいむの最期はあっけなかった。 背中の穴と下あごの産道を同時に開かれる苦痛に耐えかねて気を失い、2度と目を覚ますことはなかった。 そして、1時間以上もの時間をかけて産まれた髪の毛の先で姉妹の亡骸とつながった赤まりさは予想通りに虫の息。 「ゆ・・・ゆっくり、して・・・」 赤まりさはたった一言の短い産声も上げることなく、家族の下に旅立っていった。 ‐‐‐あとがき‐‐‐ れいむと赤まりさがあっさりし過ぎかも? しかし、同じようなことの繰り返しにしからないないしなぁ・・・ 髪の毛って焼く、引っ張る、剃る以外の使い方もあって便利だわ byゆっくりボールマン このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/55023.html
登録日:2023/10/13 Fri 15 18 30 更新日:2024/05/17 Fri 04 02 32NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 2023年 CM SQEX YouTube ※公式です ただのカオス どうしてこうなった にんげんっていいぞ にんげんっていいな まんが日本昔ばなし みなさん仕事選んで下さい インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険 オリジナル版より先に立った項目 クロコダイン グランドクルス スクウェア・エニックス ダイ ダイの大冒険 ドラゴンクエスト バラン パロディ ヒュンケル ブラッディースクライド マァム ラーハルト 人間讃歌 人間賛歌 公式が病気 前野智昭 本気の悪ふざけ 梶裕貴 獣王会心撃 獣王痛恨撃 発想の源が狂ってるシリーズ 腹筋ギガブレイク 速水奨 鎧の魔槍 鎧化 額の紋章が無言の絆 SQUARE ENIX にんげんっていいぞ 詞:クロコダイン、ヒュンケル、バラン 歌:クロコダイン、ヒュンケル、バラン、にんげん 視聴者「!?」 概要 『にんげんっていいぞ』とはスクウェア・エニックスが『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の発売特別記念で公開した動画である。公式Youtubeチャンネルにて2023/09/28に公開。YoutubeのCMムービーとしても採用されている。 念を押しておくが、制作したのは公式Youtubeチャンネルである。 内容は『まんが日本昔ばなし』のエンディング曲『にんげんっていいな』の替え歌をダイの大冒険の登場人物達が歌っているというものであり、アニメーションもにんげんっていいなのアニメ風そのままに描かれているというシュールすぎる動画。 なお、ダイの大冒険も日本昔ばなしも共にTBSの番組改編で半ば強引に終わらされたアニメだったりする。 動画概要説明曰く クロコダインからヒュンケルへ、ヒュンケルからバランへ、そしてバランからダイへと歌い継がれる人間の強さ・尊さをぜひ本作をプレイしながらご体感ください。 とのこと。 内容 また明日だ!! 1番の担当は、開口一番ワニの子呼ばわりされるクロコダイン(CV 前野智昭)。クロコダインのダミ声そのままで歌っているので大変そうである。 歌の内容は、魔王軍所属時からにんげんっていいぞということに気付いて寝返る流れが歌われている。 『獣王痛恨撃/獣王会心撃』の話でクロコダインの改心を語り切っているのは凄いが、絵は紙芝居の画風…… 名場面であるダイとの初戦での左目負傷、バランのギガブレイクに挑む件もしっかり歌に織り込まれている。 死にそで死なない 不死騎団長ヒュンケルだ!! 2番の担当は技名の字余りがすごい不死騎団長ヒュンケル(CV 梶裕貴)。 紹介される名場面は主にパプニカの件。「マグマに沈んでまた明日(・・・・)」は盛大なネタバレでは…? なお、うしろにちゃんとフレイザードも映っている。順序が逆だがマァムの膝枕の話も挙がった。 その後は少し話が飛んで、鎧の魔槍についても触れられた。しかし、ラーハルトがゲーム画面のビジュアルなのにヒュンケルの方はやっぱり紙芝居。しかもその画風のまま鎧化(アムド)するのかよ。 歌でヒュンケルとにんげんが別枠扱いなせいでまるでヒュンケルが人間じゃないみたいに見えてしまうが、ある意味間違ってないよな…と納得しちゃう視聴者もいたとかなんとか おじさん誰なの お前の父だ 3番の担当はバラン(CV 速水奨)。CVの速水氏は歌手活動も本業の方なので、すごい美声。バリバリのビブラートを利かせるバランは剣技や魔法だけでなく歌系特技も極めていたのだろう。 なお、彼はこの歌において最後の受け手であるため原曲と同様「にんげんっていい"な"」になっている。 彼に人間賛歌を歌わせるのはいよいよシャレになってない感が凄い・・・ というツッコミはさておき。3番はサビだけなので非常に短いが、ダイに投げかけた言葉の名場面は短尺に全力で詰め込んで歌い切っている。 まとめると、内容は歌い手3人にまつわる、ダイの大冒険の名場面のダイジェストである。 余談 背景 概要説明だけでツッコミどころが大渋滞しているが、画風のシンプルさの割に背景や登場人物の描画など細かいネタが多い。気になるところは一時停止してみてみよう。 歌い継ぎ 歌の中できちんとクロコダイン→ヒュンケル→バラン→ダイとバトンを渡す台詞が入っている。ヒュンケルに至ってはメロディを無視して熱弁している。 本編でもこのくらいスムーズに想いが継がれていれば……! ところで、曲中で歌っているにんげんの「おじさん誰なの」という問いかけにバランが「お前の父だ」と答えているということは、このにんげんが……? 再生数と人気 公式SNSなどでの紹介が少なかったため、Youtube公開当初は再生数がそれほど伸びていなかった模様。 しかし、Youtube広告として再生されることで認知度が高まったようだ。 典型的な「本編を知っていないと内容を理解できない」動画ではあるが、それを除いてもあまりにキャッチーすぎる動画はダイの大冒険(とまんが日本昔ばなし)を知らない層にもうまく刺さったらしい。 普通飛ばしがちなYoutube広告なのに、ついフルで眺めてしまい、あまつさえ公式サイトの動画を観に行ってリプレイしてしまう…という人もいたことだろう。 ある意味、広告として非常に正しいありかたである。 でんでんでんぐりがえって ダイ ダイ ダイ 追記・編集は『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』をプレイし人間の良さを体感してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 地味にインフィニティストラッシュに出来についても示唆しているとんでもねぇPR動画 -- 名無しさん (2023-10-13 16 31 45) 武人の情けで二個目の鎧化の歌詞への落とし込みと拾い方がすごい好き -- 名無しさん (2023-10-13 16 56 30) 根流しED -- 名無しさん (2023-10-13 16 59 32) ゲーム本編より本編 -- 名無しさん (2023-10-13 17 09 03) ロンとハドラーが参加したバージョンも見たい -- 名無しさん (2023-10-13 18 24 01) でんでんでんぐりがえってダイダイダイって地味にでんぐりがえってdie die dieにもなって洒落にならんのだよな…と言いつつ死んだのバランだけという -- 名無しさん (2023-10-13 19 06 42) うーん、にんげんは いいぞ。 -- 名無しさん (2023-10-13 19 59 18) ぶっちゃけゲームが面白いからこそ、こういうネタ広告が笑えるわけで、本編が明らかに未完成なのにこんなネタ広告出されてもな… -- 名無しさん (2023-10-13 20 04 58) バーン様「認めんわ」 -- 名無しさん (2023-10-13 20 14 33) わ〜たしそ〜もそも清純派〜♪ こ〜んなと〜ころは似合わない〜♪ -- 名無しさん (2023-10-13 20 15 55) ↑3 それとこれとは別に考えるべきだろう。これを作った人とゲーム作った人が同じとは思えんし -- 名無しさん (2023-10-13 20 20 01) ケンシロウ、にんげんっていいぞ!! -- 名無しさん (2023-10-13 20 45 09) ↑5 バイオ村みたいに本編が満足できる出来なら素直に笑えたんだけどね… -- 名無しさん (2023-10-13 21 01 31) アーカード「やはり人間は素晴らしい」 -- 名無しさん (2023-10-13 21 11 35) これでゲームのほうが出来良かったら万々歳だったのだが… 上手くいかないもんだな -- 名無しさん (2023-10-13 21 22 42) バラン様というよりもはや速水奨さん本人な件www -- 名無しさん (2023-10-13 21 23 09) こんなPV作ってる暇あったらゲーム内容をもっとマシにしろと -- 名無しさん (2023-10-13 21 23 42) 結局歌ってるにんげんは誰なんだよ -- 名無しさん (2023-10-13 21 29 33) にんげんっていいぞ、というタイトルだけ聞いてワニさんみたいだなと思って調べたらダイ大なのは当たってて、そして内容見たら予想の遥か斜め上をカッとんでて腹筋ギガブレイクされた自分である -- 名無しさん (2023-10-13 21 59 55) 速水さんの声が渋カッコ良すぎて原曲と音が外れすぎてるのがなんとも…w ただ動画の終わりにゲームがダイ好評発売中とか別世界線の話をぶっ込まれて「???」とはなる。 -- 名無しさん (2023-10-13 22 08 46) デフォルメされすぎて起き上がりこぼしみたいになってるメルルが好き -- 名無しさん (2023-10-13 22 23 07) 追記修正条件が中々に皮肉が効いてる…これ以外にもYouTuberに実況依頼したり宣伝に余念がなかったのに何故ああなった… -- 名無しさん (2023-10-14 01 34 16) まあこれ作ってるのゲーム作ってるの多分別だろうし… -- 名無しさん (2023-10-14 09 21 10) あまり悲壮感を出すなよ。この後ゲストを呼んでゲームをプレイしてもらう公式生放送とかいう地獄がまだあるんだぞ -- 名無しさん (2023-10-14 09 48 48) 「武人の誇りを持ってるだろな」好き -- 名無しさん (2023-10-14 10 04 12) カプコンの公式が病気ネタ(バイオ村など)に便乗して、悪ノリしたイメージ -- 名無しさん (2023-10-14 10 12 19) 同じ悪ノリやるにしても、肝心の部分次第で180度印象が変わっても不思議ではないよねっていう好例 -- 名無しさん (2023-10-14 10 24 32) クソゲーが良い広告をつくっちゃいけないって法は無いからなぁ。ゲーム本体に力を入れろ?まぁそうだね -- 名無しさん (2023-10-14 10 31 01) これ作るのに入れた力足しても本編そう変わらんと思うけどな。いいじゃんにんげんっていいぞ -- 名無しさん (2023-10-14 10 41 12) 2分の中だと紙芝居もセピア色も味があっていいな -- 名無しさん (2023-10-14 13 10 35) マァムが白ニンジンなのがシュール -- 名無しさん (2023-10-14 13 21 42) 尾崎先生「うーん、にんげんは いいぞ。」 -- 名無しさん (2023-10-14 15 37 12) 続編はバーン主催の人間は最低だぞですね -- 名無しさん (2023-10-14 20 29 12) こんなもん作る暇があるならもっとゲーム作り込め -- 名無しさん (2023-10-14 21 09 46) ゲーム本編については色々と言いたいことはあるけど、このプロモーション自体は適度に馬鹿馬鹿しくて好きだよ。本編を知ってるとより笑えてくるし -- 名無しさん (2023-10-14 22 18 58) ↑2 ゲーム制作の部署が直接作ってるわけでもないはずだが… -- 名無しさん (2023-10-15 11 04 40) 早く人間になりたーい おれは人間をやめるぞ!ジョジョーーッ!! -- 名無しさん (2023-10-15 11 20 43) 最近、メルカリやヤフオクでは『にんげんっていいな』のEPレコードがプレミア価格で出品が相次いでるらしい。 -- 名無しさん (2023-10-15 18 35 29) ↑3 広報担当とゲーム制作部門が別なんて誰でも知ってるって 司令塔であるプロジェクト管理者に対して「広報に回す人手と予算を制作に回すべき」と言いたくなる出来ってことでしょ -- 名無しさん (2023-10-16 07 37 15) ↑8 紛らわしいけどそれは神宮寺三郎 -- 名無しさん (2023-10-16 08 26 58) ↑2これに回した予算を製作に回した程度でよくなるゲームなん? -- 名無しさん (2023-10-16 08 56 13) 仮に良ゲーだったとしても、広報が中途半端だとソフトの存在も知られることも殆どなく、結局売れなかったろうから、その辺の予算の配分は難しいだろね -- 名無しさん (2023-10-16 10 12 10) ↑このゲームの場合予算が少なかったとかじゃなくて多分開発がうまくいかずに開発期間が延びまくった結果色々と妥協せざるを得なくなったパターンだろうから最初に見積もられた開発予算自体はそれなりにあったとは思うよ。内容的にもアニメ放送1年目の最中に発売する予定だっただろうし -- 名無しさん (2023-10-16 10 21 57) 動画の方もコメントはオフにされていたがここのコメ覧のようにゲームに対する愚痴ばっかになったろうから正解だったな。 -- 名無しさん (2023-10-16 18 30 26) ↑6 回しても絶対そんなに変わらないからナンセンスだよ まだこのプロモーションがあっただけマシってレベルだよ -- 名無しさん (2023-10-16 18 35 20) 動画の面白さだけ語れよ。ゲームの愚痴吐かしてる連中はお呼びじゃないんだよ。ヒュンケルのにんげんっていいぞが声色優しくて笑う。 -- 名無しさん (2023-10-16 18 46 22) 商品を宣伝するための動画だからその宣伝してる商品の話に繋がるのはどうしてもね -- 名無しさん (2023-10-17 01 30 27) ゲームそのものの宣伝と言うよりはゲームに合わせた宣伝、だよねこれ。仮にゲームが出てなくても歌自体はダイ原作なぞってるんだから。極端な話クロブレやたまきず、獄炎の魔王のプロモーションでも話題にはなる -- 名無しさん (2023-10-17 04 38 48) スイッチ展開の弊害だろ -- 名無しさん (2023-11-08 14 26 21) これ観たきっけかで新ダイダイアニメ観始めたわ -- 名無しさん (2023-11-09 21 55 38) 某トロマンブームの火付け役がプレイしたと聞いて -- 名無しさん (2024-01-25 22 10 52) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4234.html
『信じてたのに 前半』 俺は1年前、ゆっくりを買った。 1人暮らしに慣れて来た頃、帰り道なんとなく寄ったゆっくりショップでアイツらにであった。 「「ゆっくちちていっちぇにぇ!!!」」 赤れいむと赤まりさ。 ガラス越しに、俺は一目惚れをしてしまった。 俺は5000円という、サラリーマンには大きすぎる金を捨て、家に天使を招きいれた。 「おにーしゃん いっちょにゆっくちちようね!!!」 「ちゅりちゅり ちゅるよ!!」 ・・・・・可愛い、コイツらは躾済みでバッチテストに出せば銀は確実に取れると店員さんは言っていた。 粗相も滅多にしなく、したとしても叱ればすぐに覚えた。 「おにーしゃんずっとゆっくちちようね・・・!」 ああ、あの頃はゆっくり出来てたな。 それから1年後。 2匹は立派に成長し、成体となっていた。 「むーしゃ♪ むーしゃ♪ しあわせ~♪」 「おにいさんのごはんはゆっくりできるね!!! おにいさんいつもありがとう!!!」 2匹は赤ゆの頃から変わらず、良い子だった。 きちんと躾をすればゴールドバッチを取れる自信もあった。 優しい性格で、甘えん坊なれいむ。 元気が良く、好奇心活発だけれど聞き覚えのいいまりさ。 とっても俺に懐いていたよな。 それから、1ヵ月後れいむに「おはなしがあるからきいてほしいよ!!!」と言われた。 俺は疑問に思いながらもリビングへ向かった。 「ゆゆっ! おにいさん!! ありがとうなんだぜ!!!」 リビングには2つ座布団の上にれいむとまりさが座っていた。 「なんなんだ? 悪いことでもしたのか?」 ちゃぶ台越しに2匹は首を振る。 「ちがうよ! わるいことじゃないよ! れいむたちいいこだもん!!」 「そうか、悪い悪い。んで、話ってのは?」 2匹は戸惑いながら目を合わしている。 そしてついにまりさが口を開けた。 「ゆ・・・ ゆ・・・! じつは・・・! あかちゃんが・・・ほしいんだぜ・・・・・っ!」 「そうなんだよ、おにいさん! おちびちゃんがほしいんだよ!」 俺は突然の願いにビックリしたが、返事は決まっていた。 「いいよ。」 2匹は固まっている。 「ゆ?・・・・・ おにいさんいまなんて・・・?」 「だから いいよ。」 「ゆゆゆ・・・ うれしいいいいいいいいいいいいいい!!!」 「やったんだぜえええええええええええ!!!」 2匹は狂喜した。 俺の家は誰も住まなくなった、母のおばあちゃんの家を貸してもらっている。 もちろん、家賃は無い。しかも、広い。 1人暮らしには立派過ぎる暮らしだ。 お母さんありがとう。 家の広さ的には、10匹ぐらい増えても構わない。 ただ、俺は普通のサラリーマンだ。 月給も少なく、コイツら2匹を飼って少し自由な金が出来る程度だ。 だからコイツらには1つだけ条件を与えた。 「ちょっと、待った!」 「ゆゆ!! ゆ・・・・・! おにいさん・・・・・なんなんだぜ・・・・・・・?」 まりさは恐れながら聞く。 「なあに、簡単なことだ。」 「赤ちゃんは1匹だけにしてくれ。」 れいむとまりさは少しとまどっていたが、しばらくすると返事を返してきた。 「わかったんだぜ!おにいさん!!」 「うん、それならいいんだ。元気な赤ちゃん生めよ。」 「もちろんだよ!!!」 しかし これが間違いだった。 それかられいむとまりさはすっきりをし、お腹に赤ちゃんを宿した。 「どうだ~ 調子は…」 「おにいさんっ!!!」 俺はいきなり怒鳴られた。 「・・・へ? 俺、なんか悪い事としたか?」 まりさが頬を膨らまし威嚇している。 「したんだぜっ!!! れいむがにんっしんしてるんだからはいってくるんじゃないぜ!!!!」 俺は叱ろうか迷ったが、初めてのにんっしんで気が張っているんだろうなと思い。 「あー、悪かった。 すまんすまん。」 「へんじはいいからはやくでていくんだぜっ!!!」 俺はゆっくりドアを閉めて部屋を出た。 そして、夜。 「ごはんだぞ~、おまえら。」 「おそいよ!!! おにいさん!!!」 れいむはお腹を空かしているようだ。 俺はお皿をいつもどおり前に置く。 「「いただきます!!!」」 真っ先にゆっくりフードに食らいつく。 ゆっくりしてねぇじゃねぇか、といつも思う。 「「むーしゃ♪ むーしゃ♪ しあわせぇ~♪」」 俺はコイツらの喜ぶ顔が好きだ。 だからついつい甘やかしてしまうが。 でも、調子に乗らなず、「ごちそうさま」「ありがとう」 が言えるコイツらは立派だと思う。 そう思っていたときに。 「たりないんだぜぇ!!!! おにいさん!!!」 「は?」 俺は思わず言葉が出ていた。 「れいむはにんっしんしているんだよおおおっ!!!! えいようがひつようなんだよ!!!! そんなこともわからないの!? ばかなの!?」 ・・・・・こみ上げてくる怒りを抑えた。 (にんっしんして気を張っているんだ。) (たしかに俺も配慮できなかった。) そう言い聞かせて俺は 「ああ、ごめんなれいむ。」 と言って部屋を後にした。 俺はキッチンでれいむの皿に餌を追加すると部屋に戻った。 ドアを開けると、2人はまだ怒っていた。 「ほい、れいむ。」 「おそいよ!! もう!! きくばりのできないおにいさんだね!!!」 そう言うとれいむはゆっくりフードに食らいついた。 これで一件落着か、と思っていたら。 「まりさのぶんはどこなんだぜ!?」 「は?」 俺はまた思わず言葉が出ていた。 「おなじえさをださないなんて ぎゃくたいなんだぜ!!! まりさをぎゃくたいしてるんだぜ!!! ふこうへいなんだぜ!!!」 俺はこれ以上関わると潰してしまいそうなので、まりさの皿を持ち上げ。 「・・・・・わかったよ、まりさの分もな。」 「ふん! やっとりかいしたのかぜ!きのきかないおにいさんなんだぜ!!!」 調子乗りすぎだろ・・・ と俺は思いながらもまりさの皿に俺は餌を追加した。 それから「あかちゃんがいる」という権力にすがり コイツらの横暴は激しさを増していった。 「へやにはいるなあああああああっ!!!!」 「ごはんが「にんっしんゆっくり用 すぺしゃる」じゃないよ!? れいむのあかちゃんがかわいくないの?」 「おふとんさんはまいにちせんたくしてっいったでしょぉおおおおおお!!!」 「つかえないおにいさ… いや…つかえないじじいなんだぜ!!」 「れいむにふれるなぁあああああああああッ!!!!」 「やさしくがーぜでふいてね!!!」 「まりさもなんだぜ!!! さっしろじじい!!!」 俺はコイツらを何回潰そうか迷ったかは数え切れない。 だけれど、優しかったコイツらの笑顔を思い出し。 その衝動を抑えた。 赤ちゃんが生まれたら元の優しいれいむとまりさに戻ってくれるだろうと思っていた。 そして、いよいよ出産の日を迎えた。 「うまれりゅうううううううううううっ!!!!」 れいむはお気に入りの座布団の上で苦しんでいる。顔と穴がグロテスクだ。 「れいむ!!! ゆーゆーふーだぜ!!! ゆまーずほうなんだぜ!!!」 俺が教えた知識を偉そうに使うな、まりさよ。 「ゆうううううう!!ゆうううううう!!ふううううううう!!!」 「がんばるんだぜえええええええええええッ!!!!」 「ゆううううううううううううぅぅぅぅぅぅ…… ゆッ!!!」 ぽんっ! 「ゆっくちちていっちぇねぇ!!!」 生まれた。れいむ種だ。 「ゆ・・・ ゆ・・・・・・ ゆっくりしていってねえええええええ!!!!」 「ゆっくりしていくんだぜえええええええええ!!!」 俺は赤ちゃんが生まれたことより、コイツらが元の優しいゆっくりに戻ってくれるのが嬉しかった。 だが、甘かった。 「じじいいいいいいいいっ!!! おちびちゃんにはこうきゅうひんをあたえろっていったでしょおおおおおおお!!!! 「えあこんさんはぜんかいにしてっていったんだぜえええええええええ!!!! おちびちゃんがかわいそうとかおもわないんかだぜ!? このどれいじじい!!!」 「おちびちゃん このじじいはどれいなんだぜ!!! おちびちゃんもどれいってよんでみるんだぜ!!!!」 「なんでどれいがおちびちゃんをだっこしてるのおおおおおおおおおお!!!! よごれるでしょぉおおおおおおおおお!!! みのほどをわきまえてね!!!! このかすッ!!!!」 ゆっくりも人間もそうだが、堕ちるのは簡単なんだな。 コイツらは完璧にゲスと化した。 しかも、1匹増えた。 「ちゅかえにゃい じじいだにぇ!!!」 「どりぇい!!! おやちゅは!?」 「しーしーするりょ!!!」 「いいにょ!? れいみゅをおこっちぇ? みゃみゃにいうりょ?」 蛙の子は蛙。 ゲスの子はゲス。 先人たちの言葉は凄いなと思った。 それに、この赤れいむを躾けようにしてもれいむたちに 「おちびぢゃんにふれるなあああああああああああ!!! かす!!!!」 「なにしてるんだぜえええええええええええええええええええッ!!!! れいむ!! どれいがおぢびぢゃんをいじめているんだぜえええええええええ!!!!」 とか、ボロクソ言われるのがオチだ。 何回も挑戦を試みたが怒鳴られるだけだった。 そして中でも酷かったのは、「おやつ事件」だ。 「おまえら、おやつだぞ。」 いつもなら喜ぶはずだが、プルプルしながら3匹は固まっている。 「・・ゆ・・・ゆッ!・・・・・・なんでおせんべなのぉおおおおおおおおおおおお!!!! おちびぢゃんはかたくてたべれないでしょおおおおおおおおおおおお!!!! ばかなの!? のうみそからっぽなの!?」 「ほんとうにつかえないじじいなんだぜ・・・ おこるきもしないぜ・・・・・・」 「れいみゅはこんにゃのちゃべれにぁいよ!! かんがえりょ どりぇい!!!」 俺は謝罪を要求された。 「あやまりぇ!! かわいいれいみゅにあやまりぇ!!!」 「あやまってね! どれい! だれがおまえをやとってやってるとおもってるの?」 俺は謝るしかなかった。 「ごめんな、れいむ。」 俺はぶっきらぼうに頭を下げた。 「ふゅん! れいみゅはきゃんだいだからゆるちてあげりゅよ!!!」 「やさしいね!! おちびちゃん!!! ぺーろぺーろ♪ してあげるよ!!」 饅頭共は顔を舐めあっている。潰せない、あの優しい笑顔が頭をよぎるから。 「おい、どれい!!」 まりさ様々が奴隷を呼びつける。 「なんだい まりさ…。」 「ぷりんだぜ!」 「・・・へ?」 俺は言葉の意味が分らなかった。 「だーかーら!! おちびちゃんのためにぷりんをよういするんだぜ!!! ほんとうにぐすなどれいなんだぜ!!! ことばわかってるのかだぜ?」 俺は甘党ではない。ケーキも誕生日ぐらいしか食わないし。 好きな食べ物といったら「かきのたね」だ。 実際、このせんべも湿気た余り物である。 「ないよ。プリンなんか。」 「・・・・・・・・・・・・・ちっ! ばかにもほどがありすぎてなにもいえねえぜ! ないならかってくるんだぜ!!! ぐず! かす!! どれい!!!」 「・・・・・分ったよ。」 俺はドアを閉めるとコンビニに向かった。 ガチャ。 ドアを空けて家に入る。 3つ入りのぷっちんプリンを買って来た。 「ほら、れいむプリンだぞ。」 俺はプリンの蓋を剥がし赤れいむの前に置いた。 「・・・・・・・ばきゃなの?・・・・」 「なにがだよ・・・・・、正真正銘のプリン様だぞ。」 赤れいむはさきほどのようにプルプルして、怒りを抑えている。 また何か気に入らない事があったのだろうか。面倒くさい奴らだ。 「・・・・・ぷっちんしりょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!! じじぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」 赤れいむはプリンの容器をひっくり返す。 フローリングにプリンはぶちまけられた。 「・・・・・れいみゅはきゃんだいだきゃらね! そのきちゃないゆかのぷりんはあげるりょ! ぶちゃさんはきれいになめちょっちぇね!!!」 俺はそこを立ち上がるとキッチンにもどり、皿にプリンをぷっちんした。 「むーちゃ♪ むーちゃ♪ しあわちぇー♪」 「よかったね! おちびちゃん! さあ おかあさんたちとゆっくりしょうね!!!」 「うん! ゆっくちちゅる!!!」 俺はフローリングを雑巾で拭く。 なぜ、俺はこんなことをしているのだろう。 なぜあんな饅頭の言う事を聞かなければいけないのだろう。 アイツらが可愛いから? いや、アイツらは可愛くない。 じゃあ、なぜ俺はこんな事をしているのだろう・・・・・。 意味が無いよな? 1年間の思い出にひびが入ろうとしていた。 そして、俺たちの1年間を完全に崩壊させた、あの事件が起きた・・・・・。 前編 完 あとがき かきのたね おいしいよね (^ω^) 作者 きよ 中編へ このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/vipdelecielbleu/pages/28.html
追加するときは頭に肛門(*)つけて五十音順にしろよksども 複数ある場合は一番最初ので +目次 エリーちゃん,エリー,エリーたん,俺の嫁 おしり ガロン 幹部的存在 スノウファング 単芝 にんっしん 羽(翼) 葡萄 ☆,星 ,連盟 ますにゃん,忍者,にゃんじゃ,にゃんにゃん マミー リカちゃんハウス 悪いなのび太、このPT、11人用なんだ,わるのび エリーちゃん,エリー,エリーたん,俺の嫁 セニート王国のメイドちゃん。かわいい。俺の嫁。 おしり おわり ガロン 街の名前のはずだが連盟クエ☆2-8「ガロンシティ危機一髪!」を指すことが多い 難易度はますにゃんより高めだがMAPが1つだけなので移動の手間が省け、回しやすい 報酬が2000Gで店売りできるのでよくPT組んで金策してる 幹部的存在 VIPの幹部的存在 スノウファング 乱獲の被害者の1体 開始時マミーと同様に定点沸きだったが数がマミーほどでもなかった その後マミーが修正されたのだがこっちは修正されなかったので マミーの人間が押し寄せ四六時中狩られっぱなしであった こちらも現在は修正済み 現在はひと気の少ないMAP 単芝 語尾に単品で芝(w)のこと 派生に三芝(www)などがある 関西弁と妙にマッチすることが多い ○○いこかw→単芝しね→せやねwという流れがあるが 本気で毛嫌いするのもいるので使い時は考えよかw にんっしん 限界らしい PTが妊娠したりアイテム欄が妊娠したりギルド内が妊娠したり大変そう 羽(翼) 背中装備アイテムであり、一応レア装備で認識されている キャラクターの見た目が変化する(羽が生える) 蝶の羽:黒死蝶からドロップ 透明な蝶羽はcβの特典 悪魔羽:めだまからドロップ 課金ガチャでスロ付きがある 天使翼:課金ガチャで手に入った今は入手無理 持ってる奴からか再販待て (天使の羽ってやつは復活アイテムだからな) 妖精羽:課金ショップで普通に売られてる。AGIが上がる それだけ あと背中装備はなんか課金でギターとかリングとか尻尾とかある 葡萄 現在狩られてるランキング1位であると思われる 葡萄みたいに紫色なスカルブードゥーのこと 主にこれが大量に出てくる赤3-7のことをさす 少し残してMAPからでるを繰り返す養殖で重宝されている マミー達と同じ被害者の1体 ☆,星 ,連盟 連盟クエストのこと。後ろには数字がつく ☆はつけずに2-2(2ページ目の上から2番目)などと呼ぶ場合もある ますにゃん,忍者,にゃんじゃ,にゃんにゃん Lv25で受けられる☆2の連盟クエスト「マスターニャンジャ討伐!」のこと 報酬が2000Gで店売りできるのでよくPT組んで金策してる マミー 被害者の1体 Oβ開始時とあるMAPのマミーの定点沸きによって 乱獲されることとなり空前のマミーブームになったが Oβ初のメンテで即修正された 今は普通に狩場として人気 レアドロップに目隠し(白) 結構安い リカちゃんハウス クリムゾンルビー連盟本部のこと。VIPアイドルリカちゃんが鎮座 悪いなのび太、このPT、11人用なんだ,わるのび 「悪いなのび太、この戦闘機、一人用なんだ」 息せき切って駆け寄ったのび太に、スネ夫はいつも通りの、皮肉気な調子で告げた。 「後部座席が空いてるよ!ぼくも行く!」 のび太のその言葉に、スネ夫は親指をたてて後ろを指し示し、笑う。 「空いてるわけないだろ。そっちは、ジャイアンの特等席さ」 後部座席には、罅の入ったゴーグルと、一本のマイク。 「……のび太」 スネ夫は無言のまま、じっとのび太を見詰め、短く、一言だけ告げた 「静香ちゃんを泣かせるなよ」 のび太は、もうなにも言えなかった 「ドラえもん のび太のラスト・ウォー」より PTいっぱいで入れませんの意。おとなしく諦めよう
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/3044.html
虐待スレ107にて 142 罰ゲームとして精子餡で小ネタを(ry といわれたので書いてみました。 「むふぅ・・・んふぅ・・・スッキリしたいぃぃぃぃ!!!!!」 ありすはスッキリしたかった。 だが出来なかった。 何故か? それは自分の周りにゆっくりがいなかったからだ。 アリスは、れいぱーに覚醒する恐れがあるため、他のゆっくりから嫌われていた。 近くの群れのゆっくりは、よそ者に対して厳しく、群れに入れてもらおうにも門前払いで追い返される。 ただ、単にありすが嫌われているだけかもしれないが。 更にこの群れのゆっくりは、単独での狩りを行わない。 人間やれみりゃ等の捕食種に見つかった場合、単独では確実にやられてしまう。 だが、複数で狩りを行うことで、捕食種を倒すことができ、人間からはなんとか逃げられることができる。 狩りの最中のゆっくりをおそうことが出来ないならば、家で家族ど過ごしているものを狙えばいいのだが この群れのゆっくりは個人でのお家を持たず、群れの全員で一箇所に住む習性があった。 ゆっくりは、つがいとなるものや子供がいなければ基本一人一家で住む。 だか、それだと何かと不都合が多い。 間違えて毒のある植物を食べてしまった場合、れみりゃに襲われた場合、 雨が降り続いた場合など一人では対処ができにくい、できないことが多いからだ。 だが、群れ全員で住むことにより、そのほとんどの事を防ぐことができる。 頭が良いぱちゅりー、行動力があるまりさ、母性のあるれいむ、捕食種も相手にできるみょん、素早く餌を集められるちぇん 各種の特徴と長所を生かし暮らすことで群れを維持することが容易になると知っていたのだ。 「どぼちてスッキリできるあいてがいないのぉぉぉ!こんなのとかいてきじゃないわぁぁぁ!!」 ありすは旅ゆっくりだった。 旅をする理由は、そうスッキリー!だ。 このありすは、群れのゆっくりをスッキリ殺してしまった為、昔いた群れを追い出された。 命までとらなかったのは、せめてもの慈悲。 だが、ありすにはどうでも良いことだった。 一番重要なのは、自分がいかにスッキリー!することだからだ。 自分の愛を分けてやったのにもかかわらず、死んでしまったやつのことなんか何とも思っていない。 元々この群れは、スッキリー!制限を設けていた。 その為、スッキリー!したいありすにとっては、ゆっくりできないプレイスだった為 追い出されたときは嬉々として出て行った。 そして他の群れを見つけると仲間に入れてもらいその日のうちにスッキリー!し また次の日には違う相手を見つけスッキリー!を繰り返していた。 群れのゆっくりに飽きると誰に言うでもなく、群れのゆっくりには何も告げず、次の群れを探しに行く。 そんな暮らしをしていた。 「うう・・・どうして・・・スッキリしたいよぉぉぉ!!!!」 何故、そんなスッキリ中毒のありすが、こんなところにいるかと言うと 近くの群れにまりさがいたからだ。 そのまりさは、誰よりもキレイな髪を持ち、目は大きくとても透きとおっている。 ふっくらとした体はもちもちと弾力がありそうで、飾りの帽子は汚れていない。 遠めから見ても美ゆっくりであることが分かるいでたちだった。 そんな美まりさに一目ぼれをしてしまい、それからずっと群れの近くの洞窟に住んでいるのだ。 普通のれいぱーありすなら襲って他のゆっくりに倒されてしまうか 諦めて他の群れを探すかしただろうが、このありすにはそれができなかった。 ありす自身は気づいてなかったかもしれないが、それは恋だった。 ただ、スッキリー!するだけではなく、子供を作り、家庭を持ち、素敵な幸せな家族になりたかったのだ。 当のありす本人はそんなこと気づいておらず、ただスッキリー!したいだけと思っていたが。 そんな悶々とした日々を過ごしていたありすに幸運が訪れる。 あの美まりさが、狩りの途中に一人になったのだ。 同じチームを組んでいた他のゆっくり達は、ノドが乾いたと言って水場である川まで行ってしまったのだ。 美まりさは、少しの間だから一人でも平気だと、仲間と別れ、餌集め続行した。 ありすにとっては願ってもない好機。 これならスッキリできる。 それも相手は、あの美まりさだ。 ありすは我を忘れ無我夢中に美まりさに飛び掛った。 「ばりざぁぁぁぁ!!!!スッキリーじましょうぅぅぅ!!!!!」 「ゆ?・・・ゆげ!ありずだぁぁぁぁぁ!!!」 まりさは動揺した。 何でこんなところにれいぱーありすがいるんだ。 それと同時に仲間の誘いを断り、一緒に水を飲みに行かなかったことに後悔した。 「ばりざぁぁぁあ!!!!どがいはなあい゛をあげるわぁぁぁぁ!!!!」 「やべでぇぇぇ!!!ばりざはありずとなんかずっぎりしたぐない゛ぃぃぃぃ!!!」 ありすは、まりさに飛び掛り、あるがままに体をこすりつける。 そうするとありすの体からは、白く濁った透明な液体で包まれ光を放ち始める。 数分間ヌチャヌチャと体をこすり付けてると、急にまりさの体からありすの重みが消えた。 まりさは、その一瞬を付き、ありすから離れようと必死に体を動かしたが 1秒もしないうちに別の感覚が体を襲った。 ズン! 「ゆぎ!」 「ばりざのまむまむきもぢいい゛ぃぃぃ!!!」 そう、ありすはまりさを逃がすために体を離したのではなく、 自分のぺにぺにをまりさのまむまむに突っ込むために体勢を変えただけだった。 「まむまむさいっこぉぉぉぉ!!!」 「ゆぎぃぃぃ!やべろぉぉぉ!!!」 「ばりざったらツンデレなのねぇぇぇ!」 「やべでぇぇぇ!ばりざにはでいぶがいるのにぃぃぃ」 このまりさはれいむとつがいだった。 狩りにでてるということは、まりさがタチを務めるのだろう。 この場をかりて言えばありすの立場だ。 だが、今はただやられるだけになってしまっている。 タチとしてのプライドと、つがいのれいむに対する罪悪感で涙を流していた。 その涙もありすの長い下に舐めとられる始末。 「んほぉぉぉ!!!ズッギリするわよぉぉぉぉ!!!」 「いやだぁぁ!!ズッギリぢたくない゛!!赤ぢゃんほじくない゛!!!でいぶたすけでぇぇぇ!」 数分間、まりさにとっては悪夢のような、ありすにとっては天国にでもいるかのような時間が終わろうとしていた。 この行為が終わる。それが何を意味するのかは生まれたばかりの赤ゆっくり以外の誰しもが知っていること。 スッキリー!が終わる。二人の赤ちゃんができるということだ。 欲しくもない赤ちゃんを生まされる。 れいむの物であるまりさが汚される。 ありすにスッキリさせられる・・・ ゴメンね・・・れいむ・・・ まりさは、心の中でつがいのれいむに対して懺悔していた。 「んほぉぉぉぉ!いぐわよ!ばりざぁぁぁ!!!すべてをうけとめてねぇぇぇ!!!」 「ゆぎゃぁぁ!!でいぶごべんねぇぇぇ!!!」 「スッキリー!!!!!!!!!!」 「スッキ・・・・・・・・・・・・しない?」 まりさはスッキリー!しなかった。 本来ならスッキリー!すればまりさの体から茎が生えるはずなのだが、茎が生えるどころかスッキリー!さえしなかったのだ。 「どぼちてスッキリしないのぉぉぉ!!!」 ありすが声をあげる。 自分はスッキリー!したのになんでししてないのか分からなかったのだ。 ありすはスッキリー!した。 だが、まりさはスッキリー!しなかった。 そしてまりさのまむまむに精子餡を流し込み子供ができるはずだった。 だが、いくらまっても子供ができる茎が生えようとはしない。 ゆっくりのにんっしん!は、互いにスッキリー!しないとできない。 まりさが、スッキリー!しなかったのが原因だろう。 まりさのまむまむにある違和感は、ありすのぺにぺにのみ。 精子餡を流し込まれた感じは一切ない。 でも、ありすはスッキリー!した。 暫くした後、ありすに異変が起きた。 ありすは頭に違和感を感じた。 さっきまでなかった妙な重さが体を襲ったのだ。 ありすの頭から茎が生えていた。 「どぼちでありすのあたまにあかちゃんがいるのぉぉ!!!」 その言葉にありすから体を離し、ありすの方を振り向くまりさ。 まりさが、目にしたものはありすから生えてる茎だ。 ちゃんと赤ゆっくりが実っている。 「ゆ?ゆ?」 本当なら自分に生えるはず(望んでないが)の茎がありすの頭にある。 その訳の分からない状況に犯られていたことも忘れ、呆然とありすの頭を見ていた。 異変はそれだけじゃなかった。 今度はありすの顎の下辺りが膨らみ始めたのだ。 ありすは動物型にんっしん!もしていた。 急速に膨れ上がるありすの体。 頭には茎を生やし、顎の下はもう一匹成体ゆっくりが入るくらいに膨れている。 まりさはただ呆然としていた。 ありすも何が起こったのか分からないが、体の中に何か異物があるのがわかり苦しそうに呻いている。 そんな沈黙した状況を打破したのは、まりさと同じチームを組んでいた仲間達の声だった。 「まりさのひめいがきこえたよー。どこにいるのー。」 「まりさどこー!はやくへんじしてね!」 ちぇんとれいむが、まりさの悲鳴を聞き川から帰ってきたのだ。 その言葉に意識を取り戻したまりさは力の限り叫ぶ。 「ゆー!まりさはここだよー!はやくきてよー!」 「まりさのこえがきこえたよー。いそぐよー。」 「いまいくからまっててね!」 まりさが叫んだことにより、れいむとちぇんはまりさの居場所を捕捉したようだ。 じょじょに近づいてくる声。 まりさも声のしたほうに飛び跳ねていく。 「ゆゆ!まりさ!」 「ぶじだったんだねー。わかるよー。」 「ちぇぇぇん!れいむぅぅぅ!こわかったよぉぉ!!」 互いに姿が見えるようになり一段とスピードをあげる。 「ごわがったよぉぉぉ!!ごわがったよぉぉ!」 「まりさだいじょうぶだよ!なかないでね!きれいなかおがだいなしだよ!」 「ゆっくりおちついてわけをはなしてねー。」 「ゆっぐ!ゆっぐ!あのね゛!ばりざ、れいぱーにおぞわれたのぉぉ!!」 「ゆ!れいぱー!」 「れいぱーはゆっくりできないよー!」 れいぱーという単語に反応する二人。 「ゆっぐ!ゆっぐ!ばりざのからだよごされぢゃったのぉぉぉ!!」 「だいじょうぶだよー。ちぇんたちがきたからもうへいきだよー。」 「ゆっくりおちついてね!ゆっくりそのれいぱーのところにあんないしてね!」 「ゆ・・・わかったよ・・・」 まりさは行きたくなかったが、二人の真剣な表情に気おとされありすのところまで案内した。 まりさを襲ったれいぱーありすを見た二人の顔は、先ほどのまりさと同じ顔をしていた。 れいぷした方であるありすの頭には赤ちゃんが実り、顎の下は異様に膨れている。 明らかに植物型と動物型のにんっしん!をしているのが見て分かる。 そんな光景を見てれいむが、ありすに疑問の声をかける。 「ありす!まりさをれいぷしたってほんと!」 「れいぷなんかしてないわぁぁぁ!とかいはなあいをわけてあげただけよぉぉぉ!!」 この言い方間違いない。 確実にまりさをれいぷしたのはこいつだ。 だが、何でれいぷした方のありすが、にんっしん!しているのだろう。 「なんでありすがにんっしん!しているの?」 「そんなのしるわけないでしょぉぉ!!!」 最早、半狂乱状態に陥っているありす。 れいぷした自分に赤ちゃんができているんだから当然と言えば当然なのだ。 れいむは黙ってしまった。 まりさは、目の前のありすに怯えてれいむの後ろに隠れているだけ。 ありすは、「どうしてありすに・・・」などと口走り話にならない。 れいむは、頭の良い部類ではないため考えるのは苦手だった。 どうすればいいのかわからないのだ。 「で、このれいぱーはどうするのー?」 その沈黙を破ったのは今まで傍観しているだけだったちぇんだった。 ちぇんは、れいむ以上に考えるのが苦手なため、早々に放棄してれいむ達のやり取りを見てたが 何も喋らなくなったれいむ達に業を煮やし自ら口を開いた。 「ゆ?まりさどうしよう?」 「ゆ!なんでまりさにきくの?」 「だってまりさがいちばんのひがいしゃでしょ?まりさがきめるべきだとおもうんだけど?」 「ゆ・・・そんなこといってもわからないよ・・・」 れいむには、このありすをどうするのかまりさに託した。 被害者であるまりさが決めるべきことだと思ったからだ。 だが、話をふられたまりさも困惑していた。 自分を襲ったれいぱーありすは許せないが、そのれいぱーがにんっしん!しているのだ。 本来あるべきことじゃない。 まりさが、悩んでいるとまたちぇんが話しだした。 「じゃあ、このれいぱーはころそーよー。」 「「ゆゆ!!」」 口を開いたちぇんは事も無げにれいぱーありすを殺そうと言ってきたのだ。 突然そんなことを言われ、驚愕する二人。 ありすは、自分のことをれいぱーと思ってないらしく「ありすのあかちゃん・・・」などと口走っている。 赤ちゃんができたことで何か芽生え始めたのだろうか。 「このままれいぱーをのばなしにしたらむれがきけんだよー。」 「それはそうだけど・・・」 「それにまりさは、れいぱーにおそわれたよー。もしかしたらしんでたかもしれないよー。」 そうだった。まりさは、このありすに襲われたのだ。 もしかしたら死んでたのかもしれない。 その言葉に襲われたときの怒りが戻るまりさ。 顔は怒気にみちている。 「ゆ!そうだったよ!ゆっくりできないれいぱーはころすよ!」 「ゆゆ!そういえばむれのきまりできまってたよ!」 「じゃあ、さっさとやるよー。」 「「ゆー!」」 ちぇんの言葉が合図となり攻撃を開始する三人。 れいむは、ありすの左側から体当たりを。 ちぇんは、ありすの右側から体当たりを。 まりさは、帽子の中に隠してあったオール(木の棒)で何度もありすの後ろから刺す。 「ゆっくりしね!ゆっくりできないれいぱーはしね!」 「ゆぎ!ゆぎゃ!やべでぇぇ!どぼぢてこんなことするのぉぉ!」 「れいぱーはいかしておいたらきけんなんだよー。ゆっくりしぬといいよー。」 「ゆ!ありずはれいぱーなんかじゃない゛ぃぃぃ!!」 皆それぞれの攻撃を仕掛ける三人。 やはり被害者であるまりさの攻撃回数は多い。 「ゆっくりしね!ゆっくりしね!まりさをおそったれいぱーはゆっくりしね!!!!」 「ぞんなぁぁぁ!!あんなにあいしあったでしょぉぉぉぉ!!!!」 「ゆがぁぁあ!!!おばえどなんかあいぢあっでない゛ぃぃぃ!!」 「ゆぎゃぁぁぁ!やべでぇぇぇ!しんぢゃうぅぅぅ!」 30分にも及ぶリンチのすえ、ありすは何も喋れなくなった。 ただ、「ゆ!ゆ!」と言うだけである。 一方攻撃をしていた三人も息を荒げていた。 ありすの状態は辛うじて生きてるという程度。 体は顔以外まともなところはない。 特に後ろは、まりさのオールで突き刺されまくった為酷い有様だ。 後は放置しておいても適当に死ぬだろう。 だが、まりさはそれを許さなかった。 ありすから離れ、助走を付けジャンプし、ありすにプレスをかました。 圧力を加えられ穴という穴から中身のクリームを吐き出した。 「ゆごぅ・・・」 そして絶命した。 お腹の中にいた赤ちゃんは、まりさのプレスで死んだのだろう。 頭の上の赤ちゃんは、れいむの体当たりで既に下に落とされ破裂していた。 これでれいぱーありすもその赤ちゃんも死んだ。 「ゆゆ!やっとしんだね!」 「そうだね!れいぱーはもういないね!」 「これでむれもあんしんだよー。」 ありすが死んだことに満足げな三人。 だが、一つだけ疑問が残っていた。 なんでれいぱーがにんっしん!したのかだ。 「・・・でもなんでれいぱーがにんっしん!したのかな?」 れいむは 別に傷心のまりさを傷つける為ではなく、本当に謎だったからだ。 「ゆー・・・」 「わからないよー・・・」 誰にも分からなかった。 今までみたことないことが起こってるのだから分からなくて当然なのだ。 だが、その答えはとても簡単な物だった。 ありすは、美まりさにのみ執着していた。 本来のれいぱーありすならさっさと違う獲物を探しにいっていただろう。 だが、このありすは他のれいぱーありすより幾分か理知的だった。 スッキリー!したい。でも美まりさとやりたい。だけどできない。だからやれるまで我慢する。 ありすの理性が、れいぱーの本能より勝ってしまったために起こった事件。 れいぱーは、その性欲から1日20回はスッキリー!しなければいけない。 だが、ありすの理性がそれをさせなかった。 その為、ありすは自らにたまった精子餡を解放することができなかった。 その結果が精子餡の粘度をあげてしまい、射精をできなくなってしまったのだ。 だが、射精はできなくともありすはスッキリー!した。 ゆっくりのぺにぺにはまむまむにもなる。 普段は中に入ってまむまむの形になってるが、欲情してタチに回るとまむまむがでてきてぺにぺになるのだ。 スッキリー!したが、ぺにぺにから発射されなかった精子餡が、ありすのぺにぺにをまむまむだと勘違いし、子供を孕んだのだ。 だが、そんなことは本人たちには分かりえないことだった・・・ 「ゆー・・・れいむ・・・ちぇん・・・」 「ゆ?まりさどうしたの?」 「きょうまりさがれいぱーにおそわれたことはないしょにしておいてほしいよ・・・」 「れいむにしられたくないんだねー。わかるよー。」 「ゆ!だいしょうぶだよ!れいむたちはくちがかたいからだれにもいわないよ!」 「れいむ・・・ちぇん・・・ありがとぉぉぉぉ!」 「まりさもきょうのことはもうわすれたほうがいいよ!」 「そうだよー。きょうはなにもなかったとおもうといいよー。」 「ゆ!そうだね!なにもなかったよ!」 「けっこうおそくなっちゃったね!」 「みんながしんぱいしてるかもしれないからゆっくりいそいでかえろうね!」 そういうとありすが、居たということさえ忘れたかのようにその場から離れていく三人。 後にはありすだったものが残されているだけだった。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2591.html
「「ゆっくりしていってね!」」 あるわりと晴れた日のこと、山道を歩いていると2匹のゆっくりに出会った。 1匹は黒髪と赤いリボンが特徴のゆっくりれいむで、もう一匹は金髪と黒い帽子が特徴的なゆっくりまりさ。 いわゆるオーソドックスコンビであるが、どちらも通常より大きく、不自然に下膨れていた。 「ゆゆっ! おにーさんはゆっくりできるひと?」 「れいむたちとゆっくりしていってね!」 ここら辺では珍しく、恐らく2匹とも胎生型、いわゆるにんっしんっで子どもを身に宿しているのだろう。 非常に食料の豊富な地域では1か月分くらいの餌を溜めてから2匹同時ににんっしんっすることもある。 が、この山では胎生型の出産すら稀なことであり、2匹同時にんっしんっなんてもってのほか。 「おにーさん、まりさたちにゆっくりできるおかしをちょうだい!」 「れいむたちといっしょにゆっくりしようね!」 つまり、この山の常識に反する子作りを行った2匹はこの山の出身のゆっくりではないということになる。 また、ゆっくりにしては珍しく、お菓子を求めるついでに「一緒にゆっくりしよう」と言っている。 どうやらこの2匹にはギブアンドテイクの観念があると言うことだ。 更に人間という大型の、しかも野生のゆっくりにとってわりと有害な動物にそれを持ちかけている。 以上の点から、彼女達は相当甘やかされて育ったが、ダブルにんっしんっが原因で捨てられたゆっくりなのだろう。 「おにーさん、おねがいだよ! まりさたちにゆっくりしたおかしをちょうだい!」 「れいむたちおなかすいたよ!」 その証拠に、周囲を注意深く見渡してみると数匹のゆっくりが息を潜めて私達のやり取りを見守っていた。 彼女らはこの山に住んでいる野生のゆっくりだと見て間違いないだろう。 恐らく、よそ者の2匹を捨石にして私がゆっくり出来る人間か否かを確かめているのだ。 「おにーさん、むししないでね! れいむおこるよ、ぷんぷん!」 「まりさたちのゆっくりしたあかちゃんみせてあげるから、ゆっくりしていってね!」 ゆっくりの中には下種な個体もおり、なまじ人間が安全だと分かるとそいつらの増徴を招く。 大抵は何の脅威にもならないが小さな子どもやお年寄りが何かの拍子に転んで怪我することがたまにある。 また、野生のゆっくりと人間が関わることで生じる問題と言うのは決して少なくない。 ここは責任を持ってゆっくり達に人間に関わるべきでないことを警告すべきだろう。 「ああ、悪い悪い。 ゆっくりしていってね!」 「「ゆっくりしていってね!」」 という訳で、適当に自分本位な大義名分をでっち上げた私は2匹の傍へ座り込み、「ゆっくりできるね!」と喜ぶ彼女らを押さえつける。 足でまりさを挟み込むと、れいむを抱き上げて彼女の背中に指をねじ込み、産道のある場所までじっくりと突き進んでいった。 「ゆ゛っ!? いぢゃい!いぢゃいよ! ゆっぐぢやべでね゛っ!」 「ゆゆっ! れいむ、どうしたの! おにーさん、やめてあげてね! いたがってるよ!」 2匹の抗議を無視してどんどん掘りすすでいくと、餡子とは違う感触を指に感じた。 一旦掘り進むのをやめて、2度3度その感触のもとを突くと、中からくぐもった声で「ゆぅ?」という返事が返ってくる。 どうやら、これがれいむの胎内の子どもらしい。 「やめ゛でね! あがぢゃんにいだいごどぢないでね!?」 「もうやだ! おうちかえる!?」 幸いにも子どもはれいむの胎内でしっかりと育っているらしい。 この2匹に餌を集める能力があったとは思い難いので、恐らく元飼い主がしばらくの間の食糧を渡していたのだろう。 それはさて置き、一層激しく抵抗する彼女達を抑える力を強めると、今度はあけた穴を拡げるべく、穴を穿り回す。 人も獣もいない、ゆっくりばかりの山道にぬちゃぬちゃと餡子をかき回す音がこだました。 「ゆ゛っ!? いぢゃい! ぢぬうううううう! ぢんぢゃううううううう!?」 「で、でいむーっ! おに゛ーざん、やべでよ! どほぢでごんなごどずるのーーーっ!?」 そうして、指が2本通る程度の大きさの穴が完成したところで、中にいる赤ちゃんの髪の毛を引っ張り出した。 金髪だった。どうやら彼女の胎内にいる子どもはまりさ種らしい。 それを確認した私は、髪の毛を外に出した状態でれいむとまりさを持ち替えると、彼女に対してもれいむと同じ処置を施した。 その間、れいむはずっと痛みに悶え苦しみ、脂汗や涎や涙を撒き散らしながら泣きじゃくっていた。 「ゆびぃ・・・いぢゃい・・・ぢぬぅ・・・・・・!?」 「どほぢで、ごんなごどずるのぉ・・・!?」 まりさの胎内の子どもがれいむ種だったことを確認すると、私は少し衰弱した2匹を背中合わせに地面に置いた。 それから、背中もしくは後頭部に空いた穴からはみ出している子どもの髪の毛をひっぱり、解けないようにしっかりと結ぶ。 以上の作業を済ませたところで私は胎生ゆっくりに出産を促すといわれる頭頂部付近のツボを刺激してやった。 「「ゆ゛っ・・・ゆっくりうばれりゅよっ!」」 効果テキメンにもほどがある。頭頂部を刺激された2匹はあっという間に産気づいた。 産気づいた2匹は痛みを忘れ、至福の笑みを浮かべていた。やはり、2週間も胎内にいた我が子と対面できることが嬉しいのだろう。 が、5分経っても、10分経っても赤ちゃんはいつまで経っても生まれてこない。 至福の笑みは不安に曇り、やがて言葉にならない恐怖に支配されて、2匹は泣き顔になってしまった。 「あがぢゃん! ゆっぐぢぢないでうばれでね!」 「はやぐうばれで、おがーぢゃんとぢゅりぢゅりぢようね!」 胎内の我が子に向かって必死に声援を送るが、やっぱり子どもが出てくる気配が無い。 死んでしまったのではないかという不安も去来するが、声をかけると中で動く気配がするので生きているのは間違いない。 耳を澄ませば小さく「ゆっ!」と赤ゆっくりが踏ん張る声が聞こえてくる。 しかし、20分経っても2匹の赤ちゃんは産まれてこなかった。 「あがぢゃん! ゆっぐぢがんばっでね゛ぇ!!」 「どほぢでうばれでごないのおおおおおおおおお!?」 2匹はそれでも必死になって我が子を励まし続けるが、30分ほど経った時、まりさの胎内のれいむの反応が無くなった。 残念ながら、30分もの長時間にわたる髪の毛の引っ張り合いで体力を消耗し、胎内で力尽きてしまったようだ。 「ば、ばりざのあ゛がぢゃんがあああああああああああああああああああああああああああ!!?」 ひときわ大きな、そしてあまりにも悲痛な叫び声が消した高くは無い山に響き渡る。 が、他のゆっくり達は人間はゆっくり出来ないことを確信した時点で逃げ出しており、誰もやって来ない。 そして、悲嘆にくれる彼女に更なる追い討ちがかけられた。 「いぢゃい! せなががいぢゃいよ!?」 「で、でいうのあがぢゃん!? ゆっぐぢがんばっでね!!」 胎内のれいむが死んだことで、れいむの胎内の赤まりさに対する抵抗が無くなった。 そうなれば、赤まりさは外に出る為に髪の毛で結ばれた赤れいむの死体を引っ張ることになる。 死産に嘆き悲しむ暇も無く、背中にあけられた穴を押し広げられる痛みが彼女を苦しめる。 「いぢゃい!? ぢぬぅ! ぢんぢゃうううううううううう!?」 指に本文の穴から子ゆっくりとさほど変わらない大きさの我が子が引きずり出される際の苦痛は想像を絶するものだろう。 その異常なまでの痛みにまりさは悶え苦しんで暴れ回るが、結果的にそれがまりさの死期を早めてしまった。 まりさの力と赤まりさの力が合わさったことで、赤れいむの亡骸はとうとうまりさの背中を引き裂いて太陽の下へと飛び出した。 「―――――――――――っ!!?」 「ゆ゛ゆ゛っ! ばりざぁ、どほぢだの! へんぢぢでね! ゆっぐぢへんぢぢでね!?」 もはや悲鳴にすらもならない音と餡子をもらしながら振り返ったまりさは大分形の崩れた我が子を視界に収めた。 そして、最後の最後まで涙を流しながら「もっど・・・ゆっぐぢ、ぢだがっだよ・・・」という断末魔を残して我が子の元へと旅立っていった。 小さな山にパートナーを失ったれいむの悲痛な叫び声が響き渡ったが、慰めてくれるものさえ1匹としていなかった。 「い゛・・・い゛ぢゃ、い゛よ゛ぉ・・・」 れいむの最期はあっけなかった。 背中の穴と下あごの産道を同時に開かれる苦痛に耐えかねて気を失い、2度と目を覚ますことはなかった。 そして、1時間以上もの時間をかけて産まれた髪の毛の先で姉妹の亡骸とつながった赤まりさは予想通りに虫の息。 「ゆ・・・ゆっくり、して・・・」 赤まりさはたった一言の短い産声も上げることなく、家族の下に旅立っていった。 ‐‐‐あとがき‐‐‐ れいむと赤まりさがあっさりし過ぎかも? しかし、同じようなことの繰り返しにしからないないしなぁ・・・ 髪の毛って焼く、引っ張る、剃る以外の使い方もあって便利だわ byゆっくりボールマン このSSに感想を付ける