約 1,475,993 件
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1604.html
874 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/25(土) 19 45 53 ID GwMsl/oc レイ「……………」 ライダー「仲間外れですか。哀れですね」 レイ「お前には言われたくない」 C.C「そう邪険にするな。空気同士仲良くしようじゃないか」 レイ「こっちへ来るな!出番が減る!」 ファサリナ「減るも何も元々出番なんか無いじゃありませんか」 レイ「貴様ぁぁぁぁっ!」 875 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/25(土) 20 42 54 ID QiAGjFWI ???「貴方達はまだましです!」 一同「!?」 ユフィ「私なんて!!水泳大会以来!!全く!!出番がありませんよ!!!」 一同「……ごめん、忘れていました」 ユフィ「ウワァァ―――――。゚(゚´Д`゚)゚。―――――ン!!!!」 □ ◆ □ ◆ マリアンヌ「で、私に相談しに来たわけなのね」 ユフィ「ぐす、そうです。なんで私はここまで出番がないのでしょうか」 マリアンヌ「だって、あなたは清楚なイメージが強い皇女だからね。 せめて趣味や特技が公式設定で付いていれば話を作れるけど……そうなかなか貴女を描ける人がいないわよ」 マリアンヌ(それにインパクトの強いアレをここでやらせるわけにもいかないし) ユフィ「そんな、それじゃ困ります!!このまま空気キャラになりたくないです!!私、出番が欲しいです!! ですのでマリアンヌ様、一緒に空気脱却の方法を考えてくれませんか!」 マリアンヌ(はぁー、なにこのデジャブ。アーニャに続いてこの子まで空気を気にしていたなんて。…さて、どうしようかしら) 【ユフィ、空気を嘆き脱却を目指す!!】 876 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/25(土) 21 19 17 ID kXPpuv3Y 光秀「フフフ、実は私も最近出番が」 マリアンヌ「帰れ」 877 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/25(土) 21 55 06 ID Ef5Fmg8g レイ「俺が空気…?馬鹿な…」 レイ「…」 レイ「くそっ…何故俺が…」 レイ「……ちっ、気分転換に奴の相手でもするか」 レイ「おい!暴れ龍久しぶりに勝負しろ!」バァン 律「あっ……ゃ、キャスターさん、今日はもう勘弁して…」 キャスター「だ~め♪今日は徹底的に……!?」 レイ「Oh…」 女性の部屋にノックなしで入るんじゃないわよおおぉ!! ぐああぁっ!! ユフィ「ああやってもう活動に移ってる人もいるんですね」 マリアンヌ「いやぁあれは違うんじゃないかな…」
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/3235.html
960 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/10/11(日) 02 05 01 ID ??? ネーナ「劇場版なんて滅びてしまえ!」 キラ「そうだそうだ。完成しなきゃいいんだ」 シン「今日ばかりは気が合うな」 ルナマリア「ねえ…後ろ二人はわかるけど、なんでネーナまで荒れてるの?」 ルイス「いや……それは……」 ファ「きっと出られる希望がないからじゃない?」 ルナマリア「あ……そっか……確かとどめ刺したのルイスだっけ」 ルイス「何の話よ?」 ルナマリア「何ってあんた、すんごいMAで…」 リボンズ「ふんっ!」ビシッ ルナマリア「はうっ…」 ファ「ちょっと!いきなり何するのよこの黄緑頭!」 リボンズ「この二人が仲良くしてるなんてそうはないことなんだ。邪魔しちゃだめだよ」 962 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/10/11(日) 04 39 53 ID ??? 960 ウッソ・ガロード「劇場版なんてしねばいいのに」 キラ「ガロード、君は早く鼻血を止めようね」 963 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/10/11(日) 11 10 14 ID ??? カリス?「そうか、鼻血で発散してくれれば砂糖発生率を抑えられるんですね!」 カリス「その程度で済むんでしょうか、そちらの二人は……」 シャギア「まず無理だな」 オルバ「僕もそう思うよ兄さん」 カリス?「お二人も少しは協力してくださいよ……」
https://w.atwiki.jp/yuiui/pages/218.html
944 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/08/12(木) 10 37 00 ID lRR2Fj090 憂「お姉ちゃん帰ってこないんだ。あ、そうだ! お姉ちゃんの下着を借りようっと。お姉ちゃんが一緒にいる気分~♪ 憂「うん、胸は苦しいけど下はぴったりだね。 おねえちゃんと間接貝合わせ///」 憂「お姉ちゃんが居ないのは寂しいけど、お姉ちゃんの下着を借りたりタイツの匂い嗅ぐチャンスだよね… 偶にはいいかも」 唯「ただいまー」 憂「!?お、お姉ちゃん!?今日は学校に泊まるんじゃ……」 唯「泊まるよ。でも下着くらいは着替えるよ。 その着替え取りに来たんだよ」 憂「そ、そう」 唯「あれー?あれれー?洗濯機の中かなー?あれー、やっぱりない……」 憂「どうしたの?」 唯「お気に入りの下着が無い。アレ履いてこうと思ったのに」 憂(私が履いてるコレの事か……。こっそり脱いで渡すにしても、 濡れちゃってるし……) 唯「ういー、お姉ちゃんの下着知らない?」 憂「え、ええっ?さ、探しておくね。今日は他の下着使えばいいんじゃないかな? 明日帰って来る頃には、私が見つけておくから、ね?」 唯「ねえ憂ー、どうして憂の下着がこんな所に脱ぎ散らかされてるの?」 憂(しまっ。着替える時に一時的に置いておいたヤツだ……) 唯「んー。まさか憂が間違えて履いてたりー?」 憂「!? 憂(調べられたら終わっちゃう……) 感想をどうぞ 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/617.html
そのまりさは、幼いころに帽子を痛めた。 具体的には、帽子のつばに切れこみができてしまった。 命のつぎに大切な帽子が傷ものになってしまい、まりさは絶望し、泣きじゃくった。 だが、お家に奥底に縮こまって震えるしかなかったまりさは、やがて自信を快復する。 その契機となったのは、親れいむだった。 「おちびちゃん。ぺーろぺーろしてあげるね!」 そう言って、暗い穴底でせっせと我が子の頬をなめたのだった。 ちびのまりさは、どうしてぺーろぺーろする対象が帽子ではなく自分なのかと、疑問だった。 傷ついているのは、お帽子なのに。 「おちびちゃん。すーりすーりしてあげるんだぜ」 続いてやってきたのは親まりさだった。 自信にあふれた顔つきで、いつまでもいつまでも、頬ずりをしてくれた。 「ゆゆ~。いもーちょに くさしゃんを あげりゅんだじぇっ」 「いもーちょに あまあまとっちぇきったんだじぇ~」 「まりしゃ、ぺーりょぺーりょ しちぇあげりゅねっ」 姉妹たちも群がってくる。 両親も姉妹も、帽子の切れこみについては一言も口にしなかった。 繊細な日常を壊さないように、あるがままにふるまっている。 しだいに、まりさは穴倉に閉じこもっている自分がふしぎに思えてきた。 だから、 「おちびちゃん、おそとに でようっ」 と、家族が言ってきたときも、 「でりゅんだじぇ」 と、素直にうなずくことができた。 ちびまりさは、三日ぶりにお家の洞窟を出た。 陽光のもとに歩みでたとき、まりさは濃厚な春のにおいに包まれた。 やわらかな草が地面を覆っている。木々の黒々とした幹は逞しくかつ美しい。 樹木はことごとく冠を装備する。王冠からしたたる木漏れ日が、草原の上に躍っている。 とりわけ、草むらの中心にたたずんでいる樹木が幼いまりさの目をひいた。 それは、白い樹幹をもっていた。 中空に投げかけられた梢はたっぷりと葉をつけている。 静かな君主が、草むらのただなかにそびえていた。 「……ゆっきゅりぷれいちゅ」 まりさは呆然としながら呟いた。 それらは見慣れたはずの風景、日常の景色にすぎなかった。 だが。 暗い穴の底から這い出てきたまりさの目には、 「きょきょは とっちぇも ゆっきゅり できりゅんだじぇ!」 と、おもわず宣言してしまったほどに、みずみずしいものとして再生されていた。 その快活な声は、一点の濁りもない澄みわたる蒼天に吸いこまれていった。 白濁した空のもとで、ゆっくりたちが草むらにうごめいていた。 その顔には覇気も生気もない。 「むーちゃ、むーちゃ……。ゅげぇ……むーちゃ……。むーちゃ……ゅぐ……」 わきめもふらずに痩せこけた雑草をむさぼっている。 何十頭というゆっくりがいるのに会話もなければ歌声もない。 草と唾液がこねくりまわされる湿った音だけが、無言の生首の這いずりまわる草むらにこだましていた。 草むらの中心には、白い大樹が立ち枯れている。 すでに老樹と化してひさしい。子孫を残す機能などはるかな昔に失われていて、 もはや座して死をまつしかすることがない。しかし樹木であっても死は怖いのか、 まるで救いを求めるように葉のない梢を曇天へと伸ばしている。 その曲がりくねった梢のさき、はるかな高みには、数十もの、はばたかない鴉が悠々と飛んでいた。 それは、戦闘機の編隊だった。 しかしゆっくりたちは空飛ぶ機械などには目もくれない。 空など仰ぐ価値もないと言わんばかりに、ただひたすらに、 あしもとにたむろす痩せこけた雑草を胃の腑にものをつめてゆく。 永遠に続くかとおもわれていた静寂は、しかし突然にひきさかれた。 「ゆぴゃぁぁぁっ!」 悲鳴が草むらにこだまする。 ゆっくりが一斉にふりむく。 広場のすみで、一頭のれいむが野良犬の餌食となっていた。すでに半身を食いちぎられ ていて、中身の餡子はとめどもなく流れだしていた。 「だっ、だずげっ、だずげでねぇっ!」 助けをもとめる濁った悲鳴が空にまう。 混沌が発生した。 ゆっくりできない、こっちこないでね。たすけて。にげるよ。 ゆっくりたちは金切り声をあげながら一目散に逃げだしていゆく。 救援に耳を貸すゆっくりは、ただの一頭もいなかった。 「だずげっ、だずげでっ! ど、どぼじでっ!」 ついにさいごの一頭がれいむの視界から消えた。 すべてのゆっくりが、一度たりとも、ふりむかなかった。 「どぼじでぇ……なんでぇ……ゆぐぅ……ゅぐっ!」 れいむが白目をむいた。 痩せこけた犬がれいむの肌を噛み、そのまま森の暗がりへとひきずりこもうとする。 れいむはあんよを踏ん張ってこれに抵抗した。 ぐるりと眼球が回転し、黒目がもどった。 「やべでぇ……やべ……だずげでっ、だれが、だずげでぇ」 哀訴はとどかない。 ずるずると森のなかへと引きずられてゆき、悲鳴は森の暗やみのなかに吸いこまれた。 こうして、一頭のれいむは仔犬の餌としての運命を歩むことになった。 翌日、草むらのすみには森へと伸びる餡子の道ができていた。 だが、ゆっくりたちはまるで気に留めることなく、草をはみつづけた。 すべては日常の光景だった。 だから驚くにはあたいしない。 猛獣に狩られる同胞も、 曇天に躍る戦闘機の群れも、 ときおり聞こえる爆撃音も、 日常のひとこまにすぎなかった。 星無き夜空の統治がはじまった。 森も山も、まったくの暗がりの満たすところとなる。 白い枯木の広場も例外ではない。 その広場からすこし離れたゆっくりの巣穴では、赤ゆのれいむがさんざんに泣いていた。 「ゆぴぃぃぃーーーー! おにゃきゃ ずいぢゃーーーー! おにゃきゃ ずいぢゃーーー! でいびゅば おにゅぎゃ ずいぢぇりゅにょーーーーーっ! ごばんじゃぁぁーーーんっ!」 この癇癪はいまに始ったことではなかった。それどころか毎晩繰りかえされている。 慟哭がはじまると、家族はいつもおなじ手をつかう。 「おちびちゃん。おかーさんが すーりすーりしてあげるよ。すーりすーり……」 成体のれいむが頬ずりをしてこれをあやす。 「ごはんさんは もうないのぜ。がまんするのぜ。ぺーろぺーろ……」 成体のまりさは舌で頬をなめあげて空腹をまぎらわせようとしていた。 「ゆゅ。れいむがしっかりしないから。すーりすーり……」 成体間近に成長したれいむも、先達にならって頬ずりをする。 しかし赤ゆはいっこうに泣きやむ気配をみせないのだった。 「おなきゃ ずいだのぉぉーーーーっ! でいみゅは おなぎゃ ずいだのぉぉーーーーっ! ゆんやぁぁぁぁーーーーー! ゆんやぁぁぁぁぁーーーーーーっ!」 いくらだだをこねても、食べものは出されない。 あたりまえだ。 巣にはひとかけらの食料も残されていなかったのだから。 だから、赤ゆに供されるものは腹のたしにならない愛情だけであった。 そして、無駄と知りつつ愛情をそそぐ三頭のゆっくりの姿を、 べつの二頭のまりさ種が心配そうな目で見つめている。 このさびれた巣穴には合計六頭のゆっくりが息づいていた。 まず、父まりさと母れいむ。 この二頭には四頭のこどもがいる。 生まれた順かられいむ、まりさ、まりさ、れいむだ。 両親とともに赤ゆをなぐさめているのは、長女たる姉れいむ。 すでにツガイを得ていてもおかしくない年頃だ。 姉まりさはまだ子供といえたが、分別のつかない童でもない。 赤ゆの段階を脱しているもののまだ頼りないのが、妹まりさだ。 そして末っ子れいむ。 けっきょく、赤ゆの嗚咽を止めたのは、 れいむ種の愛情のこもった頬ずりでもまりさ種の温かい舐めあげでもなかった。 泣き疲れと、眠気だった。 子供たちが寝静まると、父まりさはツガイのれいむにつぶやくように告げた。 「……ひっこし、するのぜ」 「ひっこし?」 「もう いやなのぜ」 どれだけ血眼になって探し集めても、土をはんでいるようなまずい草しか食べられない。 森には肉食獣が息づいている。遠雷のような爆音は昼夜をとわず聞こえてくる。 父まりさは限界に達していた。 「ゆぅ……」 母れいむはあいまいな態度をとり、子供たちを横目で見やった。 みんな泣きながら眠っている。涙の理由はよくわかる。子供たちは生まれてこのかた、 一度も満腹をあじわったことがない。寝ても覚めても、空腹がじくじくと痛んでいるにちがいなかった。 「ひっこし するのぜ。あたらしい ゆっくりぷれいすで おちびちゃんたちに おなか いっぱい ごはんさんを たべさせるのぜ」 「……そんなゆっくりぷれいす、あるのかな」 「あるのぜ!」 父まりさが声をあらげた。 母れいむは慌てて子供たちにふりむいたが、起きた子供はいなかった。 「おちびちゃんたちは どーするの?」 桃源郷を探す旅は、長く厳しいものになるだろう。長旅に子供たちが耐えられるかどうか。 姉れいむは問題なくついてこられるはずだ。姉まりさも運動能力にすぐれている、問題はない。 妹まりさにしても、休憩をおおくとるといった工夫しだいでなんとかなる。 問題は、末っ子れいむだ。 「おちびちゃんは まりさが ぼうしのなかに いれて はこぶのぜ」 母れいむは冷たく返答した。 「……まりさのおぼうしには たべものを いれておかなくちゃ」 備蓄はない。 だが、旅に危険はつきものだ。今日食べものが得られてから、 明日も食べられるとは、かぎらない。だからみちみち食べものを集め、余裕をもちながら旅をしなければならない。 このとき運搬具としてまりさの帽子が役に立つ。 逆にいえば、まりさの帽子は食べもの運搬用であり、ここに赤ゆを閉じこめておくわけにはいかなかった。 「ゆぅ……」 父まりさが悲しげにうつむいた。そこにツガイの声がかかる。 「だから。おちびちゃんは れいむがおんぶするよ」 父まりさは顔をあげツガイを見た。母れいむの凛呼とした顔がそこにあった。 「くろうをかけるのぜ……」 翌朝、両親は族長まりさの巣におもむき、旅立ちのむねを伝えた。 族長まりさは特徴的な容姿をもっている。帽子のつばに切れこみがあるのだ。 族長は引っ越しの通告に接して、力なく首を横にふるだけだった。あきらかに反対の意をしめしていた。 だが、明確に反対したわけではなかったので、父まりさは旅立ちを決意した。 こうして、六頭家族は新天地めざして群れを出た。 その日も天空は膿んだ色をたたえていた。 出発してしばらくは、家族は非日常と格闘していた。 引っ越しという初めての経験が、家族にいいしれない不安と緊張と興奮を与えていた。 もっとも末っ子れいむだけは母の頭上で眠りこけていたので、身を切るような緊張とは無関係だった。 しかし、そうした緊張も時間もやがてほぐれていった。 まわりの風景は白の枯木のふるさととあまり変わらず、地獄も天国もそこにはない。 とはいえ、故郷とかわらない景色とは、 痩せさらばえた樹木が呼吸を止めたようにたたずみ、空には濁った雲が渦をつくるばかりの、 生も死も消えてしまったような朽ちかけた光景でせいかなかったのだが。 家族は一列縦隊で行進していた。 先頭をゆくのは父れいむだ。その後ろに補佐役として姉れいむがつづく。 列のまん中をしめるのは妹まりさ。四頭目は姉まりさ。しんがりを担うのは母れいむだ。 いちばん脆弱な赤ゆは、母の頭の乗せられて運ばれていた。 「ゆゆー。しずかなんだじぇー」 妹まりさがぼそりと言った。 その指摘に歯向かうように、末っ子れいむが目をさまし、起きるやいなや泣きだした。 「……ゅ……ゅ……ゆぴゃぁぁぁーーーーーーーーー! おにゃぎゃずいだーーーーーっ! ゆんやぅわぁぁぁーーーーーっ! おにゃが ずいだよぉーーーーーー!」 「ゆぅ……」 行軍がとまり、赤ゆあやしがはじまった。 ただし父まりさは参加しない。 道の行く手に背をむけて、泣きくずれる末っ子れいむとそれをなぐさめる家族たちを見つめるだけだ。 しかし、家族のなかでも一等悲痛な目つきをたたえていたのは、父まりさにほかならなかった。 これからずっと見知らぬ土地を歩くのだ。 どこに危険がひそんでいるか、わかったものではない。 そして、避けられる危険は避けるにこしたことはない。 そのためには息をひそめて、ふかく静かに行軍するのがいちばんだ。 ところが末っ子れいむは親の心配など露知らず、それが赤ゆの本能とはいえ、 ひたすらに自己の欲望を主張するばかりで抑えることをしらない。 こんなことで約束の地に辿りつけるのか。 森に息づき舌なめずりをする危険の網をかいくぐることができるのか。 それを思うと暗澹たる気持ちを抱かざるをえない。 いっそ今からでも戻るべきか……? とさえ、思いはじめていた。 今なら間に合う。今なら……。 「おちびちゃん、しずかにしてね! なけばいーってもんじゃないよ!」 その叱責は、姉れいむのものだった。 家族は水をうったように静まりかえった。 めったに怒りを表明しない姉れいむの怒声は、それだけの効果があった。 「……ゅ……ゅ……!」 末っ子れいむは、母の頭上でふるえた。そして、 「ゆびゃぁぁぁぁーーーーーーーーーっっ! ぼねーぢゃんぎゃ いじばりゅーーーーっ!」 火がついたように泣きだした。 姉れいむの馴れない叱責は、かんぜんに逆効果だった。家族のほうがうろたえてしまう。 ただ父まりさだけは、姉れいむの慌てる姿をみて微笑みをうかべていた。 そのとき、父まりさの背後でかさりと音がした。 家族が音に反応する。 野道のまん中に、猫がいた。 その黒い体毛はひどく薄い。筋肉のもりあがりはすさまじく、ほとんど異形と化している。 爪は曇天からもれる光をふうじて冷たくきらめいている。 その怪物が、琥珀の両眼でゆっくり六頭をしずかに見つめている。 末っ子れいむは狂乱した。 「ゆぎやぁぁぁぁぁーーーーーーー! ぎょばいよぉぉぉぉぉーーーーっ! ねござんば ゆっぎゅり でぎにゃいよぉーーーーー! でいびゅぎょばいぃぃぃーーーーーーーーっ! あっぢ いっでねぇーーーーっ! あっぢ いっでーーーーーっ!」 六頭は立ちすくんでいた。父まりさにいたってはしきりに歯を噛みならしておびえている。 魔物が足を踏みだした。 すると、父まりさの震えがとまった。一家の庇護者たる役割をおもいだした。 一気に頬をふくらまし、 「ぷくぅぅぅーーーーーっっ!」 と、涙ながらに威嚇を展開した。 姉妹たちもそれにつづく。 「ぷ、ぷ、ぷっ……ぷくうぅぅぅっ!」 「ぷきゅーーーーーっ!」 「ぷきゅぅぅぅぅーーーーっ!」 母れいむだけは赤ゆをきづかい、戦闘には参加しなかった。 魔獣とゆっくりによる闘争は、ゆっくりたちの勇気に軍配があがった。 黒猫はしばらくゆっくりを睨みつけていたのち、ぷいと顔をそむけ、草むらに消えた。 家族たちは抱き合っておのれの無事をよろこんだ。 「ぎょばぎゃっだぁぁぁーーーーーーーーーっ! ぎょばがっだぁぁぁーーーーーーーっ!」 しかし末っ子れいむは泣きやまない。 「おちびちゃん、ねこさんは もういないのぜ! かったのぜ!」 父まりさが戦勝を誇ってみせた。 だが赤ゆは、 「おなぎゃずいぢゃぁぁぁーーーーーーーーーーーっ!」 と、叫びかえした。 その嗚咽を聞き、父まりさはゆるゆるとかぶりをふった。 末っ子れいむの嗚咽をすておいて、行軍の再開を宣言した。 子供らは心配そうな目をしていたが、父まりさは厳しい目つきをするばかりでとりあわなかった。 家族は無言で、背の高い草むらを両脇にしたがえているけものみちを進んだ。 赤ゆはいつしか叫ばなくなっていた。泣きやんだわけではない。 号泣がむせび泣きにかわっただけだ。 「おにゃぎゃ……ゆぐっ……おにゃぎゃっ……ひぐっ」 などと、つぶやいている。 父まりさが口をひらく。 「おちびちゃんたち、おうたを うたって ほしいんだぜ」 すこしでも家族の不安を和らげようとする一家の長の知恵だった。 「おうちゃー、ききちゃーい」 確信があったわけではなかったが、効果があった。末っ子れいむはぴたりと泣きやみ、 母れいむの飾りの上できゃっきゃとさわぐ。 姉れいむが音頭をとった。 「ゆ~は~、ゆっくりの~、ゆぅ~」 ほがらかな歌声がひっそりとした森に広がった。 母と姉妹が声をあわせる。 「ゆ~、ゆ~、ゆ~、ゆっくり~、ゆっくり~、ゆっくりのゆ~」 葬列のような雰囲気は消しとんでいた。上々だと父まりさは胸をなでおろしていた。 赤ゆだけは、 「ゆっくちぃー! ゆっくちぃー!」 と、叫び散らしていたが。本人は歌っているつもりなので、父まりさはよしとした。 ところが、歌声は闖入者によってさえぎられることとなった。 突然、左右に横たわる背のたかい草むらのなかから、ゆっくりが飛びだしてきた。 ありす種だった。 ありすは一列縦隊で進む家族のまんなかを横切ると、そのまま道の反対側に消えた。 「……ゆ?」 先頭をゆく父まりさが振りかえったときには、ありすの姿はすでにない。 「なにかとーったのぜ?」 「ありしゅがいたんだじぇー」 姉まりさが元気よくこたえた。 母れいむも無言でうなずき同意し、しかし直後に悲鳴を上げた。 「おちびちゃんがぁっ! おちびちゃんがいないよぉー!」 一隊のまんなかを歩いていた妹まりさの姿がない。 「まさか……そのありすに……れいむ!」 父まりさが鋭い声を放った。 「ゆゆ?」 「おちびちゃんを みていて ほしいのぜ! さっきのありす なのぜ、おちびちゃんを さらったのぜ! とりかえしてくるのぜ!」 一気呵成にそう言うと、母れいむの了解を待たずして、父まりさは草むらに分けいった。 草むらの向こうで、なにかが逃げてゆく音がする。 あたりの草はおしなべて背がたかく、視界が晴れない。 「はなちぇぇぇーーーー! まりしゃをはなちぇぇーーーー! げしゅぅーーーーーっっ! ゆわぁぁぁーーーーーん! ゆわぁぁーーーーーーーんっっ!」 妹まりさの悲鳴が聞こえてきた。だいぶ遠い。父まりさは殺気立った叫びをあげた。 「おちびちゃんをはなすのぜぇぇぇーーーーー!」 「……ゅ……? ぉ、ぉ、お、おどーじゃぁぁーーーーーーん! だずげでーーーーーっ! ばりざを だずげでぇぇーーーーっ! はなぢぇぇぇーーーーーっ!」 「たすけるのぜぇぇーーっっ」 と、叫びながらも父まりさは焦燥にかられていた。 おもいのほか誘拐犯は足が速かった。 敵には地の利があるらしく、父まりさはなんども石や樹木といった障害物にさえぎられた。 子供の助けをもとめる声も、しだいに小さくなってゆく。 やがて、完全に誘拐犯を見失った。 父まりさはがむしゃらにあたりの草をかきわけた。鋭い葉にあんよが切れる。 石をふみつぶして激痛がはしった。それでも探索の手はやすめなかった。 だが、いくら草むらをかき分けても、痕跡ひとつつかめない。動悸がはやまる。 そのとき、左手方向の遠くから死にいろどられた悲鳴がきこえてきた。 「ゆんやああぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーっっ!」 父まりさは目をみひらく。 方向を転じて、跳ぶように走った。 「おちびぢゃぁぁぁーーんっ!」 返答はなかった。 もどかしい。 父まりさは歯ぎしりした。 悲鳴を耳にして身をこがすような不安にかられていたのに、 いまはその返事の不在が不安でたまらず、悲鳴でもいい、妹まりさの声がききたかった。 「ゆんっ!?」 とつぜん、藪のような草むらが途切れ、背のひくい草が繁茂する広場に転がり出た。 「おちびちゃん!」 がばりと起きあがりあたりを見回す。 灰色の葉をつけた大樹の足もとに、ありすがいた。 父まりさを蒼ざめた瞳で見つめている。 「……」 二者は黙して対峙した。 「……おちびちゃんは、どこなのぜ」 ありすの体が、びくついた。その目に涙がたまってゆく。 が、それも一瞬のことでしかない。 一転して獰猛な目つきをたたえると、猛然と飛びかかってきた。 父まりさは横っとびに飛びのいて、奇襲を回避した。 敵は着地に失敗してバランスを崩す。 父親はすかさず背後をとった。 地面に落ちていた小枝をひろいあげ、あかいカチューシャのちかく、脳天にふかぶかと突き刺した。 絹を裂くようなするどい悲鳴が、しずかな森をさわがした。 父まりさはありすの上に飛びのり、全力でこれを押しつぶす。 白いクリームがぶっと吐き出された。もういちど、全力で踏みしだく。 こんどは口のみならず肛門と性器からも白濁液が流出した。 ありすは痙攣をはじめた。 父まりさは誘拐犯からおりて、詰問をはじめた。 「おちびちゃんはどこなのぜ。いうのぜ! いますぐ!」 「ゆ……ぐ……あなだの……ごども……」 瀕死の重傷だった。 「そーなのぜ! どこなのぜ! いうのぜ!」 尋問官の目は血走っている。ありすはクリームの涙をながしながら答えた。 「……ゆ……ゅ……ごべ……ごべんな……ざい…………あがぢゃん……が……おなが…… ずいでだがら……ゅ……だがら……」 「ど……どーでもいーことなのぜ! げすのこどもが おなかすいてたから なんなのぜ! こたえるのぜ! おちびちゃんは どこにいるのぜ!」 「……ごべんなざいぃ……」 さいごに謝罪をくりかえすと、ありすはひときわ大きく痙攣し、 せいだいに中身を吐きもらして事切れた。 父まりさは舌打ちして、あたりを見回した。焦燥が父まりさの胸を騒がしていた。 謝罪とは、過去の行いに対する反省の弁にほかならない。 すなわち、ありすは既に何かを実行してしまったことになる。 「おちびちゃーん!」 叫び声は森林に吸い込まれてゆく。 「……?」 どこからか声が聞こえてくる。 くぐもった、甲高い響きだ。 音源へと歩く。 樹木の根もとに、まりさ種の帽子が置かれていた。その帽子のつばには石が置かれている。 大きさから察するに、もちぬしは成体まりさ種であろう。 そして、ゆっくりがお飾りや帽子をその身からはずすことはありえない。 もちぬしのいない帽子など、不気味なだけだ。 振りかえり、ありすの死骸を見やった。ぴくりとも動かない。完全に死んでいる。 また黒帽子を見つめた。 父まりさは帽子に顔を近づけて耳をそばだててみた。 甲高い声が、帽子のなかに渦巻いていた。 『……みゅーちゃ……みゅーちゃ……みゅーちゃ……みゅーちゃ……おいちぃぃーーーー!』 『……おいちぃーわ……とっちぇも ときゃいひゃな おあじにぇ!』 『……ちあわちぇー……。まりしゃは とっちぇも ゆっきゅりしちぇいりゅんだじぇ……』 吹き飛ばすように、帽子をのけた。 蓋の下には、窪みがあった。 そこに七頭の赤ゆがいた。 窪みの底には藁がしかれている。巣のつもりか。 赤ゆらはいきなり明るくなった空をあおぎ、じぶんたちを睨みつける巨大な顔を見つけた。 かれらは同時に失禁し、蜂の巣をつついたような大騒ぎを呈した。 「ゆぴぃぃぃぃーーーーー! しりゃにゃい ゆっきゅりが いりゅぅぅーーーーーーーー! ゆっぐぢ でぎにゃのじぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーっっ!」 「ぶぎゃぁぁぁっ! ゆっぎゅり でぎにゃいぃぃーー! みゃみゃぁぁぁぁーーーーーー! みゃみゃぁぁぁーーーーーー! どっどど だじゅげりょぉぉぉーーーーーーーーーーーっ!」 「……ま、ま、まままま、まり、まりっ、ま、まりまりまり、まり、まりしゃっ、まりしゃはっ、 ちゅ、ちゅ、ちゅよっ、ちゅちゅちゅちゅ、ちゅよい、ちゅちゅちゅちゅ、ちゅよいっ」 「ゆわぁぁーーーん! ゆわぁぁぁーんっっ! ごっぢごなびでぇぇーーーーーーーっっ!」 曇天のもと、父まりさはひどく澄んだ目つきで、騒然と泣きわめく赤ゆたちを観察した。 まりさ種が三頭と、ありす種が四頭だった。 その口もとは、ことごとく、べったりと黒く汚れていた。 窪みのすみには、もちぬしのいない四つ目の小さな帽子が座っている。 赤ゆのまりさのそれにくらべると、少しばかり大きかった。 草むらのなかから父まりさがその姿を見せると、子供たちはよろこびに沸いた。 母れいむも安堵のため息をもらす。ところが、奪い返しにいったはずの妹まりさの姿が みえず、黒い不安が胸のうちで頭をもたげてきた。 「ね、ねえまりさ」 「おちびちゃんたち。ごめんなのぜ」 父まりさはツガイの呼びかけを無視して、群がってくる子供たちのもとにすすんだ。 そして黒帽子からなにか白い塊をとりだして子供たちの前にさしだした。 それは大量のあまあまだった。カスタードクリームと餡子の混合塊だ。濃厚な甘ったる い匂いが、子供たちの鼻孔を直撃する。 「ゆゆぅぅぅぅーーーーーーーーっっ!」 狂ったような歓声をあげた。 それと同時に。 ぷしっ。 と、いっせいに子供の肛門から尿が吐き出された。唾液はまたたくまによだれとなってあごをつたう。 目は食欲にきらめき、凝然と甘味を見つめている。 父まりさは包容力のある笑みをうかべる。 「すーぱー むーしゃむーしゃ たいむなのぜ。……たべるのぜ」 「ゆ゛ん゛や゛あ゛ぁぁぁぁーーーーーーっ!」 自制心など吹きとんでいた。 三頭のゆっくりは我先にと餡子にむらがって、一心不乱にをむさぼりはじめた。 しかし、母れいむは素直にはよろこべなかった。 妹まりさはどうしたのだ? 父まりさの横顔を見てもよろこんでいるようにはみえない。むしろ悲痛でさえあった。 それに、こんなに大量のあまあまをどこから調達してきたのだろうか。 餡子もクリームも自然界には存在していないのに。 いやちがう。 唯一存在する場所があるが、それは……。 「ねえ、まりさ。これって もしかして」 「れいむ。いうんじゃないのぜ」 おおいかぶせるように言って、ツガイの疑問を遮断した。 「さあ、まりさたちもゆっくりたべるのぜ」 「……これを?」 「おちびちゃんだけに たべさせちゃ だめなのぜ」 母れいむは息を呑んだ。 「わかったよ……」 と、答えたときだった。 「ちあわちぇぇぇぇーーーーっっ!」 末っ子れいむの雄叫びが森にこだました。 「えぐっ……ゆぐっ……ぢあばぢぇぇ……ぢあばじぇだよぉ……」 姉女れいむにいたっては、ふってわいたような幸せかみしめ、むせび泣いている。 その喜悦は想像するにあまりある。 ゆっくりは頭上から茎を生やし、その先に実をつけるように子を成らすことで繁殖する。 その茎型の生殖管は子供が生まれたときにへし折られて食事として子に与えられる。 砂糖水をたっぷりと沁しみこませた茎は極上のあまあまだ。 姉れいむはそのとき以来、一度も甘味をたのしんだことがなかった。 そして、一生涯、二度とあまあまは食べられないものだと悟り、あきらめてさえいた。 忘れかけていた砂糖の味は、陶酔するほどおいしかった。 「おどーじゃん……おいぢーよぉ……ありがどぉ……あり……?」 姉れいむは父を見て声を失った。 父まりさは甘みを一心に見つめるばかりでいっこうに食べようとしていない。 空腹にはちがいないのに。あきらかに挙動が不審だった。 それでも意を決したように甘みを口にふくんだ。その瞬間、目をむいた。苦しんでいる。 甘みと格闘し、死にものぐるいでのみくだした。 どうしてこんなにおいしいのに苦しむのだろう。 姉れいむはクリームと餡子のかたまりを見下ろした。 大量の甘みは、家族にたしかな活力をあたえた。 それから数日間は旅程の消化もはかどった。 さしたる危険を感じずに過ごすことができた。 ときおり上空を戦闘機の轟音が駆けぬけていったが、馴れたものだ、気にしなかった。 唯一の気がかりといえば、 「ゆんやぁぁぁーーーーーーーっ! おねぇぇじゃぁぁーーーーーーーんっ!」 と、ときおり末っ子れいむが思い出したように姉の不在を強調することだけだった。 妹まりさについては、 「しっそう」 ということにされた。追跡したが見失ったと父まりさは言った。 それが嘘だと、すくなくとも母れいむと姉れいむは気づいた。 姉まりさの話題は禁忌となった。しかし、赤ゆに泣きわめかれては家族の努力もむなしくなる。 妹まりさが失踪してから七日目のことだった。 道行く家族の目のまえに、一頭の見知らぬゆっくりが踊り出た。 「ゆゆ!?」 家族はひさしぶりに見たゆっくりに安堵をおぼえた。 ちかくに群れがあるならば迎え入れてもらおう。そんなことさえ思いはじめた。 だが驚きと戸惑いはすぐに恐怖へと転じた。 左右と背後からもゆっくりが飛び出してきて、五頭の家族をすきまなく包囲したためだ。 一家を包囲するゆっくりたちは、一様に瞳を欲望にたぎらせている。 だれもが尖った白い棒で武装していた。それは研磨した動物の骨だった。 「な……なんなのぜ」 父まりさは正面のゆっくりまりさに問いかけた。 「へへ。ひさしぶりの えものなんだぜ」 リーダー格と思わしきゆっくりまりさは、家族を品定めするようにねめつける。 母れいむ、姉れいむ、姉まりさは父まりさの背中によりそった。 末っ子れいむは本能的に事態を察して母の髪の毛のなかにもぐりこむ。 「みちをあけるのぜ……」 乾いた声で、父まりさは言った。 「いやなんだぜ」 リーダーはほくそ笑みながら即答する。 「ぜんいん ここで いただくんだぜ」 「いただくって、なんなのぜ」 リーダーだけではない。襲撃者たちは全員、おびえる家族を見すえてあざ笑っている。 「ふん。どれいにしてやるんだぜ」 「どりぇい!」 その単語に鋭く反応した姉まりさが、父まりさのかたわらに進み出た。 「なにいっちぇるのじぇー!」 「おちびちゃん、さがってるのぜ!」 父まりさは襲撃者をにらみながら大声を張った。ところが姉まりさは下がろうとしない。 「まりしゃは げしゅの どりぇいに なんきゃ ならないんだじぇーっ!」 涙をこらえつつ、姉まりさは朗々と宣言した。 「こいつ……なんなんだぜ?」 山賊頭のまりさは、勇敢なるゆっくりを睥睨した。 「ゆぴっ!」 あらごとに馴れた山賊の敵意はほんものだった。壮絶な敵意をあてられて、 姉まりさは失禁した。それでも引き下がりはしなかった。それどころか対抗した。 「まりしゃは ちゅよいんだじぇ!? しゃっしゃと みちをあけにゃいと……」 「あけないと、なんなんだぜ?」 「せ、せ、せ……」 「おちびちゃん、さがるのぜ、ここはおとーさんに まかせるのぜ!」 「せ?」 姉まりさは目をつむって悲鳴をあげるようにさけんだ。 「せ、せ……『せいっさいっ』しゅるんだじぇーーーっっ!」 「へぇ……やってみてほしいんだぜ、なあ?」 リーダーまりさは仲間を見渡した。七匹の仲間は嗤っていた。侮蔑の笑みだった。 「ま、ま……まりしゃを わりゃうにゃーーーーっ! ゆりゅせにゃいんだじぇーーーっ! もう、あやまっちぇも おしょいんだじぇー! まりしゃの『ぷきゅー』をくりゃえーっ!」 「お、おちびちゃん、おとーしゃんも てつだうのぜ!」 父まりさも同調した。二頭のまりさが息をすいこむ。 「せーの……」 父と子は呼吸をあわせて、 「ぷくぅぅぅぅぅーーーーーーっ!」 「ぷきゅぅぅぅぅーーーーーーっ!」 全身全霊の「ぷくぅ」を見舞った。 はたして勇敢な姿をつきつけられた襲撃者たちは爆笑した。 「ひ……ひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ! うぎゃー。こ、こわいんだぜー! ぷくーはー、 こわいんだぜー。……ってかぁ!? ゆひゃひゃはははひゃはっっ!」 「こわいよ~、くくっ……ぷくーはやめてね~、ぷくーはこわいよー、くくっ。あははっ、 くくっ……こわいよ~、げっひゃひゃひゃっひゃっ!」 『ぷ、ぷ、ぷくくぅぅぅぅーーーーーっっ!』 攻撃意志を表明するたびに哄笑は高まっていった。 「あはははは、まだ、まだやってるんだぜー! けっさくなんだぜー!」 姉れいむの目は涙が落涙した。母れいむも唇をかみしめている。 末っ子れいむは母の髪の毛のなかで震えていた。 そして父まりさと姉まりさは、山賊たちの侮辱など聞こえないとでも言いたげに、 効果のない威嚇を壊れたようにくりかえしていた。 「ひひ……わかったんだぜ。そのぷくーにめんじて……」 威嚇行動が止まった。 父まりさの瞳に希望が差す。 だが、直後に発せられた襲撃者の一言により、一縷の望みはあっけなく断ちきられた。 「……ひとりでゆるしてやるんだぜ」 「ゆ?」 リーダーは父まりさに鋭い眼光を投げつつ、ことばを重ねた。 「ひとりさしだすんだぜ。それでゆるしてやるんだぜ」 「お、おちびちゃんはさしだせないのぜ!」 父まりさは金切り声を発した。 リーダーの笑みが止まった。侮蔑がひっこみんだ。 「なにいってるんだぜ。おちびちゃんが だめなら おまえでもいーんだぜ。おちびちゃ んを さしだすひつようは ないんだぜ。どーして おちびちゃんが ぜんてい なんだ ぜ? けっ……。ぽーずだけ なんだぜ……」 父まりさは言葉に詰まった。ちがうと言いたかった。 じっさい、そんなことは露ほども考えていなかった。 ではなぜおちびちゃんが奪われると思ったのかと問われれば、その理由は思いつかなかった。 「さあ。どいつにするんだぜ?」 「だ、だれも だめなのぜ……」 顔をうつむかせてこたえた。そんな返答で許してもらえるとは思えなかった。 「じゃあ、ぜーいん どれいにして やるだけなんだぜ」 「それは だめなのぜ」 「じゃあ、きめるんだぜ。えらぶんだぜ」 「え、えらべないのぜ……」 「……れいむが!」 姉れいむが凛々と叫んだ。 その場にいたすべてのゆっくりにとり予想外の反応だった。 リーダーはどことなく困惑した顔つきを浮かべつつれいむを見やった。 「れ、れいむが……いくよ」 れいむは震えていた。尿も垂れ流している。涙も浮かべている。 だが口調はしっかりしていた。その毅然とした態度をみて、山賊頭まりさは目をほそめた。 部下に命令をくだす。 「みあげたゆっくりなんだぜ。わかったんだぜ。おい、つれていくんだぜ!」 その命令に従い、部下のゆっくりが姉れいむを家族から引き離した。 襲撃者たちが引き上げてゆく。しかしリーダーは最後まで残っていた。 呆然自失している父まりさを心底から蔑んでいた。 「おやだったら、もっと ていこうするべき なんだぜ。こいつ、あんしんして やがるん だぜ。へどが でるんだぜっ! こどもがさらわれるってのに どうして あんしん で きるんだぜっ! しねっ!」 山賊ゆっくりは力いっぱいぶちかました。 父まりさはかるがると吹き飛ばされ、いくばくかの餡子を吐きもらした。 山賊に前後左右をかためられて、姉れいむは道を歩いている。 おそらくは、もう家族と再会することはない。 「へっ。どーしようもないおやだったんだぜ」 前方を行くリーダーまりさは独りごとのように言った。姉れいむは答えない。 「ほんとうに どーしようもない……」 「あなたも」 姉れいむが静かに口をはさんだ。 「あなたも、いえあなたは、おやにすてられたの?」 リーダーまりさの足が止まった。それにあわせて七匹の仲間も停止した。 姉れいむは金色の後ろ髪を一心にみつめて返答を待った。 「……むかしのことなんて わすれたんだぜ」 そう言って、また歩き出す。 一行は無言で歩きつづけた。 やがて。 前方を行くリーダーまりさが、それを踏みつけた。 人間はそれを、地雷とよんでいる。 爆音が森をおどろかし、爆風が草をなぎ倒す。 火焔があたりの腐った植物をなめ、黒煙が曇天を汚した。 ほどなく、濁った空から砕け散ったゆっくりの残骸が降ってきた。餡子が大地に森にばらまかた。 こうして姉れいむをふくむ九頭のゆっくりは、 悲鳴をあげる権利さえあたえられぬまま、 爆炎にのまれて全滅した。 (下に続く)
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1486.html
430 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/24(火) 09 55 09 ID 8RwmUHUA 男A「皆さんごっそりいなくなりましたね」 玄霧「桜ケ丘高校の皆さんはふさぎこみ、麻雀世界の方々は大体が控室に行きましたからね」 男A「死は万人に等しく訪れるものですが、受け入れがたい事実でもあるでしょう」 玄霧「あの女性はそれだけ多くの死者と関係を築いていたということでしょうね」 男A「しかしこれで桜丘高校の方々が殺された麻雀世界の人間は延べ四人目ですか」 玄霧「運命的ですらありますね」 431 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/24(火) 11 43 14 ID gbm5Utic 海原「あれ? 此処に仕舞った筈なんですけど……」 政宗「Hey、海原光貴。 何を探してやがる」 海原「あれ、伊達さん。 福路さんに会いに行かなくていいんですか?」 政宗「Ha、まだ死んだと決まった訳じゃねえ。 労いの声を掛けるのは、こっちに来るのが確定してからでも遅くねえだろ」 海原「伊達さんらしいですね。 あ、こんな所にあった」 政宗「何だそりゃ? ジュラルミンケースか?」 海原「これですよ、これ」 【福路美穂子の左腕】 海原「池田さんに預かって貰ってたんですよ。 福路さんに持っていって欲しかったんですけど、置いていっちゃって」 政宗「おいおい、まだ死が確定してねえってのに気が早過ぎねえか?」 海原「それはそうですけど、仮面アステカー騒動の事とか色々ありましたからね。 出来るだけ早く引き取って貰いたいんですよ」 政宗「Ha、大変だなお前さんも」 432 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/24(火) 19 23 00 ID 53I0vEEU ~控え室~ 美穂子「ここは……?」 『キャプテン!!』 美穂子「そ、その声は……華菜!?」 池田「キャプテン……ついに会う時が来ちゃったし」 久「私もいるわよ」 美穂子「上埜さんまで……あぁ、そうか。私、死んじゃったんだ」 池田「ま、まだ分からないですよ! あくまでここは死亡予定者の控え室だから戻れる可能性もあります!」 美穂子「そう。なら、まだ気を抜くわけにはいかないわね」 久「福路さん、貴女はよく頑張ったわ。ここでぐらい気を抜いたら?」 美穂子「いえ。私は最後の最後まで諦めない、負けないと決めましたから」 久「強いのね」 美穂子「そんな事はありません。多くの人が私を支えてくれたおかげです」 久「……もしもの時は私の胸を貸してあげるわね。慰めてあげるから」 美穂子「え!? あの、その、上埜さんがそんな///」 久「こーら、そんなに慌てないでよ。こっちが恥ずかしくなるじゃない」ニヤニヤ 池田「……」イラッ 【キャプテン、部長&池田と共に控え室待機確認】
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3594.html
『砂場さんはゆっくりできる?』 19KB 虐待 不運 姉妹 子ゆ 現代 ミスったので投稿しなおし・・・申し訳ないです スレの方で、「砂場って少し低くなってて囲まれてるし、子ゆっくりじゃ出れないんじゃね?」って聞いて、てぃんと来て書きました。 虐待が少しの上、ぬるいです。ごめんなさい。 ゆっくりの朝は、意外にもそこそこ早い。 太陽が顔を出し、町を明るく染める頃、だいたい7時くらいには目覚める。 しかし、暑い夏の季節、日が昇って温度が急上昇し、地面は焼けるように熱く、マンホールはこんがりとゆっくりを焼き殺す。 そんな時間に狩りに行くのは自殺行為である。 だから、夏のゆっくり達はいつもより更に早く目覚め、まだ涼しいうちに狩りを行い、日が高くなり暑くなってくれば家に帰りゆっくりするのだ。 公園の草むらの中から、とある平凡なゆっくり一家の朝の挨拶が聞こえる。 生い茂る草むらの中は、近所の子供がかくれんぼでもして遊んだ際に出来たのだろうか? ちょうど子供が1~2人。ゆっくりなら成体が数匹住めるほどの空間が空いている。 まるで草むらだった空間を切り抜いて作られたような空間は、枝や葉っぱが覆い重なり、雨をしのげるようになっている。 編みこまれたような細い幹達は、籠のようにゆっくり達を風や気温から守ってくれている。 誰がこんなとこに捨てたのか、あるいは偶然中に入り込んだのか、食料をためられるようなビニール袋や、ブルーシートの代わりに使える壊れた傘もあり、おまけにタオルなども置いてある。 れいむ、まりさ、れいみゅ、だじぇまりちゃ、まりちゃ、とテンプレな家族構成の一家は、最近見つけたこの素敵なゆっくりぷれいすをおうちとして使っているのだ。 一家の大黒柱、父のまりさは、自慢の黒い帽子を深めにかぶり、明け方の町へと狩りに繰り出そうと草むらを這い出る。 「きょうはごちそーなのぜっ!ゆっくりいってくるんだぜ!!」 まりさは毎日、子供達や妻のれいむに良い物を食べさせようと、張り切って狩りに行く。 公園近くのゴミ捨て場や、少し離れた場所にある自販機の裏から、甘いジュースが少し残っている空き缶を拾ってくる。 極稀にではあるが、硬貨を拾っては、知り合いの飼いゆっくりに頼んでお菓子を買ってもらったりして、一家をとてもゆっくりさせている。 「ゆぅ~ん♪むりしないでね!ゆっくりいってらっしゃい!」 れいむはまりさの自慢の美ゆん妻で、野良だと言うのにお肌はすべすべもちもち、おうちの掃除をそつなくこなし、使えそうなガラクタを拾って来ては、家具として利用している。 まりさが狩りに行っている間、れいむは公園内のゴミバコや、植木や他の草むらへ虫を見つけにいく。 子供達が心配ではあるが、もう子ゆっくり、かわいい子には旅をさせよと、午前中の間だけ子供達を公園内に放し、たまに一緒に遊んだりしてあげている。 「まりちゃ きょうはおしょとしゃんであしょびちゃいのじぇ!」 「まりちゃも!まりちゃもおしょとでゆっくちしゅるよ!」 「れーみゅもいもーちょたちのめんどうをみりゅよ!」 今日は平日で、既に学生や社会人の通学通勤時間を過ぎていた為、子ゆっくり達を外に出して遊ばせてやることにする。 「ゆぅ・・・きょうはおかーさんはついていけないよ!・・・だからおちびちゃん、ゆっくりきをつけてね!」 暑くなってきたらすぐに帰ってこい。 人間や野良猫を見つけたら影に隠れて静かにやりすごして逃げろ。 怪我をしたり、何かあったら大声で叫べ。 変なゆっくりにはついていくな。 遊びに行かせる度に耳(無いけど)にタコが出来る程伝えている注意事項を伝えると、れいむは子供達を公園の遊具の近くに運んでやり、自らも狩りへと出かけた。 平日の夏の午前中に公園に来る人は、中々居ないだろう。公園はゆっくりにとって、見つかりさえしなければとてもゆっくりできるのだ。 「ゆっ!きょーはにゃにしてあしょぶんだじぇ!?まりちゃはしゅべりだいしゃんがいいのじぇ!」 「まりちゃ!ぶらんこしゃんがいいよ!!」 「れーみゅはしーそーさんがいいよっ!」 三匹の子ゆっくりは、どの遊具で遊ぶかを相談する。 だが、だじぇまりちゃとれーみゅ提案のブランコとシーソーは、どちらも母のれいむが居ないと遊べないどころか、乗る事すら出来ない。 滑り台ならまぁ、逆から登っていけば無理ではないが、子ゆっくりの移動速度に加え、あの傾斜では半分も登れないだろう。 「ゆっ!きめちゃのじぇ!きょーはしゅなばしゃんであしょぶのじぇー!」 「ゆ!しゅなばしゃんまでかけっこぢゃよ!」 「ゆゅっ!?いもーちょたち!ゆっくちまっちぇにぇ!?」 だじぇまりちゃが今日の遊び場を決定すると、一目散に砂場に向かってぴょんぴょんしていった。 砂場に着いた子ゆっくり達は、一斉に砂場の中に飛び込む。 前夜、気温が低かったのと、日が差してからあまり経っていないため、砂場の砂はひんやりと冷たい。 「ゆっくち!ちゅめちゃいんだじぇ!」 「ゆわぁっぷ!ぺっぺっ!しゅなしゃんがおきゅちにはいっちゃよぉ~!ぎゃりぎゃりしゅりゅよ~!」 「ゆわぁ~っ!すなしゃんはしゃらしゃらしゅべしゅべでゆっくちできりゅにぇ~!」 子ゆっくり達は思い思いに砂場でゆっくりし始める。 不規則な形の小さな砂丘にそってこーろこーろレース。 どれだけはねてもころんでも、ある程度衝撃を吸収してくれる砂の上で追いかけっこ。 まりちゃ達が常備している、小枝を使って小さな砂山をいくつか作ったり。 れーみゅが砂山の上で歌ったり、頂上から転がり降りたり。 少しの間、そうしてとても楽しんでいた子ゆっくり達。 疲れてしまったのだろうか?皆、少し眠そうな顔をしている。 「ゆぅ~・・・にゃんだきゃねむくなっちぇきちゃのじぇ・・・」 「れーみゅもちゅかれちゃったよ・・・」 「いいこちょおもいついちゃよ!ゆっくちまっちぇちぇにぇ!」 そう言うと、末っ子まりちゃは小枝で砂山に横穴を掘ると、そこにすっぽりと入り込んで、ゆっくりぷれいす宣言をする。 「きょきょをまりちゃのゆっくりぷれーしゅにしゅるよ!」 「ゆぅ~!いもーちょはてんっちゃいだじぇ!」 「れーみゅもまにぇしゅるよ!」 「ひんやりしちぇゆっくちできるのじぇ~・・・」 「ゆぅ・・・ゆぅ・・・」 「ゆぴぃ・・・ゆぴぴぃ・・・」 三匹は砂山に自分の身体ほどの穴を掘ると、そこでゆっくりと眠りについてしまった。 『砂場さんはゆっくりできる?』 「ゆぅ~?にゃんだかぽーきゃぽーきゃしてきちゃよ?」 れーみゅが寝苦しさに目を覚まし、瞼を開くと、凄まじい光がれいむの目に飛び込み、瞳を焼く。 「ゆぎゃぁ!?めっ、おめめしゃんぎゃ~!おめめしゃんぎゃ~!?」 痛みに悶えているうちに少しずつ目が慣れてくると、外の世界が一変していることに気づいた。 外はとてつもなく明るい。れいむの居る砂山も少しずつ温かくなっていた。 「ゆぅ~!すなしゃんきらきらしちぇる!・・・でもきょこはしゅこしゆっきゅりできにゃいね・・・いもーちょたちのとこりょにゆっきゅちにげりゅよ!!」 過しにくくなったゆっくりプレイスを手放し、近くのまりちゃの居る砂山を目指すべく、あんよを前に進める。 穴が遮っていた、太陽の眩い光がれいむの顔を包む。そして、あんよが外の輝く砂に触れる。 「ゆっぴぃ!?すなしゃんがあっちっちだよ!?」 太陽に照らされていた砂は熱を持ち、れーみゅのあんよにその熱を伝える。 「あちゅいよ!はやきゅいもーちょのとこりょにいくよ!」 くっついたり、足焼きされて歩けないほどでは無かったため、妹である次女まりちゃの砂山に向かって素早くぴょんぴょんで移動する。 「ゆぅ?どうちたんだじぇ?」 「おにぇーちゃん、ゆっくりしじゅかにしちぇにぇ?」 その騒がしさに二匹のまりちゃが目覚め、れーみゅの異変を確かめようと外に出ようとして、足が砂に触れる。 「「ゆひぃ!?あっちゅい!?」」 二匹はあんよの熱に驚き、即座に後ろにぴょんと跳ねる。 だじぇまりちゃは、すぐ後ろにあった砂山を潰してしまった。 末っ子まりちゃは、すっぽりと元の位置に戻ったが、衝撃で砂山が崩れ、中に埋もれてしまう。 「ゆひぅっ!?こっちもあちゅいのじぇ!?」 「あちゅいよ!おもいよ!しゅなしゃん!ゆっくちどいてちぇにぇ!?」 砂に埋もれ、ゆっくりと蒸されていきそうなまりちゃをなんとか砂の中から引きずり出す。 三匹は寝ている間に突然変化した環境にゆんやーしているが、母れいむは公園の隅の方にいってしまっているのか、泣けど叫べど助けは来なかった。 ぐずぐずしている間にも、太陽に照らされた砂は更に熱を帯びていく。 三匹は冷静さを少し取り戻したようで、暴れるのをやめて、とにかくここから逃げることに決定した。 「ゆぅ?でも、きょきょどのへんなのじぇ?」 そう、この三匹はとにかく遊びまわっていたため、自分達が居るのが砂場のどの辺りなのか、まったく分からなかったのだ。 人間から見ても、大きめな砂場、成体ゆっくりからすれば、とても広い砂場、子ゆっくりから見れば広大な砂漠となる。 どれだけのーびのーびして辺りを見渡しても、見えるのは晴れ渡る青空、ギンギラギンにさりげなく輝く太陽。 そして遠くに遠くにかすかに見える木の緑だけだった。 悩んだが、とりあえず草があるところに出たいと考えた三匹は、広大な砂漠を進みだす。 ジリジリと肌を焼く太陽。 あんよをじんわりと焼いていく熱い砂。 滝のように流れていく砂糖水が、砂の上に落ち、砂を湿らせて斑点を作る。 照りつける太陽の光を受けた砂の照り返しで、目がチカチカしてくる。 「ゆんやー!まりちゃもうあるきちゃくにゃいいいいい!!」 「だめなのじぇ!ここにいちゃらゆっきゅちできにゃくなるのじぇ!?」 「しょうだよ!おねーちゃんもがんばりゅから、いもーちょもがんばっちぇにぇ!ぺーりょぺーりょ!」 黒い帽子は太陽の光を吸収してしまい、帽子の中が蒸れるが、直射日光よりはマシだ。 れーみゅは黒髪、しかも直射日光。 二匹のまりちゃよりさきに体力をどんどん消耗していくが、長女としてのプライドと責任を持ち、頑張って歩いた。 しかし、楽しんでいた時は気づかなかったが、風で出来た小さな砂の波が今は大きさ砂丘になる。 子ゆっくり達は励ましあいながらそれを一つ越えては、乾燥していく肌をぺーろぺーろで潤し合いながら進んでいく。 どれほど歩いただろうか? 長く辛い、ゆっくりできない旅の終わりが見えてきた。 ついに子ゆっくり達は、砂場の出口にたどり着いた。 が、そこで出れるほど、ゆっくりのゆん生は甘くない。 少し、子供の頃遊んだ砂場を思い出してもらいたい。 砂場と言うのは、早い話、「砂がある場所」。 砂は風に飛ばされたり、水に流されやすいため、多くの場合、コンクリートか何かで囲まれている。 地面から一段低いところに掘られ、コンクリートの囲いがあるのだ。 つまり、今子ゆっくりの目の前にはその囲いがある。 その囲いは、子ゆっくりには絶対に越えられない壁となって、砂漠からの脱出を阻止する。 「ゆぅ!?かべしゃんがあってでらりぇにゃいのじぇ!?」 「かべしゃんはいじわるしにゃいでゆっくちどいちぇにぇ!?」 「ぷきゅーしゅるよ!?ぷっきゅぅー!!」 当然の事ながら、壁は退かない。 以前母ゆっくりと遊んだ時には、母れいむに手伝ってもらったり舌でだっこしてもらっていたので登る事が出来た。 しかし、背丈の低い子ゆっくりだけではこの壁を越えることは不可能だ。 子ゆっくりたちは、壁に体当たりしてみたり、罵倒してみたり、ぷくーしたりしてみるが、一向に効果はでない。 むしろ自分達の体力を消費していくだけだった。 ゆっくりできない壁をやっつける事を諦めた子ゆっくり達は少し壁沿いに歩き、気づく。 どこまでも壁が聳え立っていて、出口が見つからない事を。 「れ、れーみゅたち、とじこめらりぇちゃってりゅぅぅぅ!? 「ゆんやぁあああああああっ!!!」 「だしゅのじぇ!!まりちゃたちをここかりゃだちゅのじぇええええええ!!!」 勿論、泣けど叫べど助けは来ない。 更に強くなっていく日差しと、絶望感に子ゆっくり達は途方にくれて、壁にもたれかかる。 まだ太陽は完全に真上に来てはおらず、壁が影を作って涼しい。 冷たいコンクリートに背中を預け、つかの間のゆっくりを取る。 しかし、刻一刻と登る太陽は、三匹から少しずつ影を奪っていく。 すると、末っ子まりちゃが何かをひらめいた。 まりちゃはすぐに帽子から小枝を取り出すと、一心不乱に砂を掘り始める。 その奇行に残りに二匹は心配したが、まりちゃは構わず掘り進める。 そしてある程度の大きさの穴を作ると、そこに自ら転がり落ちた。 「ゆぅ~!ちゅめちゃいよ!おにぇーちゃんたちもゆっくちしようにぇ!」 「ゆぅ?どういうこちょにゃんだじぇ?ゆわぁ!ひんやりー!」 「ほんちょーぢゃよ!?ひんやりーでゆっきゅちー!」 「ゆふふ!いじわりゅなしゅなしゃんをほっちゃら、ゆっきゅちできりゅしゅなしゃんがでてきちゃよ!!」 「やっぱりいもーちょはてんっちゃいなのじぇぇえええ!!」 「ゆぅ~ん、いもーちょ!しゅぎょいよぉ~!」 まりちゃが穴を掘ったのは、このためだった。 表面の砂は熱せられていて熱いが、掘り起こした砂はまだ冷たい。 さきほど、砂山に入ってゆっくりできたときのことを思い出したのだ。 三匹は、まりちゃを手放しに褒め称えて、またゆっくりしはじめた。 しかし、やはりそれもただの時間稼ぎにすぎない。 真上に上った太陽の日差しを逃れる術は無く、穴の中も少しずつ熱を持ってあつくなる。 「ゆぅ~!?ここにょしゅなしゃんもいじわりゅなのじぇ!?」 「ゆっくちにげりゅよ!!」 そう宣言し、熱い砂の穴を登っていく。 ずーりずーり、ずざざー。ずーりずーり、ずざざー。 砂の流れに乗って、子ゆっくり達は上がっては下がり、登っては滑り、を繰り返す。 「「「どびょじちぇでらりぇにゃいのおおおおお!?」」」 砂に穴を掘った。 登ったら砂が崩れて登れない。 即席のあり地獄の完成である。 余計な事をしたまりちゃに二匹から非難が飛び交う。 「おみゃえがよけいにゃこちょしゅるきゃらだじぇええええ!?」 「ゆぅううう!?れーみゅたちににゃんのうりゃみがありゅのおおおお!?」 「にゃんでぇえええ!?みんにゃゆっくりしちぇちゃでしょおおおおお!?」 「まりちゃをゆっくちさしぇにゃいげしゅはゆっくちふみだいににゃりゅんだじぇ!!」 「ゆっ!れーみゅもゆっくちふみだいにしゅるよ!!」 「ゆぶぅっ!どびょちちぇえええ!?ゆべぇっ!」 二匹から理不尽に罪をかぶせられ、二匹の踏み台になってしまう末っ子まりちゃ。 二匹がまりちゃを蹴り、その勢いを使ってあり地獄を抜けようともがく。 そしてもがけばもがく程、砂埃が舞い、熱せられた流砂があり地獄の中心のまりちゃに降り注ぐ。 「ゆべっ!ぺっぺっ!やめちぇにぇ!?ゆんやあああ!おめめしゃんにしゅなしゃんはいっちゃあああ!! あちゅいいいいいい!おみょにじぇんしんがあちゅいいいいいい!!!」 二匹はもがきながらも何とかあり地獄を抜け、中心で暴れるまりちゃを見下す。 先ほどまで仲睦まじかった姉妹も、命の危機やゆっくりの危機ならば平気で蹴落とすのがゆっくりだ。 「おぉぶじゃまぶじゃま!しょこでいっしょうゆっくちしちぇりゅんだじぇ!!」 「こんにゃげすないもーちょにゃんていらにゃいよ!うんうんでもくらっちぇにぇ!!」 「ゆんやぁあああ!うんうんしゃんくしゃいいいいいいい!!?たしゅけちぇええええええ!!」 熱い砂に飲まれ、うんうんにまみれて、まりちゃは泣き叫んで助けを請う。 「そこですなしゃんでもたべちぇ、ゆっきゅちしちぇにぇ!!」 「すなしゃんでうめちゃうよ!!どしゃどしゃー!!」 「あじゅぃ・・っ!だじゅきぇ・・・!ゆびゅぇっ!がひゅ・・・っ!ゅびゅぶ・・・!!」 二匹がかける砂は容赦なくまりちゃの上に降り注ぎ、少しずつまりちゃは砂に飲まれていく。 やがて砂が口の中を満たし、呼吸もまともに出来なくなったまりちゃは砂に埋もれた。 このままゆっくりと砂の中で蒸し饅頭にされるだろう。 そんなまりちゃを尻目に、二匹はなんとかゆっくりできないかと、辺りを見渡す。 そして何かを見つけたようだ。 「ゆゅ!?このおやましゃんをのぼりぇばおしょとにでりゃれしょーなのじぇ!?」 だじぇまりちゃが見つけたのは、小さな砂山。 末っ子まりちゃが穴を掘った時に出た砂が積み重なって砂山となっていたのだ。 砂山の頂上は、壁の一番上へと伸びている。 確かにあそこから外へ出られそうだ。 そう気づいた瞬間、れーみゅは一目散に駆け出した。 「ほんちょう!?れーみゅがさきにみちぇくりゅよ!!」 「まりちゃがしゃきにみちゅけたんだじぇ!?」 「うりゅしゃいよ!!れーみゅがさきにでちぇゆっくちしゅりゅよっ!!」 またもや醜い罵り合いをしながら、二匹は砂山を登る。 ばたばたとあわただしく登るので、砂山の表面の砂が少し崩れてすべるが、気にせず頂上を目指す。 そしてついにれーみゅが先に砂山にたどり着いた。 「ゆっくちだっしゅつしゅりゅよ!!ってどぼじでとどかにゃいにょおおおお!?」 残念、砂山の頂上からはほんの少しだけ壁の上には届かない。 れーみゅがぴょんぴょんはねても、外の世界がちらりと見えるだけで、上ることはできない。 「いまなのじぇ!!ゆっくちふみだいになっちぇにぇ!!!」 れーみゅがあたふたしている間に、まりちゃが追いつき、後ろかられーみゅを踏んづける。 そしてれーみゅの反発力と、跳躍力を合わせ、一気に大ジャンプ(子ゆっくり基準)。 お空を本当に飛びながら、まりちゃは姉であるれーみゅを見下しあざけ笑う。 「ゆきゃきゃ!!くしょおにぇーちゃんはしょこでいっしょうゆっきゅりしてりゅのじぇ!! まりちゃはこりぇかりゃもゆっきゅちしちぇあげりゅから、ゆっきゅちかんしゃちちぇにぇええええええっ!!」 やった!これで外に出られる! 外に出たら、まずはおうちに帰ってゆっくり休もう。 そしてグズで無能な姉妹の分のおやつを全部独り占めにしてやろう。 それから両親が帰ってきたら、崇高なるこの自分に意地悪をした壁さんと、砂場さんを制裁してもらおう。 その後、この公園をまりちゃのものにしよう、そうしよう。 「ゆっきゅちちゃくちしちゃよ!!」 そんな都合の良い考えを、瞬時に餡子脳で思い描いたまりちゃは、ゆっくりと着地する。 真夏の太陽に、数時間晒されていて、かなり高温となっているコンクリートの上に。 「ゆ・・・?にゃんだきゃあんよしゃんが・・・あっぢゅいいいいいいいいいいいいいいっ!!??」 着地と同時に、高熱がまりちゃのあんよを焦がし、まりちゃが跳ね上がる。 そしてまた勢い良くコンクリートに着地し、今度は完全に密着する。 コンクリート程度とはいえ、皮が脆く、薄く、水分を多く含んでいる子ゆっくり。 あんよから水分の蒸発音が聞こえ、凄まじい激痛と共にあんよの感覚が無くなっていく。 「あぢゅいいいいいいいい!!!!ゆびゃあ゛あああああああぁっ!!!!」 このままではあんよさんがたいへんなことになる。 「あんよしゃんんんんん!!!?ゆっぐちうぎょいぢぇにぇえ゛えええええええっ!!? あぢゅいいいいいいいいい!!!!ゆんやああああああっ!!!」 本能で危険を察知したまりちゃは、すぐにこの上から逃げようと、体を動かす。 「ゆぇっ!?あ、あんよしゃ・・・!」 が、あんよが思うとおりに動かず、顔面から熱いコンクリートと熱いちゅっちゅを交わす。 「ゆべっぢゅ!?ゅぎゅぅぅ・・・っ!?・・・ゅぅ゛っ・・・!?・・・ぅ゛ぅ゛ぅっっ!?!?」 小麦の焼ける良い匂いがあたりに放たれる。 まりさの顔面は高熱でこんがりと焼き上げられ続ける。 コンクリートと接した目玉は熱でしぼんでいき、眼孔の餡子にまで熱を伝える。 くぐもった悲鳴が、聞こえているかどうかは分からない。 しかし、先ほどまでまりちゃが散々大声で叫んでいたのは、すぐ下のれーみゅに届いていたようだ。 れーみゅは下卑た笑いを浮かべ、大声で空を仰いで高笑いをしながらまりちゃを罵倒する。 「ゆひゃひゃひゃひゃっ!!ざみゃあああああっ!!!ざみゃあああああああぁぁぁぁっ!! ねぇねぇいみゃどんにゃきもちぃ!?にぇえどんにゃきもちぃぃぃぃぃっ!!? れーみゅをうらぎりゅきゃらこうにゃるんだよ!!?げすにゃいもーちょはゆっきゅちくりゅしんできゃらしんぢぇにぇぇぇぇぇぇっ!!」 れーみゅは踏みつけられて、皮が破れて餡が流出しているのに気づいていないのか。 それとも砂の熱さと気温の暑さに中枢餡をやられたのか、砂山の上で腹を抱えて、体をよじって大笑いしている。 出餡死も時間の問題だろう。 「ぅ゛ゅ・・・ゅ゛・・・!!ゆ゛!!?ゅ゛ゅ゛ゅ゛ゅ゛ゅ゛ゅ゛っ!!!!!」 顔の皮や体の皮が少しずつ炭化し始め、コンクリートにゆっくりと焼かれていたまりちゃは、ビクンと一際大きく痙攣すると、小刻みに激しく痙攣し始めた。 どうやら、熱が中枢餡にまで届いたようだ。 じっくりゆっくりと中枢餡に熱が伝わり、痙攣は激しさを増す。 そして最後に小さく呻いた後、まりちゃの体はピクリとも動かなくなり、ただただ熱によって萎んでいった。 ゆっくりの声が聞こえなくなった砂場に、一陣の風が吹き込む。 暑い夏にうれしい風は、まりちゃの帽子を吹き飛ばし、れーみゅのお飾りを奪っていった。 「おちびちゃぁーん!どこなのー!?ゆっくりおへんじしてねぇええええ!!?」 「おちびぃいいいいい!?どこなのぜええええええ!?かくれんぼさんはやめて、ゆっくりでてくるんだぜえええええええ!!」 「ゆわああああああん!おちびちゃんいなくなっちゃったあああああああ!!!」 「れいむがちゃんとみていてあげなかったからでしょおおおおおおおお!!?このげすううううううううううううううううううう!!!」 「かわいいおちびちゃんにはたびさんをさせようね!っていったのはまりさでしょおおおおおおおおおおおおおっ!?」 お昼の時間を過ぎても、おやつの時間になってもかえってこないわが子を探しに、二匹は公園内を探し回る。 もう夕暮れ時、いつもならそろそろ眠る時間だ。 空は赤色から、藍色へと変わっていく。 「ゆぅ・・・みつかったのはおかざりさんと、おいしそうなあまあまさんだけだったよ・・・ おちびちゃああああん!あまあまさんをいっしょにてべようねええええええ!?だからでてきてええええええええええ!!」 「おちびいいいいいいいいい!!いっしょにゆっくりしようなのぜえええええええええええ!!」 すっかり暗くなった公園で、二匹のゆっくりが泣き叫ぶ。 声は公園の周りの家々に反響し、そして遠くへと消えていく。 二匹は暗くなった空に浮かぶ、わが子を探す声が引き寄せたいくつもの影には気づいていない。 ただただ、返事の返ってこない虚しい呼び声が公園に響いた。 終わりです。 最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。 anko2360 『馬鹿一家と賢いぱちゅりー』 anko2376 『ゆっくりショップの事情』 anko2654 『ゴキゆ』 anko3317 『さくらさんはゆっくりできる』 anko3348 『もコンロ』 anko3532 『工作ゆ虐』 挿絵:
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1851.html
671 :名無しさんなんだじぇ:2011/11/26(土) 19 45 54 ID Z0Qt2ZAg とーか「むー…」 かじゅ「少しは落ち着け…というのは無理か」 部長「そうよね、もう少しで全てが終わるかもしれないのだからね」 美穂子「その割に加治木さんは落ち着いてますね」 かじゅ「もうじたばたしてもしょうがないからな。それロン」 とーか「くぁっ…」 672 :名無しさんなんだじぇ:2011/11/26(土) 22 05 17 ID FwrkE8qE 撫子「みんな本編投下が近づいて緊張してるみたいだね…」 セイバー「おかわりです!!」 黒桐「そうだね…」 アーチャー「まだ食べるのか…?」 撫子「そういう幹也お兄ちゃんも結構緊張してるよ…?」 セイバー「言ったでしょう…私の胃袋は宇宙です!!」 黒桐「うん…まぁね…」 アーチャー「だからそのネタは古いと…はぁ…」 撫子「やっぱり式さんが心配…?」 セイバー「全く…こんな時にシロウは一体どこに…私のご飯はシロウの担当でしょう…」 黒桐「うん…相手が相手だからね…」 アーチャー「もうすぐ本編投下だからみんなと一緒に見に行った…寧ろ見に行かない方がおかしい…」 撫子「撫子も暦お兄ちゃんが心配だよ…ううん…きっとみんなそれぞれ心配してる人がいると思う…」 セイバー「どんな理由があろうと私のご飯を作ることを放棄するなど許せません!!」 黒桐「………僕らもそろそろ行こうか…」 アーチャー「…出来れば私も見に行きたいのだが…はぁ…」 673 :名無しさんなんだじぇ:2011/11/27(日) 01 24 06 ID F5hbOgSU 海原「こうやって…こう。わかりましたか?」 ユフィ「やはり…美しいです」 ふじのん「前よりはよくなっていると思いますけど…この域にはまだ…」 海原「大丈夫ですよ、申し訳ないという気持ちがあればフォームは自然と美しくなります。ではもう一度…」 二人「はい!」 筆頭「なんだ、ありゃ?」 神原「海原さん講師による『美しい土下座教室』だ。ユフィさんは衣ちゃん、浅上ちゃんは東横ちゃんが来たらきちんと謝りたいとのことだからな」 筆頭「…色々と大変だな」 神原「まああの努力が無に終わるのか一番いいのだがな」 筆頭「だが、浅上はほっといていいのか?」 神原「投下中及び投下終了後しばらく経つまではあれだ。もう少し待とう。もし誰かが来れば…」 筆頭「確かにな。じゃあもう少し好きにやらせるか」
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/872.html
874 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/25(土) 19 45 53 ID GwMsl/oc レイ「……………」 ライダー「仲間外れですか。哀れですね」 レイ「お前には言われたくない」 C.C「そう邪険にするな。空気同士仲良くしようじゃないか」 レイ「こっちへ来るな!出番が減る!」 ファサリナ「減るも何も元々出番なんか無いじゃありませんか」 レイ「貴様ぁぁぁぁっ!」 875 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/25(土) 20 42 54 ID QiAGjFWI ???「貴方達はまだましです!」 一同「!?」 ユフィ「私なんて!!水泳大会以来!!全く!!出番がありませんよ!!!」 一同「……ごめん、忘れていました」 ユフィ「ウワァァ―――――。゚(゚´Д`゚)゚。―――――ン!!!!」 □ ◆ □ ◆ マリアンヌ「で、私に相談しに来たわけなのね」 ユフィ「ぐす、そうです。なんで私はここまで出番がないのでしょうか」 マリアンヌ「だって、あなたは清楚なイメージが強い皇女だからね。 せめて趣味や特技が公式設定で付いていれば話を作れるけど……そうなかなか貴女を描ける人がいないわよ」 マリアンヌ(それにインパクトの強いアレをここでやらせるわけにもいかないし) ユフィ「そんな、それじゃ困ります!!このまま空気キャラになりたくないです!!私、出番が欲しいです!! ですのでマリアンヌ様、一緒に空気脱却の方法を考えてくれませんか!」 マリアンヌ(はぁー、なにこのデジャブ。アーニャに続いてこの子まで空気を気にしていたなんて。…さて、どうしようかしら) 【ユフィ、空気を嘆き脱却を目指す!!】 876 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/25(土) 21 19 17 ID kXPpuv3Y 光秀「フフフ、実は私も最近出番が」 マリアンヌ「帰れ」 877 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/25(土) 21 55 06 ID Ef5Fmg8g レイ「俺が空気…?馬鹿な…」 レイ「…」 レイ「くそっ…何故俺が…」 レイ「……ちっ、気分転換に奴の相手でもするか」 レイ「おい!暴れ龍久しぶりに勝負しろ!」バァン 律「あっ……ゃ、キャスターさん、今日はもう勘弁して…」 キャスター「だ~め♪今日は徹底的に……!?」 レイ「Oh…」 女性の部屋にノックなしで入るんじゃないわよおおぉ!! ぐああぁっ!! ユフィ「ああやってもう活動に移ってる人もいるんですね」 マリアンヌ「いやぁあれは違うんじゃないかな…」
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/7682.html
471 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/26(水) 19 37 22.17 ID BRjv1QJn0 コンベで卓が足りなかったんで、主催者に頼まれて当日急遽自分が卓立てることになったんだけど そこには参加者が足りなくて不成立になりかけた で、別の卓では参加者が余ってたんだけど、そこで誰が抜けるかの話し合いが長引いてて、結局ジャンケンかなんかになった そりゃ別にいいんだけどさ、「俺~~(俺の卓のシステム)好きじゃないんだよね」とか口に出してんじゃねぇよ。聞こえてねぇとでも思ってんのか? で、そいついざジャンケン負けるとやたらデカい声出すしさ「あちゃ~~ッ!」じゃねぇよ、嫌なら帰れよ で、結局そいつが負けて俺んとこ来て、これで一応全卓成立したんだけどさ 「そういうわけでよろしく」じゃねぇだろ?マジでぶん殴ろうかと思ったぞ んで、いざ実プレイに入ると、このシステムろくに知らない癖して古参気取りで卓仕切るし 他の参加者がTRPG自体初めてだから萎縮してんのわかんねぇか?何年やってんだよ で、こっちが「罠あるよ」「無策で突っ込むと死ぬよ」って散々ヒント出してんのに ミスリードに引っかかって正面から突っ込もうとするし で、自分が暇んなると別の卓眺めて「あっち盛り上がってんなぁ」って、じゃあ古参面してるてめぇが率先して盛り上げろっての ほんとシナリオ自体はつつがなく終わって、初心者さんが内心はどうあれ楽しかったって言ってくれたことだけが救いだよ しばらくコンベはいいや、鳥取に篭るわ 472 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/26(水) 19 41 36.52 ID vqKdLSia0 報告乙 だがどちらかと言えば愚痴スレ向きだな 473 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/09/26(水) 20 18 17.84 ID 9EsHrohG0 インパクト薄いが小さな役が積み重なって嫌な奴だな スレ338
https://w.atwiki.jp/fezlive/pages/315.html
配信者名『じぇにー』 アニマスの千早マジヤバい 所属鯖&キャラクター Aエル └LanceLoT(ARF両手ウォリアー) Bエル └じぇにーwwww(純短剣スカウト) Bゲブ └じぇにー(笑)(純両手ウォリアー) Cホル └じぇにーv^^v(氷ソーサラー) Dエル └じぇにー☆彡(純片手ウォリアー) Dゲブ └†混沌銭異†(純短剣スカウト) Eネツ ├云鬼白鬼妖夢(職はころころ変わる) ├上海Doll(火ソーサラー) ├Locked†Girl(純両手ウォリアー) └銀の森(純短剣スカウト) Fゲブ ├じぇにー!?(イレ切りフェンサー) ├じぇにー?!(火ソーサラー) ├じぇにー??(純両手ウォリアー) └じぇにー!!(弓スカウト) Gホル ├大阪府民(火ソーサラー) └イケナイ家庭教師(片手寄鰤ウォリアー) PCスペック Windows XP Core 2 Duo E8400 NVIDIA GeForce GT 240 512MB メモリ 2GB Realtek HD Audio output 実況方法 KTE+SCFHでの撮影配信 配信ビットレート 787kbps FEZに対する愛情(笑) 配信に対する熱意(笑) スコアに対する執着(笑) 使用ツール KoTo Encoder SCFH DSF 字幕大好き LiveMate Kagamiツール 配信者からのコメント等 俺だよ俺、中学の頃一緒だった田中だよ。 今ちょっとヤバいんだよ、聞いてくれ。 ある日俺がコンビニでソーメンを買いにいこうとした時だ。 俺は出入り口の扉を開けようとした時、後ろに何か気配があったんで俺は振り向いてみたんだよ。 そこにはなんか如何にもって感じな外国人がいたのさ。 その外国人は俺をガン見してて微動だにしないんだ 気持ち悪いったらありゃしない、と思った矢先にだ。 「レイメン ホヤホヤ カムトゥルー」 何を言っているかサッパリだ、俺はソーメン派だタコスケ。 それはどうでもいいとしてだ、とりあえず俺は無視してコンビニの中に入ろうと思ったんだ。 しかしだ、そのオッサンはそうさせてくれなかった。 いきなり俺の手をつかんで「レイメン ホヤホヤ カムトゥルー」なんていうワケのわからない事をまた言いやがる。 何がなんだかわからないが、俺は『コイツはヤバい、犯られる』と思って、そのオッサンの手を振り払ってその場から退避した。 『ふぅ、なんなんだあのオッサン』と思いつつ走ってる俺だったがまた後ろ・・・いや、『横』から気配がしたんだ。 嫌な予感になりつつ、俺はそっと横を振り向いたら・・・ 「レイメン ホヤホヤ カムトゥルー」 ちょっと待て、俺はこう見えても短距離には自信があるんだ なのにだ、このオッサンは若干のスタート遅れがあったにも関わらず俺の横にピッタリと着いていたんだ。 もうこれはストーカーっていうレベルじゃねぇ、なきそうになった。 たすけてくれ、たすけてくれ、とねんじたがざんねんながらそのねがいはかなわなかったひっしにはしってもはしってもおっさんはおれとおなじらいんではしりつづけるげんそくしてもおっさんはしつこくついてくるもういやだたすけてくれそしてついにおっさんはおれにおおいかぶさ 勝手に作っちゃったけどいいの?これ・・・ チラシの裏 + ... SNS(フレ募集中!) 自慰田 k_youmu skypeコンタクト募集中!お気軽にどうぞ 視聴者からの一言 名前 コメント すべてのコメントを見る