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つざきち Tuzakiti 男性/人間/本名:ライ・アル・アクラブ 概要 バルク=ホルダーという通り名の元アサシン。 ひょんなことから、乳飲み子だったアンディを拾い育ててきた。 呪いで鳩になり、そのままアンディの使い魔になると言う 変な経歴の持ち主でもある。 性格・価値観 お茶目ですっとぼけた柔らかい雰囲気をもつ。 思慮深く面倒見が良く、年相応以上の経験から物事を判断する。 (出来てないのはPLのせいだよ!(ぁw)) アンディのことをとにかく守ろうと必死だったが 鳩になってからはそれも叶わず、 特にサラとの一件では非常に悔しい思いをしただろう。 もうサラに憎しみは抱いていないようだが、 彼のことを決して名前で呼ばないのは、 まだ少しばかり、わだかまりが残っているからかも知れない。 口調など 普通に話そうと思えば話せるのだが、鳩になったときに使っていた口調が残っている。 例 「ほむ、わしはつざきちと言うであるよ。」 一人称:わし 二人称:お前、貴様 3人称:名前呼び 小僧(サラのみ) 敬称:○○殿、○○さん 挨拶: こんにちはである。 // では、またであるよー 関連NPC 「つざきち関連」をタグに含むページは1つもありません。
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死ぬ事は誰しもが恐れる事、死を目の前に狼狽しない者など、よほど達観しているか、 その死が五感で捉えるよりも早く、命の灯を消したかだ。 ゆっくりれいむの子、ゆっくりまりさは今、まさに消える命の灯であった。 野犬に襲われ、酷い傷を負い。既に母れいむの手の施しようのない所まで来ていた。 泣きながら延命を懇願するまりさにれいむはただ申し訳なさそうに見送るしかない。 「おかーしゃん・・・もっとゆっくりしたいよ」 無理だ。目元から足に至るほどの大きな傷ではもう歩けもしない。 それでも、母れいむは何度も頷き、もっとゆっくりしようねと落ち着かせる。 騒げば、それだけ体力を使う。そうなってはこんな小さな灯など死神の吐息で消えてうやもしれない。 「まりさ、かけっこでいちばんなんだよ」 知っている。母れいむはまりさの事を何でも知っている。 好きなご飯も、得意な遊びも、よくやる悪戯も、何も知らない事はない。 それでも母れいむは凄いねと褒めた。今はこうしてこの子と話ができるのが唯一の救いだ。 「むきゅ?れいむ、どうしたの?あ、ケガしてるじゃない」 そこにやってきた群れ一番の物知りぱちゅりーに母れいむは事情を話した。 「れいむ、ちょっとつらいかもしれないけど、ひとつかいけつさくはあるわ!」 それから1年が経ったある日、八意永琳は実験結果の回収にやってきた。 永琳の姿を見ると、物知りぱちゅりーは自慢そうに言った。 「おねーさんのやりかたでむれのみんなはずーっとゆっくりしてるよ!!」 森にはあちらこちらに黒い箱が置かれていた。 「こっちがれいむで、あっちがまりさ。むきゅん、すごいでしょ!」 「ええ、圧巻ね。群れのどれぐらいが永遠にゆっくりできるようになったの?」 「むきゅー・・・ほとんどよ!」 「誰と誰が残ってるの?」 「おねーさんがくれたはこにはいれないおおきなゆっくりがいるの。そのことぱちゅりーだけ」 「じゃあ、大きな箱を用意するわね」 大きな黒い箱の中に飛び込むゆっくりまりさ、まりさは頬にいくつも小さな傷があり、それがズキズキと痛んだが、もう大丈夫だ。 この箱に入れば永遠にゆっくりしていられる。だって、みんなもこの箱の中で永遠にゆっくりしているんだから、自分はそこに加わるだけだ。 仲間が箱に入る事を見送ると、ぱちゅりーは群れの中でたった1匹残ってしまった。 「これでみんなゆっくりできるね」 「あなたは入らないの?」 「むきゅ・・・」 防音、防臭の黒い箱はゆっくりが入ると天井となる板が固く閉まる構造になっていた。 中でどれほど呼びかけようと、外に聞こえる事はない。外でどれほど呼びかけようと、中に聞こえる事はない。 箱の中には可能性が二通りあって、中のゆっくりは死んでいるか、もしくは生きているか、 生きているという観測者がいる限り、中の箱は開かないのだから、生きているという仮定が永遠に続く事になる。 お話はここで終わる。お話と言うのは黒い箱の中のようなものだ。 ぱちゅりーはこの後、箱に入るかもしれないし、箱に入らず生きているという観測を続けるかもしれない。 箱の中のゆっくりはぱちゅりーの観測とは裏腹にどれも餓死か衰弱死しているだろう。 ゆっくりぱちゅりーはより大きな黒い箱に入れられた。永遠の命を持つゆっくりだ。 どこかにこのお話がある限り、ぱちゅりーは永遠のあらゆる可能性の中で生きる。 ~あとがき~ ぱちゅりーはずっと生きているのでしょうか、ずっと死んでいるのでしょうか、 それは分かりませんが、このお話はここでおしまい。 そして、もう一つ終わってしまう事があります。今までゆっくり虐待SSをたくさん書かせていただきましたが、 このSSをもって私のゆっくり虐待での活動を終わらせていただきます。いやー、私生活がちょっと忙しくなって・・・。 別の所で仲間と違う作品を作っていく事になりました。そちらもまたよろしくお願いします。今まで私のSSをご愛読ありがとうございました。 by118
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華奢で泣き虫、だが食いしん坊な占い師 夜凪 本名「上城屋 夜凪」(かみじょうや よなぎ)これが一番普通だな……。 ヤノティナ、ゆいほの妹。 姉二人とは違い、午後10時から午前7時まで寝ている。一番規則正しい。 日常は人目の付かない所で魔法の練習をしたり、占いの商売をしている。 ヤノティナとは相性が悪く、ゆいほにベッタリしていたりする……。 一人称「私」 二人称「あなた」 年齢 16歳 身長 155cm 性格は冷静で弱気。泣き虫。ちょっぴりシスコン。ちなみに作者も「いぎゅりきゃあ」の意味をよく理解できていない(ダメじゃん) こいつ、何気なく食いしん坊だったりする……(NIKの項目にて、肉を奪ってまで食べているらしい) 生意気度 ☆ だが、ちょっと気持ち悪い。 能力(堅守高速タイプ) 体力:15 攻撃:17 防御:30 速さ:38 「勝てるかな・・・でも頑張るわ。」 「危ない危ない・・・。」 「きゃあっ!」 「聖武転落堕天魔!」 「私が勝ったのですね。」 「ふえ~ん、助けてゆいほお姉さん・・・。」「ヤノティナ姉さん、任せましたよぅ。今月はもう・・・うわーん!!」※後者は月最後の日のみ 「いぎゅりきゃあ!(何語だよ)」 2009年 8月30日から 通常時の台詞が(月最後の台詞は変わりません) 敗北時「ふえ~ん、今の私には無理なんだぁ・・・」 逃走時「もうやめてー!・・・うわーん!」 に変更。 テオロ作成キャラクターズとの相性 ◎ゆいほ(ゆいほ姉さんの方が凄いです) ◎レシア(気が合いますね) ○NIK(もぐもぐ……え、何ですか? 肉おいしいですよね) ○リーリィ(第三回WBR、凄かったですね!) ○リズベル(最近不調ですか?でも、頑張って下さい) ○ルクテン(過去に私が迷子になった時、助けてくれました。嬉しかったです……) ○レオン(いいなぁ……氷の呪文なんて) ○レオラルド(炎……ちょっと苦手ですが、貴方の事、気になります) △ヤノティナ(どうして、リーリィさん達を嫌うの?) △リーシェル(気に入りません……) △リーフィ(なんか気になる) △リゼル(屋敷は落ち着くのですが……リッシャをどうにかしてくれませんか?) △リフュレン(あまり知りません……) ×新月鬼(いやあぁ!来ないで!) ×リッシャ(私のご飯、奪わないで!) それ以外の人との相性は不明。(私と戦ってくれるかな・・・) 条件:月下旬に3~4回(月最後の日は確実に出現) 初参戦の結果:2連勝&5勝という微妙な成績。だが、柚槻と同じように初出場&D-BR杯1制覇。 何とか1回分だけヤノティナから出番を返してもらえたようだ。
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(前から) 一方みょんの巣では 「ちるの、だいようせい、何があったのか話してほしいみょん」 まずだいようせいが事情を話した。 いつものように群れの仲間と遊んでいたら、突然へんなにおいがしてきて、意識が飛び 気がついたら目の前に昔仲のよかったちるのがいた。 なぜかは分からないけどとてもムラムラしてしまい襲ってしまった。 何度かすっきりーすると頭が冴えてきて、自分のしでかした事に気付いてしまった。 目の前のちるのの頭には茎が生え、下あごのあたりは少しだけ量が増えてた。 正気には戻ったものの、周りは自分と同じようにおかしくなってしまった群れの仲間ばかり。 幸い、ちるのは仲間の死体に隠れていたから、あとは自分がこのままちるのを隠せば なんとかこの場をやり過ごせる。 意識のないちるのを守ろうと決意した瞬間 「ゆくちっ!」 ちるののくしゃみで顔が凍り、そのまま気絶した。 との事だった。 ちるのは 「あたい! れいぱーたちをやっつけてるとれいぱーのしたいをぶつけられたんだよ!」 「あたい! そらをとんでにげようとおもったら、だれかにきられたんだよ!」 「あたい! そのときにみたんだよ! ドスのこどものまりさを!」 要約すると美まりさにレイパーの死体で動きを封じられ、切られた。 との事だった。 「なるほど…察するにあのまりさがせかせかとみんなを切って れいぱー達の餌食に仕立て上げたという事になるね。」 「あのゲスがみんなにナメタ真似したことでてんこの怒りが有頂天になった この怒りはしばらくおさまる事を知らない!」 まりさの暴挙に怒り心頭のてんこ。 「おじゃまするよ!!!」 深夜なのにみょんの巣に訪問者がやってきた。 みょんは美まりさの刺客かと警戒し、木剣を咥えて入り口に向かう。 そこにいたのは死んだと思っていたちぇんと、見たことのないらんであった。 「ちぇん! いままでどこいってたみょん!? みんな心配してたんだぞ!!!」 みょんは危険はないと判断し、二匹を巣に案内した。 みょんは今までの経緯を簡単に二匹に説明し、 「そっちでは何があったのか教えてほしいみょん」 「わかったよー。あのときねー、ちぇんは誰かに切られて倒れてたんだよー そしたら、ここのらんしゃまがちぇんを連れて逃げてくれたんだよー 命拾いしたんだねー。わかるよねー」 「なるほど、らんがちぇんを助けてくれたのか。 らん感謝」 「いやそれほどでも…」 らんは照れくさそうに身をよじる。 そして、少し間を置いて話し始めた。 「あれは今日の昼間の事だったよ。 らんはいつものように長ゆかりんや幹部ゆっくり達と会議をしていたよ。 そしたらへんな臭いがしてきて、みんなの様子がおかしくなってきたの。 危ない予感がしたから長ゆかりんを避難所に匿ってから外に出たらみんなれいぱーになってて、 この群れに向かっていったんだよ。 らんも体が熱くなって、ここまで付いてきたんだけど、ちぇんがまりさに切られたのを見て 助けなきゃっておもったんだ。 それで、ちぇんを近くの洞窟に匿って、周りの様子が落ち着いた頃にちぇんと一緒に らんの群れにいったんだ。群れに戻ってみたら、群れのみんなが黒くなって死んでて、 ゆ、ゆぐ、ううぅぅぅうぅ!!!」 むせび泣くらん。 ちぇんは寄り添い、頬ずりして慰める。 「ぐすん、ありがとう、ちぇん。 それで、生き残った長ゆかりんとわずかな仲間にごはんを食べさせて、 誰か信頼できるゆっくりを探そうと思って、ここへ来たんだ。」 「わかるよー! みょんは信頼できるんだよー!」 「なるほど……、今回のれいぱー、あ、失礼」 「いいよ…、実際らんも多分誰かをれいぷして殺したかもしれないから…」 「らんしゃま…」 すっかり落ち込むらん。 「うん、とりあえず今回の突然みんなれいぱーになったんだよね?」 「こぉん…」 「…もしかしたら、"あれ"かもしれないね。明日、確かめてみるみょん」 「確かめるって、何を確かめるのさ!」 ちるのが訪ねるが、みょんは明日になったら分かるさとだけ言い、 眠りについた。 そして翌日。 広場に集まるゆっくり達。皆広場の中央に集まっているみょんの一行に釘付けとなっていた。 みょんとてんこ。この二匹だけでなく、死んだと思われてたちるのとちぇんまでいる。 それどころか、群れのゆっくりでない、だいようせいとらんまでいる。 「ゆ、着いたよ!」 ドスまりさ一行のお出ましである。 美まりさがみょん一行の顔を見たとたん 「ゆええええ! なんで生きてるのおおおお!!?」 死んだと思っていたちるのとちぇんを見て驚き、叫んだ。 二匹はキッと美まりさをにらみ続けた。 「ちるのとちぇんが生きてたよ!!! よかったね!!!」 ちるのとちぇんの生還を喜ぶドスまりさ。 その傍らにいるらんとだいようせいには気付いていないようだ。 「むきゅ! それでは今日の裁判を開廷するわ!!!」 参謀ぱちゅりーが高らかに宣言する。 「証言者は前に出てね!!!」 「ゆっ!」 証言するために前に出たのは まりさ、れいむ、ちぇん の三匹。 「むきゅ、まずはまりさよ!」 「ゆ、あのてんこはゆっくり出来ないゆっくりなんだぜ!!! この間、まりさが一緒にゆっくりしてやろうとしたら体当たりしてきたんだぜ!!!」 「次、ちぇん!」 「てんことみょんは仲良しなんだよー! きっとふたりで他の弟子ゆっくりをゆっくりできなくしたんだよ! わかるよねー?」 「次、れいむ!」 「ゆ! わかったよ! てんことみょんは悪いゆっくりだよ!!!」 実はこの三匹、美まりさにみょんを殺すように唆した連中だった。 れいむをみょんに殺されたまりさ。群れ一番の狩りの名手だったれいむ。 群れで一番けんかが強かったちぇん。 美ぱちゅりーの作戦は証人としてこの三匹にてんこが悪者になるような証言をさせ、 その上でみょんもてんこも有罪で死刑にする。というものだった。 あらかじめ「てんこ=悪」と群れのゆっくり達に植え付けておけば、 単純なゆっくりはそれを鵜呑みにするだろう。 たとえ、多少他のゆっくり達から好かれていたとしても。 「おいィ?お前らは今の言葉聞こえたか?」てんこが訪ねる。 「雑音は聞かない主義みょん」とみょん 「何か言ったのか?」とらん 「あたいの頭には何もないよ!」⑨ですからね。 みょん一行は何のことやらとへらへらと三匹をせせら笑った。 「こぉん! 次はらんが証言するよ!」 「昨日、ちぇんがそこにいるまりさに切られて倒れたかららんが ちぇんを安全な場所まで避難させたんだよ!!!」 「あたい! みたよ! まりさがにやにや笑いながらあたいを見てたんだ!!!」 二匹の証言で美まりさにも容疑がかかった。 「むきゅ! まって! らんとだいようせいはどこの群れのゆっくりなの?」 美ぱちゅりーが二匹に訪ねた。 「こぉん! らん達は向こうから来たよ!!!」 「あ、よく見たらそのだようせい、昨日のれいぱーの一匹だよ!!! みょんはれいぱーをかくまってるんだね! 悪いゆっくりだよ!!!」 「「「「「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆぅ!!?」」」」」 群れのゆっくり達がざわめく。 レイパー達は昨日ドスが全滅させたはずなのに何故? 「まりさ何言ってるの!? だいちゃんはあたいを守ってくれたんだよ!!! れいぱーなわけないでしょ!!!」 「ちるのちゃん…」 すかさずちるのが叫ぶ。 本当は数回レイプされた後でだいようせいは正気に戻ったのだが、 ちるのは親友を助けるためなのか、単に忘れているだけなのか、だいようせいを庇う。 「ゆゆゆゆ、まりさが犯人なの!? みょんが犯人なの!? どっちなのおおおぉぉぉお!!!」 一匹のありすが混乱し、喚く。 結局、群れの者達ではどちらがクロなのか判断できないのだ。 「むきゅ、このままじゃらちが開かないわ! 仕方ないわ! ここは『決闘』に判決を委ねるわ!!!」 「「「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆぅ!!?」」」 またもざわめくゆっくり達。 決闘で判決を下すなんて、早々あることでは無い。 「ゆ、分かったよ! まりさは無実だから戦うよ!!!」 「委細承知みょん」 しかも、両者とも木剣を持ち、群れの中でもドスまりさに次ぐ実力者。 勝敗はおそらく生死をもって決まるだろう。 そのような恐ろしいことが今まさに行われようとしているのだ。 両者ともに広場中央へ、そして木剣を構える。 「むきゅー! 両者、ゆっくり始めるのよ!!!」 美ぱちゅりーの合図で決闘が始まる。 美まりさは積極的にみょんに斬りかかる。 みょんは木剣を盾代わりにし、攻撃をいなす。 しかし、わずかにみょんの皮に切り傷が入る。 本来であればこの程度、取るに足らない怪我で済むはず…なのだが、 「!!!…ゆぐわあああああぁぁぁぁぁああ!!!」 突然目を見開き、苦しみ悶えるみょん。 「何でみょんが痛がってるの!? わからないよー!!!」 「あたいでも痛くないくらいのかすり傷だよ! みょん弱すぎるよ!!!」 「どう見ても破壊力ばつ牛ンには見えないのだが…」 みょんの弟子達には訳が分からなかった。 確かにかすり傷を負わされたが、それであんなに痛がるわけがない。 美まりさの木剣には粉末状にした唐辛子を水で溶いた物が塗り込まれている。 昨日、美ぱちゅりーがてんこを悪役に仕立て上げる作戦が失敗した際に 決闘で決着をつける事を提案し、さらに、美まりさが負けないように、 少しでも皮に入れば地獄のような激痛をもたらす唐辛子を木剣に塗り込んだのだ。 美まりさはそんな小細工しなくても勝てる自信があったが、 美ぱちゅりーに説得され渋々この作戦を使うことにした。 あまりの効果の高さに、美まりさ自身が驚いた。 多少、苦戦を予想していたが、それどころかこれなら楽勝ではないか。 「ゆ! まりさの強さを思い知ってね!!!」 カツン! 「ゆぃぎいいぃぃい!!!」 カツン 「ゆっぐあああぁぁぁぁあああ!!!」 カツン 「あぐううぅうぅぅう!!!」 美まりさの攻撃をぎりぎりのところでいなすが、いなし切れなかった斬撃がわずかにみょんを切り裂く。 元々傷だらけだった体にさらに赤みを帯びた切り傷が追加されていく。 「ゆひぃ、ゆひぃ…」 ちょろちょろちょろ… ついにみょんは失禁までしてしまった。 「ゆ、ゆはははは! みょんはしーしーもらしちゃったよ! だらしないね! 馬鹿だね! 恥ずかしくないの!?」 ここぞとばかりにみょんを馬鹿にする美まりさ。 憎い相手がここまで無様な姿をさらしてくれるのだ。 美まりさはすっかり有頂天になり、みょんをさらに馬鹿にする。 「ゆぅっ、ぎぎぎぎぎ…!」 歯を食いしばり美まりさの暴挙に激しい怒りを感じているのはみょんの弟子達。 みょんは絶対に手出しをするなと彼女たちに言っていたため耐えているが、 それももはや時間の問題だろう。 三匹の目は完全に見開かれ、美まりさに対する憎悪に満ちあふれている。 美まりさは攻撃をゆるめることなく、少しずつみょんを刻んでいった。 「ゆ、ぜぇ、はぁ、そろそろ止めを刺すよ!!!」 調子に乗りすぎたせいでバテてしまった美まりさは垂直に木剣を咥え、 みょんを串刺しにせんと突撃する。 (もうみょんは虫の息だよ! 最後は串刺しにして殺すよ!!!) みょんは虚ろな目で美まりさを見据え、 すっ、 「ゆっ!?」 素早く美まりさの一撃をかわし、地面に激突したまりさに木剣を突き立てた。 「ゆぎゃあああああぁぁぁああああ!!! いだい! まりざのおめめがあああぁぁぁぁ!!!」 木剣は美まりさの側頭部から目玉まで貫いていた。 みょんは「はぁ、はぁ」と息をつく。 「む、むきゅ! もう勝負ありよ!!! 止めよ! やめ!」 美ぱちゅりーはあわてて決闘の終了を告げた。 ドスまりさも参謀ぱちゅりーも美ぱちゅりーもまさかみょんが勝つなどとは予想だにしていなかった。 「まりざああああ!!! じっがりじでえええぇぇぇえ!!!」 ドスまりさはドスん! ドスん! と音を立て娘の元へ跳ねゆく。 急いで美まりさを手当てしなければ! その思いで美ぱちゅりーは決闘を終了させたのだが ずるっ 「ゆげぇっ!」 みょんは木剣を美まりさから引き抜く。 木剣には潰れた美まりさの目玉がへばりついていた。 「…」 みょんは美まりさに何かを告げ、美まりさに背を向け、てんこ達の下へ戻ろうとする。 「きだないみょんはしねえええぇえぇぇぇえ!!!」 ドスまりさが美まりさに跳ね寄ろうとしたそのとき、 美まりさはみょんに襲いかかった。 「みょん! あぶないよ!!!」 てんこが叫ぶがみょんは薄ら笑いを浮かべ、木剣を垂直に咥えた。 「じねえええぇぇええぇぇぇ!!!」 もうすぐまりさの木剣が届きそうなところでみょんはその場で一回転した。 「ゆぎぃっ!?」 群れのゆっくり達には目視できないほどの速度で繰り出された斬撃は美まりさを上下に両断した。 ずぱっ! べしゃ! 美まりさの口から上が切断され、跳ね寄るドスまりさにぶつかった。 美まりさの下の部分は力なく垂れ、綺麗に切断された髪の毛がみょんの一撃の威力を物語っていた。 「ゆ、ゆ、ゆ、ゆぎゃあああああああああああ!!!」 ドスまりさは愛娘の無惨な死に様についにパニックを起こし、暴れ始めた。 どんっ! ぐちゃ 「ぴぎゅ!」 「ゆげぇ!」 「もっど、ゆっぐrぶびゃ!」 ところ構わず暴れ回るドスまりさ。 不幸にも集まったゆっくり達はドスまりさの下敷きになり、 中身をぶちまけ果てた。 「やめでえええ!!!!」 「れいむのあかちゃんがああああ!!!!」 「どすのばかあああああ!!!」 泣き叫び、逃げまどうゆっくり達。 皆パニックを起こし、広場は完全にパニック状態。 「まずいみょん! ドスが暴れ出した! 一旦逃げるみょん!!!」 みょんはてんこ達の下へ行き、全員に逃げるように指示し、この場を離れることにした。 「一旦みょんのおうちに戻るみょん!!!」 逃げる途中 「ちょっと待つみょん!」 みょんは全員を呼び止める。 「みょんは用事があって行かなきゃいけない所があるみょん! らんとだいようせいは付いてくるみょん!! てんこ達はみょんのおうちで待機してるみょん!!!」 ぶーたれるてんこ達を無視し、らんとだいようせいを伴いてんこ達と別行動を開始する。 一方群れのゆっくり達は 「やべで! まりざをづぶざないでね!!!」 れいむの敵を取らんと暗躍していたまりさである。 美まりさを唆し、みょんを始末させようとしたのに美まりさは返り討ち。 ふがいないゆっくりめと考えるもつかの間、今度はドスまりさが暴れ出した。 もたもたしているうちにドスまりさにのしかかられてしまったのだ。 「ゆべべべ! ぼっど、ゆっぐ、ぶげぁ!」 ドスまりさに潰され、断末魔を最後まで言うことも出来ないままれいむの下へ旅立った。 「むきゅー! ぱちゅりー! 今は一旦逃げるのよ!!!」 参謀ぱちゅりーは錯乱し、群れのゆっくり達を潰して回っているドスまりさや 逃げまどい自滅していく群れのゆっくり達から逃れようと美ぱちゅりーと共に逃走を始めた。 「てんこ! らんしゃま無事かなー? わかるかなー?」 「だいじょうぶだよ! あたいがいれば大丈夫だよ!」 「みょんがついてるから大丈夫だと思った(リアル話)」 てんこ、ちぇん、ちるのはみょんの巣に避難していた。 みょんの巣は入り口があまり大きくない洞窟であるため、 ドスまりさが近くで暴れても被害は無いと考えられる。 そのため、みょんはドスまりさの暴走をここでやり過ごすことを提案したのだ。 「ところで、ちるのはこれからどうするの? わからないよー」 「あたいは…だいちゃんといっしょに暮らすよ!!!」 「ちぇんもらんしゃまのところに行くんだよ! 一緒だね! わかるよー!!!」 ちるのとちぇんは呑気にこれからの事を話し合っていた。 ちるのはこれからはだいようせいと一緒に暮らし、 ちぇんはらんについて行って、らんの群れの復興の手伝いをするのだという。 わいわいきゃっきゃとはしゃぐ二匹。 そわそわしながらみょんの帰りを待つてんこ。 ところ変わって、 「むきゅー! お母さん! どこにいるの!!!」 何だかんだで結局参謀ぱちゅりーとはぐれてしまった美ぱちゅりー。 「まりさ…、む、む、むきゅううぅぅううぅぅぅぅぅん!!! むきゅううぅぅぅうぅぅううん!!」 美ぱちゅりーはみょんに殺されてしまった美まりさの事を思い出し、泣き出した。 「せめてぱちぇだけでもゆっくりするわ…」 美ぱちゅりーは一匹でとぼとぼと川沿いに歩いていった。 後ろからつけられているのに気づけなかったのは、美まりさを失った悲しみからか。 美ぱちゅりーは群れのゆっくり達が決して入らない花畑に来ていた。 この花畑の花のほとんどがゆっくりにとって劇薬になる成分が含まれていて、 うかつに食べる者が出ないようにと参謀ぱちゅりーが出入りを禁止にしていた。 そして、ここはかつて美まりさと美ぱちゅりーがよく逢い引きしていた 公認の仲ではあったが、群れの中では周囲の目が気になったのであろう。 「むきゅぅ…」 美ぱちゅりーはぼろぼろとと涙を流す。 誰よりも愛したまりさがまさか自分がこの群れに入れた 傷だらけの汚いみょんに殺されるなんて思いも寄らなかった。 美まりさがみょんに色目を使われて辟易しているという愚痴を聞かされ、 美ぱちゅりーは責任を感じた。 まさか、あの汚らしいみょんが身の程知らずにも美まりさに色目を使うなんて。 汚らしいまんじゅうは使い捨てにされるべきと考えていたぱちゅりーは このときからみょんを暗殺する手だてを考え始めていた。 しかし、みょんは生意気にも強い。下手に手下を送れば返り討ち。 それどころか手下が自分を裏切って、みょんに自分の事を話すかもしれない。 毒殺も考えたが、みょんは自分で取ってきたえさしか食べない。 毒殺をもくろんだゆっくりもいたがみょんは「ではまずおまえが食べろ」と言い、 そのゆっくりに毒入りの餌を食べさせ殺した。 そんな中、まりさがついにみょんから免許皆伝を言い渡され、ある作戦を思いついた。 それがレイパー襲撃に乗じて他の弟子ゆっくり達を皆殺しにする作戦だ。 これなら合法的にみょんを亡き者に出来る。ドスまりさにみょんの処刑をさせることも出来る。 レイパーは危険だが、とても強くなった美まりさなら多少の危険も問題ないだろうと判断し、 この作戦を美まりさに話した。 さらに美まりさにレイパーがいやがる臭いがする花の花粉を付け、安全対策も施した。 しかし、まりさが死亡確認を怠り、みょんの近くに弟子ゆっくりがいることを 確認しなかったために生存者が現れてしまった。 それどころか、まりさの所業を目撃した者まで現れた。 苦肉の策であった決闘で判決を下す策も念には念を入れ、 絶対に負けないようにと木剣に唐辛子も塗り込んだし、完璧だった。 それをあざ笑うかのようにまりさは串刺しにされ、真っ二つにされてしまった。 そして、娘を失ったドスまりさの暴走。 すべて自分があのみょんを群れに引き入れようと考えたのが間違いだった。 「へぇ、こんなところがあったとは知らなかったみょん」 「むぎゅっ!?」 何故みょんはこの秘密の場所に!? 後を付けられていたとは思いも寄らなかったぱちゅりーは思考が停止した。 「一度、ぱちゅりーとはお話ししてみたいと思っていたみょん」 「むきゅ!!! あんたなんかと話すことはないわ!!!」 「まぁ、そういうなって、こんな話はどう? 昨日、この群れを襲ったれいぱー集団の話なんだけど」 「むぎぃっ!?」 ぱちゅりーはびくりと体を硬直させるがみょんは気にせず話を続ける。 「見たことのないらんとだいようせいが一緒にいたでしょ? あれ、実は昨日のれいぱーなんだよ?」 「むぎゅ!?」 ぱちゅりーはうすうす感づいてはいた。 美まりさはだいようせいがレイパーだと言っていたし、 らんともあろう者がレイパーをかき分けてちぇんを助けた話にしても不自然すぎる。 「そ、それがどうしたのよ…」 「うん、それでね、片方はたまたま襲ったのが昔の親友だから正気に戻れて、 もう一方は群れの幹部になるくらいしっかりしたゆっくりだから正気に戻れたんだよ でも、おかしいよね? れいぱーになったゆっくりが正気に戻るなんて、あり得ないのにね?」 「む、むきゅ…レイパーだって満足すればしばらくの間は正気に戻れるわ…」 「だとしたらさらにおかしいよね? ちるのは死ななかったし、らんに至ってはれいぷもしてないよ?」 優しく、まるで母親が娘に諭すように語りかけるみょん。 「でもね、みょんはこの現象を知ってるんだよ これはインスタントれいぱーだね? ぱちゅりーの後ろのお花…それをお水につけると、花粉さんを出すよね? その花粉さんをかぐと一時的にレイパーになる。 ぱちゅりーはこれを利用して、らんの群れのゆっくり達をれいぱーにしたてあげたんでしょ?」 「むきゅっ、っ! ど、どどこにそんな証拠があ、あるって言うのよ!!!」 明らかに動揺するぱちゅりー。 「そのお花さんの事は旅をしていた時にゆうかに教えてもらったから間違いないよ。 それに、ぱちゅりー昨日こういったよね『れいぱーが攻めてきた』って… そのときはほとんど何も見えなかったんだよ? なんでれいぱーが攻めてきたって分かったの?」 「む、むきゅ、むぎゅぅぅぅ…」 言葉が詰まる。 みょんはふぅと一息つき、 「…まぁ、このことを言っても誰も信用してくれないだろうけどね。」 「む、むきゅ! そうよ! 誰も信用しないわ! それが本当のことだったとしてもね!!! むきゅきゅ! いいわ教えてあげるわ! たしかにこのお花を使ってむこうの群れの連中を インスタントれいぱーにしたわ! でも、あんたが何を言っても誰も信用しないわ! ぱちぇは知らんぷりすればいいだけだもん! あんたはぱちぇをれいぷしようとしたって事にするわ! せいぜいドスに殺されるがいいわ!!!」 みょんの挑発に乗り、暴露するぱちゅりー。 「やっぱりお前が真犯人だったみょん。聞いた? らん! だいようせい!」 「なんであんなことしたんですか!? そのせいでみんな死んじゃったんですよ!?」 「よくも、よくもみんなの群れを壊したな!!! このゆっくり殺し!!!」 「むきゅ!?」 「ぱちゅりー、お前はかわいいけど、ちょっとおつむが足りないみょん この二人がいるって予想できなかったとはね。」 「だましたわね! 卑怯よ!!!」 「何とでも言うがいいみょん。 せっかくだからもうちょっとだけいいこと教えてやるみょん みょんがこの群れにいてやったのはお前を殺すためだみょん!」 「むきゅ!?」 「みょんは気に入ったかわいいゆっくりなぶり殺しにするのが大好きなんだみょん! あのまりさはみょんの"別の趣味"に使わせてもらったよ!!! 無様だったよね! 自分が勝っていると勘違いしてたら串刺しにされて! 『みょんはわざと食らってやったんだよ? それに唐辛子まで塗って、それでも勝てないなんて、 ゲスで愚図でどうしようもないゴミまりさだみょん!』って言ってやったら顔真っ赤にして 襲いかかって、みょんは笑いをこらえるのに精一杯だったみょん! ぷぶ! ゲラゲラゲラ!」 己が惨殺した美まりさをあざけ笑うみょん。 「む…ぎゅ、ぎゅぅ!」 美ぱちゅりーは怒りに打ち震えた。 自分の愛した美まりさがこんなゲスなみょんにコケにされ、惨殺されたことを。 「ま、それはさておき、お前は本当に救えないくらいのゲスだみょん!」 「あんたの方がゲスじゃないいいいぃぃぃ!!!」 怒りにまかせ叫ぶぱちゅりー。 「いやいや、みょんはいろんなゲスを見てきたけど、 嫌いなゆっくりを始末するために他の群れのゆっくりをれいぱーにして、 同じ群れの仲間まで殺すようなゲス、みょんは見たこと無いみょん ……ねぇ、お二人さん?」 歯を食いしばり、目を血走らせていたらんとだいようせいに話しかける。 今にも美ぱちゅりーを八つ裂きにせんと構えている。 「ぱ、ぱちゅは悪くないわ!!! 悪いのはそこにいるみょんよ!!!」 「黙れ!!! この薄汚いゆっくり殺しがあぁぁぁ!!!」 らんの迫力に美ぱちゅりーは縮み上がる。 「よくも! よくも群れのみんなを!!! 殺してやる! 絶対殺してやる!!!」 「まぁ、ちょっと待つみょん!」 ギロリとみょんをにらみつける。 「よく聞くみょん。こいつはただ殺すだけじゃつまらないみょん。 みょんだって、せっかくだからこのぱちゅりーですっきりーしたいし」 「な…何を言ってるんですか!?」 「それに…」 ぺろり 「きゃっ!」 「こぉん!」 まむまむをみょんに舐め上げられ、思わず声が出てしまう二匹。 「二人ともインスタントれいぱーの副作用でしばらくはすっきりーを我慢しちゃいけないみょん 下手に我慢したられいぱーになっちゃうから。ここはこのぱちゅりーに責任を取ってもらって、 ここでたっぷりとすっきりさせて貰おうみょん!!!」 にやにや笑いながらぱちゅりーをレイプしようと提案するみょん。 二匹は理性でインスタントレイパー状態を押さえ込んだため、実はかなり性欲がたまっていた。 そのため、みょんが言うとおり、これ以上性欲をためるとまたレイパー化する可能性がある。 二匹はお互いの顔を見合わせた。 言葉はいらなかった。 これ以上、ちるのに迷惑をかけないため、ちぇんを襲ったりしないようにするため。 そして、美ぱちゅりーの奸計にはめられ、レイパーとして死んでいった仲間の敵を取るため。 二匹は死ぬまでこのぱちゅりーを犯して殺すことを決意した。 「覚悟は決まったみたいみょんね」 みょんは花畑から一輪の花をむしって、それを美ぱちゅりーに無理矢理食べさせた。 「今の花は、一時的ににんっしんっ!できない体にするお花だみょん。 これで黒くなって死ぬことはないみょん。」 「そ、そんなの聞いたこと…」 「当たり前だみょん、これはゆうか位しか知らない情報だみょん。 ちなみに、人間と一緒に暮らすゆっくりはこの花を加工した食べ物を 食べて、ひっにんっ!するらしいみょん」 「さぁ、お二人さん。このぱちゅりーでたくさん楽しむみょん…」 二匹は口をだらしなく開け、焦点の合わない目で美ぱちゅりーを凝視し、 そして 「「んほおおおおおおぉぉぉぉぉおおおぉぉぉおおお!!!」」 数十分後 「ふぅ、さすがに楽しみすぎたかな」 みょんは満足げに美ぱちゅりーを見る。 クリームをはき出し、体中を精蜜で汚され、目は虚ろで何かぶつぶつ言っている。 らんとだいようせいはぐったりし、呼吸を荒げていた。 「ちょ、ちょっとがんばりすぎちゃった…」 「こ、こおぉぉぉん…」 だいようせいはちるのでそれなりに性欲を解消できていたのでそんなに消耗していなかったが、 ちぇんに手を出さなかったらんはすべての欲望を吐き出したためか、かなり消耗していた。 「さて、このぱちゅりーの具合も結構よかったけど、そろそろ潮時だみょん。 いまからみんなを連れてくるから二人はそこでゆっくり休んでるみょん。」 みょんはがぶりとぱちゅりーの底部に噛みつき、そのまま池の畔へ。 「さぁ、これでお別れみょん。最後に何か言いたいことはあるか?」 「いやぁ…じにたぐn」ぼちゃん 「まぁ、最後まで言わせる気は無いけどね」 みょんは池に沈みゆく美ぱちゅりーの姿をうっとりと眺める。 恐怖と絶望。シンプルだが今までのどの表情よりも綺麗だとみょんは思った。 「てんこ! ちるの! ちぇん! 無事か!?」 自分の巣に戻り、三匹の安否を確認する。 「てんこは天人属性のリアル饅頭属性だから一目置かれる存在。 そんなてんこをこんなに待たせた浅はかさは愚かしい」 「あたい! 無事だよ!!! だいちゃんは? どこ?」 「ちょっと遅すぎだよー! わかってねー!」 三匹の安全を確認し、ほっと一息つく。 自分が育てた連中だから大丈夫だと思ってはいても心配していたのだ。 それでも自分の欲望を優先させたあたりやはり餡子脳と言わざるを得ない。 「あっちでらんとだいようせいを待たせてる。付いてくるみょん」 「わかったよー!」 ドスまりさはみょんの巣から離れた場所で暴れているため、 一行は気が触れたドスまりさと鉢合わせにならずに移動できた。 「らんしゃまあああぁぁぁ!!!」 「ちぇええぇぇぇぇん!!!」 「だいちゃん!」 「ちるのちゃん!」 頬ずりし、お互いの無事を喜び合う四匹。 「らん達はこれからどうするんだみょん?」 「らんは群れに帰って群れの復興に尽力するよ」 「ちぇんはらんしゃまと一緒に行くよ!!!」 「あたい! だいちゃんと一緒に行くよ!」 「わたしもみんなと一緒に群れに帰ります! それで、ちるのちゃんと一緒に暮らします!」 四匹はこのまま南に向かい、らんとだいようせいの群れで暮らすと宣言し、 固まって移動を始めた。 その道中でのこと。 「あたい! 何でにんっしんっ!してるの!?」 今更自分が胎生妊娠していることに気付いたらしい。 「私たちの子供だよ! 一緒に育てようね!」 だいようせいは少しだけ困った顔をして諭す。 「うん! わかったよ!!!」 元気に返事をするちるの。 一方、みょんとてんこは 「てんこ、みょんはこれから東に向かうみょん! てんこも付いてくるみょん!」 「てんこは一緒に行くことを誘われたくて誘われるんじゃない誘われてしまう者がてんこ」 いつもの調子で返事をするてんこ。 意味を理解しきれなかったが、とりあえず肯定として受け取ろうとみょんは決め、 てんこに頬ずりする。 「さあ、いくみょん!」 みょんは高らかに宣言した所で、突然何かの衝撃を受け、意識を失った。 「…ょん! りして……みょ…」 意識を失う直前に見た物は遠ざかる地面とてんこ。 てんこは何かを叫んでいたようだが、みょんには聞き取ることが出来なかった。 続くのCar 美まりさの木剣の長さ みょんの木剣の長さ →あまりその辺のこと考えてません。 みょんの"別の趣味"とは? →次回書きます。 カンのいい方は気付いているかもしれませんね。 ○○がおかしいのだが →いつものことです。気にしてはいけません。 今まで書いたSS ドスまりさとゆうか1~3 ゆっくり闘技場(性)1 不幸なきめぇ丸 名物餡玉 行列の出来るゆっくり スカウトマンゆかりん前・後 ファイティング親子とゆっくり まりさの商売 ぱちゅりーの失敗1~4 盲点 進化 ぶっかけ!ぱちゅりー! 短い話しを一つだけ ありふれた話 対決!ドスまりさ!
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そのゆっくりプレイスは少々特殊な構造をしていた。 砂を敷きつめたドーム状の空間に、三十匹以上のゆっくりが住んでいる。 壁はむき出しの岩盤で、その高みの一角にはアーチ状の穴がうがたれている。 その穴からはかたむきの鋭い坂が砂の床にむかって降ろされていて、外界へと通じる架け橋となっていた。 半地下構造のゆっくりプレイスであった。 光源は高みに浮かんだ弓なりの穴しかない。 そのため、昼間であってもドームはいつも薄暗闇に支配されていた。 しかし、光がなくとも熱は外から流れこんできて、空に太陽が浮かんでいるときは―― 内部にとどまっているかぎり太陽などはおがめないが――ドームは耐えがたい灼熱におおわれる。 床はひとしく熱砂となり、跳ねまわることすらままならない。 夜のとばりがおりるとともに、まったくの暗がりが降臨する。 それとともにドームからは急速に暖気が抜かれ、ゆっくりは身を切る寒さに抱かれた。 昼夜を問わず変わらないものもある。 においだ。 苔生す岩盤からは、つねに水がしみだしている。ゆっくりは岩肌をなめて水分を摂取する。 水気は蒸気となり、湿度があがる。この湿気が落ちつかない臭気をうむ。 ドームの一隅に掘られたくぼみには糞尿がたまっている。 これも汚臭をまきちらす。 むろん処理はおこなわれているが、三日に一度の頻度でしかない。その処理方法とは、 群れのおとなたちが口にくわえてドームから運びだすという直接的なものだ。三十匹以上のゆっくりが住んでいれば、 くぼみに汚物が一切ない時間帯など、まばたきする間もないくらいにみじかかった。 洞窟に息づく暴君は、汚臭や腐臭、湿気、薄暗がりだけではなかった。 むせび泣き、すすり泣き、身も世もない号泣、哀訴、空腹にたえかねた赤ゆの嗚咽、 絶望をわめきたてる絶叫、鬱々としたぼやき、 ひたすらに岩肌からしみでる臭い水をなめるぴちゃぴちゃとした音響、 体力の消耗をふせぐため砂のうえに横になってぴくりとも動かないゆっくりれいむの吐息、 食料の奪いあいをする子供たちの怒声や罵声などが、いつも洞窟に満ちている。 どのような棲家であろうとも、食べものがなくては生きてゆけない。 群れの大人は毎日外に狩りにゆく。かれらが生命線をにぎっている。狩りの戦果が群れの死活を左右する。 狩猟組のおとなたちが帰還すると、とりわけ赤ゆたちが大喜びでかれらを迎える。 食べものにありつけるということもさることながら、赤ゆの喜悦の原因はべつのところにあった。 おとなたちの語る「お外」の話だ。 物語の内容はさまざまだった。 動物の歯牙をくぐりぬけて食料を勝ちとるまでの血沸き肉踊る冒険譚。 刻一刻と変化を重ねてとどまるところを知らない大森林の美貌。満点の星 空や血に濡れたような紅い月、時間と季節により七色に変じる耽美な湖など森羅万象のおりなす神秘。 狩猟組がこれらの話をするとき、ゆっくりたちは固唾をのんで聞きいる。 腹をかかえて大笑いする。涙をこぼしたり、恐怖にふるえたり、奇跡の光景を想像しては恍惚としたりする。 お話のあいだだけ、ゆっくりプレイスには、ゆっくりとした空気が流れた。 「おそと」 と、ゆっくりは外界をこう呼んでいる。この単語が口にのぼるとき、かならず憧れに濡 れている。 「おそと」に出たい。「おそと」を見てみたい。 狩猟担当者ではないゆっくりからそんな希望が出されるのも、むりはない。 ところが、この希望は一度たりともかなえられたことがなかった。 お外は、あぶない。だからおとなになってから。 それが、群れの大人たちの言いぶんだった。 赤ゆや子供ゆっくりなどは、不承不承、この措置をのむしかなかった。 理由のひとつには坂があった。内と外とをつなぐ急勾配の坂は、赤ゆなどでは登り切れたものではなかった。 おとなになりきれていない子供たちは、坂の上にうがたれたアーチ状の門を、 うらやましい目つきで、あるいは恨みがましい目つきで、日々これを見あげるしかなかった。 れいむは大人に差しかかっていた。 このれいむもまた、ほかのゆっくりとおなじく、赤ゆのころから「おそと」の美しさを聞かされ、アーチの門をあおぎながら育ったゆっくりだ。 外界への憧憬の念はすこぶる強い。 とうぜんのように狩猟組への参加を心待ちにした。 ところが、そろそろ狩猟組に加わるかというころあいになって問題が発生した。 成体ゆっくりは狩猟組と留守組にわかれる。 狩猟中、洞窟に子供たちだけを残していくわけにもいかない。 よって残留すべき成体が必要となる。 それが、留守組だ。 留守組はぜったいに狩猟には参加できない。 交代制などという概念もない。 いちど決まったら狩猟組は死ぬまで狩猟組であり留守組もまたしかりである。 ところで、れいむと同じような年齢のゆっくりに、ぱちゅりーがいた。 ふたりともほぼ同時に大人になるということで、 狩猟組と留守組に一人ずつわりふることになったのだが、どちらをどちらにあてるかは決まらなかった。 ぱちゅりーもまた狩猟組への参加を望んでいたからである。 しかしれいむには勝算があった。 ぱちゅりーは脆弱だった。一方で知恵があり機転もきき、子供うけもよかった。どう見ても留守組の素質があった。 ひるがえってれいむは運動能力の評価がたかかった。 適材適所の観点から、れいむに狩りをさせてぱちゅりーに子守りを任せるのが妥当だ。 だが、狩猟組の大人たちは判断を迷っっていた。 議論の末に、長のまりさは狩猟組にぱちゅりーを指名した。 れいむはその判断を不服としてさかんに不満を述べたてたが決断はくつがえらなかった。 それでも妥協はえられた。 れいむとぱちゅりーが正式に群れの大人に参加するまでには、いささかの猶予があった。 そのあいだに狩猟組に欠員がでれば、れいむを狩り手を補充するというものだった。 しかし狩猟組のゆっくりはみな若々しく、自然死の望みはきわめてうすかった。 長のまりさの決定がなされた翌日、ぱちゅりーは死体になって発見された。 犯行は夜中。洞窟から光が一掃される時間帯である。よって音が手がかりとなった。 しかし言い争いの声はだれからも聞かれなかった。 いやおうなく計画性がただよってくる。 だが、長のまりさの一声により、捜査はうちきられることになった。 ぱちゅりーの穴を埋めるべく、約束どおり狩猟組にはれいむがあてがわれた。 長のまりさはれいむの狩猟組参加をあきらかに不満がっていた。 新参者はじぶんの狩人としての有能性を主張した。 族長は静かに首を横にふり、 「……そういうことじゃないんだぜ」 とだけ、いった。 その真意はわからなかった。 ついにその時がきた。 待ちに待った狩猟初日である。 れいむは狩猟組十二匹の先輩たちのあとにつづいてドームを出た。 急な坂をのぼり、アーチ状の門をくぐる。外へと繋がる長い回廊を歩くとき、はやる気持ちを必死でおさえた。 やがて白い光の満ちる穴が見えてきた。 そこで長のまりさが狩猟組を止めて、れいむに呼びかけた。 れいむはおあずけを食らって苛立ったが、慇懃に返事をした。 「れいむ。ふたつだけいっておくのぜ。まず、なにがあっても おどろかないこと」 たやすい命令だった。はじめての外界だ、どうせ驚くに決まっている。 「つぎに。まりさたちのすることを まねること」 これもたやすかった。 れいむの想像世界では、暴力の渦巻く大森林で縦横無尽に狩猟する自分の姿があった。 狩りでは遅れはとらない。長のまりさは目を細くしてれいむを見やってから、背中をむけ、光の入りぐちに歩いていった。 大人たちがあとにつづく。 れいむは最後尾をあるいていた。 ひとつまたひとつと、オトナたちが白色光のなかに吸いこまれていく。 嗚呼、あのさきに、待ち焦がれていた「おそと」が待っている。 冷たい川の水をふんだんに飲みほそう。あまあまをたっぷりと食べて、 小鳥たちのさえずりを聞きながら静かな昼寝をたのしもう。もちろん狩りは手をぬかない。 たくさんのごちそうをもちかえろう。そしておちびちゃんたちにお話してあげるのだ。 英雄となろう。 暗い洞穴の太陽となろう。 爆発しそうな喜悦を抱擁しながら、れいむは光にのまれた。 外には、沙漠があった。 砂礫の大地が地平線のかなたまで続いている。風化した岩石がまったいらな砂の地面に生えている。 緑といえば痩せた樹木がぽつりぽつりと植わっているだけだ。ときおり風が吹いて枯れ草がころがった。 空をあおげば無機質な青ばかりが広がっていた。 川のせせらぎ、さんざめく木々、静謐な水をたたえる湖、小鳥のさえずり、そんなものはどこにもなかった。 おそるおそる振りかえった。 巨岩があった。 風化のいちじるしい奇岩が、ゆっくりプレイスの屋根だった。 大岩のうえには一本の大樹がそびえている。 歪曲した樹幹をもつ大木は青空にその翼を広げていて、沙漠のただなかにありながら、葉の緑は嘘のようにはげしかった。 仲間をみた。 驚いている仲間はただの一人もいなかった。 みな冷たい瞳で灼熱の砂漠を見つめている。 十二匹の狩猟組は長のまりさを先頭にして、巨岩の後ろにまわった。 そこには人間の集落が築かれていた。集落の手前にはアスファルトの道路が沙漠を両断していた。 道路の果ては見えなかった。 狩人たちは集落の一軒にむかい、呼びかけた。 扉が悲鳴をあげた。人間が出てきた。 人間は十二匹のゆっくりを無表情でにらみさげた。 「また……てめえらか」 底冷えのする声だった。 はじめてみる人間の大きさに、新参者はうちのめされた。 その人間の足もとに長まりさがひざまずいた。 まわりのゆっくりも、それにならった。 いきなりの出来事にれいむは即応できず、その場で立ちつくしてしまった。 長のまりさは額を地面にこすりつけて哀願をはじめていた。 「……お、おねがいでずっ、たべものを、だべものをぐだざいっ! みんな おながずいでるんでず、だべるものがないんでずっ! おぢびぢゃんだちも、でいぶも、ばぢゅりーも、ありずも、みんな、おながずいで ないでるんでずっ! だがら……なんでも いいでずっ、だべものを わげで ぐだざいっ! おねがいじまずっ! ぎだない ものでも がまいまぜんっ! ぐざい ものでも がまいまぜんっ! ぐざっだものでも まずいものでも なんでも いいんでずっ! だべものを もらっだら ずぐに ででいぎまずっ! にんげんざんには めーわぐ がげまぜんっ、おねがいじまずっ! どうが、どうが、だべものを わげでぐだざい、なんでも、なんでも いいんでずぅっ!」 長のまりさだけではなかった。 屈強な十二匹が人間のあしもとにひれ伏して泣きながら物乞いをしている。 れいむの眼下には、狩人たちの砂にまみれた尻がならんでいた。 それらを砂にたたきつけ、あるいは左右にふりまわし、いくつかは糞尿をたれながしていた。 恥も外聞もなく食べものをもとめる後ろ姿は、情けないを通りこして哀れでさえあった。 「……一匹だけ、ぼけっとしている奴がいるぞ。お前らの一番後ろだ」 れいむのことだった。 人間の指摘を受け、狩猟組がしずまりかえる。やにわに起きあがりれいむを包囲した。 二十四個の瞳は血走っていた。 長のまりさがさっさと人間さんにひざまずけと叫んだのを皮切りにして、大人たちが血 相をかえて怒鳴り散らしはじめた。さっさとやれ、人間さんに食べものを乞え、奴隷にな れとがなりたてる。 ひどく現実感のとぼしい光景だった。 れいむはゆっくりと額を砂につけて、食べものがほしいとわめきだした。 狩人たちも哀願を再開した。 「……ほらよ」 やがて人間のぶっきらぼうな声とともに、なにかが落ちる音がして、直後、乱暴に扉が閉められた。 砂礫の地面に、生ごみがぶちまけられていた。 汚臭のする魚の肉、変色した腐肉、卵の殻、野菜のへた、腐臭のこびりついた炭水化物の塊などが散乱している。 それはまぎれもなく、れいむがゆっくりプレイスで食べていたたぐいのものだった。 ゆっくりたちは大急ぎでこれらを帽子に積みこんだ。れいむも手伝わされた。凄まじい腐臭がした。 食べものを回収すると、逃げるよう人間の集落を後にして、巨岩のなかに消えた。 群れのところに戻る直前、長のまりさがれいむを引きとめた。 ほかの狩人には先に戻れと命令する。 「れいむ。はじめに ぱちゅりーを えらんだ りゆうを はなすのぜ」 「ゆ、ゆぅ?」 まだ、れいむの頭には衝撃が残っていた。 胡乱な頭で話を聞いた。 「ぱちゅりーは あたまが いいのぜ」 それはれいむも認めるところだ。 「だから うそが つけるのぜ」 「うそ?」 「そとには みずさんがあって もりさんがあって……。そんな うそを つけるのぜ」 まりさは冷ややかな口調でつづけた。 「おちびちゃんたちは きっと れいむのはなしを ききたがるのぜ」 いままでがそうだった。 子供たちは初陣を飾ったゆっくりたちの新鮮な驚きをききたがる。 れいむもまた、かつてはそうだった。 「ちゃんと『おそと』のことをはなすのぜ……。ぱちゅりーごろしで せいさい されたくなかったら、いうことを きくのぜ」 「……」 まりさの金髪が暗い洞窟に消えてゆく。 長のまりさの言うとおりだった。 赤ゆや仔ゆっくりたちはれいむの帰還を見るや、さきをあらそって群がってきた。 輝かしい目でれいむを見上げる。 れいむの感動を共有しようと、いまかいまかと物語を待ちわびている。 れいむは目もとに涙を、口もとに微笑をうかべながら、ゆっくりと、言葉をつむいだ。 「おちびちゃんたち。『おそと』にはね……」 (終わり)
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落語「ぱちぇ烏」 8KB ギャグ パロディ 妊娠 ぺにまむ 三作目です。 ・三作目です。 ・元ネタは落語「明烏」です。 ・元ネタを知らなくてもおそらくお召し上がりになれます。 ・異物が混入している恐れがありますが、気のせいです。 えー、世の中、男子と生まれてご婦人の嫌いな方はない、ご婦人の方もそうですな、 男子がいなきゃあこれほどつまらん事はないとあたしぁ思うんですが、 最近は、この……そうでもないようですな。 性の多様化だ、ジェンダーフリーだ、草食系男子だなんて言われてて、こう、わけのわかんないことになってきてんで、 「紳士と生まれて二次元の嫌いな方はない!」「ホモが嫌いな女子なんていません!」 ……なんてことになってくる。 これに比べるってえと、ゆっくりなんていう饅頭なんざは気楽なもんだ、 なにせ、オスもメスもねえんだから。もう、相手さえ良けりゃあ、こう、いろんなことになって際限なくおちびを作っちまう。 まあ、中にそうでもないような饅頭もいたもんで…… ブリーダーって仕事が儲かると聞いたお兄さん、早速知り合いから赤ぱちゅりーを一匹貰って育ててみた。 お兄さんの腕が良かったのか、たまたま運が良かったのか、これがとんでもなく優秀な奴で。 食事やうんうんのマナーは当たり前、言われたことは一度で覚えるし、よそのゆっくりと喧嘩するって事もない。 頭の方も、足し算引き算すぅらすら、読めぬチラシはあんまりないってぇくらいに賢く育った。 ただ、一ッばかり欠点があって、 「なあ、ぱちゅりー、」 「むきゅ、おはようおにいさん! しんぶんさんをもってきたよ! このちらしさんによると、きょうはぎゅうにゅうさんがおかいどくよ!」 「……ああ、そうだね、ありがとう」 「むっきゅ~ん! ぱちぇはねぇ、おにいさんのおやくにたって、ゆっくりさせるのがしあわせなのよ!」 「……そうかそうか。ぱちぇはいい子だね。ところで」 「むっきゅきゅ~ん、ぱちぇはおにいさんといっしょでしあわせ~!」 「お前、おちびちゃんとか、欲しくないのかい?」 「…………むきゅ」 「お前ももう立派なゆっくりだ。好きな相手とおちびちゃんを作って、一人前に育てるってのは幸せだと思うぞ? そろそろ了見しちゃくれねぇかな?」 「……おにいさんがぱちぇのこと、そんなにおもってくれてたなんて…… でも、ぱちぇ、おにいさんとだったら」 「俺とじゃねえよ! 俺はそんなHENTAI趣味はねぇってんだ!」 もうね、すっかり懐いちまって、お兄さんのことが大好き。ラブラブ。超あいしてる。 普通に飼ってるだけなら幸せな関係で済むんだが、生憎お兄さんはブリーダーをやろうって思ってるから困った。 ぱちゅりー本体を売ろうと思っても、一から育てたんだ、多少の愛着はお兄さんにもあるし、本体がショックで死んじまうかもわからねぇ。 ならば子供を作って売ろうって思っても、お兄さんさえいてくれれば他に何もいらない、ほかのゆっくりのことなんざ目にも入らないって位なもんで、まあ、うまくいかない。 このまんまじゃ間違いなく行き遅れになっちまう。 「おにいざんはぱぢぇのごどぎらいなのぉぉぉぉおぉぉ!!」 「はいはい、ゆっくりゆっくり。でな、今日は一緒にお出かけしようと思うんだ。うん、図書館に面白い絵本があるそうだから、読みに行こうじゃないか」 「えほん!? えほんさんはゆっくりできるわね!」 ……絵本と聞いて泣いた烏がもう笑った。 一計を案じてぱちゅりーを連れ出し、向かった先は図書館じゃなくって先輩のブリーダーん所。 説得してもつがいを作ってくれないなら、多少強引でも適当なゆっくりをあてがって種だけ貰おうって寸法だ。 種ゆっくりになる側としちゃあ、すっきりー! だけしておちびの面倒は見なくていいってぇ破格の話、 我も我もと希望者が殺到し、実技テストで五、六ッ匹黒ずんだところで、 誘い受けからゲス攻めまで手練手管は自由自在、すっきりさせたゆっくりの数は三から先は数えられねぇ、 れいぱーありすだって逆ににんっしんさせた武勇伝まである『やりぺにのまりさ』ってえのが選ばれた。 一方こっちは図書館と称して、離れの三畳間をあてがわれたぱちゅりー、 『ゆっくりしじゅうはって』と書いてある絵本ををめくるってえと、ぎっしり描かれてんのはあられもない姿で重なり合う変態饅頭の絵。 とっさにお下げでおめめを覆いつつも、チラチラ隙間っからのぞき見てる。 興味があったのかなかったのか、扉ぁ開けて後ろに迫ってきてるまりさにゃぁ、まるで気付いちゃぁいない。 「む、むきゅ~ん!! こ、これはえほんさんじゃないわ! ぱちぇにはしげきがつよすぎるわ……」 「ゆぷぷ、えほんとえろほん、たったいちじのちがいなのぜ…… ほら、もっとよくみるのぜ? とってもゆっくりしてるのぜ?」 「む、きゅ、……こんな ……だめよ、いやらしい…… でも、……!!! むきゅうぅぅん!!!」 恥ずかしさと好奇心に身もだえするしてる所に、スッとまりさが近寄って頬っぺたをれろんとひとねぶり。 これにはぱちゅりーも飛び上がって、 「むきゅん!!! ねぶったわね! おにいさんにもなめられたことないのにぃぃ!!」 「ねぶってなにがわるいのぜ? さあ、こっちにきて、ゆっくりやろう、ゆっくり、な?」 「いやよ! ぱちぇはおにいさんとだけゆっくりするのよ!」 「……ぱちぇはかなしいゆっくりなのぜ」 自慢のてくにっくが通用しないと見たまりさは今度は搦め手で攻めてきた。 「ゆっくりは、ゆっくりとゆっくりするのがしあわせーなんだぜ? それに、おちびちゃんはとってもかわいいのぜ? おにいさんも、かわいいおちびちゃんをみたら、きっとゆっくりできるのぜ?」 「むきゅ……でも、ぱちぇはおにいさんと…」 「そのおにいさんからまりさはたのまれたんだぜ、 まりささまのぺにぺにで、おちびちゃんをつくってくれって! おちびちゃんをつくれないようなぱちぇはきらいだっていってたんだぜ!」 「!!!」 「おにいさんはぱちぇのおちびがほしいのぜ? おにいさんのやくにたたないゆっくりはきらわれちゃうのぜ?」 「おにいざんはぞんなこといわないぃぃ!!」 「やくたたずのぱちゅりーはすてられるのぜー! きらわれるのぜー! おちびをつくれないぱちゅりーはおまんじゅうにしてたべられるのぜー!!」 あることないこと織り交ぜた話を聞いてるうちに、ぱちゅりーの頭にクリームがのぼる。 お兄さんと二人っきりが大好きな箱入り饅頭だ、挑発にゃあ滅法弱い。 カーっとなって体当たりしたところを海千山千のまりさに楽々かわされ、圧し掛かるようにしてすーりすーりの体勢に持ち込まれた。 「いやぁぁぁ!! すっきりしたくないぃぃいぃぃ!! ぱちぇもうおうちかえる!!」 「ぱちぇのおはだ、むっちりもちもちなんだぜ、ほーらすーりすーり」 「「すっきりー!!」」 ってんで、すっかりやられちまった。事を成した後ひょいっと頭を見るってえと、 甘納豆と見まがうばかりの小さい赤ゆが一匹、シナシナんなって茎にぶらさがってる。 そこは経験豊富なまりさ、ああ、こりゃ失敗だな、ってんでぺにぺにをいきり勃てながら、 「……ちょっとすーりすーりがあさかったのぜ。ゆへへ、やっぱりにんっしんはちゃんとおなかでしないとだめなのぜ」 「む、むきゅ!? ぱちぇのあかちゃんになにするの?」 「なにって、おにいさんががほしいのはけんっこうなあかちゃんなのぜ? こんなちびゆはひっこぬくにかぎるのぜ!」 「むきゅむきゅ!? やめて! もってかないでぇぇ!!」 まりさがぱちゅりーの頭に生えたチビゆをブチブチッと引きちぎったァ、 と、その時、 おや? ぱちゅりーのようすが…… 「むきむき? なんだかからだがあついわ…… ちからが……あふれてくる……!?」 おめでとう! ぱちゅりーはまっちょりーにしんかした! むきゅむきゅの ちび「ゅ」を抜いて むきむきに いやぁ、ゆっくりというのは浅ましいというか訳がわからねえ物で、アッーという間に森の賢者から森の妖精に早変わり。 もう頭でっかちのぱちゅりーじゃねぇ、全頭これ筋肉、文字通りの脳筋になっちまったもんだから思考がもう雄んなってる。 両のお下げをダブルバイセップス・フロントにきめて迫るまっちょりー、 「むっきりしていってね!」と口元からこぼれる白い歯に 一瞬魅せられたまりさを素早くとらえてすーりすーり、 「ゆわぁぁぁああぁぁ! むきむきはいやなのぜぇえぇぇ!! びーぼたんきゃんせるなんだぜぇぇぇ!!!」 「むきん、むきゅむきゅとむきむき、たったいちじのちがいなのよ!」 「ごつごつしててゆっくりでぎないぃぃぃいぃぃ!!」 「そう、しかたないわね、やっぱりにんっしんはちゃんとおなかでしないとだめかしら」 ってんでパンプアップしてモスト・マスキュラーになったぺにぺにを力一杯まむまむに突き立てたァ! 「ひぎぃ!!!!! でかい!! きれてるきれてる!! まむまむきれてる!!! もうやだ!! まりさおうちかえる!!」 「むきむき! なにいってるのぉ? まりさ、 おちびちゃんをつくれないようなゆっくりは、おまんじゅうにしてたべられるわよ?」 ……この後ォ、たくましくなって帰ってきたまっちょりーにお兄さんが新しい性癖を開拓されたりされなかったりする、『ぱちぇ烏』というお噺。 お後がよろしいようで。 ―――――――――― 後書きのような何か えー、まずは一杯のお運び、誠にありがとうございます。 前作、前々作ともども読んでいただいた皆様に深く感謝いたしております。 そしてごめんなさい。 スレでまっちょりー見て、急に書きたくなったんです。やっつけにしても我ながらひでぇ。 ではまた次の噺でお会いしましょう。 今までの口演 ふたば系ゆっくりいじめ 951 落語「ゆ虐指南」 ふたば系ゆっくりいじめ 971 落語「善行れいむ」 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る SSでまっちょりー久々に見たww そして、これまたBボタンキャンセルとか懐かしいwww -- 2018-02-27 23 29 27 「たったいちじのちがい」すげえww -- 2011-09-10 16 31 51 なんだこの下げww -- 2010-11-20 15 39 18 落語ネタの傑作。トンチの効いた展開に大笑い。 -- 2010-08-24 01 45 14 まちょりーはきもい。ふつうの胴付きでいい。話は面白い。 -- 2010-07-19 05 55 55
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*どうも、ゆっくり研究員です。 *今回は下品な展開を多めに含めて多様なニーズに答えてみようと模索しました。 *お叱りの言葉が今から聞こえてきそうな気がします・・・ *ちょっとビビりながら始まります。 *では、どうぞ~♪ 十六日目 本日は新しい研究対象が一気に増えて足取りも軽やかに研究室に赴いた。 私は早速クラスBの水槽の前に行き、あいもかわらず例の挨拶を三女のぱちゅりと子ぱちゅりの間で交わした。 子ぱちゅりは喜んで三女のぱちゅりの周りをぴょんぴょんと跳ねて回って喜んでいる。三女のぱちゅりもニコニコと笑って、 あんまりはしゃぐと転ぶわよ!と、子ぱちゅりを優しく諭していた。 三女のぱちゅりに注意された矢先、案の定バランスを崩して転んでコロコロと転がってオレンジジュースの受け皿に突っ込んでしまった。 全身オレンジジュースまみれになって目に涙を浮かべて泣き出しそうであったが頬を伝うオレンジジュースを舐めてニッコリ笑顔だ。 三女のぱちゅりはあらあらと言いながらオレンジジュースまみれの子ぱちゅりの全身を舐めて綺麗にしてたら子ぱちゅりもお返しに 小さな舌で三女のぱちゅりを一生懸命舐めていた。 私はいつも通り水槽の広場にクッキーを一枚、1/4のクッキーを一枚置いた。子ぱちゅりはちゃんと前に与えられた大きさのクッキー の前に並んで、よし!の号令を焦らずゆっくり笑顔で待っている。もし、これがあの親れいむだったら野良犬のように大きなクッキー に飛びついていただろう。まったく親に似なくてよかった。 この二匹には号令のトーンを下げて、どうぞ。と言うことにしよう。後々の教育にメリットがありそうだ。 私は今度から号令は、よし!ではなくて、どうぞ。にすることを伝え、どうぞ。と言った。すると二匹は示し合わせたように 例の挨拶をしてからクッキーを頬張り始めた。この二匹はクラスA行きの可能性は非常に高いが、ぱちゅり種だけがクラスAになるのは いただけない。だが、この二匹で交配を期待するにも無理がありそうだ。現在雄因子が顕現したクラスCの元次女のまりさ、現在父まりさ の成長が望まれる。 次に私はクラスCの水槽の観察を始めた。母親れいむが居ないと寂しがる4匹の子供たちに頬擦りされ、泣いている子供を長い舌で舐めて 慰めてる父のまりさが居た。 四女のちびれいむは水槽の前に現れた私に長女のれいむはどうしたの?聞いてくる。それに合わせて父のまりさも慣れない敬語で 母のれいむの事を聞いてきたが私は知らないと答えた。五女のありすは前に発表されたの論文通り雄型の因子を顕現させてると思いきや、 まだ会話の口調は雌型のような口調だ。 今までの研究結果を踏まえて、この個体らの最初の繁殖期は生後2週間前後と予想される。そして最初の繁殖期に個体の性別が雄型か 雌型かが決まり。そして大まかな性格が固定されるらしい。生後2週間の初期教育が大変重要だと判った。 私は父まりさに、子供たち4匹にキチンと餌の食べ方と排泄の仕方、人間に対する口の聞き方をちゃんと教育しないと容赦なくクラスD行き にすると宣言した。父まりさは何度もわかったと繰り返していた。 私は水槽の広場に丁寧にクッキーを並べた。全員きちんと並んで号令を待っていた。四女のちびれいむに至っては同じれいむ種の姉が 忽然と消えた事になんらかの恐怖を覚えたらしく少し震えていた。 早く餌を食べたいと父まりさに空腹を訴える子供達は、父まりさに号令がでるまで我慢しなさいときつく叱られていた。泣きじゃくり ながら何故と子供達は詰め寄るが毅然とした態度で父まりさはそれを許さなかった。 子供達の中のれいむ種の一匹は父まりさの制止を振り切りクッキーに口をつけた。私はその子供ではなく何度も謝ってくる父まりさを 指で力いっぱい弾いた。 弾かれた父まりさはゴロゴロと転がって水槽の壁にぶつかって止まり、起き上がるや否や何度も謝ってきた。子供たちの中のまりさ種の 子供が何度も、ちゃんと言う事聞くからこれ以上父まりさを虐めないでくれと哀願してきた。先にクッキーに口を付けたれいむ種の子供は 泣きながら謝って父まりさの心配をしていた。 子供達も子供達なりに親がこれ以上居なくなるのはまずいと本能的に悟ったみたいだ。 そのようなやり取りを終えた私はやっと良し!の号令を出した。全員餌のクッキーに噛り付いて瞬く間に餌を平らげた。 父まりさが排泄のルールを子供たちに教育してる間に四女のちびれいむと五女のありすの傷の具合を観察した。 体内の餡は元の量を取り戻し傷跡には薄っすら新しい皮が張っていた。私は念のためにその二匹の傷口に治療用のオレンジジュースを 塗ってやり。これに気を良くした二匹は何度も感謝の言葉と例の挨拶を繰り返してから私に遊んでくれと哀願する。 私は指先でその二匹と戯れて遊んでやった。すると排便を終えた子供達も遊んでくれと手にまとわり付いてきた。頬を摺り寄せる子や 指先を舐めたり甘噛みしてくる子が居る中、強めに噛んで指先で転がされる子も居た。 私は早々に子供達の体内に仕込んだ水飴がどうなったかを切開して確認したくてたまらないが、まだ小さいので体内の水飴がうまく 中枢餡として機能しているかどうか怪しいので、今のところは我慢する事にした。 その後にクラスBの水槽に戻り、今度は三女のぱちゅりと子ぱちゅり相手に遊んでやった。この二匹には道具を使って遊んでやり。 紐の片方を咥えさせ引っ張りあいをしたり、紐を結わえたペットボトルを引かせたり創造的な遊びで知能の成長をうながした。 資料整理と水槽のメンテで気がつくとすっかり日も落ちて暗くなっていて。ふと別室の水槽を思い出し行ってみる。 別室の扉を開いたらすぐに私の存在に気がついたらしく二匹ともギャーギャーとなにやら喚いてる。 水槽の片側には小高い山のように二匹の便が積まれており、臭くてたまらないのでさっさと片付けろと罵詈雑言を浴びせてくる。 母れいむに至っては子供たちはどうした!早くココから出せ!と、それはもう酷い罵倒だ。よく聞いてみると母れいむがなにやら 制裁してやる!と息巻いている 自分の立場も知らずに本当に愉快な生き物だ。拉致してきたれいむ種の子供もソフトボール大からハンドボールくらいの大きさに なっていて面白い。母れいむもソフトボール大に成長している。二匹で水槽の7割の面積を占有し、残り空間は全部二匹の便で占められている。 私はさらにその水槽の中に2箱分のクッキーを全部投入した。生活環境改善のために小動物用の水まで用意してやり。それから私は、 腹が減っているだろう?いっぱい食べなさい、と二匹に笑顔で言った。 さすがに二匹共これ以上食べたら水槽が便で溢れて、常に便が体に付くような状況になるから食べない!と言い張ったが、今度のクッキーは グラニュー糖がまぶしてある甘いクッキーだ。 30秒と持たずに二匹は下品な言葉で美味い美味いと言い合いながらガツガツと食った。さすがに大きくなった二匹だ、あっと言う間に クッキーは無くなった。 私はさらに残りのクッキーを2箱ほど投入してやった。我慢という知性の歯止めが外れてしまった二匹は水を飲んではクッキーを貪る。 その繰り返しを20分ぐらい繰り返し、すぐに完食してしまった。 さぁ次にやってくるのは・・・ 当然二匹は排便や排尿がしたい。だが水槽内が狭いので今ある便をすぐに片付けろと命令してきた。当然そんなものは無視だ。 やがて拉致してきた方のれいむ種の子供が我慢しきれず、かなり巨大な便をひり出した。 その便は今まで積み上げた便の上には積み切れずコロコロと二匹の方に転がる。母れいむは責任はお前にあると罵倒して、拉致されてきた方の れいむ種の子供を便の方向に押し出し自分は反対側の壁に背を付けた。 臭くてゆっくり出来ないと怒り狂ってるがその姿がまた堪らない。そんな光景を眺めて楽しんでいたら壁に背を付けていた母れいむの 口数が少なくなり細かく震えている。 どうしたと?尋ねると排便がしたいと小さな声で言った・・・。 それを聞いた拉致されてきたれいむ種の子供はは冗談じゃない!するなら目の前に便の山にしろ!と怒鳴りだした。 だが時は既に遅くて、母れいむの肛門からは尋常じゃない量の便がどんどん溢れ出てくるではないか。それと同時に排尿もするものだから 二匹の間はぬかるんだ泥道以上に汚いことになった。 拉致されてきたれいむ種の子供が今すぐ排便をやめろと言っても止まる筈も無く、最後に残った安全圏も全部便で埋まった。 臭い臭い!早く何とかしろと騒ぐ二匹が便まみれでグチャグチャと音を立てて蠢きながら罵詈雑言を浴びせてくる。 私は階下の居住区に行って缶ビールと、前に与えて大失敗した鈴カステラの残り500gを持って再度観察を始めた。 まず大量の鈴カステラを投入し、水槽の前にディレクターチェアを置き。そこに深々と座って缶ビールを開けた。 もう絶対食べない!もう騙されない!この便を片付けない限り食べない!と暴言を交えて叫んでいる。私は愉快なBGMをバックに 黙ってニコニコとビールを飲んで観察を続ける。 今回はかなり頑張ったが我慢できた時間は1分にも満たない。あれだけ食べたのによく食べる。下品な顔をしながら下品な表現で 美味い美味いと食い続ける。しまいには二匹で取り合いしながら2分ほどで食い尽くしてしまった。 数分後二匹は完全に口を閉ざして小刻みに震えている。 ほら、我慢してないでさっさとすっきりしなさい。と言ったが黙りこくる二匹。 それはほぼ同時に起きた。 二匹は絶叫と共におびただしい量の便を放出し始めた。 見る見るうちに水槽は便で埋まり二匹の口元まで便は堆積した。 全部出し切った二匹は臭い臭いと涙を流して体を伸ばして上に上にと堆積した便から逃げている。 私はしばらく来ないので腹が減ったらその便でも食べていなさい。と笑いながら部屋を出た。 退室間際に後ろの方では、お願いしますからここから出してくださいと叫ぶ声がした。 十七日目 私はここら辺で大きな行動を起こそうと思い、ある決意携え研究所に朝から赴いた。 研究を進めるにあたって個体の最大数が少なすぎる。 基礎研究はある程度終えたようなので、ここらへんで個体数を一気に増やすべく時間と言う解決法に踏み切ることにした。 本日はその下準備にとりかかる。 まずはクラスBの水槽にクラスCに居る、良い仕上がりを見せた元次女の父まりさと四女のちびれいむを入れた。 父になったまりさは久しぶりに直に再会する三女のぱちゅりに挨拶をし、頬を摺り寄せている。当初複雑な表情であった三女のぱちゅりは 、次第に慣れて仲良く頬を摺り寄せ合っている。四女のちびれいむも暫く見なかった子ぱちゅりと、すぐに仲良くなって水槽内を一緒に 跳ね回っている。 私は父まりさにちゃんと三女のぱちゅりと協力して、子ぱちゅりと四女のちびれいむの面倒を見るように伝えた。父まりさは素直に わかったと返答し、質問があると切り出した。 長女のれいむはどこに行った?子供たちはどうなる?五女のありすは何故こっちに来ない? と、聞いてきたが後でゆっくり教えると言って解答の明言をしなかった。 私はクラスCの水槽に移動し、そこに居る五女のありすに今日からお前がこの子供達面倒を見るのだぞ。しっかりやらないとまた 下のクラスDの水槽に行ってもらうぞ!と軽く脅しをかけた。 五女のありすは何度もわかったと返事をして、子供達の面倒をしっかり見ると宣言した。 父も母も居なくなった子供達は泣きじゃくりながら両親を探している。ふと、見上げた上の水槽に自分達を見下ろしてる父の姿を見つけ、 何度もジャンプしながら父の名前を叫んでいる。そんな子供たちに一生懸命頬を摺り寄せてなだめる五女のありすを見て一安心した。 それから私は各水槽に毎日餌を与え、個体達と遊んだり、知能を発達させるような遊びを教えた。 そう、他の水槽に放逐した母れいむと父まりさの子供たちが繁殖可能になる日まで毎日続けた・・・。 ~そして十日後~ 二十七日目 本日は実験の下準備の終えた日と定めて意気揚々と研究所に赴いた。 まずクラスBの水槽を覗き込んだ。三女のぱちゅりは、すっかり父まりさと仲良くなり。四女のちびれいむと子ぱちゅりをあやして 遊んでいた。近況を聞いてみると、四女のちびれいむはすぐ溜めておいたオレンジジュースをねだるので困ったものだと幸せそうに 愚痴っていた。 私はとりあえず餌のクッキーを広場に並べて、どうぞ。と号令をかけた。全員、例の挨拶をしてから頂きます。と言ってクッキーを 頬張り始めた。 当初、五女のちびれいむも凶暴化してダメかと思ったが、このメンバーに組み入れたことによって凶暴化も抑えられ素直な性格に上手く 固定できたようだ。 次に問題のクラスCの水槽だ。五女のありすはすっかり元気になり、私を見るや否や例の挨拶を満面の笑みで言ってきた。 子供たちも歌っていた歌を止めて挨拶をしてきた。 私は子供達の一匹を手に乗せ大きさと重さをある程度確認した。大きさはピンポン玉と同じか一回り大きい感じで重さも適度にある。 私の手に乗せられた子供の個体は不思議そうにしていたが、すぐに指に頬擦りしてきたり例の挨拶をにこやかに繰り返してきた。 ちょうど良い頃合だ。 私は次に五女のありすを手に取った。大きさはピンポン玉より二回りほど大きく重さもずっしりしている。手に乗せられた五女のありすは また折檻されると思って何故か謝り続けている。私は別に何もしないよと言って安心させ五女のありすを机の上に置いた。 不安そうな五女のありすに炭酸を抜いたコーラをスポイトで一滴づつ与え様子を見た。五女のありすは凄く美味しいと興奮気味に 私に感謝の言葉を投げかける。 思った以上の効果だ。 次に私は五女のありすの排尿口を筆先でパタパタと刺激しながらコーラをスポイトで与えた。五女のありすは最初こそ、こそばしいと 笑顔でやめてと笑っていたが次第に無口になり排尿口が見る見るうちにに盛り上がってきた。 私はその盛り上がった突起を執拗に筆先で刺激を与え続けコーラをスポイトで与えた。 すっかり突起は立派な性器となってそこに鎮座した。 私はどんな感じだい?と五女のありすに問いかけたら、良くわからないと興奮気味にしている。 私は良い頃合だと確信して五女のありすをクラスCの水槽に戻した。 さて、高見の見物だ。 水槽に戻された五女のありすの元には子供たちが心配して駆け寄ってきて頬を摺り寄せながら安否を心配していた。それに答えるように 五女のありすは頬を摺り寄せ返していたが次第に頬だけではなく全身を摺り寄せ始めた。 何か変だなと一匹の子れいむは、どうしたの?なんか変だよ?と五女のありすに言ったが、その行為は止まらなかった。 異変を察知した子れいむは急にやめてと叫び出したが、その時すでに五女のありすは大きく怒張した性器を子れいむの排尿口に突き立てていた。 嫌がる子れいむを体で押さえ込んで、ゆっくりと性器を刺し込んだ。痛いと絶叫する子れいむの叫び声に驚いて他の子供達は、 優しくて大好きだった五女のありすの周りから一斉に逃げ出した。 遠巻きに、もうやめてあげて!と子供達に叫ばれる中、五女のありすは快楽に支配され切った顔で、押さえ込んだ子れいむの排尿口に 激しく性器を出し入れする。 激しさもクライマックスに達した所で絶頂を迎え、なんとも言いようの無い絶叫を上げて五女のありすは果てた。 ふぅ~っと一息ついた五女のありすは、ゆっくりと回りを見回し。次の獲物の子まりさに襲い掛かった。 子まりさは、ピョンピョンと跳ねて逃げ惑うが、とうとう水槽の隅に追い詰められ二回りほど体の大きな五女のありすに完全に押さえ 込まれてしまった。 嫌だ嫌だ!と泣き喚く子まりさに容赦なく性器を突き立てる五女のありすの口からは獣にも似た咆哮しか出てこなかった。 野獣となった五女のありすは次から次へと子供達を犯し続けた。 一通り全員犯し終わったところで五女のありすに大きめのガラスのコップを被せ、落ち着くまで隔離することにした。 ふと、上の段のクラスBの水槽を見ると。 水槽のガラス際で、その光景を静かに涙を流しながら見つめる父まりさと、興奮気味に顔を紅潮させた三女のぱちゅりが居た。 つづく・・・。
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以下、注意書き。よく読んでおいてください。 ※ハーフ、厨、死なないゆっくりがでます。俺設定、他人様の設定を含みます。とんでもなく読みづらいです。 ※実在の人物、団体、地名とは全く関係ありません。無いったら無いです。不幸になる人間が出ます。 ※まだはじめなので直接的な虐待はありません。むしろ虐待から趣旨がずれています。 ※読んでて気分が悪くなったら読むのを中止してください。 以上です。どう見ても核地雷です。本当にありがとうございました。 読まないことお勧め、これ最強。 投棄場に保管していただければ幸いです。 魔法が廃れ、剣と科学がこの世界を支配していた。 この地には人と幾ばくの野生生物とゆっくりが密接に存在していた。人の祖はあるとき地上に降臨したと言われるが定かではない。 動物も同じだった。だがゆっくりだけは違った。 世界にまだ魔法が存在していた頃、一人の狂える魔法使いが『始まりのゆっくり』と呼ばれるものを生み出したのだという。 その魔法使いが何故生み出したのか、何を為そうとしたのかはわかっていないが、伝え聞くことが真実ならばゆっくりは生物ではないということになる。 誰にもそれが真実であるということを証明できないが、虚実であることもまた証明できない、よってゆっくりは魔法物体、略して魔物と呼ばれている。 ゆっくりは言語を用いて人と多く関わってきた。文化を持たないがそこそこ賢く、貧弱でありながら生きて来た実績がある。だが所詮は人とは違うもの、 価値観の違いからの衝突、食料を巡っての争い、その大半は人の勝利で終わるが人間にも多少の被害は出ている。人とゆっくりの溝は 決して浅くはない。ゆっくりは旧き友であり、仇敵でもあった。 だがそれは人同士でも同じこと。集落から始まり、国を興し、隣国と戦争が起きるのは必然であった。人の歴史は戦とゆっくりとの争いに 彩られていた。 その世界に存在する王国『ユートルダム』は土地は肥え、海にも大きく開けており、とても豊かな国であった。 だがそのせいで隣国からは格好の標的にされた。代表的なのは、雪と氷が国土を占める北の共和国『キューズ』、 かつて世界全土を征服していた旧魔法時代の王の末裔を名乗る帝王の支配する技術先進国でもある西の帝国『テンペスト』の二国である。 幸いなことに二国は犬猿の仲であり、同盟を組むことも共同戦線を張ることもなかった。そして王国にはその豊かな国土に支えられた 屈強な兵団を抱えていることから侵略国を悉く退けてきた。その度に多くの英雄の武勇譚が詩人に謳われ、国民に勇気を与えた。 国はいつまでも安泰であり、人々は心ゆくまで平和を謳歌し、それは永遠であると信じていた。 だが人々が信じたものは陶器が地面が落ちるように、粉々にそして簡単に砕け散った。 キューズとテンペストがありえないことに同盟を組んだのだ。こうして攻めている間に国を攻め取られるという後顧の憂いがなくなり、 ユートルダム侵攻に多くの戦力をつぎ込むことができた。こうして歴史に類を見ない、大地を血に染めた戦争が始まった。 結果を言えば王国は勝利した。だがそれに喜ぶものは誰もいなかった。敵の二国の足並みがそろわず、この調子で行けば王国が勝てるはずだった。 だが二国は負傷兵も駆り出し、文字通り総力戦を行った。双国ともに相手よりも劣ることを嫌い、意地で戦争をしていたと思われる。 王国は防衛線であったことも手伝って、これを退けた。辛勝とも言えぬ勝利だった。勝ち得たものは少なく、二国との講和を条件に 支払われた賠償金、わずかな物資、技術。残ったものは荒れ果てた領地と疲れきった国民、そして兵力を大幅に減らした見るも無残な兵団だけだった。 そこで持ち上がった問題が早急な復興が必要であることだった。二国よりも早くに国を立て直さなければ、また戦争が起きたら負けは確実、 なのだが防衛線で失った国民が多すぎて立て直すには長い時間が必要であった。 当時の国王は頭を抱えていた。国を立て直すには時間が要るがそれでは王国の滅亡は時間の問題、それを打開する策を求めて 毎日、臣下と会議を行っていたのだが芳しくなかった。 二国と親交を深め、戦争を起こさせないというものは当然却下された。贈り物をしてそれを戦争の道具にされれば滅亡を早めるだけであり、 そもそも二国は信用ならざる相手であったからだ。 二国の仲を瓦解させ、争わせるという「二虎共食の計」を用いるというもの。だがこれも却下された。材料がないことも挙げられるが、 失敗すればこちらに攻め入る絶好の口実を与えることになってしまう。 かくなる上はこちらから攻め、相手に決定的な被害を与えるものもでたが、これはもう策などではない。王国には遠征を行える余裕はない。 もう打つ手はないと諦めの雰囲気が会議室内を支配していた。 その時、歴史は動いた。 この窮地を救った救世主として構成にまで語り継がれ、今でも王国の者ならば誰もが知っている人もゆっくりも関係無くだ。 それは一匹のゆっくり、「ぱちゅりぃ」であった。 その日、王は夢を見た。真っ暗な世界に一筋の光がさし、光はどこまでも明るく世界を照らす夢。天啓であろうか、王はなんとなく 馬で遠乗りに出かけることにした。護衛を二人だけつけて、活気の無い城下町を抜け、地平線まで見える平原で馬を休めた。 そして小高い丘の上でぱちゅりぃと出会った。王はただのゆっくりに声をかける王に驚いている護衛を無視し、ぱちゅりぃと話をはじめた。 『ぱちゅりぃに一つ提案があるわ』 ぱちゅりぃは挨拶もそこそこに王にある提案をした。それはゆっくりが敵国同士の同盟を解消させてこの国の窮地を救う。そのかわり、ゆっくりを国に 迎え、安全を保障してもらいたい、といったものだった。普通だったら笑い飛ばして話はそこで終わりだろう。だが王は笑わず、黙って話を聞いていた。 話が終わり、そこではじめて王は口を開いた。 「国に入ってなんとする?貴様らはどうやって生活するつもりだ」と。 ぱちゅりぃは答えた。土を耕し、作物を作る人の手伝いをしていくつもりだ、と。確かに今は猫の手も借りたい状況にある。ゆっくりは非力であるが、 力を合わせればそれなりのことはできるのだという。 その後のことは事を成してから話し合おうと、一ヵ月後またここで会う約束をしてぱちゅりぃは去っていった。 王はそれほど期待はしていなかった。だがこれは負けても何も失わない賭けとも呼べない、あるべき状況に戻るだけの単純なもの。それにこの状況を 打開できる策もないのだ。藁に縋る思いで王は待つことにした。 それから一ヵ月後、王は何もしなかったわけではないが、何かができたわけでもなかった。国の危機は現実味を増し、ますます王城には諦めの空気が 漂っていた。だが先日、キューズ、テンペストに送り込んでいた密偵から報告があった。二国ともにゆっくりによって食料を荒らされ、軍備もままならぬ とのこと。捕らえられたゆっくりはそれぞれキューズに、テンペストに命令されてやったと言っていた。疑うのが当たり前なのだろうが二国の仲は 薄氷の上に成り立つ同盟で繋がっていたに過ぎず、それはいとも簡単に崩れ去った。二国は国の安定に力を注ぐことに集中せざるをえなかった。 約束通り、王は小高い丘に現れた。百騎の騎士を従えて。ぱちゅりぃは既にそこにいた。こちらも数え切れない数の仲間を連れていた。ぱちゅりぃは 前に進み出て王に約束を果たすことを要求した。王は要求を呑むほかなかった。騎士に命じればこの程度のゆっくりなど造作もなく蹴散らすことができるだろう。 だが約束を違えることに意味があるのだ。この世界に神というものは存在しない。王こそが神であり、父であり、絶対なのだ。その王が虚言を用いることが 民に知られれば信頼を失い、国は傾き弱体化する。相手がゆっくりといえど約束を反故にはできなかった。王は開き直ることにして、こうなれば徹底的に やってしまおうと考えた。 その日のうちに王は演説を行い、ゆっくりを国民として迎えることを国中に伝えた。これには重鎮を含む、多くの国民が反対した。だが王はこれを聞き入れず、 勅命であると従わせた。国を見限り、他国に渡る民もいたが王はこれを咎めなかった。人々は王は狂われたのだと囁いた。 やがてゆっくりの農耕が始まったが問題が多発した。労働が過酷だと不満を垂れるゆっくり、収穫しても税として徴収されることに憤るゆっくり、 だがそれらは全て、他の農民と同じ条件であり、従わぬのならどこへなりとも行けと追い出した。それでも大半のゆっくりはここに残ることを選択した。 自然で生きていた頃よりも死亡率が下がったことも事実なのだ。 ゆっくりを迎えたことにより、キューズ、テンペストからは憎い敵として認識されていた。かつての国力を上回る力を取り戻したユートルダムは二国に これまでの礼も込めて戦争を仕掛けた。これらを難なく落とし、属国化させた王国はこの大陸一の強国になった。 このときにはゆっくりに対する人々の意識は変わっていた。やつらは便利な道具だ。うまく使えば生活が楽になる、と。 ゆっくりの数は国民の数と大差なかったがその大部分が奴隷以下の待遇を受けていた。そんな中で国を揺るがすほどの事件が起こった。 とある領主の息子が一匹のゆっくりと恋に落ちたのだ。しかもそのゆっくりはあのぱちゅりぃの子であった。 その出会いは偶然、あるいは必然であったのか。 領主の息子はその日、鹿狩りに出ていた。彼は馬の扱いに長けていたため、供の者たちを置き去りに一人はぐれてしまった。さらに運悪く雨が降ってきた。 どこか雨宿りできるところはないかと行き着いたのが洞窟であった。その洞窟は生来から体が弱かったため、働くことのできない子のためにあのぱちゅりぃが 用意したものであった。もちろん、中には子ぱちゅりぃが既にいた。それが出会いであった。 はじめは貴族の方と一緒の場所にいるのは恐れ多いからとぱちゅりぃは出て行くつもりだった。だが領主の息子はゆっくりが水にぬれると行動不能になり、 命に関わることを知っていたのでそれには及ばないと断った。 洞窟の入り口付近で外を眺めることで時間を潰していたがそれに飽いた彼は中に目を向けてぱちゅりぃが震えていることに気づいた。 ぱちゅりぃは寒くて震えているわけでも体調が悪いわけでもなかった。ただただ怖かったのだ。母から何度も言われたことが頭の中で何度も響いていた。 『人間は恐ろしく強い。その中でも貴族と呼ばれるものの怒りを買えばゆっくりなど簡単に殺されてしまう。だから近づくな』 逃げることを封じられ、広くもない洞窟で隠れることもできないぱちゅりぃは自分をどうにでもできる者の視線に怯えていた。 それを彼は雨のせいで下がった気温で寒くなり震えているのだと勘違いをした。ならば暖めてやろうと彼はぱちゅりぃを抱え込んで羽織っていたマントで 包み込んだ。いきなり掴みあげられたぱちゅりぃは恐怖で声も出せずにされるがままになっていた。誰だって死にたくはない。自分はここで死ぬんだと 信じたくはなかったぱちゅりぃはしばらく固まり、目を閉じていたが次の行動がいつまでたっても訪れないぱちゅりぃは恐る恐る目を開けると 顔を覗き込んでいる彼と目があった。 ゆっくりに興味があった彼はぱちゅりぃと会話をしてみた。親からゆくゆくは跡を継ぐのだと勤勉に励まされ、対等に話をできるものがいなかった彼にとって 興味の対象であった。最初こそ、恐怖を抱いていたぱちゅりぃであったがぱちゅりぃもまた孤独に苦しんでいた。こうして彼らは飽きることなく雨がやむまで 会話を楽しんだ。その後も彼は屋敷から抜け出してはぱちゅりぃに会いに行き、屋敷の中にいるだけでは知ることのできなかったことをぱちゅりぃから 教わったり、お礼に彼の馬に相乗りさせたりした。ぱちゅりぃもたびたび自分に会いにきて真剣に話を聞いてくれ、褒めてくれる。そして世界の広さを 教えてくれる彼に感謝していた。こうして彼らの中は急速に発展していった。 だがある日彼らのことは領主である父にばれてしまい、それは国王の耳にも届いた。王は彼らを王城に招き、その恋を諦めるように説得するつもりだった。 だが逆に彼らの強い愛情に心打たれ、婚姻を認めた。領主は王に考え直すように提言したが王はあの夫婦に子は望めぬのだからそこで途絶える。 そうしたら貴公のもう一人の子息に家を継がせれば良いではないかと言った。領主は王への忠誠に厚い人物だったので渋々ながら受け入れた。 そうなればぱちゅりぃは貴族の家に入ることになり、その母であるあのぱちゅりぃも貴族と同等の権利を持つことになった。今まではゆっくりのことに ついてはぱちゅりぃに一任されていたがその権利はその家に帰属することになった。 改めて国に仕えることになったぱちゅりぃはゆっくりであることを理由に今まで何の褒賞も受けられなかったが国に救った実績を考えれば 英雄と讃えられてもおかしくはないのだ。こうしてぱちゅりぃは王の「ゆっくりといえどその忠誠は誠天晴れ」といくつかの褒美とともに “偉大なるゆっくり”の称号を賜った。 その後平和な日々は続き、ゆっくりを国に迎え入れてから三十余年。ぱちゅりぃはこの世を去った。ゆっくりの寿命を考えれば長生きというには 長すぎる生涯であった。 領主も次の年に亡くなり、ぱちゅりぃと夫婦になった嫡男が跡を継いだ。 歳に加え、病を患った王は自分の死期が近いことを悟っていた。床に次代の王となる王子を呼び、ゆっくりと協力して国を栄えさせよ。ゆっくりは 人を新しい道へと導いてくれるだろう。と遺言を残して崩御された。ゆっくりを国に迎えた「狂王」、国を一つにまとめた「英雄王」、 さまざまなあだ名をつけられた王は齢八十にしてその生を終えた。 王が変わっても民の暮らしに変化はなかった。だが重大な、そしてあってはならないことが起こった。 あの領主の夫婦の間に産まれるはずのない、産まれてはならない男児が産まれたのだ。そして領主の弟が兄である領主一家を捕らえ、屋敷の塔に 幽閉したとの知らせが王に届いた。王はすぐに書状を記し、それを届けさせた。 届け先は領主の弟であった。彼は王からの書状が届いたことを不審に思った。てっきり、肉親、仕えるべき家へ背いた罰として騎士が派遣され、 自分を討ちに来ると思っていたし、その覚悟もあったからだ。彼はその書状に目を通した。内容は以下の通りだった。 “その方の所業は上の者へ背く行為であり、ひいては余へ刃を向けたことであると言える。だが人とゆっくりとの間に生まれた怪物が貴族として 家を継ぐことを防ぎ、そのような者がいることが民に知れ渡り、混乱に至る前に阻止した行為は余への忠誠として受け止めた。そのすばやい英断を 讃え、その見返りとしてその方をその地の領主を任ずる。” そのうち自分が新しい領主になるだろうと考えていたが子が産まれたことでそれが無くなると怒りの感情を抱いただけで深くは考えてはいなかった男は 軽率なことをしたと後悔していたのだ。 反逆の徒から一転して領主へと変わった男はその内容を理解したとき、安心して力が抜けた。 領主へと任じられた新領主はまずはじめに治めている土地の民に自分が新しい領主であることを告知。次に“偉大なるゆっくり”の権力である、 国内の全てのゆっくりを農耕へと使用する権利を各地の農民に売り払った。この権利はゆっくりの国民として正当に扱われることを保障するものであったのだが 辛いだけで実入りの少ない仕事であった。このようなものは売ってしまおうと考えていた男はまたも深く考えてはいなかった。 それはすぐに王の耳へと届き、王はまた書状をしたためた。 “貴公のしたことは民の暮らしをより良くするための第一歩となるだろう。その功績を讃え、勲章を授与する。” その書状をすぐに使いの者に届けさせた後、王は玉座の間に座り、笑った。 王はゆっくりが嫌いだった。理由は特になかったがあえて言うのならば総てであった。そのゆっくりを父王が国に迎え入れたときは 父は本当に狂っていると思った。だが先代の王の政策を取り消すこともできずに頭を悩ませていた。だがあの男のおかげで万事解決である。 ゆっくりを農耕の道具とすれば、さらに国は栄え、父の遺言にも従うことにもなる。 王は生きてきた中で最も大きな声で笑っていた。 人は豊かにゆっくりは苦しむ。 その政策は王が代わっても変わることなく続き、百年続いた。 そんな世界の中、長く伸ばした赤い髪を後ろでまとめ、農作業に精を出している青年がいた。 この青年を中心にこの物語は始まる。 ~あとがき~ 色々あってぶっ壊れました『オマケ』です。 ご覧の有様だよ!
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おるちゅばんN00bについて ・おるちゅばんN00b AVAクラン「おるちゅばんN00b」は微ガチクランで作られており、 作られた当初は、堕天使、生首のイギリスのお茶と、VIPと、初心者と、6ちゃいのダブルピースしている妖女と、キチガイ、変態というメンバーで作られた。 当初の男女比は4:3(?)でできている。 おるちゅばんN00bは爆破クランであり、主に内戦やフリーマッチを行っている。 ※なお、9ROWはお家でおるちゅばんである 2※なお、変態「たると」はたまに変なURL(主にR18のプレ○テージ)を張り出すことがあるので注意することである。