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私は生まれつき目が見えなかった その上、私の父は母と私を置いて出て行ってしまった おかげで母は働き詰めだった 私はいつも一人家の中で何もせずにじっとしていた 時々歌を歌ったり、目が見えたらこの家がどんな風なのかを想像したり・・・ テーブルは?椅子は?タンスは? きっと華やかではないが、落ち着いた感じの雰囲気の良い家だろう お洒落さんを自認する母のことだからきっとそうに違いない 朝ごはんを食べ終えると母はすぐに仕事に出かけて行った 母が帰ってくるまで何もすることの無い退屈な一日 少し前までなら、泣きたくなるほどの退屈に身を委ねるしかなかった けれど、最近は・・・母のいない時間もとても満たされていた 「おねーしゃん、ありしゅだよ!ゆっきゅちちていっちぇね!」 きっと満面の笑みを浮かべて元気な声で挨拶をする彼女はゆっくりありすの赤ちゃんだ ゆっくりというのは人間のペットのとても可愛らしいパートナーのこと とても弱くて、小さいから大きくて強い人間が守ってあげないといけないか弱い家族 母が私のために買ってきてくれたらしく、少し前から一緒に生活している とてもお寝坊さんで、母が仕事に行ってからしばらくするまで起きて来ない けれど、昼前には目を覚ましてこっちにやってくるので、私の日常は以前よりずっと充実していた ありすと一緒に歌を歌ったり、柔らかい頬に触れたりして楽しいひと時を過ごす すると、永遠にも感じられたはずの長い時間が嘘のように短く感じられた 「ゆゆっ!ありしゅはもうかえりゅね!」 そう言って別室へと跳ねてゆくありすの声は少し眠そうだ ちょっと寂しかったけれど、わがままを言って彼女を引きとめるのは可哀想 だから私は「おやすみ」とだけ彼女に伝えて、母が帰ってくるまでの退屈な世界に戻った しばらくすると母が仕事から帰ってきた それからすぐに晩ごはんを食べ、眠くなったので母と一緒に眠りについた 翌日も、そのまた翌日も今日と変わらない日々が続いた 母と朝ごはんを食べて、ペットのありすと遊んで、母と晩ごはんを食べて、一緒に眠る 本当に単調で退屈にしか思えない日常 違う事と言えばありすと一緒にいる時の遊びの内容と、ごはんの味と、夢の内容くらい だけど私はとても幸せだった そんなある日、私はお医者さんに目を見えるようにする手術してもらえることになった 母は泣きながらお医者さんに感謝していて、珍しく早起きのありすもとても嬉しそうにしていた 私は嬉しさと、それと同じくらいの不安を胸に抱いていた 目が見えるってどんな感じなのだろうか? 見えた世界が期待と違っていたらどうしよう? いろんな思いが駆け巡って行って、手術を躊躇っていた。けれど・・・ 「おねーしゃん!ありしゅとおそちょであしょぼうにぇ!」 その一言で私は手術を受ける決心をした 術後、しばらくの間私の目には包帯が巻かれていて目を開けても真っ暗なだけだった いつもと変わらない日常 いつものように母とごはんを食べて、ありすと遊んで・・・ たった一つ違うのは、いつかありすやお母さんの顔が見れるという期待感 お母さんはきっとリボンが似合う素敵なお母さんに違いない そういえば、私はお母さんそっくりだって言っていた。自分の姿も見てみたいな ありすは金髪の髪の毛が綺麗な都会派のゆっくりに違いない 何せ本人が「ありしゅのかみはとっちぇもゆっくちちてりゅよ!」といつも言っていたのだから 数日が経ちようやく包帯を取る日になった はやる心を抑えて、お医者さんに包帯を取ってもらうのを待つ お医者さんが包帯を丁寧に外してゆくたびに顔を圧迫していた包帯の圧力が弱くなるのを感じる そして、その圧力をまったく感じなくなったとき、私はゆっくりと目を開いた 真っ先に彼女の視界に飛び込んできたものは・・・ 「ゆゆっ!れいむのおぢびぢゃん!ゆっぐぢぢでいっでね!?」 涙で頬をくちゃくちゃにしながら満面の笑みを浮かべる傷と泥だらけのみすぼらしい大きなれいむだった れいむのおちびちゃん?このれいむは何を言っているんだろうか? 私は思わずお医者さんと思しき大きな男性のそばに駆け寄って母の居場所を尋ねた すると、お医者さんは・・・ 「そこにいるれいむがお前のお母さんじゃないか」 にこやかな笑みを浮かべてそう答えた そんなわけが無い、私は人間だよ。当然、そう抗議した けれど・・・ 「どほぢでぞんなごどいうのおおお!?」 「みゃみゃにしょんなこちょいうおねーしゃんはときゃいはじゃにゃいわ!」 「お前・・・そういうことか。でも、間違いなくそのれいむがお前の母親だよ」 そんな訳ないでしょ、いい加減にしないと怒るよ そう言って頬を膨らませる私にお医者さんは「鏡って知ってるか?」と尋ねる 当然、それが何なのか知っていた私は胸を張って自分の姿を映すものだと答えた 「じゃ、この鏡を見れば納得するよね?」 そう言って地面に置かれた鏡にはさっきのれいむよりずいぶん小さい、ゆっくりれいむの姿が映されていた その後、母に連れられて帰った家は公園の花壇に掘られた穴ぐらで、家具なんて上等なものは何一つ無く、別室もなかった あのありすは私の目を治してくれたお医者さんのペットで、ゆっくりの私のペットであるはずが無かった 毎日食べていたごはんは雑草で、虫で・・・酷いときには土だった だから・・・ 「そうだよ!れいむはおかーさんにさらわれたんだよ!ほんとはにんげんさんのこどもなんだよ!」 お医者さんでも誰でもいい。とにかく助けてもらうために偽の母のいない隙に家を飛び出し、初めてみる広い世界へと飛び出した 「ありす、どうしてあの子と友達になったんだ?」 「だって、あんもゆっくちしゃん、おみぇみぇがみえにゃくてきゃわいしょーだったよ!」 「そうか、お前は優しいな」 打ちひしがれた子れいむと彼女に散々親じゃないと罵倒されて落ち込む親れいむの小さくなってゆく背中を見つめる 恐らく、親れいむは元々飼いゆっくりだったのだろう。そして、自分のことを人間だと思い込んでいたのだ 飼いゆっくりによく見られる思い込みだ しかし、にんっしんっをしたことで飼い主に捨てられ、現在に至ると言ったところか その後自身がゆっくりであることは受け入れたものの、子どもには人間だという思い込みが餡子を通じて遺伝してしまった 「さあ、ありす、おうちに帰ろうか」 「ゆっくちかえりゅよ!かえっちゃらおふりょにはいりゅよ!」 「・・・先にご飯にしないか?」 「だみぇよ!おふりょはれでぃーのたしなみにゃのよ!」 もしかしたらこいつも自分のことを人間だと思い込んでいるのかもしれない 首だけしかないナマモノのくせにどうしてそんな思い込みをするのか不思議でならないが 自分がゆっくりを連呼していることや、手も足も胴体も無いことに疑問を覚えないのだろうか? 人間より自分に近いゆっくりを目の当たりにしても、他の仲間が同じ家にいても人間だと思い込み続ける個体もいるらしいが・・・ 餡子脳の考えることは分からん けれど、ひとつだけ言えることがある 「なあ、ありす?」 「にゃあに、おにーしゃん?」 「お前は自分がゆっくりだって気づいているよな?」 「ゆゆっ!しょんにゃわけにゃいでしょ!?」 ちゃんと身の程は弁えさせてやるのが飼い主としての責任だろう ‐‐‐あとがき‐‐‐ かなり前に飼いゆっくりが人間だと思い込んでいる話を読みまして その作品の設定の流用+餡子による記憶継承 を組み合わせた上で盲目という設定を重ね合わせたらこんな話になりました 正直なところ、盲目設定なしで胎生の赤ゆが生まれるや否や 「れいむのおちびちゃん、ゆっくりしていってね!」 「ゆっくちちていっちぇね!で、誰てめぇ」 「お呼びじゃねえんだよ。れいみゅのおかーしゃんどきょ?」 「ゆっくりが人間さんにれいむのおちびちゃんとか・・・」 「「「「おお、おりょかおりょか」」」」 「ほおぢでぞんなごどいうのおおおお!?」 って展開でもさほど問題なかったことに今気づいた byゆっくりボールマン このSSに感想をつける
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どうする? 36KB 制裁 自業自得 お家宣言 群れ 現代 12作目ましておはようございます。キャンセルあきです。 ■序 ぱちゅりーの群れはゆっくりしてるよ! ここは人気の少ない公園。 例に漏れず、野良ゆっくり達がぱちゅりー種を長とする、小さな群れを形成していた。 「ゆん、おさ! まりさのおちびちゃんはみつかった!?」 「むきゅ……今、ちぇんとありすにさがさせているけれど、まだ見つからないわ」 "にんげんにはちかづかないこと"を掟の一条として、密かに静かに暮らしてきた彼らだが、 今はちょっとした問題を抱えているようだ。 「ゆうう。まりさのおちびちゃんがしんぱいだよう。おひさまがまうえにきたら、 ゆっくりとした"かり"のしかたをおしえてあげるはずだったのに……」 「まりさのいちばんうえのおちびちゃんは、おてんばなおねえちゃんだったものね……」 まりさ種のおちびちゃんが一匹、行方知れずになっているのである。 日々、少しずつ過ごしやすくなる夏の終わり。 梅雨明け後に生まれた子ゆっくりが、大きくなった体をもてあまし始める時期だ。 特にまりさ種のおちびちゃんは、旺盛な好奇心から一人で遊びに行ってしまうことがよくあった。 幸い、今までは大きな問題もなく、十匹居たまりさのおちびちゃんは三匹に減っただけだった。 今回、子まりさの外出がばれたのは、子供が"2"しか居ないことに親まりさが気付いたためである。 「これは、人間さんのところにいってしまったのかもしれないわ」 「ゆん!? おさ、めったなことをいったら、ゆっくりできないよ!」 「むきゅ……そうね、まりさ。しつげんをゆっくりあやまるわ」 と、その時だ。ゆっくりぷれいすを騒然とさせる"人間の足音"が、長ぱちゅりーの耳に入った。 「に……にんげんさんだああああっ!」 「わからないよーー! おさ、おさはどこおおおっ!?」 「むきゅ! ぱちゅはここにいるわ! 人間さん、そこまでよ!」 がさがさと草むらを鳴らして近づいてきた人間さんの足下に、ぱちゅりーは身を乗り出して制止した。 人間の邪魔をするなど自殺行為ではあるのだが、どうせ殲滅するつもりなら抵抗は無意味との認識がある。 「おねえさんはゆっくりできるおねえさん? だったらゆっくりしていってね!」 「はいはい、ゆっくり出来るかどうかは、このお饅頭次第だと思うわ」 ゆっくりぷれいすにふみこんできたのは、ジャージにスニーカーという格好の、中学生程度の少女だった。 ぽとん。少女が親まりさの足下に子ゆっくりを放る。 「それ、アンタ達、そのゆっくりのおかざりに見覚えある?」 「お、おちびちゃあああん!? ゆっくり、ゆっくりしてね!」 手のひらサイズの子ゆっくりは、お帽子を何処からどう見てもまりさの可愛いおちびちゃんだった。 出餡こそしていないものの、傷だらけの体が痙攣をしていた。 「……? ――!!!」 「ぺーろぺーろ。……どぼじでおちびちゃんがしゃべれないのおおおぉぉ!?」 「あ。このおうちの白黒饅頭で合ってたんだ。ゆっくりぷれいす三つくらい遠回りしちゃったな」 話せないのも仕方ない。子ゆっくりの口は、たこ糸で堅く縫い合わされている。 少女は「よっこらせ」と、子ゆっくりを入れていたらしい透明な箱に腰掛けた。 「ぺーろぺーろ……おとうさんがゆっくりなおしてあげるから、おちびちゃんはゆっくりしてね!」 「むきゅ! 人間さん、まりさのおちびちゃんをとてもゆっくりできなくさせて、 これはどういうことなの!?」 「手当てしなくても死にはしないわ、"コレ"であんよを叩いただけだもん」 少女は、良くしなるハエ叩きをひゅんひゅんと素振りして見せた。 「あ、口も塞いだか、そういえば。"話の通じないゲスは永久に黙ってね!"って言ってたから、 ちゃんとそうしてあげただけなんだけど……」 素早く左右に振られるハエ叩きがきめぇまるを彷彿させて、親まりさ達をゆっくりとさせない。 「どぼじで! にんげんざんはどぼじでこんなことするのおおっ!?」 「ゆ……ゆう……。とてもゆっくりしていないけれど、ぱちゅにはどうにもできないわ。 人間さん、ぱちゅのむれのおちびちゃんが、人間さんにめいわくをかけたのかしら?」 「私の家に入り込んで、おうち宣言したの」 ひゅん! ハエ叩きの先端が、子ゆっくりを指した。 「……ゆ? 人間さんのおうちに近づいちゃ駄目って、お父さんいったでしょおおおぉぉぉぉっ!」 「しかも、私のおやつにするはずだったシュークリームを、勝手に食べちゃったの」 子ゆっくりの縫い付けられた口には、あまあまなクリームが付着している。 「ぺーろ……! これはあまあま! おちびちゃん、ひとりじめっ! はだめでしょおお!?」 「あまつさえ、私の飼ってるれいむとすっきりーして、おちびちゃんまで作っちゃったんだ」 「むきゅ……ほんとうだわ!」 子ゆっくりの下腹部は、ぽっこりとふくれている。 どうやら、動物型でにんっしんっ! してしまったようである。 「おちびちゃん! かってにすっきりーするなんてうらやま……けしからんでしょおおぉぉ!」 「ごめんなさい、にんげんのおねえさん! ぱちゅがあやまりますから! しっかりはんせいさせますから!」 「はいはい、ゆっくりゆっくり」 ゆっくりのごめんなさいは鳴き声、聖闘士に同じ技は通用しない、これらは基本的な常識だ。 なので、野良ゆっくりは見敵必殺、見かけるなり踏みつぶすのが常識的な対応というものだ。 しかるに、この少女はそんな常識にとらわれるタイプのお姉さんでは無かった。 「心配しなくても、私はこれ以上アンタのおちびちゃんを痛めつけるつもりは無いよ。 私が聞きたいのはただ一つ。アンタ達、このお饅頭を……」 どうする? キャンセルあき ■一、 おうち宣言はゆっくりしてるよ? 「……ゆ?」 「……むきゅ?」 「ゆ? とかむきゅ? じゃなくってさ、アンタ達、この饅頭を、どうする?」 少女は子ゆっくりをハエ叩きでぺちぺちと叩きつつ、親まりさをねめつけていた。 「どうするって、ゆっくりするにきまってるでしょ? ばかなの? し――『パァンッ!』―― ゆっぎゃああああっ! いてえ、これめっちゃいてえ、マジぱねえええぇ!」 「むきゅあああっ! にんげんさんに"死ぬ"なんていったらだめでしょおおおっ!?」 定型句(テンプレート)に合わせて一撃。饅頭皮の表面に感覚が集中しているゆっくりに対しては、 殴るよりもはたく方が有効だ――殺さずに痛めつけるならば。 「今のは"死ね"とか言った分に対するケジメだから。叩くだけで済ますなんて、優しくってゴメンね?」 みるみる晴れ上がる親まりさのケツを、少女はぞっとする程冷たい目で見下ろしていた。 「――で、このお饅頭どうするの?」 「ゆゆゆゆゆ……まりさはまりさのおちびちゃんを、ゆっくりさせたいんだよおおお」 「親として、子供のケジメはどうするわけ? 責任取らせて"せいっさいっ!"しないの?」 「かわいいおちびちゃんをせいっさいするわけないでしょ?」 「――まりさ、だめよ!」 親まりさは、『何言ってるんだコイツ』という顔で返した。長ぱちゅりーは、まりさの発言の 危険性に気付いたが、それを抑えるのは一歩遅かったようだ。 「おねえさんのおうちをおちびちゃんがおうちせんげんしたなら、そこはおちびちゃんの ゆっくりぷれいすなんだよ! にんげんのおねえさんはゆっくりりかいしてね! 」 「まりさ、それは人間さんにいっちゃ、だめなことなのよおおお!」 "きりっ"とした親まりさ。絶望的な表情のぱちゅりー。 「分かった」少女のため息が長く、長く続いた。 「アンタ達がそうやってケジメをつけるなら、今からアンタの家を私のゆっくりぷれいすにするから。 そして全部ぶちこわしにしてあげるね」 「ゆ……どぼじでぞうなるの? おねえさんゆっくりしてないよ。ゆっくりしていないおねえさんは、 まりさがせいっさいっするよ。ゆっくりしないでしんで――『パァンッ!』――ゆっがあああああっ!?」 「まりさ、それいじょういけないわ」 ハエ叩きを力一杯振り抜いて、少女は、親まりさを踏みつけた。 「アンタのガキがさ、私を奴隷扱いして色々させようとしたのよ」 「おうちせんげんをしたなら、おねえさんのおうちはおちびちゃんのおうちでしょお!?」 「私だって、ゆっくりの間にはおうち宣言しておうちを奪い取るルールが有るのは知ってるわよ。 人間の家にもおうち宣言しようとするんなら、自分の家がおうち宣言されてもおかしくないわよね? 一応言っておくけれど、アンタのガキ、私が部屋に居るのに無視しておうち宣言したからね」 至極当然の理屈である。 「む、むきゅう……」 "その瞬間にお姉さんが居なかったのなら、子まりさはお姉さんのおうちだと知らなかったのだ" "今、ゆっくりが居るこの場をおうち宣言で奪うのはゆっくりできない" そう言ってお目こぼしを貰おうとした長ぱちゅりーは、機先を制された形で言葉を無くした。 「勿論、私のおうち宣言が気にくわなければ、力尽くで排除してもいいから。 私だってそうしたから別にかまわない……で、アンタはその饅頭をどうするの?」 「ゆ……」 「アンタに取って、他の種族の家をおうち宣言で乗っ取る事は正しいことなの? 当然なの? だったら私も同じことするつもりなんだけど、そうじゃなければケジメが必要よね?」 「ゆぐぐぐぐぐ」 親まりさは、口を縫い付けられた、とてもゆっくり出来ていないおちびちゃんを見て歯がみした。 子まりさのしでかした事に対して、お姉さんの所業は(ゆっくり基準で)やりすぎである。 だが、人間側に『力ずく』という選択肢がある以上、不興を買わないようにするしかない。 親まりさは、交渉を長ぱちゅりーに委ねて、人間のお姉さんを奴隷にして(まだ勘違いがある) もらい、子ゆっくりを治して貰うことにした。 「ゆ……おさ!」 「そこの長ぱちゅりー、アンタはこの饅頭をどうするの?」 「むきゅうううっ! ぱちゅは……ぱちゅは……」 親まりさよりも早く、少女が長パチュリーに話を振って来た。 「アンタが長で、人間相手のおうち宣言が"有り"って判断するんなら、私はこのゆっくりぷれいす 全体をおうち宣言するかな。でも、公園全部をメチャメチャにするなんて面倒だし………… そうだなあ、"加工所"か"一斉駆除"の出番かな?」 「むきゅ!!」 加工所。 一斉駆除。 その二単語が出た瞬間、少女とまりさ達のやりとりを遠巻きに眺めていた群れゆっくり達の 空気が一変した。 「"かこうじょ"はとかいはじゃないわ」 「"いっせいくじょ"はゆっくりできないよ!」 「そこのゲスなおちびちゃんをせいっさいっ! するべきなんだよー。おさはそれをわかってねー!」 「げすなおちびをせいっさいっ! するみょん、きょせいだみょん!」 「あたいさいきょう」 具体的には、それまで人間の家に侵入した子まりさへ同情的な論調だったささやき声が、 一気に子まりさを排除する声へと変わってしまったのだ。 「あ、すっごい涼しい」「そんなことよりおうどんたべたい」「……皿うどんで良い?」 なお、ゆっくりちるのは即座に少女に捕らえられて、厳しい残暑を和らげた。 「みんな、そういうゆっくりできないことをいうのはやめてね! せいっさいっはゆっくりできないよ! ゆっくりりかいしてね!」 つい先程までは、群れの同情的な空気に背中を押されて、少女に制裁発言を行ったまりさだが、 舌の根も乾かないうちに発言を翻して、群れに温情を訴えかけた。 「「「「「せいっさい! せいっさいっ! せいっさい!」」」」 「どぼじでぞんなごどをいうのおおおおっ!?」 人間とゆっくりの関係が、いい加減に長い町である。加工所と駆除の恐ろしさは、群れ全ての ゆっくりにしみこんでいた。 群れ全体の危機に際して、役にも立たずに厄を呼び込む子ゆっくり一匹、制裁して事が済むなら そうしてしまえ、という空気が、すでに蔓延してしまったのである。 「まりさ、しかたがないわ。おちびちゃんをせいっさいするしか……もう……」 「ぱちゅりーはおさでしょうっ! まりさのおちびちゃんをゆっくりさせてあげてよね、いますぐでいいよ!」 「一応言っておくとさ、群れのルールで制裁して良いって、結構優しい事だからね?」 本来なら、子ゆっくり一匹のおうち宣言で、群れ一個が消滅してもおかしくはない。 「それで、ぱちゅりーはどうするの?」 「むきゅ……人間のおねえさんは、このおちびちゃんをどのくらいせいっさいっ! すれば、 ぱちゅたちをゆるしてくれるのかしら?」 「おさああああっ! おちびちゃんをゆっくりさせろおおおっ!」 「許すも何も、群れのルールでやっていいって言ってるのよ。私はしっかり見て置くからさ。 命までは取らなくてもいいわよ?」 それはつまり、少女の気が済むまでぱちゅりーが子まりさを制裁しなければならないという意味だ。 「むきゅ……わかったわ。おちびちゃんを……せいっさいっ! するわ……」 ぱちゅりーは吐き気を抑えつつ、がっくりとうなだれた。 ■二、 おちびちゃんのあんよさんはゆっくりしてるね! 「むきゅ……にんげんさんは、どうすればゆっくりできるのかしら?」 「私としては、またおうち宣言に来られたり、報復に来られるのが怖いわ。 怖くて怖くて、朝六時に目が覚めてラジオ体操に行っちゃうくらいよ」 「わかったわ……」 長ぱちゅりーは、みょんに鋭利な枝を持ってこさせた。 「おちびちゃんがにどと人間さんのおうちにいけないように、あんよをぷーすぷーすしましょう」 「みょんのごんぶとな"ろーかんけん"を、げすちびのあんよにそうにゅうするちーんぽ!」 「ゆっがああああっ! おちびちゃんをきずつけるなあああっ! やめろおおお、おさあああっ!」 親まりさは、既に別の俊敏なちぇんに捕まえられ、屈強なみょんによって取り押さえられている。 「これいじょうあばれるなら、うしろからとかいはにぶっすりいくわよ、まりわ」 「このれいぱーめええっ! まりさをはなせええ! おちびちゃんをゆっくりさせるんだあああっ!」 「んまっ! ありすをれいぱーよばわりなんて、つんでれさんね」 後に控えたれいぱー予備軍ありすのぺにぺにが、いつでも制止餡を放出できるようにぎんぎんだ。 「――●×! ――●×!」 "やめろ"か"ゆっくり"か、大柄なれいむ二体によってあんよを露わにされた子ゆっくりは、 縫い付けられた口で何かを叫んでいる。 「みょん、ゆっくりかくごするみょん」 ぞぶり。 小枝の尖った先端が、脈打つあんよにゆっくり、あくまでもゆっくりと突込まれて行く。 寒天の両目が限界まで見開かれた。 餡子脳が処理できる範囲を越えた激痛に、動きが一瞬だけ停止して。 「××□●▼♪‡――!!!!!!」 「おじびじゃああああああああああああああ!!!」 声にならない悲鳴を爆発させる子ゆっくりと、我が子を呼ぶ親まりさ。 開かれすぎて転げ落ちそうな目玉からは、途切れなく砂糖水の涙が流れて滝を作り、 びくんびくんと波打つ体を、左右かられいむ二体が必死で抑えた。 「おじびじゃ……! ゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりいいいっ!」 あんよを駄目にされてゆく我が子を見て、親まりさはゆっくりを連呼するだけの饅頭と化して行く。 「……おねえさん?」 「あれ、一回刺しただけで終わるの? ひょっとしたら、歩けるようになりそうで不安ね」 「みょん! たくさんぷーすぷーすしなさいっ! いそいですませてあげるのよ!」 あんよに致命的なダメージを与えないようにと、みょんの突き刺す小枝が手加減されていることを、 少女は見抜いていた。長ぱちゅりーは、あんよを潰さなければならないなら、せめて痛みを感じる 時間が短くなるようにと、みょんにしれいを飛ばす。 「みょんっ! そーろーはかずでしょうぶだちーんぽ!」 「↑↑↓↓←→←→×○――――!!!!!!!」 「やべろおおおおっ!」 戦闘機がフル装備になるレベルの奇声を口の端から漏らす子ゆっくり。 「おちびちゃんのかもしかのようなあんよさんがあああっ!」 少女が「もういいんじゃない?」と言うまで、子ゆっくりのあんよはチーズのように穴だらけにされた。 ■三、 ゆふん。おちびちゃんのおめめはほうせきみたいだよ! ぐったりとした子ゆっくりは、少し風があんよに当たる度に激痛が走っているのか、体をびくびくと 震わせている。まともな子ゆっくりならば、とっくに吐餡で皮だけのぺらぺらになっているが、 たこ糸に縫われた口では餡子を吐きだして死ぬことも出来ずに、目は血走り、頬はこけ、既にして 非ゆっくり症の初期症状を示していた。 「ゆ……ゆふぅ。ごぷっ! せいっさいっ! ゆっくりできないわ……お姉さん?」 口の端からクリームを垂らすぱちゅりーは、どうせまだまだ制裁為なければならないのだと 悟っていながら、少女にお伺いを立てなければならなかった。 「今思い出したんだけどさ、私、着替えてる所を見られちゃったんだよね。制服からブラとかぱんつとか、 替えてるとこまで全部……無かったことになって欲しいなあ」 子まりさが侵入してから、おうち宣言を終えてれいむとすっきりーするまで着替えていたことになるが、 そんな些細な違和感を指摘する脳があるなら、ゆっくりに等生まれてくることはない。 「それで……どうする?」 「みょん。おめめを……おちびちゃんのおめめをつぶすのよ」 白々しい少女の質問に、ぱちゅりーの出した結論はアマギりだった。 「ゆ!? いいのかみょん?」 「しかたないわ。ゆっくりしないで、なるべくはやくやってあげて」 「ン~~……!! ム~~……!!」 「やべるんだぜええっ!」 「じゃあ、アンタがその饅頭の代わりにおめめを潰される? 私はそれでもケジメになるとは思うんだけど」 透明な箱に腰掛けたままの少女が、ハエ叩きの先を親まりさの眼前2cmにぴたりと止めた。 「ゆ!?」 「……まりさ」 長ぱちゅりーの視線が、まりさのおめめに注がれる。 逡巡――おちびちゃんをゆっくりさせてあげたいが、そのために自分の目を差し出すのはゆっくり出来ない! 「どうするの?」 「ゆゆぅ……」 基本種が子供を可愛がるのは、子のゆっくりしている様子を見て自分がゆっくりするためである。 つまり、おちびちゃんは"ゆっくりさせてくれる"ものだという思い込みが先にあって、子供のために 我が身を犠牲とする行為は、一般的に母性(笑)の強いれいむ種しか行わない。 それが、既にあんよを潰されて生存能力を削がれた"ゆっくりできない"子供となれば尚更だ。 「まあでも、それだとアンタがおちびちゃんのために"狩り"が出来なくなるもんねえ?」 「ゆ! そうだよ、まりさが"かり"をするためには、まりさのおめめがだいじだいじだよ!」 だから、親まりさは少女が巧妙に示した逃げ道に、一も二もなく飛びついた。 「ごふっ! ……いいのね、まりさ?」 「おちびちゃんのおめめがなくなっても、まりさがゆっくりさせてあげるよ! おさはゆっくりりかいしてね!」 「わかったわ……みょん」 「みょーん」 みょんが一歩、あんよを進める。 口に咥えた枝の先を凝視する子ゆっくりが、ぶんぶんと首をふった。 「おちびちゃん、うごかないでね! へんなところにささったらえいえんにゆっくりしちゃうよ!」 左右から押さえつけるれいむも、アマギるのはやり過ぎだと思っているのだろう。 ひょっとしたら、嬲る事無くに永遠にゆっくりさせてあげた方が、子まりさにとっては幸せかも知れない。 そう思いつつも、少女を納得させるために、ぱちゅりーは吐き気のする制裁を続けさせた。 「うごくなみょん、たちすじがみだれるみょん。らんっこうっ!」 「んんんん……『ずぶり』……っむんんんん!!!!!」 みょんは、余計な苦痛を与えないため一息に枝を刺した。 れいむ達は、少し可哀想になったためか、押さえつける力を緩めてしまった。 その同情が結局はみょんの狙いを外させて、逆効果になった。 右目の真ん中に刺さるはずの小枝は、頬に突き刺さって、下の角度から目玉を貫通したのだ。 子ゆっくりは口の縫い目から液化した餡を吐きだし、膿の様な濁ったしーしーが穴から漏れた。 「おじびじゃあああん! あばれじゃだめえ。あんこさんはいちゃだめえええっ!」 暴れまくるせいで、刺さった小枝はおめめ周辺の餡子をかき乱し、肌を破壊する。 それによってさらなる痛みが走り、激痛に飽和した子ゆっくりがなお暴れるという悪循環。 「みょん、ゆっくりぬくみょん!」 みょんが小枝を引き抜く。 べちゃ、と。湿った音を立てて白く濁った寒天の玉が転がる。 「ゆぎゃああっ! おちびちゃんの、よぞらにかがやくおほしさまのようなきらきらしたおめめがああっ! はなせ! おちびちゃんをまりさがぺーろぺーろしてあげるんだああっ! ああああああああ!」 おやまりさは、押さえつけるみょんとちぇんを振り払った。 本来ならばぽろりと引き抜ける筈だった目玉は、饅頭皮にぺっとりと餡子を付着させて抜け、 子ゆっくりの顔右側半分に悲惨なクレーターを残している。 「ぺーろぺーろ……おちびちゃんゆっくりしてねええええっ! これめっちゃうめええええっ!」 「あ、少し本音が漏れてる」 「えれえれえれ……さっしてちょうだいおねえさん。ゆっくりのほんのうなのよ……」 凄惨な状況に、ぱちゅりーはかなりの吐くりーむをしていたが、まだ永遠にゆっくりする程ではなかった。 「でも凄いわね、見なかったことにするだけなのに、目玉くりぬいちゃうなんてさ。 人間だって、アマギり三年焼き八年っていうくらい難しいのに……で、片方だけなの?」 「ゆううっ! みょん、もうかたほうもやりなさい! エレエレエレエレエレ……」 「みょ……みょーん……」 みょんは、小枝の先についた目玉を、なるべく崩さないように抜いた。 人間が帰った後でひっつけることが出来るかも知れないからだ。 オレンジジュース級のあまあまな液体があれば、ゆっくりの肉体修復は比較的楽である。 「みょん……きこえているならいうことをきくみょん。うごかないほうが、おちびちゃんはいたいいたい しなくてすむみょん。わかったかみょん?」 みょんがじりじりと近づける小枝の、黒く餡が付いた切っ先に、子ゆっくりは虚ろな視線を向けている。 「ゴクリ……」 ぱちゅりーが口のクリームを飲むのと、小枝が再び、今度は狙いを間違えず目玉へと突き刺さるのは、 殆ど同時だった。 今度は、どのゆっくりも悲鳴を上げなかった。 ■四、 おちびちゃんはそんざいそのものがゆっくりできるといわざるをえないよっ! 「で……これからどうするの?」 「おちびちゃんはもうぴょんぴょんできないわ! おめめだってなくなったわ! おねえさんはこれでまんぞくじゃないの?」 ぴくぴくと小さく身もだえする子ゆっくりの足下には、小さな寒天が二つ転がっている。 もう、まりさのおちびちゃんはゆっくりした景色を見ることも、美ゆっくりを目にすることも出来ない。 ぴょんぴょんでゆっくりぷれいすを駆け回ることも、"狩り"でお帽子一坏のごはんを取る事も出来ない。 よしんば生き残ったとしても、ごはんを食べてうんうんをひりだすだけの、糞袋と化してしまったのだ。 「実は私、もう一個不安な事があるんだよね」 「むきゅううっ! なになのおおおっ!? エレエレエレ……ゴクン」 クリームを吐く。 そして飲み込む。 自分の中身を三回も反すうしたぱちゅりーは、最早恐れる物は何も無いという感じだ。 「それ……そこの饅頭のおちびちゃんのこと」 ハエ叩きの先端が、子ゆっくりの膨らんだ下腹部に向った。 「私の飼いゆっくりとの子供だからさ、後から"飼いゆっくりにしてくれー"なんて言われるのが怖いのよ」 「お……おちびちゃんはゆっくりできるんだよ!?」 「へえ、そうなのかー。……だったらどうするの?」 「おちびちゃんのおちびちゃんだって、ゆっくりできるにきまってるでしょおおおおおっ!?」 全然決まっていない。 "おちびちゃんはゆっくりできる"の思い込みは、飼いゆっくりが野良ゆっくりに転落する原因の、 堂々一位に上げられるほど、拭いがたく厄介なものだ。 金バッジゆっくりですら、時には思い込みに囚われ、野良との子供を飼い主に見せつけるのである。 「そのゆっくりできるはずのおちびちゃんが、人の家に上がり込んでおうち宣言してくれたんだってば。 ゆっくり理解してね?」 「むきゅ、ゆっくりりかいしたわ。でも、おちびちゃんをちゅうっぜつっ! させたりしたら、 それこそえいえんにゆっくりしちゃうわ。それはゆっくりできないことでしょう?」 「別に、お腹に枝を突っ込むのが中絶方法って分けじゃないでしょ」 「ゆう……」 長ぱちゅりーは、れいぱー予備軍のありすを呼び出した。 「きずだらけのおちびちゃんですっきりーなんて、とかいはじゃないわあ……」 「むれのためよ、がまんしてすっきりーしてちょうだい」 「にんっしんっしたおじびじゃんでずっぎりーずるなあああっ! このげすれいぱーーーっ!」 れいぱー気質があるからといって、相手がどんなのでもかまわないというわけではない。 ぺにぺにはギンギンといかずにちょっと萎え気味だ。 ありすはあまりゆっくりできないすっきりーに挑んだ。 「ゆう……おちびちゃんのわりにしまりがわるいわあ」 「まりざのおちびじゃんのまむまむにもんぐいうなあああ、このれいぱああがあああ!」 叫ぶだけの親まりさは無視して、一人すっきりーのごときれいぱー行為を行うありす。 やがて―― 「……すっきりー……。あまりとかいはじゃなかったわね」 ――ありすがすっきりーを終えて、子ゆっくりの体から身を離す。 すると、子ゆっくりの緩みきったまむまむから、白い精子餡とともに、まだゆっくりとしての形が できあがる前の、ぐずぐずにくずれた餡子の塊が出てきた。 よく見れば、その塊には蔦の様な細い筋が生えている。 「おちびちゃんの……おちびちゃんがあああっ!」 胎内に居ながらにして精子餡を浴びたために、実ゆっくりがにんっしんっしてしまい、 当然の結果として栄養失調から死産となったのだ。 代りに、と言うべきか、子ゆっくりの額に蔦が生え始める。 それがある程度伸びた所で、新しい実ゆっくりが実る前に、みょんが小枝で根本から切ってしまう。 子ゆっくりには、おちびちゃんを作る体力など残っていないという、長ぱちゅりーの判断だった。 ■五、 おちびちゃんのお飾りはかがやいているね! 「さあ、もういいでしょうおねえさん! ぱちゅたちのゆっくりぷれいすからゆっくりでていってね!」 「うん、もう私に不安は無いかな。……それにしても、お父さんまりさは優しいよねえ?」 「ゆん?」 「だって、自分の子供のあんよをつぶしておめめアマギってまむまむも抉って、 なのにお帽子は手を付けてないんだもん。……本当に優しいよね?」 「ゆ……ゆううぅぅぅぅ……」 「で……どうするの?」 優しい優しいと良いながら、少女は子まりさのお帽子に冷え切った視線を注いでいた。 同じような視線が、群れ中のゆっくりから、親まりさへと注がれている。 もう、親まりさの選択肢は残されていなかった。 親まりさの餡子の真ん中……親としての情をつかさどる大切な部分が、急速に冷え込んで行く。 「おちびちゃん……ごめんね」 ばしん。 親まりさは、ゆっくりにとって命の次に大事な物であるお飾り。 ゆっくりまりさ種の象徴、黒い三角のお帽子を、金髪のおさげではじき飛ばした。 ひらひらと舞うすべやかなお帽子。 巻かれた白いリボンがとても綺麗な、ゆっくりとしたお帽子。 他のまりさのお帽子とは違って、頂点の三角形がぱりっときまった、自慢のお帽子。 それが、父親の手によってはじき飛ばされ、宙を舞っている。 ゆっくりはどんな状態になっても、お飾りが体から離れれば、そのゆっくり出来ない感じを覚える。 いま、肉親の手によってお飾りを奪われたおちびちゃんは、どれほど悲しげな顔をしていることだろう! 「……ゆん?」 その時、特派ゆんが見た物は? ――口をたこ糸で厳重に縫われ、 ――あんよを穴だらけにされ、 ――両目をアマギられた後も無残であり、 ――まむまむから死産した残骸を垂れ流す、 それは、見知らぬゆっくりれいむの姿だった。 「むきゅ…………れいむ?」 「ど……どうしてれいむがおちびちゃんのおぼうしをかぶってたの?」 「だって、私が飼ってるれいむに、おぼうしを被らせてただけだもん。あれえ、ひょっとして気付いてなかった?」 まりさ種のお帽子が無くなった今、親まりさの目には、そのゆっくりの本当の姿が見えている。 黄金のようにきらきらしている金髪だと思っていたお下げは、餡子に染まった黒い髪となった。 親まりさのお帽子で包み込んでしまえそうだと感じた小さな体は、ぶっくりと弛んだ体だった。 おちびちゃんだと考えていたそのゆっくりは、その実、成体に近い大きさの子ゆっくりだったのだ。 「私、ソレがアンタのおちびちゃんだなんて、一言も口にしてないは・ず・だ・け・ど?」 白々しい棒読みで、覚えてきたような台詞を吐く少女。 「あ、ちなみにアンタのおちびちゃんはコッチ。無傷だから」 そう言って、少女は腰掛けていた"透明な箱"から、ゆっくり出来ないゆっくりを取り出した。 お飾りのないゆっくりは、地面に落ちたお帽子をかぶせられると、まりさ種のおちびちゃんとして認識された。 「おとうしゃああああんっ! まりさは! まりさはゆっくりできないくそばばあにつかまって――! おぼうしとられて! とじこめられてっ! こわかったのぜえええっ! こころぼそかったのぜえええっ!」 「おちび……ちゃん? ほんとうにほんとうのおちびちゃんなの?」 「そうなのぜ! まりさがゆっくりしてるまりさなのぜええええええっ!」 「お……おちびちゃああん! ごめんね、おとうさんがたよりなくって、ごべんねえええっ!」 すーりすーりとぺーろぺーろで、たちまちお互いの体を唾液塗れにする。 うざくもキモイ、親子感動の再会であった。 「じゃあ……ぱちゅりーは」 とここで、虚脱状態に陥っていた長ぱちゅりーが、自分のしでかした所業に思い至る。 「かんけいないゆっくりにひどいせいっさいっ! を――エレエレエレエレエレ……!」 餡子とクリームを吐いて現実から逃げ始めたぱちゅりーに、 「はいはい、ゆっくりゆっくり」と、少女はオレンジジュースをかけて賦活させた。 「別に気にしなくてもいいよ?」 「むきゅ?」 「だってコレ、そろそろ捨てようかと思ってた奴だし」 少女は、瀕死のれいむを乱暴にひっつかむと、透明な箱に放り込んだ。 口を縫われているために何を言おうとしているかは分からないが、痙攣の様子から、 その台詞は「ゆっ……ゆっ……ゆっ……」という断末魔が近いだろう。 「私におちびちゃんを見せたら、飼いゆっくりから野良に戻らないで済むと思ってたらしいね。 まさに餡子脳! って感じでびっくりしたけど。だから、アレについては気にし無くって良いんだよ?」 「むきゅ……そ、そうなのね。ゆっくりりかいたわ」 まりさ親子は、目をとろけさせてすーりすーりに興じている。 「まりさも、無傷のおちびちゃんと再開できてよかったね!」 「ゆんっ! おちびちゃんはやっぱりゆっくりできるゆっくりだよ!」 「ゆーん! ゆっくりできないばばあは、はやくあまあまをよこすのぜ! そしたらはやくきえてね!」 「…………で、どうするの?」 「……むきゅ?」 「……ゆっ?」 「いや、むきゅ? とかゆっ? とかは何でもいいけど、このまりさのおちびちゃんはどうするの?」 「む、むきゅううっ!」 「どぼじでぞうなるのおおおおおおぉぉぉぉ!? まりさたちは、ちゃんとせいっさいっ! したでしょおおお!?」 「いや、だってさ」 少女は透明な箱の中のれいむを指差し、 「コレは私の、元飼いゆっくりで……」 次に、父親側に居る子まりさを指して、 「そのおちびちゃんのしでかしたおうち宣言とは全然関係ないじゃない……ねえ?」 そう言った。 「おとうさんとむれのみんながくそれいむをせいっさいっ! してくれて、まりさはゆっくりできたのぜ!」 「ほら、おちびちゃんもこう言ってるし。……で、どうするの?」 「くそばばあはだまるのぜ! ばばあのおうちはまりさのゆっくりぷれいすになったでしょおお! そしたらくそばばあはまりさのどれいでしょおおおっ!? ゆっくりりかいできた? りかいできたらあまあまよこすのぜええ!」 「おちびちゃんんんっ!? にんげんのおねえさんになにいってるのおおおぉ!?」 「……ね? このおちびちゃん、おうち宣言が成功したと思い込んでるから、私、またこのおちびちゃんに おうちに入ってこられるんじゃないかと思うと、とっても怖いなあ……」 防音性のある透明な箱の中に居た子まりさは、会話の流れをつかめていないので、 ずれた台詞を吐いていた。 「制裁して済ませるつもりがあるなら、先刻の"リハーサル"ぐらいで十分だと思うけど、どうする?」 「むきゅ……むむむむむむむむ……きゅう。まりさ、しかたないわ」 「お、おさあああっ!? だけど、おちびちゃんがせっかくむきずでかえってきたんだよ? ゆっくりしてるんだよ!?」 「ゆーん、そんなにほめられると、まりさゆっくりてれてしまうのぜ、おとうさん!」 胸を張る子まりさを、長ぱちゅりーは哀れみ半分、侮蔑が半分の目で見つめた。 「……でも、まりさのおちびちゃんは人間のおねえさんのおうちにいってしまったのよ。 おなじことがまたあったら、おちびちゃんをせいっさいっ! するだけではすまないわ……」 「ゆ……ゆう……」 親まりさは、あの餡子が冷えて行く感触を再び覚えた。 我が子と再開する喜びに沸いていた目が、焦点を失って死んで行く。 「ゆ……? おとうさん、どうしてまりさからはなれていくのぜ? すーりすーりして、くれないのぜ!?」 「ああ、今からアンタを制裁するつもりなんだって」 「は……はあああああ!? くそばばあが、いったいなにいってるのぜええ!?」 親まりさと長ぱちゅりーは、子まりさからそっと距離を取った。 代わりにみょんとれいむが、子まりさにじりじりと近寄って行く。 彼らの目線は、少女と子まりさと、そして透明な箱の中のれいむを順繰りにみていた。 「具体的にはこのれいむがされたみたいに、 あんよをさして、 おめめをえぐって、 まむまむをつぶして、 おぼうしを取っちゃうんだってよ? 群れの掟を破って、人間の家でおうち宣言しちゃったから、そんな制裁をされなきゃいけないんだって」 「まりさのおとうさんが、ゆっくりしてぷりてぃーできゅあきゅあなまりさを、せいっさい! するわけないでしょ! ばかなの? しぬ――『パンっ!』――ゆっぎゃあああ! いたいのぜええええ! おとうさん、ぺーろぺーろを……どぼじでぺーろぺーろしてくれないのぜえええ!?」 「私は"死ね"とか言われたら、せいぜい一発叩くくらいだよ。優しくってほんとうにゴメンね? でも、ゆっくりのルールって、ケジメがついてて厳しいんだね」 「むきゅ、みんな、おちびちゃんをぜったいににがしたらだめよ。 ゆっくりしないで、あまりじかんがかからないようにせいっさいっ! しましょう」 「おちびちゃん、ていこうしたらだめなのぜ、あのれいむみたいになるのぜ」 長と父から静かに言い聞かせられて、子まりさは逃げだそうとした。 右に一歩。だが、其処には既にでいぶ候補のれいむがいる。 左に一歩。だが、其処には群れの中でも肝っ玉母さんで有名な母性(笑)れいむがいる。 背後をみる。其処には、れみりゃですっきりーをしたと言われるれいぱー予備軍のありすが居た。 そして正面には、するどい小枝を咥えたみょんが待ち構えている。 がっちりとお下げや髪をれいむにつかまれたまりさは、あんよがみょんの方を向くように 仰向けにされた。ゆっくり出来ない予感に、子まりさはカチカチと歯の根が合わない。 頼みの親まりさは、長ぱちゅりーと一緒に冷め切った目で、子まりさから微妙に目を逸らしていた。 「れ……れいむおねえちゃんたちはまりさをはなすのぜ。れいぱーがうしろにいるとゆっくりできないのぜ。 はなすのぜ! みょんのえださんが、まりさのあんよにささりそうでゆっくりできな――『ブジュリ』―― ゆっがああああああっ! まりさのかもしかのようなあんよさんがああああっ! いたいのぜ! おとうさんははやぐまりざをだずげるの――『グサ』――ぎゃあああああっ! れいぶ、はなずのぜえええっ! まりさはこのくそばばあのおうちを――『ブス』――ぎゃあああっ! まりざの、ゆっぐりぷれいすにしたのぜ、 "えいゆん"なのぜ!? まりざのあんよさんをつぶすのはゆっくりぜんたいのそんっしつっ! なの―― 『グシュゥ!』――おとうざ……おざあああっ! まりざをだずげ――『ビシャッ!』――ゆががぎっげげっ! ――そうだ、わるいのはあのでいぶなのぜ! あのくそでいぶがおちびじゃんほじいっていうがらまりざば、 まりざばあのおうじに――『ズブリ』――おうじを! ゆっぐりぶれいすに! じだのにいいいいっ! ゆはああ、ゆはああ。ゆ……ま、まりさのいだいさがわかったのぜ? わかったらまりさのあんよをなお…… ゆん? どうしてみょんはえださんをさげないのぜ? それじゃあまりさのおめめにささってしまうのぜ! ……! まさか、そんなことするわけないのぜ!? おとうしゃん、おしゃああ、おかあしゃああああん! おとうしゃん、まりちゃがわるかったのじぇ、あやまるのじぇ! ひとりであそびにいっちぇごめんなしゃいなのじぇ! おわびにまりしゃがくしょばばあからうばいとった、とびっきりのゆっくりぷれいすをあげるのじぇええ! だきゃら、だきゃら、どうかまりちゃをゆるし ――――――『クチュ』―――――――― ……………………ゆっ…………………………。 ゆっげえええええええええええっ! まりちゃのおみぇみぇ――『チュポン』――っぎゃああああっ! まりちゃのおみぇみぇ…………まりちゃのおみぇみぇ……ゆ――ゆふふふふふ、まりちゃのおみぇみぇ、 とってもゆっくちちてるのじぇ? だから、みょん、しょんなふうにつぶしちゃったら、まりちゃの おみぇみぇがみえなくなるのじぇ? やめちぇね? ましゃかほんとうにつぶしちゃったりはしにゃいよね? ゆん? ゆんゆーん! まりしゃのおめめ、『グチャ』ってつぶれちゃったのぜえええい! ゆわーい! ゆゆゆゆゆゆゆゆ? もうかたっぽのおめめもとっちゃうつもりなのぜ? それってとってもゆっくりでき …………………………………………いやじゃああああっ! まりさ、おめめとられるのいやじゃああああっ! やめてよおおおおおおおおおっ! おさ! おとうさん! まりざあやばりまず! おとうさんにあやばりまず! おさにあやばりまず! おかあざんにもあやばりまず! まりざはんせいじまじだ、はんぜいじまじだ! はんぜいじまじだ! はんせいじまじだ! はんぜいじまじだ! はんぜい! ゆっぐり、ゆっぐり、ゆっぐりいいいいいっ! ――」 ――結局。 子まりさは"リハーサル"通りの制裁が終わるまで、そして「ゆっ……ゆっ……ゆっ……」という 断末魔を漏らして、直後に少女のオレンジジュースによって命だけを助けられても、とうとう一言も 少女への謝罪という考えには至らなかった。 だが、長ぱちゅりーの目には、透明な箱を手にゆっくりプレイスを去る少女の顔に、 不満の色は見えなかったようにも思える。 子まりさへの制裁を目にして、ゆっくりへの加虐心を満足させたのだろうか。 それとも、群れの掟違反を群れの中で処理した事で、子まりさに関わる動機を無くしたからだろうか。 群れの賢者(笑)であるぱちゅりーにも、それは分からなかった。 ただ言えるのは、「このおちびちゃんをどうするの?」と聞かれた親まりさが、傷だらけのゆっくり出来ない 饅頭をおうちに引きずってゆき、それきりおうちにこもったまま、とうとう出てこなくなったことと。 親まりさの姿を誰も見なくなってから暫くしても、公園のゆっくりぷれいすに加工所職員の姿が見えることもなければ、 一斉駆除の気配もなく、長ぱちゅりーの群れはそれまでどおり、密かに静かに暮らしているということである。 なお、群れの掟には一つだけ、「人間の家におうち宣言をしたゆっくりは制裁してケジメを付ける」という項目が、 いつの間にか追加されていた。 おわり。 ■オマケ おとうさんとの食事はゆっくりできるね 「ただいまー」 「あら、おねえさんゆっくりおかえりなさい」 「あれ、ありす? ってことはパパが帰ってきてるんだ、早かったね。ママは?」 「きょうはおそくなるそうよ」 ジャージの少女を出迎えたのは、金バッジをカチューシャに付けたありすであった。 少女の父親は役場のゆっくり対策課――しかも駆除専門の部署に勤めており、金バッジありすは 少女の家の飼いゆっくりであると同時に、父親の同僚というか相棒というか、変な関係でもある。 「パパー、お帰りただいまー」 「ただいまお帰り。そういえばメールで、群れのはぐれゆっくりが家に入ったらしいけど……」 「あー、あれ? いいのいいの、れいむを入れてた部屋に入ってきただけだし。 ケジメはちゃんとつけてきたもん」 れいむは、ありすのすっきり用ゆっくりであるが、この家のありすは長さ十三尺のぺにぺにで 相手を貫通してしまうため、大抵のすっきり用ゆっくりは使い捨てである。 あ、でも。と、少女は顎に指を当てて考えを口にした。 「あのバイトのお兄さんが駆除に来るんなら、群れの場所を案内するよ?」 「バイト……土木君の事かい? かれは一応正式採用されてるけど」 「ううん、ゆうかにゃんスコップの人じゃなくって、いっつも敬語のお兄さん」 「彼はそうそうバイトに呼ばないよ。本気を出されたら、お父さんの仕事が無くなっちゃうレベルだし……」 「そっかあ……じゃあいいや! ところでパパ、晩ご飯はどうするの?」 娘に聞かれて、父親は中身蠢く麻袋を、テーブルの下から引っ張り出した。 「はっはっは、見てくれコレを! 帰り道の途中でれみりゃとふらんを捕まえたんだ。 今日は肉まんパーティーだぞ!」 袋の中から「さくやー!」だとか、「もげ、もげええ!」とかきこえてくる麻袋に、 少女は限りなく殺意な目を向けた。 「……所でパパ、私パパの洗濯物のズボンからさ、"クラブ紅魔館"っていうお店の領収書見つけたんだけど」 「やっぱり今晩はファミレスに行こうかい!」 「宛名が"ゆっくり対策課"になってるよね? 会計役の小さいお姉さんに渡しておこうか?」 「焼き肉だな! うん、パパは急に娘と焼き肉に行きたくなった、そうなった!」 「クラブ紅魔館ってどんなお店か、ママにも聞いてみたいなー。それでパパ…………どうする?」 「……君の好きなお店に連れて行くよ。帰りに服も買ってあげるから」 おわり。 ■あとがきさんなんてよみとばしてもいいんだねー。わかるよー。 誤植はなるべく無くしたつもりなんですが、もし見つけたら教えて下さい。 "少女のオレンジジュース"という表現だけ抜き出すと、なんか卑猥な事に後で気が付きました。 私にはそういう趣味無いです。 私にはそういう趣味無いです。 ■過去作品をゆっくり紹介するよ! ↓↓↓ 以下、wikiのみらー収録 ↓↓↓ anko2016 熱中症には気をつけよう anko1972 春、その季節は anko1910 そして何かが動き始めた anko1835 その台詞は言わせない4 anko1728 そして何かが軽くなった anko1666 春のとくっばんっ!編 anko1659 越冬のススメ anko1570 証言ゆ達 ※餡子ンペ10春作品 anko1521 その台詞は言わせない3 anko1508 その台詞は言わせない2 anko1481 その台詞は言わせない
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澪「はぁ…はぁ…ダメだ憂っ」モミモミ 憂「えっんっ……澪っんはっ…」 澪「憂…私のも…揉んで」 憂「う、うん」モミモミ 澪「あんっ……んっ…あっあんっ」 憂「揉みごたえがありますね…」モミモミチュパペロ 澪「あっ…そこは…んはっ…憂っ…いいっあっあんあん」 憂「こんなエロい体で…よく処女まもってこれましたね」 澪「はぁ…はぁ…んっあん…私…人見知りしちゃうんっんは…から」 憂「壊しちゃいたいです」チュパペロモミモミ 憂「下はどんぐらい淫乱なんですかね…ちゃんと毛の処理はしてるんですね」 澪「…憂?痛いのはやだよぉ」 憂「本当に澪は可愛いです、大丈夫優しくします…エヘヘ」ヌプッ 澪「なっんっ…憂がーっ入ってく…んっ」 憂「ほらその艶やかなおっぱいでも弄っててください」ヌプッズブブ 澪「…うんっ……あっあん」モミモミ 憂「動かしますよ」ヌプッヌプッピチャピチュ 澪「あっああっ…すごく…すごいっっんっ……んはっ…中で動いってるうっ」 憂「激しくっ」ヌプッピチャズブブ 澪「あっダメっ憂いぃ…憂っあんっあんっ」 憂「いやらしい体ですねっイっちゃえ」ズブブヌプッピチャズブブ 澪「そんな激しくっ…んっんはっ……イく…イくイっちゃう……ああああ」ビクンッビクンップシャァァアア 憂「手がこんなビチョビチョに…」チュパペロペロ 憂「おいしい…澪の愛液…はい、あーん」 澪「ぁーはむっん…おいひい……はぁ…はぁ」 憂「今度は澪の番だよ」くぱぁ 澪「ど、どうすれば」 憂「自分がやられたように…ね」 澪「いっ行くぞ」ヌプッ 憂「ひっ…んっ」 澪「だ、大丈夫か」 憂「うん…(澪の指予想以上に大きい…気持ちいい)」 澪「最初はゆっくり」ヌプッピチャ 憂「はぁーはぁ…んっ……」 澪「だんだん激しくっ」ヌチャヌチャ 憂「ああっ…そこっんっ…はあっ…み、澪…き、きす」 澪「う、うん」チュゥウ、ヌチャヌチャズブブヌプッ 憂「んっ…はうっむっ…あっんは……んっ…ぷはぁっ」 澪「最後はかき乱す」ジュボジュボ 憂「あああっんっんはっ……くっ…み、澪…おっぱい…んはっ」 澪「お、おう…」ジュボジュボ、モミモミ、チュゥウ 憂「すごい…こんな」に感じたの初めてでっんはっ……あっあっイく、イくイくいやぁやぁん」ビクンッビクンッビクン 憂「はあ…はぁ…気持ち良かったよ…澪」 澪「ペロペロ…憂の愛液おいしい…もっと」ジュルル 憂「あっそんな吸わないでっんはっ…あっあっ」 澪「はぁーはぁーー…おいしい」 澪「それにしても憂の締め付けはすごかったなぁ…抜けないかと思ったよ」 憂「だって感じちゃうんですもん」 澪「それにしても気持ち良かったな」 憂「はい」 澪「いやぁいい風呂だった」 憂「麦茶どうぞ」 澪「あっありがとうな」 ドンドンドドド 澪「あいつら…激しいな」 憂「…エヘヘ」 梓「いやぁぁああああ」 澪「あ、梓…どうしたんだよ素っ裸で」 梓「あんなので…処女奪われたくないですぅぅううう」 憂「あんなの?」 唯「まーちーなーさーーいあーずにゃーん」 梓「ひぃっ」 澪「あぁ…なるほど、確かに女の唯にはついてないもんな」 唯「ねぇあずにゃんしよっ…?しようよっ」 澪「梓は…嫌なんだな、だったらやめてやれよ恋人同士なんだろ」 唯「うぅ……あっムギちゃんに言えばなんとかしてもらえるかも」 憂「それってお姉ちゃんちんちん生やすってこと?」 唯「うん、まぁそうなるかな…エヘヘ」 澪「でもつけたまま学校いったりして…もしみんなにバレたらどうするんだよ」 梓「…そうですよ」 唯「でもね、いい加減指飽きた」 憂「じゃあお姉ちゃんこんなのは…ゴニョゴニョゴニョ」 唯「ほぉ~いいかもね♪」 澪「ん?なに言ったんだ」 憂「秘密です」 唯「あずにゃん…ごめんねこれはずすよ」ベリッバリッポイッ 唯「だから…ね、二回戦しよっ」 梓「なんでそうなるんですか…でも、やってやるです」 唯「じゃああずにゃんそこに仰向けに寝て」 梓「ちょっと澪先輩たちが見てる前でヤるんですかっ」 唯「細かいことは気にしない気にしない~♪」 梓「……こ、こうですか」 唯「うんそう、それでよいしよっと…はい舐めて」 梓「ふえっ…」 澪「なぁ…憂……これって…」 憂「顔騎ですね」 唯「はやく~」 梓「こ、こうですか」ペロペロ 唯「はうっ…んっ……うんっいいよ…あずにゃん」 憂「お姉ちゃん…もっとこうゴニョゴニョ」 唯「うん、わかった…えいっ」グイッ 梓「んんんんんんっ」 唯「これで…あずにゃんちゃんと舐めてよ~あぁ鼻がクリトリスに当たって気持ちいい~」スリスリ 梓「……っんはっ…」チュパチュパジュバ 唯「あっ…あっ…ん…いいよ…あはっ…すごいよあずにゃんはうっ」 梓「きもひいいへすか」ジュバジュバペロペロ 唯「うん、すごい…あっそうだあずにゃんのもやってあげるよ…向きを変えて、これで私も舐めてあげれるね」ペロペロ 梓「ひゃっ…んっ……あっ」 唯「んっ…ほらぁ~あずにゃんもちゃんと舐めてよぉ」ピチャピチュ 梓「んっ…あひっ…こへはどうへふか」ペロペロズブブ 唯「ひゃっ…指が…あずにゃんのが入っていくよぉ~」ペロペロ 梓「あっんっ…はぁはぁ…」クチュクチュ 唯「はぁ…っんっ…らめぇ~…あんっ」 梓「これがクリトリスですね」ピンッ 唯「あああっ」ビクンッ 澪「……」ソワソワ 憂「澪……」 澪「…?」 憂「私たちも…しよ」 澪「…」コクン 唯「はぁはぁ…」 梓「今度は私が攻めます」グワッ 唯「わわわあっあずにゃん」ドテン 梓「唯にもこれを使ってやるです」ブブブブ 唯「いゃん///」 梓「ていっ」ブブブブズブブ 唯「ひゃっん……ああっんっんっ…あんっあんっ…」ビクッビクッ 梓「ほら…早く私のも舐めてくださいよ」 唯「あっ…あんっ…だってええっ…気持ちいいんだもあんっあんっはうっ」 梓「いいですよ自分で押し付けますから、唯は舌出してて下さい」スリスリ 唯「んまっ…はっはっ…んはっ…まみゅ」 梓「はぁはぁ…いいです…んはっ」 澪「ってもうこんな時間…ごめん憂また明日」 憂「あっ…はいまた明日」 梓「はっんはっ…いいです」ブブブブ 唯「はぁっはうっ…ああっもうだめ、イくイくイくぅぅうう」ビクンッビクンップシャァァアア 梓「……イっちゃいましたね」ペロペロ 唯「あぁ今すごい敏感なのにぃ~だめぇ」ビクッ 梓「美味しいです唯の愛液」ペロペロ 唯「はっはうぅ~」 …… 紬「そろそろ帰るわね」 律「ムギ、今日はありがとな…」 紬「えぇ…えいっ」スパッ 律「えっちょっ…返せよぉ」 紬「やっぱり髪下ろしたほうが可愛いわ」 律「そ、そんなことねーよ」 紬「りっちゃん…」チュゥ 律「んっ……なっなにを」 紬「あんまりにも可愛いから…じゃあまた明日」 律「……///な、なんなんだよ」 翌日… 唯「うぃ~」 律「おっ日直ごくろうっ」 紬「唯ちゃんお菓子どうぞ」 唯「エヘヘ…いただきま~す」モグモグ 梓「……///」ポワー 律「ん、どうした梓」 梓「あっいえなんでもないですあはは~///」 唯「ん、あずにゃんなんかついてる?」 梓「いえ、なんでもないですないです」 唯「あっそうだ…ムギちゃんちんちん生やす薬ってな~い?」 律「ブゴッ…ゴホッゴホッ…な、なにを急に」 紬「唯ちゃん?」 唯「あのね、私とあずにゃんはね…むむむむむ」 梓「唯ストップっ」 律「唯?呼び捨て…ククッ…なるほど、梓隠さなくてもバレバレだぜ」 梓「……ですね、やっぱり変ですよね女同士のカップルなんて」 紬「いいと思うわ、すごくお似合いだもの…ね、りっちゃん」 律「うっ……そうだな、あはは///」 紬「でもなんでペニスなんかつけるの?そのままでいいじゃない」 唯「あのね、昨日あずにゃんとエッチしたんだけど」 律「ブッ…お前の話は安心して聞けない…な」 紬「続けて…///」フゴーフゴー 唯「ちんちんの玩具あるでしょ…あの…」 紬「ペニバンね」 唯「たぶんそれ、それでエッチしようとしたら…あずにゃん『そんな玩具じゃいやです~』って言うから」 梓「嫌ですよ…玩具で処女奪われるなんて…」 紬「…そういうこと、わかったわお父様に頼んでみるわ」 唯「ありがとうムギちゃん…エヘヘあずにゃんこれでエッチできるね…」 梓「……はい///」 律「おぉっかなりラブラブだなぁ~コノヤロー」 澪「おぉみんなそろってるんだな…」 紬「澪ちゃんお菓子どうぞ…」 澪「あっありがとう…」チラッ 律「…お、遅かったなー澪ー」チラッ 唯「???」 澪「あ、あぁ…」 梓「(なんだろうこの気まずい感じは…)」 紬「(なんだかんだ言ってやっぱり澪ちゃん諦めきれてないのね)」 澪律「あ…あのさ……」 澪「律…いいよ先」 律「いやいや…澪が先で」 澪律「じゃぁ…」 澪「…もー律先言ってくれ」 律「じゃ、じゃあ……あのさ…澪、ちょっと2人で話さないか」 澪「えっああじゃあ外でるか」 バタンッ 梓「澪先輩律先輩なにかあったんですかね」 紬「恋ね…いいわねぇ~女同士の禁断の恋」 梓「ムギ先輩?」 唯「でも澪ちゃんには憂がいるじゃん」パクパク 紬「えっそれ本当なの」 梓「ああそっか…えっと昨日付き合い始めたみたいです」 唯「私たちもだよあずにゃん」ギュゥウウ 梓「ちょっと唯、く、苦しい」 唯「はむっ」チュゥウ 梓「んっはっ…はむっ…んっ…ちょ、いきなりなんなんですか」 唯「いいじゃん恋人だし」 梓「ひ、人がいるじゃないですか///」 唯「…わかったよ、じゃああとでいっぱいちゅーしようね…エヘヘ」 梓「……はい///」 紬「(りっちゃん大丈夫かしら)」 … 澪「で、話ってなんだよ」 律「澪…どうだったんだ昨日の…その…憂ちゃんとの…さ」 澪「あぁそのことか…付き合うことになったんだ」 律「えっ…あぁそうか…おめでとさん」 澪「ありがとな…律、お前がいなかったら多分自分に負けてたよ」 律「…そうか」 澪「やっぱもつべきものは親友だな…」 律「そうだな…あのさ澪」 澪「ん?」 律「もし、好きな人に恋人がいて…それでも好きだったらどうする?」 澪「…私なら退くかな、でも律なら進むだろうな……きっと結果がどうであれ」 律「…ククッ……やっぱり澪だな、私の大好きな澪だ」ギュゥウウ 澪「な、なんだよ律…あんまくっつくなって律…おいり…」 律「……しばらく、こうさせてくれないか」 澪「泣いてるのか…?……あぁ好きなだけそうしてろ」ナデナデ 律「……グスン……」 澪「私…律に謝らなきゃいけないことがあるんだ…」 律「わ、私に…グスン…か」 澪「律がさ…私のこと好きなの知ってたんだよ…いや正解には分かってたか…」 澪「でも律は律で私の親友なんだ、それ以上でも以下でもない」 澪「一番大切な親友なんだ…だから…ごめんな…律」 律「……なんだ…グスン、知ってたのかよ……」 澪「ライブで私が歌うことになったとき、心配そうに見てただろ…なんか嬉しかったよ」 澪「わざとふざけて私の緊張ほぐそうとしたり…小さい頃から律には助けられてばっかだ」 澪「こんな私と親友でいてくれてありがとな…そしてこれからも親友でいてくれ…律」 律「………馬鹿澪…グスン」 律「いつもそばにいるからな…ずっと親友のままだからな…絶対の絶対だぞ」 澪「あぁ…絶対の絶対だ」 律「……私も澪には感謝してるんだ…本当にありがとな」ギュゥウウ 澪「律……」ギュゥウウ 律「そろそろ戻るか…」 澪「そだな…」 ガチャ 唯「あっ澪ちゃんりっちゃんおかえりー」 澪「ただいま」 律「…ただいま///」 紬「(気持ちの整理はついたみたいね…)」 梓「練習しませんか、練習」 唯「えーいいよぉ…今日は暑いから、明日にしよっ…ね」 律「練習…するか?」 澪「するか…な」 紬「じゃあ練習しましょうか」 唯「えーみんな今日練習したい気分なのー?」 律「ごたごたいってないでギー太かつげギー太」 律「じゃあいくぞ~1、2、3」 じゃじゃ~ん♪じゃじゃ、じゃじゃ、じゃじゃ~ん♪ 澪「あれ、唯上手くなってないか」 唯「エヘヘ…昨日あずにゃんに教えてもらったんだぁ」 澪「そっか…梓これからもビシビシやってくれ」 梓「はい」 唯「ビシビシぃ…なんかエッチぃ」 梓「な、何がですか」 5
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第208話:もぉにんぐ 作:◆mou/7gFuMA 「ガハハハハ、誰だか知らんが気の利いた事をしてくれる」 水の引いた川の底を歩くオフレッサー、彼にとっては水源が無くなった事よりも川を泳いで渡る必要が無くなった方が嬉しいらしい。 靴に川底の泥が大量に付いているが今の所気にした様子はあまり無い。 「それにこんな物まで拾えるとはな、このゲームの勝者はフアァァァァ」 更にその辺で拾ったガラスの剣を携えて大欠伸、まぁ一時間しか寝てない彼にとっては無理の無い事ながら。 ビチャ、ビチャ、ビチャ、ブニュ、ビチャ。 「うん?」 そんな泥だらけの靴で人を踏むのはよくない。 【B-5/枯れた川/06:23】 【オフレッサー】 [状態]:健康、やや眠い [装備]:水晶の剣、ガラスの剣 [道具]:デイバッグ(支給品一式) [思考]:皆殺し、G-1に移動 【フリウ・ハリスコー】 [状態]:右腕に火傷。顔に泥の靴跡 [装備]:水晶眼(ウルトプライド) [道具]:デイパック(支給品一式) [思考]:ミズーを探す。殺人は避けたい。 ※フリウは踏ん付けられて目が覚めましたw ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第207話 第208話 第209話 第195話 時系列順 第197話 第159話 フリウ 第245話 第179話 オフレッサー 第245話 第159話 ウルトプライド 第245話
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ありす観察日誌 4KB 初投稿(駄文) 虐描写薄 レイパー 実験? 虐描写なしです 現代? 独自設定とかいうレベルじゃない駄文 色々ごめんなさい それでも良い方はどうぞ レイパー…ゆっくりキーパーにとって事故に次ぐ飼いゆへの脅威である 度重なる駆除も効を得られず、 またペットブームに沸き、大幅な飼いゆの個体増加を迎えた今、抜本的な対策が必要と考える それには発生を未然に防ぎ、増殖を抑える必要がある そこで私はレイパー発生のメカニズムを調べるべく、ありすの観察を行うことにした まず私はレイパーとは如何なる物かを調べる為、ありすの解体を行った レイパー化の原因は不明のままだが、レイパー化する過程を掴むことには成功した また野生個体を調査し統計を取った 結論としてレイパーは一種の病気である 発症初期 精子餡製造プロセスに異常が発生し、過剰生産が始まる また通常の個体では擬似的に精子餡を過剰に生産させたところ、それらはほぼ全て体餡に再変換され吸収された つまりレイパーには一種の消化不全も併発しているものと思われる 発症後2時間後 体内に蓄積した大量の精子餡を放出しようと行動を開始する この際放出を妨害すると肥大する精子餡に体餡が圧迫され死亡する(体積の4割以上を占めた時点) 強精剤を投与し更に放出を阻害した処、体が破裂し死亡 放出孔を阻塞すると突起部全体が破裂、其の後、餡が噴出、衰弱死した 相当な圧力が発生しているようだ この時点で既に理性や本能はほぼ機能を停止していると思われる 同種や廃棄物の摂取に抵抗を見せず、「ゆっくりしていってね」という呼び掛けに反応しなくなる また味覚、嗅覚、聴覚の機能が低下し視力が向上している 発症後24時間 異常な運動力を発揮し始める また表皮の厚みが2倍に肥大した 味覚はほぼ機能していない模様で辛味、苦味ともに拒否反応はない 但し害が無い訳ではなく大量に摂取すると吐餡し死亡した 発症後128時間 加速する精子餡製造速度に代謝が追い付かず、およそ7割のレイパーがこの期間に衰弱死する また生き延びたレイパーは驚異的な効率の精子餡製造プロセスを獲得している 正常個体の変換効率は3割ほどであるが、レイパーは6割、 生存個体に至ってはほぼ無損失で体餡を精子餡に変換する 発症後256時間 1割ほどのレイパーが突如として理性を再生させる しかしその内9割、すなわち初期の9分が理性再生後に精神に異常をきたしている 総論としてレイパーの7割9分が死亡し、2割が理性消失、生存は1分のみである 但し生存した1分は良好な身体能力を保持し、利用用途はあるものと考える また全体の発症率は約1分、原因不明な為、感染個体数は不明 他種には見られない 発症個体の体餡を注入した処、他種では強精剤を投与したレイパーと酷似した反応を示し、 ありす種では発症した 体液(精子餡含む)や廃棄物、表皮との接触では感染は見られない この病は無治療では恐ろしく死亡率が高く、万一他種に感染が拡大するとゆっくり産業に甚大な被害をもたらすものと判断できる また精子餡にも異常が発生しており、第二世代の発症率は9割を超える 早急に発生原因を特定するべきと思われる 治療としては精子餡製造プロセスを停止させる以外は対処療法(拘束、強制給餌、精子餡の排出)を行うしかない プロセス停止の成功確率は1割 現在確認できた有効な方法は通常の去勢に加え、周囲の体餡の除去、再生阻害の異物挿入を併せて行う 実験詳細は別紙記載 … …… 「おにいさん、なにしてるの?」 「お仕事だよ」 「おしごと?」 そうか、こいつの視点じゃ机の上は見えないか 「ほれ、お前らのことを書いてるんだよ」 「ありすの?どんなことをかいてるの?」 「ありすがどれだけ都会派かって事さ」 「やだ、おにいさん」 おうおう顔赤くしちゃって。 かわいい奴め。とてもあの時のと同一個体には見えないな。 そう、こいつが生き延びた一匹のありすだ。 レイパー譲りの運動力、レイプ欲求を抑える精神力、それに伴い発達した知能 れみりゃなら対等に渡り合えるし、ふらん相手でも10戦3勝くらいはできる 平仮名だけではなく漢字も少しは読めるし、数字も数えられる 性格は大人しく、躾もし易く、丈夫で飼いやすい 量産に成功すればかなり売れると思うんだが… 「どうしたの、おにいさん。ありすのかおになにかついてる?」 「いや、可愛いなと思ってな。」 「お、おにいさん…からかわないで。」 おお更に赤く。 惜しむらくはこの一頭しか確保できてない事だ 何度か他種で交配できないか試したが… 「おにいさん、れいむたちどこいったの?」 「ああ、それを聞きに来たのか。 あいつらはやっぱりこの家が気に入らないって、山に帰りたがってたから今朝送って来たよ。」 と言うより山の土に還ったんだが。 「そう…」 「まあ、落ち込むな。ありすがお利口すぎてあいつらではついて来れないだけさ。 必ず次こそは都会派なお嫁さん連れてくるから、元気出してくれ。」 「うん、わかったわ。おにいさん、ありがとう。」 最初はありす種、次にまりさ種、今回はれいむ種を試したが悉く生まれて来るのはゲス 直接すっきり!させたのと精子餡注入でにんっしんさせたのとで結構な数を生ませている どれも金バッチ取得の餡統の優良個体なのだが、生まれてくるのは手のつけられないゲスばかりだ 野生個体も試したが、親にまでゲスが移ってしまった 一応生まれてきた中、レイパーは飼育を続けているが、通常の子レイパーとの違いは今のところない 望み薄だが、次は希少種とでも掛け合わせてみるか やはり固定化するにはもっと沢山のありすが必要だな それとやっぱり原因の特定もしなきゃな… お兄さんのありす”達”の悪夢は終わらない レイパーに朝は来ない *れいぱーって無敵なのかねー、とか考えてたらこんなものを書いてた *読んでくれてありがとう、そしてごめんなさい トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る おもしろい内容やな! 発症原因も回復原因も不明って怖いな。。。gkbr。。。 -- 2018-04-12 17 34 37 こういう考察もの大好きだわ -- 2014-12-27 21 09 27
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だっしゅつわざ(脱出技) 概要 TOPなりきりダンジョンに登場した技。 登場作品 + 目次 TOPなりきりダンジョン 関連リンク関連術技 ネタ 被リンクページ TOPなりきりダンジョン 習得者:あそびにん 分類 属性 - HIT数 - 消費TP 対象 係数 - 習得条件 CP ダンジョンから脱出する ▲ 関連リンク 関連術技 撤退 ネタ 被リンクページ + 被リンクページ 術・技:あそびにん ▲
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律「\(^o^)/……じゃなくて、くそ…むんっ」ミシミシ 紬「あら力づく?…ダメよりっちゃん」ポチッ ブブブブブ 律「あっ…んあっっ……くっ」 紬「あらゆるところにバイブをつけたの…りっちゃん凄い感じてるわね…可愛いわっ」チュッ 律「んっ…んあっ」 紬「あぁ今のは小だから…次抵抗したら中よ」 紬「最後が大…これは大人でもすぐイっちゃうらしいわ」 律「ふざけんなよ……なんなんだよ…」 紬「斎藤」 斎藤「はい…」 キュッキュキュッキュ 律「ちょっなんだよこれ…股が開く…ちくしょう」ガシッガシッ 紬「暴れないでよりっちゃん…綺麗なまんこね…可愛いわ」ジュルルルル 律「ちょっあっ……んはっ…あんっ」 紬「おいしいわ」ジュルルルル 律「ひっ…んっあっあっ……」 紬「そろそろ…ウフフ」スチャッ 紬「りっちゃんの処女…いただくわ」 律「や……めて……」 紬「薬なんて使って男になるなんてごめんだわ…女だからこそ…ね」 律「うぅ…や…めて…くれよ」 紬「可愛いわりっちゃん…大好きよっ…このペニバンはねどっちにもペニスがついてるの…だから一緒に気持ちよくなれるわ」 紬「イくわよ」 律「いやだぁぁあああ」 ~~~ ガバッ 律「はぁ…はぁ…はぁ…夢か…」 律「ん、ムギからメールだ」 『今から会えますか?』 律「……ゴクリ……まさかな…夢だし…」 聡「ねぇね~ちゃんどっかいくの?」 律「と、友達んとこっ」 ガチャッ ―――公園 紬「男になるのは…ためらったけどりっちゃんのためだもんね……よしっ」 さわ子「うい~~~~っと」 紬「あれは、さわ子先生…どうしてこんなところに」 さわ子「んっ何見とんじゃい」 紬「私だってバレたらどうしよう…いくら男になっててもあのさわ子先生よ…」 さわ子「あれ、君…イケメンだねぇ…ひっく…どうしたのこんな時間に一人で」 紬「いや…人待ちです…」 さわ子「なに、彼女?…こんな時間まで待たせといてこないなんてとんだわがまま娘だねぇ…ちょいきなっ」グイッ 紬「ちょっ…えっあああ~」 ―――20分後 律「はぁ…はぁ…あれ…ムギいないじゃん…」 紬「あのぉ…」 さわ子「ん?…なに、まだあんなクソビッチのこと考えてるの?」 紬「いや…だから…」 さわ子「私が女ってのを教えてあげるわ…(これでイケメンとエッチ→中出し→妊娠→結婚)」 さわ子「ようやく私に春がきたわっ」 紬「あの…」 さわ子「さぁここよ…入って入って」 紬「だから…あの…」 さわ子「じゃあ服脱いで」 紬「へっ…」 さわ子「ぐずぐずしないで…ほらっ」 紬「は、はい…(嫌な予感がする…いや、嫌な予感しかしない)」 さわ子「早く脱ぎなさいよ」 紬「無理ですぅうう」 さわ子「あっちょっと…逃げられてしまった」 紬「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」 律「なんだよムギのやつ呼び出しといて……」 紬「はぁっ…はぁ…(あっあれはりっちゃん)…りっちゃんっ」 律「あんっ……誰?」 紬「はぁ…はぁ…私よ、紬…琴吹紬よ」 律「はぁ…えっと……まさか」 紬「男性になる薬を…」 律「なんでだよ…てか呼び出しといていないってなぁ」 紬「それは…いろいろ事情があって…ちょっと家に来てもらえるかしら」 律「えっ…こんな時間にか…泊まるとかか?」 紬「…できればそうしてもらえると助かるかも」 律「う~ん(何されるんだ…まさか…いやあれは夢だしなぁ…)」 律「行って何するんだ?」 紬「そ、それは……///」 律「まさか…」 紬「…ウフフ」 律「ごめんムギ、私には無理だ」 紬「えっ…」 律「確かにまだ澪のこと諦められてない…だからって体中にバイブつけられる拷問はどうかと思うぞ」 紬「えっ…」 律「ごめんムギ…また今度な…」 紬「違うわりっちゃん…私はりっちゃんとセックスがしたいのっ」 律「いやだからっ……んっ」チュッ 紬「んっ…むはっ…私はりっちゃんが思ってるような酷いことはしないわ……だってりっちゃんを幸せにするって約束したじゃない」 律「……本当か」 紬「誓うわ」 律「…でもなムギ、付き合って数日でセックスなんておかしくないか……?」 紬「だって…澪ちゃんたちなんて……」 律「えっ澪が…澪がなんだって」 紬「とにかく家に来て…見せたいものもあるし」 律「……わかった…じゃあ家に帰って荷物もってくるから」 ―――琴吹家 律「でけぇ……」 紬「そこでくつろいでて」 律「おぉ……(逆にくつろげない…)」 律「一体ムギは私に何を…」 紬「お待たせ…こっちに」 テクテク、ギィィイイバタンッ 律「なんだこの部屋…モニターがたくさん……」 紬「全部で1063台よ」 律「あれっ…あそこにいるの…唯と梓か…?」 紬「えぇ……これはリアルタイムの唯ちゃん家よ」 律「って盗撮じゃないかっムギ…」 紬「ウフフ…でも大丈夫隠し撮りのプロにお願いしたから見つからないわ」 律「全然大丈夫じゃないけどな……ん?あれ…澪か」 紬「曇ってて見にくいけど多分澪ちゃんねそれと憂ちゃん」 律「えっ…あれが憂ちゃん?…どう見ても男だろ…でも唯の家だし…やっぱり憂ちゃんか…」 紬「今…何してると思う?」 律「……なっ…フェラ…だな」 紬「そうね…どう思う?」 律「何がしたい…」 紬「え?」 律「何がしたいんだよっ」ガシッ 紬「妬いてるのね…」 律「殴るぞ…」 紬「正直に言うわ…澪ちゃんに頼まれてね……これを見せれば…りっちゃんも諦めがつくだろうって…とんだ淫乱女だけど」 律「……嘘だろ…」 紬「澪ちゃんね言ってたの…『りっちゃんを守るのは自分だけどりっちゃんを護るのは自分じゃない』って」 律「澪……」 紬「ねぇ…りっちゃん、私はりっちゃんを幸せにする…約束した…だからいい加減私を見てっ」 律「…っ……」 紬「どうしていつも澪ちゃんばかりなの?付き合っても澪ちゃんの心配ばかり…」 紬「りっちゃん…もう、いい加減私をイジメないでよ…」 律「……っ…ごめん」 律「……やっと吹っ切れたよ…ムギ…呪縛から」 律「澪をぶん殴ってくる」 ガチャッ 紬「ちょっとりっちゃん…うっ…斎藤」 斎藤「お嬢様…気持ちだけで伝わらないものもあるのです」 紬「……ごめんなさい…ありがとう斎藤」 ―――平沢家 憂「澪…なにしてるの…」 澪「おっぱいで体洗ってあげる…ね」ムニュムニュ 憂「えっ……(そんなんじゃ垢とれないよぉ)」 澪「腕出して」 憂「は、はい…あっ(澪のおっぱいに挟まれて…なんかいい)」 澪「んっ…んっ…次はそっち」 澪「背中なっ」 澪「あとは流して……ど、どうだったかな///」 憂「な、なんというか…なんか良かったです…ムニュムニュ感が」 澪「…そりゃ良かった……あれ…元気になってる」 憂「そりゃ…あんだせおっぱいに攻められたら…」 澪「なぁ…憂」 憂「ん?なーに澪」 澪「わ、私の…はじめて…貰ってく、くれないかな///」 憂「えっ……い、いいの?」 澪「……うん///」 憂「じゃ、じゃあ仰向けに寝て」 澪「……こ、こうか」バタンッ 憂「濡らす…必要ないですね……かなり愛液でてますもんね…」 澪「み、みないで…恥ずかしい///」 憂「じゃ、じゃあ…入れますよ…」 澪「…い、痛くしない?」 憂「(か、可愛い…///)じゃあキスしててあげますから」 澪「……なんだか…ドキドキする…」 憂「私もドキドキしてますよ…澪…大好きだよ……んっ」チュッ 澪「ムッ…んっ…んんっ(両腕おさえつけられたっっ)」 憂「んはっ…暴れれるとあれなので…抑えるんです…ハムッ」ニュプニュプ 澪「んっっっ(痛っっっ)……んんっんんっんっ」ビクンッビクンッ 憂「(やっぱり…暴れるなぁ…抑えつけるので精一杯だよぉ…)」ニュプズブズブ 澪「…んっっっ……んっ………」 憂「んはっ…澪…大丈夫…?」 澪「……うぅ……すごく痛い……けど憂がキスしてくれてたから大丈夫だった…うぅ」 憂「でも澪…まだ半分なんだよね」 澪「へっ…?」 憂「このさい一気にいったほうがいいかもね」 澪「えっちょっとまって憂、それは死んじゃう」 憂「せーのっ」 澪「ひいうっ…」バタンッ 憂「冗談だったんだけどな……よし、今のうちに全部挿れちゃおっと」ズブズブ 憂「澪…澪…」 澪「うぅ…あっいたっ……あっ」ガバッ 憂「そんな抱きつかなくても…」 澪「痛いの…うぅ」 憂「痛みが引くまでキスしてあげるから…」 澪「ちんちん動かさない?」 憂「しないよぉ」 澪「えへへ…ハムッ…ん」チュッ 憂「んっ…んっ…んんっ(余った手は……おっぱい弄ってよ)」ムニュムニュ 澪「んんっ…んはあっ…あっ」 澪「……動いて……」 憂「痛くないの…?」 澪「痛いけど…我慢する……」 憂「じゃあゆっくり動くから…」ニュプズブズブ 澪「んぐっ……んっ」 憂「澪のおまんこすごい締め付けだよぉ」ニュプズブズブ 澪「あっあっ……んあっはうっ」 憂「だんだん早くっ」パンッパンッパンッ 澪「んっ…あっ…ぐっ…いやっ…おっ…おっぱい…んっ」 憂「うん、澪…気持ちいいよぉ」ムニュムニュパンッパンッ 澪「あっあっあっ…んはあっ……あぁぁぁんっ……んあっ」 憂「いっイく…澪……イくよぉ…」パンッパンッ 澪「あっんはっ…いいよっ…あんっあんっ」 憂「うっ…あっ…ニュプニュプ…うっ」ズブブ ドピュッドピュッ 憂「あっ澪の顔に……ごめんね」 澪「はぁ…はぁ…はぁ…いっぱいだね…えへへ…」ドロドロ シャァァアアア 憂「澪……ど、どうだった?」 澪「最初は痛くて死にそうだったけど最後は気持ちよかったよ…えへへ」 憂「よかった…えへへ」 ガララッ 澪憂「えっ」 律「澪…お前だけ幸せなんてさせないからなっ……私はムギと幸せになってやるからなっ妬いたって知らねーぞ」 澪「律……」 ガララッ 憂「なっ…なんだったんだろう」 ガララッ 律「憂っ…」 憂「はっはい…(なんで私ってわかったの!?)」 律「澪を泣かしたらぶん殴ってやるからなっ」 ガララッ 澪「…ククッ」 憂「澪…?」 澪「心に響くいいストレートだ…律」 律「……これでよかったんだよな…これで…」 紬「かっこよかったわよりっちゃん…」 律「そ、そうか……」 紬「家に戻って紅茶でも飲みましょ♪」 律「だな…」 律「(ばいばい、昔の田井中律)」 そのころ…唯の部屋では… 唯「あずにゃんもう一回っ」ムクムクッ 梓「無理です~」 唯「まてぇぇぇええ」 梓「にやぁぁぁあああ」 おしまい 番外編 唯「ねぇねぇ和ちゃん今日はどこいくの?」 和「●●っていうケーキ屋さんよ…てか梓ちゃん一緒じゃなくていいの」 唯「大丈夫だよぉ…ラムネうまうま~」 和「あっ懐かしいわね私にもちょうだい」 唯「はいっ」ポロッ 和「あむっ……懐かしいわね」 唯「でしょ…いいよねぇラムネ…って和ちゃん」 和「えっどうかした……あっ」ブクブク 唯「あれっもしかして混ざってたのかなあの薬…」 和「な、なんなのよこれ…唯っ……あ、おさまったわね」 唯「……和ちゃん…ごめんね」 和「なんで謝るのよなんにもなかったじゃない…」 唯「鏡…みて…」 和「えっ…ゴソゴソ…なにこれっ」 終わり 戻る
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※これまで自分の書いてきたSSの設定を引き継いでいます。 ※他SS様の設定をいくつか無断で使わせていただいてます。「おいおい俺の設定使うなよ」という方がおられれば削除いたします。 ※既出ネタの可能性があります。 ※名前を持つオリジナルキャラ多数出没。非匿名性を嫌う方は回れ右。 ※俺設定っていうレベルじゃねーぞ! 長屋緩慢饅頭百景 私が住む長屋には、何故かは知らないが、主にゆっくりを虐待することを好む人種──虐待お兄さん、もしくは虐待お姉さんと呼ばれる人々が多く住む。 今日は、この長屋の住人について少しだけ語ることにしよう。 私の隣の部屋に住む彼は、あるゆっくり菓子職人の弟子をしている。その名の通り、生ける饅頭であるゆっくりたちを多種多様な菓子へと加工するのが彼の生き甲斐だ。 昔は加工所に勤めていたらしいが、単純なシステムで生み出せるゆっくりの味には限界があると知り、菓子職人に弟子入りしたということだ。 普段は野山で捕まえたゆっくりを虐待しながら料理しており、よく私に味見(という名の毒見)をさせてくる。 どうも最近は、かの紅魔館にいる赤髪の悪魔に気があるとの噂があるが、よくは知らない。 「俺にとっちゃゆっくりはあれだな、材料だ」 「いぢゃい゛い゛い゛い゛ぃぃぃぃぃ!」 「材料を加工してるときが一番愉しいかな。ほい、ハゲ饅頭五つ目」 「ばりざのぎれいながみのげがぁぁぁぁぁぁぁぁ」 「む……きゅっ……むきゅ、きゅっ……」 「わがらないよぉぉ……」 「ああ、ありずの、どがいばながみがぁぁ……」 「どぼぢでごんなごどずるのぉぉぉぉぉぉぉ!?」 「いや、饅頭に髪はいらんだろ」 そう彼は言いながら、鼻歌を歌いつつ子まりさの髪の毛を剃り落としていく。 私たちは普段、彼のことを『菓子職人』と呼んでいる。 いつも帽子を目深に被る彼は、いつの間にか『帽子屋』と呼ばれていた。 ゆっくりは主に髪飾りや帽子で個体識別をする。その帽子を扱った虐待を行うのが彼の日課だ。 たとえば頭に実を生やした母れいむがいるとしよう。彼は何も言わずに目も開けない赤ゆっくりの髪飾りを奪う。赤ゆっくりにも親ゆっくりにも傷をつけずに奪い取る。 生まれてきたわが子に髪飾りが無いとき、母はどのような行動をとるだろうか? 母性を発揮させて子を育てるか? それとも子と認識できずに潰すのか? 「どぼじででいぶのあがぢゃんだぢりぼんがないのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」 逆の場合もある。わが子を胎生にんっしんっしている親の帽子を奪い取るだけである。時には別のゆっくりの屍骸から取り出した髪飾りを代わりに付ける。 親の中から這い出て初めて見る世界。後ろを振り返れば愛しの母。その母に帽子が無かったら? ゆっくりできない飾りをつけていたら? 「ゆゆっ! ゆっくりできないよ! ゆっくりできないおかーさんはしね!」 「やべでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 そんな彼の飼いゆっくりは、髪飾りを持たないゆっくりゆうか種。しかしゆうか種には体つきで麦藁帽子を被るのうかりんと呼ばれるものがいるらしいため、帽子屋としては複雑な気持ちのようだ。 長屋の管理人である中年の彼を、私たちは『いとうじ』と呼んでいる。 彼の従者は双子のうぜぇ丸で、彼女らを使い天狗と交流を持っていると噂の人だ。天狗と人の間に生まれたという話もあるが眉唾である。 彼はゆっくりに関する情報を紙で纏め上げたもの──俗にいう、ゆっくり新聞の製作をしている。 愛で派、虐待派の中立を保っている記事はなかなか好評らしい。情報源は従者の双子うぜぇ丸というのがなんともいえない真実味をかもし出している。 また、ゆっくりの情報を扱うため、ゆっくりの群れに関しては私の知る限りでは一番詳しい人だ。 「今一番話題になってるのは『東のドス』の群れだぁな。何週間か前に大量発生したありすを殲滅したって話、おめぇも耳にしたこたぁあるだろ。よっぽど優秀なドスなんかね。 最近じゃ『騎馬めーりん』なんつーモンも出始めてるそうだ。オレぁめーりん好きなんだがな、あの辛味が。 あと西の『ゲストリート』のトップがまた変わったンだと。今度の奴はどのくらいもつのかねぇ? そういや最近、まりさとさとりのコンビがそこらを荒らしてるって噂があるな。なんでも闘技場出身の元ゆラディエーターだとか」 私が相変わらず凄い情報収集力だと言うと、彼はきまってこう言うのだ。 「オレの手柄じゃねぇンよ。オレの仕事はきめぇ丸の集めてくる情報を纏めるだけだって」 「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある右うぜぇ丸です」 「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある左うぜぇ丸です」 「副音声です」 「ステレオです」 「「おお、ダブルでうざいうざい」」 「ゆ゛っぐり゛でぎな゛い゛ぃぃぃぃぃぃぃ!」 そんな彼の趣味は、ゆっくりにゆっくりさせないことである。主にうぜぇ丸を使って。 いつも紺色の着物を纏う彼女は長屋の人々から『姫』と呼ばれている。 彼女が好むのは一般にゲスと呼ばれるゆっくりたち。ただ自分がゆっくりするために他のゆっくりを蹴落とす性格をしたものたちである。 自分のために幸せな家族を騙し、自分のためにドスを騙し、自分のために捕食種や人間に仲間を売る。そんな連中を自分の立ち位置から蹴落としてやるのが、たまらなく愉しいのだという。 「ただ無知なだけじゃダメなんよ。知らなかったから調子乗ってました、じゃつまんない。ちゃんと物事を理解して、多くのことを知って、その上でゆっくりを蹴り落とす」 「ごべんなざいぃぃぃぃぃ! じら゛な゛がっだんでずぅぅぅぅぅぅ!!」 「そんなゆっくりはなかなかいないんだよね。すぐにこーやって命乞いしちゃう。あたしが聞きたいのは、命乞いじゃないんだよねぇ」 「ゆ゛っ! やべでね! でいぶはどうなっでもい゛い゛がらばりざはだずげでね!」 「どぼじでぞんなごどい゛う゛の゛ぉぉぉぉぉぉぉ!?」 「泣きながら言われても興ざめだわー」 このゆっくりも違う、と呟いて、姫はまりさもれいむも蹴り潰した。 そんなにゲスなゆっくりが見たいなら、西のゲストリートに行けばいいのではないかと聞くが、彼女は悔しそうに返した。 「そりゃ行きたいよ。でも人里の外なんて出られないじゃん。妖怪もいるし」 護衛をつければいいのではと言えば、 「前に上白沢先生に頼んだら、ゆっくりにも魂はあるんだって説教くらった」 ──これはまったく関係の無い話だが、後に彼女は永遠亭の詐欺兎に護衛を頼んで、ゲスたちの集うゲストリートへ赴くことになる。 その結果は……人間がゆっくりに知略で負けるという伝説を残すことになるのだが、それはまた別の話。 「ところで、あなたの紹介はしないの?」 私のことは別にいいだろう、ありす? せいぜい、自分で言うのもなんだけど潔癖症で、部屋にゆっくりの餡子がつかないように気をつけてる程度だ。 「……おにーさんなの? おねーさんなの? 今でもわからないからあなたとしか言えないわ」 私が男か女かなんて、些細なことだろう。 さて、田吾作さんの畑にまたゆっくりが侵入したそうだから行くとするよ。留守番よろしくね、ありす。 * * * * * * その部屋の主人が出かけ、主人に飼われているありすはため息を吐いた。 「またごまかされた気がするわ……」 と、突然部屋の扉が開く。主人が忘れ物でもしたのだろうか? だが、部屋に入ってきたのはありすの主人ではなく、ゆっくりの一家だった。 「ゆっ! なかなかゆっくりできそうなおうちだね! ここをれいむたちのゆっくりぷれいすにしようね!」 「ゆゆっ? ありすがいるよ!」 「ありちゅはゆっくちできにゃいよおきゃーしゃん!」 「そうだね! れいぱーありすはゆっくりできないよ!」 もうすぐ冬のこの時期、人間の食べ物と家を奪い取るつもりで森から来たのだろう。 ありすは慌てず、主人から教えてもらった「こういう時になんて言えばいいか」を言った。 「ここはゆっくりできないありすのおうちよ! 隣のおうちのほうがもっとゆっくりできるわ!」 「ゆゆっ? ほんとう?」 「本当よ! 隣に住んでる人間はゆっくりをゆっくりさせてくれる人間よ!」 「ゆっ! いいこときいたね! それじゃあゆっくりできないありすはゆっくりできないぷれいすでゆっくりしないでいってね!」 ゆっくりできないはずのありすの言葉を簡単に信じて、一家は隣の部屋の扉に体当たりし始めた。 その扉から出てきた『菓子職人』の姿を見てから、ありすは部屋の扉を閉めた。 今日もまた、長屋のいつもの日々が訪れる。 「ほい、焼きれいむ一丁! 残すなよー」 「でいぶの゛あがぢゃんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 あとがきかもしれない ……これ、いいんだろうか? まぁいいや。 長屋の人々の話。ちゃんとゆっくりも虐待されてるよ! ぬるいけど。 長屋の入居者募集中。 この長屋の設定は著作権フリーですので、ゆっくり虐待系の中でのみ自由に使っても構いません。 ……でも誰がこんなの使うんだろう? ごめんなさい。 結局、田吾作さんって誰だ。 以上、EGSでした。 過去に投稿したもの 実力の無い話 つよいよわいつよいよわい 独善的シーソーゲーム 愛なき世界 このSSに感想を付ける
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ゆっくりとは謎の多い食べ物だ、跳ねて這い食べて飲んで繁殖してそして死ぬ。 食べ物がそれだけ多くの事をする不思議は、研究者の地道で熱心な研究や、偶然の発見によって少しずつ解明されていった。 しかし分からない事がある、何故ゆっくりはあれだけ脆弱なのにどの時代にも大量にいて、そして一種たりとも絶滅しないかだ。 ゆっくりの種類は多い、それだけ多いのにゆっくりの種類は増える事はあっても減ることは一切ないのだ。 そしてにんっしんっ!による繁殖以外ではゆっくりは何処からともなく現れる事が多い。 街にも山にも森にもゆっくりは存在し、どんな小さな島にも一匹や二匹はゆっくりが暮らしている。 巷ではゆっくりとは何処にでもいる、"そういう食べ物"だとされているが、この問題には一つの答えがある。 ゆっくりが何処にでも大量にいてそして一種たりとも絶えない理由、それは無限に続く並行世界をゆっくりが無意識に旅をしているからなんだよ!! えっ、頭おかしいんじゃないだって?このSSの中じゃそうなんだよ!ゆっくりわかってね! ゆっくりは容易に次元の壁を超越できるんだよ! とりあえず一つの例を見てみよう、ここは1169番目の並行世界だ。 一匹のゆっくりぱちゅりーがいる、生後378日体重は800グラムの絵に描いたような一般的なぱちゅりーだ。 「むきゅ~、ここらへんはゆっくりがいないのね」 予断だがぱちゅりーは一日前、69番目の並行世界から1169番目の並行世界にやって来たばかりだ。 そもそも69番目の並行世界で成体となったぱちゅりーは自分の群れから出て、新しい群れを探しに森を彷徨っていた。 ゆっくりのそれも病弱なぱちゅりー種だ、家族と涙の別れを済ました後、100メートル程進んで休むの2回だけ繰り返し。 群れから少し離れた場所にちょうどいい木の洞を見つけて眠ったのだった。 その時ぱちゅりーは新しい群れをゆっくり探すよ!と思いながら眠りについたため。 ぱちゅりーの寝た木の洞に酷似した木の洞がある1169番目の並行世界に、寝ている間にワープしたのだ。 そもそもこうしたゆっくりが意識していない、異世界へのワープ能力がなければこれほどゆっくりは増えなかっただろう。 ゆっくりは繁殖能力だけでなく、こうして異世界に渡る能力で生息範囲を広げているのだ。 もしもゲスの多い地域で純粋無垢なゆっくりや、単純な言葉しか喋らない超初期型ゆっくりを見つけたならば、それは別の世界からやって来たゆっくりかもしれない。 とは言っても、森から街のゆっくりプレイスに降りるまでは、それなりの運があればぱちゅりー種でも十分に可能だ。 勿論ゆっくりの中には野を超え山を越え時には海も越え、長い距離を旅する猛者もいる。 しかし大抵のどうやってここまで来たのかあやふやな記憶しかないゆっくりは、異世界へのワープで全く別の世界からやって来るのだ。 「むきゅきゅ!みたことないおはなさん!きゅ~♪ゆっくりおいしいわ!」 「むきゅ~……でもひとりはさびしいわ」 花を食べてご満悦なぱちゅりーだが、ゆっくりは寂しがり屋だ。 一匹で落ち込むぱちゅりー……。 「ゆゆっ!ゆっくりしていってね!」 「むきゅ!ゆっくりしていってね」 しかし、しょんぼりしたぱちゅりーに声をかけるゆっくりがいたまりさだ! 下膨れた顔のどこにでもいるまりさだが、ゆっくりの感性から言えばなかなかゆっくりしているイケメンなのだ。 「むきゅ~……ぱちゅりーよ、ゆっくりしていってね」 「ゆっくりしていってね!ゆゆ~すてきなゆっくりプレイスだね!」 「きのうからすみはじめたの……まりさもゆっくりしていってね」 「ゆっ!まりさもここでゆっくりすることにきめたよ!よろしくね!ぱちゅりー!」 「むきゅ~、ぱちゅでいいわ///」 都合良すぎである、寂しいぱちゅりーがイケメンまりさと知り合い、一緒に住むことになった。 これにもゆっくり特有の並行世界を移動する能力が深くかかわって来る。 ぱちゅりーは花を食べている時に寂しいと思い、他のゆっくりを求めた。 そのゆっくりを求める感情は393番目の並行世界に届いた。 そして新しいゆっくりプレイスを目指し、住み慣れた森から出て行こうとするまりさがその感情を受信したのだ。 新しいゆっくりプレイスを求めるまりさ、友達を求めるぱりゅりーの思いが重なって、まりさはぱちゅりーのいる世界に呼びこまれたのだ。 ぱちゅりーとまりさが暮らす森には、事あるごとにゆっくりが増えていった。 何処からかやって来たれいむ、らんしゃまを探すちぇん、子供を連れてやって来たありす。 多くのゆっくりが森にやって来て、森が気に入り住み着く者も、しばらく足を休めてゆっくりしてから旅立つ者もいた。 そうしたゆっくり達の半分は異世界からやって来たゆっくりだった。 さて一月が過ぎ、まりさとぱちゅりーしかいなかった森は随分にぎやかになった。 成体のゆっくりが17匹、子ゆと赤ゆが6匹が一つの森で暮らしている、新しいゆっくりの群れが出来たのだ。 そしてこの23匹のゆっくりが住む群れに、新しいゆっくりが加わろうとしていた。 「ゆ~ふ……ゆ~ふ……ゆ~ん」 「がんばるのぜ!がんばるのぜ!れいむ!」 「あかちゃんゆっくりうまれてきてね!」 群れのれいむの一匹がにんっしんっ!をしたのだ。 一生懸命なれいむを夫のまりさと子れいむが励ます。 まりさの帽子は既にいつ赤ゆが生まれてもいいように、れいむのすぐ前に置かれている。 そしてここ数分間力んでいたれいむの顔が緩む、いよいよ出産の時間だ。 「ゆゆっ、ゆっ……!」 ぽん!と軽い音を立ててれいむのお腹から赤れいむが飛び出した。 「ゆっくりしていっちぇね!」 「ゆっ、ゆー!すてきなあかちゃんゆっくりしていくのぜ!!」 「れいむのいもうとゆっくりしていってね!」 「あかちゃんゆっくりしていってね!」 「みんなゆっくりしていっちぇね!」 巣の外で心配そうにしていた群れのゆっくり達が、中から聞こえるゆっくりした声に歓声を上げる。 「ゆゆ~!ゆっくりうまれたね!」 「ゆっくりよかったね!」 「きょうはおいわいだよ~わかるよ~」 騒ぐゆっくり達の前に、生まれたばかりの赤ゆが親まりさの帽子に乗って出てくる。 その後ろには赤ゆを生んだばかりの親れいむと子れいむがついてくる。 「ゆっくりうまれてよかったね!」 「とってもゆっくりしたこだよ!」 「れいむ!いもうとができてゆっくりだね!」 新しい赤ゆが生まれて群れ全体が喜びに包まれる。 どのゆっくりも幸せそうなゆっくりした表情をしている。 特に喜んでいるのは69番目の並行世界からやって来たぱちゅりーだ。 「ゆっくりしたこがうまれてとってもよかったわ!」 「おさ、ありがとう!れいむはゆっくりしあわせ~だよ!」 ぱちゅりーは他のゆっくりよりいくらか知恵があり、一番最初に森に住み始めたゆっくりだったので自然と群れの長となっていた。 そしてその傍らにはぱちゅりーが最初にあったイケメンまりさがいる、二匹は同じ巣で暮らしていた。 「むきゅきゅ♪かわいいあかちゃんゆっくりしていってね」 「ゆゆ~ん、ゆっくりしゅるよ!」 「とってもゆっくりしてるねぱちゅりー」 「きっとおさとまりさのあかちゃんもゆっくりしてるのぜ!」 「むきゅきゅ!そ、そんな、むきゅ~///」 「ゆっくりてれるよ///」 親まりさに赤ちゃんの事を言われてボンッ!と顔を真っ赤にするぱちゅりーとまりさ。 二匹は一緒に住み始めて一週間が過ぎていたが、いまだに寝る前のほっぺにチューとすりすりしかしていない。 ぱちゅりーもまりさも奥手で、二匹をこの手の話題でからかうのは親まりさの何よりの娯楽だった。 「ゆゆー!またおさをからかってゆっくりしてないよ!ぷく~!」 「してにゃいよ!ぷくく~!」 「ゆがーん!れいむもあかちゃんもひどいのぜ~!」 また群れのみんなが笑う、外敵もおらずゆっくりとしたこの森では、強い敵対の意思を表すぷく~でさえ、冗談の一つになっていた。 毎日ゆっくりして森の草や木の実花に虫を食べ、みんなで集まって仲良く遊ぶ、理想的なゆっくりプレイスがそこにはあった。 この森に来て、住み着かずに出て行ったゆっくり達も、元からこの世界にいたゆっくりも別の並行世界からやって来たゆっくりも、 とても素敵なゆっくりプレイスだと感心していた。 ぱちゅりーのゆっくりプレイスには元からこの並行世界にいたゆっくりも、別の世界から来たゆっくりもいたがみんなが仲良くゆっくりできていた。 この幸せなゆっくりプレイスにはこれからたくさんのゆっくりがやって来るのかもしれない。 可愛いちぇんを探すらんや、新しい巣を探すまりさとありすのカップル、もしかしたら優しくて賢いドスまりさだって来たかもしれない。 並行世界からやって来るものが常に恵みをもたらすとは限らないのだ……。 89398番目の並行世界のある森にゆっくりの一家がいた。 親ゆが一匹、その子ゆが二匹、つい先日生まれた赤ゆが三匹、そして従者のようにつき従うゆっくりが一匹。 「うー……おなかへったどぉ~」 「まんまぁ、あまあまたべたいどぉ~」 「ゆっくりできてないどぉ~」 「おじょうさま、やはりふきんのゆっくりはあらかたかりつくしてもういませんわ」 「う~、ざんねんだどぉ~、このこーまかんともそろそろおわかれだどぉ~」 ゆっくりを食べるゆっくりとして有名なれみりゃ種と、れみりゃ種に仕える事を至上の喜びとする希少種ゆっくりさくやだ。 れみりゃの一家がこうまかんと呼んでいる大きな巣穴。 ここは元々はこの森に大小12あった群れの長が集まり、餌の事や群れの事を相談する会議場だった場所だ。 ほんの一月前にはこの巣穴にはいろいろなゆっくりがいた。 勇気のあるまりさ、都会から持ち帰ったまどうしょ(スーパーの半額チラシ)を持っているぱちゅりー。 一番大きな群れの長だったれいむと、彼女の後継になるはずだった小さなまりさ、他にもいろいろな種類のゆっくりの群れ長達。 勇気のあるまりさは大きな巣穴に柔らかい綿入れを持ちこみ、ゆっくり達の椅子にした。 いつも薬草を集めているぱちゅりーからは薬草の香りが漂い、自然と巣穴にそれが残っていた。 そしてこの大きな巣穴を提供したのはれいむで、彼女の子ゆ達は常に巣穴を奇麗にしていた。 そんな大きな巣穴は主を変えて様変わりしていた。 群れ長達に大切に使われていた綿入れは遊び道具と化し、所々に噛み傷が出来て綿が飛び出ていた。 かつて巣穴を満たしていた薬草の香りとゆっくりのゆっくりした声は、餡子の甘い匂いとどこからか聞こえる少数の生き残りが発するうめき声となっていた。 そして何より、巣穴の中には切り裂かれ噛みちぎられたゆっくりの皮やおかざり、飛び散った餡子がそのままにされていた。 森にあるゆっくりの巣は半分くらいが、この大きな巣穴と同じような惨状を呈していた。 なぜなら大小合わせて12の群れ、452匹のゆっくりが暮らしていたこの森は一月前に5組のれみりゃの家族に襲われていたからだ。 元からこの世界にいたれみりゃの家族が2組、あとは自分の暮らす森のゆっくりが減り、新天地を求めていた3組が並行世界を移動して森にやって来た。 森のゆっくりは食われて食われて食われた、れいむもまりさも関係ない、れみりゃに捕まり裂かれ噛まれ真っ暗な口の中に押し込まれて死んでいった。 そして逃げのびたゆっくりの中には並行世界への移動で命を長らえたゆっくりは皆無だった。 ゆっくりは容易に並行世界へ移動することは出来るが、その事に気づいていない、そして気づけたとしても並行世界への移動はコントロールできない。 何よりれみりゃの"餌を求める"感情がれみりゃをこの並行世界に引きずり込んだのだ、れみりゃの近くにいる以上ゆっくりはその影響を受けてしまう。 万が一れみりゃに捕まり噛みつかれそうになったれいむが並行世界に移動したとしても、そこはれみりゃの巣であったり、あるいはふらんの巣であったりするだろう。 五組のれみりゃとその忠実にして優秀な従者であるさくやに、12の群れがどう立ち向かい敗れ、そして殺されていったかは悲惨の一語であったとだけ言っておこう。 さてそうして五組のれみりゃは森の中でゆっくりを見つけて食べ遊び、ゆっくりした時間を楽しんだが、何事にも終わりはある。 一組のれみりゃ家族がもっと素敵なこうまかんを探しに行くと去っていき、食糧となるゆっくりが少なくなった森から3組のれみりゃ家族が出て行った。 大きな巣穴で暮らしているれみりゃはこの森に最後に残ったれみりゃの家族だった。 「うっう~♪れみぃのおちびちゃんたちあたらしいこうまかんをさがしにいくどぉ~♪」 「う~まぁま!ひろいこうまかんでゆっくりしたいどぉ~!」 「うっう~!」 「う~……さくやぁたすけてどぉ~♪」 「かしこまりましたおじょうさま」 れみりゃは美味しいプディンが詰まった、しんのれでぃに仕えるに相応しい教養と知性を持つ小さな従者に全幅の信頼を置いていた。 さくやはどうやってこしらえたのか、大きな巣穴に秘密の食糧庫を掘っていた。 中には底部を切り裂かれた数匹の子ゆっくりがぷるぷると震えている、さっきから聞こえていたうめき声はこの子ゆ達が発するものだった。 さくやがれみりゃ達の面倒を見る合間を縫ってゆっくりを狩り、親れみりゃと子れみりゃが狩りに言っている間に連れ込んでいたのだ。 なお赤れみりゃには自身のぷでぃんに睡眠薬を混ぜたものを少量呑ませ、眠らせていた。 「ちっちゃいおじょうさまがた、おいしいあまあまがございますわ、これをたべてげんきをつけてからたびにでましょう」 「やめてね!こないでね!ゆっくりやめてよ!」 「う~♪さくやがいうならしかたないどぉ~♪」 「たしゅけてぇ!れいむをたしゅけてー!!」 「ゆふふ……おそらをとんでるみた~い」 「おねえちゃんしっかりしてね!おねえちゃん!おねえちゃん!」 「しかたないどぉ~♪」 「まぁま♪あまあまいっしょにたべるどぉ~☆」 「たべるどぉ~♪さくやありがとぉ~だどぉ~♪さすがれみりゃのさくやだどぉ~♪」 「ありがとうございます」 「やべでぇえええ!!たべないでぇええ!!!」 主であるれみりゃの賛辞に、言葉少なく応じるさくやの表情は恍惚として緩みきっている。 れみりゃの10の喜びはさくやにとって1000の喜び、れみりゃの10悲しみはさくやにとって1000の悲しみなのだ。 れみりゃが幸せであれば、子ゆの悲鳴はオーケストラの奏でる旋律に、顔にかかる餡子は神聖な何かに思えるのだった。 子ゆと赤ゆがお腹いっぱいになり、親れみりゃはさくやを抱きしめて大きな巣穴から這い出て空を飛んだ。 ふわふわとゆっくり漂うような飛び方で、お月さまの出ている方に向かって飛んでいく。 「うっう~♪まんまるおつきさまきれいだどぉ~☆」 「きれいなおつきさまゆっくりだどぉ~♪」 「うっう~♪ゆっくりだどぉ~♪」 れみりゃ達は賑やかに空を飛んでいく、さくやはれみりゃの手の中で真っ白に燃え尽きていた、れみりゃの抱擁はさくやにはあまりに刺激が強すぎた。 そしてれみりゃ達はその日のうちに森を抜け川を越え、お日様がそろそろ登って来る時間になったため地面を降りた。 そしてしばらく当たりを探索し長い事使われていない様子のゆっくりの巣穴を見つけ、そこで夕方までゆっくり眠る事にした。 そして眠るっているれみりゃ一家の、たくさんのゆっくりを食べられる森に行きたいという願望は並行世界の壁を突き破った。 そして89398番目の並行世界から、どの世界に行けばれみりゃの願いが叶うかが選ばれる。 普通な世界、まだ恐竜のいる世界、れいむが多い世界、まりさが多い世界いろいろな世界があった。 その無限大の並行世界の中から一つの世界が選ばれた、1169番目の並行世界だ。 れみりゃの願いは次元の壁を超えてそこに根付き、れみりゃ達家族をその世界に引きずり込んだ、勿論さくやも一緒に。 「ううう~♪……おっきいこーまかんだどぉ~☆~……むにゃむにゃ……」 「うっ~、さくやぷでぃん……おっきいぷでぃん~、う~……」 「ゆゆ……おじょうさま……それはぐんぐにるではなくきのぼうですわ……ぅ……」 れみりゃとさくやは次元の壁を越えた事には気付かず、2時間ほどゆっくりと眠りを貪った。 そして最初に目覚めた親れみりゃはゆっくりと伸びをし、人間ならば鼻のあるあたりをぴくぴく動かし、ゆっくりの臭いを探った。 近くに少なく見積もっても20はあまあまがいる、でぃなーの時間だ。 「うっう~☆れみぃのちびちゃんおきるど、あまあまでぃなーがちかくにあるどぉ~♪」 「うっ!あまあまがあるどぉ?たべにいくどぉ♪」 「いくどぉ~♪」 れみりゃは高い再生力を維持するため、必要とする栄養の量も他のゆっくりよりも多いのだ。 特に赤れみりゃや子れみりゃは常に腹ペコで小さな体に似合わず、際限なく食べる事ができる。 子れみりゃや赤れみりゃも、20匹も食べればしばらくはゆっくりできるだろう。 親れみりゃはさくやを抱え子供たちを連れて、ゆっくりの臭いをたどりながらのんびりとでぃなーの場に向かうのであった。
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みそでんっ 独特の打ち筋で相手を撹乱させる 字牌による仕掛けが多い 一言 : おまんら生きて返さんぜよ(^ω^) 好きな役 : 土田システムを読んで、対子、刻子手にはまってます。よって四暗刻! 段位 : 1級~2段をいったりきたりしてます。