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キャラクター名 なつきちPスキル:★財力 :★★厨房度 :★★★★★ ランカークラス Class C キルクラス Class C デット数 多い 所属部隊名 りさいこらいず 発言の痛さ うるさい 勝ち馬属性 あり 戦闘スタイル ハイブリヲリ→持ち替え即死 総評 厨王突破殺やハンカレ募集中♪の影でホルホルしていたゲブ晒しスレの常連でもある 本人への要望 なつきちさ~ん()笑 ゲブが誇るBBS戦士 目立つ人物の影でひっそりしつつ軍茶では常に暴言を吐いている。 例えるならジャイアンに愛想まくスネオ。 晒しスレは常時チェックしており、ハイブリヲリの間抜けなデッドが多すぎると 叩かれた途端、CCして皿になった。 現在はスレが沈静化するまで隠居中。 乙鯖スレのオフィリスト先生 型月では有間都古
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鬼は帰なり、宇治の橋姫、緑色の目をした怪物、 人間も妖怪も、聖人君子など珍しく。有限の中で生きていく上で嫉妬などと言う物はまるで、夜の暗さの様に自分の傍を離れていかない。 永遠を生きる妖精であれば、そんなものに憑き殺される事はないだろうが、 ああ、そう言えば幻想郷にはもう一つ、嫉妬深い生き物がおりました。 ゆっくりありすは幸せ者でした。 でしたと言うからにはもちろん今はそうではないという言葉が続きます。 住み家とする森は静かで怖い動物も悪い人間もいませんでした。 食べ物は豊富で柔らかな草や甘い果実がたくさん取れ、ありすの空腹を満たしていました。 巣は手頃な大きさの洞窟があったので、そこを綺麗な石で飾りつけて使っていました。 ただ、ありすには友達がいません。 ありすには両親がいました。ゆっくりありす同士の両親はありすを大事に育てましたが、 ある春の日、こんな事を言い出しました。 「おとーさんもおかーさんも、そろそろずっとゆっくりするかもしれない」 両親は最後に教えなければならない事と。ずっとゆっくりするの意味を教える。 それは悲しい事ではない。痛くも辛くもない。身体を捨て、どこか別の場所でゆっくりするという事。 「ありすもおかーさんたちといっしょにずっとゆっくりしたい」 両親はありすの事を案じた。自分達がずっとゆっくりしてしまったら、ありすは一人ぼっちになってしまう。 どうにか、この子も自分たちと一緒にずっとゆっくりさせてあげたいが。 両親にはその方法が分からなかった。だから、ありすに嘘をついた。 「ありすも、おとーさんたちみたいに。りっぱなこどもをそだてたらゆっくりできるようになるよ」 それが本当の事かどうか、両親は知らない。 知らないが、そう言っておけば、ありすは子を生し育てる事の出来る、立派なゆっくりになるだろうと考えた。 両親は嘘を言ってしまったと思ったようだが、それは違う。 両親の言った言葉は嘘ではなく無責任なのだ。ありすはこの言葉により、ずっとゆっくりすることができなくなる。 両親がずっとゆっくりするようになって、ありすは巣を出る事にしました。 それは両親から言われていた事で、移り住む場所もしっかり決まっていました。 慣れ親しんだ巣の入り口を草と枝で覆い隠す。 「おかーさん、おとーさん、ずっとゆっくりしていってね!」 ありすは兼ねてより用意してあった自分用の巣に移った。 頑張って集めた食料、綺麗に飾った石のテーブル、干した草で作ったふかふかのお布団。 そこで暮らし始めて1年が経った頃、外が騒がしい事に気付きありすは目を覚ました。 「ゆぅ・・・なにかしら」 巣から出ると、傍で言い争っている2匹のゆっくりを見つけた。 両親から一通りの挨拶やゆっくり同士の付き合い方については教わっているので、 ありすはそれを実践してみる事にしました。 「ゆっくりしていってね!!」 ありすの挨拶に気付いたのか、2匹は言い争うのを一旦止め、煩わしそうに挨拶を返した。 「ゆっくりしていってね」「ゆっくりしていってね・・・」 2匹はゆっくりぱちゅりーとゆっくりまりさ、一緒にいるのにとても仲が悪そうだ。 「どうしたの、ゆっくりできてないの?」 ありすが尋ねると、まりさはムッとした顔をし、ありすに食ってかかった。 「ありすにはかんけいないことなんだぜ!くちをはさまないでほしいぜ!!」 それを聞くと、ありすではなくぱちゅりーが言い返す。 「むきゅー!どうして、まりさはそんならんぼうなことばづかいなの!」 ありすは思い出す。母がケンカを止める方法として教えてくれた事を。 挨拶の次はそれを実践してみる事にした。 「ふたりとも、なにかたべない?ゆっくりできるわよ」 ありすは巣から甘い果実を持ってきた。この辺りで採れるモノの中でこれが一番美味しい。 これを食べれば、まりさ達もゆっくりできるに違いないと思った。 「あまあまだぜ!それ、よこすんだぜ!!」 まりさはありすを突き飛ばし、果実にむしゃぶりついた。 それがどれだけ酷い行為か、今までゆっくりとの付き合いがなったありすでも分かる。 このまりさはゆっくりできないまりさだ。そう感じた。 しかし、お腹が一杯になるとまりさは急に大人しくなり、ありすに何度も謝罪した。 「ごめんね、おなかがすいてゆっくりできなかったんだよ。ごめんね」 「むきゅー・・・あきれた」 「ぱちゅりーもどなったりしてごめんね」 ペコペコと謝るまりさをありすは許してあげよう。そう思った。 まりさが落ち着いてから、ぱちゅりーはここに来た理由を説明してくれる。 ぱちゅりー達は遠くの森に住んでいたのだが、食料が少なくなってきた為、 別の森に移り住む事にしたらしい。もうダメだと諦めかけていた所にありすの住む森があった。 それから、まりさとぱちゅりーはありすの住む森で暮らす事になった。 ありすはまりさに食料の取れる場所を教えたやり、ぱちゅりーには果実の保存方法を教えてあげた。 食料が豊富ならまりさも大人しいのか、ぱちゅりーやありすに酷い事を言ったりしたりする事は一度もなかった。 「ぱちゅりー、あのありす、ゆっくりできるよ」 「そうね。ありすはみんなゆっくりできないかとおもっていたわ」 2匹は巣の中でヒソヒソと話す。ありすに話した事は全部嘘だ。 確かにまりさ達の森の食料が減ってきたのは確かだが、移り住んだ理由はそれが全てではない。 まりさ達の群れをある日、大勢のありすの群れが襲ったのだ。 まりさとぱちゅりーは強姦を免れ、命からがら逃げ出し、この森にたどり着いたのだ。 最初のケンカもありすを誘き出す罠だった。いくら、ありすでもケンカの真っ最中の中では気分が乗らない。 時間をかけ観察してきたが、ここのありすは強姦を行わない安全なありすだという結論に至った。 あとはこの森で赤ちゃんを生み、かつて自分達がいたような群れを作りたいと2匹は思った。 しかし、季節は秋。外敵がいないとは言え、冬がすぐそこに近付いている。 そんな状態ですっきりし、子どもができてしまっては食料の備蓄もできない。2匹は子どもを春になったら作ろうと誓い合った。 ありすは考えていた。両親の言った通り、子どもを立派に育てればありすもずっとゆっくりできる。 時間をかけ観察してきたが、ぱちゅりーもありすもゆっくりできるゆっくりだという結論に至った。 あとはこの森で赤ちゃんを生み、かつての両親のように育てようとありすは思った。 しかし、季節は秋。外敵がいないとは言え、冬がすぐそこに近付いている 早くすっきりして、子を作ってしまわなければいけない。 ありすは知らなかった。両親は自分がいるから夫婦なのだと思っていた。 本来は愛し合う2匹が一緒になって、子どもを生むから両親なのであって、 2匹で子どもを生んだから、愛し合い両親になるのではない。 勘違いをしたままのありすは翌日こんな事を言った。 「まりさ、ぱちゅりー、あかちゃんがほしいの、すっきりしない?」 2匹の反応は冷ややかなものだった。 強姦されるのなら既にやられているはず。このありすはゆっくり同士の付き合いが少ないのは分かっている。 だから、こんな馬鹿げた発言ができるのだ。2匹はそう感じた。 「まりさはぱちゅりーのおっとなんだよ。ありすとはすっきりしたくないよ。ぱちゅりーもおなじだよ」 「むきゅん」 まりさの言葉にぱちゅりーは頷く。 「ず、ずるいよ!ありすだって、あかちゃんほしいんだよ!!」 ゆっくりの世界では基本は一夫一妻。中には群れの方針で乱交型の群れを形成する場合もあるが、 一度、番いができた状態から別の相手を受け入れることは稀である。 「ずるくないよ。まりさたちはここにくるまえからふうふだったんだよ」 「あかちゃんもいないのに、どうしてふうふなの?!」 ありすは子どものいないゆっくりの夫婦を見た事が無い。 だから、最初からそんなものいないと思っていた。 「むきゅー・・・」 困ったような表情をぱちゅりーがする。ありすはだんだん自分の考えに自信がなくなってきた。 「ありすもいいゆっくりがみつかるといいわね」 ぱちゅりーの言葉はありすへの労りよりもありすへの強い拒否の意思を含んでいた。 ありすは冬ごもりの間、ずっと考えていた。あの2匹が巣の中できっと仲良くしているんだろう。 そう思うと、雪の中に飛び出してしまいたい気分だった。 しかし、そんな事をしては両親の言ったようにずっとゆっくりする事はできない。 ありすはグッと堪えた。だから余計に嫉妬してしまう。 そして、春。 まりさ達に子どもが生まれた、まりさが2匹、ぱちゅりーが1匹。 「ゆぅーん、とってもゆっくりできるあかちゃんだね」 「むきゅー、きっといいこにそだつわ」 ありすには幸せそうなまりさ達が見える。嫉妬で何か溢れてきそうだ。 ありすには幸せそうなまりさ達が聞こえる。嫉妬で何か生えてきそうだ。 ありすはもうあの2匹とは関わらないようにした。 しかし、見えてしまう。聞こえてくる。 恨み妬み嫉み、そんな感情がどんどんとありすの感性を敏感にし、 ありすは巣の中に籠っていても、幸せそうな声が聞こえ、幸せそうな姿が見えた。 そして、ありすはまりさ達の前に姿を現した。 「あ、ありす、そのおめめどうしたの?」 「にんげんみたいにみみもあるんだぜ!」 激しい嫉妬でありすの姿は変わってしまった。 目は緑に染まり、長い耳が生えてきた。 緑色の目をした怪物。ぱちゅりーはそんな言葉を聞いた事がある。 ぱるすぃ、嫉妬で狂ったゆっくりの堕ちた姿。 「ま、ままままりさたちがいけないのよ!!」 ありす?いや、ぱるすぃ? とにかく、まりさ達の前に現れたソレは一番強いまりさに体当たりすると。 簡単に1メートルほど後ろに突き飛ばしてしまう。 ぱちゅりーは赤ちゃんたちを連れて逃げようとするが、ソレは見逃さなかった。 足の遅い赤ちゃんぱちゅりーにガブリと噛みつくと、それを赤ちゃんまりさに投げつけ潰す。 「どうじでぇ!!やめでぇ!!」 必死に残った最後の赤ちゃんまりさを守ろうとするぱちゅりーに。 ソレは何も言わずぱちゅりーに体当たりをする。そして後ろにいる赤ちゃんごと、木に叩きつけた。 さっき突き飛ばされたまりさが殺された家族に泣きつく。 強姦を行うありすであれば、ここでまりさを強姦するが、 もうソレはありすではない。泣いているまりさに噛みついた。 ゆっくりありすは幸せ者でした。 でしたと言うからにはもちろん今はそうではないという言葉が続きます。 住み家とする森は静かで怖い動物も悪い人間もいませんでした。 食べ物は豊富で柔らかな草や甘い果実がたくさん取れ、ありすの空腹を満たしていました。 巣は手頃な大きさの洞窟があったので、そこを綺麗な石で飾りつけて使っていました。 今は巣は荒れ放題。綺麗な石もどこに行ったのか分かりません。 変わってしまった容姿は他のゆっくりから忌み嫌われましたが、 全て殺してやったので、もう自分を悪く言う事は聞こえません。 ただ、あの幸せそうなまりさ達の声が耳から離れず、あの幸せそうなまりさ達の姿が目から離れず。 今日も明日もこれからもずっとゆっくりできない日々を過ごしていくのです。 ゆっくりありすはゆっくりありすでした。 でしたと言うからにはもちろん今はそうではないという言葉が続きます。 ゆっくりありすはゆっくりありすでした。 ~あとがき~ 人間が登場しないのは珍しいかもしれない。 by118 このSSに感想をつける
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うめきち 基本情報 ユーザー情報 Twitter 開始年月日 2014/09/13 プレイ回数 1869 勝率 54.4% 評価ポイント 15 よく使う仮面 ポチ・工藤遥・代打の神様・うめきち 人物像 真っ白モフモフ プレイヤーとして 真っ白モフモフ 他PLとの関係 真っ白モフモフ 村立て情報 真っ白モフモフ 1000 2017-09-24 10 23 39 (Sun)
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いろいろ設定お借りしています 文章ほとんど書いた事ないので注意 全然いじめてないかも ぺにまむあり ある群れに、引きこもり気味でお家に遊びに来る友達もほとんどいない、ちょっと寂しい生活を 送っているゆっくりれいむがいた。 れいむは他のゆっくりより小さい声しか出せない恥ずかしがり屋さん。 喋ろうとしてもゆっくり考えてからじゃないと口に出せない、ちょっと頭の回転が遅い子。 だから、何か発言しようとしても他のゆっくりの大声に負けてしまう。 やっと話そうとしてもみんなは次の話題に夢中になっている。 そうこうしている内にほとんど喋らなくなり、存在感がない、影が薄いゆっくりになってしまった。 少し恋心を抱いていたまりさの「れいむはくらくてゆっくりできないよ!」という 心無い一言も原因で友達とも遊ばなくなった。 別にいじめられていたわけでもない、喋らなくてもみんなと一緒にいてにこにこ笑っていれば 良かったのに、自分で殻の中に閉じこもっていた。 「ゆふー…」 れいむは丸い体をゆーらゆーらと揺らしながら溜息を漏らしていた。 他のゆっくり達が輪になって楽しそうに談笑しているところから遠く離れた場所で、何度も何度も。 気分を紛らわすために外に出てみたが、憂鬱なのは変わらなかった。 「どうして一人で居るんだい?れいむ。ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね…」 やっぱりお家へ帰ろうとれいむが考えてたとき、突然後ろから声を掛けられた。 人間だ。人間はゆっくり出来ないかもしれないから、見かけたらすぐ群れのリーダー報告するのが義務。 でも今は群れの誰とも会いたくない。 もうどうなってもいい、そんな気分だった。 「ひとりでいさせてね!」 最初は邪険にして、プクーと膨らんで追い返そうともした。 けれど人間は優しそうに微笑んで諦めず元気付けようと話をしてきた。 れいむは胸にこみ上げてくるものを感じ、次第に心の殻を溶かして、ぽつりぽつりと一人ぼっちでいる 理由を打ち明け始めた。 今まで溜めていたものを全部吐き出した。 こんな自分はもう嫌だ、変わりたい、存在感があるみんなに注目されるゆっくりになりたい、と。 「よし!俺にまかせろ。れいむを注目されるようにしてあげるよ」 「よし、ここでフェロモンを…こっちはオーケーだな。 さて次はれいむのまむまむをいじろうかな。ヒャハー!改造だー!」 お約束で、人間の正体はゆっくりをゆっくりさせない虐待お兄さんだった。 殺風景な部屋の中、台の上で眠らされているれいむ。 その周りではピンセットやハサミなど色々な道具が散乱している。 薬のせいで、効果が切れるまで覚めない夢の世界にいるれいむには気付けない。 お兄さんは心底楽しそうな笑みを浮かべながら、れいむに改造手術を施し続けた。 三日後、お兄さんとれいむはゆっくり達の群れの場所に戻ってきた。 「ゆー!ひどいよ!あやまってね!あやまってね!」 「大丈夫だって、いじめられたりしないって、笑顔笑顔!練習したろ?」 れいむは不安でたまらなかった。 群れに帰る当日になってから、鏡を使って後ろ姿を見せられたからだ。 素敵なリボンの下に斜め横にギザギザした、まるでムカデの様なものがあった。 ちょっと変な感覚はするが、跳ねても寝転んでも痛みはない。 だが、この異形になってしまった姿。 ある時期、群れでちょっと変な子が大量に生まれた時のみんなの様子を思い出して、 身震いが止まらなかった。 「はい、注目!」 お兄さんは大声で叫んだ。 広場で思い思いにゆっくりしていた群れのゆっくり達は突然の人間の乱入にあわてふためいた。 追い出そうか、逃げ出そうか騒がしくなったが、お兄さんは気にせず言葉を続ける。 「お兄さんは怪我をしていたこのれいむを助けました。大怪我で治すのが難しかったので、 こんなものを付けました」 お兄さんはれいむを両手で持ち上げ、後ろ姿を群れのみんなに見せた。 れいむは大勢の視線に晒され、小さく縮こまる。 「ジッパーと言います。でも、これが何なのかわかりませんね?」 れいむを地面に置いて、二匹の熊のぬいぐるみをリュックから取り出すお兄さん。 片方のぬいぐるみのジッパーを開けて中に詰まっていた綿を次々と取り出して見せた。 「この通り開けたりするとれいむが大変な事になるかもしれません。 皆さんがゆっくり殺しになるかもしれません」 「ゆゆ!?なにぞれえええ!?」 お兄さんは「ゆっくり殺し」という部分をさらに大声で強調する。 れいむには初めて知らされた、驚愕の事実。 お兄さんはれいむの叫びを無視して、残っていたもう片方のぬいぐるみのジッパーを開けた。 中から大量の飴玉が出てきてバラバラと地面に落ちて、群れのざわめきが一層大きくなった。 「さて、これはみんなを騒がせたお詫びのあまあまです。ちなみにれいむのを開けてもあまあまは 出て来ません。だから絶対開けたりしないでね。それでは、ゆっくりしていってね!」 「「「「ゆっくりしていってね!」」」」 一方的に喋って颯爽とお兄さんは去っていった。 れいむを飴玉の近くに残して。 ショックを受けて少しの間固まっていたれいむだが、お兄さんに言われたことを思い出し、 勇気を振り絞って、練習を繰り返した、笑顔を作りながらのただいまの挨拶をする。 「ゆ、ゆっくりしていってね!」 「うめ!めっちゃうめ!」 「ぺーろぺーろ、しあわせー!」 「むきゅー!みんなでびょうどうにわけるべびゅううう!!?」 「あまままままあああ!!」 「そのおおきいのはまりさのなんだぜえええ!!」 「ゆほ!ざんねんそれはありすのぺにぺによ!」 「おちびちゃんのぶんもちょうだいね!たくさんだよ!」 みんな飴玉に夢中でれいむに寄って来るものは皆無。目も向けてくれない。 実はれいむがいなくなっていたことに気が付いていなかったので、しょうがないのかもしれない。 全然注目なんかされてないよ。前と同じでれいむなんかいないのと同じだよ。 れいむはその場で涙を堪えることしか出来なかった。 「いっしょにあそびにいこうね!」 「ゆ!?ゆゆ!?…ゆっくりしていってね!」 しかし、次の日から様相は変わった。 遊びに誘われた事なんてずっとなかったのに、今日は誘われたのだ。 どうしてかわからなかったが、れいむは多少ぎこちなくしながらも承諾した。 (ありがとね!) 遊びに誘ってきた仲間とぽよんぽよん跳ねながら、れいむは心の中で感謝した。 笑顔で挨拶していればいいんだよとアドバイスをくれたお兄さんに。 ただジッパーのことは合点がいかなかったけど。 「かーごめかごめ、かーごのなかのとーりは、いーついーつでやる♪ よあけのばーんにつーるとかーめがすーべった、うしろのゆっくりだあれ♪」 中央に居るゆっくりは目をつぶって、その周りを他のゆっくりが輪になって歌を歌いながら回り、 歌の終わった時、後ろにいるゆっくりを当てるお遊び。 中央にうずくまっているのはれいむだ。 「ゆーんとね…ありすだよ!れいむのうしろにいるのはありすだよ!」 歌が終わったので、笑顔でくるり!と振り向く。 「ゆ!?」 遊びに参加していた全員が固まり、背後でれいむをじっと見つめていた。 「れいむがころんだ!…まりさも…ころんだ!」 言葉の最後の「だ!」で動きを止める遊び。 運動神経があまりないれいむはこの遊びは苦手だ。 (ゆゆー…ちょっとうごいちゃったかなー?) 失敗するとスタートラインに戻らなければならない。 でもれいむが何度失敗したような気がしても「うごいたよ!」の声は掛からなかった。 れいむは一番にゴールに辿り着いた。 やったよ!みんなはどうしてるかな?と後ろに振り向く。 「ゆ゛!!?」 全員がものすごい間近で動きを止めたままれいむの背中を見つめていた。 「あまあまをかくして…」 「あけちゃったらゆっくりごろし…」 「なかのひとが…」 「なぜだかとってもきになるのぜ…」 (ゆっくりできないよ…) れいむがぽよぽよ跳ねてお家に帰る途中、突き刺さるような視線が背後から飛んできていた。 あれやこれやとジッパーについて囁かれ、れいむはいたたまれない気持ちでいっぱいだ。 そう、れいむの後姿はとても注目されていた。 実はお兄さんはジッパーを縫い付けたとき一緒に、ゆっくりフェロモンというものを塗っていた。 これはゆっくりが他のゆっくりを見て、ずっと一緒にいたいと思ったときに発するもの。 相手を気にさせる誘惑効果があるのだ。 ゆっくりが出会ってすぐ番になってしまうことがあるのは、このフェロモンが影響を 及ぼしているからなのかもしれない。 ゆっくりフェロモンはそんな状態にしたゆっくりを何百匹と潰して、色々な工程を経て、 やっと極少量抽出されるとても貴重なものなのだ。 れいむの場合、それだけでは効果が薄いものだったが、ジッパーに対する好奇心や期待などが 相まって、ものすごい気になるという効果になった。 「ゆっくりしたいよ…」 注目されるというのはこんなに大変なものなのか。 れいむは連日視線に晒されまくり、また引きこもりたくなっていた。 だが、遊びの誘いは無下には断れず、後ろ姿を注目される生活を送る毎日。 「ちょっとだけあけてみようよ!」など毎日何回も言われて、必死で断らなければならなかった。 ストレスで髪の毛が一部禿げたりした。 れいむがゆっくりできるのはお家の中だけだった。 しかし、そんな生活にも光が差す出来事が。 注目されたおかげか、れいむにもずっと一緒にゆっくりしてくれるという素敵なまりさが現れたのだ。 ジッパーが付いているのを気にしているうちにれいむ自身も気になってしまった。 そんな告白をされて一瞬だけ疑問に思ったがもちろんオーケーした。 正にジッパー効果。付けてて良かったジッパー!ジッパーのおかげで結婚できました! さて、つがいになったゆっくりがする事は一つ。すっきりだ。 だがちょっとした問題が起きた。 「れいむのまむまむ、きつきつすぎるんだぜえ!!」 「ぎぼぢいいよおおお!!」 ほっぺを激しくすーりすーりしてボルテージを上げてから、さらに上げようと後ろに回って パンパン!とぺにぺにで叩きつける様に貫こうとするまりさ。 だが、れいむのまむまむが狭すぎて上手くいかない。 実はまりさのぺにぺには他のゆっくりよりも幾分小さめなのだが、それでもきつ過ぎるのだ。 虐待お兄さんの魔の手がここにも及んでいた。 「うほほおお!!ほう?…ほ…」 「まりざああ!!ゆ!?どしたの!?」 おまけにまりさは目の前のれいむの背中にあるジッパーが気になり始めた。 特に振動でプラプラと揺れるスライダー部分が。 この体勢ではどうしても目に入るため、行為に集中出来ない。 一旦気になってしまうとその事しか考えられなくなり、何となくぺにぺにが萎えてきてしまった。 「ゆー…」 「ゆゆーん…」 「「すーりすーりすーり!すりすりすりっ!…すっきりーーー!!!」」 結局、二匹はすりすり型のすっきりで愛を確かめ合った。 群れの掟により、初産は胎生妊娠でなければならない。 行為が終わるとれいむはお腹に愛の結晶が宿った事が分かり、幸せ分が溢れて涙になって出てきた。 事故もなく、番のまりさもよく働き、妊娠を理由にれいむはお家にこもっていたために 注目されずにすんでストレス軽減。 順調に出産日を迎えたれいむだったが、その日重大な問題が起きた。 「れいむ!しっかりするんだぜえええ!!」 「いだいーーー!!あがぢゃんどぼじでゆっぐりうばれでぐれだいのおおおおお!!!」 「むきゅー…むりみたいね…」 子供が生まれる場所が全く広がらず、子供が出てこられないのだ。 群れの医者であるぱちゅりーは、れいむの下膨れを切る手術をしなければ、 子供は産めないと判断を下した。 だがその方法は母体が生き残る確率はとても低い。 (むきゅーん…どうしたらいいの?) 悩みに悩んでふとれいむの方を見ると、ジッパーが目に入った。 …ぱちゅりーは群れのみんなを集めるように指示した。 「むきゅー!みんなのいけんがききたいわ!」 ぱちゅりーはれいむの状態を説明し、手術をするべきか意見を募った。 だがそんな事は普通のゆっくり達に判断する事など出来るわけがない。 隣同士で顔を見合わせ困るしかなかった。 しかし、そのうちぱちゅりーの視線がチラチラとジッパーの方を何度も往復しているのに 気付き始めた。 それにつられる様に群れのみんなはジッパーを凝視し始める。 フェロモンの効果はもうほとんど失われているのだが、ジッパーは気になるものと餡子脳に 深く刻み込まれていた。 ぱちゅりーは何も言わないが、みんなが気付き始めた。 医療行為なら問題ない、子供を取り出すためならゆっくり殺しにはならないんじゃないか、と。 (ゆぎぎぎい!くるしいよ!あかちゃんゆっくりしててね!ゆー?どうなったの?) れいむの大きく膨らんだ下膨れはぼこぼこ!と波立っていた。 子供が出口を探しているが、見つからなくて暴れ回っているのだろう。 苦痛に耐えながら助けを求めようと周りを見ると、当然群れのみんなはれいむに注目していた。 だが視線がどうもお腹じゃなくてその後ろに集中しているとれいむは思った。 (ぐがが!!ゆー…なんだかゆっくりできないね…) 同じ姿勢に耐えられなくなって、痛みに絶えながら、気力を振り絞って今度は逆の方に体を倒してみる。 一瞬、みんなと視線があったがすぐにそれは後方に移った。 夫まりさの顔も見えたがみんなと同様だった。 れいむは気付いた。みんなジッパーを見ているんだと。 「ゆぐぐぐ!!どうしてそんなにうしろをみてるの!?じっぱーさんはあけちゃだめなんだよ!!」 れいむはジッパーを隠すように仰向けになった。 群れの視線を避け目を泳がせると、ふと周りの風景が目に入る。 木の枝の上ではたくさんの鳥やきめぇ丸達が興味深そうにこちらを見つめていた。 リス達も手に持った木の実を齧るのをやめてじっと見つめている。 他の大勢の動物達も丘の上から身動きもせずれいむを注視していた。 「なんなの!なんなのおおおおお!!なんでごんなにみられでるのおおおおお!!!」 近くの岩場かられいむに銃口を向けていたスナイパーお兄さんも、狙うのをやめて 双眼鏡で覗く事にシフトした。 もちろんれいむを改造したお兄さんも群れの近くの茂みから観察中。 お互い一度だけ目が合ったが軽く親指を立てあっただけ。 「ゆっぐりでぎだいーーー!!やべでね!やべでね!れいぶをみだいでねえええ!!」 れいむが仕方なく視線を向けた青い空、そのまた向こうの宇宙では虐待お兄さん専用衛星が れいむを監視して全世界にネット中継していた。 無限に広がる宇宙、地球から数光年離れたところにいた未確認飛行物体の中の高知能生命体も モニター越しに興味津々だ。 医者ぱちゅりーの指示でれいむはうつぶせに体勢を変えられていく。 「ゆや゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!じゅうぼぐじないでえええええ!!!! じっばーざんあげぢゃだべえええええ!!!ぜっだいあげだいでねえええええ!!!」 結果を言うと、れいむの子供は無事に生まれた。 めでたし。 あとがき 読んでくれてありがとうございます。 最後ごめんなさい。 ゆっくりの後ろ姿にジッパーが付いてたら気になって開けたくなりません? え、ならない?ごめんなさい。 口がうるさいゆっくりにはジッパー付けて売り出せば良さそうな気が。 勝手にスナイパーお兄さん出演。 このSSに感想をつける
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前 ゆっくりパークの春夏秋冬 part 6 --一月-- 「むっちゅ! むっちゅ!」 明け方、ベッド寝ていた俺は、そんな小さな声を聞いて目を覚ました。 「むっちゅ! むっちゅ! けほけほ……むちゅぅ! むちゅむちゅ!」 声は壁際から聞こえてくる。俺はランプをつけて、壁に目をやった。 光のせいで目がさめたか、コタツから顔だけ出しているれみりゃが顔を上げた。 「うう……なんだぞぉ?」 改めて小屋を作るってやるのもめんどくさかったので、れみりゃ親子はコタツで寝かせている。 「なんでもない、寝てろ」 「んむ……ちゅぶちゅぶ」 コタツ布団のすそをしゃぶりながら、れみりゃはまた寝付いた。 俺は壁際に顔を寄せて、音源を捜した。すると、外の犬小屋とつながっている小穴に、紫色のものが詰まっていることに気付いた。 「なんだこりゃ」 指先でつつくと、ぷにぷにして柔らかい。と、そいつがくるりとこちらを向いた。 驚いたことに、それはピンポン玉ぐらいの小さなゆっくりぱちゅりーだった。 俺と目が合うと、ぷるぷる震えながら言う。 「ちゅ! あ、あなたはゆっくちできるひと?」 「ゆっくりしてる人らしいね、俺は。それよりおまえは、まさかれいむとぱちゅりーの子供か?」 「ちゅっ! そのちょうりよ! あなたはあたまのいい ひとみたいね!」 子ぱちゅりーは感心したように目を見張った。 しまったな、と俺は思った。あの二頭、冬ごもり中に子作りをしちゃったか。 れいむとぱちゅりーがすっきりをして、ゆっくりゆっくりを連発する妊娠期間ののちに、新生児を産み落として大喜びするシーン、ぜひとも見たかったんだが。 知らないうちに産んじまったとみえる。まあ、やるかもしれんとは思っていたが……。 「にんげんちゃん! たいへんなのよ、ゆっくちおはなちをきいてね!」 子ぱちゅの言葉に、俺は我にかえった。どうした、と聞いてやる。 「むちゅっ、おかあちゃまとおかあちゃまと、おねえちゃまたちが、こっちりちちゃっちゃたの! ゆっくち、たちゅけてね!」 「なに? こっちりした?」 ゆっくり言葉は分かりにくいが、こっちりと言われれば見当がつく。固まってしまったのだろう。おれはあわてて、覗き穴から子ぱちぇを引っぱった。 「むちゅううう! ひっぱらないぢぇぇぇ! つぶれちゃうぅぅ!」 目を閉じて口を△にして、ぷるぷると痙攣したので、あわてて離そうとしたが、その瞬間に、ぽむっと音を立ててこちらへ抜けた。 小さな紫ボールが、ころころん、と手のひらに落ちてくる。けほけほ! と咳きこんで顔を見上げた。 「おおう……」 俺はごくりと唾を飲んでしまった。 こんなに小さいのに、小指の先にすっぽりはまるぐらいの三日月のナイトキャップをきちんとかぶり、つぶらな瞳をしぱしぱと瞬いている。ほっぺたはふよふよとしてやや青白く、生気がないが、それは外の寒気のためだったらしい。見る間につやつやした濃い白さを取り戻した。 「むちゅぅぅ……こっちのおうちは、とっちぇもあったかいのね……」 室内の空気を味わうように、もたもた、もたもたと左右を見回す。そうやって体を動かすと、小さな足の裏がぴたぴたと手の上で動く感触がした。 「うらやまちいわ!」 そう言って、ちゅっ、と伸び上がった。 なんとも可愛らしい。食べてしまいたいぐらいだ。 俺はにやけそうなのを苦労して我慢し、尋ねた。 「向こう、寒いのか」 「しろいのがぴゅーぴゅーふいて、ちゃむいちゃむいなのよ!」 なんてこった、隙間があったのか。 「よし、助けてきてやる。おまえはこのベッドの上にいろ。下手に動くなよ、踏んづけちゃうから」 「きゅっ、ゆっくちりかいちたわ!」 さすがあのぱちゅりーの子供だけあって、落ち着いたものだ。俺はその子を置いて、ストーブをつけてから、上着を羽織って裏口を出た。 ここ数日、吹雪は小止みになっていた。まだ曇りだが、夜明けが来て空は明るい。ひうひうと弱い風が渡っている。 小屋の周囲の雪は五十センチほどにもなっていたが、横手の犬小屋は、まだそれほど積もっていなかった。だが、俺はひと目見たとたんに頭をかいた。 「うわぁ、こいつはしまったな……」 つららだ。 男物の傘ぐらいあるつららが、ぐっさりと発泡スチロールを貫いている。軒にできたやつが重くなって落ちたのだろう。 「おいおい、大丈夫か?」 犬小屋の前に回って雪をかき分け、発泡スチロールの扉を開けて、中を覗き込んだ。少しは暖気が漏れて来るかと思ったが、ひんやりとして外と変わらない。見れば、天井を貫いたつららが部屋のど真ん中に突き立っていた。冷蔵庫状態だ。 薄暗い室内に目が慣れると、つららの奥に、思い思いの姿勢でじっとしている丸いものが見えてきた。 母れいむ、母ぱちゅりー、そして秋までは赤ちゃんだった、二匹の子れいむたちだ。 どれもこれも、まったくの無表情のまま、少し傾いて静止しているのが不気味だった。なるほど、これはこっちりだ。 おや? 他の赤ん坊たちが見当たらん。子ぱちゅりー一匹しか生まれなかったのか? と思っていると、母ぱちゅの頭の上でナイトキャップがもぞもぞ動き、ピンポン玉くらいの連中がもぞもぞと顔を出した。紫が一匹に、赤黒が二匹だ。 「むちゅむちゅ! ほんとうだわ! おちびちゃんをあなにいれたら、にんげんがきたわ!」 「おかーしゃんの いったとおりだね!」 「ゆっくちたすかりしょうだね!」 なるほど。つまり子ぱちゅの伝令は最終手段で、それまでは母ぱちゅの帽子の中でなんとかしのごうとしたんだな。 俺の性格を知っている母ぱちゅが、最初から頼ったら怒られるかもしれないと考えて、そのように言いつけたんだろう。 俺は片手を差し出した。 「よーし、いま中に入れてやるからな」 「むちゅ? なか? なかってどこ?」 「そうか、知らないのか。中っていうのはもっとゆっくりできる場所だ。乗りな」 そう言って手を近づけると、赤ゆっくりたちは意外なことに、もぞもぞと後ろへ下がってしまった。ったのだ。 「怖がるなよ、いじめないから」 俺が言い聞かせると、赤れいむがぽそりとつぶやいた。 「おかーしゃんたちとはなれたら、ゆっくちできないよ……」 「そうだわ! ぱちぇはおかあちゃまとはなれたくないわ!」 「ゆん、れいむもはなれたくないよ!」 そう言うと、きゅっ! と三匹一致して、こちこちぱちゅりーの髪に噛みついた。 俺は微笑が漏れるのを抑えられなかった。こいつらは、自分たちだけが連れて行かれると思っているのだ。 伸ばした指先で、小さなほっぺたをすりすりとくすぐってやりながら、俺は言い聞かせた。 「心配するな、母ちゃんも姉ちゃんも連れてってやるから」 「むちゅっ!? そんなのむりよ、れいむおかあちゃまも、ぱちぇおかあちゃまも、ぱちゅりーよりずっとずっと おもいのよ!」 「そうか? ほれ」 俺は冷蔵庫の野菜を取り出すようにして、ひょいひょいと大小四匹のゆっくりを救い出した。「むちゅぅぅ!?」と赤ゆっくりたちは母親にしがみつく。 二匹の子ゆっくりを両手でつかみ、両脇に二匹の母を収めて、俺はザクザクと歩き出した。 「ゆーっ、ゆーっ!」「むちゅむちゅぅぅ!」 親の頭の上で、赤ん坊たちが悲鳴をあげてうろうろした。生まれてからずっと巣の中で暮らしていたから、おびえているのだ。驚かさないよう、俺はそっと声をかけた。 「さあ、落ち着いて見てみろ。これが外の世界だからな」 「ゆう……」「むちゅ……?」 少しずつ静まった赤ゆっくりたちが、景色を眺めた。 丘の上だ。眺望はいい。 白一色に染まった雪原と、氷結して灰色に輝く池が見えた。 まばらな黄色いススキの茂みの間を縫って、小川が黒く流れている。 森の梢は重い雪に埋まり、まるで粉砂糖をたっぷりとかけられたようだ。 弱々しい日光のもとで、ゆっくりパークは静かに冬に耐えていた。 「ひろーい……」「とってもすてきな ながめね……!」 目をキラキラさせて眺めていたかと思うと、やにわに赤れいむの一匹が、ぴょんと跳ねた。 「ゆっくちあしょびにいくよ!」 「あっ、こら!」 止める間もなかった。初めて見る景色に浮かれて、どうしても行きたくなったんだろう。 だが、ひゅーっと落っこちた赤れいむは、雪の中にポスッと沈んでしまった。 杖で突いたような穴の底から、悲鳴が聞こえる。 「ゆきゃあああぁぁ! うごけにゃいよおおおおぉぉ!? ちべたいぃぃぃぃ!!」 「この馬鹿……」 小さな赤れいむはあっというまに凍ってしまうだろう。俺はあわてて親たちを下ろし、雪の中からちびをつかみ出して、親の頭に戻した。 「ぶるぶるぶる、ちゃむいよー!」 「真冬に出歩くゆっくりがあるか。遊ぶのは暖かくなってからだ」 「ゆゆ? あっちゃかくなったら、あしょびにいけるの?」 「おう、そうだ。ここから見えるのは全部、ゆっくりできる場所だからな」 「じぇんぶ?」「ゆーっ、ゆっくちたのちみだよ!」 暖かくなってから、か。俺はちくりと後ろめたいものを覚えた。 が、まあ先のことは先のことだ。 ゆっくり一家を抱えなおして、ザクザクと裏口へ向かった。 途中でだいぶ慣れてきたようで、赤ん坊たちは観光気分できゃっきゃとはしゃいでいた。 「おちょらをとんでるみたいだね!」 「むちゅ! にんげんさんは、おかあちゃまをぜんぶはこべて、えらいわね!」 「へえへえ」 適当に返事をしながらドアを開けて、ひとまず上がりかまちに一家を置いた。 「ふう……」 息をついて奥を見ると、こたつのれみりゃ親子が、最初の子ぱちぇをつかんで食べていた。 「おまっ……!?」 俺は靴を脱ぐのももどかしく、コタツへダッシュしたが、そこにあったのは意外な光景だった。 「よぉくあったまるんだぞぉ~ ころ☆ころ」 「むちゅうう! やめりゅのよ、ぱちぇはおもちゃじゃないのよ!」 母みりゃと子みりゃたちが、交互に手のひらで子ぱちぇを包んで、温めているのだ。 子ぱちぇは怒っているが、れみりゃたちに食べようとする気はないようだ。 俺が突っ立っていると、母みりゃが振り向いて言った。 「おかえりだぞぅ。ころころ、あっためてるんだぞぅ」 「お、おう。サンキュー。しかしおまえ、それ……」 「なんだぞぅ?」 「食べないのか」 「う゛う゛? たべないぞぉ? れみりゃはごはんとおやつしかたべないって、おにーざんとやくそくしたんだぞぅ♪」 「そうだぞぅ!」「だじょー」 子供たちもそう言って賛同した。 なんと、教育の効果がちゃんとあったのか……躾けておいて言うのもなんだが、びっくりだ。 「よし、偉いぞ。じゃごほうびをやるからな」 俺は取るものとりあえず、氷砂糖をくれてやった。動物の調教みたいだが、こいつらはモノで誉めるのが一番通じるだろうしな。 と思ったら、なんだかもじもじしながら、頭を差し出してきやがった。 「うう……おにーざん」 「なんだ」 「れみぃ、おかしより、いいこいいこしてほしいぞぅ……」 「なに?」 ぶちゃむくれた肉まん面で俺を見上げて、何やらわくわくしている。 俺は、黙って帽子を持ち上げ、れみりゃの頭をなでてやった。 水色に近い透明な髪は、ちょっとごわごわしていた。れみりゃは気持ちよさそうに目を閉じる。 「うっうー♪ おにーざん、やさしいんだぞぅ……!」 「そうか」 なんだが落ち着かなくなってきたので、早々に切り上げた。れみりゃはうっとりと両のほっぺたを押さえ、そのさまを子みりゃたちが「ままいーな゛ー!」と見つめていた。 そういえばこいつら、うちへ来てからちっとも、さくやーってのを言わない。 つまらんなあと思っていたが、それはつまり、幸せだったからなのかもしれない。 とりとめのないことを考えていると、コタツの上の子ぱちぇがつぶやいた。 「むちゅ……れみりゃはおとーちゃまがいて、うらやまちいわ!」 「馬鹿ヤロ誰がおとうちゃまだ」 怒鳴り返してから、俺はストーブの前に新聞紙を敷いて、玄関の凍結一家を持ってきた。そこへコタツの子ぱちぇも混ぜてやった。 「ほら、おまえのおかあちゃまだ。ゆっくりしな」 「むちゅちゅう! みんなもゆっくちしにきちゃのね!」 「むちゅぅぅ、おちびちゃん! ゆっくちなかへきたよ!」 「ゆっゆっ! れいむもあいちゃかったよぉぉぉ!」 母ぱちぇの頭の上で、盛大に泣きながら再会のすりすりを交わす姉妹。大げさなやつらだ。 いや、そうでもないか。妹ぱちぇが穴に詰まっていたら、そこで一家全滅していたわけで。 大冒険だったな。 ひとしきりすりすりを済ませると、四姉妹はいそいそと横一列に並んで、赤熱したストーブに顔を向け、ゆっくりし始めた。 「ゆぅぅ……あきゃいのは、とってもゆっくちできるよ……」 「むちゅ、からだが、ぽよぽよしてくるのよ……」 数が多いのでおさらいしておこう。中央にサッカーボール台の母れいむと母ぱちゅりー、左右にメロン大の姉れいむ。そして母ぱちゅりーの上に、赤ぱちゅりー二匹と赤れいむ二匹。 総勢八匹だ。この先見分けるのが大変そうな数だ。 しかし、まあ、しょうがない。この寒さでは自分ルールなどと言っていられない。危急の秋というやつだ。寒さが緩むまでは、中で飼ってやるとしよう。 口がおごらないことを祈るばかりだ。 そうと決めると、俺はミルクを軽く温めて、スープ皿で持ってきた。ずらりと並んで饅頭壁とでも言うべき状態になっている、一家の前に置いてやる。 「飲みな」 「ゆゆっ? これはなあに?」 「牛乳といってな……まあ飲めば分かる」 ぴょこぴょこ、と親から飛び降りた赤ゆっくりたちが、平皿の縁によじ登って、おそるおそる舌を伸ばした。 「ぺーろ♪ ぺーろ♪ ……ゆゆぅー!?」 「おいちいわ! とってもゆっくりしたあじだわ!」 目を丸くしたかと思うと、夢中になってぺろぺろ舐めだした。 「ぺーろぺーろ、ぺろぺろ♪」 「ちゅっ、あせるとおぎょうぎがわるいわ! ……ぺーろぺーろぺろぺろ!」 自分に言い聞かせつつも、ついつい焦っちゃってる子ぱちぇ。 わからんでもない。冬ごもりゆっくりは水分を取らない。飲み物自体が初めてで、目新しいんだろう。 「ぺろぺろぺろ、ちゅっ!?」 あまり身を乗り出しすぎて、子ぱちぇが一匹ひっくり返った。ころりんぽちゃん、とミルクの海に浮かんでしまう。 「ぢゅーっ! ぢゅーっ! むぢゅぅうう! たすっ! ざぼっ! むぎゃっ!」 いかん……可愛い……。当人必死だが、ピンポン玉ぐらいのゆっちゅりーがちゃぽちゃぽともがいているのは、妙に危機感がなくて、ついつい眺めてしまう。 「ゆゆううう!? おちびちゃあぁぁん!?」 「むちゅちゅう、ゆっくちちて! ゆっくちちゅるのよ!」 残った三姉妹が、ぴょんぴょん跳ねて声援を送るが、届いているやらいないのやら。 などと思っていたら、斜めにぷくぷくと沈みながら、ちびぱちゅが白目でつぶやいた。 「もっちょゆっくち、しちゃかっ……」 うわやばい、これは死ぬ。 そのとき、おれの横からぷっくりした短い腕がニュッと伸びて、溺死寸前のちびぱちゅをつまみあげた。ピンピン、と振って水気を飛ばす。 「ちびちゃんがおぼれてるんだぞぅ! たすけてあげるんだぞぅ!」 れみりゃだった。人間の子供によく似た、大げさなほど慎重な手つきで、ぶよぶよになってしまったちびぱちゅの頬を、むきゅっとつまむ。 「ぴゅうっ!」 口からミルクの噴水を吐いたちびぱちゅが、ぱちぱちと瞬きして、むせた。 「けほっ、こほっ……ゆ、ゆっくちちてってね!」 「ゆっくりするんだぞぅ♪」 そう言って、れみりゃはちびを皿の縁に戻した。姉妹たちがわらわらと群がって、ちびぱちぇを気遣った。 「ゆっくちちてね!」「うわぁぁあん、おちびちゃあぁん!」 「ちゅー、ちゅー……ちぬかとおもったわ!」 ちびが無事だと分かると、姉妹はれみりゃに向き直って元気よく言った 「「「ありがちょうね! ゆっくちちていってね!」」」 「れみ☆りあ☆うー」 れみりゃは華麗にして高貴な決めポーズ(だと本人の規定するところの不恰好な姿勢)でもって、答礼した。 はからずもこの出来事が、両一家の公式的な関係を決定した。 なかば凍りついていた親ゆっくり二匹が目を覚ましたのは、まさにこの瞬間だった。 「ゆゆゆ……ゆっくりしていってね!!!」 「むきゅぅ……ゆっくりしてってね」 寝起きの半ば機械的なゆっくりコールの直後、ゆっくりが最大最悪の天敵と認定していた捕食種を目前に見て、れいむとぱちゅりーは悲鳴を上げそうになった。 「ゆぎゃああああ!? れみりゃだ――」 その悲鳴を、子供たちの歓喜の声がかき消した。 「ゆっ、おかーしゃんがゆっくちおきたよ!」 「おかーしゃん、おかーしゃんだ! すーりすーり♪」 「ゆっくち! おかーちゃまもゆっくちちゅるのよ?」 「あたらちいおともだちよ! ゆっくちちょうかいするのよ!」 「む、むきゅ?」「ゆゆっ? おちびちゃんたち……?」 戸惑う両親に、ちびたちは懸命にれみりゃとの仲立ちをしようとする。 だが両親は疑いの目でれみりゃを見つめ、用心深く子供たちを隠そうとした。 「ゆう……おちびちゃんたち、ゆっくりこっちへおいで?」 ま、無理もないことだ。先日まで食うか食われるかということをしていた相手と、いきなり仲良くできるわけがない。 だが俺としても、この状況は見過ごせなかった。好むと好まざるとに関わらず、こいつらはしばらくうちで同居するのだ。 なんらかの補助をしてやるべきだろう。 「よーし、おまえら、ちょっと聞きなさい」 「なんだぞぅ?」 「ゆ? ゆっくりした人がおうちにいるよ?」 「はいはい寝ぼけない、ここは俺のうちだよ。さて、れいむにぱちゅりー、おまえたちのうちが寒くてゆっくりできなくなったので、今日からはここに住むことを許します。ついては、このれみりゃ一家と仲良くしなさい」 「ゆううううう!? れみりゃとなんか、なかよくできるわけがないよ! おにーさんはれいむたちをゆっくりころすきだね!」 「まって、れいむ……そうじゃないとおもうわ」 口を挟んだのはゆっちゅりーだ。ちらちらと俺を見て、れいむに言い聞かせる。 「おにーさんはわるいひとじゃないから、だいじょうぶだとおもうわ。きっちゆっくりできるわ」 「そうだよ! いっしょにゆっくちちていってね!」 ここぞとばかりに子供たちも応援する。れいむは不満そうだったが、しぶしぶうなずいた。 「ゆゆ、ぱちぇがいうならそうするよ。れいむ、なかよくするよ!」 「だそうだ。わかったな、れみりゃ」 「うー?」 「こいつらに手を出したら、おまえが翌日の晩飯になるってことだ」 「わ゛っ、わ゛がっでるぞぉ! なかよくするんだぞぅー」 れみりゃは這いよって、れいむをもそもそと撫でた。 「ゆっくりするんだぞぉ」 「ゆ゛っ!」 びくっと震えたものの、れいむもかすれた声で言ったのだった。 「ゆ゛、ゆっぐりじでいっで、ね……?」 続く ============================================================================= れみぃが良い子すぎて可愛すぎて生きてるのがつらい -- 名無しさん (2010-12-05 19 17 38) 名前 コメント
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はるきち はるきち【登録タグ AviUtl は 文字PV 映像制作者】 特徴 2022年10月05日に初投稿。 ツールは主にAviutlを使用している。 自由なカメラ移動でのキネポが特徴的。 作品 初投稿 ビビビビ文字PV リンク Twitter Youtube
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まずは最初に、感謝の言葉を述べさせていただきます。 前作、『ふたば系ゆっくりいじめ 872 横バンジー』におきまして、閲覧・コメント等を下さった皆様に対して、 この場を借りてお礼申し上げます。 今作において、皆様にご指摘いただいた箇所を活かせることが出来ていれば幸いです。 また、今作を書くにあたり、きっかけと先陣を切って下さいました、 ゆっくりメガテンSS作者様に、無上の感謝を。 一部、悪魔の台詞部分の括弧などを引用させていただいております。 それでは、暫し稚拙な文にお付き合いいただけましたら、之幸い。 ――― 「ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!!」 一匹のれいむが、懸命に跳ねている。 ゆっくりならば、ゆっくりとしていて当然であろうに、 何がそこまでれいむを急がせているのだろうか。 ふと、れいむが後ろを振り返ってみると、 「んほおおおおおお!!とかいはなれいむねええぇぇぇ!!! ありすがとかいはなあいをあげるわああぁぁぁ!!!」 れいぱーありすの集団に追われているではないか。 「ゆひぃー―!!れいぱーはゆっくりできないよおぉぉ!!!」 捕まればゆっくりできない目に遭わされる。 本能でそれを理解している以上、決して立ち止まるわけにはいかない。 「だれかれいむをたすけてよぉー!!……ゆっ?」 ふとれいむが前方を見ると、樹の下の陰に、小さく簡素なドアがあり、 中から微かにゆっくりの声が聞こえる。 「ゆゆっ!なかからゆっくりのこえがするよ!ゆっくりいそいで なかにひなんするよ!!」 れいむは持てる力を振り絞り、先程までの1.2倍のスピードで 樹の下のドアに向かって跳ねた。 やっとの思いでドアに飛び込んだれいむは、背後かられいぱーが 迫っていないか、耳(?)をすませてじっとしている。 しばらくそのままの体勢でいたが、れいぱーの声が聞こえないことに気付くと、 「ゆふぅー…れいぱーはいなくなったみたいだよ。 やっぱりれいむがとくべつだから、たすかったんだね! かわいくってごめんねっ☆ミ」 安心と同時に、誰も見ていないにもかかわらず、 媚びたポージングもしてみせた。 一通りの戯言を終えた後、れいむは現状確認をする。 「ゆぅん…それにしても、ここはどこなの?くらくてずいぶんゆっくり してないし、さっきこえがきこえたゆっくりはどこにいるの? れいむがせっかくきてあげたのに、気がきかないね!ぷんぷん!」 れいぱーに追われて逃げ込んだことなど、既に忘却の彼方だ。 今では、わざわざ遠方から来てやったことになっている、さすがは餡子脳。 「ゆっ……したのほうからゆっくりのこえがするね、ゆっくりいってみるよ!」 れいむはぽよんぽよんと、ドアを入った奥、地下に到る道を跳ねていった。 れいむが下に潜って少し経つと、開けた空間が目前に広がった。 地面には木の枝で描いたのであろう円のようなものがあり、 部屋の最奥には、葉っぱの上に芋虫が乗せられたものが4つ並んでいる。 その芋虫が置かれた前の位置、円の外周面に、1匹のゆっくりぱちゅりーがいる。 周りを見回してみると、ありすが2匹、ぱちゅりーから少し離れた位置に並んでいた。 ありすが先程のれいぱーの仲間かもしれないと思い、一瞬身体が強張ったが、 「ゆっくりしていってね!!」 口の動きだけは、れいむの意思に反して、勝手に言葉を紡いでいた。 「ゆん?ゆっくりしていってね!!」 「むっきゅっきゅ、ゆっくりしていくといいわ…。」 幸い、普通に返事をした所を見ると、どうやられいぱーではないらしい。 一安心して、れいむはこの3匹が何をしているのか尋ねる。 「れいむはれいむだよ!ありすやぱちゅりーはここでなにしてるの?」 「ありすはありすよ!ありすたちはぱちゅりーにおねがいして、 れいぱーをたおす『あくまさん』をしょうかんしてもらおうとしてるのよ!」 「ぱちゅはぱちゅよ……むっきゅっきゅ。」 肯定の意なのか、挨拶の後にぱちゅりーが含み笑いをする。 悪魔の意味は分からなかったが、れいぱーを倒すときいて、 れいむは自然とテンション高めで、目を輝かせながら話に飛びついた。 「ゆわあぁぁ…!れいぱーをたおすなんて、『あくまさん』は ゆっくりしてるんだね!」 「そうよれいむ!そこにきづくなんてなかなかとかいはね!! わかったら、れいむからもぱちゅりーにおねがいしてくれないかしら?」 このありす達、れいぱーと同じありす種という理由だけで群のゆっくりに迫害され、 ついには群を追放されてしまったのだ。 あてもなく森を彷徨っていると、通りすがりのちぇんから、 「すごいちからをもったゆっくりがいる」という噂を聞き、 こうしてぱちゅりーのもとを訪れたという訳だ。 「ゆん!れいむからもおねがいするよ!! ぱちゅりーははやく『あくまさん』をしょうかんしてね!! それとれいむにあまあまちょうだいね!たくさんでいいよ!!」 どさくさに紛れて自分の要求もしっかり言っているところが、 れいむらしいといえばらしいのであろう。ゲス素質が見え隠れしているが。 「そうよそうよ!はやく『ごりっぱなあくまさん』をしょうかんしてね!! ……ありがたやー。」 3匹に頼まれ、ぱちゅりーは少し目を閉じて考え込み、そして言った。 「………むっきゅっきゅ、さっきからいってるように、まだ 『あくまさん』をしょうかんするときじゃないのよ。 あの『あくまさん』は『ごりっぱなあくまさん』……かんっぺきっな ときにしょうかんしないと、おそろしいことになるのよ。」 ぱちゅりーのやんわりとした否定の言葉に、ありす達が怒り狂う。 「なにいってるのお゛お゛お゛!!! はやくしょうかんしなさいっていってるでしょお゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!! ありすとおなじれいぱーなんて、1びょうもいきてちゃ いけないことをりかいしなさい!!このいなかものお゛お゛ぉ゛ぉ゛!!!」 「ほら、れいむもはやくおねがいして!『ごりっぱなあくまさん』をしょうかんして、 れいぱーたちをえいえんにゆっくりさせてって!!」 れいむは少し考え込み、すぐにれいぱーに追い回されたことを思い出し、 ぱちゅりーに早くするよう催促する。 「ゆううう!ぱちゅりーはさっさと『ごりっぱなあくまさん』をしょうかんしてね!! ぐずはきらいだよ!!」 「ほら、れいむもこういってるわ!ぱちゅりーははやく 『ごりっぱなあくまさん』をしょうかんしてちょうだい!!」 れいむの発言に少しイラッとしたが、ぱちゅりーは不適に笑いながら告げる。 「……むっきゅっきゅ、どうなってもぱちぇはしらないわよ?」 そう言うと、ぱちゅりーは呪言の詠唱を始めた……。 「えるえろひむえろほえろひむさばおとへいおねいえちあぎえれえかあどないじゃあ しゃだいてとらぐらまとんしゃだいあぎおすおせおすいすくひろさたんとん… あぐら…あーめん…きえぇえぃ!」 ぱちゅりーの最後の叫び声と同時に、雷が円(魔方陣)の中央に落ち、 皆が待望の『ごりっぱなあくまさん』…マーラ(様)が召喚された。 …が、 【…ウジュル………ウジュルジュル……ググ……ギギ………】 予想していた『ごりっぱ』な姿ではなく、ふにゃふにゃの頼りない姿であった。 予想外のマーラ(様)の姿に、これにはありすも大激怒。 「ばぢゅりいい゛ぃ゛ぃ゛!!これはどういうごどなのお゛お゛ぉ゛ぉ゛!!!」 左右に振り回され、クリームを吐きつつパチュリーは答える。 「えれえれえれ……むきゅ、どうやらあわててしょうかんしちゃったから、 かんっぺきっじゃない『あくまさん』をしょうかんしちゃったみたいね……えれえれえれ。」 ありす達の希望の光とも言うべき悪魔、マーラ(様)が失敗作と聞いて、 自分達の悲願を達成できないと知ってしまって、 そして、目前の『ごりっぱ』ではない失敗作を恐れ、怯えた。 「「「ゆ、ゆわあああああああ!!! きもちわるいあくまさんはかえってねええぇぇぇ!!!」」」 勝手に召喚した挙句、今度は気持ち悪いから帰れとは、なんと自分勝手な。 その感情を口にするべく、マーラ(様)は口を開く。 【ググ………ギ………オマ…エラ……ヨク…モ……!】 そこまで言って、マーラ(様)は突如身体を伸ばし、 一時的に『ごりっぱ』な姿を取り戻した。 すると今度は身体を縦横無尽に振り回し、狭い空間にいるゆっくりたちを 押し潰すべく、暴れまわりだした。 「ゆんやあぁぁー――!!れいむはかわいいからゆるしぐべらっ!」 話の途中で、入り口付近にいたれいむは、上半身を吹き飛ばされた状態で即死した。 「「あああ、ありすはとかいはなのよ!きもちわるい『あくまさん』でも、 ありすにかかればとかいはなこーでぃねーとをぶぎゅっ!」」 マーラ(様)を再度挑発してしまったことで、ありす達はまとめて カスタード塊に変えられてしまった。 自分以外のゆっくりがすべて永遠にゆっくりさせられたことで、 召喚主たるぱちゅりーは、焦りながらもマーラ(様)を説得しようとする。 「む、むきゅー!ぱちゅは『あくまさん』をしょうかんしたしゅじんさんなのよ! わかったら『あくまさん』はぱちゅのいうことをえぶふぇっ!」 不完全な姿で召喚した者の言うことなど聞く必要はないとばかりに、 ぱちゅりーはマーラ(様)の突進をまともに受け、爆ぜた。 悪魔を召喚する以上、対価は必要になる。 供物として芋虫を用意したはいいが、その程度でかの魔王は満足しなかったようだ。 犠牲になったゆっくり4匹程度でその穴は埋められたのだろうか。 それは、彼以外誰にも分からないのであった…。 完 ――― 少しの後書き いかがだったでしょうか、少しでも楽しんでいただければこれ以上の喜びはありません。 とはいえ、ターゲット層を絞った作品ではありますが…。 最後に再度、ゆっくりメガテンSS作者様に感謝を。 もし迷惑でしたら、コメントに気付き次第削除させていただきます。 それでは、ありがとうございました。
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はちゅ 通称 はちゅ 夏穂 本人がよく使う名前 はちゅ まれに中チャにあらわれる 関東・北陸夏穂 62子 25動の歌い手新社会人を愛してやまないはちゅさんです!!!!!!!!
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ゆっくりキャッスル 21KB 虐待 悲劇 理不尽 ツガイ 野良ゆ 赤子・子供 ゲス れいぱー 現代 虐待人間 いちゃラブ有り *続きものの3作目です *『れいむのゆっくりを鬼意山にささぐ』と『残酷な夜にれいむの叫びは鬼意山に届かない』 の続きものです *一応、前作を読まなくても大丈夫ですが、登場人物・登場ゆん物の把握のために読んでくれると助かります *拙い前作さんにコメントたくさんありがとうございます。 *リクエストにあった次女れいむのその後です。金ゲスはお待ちください。 作・もっちもちあき 次女れいむと番のまりさは、山をおりて行ったが、行くあてが無かった。 2匹は温泉街の掃討作戦が始まる前に、移動できたものの、 そもそも、群れでの生活しか知らない番まりさと、赤ゆの頃から、鬼意山の飼いゆっくりだった次女れいむは生活する術を知らなった。 季節は春から夏で、寒さの心配は無いが、梅雨が近いことを考えれば、早く”おうち”を見つける必要があった。 「ゆぅ…、まりさ、これからどうしよう?」 「とにかく、まずはおうちをさがすのぜ。それから、かりばをさがすのぜ」 ただ、2匹は不安はあっても、ゆっくりしていた。 最愛のゆっくりといつも一緒に暮らせていたから。 「ゆゆん、れいむはまりさといっしょなら、どんなくろうもいとわないよ」 「まりさが、れいむをぜったいまもって、ゆっくりしあわせにするのぜ」 「じゃあ、れいむはひるは、かりをてつだって、よるはつかれたまりさにゆっくりしたおうたをうたうね」 「すごくうれしいのぜ」 「ふたりで、ゆっくりしあわせになろうね」 (はやくれいむを、あんしんさせてあげたいのぜ) (ゆっくりぷれいすがみつかったら、ゆっくりしたあかちゃんがほしいよ、ゆふふ) 2匹は、もともと比較的ゆっくりとして恵まれた環境にいたが、 まりさは野生で基本は外暮らしで、次女れいむも飼いゆっくりとはいえ、鬼意山は別に甘やかしたりしていなかったので、基本的に今の現状に適応できていた。 そのうえ、お互いにそれぞれ、群れでの知識と人間と暮らした知識があったので、理想的な番となっていた。 害敵に注意しつつ、お互い助け合って、移動しながら暮らしていたが、なかなか”おうち”は見つからない。 そんな中、2匹はある建物へたどり着く。 人間さんの建てた建築物だとは分かるが、人が住んでいるような感じではない。 この辺りは、田舎だが人がまったくいないというわけでもなく、大きな道路沿いに点々と建物がある感じだ。 「おおきいたてものだね」 鬼意山の住んでいた、お家よりもかなり大きい。 「にんげんさんがいないか、ゆっくりかくにんするのぜ」 2匹は、まりさを先頭に警戒しながら、建物へと入っていく。 中は、割れた窓のガラス片などがあり、雑然としている。 建物の中を移動するが、人間がいる様子は微塵も感じない。 部屋はいくつかあったが、窓の割れていない、特に清潔そうな部屋を選ぶと、 「ここをれいむとまりさのゆっくりぷれいすにするよ!」 「ここが、まりさとれいむのおうちなのぜ!」 2匹はお家宣言をして、この建物の一室を住処にすることにした。 この辺りは木々も多く、虫も多い季節なので食べ物もなんとかなるだろう。 さらに、この部屋には毛布さんまであるではないか。 2匹はようやく、ゆっくりプレイスを見つけて、これからの幸せなゆん生に思いを巡らせた。 「ゆゆ~ん、れいむ…。まりさ、もう…、がまんできないのぜ…」 「もうぅ…、まりさ…。むーどさんがたりないようぅ…。ゆふふ、はずかしいよ…」 愛する2匹は、その夜、情熱的なすっきりーを交わした。 次女れいむの頭には茎が生え、愛し合い情熱的なすっきりーだった為か、赤れいむ4匹と赤まりさ3匹という普通より多い数の赤ゆをにんっしんした。 「ゆうぅ、れいむとまりさのおちびちゃんたち、すごくゆっくりしてるよ」 恍惚の表情を浮かべる次女れいむ。 「けっこうおおいのぜ。ここがひろくてあんぜんなばしょでよかったのぜ」 今の時期なら、食べ物も豊富であるため、なんとか育てられるだろう。 何より、初めての我が子のゆっくりした姿に、2匹はしあわせーだった。 順調に実ゆも育ち、いよいよ生まれる時が来た。 「ゆっきゅりうまれりゅよ!」 まずは、赤れいむが1匹落ちてくる。 毛布さんの上なので、何の心配もいらない。 「ゆっきゅりしちぇいっちぇにぇ!」 「おちびちゃん…、ゆっくりしていってね!」 なんとゆっくりした可愛い子なのだろう。 次女れいむは親になった喜びにうち震える。 「おかーしゃん!しゅーりしゅーりしちぇね!」 もみあげを猛烈にピコピコさせながら、満面の笑みで次女れいむにすーりすーりをする。 そして、何事も無く7匹すべての赤ゆが無事に生まれ落ちる。 「まりさ、おちびちゃんたち、すごくゆっくりしてるよ!」 「ゆゆ~ん、かわいいのぜ」 「ゆっくち!ゆっくち!」と赤ゆたちが嬉しそうにしている。 柔らかくした茎を与えると、 「むーちゃ、むーちゃ、しあわちぇ~!」 と7匹が喜びの声を上げる。 「おかーしゃんだいちゅきだじぇ」 「れいみゅもだいちゅきぢゃよ」 「おとーしゃんもだいちゅきぢゃよ」 口々に愛の言葉を口にする、すごくゆっくりした我が子たち。 (おかーさん、れいむはとてもしあわせだよ) 次女れいむは、母の銅れいむとの日々を懐かしく思い出していた。 赤ゆが生まれてから、数日が経ったある日、まりさはいつも通り狩りに出ていた。 「ゆっくりしていってね!」 不意に後ろから声をかけられる。 「ゆ?ゆっくりしていってね!」 突然の事で驚くも、条件反射で挨拶を返してしまう。 「誰なのぜ?」 振り返ると、ありす種とぱちゅりー種の成体2匹とソフトボール大の子ゆが、それぞれ2匹づつの4匹いた。 ありすとぱちゅりーは番で、子ゆの他に赤ゆもいたが、れいぱーありすの襲撃に遭い、命からがら家を捨てて逃げてきたそうだ。 れいぱーは、ろりこんだった様で赤ゆは犠牲になってしまったそうだ。 「むきゅ…、あのこたちにはわるいことをしたわ…。くじゅうのけつだんだったの…」 「それは、たいへんだったのぜ…」 自分なら耐えられるだろうか?まりさは、次女れいむが心配になってきた。 ありすは子ゆたちの傍を片時も離れずにいた。 よほど、不安なのだろう。 そのまま、ありすたちを連れて、おうちへ帰る。 「まりさ、ゆっくりおかえ…、そのこたちはどうしたの?」 次女れいむが無事で、まりさは心底ほっとする。 「れいむ、じつは…」 事情を次女れいむに説明する。 「それはたいへんだったね…。このおうちはあんぜんだよ。へやさんもいっぱいあるから、ここにゆっくりすむといいよ」 隣の部屋に、この一家は住むことにしたようだ。 その日は、だいぶ無理して逃げて来たらしく、6匹みんなすぐに寝てしまった。 次女れいむ一家とありす一家は協力して生活することにした。 身体の弱いぱちゅりーは狩りには向かないが、知識はあるので子守ができる。 赤ゆ7匹という状況で世話する人数の改善になった。 更に、ありすたちの子ゆは、ある程度の成長をしており、赤ゆたちの遊び相手にもなった。 大変とはいえ、次女れいむとしても、ぱちゅりーとしても助かる部分が多かった。 基本まりさとありす、疲れたら次女れいむと交代で狩りをした。 育児、狩りのどちらかにかかりきりにならずに済むため、ストレスもためずに済むというわけだ。 「おかーしゃん、ゆっくちたのちいよ!」 「ゆふふ」と笑いながら、我が子の世話をする。 尊敬する、母の銅れいむにしっかりと、そして何より優しく躾けられた次女れいむは子育てにやりがいを感じていた。 (れいむは、おかーさんみたいな、ゆっくりりっぱなおかーさんになるよ!) 「れいむ、こうたいのじかんなのぜ」 まりさが、狩りの交代にやってきた。 たくさんの草さんがお帽子の中に入っていた。 「ゆっくりごくろうさま。さすがまりさだね。れいむもがんばるよ」 「きおつけるのぜ」 次女れいむはビニール袋さんを持って、ありすと狩りに向かう。 「ありすは、かいゆっくりだったんだよね?」 「ええ、でもすてられてしまったのよ…」 ありすを飼っていた飼い主の知り合いのゆっくりが、れいぱーに犯られてしまったらしく、ありす種はキモいとかいっていきなり捨てられたそうだ。 「ひどいはなしだね!」 「わたしのおちびちゃんも、れいぱーにつぶされたし、あいつらいなかものどもは、ありすしゅのはじよ…」 2匹の空気が重くなる。 「れいむも、かいゆっくりだったのよね?」 「ゆ、そうだよ。おかあさんはおにいさんがだいすきだったんだよ」 「じぶんから、かいゆっくりをやめるなんて、すごいゆうきね」 「まりさがだいすきだからだよ」 「でも、れいむのそんけいするおかーさんが、あいするくらいだから、おにいさんは、さぞやとかいはなかいぬしさんだったんでしょうね」 「おにいさんは、よくわからないよ…」 再び2匹の間に沈黙が。なにかまずいことを言ったのかとありすはオロオロする。 「そうだ、ぱちゅりーのこともおしえてね」 次女れいむは話題を変えた。 「ぱちゅりーは、のらになったわたしをたすけてくれたの。やまにすんでいたのだけれど、とつぜんむれがかいめつしてしまって…」 「え?まりさもむれにいたんだよ」 「むれのちゅうしんのことはよくしらないの。ふもとのほうにいたから」 そこで顔を曇らせて、 「しゅうかいじょが、かいめつしてたの。あわてて、おうちにもどってぱちゅりーとやまをおりたのよ…」 次女れいむに、あの光景が蘇る。 これから、ゆっくり暮らすはずだった群れが無くなってしまった悲惨な光景。 鬼意山があれをやったのだろうか。そうとしか…。でも、鬼意山はおかあさんの愛する大事なおにいさん。 2匹は、この日の狩りを終えて、おうちに戻った。 「おかーしゃん!ゆっくちおかえり!」 「おかーしゃん!ありしゅとかいはに、まっちぇちゃのよ!」 2匹の子たちが笑顔で出迎える。 それを見て、ゆふふと次女れいむとありすは顔を見合わせる。 なんて幸せなのだろう。 次女れいむは銅れいむから”お城”の話を聞いていた。 そう、ここはお城なのだ。 母の言っていたお城そのものではないか。見た目といい、中といい間違いない。 銅れいむが、鬼意山と出かけたときに見たという”お城に”。 (おかーさんは、おしろにはしあわせがつまっているといっていたよ) ここは、ゆっくりキャッスル。次女れいむたちにとっての…。 今日も今日とて、いつもの毎日になるはずだった。 次女れいむは、おちびちゃんたちにお歌を歌って聴かせている。 「れいむ、そろそろゆっくりこうたいよ」 ありすがやって来た。狩りの交代の時間だ。 「れいむ、かりにいくのぜ」 「ゆん、わかったよまりさ」 「ふたりきりはひさしぶりなのぜ」 「ゆうぅ~、ゆっくりてれるよ~」 キモい感じでお互いデレデレしながら、2匹は狩りへと向かう。 「おちびちゃんたちも、どんどんおおきくなってるね」 次女れいむが話しかけるも、まりさの返事は無い。 「しっ…。なにかいるのぜ…」 それを聞き、次女れいむも警戒する。 「んほおおおおおおおお」 少し離れた所から、だらしない嬌声が聞こえてくる。 間違いない、れいぱーありすだ。 「ゆぅ、どうしようまりさ…」 「こっちへきたら、たおすしかないのぜ」 万が一、おうちをれいぱーに見つかったら大変だ。 ありすの子ゆと自分たちの赤ゆ、合計11匹もの子供たちがいる。 「れいぱーがふくすういたら、たいへんなのぜ…」 「れいむ、いそいでありすもつれてくるよ」 れいぱーが1匹でなかった場合、1対1の勝負は避けたい。 ぱちゅりーは子供の面倒があるので、ありすだけでも連れてきて戦力にしようという訳だ。 次女れいむに連れられて、ありすもやってきた。 れいぱーの位置を確認していたまりさが、 「どうやら、たんどくこうどうみたいなんだぜ」 「なんとか、たおせるかもしれないね」 ありすが、ギュッと口を結んでれいぱーのいる方角を睨みつける。 「あいつらのせいで…。いなかもののれいぱーは、ぜったいせいっさいするわ!」 次女れいむは、ありすを見る。 (ありすは、れいぱーにおちびちゃんをやられているよ…。だから、れいぱーをゆるせないんだよ…) 次女れいむは複雑だった。 詳しくは知らないが、次女れいむの父親はれいぱーありすだと鬼意山が言っていた。 しんぐるまざーの銅れいむは、鬼意山がおとうさんだよ、と言っていたが…。 (そんなこといまは、かんけいないよ) 次女れいむは、あわててかぶりを振る。 「まりさがおとりになるのぜ」 作戦はこうだ。 まりさが囮となり、れいぱーをひきつけ、れいぱーがまりさを襲った瞬間に横から次女れいむがおうちにあった鋭利な刃物で刺し、 ありすが、やや高い塀の上から、れいぱーを潰すというものだ。 作戦は絶対に成功させなければならない。失敗したら、ゆっくりできなくなってしまう。 3匹に緊張が走る。 「んほおおおおおおうううううううう…、んほ、う?」 (れいむ、ありす、たのんだのぜ) まりさが、れいぱーの視界に入る。 「んほおおおおお、まりさあああぁぁぁ!!!とかいはなあいをおげるわぁぁぁ!!!!!」 猛然とれいぱーが、性欲丸出しで体液を滴らせ、ぺにぺにをおっ勃てながら、まりさへと突進してくる。 「んほおおおおお、まりさぁぁ、さそってちゃって、いんらんさんねえええぇぇぇ!!!!!」 れいぱーが、まりさにのしかかろうとした時、 「いまなのぜ!!」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ぱちゅりーは不安になりながら、3匹の成功を祈っていた。 「むきゅ、れいぱーがふくすういないといいのだけれど…」 子供たちには何も言っていない。不安にさせても仕方ない。 「おかーしゃん、あしょんじぇにぇ!」 子供たちの面倒を見ながら、帰りを待つ。 そのとき、部屋の外にゆっくりの気配が。 3匹が帰ってきたのかと思いながら入口を見ると、知らないゆっくりの親子がいた。 『ゆっへっへ、あぶないところだったのぜ』 『まぬけそうなれんちゅうが、おとりになったおかげでたすかったね!』 『まりしゃ、あみゃあみゃがほちいんだじぇ』 『かわいいれいみゅに、あみゃあみゃよこちぇ』 仲良しのれいむ一家ではない、別のれいむ一家のようだ。 れいぱーから、逃げてきたのだろうか? れいむとまりさの番に、子れいむと子まりさが1匹づつ。 ぱちゅりーは、この一家からゆっくりできない雰囲気を感じ取っていた。 「あなたたち、ここはわたしたちのおうちよ。でも、このたてものさんはひろくてほかにも、へやさんがあるからべつのへやさんでゆっくりしてね」 ぱちゅりーは、意を決して話しかけてみる。 しかし、野良まりさは、それには答えず、ニヤニヤしながらぱちゅりーたちを見ている。 部屋をきょろきょろ品定めしていた野良れいむが急に、 『ここを、まりさとれいむとおちびちゃんたちのおうちにするよ!』 と勝手におうち宣言。 『あまあまおいて、さっさときえるのぜ。どうしてもいたいなら、どれいとしてならきょかしてやるのぜ』 『さすが、まりさだね。かんだいだよ。あと、さっさとあまあまちょうだいね!』 ダメだ。こいつらは話の通じないゲスゆっくりだ。 しかし、向こうに明らかに非があるにせよ、自分と子供たちでは太刀打ちできないだろう。 「きょきょは、ときゃいはにゃ、ありしゅたちの、おうちにゃのよ。あと、おかーしゃんをゆっくちいじめにゃいでちょうだい!」 他の子たちが怯える中、1匹の子ありすが、ぷくーしながらゲス親子を非難する。 『ちびれいぱーがなにかほざいてるのぜ』 『れいぴゃーは、ゆっくちちにゃいじぇ、しんじぇにぇ!』 親の影響だろうか、れいぱーと言われて子ありすが怒り狂う。 「ありしゅは、れいぴゃーみちゃいにゃ、いにゃきゃもにょちょは、ちぎゃうにょよ!ゆっくちりきゃいしちぇにぇ!」 しかし、ゲスどもは意に介さない。 『れいぱーはれいぱーだね。そんなこともわからないの?ばかなのしぬの?うちのかわいいおちびちゃんとは、おおちがいだよ』 『きゃわいきゅっちぇ、ごみぇんにぇえ~』 まずい状況だ。ぱちゅりーがどうしたものかと思案する。しかしゲスどもは、ますます増長する。 『ゆっくりできないれいぱーは、みせしめにせいっさいしてやるのぜ』 ゲスまりさがとんでもないことを言い出した。 「むきゅ!や、やめてちょうだい!」 なんとかやめさせようと懇願するも、 『まりさのせいっさいをじゃまするやつも、せいっさいだよ!』 ぱちゅりーはゲスれいむに弾き飛ばされてしまう。 「むきゅうぅぅ!!ゆべっ!」 「ゆぎゃあああああああ!!!!!」 吹っ飛ばされるときに、自分に寄り添っていた子ぱちゅりーを1匹潰してしまう。 子ぱちゅりーは絶叫すると、半分以上潰れた身体から、生クリームを大量にこぼしていく。 「もっ…と…ゆっく…ち…」 そのまま息絶えてしまう。 「ゆんやああああああ!!!おにぇーちゃぁーん!!!」 子供たちが大パニックに。 さらに、ゲスまりさがさっき言い返した子ありすをせいっさいと称して、かじりつく。 「ゆんやああああああああああ!!!いちゃい!!!ちゃべにゃいじぇぇぇ!!!」 そして、間髪いれずに踏みつぶす。 『ざまあみろなのぜ』 子供たちは恐怖のあまり、しーしーとうんうんを大量に漏らして硬直している。 『おまえたちのものは、ぜんぶれいむたちのものだよ。ひとりじめした、げすぱちゅりーがわるいんだよ』 ゲス特有の超理論で、お部屋・毛布・貯蓄していた食料を奪い取る。 『おまえらは、みんなどれいなのぜ。さからったやつは、せいっさいなのぜ』 どうやら逃げることも許されないらしい。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 次女れいむの咥えたナイフが、れいぱーの横っ腹に突き刺さる。 「んほ?んほおおおうぺぷぽへけ!!!」 何が起こったのか理解できていないれいぱーは痛みでのたうちまわる。 「ゆっくりせずに、れいぱーはしねえええ!!!」 ありすが、れいぱーの上に落下して押し潰す。 ぐちょっ!という不快な音と共に、カスタードが傷口と口とあにゃるから吹き出す。 普通のゆっくりなら致命傷だが、相手はれいぱー。 「んほおおおおおお!!!ありすのとかいはなあいをためしているのねえええ!!!つんでれさんねえええ!!! 「まだうごけるのかぜ…」 唖然とする一同。 次女れいむは、口でナイフを握りなおすと、れいぱーへ”とどめ”を刺しに行く。 最期の力で暴れるれいぱーに、ナイフは突き立てたものの、次女れいむは下唇からお腹にかけて、切り傷を負ってしまう。 「んほおおおおおおおおお!!!いくいくいっちゃうわあああああ!!!くぱぁぁぁぁぁ!!!!!」 断末魔の叫び声をあげ、れいぱーは息絶えた。 「れいむ!!だいじょうぶなのかぜ!」 まりさが、怪我を負った次女れいむに駆け寄る。 「ゆふふ、やったね。れいむなら、ゆっくりだいじょうぶだよ…」 外皮(饅頭皮)の痛みに弱いと言われる、ゆっくり。 ぺーろぺーろで傷を塞げば大丈夫で致命傷とかでは無いが、中の餡子が見えており痛くないはずがない。 絶叫しても、おかしくはないだろう。 しかし、次女れいむは、まりさやありすに心配をかけたくなかったのだ。 それを、まりさもありすも分かっていた。 「ぺーろぺーろするね、れいむ」 まりさが愛する伴侶にぺーろぺーろする。 それを見ていたありすが、 「ゆっくり、ぺーろぺーろして、きずがふさがってきたら、ゆっくりもどればいいわ。おちびちゃんたちは、まかせて」 お邪魔にならないように気をきかせるありす。 ありすが、去ってふたりきりだ。 「れいむはゆうかんで、まりさにはもったいないくらいだぜ」 「そんなことないよ。いちばんゆうかんなのは、おとりをしたまりさだよ」 2匹は顔を見合わせて、ゆふふと笑う。 「あいしてるのぜ、れいむ」 「れいむも、まりさがだいすきだよ」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ありすは、不穏な気配を感じ取り、そろーりそろーりとおうちの様子を窺っていた。 すると、見知らぬゆっくりが、占領している。とかいはにコーディネートしたおうちは、醜く荒されていた。 そして、ぱちゅりーだけでなく、おちびちゃんたちまで、こき使われているではないか。 (なんなの、あのいなかものども…) 怒りを何とか堪え、状況を把握する。 (こうきをまつのよ) 部屋の外で、隙をうかがう。 れいぱーとの戦いで、ありす自身がまだ戦闘モードなのが幸いし、逆に冷静な判断ができた。 中では、次女れいむ一家の子供の赤ゆたちが、ゲス一家の子ゆたちに”遊ばれて”いる。 「やめちぇにぇ!もみあげしゃんに、ひどいこちょしにゃいじぇね!」 『やめろといわれちぇ、やめりゅばきゃは、いにゃいんだよ!ばーきゃ、ば−きゃ!』 「いちゃいいいいいいい!!!」 赤れいむたちは、もみあげを毟られたりしている。 赤まりさたちは、おぼうしを奪われて、おさげを毟られているようだ。 「まりちゃの、しゅてきにゃおぼうち、ゆっくちかえしちぇにぇ!」 涙目で訴える赤まりさ。 『おぼうちのにゃいゆっくりは、ゆっくちできないんだじぇ。しょんなやちゅのいうこちょは、きくかちないんだじぇ!』 自分でおぼうしを奪っておきながら、帽子が無いから、ゆっくりできないと罵倒する。 一方、自分の子供たちと番のぱちゅりーは、親ゲスの奴隷としてこき使われている。 (あれ?こどものかずがたりないわ…) ありすは、自分の子供が足りないことに気づく。まさか…。 『しかし、ありすしゅは、ほんとうにむかつくね。れいぱーづらしてみにくいよ』 ゲスれいむが、子ありすを腹で小突く。 (ゆぐぐぐぐ…) ありすの怒りが猛烈にたまっていく。 『さっきつぶした、げすれいぱーみたいにそいつもつぶしてやるのぜ』 「むきゅ!や、やめて、おねがい…」 『どれいが、くちごたえすんなだぜ!」 ブチィ!!!!! ありすがブチ切れる。 「このいなかものおおおおおおおおお!!!」 ぼよんと大きく跳ねると、ゲスまりさの上から一撃をかます。 『ゆべえええ!!』 クリーンヒットして、ゲスまりさは身体の一部を潰し、餡子を吐く。 ぱちゅりーも、ゲスれいむのもみあげに食らいつき引き千切る。 『どぼぢで、でいぶのもみあげさんがちぎれてるのぉぉ!!!』 しかし、もともと体力に劣るぱちゅりーがいるため、徐々に互角の戦いになっていった。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ まりさの献身的なぺーろぺーろのおかげで、次女れいむは傷が塞がった。 「ゆうぅ、まりさのおかげで、もうぜんぜんいたくないよ」 「よかったのぜ」 おちびちゃんの待つゆっくりしたおうちへ帰ろう。 そう思った2匹は、また嫌な気配を感じて、お互いに身をひそめる。 (なにか、ゆっくりしないかんじだよ) エンジン音がすると、少し離れた広場にバイクが2台止まる。 「おめー、マジぱねえから」 「先輩、ガッコの便所にゆっくり詰めるとか、ちょーヤベえし。ぎゃははは!」 「ばーか、授業中にゆっくり棒倒ししてたっつうの」 「棒倒しの要領で、身体削って死ぬ前に削ったやつが負けってゲームっすね」 「ちょー、ゆっくりのデスマスクうけるし。マジキモくて笑えるから、おめーもやってみ?」 「でも、ゆっくりのおかげで虐めが激減してるって、人間虐めなくなって、俺たち今はもう超紳士っすよね」 明らかにヤバそうな人間さんが二人。 見つかったらただでは済まないのは、一目で分かる。 その、ゆっくりできない人間さんは、みんなのおうち”ゆっくりキャッスル”へと向かって行った。 人間のさんの姿が見えなくなると、 「どうしよう、まりさ…」 まりさも黙りこくる。人間の恐ろしさ、それはあの群れの集会所の惨状を見たならば一目瞭然だ。勝てるわけがない。 「ありすも、ぱちゅりーも、かしこいゆっくりなのぜ。いまもどるのはきけんすぎるのぜ」 確かに、いつも外には充分に気を配っていた。 あれほど目立つ人間さんが来たなら、気づかないわけがない。 次女れいむたちは、危険が迫った場合におちあう場所へと移動を開始した。 そして、次女れいむとまりさは、建物裏の岩場にやって来た。 ここが、もしもの時の避難所だ。 「みんな、ぶじだといいのぜ…」 「だいじょうぶだよ、れいむたちのおうちは”おしろ”なんだよ。しあわせがつまっているんだよ」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 地獄の様だと、ありすは思った。 いつもなら、警戒を怠るはずはなかった、人間さんの侵入。 ゲスとの戦いで気づいた時にはもう、人間さんがおうちの中にいた。 「ヒャッハー!!!糞袋は消滅せよ!!!」 「マジぱねぇッス!!マジぱねぇッス!!」 あれだけ苦戦したゲスまりさ。 「おめえの餡子は全部うんうんだから!」 あにゃるの辺りに巨大な穴を開けられ、中の餡子を全部出されてゆっくりできなくなった。 いやみで不愉快だったゲスれいむ。 「逆出産つまり、入産だあー」 ゲスれいむの子ゆを捕まえると、ゲスれいむのまむまむに押し込む。 「そして、流産だあー」 蹴っ飛ばし、中で子れいむが潰れる。そして、ゲスれいむも壁に激突し、餡子を大量に流してゆっくりできなくなった。 大好きなぱちゅりー。 もともと弱っていたこともあり、踏みつぶされぐちゃぐちゃになってしまった。 かわいくて優しい、ありすや次女れいむの子ゆや赤ゆたち。 「根性焼きじゃぁー!!」 煙草を押しつけられ、泣き叫ぶ。おかーさん、おかーさんと助けを呼びながら…。 ありす自身は、足を焼かれて動けない。 「汚物は消毒だー!!!」 ガソリンをかけられる。 (ごめんなさい…、れいむ、まりさ。おちびちゃんたちをまもれなくて。ぱちゅりー、ありすのおちびちゃんたち、いまおとうさんもそっちへいくわ…) ありすは、おちびちゃんたちの絶叫を聞いて喜ぶ輩に対して、せめてもの抵抗とばかりに沈黙を守りながら焼かれていった。 惨劇が終わる。 「しっかし、なんでこいつらこんな汚ねえ場所にいたんすかねえ?なにせここは…」 「ゆっくりプレイスってやつじゃね?キモすぎるし、お似合いだし。ぎゃはははは!」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 鬼意山がパソコンを見ていると、銅れいむが 「ゆ!おにいさん。それは、おしろさんだね」 と喜んで話しかけてくる。 「はあ?」 にこにこ笑う銅れいむ。 なんかムカつく。 「まえに、くるまさんのなかからみたよ。おにいさんがおしえてくれたよ」 パソコンの画面にはラブホが映っている。 (そういやあ、そんなこといったっけ) 「そうそう、ここには幸せが詰まってるんだよ(性的な意味でな)」 第3作目終わり これからも続きます よろしくお願いします トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ありすがいいキャラしていたなw 自分達を苦しめた敵キャラ(ゲス一家)が更なる強敵(人間)に瞬殺されるのは、漫画の王道だね。 あと、DQNはタヒんでくれ。ゆっくりがどうのではなく、DQNは存在自体が害だから。 ※「キャッスル=ラブホ」が予想通りだった。(「映画心が叫び(ry」でもそうだったから) -- 2018-02-12 10 31 50 最高だよww -- 2016-01-04 10 44 28 なんかゲスと人間以外は生かそうぜくそ馬鹿くるくるパァー人間は、死刑にするべき。後、ありすが、ゲームとかにありそうなセリフ言ってかっこ良かった。追記のらのまりさに愛を抱いたから、飼いゆっくり辞めるんなんて、勇気どんだけあるんだよ。 -- 2014-05-31 12 10 06 なんかゲスゆよりゲスDQN人間にムカつきすぎてそいつらをゆっくりに変えて踏み潰してぐちゃぐちゃに磨り潰したい(日本語 -- 2013-06-18 23 27 15 なんかここだけ辛口コメントだな あとからきたゲス一家が死んだから満足です -- 2011-05-13 01 15 27 またレギュラーゆっくりだけ助かったのか だらだら続編を作っても面白くないよ -- 2011-03-04 12 46 10 廃屋でガソリン使うようなゲス人間はゆっくりできないな(犯罪者話 性的な意味の幸せかw 沢山子孫が出来そうだ -- 2010-10-19 15 05 04 句点の打ちかたが悪い -- 2010-07-25 00 30 21 森の賢者(笑)にも劣るDQN丸出し餡子脳クズ人間は死ね。 コイツ等はなにかの手違いで、「でいぶ」の魂が人間に転生しちゃったんだね。 -- 2010-06-30 00 20 58 超紳士()笑 -- 2010-06-15 22 02 55 ゲス人間が登場するのはゆっくりできない・・・ -- 2010-03-17 13 07 37