約 1,476,257 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4985.html
『ゆっくりの生態 都会編 ~いただきます~』 「さ~て…夜食夜食っと…」 ある住宅で女性が呟きながら冷凍庫から何やら取り出した。小腹が空いたため夜食を取ろうと仕事部屋から出てきたのだ。 「やっぱお夜食は甘いものよね」 女性が取り出したのは"冷凍赤ゆパック"だ。その名の通り赤ゆっくりを冷凍しただけのものである。何度も言うがゆっくりは饅頭だ。 饅頭なので食べることができる。通常のゆっくりの味はその個体が置かれていた環境によって変わる。 ゆっくりにとって最適な環境で育つと不味くなり、逆にゆっくりを虐待すると甘みが増しとても美味しくなるという。 が、生まれたばかりの赤ゆっくりは何もしなくても美味しいのだ。おやつからツマミ、夜食など赤ゆっくりは重宝されている。 家庭で手軽に赤ゆっくりを食べたいとのニーズが高まり誕生したのがこの"冷凍赤ゆパック"だ。発売当初から大人気商品である。 「丁度いいからお風呂にも入っちゃおうっと」 彼女はボウルの中に冷凍された赤ゆっくりを数匹いれてから風呂に入った。 十数分後… 「ゅ……っ」 「ちょ…きゃ……ぃ…」 「ゅっ…きゅ…り…」 赤ゆっくり達がブルブルと震えだした。冷凍されただけなので仮死状態だったのだ。 「ふぅ……」 彼女が風呂からあがる頃には赤ゆっくり達は動き回っていた。 「ゆっくち!ゆっくち!」 「ちょきゃいはー」 「ゆっくちちていっちぇね!」 「わきゃりゅよー」 「みゃみゃはどきょ?」 レンジで数分熱しても解凍はできるが自然解凍の方が美味しいのだそうだ。 「う~ん…今日はどうやって食べようかしら……」 彼女はボウルを覗き込みながら呟いた。 「ゆっくちちちぇね!!」 「おねえしゃんはゆっくちできりゅひちょ?」 「おにゃかしゅいたよー」 赤ゆっくり達は彼女を見上げながらきゃいきゃいと騒ぐ。 「そうだなぁ…」 彼女は赤ちぇんの尻尾を掴むとひょいっと摘み上げた。 「おしょらをういちぇりゅよー!わきゃりゅよー!」 「ちゅぎはりぇいむのばんだよ!」 「まりちぇもおしょらをとぶんだじぇ!」 摘まれた赤ちぇんはそのまま彼女のお口の中へ投げ込まれた。 「このままでも美味しいわね」 「わ…わぎゃらっ!!ゆぎゃっ!!!!いじゃいいい!!!ら…らんじゃばああああ!!!!!」 赤ちぇんの中身はチョコレートだ。まだ少し中が固まっており噛むとシャリッシャリッと音がする。 「ちぇ…ぢぇんがああ!!!!!」 「どぼじでたべぢゃうのおおおおお!!!!」 「ま…まりちゃはおいじぐないんだぜええ!!!!れいびゅをたべるどいいんだじぇええええ!!!!」 赤ゆっくり達はパニックになった。狭いボウルの中であたふたと動き、逃げ出そうとボウルを登り始めた。 「これはこれで見てて面白いわね。……シンプルに焼いて食べよ♪」 彼女はフライパンに油を敷き熱した。 「いやあああ!!!はなじでええええ!!!はなじでええええ!!!!」 「ありちゅはちょかいはにゃにょにいいい!!!!」 「きょわいよおお!!じにだぎゅにゃいよおお!!!!」 「まりちゃはまじゅいんだじぇえええ!!!!まじゅいぎゃらたべにゃいぢぇええええ!!!!」 「りぇ…りぇいぶはゆっぐぢできりゅおうだうたえりゅきゃらああ!!!!ころちゃにゃいぢぇええ!!!」 彼女は5匹の赤ゆっくりを摘み上げ掌に載せた。ボウルにはあと2匹残っていた。 「まず5匹食べようっと」 彼女は5匹の赤ゆっくりをフライパンの上に落とした。 「あぢゅいいい!!!!!」 「いやっ!!いやっ!!!あぢゃ!!!あぢゅいよおお!!!!!だじでええええ!!!」 「あんよじゃんがあぢゅいよおおお!!!ゆっぐぢできにゃいよおおお!!!!」 「ひゅっ!!ぎゃっ!!!ゆっ!!!ぎぃあああああああああ!!!!!!!」 「みゃみゃあああ!!!!だじゅぎぇでよおおお!!!!!どびょじでだじゅぎぇでぐりぇにゃいにょおお!!!」 フライパンの上を飛び跳ねたり転がったりと面白い反応を見せてくれた。が、10秒も持たないうちに5匹は動けなくなってしまった。 あんよを焼かれたり背中を焼かれたり。5匹はもう叫ぶしかなかった。 「む………ぎゅ……びぇっ……」 「おうぢ……おきゃあしゃん…どぎょ……っぐ…」 ボウルの中では残された2匹の赤ゆっくりが震えていた。5匹の悲鳴が聞こえているのだろう。 「よいしょっと」 彼女はフライ返しで赤ゆっくりをひっくり返した。台所は香ばしい匂いでいっぱいだ。 「ゆ……ぎ……い……」 「あ…あ…ぁ……」 「も……ぢょ……ぐ……じ…」 「ぎゅ……ぎぇ…っ…」 「い…い゛………」 5匹は皿の上に載せられた。彼女は冷蔵庫から烏龍茶を取り出し焼き赤ゆっくりを食べ始めた。 「はふっ!はふっ。んぐんぐ…」 赤ゆっくりはというと焼かれながらも微かに息があった。赤ん坊といえどもしつこい生命力を持っているのだ。 「ゅ……………ゅ…きゅ……」 「ちゃ………にゃ………ぇ…」 フルフルと震える焼き饅頭。味だけでなくその歯ごたえや感触も人気の1つだ。 「ぷはー!!!」 彼女は5匹を食べ終え烏龍茶を一気に飲み干した。皿を片付けてからボウルの中を覗いた。 「ひぃぃぃぃ………ゆ…っくちぃ…」 「む…きゅ……ぱ……ちぇは……」 赤まりさと赤ぱちぇが身を寄せ合ってプルプルと震えていた。 「これ以上食べると太るわ……」 彼女は2匹を掌に乗せると自室に戻った。 「えっと…確か…」 2匹を机の上に乗せると何かを探し始めた。 「たべにゃいで……まりちゃは…おいちくないよ……」 「む…む…むきゅ……たしゅけ…て…」 2匹は逃げ出すこともできず涙を流していた。 「ああ。あったあった。懐かしいわね…」 彼女は小さめの水槽を見つけた。昔魚でも飼っていたのだろうか。 「さ、お入り」 彼女は2匹を水槽の中へ入れた。 「ゆ…?たべ…にゃいにょ?」 「ゆ…っくち…ちていいの?」 「ええ。そこで暮らしなさい」 彼女は部屋を出ると台所からチョコレートを持ってきた。細かく砕いてから2匹の前に置いた。 「た…たべちぇも…いいの…?」 「ちょ…ちょきょりぇいと…しゃん…」 「食べてもいいわよ」 気まぐれで2匹を飼うことにしたのだろうか。 「むーちゃむーちゃ…」 「お…おいちい…」 2匹はチョコレートを食べ始めた。最初は警戒していたが徐々に活気を取り戻していった。 「「ちあわせえ!!!」」 「大きくなってから食べるのも悪くないもんね…情が移るかもしれないけど」 彼女は仕事を再開した。数時間後仕事が終わり寝る支度をした。 「ゆう~ゆぅ~」 「ぴぃぃぃ…しゅぴぃぃ」 2匹は既に水槽の中で眠っていた。 「また明日ね」 次の日目を覚ました彼女は朝食を取り炊飯器に残ったご飯粒を水槽の中に入れた。 「「ゆぅ………」」 2匹はまだ起きていない。 「起きたらちゃんと食べるのよ」 彼女は家を出た。 「ただいまー……あれ?ご飯食べてないじゃない……え、もしかして…」 夜になって彼女は帰宅した。水槽の中の2匹はご飯に手を付けていなかった。いやそれどころかまだ目を閉じていた。 彼女は水槽から2匹を取り出し手の平に乗せた。揺すったり指で突いても目を開けてくれない。 「わ、死んでるんだ。弱いのね」 冷凍パックの赤ゆっくりの寿命は1日~3日だ。この製品を販売しているメーカーは多数あるが大抵がこの寿命である。 一部メーカーは1週間もつらしい。ちなみに死んだからといって一気に中身が腐るとか毒になるというわけではない。 「勿体無いけど…お腹壊しそうだから捨てちゃおう」 2匹はゴミ箱に捨てられた。食べるのは可能だが普通の人はこうやって捨ててしまう。 さて、ここで最近流行っている"冷凍赤ゆパック"の食し方をお教えしよう。 焼いてよし煮てよし生もよし。その中で最近最も流行っているのはお汁粉である。 お汁粉は冷凍赤れいむか赤まりさをお湯の入った鍋に入れて煮ればいいだけ。これだけでも確かに美味いが最近は少し違った作り方なのだ。 「ゆっくち!!ゆっくち!!」 「りぇいみゅはおうちゃがうみゃいんだよ!」 「だじぇ!!だじぇ!!」 「きょきょはどこなのじぇ?」 まずは赤ゆっくりを解凍する。完全解凍するまでにお湯を沸かしておこう。ぴょんぴょん跳ねられるほどにまで戻してから楽しむのだ。 ここからは色んな方法がある。 「ゆ!!おしょらをういちぇるのじぇ!!」 例えば赤まりさを使ってみよう。ここで一旦ガスの火を消しておこう。 「ゆぎゃ!!おぼうちちゃんかえしゅんだじぇ!!!」 帽子を脱がしアイスのコーンの要領で赤まりさを帽子の上に乗せよう。そして赤まりさをお湯の上に浮かべてあげよう。 「あじゅい!!!!!あじゅいんだじぇええええ!!!!!!!!!!」 とりあえずお湯に浮かんではいる。ここでガスが付けっぱなしだと泡で赤まりさが水没してしまう。 「だじゅぎぇでね!!!!!だじゅぎぇでえええ!!!!!!」 まりさ種は泳げるゆっくりなのだが赤ゆっくりの時点では親が余程の名人でない限り泳ぐことができない。ただ浮かんでいるだけだ。 「あじゅい!!!!あじゅい!!!!だずぎぇ……ゆぎゃああ!!!!おちりが!!!!おちりぎゃあじゅいよおお!!!!」 お湯なので帽子はいつもより早く解けてしまう。どんどん沈んでいく。あまりの熱さに飛び上がりそのままお湯へダイブすることもある。 「あじゅうう!!!びゃあ!!!!ぶぐ…ひぎゃ!!!だじゅ…だじで…だじ!!!!!!!ぎゃ!!!ぶぐぐぶぎゅ……」 赤ゆっくりが断末魔を上げて解けていく様は堪らない。そう、今流行の食べ方は見て楽しみ聞いて楽しむことも含まれているのだ。 最近主流なのは網を鍋に載せそこに赤ゆっくりを載せて楽しむというものだ。 「あんよしゃんがあじゅいよおおお!!!」 「ゆっぐちできにゃいよおお!!!!」 「あちい!!!!あぢいい!!!ゆっぐぢさしぇでええええええ!!!!」 網の上で跳ね回る赤ゆっくりを見るのも楽しい。網から飛び出そうとしたら戻してあげよう。 「ぼういやじゃああ!!!!おうぢかえりゅうう!!!!!あじゅいいいい!!!!」 「ぴょんぴょんできにゃいよおお!!!!ちゅかれちゃおおお!!!!!ゆぎゃああああ!!!」 「あんよしゃんがうぎょきゃないよ……ゆええぇぇぇえぇえん!!!!!ゆっぐぢぃいいいいいい!!」 体力が限界もしくは蒸気で足がふやけ動けなくなったら鍋に落としちゃいましょう。お汁粉にしなくても蒸饅頭として食すもよし。 中には氷水の中に浸けて少し体力を回復させてからまた網の上に乗せて楽しむ人もいるらしい。おおこわいこわい。 近々これ用のためだけの網が発売されるようだ。一足早く楽しんでみよう。 「きょきょでにゃにしゅりゅにょ?」 「ゆっくち!ゆっくち!」 水を張った鍋の上に新発売された網を載せた。この網は細長く幅は赤ゆっくりが3匹が並べるほどだ。網の上に数匹の赤ゆっくりを載せる。 「ゆぎゃ!!!おみじゅしゃんがみえりゅよ!!」 「ゆっく……ゆあああ!!!!おちちゃうよ!!!」 「おみじゅしゃんはゆっくちできにゃいよ!!」 「みんなくっちゅこうにぇ!!」 最初は網の上を動いていたが真下に水があるのを確認してからは動くのをやめ中心付近に固まった。 赤ゆっくりでも水に溶けると死んでしまうことを自覚しているのか。 「きょれにゃらゆっくちできりゅね!!」 どうかな。ではガスの火を点けよう。お湯が沸くまでは赤ゆっくり達の好きにさせてやろう。 「にゃんだきゃぽかぽかしてきちゃよ!!」 「あんよしゃんがあちゅいんだじぇ!!」 そろそろだ。 「あじゅいよおお!!!!!」 「ゆっくちできにゃいよおおお!!!!」 「くっちゅかにゃいでにぇ!!!あちゅくりゅしいよ!!!」 「まりちゃはきょきょからでりゅんだじぇ!!……ゆぎゃあああ!!!!!!だじゅぎぇ…びゅぐ…びゃあああ!!!」 「まりぢゃああああ!!!!!」 「どびょじでおぢぢゃうにょおお!!!!」 早速1匹お湯の中へダイブしましたな。沸騰中のお湯なのであっという間に溶けてお湯が少し黒くなりました。 「だじゅぎぇぢぇええ!!!!」 「ぢにぢゃぐにゃいよおお!!!!」 「どびょじだらいいのおお!!!!」 説明書の使用例ではこう言えばいいらしい。 「1匹だけ助けてあげるよ。あとは全員水の中に落としちゃうからね」 この言葉を聞いて赤ゆっくり達は喧嘩を始めた。 「まりちゃがゆっくちしゅりゅよ!!!」 「うりゅしゃいよ!!!!りぇいみゅがゆっくちしゅりゅよ!!」 「まりちゃのためにおちちぇね!!」 「ちね!!ちね!!!」 「ゆぎゃああ!!!おちりゅうう!!!!…あじゃあああああ!!!!!!」 この喧嘩模様を楽しむのだ。次々と赤ゆっくりが脱落していく。残るは2匹だ。 「おちちゃえ!!!!おちちゃえ!!!」 「うるちゃいよ!!!りぇいむなんかちんじゃえ!!!」 2匹はまだ戦っていたが蒸気で体がべとべとになり思うように動けない。 「はなりぇでね!!!ゆっくちできにゃいよ!!!!」 「まりちゃからはなれるんだじぇ!!!!」 そのうち体がくっつくようになった。このままでは決着がつかない。 「この勝負まりさの勝ちだね。れいむは死んでもらうよ」 「ゆがああ!!!どびょじでええ!!!!」 「まりちゃがちゅよいにきまっちぇるよ!!!りぇいみゅはゆっくちちないでちんでね!!」 赤れいむを持ち上げる。すると赤まりさまでくっついてきた。 「おしょらをういちぇりゅのじぇ!!」 「おろぢでえええ!!!!!りぇいむはちにじゃぐにゃいよおお!!!!」 「じゃ、お2人さん仲良くね」 赤れいむから手を離した。 「あじゅいよおお!!!!!おびょおびょぼよおおおお!!!!」 「どびょじでまりぢゃがおぢでるのおお!!!!だじゅぎぇでええ!!!!!」 別に助けてあげても良いけどどうせ明日には死ぬんだからこれでいいでしょう。 赤ゆっくりの踊り食いというのも人気だ。こちらも赤ゆっくりが動けるようになってから食すのだ。 「にゃんだきゃにゅりゅにゅるしゅりゅよ…きぼぢわるよお…」 口の中に赤ゆっくりを入れて噛まず飲み込まずその感触を味わうのだ。プルプルと口の中で動くのが面白い。 「だじぢぇ…きょきょはゆっくちできにゃいよ……ゆ!!にゃんだきゃあちゃまがいちゃいよ…」 ちょっと歯を立ててみよう。そこから少し力を入れて皮をちょっと噛んでみよう。 「いじゃい!!!いじゃいよお!!!!なんがざざっでりゅうう!!!!」 そのままザクッと噛んでもいい。慣れた人は上手く噛んで半殺しにできるそうだ。口の中を窄めてみるのも楽しい。 「ゆびょおお!!!!!!せびゃいよ……きゅ…きゅぎゅじい……」 舌で遊んでやるのも楽しい。 「ぺ~りょぺ~りょ?……びゃああ!!!!しょこはおびぇびぇだよお!!!!いじゃいよおお!!!!」 赤ゆっくりの目玉は甘いしゼラチン質になってるから味ですぐに分かる。舌で押し潰したりドロドロに溶かすのも良い。 他にも色々と楽しみ方がある。但しこの食べ方ははしたないので親や恋人の前ではやらないように。おにいちゃんとの約束だ。 「ゆっくちうまれるよ!!」 「ゆっくちおちるよ!!」 「おきゃあしゃんはどきょお!?」 所変わってここは真っ暗な部屋の中。次々と赤ゆっくりが生れ落ちる。 「ゆぴゃっ!い…いちゃいよぉ…」 「おねえしゃんがしゅりしゅりしてあげりゅよ」 「きょきょはどきょなにょ?」 「わきゃりゅよー」 「ゆっくちちていっちぇね!!」 「おきゃあしゃんはどきょにいりゅの?」 「ちょかいは!ちょかいは!」 「むきゅ!むきゅぅ」 様々な種の赤ゆっくりの声が聞こえる。 「おかあざんはここだよおぉぉお!!!」 「ゆえぇぇぇえん!あがぢゃんうばれぢゃだべだよおぉ!!」 親ゆっくりであろう必死な叫び声も聞こえる。親ゆっくりと赤ゆっくりの声がミックスされて部屋は小うるさかった。 「おきゃあしゃんのこえがしゅりゅよ!!!まりちゃはここだよおお!!!」 「おきゃあしゃんとしゅりしゅりちたいよおおお!!!」 「ゆぴっ!!!」 「れいみゅのあたみゃがおみょいよ!」 「まりちゃはどきょからきちゃにょ?」 「むきゅ!!きゅりゅしい…」 「せみゃいよ!!わきゃらにゃいよお!!」 段々と赤ゆっくり達の声が大きくなる。苦しそうな声も聞こえてきた。 「ゆ!あきゃりゅくなっちゃよ!!」 「まぶしい!!!!」 「ゆぴゃっ!!!!」 ドアが開く音がした。それと同時に真っ暗な部屋に電気が灯った。 「うん、今日も大量だね。ご苦労さん」 部屋に入ってきた男性は台の上に乗せられたれいむの頭を撫でた。 「うあああああ!!!!がえぜえええ!!!!あがぢゃんがえぜえええ!!!」 れいむは鬼のような顔をして叫んだ。 「おおこわいこわい。おっと…。また1匹生まれたね」 れいむの頭からは蔓が生えていた。まだ数匹生れ落ちていない個体がいた。 「こんなの…とかいは…じゃないわ……」 「わがら…ない…よ…らんじゃまぁ……」 「も…もういやなのぜ…あがぢゃん…うみだぐない…」 「でいぶのあがぢゃん……がおみぜでよ……」 異様な光景だった。部屋には長い台が置かれていた。ずらっとれいむ種まりさ種ありす種ぱちゅりー種ちぇん種のゆっくりが並んでいた。 皆底部を接着剤で固定されている。頭に蔓を伸ばしているゆっくりもいた。そして各ゆっくりの真下には箱が置かれていた。 箱には生まれたばかりの赤ゆっくりが詰まっている。 「じゃあ回収するね」 彼の他に数人の男性が部屋に入ってきた。ある男性は箱を台車に載せていた。一定数箱が載せられると台車を押して部屋を出て行った。 ある男性は何も入っていない新しい箱をゆっくりの真下に配置した。ある男性は注射器を手にしていた。中身はオレンジジュースだ。 それを慣れた手つきで台に載せられているゆっくり達に注射していった。全ての作業が終わると彼らは部屋を出て行った。 「ここからだじでよおおおお!!!」 「らんじゃまああああ!!!!らんじゃまああ!!!!」 「ぼういやだああああ!!!!おうぢにがえらぜでえええ!!!」 残されたゆっくり達は騒ぎ始めた。騒いでいる最中にも残りの赤ゆっくりが生れ落ちていった。 「ゆひゃあ……ゆひゃあ……」 「はやぐ…ずっぎじ…させでね…」 「ゆっくりしないですっきりさせるんだぜ!!」 「んんほおおおおお!!!!!」 また違う男性が台車を押して部屋に入ってきた。今度は成体ゆっくりが詰まった箱を載せている。 「待たせたね。ハッスルタイムだよ」 彼は台の上のゆっくり達に言い放った。 「ぼういやだあああ!!!!」 「はっずるはいやだあああ!!!!!!」 「あがぢゃんうみだぐないよおおお!!!!!」 「あんよざんうごいでよおおお!!!!にげないどゆっぐりできないよおお!!!」 台の上のゆっくり達は悲鳴を上げた。 「遠慮するなって。…さぁ、お好きな子とガンガン盛り上がってね」 彼は箱の中のゆっくり達を1匹ずつ台に載せていった。 「んまあああ!!!!なんでがわいいいれいむなのおおお!!!!」 「ゆほっ!!!いいまりさ!!!」 「ゆひょおおお!!!!ゆっくりしたありずなんだぜえ!!!」 「ぼ…ぼうがばんできないよおお!!!!」 台に載せられたゆっくり達は意中のゆっくりを見つけ次第交尾を始めた。 「い…いやだああ!!!!きぼぢわるいいいい!!!!!」 「ゆひょおおお!!!!つんでれよお!!!!つんでりぇえええええ!!!!」 「ゆわっ!!!!!このれいむはまりささまのなんだぜ!!!!」 「うるさいんだぜ!!!まりささまによこすんだぜえ!!!!」 「お二人さん、3Pなんかどうだい?」 「「ゆ!!!」」 「ぐるじいいい!!!!やべえでええええ!!!!!いだいいい!!!!」 「さいこうなんだぜええ!!!」 「つぎはそっぢのあなとこうかんだぜええ!!!!」 「わぎゃら!!ぎゅあ!!!あぎゃあ!!!!」 「むぎゅ……ぎゅ…っぎゅ……」 「びょうじゃぐっございごおおおおお!!!!!」 部屋の中は酒池肉林と化した。 「いぐあああああ!!!!いぐうううう!!!!」 「だざないでえええ!!!!!あがぢゃんできじゃうううう!!!」 「だずぜえええ!!!!!だずぜええええええ!!!!」 「やめでええええ!!!!!!!!」 「「「「「「「すっぎりいいいいいいい!!!!」」」」」」」 「「「「「「「す…ぎ…りぃ……」」」」」」」 すっきりーは1回では済まなかった。何回も何回もすっきりーさせられた。台に固定されたゆっくり達はどんどん茎を伸ばしていった。 中には腹の辺りが大きくなる個体もいた。こちらは胎生型妊娠のようだ。 普通であれば衰弱死してしまうところだが先程打たれた高カロリーの特製オレンジジュースのお陰でそのようなことはない。 「ハッスルタイム終了だよ。ちゃんと時間は守ってね」 男性が声を上げた。 「ゆひゅううう。さいこうだったぜ!!」 「すっきりー!!!」 「さんぴーってわるくないんだぜ!!!」 従順にもゆっくり達は台を下り始めた。そして1匹ずつ箱の中へ入れられていった。 「あとは…」 彼も注射器を取り出した。今度も中身はオレンジジュースだ。1匹ずつ注射されていく。出産を早めるためだ。 妊娠すると過剰なカロリーは全て赤ゆっくりに回されるのだそうだ。 「じゃあ皆さん美味しい赤ちゃんを育ててくださいね」 彼はそう言うと台車を押して部屋を出て行った。ドアが閉まると同時に部屋の電気が消えた。 (後編へ)
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/639.html
199 :名無しさんなんだじぇ:2010/06/25(金) 21 07 37 ID GSxZQrv6 (惨劇はまだ続いているようです) アステカー「あの……御坂さん」 ビリビリ「何よ?」 アステカー「もしかして、今の田井中さんに粉々にして貰えば、僕の変身は解けませんかね?」 ビリビリ「無理じゃない? 黒服を締め上げて吐かせてみたんだけど、例の「入れ墨」が臓器のどれかに移植されてるみたいだから。 護符が一つだけとも言わなかったし、手術で臓器ごと取り除くしか無いんじゃない?」 アステカー「……泣いていいですか?」 200 :名無しさんなんだじぇ:2010/06/25(金) 21 15 06 ID hSKXDPsU 部長「大体その姿に何の不満があるわけ?」 アステカー「え、それは…(まさか竹井さんに告白するためとか言えるわけないしなー)」 ビリビリ「ちょっと、悪の女幹部が気安くヒーローに話しかけないでよ」 部長「いいじゃない、減るもんじゃなし」 【井上回だと思えばいいんじゃね】
https://w.atwiki.jp/kyo3nen/pages/124.html
京太郎「わかったわかった、それは今度バイト行った時にな」 京太郎「じゃ、人の食べ物は横取りするなよ。じゃあな」ピッ 和「お友達ですか?」 京太郎「まあな。片岡にも釘は刺したけど、一応念の為にと思ってさ」 和「はい?」 京太郎「それより、仮眠をとるんだったら今のうちだぞ」 和「でも、先輩たちの応援をせずに寝てるなんて……」 京太郎「咲なんかもうぐっすり寝てるぞ」 和「……あの、咲さんとは幼馴染なんですよね?」 京太郎「まあ、今は関係修復中ってとこだな」 和「そうですか……あの、私のことも名前で……」 京太郎「ん?」 和「や、やっぱりなんでもないですっ」ダッ 京太郎「あ、おい」 京太郎「ぬいぐるみ忘れてるぞ」 和「あ……」 京太郎「ほら、寝るときはいつも一緒なんだろ?」 和「え? ど、どうして知ってるんですかっ」 京太郎「あ、やべ」 和「あ、あぁぁ」 京太郎「お、女の子らしくていいんじゃないか? かわいくていいと思う、うん」 和「か、かわいいって……」カァァ 京太郎「普段冷静だからさ、ギャップってやつだな」 和「……ぁう」プシュー 和「か、仮眠してきます……」フラフラ 京太郎「……」 久「奥さん見た? あれがやつのやり口なのよ?」 まこ「だれが奥さんじゃ」 久「えー? のってくれたっていいじゃない」 京太郎「いたんだったら言えよ!」 優希「よし、試合の前にタコス分を……」ゴソゴソ 純「……」ジー 優希「……」ササッ 純「そんな警戒しなくても取らないって」 優希「先輩が言ってたじぇ……タコスを狙うものは全て敵だと」 純「だから狙ってないっつーの」 純(一瞬差し入れかと思った) 純(あいつに釘刺されてなかったら食べてたかも) 美穂子「あら、美味しそうなタコスね」 優希「あ、風越のおねーさん」 美穂子「良かったらタコさんウィンナー、食べる?」 優希「おねーさん、いい人だじぇ!」 美穂子「はい、あーん」 優希「あーん……うまー」 純「おいおい、馴れ合いハンパねーな」 「き、緊張してきた……」 純「オレらも握手でもしとく?」 「うむ……」 京太郎「始まったな」 まこ「さて、どうなるかの」 久「鶴賀の津山って子は普通って感じだけど、他二人は間違いなく強敵ね」 まこ「福路美穂子は言うまでもなく、龍門渕の井上純……」 久「美穂子は私が相手できれば良かったんだけどね……」 京太郎「このままいけば順当にいって三位ってとこだな」 京太郎「順当にいけば、な」 久「なにか仕込んだの?」 京太郎「いいや、ただタコスはしっかり食べるようにって言っただけだ」 まこ「まぁ、そもそも食べんとしおしおじゃからの」 優希「リーチ!」 純(さっき上がったのにまたリーチかよ……) 純(勢いに乗ってんな) 純(これ以上調子づく前にバッサリいっとくか) 純「ポン」 優希(一発ならず……でもまだまだチャンスは十分にあるじぇ) 美穂子「……」 優希(また引けなかった……タコス力は十分なはずなのに) 優希(なんかおかしいじょ。まるで咲ちゃんたちと打っている時のような……)トン 純「ロン、5200」 優希「えっ」 純「悪いな」 睦月(危なかった……次に捨てるところだった) まこ「あの妙なタイミングでの鳴き、なんじゃろか?」 京太郎「あいつはもろ感覚派だからな」 久「そういえば知り合いだったんだっけ」 京太郎「まあな」 まこ「ふむ……流れ、かの」 京太郎「流れね……」 久「ここに和がいたら真っ向否定ね」 純「チー」 優希(また副露だじぇ……) 優希(せっかくついた勢いが消えていくような……)トン 純「ロン、12000」 優希「――っ」 優希(間違いない、この人――) 純「――ふっ」 優希(――超ヤバイじぇ……!) 優希「……」トン 優希(もう東四局) 優希(稼いだ点棒もなくなって収支はマイナスだじぇ……) 優希(どうしよう、このままじゃ) 優希「……いやだじぇ」ボソッ 優希(このまま負けっぱなしなんて、絶対にいやだじぇ) 優希(まだ東場は終わってない……) 優希(東風が吹いているうちは――) 優希(――まだ、私の領域だじぇ!) 純「……」 美穂子「あら……」 睦月「?」 純(また調子づいてきたか) 純(まぁ、またぶった切らせてもらうだけだけど) 優希「ポン!」 純「――っ」 優希(鳴かれることで勢いが削がれるのなら……) 優希「ポン!」 優希(鳴かれる前に速攻で和了する……!) 優希「ツモ! 4000・2000!」 京太郎「よしっ!」 久「やるわねぇ。あの子のあんな上がり方、見たことないわ」 まこ「ふふ……熱い熱い」 『先鋒前半戦終了――!!』 優希「ふぃー、タコス切れだじぇ……」 京太郎「そんなお前に差し入れ、ほら」 優希「そ、それはまさか――」 優希「――タコス!」 京太郎「はいはい、大げさなリアクションありがとう」 優希「先輩大好きだじぇっ」 京太郎「お前の愛は軽いなぁ、おい」 京太郎「ただいまー」 久「調子はどうだった?」 京太郎「あの分だったら前半と同じくらいはやれるんじゃないか?」 まこ「まぁ、そうはいかんじゃろうな」 久「美穂子ね」 京太郎「後半だからな、さすがに仕掛けてくるだろうよ」 久「ここで踏ん張ってもらわないとね」 久(優希……気をつけて) 美穂子(後半に入って風越は三位……) 美穂子(もう様子見は十分かしら)スッ 純(ヤバげな雰囲気だ) 純(風越……仕掛けてくる気か?) 優希(風越のおねーさん……?) 優希(両目、開いてるじぇ) 睦月(焼き鳥だけは避けたい……!) 『先鋒戦終了――!!』 京太郎「あーらら」 まこ「こりゃやられたのぅ」 久「まぁ、正直予想の範囲内だったけど」 京太郎「風越がトップで龍門渕が二位、そんでうちが三位で僅差で鶴賀が最下位」 まこ「こりゃなんともやりがいのある展開じゃな」 優希「ただいまだじぇ……」 久「お疲れ様、よく頑張ったわね」 優希「でも、三位だじぇ……後半はほとんど何もできなかったし」グスッ 京太郎「なーにしょげたツラしてんだよっ」グリグリ 優希「痛い痛いっ」 京太郎「まだ全体の五分の一しか終わってないんだぞ? あの程度の失点、他のやつらでカバーするって」 まこ「そうじゃ、わしにまかしときんしゃい」 優希「せ、先輩ぃ……」ジーン 『次鋒戦開始まで残り10分です。選手の方は速やかに会場に――』 まこ「じゃあ、行ってくるけぇ」 京太郎「おう、しっかりな」 久「まこ、頼むわよ」 まこ「なーに、お安いご用じゃ」 優希「タコス食べて応援してるじぇ!」 まこ「随分復活が早いのぅ」 まこ(ふむ、風越の吉留と龍門渕の沢村はさすがに手堅い……) 「みっつずつ、みっつずつ……」 まこ(が、鶴賀の妹尾は全くの素人……正直打ちにくい) まこ(県大会中に役満を和了したそうじゃが、まぐれでしかない) 未春「……」 智紀「……」 まこ(目下の敵はこの二人じゃな) まこ(さて――) まこ(――存分に打ったるけぇのぅ!) 優希「おお、染谷先輩がメガネを外したじぇ」 京太郎「これでメガネフィールドの均衡が破られたわけだ」 優希「そしたらどうなるんだじぇ?」 京太郎「フィールドを満たしていた力がまこっちゃんに流れ込んで爆発的なパワーアップを――」 久「しないわよ」 京太郎「なんだよ、盛り上がってたのに」 優希「で、実際メガネを外したらどうなるんだじぇ」 久「そうねぇ……目が悪くなるとか?」 優希「それは当たり前だじぇ」 久「まぁ、見てなさい。まこの得意技を」 優希「まさかの必殺技が……!」 京太郎「名付けて緑一色!」 久「はいはい、嘘教えない」 まこ「ロン、8000」 佳織「は、はい」 まこ(ふぅ……なんとか点数はスタート地点まで戻ったか) まこ(こっからが正念場じゃけぇ) まこ(しかし……) 佳織「ふたつずつ、ふたつずつ……り、りーちです」 まこ(あいっかわらずわかりにくいのぅ) まこ(あれか、七対子でも狙っとるのか) まこ(にしても、さっきから場に字牌が出とらん) まこ(誰かが抱え込んどるんじゃろか) 佳織「あ……つ、ツモです!」 東東南南西西北北白白發發中中 佳織「えーっと……ちーといつ、のみかな?」 まこ「……」 未春「……」 智紀「……」 「「「それは役満だっ!」」」 佳織「ひぇっ」ビクッ 桃子「おー、かおりん大砲炸裂っすね」 「これでイーブンかー?」 睦月「面目ないです……」 ゆみ「気にするな」ポン ゆみ「しかし、ここまで来たら欲が出てくるな……」 「わはは、ユミちんの欲張りさんめ」 透華「なんですのあの女! 役満和了とか目立ちまくりですわ!!」ムッキー! 一「ともき……ご愁傷様」 純「ありゃあきっついなー」 透華「一! こうなったら私たちも役満を……!」 一「無理言わないでよ……」 純「国広くーんガンバレー」 一「そこ、煽らない」 京太郎「……」 久「……」 優希「……」 京太郎「みんな、現実に戻ろうぜ」 久「あはは……私、字一色の七対子とか初めて見た」 京太郎「俺だって初めてだ」 優希「親っかぶりとは痛いじぇ……」 『次鋒戦終了――!』 佳織「お、お疲れ様でしたっ」 智紀「……お疲れ様でした」ゲッソリ 未春「お疲れ様でした……」ゲッソリ まこ「……おつかれさん」ゲッソリ まこ「……ただいま」 久「お帰り」 まこ「すまん、追い上げるはずが……」 久「まぁ、ああいうこともあるわよ」 京太郎「相手のツモ上がりはどうしようもないからな……」 優希「あれはビギナーズラックのレベルを超えてたじぇ」 まこ「しかし現実問題、ここから追い上げるとなるとちと厳しいじゃろ」 久「かもねー」 久「でもまあ、まかせといてよ」 久「京太郎、おさげどう?」 京太郎「今日もバッチリ。かわいいぜ」 久「じゃあ万全ね」 優希「おお、部長が本気モードに」 久「次は私の出番……バンバン稼ぐわよ!」
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1750.html
271 :名無しさんなんだじぇ:2010/12/30(木) 18 53 09 ID 6Tbm.oLc ~~死者スレ・瓦礫の山~~ ヴァンinダン『っと、これでバカでかいゴミは片付いたな』 ホンダム(こっちも大きな瓦礫は粗方運び終えたぞ) バサカ「ではセイバー、最後の仕上げを頼む」 セイバー「了承しました。では……」 スゥゥゥーーー……… セイバー「エクス、カリバァァァァァーーーーー!!!!!」 テュドーーーーーンンン!!! ギャァァァァァァァァァァ!!!!! 小萌「瓦礫撤去は以上で終了です、撤去班の皆さん、お疲れ様でしたー」 リリーナ「清掃班の方々は引き続き跡地に残った道具の回収およびゴミ掃除をお願いします」 海原「あれ、一人足りないような…?」 妹F「?それよりこれを運ぶのを手伝ってくださいとミサカは(ry」 【溜まった瓦礫 除去完了】 【船井 消滅確認】 272 :名無しさんなんだじぇ:2010/12/31(金) 21 04 21 ID M6ww.Sg6 セイバー「アーチャー、今度は何を作っているのですか?」 アーチャー「ん?ああ、おせちと雑煮の下ごしらえだ。結構な人数分作らなければならんからな。」 セイバー「なるほど…。相変わらず手際の良い。楽しみにしていますよ。」 アーチャー「手伝おうという意見は無いわけだな…」 セイバー「ところで…。年越し蕎麦という風習があると聞いたのですが…」 アーチャー「それなら衛宮士郎がこの間から仕込んでいたようだが?」 セイバー「士郎が…ですか。」 273 :名無しさんなんだじぇ:2010/12/31(金) 21 24 32 ID zvmDMivs ~安土城・特設ステージ~ 唯「2010年ももう終わりっ!今夜はわたしたちと一緒に2011年をお出迎えしよー!」 観客一同「うおおおおおおお!」 美琴「ここからは歌うほうも聴くほうも体力勝負よ!みんな、置いてきぼりになるんじゃないわよ!」 唯「それじゃあ、最初のナンバー!行くよっ!」 <♪ やばい 止まれない 止まらない 昼に夜に朝にsinging so loud 好きなことしてるだけだよ Girls Go Maniac あんなメロディ こんなリリック 探していきたいんだ もっともっと みんな一緒にね Chance Chance 願いを Jump Jump掲げて Fun Fun想いをShout Shout伝えよう ミスったらリハってことにして、もっかい!~> 【御坂美琴withν放課後ティータイム 年越しライブ開始】 274 :名無しさんなんだじぇ:2010/12/31(金) 21 31 56 ID M6ww.Sg6 ~たまり場食堂・奥の厨房~ 士郎「う~ん……、違うな…」 セイバー「シロウ?」 士郎「鰹節の選択は間違ってない…か。だとすれば、調味料…、いや出汁の素材が足りないのか…」 セイバー「シロウ!」 士郎「ぅわあ!!……なんだ、セイバーか。」 セイバー「なんだではありません。先程から声をかけているというのに…」 士郎「悪い。今ちょっと集中しててさ…。何か用か?」 セイバー「いえ…(蕎麦の味見がしたいとは言いにくい雰囲気ですね)シロウがそんなに料理に悩むとは。蕎麦とはそんなに難しい料理なのですか?」 士郎「いや、いつもならそこまで凝らないんだけどさ。今年はちょっと…な。」 セイバー「今年はいろいろあったから…というわけですか?」 士郎「まあ…な。」 セイバー「そうですか。では、私はこれで失礼します。あまり根を詰めないでください。年の瀬に倒れるなど縁起でもありませんから。」 士郎「ああ、…ありがとうな。」 セイバー「いえ…」 士郎「さて、時間もないしもう一踏ん張りか…。と、蕎麦のこしはこんなもんだよな…」トン、トン、トン… 275 :名無しさんなんだじぇ:2010/12/31(金) 21 51 54 ID M6ww.Sg6 黒子「……」コソッ、 セイバー「クロコ…」 黒子「…っ、…なんですの…」 セイバー「覗き見などという品の無いことをせずとも、シロウに用事があるのなら堂々と訪ねればよいではありませんか。」 黒子「…それが出来れば苦労はありませんわ。」 セイバー「確かにあれほど料理に集中してるシロウに話しかけずらいのは分らないでもありませんが…」 黒子「そうではありませんわ…。いえ、まったく無関係というわけではないかもしれませんわね…」 セイバー「…まあ、これ以上は言わないことにします。それでは、失礼。」 黒子「ああやって料理に真剣に打ち込む士郎さん。それは、やはり誰にでも優しいから…。そんな士郎さんを好きになったのはわたくしですけど…でも…、だからこそイリヤさん相手にも…わかってますわ。…ですけど…」 276 :名無しさんなんだじぇ:2010/12/31(金) 23 05 58 ID M6ww.Sg6 美穂子「ウジウジしてたって、始まらないわよ。」 黒子「!?…いつからそこに…!」 美穂子「東横さんじゃあるまいし、私ってそんなにステルスだったかしら?」 黒子「いえ、これはわたくしに隙があったからですわね…。ジャッジメント失格ですわ。ハァ…」 美穂子「落ち込まないで。…誰だって好きな人のことを考えてたらそうなってしまうわよ。」 黒子「福路さん…」 美穂子「それに今回の件。あらまししか聞いてないけれど、悪いのは衛宮君の方よ。貴女みたいなかわいらしい彼女を放っておいて他の女の子と…なんて。」 黒子「べ…別にわたくしは士郎さんにとって彼女ではありませんし、かわいくもないですわ。なによりも、寂しがっているイリヤさんを放っておけない優しいところも士郎さんの魅力ですもの…」 美穂子「うん、私もそう思う。」ニコッ 黒子「…いけしゃあしゃあと…」 美穂子「でもね、彼女でないというなら今こそ彼と貴女の立ち位置をハッキリとしておくべきではないかしら?」 黒子「それは…」 美穂子「いつまでも、友達以上恋人未満ではいつイリヤさんやセイバーさんに衛宮君をとられても文句は言えないわよ…?もちろん、私にも…ね。」 黒子「な…!?あなたは…!」 美穂子「まあ、それは冗談にしても、このまま悶々としてても始まらないでしょう?」 黒子「そう…ですわね。」 美穂子「まあ、彼もそこまで鈍くはなかったみたいだけど。」 黒子「え?」 士郎「福路…?黒子も一緒か。ちょうど良かった。」 黒子「し…士郎さん。わ…わたくしは、別に…」 美穂子「ほら、逃げないの。」 黒子「う…っ」 士郎「ようやく満足のいく年越し蕎麦ができたんだ。黒子、よかったら食べてみてくれないか?」 黒子「…!?ど…毒見役ということですの?」 美穂子「ハァ…(素直じゃないんだから)」 士郎「そういうつもりじゃなかったんだけど…。その、この間から黒子には嫌な思いばっかさせちまってたから…さ。こんなんで罪滅ぼしになるとは思わないけど、それでも俺なりに頑張ってみたからさ。黒子にどうしても食べて欲しいんだ…」 黒子「…わたくしのためだけに…?士郎さんがあんなに真剣に打ち込んでいたのは、みなさんに食べさせる蕎麦を打っていたのだとばかり…」 士郎「余裕があればそれもしたかったんだけどさ。今からじゃあみんなの分は間に合わないかもな…ハハ…セイバーの奴怒るかな。」 美穂子「(もう、私のことは眼中に無い感じかしら…ね。わかってたけれど…)」 アーチャー「心配ない、衛宮士郎。皆の分は私が作ってある。」 士郎「アーチャー…。お前は他の仕込みがあったんじゃ…」 アーチャー「貴様と一緒にするな。貴様にそんな余裕があるとは端から期待していない。」 士郎「うぅ…。でも、まあ恩に着るよ。」 アーチャー「さあ黒子、食すのかね?」 黒子「……」 277 :名無しさんなんだじぇ:2010/12/31(金) 23 26 34 ID M6ww.Sg6 黒子「せっかくの蕎麦がのびてしまっては勿体無いですわね。いただきますわ。」 士郎「ホッ…」 黒子「でも、私が食べ物に連られて許すと思ったら…」ズッ… 黒子「…!!!」 士郎「黒子!?ひょっとして美味しくなかったか?それとも、なんか変なものでも混じっちまってたか?」 黒子「…美味しい…ですわ。こんな美味しい御蕎麦は初めてですの…」 士郎「そっか…。良かったよ。頑張った甲斐があった。…ハハハ、なんだか力が抜けちまった。」 黒子「オーバーですわね。」 士郎「どっちがだよ。さっきの驚きぶりは作った俺が慌てるほどだったぞ。」 黒子「ぅ…、本当に美味しかったのだから、仕方がないでしょう。……本当に…あったかくて深い味わいですわ。士郎さんの懐みたいですわね…」 士郎「…なっ。その恥ずかしいセリフ、聞こえてるぞ。」 黒子「恥ずかしくて結構。本音ですもの。……ご馳走様でした。」 士郎「…お粗末様。」 黒子「お姉様方のライブ始まっていますわね…。」 士郎「みたいだな。」 黒子「クリスマスライブはご一緒できませんでしたけど、その…」 士郎「一緒に行くか?」 黒子「…え?」 士郎「改めて俺から誘わせてほしい。黒子、今度こそ俺と一緒に…。二人で共に年を越してくれないか。」 黒子「士郎さん……。返事は…イエス、ですわ。」 士郎「そっか。断られなくて良かっ…」 黒子「そうと決まりましたら急ぎますわよ!」ギュッ 士郎「わ!!?いきなり抱きつく…な!?」シュッ…! 美穂子「消えちゃった…。ふふ、頑張ってね、二人とも…」 278 :名無しさんなんだじぇ:2011/01/01(土) 00 00 01 ID RwKDvDno 「「「「「5!4!3!2!1!」」」」」 「「「「「ハッピーニューイヤー」」」」」 279 :名無しさんなんだじぇ:2011/01/01(土) 00 02 03 ID QFaYNMMI 美琴「じゃあそろそろカウントダウン行くわよ!」 観客一同「おーっ!」 律「5!」 かじゅ「4!」 ムギ「3!」 あずにゃん・プリシラ「2!」 唯・美琴「1!」 ν放課後ティータイムメンバー一同「A Happy new year!」 観客一同「今年もよろしくー!」 美琴「さあさあ行くわよ!年明け最初のナンバーはMAD職人さんに感謝を伝えるこのナンバーよ!」 ♪~(前奏) <♪ 最近途絶えがちだった電話を放っておいて自爆して 半月後にオトコと笑ってる眩しい君を見かける そもそもちゃんと付き合っていたかも非常に曖昧で 咎め立てする立場じゃない現実を喰らうの 眠りにつけない恋の骸に早く止めを刺してよ 後悔ばかりタチの悪い病のようにぶり返す 狭い世界で君しかいない 他の名前が出てこない 移る街並み置き去られた空の声が宙を舞う~> 【本年もよろしくお願いします】
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1530.html
『ゆっくりの生態 都会編 ~いただきます~』 「さ~て…夜食夜食っと…」 ある住宅で女性が呟きながら冷凍庫から何やら取り出した。小腹が空いたため夜食を取ろうと仕事部屋から出てきたのだ。 「やっぱお夜食は甘いものよね」 女性が取り出したのは"冷凍赤ゆパック"だ。その名の通り赤ゆっくりを冷凍しただけのものである。何度も言うがゆっくりは饅頭だ。 饅頭なので食べることができる。通常のゆっくりの味はその個体が置かれていた環境によって変わる。 ゆっくりにとって最適な環境で育つと不味くなり、逆にゆっくりを虐待すると甘みが増しとても美味しくなるという。 が、生まれたばかりの赤ゆっくりは何もしなくても美味しいのだ。おやつからツマミ、夜食など赤ゆっくりは重宝されている。 家庭で手軽に赤ゆっくりを食べたいとのニーズが高まり誕生したのがこの"冷凍赤ゆパック"だ。発売当初から大人気商品である。 「丁度いいからお風呂にも入っちゃおうっと」 彼女はボウルの中に冷凍された赤ゆっくりを数匹いれてから風呂に入った。 十数分後… 「ゅ……っ」 「ちょ…きゃ……ぃ…」 「ゅっ…きゅ…り…」 赤ゆっくり達がブルブルと震えだした。冷凍されただけなので仮死状態だったのだ。 「ふぅ……」 彼女が風呂からあがる頃には赤ゆっくり達は動き回っていた。 「ゆっくち!ゆっくち!」 「ちょきゃいはー」 「ゆっくちちていっちぇね!」 「わきゃりゅよー」 「みゃみゃはどきょ?」 レンジで数分熱しても解凍はできるが自然解凍の方が美味しいのだそうだ。 「う~ん…今日はどうやって食べようかしら……」 彼女はボウルを覗き込みながら呟いた。 「ゆっくちちちぇね!!」 「おねえしゃんはゆっくちできりゅひちょ?」 「おにゃかしゅいたよー」 赤ゆっくり達は彼女を見上げながらきゃいきゃいと騒ぐ。 「そうだなぁ…」 彼女は赤ちぇんの尻尾を掴むとひょいっと摘み上げた。 「おしょらをういちぇりゅよー!わきゃりゅよー!」 「ちゅぎはりぇいむのばんだよ!」 「まりちぇもおしょらをとぶんだじぇ!」 摘まれた赤ちぇんはそのまま彼女のお口の中へ投げ込まれた。 「このままでも美味しいわね」 「わ…わぎゃらっ!!ゆぎゃっ!!!!いじゃいいい!!!ら…らんじゃばああああ!!!!!」 赤ちぇんの中身はチョコレートだ。まだ少し中が固まっており噛むとシャリッシャリッと音がする。 「ちぇ…ぢぇんがああ!!!!!」 「どぼじでたべぢゃうのおおおおお!!!!」 「ま…まりちゃはおいじぐないんだぜええ!!!!れいびゅをたべるどいいんだじぇええええ!!!!」 赤ゆっくり達はパニックになった。狭いボウルの中であたふたと動き、逃げ出そうとボウルを登り始めた。 「これはこれで見てて面白いわね。……シンプルに焼いて食べよ♪」 彼女はフライパンに油を敷き熱した。 「いやあああ!!!はなじでええええ!!!はなじでええええ!!!!」 「ありちゅはちょかいはにゃにょにいいい!!!!」 「きょわいよおお!!じにだぎゅにゃいよおお!!!!」 「まりちゃはまじゅいんだじぇえええ!!!!まじゅいぎゃらたべにゃいぢぇええええ!!!!」 「りぇ…りぇいぶはゆっぐぢできりゅおうだうたえりゅきゃらああ!!!!ころちゃにゃいぢぇええ!!!」 彼女は5匹の赤ゆっくりを摘み上げ掌に載せた。ボウルにはあと2匹残っていた。 「まず5匹食べようっと」 彼女は5匹の赤ゆっくりをフライパンの上に落とした。 「あぢゅいいい!!!!!」 「いやっ!!いやっ!!!あぢゃ!!!あぢゅいよおお!!!!!だじでええええ!!!」 「あんよじゃんがあぢゅいよおおお!!!ゆっぐぢできにゃいよおおお!!!!」 「ひゅっ!!ぎゃっ!!!ゆっ!!!ぎぃあああああああああ!!!!!!!」 「みゃみゃあああ!!!!だじゅぎぇでよおおお!!!!!どびょじでだじゅぎぇでぐりぇにゃいにょおお!!!」 フライパンの上を飛び跳ねたり転がったりと面白い反応を見せてくれた。が、10秒も持たないうちに5匹は動けなくなってしまった。 あんよを焼かれたり背中を焼かれたり。5匹はもう叫ぶしかなかった。 「む………ぎゅ……びぇっ……」 「おうぢ……おきゃあしゃん…どぎょ……っぐ…」 ボウルの中では残された2匹の赤ゆっくりが震えていた。5匹の悲鳴が聞こえているのだろう。 「よいしょっと」 彼女はフライ返しで赤ゆっくりをひっくり返した。台所は香ばしい匂いでいっぱいだ。 「ゆ……ぎ……い……」 「あ…あ…ぁ……」 「も……ぢょ……ぐ……じ…」 「ぎゅ……ぎぇ…っ…」 「い…い゛………」 5匹は皿の上に載せられた。彼女は冷蔵庫から烏龍茶を取り出し焼き赤ゆっくりを食べ始めた。 「はふっ!はふっ。んぐんぐ…」 赤ゆっくりはというと焼かれながらも微かに息があった。赤ん坊といえどもしつこい生命力を持っているのだ。 「ゅ……………ゅ…きゅ……」 「ちゃ………にゃ………ぇ…」 フルフルと震える焼き饅頭。味だけでなくその歯ごたえや感触も人気の1つだ。 「ぷはー!!!」 彼女は5匹を食べ終え烏龍茶を一気に飲み干した。皿を片付けてからボウルの中を覗いた。 「ひぃぃぃぃ………ゆ…っくちぃ…」 「む…きゅ……ぱ……ちぇは……」 赤まりさと赤ぱちぇが身を寄せ合ってプルプルと震えていた。 「これ以上食べると太るわ……」 彼女は2匹を掌に乗せると自室に戻った。 「えっと…確か…」 2匹を机の上に乗せると何かを探し始めた。 「たべにゃいで……まりちゃは…おいちくないよ……」 「む…む…むきゅ……たしゅけ…て…」 2匹は逃げ出すこともできず涙を流していた。 「ああ。あったあった。懐かしいわね…」 彼女は小さめの水槽を見つけた。昔魚でも飼っていたのだろうか。 「さ、お入り」 彼女は2匹を水槽の中へ入れた。 「ゆ…?たべ…にゃいにょ?」 「ゆ…っくち…ちていいの?」 「ええ。そこで暮らしなさい」 彼女は部屋を出ると台所からチョコレートを持ってきた。細かく砕いてから2匹の前に置いた。 「た…たべちぇも…いいの…?」 「ちょ…ちょきょりぇいと…しゃん…」 「食べてもいいわよ」 気まぐれで2匹を飼うことにしたのだろうか。 「むーちゃむーちゃ…」 「お…おいちい…」 2匹はチョコレートを食べ始めた。最初は警戒していたが徐々に活気を取り戻していった。 「「ちあわせえ!!!」」 「大きくなってから食べるのも悪くないもんね…情が移るかもしれないけど」 彼女は仕事を再開した。数時間後仕事が終わり寝る支度をした。 「ゆう~ゆぅ~」 「ぴぃぃぃ…しゅぴぃぃ」 2匹は既に水槽の中で眠っていた。 「また明日ね」 次の日目を覚ました彼女は朝食を取り炊飯器に残ったご飯粒を水槽の中に入れた。 「「ゆぅ………」」 2匹はまだ起きていない。 「起きたらちゃんと食べるのよ」 彼女は家を出た。 「ただいまー……あれ?ご飯食べてないじゃない……え、もしかして…」 夜になって彼女は帰宅した。水槽の中の2匹はご飯に手を付けていなかった。いやそれどころかまだ目を閉じていた。 彼女は水槽から2匹を取り出し手の平に乗せた。揺すったり指で突いても目を開けてくれない。 「わ、死んでるんだ。弱いのね」 冷凍パックの赤ゆっくりの寿命は1日~3日だ。この製品を販売しているメーカーは多数あるが大抵がこの寿命である。 一部メーカーは1週間もつらしい。ちなみに死んだからといって一気に中身が腐るとか毒になるというわけではない。 「勿体無いけど…お腹壊しそうだから捨てちゃおう」 2匹はゴミ箱に捨てられた。食べるのは可能だが普通の人はこうやって捨ててしまう。 さて、ここで最近流行っている"冷凍赤ゆパック"の食し方をお教えしよう。 焼いてよし煮てよし生もよし。その中で最近最も流行っているのはお汁粉である。 お汁粉は冷凍赤れいむか赤まりさをお湯の入った鍋に入れて煮ればいいだけ。これだけでも確かに美味いが最近は少し違った作り方なのだ。 「ゆっくち!!ゆっくち!!」 「りぇいみゅはおうちゃがうみゃいんだよ!」 「だじぇ!!だじぇ!!」 「きょきょはどこなのじぇ?」 まずは赤ゆっくりを解凍する。完全解凍するまでにお湯を沸かしておこう。ぴょんぴょん跳ねられるほどにまで戻してから楽しむのだ。 ここからは色んな方法がある。 「ゆ!!おしょらをういちぇるのじぇ!!」 例えば赤まりさを使ってみよう。ここで一旦ガスの火を消しておこう。 「ゆぎゃ!!おぼうちちゃんかえしゅんだじぇ!!!」 帽子を脱がしアイスのコーンの要領で赤まりさを帽子の上に乗せよう。そして赤まりさをお湯の上に浮かべてあげよう。 「あじゅい!!!!!あじゅいんだじぇええええ!!!!!!!!!!」 とりあえずお湯に浮かんではいる。ここでガスが付けっぱなしだと泡で赤まりさが水没してしまう。 「だじゅぎぇでね!!!!!だじゅぎぇでえええ!!!!!!」 まりさ種は泳げるゆっくりなのだが赤ゆっくりの時点では親が余程の名人でない限り泳ぐことができない。ただ浮かんでいるだけだ。 「あじゅい!!!!あじゅい!!!!だずぎぇ……ゆぎゃああ!!!!おちりが!!!!おちりぎゃあじゅいよおお!!!!」 お湯なので帽子はいつもより早く解けてしまう。どんどん沈んでいく。あまりの熱さに飛び上がりそのままお湯へダイブすることもある。 「あじゅうう!!!びゃあ!!!!ぶぐ…ひぎゃ!!!だじゅ…だじで…だじ!!!!!!!ぎゃ!!!ぶぐぐぶぎゅ……」 赤ゆっくりが断末魔を上げて解けていく様は堪らない。そう、今流行の食べ方は見て楽しみ聞いて楽しむことも含まれているのだ。 最近主流なのは網を鍋に載せそこに赤ゆっくりを載せて楽しむというものだ。 「あんよしゃんがあじゅいよおおお!!!」 「ゆっぐちできにゃいよおお!!!!」 「あちい!!!!あぢいい!!!ゆっぐぢさしぇでええええええ!!!!」 網の上で跳ね回る赤ゆっくりを見るのも楽しい。網から飛び出そうとしたら戻してあげよう。 「ぼういやじゃああ!!!!おうぢかえりゅうう!!!!!あじゅいいいい!!!!」 「ぴょんぴょんできにゃいよおお!!!!ちゅかれちゃおおお!!!!!ゆぎゃああああ!!!」 「あんよしゃんがうぎょきゃないよ……ゆええぇぇぇえぇえん!!!!!ゆっぐぢぃいいいいいい!!」 体力が限界もしくは蒸気で足がふやけ動けなくなったら鍋に落としちゃいましょう。お汁粉にしなくても蒸饅頭として食すもよし。 中には氷水の中に浸けて少し体力を回復させてからまた網の上に乗せて楽しむ人もいるらしい。おおこわいこわい。 近々これ用のためだけの網が発売されるようだ。一足早く楽しんでみよう。 「きょきょでにゃにしゅりゅにょ?」 「ゆっくち!ゆっくち!」 水を張った鍋の上に新発売された網を載せた。この網は細長く幅は赤ゆっくりが3匹が並べるほどだ。網の上に数匹の赤ゆっくりを載せる。 「ゆぎゃ!!!おみじゅしゃんがみえりゅよ!!」 「ゆっく……ゆあああ!!!!おちちゃうよ!!!」 「おみじゅしゃんはゆっくちできにゃいよ!!」 「みんなくっちゅこうにぇ!!」 最初は網の上を動いていたが真下に水があるのを確認してからは動くのをやめ中心付近に固まった。 赤ゆっくりでも水に溶けると死んでしまうことを自覚しているのか。 「きょれにゃらゆっくちできりゅね!!」 どうかな。ではガスの火を点けよう。お湯が沸くまでは赤ゆっくり達の好きにさせてやろう。 「にゃんだきゃぽかぽかしてきちゃよ!!」 「あんよしゃんがあちゅいんだじぇ!!」 そろそろだ。 「あじゅいよおお!!!!!」 「ゆっくちできにゃいよおおお!!!!」 「くっちゅかにゃいでにぇ!!!あちゅくりゅしいよ!!!」 「まりちゃはきょきょからでりゅんだじぇ!!……ゆぎゃあああ!!!!!!だじゅぎぇ…びゅぐ…びゃあああ!!!」 「まりぢゃああああ!!!!!」 「どびょじでおぢぢゃうにょおお!!!!」 早速1匹お湯の中へダイブしましたな。沸騰中のお湯なのであっという間に溶けてお湯が少し黒くなりました。 「だじゅぎぇぢぇええ!!!!」 「ぢにぢゃぐにゃいよおお!!!!」 「どびょじだらいいのおお!!!!」 説明書の使用例ではこう言えばいいらしい。 「1匹だけ助けてあげるよ。あとは全員水の中に落としちゃうからね」 この言葉を聞いて赤ゆっくり達は喧嘩を始めた。 「まりちゃがゆっくちしゅりゅよ!!!」 「うりゅしゃいよ!!!!りぇいみゅがゆっくちしゅりゅよ!!」 「まりちゃのためにおちちぇね!!」 「ちね!!ちね!!!」 「ゆぎゃああ!!!おちりゅうう!!!!…あじゃあああああ!!!!!!」 この喧嘩模様を楽しむのだ。次々と赤ゆっくりが脱落していく。残るは2匹だ。 「おちちゃえ!!!!おちちゃえ!!!」 「うるちゃいよ!!!りぇいむなんかちんじゃえ!!!」 2匹はまだ戦っていたが蒸気で体がべとべとになり思うように動けない。 「はなりぇでね!!!ゆっくちできにゃいよ!!!!」 「まりちゃからはなれるんだじぇ!!!!」 そのうち体がくっつくようになった。このままでは決着がつかない。 「この勝負まりさの勝ちだね。れいむは死んでもらうよ」 「ゆがああ!!!どびょじでええ!!!!」 「まりちゃがちゅよいにきまっちぇるよ!!!りぇいみゅはゆっくちちないでちんでね!!」 赤れいむを持ち上げる。すると赤まりさまでくっついてきた。 「おしょらをういちぇりゅのじぇ!!」 「おろぢでえええ!!!!!りぇいむはちにじゃぐにゃいよおお!!!!」 「じゃ、お2人さん仲良くね」 赤れいむから手を離した。 「あじゅいよおお!!!!!おびょおびょぼよおおおお!!!!」 「どびょじでまりぢゃがおぢでるのおお!!!!だじゅぎぇでええ!!!!!」 別に助けてあげても良いけどどうせ明日には死ぬんだからこれでいいでしょう。 赤ゆっくりの踊り食いというのも人気だ。こちらも赤ゆっくりが動けるようになってから食すのだ。 「にゃんだきゃにゅりゅにゅるしゅりゅよ…きぼぢわるよお…」 口の中に赤ゆっくりを入れて噛まず飲み込まずその感触を味わうのだ。プルプルと口の中で動くのが面白い。 「だじぢぇ…きょきょはゆっくちできにゃいよ……ゆ!!にゃんだきゃあちゃまがいちゃいよ…」 ちょっと歯を立ててみよう。そこから少し力を入れて皮をちょっと噛んでみよう。 「いじゃい!!!いじゃいよお!!!!なんがざざっでりゅうう!!!!」 そのままザクッと噛んでもいい。慣れた人は上手く噛んで半殺しにできるそうだ。口の中を窄めてみるのも楽しい。 「ゆびょおお!!!!!!せびゃいよ……きゅ…きゅぎゅじい……」 舌で遊んでやるのも楽しい。 「ぺ~りょぺ~りょ?……びゃああ!!!!しょこはおびぇびぇだよお!!!!いじゃいよおお!!!!」 赤ゆっくりの目玉は甘いしゼラチン質になってるから味ですぐに分かる。舌で押し潰したりドロドロに溶かすのも良い。 他にも色々と楽しみ方がある。但しこの食べ方ははしたないので親や恋人の前ではやらないように。おにいちゃんとの約束だ。 「ゆっくちうまれるよ!!」 「ゆっくちおちるよ!!」 「おきゃあしゃんはどきょお!?」 所変わってここは真っ暗な部屋の中。次々と赤ゆっくりが生れ落ちる。 「ゆぴゃっ!い…いちゃいよぉ…」 「おねえしゃんがしゅりしゅりしてあげりゅよ」 「きょきょはどきょなにょ?」 「わきゃりゅよー」 「ゆっくちちていっちぇね!!」 「おきゃあしゃんはどきょにいりゅの?」 「ちょかいは!ちょかいは!」 「むきゅ!むきゅぅ」 様々な種の赤ゆっくりの声が聞こえる。 「おかあざんはここだよおぉぉお!!!」 「ゆえぇぇぇえん!あがぢゃんうばれぢゃだべだよおぉ!!」 親ゆっくりであろう必死な叫び声も聞こえる。親ゆっくりと赤ゆっくりの声がミックスされて部屋は小うるさかった。 「おきゃあしゃんのこえがしゅりゅよ!!!まりちゃはここだよおお!!!」 「おきゃあしゃんとしゅりしゅりちたいよおおお!!!」 「ゆぴっ!!!」 「れいみゅのあたみゃがおみょいよ!」 「まりちゃはどきょからきちゃにょ?」 「むきゅ!!きゅりゅしい…」 「せみゃいよ!!わきゃらにゃいよお!!」 段々と赤ゆっくり達の声が大きくなる。苦しそうな声も聞こえてきた。 「ゆ!あきゃりゅくなっちゃよ!!」 「まぶしい!!!!」 「ゆぴゃっ!!!!」 ドアが開く音がした。それと同時に真っ暗な部屋に電気が灯った。 「うん、今日も大量だね。ご苦労さん」 部屋に入ってきた男性は台の上に乗せられたれいむの頭を撫でた。 「うあああああ!!!!がえぜえええ!!!!あがぢゃんがえぜえええ!!!」 れいむは鬼のような顔をして叫んだ。 「おおこわいこわい。おっと…。また1匹生まれたね」 れいむの頭からは蔓が生えていた。まだ数匹生れ落ちていない個体がいた。 「こんなの…とかいは…じゃないわ……」 「わがら…ない…よ…らんじゃまぁ……」 「も…もういやなのぜ…あがぢゃん…うみだぐない…」 「でいぶのあがぢゃん……がおみぜでよ……」 異様な光景だった。部屋には長い台が置かれていた。ずらっとれいむ種まりさ種ありす種ぱちゅりー種ちぇん種のゆっくりが並んでいた。 皆底部を接着剤で固定されている。頭に蔓を伸ばしているゆっくりもいた。そして各ゆっくりの真下には箱が置かれていた。 箱には生まれたばかりの赤ゆっくりが詰まっている。 「じゃあ回収するね」 彼の他に数人の男性が部屋に入ってきた。ある男性は箱を台車に載せていた。一定数箱が載せられると台車を押して部屋を出て行った。 ある男性は何も入っていない新しい箱をゆっくりの真下に配置した。ある男性は注射器を手にしていた。中身はオレンジジュースだ。 それを慣れた手つきで台に載せられているゆっくり達に注射していった。全ての作業が終わると彼らは部屋を出て行った。 「ここからだじでよおおおお!!!」 「らんじゃまああああ!!!!らんじゃまああ!!!!」 「ぼういやだああああ!!!!おうぢにがえらぜでえええ!!!」 残されたゆっくり達は騒ぎ始めた。騒いでいる最中にも残りの赤ゆっくりが生れ落ちていった。 「ゆひゃあ……ゆひゃあ……」 「はやぐ…ずっぎじ…させでね…」 「ゆっくりしないですっきりさせるんだぜ!!」 「んんほおおおおお!!!!!」 また違う男性が台車を押して部屋に入ってきた。今度は成体ゆっくりが詰まった箱を載せている。 「待たせたね。ハッスルタイムだよ」 彼は台の上のゆっくり達に言い放った。 「ぼういやだあああ!!!!」 「はっずるはいやだあああ!!!!!!」 「あがぢゃんうみだぐないよおおお!!!!!」 「あんよざんうごいでよおおお!!!!にげないどゆっぐりできないよおお!!!」 台の上のゆっくり達は悲鳴を上げた。 「遠慮するなって。…さぁ、お好きな子とガンガン盛り上がってね」 彼は箱の中のゆっくり達を1匹ずつ台に載せていった。 「んまあああ!!!!なんでがわいいいれいむなのおおお!!!!」 「ゆほっ!!!いいまりさ!!!」 「ゆひょおおお!!!!ゆっくりしたありずなんだぜえ!!!」 「ぼ…ぼうがばんできないよおお!!!!」 台に載せられたゆっくり達は意中のゆっくりを見つけ次第交尾を始めた。 「い…いやだああ!!!!きぼぢわるいいいい!!!!!」 「ゆひょおおお!!!!つんでれよお!!!!つんでりぇえええええ!!!!」 「ゆわっ!!!!!このれいむはまりささまのなんだぜ!!!!」 「うるさいんだぜ!!!まりささまによこすんだぜえ!!!!」 「お二人さん、3Pなんかどうだい?」 「「ゆ!!!」」 「ぐるじいいい!!!!やべえでええええ!!!!!いだいいい!!!!」 「さいこうなんだぜええ!!!」 「つぎはそっぢのあなとこうかんだぜええ!!!!」 「わぎゃら!!ぎゅあ!!!あぎゃあ!!!!」 「むぎゅ……ぎゅ…っぎゅ……」 「びょうじゃぐっございごおおおおお!!!!!」 部屋の中は酒池肉林と化した。 「いぐあああああ!!!!いぐうううう!!!!」 「だざないでえええ!!!!!あがぢゃんできじゃうううう!!!」 「だずぜえええ!!!!!だずぜええええええ!!!!」 「やめでええええ!!!!!!!!」 「「「「「「「すっぎりいいいいいいい!!!!」」」」」」」 「「「「「「「す…ぎ…りぃ……」」」」」」」 すっきりーは1回では済まなかった。何回も何回もすっきりーさせられた。台に固定されたゆっくり達はどんどん茎を伸ばしていった。 中には腹の辺りが大きくなる個体もいた。こちらは胎生型妊娠のようだ。 普通であれば衰弱死してしまうところだが先程打たれた高カロリーの特製オレンジジュースのお陰でそのようなことはない。 「ハッスルタイム終了だよ。ちゃんと時間は守ってね」 男性が声を上げた。 「ゆひゅううう。さいこうだったぜ!!」 「すっきりー!!!」 「さんぴーってわるくないんだぜ!!!」 従順にもゆっくり達は台を下り始めた。そして1匹ずつ箱の中へ入れられていった。 「あとは…」 彼も注射器を取り出した。今度も中身はオレンジジュースだ。1匹ずつ注射されていく。出産を早めるためだ。 妊娠すると過剰なカロリーは全て赤ゆっくりに回されるのだそうだ。 「じゃあ皆さん美味しい赤ちゃんを育ててくださいね」 彼はそう言うと台車を押して部屋を出て行った。ドアが閉まると同時に部屋の電気が消えた。 (後編へ)?
https://w.atwiki.jp/shienki/pages/952.html
※時の流れネタ ~2年程前~ tomberさんが入室しました tomber:これがネトマかー! のどっち:片岡さん、こんばんは tomber:こんばんはだじぇ、のどちゃん!! のどっち:でも驚きました、片岡さんが麻雀部に入ってただなんて、、、 tomber:それはこっちの台詞だじぇ、知ってたらもっと前に誘ってたのにー tomber:まぁ、それはそれとしてどう遊べばいいんだじぇ? のどっち:えぇっと、CPUを配置してこのまま二人で打つ事も出来ますし のどっち:他の人が来るのを待って四人で打つ事も出来ます tomber:へー のどっち:あ、それから他の部屋に自分から行く事も出来ますね tomber:殴りこみかっ!! のどっち:違います!!!! tomber:……えー のどっち:……何でそこで少し残念そうなんですか tomber:でものどちゃんはこういうのが詳しいんだなー のどっち:そんな詳しいわけじゃありません、プレイしてる内に覚えていっただけです tomber:まぁまぁ、でもここではのどちゃんのほうが先輩だじぇ!! tomber:これからいっぱいお世話になるからよろしくだじぇ!! のどっち: のどっち:は、はい!こちらこそ!! ~1年半程前~ のどっち:室橋さん、今日からあの子も? MURO:えぇ、『自分専用のパソコンです!!』って朝から興奮してましたよ マホマホさんが入室しました マホマホ:原村先輩こんばんはですっ!!!! のどっち:あら、噂をすれば…ですね。マホちゃん、こんばんは MURO:……をい、私には挨拶なしか マホマホ:先輩マホの事を噂してくれてたですかっ!?嬉しいですっ!!! tomberさんが入室しました tomber:おぉ、マホがいるじぇ!!! tomber:よぉし、これで新生高遠原中軍団も安泰だじぇ!!!! のどっち:軍団じゃなくて麻雀部です ~ ともきーさんが入室しました JUNさんが入室しました JUN:麻雀のルールは覚えたんなら、後は実践で鍛えるしかないわな JUN:PCゲームとか得意なんだったら、こういうのが合うと思うんだよ ともきー:うん JUN:そんじゃオレは衣の相手っつー事でもう行くわ ともきー:わかった JUN:じゃな、頑張れよ JUNさんが退室しました ともきー:……… ともきー:……メンドい ~ ~ ※ ~ ~ ~1年程前~ tomber:今月もこのネトマのランキングトップはのどちゃんだじぇ!!!! MURO:……ほんと凄いですよね、原村先輩。全国も優勝されましたし マホマホ:さすが先輩ですっ!! defaultplayer1さんが入室しました defaultplayer1:南の国からこんばんはっ!! tomber:変質者湧いたっ!? defaultplayer1:……出会い頭から変質者とはすばらくない扱いですねー MURO:お久しぶりです、先輩 マホマホ:あぁ、去年の部長さんこんばんはです! defaultplayer1:はいはい我が後輩がすばら!すぎる活躍なので顔を見に来たわけ! defaultplayer1:で、あの子は何処ですか? tomber:わかんないじぇ! defaultplayer1:え? MURO:多分にどこぞの部屋で上位ランカーの人たちと戦ってるとは思うんですが マホマホ:マホ達は知らないのです! defaultplayer1:……えぇっとぉ、、、、 defaultplayer1:ひょっとしていつもそうだったりするのかな? MURO:そうですね、原村先輩も今日はどこの部屋でとか話しませんし マホマホ:でも先輩が勝ち続けてるのは順位を見ればわかります! tomber:便りがないのはよい便りだじぇ!! defaultplayer1:………… defaultplayer1:……それはちょっとどうなのかな? MURO>defaultplayer1:……あー、いえ、仰りたい事はよくわかるんですが、、、、、、 龍門渕透華さんが入室しました 龍門渕透華:ごきげんよう高遠原中学の皆さん! 龍門渕透華:今日こそのどっちについて喋って貰いますわよ!! tomber:うわ、また出たじぇ マホマホ:ミーハーなのが先輩に付きまとわないでください!!! MURO>defaultplayer1:……先輩が有名になってからこういうのも出始めてまして MURO>defaultplayer1:………片岡先輩やマホの場合、知ってたらバラしちゃいそうで defaultplayer1>MURO: ~ のどっち;素人狩り大変おいしゅうございます 紫炎姫:おいしゅうございます のどっち:でも次はレーティング稼ぎたいからレベル高いとこな 紫炎姫:嫌 のどっち:……即答かよゴミクズ 紫炎姫:だってメンドいし、お前みたいにランキング拘ってねぇし のどっち:……死ねばいいのに 紫炎姫:つ 鏡 のどっち:……こっちだって色々あんだよ、どうせ時間あんだから付き合えヒキ野郎 紫炎姫:………ダルい のどっちさんが退室しました 紫炎姫さんが退室しました 白身さんが入室しました ~春頃~ 先輩萌え:……うぅぅ先輩、どうして卒業しちゃったんですか MURO:そりゃ先輩だからだろ、てかいい加減立ち直れ 先輩萌え:………先輩が卒業してマホの胸にはポッカリ穴が開いちゃったのです MURO:あーもー卒業しても遠くに行ったわけでもなし、そのうち顔見せに来るだろ MURO:ほら、この間だって片岡先輩がタコス差し入れに来てくれたし 先輩萌え:……原村先輩じゃなきゃダメなのですよー MURO: (※メンドくせぇ、、、、、 先輩萌え:原村先輩カムバーック!!!!!!!!!!!!!!!!!! MURO: (※でもそういう所も可愛くt(ry defaultplayer2さんが入室しました defaultplayer2:もうだめかもですこの麻雀部 ~ tomber:のどちゃんはネトマで無敵だったんだじぇ!!! roof-top:何故に過去形? tomber:受験やら何やらでやってないっていってたじぇ!!!! roof-top:……あぁそれで、、今のトップランキングにのっとらんわけじゃ 超会長:『のどっち』ねぇ……一年前に現れて突然消えた謎のプレイヤー 超会長:……消えた理由、受験だったのね roof-top:……世の中そんなもんなんじゃのぅ tomber:そんなこんなでこれからネトマでもよろしくだじぇ!! roof-top:はいはい、で、その原村はどうしたん? tomber:ブランクを取り戻すとかで一人で色々やってるみたいだじぇ 超会長:……やっぱ見た目どおりの真面目な子なのね、うん tomber:のどちゃんは超マジメで超いい子ちゃんで超巨乳だじぇ!!!! 超会長: (※じゃあやっぱり一度見たことあるあの『のどっち』は偽者よね、うん ~ のどっち:……新しい環境、新しい人間関係、ストレスがマッハ過ぎて死ねる 紫炎姫:引き篭もりマジお薦め のどっち:そのまま一人で腐ってろゴミクズ ステルスモモ:私くらいのレベルになると周りが変わっても微動だにしないっすよ のどっち:ほぅ ステルスモモ:なんてったって誰にも相手にされないっすからね!ひゃっふぅ! のどっち:……常々思うけどお前らとはリアルでは絶対に会いたくない 紫炎姫:奇遇だな、一言一句そのまま返すぜ ステルスモモ:会っても見つけられないまま終わりそうっすけど のどっち: (※まぁ世代も住んでる所も違いそうですし 紫炎姫: (※この面子でオフ会とかは絶対なさそう…… ステルスモモ: (※でもこうやって喋ってるのは面白いんすよね てる☆てるさんが入室しました てる☆てる:やっほー遊びに来たよ!!!! 九月愛さんが入室しました ネオ緑茶さんが入室しました ~県予選前~ みやながさき:ネツトマ-ジヤン みやながさき:じつはわたしすごくにがてなんです roof-top:いや、自己申告せんでもわかるから tomber:咲ちゃんはまずタイピングから練習だじぇ!!!! みやながさき:がんばりまし みやながさき:ごめんなさいまちがえますた roof-top:……あー、うん、頑張りぃな tomber:のどちゃんこういうの得意だから教えて貰うといいじぇ!! みやながさき:うんそうする みやながさき:でもはらむらさんどこにいるのはてなま-く roof-top:和はいつも色々な部屋で修行しとるらしくここにはあんまおらんのよ tomber: (※そういえば、のどちゃんランキングで見かけないじぇ…… ~ のどっち:嫁キタアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!運命の出会いキタアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!! ステルスモモ:ひゃっふうううううううううううううううううううううううううううう のどっち:嫁に私の一筒で嶺上開花してほしいおおおおおおおおおおおおおおおおおおお ステルスモモ:見つけられちゃったっすよ!!更に告られちゃったっすよ!!!!!! 紫炎姫:リア充爆発しろ、それと変態は早く病院池 畑石: (※……和、じゃない、、わよね?ねぇ? 酢だこ: (※のどちゃ、ん、、、? ~ ~ のどっち:はぁぁああああああああああああああああんんんんんんんんんんんん のどっち:Sさんの握り締めた後の点棒ペロペロペロペロペロペロペロペロペロうんめええええええええええええええええええ 紫炎姫:モモ、警察。大至急 ステルスモモ:救急の方が先だと思うっす 畑石: (※流石に別人よね!?絶対に別人よね!? 酢だこ: (※私ののどちゃんがこんな変態なわけないじぇっ!?偽者だじぇ!? ~ ~ ~団体戦後~ のどっち:バラすなよ!?お前ら絶対嫁にバラすなよ!? 紫炎姫:お前こそ絶対にバラすなよ!?お嬢に絶対バラすなよ!? ステルスモモ:あっはっはー、見事に全員リアルバレしたっすねー のどっち:ああああああああああもおおおおおおおおおおおおおおおおお 紫炎姫:ああああああああああもおおおおおおおおおおおおおおおおお ステルスモモ:まぁそんなこんなでこれからもよろしくっす ステルスモモ:むらさきさんに、おっぱいさん 紫炎姫:むらさきさん!? のどっち:おぱっ!? ~ 特盛りカツ丼:何だ久知らなかったのか?原村ネットじゃかなりのDQNだぞ? 超会長:知りたくなかったわorz 特盛りカツ丼:まぁ日頃のストレスを発散してるんだろ 超会長:……そうね、そうよね、そうなのよね、、、うん、そうよね 特盛りカツ丼:でも私の事をプロリコンというのは頂けないな 超会長:それ事実 特盛りカツ丼:……お前まで、、もう今日は寝る。おやすみ 超会長:はいはい、それじゃ私も落ちるわ、おやすみ靖子 特盛りカツ丼さんが退室しました 超会長さんが退室しました 酢だこさんが入室しました 酢だこ: ~個人戦後~ 紫炎姫:それはナンバーですか? のどっち:いいえ、ナムバーですwww namber:貴 方 達 は い つ ま で も ! ! ! ! ステルスモモ:まぁまぁ落ちつくっすよnumberさん 酢だこさんが入室しました スーパーまほっちさんが入室しました 酢だこ:我が宿命のライバル!いざ勝負だじぇ!!!!! スーパーまほっち:先輩の偽者!今日こそ覚悟です!!!!! のどっち:うわ、ウゼぇのが揃って来た 酢だこ: ~ みやながさき:はらむらさん、こんばんは のどっち:はい!みやながさんこんばんはです! tomber: のどっち:?どうかしたんですか優希? tomber: ~で~ 酢だこ:昔は!!昔はあんな子じゃなかったんだじぇ!!!!!!!!!! 畑石:あー、、ほら、宮永さんの前や清澄部屋だと元に戻ってるみたいだし 酢だこ:そんな二面性のある子じゃなかったんだじぇ!!!!!!!!!!!!! 酢だこ:綺麗なのどちゃんカムバァァァァック!!!!!!!!!!!!!!!!!! そんなこんなな話 時の流れって残酷なものだと思ふ ………… 人に歴史ありって言うけど黒歴史がその大半だt(ry ちなみに、タコス娘の無垢なる祈りはその後エントロピーを凌駕して適えられるとかそうでないとか 取り敢えず、少なくとも変態分は綺麗さっぱりなくなったぽい ……………… そしてその後のホーム部屋での人間関係の云々で素どっちの割合が増えたっぽい いぇまぁ、結局のところ特定人物以外にはデレないのですが タコスにバレてたのかwww -- 名無しさん (2011-08-09 18 01 34) て事はワカメも、、、知らぬは一人だけか -- 名無しさん (2011-08-09 19 30 22) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sakiyuriyuri/pages/299.html
460 :昼休みの憂鬱:2009/12/18(金) 01 56 20 ID T7/V/wIc 「今日は寒いですね。」 「そうだね。」 誰もいない昼休み。 昼寝をしようと私は旧校舎に来ていた。 やはりと言うべきか、部室には誰もいなくて、私は一人、部室のベッドに潜りこんでいた。 布団はまだ冷たくて、温まるまで待っていた。 そんな時…。 部室に姿を現したのはのどちゃんと咲ちゃんだった。 私には全然気付かない。 ここでちょっとしたイタズラ心が芽生えてしまったんだじぇ。 イタズラ心というよりは好奇心かもしれないけど…。 「…。」 私に気付かないのをいいことに二人を観察することにしたじょ。 窓辺で寄り添いながら冒頭の言葉を交わしてからは、無言。 ちょっと布団から顔を出してみる。 二人は手をつないで空を見ていた。 ん? そもそもあの二人は何しにここにきたんだじょ? 「…寒い、ですね。」 「…う、うん。」 そんな疑問が浮かんだとき二人の間に会話が起きた。 さっきと内容は同じなのになにか変…。 「み、宮永さんっ!」 「へっ!?」 そして一瞬の静寂のあとのどちゃんは咲ちゃんに顔を向けた。 のどちゃん、真っ赤っかだじぇ。 「い、いや…あの…。」 「何…?」 「あの…、ほんとにするんですか?」 な、な、な、何をー!? 声をあげそうになって慌てて口を塞いだ。 「原村さんは…いや、なの?」 「いい、いやじゃないです。でも…。」 「でも…?」 好奇心大爆発だじょ! 私はもう二人から目が離せなくなってしまった。 というか、咲ちゃんが意外にイケイケなのに驚いたじょ。 いや、天然なのかな? 「部長たちが来るかもしれませんし…。」 「うーん…。じゃあさっ、鍵かけちゃおうよ。」 とことこって咲ちゃんが扉の鍵をかけた。 …まずい。 非常にまずいじょ! あの二人は二人きりだと思ってる。 だけど、実際は私がいるじょ…!? 「これで大丈夫だよ!…原村さんはこれでも嫌なの?」 いや、うん、でも、元々私が先客なんだし。 「い、やじゃないです。」 自己解決して二人に目をやって固まった。 「宮永さん…。」 「今は咲って呼んでよ…、和ちゃん。」 「咲、さん…。」 ……。 落ち着くんだじょ! 素数を数えるんだ! タコスの作り方を思い出せ! 「んぁ…。あ。」 「んん…。」 ………。 エロい…。エロすぎるじょ。 そ、そんな長くキスしないで欲しいじょ。 見てらんないじぇ。 と思いつつも二人が唇を離すまでちゃっかり見ちゃったじょ。 のどちゃんはさっきよりも、麻雀のときよりも顔を火照らせてる。 咲ちゃんは…意外と余裕そう。 「こういう寒いときはね、人肌がいいんだよ。」 「咲さん…。」 「だから…ね、和ちゃん。」 まずいまずいまずいじょ!! 二人がこっちに来る。 今顔なんか合わせられないじょ! 「ん…、あ…。さ、寒いですよ、咲さん。」 「大丈夫だよ、これから暖かくなるから…。」 とっさにベッドの下に滑りこんだ。 さっきまで私が寝てたベッドで二人は今…。 「や…、んく…。ふぁ。」 「やっぱり和ちゃんの身体気持ちいいよ。」 「あ…は、恥ずかし、いですんぁ。」 …堪えられない。 さすがの私でももう堪えられないじょ。 なんとかこっそり部室を抜け出した私は廊下で京太郎と会った。 「お、ゆーきどうした?元気ねぇな。それに制服が汚れてんぞ。掃除でもしたのか?」 「ちょっと、ほふく前進してきただけだじょ。」 「はぁ!?まぁいいや。部長にこれを部室に運ぶように頼まれてんだけど、一緒に行くか?」 「だめだじょ!!京太郎!行ったら死ぬ、死ぬじぇ!」 言った瞬間、さっきののどちゃんと咲ちゃんの声が脳内再生されて、恥ずかしくなる。 「んあ?んじゃ、まぁ部活んときでいっか。」 京太郎の言葉で部活の存在を思い出して、私は放課後までずっと頭を悩ますことになる。 どんな顔をすればいいんだじょ…。 そして、私は知らなかった。 こっそり出て行ったはいいけど外から鍵はかけられないから、部室の扉の鍵は開けっ放しだったということに…。 そして… 「須賀くんはちゃんとあれ運んどいてくれたかしら。」 部長も… 「あら、誰かいるの?」 二人のあんな姿を見てしまったことを私は知らない。
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/2940.html
このページはこちらに移転しました 寂しくなんかないんだから 作詞/20スレ77 作曲/20スレ111 卒業アルバムを開く 想いを寄せてた あの子 何故か色があせている どうしてだろう そういえば振られたあの日 同じ様にアルバム開き 涙で濡れた人差し指で あの子の写真をこすった 色あせぬ思い出と 色あせた想い あれから10年の月日がたって あどけない笑顔と 忘れてた想いで ひとり枕濡らす ぶり返しの夜 音源 寂しくなんかないんだから.mid 寂しくなんかないんだから.mid(seesaa) 寂しくなんかないんだから(歌入り).mp3 寂しくなんかないんだから(歌入り2).mp3 寂しくなんかないんだから(セルフカバーアレンジ:うずまき) (このページは旧wikiから転載されました)
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/442.html
『売れるゆっくりを開発せよ!! まりさつむり量産計画Ⅲ』 『ふたば系ゆっくりいじめ 1204 売れるゆっくりを開発せよ!! まりさつむり量産計画Ⅱ』の続きです 「ゆ……ゆぐっ!!」 「い…いだい…んだぜ……おかおが……いだいぃ……」 「ひり…ひりずるぅ……つぶり…ざばに…ひどいごど……じだ…じじいは…じねぇ……」 朝になり気絶していた偽つむり達が覚醒した。焦げた額は治癒しておらず真っ黒なままだ。 「う…うごげない!!!どぼじでぇぇ!!?」 「つぶりざまのあんよがぁぁぁ!!!ゆ……っぐ……ゆぁぁぁ!!!!うごがないぃぃ!!!」 まず台から逃げ出そうとした。が、底部を傷付けられているため動けなかった。仮に底部が治ってたとしても固定されている為2、3歩も歩けないだろう。 「ゆぎぎぎぎ!!!ぜっだいにゆるざないんだぜぇぇぇぇ!!!!」 「ごんどあっだらぜっだいにぜいっざいじでやるんだぜぇぇぇぇ!!!」 偽つむり達が怒号を上げている途中で職員達が部屋に入ってきた。 「起きてますね」 「こっちは準備万端ですよ。あとは向こう次第ですね」 彼らは偽つむりの様子を見に来たようだった。 「ゆぎぎぎぎ!!!!じじいぃぃ!!!!つぶりざばをごごがらだぜぇぇぇぇぇぇ!!!!」 「つむりざまはゆっぐりのながのゆっぐりなんだぜ!!!!ごんなごどじでただでずぶどおぼうなぁぁぁぁぁ!!!!」 偽つむり達が彼らに罵声を浴びせかけた。 「五月蝿いなこいつら」 「少しぐらい痛めつけときましょうか?」 そんな会話をしていたときだった。 「おお!ちょっと通してくれ」 牧場担当の職員が桶や器具を持って部屋に入ってきた。 「え?何ですか?」 「許可は取ってあるよ。何、すぐ終わるから」 部屋に入ってきた職員は桶に水を汲んでからペンチを取り出した。 「ん、ペンチ?何に使うんですか?」 「聞いてないのかい?先週研究部門の連中が言ってたよ」 彼は偽つむりの口を無理やり開けて歯をペンチで挟んだ。 「ゆぎぃぃぃぃ!!!なにするんだぜ!!!つむりざまはえ……ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!ひぎゃぁぁぁぁ!!!!」 偽つむりの歯がペンチで抜かれてしまった。 「はがぁぁぁぁ!!!!つぶりの!!!つぶりのゆっぐりじだはがぁぁぁぁ!!!!!」 彼は水を張った桶の中に歯を投げ捨てた。ゆっくりの歯は砂糖細工で出来ているため水に入れておけば溶けてしまうのだ。 「ちょっ!!?何やってるんですか?」 「どうやらな、ゆっくりの口とか目を潰しても生まれてくる子供に影響は無いんだって。のっぺらぼうにしても大丈夫なんだとさ」 「あぁ…。確か社内報で読んだ気が…。むしろ良い子が生まれるって書いてあったっけ…」 「そうそう。母体となるゆっくりの下手な歌とか小うるさい会話とかが無くなるから変な入れ知恵を受けずに済んで躾け易くなるんだそうだ」 「あ、もしかして今日いつもより牧場にいる職員が多いのってそれですか?」 「ああ。口と目を縫い付けてから溶いた小麦粉を塗りつけてただの饅頭にしちゃうのさ」 「気持ち悪いっすね。見回りとかしたくないわ…」 「何も喋らないからな。不気味な静けさだろうよ」 「じゃあこいつ等も?」 「いや、ここのは歯を一部を潰すだけだよ。少しは大人しくさせた方が腹の中の子供の為だしな」 「それだけですか?」 「そうした方が…面白いんだってよ」 「確かにそうですね。あ、俺もやっていいですか?」 「俺もやりたいです」 「いいぞ。少しは鬱憤晴らしになるんじゃないか?でも全部抜くなよ。面白くなくなるからな」 職員達は1つずつペンチを握った。 「なにずるぎだぁぁぁぁ!!!つぶ……ゆぎぃっ!!!あがががが!!やべ…やべろぉぉぉ!……ゆごぉぉぉぉぉぉ!!!」 「いだい!!!いだいいぃぃ!!!ひっばらないでぇぇぇ!!!ひっばだないでぇぇぇ!!!ゆぎぃぃぃぃぃ!!!」 「ゆぎゃぁぁぁぁ!!!つ…つぶりのまっじろなは…がぁぁぁぁ!!!ゆぐっ!!」 職員達は歯を抜きながら時々偽つむり達を平手打ちしていた。 「ゆぎぃぃぃ!!!ゆびぃぃぃぃっ!!!!いだい!!!いだいのはやだぁぁあ!!!」 「ゆぼっ!!!ど…どぼっ…ゆぎぇっ!!!なんでぞんなごどずるのぉぉぉぉ!!!!?」 「ゆびゅっ!!いぢゃい!!!ゆるじ!!ゆるじでぐだざ!!!ゆぎょっ!!!いぃぃ……ゆがぁぁぁ!!!!」 さっきまでの生意気さはどこかへ飛んでいってしまった。 「ゆぎぃぃぃぃぃぃ………」 「いひゃいぃぃぃ………いひゃいひょぉ……」 「つひゅ…ひは……ゆっぐひぃ……できる……にょひぃ……」 作業が終わった頃には皆ボロボロだった。無理矢理歯を抜いたせいか呂律が回らなくなっているのもいる。 「これで少しは大人しくなるだろう」 「ですね」 「じゃ俺はこれで。他の所もやらなくちゃならないから」 牧場担当の職員は部屋を出て行った。入れ替わりでつむり班の職員がやってきた。 「ほれ。精子餡取ってきたぞ」 別室の偽つむり達から抽出した精子餡を持ってきたのだ。 「んじゃ妊娠させるか」 精子餡を次々と偽つむりのまむまむに注射した。真っ黒に焦げた額からは茎は出ず皆腹が少し大きくなった。 「あ…あがぢゃんがでぎぢゃっだぁぁぁ!!!!」 「どぼじでぇぇぇ!!!?つぶり…つぶりのばーじんさんがぁぁぁ!!!」 「ゆわぁぁぁぁ!!!!にんじんじぢゃ……ゆびゅっ!!!…ぎぇっ!!!いぢゃいぃぃ!!!」 騒ぐ偽つむり達を1匹1発ずつ殴った。 「ちゃんと生めよ!!!分かったな!!」 「ゆぎぃっ!!!いだい!!いだいよぉぉぉ!!!!なにずるのぉぉぉ!!!!?」 「ゆぎゅっ!!!!いぢゃいのやぢゃぁぁぁぁ!!!!」 「つぶりはゆっぐ…びぇっ!!!!おがおがぁ!!!つぶりのおがおがいだいいぃぃぃ!!!!」 職員達は部屋を出て行った。 「ふぅ……何とかここまで漕ぎ着けたよ」 「あとは運だな。それに賭けるしかない」 「とにかく計画通りここまで良くやってくれた。今日は飲もう」 あとは結果待ちだ。偽つむり達がまりさつむりを生んでくれるのを待つしかない。 「じゃあ君達は先に行っててくれ。俺は社長に報告してから行くから」 チーフ以外の職員達はお先に居酒屋へ向かった。 「社長。失礼します」 「おお、君か。どうだ?」 「はい。今日妊娠させました。あとは生まれてくるのを待つだけです」 「そうか。よく頑張ってくれた。私も君の立場だったら同じ計画を立ててたよ。あれ以外にも無いか考えたが良い案が浮かばないね」 「社長がそう仰るんでしたら…きっと成功していますよ」 「だと言いがね。…あぁ。そうだ、分かってるよね。量産の意味を」 「はい。最終目標は今の7倍ですよね」 「そうだ。現在の出荷数が全国で1年あたり50匹程だ。単純計算で1週間に1匹だな。これを1日1匹に引き上げたい。 値段の方も10万円から金バッジと同じ数万円レベルにまで引き下げたい」 「ここの牧場ですと1年で4~5匹生まれてますから1年で30匹程生まれれば達成ですね」 「それでもそんなものか。まぁ、そう簡単にはいくまい」 「あとは天に祈るだけですよ」 「とりあえず従来のやり方でつむりが生まれるまで生ませ続けろ。先を越されたらまた別の方法を考えることだ」 「分かりました。今回は初めてですので成長促進剤は通常より減らして使います。ですから10日後に生まれる予定です」 「ご苦労さん。報告は以上だな。部下を待たせてるんだろ?早く行ってきなさい」 「はい。では失礼します」 そして10日が経った。 「どれくらい生まれてますかね?」 職員達はワクワクしながら牧場へ向かった。 「1匹くらいは生まれていて欲しいですね」 「どうかな?皆生んでるかもしれないぞ」 「きっと2、3匹くらいでしょうよ」 偽つむり達がいる部屋に入った。 「ゆぅぅぅ!!!あがぢゃんどいっじょにいだいぃぃぃ!!!」 「うごいでぇ!!!うごいでよぉぉぉ!!!あがぢゃんがゆっぐりでぎないでじょぉぉぉ!!!」 偽つむり達は台から降りようとしていた。各偽つむりの真下には箱が置いてあり生まれた赤ゆっくりは全てこの箱の中に落ちていった。 偽つむり達は台から降りて赤ゆっくりと会いたかったのだ。日が経つうちに母性が芽生えてきたのだろう。 「ゆぎぃぃぃぃ!!!!に…にんげんざん!!!つぶりをおろじでぇぇぇ!!!あがぢゃんにあいだいぃぃぃ!!!」 「おろぜぇぇぇ!!!あがぢゃんがゆっぐりでぎないでじょぉぉぉぉ!!!!さっざとおろぜぇぇぇぇ!!!」 職員達は聞く耳を持たずさっさと箱の中身を確認した。 「ゆっくちしちぇいっちぇね!!まりしゃはまりしゃだよ!!」 「まりちゃしゃまはゆっくちできりゅんだじぇ!!」 結果は全て赤まりさだった。 「ちっ!」 「そう上手くいかないか…」 職員達は偽つむり達を見た。まだ赤ゆっくりを生んでいない個体がいないかどうか探しているのだ。 「ゆぎぃぃぃぃ!!!う…うばれるぅぅぅ!!!つぶりの……あがぢゃぁぁ…ん」 1匹だけまだ出産をしていなかった。 「お…おい。もしかして貝殻が邪魔で生まれてないとか?」 「あり得るな!!おし!!」 職員達がその偽つむりに殺到した。 「ゆぎぃ!!ゆぎぃぃ!!!」 偽つむりは必死な形相をしていたが赤ゆっくりは中々生まれてこなかった。 「ほら!!!!さっさと生めよ!!!!」 痺れを切らした職員が偽つむりを後ろから叩いた。 「ゆぎぇっ!!!いだい!!!!なにずるのぉぉぉ!!!いだいぃぃぃぃぃ!!!!」 「ちょっ!!?大丈夫なのか?」 「つむりだったら帝王切開でもすればいいんだよ。そらっ!!!さっさと生みやがれ!!!」 別の職員が無理矢理偽つむりのまむまむを拡げた。 「ゆぎゃぁぁぁ!!!!つぶりのばむばむがぁぁぁぁ!!!!いだい!!!どぼじでぞんなごどずるのぉぉぉ!!!?」 無理矢理拡がった産道と偽つむりの悲鳴のせいかすぽんすぽんと赤ゆっくりが飛び出した。 「ゆっくちちていっちぇね!!まりちゃはまりちゃだよ!!」 「ゆっくちうまれちゃよ!!まりしゃもまりしゃだよ!!」 結局生まれたのは赤まりさだけだった。 「そう…旨い話はないか…」 「まだ1回目だよ。次は生まれてるさ」 職員達はガッカリした。期待していた分ショックも大きい。 「つ…つぶりのゆっぐりじだあがぢゃん……どっでもゆっぐりじでだでじょ!!だったらあまあまちょうだいね!!」 「ゆっぐりじだあがぢゃんをみたんだっだらつむりをおろじでね!!!ゆっぐりさぜでね!!!」 「つむりさまのあがぢゃんはゆっぐりでぎるんだぜ!!さっざどどれいはおいしいものもっでぐるんだぜぇぇぇぇ!!!」 赤まりさを生んだことで偽つむり達が増長した。1週間前に痛め付けてから消えていただぜ口調が復活している個体もいる。 「あぁ?」 「何だこいつら?」 「ふざけてんのか?」 偽つむり達の生意気な口調に職員達がカチンときた。 「少しくらい痛め付けてもいいだろ…」 「やりすぎるとやばいんじゃないか?」 「こいつ等は自分をつむりだって思い込んでるんだから大丈夫だろ…。外傷が餓鬼にどう影響するかなんて初めから考えてなかったじゃん」 「やるか…」 「餓鬼は俺にやらせてくれ…簡単には殺さねぇ……」 いつもであれば箱の中の赤まりさはさっさと1つの籠の中に回収されそのままミキサーに入れてお仕舞いだ。 それでは面白くない。職員はミキサーを偽つむり達に前に移動させた。 「あまあまが欲しいのはどいつだ?」 一斉に偽つむり達が騒いだ。 「つむりだよ!!!つむりがいちばんだぜ!!!」 「つむりさまはあまあまがだいすきなんだぜ!!」 「ゆっくりしないでつむりさまによこすんだぜぇぇぇ!!!」 職員は箱に入っていた3匹の赤まりさを取り出した。 「これはどいつの餓鬼だ?」 「それはつむりさまのおちびちゃんだよ!!ゆっくりしてるんだぜ!!!」 箱の真上にいた偽つむりが叫んだ。 "あれ?コイツ餓鬼見てないんじゃ??……まぁいいか。合ってるし" 少々の疑問は置いておこう。 「おしょらをとんでりゅんだじぇ!!」 「まりちゃはゆっくちできりゅんだじぇ!!」 「ゆぅ!!おきゃあしゃん!!ゆっくちちていっちぇね!!」 彼の掌にいた3匹の赤まりさはついに親と対面することが出来た。 「ゆぅぅ!!おちびちゃん!!ゆっくりしていってね!!」 "あれ?まりさはゆっくりできないって言ってなかった??……母性ってやつか?それとも自分の子供も特別ってか?" この疑問も大した問題ではない。 「ふん」 彼はその3匹をミキサーの中に入れた。 「ゆぅぅ!!!おきゃあしゃん!!!おきゃあしゃぁぁん!!!」 「せみゃいよ!!ゆっくちちにゃいでだしゅんだじぇ!!」 「こんなときょろじゃゆっくちできにゃいんだじぇぇぇぇ!!」 ミキサーの中で赤まりさ達が騒いだ。 「なにじでるんだぜ!!!?つむりさまのおちびちゃんにへんなことするなぁぁぁぁぁぁ!!!!」 親の偽つむりも騒いだ。 「あまあまが食べたいんだろ?食べさせてやるよ!!!」 彼はミキサーのスイッチを押した。 「ゆ?きょれはにゃんだじぇ?」 「ゆぅ?…ゆぎぃぃぃぃぃ!!!!!」 ミキサーの刃が回り始めた。3匹なら"強"ではなく"弱"で充分に切り刻むことが出来る。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!いぢゃい!!!ばりじゃ……ゆげげげげげげ!!!!」 「ゆんやぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!おがおぎゃぁぁぁ!!!!ゆぎゃぁぁぁぁ!!!!」 10秒ほど動かしてからミキサーを止めた。 「な…なにじだぁぁぁぁ!!!!?つむりざまのおちびぢゃんになにじだんだぜぇぇぇぇぇ!!!!?」 3匹の赤まりさの悲鳴を聞き偽つむりが大声を上げた。 「こういうことさ」 ミキサーの容器を取り出し蓋を開け中を見せた。 「……ゅ………ゅ……」 「…ぃ……ぃ……ぢゃ………ゅ…」 「………ゅ……ぃ………ゃ……」 赤まりさ達は全身をズタズタに切り刻まれていた。辛うじて声は出ているが死ぬのは時間の問題だろう。 「な…なんなんだぜぇぇぇぇぇ!!!!!?どぼじでおちびぢゃんがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?」 彼は容器を戻そうとしたが途中で止まった。ミキサーで更に切り刻もうかと思ったのだがもっと面白いことを思い付いたのだ。 「ちょいとそいつ頼むわ。食べさせてあげよう」 職員達はすぐに彼が何をしようとしているのかが分かった。ニヤニヤしながら偽つむりに近付いた。 「ゆがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!よぐぼおちびぢゃんをぉぉぉぉ!!!!つぶりざばはとぐべづなんだぜぇぇぇぇ!!!!」 偽つむりは怒っていた。 「あまあまが食べたいんだろ。食わせてやるよ」 彼は容器の中から器用にズタズタになった赤まりさを1匹スプーンの上に乗せた。 「ほれ。お前が欲しがってたあまあまだぞ」 赤まりさは辛うじて生きていた。 「お……おきゃ……しゃん……」 「お…おちびぢゃん!!!おちびぢゃん!!!じっがりじで!!!じっがりじでぇぇぇ!!!!」 「ま…り…ぢゃ……いぢゃぃ……しゅご…く…いぢゃい……よぉ……」 「じんじゃ…じんじゃだびぇぇぇぇ!!!ゆっくりしていってね!!!ゆっぐりじでいっでね!!!ゆっぐ……ぎゅわぁぁぁ!!!!」 「安いドラマはここまでにしてもらおうかね」 偽つむりの口を職員が無理矢理開けたのだ。 「ひゅはぁぁぁぁぁぁ!!!!ひゃへろぉぉぉぉ!!!!ひゃべろぉぉぉぉぉ!!!!」 大きく開いた偽つむりの口に瀕死の赤まりさを放り込んだ。 「はい良く噛んで!!」 「ふぐっ!!!!!む…むぅぅぅぅぅう!!!!」 素早く偽つむりの口を閉じた。だが偽つむりは噛む様子を見せない。我慢しているのだ。 「おいおい。あまあまが食べたいんだろ。折角用意してやったのによ」 「むぅぅぅうぅう!!!ぶうぅうぅうぅぅうぅ!!!!」 偽つむりは必死に堪えていた。 「無理矢理喉に突っ込んじまえ。ちょいと開けてよ」 偽つむりの口が開かれた。 「あ、死んでるよ。グシャグシャに溶けてやがる……あ、そうか。なぁ、吐き出したら手離していいよ」 赤まりさは既に偽つむりの唾液のせいかグシャグシャに溶けて死んでいた。職員は何もせずただ眺めていた。 「うぇっ!!!……っう…お…おちびぢゃん!!!!おちびぢゃぁぁぁん!!!じっがりじでぇぇぇ!!!」 偽つむりは赤まりさを吐き出した。それを確認して職員は手を離した。 「へんじじでぇぇぇ!!!どぼじでぇぇ!!!!どぼじでぇぇぇえ!!!?」 偽つむりの口を開けていた職員がゲラゲラ笑っていた。 「ゆがぁぁぁ!!!よぐぼつぶりのおちびぢゃんをぉぉぉ!!!ぜっだいゆるざないん……ゆびゅっ!!!ゆぎぇっ!!!」 「何だって?ほら、言ってみろよ。どうするんだ?」 「ゆぎぃっ!!!ゆぎぇっ!!!や…やびぇ!!…ゆぎぃっ!!!…いだい!!…ゆぎゃぁぁ!!」 職員は偽つむりを何度も平手打ちをした。 「聞こえないなぁ。何だって?言ってみなよ」 「ゆ……ぐぐ……ご…ごべ…んな…ざい…ごべんなざ…い……」 「何で謝ってるの?」 「そ…ぞ…れ…は………ぞれ…は……ゆびゅっ!!!ゆごっ!!!」 「分かってないじゃないか。いいか、お前は出されたあまあまを食べなかったのが悪いんだよ!!」 職員は平手打ちを止めた。 「ゆひぃ………っう……ゅ……」 偽つむりの顔は腫れていた。数秒が経ちこう言い出した。 「ち…ぢが……ぅ……お…おちびぢゃ…ん…はあま…あまじゃな……ゆぎょぉっ!!!」 再び偽つむりは殴られた。 「文句を言うな。ほら!食えよ!!あまあまだぞ!!」 偽つむりの目の前にはスプーンに乗った2匹の赤まりさ。蚊の鳴くような微かな声で何か呟いていた。 「お……おぎゃ………ゃ…ん……まりぢゃ……ちにぢゃ……く…にゃぃ……」 「…だじゅ……ぎぇ……ぇ………しゅ……しゅ…り……じぢぇ……」 「ゆぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!じんじゃだべぇぇぇ!!!!じっがりじでぇ!!!ずりずりじであげるがらぁぁぁぁぁ!!!!」 偽つむりはもがいたが針金で固定されているため台から動けなかった。それでも必死に赤まりさ達のもとへ行こうと体を動かした。 "まさかこいつにそんな一面があるなんてね" 貫通している針金が体に食い込み皮が切れている。偽つむりの意外な母性に職員達は少し驚いていた。 「ちょっとこいつの口を開けてよ。うん、でお前はこいつの舌を伸ばしてくれないかな」 職員は偽つむりの口を無理矢理開き、もう1人は舌を引っ張った。 「うぅぅぅぅぅぅぅうぅうぅう!!!あああああぁぁぁぁぁああぁ!!!!!」 伸びた舌にスプーンに乗せた赤まりさを2匹乗せた。そしてイチゴを潰すように2匹を舌の上で潰した。 「ゆぴぃっ!!!!!!」 「ゆきゃっ!!!!!!」 甲高い叫び声と共に2匹は母の舌の上で潰された。職員は赤まりさの中身を満遍なく偽つむりの舌に塗っていた。 「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!うあぁぁぁああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 偽つむりは涙を流しながら言葉にならない悲鳴を上げていた。 「舌放していいよ。口は閉めとけ」 舌を押さえていた職員が手を放した。舌は偽つむりの口の中に戻った。それを確認してすぐに口を閉めさせた。 「ううううう!!!!ううううううぅぅぅう!!!!!むうぅうぅうぅうううううう!!!!!」 偽つむりは口を開けようとしたが職員が押さえつけているので口は開かない。 「早く食えよ。甘いだろ?美味しいだろ?それがあまあまだよ。食べたかったんだろ?」 「ううううううぅぅぅぅぅ!!!!ううううう!!!むむううううぅぅぅぅ!!!!」 偽つむりは必死な形相で呻いていた。 「もう消化しただろ。口離せよ」 職員が口から手を離した。 「ゆぎぇぇぇぇ!!!おえっ!!!おえっ!!おちびびじゃん!!ででぎで!!!おぞどだよ!!!おぞどぉぉ!!」 偽つむりはしきりに餡子を吐き出しながら叫んでいた。 「無理無理。お前の餓鬼は腹の中さ。甘かっただろ?美味しかっただろ?良かったな」 「ぞんなあぁぁぁ!!!おちびぢゃん!!!ででぎぢぇぇぇ!!!おがあざんどゆっぐりじようよぉぉぉ!!おちびぢゃぁぁぁん!!」 「そんなに美味かったのか?泣くほど美味かったのか?お前の餓鬼。不味そうだったけどな」 「ちがうぅぅぅぅ!!!!おちびぢゃんはあばあばなんがじゃないぃぃぃ!!っゆ…っぐ…ごべんねぇぇぇ!!!おちびぢゃぁぁん!!」 「希望通り食わせてやったんだ。ほら!!!お礼を言えよ!!!」 職員は偽つむりを殴った。 「ぐぇっ!!!どぼっ…どぼじでごんなごどずるのぉぉぉぉぉ!!!!?ゆっぐりじだおちびぢゃんだっだのにぃぃぃ!!!」 「お礼を言えよ!!!」 「ゆぎぇえ!!な…なんでぞんなごどじなぎゃいげないのぉぉぉ!!!?ゆぶっ!!!ごぇっ!!!」 「ほら言え!!美味しいあまあまを食べさせてくれてどうもありがとうございましたって言えよ!!!!」 「い…いやだぁぁ!!!おちびぢゃ…ゆごっ!!!ぶえっ!!!」 「いいから言え!!甘かっただろ?だからあまあまなんだろ!!?」 「ち…ぢがうぅぅう!!おち……ゆぎぇっ!!!ゆぎぃっ!!い…いぢゃいのはやだああぁぁ!!!」 「だったら言え!!」 「ゆぐ…いぢゃい!!わ…わがりばじだ!!!いいばず!!いいばず!!……っぐ……あ…あま…ゆぎぇえ!!!」 「美味いもの食べて何で泣くんだよ?嬉しそうに言えよ」 「お…おじいぃ……あばあばを……だべ…ざぜで…ぐれで…あ…あり…ありが…どう…ございばず……」 偽つむりは涙を堪えながら言った。 「はいお粗末さまでした」 職員達はニヤニヤしながら次の偽つむりの前へ立った。 「ゆっぐ……おちびぢゃん……おちびぢゃん……ごべんねぇ……っぐ……っゆ…ごべんねぇぇぇ……」 自分の子供を食べさせられた偽つむりはそう呟いたが他の偽つむり達は大きな悲鳴を上げていた。 「な…なんでぇぇぇ!!!あがぢゃんはゆっぐりでぎるでじょぉぉぉ!!!!」 「いやあぁぁぁぁ!!!!あがぢゃんにひどいごどじないでよぉぉぉぉ!!!」 「あがぢゃんはあばあばなんがじゃないぃぃぃ!!!やべで!!!つぶりのあがぢゃんにひどいごどじないでぇぇぇぇ!!!」 次の偽つむりの真下の箱から2匹の赤まりさを取り出した。 「ゆぅ!!おきゃぁしゃんだにぇ!!まりちゃはまりちゃだよ!!」 「まりしゃはまりしゃだよ!!ゆっくちちていっちぇね!!」 呑気に挨拶する赤まりさ達とは逆に親の偽つむりは何やら喚いていた。 「あがぢゃんにげでぇぇぇ!!ぞのにんげんはゆっぐりでぎないぃぃぃぃ!!!ゆっぐりじないでにげでよぉぉぉ!!!」 挨拶を返す様子が無い。赤まりさ達は泣き出してしまった。 「にゃんであいしゃつしてくりゃないのぉぉぉ!!!?」 「おぎゃあじゃん!!まりじゃのごどぎりゃいなのぉぉ!!!?ゆっぐりじでいっぢぇねぇぇ!!!」 2匹の赤まりさを持っていた職員は片手に1匹ずつ持ち直した。 「ゆ!!?だりぇ!!?」 「まりぢゃになにすりゅんだじぇ!!?」 職員は偽つむりにニヤリと笑いかけた。そして手に力を込めた。 「ゆぎぃぃぃぃ………ぎゅ…ぎゅるじ……」 「ゆぇぇぇ………やびぇ……やびぇぇ……ぢぇぇ……」 みるみるうちに赤まりさ達の顔色が黒くなった。 「ゆぁぁぁぁぁ!!!!やびぇで!!!やびぇでぇぇぇ!!あがぢゃんにひどいごどじないでぇぇぇ!!!……う!!うぁぁぁぁ!!!!」 偽つむりの口が無理矢理別の職員の手によって大きく開かれていた。 「ああぁぁぁぁぁあああああぁぁぁ!!!!!うあぁぁぁぁぁ!!!!」 偽つむりは声にならない悲鳴を上げた。口の中に赤まりさを掴んだ手を入れた。 「あまあまが欲しいんだろ?じゃあゆっくり食べろよ」 一気に手に思いっきり力を込めた。 「ゆびゅっ!!!」 偽つむりの口の中で赤まりさが弾けた。手を口から出したのを確認して職員は偽つむりを離した。 「ゆっぐ……ゆぁぁぁぁぁぁ!!!だべぢゃっだぁぁぁ!!!おちびぢゃんだべぢゃっだよぉぉ!!!」 「美味かっただろ?」 「おいじぐなんがないぃぃ!!!おちびぢゃん……ゆがぁぁぁ!!がえぜぇぇぇ!!!おちびぢゃんがえぜぇぇ!!!」 偽つむりが怒った。 「こいつも食べるか?」 「ゆぴぃぃぃぃ!!おぎゃあじゃん!!!だじゅげぢぇ!!まりぢゃをだじゅぎぇぢぇよぉぉぉ!!!!」 偽つむりの前に赤まりさを近付けた。 「は…はなぜぇぇぇ!!!おちびぢゃんをはなぜぇぇぇ!!!!」 「やだね」 「ゆがぁぁぁ!!ごろず!!ごろじでやるぅぅぅ!!!!」 「おー。なんか物騒なこと言うねぇ。じゃあ殺される前に反撃しちゃおうぜ」 赤まりさを偽つむりの目の前に置き職員達が一斉に偽つむりを殴り始めた。 「ぐぇ!!な…なんで!!?ゆぎぇっ!!いだい!!いだいぃぃ!!やびぇでぇぇぇ!!!」 赤まりさの目の前で偽つむりが痛々しい表情をした。 「お…おぎゃあじゃぁぁあん!!ゆあ…ぁ…ぁ…や…やびぇで!!!おぎゃあじゃんをいじみぇないぢぇぇええぇ!!!」 堪らず悲鳴を上げた。偽つむりへの暴行は続いた。 「ゆぎぃぃ……ぁ…ぁ……っぐ……ぇ……」 職員達がボロボロになった偽つむりから離れた。赤まりさは親である偽つむりのところへ走った。 「お…おぎゃあじゃん!!おぎゃあじゃん!!じっがりじぢぇ!!じんじゃやぢゃよぉぉぉ!!!」 偽つむりは赤まりさの姿を見て少しだけほっとした表情を見せた。我が子の無事に安堵したのだ。 「お…おちびぢゃ………」 「おぎゃあじゃん!!いっじょにしゅりしゅ……ぶっ!!!!」 「………お…おちび……う…うぞでじょぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」 寸前のところで職員が木槌で赤まりさを潰した。 「はいご対面」 木槌に引っ付いた赤まりさの死体を偽つむりに見せ付けた。 「ゆぎゃぁぁぁ!!!おちびぢゃんがぁぁ!!!!つぶりのゆっぐりじだおちびぢゃんがぁぁぁ!!!」 偽つむりは悲鳴を上げた。この後も職員達は日頃の鬱憤を晴らすかの如く偽つむりと赤まりさの親子を虐め抜いた。 「焼き饅頭なんかも美味いぞ」 「ゆぴゃぁぁぁ!!!あぢゅい!!あぢゅいよぉぉ!!おぎゃあじゃん!!!だじゅぎぇぢぇ!!あぢゅい!!!あぢゅいぃぃぃ!!」 「お…おちびぢゃんの…ぼうじがぁぁ!!!やびぇで!!それじゃゆっぐりでぎなぐなっぢゃうぅぅ!!!」 髪や帽子を燃やしたりもした。 「千切ってやるからちゃんと食べろよ」 「ゆびゃぁぁ!!!っゆ……っゆ……い…いぢゃい……あんよ…じゃん……まりぢゃの…あんよがぁ…」 「いや!!たべだぐない!!!たべだぐないよぉぉぉ!!ゆごっ……む……ゆぐ……うぇ……ぁ……」 時には赤まりさにひそひそと話しかけてから偽つむりの近くに放した。 「お…おちびぢゃん!!ゆっぐりじないでにげるんだよ!!ゆっぐりでぎなぐなっぢゃうよぉぉぉ!!」 「おきゃあしゃん!!…しゃあおちゃべにゃしゃい!!」 何も知らない赤まりさがニコニコした表情のままパカッと2つに割れた。 「ど…どぼじでおたべなざいじぢゃっだのぉぉぉ!!!?」 「ほら、食べてくれってさ。あまあまが欲しかったんだろ」 「やぢゃぁぁ!!!あがぢゃんたべだぐないよぉぉぉ!!いっじょにゆっぐりぢだがったのに!!!ゆわぁぁぁぁぁん!!!」 こうして箱の中の赤まりさはいなくなった。 「ひどい……どぼじで……つぶり……なのに……ゆっぐり…でぎるのにぃ……」 「お……おちびぢゃん……おちびぢゃぁぁん……」 「いだい…いだいよぉ……どぼじぢぇぇ……」 偽つむり達は呻いていた。もう生意気な口を叩くことはないだろう。 「じゃあな。今度こそつむりを生めよな」 「餓鬼を殺されたくなかったらつむりを生めよな」 職員達は出て行った。しかしこの後もつむりが生まれることは無かった。 結局1ヶ月経ったが1匹もまりさつむりは生まれていなかった。成長促進剤を導入し出産回数を増やしても生まれなかった。 「少し変えてみませんか?」 「どこをだ?」 「今までは偽つむりから抽出した精子餡を注射器で注射して妊娠させてましたね。今度は交尾をさせるんですよ」 「そうか。誰の子供を生むのかを分からせてやればいいのか」 早速別室にいた精子餡係の偽つむり達が牧場の部屋に連れて来られた。 「ゆひぃぃぃぃぃ!!!!ゆひぃぃぃぃぃぃ!!!」 「すっぎり……すっぎりじだいんだぜぇ…………」 2匹の偽つむりのぺにぺには異常なくらい怒張していた。毎日毎日振動を与え続けらていたのだ。 「やべでぇぇぇぇ!!!!ぼうにんじんはやだぁぁぁぁ!!!」 「ずっぎぢぃ……に…にんじんじぢゃっだぁ…」 母体の偽つむり達は拒んだが台から動けないため2匹に次々と交尾をさせられ妊娠してしまった。 だがそうして生まれてきた子供も…… 「まりちゃはまりちゃだよ!!」 「まりしゃはまりしゃだよ!!ゆっくちしちぇいっちぇね!!」 全て赤まりさだった。 「ふざけんな!!!!さっさとつむりを生みやがれ!!!!」 「こっちはタダで飯食わしてんじゃねえぞ!!!!」 職員達は成果の無さに激怒し偽つむり達を殴った。 「ゆぎぇっ!!!いだい!!!やびぇで!!!やびぇでよぉぉ!!!!」 「ぶぢゃいわないでぇぇぇ!!!どぼじでつぶりがうばれでぐれないのぉぉぉぉ!!!?」 「知るか!!!つべこべ言わずにさっさと生みやがれ!!」 「ゆびぇ!!!!!ぶだないでぇぇぇ!!!いだいのはやだぁぁぁぁ!!!」 「ゆぎぃっ!!!ぶえっ!!!ゆごっ!!!!ぼうゆるじでぇぇぇ!!!」 「ぼうあがぢゃんうびだぐないよぉぉぉ!!!たずげでぇぇぇ!!!ゆがっ!!!ゆぎぃっ!!!」 しかしまりさつむりが生まれてくることは無かった。 更に1ヶ月が経った。 「まりしゃはまりしゃだよ!!ゆっくちちていっちぇにぇ!!」 「こにょおぼうちしゃん、ちょってもゆっくちちてるでしょ!!」 やはり生まれたのは全て赤まりさだった。貝殻の欠片すら生まれなかった。 「また失敗か…」 「どうすんだよ…」 赤まりさが詰まった箱を前に職員達が呆然としていた。 「チーフ大変です!!!まずいですよ!!」 血相を変えた職員が慌しく部屋の中へ入ってきた。 「どうした?」 「あっちの部屋で今日つむりが生まれたそうです」 「はぁ!!?何だって!?」 「今朝生まれたそうです。早速飼育部屋に運ばれてましたよ」 「まずいな……」 職員達は黙ってしまった。 「どうだい?生まれたかい?」 今度は社長が入ってきた。 「しゃ…社長!!」 「あ…いや…その…」 チーフの顔は真っ青だ。社長は籠の中を覗いた。 「どれどれ…。あぁ…皆帽子だな。まぁ…そう簡単にはいかないものだな」 社長の手前職員達はガックリとうな垂れていた。 「気を落とすなよ。理論とか常識とか通用しない相手なんだから」 「プロジェクトはどうしましょう?」 「続けなさい。別に大損害を被ったわけじゃない。ケースの改造と貝殻くらいだしな。それにそう簡単に成功する訳無いだろう」 「はい…。ありがとうございます…」 「酷い落ち込みようだな。アイデア自体は悪くないぞ。後何かが足りないんじゃないか。部屋に戻ろう。私も考えよう」 彼らは赤まりさの処理をしてから研究室へ戻った。 「さて…どうしたものか…」 誰も声が出ない。相手は科学も常識も何も通用しないゆっくりだ。名案は浮かびにくい。社長の手前発言もしにくかった。 そんな重い空気を若手職員が打ち破った。 「逆を…試してみませんか?」 「逆?」 「ええ。前回は偽つむりを母体にしました。つむりであることを意識してなかったんでしょう。だから上手く行かなかったのだと思います。 我々人間だって人間であることを意識することはあまり無いでしょう」 「ふむふむ」 「今度は痛めつけられていた"ゆっくりできないまりさ"に母体になってもらうんですよ」 「あれはもう処分しちゃったよ…なぁ…」 「あれはダメですよ。マジックミラーで作ったケースにいたんですからつむりの存在に気付いてません。例外が1匹いましたが。 今度は奴らに見せ付けてやりましょう。とてもゆっくりできるつむりを見せ付けてつむりへの憧れを強くするんです」 「なるほど。自分達はゆっくりできないのにつむりはゆっくりできる。それでつむりへの憧れを強くするのか」 「むしろ敵意を抱かないか?」 「前回同様散々痛めつけてやれば敵意なんて喪失しますよ。むしろ敵意を抱けないくらい虐め抜いてやりましょう」 「つむりの方はどうするんだ?」 「前に撮影した映像を使おうと思うのですが…2週間分しかないんですよね。母体になるまでの期間を考えると少し足りないですね」 「偽つむりの映像も残しておいたぞ。使えそうに無いけどな」 「またつむりか…今日生まれたのは流石に無理だろうなぁ…。前回だって無理言って譲ってもらったんだから」 「それだったら良い方法があるぞ」 議論を聞いていた社長が笑顔で言った。 「まりさつむりは既に100匹程度は世に出回ってるんだ。こっちに無いんだったらそっちから引っ張ってくればいいさ。 例えば…"貴方のゆっくりしたつむりちゃんを見せてください"なんて題名でビデオ映像を公募するとか」 「おぉ!!」 「いくらか賞金を出せば集まりそうですね。希望通りの映像が無いんだったら撮影と称してここに呼んでくればいいですし」 「宣伝部に頼んでみなさい。そのアイデア、結構良いと思うぞ。これでもダメだったら根本的に計画を立て直そう」 かくしてプロジェクトは計画を改善して継続されることとなった。 「一杯着ましたね」 「つむり飼っている人って結構いるんだな」 1週間後、実際にビデオの公募が行われた。締切日までに全国からかなりのビデオが投稿された。 「まずは見とくか」 ビデオ担当の職員達が1本ずつチェックをした。 「へぇ!!野良で見つけたんだとよ」 「こっちは飼っていたまりさが生んだって書いてあるぜ」 「これは中々良いぞ。怪我をして片目を無くしたけどゆっくりしてるってさ」 ビデオの内容がどういうものなのかメモをしながら作業を進めていった。 一方残りの職員達は母体となるまりさへの虐待案を考えていた。 「さて、どうやってまりさをゆっくりさせないか決めようじゃないか」 「前回と同じのはダメですか?」 「ダメだ。母体になってもらうんだからな。できるだけ重い傷は付けたくないんだ。成体サイズまで育てなきゃならんし」 前回はただ虐めるだけでよかった。が、今回は虐めながらも母体まで十分に成長させる必要があるのだ。 「物理的ではなくて精神的に攻撃するとか…ですか」 「そういうことになるな……」 「あ、そういえば!」 「何だ?何か良い案があるのか?」 「チーフは隣県にある研究所をご存知ですか?」 「去年出来た研究所ね。あれがどうした?」 「あそこで友人が研究してるんですよ。彼から聞いたんですがあそこで"ゆっくりの労働力"について研究してるそうですね」 「あぁ。あのプロジェクトか。凄い暇だって聞いたけどな」 ゆっくりを働かせることは可能だろうか。これはどの企業も一度は考えたテーマである。農業はどうだろうか。掃除くらいは出来ないか。 接客はどうだろう。電話受け、クレーム処理……etc 多くの企業はゆっくりにできる仕事はほぼ皆無と判断した。ゆっくりは全てにおいて中途半端過ぎるのだ。 結局多くの企業はこの問題から手を引いてしまった。が、加工所は違った。ゆっくりに何が出来るのかは加工所も分からなかった。 だがこのまま捨てておくのも勿体無い。そこでとりあえずゆっくりがどれくらい動けるのかを研究しているのだ。 「確か最近は延々と掃除させてるみたいですよ」 「だったな。ゆっくりふらんの監視のもとで四六時中箒を咥えさせて掃除させてるんだとさ」 「そういう類のをやらせればいいんじゃないですか?ずっと掃除させるとか」 「そうだ…な。うん。1つの案だな」 「でしたら、昔動画投稿サイトで面白いの見ましたよ。ランニングマシーンを使うんですが」 「もしかして、後ろに画鋲で一杯の壁があって走らないと勝手に後ろに移動して画鋲が刺さるからそれが嫌で延々と走り続けるやつ?」 「そうそう。あまり傷は付きませんよ。ゆっくりもできませんし」 「良い案だよ。他には何かあるか?」 「前に"月刊ゆ虐天"ってDVDで見たんですけど」 「うちの子会社が作ってるやつか。どういうのだった?」 「ケーキの匂いだけ部屋に充満させてゆっくりには一切食べさせないってやつですよ。使えませんか?」 「それもいいな。ゆっくりできない」 それから様々な案が飛び出した。 「そういえば今度のまりさはどれくらいの日数をかけるんですか?」 「前回同様成長促進剤は使わないよ。つむりへの憧れを強くするためにな。だから一般的な成体までの成長日数は必要だな」 「となると…2ヶ月ですか。じゃあ沢山メニューを考えないとダメですね」 「そうだよ。だからもっと案を出すんだ。何でも良い。動画サイトでも雑誌でもDVDでも使えそうなのは使わせてもらおう」 「送られてきたビデオは参考になりませんか?例えばビデオではクッションに寝そべるつむり。で、その頃まりさは剣山にブッスリとか」 「そうか。映像とリンクさせればそんなシンプルな例でも十分効果はあるな」 「だったらビデオ班からも聞かないといけませんね」 プロジェクトの計画は着々と出来上がっていった。そしてついに再び実践となった。 「ゆ…ゆっくち!!」 「ゆっくちうまれりゅよ!!」 「まりしゃはまりしゃだよ!!」 10数匹の赤まりさがケースの中で目を覚ました。 「にゃに?にゃにこりぇ?」 「ぴかぴかしちぇるよ!」 今回もケースには細工がしてある。まず赤まりさを囲む四方の壁にはある程度の高さまでびっしりと画鋲が貼り付けられていた。 当然針先は赤まりさに向いている。 「ゆっくちできりゅ?」 初めて見る画鋲が何であるかを赤まりさは知らない。赤まりさは画鋲に触れた。 「ゆぴぃ!!!!いぢゃい!!!いぢゃいぃぃぃ!!!」 赤まりさに鋭い痛みが走った。 「ゆぅぅぅ!!!まりしゃぁぁ!!!」 「だいじょうびゅ?い…いぢゃいのは…なおっちゃ?」 他の赤まりさが傍に駆け寄った。泣きじゃくる赤まりさを宥めていた。 『ゆっくちちていっちぇね!!ちゅむりはちゅむりだよ!!』 突然声がした。赤まりさ達は一斉に声がした方向を向いた。 「だりぇ?」 「へんにゃおぼうししゃんなんだじぇ?」 「ゆ…ゆっくちしちぇいっちぇね」 赤まりさ達は斜め上を向いていた。壁上部に貝殻を被ったまりさの姿が見えるのだ。 「ちゃんと映ってる?バレてない?」 「大丈夫。映ってるよ」 ケースの外から数ヶ月前に撮影したあのまりさつむりの映像を流したのだ。 「ど…どうじちぇ……おしょらにういちぇるの?」 「しゅごいんだじぇ!とんぢぇるんだじぇ!」 どうやら赤まりさ達にはこれが映像であるとは気付けなかったようだ。何故か空にゆっくりが浮かんでいると勘違いしたようだ。 「バレてませんよ。宙に浮いてると思ってるみたいです」 「好都合だな。よし、続けろ」 『ちゅむりはとってもゆっくちできりゅよ!!』 ゲス化する前に撮影した映像であるためとても可愛らしい。その表情は誰が見てもゆっくりしていると分かる。 「へんにゃぼうししゃんだけど…ちょってもゆっくちしちぇるにぇ…」 「まりしゃも…まりしゃもゆっくちすりゅんだじぇ!!」 「まりちゃも!!」 「まりしゃだっちぇゆっくちちゅるよ!!」 ケースの中が賑やかになった。 「ゆ!!?あんよしゃんがへんだよ!!?」 「ゆかしゃんがうごいてりゅんだじぇ!!」 「こりぇおもちろいよ!!」 「ぴょんぴょんすりゅよ!!」 突然床が動き始めた。赤まりさ達は飛び跳ねたりそのまま流れに乗ったりと楽しんでいた。が、そんな楽しい時間はほんの数秒だった。 「ゆぎゃぁぁぁ!!!いぢゃい!!!いぢゃいよぉぉぉ!!!」 「ぜにゃかがいぢゃいぃぃぃ!!!どうなっぢぇるのぉぉぉ!!!?」 床の流れに乗ったままの赤まりさ達が画鋲に突き刺さったのだ。 「いぢゃいのはやぢゃぁぁぁ!!!」 「ご…ごにゃいぢぇぇぇぇ!!!まりぢゃにちがぢゅがにゃいぢぇぇぇぇ!!!!!」 「ゆぅ!!!…ゆぅ!!…ゆあぁぁぁぁ!!!!!」 次々と画鋲に突き刺さる赤まりさ。こうなるとやることは1つだけである。 「にぎぇるよぉぉぉ!!!まりぢゃはにぎぇるぅぅぅ!!」 「あっぢはゆっぐぢでぎにゃいぃぃぃ!!!!」 床の進行方向と逆に走り始めた。 「やずまじぇぢぇぇぇ!!!!もうげんきゃいだよぉぉぉ!!!!」 「ゆっ!!ゆっ!……もうやぢゃぁぁ!!!びょんびょんはゆっぐぢでぎにゃいよぉぉぉ!!!!」 「ま…まっぢぇぇぇぇ!!!まりじゃをおいぢぇがにゃいでぇぇ!!!!ゆぎゃぁぁぁ!!!!いぢゃいぃぃぃ!!!」 床は止まらない。 『ゆ~ん…ちゅむりは……ゆっくちできりゅよぉ…』 まりさつむりの映像は引き続き流されていた。とってもゆっくりとした表情だ。 「じゅ…じゅるいよぉぉ!!まりちゃだっぢぇゆっぐぢぢだいぃぃ!!!」 「どびょじぢぇまりぢゃだげぇぇ!!!!?あにょごみぢゃいにゆっぐぢさしぇでぇぇぇ!!!」 赤まりさ達は必死に走り続けた。といっても生まれたばかりの赤ゆっくりの体力など高が知れている。3分も走らせればもう限界だ。 「い…いぢゃいよぉ……」 「だ…だりぇがぁ……ぺりょ…ぺ…りょじぢぇぇ……」 「おぎゃぁ…じゃぁん……まりぢゃ……いぢゃいよぉ……」 3分後床が止まった。赤まりさ達の背中は痛々しかった。10回以上刺さった赤まりさもいれば数回で済んだ赤まりさもいる。 「みゃみゃぁ……いぢゃいぃ……いぢゃいよぉ……」 「しゅり…しゅりじぢぇぇ……おがぁじゃぁん……」 ちらほらと母親を求める声が聞こえた。生まれたばかりの赤ゆっくりだ、当然の反応であろう。 『おきゃぁしゃぁ~ん。しゅ~りしゅ~り』 映像が変わった。今度は大きなまりさとすりすりするまりさつむりが現れたのだ。早速公募したビデオを利用させてもらった。 「い…いいにゃぁ……まりしゃ……おきゃあしゃんと…いっちょにいちゃい…よぉ…」 「じゅるい……じゅるいよぉ……まりちゃだっちぇ……まりちゃだっちぇぇ…」 嬉しそうな表情を見せるまりさつむりの映像を眺めながら恨めしそうに赤まりさ達が呟いた。 「……っぐ……っゆ………っえ……っぐ…」 「ゆ………ゆ……っぐ……」 「ゆ…ゆぅ……ゆ…ゆわぁぁぁぁぁぁん!!!!おぎゃあじゃあぁん!!!おぎゃあじゃぁぁぁん!!!!」 1匹の赤まりさが泣き出した。それが引き金となりケースの中は赤まりさ達の泣き声でうるさくなった。 「どびょじぢぇまりぢゃにはおぎゃあじゃんがいにゃいにょぉぉ!!!!?ゆえぇぇぇぇぇえん!!!!ゆえぇぇええぇん!!!」 「さびぢいよぉぉぉ!!!!みゃみゃぁぁ!!みゃみゃぁぁぁ!!!」 「ゆびぇええぇぇん!!!!ゆびぇぇぇええぇえん!!!!」 そんな赤まりさ達へ返事が返ってきた。 「ゆびぇぇぇぇぇん!!!!ゆびぇぇぇぇ…ゆぴゃっ!!!?」 「いぢゃい!!!?いぢゃいぃぃぃ!!!」 「ど…どびょじぢぇゆがじゃんがうごいぢぇるにょぉぉぉぉ!!!!?」 「ぼ…ぼうやぢゃぁぁぁぁ!!!!!」 再び床が動き始めた。赤まりさ達は泣きながら走り始めた。 「ぢゅがれぢゃぁぁぁぁ!!!!とべでよぉぉぉ!!!」 「ぼうはじるのやぢゃぁぁぁ!!!!ゆっぐりさぜぢぇぇぇぇ!!!」 「ゆあぁぁぁぁぁ!!!!ごないぢぇぇぇ!!!ぢぐぢぐじゃんあっぢいっぢぇぇぇぇ!!!!」 『ゆ~ん!ゆっくちちていっちぇにぇ!!』 映像のつむりが挨拶をした。訓練されていないゆっくりはこの言葉を聞いてしまうと挨拶をし返さずにはいられない。 「「ゆっぐぢぢぢぇいっでにぇ!!」」 「「ゆっぐぢじぢぇいっぢぇにぇ!!」」 「「ゆっぐぢぢでいっぢぇね!!」」 こんな状況でも挨拶をし返してしまう。本能とは恐ろしいものだ。 「ゆぎゃぁぁぁ!!!!いぢゃい!!!いぢゃいよぉぉぉ!!!」 「ぢゃんどはじっぢゃのにぃぃぃぃ!!!!ゆぴぃぃぃぃ!!!」 「いじわりゅじにゃいぢぇぇぇぇ!!!!ゆぎぃぃぃぃぃぃ!!!」 今の挨拶で足が止まり全ての赤まりさが画鋲に刺さってしまった。 「ゆぎぃぃぃ……」 「いぢゃいぃ……ゆっぐ…ぢ…ぢぢゃぃ……」 「おう…ぢ…おうぢがえじぢぇぇ……」 床が止まった。今度は赤まりさ達の頭上から粉が降ってきた。 「にゃ…にゃに?…こりぇ?」 「ゆ…っぐぢ……できにゃい…のは…やぢゃよぉ……」 粉はゆっくりフードを粉末状に砕いたものだ。このゆっくりフードは最低ランクの製品で固形の状態でも十分に不味いのだという。 美味しそうな匂いはするのだがパサパサしていて飼いゆっくりには不人気であった。 不評だったため発売後すぐに販売停止となったがゆっくりへのお仕置き用に希望する飼い主が増えたため最近また販売されている。 「ゆ…にゃんだきゃ…おいちしょうな…においがすりゅよ?」 「お…おにゃか…へっちゃよぉ…」 「ぺ…ぇ…ろ…ぺ…ろ…」 ボロボロになった赤まりさ達は床に積もった粉を舐め始めた。 「ぺーりょ…ぺーりょ……ふちあわじぇ……」 「ゆぅ……おいちくにゃいよぉ……」 「のぢょ…きゃわいちゃよぉ……」 栄養は申し分ないのだがとても不味い。しかも粉状であるため酷く喉が渇くのだ。 「ゆ……ゆ……ゆわぁぁぁぁぁぁん!!!!!じぇんじぇんゆっくちできにゃいぃぃぃ!!」 1匹の赤まりさが泣き出すと他の赤まりさ達も連鎖するように騒ぎ出した。 「あみゃあみゃたべぢゃいよぉぉぉ!!!!」 「こんにゃのやぢゃぁぁぁぁ!!!まじゅいよぉぉ!!!」 騒ぐ赤まりさ達へ床が返答してくれた。 「ゆぅぅ!!!!ゆ…ゆがじゃん!!うごぎゃないぢぇぇぇぇ!!!」 「ど…どまっぢぇくだじゃい!!とばっでよぉぉぉぉ!!!!」 慌てた赤まりさ達は再び走り始めた。が、数匹の赤まりさはこれがどういうことなのかが分かっているようだ。 「たべばじゅぅぅぅ!!!たべばじゅがらぁぁぁ!!!」 「むーぢゃむーぢゃ!!とばっぢぇ!!だ…だびぇぢぇるでじょぉぉぉぉぉぉ!!!」 「ばりぢゃがわるがっぢゃでじゅぅぅぅ!!!!たべばじゅ!!!じぇんぶだべばじゅ!!!!」 床が止まった。他の赤まりさ達もどうしなければならないのかが良く分かったようだ。 「むー……ぢゃ…むーぢゃ………まじゅぃ……」 「まじゅいよぉ……こんにゃに……たびぇられにゃいよぉ……」 沈んだ表情で床を舐める赤まりさ。と、映像がまた変わった。 『むーちゃむーちゃ!!しゅっごくおいちいよ!!ちゅむりはちあわしぇだよぉぉぉ!!!』 美味しそうなご飯を嬉しそうな表情で食べるまりさつむりだ。 「…じゅるい……じゅりゅいぃぃ……」 「どうちぢぇ……まりぢゃ…だきぇ……っぐ…」 「おいちしょう………まりしゃも……たべぢゃいよぉ……」 「ゆっぐ………っひ……っぐ……」 映像を見ようとしなくても音声は聞こえてくる。とめどなく流れる涙を吸った餌を食べてまた涙が流れた。 「の…ぢょ…きゃわいちゃぁ……」 「のませちぇぇ……にゃにか……のみちゃいよぉ……」 赤まりさ達は水を求めた。 「ゆ!!?にゃに?」 赤まりさ達の頭上にノズルが伸びてきた。 「ゆぁ!?お…おちょがしちゃよ?」 ノズルからしきりにシュッシュッと音がした。 「にゃにか…でちぇるよ?」 さて、ゆっくりは水を飲まなくても死にはしない。だから赤まりさ達に水を飲ませる必要は無いのだ。 そこで代わりに霧をかけてあげることにした。ノズルはただの霧吹きの噴射口だ。 「ゆ!?いいにおいがしゅるよ!」 赤まりさが気付いてくれないと面白くないのでオレンジジュースを使わせてもらった。甘酸っぱい匂いがケースの中に広がった。 「しょ…しょれ!!しょれのみちゃい!!!」 待望のあまあまが手に入りそうで赤まりさ達の表情が蘇ってきた。 「まりちゃにちょうらいにぇ!!まりちゃはゆっくちちちゃいよ!!」 「ゆっくちちにゃいぢぇね!!」 しかし赤まりさ達が待てど暮らせどオレンジジュースは降ってこない。 「ゆぁぁぁ!!!ゆっくぢぢにゃいぢぇぇぇぇ!!!」 「あみゃあみゃぁぁ!!!ちょうぢゃいよぉぉ!!!」 匂いはするが口の中に入れることが出来ないのは相当辛いだろう。 「ゆぅぅぅ!!!…ゆ?あ…あみゃいよ!!」 我慢できなくなったのか舌を伸ばした赤まりさが舌に甘さを感じたようだ。 「ゆぅぅぅ!!!」 「ゆぅ!!……ほ…ほんちょだ!!」 赤まりさ達は舌を伸ばした。舌を動かし霧状になったオレンジジュースを求めた。 「あみゃいけぢょ……ゆっぐぢでぎにゃいぃぃ!!!」 「ちゅがれぢゃぁ……じぇんじぇん…おいちくにゃいよぉ…」 味は微かにするだけで喉は全く潤わない。舌をずっと出していたせいで疲れてしまった。 「のみぢゃいよぉぉぉ!!!おみじゅ!!!おみじゅぅぅぅ!!!!」 「のまぜぢぇぇぇぇ!!!のぢょがわいぢゃよぉぉぉ!!!!」 ノズルは引っ込んでしまった。オレンジジュースの甘酸っぱい匂いだけがケースの中に残っていた。 『ちゅーぱちゅーぱ!しゅっきりー!!』 壁にはストローから水を美味しそうに飲むまりさつむりが映っていた。 「にゃん…ぢぇ……まりぢゃだぎぇ……」 「まりじゃも……のみぢゃい……よぉ……」 騒げば騒ぐほど喉は渇く。1匹、また1匹と黙り込んでしまった。 「………ゆ!!?ま…まぢゃだよぉぉぉ!!!」 「ぼうやぢゃぁぁぁ!!!はじりぢゃぐない!!はじりぢゃぐにゃいよぉぉぉ!!」 一定時間おきに床が動くようにセットされているようでその度にケースの中から悲痛な叫びが聞こえてきた。 「ぢゅ…ぢゅがれぢゃよぉ……」 「ま…まりぢゃは…もう…ねりゅよぉ…」 夜になり研究室に誰もいなくなっても床は時々動いていた。勿論赤まりさ達が寝ている時も床は動き出すのだ。 「ゆぅぅぅ……ゆぅぅ………ゆぴゃっ!!!いぢゃいっ!!!」 「にぇがぢぇでぇぇぇ!!!!おにぇんにぇでぎにゃいぃぃぃぃ!!!!」 「ゆひぃぃぃ!!!!ゆひぃぃぃ!!!」 床が止まると赤まりさ達は眠りにつくのだがまた暫くすると床が動き出す。 「ゆひぃ………ね…ねみゅいぃ……よぉ…」 「お…にぇんにぇ…ちちゃいよぉ……」 「ぼう…うごぎゃにゃいぢぇぇ……」 次の日になって職員達が研究室に入ってきたときには赤まりさの目元に隈が浮き上がっていた。 「へぇ。ゆっくりにも隈なんて出来るんだ」 「死なねえよな?」 「死なないよ。ゆっくり出来ないだけさ」 「ま、1週間の辛抱だしな」 職員達はメニューを変えることはしなかった。メニューは1週間ごとに変わるのだ。まだ今日は2日目だ。まだまだ頑張ってもらおう。 「ゆ……ゆぅ……」 「お……おき…るよ……」 1週間後の朝、赤まりさ達がケースの中で目を覚ました。 「ゆ…ゆかしゃん……う…うごきゃない…ぢぇね?」 「おにぇがいだきゃら……ゆっくち…さしぇちぇ…」 赤まりさ達は気付いていないようだが1週間が経過したためメニューが変更され床が変わっていた。つまり、もう床は動かないのだ。 「う…うご…きゃにゃいぢぇぇぇ……ぼう……いぢゃいのはやぢゃぁ……」 「いっちょに……ゆっくち…しようよぉ……」 赤まりさ達はまだ警戒している。と、餌が降ってきた。 「ご…ごはんしゃん……」 「う…うごきゃないぢぇ……ごはん……ゆっくち…だべさしぇちぇ…」 今週は粉末状の餌ではなく固形の餌だ。しかも少しだけランクが上がっている。 「むー…ちゃ……むーちゃ…」 「むーちゃ……むーちゃ…」 いつ床が動くのか警戒してるせいで食べるのが遅い。が、餌を飲み込んだ途端表情が一変した。 「お…おいちぃ!!!」 「ゆ…っくち…できりゅよぉ…」 先週食べていたパサパサで最低ランクの不味い食事とは違い今食べているのはまだランクは低いがそれでもマシな食事だ。 しっとりとしており水分が欲しかった赤まりさ達にとっては何よりもご馳走だ。 「ゆ!!お…おみじゅしゃん!!おみじゅしゃんだよぉぉ!!」 ケースの中に赤いリボンを付けた人間の腕が伸びてきた。皿を置くとさっさと引っ込んでしまった。皿の中身はなみなみと注がれた水だ。 「ごーきゅ!!ごーきゅ!!」 「しゅ…しゅっきりー!!!」 「ゆ…ゆっくち…ゆっくちちていっちぇにぇ!!」 赤まりさ達は我先にと皿の縁に群がり水を飲み始めた。生まれて初めて喉を水が通ったのだ。久々に赤まりさ達に笑顔が戻った。 「ゆ!!……う…うんうんしゅりゅよ!」 「まりしゃもうんうんがしちゃくなっちゃよ!」 「まりちゃもしゅっきりしちゃいんだじぇ!!」 さて、赤まりさ達の体内の状況について解説しよう。先週は粉末状だが栄養豊富な餌を食べてきた。しかし水分はほぼ取っていない。 この結果体内の餡子は水分が大いに不足しており古い餡子を体外に排出することが出来なかった。 出来なかった、というより水分が不足した硬めの餡子を赤ゆっくり程度では排出できなかったのだ。便秘に少し近い。 しかも一定時間おきに走っていたためうんうんをするゆとりが無かったとも言える。 赤ゆっくりにしては少々大き目だが太ってはいない。これは赤ゆっくりにしては運動をしていた結果であろう。 そんな赤まりさ達が水分を急激に摂取したのだ。となれば一斉にうんうんをするはずである。 「ちゅっきりー!!」 「しゅっきりー!!」 10数匹いた赤まりさ達は一斉に出すものを出した。久々に体が軽くなった気がした。が、すっきりした表情はすぐに歪んでしまった。 「く…くちゃいぃぃ!!!!」 「ゆっくちできにゃいぃぃぃ!!!」 「にゃんぢぇちゅきりしちゃのにゆっくちできにゃいにょぉぉぉぉ!!!?」 うんうんの匂いを嗅いだのは初めてであろう。自らのうんうんから離れようとしたがどこに逃げても他の赤まりさのしたうんうんが転がっているのだ。 「こっちもゆっくちできにゃいよぉぉぉ!!!」 「にゃんぢぇここにもうんうんがあるのぉぉぉ!!!!?」 今週はこのうんうん地獄を味わってもらおう。そしてタイミングよく壁に映し出されたのは綺麗なケースの中でゆっくりとするまりさつむりの映像だ。 『つむりはきれいずきなんだよ!!きれいなおうちはゆっくりできるね!!』 赤まりさ達は羨ましそうな表情で壁を眺めていた。 「まりちゃだっちぇきりぇいじゅきなにょにぃぃ!!!ぐぢゃいぃぃぃ!!」 「あっぢいっぢぇぇぇぇ!!!うんうんじゃんはあっぢいっぢぇよぉぉぉ!!!」 「だりぇがかたぢゅげぢぇよぉぉぉ!!!ゆっぐぢでぎにゃいぃぃぃぃ!!!」 結局うんうんは放置されたままだった。ケースの中の全ての子まりさがしたとなると相当な量なのだ。 「ゆぅぅぅ!!!ゆっぐぢぢだいぃぃぃ!!!!」 「だれでぼいいがりゃぎれいにじぢぇぇぇぇぇ!!!!くじゃぐでゆっぐりでぎにゃいよぉぉぉぉぉ!!!」 うんうんを1ヶ所にしていたならまだゆっくりできただろう。 「ゆぅ……ゆ?ご…ごはんしゃん…」 「ごはんしゃん…ゆっくちさしぇちぇぇ…」 暫くして再び餌が降ってきた。勿論固形でしっとりとした美味しい餌だ。 「むーぢゃ…むーぢゃ……」 「みゅーじゃ…みゅーじゃ……」 「ゆぅぅぅぅぅ!!!くしゃぐぢぇじぇんじぇんゆっくちできにゃいよぉぉぉぉ!!!」 「うんうんのしぇいぢぇごはんじゃんがまじゅいぃぃぃ!!!」 匂いというのも味に影響を与える1つの要因だ。ケースの中はうんうんの臭いが充満していて折角の美味しい餌も不味く感じられた。 「にゃんぢぇ…おいぢいにょにゆっくちでぎにゃいのぉぉぉぉ!!!?」 「ゆっぐぢじぢゃいよぉぉぉぉぉ!!!!……ゆぅぅ!!!?う……うんうんしぢゃくなっぢぇぎぢゃぁ…」 「うんうんじぢゃぐにゃい!!!うんうんはゆっぐぢでぎにゃいぃぃぃぃ!!!」 食事をしたことで便意を催してきたのだ。 「やぢゃぁぁぁぁ!!!う…うんうんはゆっぐぢでぎにゃいぃぃ!!でにゃいぢぇ!!!でにゃいぢぇぇぇぇ!!!」 「どまっぢぇぇぇぇ!!!うんうんじゃん……どまっぢぇよぉぉぉ!!!!」 腹に力を入れて便意を我慢しようとする赤まりさ達。しかし小麦粉で出来ている体ではそう長い時間我慢は出来ない。 「ぼ…ぼうぎぇんぎゃいだよぉぉぉぉ!!!」 「くぢゃいのはゆっぐりぢぇぎにゃいでじょぉぉぉぉ!!!うんうんじゃんはどっぎゃいっぢぇぇぇぇぇ!!!!」 「ゆ……っ…ぎゅ……びょ…びょうだびぇぇぇぇ!!!!………ず…っ…ぎ…ぢぃ……」 ついに漏らしてしまった。連鎖するように次から次へと赤まりさ達はうんうんをしてしまった。 「じ…じぢゃっだぁぁぁ!!!!うんうんじぢゃっ………ゆぎゅっ!!くぢゃいぃぃぃぃぃ!!!」 「ゆっぐぢでぎにゃいぃぃぃぃ!!!」 「ぢゃっぎよりくぢゃぐぢぇきぼぢわりゅいぃぃぃぃぃ!!!!!」 それからずっと赤まりさ達はぴーぴー泣いていた。 「ゆ…………っぐ……くじゃぐぢぇ……おにぇんにぇ…でぎにゃいぃ……」 「ごんにゃのやぢゃぁぁぁ!!!ゆ…ゆっぐりじぢゃいよぉぉぉ!!!」 夜になり辺りが暗くなると赤まりさ達は眠くなったがうんうんの臭いで中々寝付けなかった。が、どうにか眠ることが出来た。 「ゆぅ……ぅ……ぅ……ぇ……」 「……ゅ……くちゃぃぃ…………」 臭いのせいで夢の中でもうんうんに囲まれているのだろう。寝言というより呻き声がしていた。 「ゆ……ゆぇ……」 「ゆぎぇ………」 数日でケースの中はうんうんで一杯になってしまった。勿論誰も掃除はしていない。 「ゆっぐぢでぎにゃいぃ……」 「まりぢゃの……ぎりぇいな…かりゃだぎゃぁ……」 「くぢゃぃ………くちゃいよぉ……」 うんうんを避けて歩くことはもう出来ない。赤まりさ達はうんうんまみれになりながら生活していた。 「ゆ……ごはん…しゃん…」 「ゆぅぅ……」 餌はいつも通り降ってくるのだがうんうんの上に散らばるため赤まりさ達はうんうんも口にしなければならない。 「むーぢゃ…むー……ぉぇ……」 「せっきゃくの……ごはんしゃん…なのにぃぃ……」 赤まりさ達の体はうんうんが染み込んでいて見るからに汚かった。 「チーフ、工場の方からOKが出ましたよ」 「んじゃ運ぶか」 うんうん地獄が始まって1週間後の夜、赤まりさ達が入っているケースが研究室から工場へ運ばれた。 「ゆ…ゆりぇるぅぅぅぅ!!!ゆびゅっ!!!…ゆぎぇぇ……」 「きぼぢわりゅいぃぃぃ!!!ゆびぇっ!!!う……うんうんくぢゃいよぉ……」 ケースは黒い布を被せているため中にいる赤まりさ達は外の様子が分からなかった。 「お!ころころ転がってるのが分かるぞ。どれ……」 「止めとけ。一応母体になるんだからさ」 ケースは丁寧には扱われず職員が歩く度に赤まりさ達はごろごろと転がりうんうんに激突していた。 「ゆ……ゆぎぇぇぇぇぇ……」 「ぎぼぢ…わる……ぃ……っぷ……ぉぇぇ…」 どうやら酔ってしまったらしく餡子を吐き出す赤まりさもいた。 「待ってましたよ。どうぞ」 チーフ達は加工所に隣接している工場に着いた。この工場では主にゆっくりを利用した食品が製造されている。 「すまないね。態々稼動止めさせちゃって」 「いえ。機械は時々休めとかないとおかしくなっちゃうんで。丁度良い時期に来てくれましたよ」 「じゃあ早速洗浄して頂こうかな。どこに入れたらいいんだい?」 「こちらにどうぞ。もう直接入れちゃってください」 チーフ達は工場内部に案内された。 「こちらです。この網の中に入れちゃってください」 金属製の網で出来た大きな箱が用意されていた。ケースから赤まりさを取り出すとどんどん箱の中に入れた。 「……ゅ……ぇ……」 「ぅ……ゅ……ぅ……」 赤まりさ達は皆弱りきっていた。 「おいおい、丁寧に運ばないから弱ってるぞ」 「大丈夫ですよ。今回は毎回砂糖水に浸けますから。そのうち元気になりますよ。ささ、皆さんはこちらへどうぞ」 チーフ達は工場内部からまた違う部屋に移動した。様々なボタンや装置、モニターが設置された部屋だった。 「この部屋で機械を操作してるんですよ」 「あ、あいつ等が見える」 モニターには箱の中の赤まりさ達が映っていた。 「お茶どうぞ」 お茶とお菓子が運ばれてきた。 「あ、この菓子好きなんだよなぁ」 「これはここで作られているんですよ。さっきの箱がその装置の一部でしてね」 ゆっくりは甘味としても利用されている。特に赤ゆっくりは美味でおやつに食されることが多い。 外見や味は饅頭なのだが1つだけ多くの人が違和感を感じている点があった。それは"歯"である。ゆっくりにも歯が存在するのだ。 ゆっくりの歯は砂糖細工であるため食べても問題は無いのだが饅頭を食べる気でゆっくりを食べると歯の硬さに少し違和感を感じてしまうのだ。 そこで加工所ではこの歯を取り除いてしまうことにした。 「これそんなに美味いんですか?どれ……お!美味い!!」 「結構人気ですよね、このお菓子…あ、これはちぇんだ」 「おかげさまで。ここ一番の売れ行きですよ」 「どうやって作ってるんですかね?」 「じゃあ実際に機械を動かしてみましょうか」 工場の職員がボタンを押した。 「……ゅ……ゅ……」 「ゅ……っく……ち……ぃ…」 金属製の網箱の中では弱りきった赤まりさ達が呻いていた。網箱は移動し水を張った大きな水槽の中に入れられた。 「中入れちゃって大丈夫ですか?」 「あの水槽の中は砂糖水なんですよ。まずは回復させておかないと」 箱の中の赤まりさ達は砂糖水に漬かったおかげですぐに元気になった。 「ゆ……な…なんとみょ…にゃいよ!」 「にゃん…だきゃゆっくちできるよ!!」 「ゆっくち!!ゆっくちぃ!!」 水槽を出た箱はまた違う水槽の上空まで移動した。 「あれは?」 「あの水槽は熱湯です。あの中に赤ゆっくりを入れて歯を溶かすんですよ」 「へぇ!ああなってたんだ……あ、あいつらの歯は?」 「御心配なく。1回くらいでは歯は溶けません。それに1回ずつ砂糖水に浸けますから……まぁ見ててください」 箱が徐々に下りていった。水槽からは湯気が立ち上っており赤まりさ達もそれに気付いた。 「にゃ…にゃんだきゃあんよしゃんがあちゅいよ!!」 「あぢゅ!!あぢゅいぃ!!!」 「ゆっくち…できにゃい…きがしちぇきちゃぁぁぁ!!!」 箱は更に下がり熱湯に少し近付いた。箱の中が騒がしくなった。 「お…おみじゅしゃんだよぉぉぉぉ!!!!」 「どぎぇぢゃうぅぅぅ!!!どぎぇぢゃうぅぅぅ!!!だじぢぇぇぇ!!!だじぢぇぇぇぇぇ!!!」 「あぢゅいよぉぉぉ!!!ゆっぐぢでぎにゃいぃぃぃ!!!」 そして箱は熱湯の中に半分ほど浸かった。 「あぢゅっ!!!!あぢゅいぃぃぃ!!!!」 「ゆぎぃぃぃ!!あぢゅい!!!」 「ごごぎゃらだじぢぇよぉぉぉ!!!あぢゅい!!!じんじゃうぅぅぅぅ!!!!」 箱の中で赤まりさ達は絶え間なく跳ねていた。 「あぢゅ!!!あぢゅっ!!!ゆ…ゆっぐぢぢぢゃいにょにぃぃぃ!!!!」 「あぢゅいのはゆっぐぢでぎにゃいぃぃぃぃ!!!!」 「おみじゅじゃん!!!まりぢゃにいじわりゅじにゃいぢぇぇぇぇ!!!!ゆぎぃぃぃ!!!!」 熱湯は箱の半分の高さくらいまでだったので赤まりさ達は飛び上がっては熱湯に落ちまた飛び上がっては熱湯に落ちの繰り返しだった。 「実際もあんな感じなんですか?」 モニターで赤まりさ達の様子を見ながら職員に聞いた。 「実際は全部沈めちゃいますね。あとお湯の温度も違います。実際は70度くらいでやってます。今回は60度くらいですね」 「口閉めて我慢してるやつとかもいるんじゃないですか?」 「ええ。ですから実際では箱を沈める寸前に"ゆっくりしていってね!"ってテープを流します。口を開けたのを見計らって沈めるんです」 「へぇぇ。そうなんですか。あ、箱が上がりましたね」 箱が熱湯から上がった。そのまま箱は移動し砂糖水の水槽に浸けられた。 「あれは何を?」 「実際だとまだ浸けませんね。今回だけです。実際はこの後氷水の中に浸けるんです」 箱が砂糖水から上がると氷水の水槽に浸けられた。 「ゆぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!ちゅびぇぢゃい!!!!!」 「ゆひぃっ!!!!ゆひぃっ!!!さぶい!!!!さぶいぃぃぃぃぃ!!!!」 「ちゅびぇぢゃい!!!ゆっぐぢでぎにゃいぃぃぃぃぃ!!!!」 熱湯のときと同様に赤まりさ達は暴れていた。 「お湯と氷水を繰り返して浸けるんですか」 「そうです。何回か繰り返して砂糖水に浸けて回復させてまたお湯に……この繰り返しです」 「氷水に入れる意味は一体…?」 「赤ゆっくりの体温を下げるのと中身を美味しくさせるためですね」 「ピンセットとかで歯を抜いちゃうのはやっぱり難しくて…」 「そうですね。力入れ過ぎちゃうと歯茎ごといっちゃいますね。だから溶かすことにしたんです」 「これうめぇっす!プリプリしてて最高!!」 「お前食い過ぎ」 「おかわりありますよ」 職員達は大好評発売中の"赤ゆ大集合"に舌鼓を打ちながら赤まりさ達が熱湯と氷水に苦しめられているのをモニター越しに眺めていた。 「そういえばこれって髪が無いですね。髪も溶けるんですか?」 「髪はセルロースなんですよ。ですから水には溶けません。食べても大丈夫ですが美味しくないんで先に切っちゃうんです」 ちなみにこの"赤ゆ大集合"というお菓子、実は中身の赤ゆっくり達はまだ生きているのだ。 "ゆ……ゆっぐぢ……ぢぢゃい……よぉ……" "ゆぴぃ!!た…たべにゃいぢぇぇぇぇ!!!まぢゃ…ゆっぐぢぢでないのにぃぃぃぃ!!!" "わ…わぎゃらにゃいぃぃぃ!!!らんじゃばぁぁぁ!!だじゅぎぇぢぇぇぇぇ!!" 歯を溶かした後は濡れた体を乾かしながら溶いた小麦粉を全身に薄く塗るのだ。乾かしながら塗っている為すぐに口と目が塞がってしまう。 そうしてから再びお湯と氷水に浸けて完成なのだ。 "むぎゅぅぅぅぅ!!!ばぢぇ……は……もりにょ……ぎぇんじゃ……" "じぇん……じぇん……ちょきゃい…はじゃにゃいぃぃぃ!!!" "いぢゃい!!!!いぢゃいよぉぉぉ!!!だじゅぎぇでぇぇぇ!!!だれぎゃぁぁぁ!!" 口は塞がれているため声が出ない。その代わり意識はあるため微かに動くのだ。 「お!こいつ結構生きが良いな!!」 「動く奴は結構動いてくれるな!」 口の中でふるふる動く食感が好評なのだ。また中の赤ゆっくりがどんな種類なのかが全くのランダムである。 大部分はれいむ種まりさ種の餡子でありす種のカスタード、ちぇん種のチョコレートにぱちゅりー種の生クリーム…と続く。 「あ!これはホワイトチョコだ……ってことはみょんか!レアだな」 「俺ずっと餡子だぞ。あぁ…まただ…」 つまり味もランダムなのだ。このゲーム性が特に女子高生に大ヒットしたのだ。 「ゆぅ………ぅぅ………」 「ゆひぃ……………」 「ゆぎぇ……………ゅ……ゅ…」 何回も何回も熱湯と氷水に浸けられた赤まりさ達は砂糖水をかけてもすぐには元気にならないくらい疲れきっていた。 「お、綺麗になったな」 「中身も綺麗になってたらいいのだがね」 うんうんが染み付いて汚かった赤まりさ達の体は綺麗になっていた。染みは無く真っ白だ。 「じゃあ乾かしましょう」 箱に温風が当てられてから新しいケースに収納された。 「わざわざありがとうございます。おかげで綺麗になりました」 「いえいえ。期待してますよ。つむりも食べられるくらい量産できたらいいですね」 職員達は工場を後にした。 続く by エルダーあき
https://w.atwiki.jp/sakideeroparohokanko/pages/72.html
優希印3/3 衣×京太郎×優希 衣の人 第2局 396~ 421 支援3つ 咲き誇る花 衣×京太郎×優希×咲 衣の人 「なら・・」 京太郎が『止めるか?』と聴こうとしたが、優希はその言葉をキスで止める。 「だ、だめだじょ、ちゃんと気持ちよくならないと・・・それに『止めて』って言って良いのは私だけ、だ、だから動くじぇ・・そしていっぱい、いっぱい気持ちよくなった証拠が欲しいじょ」 痛みからか悲しみからか涙を目に浮かべながら京太郎にお願いをする優希、切な優希の願いを京太郎は叶えることにした。 「じゃあ・・・動くぞ!」 ズブッッズブッッズブッッ!! 「ぐっぅ・・が・・がなりぎぐじぇぇ!」 激しい動きにあわて優希にも激痛が襲い掛かる、けど・・『止めて』とは絶対に口にしない。 (優希が少しでも楽になる方法は・・・そうだ) 思いついたまま京太郎は優希に顔近づけて、頬にキスをして・・舐めて吸う。 ちゅ・・ちゅ・・れろ・・ちゅぅぅぱぁ 「ひゃあっく?!?・・・きょ、京太郎!?」 (な、なんだじぇ、今のは・・ほっぺたに京太郎がキスしてくれたら・・なんだじぇ?) 「どうだ、少しは楽になるだろ・・・優希はこの可愛いほっぺが感じるみたいだからな・・」 「ら・・らしかに・・・・キスとか・・すわれると、びりびりくるじぇ」 (これが気持ちいってこと・・だじぇぇ・・) 自慰経験からか、素直にそれを快楽と認識して受けいれる優希、一度受け入れてしまえば。 チュ・・チュ・・ちゅぅぅぅぱ・・ちゅぱ 「こそばいけど・・き、きもちいじょ!!」 声を出して感じることが出来た、だがそれとは同時に優希には気になることがあった、それは・・・自分は気持ち良いが相手はどうなのかということ。 「きょ、京太郎は・・どうだじぇ、私のお・・おま・・おま○こは?」 「わかるだろ・・俺のが熱くなって暴れているのが!」 ズブッッズブッッズブッッッ!! 「あっぐぅぅ!!・・わ、わかるじぇぇえぇぇ!!、あつくてすごくぇぇぇ!!」 「ああ、気持ち良いって証拠だぞ」 膣内で主張し続けるペニスの熱と腰の動きで、京太郎が感じてくれていることを認識する優希。 「ふぁ・・う、嬉しいじぇ、きょたろうが・・きょうたろうが感じてくれているじょ」 痛みはある、だが快楽もある、そして喜びも、だから優希は楽しく嬉しくなる、今自分が好きな相手を喜ばせ楽しませているのだと。 「きょ、きょうたろう・・き、気持ちよくて・・あ、あたまが真っ白に・・」 「優希、気持ちよくてイクんだな・・?」 「イク・・きもちよくなって・・イクってぇぇぇぇぇぇ!!」 もうすぐ絶頂に達すると考えた瞬間、膣内を突き上げられながらさらに感じる優希。 「優希がイッたら・・俺もイクな・・」 (京太郎も・・京太郎も気持ちよくなってるじょ・・・なら・・もっと・・) ズブッッズブッッッズブッッッ!! 「いっれぇぇぇ!!きょうらろうもいっれれれじょぉぉぉ!!」 暴れるペニスが優希を最高潮に導く、そしてその優希の声が、仕草が、おま○こが京太郎の快楽を引き立てて・・そして。 「きょ、きょうらろぅぅぅいくぅじょょょょょょ!!」 優希が先に絶頂に達して、膣内がぎゅっと締め付けると。 「ゆうきぃぃぃ!!俺もいくぞぉぉぉ!!」 京太郎も一気の絶頂に達した。 ドクン!!ドクゥゥゥン!!ドクゥゥゥン!! 「きらぁぁぁぁじょょょよ!!きょうらろぅのらぁぁ!!あふひぃぃぃぃ!!」 既に満ちているはずの優希の膣内は、まだ足りぬといわんばかり京太郎のペニスを締め付けて、更に射精を催促する。 「ほら、まだだぁぁぁ!!」 ドクゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥゥン!! 「ふあぁぁぁ!!・・いっぱい・・だぁぁぁじょぉぉぉ・・まられれるじぇぇぇ・・」 激しい快楽、そして激しい射精から、一応解放された優希だが、体は絶頂の余韻からかまだぴくぴくと痙攣していた。 「はぁ・・はぁ、ふぅ・・よく頑張ったな優希」 「きょ・・・きょうたろ・・きもちよかっ・・たか・・じょ?」 「これだけ射精したんだからわかるだろうっていいたいけど、ああ、気持ちよかったぞ」 京太郎が感想を言って、優希の頬を軽くなぜると。 「ほぉぉ・・あ、安心・・した・じぇ」 優希も嬉しそうに微笑んだ、そしてそんな二人の行為をじっと見守っていた衣が、終了を確認して話しかけてくる。 「終わったな・・・京太郎」 「ああ、ありがとうな衣、その・・優希との事を認めてくれて」 「よい、片岡も気持ちが実ってよかったな」 「ほ・・本当に・・かんしゃ・・しているじぇ・・あ、ありがとうだじょ」 限り無く諦めに近かったところに可能性を提示してくれて、しかもその許可まで貰った優希は、素直に感謝の言葉を述べた。 「よいといっている、円満解決・・・だがな京太郎」 「なんだ?」 「やはり、京太郎が他の女性ばかり構っているのは寂しいぞ・・」 「あっ・・ごめん」 (当たり前だよな、いくら許可したって言っても、やきもちは焼くよな・・) 少し寂しげな衣の瞳を見て反省して謝る京太郎、だが直後衣の表情は一変する。 「そうだ・・だから、次は衣も混ぜろ」 にこっと笑うと衣はそのまま京太郎に抱きついて唇を奪う。 「・・衣、ああ、次は三人でするぞ、優希も良いよな?」 「もちろんだじぇ・・」 まだ情交の疲れからか、少し力の無いもののなんとか返事をする優希、その顔は笑顔で衣と京太郎の関係もしっかりと認めた。 「じゃあ、まず綺麗にしないとな」 「そうだな・・・」 京太郎がゆっくりと腰を引いて、優希の膣内からペニスを引き抜くと、衣の時と同様、納まりきらない精液が逆流してきた。 「あはぁ・・きょ、京太郎・・おおすぎるじょ・・」 「それだけ優希のおま○こが気持ちよかったって事だよ」 「なら嬉しいじょ・・」 京太郎の言葉を聴いて、ただただ嬉しそうに優希は笑っていた。 「京太郎、ティッシュだ」 「サンキュー衣、じゃあ拭くぞ優希」 衣からテッィシュの箱を受け取り、京太郎はそれから何枚かテッィシュを取って優希のおま○こにそれを押し当てる。 「うっ・・じ、自分でするじぇ」 なんとか自分でしようとするが、やはり体が上手く動かせない優希。 「快楽と痛みで上手く動けないのだろう、京太郎に任せるのが吉だ」 「うっ・・京太郎お願いするじょ」 動かないのは事実なので、衣の助言通り京太郎に頼むことにした優希。 「まあ、射精したのは俺なんだから任しとけ」 なるべく優希が恥ずかしがらなくて済むように、優希のおま○こについた血と精液と愛液を手早く拭き取る京太郎。 「ほれ、終わったぞ」 「ううっ・・な、なんか今のが一番恥ずかしかった・・じょ」 「ほら、片岡、何時まで落ち込んでいるつもりだ・・次は衣達の番だぞ」 衣は優希の手を引いて優希の体を起こす。 「な、なんだじぇ・・なにをするんだじぇ?」 「言ったであろう、次は衣達の番だと・・京太郎」 「えっ・・ああ、そういうことか・・」 衣が何をしたいのか理解した京太郎は、衣と優希の目の前にまだ硬いままのペニスを突き出す、当然まだ拭いていないので精液と優希の処女を奪った証が所々についていた。 「京太郎のお、おちんちんに血、血がついてるじぇ!?」 「それはお前のだぞ片岡」 「あっ、そ、そうだったじょ」 驚いたものの、衣に指摘されて自分が処女喪失した事を思い出して、頬を紅くする優希。 「ほら、テッィシュだ」 「いらないぞ・・衣はこっちでキレイにするからな」 京太郎からテッィシュを受け取らずに、そのまま口を近づけてペニスについた、色々とまじったモノを舐め取る。 れろ・・れろ・・ 「お、おい、衣!?」「な、なななななななんだじぇ!?」 「うん、フェラチオを言って、おちんちんを口で愛撫する行為の一つだ」 衣は知っている知識を自慢げに披露する。 「き、汚くなくないのかじょ!?」 「ついているのは京太郎の精液と、片岡の液と破瓜の血だろう、気になるが微々たる事だ」 れろ・・れろれろ・・れろ そういって、先ほど舐めたところとは違う場所を舐めとる衣。 「うっ・・くぅ・・衣の舌良い・・」 「そ、そうじゃなくて、お・・おちんちんだじょ!?」 「最初から気にならなかった訳ではない、だがフェラチオをすると京太郎が凄く喜んでくれるからな」 衣は嬉しそうに笑いフェラチオを続ける、この行為で京太郎が喜んでくれている、それは衣の中の嫌悪感など塗りつぶして、上書きして余るほどに幸福感と満足感を与えていた。 れーーーーろ・・れろれろれーーろ 「ぅく・・そこいいぞ、衣・・・気持ち良いぞ」 (ふふ・・喜んでいるな京太郎、いつもと少し味が違うのは片岡の味か・・・血は少し不味いが、でもこれはこれで楽しいな・・・ふふ) 衣はフェラチオが好きだった、他の行為ではどうしても京太郎まかせになってしまう、だがこれは自分が一方的に京太郎を気持ちよく出来るという行為だからだ。 「あっ・・あぅ・・」 優希が見守る中で、京太郎のペニスから完全に付着していた様々のモノが衣によってキレイに舐め取られた、衣は当然の様に舐め取ったものを吐き出さず全て飲み込んだ。 「ありがとうな衣、綺麗にしてくれて」 「どういたしまして、衣はお姉さんで恋人としても先輩だからな、この程度はできて当然だ」 京太郎頭に頭を撫でられながら、衣は自慢げに胸を張り優希に色んな意味で先輩である事を教える。 「うっ・・た、確かにしゅごいじぇ」 (い、良いな・・・京太郎に頭を撫ぜてもらえて・・あれ京太郎は気持ち良いんだじょ・・で、でも・・) 頭を撫ぜられる衣を羨ましく見つめる優希、だがやはりペニスに口をつけると言うのに少し抵抗を感じていた。 「衣、その・・悪いんだけど、あと少しでイキそうだから、もうちょっとやってくれるか?」 フェラチオによりペニスの清掃で、京太郎は限界にほど近いところまで高ぶりを感じていたおり衣にお願いをする。 「了解だ、京太郎・・衣の口でたくさん気持ちよくなってくれ!」 京太郎からのお願いに、衣は俄然やる気を出して口を開けて亀頭をくわえ込む。 ちゅれろ・ちゅれろ・れろれろれろ 「くっぅぅぅ、いいぞ衣ぉ!!」 (ふふ、感じているな京太郎、それに匂いも強くなってきている・・・もうすぐイキそうなんだな) さきほどの京太郎の言葉どおり、すでに限界は近いようで衣も何度かの経験から、匂いやペニスの動きでそれがわかるようになっていた。 (す、すごい・・あ、あんな風に銜え込んで、そ、それに京太郎、気持ちよさそうだじょ) 初体験の時に優希には見る余裕すら無かったが、今は外にいるからはっきりと見て取れた京太郎が快楽を感じている顔を・・。 れろれろれろ・・ちゅぅぅぅぅ 「くっ、で、でるぅぅ!!」 (くるっ!) そう思った瞬間、衣は手を使い京太郎のペニスを激しく動かない様にする、そして。 ドクゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥン!!ドクゥゥゥン!! 「ううっ!?」(あ、あいかわらず・・すさまじぃ・・) 本日三度目の射精だが量も勢いも劣れず、大量の精液が衣の喉に口に吐き出された。 (絶対に、全部飲みきる!) そんな決意を胸に勇猛果敢に口内に出された精液を、喉を鳴らしながら飲み込み続ける衣。 (の・・のんでる、京太郎のを・・飲んでいるじょ・・) ドクゥゥゥン!!ドクゥゥゥン!! 「うっ・・おぐぅ・・」(りょ、量が多すぎて・・く、くるしい・・) 止まらない射精に、精液でむせ返り溺れそうになりながらも、衣は口を離さず・・・そして。 「・・・・ごくん、ぷはぁ・・はぁぁ・・はぁぁ・・」 射精が終わり、口内の精液を飲みきったのを確認すると、衣はようやく口を離して苦しそうに息を整える。 「衣、前にも言ったが無理しなくてもいいんだぞ」 京太郎にも衣が無理して飲み込んでいる事は理解できたが、射精している途中で、しかも押さえられているのに、無理にはずすというのもできなった。 「ふぅぅぅ、いいんだ、これは衣がしたくてやっていることだ、それに飲み込んだほうが嬉しいのだろう?」 「無茶はするなよ、それで衣がどうにかなったらそっちの方が俺は嫌だ」 「うっ・・す、すまない、京太郎・・」 京太郎を心配させてしまったことに、落ち込んでしゅんと肩を落とす衣、そんな衣の頭部に京太郎は手を伸ばして優しく撫ぜる。 「でも、すげぇ嬉しかったぞ、それにすげぇ気持ちよかった、ありがとうな」 「ふふ・・どういたしましてだ」 最後に褒められた事で、落ち込んだ気分も吹っ飛び衣は嬉しそうに笑った。 「しかし京太郎のおちんちんは固いままだな、やはり三度程度では満足しないか」 経験上からか、三度射精しても萎えないことに衣は特に驚きはしない、むしろ感心していた。 「うん、ああ、でももう良いんだぞ、二人とも疲れているだろう、放っておけばそのうち納まるから」 京太郎は衣と優希の体を気遣い、これ以上するつもりは無かったのだが。 「京太郎、まだだぞ・・なぁ・・片岡」 「えっ、ええっ!?・・・そ、それって・・するってことだじょ?」 突然衣に声を掛けられた優希は驚くが、なんとなく衣が何を言いたいのかは理解していた。 「そうだ・・・」 「衣・・・・優希別にしたくないなら無理にしなくても良いんだぞ」 (抵抗はあるだろうな、やっぱり・・まあそれも不思議じゃないし) 京太郎は無理やり銜え込ますと言う事をする気は起こらず、またどうしても嫌なら我慢してまでフェラチオをして欲しいとは思わなかった、してくれれば嬉しいと言う気持ちもあったのだが。 「きょ、京太郎は・・どうだじぇ、私がしたら嬉しいのか?」 「うっ・・」 優希に問われて迷う京太郎、ここで嘘をついて嫌がると優希を傷つけるかもしれない、だから京太郎に選択肢などなく、正直に答えるしかなかった。 「そりゃ、まあ・・嬉しいかな」 「京太郎・・」 「しないのなら、衣がするぞ」 「や、やるじぇ!絶対にフェラチオをするじぇ!」 京太郎の本音に、衣の挑発が会い重なり、優希のやる気は最高にまで引き上げられた。 「じゃ、じゃあ・・頼む」 京太郎がペニスを優希に向けると、優希は少し戸惑った表情を見せる・・。 「ううっ・・す、するじぇ・」 決意は叫んだものの、優希は排泄する部分を舐めると言うのには抵抗感じ、目を瞑り恐る恐る舌を出し・・・ゆっくりと一舐め。 ぺろ・・。 「うっ・・」 (な、なんか変なにおいがするじぇ・・) 近づいてすんすんと嗅いでわかるのは、性器と精液の独特のにおい、今日が初めての優希にはあまり好ましくないにおいだった。 優希が微妙な表情をしているそんな時、衣はそっと耳打ちをした。 「辛いか片岡、ちゃんと目を開け、しっかりと両方の眼で京太郎を見ながら舐めるんだ、そうすればそんな気分も無くなるはずだ」 「うっ、わ、わかったじょ・・」 今日一日の経験から、衣の助言に素直に従う優希、目を開けてしっかりと京太郎の顔を見ながら、もう一度舌を出して・・鈴口のあたりを舐める。 ぺろぺろ・・ぺろ 「うっ・・くぅぅ、いいぞ優希・・その調子だ・・」 (!!・・・い、今のって・・) 「どうだ、京太郎の感じている顔をみていると、嫌気が春先の雪のごとく消えてゆくだろ?」 衣の言うとおりで、京太郎が気持ちよくなっていると思うと優希の胸は高鳴る、そしてやる気が満ちてくる。 「こ、これって・・そのまま舐めれば・・」 優希はさきほど衣がしていた事を思い出して、舌を使い竿の部分を舐めとる。 れーーろ・・れーーろ 「少し違うぞ・・・こうだ」 れーーーーろ・・・れーーーーろ 「こ、こうだじょ・・・」 衣と優希は競うように京太郎のペニスを舐め上げる、結果二重の快楽が京太郎を襲う。 「うっぉぉぉ・・いいぞ、優希!・・衣!」 (京太郎が感じてくれている・・・ま、負けられないじょ) 「きょ、京太郎・・・頑張るんじぇ」 (ふふ・・教えはするが、負ける気は無い!!) 「衣も頑張るぞ、またいっぱい射精してくれ」 れーーろ・・れーーーーーろ・・れーーーーろ 「くぅぅぅ、き、きくな!」 双方からペニスを舐め上げられる、その快楽、そしてそんな行為を可愛い二人がしてくれていると言う事実が京太郎をさらに興奮させる。 「ふふ・・汁が出ているぞ、片岡・・さっきは衣が飲んだからな、ここは片岡に譲ろう」 「汁って・・ああ、やってやるじょ!」 亀頭の先から、ぷっくりと液が出ているのを見つけると優希はそれを舐め取る。 ぺろぺろ・・れーーろ・・・れーーろ 「うおっ!!」 (うっ・・ま、不味い・・・けど!) 美味しいものでは当然無いが、しかし京太郎が喜んでいる、そして自分の舌に感じてくれていると思うと優希のやる気は衰えない、さらに衣も舐めているので衣に対する対抗心もあった。 (た、確か・・こうやってくわて・・・舐めて吸うんだじょ!) れろれろれろれろ・・ちゅぅぅぅ・・れーーろれーーろ 「うっ・・両方ともいいぞ、衣!!優希!!」 亀頭を銜え込み、舌を乱暴に動かしながら尿道を吸い上げる優希、衣もそれを邪魔する気は無いのか竿や裏筋の部分を舐めるのに集中していた。 二人の舌技にさきほどの絶頂の残り、それらが重なり合い京太郎も早めに限界が近く感じた。 (京太郎が喜んでいるじぇ!) (京太郎、気持ちよさそうだな・・・それにもうそろそろか) ただただ一心不乱舐める優希と多少余裕がある衣、だが優希も衣も好きな相手に快楽を与えている事に興奮して喜びを覚えていた。 ちゅぅぅぅぅ・・・ぺろーーん 優希が尿道を吸い上げ、衣が裏筋を舐め取った瞬間、京太郎は限界に達した。 「い、いくぅぅ!」 ドクゥゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥゥン!! (あっ、京太郎気持ちよさそだじょ・・うっ!?) 優希も京太郎が射精したことは認識したが、想像以上の勢いと量に・・。 (うっぷ・・く、くるじい・・・) 「ぷはぁ!?」 押さえきれずに優希の口から、射精の最中にあるペニスが飛び出す。 ドゥゥクン!ドクゥゥゥン!! 射精は止まらず、優希と衣の髪の毛や顔に降り注いだ。 (耐え切れなかったか、まあ初めてでは致し方あるまい・・) 「熱いな・・ふふ」 冷静に観察しながら、降り注ぐ精液の熱を楽しむように衣は笑っていた。 (こ、これって確か飲み込むんだ・・じょ?) 衣のしていた時の事を思い出して、口内に残る精液を飲み込もうとする優希・・・だったが。 「う、うげぇぇぇ、ま、まずい、それに臭い・・」 精液独特の味と臭いに飲みきることが出来ず半分ほど吐き出してしまう。 「別に無理して飲まなくてもいいだぞ・・」 テッィシュを数枚とって、優希に手渡す京太郎。 「ううっ、ご、ごめんだじょ」 謝りながら、受け取ったティシュで口を拭い、自分が吐き出してしまった精液を拭き取る優希。 「でも、飲もうとしてくれたのは嬉しかったぞ」 不味いものを無理してでも飲もうとしてくれた事を喜び、京太郎は優希の頭を優しくなぜた。 「うっ・・」 「どうだ、京太郎が喜んでくれているとわかると、においも味も好きなってこないか・・」 衣に耳打ちされ、ティシュに染み付いた精液の臭いを嗅いでみる優希、すると先ほどよりは嫌な気分にならなかった。 「少し好きになれそうだじょ、京太郎・・次はちゃんと全部飲むじょ」 「ああ、無理しない程度で頼むよ」 誓いをたてる優希を見て苦笑しながらもお願いする京太郎。 「ふふ、これで京太郎も満足して・・へぇ?」 降り注いだ精液を拭き取ることもせずに満足げな笑みの衣、だったが一箇所で視線が止まり黙り込んでしまう。 「うん、どうした、そんな・・えっ?」 優希も同じ箇所を見て同じく固まる。 「うん、どうした二人とも?」 「きょ、京太郎・・それは・・その、あれなのか?」 衣は京太郎のペニスを指差す、まだ硬そう勃起しているペニスを。 「そ、それって大きいままなのか?」 優希もまだ大きいままのペニスに疑問を感じているようだ。 「えっ、ああ・・そのうち納まると思うから、衣も優希も疲れただろう休んでくれて良いんだぞ」 四度の激しい射精の末、いまだ硬いままの京太郎のペニスに驚く衣と優希、二人ともかなり疲れていたのだが、京太郎の気遣いが二人のやる気に火をつけた。 「まだだ、まだ終われないぞ、衣は京太郎にも満足して欲しいんだ!」 「私も、私もだじょ」 「えっ、いや、満足はしているぞ」 実際京太郎は満足していない訳ではない、ただ単に精力が強くてまだ萎えていないだけだ、だが衣と優希はやはり不満そうな表情を見せた。 「駄目だ、折角だから京太郎を大満足させるぞ片岡!」 「おう!」 「えっ、お、おい・・ちょっとまって・」 京太郎の止める声も聞かず、衣と優希は京太郎に飛び掛った。 「はぁ・・はぁ・・はぁ、ようやく終わった」 「はぁはぁはぁ・・はぁ・・だじぇ」 言葉通り性も根も尽き果てベッドの上に倒れこんでいる衣と優希は、自分達と同じく倒れこんでいる京太郎の小さくなっているペニスを見て、疲れながらも満足げな笑みを浮かべていた。 「はぁ・・ありがとう、そしてお疲れさん、衣、優希」 労わりの言葉をかける京太郎に、なんとか息を整えながら指を折り回数を数える衣。 「ああ、本当に疲れたぞ、なにせ衣が六回で・・」 「私が四回・・・どんだけ無尽蔵なんだじぇ」 思い出しながら少し厭きれる優希。 「でもすごい気持ちよくて大満足だぜ、ありがとうな衣、優希」 起き上がって衣と優希にお礼を言ってそれぞれの頬にキスをする京太郎。 「ああ、それを聞けて、衣も大満足だ」 「えへへ・・照れるじょ」 そのお礼に衣と優希は満足げな笑みを浮かべていた。 「ふぅ、これで片岡も」 「さっきから片岡って呼んでいるけど、優希でいいじぇ」 「名前で呼んで良いのか?」 「当然、だってころちゃんは京太郎の恋人いろんな意味で先輩だじぇ」 笑いながら衣の事をオリジナルのあだ名で呼び、親しげに話しかける優希。 「こ、ころちゃん・・それはあれか、衣のあだ名か?」 「そうだじょ」 「しかしあだ名とは友達が呼ぶものではないのか?」 「京太郎の恋人同士って言うことは親友も同じ、それともころちゃんは嫌か?」 (いきなりあだ名はどうなんだろうか?) 「ううん、嫌じゃない、衣はあだ名で呼ばれるのは初めてだ、嬉しいぞ」 京太郎の心配をよそに、衣はあだ名で呼ばれることを嬉しそうに受け入れる。 「よろしくなころちゃん」 「うむ、よろしく頼むぞ優希」 どちらとも無く手を差し出し、友情の握手を交わす衣と優希、感動的場面だったのだが・・。 ぐぅ~と衣と優希、二人のお腹が同時鳴る。 「うっ・・そういえば、今日はおやつも食べていないからな」 おやつを食べていない上に、京太郎との激しい情交での体力と精力の消費、疲れて空腹になるのも仕方のないことだ。 「ケーキ食べ損ねたじょ・・・あっ、そうだ」 残念そうなのも一瞬、優希は立ち上がり脱ぎ捨てたスカートの所まで歩いて行き、ポケットに手を突っ込んで中から二つの包み紙を取り出した。 「優希、それってまさか・・」 「タコスだじぇ、後で食べようと思って取っておいたのを思い出したじぇ」 大好物のタコスを握り締め、嬉しそうにベッド戻ってきた優希は一つの包みを衣に差し出す。 「ほれ、ころちゃんにもやるじぇ」 「えっ、優希がタコスを・・・いいのか大好物だろう?」 無条件のタコス進呈に驚く京太郎、前に自分が落ち込んでいるときに優希からくれそうになった事はあったが、他の時に貰うことなど無いほどの優希の大好物、優希はそれを惜しげもなく衣に差し出していた。 「良い・・のか、そんな好物を貰っても?」 京太郎の反応を見て、受け取るか否か迷い優希の態度を見守る衣。 「もちろん、何せころちゃんとは京太郎の恋人同士で親友、だからこのタコスは友情の証だじょ!」 「で、では、ありがたく頂く・・・ありがとうな優希」 「良いって事よ、さぁ一緒に食べるじぇ」 「うん」 包み紙をとってタコスを食べ始める衣と優希。 「冷めてもタコスはうまいじょ」 「うん、確かに美味しいなタコスは」 「そうだじぇ、ころちゃんもわかっているな、あはは」 楽しそうに、そして美味しそうに食べている衣と優希を見て、自分も空腹であることを思い出すと、ぐぅ~と京太郎の腹の虫も鳴き始める。 「なんだ、京太郎も空腹なのか?」 「う~ん、タコスはこの二つで最後だじぇ」 自分のタコスを見ながら、空腹の京太郎を気にする優希。 「いや、良いよ、二人で食べちゃって、俺はまだ我慢できるから」 そう言うものの、腹の虫は正直に再び鳴いて空腹を訴える。 「・・・そうだ、優希」 「なんだじぇ、ころちゃん・・・・おおっ、それは良い作戦だじょ」 衣に何かを耳打ちされると、優希もその案に賛同し二人は楽しそうに笑いあい、京太郎の前にタコスを差し出す、そして。 「あ~~~ん」×2 「えっ・・・?」 二人同時のあ~んに戸惑う京太郎だったが、二人はそれも気にせずに続ける。 「あ~~~ん」×2 「あ~~ん」 このままでは埒が明かないと判断した京太郎は、一口ずつ衣と優希のタコスを齧る。 「どうだ、京太郎」 「美味しいか?」 「・・ああ、美味しかったよ、ありがとうな衣、優希」 礼を言い頭を撫ぜる京太郎と、それを受け入れて嬉しそうにする衣と優希。 「ふふ、どういたしましてだ」 「ふふ~ん、感謝するといいじぇ」 この後三人は美味しく二つのタコスを食べきった。 優希が京太郎の彼女になった翌日 「片岡優希完全復活だじょーーーー!」 部室で靴を脱いで椅子の上に立ち、腕を突き上げて高らかに他の部員に宣言する優希。 「復活したのね、良かったわ」(どうやら須賀君のこと振り切ったみたいね) 「ほんに、よかったの」(強がっとる訳じゃなさそうじゃの) 「復活したのは良いけど、ゆーき椅子に立つのは止めた方がいいですよ、危ないですから」 (落ち込んだ雰囲気も無くて、立ち直ったみたいで本当によかった・・) 「復活おめでとう、優希ちゃん」(これで、京ちゃんと衣ちゃんはみんな公認の恋人か・・) 心配していた分、しっかりと立ち直った優希に拍手と祝福の言葉が送られる。 「どもども、ありがとうだじぇ・・おっと!?」 ぺこぺことみんなにお辞儀をした優希だが体勢を崩して椅子から落ちる。 「ゆーき!?」 「おっと!」 優希を助けようとして和が立ち上がるが、先に立っていた京太郎が優希を受け止める。 「おっ、ありがとうだじぇ、京太郎」 「はぁ~気をつけろよ」 礼を言う優希を、そのまま椅子に座らせる京太郎は少しあきれながら耳打ちをした。 「・・昨日の今日だから、少し痛くて動きづらいんだろう?」 「あっ・・そ、その通りだじょ」 京太郎に指摘されたとおり、優希は昨日の痛みが残っており自分でも動きづらさを感じていた。 「たくぅ・・あんまり無茶するなよ」 「うん、ありがとうだじぇ京太郎」 恋人を心配する京太郎と、心配されて少し照れくさそうにしながらも嬉しそうな優希。 それを見ていた久、まこ、和、咲は全員首を傾げる。 (どう見ても恋人よね・・ま、まさか別れたとか?)(恋人に見えるが・・まさかなぁ・・) (凄く仲良く見えますが、きっと一つ問題が解決して仲良くなっただけですよね) (なんだろう京ちゃん凄く優しい目で優希ちゃんを見ている気がする・・・まるで恋人を見るような、そんな・・・まさかね) よもや二人目の彼女などという選択肢があったなどと、想像すらできない四人は少々困惑気味だった。 「ね、ねぇ優希、その・・・天江さんを須賀君の恋人として認めているのよね?」 どうしても疑問が解けない久は少し遠まわし気味に、優希に訊ねた。 「当然、ころちゃんは京太郎の恋人だじぇ」 「こ、ころちゃん・?」 「衣だからころちゃんって・・・」 いきなり飛び出したあだ名と、迷うことなく笑顔で答えた優希を見た四人は話し合いを始める。 「いまのって、どうなの、まこ?」 「な、なんでわしに振る、ほれあれじゃ、殴り合いの後に・・」 「殴りあいなんてしてないわよ?」 「と、兎に角、同じ男を取り合った末に新しい友情が生まれたんと違うか!?」 よく分からない例えをしようとしたところに冷静につっこみを受け、恥ずかしそうに顔を真っ赤にしながら叫ぶように答えたまこ。 「よくはわかりませんが、ゆーきが元気になってくれてよかったと思います、けど・・」 「う、うん、そうだね、でも・・・」 (あの視線はいったい?)×4 結局疑問が解けぬまま、首を傾げるしかない四人であった。 そして京太郎と優希はというと・・・。 「これからも、ううん、これから改めてよろしくだじぇ、京太郎」 「ああ、こちらこそよろしく頼むな、優希」 そんな四人をよそに、仲良さそうに恋人としての挨拶を交わすのだった。 終わり 咲き誇る花 衣×京太郎×優希×咲 衣の人