約 1,476,218 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/7095.html
とある日の部室にて 和「ん……優希……それ…」 優希「え?」 和「須賀君が捨てたタコスじゃないんですか…?」 優希「フフフ……今日は少し京太郎成分が欲しくてな…」 和「はぁ…」 優希「最近、長野では麻雀女子の間では京太郎が使ったものを手に入れて愛でるのが流行っているんだじぇ。私もその流行りに乗っておきたいと思ったんだじょ!」 和「それはいいんですが…それってストーカーじゃあないですか…?」 優希「そう慌てなさんなって」 和「…?」 優希「私はもう1つタコスを買ったが、敢えて具を少なめのタコスを頼んだんだじょ。するとどうだ?このトルティーヤの皮が余って何かを入れられるスペースが生まれるんだじぇ。 そこに京太郎が残したタコスを加えれば……」 和「………ハッ!」 優希「お手軽京太郎エキス入りタコスの完成って訳だじょ!」 和「おお…!ちょっと……一口だけ食べさせてください!」 優希「ああ、いいじぇ」 和「はむっ……!おお……これは!出来立てのタコスの温かさと旨味が、須賀君のタコスと合わさって…………まさに須賀君そのものの味です!」パァァ 優希「しかもこのスタイルだと端からは、ほっかほかのタコスを食べているようにしか見えないっていうメリットもあるんだじょ!」 和「策士ですね優希!」 久「愛する人の味とストーカー行為がほどよい良いスパイスになっているという訳ね!」 和「腕を上げましたね優希!」ナデナデ 優希「エヘヘ……」ドヤッ 和「全く……いい気分です!」 ?「ねえ………ところで…優希ちゃん」 優希「へ?」 咲「その京ちゃんのものを色んな女の子が盗……手に入れているって話…詳しく教えてくれないかな……?」ゴゴゴゴ… 優希&和「ひいいっ!?」 カンッ
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1243.html
48 :名無しさんなんだじぇ:2010/05/23(日) 21 33 29 ID lwFbs.Dc レイ「…」ピクピク 船井「なぁ兄ちゃん。腹決めて律はんに会ってきたらどうや?」 レイ「…」 船井「いつまでもここに篭る訳にもいかんやろ?」 レイ「しかし…」 船井「嬢ちゃんがキャスターはんに襲われとる間だけの自由なんて辛いやろ?相手はただの女子高生やん」 レイ「ああ、破滅的な威力を持つ二丁のマシンガンを自在に操るただの女子高生だな」 船井「まあまあそう嫌味に言うなって。兄ちゃんかていままで生き残ってきた実力者やん」 レイ「戦えと言うのか?」 船井「や、そういうわけやないけど…。ようは男ならぼこられるん承知で和解してこいゆうことや」 レイ「それは…」 船井「確かに嬢ちゃんが不幸の道を歩むきっかけになったんは兄ちゃんに違いないからな」 レイ「し、知らん!俺は関係ない!」 船井「往生際が悪い!嬢ちゃんが麻薬に苦しんだんも、キャスターはんに性的な意味で襲われるんも、光秀はんに襲われるんも、俺のちょっとした恋心に気づかんのんも全部あんさんのせいや!」 レイ「おいちょっと待ておかしくないか」 船井「おかしゅうない!ほらとっとと行けや!大丈夫、ここなら死んでも復活できるさかい!」 レイ「そういう問題じゃない!」 49 :名無しさんなんだじぇ:2010/05/23(日) 22 13 42 ID Dqk6XWuQ 唯「あ、レイさんだー」 レイ「……何か用か」 唯「ねぇねぇ、今からν放課後ティータイムのみんなでお菓子食べるんだけど、レイさんも来ない?」 レイ「断る」 唯「えー、なんでー? レイさん暇でしょー?」 レイ「俺は忙しいんだ」 船井「控室の隅っこで突っ立ってるだけやないか」 レイ「……潜入任務中だ。あっちへ行け」 唯「いこーよーレイさーん。ほら、私たち名前似てるし!」 レイ「名前は関係ないだろうが!」 船井「ワイも協力したるで嬢ちゃん」 レイ「ま、待て! あのメンバーには確かっ……」 船井「だからやないか。おら、とっとと覚悟決めて行ってこいや!」 レイ「やめろおおおおおおっ!!!」 プリシラ「おそいなぁ唯。何やってんだろ」 かじゅ「誰か連れてくると言っていたが」 唯「おまたせーみんな。ごめんごめん遅くなっちゃった」 律「何やってたん……!!!」 レイ「……………」 唯「紹介するね。控室の主のレイさん! あたしと名前一文字しか名前違わないんだよ!」 一同「………………」 唯「あ、あれ?」 紬(よりにもよって彼を連れてくるなんて……) 船井(やっぱマズかったんやろか) 美琴(壊滅的にマズいに決まってんでしょうが!あーもうどうしよ……) 律「お前っ……お前のせいであたしがどんな目にあったとっ……!」 レイ「知らん」 律「っっっ!!!」ジャキッ レイ「お前の事など俺の知ったことではない。俺はただ俺の目的を遂行しようとしただけだ」 律「あーそうかい、じゃああたしがここであんたを撃ってもいいってことかい?」 レイ「好きにしろ。俺はもう死んだ。俺はもう、どうでもいい」 律「……………ちっくしょう……こんな抜け殻みたいなやつ撃てるわけないだろっ……」 唯「りっちゃん……ほら、お菓子たべよ?おいしいよ」 律「うぅっ……ぐすっ……」 レイ「…………」 唯「ほら、レイさんも」 レイ「いらん。俺は帰る」 律「………………」 カチャカチャカチャ……(食器の触れる音) かじゅ(き、気まずい……) 梓(この空気はキツイです……) 50 :名無しさんなんだじぇ:2010/05/23(日) 22 33 50 ID lryysBa6 オーナー「ふなちゃん」 船井「ナンデショウカ、オーナー」 オーナー「少しこちらに…」 船井「ワカリマシタ」 ムギ「ごめんなさい、少し席を外すわね」 唯「う、うん」 律「……」 かじゅ「うーむ、どうしたもの…」 タキューン、タキューン 一同「!」 …… ムギ「今戻ったわ」 唯「あれ、船井さんは?」 ムギ「用があるとかでどこかへ行ってしまったわ」 あずにゃん「そ、そうですか…」 ムギ「さあ、続きと行きましょう。まだお茶もお菓子もあるわよ」 律「あ、ああ…なんかごめんな」 ムギ「別にいいわよ、気にしないで」 プリシラ「(ムギちゃんから硝煙の臭いがするのにはつっこまないほうがいいよね?)」 美琴「(やめといたほうがいいと思うわ)」 51 :名無しさんなんだじぇ:2010/05/24(月) 00 01 09 ID n8kMOrTo ~~酒場~~ 船井「ワテかて良かれと思ってやったんやで?ちゅーか連れてったん嬢ちゃんやし…」 小十郎「まぁお前さんの言いたいことも分かるが…」 兵藤「謝れば済むというものではないが、一言あればまた変わるのにのう。」 政宗「HA!まったく強情なヤツだぜ。」 カイジ「そういやあんたはいいのか?」 玄霧「…恨んでいない、と言えば嘘になりますが、此処でそういったものに囚われていてもしかたありませんしね。ただそれを彼女に強要出来ません。」 安藤「でも、何時までもこのままと言うわけにもいきませんよね?」 一同「う~ん…」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5350.html
咲「京ちゃん!一緒に帰ろ!」 京太郎「咲…、ちょっと落ち着け」 京太郎「というか、ハンドボール部はどうした」 咲「ん~、何か中学の時とちょっと違うかなって…」 京太郎「そうか…」 咲「というか京ちゃん!本を読みながら話しをするのは失礼だよ!」プンスコ 京太郎「悪いな、実は麻雀部に入ったはいいが、俺だけ初心者で早く役とか覚えないと…」 咲「え~!京ちゃん麻雀部に入ったんだ~」 京太郎「ああ」 京太郎「…そうだ!ハンドボール部辞めるんなら、咲も一緒に麻雀をやってみないか?」 咲「ん、麻雀…か…」 京太郎「俺以外女子しかいなくて、正直肩身が狭いんだ頼む」 咲「へぇ~、ほぉ~、私は女子ではないと」 京太郎「ち、違う、そういう意味じゃなくて」 京太郎「…ダメ…か?」 咲「…はぁ、京ちゃんは中学のときから本の虫で、私がいないとダメダメなんだから」 京太郎「そ、そんな事はないぞ、道を迷う事はないし…」 咲「…じゃあ、私がいなくても大丈夫だね!」 京太郎「ま、待って!咲、咲さん、咲様」 京太郎「いつも感謝してるぞ!レディースランチとか……他にはえーっと…」 咲「…じゃあね」 京太郎「待って!」 そんなこんなで麻雀部部室 京太郎「失礼します」ガラッ 優希「全く、遅いじぇ京太郎!」 京太郎「す、すまん片岡さん」 優希「優希でいいと言っているんだじぇ」 和「あの、そちらの方は…」 京太郎「あ、ああコイツは俺の中学からの友達で宮永咲っていうんだ原村さん」 咲「京ちゃん、頼んどいて『コイツ』はないんじゃないの」 京太郎「悪い、咲」 咲「もう!京ちゃんはいつも調子がいいんだから」 咲「えっと、今日は京ちゃんに頼まれて見学に来ました!一年の宮永咲です!よろしくね!」 優希「…なぁ、京太r」 久「でかしたわよ須賀君!これで念願の団体戦が出れるわ!」 京太郎「わっ、部長」 久「宮永さん、是非とも麻雀部に入って!」 優希「待つんだじぇ!」 優希「大会に出るには相応の腕前が必要なんだじぇ!」 京太郎「片岡さん?」 とかあって、入部テストとかあったり、2連覇のIHチャンプの妹はいないとかの記事とか色々あって、京太郎と咲は何だかんだで付き合って二人は幸せなキスをして終了! カン! ちょっと蛇足 京太郎「…ふむ」ペラッ 咲「こら京ちゃん!本を読みながら歩くのは危ないっていつも言ってるでしょ」 京太郎「うおっ、咲!どうしてここに?」 京太郎「…というか、ここどこだ?」 咲「京ちゃんが買い出し遅いから迎えに来たんだよ!まったく」 咲「…で、今度は何読んでるの?」 京太郎「美味しいタコス100選って本だ、片…優希にタコス作りを頼まれてな」 咲「へー、そんな本があるんだね」 京太郎「ああ、東京に行った友達にタコスの作り方の本はないか教えてもらったんだ」 咲「そうなんだ、私にも東京に行ったお姉ちゃんがいるんだけどさ」 咲「京ちゃんみたいに本好きでよく本を貸してきてくれたんだけど」 咲「ジュースを零しちゃったり、なくしたりしたらそれ以降口も聞いてくれなくなっちゃったよ」 京太郎「……」 京太郎「咲には絶対本は貸さん」 咲「ええっ」 再びカン!
https://w.atwiki.jp/ddff_orique/pages/155.html
【登録タグ そ ジタン ライトニング】 【タイトル】それを触ってみたいんだ 【概要】 ジタンのしっぽが気になるライトニング 【対象】初心者の作ったものを生暖かく見守ってくださる方 【コード】0000-1022-1792-4071 スレ感想 【初代スレ】 「うにゅ」がいったいどういう状況だったのかちょっとわかりにくかったかなぁ まあオチのあいつが全部持って行っちゃって良かったけどw( 813) 戦闘前のジタンの台詞に違和感感じたかな?ちょっと女々しい感じが 戦闘後は可愛くて和んだwアイコンの使い方良かったよw そしてフリオでオチるとは思ってなかった( 965) コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1729.html
242 :名無しさんなんだじぇ:2010/12/25(土) 23 08 02 ID TIfXnjLY 士郎「なあイリヤ、俺はそろそろみんなのところに戻りたいんだが……」 イリヤ「えーーーっ、まだお喋りしたんないし、まだまだシロウと二人っきりのクリスマスを満喫してないよー!」 士郎「俺はお前の所有物じゃないって」 イリヤ「私はここのところ出番がなくてずーーーっと暇してたんよ!もう少しぐらいいいでしょ?」 士郎「といってもなぁ、俺にも用事があるし、長時間お前に付き合わされたんだからもういいだろ」 イリヤ「むーーーっ!!シロウのケチ!!」 ワーーーーーッ!!! 士郎「って、もうライブの時間かよ!」 イリヤ「なんだか歌って騒いで楽しそうだねぇ……ねえシロウ、私もあそこに行きたいから連れてってよ」 士郎「はぁー……ま、みんなのところに戻れるからいいか」 【イリヤ、シロウ独り占めでクリスマスを満喫中】 少々文の構成が練り足りないかもしれないが、 237で表現しきれなかったこと(イリヤはただ士郎と遊びたかった)を補足しました。 243 :名無しさんなんだじぇ:2010/12/26(日) 05 56 18 ID D58IJ2JY ~~某所~~ 上条「くそっ、何処にもいねえ!」 インデックス「う~~~……X'mas終わったら主催側に帰らないといけないのに、ちっともとうまと二人っきりになれないんだよ」 アーチャー「全く、何故私達まで駆り出されるのだ」 黒子「で、本当に貴女の仕業ではありませんのですわね?」 セイバー「貴女もくどいですね。 まあ、貴女なら拉致されたと見せかけて人気の無い場所にシロウを飛ばしておいて、後で二人きりになる位はやりそうですがね」 黒子「あらまあ、流石亡国の騎士王殿は発想も腹黒い事で」 二人「「うふふふふふふふふふふふふ……」」 上条「お前らなあ……時間も無いんだから、喧嘩してないで真面目に……」 ワーーーーー!!! 上条「やばい、ライブが始まったか!」 黒子「時間切れですわね……上条さん、貴方だけでもお姉様の元へ向かって下さいな」 上条「け、けど白井はどうするんだよ!?」 黒子「わたくしは士郎さんを見つけた時点でライブ会場に跳べば問題ありませんわ。 それに、このだだっ広いたまり場を虱潰しに探すにしても空間転移が使えた方が都合が宜しいですのよ」 インデックス「とうまがいるとテレポートも使えないもんね」 士郎「ぐっ…! 仕方ねえ、行くぞインデックス!」 インデックス「わ、分かったんだよ!」 【上条、インデックス ライブ会場へ】
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1596.html
※ 819の最後の部分に対するレスから始まります。 820 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/18(土) 20 41 27 ID cI5/4STw ……バーサーカー?売ってるのか……。 822 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/18(土) 21 25 39 ID 0YFMNlf. 820 バルサンだろ あれ時間あけて何回か焚かないと意味無いから気を付けろよ 823 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/18(土) 21 37 31 ID 2rq7yqwU 822 アドバイスありがとう 820 何故四文字が六文字にwww売っていても俺は買わんぞwww 824 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/18(土) 21 49 12 ID QXCEDO0o 823 バーサーカー(2m越えの筋肉達磨) バーサーカー(真っ黒な鎧の元イケメン) バーサーカー(CV:柚姉) バーサーカー(BGM:THEME OF LU BU) バーサーカー(アサシンと兼業中) 品揃えも豊富ですよ 825 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/18(土) 22 43 35 ID BGUNIdTU セイバー「今ならロリブルマもついて500円!これはお得!」 イリヤ「人をおまけ扱いするな!」 士郎「なんだかんだで仲良いな2人とも」 バーサーカー「お前の目は節穴か」
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3178.html
『田舎に帰ってゲスと戯れてみた 中編』 37KB 制裁 自業自得 仲違い お家宣言 家族崩壊 親子喧嘩 番い 姉妹 赤ゆ ゲス 現代 中編です。あうあう…… 「ばりざぁあああーっ!!!ゆっぐり!ゆっぐりじでぇえええーっ!!」 「「おとうしゃあああーん!!ゆっぐぢーっ!!」」 お家宣言を試みたものの、家の持ち主に邪魔され父親は瀕死。 そしてその状況にただ叫ぶばかりの糞饅頭一家が俺の目の前にいた。 現状をつくった張本人は俺だったりする。 「ぐぞじじいぃいいいーっ!!!はやぐでいぶのあいずるばりざをゆっぐりざぜろぉおおおーっ!!!」 「ゆっくり?ああ、任せろ。とりあえず潰せばいいんだな?」 「なにいっでるのぉおおお!?だずげろっでいっでるんだよぉおおおーっ!!」 え?永遠にゆっくりさせろって意味じゃなかったの?こりゃ、失敬。 「ええ、面倒臭い」 「どぼしでぞんなごどいうのぉおおお!?ぐぞじじいがじだごどでしょおお!?せぎにんどれぇえええーっ!!」 「糞饅頭が責任とか言うなよ気持ち悪い。だってお前ら俺の家を奪おうとするようなゲスだろ?助ける必要ないじゃん」 俺は被害者として当然のことを話したつもりだ。 しかし、被害妄想に長ける糞饅頭相手じゃそんなの意味の無いこと。 「しるがぁあああっ!!でいぶだぢがひがいじゃで、ぐぞじじいがはんにんなんだぁあああ!!ぜぎにんどっでじねぇえええ!!!」 「「ちにぇええ!ちにぇええーっ!!」」 ああ、やはり俺の意見など糞饅頭たちには馬耳東風のことであったか。分かっていた事とは言え、現実は非常である。 とりあえず、ここで騒がれても田舎なので近隣に迷惑がかかることはないが、俺の精神衛生上よろしくないので、愛するまりさとやらを助けてやることにした。 それにそんな簡単に死なれても困るしな。 「はあ、仕方ないな。ちょっと待ってろ」 「めんどうぐざぞうながおをずるなぁあああ!はやぐいげぇえええーっ!!」 はいはい、ゆっくりゆっくり、と。 俺は如何にも気だるげですといった感じで家の玄関を開け、家にあるであろうオレンジジュースを取りに行こうとする。 すると、 「ゆゆっ!どあさんがあいたよ!れいむはゆっくりおうちにはいるよ!」 とか、さっきの悲壮感は何処へやらといった顔でそう宣言する親れいむ。 あまりの馬鹿さ加減に溜息を吐きかけるが、侵入を許すつもりは当然無い。 「入ってくんなよ、糞饅頭」 「ゆべっ!」 とりあえず蹴り飛ばして、庭の芝生の上に転がしておく。もちろん死なれては困るので手加減してだ。 間違っても糞饅頭たちが入ってこないようにしっかりと玄関を閉めるのも忘れない。 外からは赤ゆ達の『おきゃあしゃーんっ!?』という声が聞こえてくるが、至極どうでもいい。 しかし、愛するまりさが何たらとか言っておきながら、自分のゆっくりを優先するあたりはさすがゲス。 糞饅頭たちの愛なんてそんなものだ。 「ええっと、」 とりあえず荷物を置いて冷蔵庫を覗いてみると、そこにはオレンジジュースがあった。 大方、母さんが群れのゆっくり達に与えているんだろう。舌が肥えるからやめろって言ってるんだけど、聞かないんだよなあ。 まあ今は感謝だと思いながら、再び外に出る。 「ゆぐぅ……」 そんなに強く蹴ったつもりはなかったんだが、親れいむは目を回している。 静かになったのはいいが、赤ゆがピーピーと五月蠅い。そんなに親が心配なら近付いてやってもいいものを、動く気は無い様だ。 「何だかなあ……」 この親子の絆(糞饅頭にはもったいない言葉だが)に憐れみすら覚えてしまう俺だった。 とりあえずは、先程よりも痙攣が激しくなっている親まりさにオレンジジュースをぶち撒けるとする。 しかし、世界には水が飲めないので苦しんでいる人々がいるというのに、こんな糞饅頭にオレンジジュースを与えなくてはいけないとは……。 俺は何かひどく冒涜的なことをしているかのような気分で、親まりさにオレンジジュースを与えた。 その効果は劇的で、さっきまでびくびくと気味の悪かった痙攣が治まり、陥没していた顔もぽこんという音と共に元に戻った。 そこには、お家宣言をする前に巻き戻ししたかのような姿の親まりさがいた。 「ゆっ!まりさげんきはつっらつ!だよ!! ゆゆ!?くそにんげん!?くそにんげんがどうしてまりさのまえにいるんだぜ?」 次の瞬間、親まりさの顔を殴りつけた俺を誰が責められようか。 「世界には、水が飲めなくて、死にそうな人だっているというのに、お前わぁあああ!!!」 「ゆぶっ!ゆぎっ!ぐぴっ!ゆびぃいいいっ!?」 掛け声と共に殴りつけられる親まりさ。せっかく治った肌も一瞬で歪み、また汚饅頭へと成り下がってしまった。 くそっ、また饅頭なんか殴ってしまった……。 「い、いだぃいいいっ!!ぐぞじじいぃいいい、ばりざざまになにをずゆぎゃっ!!」 何かまたキンキンと喚きだしたので、蹴りつけておく。 とりあえず口がなっていない。矯正しなければ。 「くそじじい?まりささま?盗人猛々しいとはよく言ったもんだ。よくそんな態度がとれるもんだと感心してしまうよ」 「ゆぎっ……。ぐぞじじいはなにをいっでぶらぁっ!?」 「おいおい、口の聞き方に気をつけろよ?言葉次第じゃいつ殺されてもおかしくないんだからさ」 「なにをえらぞうに……!たががにんげんふぜいがぢょうじにのるんじゃねぶるあっ!?」 「人間風情だあ?こっちも言わせてもらうよ。たかが糞饅頭風情が人間に意見すんなよ」 「ばりざは、ぐぞまんじゅうなんがじゃぶぎっ!ないんだぜぇ!ぐぞにんげんよりもゆうっじゅうなゆっぐりなんだばあっ!?」 「はははっ。俺に生殺与奪を奪われておきながらまだそんな事が言えるか。すごいねえ、ゆっくりってやつは! でも、どうしてそんな優秀なゆっくり様が俺みたいな糞人間にぼっこぼこにされてるのかなあ?ねえ何で?ねえってば!」 「ゆびっ!ひぎっ!んぎゅっ!ぶぎっ!ぶばらぁあああああっ!?」 「反省しような?反省」 一方的な肉体と精神の暴力で矯正を図る俺。 やり過ぎなようにも思えるが、ゲスにはこれくらいしなくては意味がない。それもまりさ種のゲスとなれば当然だ。 まりさ種のゲスを屈服させるには、そのズバ抜けて高いプライドを砕いてやる必要がある。 まあ、所詮は見栄と虚飾で色付けされたハリボテなので、すぐに崩れてしまう。 現に俺の目の前にいるまりさは、 「ゆひっ……、ゆぎ……っ」 「で、まりさ。反省したかな?」 俺の足元でぼろぼろのまりさに問い掛ける。 俺を見上げる顔、そこには先程まであったあのふてぶてしさは見る影も無い。 「ばいっ……。ばりざがまぢがっでまじだ……。ぢょうじこいでまじだ……。ばんぜいじでます……。 にんげんざんのほうがばりざよりもうえでず……。ばりざはぐぞまんじゅうでず……。もういげんじだりなんでじまぜん……」 「うんうん、それでいいんだ。今後は気をつけろよ?」 「ばい……っ!」 これである。 あれだけ大きなことを言っていても力を振るわれればこの程度だ。 しかし根性の無いまりさだな。都会の野良ゆっくりだったらこの程度ではなかなか屈服しないというのに。 温室育ちの弊害が新たに見つかった瞬間だな、これは。果てしなくどうでもいい事だが……。 「んー、こいつはこれでいいとして、次はあのれいむをって……」 今まで見下していた人間に自身のプライドを完全に砕かれ、めそめそと泣き出した親まりさ。 何だかあまりの根性の無さに萎えてしまったので、俺は相手を親まりさから親れいむに変えることにした。 すると、その先には面白い光景が浮かんでいるじゃないか。 「まりちゃはおかあしゃんをたしゅけにいくよ!」 「ゆっ!まりちゃ、ぎゃんばっちぇね!」 「なにいっちぇるんだじぇ!れいみゅもいっしょにいくにきまってるんだじぇ!」 「どおしてれいみゅまぢぇいきゃなきゃいけないにょおおお!?まりちゃだきぇいきぇばいいぢぇしょおおお!?」 「わぎゃみゃみゃいわにゃいじぇね!まりちゃおきょりゅんだじぇ!ぷきゅーっ!」 「ゆぴぃいいいっ!きょわいぃいいいっ!ぷきゅーしにゃいぢぇえ!!」 「へー。多少は親思いではあったわけだ」 赤ゆ二匹が言い争っている所を見てそう呟いた。 と言っても、それは赤まりさだけのようで、赤れいむは相変わらずマイペースである。 さすがでいぶの娘、赤れいむ。 「しゃあ、れいみゅ!おきゃあしゃんのちょこりょまでいっしょにいくんだじぇ!」 「ゆっきゅり、りきゃいしちゃよ……」 とりあえず、姉妹の間で決着が着いたのか、赤まりさが先陣を切って、その後を赤れいむが渋々といった感じで、芝生を横切って行く。 とはいえ、赤ゆではまだあんよの発達が未熟であり、跳ねることが出来ないので、ずーりずーりと這って行くしか出来ない。 これでは親れいむの所に着くまでに日が暮れてしまうだろう。 「ゆっ!ゆっ!おきゃあしゃん、まっちぇちぇるんだじぇ!まりちゃがおきゃあしゃんをぺーりょぺーりょしちぇあげりゅんだじぇ!」 なんて良い事を言ってるように思えるが、糞饅頭が言っているのでは感動は九割減だ。 それに父親が俺に殴られていたことにも気付いている様子はない。 糞饅頭じゃ一つのことにしか意識を割けないのは仕方の無いことか。親まりさ、哀れな奴である。 しかし、そんな事よりも俺は一つ気になることがあった。 「あいつら、何で芝生の上を普通に歩けるんだ?」 人間だって何か敷いてなければ痛いというのに、痛がりのゆっくりが芝生の上で何も騒がないというのはおかしい。 さらに砂利や水溜りなどといった風に、あんよに致命的なダメージを与えかねない場所を普通ゆっくりは好まないはず。 「となると、これはあれか。ゆっくりの思い込みの力ってやつか」 ゆっくりは非常に脆い生き物だが、それを補うのが思い込みの力である。 人間にもプラシーボといった有名なものがあるが、この点に関してその力は人間よりも優れていると言えよう。 だがしかし、この思い込みの力。ゆっくりにとって利益にもなれば不利益にもなる諸刃の剣の一面もあるのだ。 「少し実験してみるか……」 ゆっくり特有の思い込みの力、それがどれだけの力を見せるのか興味が湧いてきた。 というわけで早速、行動開始である 「ゆんしょ!ゆんしょ!……ゆ?ゆぅうううーっ!?にゃんでくしょじじいがいるんだじぇーっ!?」 「ゆぅ……、ゆぅ……。……ゆ?ゆぅうううーっ!?ぢょうしてくしょじじいがいりゅにょーっ!?」 「ああもう、五月蠅い。邪魔」 「「ゆぅうううー!?」」 俺が近付くと赤ゆ達が騒ぎ出した。 五月蠅いのでとりあえず身体に当たらないように軽く蹴ってみたら、勝手に後ろにひっくり返ってしまった。 どんだけ鈍臭いんだこいつらは。そう思いはしたものの、別に赤ゆに用があったわけではないので何もしない。 俺の用は未だに気持ち悪く目を回している親れいむだ。 「おい、起きろこの糞饅頭!」 「ゆーん、ゆー……ゆぎゃっ!な、なに?なにがおきたの?」 「やっと起きたか糞饅頭」 暢気過ぎだまったく。 親れいむは寝起きで頭がはっきりしないのか、回りをキョロキョロと見回しながら言う。 「ゆ?れいむ寝ちゃってたの?……って、どうしてここにくそじじいがいるのぉおおおーっ!?」 「お前らは同じことしか言えないの?語彙力の無いやつだな糞饅頭って」 「ゆぎーっ!れいむはくそまんじゅうじゃないぃいいいっ! それにおもいだしだぞぉーっ!くそじじい、よくもれいむのこうきなからだをけったなぁあああーっ!?ばんっし!にあたいするよぉおおおーっ!!!」 「あ、ちょっとは難しい言葉も知ってるんだな」 あの親まりさと同じ様な事を言っている時点で頭のレベルは似たようなものだろうが。 まあ、そんな事はどうでも良くて、 「おきゃあしゃん!ゆっきゅりおきたんだじぇ?」 「ゆゆっ!おちびちゃんたち、どうしたの?」 「おきゃあしゃんが、くしょじじいにけられちぇねちゃったきゃら、まりちゃとれいみゅでぺーりょぺーりょしてあげようとおもったんだじぇ!」 「おきゃあしゃーん!れいみゅにぺーろぺーろしちぇーっ!」 「ゆーん!おちびちゃんたち、おかあさんににてなんてやさしいの?れいむかんっどう!だよ!! まっててね!いますぐゆっくりはやくそっちにいくからね!」 大事なのは目の前で三文芝居を始めたこの糞饅頭親子だ。赤れいむは相変わらず自分優先であるが。 こんな臭い親子愛に三文も払う気が無い俺は早速、準備に取り掛かることにした。 とりあえずは勝手に赤ゆの所に向かおうとしている親れいむを持ちあげる。 「ゆっ!ゆっ!おちびちゃんたち、まって「よっこいしょっと」おそらをとんでるみたい!」 「おきゃあしゃん?どこにいくのじぇ!?」 「ぺーりょぺーろしちぇえ!」 そしてちょうど親まりさと赤れいむ達の半分の距離になる所に親れいむを放り投げる。 「ゆべしっ!?」 「おきゃあしゃーん!?」 「ゆぴぃいいいっ!!はやくしりょおおお!!」 赤ゆ(特に赤れいむ)達が鬱陶しいが、これで準備は完了。 さて、実験開始だ。 「やあ、れいむ。身体の方は大丈夫かい?」 「ゆぐっ!だいっじょうぶなわけないでしょおおお!?くそじじいのせいでれいむはきずっものだよ!! しゃざいとしてあまあまもってこいいいっ!!そしてくそじじいはしねぇえええーっ!!」 「何だ元気そうだな、あとキモい。良かった良かった」 「よぐないぃいいいーっ!ぐぞじじいははなじをぎげぇえええー!!」 いい感じに俺へと憤慨している親れいむ。 この実験は正常な判断を奪うことが大事なので、最初の関門は突破したと言っていい。 次のステップへと進むべく、俺はあからさまに表情を変えて次の言葉を言った。 「あれー?でもおかしいなあ」 「なにがおがじいっでいうんだぁあああ!!」 「いやさ、お前らゆっくりの癖に芝生の上に乗ってるのに全然痛そうな素振りも見せないから変だなぁって思ってさ」 さあ、次のれいむの言葉でこいつらが芝生をどう思っているのかが分かるのだが、どうだ? 「はあっ!?くそじじいはなにばかなこといってるの?しばふさんがいたい?ゆっくりのくせに?とんちんかんもほどほどにしてね! しばふさんはね、とってもゆっくりしてるんだよ!?れいむたちにたべられるためにあって、れいむたちのあんよをじめんさんからまもるためにあるんだよ? そんなれいむたちのためにはえてるゆっくりしたしばふさんが、れいむたちをいたいいたいするわけないでしょおおお!? くそじじいはほんっとうにどうしようもないあんこのうだね!いっぺんしんであんこさんいれかえてみたら?そおしたらすこしはれいむたちにちかづけるかもね!」 「そうか、ご高説をありがとう」 それはまさしく餡子脳化への第一歩だな。死んでも嫌だが。 ついでに赤ゆ達にも聞いてみよう。 「お前達もそう思ってるわけ?」 「あたりまえでしょーっ!?じじいはしょんなこともしらないにょーっ!?ゆっくりのじょうっしき!でしょーっ!?」 「れいみゅ、おちちゅくのじぇ。げしゅであんこにょうなにんげんじゃまりちゃたちのじょうっしきはりきゃいできないっちぇ、しゃっきわかっちゃのじぇ」 「はっはっは」 うん、潰したくなるようなご意見をありがとう。 しかし、予想通りこいつらは芝生をあくまでゆっくりした物と捉えていたか。 通りでまったく痛がる様子が無いわけだ。ゆっくりはゆっくりしたものに関してはとことんポジティブだからな、思考も身体も。 だが、俺の実験はこれで更に次のステップへと進めるのだった。 「でもそれはやっぱりおかしい。俺たち人間は芝生にそのまま座ったりしたら少なからず痛いと感じてしまう。 それなのに痛みに弱いゆっくりが何も感じないなんて不思議だよ」 「にゃにいっちぇるのこのくしょじじい!!」 「まりちゃたちがよわい?おもいあぎゃりもはにゃはにゃしいのじぇーっ!!」 「くそにんげんのかんがえとれいむたちのかんがえじゃ、じげんがちがうんだよーっ!いいかぁあ!こんどからはまちがってもいっしょにするなぁあああ!!!」 うん、そのゲスゆっくり特有の思いあがった言葉を俺は待っていたんだよ。 さて、その大層な思想を利用させてもらうとしますか。 「分かった、悪かった。でもさ、れいむ達?お前達の考えは人間よりも遥かに優れている、これは間違いないよな?」 「とうっぜんだよ!なんどもいわせないでね!!」 「うんうん。じゃあさ、それは当然、人間が考えていることも全て理解しているって事だよね?」 「ゆ?どういうこと?」 「だから、さっき俺が言った『芝生は痛い物』っていう人間の考えも、より優れたであるゆっくりは当然理解してるんでしょ、ってこと」 「ゆうっ!?でもそれはくそにんげんがかってに……」 「おいおい。ゆっくりの考えは人間よりも優れてるんだろう?なのに何で人間が感じている事をゆっくりが知覚出来ないんだよ? 人間に理解出来ることがゆっくりは理解出来ないって、はははっ、まるでゆっくりは人間よりも駄目な頭してるって言ってるようなもんじゃないか!」 「ふ、ふ、ふざけるなぁあああーっ!!さっきもいっただろうがぁあああーっ!! れいむたちこそがしこうっ!にしてさいっこう!おまえらくそにんげんなんかが、れいむたちゆっくりよりもうえなわけないだろうがぁあああーっ!!!」 「にんげんごちょきがほえるんじゃないのじぇーっ!」 「しにぇっ!しにぇっ!こにょげしゅにんげん!」 人間よりも下と言われればこうも激しく激昂する。 もう思考なんてあったもんじゃない。こうなれば後は思うが儘、ステップは最終段階へ移行する。 「じゃあ、れいむたちは『芝生はとっても痛い物』ってことは当然理解してるんだよね?」 「とうっぜんだぁあああーっ!!」 「お前達も?」 「「とうっじぇんでしょおおおーっ!!」」 「人間の『芝生はゆっくりにとって痛くてとてもゆっくり出来ない物』っていう考えも、ゆっくりの間では当然、既に常識の事だよね?」 「「「あた(ちゃ)りまえのこと(ちょ)にきまって(ちぇ)るでしょおおおっ!? くそ(しょ)じじいはばか(きゃ)なの(にょ)?しぬの(にょ)?というか(きゃ)、しね(にぇ)っ!!!」」」 親子揃って罵倒付きで肯定してくれた。 あれだけ矛盾した事を言っても、結果はこうだ。ゆっくりの思考を誘導するのは非常に容易い。 こいつらの常識ではもう「芝生はゆっくり出来る物」から「芝生はゆっくりにとって痛くてとてもゆっくり出来ない物」にすり替えられた。 あとはこれに俺が発破をかけてやるだけで実験その一は完了する。 「うん、そうだった、お前らの常識ではそうだよな。たかが人間如きが今更指摘するようなことでもなかったんだよな。ごめん」 「ゆふんっ!わかればいいんだよ!!」 「じゃあ理解したところでもう一度聞くけど……、お前ら芝生の上にいて平気なの?」 「「「ゆ?」」」 そう言うと自分達の足元を見る三匹。 そこにあるのは自分達にとって「痛くてとてもゆっくり出来ない物」。 僅かな沈黙。そしてそのしじまを破ったのは当然、 「「「ゆ、ゆ、ゆっぎゃぁあああああーーーっ!!!!!」」」」 三匹の糞饅頭の悲鳴だった。 「い、いだぃいいいーっ!!!」 「ゆっきゅりできにゃいんだじぇえええーっ!!!」 「ゆぴぃいいいーっ!」 途端に火が着いたかのように泣き始める糞饅頭たち。 先程までの余裕面は溢れてくる涙と共に流れてしまっている。 これぞ思い込みの力。ゆっくりにとって当然と思わせれば牙を剥くことにさえなるのだ! もちろん、ゆっくり限定で。 「ゆぎぃいいいーっ!!ぐぞじじい!でいぶだぢをだずげろぉおおお!!」 比較的あんよの皮が分厚い親れいむは痛みに苦しみながらも俺に助けを願ってくる。 助けてもらおうというのに、このふてぶてしさはどうなのだろう。 というわけで、 「やだ」 「どぼじでぞんなこどいうのぉおおおーっ!?」 当然、助けてもらえると思っていたであろう親れいむは絶叫する。 これでも俺は礼儀には厳しい日本人なんだよ。 「助けてはあげられないけど、良い事を教えてあげるよ」 「ぞんなごどはどうでもいいがらざっざとだっずげろぉおおおーっ!!!」 実験その一は無事に成功したので、その二に移ることにした。 とりあえず親れいむに話し掛けるのだが、聞いちゃいない。 こうなったゆっくりには適当な言葉で釣るのが一番か。 「聞いてくれたらあまあまたっくさんあげるんだけどなー?」 「あばあばっ!?」 激痛の中でも反応するとは、本当にゆっくりにとってあまあまとは魔性の言葉だな。 もちろん、糞饅頭にあげる気などさらさらない。こっちに意識が向きさえすればそれでいいのだ。 「ああ、俺の話を聞いてくれたらね」 「あばあばっ!あばあばっ!!ばやぐよごぜぐぞじげぶっ!?」 「はいはい、人の話はちゃんと聞こうね?」 泣きながら身体を伸ばして甘味を要求する姿があまりにも気持ち悪く、とりあえず蹴って黙らせる。 少し興奮させ過ぎたようなので、これからは一方的に話を進めることにした。 「さて、落ち着いたみたいだし話を進めようか」 「ぐぞじじいぃいい!れいむのごうぎなあだまにぎだないあじをのぜるなぁああ!!」 「はいはい、ゆっくりゆっくり。とりあえず、あっちを見てみな」 「ぐぎゃっ!?いだぃいいい……。ゆっ?」 親れいむの身体を踏みつけている脚ごと向きを変える。 更なる痛みに叫ぶことも辛そうな親れいむだったが、視線の先にいるものを見て身体を強張らせている。 視線の先にいるもの、それは、 「ば、ばりざぁあああああーっ!?」 「ゆっ……、でいぶぅううう……」 まるでボロ雑巾のように変わり果てた最愛の夫、まりさの姿だった。 「ばりざ!?どうじだのぞのがらだぁあああーっ!?」 「ゆっ……。ぞごのぐぞじ、にんげんざんにやられだんだよぉ……」 「ぞんな……。ざいっぎょうのばりざが、ぐぞにんげんなんでひんっじゃぐ!なやづにまげるわげないでじょ!? うぞなんでじょ!?うぞだどいっでよ、ばりざぁあああーっ!!!」 「いや、嘘じゃないぞ?まりさは俺が……」 「ぐぞじじいばだまっでろぉおおおーっ!!!」 親れいむはそう叫んで、俺の言葉を遮った。 否定して欲しいのだろう。自分の最強の夫が、人間なんていう下等な生き物に負けたという事実を。 肯定して欲しいのだろう。自分の夫は最強であるという幻想を。 しかし、最愛の夫から出てきた答えはそのどちらでもない。 「うぞじゃないよ、でいぶ……。ばりざは……、ぞのにんげんざんにぼごぼごにやられでまげだ……、だだのばりざだよ……っ! ごべんね、でいぶ……。ばりざば……、ざいっでいなおっどだよ……っ!」 「ばりざ……」 最愛の妻に自分が負けたなんて屈辱的な事を告げるのが相当に悔しいのだろう、親まりさの瞳からは涙が溢れていた。 そんな夫の姿に親れいむはというと、 「ばりざ……、ながないでね」 「でいぶ……?」 「ばりざば、ざいっでいなんがじゃないよ」 「でぼ、ばりざはにんげんざんにまげじゃっだのぜ……?」 「ぞういうどぎもあるよ。ぎょうはだまだまぢょうじがわるがっだだげだよ、ぎっど」 「ぢょうじが……?」 「ゆん!いづものばりざならぐぞにんげんなんでいぢっごろ!でじょ?ぎょうはまぐれで、つぎにだだがえば、ばりざがぎっどがづよ!」 「でいぶ……」 「だがら、げんぎだじでね?いづぼのばりざらじぐないぞ?」 「でいぶ……。ゆん!ぞうだぜ、あればだまだまのぐうっぜんのできごどだったんだぜ! ……ありがとう、でいぶ。ばりざ、ぢょっどよわぎざんになっでだんだぜ」 「ゆふふ……。ばりざ、まるでおぢびぢゃんみだいだよ」 「でいぶのまえじゃ、ばりざはおぢびぢゃんもどうっぜんだぜぇ……」 「そんなおぢびぢゃんは、でいぶがべーろべーろじであげなぎゃね?」 「でいぶぅ……。ばりざに、べーろべーろじでほじいんだぜぇ……」 まりさを受け止めた。最悪な形で。 傍から見れば支え合う良き夫婦のようだが、言っている事はただの現実逃避だった。 そんな事を気にすることなく、泣きながら睦言を語り合う二匹。親まりさは若干、幼児退行まで起こしている。 そんな夫に呆れながらも、れいむはその願いを受け止める。 「ゆふふ……。しかたないね、いまそっちに「「ゆぴぃいいいーっ!!!」」いく……ゆ?おちびちゃんたち!?」 ことは出来なかった。自分の後ろ、そこから赤ゆ達の悲鳴が聞こえてきたからだ。 思い返してみれば、れいむは成体であるため、芝生からのあんよの痛みはまだ軽い。 しかし、あんよの皮の薄い赤ゆならばどうか。 「ゆわぁあああん!!まりぢゃのびゃぐまんどるのぎゃぐぜんびをほごるあんよぎゃあああーっ!!」 「ゆひぃいいいっ!!れいみゅのしゅべてのゆっきゅりをしょうってんしゃしぇるしたしゃんぎゃあああーっ!!」 当然、思い込みの力で弱くなった身体は傷を負ってしまう。 赤まりさは無理に動こうとしたのか、あんよにすっぱりと真一文字に傷が入っている。 赤れいむも叫んだ拍子に舌が出て切ってしまったのか、半分程に裂けてしまっている。 しかも、痛みで激しく動くものだから、身体には次第に傷が増えていく。そして更に暴れてしまう。 赤ゆ達は完全な悪循環に陥ってしまっていた。 「おぎゃあじゃあああーん!!まりぢゃをだずげぢぇえええーっ!!!」 「ばやぐれいみゅをべーろべーろじでね!?はやぎゅじろぉおおおーっ!!」 「あ、あがぢゃんだぢ!?まっででね!おがあざんがずぐにべーろべーろしであげるがらね!?」 赤ゆ達の緊急事態にすぐさま向かおうとする親れいむ。 しかし、それを呼びとめるものがいた。 「で、でいぶ……?ばりざにべーろべーろしでぐれるんじゃながったのぜ……?」 そう最愛の夫、まりさだ。 「ゆ?ばりざ、なにをいっでるの?おぢびぢゃんだぢのいちっだいじ!なんだよ!?はやぐだずげにいがなぎゃいげないでじょ!?」 「でいぶは!ばりざよりもおぢびぢゃんのほうがだいじなのぜ!?」 「ゆっ!?」 子供よりも自分を優先しようとするゲスまりさの性格がここで表れた。 親まりさのその一言が、今にも赤ゆ達の元へ駆けだしそうな親れいむに待ったをかける。 この親れいむはどうもゲスにしては母性が強い個体のようなので、夫と子供、どちらが大事かで揺れているのだろう。 「ぞんな、でいぶには……」 悩むれいむ。それに更に拍車をかけたのが赤ゆ達だ。 「おぎゃあしゃん!?どぼじでぎでぐれないんだじぇ!?きゃわいいまりぢゃだぢがいだがっでるのじぇ!?」 「くじゅおやぁあああ!!にゃにぼしゃっとしでるにょおおお!?ぞんなぐじゅにんげんにまげるようなおやはほうっでごっぢにごいぃいいーっ!!」 「「ばやぐまりぢゃ(れいみゅ)をべーろべーろじぢぇえええ(じろぉおおお)ーーっ!!!!」」 親れいむへ不審を募らせる赤まりさ。ゲス丸出しで親へと助けを求める赤れいむ。 それでも可愛い子供を見捨てることは出来ないのか、更に悩む素振りをみせる親れいむ。 「でいぶーっ!?なにをなやんでるのぜ!?ばりざがいぢばんだいじにぎまっでるんだぜ?ぞうでじょ、でいぶーっ!?」 後ろから親まりさの声。 振り返ると幼児退行を起こしてしまった情けない夫の姿がそこにある。 「なにいっぢぇるのぉおおおーっ!?おぎゃあじゃんはやざじいがら、まりじゃだぢをゆうぜんずるにぎまっでるでじょーっ!?」 「むにょうなだげのぐじゅおやはれいみゅのだめにじんでね!いばずぐでいいよっ!!」 また後ろからは赤ゆ達の声。 振り返るとあれだけ可愛いと思っていた子供達は醜く顔を歪め親まりさを罵倒している。 「どぼじでぞんなごというんだぜぇえええーっ!?でいぶはばりざのづまなんだぜ!おばえだぢよりもだいじにぎまっでるんだぜっ!!」 「おどうしゃんはなにをいっぢぇるのじぇーっ!?まりぢゃいじょうにおぎゃあじゃんにあいざれでるゆっぐりはいないんだじぇーっ!!」 「おみゃえらはなにをいっちぇるのぉおお!?おきゃあしゃんはれいみゅのどりぇいなんぢゃよぉおおおーっ!? れいみゅがいちばんぎゃわいいがら、どれいにじでっでいっでぎだんだよぉおおーっ!?れいみゅをだずげるにぎまっでりゅだろぉおおおっ!!!」 激しさを増す親子の罵り合い。もう既にそこには愛情なんてものは一欠片も無い。 利己に塗れた醜い醜い親子喧嘩しかそこにはありはしない。 「ゆっ……?ゆ……?」 どちらを見ればいいのか決めかねたのか、親れいむは俺を見上げる。 「おいぐぞじじい、どうにがじろ……」 そう俺に命令する親れいむの声は小さい。 たった数十秒、その間で親れいむの精神は恐ろしい程に摩耗したのだろう。 そしてそんな親れいむへの俺の返答はもちろん、 「嫌だね」 「どぼじで……ぞんなごどいうの……?」 「決まってるじゃないか、そんな面倒に巻き込まれるのは御免だからだよ。 お前の大事な愛しい家族なんだろ?それをお前、他人が関わるのは駄目だろ。 それにほら、家族がお前を呼んでるぞ?妻だろ?母親だろ?応えてやれよ、家族なら」 「ゆっ……」 親れいむはゆっくりと左右を見る。 そこには確かに親れいむの愛した家族たちがいた。しかし、 「でいぶ!ごのぐぞがぎどもにいっでやるんだぜ!でいぶがあいじでるのは、ばりざだげだっで!!」 「おぎゃあしゃん!おぎゃあしゃんはまりぢゃがいぢばんぢゃよね?そうぢゃよね!?」 「どりぇいのおぎゃあしゃん!れいみゅをゆっぎゅりざぜるのが、どりぇいのじごちょでじょ!?はやぐじでねぇええっ!!」 そこにいたのは薄っぺらい愛を語る夫、自分が一番だと尋ねる娘と、親れいむを奴隷扱いする娘だった。 仲が良いと思っていたであろう家族は呆気無く、崩壊してしまった。 全ては親れいむの都合の良い幻想だった。そんな現実に親れいむは耐えることが出来ず、 「れ、れい、れい……む、はははははは……、れい、みゅでっ、ででででで!!!まり……、まり……、まいちゃが、だいしゅしゅしゅしゅきききでっ!!! まりじゃ、がれいびゅびゅでで……、れい……、れいぶ……、おぢ、おぢびびび……、がわい、いっいいいいががががばりざげべべべ!!! ゆひっ、ゆひひっ、ゆひぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇえええべええてえええげええでえっはぁっぐぎゃああああああああああああ!!! ぱぴぷぺぽ!ぱぴぷぺぽぱぴぷぺぽぱぴぷぺぽばびぶべぼぱぴ、ぷぺぽばびぶべ、ぼ!ぱぴぷ!ぺぽばびぶべぽぽぽ!ぽぴぱおうぺ!くぁwせdrftgyふじこlp!!!!!!」 実に見事に、盛大に、完璧に、完膚無きまでに壊れてしまった。 「で、でいぶ……?」 「おぎゃあ、しゃん……?」 「どりぇい……?」 親まりさ、赤まりさ、赤れいむは三者三様で親れいむを呼ぶ。 しかし、返ってくるのはチューニングが狂ったような笑い声。 「あははははははははははっ!!!げっほ、げほ、あはっ、あっははははは!! すごっ!こうまで完璧に実験が成功するとか、ぶははっ!どんだけゆっくりって単純なんだよ!! 面白過ぎんだろぉ、お前らっはははははは!!!最っ高だっははははははーっ!!!」 そう、その笑い声の主は俺である。 実験その二、仲良し家族大崩壊。この上無いほどに大成功を収めた。 いやあ、思い付きでやってみたが、ここまで見事な結果になるとは俺も思わなかった。 この家族、特に壊れてしまった親れいむにはMVPを差し上げたい気分だよ、まったく。 「ぐぞじじいぃいいいーっ!!!ばりざのあいっずるでいぶに、いっだいなにをじだぁあああーっ!!!」 笑い声から俺が親れいむに何かしたと思い当ったのか、親まりさは叫んだ。 が、俺ははっきり言って親れいむが壊れるような場を作っただけであって、直接的には何もしていない。 親れいむを壊した張本人、それはお前達なんだよ親まりさ。 「ぶざげるなぁあああーっ!!!おばえがでいぶをごんなにじだにぎまっでるのぜ!!ざっざどでいぶをもどにもどぜぇえええーっ!!!」 そう説明しても親まりさは信じず、責任転嫁と共に無茶な要求までしてきやがった。 糞饅頭の精神を元に戻すとか難易度高過ぎだろう。もうそれは餡子の中身を入れ替えるしかないって。 「うるざいぃいいいーっ!!ごのげずにんげん!!ばりざがごろじでやるのぜぇえええーっ!!!」 最早、俺の言う事など聞いていないのか、親まりさは俺へと突っ込んでくる。 反省が活かされていない。いや、これはあの親れいむの虚言のせいか。 とりあえず、もう一度現実を教えてやる為に、俺は若干手加減しながら親まりさを蹴り飛ばす。 「じねぇええええええげびゅっ!?」 「はいはい、夢から醒めようか糞饅頭」 芝生の上を転がって行く糞饅頭。 その汚い身体を帽子ごと持ち上げて言い聞かせる。 「げびゅっ……!ゆぎゅっ……!どぼ、じで……?どぼじでばりざは、ぐぞにんげんなんがにまげるんだぜ……? でいぶいっでだのに……。づぎば、ばりざがぜっだいにがづっで……。ぞれなのに……、ぞれなのに、どぼじでなんだぜ……!?」 「まだお前はそんな事言ってるの?ゆっくりが人間に勝つ?寝言は寝て言えよな。 あのれいむが言った事はお前を慰める為で、お前が勝てるなんて確証はしてないの!嘘なの!方便なの!!理解出来る?」 「ぞんな……、ぞんな……」 俺が伝えた真実に静かに涙を流し、ぼそぼそと呟く親まりさ。 でも、これぐらいで絶望してもらっちゃあ困る。 「やっと理解が出来たようだから、話を進めるぞ」 「ばりざは……、ばりぐぴっ!?」 「人の話を聞かないのは一緒か。これだから糞饅頭は」 俺は先程、親れいむにしたように親まりさの頭を踏みつけ話しを聞かせる。 糞饅頭という言葉に反応したが、抵抗する気が無いのか、大人しく踏まれている。 面白みは無いが、説明の手間が省けるので良しとしよう。 「さて、最初に言っておくが、俺はお前らを生かして帰す気は無い。 お前らは俺が徹底的に傷め付けて殺してやる。この世から欠片も残さず消すからな」 足元の親まりさから震えが脚に伝わってくる。 そうでなくてはこちらも面白みが無いというものだ。 「そしてまりさ、お前は最後に殺してやる。他の家族が無残に悲惨に殺されていく様を、お前にはじっくりと見てもらう」 「ゆぎゃっ!?」 「間違っても逃げようなんて思うなよ?その時は死にたいと思っても死ねないような思いをさせてやるからな」 俺はそう言って、親まりさを庭の隅に蹴り飛ばす。 足焼きなどはしていないので、逃げる可能性もあるが、そこはちゃんと釘を刺しておく。 親まりさは何かの人形のように激しく頭を縦に振って肯定する。 「さて、最初は……」 などと口で言いながらも、心の中では当の昔から決まっている。 先程からの俺と親まりさの遣り取りを見て震えている赤まりさと赤れいむ。 こいつらが最初の犠牲だ。 「「ゆ、ゆわぁあああーっ!!!」」 俺が近付くと一層、怯え出す二匹。しかし、芝生のせいで逃げ出すことも敵わない。 そんな絶望的な現状からの恐怖か、まむまむからはしーしーが止めど無く溢れている。 その事が俺の嗜虐心を大いにそそっているとこの二匹は分かっているのだろうか? 「く、くりゅなぁああーっ!!」 「あっちにいきゅんだじぇっ!ぷきゅーっ!!」 精一杯の抵抗を試みる二匹だが、如何せん全く何の効果も無い。むしろ俺の嗜虐心を煽るだけだ。 というわけで第一の犠牲ゆんは生意気にぷくーっ!をかましてくれている赤まりさに決定だ。 本人は勇気をもっての行動だろうが、蛮勇としか言いようが無い。 とりあえず踏み潰したいと思っていたので、その小さな身体に靴を乗っけてみた。 「ぷきゅうううびゅぶぶぶっ!?」 「ま、まりちゃあああーっ!?」 「ははっ、何だよ今の音。おもしろっ!」 このアホさ加減が赤ゆ虐待の醍醐味だ。 「ほらほらっ、分かる?俺の靴がお前の身体を押し潰してるの。痛い?苦しい?止めて欲しい?」 「ゆぐぐぐぐっ……!ちゅ、ちゅぶれりゅ……っ!お、びょうし……、まりぢゃの……、おびょうじがぁ……」 徐々に体重をかけていくと、そんな言葉が聞こえてきた。 こんな状況でもお飾りに執着するとは、やはりゆっくりか。 「そうだよ、お前の汚いお帽子も一緒に潰れているよ。でも、今はお帽子よりも自分の身体を心配した方が良いんじゃないかなぁ?」 「ゆぐぐぶぶぶぶえっ!!!」 一瞬だけ強めに体重をかけ、また言葉を出せるぐらいの強さで踏み付ける。 これで自分が死ぬ恐怖を植え付けられただろう。 「さあ、ほらどうして欲しいか言ってごらん?聞いてあげるからさ」 「……げで」 「ん?何だって?」 「だしゅげで……。がわいいまりぢゃを、だじゅげでね……」 あまりの可笑しさに踏み付けそうになったが、何とか堪えることに成功した。 「は?助けては分かるけど、何で今更自分のこと可愛いとかいっちゃってるの?」 「……まりぢゃは、きゃわいいんだじぇ。だぎゃら、やざじぐじないど、いげにゃいんだじぇ……?」 「それはゆっくりの視点からの話だろ?俺から見たらお前なんて全然可愛くもないよ。優しくしようなんて毛ほども思わないね」 「まりぢゃは、がわいいんだじぇ……。やざじぐじないど……」 「それは聞いたっての。ああもう、お前はもういいや。潰れろ」 何かと思えば戯言だった。 面白みの無いゴミに用は無いので、さっさと退場してもらうとしよう。 「ゆぎゅぶぅううううううっ!!!」 「ほーら、どんどん平らになってくよー。よーく見てろよそこの糞饅頭二匹」 「ゆひっ!?」 「ゆぴぃいいい!?」 親まりさと赤れいむには赤まりさが潰れる瞬間をよく見てもらう必要がある。 赤れいむには次は自分の番だという恐怖を、親まりさには自分の家族が殺されるという絶望を味わってもらう為に。 「まりぢゃあああーっ!!!」 「いいぞ、その悲鳴だ!次はお前だ覚悟しろ」 「まり、ぢゃ……、ちゅ、ちゅぶれ……」 「まりぢゃっ!まりぢゃあああーっ!!!」 「おぢびぢゃーんっ!!!」 「そうだ!お前はそうやって家族を殺されて絶望してればいいんだ!!」 やはり自分の子供が死ぬのは耐えられないのか、親まりさも必死に叫び出す。 全て俺の思った通りに事は運んでいる。 そして遂に、俺の加重が赤まりさの体積の域値を超えようとしていた。 「さあ、死ぬぞ!その目玉広げてよーく見とけ!!」 「まりぢゃあああーっ!!!」 「おぢびぢゃあああーん!!!」 「ゆぶっ、ゆぶぶぶぶぶぶぶぶぶ!!!」 その声は踏まれて碌に口が開かない状態だというのに、はっきりと聞こえた。 「もっちょ……、ゆっぎゅり……、じだがっ」 ――パァン! 辞世の句も最後まで言い切らず、赤まりさはこの世から去った。 「おぢ、び……」 「まり、ぢゃ……」 「はい。呆けてるところ申し訳ないけど、次はお前の番だからね?」 そして間髪入れずに、俺は赤れいむを潰しにかかる。 「ゆっ?……ゆびゅううううう!?ちゅ、ちゅぶれりゅううううう!!!」 「ゆっ?……お、おぢびぢゃん?や、やべろぉおおおーっ!ばりざのおぢびにでをだずなぁあああーっ!!」 そう言って赤れいむを踏み付ける俺の脚に体当たりを繰り返す親まりさ。もちろん痛くも痒くも無い。 しかし、まりさのおちびねぇ。 「じねっ!じねぇえええっ!」 「はいはい、死なない死なない。っていうかお前、今更よく父親面できるもんだね。 あんだけ大声で子供よりも自分が大事とか言ってた癖にさ。いや、その面の皮の厚さは伊達じゃないね」 「う、うるざいぃいいい!!いいがらぞのあじをどげろぉおおおっ!!!」 「嫌だね。だってこいつ俺に散々むかつく事言ったしさ。潰さないと気が済まないよ」 「ゆぐぅうううっ!ぞごをなんどがおでがいじまずぅうううーっ!!」 もう恥や面子は捨てたのか、途端に下手に出る親まりさ。 俺は考える素振りをしながら親まりさに言う。 「んー。じゃあさ、そいつが一言でも俺に謝れば許してあげる」 「ゆっ!?ほんどうでずが!?」 「うん、本当に」 絶対に無理だと思うけどね。 そんな俺の内心など知らずに親まりさは赤れいむにその事を話す。 「ほら、おぢびぢゃん!にんげんざんにあやばっで!ぞじだらだずがるんだぜ!」 果たして赤れいむの返答はと言うと、 「ゆぐっ!ばきゃなごどいわないでにぇ……!どぼじでれいみゅが、ぐぞにんげんなんがに、あやばらなぎゃいげないの……!?」 正に模範解答な答えであった。俺にとっては、だが。 プライドだけは超一級品のゲス赤れいむであれば、こうなる事は予測出来ること。 もちろん、そんな事を言われるとは露とも考えていなかったのだろう親まりさは慌てる。 「なにいっでるのぜおぢびぢゃあああーん!?ゆるじでもらえるんだぜ!?ぼら、ばやぐ!おどうざんもいっじょにあやばっであげるから!」 「あやばっであげりゅ?おみゃえはにゃにしゃまのちゅもりだぁあああーっ!!! れいみゅだぢよりも、じぶんをえらんぢゃぐぜに……っ!いばざらぢぢおやづらずるなぁあああああっ!!!」 それは正しくさっき俺が親まりさに言い、親まりさ自身が否定した言葉だった。 実の子供にその事実を言われる。それは第三者から意見されるよりもずっとずっと重く、親まりさに圧し掛かる。 「ぞんな……。ばりざは、みんなのいいおどうざんで……」 「そんなのはお前の勝手な妄想だ。いいのか?そろそろこいつも限界だぞ?」 そう言うと親まりさは慌てて赤れいむを見る。 見るからに苦しそうで、口の端からは餡子の泡まで出て来ている。圧死寸前である。 「お、おぢびぢゃん……!にんげんざん、ごべんなざいだぜ!ばりざだぢがわるがっだんだぜ!だがら、ごのごをゆるじであげでほじいんだぜ!!」 「お前が言っても駄目。言っただろう、そいつが俺に謝らない限り許しはしないって」 「ぞ、ぞんなあ……」 絶望的な表情を浮かべ、必死に赤れいむへ謝るように言う親まりさ。 だが、どうすることも出来ないだろう。赤れいむのプライド以前に、親まりさの信頼はとっくに地に落ちているのだから。 「おぢびぢゃん!おでがいだぜ、にんげんざんにあやまっでぇ!!」 「うるっちゃいい……!おみゃえなんで……、もうれいみゅのおやなんぎゃじゃ……ない、よびゅううううう!?」 「もういいだろ?こいつが俺に謝るなんて無理だ。殺して楽にしてやろう、な?」 俺は親まりさにそう問うも、しつこく食い下がる。 「ぞごをどうにが、おでがいじばずぅううう!!」 「はぁっ……。じゃあ、ラストチャンスね。これでそいつが謝らなかったら、問答無用で潰す」 目線でいいな?と投げ掛けると、親まりさは震えながら赤れいむへと話し掛ける。 「おぢびぢゃん?ばりざはぢぢおやじっがぐなんだぜ……。おぢびぢゃんだぢよりも、じぶんをどっぢゃうようなげすだっだんだぜ……。 でぼ、おがげでぎづげだんだぜ……。ばりざはぢぢおやじっがぐだげど、おぢびぢゃんだちがほんっどうはいぢばんだっだっで……。 おねえぢゃんのばりざはえいえんにゆっぐりしぢゃっだし、おがあさんのでいぶもおがじぐなっぢゃっだけど……。 もういぢど、やりなおぞう……?みんなで……。だがら、ばやぐあやばっで「ふじゃけるな……」ゆ……?」 静かな赤れいむの声。それは次の瞬間に爆発した。 「ふじゃけりゅのもいいきゃげんにしろぉおおおっ!!!だれにょぜいでれいみゅがごんにゃめにあっちぇるとおもっでるの!? ぜんぶおばえのぜいだろぉおおお!!ごのいえをみづげでゆっぐりぶれいずにじようっでいっだのも……!れいみゅだぢがぐぞじじいにいだいいだいにざれでるのも……! ぞじで、がぞぐをごわじだのも、ぜんぶおばえだろぉおおおおおおっ!!!もういぢどやりなおず!?むりにぎばっでるだろぉおおおおお!?」 親まりさは哀れなほど震えている。 実の子供に、ほんの赤ん坊に親まりさは気圧されていた。 俺は赤ゆの命を終わらせる為に少しずつ体重をかけていく。 「おばえの、ぜいだ……!ぜんぶおばえのぜい、だ……!」 ゆっくりと、ゆっくりと。 「れいみゅが、ゆぶっ!ゆっぐりでぎないのも、ゆぶぶっ!!まりぢゃがじんだゆぐぅっ!!のも、じぇんぶ!!!」 まるでゆっくりの歩みのようにゆっくりと。そして、 「おぢび、ぢゃ……」 「のりょっでやる……!ゆびゅうううっ!れいみゅだちをゆっぐりざぜないおやば……!」 「おぢびぢゃん……っ!」 「ふんっ!」 俺は一思いに脚を踏み抜いた。 「ぢにぇぶううううううっ!!!」 ――べチャッ! 赤れいむも逝った。 最後の最後まで、実の親へ恨みを残して……。 「おちびちゃん……」 「ふぅーっ。鬱陶しい赤ゆが死んですっきりー!」 「どぼじで……」 「ん?」 「どぼじでにんげんざんはごんなひどいごどがでぎるの……!?」 ああ、お決まりのアレか。 面倒くさいが、一応は答えてやるとするか。 「お前に家族を傷付けられるっていうのがどれだけ辛いか知ってもらいたいからさ」 「ゆ……?」 分からないって顔をしてるな? でもな糞饅頭よ。俺がお前らに今みたいなことをしている理由は本当にそれだけなんだよ。 「さあて、続きを始めようか?」 お前は俺の家族を傷付けようとした。だったらその痛みを知るのは当然だろう? 「次はお前の最愛の奥さんの番だ」 ――お前が俺の思いに気付くのは何時かな? 後書き はい、見事に中編となってしまいました。書いてると文章やアイデアが浮かぶ浮かぶ……。 前回はえらく中途半端に終わらせてしまったと後悔していますが、今回もまた中途半端に……。 読んでくださった方々、すみません。 もう自分でも書いてて「この鬼威惨マジキチ!」とか思ってしまいます。 だから言ってる事が意味分かんなくてストレスがマッハ!とか思われる方には本当に申し訳ないです。 後編は虐待オンリー、鬼威惨のテンションがもう有頂天です。 最後まで付き合ってやるよ、という心優しい方は、どうか最後までよろしくしてあげて下さい。 では、また後編で。 書いたもの anko3049 賢いのは…… anko3065 まりさのお家 anko3092 田舎に帰ってゲスと戯れてみた 前編
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/8577.html
京太郎「うわーん玄さぁぁぁぁん!最近おもちなしの精神が辛いよぉぉ!」 玄「京太郎くん、頑張ったね!私のお部屋で秘蔵のグラビアを見せてあげるからね!」 優希「ったく、あの犬は仕方がないやつだじぇ。なあしずもん」 穏乃「だよねぇ。でも、やっぱりおもちがいいのかな、京太郎……」 優希「大丈夫!最近のやつはおもちなしだじぇ!」 憧「(つまり私は今、有利になりつつあるのか……)」 和「あの、皆さん。なんでそんな余裕なんですか?」 優希「ん?何だのどちゃん。まさか私のおもちが最強だからって余裕なのか?」 穏乃「ファッキューノッドフッキューアッコ」 和「穏乃、FGO(ぐだお)はほどほどにしなさい。いえ、それよりも今、玄さんと京太郎くんは部屋に二人きりなんですよね?」 憧「そうだけど?」 優希「それがどうしたんだじぇ?」 和「いえ、玄さんのおっぱいは京太郎くんの好みに入ると思うのですが……」 優穏憧「「「あっ……」」」 クロチャーのお部屋 京太郎「玄さんのおもち、丁度俺の掌サイズなんですね……」 玄「き、京太郎くんの(掌)が大きいんだよぉ……」 京太郎「ああ、なんだかすごくしっくりくる……まるで、刀と鞘だ」 玄「京太郎が……私の鞘だったんだね……」 京太郎「玄さん……」 京玄エンドカンッ!
https://w.atwiki.jp/kakikaki-lvup/pages/421.html
395 ankさん コメント うぁい足空間ー! 正面からみた足が凄い好きですー!vv んでもって相変わらず足首のでっぱりに萌えww まとめ、ankしゃんが無理なさらないようにしてくださいましねー! ほらここに暇っこがいるんだじぇ!← はるき | 2008/03/13 07 31 47 | ID:ag9EdE ________________________________________ 返信遅くなってごめんですのー!>< なんかPCの不調かコメ欄開かなくなってた…! 目空間は可愛げあるけど足空間は微妙に切なくなるのはなんででしょう?(笑 手とか足とかポーズは出来るだけ自分の姿を見るようにしてるのですが、足の時はどうにもこうにも変な格好で家の者に訝しげな顔されてますorz しかしながら正面は見るのに苦労しただけにそういってもらえると嬉しいです! 出っ張りはすごくいいですよね!!!!11 もう、でっぱりフェチと呼ばれてもいい(笑…えない のんびりとちまちま作業させてもらいます~! おおっ!はるきしゃんもがっつりむっつり編集してくれると嬉しいんだじぇ! ank | 2008/03/14 21 55 58 | ID:UomkUQ 名前 コメント 書き込むとそのままこのページに表示されます。 思ったことやアドバイス等を書き込んだりするのにお使いください。
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/2506.html
「ゆわぁ…おとーしゃん!おかーしゃん!おしょと、とってもひろいよ!」 「ゆわぁい!ゆわぁい!きゅうきがしんしぇんだじぇ!」 「ちゃっちょくたんっけんしゅるよ!」 「あんまりとおくにいっちゃだめだからね!」 「うう、まだまださむいよ…おちびちゃんたちはげんきだね…」 とある年も明けたばかりの山の中。 越冬の最中に生まれた赤れいむと赤まりさ達にとって、生まれて初めて見る外の景色は 何もかもが新鮮で、寒さも気にせずぴょんぴょん元気に飛び跳ねています。 そのまま迷子になってしまわないか、お父さんまりさは気が気でありません。 「ちゃんとまりさとれいむのちかくにいるんだよ!がけのほうにいっちゃだめだよ!」 「ゆぅ?がけっちぇどっちにゃの?」 「ゆわぁぁああ!みちぇえ、ここからとってもとおきゅがみえりゅんだじぇ!」 「ほんちょだぁ!おしょらのうえからみおろちてるみちゃい!」 「そっちががけさんだよぉぉぉ!あぶないからさがっててねぇええ!」 しかし、そこはまだ何も知らないけど好奇心いっぱいのおちびちゃん。 斜面の陰に隠してあるおうちの出入り口から出てきてすぐ、その下との落差も気にしないで 目の前の崖に近付こうとしてしまって、慌ててまりさに引きずり戻されてます。 「このがけさんは、まりさでもおちたらいたいいたいじゃすまないんだよ!ゆっくりりかいしてね!」 「ちゅまんなーい、じゃあなんじぇそんなあぶにゃいところにおうちちゅくったんだじぇ?」 「おとーしゃんだけおしょらとんでりゅきぶんどくしぇんちてるんじゃないでちょーね?」 「だがこちょわる!このれいみゅはうまれちぇはじめちぇのおしょとまんきちゅしちゃいのぉお!!」 「こわいこわいさんからみつからないためだからね!どくせんなんてしてないよ!」 「ちっちっち、まりさ?おしてもだめならひいてみなだよ!」 なかなか言うことを聞かないおちびちゃんにまりさが困っていると、 お母さんれいむが自信満々に進み出ました。 「おちびちゃんたち、がけのけしきもゆっくりできるけど…うしろをごらんなさい?」 「なぁに…ゆっ?くさしゃんがおうちのまわりにはえちぇるじぇ!」 「おかあしゃん、ちゃむいときはみどりのくさしゃんはあんまちないっていってちゃよね?」 「このくささんはとくべつなんだよ!もーぐもーぐはできないけど、すてきなものがなってるよ」 「ちゅてきなもにょ…なんじゃろ…ごーしょごーしょ」 れいむに教わって、赤ゆたちはおうちの入り口の周りに生えていた草むらの中に めいめい潜りこんで、興味いっぱいで中を探していきます。 ほどなくして、あちこちから何かを見つけた喜びの声があがります。 「ゆわぁ、ちゅてきなあおいみがなっちぇまちゅよ!」 「こっちにもいっぱいなっちぇる!おかーしゃん、これはおいちいの?」 「にがにがさんでたべることはできないけど、おうちでとてもゆっくりできるきのみだよ!」 「ああ、そういえばすーぱーぼーるさんができるからここにおうちをつくったんだよ!」 「しゅーぱーぼーりゅ?」 巣穴の周囲に生えて、入り口をさらに見え難くしているこの草むらは 人間の言葉で「リュウノヒゲ」「ジャノヒゲ」などと呼ばれている植物です。 日陰の地面を低く覆うように細い葉が育ち、栄養が少なくても立派に育つこの草は 冬になると小さくて青い実をたくさんつけます。 「ここだとあぶないからね、おうちにむかってなげこんでみようね!」 「うーん、えいっ…ゆわぁ!すっごいぽんぽんはねちぇった!」 「まりちゃもちゅるぜ!れいみゅよりもっとばうんどさせるじぇ!」 「えぇい!…まっちぇ、どこまではねてきゅのぉ!?」 「はくしょん!このままかえろうか…ちゃんとしたおでかけはもうすこしあたたかくなってからだね…」 この実は鮮やかな青なので、冬でも緑の葉っぱと合わせて 園芸の世界でも冬の庭を彩るために人気がある品種なのですが、この実には とにかく弾力性があってよく弾む性質があります。 1cmにも満たない小さな実ですが、同じように小さなゆっくりから見れば 綺麗な色合いも合わさって本当に「スーパーボール」のようです。 「いりぐちをふさぐよ!まりさ、おちびちゃんたちはゆっくりしてるかな?」 「みつけたばかりのすーぱーぼーるさんでげんきにあそんでるよ!」 「まちゅんだじぇ!そっちにとんでっちゃらとれにゃいのじぇ!」 「ゆっ、ゆっ…おいちゅいた!れいみゅのたきゃらもののしゅーぱーぼーるしゃんだよ!」 「しょれはれいみゅのだよ!しょっちのがおねーしゃんのぉ!」 親れいむと親まりさがけっかいを作り直している間、おちびちゃんたちは部屋の中で ジャノヒゲの実を壁にぶつけたり、相手に投げてみたりと楽しんでいます。 そのうち、赤れいむの片方が飛んできたすーぱーぼーるを弾き返し始めました。 「ゆぅ!なんかこちゅちゅかんだ!おねーしゃん、こっちにとばちてみて!」 「なんだじぇ…れいみゅがいいだしたんだから、いたくてもないちゃだめなんだじぇ?」 「いきゅよ、えいっ…ゆぅ!?きれいにはねかえちゃれた!?」 「すごい、まだおちびちゃんなのにきびんにうごいてはねかえしていくよ…」 「いもうとのほうのれいむには、そんなとくぎがあったんだね!」 まりさの驚きはもっともです、赤れいむのうち妹のほうは、赤ゆにしては素早く動き しかも何回でも綺麗にすーぱーぼーるを弾き返しています。 実はこの赤れいむ…よーくみると分かるのですが、髪の色が母れいむや姉の赤れいむより いくらか薄い感じで、しかも地の色が黒ではなく紫系統の色になっています。 お飾りももみあげについているのは白だったりします。 「おちびちゃんすごいね!おはなしにきいてるごせんぞさまみたい!」 「ごしぇんぞしゃま?」 「むずかしいじをかくほうのれいむだよ!れいむいちぞくのずっとむかしのすがたなんだよ」 「よきゅわかんないじぇ、いもうちょれいみゅはとくべちゅなのじぇ?」 「そうかもしれないね、これからおおきくなっていくときにかみのいろが だんだんうすくてむらさきにかわっていったら、きゅうさくれいむとはっきりするよ!」 「…れいみゅ、おかーしゃんやおねーしゃんとちがうゆっくちになっちゃうにょ?」 「れいむはれいむだからだいじょうぶだよ!」 「じゅるいー、れいみゅもきゅうさくれいみゅになりゅう!」 「まりちゃも…まりちゃはきゅうさくまりちゃにならないほうがいいきがちたじぇ…」 「なりたくてなれるものじゃないけど、まりさはやめておきなさい…」 ゆっくりとしても黒歴史なんでしょうか、まりさとまりちゃはなんだかブルー入ってます。 ですが、一家にひとりでも特別なゆっくりが生まれたんだと思うと みんなとってもゆっくりとした気分になることが出来ました。 難しい字ってなんだろう?なんてちっとも気になりません。 「ほかのゆっくちにもれいみゅをみせちぇあげたいにぇ!」 「もっとぽかぽかさんになったら、すーぱーぼーるがとんでいかない ひろいあそびばまでいって、ほかのかぞくのゆっくりともあそべるようになるよ!」 「ちょのときはみんなにきゅうしゃくれいみゅのしゅーぱーしぇーぶをみしぇてあげゆよ!」 「まりちゃもぱわーまんてんのしゅーちょをみせちゅけてやるのじぇ!」 「じゃあれいみゅはしぇんたーばっきゅ!じょーんぷれしゅしゅる!」 まりさもれいむも加わって、すーぱーぼーるを蹴ったり弾いたりしながら 早く暖かくならないかなとおちびちゃんたちはわくわくしながら過ごしていくのでした。 名前 コメント