約 1,476,142 件
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/1095.html
815 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/18(日) 03 21 13 ID rFtbOIsQ とーか「本日はお忙しい中、衣の歓迎会にお越しいだだきましてありがとうございました。 衣もこれで安心してくれたことと思います。 おかげさまで歓迎会も滞り無く始めることができました。 これより、時間の許す限り皆さんと一緒に衣を偲びたいと思います。 まずはじめに衣の友人である伊藤開司様にひとことお願いします。」 カイジ「おい、なんでこんなしめやかなんだよ(ボソボソ」 とーか「他はともかく衣の歓迎会で失礼は許しませんわよ?!(ヒソヒソ」 カイジ「えー、衣の友人、といってもたかが2時間ほどしか一緒にはいなかった俺が挨拶というのもなんだが 衣!いままでよく頑張った!それ以上の言葉はない! 献杯!」 一同「献杯!」 とーか「そこ!杯を高く掲げない!杯をかち合わてはいけませんわ!拍手をしないでくださいまし!」 カイジ(うるせぇなぁ…) 上条「なぁ、アイツ爆心地近くに居たのに、なんであんなピンピンしてんだ」 ビリビリ「運がいいんじゃないの?完全に安全圏内に居た池田って子は 飛んできた破片に直撃食らって死んだらしいけど …ってちょっとあんた顔が近いわよ!」 海原「御坂さん…」 ミサカ「…やっぱり、わたしじゃ駄目なんですね」 海原「え!いや!そういうわけじゃ…!」 インデックス「ころちゃん、正式に死者スレメンバー入りおめでとなんだよ」 衣「う…うむ…」 C.C.「どうした」 衣「い、いや。こういった場自体が慣れてないのでな…」 ひたぎ「こんなに可愛いのに、周りにお披露目する事もしなかったのかしら」 衣「とーかのせいではない!衣は自分は他人とは違う人間だと思っていた。 だからこのように人が多く集まる場でも、衣は何処か隔意を感じていた… しかし、今はそれがない。 だからなのか、皆からなにか臓腑をくすぐられているようで、むずがゆく感じてしまう…」 ひたぎ「要するに厨二病から卒業したという事ね。これから慣れると良いわ。徐々に。 まぁ私達死んでるのだけれどもね」 筆頭「良く光秀の野郎を止めてくれた!アーチャーに代わって礼を言うぜ、御両人!」 ヴァン「別になにもしちゃいないんですけどね。その光秀って人には」 レイ「俺も特に感謝されるような事はしていない。ただ一発撃っただけだ」 小十郎「しかしその掌でアーチャー殿の支援をし、その一発で光秀の動きを止めなさった。 これは生半可なことではありませんよ」 ヴァン「まぁ調味料をくれさえすればそれでいいんですがね」 律「キャスターさん…こんな席でだけど、ごめんなさい…」 キャスター「いいのよ。りっちゃんが私を愛してくれればそれで。 まぁ竹井久に関してもりっちゃんを助けてくれた恩もあるし、許してあげるわ」 紬「ところでその竹井さんは着てないのかしら?」 律「あぁ、今日のMVPとデート中だってさ」 816 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/18(日) 04 01 53 ID Usz5u8MA ムギ「…そういえば」 唯「ムギちゃん、どうしたの?」 ムギ「用事を思い出してからちょっと席を外すわ。歓迎特別ライブまでには戻るから」 プリシラ「いってらっしゃ~い」 あずにゃん「でも用ってなんでしょう?」 かじゅ「ムギのことだ。大方、裏関係だろう」 プリシラ「おっそろしいね」 船井「ふう、せわしないなあホンマ」 カチャ 船井「…えっ」 オーナー「私がこの程度見抜けない節穴だとでも思いましたか?貴男も甘いですね。いつかに言ったはずですよ、悪巧みは人に聞こえないようにやりなさい、と」 船井「いや、ちゃいますよ。今回のは…」 オーナー「…仏の顔も三度までという言葉がありますよね、今回がその三度目です。なので、今回はこれで済ませます。けど次は、最上級のお仕置きが待ってますからそのつもりで」 船井「ちょ、ま…」 とーか「それでは歓迎会出し物その一、季節外れのすぎる大花火!行きますわよ!」 ドーン!ドーン! オーナー「私もこれ以上のお仕置きはあまりやりたくないので、今後は控えてくださいね」 船井「(へんじがない。ただのしかばねのようだ)」 817 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/18(日) 09 44 06 ID KiiHz91w デュオ「………」 ヒイロ「どうしたデュオ?」 デュオ「いや…最後にC.C.たちが乗って来たこのナイトメア…何か見覚えがあるんだが…」 ヒイロ「確かに…しかしこんな形の物、死者スレに有ったか?」 デュオ「うん…グラスゴーにもサザーランドにも見えるし…」 C.C.「ああ、それならあの執事が直した…直すだけではなく、とことん改造していたがな」 デュオ「改造?」 C.C.「元々はサザーランドだったんだが…」 デュオ「………おい、まさかそのサザーランド」 C.C.「実に半端な修理だったせいか、途中でエンストしてな…そこにあの執事が現れて数秒で直していった…改造のおまけつきで」 デュオ「す、数秒…?俺の今までの努力は一体…?」 ヒイロ「デュオ…元気を出せ」 C.C.「ちなみに名前は『コロモロボ』だそうだ…実に安直なネーミングだ…」 818 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/18(日) 11 31 23 ID KiiHz91w ユフィ「スー…ハァー…」 ふじのん「いよいよですね…」 ユフィ「どうでしょう…あれで許してもらえるでしょうか?」 ファサリナ「あれだけ練習したんだから大丈夫ですよ」 ふじのん「自信を持ってください!」 ユフィ「…そうですね…では、行ってきます!」 ファサリナ「頑張って下さい」 ふじのん「応援してます!」 ユフィ「ありがとうございます!」 【ユフィ、遂に土下座決行!?】 819 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/18(日) 12 13 08 ID Elyn.u2Q 【某所】 ???A「爆破作戦は失敗したか…結界さえ破られなければ目的は完遂できたのだが…」 ???B「小娘どもめ…!しかしあれがあなたの言っていた世界の抑止力ですか」 ???A「そう、まさしくあれこそ世界の深奥に触れようとするものに働く抑止の力。 なんど行く手を阻まれたことか・・」 ???C「まぁ過ぎたことは仕方あるまい。チャンスはまだあるしのう」 ???B「そうですな。今度こそ…」 ???ABC「「「根源へ!」」」 ???B「会長、ご一献どうぞ」 ???C「おっとっと。しかしワシらも歓迎会に行きたかったのう!」 ???B「仕方ないでしょう。我々は表向き幽閉されていることになってるのですから」 【一体彼らは何者なのか?!】 820 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/18(日) 12 47 20 ID KiiHz91w ひたぎ「ところでシーちゃん?貴女たちは食堂で留守番をしていたのではなかったかしら?」 C.C.「うむ…しかし電話でのひーちゃんの様子があまりにも楽しそうだったのでな…気になって見に来た訳だ」 ひたぎ「見に来ただけ?それが何で最後のオイシイ所を持っていくことになるの?」 C.C.「私自身にも分からん…距離を置いて様子を見て、全部終わった頃に『ん?どうしたんだみんな?』とか言いながら合流するつもりだったのに…」 ひたぎ「あのね…」 C.C.「サザーランドを見つけた時点で、何かのフラグを立ててしまった気はしていたが…」 ひたぎ「…今回のことで私とシーちゃんの人気に差なんてついてないわよね?」 C.C.「どうだろうな?ひーちゃんは今回現場に居ながら傍観者を気取っていたわけだからな…」 ひたぎ「棘のある言い方するわね…」 C.C.「ひーちゃんも固有結界を使えるんだから、アーチャーの代わりくらいできたと思うんだが…」 ひたぎ「でもあれの乱発はどうかと思うし…」 C.C.「少なくとも登場率には差がついたかもな」 ひたぎ「え?マジで?」 C.C.「ずっとコロちゃんやインデックスとの様子が書かれていたからな…渦中の外にいたのに…」 ひたぎ「…何かズルくない?」 C.C.「気にするな…これからもひたぎウィッチとして頑張っていこうではないか」 821 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/18(日) 17 58 40 ID eTrX.w/2 【楽屋裏】 律「しかしハギヨシさんってほんとになんでも出来んだな」 紬「ナイトメアの修理、というか魔改造まで出来るなんてビックリだわ」 唯「しかもすっごくカッコイイんだよね」 梓「へー会ってみたいですね」 唯「じゃああずにゃん、会ってみる?」 梓「え、唯先輩面識あるんですか?」 律「初耳だぞ、おい」 唯「え、そうだっけ?…あー!内緒だった!今のなしなし!」 ビリビリ「じゃあ私達だけの秘密ってことでコッソリ会わせてよ」 唯「うぅー…ダメ!」 かじゅ「なら馴れ初めだけでもいいが?」 唯「あ、それなら」 律「(いいのかよ…)じゃあ簡潔に頼む。お前要領得ないから」 唯「えーとね、迷子になってたら案内してくれたの」 紬「どこで?」 唯「え、うーんとね」 安藤「皆さん、出番です!」 唯「よし!みんな行くよ~!」 律「ちょ、ちょっと待て!」 唯「レッツゴー!」 822 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/18(日) 21 59 22 ID KiiHz91w ひたぎ「それで、あの…コロモロボだったかしら?スペックはどの程度なの?」 C.C.「少なくとも第七世代は超えてるな…どう改造したらあんなことになるのか…」 ひたぎ「ふーん…それは戦闘もできるのかしら?」 C.C.「当り前だろう。実戦兵器を改造した物なんだから」 ひたぎ「なるほどね~」 C.C.「………何か嫌な予感がするのだが…何故そんなことを聞く?」 ひたぎ「いえ大したことではないのよ…ただ…」 C.C.「ただ?」 ひたぎ「シーちゃんも第二十八回ラジオのときの戦力になれて喜んでるだけよ」 C.C.「おいちょっと待て!」 ひたぎ「あら、何かしら?」 C.C.「何かしらじゃない!何で私まであの嫉妬魔人と戦わなければならないんだ!?」 ひたぎ「だって全戦力投入の作戦なのよ?戦える人は戦わないと」 C.C.「絶対に嫌だ!私はその日避難所でピザを頬張って過ごすんだ!」 ひたぎ「所詮冷凍食品でしょ?いいじゃない別に…」 C.C.「全く良くない!大体コロモロボを扱えるのは私だけじゃないだろ!?」 ひたぎ「じゃあ誰が操縦するの?」 C.C.「アーニャやマリアンヌでもいいだろう!」 アーニャ「私はモルドレッドじゃないと…」 マリアンヌ「私はそういう野蛮なことは苦手なのよね…」 C.C.「私だって苦手だ!と言うか何処から湧いてきた!?」 ひたぎ「あれだけ格好いい救出劇をやっておきながらそんなことを言うの?」 C.C.「流れでやってしまっただけだ!」 ひたぎ「仕方ないわね…もう天江さんに決めてもらいましょう」 C.C.「おいちょっと待て!」 ひたぎ「天江さん、コロモロボのパイロットは誰かしら?」 衣「そんなのシーちゃんに決まっている!あの操縦は見事であった!」 C.C.「何でだ~~~!!!?」 とーか「お待たせ致しましたわ!放課後ティータイムのスペシャルライブですわよ!」 ひたぎ「あら、ライブが始まるわよ」 C.C.「話を逸らすな!」 衣「おお~!!」パチパチ 唯「それじゃあ一曲目は新曲、『Unmei♪wa♪Endless!』!」 823 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/18(日) 23 42 55 ID Usz5u8MA ~歓迎特別ライブ中~ 美琴「♪星を廻せ 世界のまんなかで くしゃみすればどこかの森で蝶が乱舞」 唯「♪君が守るドアの鍵 デタラメ 恥ずかしい物語」 二人「♪舐め合っても ライオンは強い」 衣「鶴賀の大将は楽器ができたのか!」 とーか「こちらに来てから律さんと梓さんに誘われて始めたのですわ。最初のほうは四苦八苦していたのに今ではこんなに上手くなって…」 衣「へーっ」 ユフィ「あの…」 とーか「あら、何かご用ですの?」 衣「ん、お前は確か…」 ユフィ「えっと、その…ごめんなさい!」 とーか「これは…」 カイジ「土下座‥っ、圧倒的土下座‥っ」 ユフィ「ごめんなさい。意図していなかったとはいえ、私は貴女のお友達を…」 衣「…」 カイジ「あー、衣。当事者である俺がいうのもあれだが…」 衣「わかっているつもりだ。えっとユーフェミアと言ったな」 ユフィ「はい…」 衣「まず顔を上げてくれないか。その体勢では衣も話にくい」 ユフィ「はい(顔をあげた)」 衣「だいたいの原因についてはしーちゃんから聞いている。原因はユーフェミアにはないのだろう?」 ユフィ「それでも私の罪です。まず貴女に謝らなければいけないとずっと思っていました。それ以上の罰も私は受け入れる覚悟をここに持ってきました」 衣「そうか。ならば…」 カイジ「おっ‥」 とーか「シッ。ここは衣の裁量に任せなさい」 衣「そのことについてはもう謝らないでほしい。すべては不幸な事故だったのだ」 ユフィ「衣さん…」 衣「それにしーちゃんからユーフェミアの人となりも聞いているが悪い人間だとは聞いていない。今日初めて直接会ってそれも確かめられた。だから友達になろう、ユーフェミア」 ユフィ「はい…ありがとうございます。私のことはユフィと呼んでください」 衣「うむ、わかったぞユフィ」 とーか「ほら丸く収まりわしたわ」 カイジ「‥やっぱ衣のことではかなわねえな」 とーか「当たり前ですわよ。そう簡単に負けてたまるものですか」 二人「♪君を愛してる 本気のココロ見せつけるまで 私 眠らない」
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/699.html
ミニドス 「パラライズ・フィアー」 羽付きあき ・三本立てです ・独自設定のゆっくりが無双しますご注意を ・善良なゆっくりがひどい目に会いますご注意を 「・・・最近ゆっくりがへってきたよなぁ」 「そうだな・・・なんかあったんだろうか?」 「加工所の一斉駆除とかも全くなしでさ、ここ一カ月でみるみる減っていったらしいよ」 「一か月!?そんな急なら原因だってわかるだろ?」 「それがわからなないんだとさ、なんかゆっくり研究の第一人者まで来て調べてるんだって」 「え?それならその人はなんて結論を?」 「ゆっくりの中の中枢餡の深い部分で山へ帰るっていう意思が同時多発的に先祖がえりを起こしただってさ」 「いやぁ・・・いくらなんでもそれは」 「だろ?結局そうやって考えないと原因が分からないんだよ。当のゆっくりに聞こうにも"わからない。でもこわいからやまへいく"ってしか言わないんだと」 「ふーん・・・飼いゆっくりとかには?」 「飼いゆっくりはセーフらしい。ますますわからない話だよなぁ」 ・・・・・・ ・・・ 雑談しながら歩く若者が過ぎ去ったのを見て私はゴミ箱とゴミ箱の隙間からはい出した。 そして裏路地に溶け込むように入っていく。 ゆっくりのいそうな場所を何度も何度も慎重に探していくが、どこにも見つからなかった。 ゆっくりが「おうち」にしそうな場所はただ死臭のする飾りが二つ三つポツンとあるだけだ。 今日は収穫がない。少し前なら耳障りな「おうた」を歌っているしんぐるまざーれいむ親子辺りがいたが、それも私が粗方吸ってしまった。 もうゆっくりは殆ど「山」に下って行ってしまったのだろうか? ・・・「ミニドス」となった私はその力をさらに増大させ徐々に成長していった。 そこらのゆっくりを「吸う」ぐらいなら、ドススパークやゆっくりオーラ等使う必要がない。 外見上赤まりさと子まりさの中間程の大きさである私がそこらを歩けば、すぐに様々なゆっくりが向こうから来てくれるのだから。 ・・・あのドスを吸ってから私は「ドススパーク」、そして「ゆっくりオーラ」を使えるようになった。 なぜ街型ドスはその能力が使えないはずなのに私が使えるようになったのか、それは私が一種の「変異体」だからなのかもしれない。 街型ドスは使えないのではなく「使わない」のだ。 本来撃てば急激に体力を消耗するそれらは、街では唯のお荷物となったため本能的に抑えていただけなのかもしれない。 私が覚えた由縁もそこにあると思っている。 だが、無理な融合をいくつも果たした私に、様々な制約があるのも確かだ ドススパークは全開で撃つ事は出来ない。そんな事をすれば私の体は餡子を中枢餡まで使い果たしてしまうからだ。 火花より少しグレードアップした程度のドススパークしか使えなかった。 ゆっくりオーラに関しては、「ゆっくりさせる」程の効果はなく、単にゆっくりの運動神経をマヒさせる程度に落ちてしまっている。 「使える」が「使えない」と言う矛盾した言葉がぴったりのアベコベな能力。 私の中での認識はそう言った感じである。 ・・・腹が減った。私は腹が減ったのだ。 最後にゆっくりを吸ったのは今日の明け方辺りまでうろついていた時に鈍足な足取りでドタドタとこちらに向かって走ってきたれみりゃが一体だけだった。 私は甘い物が好きなのだ。・・・れみりゃの腕を千切り足をもいで寒天の目玉を刳り抜いて小麦粉の顔をズタズタに切り裂いて顎をブ千切って足と頭がくっつくぐらいさば折りをしてじわじわと痛ぶってもちっとも甘くはならなかった。 ゆっくりはいるのだろうか?かといって「バッジ付き」のゆっくりは手を出せばどうなるか嫌というほど知っている。いつか吸ったゲスまりさの記憶によって。 やはり山に行くしかないのだろうか?だがようやくソフトボールサイズになったかならないかと言う私の華奢な小麦粉の体でここから50km近くも距離が離れている山まで単独で行く事が出来るのだろうか? ・・・無理だろう。どうしようもない事をどうにかしようとしている私はとても滑稽だ。 しかし他のゆっくりがしている事なら私に出来ぬ道理などないはずだ。何か答えが導き出せるはずだ・・・と私はそんな事を空想していた。 すぃーは・・・ダメだ。この街には街ゆっくりが使えるすぃーは全て山へ行くための移動手段で無くなってしまっている。 跳ねていくのは・・・ハナから無理だろう。今日の今日まで毎日「食事」にありつけただけでも奇跡的だったと言うのにこれからの長旅を考えれば安定してれみりゃやゆっくりがいる保証がない。 ならば残った可能性は「うーぱっく」しかないのだろうか? しかし私はうーぱっくに渡すだけの食料を持っていない。 ・・・別に街から山に物見遊山で往復するわけじゃない。片道分だけでいいのだ。 だったら・・・ ・・・・・・ ・・・ 「うー!うー!」 「うー!うー!」 私の目の前でニコニコとした笑顔でしきりに羽根をパタパタと動かしている箱型の物がいた。 うーぱっくとやらだ。実物を目にするのは初めてだが、何の事はない。イラつく顔つきをしているだけだった。 大きなうーぱっくの脇を旋回するようにパタパタと回って飛んでいるのは子うーぱっくとやらだろう。 恐らくうーぱっくの仕事の手伝いか何かで付いてきたのだろうか。 「ワタしヲヤまマで連れテイけ」 私がそう言うとうーぱっくが子うーぱっくを呼び出してしきりに目で合図した。 食料を入れろと言う事だろう。 初めての仕事なのだろうか。子うーぱっくはこんな役柄でも目をキラキラと輝かせながらこちらを見ている。 私は舌を伸ばした。そして 「うー!うっ!?う”あ”あ”あ”あ”!!」 「う”う”う”う”!?」 子うーぱっくの両翼が根元からボトリと地面に落ちた。 低空をホバリングするように飛んでいた子うーぱっくがボトリと地面に落ちる。 そして両目から砂糖水の涙を流して必死に苦痛を訴えている。 私はそのまま舌で子うーぱっくを持ち上げて逆さに落とすとこう言った。 「ハねをナオす事がオ前にデキるカ?私ハデキるゾ」 「う”ー!う”う”う”-!」 「ワタしをヤマまで連れテイけ。そうスれバナオシてやる」 羽をパタパタと動かし怒るうーぱっくにそう持ちかける。 もちろん私に治す術などない。そもそもうーぱっくを見たのだってはじめてなのだ。 苦しそうにカタカタと体を揺らす子うーぱっくを暫く見た後、うーぱっくは私を乗せようとした。 子うーぱっくもともに載せて飛び上がっていく。 その時私は、初めてこの街を上から見る事が出来た。 汚い街ゆっくりが蠢く街は四角い柱がいくつも突き立った不思議なオブジェの様に私には思えた。 私もそのオブジェの1パーツだったのだろうか? 既にゆっくりが殆どいなくなった街を私は後にした。 山と言う所がいかほどのものかはこの目で見るまで分からないが、少なくとも街とさして変わらないだろう。 ・・・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・ 目の前に広がる緑の木々や葉の数々・・・ 柔らかな腐葉土の様な感触が底部に伝わってくる。 コンクリートとは違う。跳ねても衝撃が餡子の奥まで響かない。 ここが山か?それとも森か? 形容する言葉に迷うが緑が豊富なこの山野はなるほど確かにゆっくりが住むには格好の場所の様に思えた。 私はうーぱっくだったズタズタに切り裂かれたボロキレを脇に弾き飛ばすと山の奥へと跳ね出した。 湿った土の匂いと木々の間にキラキラと光る水滴が見えている。 ここで私は「飽食」と言う意味を知った。 かなり奥に進むとそこには、「ゆっくりプレイス」があった。 キラキラと流れる小川に大きな木がいくつも立ち並んでいる。 洞には「けっかい」と言うのだろうか?舐めているとしか思えない薄っぺらいカモフラージュがあちこちに敷かれていた。 洞だけではない。地面に開いた穴等を見るに、かなりの数のゆっくりがいるだろう。 だが、私の視界には巣の数ほどのゆっくりはいなかった。 大概が「れいむ種」「ありす種」で時折「ぱちゅりー種」が混じっており、まりさ種でバスケットボールサイズのゆっくりは殆どいなかった。 「ゆっくりしていってね!」 ・・・私の目の前でそう声をかけたのは一体のれいむだった。 声を上げた途端に一斉に私の方へ寄ってきたゆっくり達はしげしげと私の顔をのぞいてはけげんそうな表情で何かを話している。 「むきゅ・・・みかけないおちびちゃんね・・・」 「どこのおちびちゃんかしら?」 「きっとまよっちゃったんだね!」 それは私の見たゆっくりとは大きくかけ離れていた。 生ごみの臭いがしない。清潔なモチモチの小麦粉の肌。 微かに花粉の臭いがする。なぜか知らないがこのゆっくり達は小麦粉の皮に花粉を塗りたくっているようだ。 極度に肥えたわけでもない端正な丸型をしている。街ゆっくりとは大きく違っている様だ。 中々甘そうではないか。それに数もたくさんある。 ああ、腹が減った。私は腹が減ったのだ。 私は舌を伸ばして 「ゆゆ?どうしたの?」 目の前のれいむにその舌を 「ゆぎぃっぎっ…きぴ・・・」 突き立てた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「れいむうううううう!!」 「むぎゅうううううう!!れいむがあああああ!!」 「ゆっくりなおってねぺーろぺーろ!」 中枢餡を丸ごと抜かれそのまま突っ伏して動かなくなったれいむの周りの他のゆっくりが集まってきた。 必死に額に開いた穴をぺーろぺーろしながら治そうとしている。気がつかないのだろうか? 既に物言わぬ唯の饅頭になり果てたというのに。 私が少し前に進むと、ぺーろぺーろしているゆっくりが一斉に私の前に立ちはだかった。 ・・・ぱちゅりーのみが必死にぺーろぺーろを続けている。 私は身構えた。いくらまりさ種以外の脆弱なゆっくりでもこれほどの数がいればそれなりに苦労をするからだ。 だが私に向かって飛んできたのはバスケットボール台のゆっくりの体でもなければ、木の枝や石ころでもなかった。 「「「「ぷくううううううううううう!!」」」」 既に動かぬれいむをまるで私から守る様にゆっくり達が膨れて威嚇を始めた。 何のつもりだろうか?私は面喰った。 今までなら必ずゆっくりは我先にと逃げ出すか、私を攻撃しようとしてきたかのどちらかだった。 何かから守る様に動くこのゆっくり達の行動は私には理解しがたいものだった。 ・・・街ゆっくりなら我が子でさえ動かぬとなれば身捨てて逃げるゆっくりしかいなかったというのに。 「れいむはありすたちがまもるわ!」 「ゆっくりできないゆっくりははやくどこかへいってね!れいむおこるよ!」 「そうだよ!ゆっくりどこかにいってね!」 「れいむにはてだしさせないわ!いなかものはゆっくりどこかへいきなさい!」 威嚇すれば引くとでも思っているのだろうか?だとすればこっけいな話だ。 しかし私にはとても、とても、好都合だ。 なぜなら追いかける手間が省けるから・・・ゆっくりオーラを使うまでも無く、このゆっくり達はこの場から動かない。 私は大きく体を横に回して舌を薙いだ。 一番右端に居たありすの寒天の両目がボトリとカスタードクリームとともに地面に落ちる。 「ゆぎいいいいいいい!!いだいわああああああ!!あでぃずの!あでぃずのおべべがああああああ!!」 「「「あでぃずうううううううううう!?」」」 真横に薙いだ舌はありすの寒天の両目を小麦粉の皮ごと切り裂いて吹き飛ばした。 ゴロゴロと転がりのた打ち回るまでもなく。ありすはそこにうずくまってプルプルと震えている。 ・・・蹲っているのは習性の様だ。周りのゆっくりが威嚇をするためそのまま蹲ってやり過ごす方がいいという判断だろう。 「いだいわああああ・・・!!ゆ”・・・!ゆ”・・・!あでぃずのおべべぇぇぇ・・・!」 「あでぃずゆっぐりよぐなっでね!ぺーろぺーろ!」 「このいなかもの!ゆっくりありすにあやまりなさい!」 「ぷくーっ!れいむおこるよ!」 それでもまだ、ゆっくり達は逃げなかった。 今度はありすを必死に一体のれいむがぺーろぺーろをしており、残りの三体のゆっくりがさらに大きく膨れて私を威嚇していた。 これが山林のゆっくりの習性か?先ほど吸ったれいむの記憶では、ここのゆっくりはどうやら周りのゆっくりを守る習性があるようだ。 そしてふと頭によぎって「ゆっくりできるドス」と言う言葉。 ドス?ここにもドスがいるのだろうか? ともあれまずは空腹を満たすことから始めよう。あのれいむはあんまり甘くなかった。苦しむ前に食べてしまったからだ。 出来る事なら甘いのが良い。私は体を大きく膨らませるとブルブルと体を揺さぶった。 「おこってもだめだよ!ゆっくりどっかいってね!」 「いなかもの!はやくどこかへいきなさい!」 二体のゆっくりは膨れているため句がつかないのだろうか。 ゆっくりは膨れるとその場から移動できない習性がある為にまだ気が付いていないようだ。 「ぺーろぺーろ!ありすゆっくり!ゆっくりしていってね!」 「ゆ”ぅぅ・・・いだいわぁぁ・・!くらいわぁぁ・・・!」 寒天の両目を負傷したありすとそれをぺーろぺーろするれいむも気が付いていない。 ・・・ぱちゅりーもその様だ。 私は目の前で膨れているれいむとありすの飾りと砂糖細工の髪に狙いをつけて。口をすぼめて小さな「ドススパーク」を吐き出した。 「「ゆ”ぎゃあ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!」」 頭に火がついて暑さと恐怖でパニックになったのだろうか?ありすとれいむは口をあんぐりと開けて叫び続けている。 「あづいわああああああ!!ゆ”!?ゆ”うううう!?どぼじであでぃずのあんよざんがうごがないのおおおおおおお!?」 「あづいいいいいいいい!!あづいよおおおおおおお!!あんよざんゆっぐりうごいでねえええええ!!ゆ”!ゆ”!」 「なにいいいいいいいい!?なにがおごっでるのおおおおおおお!?ごわいわああああああああ!!」 「ゆ”!ゆ”!れいむもあんよざんがうごがないいいいいいいいい!!なんでえええええええええ!?」 「むぎゅううううううう!ばぢぇもうごがないいいいいいいい!?」 ようやく気づいたようだ。 私が振りまいたのは「ゆっくりオーラ」と言う物で。 頭に生えるドススパークのキノコを粉末状にして撒く事で他のゆっくりを「ゆっくりさせる」事が出来ると言う。 私のゆっくりスパークはゆっくりさせるほどの力はなく。単に他のゆっくりを動けなくする程度でしかないが、それだけでも私には十分すぎる代物だった。 山野のゆっくりは「火」を知らない。 なんだかとてもゆっくりできないもの・・・程度の認識を持っているようだが、小麦粉の皮を焼かれている今となってはその言葉が身にしみてわかるだろう。 「だずげでえええええええ!!までぃざああああああああ!!までぃざあああああああ!!あ”あ”あ”あ”!!あづいいいいいいい!!」 「あづいわあああああ!!ゆぎいいいいいい!!あでぃずのどがいばながみがあああああああああ!!」 燃え盛る自分の頭に底部だけ貼り付けてグーネグーネと小麦粉の皮を動かしている様はまるで水に揺れ動く海草だ。 最初は元気よく叫んでいたれいむとありすも。煙がブスブスと出だした辺りから徐々に静かになっていった。 「ゆ”・・・!ゆ”・・・!ゆ”・・・!ゆ”・・・!」 「ゆ”・・・!ゆ”・・・!ゆ”・・・!ゆ”・・・!」 中の餡子まで燻されたのか、それとも中枢餡が熱でやられてしまったのかは謎だが寒天の白目をむいて仲良く痙攣を始めるれいむとありす・・・だったゆっくり達。 既に焼き禿饅頭と化した二体は一体どれがどれやら私にはわからなくなっていた。 うんうんをぶりぶりと垂れ流し、しーしーで水たまりまで作っているこの二体を見て、他のゆっくり達は凍りついた様にその焼き禿げ饅頭二体を見つめていた。 私は舌を伸ばしてまずれいむの額辺りに舌を差し込むと、そのまま中枢餡だけを吸い取っていく。 「ゆ”!」と大きく跳ねた後に力なくボテンと前に倒れたれいむは、そのままずっとゆっくりしてしまったようだ。 ありすも同じように吸い取るとこれまた同じような反応で倒れて動かなくなった。 そして、私は残ったゆっくり達にゆっくりと近づいていく。 「ごっぢにぎだああああああああ!!あんよざんゆっぐりうごいでねええええええ!!おでがいいいいいいいいい!!」 「ごわいわああああああああ!!ぐらいわああああああああ!!どごにみんないるのおおおおおおお!?」 「むぎゅううううううう!!でいぶううううううう!!ありずうううううううううう!!」 ずーりずーり 「ゆわああああああ!!ごないでねっ!!ゆっぐりごないでねええええええええええ!!」 「でいぶうううううううう!!でいぶううううううううう!!いばどうなっでるのおおおおおお!?あでぃずは!?でいぶは!?どごっ!?どごおおおおおおおお!!」 「みんなあああああああ!!ゆっぐりどずのどごろににげでええええええええ!!ゆっぐりでぎないばりざがいるわああああああああ!!」 ズーリズーリ 「ゆ”!?ゆ”!ゆ”!あんよざん!ゆっぐりうごいでね!れいむのあんよざんっ!ゆ”!ゆ”!」 「ゆひっ!ゆひひゃはははははははああああああああ!!どがいばぁぁぁあああああああ!!あでぃずはどっでもどがいばああああああああ!!」 「あでぃずどぼじだのおおおおおおお!?どずううううううう!!みんながあぶないわあああああああ!!ばやぐぎでえええええええええ!!」 ズリ・・・ズリ・・・ 「ぎだあああああああああ!!ごっぢにぎだああああああああ!!あんよざんっ!ゆ”!ゆ”!うごいでねっ!ゆっぐりじないでうごいでねええええええええ!!」 「ぢょがいばぁぁ~!あでぃずはぢょっぢぇもぢょがいばにゃにょよ~!ゆぴぴゃぴゃぴゃぴゃあああああ!!」 「どずううううううううううう!!どずうううううううううううううううううううううううううう!!」 ズリズリ・・・ 「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!!!!!」 「うんうんがぢぢゃぐなっぢゃわあああああ!!ゆ”ゆ”っ!じゅっぎりいいいいいいいいいい!!ゆぴゃぴゃぴゃああああ!!」 「どずうううううううううう!!みんなああああああああああ!!おぢびぢゃんんんんんんんんんんんんんん!!むぎゅうううううあああああああああああ!!」 私は腹が減った。そして、そのゆっくり達に、飛び込んだ。 ・・・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・ 「すーやすーや・・・」 「「ちゅーやちゅーや・・・」」 私は今、ゆっくりの「おうち」の中に居る。 枯れ草を敷き詰めた真ん中に鎮座して呑気に寝ているバスケットボール台のれいむが一体。そして、その横に寄り添うように寝ている子まりさと子れいむが一体づつ。こちらは両方ともソフトボールほどのサイズだ。 その奥には、鳥の巣の様にして編み込まれた枯れ草の上にプチトマト程の赤れいむが二体。赤まりさが一体の合わせて二体が小さな小麦粉の皮をくっつけてすーやすーやと寝ていた。 あれから、私は一旦このゆっくり達の集まっている地帯の外へ歩を進めた。まりさ種を吸いたくなったからだ。 ・・・まりさ種は恐らく「狩り」に言っているだろうからと考えての事である。 しかしまりさ種は何処にもいなかった。私が子ゆっくりと言う事もあってか行動範囲が圧倒的に違うと言うのも理由の一つだが。大きな理由は狩り場を見つけられなかったかだろう。 私が諦めて戻ると、何処にもゆっくりの姿がなかった。 しらみつぶしに「けっかい」を壊して洞や穴をのぞいても、つい先ほどまでゆっくりがいた形跡があっただけでゆっくり事態は影も形もなくなっていた。 しかし私は焦る事はなかった。「ドス」の所に一か所に避難しているなら。一々探す手間が省けるからだ。 ドスや他のゆっくりが態々一か所であつまってくれているならそれに越したことはない。一旦私は軽く寝る為に適当な穴に入った所。このれいむ達を見つけたのだ。 あれだけの声が聞こえなかったのだろうか?どちらにしろ呑気なことこの上ない。 私は体を大きくふらませて体を揺さぶった。埃の様な粉が辺りに舞い散っていく。 ・・・これでここに居るゆっくりは私しか動けない。 私は舌を伸ばして、れいむの頭部に向かって舌を縦に振りおろした。 「っゆぎぃ!?」 「「ゆ!?」」 れいむの声に子ゆっくり二体が目を覚ます。 「ゆ”・・・!ゆ”・・・!ゆ”・・・!」 「おきゃあしゃん!ゆっきゅちしちぇね!ぺーろぺー・・・どぼぢぢぇあんよじゃんがうごがにゃいにょおおおおおお!?」 「ゆゆ!あんよしゃんがうごかにゃいんだじぇ!?」 ・・・いきなりのショックで痙攣状態を起こしたれいむ、子ゆっくりは気がついたが、赤ゆっくり達は・・・まだ気が付いていないようだ。 どちらにしろ構う事はない。このれいむ達は今から私の食事になり果てるのだから・・・ もっと甘いのが良い。疲れには「あまあま」が一番だから。 私は動かぬ底部を必死に動かそうと上半分だけをぐーねぐーねと動かす子れいむに私は、舌を突き立てた。 「ゆぎっ!」 「れいみゅうううううううう!?」 餡子を吸う訳じゃない。 そう、いうなればちょっとした「試し」だ。 ゆっくりオーラはドススパークのキノコの粉末を吸った結果ゆっくりしてその場で動かなくなる効果がある。 「吸って」ここまでなのだ。ならばそれを直接「注入」すればどうなるだろうか? 「ゆ”っ・・・!ゆぎびっ・・・ぐりゅっ!ぐりゅじっ・・・ゆぐぐっ…!」 「れいみゅうううううう!?やめりゅんだじぇ!ま、まりしゃはちゅよいんだぢぇ!」 必死に虚勢を張って威嚇を繰り返す子まりさを無視してどんどん「ゆっくりオーラ」を流しこんでいく。 舌を引き抜くと、子れいむは突如として口をあんぐりと開けてパクパクとさせながら小麦粉の体上半分を激しくグネグネと動かし始めた。 「ゆ”っ!っかは・・・!っくひ・・・!ゆひゅーっ…!ゆひゅーっ・・・!ゆきっ・・・!か・・・!・・・!!!・・・!!・・・!」 「れいみゅううううううう!!れいみゅううううううう!!ゆっくりしゅりゅんだじぇええええええ!!」 子れいむが寒天の両目が飛び出さんとばかりに「充餡」させながらもがき苦しんでいる。 口をパクパクとさせているが声は一切出ない。そう、まるで空気が無くなったかのように。 私のゆっくりオーラは「ドス」のそれとは比較にならないほど弱い。 それでもゆっくりの動きを止める事ぐらいはできるのだ。 直接注入すればそれこそ、底部の動きをマヒさせるだけじゃなく息もできなくする事など、容易い。 大量に餡子内を駆け巡るゆっくりオーラはあまりに「ゆっくりさせすぎる」為、その効果は中枢餡をマヒさせ、呼吸すらも出来ない様になる。 ・・・ゆっくりは呼吸を本来必要としない。「思い込み」でやっているだけにすぎないが、これがまた厄介である。 「ゆっくりできない」と強く感じる事があればゆっくりは簡単に物言わぬ饅頭となり果ててしまう。 目の前の子れいむは信じられないほど体を縦に伸ばして寒天の両目が白目をむきながら口をパクパクとさせている。 「ゆ・・・ゆううう・・・きょわいんだじぇぇぇ・・・」 それを見た子まりさは恐ろしさの余りうんうんとしーしーをもらしてしまったようだ。カチカチと砂糖細工の歯が恐怖で震えながら音を立てる様子が私の目に映っている。 ・・・子れいむはやがて大きく口をあけたまま横にボテンと崩れ落ち、そのまま物言わぬ饅頭となり果てた。 私は次に、子まりさに目を向ける。 「ゆひっ・・・!ゆひっ・・・!あんよしゃんゆっきゅりうごくんだじぇえええ・・・!」 この子まりさもまた、動かぬ底部を必死に動かそうとするも動くのは小麦粉の体の上部だけだった。 私は舌で帽子を取り去る。 「ゆゆ!まりしゃのおぼうししゃんかえしゅんだじぇえええ・・・!ゆ!ゆ!」 動く舌で何とか私から帽子を取ろうとするが、動きも鈍ったその舌では何もできない。 そのまま帽子を子まりさの届かぬ所に捨て去ると、私は舌を子まりさの頭頂部に突き立てた。 「おぼうししゃんがあああ・・・ゆびっ!」 そのまま微量の「ゆっくりオーラ」を直接中枢餡に流し込むと舌を引き抜いた。 「いちゃいんだじぇぇぇ・・・ゆ”・・・ゆ”!?ゆぎっ!からぢゃがかっちぇにいごくんだぢぇぇぇ・・・!?ゆぎっ!ゆぐぐぐ・・・!!」 突如として子まりさは体をひとりでに「ねーじねーじ」とさせ始めた。 「自分がやっているが自分がした事ではない」・・・そう、この子まりさの中枢餡に流された微量のゆっくりオーラが中枢餡に誤作動を引き起こさせているのだ。 のーびのーびを通り越し、ねーじねーじの域にまで達した子まりさの体がどんどん捻じれていく。 「ゆきゅちまりしゃのいうちょうりにうごくんだ・・・じぇ・・ぇ・・・ぇ・・・ゆぶっゆぶぶぶぶぶ・・・!!」 とうとう子まりさの口から餡子がゴボゴボと漏れ出した。と、同時にあにゃるからも行き場を失った餡子がぶりぶりと流れていく。 「ゅ"・・・!ぴっ…!!・・・!!!・・・!!・・・!」 ねーじねーじも限界に達するとそのままの形で硬直してしまったようだ。 ぴくぴくと死にかけた芋虫の様に動く子まりさが私の目の前に居た。 ・・・長くはないだろう。 「ゆ”・・・ゆ”・・・ゆ・・・!?おぢびぢゃんんんんんんんんんんんんんんん!?」 劈くような声に私は思わず体を震わせた。 小麦粉の皮の頭頂部から餡子をダラダラと流して泣き叫ぶれいむの姿がそこにあった。 死なぬ程度に抑えておいたのですぐに立ち直る事が出来たのだ。 だが小麦粉の体は動かない。 私はまだ能天気に寝ている赤ゆっくり達の枯れ草を編んだ物に、ドススパークを少しだけ放った。 どうなるかは。容易にわかるであろう。 「ゆ・・・ゆぴ・・・!?」 「ゆゆ・・・ゆけほ・・・!ゆこほ・・・!」 「だじぇ・・・!だじぇ・・・!」 煙の方が先に上がったようだ。赤ゆっくり達が気付いた様でしきりに底部をモソモソと動かしている。 ・・・だがゆっくりオーラで動かぬようにしている上に、生まれたての赤ゆっくりは「ずーりずーり」をする事も、ましてや跳ねる事も出来ない。 小麦粉の体をクネクネと動かして枯れ草に顔を突っ込んだりしている。 やがて、下から来る熱に気がついたようだ。しきりに体をクネクネと動かしているが、ただそれだけの事である。意味は全くなかった。 「あちゅいんだじぇぇぇ・・・!」 「あちゅいよぉぉ・・・!」 「ゆわぁぁ・・・ゆっくちしちゃいぃぃ・・・!」 煙に燻されながら、迫りくる火の手にどうしようも出来ない赤まりさと・・・ 「おぢびぢゃんんんんんんんんんんん!!ゆ”!ゆ”!あんよざんどぼじでうごがないのおおおおおおお!!ゆっぐりうごいでええええええええ!!」 れいむも当然動かない。そう、子ゆっくりが焼き饅頭になっていくのをただ見ている事しかできないのだ。 「あちゅいぃぃ・・・!!ゆっくち・・・!ゆっくちしちゃいぃぃ・・・!」 「ゆけほっ!ゆこほっ!きゅりゅしいよぉぉ・・・!」 「まりしゃもくりゅしいんだじぇぇ・・・あちゅいぃんだじぇぇぇ・・・!!」 火がどんどん上にあがってきている。煙もそれと同時にあがってきているため、赤ゆっくり達は必死に体を「のーびのーび」させている。少しでも火から逃れるために・・・ 「あちゅいいいい・・・おきゃあしゃんたしゅけちぇぇぇ・・・!!」 「あちゅいよぉぉ・・・おきゃあしゃん・・・!れいみゅあちゅいよぉぉ・・・!」 「あちゅいんだじぇ・・・!ゆひっ!ゆひっ!おきゃあしゃぁぁん・・・おきゃあしゃぁぁぁん・・・!」 とうとう火が赤ゆっくり達を直接とらえ始めた。赤ゆっくり達は小麦粉の体を寄せ合って必死に親れいむを呼んでいる。 「おぢびぢゃんっ!おぢびぢゃんんんっ!おぢびぢゃんんんんんんんんんんんっ!!」 れいむが砂糖水の涙を流しながら叫ぶ。しかしその叫びも空しいものだった。 火はどんどん燃え盛り、とうとう赤ゆっくりの帽子や飾りにまで飛び火を始めた。 「あちゅいっ!あちゅいいいいいい・・・!!ひさんゆっくりきえちぇぇぇ・・・!!」 「あちゅいよぉぉお!!くりゅしいよおおおお・・・!おきゃあしゃあああああん・・・!!」 「まりしゃのおぼうししゃんがぁぁぁ・・・あちゅいっ!あちゅいいいいいい・・・!」 ・・・赤ゆっくり達の声がどんどん小さくなっていく。 「・・・!!!・・・!!・・・!」 煙が消えた後に残っていたのは、こんがりときつね色に焼けた一口サイズの饅頭が三つ程だった。 「おぢびぢゃんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!!」 れいむが叫んだ。煙たい穴蔵の中でキンキンと甲高い声が響く。 私は舌を伸ばしてれいむの適当な場所に狙いを定めて舌を突き立てた。 「ゆぎっ!ゆ”・・・!おぢび・・・ぢゃん・・・お・・・ぢ・・・び・・・ぢゃ・・・ん・・・お・・・」 餡子を吸われる中でれいむはひたすら子ゆっくりを呼びながら、寒天の白目をグリンと上に向けて突っ伏して倒れた。 ピコピコだけがピクピクと動いている・・・ ・・・残りの子ゆっくりを食べた私は、煙がわき出る穴蔵を後にする。 外は既にオレンジ色の夕日が沈み始めていた。 夜になれば益々ドスの所からゆっくりは離れない。 適当な洞で「けっかい」を元に戻して身を隠すと、そのまま目をつぶって私は眠る。 ・・・外には、風の音と何かの鳴き声以外は何も聞こえなかった。
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/683.html
275 :名無しさんなんだじぇ:2010/07/07(水) 21 56 29 ID 5JV28LSA カイジ「そうだ。衣の無事だけでなくあのお嬢さんの洗脳のことも書くか。ギアスとかよく判らねえけど解ける可能性はあるんだろ?」 ビリビリ「あるにはあるけど…あいつ次第なのよね」 リリーナ「美琴さんはその人の無事を願ってるんですね」 ビリビリ「ま、まあね。見ていて危なっかしいからついね…」 カイジ「ところで部長や池田はまだ仮面アステカーの撮影中(?)みたいだな。早くしないと七夕が終わるぞ」 276 :名無しさんなんだじぇ:2010/07/07(水) 22 15 49 ID z9gANTH2 リリーナ「そういえば美琴さんは瓦礫の下敷きになっていたのでは?」 美琴「こっちのあたしは残像よ!」
https://w.atwiki.jp/ikimono_ranking/pages/65.html
歴代結果 大会名 予選 最終結果 第1回いきものがかり人気曲決定戦 不参加 第2回いきものがかり人気曲決定戦 ベスト32 第3回いきものがかり人気曲決定戦 ベスト128 第4回いきものがかり人気曲決定戦 21位(13票) ベスト32 いきものがかり夏に聞きたい曲決定戦 5位(18票) ベスト8 いきものがかり好きなMV決定戦 ベスト16 いきものがかり秋に聞きたい曲決定戦 34位(1票) 不参加 いきものがかり冬に聞きたい曲決定戦 42位(0票) 不参加 山下穂尊作詞作曲の中で好きな曲決定戦 不参加 いきものがかりファンになったきっかけ決定戦 38位(1票) いきものがかり恋愛ソング決定戦 32位(3票) 不参加 第5回いきものがかり人気曲決定戦 6位(124票) ベスト32 ドライブ中に聴きたいいきものがかりの曲決定戦 3位(26票) 準優勝 いきものがかり主題歌・CMソング決定戦 ベスト32 いきものがかり春に聞きたい曲決定戦 53位(0票) 不参加 いきものがかり気分を上げたいときに聴きたい曲決定戦 6位(8票) 3位 いきものがかりLIVEで聴きたい曲決定戦 36位(2票) 不参加 いきものがかりバラード決定戦 58位(0票) 不参加 いきものがかり作って欲しいMV決定戦 不参加 対戦成績 第2回いきものがかり人気曲決定戦 Dブロック1回戦 〇 72-28 vs 青春のとびら 第2回いきものがかり人気曲決定戦 Dブロック2回戦 〇 93-7 vs ラブとピース! 第2回いきものがかり人気曲決定戦 Dブロック準々決勝 ● 45-55 vs 心の花を咲かせよう 第3回いきものがかり人気曲決定戦 Cブロック2回戦 ● 49-51 vs なくもんか 第4回いきものがかり人気曲決定戦 Dブロック2回戦 〇 76-24 vs ちこくしちゃうよ 第4回いきものがかり人気曲決定戦 Dブロック3回戦 〇 58-42 vs 会いにいくよ 第4回いきものがかり人気曲決定戦 Dブロック準々決勝 ● 37-63 vs SAKURA いきものがかり夏に聞きたい曲決定戦 2回戦 〇 60-40 vs ホタルノヒカリ いきものがかり夏に聞きたい曲決定戦 準々決勝 ● 35-65 vs 夏空グラフィティ いきものがかり好きなMV決定戦 1回戦 〇 69-31 vs ぼくらのゆめ いきものがかり好きなMV決定戦 2回戦 〇 85-15 vs Blue Bird(Slushii Remix) いきものがかり好きなMV決定戦 3回戦 ● 49-51 vs 帰りたくなったよ 第5回いきものがかり人気曲決定戦 Cブロック2回戦 〇 93-7 vs プギウギ 第5回いきものがかり人気曲決定戦 Cブロック3回戦 〇 51-49 vs キミがいる 第5回いきものがかり人気曲決定戦 Cブロック準々決勝 ● 50-50 vs 月とあたしと冷蔵庫 ドライブ中に聴きたいいきものがかりの曲決定戦 2回戦 〇 72-28 vs 青春ライン ドライブ中に聴きたいいきものがかりの曲決定戦 準々決勝 〇 53-47 vs 夏・コイ ドライブ中に聴きたいいきものがかりの曲決定戦 準決勝 〇 54-46 vs マイサンシャインストーリー ドライブ中に聴きたいいきものがかりの曲決定戦 決勝 ● 47-53 vs 風と未来 いきものがかり主題歌・CMソング決定戦 Aブロック1回戦 〇 59-41 vs 夏空グラフィティ いきものがかり主題歌・CMソング決定戦 Aブロック2回戦 〇 70-30 vs プラネタリウム いきものがかり主題歌・CMソング決定戦 Aブロック準々決勝 ● 38-62 vs 笑顔 気分を上げたいときに聴きたい曲決定戦 1回戦 〇 84-16 vs いこう 気分を上げたいときに聴きたい曲決定戦 準々決勝 〇 56-44 vs ブルーバード 気分を上げたいときに聴きたい曲決定戦 準決勝 ● 40-60 vs 気まぐれロマンティック 気分を上げたいときに聴きたい曲決定戦 3・4位決定戦 〇 64-36 vs いつだって僕らは
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/1163.html
22 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/31(土) 12 06 31 ID 9wYhx8.o 【食堂】 アーチャー「さて、バンド連中に差し入れの弁当を作った訳だが…」 士郎「誰が届けるか…」 黒子(わたくしが行きたいところですが…)チラ セイバー「…?」モグモグ 黒子(…ここを離れる訳にはいきませんわね) 衣「はいはーい!衣が届ける!!」 上条「…大丈夫か?結構な量があるが…」 ひたぎ「大丈夫よ」 C.C.「私たちも一緒に行くからな」 上条「……それはそれで別の心配が…」 ひたぎ「それじゃ行ってくるわ」 C.C.「行ってくる」 衣「行ってくるぞ~」 インデックス「行ってらっしゃいなんだよ!」 【ν放課後ティータイム 練習所】 ガチャ 衣「みんな~差し入れだぞ~!」 ふじのん「あ、天江さん」 美琴「」チーン 唯「」チーン あずにゃん「」チーン 律「」チーン ムギ「」チーン かじゅ「」チーン ライダー「」チーン プリシラ「どうせ私はバーターですよ~だ…」ドヨーン 衣「な、何だこれはーッ!!?」 23 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/31(土) 12 07 04 ID 9wYhx8.o ひたぎ「どうしたのコロちゃん?…あら」 C.C.「どうやらまた面白いことになってるようだな」 ふじのん(ひ、ひたぎウィッチ!?) 衣「お、おい浅上!これは一体どういうことだ!?何があったんだ!?」 ふじのん(何てこと…!まさかもうひたぎウィッチと絡むことになるなんて…!) 衣「浅上?」 ふじのん(このままではせっかく立てた新しいキャラを完全に喰われてしまう…!) 衣「浅上~」 ふじのん(それ以前に…戦場ヶ原さんには物理的に殺される…!) 衣「お~い」 ふじのん(い、いえ…それは大丈夫…まだ阿良々木さんは生きてるし…) 衣「………スゥー」 ふじのん(それにいざとなったらキャスターさん作の持ち運び可能対文房具防御結界で…) 衣「浅上いぃぃぃーーーーーッ!!!!!」 ふじのん「ひゃっ!!な、何ですか天江さん…?」 衣「何ですかではない!一体これはどういうことだ!?」 美琴「」チーン 唯「」チーン あずにゃん「」チーン 律「」チーン ムギ「」チーン かじゅ「」チーン ライダー「」チーン プリシラ「私はバーター・プリシラで~す…ふふふ…」ドヨーン ふじのん「え、えーとですね…」 24 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/31(土) 12 07 36 ID 9wYhx8.o 【回想】 ふじのん「もう面倒です!とにかく弾いてみます!」 美琴「はぁ!?どの弦がどんな音出すかもわかってないのに何言ってんの!?」 ふじのん「こういうのは実践あるのみです!ではいきます!」 ライダー「だ、駄目ですフジノ!!弾いてはいけn」 【回想終了】 ふじのん「……という訳でして…」 ひたぎ「……どうやったらバイオリンを弾いただけでこんなことになるのよ…?」 美琴「」チーン 唯「」チーン あずにゃん「」チーン 律「」チーン ムギ「」チーン かじゅ「」チーン ライダー「」チーン 衣「…みんな白目を剝いてるな」 C.C.「そんな腕で本気でコンサートを開く気だったのか…?」 ふじのん「当り前です!何事もチャレンジです!!」 ひたぎ「それはいいことだけど、周りに迷惑が掛からないようにしてよね…」 C.C.「それより気になっていたんだが…」 プリシラ「バーターとは…業界用語で『抱き合わせ出演』という意味…ハハハ…」ドヨーン C.C.「あれは何だ?」 ふじのん「ああ、あれはですね…」 25 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/31(土) 12 08 01 ID 9wYhx8.o 【説明中】 ふじのん「…という訳です」 衣「浅上…いくら何でもそれは言い過ぎd」 ひたぎ「中々的を射た発言をするわね」 C.C.「その呼称には脱帽せざるを得ないな」 衣「えぇーーー!?」 ふじのん「そ、そうですか?」 ひたぎ「ええ…彼女ほどバーターという呼称が合ったキャラは、この死者スレには他にいないでしょう…」 C.C.「あいつこのバンドに入ってなかったら、『登場回数』も『登場率』ももっと下だったのは間違いないからな」 ひたぎ「正直みんなν放課後ティータイムのネタを書くとき、プリシラさんの台詞をわざわざ挟むのに苦労してたと思うのよね…」 C.C.「少なくともこの書き手は苦労してたそうだ…『あ、そろそろプリシラの台詞入れないと…メンドくさ…』なんて思ったそうだ…」 ひたぎ「終いには存在そのものを忘れられてるレスもあったくらいだしね…」 C.C.「まあよかったんじゃないか?今まで完全におまけだった奴に、こうしてバーターというキャラができたんだから…」 衣「……それより…何故プリシラはみんなと同じように倒れてないんだ?」 ふじのん「どうも自分の世界に閉じこもってて、周りの状況がわかってないようです…」 ひたぎ「あらあら…」 C.C.「それで、どうするんだ?」 美琴「」チーン 唯「」チーン あずにゃん「」チーン 律「」チーン ムギ「」チーン かじゅ「」チーン ライダー「」チーン プリシラ「バータバタバーター…♪」ドヨーン C.C.「こんな状況で年越しライブなんてできるのか?」 ふじのん「……じゃあ私が代理で…」 三人「「「却下!!」」」 【どうなる!?ν放課後ティータイム!?…リレー期待】 26 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/31(土) 18 05 08 ID xTsOlUK6 ひたぎ「でもどうしましょうか、これ?」 衣「衣たちが輝くステージに立つというのはダメなのか?」 C.C.「ダメだな。コロちゃんは初めてだから知らなくて当然なのだが、ν放課後ティータイムの年越しライブは大晦日の夜をまたぐ一大イベントであり、去年は10時間ぶっ通しで行われた。私たちでは体力と持ち歌が保つはずがない」 ひたぎ「それに住人の中には『美琴ちゃん、唯ちゃんの歌声を聞きながらでないと年を越せない』っていう人も少なくないのよ」 衣「じゃあ、どうすればいいのだ?もう時間がないぞ」 ひたぎ「どうにかして、メンバーを回復させるしかないけど…」 ふじのん「あのー…」 C.C.「もうお前は黙っておけ」 ふじのん「はい…」 【年越しライブの開始予定時刻は近い】 27 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/31(土) 19 40 38 ID mEfJfFAY キャスター「りっちゃ~ん♪うなぎの肝水とすっぽんの水煮と亜鉛とヒヒのミイラと 性強剤と誘淫剤とバイアグラと双頭ディルドー持ってきたわよ~☆」 律「」チーン キャスター「りっちゃん?!りっちゃ~ん!」
https://w.atwiki.jp/satou/pages/1488.html
byTR
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/9467.html
京タコ新婚生活(お試し版) 京太郎「おーい優希、朝だぞ。遅れるぞ」 優希「うぅん……京太郎がしてくれたら起きるじぇ……」 京太郎「ほら、これで起きろよ」チュッ 優希「ばっちりだじぇ!朝御飯は出来てるかー?」シャキーン 京太郎「出来てるぞ。弁当も作ってるから、忘れるなよ?」 優希「当たり前だじぇ!京太郎のタコス弁当が元気の源だからな!」 京太郎「そんなもんか…?」 優希「そうなんだじぇ、そんなもんだぞ」 京太郎「まぁ、それならそれで良いけどさ。早く朝御飯食べろよ?」 優希「分かってるじぇ!」 京太郎「今夜の相手はどうする?」 優希「当然!早く京太郎との子供が欲しいじぇ!」 京太郎「なら晩飯は精のつくものにするな」 優希「……な、京太郎?」 京太郎「ん?」 優希「こんな私を選んでくれて、ありがとな?愛してるじぇ、誰よりも…ずっと」 京太郎「俺もだよ、優希」 優希「zzz…………だめだじぇきょーたろー……ちこくしちゃうんだじぇ……」 和「どんな夢を見てるんでしょうか…?」 京太郎「知らないって」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/1255.html
インターハイ終了後 京太郎「それにしても、インターハイすごかったなー」 京太郎「咲のカンや優希の速攻みたいに色々な打ち方の人がいて」 京太郎「後、色んな人がKちゃんぬいぐるみ持ってるとはなー」 京太郎「俺もあんなすごい打ち方とかやってみたいぜ」 咲「もう、京ちゃん?京ちゃんはまだ基本からだよ」 和「そうですよ。あんなオカルトじみた打ち方を真似するより、しっかりとした基礎を身につけるべきです」 優希「だなー。京太郎はまだまだ弱いんだから」 京太郎「全国レベルのお前らにとっちゃ大抵は弱いだろうが……」 咲「そんなことないよ!衣ちゃんとか強いし!」 京太郎「あの人魔物レベルだろうが!」 咲「ほら!ナースの人とかポン刀の人!」 京太郎「去年の全国2位と3位じゃねぇか!」 咲「宮守のおっきい人とか永水のおっきい人とか!」 京太郎「その2人も強いわ!そしてでかいよ!!2つの意味で!!」 咲「わ、私お姉ちゃんに負けるもん!!」 京太郎「チャンピオン引っ張ってくんな!!」 和「あの、それくらいにして、打ちませんか?」 京太郎「そうだな。この調子でいったら小鍛冶プロとか出てきそうだ」 咲「な、なんで分かったの!?」 優希「咲ちゃん……」 京太郎「ほら、始めるぞ」 京太郎(んー?あ、和了るわ) 京太郎「ロン、1600、か?」 優希「な!?わ、私の親が……東場がそんな安手で……」 和「優希、失礼ですよ。後、和了りですが点数計算間違えてます」 京太郎「あ、しまった」 咲「……?」 京太郎「ツモ、500、1000」 和「へ?」 京太郎「?ミスったか?」 和「あ、いえ。なんでもないです」 優希「京太郎が2連続……こりゃ雪が降るじぇ」 咲(……まさか、ね) 京太郎「ロン!3900、でいいか?」 和「もうちょっと自信もって言いましょうよ」 京太郎「いや、親で連荘するの久しぶりで」 優希「むぅ……なーんかいやな予感だじぇ」 咲(…………) 京太郎「ロン、4800」 優希「おい、いや、ちょっと待って欲しいじぇ」 京太郎「なんだよ。途中でやめるとか言うなよ?調子いいんだから」 優希「いや、なんか決勝を思いだしてな」 和「決勝……宮永照さんすごかったですからね」 京太郎「俺が連荘してるからか?おいおい、俺は照さんじゃねーって」 咲(……確実、かな) 京太郎(おーし、これなら次は……5800か?) 咲「ツモ、600、800」 京太郎「へ?」 優希「咲ちゃん、なんでこんなに差があるのにそんなに安手なんだじぇ?」 咲「ちょっと京ちゃんの連荘は止めたいなー、なんて」 京太郎「おい、地味に酷いこと言ってね?」 和「……気持ちは分からなくも」 京太郎「和まで!?」 咲「あははは……」 京太郎「結局あれから安手2回だけで、3位か」 優希「私を蹴落しといてなんだじぇー!!」 京太郎「いやー、なんか正面のお前の打ち方が良く見えてなー」 優希「?そりゃ、いつも打ってるんだから打ち方が分かってるのは当然だじぇ?」 和「そもそも打ち方が知られたくらいで負ける優希が悪いんですよ」 優希「のどちゃん、きついじぇ」 咲「……ね、もっかい打たない?」 京太郎「お?やる気かお姫様」 咲「まあ、ちょっとね」 優希「ふっふっふ。負けっぱなしじゃ終わらないじぇ!」 和「では、用意しましょう」 京太郎(ん?なんだこりゃ?) 和(な、なんですかこれ……) 優希(こ、こいつは……) 咲(どうして!?なんでさっきと違うの!?) 咲(なんで、なんで絶一門なの!?) 和「……ロンです。終了、ですね」 優希「う……やられたじぇ~」 京太郎「?」 咲「……京ちゃん、ちょっと見せて」 京太郎「お、おう」パタン 和・優希「!?」 咲「……なんで染めなかったの?」 京太郎「いや……染め手ってよく分からないし、なんか他の牌こないんだよなー」 和「そんなオカルト……」 優希「京太郎……」 京太郎「?」 咲「そっか……先輩達遅いから、また打とうか」 京太郎「あ、ああ。ドンと来い!」 京太郎(アレ?咲、髪になんか付いてんな) 咲(え?牌が、見えない?カンできない?) 京太郎(なーんか手が進まねぇ……) 優希(うう……あの龍門渕の大将の感じだじぇ……) 京太郎「ダブルリーチ!!」 和「そ、そんなオカルト……!!」 京太郎「うーん。やっぱお前ら強いなー。ぜんっぜん勝てないわー」 優希「いや、お前……なんで勝てないんだ?」 和「……そんなオカルトは、ありえないです」 咲「……京ちゃん、なんで打ち方があんなバラバラだったの?」 京太郎「バラバラって……俺なりに打ったんだが……なんとなく?」 優希「な、なんとなくって……」 久「待たせたわねー!」 まこ「遅くなってすまんの」 和「部長、染谷先輩」 久「何?久しぶりに須賀くんが打ってるの?」 京太郎「あはは……全然勝てませんけどね」 まこ「じゃ、次はわしらが相手してやるわ。誰か、1人入り」 咲「じゃ、私行きます」 優希「咲ちゃん?いいのか?」 咲「うん。和ちゃん、記録お願いしていい?」 和「は、はい!」 久「あら?須賀くんが打つのがいくら久しぶりだからって、そこまでする?……そんなに須賀くんのことが気になる?」 まこ「おいおい」 咲「そ、そんなんじゃないですよ!……記録ある方が、分かりやすいですから」 京太郎「そんなに分かりやすい打ち方してるか?」 和「分かりやすいというかなんというか……」 久「ふーん?ま、いいわ。始めるわよ」 京太郎「ポン!……裸単騎、やってみたかったんですよね」 まこ「やってみたかったって……それでそうそう和了れる訳ないぞ?」 京太郎「あ、ツモ!」 まこ「な!?」 久「リーチ!」 京太郎「そんじゃ、おっかけてリーチ!」 久「あら、珍しいことやるわね」 京太郎「岩手の人、かっこよかったですから」 久「そう簡単に和了れる訳……」 咲「ツモ!」 京太郎「……ないですよね」 和「…………」 優希「の、のどちゃん……」 久「いやー、面白い打ち方するわね。岩手の人の真似なんて」 まこ「じゃが、上手く真似しても実力がおっついとらんの。そうそう上手くいかんわ」 京太郎「う……実力不足は痛感してます」 咲「……なるほど、そっちか」 久「……咲?」 咲「……もういっかいいきましょう!」 まこ「お、おう」 京太郎「じゃ、俺変わる?」 咲「京ちゃんはそのまま!!」 京太郎「……そこまでいうなら、分かった」 久(……は?) まこ(なんじゃこれ……) 咲(今度はこれか……) 久(なんで、東一局から須賀くんが見えないの!?) 久「まこ、それロンよ」 まこ「あー、終わったか」 京太郎「うーん、やっぱ勝てないか」 咲「仕方ないよ。先輩達強いもん」 京太郎「だから、お前の強いは次元が違うんだっての!」 久「……須賀くん、買い出しお願いしていいかしら?」 京太郎「あ、はい。いいですよ?」 久「じゃあ、これとこれと、これね」 京太郎「はい。行ってきますね」 久「……行った?」 まこ「行ったな」 久「聞くわ。アレ、何?」 咲「京ちゃんです」 久「うん、すぐ答えてくれて嬉しいけど、そうじゃないわ。なんで須賀くんが、姉帯さんと東横さんの『真似』ができるの?」 優希「……違うじぇ」 まこ「優希?」 優希「……最初は、咲ちゃんのお姉ちゃんだったじぇ」 和「次は、確か永水の大将さんですね」 久「なっ!?」 まこ「そ、そりゃあ、なんじゃ!?」 咲「後、モノクルの人と、衣ちゃんと、淡ちゃんの真似もしてました」 久「……何が起きたの?」 咲「始めはお姉ちゃんみたいな感じだったんですけど……どんどん変わっていきましたよ」 和「認めたくないですけど、記録にとって見たら、本当に同じような感じでした。ただ……」 久「ただ?」 和「須賀くん、自分のことに気付いてないみたいです。それと、須賀くんの素の実力から、和了りをいくつか逃したり、ミスしたりしてます」 久「……つまり、須賀くんは色々な人の『真似』ができるけど、須賀くん自身の実力から真似しきれてないってこと?」 咲「そうです。お姉ちゃんなら、もっと隙なくやってます」 優希「確かに決勝の時みたいなものは無かったじぇ」 まこ「……久、どうする?」 久「…………」 翌日 京太郎「うわ……オーラスでこれかよ」 久「……白糸台の、渋谷尭深さんだったかしらね」 京太郎「はい?眼鏡のおもちがなんですか?」 久「……なんでもないわ」 まこ「昨日がああだったんと思えば、今の前は本気の咲や優希相手でさんっざん削られても飛ばんかったな」 咲「その前はお姉ちゃんから話聞いた千里山のエースの人でしたね。一巡先が見えるって」 まこ「その前が、1人新道寺コンビショーだったな」 和「……オカルト、というかどんな想いでしょうか」 優希「部長、これで良かったのかー?」 久「『本人が気付くまで言わず、基礎を固める』っていうの?いいわよ、これで」 久「今の須賀くんに言っても、実力が能力に追いつかないだけよ。どの能力が出るかも分からないし。それより、本人の素の実力を鍛えて、その上で能力を使うようにさせればいいわ」 和「能力って……その呼び方は認めませんけど、素の実力を鍛えるのは賛成です」 まこ「今のあいつは子供が大砲持ってるようなもんじゃからな」 優希「でも、その前に気付いたらどうするんだじぇ?」 咲「大丈夫だよ。京ちゃんは分かってくれるから」 京太郎「……駄目だー!!勝てねー!!」
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4502.html
『あるチラシ』 近年出没したゆっくりという生き物。その生態は不思議としか言いようが無い。 「ゆゆ!?みなれないゆっくりがいるよ!」 「おきゃあしゃん!!まりちゃだよ!ゆっくちちようね!!」 「まりさはしらないよ!!あっちいってね!」 「どびょじでじょんなごどいうにょおお!!!!??」 「まりちゃもちらにゃいよ!」 「ゆええぇえぇええん!!!!!おねえしゃんまぢぇしょんなごどいわにゃいでええ!!」 少しおさらいをしておこう。ゆっくりというのは饅頭である本体と飾りで個体識別をする。たった今赤まりさの帽子を他の赤まりさの帽子と交換した。 結果母まりさも姉まりさも家族であった赤まりさを識別できなくなってしまった。では帽子を元に戻してあげよう。 「ゆええぇえぇえええん!!!!ゆえぇえぇえええん!!!!!」 「ゆ!?おちびちゃんどうしたの!?」 「い…いもうとがないてるよ!ゆ…ゆっくりしていってね!!」 「まりちゃ…まりちゃ…なかにゃいで…にゃかないでよおお!!!!」 「おかあざぁあああん!!!!おねえじゃあぁああん!!!!」 さっきまで遠ざけられていた赤まりさは無事家族に迎え入れられて元通りになりましたね。ゆっくりは命の次に飾りが大事だ。 特に赤ゆっくりであるうちは絶対に無くしてはならない。成長すれば本体である顔に特徴が生まれ、飾りが不慮の事態で無くなっても周りに受け入れられる ケースがあるが特徴の無い赤ゆっくりでは家族でさえ識別ができなくなってしまう。では次にこうしてみよう。 「おかあさん!ゆっくりしていってね!!」 「ゆ…ゆゆゆ!!!!!!」 「なんだかゆっくりできないよ!!!」 「こっちこにゃいでにぇ!!」 「ど…どうしたの!?…まりさとゆっくりしようよ~」 「ゆっくりできないね!!!ゆ!!!まりさのかわいいおちびちゃんにさわらないでね!!!!」 「ゆびぇ!!!!どぼじでぞんなごどずるのおお!!!!」 「おきゃあしゃあぁあん!!!!ゆっくちできにゃいよお!!!」 「きょわいよおお!!!」 「おちびちゃんたちはおかあさんのうしろにかくれてね!!ゆっくりできないへんなこはおかあさんがやっつけるよ!!!!」 「ゆべ!!!!いだい!!!やべでえええ!!!!」 「ゆっくりできないゆっくりはしぬといいよ!」 「おきゃあしゃんはやっぴゃりちゅよいね!!」 「ぞん…な…いだいい!!じんじゃう!!じんじゃうう!!やびぇでええ!!!!いだいい!!!」 おやおや可哀想に。自分の母親から攻撃されてもはや虫の息。 「もっど…ゆっぐりじだがっだよ…」 「ゆふん!!みんなでてきてね!!!ゆっくりできないゆっくりをたいじしたよ!!」 「おきゃあしゃんはしゅごいね!!!」 「ゆっくりしようね!!」 あーあ、死んじゃった。このままじゃ可哀想だから元に戻してあげよう。 「……ゆ!!!!おねえしゃん!!!!」 「まりさのおちびじゃんぎゃあああ!!!!どぼじでじんじゃっでるのおお!!!??」 「ゆわああぁあぁあん!!!おねえしゃああぁああん!!!!!じんじゃやぢゃよおおお!!!!!!」 さっきまで攻撃していたのにこの変わり様。極端すぎる。実はまりさの帽子を別の死んだまりさの帽子と入れ替えました。 死んだゆっくりの飾りには死臭が付くという。これはゆっくりの嗅覚だけに分かるもので他の生物では分からない。科学的にもその匂いは検知できない。 死臭がついた飾りをしたゆっくりは原則他のゆっくりとはゆっくりできなくなってしまう。周りが遠ざかってしまったり今のように周りから攻撃されてしまうのだ。 他のゆっくりの飾りでは"他人"という認識だが死臭のついたゆっくりの飾りは"ゆっくりできない"という認識のようだ。 そのせいか今にも死にそうなゆっくりが子供や恋人など大切なゆっくりに自らの飾りを形見として差し出す場合死ぬ前に外すという。 死んでからでは周りのゆっくりに嫌がられるというのが分かっているのだろう。では次の実験にいってみよう。 「ゆ!!!!みずさんはゆっくりできないよ!!!!やめてね!!!」 1匹のゆっくりにどろっとした液体をぶっかけた。 「やめてえええええ!!!とけぢゃうよおおおおお!!!……ゆ!!!これあまあぁあいぃ。ぺーろぺーろ♪」 何をかけたのかというと死んだゆっくりの本体を溶かしたものだ。つまりは冷えたお汁粉だな。 「ぺーろぺーろ。しあわせええぇええ!!!」 うーむ、見たところ嫌がってない。むしろ大喜びだな。やはり本体には死臭がついていないということか。 「ゆゆ~ん。おいしかったよ!!!」 家族の下へ戻してみよう。 「おちびちゃん!すごくゆっくりしてるね!!どうしたの?」 「ゆゆ~。とってもおいしいおみずさんをたべたんだよ!!!」 「おねえちゃんいいなあぁ」 「ゆ!れいみゅおねえしゃんからおいししょうなにおいがするよ!!ぺーりょぺーりょ」 「れいむのおちびちゃんちょっとべたべたするね。ぺーろぺーろ」 「くすぐったいよ!ゆひゃひゃ!!」 そのまま全部食われてしまえ。美味しそうな匂いだと。本体には死臭はつかないようだ。そういえば死んだゆっくりをお菓子と勘違いして食べるケースがあったな。 ならば死んだゆっくりの飾りの匂いをつけてみよう。粉状にして降りかけてみるか。いや溶かしてからぶっかけてみよう。 「ゆ!!!つめたいよ!!!みずさんはゆっくりできないよ!!!やめてね!!!!!」 どうなることやら…… 「ゆ!!なんだかゆっくりできないよ!!!ゆうううううううううううう…」 効いてきたのか? 「もういやだああ!!!!おうぢがえるううううう!!!!」 これは期待ができそうだ。では家族の下へ返してみよう。 「おがあああさあぁあぁあん!!!!ゆっぐりできないよおおお!!!ゆっぐりさせでえええ!!!!」 「ゆ!!おちびぢゃ……ゆ!!!おちびぢゃんじゃないね!!!!」 「おねえちゃんだけどおねえちゃんじゃないね!!!」 「にせものはあっちいってね!!!!」 「まりさだよおおお!!!!おかあざあぁあん!!!おねえちゃあぁあん!!!」 「うるさいよ!!!!ゆっくりできないにせものはあっちいってね!!!でないとゆっくりできなくするよ!!!」 「どぼじでええええ!!!!!ゆっぐりじだいよおおおお!!!」 これはこれは。何か一方的に攻撃されちゃってるけど無視して考察してみよう。ゆっくりは死臭に敏感で死臭を嗅ぎ取るとゆっくりできなくなってしまう。 死臭は本体ではなく飾りに付着する。その匂いが付くと飾りを持っていなくてもゆっくりできなくなると…。 ならばこれでどうだ。 「ゆ!!!あんなところにけーきがあるよ!!!」 「れいむはぐるめなんだよ!!!」 「けーきさんれいむにたべられてね!!」 「まりちゃもいっぴゃいたべるんだじぇ!!」 あるゆっくり家族の前に美味しそうなケーキを置く。ケーキは人間だけで無くゆっくりも大好物だ。もちろんこのケーキには仕掛けがある。 「ゆ!ゆ!ゆ!」 「れいむがいちばんだよ!!」 「まりちゃのぶんものこすんだじぇ!!!」 ケーキには死んだゆっくりの飾りを溶かして作った香水を降り掛けました。 「いっただっきま……ゆげええええええ…」 「なんだかゆっくりできないよ!!!!」 「このけーきはゆっくりできないね!!!」 「ゆっくちできにゃいんだじぇ!!!!ゆうううううう…でもたべちゃいんだじぇ!!」 「ゆううううう…うわああああああああああああああああ……」 「「「「もういやだ!!!おうぢがえるうううううう!!!!」」」」 効果覿面。あんなに大好きなケーキを前に逃げ出すとは。しかしこんなケースもある。 「むーしゃむーしゃ」 「むーちゃむーちゃ」 「はふっはふっ!!」 「「「しあわせええええええ!!!!!」」」 「すっごいおいしいね!!」 「けーきさんゆっくりできるね!!」 さっきと同じケーキだ。一部のゆっくりは普通に食べている。耐性があるのか?だったらこうしてやる! 「ゆ!おぼうしさんをとらないでね!!かえしてね!!!」 返してやるよ。ほれ。 「ゆ!!なんだかゆっくりできないまりさがいるよ!!!」 「おねえちゃん!!まりさだよ!!まりさ!!」 「おかあさん!!!ゆっくりできないのがいるよ!!」 「ゆ!!!ゆっくりできないね!!!これはれいむたちのおやつだよ!!!あっちいってね!!」 「おがあざんどぼじでぞんなごどいうのおおお!!」 「うるさいよ!!!!おかあさんじゃないよ!!!ゆゆゆゆゆ!!!!ゆっくりできないね!!!ゆっくりできないゆっくりはしね!!!」 「ゆああああ!!!!いだいよおおおお!!!!やべでえええ!!!」 ま、お分かりの人も多いと思うが帽子を取り替えました。死んだまりさのやつと。ということは死臭に耐性があるのではなく加工して作った香水では 死臭を嗅ぎ取れない場合もあるということか。 だがこれだけの実験データがあれば充分。あとは製品化だ…。 数ヵ月後 「お集まりの皆様。今日は我が"YUJIRUSHI"の新製品の発表会にお集まりいただき誠にありがとうございます」 YUJIRUSHIというのはこの世界に存在するゆっくりを扱った会社だ。愛でから虐待まで幅広く網羅している。 「まずはこちらを御覧ください」 透明な箱の中にはケーキがひとつ。そしてゆっくりが何匹か眠っている。 「起こしてみましょう」 箱を叩く。 「ゆびゃ!!!!」 「とかいはなすいみんをじゃまするのはだれ!!??」 「びっくりしだよおお!!!」 「ゆ!!おきゃあしゃん!!ありぇみちぇ!!!」 「ゆ!あんなところにおいしそうなけーきがあるよ!!」 「ありちゅがいちばんだよ!!!」 「まりさもまけないんだぜ!!!」 一目散にケーキの下へ走っていく。 「「「「「むーしゃむーしゃ…しあわせええええ!!!」」」」」 美味しそうにケーキを食べるゆっくり達。見ている人達は苦虫を噛み潰したような顔をしている。 「皆様そう怒らずに。一応の確認です。ゆっくりはこの通りケーキが大好きです。では…この新しいケーキに…」 霧吹きを取り出しシュシュッとケーキに吹きかけた。 「これを入れてみましょう」 ゆっくり達が殺到している所から反対の場所にケーキを置いた。早くもケーキを食べ終わったゆっくり達はすぐに新しいケーキに気づいた。 「あそこにもけーきがあるよ!!」 「きょうはすっごくゆっくりできるね!!」 「こんどはまりちゃがいちばんだよ!!!!」 新しいケーキへ走り出すゆっくり達。だが少し近づいたところで足が止まった。 「ゆ!!!なんだかへんだよ!!!!」 「ゆっくりできないよ!!!!おかしいよ!!!」 「おかしいんだじぇ……ゆ…ああああああああああああ…」 「ゆっぐりじ…ぐいぇえ」 「「「「「もういやだおうぢがえるうううう!!!!!」」」」」 会場からは"おお!!!"という歓声が上がった。 「これは一体?」 「その霧吹きが新製品というわけですね」 「ええ。名付けて"ゆっくりバイバイ"です」 「この撃退率60%という数字は?」 「統計上60%のゆっくりには効果があるということです。実は残り40%については保証ができないんです」 「全てのゆっくりには効くとは限らないと?」 「ええ。それでも研究を重ねてここまで上げました。今後も研究を重ね100%を目指します」 「具体的にどのような使用法があると?」 「今手元にあるのは霧吹きですが他の製品タイプを考えております。まず霧吹きタイプですが家の中で絶対にゆっくりに入ってほしくない所やゆっくりには触ってほしくない 物に吹きかければゆっくりは近づけません」 「他の場合では…」 「広範囲に散布できれば住宅や畑への侵入を防げるでしょう」 「この液体の中身は?」 「死んだゆっくりの飾りの死臭を閉じ込めた香水です。どのように閉じ込めたかは企業秘密です。ちなみに他の動物では嗅ぎ取ることはできません」 「効果期間は?」 「基礎研究からまだ半年ぐらいですがその際に成功したケースでは現在も効果はあります。我が社では1年と見積もっております」 「少し曖昧なのでは?」 「それは自覚しております。しかし匂いが残っているかどうかそれを検知する術は現在の技術では不可能です。そこで地道に実験し統計を取るしか方法はありません。 ただ成功したケースでは1例も効果が切れたということはありません」 数日後には色々な場所で新製品"ゆっくりバイバイ"が販売された。どの店でも販売当日に完売し特に住宅被害の多い農村では飛ぶように売れた。 「れいむちゃん。この部屋には絶対入っちゃだめだよ。分かったね」 「うん!れいむはいいこだよ!だからいうこときくよ!」 ある飼いれいむ。ご主人の仕事部屋に入りたがるので早速ゆっくりバイバイを部屋の入り口に散布したようだ。 「ゆゆ~。おねえさんがおしごとにいったよ!!れいむはゆっくりおるすばんだね!」 留守番といってもすることが無く玩具で遊ぶのにも飽きてしまった。 「ゆ!あのおへやをちょっとだけみてくるよ!!ちょっとだけだよ!」 このれいむは銀バッジ。銀バッジレベルでは好奇心に負けてしまうようだ。 「このへやだね!そろーりそろーり……ゆ!?」 ドアの前まで来てから様子がおかしくなった。 「なんだかへんだよ……ううううう…きぼぢわるい…よ…あああああああ……」 ドアの前で気絶してしまった。数時間後れいむは覚醒した。 「ゆ!ここはゆっくりできないね!!れいむはおへやにかえるよ!!!」 その後このれいむは仕事部屋には寄り付かなくなったという。 「ゆっふっふ…いまならだれもいないね!!」 「ここをまりさたちのおうちにするんだぜ!!」 「おかあさんがんばってね!!」 「れいむもがんばるよ!!」 「このおうちでゆっくちちたいよ!!!」 あるゆっくり家族が人間の住宅に侵入を試みた。お気に入りのおうちを見つけいざ敷地内に飛び込んだ 「にゃんだきゃゆっくちできないよ!!」 まず小さいゆっくりからゆっくりできなくなった。 「おかしいよ!!!!ここはへんだよ!!!」 「ゆっくりできないよ!!!」 「ゆ??そ…そう??まりさは…ゆっくりできてるのに??」 「ゆげえええええ…きもぢわるいよおお!!!!」 「ぎぇれぎぇれぎぇれげ…」 「あがぢゃんがあああ!!!!」 「おが…れいむも……えれえれえれえれ……」 2匹が餡子を吐き出して気絶してしまった。1匹は耐性があったようで異常は無かったが他の家族が苦しみだした。 「ゆ!このままだとたいへんだよ!!!ここをにげるよ!!!」 「おうぢがえるうううう!!」 「こんなゆっぐりできないところ!!こっぢがらねがいさげだよ!!!!」 気絶した子供を連れて退散していった。住宅侵入は一気に減った。 その後ある発見があった。苦しんで死んだゆっくりの飾りほど撃退率が大きいのだ。つまり苦しんで死んだゆっくりの飾りが最適であると分かったのだ。 この発見のお陰で60%の撃退率は80%まで上昇した。だがそこから先は中々進まなかった。普通の人では苦しめる方法が行き詰まってしまうのだろう。 こういうときは専門家の力を借りよう。 「おや、ふむふむ…これは面白いな」 虐待お兄ちゃんは朝食を食べながら1枚のチラシを読んでいた。 『"第1回バイバイ!!ゆっくりコンテスト" 参加資格:誰でも。ゆっくりを虐待するのが大好きな方は特に歓迎。 コンテストの流れ:①まずは参加申し込みしてください ②設けた期間中にゆっくりを苦しめて殺してください ③虐待期間は1週間。虐待開始日と終了時に当社から確認のため社員がそちらに向かいます。社員の確認の無い場合は無効となります ④死んだゆっくりの飾りをお借りします。その飾りからオリジナルのゆっくりバイバイを作成します ⑤オリジナルのゆっくりバイバイを実際に使用して撃退数を競います 評価方法:加工所より調達したゆっくりをランダムで100匹選びます。ケーキにゆっくりバイバイを吹きかけ1匹ずつケーキに向かわせます。 ゆっくりがケーキから逃げ出したら10pt。その場で苦しみだしたらプラス1pt。餡子を吐き出して気絶したらさらに1ptプラスします。 逃げ出さずケーキを食べた場合は0pt。マイナスはしません。より多くのptを稼いだ方が優勝となります。 賞金:獲得したpt数×1万円。上位3名に与えられます。ただし800ptを超えていない場合は該当者無しとさせていただきます。 その他:虐待の様子をビデオに残しておいてください。ビデオの無い方は当社が提供いたします。』 「ついにここまできたか。ま、参加だな」 完 by 虐待おにいちゃん このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/5164.html
554 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 06 03 32 ID ??? 前に現代ものRPGをプレイしたときのこと。 ヒッキーでダメ人間なNPCが皆の前で自殺をしようとした。 そこでPCが総出で説得。 NPC「ボクはダメな人間なんだ!!生きていてもしょうがないよ!!」 PL1「そんな事はない!!」 PL2「この世に必要じゃない人間なんていないわ!!」 そしたらGM突然号泣。 ・・・・おそらくそのNPC、GMの自己投影キャラだと思われ。 555 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 06 08 58 ID ??? それは確かに様々な意味で困るなw 悩みがあるなら聞いてやれ 556 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 06 13 37 ID ??? 554 空気読まない奴がいたら大変な事になったかもなw 557 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 07 36 49 ID ??? PL3「まず君が持っている我々に有益な情報とアイテムを遺してくれ、それからなら止めるつもりは無い」 558 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 07 38 44 ID ??? 554 一歩間違えたら大惨事の可能性があったのか 559 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 07 42 44 ID ??? 終わってみると冷や汗ものだったわけか 560 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 07 45 50 ID ??? 昨日、同僚と「死ぬって言う奴ほど死なないんだよな」なんて話をしたばかりだ その場にいなくて良かった 561 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 07 51 39 ID ??? 死ななかったとしても事件は起こすかも知れんからなあ 周囲の人間にとってはそっちのほうが重要かな 562 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 08 47 44 ID ??? 死ぬと言ってる人間ほど死なない、ってのはガセ。 死にたいと言って死なない人間の方が多いとしても、 実際に死んだ人間は死ぬ前に死にたいと漏らしていたことが多い。 近しい人間が言い出したら手遅れになる前に話聞いてやってくれ。 563 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 08 59 38 ID ??? 554 困であることは間違いないんだがw 564 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 09 05 52 ID ??? 554 イイ話にしか読めないけどきっと俺に読解力が無いせいだな 565 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 09 09 48 ID ??? 困ったちゃんの話じゃなくて「困った話」ってわけか 566 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 09 47 33 ID ??? 運良く大惨事にならなかっただけでGMは十二分に困だろ 567 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 10 21 58 ID ??? 562 死ぬと広言したり、死ぬふりをするのは、誰かに助けて欲しいという兆候(警戒ライン) 一番危険なのは何も言わず大人しく(鬱期)なって、暫くして元気が出てきた(躁期)なんだと大学の臨床心理学の講師が言ってた 死ぬのにも勇気と気力が必要なんだったさ そして、この事を当事者に絶対言ってはいけないともな 568 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 12 41 08 ID ??? 言うなよ!絶対言うなよ! スレ235