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ブシドー「健康の為に青汁を作ったんだが飲むか?」 刹那「いや、遠慮する。ところで、これ材料は何だ?」 ブシドー「キャベツだ」 刹那「キャベツ?今うちにあったっけ」 ブシドー「野生のキャベツだ」 刹那「そんなものがあるのか」 マリナ「刹那ー」 刹那「どうしたんだ、マリリン」 マリナ「マンションの玄関のとこにある花壇に植えてあった 葉ボタンが荒らされてたんだけど、何か知らない? その辺りで不審者を見たとか… 今、ラッセさんが犯人探しをしてるのよ。 見つけたらボッコボコにお仕置きしてやるって」 刹那「葉ボタン?」 マリナ「キャベツのような花よ」 刹那「キャベツ?まさか…」 ブシドー「おお、以外とイケるぞ!また採ってくるか」 アリー「ハッハッハ!盗まれるたぁ…ラッセコムもたいしたことねぇなぁ!」 ラッセ「てめぇ…アリーソック!何しに来やがった!?」 ヨハン「同じマンションに住んでいながら、みすみす盗まれた阿呆な警備会社を見に来たんだ」 ミハエル「犯人すら分かってねぇんだろぉ?」 ラッセ「くっ!」 アリー「どうだ、嬢ちゃん達。ラッセコムなんて契約を打ち切って俺達アリーソックに変えねぇか?」 ヨハン「今なら二割引だ」 ミハエル「更にガンプラも着くぜぇ!……昔の物だがよ」 ブシドー「その話、乗った!」 マリナ「ブシドー!すみませんが、私達は変えるつもりはありません。お引き取り下さい」 ラッセ「マリナさん……いいか、アリーソックの糞共!絶対に犯人は見つけてやる!そん時ァ覚えてろよ!」 アリー「ハッ!そいつァ楽しみだな!せいぜい頑張れや!」 ヨハン「ふん。捕まえられれば良いがな」 ミハエル「お前らにゃぁ無理だよ!じゃーな!」 ラッセ「ぬぬぬ……ラッセコムの威信に賭けても捕まえてみせる!」 マリナ「ラッセさん、頑張って!私達も手伝いますから!」 ブシドー「うむ!奴らの鼻をあかしてやろうではないか!」 ラッセ「よぉし。じゃ聞き込みに行くぞ!」 ブシドー「心得た!盗人め…必ずや見つけだして成敗してくれる!」 ラッセ「その心意気、頼もしいぜ!」 刹那「………犯人は当のブシドー、なんだよなぁ」 眼鏡「面白そうだから放っておくか」 匙「正義感に燃えてる天然ほどタチが悪いものはないよね」 ラッセ「次はあいつだ!」 ブシドー「承知!」 ラッセ「ふぅ…少し疲れたな」 ブシドー「そんな時にはブシドー印の青汁だ」つ青汁 ラッセ「ほう。お前さんの手作りかい」 ブシドー「うむ。そこの野生のキャベツを使ってな」(花壇を指差す) ラッセ「……犯人が見つかったようだな」 ブシドー「何と!!何処だ、刀の錆にしてくれる!!」 ラッセ「……俺の目の前にいる」 ブシドー「何と!!…しかし、ここには私とラッセの二人きりだが…」 ラッセ「ミスター・ブシドーよ」 ブシドー「何だね」 ラッセ「あれは野生のキャベツではなく葉ボタンという植物だ」 ブシドー「そうだったのか」 ラッセ「俺達は葉ボタンを荒らした犯人を探している」 ブシドー「そうだな」 ラッセ「…ここまで言っても分からないか?よーく考えてみろ」 ブシドー「?………あ」 ラッセ「ようやく理解したな。さて、覚悟はいいかフンッ!!」ゴスッ ラッセの華麗なラリアットがブシドーにヒット! ブシドー「せ…せめて武士…らしく…切腹で散り…た…かった…」ガクッ ティエリア「プトレマイオス事件簿~葉ボタン荒らしは万死に値~完」 ブシドー「あーびっくりした。死ぬかと思った」 と言ってラッセに落とされた首を自分でのっけるんですね、わかります ブシドー「秘技、金太郎飴!」 ラッセ「何!?仮面の下から又仮面が!?」 ブシドー「ハッハッハッハ」 刹那「あの仮面……一体どうなってるんだ」 マリナ「んん…ちょっと欲しいかも………」 ん…………なんだ、俺の涙か 刹那「変態兄弟に加えてトロワまでもやって来た……俺とマリナの生活はどうなるんだ……クソッ!」 眼鏡「落ち着け、刹那」 刹那「なんだ、ティエリア」 眼鏡「その三人が来た、ということはこのスレも名が知られてきた、ということだ」 刹那「それがどうしたんだ?」 眼鏡「つまり、それは住民が増える、その中には職人もいるだろう 」 刹那「……つまりは」 眼鏡「ふっ、お前も気づいたようだな……職人が増えればネタが増える、ネタが増えればお前とマリナのラブラブネタが増える可能性も上がる!」 刹那「……奴等に少しだけ、ほんの少しだけ食い物を渡す。 その代わり他スレにもここの存在を広めるように言ってくる」 眼鏡「あぁ、まぁやり過ぎないようには言っておけよ 故人曰く、迂闊なスレ越えは死に繋がるらしいからな」 刹那「分かっている、とりあえず筑前煮貰うぞ、サジ・クロスロード」 匙「……まぁ良いけど」 眼鏡「……まぁ、ラブネタが増えるとは限らんがな」 ポニテ「いや、それは……」 匙「……君、時々酷いね」 眼鏡「ふっ、これもエロゲシナリオの為だ、ギャグパートも充実させねば!」 今日は眼鏡の誕生日らしいね (お刹那家リビング) 眼鏡「ふぁ・・・マリナ、昼食をお願いできるか?」 (急いでちゃぶ台の上の物を片付けるマリリン達) マリナ「ティ、ティエリア!今日はいつもより起きるの早いじゃない! 昨日もエロゲで徹夜してたからもうちょっと遅いかと・・・ お昼すぐ持ってくるから!『部屋で』待ってて!」 ソーマ「どうした?早く部屋でエロゲの続きをしたらどうだ?」 クリス「あ、ティエリアの嫌いなゴキがあそこに!!」 眼鏡「!!!!」 ミレイナ「ですぅ!早く部屋に戻るですぅ!」 眼鏡「マリナ、では昼食は部屋へ持ってきてくれ!」 フェルト「バレなかったよね・・?」 マリナ「多分大丈夫よ。ティエリアには絶対内緒ね!」 ソーマ「了解!」 ミレイナ「ですぅ!」 クリス「ケーキは紅龍さんに頼んであるのよね?」 マリナ「ええ。私たちも早く仕上げましょう!」 (眼鏡自室) 眼鏡「ふぅ、今日は頑張ったな。幼馴染のツインテ美少女と生徒会長の黒髪清楚美少女を攻略! セーブっと!そろそろ夕飯だな。 (お刹那家リビング) パーン!パーン!パーン!(クラッカーの鳴る音) 一同「ティエリアお誕生日おめでとう!」 眼鏡「・・・」 マリナ、ソーマ、クリス、フェルト、ミレイナ「これ、私たちが作った手編みのピンクカーディガン!」 マリナ「素材はカシミアよ!」 ソーマ「前身ごろはマリナさんが、後身ごろはクリスさんが、右袖はフェルトが、左袖は私が、 ボタンはミレイナが付けた」 フェルト「ポケットに太陽炉のダイヤマークを入れたの」 クリス「どう?気に入った?嬉しいなら素直に言いなさいよ~!」 ミレイナ「ですぅ!」 ポニテ「ソフマップで君が欲しがっていたエロゲ買ってきたよ。帰りにクジョウに会って また変な誤解されちゃったんだけどねぇ・・・ははは・・」 匙「これ、以前君にもらった筑前炊きエロゲの世界を、実際の筑前炊きで表現してみたんだ。 じゃがいもに巻きつく牛肉を見て!『もうあなたを放さない!』っていうヤンデレを表してるんだ!」 ブシドー、刹那「俺たちは帰りに待ち合わせて模型屋に寄ってきた。ヴァーチェとセラヴィな!」 電波「僕からはデュナメスをプレゼントするよ。録音に憑依させるのに使って!」 マリナ「『女狐』からはシャンパンタワーが届いてるわよ!カティさん、スメラギさん、ルイスさんからも 『お誕生日おめでとう!』ですって。あ、ビリー請求書が入ってるわ。」 眼鏡「穏やかじゃないねえ・・・」 マリナ「『ホストクラブえんじぇる』のリボンズさんからもプレゼントが届いてるわよ? メッセージは「君が探していた幻の名作エロゲ(出荷枚数1000枚限定)さ♪ ヴェーダの掌握権を持つ僕には容易いことだよ♪』ですって。」 紅龍「私からはケーキを。」 ライル「俺は兄さんを連れてきた。お前さんが会いたいだろうと思ってな」 録音inデュナメス「さあ、ティエリア、ロウソクの火を吹き消せ!一回で消せるように狙い吹けよ!」 眼鏡「君達は愚かだ!(後ろを向いてうなだれる)」 一同「ハッピーバースデー!ティエリア!」 眼鏡「(涙を拭きながら)冗談だよ(笑)!」 刹那「・・・・んー?何か忘れてるような・・・」 マリナ「あ、そうよ・・・今日はティエリアの誕生日だわ!」 匙「誕生日あったんだ!?」 ポニテ「そりゃあるだろう。人間なんだからな」 リボンズ『いや、それはどうかな』 ポニテ「・・・ん?ま、いいか。しかし・・・今日だったのか」 刹那「プレゼントどうするかな・・・今更買いに行ける店もなし・・・」 ガラッ 眼鏡「余計な心配は無用だ!」 匙「え?プレゼントいらないんだ?」 眼鏡「いや、貰う!当たり前だろう」 匙「・・・・」 刹那「すまない、ティエリア・・・俺、今日がお前の誕生日なんて・・・」 眼鏡「気にする必要は無い。お前達から是非欲しいプレゼントがあるんだ」 マリナ「私達?から?」 ポニテ「(何かヘンな匂いがしてきたねぇ)」 刹那「何でもやるから言ってくれ」 眼鏡「ほう?何でもやる、んだな?ニタリ」 刹那「あ、ああ・・・」 眼鏡「実はエロゲ評に『CGに現実味が無い』という指摘があったんだ」 匙「(エロゲに現実味も糞も無いと思うけどな)」 眼鏡「そこでだ・・・」 刹那「・・・・ゴソゴソ」 眼鏡「是非お前達に実え 刹那「成敗!」 匙「死んじゃえよ、糞眼鏡」 ポニテ「穏やかじゃないねぇ」 マリナ「ティエリア!刹那、なんて事するの!?大丈夫?ティエリア!?」 眼鏡「グデーン」 ガラッ ブシドー「ただいまである・・・む?どうかしたのか?」 眼鏡「い・・いや、なんでもない・・・グフッ」 匙「こんな遅くまでどこに行ってたの?」 ブシドー「ガンダムセラヴィーのMGを探していたのだ。新作だから中々無くてな・・・」 ポニテ「全く・・・君は本当にガンダム馬鹿だな」 ブシドー「ありがとう、褒め言葉だ・・・ティエリア、誕生日おめでとう」 つセラヴィー 眼鏡「・・・え?」 匙「え?」 刹那「・・・へ?」 ポニテ「マジ・・・?」 マリナ「ぶ、ブシドー・・・?」 ブシドー「ん?何だ、お前達は知らなかったのか?今日が誕生日だと言うことを」 眼鏡以外の一同「い、いや!知ってたよ!うん、知ってた!」 眼鏡「ブシドー・・・ありがとう・・・」 ブシドー「礼を言われる事でも無い」 直接シズオカのガンプラ工場に行って試作品をゲットしてきたに違いない ブシドー「失礼する。ここはガンダムプラモ製造工場だな?」 モブオA「あぁ・・・そうだけど・・・」 ブシドー「ガンダムセラヴィーの試作型はどこで作っているか知っているか?本社からの出向なのだが」 モブオA「それならあちらの方に」 ブシドー「感謝する」 カツカツカツカツカツ モブオA「なんだ・・・今の仮面は」 モブオB「さぁ?本社から・・と言ってたけどな・・・って身分証明は?」 モブオA「あっ!」 ドゴーーーーーー・・・・ン モブオC「ガンダムセラヴィー製作ブロックで爆発!至急消火に向かえ!」 モブオA「ま、まさか・・・」 ブシドー「この試作品セラヴィーは友の誕生日プレゼントの為に頂いてゆくっ!さらばだ!」 ピョン ボチャーーー・・・ン モブオB「と、飛び降りたぁ!?こんな極寒の海に!?」 モブオA「そんなことより消火だ!急げ!」 モブオB「あ、ああ・・・」 ブシドー「私を敵に回すには奴らはまだ・・・未熟!」 こんな裏ストーリーが ラッセ「ティエリア、誕生日おめでとう!俺からのプレゼントはこれだ!」 つプロテインとダンベル(5kg) ラッセ「お前はもっと筋肉を付けた方がいい。これでムキムキになれ!」 アリー「ところがぎっちょん!」 ラッセ「出たな、アリーソック!」 アリー「色白の眼鏡君が筋肉ムキムキなのはちょっと気持ち悪いぞ」 ラッセ「確かに…それは一理あるな」 アリー「てなわけで、俺からのプレゼントは日サロのタダ券だ! おっと言い忘れていたぜ、誕生日おめでとさん」 ティエリア「あ、ありがとうございます… (微妙にコケにされた気がするが、今日は気にしないでおこう)」 ダンベルって5kgじゃ意味ないようなものだよな ビリー「ティエリアのようなモヤシ眼鏡なら5kgで充分だろう」 サジ「ティエリアもキモ眼鏡にモヤシ眼鏡なんて言われたくないだろうね」 ビリー「…前から思ってけど、君、僕の事嫌い?」 サジ「別に」 匙「糞眼鏡、モヤシ眼鏡、キザ眼鏡、キモ眼鏡、エロ眼鏡、エロゲ脳眼鏡……これでよし」 壷に毒の限りを吐き出し、蓋をする匙。 匙「ったく…あの糞眼鏡共に礼儀正しく接するのも大変だよ…」 ドアの前には匙の部屋に入ろうとして入れなくなった刹那がいた。 刹那「………ガクガクブルブル…あ、あいつ…そんなに…そーっと、そーっと」 匙「刹那?」 刹那「ビクッ」 匙「誰かに言ったら殺すからね☆」 刹那「コクコクコクコク」 リボンズ『やれやれ。これからの生活に支障が出るかもしれないから、二人の記憶を消しておこうか』 リジェネ『流石だね、リボンズ』 スレに事件が! 眼鏡「僕のせいなのか……僕のせいでスレが…… あぁ、僕は、俺は、私は……」 刹那「落ち着け、俺は気にしていない」 眼鏡「刹那……」 刹那「確かに、お前明らかに邪魔してるだろ、とか、いい加減エロゲやめろ、とか思ったり さっさと出ていけ、と思うこともあるが、俺達は共にガンダムマイスター、つまり仲間だ」 眼鏡「……」 刹那「だから、お前は別にここに居ていい……」 眼鏡「……」 刹那「べつに、居て欲しいわけじゃないからな、勘違いするなよ!」 眼鏡「……」 刹那(ふっ、決まった! ティエリアも感動のあまり声も出な……) 眼鏡「……くっ、選択肢をミスったか」 刹那「……エロゲやってる」 眼鏡「……まぁ、このルートをやり直すのもまた一興か」 刹那「……誰か、俺にマリナとのラブラブな日々をくれ……」 Q.ペットはどうしたんですか? ブシドー「相変わらず羽織の中で育てている」 匙「(あの羽織、洗った所を見た事ないんだよなぁ)」 ブシドー「ガンプラを作る時に、ヤスリがわりにカジって貰っているのだ」 ハムドー「そんなガンプラのトゲ、私の歯でかじり開ける!」 ポニテ「(誤飲しないといいけどねぇ)」 マリナ「セツニャは相変わらず自由よ。こないだは結婚式にも出ていたわね」 刹那「結婚?結婚なんかしたっけ?」 マリナ「あら?あれ?違った?んん?まぁ、いいか」 セツニャ「ツッコミ役がいない時のツッコミもたまに務めるニャ」 刹那「マリリスは元気だ。俺が育てているんだからな」 マリリス「えさ……ほしいな……」 刹那「……カポン」 ポニテ「何故かマリリスの世話をする時は無口になるんだよねぇ」 匙「しかも結構可愛がってるし」 マリナ「……何だか妬けちゃうな…」 ブシドー「ふぅ。やはり12月は仮面とネグリジェだけでは寒いのだろうか…ガタガタ」 真っ赤なネグリジェをまとい、丈をヒラヒラさせるブシドー。 ブシドー「マリナ!何かあたたかいのみものを所望する!緑茶がいいなぁ!」 眼鏡「僕はコーヒーを」 サジ「僕は紅茶で」 ポニテ「あつかんがいいねぇ」 マリナ「わかったわ。少しまってね」 刹那「お前ら!マリナを使うな! 俺も手伝うよ~マリリン!」 マリナ「はい皆さんお待たせ。」 ブシドー・眼鏡・匙・ポニテ「「「「いただきま~す!」」」」 ゴクゴク… ポニテ「あたたまるねぇ~」 刹那「ったく…」 眼鏡「マリナは何を飲んでいるんだ?」 マリナ「ホットカルピスよ。刹那が作ってくれたの。」 ブシドー「刹那がつくった」 サジ「白くて」 眼鏡「暖かい」 ポニテ「液体を…」 4人「「「「ニヤニヤ…」」」」 刹那「駆逐する!駆逐する!駆逐する!!!!!お前ら絶対全員駆逐しきるぅぅぅ!!!!」 マリナ「刹那は何を怒ってるのかしら…?ゴクゴク。刹那のカルピスおいしいv」 刹那「下ネタ禁止令発令ー!!今後、下ネタを言った奴は罰金千円!!」 ティエリア「下ネタのボーダーラインはどこだ? エロネタと下品ネタもまとめていいのか?」 刹那「その辺は各自の判断で」 サジ「そんなアバウトでいいの?」 ブシドー「私が風呂上がりに褌一丁で歩き回るのは下ネタに入るのか?」 刹那「それはセクハラだ!あ、マリリンにセクハラしたら罰金一万円だから」 サジ「ビリーさんがすぐ破産するね」 ビリー「セクハラじゃないよ、ただのスキンシップだよ」 刹那「お前、いつか痴漢で捕まるぞ…」 マリナ「ところで、罰金で徴収したお金はどうするの?」 刹那「生活費にしてくれ」 サジ「そんな生活費は嫌だなぁ…」 ティエリア「生活費の大部分はエロゲ売上金なのに、何を今更」 「刹那のカルピスおいしいv」 眼鏡は当然このセリフを録音してるんだろうな・・・ 眼鏡「当然だ」 カタカタ 眼鏡「カルピス、を削って……」 カタカタ 眼鏡「以前に録音した『ミルク』と入れ替え 刹那「成敗!」 眼鏡「はぷてぃ!」 刹那「ったく…このエロ眼鏡は……ん?」 マリリンのエロゲボイス集 刹那「………ゴクリ…こ、コピーしておこう…」 カタカタ 刹那「け、決してやましい気持ちからじゃないからな… 眼鏡のセクハラの証拠として押さえておくだけだからな……うん」 リボンズ『彼は誰に言い訳しているんだろうねぇ』 刹那「ん?ま、いいか」 刹那「マリリンおはようvホットコーヒーだよ」 マリナ「ありがとう刹那」 4人「「「「あ、僕達もちょ…」」」」 刹那「おめえらは自分で入れろ!!!!」 4人「「「「はぷてぃ!」」」」 玄関 アレルヤ「ただいま~マリーただいまのチュウ~」 ソーマ「(ギロリ)」 アレルヤ「(ビクッ!)あ……ただいま」 ソーマ「静かにしろ、近所迷惑だろう」 アレルヤ「ごめん……」 ソーマ「飯はできているから勝手に食え。私は疲れたからもう寝る」 居間 アレルヤ「何で正座しているの?」 アンドレイ(正座)「いや、何か今日は家の空気が悪い。ソーマに何かしたのかお前?」 アレルヤ「何もしてないよ!でも確かに変だね。いつもなら僕に対してよい子はマネしちゃいけない程度の攻撃があるのに」 寝室 ソーマ「うぅ……大佐に会いたい……ぐすっ……大佐……」 寝室前 アンドレイ(聞き耳)「これは、ベアシックとでも言うべきか」 アレルヤ(聞き耳)「この前も慌ただしくって全然甘えられなかったみたいだからね」 アンドレイ「半分はお前のせいだろうが」 アレルヤ「あぁ、ごめんよマリー」 アンドレイ「しかしお前の問題は『まぁアレルヤだから』で済むがこっちは何とかしないと」 アレルヤ「今失礼なこと言った。でもそうだね何とかしないと」 アンドレイ「お隣に」 アレルヤ「相談する?」 マリナ「今日は天気が良かったわね。」 眼鏡「俺は外に出てないが11月の陽気だ。明日からはまた寒くなるらしい。」 マリナ「あったかくしなきゃね。あったかパジャマに。刹那ゆたんぽ…」 ブシドー「また洗濯が乾きにくくなる!ネグリジェは1枚しかないので今日は仮面と褌だけだな。」 眼鏡「乾燥機が必要だな…褌1丁よりネグリジェ着ててもらった方がいいしな」 ソーマ「はぷてぃ…ハプティー?紅茶の一種か?」 マリナ「ハプティーのハは蜂蜜のハ、プはプリンのプかしら」 ソーマ「作ってみよう」 マリナ「そうしましょう」 蜂蜜が入った紅茶の中にプリンを入れたハプティー完成 マリナ「美味しそうだけど、カロリーが高そうね」 ソーマ「よし、味噌ココアで中和しよう」 マリナ「ナイスアイデアよ、ソーマちゃん」 アレルヤ「あれ?何してるの」 ソーマ「いいところに来た。これを飲め」 アレルヤ「何これ?」 ソーマリナ「「ハプティー」」 アレルヤ「よく分からないけど、マリーがくれた物なら喜んで飲むよ」 ゴクゴク アレルヤ「はぷてぃ!」 ソーマ「やはりこれがハプティーか」 マリナ「刹那達にも作ってあげないとね」 刹那「マリナの作るものならなんだって!」 ゴクゴク 刹那「はぷてぃ!」 マリナ「やっぱりハプティーね。ほんとおいしいわ!」 マリナ「ハプティー大好評ね」 ソーマ「うちのアレルヤなんか気絶するほど美味しかったようだ」 マリナ「うちの刹那も白目をむくくらい気に入ったようよ」 ソーマ「紅龍さんはあまりの美味しさに1週間も夢見心地だったらしいし(口から泡ふきながら)」 ソーマリナ「「私たち天才じゃないかしら」」 物陰から2人を眺める刹那とアレルヤ アレルヤ「あんなこと言ってる~~~」 刹那「本当のことを言いたいが、マリリンを傷つけたくないし・・・」 アレルヤ「でも事実を伝えないと、いつまたアレを飲まさせるとも限らない・・・」 刹アレ「「ガクガクブルブル」」 そこにブシドーが通りかかる ブシドー「西から昇ったガンダムが東にしーずぅむー♪」 マリナ「まあブシドーさん、いいところに」 ブシドー「む?何用だ」 ソーマ「これを飲んでみてくれ」 マリナ「ハプティーっていうの。皆美味しいって飲んでくれるのよ。ブシドーさんもいかが?」 ブシドー「ほほう、では頂こう」 刹那「やった!これでブシドーが不味いって言ってくれれば真実を伝えられる」 アレルヤ「でもその前にまた気絶してしまったら?」 刹那「大丈夫。あいつは人並み、いや人を外れた丈夫な身体の持ち主だから、 きっと気絶する前に不味いと言ってくれるはずだ」 アレルヤ「でもそしたらどっちにしろマリナさん傷つくんじゃ・・・」 刹那「それも大丈夫。ブシドーに傷つけられたら俺がすかさず慰めに行くから」 アレルヤ「そんな器用なマネ出来たためしないくせに(ボソ)」 刹那「何か言ったか?」 アレルヤ「いや」 ブシドー「ごっくん、ごっくん、ごっくん、ごっく・・・う?!」 マリナ「ブシドーさん?」 ソーマ「どうしたブシドー?」 ブシドー「う・・・うう・・・ううううう!!」 アレルヤ「白目むいて泡ふいてるよ。だめだ、ブシドーも気絶だ」 刹那「気絶してもいい、その前に、その前に一言『不味い』と」 ブシドー「旨い!おかわり!!」 刹那アレルヤ「「はぷてぃ!」」 刹那「こうなったら…」 アレルヤ「どうするの?」 刹那「…アレルヤ、お前改名しろ」 アレルヤ「ぱぁ!?い、嫌だよ!折角マリーに貰った大事な名前なのに!」 刹那「『海砂利水魚』か『バカルディ』で行け!」 アレルヤ「戻ってるし、第一両方コンビじゃないか!というか、根本的な解決になってないよそれ!」 刹那「うっ…スマン、少し取り乱した」 アレルヤ「いや、大分錯乱してた気がするけど…そうだ」 刹那「?」 アレルヤ「僕達で新しくお茶を考えればいいんじゃないかな?あの二人がハプティーより美味しいと思う奴を」 刹那「成程…名案だ」 紅龍「そういう事でしたら」 アレルヤ「なっ!?」 刹那「うおっ!?」 紅龍「お互い苦労している者同士、協力させて頂きましょう」 刹那「あ、あぁ…助かる(気配を全く感じなかった…)」 アレルヤ「プロが味方になってくれるなら心強いですよ(これが…真の執事の力…)」 ビリー「マリナ、暖かい飲み物をたのむよ」 ほか「「「ぼくも!」」」 マリナ「ええ。少し待っててね。とびきりおいしいものを入れるわ」 喪男「「「「待ってるよ!」」」」 刹那「ニヤニヤ…」 マリナ「はい、皆どうぞ~」 眼鏡「む、コーヒーか。ありがたい。ちょうど徹夜しようと思ってたんだ」 カタギリ「僕たちは…ミルクか」 匙「あ、これ、刹那の(貰って来た)ミルクだね」 カタギリ「それは重畳……うん、うまい」 刹那「………あれ?ハプティ飽きたのかな?」 マリナ「刹那」 凄く優しく、甘い声で呼ばれ、思わず破顔しながら振り向く刹那。 しかし、表情が強張るのを刹那は抑え切れなかった。 マリナ「はい。特濃ハプティよ」 刹那「………(汗ダラダラ」 マリナ「もう残り一人分しかなくて……だから…エヘヘ、私のいちばん好きな刹那に飲んで欲しいと思ったの」 最高の笑顔を向けてくる。 とても「いらないよ」とは言い出せない。言いたくない。 マリナ「どうしたの?まさか……嫌だった?」 申し訳なさそうに上目遣いに覗きこんでくる。 刹那「い……いや、とても嬉しいよ!あはは!マリリンは優しいなぁ!」 マリナ「うふふ、照れるわね……」 刹那「あはははははははははははははぷてぃ!!!」 マリナ「あら……あまりにも美味しいからって倒れなくてもいいのに……」 刹那「(満面の笑顔で白目剥き)」 マリナ「そこまで…嬉しいなぁ……よし、もっと作ってあげちゃお!」 4時間後、目を覚ました刹那の目の前にはハプティの山が所狭しと積まれていたのであった…… リジェネ「…おや?またいたずらかい、リボンズ」 リボンズ「あまり放っておくと、どこから飛び火してくるかわからないからね」 リジェネ「怖いのかい?」 リボンズ「…まさか」 ライル「ん、回覧板か…おいおい、次は俺じゃなくて刹那のところじゃねえか。誰だよ間違えたやつは…」 紅龍「何としても更に美味いドリンクを考え出さねば……」 刹那「そうだな……バカ殿でも参考にするか?」 アレルヤ「もっと酷い事になると思うよ」 紅龍「ティエリア君に頼んで、ヴェーダに考えだしてもらえないのか?」 刹那「いや……」 眼鏡『なるほど。だが、断る』 刹那『そんな!?エロゲ買ってやるから!な!』 眼鏡『面白そうだから断固辞退する』 刹那「……って言われたんだ」 ハレルヤ「……あの糞眼鏡…」 紅龍「ふぅ…仕方ないですね。一週間以内になんとか考えてみます」 刹那「頼む…マジで死ぬかもしれないからな…」 アレルヤ「刹那は喪男が沢山いるからまだいいよ… 僕なんか小熊と二人だけだから、マリーが張り切っちゃって張り切っちゃって……」 刹那「………生きろ」 リボンズ「リジェネが散る。リヴァイブが散る。ヒリングが散る。生と死が交錯していく…。 次回『リボンズ』破壊から再生へと至る変革期。その痛みに美少年がうめく」 リジェネ「縁起悪い事を言わないでほしいな」 リボンズ「リジェネ、あの男が例のものと接触したよ」 リジェネ(…ティエリア、世界の悪意が見えるよ。待ちわびた?まるで他人事だね) アレハンドロ「リボンズぅぅぅ!イスマイールさんから美味しい飲み物をいただいたぞー! えんじぇるの皆で飲もうではないか!!」 サジ「…えっと…元気だして…ね? 僕のおすすめのマンガ読んで見る?」 つ王家の紋章 サジ「ねえさんからおしつけ…プレゼントされたマンガなんだ 結構巻数あるからいい暇つぶしになると思うよ? もしよかったらあげるよ」(僕は読んだ事ないんだけどね…) 眼鏡「……気持ちはありがたいのだが…もう持ってる」 ビリー「エロゲだけじゃなくて少女マンガにも造詣が深かったのか君は」 眼鏡「エロゲを作るにあたっての参考資料程度だがな ちなみに次回作は“天涯孤独の少女が女優を目指す”というモチーフを使ってエロゲを作るつもりだ」 ハプティー作って飲んでみた なかなかいける。むしろ美味い わた、ソーマの料理センスはかなり良いと思う 紅龍「!?」 刹那「何!?」 アレルヤ「そ……そんな……」 刹那は、これから、はぷてぃの名前は、喪男の生活エリア全域で、 真実、正当な紅茶の王という意味をあらわすハプティー・ナビーユ・エリンという呼称によって、 尽きる事のない紅茶というアボリジニの言葉、マランビジー、そのようになるだろう、と想像した。 刹那「ま、マリリン…は、はぷてぃはもういいから……ね?」 マリナ「あら…遠慮しなくてもいいのよ…作り置きはたぁっぷり、あるんだから……」 ど っ さ り 刹那「……俺は、はぷてぃに出会ったために、自分の体をかえりみることなく、 マリリンに喜んでもらおうとした事の結果なんだな…… 味噌とか、プリンとか、そんなことで、こんなことになったんじゃない」 三杯目のはぷてぃが喉をすぎて、そういった言葉が、刹那の頭にならんだ。 しかし、そこで意識は途切れた。 刹那「アレルヤも、そんなことをいっていたみたいだった……。 夢だったな……夢を見ていたみたいだった……ずっと……」 バタン スミルノフ家の朝食風景 アンドレイ「じゃんけん!」 アレルヤ「ぽん!……あっ!」 アンドレイ「よっしゃぁぁぁぁ!!!!」 マリー「アレルヤ…私、一生懸命作ったの……沢山食べて?ニコ(頬杖をつきながら首を軽くかしげる」 アレルヤ「はー……はー……はー……」 アンドレイ「頑張れ負けるなO157」(自炊中) ブシドー「おおーい、ミカンを箱買いしてきたぞ! さあ、どんどん食べるがよい!!」 マリナ「ありがとう、ブシドーさん。やっぱり冬はミカンよね」 刹那「マリリン、冷凍ミカンを作ろう。今から作れば明日には食べられるな」 サジ「それにしても…早く食べないとカビてきそうだね」 ビリー「腐ったミカンは周りのミカンも腐らせるからねぇ…まるで、喪男のようだよ」 眼鏡「ふむ。一人喪男がいるせいで周囲の男も喪男になるのか」 サジ「…つまり僕らがちょっぴり女運が無いのは、喪代表の刹那と一緒だから?」 ビリー「そゆ事。風が吹けば桶屋が儲かる的に、刹那とマリナが 本格的な恋人同士になれば、僕たちにも春が来る可能性が!」 サジ「おお!」 眼鏡「僕には心に決めた嫁達がいるから関係ないな」 ブシドー「他力本願より自分を磨く努力をすれば良いのでは?」 ビリー・サジ「「!?」」 眼鏡「ブシドーのくせに正論を言うとは…一体何が起こるのやら」 刹那「あえて言わせてもらおう…お前ら喪男共の喪ーラ力が纏めて俺に感染しているのだと!」 ブシドー「ムッ!私の台詞を!」 お刹那さんちのお風呂 ポチャン。 ブシドー「ふーいい湯だ。いい湯である! 今日は記者会見に神輿かつぎにアラスカで食料確保など大変な日であった。しかしとても充実していた! 少し長湯してしまったな。風呂上りに冷やしハプティを入れてもらうことにしよう。」 「キャァァーーー!」 ブシドー「ん!あれは助けを求めるマリナの声!」ザバァッ! ダダダダダ゙ッ フスマをシュターン! ブシドー「どうした!何があったというのだぁぁ!」 マリナ「あ、ブシドーゴキブリが…!ってきゃあああああああ!!」 サジ「いやぁぁぁぁ天狗ぅぅぅーー!!」 ビリー「松茸ぇぇぇぇぇぇ!」 刹那「ぎゃあああぁって、違う!駆逐する!駆逐する!!!ゴキブリより先に駆逐する!!!!」 眼鏡「お万死だがしかし刹那これでセクハラ違反金として10万は徴収して生活費にできるぞ」 眼鏡「しかし刹那。ブシドーはマリナのピンチに全裸でも駆けつけてきたのだ。 そこは見習うべきところがあるかもな。」 刹那「俺は…ガンダムになれないのか…!」 サジ「見習うてゆーか全裸じゃなくてタオルくらい1枚前隠そうよ」
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ゆっくりれみりゃが空き家に住んでいた。 空き家でもそれなりに丈夫な外観、そしてまだ綺麗な状態のベッド。 自称紅魔館のお嬢様を自負するれみりゃのぷっでぃん脳では、随分と豪華なお屋敷に映っている事だろう。 「う~♪ さくや~だっご~♪」 起き掛け、一人空き家でそんな事を言うれみりゃ。 れみりゃは取り合えず朝はこう言って起きる、たとえ咲夜が居なくても。 しかし、このれみりゃは違った、きちんと咲夜がいたのだ。 「おぜうさま!! さくやがまいりましたぁ!!!」 勢いよく寝室に入ってきたのは、一匹の饅頭。 青紫の髪の毛にカチューシャ、そして青い瞳。 ニコニコとれみりゃに話している顔。 その外見的特長からゆっくり咲夜と呼ばれている。 「う~♪ しゃくや♪ だっご~♪」 そう言って手を伸ばすれみりゃ、しかしどう考えても体の大きいれみりゃを饅頭の咲夜が持ち上げられるはずも無く、渋々ベッドから降りるれみりゃ。 「おぜうさま!!! おきがえのじかんです!!!!」 笑顔のまま、そう言ってれみりゃに着替えを促す。 勿論、紅魔館でご寵愛を受けて無残に食べられるれみりゃは代えの服は有るのかも知れないが、唯の空き家に住んでいるぷっでぃん脳しか持たないれみりゃに代えの服が有るはずも無く、一度服を脱いでまたその服を着る、という作業をするだけである。 「う~♪ れみりゃはひどりでおきがえできるぉ~♪」 前が見えなくなり十六回ほどあちこちにぶつかりながら上着を脱ぐ。 足がもつれ、十六回ほどあちこちにぶつかりながらスカートを脱ぐ。 裏返しになりながらシャツを脱ぎ、一回頭をぶつけてドロワーズを脱ぐ。 それを逆に繰り返せばお着替えは終了である。 「はぁはぁ!! おぜうさま!! おうつくしい!!!」 その様子をじっと見ていた咲夜はそんな台詞を呟きながら、何故かある鼻から蕨餅を滴らせていた。 「しゃくや~♪ れみりゃおぎがえおわっだどぉ~♪」 俗に言うれみりゃスマイルと言う破壊力抜群の笑顔で咲夜に報告する、自分でパチパチと拍手までしている。 「おぜうさま!! さすがです!!! ……そろそろちょーしょくです!!」 「う~♪ しゃくやおがじたべどぅ~♪」 二つの食べ物は仲良く一階に移動する。 奥の部屋、そのぽっかり空いた床は二メートルほどの穴が開いていた。 穴を見ればゆっくり霊夢一家。 「ゆ!! おかーさんおなかへったよ!!!」 「ゆっくりできないよ!!!」 「がんばってここからでようね!!!」 どうやらここに落ちたらしい、しきりにジャンプして上がろうとする一家。 それが叶わないとピラミッドを組んで上がる。 しかし、重みと人数が足らずそれも無理。 するとさっきの事は忘れてまたジャンプ。 その繰り返し。 一日三回ピラミッド中に潰れた子供を食べるので、ドンドン人数が減っていく一家。 そうやら霊夢の中でもオツムが極端に弱いらしい。 「う~♪ おまんじゅ~おまんじゅ~♪」 言うが早いか穴に飛び込むれみりゃ、勿論今日の朝ごはんだ。 「ゆゆ!! こんにちは!! れいむたちゆっくりできないの!! ゆっくりたすけてね!!!」 「「「ゆっくりしようね!!!」」」 「う~♪ た~べちゃ~うぞ~♪」 大きい母親霊夢から食べ始める。 「ゆ!!! なにずるのーー!!!」 必死に抵抗するが、今まで散々意味の無い運動を続けていたゆっくり達は殆ど抵抗できない。 「ゆゆ!! ゆっぐりやめでね!! れいむはだめののじゃないよ!!!」 「「「やめてね!!! おかあさんをゆっくりはなしてね!!!」」」 「う~♪」 子供たちの抵抗なんて何のその、ゆっくり半数の饅頭を食べ終えたれみりゃはお腹を擦りながらご機嫌な様子で穴から出てくる。 「ゆっ! ゆっくり、……ゆっくりしてたけっかがこれだよーーー!!!」 「おがーざーん」 「どうじでおがあざんをたべだのぉー!!!」 今度はそのゆっくりが掴まれた、感動の親子再開である。 「う~♪ おいじがっだどぉ~♪」 「おぜうさま!!! それはよかったですね!!!!」 それを聞いて、ゆっくり独特の笑顔で返答する咲夜。 この穴に一家が入ったのは偶然ではない、このゆっくり咲夜がやったのだ。 「ゆっくりしていってね!!!」 と屋敷の周りで言えば。 「ゆっくりっするよ!!!」 とゆっくりが駆け寄ってくる。 「なかでもっとゆっくりできましゅよ!!!」 そういってすんなりと中へ招き入れる。 「ほんとだ!!」 「おかーさん!! ここれいむたちのおうちよりおおきいね!!!」 「ここならもっとゆっくりできるよ!!!」 「そうだね!! ゆっくりみんなではなしあったけっか、ここはれいむたちのおうちになったよ!!!」 「ゆっくりできないゆっくりは、でていってね!!!」 れみりゃスマイルと同程度の破壊力を持った発言。 それを聞いてもゆっくり咲夜は顔色一つ変えないで言い放つ。 「いいですよ!! でもこのおくに、もっとゆっくりできるばしょがありましゅよ!!!」 「ゆ!! さっさとはやくあんないしてね!!!」 つまりはこういう訳である。 これで食事に事欠かなくて済むれみりゃ。 咲夜の自身は他のゆっくりと同様の食事で困らないので、これは全てれみりゃのご飯になる。 れみりゃが足りないと我侭を言っても、直ぐに咲夜が調達してくる。 やはり、れみりゃは何処でも我侭なのだ。 そのご飯に今までゆっくりアリスが入っていなかった事を付け加えておく。 「う~♪ おでかけするぉ~♪」 「おぜうさま!!! ごいっしょいたしますわ!!!」 安っぽい、一部剥がれたビニール傘をさしながらお屋敷を出る。 特に目的は無い、ただ周りを見て回るだけだ。 「う~♪ おはないっぱいだどぉ~♪ !!! じょうじょだどぉ~♪ までー♪」 「おぜうさま!!! おまちになってください!!!」 とてとて歩くれみりゃの後ろをピョンピョン付いていく、れみりゃは目の前の蝶を追いかけるので精一杯だ。 「う~? じょうじょどご~? どご~?」 蝶が目の前から居なくなり、漸く周りの景色に目を向ける。 「おぜうさま!!!」 「う~♪ おっきなおやしぎ~♪」 目の前に映る屋敷に目を奪われているれみりゃ。 追いついた咲夜も目を奪われる。 それは正真正銘の紅魔館。 当然、れみりゃは大きなそのお屋敷に吸い込まれるように近づいていく。 「う~♪ れみりゃのおやしきだどぉ~♪」 辺りをぐるっと回って正面へ、勿論門番が立っていた。 のだが先ほどの魔理沙との先頭で気絶中。 「う~♪ ばぁ~か♪」 その横を得意げに通って行くれみりゃ、勿論傘で叩くのも忘れない。 「う~~~~~♪」 目の前には綺麗な庭、そして大きなお屋敷。 そして…… 「「「「う~♪」」」」 数匹のゆっくりれみりゃ、みな一様にれみりゃスマイルでヒゲダンス。 「う~♪ れみりゃもずるどぉ~♪」 当然ものれみりゃも参加する。 口をニヘラァと開けて笑顔を作る、両手を腰にあてお決まりの言葉を発すれば、そこには楽しそうに踊っているれみりゃの姿を見ることが出来る。 「うっう~♪ あうあう♪」 本人達は楽しそうに踊っていたその頃、ゆっくり咲夜は未だばてている門番の所に居た。 「も~しょうがないわね!!!」 がぶり。 普通のゆっくりより遥かに鋭いその歯で門番の腕に噛み付く。 「!!! ちゅ~~~~ごっく!!!」 鋭いとはいえゆっくりの歯、妖怪やましてや人間の皮膚を傷つけるには居たら無いが、門番を起こすことは出来るようだ。 意味不明な叫び声をあげて飛び起きる、必死に咲夜の姿を探すが近くにはその顔をしたゆっくり咲夜だけ。 「??? 咲夜さん……?」 完全に覚醒しきれていない門番は何が起きたのか理解できない。 「もう! はやくゆっくりしごとにもどってね!!!」 それだけ言って屋敷の中へ消えていく咲夜の頭。 「?」 取り合えず、言われたとおり仕事に戻った門番だった。 「うっう~♪ れみりゃう~♪」 その頃庭では踊りも終盤、全員が肉汁だらだら出しながら満面の笑みで踊っていた。 「う~、……! れみ☆りゃ☆う~☆ ニパ~」 極上の笑顔を残し、肉まん集団御遊戯会は終了した。 それを待っていたかのように、屋敷から一人の人影が近寄ってくる。 「れみりゃ様。すばらしいダンスでしたよ!! さぁさぁ疲れてでしょう? プリンをお持ちしました」 本物の十六夜咲夜だ。 差し出されたプリン丁度全員分、ご丁寧にスプーンまで用意されている。 「う~♪ ぷっでぃん♪ ぷっでぃんだべどぅ~♪」 「ぷっでぃ~~~んちょ~だい~♪」 一目散に咲夜に駆け寄ってプリンを奪い取っていくれみりゃ達。 「う~? う~♪」 勿論、あのれみりゃも例外ではない。 少し不思議がってはいたが、一目見るとあっという間に上機嫌。 「うっう~♪ おいち~♪」 他のれみりゃと同じように、スプーンをグーで持って食べ始める。 たくさんのれみりゃがニコニコしながらプリンを食べている。 「「「「「ん~♪ おいちいどぅ~♪ れみ☆りゃ☆う~☆ 」」」」」 それをニコニコしながら見つめる咲夜。 と。 「さくやさ~ん? どこですか~♪」 自分を呼ぶ小悪魔の声、仕方が無いがその場を後にする咲夜。 なに、これだけ人数が増えてのだ、また明日見ることが出来るだろう。 「どうしたの小悪魔?」 「はい。ぱちゅりー様が御用時があるそうです」 「そう」 連れだって図書館へ赴く。 この時、小悪魔が後ろを振り向いてプリンを貪るれみりゃ達に笑みを浮かべたことは、咲夜は死んでも知らない。 「うっう~♪ ぷっでぃ~んおいしいどぉ~♪」 「うーー!! もっどぷでぃんだべたいどぅ~♪」 「「「「「「「ぷっでぃ~んたべたいどぅ~♪」」」」」」」 「おぜうさま!!!」 ゆっくり咲夜が着いた時には、既にプリンは食べ終えられ高級なカップが地面に転がっていた。 「う~♪ ざぐや~♪」 ゆっくり咲夜のもとへ、あのれみりゃが近づいてゆく。 「しゃくや? しゃくやどご~♪」 「どご~、ざぐや~♪」 その一声に、他のれみりゃも近づいてくる。 「う~ざぁぐや~♪」 「おぜうさま!!! なんでしょう!!!!」 腰を屈めて、両手を自分の胸の前に持ってくる。 所謂ぶりっ子の仕草をする、このれみりゃがゆっくり咲夜に我侭を言う時のポーズである。 周りを見ると、他のれみりゃも大分近寄ってきた。 ぷっでぃん脳でも人間ではなくゆっくりだと理解できるらしい。 始めてみるゆっくり咲夜だが、生得的なものか、これが自分に対してどういう存在か知っているようだ。 「れみりゃね~、おがしだべだいの~♪」 代表して言うのは勿論あのれみりゃ、ここぞとばかりにれみりゃスマイルを浮かべて話を続ける。 「おぜうさま!!! おがしですね!!!! れいむですか?まりさですか?」 「ん~ん♪ れみりゃ、ぷっでぃ~んがたべたいのぉ~♪」 にぱーっと笑顔を浮かべてゆっくり咲夜にお願いするれみりゃ。 外野でもぷっでぃ~んコールが沸き起こる。 「ぷっでぃ~ん? ぷっでぃ~ん。……ぷっでぃ~ん!!!!!」 「う~♪ ぷっでぃ~ん♪ ぷっでぃ~ん♪」 咲夜が連呼したぷっでぃ~んに合わせて自分も叫ぶ。 咲夜の目が真っ赤になっているとも知らないで。 「しょくりょーが!!!」 そのまま声を張り上げ目の前のれみりゃへ。 勢いよく跳躍し、自慢の歯でれみりゃの両腕を噛み千切る。 「ほんじゃぎゃーーーーーーー!!!!!!」 今まで自分の我侭を聞いていたゆっくり咲夜の突然の行動と腕の痛みに、涙を流しながら転がり悶えるれみりゃ。 「こんなのおぜうさまじゃないわーーーーー!!!!!!!」 そう言って、引きちぎった両腕を貪る咲夜。 「うがぁ!! れみりゃの! ……それはたべものじゃなぐでれみりゃのー!……」 そんな声はお構いなしにそのまま全身を貪っていく咲夜。 「う~!! ♪ えい! えい♪ うっう~れみりゃはつよいどぉ~♪」 咄嗟に、回復した右腕でビニール傘を使い反撃にでる。 しかし、お世辞にも早いとは言えないその攻撃を食らうほどゆっくり咲夜は馬鹿ではない。 「むっしゃむっしゃ!!!」 あっけなく再生したての右腕を再び口ちぎられ、その牙はれみりゃの頭に向けられる。 「おぜうさまとはちてもにつかないわ!!!」 「んぎゃーーー!!! うっ、う゛わ゛ーーー!!!」 頬を食いちぎる、そのまま顔面を恐ろしいスピードで飲み込んでいく。 周りのゆっくりは逃げもせずただおろおろするばかりである。 「う~!! う~~~~!!!!」 「ばっ、ばぁ~か!! ざぐやにいいづげでやどぅ~!!!」 「ざぐや!!! ざぐやーーー!!!! どごーーーーー!!!!」 通常自分たちが食すゆっくり饅頭。 それが攻撃してくると、れみりゃは唯おろおろしてなすがままにされるしかない。 それは、アリスに襲われた時、自らの子孫を残すためでもあるのだ。 それだけを遺して息絶えるれみりゃ。 間髪居れず次の肉まんへ狙いを定めるゆっくり咲夜。 「こんなにぐまん!!!! しょぶんじますーーーー!!!!!」 次の肉まんも圧倒的だった。 足を食いちぎりそのままお腹へ。 たくさんの肉まんの具を掻き出しながら飲み込んでいく。 「ざぐやーーー!!! ごわいひどが!!! ごわいひどがいるどぉーー!!!」 それを言い終わる頃には既に残すは首から上のみ。 「ざぐやーー!! だずげでーーー!!! それがらぷっでぃ~ん!!!」 それが最後の言葉になった。 次の肉まんは珍しく、飛んで逃げようとした。 「う~♪ れみりゃはどべるんだぞぉ~♪」 しかし、見せびらかすようにゆっくり咲夜の目の前で浮かんでいたため即座に羽が食べられる。 そして落下する体。 「んびょん!! ……!! う~!!」 勢いよく地面にぶつかったこのれみりゃはそこで抵抗を諦めたようだ。 それ故、一番早い時間で完食された。 「ふー……。!!!」 まだ残っているれみりゃ達の方へ向き直るゆっくり咲夜。 「う……。う~♪」 「う~♪ う~♪」 「うっう~あうあう♪」 一致団結してご機嫌をとる、それを白けた顔で眺める咲夜。 「う~~♪」 「「「うっ~♪」」」 れみりゃ達も、その様子を見てほっと一安心、もう食べる気は無いと判断したのであろう。 「れみ☆ry、うーーーー!!!」 咲夜のもとへ近づいてきた一匹に狙いを定めて食事を再開する咲夜。 御遊戯の雰囲気から一変、再びそこは地獄絵図と化した。 「おぜうさまのにせものめ!!!」 「う゛わ゛ーーーー!!! ざぐや゛ーーーーーー!!!!!」 今まさに食べられている一匹が発した言葉、それが咲夜に届くことは無かった。 そして、ゆっくり咲夜に耳にも届くことは無かった。 ……。 「それではこれで失礼します」 「ご苦労様」 「おう、ありがとさん」 「お二人とも、プリン食べたくないですか?」 パチュリーと魔理沙に紅茶をだして図書館を後にする咲夜。 「今日は安心して普通の紅茶を飲みたい」 そう言われて小悪魔に変わって紅茶を淹れた。 時間を止め、出来る限り最速で淹れ終えたのだが、時間を戻した時に運悪く躓いていた小悪魔とぶつかって淹れなおし&後始末。 おかげで大分時間が掛かってしまった。 そうだ、何時も一つで不満げだったからたまにはもう一つ作ってあげよう。 それで機嫌がよくなれば、もう一度可愛い可愛い御遊戯会が鑑賞できる。 先ほどよりも、本気を出してプリンを作っていく咲夜。 おいしければおいしい程御遊戯会を見れるチャンスが増すのだ、そう考えれば一段と気合が入る。 「できた」 何時ものプリンの上にさくらんぼと生クリーム。 その懇親の一品をお盆に載せる。 そうだ、と思い立ち以前ご機嫌を取るのに使ったきぐるみの帽子も被る。 準備万端、いざ庭へ。 「れみりゃさまー!! ぷっでぃ~~んをお持ちしましたよ!!! ……」 元気よく先ほどまでれみりゃが居た場所に向かった咲夜。 そこにはパラパラと散らばっている肉まんの具と人数分のれみりゃの服と帽子。 そのうち一枚は何故かシャツが裏返っていた。 呆然と立ち尽くす咲夜。 ゆっくりフランなら唯の悪戯だけだし、門番はきつく言い聞かせているから食べない。 ……? 全く原因が分からず呆然としている咲夜、一点を見つめたまま辛うじてお盆を支えている。 そこに近づく一人の人影。 「さくやさん。おいしそうなぷりんですね♪ もらってもいいですか?」 「…………」 無言で首を縦に振る咲夜。 「えへへ、有難うございます♪」 そう言って彼女は、もと来た道を戻っていった。 その頃、ゆっくり咲夜は紅魔館の中へ入り込んでいた。 「ゆ! そこ、ちゃんとしごとしなしゃい!!!」 「そこはみょういいわ!! こっちのおしょうじをよろしくね!!!!」 そんな事を言いながらまるで本物のメイド長のような態度で屋敷をうろついて行く。 「咲夜~? 紅茶を入れて欲しいんだけど」 「ゆっ!」 昼間、博麗神社へ行っていたため起きていたこの屋敷の真の主、レミリア・スカーレット。 従者に紅茶を入れて貰おうと、掴まらない咲夜を探していた所だった。 それと丁度かち合ったゆっくり咲夜。 ゆっくり咲夜の顔に笑みがこぼれる。 「おおおお!!!! おぜうさまー!!!!! ほんもののおぜうさまーーー!!!」 鼻から蕨餅をダラダラ垂らし、まるで発情したゆっくりアリスの様にピョンピョンと近寄っていく。 勿論、今のコイツは素面である。 対するレミリアは特に驚かず、一瞥の後に。 「何、コイツ?」 「はぁはぁ、おぜうs……んびゃお!!!」 一発の弾幕で中の餡子を飛び散らせて朽ち果てるゆっくり咲夜。 勿論意識は一瞬で途切れた。 「? まぁ良いわ。さくやー! ……庭かしら?」 …… 「このプリンとても美味しいわね。小悪魔が作ったの?」 「いえ、咲夜さんが作りすぎたようなので、貰ってきたんです」 「こいつはうめぇぜ! 流石メイド長だけはあるぜ!」 「はい、(元に)戻ったら伝えておきますね♪」 …… 「ゆっくりたすけてねーーー!!! おかーさーん」 「ゆー!!! ゆっくりたすけてねーー!!!」 「おなかへったねー!!!」 「はやくおうちにかえって、おかあさんたちとゆっくりたべようね!!」 「ゆー、おにゃかへったー」 「……。!!! まんじゅう!! いっぱい!!!」 「ゆゆ!! れいむはまんじゅうじゃないよ!!! ぷりてーなかわいいれいむだよ!!!」 「むっしゃ!! これめっちゃいめぇ!!!!」 True End
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「1・2・3・4・5・6・7・8!準備体操おわりっと!」 さんさんと照付ける日差しが強いこの季節、人々は生命の源・青い海に引き寄せられる。 「危ないから深いところへは行くなよ」 「ハーイ!」 ここにも一組、その恩恵に預からんとやって来た一行がいた。 「さ、行こう!」 水着をまとい、砂浜を駆ける少女の名はアリカ。 彼女は小学校の同級生の少年イッキと、彼の父親に連れられ、海水浴へとやってきていた。 「ははははは。わーい!」 「あはっ、冷たいっ。やああん、うふふ♪」 海に入ると、アリカとイッキはその場所がもたらす心地の良さに心弾ませ、 無邪気に戯れるのだった…。 後に二人の運命を大きく揺るがす出来事が、この楽園で起こるとも知らずに…。 水遊びも一段落付いたころ、イッキは浜を散歩していた。 そんな彼を見つけた地元の子供たちが、この海岸には危険が潜んでいるので帰るべきだと助言してきた。 何でもこにには"かいぶつ"が現れるとのことだ。 その後、海の家にてアリカと共に昼食をとっているとき、イッキはそれを話した。 「かいぶつですって?」 「さっき、地元のやつらが言ってた。」 眉をひそめるアリカ。 「…これは放っておけないわねぇ。」 「でも今時かいぶつなんか」 ただの噂だろうと笑うイッキ。しかし、 「火の無いところに煙は立たず。この世には未知の生物がまだまだいるのよ。」 「いい!?」 ここでアリカのいつもの癖が出る。 彼女の溢れんばかりの好奇心が刺激され、かいぶつの正体を暴こうというのだ。 「例えば、あの岩場の辺りなんか絶好の隠れ家よね。」 そうしてアリカは、乗り気でないイッキを半ば強引に引き連れ、 かいぶつ探索に乗り出したのだった。 それから数時間後、暑さに耐えかねたイッキはいったんアリカの手を逃れ 冷たい水に咽喉を鳴らしていた。 「うめぇ~。」 そのとき、不意に悲鳴がイッキの耳を打った。 「キャ~~~!!」 イッキは悲鳴のしたほうへ視線を向ける。 「あっちの岩場だ!」 アリカに何かあったのかも知れない。急いでそちらへ向かった。 蹲り震える少女の姿を見つけ、イッキは駆け寄る。 「どうした!アリカ!」 「かっ、か、かいぶつよ!」 「えっ?」 そのとき、二人の頭上に大きな影が差した。 岩の後ろから姿を現した、"それ"によって。 「ぐおおお…」 2メートルはあろうかという巨体、 鈍い光を放つ金色の瞳、 人も収められる様な大きな口をした、 それはこの世のものとは思えない、まさに"かいぶつ"だった…。 かいぶつの視線がぎょろっと二人に注がれる。 「あっ・・・あた、あた、あたしは、おいしくないわよっ!」 「そうだっ!アリカなんか食っても、お腹こわすだけだぞ~!」 「なによ~っ!」 「…ほう。お前たち、その娘のことを食べたことがあるのか?」 くぐもった声で、かいぶつから二人に質問が投げかけられた。 「はぁ?…な、なに言ってんだよ。」 「そうよ。そんなことあるわけ無いじゃない。」 「なら、なぜそんなことが言える?味も知らないくせに。」 「食わなくたって解るさ!アリカの身体なんか、ひっでえ味してるに決まってる!」 「ちょっと、あんたねえ…」 「きっとどんな食べ物より不味くって、どこを食ったって、泡噴いてひっくり返っちゃうぜ」 「ぐぬぬ…」 「こんなガサツで強情っ張りなヤツの肉なんて、味もガサツで強情で、美味いわけ無いっ!」 ブチン! そのときアリカの中で何かの切れる音がした。 「あんったねえ!!黙って聞いてりゃ調子に乗ってぇずいぶん好き勝手言ってくれるじゃない!」 アリカは鬼のような剣幕でイッキへ講義を切り出した。 「…へ?」 「こんっなに清楚で可憐で可愛いあたしが、不味いはずないじゃない!!」 「誰が清楚で可憐だ…って言うかアリカ、これはかいぶつからお前を守るために…」 「あったまきた。そこまで言われちゃ黙ってらんないわ。 イッキ、あんたあたしのこと食べてみなさいよ!」 「…はああぁ!?」 キレてとんでもないことを言い出す友人に、口が開ききりになるイッキ。 そんなイッキをよそに、アリカは水着を脱ぎだし、生まれたままの姿へとなっていく。 そして顔を赤らめながらイッキに向けて言う。 「ほ、ほらっ。どこでも好きなトコ、食べなさいっ。」 「…△×※◎*~~!!」 状況に困惑し、イッキの意識はバーサークする。 「何よその顔は?……わかった!胸ね、胸が小さいのが、気に入らないんでしょう?! もおお~これだから男ってヤツは…。」 もはや放心状態のイッキヘ彼女の声は届いていない…。 「それなら、コレはどお?!なかなか柔らかくって、もちもちしてて美味しそうなんじゃないっ?!!」 腰に手を当てて、イッキヘお尻を突き出してみせるアリカ。 と、そのとき「ほおお。見事なものだな。」 かいぶつが身を乗り出し、アリカの腰に実る丸く艶やかな桃を、食い入るように見つめてきた。 「…ちょっと、邪魔しないでくれる?今このバカにあたしの美味しさを教えてやるところなんだから。」 「しかし小僧はお前を食べる気なんぞ無さそうだぞ?」 イッキはどこか遠くを見つめ、呆けている。 「ムッカ~あたしがこんっなにはずかしい思いをしてるってのにぃコイツったらああぁ!」 怒りでアリカの頭にはどんどん血が上っていく。 「もおぉ!そういうつもりならっ…ちょっとかいぶつ!あなた…」 ぎょろりとした大きな目玉を、少女の瞳がキリリと睨む。 「なんだ?」 「このバカの代わりにあたしを食べて、その美味しさを証明しなさいっ!」 眉を吊り上げた少女の言葉に目を丸くするかいぶつ、だがその間も刹那…。 「くくく。良いだろう、こちらこそ願ってもない。 ではまずその柔らかくて、もちもちしているというお尻を頂こうか。」 かいぶつはアリカの体をくの字にたたむと、 お尻側を自分の口に向けハンバーガーをつかむように持ち上げた。 「あ、ねえ、食べるからにはちゃんと感想を言うのよ?」 「ああ、思う存分聞かせてやるとも。それでは、いただきまーす。」 おもむろに、その白桃のような少女の臀部を口にほうばる。 はむり。 「ひ!ねえ、やっぱりまだ心の準備が・・・」 そんな声などお構い無しに、鋭い牙はゆっくりと少女の腰へ沈んでいく。 「ヴっ!!ぎいいいいっ!!!」 アリカの肉を奪おうと、容赦なく身を切断しにかかる。 ぐしゃり。 「あ゛っえ゛ぇ…」 激痛のあまりアリカから声にならない声が発せられる。 同時にかいぶつの口から辺りに放たれる鮮血。それは傍らにいた少年の頬にもかかった。 「うーん…」 顔に触れた飛沫によって意識を取り戻すイッキ。顔をぬぐい、手に付いたそれを目視する。 「なんだこれ…なんか鉄くさい…。」 吹き付けて来たであろう元を確認しようと、上を見た…。 「んな・・・!!」 そのときイッキの目に映ったものは、二つ。 一つはとても美味しそうになにかを租借する巨大な生物。 そしてもう一つはその生物の手に収まり、腰を失っている友人の姿だった。 「ア…リカ?……ヴッ!」 直後、強烈な吐き気に襲われる。 「あ、イッキ…ねえ…聞いたでしょ?…今の…かいぶつの言葉…」 嘔吐する少年へ弱々しい声でささやくアリカ。 「あたしのお尻…とっても美味しいって…」 その口回りは、自らの吐血により点された紅が艶やかに滴る。 「ああ♪こんな美味しいものは今だかつて食べたことが無い。」 少女の身体が地獄を味っている一方で、かいぶつの口内には天国が広がってた。 一顆の少女の果実によって、最高の空間が作りだされているのだ。 果実の皮はもちもちとしていて、噛むごとに程良い弾力で心地の良さを与えてくれる。 中に詰まった果肉はとても柔らかくジューシーで、 とろとろな蜜がジュクジュクと惜しげもなく溢れだし、 甘美なハーモニーを口いっぱいに広げる。 さらに中央には、汚れを知らない青い果実ながらの絶妙な酸味が利き、 食した者をその味に魅了していく。 がぶがぶ!!むしゃむしゃ!!くちゃくちゃ!!ごっくん!! 「うまい!美味過ぎるぞ娘ぇ、食欲が抑えられない!!」 かいぶつはアリカの味を求め、ガツガツと彼女の肉を貪っっていく。 「うふふ…そう♪…どおイッキ、これであたしが美味しいってこと…分ったで…しょ?」 「アリカぁ、ぐす。そんな…アリカがぁ…死んじゃ…」 「何泣いてんのよ。…あたしは別に…あんたを…泣かせたかったわけ…じゃ…」 「ぐすん、アリカぁ、アリ…」 (え?…何イッキ、聞こえないよう。あたしはただ、あんたの鼻をあかしたかっただけ。 なのに…あれ?あたし、何してんだろ?なんか、凄く眠…) ぐちゃりっ! 背中にものすごい重圧を感じたのを最後に、アリカの意識は飛んだ。 …そして少女は、その身から美味のみを主張する、一つの食べ物となった…。 ―完―
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でてくるもの にとり ゆっくりれいむ・まりさと群れの仲間達 おはぎ 資材を両手いっぱいに抱えながらにとりは地上にある自分のラボへと向かうと玄関の前に2匹のゆっくりが鎮座?していた 「ゆゆ!ゆっくりできないおねえさんはやくれいむのこどもかえしてね」 「きのうおねえさんがこどもたちつれていったのみたんだぜ」 れいむとまりさがこちらを見かけるやプンプンと自分達で声を出しながら口々に子供を返せと言い出した 昨日?ああたしか実験でロケットに詰め込んで挽肉ならぬ挽き餡子にしてからおはぎマシーンの実験に使ったゆっくりがいたなあとゆっくりと思い出す 「むししないでこどもかえしてね!」 「ゆっくりはやくかえさないとひどいめにあうんだぜ」 そういいながら足にぽむぽむと心地よい刺激を与え出す二匹 返せといわれてもおはぎとなってしまっているしなぁ 潰してやってもいいのだが掃除も面倒だし何より今は昨日の実験で出来たおはぎの形が気に食わなかった為そのマシーンの調整で頭がいっぱいなのだ とっととどこかにいってもらいたいが子供を返さないといつまでもつきまといそうだし 「ああそうだ!」 「ゆ!やっとかえすきになったか!」 「ああそこでちょっと待ってなさい」 「いや、にげないかどうかみはるんだぜ、まりさたちもついていくんだぜ」 「ああいいけど中で物壊したりしたらゆっくりさせないよ」 そそくさとラボに入り荷物を適当なところに置くと冷蔵庫へ向かった 昨日のおはぎの乗った皿を取り出しゆっくりたちの前に置く 「ゆゆ!おかしはもらうけどそれよりこどもたちをかえすんだぜ」 「たべものでつろうとしてもむだだよ!ゆっくりかえしてね」 「それが子供達だよ」 「ゆゆゆ!」 事実を伝えると2匹は 「でぃぶのこどもがーーーーー」 「しね!ゆっくりしないでしね!」 まあ当然の反応だ。虐待おにいさんならここらで透明な箱が登場するのだろうけど私にそんな趣味は無いし早くお引取り願いたい 「おちついて!君達の子供が昨日ドスの卵に進化したんだよ」 「「ゆゆ!ドスの卵!?」」 そんなもの初めて聞いたという顔をする饅頭二つ 無論私もそんなもの初めて聞いた 「そうだよこれは最近の研究でもやっと見つかったというぐらい珍しいドスの卵だよ この論文によるとどすになる力を秘めたゆっくりたちが集まってドスの卵になるって書いてあるよ」 ほらこれとゆっくりたちに積んであった本の一つを適当に見せ付ける。ゆっくりなんかまったく関係ない本だがどうせ読めやしない 「ゆゆ!すごいんだぜ!まりさたちのこどもがドスになるんだぜ!」 「むれのみんなにじまんできるね!」 ドスが自分の子供になる。その大きさ力強さ(ゆっくり比)から群れの長となることは必至 その親となれば生活はもはや左団扇も当然である 「さ、これを巣にもって帰ってゆっくり孵化させてやんなよ」 薔薇色の将来を頭に描き気持ちの悪い笑みを浮かべる二匹とおはぎを放り出しドアを閉める これで邪魔者は消えたと腕をまくりにとりは揚々と研究室へと入っていった 「むきゅ?どすのたまご?」 「わからないよー」 「ぱちゅりーもしらないぐらいめずらしいんだぜ!さいきんみつかったんだぜ!」 「こどもたちがドスになるんだよ!ありすはしってた?」 「とっとうぜんよ!ドスの卵でしょ!とかいはならみんなじょうしきよ!みんなおくれてるわね!」 「むきゅー?」 二人の親は帰る早々群れのみんなを集めてドスの卵の話を聞かせて回った みな半信半疑だがドスが群れにいるとなれば心強いことこの上ない 「ところでたまごってどうやったらかえるんだぜ?」 「むきゅ、とりさんのたまごはおやがからだでたまごをあたためるとうまれてくるのよ」 「ゆーそうなんだ」 「よーしさっそくあたためるんだぜ!」 善は急げとばかりにれいむは巣に戻りおはぎを温め、まりさは夏の暑い日差しを物ともせず元気に野を描け谷を越え藁や草を集めに走り回った ドン!ドン!ドン!ドン! 「朝っぱらからうるさいなぁ誰?開いてるよ」 「ゆっくりここをあけてね!」 新しいマシンの創作に熱中しすぎてラボで夜を明かしてしまったにとりは寝ぼけ眼でドアを開ける 「「ぶべぇ」」 まあお約束はそこそこに2匹のゆっくりが餡子をたらしながらなにやらすごい剣幕で問い詰めてきた 「「おねえさんのうそつき!」」 「朝からご挨拶ねえ永遠亭ならあっちよ?」 「ドスのたまごっていったのにちっともうまれないよ!ゆっくりこどもをかえしてね!」 「おねえさんのせいでむれのみんなからうそつきっておいだされたよ!うそつきはゆっくりしね!」 「あー?」 よく見ると治りかけてるようだがあちらこちらに怪我の後が見える にとりは寝起きの頭を回転させるドスの卵? 「ああこの間のゆっくりか」 「ゆっくりしてないでなんとかしてね!ドスのたまごだからいっしょうけんめいにあたためたのにほら」 「うげ!きたな!そんなものもってくるな!」 まりさが帽子から取り出したのは藁にくるまれたカラフルなカビの生えたおはぎが一つ 「へんなにおいはするしゆっくりできないものははえるしこんなうそをつくおねえさんはしね!」 「とっととこどもをかえすんだぜ!このうそつき!」 「あーうんそうだそうだ。君達この卵に餌はやったかい?」 「「ゆ?」」 鳩が豆鉄砲食らったような顔で硬直する二匹 まあそうだろ卵が餌を食うはずが無い 「ゆゆゆ!えさをおいておいてもたべなかったんだぜ!」 「それにおくちもないからたべられないよ」 「馬鹿だなあ頭に載せておけば食べたんだよ多分」 「「ゆーーーーーーーー!!」」 「あーあ君達がご飯あげなかったから子供たちが死んじゃったんだよきっと」 「ゆゆ!れいむがわるいんだ!れいむがたまごはごはんたべないよとかいうから!」 「なにいってるの!まりさなんかどうせたべないんだからっていつもたまごさんのごはんもたべちゃってたくせに」 「はいはいどうでもいいからそのカビの塊とっとと捨ててきてね」 別に誰に言い訳する必要も無いのにどうでもいい責任の擦り付け合いを始めた饅頭を背にもう一度寝なおす為にとりは寝室へ向かった このSSに感想を付ける
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4「石川くん」 登場人物:堀・宮村・石川・ユキ・創太・有菜。 おまけ「ユキが家に来たよ」「はい堀です」「堀はたまに本気で宮村にイラだちを覚える」「週末は痩せる」 最初は敵対心むき出しの石川。 宮村が石川に堀とは付き合ってない事と刺青のことを言い友達になる。 石川は堀が好き。 天然無神経の宮村。 初期の体操服にはラインが入っていない。 石川、宮村に堀と付き合っているか確認→堀に告白→ふられる。 宮村、石川に刺青カミングアウト。同時にピアスもばれる。 二人とも体育はさぼった。 体育係の石川、ユキ。 石川の思いを聞いて堀を避ける宮村。 堀、宮村の「堀さんに仲良くしてもらってる」発言に激怒→宮村殴られる。 堀が宮村が居ないとホラー映画見れない。え? 宮村は堀家の合鍵を持っている。 堀、ユキに宮村をいとこと説明。 スッピン堀と化粧後堀が同一人物だと気付かない有菜。 1「堀さんと宮村くん」で間接キスを恥ずかしがる堀と対照的に、1、2コマ目で宮村の飲みかけのジュースを飲む堀。だんだん宮村に馴れてきた? 週末の堀の目には隈ができている。 コメント ←3「かわいい」 5「自己紹介」→
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「ハーイ! アソー、こっちだヨ!!」 「待った?」 「ノー! ちっとも待ってないヨ!」だきっ。 アメリカでは常識らしいが、さも当然のように往来で抱きつかれるとこちらも嬉し恥ずかし困りものだ。 俺の名は麻生。で、彼女がエミリ・池田・クリスティン。 謎の私設武装組織(ソレスタル・ビーイング)に所属する。特殊暗躍傭兵(エレメンタル・マックシング)の一人…って違うな。 プロ野球選手として中々芽の出ない俺に訪れた、海外留学という一つの転機…。 言葉も殆ど通じない街で、俺はエミーに抱きつかれた。 服越しだったが、俺は初めて女性の体の柔らかさを感じることが出来た。 矢部君に借りたゲームみたいな出会いを俺は異国の地で体験したわけだ…。 エミーは毎日のようにスタジアムを訪れては俺を応援してくれた。食事にも誘った。ハロウィンは二人で回った。 アメリカでの活躍は、エミーの存在なくしてありえなかった。 そして帰国の前日、俺はエミーに告白した。別れの前に、言うことは言っておきたかったのだ。 そうしたら、エミーは日本に来ると約束してくれた。マイフレンドからボーイフレンドだネ!と抱きつきのオマケ付きで。 恋人は右手、嫁は二次元、誠氏ねに嫉妬し、鍵作品で泣いた俺だったが遂に『彼女』を手に入れることに成功したわけだ。 それから数ヵ月後のクリスマス。俺はエミーを誘った。街には案の定カップルが溢れている。 去年は矢部君と一緒にしっと団冬祭りに参加してカップルを撲殺しまくったっけ。…御免よ矢部君。俺は裏切り者だ。 「ところでー、今日はアソーとエミーはあーんなことやこーんなことをするんだよネ!?」 ぶぴっ。俺はコーヒーを噴いた。 元々、パパママ大好き、日本大好きなエミーは、日本文化を積極的に覚えようとしている。 しかし世界一のオタク大国である日本の文化には、覚えちゃいけないものも存在するわけだが……、 「えーと、こういう時は……そうだ! アソー、エミーとLet's play fuck(訳:や ら な い か)しようヨ!」 ぶぴっ。俺は二度目のコーヒーを噴いた。 ……ほらね。良くも悪くも無垢だからいらない知識まで覚えてしまう。 俺は寮住まいなのでエミーを自室に招いたことはないが、以前「アソー、niceboat持ってる?」と聞かれたときはさすがにビビった。 「ねえアソー、エミーは四つん這いになってアナルをフィストファックされればいいんだよネ!?」 誰だよ、エミーに酷い日本文化を教えたのは。いくら同性愛が万国共通ワールドワイドだからってこれはないだろ。 「You tube見たら、TDNっていうジャパニーズが気持ちよさそうに喘いでたヨ!」 ……エミー、頼むからそんな動画を参考にしないでくれ。もう俺何てコメントしていいのか分からないじゃないか…。 「あと、マミーが、クリスマスは好きな人に、体でラブを伝える日だって言われたヨ」 お母さん、あなたは娘になんて教育をさせてるんですか。いいぞ、もっとやれ。 閑話休題。 誘い誘われ、俺はエミーをホイホイとホテルの一室に連れ込むことに成功した。ヒャッハー! 俺、いい男。エミー、彼女。二人を遮る障害、ゼロ。大丈夫。無問題。 だが、頭の中で『我が栄光』が流れ始めたその時、俺は肝心な事を忘れていた。 おれは しょうきに もどった エミーはまだ1○歳だ。そんな娘に熱きリビドーをぶちまけたら法に触れるだろう常識的に考えて。 残念ながらパワプロは前年齢対象作だ。「このゲームの登場人物は全て18歳以上だよ」とかは通用しない。 弾道が上がろうが初球○が付こうが、肝心なシーンを描写してはいけないのだ。しかし俺は今、その禁忌を破ろうとしている。 「アソー、どうしたの? エミーなら平気だよ。早くファックしようヨ!」 「……」 →「エミーを大人にして!」 →「エミーを女にして!」 →「エミーをめちゃめちゃにして!」 うはwwwwwどの選択肢選んでもフラグktkr、夢が広がりんぐwwwwwwwwwww……じゃねえ!! エミーはまだ(ピー!)歳なんだ。そんな娘にふしだらな行為をやらかしたら、大洋ホエールズの中山みたいに球界を追放されかねん。 「……ごめん、エミー。ここまで来ておいてなんだけど、俺はエロゲの主人公じゃないのでこれ以上は出来ません」 「oh……Why!? そんな、どうしてアソー!? エミーの事嫌いになっちゃったの!?」 「それは、青少年保護育成条例というか…色々あるわけで…」 「じゃあ三行でプリーズ」 「not child porno。(訳:エッチなのはいけないと思います)」 「I see。(訳:把握)」 「でもアソー、マミーは『エッチとセックスは別物だから気にしないでいい』って言ってたヨ」 お母さん、あなたは娘に対してオープン過ぎます。あ、でも母親に認可されたんならいいか。 ←結論 警察と球界には母に激しく同意されたので問題ないと思いましたと供述することにしよう。 「んっ……んっ…………はぁ…」 俺は今、エミーと唇を重ねている。痛いほど腕で締め上げられながら。 いつものソフトな抱きつきではない。腕に込められた力の具合で分かる。エミーもやっぱ緊張してるんだろうな…。 一方のエミーだが、恥ずかしそうにしながらも唇の感触を楽しんでいるようだ。 「キス……はぁ…っ…じょ、上手…なんだ…ネ」 頃合いを見て舌を入れると、エミーはそれに応えようとする。 じわじわと口を舌で犯してやると、やがてエミーの両腕から力が抜け、糸が切れたように力なくベッドに倒れ伏せた…。 「はぁ……はぁ……はぁ……っ、あぁ! …んんっ…!」 続いて頬へ、そして首筋へ、舌を這わせていく。その度にピクンと反応するエミーがたまらなく可愛く思えた。 「あっ……な、なんかやらしいヨ……エミー、キスだけで凄く…やぁ……おかしく…なっちゃうヨぉ…アソー……」 とろんとした目と紅潮した顔を向け、何かを訴えようとするエミーを俺はあえて無視し、その口を胸へと移動させる。 「あ、っん……アソー、エミー……ちっちゃいよね、恥ずかしいヨぉ…」 エミーは顔を真っ赤にしながら、もじもじと身をよじらせる。 確かにエミーは背丈がないから胸のサイズも控えめだ。 アメリカ人がどいつもこいつも金髪巨乳だと思ったら大間違い、どころか勘違いだ。 しかし「胸のサイズを気にする女の子」というのはいい。実にいい。俺の心にダイレクトに響く。 それにこの小振りながらも感度良好で、ぷくっと膨らんだピンク色の乳首は、ああたまんねえ。たまんねえ。 「ひゃっ……ぁん……ぅん…アソー……何か…エミー、変だヨ……いやらしいヨ…」 乳首を口に含み、舌先でころころと転がしてやると、エミーはぴくぴくと可愛く反応する。 唾液でベトベトにしながら、集中的に嬲り、歯をそっと立てると、エミーは「ひゃう!」と叫び、体を大きく震わせた。 「……軽くイッた?」 「ぅ…………分かんないけど、多分…そう…」 フオオオオォォォォ! 可愛い! エミーはまじで可愛い。何より俺の拙い舌使いで達したというのがたまらなく嬉しい。 そして俺は勢いを切らさず、エミーの花園をGet!すべく下半身へと舌を移動させる。 申し訳程度に生えた金色のヘアーと、普段モザイクが掛けられたエミーの大切な場所が、今俺の目の前にある。 俺は辛抱たまらなくなって、エミーのヴァギナにそっと口付けした。 「やぁ…! は、恥ずかしいヨ……ああっ…ああ…んんっ…はっぁ…」 耳まで真っ赤にしながら顔を手で覆うエミー。本当に恥ずかしいのだろう…。 だがエミーの秘部はもっと欲しいと愛液を奥から溢れさせながら俺の舌に敏感に反応している。 俺はその蜜をすくい、出てきた所へ戻すように指を往復させる…。戻しても戻しても、更に量は増すばかりだ。 口を付け、一滴残らず喉の奥へ流し込むべく音を立てて一気に吸い上げと、エミーはまた「ひゃぁん!」と全身を震わせてまたイッた。 「はぁ…はぁ…はぁ……アソー、エミー…もう駄目だよ……ほしいノ…アソーの…ちょ…ちょうだい…」 エミーは自ら股を開いて俺を誘う。……正直、理性なんてものを人間に植え付けた神を殺したくなる。 (うぅ、し、したい……。挿入したい……! エミーの初めてを…初めてを……!!) しかしそれを犯っちまったらもう弁解のしようはない。う~む……この荒ぶるリビドーを何処に持っていけばいいやら…! 俺は脳内HDDをフル回転させ、この状況を何とかする手段を模索する。 「うーむ(……(カンガエチュウ)……(カンガエチュウ)…………チーン!! (セイカシャニハクシュ。ヨクデキマシタ。ヨクデキマシタ)」 「こ! れ! だ! うはwwwwwwwwみwwwwなwwwwぎwwwwっwwwwてwwwwきwwwwた!!」 「アソー……どうしたの? 早くぅ…」 「エミー、四つん這いになって!」 「ジーザス…! 『マナツノヨルノインム』だネ! 俺はエミーをベッドの上で四つん這いの状態にさせ、背後に回り、エミーの濡れた秘部……の下、太腿の間に肉棒を差し込んだ。 「…あっ! アソー、それって…」 「うん。素股。挿入じゃないから、ノーカウント扱いだからね」 自分でもあまりの超展開に吹きそうになったが、人間追い詰められたときの思考なんてこんなものだ。俺は構わず腰を振る。 「あっ……ひゃぁ…ん! アソーのペニスが、エミーのお尻の近くでうねうねしてる…よぉ!」 直接ではないにしろ、エミーの股間は流れ落ちる愛液のおかげですっかり動きやすくなっていた。 この体勢だと横から見たら本当に挿入しているように見えるかもしれない。その錯覚が、エミーの愛液の量をさらに溢れさせる…。 俺自身も、エミーの健康的なふよふよ太腿と混ざり合った体液で、本当に膣肉を味わっているように感じる。 「エミー、凄く……気持ちいいです……」 「Ah……い、Yeah…エミーも、エミーも……アソーので気持ちイイ…ヨぉ…!」 「うわ、やば……い、イきそ…!」どうやら前戯に尺を取りすぎたようだ。せっかくの濃厚なシーンだが、俺の限界は近そうだ。 「あっ……ああっ…や、やぁ…アソー、エミー、体の中から何かくるヨ…いやぁ…助けて…怖い…ぃ…」 「いいよ、エミー…! そのままアメリカまで吹っ飛ばしてあげる…!」 「アソー…アソー! love you…だヨ…! っあぁ…駄目ぇ……んっはああああっ!!」 で、それからどうなったかというと…、話は一気に数年後のクリスマスまで高飛びする。 「ハーイ! アソー、こっちだヨ!!」 「待った?」 「ノー! ちっとも待ってないヨ!」だきっ。 服越しに、エミーの膨らんだ胸が押し当てられる。 ここ数年の俺の頑張りの成果か、ひたすらもみゅもみゅし続けた結果、エミーの胸はたゆんたゆんなほど膨らんだ。 残念ながら背丈はそれほど成長しなかったが、おかげで童顔金髪ロリ巨乳という素晴らしい属性持ちに進化してくれた。 そして今夜、俺は遂にエミーのバージンを奪うのだ…! そう考えただけでアドレナリンが俺の股間に集結する。 「……アソー、今日は熱い夜になりそうだネ……」 「Yes! Yes! Yes!」 ちゅぷ……ぴちゃ…ちゅ…っ…………ちゅ~……ぴちゅ…。 ホテルの一室で、俺は恒例となったエミーのご奉仕を受けている。大きな胸で挟み込みながらの、極上のフェラだ。 噴出す俺の我慢汁と、エミーが垂らす唾液が潤滑油となり、俺のバットは嫌でも高められる…。 ここ数年の俺の頑張りの成果か、何十回としゃぶらせ続けた結果、エミーの口テクは達人の域まで強化された。 大きく、柔らかく、弾力に富んだ胸と、俺の敏感な部分を的確に突く舌と唇の熱い感触は、絶品という他ない。 「oh……アソー、腰が前に動いてるヨ。イきたくて仕方ないんだネ」 「……エミー、ごっくんしてよ」 「……オッケー。アソーのミルク、エミーにごっくんさせて……」 俺がぶちまけたザーメンは、エミーが一滴こぼさず飲み込んでくれた……。 「見て……エミーのここ、ぐちょぐちょなノ……切ないノ……ぅん」 そう言いながら、エミーはぱっくりと開いた色鮮やかなローズピンクを指で掻き回す。 その度に奥から愛液が溢れ、太腿を伝いながら床を濡らしていく…。エミーも我慢の限界のようだ。 俺はエミーを抱きかかえ、そっとベッドに寝かせる。そして股を大きく開かせて、自分の腰をねじ込んだ。 先がずぶずぶとエミーの中へ侵入する。エミーの表情に苦痛の色は見られない。それどころか肉棒の感触を味わってるようだ。 やがて、俺の棒先に、処女を証明する膜が当たる。これを突き破るときが遂に来たと思うと、感慨深いものがある。 「エミー、好きだよ……」 「……ウン。エミーも、アソーのこと……大好きだヨ…」 「エミー……フンッ!!」 「アッーーーーーーーーーーン!!」 エミーを『女』にしたこの一夜を、俺は生涯忘れることはないだろう……。 次回に続きません
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~ 鬼ごっこについて~ <概要> 施設内に点数が書かれた署名本が隠されています。 プレイヤーは、チームに分かれて鬼から逃げながら、署名本を探してください。 制限時間終了時に、チームが保有する署名本に書かれた得点の合計値で順位を決めます。 鬼は、剣を振り回しながらプレイヤーを殺しにきます。 もし鬼に殺されたらベット部屋へリスボンし、所有アイテムは無くなります。(※チームで1回だけ復活できます) なお、鬼は走ることはできません。プレイヤーの皆さまはあせらずゆっくり逃げてください。 また、施設内は視界が悪いため、足元には十分ご注意ください。 <ルール> ①署名本の保有について ・署名本は1人1冊までとします。 ・署名本2冊目を発見した場合、所持している署名本と取り替えてもOKです。 ・署名本を捨てることは禁止します。最寄りのチェストへ戻してください。 ②所持品について ・一切の持ち込みを禁止します。 ・食糧は現地調達です。施設内に設置されたチェストに食糧が入っています。食糧のみの回収OKです。 ③復活方法について ・下記、復活方法についてを参照してください ④その他 ・施設内のオブジェクトの破壊は禁止します。 ・他のプレイヤーへの攻撃は禁止します。 <ゲームの進め方> ①抽選してチームに分かれます 抽選で拾った羊毛色と同じ色の部屋に入ってください。 ②ベッドで寝てください 部屋にはベッドがあるので一度寝てください。 ③"みどり"羊毛の入口がスタート通路になります 運用側の合図があったら、みどり羊毛の入口からスタートしてください。 [復活方法について] 捕まってしまった人 ①"しろ"羊毛の入口が復活用通路になります キーアイテム【木のボタン】があれば、チームで1回だけ復活できます。 ②キーアイテム【木のボタン】の入手方法 生存中のプレイヤーから、面会室で受け取ることで入手できます。 ③キーアイテム【木のボタン】の使い方 復活用通路の中にオレンジブロックが置いてあります。 オレンジブロックにボタンを設置し、1回だけ押してください。 【!】復活する際の注意点 復活は1チーム1回だけです。 一度復活すると、ベッドの部屋とオレンジブロックの部屋の通行が遮断されます。 生存中の人(チームメンバを復活させたい!) ①復活する際の注意点 施設内に設置されているチェストに木ブロックがあるので、ボタンをクラフトしてください。 ボタンを、捕まってしまった人に渡してください。 【賞品】 イベントスタッフ johnman,tarebonz
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※他作者様の設定を使わせていただいております。 ※下品な表現がありますので、それが嫌な方は今すぐに回れ右してください。そう、今すぐに、です。 ゆちゅりーのゆっくりアイス 暑い。 とにかく暑い。 今年の夏は例年以上に暑く、ここ毎日最高気温を更新していた。 そんな中、俺は冷房を28度に設定した部屋の中で、ゆっくりと「ゆっくり宇治金時」を食していた。 うん、今流行のクールビズってやつだね。電気代も高くなっているそうだし、一人身はちょっとお財布の紐を硬くしておきたいのさ。 といっても、我が家の電気は全て「ゆっくり回し車」で発電しているから問題ナッシングネスなんだけどね。苦労するのはゆっくりだけだし。 「んまーい♪」 絶望と恐怖で凍りついた表情を張り付かせたままの、ソフトボールくらいの大きさのゆっくりれいむの頭頂部を外し、しゃくしゃくと気持ちの よい音をさせながら、凍った抹茶餡を崩して口に運ぶ。さらりとした甘さの抹茶餡が溶けながらのどを滑り落ちていく。 ゆっくりれいむはまだ息があるのか、「ゆ”…ゆ”…」とか細い声を上げながら、命の源が少しずつ少しずつ削り取られていく恐怖におびえていた。 「流石自家養殖の新鮮なゆっくりれいむは味が違うねー」 このゆっくりれいむは、我が家および公営スキー場の雑草処理係の内の1匹として、つい1週間前までは元気に飛び跳ねていたのである。 雑草だけを純粋に食べるよう調教されたゆっくりの餡子は、通常の粒餡から、小豆を残したまま濃い緑色をした抹茶餡へと変化する。 餌によってゆっくりの中身が変化することは知られているが、まだまだ未解明な部分が多かった。ある地方で捕獲されたドス・まりさの中身は、 濃い黄金色をした、濃厚な栗餡に変化していたという報告が出ているし、とある家庭で飼われていたゆっくりれいむの中身は、鮮やかな紫色を した紫芋餡へと変化していたという。 もともと謎の多いナマモノであるゆっくり。突然出現したこれが、人家や農作物に被害をもたらし害獣認定されてから3年。 その3年で、さまざまな研究が行われて、ゆっくりの生態などが解明されてきたが、まだ未知の領域が残っているのである。 うん、ロマンに満ち溢れているナマモノだね、ゆっくり。おいしいしね。ウザイけど。 「ゆっくりれいむとゆっくりまりさは餡子が変化するんだけど…そのほかの通常種はどうなんだろ」 すっかり中身のなくなったゆっくりれいむの皮を飲み込むと、俺はそう呟いた。 「たとえば、ゆっくりぱちゅり。あれの中身は生クリームなんだけど…他のに変化するのかな。たとえばイチゴ味とか。よし、試してみるか」 そう思い立ったら吉日。 俺は部屋を飛び出し、炎天下の町へと繰り出していった。 1時間後。 いろいろと買い込んできた俺は、慣れた手つきでゆっくり専用拷問部屋の中に機材をセットした。 今回の犠牲者…もとい、犠牲ゆっくりになっていただくのは、つい昨日捕獲されたばかりの野生のゆっくりぱちゅり3匹。 大きさはちょうどハンドボールくらいで、成体になる1歩手前だろうか。 加工所で購入してきた、3匹のゆっくりぱちゅり、通称ゆちゅりーをわが社の新商品「ちょうきょうくんG」に、起こさないように顔をを上向きにして入れる。 このクソ暑い中でも目を覚まさないなんて、加工所の仮死状態維持システムは凄いね。 そして、DVDプレイヤーから伸びた音声出力コードをドルビーサラウンド5.1チャンネルアンプを介してから、ちょうきょうくんG下部にある音声入力端子につなげる。 「うし、これで準備完了ーっと。でわでわ逝きますかー」 微妙なニュアンスを含んだ一言を呟き、俺は魔法の言葉を大声で叫ぶ。 それは、愛しのお姫様を目覚めさせる魔法の言葉。それは、悲劇のヒロインを絶望のどん底に陥れる呪いの魔法。 「ゆっくりしていってね!!!!!!!」 「「「ゆっ…ゆっくりしちぇいってね!」」」 そういうと、ほぼ同時に3びきのゆちゅりーが目を覚まして言った。 「おじさん、ここはぱちゅりたちのゆっくりぷれいすにするわ」 「わかったらゆっくりでていってね」 「ごはんとごほんをゆっくりとはやくよういしてね」 うんテンプレどおりっ!ははは、何も知らないって無知だね。といっても、生クリーム脳じゃ理解できないんだろうけど。 知能が高いと言われているゆちゅりー。でも、それは他のゆっくりと比べてであって、やっぱりゆっくりでした!ごめんなさいっ! 「透明な箱に入って何言ってるのかなベイビー?ここはお兄さんの家で、君たちはこれからお兄さんの実験につきあってもらうんだよ。ユーアンダスタン?」 これから始まるであろう惨劇を想像してぞくぞくする俺。やべぇ、少しおっきしてきた。 俺、もしかしてドSのHENTAIさん?いや、違うっ!紳士という名のッッッHENTAIなのだッッッッッ!!! 「なにいってるのおじさん?ばかなの?しぬの?」 「はやくごはんとごほんもってきてよね」 「さっさとゆっくりでていってね。ここはゆちゅりーのゆっくりぷれいすにするんだから」 人を小ばかにしたようなこの言い草。自分が生態系の最底辺に位置する完全被捕食生物であることを理解していないみたいだね! よし、ではこれからそれを思う存分思い知らせてあげよう! 「うん、また、なんだ。この映像は僕のおごりさ。でも、これを見たときに、君たちは確かなゆっくりを感じることができると思う」 ニコニコしながらそういいつつ、俺は傍らにあった液晶ディスプレイをゆちゅりーたちの目の前に設置し、スイッチを入れる。 と同時に、ちょうきょうくんGのふたを閉めて、南京錠できっちり鍵を閉める。 それと同時に、ある映像が流れ始めた。 主演はもちろん、この俺。 俺が、大小さまざまなゆっくりれいむやゆっくりまりさ達を、惨殺し、喰らい、拷問している映像だ。 今年の春に、社食に現れたゆっくり一家にキレた俺が、ついつい暴走したことがあった。そのときの隠し撮り映像(撮影:同僚A)である。 今では、加工所でゆっくりの仕上げに使われているという。 くそう、楽しみにしていた特盛ダブルカツカレーとイチゴの洗面器パフェ台無しにしやがって。ちょっとむかついてきた。 画面の中のゆっくりは、あるものは後頭部から喰らわれ、あるものは核ごと手刀で撃ち貫かれ、あるものは正拳突きで核を引き抜かれ、あるものは左右5つの 穴から餡子を噴出しながら、のたうちまわっている。おまけには生き赤ゆっくりの焼き饅頭だぜフゥハハハー。 まさに血しぶきならぬ餡子しぶき飛び散るスプラッタ映像。心臓の悪い人やお子さんは見ちゃいけないぞ!お兄さんとの約束だ! でも、その音は外部には聞こえてこない。静かなものだ。だがしかーし、箱内部のゆちゅりー達にはその音が、ゆっくり達の命乞いや断末魔の叫び声と、俺の狂った 笑い声が生々しく聞こえているはずだ。その証拠に、ゆちゅりー達はひくひくと痙攣しながら体中の穴という穴から謎の液体を噴出している。 このちょうきょうくんGは、優れた防音性を持ちながらもゆっくりを痛めつけないように優れた環境維持性能を持っている。 その上、内部に直接音声を流すことによって、ゆっくりたちに確実な恐怖を与えることができるのだ。 うむ、そろそろ頃合かな。 俺はDVDの再生を止め、ふたを開ける。 そして、ひくひくと痙攣しているゆちゅりーに声をかける。 「おーい、生きてるかー?」 「ゆ”…ゆ”…あ”か”ち”ゃんた”べないでぇ…」 「い”や”…い”や”…こ”な”い”でね”ぇえ”え”えっ!!」 「ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”」 「生きてるな。簡単に死んでくれたら困るんでなー」 そう言いつつ、今度はゆちゅりーの口をこじ開けて中に管を挿入する。 管の先には、2リットルのペットボトルの中にイチゴ牛乳を入れたものがつながっていた。それを3匹に1つずつつなげ、口の皮をガムテープで寄せて固定する。 「さて、あまーいイチゴ牛乳ですよー。たくさんあるからゆっくり全部飲んでね!!!」 そういうと、管をはさんでいた洗濯ばさみを取り去る。管を伝って勢いよくイチゴ牛乳がゆちゅりー達の中に流れ込み、その衝撃で飛びかけていたゆちゅりー達の意識が 戻ってきた。 「「「ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”」」」 目を見開き、恨めしそうに俺を見るゆちゅりー達。 「うんうんそうかそうかー。おいしいかー。おにいさんうれしいなー」 見事なまでの棒読みで相槌を打つ。 すると見る見るうちにゆちゅりーの体が膨らんでいく。2リットルのイチゴ牛乳が全て入り終わるころには、ゆちゅりー達の体はもともとよりふた周りくらい膨らんでいた。 すげえ、全部入っちゃったよ。つーか、ちょうきょうくんGにみっちり詰まってやがる。 デジカメで写真を撮り、ついでにガムテープをはがして管を抜いてやる。 「ゆ”っ…ゆ”っ…ひ”どい”よひ”どい”よ”お”おぉおぉぉっ!!」 「こ”のし”し”い”、ゆ”っく”りし”でえ”ぇぇぇぇぇっ!」 「asawsedryguhnjiko lp +*!!!!!」 憤怒と憎悪の形相で、俺をにらみつけるゆっくり達。しかし、徐々にその体が赤らんできた。心なしか、そわそわしているようにも見える。 「どうしたのかなー?もしかして、出ちゃうのぉー?」 この上なく棒読みで、ニヤニヤした笑みを浮かべながら聞く俺。しかし、ゆちゅりー達は、そんな余裕はない様子だった。 よく見ると、あごの下にあたる部分に、黒い穴が開き始めていた。 あー、こりゃすぐポロロッカ状態になりそうだな。 ゆっくりは、基本的に排泄行為を行わない。口に入れたものはほとんど全てが内臓器官で消化される。 しかし、何らかの理由で、1回に内蔵で処理しきれないほどの水分を摂取してしまった場合、体内の餡子が解け出てしまうのを防ぐために、体の一部を変形させて一時的に 排水を行うことができる。 その際には、人間でいう下顎周辺に新たに排泄口ができ、そこから排水を行う。そして、排水が終了すると同時に閉じるのである。 俺は、そこに手早くシリコン製のチューブを体の奥まで差し込んだ。そして、反対側のチューブを口の奥まで差し込み、舌の上にガムテープで固定する。 「「「い”だあ”あ”あ”あ”いいい”ぃぃぃっ!!!!!!!!ぼじざんな”に”ずるのぉぉぉぉ!!!」」」 「ごめん、手が滑った。それよりいいのかい?おしっこ出ちゃいそうなんでしょ?すっきりしたいんでしょ?お兄さんのことは気にしないで、すっきりしたら?」 「ゆっ!?」 「このままじゃすっきりできないでしょ?」 「ゆっゆっ!そうだったね!」 「はやくすっきりするよ!」 「ぱちゅもすっきりするの!」 排泄のための穴に管を挿入された痛みもすっかり忘れたのか、ゆちゅりー達は口々にそう言った。やっぱりゆっくりはゆっくりだね。 そう言い終えたゆっくりの口を、俺はすかさず再び閉じ、ガムテープで厳重に目張りをする。ゆっくりの下の世話をするのは嫌だからね。 そうこうしている内に、ピンク色の液体が管を勢いよく流れていく。おー、そのまま出るのか。俺の予想どうりじゃないか。 そして!行き着く先はッッッ!もちろんゆちゅりー達の口の中だああぁぁぁぁぁ!!!!! 「「「ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”」」」 苦しそうに目を白黒させて悶えるゆちゅりー達。うわ、すげー嫌そうな顔してる。てか、お前ら下手なところできれい好きなのかよ。ゴミ饅頭の癖に生意気な。 ま、俺も飲尿趣味なんてないから、ごめんこうむりたいけどな! さてさて、なぜ俺がこんなHENTAIじみたことをしたのか種明かしといこう。 ゆっくりは、常に同じ種類の餌を摂り続ける事によって自身の中身を変化させる。 だから、雑草だけを食べ続けたゆれいむの中身が粒餡から抹茶餡に変わっていたのだ。 今回の実験は、同じものを摂り続けたゆちゅりーの中身(生クリーム)が、別のもの(イチゴクリーム)に変わるかどうかを確認することが目的である。 しかし、イチゴなんてものはこの季節には売っていないし、例え手に入れることができたとしても高価なもの、ゆっくりごとき下等生物にやろうなんて気はさらさらない。 ならばどうしたらいいか。 ゆっくりは、過剰摂取した水分をそのままの形で排水する。そして、消化器官で吸収できる分はゆっくりの体内に吸収され、栄養となり消費される。 つまり、餌となる成分の含まれた水を過剰摂取させ、それの排出→摂取→吸収というサイクルを確立させれば、餌やりも特別いらず、かつ同じ種類の餌を続けて供給できる ことになるのである。 もちろん、ゆっくりに人権なんぞないわけで、こんなひどい仕打ちをしても問題はないわけで。 「さてと、このままションベンが出なくなるまで、君たちにはそのままでいてもらうよ!もちろん、キミの食事は自分のションベンだけだからね!嫌でも飲まなきゃ死んじゃ うから、頑張って飲み続けてね!それじゃ…たっぷりゆっくりしていってね!!」 そう言うと、俺はゆちゅりー達の入ったちょうきょうくんGのふたを閉めて南京錠で開かないように固定した。 ゆちゅりー達の憎しみと恨みと怒りが篭ったうめき声を聞きながら、俺はゆっくり専用拷問部屋をあとにした。もちろん、ドアにはきちんと鍵をかけてね! それから20日後、ようやくゆちゅりー達の水分排出が止まった。 そこから逆算すると、ゆちゅりーが1日に必要な水分の量は100ミリリットルとなる。大体コップ半分くらいだね。多いように見えるが、実際には食事からも水分を摂っている ため、水分単体で見るとそう多くはない数字だ。 うちのゆっくり回し車の参考になるなと思いながら、俺はゆっくり専用拷問部屋に入った。いくらか成長したのか少し窮屈そうにちょうきょうくんGに入っているゆちゅりー達。 「ゆっくりしていってね!」 開口一番そう声をかけたが、ゆちゅりー達は虚ろな目で明後日の方向を見ながらかすかな呻き声をもらすばかりだった。 「ありゃ、こわれちゃったか。でも、これからお亡くなりになってもらうんだし、どうでもいいか」 そう言うと、俺はちょうきょうくんGのふたを開けて、1匹目のゆちゅりーを取り出した。 丁寧にガムテープやら管やらをはずす。そして、手にしたぺティナイフでことさらゆっくりとした手つきで、帽子と髪ごと後頭部を切り開く。 生きたまま体を切り開かれる痛みに、ゆちゅりーの目が大きく見開かれるが、声は出ない。かすかな呻き声が出るだけ。 「おー、いい色に染まってるじゃないの。実験成功したじゃん」 ゆちゅりーの生クリームは、見事薄いピンク色に染まっており、甘いいい匂いを放っていた。 俺は、スプーンでそれを一口すくうと口に入れた。 口の中にイチゴの芳醇ないい香りと甘い味が広がる。 「どれどれ、他のはどうかなー?」 2匹目、3匹目のゆちゅりーも同じように切り開いて確かめてみる。 結論から言うと、2匹目3匹目のゆちゅりーも、1匹目と同じように中身がイチゴクリームに変化していた。 これで、ゆちゅりーも同じ餌を摂り続けることによって、中身が変化するということが証明できたわけである。 「よーし、忙しくなるぞー。とりあえずは、研究レポート持ち込んで上の連中を説得するか!」 そう言うと、俺はすっかり廃ゆっくりとなってしまったゆちゅりーたちをお盆に載せて部屋を出て行った。 それから数ヵ月後。 クリスマス商戦にあわせて、加工所から新しい商品が売り出された。 その名も「ゆちゅりーのゆっくりアイス」である。 ゆちゅりーの中に、ゆちゅりーのクリームをそのまま固めたアイスが詰まっているというこの商品。 それぞれのゆちゅりーの中に、異なった味のゆちゅりーアイスが詰まっているということもあり、大家族用夜パーティー用に売れたとか。 おしまい あとがき マイサンがおっきしてくれた勢いで書いてしまった人生初の投稿SS、楽しんでくれたならば幸いです。 粒餡が別の餡子に変わるのならば、生クリームも変わらないはずがない!と、単純な思考かつ短絡的なネタです。 おいしいですよね、アイス。暑いときにはぴったりですよ。私はかき氷も好きですがね! でわ、また気が向いたら投稿するやも知れません。そのときは生あったかい目で生あったかく見守ってやってください。 ご意見、ご感想などお待ちしております。 ゆっくり虐待スレ29 レス番号602の人 このSSに感想を付ける
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おにごっこ~ 正式名称:The Hunters ・・・ Edition(・・・にはバージョンによっていろいろ入るっぽい?) いろいろバージョンがあってそのたびにユニットがびみょんに違いますが、共通ルール。 プレイヤーはスブタイ(城主鉄鋼入り)を1体支給される。攻撃力と体力は参加者数に応じて補正がかかっている。 一人が鬼に立候補します。(爆発しているところに突っ込めばおk) 誰も鬼にならない場合は、シナリオが決めてくれます。 鬼のスブタイは死んで、外交政策が変更されます。鬼は頑張って、他のスブタイを倒しましょう。 30分までに、全てのスブタイが死んでいなければ、逃げる方の勝ち。全部倒したら鬼の勝ち。 25分で某報が入ったり入らなかったりする。 こんな感じでしょうか。もっと遊んでいる人に加筆を求めたい。 いーすたん 以下mini_me加筆。 ○逃げる側 スブタイは最速の陸上ユニットなので基本何からでも逃げ切れる(ただし調子に乗って挟まれないように) 逃げ撃ちで敵の数をじっくり削っていくこと 高台補正を上手く利用すること、トリガでうpした攻撃力もきっちり計算されますので。 逃げる場所がなくなるようなところにホイホイいかない(袋小路のとことか狭い一本道とか) キャノンガリオンはスペ製なので近寄らないほうがいいです。 「いのちだいじに」 まて、あわてるな。 これは孔明の罠だ・・・ ○鬼側 逃げる場所が無いとこに追い詰める。 擬似的に↑の状況を作るため、狭い道に強いユニットを固めるといい。 ダメージソースになりそうなのは砲撃主、マングダイ、コンキ、強化羽弓、大量の騎士、あとは近寄ってくれればキャノンガリオン。 その他は逃げ打ちされる事がほとんどですかねぇ。 カリノジカンダ・・・ 具体的な動き方としては、 →8時あたりの狭い道、初期スブタイのとこから橋渡ってった方の狭い道の二つ封鎖。 それと開幕直後何かと便利な破壊工作人と羽弓は9時に逃がした方がいいと思う。 →相手が橋渡ったようなら、8時の方のラインを橋へあげる。 封鎖は、左は騎士+マング+コンキ(+強化羽弓)。真中は鉄砲。右は歩兵投石大砲って感じでしょうか。 →包囲したら左から騎士らくだ+マング、右からハスカールでおっかけまわし。追っかけてる時の封鎖は大量の槍に任せてもいいでしょう。 →相手が騎士やらにかまってるところをコンキやらマングの大群、強化羽弓でごちそうさま。 ってのが理想でしょうか。 開幕後橋渡らないようなら砲撃手のラインを橋のとこまであげて開始位置に閉じ込めるとか。 鬼側にきっちりやられると正直無理ゲーな気がしてなりませんが・・・ ちなみに初心者モードだと抜け道が増えているため、封鎖するのが難しくなっていますw
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前 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていくね」 子供らしい素直さで男を迎える子まりさだが、持ち抱えられるときょとんとした顔で男を見る。 「ゆー? おじさん、なにするの?」 「ごめんね。お母さんはまだ赤ちゃんを産まなくちゃいけないんだ。だから、おじさんとゆっくりしようね」 「ゆっくりするね!」 またしても、男は母れいむの前に座ると子まりさに床に落ちているものを拾って、目の前に差し出す。 「ほ~ら、おいしい食べ物だよ。餡子って言うんだ」 二度目のやりとりを繰り返す。今度の場合は餡子の外側の部分が違うだけである。先ほどの子れいむの中身を食べさせているのだ。 子まりさ側からは餡子しか見えないが、母れいむ側からでは死んだ子れいむの顔がよく見えることだろう。 子まりさはそんなこととは露知らず、「おいしーい!」などと言いながら、姉の中身を食べ尽くそうとしている。 「ぎい゛ぃぃぃぃ!!?? だべな゛いでぇ! だべぢゃだべぇぇっ!!」 「ゆゆ? どーしたの!? ゆっくりなかないでね!?」 「お母さんはね、君だけおいしいものを食べているのが許せないのさ。全部、自分にくれって言いたいんだ」 「ゆーっ!? だめだよ! このおいしいあんこはまりさのものなんだから! プンプン!」 母れいむがいくら制止しようとしても、子まりさは止まらない。 逆に止めようとしているからこそ、『おかーさんにあんこをとられる』と思って、さらに食べようとしているのかもしれない。 やがて最後は吸うようにして、子まりさは餡子を食べ終えた。 「ごっくん! しあわせー! ……ゆ?」 餡子が乗せてあったものに三つほど穴が開いている気がつく子まりさ。 男はそれを察して、無言で皮を裏返した。 子まりさは一度「ゆ゛!?」と鳴き、必死で目の前のものが何なのか理解しようとする。 しかし、頭が餡子では思考が現実に追いつかない。いや、現実を否定しようとする。そうでなければいけない。 解ってはいけない。何故なら、それは自分の仲間であるからだ。 突然、皮がべちょりと子まりさの顔に張り付いた。男が手で押したのだ。 「い゛、い゛や゛あ あああ! やべでやべでぇっ! ぐっづがないでぇ!! はな゛……ぎっ!?」 男がここぞとばかりに噛み付く。右手で皮ごと子まりさを抱え込みながら、咀嚼を繰り返す。 子れいむと比べると、種類のせいなのか状況のせいなのか子まりさの餡子はいくらか違う。 子まりさの餡子はさっぱりとして口の中に甘さが残らず、何度でも食べられるような甘味だった。 「あ゛がぢゃあ゛あ゛あん! だべる゛の゛やべでぇぇぇっ!! い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃっ゛っ!!!」 母れいむが叫びながら、激しく震え始める。歯を食いしばりながら、涙もぼたぼたと流れていた。 まさか、と男は驚愕した。これほどの短時間で次の子供を生もうとするとは見上げた精神力である。 おそらく、男が子まりさを食べている間に次の子供を生んで、その子だけはどこかへ逃がそうという魂胆だろう。 顎の穴が徐々に広がり始めたのを見て、男はある決断をする。 「見えるかい? お母さんは君を見捨てて、次の子供を生もうとしている。君は食べられちゃってもいいんだってさ」 「お゛があ゛ざん!? だずげで! ま゛り゛ざをだじゅ!? ぱぴぃ! ぺぽぉ! ぱぴぺてぽぉ!!」 助けを呼ぼうとする合間にも食べられているため、言語がおかしくなってきている。 最早、子まりさ何を言おうとしているのかは誰にも分からない。その意図は伝わっていたとしてもだ。 母れいむは半狂乱の装いを見せながらも、、必死で最後の子供を生もうとしていた。 既に母れいむの中では、子まりさは死んだものとして扱われている。 「ゆっぐりうまれでね!? はやぐうまれでね!?」 自らの身体を揺さぶりながら、矛盾する言葉を吐く母れいむ。 その振動で中にいる子ゆっくりは幾らかの恐怖を感じたが、母の胎内にいる限りは大丈夫だ、という根拠の無い自信があった。 やがて、めりめりと出てくる子ゆっくり。れいむ種である。 男はそれを確認すると、食いかけの子まりさを手に持ったまま、母れいむへと近づいていく。 「ゆっ!? ゆっぐりごないでね! ゆっぐりあがぢゃんをたべででね!?」 「ゆっくり……していってね!」 「ゆ゛っ、ぶぐぉ!?」 顎の穴に目掛けて思い切り、子まりさを捻じり込む。中の子れいむと手の子まりさの顔が触れ合うような形で押し込む。 中からはくぐもった悲鳴が聞こえたような気がするが、男はまったく気にしない。 「いい゛いい゛いい゛い!!?? な゛に゛ずるのぉ!? う゛、う゛まざぜで! あがぢゃんだざぜでぇっ!」 母れいむは出産を中断させられた痛みで絶叫する。口からは泡のようなよだれを振りまいていた。 男は持ってきていた籠の中から、縄を取り出して母れいむの周りを囲むように置く。 次に母れいむの頬の皮を寄せてあげるようにして、顎の穴を無理やり塞ぐ。 「あがっ!? やべで! あがぢゃんでるどご、うめないべぇ!?」 「よいしょっと」 当然、このままでは元に戻ってしまうので、先ほどの縄で母れいむを思い切り縛り上げた。 皮に食い込むほどに力を入れているが、縄が皮を破ることはなかった。男の熟練した技の賜物である。 中から子れいむが出ようとする圧力と、外から縛り上げられる力で母れいむの身体からぎちぎちという音が鳴る。 子供が生めない、子供が死んでしまう、縄が擦れて痛い、人間が怖い、まりさがいない。 それら様々な感情が母れいむの中で渦巻く。やがて、ぷつん、と何かの糸が切れてしまった。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!! ま゛り゛じゃぁぁぁっ!! だずげでま゛り゛じゃ゛ぁ゛ぁぁぁっ!!」 狂ったようにゆっくりまりさの名を呼ぶ母れいむ。本当に狂ってしまったのかもしれない。 男はそん母れいむの様子を見て尋ねた。 「そんなに、ゆっくりまりさに会いたいかい?」 「あ゛い゛だい゛! ま゛り゛じゃに゛あばぜでぇ゛ぇ゛ぇっ!!」 その言葉を聞くと男はよし、と頷いて、持ってきた籠の中に手を入れる。 その中から何かを取り出して母れいむに見せてやる。 「ま゛り゛じゃ゛ああ゛あ゛あ゛ぁぁぁっ!!?? な゛ん゛で、そ゛ん゛な゛どごろ゛にい゛るの゛ぉぉぉぉっ!!??」 それは餡子が抜けて、半分潰れたような状態になっているゆっくりまりさであった。 ゆっくり魔理沙は傷ついていた。体中に穴が開いており、そこから餡子がはみ出していた。 なんでこんなことになったのだろう、とぼやけた頭で振り返る。 今日はゆっくり霊夢が子供を生みそうなので、簡単に食べ物を探してすぐに帰ろうと思っていた。 子供が生まれる時は一緒にいてあげたいからだ。 その途中で、いつも食べ物をくれるおじさんに出会った。 「おじさん、こんにちは! あのね、そろそろあかちゃんがうまれそうなんだよ! だから、たべものちょうだい!」 ゆっくり魔理沙は嬉しいのと、いつものお礼の気持ちを込めて子供のことを話していた。 おじさんならゆっくりできいてくれて、たべものもくれる、と思っていたのだろう。 そもそも、このゆっくり魔理沙は一度、この男の家に食べ物を探しに入って捕まったことがあるのだ。 その時、ゆっくり魔理沙は泣きながら事情を話した。 「れ゛いむ゛がぁ! あ゛かぢゃんうむがら、い゛っばい゛だべものがぼじがっだんでずぅ!」 そうすると、男は納得して助けてくれた。そしてこんなことを言ったのだ。 「いいかい? もう、人間の家に入っちゃ駄目だよ。食べ物なら私があげるからね」 そう言われて、最初は疑っていたがちゃんと食べ物をもらえたので、ゆっくりできるひとだ、と安心できた。 これ以降、男は基本的には野菜の葉っぱや皮だったが、毎日食べ物をくれた。 そんな食べ物でも、ゆっくり霊夢とずっと一緒にいたいゆっくり魔理沙には、食べ物を探す時間を減らせるのでとてもありがたかった。 そして、たまに貰える餡子が一番楽しみだった。自分一人で食べてしまいたい誘惑を堪えるのに必死なぐらいである。 ゆっくり霊夢も餡子が大好きで、二匹でいつもおいしく食べていた。 出産のためには住む場所を変えた方がいい、と教えてくれたのも男であった。 ゆっくり霊夢には内緒だったが、住むのに適した場所を見つけ、穴を掘るように指示と手伝いもしてくれた。 新しい家にゆっくり霊夢を招待した時は、見栄を張って自分一人で掘った、と言ってしまっている。 それを悪いことだ、と思っていたゆっくり魔理沙は恩返しと罪滅ぼしの意味を込めて、子供のことを話していた。 男はそれは良かった、と頷くと、持っていた籠のようなものを地面に下ろした。 「赤ちゃんが生まれるなら、お祝いをしてあげないとね」 「ゆっゆっ! おいわい! なにをしてくれるの!?」 男が籠の中から何かを取り出そうとしているのを、興奮気味に見ているゆっくり魔理沙。 またおいしいあんこをもらえるかもしれない、などということを思っていた。 「はい、お祝いだよ」 「ゆ、ぐりぃ!?」 勢いよく取り出されたバールのようなものが、ゆっくり魔理沙に振り下ろされた。 どずん! という鈍い音を立てて、ゆっくり魔理沙の穴が開けられる。 「ぎぃい゛いい゛い゛いっ!!?? い゛だい゛ぃ! な゛に゛ずる゛の゛ぉ!?」 突然の凶行に泣き叫ぶゆっくり魔理沙。男はさらに凶器を振るう。 「ほら、ほら、ほら、ほら、お祝いだよ」 「ゆぶっ!? ゆげ!? ゆぎゅ!? ゆあ!? ぶぎ!?」 言葉を発する度に凶器は振るわれる。それは的確にゆっくり魔理沙の身体に穴を穿ち、そこから命の源である餡子が漏れていく。 しかし、完全に死ぬ所まではいかない。男がそう調整しているのだ。 身体にいくつもの穴が開き、餡子が流れ出して段々と平らになっていくゆっくり魔理沙。 これ以上餡子が出ると死んでしまう、という所でようやく暴力は止められた。 「ふう……君たちみたいに言うと、すっきりー! という所かな?」 「どぼっ……じでぇ……なんで、ごんなごどずるのぉ……」 「なんでどうして、ときたか。月並みな言葉だけどね、君たちはもう少し他人を疑った方がいいよ」 心にも無い言葉をかけながら、背負った籠のようなものにゆっくり魔理沙を入れる。 それ以上、餡子が出ないように薄皮一枚分の手当てだけはしたが、そんなものはすぐにでも破れてしまいそうだった。 動けない身体だけどゆっくりしていればだいじょうぶ、と真っ暗な中で耐えるしかなかった。 しかし、それでも自分が長くはないことを、悪い人間に捕まってしまったことも悟っていた。 おじさんが何故こんなことをしたのか、ゆっくりまりさには分からない。 暗闇の中でただひたすらに、れいむがげんきなあかちゃんをうめますように、とまりさは願っていた。 どのくらい経ったのだろうか。ゆっくりまりさには判断がつかなかったが、何度か上の方が明るくなったりしていた。 ゆっくりれいむの声が聞こえたような気もしたが、ゆっくりまりさにはよく分からない。 周りにあるものが色々と上の方に持っていかれていたが、それを追う気力も体力も無かった。 そうやってじっとしていると、ようやくとでも言うべきだろうか、ゆっくりまりさの身体が持ち上げられていた。 急に暗い所から出されたため、眩しくて目を細めていると、聞き覚えのある懐かしい声が聞こえた。 「まりじゃあぁぁぁっ!! あいだがっだよ! まりじゃぁぁぁぁ!!」 母れいむは大好きなゆっくりまりさを見て、歓喜の声をあげる。その言葉だけ聞くと、ほとんどゆっくりありすのようでもある。 ゆっくりまりさの方は餡子が抜けてしまっているため、大きな反応は出来なかったが、それでも力無く笑ってみせていた。 それは、消えかけの蝋燭が最後に精一杯燃え上がろうとしている様に似ていなくもなかった。 「ようやく、お友達に会えて嬉しいかい?」 「ゆ゛っ! まりざからてをはなしてね! ごごはれいむとまりざのおうぢだよ! ゆっくりでていってね!!」 いくらか持ち直したのか、言葉から濁りが少なくなる母れいむ。ゆっくりまりさと出会えたことで色々と記憶が吹っ飛んだのだろう。 もちろん、子供のことすら半分以上忘れてしまっている。 今、母れいむが考えているのはまりさとゆっくりしたいということだけだった。 身重の体を無理やり動かしてでも、ゆっくりまりさに近寄ろうとしている。 男はそれを見て、母れいむの前にゆっくりまりさを置き、それと同時に手早く母れいむの縄も解いておく。 「ゆゆ? おじさんもようやくわかってきたね。さっさとれいむたちのまえからゆっくりきえてね!」 母れいむはケタケタと身を揺らして笑っている。男の行動から、自分が優位に立っていると感じているのだろう。 男は何も言わずにただ笑顔でいる。母れいむの言葉にも怒りを表さず、何かを楽しみに待っているようだ。 母れいむが忘れている存在を、男は覚えているのだ。 「まりさ、はやくふたりでゆっくりしようね! ふたりでゆ゛っ! ぐ、り……!?」 母れいむが大きく震える。震えは止まらず、「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ!?」という声と一緒にめりめりという音が聞こえてくる。 縄で閉じられていた顎の穴が再び開き始めているのだ。 ゆっくりまりさは何が起こっているのかよく分かっていない。既に理解できる程度の理性も失いかけている。 「い゛だいいぃぃぃ! ひぎぃ! なに゛!? な゛に゛がでる゛ぅぅぅっ!!??」 「なにって、決まってるだろう? 君の子供さ」 男が親切に説明してあげる。母れいむはその言葉で目を見開きながら絶句する。この瞬間まで、子供の存在は忘却の彼方にあったのだ。 楽しいことは覚えていても嫌なことや痛いことはすぐに忘れてしまうという、ゆっくりの独自の脳構造故だろうか。 一方、ゆっくりまりさは子供と聞いて、弱った身体にわずかばかりの力が戻った。 「ゆっ……? あかちゃん、まりさたちのあかちゃん……」 最早、目も虚ろでかなり弱っていたが子供のことは覚えていた。 母れいむと違って、子供によって痛い目にあっていないからである。 「あかちゃんあかちゃん……」と呟きながら、母れいむの方へ這いずって行く。 ちょうど、顎の穴に向かって進んでいっている 「い゛ぎぃ! い゛だい゛い゛だい゛! はやぐお゛わ゛っでぇっ! ゆ゛う゛っ!!!」 ぐちゃ、っと顎の穴から餡子の塊が吐き出される。男が突っ込んだ子まりさの死骸であった。 その死骸は穴の近くにいたゆっくりまりさに当たった。 「ゅぎゅ! ぶえぇっ!」 子まりさは既に半分以上が食べられており、ゆっくりまりさと比べても四分の一程度の大きさしかなかった。 しかし、その程度であっても勢い良く吐き出されると、ゆっくりまりさには耐えられない衝撃だった。 顔の正面に当たった結果、身体の各所から餡子がはみ出る。 ゆっくりまりさはわずかに呻く程度で、もうその場から動こうとはしない。動けないのだ。 母れいむはその様子を見て、子供を生むとどうなるかを思い知る。 あのぐらいの大きさでもゆっくりまりさが動けなくなってしまうのであれば、子供が当たったらどうなるのか。 「どいで! まりじゃ、そごどいでぇ! ゆぎぎぎぎぃ!! でぢゃう゛! あがざんでぢゃう゛!」 自分が動こうとしても、出産の痛みで動くことができない。無理に動けば、身体が裂けてしまうかもしれない。 完全に行き詰っている。この状態で何とか出来るものがいるとすれば、一人しかいなかった。 「おじざん! たずげで! まりじゃどがぢで! はやぐぅ! ゆっぐぅ!」 出産の痛みに必死で耐えながら、現在助けを求められる唯一の相手に何度も助けを請う。 それでも、男は動こうとせずに見守っている。 「出て行って欲しいんじゃないのかな? 消えて欲しいんじゃないのかな?」 笑いながら、母れいむの言葉を繰り返す。勿論、ゆっくりの頭ではそんなことは覚えていない。 「なんでもじまずぅぅぅ!! なんじぇもじまずがら! ま゛り゛じゃをどがじであげでぇぇっ!!」 「一生のお願いっていうのなら、どかしてあげてもいいよ」 「いっじょうのおねがいでずぅ! いっじょうのおねがいだぎゃりゃ!? ゆぉほう! なががらでりゅ!?」 そこまで言った所で顎の穴から再びめりめりという音が鳴る。 奥の方から徐々に顔をみせつつある子れいむ。母れいむからしてみたら、それは死の予兆以外の何者でもない。 母れいむの思考は「ゆっくりまりさ>あかちゃん」という図式であった。優先するべきはゆっくりまりさである。 あと一人生めばこの痛みから解放される、という抗いがたい誘惑に負けそうになりながらも必死の形相で耐える。 「んほおおおおおお!? お゛ね゛がい゛ぃぃ!? じま゛じゅうぅぅ!! ま゛り゛じゃを゛おごおぉぉ!?」 間断無く襲い来る傷みに耐えながら、出来うる限りの懇願を繰り返す。 本来ならば、ゆっくりは母性によって出産の痛みに耐えるのだが、既に母れいむは子供に対する愛情がなくなっていた。 そうなると、痛みもただ辛いだけのものに過ぎない。 「一生のお願いなら仕方ないね。よいしょっと」 母れいむの必死さと比べると、はるかに軽い様子で男が動く。 ゆっくりまりさの所まで行き、両手で持ち上げる。 「あ゛り゛がどぅ゛! ゆ゛っぐりどがじでぐれで、あ゛り゛がどね゛え゛えぇぇぇ!?」 礼を言おうとした母れいむの顔が一気に引き攣る。男はゆっくりまりさを母れいむの前に置いただけだった。 それも顎の穴の真正面、子れいむが出てくる場所に向かって置き直しただけである。 「あぎいいいいい!! な゛、ん゛、で!? ど、い゛、で! ぞご、ど、が、じ、で!!!」 「このゆっくりまりさを『どかして』あげただろう? 『どこ』かまでは言われなかったから、君の目の前に置いてみたよ」 男は笑顔で言う。母れいむは一度気を抜いてしまったせいか、完全に限界が来ていた。 言葉を喋ることが困難になってきている。呼吸すらも難しくなっているだろう。 やがて、それは決壊した。 「ゆ゛ぶっ!! う゛びゅ!! でりゅ……! ぎぶう゛う゛う゛ううう゛ぅ゛ぅぅっ!!!」 ぽーん、と子れいむが排出される。子れいむには穴の奥から外の状況は見えていた。 見えていたが、皆が何を言っているのかはよく分かっていない。 きっと、どうやってゆっくりするのかきめているんだ、などと夢想していた。 めのまえににいるゆっくりまりさはきっとおとーさんで、れいむがうまれるところをみててくれているんだ、と勘違いもしている。 だから、真っ直ぐに親の胸へ飛び込むように、ゆっくりまりさの所へ向かっていった。 「だべえ゛え゛え゛え゛え゛ぇ゛ぇぇぇっ!!! 母れいむは一瞬だけ歓喜の表情を浮かべていたが、すぐにそれも消え去って、思い切り叫ぶ。 だが、その叫びを聞いても子れいむは止まらないし、止まれない。 そして、ゆっくりまりさも目の前に迫り来る自分の子供に対して、回避する手段を持たなかった。 状況もろくに判断出来ていないが、その顔は生まれてくる子供を祝福するように微笑んでいる。 ゆっくりまりさの顔に子れいむが直撃する。何か言葉を出すことすらなく、餡子が辺りに飛び散った。 「………………」 「ゆゆゆ……ゆっくりしていってね!」 母れいむは呆然としていた。愛しいゆっくりまりさがいれば、他には何もいらなかったのに。 出産に伴う痛みも無くなったため、母れいむは何も感じなくなっていた。 逆に子れいむは初めて外の世界に出れて、思う存分ゆっくりしていた。 先ほどぶつかった「おとーさん」がなんだか平べったくなっているのが気になったが、大丈夫だろうと思っていた。 「ゆっゆっ♪ おかーさん。おかーさん♪ ゆっくりしようね!」 ニコニコしながら、母れいむに身体をすり寄せる子れいむ。母れいむは呆然としたまま、そちらを見る。 子まりさとゆっくりまりさから、餡子を浴びたゆっくりがそこにはいた。 「!? あっぢにいっでね! まりじゃのあんこをたべぢゃっだわるいこはじね゛!!」 身体を思い切り揺らして、子れいむを引き剥がす。 事実はそうではないが、母れいむにはゆっくりまりさを食べてしまったようにしか思えなかった。 もしくは、子れいむがいたからゆっくりまりさは死んでしまったとまで感じている。 「ゆにっ!? どーしたの、おかーさん? ねぇねぇ、どうしたの?」 「ゆっぐりぃ!!」 再び寄って来る子れいむを思い切り吹き飛ばす。 餡子まみれになりながら、純真とすら言える笑顔で迫ってくる様子は母れいむにとって恐怖以外の何者でもなかった。 吹き飛ばされた子れいむは、まさかそんなことをされるとはまるで思っていなかったらしく、びぃびぃと泣き始める。 「おがーざーん!! どうぢでこんなことするのぉ! いっじょにゆっくりしようよぅ!」 母れいむの周りを飛び跳ねながら訴える。その姿は愛らしくもないのかもしれない。 それに対して、怒号をもって母れいむは応えた。 「あっぢにいげぇ!! まりじゃをごろじだやづは、ゆっぐりじね!!」 「ゆっっぶ! ゆぐぅ……」 弾き飛ばされた子れいむが家の内壁に当たった。そのまま、気絶してしまったようである。 母れいむはそれを見て、泡を吹きながら喜ぶ。 「ふへっ、ゆへへへへへへへ! まりぴゃのかちきはとったよ~。みんな、み~んなやっつけてやったじょう!」 「今、吹き飛ばしたのって君の子供、赤ちゃんだよ」 間髪入れずに男が口出しをする。狂ってしまった母れいむにも分かるよう、赤ちゃんという言葉を使う。 「ゆぎっ? こんなのれーむのあかちゃんじゃ、ないよー? なに、いってるんだろーね、おかしーよ」 母れいむは呂律が回らないという状態ですらなく、言葉の発し方が不自然になっていく。 それほどに可笑しいのか、身体全体を激しく震わせるようにして耳障りな音を発しながら笑っている。 「その赤ちゃんを生んだのは君で、生んだせいで君のお友達のゆっくりまりさも死んじゃったんだよ」 「ゆぴきききき! ぞんな、ごど、あるわげないびょ? ゆふぇふぇふぇ!」 最早、笑い声なのかどうかすら良く分からなくなっている。それでも、男はさらに続ける。 「君のせいで、ゆっくりまりさは、死んじゃった」 「ゆ゛いいいぃぃぃい゛っぃぃい゛い!! うるざい! も゛う゛い゛い゛! ざっざどでべっでね゛!」 「駄目だ……完全に壊れちゃったか。ま、しょうがないかな」 やりすぎたなぁ、と独り言を呟きながら、母れいむの口に大きい針のようなもので穴を開ける。 「ぶぎっ! な゛に゛ずるびゅ!」 痛みを訴えるが、無視してその穴に縄を通していく。勿論、煩いので喋らせないようにするためである。 「餡子の量も減ってるみたいだし、これなら持って帰れるかな……」 軽く持ち上げたりして、重さを量る。無理だったら引きずればいいだけのことでもある。 これだけ成熟したゆっくりならば、胎内出産にも蔦出産にも耐えられるだろう、と男は判断している。 先ほど食べた餡子の味を再び味わうためにも、この母れいむを持ち帰る気なのだ。 気が狂っていても餡子を生むことは出来る。このまま、男専用の饅頭生産機にする気であった。 「おっと、こっちも忘れないように……」 壁にぶつかって気絶している子れいむも籠の中に放り込んでおく。 明日、食べるために取っておくか、それとも種馬として躾けてもいいかもしれない。 親と子供を交配させるとどうなるのだろう、と素朴な疑問を試すのも手である。 「それじゃ、ゆっくり一緒に帰ろうか」 「…ゅ……ゅっ! ……ゅ……っ!」 何か喋ろうとしているがよく分からない。狂ってしまった者の言葉など聞いても意味がないだろう。 男が話しかけたとしても、それはほとんど独り言に近い。一方的に用件を伝えているだけだった。 これからはおいしい餡子が食べられる、と思うと男の足取りは自然と軽いものになっていた。 狂った母れいむは何がどうなったのか、良く分かっていない。分かろうともしない。 男の家に連れてこられても、鎖で繋がれても、どこにいようと意味が無かった。 母れいむはゆっくりまりさがいる幸せな幻想の中で、いつまでも過ごしていたからだ。 子供を生んでも、子供に交尾されても、幻想の中でゆっくりしていた。 子供が生めなくなったために捨てられても、ずっとずっと変わらずにゆっくりしている。 口の縄を外されたので、喋れるようにはなっているが、それもまったく意味が無い。 捨てられた場所はゴミが集められている所で、とても汚くて臭いが、それも母れいむに変化をもたらすことはない。 「ゆび……ゆぎいひひひ……まりじゃ、まりじゃぁ……」 今日も今日とて、母れいむは汚濁の中で『幸せ』に浸っているのであった。 餡子が尽きるその日まで。 めでたし、めでたし 後書き AAの「出産しているゆっくり」があまりにもウザかったので書いてみました。 けっこうすっきりできたよ! 後半、というかオチの付け方にはかなり迷った結果、完成にかなり時間がかかったなぁ…… そして、色々な出産系のSSが多くて投下するタイミングを見失ってました。 というか、書こうとしてたことがAAでも再現されてたのはビックリ。職人すげえ。 一応、書いたSSをまとめておきます。 ゆっくりいじめ系110 「髪飾り」 ゆっくりいじめ系136 「働きゆっくり?」 ゆっくりいじめ系137 「ゆっくりまんじゅう」 ゆっくりいじめ系153 「ゆっくり調教師 前編 」 ゆっくりいじめ系154 「ゆっくり調教師 後編」 名前はゆっくりまんじゅうの人でお願いします。 このSSに感想を付ける