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灰色の空間をただひたすらに歩く。目的地はキラークイーンの右腕だ。 もともと、この空間は白かったはずなのだが、今では一部の隙間もなくすっかり灰色に染まっている。あのときのままだ。なぜだろうか? 自分の夢なのに意味がわからないなんておかしなことだ。いや、おかしくは無いか。自分の夢の意味を知らない人間なんて五万といるもんな。 夢の意味なんて単純なものでなけりゃあ、そういったものの専門家でもない限りわからないものだ。 キラークイーンが聞こえる方へ進んでいくと、やがてキラークイーンの右腕が見えてきた。今度は歌ではなく腕を目印にして歩き出す。 この空間にはキラークイーン以外何もない。だからここ来ればキラークイーンのもとに行くしかないのだ。 そして歩いているとき、不意にあのときの闘いのことを思い出す。そしてその中に違和感があることに気がついた。 対峙したキラヨシカゲ。灰色に染まる世界に消える透明な壁。顔にぶち当たるシアーハートアタック。腹を貫くキラークイーンの左腕。 無くなった左手を押えるキラヨシカゲ。絶望し、頭に銃弾をぶち込まれ爆発したキラヨシカゲ。崩壊する世界。 違和感の一つはこの灰色だ。あのときのよく見るとあのときの灰色じゃない。あのときの灰色よりいくらか白みがかっている。なぜだ? もう一つの違和感は、この空間だ。キラヨシカゲが崩れ去ったあのとき、この空間は崩壊したはずだ。なのに未だにこうして存在している。 夢だからいくら壊れても平気なのか?夢ってのはそんなものなのか?考えても考えても答えは出ない。自分のことだってのにわからないってのはもどかしいもんだな。 そんなことを考えているうちにキラークイーンにたどり着く。相変わらずサビは聞こえない。だがそれがいい。キラヨシカゲとは違うっていういい証だ。 右腕しか見えないのもやっぱりいい証だ。右腕は私だけのもので、サビ以外も私だけのもの。自分特有のものってのは最高だな。 そんな気分に浸っていると視界の隅になにかどす黒いものが映った。慌ててその黒いものに目を向ける。 自分の中で、この世界で黒いものといえばキラヨシカゲ以外に思い浮かぶものは無いからだ。そして目を向けた先にあるものに私は驚いた。 それはどす黒い染みだった。黒の中にあろうと発見できるとまで思うほどのどす黒い染み。 キラークイーンの位置から考えると、そこはキラヨシカゲが崩れ去った場所に他ならない。なんでそんな場所にこんなどす黒い染みがあるのだろうか? 答えは出ないまま、いつもどおり私の意識は暗転した。 パートⅣ 使い魔は穏やかに過ごしたい 「水兵リーベ僕の船ななまがりシップ……」 「ななまがりシップスクラークですね」 「だめだな。なかなか覚えれない」 「焦らなくても、ゆっくり覚えていけばいいですよ」 「ニャー」 穏やかな陽光をその身に受けながら、私はシエスタと共にベンチに座っていた。もちろんただ座っているだけじゃない。シエスタから文字を教わっているのだ。 アルビオンが攻めてきたあの戦いからすでに1週間ほど過ぎていた。城下町はてんやわんやの大騒ぎらしいが学院では特に変わったことはない。 いつも通りの日常が繰り返されている。いつも通りというのは素晴らしいことだ。下手に騒ぐよりよっぽどいい。 騒ぎがあればこうしてシエスタに文字を教えてもらうことなんてできなかったからな。そう、私はシエスタに文字を教えてもらっている。 タルブの村が焼き尽くされたあの戦いで、シエスタは死んでいなかった。村の人間も殆んど死ななかったらしい。 全滅、あるいは8割がた死んでいると思っていただけに、随分と運がいいと思う。その運のよさを私に分けてほしいくらいだ。 「情…………………気品優雅さ……ああ?」 「情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ」 「…………これ一体何が書いてあるんだ?」 「さあ、前にも言いましたけど結構難しいことが書かれてる本ですから」 シエスタが学院に帰ってきたとき、シエスタは私を見るなり泣きながら私に抱きついてきた。それはそれは驚いたものだ。 いきなり抱きつかれたこともそうだが、私の中じゃあ既にシエスタは死んだ事になってたからな。死人に抱きつかれたらそりゃあ驚くに決まっている。 泣きながら抱きつかれるってのは正直鬱陶しかったが、引き剥がすようなことはしなかった。さすがにそれはひどすぎるだろうからな。 仕方なく自分から離れるまで好きにさせておいた。やがてシエスタは泣き終え、私に礼を言った。助けてくれてありがとう、と。 意味がわからなかった。私は何かを助けた覚えなんてない。タルブの村は私が着いたときにはすでに火の海だったしな。 シエスタが言うには、村の何人かが巨大な戦艦に向かって飛ぶゼロ戦を見たらしい。シエスタの父もそれを見たそうだ。 そのあと、小さな太陽が現われたことから、あれは私が起こしたものだと判断したらしい。確かにゼロ戦は飛ばしたがあの光を放ったのはルイズだけどな。 それにしてもあのとき、ゼロ戦を見ていた奴がいるんだな。そのことに驚いたよ。 「キラヨシカゲってどう書くの?」 「えっと、こうですね」 本当に、本当に穏やかな時間だ。デルフと話す以外で心穏やかになる瞬間があるとは夢にも思わなかった。なぜこうも穏やかでいられるのだろうか。 それはきっと、今隣にいる人間がシエスタだからだろう。隣にいるのがルイズだったらこうもいくまい。あれは人の形をした何かだ。 そんなものの隣にいて、安心しろというほうが無理なんだ。ルイズを見るたびにあの光を思い出す。ルイズを見るたび恐怖心が心をかき乱す。 未知に対する恐怖が私の平穏を妨げる。この恐怖心を心から失くすためには、ルイズを殺すしかないんじゃあないか? 「ヨシカゲさん?」 「なんだ?」 「どうかしたんですか?少し顔が怖いですよ」 「……そうか」 ルイズを殺すべきなんじゃないか、最近こればかり考えている気がする。いや、実際こればかり考えている。ルイズを殺して得られるメリットを考えてみる。 ルイズを殺せば『虚無』系統の使い手はいなくなる。それによって『虚無』に対する恐怖が無くなる。自由の身になれる。 デメリットはなんだ? ルイズは貴族の中でも身分が高い。王族とも付き合いがあり、お姫様の友人でもある。ってことは殺した場合……、怪しまれる。追究される。尋問される。 それも徹底的にされるだろう。一番近くにいるのがいつも私だ。絶対に怪しまれるに決まっている。逃げれば自分が犯人だといっているようなものだしな。 一生お尋ね者になってしまうかもしれない。いいベッドで眠れてうまい食事を朝昼夕きっちり取れる、この生活も手放すことになる。 ルイズは、魔法が使えるようになった。いつかだかルイズはこう言っていたな。 呪文をきちんと使いこなせる立派なメイジになりたいって。他のメイジが普通にできることを自分も普通にできるようになりたいって。それができただけで満足だって。 ルイズはその満足への足がかりを手入れた。だが、私はどうだ?『幸福』から遠のいたような気がする。 なぜ、こんなにも私がルイズに恐怖を抱いているのか、それはルイズが『虚無』を使えるからに他ならない。 私はあれ以来虚無を見ていない。しかしその力は、はっきりとまぶたの裏に焼きついている。 火』『水』『風』『土』、これらの系統はこの学院にいる限り、結構日常的に見られるものだ。だから慣れきっている。 慣れているものに人間ってのはそれほど恐怖を感じないものだ。だが、『虚無』は違う。ありゃあ今まで見てきた魔法とは全くの別物。 格というか次元が違う。一目見てわかる異常。明らかなる未知。それが『虚無』を身近で見て、そして感じた私の印象だ。 ルイズは個人で戦局を変える未知なる力を秘めている。そんな化け物の近くにいて気が休まるものか。 ルイズがあの力を私に使ってこないとも限らないのだ。あんなものを使われたら私はとてもじゃないが対処できるとは思わないね。対処できないからこそ怖い。 ふと横に目を向けると猫が私の心配などよそにウトウトしている。それを見ているとなんだか、こう、腹立たしい。こっちは真剣に考えているってのになんだその態度は! とりあえず肩に乗っている猫を掴み後ろに向かって放り投げる。 「ニャ~~~~!?」 「え?なんですか今の泣き声?」 「なんでもない」 「あれ?猫ちゃんは?」 脱走してもルイズなら、使い魔に逃げられるなんてメイジの恥だとか言ってお尋ね者にしそうだな。 そうだ、いっそ事故に見せかけて殺したらどうだろうか?スタンドならおそらく可能だ。 ……こんなこと考えるなんてまさしく『幸福』じゃないって証拠だよな。本当にどうしてこんなことになっちまったんだろ。 「ハァ~……」 「ヨシカゲさん。本当にどうかしたんですか?なにか心配事でもあるんですか?少し様子がおかしいですよ?} 「なんでもないさ」 「でも「なんでもない。それよりこれは何て読むんだ?」……これはですね」 穏やかに、時間が過ぎていく。 どうしてこんなことになったのか?どうして私がこの世界に来てしまったのか?私の問いに答えられる人間なんているわけも無かった。
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ルイズとDIOは、お互いに背中合わせに立ち、 腕を組んでいる。 鏡に合わせたように同じポーズだが、生憎とルイズの身長は、 DIOの腰よりちょっと上の辺りまでしかない。 傍から見たら、背伸びをした子供が、 父親の真似をしているようにも見えるかもしれない。 「ご苦労様。 でもちょっと遅いわよ、DIO」 背中を合わせたまま、ルイズはふてくされたようにDIOに言った。 本当は、DIOが来てくれたことに安心していたし、 ちょっぴり………ほんのちょっぴりだけ嬉しかったりしたのだが、 ルイズは決してそれを態度には出さなかった。 ルイズのセリフに、DIOが肩をすくめた。 「せっかく助けてやったというのにそれか。 君はもう少し、感謝という言葉を覚えた方がいい」 言葉だけとってみれば、不満を漏らしたようにも聞こえるが、 その口調はどこか楽しげだった。 それを受けてルイズは、 やはり振り向きもしないままで軽口を叩いた。 「使い魔が御主人様を助けるのは当然なのよ? "ありがとう"なんて言葉は、あんたにはもったいないわ」 直ぐ目の前に巨大なゴーレムがいるにもかかわらず、 2人は声もなく、静かに笑った。 ―――と、2人が会話をしていると、 空から無数の氷の槍が、ゴーレム目掛けて飛来した。 ゴーレムは、肩に乗っているフーケを庇うように、 両腕を頭上でクロスした。 ルイズは弾かれたように上を見た。 シルフィードに乗ったキュルケとタバサが見えた。 どうやら先程の攻撃は、 タバサの風魔法によるものらしかった。 ゴーレムに気付いた2人が、駆けつけてきたのだ。 タバサの魔法のレベルの高さに、ルイズは一瞬だけ舌を巻いたが、 直ぐに気を取り直して、DIOの方を向いた。 「DIO! 『破壊の杖』、ちゃんと持ってきてるでしょうね!?」 DIOは無言で頷いた。 ルイズは慌てた様子で先を続けた。 「私に貸しなさい!」 ルイズの命令に、DIOはどこからともなく ズルリと『破壊の杖』を取り出した。 一体どこに仕舞っていたのか、ルイズは激しく疑問に思ったが、 残念ながら気にしている暇はない。 ルイズはDIOから『破壊の杖』をもぎ取ると、 一つ質問をした。 「爆発するって言ったわね。 どれくらいの規模なの?」 「…………少なくとも、十数メートル……おっと、 十数『メイル』は離れることをおすすめする。 細かい距離までは、分からんよ。 ……あのゴーレムに使うのか?」 何かを確かめるように『破壊の杖』の表面を撫でていたルイズは、 DIOの質問を、首を横に振って否定した。 その目は、フーケに対する憎悪で満ち満ちていた。 途端にルイズの声のトーンが下がる。 「そんな…もったいないこと……するわけないじゃない。 こいつの出番は、もう少し後よ。 ゴーレムは、あんたに任せるわ。 何が何でも倒してもらうから」 ルイズの空恐ろしい狙いを汲み取ったDIOは、 フフフ…、と笑った。 「これはこれは……フーケとやらに同情せざるを得ないな。 ……いいだろう。 可愛い『マスター』の願いを、叶えてやろうじゃあないか」 ルイズは、DIOを向いたまま、ニッコリと笑った。 そしてルイズは、ゴーレムに対して一瞥もくれずに、 笑顔のままゴーレム目掛けて杖を振り下ろした。 それに際して、ルイズは詠唱を行わなかった。 にもかかわらず、ゴーレムの足下で爆発が起こり、 ゴーレムの片足が吹き飛んだ。 バランスを崩したゴーレムは、片膝をついた。 詠唱を行う素振りを見せなかったルイズに、 DIOは興味津々といった表情を浮かべた。 そんなDIOの様子に気づいたのか、 ルイズは頭の傷を押さえながら、ぶっきらぼうに言った。 もうおおかた塞がってはいるが、未だに血が滲んでいる。 「戦闘経験を積んだメイジともなればね……、 詠唱しながらお喋りすることだって出来るのよ」 それは、以前フーケが、ルイズに向けて言った言葉だった。 ルイズは、フーケが使った技法をそっくり吸収していたのだ。 あのとき受けた屈辱を思い出し、 ルイズは唇をきつく噛み締めた。 血がつぅーと垂れて、血涙痕と相まって、ルイズの顔に新たなアクセントが加わる。 ゴーレムがバランスを崩したのを好機と見たのか、 キュルケとタバサを乗せたシルフィードが、2人の近くに降り立った。 「乗って!」 風竜に跨ったタバサが叫んだ。 ルイズは、後は任せたとばかりに"ポンッ"と DIOの胸を軽く叩いて、風竜に駆け寄り、跨った。 「あなたも早く!」 タバサが珍しく、焦った調子でDIOに言った。 しかし、DIOは風竜に乗らずに、 体勢を整えつつあるゴーレムに向き直った。 「私はいい」 短くそう告げるDIOを、タバサは無表情に見つめていたが、 ゴーレムをチラリと見やり、やむなく風竜を飛び上がらせた。 それとほぼ時を同じくして、 足の再生を終えたゴーレムが、ゆっくりと立ち上がった。 肩に乗るフーケが、空に舞い上がるシルフィードを見て、 忌々しげに呟いた。 「まったくどいつもこいつも…… ハエみたいに人を怒らせるのが得意だね!」 それから、ただ一人地表に残ったDIOに視線を向けた。 「あらあら、あなたご主人様に見捨てられちゃったみたいね。 捨て駒にされた気分はどう? 同情はするけど、容赦はしないわよ、私」 矛先をDIOに向けたフーケは、残酷な笑みを浮かべた。 しかし、DIOはフーケの言葉を華麗に無視して、 逆に質問をした。 「お前が欲しい物は?」 DIOの肩の後ろにある星形のアザが、鈍く輝いた。 人の内面を深く抉るDIOの言葉に、 フーケの体が硬直した。 鎧でガチガチに固められたはずの心に、 そのわずかな隙間を縫って針が突き立てられたような衝撃を、 フーケは感じていた。 自分の大切な部分に土足で入り込まれて、 思わず激昂する。 「!!………ッッぶっ殺してやる!!!」 心に忍び寄る闇を振り払うように吐き捨てたフーケは、 ゴーレムの左手を鋼鉄に変え、DIOめがけて振り下ろした。 DIOはつまらなさそうに、フンッと呟き、片手を振った。 それに応じたように、DIOの体から半透明の人影が浮き出てきて、 迫るゴーレムの拳を、殴りつけた。 "ゴワァアアアン!!" と、クラクラするような轟音があたりに響き、 次の瞬間、ゴーレムの拳にヒビが入り、 やがてガラガラと崩れ落ちた。 「何!?」 フーケは、自分の予想とは全く異なる展開に、 ひきつった声を上げた。 フーケは以前、オスマン達とともに、DIOの戦いを見たことがあった。 そのときの……ルーンが怪しい光を放つまでのDIOは、 先程の幽霊のような物を使役していた。 その存在にフーケは少し驚きはしたものの、 その幽霊の腕力は、せいぜい青銅を凹ませる程度だったのだ。 フーケはその時のデータを参考にした上で、ゴーレムの拳を鋼鉄に変えたのだった。 しかし、これでは話が違うではないか…! 以前よりも強力になった幽霊に、 フーケは少し浮き足立った。 その隙を狙う形で、DIOは剣を2本、 やはりどこからともなくズルリと取り出した。 デルフリンガと、シュペー卿の剣だった。 一体どこに仕舞っていたというのだろうか? 「まぁ……すごい! DIOのズボンって、魔法のズボンみたいね。 何でも出てくるもの!」 上空から、キュルケの感心したような声が聞こえた。 勢いを削がれたDIOは、いかんともしがたい表情を 上空のシルフィードに向けた。 to be continued…… 43へ
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ルイズ「7万の兵士なんて無理よ、みんな死ぬんだわ」 使い魔「無理ではない、あなたはフーケやワルドと戦ってきたではないか」 ルイズ「何か方法はあるっていうの?」 使い魔「アルビオンの兵士達はライン以上のメイジを倒されると、自動的に撤退措置をするように命令されています」 ルイズ「なるほど…蛇の頭を潰すのね」 … ルイズ「やっぱりダメじゃない~~!」 使い魔「こうなったら奥の手を出すしかありませんな」 ♪キュ~ンキュ~ン キュ~ンキュ~ン わたしの彼は~パイロット~ (*オチ2) 使い魔「歌ってくれますかな?、ルイズさん」 ルイズ「こ…この…バカ犬~!…ちゃんとそばにいて~~…」 マクロスよりエキセドル召喚
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第1章 後編 やっぱり”ここ”はヤバイところだぜ? ティッツァーノ……。 「ほんとに知らないの?」 それは魔法のことか?それとも「ハルケギニア」のことか? 両方シラネェヨ! しかし、納得せざるを得ない。ここはオレの居た世界じゃないのだから。 …夜空に輝く月に、ここまで心奪われたことはない。 月が ”仲良く” 浮かんでる……。 美人の姉妹が互いを優しく、守るように照らしあっていた…。 ”月は 『二つ』 あったッ!” バァアァァーーz___ン! 「オレの世界では”luna”もッ! ”palla”もッ! 一つあれば十分なんだよ!」 『luna』(伊:月) 『palla』(伊:サッカーボール) 「月が一つしか見えない”国”なんて聞いたこともない!」 「だから”国”じゃない! ”世界”が違うんだッ!」 また話が同じところに戻ってきてる……。 さすがに無限ループはルイズも嫌なようで、無理やり終わらせることにしたらしい。 「わかったわよッ! 違う”世界”から来たってことは認めるわよ!(納得いかないけど・・・)」 「グラッツェ、シニョリータ(ありがとう。お嬢さん)。 ついでに”元の世界”に還してもらえませんか? シ・ニョ・リ・イ・タ?」 「……無理。そんな魔法聞いたことないもの」 彼女は召喚する魔法は知ってても、帰還させる魔法は知らないらしい。だが……。 「…オレは帰らなくてはいけない。 …なんとしてもッ!」 ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ (相棒をッ!… 一人でッ!眠らせるわけにはいかないッ! ヤツラには償わせてるッ!全員だッ!) 目の前にいる平民から、”凄み” を感じ、思わずブルっちまいそうになるルイズ。 (…こ、この使い魔には帰ってもらって、新しく ”私に相応しい使い魔!” を召喚しなおすのも、わ、悪くないわよね・・・?) (それがお互いの為ってもんよね?) 「と、とりあえず、すぐに帰れるワケじゃないってことはわかるわよね?」 「…そこは理解してるつもりだ。『帰る方法が、存在するかさえわからない』状態なんだろ?」 「グッド! だから、私が帰る方法を探してあげる。 あんたはその間、忠実な使い魔として私に仕える。」 「…つまりこういうことか? 『オレたちは、帰る方法が見つからないかぎり ”取引” をしなくてはならない』……」 「Exactly(そのとおりでございます)♪」 by 釘宮ボイス 「……」 「でも、あんたじゃ使い魔の仕事は無理そうね……」 どうやら使い魔とは、主人と視覚や聴覚をリンクさせ、トレジャーハントしたり、ボディガードするそうだ。 「あんたにできそうなこと……。 掃除、洗濯、その他雑用ってとこかしら?」 「御主人様が寂しくないよう、夜のお相手もできると思いますが?」 さっきの ”凄み” はどこへやら。軽~い調子になった使い魔の顎に右フックを叩き込む。 使い魔は崩れるように床に倒れこむ。 ルイズは知らない。コイツはギャングのエリート、『親衛隊』だったことを。…今の現状からはわかるまい。 「もし、平民でしかも使い魔のあんたが、貴族であり御主人様である私に、手を出したら……」 「……だ、出したら?」 「……… ”削りとる” わよ?」 ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ …こいつにはやると言ったらやる 『スゴm(ry やっぱり、”腕”が鈍ってんな……。 ティッツァと組んでからは、口説く役はティッツァの仕事だったからな……。 顎をいたわりながら起きると、貴族であり御主人様であるルイズ様がベッドの上で脱ぎだした。 「ルイズさん? 言ってることと、やってることがオカシイですよ?」 「…なにが?」 「男の前で脱ぐってことは ”OK” てことで……」 物凄い速さでゴツイ装飾がされた本が飛んできた。 頭に当たれば脳漿ぶちまけること必至! …だったので、さすがに避けた。 「あんたは使い魔なの。犬、猫、その他もろもろと同然なの」 「…犬や猫だって愛の営みはしますよ?」 ……なんでさっきからコイツ敬語なのよ? 「犬同士、猫同士はね。でも、メイジと使い魔は、人間と犬の関係なの! 犬に裸見られたって、全然恥ずかしくないわ!」 …かなりへこんだ。 男のプライドは地に落ち、泥にまみれ、アリがたかっていた。 「だから使い魔は床に寝なさい。そんで、(あんたはスケベだから)朝起こすとき以外はベッドに近づかないこと!」 変なことしたら、只じゃおかないからッ!と厳しく言いつけらた。床を見つめるスクアーロ。 ルイズはキャミソールに着替え終わると、下着をスクアーロに投げ渡し、ベッドに潜りこんだ。 洗濯しときなさい。変なことしたら―――。最後まで言い終えないまま、ルイズは夢の世界へ入っていった。 どうやらかなり疲れていたようだ。無理もない。彼女の手に負えないことばかり起こる日だったのだから。 スクアーロは、(御主人様の御慈悲である)毛布に包まりながら、壁にもたれかかる。 とんでもないことになってるぜ? ティッツァーノ……。 目をつむり、”この世界「ハルケギニア」”について想う……。 とにかく…… 帰る方法が見つかるまで ”馬鹿で使えない” 使い魔を ”演じる” しかない。 こっちのことは何もわからねぇ。 だから、情報を得るまで動かないほうが良い。 このオレが、ギャングだとか、スタンド使いってことはできれば……一切知られたくない。(ギャングだとか、スタンドって概念があればだけどな……) …ルイズって娘には悪いが…… …本当に可哀想だが… 利用させてもらう……。 精々ルイズの前では ”スケベな軟派男” で通すか…… ほぼ”地”でイケるし……。 …”元の世界”のことを考える。相棒のこと。裏切り者どものこと。ボスのこと。組織のこと―――。 必ず帰る! 何をしてでも帰って見せる! おまえのためにもッ!オレのためにもッ!必ず帰るッ! 心配するなよ?ティッツァ…… 復讐だけに囚われているわけじゃねぇ…… もちろん償いはさせる! だが…ナランチャの…ヤツラの見せた『精神力』は何なのだ? あれほどの『精神力』を持ちえた人間を、オレは知らない。今はそれが知りたい…。 オレとおまえでも、掴み得なかったものが…… ヤツラを動かしてたのかなぁ……。 だから… 必ず帰って…… 手に入れような…… あの…輝くような…… そう… まるで… 『黄金のような精神』を……。 きっと… 二人で…… すぐに… できるさ…… オレとおまえなら… きっと―――。 まどろむの意識の中、隣で相棒が笑った気がした。 鮫技男と桃髪女 「The Story of the "Clash and Zero"」 第1章 オレは使い魔 後編終了 To Be Continued ==
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前ページ次ページS.H.I.Tな使い魔 ギーシュは早速ワルキューレに叩き伏せられた少年を見下ろした。 大口を叩いていたわりにはあっけない。 しかし、この平民がしゃしゃり出てきてくれて、正直助かったかな、と思う。 モンモランシーとケティにあんな振られ方をしたから、このままでは自分の株が急落するところだった。 思わずルイズにやつあたりしたところに現れたこの平民。 おかげで、決闘に注目が集まって、自分の失態は雲散霧消することだろう。 「立ちたまえ!あれだけの口を利いたのだ。これくらいで終わらせる気はさらさらない!」 少年は、片手で顔を抑えながらおぼつかない足取りで立ち上がった。頭から血を流している。 しかし不思議だ。とギーシュはその様子を見ながら思った。 この平民はなぜ、あの『白いゴーレム』を持ってこなかった? ギーシュは、ルイズの召還の一部始終を見ていた。 召還された平民が、何もないところから『白いゴーレム』を生み出したのも覚えていた。 あのような小さなゴーレムに自分のワルキューレが負けるとは毛頭思っていないが、あれを作り出したという『マジックアイテム』が唯一警戒すべきものだと思っていたのだが。 「(あれだけ自信満々だから、てっきり持ってくるものだと思っていたが、予想外だったね・・・)」 持っていないなら、残っているのは女の子にも負けそうなほど弱そうな、ただの平民が一人。 「(悪いが、ぼくのワルキューレとしばらくダンスしてもらうよ。)」 ギーシュはにやりと笑った。 康一は口の中に違和感を感じて、ぷっとそれを吐き出した。 真っ赤な鮮血と共に、歯が一本地面に転がった。 「く、くそっ!なんてことだッ・・・!」 動揺したところにまともに喰らってしまった・・・! 青銅の硬くて思い拳は、危うく一発で自分の意識を刈り取るところだった。 「(どうする!?)」 康一は、ゆっくりとこちらに近づいてくるワルキューレを見た。 『スタンド』は出せない。こんな衆人環視のなか、『スタンド』を出せば、間違いなく『先住』扱いされる。 かといって、生身であのくそったれワルキューレと戦って勝ち目があるとも思えない。 「とにかく・・・とにかく、あの攻撃を避けなくては・・・!」 このワルキューレ。パワーはなかなかだが、スピードは大したことはない・・・! 『スター・プラチナ』や『クレイジー・D』に比べれば蠅が止まるような速度さ。 『ACT3』でも余裕で翻弄できる! だが・・・! ワルキューレが拳をふりあげる。 「(来るのが分かっていても、生身では避けきれない!)」 顔面をガードした両腕の上から、青銅の拳が叩き込まれる。 ミシッ!と両腕から音がしたような気がした。 軽い康一の体は突き上げるようなパンチの衝撃でふわりと浮き上がった。 その康一の脇腹に叩き込まれるワルキューレのミドル・キック。 康一は血を吐きながらサッカーボールのように吹き飛び、人垣に激突した。 人垣は康一を広場へと押し戻し、康一はふらついて膝をついた。 「まだやるかい?」 ギーシュは尋ねた。これ以上やると『イジメ』になってしまう。それはあまり美しくない。 康一は何も言い返さなかった。 その代わりに、ギーシュとの間に立ちふさがるワルキューレの左足に、体勢を低くして渾身のタックルをいれた。 「あの平民、ワルキューレを倒そうとしてるぜ!!」見物客から歓声があがった。 しかし・・・ 「(う、動かない・・・!)」 ワルキューレは康一の全質量を受け止めてなお、ビクともしなかった。 「忘れたのかな?『青銅』なんだよ?まさか中がすっからかんの空洞だとは思ってないだろうね。重さは少なくとも50リーブル(約235kg)はある!君のようなチビがどうこうできるわけがないだろうッ!!」 ワルキューレは、左足にしがみつく康一を軽々と引き剥がすと、大きく頭上に掲げて背中から地面に叩きつける! その衝撃で康一は思い切りバウンドした。息が止まる・・・! ワルキューレは悶え苦しむ康一を足でいたぶった。蹴り転がし、踏みつける。 「もうやめて!」 ルイズが飛び出してきたのはそのときだった。 横たわる康一に覆いかぶさる。 「もう・・・もう勝負はついたわ!こいつの負けでいいから!」 ルイズは必死に叫んだ。 ギーシュはフン、と鼻を鳴らして鼻白む。 「これはぼくとその平民との決闘だ。その平民が『まいった』というまで勝負は続く・・・」 でもまぁ・・・。ギーシュはアゴをなでた。 「ぼくも弱いものいじめは趣味じゃない。ルイズ。主人である君がかわりに『すみませんでした』と謝るのならば、この場はこれで収めようじゃないか。」 ルイズはすぐに謝ろうと思った。このまま康一がボロボロになるのを見ていられない。 だが、ルイズの肩に、倒れていた康一が手をかけた。 「ま、まだ・・・終わってない・・・」 ルイズの肩を借りて立ち上がる。 「ルイズ・・・言っただろ・・・?『ぼくを信じてくれ』・・・って。まだ大丈夫。まだ終わってない・・・」 「もう無理よ!もうあんたは十分がんばったわよ!」 泣きそうになりながら叫ぶルイズに、康一は目じりだけで笑った。 そして、「け、決闘の邪魔だから・・・引き止めておいて・・・」と近くにいる見物人の一人に頼んだ。 見物人たちがルイズを引き剥がす。 「ダメよ!もうやめなさい!死んじゃうわ!!」 ルイズが叫ぶが、康一はもう振り返らない。 「大した根性だね。平民。立ち上がって何があるわけでもあるまいに・・・」 ギーシュが賞賛した。 「お、お前のワルキューレはぜんっぜん大したことないけどね・・・。」 康一はハッ、と笑いながら強がった。 ギーシュはピクリと眉を引きつらせた。 「なんだと?もういっぺんいってみろ・・・」 「何度でも言ってやる・・・。こんなハナクソみたいなゴーレムの一匹操れるくらいでいい気になってるなら、お里が知れる・・・そう言ったんだッ!」 「野郎ッ!!」 ワルキューレが大きく一歩を踏み出して、康一に殴りかかった。 康一は体勢を低くして、ワルキューレの足元に飛び込んだ。 「頭脳がマヌケか!?ワルキューレにタックルなど無意味だ!!」 しかし康一は、タックルの軌道よりもさらに体勢を低くする! 背中から飛び込むようにしてワルキューレの股の間をすり抜け、一回転してそのまま走り出した。 「あいつ、直接ギーシュを狙うつもりだ!」 観衆がどよめいた。 距離15m! ギーシュは笑った。 「フー。まさかそのぼろぼろの状態でそんな芸当をして見せるなんてね。いや、マジに恐れ入ったよ・・・。」 距離10m! 「窮鼠猫を噛むっていうのか?普通なら、『どうやって許してもらおうか。助けて神様!』って考えるべきところを、まだぼくを倒す気でいるとは・・・」 距離5m!! 「だがっ!『運命』とはそう甘いものじゃあないのだよ!『平民は貴族には勝てない』これは絶対なんだッ!」 ギーシュが造花を振った。花びらが舞い散り、康一がギーシュに殴りかかる寸前で6体のワルキューレになった。 康一はワルキューレに蹴り飛ばされて地面に転がった。 「・・・平民。名前は?」 ギーシュが這いつくばり血を吐きながら痛みに悶える康一に尋ねた。 「ぼくに全力を出させた平民の名前だ・・・覚えておこう。」 「広瀬・・・康一だ・・・」 康一がふらふらと立ち上がった。 「でも、『全力を出させた』ってのはちょっと違うな・・・『ぼくをボゴボゴにした平民』として覚えておけばいい・・・」 7体のワルキューレが円を描くようにして康一を囲んだ。 「まだそんな口が叩けるとはね・・・。まぁいい。一応最後にきいてやろう。 まだ、やるかい?」 康一は血まみれになりながら、ギーシュを睨みつけた。 「・・・・ってこい。」 「・・・なんだって?」 「かかってこい。っていったんだ。このマヌケ面。かかってきた瞬間、お前は敗北するッ・・・」 「君はもう・・・君はもう・・・」 杖を振り上げる。 ギーシュは覚悟を決めた。この平民を・・・殺す! 「君はもうおしまいだぁあ―――っ!!ワルキューレッ!!!」 七体のワルキューレが同時に突撃する。 逃げ道など・・・ない!! 「コーイチ――――ッ!!!」 ルイズの悲鳴と共に グシャアッッ!!! ワルキューレが殺到し、激しい金属音とともに激しく激突した。 後に残るのは死の静寂のみである。 「フゥー。つい殺してしまった。平民相手に大人気なかったかな。カッとなってしまった。」 ギーシュは少し乱れた髪を手で撫で付けた。 「しかし、これで平民じゃない新しい使い魔が召還できるってものだろう!僕に感謝したまえよ!」 とルイズに言葉を投げかけた。 しかし・・・ 様子がおかしい? ルイズは・・・いや、その周りの観客達も、みなポカーンとした目で僕のことを見ている。 いや、僕じゃない。その更に奥を見ている・・・? 「言ったはずだ・・・」 ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ ギーシュは振り向くこともできずにたらりと汗を流した。 「『かかってきた瞬間、お前は敗北する』とッ・・・・!」 「と、飛んだ・・・!」 「あそこからギーシュの背後までジャンプするなんて、平民に可能なのか!?」 「あの跳躍力は一体なんだァー!?」 一部始終を見ていた観客が悲鳴をあげた。 「ずっと待っていた。お前が複数の『ゴーレム』を出すのを・・・。観衆から、僕を隠す『死角』を作ってくれるのをッ!!!!」 あの瞬間、7体のゴーレムで覆い隠された『死角』で行われたことに気づいたのは、遠見の水晶球で様子を伺っていたオールド・オスマンと、飛びぬけた動体視力を持つタバサだけだった。 康一が絶体絶命のピンチに陥ったそのとき、『死角』の中に『緑色の生き物』が現れて、地面に『なにか』を貼り付けた。その瞬間『地面が跳ねた』のだ! ボヨヨヨ~~~ン! 「ゲエエエエエェエエ!!」 ギーシュは腰を抜かして飛びのいた。 そこに立っていたのは、確かにさっきワルキューレたちに潰されたはずの『平民』! しかしなぜ、こいつがここにいるんだぁー!! 「さぁ・・・次は・・・『お前の顔をボゴボゴにする』番だな・・・」 「ば、馬鹿なッ!!!」 ギーシュは自分に言い聞かせた。 ぼくは貴族だ。こんな平民に負けるわけがない。そうさ!ちょっとびっくりはしたが、それだけだ。こいつはこれ以上なにもできない! ギーシュは立ち上がった。 お互いに激突して動きを止めていたワルキューレたちも、次々と立ち上がっていく。 「ちょっぴり・・・ほんのちょっぴりだけ驚いたよ。でも、それだけだ!ぼくもワルキューレもピンピンしているぞ!!お前がワルキューレに頭蓋骨をぶち割られる『運命』に何も変わりはないッ!!」 「やっぱり・・・言い直すよ・・・・」 康一は滴る血を拭いもせずにギーシュを指差した。 「『かかってきた瞬間、お前はすでに敗北《した》!』」 ギーシュは激昂した。 「ふざけるなこのチビがぁー!ワルキュー 『ギーシュ様!最低です!』 「え!?」 突然耳元で声がしてギーシュは振り向いた。 「け、ケティ!?」 しかし振り向いても誰もいない。遠巻きに見守る観衆がいるだけだ。 『二度と私に近づかないで。』 今度の凍りつくような声色は・・・ 「ま、まさかモンモランシー?!」 だが、やはりギーシュの周りにいるのは、血まみれの平民だけだった。 それなのに、声が・・・声が聴こえる!! 『ギーシュ様!最低です!』 『二度と私に近づかないで。』 『ギーシュ。あなた、やっぱり一年生の子に手を出していたんだ・・・』 『ギーシュ様・・・やはりミス・モンモランシーと付き合っておられたのですね・・・』 『それってもしかしてモンモランシーの香水じゃあないのか!?』 『二度と私に近づかないで。』 『ギーシュ様!最低です!』 「や、やめろぉー!!!?」 ギーシュは耳をふさいでその場に膝をついた。 だがどんなに耳をふさいでも、その『声』は頭の中でグワングワンと鳴り響く。 頭が破裂しそうだァ――!! 「平民・・・!貴様何をしたぁぁぁー!」 「さぁね・・・格好つけたがりで、体裁が何よりも大事なお前に、似合いの結末を用意しただけだ・・・!」 空中に飛び上がった瞬間のことは、あのタバサを持ってしても目で追うことができなかった。 誰もの視線が外れた一瞬、康一の体の影から『小さな白い手』が現れて『文字のようなもの』をギーシュに投げつけたのだ。 オールド・オスマンだけはその様子を辛うじて捉えていた。 「さぁ・・・謝ってもらうぞッ!!」 康一が詰め寄る。 「や、やめろぉー!!来るなァ――――!!」 康一は、中腰になったままで押しとどめようとするギーシュの手を払いのける。 拳を振り上げた! 「う、うわぁぁぁぁー!」 「君がッ!!」右拳がギーシュのあごに直撃する! 「謝るまでッ!」左拳がギーシュのみぞおちにめり込む! 「殴るのをッ!」右拳がギーシュの脇腹をくの字に折り曲げ。 「やめないッ!!!」左拳がギーシュの顔面を捉えた。 「オオオオラァァァァァァ―――――――――!!」 ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!!! 康一に残る全てを注ぎ込んだ渾身の、左右のラッシュ! 「ホガァー!!」 ギーシュは『じゃがいもだって目を背けるようなボゴボゴの顔面』になって吹き飛んだ。 「謝れーッ!」 康一は叫んだ。 「ふ、ふいまへんでひたぁー!!ぼくがわるかったからゆるひてくらはいー!!!!」 ギーシュは豚のような悲鳴をあげた。 康一はそれを聞くと、ACT1を解除した。 正直、限界だ・・・。もう一秒だって立っていられない。 ルイズが泣きそうな顔をしてこっちに走って来るのが見える。 「(だから、ぼくを信じろっていっただろ?)」 そう言おうと思ったのに声がでなかった。 ルイズのほうへ行こうとしたのに、足が動かなかった。 そのまま、力なく地面に倒れこんで、康一は意識を手放した。 前ページ次ページS.H.I.Tな使い魔
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クエスト概要 討伐イベント第1弾「獄炎の決戦」開催! 獄炎の精霊の地で『百獣の騎士・ドンキホーテ』と決戦! 開催期間:2014/2/10 17 00~2014/2/16 23 59 【新ルール】 「テクニカルダンジョン」実装 「テクニカルダンジョン」では敵軍を撃破して次のバトルに進んだ際、ヒーローの「ショットケージ」が回復しないため、戦術的な戦いが要求される。 ■クエストデータ クエスト名 難易度 スタミナ バトル ダメージ ゴールド 経験値 烈火の百獣王・初級 30 15 5 5000 1400~3000 450 烈火の百獣王・上級 60 25 5 6200 4100~8100 860 ☆ダメージ・・・敵がデッドラインに到達した時に受けるダメージ ☆ゴールド・・・クリア報酬で手に入るゴールド。これとは別に敵ユニットを撃破することでもゴールドが入手できます。 ■特殊クリア報酬 クエスト 条件 報酬 烈火の百獣王・初級 属性「火」を持つパーティ限定 『メタルはにわボーイ』×5 烈火の百獣王・上級 属性「火」を持つパーティ限定 『メタルはにわボーイ』×10 ■ドロップ報酬 ドンキホーテ ランク ★4 レベル 1 MAX(50) Aスキル 百獣王の号令(30) 進 化 素 材 白たまちゃん コスト 12 HP 1248 2058 Lスキル 妄想する騎士道 王様ルビー タイプ 物語 攻撃力 447 771 ショット性能 3連射の火属性斬撃 スピリットガール クラス 騎士 回復力 238 481 進化元 なし スピリットプリンセス No.360 属性 火 EXP 44 904,369 進化先 百獣の騎士・ドンキホーテ ? 編集 入手方法 [イ]『獄炎の決戦』ドロップ報酬 進化費用 5000 ― 個別データ セリフ 騎士道大原則!騎士は後退などしなーーーい!! ― ■その他情報 ★上級・初級1回ずつクリアでボッコの実×1 ★クエスト10回クリアでボッコの実(初級:1/上級:3) ★ミッション達成報酬 ・『スピリットプリンセス』(初級) ・『メタルはにわボーイ』×5(上級) コメント
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登場する使い魔の個別データです。 総合的な攻略については謎の魔女結界や魔女のページで。 基本知識一覧(シナリオ登場) 個別データの見方 まどかシナリオ薔薇園の魔女結界 お菓子の魔女結界 ハコの魔女結界 影の魔女結界 マミシナリオお菓子の魔女結界 銀の魔女結界(過去編) ハコの魔女結界(過去編) 薔薇園の魔女結界(過去編) 芸術家の魔女結界 委員長の魔女結界 銀の魔女結界 おめかしの魔女結界 暴風圏 さやかシナリオ薔薇園の魔女の使い魔 委員長の魔女結界 ハコの魔女結界 落書きの魔女結界 お菓子の魔女結界 芸術家の魔女結界 人魚の魔女結界 杏子シナリオ落書きの魔女結界 ハコの魔女結界 銀の魔女結界 人魚の魔女結界 武旦の魔女結界 ほむらシナリオ薔薇園の魔女結界 お菓子の魔女結界 ハコの魔女結界 影の魔女結界 落書きの魔女結界 人魚の魔女結界 暴風圏 番外編お菓子の魔女結界 暴風圏 謎の魔女結界喜悦の結界 充足の結界 愚者の結界 弾刻の結界 忘却の結界 魔女要塞エゼルグラフト 基本知識 斬属性は衝属性に強い。衝属性は突属性に強い。突属性は斬属性に強い。無属性は属性の影響を受けない。弱点となる属性を突けばチャージをキャンセルできる。 使い魔の攻撃には大抵いずれかの属性が付与されている。 基本的には相性有利を狙っていける状況では狙う方がいい。ただし、相性が良くてもHPとVITが低い魔法少女で相手取るより、HPとVITの高い魔法少女で数値受けした方が安定する局面もある。 回復手段とも相談してケースバイケースで判断していきたい。 使い魔の感知範囲に侵入すると、こちらに接近し始めるなどのアクションを起こす。基本的には1体ずつ誘きだして処理したい。同時撃破で感情値下げを狙うような場合は別。 壁越しに感知範囲が適用されるわけではない。移動可能なエリアのみでカウントする。 使い魔の行動タイプとしては、通路・部屋を常時徘徊している巡回型と、こちらが感知範囲に入るまでは部屋内で動かず待っている待機型がある。巡回型が出現する階層では不用意なダッシュや曲がり角などでの不意の遭遇で先手を取られないように警戒を 待機型でも感知範囲に入れば通路に出張ってくるので、感知範囲が広かったり攻撃射程が長い待機型が出現する階層では部屋に近付く際に注意 一覧(シナリオ登場) 図鑑No 名前 属性 感知範囲 行動タイプ 登場シナリオ シナリオでのドロップアイテム 備考 1 薔薇園の魔女の手下(造園係) 斬 5 待機 まどか、マミ、さやか、ほむら VIT強化ポイント×1 2 薔薇園の魔女の手下(見回り係) 斬 5 待機 まどか、ほむら AGI強化ポイント×1 自爆攻撃(バインド) 3 薔薇園の魔女の手下(警戒係) 衝 5 巡回 まどか、ほむら CON強化ポイント×1 5 お菓子の魔女の手下(帽子の捜索係) 衝 7 待機 まどか、マミ、さやか、ほむら、番外編 スペルブック×1 6 お菓子の魔女の手下(捜索係) 衝 7 待機 まどか、マミ、さやか、ほむら、番外編 DEX強化ポイント×1 7 お菓子の魔女の手下(看護係) 突 9 巡回 まどか、マミ、さやか、ほむら、番外編 まじょのひげ藥×1 9 ハコの魔女の手下 無 10 待機 まどか、マミ、さやか、杏子、ほむら 万能薬×1 精神汚染 10 ハコの魔女の手下(電波の使い) 無 10 待機 マミ、さやか、杏子、ほむら CON強化ポイント×1 人間不信 12 落書きの魔女の手下(ビューン) 衝 5 待機 さやか、杏子、ほむら スペルブック×1 倍速行動・変身 13 落書きの魔女の手下(ブッブー) 突 5 巡回 さやか、杏子、ほむら スペルブック×1 盗む・変身 14 落書きの魔女の手下(プカプカ) 無 5 巡回 さやか、杏子、ほむら スペルブック×1 召喚・変身 16 (基本形態)銀の魔女の手下 突 5 巡回 マミ、杏子 STR強化ポイント×1 鈍足行動・鈍足・チャージ(変身) 16 (タイヤ形態)銀の魔女の手下 衝 7 巡回 マミ、杏子 STR強化ポイント×1 倍速行動・突進攻撃・ノックバック 18 影の魔女の手下 突 5 待機 まどか、ほむら DEX強化ポイント×13層以降:AGI強化ポイント×1 ノックバック 19 影の魔女の魔法(サハスラブジャ) 斬 5 待機 まどか、ほむら DEX強化ポイント×1 倍速行動 21 人魚の魔女の手下(楽団員) 衝 5 待機 さやか、杏子 スペルブック×1 VITアップ・ノックバック 22 人魚の魔女の手下(バックダンサーズ) 斬 5 待機 さやか、杏子、ほむら ふしぎなシロップ×1 回避率が高い 23 人魚の魔女の魔法(車輪のしずく) 衝 無制限 巡回 さやか、杏子、ほむら VIT強化ポイント×1 突進攻撃・ノックバック 25 芸術家の魔女の手下(代表作) 無 10 待機 マミ、さやか VIT強化ポイント×1 HPドレイン 26 芸術家の魔女の手下(意欲作) 無 5 待機 マミ、さやか 万能薬×1 幻覚 28 委員長の魔女の手下(クラスメイト) 斬 10 待機 マミ、さやか AGI強化ポイント×1 突進攻撃 29 委員長の魔女の手下(ティーチャー) 斬 10 待機 マミ、さやか DEX強化ポイント×1 自爆攻撃 31 舞台装置の少女 劇団・シモテ 無 5 待機 マミ、ほむら、番外編 CON強化ポイント×3 ノックバック・チャージ(ノックバック) 32 舞台装置の少女 劇団・ソデ 無 5 待機 マミ、ほむら、番外編 スペルブック×1 回復・チャージ(倍速) 33 舞台装置の少女 劇団・カミテ 衝 5 待機 マミ、ほむら、番外編 STR強化ポイント×3 倍速行動・チャージ(MPドレイン) 34 舞台装置の魔女の手下(アカハナ) 衝 5 待機 マミ、ほむら、番外編 まほうのなみだ×1 MPドレイン・自爆攻撃(睡眠)・回避率が高い 35 舞台装置の魔女の手下(アオハナ) 斬 5 巡回 マミ、ほむら、番外編 まじょのねっこ藥×1 鈍足・毒 37 おめかしの魔女の手下(ももいろさん) 突 5 待機 マミ 鈍足行動 38 おめかしの魔女の手下(あかいろさん) 突 5 待機 マミ 鈍足行動 40 武旦の魔女の手下・先導 無 5 巡回 杏子 VIT強化ポイント×1 召喚 41 武旦の魔女の手下 無 5 巡回 杏子 まじょのひげ藥×1 個別データの見方 使い魔名称 属性 HP 感知範囲 出現階層(魔女戦含む) ドロップアイテム 備考(状態異常、倍速行動等) 攻撃名(仮) 属性 備考(状態異常、チャージの有無等) 攻撃範囲※□が空白、■が攻撃範囲、「自」が使い魔自身 まどかシナリオ チュートリアル的なシナリオのため、登場する使い魔も全体的に弱めの調整がなされている。 薔薇園の魔女結界 薔薇園の魔女の手下(造園係) 斬属性 HP60 感知範囲5 1~2層、魔女戦 VIT強化ポイント×1 備考 切り裂き 斬属性 備考 □□□□■□□自□□□□ マミにとっては属性不利な敵。ティーロで遠距離から仕留めるのが安全。 攻撃を食らうとチャージを解除されてしまうので、薔薇園の魔女戦でティロ・フィナーレを撃つ際は隣接されていない時に。 薔薇園の魔女の手下(見回り係) 斬属性 HP45 感知範囲5 2層 AGI強化ポイント×1 自爆攻撃(バインド) 体当たり 斬属性 備考 □□□□■□□自□□□□ 薔薇の蔦縛り 無属性 バインド(100%)、自身は消滅(経験値無し) □□□□■□□自□□□□ 接近されると自爆バインドを仕掛けてくる。 HPは低いのでティーロ一撃で撃ち落とせる。 薔薇園の魔女の手下(警戒係) 衝属性 HP67 感知範囲5 2層 CON強化ポイント×1 備考 体当たり 衝属性 備考 □□□□■□□自□□□□ 常に徘徊しているのが特徴。 取り立てて強敵という訳ではないが、 迂闊にダッシュして不意に殴られないように気をつけよう。 お菓子の魔女結界 お菓子の魔女の手下(帽子の捜索係) 衝属性 HP180 感知範囲7 3層 スペルブック×1 備考 体当たり 衝属性 備考 □□□□■□□自□□□□ 帽子を被っている方。被っていない方よりHPが高いので注意。 スペルブックを落とすが、追加で湧くことはなく初期配置のみの登場。 お菓子の魔女の手下(捜索係) 衝属性 HP70 感知範囲7 3層、魔女戦 DEX強化ポイント×1 備考 体当たり 衝属性 備考 □□□□■□□自□□□□ 帽子の無い方。ティーロで問題なく倒せる。 帽子有り無し共に感知範囲が7と広めなので、一度に沢山の敵を呼び込みすぎて押し切られないように。 お菓子の魔女の手下(看護係) 突属性 HP51 感知範囲9 3層 まじょのひげ藥×1 備考 カルテ殴り 衝属性 備考 □□□□■□□自□□□□ カルテ投げ 突属性 備考 □□□□■□□■□□■□□自□□□□ 射程3マスの遠距離攻撃を持っているので、ティーロの射程4マス目から仕掛けるのがセオリー。 遠距離攻撃は他の敵をスリ抜けてこちらに飛んでくるので、他の敵の後ろに隠れられる状況は避けたい。 通路を巡回しているので、ダッシュで移動する時は注意。 ハコの魔女結界 ハコの魔女の手下 無属性 HP 感知範囲10 魔女戦 万能薬×1 精神汚染 打撃 衝属性 備考 □□□□■□□自□□□□ 絶望の誘い 無属性 精神汚染 □□□□□□■■■□□■■■□□□■□□□□自□□□□□□□ 斜めからも攻撃してくるので厄介。 位置取りが悪い時はスティンガーを移動技として使って射程外に出るのも手。 もしくは攻撃範囲の死角となる相手の斜め1マス目の位置に移動すれば、向こうからこちらに隣接してきてくれる。 影の魔女結界 影の魔女の手下 突属性 HP 感知範囲5 1~2層 DEX強化ポイント×1 ノックバック 3~4層、魔女戦 AGI強化ポイント×1 噛みつき 突属性 ノックバック(2マス) □□□□■□□自□□□□ ノックバックの関係で足踏みをすると被弾節約になる場合がある。 さやかの弱点を突いてくるうえ、さやかの攻撃の大半である斬に耐性を持つ。 スティンガーで対処したいが、展開上ソウルジェムが濁りきり使えなくなる事が多い。 ステ強化してないと、濁りきった場合は4発くらい殴る必要があるのでかなり面倒。 影の魔女の魔法(サハスラブジャ) 斬属性 HP90 感知範囲5 3~4層、魔女戦 DEX強化ポイント×1 倍速行動 引っかき 斬属性 クリティカル率が高め □□□□■□□自□□□□ 倍速行動なので、先手を取られないように位置関係を見て足踏み・後退して手元に呼び込むか、 スティンガーでこちらから懐に飛び込む。 道中でソウルジェムが濁りきってスティンガーが使えない場合は気合でエッジ連打。 魔女戦ではこいつに長々と構っている暇は無いので 事前にグリーフシードを使っておいてスティンガーで瞬殺すること。 マミシナリオ お菓子の魔女結界 お菓子の魔女の手下(帽子の捜索係) 衝属性 HP 感知範囲7 3層 スペルブック×1 備考 体当たり 衝属性 備考 □□□□■□□自□□□□ お菓子の魔女の手下(捜索係) 衝属性 HP 感知範囲7 1~3層 DEX強化ポイント×1 備考 体当たり 衝属性 備考 □□□□■□□自□□□□ お菓子の魔女の手下(看護係) 突属性 HP 感知範囲9 1~3層 まじょのひげ藥×1 備考 カルテ殴り 衝属性 備考 □□□□■□□自□□□□ カルテ投げ 突属性 備考 □□□□■□□■□□■□□自□□□□ 銀の魔女結界(過去編) (基本形態)銀の魔女の手下 突属性 HP 感知範囲5 1~2層、魔女戦 STR強化ポイント×1 鈍足行動・鈍足・チャージ(変身) 腕攻撃 突属性 備考 □□□□■□□自□□□□ サビ飛ばし 無属性 鈍足 □□□□□□■■■□□■■■□□□自□□□□□□□ (タイヤ形態)銀の魔女の手下 衝属性 HP 感知範囲7 1~2層、魔女戦 STR強化ポイント×1 倍速行動 突進 衝属性 突進攻撃、ノックバック(1マス) □□□□■□□■□□■□□自□□□□ 高確率で鈍足を付与する遠距離攻撃を持ち、チャージを開始すると4ターン後にタイヤ形態に変身する。 タイヤ形態の倍速行動&ノックバック付きの突進攻撃は、射程1のトッカしか使えないマミでは対処が厳しい。 突進攻撃ヒット時に自身のHPを消耗するが、自滅されてしまうと経験値が入らないため、接近したら変身前に一気に倒してしまいたい。 変身されてしまった場合、左右に逃げ場の無い一本道かつ背後に壁が無い場所だと一方的に攻撃されてしまうので、そのような通路での交戦は避けた方が良い。 基本形態の内なら2ターンに1度しか行動してこないため、距離を離すのは容易。この行動速度差を活かして有利に戦える場所で仕掛けよう。 ハコの魔女結界(過去編) ハコの魔女の手下 無属性 HP 感知範囲10 1層 万能薬×1 精神汚染 打撃 衝属性 備考 □□□□■□□自□□□□ 絶望の誘い 無属性 精神汚染 □□□□□□■■■□□■■■□□□■□□□□自□□□□□□□ ハコの魔女の手下(電波の使い) 無属性 HP 感知範囲10 1層 CON強化ポイント×1 人間不信 絶望の誘い 無属性 人間不信 □□□□□□■■■□□■■■□□□■□□□□自□□□□□□□ 薔薇園の魔女結界(過去編) 薔薇園の魔女の手下(造園係) 斬属性 HP 感知範囲5 2層 VIT強化ポイント×1 バインド 切り裂き 切り裂き 斬属性 備考 □□□□■□□自□□□□ 芸術家の魔女結界 芸術家の魔女の手下(代表作) 無属性 HP 感知範囲10 1~4層、魔女戦 VIT強化ポイント×1 HPドレイン 吸いとり(仮) 無属性 HPドレイン □□□□■□□自□□□□ 感知範囲が広いので、通路上を移動する時は不意の遭遇に注意。 特に各階層開幕時には下手に部屋内に踏み込んでムンクと同時に相手にすることがないように、 こいつが寄ってきているか足踏み・ミニマップで確認を。 芸術家の魔女の手下(意欲作) 無属性 HP 感知範囲5 1~4層 万能薬×1 幻覚 叫び 無属性 幻覚 □□□□□□□■□□□■■■□□■■■□□□自□□□□□□□ 通称ムンク。付与率はそれほど高くないが、幻覚の追加効果のある遠距離攻撃を持つ危険な敵。 幻覚にかかると数ターンの間、操作を受け付けずランダムで勝手に移動するだけとなる。幻覚が治った直後に再度幻覚という場合も。 自力で回復出来ないので他の敵が近くに居る状況ではまず戦闘不能に、そうでなくても致命傷は免れない。 ティーロないしはマジカルアローの射程4マス目から2撃で確殺して攻撃させないように。 委員長の魔女結界 委員長の魔女の手下(クラスメイト) 斬属性 HP 感知範囲10 魔女戦 AGI強化ポイント×1 突進攻撃 攻撃方法1 斬属性 備考 □□□□■□□自□□□□ 攻撃方法2 斬属性 突進攻撃 □□□□■□□■□□自□□□□ 属性有利なまどかのマジカルアローで問題無く片付く。追加で召喚される事もない。 ちなみに突進攻撃(サマーソルトキック)を持つが、こちらを攻撃しようとして 後ろに並んでいる使い魔が手前の使い魔を蹴り殺すことも(突進攻撃を持つ使い魔全般に言えることだが)。 委員長の魔女の手下(ティーチャー) 斬属性 HP 感知範囲10 魔女戦 DEX強化ポイント×1 自爆攻撃 攻撃方法1 斬属性 備考 □□□□■□□■□□■□□■□□■□□自□□□□ 自爆 衝属性 自身は消滅(経験値無し) □□□□□□□□□■■■□□□■■■■■□□□■■■□□□□□自□□□□□□□□□□ 委員長の魔女に近付くと召喚される。 召喚されても対処がやっかいになるだけなので、委員長の魔女が一番奥に逃げるまで近付かずに足踏みでやり過ごそう。 銀の魔女結界 (基本形態)銀の魔女の手下 突属性 HP 感知範囲5 1~4層、魔女戦 STR強化ポイント×1 鈍足行動・鈍足・チャージ(変身) 腕攻撃 突属性 備考 □□□□■□□自□□□□ サビ飛ばし 無属性 鈍足 □□□□□□■■■□□■■■□□□自□□□□□□□ (タイヤ形態)銀の魔女の手下 衝属性 HP 感知範囲7 1~4層、魔女戦 STR強化ポイント×1 倍速行動・突進攻撃・ノックバック 突進 衝属性 突進攻撃、ノックバック(1マス) □□□□■□□■□□■□□自□□□□ 魔女化回避ルートではマミ・まどか共に射撃で有利に立ちまわれるが、過去編より能力が強化されており、硬い。基本形態には衝属性のティーロが有効。 魔女化ルートでは以前と同様にトッカでの地道な戦いになるが、使い魔は以前と変わらずマミのLvが高い分、穢れて攻撃力がダウンしている事を含めても支障無い相手。 感知範囲に入らなければ(或いは入った後でもその範囲外に出れば)こちらには近寄ってこず一定ルートを巡回しているだけなので、戦闘を避けて扉を目指してもいい。 おめかしの魔女結界 おめかしの魔女の手下(ももいろさん) 突属性 HP 感知範囲5 魔女戦 ドロップアイテム 鈍足行動 マジカルアロー 突属性 備考 □□□□■□□■□□■□□■□□■□□自□□□□ おめかしの魔女の手下(あかいろさん) 突属性 HP 感知範囲5 魔女戦 ドロップアイテム 鈍足行動 飛槍 突属性 備考 □□□□□□■■■□□■■■□□■■■□□□自□□□□□□□ 暴風圏 舞台装置の少女 劇団・シモテ 無属性 HP 感知範囲5 5~6層 CON強化ポイント×3 ノックバック・チャージ(ノックバック) 攻撃方法1 無属性 ノックバック(1マス) □□□□□□■■■□□■■■□□□自□□□□□□□ 攻撃方法2 無属性 チャージ(1ターン)、ノックバック(1マス) □□□□■□□■□□■□□■□□■□□自□□□□ 舞台装置の少女 劇団・ソデ 無属性 HP 感知範囲5 3~6層 スペルブック×1 回復・チャージ(倍速) 範囲回復 無属性 範囲内の使い魔を回復 □□□□□□□□■■■■■□□■■■■■□□■■自■■□□■■■■■□□■■■■■□□□□□□□□ 範囲倍速 無属性 チャージ(1ターン)、範囲内の使い魔を倍速に □□□□□□□□■■■■■□□■■■■■□□■■自■■□□■■■■■□□■■■■■□□□□□□□□ 一切の攻撃技を持たず、自身と周囲の使い魔の最大HPの約1/4を回復する魔法と チャージ後に倍速にする魔法で支援するのみ。故に、単体では無力である。 敵集団に混ざっているとそこそこ厄介だが、倍速がかかるまでに他の敵を仕留めてしまいたい。 属性を持たないため、チャージの解除は出来ないし弱点もない。先に倒すか否かはMPと相談しよう。 スペルブックを高確率でドロップするので、魔法コンプ狙いもしくはスペルブックが足りていなければ乱獲推奨。 ボス手前のステージで無限に沸く。と思われていたが、条件が不明ながらも途中から出現しなくなるとの報告がある。 舞台装置の少女 劇団・カミテ 衝属性 HP 感知範囲5 6層、魔女戦 STR強化ポイント×3 倍速行動・チャージ(MPドレイン) 攻撃方法1 衝属性 備考 □□□□□□■■■□□□自□□□□□□□ 攻撃方法2 衝属性 チャージ(2ターン)、MPドレイン □□□□■□□自□□□□ 倍速行動に加えて斜め攻撃を持つ強敵。 劇団・ソデの倍速支援を受けると4回行動になるというわけでなく、あくまで1ターンに2回行動なのが救い。 チャージ攻撃は溜めに2ターン掛かるが、元々が倍速であるため実際には溜め始めた翌ターンには攻撃してくる。 舞台装置の魔女の手下(アカハナ) 衝属性 HP 感知範囲5 1~5層 まほうのなみだ×1 MPドレイン・自爆攻撃(睡眠)・回避率が高い 体当たり 衝属性 MPドレイン □□□□■□□自□□□□ 自爆 衝属性 睡眠(100%)、自身は消滅(経験値無し) □□□□■□□■□□自□□□□ グラフィックが小さめな上に、暴風圏の風景のせいもあって目視だと距離感が掴みにくい。 ミニマップの方をよく確認しておくこと。 舞台装置の魔女の手下(アオハナ) 斬属性 HP120 感知範囲5 1~5層 まじょのねっこ藥×1 鈍足・毒 引っかき 斬属性 低確率で毒 □□□□■□□自□□□□ 砂掛け 衝属性 低確率で鈍速 □□□□□□■■■□□■■■□□□自□□□□□□□ さやかシナリオ 薔薇園の魔女の使い魔 薔薇園の魔女の手下(造園係) 斬属性 HP 感知範囲5 1層 VIT強化ポイント×1 備考 切り裂き 切り裂き 斬属性 備考 □□□□■□□自□□□□ 委員長の魔女結界 委員長の魔女の手下(クラスメイト) 斬属性 HP 感知範囲10 魔女戦 AGI強化ポイント×1 突進攻撃 攻撃方法1 斬属性 備考 □□□□■□□自□□□□ 攻撃方法2 斬属性 突進攻撃 □□□□■□□■□□自□□□□ 委員長の魔女の手下(ティーチャー) 斬属性 HP 感知範囲10 魔女戦 DEX強化ポイント×1 自爆攻撃 攻撃方法1 斬属性 備考 □□□□■□□■□□■□□■□□■□□自□□□□ 自爆 衝属性 自身は消滅(経験値無し) □□□□□□□□□■■■□□□■■■■■□□□■■■□□□□□自□□□□□□□□□□ マミシナリオ時と同様に、委員長の魔女が一番奥に逃げるまでに近付くと召喚される。 ハコの魔女結界 ハコの魔女の手下 無属性 HP 感知範囲10 魔女戦 万能薬×1 精神汚染 打撃 衝属性 備考 □□□□■□□自□□□□ 絶望の誘い 無属性 精神汚染 □□□□□□■■■□□■■■□□□■□□□□自□□□□□□□ ハコの魔女の手下(電波の使い) 無属性 HP 感知範囲10 1~2層 CON強化ポイント×1 人間不信 絶望の誘い 無属性 人間不信 □□□□□□■■■□□■■■□□□■□□□□自□□□□□□□ さやか1人だけなので人間不信の状態異常については気にする必要はない。 最初から魔女戦のまどかルートとは違いダンジョンを通ることになるが、 回復アイテムの入手機会が少ないシナリオなので、1vs1を心がけて無用なダメージを負わないように。 感知範囲が脅威の10。幸い壁で仕切られて部屋内部が見えない結界ではないので、ミニマップだけでなく目視で敵の確認を。 落書きの魔女結界 魔女は登場せず1フロア内の使い魔を全滅させるまでの戦闘となる。 3種の使い魔の共通項として、他の落書きの魔女の使い魔へ変身する能力を持つ(変身後もHPはそのまま引き継ぐ)。 いずれも高確率でスペルブックを落とすので稼ぎどころではあるのだが、単独で戦うさやか、まどか&ほむらコンビ共にLvが低いため無理は禁物。 落書きの魔女の手下(ビューン) 衝属性 HP 感知範囲5 1層 スペルブック×1 倍速行動・変身 ミサイル3連射 衝属性 3回攻撃、クリティカル率高、ミス率中 □□□□■□□■□□■□□■□□■□□自□□□□ 3HITする遠距離攻撃を倍速行動から繰り出してくる。他の2体と比べ変身よりも攻撃を優先することがほとんど。 属性相性の悪いまどかにとっては難敵。ほむらは初期では遠距離攻撃を持たないので攻撃力が高く範囲攻撃である時限爆弾が欲しい。 さやかは属性有利だが不用意に射線には入らず、手元に誘導するかスティンガーで接敵しよう。 ただし突属性のスティンガーではダメージが落ちるので、なるべくなら一撃で仕留められるエッジで。 落書きの魔女の手下(ブッブー) 突属性 HP 感知範囲5 1層 スペルブック×1 盗む・変身 突撃 突属性 備考 □□□□■□□自□□□□ スティール 無属性 盗む □□□□■□□自□□□□ こちらのアイテムを1つ盗む攻撃を持つ。 倒せば盗まれたアイテムをドロップするが、その場合スペルブックを落とさないので、離れた位置から射撃で片付けたい。 落書きの魔女の手下(プカプカ) 無属性 HP 感知範囲5 1層 スペルブック×1 召喚・変身 攻撃はしてこないが、落書きの魔女の使い魔のいずれかを自身の周囲に召喚する。 早めに倒さないと他の敵を処理している間にプカプカに新たな使い魔を召喚されて……と収拾が付かなくなることも。 召喚や変身する時以外はこちらの4マス以内には近付かず逃げるように動くので、 袋小路に追い詰めるか、さやかならスティンガーで接近するなど一工夫を。 なお、この形態は他の2つの形態に比べて極端に経験値が多い。(はぐれメ○ル) お菓子の魔女結界 お菓子の魔女の手下(帽子の捜索係) 衝属性 HP 感知範囲7 3~4層 スペルブック×1 備考 体当たり 衝属性 備考 □□□□■□□自□□□□ お菓子の魔女の手下(捜索係) 衝属性 HP 感知範囲7 1~4層 DEX強化ポイント×1 備考 体当たり 衝属性 備考 □□□□■□□自□□□□ お菓子の魔女の手下(看護係) 突属性 HP 感知範囲9 1~4層 まじょのひげ藥×1 備考 カルテ殴り 衝属性 備考 □□□□■□□自□□□□ カルテ投げ 突属性 備考 □□□□■□□■□□■□□自□□□□ 芸術家の魔女結界 芸術家の魔女の手下(代表作) 無属性 HP 感知範囲10 1~4層、魔女戦 VIT強化ポイント×1 HPドレイン 吸いとり(仮) 無属性 HPドレイン □□□□■□□自□□□□ 芸術家の魔女の手下(意欲作) 無属性 HP 感知範囲5 1~4層、魔女戦 万能薬×1 幻覚 叫び 無属性 幻覚 □□□□□□□■□□□■■■□□■■■□□□自□□□□□□□ ムンク再び。このシナリオでは魔女戦でもムンクを召喚するようになっているので更に危険。 しかし、精神系状態異常無効を習得させた杏子なら幻覚をシャットアウト出来るので、ただの遠距離攻撃に成り下がる。 逆に、無効化出来ないと対策が限られてしまうので、ここまでに絶対にスペルブックを確保しておく事(3冊必要)。 人魚の魔女結界 人魚の魔女の手下(楽団員) 衝属性 HP 感知範囲5 5~6層、魔女戦 スペルブック×1 VITアップ・ノックバック 攻撃方法1 衝属性 ノックバック(1マス) □□□□■□□■□□■□□■□□■□□自□□□□ 遠距離攻撃は楽団員の正面方向にしか放ってこない。その場から移動せず方向転換もしないので、正面に入らなければ攻撃はされない。 攻撃以外では自身や周囲の使い魔・魔女にVITアップ効果を与える支援をするのみだが、移動の邪魔になるので倒せる時にさっさと処理しておこう。 人魚の魔女の手下(バックダンサーズ) 斬属性 HP 感知範囲5 2~6層 ふしぎなシロップ×1 回避率が高い 攻撃方法1 斬属性 備考 □□□□■□□自□□□□ 人魚の魔女の魔法(車輪のしずく) 衝属性 HP 感知範囲 無制限 1~6層、魔女戦 VIT強化ポイント×1 突進攻撃・ノックバック 攻撃方法1 衝属性 突進攻撃、ノックバック(1マス) □□□□■□□■□□■□□自□□□□ フロア上のどこからでもこちらに向かってくるので、不用意なダッシュで先制されないように。 こちらに側面を見せている時には攻撃してこないので、側面から攻撃→振り返ったら横に逃げる、と動けばノーリスクで戦える。 空間を確保できている部屋内ならもちろん、通路でも曲がり角に誘い込んで2撃以内に倒せば被害は出ない。 やむを得ず正面から戦う場合は、射程4マス射撃で攻撃される前に撃破しよう。 なお、この突進攻撃はヒット時に自身のHPを消耗し、他の使い魔にもダメージを与えるので 自滅や同士討ちになる事もあるが、その場合経験値は手に入らない。 杏子シナリオ 落書きの魔女結界 階段がある部屋まで行ったりすると、さやかと出くわして強制退出になる。 最低1個はスペルブックを手に入れておきたい。 ハコの魔女結界 銀の魔女結界 人魚の魔女結界 五層までで終わり。魔女化させるなら即降りで。 武旦の魔女結界 武旦の魔女の手下・先導 無属性 HP 感知範囲5 3~4層 VIT強化ポイント×1 召喚 攻撃方法1 無属性 備考 □□□□■□□■□□■□□■□□■□□自□□□□ 自身の周囲に武旦の魔女の手下を召喚する。 武旦の魔女の手下 無属性 HP 感知範囲5 1~4層 まじょのひげ藥×1 備考 攻撃方法1 斬属性 備考 □□□□□□■■■□□□自□□□□□□□ ほむらシナリオ 薔薇園の魔女結界 お菓子の魔女結界 ハコの魔女結界 影の魔女結界 落書きの魔女結界 留まっている限り無限に沸くので、まどか以外全員のスペルブックをここで揃えられる。 ただし、能力値的に不足しがちなのでショップで購入した各種ポイント等は調整用に取っておくといい。 人魚の魔女結界 暴風圏 番外編 お菓子の魔女結界 暴風圏 謎の魔女結界 喜悦の結界 薔薇園の魔女の手下(造園係) 斬属性 HP 感知範囲5 層 VIT強化ポイント×1 備考 切り裂き 斬属性 備考 □□□□■□□自□□□□ 最弱ザコ。 突弱点だが、まどかシナリオ終了直後ではマジカルアローが無いはず。 杏子の突き・さやかのスティンガー等で対処・育成を図ろう。 充足の結界 愚者の結界 委員長の魔女の手下(ティーチャー) 斬属性 HP 感知範囲10 4~5層、10層(ハコの魔女戦)、16~19層 DEX強化ポイント×1 自爆攻撃 攻撃方法1 斬属性 備考 □□□□■□□■□□■□□■□□■□□自□□□□ 自爆 衝属性 自身は消滅(経験値無し) □□□□□□□□□■■■□□□■■■■■□□□■■■□□□□□自□□□□□□□□□□ 弾刻の結界 忘却の結界 針の魔女の手下(33/3) 衝属性 HP 感知範囲12 4層、26層、43層、49層(針の魔女戦) まほうのなみだ×1 備考 攻撃方法1 衝属性 備考 □□□□■□□自□□□□ (タイヤ形態)銀の魔女の手下 衝属性 HP 感知範囲7 22~23層 STR強化ポイント×1 倍速行動・突進攻撃・ノックバック・チャージ(ソウルジェム紛失、自爆攻撃) 31~32層、41層 STR強化ポイント×3 攻撃方法1 衝属性 突進攻撃、ノックバック(1マス) □□□□■□□■□□■□□自□□□□ 攻撃方法2 衝属性 チャージ(1ターン)、突進攻撃、ソウルジェム紛失、自身は消滅(経験値無し) □□□□■□□■□□■□□■□□■□□自□□□□ シナリオ時と異なり最初からタイヤ形態でも徘徊しており、新たにソウルジェム紛失の効果を持つチャージ攻撃を備えている。 元々が倍速行動なので、こちらを軸に捉えている場合は1ターン内にチャージ→突進攻撃を行ってくる場合も。 出現階層は壁で周囲が見渡せないフロアではないので、接近してきたらアイテム防御を習得した杏子に交代したり絶対領域で攻撃自体を無効化するなど、あらかじめ対処を決めておこう。 武旦の魔女の手下・先導 無属性 HP 感知範囲5 17層 VIT強化ポイント×1 召喚、レベルドレイン 24~26層、33~35層、46層 VIT強化ポイント×3 攻撃方法1 無属性 備考 □□□□■□□■□□■□□■□□■□□自□□□□ 攻撃方法2 無属性 レベルドレイン □□□□■□□自□□□□ 武旦の魔女の手下 無属性 HP 感知範囲5 15~17層、46層 まじょのねっこ藥×1 パラメータドレイン 攻撃方法1 斬属性 備考 □□□□□□■■■□□□自□□□□□□□ 攻撃方法2 無属性 パラメータドレイン □□□□■□□自□□□□ 武旦の魔女の手下2種それぞれが、シナリオ時の攻撃に加え新たにレベルドレイン・パラメータドレインを使用してくる。 どちらも射程は1なので離れて射撃で戦えば基本的には問題はないが、再出現がすぐ隣というケースもあるので不用意な移動で事故らないように。 出現階層ではドレイン無効を習得したまどか・ほむらで行動すれば確実に予防できる。993 魔女要塞エゼルグラフト
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零戦がその空域にたどり着いたとき、すでにトリステイン軍とアルビオン軍が戦っ ていた。 状況はトリステイン軍の劣勢。 上空にはアルビオン側の竜と船しかない。 「ブチャラティさん! 私の町がっ!」 全部座席に座ったシエスタが絶句する。 この序の見下ろすその先。 タルブ村があるはずの場所に。 いくつもの黒煙が見えた。 アルビオンの竜使いたちは、タルブの村を放火したのだ! 許せない。 シエスタの心に暗い炎が滾っていく。 「落ち着くんだ、シエスタ。気持ちはわかるが。まずは、あの竜からやろう。 一騎ずつ、確実にだ」 「っはい! ブチャラティさん」 復座式零戦がその機動の本領を発揮する。 シエスタはタルブ村の上空を旋回するのをやめ、タルブ村郊外の、アルビオン艦隊が 浮遊している草原へと進路を変えた。 九八式照準器越しに、一人のアルビオン竜騎士をにらめつける。 彼はシエスタの存在に、鉄の竜の存在にまだ気づいてはいないようだ。 だが、そんなこともかまわず、シエスタは竜との距離をつめていく。 彼女の中には、冷たい怒りの炎が渦巻いていた。 シエスタの脳裏に、異世界の戦場のルールが語られる。 ――これが、曾おじいちゃんの戦争…… 戦場の空では、階級や貴賎など関係ない。 交戦規定はただひとつ。 『生き残れ』 ――大丈夫。私には―― 露伴の、ヘブンズドアーの能力の結果だった。 ――露伴さんがいる―― シエスタに狙われた竜が、まず最初に彼女に気づいた。 その竜は、異常を乗り手に伝える。 だが、乗り手が気づいたときにはすべてが手遅れ。 哀れな竜が、その乗り手と諸共7.7mm機銃に貫かれた。 ――曾おじいちゃんがついている―― 「どうしたんだっ!」 「トリステインの新手か?」 怒号とともに、アルビオンの竜たちは散会し、『鉄の竜』の元へと飛行する。 飛行しようとした。 だが、最強であるはずの彼らアルビオン竜騎士団が、まったく追いつけない。 「どういうことだ?」 「鉄の鳥か?」 そういうまま、ひとつの竜が、零戦の後ろにつき、魔法を唱えようとする。 だが、それはかなわない。 なぜなら、彼はすでに反撃を受けてしまっているから。 アルビオンの竜騎士は、ひとつ、またひとつと鉄の暴力になぎ倒される。 「慎重に、だが、大胆にだ。シエスタ」 「はいっ!!!」 ――ブチャラティさんがいる―― 急激な旋回機動と低速、低高度での格闘戦。 それが零戦の得意の戦法だと、露伴の書いた文字は教えていた。 シエスタはそれに従い、竜騎士の魔法攻撃をヨーで左右にかわす。 さらに旋回で竜の背につき、7.7mmの機銃で刺す。 彼女の動きに、一片の無駄もない。 「ちょっと!!! あんた、もうちょっと安全にとばしなさいよ!!!」 ――ルイズさんもいる……? 「おい、ルイズ! お前なんで!」 「うるさい!あんたは私の使い魔なんだから、私が監督しなきゃ!」 ブチャラティの座席のさらに後ろに、ルイズがいた。 後部座席に気を取られたとき、右翼に馬鹿でかい風の塊が襲い掛かった。 その直後、かつてないゆさぶりが機内の三人を襲った。 「ちょ、ちょっと、シエスタ!右の翼!」 ルイズの言うとおり、右翼が根元から一メイルほど残して、なくなってしまっている。 そしてそこから、ガソリンが漏れ出している。 シエスタは使用燃料を翼内タンクから胴体内タンクへとすばやく切り替えると、叫んだ! 「ブチャラティさん! 引火するかもです!」 「わかった、任せろ!」 ブチャラティはそう叫び返すと、スタンドのみ外に出し、ガソリンがもれ出ている ところへ『ジッパー』を取り付けた。その直後に、新たな魔法が気体を襲った。 今度は電撃だ。降り注いでいたガソリンが赤い火柱を形作った。間一髪。 シエスタは後ろを思いっきり振り返る。 同時に、ルイズも振り返った。 「ワルドさま――いいえ、ワルド!」 そこには、見知った優男と、青白い肌をした風竜がいた。 「やあ、我が元婚約者じゃあないか。奇遇だね」 タバサが竜に乗ってやってきたとき、地上の軍隊同士の戦いは、決着がつきそうに 見えた。 トリステイン軍が負けるほうに。 それを作っていた要因が、タバサの向かう先にあった。 「アレでは、制空権をほしいがままにされているな」 タバサの隣にいるコルベールがつぶやく。 彼の言うとおり、竜の向かう先には、大小二十隻程の戦列艦が空を埋め尽くしていた。 すべてアルビオンの軍旗をはためかせている。 いや、ただひとつ。 アルビオンでないものが、この空中にいた。 「あ、あれ!」 キュルケが叫ぶ。その指差す方向には、あの零戦がいた。 方翼をやられ、フラフラだ。 今にも堕ちそうにみえる。 それをいたぶるがごとく、一匹のアルビオンの竜騎士が追いすがり、魔法を放っている。 「す、すごい!」 タバサも、そのキュルケの言葉には同感だ。 竜騎士は、『ウインディ・アイシクル』や『ライトニング・クラウド』など、高度 な魔法を至近距離から繰り出している。 なのに、あの、鉄の竜は、それをぎりぎりまでひきつけ、身体全体をひねるように 回避している。上下に動き、左右によける。 だが、それも時間の問題。 どんなによけていても、竜騎士に背後を取られている。 そして徐々にだが、鉄の竜に、敵の魔法があたってきている気がする。 そんななか、タバサは、自分が何かできないかと感じたとき。 不意に、竜の羽衣と、それを追うアルビオンの竜騎士がこちらのほうに飛んできた。 「危ない!」 よけるまもなく。 二つの巨大な影は、タバサたちの頭上を過ぎ去っていった。 すさまじい速さで。 アルビオンの竜騎士も、タバサたちにかまう余裕はないようであった。 しかし、キュルケは『それ』に気づいた。 とっさに自分の杖を取り出し、頭上の『それ』にレビテーションをかける。 「~~~~~~きィゃぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!」 『それ』は、ルイズだった。 ルイズはシルフィードの背にゆっくりと軟着陸した。 「ルイズ、おかえり」 「ミス・ヴァリエール、大丈夫ですか?!」 コルベールに抱えられたルイズはなきそうな顔で怒鳴り散らした。 「ブチャラティ、あんなやつ! 危険だからとかいって、私を荷物みたいに 『ジッパー』で放り出して!」 「なるほど、さっきこちらに近づいたのはわざとか」 変に納得する露伴に対し、ルイズは言いたい放題のことを言い始めた。 「シエスタのことは何も言わなかったくせに!」 ルイズはもはや涙声になっている。でも、自分ではそれに気づけない。 「それに、直前になってウェールズ様の指輪を渡してよこすなんて。 まるで形見みたいじゃない!」 そういうルイズの薬指には、しっかりと指輪がはめられている。 「だが、見ろ。零戦の機動が増したぞ」 露伴の言葉に、全員が上空を見る。 なるほど、零戦は先ほどまでよりもすばやい動きをしている。 時々、竜の後ろを取るまでに運動性があがっている。 そのとき時間にして三分。 空中での、竜との攻防は終わった。 零戦が、竜の羽を機銃で打ち抜くことに成功したのだ。 しかし、次の瞬間! 零戦の、右翼から大量の金属片が飛び散った。 あまりの運動に、ダメージを受けた翼が耐えられないようだ。 しかも、アルビオンの戦列艦から、大量の散弾が、零戦に向けて発射される。 その空域にアルビオン勢がいないせいか、射撃は熾烈を極めていくのみだ。 「わ、私のせいだわ……」 ルイズが元気なく口ずさむ。 私があの時口を出さなければ、ワルドなんかにシエスタたちが負けるはずなんかな かったのよ! そして、あんな傷を竜の羽衣に負わせることもなかった…… 「くそっ! ここまで来て、何もできないのか?」 露伴の言葉が、ルイズには自分に向けられたように感じられた。 自分じゃ何もできない。自分じゃ誰も救えない。 「ほんとうに、私は何もできないゼロのままでいいの?……」 ルイズはそうおもって、始祖ブリミルに祈り始めた。 気休めに、ここまで持ってきた始祖の書のページをめくりながら…… シエスタは、眼下のそれを見たとき、単純に、なんだろうと思った。 なに、あれ。 タバサの風竜の、背にある人影から時おり、炎が発せられる。 たぶんコルベールだろう。 「ブチャラティさん! あそこ!」 ブチャラティも、シエスタと同時期に、それに気がついていた。 「ああ、アレはモールス信号だな」 ブチャラティはそれを見ながら、スティッキィ・フィンガーズの指でリズムを取り、 符号をそのまま、前部座席にいるシエスタに教える。 -・-・・ -・-- ・-・-・ -・ ・- --・・- ・---・ -- -・- --- ---- ・・- -・-- ・・ -・-・・ ---・- シエスタの脳内に、異国の文字列が生成され、重要な意味を成した電文と変換された。 (危険、退避セヨ。我攻撃ス) 露伴が彼女の脳に『書き込んだ』効果が如実に現れていた。 彼女の脳のシナプス細胞が、異常な速度で危険の気配を認識した。 「何かにつかまってください! この空域を離脱します! 地上でなにかするようです!」 ブチャラティの返事を待たずに、シエスタは零戦を急旋回させた。 眼前の戦列艦群に機体の腹を見せながら空域を離脱する。 見る見るうちに地表がせまっていく。 「いいぞッ!ルイズ!早くしろ!」 露伴がそうせかす中。 ルイズはすでに詠唱を始めていた。 ……オス・スーヌ・ウリュ・ル・ラド…… その間にゼロ戦は敵艦群と距離をとった。 しかし、そのおかげで、機体は敵の調律射撃のよい演習目標になっている。 ……ジュラ・イサウンジュー・ハガル・ベオーグン・イル…… 誰もが、一秒を一時間ほどに感じていたとき。 彼女の永い呪文が完成した。 狙いは敵艦隊中央。 かける魔法は、虚無の魔法『エクスプロージョン』。 敵艦隊の、浮力のみを奪うことが可能な魔法だ。 『虚無』ならば、『ルイズ』ならばできる芸当。 ルイズしかできない芸当。 彼女は杖を振り下ろした。 その瞬間、戦列艦群は白い、巨大な光に包まれた。 遊弋していた艦隊の帆が一斉に燃え出していく。 戦列艦が、一つ、また一つと地面に滑り落ちる。 その白い輝きが消えたとき、すべての戦列艦が機能を停止していた。 いや、ただひとつ、『レキシントン』号はいまだ空中にその威容を誇っていた。 「今が好機だ!全軍進撃!」 マザリーニ枢機卿が地上で声を張り上げていた。 今の爆発で、地上軍の優劣は逆転した。後は追い詰めるだけだ。 アルビオン軍は壊滅し始めた。 地上では。 アルビオン軍旗艦『レキシントン』は、満身創痍になりながらも、なおも制空権を 手放していなかった。アルビオン帝国の、クロムウェルの威信であった。 「ブチャラティさん。私に案があります」 シエスタが『レキシントン』を上方に見ながら話しかけた。 彼女は、まったくもって単純な策をブチャラティに示した。 「私たちの持つ最大の『攻撃力』の全てを、あの船の機関部に叩き込みます」 ブチャラティは一瞬で彼女の作戦を理解した。 「覚悟は……できてるようだな…………いいだろう」 零戦は優雅なまでに完全なインメルマンターンをとって、速度を高度に換え、その 機位を『レキシントン』と正対する位置に置き、直進を始めた。 「接触まで機体の護衛をお願いします!」 「やれやれ、 『ルイズを守る』 『任務を遂行する』 両方やらなくちゃならないのが『使い魔』のつらいところだな……」 デルフリンガーを鞘から解放する。とたんに、機内を珍妙な空気が支配した。 「……マヂ?」 「お前も『覚悟』を決めてくれ。すまないとは思っているが、どうしようもない」 「チッ。しょーがねーな。お前ェとはなかなかいい付き合いだったぜ。 こうやって人生……いや、剣生を終えるのも良いかもしれねェな、『相棒』」 ブチャラティに刻まれたルーンが、これまでにないほど光り輝いていく。 ブチャラティはジッパーで機外に出た。体を固定しながら前進し、エンジンカウル の真上、回転するプロペラの真後にたった。 「っと!危ないな」 「速度落としますか?!」 よろけたブチャラティを見たシエスタが叫んだ。 「いや、必要ない!君はこの機体を安定させて目標に向かうだけでいい!最高速度だ!」 『レキシントン』艦長、ホレイショ・ボーウッドは敵の運動の変化にもっとも早く 気がついた一人だった。彼は思わず思ったことをそのまま口に出す。 「まさか、体当たりするつもりか?」 鉄の竜にむかって、鉄砲と矢が無数に放たれる。 魔法もいくらかは放たれるが、まともな狙いがつけられていない。 その上、『鉄竜』の首に立つ男により、すべての有効な攻撃が防がれる。 間に合わない! そう判断した彼は、すばやく決断した。 「総員、対衝突体勢をとれ!」 何時間にも思えた寸秒が過ぎた後、艦全体を揺るがす衝撃が彼を襲った。
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「嘘・・・どうしてフーケが!?」 岩石を切り抜いて作られたラ・ロシェールそのものを素材にして錬金された 巨大ゴーレム。突如出現したそれの肩に長い緑髪をなびかせて座っている女は、 忘れもしない土くれのフーケだった。自分の言葉を中断されて少し助かったと 思ってしまい、ルイズはぶんぶんと首を振る。フーケは端正な顔を不機嫌に 歪めてルイズに答えた。 「実に親切なお方がいらっしゃってねぇ わたしみたいな美人はもっと世の中に 貢献しなくちゃいけないっておっしゃってね 牢から出してくれたのよ」 皮肉たっぷりにそう言って、フーケはじろりと隣を睨む。彼女の刺すような視線の 先にいたのは、白い仮面をつけた黒マントの貴族の男だった。フーケの言動に 一切の反応を示さず、腕を組んで冷厳とルイズ達を見下ろしている。 「個人的にはあんた達なんかとは二度と関わりたくないんだけどね これも仕事よ、恨まないことね!」 言うが早いか、ゴーレムの柱を束ねたような腕が高速で振り下ろされた。いつの 間にか己の剣を握っていたギアッチョは、ルイズを小脇に抱えるとベランダの 手すりを踏み台にルーンの力で数メイルを飛び上がった。直後岩で出来た ベランダを粉々に破壊したその拳に見事に着地して、ギアッチョはピクリとも 動かない表情のまま口を開く。 「やっぱりよォォ~~ オレは戦うのが性に合ってるみてーだなァァ」 「ちょ、ちょっと!どどど、どこ触ってんのよこのバカ!離しなさいよ!」 小脇に抱えられたままルイズがじたばたと騒ぐ。 「どこ触ろうと同じだろーがてめーの身体は 黙ってねーと舌噛むぞ」 「おなっ・・・!?」 ルイズの頭にガーンという音が響き渡った。心に深いダメージを負ったルイズの ことなどつゆ知らず、ギアッチョは戦闘態勢に入った眼でフーケ達を睨む。 足場にしている拳に振り落とされる前に、「ガンダールヴ」の脚力で一瞬のうちに 肩へと駆け上がる。デルフリンガーを持つ方向に身体をひねり二人まとめて 横薙ぎにブッた切るつもりだったが、 「チィッ!」 仮面の男が一瞬の機転でフーケの首根っこを掴んで後方へ落下した為、 デルフリンガーは虚しく宙を切った。ギアッチョは特にイラだった顔も見せずに 地面を覗き込む。レビテーションをかけたのか、男とフーケは無事に地上に 降り立っていた。フーケと結託しているのなら、仮面の男とその仲間には当然 ホワイト・アルバムのことは知られているだろう。もはや隠す必要もないと考えて ギアッチョはゴーレムを凍結しようとするが――下のほうから聞こえてきた怒声や 物音がそれを中断させた。 「どうやら・・・あいつらも襲われてるみてーだな」 放っておくべきか一瞬迷ったが、酒を飲んでいるならマトモに戦えていないかも 知れないと考え、ギアッチョは助けに行くことを選択した。もはや抵抗もしない ルイズを小脇にかかえたまま、見るも無残に破壊されたベランダから部屋に 飛び込み、扉を蹴破って廊下を走り、手すりを乗り越えて階段を飛び降りる。 果たしてギーシュ達は、全員無事に揃っていた。もっとも、テーブルを盾にして いる彼らの頭上では無数の矢が飛び交っていたが。 ギーシュ達と共にワルドがいたのを見て、ギアッチョはピクリと眉を上げる。 背格好といいタイミングといいあの仮面の男がワルドだとギアッチョは殆ど確信 していたのだが、どうやら自分の推理は間違っていたらしい。考え込む彼に 気付いて、ギーシュが声を上げる。 「ギアッチョ!無事だったのかい!」 その声でキュルケ達は一斉にギアッチョを見た。ギアッチョはフンと鼻を鳴らすと、 ルイズを引っ張ってキュルケ達の後ろに身を伏せる。 ギアッチョはフーケがいることを伝えたが、どうやらその必要はなかったらしい。 戸口からは思いっきりゴーレムの足が覗いていた。「それはともかく」と前置きして、 キュルケは鬱オーラ全開で俯くルイズを見る。 「ルイズ、あなた大丈夫?」 「・・・・・・尊厳を汚された・・・」 「は?」 意味が分からずに怪訝な声を上げるキュルケだったが、「一年後に後悔しても 許してあげないんだから」だの「まだ変身を三回残してるのよ きっとそうよ」だのと 肩を震わせながらブツブツと呟いているルイズを見てなんとなく事情を察した。 とりあえずルイズは放置することに決めて、彼女はギアッチョに向き直る。 「どうするの?ギアッチョ」 言外に「魔法を使うのか」と尋ねるキュルケに、ギアッチョは思案顔で黙り込んだ。 しかしギアッチョが結論を下す前に、ワルドが口を開く。 「諸君、このような任務は半数が目的地に辿り着けば成功とされる」 周りの状況などおかまいなしに本を読んでいたタバサが、それを受けてワルドを 見る。ぱたりと本を閉じると、キュルケ、ギーシュ、そして自分を指差して「囮」と 呟いた。ワルドは重々しく頷いて後を引き継ぐ。 「彼女達が派手に暴れて敵を引きつける 僕らはその隙に、裏口から出て 桟橋へ向かう」 その言葉に、ルイズが弾かれたように顔を上げた。 「ダメよそんなの!フーケもいるのよ!?死んじゃったらどうするのよ!」 「いざとなれば逃げるわよ それにわたし、今ちょっと暴れたい気分なのよね」 キュルケは余裕の笑みでそう嘯く。それに追従してタバサが「問題ない」と言い、 ギーシュは相変わらずガタガタ震えていたが、「いいい行きたまえよ君達! ぼ、ぼぼ僕はフーケのゴーレムに勝った男だぜ!」 と誰が見ても明らかに分かる虚勢を張り上げてルイズ達を促した。 「行って」というタバサの声と、「行きなさい」というキュルケの声が重なる。 ルイズはそれでも二の足を踏んでいたが、 「別にルイズの為にやるわけじゃないんだからね 勘違いされちゃ困るわよ」 というキュルケの発破で、何とか行く決心がついたようだった。「わ、分かって るわよ!」とキュルケを睨むと、「おーおー、素晴らしきは友情だね」と笑う デルフリンガーに二人で蹴りを叩き込んで走って行った。それを追ってワルドも 裏口へ去って行く。去り際ルイズが小さく呟いた「ありがとう」という言葉に 意表を突かれて一瞬顔が赤くなったキュルケだったが、コホンと一つ咳をすると すぐいつもの顔に戻った。 「それで、今度はどんなお言葉を下さるのかしら?」 未だ動かないギアッチョに余裕の仕草で笑いかける。ギアッチョは溜息を一つ つくと、彼女達に向き直って口を開いた。 「このまま死なれちゃ寝覚めが悪いんで忠告しといてやる ・・・命を賭けてまで戦おうとするんじゃあねーぞ」 慈悲の欠片も見当たらないような表情で、しかしギアッチョはそう言った。 「無理を悟ったらとっとと逃げろ 桟橋とやらで追いつかれたところでどうせ オレが何とか出来るんだからな」 一見どうでもいいような口調でそう言って、ギアッチョはガシガシと頭を掻く。 そうならない為に今まで隠して来たんじゃないのか、等と言う気は誰にも なかった。一様に真剣な顔で頷く三人に一瞥を向けると、彼は無言で ルイズ達の後を追った。 音を立てずに駆け去るギアッチョの後姿を見送って、キュルケはふぅと 溜息をつく。 「全く、この主にしてこの使い魔ありって感じよねぇ」 やれやれといった風に笑うキュルケに、タバサはこくりと頷いて杖を握った。 大きな音を立てて自分の顔を叩いて、ギーシュは一つ気合を入れる。 「よ、よし!行こうじゃないか二人とも!」 「ええ、火傷しない程度にね」 二人して杖を抜き放ち、ニヤリと笑いあった。
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登録日:2015/01/01 Thu 00 00 01 更新日:2024/01/30 Tue 18 55 56NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 ONE PIECE ONE PIECE故人キャラ ONE PIECE登場人物項目 いい人 しー…ん カナヅチ コラさん コラソン サイレント スパイ ドジっ子 ドンキホーテファミリー ドンキホーテ・ドフラミンゴ ドンキホーテ・ロシナンテ ドンキホーテ海賊団 ナギナギの実 ピエロ モグラ ロシナンテ ロー ワンピース 世界政府 中佐 二代目 享年26歳 全世界人気投票13位 凪 出番の割に人気 初登場がドレスローザ編 同人誌のエース 夢女子ホイホイ 天竜人 将校 山寺宏一 幹部 広橋涼 弟 悪魔の実 故人 本当はいい人 歩く放送事故 殉職 海兵 海賊 海軍 海軍本部 海軍本部中佐 涙腺崩壊 潜入捜査官 無言 無音 無音人間 聖地マリージョア 能力者 自己犠牲 裏切り 超人系 金髪 だってお前… いつかおれを思い出して貰うなら 笑顔の方がいいもんな コラソンは『ONE PIECE』の登場人物。 CV 山寺宏一(幼少期は広橋涼) 【データ】 本名:ドンキホーテ・ロシナンテ 年齢:享年26歳(生きていればこの人と同い年) 身長:293cm 所属:世界貴族→海軍本部中佐 →ドンキホーテ海賊団最高幹部(潜入任務) 種族:元天竜人 悪魔の実:ナギナギの実(超人系) 出身地:聖地マリージョア 所属船:ヌマンシア・フラミンゴ号 誕生日:7月15日 星座:蟹座 初登場:単行本76巻・第761話・『オペオペの実』 血液型:S型(現実だとO型) 主な上司:センゴク 好きな食べ物レタス、キャベツ、うめぼし 嫌いな食べ物パン、ピザ 【概要】 16年前のドンキホーテファミリーの幹部の一人(*1)。 コラソンの名前はファミリー内でのコードネーム。 本名はドンキホーテ・ロシナンテ。ドフラミンゴの実の弟である。 マリージョアから「堕ちた」天竜人として父ドンキホーテ・ホーミング聖とドフラミンゴと共に数々の暴行を受けた過去があり、現在はそのショックで言葉を話すことができない。 ちなみに相当のドジ。歩けば転び、お茶を飲めば舌を火傷し、タバコに火をつければマントが一緒に燃える具合。 しかし幹部だけあって腕は立つらしい。 そして子供嫌い。バッファローやベビー5、そしてローは日常的に暴力を振るわれていた。 そんな扱いもあって、コラソンを「生きてる価値のないクズ」として敵視したローにナイフで腹を刺されたが、何故かその事をドフラミンゴに報告しなかった。 以下ネタバレ ローがファミリーに加わって2年が経ったある時、ローが自分の隠し名である“D”をバッファローとベビー5の二人に明かすのを聞いたコラソンは 突然血相を変えローに語る。 隠し名“D”…それが本当なら出て行け ドフィから離れろ!! ロー、お前は…!!あいつと一緒にいちゃいけねぇ人間だ!!! 実は喋れる事が判明。 ローに対して自らの故郷であるマリージョアに伝わる“D”の伝承と、「“D”はまた必ず嵐を呼ぶ」という言葉を伝えた。 その正体は海軍本部の中佐。 ドンキホーテファミリーには密命を受けスパイとして潜入しており、彼らの位置を随時本部に報告していた。 ドフラミンゴに目の前で父を殺されたことで兄の凶暴性を危険視し、ドンキホーテファミリーを止めるために秘密裏に活動していたのである。 父の死後、兄の下から逃げ出し路頭に迷った際、当時海軍本部中将であったセンゴクに保護され、その養子になった。 センゴクとの関係は良好で、当のセンゴクが「あいつの事を本当の息子の様に思っていた」と言うなど、親子同然の関係を築いていた。 養父センゴクに影響されて海軍へ入隊したと思われる。 ちなみにコラソンがローに自分が喋れる事を明かしたのは、 “D”の名を持つローがドフラミンゴの側にいれば何をされるか分からないからという完全な善意。 要するに子供嫌いというのも嘘。単にイジワルをしてドフラミンゴの元を離れさせようとしていただけ。 特にローに対しては過去の自分達と重なる境遇や、残り少ない命と世界への憎悪から(ドフラミンゴと同じ)狂気に染まりつつある彼の行く末を心から心配している。 そして当然ドジも… じゃあまさか!!いつもバカみてぇにドジ踏んでるのも…!! ふふ。ーーーああ…当然…… 全部演技だ ボオォォォォ……!! 嘘つけ!!!肩燃えてるよ!!! ドジっ子なのは本当でした。 【能力】 悪魔の実の能力者であり、超人系悪魔の実「ナギナギの実」の無音人間。 攻撃力にも機動力にも直結しないためぶっちゃけ今まで登場した悪魔の実の中でもダントツに地味な能力だが、 能力を発動させれば壺を割ろうがバズーカをぶっ放そうが一切の音を発さず、また外からの音も内からの音も遮断させる事ができる。 潜入や暗殺、密談等の隠密行動、そして安眠においては相当に便利な能力でもある。 とはいえコラソンも地味な能力な事については自覚はあるのか、ローに「何の役に立つんだそんな能力」と言われた時にはグサリときていた。 …のだが、後にやたら「音」や「声」が重要になる能力・技が出てきており、発言したローもなんだかんだで「再現」し効果を見せるなど、 後々の展開で「音」に関する能力が出て来る度に、それを一方的に無力化できる事からその株も上がりつつある。 …今、「ハナハナ」「スケスケ」「ドアドア」「ギロギロ」などと同じくサンジ的な発想をした人は正直に名乗り出なさい。 まあ使い方の差はあるが、サンジ的想像の面にしても、上記能力に比べれば劣る気もする。 その一方、件のサンジは変身スーツを手に入れたため(*2)、もしナギナギの実を食べれば「見えない」「音がしない」と見聞色の覇気さえなければ覗き抜きで厄介極まりない存在に成り果てるのだが。 技 サイレント 周囲に内部からの音が外に一切漏れず、外からの音が内部には全く聞こえなくなるドーム状の不可視の結界「防音壁」を展開する。 ただし防音壁自体は物理強度は無いため誰でも自由に出入りできるし、姿も隠せる訳ではない。 あくまで音を消す為だけの結界だが、密談には最適の技。 凪(カーム) “お前の影響で出る音は全て消えるの術”だ! 自分が触れた人間が発するあらゆる音を消し去る。 例えば自分に触れて発動すると、その後どれだけ自分が叫ぼうが暴れようが一切その音は周囲には伝わらない。 大量の爆弾を用意して建物を吹き飛ばそうとも、「凪」の影響下の者がそれを行えば、傍から見れば音も無く突然建物が爆散したように見える。 アニメ版でもしっかり再現されており、「凪」発動中はBGM以外の一切のSEが聞こえなくなる演出が為された。 【活躍】 元々は聖地マリージョアで、ドンキホーテ・ホーミング聖の次男(天竜人)として生活していたが、父の考えにより、一家揃って、地上に降りて生活することになる。 しかし民衆から元天竜人であることがバレてしまい、一家揃って天竜人に憎悪を抱く民衆から家族揃って迫害を受ける事になってしまう。 凄まじい迫害の中、不衛生な環境で生活してした事が仇となり、母が病死してしまう。 その後、磔にされ処刑寸前まで追いつめられるという壮絶な経験をしながらも、同じく共に磔にされた兄・ドフラミンゴが覇王色の覇気を偶然放ったことで難を逃れる。 父・ホーミングの行動が結果的に、家族揃って地獄に追い込むことになってしまった事で、遂にドフラミンゴが激怒し、父親であるホーミング聖を殺害する事態が発生してしまう。 それでもロシナンテ自身はドフラミンゴと異なり、父親に恨みを抱くことはなく、最後まで兄・ドフラミンゴの父の殺害を必死で制止していた。それを躊躇なく振り切って父を殺害したドフラミンゴを見て、『優しい両親から何故あんなバケモノが生まれたのかわからない』と考えるようになり、恐怖心と警戒心を抱くようになる。 この一件で、兄の元から逃げ出す決意をして、露頭に迷っていた所、当時海軍本部中将であったセンゴクに保護される。 それからセンゴクに育てられ、海軍に入隊し、直属の部下になり、海軍本部中佐まで昇格する。 ドンキホーテファミリーの危険性を鑑みて、船長の弟であることを利用して、自ら志願し、兄・ドフラミンゴの暴走を止める為、ドンキホーテファミリーに潜入する。 その後、珀鉛病の中毒に冒され、自暴自棄になってドンキホーテファミリーに入団してきた少年時代のローに出会い、子供嫌いを装ってローに暴力を振るい、ファミリーから逃げ出すように仕向けていた為、当初のローからの印象は最悪だった。 ある日、ローがベビー5達との会話で、Dの名を持つ者だと知ると、血相を変えて、『お前はあいつ(ドフラミンゴ)と一緒にいちゃいけねえ人間だ』とローに警告し、ローに自身の事を語る。当初はローにドフラミンゴに自身の秘密をチクってやると言われたが、ローは「2年前に自分がコラソンを刺した事を黙っていてもらった借りがある」としてコラソンの秘密を口外しない事を決め、自身もドンキホーテファミリーから離れる決意をして、コラソンはローの「珀鉛病」を治すためにローを連れて医者探しの旅に出る。 しかし「珀鉛病」は世界政府の情報操作によって「不治の伝染病」ということになっていた(実際は「珀鉛」という架空の金属による中毒)ために、 行く先々でローは「ホワイトモンスター」と呼ばれ迫害され、その度に医者をコラソンがボコボコにし(兄ほどではないにしろ激昂しやすい面もあったのかもしれない)、ローを連れて次の医者を探しにいく…。 しかしそんな事を繰り返してもローと向き合ってくれる医者はおらず、あまりにも酷すぎる仕打ちにコラソンはローに対してこう嘆く。 あん時、お前おれを刺したけど…痛くもなかった…痛ェのはお前の方だったよな… 可哀想によぉ…ロー…!! しかしコラソンの純粋な善意はローの心を開き、ローが彼を「コラさん」と呼ぶきっかけになった。 ローの寿命のタイムリミットが近づき焦りを感じていたある時、2人はドフラミンゴからの情報で、海軍と海賊による「オペオペの実」の取引を知る。 この情報を得たコラソンは、ドフラミンゴを出し抜きオペオペの実を奪い取ってローに食べさせることで彼を救おうと考え、 ナギナギの実の能力を最大限に利用することで海賊からオペオペの実を奪い取ることに成功する。 しかしその途中でまたしてもドジを踏み、海賊たちに銃撃されて重傷を負ってしまう。 コラソンはローにオペオペの実を食わせて秘密文書(*3)を託し、海軍の元に向かわせる。 ローはその文書を海兵に渡し、コラソンの治療を頼み込んだ。それを海兵は受け入れ、共にコラソンの下に向かったのだが… その海兵とは、ドンキホーテファミリーの幹部、ヴェルゴだったのである。 この時までコラソンはヴェルゴが海軍に潜入していた事を知らず、ローにもヴェルゴに関して詳しい事を伝えてはいなかった事が仇になってしまった。(*4) 結果的に裏切りの決定的な証拠をヴェルゴに直接渡してしまうことになり、激怒したヴェルゴの手によって、コラソンとローはズタボロにされ、命からがら逃げ出したものの2人の裏切りを知ったドフラミンゴに島を鳥カゴで覆われてしまい、逃げ道を絶たれてしまう。 そしてコラソンはローに「凪」を使って宝箱の中に隠し、「自分が殺されることはない」と嘘をついてドフラミンゴと対峙。 …ローはお前にゃ従わねえぞドフィ 3年後に死ぬって“運命”にあいつは勝ったんだ…!!自分を見失い…“狂気の海賊”の元に迷い込んだあの日のローじゃねぇ 破壊の申し子の様なお前から得るものは何もない!! もう放っといてやれ!!!あいつは自由だ!!! その言葉と同時にドフラミンゴに銃撃され、次の瞬間には死んでいてもおかしくない程の傷を受けながら、 ローが逃げる時間を少しでも稼ぐために気合で命を保ち能力を維持。 (歩けロー。気付かれず…静かに…遠くへ…遠くへ…!!) (もうお前を縛るものは何もない…“白い町”の鉄の国境も…短かった寿命も、誰もお前を制限しない) (お前はもう自由なんだ………) そうしてコラソンは最後までローのことを想いながら息を引き取る。 彼が稼いだ時間がおつるの軍艦の到着を間に合わせ、 コラソンが力尽きた事で能力が解除され、辺りに響き渡るローの泣き声を砲撃の音が隠して逃げ延びさせた。 コラソンが死亡した報告を知らされたセンゴクは涙を流しその死を悼んだ。 その後、ローはドフラミンゴを止め、コラさんの本懐を遂げるために行動を始めた。 自分が自由になれる事を願ってくれた人の想いを遂げるために。全てにケジメをつけ、真に自由になるために。 彼が結成した「ハートの海賊団」もコラさんに由来している(コラソンはスペイン語で心臓やハートを意味している)。 また彼のタトゥーもコラさんへの想いが込められたものとなっている。 ドフラミンゴ討伐後、ローがセンゴクに対し、彼の任務から離れた後の行動を伝えた。 センゴクはロシナンテ生涯唯一の命令違反を許し、ローを捕まえず、 ロシナンテの思い出を唯一共有するローに、ロシナンテがDの一族とは関係なく純粋な好意でローを守り抜いたことを伝え、2人でロシナンテを忘れないでいることを誓った。 【余談】 出番はローの過去編やセンゴクの回想のみと多くはない中、キャラ設定の濃さやアニメでの山寺氏のキャスティングも相まって、キャラ人気はかなり高い上にグッズ化の機会にも恵まれている。本編では故人であるため、当然、主人公のルフィをはじめとしたメインキャラとの絡みは皆無の中、2021年に行われた全世界人気投票では13位となり、記念の見開き扉絵でローと共演を果たした。過去キャラでは初の快挙。 スピンオフの『ワンピースパーティー』でもローの回想などで度々登場するがオカン気質だったり何故かローに相撲を教えていたりする。 名前の由来は小説『ドン・キホーテ』の主人公が乗る馬「ロシナンテ」。 追記・修正は静かにお願いします…… てなわけでサイレントしておきますね △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2017-02-28 21 45 12) 前回は時期が悪かったが今回の人気投票はどこまでいくのだろうか -- 名無しさん (2017-05-15 22 16 42) 何となくジョジョ5部のリゾット・ネエロに似てる気がする。被り物が。 -- 名無しさん (2018-05-16 20 51 13) 最期の死に様は5部のプロシュート兄貴に似てるよね -- 名無しさん (2018-05-19 01 55 03) スケスケの能力者と組めば凶悪だな。いつか無臭を扱う能力者が現れたら「見えない、静か、匂わない」地味ながら最凶の戦力になりうる -- 名無しさん (2018-06-26 00 32 35) ↑でもばれるやつには覇気でばれそうな気も -- 名無しさん (2018-08-08 12 24 46) ナギナギの現在の保有者がきになる -- 名無しさん (2018-10-29 05 09 47) 暴力ふるってたのはやっぱり子供をファミリーから抜けさせるためかな。 -- 名無しさん (2019-01-28 08 23 51) 四皇にも海軍のスパイって潜り込んでそうだな -- 名無しさん (2019-03-14 19 23 17) ↑多分だけどドレークやクザンは十中八九海軍のスパイだと思う。シャンクスは分からないけど少なくとも世界政府となんらかの繋がりがあるのは確実 -- 名無しさん (2019-03-19 03 15 56) 四皇にスパイはいるのか→シャンクスは政府と繋がりがある……スパイじゃなくて四皇本人のマッチポンプで草 -- 名無しさん (2019-03-19 10 43 34) ワンピース世界の海軍って戦死したら二階級特進とかあるのかな? -- 名無しさん (2019-04-24 00 28 31) 超音波や骨伝導も防げるんかな -- 名無しさん (2020-11-18 20 55 29) 先日アニメのクイズで海軍所属は誰だ?って問題があってこの人を選択したら誤答扱いされた -- 名無しさん (2020-11-18 21 02 17) もしも覚醒したらナギナギの力ってどう作用するのか。周囲への作用も個人への作用も既にできるし。 -- 名無しさん (2021-01-05 15 46 27) ↑ガシャガシャあたりを見るに元々周囲を対象とする能力が覚醒すると効果範囲が大きく広がる。だからナギナギも覚醒したら島ひとつまるまる無音にしたらできると思う -- 名無しさん (2021-01-14 13 23 07) 何の役に立つんだ?って言われたナギナギの実が、最後にローを救うってのが泣ける。 -- 名無しさん (2021-10-30 08 36 45) ↑3『波動』全般に効果が適用されるとか? そうなるとグラグラやピカピカにも刺さりそう -- 名無しさん (2021-11-15 16 42 56) 何年もワンピース読んでて初めてガチで泣いたのがコラさん活躍回でした -- 名無しさん (2022-03-10 10 21 10) ローがビッグマムとの闘いで使った凪がコラさんの凪から来てるんだとなると感慨深いし命をかけて守った子はめっちゃ成長したんだよとなる -- 名無しさん (2022-06-28 22 31 24) 劇場版ボスのエルドラゴには強気に戦えるな…能力的に。 -- 名無しさん (2022-07-31 13 28 03) 音属性でヤバい奴が出てるく度に株が上がるナギナギの実 -- 名無しさん (2022-08-15 16 52 14) ある考察と先週号の中の台詞でコラソンさん生存説が浮上しているらしい....!? -- 名無しさん (2022-08-15 17 49 54) ビッグマムにトドメを刺す際に、かつての恩人の技を使うシーン、メッチャ感慨深いものがあるなぁ -- 名無しさん (2023-02-17 19 35 32) 本編開始以前にドフラミンゴに殺されたけど、自身の素性が公に明かされる事なく人間らしい人生を過ごせたロシナンテはある意味「運が良かった」と思う -- 名無しさん (2023-06-15 23 22 19) トキトキの実もだけど作中で出てきた能力者が本編開始時点で故人なら新しく能力者が出てきてもおかしくはないが最終章言ってるしそんな余裕ないか -- 名無しさん (2024-01-10 04 37 16) 名前 コメント