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トリステイン魔法学院。 中央塔の大講堂にて… 「ブチャラティさんは、ここの授業が面白いんですか?」 ギーシュが眠そうに、座っている男に向かって立ち話をしていた。 午後一番の授業のため、頭より腹に血が回っているのだろう。 「いや、なんと言うか、興味深い。俺自身は、あちらでは小学校までしか行ってないからな」 「ブチャラティは小卒だったのか。なんだか意外だな」 ブチャラティと岸辺露伴が教室の最後尾にある椅子に座っている。 彼らのために用意された椅子の前には、他の学生たちと同じように、机があった。 「それで、今日は何の講義なんだ?」 一段前に座っていたルイズが振り返り、その質問に応じた。 「今回はミスタ・ギトーの『魔法の系統基礎』よ」 「そういえば、ルイズ。君はゼロ(虚無)の系統だったな」 「はいはい……」 ルイズがうわべは気にもしない様子で応じる。私もこのロハンの応対に慣れてきたのかしら、などと考えながら。 以前はゼロといわれただけでとてつもない屈辱を感じたけど…… 「おい、露伴。あまりルイズにゼロゼロいうな」 フォローしているつもりなのかしら。 でも、ゼロといった回数はブチャラティのほうが上ね。 悪気は無いようだけれど、覚えておきましょう。授業が終わった後が楽しみだわ。 あら?私って、こんなに意地が悪かったかしら? ルイズがそんなことを考えている間に、講師が講堂に入ってきた。 ギーシュがあわてて自分の席に向かう。 「それでは講義を始める。本日は最強の系統の話だ……」 『疾風』の二つ名を持つ講師が不精に話を始めていた。 彼の名はミスタ・ギトー。生徒たちにはあまり好かれてはいない。 なぜか? それは彼自身の授業の内容にある。 授業がつまらないのは学院教師共通の問題だが、彼のそれは一味違っていた。 「ミス・ヴァリエール。最強の系統は何かね?」 「虚無です」 ギトーはいらだたしく眉をひそめた。 「伝説の話をしているのではない。現実的な答えを聞いているのだ」 「『風』と答えれば満足でしょうか?ミスタ・ギトー」 彼は口調に秘められた皮肉に気づかない。心の内で、ルイズの内申をあげてやろうと考えていた。 「その通りだ。だが、諸君らの中には納得していないものがいるな」 「たとえば、ミス・ツェルプストー。君は違うようだな」 「はい」 キュルケは礼を失わない顔をしながら、確信した様子で返答した。 彼女にとって、ギトーには何の悪感情を抱いていないが、自分の『火』系統に対する自負は誰にも負けない。 「では、君が最強だと思っている系統の魔法で、私を攻撃したまえ。」 「いいんですか?ミスタ・ギトー。私は手加減はできませんわ」 「かまわん。君の二つ名『微熱』が冗談でないのならな」 キュルケから微笑が消えた。 呪文を唱え、杖を振ると、彼女の目の前に1メイルはありそうな火の玉が出現した。 それを教壇に立つギトーに投げつけるように飛ばす。 ギトーは実をかわすそぶりも見せず、杖を一振り。 烈風が舞い上がり、炎が消え去る。ついでにその向こうにいたキュルケを吹っ飛ばした。 破壊的な速度で教室の壁に頭から突っ込む。が、鍛えられた男の腕により彼女の体はしっかりと受け止められていた。 「大丈夫か?」 「あ、ありがとう、ダーリン」 いつの間にかブチャラティが立ち上がっていた。 ギトーはその様子を見ることも無く講義を続ける。 「諸君。今見たように『風』はすべてをなぎ払う」 ブチャラティがゆっくりと教壇に向かっていく。 キュルケは、彼の背中に、鬼気迫る迫力を感じていた。 「『風』が最強たる理由はこのほかにもある」 「ユビキタス・デル・ウィンデ…ん、なんだ?君は、下がりたまえ、使い魔風情が」 彼はそれを無視して歩き続けた。 ミスタ・コルベールは、いつも自分の額が跳ね返す太陽の光のような陽気さで学院内を歩いていた。 今日の授業はすべて中止である。なぜなら、王女が学院に来訪したからだ。 「生徒たちも喜ぶことでしょう」 そうつぶやきながら、彼の歩きはますます早く、講堂に向かっていた。 通常なら、王女がお忍びで来院したぐらいで授業の中止はない。 だが、学院長のオールド・オスマンはこの機会に乗じて『使い魔の品評会』を行おうとしていた。 決して王室尊崇の志を発揮したわけではない。 要するに、一々会場や応接を手配するのが「めんどくさいワイ」というわけである。 彼の無精は、ミス・ロングビル、もといフーケが捕まったころから酷くなっている。 「生徒の皆さんはこの格好をステキと思ってくれるでしょうか?」 コルベールは、一般的に見て珍妙な格好をしていた。 その『一般』に彼自身は含まれていない。 変なロール(コロネ?)のついた金髪の鬘をつけているため、彼の地毛は見えない。 また、ローブにはテントウ虫のブローチがついており、胸の部分がはだけている。 「みなさ…ん?」 コルベールが教室の中に入っていったが、誰も反応しない。 それどころか、教室中の生徒が静まり返っている。 生徒の雑談が全くない。 彼自身の授業中では一度も実現できなかった静寂だ。 「あは、は、ははは…」 いや、ミス・ヴァリエールが時たま乾いた笑い声を出している。 教壇にはミスタ・ギトーの『首』が生えている。 正確には置いてあり、それに向かってブチャラティが説教をしていた。 時たま、手に持ったメイジの杖でギトーの額をハタいている。 その近くにはミス・ツェルプストーが立ちすくんでいる。 「キュルケもだ、室内であんなに大きな炎を出して…周りに迷惑がかかるだろうが」 「そ、そうね。ごめんなさいダーリン。私少し感情的になりすぎちゃったわ…」 「問題は君だ。ギトー。」 「学生を挑発した挙句ふっとばすだと?怪我をさせたらどうするつもりだ?何を考えている!」 「わ、私はいったいどうなたんだ?!」 目のおびえの様子から察するに、彼は自分の置かれた状況が理解できていない様だ。 「人の話を聞けッ!」 ブチャラティはそう叫んで、今度は頭部を『縦』に分けた。 つまり、前列の生徒たちは…… 生きている人体標本の頭部断面をじっくりと観察するハメになったわけで…… パタパタと机に突っ伏すものが続出した。 「グッ……オェ~!!」 「むっ!いいぞ、マリコルヌ君。その表情!リアルだ!」 「それに生きている脳なんてめったに見られるもんじゃない!」 ギトーは今何もしゃべることができないだろう。 鼻は何とかつながっているので呼吸はできるが。 「おまけにだ…君の話は『風』系統の自慢話ばかりだ。あんなものは『講義』とはいえない。君は教育者としての自覚があるのか? そんなに自分の系統に自慢があるのならば、なぜ破壊の杖捜索に志願しなかった?」 ぺチン。 ギトーの杖と彼の額が間抜けな音を奏でる。 その杖はおそらくミスタギトーから取り上げた杖だろう。 ミスタギトーの『首から下』が、教壇の下に転がっている。もがいているが、仰向けになっている。 そこから移動できていない。 コルベールは意を決して、教室の教壇へと進んでいく。 「み、皆さん!本日の講義はすべて中止です!」 「えー……皆さんにお知らせです」 彼はのけぞって、教室の静寂を取り除こうといっそう声を張り上げた。 その拍子に頭にのせた馬鹿でかいカツラがとれ、彼本来の、光の反射しやすい頭皮が見えた。 「す、滑りやすい」 タバサが、自分の頭をなでながらつぶやいた。 「……」 「……」 「プ…プププ、クックック。ハハハハハハハ!」 露伴が笑い始める。 「フフフ…」 「ハハッ!」 それにつられて、学生たちも笑い始めた。 「ええい、黙りなさい小童共!貴族はそのような笑いをするものではありません!」 彼の剣幕により、教室内はまたもや静寂に包まれたが、身が切れそうな冷徹な雰囲気は霧散していた。 「皆さん、恐れ多くも、アンリエッタ姫殿下が……」 皆がコルベールに率いられ、教室を出て行く。『品評会』の準備をする為だ。 気絶した連中も、コルベールが「レビテーション」の魔法で医務室に連れ出した。 「どうしよう、まだまだ先のことだと思って、何の対策も練ってないわ……しかも姫さまがご覧になるなんて。なんとかしないと……」 ルイズが上の空で教室を出、自分の部屋に向かっていった。 ブチャラティ達がその後に続く。軽快な会話と共に。 「ダーリン。さすがにやりすぎじゃないかしら?」 「いや、ブチャラティさんのやることにお間違いはない」 「ギーシュ、さすがにそれは買いかぶりすぎだ……」 「ムーー!!」(私はどうなっってしまったんだ?) ギトーは元の体に繋ぎ直されていた。 しかし、その代わりに、『お口にチャック』をされていた。リアルで。 そのような光景を見ることも無く、未だ教室内から動こうとしない者達がいた。 その二人は無言で向かい合う。心なしか目元が暗い。 「タバサ……ナイスガッツ」 「グッドフォロー、ロハン」 「…」 「…」 ピシ! ガシ! グッ!グッ! 太陽が、学院全体を明るく照らしていた。
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ルイズ達が本塔に着いた時、フレイムと森から先に戻って来ていたシルフィードが既に戦っていた。 シルフィードが炎を吐き、フレイムが体当たりを繰り返す。二匹の攻撃に『そいつ』は成す術が無く、一方的にやられている様に見えた。 「なんだ、別に大した事無いじゃない。」 キュルケが構えていた杖を下ろしながらそう言った。 確かに近くにいた者の魂を入れ替える魔法など聞いたことないが、『そいつ』はそれ以外には何も出来ず、物理的な力も無いようだった。 「フレイム!もうとどめを刺しちゃいなさい!」 「とどめ」 キュルケとタバサが各々の使い魔に命令した。 フレイムが前から突っ込み、シルフィードは後ろから尻尾をたたき付けた。 前後から同時に打撃を受け、『そいつ』の左腕の肘から先が吹っ飛び、右足ももげ、上半身と下半身が両断された 呆気ないが終わった、と五人は思った。上半身と下半身が両断されているのだ。『生物』ならば生きてはいるまい。『生物』ならば… その頃になってギーシュが漸く本塔の近くに来た。 「ハァハァ…マリコルヌめ…少しは痩せとけよ…」 マリコルヌの身体はお世辞にも運動には向いているとは言えない。そのため一人遅れていたのだ。 皆の方を見ると、五人共構えていた杖を下ろしていたし、遠目にも確認出来たフレイムの炎も見えなくなっていた。 「なんだ…もう終わったのかな…」 ギーシュが歩み寄ろうとした時、パキッと小さな音がした。ちょっと驚いて足元を見ると矢のようなものを踏み付けたらしかった。 「なんだ、これ?」 ギーシュは魅せられたかの様に屈んでそれを拾い上げた。 その瞬間 ガシィッ! 「ひッ!」 右足首を何者かに掴まれた。 目の前の『そいつ』はバラバラになっても、残った右腕を器用に使ってどこかへ行こうとした。 それを見たタバサは呪文を唱えると杖を振り、氷の矢で『そいつ』の身体を地面に固定した。 「これで動かない。」 タバサはそう言った。 身体を焼いたり、バラバラにしても死なないのには驚いたが、逃げないようにすれば問題は無いだろう。 急いで『そいつ』を殺し、元に戻る方法を(少なからず喜んでいる例外が三人いたが)見つけねばならない。 監視を二匹に任せ、五人が相談しだしたその時だった。 バキバキバキバキッ 何か硬いものが折れるような音がした。 「きゅ、きゅるきゅる!」「きゅいきゅい!」 フレイムとシルフィードが怯える様に鳴きだした。 その鳴き声に五人が振り向いた瞬間、黒い影が五人の間を駆け抜けて行った。 「な…ああ?」 それはばらばらにしたはずの『そいつ』だった。 いつの間にか上半身と下半身、そして右足がくっついており、今までとは打って変わって敏捷な動きでまた違うどこかへ向かって走りだしたのだ。 そして『そいつ』が向かった先には矢を手にしたギーシュがいた。 「な、なななんなんだよ!この腕ェェェ!!?」 ギーシュは自分の右足首を掴んでいる黒い腕を見て絶叫した。 足を思いっきり振って払おうとしたが、雨でぬかるんでいた地面に足を滑らせ転倒した。 更に腕はますます強い力でギーシュの右足首を絞めだした。 「い、痛い、痛いッ!だ、誰か…!ワ、ワルキューレ!」 ギーシュは手に持った薔薇を振ると三体のワルキューレを作り出した。 「ワルキューレ!この腕を引きはがせ!」 ワルキューレ三体を使い自分の足首を締め付ける腕を引きはがさせようとした。 だが、ワルキューレを出すタイミングが遅過ぎた。 バキバキバキ…! 腕はギーシュの右足首を完全に粉砕してしまった。しかしなお腕は粉砕した足首を締め付けた。 「ギャアアアアアッ!」 ギーシュは痛みと恐怖の余り再度絶叫した。 「ワ、ワルキューレ!早くするんだ!早く!」 ワルキューレに再度指令を出した。 やがて三体のワルキューレは漸く腕を引きはがした。 「た、助かった…」 ギーシュはホッとした。 しかし、彼はその一言を最後に喋る事は出来なくなってしまった。 彼の喉を黒い右手が貫いていた。 「ギ、ギィィィィィシュ!」 マリコルヌが叫んだが、もうその言葉はギーシュに届くことは無かった。 目の前にあるギーシュ、いや、マリコルヌの肉体はもはや原型を留めておらず、肉の塊としか言いようがなかった。 ルイズやキュルケは直視できず、目を背けた。タバサもショックを受けていた。コルベールは教師でありながら生徒を守れなかった己を責めた。 (何故私は彼を一人置き去りにしたのだ…彼を一人にしなければ…!!) 「ギーシュ…仇は僕がとってやるからな…!」 マリコルヌは涙を拭くと『そいつ』の向かった方へ一人で追い掛けだした。 「ま、待ちなさい!」 コルベール達もその後を追った。 「うぁぁぁッ!」 マリコルヌは杖を振り回しながら突進して行った。 「エアハンマー!」 空気の塊が『そいつ』に衝突し、『そいつ』は地面を転がった。 「とどめだッ!」 マリコルヌが杖を振り上げた時、その手をコルベールが掴んだ。 「落ち着きたまえ!」 「嫌です!離して下さい!!あいつはギーシュを…!」 「無駄」 ポン、とタバサがマリコルヌの肩を叩いた。 「な…」「どういう事かね?」 「あいつはさっきバラバラにしたのに今じゃピンピンしてるのよ?またバラバラにしてもまた戻っちゃうでしょうね。」 キュルケがタバサに代わって言った。 「焼いても無駄、バラバラにしても無駄。じゃあどうしろと言うんだ!」 「だーかーらー、それを探さなくちゃならないんじゃない。まだ殺せないなんて決まった訳じゃないんだしね。」 「…分かったよ…」 マリコルヌが渋々頷いた。 「待って…何か変じゃない?」 ルイズがいきなり言い出した。 「変?何が?」 「あいつ、なんでいきなりギーシュに向かって走りだしたの…?それに何か変わってない?なんかさっきと…」 全員ハッとした。考えてみれば、何故いきなりギーシュを殺したのか、その理由がはっきりしないのである。 「ギーシュは何かをしたから殺されたんでしょうけど…一体何で…」 「矢。」 全員がタバサの方を見た。 「どういう事?タバサ」 「殺す前左腕ごとなかった。けど持ってる必要は無いのにまた持ってる。」 ルイズはハッとした。確か召喚した時、矢は何故かあいつの方に転がっていった。ならば、矢が何らかのヒントなのかもしれない! 「矢…あれを奪えばいいのか?」 タバサはふるふると首を横に振った。 「奪えば殺される。ギーシュみたいに」 う、とマリコルヌは呻いた。ギーシュはきっと何も知らなかったんだろう。だが、彼の(肉体は自分のだが)お陰で多少ながら倒す方法も見えてきた。 「じゃあ破壊すればいいんだな?」 「それもちょっと違うみたいよ。」今度はキュルケが答えた。 「何で分かる?」マリコルヌが食ってかかった。 「これを見て。」 キュルケはシルフィードの尻尾に出来た痣を指差した。 「この子、炎を吹き掛けてたんだけど、どうも矢の形の痣があるのよ。」 きゅいきゅい…とシルフィードが痛そうに鳴いた。 「つまり、矢を攻撃しても無駄。」 「~!!」(これじゃあギーシュの仇を取れないじゃないか!) マリコルヌは頭を抱えた。 だが、ただ一人、四人とは違うものに注目した者がいた。それは桃色のブロンドの長髪を持つ少女、ルイ…じゃなかった。コルベールである。 To Be Continued...
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巻七十三とは 2014年3月4日発売。 コミック73冊目。 前は巻七十二 次は巻七十四 タイトルは”ドレスローザSOP作戦” 第722話”王族の血統” 第723話”変更作戦” 第724話”ローの作戦” 第725話”無敗の女” 第726話”リク一族” 第727話”待ちぶせするヒーロー” 第728話”悲劇の数” 第729話”七武海ドフラミンゴvs.七武海ロー” 第730話”3枚のカード” 第731話”ドレスローザSOP作戦” 扉絵 カリブーの新世界でケヒヒヒヒVol.39「のみこめ工場 働く場所を消しちまえ!!」 カリブーの新世界でケヒヒヒヒVol.40「英雄ガブル」 カリブーの新世界でケヒヒヒヒVol.41「恐竜現る」 カリブーの新世界でケヒヒヒヒVol.42「刃向かう者全滅!隊長連行」 カリブーの新世界でケヒヒヒヒVol.43「手も足も出ぬ強者、一人犠牲になる孫に、せめて最後のミートパイ」 カリブーの新世界でケヒヒヒヒVol.44「ババーせいぜい長生きしろよ!!革命家ガブル、再び伝説へ」 カリブーの新世界でケヒヒヒヒVol.45「ガブルは叫んだ!!おばあちゃんを大切に!!」 カリブーの新世界でケヒヒヒヒVol.46「ありがとう 孫の様にかわいい海賊カリブー」 主な展開 わかったこと ドンキホーテ・ドフラミンゴは元天竜人(第723話) カン十郎のシルエット(第725話) 元剣闘士リッキーはレベッカの祖父でリク王だったリク・ドルド3世。兵隊さんはレベッカの父親(第726話) 八宝水軍は花ノ国の王の依頼で、武器の密輸を叩き潰すことが真の目的(726話) コアラが革命軍で魚人空手の師範代に(731話) 緑牛は「メチャメチャカッコイイ」らしい(SBS)見た目は三船敏郎?市川雷蔵?(市川雷蔵は藤虎のモデル、勝新太郎とあわせて大映の二枚看板と呼ばれていたが早逝した) 謎 Dブロックで棄権した1名は誰なのか(第722話) 追撃のメイナード?スパルタン?宣教師ガンビア? ドンキホーテ・ドフラミンゴの数奇な人生とは(第723話) シーザーとビッグマムの関係 シーザーはビッグマムから研究費をだまし取っていたと言うが、ビッグマムがシーザーに研究を依頼していたのか? トラファルガー・ローの言う13年前のケジメとは(第724話) ローが言う「あの人」の「本懐」とは(第725話)あの人は「コラさん」? ドンキホーテ・ドフラミンゴがモモの助を狙う理由 コアラ、革命軍の目的 カリブーを倒したのはXドレーク?カリブーをどこへ連れて行ったのか。
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翌朝。 「・・・っうぅん・・・ ・・・・・・ハッ!?」 言い知れぬ不安を感じてガバッと跳ね起きたルイズは、外の明るさを確認して軽く絶望した。 「もっ、もうこんな時間!?ちょっとギアッチョ、起きてるなら起こしなさいよ!」 ベッドから立ち上がったルイズは椅子に座って頬杖をついている使い魔を睨むが、 「・・・ギアッチョ?」 当のギアッチョは、感情の篭らない眼でぼーっと虚空を見つめている。 「・・・ねえ、ギアッチョ・・・大丈夫?」 ルイズの心配そうなその声で、ギアッチョはやっと気付いたらしい。緩慢な動作で、クローゼットを漁るルイズに首を向けた。 「ああ・・・すまねーな」 いつもの気強い態度は全く鳴りを潜めている。原因は明白だった。 ホルマジオ達の死については、ギアッチョにももう整理はついているだろう。 しかしリゾットの死を知ったのは今朝のことなのである。彼の動揺を誰が責められるだろうか。 無神経だったとルイズは思った。そしてそれと同時に今朝の夢が頭の中で反芻されて、ルイズの気分もドン底に沈んでしまった。 ぶんぶんと首を振って、彼女は考える。こんなときこそ主人は毅然としていなくてはならない。 今自分が悄然とした態度を見せれば、ギアッチョの心はますます沈んでしまう。 「ギアッチョ、厨房に行ってきなさいよ シエスタが料理作って待ってるでしょう?」 出来るだけ平静を装って、ルイズはギアッチョに声を投げかけた。 「・・・今日は授業に遅刻してもいいわ ゆっくり食べて来なさい」 ルイズの気遣いに気がついたのか、「・・・そうだな」と短く返事をするとギアッチョは椅子から腰を上げた。 料理を口に運びながら、ギアッチョは軽い自己嫌悪に陥っていた。 リゾット達の死を受け入れるなどと言っておきながら、結局感情を抑えきれていない自分が心底腹立たしかった。 勿論、他人から見れば全く仕方の無いことではある。リゾットの死に加えて、六人全ての死に様を己の眼で見たのだ。 封じたはずの彼の火口から怒りと悲しみが漏れ出してくるのも当然だとルイズもそう思っているのだが、ただギアッチョ自身だけが己を許せない。 リゾットまでがジョルノ達にやられていれば、ギアッチョは怒りを爆発させてしまっていたかもしれなかった。 リゾットがボスと戦い、そして瀕死にまで追い込んだという事実だけが彼の心を慰めていた。 「・・・あの、ギアッチョさん」 いつもの覇気の無いギアッチョを、シエスタは困惑した眼で見つめていた。 「どうかなさいました? なんだかいつもより元気がないように見えるんですが」 「・・・ああ すまねーな・・・ちょっと色々あった」 我に返って言葉を返す。しかしギアッチョのその言葉に、シエスタの表情はますます心配の色を深めた。それに気付いてシエスタは努めて笑顔を作る。 「・・・ギアッチョさん えっと・・・その も、もし辛くなったら いつでも言ってくださいね 私でよければ相談に乗りますから」 いつもと違うギアッチョの様子に気後れしつつも、彼女はそう言って微笑んだ。 同じく心配げにギアッチョを見ていたマルトーも、 「おおよ!俺だって年中無休で乗ってやるぜ!言いたくなったら遠慮するんじゃねーぞ 我らの剣!」 シエスタの言葉を受けてドンと胸を叩く。そんな二人を見て、ギアッチョは自分がどれだけ打ち沈んだ顔をしていたのかをやっと理解した。 ――こんなガキからオヤジにまで心配されてよォォ 何やってんだオレは? ギアッチョは空になった皿にフォークを置いて立ち上がる。 「悪かったな・・・もう問題ねー」 彼の顔からはもう沈んだ様子は伺えない。よく分からないなりに安堵している二人に礼を言ってから、ギアッチョは教室へと歩き出した。 感情が顔に出ていたというのなら、そのせいで心配されていたというのなら。 ギアッチョはすっと顔から表情をなくす。 怒の方面には感情の起伏が激しい男だが、彼も普段は冷静な性格であり、加えて暗殺者時代にそれなりの経験があるものだから無感情に振舞うことはそんなに難しいことではなかった。 ギアッチョは他人に心配されるのは好きではない。いや、正確に言うならば苦手なのである。 別に鬱陶しいとか腹立たしいとかいうわけではなく、要するに慣れていないのだった。目の前の人間に心配そうな顔で何かを言われたり、あまつさえ泣かれたりなどするともう何を言っていいか分からないわけである。 まあ、勿論生前にはそんなシチュエーションなど皆無に近かったのだが。 説教をしたくないというのも似たような話で、つまりは他人に深く干渉したりされたりするのが苦手なのだった。 心配されるのは苦手だ。特にルイズの野郎はしまいにゃまた泣き出すかもしれない、とギアッチョは思う。 ギアッチョが召喚されてからというもの、ルイズはやたら泣いてしまうことが多かったので、ギアッチョの中ではルイズ=泣き虫という式が出来上がっているらしかった。 目の前で頼りにしていた人間が死にかけたり九人分の死に様を見せられたりすれば若干16歳の少女としてはそれは泣かないほうがおかしいぐらいの話ではあるのだが、境遇が境遇である為にギアッチョにそんなことは全く分からなかった。 さて、そういうわけで彼の心の中では小さな爆発が何度も起こっているのだが、とりあえず表面上は感情を出さないことに方針を決めてギアッチョは教室の扉を開ける。 と、その瞬間烈風と共に赤髪の少女が吹っ飛んできた。 「ああ?」 予想外の出来事に少々面食らいつつも、ギアッチョは見事に彼女を抱き止める。 「・・・何やってんだてめーは」 というギアッチョの呆れ混じりの問いに、 「・・・ありがとう 背骨を折らなくて済んだわ」 額に青筋を浮かばせながらも、彼女――キュルケはすました顔で礼を言った。 聞けばそこの長い黒髪に漆黒のマントという何かの映画で見たようないでたちのギトーという教師が、風が最強たる所以というものを披瀝していたらしい。 彼はギアッチョにちらりと一瞥を向けると、何事も無かったかのように授業を再開した。 何だか癇に障ったので嫌味の一つでも言ってやろうかと思ったが、キュルケが黙って席に戻ったのでギアッチョも黙って座ることにした。 勿論貴族の席に堂々と。ギトーはまだまだ風の最強を説明し足りないようで新たに呪文を唱えていたが、突然の闖入者にその詠唱は中断された。 乱暴に扉を開けて現れたのは、鏡のように磨き上げられた頭を持つ男、コルベールである。しかし、今入ってきた彼の姿は乱心したかとしか思えないほど奇妙なものだった。馬鹿デカい金髪ロールのカツラを頭に乗せ、ローブの胸にはひらひらとしたレースの飾りや刺繍が踊っている。ギトーは眉をひそめて彼を見た。 「・・・ミスタ? 失礼ですが・・・そのカツラは?」 「ヅラじゃないコルベールだ」 何かよく分からない拘りがあるらしい。ギトーはとりあえずスルーすることにした。 「・・・・・・今は授業中ですが」 しかしコルベールは、それどころじゃないという風に手を振って言う。 「いいえ、本日の授業は全て中止です」 教室から一斉に歓声が上がった。不満げな顔をするギトーから生徒達に眼を移して、コルベールは言葉を継ぐ。 「えー、皆さんにお知らせですぞ」 威厳を出す為かそう言ってふんぞり返った瞬間に、彼の頭から見事な回転を描いてカツラが落下した。幾人かの生徒がブフッと吹き出し、それを合図にそこかしこから忍び笑いが聞こえる。 一番前に座っているタバサが、旭日の如く輝くコルベールの額を指してぽつりと一言「滑りやすい」と呟き、その途端教室が爆笑に包まれた。キュルケもタバサの背中をバンバンと叩いて笑っている。 「シャーラップ!ええい、黙りなさいこわっぱ共が!」 コルベールは顔を真っ赤にして怒鳴る。 「大口を開けて下品に笑うとは全く貴族にあるまじき行い!貴族はおかしいときは下を向いてこっそり笑うものですぞ!まったく、これでは王室に教育の成果が疑われる!」 王室、という言葉に教室が静まり返る。どうしてそんな言葉が出てくるのだろう。 そんな生徒達の心中の疑問に答えるべく、コルベールが三度口を開く。 「えー・・・おほん 皆さん、本日はトリステイン魔法学院にとって、まことによき日であります 始祖ブリミルの降誕祭に並ぶ、実にめでたき日でありますぞ」 そう言って、コルベールは後ろ手に手を組んで生徒達を見渡した。 「畏れ多くも先の陛下の忘れ形見、我がトリステインがハルケギニアに誇る可憐な宝華、アンリエッタ姫殿下が!なんと本日ゲルマニアご訪問からのお帰りに、この我らがトリステイン魔法学院に行幸なされるのです!」 コルベールの身振り手振りを交えた報告に、教室中がざわめいた。 「決して粗相があってはいけません 急なことですが、今から全力を挙げて、歓迎式典の準備を行います よって本日の授業は中止、生徒諸君は今すぐ正装し、門に整列すること! よろしいですかな?」 その言葉に徒達は一斉に姿勢を正す。そんな生徒達を満足げに見つめて、ミスタ・コルベールは話を締める。 「諸君が立派な貴族に成長したことを、姫殿下にお見せする絶好の機会ですぞ! 御覚えがよろしくなるように、各々しっかりと杖を磨いておきなさい!」
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PC 人獣 神族 魔種 海種 不死 各項目の説明については装備・ステータスを御覧下さい。 切り上げ計算をしているため若干誤差があるかもしれません。参考として御覧下さい。 使い魔のステータスはLv1のデータです。 PC 名前 No. タイプ コスト 射程 HP AP ATK POW DEF RES MS AS DPS DEF(%) RES(%) 物理指数 魔法指数 無振りPC Lv1 - - - 570 0 45 0 75 75 742 0.65 29.25 43 43 1000 1000 無振りPC Lv20 - - - 1500 0 120 0 100 100 742 0.65 78 50 50 3000 3000 ATK,DEF,RES最大値PC Lv1 - - - 570 0 70 0 112 125 742 0.65 45.5 53 56 1212 1295 ATK,DEF,RES最大値PC Lv20 - - - 1500 0 145 0 137 150 742 0.65 89.05 58 60 3571 3750 HP,AS最大値PC Lv1 - - - 670 0 45 0 75 75 742 0.9 50 43 43 1175 1175 HP,AS最大値PC Lv20 - - - 1600 0 120 0 100 100 742 0.9 108 50 50 3200 3200 ※どれか1つに防具のBPを全振りした試算です。実際にはATK,DEF,RES,HP,AS何れかしか最大値にはなりません。 AP振りは+50です。 人獣 高ATKのアタッカー、他のステータスも全て多種より高めに設定されている事が多い。 通常攻撃を主なダメージソースとして、継続して火力が出せる使い魔が多い。 名前 No. タイプ コスト 射程 HP AP ATK POW DEF RES MS AS DPS DEF(%) RES(%) 物理指数 魔法指数 AS PS パーシヴァル 人獣-001 英雄 20 近距離(350) 557 50 66 0 34 36 833 0.82 54.12 26 27 753 764 貫きの碧槍 聖杯の詩 フランツカペル 人獣-002 英雄 30 遠距離(1500) 497 49 59 0 35 29 780 0.83 48.97 26 23 672 646 ライトニングストライク マークスマン ルール― 人獣-003 精霊獣 20 近距離(350) 535 53 61 0 33 33 828 0.80 48.80 25 25 714 714 ウィッシュソング 精霊のお守り ロビン・フッド 人獣-004 先導者 30 遠距離(1500) 504 44 63 0 36 30 782 0.91 57.33 27 24 691 664 イーグルスナイプ シャーウッドの誇り ママリリ 人獣-006 大戦士 10 遠距離(1500) 406 51 42 0 23 19 779 0.73 30.66 19 16 502 484 ビッグハント 友だちのおくりもの ロロ 人獣-007 精霊獣 20 近距離(350) 535 53 61 0 33 33 828 0.80 48.80 25 25 714 714 ブレイブジャンプ 勇気のお守り ポポ 人獣-008 精霊獣 10 近距離(350) 486 50 53 0 26 27 828 0.80 42.40 21 22 616 624 スピリットダンス つむじ風のお守り ランディ 人獣-009 英雄 30 近距離(350) 607 53 74 0 41 43 833 0.82 60.68 30 31 868 880 旋風斬り マナの勇者 モルス 人獣-010 精霊獣 20 近距離(350) 535 53 61 0 33 33 828 0.80 48.80 25 25 714 714 強壮粘液 絡みつく魔眼 巴御前 人獣-011 英雄 40 近距離(350) 649 61 95 0 47 49 834 0.83 78.85 32 33 955 969 一人当千の強者なりや 最後の戦してみせ奉らん カラミティ・ジェーン 人獣-012 断罪者 50 遠距離(1500) 588 48 91 0 48 40 782 0.91 82.81 33 29 878 829 災厄の魔弾 不幸呼ぶ魔銃 アンネローゼ 人獣-013 天賢 10 遠距離(1500) 420 50 46 0 23 20 779 0.83 38.18 19 17 519 507 クロスドミナンス マギア ラース・ジャイアント 人獣-014 魔人 30 近距離(350) 678 55 83 0 50 53 827 0.80 66.40 34 35 1028 1044 スキルなし 憤怒の共鳴 ハンニバル 人獣-015 守護者 40 近距離(350) 666 55 92 0 49 51 830 0.81 74.52 33 34 995 1010 トレビアを砕く戦鎚 カルタゴの紅い壁 クロード 人獣-016 英雄 40 近距離(350) 649 61 95 0 47 49 834 0.83 78.85 32 33 955 969 爆裂破 キャンセルコンボ アレキサンダー 人獣-018 英雄 40 近距離(350) 606 62 74 0 44 43 819 0.76 56.24 31 31 879 879 我征くが真の王道 双角王の凱旋 フェンリル 人獣-019 聖魔 40 近距離(350) 638 68 90 0 45 47 836 0.85 76.50 32 32 939 939 バニッシュファング ハウリングムーン 風魔小太郎 人獣-020 英雄 70 遠距離(1500) 682 61 103 0 60 41 786 0.86 88.58 38 30 1100 975 風魔 楓喰楼 風魔 風鷺 アルキメデス 人獣-022 天賢 60 遠距離(1500) 636 67 78 0 54 40 780 0.66 51.48 36 29 994 896 大統一理論 破城公式 カシン 人獣-023 魔人 60 遠距離(1500) 660 80 91 0 54 43 797 0.75 68.25 36 31 1032 957 ヒエンカズラオトシ ウホ ガラティン 人獣-024 五影剣 50 近距離(350) 699 63 103 0 53 56 834 0.83 85.49 35 36 1076 1093 太陽の剣 五影の衝 アリス 人獣-025 守護者 60 遠距離(1500) 651 83 87 0 53 42 790 0.72 62.64 35 30 1002 930 ヘッジホッグバースト ふたりの国のアリス ガレアード 人獣-026 魔人 50 近距離(350) 708 58 107 0 55 57 833 0.82 87.74 36 37 1107 1124 破鎧甲 堅樹王 アカズキン 人獣-027 純真者 70 近距離(350) 810 62 124 0 68 57 833 0.82 101.68 41 37 1373 1286 おばあちゃんはいぱーぱんち おばあちゃんたーぼ! ヨルムンガンド 人獣-028 聖魔 80 近距離(350) 860 65 132 0 75 57 833 0.82 108.24 43 37 1509 1366 撃鱗咆哮 世界を喰らふ蛇 ヒュンケル 人獣-029 大戦士 50 近距離(350) 718 58 100 0 56 59 830 0.81 81.00 36 38 1122 1159 クランブルテンペスト オナー・オブ・ネツァワル リース 人獣-030 大戦士 60 近距離(350) 729 63 106 0 59 53 828 0.80 84.80 38 35 1176 1122 旋風槍 マナの献身 アルカイザー 人獣-031 英雄 50 近距離(350) 718 58 100 0 56 59 830 0.81 81.00 36 38 1122 1159 真・アルフェニックス 紅の不死鳥 ワドリーテ 人獣-032 守護者 40 近距離(350) 572 64 73 0 40 39 817 0.75 54.75 29 29 806 806 フォービクトリー オーダー・オブ・ホルデイン ソエル 人獣-033 狂戦士 40 近距離(350) 708 58 107 0 55 57 833 0.82 87.74 36 37 1107 1124 スキルなし バーサーク フォルコン 人獣-034 超魔 60 近距離(350) 769 60 107 0 63 59 830 0.81 86.67 39 38 1261 1241 森神の憤哮 古の守護森竜 ペルーダ 人獣-035 守護者 70 近距離(350) 820 62 115 0 70 59 830 0.81 93.15 42 38 1414 1323 古竜の甲鱗 終末を超えし命 ラドン 人獣-036 超魔 70 近距離(350) 810 62 124 0 68 57 833 0.82 101.68 41 37 1373 1286 黄金の大牙 ヘスペリデスの黄金樹 神族 HpやDefやResが他の種族より高めに設定されている。 スキルでHpやDefを上げやすく、自パーティのみを対象としたHpリジェネ等のスキルを豊富に持つ。 名前 No. タイプ コスト 射程 HP AP ATK POW DEF RES MS AS DPS DEF(%) RES(%) 物理指数 魔法指数 AS PS カルラ 神族-001 英雄 10 近距離(350) 460 54 47 0 24 24 821 0.77 36.19 20 20 575 575 雲耀の太刀 雑兵敵せず キュオ 神族-002 大戦士 20 遠距離(1500) 440 59 43 0 27 23 775 0.65 27.95 22 19 565 544 天使の洗礼 天意の加護 ラケシス 神族-003 運命神 30 近距離(350) 528 62 53 0 34 33 814 0.75 39.75 26 25 714 704 運命の制定 測る者 スクナヒコナ 神族-004 精霊獣 30 近距離(350) 602 55 56 0 41 42 822 0.77 43.12 30 30 860 860 神守の酒 お神酒振る舞い 摩利支天 神族-005 守護者 10 遠距離(1500) 400 56 39 0 22 18 778 0.65 25.35 19 16 494 477 陽炎舞 守護光神 アフロディーテ 神族-006 慈愛神 30 遠距離(1500) 547 55 50 0 38 35 781 0.67 33.50 28 26 760 740 シュトルムリーベ リーベブルーメンブラット ヘラ 神族-007 狂戦士 20 近距離(350) 535 53 61 0 33 33 828 0.80 48.80 25 25 714 714 テレイアの仕置き ガメイラの誓い 雷神 神族-009 風雷神 40 遠距離(1500) 538 77 66 0 39 34 775 0.65 42.90 29 26 758 728 招雷陣 風雷陣 クロートー 神族-010 運命神 30 近距離(350) 528 62 53 0 34 33 814 0.75 39.75 26 25 714 704 運命の創出 紡ぐ者 カンヘル 神族-011 守護者 40 近距離(350) 678 55 83 0 50 53 827 0.80 66.40 34 35 1028 1044 黒き竜人の闘域 聖竜人 風神 神族-013 風雷神 40 遠距離(1500) 575 58 83 0 43 38 788 0.70 58.10 31 28 834 799 纏風牙 風雷陣 朱雀 神族-014 幻魔 30 近距離(350) 634 53 57 0 44 46 825 0.78 44.46 31 32 919 933 要害堅固 朱凰護印 レナス 神族-015 先導者 60 近距離(350) 769 60 107 0 63 59 830 0.81 86.67 39 38 1261 1241 ニーベルン・ヴァレスティ 戦魂招来 アテナ 神族-016 聖戦士 30 近距離(350) 602 55 56 0 41 42 822 0.77 43.12 30 30 860 860 守護女神の堅盾 守護女神の撃槍 オーディン 神族-017 大神 70 遠距離(1500) 736 62 113 0 65 47 793 0.72 81.36 40 32 1227 1083 斬鉄剣 グングニル ポポイ 神族-018 妖精 30 遠距離(1500) 554 50 55 0 40 35 784 0.75 41.25 29 26 781 749 スキルなし マナの聖域 ケルビム 神族-019 聖魔 50 近距離(350) 702 60 81 0 55 56 822 0.77 62.37 36 36 1097 1097 炎の剣 神の玉座 アトロポス 神族-020 運命神 50 近距離(350) 739 0 82 0 59 62 825 0.78 63.96 38 39 1192 1212 運命の裁断 断ち切る者 ペルセウス 神族-021 英雄 40 近距離(350) 652 58 75 0 48 49 822 0.77 57.75 33 33 974 974 英雄の光輝 神の血脈 オニャンコポン 神族-022 大神 60 近距離(350) 792 60 89 0 66 62 825 0.78 69.42 40 39 1320 1299 ミミフラハサナ ハクナワシワシ ラー 神族-023 大神 80 近距離(350) 898 65 101 0 81 62 825 0.78 78.78 45 39 1633 1473 ゲル・アーペイ カー・メレウト 毘沙門天 神族-024 大戦士 60 近距離(350) 759 60 116 0 61 57 833 0.82 95.12 38 37 1225 1205 護法三叉戟 北方軍神 サルーイン 神族-025 邪神 80 近距離(350) 823 86 114 0 69 53 837 0.86 98.04 41 35 1395 1267 サルーインソード 破壊の爪跡 イージス 神族-026 大戦士 50 近距離(350) 739 58 82 0 59 62 825 0.78 63.96 38 39 1192 1212 セイクリッド・シルド ホーリー・グロウ ハバキリ 神族-027 五影剣 50 近距離(350) 730 58 90 0 58 60 827 0.80 72.00 37 38 1159 1178 羽々天燐 五影の嶺 ティファリス 神族-028 純真者 20 遠距離(1500) 466 56 42 0 28 25 775 0.66 27.72 22 20 598 583 ハームリストレイション ハーモニー・オブ・カセドリア ラグナロク 神族-029 超魔 90 近距離(350) 950 67 108 0 88 62 825 0.78 84.24 47 39 1793 1558 黄金の終末 神々の運命 ヴィシュヌ 神族-030 大神 40 近距離(350) 606 62 74 0 44 43 819 0.76 56.24 31 31 879 879 火のマニプーラ アナーハタ覚醒 雪華 神族-032 付喪神 20 近距離(350) 559 58 50 0 34 36 821 0.77 38.50 26 27 756 766 氷跳剣 如意心法 グリンダ 神族-033 純真者 50 遠距離(1500) 594 64 72 0 48 40 780 0.66 47.52 33 29 887 837 清き幸せの魔法 清き南の魔女 アーリィ 神族-034 先導者 70 近距離(350) 834 62 104 0 72 60 827 0.80 83.20 42 38 1438 1346 ニーベルン・ヴァレスティ 戦魂解放 シルメリア 神族-035 先導者 50 遠距離(1500) 627 66 90 0 50 45 787 0.70 63.00 34 32 950 923 ニーベルン・ヴァレスティ 戦魂救済 ミカエル 神族-036 大天霊 70 近距離(350) 803 66 94 0 69 56 822 0.77 72.38 41 36 1362 1255 天罰 天の啓示 魔種 遠隔スキルアタッカー スキルを使用して高い瞬間火力を出すことができる。 名前 No. タイプ コスト 射程 HP AP ATK POW DEF RES MS AS DPS DEF(%) RES(%) 物理指数 魔法指数 AS PS レネゲイド 魔種-001 大戦士 20 近距離(350) 535 53 61 0 33 33 828 0.80 48.80 25 25 714 714 魔人の左腕 背教の大剣 アマイモン 魔種-002 霊王 10 遠距離(1500) 420 72 39 0 22 20 774 0.65 25.35 19 17 519 507 地の王が命ず“裂” 地の王が命ず“烈” 鷹州山黒姫 魔種-003 怪異 10 遠距離(1500) 406 61 39 0 22 19 777 0.65 25.35 19 16 502 484 夢想八幡弓 鷹州一本下駄 エリゴス 魔種-004 魔人 30 遠距離(1500) 511 77 52 0 34 31 781 0.68 35.36 26 24 691 673 未来を穿つ槍 契約の恩寵 アジ・ダハーカ 魔種-005 凶禍 20 遠距離(1500) 455 71 44 0 28 24 775 0.65 28.60 22 20 584 569 千なる暗黒魔法 黒蛇眼 ソドム 魔種-006 闇ノ者 10 遠距離(1500) 420 72 39 0 22 20 774 0.65 25.35 19 17 519 507 滅びの罪火 久怨の声 ダークアリス 魔種-007 魔人 20 遠距離(1500) 477 70 50 0 29 26 790 0.72 36.00 23 21 620 604 悪夢の国の招待状 ふたりの国のアリス シユウ 魔種-008 英雄 20 近距離(350) 535 53 61 0 33 33 828 0.80 48.80 25 25 714 714 兵器万壊 蚩尤戦旗 レッドライダー 魔種-009 魔人 40 近距離(350) 652 58 75 0 48 49 822 0.77 57.75 33 33 974 974 戦場の王焔 開錠されし赤き第二封印 ウォドノス 魔種-010 闇ノ者 40 近距離(350) 598 62 81 0 43 42 821 0.77 62.37 31 30 867 855 魔闘炎 不退の魔闘志 パンドラ 魔種-011 狂言者 20 近距離(350) 552 53 50 0 34 35 822 0.77 38.50 26 26 746 746 あふれ出る災厄 エルピスの輝き ミリア 魔種-012 闇ノ者 30 遠距離(1500) 487 67 50 0 33 28 777 0.65 32.50 25 22 650 625 フォーリンラブ チャームキッス プリム 魔種-013 守護者 10 近距離(350) 486 50 53 0 26 27 828 0.80 42.40 21 22 616 624 ムーンセイバー マナの加護 ケットシー 魔種-014 怪異 30 遠距離(1500) 504 79 50 0 33 30 774 0.65 32.50 25 24 672 664 黒き暴炎 エナジーヴァンプ 九尾の狐 魔種-015 怪異 40 遠距離(1500) 536 67 70 0 40 33 783 0.68 47.60 29 25 755 715 朧月花 桜花舞踏 ジェニー 魔種-016 闇ノ者 50 近距離(350) 659 74 89 0 49 50 831 0.83 73.87 33 34 984 999 バビョーンって感じ? ズビュビュ~って感じ? ゴグマゴグ 魔種-017 魔人 40 近距離(350) 632 58 91 0 46 47 828 0.80 72.80 32 32 930 930 アルビオンの拳 最後の敵対者 バルバリシア 魔種-018 凶禍 40 遠距離(1500) 538 77 66 0 39 34 775 0.65 42.90 29 26 758 728 ミールストーム 悪意の鏡 ルビカンテ 魔種-019 魔神 60 遠距離(1500) 630 90 77 0 50 40 774 0.65 50.05 34 29 955 888 火燕流 狂える熱情 オーベロン 魔種-020 魔人 70 遠距離(1500) 672 94 83 0 55 40 774 0.65 53.95 36 29 1050 947 妖精王の魔鎌 妖精王の晩餐 アシュトン 魔種-021 守護者 30 近距離(350) 591 61 68 0 39 41 827 0.80 54.40 29 30 833 845 ドラゴンブレス ミスフォーチュン アセルス 魔種-022 半妖 60 近距離(350) 716 83 95 0 55 51 830 0.83 78.85 36 34 1119 1085 幻魔 憑依 アバドン 魔種-023 凶禍 60 遠距離(1500) 630 90 77 0 50 40 774 0.65 50.05 34 29 955 888 降臨せし奈落 滅ぼし飲み込む者 アンラ・マンユ 魔種-024 邪神 50 近距離(350) 711 66 81 0 55 58 821 0.77 62.37 36 37 1111 1129 十と六の災難 絶対悪 ツクヨミ 魔種-025 大神 40 遠距離(1500) 528 70 66 0 39 32 777 0.65 42.90 29 25 744 704 月輪の戦場 夜天貫く月光 オロバス 魔種-026 凶禍 50 遠距離(1500) 580 81 72 0 44 39 775 0.65 46.80 31 29 841 817 諦念誘う蹄 絶望という真理 バハムート 魔種-028 超魔 80 遠距離(1500) 714 97 88 0 61 40 774 0.65 57.20 38 29 1152 1006 メガフレア 竜皇の威怖 ティアマト 魔種-029 邪神 70 遠距離(1500) 662 87 83 0 55 39 775 0.65 53.95 36 29 1035 933 神魔喰らう者 太母の怒り メデューサ 魔種-031 魔人 40 遠距離(1500) 538 77 66 0 39 34 775 0.65 42.90 29 26 758 728 蛇眼炎呪 蛇髪の毒牙 ギガス 魔種-032 純真者 30 近距離(350) 583 55 68 0 39 40 828 0.80 54.40 29 29 822 822 ギガフィスト ギガハッグ ダーインスレイヴ 魔種-033 五影剣 50 近距離(350) 690 66 99 0 52 55 827 0.80 79.20 35 36 1062 1079 求血の魔刃 五影の戮 タルタロス 魔種-036 黒冥神 80 近距離(350) 774 91 97 0 64 47 814 0.75 72.75 40 32 1290 1139 闇牢 冥廻 海種 Healer及び味方のBuffer、多方面のサポート役。 ステータスに対するDebufferなどの側面もある 名前 No. タイプ コスト 射程 HP AP ATK POW DEF RES MS AS DPS DEF(%) RES(%) 物理指数 魔法指数 AS PS ウィーユ 海種-001 精霊獣 20 近距離(350) 513 56 49 0 31 31 819 0.76 37.24 24 24 675 675 スペースオーラ スペースライト キマ 海種-002 妖精 10 遠距離(1500) 400 56 39 0 22 18 778 0.65 25.35 19 16 494 477 しゅばーーーん! キマキマたいむ ディニ 海種-003 凶禍 10 遠距離(1500) 400 56 35 0 20 18 770 0.65 22.75 17 16 482 477 深海の流宴 人魚の輝泡 アニュイ 海種-005 妖精 20 遠距離(1500) 440 59 44 0 28 23 778 0.65 28.60 22 19 565 544 フフ みえてるぞ フフ みえないだろ プリシス 海種-006 天賢 40 遠距離(1500) 546 83 66 0 39 35 774 0.65 42.90 29 26 770 738 パラボラビーム 電子戦サポート バアル 海種-007 妖艶 50 遠距離(1500) 560 67 65 0 40 36 770 0.65 42.25 29 27 789 768 豊穣の雨雫 慈しむ嵐雨 みずち 海種-008 凶禍 20 遠距離(1500) 440 59 44 0 28 23 778 0.65 28.60 22 19 565 544 アクアシールド 生命の水 ポセイドン 海種-009 海皇 30 遠距離(1500) 504 79 55 0 28 23 774 0.65 35.75 22 19 647 623 大海のトリアイナ 蒼海の神秘 クラーケン 海種-010 幻魔 30 遠距離(1500) 497 74 50 0 33 29 775 0.65 32.50 25 23 663 646 毒墨粘弾 脱力粘液 キャンサー 海種-011 怪異 20 近距離(350) 552 53 50 0 34 35 822 0.77 38.50 26 26 746 746 シザークラップ ワイドシェル ネモ 海種-012 英雄 20 遠距離(1500) 466 56 45 0 30 25 780 0.66 29.70 24 20 614 583 バタリングラム エーテルサーキュレーション オオモノヌシ 海種-013 幻魔 30 遠距離(1500) 509 59 47 0 34 30 775 0.66 31.02 26 24 688 670 サキミタマ クシミタマ アクアナイト 海種-014 魔人 30 近距離(350) 560 59 55 0 37 37 819 0.76 41.80 28 28 778 778 勇水の陣 海騎士の矜持 コノハナサクヤ 海種-015 守護者 40 遠距離(1500) 520 64 64 0 37 32 775 0.65 41.60 28 25 723 694 木花咲かせ唄 ことほぐ桜花 ムー 海種-017 海皇 60 遠距離(1500) 648 81 85 0 52 42 780 0.67 56.95 35 30 997 926 滅びたれ太陽石 レムリアの陽光 トリシューラ 海種-018 五影剣 50 近距離(350) 616 67 74 0 43 44 811 0.75 55.50 31 31 893 893 ザバルダストソーマ 五影の律 ダゴン 海種-019 海皇 50 遠距離(1500) 568 73 72 0 44 37 777 0.65 46.80 31 28 824 789 無慈悲な奔流 うごめく深淵 カイナッツォ 海種-021 幻魔 50 近距離(350) 675 78 80 0 50 52 816 0.76 60.80 34 35 1023 1039 大津波 大甲殻 レナ 海種-021 純真者 20 遠距離(1500) 440 59 43 0 27 23 775 0.65 27.95 22 19 565 544 エンゼルフェザー 神護の巫女 シェラハ 海種-021 邪神 70 遠距離(1500) 691 84 92 0 58 42 780 0.67 61.64 37 30 1097 988 光のダイヤモンド 封印開放 マルドゥク 海種-022 大神 60 近距離(350) 660 70 82 0 51 44 814 0.75 61.50 34 31 1000 957 魔陣バビロン 輝けき王の中の王 アトランティス 海種-023 精霊獣 70 近距離(350) 803 66 91 0 67 56 820 0.77 70.07 41 36 1362 1255 大海鐘 母なる大海霊 ラクシュミー 海種-024 大神 50 遠距離(1500) 580 81 72 0 44 39 775 0.65 46.80 31 29 841 817 アムリタパワーアタック エナジーリンク ゼニスV 海種-026 WAP 50 遠距離(1500) 588 60 85 0 47 40 779 0.83 70.55 32 29 865 829 スイッチ ヴァンツァー・マニューバ シヴァ 海種-027 霊王 40 遠距離(1500) 520 64 66 0 39 32 778 0.65 42.90 29 25 733 694 ダイヤモンドダスト ウォーブリーズ セドナ 海種-028 艶妖 80 遠距離(1500) 680 76 88 0 61 36 778 0.65 57.20 38 27 1097 932 流転回帰 深海共濤 わだつみ 海種-029 超魔 80 遠距離(1500) 704 91 88 0 61 39 775 0.65 57.20 38 29 1136 992 海神大瀑布 海神憤流 アラハバキ 海種-030 大神 80 近距離(350) 827 68 121 0 72 53 828 0.80 96.80 42 35 1426 1273 顕蛇木 荒神威 スノーマン 海種-031 幻魔 40 近距離(350) 652 58 75 0 48 49 822 0.77 57.75 33 33 974 974 豪風寒波 まとわりつく豪雪 マチルダ 海種-032 傀儡 20 遠距離(1500) 455 71 44 0 28 24 775 0.65 28.60 22 20 584 569 アーケインショット アーケインクルーズ ナイアス 海種-033 天賢 50 遠距離(1500) 588 86 72 0 44 40 774 0.65 46.80 31 29 853 829 フェアリーバースト ガイド・オブ・エルソード アクアルーク 海種-034 蛮闘士 40 近距離(350) 606 62 74 0 44 43 819 0.76 56.24 31 31 879 879 アクアシールド アクアウィーク バルログ 海種-036 混迷 30 近距離(350) 602 55 56 0 41 42 822 0.77 43.12 30 30 860 860 次元障壁 根源的畏怖 不死 ステータスは低いがDebuffやCCに特化したスキルを持つ。 名前 No. タイプ コスト 射程 HP AP ATK POW DEF RES MS AS DPS DEF(%) RES(%) 物理指数 魔法指数 AS PS ユダ 不死-001 闇ノ者 20 遠距離(1500) 447 64 44 0 28 23 777 0.65 28.60 22 19 574 552 裏切りという福音 信念の代償 ベルディヤット 不死-002 悪霊 20 近距離(350) 549 55 63 0 33 35 834 0.83 52.29 25 26 732 742 かくれんぼ おにごっこ デザストル 不死-003 混迷 70 遠距離(1500) 669 70 92 0 58 39 782 0.67 61.64 37 29 1062 943 穢れたる爪牙 輪廻干渉 ラスプーチン 不死-004 英雄 10 遠距離(1500) 420 72 39 0 22 20 774 0.65 25.35 19 17 519 507 逞しき恍惚祈祷 報復の予言 ガルファス 不死-005 魔人 20 遠距離(1500) 486 53 55 0 31 27 788 0.70 38.50 24 22 640 624 呪怨憑依 怨魄廻魂 小野篁 不死-006 英雄 20 遠距離(1500) 440 59 44 0 28 23 778 0.65 28.60 22 19 565 544 スキルなし 野狂 カリガリ博士 不死-007 闇ノ者 20 遠距離(1500) 455 71 44 0 28 24 775 0.65 28.60 22 20 584 569 闇ノ魔改造 不滅ナル吾輩 シバルバー 不死-008 魔人 10 近距離(350) 447 61 42 0 23 23 815 0.75 31.50 19 19 552 552 ケクマ・ハ チュガナール グロウベック 不死-010 屍皇 30 遠距離(1500) 497 74 50 0 33 29 775 0.65 32.50 25 23 663 646 業滅の魔眼 腐廃の魔眼 アレクトー 不死-011 断罪者 30 近距離(350) 658 55 99 0 48 50 833 0.82 81.18 33 34 983 997 スキルなし 止まらない者 フォルティーン 不死-013 傀儡 30 近距離(350) 554 79 54 0 35 36 813 0.75 40.50 26 27 749 759 マルチプルバックショット インビシブルセントリー ゲーデ 不死-014 闇ノ者 40 遠距離(1500) 538 77 66 0 39 34 775 0.65 42.90 29 26 758 728 永遠の十字路 十字架男爵の戯言 ナイトメア 不死-015 悪霊 40 近距離(350) 652 58 75 0 48 49 822 0.77 57.75 33 33 974 974 悪夢の眼差し さめない悪夢 ペルセポネ 不死-017 狂戦士 50 近距離(350) 718 58 100 0 56 59 830 0.81 81.00 36 38 1122 1159 怒恨錠 冥界の挫苦露 ミクトランシワトル 不死-018 黒冥神 30 遠距離(1500) 487 67 50 0 33 28 777 0.65 32.50 25 22 650 625 白く純粋な魂への誘い 死者の祭宴 バラバ 不死-019 怪異 60 近距離(350) 680 73 89 0 53 47 823 0.78 69.42 35 32 1047 1000 アブダクション 災厄の残滓 マッドハッター 不死-020 狂言者 50 遠距離(1500) 577 70 75 0 45 38 783 0.68 51.00 32 28 849 802 ぶしつけな招待状 穴あきのティーカップ キュベレー 不死-021 大神 30 遠距離(1500) 480 62 50 0 33 27 778 0.65 32.50 25 22 640 616 狂信への蠱惑 切断儀礼 武則天 不死-022 屍皇 30 遠距離(1500) 497 74 50 0 33 29 775 0.65 32.50 25 23 663 646 天割金輪 武韋の禍 安倍晴明 不死-023 屍皇 50 遠距離(1500) 580 81 72 0 44 39 775 0.65 46.80 31 29 841 817 奇門・十二天将陣 陰式・追儺律令 ハデス 不死-024 黒冥神 70 遠距離(1500) 739 72 85 0 66 47 782 0.67 56.95 40 32 1232 1087 死王礼賛 不滅怨嗟 黄泉神 不死-025 闇ノ者 60 遠距離(1500) 621 84 77 0 50 39 775 0.65 50.05 34 29 941 875 黄泉路おくり 比良坂くだり ティルフィング 不死-026 五影剣 50 近距離(350) 702 60 81 0 55 56 822 0.77 62.37 36 36 1097 1097 代償たる呪縛 五影の蝕 ゴルベーザ 不死-027 暗黒魔導 80 遠距離(1500) 785 75 91 0 72 47 782 0.67 60.97 42 32 1354 1155 Wメテオ 四天王集結 スカルミリョーネ 不死-028 屍皇 40 近距離(350) 652 58 75 0 48 49 822 0.77 57.75 33 33 974 974 咒いの歌 毒素注入 プルートー 不死-029 黒冥神 80 近距離(350) 871 65 123 0 77 59 830 0.81 99.63 44 38 1556 1405 デス・バインド ソウル・グラトニー ニャルラトホテプ 不死-030 邪神 80 近距離(350) 819 87 98 0 69 52 816 0.76 74.48 41 35 1389 1260 侵みゆくアフトゥ 無貌なる黒 デス 不死-031 邪神 90 近距離(350) 883 83 127 0 77 54 826 0.85 107.95 44 36 1577 1380 死の剣 人身御供 レイブン 不死-032 WAP 70 遠距離(1500) 739 59 92 0 67 47 706 0.75 69.00 41 32 1253 1087 レイブンクロー B型デバイス ジルボルド 不死-033 英雄 60 近距離(350) 759 60 116 0 61 57 833 0.82 95.12 38 37 1225 1205 腐城瘴気 永久の腐肉 サロメ 不死-034 魔人 40 遠距離(1500) 538 77 66 0 39 38 788 0.65 42.90 29 28 758 748 過ぎたる熱望 聖者の首 メタルアルカイザー 不死-035 魔人 50 近距離(350) 711 66 81 0 55 58 821 0.77 62.37 36 37 1111 1129 ムーンスクレイパー 鋼の不死鳥 ライル 不死-036 断罪者 40 近距離(350) 606 62 74 0 44 43 819 0.76 56.24 31 31 879 879 ライズフラッグ レイジ・オブ・ゲブランド
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◆LOV2情報まとめ◆ LOV2関連情報で記載する項目が分からない場合こちらへどうぞ。他ページがまとまり次第このページは削除致します。 ◆情報元◆ ファミ通 戦いは白焔の舞台へ ファミ通ブログ ファミ通 ロングインタビュー 公式ガイド ロード オブ ヴァーミリオンII 公式スターターガイド ◆報告まとめ◆ 新バージョンの議論・反論・文句等は以下のスレッドでお願いします。 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/44747/1250922176/l50 稼動時期 09 10/27(火)予定 システム情報 使い魔情報 ステータス情報 アルティメットスペル情報 ストーリー情報 引継情報 ギルド…LoV.netの機能コメント送信機能が追加。 その他スターターパックの内容を一新。 LoV2の初期カードはLoVの初期カード(100枚)より多い。 ◆速報報告◆ ◆色々気づいた事。 ●武器は各属性、全種類1本ずつもてる。 ●装備も各種族毎に軽・重1こずつもてる。 ●装備の選びなおしができる(ボタン連打でアッー!は、なくなった) ●使い魔のHPは 30→490 25→480 20→470 15→460 10→450だったと思う。 ●アルティメットスペルはうまく使えば3回打てる。が同一のものは1回しか使えない。 Aスペルに追加 クロノフリーズ カウントが4カウント止まる。アルカナ掘削と施設封印はできない クイックドライブ 速度4とパーティにヘイスガ効果 ●R、SRの封入率は、個人的には悪くないと思った。 配列のいいところ引いたかもしれんが、16のうち C8 U4 R3 SR1だった。少なくとも1.4の時代から比べればかなりマシと思う。 ●アルカナの配置が ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ なのがあった。対戦でも確認。 新バージョンの議論・反論・文句等は以下のスレッドでお願いします。 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/44747/1250922176/l50
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「おや、『風』の呪文だね……うぷ…」 シエスタによる公開屠殺を強制的に見せられて、今にもゲロを吐きそうな顔をしていたワルドが、 青い顔をしたまま呟いた。 未だに鉄錆にも似た異臭が漂う死地に、ばっさばっさと翼を羽ばたかせる音が響く。 どこかで聞いたことのある羽音だった。 「シルフィード……だったかしら」 名前はともかく、確かにそれはタバサの使い魔の風竜であった。 重なりかけた月を背景に、悠然と空に浮かぶ幻獣。 そのシルフィードが、何故この場にいるというのか。 ルイズの疑問に応えるように、風竜はゆっくりと地面に舞い降りた。 場に満ちる死臭が、人間の何倍もの嗅覚を誇る風竜の鼻を襲い、 シルフィードは実に嫌そうな顔できゅいきゅい鳴いた。 その風竜の背には、主人であるタバサの姿。 パジャマ姿のまま、本を読んでいる。 さっきシエスタを吹き飛ばしたのは、タバサの『風』魔法だったのだ。 (お姉さま、ここクサい! シルフィお鼻が曲がっちゃうのね! クサい! クサい! ク~サ~い!) (……我慢する) そのタバサの後ろから、炎のように真っ赤な髪の女性が機敏な動作で飛び降りて、髪をかき上げる。 キュルケであった。 憎きツェルプストー。 ルイズの生涯のライバルであった。 「いくら礼節を弁えない者相手とはいえ、やり過ぎでなくて、ヴァリエール?」 後ろでヨロヨロと立ち上がり、頭を振っているシエスタを横目で見ながら、ルイズは肩をすくめた。 「あんたの夜の情事よりは幾分穏やかだわ。 ……で、どうしてここにいるわけ?」 「ッッ! …………朝方、窓からあんたたちが馬に乗って出かけようとしてるもんだから、気になって後をつけたのよ」 柳眉を逆立てて、キュルケは言い放った。 本当は助けに来たつもりだったのだが、ルイズの嫌味に対する反発心から、 つい無難な理由を述べたのだった。 しかし、良い所を邪魔をされたとあって、ルイズの嫌味は歯止めがきかない。 ウンザリした顔で、シッシッと追い払う仕草をする。 「おととい来て下さらないかしら、マダム? 大事な大事な男娼達が、首を長くして待ってるわよ? あら失礼、長くしているのは首じゃなかったわね……オホホホホ」 ほくそ笑むルイズ。 仮にも十八の乙女に対してマダム呼ばわりである。 これには流石のキュルケも腹に据えかねたらしい。目つきが据わってきた。 「言ってくれるじゃない、『ゼロ』のクセに……」 「…………何ですって?」 「何よ!」 バチバチと火花を散らしながら睨み合う二人。 やがて、いつものように壮絶な罵りあいが始まるのであった。 売女! ナイムネ! 脂肪細胞の無駄遣い! 言ったわね!? 野蛮人! おチビ! 色狂い! 独り身! ツラに一発ぶち込むわよ!? ケツに一発食らわすわよ!? ………………………………… …………………………………。 あらかた罵倒のネタが出尽くしたところで、タバサが止めに入った。 彼女がその身長よりも大きな杖を振ると、二人の体が宙に浮かぶ。 "レビテーション"の魔法を使ったのだ。 「非常時」 ポツリと呟くタバサの言葉で冷静になったのか、二人は渋々矛を収めることにしたようだった。 大人しくなった二人を、タバサはゆっくりと地面に下ろす。 「……改めて聞くけど、どうしてあなたがここにいるの、ツェルプストー? 私たち、お忍びの仕事の最中なの」 「ふん、勘違いしないで。貴方を助けに来た訳じゃないの。 ……ねぇ?」 ルイズに対する渋い顔を一転、キュルケはしなをつくってワルドににじり寄った。 「おひげが素敵な紳士様。身を焦がすような情熱に興味はおあり?」 じりじりと近づいてくるキュルケを、しかし、ワルドは青い顔で押しやった。 「あら、どうして?」 「婚約者が勘違いしては困る。 それに……こんな場所で、そんな気にはとてもじゃないが……なれないな」 確かに、とキュルケは納得して頷いた。 辺り一面には、依然として濃厚な血の匂いが漂っている。 直ぐに危険な野獣が集まってくるだろう。 既に上空では、匂いに誘われてカラスやハゲタカが群を為し始めていた。 彼らは、地上にある今晩の食事をご所望であったが、シルフィードがいるために手が出せずにいた。 ギャアギャアという、彼等の愚痴にも似た叫び声が響くこの場所では、 とてもじゃあないがロマンチックな気分にはなれない。 ワルドの言うことは至極もっともであった。 そして、それにもましての驚愕の事実が、キュルケの興味を強く刺激していたのであった。 「なあに? ルイズ、あなた婚約者がいたの? よりにもよってあんたに?」 「いちゃ悪いの? それに、まだ私は結婚するって決めた訳じゃないわ」 驚天動地といった顔をするキュルケだが、以外や以外、ルイズはあんまり気にしていないようだった。 もっと顔を赤らめるなりして照れるかと思ったのにつまんない、とキュルケは思った。 最近のルイズは、やけに冷静……というより、冷徹なのだ。 さらには、以前はまだまだ希薄であったはずのルイズから感じられるオーラのようなものが、 洗練され、さらなる深みを見せているようにも思われた。 何というか、カリスマ? とでも言うのだろうか。キュルケはルイズから発せられるそれをうまく説明することが出来なかった。 ただ一つ明らかなのは、ルイズが本格的に変わり始めた原因はDIOにあるということであった。 今でこそ、短絡的な感情表現をしてくれることもあるが、それもいつまで続くのか分からない。 ルイズの行く末を案じるキュルケであったが、そんな彼女をよそに、 ルイズは運良く生き残った一人に尋問を開始することにした。 地面に情けなく横たわって気絶している男にルイズはドカドカと近寄り、容赦なく鳩尾を踏んづけた。 激しく咳き込みながら、男は意識を取り戻した。 ゆっくりと目を開いた男は、自分を見下ろしているルイズの姿を確認すると、 途端に取り乱した。 「た、助けて!! 許して! 俺はただ、雇われてただけなんだよぉ……!! 」 「ほらほら、五月蝿いわね……静かにしなさいよ、大人げない」 しかし、男は喚くのを止めない。それどころか、脇に立つシエスタの姿を目にするや、その叫び声を益々大きくしてゆくのであった。 ルイズは痛む頭に手をやり、ゆっくりと杖を取り出して男に突きつけた。 「黙れ」 首を吹っ飛ばされた仲間達の姿が、男の脳裏にフラッシュバックする。 男はピタッと静かになった。 「では、聞くわ。 あんたたち誰に雇われたの?」 「は、はい、ラ・ロシェールの酒場でメイジに雇われました……女です」 早くもアルビオンの貴族に気付かれたかと、ルイズは焦った。 しかし、思った通りこいつは唯の三下だ。 根掘り葉掘り聞いた所で、実りのある情報が得られる確率は絶望的といえた。 それでも、ルイズに対する恐怖からか、男の返事が素直そのものであったのが、唯一の救いだった。 余計な手間がかからずに済んだと思いつつ、ルイズは先ほどの戦闘で感じた疑問を男にぶつけた。 「じゃ次。 さっきの戦いで、どうして私だけ襲ったの?」 「雇い主にち、注文されたんでさぁ、へへ……。 緑色の髪をした、美人のメイジに言われたんです……。 桃色の髪をしたチビだけは絶対にこ、殺せって……。 胸がペッタンコだから、すぐ分かるって……。ヒヒヒ、本当にすぐ分かりましたよ」 「緑色? どっかで見たことあるような……。 それとあんた、一言多いわ。 こんど余計なこと言ったら、せっかく拾った命を無駄にすることになるわよ」 調子に乗りかけてニヤついていた男の顔が、再び凍り付いた。 ルイズはいったん振り返ってキュルケ達をチラリと見た後、男に向き直った。 「もう聞くことはないわ。あんたは用無し。 殺してやるつもりだったけど……フン、せいぜいキュルケに感謝しなさい」 どうやら、命だけは助けてやると言っているらしい。それを聞いた男の顔が少しだけ和らいだ。 希望に包まれ始めた男の顔は、ルイズにとって非常に神経に障るものであったが、この際我慢することにした。 何だかんだで自分はキュルケに弱い……この瞬間、ルイズはそのことを強く自覚した。 いずれは克服せねばならない課題だった。 そのためには理由を知る必要があったが、ルイズには何となくそれがわかっていた。 キュルケはルイズの姉に似ているのだ。 優しいカトレアに。厳しいエレオノールに。 そう考えてルイズは、ハッとなる。 基本的に姉には頭の上がらないルイズにとって、これはゆゆしき事態であった。 『ルイズは姉に頭が上がらない→キュルケは姉に似ている→ルイズはキュルケにも頭が上がらない』 こういうカラクリだから、キュルケはこれからのルイズにとって乗り越えねばならぬ障害足り得たということか。 ならば、ルイズの為すべきことは一つである。 キュルケを乗り越えるためには、まず二人の姉を…………。 自分は二人の姉を……どうするというのか。 そう考えるとモヤモヤしてくる自分の胸の内を誤魔化すように、ルイズは男を追い払った。 男は振り向くことなく駆け、やがてラ・ロシェールの夕闇に包まれていった。 「てっきり殺すと思ったが……慈悲深いじゃないか。 あのキュルケとやらに負い目を感じているのか?」 いちいち痛いところを突く使い魔だと、ルイズは思った。 人の心を纏う鎧の、ほんの僅かな隙間を縫って、中心に針を突き立ててくる。 ふてくされた顔で、ルイズは馬上のDIOを見上げた。 「……何なら、消してやろうか? 可愛い御主人様の為なら、はてさて……どうってことはない。遠慮するな」 DIOの悪魔の囁きである。 ここでYESと答えれば楽なのだろうが、ルイズは首を横に振った。 「いいえ、嬉しい申し出だけれど断るわ。 これは私とキュルケの……いえ、私だけの問題よ」 「そうか」 拍子抜けするほどあっさりした返事を残して、DIOはさっさとラ・ロシェールの街へと移動し始めた。 その後に、デルフリンガーを回収したシエスタがしずしずと付き従う。 だが、ルイズは遠ざかっていくDIOの馬を追いかけ、ひらりとその背に跨った。 突如として自分の後ろに飛び乗ってきたルイズに、DIOは振り向いた。 「私の馬、さっきの戦いで死んじゃったの。 だから、ラ・ロシェールまで乗せなさい」 そっぽを向いて一息に言い切ったルイズにDIOはニヤリと笑い、直ぐに前に向き直った。 DIOがルイズに見せた笑みは一瞬であったが、しかし、ルイズは見た。 DIOの目。 何もかもお見通しと言わんばかりのDIOの目は、確かにこう言っていた。 『キュルケを乗り越えるために、まず姉を殺せ』 殺す? 私が? エレオノール姉様と、カトレア姉様を? ………………………………。 ルイズは自分の杖をぎゅっと握り締めた。 両脇を峡谷に挟まれた、ラ・ロシェールの街の灯りが、怪しく一行を迎えていた。 ―――ルイズ一行、無事にラ・ロシェールへ。 to be continued……
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組織 海賊・世界政府 王下七武海 傘下勢力 備考 ジュラキュール・ミホーク サー・クロコダイル バロックワークス 除名 ドンキホーテ・ドフラミンゴ ドンキホーテ海賊団 バーソロミュー・くま ゲッコー・モリア スリラーバーク 除名 ボア・ハンコック 九蛇海賊団 ジンベエ タイヨウの海賊団 除名 マーシャル・D・ティーチ 黒ひげ海賊団 除名 トラファルガー・D・ワーテル・ロー ハートの海賊団 バギー バギー海賊団 ?
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空が青く、清く、何より広い。 無遠慮な壁に邪魔されることなく、どこまでも高く高く続いていく。 陽が暖かい。豊かな草原が風になびいて波を打っている。 潮代わりの草いきれが流れ、散っていく。 人間はこうした土地に、郷愁や温かみ、開放感に心地よさといった正の感覚を知るのだろう。 一般的なホモサピエンスとはかけ離れた存在である彼にも悪くない場所と思えた。 顎を引き、見渡し、頷く。やはり悪くない。 なぜここにいるのか、その原因は分からない。 ここが地球上のどこかも分からない。 何者かによるスタンド攻撃なのかも分からない。だが、それでも悪くはない。彼にとってはどうでもいい。 草の向こうに巨大な石造りの建物が見える。 テーマパークか。図書館、博物館、見たまま城。刑務所ということはなさそうだ。 退屈な環境ビデオのごとく、稀に見る良い環境だ。 周りを取り囲むは場所柄にそぐわない怪しげな集団だったが、それに怯え竦むことはなかった。 彼は無敵だった。文字通りの無敵だった。「敵」が「無」かった。 短くも長くもない生涯で恐怖を感じたことは一度としてない。 近しい者の死にも、それによって与えられるであろう己の死にも、 客観的な視点で俯瞰から眺め続けてきた。それは今現在も変わらない。 そこかしこから笑い声が漏れ聞こえた。聞き慣れた種類の笑い――これは嘲笑だ。 彼と同じく、集団に取り囲まれた一人の少女に対して斟酌無い嘲りが投げかけられている。 「使い魔」「失敗」「ゼロ」といった単語が四方から飛び交い、もしくは囁かれ、 愛らしい少女は白い頬を朱に染め、大きな瞳をさらに見開き、屈辱に肩を震わせていた。 意味の分からない単語も多かったが、そこにからかいの意思を感じ取ることはできた。 彼にとっては見慣れた光景だ。 何やら怒鳴り返しているところをみると、少女は侮辱に対し侮辱で返しているらしい。 やはり見慣れていた。 しかし集団ということを抜きにしても相手方の優位は小揺るぎもしないらしく、 少女の怒鳴り声は集団の上を空しく通り過ぎていくだけだ。 ここまでくると、もはや見飽きている感がある。 少女を含め、皆が皆似通った格好をしていた。 安物囚人服ではない。かなり上等な……学生服だろうか。 ただ一人の年長者である禿げかけた中年男性は、 ものものしい木の杖に前時代的な黒いローブを纏い、 まるでおとぎ話にでも登場する魔法使いのようだった。 眼と耳から手に入った情報を照合し、状況を読み取り、ここで彼は合点がいった。 なるほど、見飽きた光景だったわけだ。 ここはいわゆる新興宗教で、彼らはその少年信徒といったところか。 目の前の少女は、儀式か何かに失敗して笑われているらしい。 信仰をささやかな心の拠り所にするのは大いに結構。 だが、宗教そのものを心の全てにしてしまっては本末転倒だ。 かつて大切にしていたはずの人間関係は磨耗し、やがて消えてなくなる。 胴欲かつ青天井のお布施乞食に吸い上げられて金が無くなり、 信じる物以外の全てを捨てて時間も失い、教団の意向次第で唯一無二の生命さえ奪われる。 そこまでして尚、誰から感謝されるということもなく、教祖は笑い、妄執を捨てず、 誰のおかげでもない、自分が偉大だからこの世は動いているとうそぶき、ふんぞり返る。 何もいいことはない。幸せを掴むためにはもっと他にすべきことがある。 といった意のことをわめきたてたが、彼の声はあえなく無視された。 ためになる助言に聞く耳を持たないとは狂信者にありがちなことだが、 聞こえないふりにしては出来過ぎている。 目前まで全力移動してから緊急停止などといったことを試してみるが、それもまた無視された。 喋り過ぎだと叱責されたこともある声を張り上げ、周囲を旋回してみるが、 彼に注意を払うものは、少女を含めて一人としていない。 彼を見ることができる才能の持ち主はこの場にいないようだ。困ったことになった。 少女は人垣に怒鳴り返すのをやめ、今度は中年男性に食ってかかっていた。 桃色がかった柔らかな金髪が持つ印象に反し、何かと攻撃的に生きている。 そのなりふり構わぬ姿勢は周囲のさらなる失笑を買い、 それにより少女はますます必死になっていった。 中年男性はその他野次馬連中とは違い、それなりに同情的であるらしい。 チャンスは一度ではない。二度でも三度でもない。 五度でも六度でも成功するまでやればいい、と慰めともつかない慰めをかけ、 とりあえず授業を終了する旨を宣言した。 これは単なる儀式ではなく、授業の一環であったようだ。つまり宗教学校ということか。 彼にもいまいち得心がいかなかったが、それどころではないことが起きたため、 疑問は彼方へ吹き飛んだ。 中年男性――年齢や立ち振る舞いからいっておそらくは教師――の号令一下、 少年達――ということは生徒だろう――は宙に浮いた。そう、生身の人間が宙に浮いた。 大きな口をさらに大きく開け、半ば呆然と彼が見送る中、ある者は黙ったまま、 ある者は友人と談笑し、ある者は残った少女をからかいながら、石造りの建物に向かって飛んでいく。 ワイヤーもクレーンもタネもトリックもない。 自分達が仕出かした奇跡を特別視する様子もない。 ごく自然な、当たり前の、家常飯事、日常所作、息を吸って吐くのと同じように、空を飛んでいく。 あとには大口を開いて見送る彼と、笑いものになっていた少女が残された。 少女は遠ざかる背中の一群を睨み、ふと目を逸らし、だがもう一度睨みつけ、 今度は目を伏せ、ため息とともにもう一度目をやった。 今度は睨みつけてはいなかった。 空飛ぶ旧友達の最後の一人までが建物の中に納まるまで目を離さず、 自分以外の動くものが見えなくなってからようやく動き始めた。 右手を開き、閉じ、開き、閉じ、開き、じっと見る。 再び出かけたため息を噛み殺すとともに奥歯を噛み締め、 空を飛ばず、右足と左足を交互に動かし、確かな足取りで前へ進む。 「あ、チョット待ちナー」 我に返り、彼は制止しようとしたが無視された。やはり聞こえていない。 「待てっつてンのにヨーッ。ドーなっても知らねーゾ」 声は届かず、物理的に干渉する手段を持たない以上、黙って見送るしかなかった。 少女は一歩、二歩、三歩進んだところで「凶」を踏み、 そこから四歩、五歩、六歩、七歩いったところで石につまずき前へのめった。 両手と膝をつき、ギリギリで顔面による着地は防いだが、 どうやら膝をついたところに石が顔を出していたらしい。 「アーア……やっちまっタ」 不意の痛みに涙を浮かべ、その一滴を拭うために顔へ手を伸ばし、 頬に掌が触れたところでようやく気がついた。が、すでに時遅し。 「マ、コレでウンがついたってトコジャネーノ?」 愛らしい容姿に似つかわしくない、怒声とも悲鳴ともつかない叫び声をあげたが聞く者はいない。 少女が八つ当たりをしたくても相手はいない。 怒りと苛立ちを押し殺し、ハンカチでこすり、頬と掌に付着した獣糞を拭うのがせいぜいだ。 大変に気の毒だが、彼は同情できるだけの心的余裕を持たなかった。 少女の叫びや八つ当たりと同様に、彼の忠告を聞く者もいないのだから。 これは存在意義にもかかわる重要な問題だ。 去り行く少女を横目に、周囲を見渡す。辺りには何も無い。 草、草、草、草、そして石造りの建物があるだけだ。 少女――ゼロのルイズと呼ばれていた――に目を移し、そのまま止めた。 少し悩んだフリをして、ドラゴンズ・ドリームはルイズの後を追いかける。 龍の夢は未だ覚めず。
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「あんたにとって貴族ってどんな存在なの?」 それがルイズの質問だった。 「どういうことだ?私にとっての貴族?」 「そうよ。ヨシカゲにとっての貴族が何かを聞きたいの」 「何でまた急に」 それに私にとっての貴族がどういうものかを聞いてどういう意味があるんだ? 「……ウェールズ皇太子殿下が聞いたのよ。わたしにとって貴族はどういうものなのかって。わたしは敵に後ろを見せない者って答えたわ。そしたら殿下はじゃあ平民にとって貴族はどういうものなのかって聞いてきたわ。わたしはその質問に答えられなかったの」 ルイズは少しくらい顔をして言う。 しかしその言葉は何の感情も込められず淡々としている。おそらくわざとだろう。 「殿下は答えられなかったわたしに微笑んで言ったわ。自分で貴族はこういうものだと決めることは簡単に出来る、でも大衆が求める貴族になることは難しいって。 平民あってこそ貴族、王族がいるんだって。わたし今までそんなこと考えたことも無かった。平民がこっちをどう思ってるかなんて考えたこと無かったわ。だって今までは全部自分の中で完結してたんだもの……」 「だから平民で自分の使い魔である私に聞こうと思ったのか」 ルイズは静かに頷いた。 なるほどね。自分の知らない世界に触れて今に疑問を持ったのか。しかし皇太子も変なこと考えてたんだな。 トリステインとアルビオンじゃやっぱ考え方が違うのかね。 「か、勘違いしないでよ!たまたまあんたが目の前にいたから聞いただけよ!」 ルイズが顔を真っ赤にして言ってくる。 たまたまって、お前がここに来たからいるんだろうが。 「なら私に聞かなくても他の平民に聞けばいいだろう。メイドとか」 「い、いいから答えなさいよ!」 もうわけわからん。 しかし貴族ね。なにか不利があるわけでもないし暇つぶしにもなるから答えてやってもいいが…… 正直貴族なんてどうでもいいんだよな。でもそれじゃ納得しそうにないし適当に貴族について知ってることをそれっぽく話しとくか。 「私の国にも昔は貴族はいた」 今でもいるけどな。けどいないことにしとこう。 ルイズは私の驚いた顔をする。 「ヨシカゲの場所にも貴族がいたの?」 「いないなんて言ってないだろ。ただここら辺の貴族みたいに魔法は使えなかったがな」 ルイズにそう返す。 「貴族はその頃は絶対で政治権力を握っていた。そのことをアリストクラシーといって、『最上の者による支配』を意味する」 「最上の者による支配……」 ルイズが呟く。 「だがアリストクラシーって言葉は元々軍の先頭に立って剣を抜く若い市民に対しての表現だったんだ。昔は戦争における勇敢さは非常に高い美徳と考えられていたからだ。 危険を顧みず率先して民衆を守る、まさに英雄的行為だった。 でもどんな英雄だろうと時が経てば死ぬ。時がたって貴族による支配はもはや『最上の者による支配』ではなくなってしまった。 先頭に立って戦う者たちは技術の進歩によって安全地帯で部隊を指揮するようになり、危険を冒す伝統的な役割を放棄したときから、伝統的な特権も維持するのはもはや困難になった」 「自分たちで戦わないから平民たちの不満に思ったのね」 「その通りだ。その頃には『貴族』という言葉自体が生まれながらにして贅沢や特権を主張する人々の象徴になっていて、本来の意味からは遠くなっていたからな」 そこで一端区切る。 「そこで貴族たちはどうなったと思う?平民が革命を起こして貴族たちは権利も財産も奪われて平民たちと同じなってしまった」 「平民が革命なんて……」 「ここの貴族は魔法が使える。もし無かったらとっくに革命が起こってるよ」 ルイズの顔が驚愕に歪む。 「そしてこれが私の貴族に対する意見だが、貴族っていうのは支配してもいい人間のことだ。それと同時にするべき義務が発生する。 その義務さえ果たしてくれれば支配されることに不満は持たない。果たさなければ障害だ。それが私にとっての貴族だな」 眠たくなってきたな。薬の効果だろう。 「わかったか?わかったなら部屋から出て行ってくれないか?もう眠たいんだ」 「え、ええ」 ルイズが慌てて返事をする。 「ねえ、ヨシカゲがいったするべき義務って何なの?」 「自分で考えろ。それは自分で見つけないと意味が無い」 適当に言ったんだから聞かれても困る。 ルイズはなにやら考え込みながら去っていった。 適当なこと並べただけなのによく考えれるものだ。そう思いながら自分の手を見る。 正確に言えば爪を見る。大分伸びている。最近爪が伸びるのが早いような気がする。そんなことを思いつつ眠りについた。