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所変わって、『歩く教会』チーム控え室。 絹旗が後半の準備として軽くストレッチを始めようとすると、控え室のドアの近くに遠慮がちに立っている初春と佐天を発見する。 「来てくれて超嬉しいですよ飾利、涙子♪ お姉ちゃんと神裂さんは?」 「美琴姉さんは当麻兄さんの所、神裂さんは飾利の事情で観客席だよ」 「飾利の事情、ですか?」 佐天から初春の事情で神裂を連れて来ていないと言われて不思議に思ってる絹旗に初春からロンドンへの短期留学のことを聞かされる。 初春は絹旗なら笑顔で送り出してくれると思っていたのだが、おもむろに肩に手を置かれて真剣かつ寂しそうな表情で尋ねられた。 「……ってきますよね?」 「は、はい?」 「ちゃんとここに超帰ってきますよね? 私は超嫌ですよ! あっちに飾利が超永住するなんて!」 「あ、あの最愛さん? 2週間の短期留学ですからちゃんと帰ってきますよ」 「そんなの超当てにならないです! ヴィリアンさんならまだしもキャーリサさんが居るんですよ! 無理矢理飾利を超手元に置きたがって」 「その心配は無用だよ絹旗。闇咲と対馬、出発は違えども僕も一緒なんだ。それにキャーリサ様でも公私混同で下手な真似はしないはずさ」 絹旗にここまで心配されるとは思っていなかった初春が嬉しさを感じつつも困っていると、ステイルが現れて助け舟を出してくれた。 ステイルの言葉に絹旗は何とか納得し、ステイルに初春を絶対に学園都市に帰すように約束するとようやく笑顔を初春に向けた。 「飾利、GWに超遊べないのは残念ですけど頑張って下さい。その分、帰ってから超思いっきり遊びましょう♪」 「はい♪ あ、それと麦野さんに言伝をお願いします。私はもう怒ってないから安心して下さいって。最愛さんは試合頑張って下さい」 「飾利、そろそろ行こう。スタジアムの外で対馬さんと闇咲さんが待ってるんだよね?」 そして初春は佐天と一緒に控え室を後にした、絹旗とステイルに見送られながら。 絹旗は初春からの言伝を麦野に伝えると麦野の調子がいつものものに戻ったことに驚いた、心理掌握と一緒に。 「ま、まさかあんな伝言1つで復活するなんて……。人間というものはますますもって不思議ですわね。では次は結標さん、こちらへ」 「私が? 何で?」 「前半での失態、忘れたとは言わせませんわよ。後半でもあの調子なら私たちの勝利も危ういものになります。なので少し気持ちを試合中だけ変えさせて頂きますわ」 「気持ちを変える? もしかして翔太への愛を憎悪に変えるとか?」 「しませんわよ、というか私へのイメージが悪すぎませんか? 優先順位を変えるだけです、恋人さんへの愛情よりも私たちチームの友情と勝利を優先させるだけですわ」 翔太への愛情を操作されるかと焦った結標だが、心理掌握の提案が比較的優しいものだったので受け入れることに。 【歩く教会】チーム、後半への準備はほぼ万全、後は後半戦における作戦会議のみである。 ―――――――――― 一方の上条チーム、土御門からこんな提案が出される。 「後半はオレらのボールから始まる。そこでまずは奇襲だ。井ノ原弟、始まったら全力でシュートを撃て」 「分かりました。ただ僕のサッカーのポジションはリベロ、DFですからダッシュしてからのシュートになりますけど構いませんか?」 「むしろその方がいい。DFがいきなり攻め上がってシュートって……読まれるかもしれんがお前さんの力なら問題は無いぜよ」 土御門の提案に真夜は頷いて答えた、それを見た土御門が考えたのは一方通行のことだった。 実は一方通行、前半の45分+ロスタイムの1分、ずっと能力使用状態にしており残る能力使用時間は9分だけなのだ。 (ったくアクセラの奴、動かない時は電極のスイッチオフにしろって言っといたのに張り切りやがって。しゃーない、一旦ベンチに引っ込めるか) 土御門は考えた結果、一方通行をベンチに下げて残り時間9分で再投入することを決意し、その旨を一方通行へと伝える。 しかし打ち止めのチアリーダー姿でテンション上がりまくりの一方通行に反対されることに。 「なンでだよ!そンなンじゃ打ち止めにかっこいィ姿を見せられねェだろォがァ!!」 「黙ってろ、一方通行!電池切れかけのお前なんかお呼びじゃないにゃー!!」 「そうだぜ、一方通行!電池切れで途中退場になるより、最後に出てきてカッコ良く決めた方が打ち止めも喜ぶぞ!」 「当麻くんの言うとおりです。ここは僕に任せて少し休んでいて下さい」 打ち止めにかっこいい姿を見せられないと駄々をこねはじめる一方通行。 しかし土御門、上条、真夜の3人続けての正論意見を浴びて仕方なく一方通行はその作戦にのる事にした。 一方、そんな様子を眺めていた姫神は浜面と半蔵を呼びつけた。 「浜面。半蔵。こっちに」 「「はい!お呼びでしょうか、姫神様!」」 「最初に。行っておく事がある。なにやられているの」 「「ほっ、本当に申し訳ありません、姫神様!!」」 「まあ。2人じゃ仕方ない。あなた達の力は。私がいて。初めて凄さがわかるもの」 「「まっ……まさか姫神様………アレを!」」 姫神の浮かべる不吉な笑みに対し何かに気付く2人。 そしてすぐに身構えた2人に対して姫神は自分の作戦を話し出した。 「――浜面。半蔵。私が合図したら……」 「「分かっております、姫神様!」」 「ならいい。解散」 その言葉を聞いて2人は姫神に一礼してからその場を立ち去った。 そして1人ポツンと残った姫神に白雪は近づきながら話しかけた。 「姫神さん、ついさっき2人が言ってたアレって一体何なの?」 「私たち。バスケの時に使ってた作戦。ちなみに今までの試合じゃ。一度も見せてない」 「………サッカーでも使える作戦なの?」 「大丈夫。問題ない」 そう言うと姫神は控え室の扉を指差した。 「時間。行こう」 「あっ………うん」 「白雪さん」 「えっ……なっ、何、姫神さん?」 「勝ちましょう」 「………うん、そうだね!頑張ろう!」 そう言うと白雪は姫神の手を引いて控え室の外に出た。 ―――――――――― 両チームとも準備が終わり、遂にグラウンドに出てきた。 スタジアム内の観客達は両チームの姿を見て再び歓声をあげ始めた。
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立ち上げってショーツに手をかける御門にリトの小さな声がかかる 「その先生……オレもういろいろ限界なんだけど…」 見るとさすがに二回連続の射精はきつかったのかリトのそれは萎れたままだ そんなリトの様子に御門の目がキュッと細められる 「何を言ってるのかわからないわよ結城くん?」 その声は今まで聞いてきたどの声より静かで落ち着いていたがリトの心臓を刺し貫くものだった 「ねえもう一度言ってみてくれる?」 その長い脚がリトのモノに伸ばされる 「えっだから…その…」 「早くしゃべりなさい。私をあんまり待たせないで」 御門は腰に手を当てたまま足の指を袋から裏筋に這わしていく 「うっ…あぁ」 「ほら早くッ!どうしたの?ちゃんとわかるように話なさい」 爪でカリの周りを擦る様に滑らせていく 「さすがにちょ、ちょっと…きゅ、休憩した……」 「だから何をいってるのかわからないって言ってるでしょう?」 その声はどこまでも落ち着いていて、それでいて静かにリトの亀頭を指で挟んで抓っていく 「あっ!う…わあッ」 「フフフ、どうしたのそんなみっともない声を出して?」 ぎゅうぎゅうとだんだん指に力を入れていく御門にリトは歯を食いしばって耐える そんなリトの態度とは裏腹にリトの肉棒は除々に大きさを取り戻していく 「あら?ウフフ、結城くんあなたこんなことされても感じてしまうのね」 御門の言葉にリトは赤面するが体の素直な反応は止められない 「これは困ったわねェ。まさか結城くんがこんな変態だったなんて……どうしよう…」 顔に手を当てて悩む御門だったがその目は楽しさで満ちていた 新しいオモチャを手に入れた様に、獲物の意外な行動を観察するかの様に 「ねえ結城くんはどうして欲しい?言ってみなさい」 爪を再び裏筋に這わせるとそのまま上に滑らし、カリに爪を当てる様に何度も何度も擦り付ける 「ほら?どうしたの?なにか言ってみせて変態の結城くん」 リトはなにも言えずカリに来る痛みと刺激に体をくねらせる 「フフ、もうこんなに硬くしちゃって。こんなことされてうれしいだなんて人結城くんが初めてよ」 獲物を弄るかのような、見下すような視線がリトを見つめる ぐりぐりと踏みつける足の下で元の大きさに戻ったそれに御門は薄く笑うと するするとショーツを脱ぎそれをリトの顔めがけて放り投げる 「ウフフ、変態の結城くんはそういうのも大好きでしょ?」 口に手を当てて侮蔑の眼差しを送る御門にリトは体を震わせ何も言えない 「フフフ、心配しないで結城くん私あなたの様な変態はとっても好きよ」 そう言うと御門はリトの腰の上に跨る 「先生……?」 「心配しないで私に任せなさい。結城くんの全てを」 御門の手が自らの秘所を広げリトのモノにゆっくりと沈めていく すでに十分なほど濡れている秘所は肉棒をぬちゃぬちゃといわせながら咥え込む 「ん…はァ…ああァ」 御門の口から今までとは違う喘ぎが溢れ、顔は恍惚と悦びに満ち溢れている 「ほらわかる結城くん?私とあなたが繋がってるのよ」 体を後ろに仰け反らせる御門は、すぐにでも腰を動かしたい衝動を抑えてリトに結合部を見せる 入れただけで軽くイッたのか体は小刻みに震え口からは涎を垂らしている 「すげー……先生とオレ繋がって…」 「フフ、そうよ結城くんの童貞もらっちゃったわね」 御門は楽しそうに笑う。その顔を仕草を見ているだけでこの人のためになんでもしたい そう思わせる何かにリトは取り憑かれてしまう ぐちゅぐちゅと音を立てながら御門は腰を動かしていく。ただしその動きはひどく緩慢だ 「はぁ、んッ…ああ…」 御門が喘ぐ度、胸を震わせる度リトは自分のモノが熱く脈打つのを感じる もっと欲しい、もっと腰を動かしたい、もっと体を自由に――― 「うっ…ああ…」 「あれどうしたのかな?気持ちよくない?」 その言葉にリトは全力で横に首を振る 「そんなこと!ただ……」 「ただなにかな?フフフ……」 御門は腰の動きを速めてリトに刺激を送る。緩急のある快感の波にリトはもだえる 「どうしたの結城くん?先生ちゃんと言わないとわからないじゃない。ほら?」 リトの上で上下に打ち付ける御門は、快楽とリトの反応で目を輝かせる 「ほらちゃんと言いなさい。どうしたいの?ねえ?結城くん?」 たぷたぷと揺れる胸にむしゃぶりつきたい、御門の体を下から突き上げたい 膣を体を犯して犯して自分だけの御門にしたい 荒い息を吐き目が虚ろになっていくリトの胸板にすーっと指を這わせる 「ねえ?私を自由に抱きたい?」 皮の手錠で繋がれた手首にギュッと力が入る 「私の体もっと欲しい?」 目はもうその豊満な体から離せない 「私を自分だけの女のしたい?」 リトは御門に合わせて腰を動かそうと力をいれる、と御門はその腰を掴んで動けなくする 「ダメよ結城くんウフフ、あなたは私の物でしょう?」 「オレは先生の……?」 御門はリトの顔に身を摺り寄せるとその顔に頬を寄せる 「そうよ言ったじゃない。私の言うことは聞かないとダメって!」 手首に繋がれた手錠がガシャガシャ音を立てる 「これ辛そうね。ねえ取ってほしい?」 リトは首を振って即答する 「どうしよ~かな~……だってこれ取ったら結城くん逃げてしまうでしょう?」 「そ、そんなことッ!」 「ホントかなァ私を襲って逃げたりしない?」 「絶対にそんなこと!」 「私の言うことはちゃんと聞く?もし……破ったら……」 御門の声が目がゆっくりと暗く冷たく細められる 「……殺すわよ」 その言葉はリトの全身を一瞬で凍えさせるものだった 真正面から見た御門の目は獲物を見つめる捕食者のもの リトの脳裏に自分の置かれた状況が刻み込まれる。それは絶対的な関係主と従者、飼う者と飼われる者 それでもそんな関係でも―――リトの中で何かが大きくはじける それは膣の中でさらに大きくなっていく、とその反応に御門はうれしそうに笑う ぺロリと舌なめずりした口をリトの耳に寄せる 「これを今から解いてあげるわ。そのかわり私の言うことはなんでも聞くようにわかった結城くん?」 「はい……」 御門の手が手錠に伸ばされゆっくりと外していく 「これを外したら私の体好きにしてもいいわよ」 右手を外されたリトの顔が輝く 「私の体ムチャクチャにして、何度も何度も結城くんの好きな様に私を掻き回して イカせて……私を犯しなさい」 耳元で何度も囁かれる言葉をリトは頭に刷り込んでいく 左手の手錠がガチャンと床に落ちる 「はい後はあなたの好きな様にね、結城くん」 手錠から解放されたリトはその細い腰に手を回すとそのままベッドに御門を押し倒す 御門の手首をしっかりと握り締めると形勢の逆転したリトは勢いにまかせて腰を打ち付ける それは久しぶりに檻から出された獣の様に、エサにありつく犬の様に 「あッ!んあァ…いい…もっともっと突いてェ」 自分の下で悶える御門を見ていると体がどんどん昂ってくる 前後左右に震える胸にリトは口を這わすと、待っていたと言わんばかりにしゃぶりつく 乳首を乳輪に舌を絡めては吸い付き、その味を堪能する 「あッどう?私の胸…んっああ、おいしいィ?」 リトは夢中でしゃぶりつく。そのやわらかさに気持ちよさに一瞬で虜になる 「先生の胸すげーおいしい……」 「ウフフ、結城くんのものよ」 リトは先端を軽く噛むと歯の間でこりこりと擦っていく 「あッ、痛っ…あっん、んんッ」 痛みと気持ちよさで体を震わす御門がリトは楽しくてしかたがない その腰に腕を回すとさらにぐいっと自分に引き寄せる。根元まで入っていく肉棒に御門の脚がふるふると震える 「あッかぁ…奥、奥までキてるッ」 リトは口の端を歪めると快楽にまかせて腰を動かしていく ぱん、ぱん、ぐちゅぐちゅと肉と体液が絡み合いベッドに染みを広げる 「ああッ、いいすごくッ…奥までキてる、結城くんのが奥までッ」 「先生オレのどう?気持ちいい?」 御門はリトの首に腕を回すと自分に引き寄せる 「もっとしてェ、もっと突いて…私をもっと犯してお願いよ」 御門の熱い抱擁がリトの下腹部をざわつかせる リトは御門を四つん這いにさせると後ろから犯していく 犬の様な格好でも御門は涎を垂らしてリトのそれを迎える。腰を振る度に御門の肉付きのいいお尻がリトの手に食い込む 「はあん…後ろから好きぃ、後ろから犯されるのすごくいいのぉ」 「先生のマンコすげーエロイ…エロすぎ」 「結城くんのが欲しいってもっとしてって言ってるわァ」 肉と肉がぶつかる感触が二人の性を掻き立てる リトは膣奥までねじ込むように肉棒を出し入れさせる。コツコツと入り口にあたる感触に御門の体がゾワリと逆立つ 「気持ち、いいッ…おチンチンいい…結城くんのが、私おかしくなりそう」 突かれながら体をベッドに沈める御門の背中にリトは舌を這わせる 「先生ダメだよ。勝手に一人で気持ちよくなったら…」 背骨に沿って滑っていく舌の動きに御門は体を仰け反らせる 「はんッ、あっあァ…だって気持ちよ…すぎて…」 リトは御門の背中に体をもたれながら、その下で揺れる胸に手を伸ばす 「あんッ…ダメぇ、激し…すぎる…あッあんんッ!!」 御門の言葉を無視するかのようにリトは乱暴に胸を揉んでいく リトの手に収まりきらない胸は前後の動きとリトの手で大きく形を変えていく 「あっあァ…ダメ、イッちゃう!イッちゃう」 「先生胸弱いんだな」 リトは揉みながら指で弾くように硬くなっている乳首を弄っていく 「あッらめェ…それ良すぎてッ、ああァ…イッちゃうぅ」 「ほらオレのチンポでイッちゃえよ先生ッ!」 リトは腰の動きを速めるとそれに合わせて胸も大きく揺れだす 「んんんッ、はああァ…も、うイクッ…あッイッちゃ…あああアあァぁッ!!」 リトが胸から手を離すと御門は崩れるようにベッドに身を沈めていく 「はぁッ…はぁ、んッはあ…」 荒い息を吐き続ける御門にリトは腰を持ち上げると位置を変えさせ、自分に騎乗させる 「先生まだ終わってないよ。さっきみたいにまた動いてくれよ」 イッたばかりで痙攣を繰り返す下腹部にリトは腰を小刻みに突き上げ御門に動く様に要求する 「はあッ、んっんん…はあァ、んッん…」 ゆっくりとしか動けない御門にリトは突き上げを強くする 「ほら先生もっと動いてくれよ。先生が言ったんだぜ私を好きにしてもいいって」 リトからの申し出に御門は胸板に手をおき腰を深く沈めていく 「んッふぁ…ああ、これイイ…んんッ」 リトは御門の腰を手で固定すると勢いよく突き上げる それはただ欲望に身を任せるだけの動き。御門の体に酔いしれた者の動き 「はあッ…イイあっあァ、くゥ…ああァァ」 御門の額から汗が流れリトの胸に何度も落ちていく 「結城くん、私の体いいでしょう?……んっあァ、もっと欲しい?」 「うん…オレ先生がもっと欲しい」 「じゃあさっき言ったこと守れるかしら?私との約束…」 「いいよ…こんな気持ちいいことできるんなら…オレ先生の物にでも」 その言葉に御門は初めて声を上げて笑い出す 「いいわよ結城くんじゃあ……今日からあなたは私のもの」 胸板に置いた御門の手が爪を立てて胸を滑っていく 「痛っ!!」 皮がめくれ血がにじむ胸に御門は舌を這わせる 「これは契約の…証かな」 ぞくりとさせる御門の声。だけど今は気持ちよさがリトを掻き立てる 「先生…先生…」 「ウフフ、あなたはこれから死ぬまで私の物、私だけのために生きるのわかった?」 御門の下でリトは懸命に首を振り続ける 「いい子ね結城くん……それじゃあイカせてあげる」 御門は腰を持ち上げるとリトの動きに合わせて自ら打ち付けていく 「あぁ…うああ」 さっきまでとは全然違う膣の締め付けがリトを襲い早くも射精感がこみ上げてくる ぐちゅぐちゅと音を立てる結合部からは白濁した蜜がこぼれだしリトの竿を白く染めていく 「ああ…先生俺もうッ…」 「イキたい?イキたいの結城くん?それじゃあちゃんとお願いしないと」 「イカせて…先生のでオレのをイカせてくださいッ!!」 御門は半月に笑みを作ると腰の動きを加速させリトに射精を促す 「もう…ダ、出るっ」 「いいわよ、私の膣内で結城くんのを全部出しなさい」 膣肉がざわめき肉棒をギュッと締め付けるとリトは膣内に自分の欲望を全て吐き出した 疲れてベッドの中で寝ているリトに裸に白衣の格好で歩みよると、御門はその額にキスをする 「フフフ、これであなたは私の物……そして次は……」 御門は頭の中にある人物を思い描くとくすくすと笑った 次の日学校でリトはララのいつものおかしな発明に追い掛け回されていた その様子を保健室の影から見ていた御門は、疲れてくたくたになっているリトに手招きする 「悪いララオレちょっと用事!」 「え~リト~!?」 ララの抗議の声を後ろで聞き流し御門の下に走り寄るリトの顔はうれしそうだ まるで見えない首輪に繋がれているペットの様にご主人様の足に駆け寄っていく 「結城くん今日も楽しそうね?」 「そんなことないですよだってオレ先生が一番……」 御門は目を細めてリトの頭を撫でてやる。それにリトはすごくうれしそうだ 「私もあなたが一番よ結城くん」 頭に置いた手を首に回すと御門はリトを抱き寄せる 「ちょッ、先生ここじゃあいくらなんでも……」 「フフ、そうねじゃあ今日の夜も家にいらっしゃい」 御門の言葉にリトの顔が輝く。そんなリトの耳に顔を寄せると御門はそっと囁く 「だけど今日は少しあなたにお願いがあるのよ結城くん」 「お願いですか……?」 「そう!お客さんを連れてきて欲しいのよ。あなたにしかできないとっても大事なコトよ」 御門は遠くにいるそのお客さんをじっと見つめる 「いい……ですけど、それって誰なんですか?」 「それはね……」 遠くにいる客、ピンクの髪をした結城リトの大切な人、自分に手を振ってくる天真爛漫な少女に向けて御門は笑顔で手を振り返す ――――全てはこの時のため これから始まる宴に御門の目は妖しく輝いていた
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日が傾きつつある第七学区の喫茶店に上条と神裂は向かい合って座っていた。 「で、話っていうのは?」 「ええ、それを今からお話しようと思ったのですが……」 神裂は辺りの席や喫茶店の外を自席から見渡す。誰かに聞かれちゃマズい事なのか、 と上条は適当に考えたが、店員以外誰もかった事に逆にがっくりしているように見えた。 「誰か待ってんの?」 「……ええ、実は土御門も一緒に来るはずだったのですが「用があるから遅れるにゃー」とか、 ふざけた言葉を残してどっかに行ってしまったのですよ。そろそろ来てもおかしく無い時間なのですが……」 余談だが、さきほど上条が神裂の胸にダイブした件については「急いでいるので謝らなくて結構です」と、 許しているのか怒っているのか解らない返答を頂いた。 だが、逆に言うとそれほど重大な話という事で、十中八九それに上条も巻き込まれるという事を意味している。 (……不幸だ) 上条が久々にお決まりの言葉を吐いた時、カランコロンという音と共に、 金髪アロハシャツな噂のあいつが喫茶店に入ってきた。 「遅れてすまんにゃー、ねーちん。おっと、かみやんはすでに着席済か」 「遅いですよ土御門。あなたが居ないと話が始められないんです」 「おし。じゃぁ、三人揃った所で、お話をさせて貰うとするかにゃー」 「にゃーにゃー言うのはやめなさい。耳障りです」 上条はそれからしばらく話を聞いた。相変わらず訳の分からない専門用語が満載の 暗号トークだったが、上条は辛うじて、次の事を理解した。 一つは上条に同行を願いたい仕事があるということ。 一つはあまり危険な事は無い仕事だと思うのであまり心配しなくて良いということ。 一つはその仕事は『とある超能力者』に接触する目的があるということ。 一つは、これはあまり聞きたくなかった事だが、仕事はイギリスで行うということ。 一つは『最大司教(アークビショップ)』とよばれるイギリス清教のトップからの 直々の指令(つまりはイギリス清教側の仕事)だということ。 そして、最後の一つは、 その『とある超能力者』は『原石』の人間だということ。 「……以上だ。どうだかみやん、理解できたか?」 「まぁ、大体。それで、原石ってなんだっけ?宝石か?」 土御門が、うわこいつありえねーという顔をして、となりの完全魔術側の神裂にさえ 呆れた目で見られた上条は少し俯いて、「……分からないので、説明お願いします」と 小さな声でお願いした。 「『原石』っていうのは、学園都市の『外』で自然に生まれた能力者のことだ。つまりは かみやんみたいな『生まれつき』や、『外』で成長していくうちに勝手に『力』が発現した能力者の ことを『原石』と言うんだ。どうだかみやん、理解できたか?」 「……う~ん、つまりは、俺はその『原石』の能力者に会いにイギリスまで行かなきゃならんと。そういう訳か」 「つまりは、そういう訳だな。物分かりが良くて(?)助かったにゃー」 「一つ聞きたいんだが、なんで能力者に会いに行くのに魔術サイドが動くんだ? 普通は科学サイドがする仕事だろそれ」 「いえ、実はそうゆう訳にもいかないんですよ」 神裂の言葉に「?」が二,三個浮かんだ上条に対し、神裂はさらに言葉を続ける。 「その『能力者』はイギリスに居る、というのも理由の一つですが……」 神裂は一度息を止めてから、 「主点の『とある能力者』には、超能力と同時に魔術を使うことができる、という興味深い噂があるのですよ」 在り得ないことを口にした。 「超能力と魔術を同時に……?」 上条は突拍子のない話に目を丸くした。 超能力者に魔術は使えない。使ったとしても三沢塾の時の様に体中に傷を負って、 下手をすれば死んでしまうかもしれない。上条にとっても常識になりつつある事を 神裂は一文でぶっ壊した。 「ええ。どこから流れた噂かは分かりませんが、調べる必要があると清教のトップが判断しました。 まぁ、実質我々イギリス清教と学園都市の共同作業……ということでしょう」 調査する対象が『超能力者』という事で,どうやら学園都市も手伝うらしいが、 上条には一つだけ、決定的に引っ掛かることがある。 「……で、なんで俺がついていくの?」 「……それについては私も『最大司教』に問い合わせました。あなたを連れて行くよう 指令したのも彼女ですから。そしたら電話に出ない上にFAXで、 『女には人には言えない秘密が一つはありけるのよ。おほほほ』 ……という思わず抜刀したくなるような迷惑FAXを送ってきてそれから全く連絡が着きません。 ……えっと、それほど危険な仕事では無いと思うので付いてきてくれますか?」 そんな憤慨エピソードを聞かされた後に「ごめんなさい行きません」とか絶対言えない お人良し上条であったが、またしても問題が浮かんでくる。 「インデックスはどうするんだ?一緒に連れて行く…って訳にもいかないし」 「あぁ、彼女に関しては多分……多分ですが、大丈夫です」 「え、ちょ、こもえ!?」 「はいはーい、ちょっとお邪魔させてもらいますよー」 割と散らかっている部屋に月詠小萌がどしどし上がってきた。 「え、あの、まだ食べかすが……」 インデックスが自分で食い荒らした食料を頬を赤らめながら、光速で掃除していく。 「で、なんで、こもえがいきなりとうまの家に押し入ってきたの?とうまならまだ帰ってないけど」 「う~ん、よく分かんないですけど「かみやんは一週間ほど家に帰らないと思うから小萌せんせーが インデックスのとこにいってあげたほうが良いんじゃないですか?」とか、久々に真面目な顔した土御門ちゃんに言われましてねー。とりあえず来てみました。一応寮監の許可は取ってますから大丈夫です」 当然、完璧幼児体型の月詠小萌が寮の許可など取れるはずが無いため、無断で寮の部屋に入ってきた上条担任であったが。 「!? ということは、またとうまは私を置いて危険な事件に首突っ込んでいるんだね!? 今回という今回は絶対に絶対にして許さないんだから!!」 鋭い歯を丸出しにして野獣のように吠えるインデックスに対して月詠は落ち着いた表情で、 「帰らないといってもお友達の家で一週間缶詰勉強会らしいですよ?」 え、とインデックスの歯が若干丸みを帯びる。冬休みも近いし、まあ在り得ないことでは無いのだが、少女の顔はなんと言うか交際相手にフラれた時に見せるような絶望感溢れる脱力系の表情に変わっている。 どっちにしたって自分に言わずにどっかに行ってしまうことには変わりは無い。 「………いいもん。どうせとうまにとって私なんか…………」 アックア戦あたりに見せた極スネモードに突入した哀れな少女に、月詠小萌は持ってきた 紙袋から悦の表情で最終兵器を繰り出す。 「ちなみに今ここには、デパ地下特製もう食わずにはいられない最強無敵の百戦錬磨、 グルメリポーター独占のロールケーキがあるのですが……まぁその様子ですと、 『あなたは』残念ながら食べらないようですね。先生はとても残念です。はい。」 ニヤニヤしながらロールケイク(発音注意)にフォークをブッさそうとする月詠の手に、 空腹少女の手が添えられる。 「……それとこれとは別なんだよ」 次の瞬間には元の欲望丸出しのシスターさんに戻ったインデックスが凄まじい勢いで ロールケーキを口にもりもり頬張っていた。 月詠小萌は心の中で小さくガッツポーズをする。 作戦成功、と。 どっちにしたって、本当は上条がイギリスに行くことなど月詠は知らない訳だが。 「……なるほど。土御門は小萌先生を騙してインデックスの相手をさせているから 大丈夫……と、そう言いたい訳か」 「ま、そうゆうことだ。じゃあ早速、第二三学区に停めてある七〇〇〇キロオーバーの 内臓圧迫飛行機に乗ってイギリスへ……」 「行かねーよ。そんなんで納得できるか」 疲れた顔で席を外そうとする上条に土御門が追加説明を施す。 「まぁ、実際『接触』じゃなくて、『護衛』なんだけどにゃー」 上条の動きが若干鈍る。『護衛』ということはその『超能力者』はだれかに狙われている事を 意味するのではないか? なんというか、上条が黙ってスルーできない事を的確に突いている気がする。 土御門の声が少し低くなる。 「超能力と魔術が同時に使えるってのは相当美味しい話らしくてな。『外』にいる 『研究者気取り』の奴らが、その『能力者』を狙っているらしい。で、『安全のため』に 俺らが先に接触した方がいい……ってのが『上の報告』だ」 その『研究者気取り』を知っている者なら、 それを『スターゲート計画の残党』と呼ぶだろう。 当然、上条には理解できないが、要するに狙われているから助けましょうという事だけは解った。 正義感溢れる上条としてはなんとなく行く気になってきたが、自分が手伝されるのはやっぱり 納得がいかない。特に理由が分からない辺りが。 悩む上条にトドメの一言が突き刺さる。 「かみやんのいない状態での『仕事』は上層部から禁止されてるからにゃー。 もし、かみやんが行きたくないって言っちゃったら、ぶっちゃけ『その能力者』死んじゃうかもよ? 例の『研究者気取り』さんは結構乱暴だから」 やっぱり自分のせいで人が死ぬのは忍びないですよね、と神裂が棒読みで言ったのを 合図に上条の心は折れ、同行を許可してしまった。 不幸だー、という上条の声は一陣の風ともに消えて無くなった。
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「つっちーご愁傷様…。」 「白雪さんはどれくらいの力を持ってますの?」 「んー確かLV3あるかないかぐらいやったと思うけど?」 「うそおっしゃい!!あれほどの吹雪をどうやってLV3が使えますの!?」 ㊟実際レベル4くらいの吹雪が出ていた。吹雪を起こす能力者はそこまで多くないのでおそらくこの時の白雪は 凍結系能力者最高位 になっている。 「うちはそういうふうにしか聞いてないんや!!」 「っていた!!なんか雪がひょうになってますわよ!?」 「しかもどんどんおおきくなってる!!このままいくと氷の剣でも出せるんとちゃう!?」 「まさか…、ありえますわね、それ…。」 「このままいくとうちらも巻き添え食らうで!!」 「そんなバカな、今400メートルぐらい離れてますのよっと!?」 いきなりでかい氷が降ってきた…。 「シャレになりませんな…。」 「ですわね…。」 二人は顔を合わせて…、 「「逃げろおおおおおおおおおおお!!」」 月夜の吹雪から必死で逃げまとう土御門、青ピ、黒子の様子を安全圏から観察している結標と海原。 「全くはた迷惑なカップルね」 「元はといえば貴女が原因じゃないですか。ショタコンは都合の悪いことは全て忘れる人種なんですおぶっ!」 「うるさい黙れ。次はあんたの鼻へし折るわよ。……ってこっちにまで氷が! 海原、何とかしなさいよ!」 「分かってますよ!(本当に自分勝手な人種ですね、ショタコンは)」 月夜の能力の余波が自分達の方まで来たことで喧嘩していた二人はすぐさま協力体制を取る。 本当なら結標に皮肉の一つや二つ言いたかった海原だが、殴られたくないので黙ってトラティスカルパンテクウトリの槍で月夜の氷を分解する。 結標は海原に指摘されたようにこの件に関しては自分に非があることを認めると、めんどくさそうではあるが行動に出た。 「土御門みたいなやつでも私たち『グループ』のリーダーだから死なれるのは困るのよね。まあ上手くいくかは分からないけど」 「何か策でもあるんですか! あるなら早くして下さい! だんだん氷の量が増えてきて捌き切れなくなりそうなんですから!」 「はいはい、分かったわよ」 結標はそう言うと、『座標移動』で土御門を月夜の前に、しかも正確に二人の唇が重なるように転移させた。 土御門にキスされたことで月夜の怒りもようやく収まり、それと同時に吹雪もキレイサッパリ収まるのだった。 遠目から見ても分かるくらい真っ赤にしている土御門と月夜の二人を見ながら海原が結標に尋ねる。 「よくあんな手で止まるなんて思いましたね。あれで更に彼女が暴走するとは思わなかったんですか?」 「思ったわよ。でもあの二人もバカップルなんだから止まる可能性のが高いとは思ってたけど」 「はぁ、そうゆうものですか……はっ、忘れるところでした! 御坂さんと上条当麻の二人の監視を続けなければ! あわよくば上条当麻抹殺の方向で!」 またしても暴走しそうな海原を呆れ顔で見ながら、結標はある人物にメールを送った後で海原に死刑宣告をする。 「ねえ海原。もしも今日のあんたの行動、嘘偽りなくある女にメールで報告したらどうなると思う?」 「ちょ、ちょっと待ってください! もしかしなくても送ってますよね! しかも送った相手は……」 「私だ。全くしょうがないなエツァリお兄ちゃん」 海原の後ろには殺気全開で仁王立ちしているショチトルの姿があった。 同時刻、映画館付近。 「また土御門のやつ、白雪さん怒らせたな。」「…結標が言ってたとけど怒るとすごいのねあの人。」 「私でも超面倒です。寒さは超防げませんから。」「…その格好じゃあな。」 「浜面、超殺してもいいですか超良いですね浜面超殺す!!」「きぬはた、ここで人殺しはまずい。」 「くぅー!!ありがとうよ滝壺!!」感謝する浜面。 だが、 「こんなやつでも殺したら絹旗の経歴に傷がつく。」「うぉい!!暗部組織にいる時点で経歴真っ暗だろ!!」 「さわがしィ野郎だなァ。おッ、収まったぞォ。土御門のかき氷でもできたかァ?」 しかし直後。 吹雪が収まったすぐ近くのビルの屋上で爆発が起こった。 原因はショチトル。 どういう状況かというと……、 「いつまでも女のことでいじいじしてるんじゃない…。」 「ショ…ショチトル…?」 ショチトルは魔術バリバリ使える位までに回復していた。 「ってなんで僕のトラウィスカルパンテクウトリの槍をショチトルが持ってるんですか!?」 簡単なことだ。結標が協力しただけである。 「さて、貴様のその根性たたきなおしてくれるわ!!」 「ええ!!これが最近流行の…不幸だあああああああああああああ!!」 「今の爆発何?」「さあ、なんか怒りがこもっている一撃のような気がする…。」 「(今の…海原かァ?なんかが違う気がすンだけどよォ…。)」「ねえねえ、映画見ないなら遊園地再開しよってミサカはミサカは誘ってみる。」 「分かった分かったァ。」「それじゃあしゅっぱーつ!!ってミサカはミサカは張り切ってみたり!!」 「じゃあ私達も♪」「だな♪」 「私達超どうします?」「はまづら、あのどちらかのカップルを付けてみたい。」「確かに気になるよな~」ニヤリ 浜面たちはとりあえず上琴をつけることにした。 「じゃあ私たちはどうしよっか? やっぱり御坂さん達を追いかける?」 「そうですねー、私としては二手に分かれ……あっ、ちょっと待ってて下さい」 初春と佐天も行動を起こそうとしたその時、初春の携帯が鳴ったことで中断してしまった。 メールの相手は美鈴で、いつの間に自分のアドレスを知ったのかという疑問が湧いたが、今はメールの内容を確認することが先決なので後回しにした。 初春はメールの内容を確認すると、申し訳なさそうに佐天に告げる。 「すみません佐天さん。私、御坂さんのお母さんに呼び出されて明日のパーティーの打ち合わせに行かないといけなくなりました」 「まあそのパーティーの元々の切っ掛けが初春だから仕方ないんじゃない? こっちは大丈夫だからあんたは明日のパーティーの為に頑張りなさい!」 佐天に送り出されて初春が美鈴の所へ向かうと思われたが、初春は何も言わずに取り出したボイスレコーダーを佐天に渡す。 「……初春、これは?」 「ボイスレコーダーですよ、ボイスレコーダー。これで御坂さん達の馴れ初めとか日常をさり気なく盗ちょ……愛のメモリーとして刻んで下さい」 「いやいやいや! 愛のメモリーの前に盗聴って言おうとしてたよね! ダメだって! ジャッジメントがあだだだだだっ!!!」 普段は悪事とか一切しない(当たり前だけど)初春に盗聴を要求されたので慌てて断ろうとする佐天。 しかしそんなことは許さないとばかりに初春は佐天の肩に手を置いて、握り潰す勢いで締め上げた。 「やだなー佐天さん、盗聴じゃないですよー。愛のメモリーを形として残したいだけですよ? 断ったらスカートめくりする度に顔面に膝入れますから♪」 「そ、そうだよねー。愛のメモリーを残すだけだから盗聴じゃないよねー。ま、任せといて(不幸だーーーーーっ!)」 「良かった。やっぱり持つべきものは頼れる親友ですね。じゃあ私はこれで。あ、後ろの方達は佐天さん達のフォローをお願いします」 初めて見せる初春の一面に、佐天はなす術も無く初春のお願いを聞くことにした。 なお、初春の恋愛方面の幸せ成就における脅威の行動力が学園中に知れ渡るのはまだ先の話である。 去り際にアイテム一行にも協力を要請したが、異を唱えたのは絹旗だった。 「なんで私達がジャッジメントの、しかも超面倒臭そうなことに協力しなくちゃいけないんですか? そんなの超お断りです」 「きぬはた、わたしはやってもいいよ。あの二人、なんだか参考になりそう」 「滝壺が賛成なら俺も賛成だ。絹旗、一人だけ駄々こねるなんてお前は本当にガキだブボッ!!!」 「しょうがないですね、滝壺さんが賛成なら私も超賛成です」 滝壺がやりたいということで絹旗も初春のお願いを聞き入れることにした、何故か浜面をブン殴って。 初春は協力者達に頭を下げた後で今度こそ、美鈴と詩菜の所へと走っていった。 取り残された4名はどうやって上琴から話を聞きだすかを相談し始めた。 「俺らあんまり親しいわけじゃないしなあ…」「はまづら、諦めるの速い。」 「だから超浜面なんです。えーっと超佐天さんでしたよね。レールガンとは超お知り合いなんですか?」 「ええ、まあ…レベル0ですけど。」 「それなら心配いらねえよ。上条だってレベル0だ。」 「えええっ!?御坂さんの彼氏ってレベル0なんですか!?」 「聞いたときは私たちも超驚きましたけどね。んじゃ超とりあえず聞き出すのは佐天さんに超任せて、私らは援護に超回りまわりましょう。」 「援護って何すんだ?」 すると絹旗は学園都市最強を指さす。 「あいつが超妨害しないように超見張るんです。」 「ほっといても大丈夫だろ?まあいいか。んじゃその方向で」 「わっかりましたー♪えーっとこのボタンで録音開始ね…フムフム……」 そのころ4人の5メートルほど先を行く上琴&一打はというと……
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前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/起きないあいつ 上条当麻は走っていた。 向っていた。あの日と同じように。 そこに居るであろう、女の子の元へ。 人通りが途切れつつあった通りの物陰から目に前に飛び出した人影。 一瞬身体が構えを見せたが、すぐに警戒を解いた。 「かみやん、お疲れさんだったぜい」 「土御門…」 「今から行くのかにゃ?」 「…そうだ」 「で、かみやんはこちらを選ぶと?」 「…許してもらえるかどうかも含めて」 「んにゃ?」 「俺に選択の余地は無い…しな」 「フラグメイカーの名は伊達じゃなかった、ってとこかにゃ」 「それはどういう意味…」 「ま、言葉通りだぜい。最近は女の子だけじゃないみたいだしにゃ…」 「え?」 「北極からのお帰りがバージニア級で、こっそりポーツマスへ上がるたぁ、ちょっと演出がきついぜい…」 「うっ…」 土御門の目が一瞬細くなったように見えた。 (何があったかはわからねぇが、ま、しょうがないか。いずれは、ということか…) 土御門が言葉を繋ぐ。 「ところで、かみやん」 「なんだ…」 「今夜、ご入用のものは、新聞受けにでも入れておくからにゃ。」 「何のことだ?」 「まぁまぁ、俺とかみやんの仲だぜい。まかしとけって」 「お前一体何を…」 「さーさー、王子様はお姫様をお迎えに行くんだぜい。がんばれ、かみやん」 「…ありがとうな、土御門」 「さっさと行けってぇの。彼女に恥かかすんじゃないぜい」 上条はさっと右手を上げると、再び駆け出した。 十六夜の月は、学園都市の上にかかりつつあった。 川面に映るその光は、満月のようにも見える。 しかしそれは満ちていく月ではなく、これから闇に向って欠けていく月なのだ。 ときおり川風が美琴の顔を撫ぜていく。 あの日の川風は、まとわりつくような、ねっとりとした湿り気をはらんでいたが、今日のそれは熱気は無く、鋭く透明感のあるナイフのような冷たさに変わっていた。 美琴にはその冷たさが、自分の心の表面に傷をつけていくように感じていた。 なのに今日は不思議とこれまでのようにチクリとした痛みや、ザラリとした苦さを感じることも無かった ――アイツがいなくなってどのくらいたつのかな ――もう昔のような気もするし、でもついこの間だったような気もする… ――最後に見たアイツの顔、ぼんやりとしか思い出せなくなっちゃったな ――アイツ、きっと帰ってくるよね。でないと私… ――でもなぜかな。今日はいつもより気持ちが楽になってる… ――もしかして、アイツ、私の傍に帰ってきてるのかな ――それって、もしかして…ううん、気のせい? ――でもなんとなくそうじゃないかって気もしてる… ――アイツ、バカだから、多分自分が今どこにいるかわかってないんだと思うな ――もしかすると帰る先さえわかっていないのかも ――私、アンタが帰ってくるまでいつまでも待っているから ――さっさとやらなきゃならないこと、すませてしまってよね ――もし本当に帰る場所がわからないのなら、私、アンタを見つけに行くから。 ――うん、きっと大丈夫。今夜はアイツのこと、信じていられる。 風に乗って、人が駆ける足音が聞こえてきた。 過去に何度も聞いた覚えのある懐かしい音… 御坂美琴がその方向に目を向けた瞬間…思わず息を呑んだ。頭の中が真っ白になる。 手が震え、口が渇き、喉がつまり、胸のドキドキが一気に早くなる。 遠くの街の明かりに照らされたシルエットは、ツンツン頭の少年。 愛しい気持ちと、なんとも言えない安堵感と、爽やかな高揚感がこみ上げてきて、 少女は、まるで何かに縛られたように動けなくなった。 少女の前まで駆け寄ってきた少年は、しばらくの間、下を向いてはあはあと息を整えていたが、大きく息をしたかと思うと少女に向かい、口を開いた。 「ただいま、美琴」 「お…か…え…り…、と…う……まあああぁぁぁぁ」 青白い月に照らされた少年の顔は、紛れも無く上条当麻だった。 彼の声を聞き、その顔をみた美琴の視界はぼやけた。 その瞬間、彼女の感情は一気に弾け、唸るような、泣くような、声にならない声を上げて上条の胸の中に飛び込んでいった。 美琴は溢れる涙を拭おうともせず、顔をくしゃくしゃにして泣きじゃくった。 まるで身体中の水分が全て出てしまうかと思われるほどに。 頭の中は相変わらず真っ白なままであったが、それでも喜びが心から湧き続ける。 美琴は胸の奥に秘めていたものを、上条に向って全て吐き出していた。 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/起きないあいつ
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E-3遊園地エリア。 既に一人の男が命を落とし、大規模な戦闘が起きた痕さえある。 無惨に破壊された観覧車や付近の遊具がその激しさを物語っていた。 その破壊の痕を呆然と眺めている一人の少年。 しかしその驚きの少なさは一般人からすれば不可解だったろう。 彼は一般人だ。少しばかり常識外の世界に通じているだけの。 『魔術』を行使するにも技量が足りない、実質普通の人間と何一つ違うところはないだろう。人よりプライドが高いことくらいしか特徴のない、無力な少年だ。 だがつい最近まで彼は一般人ではなく、一人の魔術師だった。 とある戦争に彼は身を投じ、命懸けの日々を僅かながら送った。 勝利は得られなかったが、それに匹敵するだけの何かを得て、彼は成長した。 話を戻そう。 彼はこの惨状を見て、素直にこう思った。『こんなものか』と。 不謹慎な考えだとは分かっていたが、そう思わざるを得なかった。 何せあれほどの戦いを見たのだ、これでは小競り合いにしか見えない。 しかしこの成長は彼にとっては間違いなく有益な成長だったといえる。以前の彼ならだらしなくへたり込み、殺し合いの恐怖にその身を震わせて涙を浮かべたろう。 強くなった。 彼は自らをまだ未熟だと言うだろうが、確かに彼は強くなった。 が。一つの『モノ』を見てその表情が曇る。 死体。 胸から看板が突き出て、もう死後硬直してしまっている。 銀髪の男の死体を見て、少年は目を思わず背けた。 もっと凄惨な死体を見たこともあるが、やはり慣れるものではない。 むしろ、慣れない方が良いだろう、と彼は思う。 こんな血みどろの惨劇に慣れるくらいなら、恥も外聞もなくへたり込んで号泣し、嘔吐していた方がよっぽどマシだ。 だが、込み上げる吐き気を抑えて少年は転がる死体を観察する。 看板の柄で背後から刺されたのだろう。 完全に肉体を貫通している。これだけならちょっと力のある人物であれば不可能な芸当ではない。少年には無理だが、これ自体は特筆すべきでない。 しかし、破壊された周囲の状況を見るに普通の人間の仕業ではないだろう。英霊―――――とまではいかずとも、かなりの魔術師か。 少なくとも彼で勝てる相手でないのは確かだ。 「…………くそっ」 自分の力の無さが嫌になる。 どれだけ成長しても、これだけが彼のコンプレックスだった。 まずはこのエリアを離れよう、と立ち上がる。 殺し合いの意志を持つ魔術師など相手にしていられない。 非力な自分が最低限戦えるようにするには、軍事施設あたりに行って重火器の類を手に入れておいた方がいいのだろうが、生憎かなり遠い。 辿り着く前に襲撃されてしまえば本末転倒だ。 まずは誰か――――誰でもいい、バトルロワイアルへの反逆意思を持つ同志を集め、とにかく集団で行動することが必要だろう。 参加者名簿には知る名前―――というか、呼称がある。 『セイバー』『アーチャー』のような英霊としてのクラス。知らない顔の英霊も居たが、信用できる連中も居るのは確かだった。 特に――――――――――『イスカンダル』。 古代マケドニアの征服王。どんな状況においても自らの信じた覇道を突き進む、少年にとっての理想の王。彼に、もう一度会えるかもしれない。 欲しかった機会。あの王に、臣としてもう一度会う。 一目見るだけでも良かった。あの筋骨隆々とした巨躯を一目見るだけでも彼は構わない。それだけで、もっと強くなれる気がした。 少年―――――ウェイバー・ベルベット。 第四次聖杯戦争にてライダーを従えた『時計塔』の劣等生。 彼もまた、このバトルロワイアルに反逆の意思を示した。 求めるのはただ一つ。『征服王の臣下』としてこのバトルロワイアルを蹂躙し、制覇する。より多くを救い、主催の鼻をへし折ってやる。 丸腰で、あまりにも不用心にウェイバーは立ち上がった。 行き先はなく、この場を離れるために。 しかし、それは叶わない。背後から、男の声がした。 「動くな。動けば撃つ」 まだ若い声。恐らくは学生だろう。 その声には年齢にそぐわない冷たい殺意が込められ、ウェイバー・ベルベットの脳に明確な『恐怖』の感情を再起させた。彼が接近に気付けなかったのも無理はない。彼の背後に立つ者は『背中刺す刃』。 暗殺、背徳、潜入。 こと『闇の世界』のプロ、『暗部』の人間だ。 だからその言葉はハッタリではない。ウェイバー・ベルベットの力量には関係なく、動けばウェイバーに向けて冷たい殺意の塊が放たれる。 「ボクは、殺し合う気はない。だからオマエに殺されたり脅されたりする謂れもないぞ」 務めて冷静に、胸の内の恐怖を悟られないように言った。 背後の人間に殺し合いの意思がないことは分かっている。 もし殺す気なら、わざわざ『動くな』なんて声を掛ける必要はない。背後の人間ほどの実力者ならば、組み伏せてから尋問したっていいはず。 つまり、男はウェイバーが殺し合いに乗る気はないと内心では踏みながら、念には念を入れてこんな脅迫じみたことをしているのだ。 まどろっしい話ではあったが、もし誤解されるような行動、言動を取れば間違いなく殺される。ここは最新の注意を払うことが理想とされた。 「………ほう。奇遇だにゃー、俺もそう思ってたんだ―――」 もう動いていいぜい、という声が掛かる。 先ほどまでの冷たい声色ではなく、幾らか明るい声だ。 ウェイバーはまず一言文句を言ってやろうと思い、勢いよくその身を翻した。瞬間、すべてが硬直した。殺意が、向けられていた。 黒い銃身。 重火器に疎い彼でも、一目で拳銃だと分かる。 背後の男―――アロハシャツにサングラス、金髪に筋肉質な体型。 そんな目立つ風貌の男が、ウェイバーに銃を向けている。 「悪いな。俺も、死ぬわけにはいかないんだ」 くぐもった音。 次に、一歩遅れた衝撃が腹に襲い掛かる。 何故だ、という一言さえ出せずに、視界が暗くなっていく。 ――――そして、ウェイバー・ベルベットの意識は暗転した。 ■ 「さて、と。これで良いのかにゃー?」 「ああ。上出来だよ。さすがだな、土御門元春」 邪悪な笑みを浮かべて微笑む、埃塗れの男。 彼こそ、ウェイバーの見た死体を作った張本人。『DOL』の黒幕。書き手、イレギュラー。◆VxAX.uhVsMという、一人の邪悪。 彼らは繋がっていた。 ◆xzYb/YHTdIに撃退されて、その後に『背中刺す刃』土御門元春と出会い、互いに殺し合いに乗る意志を持つことを確認した。土御門は協力を打診し、◆VxAX.uhVsMが土御門にウェイバーの殺害を頼んだのだ。 あの脅迫も、素人を無駄に警戒させる猿芝居。 しかし何ら不思議はない。彼は『天邪鬼(ウソツキ)』なのだから。 悪の道を往く。 血みどろの宴を幾つも後に作り上げる邪悪と。 闇に生きる多重スパイの魔術師。 目指すのは、たった一つの優勝の座椅子。 思惑渦巻く二人の行く末は、まだ誰にも分からない。 【深夜/E-3】 【土御門元春@とある魔術の禁書目録】 [状態]健康 [所持品]銘柄不明の銃@??? [思考・行動] 0 殺し合いに乗り、優勝を目指す。 1 Vxと共闘する。 2 上条当麻、一方通行らには特に警戒する。 ※19巻終了後からの参加です ※魔術に規制はありませんが、使うとダメージを受けます 【深夜/D-7】 【◆VxAX.uhVsM@非リレー書き手】 [状態]全身にダメージ(小) [所持品]不明 [思考・行動] 0 優勝して自らが主催者となりバトル・ロワイアルをリスタートする。 1 とりあえず、手当たり次第に参加者を減らしていく 2 土御門と共闘する □ ウェイバー・ベルベット。 彼はまだ死んではいなかった。―――――否、死ぬはずもなかった。 彼の撃たれた腹には傷一つ残っていない。 意識はまだ戻らない――――しかし、彼はいずれ目を覚ます。 彼に、非力な凡才に、どんな幸運が味方したのか。 それは、まだ解らない。 【ウェイバー・ベルベット@Fate/Zero】 [状態]気絶、腹部にダメージ(中) [所持品]不明支給品2 [思考・行動] 0 征服王の臣下としてバトルロワイアルを蹂躙制覇する。 1 ………。 ※本編終了後からの参加です この物語は、嘘で満ちている。
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上条「はぁ…」 土御門「どうした、カミやん?」 上条「そろそろ、彼女欲しいな~と思ってさ」 土御門「…」 青髪「…」 姫神「」ピクッ 吹寄「」ピク 上条「どうした?」 青髪「カミやん、本気で言ってるん?」 上条「本気も何も上条さんも男ですよ、彼女の一人や二人高校生の内に欲しい…、 ってその拳を今すぐ収めなさい!?」 青髪「友達じゃなきゃ絶対殴ってたわ~」 土御門「はぁ…これもカミやんクオリティーかにゃ~」 上条「そのカミやんクオリティーはともかく、お前らは欲しく無いのか?」 青髪「欲しいよ…てか欲しいわ!でも女の知り合いなんて先生と親や親戚しかいないんよ!」 上条「クラスメイトも居るだろ」 土御門「舞夏がいりゃ充分だぜい」 上条「シスコン野郎…」 土御門「それは褒め言葉と受け止めとくぜい」 青髪「てか、カミやんってどんな子がタイプなん?」 上条「…、そう言われると考えたこと無かったなぁ…」 土御門「まず知りあいの女の子を思い出すぜよ」 上条「(知り合いねぇ…)え~と…」 青髪「これからカミやんのソリティアが始まる予勘や」 上条「まぁ近くから言えば従妹だろ?」 土御門「あぁ」 上条「ビリビリに黒子、佐天、初春ちゃん」 青髪「常盤台グループや」 上条「御坂妹に、姫神、委員長、風斬、雲川先輩」 姫神「(忘れられて無い。)」 吹寄「(ま、まぁ委員長だし当然よね)」 土御門「妹と、クラスメイトだにゃ~」 上条「神裂、アニェーゼ、ルチア、アンジェレネ、オルソラ、五和、対馬さんにもお世話になったなぁ…。キャーリサやヴィリアンも…まぁ知り合いか…」 青髪「誰?外人の名前もあるけど?金髪なん?パツキンなん!?」 土御門「言うなればカミやんの被害者たちにゃ~(イギリス組だぜい)」 青髪「あぁ…カミやんはグローバルやね…」 上条「まぁフロリスとかレッサー、ベイロープにランシス。サーシャ…ヴェントともまぁ知り合いか…」 土御門「あぁそうだにゃ~(クーデターの時とロシアの時にゃ~)」 青髪「あかん、数えるの面倒になってきたわ」 上条「後は…、グレーゾーンで一方通行ですね」 土御門「カミやん…本気か?」 青髪「誰?」 上条「いや、だってお前は名前知ってるのか?それとあの外見だぜ?それに殴った時柔らかかったし、もしかするかもですよ?」 土御門「あれ…?そう言われれば怪しく思えて来たぜよ?(本名聞いたこと無いぜよ)」 上条「え~と約20人?位か?」 青髪「これがカミやんか…(思い出しただけってことは、まだ埋もれてる子も何人もいるんやな~)」 土御門「おい、舞夏を入れないとはどういうつもりぜよ!女の子じゃないって言いたいのか!?」 上条「いや、舞夏は土御門の妹だしノーカンだろ」 土御門「それなら良いぜよ」 青髪「で、その中で一番タイプなのは誰なんや?」 上条「タイプねぇ…」 土御門「(これでカミやんの性癖がはっきりするぜよ)」ゴクリ 青髪「」ゴクリ 姫神「」ゴクリ 吹寄「」ゴクリ 上条「全員…か?」 土御門「ふざけんじゃねーぜよ!」バンッ 青髪「カミやん…俺は久しぶりにキレちまったよ」ギュッ 上条「だからその握り拳を解け!解きましょう!いや解いて下さい! 違うんだって、全員個性があって魅力的なんだって! それに皆俺のこと好きな訳無いだろ!?皆可愛いし美人なんだぞ!?」 青髪「まぁ確かに?」 土御門「青髪、騙されるんじゃないぜよ?こいつは一級フラグ建築士ぜよ?」 上条「何言ってんだよ!じゃあ俺が今まで何か甘い体験があったのを知ってるのか!? 土御門なら知ってるだろ!?無いだろ!?」 土御門「(まぁ確かに毎回、血塗れだからにゃ~、そう考えるのも仕方ないぜよ…鈍感なのは確かだけどにゃあ)」 青髪「まぁ、不幸が代名詞のカミやんやからな」 上条「だろ?てことで私上条当麻に良い考えがります」 青髪「ほう、それは?」 上条「…」 青髪「…」 土御門「…」 姫神「…」 吹寄「…」 上条「やっぱ何でもないです…(全員に告白なんてゲス条になるとこでしたよ)」 青髪「寸止めサイテーや」 土御門「寸止めサイテーだぜよ」 上条「まぁ今日の話は忘れてくれ、ちょっと血迷ったんだ…(間一髪だったな…あ~あ彼女なんて夢のまた夢か)」 土御門「あぁ分かったぜよ(一応ねーちん達に報告しておくぜよ、これは面白い展開になりそうだにゃ~)」 姫神「(いいことを聞いた。)」 吹寄「(これは、チャンスね)」 小萌「(これは皆の貞操の危機です。知らせないと…私の名前無かったな…)」 ――――ファミレス 小萌「と、言う訳ですので気をつけて下さい(上条ちゃん、こんな可愛い子たちを…)」 美琴「…」 御坂妹「…」 黒子「…」 初春「…」 佐天「…」 小萌「みなさ~ん?」 美琴「あ、あいつが彼女募集中ですって!?」 黒子「お、お姉さま!?(私のことも覚えていましたのね)」 御坂妹「(ミサカネットワーク接続…)」 初春「(上条さんかぁ///)」 佐天「(反応に困るね///)」 小萌「と、言う訳ですから気をつけて下さいね?じゃあ私は仕事があるので失礼します~」 カランコロン 美琴「ど、どうする?」 黒子「ど、どうする?と聞かれましても困りますわ」 佐天「それに、ここの5人もライバルですよねぇ~」 黒子「私も数に含まないで欲しいですわ」 初春「じゃあ違うんですか?」 黒子「そう言う訳じゃありませんけど…」 御坂妹「(上位個体に会話を送信、一方通行に伝えるように、とミサカは付け加えます)問題なのは彼が海外へ行ってしまうことだ、とミサカは不安を口にします」 初春「ライバルが多そうですね~、外人さんの名前までありましたよ?」 美琴「ちなみに、キャーリサって言う人はイギリスの第二王女よ…」 黒子「まさか…ですの…」 黒子「原始人がそんな事出来る訳無いじゃないですか…」 美琴「いえ、あいつはやるわよ。気付いたらイギリスのクーデターに巻き込まれてる男だからね。それに向こうには女王様もついてる…厄介ね…」 黒子「でも女王様が原始人の事を覚えてる可能性は無い筈ですわ…」 初春「黒子先輩の方が上条さんのこと知ってそうだから聞きますけど、言いきれるんですか?」 黒子「それは…(言いきれないのが悔しいですわ)」 美琴「これは、作戦を立てる必要がありそうね…最低条件はここ学園都市…いや、日本に留まらせることね」 ―――――― 一室 打ち止め「って、ミサカはミサカは会話を伝えてみる」 一方「三下ァ~、好き放題言いやがってェ~」 打ち止め「で、どうなの?ってミサカはミサカは興味を持ってみる」 一方「何がだァ」 打ち止め「男?女?ってミサカはミサカは2択を提示してみるんだよ」 一方「………」 打ち止め「あ、あれ?ミサカはミサカは驚いてみるんだよ」 ――――教室 放課後 吹寄「姫神さん?ちょっといいかしら?」 姫神「えぇ。今私も話しかけようと思った。」 吹寄「なら、用件は同じね?」 姫神「吹寄さんも?」 吹寄「わ、私は委員長としてあいつが他に人に迷惑を懸けるのが気に入らないだけよ」 姫神「そう…なら良かった。」 吹寄「え?」 姫神「なんでも。それより作戦を考えましょ。」 吹寄「そうね…でも…どうする?私達じゃあ…」 姫神「小萌先生が、さっき、どっか行ってたわ。多分常盤台グループに会いに行ったんだと思う。」 吹寄「なんで分かるの?」 姫神「ちょっと口にパフェついてたから。ファミレスかどっかに行ったのは事実。でも煙草の匂いはしなかったから。多分吸わなかったんだと思う。あの先生が吸わない理由は子供が近くに居たからと考えられる。」 吹寄「そうね、それで?」 姫神「まず小萌先生を通して。常盤台グル―プと接触を図るべきだと思う。」 吹寄「分かった、それで行きましょう」 ―――――ロンドン女子寮 土御門「ってことにゃ、今がチャンスぜよねーちん。早くしないと取られるぜよ(詳しくは言わないぜよ、“彼女募集してた”ってだけで面白いのが見れるにゃ)」 神裂「ななな、なにがチャンスですか!私には関係ありません」 皆「(女教皇様が焦ってらっしゃる…どんな内容なんだろう)」 土御門「まぁ、伝えたぜよ。んじゃ切るぜよ」 ガチャ アニェーゼ「五和、ちょっと内容聞いて来ちまうです」 五和「わ、私ですか?」 アニェーゼ「あなた達は昔からの仲聞、聞きやすいんじゃねえですか?」 神裂「全く…そんなこと言われても…どうしろと言うんですか(まさか!あのメイドセットの出番ですか!?いやいや、あれはもう封印したはず…)」 五和「か、神裂様…お電話ですか?」 神裂「今、終わった所です…はぁ…」 五和「(どうしたんでしょう…)あ、オルソラさん。神裂様が変なのですが」 オルソラ「変…と申されましても、私には分かる筈がありませんでございます」 五和「そうですよね…」 Prrrr,Prrrrr ルチア「もしもし、こちらイギリス清教ロンドン女子寮です。え?あっ!は、はいっ!?キャーリサ様!?こ、この度は」 皆「!!」 ルチア「はい、はい、神裂さんから電話内容を聞け?で作戦を立てろ?金に糸目はつけない?な、何の事だか…、聞けば分かる?分かりました。では失礼します」 ガチャ アンジェレネ「第二王女様から!?」 ルチア「はい…何でも今の電話の内容を聞いて、全員で作戦を立てろ、金に糸目はつけないそうです」 神裂「え!?(聞いていたのですか王女様!?)」 オルソラ「まぁまぁ…と言う事ですから早く話して欲しいでございます」 ジー 神裂「う…実は…」 ―――――ロシア 番外個体「って話らしい…。上条かぁ…」 サーシャ「…」 ヴェント「私も含まれてたか…」 サーシャ「第一の質問ですが共闘しますか?」 ガシッ 番外個体「私はミサカネットワークで、学園都市に居る姉妹達に共闘を求めてみる」 サーシャ「第二の解答ですが、分かりました。では私はイギリスの女子寮に行きます」 ヴェント「なら、全員で行きましょう」 サーシャ「第三の質問ですが、交渉が決裂したらどうしますか?」 ヴェント「元神の右席とロシア成教元「殲滅白書」所属のシスターがいるのよ?」 サーシャ「第四の解答ですが、了解しました」 ――――― 上条家 上条「はぁ…(彼女が欲しいって言ってもなぁ)」 トントントントン イン「トウマー晩御飯まだぁ~?お腹が減ったんだよ」 チンチンチンチンチン~ 上条「こら、お行儀が悪いから皿を叩かない。スフィンクスの相手でもしてなさい(こいつが居つ限り、お金に余裕はゼロ…はぁ無理な話かぁ…)」 ――――――― とある温泉の作戦立案 美琴「…、どうしてここなの?」 御坂妹「(番外個体からのメッセージを受信、ネットワークを利用し審議に入るとミサカはシリアスに言ってみます)」 黒子「お互いを信用するためには、裸のお付き合いをするのが一番ですわ(ヒャッホーお姉さまと、お・風・呂)」 初春「で、どうします?」 佐天「うんうん」 美琴「私達で考えたんだけど、第一の目標はここ日本に留まらせることだと思うの」 姫神「うん。それは私達も考えた。」 美琴「でも学園都市に居る以上、ここを出られる時点で殆どアウトだわ」 黒子「ですから、最悪日本、最良でここ学園都市を目標に頑張ろうと言う訳ですわ」 姫神「異議は無い。で具体的には?」 美琴「それは…これから決めましょう?」 初春「まずは、外国の人達よりも私達の方が好感度があればいいんですよね?」 吹寄「そうね、でも外国の人達ってスタイルが…」 皆「…」 初春「で、でも、上条さんどうして今まで彼女を作らなかったんでしょう?」 美琴「そりゃあ鈍感だからでしょ?」 佐天「そう?だって男の人って普通あんだけ一緒にいたら、少しは勘違いってしますよね?」 美琴「た、確かに…。知り合いなんか会うたびに笑顔で話しかけて来るわね…」 黒子「(あぁ、お坊ちゃんのことですわね)では女に興味がないことになります…わ?」 皆「!!」 美琴「じ、じゃあ一方通行が第一候補!?」 初春「お、落ち着いて下さい。彼女が欲しいって言ってたんですよね!? 姫神「そう。」 初春「彼女なんですから女なのは間違いないです」 美琴「そ、そうよね(焦ったぁー)」 吹寄「そ、そう言えば彼って居候がいたわよね?」 美琴「あ、あぁあの子ね」 吹寄「あの子が居る限り余裕が無いのかしら…ほら高校生で人一人養う訳だし…」 皆「!!」 美琴「つまりあいつを亡き者にすれば…(いつもお金がないって言ってるもんね…)」 黒子「お姉さま!?落ち着いて下さいな!?」 美琴「黒子、冗談よ?(これは最終手段…)」 初春「(冗談?まさか第一候補でしょ)」 黒子「(冗談に聞こえませんでしたわ) 佐天「(初春から黒いオーラが…)」 姫神「でも。あの子が居る限りここに留まることも考えられる。」 吹寄「そうね…なんだかんだで大切にしてる感じがするし…」 初春「でも、人数的にはこっちが不利ですよね?」 黒子「数の暴力には勝てませわ」 吹寄「それに居候の子、たしかイギリス人よね?彼女がイギリスに帰ったら…」 佐天「彼女について行くか、ここに残って青春を謳歌するか…」 黒子「そう言えば忘れてましたけど、そもそもまだ彼学生ですわよ?イギリスに行くなんてあり得ないですわ」 初春「白井さん聞いて無かったんですか?向こうには王女がいるんですよ?王女の力があれば…」 佐天「高校なんて余裕で編入、赤点の心配なし、大学だって…それにもしかしたら、イギリス王室の仲間入り…」 皆「…」 美琴「で、でもあいつは立場で人を選ぶような奴じゃないわ!…多分」 黒子「では、居候さんを確保しか確実な方法はありませんわね!スタイル勝負は危険すぎますわ!」 美琴「そうね。とりあえずは、明日からなるべく彼と居候に接触を図り好感度を上げて、未練を強く残させること。そして、今後彼に近付く外人女をマークすること。そしてなるべく仲間を増やすこと。まだ地の利はこっちにある内が勝負よ!」 皆「了解!!」 御坂妹「(結論として私達はお姉さま派に付く、とミサカは結論を出してみる)」 吹寄「でも仲間って…、出てきた中でそれらしいのは一方通行って人だけだよね?」 ―――――― ロンドン女子寮 オルソラ「あらあら、わざわざロシアからここまでお疲れ様でございます」 サーシャ「第一の解答、久しぶりです」 オルソラ「えぇ、久しぶりでございます」 ヴェント「雑談はいい、それより上条のことについて何か聞いてるか?」 オルソラ「えぇ、皆さん真剣に作戦を立ててますわ、私もその中の一人でございます」 サーシャ「第二の解答、今日はそのことについて話があって来ました」 オルソラ「そうですか。では、こちらへどうぞ」 番外個体「(この胸達…勝てるんじゃないか?)」 アニェーゼ「ヴェント!…どうしてあんたがここに居やがりますかね!?」 ヴェント「安心しな、別に争いに来た訳じゃないよ」 神裂「サーシャ、久しぶりですね」 サーシャ「第三の解答ですが、久しぶりです」 神裂「で、何の用でしょうか?」 サーシャ「第四の解答ですが、私達は番外個体の能力によって“上条当麻が彼女を募集している”という情報を手に入れました。そして私達は仲間を増やすべくここまで来ました」 神裂「(やはり…)理由は分かりました。ですが何故我々と協力を?」 ヴェント「学園都市は入出に大変なチェックが必要なのは、あんたも知ってるだろう?」 神裂「はい」 サーシャ「補足しますと、確かに我々は魔術でどうにか出来ます。ですが魔術でも絶対では無いのだから、見つかるかもしれません。それにあそこには奴が居ます」 神裂「アレイスターですか…」 サーシャ「第五の解答ですが、彼女が本気を出した場合どうなるか分かりません。そこで私達はある方法を思いつきました」 神裂「方法ですか?」 サーシャ「第六の解答ですが、上条当麻をこっちまで連れて来る方法です」 神裂「こっち…とは?」 サーシャ「第七の解答ですが、まだ決まってません。ですがロシアとイギリスは魔術師にとって大した距離ではありません」 ヴェント「それに、いざとなれば、私達がイギリスにお世話になる事も考えているよ」 神裂「なるほど…」 アニェーゼ「で、作戦は考えやがりましたか」 サーシャ「第八の解答ですが、まずは学園都市からこっちに連れて来るのを第一に考えるべきです」 ヴェント「そしたら、後は各個人の努力次第って訳さ」 五和「いざとなったら、王女様に法改正してもらって、一夫多妻制をとってもらうことも考慮に入れてですね」 神裂「(五和!?なんかアグレッシブですね!?)そうですね」 ルチア「(賛成するのですか!?)」 番外個体「王女様?」 神裂「私達も先程まで作戦会議をしてたんですが、それが第二王女キャーリサ様の指示だったんです」 ヴェント「イギリスも本気…てことだね」 五和「王女様は金に糸目はつけないとおっしゃっていました。多分本気かと…」 サーシャ「第九の解答ですが、では具体的な内容を話したいと思います」 神裂「具体的…どうやって、彼をこっちへ連れて来るか?ですね」 サーシャ「第十の解答ですが、肯定です。第十一の質問ですが、そこでまずは彼がどうしたらこっちに来るかを考えたいと思います。そこでまずは彼が向こうに居る理由を…五和さん答えて下さい」 五和「え!?そ…それは…彼は日本人で、学園都市の生徒だから…ですか?」 サーシャ「第十二の解答ですが、正解です。つまり彼は学生という枷に縛られて生きています」 神裂「えぇ」 サーシャ「補足しますと、しかしこれは第二王女の支援によってどうにでもなります。いざとなれば、彼に魔術払いなどの仕事を与えれば問題は無いです」 五和「ですけど、彼を危険な目に…それに彼がそのような条件を呑むとは思いません」 ヴェント「何考えてるのよ。ここにいる人が護衛に付けば余裕だし、それにこれは一例、まだ他の考えもあるわ。そうね…例えば長期交換留学とか」 神裂「なるほど…」 アンジェレネ「向こうの人達にも魅力では負けない人達ばかりですもんね」 サーシャ「そして、それ以外に私が思いつく限りの問題は二つあります」 神裂「それは?」 サーシャ「第十三の解答ですが、一つ目は言葉の問題です」 五和「言葉ですか…」 サーシャ「補足しますと、彼は一般的な高校生です。英語が有能と言う訳でもありません。ですが言葉は生活の上で大切な要素です。一人で買い物に行くのも一苦労します」 神裂「彼の体質上、魔術で誤魔化すのも無理…確かにこれは難しい問題ですね」 サーシャ「第十四の解答ですが、これは長期交換留学と言う目的なら、問題無い範囲です」 五和「(これは?)」 シェリー「で、二つ目は?」 サーシャ「第十五の解答ですが、これが一番の要因だと思われます」 五和「それは?」 サーシャ「第十六の解答ですが、Index-Librorum-Prohibitorum…通称インデックスの存在です」 皆「(彼女か!!)」 シェリー「(やっぱり殺しとくべきだったんじゃねぇか)」 サーシャ「補足しますと、彼は今までほとんど彼女を助ける為に動いて来ました。それが結果私達を救う結果になったにすぎない部分があります」 神裂「…」 サーシャ「おそらく、彼は少なくとも彼女と責任感か、それ以上の感情を持ってるのは確かです」 五和「だけど、彼女が彼と一緒に居るのは…」 サーシャ「第十七の解答ですが、彼の足枷のためです。言い換えれば彼が一緒に来るなら、インデックスを呼び戻しても何も問題がありません」 オルソラ「じゃあ整理しますでございます。大まかに①魅力…つまり女としては負けてはないはず、②お金などの諸事情は何も問題は無い、③問題なのは、インデックスさんの存在、 位でございます」 シェリー「同感だね」 アンジェレラ「存在って辛口ですね」 神裂「では、まずインデックスをイギリスへ戻すための行動、か、彼にイギリスへ来させたいと思わせるかどっちかですね」 サーシャ「第十八の解答ですが、これは同時進行で構わないはずです。彼が来れば彼女も来ると思われます」 五和「では、この二つを重点的に」 神裂「分かりました。私は王女様に連絡し、資金を集めてきます」 サーシャ「お願いします」 ??「その必要は無いし」 アニェーゼ「誰です!?」 キャーリサ「何?私の声も知らないし?」 皆「「「王女様!?」」」 神裂「ど、どうしてここに!?」 キャーリサ「進展具合を確かめにだし」 ??「お姉さん達もいるわよ~、全く人使い荒いんだからぁ。足がガクガクしてるわ~」 神裂「オリアナ!?」 レッサ―「上条当麻の拉致作戦会議!ってことで私達も来ました!!」 フロリス「また上条に会うために!」 ベイロープ「はぁ…(元気かなぁ)」 ランシス「(クーデター以来会ってないもんねぇ、レッサ―はロシアで一緒だったらしいけど…)」 番外個体「(ミサカネットワークからメッセージ受信。拒否する…か…。これは両サイドの全面戦争ね。私はどっちに見方すればいいのかなぁ)」 ――――― とあるビルの理事長 結標「ってことが起きてるって土御門が言ってたわ(小萌も言ってたんだけどね)」 アレイスター「ふむ、上条当麻争奪戦か…」 アレイスター「…(培養液プレイ悪く無いな)」 結標「(私も参加しようかしら…)」 アレイスター「はっ!!(彼ここに来れないじゃないか!あいつを呼ばなければ!)」 ――――― 上条家 風呂場 上条「どんだけ切りつめても、一食500円、一日1500円、一ヶ月で45000円…、これでも文句言われるレベルだからなぁ…奨学金が大体、35000円、仕送りが30000円の65000円…手元に残るの20000円だが、これからさらに光熱費や携帯代、寮費を引かれると…残るは2000円…これでデートなんて出来ないもんなぁ…」 禁書「とうま!夜中にうるさいんだよ!寝れないんだよ!(こんな所にポテトチップス…仕様がないな食べてあげるんだよ)」 上条「す、スマン…はぁ不幸だ…バイトでもしようかな…腹減ったなぁ…(あいつが居る限り無理な話か…)」 ――――― イギリス ロンドン女子寮 キャーリサ「で、まずは親睦を深める為にパーティーだし!」 アンジェレネ「パーティー…ですか?」 キャーリサ「えぇ、ヨーロッパ各国から最高級の食材を集めたし、後は料理よろしくー」 オルソラ「まぁ、最高級のお肉に野菜でございます」 サーシャ「第一の解答ですが、美味しそうです」 ルチア「(野菜生活…今日だけはおさらばです)」 アンジェレネ「あー!これってキャビアってやつですよね!?初めて見た!」 アニェーゼ「こ…これは…骨付き肉ですか!?子供のころは骨しか見たこと無い…感激で涙が出ちまうです!」 オルソラ「こんなに沢山…よく運べましたでございます」 オリアナ「お姉さん達が運ばされたのよ…いきなり城に呼び出して…」 キャーリサ「うるさいし、あんたはフィッシュアンドチップスでも食べてるし」 オリアナ「あぁ~、ごめんなさいごめんなさい~、流石王女さま!」 キャーリサ「まぁいいわ、まだあるんだからさっさと運んで来るし」 オリアナ「は~い、お姉さん足が立たなくなるまで動くわよ。ほら新たなる光の皆も働く!」 新たなる光「「「「は~い」」」」 オルソラ「じゃあ、五和さんどんどん料理して行きますでございます」 五和「えぇそうですね、こんな食材料理出来る事なんて、初めてなんで腕が鳴ります!」 神裂「私も手伝いましょう、後天草式から対馬を呼んできます」 ヴェント「本気だね…これは…」 シェリー「これは楽しそうね」 番外個体「(皆でご飯なんて…初めてだ…なんかテンションあがって来たぁあああ!)」 ――――― 焼き肉屋 美琴「じゃあ、これからの健闘を祈り、カンパーイ!!」 皆「「「「カンパーイ」」」とミサカは嬉しそうにグラスをぶつけてみます」 カーン ゴクゴクゴク、プハァー 黒子「はぁー、美味しいですわ」 初春「白井さんオヤジっぽいですね」 黒子「初春、いいですか?物にはそれに合った事があります」 姫神「スパゲッティは音を立てなくても。蕎麦やうどん。ラーメンは音を立てるのと同じ」 吹寄「確かに、蕎麦を音を立てないで食べるとか日本人としてどうかと思うもんね」 御坂妹「ふむふむ、とミサカはその情報をミサカネットワークに流します」 佐天「そろそろお肉焼けたかなぁ…」 美琴「まだよ、もうちょっと待ちなさい」 初春「でも御坂さん、門限大丈夫ですか?もうとっくに過ぎてますよ?」 美琴「大事の前の小事、問題は無いわ」 黒子「初春、それぐらい分かりなさいな」 御坂妹「あ、あそこに居るのは上位個体と一方通行とミサカは得意げに指で指摘します」ビシッ 美琴「…、あんたも来たの…」 一方「…、あァ…」 黒子「(あ、あれは伝説のロリお姉さま!?)」 初春「(わぁ、御坂さんとそっくり~)」 佐天「(いや…そっくりって言うか…本物?)」 打ち止め「何度も店の前をうるうるしながら、うろろろしてたら店員さんが中に入れてくれたんだよ!ってミサカはミサカはさっきの事をばらしてみる」 一方「お、お前ェ~、余計なこと言うんじァねェ!///」 美琴「まぁいいわ、話はそいつから聞いたんでしょ?」 一方「俺はぁ、あいつに外に出られると困るからなァ、いつか借りは返さないといけねェし…」 美琴「じゃあ、今回は仲間ね。期待してるわよ」 一方「あァ、学園都市最強の力見せてやるよォ」 佐天「(最強は今回関係無い気がする…)」 一方「後…前はすまねェ」ボソ 御坂妹&美琴「!!」 黒子「早く座りなさいな、そろそろ焼けますわよ」 一方「あァ(久しぶりに皆で食べる飯…か…心が暖ェな)」 打ち止め「(やっと素直になれたんだよってミサカはミサカは我が子のように喜んでみる)」 美琴「焼けて来たわね…じゃあ皆!手を合わせて!(謝るなんて…変わったわね…)」パンッ ―――― イギリス寮 神裂「はい、ではみなさん今日は日本式で…手を合わせて下さい」 パンッ ―――― 上条家 インデックス「早速食べるんだよ」 上条以外「「「「「「「「「「いただきまぁす!!!!!!!」」」」」」」」」」 上条「はぁ…腹減ったぁ…」 ――――― ロンドン女子寮 夜 キャーリサ「で…私が思うに、誰か日本に行くべきだと思うし」 神裂「そうですね…だとしたら私が適任でしょうか」 皆「!?」 五和「いや神裂様!?何でですか?」 神裂「だって私日本人ですし…、両人と一番古い付き合いですし」 ヴェント「あんた…それは宣戦布告かしら?」 オリアナ「お姉さんもそれは許さないわよ?」 対馬「(な…何か大変なことになってる!?)」 オルソラ「まぁまぁ、落ち着くでございます。ここはジャンケンで決めるでございます」 五和「ジャンケンですか…」 サーシャ「ジャンケン…」 キャーリサ「異議のある人は居るし?」 ルチア「あのぉ…」 キャーリサ「何かしら?」 ルチア「何人…決めるんでしょうか?」 キャーリサ「そうね…3人1組の2組かしら…インデックス勧誘組と上条勧誘組ね」 ルチア「6人…」 キャーリサ「他には居るし?」 皆「…」 キャーリサ「居ないし?じゃあ行くし!」 皆「「「「「「「「最初はグー、ジャンケン!!」」」」」」」」 ―――――― 学園都市 路上 上条「はぁ…目玉焼きはインデックスに獲られるし…朝ご飯は結局パン一枚…昼ご飯も菓子パン一個…男子高校生の胃袋は満足出来ませんよ…」フラフラ ドンッ 雲川「おっとすまない…って上条君だけど」 上条「あぁ…先輩。すみません」 雲川「だめだよ前見なきゃ…って顔色悪いけど?」 上条「大丈夫ですよ」フラフラ 雲川「大丈夫そうには無いけど?(また面白い事になってる予感がするけど)」 上条「あぁ…、心配してくれるのは先輩だけです…」グス 雲川「(あ、あれ?いつもと様子がおかしいんだけど!?)話しを聞いても良いかい?」 黒子「あれは上条当麻と…知らない女!?お姉さまを呼んで来なければ!」シュ 上条「あ、あのここってファミレスですよね?」 雲川「そうだね、私は好きだけどね。君は嫌いだった?」 上条「い、いやそう言う訳じゃ無くてデスネ、お金が無いと言いますか…」 雲川「別に奢って貰おうとか思ってないけどね」 上条「すみません、甲斐性が無くて…」 雲川「で、どうしたんだい?顔色悪くしながら歩いてたけど」 上条「でも、先輩には迷惑を懸ける訳には…」 雲川「その先輩なんだから話ぐらい聞くよ、まぁ解決できるかは分からないけど(さぁどんな理由か聞かしてもらうよ、また意味不明な事に巻き込まれたのか)」 上条「じゃあ、話だけでも…」 ・ ・ ・ 雲川「」グスッ 上条「せ、先輩!?何で泣いてるんでせうか!?気に障る事言いましたか!?」 雲川「(い、いくら不幸でも可哀相すぎる…高校生にもなって遊べないなんて。それも大食らいの寄生虫のせいだけど、彼の所為じゃ何だけど)」 上条「聞いてくれて有難うございます、何だかスッキリしました。じゃあこれで俺は…」 雲川「(け、健気すぎる!得体の知れない感情が湧きあがって来るんだけど!?)まぁ待ちたまえ。こっちから話を聞いたんだ、私も協力させてもらうよ」 上条「いや、先輩に迷惑を懸けるのは…」 雲川「いいから、気にしないで欲しいけど」 上条「はぁ」 雲川「で、まずは君の家の居候について考えようと思うんだけど」 上条「インデックスの事ですか…」 雲川「君はインデックス君の事をどう思ってるんだい?」 上条「インデックスの事を…」 雲川「あぁ…」 上条「…」 雲川「(多分、特別な感情を持ってるんだよ、君は。私はそう思うけど) 上条「別に…特には…」 雲川「えぇ!?と、特に?」 上条「まぁ…」 雲川「何にも!?」 上条「信頼してる…ってか相談に乗ってくれた先輩だから正直に言いますけど、特に何とも思ってないんですよ」 雲川「(私信頼されてるのか///意外なんだけど…なんだか照れるけど///)特に思ってないのに一緒に住んでるのかい…それはおかしいけど?」 上条「え~とですね、いつの間にか彼女と一緒に居て、その彼女の環境が可哀相だったから助けたりしてましたけど…」 雲川「なんとも思って無いと…(君の得体の知れない不幸も可哀相だけど…)」 上条「えぇ」 雲川「じゃあ…どうして置いているんだい?」 上条「彼女イギリスの人間なんですよ、近くに身寄りがある訳でも無いですし、 俺が追い出したら行く場所が無いんですよ…なんていうか…困った人は助けないとって思っちゃって…」 雲川「成る程…(結局君が優しいのが原因か。普通なら追い出すのは当然だけど)」 上条「まぁそう言う訳ですから…先輩は気にしないで下さい。俺の責任ですから」 雲川「いいや、そう言う訳にもいかない。分かった。私も協力しようじゃないか…力になれるか分からないけど」 上条「え?」 雲川「要は彼女をちゃんとイギリスに届ければいいんだよね?」 上条「えぇ、向こうには一応保護者的な人達が居るんで」 雲川「なら、簡単だけど」 上条「え?」 雲川「宅配便で送ればいいんだよ」 上条「何言ってんですか!?あんな大食らいで、働かなくて、女でも家事手伝いで誤魔化せない位何もしないけど、人ですよ!?」 雲川「(言い過ぎじゃ無いと思うけど)まぁ知り合いの知り合いにパイロットが居てね、頼めば大丈夫だけど」 上条「だけどこの年で人殺しには…」 雲川「君も知ってるだろ?学園都市の飛行機の速さを、せめて3時間あればあっという間にイギリスだけど」 上条「まぁ…(上条さんもイタリア行った時身体を張って知りましたよ)」 雲川「人は簡単に死にはしないよ。学園都市製の段ボールなら何とかなると思うし。まぁいつでもいい、決心したら連絡してくれ…っと赤外線いいかい?よく考えたら君の連絡先知らないんだけど」 上条「…俺、先輩のような優しい人と知り合いで良かったです」 雲川「(なっ、後輩のくせに生意気なんだけど///)あ、あぁ、それは良かった。じゃあ困ったことがあったらいつでも連絡してくれ」 上条「はい、今日は有難うございました」 雲川「あぁ、じゃあこれでお別れだね」 美琴「これは大変ね…」 黒子「えぇ、居候さんの株が大暴落、ストップ安を余裕で突き破りましたわ」 美琴「これはチャンスね、海外組は多分彼女を連れて帰ろうとして、彼を釣ろうとするはず」 黒子「その間に私達は彼に戦力を集中して彼を落としていく訳ですわね」 美琴「決まったら話が早いわ、全員に伝え次第動くわよ!」 雲川「じゃあ、何か食べて行くかい?(行ったか…。!!、いいこと思いついたんだけど!)」 上条「え?いや、お金が…」 雲川「大丈夫、これからアルバイトを手伝ってくれればいいんだけど」 上条「いやヒモになるのは男上条、何とか避けたい気持ちがありますよ?」 雲川「なに、労働に対する対価だよ、君はインデックス君と違って働くんだ、それに給料が前払いになったと思えば良いだけなんだけどなぁ」ニヤニヤ 上条「…、この木更津風ハンバーグを」 雲川「交渉成立だね(そんなハンバーグ初めて聞いたんだけど!?)」 上条「あぁ、旨かったぁあ!、先輩ごちそうさまです」 雲川「そんな叫ぶ事でもないけど、お粗末さま。まぁこれから働いてもらうけどね」 上条「で、アルバイトって何するんでせうか?」 雲川「あぁ、私について来るだけでいいけど」 上条「分かりました」 雲川「じゃああっち行くけど」 上条「どこにでもついて行きます!」 雲川「着いたけど」 上条「ここって…、デパートですよね」 雲川「そうだけど?」 上条「アルバイトって…?」 雲川「ちょっと買い物するから荷物持ちして欲しいんだけど」 上条「いえいえ!?そんなの頼まれればやりましたよ!?」 雲川「良いんだよそんな事は、それよりさっさと行くけど」 上条「あ…待って下さいよ、先輩!」 美琴「あんな所に!?目を離した隙に!!」バチバチ 黒子「落ち着いて下さいお姉様!?ここで出て行ったらKYの称号が授与されますわよ!」 佐天「それより、これからどうしますか?」 御坂妹「このまま追跡するべきとミサカは本音を暴露します」 初春「そうですね…、彼女も一応学園都市の人間みたいですし、見方次第では味方ですね」 打ち止め「デパートだぁデパートだぁとミサカはミサカは嬉しさを動作で表してみる」 一方通行「こらァこんな所でェ踊るんじャないィ、恥ずかしいでしョ」 佐天「(なんかお母さんみたいになってる…)」 美琴「これからは、隠密行動よ一言でも喋ったら…分かってるわね」バチバチ 皆「「「「(一番危ないのはあなた!)」」」とミサカは心の中で叫びます」 雲川「この服似合うかな?」 上条「それも似合いますけど、上条さんはこっちの方が似合うと思いますよ?」 雲川「ふむ…じゃあちょっと着て来てみるけど」 上条「あ、はい」 雲川「覗いちゃだめだけど」 上条「か、上条さんは紳士で有名なんですよ?そんなことするはず無いですよ!?」 雲川「はいはい」クスクス シャー 上条「顔だけ出してどうしたんですか?」 雲川「見せなきゃ…駄目だけど?」 上条「え?あ?い?無理には見たくないけど見たいかと言えばそれは当然見たいの一択でせう!?(俺は何を言ってんだ!?)」 雲川「」クスクス シャー 雲川「ど、どう…かな…?感想が欲しいんだけど(案外恥ずかしいんだけど///)」 上条「に、似合ってますよ///(可愛い!!あの先輩が照れてる!?)」 雲川「そうかな…、だとしたら嬉しいんだけど///」 雲川「このキーホルダーいいと思うんだけど」 上条「(う、ウサギ!?)先輩、案外可愛いもの好きなんですね」 雲川「案外ってどう意味か聞きたいんだけど」 上条「そのままの意味ですよ」 雲川「後輩のくせに言うんだけど」 上条「ハハハッ」 雲川「プリクラ撮ってみたいんだけど」 上条「撮ったこと無いんですか!?」 雲川「悪いかい?(遊ぶこと自体無いからなんだけど)」 上条「そんなこと無いですよ!?」 雲川「じゃあ、一緒に撮ろうか」 上条「え!?俺とですか!?」 雲川「何かい?それは一人で撮れって君は言うことだけど?」 上条「いえいえ、そんな事はありませんよ!?こちらこそふつつか者ですがよろしくお願いします!?」 雲川「じ、じゃあ入るんだけど」 雲川「…(距離感が難しいんだけど!ここは近付くべきなのか?離れ過ぎても余所余所しい、近すぎて彼に嫌がられても…)」 上条「…、先輩」 雲川「何なんなんだけど!?」 上条「(どうしたんだ??慌てて)ちょっと遠すぎませんか?もっと近付きましょうって」 雲川「な///(肩がくっついてるんだけど!?)」 上条「行きますよ」 雲川「///」 パシャッ 雲川「何かもう一回撮りなおしたいんだけど!」 上条「何言ってるんですか、撮りなおす必要のないぐらい、奇麗ですって」 雲川「え///」 上条「はい、出て来ましたよ先輩」 雲川「じ、じゃあ半分は君にあげるんだけどね」 上条「あ、ありがとうございます」 Prrrrr,Prrrrr 上条「先輩、携帯鳴ってますよ?」 雲川「あぁ(ご老体からか…仕事か…)」 雲川「(ここで解散なんだけど…)上条当麻、君に言っておきたい事があるけど。真剣に聞いてほしいけど」 上条「何ですか?(真剣に?)」 雲川「今日、私達が過ごした時間、それが“高校生の普通の過ごし方”という時間だけど」 上条「!!」 雲川「久しぶりかい?もし、今日君が楽しいと感じたらもう忘れないで欲しいんだけど」 上条「…(忘れてたな…、そう言えば最近青髪とも土御門とも遊んでなかったな…)」 雲川「君が決心すれば、いつでもこの時間を得る事が出来るんだけどね」 上条「…」 雲川「それを心に置いて、居候さんと決着をつけるべきだけど」 上条「(インデックス…)」 雲川「私は仕事が入ったから失礼するよ」 タタタタ 上条「先輩!?(この時間は…俺のために?)」 雲川「(彼にご飯食べさせるために嘘ついてみたけど、表の生活も悪く無いと思ったんだけど)」 雲川「(それに、私まで楽しんでしまったんだけど…上条当麻かぁ…)」 黒子「…」 美琴「…」 初春「…」 佐天「…」 御坂妹「…」 美琴「あの女…いい奴…だったね」 黒子「えぇ、そうですわね」 初春「これで居候さんの強制送還フラグが立ちましたよね」 佐天「後はそのフラグが折るかどうか…彼に懸ってるけどね」 御坂妹「結局は彼を攻め立てるという方針は変わらないです、とミサカは簡潔に纏めてみる」
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復活を阻止したはずの芦屋道満が蘇った!? 陰陽絵巻-終幕- 闇に魅入られし土御門すばるを救い出せ! 陰陽道においてその名を知らぬ者は居ないとされる安倍家と芦屋家、この両家の争いを描いた連続イベント陰陽絵巻もこれにて終幕となる。 先の戦いで芦屋兄弟を下した我らであったが、その裏では芦屋道満が復活し、安倍家の陰陽師である土御門すばるをさらい力を蓄えておったのじゃ!じゃが儀式が不完全であったのか、芦屋道満の正気は失われ、自らの存在を維持する為に他者から力を取り込む魔人と化してしまっておる。 全ての元凶である芦屋道満を成敗し、すばるを救い出す、この二点がわしらの目的となっておる、抜かるでないぞ! また、陰陽絵巻シリーズを通して集めた魔除けの呪符はこの 陰陽絵巻-終幕- 終了後に交換所が解放される手筈である。 土御門すばるの獲得はもちろん、他にも様々な交換対象を用意しておるからの、詳細は追って伝えるので楽しみにまっておれ。 なお、先日ついうっかりとその場のノリで告知をしてしまった坊主フェスであるが今回のイベント 陰陽絵巻-終幕- にて適用される事となる。 詳しくは5/25分のお知らせを確認してもらうとして、今後も既存家臣のキラー化は隙あらば捻じ込みたい所存である、様々な家臣に愛を注いでもらえると幸いじゃ。 すばるきゅんがパワーアップして帰って来た! 俺たちの僧選挙が始まるっ!のバナーでプレイヤーの心を揺さぶった謎のイベント。 基本的には良イベであったが、度重なる謎のイベント報酬変更があり、一度目の変更で報酬が一気に弱体化し、2度目で強化された。 多数の人の反発があった模様。 久々の進軍魔帝イベ、そして毎日時限魔帝が出現すると言う事で、普段よりも上位プレイヤーのポイントが高かった。 プロローグ +... すまん控え忘れた…orz 第1話 +... ??? 早く準備を進めろ、すばるを救いに行くぞ! プレイヤー あ、はいっ……って、つられて返事しちゃったんですが貴方は誰ですか? ??? 薄情な奴め、かつては共に戦った同志だと言うのに…… プレイヤー 人の顔や名前を覚えるのはどちらかと言うと得意なんですが、あれ?……あれ? ??? ええい、手間のかかる奴め!これではどうだ ??? カアーカアー プレイヤー ああ!すばるさんといつも一緒にいたカラスだ! 式鴉 黒羽 私は式鴉の黒羽(クロバネ)だ、さあ行くぞ プレイヤー 流石に難易度高すぎますよ、僕じゃない僕も置いていかれてるじゃないですか 式鴉 黒羽 御託を並べる暇があるなら準備を進めろ、早く、早くすばるを…… プレイヤー 落ちついて下さい、僕にとってもすばるさんは大切な人なので必ず救いだします プレイヤー 恐らく、黒羽さんだけが逃げだせたんですよね?そのあたり辺りも含めてお話を伺いたいです 式鴉 黒羽 す、すまない……そうだな、まずは情報の整理が必要であった プレイヤー ひとまずはあちらで休んで下さい、少ししたらそちらに向かいますので 第2話 +... ひまり 芦屋の拠点でわしらが戦っていた裏で、芦屋道満復活の儀が同時に進んでおったのだな 式鴉 黒羽 あの乱戦の中、すばると共に囚われた私は脱出の機会を伺い何とか逃げおおせた 式鴉 黒羽 私の力だけであの芦屋道満を倒す事は出来ない、協力者が必要だったのだ…… プレイヤー すばるさんはもう芦屋道満の支配下にあると考えて良いですか? 式鴉 黒羽 ああ、すばるが覚える劣等感や焦りに付け込まれ心身を掌握されてしまっている ひまり しかし、あの恐るべき力はなんじゃ?とてもかつてのすばるとは思えぬぞ 式鴉 黒羽 あれこそがすばるの本来の実力なのだ 式鴉 黒羽 だが普段のすばるは己の力を疑い、限界を定め、自らが用意した嘉瀬に自らを繋いでいる プレイヤー 心を操られる事でそれら全ての要員が無くなり、全力前回な状態なんですね 式鴉 黒羽 だが……まだ早過ぎるのだ、あの力を受け入れられる程にすばるは育っていない ひまり 溢れた力が器からこぼれるだけならまだしも、あの様子なら器を破壊しかねぬな プレイヤー 状況は分かりました、具体的な策はどうしましょうかね? ひまり 餅は餅屋に任せるとしよう、幸いにもこの地には専門家が揃っておるのでな 第3話 +... 安倍晴心 全く、芦屋兄弟も厄介なものを呼び出してくれたわね 安倍晴明 …………芦屋道満……認証、悪くなりすぎだ プレイヤー すばるさんを救うにはやはり芦屋道満を倒す必要があるんでしょうか? 安倍晴心 それだと半分ね、根元を断つのは勿論だけどすばるを犯している瘴気も取り除かないと 安倍晴明 ……五体加持(ゴタイカジ)で行くぞ、やれるな?晴心 安倍晴心 そうか、その手がありましたね!今のすばるに使うなら遠距離から…… プレイヤー 話の腰を折ってすいませんが、五体加持って何ですか? 安倍晴心 五体、つまり全身に色々な神様の加護を流して心身を浄化する術ね、正確には真言だけど 安倍晴明 しかし、術者は無防備…………直接打つのは不可能 安倍晴心 貴方達が敵を引きつけて、私と晴明様が後方から術を仕掛ける布陣で行きましょう プレイヤー なんとなくですが把握しました、でもお二人が前線から抜けると厳しいですね 安倍晴明 …………案ずるな、出る時は出る 安倍晴心 すばるの力を削る必要もあるしね、別にずっと引き籠ってる訳じゃないわよ 第4話 +... 土御門すばる アハハ、気持ちいい……この力、すっごい気持ちいい! ひまり くっ!歴戦の猛者共をいとも簡単にあしらうとはな プレイヤー 分かっていた事ですが、手加減どころか追い払うのがやっとですね 土御門すばる 君達も道満様にその身を捧げようよ?そうすると、不安な事が全部無くなっちゃうんだ! 土御門すばる それに凄い力が貰えるんだよ?何の苦労も無しに!フフフ……何でも思い通りさっ! プレイヤー 今はまだ数で押せますが、長引けば長引く程に苦しくなりますね 土御門すばる お殿様達の事は今でも好きだから、抵抗しないなら僕が飼ってあげてもいいんだよ? 土御門すばる 僕が飼い主になって、皆を守ってあげる……そうだよね、それがいいよね! ひまり 言っておる事が支離滅裂じゃのう、やはり説得は無理じゃな プレイヤー 晴心さん達の術に期待するしかないですね、僕達は僕達の仕事をこなしましょう 土御門すばる 好き……皆の事が大好き……だから、僕が守ってあげる、可愛がってあげる…… 土御門すばる フフ、フフフ…… 第5話 +... ひまり しかし手強い連中じゃのう……それに加えて頑丈と来ておる プレイヤー 魔人と化した芦屋道満は見た目のみならず、能力も化物並ですからね ひまり その当時、奴を簡単にあしらったとされる安倍晴明の力を借りてもこの苦戦ぶりじゃ ひまり 更に新たな力が手に入れば戦況も覆りそうなもんじゃがのう プレイヤー 何か戦力の当てでもあるんですか? ひまり ふむ……では、芦屋兄弟を生贄に捧げて強力な式神を召喚出来たりせんのか? プレイヤー どこぞの符術師じゃあるまいし無理です、あと芦屋兄弟が可哀想じゃないですか プレイヤー 表面上はいつもの調子ですが、内心はかなり気にしてるみたいです ひまり 面倒な事をしでかしてくれた以上、しっかりと気にしてもらわねば困るがな プレイヤー まあまあ、過ちを犯さない人なんて居ませんし今となっては頼りになる味方ですよ 第6話 +... ひまり 十二天将はおぬしが飼っていた式神なんじゃろ?大陰(タイオン)は何とかならんのか 安倍晴明 …………無理だ、すばると同じく、奴も堕ちている ひまり すばるが堕ちたと聞けば、一部の層が喜び一部の層が悲しみに暮れる気配がするのう 安倍晴明 ……芦屋道満は心の隙をついて潜り込み、掌握する……そんな術が得意だ 安倍晴明 …………すばるが心に抱えし闇、そこを突かれたのだ、恐らく ひまり ふむ、では芦屋道満に無理やり組み敷かれるような展開では無かったと 安倍晴明 …………あとは触手で ひまり ぬおっ!おぬし、今ボソッと何かを呟かんかったか? 安倍晴明 …………戯言だ 第7話 +... 安倍晴明 夫れ清めるは天性濁るは地性、陰陽交わりて萬物を生ず 安倍晴心 悉く皆佛性あり、故に人倫を撰び身佛となる 安倍晴明 爰に八葉の台に対座し、二十八宿星を三界とす 安倍晴心 行者謹んで敬い白く、火も焼くこと能わず ひまり これが真言の詠唱か、何を言っておるかさっぱり分からんのう プレイヤー 確かに、でも空気が澄んでいくような不思議な感覚を覚えますね 安倍晴明 水もまたけすこと能わず、刀兵も勝つこと能わず 安倍晴心 寿は百秋を保ち、百寿飽くことを得 安倍晴明 オン ア ラハシャ ノウ 安倍晴心 オン サンマヤ サトバン ひまり おお、更にそれっぽくなったぞ! プレイヤー ひまり様、お二人の気が散りますからこの辺で退散しましょうよ ひまり つまらんのう、これからじゃと言うのに…… 第8話 +... プレイヤー 妙見さん、そろそろ限界が近いと思うので休息を取ってもらえますか 芦屋妙見 馬鹿を抜かせ、俺を誰だと思っている?この程度で休息などと……お、おい!やめろ プレイヤー やっぱり、酷い怪我じゃないですか……命令です、ここは一旦引いて態勢を整えてください 芦屋妙見 いくらお前の言葉でもそれは聞けん、私達の不始末は私達兄弟の手でケリを付けるのだ 芦屋妙見 くっ、今にして思えばあのような男の言葉に耳を貸したばかりに!不覚であった プレイヤー それって、芦屋道満を復活させた儀式の事ですか? 芦屋妙見 ああ、実を言うと我ら兄弟の力をもってしても反魂の儀なるものは易々とは行えんのだ 芦屋妙見 しかし、あの黒衣の男がもたらした技術を使えば手が届く、そこに夢を見てしまってな プレイヤー 黒衣の男!?それって、どんな特徴だったか覚えてますか? 芦屋妙見 特徴は思い出せんが、敢えて言うなら影のような男であった、何故こんな事を聞く? プレイヤー 予期せぬ災いが起こる時、決まってその黒衣の男の噂が出て来るんです プレイヤー 今回の件も杞憂だといいんですが、偶然にしてはどうも気味が悪くて プレイヤー っと、話がそれましたが妙見さんはちゃんと下がってください、その怪我では無理です 芦屋妙見 分かった分かった、ここはお前の顔を立てる為にも引いてやるとしよう プレイヤー ありがとうございます、今回も長丁場になりそうなのでじっくり行きましょう 第9話 +... ひまり いつもの自信はどうした?ずいぶんとやられておるみたいじゃが 安倍晴心 ああ、うん……少し手が空くと色々と考えが浮かんできてね プレイヤー すばるさんの事ですか? 安倍晴心 そうね……私、すばるのお目付け役と言うかさ、教育係だったの 安倍晴心 あの子を上手く導いて才能を開花させてあげるつもりだったのに、とんだ失態よ ひまり いくら不完全とは言え、相手があの芦屋道満ではそれも仕方なき事であろう ひまり 減にお主は安倍晴明の復活を見事に成し遂げたではないか 安倍晴心 晴明様も相手が悪かったとは言ってくださるけど、それでも私の責には変わりが無いわ プレイヤー あの状況では誰が悪いなんて話はありませんし、今やる事は下手人探しじゃないですよ プレイヤー すばるさんを救うには晴心さんの力が絶対に必要なんです、反省はやる事をやってからですね 安倍晴心 へえ……お殿様ってそういう励まし方も出来るんだ、私みたいなのには丁度いいわね プレイヤー 差し迫る状況と言う物もありますからね、言い方が厳しすぎたら申し訳無いですが ひまり いや、晴明(晴心)の方から好感度が上がる音が聞こえたので選択肢に間違いは無さそうじゃ 安倍晴心 何を言ってるの?貴方のご先祖様は プレイヤー 時々調子がおかしくなるのであんまり気にしないでください 第10話 +... 芦屋星河 クソが!とんでもねえ化物が蘇っちまったか…… プレイヤー 失われた命を呼び戻すなんて、急ごしらえの儀式でやる事ではありませんからね 芦屋星河 流石にその辺は責任感じてるぜ、あのすばるって奴の件も含めてな ひまり どうした、すばるの事は嫌っておらんかったのか 芦屋星河 嫌うっていうかさ……何の不自由もない環境でぬくぬくと育った安倍の奴らが妬ましかったんだよ 芦屋星河 それに、力を持ってるくせに使い方を分かってねえのがさ、見ててイライラしてな ひまり ほう、すばるの潜在能力を見抜いていたとはやるな、おぬし 芦屋星河 今となっちゃ敵同士でも無くなった事だし、あいつには一度詫びを入れときたいんだよ 芦屋星河 許しを請うつもりはねえ、でも詫びとかねえとこっちの気が収まらねえんだよ プレイヤー では、すばるさんに謝るためにもまずは助けだす必要がありますね 芦屋星河 だま、すばるの件は安倍の奴らに任せて俺は引き続き防衛に回ってるぜ 芦屋星河 ま、俺と兄者が本気を出せば楽勝ってこった、あんちゃんも高みの見物でもしてろよ ひまり 最後の最後まで口の減らぬ奴じゃのう…… プレイヤー まあまあ、僕は皆が仲良くしてくれれば他に言う事はありませんから 第11話 +... 屍鬼 すばるー!待ってろよ俺がすぐ助けてやるからな! プレイヤー すばるさんとまるで絡みが無かったのに、凄いやる気ですね ひまり もしや、出番を獲得するためにすばるを踏み台にしておらんだろうな? 屍鬼 ざけんなよ……俺達の仲間があんなに苦しんでるんだ!じっとしてられるかってんだ ひまり む、普段の素行がアレなのでつい疑ってしまったのじゃ、許せ 屍鬼 いいて事よ、それにすばるは貴重な男の娘だしな プレイヤー その一言で急に俗っぽくなってしまいましたね 屍鬼 だってよぉ、俺みたいなモテない奴には同姓だからって夢を見させてくれるんだぜ? 屍鬼 男の娘はな……希望なんだよ!ついてたって構わねえ、むしろご褒美さ! ひまり こんなんじゃから、困った時の屍鬼頼みだのと言われてしまうのではないか? プレイヤー 確かに便利な汚れ役である事は否定できませんからね 屍鬼 汚れ役上等だオラ!俺はすばるを助けだして、絶対に結ばれてやるからな! エピローグ +... ひまり すばるの件といい柳生十兵衛の件といい、人間とは力に振り回されやすい奴らじゃな プレイヤー 妖魔と違い、生まれた時から力を持ってる訳じゃない場合が多いですからね プレイヤー その分伸びしろが凄くて、努力次第で何処までも強くなれる側面もありますが ひまり 人間と妖魔、特徴の差を把握し上手く活用していく事が今後も求められるのう プレイヤー そういえば、すばるさんはあの禍々しい力も制御出来るようになったみたいですね ひまり ふむ、棚からぼた餅……それとも瀕死の猿人は力を得ると言った所か? プレイヤー すばるさんも結局苦労はしたので棚ぼたでは無さそうですし、後者は意味不明ですね ひまり 正しき力と闇の力を同時に操る実にそれっぽい者に成長したのう、すばるの奴も プレイヤー 闇鬼神さんに絡まれそうで若干不安ですね、そこだけ聞くと ひまり 奴もいつまでも妄想の世界に浸っておらんで、実際に強くなってくれればええんじゃが プレイヤー 需要次第ですかね……多分、いや、そんな事言ってる場合じゃなかったです ひまり??? どうした?まだ何か話でもあるのか? プレイヤー 今回の件も裏に例の黒衣の男が絡んでいるみたいです ひまり 仙孤の内乱、天神族の奇病騒ぎ、災いある所にはその影ありじゃな、一体何者なんじゃ プレイヤー せめて名前くらいでも分かればまだ調べようがありそうなんですけどね ひまり まあよい、今は勝利の美酒を味わい明日への活力へと繋げるぞ
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ベッドに四肢を縛り付けられながら結城リトは自分が何故こんなことになったのか考えていた 日曜日の朝、鳴り響く電話に叩き起こされたリトは寝ぼけ眼のまま電話の相手に話かける 『もしもし~結城ですけど』 『あら結城くん?朝早くにごめんなさい。ちょっと私のうちまで来てほしいのよ』 電話の相手保健の御門先生に呼ばれて家まで来たものの 玄関先で出迎えた笑顔の御門に歩み寄ったリトは手首に走るチクッとした痛みの後意識を失った 「とまあそういうわけで……」 「ってどういうわけなんだよ!?ちゃんと説明してくれよ先生っ!」 ベッドの上で縛られた手足をバタつかせるリトを見て御門はますます笑顔になる 白衣のポケットに手を入れて鼻歌まで歌いながらベッドに腰掛ける御門は上機嫌そのものだ 黒いブーツに包まれた長い脚をリトに見せつける様に組みかえると、細い指先をリトのTシャツの上に滑るように這わせる 「今日あなたに来てもらったのは他でもないのよ。結城くん私ねあなたにとっても興味があるのよ」 「え?」 「フフフ、あなたとララさん二人の日ごろの関係を見ていたら……」 そう言いながら御門はリトの顔を真上から覗き込んでくる 「私なんだかイロイロうずいてきちゃって」 「うずくって……な、なにがですか?」 御門はリトの耳元に口を近づけるとそっと囁く 「大人の事情というものよ結城くん」 御門からほのかに香る香水の匂いと少し熱っぽい声色にリトの顔は赤くなっていく 「ウフフ、可愛いわねェ結城くんって」 「じ、事情はよくわかんねえけど、とりあえずこれをなんとかしてほしいんですけど!」 皮製の手枷を見せつける様にリトは体を揺する 「あらダメよ!それは今からする楽しいひとときに欠かせないものなのよ」 御門はリトに笑顔で応えるとリトに見えるように右手を握り締めてゆっくりと開いてみせる するとどこから現れたのか手品の様に手術用のメスが握り締められていた 御門は器用にメスを指でくるくる回すとリトの首筋に刃を当てる 「ちょ……せん…せい?」 「動いちゃダメよ!動くと……とっても痛いわよ」 緊張のため喉に流し込もうとした唾が途中で止まる 御門の手にゆっくりと力がこもるとそれはあっという間にズボンのベルトのところまで服を切り裂いた 一瞬の静寂の後、リトの胸元から血の雫がすーっと流れ落ちていく 「あら?……ちょっと失敗しちゃったかな」 失敗談をにこにこと笑顔で語る御門にリトの頭から血の気が引いていく (こ、この先生シャレになんねえーーーーッ!!) リトの顔色の変化に気づいたのか御門は心配そうに顔を向ける 「ごめんなさい結城くん……大丈夫?」 「オレは大丈夫だからそれより早くオレを解放してください」 リトの言葉に満足したのか御門は笑みをこぼす 「私ねさっきあなた達二人を見てたらって言ったでしょ?私この星に来てずっと一人だったからいろいろ寂しくて、そんな時結城くんたちに出会ったのよ」 「いや先生そんな話よりオレを……」 「それ以来夜になると体がこう……熱くなるというか……」 御門の独白にリトは開いた口が塞がらなくなる (この先生全然人の話聞かねー……) リトの心をよそに御門の独白は続いていく 「……だからね私今日あなたに来てもらったのよ」 その言葉と共にリトに向けられる視線は見る者の魂をぞくりとさせる何かが宿っており、 リトは御門から目が離せなくなる 「ねェ結城くん?」 御門の体がゆっくりとリトに覆いかぶさっていく。その目は流れ落ちる血に注がれている 伝い落ちる血の雫を追う様に御門の舌が胸板に這わされる 「あっ……ちょ、先生っ?」 つーっと血を舐めとるように動いていく舌にリトの体がぞくぞくと震えだす (な、なに考えてんだこの人!?) 傷口を舌でつつく様に触れるとその周りを回るように滑らせて行く リトの胸に血と唾液が混じった光沢が描かれていく 「はぁ…ちゅる、んっ…ん」 「先生ちょっ!?マジでなにやって……」 慌てふためくリトに御門は熱い眼差しを送る 「結城くん私夜が寂しいのよ……」 少し潤んだ黒い瞳が、胸元にかかる御門の熱い吐息がリトの理性を掻き乱す リトの胸に顔をうずめる様に血をすすっていた御門は顔をあげると、唇に残る血を舌で舐め取りその口をリトの顔に近づける 「せ、先生……?」 「だから私結城くんが欲しいの」 御門は口を重ね合わせるとその唇を口内を貪るように舌で蹂躙していく リトの舌をすぐに絡めると唾液を送り込み、口の中を自分で満たしていく 歯の裏を口の奥を余すことなく這い回る舌にリトの口がついていけない 口に広がる御門の味と鉄錆の味に頭がくらくらしてくる 「んんっ……ちゅぱ…うぅ、ふぁッ…じゅる」 鼻息も荒くなり御門は一度口を離すと、リトと繋がった唾液の糸を指ですくうとおいしそうにしゃぶっていく 「はぁ、ふゥ…はあ…やっぱり男の子のっておいしいわァ」 うっとり微笑む御門にリトはもうついていけない 「あっ…えっと先生?オレ…」 目が泳いでいるリトに笑いかけるとその頭をやさしく撫でていく 「心配しないであたなは私の言うとおりにしれいればいいのよ。大丈夫…私がとっても気持ちよくさせてあげるから」 御門はリトの腰のあたりに騎乗するとゆっくりと白衣を床に落とし、腰のベルトを外していく。 捲れたミニスカートから見える黒のショーツの下にある大事な部分が、リトの股間を直撃しているのに本人は気づいているのか、いないのか 薄い笑みを浮かべながら御門はボタンをひとつずつ外していく 最後にブーツを脱ぎさった御門の体は上下黒の下着だけになっていた 男なら誰でも一度は触りたいと思うであろう大きな胸に、くびれた腰の下にある大き目のお尻 リトの頬がそれだけで赤くなっていく 「さあ結城くん、お楽しみといきましょう……」 御門はゆっくりとリトの体に這わすように全身をすべらせる。ブラに包まれた豊満な胸が胸板で擦れる度にリトは短い吐息をもらす 「せ、先生これ以上はマジでヤバイって」 「あら?なにがダメなの?」 「なにがって……」 (この人自分がやってることわかってんのか?) リトの思いをよそに御門は体を前後に動かしリトの体と擦り合わせていく 束縛した獲物を弄っているのが楽しいのか御門の口から荒い吐息が漏れ始める 舌なめずりした口を胸やへそ、腋に脇腹次々にキスマークをつけていく御門にリトは身をくねらせる 「あっ…ちょっ、もうやめッ」 御門の口が半月に歪められる。その口から燃える様な真っ赤な舌を出すとリトにチラつかせる様にゆっくりと胸に這わしていく 「やッ…あッ…」 熱い舌が胸を乳首を這いずる度にリトの体はビクビク震える 唾液の糸を何本も引きながら両乳首、首筋と舐めまわしリトの顔にそれは向けられる 舌が顎をとらえ頬を何往復もするとゆっくりと唇にその中に入っていく 「んっ、んん…うん!」 さっきよりも激しい御門の舌使い、くちゅくちゅと水音が頭に響き溢れ出す唾液が顎を伝ってベッドを汚す 「んん…ちゅる、ちゅぱッ…うっうん…ぷはァ」 「もうしゃんせい…かんふぇんしてくれ、んッ…」 リトは御門から逃げるように顔を上下左右に揺らすが御門はそれすらもおもしろいのか、くすくす笑いながら弄るようにその様子を見つめる 「フフフ、ダメよ結城くん!もう手遅れ…あなたは私のモノになったのよ」 「な、なに言って……あッ!」 リトは自分の下腹部に伝わる感覚に気づく、キスをしている最中に伸ばされていた御門の手がリトのモノをズボン越しに握っていたのだ 「あらあら、ズボンの上からでもわかるぐらいに大きくなっちゃってるけど私の気のせいかな?」 リトの顔が真っ赤に染まる。それがおもしろいのか御門の喉がころころ笑い出す 「それじゃあ結城くんの見てみましょうか」 御門は片手で器用にベルトをするする外していくと、一気にズボンを脱がせた パンツ一枚になった下半身は御門の期待通り、一部が自己主張しておりそれは御門の手の中でさらに熱くなっていく 「こんなに大きくさせちゃっていけない子ね結城くんは」 口調こそリトを咎めるものだったがその目は完全に笑っている 細い指が布越しに竿に巻きつき上下に動かされていく 「あッ、ちょっと先生っ!それはやばいって!!」 「なにがやばいのかな?こんなものじゃないでしょ?もっと大きくなったモノを私に見せなさい結城くん!」 しゅるしゅると動かされる竿は御門の巧みな力加減で先端からどんどん先走り汁を溢れさせる パンツに染みが広がりぬちゃぬちゃとした厭らしい音が部屋に響く 「フフフ、お漏らししちゃっていけない子ね……」 御門は手を放すとさらに下着を押し上げる大きさになった部分に腰を落としていく 下着越しに伝わるお互いの熱い体温が、じんじんとそれぞれの性器に伝わる 「先生手がなんだか疲れちゃったから……こうしてあげるわね」 御門は腰を前後にグライドさせていく。下着越しとはいえ性器の触れ合う感触にリトの体に快感が走る 「んっ、はあッ…ねえ結城くん、気持ち…いい?」 息を熱くさせながら聞いてくる御門にもリトは答えられない。気を抜いたら一瞬であそこが爆発しそうになる 布がしゅるしゅると擦れる音から次第に水音が混じっていく 御門の秘所からもじわじわと蜜がこぼれだしそれがリトのモノにも伝わってくる 「はァ、んっんん…はッ……あァ」 あきらかに御門の息にも喘ぎが混じっていきその動きもますます淫靡になっていく 弄るように動いていた腰つきも自らも快感を求めるそれになっており リトのモノにさら深く秘所を押し付けてくる 下着の中で上下左右に激しく揺れる胸が窮屈なのか御門はホックに手を回すとブラを取り外す ブラに押さえつけられた胸はリトの目の前で弾むと、腰の動きに合わせてふるふると動き出す その胸にリトの喉が鳴り目が釘付けになってしまう、それに御門の目が細められる 御門の手がリトの胸板から外れ自らの胸に触れる。 そのやわらかさを弾力をリトに見せつける様に揉みしだく御門にリトもなにか言いたそうだ 「どうしたのかな結城くん?先生ちゃんと言ってくれないとわからないわァ」 ムニュムニュとやわらかそうに形を変える胸にリトのあそこも刺激を受ける 先走り汁と愛液でぐちゅぐちゅになったお互いの下着からは官能的な匂いが漂い リトの思考をくらくらにさせていく 「先生オレ……先生のが……」 「ん?なに?ちゃんとはっきり言わないと先生わからないわよ」 リトの様子に御門は口元に出ている笑みを隠そうともせずに歪めていく 「ほらどうしたの?どうしたいの結城くんは?」 御門の執拗な腰使いにリトは歯を食いしばって耐えているため中々言い出せない 「うッ……ああっ!」 御門はギシギシとベッドを軋ませながら次第にリトの顔にその大きな胸を近づけていく 目の前の舌を出せば届きそうな位置にある胸に乳首にリトは目が離せない 「ん?どうしたの?先生よく聞こえるようにそばまで来てあげたわよ」 御門が腰を振る度にぷるぷる震える胸にリトの熱い息が触れる その口を開いて舌を出そうとするリトの表情は、御門の体を求めてやまない一匹の牡のそれになっていた その先端がリトの唇に一瞬触れ、また触れ前後に揺れるたびに触れていくようになる 「ほら?ほら?男の子でしょ!ちゃんと言わないとわからないじゃない」 「オレ先生の…先生の胸……体が欲しい……」 その言葉に御門は目をキュッと細めるとリトの顔から離れていく 「ん?私の体が欲しいの?ダメよ!……もっと私を悦ばせてからじゃないと」 御門はリトの上で腰をどんどん振っていく。リトの上で艶やかな黒髪をかき上げる御門は官能的で魅力的でリトの心をざわつかせる 「んッ!あっ、あァああッ……んっんッ」 その動きは激しさを増していきリトの竿を押しつぶしていく ぎゅうぎゅうと締め付けられる感覚に痛みと快感二つの感覚が体にうずまく 「せッ先生…オレもうダメッ!限界ッ」 目をつむってグッと歯をかみ締めるリトは本当に限界そうでつらそうだ 「はァ…んんッ、ダメまだダメよ!私がいいと言うまで出しちゃダメよ!」 御門の言葉にリトは首を振って否定するが、そんなリトに御門は顔を寄せてリトの頬を両手で挟む 「私が欲しいんでしょう?だったら私の言うことは聞かないとダメ!私の言うことはみんな聞かないと触れさせないわよ!わかった結城くん?」 リトは懸命に首を振って御門に応える。御門はその様子にキスをすると笑いかける、ただしその顔は聞き分けのない従者に言い聞かせる女主のそれだ 「フフ、いい子ね結城くんは」 顔から手を離すと御門は再びリトの上で喘ぎだす。秘所から溢れる蜜は量を増しそれは御門の絶頂を近いことを表していた 「んっ、はあッ…んん……あんあァァ…ダメッイキそう……ああッ」 腰の動きが激しくなり、御門の体温も上がっていく 「イク…イッちゃ……あああアあぁッ!!」 リトの上で荒い息を吐く御門はリトを見つめると、汗ににじむ髪をかき上げながら告げる 「はぁ、はぁ結城くんはまだダメよ……まだお預けよ」 御門は愛液と先走り汁で濡れるリトの下着に手をかけると脱がしていく 外気にさらされたリトの肉棒はすでにぎちぎちに硬くなり、先端からは汁を今も溢れさせている 「まあおいしそう!」 御門の目が輝く。上から唾を落とすと手でしごきあげていく 汁が混じりあいぐちゅぐちゅと手が動くたびに音がでる 「あッ!ああ……」 リトは限界を超え気が狂いそうになる中で必死に耐えていた 御門が欲しい、御門のからだを御門を自由にできるなら――――― 「フフフ、結城くんとってもがんばっててカワイイわよ」 ぐちゅぐちゅとしごきあげる竿の先端に舌を這わすとキスをする。亀頭に沿って口をすべらせるとカリの部分を描く様に舌で舐め取っていく 「先生オレもうホントにッ!」 御門はカリから上を舌で包むように這わせると口の中に除々に入れていく 「んんっ、じゅる…じゅぷ……はあッ、んっん…ちゅぱッ」 御門の息遣いと舌の動きに竿がビクンビクンと反応する 竿のしごきと亀頭の吸い上げにリトの頭は爆発寸前だ 尿道口へのキスと裏筋へ舌を這わせる御門にリトは堪らず腰を動かし始める 「あら結城くんなんだか苦しそうね?そろそろ出したいのかしら?」 「出し……たい、もうッ…」 その言葉に御門の口から溜め息が漏れる 「違うでしょ結城くん!出させてくださいでしょう?」 その間も御門の肉棒への責めは止まらない 「出さ…うッあぁ、出させて……ッ!!」 「ん~…先生何言ってるのか全然わからないわ」 御門はくすくすと声に出ない笑い声を上げる 「出させてッ…出させてください先生ッ!!」 リトの意外ながんばりに御門は少し残念そうな顔をすると、肉棒を喉の奥まで咥え込み 一気に吸い上げる 口の中で舌を絡ませながら上下に動かす御門にリトのそれは数秒も持たずに果ててしまう 「あっくぅ……出るッ!!」 ビュルビュルと今まで我慢してきた欲望が勢いよく吐き出す感覚に御門の目が丸くなる 口に収まりきらない量が溢れ出し御門の口元を汚していく 「んんっ…んッ、ちゅぱっ……じゅる…んっんッ」 喉の奥に流し込んでいく間も御門はずっと竿をしごき上げていた 全身で息をしているリトに笑いかけると口元に残った精液を舌で口に運んでいく 「結城くん随分溜めていたみたいだけどララさんとはご無沙汰だったのかしら?」 「はぁ…はぁララとはなにもないですよ…こんなことしたことないし」 その言葉に御門の目は妖しく輝く (あらあらこれはとんだ誤算だったわね。てっきりあのプリンセスと関係を持っていると思っていたのに……まあこれならこれで楽しみが増えるだけね、ウフフ……) 御門の手が再び肉棒に伸びていきしごいていく。もう片方の手は袋の方に伸び弄るように揉んでいく 「あっ…うっああ」 イッたばかりのリトのモノは早くも大きくなり次に備えようとする 「あらッ!もうこんなに…若いっていいわねェ」 リトの反応に満足なのか御門は顔をほころばさせるとその大きな胸で肉棒を挟む 「これは結城くんががんばったご褒美よ」 そう言うと挟んだ胸を上下に動かしていく。やわらかい胸に包まれながらぐちゅぐちゅといやらしい音を立てる肉棒の先端に御門は舌をあてる ちろちろと擦るように舐める御門にリトの体は小刻みに震える 「あら先っぽがいいの?舌で擦られるのがいいの?」 リトは無言で首を振り続ける 「フフフ、私の胸でイキたい結城くん?おっぱいでしごかれながらまたいっぱい出したい?」 胸の弾力と御門の舌使いにリトは言葉がでない。 やわらかい肉の触感が竿に擦れる度にイキそうになってしまう 「フフ、イキたかったらイッてもいいのよ?そのかわりちゃんと私に言ってからね」 リトの体がビクンっと震える 「先生オレ…また出そうッ!……出しても、いいですか?」 「……いいわよ」 リトは口を開けた御門のもとへ勢いよく白濁した欲望を吐き出した 「んっ、はあッ…またこんなに……いっぱい…はァ、はぁ」 御門は顔からこぼれる精液を手ですくいながら喉に流し込んでいく 「はぁ……とってもおいしいわよ結城くん」 その妖艶な眼差しにリトは息を呑む 「さあもっと結城くんを私にちょうだい……」
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「ははっ…これは流石に驚いたよ、 レベル5決定だな…」 「「「「「「「「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」」」」」」」」 全員文句無しッ!!今夜は宴が決定付けられた。 「…えー、本当ですか…?」 「にゃーに言ってんだにゃー!!レベル5だぜい?八人目だぜい?すっごいにゃー!!」 「そうだよ白雪さん!!私なんか自分がレベル5になった時と同じ気持ちだよ!?」 「そうですわよ!!お姉様と同等の能力を持っているんですよ!?」 「…実感無いよー…面白かったけど」 「にゃー月夜が放心状態だにゃー。」 「当麻に知らせよっと」 そう言って美琴は当麻に連絡した。 『美琴、いきなり何でせうか?』 「白雪さんのレベルが判明したから連絡したの」 『そうなのか。結果はどうだったんでせうか?』 「8人目のレベル5になったんだよ」 『まじですか! スゲー!』 「あ、あとこれみんなに教えといてね」 『分かった……と言いたいけど今はムリです』 「どうして?」 『美琴は分かっていると思うけど、今アクセラと一緒にクラスのみんなを制裁している所なんで』 「そうだったね。じゃあアクセラだけにも言っといて」 『分かった。じゃあな美琴』 そう言って美琴は電話を切った。 「さてと、ってあれ?」 美琴は電話が終わって周りを見ると土御門と黒子も電話していた。 少し経つと、土御門と黒子は電話をするのを止めた。 「みんな、誰に電話してたの?」 「オレは浜面に電話してたにゃー」 「わたくしは○○様に電話していましたの」 どうやら2人とも白雪がレベル5になったことを知らせていたのだ。 そのころ、電話を切った後の上条は… 「アクセラ、白雪がレベル5になったらしいぞ」 「まじかよォ!!あの雪女がかァ、で何位なンだァ?」 「そこまで分からない。多分4位から5位の間じゃねーか」 「その辺りだよなァ。だって瞬時に凍らせるンだろォ?下手するとオメーの彼女より強いかもしれねェぞォ!!」 「そうかもしれないな。そんなことよりアクセラ、こんなアホなことは止めて白雪の為に宴を開かないか?」 「賛成だなァ。じゃあクソガキ達にも連絡しておくかァ」 上条とアクセラは制裁を止め、白雪の宴をすることになった。 またアクセラは、打ち止め達に連絡するのだった。 プル 「もしもし?てミサカはミサカは電話に出てみる」 「はェーなオイ。ンで、元気にしてるかァ?」 「もちろんだよ。遊んでもらってたしってミサカはミサカは報告してみる」 「そーか。ところで、あの白雪っているだろォ?そいつが無事Level5に昇格したんだとよォ」 「おお!てミサカはミサカは素で驚いてみる」 「ンで、そのお祝いをやるそうなのだが・・・」 「いくいくー!てミサカはミサカは大声出してみる!」 「バカッ耳が痛ェだろォーがァ!」 「それじゃ、後で行くねーってミサカはミサカは電話を切ろうとしてみたり」 「場所とかは分かンのかァ?」 「忘れたの?あなたと私は電波(赤い糸)でつながってるんだよ?場所くらい分かるよ」 「それじゃァあとでなァ」 プチ 切り終わったと同時に土御門からメールが・・・ 『みなしゃん!マイハニー月夜の順位がだいたい決まったにゃー 先生方の予想では6位だって言ってるにゃー でも実際、垣根と麦野の分が繰り上がって 実質的な4位だそうだにゃー』 「だとよォ」 「考えてみればすげぇな 俺らの周りだけで・・・ level5・・・3人 level4・・・滝壺も含めて2人 level2~level3一万人を動かせるガキ・・・1人 幻想殺し・・・オレ level5を倒したlevel0・・・1人 大陰陽師・・・1人 守備範囲の広いただの男・・・1人 もいるんだぜ?」 「そうだなァ。このメンバーなら小せェ国ひとつ壊せるぞォ?」 「だな」 冗談半分の世間話?をしながら歩いていると前から・・・ 「ハァ、ハァ、こ、ここまで来れば……ゲッ、上条に一方通行!」 そこに現れたのは当麻と一方通行から逃げていた情報屋こと紫木友で実は彼、当麻をシメる会の最後の生き残りなのだ。 (ま、まずい! ここで下手な動きをしたら確実に死ぬ! どうする? どうやってこの危機的状況を……) 「な、なあ情報屋。別に俺達もう怒ってねえからさ、そんなに警戒しなくても大丈夫だぞ」 「(俺は別に怒ってもいねェンだけどなァ)オラ、もう行けよ。俺はともかく上条の気が変わらねェうちによォ」 当麻と一方通行の二人に見逃してもらえることになった情報屋は自分の幸運っぷりを神に感謝した。 しかし当麻達の後ろから歩いてくる二人を見るや否や、謝罪の言葉を並べまくりながら猛ダッシュで逃げて行ってしまう。 「……アクセラ、お前何かしたのか?」 「いや、何もしてねェぞ」 「当麻お兄ちゃーん、一方通行さーん。こんにちはー♪」 (*1) 情報屋が逃げた理由、それは前日に彼の心に恐怖を刻み付けた初春と神裂の姿を確認したからだ。 当麻と一方通行はその事情を当然知らないが、最近の初春を知っているので何となく納得してしまった。 「こうして会うのはクリスマス以来ですね。お久しぶりです二人とも。それにしても今日は災難でしたね」 「災難って……もしかして二人とも、俺のピンチを知ってたのか?」 「はい。滝壺さんから連絡をもらって力になって欲しいと。今頃は最愛さんも頑張ってると思います。こっちも火織お姉ちゃんがお仕置きしてくれました」 「安心して下さい上条当麻。七閃は使いましたが、加減はしておいたので斬ってはいません。飾利にもきつく言われましたから」 当麻は神裂の七閃の脅威を身を以って味わってるだけに、彼女の言葉にやや不安を感じているがそれ以上に二人のお互いの呼び名が気になっていた。 それは一方通行も同じなのだが、初春がすっかり苦手になった彼にはそれを指摘する勇気など無かった。 「ああ、そういやあ白雪のやつがさシステムスキャンの結果、8人目のレベル5になったんだ」 「本当ですか? それって凄いことじゃないですか!」 「土御門の恋人ですね。なるほど、それは心強いです。これで土御門も少しは大人しくなってくれるでしょう」 「それでさ、今日の夕方から白雪レベル5記念パーティーを開こうって思うんだけど二人もどうだ? 最愛や涙子、それに他の天草式メンバーも一緒に」 月夜のレベル5到達に初春は純粋に喜び、神裂は土御門の抑止力がさらに強くなったことを喜んだ。 当麻はこの二人もパーティーに誘ったのだが、返って来たのは意外な返答だった。 「ごめんなさい。今日、こっちも大事な約束があってその時間に行けそうにないんです。私と火織お姉ちゃん、それに天草式学園都市支部の皆さんは」 「約束があるんならしょうがないな。じゃあさ、そっちの用件が終わってからでも来てくれよ。白雪も喜ぶからさ」 「分かりました。こちらの用件はすぐに片付くでしょうから必ず伺います。魔術の存在を探り当てた者との会談ですが、話が分かる方のようですから揉め事も無く終わるでしょう」 「なァ、そいつってもしかして木山って女じゃねェだろうな?」 初春達の約束の相手を学校でのシステムスキャンで接触してきた時のことを思い返し、予想を立てた一方通行。 それにわずかに驚いて見せた初春の反応は一方通行の予想が正しいことを示していた。 「さすが一方通行さん、その通りです。木山先生、凄いんですよ。自分の力だけで魔術の存在を嗅ぎつけたんですから。今日は木山先生とこれからのことを話し合うんです」 「おいアクセラ。木山先生ってあの脱ぎ癖のある木山先生か? あの人ってそんなに凄いのか?」 「観察眼に関しちゃかなりのモンだ。雪女の能力の強さの振り幅の原因も土御門だって見抜いてたしな。俺達の事情にも何となくだが察しがついてたみてェだぞ」 当麻と一方通行、それに神裂は知らないが木山は過去に『幻想御手』を使って一万人を昏睡状態に陥らせ、アンチスキルと美琴相手に戦闘を仕掛けた過去の持ち主。 魔術のことも学園都市の暗部のことも手段を選ばないモットーのもと、木山が独自のルートで探り当てた賜物に他ならないのだ。 時計を見た初春は名残惜しそうに当麻と一方通行に別れの挨拶をする。 「ではお二人とも、私達はこれからジャッジメントのお仕事がありますからこれで。涙子さんと最愛さんが第一七七支部で待ってますから」 「いや、飾利は分かるんだが神裂もか?」 「私は飾利のお姉ちゃんとしてこの子の仕事ぶりを見学しようと思っているだけです。ついでにジャッジメントの仕事も体験するつもりですが」 (オイオイこの女がジャッジメントになっちまったらとンでもねェことになるぞ……) 一方通行の予想通り、神裂という最強のジャッジメントが誕生するのは先の話だが実はある男がアンチスキルの研修を受けることだけは決定済みだ。 最後に初春は月夜の為のパーティーについて気になったことを当麻ではなく、一方通行に尋ねる。 「そういえば一方通行さん、パーティーのことってアホ毛ちゃんにも教えましたか?」 「ああ、まあな。でもそれがどうかしたってのか?」 「じゃあ食事に関しての準備は万端にした方がいいですよ。だってアホ毛ちゃん、今日はインデックスさん、それにステイルさんと行動してますから」 初春に言われた一方通行は打ち止めの安全を考え、目の前の少女の提案を受け入れステイルとインデックスのいる教会に打ち止めを預けていたことを思い出す。 それを横で聞いていた当麻も顔を青くして、パーティーの食糧危機を予感せざるを得なかった。 「……滝壺さんとステイルさんがいるから大丈夫だと思いますよ? じゃあ私達はこれで。行きましょうか火織お姉ちゃん」 「ええ飾利。迷子にならないように手を繋ぎましょう♪」 別れ際に爆弾発言を投下した初春は神裂と手を繋ぐのを恥ずかしがりながらもギュッと手を握ると、本当の姉妹のような雰囲気を出したまま去って行った。 残された当麻はインデックスのことを考え、憂鬱になったがそれを一方通行がフォローした。 「大丈夫だろ、多分。初春のやつも言ってただろうが。あの暴食シスターを抑えられる滝壺と赤髪も来るンなら、大ピンチにはならねェだろ」 「た、確かにステイルはまだ日が浅いけど、滝壺のインデックスマイスターの力は信頼出来る……けど、対策は立てようぜ」 「ああ、そうだな……。念には念を入れねェとなァ。土御門辺りに連絡入れるとすっか」 実は滝壺、正月の上琴新居での一件以来、インデックスマイスターの名誉ある(?)称号を仲間達から与えられていた(本人は知らない)。 しかしインデックスの食に対する脅威を考え、当麻と一方通行は念の為に土御門に相談することにした。 話は少し遡り、一方通行との電話のやり取りを終えた打ち止めは一緒に行動していたインデックスとステイルにパーティーのことを伝えていた。 「へえ、土御門の彼女がレベル5になったのかい。」 「それってそんなにすごいことなの?」 「そこで疑問形になるあなたにミサカはミサカは驚愕してみたり!!だって学園都市に今のところ8人生存確実なのは6人しかいないんだよ!!ってミサカはミサカはあの人の事を思い出してみたり。」 「生存確実って…ネセサリウスなみに不穏な言葉が出たな。」 「そういえばみことは3番目だよね?」 「そうそう、ただし生存確実な人だけで行くと2番目だよってミサカはミサカは教えてみたり。」 「ところでパーティーと言っていたけどどこでするんだい?この子の食慾は半端じゃないよ。」 「ステイル忘れたの?この街には『喰わせ殺し』があるんだよ。」 「おおっ!!それは良いアイディアかもってミサカはミサカはあの人に電話してみたり!!!」 プルル 『なンだ打ち止め?』 「ふふふっあなたに勝ったってミサカはミサカは電話を取る早さを自負してみたり。」 『切るぞ。』 「ちょっと待って!!インデックスが来るからパーティーを『喰わせ殺し』でやったらどう?ってミサカはミサカはあわてて用件を伝えたりする!!!」 『おっ、それいいなあ。ンじゃ他のやつと相談するわ。決まったらまた電話する。』 「それじゃーねーってミサ」 ブチッ 「最後のあいさつも聞かずに切りやがったってミサカはミサカは膨れてみたり。」 打ち止めとの会話を一方的に終えた一方通行は、当麻に打ち止めの考えを伝える。 しかし当麻は浮かない顔である一つの可能性を示唆する。 「なあアクセラ、『喰わせ殺し』があったのは神奈川でしかも学園都市にオープンするって店長が宣言したのって正月だぞ。いくら何でも間に合わないだろ……」 「……そういやァそうだよな。たかだか一週間程度でオープンなんて出来るわけねェか」 当麻の考えに納得した一方通行は、かねてより考えていた土御門への相談をする為に電話をかける。 『おおアクセラ。実は禁書目録対策のすっげー耳寄りニュースをゲットしたぜよ♪』 「それってまさか『喰わせ殺し』が学園都市にオープンしたとかって話じゃねェよな?」 『ありゃりゃ、知ってたのか。その通りぜよ。しかも今日オープンで場所は第七学区のオレ達の寮からそんなに離れてないというオマケ付きですたい!』 「……普通なら第四学区に店を出すだろ、学園都市の常識からいってよォ」 土御門がゲットした情報は実は木山が昨日街をウロウロした時に、むやみに豪快な男(店長)から貰ったチラシを彼に見せたから。 これには土御門も驚くしかなかったが、インデックスの存在を危惧していただけにこの展開はまさに天の助けとも呼ぶべきものだった。 そのことはその場にいた美琴、黒子、月夜にも伝え、さらには他のパーティー参加者にもその旨を伝え終えていた所なのだ。 『てなわけでアクセラは打ち止め達に『喰わせ殺し』の場所を伝えてくれ。パーティー開始までは自由時間で夕方の5時になったら禁書目録たちの教会に集合も忘れずにな』 「ああ、了解だ」 そう言って、アクセラは電話を切ると当麻に土御門からの情報を伝える。 それを聞いた当麻は一旦寮に戻ることを一方通行に伝え、その場を後にした。 「今は……げっ、もう午後1時か。昼飯まだだったな、仕方ねェがクソガキ達と合流してメシにすっか」 一方通行は打ち止め達と合流し、昼ご飯を食べるついでにパーティーのことを伝えようと考え、打ち止めと落ち合う為に連絡を入れる。 その頃、美琴と黒子も時間が余ったので一度寮に戻ることにする(黒子はこの後でジャッジメントの仕事有り)。 しかし彼女達は知らない、天草式学園都市支部の対馬と浦上が出迎えようなどとは。 初春と神裂が一七七支部に行く途中に白井に会った。 「あら?初春と神裂さんじゃありませんの?」 「あっ、白井さん!!」 「こんにちは」 「そうそう、聞きましたか!?白雪さんがレベル5になったって話!!」 「ええ、知っていますわよ。なんせ、直接この目で見たんですのよ?」 「さ、さすが白井さん!!で、どんな事を白雪さんはしていたんですか!?」 「さすがレベル5と言ったところでしょうか?雪の竜巻なんて作っておりましたわ、しかも3つも!!あれはとても幻想てきでしたわ…」 「見たいです!!すごく見たいです!!」 「まあパーティーをやるようですし、その時に色々見せて貰えるんじゃありませんの?」 「わー!!それは感激です!!」 いつの間にか上下関係が元に戻っていた。 第一七七支部のジャッジメント、固法美偉は頭を悩ませていた。 理由は目の前でお喋りしてる佐天と絹旗にある。 「本来なら私はジャッジメントに超しょっぴかれる側なのにここにいることが不思議です。これも超飾利効果というやつでしょうか」 「そういえば最愛って学校にも行ってないんだよね? 普段は何してるの?」 「フッフッフッ、知ってますか涙子。女は秘密を持てば持つほど超いい女なんですよ。いくら義理とはいえ姉妹にもそれは超秘密です!」 佐天は「おー♪」とはしゃぎ、絹旗も得意気にしているが問題はそこではない。 彼女達二人は固法のムサシノ牛乳を遠慮を知らずにガンガン飲んでいるのだ。 「佐天さんとそこのあなた! 勝手に私の牛乳を飲まないで! 飲むとしてももうちょっと遠慮しなさい!」 「涙子、この人は超何者です? 眼鏡に委員長属性に巨乳、いかにも超あざといこの人は?」 「最愛、否定はしないけど本人の前で言うのはダメだよ。こちらが飾利や白井さんの先輩ジャッジメントの固法美偉さん。固法先輩、この子は親友兼義理の姉妹の絹旗最愛です」 「そうでしたか。飾利の先輩ということは私の超先輩でもありますね。はじめまして固法先輩、飾利と涙子の超親友にして義理の姉妹の絹旗最愛です。職業は超秘密です」 丁寧に挨拶された固法だが、二人の所々の遠慮ない発言に切れそうになりながらも何とか怒りを抑えて冷静に対処した。 「はじめまして絹旗さん。……ところで、あなたはもう少し礼儀を覚えた方がいいわよ。そんなんじゃ将来困るでしょ?」 「それは超心配無用です。私なら超大丈夫ですから、色々と。それよりもその超けしからん巨乳の秘密はこの牛乳ですか?」 「け、けしからんって……! す、好きで大きくなったんじゃないわよ! 佐天さんからもこの子にもう少し言葉を選ぶように注意しなさいよ!」 「まあまあ固法先輩。最愛は基本こんな感じですから。そんなに怒ってると身が持ちませんよ」 佐天がまったく当てにならないことに肩を落とした固法は、早く黒子と初春が来ることを心から祈った。 その祈りが通じたのか初春と黒子、そして神裂が第一七七支部に到着した。 「あら、佐天さんに絹旗さんじゃありませんの」 「こんにちは白井さん」 「久しぶりですね超変態ジャッジメントの白井さん」 「だ、誰に向かって言ってますの? このチンチクリンが……っ」 出会って早々、火花を散らせる黒子と絹旗に胃が開きそうな思いを抱く固法。 初春と佐天が止める気が無いので仕方ないとばかりに神裂が止めに入る。 「二人とも喧嘩は止めなさい。ここでは人の迷惑になりますし、何より飾利が怒ってしまいます」 「う、初春が……そ、それでは仕方ありませんわね。命拾いしましたね、怪力チンチクリン」 「神裂さんがそう言うなら超従うしかありません。飾利に迷惑は超かけたく無いですし」 「あの、喧嘩を止めてくれてありがとうございま……初春さんのお母さんですか?」 黒子と絹旗の喧嘩を止めてくれた神裂に固法はお礼を言うが、その後の不用意な発言に神裂がショックを受けて拗ねてしまう。 「ちょっと固法先輩! 神裂さんに何てこと言うんですか! 確かに教師してますけどれっきとした18歳なんですよ!」 「そうなんですの! わたくしもてっきり20代前半くらいとばかり……」 「まったく超ひどい人ですね。いくら老けて見えるっていっても飾利のお母さんというのは超あんまりです」 フォローに回る3人だが、その発言でさらに拗ねてしまう神裂を初春が宥めていた。 「飾利、みんなが私のことを、私のことを……」 「大丈夫ですよ火織お姉ちゃん。火織お姉ちゃんは立派な18歳ですし、ちゃんと可愛い所もありますから」 「分かってくれるのは飾利だけです!!」 「よーしよーし」 「(初春さんの方がお姉さんに見えるのは私だけかしら…?)」 「「(そんな事(超)ありません…)」」 二人は素直に同意した。 そしてその近くの食堂では… 「おーい、建宮!!今日は帰っていいぞ!!」 「分かりました!!お先に失礼しますのよね!!」 パパッと着替えて巡回。怪しい術式や魔術師のチェックの為だ。そして… (うわっ!!思いっきりいたのよね!!あれは黒曜石のナイフ…?神の右席候補ではなさそうだが一応天草式、他の魔術師に連絡!!あとは人払いなのよね!!) そしてこんな声が聞こえた。 「上条当麻…殺す…!!御坂さんは自分が守る…!!」 「(うわー思いっきりイッちまってるのよね。あっ対馬?怪しい魔術師を見つけたのよね!!天草式、また他の魔術師に連絡なのよね!!)」