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『ゆっくり駆除業者のお仕事風景8』 19KB 戦闘 駆除 ゆっくりしていってね!!!(二回目) 初めましての方は初めまして 前作を見てくださった方はありがとうございます。 投稿者の九郎です。 タイトルどおり前作の続編です。 いくさんをかわいがるので饅・即・虐の方はご注意。 ――――某日、午前9時―――― 「やれやれっと…作業始めるか、諸君」 「先輩、どれくらい時間かかりますかね?」 「さあどうだろうな。まあ目標は今日中としようかね。 残業手当ても出ないし」 「今日中に終わらないって…ぞっとしませんね」 俺はある町の廃校に来ていた。 木造建築で無事なガラスなどひとつもなく 幽霊屋敷のようになってしまっている。 いまどき残っているのだ珍しいと感じるほどの施設だ。 「ところで先輩、これだけで足りるんすかね?」 「ゆっ!?ありすたちのとかいはなゆっくりぷれいすに にんげんさんがはいってきたわ!?」 「まりさにゆっくりしらせてくるよ!」 れいむが校舎の方へ跳ねていく。 だがそういうわけにもいかない。 「ゆぅっ!?はなしてね!ゆっくりはなしてね!!」 「おい、そっちも押さえとけ」 「へーい」 「やめて!ありすのかみひっぱらないで! とかいはな『へあすたいる』がくずれるわ!」 「で、実際あの車のタンクに納まりきるんですかね?」 「大丈夫だ。大丈夫じゃなかったとしても 事業所まで誰かが往復してくればいいだけのこと。 どちらにしても俺達の任務はここにいる饅頭共を 全部撤去することなのだから。 『収まりきりませんでした』ですませるものか」 「そりゃそうですね」 そう言いつつ後輩がありすを潰す。 「ゆぶべじっ!!」 「ありすううううううううううううう!!! どぼじでごんなごどずるのおおおおおおおお!!?? ありずはすごぐゆっぐりじでだのにいいいいい!!!」 「ゆっくりしてるからだたわけ」 「ぶびべぇ!!」 俺も手に持ったれいむに止めを刺す。 やれやれと思いながらそれを回収ボックスに放り込んだ。 俺はある日事業所で呼び出しを受けた。 それというのも、普段の街周りとは違う 仕事の依頼が舞い込んだからである。 この廃校に住み着いた饅頭共を全て回収して欲しいということだ。 何のためかは知らないし興味もないのだが どちらにしても奴らが邪魔になっているらしい。 その気になれば取り壊しなり建て替えなりする業者が 回収できるのではないかとも考えられる。 が、基本的に俺達の給金は血税から出ている。 利用できるものは利用しようというのだろう。 それよりも俺にとって特別だったのが 後輩を二名付けられて責任者に任命されたことである。 まあこの限定空間上での駆除など誰でも出来るし 一年仕事した俺と新人二名で十分だと判断されたのだろう。 というわけで、俺は一斉駆除の時に乗っていた輸送車両を 一台与えられてここの始末を任されたわけだ。 繁殖時期であり、この施設は森に接しているため 相当数のクソ饅頭共が出入りしているようだ。 この廃校には人間が全く訪れないが すぐ正面にある住宅地では奴らに関する苦情が多いようだ。 第一回目の苦情がいつだったのかは定かではないが 随分と時間を隔てて駆除業者が派遣されることになったらしい。 ――――同日、午前10時―――― 「とりあえず出入り口は全部塞ぐぞ。 中に閉じ込めて一網打尽にするんだ。 戸締りが終わったら外周を一旦回ってから中に入るぞ」 「はーい」 「わかりましたー」 輸送車の回収ボックスと中を往復することになるので 俺はとりあえず指示を出しながら輸送車を建物の近くに寄せる。 この学校は小学校だったらしく窓は子供の手の届く範囲。 それでもクソ饅頭共が出るには少々高い位置であり 昇降口などを塞いでしまえば袋のねずみだろう。 もっとも、六学年分の教室が複数あるので テンポよくいかないと厳しいかもしれない。 この手の廃校には珍しくそれなりの大きさがあった。 「ゆ!?にんげんさんがきたよ!? ゆっくりできないよ!ゆっくりにげるよ!!」 俺がバックしようとクラッチを踏んだ時そんな声が聞こえた。 「ゆっくりかくれるよ!!ちょうどいいところがあったよ!!」 そう言うと輸送車の下にクソ饅頭が入り込んでくる。 どうしようか、と俺が考えていると運転席の真下から顔を覗かせてきた。 「ゆふふ!にんげんさんはまりさにきづかずにいっちゃったよ! ばかなにんげんさんだね!ゆっくりしねばいいよ!」 運転席からは黒のトンガリ帽子が半分だけ見えた。 ここで考えてみて欲しい。 運転席の斜め前には前輪がある。 そして奴がいるのは車の下。それも外側の部分だ。 俺はバックギアのまま半クラッチでアクセルを軽く踏み込んだ。 「ゆううううううううううう!!! うるさいいいいいいいいいいいいい!!! ゆぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎなんなのおおおおおおお!?」 エンジン音に驚いたのもほんの少し。 俺は前輪がクソ饅頭に重なる瞬間にもう一度止まった。 「びぃ!!びぃ!!いびぃ!!! だずげでだずげでいだいいだい!!!」 身体の半分以上をタイヤに巻き込まれ騒いでいる。 しばらくじたばたしていたが唐突にタイヤから離れた。 「ゆ゙…げ…ばり゙ざ、もっどゆっぐり…」 強引に抜け出したことにより身体がちぎれたようだ。 数センチズリズリと這いずったがそのまま息絶えた。 ――――同日、午前11時、教室―――― 出入り口の完全な封鎖を確認した俺達は まとまっていてもしょうがないので 手分けして内部のクソ饅頭回収に当たることにした。 最初は学校自体が広く途方もない作業のように思ってしまったが 実際のところ奴らが階段を使うことはないと考えていいだろうから 一階部分を一通り回れば回収は終わるだろう。 特別教室のある棟と、体育館などの施設 そしてメインの棟にそれぞれ分かれた。 勿論俺は一番広い棟だ。 俺は最初の教室に入る。 引き戸は開いていた。 そもそも、饅頭共に開け閉めは無理だ。 「ゆゆっ!?ここはまりさたちの『なわばり』だよ!! かってにはいってこないでね!!」 俺を向かえた第一声はそんな言葉だった。 「残念だがここは貴様らの縄張りではないし これから駆除させてもらう」 「なにいってるの!?ここはれいむたちがつかうっていったでしょ!? にんげんさんがいくらばかでもゆっくりりかいしてね!!」 「俺はそんな話聞いていないし取り合うつもりもない」 無視して手近なれいむを槍で刺そうとする。 「ばかなこといわないでね!! これは『せんそう』なんだよ!! るーるをまもらないげすはとっととしね!!」 「はぁ?」 何を言っているんだこいつは。 俺はこいつらの『戦争』という単語に興味を引かれ ちょっと話を聞いてみることにした。 「戦争ならなおさらだろ。 俺はお前らを攻撃して殺す。それだけだ」 「ばかなこというのもいいかげんにしてね! たたかうのはそとって『おやくそく』でしょ!?」 「ちがうよ!おそとでたたかうのはあしただよ! きょうは『しんこう』のひだよ!」 「侵攻…?」 教室にあったぼろい椅子を引いてそこに座る。 小学生用なので小さいが。 「むきゅー!うるさいわ! 『けんじゃ』のすーぱーすーやすーやたいむをじゃましないでね! たかが『こま』のぶんざいでなまいきだわ!」 「ぱちゅりー!『るーる』をまもらないげすなにんげんさんがいるよ!」 「む…むきゅうううううううううう!!!! エレエレエレ………」 「ぱちゅりー!?」 「どぼじだのおおおおおおおおおおおおおお!?」 話が進まないので少々時間を進めよう。 ――――同日、午前12時、教室―――― 昼食の時間だ。 各自勝手に食事をすることにして 俺は教室で持参した弁当(俺といくさんの愛の結晶)を食いながら 件のぱちゅりーの話を聞く。 人間の恐ろしさを理解させるためにかなりの 饅頭が犠牲になったが。 「む…むきゅ、このあたりのごはんはかなりすくないわ。 だけどこのゆっくりぷれいすはひろくておおきくて みんなとてもゆっくりできるわ」 「ほうほう、まあ山の中に作る巣とは比較にならんわな」 「ごはん!ごはんだよ!!! れいみゅにもたべちゃちぇてええええええええ!!!」 「黙ってろ」 「ぶがっ!!!」 「どぼじでごろじだのおおおおおおおおおおお!? でいぶのおぢびぢゃあああああああああああああん!!!」 「話を続けてくれ」 「ゆわあああああああああああああん!!!」 「むきゅぅ…」 「外野は無視しろ。お前はただ話せばいいんだ」 「わ、わかったわ…」 なにやらわめいている連中を無視して 机の上に乗せたぱちゅりーと一対一で話す。 「わたしたちはこまったわ。 ここはひろいけどくささんもすくないし おはなさんもはえていないし」 「まあグラウンドには生えんわな」 「みんなでたすけあっていきてたんだけど そこにはいっぱいのらのゆっくりがあつまってきたわ。 ちからでうばおうとするもの、ほかのゆっくりをころすもの。 だからわたしたちはみんなであつまってたたかって かちとることをえらんだわ」 「ふむふむ、続けてくれ」 「だけどすきかってにたたかっていてはぜんめつしてしまうわ。 でもむこうのちーむにもぱちゅりーがいるわ。 わたしよりあたまはわるいけど。 だからたたかうのはあさとゆうがただけ。 そのほかはやすむことにきめたのよ」 「ほほう。だが、ゲスな奴らならいくらでも破りそうな協定だが」 「だいじょうぶよ。 このゆっくりぷれいすはひろくていいけどひろすぎるわ。 へたにうごきまわればおちびちゃんはきけんだし まもりきれるものではないから」 「だから自然と縄張りや防衛ラインが形成されていったというわけか…」 「そうよ…」 これはなかなか面白い。 ゆっくり同士の戦争か。 「話は分かった。ならばちょっと協力してやろうか?」 「むきゅ?」 俺は無線を取り出し、後輩に連絡を取った。 ――――同日、午後1時、図書室―――― 「先輩。どういうことっすかね?」 「まあ聞け。ここにいた連中の話だがな」 そう切り出して俺はここで起こっていることを説明した。 「と、いうわけだ。要するにこの戦争(笑)を利用すれば 集めて回るよりもっと簡単になるということだ」 「利用するって、どうやるんですか?」 「簡単なことだ。 どこかの陣営を扇動してやればいい。 総力戦になれば皆出てきてしまうから回収が楽になるだろう。 教室を一つ一つ回って回収するのも面倒だ。 隠れている奴らもいるだろうし、この施設は木造だ。 木が腐って出来た隙間などに入り込んでいれば 見つけることも困難だろうからな」 「はぁ…」 「そんなもんですか…」 後輩二人は納得したような、そうでないような微妙な顔をする。 「大丈夫だ。何もしらみつぶしにするだけが 駆除でないことをこの機会に知っておけ。 先輩面して悪いがここは俺の指示に従ってもらうぞ」 「分かりました」 「はい」 ――――同日、午後3時、体育館裏―――― 「よーし、栄誉ある精鋭部隊の諸君。 準備はいいかな?」 「ゆっくりだいじょうぶだよ!」 「ばかなれいむやれいぱーはまりさがたおすよ!」 「むきゅ!『けんじゃ』のぱちゅりーのさくせんなら ばかなぱちゅりーにはまけないわ!」 俺はもう一つあった派閥に会って話をした。 別に特別なことはしていない。 「よし!くそどれい! まりささまのたたかいをみてるんだぜ!」 「はいはい、がんばってね」 要するにお前らの仲間に入れてくれと頼んたあと戦いになるように おだてて、挑発して、奴らを壊滅させようと持ちかけたのだ。 「うわー、やられたー(棒)」 「ゆっはっはっ!まりささまはさいっきょうっなんだぜ!」 「ぱちゅりーはすごいなー頭いいなー 向こうのパチュリーとは比較にならんなー(棒)」 「むきゅ!もちろんよ!ぱちゅりーはさいこうのけんじゃよ!」 「まりさかっこいー!」 「ゆへへ、てれるんだぜ!」 「かっこいいよー向こうの奴ら程度なら全滅させてやればいいんだー(棒)」 「むこうにいるゆっくりはくずばっかりなんだぜ!! まりさがひゃっぴきころせば『せんそう』はおわりだぜ!!」 「そーだそーだー奴らを血祭りに上げろー(棒)」 「ゆっゆっゆっないてあやまってまりささまの うんうんをたべたらとくべつにゆるしてやるんだぜ!」 …とまあこんな具合だ。 もっともこちらの軍には俺が、向こうの軍には後輩が一人いるわけだが。 「ぱちゅりー、ここからいくの?」 「そうよ!ここは『うらぐち』だから むこうのばかなゆっくりたちをうしろからこうげきできるわ!」 「さすが森の賢者様ーステキー(棒)」 「むきゅ!ぱちゅりーはゆっくりすべてのけんじゃよ! まちがえないでねばかどれい!」 「ごめんなさいー無知で無能な私めをお許しください(棒)」 「わかればいいのよ!いまはたたかいのまえだから とくべつにみのがしてあげるわ!」 「ははーありがたきしあわせー(棒)」 いや、自分でやっといてなんだがこんなやる気のない声で よくもまあこうも調子に乗れるものだ。 ――――同日、同時刻、体育倉庫―――― 「先輩やるなー」 「ごわいいいいいいいいいいいいいい!! おがーじゃああああああああああん!!!」 「ゆがああああああああああああ!!! ちゅぶれりゅううううううううううう!!!」 「どぼじでだずげにぎでぐれないのおおおおおおおおお!!??」 「ばがなおやはどっどどじねええええええええええええ!!!!」 こちらは、成体が全て出ていった体育倉庫。 子供達はここに集めろという提案に乗った饅頭共が 本当に一箇所に子供を集めたのだ。 金属製の扉を閉めてしまえば中には入れず安全と教えたのだが 中から外にも出られないのは道理。 窓から入ってきた後輩一人が一網打尽にしているのだ。 「俺もとっとと片付けて向こうの戦争見に行こうかなー」 「だずげでよおおおおおおおおおおおお!!!」 「ゆっぐりごろじはじねええええええええええ!!!」 そんなことを言いながら気楽な回収作業は続く。 ――――同日、午後4時、本部棟一階廊下―――― 「ゆっくり静かに進むもう、そろーりそろーり(棒)」 「「「「そろーりそろーり!」」」」 あわせて三十匹あまりの成体を連れて俺は廊下を行く。 こいつらの好む掛け声を真似してやればこの通り。 非常にうるさいクソ饅頭共の大行進の出来上がり。 「ゆゆっ?だれもいないんだぜ!?」 「多分どこかで震えて縮こまってるんだろうなー そんなゆっくりしてない臆病者なんかとっとと潰してしまおうぜ(棒)」 「むきゅ!そんなことけんじゃのぱちゅりーならおみとおしよ! ばかなにんげんさんはよけいなこといわないでしずかにしてね!!」 「ごめんなさいー無知で無能な私めをお許しください(棒)」 もう何度同じ台詞を言っただろうか。 こいつらは同じ台詞を言っていることに気づいているのか? 「あそこが怪しいですな」 「むきゅ!ぱちゅりーがいおうとおもってたのよ! だまってね!」 「ごめんなさいー無知で無能な私めをお許しください(棒)」 俺が指差した先は職員室だった。 ――――同日、午後2時、職員室―――― 俺が体育館組みに接触する前の話だ。 「と、いうわけで向こうの馬鹿なゆっくり達が 一斉に攻めてこようとしてるんだ」 「むきゅー!ばかなぱちゅりーがなんのかんがえもなしに 『しんこう』してくるのね!」 「ばかなやつらなんだぜ!みんなででてきたら いまあるゆっくりぷれいすがまもれないんだぜ!」 「でも、考えてみて欲しい。 お前らは一箇所に固まった全員を相手にしたら大変だろ?」 「むきゅ?どういうこと?」 つまり、と前置きをして黒板に残っていたチョークで絵を書く。 大きい丸を一つと小さい丸をたくさん。 「一箇所に固まったゆっくりの群れがいれば こうして一匹一匹で攻めてこられても楽勝だろ? だからここでまとまって戦うんだ。 そうすりゃ子供達も守れるし向こうの数を減らすことが出来る」 小さい丸から大きい丸に矢印を伸ばし、そのあと小さい丸の上からバツを書く。 「そういうことだ。 馬鹿なあいつらはどうせ適当に攻撃してくるだろうから まとまって応戦すれば楽勝。 夜になったら疲れ果ててれみりゃの餌になるだけだ。 お前達はここでゆっくり待っていればいいだけだ」 「ゆー!それはすごくゆっくりできる『さくせん』だね!」 「むきゅ!『しんいり』にしてはじょうできよ! ぱちゅりーはさいしょからそうしようとおもってたけどね!」 「(嘘つけ)」 俺は頭の中に怒りマークを浮かべながら何とか笑顔で対応する。 「あと、ついでにここにバリケードを作っておこう」 「ばりけーど?」 黒板に互い違いの線を引いていく。 「こんな風に障害物を配置すれば入り口からは皆が見えなくなる。 奴らはここには誰もいないと思って素通りするかもしれない。 そうすりゃあとはれみりゃに任せておけばいいんだ。 ここにいるゆっくり達は何もしなくても勝利が得られるというわけだ」 「ゆゆーん!それはいいね!」 「ぱ、ぱちゅりーも、そういおうとおもっていたところよ!」 「(嘘つけパートⅡ)」 一通りの説明を終えた俺は横にいた後輩に饅頭共に聞こえるように話しかける。 「では奴隷君。バリケードの配置と ゆっくりの誘導は任せたぞ。 (くれぐれも途中でキレないようにな)」 「分かりました」 後輩がボロボロになっている机などを移動させ始める。 俺はそれを横目で見てから職員室を後にした。 ――――同日、午後4時、本部棟職員室前―――― 「じゃあとつにゅうするよ!どれいはとっとととびらをあけてね!」 「はいはい」 俺が腐って立て付けの悪くなった引き戸を動かす。 「そういえば、あのまりさはどこへいったの?」 「しらないよ!ちーむをみだすまりさなんてみつけたら あいつらといっしょにせいっさいっしてやればいいんだよ!」 「(一匹いないのか…?まあ一匹くらいならいいか…)」 ギギギ、と扉を開くと目の前には机が横たわっている。 「ゆゆっ!?だれもいないよ!?どれいにだまされたよ!!」 「それはどうかな…?ゆっくりしていってね!!!」 「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」 横にいた連中は勿論奥のほうから同様に声が聞こえた。 クソ饅頭共の悲しい習性だ。 ゆっくりしていってね、と言われれば返答せざるを得ないのだ。 「いたぞ!敵は職員室にあり!」 「むきゅ!ぱちゅりーはさいしょからわかってたわ! ぜんいんとつげきよ!」 「「「ゆっくりとつげきするよ!!!」」」 足元にいたクソ饅頭共が我先にと中に入っていった。 単純な奴らめ。 全員が入ったことを確認した俺は引き戸を閉める。 そして窓の外にいた後輩に手を振り 机を乗り越えるような形で窓のそばへ。 「見事に誘導できましたね」 「慣れればこれくらいは誰でも出来るさ。 じゃあ机を運び出すぞ」 「はい」 近くにあった机を持ち上げ外にいた後輩に渡す。 「なにやっでるのおおおおおおおおおおお!!?? それどけたらおちびちゃんがあぶないでしょおおおおおおおお!!??」 「どれい!!まりささまにさからうのぜ!? よけいなことしたらすぐにせいっさいっするんだぜ!! とっとともとにもどせえええええええええええ!!!」 「残念でした。お前ら騙されちゃったんだZE☆」 「ぶげっ!!」 俺を奴隷呼ばわりしていたクソ饅頭を蹴っ飛ばして作業に戻る。 「ゆゆっ!?じゃまなかべさんがなくなったよ! ゆっくりたたかうよ!!」 「ゆっくりー!!!」 「どれい!!おまえがいちばんまえだぜ!! いちばんよわいんだから!!」 体育館側も俺の姿を視認すると声をかけてきた。 「戦いたいんだったらお好きにどうぞ。 ほれほれ、俺なんかにかまってたら敵にやられるぞ!! 死にたくなかったら戦え饅頭共!!!」 「むきゅうううううううう!!! どれいのくせになにいってるのおおおおおおおおお!!」 「ぱちゅりー!!そんなくずはあとでまりささまが せいっさいっするんだぜ!! いまはめのまえのてきとたたかうんだぜ!!」 俺達を無視して戦闘が開始された。 戦闘とは言っても互いにボヨンボヨンとぶつかり合うだけで 戦いになっているのかどうかというのは疑問だ。 「いだいいだいやべでね!!」 「しね!!ゆっくりしね!!!」 「ばかなぱちゅりーがいたよ!!ゆっくりたおすよ!!」 「むきゅー!!ぱちゅりーをまもりなさい!!!」 「ゆわああああああああああああん!! ごわいいいいいいいいいいいい!!!」 「おちびちゃんはくちのなかにぎゅべぇ!!!」 「ゆふふ、ぐずなれいむはしねばいいよ!!」 「たたかいなんてとかいはじゃないわ!!! ありすはゆっくりにげるよ!!そろーりそろーり!!」 「ながまをだずげないげずなありずなじねえええええええええ!!!」 「ほーら俺も手伝っちゃうぞー」 「ゆべしっ!!」「ぎゅべっ!!!」 「なにやっでるのおおおおおおおおおお!!! どれいはでぎだげごろじでればいいのにいいいいいいいいい!!!」 「あれはまりざざまのどれいでじょおおおおおおおおおお!!?? ぐずなまりざはまりざざまのどれいになればいいんだぜ!!!!」 「ヒャーッハッハー!!!死ね死ねー!!」 「先輩ー!机早くくださいよー!」 「でいぶの!!でいぶのおべべがみえないよおおおおおおおお!!??」 「おお、みじめみじめぶぎゅ!!!」 「まいざのはにーをぎずずげだげずはじねえええええええええええ!!!!」 「おがーじゃあああああああああああん!!! おがーじゃんどごおおおおおおおおおおおお!!??」 「いだいいいいいいいいいいいいい!!!! まりざのうえがらどいでねえええええええええ!!!」 ――――同日、午後5時、本部棟職員室前―――― 「やっぱり最後はこいつの出番だな」 「駆除マシンっすか…」 これがこの作業の最後の仕事だ。 職員室に集まったクソ饅頭共を一網打尽にする。 蹴散らしたあとマシン底部の電動モップで掃除すれば 綺麗さっぱり全ていなくなるということだ。 「せんぱーい!倉庫にいた子ゆっくりの回収終わりました!」 「ご苦労さん。では最後の仕事といきますかね」 俺は未だ戦い続けている一行の元へとマシンを乗り入れた。 ――――同日、午後6時、校門―――― 「何とか、今日中に終わりましたね」 「ああ。正直この作戦を取らなければ 今も隠れた饅頭共を探し回っていただろうけどな」 夕日が眩しい門の前に俺たちは集まっていた。 クソ饅頭共は全て輸送車に収まり 廃校は完全な静寂に包まれいていた。 「じゃ、お前らはこいつで先に戻ってろ」 「先輩は?」 「俺は依頼者への報告や書類の作成など もう少しやることがあるんでな。 そちらはそちらで先に帰っていろ」 「いいんですか?」 「大丈夫。帰る方法などいくらでもあるからな」 「では、お先に失礼します」 「ああ、お疲れさん」 「お疲れ様でしたー」 輸送車が去っていく。 後輩達がいなくなりより静けさを増したような気がする。 「そういや、あいつらが言ってたまりさってまだ残っているのかね?」 俺は最後のチェックもかねて廃校へ入っていった。 続く あとがき ゆっくり達の戦争に関してはもっと内容を膨らませたかったですね。 叫び声などの台詞ばかりでは虐待描写にならないですね。 いくさんが出せるんなら出したほうがよかったですね。 おにいさんも随分立派な駆除業者になったですね。 木造の学校でも今現役なのってあるんですね。 衣玖さんって若干龍属性ある気がするのは私だけですかね? 最後に、この作品を読んでくださった全ての方に無上の感謝を。 私がここに投稿させて頂いた作品一覧 anko3052 ゆっくり駆除業者のお仕事風景 以降そのシリーズ anko3061 隻眼のまりさ プロローグ 以降そのシリーズ anko3127 ゆっくり加工業者のお仕事風景
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『ゆっくりアメジョ4』 17KB いじめ 虐待 ギャグ パロディ 小ネタ 差別・格差 誤解 変態 日常模様 妊娠 番い 飼いゆ 子ゆ ゲス ドスまりさ ぺにまむ ゆゆゆゆっ ★ リボンを落としたれいむが途方に暮れていた。 「もし良かったらこれを使うといいよ」 通りすがりのお兄さんがポケットからリボンを取り出して、れいむに差し出した。 付けてみると、なんとピッタリ。ゆっくり用のお飾りであることは明らかだった。 「ゆわーい! すごくゆっくりできるよ!」 「気に入ってもらえたようで嬉しいよ。ちょうどゆっくりを飼っていたご家庭を訪問してきたところでね」 「ゆっくりありがとう! お兄さんはゆっくりのふくやさんなの?」 「いや、ペット専門の葬儀屋だよ」 ★ 刑事「貴様! なんで他人の飼いゆを殺したっ?」 犯人「足で」 刑事「どうして!?」 犯人「こうして」(踏み潰す真似をしながら) ★ あるゆっくりが医者に「ありすのぺにぺには赤ちゃんなみなの」と相談した。 医者は「それでもちゃんと使えますからくよくよしないでください」と彼女(?)を慰めた。 するとありすは言った。 「ちがうの。ありすのは赤ちゃんの体くらいの大きさなの」 ★ 初老のご婦人が公園を散歩していると、猫型饅頭が芝生の真ん中で粗末な釣竿を立てていました。 そのちぇん種のゆっくりは、緑の地面に落ちたままの針をじぃっと見つめたままです。 周りの人は不審そうな、あるいは好奇の視線を向けて、遠巻きにしていました。 やがて、そのゆっくりは疲れ果てたのか、 「うぅ~ん……」 丸い体をがっくりと前のめりに。 慌ててご婦人は駆け寄ります。 「あなた、大丈夫!? 私の姿が見える?」 「わ、わかるよー。ちぇ、ちぇんはね、おなかがすいてしょうがないんだよー」 「可哀想に。私と一緒にいらっしゃいな」 ご婦人はゆっくりに憐憫の情を抱き、高級レストランへと連れて行きました。 思う存分食べさせてあげ、ゆっくりの気分が落ち着いたであろうタイミングを見計らい、ご婦人は尋ねました。多少のユーモアを交えて。 「それにしてもあなた、あんなところで釣りをしていて、いったいどれだけ釣れたのかしら?」 ちぇんは口の周りのソースをペロリと舐めて、こう答えました。 「今日はおばあさんで四人目だよー」 ★ ある祝日。家族はみんな旅行に出かけたのですが、お兄さんは一人お留守番です。会社の仕事があったので、仕方ないのでした。 みんなが出かけてから、その夜、飼われていたゆうかにゃんが一匹だけで帰ってきました。お兄さんを一人きりでいさせるのは、どうしても気になってしまったのです。 (もしかしてたらお兄さんは寝ているかも)と考えたのか、静かにそっと玄関扉を開け、廊下を歩いていくと、部屋にお兄さんが。 お兄さんは、ハッと振り向きます。 「ゆうかにゃん? 今日は泊まりのはずじゃ」 「うん、もどってきちゃった。それより……ねえ、お兄さん」 「な、何だい?」 いつもと違うゆうかにゃんの雰囲気に、お兄さんはややタジタジに。 「みんながいなくてよかった。ね、ゆうかのおぼうし、とってくれない?」 「…………」 「おようふくも。そう、ボタンをやさしくはずしてね」 「…………」 「シャツも、くつしたも、パンティも、ぜんぶとっちゃって」 「ゆうかにゃん……」 「お兄さん」 じっと見つめて言います。 「こんどゆうかのおふくをきていたら、みんなにいいつけるからね!」 ★ 農夫が隣の農場を訪ねた 農夫 :親父さんはいるかい? 男の子:えっと、町に買い物に行ってます。 農夫 :じゃあ、お袋さんはいるか? 男の子:親父と一緒に行ってます。 農夫 :アンちゃんのジョーは? 男の子:兄貴も一緒に。 農夫 :そうか。 農夫はなにかブツブツ言いながらしばらく外で帰ってくるのを待っていた。 男の子:何があったの、おじさん? 伝言があるなら聞いときますけど。 農夫 :いや、な、実はお前のアンちゃんがな、うちの飼いゆとセクロスしたらしい。で、親父さんと話をつけないとならないんだ。 男の子はしばらく考えて、 男の子:じゃあ親父と直接話してください。僕には難しすぎる問題みたいだから。普通牛なら50ドル、豚なら25ドルの種付け料なんだけど、兄貴の場合いくらもらえるかわかんないや。 ★ 山林のゆっくり父子がショッピングセンターにやってきた。いわゆるオノボリさんだ。 二匹は目につく物が何でも珍しくて驚いていた。とりわけ、銀ピカの壁が横から滑り出して開いては、また滑り出してきて閉じる様に、非常にびっくりさせられた。 れいむが目をまん丸にして父まりさに尋ねた。「お父さん、これ何?」 エレベーターを知らない父まりさは「こんなもの、生まれてこのかた見たことがないのぜ。アイドントノーのぜ」と答えた。 親子があっけに取られて見ていると、太ったお婆さんがカートを転がして銀の壁の前に立った。ボタンを押す。やがて壁が左右に開くと、お婆さんは小さな部屋に入っていった。 壁が閉じると、父子は壁の上に付いている連続番号が、一から順に点滅する様子を見つめた。ランプの数字が順番に上り、また逆に下って戻ってきた。 そしてついに壁が開き、中から着飾ったブロンドの女性が颯爽と出てきた。 父まりさは若い女性を見つめたまま、小声でれいむに言いつけた。 「今すぐ、お母さんをよんでくるのぜ」 ★ 「何でまりさはいつも自分のおぼうしを気にしてるの?」 「ああ、まりさはよく食べ物を落とすのぜ。だからできるだけ気をつけるようにしたのぜ。おかげでぼうしの中の物はなくならなくなったのぜ。……ところでれいむは何でまりさの頭ばかり見てるのぜ?」 ★ 「どすー、だいぶ年とっちゃったみたいだけど、だいじょうぶー?」 「うん、どすは大丈夫だよ。でも、れいむも変わっちゃったね。リボンも緑になったし、お耳もとがってきちゃった。しっぽまで生えてるよ」 「ちぇんはれいむじゃないよ、わかってねー」 「うんうん、名前まで変わったんだね」 ★ おや、どうして泣いているんだい。 拾ってきたゆっくりを捨てられたから? おかしいね、そのゆっくりは君の膝下で「ゆーゆー」鳴いてるじゃないか。 え、捨てに行ったお爺ちゃんより先に帰ってきたって? お爺ちゃんは全然帰ってこない?! そりゃ大変だ! ★ 飼い主「君、君、そんなに私のゆっくりを叩いちゃ可哀想じゃないか」 ブリーダー「しつけのためです。ある程度の体罰を加えることで、覚えるべきことの半分は叩き込めますよ」 飼い主「そりゃいい。じゃあ、今後は叩くだけにしよう」 ★ 言おうと思ってたことがあるんだぜ 「いまさらかよ」って言われそうだけど、言うのぜ ウソをつき続けるのもそろそろ辛くなってきたし…… まりさは犯人の顔、知ってるのぜ。今話題になってる連続殺人の。 今すぐ逃げた方がいいのぜ。 だってそいつは…… ★ -------------------------------- 親愛なるまりさへ この手紙を読んでいる頃は、俺はもうこの世にいないかも知れない。 これが入っていたバッグは俺の形見だと思ってくれ。 お前を逃がす時にマフィアに嗅ぎ付けられた。逃げられそうもないよ。 これまで色々あったが、俺はもうお前を恨んじゃいない。 今なら言える。お前はただの飼いゆじゃない。俺の本当の親友だ。 最後に、二人でいつものコーヒーが飲みたい。シュガーとミルクをた っぷりと。それとタバコも欲しい。 そして、俺のことを、少しだけ思い出して欲しい。 -------------------------------- まりさは手紙をテーブルに戻し、向かいのソファーにお兄さんのバッグを置いた。 そしてコーヒーを2杯分淹れて、タバコに火をつけた。 香ばしさと煙が入り交じって、鼻腔を刺激する。目頭が熱くなった。 「お兄さん……」 その時、乱暴にドアが開く。 2人組の男が入ってくるなり、バッグと2人分のコーヒー、タバコの煙に気づき叫んだ。 「貴様、奴を逃がしたな!!」 銃声が響いた。 ★ ゆっくりもみじの飼い主であるお姉さんは、男の趣味が悪いのか、今度出来た彼氏は下品だった。 もみじの頭を撫でながら、こんなことを言ったのだ。 「ふへへ、おめぇの頭はあいつの陰毛みてーだなぁ」 もみじは顔をしかめたが、ふと自分の髪の毛を舐めてみて、確かにその通りだと思った。 ★ ある日、森の中、熊さんに出会った。(・(ェ)・) ありすは何とか心を落ち着けて、巨大な獣と向かい合った。目をそらすと襲いかかってくると聞いていたからだ。 二匹がにらみ合ってしばらくが経った。いや、実際は短い時間だったかもしれない。 ふと、熊さんは両手を合わせ、お辞儀してきたのだった。(^_∧_^) どういうこと?! 熊さんがこちらに敬意を示したのかしら? 何なのかよくわからなかったが、ありすはとりあえず同じようにお辞儀した。 すると、相手はこう言ったのだ。 「あんたが何をしているのか知らないけども、オイラはごちそうを食べる前に感謝の祈りをささげてるんだ」 ★ 4匹目の子を身ごもっているぱちゅりーが、新聞を口にくわえ青い顔をしていた。 「むきゅ、大変よ! 生まれてくる子の4人に1人は中国人だって!」 ★ 飼い主のお姉さんはみょんの髪を刈ることにした。 二度と粗相ができないように、戒めの意味を込めてだ。 「いい? 今から目隠しをするから、終わるまでおとなしくしてるのよ」 対する飼いゆは、潔く覚悟の言葉を口にする。 「しょうがないみょん。好きにしてかまわないみょん」 お姉さんは満足そうに微笑んで自分に目隠しをつけた。 ★ 妊娠を控え、分娩室で出産を待つまりさ。 どうも難産らしい。ひたすら時間が掛かっている。 まりさはうつむいたり、そわそわと体を揺すらせたりと落ち着かない。横の飼い主も不安そうだ。 やがて、扉がバタンと開いた。 現れる白衣。医師と看護婦。その鎮痛な面持ちを見て、まりさの心臓は張り裂けそうになった。 「ど、どうなったのぜ? れいむは? 赤ちゃんは?」 すると医師は首を振りながら搾り出すように言った。 「残念ながら……」 まりさはガックリと頭を落とした。医師は続ける。 「残念ながら父親似の女の子です」 ★ 「18歳! 男性経験なしの新人が50ドルでお相手します!」と書かれた貼り紙に惹かれ、一人の男が売春宿に入ってきた。 男は受付のきめぇ丸に50ドルを渡し、部屋に入ると、裸になってベッドの上で待っていた。 すると、先ほどのきめぇ丸が突然ドアを開けて入ってきた。 「なんだよ、チップが足りないのか? 早くカワイコちゃんを連れてこいよ」 男がニヤニヤしながら1ドル札を渡すと、きめぇ丸はチップをポケットにしまいながら言った。 「新人が人間だとは書いてありませんよ」 ★ 長距離夜行列車。高校卒業記念に旅に出た3人のお兄さんは、4人がけの席に座りました。男ばかりの気安さで盛り上がっていると、 「あの……ここ、空いてるかにゃん?」 見上げれば、麦わら帽子に生えた猫耳。一匹のゆうかにゃんが立っています。 喜んで座ってもらったのは言うまでもありません。今度は4名で楽しく盛り上がりました。 夜が更け、周りの席が静かになってくると、話は少しずつエッチな方へと移っていきます。特に男性諸君はいろいろ持て余していますから、当然といえば当然でしょう。 ゆうかにゃんも嫌悪感を表すことなく、しかも、こんなことまで言いました。 「ねえ。1人100円ずつくれたら、ふとももの蚊に刺された所、見せてあげるにゃん」 3人は紳士でしたから、即座に100円を取り出します。ゆうかにゃんはスカートをめくり、ふとももをあらわにしました。 「うおー、すげぇ」と、嬉しげなHENTAIという名の紳士たち。(=^0^=)(=^0^=)(=^0^=) さらにゆうかにゃんは、こんなことを言いました。 「ねえ。1人1000円ずつくれたら、胸の谷間のほくろ、見せてあげるにゃん」 今度も3人は、すぐに1000円を払います。紳士ですからね。ゆうかにゃんはシャツの胸元を大胆に開けてみせました。 谷間は愚か、わずかな丘すらも存在しない平原でしたが、彼らはむしろウェルカムです。 その地平の特異点を前に「うっひょー! すっげぇえええ!」と大はしゃぎしました。ヽ(*´∀`)ノヽ(*´∀`)ノヽ(*´∀`)ノ そして、ついに、ゆうかにゃんは言ったのです。 「ねえ。1人10000円ずつくれたら、盲腸の手術した所、見せてあげるにゃん」 3人は、待ちきれないように慌ただしい手つきで10000円を払います。30000円を手にするとゆうかにゃんは立ち上がり、窓の外を見ました。 「ほら見て。あの病院にゃん」 (´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`) ★ 大きなドーベルマンを飼っている男がいた。隣人はカゴの中に二匹のゆっくりめーりんを飼っていた。 男はドーベルマンがゆっくりにちょっかいを出さないようにしつけ、何事もなく平和に過ごしていた。 ある晩、一週間の出張から帰り、疲れて眠っていた男は奇妙な音で目を覚ました。 庭に目をやると、ドーベルマンが嬉しそうに何かを転がして遊んでいる。 焦った男が走り寄ると、やはりそのおもちゃは一匹のめーりんだった。 男は慌てて死骸を取り上げ、バスルームで泥を洗い落とし、ドライヤーで頭髪を乾かし、こっそりカゴの中に戻しておいた。 翌日、出勤途中に隣の家の前を通ると、その家の女性が泣いている。 「どうしたんですか。飼いゆが死んでしまったんですか」 女性は泣きながら頷いた。 「でも死んだのは三日前なの。庭に埋めたはずなのに、今朝になったらカゴの中に戻っているのよ!」 ★ ある男が休暇の間、家と飼いゆの面倒を見てもらう為、母親を呼んだ。 念のために、隣家の住人にも、時々見てもらうようにお願いしておいた。 それから何もかも忘れて海外で素晴らしいバカンス。 1週間たってから、男は隣家の住人に電話をかけた。 「こんにちは」 「あ、どうも。そちらはどうかな?」 「ええ、とても快適ですよ。ところで僕の家の様子はどうですか?」 「ああ。飼いゆが死んだよ」 「えっ!」 男は驚いたが、すぐに怒りが沸き上がり、隣人に食ってかかった。 「あのねぇ。そういう言い方ってないんじゃないですか?」 「えっ」 「いきなりゆっくりが死んだなんて。せっかくのバカンス気分が台無しだよ」 「でも、ほら、事実だし」 「言い方ですよ、言い方!」 「言い方……」 「たとえば、ゆっくりが屋根に登って、足を滑らせて落っこちて、それから1日くらいしてから、とうとう息を引き取ったよ、とかさ」 「はあ、すみません。気をつけます」 「うん、まあ良いよ。ところで母の様子はどうですか?」 「えーっと、お母さんが屋根に登られて……」 ★ バーに頭の上にまりさを乗せた男が入ってきた。 バーテンが尋ねた。 「お前さん、どこでそんなもん引っ付けてきなさったね?」 するとゆっくりが答えた。 「最初はまりさの尻にできたオデキみたいだったのぜ」 ★ 結婚は愚か、一度も性交しなかったでいぶが、墓石にこう刻むように遺言していた。 「ばーじんとして生まれ、ばーじんとして生き、ばーじんとして死んだ」 が、字数が多すぎたので結局はこう彫られた。 「未開封返品」 ★ その地元の会社は事務員を捜しており、窓に広告を出した。貼られた紙にはこう書いてあった。 「従業員募集! 条件は、タイピングができること、コンピュータに熟達していること、バイリンガルであること。この会社は雇用機会均等法を遵守しています」と。 ほどなくして、球体の生物が土ぼこりを舞い上げてやってきた。窓のところで急停止し、その広告を見上げた。きめぇ丸である。 そして中に入っていった。 きめぇ丸は受付係を見て首を高速で振ったあと、広告のところまで移動し、「おお、怖い怖い」とだけ言った。 その人面饅頭が何を考えているか、ようやく理解した受付係。事務所のマネージャーを呼ぶ。 「さっそく希望者がやってきたか」と現れたこのマネージャーは、きめぇ丸を見るなり、控えめに言っても驚いた。 「え、と。この人?が面接希望者なのか」 「ええ、どうもそうみたいで」 「いや、しかし、これはちょっと、どうかな」 「けれど決心は固そうですよ」 「饅頭のくせにかい?」 「はい、『饅頭こわい』というやつでしょうね」 「誰うま」 しょうがなく、彼は事務所の中にそのゆっくりを招き入れた。 中に入るなりきめぇ丸は超スピードで椅子に飛び乗り、さらにせわしなく左右に振動した。そして言う。「おお、怖い怖い」 それしかしゃべれないようだったが、意図することはマネージャーに伝わった。やはり面接をしろというのである。そして雇ってもらいたいと。 しかし、マネージャーとしては言うべきことは言わねばならなかった。 ため息をついてきめぇ丸に述べる。 「お前を雇うことはできないよ。広告に出てたろう、タイプができなきゃダメだって」 それを聞いて、球形の志望者は椅子から飛び降り、タイプライターの所へ行き文字を打ち始めた。髪の毛が触手のように動いているのである。(;^Д^)キメェ そして打ち出したページを取って、マネージャーのところへ滑るように移動し、ページを渡した。 文面は完璧だった。 驚きの出来事だったが、それでもマネージャーは言う。 「コンピュータも使えなきゃダメだって書いてあったろう?」 きめぇ丸はまた飛び降りるとコンピュータへ向かった。 そして今まで動いたことがないプログラムをセットするや、完璧に実行した。 この頃にはマネージャーも唖然としていた。 彼はきめぇ丸に向かって言った。 「お前が賢いのはよくわかった。面白い能力を持っていることもな。でもやっぱり雇うことはできないよ」 きめぇ丸は椅子から飛び降りて広告のコピーの所へ行き、『この会社は雇用機会均等法を遵守しています』と書かれている文章を視線で指し示す。 「う……、そ、そりゃそうだが『バイリンガルであること』とも書いてあるぞ」 しかし、それでも、きめぇ丸はマネージャーを平然と見つめているのである。そして、言った。 「ニャーン」 ★ あるまりさが道路局に雇われた。高速道路のセンターラインを引くのが仕事だ。 1日に2マイルは作業するように言われた。初日にまりさは4マイルをやり遂げた。「素晴らしい」作業監督は思った。 次の日は、2マイル。が、監督は思った。「まあ、十分だ」 しかし、3日目にはついにたった1マイルだけだった。 監督はまりさに尋ねた。「どうした? 毎日、作業量が減っているが、どこか悪いのかね?」 するとまりさは答えた。「だって、日に日にペンキのバケツが遠くなっていくのぜ」 ★ 「なあ、ありすとすっきりしたのはまりさがはじめてなのかぜ?」 「どうして、みんなおなじことばかりきくのかしら?」 ★ ゆっくりを飼うことにおいて幸せな日が二日だけある。 一日目は、ゆっくりを飼った日で、 二日目は、ゆっくりを処分した日だ。 ★ 「れいむはもうまりさを愛していないのぜ。昔は取ってきた食べ物をほとんどまりさにくれたのに、今はほとんどれいむが食ってるのぜ」 「そんなことないよ! ただ、腐ったものばかり取ってきた昔と違って、最近のまりさは甘々さんをよく取ってくるだけだよ」 ★ 「車の色はシルバーがいいな」 「なんでなのぜ?」 「そりゃ汚れが目立たないからだよ。そういう色なんだ」 「通りでまりさのパンツも餡子色なのぜ」 ★ 船が難破し、3人のお兄さんと、ゆうかにゃんが一匹、無人島に流れ着いた。 1週間後、ゆうかにゃんは自分がしていることを恥じ、自殺した。 次の日、お兄さん達は自分らがしていることを恥じ、ゆうかにゃんを埋葬した。 その次の日、お兄さん達は自分らがしていることを恥じ、ゆうかにゃんの遺体を掘り起こした。 ★ 老まりさは、自分のはにーが最近、耳が悪くなってきたと感じていた。 それでまりさはれいむの背後に忍び寄って、声をかけた。 「聞こえるのぜ、はにー?」 返事なし。 まりさは近づいて再び声をかけた。 やっぱり返事なし。 そこでまりさはれいむの耳に口を近づけて言った。 「聞こえるのぜ、はにー?」 れいむは言った。 「さすがに三回も同じ返事はしたくないよ」 ★ 群れから脱走した罪で死刑を宣告されたゆっくりが、最後の言葉を長でいぶに述べた。 「長はひどいよー! なんでなんで群れのみんなをいじめるのか、わからないよー」 「何言ってるのぉおおお?! れいむはこんなにダイエットしてるのに、全然やせないんだよぉッ? なのに、まったくダイエットしてないみんながやせてたら、いじめたくなるのは当然でしょおっ?! ゲスはゆっくりしないでさっさと死んでね!!」 ★ まりさとありすの夫婦は13人の子供をもうけたが、まりさは4番目のれいむだけが他の姉妹達とどこか違うように思えてならなかった。 そこで、ある日、問いただしてみた。 「もしかして、れいむだけ他の子達と父親が違うのかぜ?」 すると、ありすはうなだれて言った。 「そうよ……れいむだけは他の子供たちと父親が違うの」 まりさは落胆して頭を抱え、しばらくしてから再び尋ねた。 「れいむの父親は誰なのぜ?」 ありすをまっすぐに見返して答えた。 「まりさの親友のれいむよ……ごめんなさい。もっとずっと前にバレると思って、でも全然バレなくて」 かといってありすの口から言うこともできなかったの、と言い終わらないうちに、ありすは泣き出した。 まりさはそんな彼女に優しく寄り添った。 「愛しているのぜ、ありす。たった1回の過ちなんて水に流すのぜ」 その言葉にありすはいっそう激しく泣き出した。 「……1回じゃないの!」 ★ マンションで火事が発生! 火の手は階下から上がり、じわじわと上階へと登っていく。 赤い光に照らされ、女性の顔に憂いの表情が浮かぶ。 抱えられたれいむも心配気だ。 あのマンションには取り残された人がいるだろうか。 もしかしたら自分のようにゆっくりを飼っている可能性もある。 だとしたなら、是非無事に助かってほしい。 そんなことを、女性は流れる川の対岸で思った。 そして、とりあえずそのまま50ヤード走り、れいむを地面に叩きつけた。
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『ゆっくりドス誕生話』 1KB パロディ 小ネタ 二次創作 超小ネタ。自然権と幸福度について。ブラックラグーンでも同じ話があったよね。 ゆっくり経典 “としあきによる福音書” 「不幸な考える物」 嘘あき とあるまりさが人間の神様に対して苦情を言いました。 「にんげんはとってもひきょうなのぜ! いっつもおいしいあまあまをたべて、 ひろいおうちにすんでいて、 しかもおやさいさんまでどくせんしているのぜ!!」 怒鳴り散らすようなまりさの言葉に、嫌な顔をせずに人間の神様はこう言いました。 「まりさ、お前にはどんな嫌なことがある? たとえば、同族に嫌われたり叩かれたりしたことはないか? 人間は人間なりに同じように不幸なのだよ。 分かってくれ」 とある人間がゆっくりの神様に苦情を言いました。 「ゆっくりは勝手な生き物だ。 俺たちが今の生活にどれほど努力しているのか全く理解しちゃいない。 そのくせ、勝手に俺たちの領域に入って、さも自分の物だとふるまうのさ!」 怒鳴り散らすような人間の言葉に、嫌な顔をせずにゆっくりの神様はこう言いました。 「お前はゆっくりの考え方を知ったことがあるか? ゆっくりにもゆっくりの考え方があり、生き方がある。 それを否定することは私を否定することと同じことなのだ。 お前たちは不幸だと嘆くが、不幸とは全ての生き物が背負う業であり煩悩である。 分かってくれ」 納得のいかないまりさはドスとなり、人間を嫌うことを覚えました。 納得のいかない人間は暴力を振るい、ゆっくりを虐待しました。 自然の神様はそれをまじまじと眺めるだけでした。
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『ゆっくり駆除業者のお仕事風景6 前編』 18KB 考証 妊娠 駆除 もう少しと言ってからかなり続いてますね。 初めましての方は初めまして 前作を見てくださった方はありがとうございます。 投稿者の九郎です。 タイトルどおり前作の続編です。 いくさんをかわいがるので饅・即・虐の方はご注意。 今回出ませんが。 ――――某日、某時刻―――― 冬の間は駆除業者にとってはあまり積極的に動かない期間。 なぜならばゆっくり達は概ね冬篭りをしてほとんど姿を現さないからだ。 俺達の街回りの仕事は半分ほどに減り 代わりに訓練やキャリアアップ研修などが入る。 まあプロ野球選手のキャンプ入りみたいなものだ。 精鋭部隊の連中は冬山登山もして 巣にこもりっきりの饅頭共の回収に向かうが 俺達下っ端にそんな仕事はほとんど回ってこない。 そんなわけで特にいいこともなく、悪いこともなく いくさんと一緒にゆっくりした時間を過ごした。 あれから半年ほどの時間が経った。 四月になり、新しい作業員が事業所にも入り 俺はまだ下っ端だが一年の経過により新人の肩書きが取れた。 その間に犠牲になった饅頭の数は千を下らない。 そして、この春の季節。 今日も元気に駆除業者の仕事を始めている俺。 ――――同日、午前6時―――― それは平和な朝の風景。 「やべでね!!やべでね!!おぢびぢゃんがえじでね!!」 「ゆ~おしょりゃをちょんでりゅみちゃい!!」 俺が手に持っているのは恐らく生まれたばかりの れいむ種の赤ゆっくりだった。 5cmくらいなので指でつまめる程度の大きさだ。 俺はしゃがんで親れいむが口を開いた瞬間を狙って 口に赤ゆっくりを押し込んでやる。 「ゆぐべぶば!!」 入ったのを確認すると親れいむの頭部と下顎を掴んで 力任せに上下に動かす。 「むーしゃむーしゃ」←(俺) 「ぶべびぼば!!ばべべべ!!」←(クソ饅頭) 中で歯によって赤ゆっくりが切断され、絶命するのを確認してから手を離す。 「しあわせーってか?」 「どぼじでごんなごどずるのおおおおおお!!?? あまあまぐれるんじゃながっだのおおおおおお!!!」 赤ゆっくりの残骸を口から飛ばしながら抗議してくる。 「甘いもの食わせてやったろ?甘くないか?あまあまだぞ?」 「…ゆゆ?むーしゃむーしゃ、しあわせー!!」 口の中に残っていた赤ゆっくりを今度は自分から咀嚼する親れいむ。 その顔からは先ほどまでの苦痛など吹っ飛び台詞通り幸せそうな表情だ。 「でいぶうううううううううう!!?? どぼじであがぢゃんをだべぢゃうのおおおおおおおお!!??」 「ゆわーん!!おがーじゃんがおにぇえちゃんをたべぢゃっだー!!!」 「ゆ!?ゆ!?ゆぅぅううう!!??」 番のまりさと他の赤ゆっくりに非難され途端に慌てだす親れいむ。 こいつらは同族殺しにはわりと敏感で他の個体を殺したものは 制裁やら追放やら重い罰が課せられる。 だが、うまく誘導してやれば同族をうまそうに食べる。 ゆっくりは何処までも饅頭。れいむ種の中身は餡子だ。 食べて甘くないはずがない。 「れいむはにんげんさんからあまあまもらっただけだよ! あかちゃんなんてたべてないよ!!」 あれ、俺が口に放り込んだのが赤ゆっくりだと気付いてないのか? さっきの抗議は無理やり口を動かしたことへの抗議だったようだ。 「こどもをたべるげすなれいむはじねえええええええええ!!!」 「ゆうううううう!!??」 親まりさが親れいむに襲い掛かる。 れいむに攻撃意志がなく、縮こまっているだけなので ぼよんぼよんと無抵抗に体当たりを食らい顔面が変形していく。 「やべでばりざ!ばべでえええええええええ!!!」 「しね!!ゆっくりしね!!!」 「おちょーちゃんやっちゃえー!」 泣きながられいむを攻撃するまりさ。 優勢な親を応援する子供達。 「も゙っど…ゆ゙っぐり゙…じだが…」 ついにはまりさの体重により変形し内圧に耐えられなくなった皮が裂けた。 『もっとゆっくりしたかった』と末期(まつご)の言葉を残し動かなくなった。 「げすなれいむはしんだよ! おちびちゃんたちはいっしょにゆっくりしようね!!」 「ゆっきゅりー!!」 「はいはい、茶番はそこまでな」 「ぎゅべえええええええええ!!!」 「ゆっぎゅりーーーーーーーー!!!」 駆除マシンのシュレッダーで切り刻まれる残りの饅頭。 親れいむもマシン底部の電動モップで掃除。 「平和だ…」 今日も変わらず街周りの仕事。 駆除業者としての一日が始まる。 ――――同日、午前7時―――― 「さて、次の犠牲者は…っと」 ウィーンとモーター音を響かせながら駆除マシンが街を行く。 右見て左見て、横断歩道を渡る。 駆除マシンも既に手足のように扱える。 乗り始めた当初は一つ一つの動作の度にコンソールのボタンを 見てからの行動だったのだが今はクソ饅頭共を探しながら 同時にマシン操作が行える。 「いたいた」 例によってビルの隙間に蠢く街の害悪を発見した。 槍を装備しマシンを降りる。 「ゆっゆっゆっゆっゆっゆっゆっ!!」 「んほおおおおおおおお!!!れいむうううううううううう!!」 そこにいるのは野良のれいむとまりさ。 どうもすっきりの真っ最中らしい。 「ていっ」 「ゆぶえ!!」 「??…れいむ?」 俺は槍でれいむを払いのけ、二匹を分断。 「ゆうううう…すっきり、すっきり、すっきりするよおおおおおお!!」 「れいむうううううううう!!!」 おあずけを食らった二匹は俺に気付くこともなく 再び行為に入ろうとする。 『すっきり』或いは『すっきりー!!』とは この饅頭共の繁殖方法である。 その基本は愛情表現のすーりすーりと動作が同じだが 行為に及ぶ際は専用の粘性の高い体液をこすりつけるという違いがある。 その体液は俗に精子餡と呼ばれ、これを互いに交換し合い体内に取り込むことで 子を成すことができる、らしい。 らしい、という表現を使ったのは こいつらの繁殖方法についていくつかのパターンがあるということが理由。 今現在こいつらがやっているすーりすーりに近い性交渉は 一番多く見られるオーソドックスなスタイルだ。 「ゆっゆっゆっゆっゆっゆっゆっ!!」 「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ!!!」 元々地面を這い回る汚い野良ゆっくりが こんな行為に及んでいては汚さと醜悪さが増大して見える。 俺の横槍で地面を転がってしまったれいむは そのぬるぬるした身体に砂や小石がまとわりつき ますます汚く見える。 というかそんな状態で体こすり付けて痛くないのかね? 「ゆーっ!!ゆーっ!!まりさ、まりさああああああ!!」 「れいむ!れいむ!れいむううううううう!!!」 互いの呼びかけが熱を帯び始める。 どうやら終わりが近いらしい。 終わりの合図はいつも決まっている。 「「すっきりー!!」」 この台詞からクソ饅頭共の行為はすっきりと呼ばれる。 二人はその言葉通りすっきりした表情をしているが こちらとしてはろくでもないものを見た、という感想しか持たなかった。 「ゆゆぅ~!!あかちゃんができたよ!!」 「とってもかわいいんだぜ!!」 行為が終了したすぐ後、れいむの額の上の 丁度髪の毛の生え際あたりから緑色の蔓が延び始める。 伸びる速度は早い。 植物の育つ早回し映像を見ているようだ。 「とってもゆっくりしたこだよ!! さすがれいむとまりさの『あいのけっしょう』だね!!」 「こどもができたらすごくゆっくりできるんだぜ!!」 頭から20cm前後伸びた蔓には五つの小さな饅頭の実が。 髪の毛もお飾りもない状態の胎児だ。 これが二、三日で大きくなり赤ん坊としてこの世に生を受ける。 …いや、訂正。こいつらに生はない。 「無駄な努力ご苦労様」 「ゆげっ!!いだいいいいいいいいい!!!」 「にんげんさんなにするの!?まりさをはなしてね!!」 槍をまりさに突き刺して持ち上げる。 わざと中央を外したので意識はしっかりしているようだ。 「お前もだよ」 「ゆぎいいいいいいいだいいだいあがぢゃんがあああああああ!!!」 槍の先端に刺さっていたまりさごとれいむに押し付け仲良く串刺し。 「こいつはもう要らないな」 ブチッと頭部の蔓を引きちぎってやる。 「あがぢゃんがああああああああ!!!」 「どぼじでぞんなごどずるのおおおおおおおお!!??」 れいむとまりさが刺さった状態の槍を掲げて蔓を見せ付けてやる。 「お、もう黒くなってきた」 「ゆ゙っ…ゔっ…」 「あがぢゃんが!!でいぶとばりざのごどもだぢがあああああ!!!」 「やべでね!!!あがぢゃんをだずげでね!!!」 この蔓は哺乳類で言えばへその緒のようなものだ。 母体から餡子の供給を受けて育つのだが その繋がりが断たれてしまえば生きている道理はない。 しばらくピクピク動いていたそれもついには全身が黒ずんで 動かなくなってしまった。 「じねええええええええ!!! あがぢゃんをごろじだじじいはじねえええええ!!!」 「残念でした。死ぬのはお前らだ」 「ゆぎいいいいいいいいいいい!!!!」 シュレッダーの上に槍を移動させ軽く叩いてやると クソ饅頭共は自重でずるずると落ちて シュレッダーに飲み込まれてバラバラになった。 ――――同日、午前9時―――― 俺はいつものコース、ビル街から住宅街へ 饅頭共を始末しながら移動していた。 実は春がこのゆっくりにとっての繁殖のシーズンなのだ。 赤ゆっくりは成長するために必要な栄養摂取量が多いため 食欲は旺盛だ。 しかも生まれる数が弱い動物であるためか産まれる数が多めで 四匹五匹は当たり前、場合によっては十匹に達することもある。 要するに、食料の消費量がものすごいことになるのが当たり前なのだ。 故に、冬篭り中は勿論のこと 秋口辺りからゆっくりの間ではすっきりの回数が減る。 そんな常識を破って子を成してしまった家族は ほぼ間違いなく冬を越す前に力尽きる。 そして、それとは逆に春になれば途端に繁殖をする ゆっくりが多く現れるのだ。 この時期に産まれた子供はいいペースで育てば 夏の終わりごろには十分独り立ちが可能なまでに成長するので まさにこの春が繁殖の季節なのだ。 そしてそれは同時に駆除業者の最も忙しい季節になる。 赤ん坊を作ったために積極的に食料集めに励む饅頭共により 人間に対する被害も増大。 駆除業者にとってあっちこっちで悲鳴が上がる仕事の多い時期なのだ。 そして、子育てに必要なものは何も食料だけではない。 「「ここをまりさたちのゆっくりプレイスにするよ!!」」 そんな声が一件の民家から聞こえた。 そう、子供がいるから広いおうちに引越しするよ! などと言い出して『おうち宣言』の被害も一気に拡大。 俺はやれやれと思いながらその民家へ。 「ゆゆっ!!ここはまりさとぱちゅりーの みつけたおうちだからゆっくりでてってね!!」 「むきゅ!ここは『けんじゃ』のぱちゅりーが あかちゃんたのめのきれいなおうちにするから じゃましないでね!」 「いや、俺はまだ入っていないのだが?」 俺が立っているのは庭先だ。 右下が割れているガラス越しにそんなことを言われ首をかしげる。 「そこはおちびちゃんのあそびばでしょおおおおおおお!!?? ばかなこといわないでとっととしんでね!!!」 「『けんじゃ』のぱちゅりーがいうんだからまちがいないよ!! じじいがいくらばかでもそれぐらいりかいしてね!!」 なるほど。こいつらの言う『家』は家屋内だけでなく 塀に囲まれたここら一帯全てのことを指していたのか。 クソ饅頭の癖に小癪な事を言う。 ゴンゴン パリーン ノックするように手の甲で窓ガラスの鍵付近を叩いて割る。 もう床まであるガラス戸を作るのはやめようぜ。 「なんではいってくるのおおおお!!?? でてってっていってるでしょおおおおおおお!?」 「うるさい、少し黙れ」 「ぐぎぇ!!」 槍でまりさを刺したあとそのまま肩に掲げる。 その上でぱちゅりーに向き直る俺。 「ゆっ…?ゆううっ……?」 あ、びびってる。俺に敵わないことがわかっているのか。 自分より強いはずのまりさがやられたのだからな。 さすがけんじゃ(笑)。このまりさよりは頭がいい。 「むきゅ!まって!ぱちゅりーのおなかには あかちゃんがいるの!!だからたすけてね!!」 「…ほう」 あかちゃんがいる、とは言っているが頭部から蔓が生えていない。 これは、何もこいつが嘘をついているというわけではない。 その証拠がいつも以上に下膨れとなっているその体。胎生型だ。 ゆっくりのもう一つの妊娠形態、それが胎生型だ。 まあ、やつらは妊娠ではなく『にんっしんっ』と言うのだが 俺はそんな面倒くさい呼び方はしない。 胎生型妊娠は腹(?)の中で赤ん坊を育てる方法でより哺乳類に近い型だ。 植物型妊娠と違い数が二桁に達することのない少数精鋭の繁殖。 こちらは数が少ない代わりに常に外気に触れている植物型より 胎児が安全であるのが特長だ。 そのどちらに妊娠方法が発現するかは定義が分かっていない。 一説にはぺにぺに、まむまむと呼ばれる器官の有無ともあるが その実は定かではない。 「残念だが、貴様が身篭っているというのは 助ける理由として成立しない。 ゆっくり死んでね♪」 「どぼじでええええええええ!!! ゆびいいいいいいいいいいい!!!!エレエレ……」 あ、しまった。調子に乗って槍で刺すと ぱちゅりーが刺されたという精神的ショックから中身を嘔吐してしまった。 おうち宣言の饅頭の始末としては最低のミスだ。 「なんてこったい…」 「いだいいだいだずげでばりざあああああああああ!!!」 「ばりざもいだいんだよおおおおおお!!!?? ゆっぐりりがいじでねええええええええ!!!」 わめき散らす二匹を他所に俺は頭を抱えた。 ――――同日、午前11時―――― いつもなら再びビル街で食事、というタイミングなのだが 今日は住宅街付近にある商店街に来ていた。 割と都会的なイメージの強いこの町だが ビル街から少し離れたこの一帯は 最近では見る機会の減った肉屋、八百屋などが立ち並ぶ 古い意味での商店街という風体を保っている。 今時分スーパーで何でも揃う時代だが さすが専門店というべきか、良い品を安く扱っているので 客足が途絶える様子はなかった。 そして、こういった飲食物を扱う店の立ち並ぶ場所には 当然のごとく奴等がいる。 「じじい!かわいそうなしんぐるまざーのれいむに あまあまちょうだいね!!」 魚屋に無茶を言うクソ饅頭が一匹。 頭には実ありすと実れいむのついた蔓が延びている。 「すまんがうちは甘いものは扱ってないんだ」 「うそはゆっくりやめてね!! にんげんはだれでもあまあまもってるって れいむのおかーさんはいってたよ!!」 「どうも、駆除業者です」 「ああ助かります」 「ゆげえええええええええええ!!!」 ここら一帯のクソ饅頭は増長の傾向が強い。 なぜならこういった個別の客商売は評判が命だ。 いくらクソ饅頭共が害悪でも 暴行を加えたり殺したりしていると悪い噂が立つのだろう。 下手に実力行使に出れないのをいいことに 言いたい放題言われてしまっているのだ。 「すみませんねぇ。うちにも評判ってものがあるんで」 「お気になさらず、よろしければこちらをどうぞ」 俺は店主に一枚のチラシを渡す。 「なんです?」 「研究所から新型の毒餌が発売されたそうです。 またゆっくり避けの薬品散布など お見積もりだけなら無料なので是非ご連絡ください」 「ほうそりゃいいですね、考えときますよ」 「それではー」 営業トークも楽ではない。 ぶっちゃけ個人的には食品を取り扱う店が 薬物に頼れるわけがないと思っているのだが。 まあこれも冬のキャリアアップ研修で覚えさせられた一つ。 自分の意見云々関係なく言うのが仕事だ。 さらにマシンを進めていると、一件の店先で 例によってゆっくりが騒いでいるのが目に入った。 「ここはゆっくりがいっぱいいるからゆっくりできるよ!!」 「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!!」 自動ドアを開けて中に入っていくクソ饅頭共。 例によって親子のようだが…。 「やれやれ」 俺はその店にちょっとした感慨を持ちながら入る。 「ぎゅぴいいいいいいいいいい!!! ゆっぐり、ゆっぐぢでぎないいいいいいい!!!」 中に入ると途端にクソ饅頭の悲鳴が聞こえた。 それもそのはず、店員の女性に何の躊躇もなく踏まれていたのだ。 「ああ、駆除業者の方ですか? すみませんが回収お願いできますか? 一匹…いや二匹潰しちゃいましたけど」 「構いませんよ」 俺はまず残ったチビどもを手で拾い集める。 「おがーじゃんが!!おがーじゃんがああああああ!!」 「なんなのおおおおおおおおおお!!??」 「おしょりゃをちょんでりゅみちゃいー」 「ところでいいんですか?売り物が怯えてますよ?」 何を隠そうここはペットショップ。 左右のガラスケースにはゆっくりも数多くいて 入ってきた同族が潰されたのを見て騒ぎ立てている者が少なくない。 「別にいいんですよ。 ここにいるのは雑魚ばかりですし 虐待用などに買っていかれる方の消耗品みたいなものです。 金バッジなどは奥にいるので」 いや、堂々と虐待って…。 ひょっとしてこの女性、虐待お姉さんだろうか? 「ところで、去年買って頂いたあの子は元気ですか?」 「え?俺のことを覚えていらっしゃる?」 「ええ、駆除業者の方がゆっくりを買うのは珍しかったんで」 女性がクスクスと笑いながら言う。 去年の四月のこと。 それは俺といくさんの出会い。 俺は退屈だった。 大した趣味もなくなんとなく入った大学で 下宿しながらなんとなく勉強していた。 二流大学で人に胸を張って言える専攻でもなかった俺は 当時から人手不足だったゆっくり駆除業者に。 別にゆっくりに思い入れもなかった。 ただそこにあったというだけで選考に応募し受かったのだ。 そして駆除業者として働き始めた俺が今日と同じような理由で 寄ったこのペットショップ。 金バッジいくさんとの出会い。 出逢ってすぐに可愛い、と思って値札を見ると価格は50万。 特に趣味のなかった俺が親の仕送りを節約して溜めた20万。 同級生に誘われて惰性で続けていたバイトで得た30万。 全く迷わなかった。 というか俺は仕事中にATMに向かい 駆除業者の作業服のままいくさんを買うという暴挙に出た。 その後はまあ、おおよそ皆さんのご想像の通りでしょう。 「元気ですよ。仕事ばかりで退屈させることも多いですが」 「よかったです。あの子はいい子でしたからね」 「ですね。いくさんは可愛いしいい子です」 「やっぱり貴方も『いくさん』って呼ぶんですね」 「ええ、まあ」 俺はそこでしばし談笑した。 いくさんと引き合わせてくれたことに 頭の中だけで礼を言いながら。 ――――同日、午後1時―――― 商店街で軽食を取った俺は仕事に戻っている。 今いるのはビル街。 元のルートを辿っているのだ。 やはり繁殖時期というだけあって子連れや妊娠中が多い。 そしてここにはもう一つのパターンが。 「んほおおおおおお!!!! れいむかわいいよれいむううううううううう!!!」 「い゙や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!! ぎぼじわ゙る゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙!!!!」 レイパーと化したありすにれいむが襲われていた。 もはやレイパーの代名詞となってしまったありす種。 何も無理やりすっきりするのはありす種だけというわけではないのだが 数としてはありす種が圧倒的に多い。 また、ありす種はすました性格をしているものが多く その反動なのか、こうなってしまった時の変貌振りは凄まじい。 レイパーと化したありす種の性欲は底なし。 言葉通り力尽きるまで他の個体を襲い続ける。 こいつらを食品として製造する加工所では この性質を利用して絶対数を増やすために繁殖をさせるのだが 飼いゆっくりがレイパーに襲われるという被害報告が絶えないため 基本的には悪い性質としての見方が強い。 「すっきり!すっきり!すっきりいいいいいいいいいい!!!」 「いやあああああああああああ!!!」 しかしこいつらの問題はこの茶番を歩道の真ん中でしているところだ。 れいむが全力で逃げてビル街の隙間から出てきたところで 捕まったのか、はたまた別の理由なのかは分からないが 歩行者は汚いものを見るような、いや実際汚いのだが ともあれ嫌そうな顔でこの二匹を避けて歩いていた。 既にれいむの頭部からは二本の蔓が生えている。 レイパーに襲われることの最大の問題がこれだ。 繰り返しになるが実ゆっくりは蔓を通じて母体から餡子を得る。 当然のことながら母体は食欲旺盛になり食料を多く必要とする。 しかも蔓は一本でなければならないというルールなどない。 妊娠中でもすっきりすれば二本、三本と次々に蔓を生やし 結果として餡子の供給過多により母体が駄目になってしまう。 母体が駄目になれば当然子も育たずに終わりだ。 「このゲスが」 「いだあっ!!」 「ゆっ…ゆっ…ゆっ………………」 ありすを蹴って引き剥がす。 だがれいむの方は手遅れだ。そう長くはないだろう。 「どぼじでじゃまずるのおおおおおお!!?? ずっぎりでぎながっだでじょおおおおおお!!!!」 「黙れ、そして死ね」 「ぎゅぴいいいいいいいいいいいい!!!」 槍で刺して早々にシュレッダーに入れる。れいむも一緒に。 こんな醜悪なものは見たくもない。 俺は何の躊躇もなく始末し、その場を後にした。 後編へ続く あとがき ちょっとだけ最初の方のノリに戻ってみました。(今更だけど) 同じような光景ばかり続くとアレなんでパターンを変えようと試みました。(失敗かも?) 繁殖系の考察が入っていないことに気付きこの機会に入れてみました。(このために半年進めたわけではありません) この主人公の駆除職員はおにいさんなのか鬼意山なのか考えてみました。(虐待楽しんでる?) ちょっと考えてから鬼意山には程遠いなと結論を出してみました。(鬼意山はもっと残虐だよ!) いくさんとの出会いをもっと掘り下げようかと思いましたがやめてみました。(誰が喜ぶんだよ!) ゲームの方の持ちキャラは勿論衣玖さんです。(ドリルはロマン!) 最後に、この作品を読んでくださった全ての方に無上の感謝を。 私がここに投稿させて頂いた作品一覧 anko3052 ゆっくり駆除業者のお仕事風景 以降そのシリーズ anko3061 隻眼のまりさ プロローグ 以降そのシリーズ anko3127 ゆっくり加工業者のお仕事風景
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『「ゆゆことみょんとHENTAIお兄さん」』 25KB 虐待 変態 妊娠 飼いゆ 現代 独自設定 7作目です。 7回目の投稿です。 独自設定・HENTAI・賢いゆっくりが漢字を使います。 性的虐待ものです。 感想スレでみょんのHENTAISSが見たいとリクを下さった方お待たせしました。 「ゆゆことみょんとHENTAIお兄さん」 「こ、こぼねぇー!」 「ふんふんふんふん!」 全裸のお兄さんが通常のゆっくりよりも二回り大きなピンクの髪のゆっくり、ゆっくりゆゆこを股関に押し当て腰を高速で前後に動かしている。 「ふん!」 「こぼねぇ・・・」 お兄さんがひときわ大きく腰を振った後ゆゆこの体内に熱い液体が注ぎ込まれた。 涙ぐむゆゆこ・・・ その帽子には金バッチが輝いていた。 「こぼねぇ・・・」 (どうして・・・どうしてこんなことに・・・ きんばっちさんをとればゆっくりできるってゆっくりしょっぷのおにいさんにいわれたから、ゆっくりしないできんばっちさんをとったのに・・・ ぜんぜんゆっくりできないわ! どうして、どうしてゆゆこがこんなめにあわされなくちゃいけないわけ! こんなことのためにゆゆこはきんばっちさんをとったんじゃない!) 「そうか、そうか、泣くほど良かったか。」 「こぼね!(そんなわけないでしょうが!)」 「いや~本当にゆゆこを買って良かったわ!ゆゆこなら他のゆっくりと違って俺の御柱も根元まで収まるもんな!」 「こ・ぼ・ね!(なんでゆゆこがあんたのきたないものをうけいれなきゃいけないわけ!)」 「何?たくさんすっきりしてくれてありがとう?いや~照れるな~」 「こぼね!(そんなこといってない!)」 この間何度もゆゆこが体当たりをしているのだがお兄さんは笑顔でそれを受け止めており全くダメージは無い。 さらに言うとこのお兄さんゆゆこが言っていることはだいたい理解しているのだがわざと逆に受け止めているように見せていじめているのだ。 お兄さんはHENTAIの上にドS属性まで持っていたのだ! ***************************************************************************************************************************************************** 数日後 もみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみ お兄さんがゆゆこの体をもみもみしている。 「こ、こぼにぇ~(お、おにいさん や、やめてね)」 「いや~ゆゆこは大きいから揉みがいがあるな!」 ゆゆこは涙とよだれを同時に出しながらなんとか逃れようと体をくねらせる。 だが、それが手の中でうねうね動いてもみもみしているお兄さんに絶妙な快感を与えていた。 「はあ・・・はあ・・・」 「こぼねぇ」 長時間もみもみされていた影響かゆゆこのぺにぺにが伸びてきていた。 「はむ!」 「こぼにぇ!」 お兄さんが突如、ゆゆこのぺにぺにを咥え始める。 「ちゅぱちゅぱ」 「こぼにぇ・・・」 ゆゆこの切なげな声が響く・・・ お兄さんはさらに舌を動かしぺにぺにを刺激する。 「どぴゅ!」 お兄さんの口の中に甘い味が広がる・・・ 「こぼにぇ・・・(ひっく・・・えぐ・・・)」 「うん!美味い!もう一発やるか!」 「こぼ!?(え!?)」 お兄さんが再度もみもみを開始しようとしたその時、 「やめるんだみょん!」 白い髪のゆっくり・・・ ゆっくりみょんが背後に立ちこちらを睨みつけている。 どこから入ってきたんだ? お兄さんが疑問に思い周りを見回す。 庭への窓が開いていた。 「へんたいさんはゆゆこさまからはなれるみょん!」 「・・・」 「こーぼねー(みょん・・・)」 「なにをしてるみょん!はやくはなれるみょん!さもないとこのはくろうけんが・・・」 「こぼね!(にげて!)」 「みょ?」 みょんが反応できないほどの速さでみょんを捕獲するお兄さん・・・ 高速でズボンとパンツ下ろしみょんのまむまむに御柱をインサートする。 「みょーん!」 「ふんふん!」 「やめるみょん!みょんのばーじんさんをけがすなみょん!」 「ふん!根元までは入らないけど、このきつきつまむまむはいいな・・・」 「むしするなみょん!やめるみょん!」 「こぼねー!こぼっねー!(おにいさんやめてあげてね!みょんをはなしてあげて!)」 そんなみょんやゆゆこの哀願などドS属性を持つお兄さんが聞き入れるわけがなかった。 おもむろに机の上に置かれたゆゆこの眼の前に移動すると見せつけるように行為を続けた。 「ゆゆこ!よかったな!」 「こぼね?(へ?)」 「こいつが来たことによってこれからはすっきりのバリエーションが増えるぞ!」 「こぼね!(ぜんぜんよくない!すっきりするならゆゆこだけにしなさい!)」 「よしよし、そんなにうれしいのか。」 「みょーん!」 そうこしている間にみょんの体内にお兄さんの白濁液が放出された。 「ゆっぐ、えっぐ、みょん・・・」 「いやー、良かったよ!またやろう!」 「もういやみょん!」 ***************************************************************************************************************************************************** 真っ白い部屋・・・ ドアが一つあるだけで窓が無い部屋・・・ 蛍光灯は無機質な光を放ち、壊れかけた換気扇がカラカラと音を立てて回っている。 部屋にあるものは大型ゆっくり用クッションハウス「白玉楼」が一つとと小さめのクッションがいくつか・・・ 部屋の隅にはゆっくり用トイレ砂場、反対側の部屋の隅には大きなポリタンクが一つチューブが刺さった状態で置いてあり、その横にはビニール製の袋が数袋置いてある。 さらに、その横には皿が2つ並んでいる。 実はこの部屋はゆゆことみょん用の部屋だ。 お兄さんにすっきりされるとき以外は2匹はここにいる。 その二匹はクッションハウスの中で寄り添いあっていた。 「ゆっぐ、えっぐ、おうちにかえりたいみょん・・・」 「こぼにぇ・・・(みょん・・・)」 「もうすっきりされるのいやみょん!ゆわあああああああん!」 涙を流し泣き始めるみょん。 そこにゆゆこが一言 「こぼねー!(きょうからおにいさんはおでかけだからしばらくふたりだけでゆっくりできるわ!)」 「みょん!ゆゆさま、ほんとかみょん!」 「こぼね(ほんとうよ。)」 「ゆゆこさま!」 先ほどまで泣いていたのが嘘のように笑顔になりゆゆこにすりすりをしはじめる。 それを見たゆゆこも笑顔になりすりすりを返す。 「こぼね!(そろそろおなかもへってきたしごはんにしましょう!)」 「わかったみょん!」 そう言うとみょんは1日分ずつパックされた餌を持ってきて器用に袋を破り自分とゆゆこの餌皿に入れていく。 この時みょんはゆゆこが大食いであるということも考え、自分とゆゆこの餌の比率はだいたい1:2位でなるように入れていた。 「いただきますみょん!」 「こぼね!(いただきます!)」 むしゃむしゃ食べる2匹 2匹ともこぼさないようにきれいに食べきった。 「こぼね(ごはんさんはゆっくりできるわね!みょん!)」 「はあはあ・・・」 「こぼにぇー?(みょん?)」 餌を食べ終わったあたりからみょんの様子がおかしい。 体をひくひく動かしながら息を荒げている。 心なしか顔も上気しているような気がする。 「ゆゆこさまー!」 「こぼね?(え?)」 いきなりみょんがぺにぺにをいきり立たせてゆゆこに飛びかかった。 ぬちゃぬちゃ音を立ててゆゆこのまむまむにぺにぺにを挿入するみょん。 明らかに表情がおかしい。 何かに正気の眼ではなくなっていた。 一方のゆゆこも相手がみょんなので抵抗は出来なかった。 まむまむにぺにぺにが入ったままゆゆこが抵抗しようものならみょんのぺにぺには簡単にちぎれてしまうだろう。 「すっきりー!」 「こぼにぇー・・・(すっきりー・・・)」 賢者モードのみょん しくしく泣いているゆゆこ 「っは!ゆゆこさま!もうわけありませんみょん!」 「こぼにぇ・・・(どうして・・・どうしてこんなことを・・・)」 賢者モードが終了し自分がやったことを確認するやいなや頭を地面にこすりつけて謝罪をし始める。 一方ゆゆこは信じていたみょんのこの仕打ちに涙を流していた。 ゆゆこのお腹はぽっこりと膨らみ胎生妊娠していた。 *********************************************************************************************************************************************** 数日後 白い部屋 みょんは全くゆっくりできていなかった。 ゆゆこにおうちに入れてもらえず一緒にすやすやはおろかすりすりもさせてもらえない。 また、妊娠してるからかただでさえ大食いのゆゆこがさらに食べるようになり餌の比率がみょん:ゆゆこ=1:4くらいになりみょんが若干げっそりしている。 さらにことあるごとに「こぼねー!(レイパー!)」だの「こっぼね!(変態!)」だのゆっくりできないことを言ってきて気が休まらないのだ。 まあ、原因は自分にあるし、妊娠して神経質になっているのだろうから粛々とこの仕打ちに耐えるみょんであった。 「がちゃ」 「ただいま!みょん!ゆゆこ!さあ、さっそく僕を癒しておくれ!」 なんでこんなタイミングで・・・ まずい・・・ 妊娠しているゆゆこ様にHENTAI行為をされたら中のおちびちゃんがゆっくりできなくなってしまう。 みょんは無駄とはわかりつつもお兄さんに体当たりを仕掛ける。 「こっちにくるなみょん!」 「ぽよんぽよん」 「・・・ん?お前なんか縮んだな。」 足元に体当たりをするみょんを抱き上げて確認するお兄さん。 しげしげと観察した後小脇に抱える。 「ということはだ・・・」 そんなことを言いつつみょんを横に置き、白玉楼に手を突っ込みゆゆこを引っ張り出す。 ゆゆこも下手に動くと中のおちびちゃんが潰れてしまうので無抵抗で外に引きずり出された。 「あ~やっぱりな。」 「こぼね~」 「餌の比率的にお前の方が当りを引くと思ってたんだけどな~」 「こぼね(え?)」 「あたりさん?」 「おお!留守中のお前らの餌の中に一粒だけゆっくり用興奮剤・レイパー薬が入ってたんだ!」 ゆっくり用興奮剤・レイパー薬とは一粒飲むとレイパーのようにすっきりへの欲求を解放してしまう薬である。 本来野良ゆっくり駆除用に開発され、薬を服用したゆっくりが周りのゆっくりをすっきり死にさせるために使用されたのだが、 逆に野良ゆっくりが増える事態になり現在虐待用に売られているのみという魔性の薬である。 当然、そんなものをもられていたとカミングアウトされた2匹の反応は・・・ 「こぼっ!(なんですって!)」 「なんてことするみょん!そのせいでみょんはみょんは・・・」 「あ~でも、なんで胎生妊娠するかな~産まれてくるまでに時間かかるだろうが。」 つんつん 「こぼね!(さわらないで!)」 「この!この!」 お兄さんは必死に体当たりを繰り返すみょんを掴むとゆゆこを下ろし一言 「しゃあない。ちびが産まれてくるまではお前で抜くか!」 「みょ!?」 そう言うなりみょんのあにゃるに指を突っ込む。 「み゛ょーん!」 「さあ、今日はあにゃるを開発してやろう!」 「やめてみょん!やめてみょん!」 「ぐーりぐーり!」 「あ゛ー」 あにゃるに突っ込んだ指をグリグリ動かすお兄さん。 絶叫するみょん。 「プルルル♪プルルル♪」 「ちっ、電話か・・・」 ガチャ 「はいもしもし、●●ですが・・・なんだお袋か、え?何?また、見合いの話!? だから、俺は結婚する気なんてないって!孫の顔が見たいって無茶言うなよ・・・ 最後の親孝行だと思ってってなあ! あ~もううるさい!」 ガチャ 「あ~もう!興が削げた!寝る!」 そう言うと白い部屋のドアを閉めて自室に向かうお兄さんだった。 一方2匹の方はというと 「あにゃるさんがいたいみょん・・・」 「こぼねえ・・・?(だいじょうぶ・・・?)」 みょんにすり寄るゆゆこ。 どうやらみょんに罪は無いということがわかりみょんを心配する余裕が出てきたようだ。 ***************************************************************************************************************************************************** 数日後 「こぼねー!」 「ゆゆこさま、がんばるみょん!」 ゆゆこが出産に挑んでいる。 「こぼねー!」 ポン! 白い髪の赤ゆっくり、赤みょんがクッションの上に落ちた。 「みょーん!おちびちゃんゆっくりしていくみょん!」 「こぼね~(おちびちゃん、ゆっくりしていってね。)」 「みょ、みょ、ちーんみょ!」 「え?!」 横で見学してたお兄さんが驚愕の声を上げる。 「なにみょん?おちびちゃんになにかもんくでもあるみょん?」 「いや、お前みょん語タイプなのになんで卑猥語タイプが産まれてくるんだ?」 「べにめずらしくないみょん!みょんのおとーさんはひわいごたいぷだったみょん!」 「へ~。そういうものなのか。まあいいか。」 「ところでこいつを見てくれ・・・どう思う?」 「うまれたばかりのおちびちゃんになにをみせるみょん!はやくしまうみょん!」 「たんちょーほーきぇーちーんぴょ♪」 「なんだと!?」 「ちがうみょん!ただのなきごえみょん!そうだよねおちびちゃん!おにいさんのおちんちんちいさくないみょんね!?」 お兄さんのたただならぬ殺気を感じ取り必死で取り成そうとするみょん・・・ それに対する赤みょんの答えは・・・ 「・・・おちんちん!」 「ブチ!」 卑猥語みょんの男性器サイズの表現 小← はぁ・・・ おちんちん ぺにーす びっぐまらぁ! ばびろんたわー! →大 「ほらほらどうだ!お父さんのはくろうけんの味は!」 「ぢーんびょ~!」 この家にみょんが来ていたときに所持していたはくろうけんとかいう枝を赤みょんのまむまむにねじ込みグリグリ動かす。 足元にゆゆこやみょんが体当たりを止めさせようとしているがこの程度でお兄さんの怒りはおさまらない・・・ 「こぼね~!(おにいさんやめてあげてね!おちびちゃんいやがってるわ!)」 「やめるみょん!おちびんちゃんにわるぎはないみょん!」 「悪気は無いって心の底からそう思ってるってことだろうが!」 「どーちぇー!へんちゃい!ろしゅちゅぷりぇい!」 「・・・ほう、そうか・・・」 「みょ?」 ***************************************************************************************************************************************************** 翌日 あの後、お兄さんはにやにや笑いながらみょん達を白い部屋に残して準備を始めていた。 嫌な予感しかしない・・・ みょんとゆゆこ、おちびちゃんはそれぞれマジックミラー式透明な箱(中から外のみ見える)に入れられ、それを大型バックに詰められどこかに連れて行かれる。 「くらいみょん・・・」 「こぼね・・・?(どこにつれてかれるのかしら・・・?」 「みょ?ばっくさんがあくみょん!」 バックから透明な箱が取り出される。 そこはゆゆことおちびちゃんは初めてみる場所でみょんにとってはなじみ深い懐かしい場所・・・ 「こぼにぇ・・・(ここは・・・)」 「みょんがすんでた、かせんじきさん?」 そう、ここはおにいさんの家の裏手にある河川敷でみょんはお兄さんの家に来る前までここで暮らしていたのだ。 みょんが郷愁にふけっている横でバッグから何か大きな袋を取り出すお兄さん。 「お~い!こっち来いよ~!あまあまやるぞ~!」 「ゆ?あまあま!」 「あまあまほしいいんだぜ!」 「はやくちょうだいね!たくさんでいいよ!」 お兄さんはゆっくりフードをまきゆっくり達を集めていく。 お兄さんの周りに2,30匹はゆっくりが集まってきた。 「そろそろいいか・・・」 おもむろにお兄さんはみょんを取り出しゆっくり達に見えるように持ち上げる。 「ゆ?みょんだ!ひさしぶり!どこいってたの?」 「さがしたんだぜ!」 「ひとこともいわずにいなくなるなんてとかいはじゃないわ~」 「むきゅう、まあ、みつかったんだからいいじゃない。」 「みょん・・・みんなみょんのことをそんなにしんぱいしてくれて「ズム!」み゛ょ?」 再開を喜ぶ間もなくみょんのあにゃるにお兄さんの御柱が突き込まれる。 「わぎゃらないよー!どうしておにいさんはみょんのあにゃるさんにおちんちんをいれてるのー!?」 「やめるんだぜ!みょんをはなすんだぜ!」 ゆっくりたちがお兄さんの足に体当たりをするがお構いなく続けるお兄さん。 「みょんはぼくの飼いゆっくりになったんだよ!君たちが普段なりなりたいと言っている飼いゆっくりが普段何をなにをやってるのか特別に見せてあげてるんじゃないか!」 「「「「「「ゆ!?」」」」」」 「やめてほしいみょん!はずかしいみょん!」 「ゆわぁ・・・飼いゆっくりさんはあんなことをしてるんだぜ・・・」 「えれえれえれ・・・」 「みんなそんなにまじまじみないでほしいみょん!はずかしいみょん!」 「う、はあ・・・」 「ドピュ」 みょんのあにゃるの中に熱い液体が注ぎ込まれた・・・ 「ゆ、ゆぐ・・・」 「みょん・・・」 「さあ、つぎはゆゆこだ!」 「・・・ゆえ!?」 バッグからゆゆこを取り出すお兄さん。 が、 「ゆゆこだー!」 「え!?お前らちょっと待て!」 ゆゆこの姿を見たとたんクモの子を散らすように逃げるゆっくり達。 当たり前である。 ゆゆこは捕食種で他のゆっくりの天敵だ。 ライオンの前でのんびりしているシマウマがいないようにゆっくり達もゆっくりせずに逃走した。 「あ~あ逃げちゃった・・・」 「こぼにぇ~(たすかったわ・・・ )」 がっくりと肩を落としたお兄さんは2匹をバッグにしまいとぼとぼと家路についた。 ***************************************************************************************************************************************************** 「こ、こぼねー!(く、くるしいわ!)」 「ちーんぴょ!」 「ゆ、狭いみょん!」 何が起こったのかわからない。 ゆゆことみょんとおちびちゃんとで一緒におうちでゆっくりすやすやしていたはずだ・・・ なのになぜかおうちの中がぎゅうぎゅう詰めになっており、今にも自分もおちびちゃんも潰れそうになっている。 一体どうしたのだろうか? 「こぼねー!(とりあえずおうちからでましょう!)」 「わかったみょん!」 「ちーんぴょ!」 とりあえず一番小さいおちびちゃんがおうちの外に脱出し、次いで入口に近かったゆゆこが外に出た。 「こぼねー(なんかうごいてるけどこれなにかしら?)」 「ゆう、きついみょん!」 「ちーんぴょ!ざーみぇん!びっぎゅまらぁ!」 すぽん! 「ゆう・・・やっと出れたみょん・・・」 「・・・こぼね!?(え、みょん!?)」 「ちーんぴょ!?」 目が点になるゆゆことおちびちゃん。 それもそうだ、本来ゆっくりにあるはずのない胴体と手足がみょんの体についていたのだから。 そう、みょんは胴付きになった! 「ゆゆ?ゆゆこ様、やりましたみょん!みょんは胴付きなりましたみょん!」 「ちーんぴょ!(おとーしゃんやったね!)」 「こぼね・・・(よろこんでいいのかしら・・・?)」 「みょ?」 「こぼねー(あのへんたいおにいさんがどうつきになったみょんなんかみたら・・・)」 「いっぱいすっきりされちゃうみょん!そんなのいやみょん!」 「こぼね?(でしょ?)」 普通の飼いゆっくりなら喜ぶべきことなのだが、現在HENTAIお兄さんに監禁されているということを考えると喜んでいいのか疑問が残る。 ガチャ 「なんだ?騒がしいな?」 「ゆ!?」 みょんを見て固まるお兄さん・・・ 後ずさるみょん・・・ 「みょん・・・おまえ・・・」 「来るなみょん!すっきりはいやみょん!」 「どーして、胴付きになってんだよ~!」 「みょ!?」 膝をつき両手で床を叩くお兄さん。 予想外の反応に戸惑うみょん。 「あの~お兄さん・・・」 「胴付きなんか人間と変わらないだろうが!そりゃあ人間の女よりはマシだけどさあ!」 「・・・」 お兄さんはかなり高レベルのHENTAIだった。 「ふう、助かったみょん・・・」 「まあ、とりあえずゆゆことおちびちゃんに癒してもらうか。」 「は、そうはさせないみょん!」 お兄さんに飛びかかるみょん・・・ だが、 「おらあ!」 「み゛ょーん!」 元ラグビー部のお兄さんに胴付きごときが敵うわけもなく簡単に縛り上げられてしまった。 「お前はそこでゆゆことおちびちゃんの痴態を見学してろ!」 「止めるみょん!ゆゆこ様とおちびちゃんに手を出すなみょん!」 「ふはははは!止めれるものなら止めてみろ!」 部屋の中を逃げ回るゆゆことおちびちゃんをお兄さんが追いかけまわす。 まあ、逃げ切れるわけもなくあっさり捕まってしまう。 「ヴヴヴヴヴ♪」 「ぢーんびょ!」 「ごぼにぇー!」 「止めるみょん!早くそれを外すみょん!」 ピンクローターをまむまむに取り付けられる2匹 振動で簡単に発情してしまうゆっくりの性か次第に顔が上気してくる。 「こぼにぇー!」 「ちーんぴょ!」 「ブシュ!」 2匹のまむまむから砂糖水が放出される。 その瞬間を見計らってゆゆこのまむまむに口をつける。 ゴクゴクと音を鳴らしてゆゆこの愛液をお兄さんは飲んだ。 「ふう、美味かったよ・・・」 「こぼね・・・」 「ゆゆこさま・・・」 ***************************************************************************************************************************************************** 「みょん!ちょっとこっちに来い!」 「みょ?」 なんなんだろう? みょんが胴付きになってからお兄さんはみょんへの興味を無くしていたはずだ。 まあ、あのHENTAIのことだから碌なことではないのだろうが・・・ そう思ってると大きなテレビのある部屋に通された。 「よし、まずこいつを見てくれ。」 リモコンを動かしテレビとビデオを動かす。 画面にニュースが流れ始めた。 「本日のニュースです。1月前、人間とゆっくりの混血児が産まれていたことが××大学病院により発表されました。 両親は父親が人間で母親が胴付きのちぇん種であるということです。 ××大学病院のBB教授によりますと子供は基本的な肉体構造は人間であるとのことですが、猫のような耳や2本の尻尾が生えている等、母親のゆっくりの特徴も見られるとのことです。」 「いや~、しかしこのような事が起きるとは思ってもみませんでしたね。」 「確かに誰も想像できなかったことでしょう。 ゆっくりという生き物は唯一人間と言語コミュニケーションがとれる生物として様々な議論を呼んでまいりましたが、 今回のことも踏まえゆっくりという生き物への考えを根本的に考え直さなくてはならないでしょう。」 「ブツ!」 「まあ、こいうことだ。」 「・・・そんな、ゆっくりと人間さんの間でおちびちゃんができるなんて信じられないみょん!」 「でだ、俺がお前を呼んだ理由はわかるな?」 「分からないみょん!」 驚愕してるみょんに質問を投げかけるお兄さん。 みょんも動揺してるためか少し考えれば分かる回答を即答で分からないと答えた。 「こんなもの見せたんだ考えれば分かるだろ?」 「みょ?・・・はっ!」 「・・・俺の子供を産んでくれ!」 「嫌みょん!」 「そう言うな。女手一つで俺を育ててくれたお袋の望みを叶えたいんだ!」 「知らないみょん!がんばって人間さんの女の人を探すみょん!」 「俺は女が嫌いなの!」 「みょ、そう言えばお兄さん胴付きは嫌だってこの間言ってたみょん!」 「我慢すればいける!」 「我慢してまでしなくていいみょん!」 「ああ、もう!お前に断る権利は無い!」 華麗にルパンダイブを決めみょんに飛びかかるお兄さん。 峰不二子のように美しくよけるみょん。 みょんはそのまま窓に向かって全力で逃げる。 「待て、逃げたらゆゆことおちびがどうなるか分かってるんだろうな!」 「ゆ、ゆゆこ様、おちびちゃん・・・」 立ち止るみょん。 「へ、へ、へ」 下品な笑い声をあげながら迫りくるお兄さん・・・ 「ごめんだみょん!」 「え!?」 「パリーン!」 みょんは窓を割って逃走した。 全裸のまま追撃する。 「嫌みょん!お兄さんの子供なんか産みたくないみょん!」 「待て!ごらー!」 「待てって言われて待つバカはいないみょん!」 「おら!」 「ガシ!」 「みょーん!」 まあ、胴付きが人間から逃げ切れるわけもなく家の裏手の河川敷で簡単に捕まってしまった。 「おらあ!」 「バリ、」 「みょ、」 まずみょんの口を押さえ胸をはだけさせる。 小さいが形の整ったきれいな双丘が姿を現した。 みょんは必死で抵抗を試みるが邪魔だったので両手をみょんの服についていたリボンで後ろ手に縛り上げる。 邪魔が無くなったので小さな胸を乱暴に揉み始める。 「み゛ょ!」 「う~ん、揉み心地はゆゆこのほうがいいな・・・」 「文句言いながら揉まないでほしいみょん!」 「分かった文句言わなきゃいいんだな?」 「そういう問題じゃないみょ!「ぐちゅ!」みょーん!」 片手でみょんの胸をもみもみしながら、口を押さえていた手を離しみょんのパンツの中で滑り込ませる。 少し湿った感触があった。 そこにあった小さな割れ目に指を入れるとみょんの口から声が漏れた。 「入れて。」 「グチュ」 「みょ、いや・・・」 「抜いて」 「グチュ・・・」 「ひゃあ」 「また入れる」 「クチ・・・」 「あ・・・」 「そろそろこれ邪魔だな。」 そう言うとみょんのパンツをスカートごとずり下ろす。 「や、やめるみょん・・・」 「そんなこと言ってお前のあそこはごちょぐちょだぞ。ほらあ!」 「いや、そんなの見せないでほしいみょん!みょ!ほら!あっちでお兄さんたちが見てるみょん!だから止めるみょん!」 「ん?あ、本当だな・・・」 河川敷の上から下校途中の小学生達が興味津々の体でこちらを凝視している。 「ほう・・・そうか・・・」 「ガバァ!」 「何をするみょん!」 にやにや笑いながらみょんの両足を小学生達に向けて広げて見せた。 必死で隠そうとするみょんだが胴付きが多少動いた程度では人間の腕力に敵うわけもなく、両手も縛り上げられていて隠すことができない。 その為、みょんの大切な場所は衆目の下にさらされた。 「止めるみょん!恥ずかしいみょん!」 「何を言ってるんだ。胴付きになる前はまむまむも丸出しだったじゃないか。」 「今は胴体さんがあるんだよ!っていうかお兄さん達もわざわざ近づいてこないでほしいみょん!」 みょんが恥ずかしがっているが、小学生達は興味が不審者への恐怖に勝ったのかみょんのすぐ前に来てまむまむを興味深そうに観察している。 「いいか、このちょんとしてるのがクリトリスっていってな、女の子はここを触られると気持ちいいんだぞ。」 「ツン」 「ハウ!何するみょん!人の体で解説しないでほしいみょん!」 「何言ってんだ?お前は人じゃないだろ?」 「そういう問題じゃないみょん!「ツン」キャウ!お兄さん達も触らないみょん!」 「はあ、はあ、これが女の子の・・・」 「女の子か?「くちゅ」「ヒャウ!」ゆっくりだぞ?」 「まあ、いいんじゃね?「つんつん」「ヒャア!」大して変わんないらしいし。」 「こら、勝手に触るな!」 「すいません。」 「分かればいい。」 口々に勝手な事を言いつつみょんの体をいじりだす。 「3つ穴があるだろ?ここにちんちんを入れるんだ。」 「へえ」 「みょ、止めるみょん。」 「ズブ」 「みょ、あ、あ、あ・・・」 「う、ああ、胴つきもいいなこれ・・・」 「すげー!あんな太いのが入るんだ!」 極太のお兄さんの御柱がみょんの小さなまむまむに押し込まれる。 それを無言のまま凝視する小学生達・・・ ヌチャヌチャと淫猥な音たて出し入れされる御柱。 痙攣しながらも顔を紅葉させるみょん。 どういうわけか胴体が生える前までは感じたことのない感覚が体の中を駆け巡る。 気のせいかみょんのまむまむからねっとりとした液体が流れ出てきている。 「あれ~なんか出てるよ~もしかして感じてるのかな~?」 「本当だ!濡れてきてるぞ!」 「そ、そんなことないみょん!気持ちよくなんかないみょん!」 「じゃあ、もっと早くしていいな。」 「ゆ?み゛ょーん!」 さらにスピードを上げるお兄さんの腰 それに合わせて上下するみょん。 もはや、みょんの顔に精気は無くよだれと涙を流してただ機械的に動き続けるだけになっていた。 「う、出るぞ!」 「ドピュ!」 みょんの体内に熱い液体が注ぎ込まれる・・・ だが、みょんはもはや反応しなかった。 「へえ、ちょっと外に出てくるんだ・・・」 「こうなるんだ。」 「おーい。一発やったくらいで意識飛ばすなー」 「ピーポーピーポー」 「ん?」 パトカーがサイレンを鳴らしながら河川敷の上の道路に停車し、警察官が数人こちらに向かってきた。 「ガチャ」 手錠をはめられるお兄さん。 「ちょっと待て!こいつはゆっくりだ!強姦罪にはならないぞ!」 「公然わいせつ罪だ。何か反論はあるかね?」 「いえ、何もないです・・・」 お兄さんは逮捕され警察署へ連行された。 ***************************************************************************************************************************************************** 数ヵ月後 「こぼねー♪」 「ちーんぽ!」 山間の自然が色濃く残る小さな村、 そこにある一軒の家の広大な庭をゆゆことすっかり大きくなり成体になった子みょんが跳ねている。 ここはお兄さんの実家 あの後、お兄さんはおばあちゃんに平手打ちを食らいみょん、ゆゆこ一家はおばあちゃんに引き取られたのだ。 縁側に座り2匹が楽しそうに遊んでいるのをほほえましそうに眺めているおばあちゃんとみょん。 その腕の中には白い髪をした赤ん坊が抱かれていた。 ~おまけ~ 登場ゆっくり図鑑 ゆゆこ ピンクの髪をした通常のゆっくりよりも二回り大型の捕食種に分類されるゆっくり。 多種のゆっくりを強力な吸い込みにより口の中に放り込み食べてしまう。 その食欲はすさまじくドスクラスの大型ゆっくりを除けばゆっくり全種の中で最もたくさんの餌を食べる大食らいのゆっくり 多種のゆっくりからはピンクの悪魔と称されている。 ただし、なぜかみょん種とゆかり種だけは襲わない。 桜まんじゅう みょん 六種類いる通常種と呼ばれるゆっくりの一種。 白髪に黒いリボンが特徴。枝を「はくろうけん」と称し剣術のようなものを扱うことが得意な為、通常種の中では最強とも言われている。 語尾に「みょん」をつけるみょん語タイプと「ちーんぽ」等の卑猥な言葉で話す卑猥語タイプがいる。 時折ゆゆこ種に主従のように仕えるみょんも現れる。 中身はホワイトチョコ ~END~ リクエストいただいた方大変長らくお待たせしました。 今まで書いたもの anko3042 れいむとおちびちゃんとミステリー anko3064 お兄さんとゆうかにゃんとパンケーキ anko3115 僕と秘密基地とねこのおんがえし anko3164 ぱちゅりーとこあくまとひみつ anko3188 群れとつむりと変なゆっくり anko3722「ちぇんと魔法使いとねこのおんがえし」 anko3804「ちぇんと魔法使いとねこのおんがえし」修正版
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・このSSには独自設定が多数あります ・ほとんど虐待らしいことをしてない考察SSです ・愛でられるゆっくりが多数でます ・色々とパロディした部分があります ・これを書いたのはHENTAIあきです!いつものおまけがありますのでHENTAIが苦手な方は注意してください ・それでもいいというひとはゆっくりよんでね!!! ゆっくりがペットとして飼われるようになると共に普及されたバッジシステム。 保護される証明であり、金バッジ、銀バッジ、銅バッジとそのゆっくりの能力に応じたランク分けがされている。 しかしこのバッジシステム、実は絶対というほどでなく案外いい加減なものだ。 それぞれのゆっくりを扱う業者や団体によって基準が異なるため、同じバッジであっても雲泥の差が出てくる場合もある。 愛護団体の場合ではあくまでもゆっくりの愛らしさを基準としており、ゆっくりショップでは飼いやすさを基準としている。 その為金バッジを買ったはいいが、いわゆる金ゲスと呼ばれるゆっくりであり一時問題となった。 そんな中であるゆっくりを扱う業者のバッジは業者のみならず、飼い主からも評判の信頼性あるバッジ認定が行われている。 バッジ試験でもその信頼性は評価が高く、今日もまた多くのゆっくりが試験を挑んでいるのだ。 さほど広くもない部屋にバッジのついていない多くのゆっくりがそれぞれゆっくりしていた。 ここは銅バッジ試験を行う試験室であり、このゆっくり達は銅バッジを得るためにここに来ているのだ。 思う存分ゆっくりしている中でドアが開き、二人の人間が部屋に入ってきた。 「ようこそゆっくり達よ、これから銅バッジ試験を開始する・・・!」 「これからえーき達が言うことに答えてくれれば良いんだぞ。」 入ってきたのは高級なスーツを着た壮年の男と、胴付きのゆっくりえーきであった。 試験の開始を告げたにも関わらず、部屋にいるゆっくりは未だゆっくりを続けている。 あるゆっくりはお歌と言う雑音をまき散らしており、あるゆっくりは床にうんうんをして部屋を汚している。 ここにいるのはほとんどしつけやマナーを知らない、ほぼ野生や野良と同じゆっくり。 そんなゆっくりが人間の話など聞くわけがない。 「やっとどれいがきたよ!はやくかわいいれいむにあまあまをもってきてね!たくさんでいいよ!」 あるれいむは入ってきた男とえーきを見るなり、いきなり奴隷発言である。 だが男はそんなれいむを無視して、ゆっくりにはお決まりの挨拶をする。 「ゆっくりしていってね・・・!」 「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」 本能に刻まれた言葉に、部屋にいたほぼすべてのゆっくりが返事を返した。 男とえーきはそれを何度か繰り返すと、それぞれのゆっくりに付けられている数字の書かれたバッジを確認する。 「36番以外すべて合格だ、さっさと部屋から出て行け。」 あっさりと合格発表をする男に、ゆっくり達はそれぞれ大喜びだ。 「やったよ!ねんがんのバッジゆっくりになれたよ!」 「これでれいむたちはかいゆっくりだね!じじいはさっさとあまあまをもってきてね!」 「どうじでおちびちゃんがごうかくしてないのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」 唯一落とされたゆっくりの親なのか、れいむは男に文句を言って不満を口に出してきた。 騒ぎ立てるゆっくり達に、男は小さいが迫力のある声でこう言う。 「Fuck You!ぶち殺すぞ・・・ゴミめら・・・!」 男の声にそれまで騒いでいたゆっくりはすべて声を失い、男に注目をする。 「お前らは勘違いしている、お前らはあくまでも銅バッジになれただけだ! 銅バッジとはゆっくりが、ようやく生きていることを証明されたに過ぎない証。 ただそれだけで何を調子づいている、お前らは知性も品性もないただ健康な体で、ようやく生き餌になれたに過ぎん。」 銅バッジを持つゆっくりはあくまでも個人が所有を示すだけと言ってもいいほどのレベルのバッジだ。 その為ゆっくりショップでの銅バッジゆっくりは、もっぱら虐待用か捕食種の餌といった目的のために置かれている。 中には銅バッジに珍しい当たりもいるが、それはほぼ稀なことでしかない。 「そんな銅バッジ試験の最低限にも合格出来ないのがそこにいる出来そこないだ・・・!」 男が指さしたのは一匹の赤まりさであった。 赤まりさの目は焦点が合っておらず、しーしーと涎を床に垂れ流している。 「ゆぴぃ!ゆぴぴ!」 「分かったか?あくまで銅バッジで求められるのは健康であることだけだ!それが分かったらさっさと出て行け!」 男が言い終わると部屋に袋を持った男たちが次々と入り、無造作にゆっくりを袋へと詰めていく。 「いたいよ!もっとていねいにもってね!」 「まりさはバッジゆっくりなんだぜ!こんなことしてただですむとおもってるのかだぜ!」 「せまいいいいいいいいいいいいいい!どうしてごうかくしたのにゆっくりできないのおおおおおおおおおお!」 「この赤まりさはどうします?」 「潰してゴミ箱行きだな。」 入ってきた男たちはゆっくりショップの店員達である。 ショップで生まれた中でも期待出来ないゆっくりを集め、最低限の品質を証明するため試験に挑ませたのだ。 すべてを袋に詰め終えると、ショップの店長が男に礼を言う。 「ありがとうございました、やはり足りないゆっくりじゃ銅バッジも無理ですか。」 「我がてゐっあいは信頼が第一、銅バッジを示すには最低でも健康であることが条件です。後日バッジを送りますので。」 てゐっあいは近年ゆっくり業界に現れた新興企業だ。 徹底した品質管理と厳しいバッジ基準が評判で、すでに多くの加工所も経営するようになった企業である。 てゐっあいのバッジは星型であり、飼いゆがこの星を無くすとはすなわちそれは捨てられるか潰されるかのどちらかだ。 「では私たちはこれで失礼します。これからもどうか末永くお付き合いのほどをお願いします。」 深々と頭を下げると、ゆっくりショップの店員達は袋を持って部屋から出て行った。 机と椅子を準備しながら、男はさきほどのゆっくりについてえーきに話しかける。 「どうだえーき?さっきの中に当たりはいると思うか?」 「皆黒なんだぞ!どうして皆善行をしないでいるのか不思議なんだぞ!」 頬を膨らませながらえーきは怒りながら次の試験の為に、机と椅子をきっちりと揃える。 えーき種は物事をきっちりとすることを好み、善行と呼ばれる他者をゆっくりさせる為の行為をゆっくりに諭すことをする。 そんなえーきのお飾りに付いているバッジは輝く金バッジだ。 「所詮あれが今のゆっくりだ、えーきのようなゆっくりの方が今では珍しいのだよ。」 「何だか悲しいんだぞ、本当は皆誰かをゆっくりさせないといけないのに。」 そんなえーきを男は慰めるように頭は優しく撫でてやった。 見た目ではそうは思えないが、実はこの男はゆっくりを愛でることを好む。 自身の飼いゆであり金バッジでもあるえーきを試験管の助手としててゐっあいに雇うように苦労もしている。 「ありがとうなんだぞ、だけどお尻を触るのは黒なんだぞ!」 男の伸びた手を持っている悔悟の棒でぴしゃりと叩くえーき。 この男本来はてゐっあいの幹部だったのだが、てゐっあい会長の飼いゆにHENTAIな条件である遊びを行っていた。 それが会長のばれて逆鱗に触れてしまい、このような閑職へと飛ばされてしまったのだ。 誠意ある土下座でクビは免れここに飛ばされたが、本人は意外とこの職を気に入っている。 準備も終わり次は銀バッジ試験が始まろうとしていた。 銀バッジを持つゆっくりは、ようやくペットとして認められるようになったゆっくりだ。 ゆっくりのモラルやルールだけでなく、人間社会のモラルとルールを理解してそれに適応できる様になったものだ。 所有の概念、子供を作ることで負担が増加すること、人間との力関係など様々なことを理解しなければならない。 特に文字や数字に対する認識を理解することが難関であり、ここで躓くゆっくりも多数いる。 「ではぱちゅりー、まずはこの単語を読んでもらう。」 「むきゅ!それはぱちゅりーとかいてあるわ!いみはぱちゅのことね。」 男の持っているフリップに書かれた文字を、銅バッジを付けたぱちゅりーが読みあげる。 次々と出題される問いに答えるぱちゅりー、男の横でえーきがすらすらと採点していき書類に書き込んでいく。 「では次だ、ここに書かれているゆっくりは何匹いる?」 「れいむが6ひき、まりさが4ひき、ありすが9ひき、ぜんぶで19ひきいるわ!」 「正解だ、元野良にしては随分賢いようだな。」 ゆっくりショップからこのぱちゅりーの経歴を知っている男は、少し驚きながらぱちゅりーを称賛する。 テストがすべて終わり、次に男はぱちゅりーに質問をしていく。 「ぱちゅりー、君が外に歩いていると野良にお家に連れて行ってくれと言われた、この場合君はどうする?」 「ぱちゅものらがつらいのはしってるけど、おうちはにんげんさんのものだからかってにつれていけないわ。」 少し悩みながらも、きちんと家が誰の者かを理解してぱちゅりーはきっぱりと答える。 あくまで飼いゆは人間に飼われている物であり、それを理解せずに飼い主の家を自分の物と勘違いするゆっくりも多い。 これを理解していないようなゆっくりは、飼い主を自分の同居人であるように考えている。 その為勝手に野良を家に連れて帰り、飼い主が帰ると散らかされた部屋を見るという破目になりやすい。 「番と一緒にすーりすーりをしていたらそのまますっきりーしてしまいおちびちゃんが出来た、飼い主に君は何て言う?」 「ごめんなさいってあやまるわ!おちびちゃんができたら、きっとにんげんさんはかりでたいへんになるから。」 これまた飼いゆっくりによくある、勝手に子供を作ってしまった場合だ。 これが普通のゆっくりであれば子供はゆっくり出来るものだから、人間もゆっくり出来ると考えるだろう。 しかし飼いゆっくりは普通のゆっくりではいけない。 人間のどう思うかを考えないようであれば飼いゆっくりとして失格である。 「なるほど、では最後に君は飼い主に最初に何と言いたい?」 「ゆっくりしていってね!!!」 「よく分かった、ではこれで試験は終わりだ。」 手元のブザーを鳴らすと、係りの人間がぱちゅりーを抱えて部屋を出ていく。 ぱちゅりーが部屋を出ていくのを確認して、男とえーきは試験結果について話し合う。 「文句のつけようがないぱちゅりーだな、相変わらずあの男の連れてくる野良には当たりが多い。」 「そうなんだぞ!あのぱちゅりーは白なんだぞ!」 結果はもちろん合格だ。 男が再びブザーを鳴らすと、部屋に胴付きのまりさがお辞儀をして入ってくる。 「失礼するんだ、します。」 「ようこそまりさ君、これで何度目の金バッジの挑戦だろうな。」 このまりさ、今まで何度も金バッジ試験に挑んでいるのだがことごとなく落ちている。 もはや何度目の顔合わせになるのか、男はまりさを知り合いのように気さくに話しかける。 「学科の方は中々良い結果だったぞ、後はいつもどうりこの面接ですべてが決まる。」 「まりさはたくさんお勉強したからとうぜんなんだぜ!」 「口を慎みたまえまりさ君、そういうことは合格が決定してからだ。」 ついいつものだぜ口調で話してしまうまりさを、男を軽くたしなめる。 金バッジ試験では銀バッジとは違い、漢字の読み書きや計算問題の試験を受けなければならない。 金バッジとなれば買い物や労働も人間と同じように行えるため、必要な知識が銀バッジと比べて一気に跳ね上がってくる。 その為野生や野良として育ったゆっくりのほとんどが人間のルールに戸惑い理解できず、銀バッジ止まりとなってしまう。 「散歩をしていると地面に財布が落ちていた、辺りに人もおらずまりさ君はどうするかな?」 「すぐにこうばんさんに届けるよ!」 ごく当り前のようことだが、これがゆっくりでは少し事情が変わってくる。 基本的にゆっくりの所有権は周りに持ち主がいるかいないかだ。 周りに誰もおらず自身がその所有を宣言すればそれは自分の物と言う風に考えており、お家宣言がその代表的である。 ことさらゆっくりが自身の行動を口に出すのは、権利を周りに主張する意味合いがあるのではとする学説もある。 いくつかの質問を終えて、男はまりさを見て溜息を吐く。 「やはりほぼ合格に近いが、やはりまだ足りないな。」 「どうしてなんだぜ!?まりさはいっしょうけんめいにお勉強したんだぜ!」 これまでの厳しいお兄さんとの試験勉強を思い出し、つい口答えをしてしまうまりさ。 「Fuck You!言葉道理にするぞ・・・まりさ・・・!」 「そんなこと言っちゃ駄目なんだぞ!だけど確かにまだまりさは金バッジには相応しくないんだぞ。」 男を注意して、えーきが何故まりさが金バッジに合格出来ないのかを説明し始める。 金バッジとなればゆっくりとあまり関わりの無い人間とも触れ合うことが多くなってくる。 その時にゆっくり特有の喋り方では中々会話が難しいことになってしまう。 金バッジゆっくりとはペットではあるが、それと同時に人間の良きパートナーの役割が求められるのだ。 「だからまりさの話し方じゃ、まだ人間さんに伝わりにくいんだぞ。 もう少し飼い主さんとお話しして人間さんみたいにならないと駄目なんだぞ。」 「まりさはゆっくりなんだぜ!まりさがゆっくりだからお兄さんはゆっくりできるんだぜ!」 「我々てゐっあいの定める金バッジの条件の一つは人間と同じように喋れるゆっくりだ。 残念だがその話し方を矯正しないかぎり金バッジとは認めない。」 そう言うと男は手で部屋から出ていくようにまりさに伝え、次の試験ゆっくりの書類に目を通し始めた。 「なっとくできないんだぜ!まりさはゆっくりなんだからにんげんさんみたいにならなくていいんだぜ!」 「・・・黒服、すぐにまりさを部屋から退出させろ。」 ブザーを鳴らして係りの人間を呼び、喚くまりさを強制退出させる。 申し訳なさそうになりながらも、男とえーきは次のゆっくりを部屋へと招き入れた。 すべての試験が終わり部屋には男とえーきだけが残っている。 しかしこれまで男の隣に座っていたえーきは、試験を受けるゆっくりの椅子に座り男と対峙している。 「ではこれよりプラチナバッジ試験を始める、準備はいいかなえーき君。」 「準備は万全なんだぞ!」 プラチナバッジとは金バッジの上のランクであり、これを取得したゆっくりは全国でもごく僅かである。 プラチナバッジを取得したゆっくりはほぼ人間と同じ扱いを受けることとなり、様々な権利や義務が発生することになる。 その性質上ほとんどのプラチナバッジの取得ゆっくりは胴付きだ。 「分かっているとは思うが、例え私の飼いゆっくりであっても私は公正な判断をするつもりだ。」 「もちろんなんだぞ!試験はそうじゃないと黒なんだぞ!」 もちろんプラチナバッジは男一人の決定で合格するほど甘くはない。 男の報告を元にてゐっあいの上層部が会議で全会一致の上で、国に申請して認められるとようやく合格するのだ。 「これまでえーき君には様々なテストを受けてもらいその能力はこちらもほぼ認めている。」 「えーきは最後に何をすれば良いんだぞ?」 「質問に答えるだけで良い、それはえーき君に子供が出来た場合だ。」 あまりに初歩的な問いにえーきは逆に面喰ってしまう。 こんなことは銀バッジで質問されるようなことであり、何かあるのではないかと深読みする。 「質問なんだぞ。」 「質問には一切お答えは出来ない、と言いたいところだが何だねえーき君?」 「そのおちびちゃんは人間さんに許可を貰ったのかだぞ?」 男はえーきの質問に手早く答えた。 「許可はされていない、しかしその子供はえーき君の愛しい相手の子供であり決して無理やり出来たのではない。」 「ならえーきはおちびちゃんを諦めるしかないんだぞ、おちびちゃんは可愛くても人間さんの許可がないと駄目なんだぞ!」 えーきがはっきりと答えると、男は次の質問を投げかけた。 「ではえーき君はプラチナバッジになればどのような仕事をしたい?」 「えーきは人間さんをゆっくりさせられるお仕事がしたいんだぞ!人間さんをゆっくりさせられるのが一番なんだぞ。」 多くのゆっくり愛好家が望むであろう答えをえーきは本心から考えていた。 おそらくほとんどの者が合格だと思うだろう。 「飼いゆっくりとして実にすばらしい答えだよえーき君。」 「じゃあ合格なんだぞ!」 「よって失格だ・・・残念だったな。」 期待に溢れたえーきに対して、男はあっさりと失格の旨を告げる。 試験は終わりと男は立ち上がり帰宅の準備を始めだすが、それにえーきが待ったをかけた。 「待ってほしいんだぞ!どうしてえーきは失格になっちゃたんだぞ!」 「失格は失格なんだよえーき、今日の仕事は終わったのだから早く家に帰ろうじゃないか。」 「納得できないんだぞ!誤魔化さないで理由は教えてほしんだぞ!」 食い下がらないえーきに、男はどうしたものかと思案顔だ。 その時男に電流走る・・・! 「成程・・・では食事をしながらその理由を話そうじゃないか。良い店を知っているんだ。」 男がえーきを連れて来たのは何処にでもある中華料理店であった。 だが一つだけ変わっている所があった。 「メイ!二番テーブルに麻婆と炒飯持って行ってくれ!」 「じゃおーん。」 人間の様な体つきの胴付きめーりんが、ギリギリまでスリットの入ったチャイナドレスを着てウェイトレスをしているのだ。 手なれた手つきで料理を運び、愛想良く笑顔を振りまきながら店の中を動き回っている。 その頭に被っているお飾りにはプラチナバッジが輝いていた。 「相変わらずめーりんはよく働くな、おまけにこんなにべっぴんさんなんだからな。」 「じゃお!じゃお~ん!」 尻を触ってきた手を軽く抓りながらも、めーりんは常連客にウィンクをしながらまた厨房へと戻っていく。 ほどなくしてお冷を持って男とえーきの席に注文を取りに来る。 「じゃお?」 「私はこの竜巻魚翅をお願いしようか。」 「じゃあえーきはパンダさんが好きだから大魔術熊猫豆腐が良いぞ!」 注文を終えると、男はえーきに今回のプラチナバッジ試験失格の理由について話し始めた。 「まずえーきはプラチナバッジゆっくりとはどんな存在だと思う?」 「金バッジゆっくりよりも人間さんをゆっくりさせられるゆっくりなんだぞ!」 「その時点ですでに失格だ、プラチナバッジを得たゆっくりはもはやゆっくりとは扱われないのだ。」 プラチナバッジを取得すると、まず飼い主は役所に出生届を提出しなければならない。 この時にプラチナバッジゆっくりは戸籍を手に入れて、ほぼ人間と同じ扱いを法律上受けることになるのだ。 今のところゆっくりの寿命のことを考えて、二十年経った時にどうするかはまだ決まっていない。 「ここで働いているめーりんが子供が出来た時にどうすると聞かれて何て答えたと思う。」 「・・・分かんないんだぞ。」 「実に泣かせる答えだ、どんなことがあっても子供を産むと言ったのだ。」 しかしそれでは飼い主に反対された時にどうするのだとえーきは考える。 飼いゆっくりは決して人間に、特に飼い主には逆らわないように教育を受けるのだ。 「胴付きのゆっくりがにんっしんすることはあまり確認されていないが、相手が同じゆっくりとは限らん。 これは一部の者にしか知らされていないが、実はゆっくりと人間とのハーフが何組か確認されているのだよ。」 これにはさすがにえーきも驚いて目を白黒させてしまう。 生まれてくる子供ははたして人間なのかゆっくりなのかとえーきの混乱した頭に浮かび上がってくる。 「まあゆっくりを飼っていたらいつの間にか子持ちとなるのだ。育児の問題も出てくるがそれよりも金銭的負担だ。 そんな中で親となったゆっくりが働くときにただ人間をゆっくりさせる為だけに働くと言うのも困りものなのだよ。」 そう言うと男は働くめーりんに視線を向けて話し続ける。 「今のところあのめーりんは子供は出来ていないがそれでもこうして働いている。」 「すごいめーりんなんだぞ、えーきはそんなこと全然考えられなかったんだぞ。」 「まあ金バッジゆっくりでも十分なのだからそこまで落ち込まなくても良いだろう。」 「じゃおおおおおおおおん。」 話がちょうど終わった所で、めーりんが注文の品を席に運んできた。 めーりんが働いているだけでなく、ここの料理は天下一品と評判であり二人は心おきなく料理を楽しんだ。 食事を終えて家への帰り道男は空を見上げて独り言のように呟く。 「Love You。今日は月が綺麗だな・・・えーき。」 「何か言ったんだぞ?今日はお月さまなんて出てないんだぞ?」 「何でもない、さっさと帰るとしよう。」 星ひとつ見えない夜に男とえーきはゆっくりと暗い道を歩き家へと帰っていく。 おまけ めーりん夜のお仕事 「へぇ~中国ちゃんは中華料理店でも働いてるんだ。」 「じゃお!じゃおじゃおおん!」 「ううそこそこ、こんど俺も行ってみようかな。」 「じゃお!?じゃおーん!」 「中国ちゃんの肉まんが!駄目だもう・・・ぬふぅ!」 ここは日々の生活で色々と溜まった物を綺麗に洗い落すゆっくり風呂。 ここでめーりんは中国と言う源氏名で働いており、店の人気ゆっくりである。 いつか愛しいお兄さんとの結婚を夢見て日々労働で汗を流しているのだ。 中華料理店が繁盛した理由はこうしためーりんの宣伝もあるのだった。 後書き ゲスゆうかにゃんがBADENDで終わった悲しみから何とかセーフにする方法を考えた、後悔はしていない。 でもバッジ試験受けなきゃ結局あのままで意味がないから困る。 実際こうなったら相当法律が改正されそうですがゆっくりSSということでご勘弁ください。 wikiで読んだゆっくりハーフで親のきめえ丸が風俗で働く描写は悲しみと感動とちょっとばかり興奮を覚えましたよ。 銀バッジと金バッジの違いを漢字を使って表現していましたが、金バッジになると人間に近い話し方が出来るとしてみました。 次回はライダーパロディでりぐるを書いてみようかと思案中のHENTAIあきでした。 最近書いたもの anko1434 みょんな一日 anko1450 ゆっくりが泣く部屋 anko1471 春?冬? anko1491 ゆっくり院 anko1509 妬ましい anko1519 ゆっくりトラブルを解決するよ! anko1550 胴付きの謎 anko1605 胴付きパーティー anko1647 ゲスゆうか anko1663 しゃめい丸ですがもみじが最近おかしいです anko1670 ゆっくりが受け入れられた世界 anko1703 俺とドスと不思議なおちびちゃん anko1751 ある姉妹の話 anko1774 どうしてこうなった!? 追伸 感想掲示板で単独作品用の場所が出来たようなので試しに使ってみます。 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13856/1276439394/
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『ひとりぼっちのまりさ』 7KB 観察 小ネタ 不運 野良ゆ 赤ゆ 都会 現代 思いつき小ネタです 道路の片隅に落ちた、柔らかな一つの塊。 それが全身を震わせ、精一杯の産声を上げる。 無音。 答えるものは居ない、ぐるりと辺りを見渡すと、遠くから微かな明かりが漏れていた。 彼女の名前はまりさ、生まれた時から所有している情報が、それを教えてくれた。 しかしまりさには、それ以外は何も無かった。 都会のビルの隙間で産み落とされたまりさの親は、 明かりの届かないそこでまりさは気づくことが出来なかったが、既に息絶えていた。 まりさは頭の中にぼんやりと浮かぶ”ゆっくり”を求めて明かりの方へ、ゆっくりと進んでいった。 しばらく進むと、そこは繁華街の中心だった。 キラキラとしたネオンが輝き、人々は笑顔でそれぞれの歩みを進めている。 足元にいる、子供の手のひらにも乗ってしまうようなちっぽけなまりさの存在など、誰も気づきもしなかった。 まりさははじめて見る生き物に感動し、大きな声で挨拶をした。 ゆっくりしていってね! しかし誰も気にしない、小さなまりさの声など、はるか遠くにある人間達の耳には届かなかったのだ。 ふと、小さな子供がまりさを見つけて、楽しそうに指で指し示す。 まりさもそれに気づいて笑顔を返したが、その子の親がすぐにそれを制して、子供の手を引いてどこかに歩いていってしまう。 まりさは一人ぼっちだった。 季節は冬、空気は冷たく乾燥している、それに地面もすっかり冷えていて、まりさの体を徐々に冷やしていく。 それでもまりさは、小さな体を元気一杯に動かして駆け回った。 人間の足に踏み潰されないように道の端を進んでいると、わき道ににこにことした顔のゆっくりの親子が居た。 母親れいむと父親まりさ、という一般的な番、それに二匹の子供であろうちいさなれいむとまりさが一匹ずつの、極ありふれたゆっくりの家族だ。 まりさは自分の同族を見つけ、大喜びで近づいていった。 近づくまりさに気づいた子ゆっくり2匹が、笑顔になって近づこうとした。 しかし両者の間に母親れいむが近づき、まりさのことを、もみあげを使って弾き飛ばした。 地面に転がされ、まりさは一瞬何が起こったのか理解できなかったが、視界の端で親れいむが何か大声早口でまくし立てているのが目に入った。 それを父親まりさが困った顔でなだめている。 子供達は突然怒り狂うれいむを恐れ、泣き出してしまう。 れいむは、まりさが孤児だということをいち早く察し、これから厳しい越冬に入るというのに、 万一にもまりさが家族に入り養う頭数が増えてしまうという事態になることを恐れたのだ。 過剰反応とも取れるこの行動、しかし街野良として生き延びていくためには、甘さ故の判断が後々死につながることも、十分にありえる。 だが、まだ小さなまりさにはれいむの怒りを理解出来なかった。 まりさは涙を堪えながらその場を後にした。 ゆっくりとは、何だろうか。 まりさは一人で這いずりながら考えた。 生まれた時、自分の名前と、”ゆっくりしたい”という欲求だけが自分の中にあったのを覚えている。 声の出し方も、話す言葉の意味も、少しだけだけど簡単なことははじめからわかっていた。 けれどゆっくりしたことの無いまりさは、ゆっくりすることの意味がわからなかった。 あの親子の居たところから少し進んだところに、一軒のキラキラとしたイルミネーションに包まれた綺麗な店があった。 その軒先に、さっきあの怖いれいむのそばにいて、止めてくれた親まりさに似たまりさが居た。 まりさには見分けが付かなかったけれど、それはその店のディスプレイとして置いてある置物の人形だった。 まりさはさっき起こった怖い記憶を拭い、それに近づき、挨拶をする。 挨拶は返ってこなかったが、拒まれることも無かった。 置物はただキリッとした凛々しい顔を、店の前を行く人々の方に向けている。 置物の正面に対峙したまりさは、店のガラスに映る自分の姿が映っているのを見つけた。 ガラスのそばにより、のーびのーびしたり、おさげを振って確かめる、それに合わせてガラスに映ったまりさの姿も、同じように動く。 それを見てまりさは、初めて自分の外見を知った。 そしてさっきの家族の親まりさ、子まりさや、置物のまりさと自分が似ていることに気づいた。 生れ落ちてから数時間、誰も優しくしてくれなかったが、この人は自分を拒まない、一緒に居ても許される。 まりさはそう感じ、置物にそっと寄り添った。 置物は外気に晒され、ひんやりと冷たかったが、じっとしているとまりさのぬくもりが移り、接しているところが少しずつ温かみを帯びていった。 まりさのおなかがきゅうと小さな音を立てた。 けれどまりさは自ら食事を取ることをしたことが無かったし、それに今はこの場所を離れたくなかった。 目を閉じ、体の力を抜いて、ぼんやりとする。 この体を優しく包み込む暖かな気持ち、これが”ゆっくり”。 まりさは自分の中でそう結論づけた。 今までゆっくり出来なかったけれど、今やっと、ゆっくりすることが出来た。 まりさはその喜びに打ち震えた。 まりさは思った、この人にまりさのお母さんになってもらおう。 今日は疲れたから、ゆっくりして、明日お母さんにいろんなことを教えてもらおう。 ふと、無音。 行き交う人々が一斉に足を止め、頭上を見上げた。 わあ!雪だ! 誰とも無く声が上がる。 その声にまりさは目を開け、体を持ち上げて夜空を仰いだ。 イルミネーションの光を反射して、キラキラとした白い塊が、ふわふわと音も無く降って来る。 それは小さなまりさにとって、生まれてはじめて見る夢のような美しい光景だった。 気温は一段と下がり、小さなまりさの体から徐々に熱を奪っていく。 けれどまりさはそんなことも気にせず、その光景にすっかり目を奪われていた。 ねぇおかーさん、あのきらきらさんはなんていうの? とってもきれいだね、まりさはじめてみたよ、きらきらさんはゆっくりできるね。 ねぇおかーさん、まりさいまとってもゆっくりしてるよ、おかーさんもゆっくりしてる? これからずっといっしょだよね、ずっといっしょにゆっくりしよーね。 ゆゆぅ…まりさなんだかねむたくなってきちゃったよ… まりさはもう一度”おかーさん”に体をこすりつけ、ゆっくりと目を閉じた。 もう返ってくるぬくもりも無い、ひんやりとした冷たさがまりさを包み込む。 ふと、イルミネーションの明かりが消えた。 行きかう人も今は見る影も無い。 少しずつ確実に、小さなまりさは冬の冷たさに体力を奪われていった。 けれどまりさはそれに気づかない。 寒さも、空腹も、ゆっくりしているまりさには無意味だった。 しんしんと、静かに雪が積もっていく。 温もりも冷たさも、喜びも悲しみも、白い世界が全てを塗りつぶす。 誰にも知られること無く、一つの命の短すぎる一生が幕を閉じた。 終わり ----------------------------------------- 二週間以上も間が空いてしまったのでふでならしに短めのを書いてみました。 ネタ帳にはこういうような短いお話がちらほらたまってたりはするのですが 時間が無いのと、あこがれの続きを書かなければいけないのでこれからも投稿ペースは若干落ちてしまいそうです… お仕事、医者に行って、またお仕事、やっと病院に行くのがすんだかと思ったらこんどは風邪 連勤続いて、せっかく貰った2連休も、結局風邪で寝込んでなーんにも出来ませんでした。 なんだかうまくいかないことが続いて滅入ってしまいます… お仕事さんも風邪さんも、ついでに時間さんも、もっとゆっくりしてね… ばや汁でした。 いつも多数のご意見ご感想ありがとうございます! この作品へのご意見ご感想も、どうぞお気軽にお寄せください。 個人用感想スレ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1278473059/ 今までの作品 anko1748 かみさま anko1830-1831 とくべつ anko1837 ぼくのかわいいれいむちゃん anko1847 しろくろ anko1869 ぬくもり anko1896 いぢめて anko1906 どうぐ・おかえし anko1911 さくや・いぢめて おまけ anko1915 ゆなほ anko1939 たなばた anko1943 わけあり anko1959 続ゆなほ anko1965 わたしは anko1983 はこ anko2001 でぃーおー anko2007 ゆんりつせん anko2023 あるむれ anko2068 おしかけ anko2110 とおりま anko2111 おもちゃ anko2112 ぼくとペット anko2223 まちかどで anko2241 かいゆ anko2304 ぼうけん anko2332 とかいは anko2349 たたかい anko2369 ゆっくぢ anko2413 せんたく anko2427 ぶろてん anko2489 あこがれ 前編 餡小話では消されてしまった作品も多数ありますので、過去作を読みたいと思っていただけた方は ふたば ゆっくりいじめSS保管庫ミラー-ばや汁ページ- http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/395.html をご活用ください。
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『かーびゆんゆんっ!』 9KB 愛で 考証 現代 創作亜種 独自設定 自然ってスゴイよね かび+愛で 新種ゆっくり注意 愛ででいいのかなあ かーびゆんゆんっ! 本来なら仕事が終われば自宅へ直帰、そうでなくとも軽く一杯引っ掛けて帰るというのが俺のいつもの生活だった。それが今は自宅とは逆の方向へと、ぽつぽつと歩いているのだ。 「かびまんじゅう拾ったったった!」 という物凄いハイテンションな電話を受け取りさえしなければ、今頃は自宅だったであろう。 無視を決め込むにも電話を取らないところから始めなければいけなかった。取ってしまえば最後、放置しておいても「YOU何してるの? もう実験始まってるよ?」という例のテンションで電話がしつこくかかってくるのでいかざるを得ない。 そもそもかびまんじゅうとはなんだろうか。俺と奴のつながりはゆっくりだ。きっと『ゆかび』関連だろう。 俺はいつもしかめっ面でいるせいでそう思われることはないが、割とまっとうな愛で派だ。面倒なので飼いゆっくりはいないが、公園の善良なるゆっくりと戯れる休日は仕事の疲れを忘れさせる。 対して例のやつは愛で派でも虐派でもない。山に出かけては天然のゆっくりを捕まえて菓子屋や加工所に卸すマタギである。血も涙もない、とよく愛で派から蔑まれているが、例のハイテンションで狩りを行う様を見ていると本当に血も涙も無い気がしてくる。 俺とやつとの出会いは山で出会ったゆっくりを目の前でかっさらっていったやつを見た時だった。ゆ虐家と勘違いした俺に対し、里山とゆっくりの関係や間引きにおける自然界への影響を懇切丁寧に解説してくれたやつと、いつしか友人のような関係になったのである。 さて、俺のような愛で派や虐派に限らず、飼いゆっくりがいるだけの家庭ですらも知られている不治の病、それが『ゆかび』だ。 普通の、菓子の方の饅頭には取りつかないが、生きているゆっくりにはつき、凄まじい感染力をもって接触した全てのゆっくりに根を生やす。そして体内の水分を抜き取り、非ゆっくり症に酷似した運動障害と激痛をもたらし死に至らしめる恐ろしい病である。人間の専門医でも早期のゆっくりに対して切除手術をするだけに留まり、自然のゆっくりであれば患者を見捨てて群れを移動するしか無いとまで言われている。 そんな恐ろしい『ゆかび』を、俺が愛で派であることを知りながら見に来いというのは、喧嘩を売っているといっても過言ではない。 どんな言葉で文句を言ってやろうか。そんなことを考えながら歩いて行くと、この熱帯夜だというのにやつは自宅の玄関の前で俺を待っていた。何分待っていたのだろう。汗でぐっしょりである。 「おー、わが友。ささ、入って入って」 取り巻く暑さなどどこ吹く風と招き入れるやつに、呆れ半分申し訳なさ半分で何も言う気はしなかった。 実験室と表札が下がっている部屋に入ると、その部屋の中央にピラルクでも飼うような水槽が置いてあった。ゆっくりを飼うためであるので、当然水は入っておらず、代わりに土や岩、小さな木や雑草が敷き詰められている。愛で派でもないのにこの手の掛けようは普通に感心するところである。中央の水槽の他にも一回り小さな水槽が二、三個あり、薬棚や実験机などが整然と部屋に並べてある。マタギという前評判が無ければ、学者と言っても遜色ない凝りようである。 水槽内には一見してゆっくりが見当たらなかったが、よく見るといくつか緑のもさもさした塊が転がっていた。大きさはハンドボールくらい。子ゆっくりだろうか。 「これか?」 「そ、これが僕の拾った『かびゆんゆん』」 「かび……なんだって?」 誰がどう見たって、ただのかびた饅頭である。気でも違ったんじゃないかと思ったが、よくよく観察してみるとわずかに動いている、気がする。非ゆっくり症患者のように「ゆっ、ゆっ、ゆっ」と叫びながら跳ねまわっているわけではない。単純に考えて衰弱しきって死ぬ寸前だと思われる。 「この死にかけのかびゆを見せるために電話してきたのか?」 「や、これでも健康そのものなんだよ」 「嘘つけ。こんだけもっさもさで震えるだけなのに、健康なわけあるか」 「全然動かないのは『かびゆんゆん』の特徴の一つなんだ。彼ら、この状態でもう三ヶ月は過ごしてるよ」 冗談きつい台詞である。『ゆかび』は一部に取り憑いただけでも命に関わると言われている。こんなどこが目だかわからないようなかびの生え方では生きている方がおかしい。 「これはね、『ゆかび』じゃないんだ。僕が山奥で見つけてきた新種のかびなんだよ」 「ほほう」 「ゆっくりと見事に共生した貴重な種でね。僕が見つけたコロニーなんてもうもっさもさのもっさもさだったよ」 目を輝かせて語るさまは、まさにいつものやつである。とりあえず正常だろう。 それにしてもゆっくりを狩るだけならそんな奥地に行く意味はない。探検家の真似事でもしているのだろうか。もしかすると人間に何代も出会っていない純粋なゆっくりとかを依頼されたのかもしれない。ペット用としても貴重だろうし、聞くところによると人に触れる機会が少ないほど中身がおいしいのだとか。できれば前者であってほしいものである。 ふと身を翻したやつが薬棚から取り出したのは半生の干ししいたけだった。小さく割いて緑の塊の前に置いてやると、匂いが分かるのか、普通のゆっくりよりも更にゆっくりとしいたけに向かって動き出した。そしてどうやって当たりをつけたのかしいたけの目の前までやってくると、かびにカモフラージュされた口をぱかりと開け、綺麗な赤色の舌を伸ばしてしいたけを口へしまいこんだ。そのままゆっくりと身動きする。 「むーーしゃ、むーーしゃ……しあわせえ」 蚊の鳴くような声だったが、確かにゆっくりの声だった。老ゆっくりのような酷く間延びした口調で、こんなにかびだらけなのに不思議と幸せらしい声の響きだ。 それにしても拾ったという割には小さすぎである。子ゆっくりばかり拾ってきたという可能性もあるが、三ヶ月ここで過ごしているということはもう少し大きくてもいいはずだ。と考えると、健常なゆっくりに感染させたという可能性が大きい。 「もしかしてこいつ、テラリウムゆっくりか?」 一昔前、水槽で飼うために小さく品種改良されたゆっくりが出回った。子ゆっくりの大きさで成長が止まるため、管理がしやすいというのが売り文句であった。動きが鈍く、運動をそれほど好まない性格であるあたり、このかびゆっくりと似ている。 「いや、これは捕まえてきた奴そのままだよ。こっちは――と別の水槽を指さして――第二世代」 「え、繁殖も出来るのか」 「植物型妊娠しかしないけどね。小さい理由はかびに栄養を吸われるのと、水分も吸われて皮が硬くなってるせいらしいよ」 なるほど。皮が硬ければ自然と難産になってしまうだろうし、激しい運動が必要な動物型妊娠もこの分では難しいだろう。 「すりすりして繁殖するんだけどさ。普通のでも十分くらい掛かるのに、もうこの動きだからさ。たっぷり三時間は掛かるんだ」 「まさか全部見てたのか」 「うん、徹夜しちゃった」 生粋の変人である。 ふと思いついたが、もしかするとこのゆっくりたちがすりすり型の繁殖しか行わないのは、別の理由も考えられそうだ。 「なあ、かびとか寄生虫とかでさ、宿主の精神を支配する種があるじゃないか。こいつらもそういうたぐいの操作を受けているってことはないのか? すりすりが長いのは相手にかびを確実にすりこむため、とかさ」 「あー、あるかもねえ。小さい分、中枢餡と患部が近いし、かびがゆっくりに順応してるならそういうこともあり得るよね。でも少なくとも君の推測の一部は確実に否定できる」 「なんだよ」 「大問題として、健常なゆっくりがすりすりを出来る距離によってきてくれるだろうか」 「……だな」 「でも食べたり遊んだりっていう活発なことにゆっくりを見出す彼らにしては、日がな一日ぼーっとしているだけでゆっくり出来る状態ってのはかなり異常なことだよね。確かに少なからず精神に影響は出ているのかも」 疫学では殺傷力の高いウイルスや最近は負け組だとする意見がある。感染性のある生物の理想は、できるだけ長い潜伏期間を確保し、できるだけ現実的な方法で健常者に感染することだそうだ。そういう点では恐ろしい死に様や即効性の高い致死症状が特徴的なゆかびは、健常なゆっくりを遠ざけてしまうという理由で負け組の筆頭といえるだろう。 皮が厚くなるということは水や怪我への耐性も付くだろうし、これだけかびだらけでは野生動物や捕食種からも狙われにくいだろう。種として弱すぎるゆっくりをこれだけ助けてやって見返りが繁殖だけとは太っ腹な共生生物もいたものである。 「少なくとも人間は媒介しないみたいだから安心していいと思うよ。指でこそげとって移すなんてことをしない限り、他の健常なゆっくりと触れ合っても媒介はしなかったよ。一ヶ月くらい試験したからばっちり」 「そりゃ良かった」 ちゃんと俺のことも気遣っていてくれたと聞いて、結局言おうとしていた文句はどこかへいってしまった。最初は勢いのまま人を困らせる厄介なやつだが、冷静になってきたときにアフターケアをしてくれる厄介なやつでもある。ようするに終始厄介なのである。 「僕これからね、山向こうの加工所にこれ持って行こうと思うんだ。新種のゆっくりなら高く買い取ってくれそうでしょ。コロニーの情報とかで出し渋れば結構搾り取れるかも。それとかびゆんゆんは繁殖に成功すると、かなり大きくなるまで赤ゆっくりを茎から切り離さないんだ。それは宿主が小さすぎると死ぬ可能性が高いかららしい。逆に言えば生きたこのかびを家の周りに撒いておけば豆ゆっくりやりぐるん対策になるかもしれない。うん、なんだか高く売れそうな気がしてきた」 そしてこういう計算高いところがやつの長所である。まあでもゆっくりマタギなんてやって、それなりに利益を出している以上は商売のセンスはあるのであろう。いちサラリーマンの俺がどうこう言う筋合いでは無さそうだ。 やつは言いたいことを言うと、部屋の隅にあった透明な箱に手近なかびゆっくりを放り込み、それを抱えて着の身着のまま外へ繰り出した。 「おい、まさか今から行くのか? 受付時間過ぎてるだろ」 「今から行かないと明日の朝の受付時間に間に合わないじゃない。一番乗りって好きなんだよ」 んじゃね、と軽く挨拶すると、奴はそのままぺたんぺたんとつっかけの足音を響かせながら夜の闇へ消えていった。 「いや、朝一のバス使えよ……」 後日聞いた話によると、やつが持っていった加工所で未曾有のバイゆハザードが起き、大問題となったそうだ。やつの元へはとんでもない額の損害請求書が来たらしいが、それは職員が勝手に、それも不用意にサンプルを取ろうとしたのが原因で起きた人災であり、僕のせいじゃないとか反論して、目下のところ係争中らしい。やつは暇人だし、なんだかお金もあるようなので裁判で困ることもなさそうだ、とひとごとのように思う。 やつが運搬に使用したのが奇しくも加工所製のなんだかよくわからない理由で完全密封できる透明な箱であったのが不幸中の幸いである。そうでなければこの街のアイドルである、二十頭の金バッヂ予定れいむがあの緑の塊になっていたことは想像に難くない。 不幸中の不幸があるとすれば、件の騒動によって授与が遅れている二十頭のための金バッヂがまたも延期になったことだろうか。あのぺらぺらしたレシートみたいな紙を付けたまま今日も行進をしている彼女らを見ると、まったく人騒がせなやつだ、とやつのことを思うのであった。 おしまい 特定のゆっくりが出てこないのもいいよね ゆかび+愛では難しかったです つぎはヒャッハー+愛で、むーしゃむーしゃしあわせー+愛で、あたり 過去作: anko3922 バッヂさん以外はゆっくりできない anko3944 にちようだいくさんはゆっくりできるよ!
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『虐待15年目終編1』 15KB 虐待 制裁 前回よりはマイルド 虐待15年目 終編1 たくっさんのかんっそうありがちょうにぇ!! 愛でるとか破廉恥なこととかは私には理解できないので、他の作家さんが頑張ればいいと思います。 とにかく糞饅頭が殺したくてたまらん。 それだけです。 「やめでえええええぇぇぇぇぇ!!!い”だい”に”ゃ”あ”あ”あ”げごびゅぶびゅぶぶぶ!!!」 「誰がやめるかよ!!カスが!!死ね!くたばれ!!」 「だずげげげげげげえ”ん”え”げばばああ”!!!」 中庭の糞まりさの群れを掃除していたところに突如乱入してきたこのゆうかにゃん。 俺はそいつを木に逆さ吊りにして、顔面に木の枝を刺し続けている。 目玉は両方共とっくに枯れ枝の束に取って代わっており、今やっているのは口の中に17本目を突き刺している真っ最中だ。 後頭部やら頭頂部からはバカガキの癖毛みたいな木の枝が飛び出している。 中枢餡は避けて刺し、顔面がちぎれない様に気をつけながら、口内に一本また一本と木の枝を突っ込んでいく。 グチャグチャになっている上顎の内側からは、台風の後のドブのように蜂蜜が駄々漏れになっている。 「ぎびび!!がばべば!!えっぎぎぎぎぎ!!ぎぴょぴょぴょぴいいいぃぃぃ!!!」 「あっ!!やっちまった・・・・。」 ちょっと余所見をしてしまったせいか、18本目を中枢餡にブッ刺してしまった。 糞猫饅頭の正中線を貫いた枝はまっすぐ綺麗に頭頂部から突き出ている。 もうちょっと楽しんでから豪快に殺そうと思ったのに、寝かせすぎて腐ってしまったようだ。 俺はこいつを蹴り飛ばして殺そうと、足を軽く開いて構える。 その時である、タイミングがいいのか悪いのかわからないのだが、ある意味ゆっくり以上に胸糞悪い歌声が聞こえてきた。 『エリ~ザベ~~ト♪聞けておく~れ~♪君が~恋しい~♪ゆ虐したい~♪』 ヅカのスター気取りのドヤ顔を決めた虹黒がそこにいた。 奴はエントランスホールの大階段を過剰な身振りをしながら降りてくる。 虹黒は餡子まみれのゴルフクラブ肩に担いでおり、もう片手には一匹の子まりさが握られていた。 奴はそいつをゴムまりのように弄びながら、殺すタイミングを決めかねているようだった。 「やめちぇにえええぇ!!ころしゃ・・・にゃ!!まりちゃちゅぶれれれげげっげべびゅぶびゅ!!じゅびゅれびゅぶぶぶ!!!」 そして一階に着くと同時に糞ゲロを握りつぶした。 子まりさの両目は餡子をお供にしてはじけ飛び、握り締められた虹黒の拳の上に黒いゴキブリ帽子が鎮座している。 ゴミ以下のそれを投げ捨てた虹黒はおもむろに口を開く。 『どうよ?”大自然の小さな群れ”はよ?』 「まあまあだったぜ、そういうお前はどうよ?」 俺の問いかけに答えたのは満面の笑顔だった。 『アツかったぜ!!なんつーかさ、ムカついてムカついて!!もう1000匹ぐらい殺してー気分だぜ!!!』 「んじゃ、これやるか?」 俺は木の枝まみれの糞猫を虹黒に見せる。 中枢餡を貫いてしまったためか、さっきからこいつは足りないゆうかにゃん(笑)になっている。 「ぎゃぴぴぴぴ!!!えぺぴっぴ!!ぴぎゅぱっぽぴーーー!!めへぽぬめほぴぽぷーーーー!!!」 『なんだこりゃ?こんなの殺りがいねーよ、死んどけ(ブジュジョバッ!!!!)』 「ぷびばああああぁぁぁぁ!!!!」 ゴルフクラブが一閃し、逆さ吊りにされている糞猫の頭部が爆散する。 蜂蜜まみれの木の枝が辺りに飛び散るのと同時に、虹黒は二発目を残った胴体にぶちかました。 『はいはい、ゆっくりゆっくり(ベベジャアッ!!)』 「・・・・・・・!ゆっ・・・!ゆひいいいぃぃぃぃぃぃ!!あああぁぁぁ!!ゆっ・・ゆあああああああ!!!!』 「『ああ?!」』 ちぎれ飛んだ糞猫の胸部が着陸した中庭の隅の辺りから声が聞こえた。 どうやら殺りもらしがあったらしい。 そこに向かって見ると、清掃用具入れの扉が開きっぱなしになっており、 中には胴付きまりさ、胴付き子まりさ、成体まりさ4匹が隠れていた。 そして扉の前の側溝の穴に足をはまらせてもがいているのが、これまた胴付き子まりさだ。 「「「「ああああああぁぁぁ!!!やべでええぇ!!ぼういやだああぁぁぁ!!ごろざないでごろざないでごろざないでごろざないで ごろざだいべごおざばいべごおざざいえごrzええべで!!!!!」」」」 「「ひぃぃっ・・・!!やっ・・・!!ぎっ・・ぴっ!!ぴいいいいいいいぃぃぃぃぃぃ!!!!」」 「まりさのあんよざあああぁぁん!!ゆっぐりじないでぬげでねええぇぇぇ!!いやじゃ!!いあじゃ!!いyjえば!! だれがばりざをdうzげっ・・!!げひいいいいいぃぃぃぃ!!!!」 7匹はもう目の焦点が合っておらず、言葉にならない命乞いをし続けている。 俺たちが目の前までやってくるのを見て、ドブの蓋に足がはまっているバカは、 もう足がちぎれんばかりに上体を滅茶苦茶に動かし始めた。 虹黒はニヤリと笑って足を高く振り上げると、垂直に真上からその下痢ゴミまりさを踏みつけた。 「えぐげっばばあああああああぁぁぁぁぁ!!!!!」 体長40センチほどの生ゴミが一瞬にして体長5センチになった。 四方へと餡子がスプリンクラーのように飛び散り、両手両足は滅茶苦茶な方向にひしゃげた黄色い雑巾が突然そこに現れたのである。 胴付き子まりさの死に様に、残りの生き残りの糞饅頭共は一斉に言葉を失う。 1匹の例外なく顔面が二倍になるほどに大口を開け放ち、下あごがゴミ虫の触覚さながらに震えている。 俺が漫画家ならフキダシを付けてやりたいくらいだ。 (まりさたちはしにたいでーーーーーす☆) ってな具合に。 『抜けねーんだったら突っ込んでみろってーの!!』 虹黒は雑巾になった子まりさの死体を更に上から踏みつけ、側溝の穴に蹴り捨て始めた。 足でその辺に散らばっている胴付き子まりさだったものを、かき集めてはグチャグチャに踏みにじる。。 土が混ざった汚らしい餡子が次々と穴の中へと落とされ、ボトボトだのビチャビチャという音を立てている。 最後にひしゃげた手足を突っ込んだ後には、胴付き子まりさが存在していた形跡など完全に消え去っていた。 『ゆっくちしないでぬけてねー??バカか?死ねよ!!消えろっての!!あーーー、ウゼー!!!』 完全に虹黒はスイッチが入ってしまったようだ。 俺?俺もまだまだいけるぜ。うん。 「どうやって殺んの?」 こいつらは殺すことを前提で話を進める。 涙、鼻汁、涎、小便。 こいつらの足元には、こいつらが出したものが作った汚水の水溜りが出来ている。 6匹全ゆんの両目は限界まで見開かれ、餌をもらうコイのように口をひたすら開け閉めすることに終始している。 そして、顎に手をあてて考えていた虹黒がこいつらのさいごのおしごとを思いついたらしく、指を鳴らして宣言した。 『フードファイトだ。』 ************************************************ 「うぶばああぁぁぁ!!おぼええええぇぇぇ!!!いやだあああぁぁぁ!!やべでえぇ!!んぼぼおおおぉぉぉ!!!」 「ゴォッ!ゴォッ!ゴォッ!ゴォッ!ゴォッ!!よおおおーーーーーし!!次いくぞ次ーーーーー!!」 「いやだいやだいやだいやだ!!やべでだずげでぼういやだあああぁぁぁぁ!!!あぶぼおおおおおぉぉぉ・・・っ!!」 『ガハハハハハハ!!食えよ!!食えって!!うまいだろーーが!!わはははは!!』 すっかり日も暮れ始め、夕日がまぶしくなってきたというのに、俺たちは休みなしに虐待の限りをつくしている。 今俺たちがなにをしているかというと、中庭の生き残りの胴付きまりさ、胴付き子まりさ、4匹の成体まりさ。 奴らの処刑をやっているところだ。 昼飯を食って一服してから俺たちは奴らを正面玄関ロビーまで連れてきた。 そして他の清掃アルバイトの奴から適当に何匹かれいむやらありすやらをもらい、4匹の成体まりさを妊娠させまくっている。 「い”や”だあああぁぁぁぁ!!!ぼうあがじゃんうびだぐな”い”い”ぃぃ!!」 「ばりずあああぁぁぁぁ!!ごべんね”え”え”え”ぇ”ぇ”!!!」 「「ずっぎりい”い”い”い”ぃ”ぃ”!!!!」」 そして出来た赤ゆっくりやら、午前中に殺したゆっくりの死体を胴付き子まりさに食わせているのである。 ゲロチビの口から喉の奥までホースを突っ込み、反対側にはビニール袋がついている。 後はそのビニール袋に入れたゲロッカスを絞るだけの簡単なお仕事である。 「「「「まりちゃちゅぶれりゅぎゅぶびゅぶゆびゅ!!!!」」」」 「ん”ごぼおおおおぉぉぉ!!!やべべ!!えぐぼおおおぉぉぉ!!!」 袋を絞るたびに胴付き子まりさの腹が膨らんでいく。 口の周りからは逆流した餡子がこびりつき、中には赤ゆっくりのかざりや目玉が混じっているのが見える。 虹黒は延々と成体ゆっくりを交尾させ続け、赤ゆっくりが生えた茎を即座に引き抜いて俺に渡してくる。 「やべでやべでやべで!!ばりざのあがじゃん”!!ゆっぐりじだまりざのあがじゃあああぁぁんん!!」 『黙れっつーーーの!!殺すぞ!!(ブチブチブチ)』 虹黒がまりさの額に生えている茎を4本ほどまとめて引き抜く。 「ぎゅぐべあああぁぁぁ!!!いだい”い”い”!!!いばっ・・・!!いばっ・・・!!ぎぴぴいいいぃぃぃぃ!!!」 すると茎の下の饅頭皮と中身の餡子もろとも引き抜いてしまったようだ。 まりさの額がごっそり無くなり、中枢餡が体外にはみ出ているのがみえる。 「い”ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”!!!ゆ”ん”ゆ”ん”ゆ”ゆ”ぎゆ”!!!」 まりさが痙攣をし始める。 こうなってしまってはもう助からない。まあ、俺たちにあった時点で死ぬのは決定事項だったが。 「ゆあ”あ”---!!まりさあああぁぁぁ!!じっかり!!じっかりじでええぇぇぇ!!じんじゃだめええぇぇぇ!!! ゆっぐり、ゆっぐりじでいっでねええぇぇぇ!!!!」 まりさにファックしているれいむが叫びだす。 すると、それを見た虹黒の何かが切れた音が聞こえた。 (ビキィ!!!!) 『てめえのファックがもの足んねえからこうなってんだろうが!!!!カスゲロ糞マ○コ饅頭がアアァァァ!!!!!」 ブチ切れた虹黒は瀕死のまりさもろともれいむに渾身のパンチを繰り出す。 まりさの顔面の左側が陥没と消滅を同時に行い、れいむの口元が床のコンクリートと一体化した。 「「い”ぶぶん”ゆぼえ”っばあ”あ”あ”あ”!!!!」」 餡子が飛び散る暇すら与えないほどの強烈なパンチは2匹を即死させていた。 もったいねーー。 おさまりがついていないらしい虹黒は拳の先にはりついているゴミを拾い上げると、 俺がさっきから下痢便を食わせ続けている胴付き子まりさの口の中に突っ込んだ。 「ん”ん”え”げ”え”え”え”!!!ぼうばいらな・・・い”!!ばりざの・・おな・・が!!ん”ん”ぶびいぃぃぃ!!!」 胴付き子まりさの全身は今にもはちきれそうである。 口から吐き戻されてもつまらんので、俺はこいつの喉にさっきから使っている袋を詰めて蓋にする。 水死体のようにブクブクに膨らんだ胴付き子まりさは、軽く針でつついただけでも破裂しそうにな状態だ。 こっからどうやって殺そうかと思案を巡らせていたところ、なんと虹黒はこいつの頭頂部をぼうしごとナタで切り飛ばしたのだ。 『くたばれや!!!』 「おいwwwwwww」 胴付き子まりさの頭頂部が飛行する様子はひどくスローに見えた。 そして次の瞬間・・・・・・。 「ん”-----べばあああああ!!!!(ブジャブジャジャジャ!!!)」 胴付き子まりさの頭部から、まるで間欠泉のように餡子がほとばしり出た。 赤いゴミや黄色い陰毛が混じった餡子は1メートル近いゲロ噴水となって噴き出している。 そして見事なことにこのケツメド饅頭は直立不動をキープしている。 そのシュールな光景に俺たちは腹を抱えて爆笑した。 「うわはははははは!!!なんだよこれ!!んーべばあああーーーーー!だってよ!!がはははは!!!」 『ういひひひひひひ!!ひっ・・!ひっ・・!ひひひひひひ!!!』 「ばべっびぶぶべっぼぼぼ!!!おぶぼおぼぼおお・・・・・・ばびゅえ!!!」 胴付き子まりさはだいたい12~13秒ほど餡子を噴射させた後、燃料を使い果たして床に倒れ込んだ。 うつぶせになったそいつの顔面を掴み上げてみてみる。 「がははははは!!」 『うひひひひ!!ゆひっ・・・!ゆひいいいいぃぃぃぃ!!!』 ペラペラの皮にはすでに両目は無く、射精後のチ○ポのようにだらしなくぶらさがる舌だけが付いていた。 俺たちは散々笑い転げながらその辺を歩き回り、収まりがつかなくなった気持ちを静めるために、 さっきから震え続けている残りのゆっくり共を蹴り殺し始めた。 「にんげんざんっ!!れいぶだぢがなに”をじだっでい”「がははははは!!死ね!!」う”ん”ぶげげげえ”え”え”え”!!!」 俺の蹴りはれいむの産道辺りに命中し、そこから上下に正中線にあたる部分を根こそぎ吹き飛ばした。 後に残ったれいむの死体はおやつのカールを横倒しにしたような物だった。 「やべでぐだざい!!だずげでぐだざい”!!ばりざだじがわ”る”が『悪くねーーから!わはははは!!』だげっぶべえ”え”あ”あ”!!!」 地面に頭をこすりつけながら命乞いするまりさの後頭部を虹黒は一気に踏みつけた。 あなるとまむまむを突き破った大量の餡子が床に広がり、2メートルほど後方まで続いている。 体内のほとんどの餡子だったのだろう、まりさは断末魔の後は身動き一つしなくなった。 「どぼじでごん”なごどずるの”お”お”ぉ”!!ばりざだぢだっでひっじにい”ぎでるだげなんだ「必死に生きるってことは、必死に死ぬって ことだ!!!ぐははははは!!!」よ”お”え”ゆ”げべえ”え”え”ぇ”ぇ”ぇ”!!!!」 顔面をこちらに向けてわなわなと口を動かし、聞き飽きたセリフを投げつけてくるまりさ。 そいつに来週のゆっかー戦への抱負を込めた渾身のシュートを叩き込む。 最高の感触を残してまりさは飛び、入り口のガラス窓に当たった瞬間に爆ぜ、 車のフロントガラスにくっついている鳥の糞(鳥の糞以下だが)のようにしぶとくへばりついている。 「な”んでもじばず!!だがらごろざないで!!ばりざはおじびじゃんだちどしずがにぐらし『そういのもういーから!!とりあえず死ね!! 死んでから地獄で静かに暮らせ!!ゆぴいいいぃぃぃぃ!!!』だえ”ん”ん”べげぼあ”あ”ぁ”ぁ”!!」 頭に赤ゆっくりが実り、胎生妊娠もしているのであろう。一際大きな下痢糞まりさ。 生意気な願望を口走るそれを虹黒は階段の側壁とサンドイッチするように蹴った。 汚らわしく飛び散ったまりさの内容物は側壁のかなり上のほうまで到達し、その頂上には赤ゆっくりが実った茎がくっついていた。 茎についている生まれる前の下痢便は、親が液体になったというのにまだ生きていたが、 虹黒の強烈なパンチがそいつらを親と同じ汚物に変えた。 まだまだゆ虐し足りない俺たちは、中庭の最後の生き残りである胴付きまりさを放り投げていたところに目をやる。 するとその糞内臓饅頭は、手で這って正面入り口の方へと逃げ出そうとしている真っ最中だった。 片足の膝から下を踏み潰しておいたのだが、どうやら無意味だったようだ。 「はあっ!はあっ!いだいい”!!ごわいんだぜええぇぇ!!ばりざはっ!!ばりざはじにだぐないいぃ!!おねえざんやだぢががえっでくるまで ごごを・・・!まもっ・・・!」 入り口の自動ドアまでは後3メートル程である。 だが俺たちはとっくに追いついてこいつを見下ろしている。 『ここまで来たんだからさ、外までは自力で行かせて、んでもって外で殺そーぜ。』 虹黒の言葉に俺はうなずく。 糞饅頭なんぞ1匹残らず殺すのが人間の義務だ。 だがその時、突然自動ドアが開いたのだ。そして外から1つの人影が入ってくるのが見えた・・・! 『「・・・・・・・?・・!!』」 「ゆんやあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」←胴付きまりさ 『ゆっぴぎいいいいいぃぃぃぃぃぃ!!!』←虹黒 「ゆぴっ!!ゆひいいいいいぃいぃい!!!」←俺 二人と一匹の叫び声が周囲にこだまする。 入り口に見えた人影は、上半身裸の全身餡子まみれの男だった。 顔にれいむの顔面の皮を被っており、その上に髪の毛と頭皮がくっついたまりさの帽子を被っている。 それに加え、周囲の皮がついたままのありすのカチューシャをチョーカーのようにつけている。 どうみても変態です。ほんとうにありがとうございました。 そしてその変態はおもむろに口を開いた。 「あっ!にっちゃんじゃん!!どうよ、楽しんでる~?」 合衆国エージェント役が務まりそうなくらいいい声をしている。 変態の癖に。 で、変態ボイスを聞いて合点が言ったらしく、虹黒が聞き返した。 『あっ・・・!ジッさん!!おはよざーす!!』 「うん、おはよう。朝からスッゲー楽しいね。」 こいつがあのジッさんか。 指折りの虐待鬼威惨が住んでいるといわれているこの地域で、目下のところ最狂、最変態といわれている男だ。 うん、確かにこいつはみるからに頭がイカれてそうだ。 そして、その頭のイカれたれいむマスクの口から声がする。 「そこの君がとっちー君?」 どぼじでぞんなごどじっでるのおおおおぉぉぉぉ!? だが一応社会人のマナーとして自己紹介はせねばならない。 「あっ、はい。始めまして双鳩千秋と申します。」 「うん、よろしく。僕は実草正規っていうんだ。ジッさんでいいよ。」 和やかな初対面の挨拶を済ませたところで、虹黒がジッさんにさっきからの疑問をぶつけた。 『あの~?ジッさん?なんすか、その格好・・・・?』 おそるおそる訊ねる虹黒。 するとジッさんは、親に100点の答案用紙を自慢するガキのようにテンションを上げてきた。 30半ばのキチガイ親父だが、聞くところによるとれっきとした官僚らしい。 「ん~~!!これ~?これかい?!よくぞ聞いてくれたってやつだよ。あのね、僕は朝から中央庭園の方に行ってたんだよ。 あー、ちょっと長くなるからみんな座って!!そこのまりさちゃんも一緒に聞いて!」 そういってジッさんは俺と虹黒、胴付きまりさに囲まれる位置に座り、中央庭園での出来事を話し始めた。 終編1 終わり 気にいらないひとはまわれみぎって、いっつーーーーーーも いってるでしょおおおおおぉぉぉ!!!! りきゃいできりゅ?? どうばっじもとれないにんげんさんなのっ??
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『賢いのは……』 8KB 不運 日常模様 野良ゆ 赤ゆ ゲス 現代 うんしー 初投稿です。ジャンルは、何でしょう……? 「おしょらをとんでるみちゃい!」 何時もの公園で何時ものように両親と日向ぼっこをしていた赤れいむは、瞬きの間に浮遊感を得て、重力という力に逆らい己の身を浮かせた。 まさに一瞬の出来事であった。 「ゆ~?」 浮いた直後こそ本能的に叫びはしたものの、そこは餡子脳。突然の出来事に理解が中々、追い付かない。 五秒、十秒、十五秒、そしてきっかり二十秒目にして赤れいむは自身の状況を理解した。 それがゆっくりの理解にして早いかどうかは別として。 「ゆうーーーっ!?」 赤れいむの寒天質の眼に映るのはいつもの硬い地面ではなく、俯瞰という上空から見れる圧倒的な光景だった。 ゆっくりが、人間が、すぃーが、そして自分や両親よりも遥かに大きかった、人間たちが勝手に住み着いているゆっくりプレイス(と赤れいむは思い込んでいる)さえも、 れいむの視界からすれば実ゆっくり程度の大きさでしかなかった。 「ゆわ~っ……」 しばしその圧倒的な光景にうち震える赤れいむ。締まりの無いまむまむからは我知らずしーしーが垂れ流れていた。 白痴の様な表情を浮かべていた赤れいむであったが、唐突にその餡子の詰まった身体に電撃が走った(ような気がした)。 今まで自分よりも大きいという理由だけで威張り散らした他のゆっくりたち。 自分の様な偉大な存在を全くゆっくりさせようともしない愚かな人間やすぃー。 そして高貴な自分が踏んでやっているにも関わらず、感謝も述べないくずめーりん以下の地面。 今までは寛容であったがため、特に何も言いはしなかった。しかし、今は違う。赤れいむはそれらを遥か上から見下ろす存在となっているのだ。 つまり、赤れいむ以下。すなわち、 「れいみゅ、かみしゃまになっちゃんだにぇ!」 赤れいむは悟った。自分は神様になったのだと。 昔(と言ってもほんの数日前だが)、両親が神様の話をしていた事を赤れいむは思い出した。 曰く、『空を飛んでいる、とても偉い、とてもゆっくりしている』のだとか。 赤れいむは自分という存在を振り返った。 赤れいむはとても偉いか?万物の王者である自分なら当然である。 赤れいむはとてもゆっくりしているか?自分以上にゆっくりした存在などいるはずも無く、自然と自分が一番にゆっくりした存在と言える。 そして、赤れいむは空を飛べるだろうか?愚問である。現状が全てを物語っている。 赤れいむの餡子の中で自分が神という偉大な存在にクラスチェンジするのは当然だった。 傍から見れば突っ込み所は多々あるが、赤れいむの辞書の中では自明の理の出来事である。 「ゆゆっ!れいみゅえらくっちぇぎょめんにぇ~!」 そして赤れいむは空の上で自分の尊さを唱えた。 この瞬間から赤れいむは全ての存在の頂点に君臨し、それ以外は全て赤れいむ以下と定められた。 当然、赤れいむの餡子の中の出来事である。 「ゆふん、ようやきゅみんにゃがれいみゅのいだしゃをりきゃいしちゃみちゃいだにぇ。まあとうっじぇん!のこちょだきぇどにぇ! れいみゅはしゅぱるたしゃんだきゃらにぇ!あみゃえはゆるしゃないよ!みんにゃれいみゅに、しぇいっしんしぇいい(誠心誠意)ちゅかえちぇゆっくりしゃしぇちぇね!」 正に天上天下唯我独尊。仏陀も裸足で逃げ出す不遜ぶりである。主に嫌悪で。 「とりあえじゅ、れいみゅのしょっきんをつくるとしゅるよ!あちょ、せいしゃいとめかきぇのしゅっきりー!どりぇいもひちゅようだにぇ! そしちぇ、くっきょうっなしぇんしをいくっしぇいしちぇ、ゆっきゅりにょゆっきゅりによりゅゆっきゅりのちゃめのおうっこくをちゅくりゅんだよ! ゆーっ、きゃみしゃまになるとたぼうっだにぇ!」 赤れいむの餡子の中では着々と自分を頂点とした王国が築かれていた。 そこではありとあらゆるゆっくりたちがゆっくりし、赤れいむを敬っている。 そしてゆっくり以外の種族は例外無くゆっくりたちの奴隷であり、ゆっくりたちのうんうんを食べて生きていかなくてはいかないのだ。 赤れいむは思う。それは何て素晴らしい世界だろうと。 「ゆっ!じぇんはいしょげだにぇ!さっしょくこうっどうにうつしゅよ!しごちょねっしんじぇぎょめんにぇ~!」 そんな世界を創造しようとする自分は何と偉いのだろうとも。 そして赤れいむは『先程から自分を運ぶ』奴隷に命令を下す。 「おい、どりぇい!さいっしょのめいっれいだよ!れいみゅをれいみゅのしょっきんにょちょこりょまではこんじぇね!ゆっきゅりはやきゅでいいよ!」 居丈高に命令する赤れいむ。舌っ足らずな赤ゆ言葉だが、命令する様だけは堂に入っている。 そんな赤れいむの命令に奴隷は何も答えず、代わりに飛ぶ速度を上げ、高度を下げた。 急速に大きくなる視界だったが、自称神である赤れいむには既にそれは取るに足らない存在であり、恐怖の対象ではなかった。 そして赤れいむの視界に一人の人間が映った。 「ゆっ?おい、どりぇい!れいみゅはしょっきんのとこりょにはこべっちぇいっちゃんだよ? どうしちぇ、ばきゃでうんうんいきゃのしょんざいのにんげんのちょころに、こうきっなれいみゅがいかないちょいけないにょ?」 赤れいむは当然、奴隷を叱責する。 しかし、奴隷はやはり赤れいむの話を聞いていないのか人間との距離を近付けるだけだった。 「じょうしちぇれいみゅのいうこちょがきけないにょぉぉぉーっ!?ばきゃなにょ!?しにゅにょ!?」 奴隷へ罵倒するも、当の奴隷は全く言う事を聞かない。 後で制裁だと決心する赤れいむだったが、そこで奴隷の思惑に気付いた。 「もしかしちぇ、どりぇいのかんがえちぇるしょっきんのこうほっちぇ、あにょゆっきゅりしてないにんげん? ゆぷぷっ!しょうだにぇ!どりぇいのひんっしょうなあたみゃじゃ、しょっきんなんちぇいっちぇもおなじどりぇいしかえりゃびぇないよにぇ! れいみゅしちゅねんしちぇたよ!どりぇいじゃれいみゅのかんぎゃえなんてりきゃいできりゅはずなかっちゃね!はいいりょなにょうしゃいぼうでぎょめんにぇ~!」 赤れいむは奴隷の愚かさに呆れはしたものの、側近に人間というのも良いかとも考えた。 確かにゆっくり以下のまるでうんうんの様な存在ではあるが、それなりの力を持っている事は知っている。要は自分が裏で操り、面倒なことは全て人間にやらせればいいのだ。 そしてゆっくりの王国が出来た後は切り捨ててしまえば良い。 何と完璧な計画か。赤れいむはまたも自分の頭脳に酔う(本家の探偵は堪ったものではないだろう)。 あのゆっくりしていなさそうな人間も、赤れいむの計画を聞けばきっと泣いて協力を申し出るだろう。 人間如きでは自分の崇高な理念など完全に理解は出来ないだろうが、今はただ自分の思う通りに動く手駒が欲しかった。 「ゆん!かんっだいなれいみゅはどりぇいのいしをそんっちょうしちぇあげりゅよ!だきゃらゆっきゅりしちぇないじぇあのにんげんのとこりょにはこんじぇにぇ!」 先程とは正反対の事を言っているが、赤れいむは気にしない。自分こそが至高なのだから気にする必要も無いのだ。奴隷も赤れいむの言葉など気にすることはなかった。 そして、人間との距離が直線にして二十メートルを切った時、奴隷は『足から赤れいむを離した』。 赤れいむは落ちていく視界の中、その新たな奴隷候補を捉えた。 そして瞬間、赤れいむの餡子は沸騰した。 「ゆうーーーっ!!!」 再び味わう浮遊感。しかし、そこには先程の高揚感は無く、あるのは純粋な怒りであった。 世界の王者である自分が近付いてやっているというのに、臣下の礼をとるでも跪くでもなく、暢気に歩いているというのが赤れいむの逆鱗に触れたのだ。 人間の癖に……!側近にしてやろうかなどとも思っていたが、今思えば血迷っていたとしか思えない。やはり人間などゆっくりのうんうんを食べるだけの存在で十分だ。 しかし、この人間だけは許せない。この人間を殺し自分の恐ろしさを伝える事で、より支配を強いものにしようと赤れいむは考えた。 全ては赤れいむの創るゆっくりの王国の礎とする為、自身の手を汚すことに躊躇いは無かった。 世界は赤れいむとその他のゆっくりのために在るのだから。 だから赤れいむは自身を弾丸とし、叫んだ。 「ゆっきゅり、しにぇぇぇぇぇーーーっ!!!」 ――べちゃりっ! 生暖かい、まるで泥でもぶつかったかのような音がした。俺の服からだ。 「うおっ、何だ!?ってゆっくりじゃねえか!うわっ、餡子がー!!」 俺の上着にはべったりと餡子が付着していた。ついでに赤いリボンが付いていることからぶつかったのはゆっくりれいむだろう。 しかし問題は誰がゆっくりなぞぶつけたかである。回りを見渡しても人影は無い。 「いったい何処からって、……あっ!」 そう回りに人の影は無かった。代わりに電柱の上、そこに恐らく主犯と思われる存在がいた。 そいつは何も言わずに硝子の様な眼を俺に向けていた。 「畜生っ!昨日のゴミ捨て場の事まだ根に持ってやがったな?」 昨日、ゴミを漁っていた奴らを追い払ったが、その内の一羽だったのだろう。 そいつは俺がゆっくりで汚れたことに満足したのか、「カーッ」と一鳴きして飛んで行ってしまった。 「ゆっくりぶつけるとか、カラスも嫌な知識を身に付けたもんだ……」 餡子でベタつく服を摘まみながらそう呟く。 人間以外の動物は意外とゆっくりを恐れる(人語を話したり、膨らんだりする行動による)ものだが、カラスはいち早くゆっくりが自分たちにとって無害であると気付いた動物だ。 人間がゆっくりを嫌っているのを理解しているのか、こういった風にゆっくりを用いて人間に対して嫌がらせをすることが増えているのだとか。 カラスは賢い。人間という生き物の強さを理解している。 だから自分で考えうる限りの嫌がらせで俺に報復してみせた。 「あ~あ最悪。これちゃんと落ちるよな?」 そう、カラスは非常に賢い生き物。自尊心だけで力の差を理解しようともしない野良ゆっくりなんて比べ物にならない位に、だ。 「ちっ!糞饅頭め、滅びればいいのに……」 だから俺はカラスに向けてではなく、ゆっくりへと呪詛を向けるのだった。 この世からあの無知で脆弱な生物が消えるようにと。 後書き 拙作を読んでいただきありがとうございました。 以前から投稿に興味を持っていたのですが、唐突にアイデアが湧いて来たので勢いで投稿してしまいました。 ですので、何かと粗い部分などがあると思いますが、ご容赦下さい。 最後にもう一度、ありがとうございます。