約 1,476,280 件
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1666.html
37 :名無しさんなんだじぇ:2010/10/16(土) 23 18 45 ID 0v4MWpIk ビリビリ「っで、私もあんた達どれがどれだかわからないから、一応自己紹介しなさい」 妹達「「「了解しました、お姉さま」」」 R妹「私はR(リボンズ)ミサカです」 妹E「私はミサカEです」 妹F「私はミサカFです」 妹達「「「以後、お見知り置きを、っとミサカは自己紹介を終えます」」」 部長「…見事、御坂さんと海原君の予想が的中しちゃったわね」 美穂子「本当、瓜…四つですね。御坂さん、ちょっと彼女たちの横に並んでくれませんか?」 ビリビリ「人の事を瓜に例えないでください!…こうですか?」 池田「うわっ、マジで四つ子にしか見えないし!」 上条「おーい、ビリビリいるかー、って、4人も!!」 マリアンヌ「あら、ちょうどいいところに来たわね」 C.C.「ここでボウヤに問題だ。本物の御坂美琴はどれだと思う?」 上条「へっ?」 38 :名無しさんなんだじぇ:2010/10/16(土) 23 26 58 ID g/DqsAUo ヴァン「右から二番目だろ」 幸村「いやいや、一番左ではないかと思いまするが」 C.C.「黙れ」 39 :名無しさんなんだじぇ:2010/10/17(日) 00 17 21 ID lHFwsBhE コクトー「あれ? 確かミサカEさんはイノベイド妹では無い筈……」 イリヤ「こんな事もあろうかと、イノベイド妹を一人ミサカEとすり替えておいたのよ」 コクトー「成る程、意図的に此処に送り込んだんですね。 でもどうして?」 イリヤ「いいじゃない、どうせ生きてるか死んでるか分からないんだし。 それに、そっちの「お姉様」を焚き付けるにはうってつけじゃないかしら?」 コクトー「悪趣味ですね……」 41 :名無しさんなんだじぇ:2010/10/17(日) 00 26 15 ID csGuYAV. イリヤ「ちなみに資料の改竄はヴェーダが2秒でやってくれたわ」 コクトー「何故2秒…?」 イリヤ「00世界でいう一瞬って言う意味よ。いわゆるスラングね」 コクトー(また適当な事を…)
https://w.atwiki.jp/saki_nodoka/pages/81.html
「原村和はアイドル」 という龍門淵さんの言葉を聞いた後で、図らずもそれも証明するような場面に 鉢合わせてしまい、急に原村さんが遠い存在になってしまったような気がした。 みんな彼女のことが大好きで、近付きたいと思っている。 私もその中の一人に過ぎなくて、いつか見向きもされなくなっちゃうのかな……。 授業を受けていても悲しい想像ばかりが頭に浮かんで、 部活に向う時間になっても何だか足が重い。 原村さんを見れば、それだけ心が弾むに決まってるし、 「宮永さん」 といつもの調子で言われたら、嬉しくてきっと期待したくなっちゃう。 (私が彼女にとって特別な存在なんだ) そんな風に、ありもしないことを………。 だから、余計に辛くなる。 私は優希ちゃんみたいに名前で呼ばれるような親しい間柄じゃなくて、 「宮永さん」というその他大勢の内の一人に過ぎないんだ。 嫌でもそのことを思い知らされるだろうから、 何となく授業が終わりに近付くにつれて心が沈んでいった。 とぼとぼと歩きながらふと仰ぎ見ると、 旧校舎の白壁が午後の日差しに明るく照り返し、 最上階にある麻雀部の部室は、青い空の中で一際良く目立っている。 その雲一つない晴れ渡った情景に心が揺れて、思いがけず (好きだよ、原村さん) という本心がこぼれた。 寂しさで乾いた胸に報われることのない想いがじわじわと染みを作っていくのを感じながら、 私は溜息を吐いた。 その時、 「どうしたんだい坊主、辛気臭い面して!」 そんな言葉と共に胸を揉みしだかれた。 「わっ!? 誰!?」 突如現れた得体の知れない存在を振りほどこうと反射的に体が動いたけれど しっかりと私の体を捕まえて離してくれない。胸の中に恐怖が芽生えたところで 「のどちゃんのわがままおっぱいもいいけど、 咲ちゃんのこの未発達なおっぱいもこれはこれで味わい深いじぇ」 「優希ちゃん!?」 正体がわかって取り合えずほっとした。緊張が解けた拍子に心も体も脱力し、その場にへたりこむ。 「もう、びっくりしたよ」 「咲ちゃんが溜息なんて吐いてるから、私がおっぱい占いで見てみようと思ったんだじぇ」 「そんなの当たるの?」 「うむ……この触り心地は…坊主、今恋をしてるな?」 「えぇ!?」 「相手は誰だじぇ!?」 もし相手を知られちゃったら……… 原村さんに対する想いを知られちゃったら……… 一息ついたと思ったのも束の間、血の気が引いていく。 そんな胸の内をよそに胸をまさぐる手付きは一層激しくなって、 「ゆ、優希ちゃん!」 たまらず声を上げたのに、優希ちゃんは放してくれなかった。 嫌よ嫌よも好きのうちだじぇ」 「駄目だよぉ」 (でも、何だかくすぐったくて力が入らない……どうしよう……知られちゃう) 「さあ、相手は誰だじぇ」 「止めてってばぁ」 (知られたくない……原村さん……) 「観念するんだじぇ、咲ちゃん!」 「………」 (もうやだぁ……どうしてそんなことするの、優希ちゃん) 「咲ちゃん?」 「………うぅぅ……えぇ~ん………」 泣き出してしまった私を見て、優希ちゃんがようやく胸を揉んでいた手を止めた。 そしておろおろとしながら必死に謝る声が聞こえてきた。 涙は止まらなくて、日差しに照らされてるというのにちっとも濡れた頬は乾かなかった。 原村さんに対する想いそのものみたいに、後から後から溢れてはこぼれていった。 風が吹くたびに涙の通り道が冷たくなぞられて、 「やっぱり好きなんだ」 という気持ちが改めて感じられる。 暫くそのまま泣き続けてから、私が 「大丈夫だよ」 と言うと、優希ちゃんも漸く安心したみたいだった。それなのに…… 「宮永さん、どうしたんですか?」 (……その声は……) 「の、のどちゃん!」 「なんで泣いているんですか!?」 「あ、あの……」 「うぐ、それは………」 タイミングが悪すぎるよぉ…………。 私は涙の跡をこすりつつ、声の主の顔を見ることが出来ずに俯いた。 「優希、まさかあなたが!?許しませんよ!!」 「ちが……」 「私はただ咲ちゃんが誰に恋をしてるのか確かめようと思っただけだじぇ」 「宮永さんが恋!? 誰なんですかそれは!?」 (え、えぇ?) 「だからそれを確かめてたんだじぇ」 「誰なんですか、宮永さん!?」 「あ、あの……」 「誰だじぇ!?」 藪から棒に話の矛先がこっちに向くなんて……うろたえる私をよそに 原村さんも優希ちゃんも真剣そのものの顔つきで、絶対に逃がさないという意思が表情に滲み出ている。 前門の虎と後門の狼。 そんな二人の剣幕に草食系の私はすっかり縮こまってしまった。 そう言えば、こんな様子を 悪魔と深い青い海の間に……… なんて言うんだっけ。 最近読んだ「ナルニア国物語」に書かれていた慣用句が唐突に思い出される。 走馬灯ではないけれど、感極まって頭の中が錯綜してるみたい。 原村さんが大好きなのに、優希ちゃんのように名前で呼んで貰うことは出来なくて…… そんな二人に並んで問い詰められると、居た堪れなくなる。 「誰なんですか、宮永さん!?」 「誰なんだじぇ、咲ちゃん!?」 「ちょっと待ってよ……」 (言えないよ………そんなこと……) 「宮永さん!!」 「咲ちゃん!!」 「あ、あの…」 (原村さんのことが好きなのに……酷いよ……) (どうして二人してそんなことを言うの……?) 口に出来ない言葉が次から次へと浮かび、悪魔と深い青い海の間に投げ込まれる。 それは反響する音すら残さずにひっそりと私の心に消えていった。 「宮永さん……?」 「咲ちゃん……?」 「………」 (もうやだぁ……) 「「!?」」 「うぅぅ……うわぁぁん」 部長「それで和は咲を送って帰ったのね?」 優希「そうだじょ…」 部長「事情はわかったわ。あんまりつついちゃ駄目よ。 咲はああ見えてというか、見かけ通りというか、繊細なんだから」 優希「はいだじぇ」 部長「まあ、何はともあれ優希、グッジョブよ!」 優希「ふぇ?どうして?」 マコ「そうじゃのう。あんたにしては珍しくいい仕事じゃ」 優希「染谷先輩までどうしたんだじょ?」 部長「災い転じてなんとやらね」 マコ「福となるかは本人達しだいだがのう」 部長「まあね」 優希「どういうことだか全然わかんないじぇ!」 「宮永さん、ごめんなさい」 学校からの帰り道を歩いている途中、少し後ろから付いて来る原村さんが、 もう何度目になるかわからない謝罪の言葉を口にした。 「気にしないでいいよ。何でもないから」 私もその度に打ち消すのだけれど、俯いたままずっと沈んだ顔をしている。 こんな風に会話もなく、沈うつな雰囲気で歩くのは久し振りで 「そんな打ち方を続けるなら麻雀部を退部して貰えませんか?」 自然と出会ったばかりの頃のことが思い出された。 あの時から何も変わっていないのかな…… 嫌な想像ばかりが頭に浮かんで、辛くなる。 でも、どうしていいのかわからなくて、暫くそのまま歩き続けてから (あれ、ここって) いつの間にか原村さんと全国大会に出場することを誓い合った あの湖の畔に辿り着いて、足が止まった。 西日が湖面に映って綺麗な波紋が出来ているけれど、周りには誰もいなくて、 何だか寂しさが心に染み込んでくるみたいに感じられる。 (原村さんと一緒にいるのに、どうしてこんな気分になるんだろう) 振り返ると彼女は相変わらず俯いたままでいるのが目に入って 「大丈夫だから、いつもみたいに笑ってよ、原村さん」 思わずそんな風に言ってしまった。 原村さんがはっとして顔を上げたので、急に胸の鼓動が大きくなる。 緊張しつつ返事を待っていると、 「ごめんなさい」 という前置きの後で 「気になって仕方がなくて……」 小さな声が返って来た。 湖面を小さく波立たせながら渡ってきた風が 私と原村さんの髪をたなびかせ、 次の瞬間にはもう遠くに去っていた。 「何が気になるの?」 尋ねた私をちらりと見つめるや、原村さんは真っ赤になって視線をそらした。 「その、宮永さんが誰に恋をしてるのか………」 「ふぇ? あ、あれは……」 「嘘ではないんですよね」 「え、えと……」 「だって泣いてたじゃないですか…」 「それはそうだけど………」 と口にしてから、当の原村さんが泣きそうな顔をしているのが目に入った。 「は、原村さん、泣かないで」 慌てて近寄った私から顔を背けて 「だって、宮永さんが言ってくれないから……悲しくて…」 と震えた声を返す小さな背中に胸が落ち着かなくなる。 「どうしてなの?」 「どうしても気になるんです」 「それを言えば悲しまずにすむの?」 小さく頷くのが見えて、急に胸が苦しくなった。 (私が言えば原村さんは泣かないって言ったけど、でもきっとびっくりするよね) (まだ名前で呼び合ってもいないのに、そんなこと……) (それに、もし拒まれたらどうしよう………) 考え出すと止まらなくて、胸の鼓動ばかりが早くなっていく。 膝の力が抜けてへたりこみそうになったところで、 「言ってくれないんですか?」 原村さんのすがるような声が聞こえてきて、私は反射的にその体を後ろから抱き締めた。 「わ、私……原村さんが……好きなんだ…」
https://w.atwiki.jp/kyo-saki/pages/54.html
430 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/11/14(土) 10 27 09 ID CQsOOmyY 優希「犬ー! 犬ー!」 京太郎「誰が犬だ・・・って、何ニヤニヤしてんだよ気持ち悪い」 優希「き・・・!? ・・・ふふん! なんとでも言うが良いじぇ。今日の私は機嫌がいいから、そんなことでは怒らないのだ」 京太郎「ほー。何かあったのか?」 優希「よくぞ聞いてくれたじょ! ジャジャーン!! 新発売、タコスアイスをついに入手したんだじぇ!!」 京太郎「た、タコスアイス・・・?」 優希「ソフトクリームタイプだじょ。さっそくあけてみるじぇ」 カパッ 京太郎「それか・・・うっ、な、なんか臭いぞオイ」 優希「まったく、この芳醇な臭いがわからんとは・・・ほれほれ。なんなら一口あげてもいいんだじぇ~? そのかわり・・・」 京太郎「え、マジ? サンキュー」 パク 京太郎「うわ・・・酷く不味い・・・」 優希「ああーー!! なに勝手に食べてるんだじょー!!?」 京太郎「な、なんだよ。お前が一口あげるって言ったんだろ!?」 優希「まだ交換条件言ってなかったじょ!」 京太郎「交換条件?」 優希「裸で三百回回ってワンと言え!」 京太郎「できるか!! わーったよ。じゃあ部活終わった後タコスでも奢ってやる」 優希「駅前の店だじょ」 京太郎「はいはい・・・って、アイス溶けかけてるぞ」 優希「おーっと、早く食べないと・・・あ・・・(そ、そういえばこのままじゃ間接キスに!?)」 京太郎「どした?」 優希「な、なんでもないじょ・・・///」 ぱくっ 優希「う・・・マズ・・・」
https://w.atwiki.jp/shienki/pages/549.html
※ダイエット、ネタ。多分、きっと、ひょっとしたら ※※メタ要素は無いですが、やたら酷い話 namber:それにしても、お二人とも遅いですね ステルスモモ:最初むらさきさんは居たんすけどね namber:さっき、急用がうんぬんで退室されてもう30分ですね ステルスモモ:おっぱいさんも来る気配無いっすしね namber:…………まさか、ですけど ステルスモモ:まぁまぁ、大体考えてる事わかるっすけどそうそう無いっすよ namber:だと、良いんですが……… ステルスモモ:まぁ、誰か一人でも来たらサンマでもやろうっす namber:そう、ですn 酢だこさんが入室しました ステルスモモ:お、噂をすれば namber:酢だこさん、こんばんh 酢だこ:タコスの神がっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1 ステルスモモ: namber: ~で~ 酢だこ:………タコスの神は我に試練を与えたもうた ステルスモモ:実はケバブだったんすね、よくわかるっす namber:あ、この間初めてドネルケバブ食べましたけど、美味しかったです ステルスモモ:駅前とかに居る屋台の奴っすか? namber:ええ、ガスバーナーで焼いてるのにはビックリしました ステルスモモ:本格的っすよねー 酢だこ:えぇい!!聞くんだじぇ、この駄犬共!!!!!! namber:また食べたいんですけど、たまにしか来てないらしく……… ステルスモモ:移動屋台の宿命っすよねー 酢だこ:無視っ!? ~で~ 酢だこ:これは聞くも涙、語るも涙の物語なんだじぇ namber:むしろさっきまで流してませんでしたか、涙? ステルスモモ:モニター越しに伝わってくる打ち込みだったっすね 酢だこ:orz namber>ステルスモモ:…………どうしましょうか、コレ ステルスモモ>namber:取り合えず聞くだけ聞くっすか、そうしないと居つきそうっすし ~で~ 酢だこ:私は、タコスを食べないと己の姿を保てない運命にある身なんだじぇ namber>ステルスモモ:…………そろそろギブアップしていいでしょうか ステルスモモ>namber:…………いつもコレに付き合ってるんすね、おっぱいさん 酢だこ:そうして私はタコスを食べ続けてるのだが、ここで一つ大きな問題が浮上してきたんだじぇ namber:はぁ ステルスモモ:はぁ 酢だこ:……………明日は身体測定なんだじぇ namber: ステルスモモ: 酢だこ:ああ、教えに従って模範的に生きてきたというのに、世は無情にもこのような暴挙を!!! namber:いいですからそのご立派な体型を衆目に晒して来ては如何でしょうか ステルスモモ:取り合えず頭か語尾に「宗教上の理由で」ってつけとけば世の中暖かい目で見てくれるっすよ ~で~ namber:…………こう言ってはなんですが、普通に体型気にするタイプだったんですね ステルスモモ:………そういう乙女な気配が日頃全く出てないんすけど、今更っすか 酢だこ:…………うぅ、私だって立派に女の子なんだじぇ。成長は人10倍気にするじぇ namber:と、それ以前に身体測定でもないしょう、この真夏に ステルスモモ:………普通、学期初めっすよね 酢だこ:………部長が「大会前に健康管理しとかないとねー」って namber:あー ステルスモモ:あー 酢だこ:……うぅ、突然言われても何の準備もしてなかったんだじぇ namber>ステルスモモ:どうしましょうか、この状況 ステルスモモ>namber:……こういうときに限って、むらさきさんもおっぱいさんも居ないっすからね namber>ステルスモモ:……私としてはそっちの方が問題なんですが ~で~ 酢だこ:ぶっちゃけ、すぐさま痩せれる方法を教えてくれなんだじぇ ステルスモモ:日本語でお願いするっす 酢だこ:?ちゃんと日本語だじぇ!? ステルスモモ:うん、ごめんっす。ちょっと異世界の言語に見えただけっす 酢だこ:?視力大丈夫なのかー? ステルスモモ:視力は2.0っす 酢だこ:おーやるじぇ、しかし私はタコスの屋台なら2km先でもわかるんだじぇ ステルスモモ:へー namber:さておき、痩せる方法ですか 酢だこ:おお!あるのかっ!? namber:えぇ ステルスモモ>namber:ちょ、南場さんっ!? 酢だこ:教えて欲しいじぇ!!! namber:それではですね、まずジャージに着替えまして 酢だこ:そんな事もあろうかともうジャージだじぇ!!! namber:準備がいいですね、それでは次の事を今から実行するだけです 酢だこ:何をすればいいんだじぇ!? ステルスモモ>namber:だから南場さn namber:「アイラブリンシャン」と魔法の言葉を叫びながら3kmほどジョギングしてください ステルスモモ>namber: 酢だこ:それで痩せれるのかっ!? namber:間違いないかと 酢だこ:叫ぶんだなっ!? namber:声高らかにどうぞ 酢だこ:でも、今更だけど近所迷惑なんじゃ……… namber:痩せたいんですよね? 酢だこ:むむむむむむむむむ namber:何かを成し遂げるには、犠牲は必ず付き物です。そうでしょう? 酢だこ:!確かにそうだじぇ!!! namber:貴女は成し遂げれる人です 酢だこ:そうか!? namber:ええ、そうです 酢だこ:よし、それじゃ行ってくるじぇ!!!!!!!! 酢だこさんが退室しました namber:さて、それにしてもお二人とも遅いですよね ステルスモモ: ~で~ 紫炎姫さんが入室しました 紫炎姫:使えない子達ノシ namber:あ、紫炎姫さんこんばんはです、遅かったですね 紫炎姫:おー使える子ノシ。ちょっとな ステルスモモ:……………こんばんはっす 紫炎姫:ん?どうしたよモモ? ステルスモモ:…………いや、別に何でも無いっす namber:今まで何されてたんですか? 紫炎姫:あーその、電話してたんだが……… namber:そうでしたか 紫炎姫:…………話は変わるけど、アイツまだ来てないよな? namber:のどっちさんなら来てませんよ 紫炎姫:……そっか ステルスモモ>紫炎姫:……ここだけの話、何あったんすか? 紫炎姫>ステルスモモ:いやだから、電話だって ステルスモモ>紫炎姫:…………おっぱいさんとの電話が突然切れたんすよね? 紫炎姫>ステルスモモ:え?ちょっ、何で知tt namber:それにしてものどっちさん、遅いですよね 別サブタイ『南場さん黒ぇとか』な話。もしくは『一石二鳥とか』 以前に書いて放棄したヤンデレなのを一部掘り起こしたらやたら素敵な方向に 取り合えずヤンなステキな方向に行く前に、更に一部軌道修正。 ……………………… 結果、驚きの黒さ ……………………… でも実際問題、タコス戦の南場さんは黒かったと思う。オーラ的に 「もう貴女は私に勝てませんよ」チックなその瞳に痺れる憧れる ちなみにのどっちさんは身体測定の悩みについて話してたとかそうでないとか そうしたら突然外より聞こえる「アイラブリンシャン」コール ………………………… 取り合えず、結果的にタコスさん痩せたらしいです。割とマジメな数値で ついでにのどっちさん、またバストカップ上がったそうな。相対的に ……………………… あと、白糸台の全国オーダー編成にて照さんが先鋒に名乗り出たそうな。何故か タコス逃げてー!ですね、わかります。町内を必死かつ全力疾走で追いかけっこする少女が二人… -- 名無しさん (2010-03-02 01 34 02) のどっちさんですか?彼女は『転校』しましたよ… -- No. (2010-03-02 01 56 57) (不)登校とかでサイコさんになりそうになったてのと関係あるのかしらん。 電話、か。また『エトペン人形』でもこの部屋で話せば電話機触りたくなくなるかな。 -- 名無しさん (2010-03-02 02 21 13) 酢だこ:いつもだったらダイエットタコスを一週間で痩せれるのに…… -- 名無しさん (2010-03-02 02 33 30) ダイエット……豆腐肉でアボカド抜きとかかな -- 名無しさん (2010-03-02 09 40 48) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3823.html
『シティ・ジャーロ』 24KB 虐待 日常模様 家族崩壊 子ゆ 現代 虐待人間 うんしー 観察? 21作目 羽付きあきさんリスペクト作品。 そのはずなのに、どうしてこうなった。どうしてこうなった。 『シティ・ジャーロ』 マンネリあき 「皆さん、『羽付きまりさ』をご存知だろうか? 都会に住むゆっくりたちの小さなドラマを、帽子に白い羽を付けたまりさ中心の視点で 描いた作品は、ネットで発表されるや否や愛で派、虐待派共に一大ブームを巻き起こした。 まりさたちは野良飼い問わず、こぞって白い羽をつけたがり、野良まりさに 野良ゆっくりを案内するよう頼み込むような人間も現れたという。 かくいう私もその影響を大いに受け、これまで適当に潰したりして遊んでいた都会の ゆっくりたちを観察してみようと決意するに至ったのである。 今日は暑かった夏がようやく終わりを迎え始め、節電の効果があったのかなかったのか も分からないまま、涼しげな秋に移行しようとしている。 ゆっくりたちもようやく過ごしやすくなってきたのだろう。 あちこちで野良ゆっくりがおうたを歌い、踏み潰されて悲鳴をあげ、虐待されて悲鳴を あげ、何やかやで悲鳴をあげていた。 『おにいさんが、はかせのいっていたにんげんさんであってるのぜ?』 と、指定された路地裏で待っているとダンボール箱から、帽子の先端がへにゃりと曲が ったまりさが現れた。 『ああ、そうだよ。君が野良ゆっくりを案内してくれるっていうまりさかい?』 『そうだぜ。やくそくのごはんさんはまえばらいにしてくれるとありがたいんだぜ』 私は頷き、指定されたゆっくりフード甘み控えめタイプを差し出した。 『あじみさせてほしいんだぜ』 まりさはぺろぺろと差し出されたフードを舐め、頷いた。 『ありがとうだぜ。やくそくどおり、のらのゆっくりたちをかんさつさせてあげるんだぜ』 『ありがとう。でも、もっと甘い奴でも構わなかったけど?』 『あまあまさんがつよすぎると、したがばかになるのぜ』 虐待派の鬼意山の中には、わざわざ強烈な甘さを誇る菓子を食わせ、今まで食べていた はずの餌を食べられないようになって、飢え死にしていくのを楽しむ者もいるのだ、とい う。 『めーりん。これをあずかってほしいんだぜ』 まりさの番にしては珍しいことに、野良のめーりんがもそもそと這い出てきた。 『じゃおーん』 了解した、という鳴き声なのだろうか。彼女は私に一礼すると、ゆっくりフードを詰め た袋を、ダンボール箱の中に運び込んだ。 『それじゃあいくのぜ』 『おう、分かった』 こうして、私とまりさは羽付きまりさと彼を追いかけた作者のように、野良ゆっくりの 生態を観察することになったのだった。 しばらく歩くと、繁華街から少し離れた雑居ビルに辿り着いた。一階にあった手打ちの 蕎麦屋は既に潰れて長いらしく、閉店を知らせる張り紙がぼろぼろに風化していた。 『ここのうらっかわに、はぐれのらがすみついているんだぜ』 この街の野良ゆっくりはほとんどが寄り集まって群れを結成し、人間に対抗したり(大 抵駆除される)、あるいは驚いたことに人間と共生したりもする(私の住んでいる家の近 くにある公園がそうだった)。 そんな中の『はぐれ』とはつまり、野生ゆっくりから落ちぶれたゆっくりや、飼いゆっ くりとしてのプライドが、野良ゆっくりの群れに入ることを拒んだ者たち――言うなれば、 底辺の更に底辺ゆっくりである。 まりさの言葉に、私はそっと物陰からビルの裏を覗き込んだ。 『ゆ、ゆ、ゆ~ん。だじぇっ、だじぇっ、だじぇっ』 『ゆうーん。おねえしゃんのおうたはちょってもゆっくちできるにぇ』 『ゆううう。ふたりともとってもとってもとってもかわいいおちびちゃんだよぉぉ。 これならにんげんさんもおちびちゃんにくびったけっ、だよぉぉ』 甲高く苛立たしい声。 紛れもなくゆっくりだ。腐りかけのダンボール箱の中で、のんきにおうたなんぞを歌っ ている。 『おやはれいむ。あとはまりさのちびなんだぜ』 『子供のれいむはいないみたいだな……』 私とまりさは少しずつ少しずつ、そろーりそろーりと彼らに近づいて行く。 これ以上はさすがに鈍感なゆっくりと言えども気付かれる、という場所まで移動すると、 私は双眼鏡を取り出して、観察を開始した。 『うぇぇ……』 見るに堪えない、見苦しいゆっくりたちであった。 親れいむはまず、おかざりが黒い汚れや雨の後濡らしっぱなしだったのか、ごわごわと 奇妙な形にねじ曲がっている。 そして、本来白に近いはずの肌はぬらぬらと茶褐色の汚れに覆われており、下腹部あた りには埃や何かの毛のせいで、さながら疥癬のようになっていた。 まむまむはガバガバになっていて、くるりと振り向いたあにゃるには茶褐色のうんうん の残骸らしきものがこびりつき、フジツボのようだ。 おちびちゃん二匹も酷いものだ。 自慢であるはずのおさげはぼさぼさ、薄汚い肌は親れいむと同じだがまりさ自慢のおか ざりであるぼうしがところどころに穴が開いた、ゆっくりならずとも顔をしかめる、まさ にゆっくりしてないゆっくり的な薄汚さである。 『あれはもとかいゆっくりなのぜ』 『飼いゆっくり? あれでか?』 まりさの話によると。 彼らのローリングストーンゆん生は、飼いゆっくりが陥る典型的なものだったという。 即ち、番で飼われる→去勢を泣いて嫌がる→すっきり→おちびちゃん作成→捨てられる、 ついでに親まりさは適当に死んだ、という流れだ。 ただ、他と違って面白いのは、彼らは決してゲスではなく、『おかざりやうすぎたなさ でゆっくりしているしていないをきめるべきじゃない』という思想を持っているらしい。 善良なゆっくりなのかな? 実に立派なことじゃないか……と思ったが彼らの姿を見て 考えを変える。 確かに汚い綺麗程度で、ゆっくりの多寡を計るというのは少し間違っている気もするの だが……。 『いくらなんでも、みぐるしいにもげんどがあるんだぜ』 確かになあ。 野良ゆっくりは結構見かけるけど、あれほど酷いのは見たことがない。 『ふつう、おやはぺーろぺーろすることでおちびちゃんのよごれをとるんだぜ。 なのに、あのれいむはそれをいやがったんだぜ』 ぺーろぺーろで汚れを取るということは、その汚れたものを口に入れるということだ。 親れいむはそれを嫌がり、自身も汚れるままに任せたのか。 きっと近付けば、ドブの臭いが濃厚に漂っているに違いない。 想像しただけで吐き気を催した。 『ゆっ、ゆっ、ゆー。れいむたちはこころがきれい~♪』 『き・れ・いっ♪ き・れ・いっ♪』 『きれいだじぇっ♪ きれいだじぇっ♪』 ジャイアンのリサイタルを実際に聴くと、こんな気分なのだろうか。 そう思う程度には、酷い歌であった。 『ゆふふ。れんっしゅうはかんっぺきだねっ。このおうたとおちびちゃんたちのきゅーと さがあれば、にんげんさんはきっとかってくれるよ! きっと! ぜったい! ぜっっっっったいだよぉぉぉぉぉ!』 『『ゆっくちりかいしたじぇ(よ)!!』』 私たちは、呆れた様子でそのハイテンションな一家を見つめていた。 『のらゆっくりのなかでも、きんねんまれにみるあほなんだぜ』 『あの根拠のない自信を、私は時折羨ましいとすら思うよ』 全く自分たちを省みない、自分たちがゆっくりしているからゆっくりしているのだ、と いう根拠のない盲信。 人間ならば100%モンスターペアレンツになるタイプである。 『ゆっくち、ゆっくち、ゆっくち~♪』 『ゆじぇっ、ゆじぇゆじぇゆじぇ~♪』 少し見ていると、二匹の子まりさが微妙に性質が違うのが私にも分かってきた。 だじぇ口調の子まりさは、口に枝を咥えている。時折得意気に動かしているところから 察するに、恐らく彼にとっては自慢の得物なのだろう。 一方、非だじぇ口調の子まりさ(便宜上だじぇ口調を子まりさA、こちらを子まりさB とでも呼ぼう)は時折空を見上げて、にへらーっと笑っている。 『おそらしゃん、ゆっくちちてるにぇ! まりしゃもゆっくちちてるよ!』 『くさしゃん、にがにがだけどゆっくちちてるにぇ!』 『すぃーさん、ゆっくちちてないけどゆっくちちてるにぇ!』 とにかく、ありとあらゆるものが子まりさにとっては『ゆっくち』しているものらしい。 親れいむの教育の成果だろうか、まあ確かに彼らは善良……そうではある。 少なくとも、ゲスのような言動はないだろう。 まあ、だからといって飼いゆっくりになれるかといったら大きな間違いだ。 『ここらへんがゆっくりしてるね! それじゃあ、おちびちゃんたち! ゆっくりしてるおうたで、かいゆっくりにしてもらうよ!』 『『ゆわーい!』』 親れいむが、汚らしい二つのもみあげをぱんぱんと叩いてリズムを取り始めた。 『いち、にー、いち、にー、さん、よん!』 驚いたことに、親れいむは数字を四つまで数えた。 飼いゆっくりとしての教育が行き届いていたのだろう。 だが――。 『れいむはもとぎんばっじさん!』 『まりしゃは、ぎんばっじこうほのおちびちゃんだじぇ♪』 『まりしゃは、ぎんばっじこうほのおちびちゃんだよ♪』 『『ゆ、ゆ、ゆ~♪』』 『れいむはとってもゆっくりしてるよ♪』 『まりしゃはとってもゆっくちちてるじぇ!』 『まりしゃはとってもとーってもゆっくちちてる!』 『『『ゆゆゆゆゆ~♪』』』 ノリノリであった。 くねくねと、汚らしい身体を存分に見せつけるダンスは――道行く人々に、最低な気分 をもたらしていた。 顔をしかめ、鼻を摘み、蔑みきった表情で、人間は足早に通り過ぎていく。 『だからそこのにんげんさん! れいむをかいゆっくりにさせてあげるよ!』 『まりしゃたちをかってもいいのじぇ!』 『まりしゃたちがかいゆっくりになってあげるよ!』 『……ァァン?』 ピタリと、一人の青年がその不遜極まり無い歌詞に足を止めた。 『おい、今何つった? 飼いゆっくりに……させてあげるだと?』 れいむたちは、彼のゆっくりしていない雰囲気に気付かない。 喜び勇んで、彼の足元に駆け寄ってぴょんぴょんと飛び跳ねる。 『そうだよ! れいむたちはとっっってもゆっくりしているゆっくりだからね! かってくれれば、きっとおにいさんもゆっくりできるよ!』 『ゆっくちさせてあげりゅよ!』 『だからゆっくちさせてにぇ!』 『お前等みたいな汚い連中を飼う奴なんていねぇよ』 その言葉に、親れいむが心底馬鹿にした表情を浮かべて青年を見た。 『ぼろはきててもこころはにしきってことばをしらないんだね、おにいさん! れいむたちはこころがとってもぴゅあできれいなんだよ! りかいできる? できないの?』 『りかいできにゃいなんて、にんげんさんはおばかなんだじぇ!』 『ゆう。おにいしゃん、ばかなの? まりしゃ、とってもかちこいんだよ!』 『……ほーう』 青年のこめかみが痙攣している。 『マズいな』 『おおいにまずいんだぜ』 青年は自分のスニーカーを確認し、頷いた。 私の推測だと、あれは『蹴ってもいい靴かどうか』を確認したのだと思う。 『おい、そこのれいむ。ちょっと横にずれろ』 『ゆ? いどうしたらかいゆっくりにさせてくれるの?』 『いいからさっさと動け』 『ゆっくりりかいしたよ!』 『そうそう、そこでストップ。ここからだと、上手くやれば路地に転がっていくからな』 『ゆ? おにいさんなにいって――――』 青年が助走をつけて、れいむの顔を爪先で蹴り飛ばした。 『ぷびょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?』 彼の予想通り、ビルとビルの間の空間に向けて彼らは見事に転がっていった。 『お……おかあしゃーーーん!』 『なにするんだじぇ!』 子まりさAが、帽子から枝を取り出して咥えた。 『あやまるのじぇ! ゆっくりできないことをしたにんげんさんはごめんなさいするのじ ぇ! しゃもないと、このえださんでぷーすぷーすしてやるのじぇ!』 『うわあああん! おかあしゃん! おかあしゃあああん!』 子まりさBの方は、泣きながら母親の方に向かっていく。 考えてしたことではないだろうが、実に賢明な判断だ。 そして、愚かな選択をした子まりさAはというと。 『くそ汚ぇツラしやがって……』 『まりしゃはぼろはきてても、こころはにしきさんなのじぇ! とってもゆっくちしてるのじぇ!』 『別にお前がゆっくりしてようがしてまいがどうでもいいがな、お前の薄汚い姿はみんな がゆっくりできねーんだよ! このウンカスクソチビ野郎が!』 触るのは嫌だったのだろう、青年は子まりさAも蹴り飛ばした。 『ゆび!?』 蹴りの威力で、子まりさAはほぼ真っ二つに分裂した。 即死か、と思いきや……。 『うわ、まだ生きてやがる……キメぇ……』 何とまだ生きていた。 確かに、ゆっくりは餡子の半分以上が流出しない限りは死なないはずだが――。 『ひどいもんだぜ……』 青年の蹴りは、あんよ部分のみを上手く引き千切ったらしい。 さらに、そのまま水平に飛んだお陰で、餡子が流出することもほとんどなく、剥き出し の断面がアスファルトに叩きつけられた『だけ』で済んだのだ。 『い……い、い、い、いだいのじぇええええええええええええええええええええ! いじゃい! いじゃい! まりしゃの! まりしゃのあんよしゃんが! まりしゃのぴょんぴょんできりゅあんよしゃんが! あんよしゃんがあああ!』 引き千切られた子まりさは、残ったあんよを見て愕然としてうねうねと蠢いている。 興味深げに青年と私たちはそれを見守った。 『まりしゃのあんよしゃん! まりしゃのあんよしゃん! かえっちぇね! かえっちぇ きちぇね! ゆんやー! ゆんやあああああ!』 『本当にキモいなー』 青年の言葉に私も頷いた。彼は少し変な表情で私を見つめていたが、やがて肩を竦めて 親れいむのもとへと向かった。 『あんよしゃん! あんよしゃん! あんよしゃぁぁぁん! まりしゃゆっくりできにゃいんだじぇ! じゃがらばやぐもどっでぎでね! まりしゃ のゆっくじじだあんよしゃん、もどっでぎじぇね!』 無様に涙を流し、子まりさAは身体をうねうねさせている。 のたうつミミズのようだな、と私は思った。 『ゆ、び……まりじゃみみずじゃないのじぇ……』 餡子が少しずつ、体内から放出されていく。 そう、子まりさAはこれから死んでしまうのだ。引き千切られたあんよは、もう既に用 を果たすことはない。 子まりさAは、これからみっともなく死ぬのだ。 『じなない……まりじゃ……むでぎの……ゆうしゃなのじぇ……』 勇者などと自称しているが、若者Aに蹴られて死ぬような勇者はただのアホである。 子まりさAは、きっと立ち上がる自分を思い描いているのだろう。 だが残念なことに、子まりさAのあんよはたったいま私がうっかり踏み潰してしまった。 『まりしゃの……あんよ……しゃん……どう……ちて……』 元あんよだろう。今はただのゴミである。 そのことを知ったせいだろうか、子まりさAは醜い表情を浮かべて身体をうねうねさせ るのを止めた。 『じに……だぐない……もっど……ゆっぐぢ……もっど……じだ……がっ……』 ゴミのように醜く無様で臭い子まりさAは、瞼を閉じた。 だがまだ死んではいない。意識も失ってはいない。 ただ、現実逃避をしただけだ。その証拠に、まだ全身がピクピク蠢いていた。 ああ、子まりさAよ。だぜ口調の、ゴミ子まりさよ。 死にたくないと願っても、君はそれはもう無様に死ぬ。君の死など、誰も気にしない。 世界の損失などではない、世界にとってはゴミがゴミらしく死んだというだけである。 『……ゆ……くぢ……』 子まりさAは、今度こそ死んだ。 『えーとおにいさん。れいむのほうも、ひどいめにあいそうだぜ』 おおそうか、と私は先ほどの路地裏に戻った。 『いじゃい! いじゃい! やべで! やべでやべでやべでえええええ! ゆっぐりじで! ゆっぐりじでよおおおおお!』 『うるせぇよ! おめぇみたいな! 薄汚い! クソ饅頭なんざ! 一生ゆっくりできるわけねえだろ! とりあえず駆除しとくから!』 親れいむは、何度も何度も蹴り上げられた。 その度に、使い潰してベコベコになったドッジボールのような親れいむは、蹴り跡を己 の躯に刻んでいく。 『おぼ! れいぶのおべべえ! おべべがあああああああ! しんじゅざんのようなおべべえええええ!』 ぶちゅりと音を立てて、親れいむの片目が潰れた。 その圧倒的スプラッタ描写を前に、子まりさBはおそろしーしーとおそろうんうんを醜 いあにゃるからひり出すだけだ。 『ゆびぃぃぃぃ! きょわいよおおおお! きょわいよおおおお! だれかたちゅけてえええええ! きゃわいいまりしゃときれいなおきゃあしゃんが、 だいっぴんちなんだよ! たちゅけて! たちゅけてよおおおお! ゆんやー!』 ゆんやーゆんやーと、泣きじゃくる子まりさB。 だが、誰も助けない。助けるはずもない。 こんなはぐれの、ゴミゆっくりを助けるゆっくりなどいるはずもない。 『ゆ! そこのゆっくちちてないまりしゃたしゅけて! ゆっくちちてないから、 ゆっくちちているまりしゃをたしゅけてね!』 『……』 子まりさBは、俺の案内役まりさにずーりずーりとすり寄ってくる。 青年が足を止めたせいか、親れいむも期待を込めてまりさを見ている。 『きゃわいいまりしゃを……』 『かわいいか、かわいくないかはさておいて。 ゆっくりしてないとかいっておいて、じぶんをたすけろとはまたずいぶんと ずうずうしいもんだぜ』 『ゆ? ゆゆ?』 『ああ、おろかおろかなごみむしおちびにもわかりやすくいうとだぜ。 たすけるきなんかこれっぽっちもないんだぜ』 『ゆんやーーーーーーーーーーーーーー!? どうちて! どうちて! まりしゃきゃわいくないの!? きゃわいいでしょ!? まりちゃおこるよ、 ぷんぷん!』 醜い身体をうねうねさせて、子まりさBが自分の立場も忘れて抗議する。 『ゆんやー! ゆんやー! まりちゃみにくくないよ! ゆっくちていしぇいしちぇね! ぷきゅーするよ!』 子まりさBはぷくーをするが、まりさは冷たい目でそれを見る。 だが、子まりさBは大事なことを忘れていた。 『ゆ?』 親れいむが、既に瀕死だということを。 『ゆゆ? おきゃあしゃん? おきゃあしゃんは…………ゆゆ!?』 ぷんすかと怒っている間に、親れいむが空気を読まずに『かわいいおちびちゃんのたの みをきかないなんて』とか言い出していたので、青年がもう一つの目玉も潰していたので ある。 『ったく……』 私が後始末をすると伝えると、青年は礼を言って立ち去っていった。 親れいむは何度も何度も蹴られたせいで、身体中から餡子が流れ出していた。 『ゆ……ぐ……』 『おきゃあしゃん! まりしゃのゆっくちちた、さいっこうのびゆっぐりのおきゃあしゃ ああああああああん!』 『ゆぐぢ……ぢで……まり……』 親れいむは無理に微笑もうとしている。 だが、元はと言えば親れいむの責任なのだ。おうたなど歌わず、路地裏でひっそりと生 きていけばよかったものを、飼いゆっくりになるなどという分不相応にも程がある夢を抱 いたせいで、自分の子供を死に至らしめたのだ。 『ゆぎぃ……れ、れいむのせいじゃない……』 苦悶しながら、親れいむは反論した。 だが、どう考えてもれいむの責任である。いわばこの結末は、自業自得とでも言うべき ものだろう。実にゆっくりしていないゆっくりである。 『まりさ、そう思わないかい?』 突然話を振られたまりさは挙動不審になりつつも、溜息をついて答えた。 『……まあ、にんげんのいうとおりなんだぜ。おちびちゃんがえいえんにゆっくりしたの も、れいむがしぬのも、ぜんぶれいむのせきにんなんだぜ』 『ぞん゛な゛の゛っ゛で…………な゛い゛よ゛お゛……!』 れいむ自身も、自分の罪を自覚してしまったのだろう。 絶望的な表情を浮かべて、れいむは身をよじった。 『おきゃあしゃん、ゆっくち、ゆっくちちようよ……?』 『おちび……ちゃん……れいむは……』 恐らく、その子まりさB……おちびちゃんもすぐに死ぬだろう。 『ゆゆ!? まりしゃはしなないよ! まりしゃはゆっくちしてるもん!』 ところが、だ。 私は案内してきてくれたまりさに見せるように、拾った棒きれでそっと子まりさBの身 体を横たえさせた。 『ゆあ……かびさんなんだぜ……』 まりさがそう呟くと、親れいむが引き攣った叫びをあげた。 『かびざん!? おちびちゃんのからだにかびざんはえでるのおぉぉぉぉ!?』 『生えているよ。緑色のカビが、どんどん肌を侵食している』 『ゆ? ゆゆ? まりしゃに………………かびしゃん? にゃにしょれ?』 ゆっくりたちは、長期間不衛生な環境に身を置いていると、カビが生えてしまう。 初期段階でぺーろぺーろしてカビを吐き捨てれば問題ないが、皮の下を侵し始めるとも う終わりだ。 カビはたちまち身体を緑色に変化させ、目玉や髪の毛をドロドロに溶かし、更に内部の 餡子もカビにさせてしまう。 そうなると地獄の苦しみを味わいながら、誰にも助けられずに死んでいくことになる。 『まりちゃ……ちぬの?』 子まりさBは愕然とした表情で、絶対的な存在であろう母親を見つめていた。 だが、彼女の方は子まりさBの問い掛けに応じられないほどに絶望している。 『おちびちゃんにかび……どぼぢで……』 お前がこんなところに住んでいたからだよ、親れいむ。 『れいむ……の……』 『おきゃあしゃ……ぺーろぺーろしちぇ……まりちゃ……かびさんいやだよ……』 子まりさBが親れいむにすり寄ってくる。 目の見えない親れいむが、悶えて身体をうねらせた。 『ち、ちかづぐなあああ! かびゆっぐりはぢがづぐなあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!』 『どうちてしょんなこちょいうのおおおおおお!?』 そうだぞ、親れいむ。 お前はどうせ、あともう少しで死ぬんだからカビを感染させられたっていいじゃないか。 『いいわげあるがああああ! ぐぞおお! いやだあああ! じにだぐない! じにだぐ ない! もっどゆっぐぢずる! もっどがっごいいまりざとかっぶるになる! それから、それからもっどもっどもっどがじごぐでだぐまじいおぢびじゃんをうむんだ あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!』 親れいむがそう泣き叫ぶと、子まりさBはあまりといえばあまりに酷い発言に凍りつい ていた。 『おが……じゃ……』 ぽろぽろと涙を流し、自分が否定されたことへのショックを和らげようとする。 だが、そこに親れいむの新たな言葉が突き刺さった。 『がみざま゛! ゆっぐりのがみざま゛! ごんなおぢびじゃんなんがいりまぜん! ごんなおぢびじゃんなんがぎゃくだいおにいざんにあげまず! だがら! だがら! れいぶをだずげで! ごんなぎだないばじょがら、れいぶをだず げでえ゛え゛え゛え゛え゛!』 私ははぁ、と溜息をついて親れいむを優しく諭した。 『駄目だよ、れいむ。れいむはもう死ぬよ。 こんなばっちい場所で、ゆっくりできることを全部奪われて死ぬんだよ』 『い゛……や゛あ゛……』 『飼いゆっくりだったら、それで大人しく去勢されていたら、きれいなきれいなお家で安 らかに死んでいけたのにね』 『あ゛……あ゛ぁ゛…………』 『それからね、去勢されてもゆっくりはおちびちゃんを作ろうと思えば作れるんだよ?』 本当のことである。ぶっちゃけ、去勢したところでぺにぺにを移植すれば治るのだ。 『ぞん゛な゛…………』 『全部れいむの責任だよね。ゆっくり理解してね』 『あ゛……あ゛が……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!』 『………………………………』 『……………………』 『…………』 『……』 もっとゆっくりしたかった、とすら言わずに親れいむは死んでいった。 後に残された子まりさBは、ゆびゆびと泣きじゃくっている。 『ゆびい……ゆびい……おきゃあしゃん……おきゃあしゃああん……。 どうちてまりしゃをみずでだの……どうちてえ……』 ん? 私はもう一度子まりさBを転がした。 先ほどより、カビの部分が遙かに大きくなっている。これは、もしや思い込みの力でカ ビが侵食するのを加速させているのだろうか。 私は教えてやることにした。 『まりさ。もう君のあんよが全部カビに覆われているよ?』 『ゆびっ、ゆびっ、ゆび…………うびゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! まりしゃのあんよしゃんが!? まりしゃのあんよしゃんがどうちてがびざんに!?』 『すごいゆっくりしてないね。きっとカビは、まりさがゆっくりしてないからすごい速さ でまりさの皮をカビにしてるんじゃないかな?』 子まりさBはぴょんぴょんと跳ねて、泣き叫ぶ。 『どっで! ごれどっでぐだざい! おねがいだよ! どっでね! どっでよおおお!』 『無理だなあ。ぺーろぺーろすれば治るかもしれないけど……』 『まりしゃ! まりしゃをぺーろぺーろしちぇね!』 子まりさBが泣き叫びながら、まりさに跳ねていく。 まりさはぎょっとした表情を浮かべて、子まりさBから遠ざかった。 『ちかづくんじゃないんだぜ! ぺーろぺーろなんてぜったいしないんだぜ!』 『ゆんやああ! ゆんやああ! どうちてそんなごどいうのお! きゃわいいまりしゃをぺーろぺーろしてよおおおおお!』 『おまえみたいなごみがごみくっつけてあるいているようなちび、だれもぺーろぺーろ しないし、かわいいわけでもないんだぜ!』 その言葉がよほどショックだったのだろう。子まりさBは跳ねるのを止めて、尻をぷり ぷりもるんもるんと振った。 あにゃるから、液状で緑色のうんうんが迸った。 『ゆびゃあ! ぼんぼんいだいよおお! まりちゃゆっぐぢぢだいよおお!』 まりさは飛び散るうんうんのせいもあるのだろう、子まりさに決して近付こうとしなか った。仕方ない、ここは一つ念押ししておこう。 私は子まりさBのあんよ付近を、枝で突き刺した。 『ゆびゃあああああああ! あんよさんが! あんよさんがいだいよおおおお!』 これで安心して、子まりさBが死ぬのを観察できるというのものだ。 子まりさBがガクガクと震えながら、涙を浮かべて私を見つめた。 『おね……がい……だよ……だずげでよ……ぎだなぐでも……まりじゃ…… いぎでるんだよ……』 確かに子まりさBの言う通り、薄汚いゴミでゴキブリ以下の不衛生生物ではあるが、 子まりさBは生きている。 仕方ない、助けてやろうじゃないか。 『ゆ……ぐ……』 子まりさBが微笑んだ。カビの侵食は異常に早く、既に丸いお腹やあにゃる部分も覆わ れていた。 私はポケットから、菓子パンを取り出した。 封を開いて、子まりさBから少し離れた場所に置く。 『そら。このあまあまを食べれば回復するぞ』 『あま……あま……』 『急げ急げ。さもないと、カビが目を腐らせてしまうぞ』 『ゆぐぢ……ぢない……』 ずーりずーりと、子まりさBが必死の形相で菓子パン目掛けて這いずっていく。 『まりじゃ……まだじだいごどあるよ……あまあまをむーじゃむーじゃするよ……。 それがら……がいゆっぐりのれいぶとづがいになっで……おぢびしゃんを…… だぐじゃん……だぐじゃんづぐるんだ……』 子まりさBは、そんな分不相応な夢を呟く。 多分、そのどれもが叶わないだろうと私は思った。 『がなう……かなうよ……しんじれば……ゆめは……ぎっど……がなうんだ……』 無理だろうなあ。 だって、もうカビが目を溶かしかけているし。 『ゆぐ……。おめめしゃん……まりちゃのきらきらしたおめめしゃん……ゆっくり…… しないで……まりしゃに……みせちぇね……まりしゃ……おめめしゃんがないと…… どこにいっでいいがわがらないよ……』 既に子まりさBは、全身カビ饅頭状態だ。 思い込みの力で調整できるとはいえ、これほど速いのは前代未聞だろう。 既に内部の餡子もカビが侵食しているに違いない。 『いだい……いだいよ……どぼぢで……どぼじで…… ぽんぽんさん……ゆっぐりじでね……』 ぶびゅるるるる、と汚らしい音を立ててあにゃるから緑色のうんうんが流れ出した。 うへえ、とまりさが心底嫌そうな顔をした。 『いじゃい……どっでも……いじゃいよ……あにゃるじゃんが……いじゃい……それがら ……どっでもくしゃいよお……』 下痢気味のうんうんが垂れ流し状態だからな。 恐らく内部の必要なはずの餡子も、拒絶反応でどんどん放出されているのだろう。 『うんうんが……べだべだずるよ……いじゃいよ……ぎぼぢばるいよぉ……ぐざい……ぐ ざいよぉ……あにゃるしゃん……どまっで……どまっでよお……』 ぶびゅるるるる、とうんうんは留まるところを知らない。 私には分からないが、子まりさBにとってはまさに極めつけの悪臭だろう。 『じーじーも……ぐざいよお……』 しーしーも緑色だ。どうやら、内部も完全にカビに侵されたらしい。 子まりさBはぷるぷると震えるだけの生物になってしまった。 『ゆ゛……ゆ……ゆ゛ぅ゛……ゆ、ゆ、ゆ、ゆ、ゆ……』 しーしーとうんうんと生ゴミの悪臭が漂う中、子まりさBも永遠にゆっくりした。 ふぅ。 私とまりさは路地裏から出て、夕焼け空をぼんやりと見ていた。 『ありがとう、まりさ。とってもよい“観察”だったよ』 私がそう言うと、まりさはちょっとジト目でこちらを見て言った。 『にんげんさん、いちおうつっこんでおくと。これたぶん、“かんさつ”じゃなくて “ぎゃくたい”なのぜ』 あ、やっぱりそう思う? 私は誤魔化すように笑いながら、ICレコーダーの録音スイッチを停止させた」 <あとがき> 延々と喋っている様に、さすがのまりさもどん引き。 ちなみに、まりさとめーりんは「anko3446 まりさ一家の転落ゆん生」にも 出演しております。 感想スレ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1304613952/ 過去の作品 http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/3403.html 挿絵:
https://w.atwiki.jp/vermili/pages/503.html
発言者:ファヴニル・ダインスレイフ 自分の挨拶代わりの攻撃で死んだ兵士達に対して向けられたファヴニル・ダインスレイフの純粋な疑問の言葉。 「大好きな英雄基準で人間すべてをはかりやがって、この度し難い理想主義者がァァァ!」 三つ巴の戦いの中において猛威を振るうダインスレイフ。そんなダインスレイフの攻撃で犠牲となっていく兵士達、そんな兵士達にダインスレイフは疑問の言葉を投げかける── 「おいおい、お前ら何してんだよ……どうして覚醒しないんだ?挨拶代わりで死ぬなよなァ」 「英雄みたいに輝けよ。今からみんなで限界を超えようぜ、本気でやってみようじゃねぇかッ」 と。今更改めて説明するまでもないが覚醒(まだだ)などという行為は普通の人間は出来ないものである だがダインスレイフはそんな常識など意にも介さない。他ならないただの屑だった俺がここまでなれたのだ。だからお前らだって目覚められるさと。 一方的な期待を込めて、それでも本気になれない奴に用などない黙って俺の下でアガいて贄になれと言わんばかりに猛威を振るうのであった。 なお、そんなダインスレイフも覚醒のしすぎにより自滅という末路を辿ったので皆も覚醒は用量と用途に気をつけて行なおう!! 出来るかいボケェ!! -- 名無しさん (2017-03-11 20 59 33) だから、無理なもんは無理だと何度言えば! -- 名無しさん (2017-03-11 21 01 22) どうしてホモと合体しないんだ…? -- 名無しさん (2017-03-11 21 02 25) おじさんは総統を見た上にしょうもないチンピラから英雄に迫る欲竜にまで上り詰めただけに「誰でもやればできる」と思いこんでるんだよな -- 名無しさん (2017-03-11 21 03 20) というか糞眼鏡もだが、気合と根性で覚醒出来るとか、努力の積み重ねで強くなれる(更に言えば努力を積み重ねられる)のはそういう属性を持った強者であるって事を完全に失念してるよな -- 名無しさん (2017-03-11 21 05 47) 糞眼鏡に関してはむしろそこをよくわかってたからこそああなっちゃったというか、自分が才能に恵まれ環境に恵まれ精神的にも前に進み続ける超人だと自覚してただけに、才能もなけりゃ環境も最悪で自分に勝てる要素が何一つない総統が努力一つで上にいったから頭おかしくなったんだよな -- 名無しさん (2017-03-11 21 07 53) なまじ総統がスラム出身だったせいで糞眼鏡もおじさんもおかしくなった。これがチトセネキのような経歴だったならあそこまでバグることはなかっただろうに -- 名無しさん (2017-03-11 21 09 41) 俺らにできるのなんて、せいぜいただのやせ我慢(再生)ぐらいだというのにな -- 名無しさん (2017-03-11 21 11 35) ↑2あいつのほうが恵まれているからとかいう言い訳が通用しないからなぁ -- 名無しさん (2017-03-11 21 12 13) どうして覚醒できるんだ? -- 名無しさん (2017-03-11 21 12 40) 決意キメちゃってるから -- 名無しさん (2017-03-11 21 14 44) ↑7 まぁこのコメの言い分からすると総統もまた『努力や気合と根性で突き進み続ける強者』の側っぽいが。才能や環境に関しては触れてないし -- 名無しさん (2017-03-11 21 18 46) 才能は糞眼鏡が上。努力量は互角。だから能力は当たり前に糞眼鏡が上。だけど勝負したら精神論で総統が勝つという理不尽。そりゃ糞眼鏡も壊れるわ。眼鏡は割れなかったけど -- 名無しさん (2017-03-11 21 21 09) 限界突き抜けられる精神性もまた才能って事さぁね。どれだけ強力な力を持っていても負け犬は負け犬だとゼファーやルシードが示してるし。 -- 名無しさん (2017-03-11 21 21 54) まあそういってもおじさんは今度は努力出来ることや本気になれることまで才能扱いか!言い訳ばかりが上手いなてめぇらは!ってなるだけなんだろうけどね -- 名無しさん (2017-03-11 21 22 57) 好きこそものの上手なれ、ってのは少し違うかもしれないが。貴方たちの大好きな光のノリについていける人たちばっかじゃ無いんですよ -- 名無しさん (2017-03-11 21 23 08) 本当、どっから力が湧いてくるんだ。いや、精神力をエネルギーに変えてるのか -- 名無しさん (2017-03-11 21 25 06) 相手が天才だからという言い訳が通じないとか天才より理不尽だ -- 名無しさん (2017-03-11 21 25 55) 「叫んだら強くなるのではないのか?」「レベルがないならレベル0ではないのか?!」と同じ系統のセリフだこれ -- 名無しさん (2017-03-11 21 27 08) 闇代表のゼファーさんもなにげに努力に関しては評価厳しいんだけどね。一つのことを一生懸命頑張って極めましたに対して「嫌いなことから逃げて気持ちのいいことやってただけだろ」って自虐しちゃうくらいだし。このライン「人間そんなもん」と人間の弱さを肯定しても「俺はこの程度だ」と開き直ることは別に肯定してないんだよな -- 名無しさん (2017-03-11 21 27 42) どうしてDホイールと合体しないんだ? -- 名無しさん (2017-03-11 21 30 29) 今さらだけどさ、高濱とか当たり前に覚醒って単語を使うけど別に覚醒に急激な成長みたいな意味ないよな -- 名無しさん (2017-03-11 21 31 41) ↑3弱さを肯定した上で周りの人と助け合いながら努力し続けましょうという皆どこかで聞いた事が有る普通のことこそ真理だよって結論だよね -- 名無しさん (2017-03-11 21 33 04) なんていうか、俗にいう厨二作品になればなるほどテーマがあたりまえの人間賛歌になるよな。lightしかり、型月しかり。 -- 名無しさん (2017-03-11 21 36 29) 昏式と高濱は正田より結論が後ろ向きで優しい感じ。正田が「幻想は逃げだ。現実を生きろ」って感じだけどこっちは「幻想に憧れながら諦めて現実に生きるしかない。けどそれでいいんだよ」って感じ -- 名無しさん (2017-03-11 21 40 22) 常人にはできないようなことができる=才能があるって定義からすれば総統は才能の塊なんだよなぁ -- 名無しさん (2017-03-11 21 42 22) ↑ こういうことばっか言われてたと思うと糞眼鏡の性格が歪んで総統を見た時に弾けたのも正直わかる気がせんでもない。何してもあいつは天才だから。努力してるのも才能あるから。言ってる奴が何してるかと思えばその日をなんとなく生きてるだけ。 -- 名無しさん (2017-03-11 21 47 27) ↑だからってあんな無茶ぶりされても・・・ -- 名無しさん (2017-03-11 21 48 53) やっぱり中庸がナンバーワン! -- 名無しさん (2017-03-11 21 51 32) 総統だって「出来ないものは出来ない」「少なくとも自分達光の亡者のような真似は万人が出来るものじゃない」って少なくとも理屈では理解してるしな。 -- 名無しさん (2017-03-11 21 52 35) ↑2さす凌 -- 名無しさん (2017-03-11 21 53 17) でも、挨拶代わりでバカスカ死んでくモブ兵士は幾らなんでも覚醒以前に弱すぎでは・・・と思わなくもない -- 名無しさん (2017-03-11 22 00 11) ↑8こっちはハードボイルドと少年漫画の融合に対してあっちは全力でヤンキー漫画のノリだから・・・・・・ -- 名無しさん (2017-03-11 22 01 19) ↑2 かと言って全員が覚醒するわ主役やラスボス級の戦闘力を持つわなモブ兵士軍団とか色々どうよ?って感じだしなぁ -- 名無しさん (2017-03-11 22 02 18) おじさん基準値B発動値AAAだからチトセや総統が暴れてるようなもんだぞ。そら死ぬわ -- 名無しさん (2017-03-11 22 03 59) 忘れてはならんがこの時のおじさんはすでに魔星級で魔星ってのはあのウラヌスちゃんですらモブ兵士やモブエスペラントをなぎ払える性能しているからな -- 名無しさん (2017-03-11 22 07 06) せめて覚醒しなくても、持ってる能力を駆使してモブなりに必死に頑張る描写くらいは・・・悲しきかなこの作品のモブって描写薄くてレギュラーと絶対越えられない壁があるからなぁ -- 名無しさん (2017-03-11 22 09 18) まぁ、かと言ってモブ連中がメタルクウラ並の絶望感もたらすような連中だったらそれはそれで困るしなぁ色々と -- 名無しさん (2017-03-11 22 11 43) 魔星おじさんと烈奏補正のあるおじさんはどっちの方が上? -- 名無しさん (2017-03-11 22 12 02) そんな中一瞬の出番で専用項目が作られおじさんと糞眼鏡と並び称されるエリートモブがいるらしい -- 名無しさん (2017-03-11 22 12 24) ↑4だからこその、グランドでの糞眼鏡への、轢殺された実験体モブたちによる「お前はだめだ」の大合唱がえるところがあるよね。チトセネキのウラヌスにモブ兵込みで立ち向かった時もそうだけれど、シルヴァリオはモブを雑魚として描きながらも、完全に無意味な存在と描いてない所がいい -- 名無しさん (2017-03-11 22 13 18) やられ役や流れを変えられないその他大勢にすぎないからモブなのだ ・・・まぁ、台詞回しが異様に濃いモブとかも世の中いたりするけどさ -- 名無しさん (2017-03-11 22 14 02) ですろりって同人ゲーのモブはやたらと濃いのが多かったな -- 名無しさん (2017-03-11 22 17 18) 個人的にはモブにやたら個性持たせるほうが好きじゃない。所詮は作者のさじ加減ひとつでしかないんだから設定上そもモブに無双できないとかテーマ的にここでモブが頑張るべきとか以外ではモブは大人しく無双されててほしい -- 名無しさん (2017-03-11 22 17 42) エリート中のエリートであるライブラの密偵、アヤちゃんですらトリニティ最弱のステータスである事を忘れてはいけない 厨二作品全般に言える事だが「普通」よりも「例外」の方が多いのだ -- 名無しさん (2017-03-11 22 18 24) ゼファーさんが天秤皆殺しにした件ならまだしも、おじさんは対雑魚だとスフィア除けば作中最強レベルだしそこで無双できなきゃ逆に魔星の格が落ちるわ -- 名無しさん (2017-03-11 22 19 34) 描写あっても良かったんじゃないのと思うモブは同じモルモットだった十三小隊の面々くらいでこの辺のモブはあっさりやられるからこそのモブでしょうって感じ -- 名無しさん (2017-03-11 22 19 48) 主人公をチートパワーで滅奏したモブがいるらしい -- 名無しさん (2017-03-11 22 20 12) チートパワーなしで最精鋭部隊を壊滅させるモブとは一体 -- 名無しさん (2017-03-11 22 22 28) ↑モブといえど積み重ねてきた人生と歴史はあるのだ。スポットライト当ててみたら超人だった何て話も無くはない -- 名無しさん (2017-03-11 22 24 21) 天秤隊長の片眼を奪ったモブ。モブの定義とは一体……うごごご! -- 名無しさん (2017-03-11 22 26 03) ↑物語の本筋に関わらない人? -- 名無しさん (2017-03-11 22 27 08) 数分程度の描写でメインキャラ2人と同列として扱われているガニュメデスとかいうモブキャラ -- 名無しさん (2017-03-11 22 27 19) はぐれメタル位の確率で一回は覚醒する総統信者の兵士がいたら笑う -- 名無しさん (2017-03-11 22 28 37) おじさんと糞眼鏡がいるんだから他にいてもおかしくはない。あいつらほどでなくてもなんとなく生きてた奴が本気で生きるようになるだけでだいぶ違うしな -- 名無しさん (2017-03-11 22 43 07) ガニュメデス氏はあの昇天ラブレターが全ての始まりだったな。あんなモン見せつけられたらただのモブだなんて口が裂けても言えねえ -- 名無しさん (2017-03-11 22 49 48) Q.どうして覚醒しないんだ?→A.出来ないから -- 名無しさん (2017-03-11 23 08 53) ぶっちゃけアッシュやナギサちゃんだって本来なら物語の主人公やヒロインやるよりモブの方が適してるぞ。本人らも狂った創造神が描く物語の主役だなんてつとめたくないだろうし -- 名無しさん (2017-03-11 23 11 32) 凌駕「俺だってモブキャラの方が適している」 -- 名無しさん (2017-03-11 23 19 09) ↑ は?(威圧 -- 名無しさん (2017-03-11 23 21 00) 学園ラブコメならモブキャラで通ると思う。異能バトルだと学園が戦場になったとき主人公たちすら混乱してたりする中ひとり当たり前に敵に立ち向かい始めるモブというよくわからない図に -- 名無しさん (2017-03-11 23 23 12) ↑3オルフィレウス「私がそれを許すと思うか?(ニタァ)」 -- 名無しさん (2017-03-11 23 27 31) ↑2最近のラノベ的に言えば異世界に召喚され勇者にされた主人公に巻き込まれて召喚されたが勇者より先に魔王を倒してしまった的な -- 名無しさん (2017-03-11 23 29 40) アッシュやナギサちゃんたちは日常ほのぼのラブコメしてるのが似合ってる。凌駕さんはどんな世界に居ても浮く -- 名無しさん (2017-03-11 23 43 44) 凌駕さんはバトル物のラスボスやっていたら全然浮かないよ -- 名無しさん (2017-03-11 23 44 34) 悲しいなあ -- 名無しさん (2017-03-11 23 49 17) 凌駕さんほどラスボスが似合う主役もそえ居るまい -- 名無しさん (2017-03-11 23 51 19) 環境が激変した世界で -- 名無しさん (2017-03-12 03 25 23) 環境が激変した世界でかつての地球環境に戻そうとする係ラスボス -- 名無しさん (2017-03-12 03 26 18) 行き過ぎた前進を危惧し変わらぬ今日を維持して、人類を中庸と言うゆりかごの中で停滞させる系ラスボス -- 名無しさん (2017-03-12 08 46 11) 其を「知ったことか!!」とか言って無限の力で前進する主人公。凌駕とオルフィレウスって立場逆でも物語成り立つんじゃ -- 名無しさん (2017-03-12 08 58 39) 凌駕さんとオルフィレウスは同属だからね、違いは一緒に歩む友人や大切な人がいたかどうか -- 名無しさん (2017-03-12 09 06 40) このラインは絶対正義も絶対悪も話のど真ん中に持ってこないから、主人公とラスボス逆にしても大体話は成立する。なおゼファーさん -- 名無しさん (2017-03-12 09 18 40) その辺はアッシュとヘリオスの激突でアッシュ自身も語っていたからね、あるいはヘリオスの作る世界こそ約束された理想郷で今の世界を守ろうとしたアッシュ達のほうこそ後の人間にしてみると歴史の針を止めた大罪人の所業なのかもしれないって -- 名無しさん (2017-03-12 09 20 23) ↑2 たまたま圧倒的な力を手に入れてしまった卑屈な小悪党がひたすら自分にとって都合のよい世界だけを望み続けているのを、一切の才能などないまま努力と信念で強くなった英雄が討ち果たす、みたいなストーリーになるのでは。まあゼファーさんが最も望むのは下町の名もないモブだろうけど。 -- 名無しさん (2017-03-12 09 48 02) ゼファーさんのどう頑張っても中ボスどまり感凄い -- 名無しさん (2017-03-12 10 17 04) おじさんの圧倒的な格上にボコられながらも英雄(総統)が来るまで決死で時間稼ぎしそうな感じが凄い -- 名無しさん (2017-03-12 10 32 38) ↑2むしろ向こうで言うところベイみたいな幹部ですらないくせにやたら食らいついてくるくらいの立ち位置な気がする -- 名無しさん (2017-03-12 16 53 45) ↑5「善悪は見方によって違う・非道でも間接的に救われる人間がいる」のを逆手にとって、それを建前に自分の根本的に身勝手な望みを自己正当化し続け暴れる敵とか・・・マルスの二番煎じ臭いが -- 名無しさん (2017-03-12 21 25 57) ゼファーさんは精神が小市民だから敵として出すとどうにも消化不良感が出ちゃうタイプ -- 名無しさん (2017-03-13 02 37 21) light作品のせいで俺は最近覚醒しない敵キャラに物足りなさを感じるようになってしまった。主人公にあっさり負けたりすると「どうして覚醒しないんだ? 」と思ってしまう -- 名無しさん (2017-03-18 21 28 53) ↑そんな貴方に黒円卓第十位 -- 名無しさん (2017-03-18 21 37 07) 覚醒する敵キャラってライバル・ラスボス格くらいだろう。ちょっと前のアニメなら、主人公の覚醒回で平然と覚醒して、最終回でも主人公と共に覚醒した受け入れよさんとか -- 名無しさん (2017-03-18 22 03 26) 何回覚醒しても、敵を倒すには物足りなかったり心もとなかったり作品……結構あると思うが、今はなんか思い出せない -- 名無しさん (2017-03-18 22 11 01) ↑4 判る。ジョジョも五部だけはラスボスが覚醒しないから物足りない -- 名無しさん (2017-03-18 22 18 10) ↑一応帝王の誇り見せたから・・・(なおそれが敗因) -- 名無しさん (2017-03-18 22 22 23) ↑11 しかしゼファーさんが中ボスで相容れない敵として殺し合いになる=ゼファーさんの性質上まず間違いなく、倒し切るまでに味方の大部分、大切な者が確実に犠牲になるというナイトメア仕様なんだよなぁ。アイツ敵を破滅させる方向性では天災的過ぎるし、バッドorビター寄りのEND不可避になりそう -- 名無しさん (2017-03-19 05 39 10) ↑味方全員が総統閣下級のバグキャラなら問題ないな! -- 名無しさん (2017-03-19 05 44 34) ↑理屈上はね。実際はそんな訳にもいかないし、当人望んでるのは平穏無事な生活だから、ゼファーさんみたいなのは仲間に引き込むか放置が推奨なんだよね…… -- 名無しさん (2017-03-19 05 52 47) てかゼファーの場合、本当に手段やなりふり構わないと味方全員が総統閣下級でも一人か二人は犠牲になりかねないのが怖い所なんだよな -- 名無しさん (2017-03-19 05 55 36) 遥か格上相手にもワンチャン狙うのが真骨頂だしな逆襲 という訳で今度は襲ってくる餓狼に勝つんだよ、がんばれゼファー! -- 名無しさん (2017-03-19 06 24 27) ゼファーさんがトリニティになったら真っ先に生首爆弾にされるのはくノンケの方のキリガクレのアヤさんだろうな。(高濱曰くアリスはされるらしいが)戦力が一番下なうえに主人公&ヒロインズの幼馴染兼グレイの思い人兼師匠の弟子兼姐さんの部下 -- 名無しさん (2017-03-19 08 32 36) ゼファーさんホント主人公するにはやり口が外道過ぎて、かといって敵側に回したら割とガチでバッドエンドになりかねないというヤバさ。きっと真っ当な主人公キャラがゼファーさんみたいなのを敵に回してよしんば倒せたとしても、拠点に戻って見れば大切な者や味方達の首無し惨殺死体が残されているという地獄が待っていると -- 名無しさん (2017-03-19 08 58 26) ゼファーさんの嫌なところは俺は屑だとか嘆きながらきっちりやらかしてくれるところだからな -- 名無しさん (2017-03-19 11 04 38) 日頃ダメ人間なくせにやると決めたら計画的かつ積極的だしな。実際に敵に回したら拠点に帰るまでもなく戦闘時に死骸ぶん投げてくるだろうし -- 名無しさん (2017-03-19 12 27 49) 高濱からお前本当に主人公かよとドン引きされるのは伊達ではなかった -- 名無しさん (2017-03-19 12 43 52) 仲間に引き込まなきゃ…… -- 名無しさん (2017-03-19 12 56 54) 本編では真正面から戦ったり相手からの不意打ちが多いからあんましそう感じないけど、自分自身の安全含めなりふり構わずやったら何だかんだヴェティなしでも全員普通に殺れそう -- 名無しさん (2017-04-23 00 09 42) アサシンとしてはムラサメ師匠の心ボッキボキに折るくらい高いからなゼファーさん -- 名無しさん (2017-04-23 00 13 20) そもそもメインの仕事はアサシンのはずなのに、正面からの戦闘ばかりなゼファーさん。そして高戦績を残してて酷い -- 名無しさん (2017-04-23 00 15 26) ぶっちゃけアサシンとしてならとかの括りを抜いても最強クラスの実力なんだよなぁ・・・・・・ -- 名無しさん (2017-04-23 00 49 08) 状況が状況とはいえ、真正面からチトセネキを撃破してるゼファーさんという只人 -- 名無しさん (2017-04-23 00 54 51) 考えれば間違いなく凄いんだけど立派かと言われると言い淀む外道ぶりも同時に際立つのが何とも… -- 名無しさん (2017-04-23 00 58 25) 魔星クラスのナギサちゃんの全てを蹂躙出来る男、ゼファー・コールレイン -- 名無しさん (2017-04-23 01 04 15) 帝国上層部「問題の星殺しを殺してほしい・・・できるか?」銀狼「普通なら倒すことは無理だろう。・・・だが弱者には弱者なりに闘いようはある、強いだけのヤツなんて殺すのは容易いものさ。相手が強者ならまずは外堀から埋めていけばいい」帝国上層部「さすがだな、コールレイン少佐。この任務は君に任せる」銀狼「ああ、期待していろ。。無敵である星殺しのペルセフォネ、まずはヤツの足元(傭兵団)から崩してやろう」 -- 名無し (2017-04-23 01 53 51) 帝国兵「おい、聞いたか?あの商国の暁の海洋って言う傭兵団を壊滅させて、厄介だったペルセフォネを屈服させて部下にしたんだってさ!流石は、あのコールレイン少佐だぜ」 -- 名無しさん (2017-04-23 04 06 47) 帝国兵「しかもペルセフォネのボーイフレンドを人質にして言うことを聞かせてるらしいぜ」天秤兵「マジで!?さすがコールレイン少佐、相変わらずやることがエグいぜ。ヒューッ!今頃ペルセフォネとパコってるのかな、くぅ~羨ましいぜ!」 -- 名無しさん (2017-04-23 06 11 36) ゼファー(一緒にギルベルトに黒い噂があるから調べていたら、傭兵団と何故か協力することになり。人体実験をされている2人を救出する過程で傭兵団は壊滅。その後、行き場のない2人を保護監視する為にチトセと結婚させられて養子にとらされた。何故こうなった?) -- 名無しさん (2017-04-23 08 58 20) ↑oh…相変わらず凄いんだか駄目なんだか分からないなコールレイン少佐 -- 名無しさん (2017-04-23 09 05 56) ↑2さすコル……なのか、これは? -- 名無しさん (2017-04-23 09 26 18) 今現在、更新履歴でこの項目の真下に「普段は本気出していないだけなんですぅ。」が来てて笑えるw -- 名無しさん (2017-04-23 09 35 22) ↑↑軍上層部の不祥事を隠蔽出来る状態で一般兵が知れる事と真実が同じとは限らないんじゃないか?あと、糞眼鏡はチトセとほぼ互角だからね。 -- 名無しさん (2017-04-23 09 47 53) 行き場のない2人がフォーリンラブプライスレスしてる横で、チトセネキに貪られているゼファーさんマジゼファーさん -- 名無しさん (2017-04-23 13 19 39) そして後に部下になったアヤさんと再会してピンク度合いが増すアッシュ周りか……w -- 名無しさん (2017-04-23 19 38 01) 一応、目的である敵対する星殺しのペルセフォネを身内にする事で無力化。結果的に敵対組織の1つの壊滅。軍上層部の危険な実験の証拠隠滅迄した事になるんだよな? -- 名無しさん (2017-04-24 19 45 59) 案外アリス姉さんは傭兵団壊滅後も生きてそうではある。今は亡きハイヴの娼館を引き継いでるか、そこらの酒場で踊り子やってそうなイメージ。 ↑そうなる。 -- 名無しさん (2017-04-24 22 42 09) その作戦の途中で血染処女の隊長が名誉の殉職を遂げたことになってそう -- 名無しさん (2017-04-24 22 43 21) 黒円卓関係者で総統閣下怖がらないのは誰だろう? 少なくとも双首領、大隊長三人、ベイ、クラウディア、ベアトリス、トリファ神父、バビロン、イザークは怖がらないな。絶対。 -- 名無しさん (2017-04-24 23 01 37) まあ、マキナ卿・ザミエル卿・ヴァルキュリア・バビロン・クラウディア・トリファ神父は総統も敬意は示すだろう。 -- 名無しさん (2017-04-24 23 02 52) ↑確かに上記の連中はウラヌスレベルの性根の酷さはもってないからな。 -- 名無しさん (2017-04-24 23 04 05) ↑3 マレウスはそうさなナギサちゃんレベルで。シュピーネさんは・・・うん。 -- 名無しさん (2017-04-24 23 12 34) シュピーネさんは天狗道で六条さんになったから覚醒できますよね。 -- 名無しさん (2017-04-24 23 16 17) 本気おじさん「限界を超越して見せろ」六条さんに対して。 -- 名無しさん (2017-04-24 23 17 13) 中院は本気おじさんに対しても全力で応じそうだが、六条さんは・・・うん・・・ -- 名無しさん (2017-04-24 23 20 15) トシロー「何で覚醒するんだよ!」 -- 名無しさん (2017-04-29 23 08 41) ↑あなたが煽るから... -- 名無しさん (2017-04-30 00 56 02) 峠を越えた重病人患者って翌日からこうなるらしいよ、介護系の仕事やってる爪牙が言ってた。 -- 名無しさん (2017-05-03 11 52 42) まあ辛いことを乗り越えたら、それが運であろうと努力した結果だろうと自負心が強くなるのは自然だな。そこで他の重病人を見下すようになるとタチが悪くなってしまうのだが -- 名無しさん (2017-05-03 16 36 33) どうして完治しないんだ?(セージを見ながら) -- 名無しさん (2017-05-03 17 14 28) ↑哀れんだな、俺を -- 名無しさん (2017-05-03 17 15 35) 「挨拶代わりで死ぬなよ」→本気を出して死ぬならokな本気おじさん。 -- 名無しさん (2017-05-03 17 19 12) てか本気おじさんもそうだが光の奴隷って自殺志願者が多いんだよな。 -- 名無しさん (2017-05-03 17 19 47) ↑ 本気を愛するからね。それで肉体が死んでも構わない。そして更に死に方に面倒くさいこだわりがあるのが糞眼鏡 -- 名無しさん (2017-05-03 17 53 07) 蝋翼はむしろこいつらの方だからなぁ -- 名無しさん (2017-05-03 18 19 37) ↑2そしてその拘りすら総統への愛で捨て去るのが糞眼鏡。下に見ていたグレイに情けをかけられて満足して逝く糞眼鏡は本当にダサかったわ -- 名無しさん (2017-05-04 11 19 06) ↑ 本気おじさんなら誰に殺されようが潔く散りそうだからねー -- 名無しさん (2017-05-04 11 21 31) 何故、真理に到達しないのだ? -- 名無しさん (2017-05-04 11 57 44) 堪え性の無い馬鹿なだけだろ。あの二人(審判者と欲望竜)。ヘリオスに対しての対応なんか。 -- 名無しさん (2017-05-04 12 23 57) 冥狼も本人の意志とは関係なく堪え性が無いんだが・・・・・・ -- 名無しさん (2017-05-04 12 26 00) 天奏も滅奏も過激かつ堪え性が無いからなあ。 -- 名無しさん (2017-05-04 12 26 47) 今日のエグゼイドのパラドの台詞が「お前を覚醒させてやるよ」www -- 名無しさん (2017-05-07 23 06 42) 何事も中庸が一番ってのとだな -- 名無しさん (2017-05-08 00 22 46) 自殺志願(まだだしないとは言っていない) -- 名無しさん (2017-05-08 01 20 39) 女神官「どうして和マンチしないんですか?」ゴブリンスレイヤー見ていてふと思った...そういやあの鎧まんま殺意がゴブリンへと向かった三本指だったな。 -- 名無しさん (2018-10-18 09 06 18) ジルベルト古来より光に勝るものなし、とりあえず植え付けてから考えてみよう」 -- 名無しさん (2018-10-19 06 00 20) なんで、恋人が出来ないんだ? -- 名無しさん (2018-10-19 06 33 07) ↑顔の差かな。 -- 名無しさん (2018-10-19 11 44 26) ↑2 恋人が出来る可能性?あるわけねぇだろ!そんなもん! -- 名無しさん (2019-03-19 06 43 26) ↑3 恋?愛?女?知るか莫迦!そんな事より英雄譚だ!! -- 名無しさん (2019-06-07 01 46 08) ↑そうだ!暇があったら鍛練と肉体改造だ!(邪竜脳) -- 名無しさん (2019-06-07 06 54 38) ↑5本気を出していないのでは? -- 名無しさん (2019-06-09 00 32 00) 向こうの正田ラインでは、一回ポッキリ折られてる主人公がいてだな。 -- 名無しさん (2019-06-09 11 28 10) ↑アッシュはどちらかというとKKKの夜行みたいなもんだし・・・・・・ -- 名無しさん (2019-06-09 11 29 03) ↑ケルちゃんに1回目はやられる。→二回目は互角に・・・・・・ -- 名無しさん (2019-06-09 11 29 41) 糞眼鏡「光は常に進化し続ける生き物故に!」 -- 名無しさん (2019-06-09 11 30 23) 本気おじさん「つーかはなからできないって決めつけんなやってみなきゃわかんねぇだろうがよお!」 -- 名無しさん (2019-06-09 12 12 05) ↑1↑2ちん●んうずうずしなかった」もん…・ -- 名無しさん (2019-06-25 00 35 49) どうしてちん●んうずうずしないんだ -- 名無しさん (2019-06-27 21 01 59) あなた自分でちん●んもぎ取っちゃったじゃないですか… -- 名無しさん (2019-06-27 21 18 04) おじさんはちん●んもぎ取っておいて正解だったよ もしち●ちん有ったら特異点で閣下と戦ってる時に精子スプリンクラーしちまう所だった -- 名無しさん (2019-06-27 22 40 34) 万が一覚醒できたからといって状況を打開できるとも見逃してもらえるとも限らないのがほんとアレ。やはり一般人には厳しい。 -- 名無しさん (2019-06-28 12 13 31) そもそも一般人は覚醒とか出来ないから大丈夫 -- 名無しさん (2019-06-28 12 40 06) ↑2 一番鬼畜なのはどれだけ覚醒してもならばこちらもと覚醒して、更に積み重ねた修練や経験の差と言う決して覆せない部分で差を付けてくる閣下だと思う -- 名無しさん (2019-06-28 12 44 28) 閣下に真っ当に勝とうとするなら閣下と伍する気合と根性を持ち合わせた上で閣下と同等の修練と経験を積んで来いって事だな -- 名無しさん (2019-06-28 21 48 05) 出来るかボケェ! -- 名無しさん (2019-06-28 21 48 24) どうして(ホモ)合体しないんだ……? -- 名無しさん (2019-11-12 23 23 22) 機甲巨人化創星録なら出来たぞ? -- 名無しさん (2020-04-30 10 31 52) ベルグシュラインはする必要なかったぞ? -- 名無しさん (2020-04-30 11 01 33) 基準にするならリチャード君くらいで・・・いやあの子も自己犠牲の類では頭抜けているな… -- 名無しさん (2020-04-30 12 20 08) ヴァルゼライド閣下ならできたぞ?とどうして覚醒しないんだ?は同レベルの迷セリフ。どっちもパンピーがヴァルゼライド閣下レベルになれると信じてるところが終わってる -- 名無しさん (2020-04-30 12 36 14) ジェイスにも出来たぞ? -- 名無しさん (2020-05-09 15 49 02) 総統レベルはともかく、ギガース位に覚醒するモブは意外と見つかりそうなのが怖い。まあまず脅威を与える前に、光で目を灼く必要があるのだが -- 名無しさん (2020-05-09 16 40 36) そんなみなさんに つ「光の奴隷VR(総統編)」 とりあえず光で灼くってのは実際兵士育成のメソッドに利用されそう -- 名無しさん (2020-05-09 21 05 24) 本気おじさんは落ちこぼれの自分が本気でやれば出来てしまったのもあるから多少はしょうがないかも。他人ではなく自分自身で実践して証明したのは己の持つ思想の根幹としては結構デカい。 -- 名無しさん (2020-05-09 21 47 20) ↑ヴァルゼライド閣下ならできたぞもヴァルゼライド閣下実践できちゃうからロジックとしては完璧。他人に強要してくるのはクソオブクソ -- 名無しさん (2020-05-09 21 50 47) まあ本気おじさんはブラック企業の社長とかによくいるタイプだからな(自分自身が実際そうやってきたから部下にもそれを求めて押し付けてくる) -- 名無しさん (2020-05-09 22 02 07) ここで「最近の若い奴はブツブツ」って具合にすっこんでくれればいいけど、「いやいや、若い奴の方がバイタリティあんだろ! やれるやれる! イケる、気持ちの問題なんだよ!」ってなるから。しかも基本的に善意(本人基準)だから始末が悪い。 -- 名無しさん (2020-05-09 22 18 18) 「出来る出来ない以前に興味ないです。」って返したら何て言われるかね -- 名無しさん (2020-05-09 23 21 59) ↑あっそ死ねが答えだよ一般兵にやっただったら我らの贄となれが本気おじさんが頭おかしいって言われる所以 -- 名無しさん (2020-05-09 23 25 11) どうしてそうとうとがったいしないんだ?(さいてんおじさんとほんきおじさん -- 名無しさん (2020-05-28 07 15 50) あなたもそうすれば、きっと大好きな男の子と幸せになれるのに -- 名無しさん (2020-05-28 07 50 30) ギガースの例みるに結構一般兵でも覚醒しそうな奴らいるし少なくともラグナくんという自分以外の覚醒できる奴がいたからこの思考に陥るのもしゃーない -- 名無しさん (2020-05-28 08 02 28) ↑強制してるのがクソオブクソなだけで思想自体はまぁしょうがないところもあるよな -- 名無しさん (2020-05-28 14 00 04) ギガースも序盤で色々言ってたけどあれは押し付けってより相手を萎縮させるための戦法な気がするしね -- 名無しさん (2020-05-28 14 02 32) 総統生きてたらついてく奴らが勝手にまだだしはじめていずれ帝国ドクトリンになっただろうな -- 名無しさん (2020-05-28 20 54 11) 教え子の中に実際に覚醒できてしまうラグナくんがいたせいで...より無茶振りが加速したのかな -- 名無しさん (2020-05-28 23 07 55) ラグナロクプレイ後だとわりと正論に聞こえてくる不思議 主にギガースとかいう連中のせいだけど -- 名無しさん (2020-06-27 19 19 22) あいつらは光キメてるから普通じゃ無いんだよ -- 名無しさん (2020-06-27 20 12 09) どうして覚醒するんだ?(この作品最大の謎) -- 名無しさん (2020-06-27 21 29 08) 気合いと根性 -- 名無しさん (2020-06-27 21 30 46) 例えば君が傷付いて、挫けそうになった時は、 どうして覚醒しないんだ? -- 名無しさん (2020-08-26 08 49 54) もし自信を失くして、くじけそうになったら、どうして覚醒しないんだ? -- 名無しさん (2020-08-26 18 00 54) 空を自由に飛びたいな どうして覚醒しないんだ? -- 名無しさん (2020-08-26 20 25 00) もしかして 馬鹿 -- 名無しさん (2020-08-26 20 34 15) 何かが地球に 起きるとき どうして覚醒しないんだ? -- 名無しさん (2020-08-26 20 41 56) 導かれた暁へ蝋の翼広げ───最果ての星は君を守り抜くために、どうして覚醒しないんだ? -- 名無しさん (2020-08-26 20 45 27) ↑1.2.4.5.6この度し難い理想主義者がァァァーーーーッ! -- 名無しさん (2020-08-26 20 50 56) 世界の危機で覚醒できたら理論上神世界始まった瞬間光と光の大戦争で世界滅ぶんだよなぁ -- 名無しさん (2020-08-26 20 56 51) どうして世界は覚醒しないんだ?英雄達は覚醒して暴れてるんだぞ?なのになんでそのまま破壊されてんだよおかしいだろうが常識的に考えてよ! -- 名無しさん (2020-08-26 21 05 53) グレンファルトが対抗するために使おうとしたスフィアが光しかなくて結局詰む絵面は面白い -- 名無しさん (2020-08-26 21 07 57) 「誰かのために!光のために!」「商国は依然最強!」「汚れた神祖の首輪風情が洒落せぇんだよ、黙ってろ!!」「ハレルヤ!ハレルヤ!神祖に栄光あれ!光輝あれ!」 -- 名無しさん (2020-08-26 21 16 38) 何で覚醒する必要あるんですか?(正論) -- 名無しさん (2020-08-26 23 21 24) 覚せいやく、くれ! -- 名無しさん (2020-08-26 23 23 28) もずく風呂に浸かるおじさん? -- 名無しさん (2020-08-26 23 25 04) ↑3邪竜「この程度では覚醒する必要がねえのか?」魔王「ならば試練を与えよう。お前の輝きを見せてくれ」審判者「未来へ雄々しく羽ばたくのだ!」 -- 名無しさん (2020-08-26 23 26 59) ↑ビクンビクン(痙攣 -- 名無しさん (2020-08-26 23 27 59) ↑2おめでとう、腕力ゴリラ天地の誕生だ -- 名無しさん (2020-08-26 23 30 51) ↑2泡吹いて失神 -- 名無しさん (2020-08-26 23 33 38) 問 どうして覚醒しないんですか? 解 強い心に、高い価値を持つ強い心に恵まれていないから -- 名無しさん (2020-08-26 23 37 30) 本気足りてない~舐めてる~(以下略)jk! -- 名無しさん (2020-08-26 23 38 32) ↑6最悪のトンチキトリニティやめろ -- 名無しさん (2020-08-26 23 40 39) ↑7(可能性に)ワクワクおじさんたちか…… -- 名無しさん (2020-08-26 23 42 52) ↑4解.本気で努力して変わろうとしてないから -- 名無しさん (2020-08-26 23 48 29) どうして(彼ら二人は)合体しないんだ? -- 名無しさん (2020-08-26 23 49 13) 二人が愛しているのは閣下だから -- 名無しさん (2020-08-26 23 51 04) ぎるべると、くりす、すき!ぎるべるとはくりすだいすきー! -- 名無しさん (2020-08-26 23 51 21) ―――ああ、つまり、彼らはこれ以上なく愛し合っているのだよ。 -- 名無しさん (2020-08-26 23 52 21) ベラチュール「えっ、何これは……」 -- 名無しさん (2020-08-26 23 55 23) ぎるべると、たかはま、すき!ぎるべるとはたかはまだいすきー!あなるおかしてちんぽでないぞうぐちゃぐちゃにしたーい -- 名無しさん (2020-08-27 02 26 43) ヴォエ! -- 名無しさん (2020-08-27 02 33 48) あおくさいはなしだがどうかわらわずにきいてくれ・・・わたしはたかはまをおかすまけんにせいぎのつるぎになりたいのだ! -- 名無しさん (2020-08-27 02 59 39) (英雄と戦いたくて)ムラムラするんだよ……# -- 名無しさん (2020-08-27 10 00 41) どうして覚せいしないんだ……♥ -- 名無しさん (2020-11-30 00 27 17) 出来ない奴は出来ないんだよ。英雄基準のこの度し難い理想主義者がぁぁぁ -- 名無しさん (2021-03-10 12 06 09) 竜馬ァァ -- 名無しさん (2021-03-10 12 33 01) どうして落成しないんだ? -- 名無しさん (2022-01-15 21 49 05) ファルト『どうして御先は実弟じゃなく実妹なんだ…(ギリッ』 -- 名無しさん (2022-01-23 23 32 52) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/fantasylaboratory/pages/403.html
2008.05.10 05 01 水上 える 「頼む!死なせて!死なせてくれ!」 「だめですよおじさん!危ないから!そここえちゃだめ!」 ビルの屋上でもじゃもじゃにひげのはえた浮浪者みたいな中年に抱きついて彼は叫んでいた。 たまたま柵をこえようとしていたのを見てしまったのだから、とめないわけにもいかなかった。 きっと衝動的に死にたくなったのだろう、盲目的な人間はそういうものだ。 「死にたいんだー!」 「そうだおじさん、角砂糖あげるから落ち着いて、ほら、ね」 彼は数日前に喫茶店で、使わなかったのでこっそりポケットに入れていたパック入りの角砂糖を パックを裂いてその中年の口に突っ込んだ。 「甘いもの食べると落ち着くから、ほら」 「こ、こんなもので俺は、死にたいのに、だって」 「はいはい、食べた食べた」 と、中年は唇をむにゅむにゅさせて、顔をしかめた。 「うわっうわっ甘っ!甘ーーっ!殺す気か!」 彼に向かって盛大に唾を吐きながら叫んで、そして自分で矛盾に気づいたようだった。 「で?おじさん、死にたいの、死にたくないの、どっちなの」 「……わかんない。もいっかい考えてくるわ」 「あとおじさんね、このビルの高さじゃ、落ちても相当打ち所が悪くなければ死ねないから。 痛いだけで損するよ。ちゃんと調べてから死ぬように」 「そうか。わかった。忠告ありがとうな、坊主。助かったよ」 そんな楽しい日常。 ――――――――――――――――――――――――――――― もじゃ。。。 野良(--) やりたいことはわかるが、角砂糖で殺す気か、は無理があるな。05/11 20 21 水上 える 甘いものが苦手なひとには、角砂糖まんま食べはけっこう殺人的な甘さだと思うんですが。。05/14 01 41
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/604.html
『楽しい朝餉』 今日も今日とて、眼が覚める。 温かい布団は二度寝を誘うが、朝一番の気力を振り絞り、なんとか布団の呪縛から抜け出す。 目を覚ます為に、洗面台に足を向けた。 まだ少しばかり眠気も残っているが、それでも二度寝をしようと思うほどの眠気は残っていなかった。 ふうと息を吐き、視界に広がる自分の部屋を一望する。 透明な箱に入れられた、ゆっくりたちがいる。 箱は5つほど、全部番、子持ちもいるし、額に実ゆっくりを垂らしている奴らもいる。 もちろんこいつ等を可愛がろうなんて思考は全くない、いや、僕的に可愛がってはいるか。 餌のほうは、ゆっくりフードを少量、後は近所で取ってきた雑草だ。 地域の僕への評価も上がるし、餌代も浮く、一石二鳥と言う奴だ。 まだ、朝も早い時間なので大半のゆっくりたちはまだ寝ている。 さてさて、朝餉の準備でもしようかな。 「ゆゆ~ん、ゆっくりおきるよ!」 「ゆっくりおきるんだぜ!」 と、透明な箱の中に入ったれいむとまりさの番が起き出したようだ。 一応防音作りにはなっているが、大体あんなセリフでも吐いているのだろう。 れいむの額には前日に仕込んでおいた、植物性で妊娠した実ゆっくりが鈴なりに5つ生っている。 今日はこいつらで良いか。 「おちびちゃんはきょうもゆっくりしてるよ~」 「そうなんだぜ~」 自分達の子供を褒めている、心なしか実ゆっくり達も嬉しそうだ。 一晩経過したそれは、かろうじてまりさ種かれいむ種か判別できるようになっている。 そこで僕は透明な箱の蓋を取る。 「ゆゆ! にんげんさん、れいむとまりさにさっさとごはんさんもってきてね! あまあまさんでいいよ!」 「おちびたちのために、ゆっくりしないでさっさともってきてね! たくさんでいいよ!」 いままで、適当に摘んできた雑草を入れてきたんだが。 昨日までおどおどとしていたというのに、子供ができてゆっくりできる今の自分に負けなどないとでも思っているのだろうか。 まあ、いいだろう、増長している方が僕も楽しい。 れいむの額に生えた実ゆっくりつきの茎を取った。 プチリと軽い音をたてて取れたそれは、さっさとれいむの額に刺し直すか、砂糖水につけなければ死んでしまうだろう。 もちろん、そんな事をする気なんて微塵もない。 れいむとまりさは唐突に奪われた事が分からず呆然としているようだ。 数瞬後、叫び声が聞こえる。 「でいぶのおぢびぢゃんがぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁあ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛!!」 「どぼじでなんだぜぇぇぇぇぇぇえ゛え゛ぇ゛ぇ゛!!」 実に良い声で叫んでくれる。 ますます良い気分になる。 れいむとまりさの住む箱の蓋をあけたまま、僕はコップにお湯を入れた。 人間でもかけられたら火傷しそうなほど熱そうなお湯に実ゆっくり達を近づける。 熱い湯気が実ゆっくり達に当たり、辛そうに顔をゆがめた。 そのことで、実ゆっくり達がゆっくりできなくなることに気付いたれいむとまりさが叫ぶ。 「おぢびぢゃぁぁぁぁぁあ゛あ゛!!」 「ゆっぐりやべろぉぉぉぉぉ!」 遅いわ、まあ、早くても結果は変わらないけど。 僕は実ゆっくり達をお湯につけた。 「「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」」 透明なお湯の中で実ゆっくり達が徐々に形を崩していく。 餡子が溶け出し、まだ形を形成する前の目や歯がどんどんと流失していく。 茎を棒代わりにまわすと、すぐにお湯は黒く染まった。 即席のお汁粉の完成だ。 お湯の量は少なめにしたので、まだ小さい実ゆっくりでも5つあれば大丈夫だろう。 味見する。 ……ちょっぴり薄かった。 「「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」」 うるさいなぁ、蓋閉めよう。 さて次行こうか。 別な透明箱を開ける、今度もまたれいむとまりさの番だ。 こっちはまだ寝ている。 赤ゆっくりが既に生まれていた。 胎生だったから、実ゆっくりのうちに手が出せなかったのだ、ピンポン玉程度のが3匹生まれている。 れいむ二匹に、まりさ一匹だ。 寝ているが、面倒くさいので起こさないでおこう。 3匹つまみ上げると、赤ゆっくりはそこで起きてしまった。 「「「おしょらちょんでりゅみたい~」」」 そう僕の手の中で呑気に言っている。 「ゆゆ! にんげんしゃん、ゆっくちちていってにぇ!」 「ゆっくちちていってにぇ!」 「まりしゃにしゃっしゃとあみゃあみゃしゃんもってきゅりゅんだじぇ!」 どうやら一匹ゲスが混じってる、赤まりさだ。 全く、挨拶もせずに。 まあ、すぐに食べるからどうでもいいんだけど。 ホットサンドプレートを取り出す。 タイ焼き機みたいなもので、パンを二枚置き、圧縮して焼く、流石に生地がタイ焼きみたいに柔らかいのを入れないので形は自由できないが焼印がつけられる。 パンを一枚置いてと。 その上にに2匹の赤れいむを置く。 「ゆゆ? こりぇだべりゃりぇるの?」 「にんげんしゃん、む~ちゃむ~ちゃちていいの?」 「ん、食べちゃだめだぞ」 そう言いながら、僕は赤ゆっくりの上にパンをもう一枚置く。 なかなか善良な個体の様だ。 「ゆゆ! にゃんだかあたましゃんがおもいよ!」 「そりぇににゃんだか、くりゃいよ!」 「おい! くそにんげん! にゃんでまりちゃによこしゃにゃいんだじぇ!」 どうやらこいつの善良因子は全て姉妹の吸い取られた様だな。 「はいはい、ゆっくりしていってね~、っと」 そう言いながら、ホットサンドプレートの蓋を閉める。 「ゆっきゅ、ぎゅぎゅぎゅぎゅ、ちゅぶりぇりゅぅっぅぅぅぅ!!」 「ゆっくちできにゃいぃぃぃぃぃ!!」 赤ゆっくりの餡子が出ない程度の圧力がかかっている。 「ゆっゆっゆ! まりちゃよりのしゃきにたべりょうとしちゃからだじぇ!」 このゲス赤まりさはどうなるか分かっていないようだ。 「ゆ゛! にゃんだか、ぽきゃぽきゃしてきちゃよ!」 「ゆびゅれっちゃうっぅぅぅぅ!!」 丁寧にプレート内の出来事を説明してくれる。 「にゃんだか、あちゅ、あぢゅぃぃぃぃぃぃ!」 「あちゅぶれちゃぅぅぅぅぅぅぅ! れいみゅちゅぶれちゃぅぅぅぅぅぅ!!」 「あぢゅいよぉぉぉぉぉぉおおお゛お゛!! ちゅぶれぢゃうぉおぉぉぉぉ!!」 「あちゅぶれりゅぅぅぅぅぅ!! どびょじでぇぇぇえぇぇ!!」 そんな、姉妹のゆっくりできない声を聞いてか、ようやくゲス赤まりさがプレートの中でどうなるかわかったようだ。 「ゆっぐぢでぎにゃいんだじぇぇぇぇぇぇえ! ゆっぐぢにげりゅんだじぇぇぇぇぇぇぇ!!」 そう言いながら、ゲス赤まりさは僕の手の中から逃げようとする。 「ゆ゛!」 あっという間に、指先に来てしまう。 赤ゲスまりさはここから落ちたら死ぬと思ったのか、飛び降りはしなかった。 「ゆっくちにげりゅんだじぇ!」 と、方向転換。 僕の方を向く。 「どびょおじで、ぐぞにんげんがまりちゃのうじろにいりゅんだじぇぇぇえぇぇぇ!!」 当たり前だ、最初から最後まで、何処まで行っても僕の手のひらの上だ、僕が降ろすか、ゲス赤まりさが飛び下りなければ逃げられない。 ゲス赤まりさと共に先ほど作ったお汁粉の元へ。 「ゆゆ! にゃんだか、ゆっくちできりゅにおいがしゅりゅよ」 お汁粉の匂いを嗅ぎとったのか、ゲス赤まりさは先ほどまで怖がっていたのを忘れて、僕の手のひらで喜んでいる。 「しゃっしゃとまりしゃにあみゃあみゃしゃんよこしゅうだじぇ!」 と、命令までしてくる始末である。 ゲス赤まりさを摘み、まだ湯気が立つお汁粉のコップに近づける。 「ゆゆ! にゃんだか、きゅるしいんだじぇ」 赤ゆっくりから見れば全身を覆う濃密な湯気が目の前にあるのだ、息苦しいのだろう。 ゲス赤まりさの顔をお汁粉に付きそうなくらいギリギリまで持っていく。 「ちょっとはやきゅにたちゅくそにんげんだじぇ、こりぇきゃらまりしゃのしゅーぱーぎょーくぎょーくちゃいむがはじまりゅんだじぇ!」 ゲス赤まりさは、そう言いながら、お汁粉に舌を伸ばしたのだろう。 「ぺーりょ、っ! ゆっぐぢでぎにゃいんだじぇぇぇぇぇl!」 予想通り、赤ゆっくりでは熱すぎたか。 甘さを感じる暇も無く、熱いお汁粉はゲス赤まりさの舌を熱し、火傷させたようだ。 「くひょにんげん! まりちゃのこうきにゃしたしゃんがいひゃいよ! どびょじできゅれひゅんだじぇ!」 モゾモゾと体が動くのがわかる。 全く気持ち悪い奴だ、そう言う奴にはお仕置きだ。 少し持ち上げ、摘むように持っていたゲス赤まりさを離した。 「うびゅ、っがぼっ、うぶっ!」 浮遊感を味わう暇もなく、着水し赤ゲスまりさはお汁粉の中でおぼれ始めた。 「うびゅ、あじゅ!、おびょ!」 水より粘度が高いお汁粉である、泳げないゆっくりでも、もがけば少しばかり抵抗できるようだ。 ペチャペチャとコップの中に餡子が飛び散りコップの内側にはねる、そしてまるで泥遊びをしているようにお汁粉の色に染まっていくゲス赤まりさ。 そして僕は、実ゆっくり達を溶かした茎をゲス赤まりさの目の前に垂らす。 「!!」 まるで、地獄に垂れてきた蜘蛛の糸を見つけたような目で茎を見つけるとゲス赤まりさは茎に食らいついた。 それを真上に引き上げると、荒い息を吐いて、なんとか食らいついている。 そして、僕とゲス赤まりさと視線が合う。 今までの痛みが怒りで消し飛んだのか、僕を罵倒しようとしたのだろう、口を開いた。 「ぐぞに、お゛ぞら゛どん゛でる゛み゛だ」 空中に居る時の言葉を発しながら絶望した顔でゲス赤まりさは落ちて行った。 ポチャと、ちょっと粘度の高い液体に着水した音がコップからした。 茎に噛みついて助かっていたのだ、喋ろうとして口を開けば当然の帰結である。 僕は茎をコップに突っ込み、ゲス赤まりさが溶けるように念入りにかき混ぜた。 「ゆびゃぁぁぁぁ゛ぁ゛あ゛、まりちゃぎゃ、わびゅ、びゅ、わびゅ、びゅ、ばぶ、どば、がびゅ、ずびば、びぇ」 少しばかり柔らかくなった茎で回すのは大変だった。 さて、そろそろホットサンドが焼けた頃だろう。 ホットサンドプレートを開けると、良い匂いが香る。 いい感じに焼けたホットサンドはゆ虐印が書かれていた、赤ゆっくり達が、圧力で死ななかったのもそういうメーカーが作ったからだ。 半分に切り分けると、そこにはパンから出た蒸気で熱せられながらも、生きている赤ゆっくりの姿が。 目は熱のせいで白濁となり、口からは小さく「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛」という声を奏でる。 パンに潰されるようになっているため軽くしか痙攣を起こせない。 ゆっくりはゆっくりできなくなると甘くなっていく、この生かさず殺さずの状態のおかげで赤ゆっくりはとても甘くなっている。 おまけにお汁粉。 しかし、甘党の僕にとっては余裕の朝ごはんだ。 いただきまーす。 今まで書いたモノ anko1083 サンプル anko1097 暗く湿った穴の中 anko1308 すろーりぃな作戦 anko1394 投げた! anko1425 声 anko1477 さよなら生物 anko1503 山彦恋慕 anko1632 親の脛かじり 9作目です。 anko1083 サンプルの挿絵をもらいました。ヒャッホウ。 では、最後まで読んでいただけたら幸いです。
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1568.html
747 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/10(金) 21 16 27 ID J1ewwCuk カイジ「それでお前、今日誕生日だろ?祝われなくていいのか?」 とーか「死んでる人間に誕生日もくそもないですわ」 カイジ「そりゃそうだがよぉ‥‥」 とーか「第一、ここで現世での私の誕生日会のような派手なパーティを開けるはずがありませんわ」 カイジ「‥‥!そんなもん‥‥っ!やってみなければわからないだろうがっ‥‥!」 とーか「な、なんですの?」 カイジ「見ていろ、龍門渕っ‥‥! 現世での盛大なパーティ?そんなもん吹き飛ばしちまうような、でっかいパーティを開いてやる‥‥!」 ダッ とーか「行ってしまわれましたわ…ちょっとひねくれすぎたかしら…」 749 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/10(金) 22 19 39 ID KOAy7uEI カイジ「……っという訳で安土城を会場として使わせてもらいたい」 男A「ええ、構いませんよ。最古参の彼女を盛大に祝うのにどうぞ御自由にお使いください」 カイジ「ありがとうございます!それとアーチャーに衛宮、お前達に料理を任せていいか」 アチャ「承知した。腕を振って豪華な料理を作ろう」 士郎「まだここにきて日が浅いけど、こんな俺でも役立てる事があればなんだってするさ」 カイジ「ありがとう!さて、次は…」 カイジ「……っという訳で協力してくれないか?」 かじゅ「いきなりだな。本来ならそのための練習をしてからライブに挑みたいところだが」 唯「でも、透華さんの誕生日パーティーライブっていい案だよね」 プリシラ「なら、私達のできることで盛大に盛り上げなくちゃね!」 あずにゃん「律先輩とムギ先輩には私から伝えておきますから、早く準備しましょう」 ビリビリ「ぶっつけ本番だけど、みんなで透華さんの誕生日を祝いましょう!」 一同「おぉーーーーっ!」 カイジ「みんな、ありがとう!よろしくたのむな!」 急に作ったからキャラの台詞がちょっと変かもしれんが 750 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/10(金) 22 58 18 ID KOAy7uEI カイジ「……っという訳でZAN-SHUの皆にも演奏してもらいたい」 利根川「ふん、なんで俺がこいつの頼みを聞かねばならんのだ」 兵藤「まあしかし、久々の依頼じゃ…ここは一つ盛大に盛り上げてあげようではないか…」 船井「しかし、ここのところ全く練習してへんのに、いきなり本番はキツイでぇ」 利根川「それはお前のようなクズだけの話だ。我々はちゃんと個々で練習しているぞ」 船井「な、なんやて!聞いとらんで、んなことー!」 小十郎「んなことしるか!気合いでなんとかしろ」 幸村「とにかく、龍門渕殿の誕生日を歌って祝うでござる」 最近忘れていたでござる。言葉も迷いまくりでござる。それとZAN-SHUも用語に登録せねばな… 751 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/10(金) 23 23 22 ID dscFL7Cs 部長「頑張っているようね、伊藤開司!」 カイジ「・・‥なにやってんだ、竹井」 部長「いえ、今の私は悪の女幹部、薔薇のタトゥー(シール)の女!」 パシャ カイジ「用がないならこの写真、福路やら海原やら刹那やらに売りつけるぞ」 部長「それは結構面白いかも…いやいや!伊藤開司! 貴方は盛大なパーティを開こうとしているけれど、そこには致命的な欠陥があるわ!」 カイジ「相変わらず耳早いな、あんた」 部長「そう、現世での龍門渕家のパーティは三桁は人が集まったわ! 死者スレかき集めて、どれだけの人間を集められるかしら?!」 カイジ「‥‥っ?!ど、どうあがいても48人‥‥ッ!圧倒的差‥‥!どうしようもなく埋められないっ‥‥!」 部長「さぁ、伊藤開司!この絶望的な状況、どう対処する!」 カイジ「クソッ‥‥!ど、どうしたら‥‥っ!!」 752 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/10(金) 23 33 22 ID dscFL7Cs リボンズ「お悩みのようだね、カイジくん」 カイジ「てめぇ、主催者!」 リボンズ「そういえば水泳大会での賞品を渡すのを忘れていたのだが… どうだろう、カイジくん。ここは私に一肌脱がせてもらえないだろうか」 カイジ「嫌だね!どうせ、お前らのやること‥‥!何か裏がある‥‥!」 リボンズ「イヤだなぁ…勝利者を称える気持ちくらいは持ち合わせているさ。 それにサンプルも取れて、今の僕はそれなりに機嫌がいいんだ」 カイジ「‥‥話は聞いてやろう」 リボンズ「忘れたのかい?僕には無数のマンパワーがあることを」 ゾロゾロゾロゾロ 黒服γ「よろしいのですか、リボンズ様。このようなパーティに参加してしまっても」 リボンズ「構わないさ。普段の慰労を兼ねての計らいだ。存分に愉しむがいい」 ミサカ妹Z「羽目を外してE&E!とミサカははしゃいで見せます」 カイジ「‥‥これでよかったんだろうか」 753 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/10(金) 23 33 30 ID iNyQH9BU 唯「えーとまず黒服さん達でしょ、本多さんのスペアボディも全部起動させて、それからセイバーさんや神原さんもなんか分身してたからそれも呼んできて、あと1stと2ndの人達も……」 御坂「やめさない」 754 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/10(金) 23 45 58 ID qv9yx.CQ 士郎「そもそも1stと2ndの連中も呼んだら俺が3人もいることになるんだけど」 ライダー「長生きの自慢でもしたら?」 士郎「なんでさ」 755 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/10(金) 23 48 01 ID KOAy7uEI リボンス「なら、この間の大会で使った方法を使おう」 カイジ「……なにをするつもりだ」 リボンス「君達は疑問に思わなかったかい?なぜあんなに会場に観衆がいたか」 カイジ「?あれは帝愛の人間やスポンサーとかだろ」 リボンズ「いや、それだけじゃないんだ」 カイジ「なに!」 リボンズ「実はね、あそこにいた大半の人は数々のバトルロワイアルの死者スレ住人のアバターだったんだよ」 カイジ「はぁ?なんだよそれ」 リボンズ「実は、余所からも客寄せしたかったんだけど、さすがに本物がこられると大人の都合上不味いからね だから、観戦したいしたい人はアバターを通して会場を見れるようにしたさ。 しかも、あたかも真近で見ているような感覚になるシステムを用いてね。 ただし、キャラが特定できないようにNGワードなどいくつかの制限は掛けていたけどね」 756 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/10(金) 23 49 48 ID dscFL7Cs 安藤「(パチッ)はい、ありがとうございます~楽しんでいってくださいねー。はい、次の人~」 カイジ「あまりに多くなっちまったから整理券渡して安藤にモギリやらせてるが‥‥ 一体、どんくらい居るんだァ?これ」 レイ「ざっと2000人は居るな」 カイジ「おぉ?!‥‥あぶねぇあぶねぇ。あまりに空気だから気がつかなかったぜ‥‥」 レイ「アリーナだけでは足りないな。一階席と二階席も開放…資材スペースもあけるか」 リリーナ「セイバーさんはどうします?」 小萌「向こう三日分の食料をプールにぶちまけておきましたから、今日中は引きつけられると思いますぅ」 男A「ヴァンくんも引き離しておいたほうがいいでしょうねぇ。 彼の食べ方は周囲の人間にとって不快以外のなにものでもないと聞きます」 カイジ「みんな‥‥どうして‥‥」 リリーナ「収拾付きそうにないのでお手伝いさせていただきます」 小萌「どうしても仕切りたがっちゃうんですぅ。性分ですねぇ」 カイジ「ありがとうっ‥‥!ありがとうっ‥‥!」 757 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/10(金) 23 58 28 ID dscFL7Cs とーか「なんですの?急に呼び出したりして」 カイジ「いや、お前がラジオの台本作りで徹夜してるのは分かっているんだが‥‥ 少しは息抜きもしたほうがいいと思ってな」 とーか「全く‥‥貴方はいつもいきあたりばったりで…」 バタンッ! カイジ「今日の主賓の登場だ!」 パチパチパチパチパチ 「おめでとー」「お誕生日おめでとうございます」「おめでとうにござる!」「HappyBathday!」 とーか「これは…」 カイジ「どうだ。時間がなかったもんだから急ごしらえだが‥‥」 唯「ワン、ツー、ワンツー三四!」 ♪はっぴーばーすでぃつーゆー♪ とーか「こ、こんな…こんなパーティ…」 カイジ「‥‥やっぱ物足りなかったか?」 とーか「全く、伊藤開司!貴方はどうしようもなく、素晴らしい男ですわ!」 ttp //brunhild.sakura.ne.jp/up/src/up463736.gif
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/906.html
長い上に、独自設定がありますので、ご注意ください。 『偽者の生きる価値』 私は生き物を見るのが好きだ。 例えそれが、野生とはほど遠い、趣味のための生き物であっても、やはり おもしろい。 野生動物に関心を抱く人間の中には、いかに人間の用意した環境下で生き る動物が悲惨な存在であるかを強調する人物もいる。 だが、自然の驚異の一部を手元に置いてみたいという感覚は、博物学が隆 盛した時代から、いや、ひょっとしたら、植物を集中的に育成しようとし たり、落雷から生まれた火を飼い慣らそうとした時代から、人間が自然に 持つ欲求の一つだったのかもしれない。 まあ、実際はそんな屁理屈を頭に思い描くわけでもなく、ついつい、ホー ムセンターに行くと、私はペットコーナーに行ってしまうのだ。 と言ってもそこにいるのは、スタンダードな熱帯魚や、今では近所の水系 で見られなくなったフナやタナゴのような淡水魚、そして昆虫などである。 自分が小学生の頃は図鑑でしか見たことがなかったような、海外のカブト ムシやクワガタムシまで、こんな地方都市のホームセンターで売っている のだから、いい時代になった…のか? 「まりしゃは…まりしゃはゆっくりしたいんだじぇ…」 「ゆぇぇぇん!!!ゆっきゅりできにゃいいいいいっ!!!」 そのとき、私は、ふと足を止めた。普段、このペットコーナーで見慣れな いものが売っている。 「ゆっぴぃぃぃっ!!!まりしゃはゆっきゅりぷれいしゅにいきたんだじ ぇぇぇ!!!」 まりさつむりである。 ご存知、まりさ種の亜種(改良品種という説も)、とんがり帽子の代わりに 巻貝のような貝殻に入っているまりさである。 私はこの店でゆっくりを見るのは初めてなので、ついじっくり観察してし まった。 『広告の品!まりさつむり!一匹150円!五匹なら700円!』 しかし、このまりさつむり、つむりにしては格安な上に、狭いケージにた くさんぶち込まれてぴーぴー泣いている。よく見ると、貝殻の中でぐった りしている個体もおり、扱いが良くない。 在庫一掃のために、売れ残りの個体を安価で売っているのだろうか? それとも、何か捕食種のための餌用の品種なのだろうか? 「ゆ!?おにーしゃん!まりしゃをゆっくりさせてほしーんだじぇ!!」 私が見ていることに気がついたのであろう、一匹のまりさつむりが私に 声をかけてきた。私が黙って観察していると、はっとしたように、 「おにーしゃん!ゆっくちちていってにぇ!!」 と付け加えた。 とてもしっかり教育を受けているようには見えないが、相手をゆっくりさ せる言動をしないと、ゆっくりさせてもらえない、ということは理解して いるらしい。安いからといって、げすとは限らないかもしれない。 私はそう思った。 どうせ、むかついて全部潰しても千円しないのだ。気まぐれもいいだろう。 それに飼育している生き物や、勝手に家に侵入してくるネズミや害虫の類 をのぞけば、ずっと一人で暮らしていた。話相手が欲しいとも思ったので ある。 結局、30分ほど悩んだ末、私は初めに声をかけて来たつむりを含む、五 匹を購入した。店員さんは、私が選んだ五匹をビニール袋に入れると、何 やらガスを封入し、ゆっくりを眠らせた。袋を開けて新鮮な空気に曝して おけば五分ほどで目を覚ますとのことだった。 飼育の道具は、ゆっくり専門のものは持っていないが、以前飼っていた、 魚やヤドカリ、昆虫用のものがあるので、それらを流用しよう、そう考え た。また、何事も知識から入りたがる私は、ゆっくりの本を何冊か買い、 帰途に着いた。 私は夕食を済ませると、大学生の頃、研究のために使っていた大型のプラスチ ックバットを洗い、砂を敷き詰める。そして、砂の中に埋めるようにして、水 入れを設置した。ゆっくりの足場になる部分には、あんよを滑らせないように、 滑り止めの構造になっている。最後にベッド代わりに、ティッシュを丸めて隅 におけば完成である。 だが、中途半端に、ジオラマちっくな飼育環境を作りたくなってしまう。 私の悪い癖だ。とりあえず、熱帯魚の水槽装飾品であったモアイ像とプラスチ ック製の人工水草を設置した。なかなかシュールであるが、センスはないと、 自分でも思う。熱帯魚の水槽にダース・ベイダーの人形沈めて、藻を生やして グリーン・ベイダー作って喜んでるような人間だからしょうがない、と自分で 自分を諦め、次の作業に移った。 トイレの設置である。小さなプラスチック製のちりとりを砂の上に置き、ちり とりの中にも軽く砂を敷いておく。これで飼育環境は完成である。もし、つむ りが大きく成長することがあれば、それはそのとき考えようと思う。 こうやって新しい動物のためにいろいろ作ったり、設置しているときはかなり 楽しい時間である。いつの間にか、外は暗くなっていた。 そろそろ、ここの安っぽい眠り姫に起きていただこう。 私は、ビニール袋を開け、廉価版つむりたちをそっと、飼育用バットの砂の上 に置いていった。 「ゆぴぃぃ…ゆぴぃぃ…」 五匹ともぐっすり眠っている。私は今のうちにお茶を入れ、読書をしながら彼 らの目覚めをのんびり待つことにした。 人が横になれるくらいのスペースに、まだ赤つむりから子つむりへの移行期に ある個体五匹が投入されるのだ。彼らにはなかなか贅沢なゆっくりぷれいすと 思って欲しいものである。 そういえば、つむりの貝殻って、自分で形成するのだろうか? よく見れば今回買ってきたつむりが被っている貝殻はてんでばらばら、中には、 先端が欠けているものもいた。 どうして同じつむりなのに、こんなに貝殻がいろいろ…ってこれは、実際に海 に落ちている巻貝の貝殻ではないだろうか? だとすると、生まれてきてから、帽子の代わりに与えられた、もしくは自分で 被ったということになる。 「ゆぴっ…?…ゆゆ!!?」 どうやら目覚めたようだ。 「ゆっくりしていってね!」 私は先手を打って挨拶した。 「ゆ!ゆっきゅりちていってにぇ!!」 「…!!…ゆっくち!ゆっくちちていってにぇ!!」 私の挨拶に、寝ぼけ眼のつむりたちも挨拶を返してくる。 「おにーしゃん!まりしゃをかってくれたんだね!ありがとうなんだじぇっ!」 「おにーしゃんがかいぬししゃんなの?」 「はい、ここはお兄さんのゆっくりぷれいすですよ!でも、この砂さんがあ るところはみんなのゆっくりぷれいすです!ゆっくりしていってくださいね!」 それから、私とつむりたちの生活が始まった。 「まりさはおみずさんをごーくごーくするよ!!!」 「まりしゃはおみじゅしゃんで、まりしゃのおしりをきれーきれーしゅるん だじぇーっ!!!」 (けつ洗ってる横で水飲んで平気なのか?) 生き物の飼育は最初が肝心だ。 新しい環境に慣れることができず、死亡する個体が出るからである。逆に言 えば、最初の一週間くらいを無事に乗り切れば、丈夫な個体として飼育でき る可能性が高い。 「みなさん、ごはんの時間ですよ!」 まりさつむりたちは、最初跳ねようとしたが、貝殻が重くて跳ねられなかっ たようだ。ずりずりと貝殻を引きずりながら、餌入れへと近寄っていく。 こうやって見ると、どうも貝殻がつむりの体に対して大きいような気がして ならない。はっきり言って動きにくそうである。 「ゆわぁいっ!しゃきしゃきもやしさんはゆっくりできるよぉっ!!!」 「ありがちょー!おにーしゃん!」 「むーしゃむーしゃ…しゃーきしゃーき…しあわすぇ~っ!!」 「ゆぅぅぅ、まりちゃちゃまはあまあまがたべたいんだじぇっ!!じじぃは ゆっきゅり…うわーい!おちょらとんでりゅみちゃあい!…」 私はできるだけつむりと一緒に過ごすようにし、つむりの要望に答えて、ゆ っくりぷれいすの中におうち(市販のゆっくりはうすの安価なもの)、水分の 多い野菜を中心とした食事などを用意した。 その代わり、生意気な口を利いた個体や、うんうん、しーしーを指定の場所 以外でした個体にはしっかり、罰を与えた。 「お兄さんが苦労して取ってきたごはんさんをいらない子はせいっさいっし ますっ!!」 「ふじゃけるんじゃないじぇ!!!じじぃなんきゃこのまりちゃちゃまがび ょうしゃちゅ!!?」 輪ゴムを構え、この生意気なつむりのおでこ、あにゃる、ほほ、あんよに痛 みを与えていく。 「ゆんやあああああっ!!!」 「贅沢言う子はげすです!げすは許しません!」 ぴしーん! 「お兄さんをじじぃとか言う汚い子はくずです!くずも許しません!」 「ゆっぴゃああああああっ!!!までぃざのあじゃるぅぅぅぅっ!!!」 ぴしーん! 「ごめんなさいできないのはかすです!かすも許しません!」 「ゆんぎゃあああああああ゛!!!だじゅげ!だじゅげげぇぇぇぇ!!! …ば!ばでぃざをなめるなああああっ!!!」 なんとこの口の悪いつむりは、貝殻の中に入り込んでしまった。フタは持 っていないようだが、人間の指では奥に入ったつむりを取り出せそうにな い。実際に指を突っ込んでみたが、がじがじと甘噛みされてしまった。 「ゆへへえええん!!!ばきゃなじじいはまりじゃじゃまにてもあじもで ないんだじぇええええっ!!!」 大泣きしながら、暴言を吐いてくる。忙しいことだ。 (ぶっ殺そうかな…) そうも思ったが、とりあえず、貝殻を傷つけずにヤドカリの中身だけを取 り出す方法を試してみることにした。 貝殻の奥、てっぺんの方を炙るのである。 私はタバコを吸わないため、チャッカマンを取り出し、土間に置いたつむ りの貝殻のてっぺんにファイアーした。 じじじ…という貝殻の表面が焼ける音がし、しばらくすると… 「あっぢゃっ!ここめっちゃあっぢぃ!!!」 しゅぽーんという音が聞こえてきそうな勢いで、巻貝の入り口からまりさ が飛び出てくる。輪ゴム発射。 ぺちーん 「ひっぎいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!」 ぺにぺににでもあたったのだろうか?今にも死にそうな声で泣き喚き、ご ろごろと転がり続ける。 私はそれを捕まえ、ぷりんぷりんと動くおしりに遠慮なく輪ゴムを叩き込 んでいく。 「ゆびびびびびびっ!!!ごべんなざいごべんなざいごべんなざいぃぃ! やべで!もうやべで!ばでぃざのおじりおがじぐなっぢゃううううっ!!」 だが、私は容赦なく輪ゴムを叩き込み続けた。しーしーが手を汚したが、そ のしーしーをつむりの体に塗りこむようにして、握りなおす。 「悪いのは誰かな?ちゃんと言わないと分からないですね!」 「ゆぎぃっ!!!ゆっぴっ!!!ばでぃざです!!ばでぃざはゆっぐりでぎ ないゆっぐりでず!!ごべんなざい!!」 私は生意気なつむりが泣いて必死に謝るのを満足いくまで観察すると、地べ たにそっとつむりを置いてやった。あちこちがミミズ腫れのように赤く腫れ あがり、背中の一部が褐色に変色していた。おそらく、貝殻を炙った時の火 傷だろう。 (まあ、死ぬ前にペットの立場と振舞い方を学習できるといいね!) 「また、私のことをじじいと呼んだり、私に命令したら、同じことをします。 つむりは私より弱くてダメなんです。ゆっくり理解してくださいね!」 「ゆぎっ…ゆぎっ…ゆっくり…りかいちたよ…」 つむりの瞳はまだ反抗的であったが、プライドはずたずたになったようだ。 案外、しっかり躾を済ませられるかもしれない。泣きじゃくるつむりは覚束 ない足取りで、ごはんの容器へと這っていく。 「ねえ、まりさ!」 「ゆひっ!!ごめんなざい!ごめんなざい!ごめんなざい!いきででごべん なざいぃっ!!!ばでぃざはただのうんうんめいかーでずぅ!!」 「もう怒ってないですよ。それより、貝殻かぶらなくていいのかな?」 「ゆ?あつあつのかいがらさんはゆっくりできないんだじぇ!」 お飾りへの依存が低いのかな?それとも貝殻はお飾りとみなさないのかな? そのとき、私はそう思った。 その後も、私は飴と鞭を繰り返し、つむりたちを躾けていった。時につむり は何度も同じ過ちを繰り返したが、私の場合、両親が怒りっぽく、幼少時に よく怒鳴られていたばかりいたせいか、我慢強いというか、冷めた性格が形 成されている。そのため、何をされても、躾のための必要性以上に怒ること はなかった。そして、十日が過ぎた。 ある日、私は町の図書館に寄る用事があったので、ついでにまりさつむりの 生態について調べてみた。 それによれば、まりさつむりというのは、本来水辺の環境に適応したまりさ 種の一亜種であり(古い資料では変種とされている場合もある)、水に溶けに くい体と、防御に優れた貝殻を持っているらしい。貝殻はまりさ種の帽子と 同様に、まりさ本体と一緒に成長し、狩りの際の餌の保管に使われるが、仮 の巣としての機能も持ち、中にたからものを蓄えたり、貝殻の奥に潜り込ん で睡眠をとったりもするらしい。全長は最大で60センチ、体重3−5キロ… (う~ん…大きく育ったら、庭で生活してもらうしかないかな…) そこまで読んで、開いたページの最後の部分が目に留まった。 ごく稀に、通常のまりさ種からまりさつむりが生まれることがある。この場 合、外見上はつむりから生まれたまりさつむりと変わらないが、比較的水に 弱く、体が溶けやすい、貝殻がそれほど頑強ではなく、中に引っ込めるだけ の奥行きを持たない場合が多い。このような、貝殻として本来の機能を果た していないつむりの貝殻を、貝殻帽子という。 (あいつらは、純正のまりさつむりじゃないのかな?) 「ゆゆ~ん♪ゆゆ!?おにーしゃんおかえりなんだじぇっ!!!」 「ゆっくりおかえりなちゃいっ!」 私は帰宅してから、つむりで実験、というよりは遊んでみることにした。ま ずは、一匹のつむりの貝殻を取り上げる。 「ゆゆ!おにーしゃんそれはまりさのかいがらさんだよ!ゆっくりしないで かえしてね!」 中にたからものが入っていないことを確かめると、代わりにオカヤドカリ用 の綺麗なアートシェル(巻貝を藍色の塗料で塗りつぶし、金色の太陽があしら われているもの)を与えてみた。これは以前、ヤドカリを飼っていたときに購 入したものである。 「ゆゆ!?これはまりさのかいがらさんじゃ…ゆゆーん!!!みまさまのお ぼうしみたいだよっ!!」 自分の貝殻ではないにも関わらず、気に入ってしまったらしい。 「ゆゆ~ん!みまさまのかぶっちゃったよっ!!!…うふふ…」 「つむり、この古い貝殻はいらないのかい?」 「ゆ?ふるいかいがらさんはゆっくりできないよ!まりさはあたらしいかい が らさんをきにいったよ!おにーさん!ゆっくりありがとう!」 私は、ずるい、自分も、と騒ぐほかのつむりたちに、また今度な、と言い聞か せてから、つむりたちの飲料水を取り替えた。 自分の貝殻に対して思い入れがないのだろうか? それとも、どこからか取ってきた貝殻でも、頭に乗せれば、一緒に成長してい くのだろうか?そうだとしたら、いくらなんでも不思議すぎるが。 それから、まりさつむりたちの住んでいる容器の中に、小さなプールを作って やった。砂の中に水を張った底の深い皿を埋め込み、積み木と木片で出入りの ための階段をつくってやった。 もし、こいつらが純つむりなら喜んで水辺で遊ぶのではないか? こいつらがなんちゃってつむりならば、遊んでも短時間であり、水辺でゆっく りするなんてことはないだろう。 私は、こいつらの正体を見極めてみたくなったのである。 「ほら、ここで水遊びしなよ!きれーなお水さんで遊ぶの好きだろう?冷たく て気持ちいいですよ。」 今は六月後半、梅雨の間は、肌寒い日もあるが、ここのところ、雨が降らず、 暑い日が続いていた。 「ゆわぁいっ!!!ありがとうおにーさん!おみずさんあそびはゆっくりでき るよっ!!」 水遊び自体は好きらしい。半分ほどの個体が新しいプールへとずりずり這って いく。私は彼らをゆっくり観察するために、まずは近くの食料品店にひとっ走 り飲み物を買いにでかけた。夏は苦手なのだ。 事件が起きたのはそのときであった。 「ゆゆ~ん!おみずさんきもちいいよぉっ!!」 どん! 「ゆびゃああーっ!?」 出来立てほやほやのぷーるで遊んでいたみまつむりは、後ろから何者かに突 き飛ばされ、浅い水の底に軽く頭をぶつけてしまった。 「まりさだけきれいなかいがらさんもらうなんてずるいよっ!!!まりさも みまさまみたいになりたいから、そのかいがらをゆっくりかしてね!すぐか えすよっ!!」 まりさ種の「貸して」はたいてい返ってこない。 「いやだよ!これはおにーさんがまりさにくれたんだよ!おにーさんはまた こんどっていってたよ!ゆっくりがまんしてね!!」 「まりさのほうがかわいいから、まりさがみまさまになるよ!!!ゆっくり りかいしてね!!」 二匹は喧嘩をはじめてしまった。 「ゆぎーっ!!!まりさおこったよ!!!」 アートシェルを奪おうとしたつむりは、みまつむりにぷくーっするまでもな く、いきなりあんよに噛み付いた。みまつむりは自慢の新型貝殻の中に逃げ 込む余裕すらなかった。 「やべでね!!まりさにかみつかないでね!!まりさのしるくのようなあん よにきちゃないはがたつけないでねっ!!」 「ゆぎーっ!!!ゆぎぎーっ!!!」 みまつむりは、噛み付いているつむりを引き離そうと、体をぶんぶんと揺す る。 「はなじでえええええっ!!!まりざのあんよはなじでっ!!!」 「ゆゆ!!けんかはやめるんだじぇ!!けんかはおにーしゃんがゆっくりで きないんだじぇ!!!」 ここに来て、騒動に気がついたつむりが、慌てて二匹の仲裁に入った。しか し、遅かった。 べりっ 「ゆひっ!!?ゆわああああああ゛っ!!!ばでぃざのみずみずじいあんよ がああああ゛っ!!!」 みまつむりのあんよは、無残にもその半分が剥ぎ取られてしまった。なおも 噛み付こうとするつむりを、仲裁に入ったつむりが抑える。 「ばでぃざのあんよざんなおっでねぇええええっ!!!」 みまつむりは必死にあんよをぺーろぺーろしようとするが、舌が届く場所で はなかった。 「ゆゆ!!まりさがまりさのあんよをぺーろぺーろするんだじぇ!ゆっくり うごかないでほしいんだじぇ!!」 仲裁に入ったつむりが、舌の届かないみまつむりの代わりに、そのあんよに 舌を伸ばし、ぺーろぺーろしようとする。 ぐじゅり 助けようとしたつむりの舌があんよに触れただけで、みまつむりのあんよは 崩れてしまった。もはや、自力で動くことも出来なくなりつつある。 「ゆぎゃあああああっ!!!ぺーろぺーろじゃゆっくりできないよぉっ!! おにーさん!ゆっくりしないでおにーさんよんできてねええええっ!!!」 「ゆぐぐ…わかったんだじぇ!!まってるんだじぇ!!」 人間さんに何とかしてもらう。最早助かる手段はそれしかなかった。仲裁に 入ったつむりはゆっくりしないで、お兄さんを探しに行く。しかし、這い回 ることしかできない以上、その外へお兄さんを呼びに行くことはできなかっ た。 「おにーさん!!おにーさん!!どこにいるんだじぇええっ!!!たすけて ほしいんだじぇええっ!!ゆびいっ!!?」 ただひたすら泣き叫び、助けを請うみまつむり、そこにアートシェルを奪お うとしたつむりが体をねじり、勢い良く貝殻をみまつむりに叩きつけてきた。 崩壊寸前だったみまつむりのあんよがとうとう崩壊した。餡子が水面をサー ッと流出していく。 「ゆぎゃあああああっ!!!でねいでね!!!ばでぃざのあんござんでない でぶっ!!?」 「かいがらさんをひとりじめするげすはゆっくりしねっ!!!」 更なる一撃で、みまつむりの下半身が崩壊した。口も下半分が崩れ、もうま ともに発音することもできない。 「ゆっくりしたかいがらさんはまりさのものだよ!ゆっくりりかいしてね!」 とどめの一撃によって、みまつむりの餡子は皮の破れ目から派手に噴出し、 みまつむりはわずかに痙攣する以外、生きている証を失ってしまった。 「ゆゆ~!これはとてもゆっくりできるかいがらさんだよ!!」 みまつむりをゆっくりさせたつむりは、いそいそと自分の貝殻を脱ぎ捨て、 アートシェルを身に着ける。念願のアートシェルを手に入れ、顔をほころば せるつむり。 「ゆ~…ひっこししたらおなかすいちゃったよ!ゆっくりごはんさんたべに いくよ!!」 だが、あんよがうまく動かない。 「ゆゆ!!?まりさのあんよさんどうしたの?ひっ!!?」 半身が水に使ったまま、派手に動いたことで、あんよが溶け始めていたのだ。 大慌てでプールの出口へ向かおうとするが、崩れかけのあんよではそれ相応 のスピードしか出ない。そして、その間も少しずつあんよは崩壊していく。 「ゆひっ!!ゆひっ!!」 「ただいまーっ!!!友達に会っちゃって、長話しちゃいました!」 「おにーざんっ!!!だずげでえええっ!!!まりざをだずげであげでええ ええっ!!!」 私がつむりたちの尋常ならざる様子に、彼らの飼育容器であるプラスチック バットをのぞいたとき、そこにあったのは、新設したばかりのプールでぐず ぐずに崩れた、二つの大福だったものだった。 (通常のまりさ種から生まれた突然変異だったのか?でも突然変異がこんな にたくさん…人工的に増やしたのか?だから安かったのか?) そう思いながらも、私は一匹にだけ新しい貝殻を与えたことを後悔した。 そんな簡単に躾ができるのならば、あんなに捨てられた野良ゆっくりが増え るわけがないのだ。 言葉遣いの悪い個体や、トイレの場所を覚えなかった個体をしかりつけ、一 緒に生活していくうえで、不快にならないための最低条件をクリアーしただ けで満足してしまっていたのだろう。 七月になった。 まりさつむりたちはすっかり大きくなり、野球ボールぐらいの大きさになっ た。もう子ゆっくりと言ってもいいだろう。 (そろそろ、新しいゆっくりぷれいすを用意してやらないとな…) しかし、貝殻は成長せず、今では髪の毛の上にちょこんと乗っているだけだ った。 (…やっぱり、つむりじゃないな…) そんなことを考えていると、一匹のつむりが私に話しかけた。 「おにーさん!!!ゆっくりしていってね!!」 「ああ、ゆっくりしていってね!…どうしました?」 「まりさはそろそろあたらしいかいがらさんがほしいよっ!!!いまのかい がらさんはちいさくなっちゃってあたまがはいらないよ!!」 ある日、たまには、プラスチックバットの外にも出してやろうと、私は、彼 らを一匹一匹摘み上げ、部屋の中に放してやった。 「ゆゆ~ん!まりさ!おにーさんにあそんでほしいよ!!!」 一匹のつむりが甘えてくる。私は貝殻を落とさないようにして、ゆっくりと つむりの頭を撫でてやった。 つむりはゆゆーんと気持ちよさそうにしている。 「なあ、まりさ、まりさは本当にまりさつむりなんですか?その貝殻さんは まりさのものなの?」 「ゆ゛!!?…な、なにいってるの!?まりさたちはどこからみてもかわい いまりさつむりだよ!みればわかるよ!」 私は昨日買ったばかりの、「新ゆっくり図鑑(第二東京大学出版)」を広げ、 まりさつむりのページを探した。 「でも、つむりの貝殻と形が随分違うよ、ほらこれ。」 私は様々なまりさつむりの写真をつむりに見せる。どの個体も、水棲のつむ りも、突然変異のつむりも、赤つむりも、成体も、自分の体に見合ったサイ ズの貝殻を持っていた。そして、貝殻の形状は巻きつきの弱いサザエのよう なものであり、私のつむりたちのように、尖った巻貝、丸っこいヘルメット のような巻貝、先端が折れている巻貝を頭の上にちょこんと乗せているもの はいなかった。 「ゆゆゆ!!?…でも!まりさはつむりなんだよ!!まりさはつむりだから ゆっくりできるんだよっ!!!」 私はこの言葉が引っかかった。やはり、こいつらはまりさつむりじゃないの ではないかと。私は、部屋の中でゆっくりパズルで遊んでいるつむりを捕ま え、私の前に持ってきた。 それは、あの口が悪く、私に一番叱られて、痣と傷が絶えないつむりだった。 「ゆゆ!!おにーさんどうしたんだじぇ!!?まりさはなにもわるいことし てないのじぇ!!」 私は有無を言わさず、さっさと質問した。 「ねえ、君たちまりさつむりじゃないんじゃない?正直に言わないと、また 痛い痛いしますよ?」 「ゆぴっ!!?」 何度も輪ゴムやでこぴん、めん棒あにゃるぐりぐりなどで痛い思いをしてい る口悪つむりの顔はさっと青ざめた。 さっきまで話していたつむりもこちらをじっと見ている。 「ゆゆ…ゆゆゆ…」 私はこのまりさの態度で、遅まきながら確信した。このつむりたちはまりさ つむりじゃない。 私は、いつもの輪ゴムよりも太くて痛そうなゴムを取り出し、片手でぱちん ぱちんと、目の前の口悪つむりに見せ付けるように鳴らした。 「ゆっびぇえええええっ!!!まりざはまりざなんだじぇ!!!でもつむり になったのじぇ!!つむりじゃないとゆっくりできないっでいうから、つむ りになったのじぇえええっ!!!」 口悪つむりは泣きながら、あっさりと口を割った。 「まりさたちはまりさなんだじぇ!すてきなおぼうしさんかぶってたんだじ ぇ!でも、にんげんさんのせいでぱぱとままとおわかれして、おぼうしとら れたんだじぇ!おぼうしのかわりにかいがらさんもらったんだじぇ!!」 要するに、こいつらは生まれながらのまりさつむりではなく、二次的にまり さつむりにされた通常のまりさ種だったのだ。 おそらく、適当な貝殻を帽子の代わりに被せて、まりさつむりとして、通常 のまりさ種よりも高く売ろうとしたのだろう。 祭りの露店で、カラーれいむなどと一緒に、このようなまりさが売られてい ると、前述の図鑑のコラムに書いてあった。それの売れ残りが田舎のペット ショップに格安で回って来たのだろう。 よくもまあ、帽子への執着を捨てられたものである。もっとも、野良ゆっく りの中ではお飾りを失い、同属からの攻撃に怯えながらも、生活しているも のもいる。決してゆっくりできることではないのだろうが、帽子がなくても 生きていくことはできるのだろう。 「つむりにならないと、まりさはゆっくりできないっていわれたんだじぇ! おぼうしのないまりさはゆっくりできないんだじぇ!!でもまりさはゆっく りしたかったのじぇ!!だからつむりになったのじぇ!!」 堰を切ったかのように、次々と自分の過去を話す口悪まりさ。残り二匹のつ むりもどきも心配そうな表情で、私の前に集まっていた。 「おにーさん!ごめんなさい!!まりさをすてないでね!!まりさはゆっく りできるまりさになれるようがんばるよ!!…ゆぐっ…つむりになるよ!! だからすてないでねっ!!ゆわあああん!!!」 「ごめんなざいおにいざあああんっ!!まりしゃはゆっくりできないまりし ゃなんだぜえええっ!!!でも、これからもおにいざんのかいゆっくりでい だいんだぜえええっ!!!」 泣き喚き、必死に土下座しながら、捨てないでと叫び続けるつむりもどき。 ひょっとしたら、お飾りを失ったことで、自分はゆっくりできないと認識し た際に、ゆっくり特有の無駄に高いプライドも壊れてしまい、それで従順に なったのかもしれない。 そう考えると、口悪つむりは、なかなか根性があったと、ほめてやってもい いのかもしれない…人間だったら。 飾りを失わせて、自尊心を破壊、従順なゆっくりを作るという考えは悪くな いように思えるのだが、かご売りされていたということは、飾りを取り戻す と元の自尊心が戻ってくるということだろうか? それを防ぐために、あからさまに不似合いな汚い貝殻を被せておいたのだろ うか?そうだとしたら、よく考えたものである。 私は、最初からワケありだろうと、踏んでこのつむりもどきを買ったので、 別に騙されたと思わなかったし、怒りも感じなかった。ついでに言えば、今 のところ捨てる気はなかった。 「まりさたちはお兄さんの大切な飼いゆっくりですよ!それを捨てるなんて とんでもない!今度、新しい貝殻を探しましょうね!!」 私の一声につむりもどきたちは、半ば唖然とした、半ば喜んだ表情で顔をあ げた。 「ゆわああああん!!!おにいいざあああああんっ!!!」 「おにいいざんのがいゆっぐりでよがっだよおおお゛っ!!!」 「ぎょうはおにいいざんといっじょにねるぅぅぅっ!!!」 これで、貝殻を背負いながら跳ねようとしたことも、あっさりと自分の貝殻 を放置したことも、水に弱かったことも説明がつく。 ついでに言えば、それで一人称が「まりさ」だったのだろうか?だが、私は まりさつむりをこの目で見たことがないので、つむりの一人称がどのような ものかは分からない。 また、つむりもどきは貝殻が自分の体の一部ではないため、成長に伴って、 ヤドカリのように、貝殻をより大きなものに代えていかなければならないの だろう。 貝殻を変えていく、ということは一つの貝殻に対する執着は弱く、通常のま りさ種の帽子に対する執着のようなものが見られなかったのだろう。 ヤドカリは、個体によって、宿貝の選択に差があると言われている。基本的 には自分の体にフィットしたサイズの、欠損の少ない貝殻を好む個体が多い と報告されている。 また、ヤドカリは貝殻資源の少ない場所に生息している場合、木の実やサン ゴ片、最近では人間のゴミを宿貝の代わりに背負っているという。 私は、このつむりたちに、新しい貝殻として、いろいろなものを与えてみよ うと思った。 その日、私は親戚の家に所用ででかけていた。 そのついでに、つむりもどきたちの新しい宿貝を用意してきたのである。 家に着いた頃には夕方になってしまった。遠くの山からヒグラシの物悲しい 鳴き声が聞こえてくる中、なぜかうちの庭では、ニイニイゼミが頑張ってい る。 ふと、玄関を見ると、一匹のゆっくりがいた。玄関で見知らぬゆっくりが 待機していたら、飼ってくれ、または飯よこせと命令しに来たか(たいてい の場合、懇願ではない)、侵入できず途方に暮れているかのどちらかである。 「ねえ、君、うちに用ですか?」 「まりさはしんぐるまざーなんだよっ!!!かわいいんだよっ!!だからご はんさんをちょうだいねっ!!!」 「お前がかよっ!!」 思わずつっこんでしまった。 どこかにこの戦法で見事ごはんさんを手に入れたれいむがいて、それを持ち 前の狡猾さで、真似たのだろうか?まりさも堕ちたものである。 それにしても、今時、悠長な野良ゆっくりである。都市部では景観美化のた めに税金を投入して、野良ゆっくりを駆除している自治体もあるというのに。 まあ、全てこの辺りが田舎だからであろう。なにせ、未だに野良犬が小学校 に侵入して、授業が中断するような町である。 「まりさのゆっくりできるおちびちゃんみてね!みたらゆっくりしないでご はんさんもってきてね!まりさはぎんばっじさんなんだよ!」 「ゆっくちちていってにぇ!」 「あまあまちょーだい!まりちゃはあまあまがほちーよっ!」 どこにも銀バッジのない母まりさの影から出てきたのは、二匹の子まりさで あった。母まりさはさも、すごいだろう、とでも言いたげな表情でふんぞり 返っている。 こういうことは、赤ゆでやった方がいい気もするのだが、ずっとこの方法で 食べ物をもらってきたのだろうか?それとも、最近浅知恵ではじめたのだろ うか? 「一人で子育てとは、大変ですね!」 「ゆゆ!!おにーさんははなしがわかるね!だからまりさにあまあまちょー だいねっ!べーこんごはんさんでもいいよっ!!!」 私は軒先に放置してある、「それ」を何本か取り出した。どうやらまだ使え そうだ。私は野良まりさが帽子から取り出した、二匹の子まりさをそっと拾 い上げた。 「ゆゆ!おちょらをちょんでりゅみちゃーいっ!!!」 露骨に赤ゆっくり言葉が残っているところを見ると、ずっとこの物乞いを続 けてきたのだろう。 「まりちゃはまりちゃだよっ!おにーちゃんはゆっくりできりゅひと?」 私は笑顔で答えた。 「さあ、どうでしょうね?」 私の足元で母まりさは心配そうにそわそわしていた。 「ゆゆ!おにーさん!おちびちゃんたちをゆっくりしないでかえてね!!ゆ ゆ!!ひょっとしておにーさんはまりさのおちびちゃんをかいゆっくりにし たいの!?まりさのおちびちゃんはとてもゆっくりできるからね!きもちは わかるよ!でも、それならまりさもかいゆっくりにしてね!!まいにおにー さんにごはんさんをよういさせてあげるよっ!!」 私は子まりさを二匹並べるように手で持ち、それの先端をまむまむにねじる 込むように差し込んだ。 「だめ!やめちぇね!まりちゃは、まだ…こころのじゅんびぎゃおおおおお おおおおお゛!!!」 「やっべ!ちょっと裂けちゃいましたか!」 「ゆぎっ…ゆぐ…ゆ゛…まりちゃのはじめちぇ…」 もう一匹にも同じようにねじ込んでいく。 「ゆぎょおおおおお!!!まりぢゃのばーじんがあああああっ!!!」 「そんなもんあってもなくても、君らには関係ないんじゃないですかねぇ…」 ちなみに、この作業をしている間、母まりさは、ふかふかべっどさんがほし いよ!だの、さくさくしょーとぶれっどさんがほしいよっ!とか、好き放題 なことを言っていた。誰も飼うなんて一言も言っていないのに… 「ほらっ!おちびちゃん返しますよ!」 「びゆっくりもよういしてね!きんばっじが…ゆ!!?」 母まりさは目を丸くした。目の前に差し出された、ロケット花火の先端をま むまむに無理矢理ねじ込まれた子まりさの姿に。 あまりに無理矢理ねじ込んだので、腹部の皮がぱっくり裂けていた。 「ゆぴいいいっ!!!ゆぴいいいっ!!!まりちゃのじゅんけちゅがぁっ!」 「ゆげっ…ゆげげっ…」 一匹の子まりさは目を見開き、がくがく痙攣している。 (これは無理矢理過ぎたかもしれないね。) 「ふぁいえるするよっ!」 唖然として声も出ない、母まりさの目の前でロケット花火に点火し、それを母 まりさの目の下あたりに刺し込んだ。 「ゆっぎいいいいいいっ!!!なにずるのおおおおっ!!!ばでぃざになにず るのおおおっ!!!やべでね!これどっでね!ばでぃざのじゅぎょぐのおぢび ぢゃんがえじでねっ!!!ばでぃざの…」 母まりさがそこまで騒いだ時点で、導火線がなくなり、ロケットに点火された。 ひゅるるるる~ぱんっ!! 空の彼方から、微かにゆ゛っ!という断末魔の声が聞こえて気がする。途中で 取れた子まりさの帽子だけが、庭にゆらゆらと落ちてきた。 「ゆっぎゃああああああっ!!!ばでぃざのしんじゅのようなおべべがあああ ああああっ!!!」 どうやら、母まりさはロケット花火の火花が目に入ってため、子ゆの晴れ姿を 見ることが出来なかったらしい。 私は哀れみを込めて、母まりさを持ち上げ、投球フォームに入った。 「あきゃきゃきゃきゃ!!!感謝しろよぉ!これで君はしんぐるまざー卒業だ! こぉんぐらぁちゅれいしょぉぉぉん!」 「ゆわあああい!おぞらどんで!!?ゆびっ!!なにずるのっ!!!」 母まりさを掴んだ右腕で大きくバックスイングを取り、左足をぐっと前に踏み 出す。 「元中学ボールスロー郡大会四位入賞をなぁめぇるぅなぁぁっ!!」 「はーひーふーへーほぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」 母まりさはバイキン○ンみたいな声で鳴きながら飛んでいった。 「まあ、花火にはちと時間が早かったみたいですね!」 私は落ちている二つの帽子を見て、とあることを思いついた。 私は落ちたままになっていた子まりさの帽子を回収した。子まりさが死ぬ前に、 本体から離れた帽子なので、死臭の問題はないはずだ。 「ただいまーっ!!」 戸を開けると同時に、エアコンの効いた室内の冷気が、汗まみれの私の全身を愛 撫してくれる。 私が帰宅すると、つむりもどきたちは、私がデコレーションとして入れたモアイ 像の小さなレプリカの横で 「「キリッ!」」 と三匹一列に並んで、やや上を向いていた。どうやら、モアイの真似をして遊ん でいるらしい。なかなか微笑ましく、写真に撮りたい光景である。 「おにーさーん!まりしゃ!おなかすいたんだじぇ~っ!!」 「まりさも!まりさも!」 「はいはい、ごはんですよ!」 そう返事をして、私は予め用意しておいたトウモロコシを与える。昨日、ご近 所さんからもらったものなのだが、私はトウモロコシが好きではないのだ。 「ゆゆ!まりしゃ!おにーさんのごはんさんだいすきっだよっ!!!」 「ゆゆ~ん♪とうもろこしさんっはゆっくりできるよっ!!!」 「ゆわぁぁぁん!まりさ!こんなあま~いおやさいさんたべたことないんだじ ぇ!!おにーさん!ありがとうなんだじぇっ!!」 最後の返事は、あの口のとりわけ悪かった個体のものだ。忍耐強い躾の成果な のか、いい子になったものである。頭の十円禿げと、体の痣が痛々しいが。 私はつむりもどきたちが、トウモロコシに夢中になっている間に、砂の上に、 四つの新お帽子候補を置いた。 まず、以前、ロケット花火で吹っ飛ばした子まりさの帽子、それと同じものの 先端を切り落としたもの、ちょうどいい大きさのサザエの貝殻、プラスチック コップである。 さて、宿貝のお引越しは観察できるだろうか? 私は彼らの様子をそっと物陰から見守ることにした。 「ゆぷーっ!おなかいっぱいだよ!!ゆっくりーっ!!…ゆゆ!?」 食事を終えた一匹のつむりが、私が置いた帽子etc の存在に気がついたようだ。 「ゆゆーっ!!おぼうしさんがあるよっ!!!」 その一声に他のつむりたちも一斉に振り向く。 「「おぼうしさんっ!!!」」 「ゆぅ~んっ!!おにーさんがまりさにあたらちいおぼうしよういしてくれた んだねっ!!!」 やはり、所詮はつむりもどき、お帽子への未練はあるらしい。まあ、野良ゆっ くりの中でも、帽子を失った個体が、より弱い個体からお飾りを奪おうとする ことがあるのだから、当然の反応だろう。 「これはまりさのおぼうしなんだじぇっ!!」 真っ先に帽子(完全体)に手、ならぬ舌をつけたのは、あの口の悪かったつむり である。 「ゆゆ!!だめだよ!まりさがいちばんさいしょにおぼうしさんをみつけたん だよっ!!」 「まりしゃだっておぼうしさんでゆっくりしたんだじぇっ!!」 早速、三匹で奪い合いになった。各々が帽子の端っこに噛み付き、帽子を自分 のものにしようと引っ張り合う。 「ゆぎぎぎぎぎ…これはまりしゃのなんだじぇ!!!」 「ゆんぎぃっ…まりさのだよっ!!まりさのおぼうしさんだよ!」 みちみち… もう結果は見えてきた。 「ゆっぎっ…おぼうしさん!まりさのあたまにかえってきてぇっ!!」 「ぎぎぎぎぎぎ…もうおもいのいやだよ…ぎぎぎ…ぎ!?」 べりりっ 「「ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」」 哀れにも三匹に必要とされた帽子は弾けるように破けてしまった。 「まりざのあだらじいおぼうじじゃんがああああああっ!!!」 「ゆっぐぢ!ゆっぐぢなぼっでねえええええっ!!!ぺーろぺーろ…」 「ゆわああああん!!ゆわああああん!!やっどばでぃざのぉぼうじざんが えっでぎだのにいいいいいっ!!!」 お帽子の復活、という宿願?を目の前にぶら下げられ、自分達でぶち壊して泣 き喚くつむりもどきたち。もっとも、きれいな帽子が一つしかない時点で予想 できた結果ではあるが。 「ゆぅ…しかたないよ…まりさはほかのおぼうしさんさがすよ…」 一番手に入れたかったはずの、まりさの帽子がばらばらに千切れてしまったこ とで、つむりもどきたちは十分間ほど泣き喚いた後、他の帽子候補へと目を向 け始めた。 「ゆぅ~ん?…ゆゆ~ん?」 一匹のつむりが目をつけたのは、プラスチックコップであった。帽子や貝殻ほ ど、中にものを詰め込めないこの手のものは、あまり好まないのではないかと 思っていたのだが、狩りをする必要のないこの環境では異なる考えが芽生えた のかもしれない。 つむりは、それまで頭に乗っけていた見栄えのしない貝殻から出て、コップを 被ってみる。 「これはかるくてうごきやすいよ!!!まりさはゆっくりできるよっ!!」 このコップまりさは、軽快に動けることが余程嬉しかったのか、ぽよんぽよん と床の上を跳ね回っている。 「ゆぅぅ…まりさはこれでがまんするんだじぇ…」 あの口悪まりさが選んだのは、先端のない帽子だった。 「ゆゆ~…へんなかたちなんだじぇ…でも、これがまりさのおぼうしっぽいん だじぇ…」 どうやら、口悪まりさは、まだ帽子に未練があるようだ。 「ゆんゆん…?ゆゆゆ…?これはおっきくて、なかがひろんだじぇーっ!!! これならたからものさんをいっぱいあつめられるんだじぇーっ!!」 こちらのつむりもどきが注目したのはサザエの貝殻だ。このサザエはかなり大 きなもので、水族館の土産物として売っていたものである。生前は身も合わせ て1キロ近い重さだったという。 当然、今まで、見につけていた貝殻よりもはるかに重いため、動きは鈍重なも のになりそうだが、中に広いスペースがあることが気に入ったらしい。 被り物の選択に個性が現れるのは見ていて楽しかった。 世間は夏休みのシーズンになった。今のところ、帽子を交換する必要はないみ たいだ。この時期はゆっくりにも暑いのか、よく冷房の吹き出し口の真下か、 扇風機が当たる場所で、三匹ともゆっくりしていた。 コップまりさはいつも、私の家の中を所狭しと跳ね回っていた。本人曰く「探 検」しているらしい。活発に動けることが何より嬉しいようだ。 欠け帽子まりさ(旧口悪つむり)は、すっかり従順になっていた。ちょくちょく、 遊んで遊んでと、私のところに来る辺り、元々は甘えん坊であったようだ。そ れともこれがデレ期というものだろうか? サザエまりさはのんびりとしか動けなかったため、ほとんど餌入れの近くか、 私の寝室でうろうろしていた。これでは遊べないだろうと思い、パズルの他に もクレヨンとスケッチブックを与えたら気に入ったらしく、スケッチブックは すぐに前衛芸術でいっぱいになってしまった。 私は一人暮らしが長かったので、正直、今の生活が楽しかった。 だが、ある日、悲劇は起きてしまった。 「ゆぴー…ゆぴー…ゆぴゅ?」 コップまりさが目を覚ましたとき、そこは真っ暗な空間だった。 お兄さんも、他のまりさたちも眠っているのか、不気味なくらい静かであり、 ただエアコンの微風だけが静かな音を奏でていた。 コップまりさはついつい、エアコンの涼風が直撃する位置にある、小さな棚の 上で眠ってしまったのだ。 「ゆゆぅ…まりさはしーしーしたいよ…」 風に当たる場所で眠ってしまったためか、コップまりさは尿意を催した。しか し、トイレに行くには、この棚から降りなければならない。 お兄さんが、ゆっくりでも降りられるように、棚の横にぶ厚い本で階段を作っ ておいてくれたはずなのだが、真っ暗で何も見えなかった。 「ゆゆ?こわいけど、まりさはゆうきをだすよ!!」 ちょんちょんっと、あんよの先で階段の位置を確かめようとするまりさ。だが、 まだ寝ぼけていたため、バランスを崩してしまった。 「ゆうっ!!?…ゆぎゃっ!!!」 暗がりの中、ゆっくりにしては高いところから落ちたコップまりさは、床と接 吻してしまったのである。 「ゆぎいいいいいっ!!!まりざのわんだほーふぇいずがああああっ!!!」 そして、頭の上にコップがないことに気がついたのは、その数秒後のことであ った。 「いじゃいよおおっ!!!おにいさ…ゆゆ!!?まりさのこっぷさんがないよ っ!!!」 被っていたコップはプラスチック製であるため、割れることはなかったが、家 具の隙間へと転がっていってしまっていたのである。 「こっぷさんでてきてね!!まりさといっしょにゆっくりしようねっ!!」 暗がりの中であったが、コップはすぐに見つかった。 「ゆゆ!!こっぷさんゆっくりしていてね!!いま、まりさがいくよ!」 やっと、当初の目的であるトイレに行ける。コップまりさは安堵の表情で、コ ップへと跳ねていった。 「こっぷさん!まりさのあたまにもどろうね!」 やっとコップの隣まで跳ねてきたまりさは、コップの口の方へ回り込もうとし た。 べちょ 「ゆ?」 そして、何かに張り付く。 「まりさはかれいにじゃんぷするよ!ゆんっ!…ゆゆっ!!?…ゆんっ!!」 しかし、いくら跳ねようとしても、あんよが何かにべっとりと張り付き、動か なかった。そこは家具の隙間に設置する粘着式のネズミ捕りだったのである。 コップは、粘着式ネズミ捕りにくっついたために、この位置で止まっていたの だ。もし、部屋が明るければ、さすがにコップまりさも気付いたであろう。つ まることろ、不運であった。 「ゆぎいいいいっ!!!ゆんっ!!…どぼじでばでぃざのあんよざんうごがな いのおおおおっ!!?」 ゆんゆんと脱出を試みるコップまりさ、しかし、どうやってもあんよは動かな かった。 そのとき、とん、という、何かが落ちたような物音がした。お兄さんの足音だ ろうか? 「ゆ゛ゆ゛!?おにいざん!!?だじゅげで!!!ばでぃざのあんよがうごが ないよぉっ!!!」 だが、返事はなかった。代わりに何か、生温かいものがコップまりさの背中に 触れる。 「ゆ?だれ?おにいさん!!?」 だが、まりさはあんよがくっついているため、振り返って正体を確かめること はできなかった。 「だれ?だれなの?まりさはまりさだよ!ゆっくりしないでたすけてね!」 そのとき、チューッという鳴き声がすぐ後ろから聞こえてきた。ネズミである。 それは、お兄さんの家に住み着いているドブネズミだった。尻尾も合わせれば 60センチはあろうかという大型のネズミであり、家ネズミと総称される、人 家に住みつくネズミの一種である。 今、コップまりさがはまっている罠は、このドブネズミの通るルートにわざわ ざ仕掛けられたものであったのだ。そして、ネズミはこのご馳走を見逃したり しなかった。コップまりさの背中をがぶりと食いちぎる。 「ゆっぎゃあああああああああああああっ!!!だれ!!?だれなの!!? ばでぃざをだべないでねっ!!!ばでぃざはおいじぐないよっ!!!」 ドブネズミはあっという間に、食いちぎったコップまりさの体だったものを咀 嚼すると、少しずつ齧り取るように、粘着式ネズミ捕りからはみ出ている、コ ップまりさの背中を食べていった。 「やべでえええ!!!ばでぃざをだべないでえええっ!!!ゆぎゃあああああ あっ!!!いじゃいっ!!!いじゃいよおおおっ!!!ゆぎぃぃっ!!!」 その日の夜、友達との酒につき合わされ、疲れきっていたお兄さんが目を覚ま すことはなかった。 翌朝、お兄さんが見たのは、後ろ半分がなくなり、苦悶の表情で絶命していた コップまりさの変わり果てた姿だった。 「ああ…ごめん…ごめんよ…私が気がつけば…」 飼い主がしっかり見ていれば、ゆっくりの大半の事故は防げるという。だが、 それはつまり、ゆっくりに付きっ切りでもない限り、どんなに優秀なゆっくり でも死ぬ可能性はあるということでもあった。 八月になった。 あの二匹のつむりもどきにバッジをつけてやった。 サザエまりさは銀バッジの試験に受かることが出来た。しかし、欠け帽子ま りさは、銀バッジを取得できず、いまのところ銅バッジだった。 銀バッジを取れなかったことを、欠け帽子まりさは私に何度も泣いて謝った。 「おにいさん!ごめんなんだぜ!!まりさのせいでおにいさんがゆっくりで きないんだぜ!!!ばかなまりさをゆるしてほしいんだぜぇぇぇっ!!」 私は何も怒っていないし、困ってもいなかった。 私はそもそも熱心なペット愛好家ではない。ただ、まりさたちが野良に間違わ れて殺されることのないよう、バッジを取ろうとしただけである。 この辺りに棲んでいるのは顔見知りばかりだったから、銅バッジでも一向に構 わなかった。 そう説明しても欠け帽子まりさは泣いて謝罪を繰り返していた。 「私は別にSHAZAIしてもらわなくてもいいんですけどねぇ…」 私は、一緒にバッジ取得目指して勉強頑張ろうと欠け帽子まりさを励まし、 その話を終わりにさせた。 その代わりに、欠け帽子ではなく、ちゃんとした帽子を作ってあげた。 いや、正確には作ってあげようとした… 元はといえば、私が実験と称した遊びのために切り落としたものだ。代用の帽 子が売っていない以上、尻拭いぐらいはしてやりたい。 そう思って、小学生と中学生の頃の家庭科の教科書を探し出し、欠け帽子の先 端を私なりに必死に補修(代わりの布を当て、縫い付ける)してみた。 …してみたのだが… 帽子の先端はヘタクソな縫いつけのせいで、指が縫い目から入りそうな上に、 素材が違うせいか、縫い付けた先端部位がへにょりと垂れて、いかにもかっこ 悪い。 「ゆ!!?ゆわあああああいっ!!!まりさのおぼうしさんだぜ!!まりさの おぼうしさんがかえってきたんだぜ!!!ゆ…ゆわあああっ!!まりさのおぼ うしさんゆっくりしていってねええええっ!!!」 それでも、欠け帽子まりさは大喜びしてくれた。正直、見てくれが悪いので、 欠け帽子まりさにはちゃんと謝ろうと思っていたのだが、逆に泣きながら感謝 されてしまった。 今となっては、私はこいつらが可愛くて仕方がなかった。 その日、私は欠け帽子まりさに元気になってもらおうと思い、公園に向かった。 帽子の件では喜んでくれたものの、今でも、銀バッジを取り損ねたことを謝り 続けているのである。私は欠け帽子まりさには、そろそろバッジのことは忘れ て楽しく過ごして欲しかった。 土日の公園には、他の飼いゆっくりたちも飼い主と遊びに来ていることが多い。 外で遊び、友達でも作ってくれれば、欠け帽子まりさも元気になってくれるの ではないか?そう思ったのだ。 「ゆゆゆ~ん♪おにいさんとこうえんでびゅーたのしみなんだぜ!!!まりさ! おにいさんとこうえんでいっぱいゆっくりしたいんだぜ!!!」 「はい、たくさん遊びましょうね。」 私は欠け帽子まりさの跳ねるペースに合わせて、公園に歩いていった。 手にはサザエまりさを抱えている。こいつは、這うことでしか移動できず、欠 損帽子まりさと一緒に行動できないためだ。 「まりさもこうえんさんたのしみなんだじぇ!!!おそとでたからものさんさ がしたいのじぇ!!」 サザエまりさはそう言って大事なたからもの―それはサザエまりさが庭の木の 根本で拾ったタマムシの羽だった―に頬ずりをする。このサザエまりさは収集 癖が強いのか、綺麗な虫の羽だの、珍しい形の木の葉や木の実、部屋の隅に放 置されていたラムネのビー玉などを拾ってきては、 「ゆゆ~ん…これはいいものなのじぇ!」 と一人悦に入っているのだった。 …まあ、なんにせよ、可愛いやつらである。 そうこうしているうちに川の近くの公園についた。 この公園は河原近くの野原に作られたもので、元々の植物相や環境を巧みに取 り入れたものだった。河川から取り入れた水が公園の中に小川や小さな湿地帯 を形成し、今の季節、そこは水生昆虫やトンボの溜まり場になっていた。 私は、周りのゆっくりの飼い主たちに挨拶を済ませ、後はつむりもどきたちの 好きにさせた。飼い主たちと、今年の山菜やキノコの出来具合、川での漁獲な ど、私には無視できない話が始まってしまったからだ。 「ゆゆ!!まりさはみんなにあいさつするんだじぇっ!!」 「まりさもこうえんでびゅーするんだぜっ!!」 欠け帽子まりさは、この新しい帽子、素敵な帽子を被ったまりさがみんなに受 け入れられる瞬間を心待ちにしていた。それは、生まれてすぐ帽子を奪われて 以来、欠け帽子まりさの宿願だったのである。 一方、つむりの道を選んだ、サザエまりさも友達を作って、たからものを見せ 合ったり、交換したりしたいと思っていた。お兄さんの家の中には、もうめぼ しいものはないように思えたからである(めぼしいものはお兄さんが先手を打っ てしまってしまったせいであるが)。 二匹のつむりもどきは、サザエまりさの移動速度に合わせてゆっくりと、まる で井戸端会議のように談笑する、この辺りの飼いゆっくりの輪の前で高らかに 挨拶をした。 「まりさはまりさだぜっ!ゆっくりしていってね!」 「まりさはつむりだじぇっ!ゆっくりしていってほしんだじぇ!」 すかさず、定番の挨拶が返ってくる。 「ゆっくりしていってね!!」 そして、定番の挨拶の後には、和やかだが刺激的な談笑が始まるはずだった。 だが、つむりもどきたちの期待に反して、周囲の反応は冷たいものだった。 「まりさはれいむやおちびちゃんとひーそひーそするよっ!」 「あやややや…これもしょせーじゅつ!おおせちがらい、せちがらい!」 「ゆぅ…おぼうしがゆっくりできないまりさだよ…」 「きっとやすものなんだねぇ~わかるよ~」 「げらげらげらげらげらげらげらっ!!」 「みゃみゃ!あれへんなおぼうちちてるまりちゃがいるよ~!」 「おちびちゃん!みちゃいけないよ!!」 他人の飼いゆっくりであることもあり、表面上は笑顔で取り繕うゆっくりたち、 このあたりが飼いゆっくりの知能なのだろうか? しかし、所詮はゆっくりである。ひーそひーその陰口は、欠け帽子まりさとサ ザエまりさにばっちり聞こえていた。 「まりさもつむりも…おにいさんと…ゆっくりできる……」 言い返そうとした欠け帽子まりさの声は次第に小さくなっていく。 サザエまりさは何も言えず、ただ、貝殻の中に引っ込んで涙をこらえていた。 誰かに認めてもらえない限り、自分の価値を自分で認めるという、適度な自尊 心を持つことは容易ではない。 人間さんに認めてもらうことで、やっと再建されようとしていたつむりもどき たちの自尊心は、他のゆっくりに認めてもらえなかったことで、再び崩壊して しまったのである。 「ゆっくちできないゆっくりはちねっ!!」 「い~んぽっ!」 子れいむと子みょんがバカにした笑いを浮かべながら、サザエつむりに体当た りをしかけてくる。 だが、ダメージを負ったのは、調子に乗った子れいむと子みょんの方だった。 二匹のあんよや頬は、堅いサザエの貝殻によって、ざりっと傷ついた。 「ゆぴゃああああっ!!!れいみゅのめるへんなあんよがああああっ!!!」 「ゆっきいいいいっ!!!みょんのほっぺがいちゃいみょおおおん!!!」 子供達の泣き声を聞きつけ、両親がやって来る。 「ぢょっどおおおおっ!!!れいむのかわいいおちびちゃんになにしてるのお おおっ!!!」 「みょんのたまのようなおちびちゃんにいじわるするやつはせいっさつっする みょん!!ゆっくりしないであやまってみょん!!」 「ゆひいいっ!!!まりさはなんにもしてないんだじぇ!!」 さっと貝殻の中に閉じこもるサザエまりさ。親みょんは軽く体当たりをしてみ たが、サザエまりさが入っているサザエの貝殻もなかなか重いので、ビクとも しなかった。 「ゆゆぅ!!ひきょーみょん!!でてくるみょん!!」 「何やってるの!!他人様のゆっくりに迷惑かけちゃだめでしょうっ!!!」 親れいむとみょんを怒鳴りつけたのは、四匹の飼い主である、おばさんだった。 おばさんはすかさず二匹を持ち上げると、容赦なくそのお尻をぺんぺんする。 「ゆっぎゃああああっ!!!どぼじでれいぶがおごられでるのおおおっ!!」 「あんたらが他人様のゆっくりに暴力ふるってるからでしょ!!まったく世話 の焼けるバカゆっくりだね!!」 「ちがうみょん!!!このゆっくりできないつむりがおちびちゃんをいじめた みょん!!ゆっぎゃああっ!!!」 「ちゃんと見てたよ!あんたらがしっかり躾しないからでしょ!!!親なら責 任持ちなさいよね!!!」 おばさんの百烈張り手によって、二匹のお尻が通常の三倍まで、真っ赤に膨れ 上がったところで二匹は解放された。 「山の方のあんちゃんのところのゆっくりか?ごめんなさいね?痛かったでし ょう?」 「ゆ、ゆっくりだいじょうぶなんだじぇっ!!」 だが、サザエまりさの目は真っ赤だった。子ゆっくりの体当たりが痛かったの ではない、心が痛んだのである。 「すいません!どうかしましたか!?」 お兄さんがゆっくりたちの変な様子に気がついてやってきたのはそのときだっ た。そこに、欠け帽子まりさの姿はなかった。 欠け帽子まりさは公園の後方にあった草むらに飛び込み、泣きながら跳ねてい た。 げすと呼ばれるゆっくりは、悪いことが起きた場合、その責任を他者に転換す ることで悲劇を量産してきた。だが、生まれてすぐに自尊心を砕かれたつむり もどきたちは、ただひたすら自分自身を責めることしかできなかった。 口が悪かったのは、自分は何の価値もないと本当は思っている自分の心を奮い 立たせるための精一杯の虚勢だったのであり、たまに見せたげすのような言動 は、まだ赤ゆっくりであった頃の未熟な精神から生まれたものか、彼らなりに 普通のゆっくりらしく振舞おうとした、不器用な結果であった。 「ゆええええええんっ!!!ごべんなざいっ!!ごべんなざいっ!!」 欠け帽子まりさは何に謝っているかのか良く分からなかったが、とにかくごめ んさないを繰り返しながら、跳ねた。おそらく、自分がここに存在しているこ とそれ自体を様々なものに謝っているのであろう。 生い茂ったヨシの葉が、鋭いススキの葉が、草むらを無我夢中で跳ねる欠け帽 子まりさの頬を切り裂いていく。 「ゆひいいいんっ!!!まりざがっ!!まりざがっ!!ゆっぐりでぎないぜい でっ!!」 薄々、いや何度も感じていたのだが、やはり自分には価値がないのだ!お兄さ んのところにいてもきっと迷惑なだけなのだと。 自分には価値がないからと、いろいろなことから逃げる。 決して珍しいことではないが、それがある種の甘えであることに気がつけるほ ど、欠け帽子まりさは成熟していなかった。そして、生まれてすぐに自尊心を 破壊されたつむりもどきには、それは困難なことだった。 「おにいさんごべんなざいっ!!おにいさんごべんなざいっ!!」 ひょっとしたら、心のどこかで、お兄さんが探しに来てくれて、大丈夫、まり さはゆっくりしているよ、と励ましてくれるのを期待しているのかもしれない。 一種の構ってちゃんの精神状態である。 そして、欠け帽子まりさは公園裏手の草むらを抜け、河原に出た。公園の裏側 は河原になっており、よく釣り人が釣り糸を垂らしたり、自称博士の昆虫少年 が虫取り網を片手に駆け回っていたりする場所であった。 「ゆゆ…とおくにきちゃったんだぜ…」 そろそろ戻るべきだろうか?それともここでお兄さんが迎えに来てくれるまで 心を落ち着かせるべきだろうか? 欠け帽子まりさがそう考え始めたとき、視界の隅に動くものがあった。 「ゆあああん?みなれないまりさなんだぜぇ…」 そこにいたのは、一匹のぶくぶくに太った野良まりさであった。 川にかかった橋のたもとに、粗大ゴミが無造作に捨てられている場所があり、 そこは、最近ここら辺の飼いゆっくりの餌をくすね、庭の植物やゴミ捨て場を 荒らしている野良ゆ一家のアジトだった。 彼らの存在はまだ人間には察知されていないものの、この辺りの飼いゆっくり には知られており、近寄ってはいけない、ということは常識だった。 「ゆ?まりさはまりさだよっ!!」 欠け帽子まりさは、野良まりさの態度になんだか、ゆっくりできないものを感 じながらも、一応挨拶をした。 「まりささまはまちでそだったきんばっじなのぜぇっ!!きんばっじのまりさ さまはどうばっじまりさなんかとはなさないんだぜぇっ!ぶっひゃひゃひゃひ ゃひゃっ!!みじめなぼうしかぶってるのぜぇっ!ゆっくりできないゆっくり なのぜぇっ!」 欠け帽子まりさはカチンと来た。確かに、自分の帽子の形は変だが、ちゃんと お兄さんが直してくれたのだ。こんな汚い野良まりさに笑われるようなもので はなかった。 「ゆゆ!?なにいってるんだぜ!!まりさのぼうしはゆっくりできるんだぜ! !おにいさんがゆっくりな…どぼじでおぼうじざんごわれぢゃっでるんだぜえ ええええええっ!!?」 無残にも、欠け帽子まりさの帽子の先端は、もげて、後方に引きずられていた。 欠け帽子まりさが草むらを強引に跳ねてきたことで、帽子の先端が取れそうに なっていたのである。 「みんなでてくるのぜぇっ!!!ゆっくりできないあわれなゆっくりがいるの ぜぇっ!!」 ゴミ捨て場から出てきたのは、番であろう、頭が半分剃られてしまった、汚い れいむ、そして子れいむと二匹の子まりさであった。 「ゆぎゃぎゃっ!!!ばぎゃみぢゃいなぼうじをがぶっだまりざがいるよっ! おおみじめみじめ!!じねばいいのにっ!!おぢびぢゃんだぢどはおおぢがい だねっ!!」 「ゆぷぷ!へんにゃぼうちなんだじぇっ!!!まりちゃちゃまにょだんでぃな おぼうちとちがいしゅぎるのじぇっ!!!」 「ゆっくちまりしゃしゃまのすまーとなおぼうしみるといいんだじぇ!!!み たらまりしゃしゃまにあまあまもってくるんだじぇっ!!」 「どうちようもにゃいまりちゃはぷりちーきゅーちーれいみゅにあまあまもっ てきてにぇ!!!ちぬのはちょれきゃらでいいよっ!!」 一斉に欠け帽子まりさを罵倒する家族と、欠け帽子まりさの崩れた帽子とを見 比べて、野良まりさは満足そうにうなずいた。 「やっぱりきんばっじのまりささまのかぞくは、そこらへんのかいゆっくりと はひとあじちがうのぜぇっ!!!」 この野良まりさは町で飼われていた頃、飼い主との努力の甲斐あって金バッジ を取得したのだが、その数日後に野良れいむとすっきりしてしまったがために 捨てられたのだった。 所詮はマナーやルールを知識としてしか持っていない、金馬鹿の典型みたいな ゆっくりだったのである。 「こんなどうばっじよりもにんげんさんはきんばっじのまりささまをだいじに するべきなのぜぇっ!!まちがったよのなかはたださなければならないのぜぇ っ!!それはきんばっじであるまりささまのやくわりなのぜぇっ!!」 そういうが早いか、野良まりさはその巨体で、欠け帽子まりさに体当たりをし た。 「ゆっぎゃあああっ!!」 欠け帽子まりさは思いっきり吹っ飛ばされ、全身を河原の石にしたたかに打ち 付けた。 「よわいのぜぇっ!たいしたことないのぜぇっ!ゆっくりできなくてよわいま りさをかうなんてばかなにんげんさんなのぜぇっ!!」 その一言に、欠け帽子まりさが目の色を変えて咆哮した。 「おにいさんのわるぐちをいうなあああっ!!!このぉぶたまりさぁっ!!! おまえのばっじはきんじゃなくて、かわいたいぬのうんうんのいろだっ!!!」 逆上した欠け帽子まりさは近くの小枝を拾い、果敢に野良まりさに立ち向かう。 ぽきっ 「!!?」 だが、小枝では、肥満した野良まりさの皮を貫くことはできなかった。 「だぁれがぶたなのぜぇっ!!?まりささまはどうみてもはくちょうなのぜぇ っ!!!」 野良まりさはその巨体からは信じられないほど高く飛び上がり、欠け帽子まり さを押しつぶした。 「!!?ゆべええええええっ!!?」 欠け帽子まりさは上から勢い良く、野良まりさにのしかかられ、眼球が破裂し もりもりと餡子が口とあにゃるから噴き出す。 「きんばっじまりささまは、ゆっくりできないげすをせいっさいっするという しめいがあるのぜぇっ!!みんなでこのしめいをかんすいするのぜぇっ!!」 野良まりさの呼びかけに、周りで見ているだけだった家族もせいっさいっに参 加する。 「どうばっじのぐずみだいなまりざじねっ!!れいぶはきんばっじのづがいな んだよ!!!えらいんだよっ!!のーぶるなんだよっ!!」 「せいっさいっ♪せいっさいっ♪」 「まりちゃちゃまはむてきなんだじぇっ!!!」 「はやきゅあまあまもってこにゃいとちんじゃうよ!?できにゃいならなんで いきてりゅの?ばきゃなの!?ちぬの!?」 野良まりさに潰された挙句、四匹のゆっくりに次々と踏み潰され、もはや、潰 れた帽子と餡子以外に、そこにまりさがいたことを教えてくれるようなものは 残っていなかった。 「ゆひゃひゃひゃひゃっ!!!ゆっくりできないおぼうしのくずはいきるかち がないのぜ!!」 「まりちゃのいだいさをおもいちったか!!まりちゃはきんばっじのこどもな んだじぇっ!かわいいんだぶっ!!?」 そのとき、野良の子まりさの一匹が勢い良く空を飛び、河原の石に叩きつけら れ四散した。 「おちびちゃん!!?ゆわあああああああ゛っ!!!ばでぃざのようぜいのよ うにがわびびおぢびぢゃんがああああ゛っ!!!」 そこにあったのは、飛び散った餡子だけだった。 私は一匹150円のゆっくりを溺愛するほど博愛精神あふれる人間ではないが、 自分の所有物を汚い野良ゆに潰されて黙っているほど、無気力ではなかった。 「ゆっくりできない帽子?だが、このきっっっちゃない帽子よりはマシなんじ ゃないですかね?」 私は後ろから野良ゆっくりたちに接近し、野良まりさの帽子を取り上げる。 泥とよくわからない汁で汚れ、そこはかとなく、濡れた野良犬みたいな臭い のする帽子だった。いや、この表現は野良犬に失礼か… 「ゆひっ!!!なにするんだぜぇええええっ!!!はやくまりささまのきれ ーけいのぼうしかえすんだぜぇ!!ぼうしをかえして、まりささまのあにゃる にきすすれば、ゆるしてやってもいい、ってがいあがささやいてるんだぜぇ ぇぇ!!!」 「るせぇんだよ!!ごみ饅頭っ!!!」 私は野良まりさの口の中に思いっきり蹴りをぶち込んだ。舌がにゅるりとして 気持ち悪かった。 「ゆぶぅっ!!?」 野良まりさの歯がへし折れ、口内に、傷口からはみ出た餡子と、お兄さんの靴 に付着していた土の味が広がる。 「どこにあんだよ、貴様の自慢の金バッジ!!?ただの捨てられたゲスじゃね ぇか!?それが、うちのまりさをっ…」 私は、野良まりさの帽子にバッジがないことを確認すると、真っ二つに引き裂 いた。 「ぼうぢいいっ!!!ばでぃざのびろーどのようなおぼうぢ…」 「おまえらの餡子は何色だぁぁぁぁっ!!!」 私は二発目の蹴りを野良まりさのぺにぺにだか、まむまむがある辺りにぶち込 む。 「ゆ゛ごばああああああああああっ!!!」 ぐにゃりという何かが潰れた感触と共に、しーしーかなんだかよく分からない ねっとりしたものが野良まりさの下腹部から河原へと広がっていく。 「ばでぃざあああああっ!!!どぼじでごんなごどずるのおおおっ!!?れい ぶだぢはなんにもわるいごどぢでないのにいぃぃっ!!」 「やめるんだじぇ!!まりちゃちゃまのおちょーさんをいじめりゅげちゅはま りちゃちゃまが…ゆゆ~ん!おちょらとんでりゅ…ぶぎぇ」 さらに拾い上げた子まりさを握りつぶし、野良まりさの口内に拳と共に叩き込 んだ。 「ゆ゛ぼげえええっ!!?おびびばん!!?ゆぐぶぶぶ…おびびばんがあああ あっ!!!」 私はそこで、野良れいむの方に向き直った。さっきこいつが不快な発言をした 気がしたからだ。 「やべで!やべでよねっ!!れいぶはきんばっじのづがいなんだよ!!!こう きなんだよ!!!ゆっぐりれいぶのかちをりがい…ゆびいいいいっ!!?」 私は人の頭ぐらいの大きさの石を両手で拾い上げた。 「じゃんくにしてやるよおおおおっ!!!げすののらごときにっ!!貴様らに 価値なんかあるわけねぇだろぉ!!?」 そして、それを野良れいむに頭上から叩きつけた。 「ゆぐぶぅっ!!!」 野良れいむの片方の眼球が飛び出し、餡子が眼孔と口からぶちまけられる。 「まだまだいくぜぇっ!!!はでにしねぇっ!!!しねぇっ!!しねぇぇぇ ぇぇっ!!!」 野良れいむに何度も何度も、石を叩きつける。 「やべ!!…ごぶっ!…れいぶばっ…きんばっぼっ!!…づがい!…!…」 石が叩きつけられる度に、野良れいむはつぶれ、餡子を吐き出し、最後には汚 い皮とリボンらしき千切れた布、そしてぐじゃぐじゃの餡子だけが残った。 「そろーり、そろーり…」 「なに逃げようとしてんだよぉ!このゴキブリ以下のみそっかすがっ!!」 「ゆ!!?」 私は両親を見捨てて逃げようとしていた、可愛い可愛い子れいむをむんずと掴 み、リボンを引きちぎる。 「ゆぎゃあああああ゛っ!!!れいみゅ!きゃわびびれいみゅのまあべらずな おりぼんんんんんんっ!!」 「おんやぁ、ばっちぃリボンだなぁ…だぁが気にすんなよ!どうせもうすぐも っとばっちくなるんだ!貴様の面がなぁっ!!!」 私は子れいむの顔を手頃な大きさの石にごしごしとこすりつけていく。子れい むの顔はみるみる削れていき、眼球が潰れ、皮が削げ落ち、歯が零れ落ち、餡 子が零れ落ちた。 「脆弱ぅっ!!!脆弱ぅっ!!!」 「ゆびびびびっ…ゆぎい…ゆ゛…ゆ゛………」 そして、私は動かなくなった「子れいむ」だったものを川に投げ入れた。 「さて…」 私は一匹、ゴミの山に逃げ込もうとしていた野良まりさの正面にあっという間 (ゆっくりから見ると)回り込んだ。 「まりさはにげるよ!ばかなにんげんさんはおってこないでね!ゆびっ!?」 「おい…」 私は腰にぶら下げている、野草採取用の小刀を取り出した。キラリと光った刃 のきらめきに野良まりさの背筋を冷たいものが走り、股間からおそろしーしー が噴き出す。 「ゆ!ぞ、そうだおにいさん!まりざに!まりさにいいかんがえがあるよ!!」 (こいつまだしゃべれたのか) 私は先程、野良まりさの口の中に子まりさの遺骸をぶち込んだときに、舌を引 き抜いておかなかったことを後悔した。 「あんなへんなおぼうしのまりさじゃなくて、まりさがおにいさんのかいゆっ ぐりになるよ!まりさはきんばっじだったんだよ!!こんないいはなじはない よ!!!」 可能な限り満面の作り笑顔で媚を売る野良まりさ。こいつは本当にこれで赦さ れ、飼ってもらえると思っているんだろうか? 「バカだろお前。」 私はぴっと小刀で野良まりさの目と口の間を軽く薙いだ。 「ゆっびいいいいっ!!!ばでぃざの!ばでぃざのきんばっじのこらーげんだ っぶりのびはだがああああっ!!!」 化粧品会社が聞いたら、株価がずっこけそうなセリフである。 私はまだ怒りは収まっていなかったが、落ち着きは取り戻し始めていた。 「バッジの色がどうした?バッジはただの金属の塊だ。そのバッジにふさわし い飼い主とゆっくりが獲得して、初めてバッジに価値が出るんだ。お前は捨て られたのでしょう?飼い主と一緒じゃない時点で、お前のバッジの価値はゴミ クズ同然だ。」 「ゆぎいいいっ!!!ぢがうよっ!!ばでぃざはきんばっじなんだ…」 私は無意味な発言を許すつもりはなかった。 「そして、バッジ以外に誇れることのない、貴様の価値はゴミクズ以下だ。」 野良まりさの帽子だった布で、小刀についた汚れを拭く。 「ゆっくり理解する必要はないです。お死になさい。藁のようにお死になさ い!」 私は一歩、野良まりさに近づいた。 「ひっぐ…ばでぃざは!だれよりもゆっぐりでき…きんばっ…」 「命日おめでとう!!!はぁぁっぴぃっでぇぇすでぇいぃぃぃまぁりぃさぁ ぁぁっ!!!」 私は野良まりさの眼球に小刀の刃を差し込み、横に薙いだ。ぷちゅりという 小さな破裂音と共に、透明な液体がとろりと流れ落ちる。 「ゆぎっ!!?ゆっがあああああああああああああっ!!!」 野良まりさが痛みのあまり狂ったような叫びをあげる。 「ひゃーはっはっは!!!切れろっ切れろっ切れろぉぉぉっ!!!」 私は勢いに任せて小刀を振り回した。その度に野良まりさの皮が、髪の毛が、 餡子が、えぐれ、飛び散っていく。面倒なので、途中から、力ずくで皮を引 っ張ってはいだ。蹴りをかまし、二度と移動できないよう、あんよもずたず たにしておいた。 「ゆっぎ…ゆ゛…ゆっぐ゛…まり…ゆっぐ…ゆ゛…」 最後に残ったのは、ゆ、ゆ、と呪文を唱え続ける、所々に皮が残った、汚い 餡子の塊だった。その頭には帽子は既になく、髪の毛も砂漠の植物より哀れ なことになっている。 だが、まだ口は動いたし、目も片方残っていた。 「はあ…はあ…そのままここでゆっくり死ね!貴様に価値はありません。そ れを思い知りながらゆっくり死になさい。」 「ゆぐ…まっで…ゆ゛…たじゅ…まっで…」 私は欠け帽子まりさのつぶれてしまった帽子を回収し、河原を立ち去った。 「また助けられなかったな…ダメな飼い主で…ごめんよ…」 明日の天気は朝方から雨だった。 結局、五匹のまりさつむりもどきのうち、生き残ったのは、一匹だった。 それは、結果的に見れば、あくまでつむりであろうとした、普通のまりさだ った。 あれから二年が過ぎ、サザエまりさは永遠にゆっくりした。 ある日、朝起きたら、静かに眠っていた。それは、二度と目の覚めることな い眠りだった。 サザエまりさの墓は、欠け帽子まりさの隣に作ってやった。 「おぎゃーしゃん!!ゆっぐりしてね!!ゆっぐ…ずっとゆっぐり!ゆっぐ りしてね!!」 サザエまりさと、サザエまりさよりも早く永遠にゆっくりした番のありすと の間にできた子まりさが私の腕の中で泣いていた。 私はこの子まりさを大切に育てるつもりだった。 別に金バッジはいらない。でも、山菜や野草の見分け方を教え込もうと思う。 一緒に私の仕事、山菜やきのこを取ることができたら、きっと楽しいと思う のだ。 こいつは私にとって、唯一無二の、何者にも代えがたい価値を持つ思い出の 継承者なのだから。 ― 完 ― 本作を書き上げるにあたって、過去の帽子、つむり関連の作品を読み直しま したが、そのレベルの高さに落ち込む一方でした。ストレートなゆっくり作 品を書いてみようとチャレンジしたのですが、独自性をしっかり出せたかと いうと、最後がよくあるパターンで…いろいろ書いて糧としていきたいです。 少しでも楽しんでいただけたのでしたら、幸いです。 お読みいただきありがとうございました。 過去作という名の暴走の歴史 「ふたば系ゆっくりいじめ 777 南の島のまりさ」「ふたば系ゆっくりいじめ 783 南の島の生命賛歌」「ふたば系ゆっくりいじめ 793 南の島の葬送行進曲」 「ふたば系ゆっくりいじめ 817 南の島の風葬墓」「ふたば系ゆっくりいじめ 827 南の島のスカーレットクロス」「ふたば系ゆっくりいじめ 846 南の島の天の河」 「ふたば系ゆっくりいじめ 866 あまりにも南の島のまりさ」「ふたば系ゆっくりいじめ 890 とてつもなく南の島のまりさ」 「ふたば系ゆっくりいじめ 908 むらさの舟歌」 「ふたば系ゆっくりいじめ 932 まりさときのこ狩り」 「ふたば系ゆっくりいじめ 958 うつほは舞い上がる、空高く」 「ふたば系ゆっくりいじめ 992 北方ゆっくり戦史 二つの群れ」「ふたば系ゆっくりいじめ 1001 北方ゆっくり戦史 ヴェルギナの星の旗の下に」 挿絵:儚いあき