約 2,463,925 件
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3636.html
『親と子の契約』 17KB 考証 愛情 日常模様 育児 妊娠 家族崩壊 親子喧嘩 同族殺し 野良ゆ 赤ゆ 現代 気ままあき作 生物はなぜ子孫を残すのか? 大昔から議論の尽きない疑問ではあるがまあその理由は様々だ。 種が生き残る為ー 進化する為ー 本能ゆえにー では人間はなぜ子供を産もうとするのか?と聞けばもう少し俗物的な答えが出てくるだろう 子供は可愛いからとかー 自分が年老いた将来に子供がいないと不安だとかー 母親になるのが憧れだったとかー それこそ十人十色、様々な理由があるはずだ。 だがこの世にたった一つの種族だけ。子供を作る理由がすべての個体ぜんぶ一緒で 親と子が「契約」を結んで親子関係を構築する種族がある。 その種族とは……そうゆっくりだ。 「おちびちゃんはゆっくりできるんだよ!」 「ゆゆ~ん!すごくゆっくりしたおちびだよぉぉぉ~~♪ゆっくりうまれていってね!」 とある公園の片隅にあるダンボール箱の中に……頭から茎を生やした野良れいむと野良まりさの番がいた。 茎には赤れいむと赤まりさがそれぞれ一匹づつ実っている。 この2匹はつい数日前にゴミ捨て場でゴミ漁りをしようとした所を「うんっめいっのであい」とやらをして 互いに「ひとめぼれ」をしてさっそく「しんっこんっあつあつさん」な番になり、 その日の夜のうちに「しんっせいっなあいのいとなみ」とやらをしてさっそく子供を作ったのだ。 いかにも刹那的なゆん生を送るゆっくりらしい短絡的思考および行動といえる。 「ゆ~ん!れいむににたおちびちゃん、ゆっくりしているよぉ~♪」 「まりさにのおちびもゆっくりしているのぜ!しょうらいはきっとさいっきょうのかりうどさんになるんだぜ!」 茎に実った赤ゆっくりを見てれいみとまりさがそれぞれ目を細めて幸せに浸っている。 ゆっくりが子供を産む一番の理由とはこれだ。 自分の複製を作るということ。それもゆっくりしている(と本ゆん達だけは思っている)自分の生き写しをだ。 だからおちびちゃんは自分と同じ種で、自分と同じ容姿であればあるほど好ましい。 チェンジリングなどの違うゆっくり種に産まれたおちびちゃんや お飾りがない、もしくはお飾りが欠損しているおちびちゃんが産まれた場合は 多くにおいて親が子供に対して冷淡になり差別や迫害をするようになるのがその証拠だろう。 「……ゆっ?まりさ!おちびちゃんがそろそろうまれそうだよ!」 「わ、わかったのぜ!ゆっくりしないでおぼうしをくきさんのしたにしくのぜ!」 野良まりさがいそいそと自分の黒帽子を茎に実っているおちびちゃんの落下予想地点に置く。 茎の実った赤ゆたちは目を閉じて笑顔でしばらくぷるぷると震えていたが…… 急に両目をカッと開くと生まれて初めてといえる言葉を口から発した。 「きゃわいいれいみゅがゆっくちうまれりゅよ!せかいじゅうのみんにゃでしゅくふきゅしちぇにぇぇっ!!」 「ゆゆ~ん!おちびちゃんがんばってうまれるのぜ!」 「ゆっくちうまれりゅよ!ゆっくちうまれりゅよ!ゆっくち……ゆぴっ!」 せわしなくおさげをぴこぴこ振っていた赤れいみゅが茎から離れ親まりさの帽子の上へ着地した。 柔らかい帽子の上であっても着地の衝撃はかなりのものだったようだ。 しばらく何かに耐えるように震えていたが、やがてキリっとしたドヤ顔を両親に向けると高らかに挨拶をした。 「ゆっくちちていっちぇにぇえっ!」 「ゆゆ~~ん!かわいいかわいい、れいむによくにたとってもゆっくりしているおちびちゃんだよぉぉぉぉっ!!」 「ゆっくちうまれるのじぇ!ゆぷっ!……(キリッ)ゆっくちちていっちぇね!」 「さすがゆうっかんっなまりさのおちびなのぜ!りりしくてゆっくりしたおちびなのぜぇぇ~~~♪」 赤れいみゅに続けて産まれた赤まりちゃも産まれた。 自分が強い所を親に見せつけようという見得からか落下の衝撃をこらえてすぐに挨拶をかます。 そんな赤ゆっくりを見て親達はこれ以上ないほどに褒めちぎって思う存分ゆっくりしまくった。 「れいむのかわいいおちびちゃん!おかあさんとすーりすーりしようね!」 「ちゅーりちゅーりちあわちぇ~♪」 「おとうさんがたかいたかいをしてあげるのぜっ!」 「おしょらとんでるみちゃいなのじぇっ!」 一通りのスキンシップが終わるあと赤ゆたちは当然のごとく空腹を訴えた。 本来ならまっ先に食事させるべきではあるが、 我が子の誕生に親どもが浮かれていたのでつい忘れていたのだ。 「ゆぅぅぅぅっ!おきゃあしゃん!れいみゅおにゃかちゅいたよ!」 「まりしゃもなのじぇ!あみゃあみゃしゃんをむーちゃむーちゃしゃせちぇね!いましゅぐでいいよ!」 「ゆんっれいむうっかりー!してたよ!それじゃさっそくごはんさんにしようね!まりさはくきさんをとってね!」 「わかったのぜ!」 親まりさが親れいむの額に生えた茎を口でぶちっとひっこぬいた。 そのまま茎を口の中に入れてもごもごする。歯で茎を噛み砕いて柔らかくしているのだ。 充分柔らかくなったと親まりさは口の中で確認すると 親まりさは赤ゆたちの前に充分に噛み砕いた唾液まみれでゲル状になっている茎をぺっと吐き出した。 「くきさんをやわらかくしてたべやすくしたのぜ!おなかいっぱいたべておおきくなるんだぜ!」 「ゆわ~~っ!きゃわいいれいみゅがむーちゃむーちゃちゅるよっ!」 「むーちゃむーちゃ!ち、ちあわちぇぇぇぇぇっっ!!」 「ゆふふ!おちびちゃんたちったらすご~~くゆっくりしているよぉ~~♪」 「れいむ……まりさはがんばるのぜ。このゆっくりしたおちびたちをりっぱにそだててみせるのぜ!」 「れいむもがんばってこそだてするよ!まりさ、いっしょにがんばろうね!」 「ゆゆ~ん♪おちょうしゃん!おかあしゃん!きゃわいいれいみゅとまりちゃをゆっくちそだててにぇえ!」 「おちびちゃん!ゆっくりしていってね!」 これがゆっくりにおける親と子の「契約」である。 親は子をゆっくり育てる。子はそのかわいらしさで親をゆっくりさせる。 互いに互いをゆっくりさせるというギブアンドテイクが不思議饅頭ゆっくりにおける親子の絆なのだ。 無論ゆっくりにもそういう損得を別にした親子の絆というのも一応あるにはある。 だがやはり親子関係の根底にあるのは互いにゆっくりさせてもらえるかどうか?という打算である。 だから姉妹といえども自分にとってゆっくりできない不都合な存在ならば容赦なく殺したり危害を加えたりする。 親の子殺しなど珍しくもない。危機的状況に陥るとすぐに家族を見捨てて自分だけ逃げようとするのはその典型だ。 このあたりがまさに人間に家族ごっこと言われる所以といえよう。 「ゆっくりただいまなのぜ……」 「おそいよまりさ!おちびちゃんはさっきからおなかぺーこぺーこなんだよ!はやくごはんさんをだしてね!」 「くじゅおやはぐじゅぐじゅちてにゃいで、しゃっしゃとごはんしゃんをよこちてにぇえ!」 「ゆぅぅ……おちょうしゃん・・…」 ……赤れいみゅと赤まりちゃ誕生から1週間後。 やせ細ってよろよろの親まりさが狩りを終えて巣であるダンボールハウスへと帰ってきた。 帰宅した親まりさを待ってたのは親れいむと赤れいみゅによる罵詈雑言である。 「ゆう……きょうはこれだけしかとってこれなかったよ…」 「はああああああっ!?なにこれぇぇぇぇっ!くささんとむしさんがたったこれっぽっちなのぉぉぉぉっ!? これだけじゃむーしゃむーしゃいっかいでおわっちゃうでしょぉぉぉぉっ!!」 「だ、だってごはんさんなんかいくらさがしてもどこにもないんだぜ!ないものはとりようがないんだぜ?」 「いいわけなんかききたくないよ!まりさはもうちちおやなんだよ!?ちちおやはおいしいごはんさんを いっぱいとってくるのがおしごとでしょぉぉぉっ!」 「ゆ、ゆう……」 「しょうがないから、すくないけどおちびちゃんたちはごはんさんをむーしゃむーしゃしてね! まりさはゆっくりしてないでまたかりにいってね!」 「むーちゃむーちゃ!ちあわちぇぇぇぇっ!これうみぇえ!ぱにぇえええええっ!」 「ゆう……むーちゃむーちゃ……」 「まりさはまたかりにいってくるのぜ……れいむ、おうちのことは」 「いわれなくてもるすはれいむがしっかりまもってるよ!いいからまりさはかりにいってきてね!」 「……」 親れいむに怒鳴られ、よろよろとダンボールハウスを出て再び狩りに向かう親まりさ。 ろくに食事も休息もとってないので過労でブっ倒れる寸前だ。 だが勘違いしないでもらいたい。この親れいむは決してゲスなでいぶというわけではないのだ。 親まりさがとってくる食料があまりにも少なすぎるだけなのである。 だがこの事態は当然といえば当然のこと。 自分が食べていくだけでも大変な野良ゆっくり生活をしている者同士がある日突然つがいになり、 ほとんどなんの蓄えもないのに衝動的に子供を作ったのだから。 加えて赤ゆっくりは成体以上によく食べる。 一日4~5食はたべて、しかも赤ゆの未熟な歯や顎でも食べられる柔らかい食べ物しか受け付けない。 苦くて固い草など論外なのだ。だから味などどうでもいいからとにかく食べられればそれでいいと 手当たり次第に食べられそうな物をとってくるというのはできない。 ただでさえ野良ゆっくりが安定した量と質のごはんさんを毎日とってくるなどまず無理な相談なのだ。 その上さらに赤ゆっくり用のごはんを選別して探さなくてはいけないのだから 狩りにおける親まりさの苦労は並大抵のものではないだろう。 これが賢明な人間の夫婦だったら収入源をきちんと確保し貯金や住居その他も充分に考慮した末に 子供を作る万全の環境を整えてから子作りするはずだ。 子を産む、子供を育てて一人前にするという事は生半可なことではない。 人間の親にとっても人生の半分くらいをかけて行う一大事業である。 ゆっくりは子孫を残すという、ゆん生の重大事項に関してあまり真面目にやってはいないと断言できる。 結局は自分がゆっくりする為におちびちゃんを作るのだから。 上手く一人立ちするまで育ってくれれば儲けもの、ぐらいなどこか遊び半分でやっている感は否めないだろう。 「これだけじゃじぇんじぇんたいにゃいよぉぉぉぉっ!もっともっとごはんしゃんちょうだいにぇ! いっぴゃいでいいよ!」 「ゆっ……まりちゃもたりないんだじぇ……」 「ご、ごめんねおちびちゃんたち!もうすぐまりさがいっぱいごはんさんをとってくるからね! それまでおかあさんがおうたをうたってあげるからゆっくりしようね!ゆゆ~♪ゆっくりのひ~まったりのひ~♪」 「おきゃあしゃんのおうちゃはゆっくちできるんだじぇ!」 「ゆう……しょうがにゃいにぇえ!ききわけのいいれいみゅはゆっくちちゅるよ!」 親れいむはぐずる赤ゆたちに対してお歌をうたってゆっくりさせる事で空腹を誤魔化した。 お歌を聞いてる内にだんだんいい気持ちになって眠ってくれればしめたものである。 そうなれば親まりさが帰ってくるまでの時間が稼げるだろう。 本当を言えば親れいむとて少ない食料を子供たちの食事に全部回しているから朝からなにも食べていない。 親れいむも空腹をこらえて我が子の面倒を見ているのだ。 だから口では親まりさに厳しいことを言っているが心の中では祈るような思いで帰りを待っているのだ。 はやく狩りから帰ってきてくれ、ごはんさんをたくさんもって帰ってきてくれ。 空腹を訴える子供たちをなだめあやして誤魔化すのももう限界なんだ……と。 だがその親れいむの願いは報われることはなかった。 「どぼじでえええええええっっ!どぼじてばりざがえいえんにゆっぐりじちゃっでるのぉぉぉぉぉっ!!?」 「ゆえーん!ゆえーん!おちょうしゃんがぁ!おちょうしゃんがぁぁぁぁっ!」 「うめっ!これまじうめぇ!ぱねぇぇぇぇっ!!」 数時間後……公園の中央で親まりさの死体が発見された。 あまりにもまりさの帰りが遅いので親れいむがおちびちゃん達を頭に乗せて おうちの周囲を探してたら偶然発見したのだ。 親まりさは潰されていた。身体はひしゃげて口やあにゃるから餡子を大量に噴出している。 黒帽子には靴跡が……明らかに人間の足で踏み潰された証拠である。 実はこの親まりさ、あまりにもごはんさんが見つからないので仕方なく 公園に来ていた人間に食料をわけてくれと要求したのだ。 「ゆっくりしていないくそにんげんは、ゆっくりしているまりさにそのあまあまをよこすんだぜ! いますぐでいいんだぜ!」 「……」 「なにをぐずぐずしてるんだぜ?まりさはひまをもてあましているばかにんげんのおまえとちがっていそがしいんだぜ! わかったらさっさと……ゆびゅっ!?」 窮すれば鈍するという奴で食べ物ほしさのあまり、 親まりさはすっかり人間の怖さをすっかり忘れていたようだ。 独り身のときはあれほど人間を恐れ、決して人間に関わらないように細心の注意をしてきたというのに…… で、当然のことながら親まりさは人間の怒りに触れ、ただの一撃で潰されたというわけだ。 「どぼじてぇぇぇっ!?どぼじでぇぇぇぇっ!?」 「おちょうしゃぁぁぁぁんっっ!?」 「げーぷ!しょれにゃりーなあみゃあみゃりゃったよ!おちょうしゃん、なかなかゆっくちできりゃよ!」 嘆き悲しむ親れいむと赤まりちゃ。親まりさの遺体を夢中で食べてその味と量にご満悦な赤れいみゅ。 親の死を悲しまずその死体を喰らって自分の空腹を満たす赤れいみゅはゲスなのだろうか? 傍目から見たらまさにゲスの所業に見える……が。恐らく赤れいみゅの中では違うだろう。 そう別に恩知らずとか親不孝とかそういう物ではない。これは至極当たり前のことなのだ。 親と子の契約……親は子をゆっくり育て、子はその可愛らしさで親をゆっくりさせる。 赤れいみゅはその契約を日々履行しているつもりだった。 親まりさと親れいむは可愛い自分を毎日見てゆっくりしているはずだ。自分は責務をきちんと果している。 責務を果していないのは親まりさの方だ。 親のくせにろくに食べ物も持ってこず赤れいみゅを全然ゆっくりさせなかった。 あまりにも不公平だ。しかも挙句の果てに無責任にも勝手に野たれ死んだとなれば、 せめてその身をもって赤れいみゅをゆっくりさせるのが当然ではないか。 ……ちなみに以上の主張は赤れいみゅが自分の中枢餡から導き出した考えではない。 ただ漠然とそういうものだと感じているだけということだ。 「契約」といっても親子で特別な約束をしたわけではない。 ただ本能から親と子の関係の有り様というのはそういうものだとごく自然に思ってるだけのことだ。 だが感じ方はゆっくりでもそれぞれ個体差があるので一概に赤れいみゅのような行動に出るとは限らない。 現に赤まりちゃは空腹を満たす事よりも悲しみの感情の方が先に来ているのだ。 「おにゃか……ちゅいちゃ……どぼちて……れいみゅがきょんなめに……」 「ゆっくち、ゆっくち……」 「おちびちゃんごべんねえぇぇ……かりがへたなおかあさんでごべんねええええ……」 唯一の働き手である親まりさを失った野良一家の生活は貧窮を極めた。 しばらくは仕方なく親まりさの遺体を食べて飢えを凌いだがそんなもの、地獄の餓鬼もかくやという 底無しの食欲をもつ赤ゆっくりにとってはほんのおやつ程度にしかならない。 たった2日で親まりさを食べ尽くした後に待っていたのは文字通りの飢餓地獄だった。 親れいむは仕方なく狩りに出かけたが赤ゆを残して家を留守にするなんてのは自殺行為もいいところだ。 連れて行くにも脆弱な赤ゆっくりでは危険が大きすぎる。赤ゆはおうちでじっとしてもらわなきゃ困るのだ。 なので狩り場は必然、親れいむがおうちであるダンボールハウスを常に視界に収められる範囲だけになる。 だがそんな場所でごはんがとれるのならば既に親まりさが採取しているはずだ。 当然のことながら赤ゆが食べられるごはんさんはほとんど見つからず一家は餓えに苦しむこととなる。 そして遂に…… 「…………ちねぇ」 「……ゆっ?おちびちゃんいまなんて」 「こどもをゆっくちしゃせにゃいくしょおやは……ゆっくちちないでちねぇ!」 「……!」 そして遂にこの時が訪れた。 親と子の契約を赤れいみゅが完全に破棄した瞬間である。 れいみゅはこんなにも糞親をゆっくりさせてきたのに!その糞親どもはれいみゅをゆっくりさせてくれない! ならもうこんな役立たずで無能な糞親なんかいらない!死ね!ゆっくりしないで今すぐ死ね! 親としての責務を果さない無能なゆっくりに対する至極まっとうな批判であるといえよう。 だが赤れいみゅは気付いているのだろうか? 親れいむが苦しい生活ながらも我が子を見捨てずに育てているのは まさに赤れいみゅがかわいい、ゆっくりしたおちびちゃんだと感じているからこそとい事に。 そしてこの「糞親は死ね」発言で親れいむにとって赤れいみゅのその可愛さも愛着も 怒りという感情に飲み込まれてきれいさっぱり消えうせてしまったということに。 すなわち親れいむもこの瞬間に契約を破棄したのだ。つまりは育児放棄である。 「ゆっ……ゆがあああああああっ!ふざけるなくそちびぃぃぃぃっ!だれのためにまいにちまいにち れいぶががんばっているとおぼっでいるんだあぁぁぁぁぁっ!!」 「しょんなことしらにゃいよ!いいがらしゃっしゃとあみゃあみゃをもってこぃぃぃぃっ!!」 赤れいみゅにとって頑張ってるだの努力してるだのはなんの意味もない。 というか親れいむがどれだけ苦労してるかなんて想像できないんだから知ったことじゃない。 結果がすべてだ。あまあまを用意するという結果を今すぐよこせ。それが親の仕事だろ。 「なんだとこのくそげすちびぃぃぃぃっ!ごろずぅぅぅぅっ!ゆっくじじないでじねええええええっ!!」 「ゆっくちごろちはゆっくちできにゃいんりゃよ!ちょんなこちょもちらにゃいの?ぷぷぷっ!ばーきゃ!ばーきゃ!」 「ゆるざいいいいいいっ!じねええええええええっっ!!」 「ゆぴゃっ!?」 激怒して殺意の固まりとなった親れいむが赤れいみゅの上にのしかかる。 体重をかけてゆっくり押しつぶすつもりだ。 「じねええええっ!おやをばかにずるくぞちびはゆっくじじねええええええっっ!」 「ゆぶぶぶっ!う……うそちゅき!うそちゅきっ!ゆ、ゆっくちしゃしぇてくれるっちぇいっちゃにょに!ゆぶぅ! うみゃれてじゅーっとゆっくちできにゃいこちょだらけりゃったよ!ゆべえええっ!う、うそちゅきっ! うそちゅきげしゅおや!ゆっくちちね!ゆっくちちね!ゆっくちちないでちねえええええええええええっっ!!」 「うるざいっ!うるざいっ!うるざいっ!うるざいいいいいっ!おばえがじねえええええええっっ!」 「ゆびぃ!……もっ……もっちょ……ゆっ……くじ……」 まだ生まれ落ちる前の実ゆっくりの頃から。 れいみゅは自分に輝かしい幸せーなゆん生が用意されていると信じて疑わなかった。 美味しいあまあまをいつもお腹いっぱいに食べて、快適なゆっくりプレイスで過ごし、優しい両親に育てられて 大きくなったら美ゆっくりと運命の出会いをして、ゆっくりできるおちびちゃんを沢山産んで幸せーな家庭を築く…… 親れいむから茎を通して供給されてくる餡子にはそういう夢物語というか都合のいい妄想しかなかった。 だが疑うことを知らない実ゆっくりは親の妄想をそのまま信じる。 そして信じていざ生れ落ちてみれば現実は夢物語のそれとはあまりにもかけ離れすぎていた。 だがそれだけならまだいい。時間をかけて現実と夢の折り合いをつけていったはずだ。 なにせゆっくりはとことん自分の都合のいいようにしか考えない生き物だから。 だが親の無能さだけは我慢できない。自分の都合で勝手にれいみゅを産んだくせに そのれいみゅをゆっくりさせないとはどういうことだ。 れいみゅにとっては結局すべてが嘘だったのだ。輝かしい幸せ―なゆん生も嘘、親が子をゆっくりさせるというのも嘘。 嘘を親に教えられ、嘘が現実になると信じて、結局なに一つ嘘がかなうことはなかった。 こうしてれいみゅの嘘だらけのゆん生は生後11日で幕を閉じたのだった。 「ゆふー!ゆふー!げ、げすなちびはゆっくりせいっさいっしたよ!まりさにのおちびちゃん!もうあんしんし…」 「……」 「……ゆっ?お、おちびちゃん?どうしたの……?」 親れいむがぺしゃんこになった赤れいみゅから赤まりちゃに顔を向けた。 だがおうちの隅にいる赤まりちゃからはなんの反応もない…… それどころか身体はだんだん黒く変色しつつあった。そう赤まりちゃはすでに事切れていた。 いつ死んだのだろうか……その表情には絶望の二文字が張り付いていそうなほど凄惨なものだ。 死に至るほどの空腹を抱えて親れいむと赤れいみゅの醜い争いを見たときこの世のすべてに絶望したのだろう。 これ以上ゆっくりできない、生きていたくないと思ったのかもしれない。だから自ら死を選んだのではないだろうか。 「お、おちびちゃん?なんでだまっているのかな……?そ、そうだよ!おちびちゃんはおなかぺーこぺーこで げんきがないんだったね!れいむまたまたうっかりー!してたよ!ごめんねおちびちゃん!まっててね! いますぐあまあまをよういするからね!」 親れいむは薄々わかっていた。唯一残ったはずの赤まりちゃが永遠にゆっくりしているということに。 だが認めたくなかった。すべてを失ったという事実を、もうゆっくりできないという現実を認めたくなかった。 だから親れいむはゆっくりにとって十八番である現実逃避をして逃げた。 「さあ!おたべなさいっ!」 突如ドヤ顔をした親れいむの身体が2つに割れた。 ゆっくりにできる唯一の自殺の方法である「おたべなさい」だ。 だが割れてどうしようというのか。 おたべなさいをした親れいむを食べようとするおちびちゃんはもういないのに。 公園の片隅にあるダンボールハウス……その中には黒い帽子とふたつに割れたれいむ、 そして潰れている赤れいみゅと黒ずんで死んでいる赤まりちゃがいた。 その亡骸もやがて蟻が嗅ぎ付けて時間をかけて身体のすべてを食料としてもっていった。 ダンボールハウスの中には大小4つのお飾りだけがぽつんと残されていた。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3832.html
『渾身(前編)』 26KB 虐待 家族崩壊 親子喧嘩 番い 野良ゆ 子ゆ 現代 虐待人間 主人公なりの意地 「渾身(前編)」 主人公の台詞は『 』、ゆっくりの台詞は「 」で表します。 鬼意山を辞めてからしばらく経った。自分の虐待の腕に何となく限界を感じていたことがその理由なのだが、 どうしても許せない、いや、鬼意山として耐えられないことができた。 「非ゆっくり症」 大雑把に言えば「ゆっくりが精神的に耐えられなくなり異常をきたす」症状だが、俺が鬼意山を辞める少し 前辺りからこれを発症するゆっくりが増えてきた。そのときの俺はこの症状のことを知らず、単に自分の腕 が悪いだけだと思っていた。そして俺は鬼意山を辞めた。 しかし違う。違うの「かも」しれない。あの頃の自分の技術が未熟だったことも当然あったのだろう。俺は 「ゆっ、ゆっ、ゆっ…」と言い始める奴等を見ては反省した。何がいけなかったのか?次はどうすべきか? それを何度も何度も繰り返した。それでも答は出てこなかった。そしてあの時の俺は、その答を自分の技量 不足と判断し、ゆ虐から退いた。 「非ゆっくり症」を知った今、その答はおかしいものだと思い始めた。もしかしたら、あの頃の俺が失敗し た理由は技量不足ではないのかもしれない。もし、失敗の原因がこの症状だったとしたら…、俺は負けたん だ。そう!ゆっくりに!!あのナマモノのデタラメに!!俺は負けたんだ!!あんなナマモノの… 悔しい、悔しい、悔しい、悔しい… だから俺は一度確かめ、取り戻さなくてはならない。奴等に負けたという烙印を消し去り、俺のちっぽけな プライドを取り戻さなくてはならない。 俺は公園に来た。昔よく野良ゆっくりを捕まえていた公園だ。定期的に一斉駆除は行われているが、御他聞に 漏れずゆっくりはどこからでも湧き出し、ここに住み着いている。さて標的は… 「すーやすーやだぜぇ…ゆぅ…」 「すーやすーや……ゆっくりぃ…」 「だじぇ…だじぇ…」 「しゅーや、しゅーや…」 相変わらずの無防備さだ。ターゲットはまりさとれいむ、ベーシックな番でいい。余計な考えはいらない。心地 よい秋の空の下、ダンボールから一家全員で昼寝をしている危機感ゼロのこの番。まりさ、れいむ、子まりさ、 子れいむ…計4匹。早速透明な箱(防音)を片手に回収しようとしたとき、 つい箱を落としてしまった 『うわっ、しまっ…』 親れ「ゆぅ? …うわぁっ!!にんげんさんだよっ!! まりさ、まりさ!おきてねっ!!」 親ま「うーん…なんなんだぜ… にっ!!にんげんさんだぁぁぁぁ!!おちび、おきるんだぜっ!ゆっくりしないで はうあくおきてねっ!!」 子ま・れ「「しゅーやしゅーや……ゆっ… ぴぎゃあああああああああ!!きょわいよぉおおおおおおおおおおお!!」」 『チッ!全部起きてしまった!!まさかこんな凡ミスをしてしまうなんて…』 親ま「なっ!!なんのようなんだぜっ!?まりさたちわるいことなにもしてないんだぜ!!」 親れ「そっ、そうだよっ!!れいむたちはなにもしてないよっ!!ここでつつましくくらしているへいぼんな かぞくなんだよ!!」 子「「きょわいよぉぉぉぉぉぉ!!たしゅけてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」」 『…(どうしようか、ここはラムネで眠らせるしか…)』 親れ「みんな!、にんげんさんだよおおおおおおおおお!!またいっせいくじょされるよ!! はやくにげてえええええええええ!!」 『!!(マズイ!)』 親れ「はやくにg(グシャァッ 親ま「れっ……れいぶううううううううううううううううううううう!!」 子れ「おかあしゃあああああああああああああああああんん!!!!」 子ま「うわあああああああああああああああああ!!ゆっくりごろしだあああああああああああ!!」 …やっちまった…… 親ま「れ…れいむううううううううううううううううう!!どぼじでえええええ!? どぼじでごんなごどずるの……すーやすーや」 子「「おかーしゃ!!………しゅーやしゅーや」」 『急いでラムネをかけたのはいいけど、ハァ…、まさか箱を落とした音で起こしてしまうなんてなぁ… 技量不足か、悪運か…まぁいい。つれて帰ろう。』 少し出鼻をくじかれたが、俺は残りの3体を箱に入れて持ち帰った。 …………… ………… ……… … 準備は整った。ここは俺が昔使っていた虐待専用室。一般的なゆ虐道具は一通り取り揃えてある。 透明な箱、オレンジジュース、剣山、バット、釘、金槌、注射器、カッター、爪楊枝、趣味の置物などなど…、 防音対策もバッチリだ。ゆ虐を辞めてからはこの部屋にかけた金を思い出してはふしあわせーな思いを していたが、こうやって再開するとなった今、この部屋にかけた投資を思い出してしあわせーだ。 まだ眠っている饅頭2個をテーブルの上に置き、レッツ虐待、スタート。 『起きろ』 子れ「ゆぅ…ゆぅ…」 子ま「だじぇ…」 子ゆっくり共はテーブルの上でしあわせーそうに眠っている。 『起きろっ!』ドンッ!! 子「「ゆひぃぃぃ!!」」 子れ「ここはどこ?なんでれいみゅたちはここにいるの?」 子ま「わかんないんだじぇ!!ここはどこなんだじぇ!!」 子れ「おねえちゃん!! おとーさん、おかーさんはどこ!?」 子ま「どこなんだじぇ!?わかんないんだじぇぇ!!!」 『はーい、ちゅうも~く!』 子れ・ま「ゆっ!?」 やっと起きたこいつら。かれこれ4時間ぐらい眠っていた。ちょっとラムネかけすぎたか?まぁいい。 子れ「にんげんさん!?どおしてにんげんさんがいるの?れいむたち、おうちでしゅーやしゅーや してたんじゃないの?」 子ま「そういえばおとうしゃんとおかーしゃんがいないよ?おとうしゃん、おかーしゃん、 どこにいるの?ゆっくりしないででてきてね?」 『おい、お前らの母親は死んだ…、いや、殺されただろ? 俺に 』 子れ「しん… うわぁぁぁぁぁ!!ゆっくりごろしだぁぁ!!」 子ま「おもいだしたよ!このゆっくりごろしぃぃ!!よくもおかーしゃんをおおおおおおおおおおお!! しねぇぇぇぇぇ!! おかーさんをかえせぇぇぇぇぇ!!」 『……すまない。君達には本当に悪いことをしてしまった。箱を持って歩いていたら、まさか君達の母親を 踏み潰してしまうなんて…。本当に申し訳ない。俺にできることなら何でもしよう。さぁ、言ってくれ。』 子れ「あたりまえだよこのくずっ!!かわいいれいむたちのおかーさんをえいえんにゆっくさせるなんて… ぜったいにゆるされないよっ!!れいむはどげざっ!とあまあまをようきゅうするよっ!!」 (若干でいぶの気アリ…) 子ま「ゆっぐ…、このうらみはぜったいにはらすんだぜっ!!せいさいっ してやるんだぜぇぇ!!」 (相変わらずのバカか…) 『…本当に申し訳ない。君達の要求は何でも受け入れる。他には無いのか?』 子れ「はやくどげざっ!とあまあまだよっ!!れいむはぐずはきらいなんだよっ!!それからふかふかのべっどさん をよういしてねっ!!かわいいれいむのめいれいだよっ!!」 子ま「れいむ、ちょっとまつんだじぇっ!!そのまえにこのにんげんがまりさたちにいっしょうさからえないこと をからだにちょくせつわからせるんだじぇっ!!れいむのおねがいはそれからでもおそくはないんだじぇ!」 子れ「おねえちゃん!はやくこいつをせいっさい!してねっ!!かわいいいもうとのおねがいだよっ!!」 子ま「わかってるんだじぇれいむっ!まりしゃのかっこいいところをみせてあげるんだじぇっ!!」 子れ「ありがとうおねえちゃん!!れいむ、かわいくってごめ… 子ま「いくんだじぇっ!!かっこよくてごめっ… グシャッ 『勘違いするなよクソ饅頭共…』 子れ・ま「ゆっ…? ゆぅぅぅぅぅぅ!?」 俺はこいつらの散々な罵倒をエネルギーに換え、死なない程度に、けれど一気に掴み、締め上げる 『少しだけ我慢してみればコレだよ。いつになってもお前らの言うことは変わらない。土下座?あまあま? 制裁? …久しぶり過ぎて勢いを間違えそうだったよ。』 子れ・ま「はにゃしぇっ…!!うぷっ…ぷっ…ぷっ…」 『ふぅ。えーっと?左手の黒いゴミ、お前は土下座と食い物と寝床。右手の黄色いゴミ、お前はまず 俺に力の差を見せ付けるとか言ってたな?やってみろ。』 俺は右手のゴミを地面に叩きつけた。 子ま「ゆべっ!!…いちゃぁい…いちゃぁい…」 子れ「おっ…おね…いちゃ…」 『おい地べたのゴミ、つよーいまりしゃ()との力の差を見せ付けるんじゃなかったのか?それともおかーさん とかいう粗大ゴミにぺーロペーロしてもらいたいのか?さっさと制裁したらどうだ。』 子ま「ゆっ…ゆるさないんだじぇ、おかーしゃんをころしたごくあくにんのくせにおかーしゃんをばかにする なんて、じぇーったいにゆるさないんだじえええええ!!ゆぉぉぉぉぉぉぉ!!」 まぁテンプレながら、こんなので人類が死ぬわけが無く 子ま「ゆおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!くりゃええええええええええええええええ!! ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!…………なんでこのくしょにんげんはしにゃないのお おおおおおおおおお!?」 『早くしろゴミ。それが限界か?どううせ本気じゃないとか言うんだろ?優しい俺がお前に本気を出させて やるよ。ほら、左手のゴミを見てみろよ。膨らんだりしぼんだり、赤くなったり、面白いだろ?』 子れ「うっ……ゆっ…!、ゆふッ……うぷぷぷぷぷぷ… お…おね…しゃ…うっ!」 子ま「れ、れいみゅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!このひきょうものぉぉぉぉぉぉ!!ましりゃのいもうちょを はなすんだじぇぇぇぇぇぇ!!」 『早く倒さないと助けられませんヨー』 子ま「ゆおぉぉぉおぉぉぉ!!こうなったらまりしゃのきゅうきょくっ!おうぎ、まりしゃうるとらあたーっく!!!! ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ! ゆっ! ゆっ! ゆっ! ゆっ! ゆっ! ゆっ! ゆっ! ゆっ! ゆっ! ゆっ! ゆっ! ゆっ! ゆ ゆ ゆ ゆ ゆ………じぇ…じぇ…、はやくしにぇぇぇぇぇぇ!!」 『だから本気を出せといっているじゃないか。…そうだ、本気になれるようにお兄さんが手伝ってあげよう。 親切でごめんねっ!』 俺は爪楊枝を取り出し、黒いゴミの眼前に突きつけた。 子れ「ひっ…」 『黒ゴミ、あの黄色ゴミが本気を出すためには少し刺激が必要なようだ。だから君には刺激になってもらう 必要がある。ゆっくりがんばってね!』 子れ「なにいってるのぉぉぉぉ!!わけがわから…(ガリッ)あがッ(ガリガリ)あがががッ!!」 子れいむの体に爪楊枝で傷をつける。 まずは目の前でゆらゆら動かしてから、目の周りを集中的に削る。 子ま「れっ、れいみゅぅぅぅ!!やめるんだじぇぇぇぇ!!」 『やめろというならとめればいいじゃない(笑)』ガリガリ 子れ「あがっ!あぎゃっ!」 『やめられないとまらない~』 子ま「れいみゅぅぅぅぅぅ!! やべろぉぉぉぉぉぉ!!」 『うるさいなぁ。今いいとこなんだから邪魔すんなよ。』 俺は手の甲で強めに子まりさを弾いてから、目の周りの彫り作業を再開する。 子れ「いだっ!いだいっ!!おねえじゃ!!だずげっ!あぎゃっ!!」 『さーて次は頬だね~。どうしようかな?「黒ゴミ」って入れ墨してあげるね!!親切でごめんねっ!!』 子れ「れいみゅごみじゃないっ!いいいいいっ!おねえじゃっ!いだっ!」 子ま「れいみゅぅぅう!!いまだずげ…(パシンッ!!)あぎゃっ!!」 『黒、彫れたよ~。よかったねれいむちゃん!!次はゴだよっ!!』 子れ「あ゛ッ!あ゛あ゛っ!やべっ!やべでっ!!」 子ま「やべろぉぉぉぉ!! いじゃっ!!」 『ミ、いってみようか~』 子れ「あ゛ッ!あ゛ッ!あ゛ッ!」 子ま「ゆぅぅぅぅぅぅ!!あがぁぁぁぁぁぁぁ!! ゆべっ!」 『さーて、黒ゴミの出来上がりだ~。いい感じになってきたねぇ。 さぁ、次いこうか。』 その後あにゃる周辺、まむまむ周辺、歯茎等々に俺は爪楊枝を刺し続けた。まむまむ周辺辺りまでは 子まりさは体当たりを繰り返し、その度に跳ね返され続けたが、その後は「やべでぇぇぇぇぇぇぇ!!」と 叫ぶだけになり、最後の方には「ゆっ…ゆっ…」と妹の叫び声を聞きながら俯くだけになってしまった。 『よし、完成~。ほらゴミ、姉に立派になった自分の姿を見せてやれよ。』 子れ「ゆべぇ… ゆっ… ゆっ…」 子ま「れいぶぅぅぅぅぅぅ!!しっかりしてね!!ゆっくりだよ!ゆっくりぃぃぃぃ!!」 子れ「こ……く……」 子ま「がんばるんだよっ!!おねぇじゃんがあのにんげんっをいますぐせいさいするからねっ!」 『~♪』 子ま「ちょおしにのってぇぇぇぇぇぇ!!じぇったいにゆるしゃないんだじぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」 子れ「ふざけ……な…」 子ま「どうしたの!?いませいっさいするところなんだよっ!!」 その時、子れいむが子まりさの尻に噛み付いた。 子ま「いじゃああ!!…ゆぐぅ…ゆっ……れいみゅ…?」 子れ「ふっ…ふざげるなごのぐぞあねぇぇぇぇぇぇぇぇ!! れいみ゛ゅがっ!れいみ゛ゅがじにぞうな いだみにおぞわれでるっていうのにっ!!おばえはっ!なんにもできながっだだろうがぁぁぁぁぁ ぁぁぁぁ!!」 子ま「ちがっ…ちがうんだよっ!!あれはあのくそにんげんがっ…!!」 子れ「なにがじがうんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!れいみ゛ゅのばーじんざんがうばわれだどぎ、 おばえはうづむいでいだだろうがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!いいわげでぎるぶんざいじゃない でしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 子れいむはじりじりと子まりさに這いずりより、更に一撃を加えようとしている。子まりさは妹の剣幕に 押され、全く動くことができない。 子ま「れいみゅっ…まっで…」 子れ「れいみ゛ゅを…れいみ゛ゅをゆっぐりざぜないやづなんがおねえじゃんじゃないよっ!!ただのぐず だよっ!!の゛うな゛じだよっ!!ぞんなやづなんが、れいみ゛ゅのあばあばざんになるのがいぢばん なんだよっ!!ゆっぐりりがいじでね゛っ!!いだだぎば…『ハイしゅうりょ~う』 ゆ゛っ!!」 子れいむを踏みつけ動けない状態にする。 子ま「ゆっ…れいみゅぅぅぅぅぅ!!」 『お遊戯会は終わったかな?さて、もうお終いだ。黒ゴミには言葉通りゴミになってもらうから、 役立たずの黄色いゴミはその様子を目に焼き付けるんだよ?でもその前に、黒ゴミさん、最期に 言うことはありますか?』 子ま「れいみゅ!しっかりして!!ゆっくりだよっ!?ゆっくり!!」 『黒ゴミさん、さっさと言わないと何も言えないままに終わってしまうよ?何か言ったらどうだい?』 う゛っ…………おねえじゃ(ぐしゃっ 黄色いゴミに餡子色が追加されました。 『まぁゴミがしゃべること自体有り得ないんだからすぐに潰すけどね♪』 子ま「れ……れいみゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!あ゛ぁ……あ゛ぁ……… れいみゅぅ……。どぼじでごんなごどにぃ…。れいみゅは、れいみゅはちょっとわがままだったけど まりしゃにとってはかわいいいもうちょだっだのにぃ…。いっしょにおうたをうたって…かけっこして… とってもゆっくちしてたのにぃ…。まりしゃは…、まりしゃはゆっくりするよ…。えいえんにゆっくりし たおかあしゃんとれいみゅのぶんまでゆっく ガシッ …ゆっ?」 『おい、俺を忘れたのか?何か言っていたようだが…お前はここから逃げることはできない。足りないんだよ。 お前にはまだまだ苦しんで貰う必要がある。苦しめ。苦しんで苦しんで、更に苦しんで、そして死ね。 お前はそのために生まれてきた。そのために俺に出会ったんだ。……頑張れよ?』 子ま「ゆっ…!おそら……ゆぎゃっ!! いじゃい…いじゃい…」 真下に叩きつけたから飛ぶはずは無いんだが、まぁいい、次の準備だ。俺は痛がる子まりさを持ち上げ、 オレンジジュースを入れたボウルに突っ込んでから部屋をでた。準備する間にコイツの傷も癒えるだろう。 ついでに色々と一時的に忘れてくれたらありがたいんだが。 『次だ。まだまだ付き合ってもらうよ?』 俺は黒帽子の粗大ゴミを部屋に投げ入れた。 ま「ゆべぇっ!なにするんだぜくそにんげん!!」 子ま「ゆっ!?おとうしゃん!?」 ま「おいくそにんげん!?おまえはまりさのどれいのはずなんだぜっ!どれいがじゅじんにはむかうなんて あってはならないことなんだぜっ!?これはしゅじんへのはんぎゃくっなんだぜ?いいのぜ?はんぎゃく しゃにはせいさいっなんだぜ?こうかいしてももうおそいんだぜ?」 『…』 ま「なんとかいったらどうだぜくそにんげん!!ひょっとして、まりささまのいかりにおそれてなにもいえない のかだぜ!?どんなにきょうふにうちふるえていたとしても、まりささまにさからったつみはきえないんだ ぜ。どれいはどれいのまま、そのみじめないっしょうをまりささまにささげていればいいんだぜ!!」 子ま「おちょーしゃん!いきてたんだにぇ!!」 ま「いくんだぜ…って、なんなんだぜおまえ?」 子ま「おちょーしゃん、まりしゃだよ!!おちょーしゃんのかわいいまりしゃだよっ!!このくそにんげんに さらわれた、おちょーしゃんのかわいいこどもだよっ!!」 ま「…ゆ?なんなんだぜこのおちび?まりさにこどもなんていないんだぜ。そんなことよりもいまはこの どれいをせいっさいそるのにいそがしいんだぜ」 子ま「おちょーしゃん!まりしゃのことわすれたの?きんじょでいちばんしゅんそくっ!なこどもで おちょーしゃんのじまんのむすこのまりしゃだよっ!!」 ま「なにをいっているんだぜ。とりあえずだまってるんだぜ。まりささまはがきにつきあっているじかんは ないんだぜ。」 子ま「ゆぅ!?なにいってるのおちょーしゃん!!まりしゃ、とってもこわかったんだよおおおおお!?この くそにんげんにさんざんいためつけられて、いもーちょのれいみゅは…れいみゅはっ…」 ま「…わけのわからないがきだぜ。くそにんげんをせいっさいっ!してからはなしはきいてやるから、 とりあえずだまってるんだぜ。」 その時、子まりさの雰囲気が変わった。 子ま「とりあえずなんてこちょないでしょおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?おかーしゃんも かわいいいもうちょもころされたっていうのに、どおしてそんなこというのおおおおおおお!? おちょーしゃんはそんなにはくじょうじゃないでしょおおおおおお!?」 ま「いいからとりあえずしずかにするんだz…」 子ま「ひどい!!ひどいよおおおおおおおおおお!?まりしゃがこんなにこわかったのにいいいいいい!!」 ま「わかったからあとではなしを…」 子ま「やじゃやじゃやじゃああああああああああ!!どうしてっ!?しんじらりぇないよおおお!? むれのみんなからそんけいっのまなざしでみられていたおちょおしゃんがああああ!!かわいい こどもにこんなしうちをしゅりゅなんてええええええええええええ!!」 ま「しずかに…」 子ま「ろのろくでなしいいいいいいいいいいいいいいいいい!!はくじょうものおおおおおおおおお!!」 ま「うるさ…」 子ま「ぐず!!のろま!!おちょーしゃんがしっかりしてないから、おかーしゃんがころされたんでしょおおお おおおおお!?いもうちょのれいみゅだってええ!!おちょーしゃんがもっとはやくきてくれたら ころされなかったのにいいいいいいいい!!にゃんでもっとはやくたすけてくりぇなかったのおおおお!!」 ま「…………」 子ま「こにょげす!くず!のろま!だめゆっくり!よわむし!ひきょうもの!ろくでなし!」 ま「うるさいんだぜ………………」 子ま「どうしぇくしょにんげんがつかれるのをまってからせいさいっ!しようとしてるんでしょおおおおお!? まっこうしょうぶでかてないくせになにがせいっさいだああああああああああああああああ!!」 ま「だまれええええええええええええええ!!」 子ま「ゆぎゃっ!!」 ま「まりささまのどこがよわむしなんだぜ!?のろまなんだぜ!?ひきょうものなんだぜええええええええ!? まりささまのいちげきをくらってふっとばされてるようなよわむしがっ!まりささまにぼうげんをはく なんてっ!ゆるされないことなんだぜえええええええええええええええ!?」 子「いちゃ…い…」 ま「こうなったらまりささまのつよさをくそにんげんにしらしめるために、まずおまえをせいっさいして やるんだぜええええ!!」 子「おちょうしゃ…やめ…」 ま「いのちごいしたっておそいのぜ!!まりささまのちからをそのみであじわうのぜえええええええええ!! ゆおおおおおおおおおおッ… まりさが子まりさに体当たりする直前、その体は真横に吹っ飛ばされた。 ま「ゆげっ…いじゃ…って、なにするんだこのくそにんげんんんんんん!?」 子ま「お…おちょうしゃ…」 俺は子まりさが死なない程度に、かつ復活しない程度にオレンジジュースをかけておく。 『可愛いクソ餓鬼をせいっさいするとか…、マジありえんわー引くわー。てか俺を制裁する予定じゃなかったの? さっさと制裁すればいいじゃないか?そんなことも考えられないの?バカなの?』 吹っ飛んだまりさの体を押さえつけ、俺はよくある挑発を始める。 ま「ゆぎぎ…はなせぇ!!きたないてでまりささまのからだにふれるなぁああ!!」 『そんなこと言ったって、制裁する時にお前から体当たりするじゃないか。自分から汚い奴の体に触れようと しているのに、何言ってるのお前?バカなの?バカだね?そうだろ?バーカ。』 ま「へりくつこねてるんじゃないのぜええええええ!!さっさとまりささまを…ゆぎゃっ!!」 『ねぇ、「ゆぎゃっ!」バカだろ?「ゆべっ!」ほら、「あがっ!」早く、「あべっ!」 せ「ゆ゛っ!」 い「ぐっ!」 さ「あ゛っ!」 い「あがっ!」 したら「ぎぎっ!」どうなの?「うぶぅっ!」』 一言ごとに脳天をぶん殴った。殴るごとに思い出すこの感触。懐かしい…、俺のノスタルジー直撃じゃないか。 そういえば昔はよくこいつらを殴って筋トレ代わりにしてたなぁ。でも鍛えすぎて、一撃で脳天から 地面まで貫通させてしまったこともあったっけ…。あの時は痛かったなぁ。しばらく手が動かせなくなって、 それでも『ゆ虐して痛めました』なんて言えないから、変な言い訳して怪しまれたこともあっt… あぁ忘れてた。チビ饅頭は何をしてる?……アホ面が口開けてこっち見てる…。まぁいいや。 ま「ゆべしっ!ゆっ…ゆゆっ…。この…くそにんげんん……」 まりさを再び子饅頭の前までふっとばす 『ほらほらぁ、早く制裁してくれよ。それとも…どうしぇくしょにんげんがつかれるのをまってから せいさいっ!しようとしてるのおおおおお!?まっこうしょうぶでかてないくせになにがせいっさい だああああああああああああああああ(笑)』 ま「ゆがぁぁ!!まねするんじゃないんだぜえええええええええええ!!ふいうちなんてするひきょうもの がなにをいってるんだああああああああああああああああ!!」 『不意打ちとか…、ガキの挑発にブチ切れして俺のこと忘れてたのはアナタなんですけどー(笑) そんなことも忘れて言い訳ですかー(棒)言い訳が無いと何もできないんですかー(棒)』 ま「うるさああああああああああああああああああああああああい!!!!このくずううううううううう!! もうおこったんだぜえええええええ!!!!」 ゆおおおおおおおおおお…うぶっ! ごのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお…ぎっ! おおおおおおおおおおお…がっ!! じねえええええええええええええええええ…ひでぶっ! じぐじょおおおおおおおおおおおおおおおおおおお…あべしっ! ぎぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい…ひぃぃぃっ! くぞにんげんんんんんんんんん…やべっ! やべでっ…あぎゃっ! ごべんなざ…いじゃぁぁぁぁっ! もうやべ…いだいいいいいいい! おうじがえr…いじゃいいいいいいい! ひいい…あがっ! がっ! いじゃっ! ぐごぉっ! い… ……………………………… 『いい汗かいたなー。あれ?最強()のまりささん、何をしていらっしゃるんですか?もしかして、もうおしまい なんですか?まだ俺の練習に付き合ってくださいよぉー(笑)ほら、オレンジジュースかけてあげましゅから ねー、元気になってくださいねー(笑)…やっぱりオレンジジュースなんて、最強()のまりささまには必要 ありませんよねーですよねー』 ま「いじゃい…いじゃい……」 『ほらほら、奴隷に主人との実力差を見せるんだろ?早くしたらどうなんですかぁ?そ・れ・と・も、 奴隷に実力差を見せ付けられた恐怖で何もできなくなってるんですかぁ?うわぁ、無様だなぁ、信じられない なぁ、おお、ぶざまぶざま。』 ま「うるざ…い、このくそにんげん…」 昔どおりにゆっくりのよく分からないプライド()に傷をつけている。まぁ普通のゆっくりなら、この後に オレンジジュースをかけて復活させてまだ殴り続けるか、もっと精神的にくるような方法を試してみたり するんだが… とか考えていると、子饅頭がでかい方に這いずってきた。 子ま「ずーりずーり………おちょうしゃん……おちょうしゃんは…つよくてかっこいいまりしゃなんだじぇ… だから…にんげんなんかに…、こんなひきょうにゃやりかたをするやつにゃんかに…じぇったい… じぇったいにまきぇにゃいんだじぇ…!!」 ま「ゆぐっ…」 子ま「だきゃりゃ…だきゃりゃ、おちょうしゃんはまだたたきゃえるんだじぇ…ゆっくりなんだじぇ… ゆっくりしたおちょうしゃんならじぇったいにかちぇるんだじぇ…」 ま「ゆぎぎっ……!!」 子ま「さいっきょう!のおちょうしゃんならできるんだじぇ……くしょにんげんをやっつけたら、まりしゃと おやこふたりでゆっくりしゅるんだじぇ…。だいじょうぶなんだじぇ…かわいいじまんのまりしゃが ついてるんだじぇ、くしょにんげんにまけるはずがないんだじぇ…!!」 ま「ちが…おばえはまりざざまのこどm 『あー涙ぐましいなぁ。親子の絆って物はこんなにも深いのかぁ。こんなにボロボロになっても、父親という ものは絶対に、ぜーったいっ!!に勝てない相手にも挑もうとするのかー』 ま「っ!!ちが…」 子ま「おちょうしゃん、くしょにんげんのちょうはつなんかにのっちゃだめなんだじぇ……、でも…まりしゃは …まりしゃはおちょうしゃんならこのくしょにんげんにかてるとしんじてりゅんだじぇ…!!」 ま「ちがう…」 子ま「まりしゃのおうえんっ!があったら…、おちょうしゃんはひゃくゆんりき(注:百ゆん力)なんだじぇ… おやこのきずなを…このくしょにんげんにみしぇつけてやるんだじぇ…」 ま「ううぅっ…!!」 子ま「さしゅがまりしゃのおうえんっ!なんだじぇ…。まりしゃがいれば、おちょうしゃんはどんなこんなんっ にもたちむかえるんだじぇ…まりしゃ、すごくってごめn」 ま「ちがうっていってるんだぜええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」 子ま「ゆぎゃっ!!」 ま「ざっぎがらじぶんがっでにぐだぐだしゃべりやがってええええええええ!!おまえみだいなぶさいくな、 よわむじのくそがきが!どうしてこのまりざざまのこどもだっていうんだああああああああああ!! だまってやっていればすきがっでなごどいいやがってえええええええええええええ!!」 子ま「いじゃっ!やべでっ!おちょうしゃっ!!いじゃいっ!!」 ま「まだいうのかこのくそがきいいいいいいいいいいいいいいいい!!このよわむしっ!!くずっ!!のろまっ!! ぶさいくっ!!だめゆっくりっ!!」 子ま「おちょっ…おちょうしゃっ……!!」 ま「しづごいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!ゆっくりはやくじねええ えええええええええっ…ぐごべぇっ!?」 『親子喧嘩もたまにはいいものだと思うんだけどぉ、俺は今、そんな三文芝居を見るような気は無いんだよねー。 てか生ゴミが喋るって時点で気持ち悪いのに、そんなのが親子の絆がどうだとか……ホントに気持ち悪いわ。 ということで、ここで脇役には舞台から降りてもらいます。さぁ、準備はいいかな?』 今回は徐々に足の力を強めていき、子饅頭には粗大ゴミが苦しむ様をその目に焼き付けて貰う。 子ま「………!!お…おちょうしゃ…!!ゆっくり…」 ま「ぐごっ…ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎっ…ぎぎっ…おっ…」 子ま「おちょうしゃっ…ゆっ…ゆっぐ……」 ま「お…おばえ…なんが………ばり…ざ…ざば…の…こっ、こどぼじゃ…ないっ!ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ 黄色いゴミに更に餡子色が追加された。 お前なんか お前なんかまりささまの子供じゃない 子ま「お…おちょうしゃ…………どうじで…」 『お前は』 子ま「!?」 『あの粗大ゴミはお前を否定したまま死んだってわけだ。』 子ま「ちが…まりしゃは…」 俺はゆっくりと話しかける。 『それにしても、どうだった?二回目の餡子シャワーは? 「ゆっ!?」 『最初は何もできずに』、 「ゆゆっ!?」 『次は受け入れられずに。』 「……」 『死んだ奴は両方ともお前を憎み、否定しながら死んでいったわけだ。』 「やべで…」 『お前は頑張ったなぁ。まぁ結局、お前は何もできずにいただけなんだがな。』 「ちぎゃう…」 『最初はどうだった?お前が恐怖して何もできずにいる間にきょうだいを傷つけられた。』 「やべ…」 『お前は頑張ったとか必死に言い訳していたけど』 「やべでええええええええええ!!」 『何もできていなかったよな?』 「ちぎゃあああああああう!!」 『どうしてだ?下向いて震えていたじゃないか。』 「ちぎゃうちぎゃう!!」 『まぁお前が何度否定したところで、お前が何もできなかったから、お前の妹は死んだんだ。』 「おばえがごろじだんだりぉぉぉぉぉぉ!!」 『さて、次だ。』 「むじずるにゃああああ!!」 『お前は父親と感動の再会…フフッ……をした。』 「わりゃうなああああ!!」 『けれど違った。あの粗大ゴミはお前のことを自分の子供だとは言わなかった。』 「ごみじゃなあああああああいいい!!」 『ん?ゴミじゃないことだけ否定するのか?じゃあ、お前は子供じゃないんだな?』 「ちぎゃあああああう!!」 『まぁ、そんなこと俺にはどうでもいい。所詮家族ごっこだ。』 「まりしゃはおちょうしゃんのこどもだぁぁぁ!!」 『なら、何であのゴミはお前を子供だと認めなかったんだ?』 「ゆっ………!!」 『親子の絆はどこにあった?』 「……」 『ほら、どこにあった?』 「ゆっ…」 『繰り返してやろうか?かわいいじまんのまりしゃがついてるんだじぇ、くしょにんげんにまけるはずが ないんだじぇ』 「……………」 『まりしゃはおちょうしゃんならこのくしょにんげんにかてるとしんじてりゅんだじぇ…!!』 「………………………………………ゆっ」 『まりしゃのおうえんっ!があったら…、おちょうしゃんはひゃくゆんりきなんだじぇ』 「……………ゆっ……………ゆっ……………」 『おやこのきずなを…このくしょにんげんにみしぇつけてやるんだじぇ… まりしゃがいれば、おちょうしゃんはどんなこんなんっにもたちむかえるんだじぇ まりしゃ、すごくってごめんね!!』 「ゆっ…ゆっ…ゆっ…」 最後に、子まりさの耳元で呟く。 『お前なんか まりささまの 子供じゃない』 「………っ!!!!…y」 『させるかァッ!!!!』 「ぎぴょぉっ!?ぐぐぐっ…ぐるじっ……」 『まだだ。まだお前に逃げてもらっては困るんだ。今お前が逃げるというのは、俺にとっての敗北なんだよ。 だからお前にはもう少し付き合ってもらう。』 「う゛っ…なにい゛っで…ゆぴぃ!?」 俺は子まりさオレンジジュース入りの注射をし、傷を回復させながら部屋の中を移動する。 『ほら、お前に生きててよかったと思えることをしてやろう』 後編に続く。
https://w.atwiki.jp/king_arthur/pages/371.html
STRINGTABLE LANGUAGE LANG_ENGLISH, 0x0 { 5328, "On/Off" 5329, "Active" 5330, "%s died in prison" 5331, "The Conversion of the hero was failed!" 5332, "Convert" 5333, " " 5334, "The Convert action is available in the Prison." 5335, "Gentle" 5336, "-15% Military in owned fiefdoms.\nIt pains the heart to see the suffering caused by the horrors of battles." 5337, "Priggish" 5338, "-5% Movement points for the army of her husband.\nTravelling in a big carriage and frequent stops will surely slow down the army." 5339, "Corrupt" 5340, "-3 from Public Safety in owned fiefdoms.\nWhere the roots of the tree are corrupt, the whole tree will be weak." 5341, "Devilish" 5342, "-3 Loyalty to owned fiefdoms.\nLoyalty can t be gained by cruelty." 5343, "Squanderer" } STRINGTABLE LANGUAGE LANG_ENGLISH, 0x0 { 5328, "[T334]On/Off" 5329, "[T334]アクティブ" 5330, "[T334]%sは,監獄で死にました" 5331, "[T334]英雄の改心に,失敗しました!" 5332, "[T334]改心させる" 5333, "[T334]" 5334, "[T334]改心活動は,監獄で利用できます。" 5335, "[T334]寛大" 5336, "[T334]領地の軍事 -15%\n戦争の惨事による苦しみを目にすると、心が痛みます。" 5337, "[T334]気取り屋" 5338, "[T334]夫の軍の行動値 -5%\n大きい馬車と頻繁な逗留をする行程は、きっと軍を遅くします。" 5339, "[T334]不正" 5340, "[T334]領地の治安 -3\n木の根が腐っていると、木は全部腐っていく。" 5341, "[T334]悪魔的" 5342, "[T334]領地の治安 -3\n忠誠は、虐待によって得られることができません。" 5343, "[T334]浪費家" }
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3517.html
『ゆっくりドス誕生話』 1KB パロディ 小ネタ 二次創作 超小ネタ。自然権と幸福度について。ブラックラグーンでも同じ話があったよね。 ゆっくり経典 “としあきによる福音書” 「不幸な考える物」 嘘あき とあるまりさが人間の神様に対して苦情を言いました。 「にんげんはとってもひきょうなのぜ! いっつもおいしいあまあまをたべて、 ひろいおうちにすんでいて、 しかもおやさいさんまでどくせんしているのぜ!!」 怒鳴り散らすようなまりさの言葉に、嫌な顔をせずに人間の神様はこう言いました。 「まりさ、お前にはどんな嫌なことがある? たとえば、同族に嫌われたり叩かれたりしたことはないか? 人間は人間なりに同じように不幸なのだよ。 分かってくれ」 とある人間がゆっくりの神様に苦情を言いました。 「ゆっくりは勝手な生き物だ。 俺たちが今の生活にどれほど努力しているのか全く理解しちゃいない。 そのくせ、勝手に俺たちの領域に入って、さも自分の物だとふるまうのさ!」 怒鳴り散らすような人間の言葉に、嫌な顔をせずにゆっくりの神様はこう言いました。 「お前はゆっくりの考え方を知ったことがあるか? ゆっくりにもゆっくりの考え方があり、生き方がある。 それを否定することは私を否定することと同じことなのだ。 お前たちは不幸だと嘆くが、不幸とは全ての生き物が背負う業であり煩悩である。 分かってくれ」 納得のいかないまりさはドスとなり、人間を嫌うことを覚えました。 納得のいかない人間は暴力を振るい、ゆっくりを虐待しました。 自然の神様はそれをまじまじと眺めるだけでした。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3547.html
『ゆっくりアメジョ4』 17KB いじめ 虐待 ギャグ パロディ 小ネタ 差別・格差 誤解 変態 日常模様 妊娠 番い 飼いゆ 子ゆ ゲス ドスまりさ ぺにまむ ゆゆゆゆっ ★ リボンを落としたれいむが途方に暮れていた。 「もし良かったらこれを使うといいよ」 通りすがりのお兄さんがポケットからリボンを取り出して、れいむに差し出した。 付けてみると、なんとピッタリ。ゆっくり用のお飾りであることは明らかだった。 「ゆわーい! すごくゆっくりできるよ!」 「気に入ってもらえたようで嬉しいよ。ちょうどゆっくりを飼っていたご家庭を訪問してきたところでね」 「ゆっくりありがとう! お兄さんはゆっくりのふくやさんなの?」 「いや、ペット専門の葬儀屋だよ」 ★ 刑事「貴様! なんで他人の飼いゆを殺したっ?」 犯人「足で」 刑事「どうして!?」 犯人「こうして」(踏み潰す真似をしながら) ★ あるゆっくりが医者に「ありすのぺにぺには赤ちゃんなみなの」と相談した。 医者は「それでもちゃんと使えますからくよくよしないでください」と彼女(?)を慰めた。 するとありすは言った。 「ちがうの。ありすのは赤ちゃんの体くらいの大きさなの」 ★ 初老のご婦人が公園を散歩していると、猫型饅頭が芝生の真ん中で粗末な釣竿を立てていました。 そのちぇん種のゆっくりは、緑の地面に落ちたままの針をじぃっと見つめたままです。 周りの人は不審そうな、あるいは好奇の視線を向けて、遠巻きにしていました。 やがて、そのゆっくりは疲れ果てたのか、 「うぅ~ん……」 丸い体をがっくりと前のめりに。 慌ててご婦人は駆け寄ります。 「あなた、大丈夫!? 私の姿が見える?」 「わ、わかるよー。ちぇ、ちぇんはね、おなかがすいてしょうがないんだよー」 「可哀想に。私と一緒にいらっしゃいな」 ご婦人はゆっくりに憐憫の情を抱き、高級レストランへと連れて行きました。 思う存分食べさせてあげ、ゆっくりの気分が落ち着いたであろうタイミングを見計らい、ご婦人は尋ねました。多少のユーモアを交えて。 「それにしてもあなた、あんなところで釣りをしていて、いったいどれだけ釣れたのかしら?」 ちぇんは口の周りのソースをペロリと舐めて、こう答えました。 「今日はおばあさんで四人目だよー」 ★ ある祝日。家族はみんな旅行に出かけたのですが、お兄さんは一人お留守番です。会社の仕事があったので、仕方ないのでした。 みんなが出かけてから、その夜、飼われていたゆうかにゃんが一匹だけで帰ってきました。お兄さんを一人きりでいさせるのは、どうしても気になってしまったのです。 (もしかしてたらお兄さんは寝ているかも)と考えたのか、静かにそっと玄関扉を開け、廊下を歩いていくと、部屋にお兄さんが。 お兄さんは、ハッと振り向きます。 「ゆうかにゃん? 今日は泊まりのはずじゃ」 「うん、もどってきちゃった。それより……ねえ、お兄さん」 「な、何だい?」 いつもと違うゆうかにゃんの雰囲気に、お兄さんはややタジタジに。 「みんながいなくてよかった。ね、ゆうかのおぼうし、とってくれない?」 「…………」 「おようふくも。そう、ボタンをやさしくはずしてね」 「…………」 「シャツも、くつしたも、パンティも、ぜんぶとっちゃって」 「ゆうかにゃん……」 「お兄さん」 じっと見つめて言います。 「こんどゆうかのおふくをきていたら、みんなにいいつけるからね!」 ★ 農夫が隣の農場を訪ねた 農夫 :親父さんはいるかい? 男の子:えっと、町に買い物に行ってます。 農夫 :じゃあ、お袋さんはいるか? 男の子:親父と一緒に行ってます。 農夫 :アンちゃんのジョーは? 男の子:兄貴も一緒に。 農夫 :そうか。 農夫はなにかブツブツ言いながらしばらく外で帰ってくるのを待っていた。 男の子:何があったの、おじさん? 伝言があるなら聞いときますけど。 農夫 :いや、な、実はお前のアンちゃんがな、うちの飼いゆとセクロスしたらしい。で、親父さんと話をつけないとならないんだ。 男の子はしばらく考えて、 男の子:じゃあ親父と直接話してください。僕には難しすぎる問題みたいだから。普通牛なら50ドル、豚なら25ドルの種付け料なんだけど、兄貴の場合いくらもらえるかわかんないや。 ★ 山林のゆっくり父子がショッピングセンターにやってきた。いわゆるオノボリさんだ。 二匹は目につく物が何でも珍しくて驚いていた。とりわけ、銀ピカの壁が横から滑り出して開いては、また滑り出してきて閉じる様に、非常にびっくりさせられた。 れいむが目をまん丸にして父まりさに尋ねた。「お父さん、これ何?」 エレベーターを知らない父まりさは「こんなもの、生まれてこのかた見たことがないのぜ。アイドントノーのぜ」と答えた。 親子があっけに取られて見ていると、太ったお婆さんがカートを転がして銀の壁の前に立った。ボタンを押す。やがて壁が左右に開くと、お婆さんは小さな部屋に入っていった。 壁が閉じると、父子は壁の上に付いている連続番号が、一から順に点滅する様子を見つめた。ランプの数字が順番に上り、また逆に下って戻ってきた。 そしてついに壁が開き、中から着飾ったブロンドの女性が颯爽と出てきた。 父まりさは若い女性を見つめたまま、小声でれいむに言いつけた。 「今すぐ、お母さんをよんでくるのぜ」 ★ 「何でまりさはいつも自分のおぼうしを気にしてるの?」 「ああ、まりさはよく食べ物を落とすのぜ。だからできるだけ気をつけるようにしたのぜ。おかげでぼうしの中の物はなくならなくなったのぜ。……ところでれいむは何でまりさの頭ばかり見てるのぜ?」 ★ 「どすー、だいぶ年とっちゃったみたいだけど、だいじょうぶー?」 「うん、どすは大丈夫だよ。でも、れいむも変わっちゃったね。リボンも緑になったし、お耳もとがってきちゃった。しっぽまで生えてるよ」 「ちぇんはれいむじゃないよ、わかってねー」 「うんうん、名前まで変わったんだね」 ★ おや、どうして泣いているんだい。 拾ってきたゆっくりを捨てられたから? おかしいね、そのゆっくりは君の膝下で「ゆーゆー」鳴いてるじゃないか。 え、捨てに行ったお爺ちゃんより先に帰ってきたって? お爺ちゃんは全然帰ってこない?! そりゃ大変だ! ★ 飼い主「君、君、そんなに私のゆっくりを叩いちゃ可哀想じゃないか」 ブリーダー「しつけのためです。ある程度の体罰を加えることで、覚えるべきことの半分は叩き込めますよ」 飼い主「そりゃいい。じゃあ、今後は叩くだけにしよう」 ★ 言おうと思ってたことがあるんだぜ 「いまさらかよ」って言われそうだけど、言うのぜ ウソをつき続けるのもそろそろ辛くなってきたし…… まりさは犯人の顔、知ってるのぜ。今話題になってる連続殺人の。 今すぐ逃げた方がいいのぜ。 だってそいつは…… ★ -------------------------------- 親愛なるまりさへ この手紙を読んでいる頃は、俺はもうこの世にいないかも知れない。 これが入っていたバッグは俺の形見だと思ってくれ。 お前を逃がす時にマフィアに嗅ぎ付けられた。逃げられそうもないよ。 これまで色々あったが、俺はもうお前を恨んじゃいない。 今なら言える。お前はただの飼いゆじゃない。俺の本当の親友だ。 最後に、二人でいつものコーヒーが飲みたい。シュガーとミルクをた っぷりと。それとタバコも欲しい。 そして、俺のことを、少しだけ思い出して欲しい。 -------------------------------- まりさは手紙をテーブルに戻し、向かいのソファーにお兄さんのバッグを置いた。 そしてコーヒーを2杯分淹れて、タバコに火をつけた。 香ばしさと煙が入り交じって、鼻腔を刺激する。目頭が熱くなった。 「お兄さん……」 その時、乱暴にドアが開く。 2人組の男が入ってくるなり、バッグと2人分のコーヒー、タバコの煙に気づき叫んだ。 「貴様、奴を逃がしたな!!」 銃声が響いた。 ★ ゆっくりもみじの飼い主であるお姉さんは、男の趣味が悪いのか、今度出来た彼氏は下品だった。 もみじの頭を撫でながら、こんなことを言ったのだ。 「ふへへ、おめぇの頭はあいつの陰毛みてーだなぁ」 もみじは顔をしかめたが、ふと自分の髪の毛を舐めてみて、確かにその通りだと思った。 ★ ある日、森の中、熊さんに出会った。(・(ェ)・) ありすは何とか心を落ち着けて、巨大な獣と向かい合った。目をそらすと襲いかかってくると聞いていたからだ。 二匹がにらみ合ってしばらくが経った。いや、実際は短い時間だったかもしれない。 ふと、熊さんは両手を合わせ、お辞儀してきたのだった。(^_∧_^) どういうこと?! 熊さんがこちらに敬意を示したのかしら? 何なのかよくわからなかったが、ありすはとりあえず同じようにお辞儀した。 すると、相手はこう言ったのだ。 「あんたが何をしているのか知らないけども、オイラはごちそうを食べる前に感謝の祈りをささげてるんだ」 ★ 4匹目の子を身ごもっているぱちゅりーが、新聞を口にくわえ青い顔をしていた。 「むきゅ、大変よ! 生まれてくる子の4人に1人は中国人だって!」 ★ 飼い主のお姉さんはみょんの髪を刈ることにした。 二度と粗相ができないように、戒めの意味を込めてだ。 「いい? 今から目隠しをするから、終わるまでおとなしくしてるのよ」 対する飼いゆは、潔く覚悟の言葉を口にする。 「しょうがないみょん。好きにしてかまわないみょん」 お姉さんは満足そうに微笑んで自分に目隠しをつけた。 ★ 妊娠を控え、分娩室で出産を待つまりさ。 どうも難産らしい。ひたすら時間が掛かっている。 まりさはうつむいたり、そわそわと体を揺すらせたりと落ち着かない。横の飼い主も不安そうだ。 やがて、扉がバタンと開いた。 現れる白衣。医師と看護婦。その鎮痛な面持ちを見て、まりさの心臓は張り裂けそうになった。 「ど、どうなったのぜ? れいむは? 赤ちゃんは?」 すると医師は首を振りながら搾り出すように言った。 「残念ながら……」 まりさはガックリと頭を落とした。医師は続ける。 「残念ながら父親似の女の子です」 ★ 「18歳! 男性経験なしの新人が50ドルでお相手します!」と書かれた貼り紙に惹かれ、一人の男が売春宿に入ってきた。 男は受付のきめぇ丸に50ドルを渡し、部屋に入ると、裸になってベッドの上で待っていた。 すると、先ほどのきめぇ丸が突然ドアを開けて入ってきた。 「なんだよ、チップが足りないのか? 早くカワイコちゃんを連れてこいよ」 男がニヤニヤしながら1ドル札を渡すと、きめぇ丸はチップをポケットにしまいながら言った。 「新人が人間だとは書いてありませんよ」 ★ 長距離夜行列車。高校卒業記念に旅に出た3人のお兄さんは、4人がけの席に座りました。男ばかりの気安さで盛り上がっていると、 「あの……ここ、空いてるかにゃん?」 見上げれば、麦わら帽子に生えた猫耳。一匹のゆうかにゃんが立っています。 喜んで座ってもらったのは言うまでもありません。今度は4名で楽しく盛り上がりました。 夜が更け、周りの席が静かになってくると、話は少しずつエッチな方へと移っていきます。特に男性諸君はいろいろ持て余していますから、当然といえば当然でしょう。 ゆうかにゃんも嫌悪感を表すことなく、しかも、こんなことまで言いました。 「ねえ。1人100円ずつくれたら、ふとももの蚊に刺された所、見せてあげるにゃん」 3人は紳士でしたから、即座に100円を取り出します。ゆうかにゃんはスカートをめくり、ふとももをあらわにしました。 「うおー、すげぇ」と、嬉しげなHENTAIという名の紳士たち。(=^0^=)(=^0^=)(=^0^=) さらにゆうかにゃんは、こんなことを言いました。 「ねえ。1人1000円ずつくれたら、胸の谷間のほくろ、見せてあげるにゃん」 今度も3人は、すぐに1000円を払います。紳士ですからね。ゆうかにゃんはシャツの胸元を大胆に開けてみせました。 谷間は愚か、わずかな丘すらも存在しない平原でしたが、彼らはむしろウェルカムです。 その地平の特異点を前に「うっひょー! すっげぇえええ!」と大はしゃぎしました。ヽ(*´∀`)ノヽ(*´∀`)ノヽ(*´∀`)ノ そして、ついに、ゆうかにゃんは言ったのです。 「ねえ。1人10000円ずつくれたら、盲腸の手術した所、見せてあげるにゃん」 3人は、待ちきれないように慌ただしい手つきで10000円を払います。30000円を手にするとゆうかにゃんは立ち上がり、窓の外を見ました。 「ほら見て。あの病院にゃん」 (´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`) ★ 大きなドーベルマンを飼っている男がいた。隣人はカゴの中に二匹のゆっくりめーりんを飼っていた。 男はドーベルマンがゆっくりにちょっかいを出さないようにしつけ、何事もなく平和に過ごしていた。 ある晩、一週間の出張から帰り、疲れて眠っていた男は奇妙な音で目を覚ました。 庭に目をやると、ドーベルマンが嬉しそうに何かを転がして遊んでいる。 焦った男が走り寄ると、やはりそのおもちゃは一匹のめーりんだった。 男は慌てて死骸を取り上げ、バスルームで泥を洗い落とし、ドライヤーで頭髪を乾かし、こっそりカゴの中に戻しておいた。 翌日、出勤途中に隣の家の前を通ると、その家の女性が泣いている。 「どうしたんですか。飼いゆが死んでしまったんですか」 女性は泣きながら頷いた。 「でも死んだのは三日前なの。庭に埋めたはずなのに、今朝になったらカゴの中に戻っているのよ!」 ★ ある男が休暇の間、家と飼いゆの面倒を見てもらう為、母親を呼んだ。 念のために、隣家の住人にも、時々見てもらうようにお願いしておいた。 それから何もかも忘れて海外で素晴らしいバカンス。 1週間たってから、男は隣家の住人に電話をかけた。 「こんにちは」 「あ、どうも。そちらはどうかな?」 「ええ、とても快適ですよ。ところで僕の家の様子はどうですか?」 「ああ。飼いゆが死んだよ」 「えっ!」 男は驚いたが、すぐに怒りが沸き上がり、隣人に食ってかかった。 「あのねぇ。そういう言い方ってないんじゃないですか?」 「えっ」 「いきなりゆっくりが死んだなんて。せっかくのバカンス気分が台無しだよ」 「でも、ほら、事実だし」 「言い方ですよ、言い方!」 「言い方……」 「たとえば、ゆっくりが屋根に登って、足を滑らせて落っこちて、それから1日くらいしてから、とうとう息を引き取ったよ、とかさ」 「はあ、すみません。気をつけます」 「うん、まあ良いよ。ところで母の様子はどうですか?」 「えーっと、お母さんが屋根に登られて……」 ★ バーに頭の上にまりさを乗せた男が入ってきた。 バーテンが尋ねた。 「お前さん、どこでそんなもん引っ付けてきなさったね?」 するとゆっくりが答えた。 「最初はまりさの尻にできたオデキみたいだったのぜ」 ★ 結婚は愚か、一度も性交しなかったでいぶが、墓石にこう刻むように遺言していた。 「ばーじんとして生まれ、ばーじんとして生き、ばーじんとして死んだ」 が、字数が多すぎたので結局はこう彫られた。 「未開封返品」 ★ その地元の会社は事務員を捜しており、窓に広告を出した。貼られた紙にはこう書いてあった。 「従業員募集! 条件は、タイピングができること、コンピュータに熟達していること、バイリンガルであること。この会社は雇用機会均等法を遵守しています」と。 ほどなくして、球体の生物が土ぼこりを舞い上げてやってきた。窓のところで急停止し、その広告を見上げた。きめぇ丸である。 そして中に入っていった。 きめぇ丸は受付係を見て首を高速で振ったあと、広告のところまで移動し、「おお、怖い怖い」とだけ言った。 その人面饅頭が何を考えているか、ようやく理解した受付係。事務所のマネージャーを呼ぶ。 「さっそく希望者がやってきたか」と現れたこのマネージャーは、きめぇ丸を見るなり、控えめに言っても驚いた。 「え、と。この人?が面接希望者なのか」 「ええ、どうもそうみたいで」 「いや、しかし、これはちょっと、どうかな」 「けれど決心は固そうですよ」 「饅頭のくせにかい?」 「はい、『饅頭こわい』というやつでしょうね」 「誰うま」 しょうがなく、彼は事務所の中にそのゆっくりを招き入れた。 中に入るなりきめぇ丸は超スピードで椅子に飛び乗り、さらにせわしなく左右に振動した。そして言う。「おお、怖い怖い」 それしかしゃべれないようだったが、意図することはマネージャーに伝わった。やはり面接をしろというのである。そして雇ってもらいたいと。 しかし、マネージャーとしては言うべきことは言わねばならなかった。 ため息をついてきめぇ丸に述べる。 「お前を雇うことはできないよ。広告に出てたろう、タイプができなきゃダメだって」 それを聞いて、球形の志望者は椅子から飛び降り、タイプライターの所へ行き文字を打ち始めた。髪の毛が触手のように動いているのである。(;^Д^)キメェ そして打ち出したページを取って、マネージャーのところへ滑るように移動し、ページを渡した。 文面は完璧だった。 驚きの出来事だったが、それでもマネージャーは言う。 「コンピュータも使えなきゃダメだって書いてあったろう?」 きめぇ丸はまた飛び降りるとコンピュータへ向かった。 そして今まで動いたことがないプログラムをセットするや、完璧に実行した。 この頃にはマネージャーも唖然としていた。 彼はきめぇ丸に向かって言った。 「お前が賢いのはよくわかった。面白い能力を持っていることもな。でもやっぱり雇うことはできないよ」 きめぇ丸は椅子から飛び降りて広告のコピーの所へ行き、『この会社は雇用機会均等法を遵守しています』と書かれている文章を視線で指し示す。 「う……、そ、そりゃそうだが『バイリンガルであること』とも書いてあるぞ」 しかし、それでも、きめぇ丸はマネージャーを平然と見つめているのである。そして、言った。 「ニャーン」 ★ あるまりさが道路局に雇われた。高速道路のセンターラインを引くのが仕事だ。 1日に2マイルは作業するように言われた。初日にまりさは4マイルをやり遂げた。「素晴らしい」作業監督は思った。 次の日は、2マイル。が、監督は思った。「まあ、十分だ」 しかし、3日目にはついにたった1マイルだけだった。 監督はまりさに尋ねた。「どうした? 毎日、作業量が減っているが、どこか悪いのかね?」 するとまりさは答えた。「だって、日に日にペンキのバケツが遠くなっていくのぜ」 ★ 「なあ、ありすとすっきりしたのはまりさがはじめてなのかぜ?」 「どうして、みんなおなじことばかりきくのかしら?」 ★ ゆっくりを飼うことにおいて幸せな日が二日だけある。 一日目は、ゆっくりを飼った日で、 二日目は、ゆっくりを処分した日だ。 ★ 「れいむはもうまりさを愛していないのぜ。昔は取ってきた食べ物をほとんどまりさにくれたのに、今はほとんどれいむが食ってるのぜ」 「そんなことないよ! ただ、腐ったものばかり取ってきた昔と違って、最近のまりさは甘々さんをよく取ってくるだけだよ」 ★ 「車の色はシルバーがいいな」 「なんでなのぜ?」 「そりゃ汚れが目立たないからだよ。そういう色なんだ」 「通りでまりさのパンツも餡子色なのぜ」 ★ 船が難破し、3人のお兄さんと、ゆうかにゃんが一匹、無人島に流れ着いた。 1週間後、ゆうかにゃんは自分がしていることを恥じ、自殺した。 次の日、お兄さん達は自分らがしていることを恥じ、ゆうかにゃんを埋葬した。 その次の日、お兄さん達は自分らがしていることを恥じ、ゆうかにゃんの遺体を掘り起こした。 ★ 老まりさは、自分のはにーが最近、耳が悪くなってきたと感じていた。 それでまりさはれいむの背後に忍び寄って、声をかけた。 「聞こえるのぜ、はにー?」 返事なし。 まりさは近づいて再び声をかけた。 やっぱり返事なし。 そこでまりさはれいむの耳に口を近づけて言った。 「聞こえるのぜ、はにー?」 れいむは言った。 「さすがに三回も同じ返事はしたくないよ」 ★ 群れから脱走した罪で死刑を宣告されたゆっくりが、最後の言葉を長でいぶに述べた。 「長はひどいよー! なんでなんで群れのみんなをいじめるのか、わからないよー」 「何言ってるのぉおおお?! れいむはこんなにダイエットしてるのに、全然やせないんだよぉッ? なのに、まったくダイエットしてないみんながやせてたら、いじめたくなるのは当然でしょおっ?! ゲスはゆっくりしないでさっさと死んでね!!」 ★ まりさとありすの夫婦は13人の子供をもうけたが、まりさは4番目のれいむだけが他の姉妹達とどこか違うように思えてならなかった。 そこで、ある日、問いただしてみた。 「もしかして、れいむだけ他の子達と父親が違うのかぜ?」 すると、ありすはうなだれて言った。 「そうよ……れいむだけは他の子供たちと父親が違うの」 まりさは落胆して頭を抱え、しばらくしてから再び尋ねた。 「れいむの父親は誰なのぜ?」 ありすをまっすぐに見返して答えた。 「まりさの親友のれいむよ……ごめんなさい。もっとずっと前にバレると思って、でも全然バレなくて」 かといってありすの口から言うこともできなかったの、と言い終わらないうちに、ありすは泣き出した。 まりさはそんな彼女に優しく寄り添った。 「愛しているのぜ、ありす。たった1回の過ちなんて水に流すのぜ」 その言葉にありすはいっそう激しく泣き出した。 「……1回じゃないの!」 ★ マンションで火事が発生! 火の手は階下から上がり、じわじわと上階へと登っていく。 赤い光に照らされ、女性の顔に憂いの表情が浮かぶ。 抱えられたれいむも心配気だ。 あのマンションには取り残された人がいるだろうか。 もしかしたら自分のようにゆっくりを飼っている可能性もある。 だとしたなら、是非無事に助かってほしい。 そんなことを、女性は流れる川の対岸で思った。 そして、とりあえずそのまま50ヤード走り、れいむを地面に叩きつけた。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3537.html
『虐待15年目終編1』 15KB 虐待 制裁 前回よりはマイルド 虐待15年目 終編1 たくっさんのかんっそうありがちょうにぇ!! 愛でるとか破廉恥なこととかは私には理解できないので、他の作家さんが頑張ればいいと思います。 とにかく糞饅頭が殺したくてたまらん。 それだけです。 「やめでえええええぇぇぇぇぇ!!!い”だい”に”ゃ”あ”あ”あ”げごびゅぶびゅぶぶぶ!!!」 「誰がやめるかよ!!カスが!!死ね!くたばれ!!」 「だずげげげげげげえ”ん”え”げばばああ”!!!」 中庭の糞まりさの群れを掃除していたところに突如乱入してきたこのゆうかにゃん。 俺はそいつを木に逆さ吊りにして、顔面に木の枝を刺し続けている。 目玉は両方共とっくに枯れ枝の束に取って代わっており、今やっているのは口の中に17本目を突き刺している真っ最中だ。 後頭部やら頭頂部からはバカガキの癖毛みたいな木の枝が飛び出している。 中枢餡は避けて刺し、顔面がちぎれない様に気をつけながら、口内に一本また一本と木の枝を突っ込んでいく。 グチャグチャになっている上顎の内側からは、台風の後のドブのように蜂蜜が駄々漏れになっている。 「ぎびび!!がばべば!!えっぎぎぎぎぎ!!ぎぴょぴょぴょぴいいいぃぃぃ!!!」 「あっ!!やっちまった・・・・。」 ちょっと余所見をしてしまったせいか、18本目を中枢餡にブッ刺してしまった。 糞猫饅頭の正中線を貫いた枝はまっすぐ綺麗に頭頂部から突き出ている。 もうちょっと楽しんでから豪快に殺そうと思ったのに、寝かせすぎて腐ってしまったようだ。 俺はこいつを蹴り飛ばして殺そうと、足を軽く開いて構える。 その時である、タイミングがいいのか悪いのかわからないのだが、ある意味ゆっくり以上に胸糞悪い歌声が聞こえてきた。 『エリ~ザベ~~ト♪聞けておく~れ~♪君が~恋しい~♪ゆ虐したい~♪』 ヅカのスター気取りのドヤ顔を決めた虹黒がそこにいた。 奴はエントランスホールの大階段を過剰な身振りをしながら降りてくる。 虹黒は餡子まみれのゴルフクラブ肩に担いでおり、もう片手には一匹の子まりさが握られていた。 奴はそいつをゴムまりのように弄びながら、殺すタイミングを決めかねているようだった。 「やめちぇにえええぇ!!ころしゃ・・・にゃ!!まりちゃちゅぶれれれげげっげべびゅぶびゅ!!じゅびゅれびゅぶぶぶ!!!」 そして一階に着くと同時に糞ゲロを握りつぶした。 子まりさの両目は餡子をお供にしてはじけ飛び、握り締められた虹黒の拳の上に黒いゴキブリ帽子が鎮座している。 ゴミ以下のそれを投げ捨てた虹黒はおもむろに口を開く。 『どうよ?”大自然の小さな群れ”はよ?』 「まあまあだったぜ、そういうお前はどうよ?」 俺の問いかけに答えたのは満面の笑顔だった。 『アツかったぜ!!なんつーかさ、ムカついてムカついて!!もう1000匹ぐらい殺してー気分だぜ!!!』 「んじゃ、これやるか?」 俺は木の枝まみれの糞猫を虹黒に見せる。 中枢餡を貫いてしまったためか、さっきからこいつは足りないゆうかにゃん(笑)になっている。 「ぎゃぴぴぴぴ!!!えぺぴっぴ!!ぴぎゅぱっぽぴーーー!!めへぽぬめほぴぽぷーーーー!!!」 『なんだこりゃ?こんなの殺りがいねーよ、死んどけ(ブジュジョバッ!!!!)』 「ぷびばああああぁぁぁぁ!!!!」 ゴルフクラブが一閃し、逆さ吊りにされている糞猫の頭部が爆散する。 蜂蜜まみれの木の枝が辺りに飛び散るのと同時に、虹黒は二発目を残った胴体にぶちかました。 『はいはい、ゆっくりゆっくり(ベベジャアッ!!)』 「・・・・・・・!ゆっ・・・!ゆひいいいぃぃぃぃぃぃ!!あああぁぁぁ!!ゆっ・・ゆあああああああ!!!!』 「『ああ?!」』 ちぎれ飛んだ糞猫の胸部が着陸した中庭の隅の辺りから声が聞こえた。 どうやら殺りもらしがあったらしい。 そこに向かって見ると、清掃用具入れの扉が開きっぱなしになっており、 中には胴付きまりさ、胴付き子まりさ、成体まりさ4匹が隠れていた。 そして扉の前の側溝の穴に足をはまらせてもがいているのが、これまた胴付き子まりさだ。 「「「「ああああああぁぁぁ!!!やべでええぇ!!ぼういやだああぁぁぁ!!ごろざないでごろざないでごろざないでごろざないで ごろざだいべごおざばいべごおざざいえごrzええべで!!!!!」」」」 「「ひぃぃっ・・・!!やっ・・・!!ぎっ・・ぴっ!!ぴいいいいいいいぃぃぃぃぃぃ!!!!」」 「まりさのあんよざあああぁぁん!!ゆっぐりじないでぬげでねええぇぇぇ!!いやじゃ!!いあじゃ!!いyjえば!! だれがばりざをdうzげっ・・!!げひいいいいいぃぃぃぃ!!!!」 7匹はもう目の焦点が合っておらず、言葉にならない命乞いをし続けている。 俺たちが目の前までやってくるのを見て、ドブの蓋に足がはまっているバカは、 もう足がちぎれんばかりに上体を滅茶苦茶に動かし始めた。 虹黒はニヤリと笑って足を高く振り上げると、垂直に真上からその下痢ゴミまりさを踏みつけた。 「えぐげっばばあああああああぁぁぁぁぁ!!!!!」 体長40センチほどの生ゴミが一瞬にして体長5センチになった。 四方へと餡子がスプリンクラーのように飛び散り、両手両足は滅茶苦茶な方向にひしゃげた黄色い雑巾が突然そこに現れたのである。 胴付き子まりさの死に様に、残りの生き残りの糞饅頭共は一斉に言葉を失う。 1匹の例外なく顔面が二倍になるほどに大口を開け放ち、下あごがゴミ虫の触覚さながらに震えている。 俺が漫画家ならフキダシを付けてやりたいくらいだ。 (まりさたちはしにたいでーーーーーす☆) ってな具合に。 『抜けねーんだったら突っ込んでみろってーの!!』 虹黒は雑巾になった子まりさの死体を更に上から踏みつけ、側溝の穴に蹴り捨て始めた。 足でその辺に散らばっている胴付き子まりさだったものを、かき集めてはグチャグチャに踏みにじる。。 土が混ざった汚らしい餡子が次々と穴の中へと落とされ、ボトボトだのビチャビチャという音を立てている。 最後にひしゃげた手足を突っ込んだ後には、胴付き子まりさが存在していた形跡など完全に消え去っていた。 『ゆっくちしないでぬけてねー??バカか?死ねよ!!消えろっての!!あーーー、ウゼー!!!』 完全に虹黒はスイッチが入ってしまったようだ。 俺?俺もまだまだいけるぜ。うん。 「どうやって殺んの?」 こいつらは殺すことを前提で話を進める。 涙、鼻汁、涎、小便。 こいつらの足元には、こいつらが出したものが作った汚水の水溜りが出来ている。 6匹全ゆんの両目は限界まで見開かれ、餌をもらうコイのように口をひたすら開け閉めすることに終始している。 そして、顎に手をあてて考えていた虹黒がこいつらのさいごのおしごとを思いついたらしく、指を鳴らして宣言した。 『フードファイトだ。』 ************************************************ 「うぶばああぁぁぁ!!おぼええええぇぇぇ!!!いやだあああぁぁぁ!!やべでえぇ!!んぼぼおおおぉぉぉ!!!」 「ゴォッ!ゴォッ!ゴォッ!ゴォッ!ゴォッ!!よおおおーーーーーし!!次いくぞ次ーーーーー!!」 「いやだいやだいやだいやだ!!やべでだずげでぼういやだあああぁぁぁぁ!!!あぶぼおおおおおぉぉぉ・・・っ!!」 『ガハハハハハハ!!食えよ!!食えって!!うまいだろーーが!!わはははは!!』 すっかり日も暮れ始め、夕日がまぶしくなってきたというのに、俺たちは休みなしに虐待の限りをつくしている。 今俺たちがなにをしているかというと、中庭の生き残りの胴付きまりさ、胴付き子まりさ、4匹の成体まりさ。 奴らの処刑をやっているところだ。 昼飯を食って一服してから俺たちは奴らを正面玄関ロビーまで連れてきた。 そして他の清掃アルバイトの奴から適当に何匹かれいむやらありすやらをもらい、4匹の成体まりさを妊娠させまくっている。 「い”や”だあああぁぁぁぁ!!!ぼうあがじゃんうびだぐな”い”い”ぃぃ!!」 「ばりずあああぁぁぁぁ!!ごべんね”え”え”え”ぇ”ぇ”!!!」 「「ずっぎりい”い”い”い”ぃ”ぃ”!!!!」」 そして出来た赤ゆっくりやら、午前中に殺したゆっくりの死体を胴付き子まりさに食わせているのである。 ゲロチビの口から喉の奥までホースを突っ込み、反対側にはビニール袋がついている。 後はそのビニール袋に入れたゲロッカスを絞るだけの簡単なお仕事である。 「「「「まりちゃちゅぶれりゅぎゅぶびゅぶゆびゅ!!!!」」」」 「ん”ごぼおおおおぉぉぉ!!!やべべ!!えぐぼおおおぉぉぉ!!!」 袋を絞るたびに胴付き子まりさの腹が膨らんでいく。 口の周りからは逆流した餡子がこびりつき、中には赤ゆっくりのかざりや目玉が混じっているのが見える。 虹黒は延々と成体ゆっくりを交尾させ続け、赤ゆっくりが生えた茎を即座に引き抜いて俺に渡してくる。 「やべでやべでやべで!!ばりざのあがじゃん”!!ゆっぐりじだまりざのあがじゃあああぁぁんん!!」 『黙れっつーーーの!!殺すぞ!!(ブチブチブチ)』 虹黒がまりさの額に生えている茎を4本ほどまとめて引き抜く。 「ぎゅぐべあああぁぁぁ!!!いだい”い”い”!!!いばっ・・・!!いばっ・・・!!ぎぴぴいいいぃぃぃぃ!!!」 すると茎の下の饅頭皮と中身の餡子もろとも引き抜いてしまったようだ。 まりさの額がごっそり無くなり、中枢餡が体外にはみ出ているのがみえる。 「い”ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”!!!ゆ”ん”ゆ”ん”ゆ”ゆ”ぎゆ”!!!」 まりさが痙攣をし始める。 こうなってしまってはもう助からない。まあ、俺たちにあった時点で死ぬのは決定事項だったが。 「ゆあ”あ”---!!まりさあああぁぁぁ!!じっかり!!じっかりじでええぇぇぇ!!じんじゃだめええぇぇぇ!!! ゆっぐり、ゆっぐりじでいっでねええぇぇぇ!!!!」 まりさにファックしているれいむが叫びだす。 すると、それを見た虹黒の何かが切れた音が聞こえた。 (ビキィ!!!!) 『てめえのファックがもの足んねえからこうなってんだろうが!!!!カスゲロ糞マ○コ饅頭がアアァァァ!!!!!」 ブチ切れた虹黒は瀕死のまりさもろともれいむに渾身のパンチを繰り出す。 まりさの顔面の左側が陥没と消滅を同時に行い、れいむの口元が床のコンクリートと一体化した。 「「い”ぶぶん”ゆぼえ”っばあ”あ”あ”あ”!!!!」」 餡子が飛び散る暇すら与えないほどの強烈なパンチは2匹を即死させていた。 もったいねーー。 おさまりがついていないらしい虹黒は拳の先にはりついているゴミを拾い上げると、 俺がさっきから下痢便を食わせ続けている胴付き子まりさの口の中に突っ込んだ。 「ん”ん”え”げ”え”え”え”!!!ぼうばいらな・・・い”!!ばりざの・・おな・・が!!ん”ん”ぶびいぃぃぃ!!!」 胴付き子まりさの全身は今にもはちきれそうである。 口から吐き戻されてもつまらんので、俺はこいつの喉にさっきから使っている袋を詰めて蓋にする。 水死体のようにブクブクに膨らんだ胴付き子まりさは、軽く針でつついただけでも破裂しそうにな状態だ。 こっからどうやって殺そうかと思案を巡らせていたところ、なんと虹黒はこいつの頭頂部をぼうしごとナタで切り飛ばしたのだ。 『くたばれや!!!』 「おいwwwwwww」 胴付き子まりさの頭頂部が飛行する様子はひどくスローに見えた。 そして次の瞬間・・・・・・。 「ん”-----べばあああああ!!!!(ブジャブジャジャジャ!!!)」 胴付き子まりさの頭部から、まるで間欠泉のように餡子がほとばしり出た。 赤いゴミや黄色い陰毛が混じった餡子は1メートル近いゲロ噴水となって噴き出している。 そして見事なことにこのケツメド饅頭は直立不動をキープしている。 そのシュールな光景に俺たちは腹を抱えて爆笑した。 「うわはははははは!!!なんだよこれ!!んーべばあああーーーーー!だってよ!!がはははは!!!」 『ういひひひひひひ!!ひっ・・!ひっ・・!ひひひひひひ!!!』 「ばべっびぶぶべっぼぼぼ!!!おぶぼおぼぼおお・・・・・・ばびゅえ!!!」 胴付き子まりさはだいたい12~13秒ほど餡子を噴射させた後、燃料を使い果たして床に倒れ込んだ。 うつぶせになったそいつの顔面を掴み上げてみてみる。 「がははははは!!」 『うひひひひ!!ゆひっ・・・!ゆひいいいいぃぃぃぃ!!!』 ペラペラの皮にはすでに両目は無く、射精後のチ○ポのようにだらしなくぶらさがる舌だけが付いていた。 俺たちは散々笑い転げながらその辺を歩き回り、収まりがつかなくなった気持ちを静めるために、 さっきから震え続けている残りのゆっくり共を蹴り殺し始めた。 「にんげんざんっ!!れいぶだぢがなに”をじだっでい”「がははははは!!死ね!!」う”ん”ぶげげげえ”え”え”え”!!!」 俺の蹴りはれいむの産道辺りに命中し、そこから上下に正中線にあたる部分を根こそぎ吹き飛ばした。 後に残ったれいむの死体はおやつのカールを横倒しにしたような物だった。 「やべでぐだざい!!だずげでぐだざい”!!ばりざだじがわ”る”が『悪くねーーから!わはははは!!』だげっぶべえ”え”あ”あ”!!!」 地面に頭をこすりつけながら命乞いするまりさの後頭部を虹黒は一気に踏みつけた。 あなるとまむまむを突き破った大量の餡子が床に広がり、2メートルほど後方まで続いている。 体内のほとんどの餡子だったのだろう、まりさは断末魔の後は身動き一つしなくなった。 「どぼじでごん”なごどずるの”お”お”ぉ”!!ばりざだぢだっでひっじにい”ぎでるだげなんだ「必死に生きるってことは、必死に死ぬって ことだ!!!ぐははははは!!!」よ”お”え”ゆ”げべえ”え”え”ぇ”ぇ”ぇ”!!!!」 顔面をこちらに向けてわなわなと口を動かし、聞き飽きたセリフを投げつけてくるまりさ。 そいつに来週のゆっかー戦への抱負を込めた渾身のシュートを叩き込む。 最高の感触を残してまりさは飛び、入り口のガラス窓に当たった瞬間に爆ぜ、 車のフロントガラスにくっついている鳥の糞(鳥の糞以下だが)のようにしぶとくへばりついている。 「な”んでもじばず!!だがらごろざないで!!ばりざはおじびじゃんだちどしずがにぐらし『そういのもういーから!!とりあえず死ね!! 死んでから地獄で静かに暮らせ!!ゆぴいいいぃぃぃぃ!!!』だえ”ん”ん”べげぼあ”あ”ぁ”ぁ”!!」 頭に赤ゆっくりが実り、胎生妊娠もしているのであろう。一際大きな下痢糞まりさ。 生意気な願望を口走るそれを虹黒は階段の側壁とサンドイッチするように蹴った。 汚らわしく飛び散ったまりさの内容物は側壁のかなり上のほうまで到達し、その頂上には赤ゆっくりが実った茎がくっついていた。 茎についている生まれる前の下痢便は、親が液体になったというのにまだ生きていたが、 虹黒の強烈なパンチがそいつらを親と同じ汚物に変えた。 まだまだゆ虐し足りない俺たちは、中庭の最後の生き残りである胴付きまりさを放り投げていたところに目をやる。 するとその糞内臓饅頭は、手で這って正面入り口の方へと逃げ出そうとしている真っ最中だった。 片足の膝から下を踏み潰しておいたのだが、どうやら無意味だったようだ。 「はあっ!はあっ!いだいい”!!ごわいんだぜええぇぇ!!ばりざはっ!!ばりざはじにだぐないいぃ!!おねえざんやだぢががえっでくるまで ごごを・・・!まもっ・・・!」 入り口の自動ドアまでは後3メートル程である。 だが俺たちはとっくに追いついてこいつを見下ろしている。 『ここまで来たんだからさ、外までは自力で行かせて、んでもって外で殺そーぜ。』 虹黒の言葉に俺はうなずく。 糞饅頭なんぞ1匹残らず殺すのが人間の義務だ。 だがその時、突然自動ドアが開いたのだ。そして外から1つの人影が入ってくるのが見えた・・・! 『「・・・・・・・?・・!!』」 「ゆんやあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」←胴付きまりさ 『ゆっぴぎいいいいいぃぃぃぃぃぃ!!!』←虹黒 「ゆぴっ!!ゆひいいいいいぃいぃい!!!」←俺 二人と一匹の叫び声が周囲にこだまする。 入り口に見えた人影は、上半身裸の全身餡子まみれの男だった。 顔にれいむの顔面の皮を被っており、その上に髪の毛と頭皮がくっついたまりさの帽子を被っている。 それに加え、周囲の皮がついたままのありすのカチューシャをチョーカーのようにつけている。 どうみても変態です。ほんとうにありがとうございました。 そしてその変態はおもむろに口を開いた。 「あっ!にっちゃんじゃん!!どうよ、楽しんでる~?」 合衆国エージェント役が務まりそうなくらいいい声をしている。 変態の癖に。 で、変態ボイスを聞いて合点が言ったらしく、虹黒が聞き返した。 『あっ・・・!ジッさん!!おはよざーす!!』 「うん、おはよう。朝からスッゲー楽しいね。」 こいつがあのジッさんか。 指折りの虐待鬼威惨が住んでいるといわれているこの地域で、目下のところ最狂、最変態といわれている男だ。 うん、確かにこいつはみるからに頭がイカれてそうだ。 そして、その頭のイカれたれいむマスクの口から声がする。 「そこの君がとっちー君?」 どぼじでぞんなごどじっでるのおおおおぉぉぉぉ!? だが一応社会人のマナーとして自己紹介はせねばならない。 「あっ、はい。始めまして双鳩千秋と申します。」 「うん、よろしく。僕は実草正規っていうんだ。ジッさんでいいよ。」 和やかな初対面の挨拶を済ませたところで、虹黒がジッさんにさっきからの疑問をぶつけた。 『あの~?ジッさん?なんすか、その格好・・・・?』 おそるおそる訊ねる虹黒。 するとジッさんは、親に100点の答案用紙を自慢するガキのようにテンションを上げてきた。 30半ばのキチガイ親父だが、聞くところによるとれっきとした官僚らしい。 「ん~~!!これ~?これかい?!よくぞ聞いてくれたってやつだよ。あのね、僕は朝から中央庭園の方に行ってたんだよ。 あー、ちょっと長くなるからみんな座って!!そこのまりさちゃんも一緒に聞いて!」 そういってジッさんは俺と虹黒、胴付きまりさに囲まれる位置に座り、中央庭園での出来事を話し始めた。 終編1 終わり 気にいらないひとはまわれみぎって、いっつーーーーーーも いってるでしょおおおおおぉぉぉ!!!! りきゃいできりゅ?? どうばっじもとれないにんげんさんなのっ??
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3194.html
『ゆっくりばけばけ』 15KB 虐待 自業自得 希少種 虐待人間 独自設定 死ぬのはれいむだけです 注意: 虐分薄め(コメディっぽいものを目指したのですが、なかなか難しいですねぇ) 希少種(基本的にただのゲストです。愛でも虐もありません) 虐待人間(本当に酷い人です。ご注意ください) 独自設定(どこの世界もゆっくりには厳しい世界なのです) 「どぼじでごんだごどすどぅどぉぉぉぉぉ!!?」 ゆっくりれいむが虐待人間に殺されそうになっている。 割とよく見かける光景である。 「どうしても何も、お前ら糞饅頭はこうして潰されるぐらいしか存在価値がねぇだろうがよ」 男はグシャリ!と足元に転がっていた子ゆっくりを踏み潰した。 「ゆわぁぁぁぁぁぁ!?れいむのゆっくりとしたおてぃびちゃんがぁぁぁぁ!?」 「踏み潰したぐらいでギャーギャー騒ぐんじゃねぇよ」 そう言いつつ男は子ゆを大地にしみ込ませるが如くグリグリと踏み躙る。 「・・・・・・どぼじで・・・・・・・でいぶ、だんにもわるいごどぢでだいのに・・・・・・どぼじで・・・・・・ごんだ、ごど・・・・・・ゆぅぅぅ・・・・・・っ!」 実際、このれいむは善良なゆっくりであり人間や同族に迷惑をかけるようなことはしていなかった。 だが、そんなことは男にとってどうでもいいことだった。 善良であろうがゲスであろうが、ゆっくりであれば殺す。ただ、それだけなのだ。 冷めた表情でれいむの頭に足をのせ、ゆっくりと踏み潰すべく足に力を込めていく。 「ゆ、ぐぐぐ、ぐぐ・・・・・・てやる・・・・・・」 「あ?なんかいったか?」 「・・・・・・ふく、しゅう、してやるんだよ・・・・・・れいむ、・・・・・・ばけばけになって、にんげんさんに・・・・・・ふくっしゅう、してやるんだよ・・・・・・っ!」 男はれいむが何を言っているのか直ぐには理解できなかった。 ばけばけ?なんだそれは? あまあまのようなゆっくり特有の言葉なのだろうか? ・・・・・・ばけばけ・・・・・・化け化け・・・・・・ 「そうか、死んで化けて出ようって訳か。こいつはいい!ジョワジョワジョワ!」 意味を理解した瞬間、男は吹き出した。 そんなことを言ったゆっくりは今までで初めてだったからだ。 「ああ、いいぜ。幽霊でもお化けでもなんでもいいから出てこいよ。たのしみにしてるから、な!」 グシャリ! こうして、れいむのゆん生は無残に幕を閉じた。 『ゆっくりばけばけ』 気が付くとそこは見たこともない場所だった。 「・・・・・・ゆゆ?ここは・・・・・・どこなの?」 地面にはたくさんの小石が敷き詰められ、辺りには彼岸花が咲き乱れ、目の前には大きな川が広がっている。 ここがどこかの河原なのだということはわかるが、こんな場所れいむは一度も来たことはなかった。 れいむが困惑していると、川の向こうから何かがゆっくりと近づいてくることに気が付いた。 「ゆ?あれは、なんなの?」 それは、舟であった。小さな舟がれいむのいる岸へ向かってやってきているのだ。 その舟を漕いでいるのは赤い髪をツインテイルの様に結った見慣れぬゆっくりであった。 「あ~たいは~し~にがみ~♪しにがみ~こまちぃ~♪ゆっくり~しちゃぁ~たぁ~ゆっくりの~せんどぅ~ゆ~♪とくらぁ」 調子っぱずれな歌を歌いつつ、両サイドのテイルを器用に扱いながら舟を漕いでいる。 やがて舟はれいむの元へと到着し、赤毛のゆっくりはピョンと舟から飛び降りた。 「ゆゆ?れいむはれいむだよ。ゆっくりしていってね?」 「あたいはこまちだよ。ゆっくりしていってねー。むしろゆっくりしすぎだってえーきさまにしかられるけどねぇ」 ゆっくりこまち。 今まで見たことも聞いたことも無いゆっくりだった。 だが、今のれいむは現状を確認するのにはこのゆっくりに尋ねるしかなかった。 「ゆゆ!こまち、ここはどこなの?いったいれいむはどうしてこんなとこにいるの?」 「ここは『あのよ』と『このよ』のさかいめ、『さんずのかわ』さ。んで、あたいはれいむをむかえにやってきた『あのよ』へのあんないゆってわけ。ゆっくりりかいできたかい?」 「ゆ?ゆ?ゆ?それってつまり・・・・・・どういうことなの?ゆっくりせつめいしてね?」 れいむはこまちの言っていることが全く理解できなかったらしい。 「ん~?まあ、かんたんにいうと、れいむは『えいえんにゆっくり』しちまったってことさぁね。ここはしーごーのーせーかーいーってわけ」 えいえんにゆっくりしたとはつまり死んだということ。 そこでれいむは思い出した。 死ぬ直前の出来事を。 思い出しただけでもイーライーラ度がMAX値に達する、にっくき人間の顔を。 「ゆ?ゆっゆっゆ!」 「さ、りかいできたならふねにのったのった。これからえーきさまのもとにつれてってやるよ。まあ、れいむならてんごくにいけるだろうからあんしんしなよ」 舟に乗るよう促すこまちだったが、それを拒否するようにれいむは後ずさりを始めた。 「・・・・・・い、いやだよ」 「れいむ?」 「いやだよ!れいむ、まだしにたくないよ!れいむにはまだやらなくちゃならないことがあるんだよ!」 そう言うや否や、れいむはポインポインと跳ねながらこの場から走り去って行った。 遠ざかっていくれいむの背中を見つめながら一人その場に残されたこまち。 「あ~あ・・・・・・いっちまった。・・・・・・ま、いっか」 れいむは駆けた。 元いた世界へと帰る為に。 後ろを振り返ることなく、ただがむしゃらに駆けていた。 自分はまだ死ぬわけにはいかない。自分と、おちびちゃんを殺した、あの憎き人間を制裁するまでは! その時、れいむの目の前に光が広がった。思わず目をつぶるれいむ。 「・・・・・・ゆゆ?ここは・・・・・・あのときの!」 気が付いた時、れいむは元いた場所へと戻っていた。 「やったよ!れいむかえってきたよ!」 そして自身の体の異変にも気が付いた。 何やらフワフワとした浮遊感を感じるのだ。 「ゆゆ?れいむ、おそらをとんでるみたい!?」 そう、れいむは宙に浮き、まさにお空を飛んでいる状態だった。 眼下に目を向けると、一匹のゆっくりれいむが潰されていた。 「ゆ!?れいむがしんでるよ!?れいむはここにいるのに!?」 それはかつての自分の体だったものだ。 れいむは一瞬混乱した。 だが、時間の経過とともゆっくりと落ち着きを取し、状況を把握していった。 「ひょっとして、れいむは・・・・・・ばけばけになれたの!?」 この世に強い未練を残したまま死んだゆっくりが成るといわれる『ゆっくりばけばけ』。 『人間』『捕食種』に続き、畏怖の対象としてれいむの群れに伝わる存在である。 体から抜け出した魂があの世にも行かず、現世でふわふわとさまよう存在。それが『ばけばけ』だ。 体が宙に浮いていることも魂のみの存在であるが故である。 本ゆんは気が付いていないが、額には死人がつける三角の白い布がまかれ、舌は意味なくベロンと伸ばしている。 それはまさしく『ばけばけ』と呼ぶにふさわしい容姿だった。 「ゆっひっひっ!これなら、あのにんげんさんにもふくっしゅうができるよ!れいむ、おそろしくってごめんね!」 れいむは自身を殺した人間を探すべく、フワフワと宙を漂いながら町へと向かっていった。 「ゆ!みつけたよ・・・・・・あのおかお、まちがいないよ!あのときの、にんげんさんだよ」 町を彷徨うことわずか半日。意外と早く目的の相手が見つかった。 日は既に落ち、空には満丸とした月が昇っていた。 男はコンビニで買い物を済ませた後、自宅へと帰る最中だった。 何やら上機嫌で鼻歌交じりに歩いている。 「~♪いやぁ、今日は善良そうなゆっくり親子を潰せて楽しかったなぁ。あいつ等の恐怖に怯えてあげる悲鳴といったら、最高にヒャッハーできたぜぇ」 そんな男の機嫌とは反比例するかのように、れいむはピキピキと顔を歪ませていた。 「ゆぎぎぎ!このにんげんさんはぜったいにゆるせないよ!ゆっくりこわがらせて、こんどはにんげんさんにきょうふのひめいをあげさせてあげるよ!」 物陰に隠れ、ゆっくりと男が近づいてくるのを待つれいむ。 「・・・・・・いまだよ!ゆっくりうらめしやーだよ!」 男の目の前に飛び出すれいむ。 その姿に男は驚き叫ぶ・・・・・・かと思いきや。 「~♪~♪」 何事も無かったかのように鼻歌交じりに過ぎ去っていった。 いわゆる完全スルーである。 「どぼじでおどろいでぐれないのぉぉぉぉ!?」 れいむは何度も何度も男を驚かそうとするが、全く反応が無い。 「なんできがついでぐでだいどぉぉぉ!?でいぶのごどがみえないどぉぉぉ!?」 そう、男にはれいむが視えていないのだ。 それもそのはず。この男、霊とかオカルトとか、そっち方面に全く鈍いのである。 どれくらい鈍いのかと言うと、自分に好意を寄せている女の子が沢山いるのに全くそれに気が付かないラノベの主人公並に鈍い。 余談だが、この男も職場の後輩の女の子に慕われていたりするがその気持ちに全く気が付いていなかったりする。 まあ、それくらい鈍い男なのだ。当然、幽霊や怪奇現象などとは無縁であり、れいむにも気が付かないのも当然だった。 「こうなったらだいれくとあたっくでこてんぱんにしてあげるよ!ゆっくりかくごしてね!」 れいむは男に体当たりを喰らわそうと飛びかかった、が。 スカッ! れいむの体は男の体をすり抜けてしまった。 「どぼじでこうげきがあだらないどぉぉぉ!?」 霊が視えないのであれば、霊体であるれいむに触れられるわけがない。 したがって、れいむの攻撃は全くの無効となってしまうのであった。 「ゆぐぐぐ!これじゃ、れいむのうらみがはらせないよぉ~」 もはや涙目のれいむ。これではばけばけになった意味が無い。 だが、このまま何もできずに帰る訳にもいかない。 でもどうすれば一矢報いることができるのか。 れいむが無い頭を使って必死に考えている間に、男は自宅へと到着した。 「ただいまー・・・・・・って誰もいねぇんだけどな」 男は居間のテーブルにつくと、コンビニで買ってきた雑誌を読みながら弁当を食べ始めた。 それを背後で見ていたれいむはピン!と何かが閃いた。 「ゆゆ!そうだよ!にんげんさんにはさわれなくてもほかのものにだったらさわれるかも、だよ!」 れいむは男が食している弁当の唐揚げを一つ、パクリと口の中に放り込んだ。 「ししししししあわせーーーー!!」 どうやら霊体でも物は喰えるらしい。 まあ、細かいことは深く考えてはいけない。 元々ゆっくりなど理不尽の塊で出来ているようなものなのだから。 「うめ!まじぱねぇ!はふ!はふ!」 味をしめたれいむはむーしゃむーしゃと弁当にかぶりつく。 「ん?なんだか弁当の量が少ないような・・・・・・いつの間に喰っちまったのかな」 多少の異変には気が付いたようだが、それでも男は深く気にはしていないようだ。 「ぷぃえ~。ゆっくりごちそうさまだよ!・・・・・・ゆふふ、れいむのふくっしゅうはこんなもんじゃすまないんだよ!」 今度は男が読んでいた雑誌を口にくわえると、ポイっと投げ捨てた。 「おお!?なんだ?」 流石に今回は驚いたようだ。 それに気を良くしたれいむは周りにあるものを手当たり次第に咥えては投げ始めた。 「ゆひひひ!まだまだいくよぉ!それそれ~!」 テレビのリモコンを放り投げる。 ティッシュを辺り一面に撒き散らす。 ゴミ箱をひっくり返す。 本棚の本を手当たり次第ぶちまける。 まさにやりたい放題である。 流石に男も、突如部屋が荒らされる様子を驚きの表情で眺めている。 「にんげんさんもきょうふにおびえてうごけないみたいだね!おお、あわれあわれ!・・・・・・でもね、れいむたちがあじわったきょうふはこんっなもんじゃなかったんだよ・・・・・・!だから、もっと――」 と、その時である。 「――はい、そこまでー」 突如制止の声が聞こえてきた。 そしてれいむの破壊活動もそこで止まった。いや、止められたのだ。 それもそのはず、れいむの目の前に鋭利な刃が付きつけられていたからだ。 制止の声は男のものではない。でも聞きおぼえがあった。それは確か、 「こ、こまち!?」 振り向くとそこには、あの三途の川で出会った赤毛のゆっくりの姿があった。 こまちは大きな鎌を持ち、れいむへと付きつけている。 「まったく。ばかなことをしたもんだね。おかげであたいもえーきさまにしかられちゃったじゃないか」 よく見るとこまちの頭の上にプックリと大きなタンコブができている。 「さ、れいむ。ゆっくりあのよにもどるよ」 「ゆっ!ゆっ!ま、まってね!まってね!れいむのふくっしゅうはまだおわってないんだよ!もっともっとにんげんさんに――」 こまちはれいむの言葉を聞き流し、大鎌を振り上げた。 「はいはい、いいからいうことをきいてね。ここはしゆんがいていいばしょじゃないんだから、さ!」 斬! 問答無用とばかりに大鎌はれいむへと振り下ろされた。 れいむは、今度こそこの世とあの世の繋がりを断ち切られた。 「ゆっくりえーきさまのおな~り~」 れいむの前に緑の髪をしたゆっくりが現れた。 「よいぞ!」 ゆっくりえーきである。 立派なお帽子を被り、威厳に満ちた顔をしているがなぜか口にはしゃもじをくわえている。 ここはあの世のゆっくり裁判所。 死んだゆっくりはここでえーきの審判を受け、天国か地獄へと招待される。 こまちにあの世へと連れ戻されたれいむもここへと連行された。 初めのうちは渋っていたのだが、おちびちゃんが天国で待っていると教えたら、喜んで付いてきた。 男への復讐もあれくらいで十分だろうと納得したようだ。それよりはやくおちびちゃんに会いたい。 実に単純な思考回路であった。 「それではこれかられいむのしんぱんをはじめるよ。ゆっくりしていってねー」 進行はこまちが務めるようだ。 こまちは手元の資料を眺めながら、れいむの経歴を確認した。 「え~と、れいむのこれまでのゆんせいはっと・・・・・・ふ~ん、とてもゆっくりとしたゆんせいだったようだね」 「とうっぜんだよ!れいむはとってもゆっくりしてるよ!」 自分は何一つ間違ったことはしていない。 そんな自信に充ち溢れた顔(どや顔)をするれいむ。 「よいぞ!よいぞ!」 「まあ、さいごはざんねんなことになってしまったみたいだけどねぇ」 「ゆぅ・・・・・・それはもうすんだことだよ。これかられいむはてんごくでおてぃびちゃんとゆっくりできれば、それでまんぞくーなんだよ!」 もはや思い残すことはない。 そんなキリッ!とした表情で、天国行きを確信しているれいむであった。 「それではえーきさま、はんけつをおねがいます」 「ゆむむむ。しろ・・・・・・くろ・・・・・・しろ・・・・・・くろ・・・・・・」 えーきは難しい表情をしながらブンブンしゃもじを振り回した後、判決を下した。 「くろ!くろ!くろー!」 黒。つまり有罪ということである。 よって・・・・・・ 「はい、ざんねーん。じごくいき、けってーい」 「ゆゆっ!?」 れいむは驚愕の表情を浮かべる。 なぜ?どうして?自分はこんなにゆっくりとしていたのに!? 「れいむ、たしかにおまえさんはとってもゆっくりしたゆんせいをおくっていたよ。でもね・・・・・・おまえさんはさいごのさいごでみちをあやまったんだよ」 「ど、どういうこと?!ゆっくりせつめいしてね!!」 「おまえさんは・・・・・・ゆっくりばけばけになってしまったね」 「ゆっ!?そ、それは!」 「ばけばけになることは、ゆっくりにとってはたいざいだよ。そしておまえさんはなにをしたのかな?それをわすれたとは、いわないよねぇ?」 人間の部屋に勝手に入り、物を盗み食い、部屋を荒らしまわった。 まさに、ゲスの行うお家宣言と変わらぬ悪行である。 「ゆっ!ゆっ!ゆっ!そ、それは、にんげんさんがわるいんだよ!ゆっくりとしてたれいむとおてぃびちゃんをえいっえんにゆっくりさせた、にんげんさんにふくっしゅうするのが、どうしてわるいことなの!?」 「きもちもわからんでもないさ。でもねぇ、あいてがあくにんであろうと、れいむもわるいことをしたのにはちがいない。それはゆるされないことなんだよ」 人間も悪いことをしたが、それを罰する役目は他にいる。 ここはゆっくりをゆっくりの法で裁く場所。 れいむはれいむの、ゆっくりとしての罰を受けなければならないのだ。 「ぞ、ぞんなぁぁぁぁぁぁ!!じゃぁ、でいぶは、おでぃびじゃんのいるでんごぐへいげないのぉぉぉ!?」 「くろっ!くろっ!」 「ざんねんながら、ぼっしゅーとでーす」 れいむの足元に大きな穴が出現する。 それは地獄への入り口だった。 れいむはその穴へと、ゆっくりと落ちていった。 「どぼじで・・・・・・どぼじでぇぇぇぇ!?でいぶ!なんにもわるぐないのにぃぃぃぃぃ!!」 地獄には虐待鬼威惨など比べ物にならないほど残虐な本物の鬼たちが待ち構えている。 地獄へと転落していくれいむは己の運命を悟った。 そして、開き直ったのか不敵な笑みを浮かべていた。 「れ、れいむはこうっかいなんかしないよ・・・・・・だって、あのにんげんさんにいっしむくいることができたんだからねぇぇぇ!ゆっひひひひひひひ!ざまぁぁぁぁぁみろなんだよぉぉぉぉ!!」 地獄へと落ちてきたれいむに鬼どもが群がってくる。 「ヒャッハーーー!」「新しい糞饅頭だぁぁぁ!!」「んほおおおお!」「ゆっくりは虐待だぁぁぁ!!」 一方その頃、この世の人間宅。 「うーむ、結局さっきのはなんだったんだろう?」 突如部屋が荒らされるという摩訶不思議な現象を目の当たりにした男は首をかしげていた。 「うーん、ボロアパートだからなぁ。隙間から風が入り込んだか、地震か何かがあったんだろう」 それがばけばけとなったれいむのささやかな復讐だったなどとは微塵も思っていなかった。 「ま、今日はもう寝るか。部屋の片づけは明日、後輩でも呼んで手伝わせるかな」 結局、れいむが天国行きの切符を蹴ってまで行った復讐は丸で効果はなかった。 むしろ、この後、男が後輩の女の子を自室に呼んだことでキャッキャウフフなイベントが発生したなどとは、まさに地獄の責め苦を受けているれいむには知る由もなかった。 <了> 前作: anko2867_ゆっくり雑煮
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/12776.html
このページはこちらに移転しました DANKON! ふたりはP2 作詞/589スレ18 P2 P2 P2 P2 プリティでセカンド ふたりは p2 規制が去って、永久規制 ぶっちゃけありえない!! 末尾はPでもふたりは むちゃくちゃタフだしぃ 互い過疎スレ乗り越えるたび 強く近くならない 多分永遠にならない 一生ならない
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3761.html
『赤ゆ危機一髪』 8KB いじめ 小ネタ 番い 赤ゆ 虐待人間 いつもの小ネタです。 信じられない事が起こっていた。 強いはずの自分の番が、自分達の親が、人間の子供にボコボコに殴られている。 顔は真っ赤に晴れ上がり、歯はボロボロに欠けている。 「ごべんなざ…ゆっびぃぃ!いだいぃぃぃ!もうやだぁぁぁ!ゆっごぉぉ?!おうぢがえるぅぅぅぅ!」 少年に殴られる度にポロポロと涙を零し、しーしーを漏らしながら必死に謝る親まりさ。 人間の子供になら勝てると思い、奴隷にしてやろうと挑発したが、1分も経たない内に自信もプライドも砕け散った。 そんな醜い姿を晒す親まりさを見て、番のれいむは固まったまま動けなかった。 親れいむの側にいた5匹の赤ゆっくりは一斉にしーしーを漏らすと、ガタガタと震えて泣き始めた。 「どぼじで、つよーいまでぃざがやられてるのぉぉぉぉぉ?!ゆわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!こんなの、うそだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 大声を張り上げて泣き叫ぶ親れいむ。 だが、どんなに否定しても目の前の光景は変わらない。 親まりさは大きく体を震わせると、何度目かわからない吐餡する。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!までざぁぁぁぁぁ!ゆっくりぃぃぃぃぃ!ゆっくりぃぃぃぃぃぃ!!ゆっひぃぃぃ!」 親れいむは恐怖で体が動かないのか、泣きながら叫ぶだけで助けようとはしなかった。 「ゆびゃぁぁぁ…おとーしゃ…どぼじ…で……」 自分の周りから聞えてくる、弱弱しい赤ゆっくりの声で親れいむは我に返る。 まりさはもう駄目だ、助からない。 ならば自分がおちびちゃんを守って、一緒にゆっくり暮らそうと考えた。 「おちびちゃん、いそいでおかーさんのおくちのなかにはいってね!ここならあんぜんだよ!てっぺきだよ!!」 「ゆびゃぁぁぁぁん!ゆっくちにげるよぉぉぉぉ!ゆえぇぇぇぇん!ゆえぇぇぇぇぇん!」 一匹の赤まりさに続き、ぞろぞろと口の中に入っていく赤ゆっくり達。 れいむ3匹にまりさ2匹が収まると、親れいむは硬く口を閉じる。 「これであんぜんだよ!もうゆっくりしてもへいきだよ、おちびちゃん!ここならなにがあっても、くそにんげんはなにもできないよ!!」 『ゆわーい!ゆっくちできりゅよ!』 親れいむは涙目ながら、眉毛をりりしく吊り上げて勝ち誇る。 だが少年達はそんな親れいむを見て歓喜する。 「おい、口の中にガキを隠したぞ!」 「やっとかー。じゃあ、あれやるぞ!」 少年達はボロボロになった親まりさをゴミのように投げ捨てると、親まりさの底部をつみ潰して親れいむの元に集まる。 その手には木の枝や、どこかで拾ってきた串などが握られている。 「じゃあ、俺からな!」 ブスッ!! 「ゆびぃ!」 「ゆぴゃーい!いちゃいぃぃぃぃ!きゃわいーれみゅの、ぷにぷにぽっぺしゃんがぁぁぁぁぁ!!」 少年の一人が、親れいむの頬に木の枝を突き刺した。 親れいむは顔を歪めて、口を閉じながら起用に悲鳴を上げる。 それでも口を開かないのは、多少根性があるのだろうか。 親れいむの悲鳴に遅れて、口の中の赤れいむも悲鳴を上げる。 「よっしゃ!ヒットしたみたいだぞ!」 「おーし!じゃあ、次俺な!」 グサッ! 「ぎゃび!」 「ゆっびゃぁぁぁぁ!なにこりぇぇぇぇぇ!こわいのじぇぇぇぇぇ!ゆえぇぇぇぇん!ゆえぇぇぇぇぇん!」 今度は別の少年が、親れいむの目の下に焼き鳥の串を突き刺した。 親れいむは眉毛を吊り上げて、ポロポロと涙を零す。 口の中では串に驚いた赤まりさが、大声でゆんゆんと泣き喚く。 「ありゃ?外したかな?」 「じゃあ、俺の番だな!」 ブチャ! 「げびょ!」 長めの枝を持った少年が、親れいむの目玉に枝を突き刺した。 親れいむは呻き声を上げると、残った目玉で悲しそうに飛び出た枝を眺める。 「ははっ!そこじゃガキに刺さらないって!やっぱりこうしないと…」 ザシュ! 「がしゅ?!」 「ゆびゃ!…がが…ぎぎぎ…げご…びびび…びゅ…びゅ…びゅ…」 少年の一人が地面に枝を突き刺すと、親れいむを持ち上げてその上に落とした。 木の枝は親れいむの両目の間から顔を出すと、少し遅れて赤ゆっくりの呻き声が聞こえ始める。 「おっ!これは死んだかな?よーし!どんどんいこうぜ!」 「ゆっぎゃぁぁぁぁぁぁ?!なにごれぇぇぇぇぇ!どーなっちぇるのぉぉぉぉ!!」 「ゆえぇぇぇん!ゆえぇぇぇぇぇん!こわいのじぇぇぇぇぇぇ!!じぇんじぇん、あんじぇんじゃないのじぇぇぇぇぇぇ!ゆっくちにげりゅよぉぉぉ!!」 「ゆっびゃぁぁぁぁぁ!もうやじゃぁぁぁぁぁ!おうちかえりゅぅぅぅぅ!ゆっくちできにゃいぃぃぃぃぃぃ!!」 ようやく状況を理解したのか、口の中の赤ゆっくり達が悲鳴を上げる。 親れいむの口の中を動き回っているのか、親れいむが苦しそうに顔を歪めて残った目玉を白黒させている。 少年達はその様子を楽しそうに眺めて笑う。 「おーい!聞こえるか、ゴミゆっくり!死にたくなれば逃げろ!そこに居ると危ないぞー!」 『ゆっびゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!』 少年の声に反応して悲鳴を上げる赤ゆっくり達。 口の内側で体当たりをしているのか、時々親れいむの頬が盛り上がる。 「あっ!ここに居るみたいだな、それ!」 ブチャ! 「びゃびぃ!」 「びゃぼ!…ぎぎ…ぎ…がわい…いれーみゅが…どぼじで…こんにゃめに………ゆっぐぢ…ゆっぐぢ…ゆっ………」 少年は盛り上がる親れいむの頬に割り箸を突き刺す。 割り箸は口の中の赤れいむを貫いたらしく、悲鳴の後に弱弱しい呻き声が聞こえた。 「ゆびゃぁぁぁぁぁ!まりちゃ、しにゅのはいやなのじぇぇぇぇぇ!ゆびゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「ゆぶぐぅ!ごぼっ!ぐもぉ!」 赤まりさの悲鳴が聞こえると、突然親れいむの表情が険しくなる。 赤まりさが口の奥に入って行こうとしらのだろうか。 今にも吐き出しそうなほど頬を膨らませて、苦しそうに汗と涙を流す。 その間にも少年達は、尖った石やゴミなどを親れいむの皮を破って無理やり中に押し込めていく。 「げびょ!ぶぼぼ!ゆっげぇぇぇぇぇ!ゆげろげろぉぉぉぉぉ!!」 「ゆびゃぁぁぁぁぁ!なにこりぇぇぇぇぇぇ!れーみゅがおぼれりゅぅぅぅぅ!」 「ゆっぴぃぃぃぃぃ!まりちゃは、さーふぁーしゃんなのじぇぇぇぇぇぇぇ!!」 ついに耐え切れなくなったのか、親れいむが口から餡子を勢い良く吐き出した。 その流れに乗って二匹の赤ゆっくりも、親れいむの口から吐き出される。 赤れいむは餡子の中で必死に揉み上げを動かしながら、苦しそうに顔を歪めて泣いている。 それに対して、何故か赤まりさは水上まりさの様に帽子に乗って、餡子の上で喚いている。 「うわー…なにこのまりさ?なんか、ムカつくな」 「そうか?おれはこのれいむの方がムカつくぞ」 「じゃあ、もう一戦やろうか?ほら、こいつはもう駄目そうだから、さっきの親まりさでやろうよ!」 少年達はそう言うと、餡子を吐いて白目を剥いている親れいむを草むらに投げ捨てた。 そして、ゆんゆんと泣いている赤ゆっくりを、今度は気絶していた親まりさの口の中に入れる。 「ほら、さっきみたいに逃げないと死ぬぞー!」 グサッ! 「ゆ…ゆっびゃぁぁぁぁぁぁ!」 『ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』 少年は木の枝を親まりさの頬に突き刺した。 親まりさは痛みに目を覚ますと、赤ゆっくり達と共に悲鳴を上げた。 「おーい!こんなの落ちてたぞ!これ刺してみようぜ!」 少年の一人が嬉しそうに折れた傘を持ってくると、親まりさの帽子ごと頭に突き刺した。 親まりさは体を大きく震わせると、そのまま白目を剥いて動かなくなる。 「あーあ、動かなくなったか。あっでもこいつ口閉じたまま死んでるし、これでこいつ等逃げられないんじゃないのか?」 「あー、そうかも。じゃあ、この傘で順番に刺していこうぜ!」 「おぉ、それ良いな。潰せなかったやつが、ジュースおごれよな!」 少年達はルールを決め終わると、順番に死んだ親まりさに傘を突き刺していく。 「ゆっぴぃぃぃぃ!ゆっひぃぃぃぃぃ!こっちくりゅるなぁぁぁぁぁ!れーみゅは、しにちゃくないんだよぉぉぉ!まりちゃはあっちだよぉぉぉ!!」 「ゆびゃぁぁぁぁぁぁん!どーしちゃそんなこというのじぇぇぇぇぇ!まりちゃだって、しにちゃくないのじぇぇぇぇ!ゆえぇぇぇぇぇん!」 親まりさの口の中で、お互いを罵倒しあいながらゆんゆんと泣き叫ぶ赤ゆっくり達。 すでに口の中もあちこちボロボロで、逃げ場も少なくなってきている。 「このくしょまりちゃぁぁぁ!れーみのかわりに、しん 『グサッ!』 がびょ!」 「おっ?!やったか!」 傘を刺した途端に赤れいむの声が途切れる。 少年はうれしそうに笑うと、それに応じるかのように赤まりさも大声で笑い始める。 「ゆっ?………ゆっぷっぷー!ばかなのじぇー!まりちゃをそまつにしゅるから、こーんなめにあうのじぇ!みじめなのじぇー!ゆぷぷのぷー!」 「あっこの辺から声が聞こえるな。よっと!」 ザシュ! 「ゆぷびびゃ!…びゅ…がが…ゆっ…ぢ…がぎ………」 赤まりさの声を頼りに、少年が傘を刺す。 傘は赤まりさを貫いたらしく、壊れたような赤まりさの呻き声が聞こえてくる。 「よし!じゃあ、約束通りジュースおごれよ!」 「ちぇ、ムカつくなー…もう一回やろうぜ!どこかにゆっくり落ちてないか?」 「はははっ!まだやるのか?別に良いけど、今度も勝たせてもらうぞ!」 少年達は、声が聞こえなくなった親まりさの死体を親れいむの隣に投げ捨てると、ゆっくりを探してどこかに行ってしまった。 「がしゅ…ひゅー…ひゅひー…どーしちぇ…れーみゅ…こんにゃ…ゆぴぃぃ…ふしゅぶぅ………」 頬に大きな穴が空いた赤れいむが、親れいむの吐き出した餡子の中から這い出てくる。 赤れいむはポロポロと涙を零すと、傷ついた体を引きずる様にズリズリと地面を這う。 「おかーしゃ…ひゅー…おとーしゃ…じゅしゅー…おねーしゃ…いもーちょ…みんにゃ…どこ…しゅー………ひゅー……」 赤れいむは家族を探してしばらく這いずると、そのまま動かなくなった。 完 徒然あき
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3651.html
『声をきかせて』 21KB 小ネタ 野良ゆ ただ虐めるだけの話 注意! 何も悪いことをしていないゆっくりが酷い目にあいます。 でも死にません。 とある公園。青年はベンチに座って、缶コーヒーを飲んでいた。他に人影は無い。 ほとんど人の立ち寄らない場所にあり、ともすればただの空き地に見えるこの小さなこの公園は、青年のお気に入りの場所でもあった。 ふと、青年は何かを聞いた気がした。 何だろうと軽くあたりを見渡したが、あるのは公園の設備だけ。 前、後ろ、右、左。やはり何も無い。上を見て、最後に体を折ってベンチの下を覗き見る。 そこに音の主がいた。 一匹のゆっくりれいむだ。 髪の毛や表皮は綺麗だが、お飾りは薄汚れている。 バッジを付けていないところを見ると野良なのだろう。ここに住んでいるのだろうか。他にゆっくりは見当たらないようだ。 「ゆぴい……ゆぴい……」 れいむは目を閉じ、小さく体を上下させている。眠っているのだ。聞こえてきたのは寝息だった。 無防備な、あどけない寝顔に、青年はいたずら心を起こした。 足元に転がっている細い枝をつまみ。その尖った先を、れいむに近づける。 つん、と小麦粉のその柔らかい皮膚に触れると、れいむはぴくりと反応した。薄く目を開ける。 「……ゆっ? なんだかくすぐったいよ? れいむはまだおねむだから、じゃましないでね……。ゆぴい……ゆぴい……」 揉み上げを使って器用に枝を払い、また寝入ってしまった。 つん、つん、つん、と連続で突付いてみる。 「……ゆ~ん? じゃましないでね? じゃましないでね? れいむはおねむ……ねむ……」 さらに突付く。 「……ゆゆっ? やめてねっ? やめてねっ? ぷーすぷーすはゆっくりできないよ!」 れいむは大きな目をぱちくりさせながら涙声で叫ぶ。どうやら完全に目を覚ましたらしい。 枝から逃げようとベンチの下をずりずりと這うれいむ。そうはさせじと、青年はベンチに座ったままの姿勢で体を限界まで折り曲げ、手を伸ばす。 「えださん、ついてこないでねっ!? ついてこないでねっ!? いじわるしないでねっ! ゆっくりできないよっ!」 「……あれ?」 「やめてねっ! やめてねっ! れいむをゆっくりさせてねっ! ゆっくりしていってねっ!」 「……んん?」 「やめてっていってるのにいいいいいっ!? ゆんやああああああっ!!」 「……うーん?」 青年は妙な感覚を味わっていた。 れいむの涙声を、泣き声を、悲鳴を聞くと、妙に気分が昂ぶるのだ。実にいい気分だ。 どうしたんだろう。自分は特に虐待お兄さんというわけではないはずだ。 迷惑なゆっくりを潰したことくらい、もちろん数え切れないほどあるが、一度としてこんな気分になったことなどない。 枝を持つ指先にも、自然と力がこもった。 「ゆええええええん!! ゆえええええん!! ゆっぐりでぎないよおおおおおお!!」 背中をぞくぞくと、何かが駆け上がるような感覚。 そういえば、虐待趣味はある日突然目覚めるという。 ならば今日、たった今、自分は虐待お兄さんになってしまったのだろうか。 そんなことを考えながらも、手を休めることはしない。いや、できない。 青年はれいむを執拗に突付いた。 「ゆええええええん!! ゆええええええん!! ゆっぐりざぜでよおおおおお!!」 素晴らしい。なんと素晴らしい声なのだろう。快感で全身の毛が逆立つようだ。 いっそ枝などではなく、直接手を使ったらどうか。 柔らかい皮膚に爪を突き入れたら、れいむは、いったいどんな声を聞かせてくれるだろうか。 「もういやだああああああ!! れいむ、おうちかえるうううううう!!」 「……って、何してんだ俺は」 青年は枝を放り、立ち上がった。手のひらに汗をかいているのに気づく。 「ゆええええ……ゆっ? いじわるなえださんがいなくなったよ! ゆっくりできるよ! ゆっくりできるよ! ゆっくりしていってねっ!」 「ああ、やだやだ」 ゆっくり虐待だなんて、そんな後ろ暗い趣味は持たないほうがいい。 青年は足早に公園から立ち去った。 翌日。青年は昨日と同じ公園の同じベンチに座っていた。 「いだいっ! いだいよっ!! いだいよっ!!」 青年の足の下で、れいむの柔らかい小麦粉の体がぐねぐねと形をゆがめる。 足から逃れようと、できるだけ痛みを和らげようとしているらしい。 青年も足を前後左右に動かした。 「やめでねっ! れいむをふーみふーみしないでねっ!」顔面を涙でぐしょぐしょにしながら、れいむは叫ぶ。「ゆっぐりあんよをどげでねっ!? あんよをどげでねっ!?」 どんなに哀願されたところで、足をどけるつもりはない。しかし、どんどん哀願してもらいたい。 その惨めな声をもっと聞かせて欲しい。青年はそう思っていた。 「つぶれぢゃうっ! つぶれっ! づっ、づぶでどぅううううううっ!?」 「やっぱり、いい声してるわあ……」 れいむを踏みつけながら、ほう、と息を漏らし、青年は呟いた。持ってきた缶コーヒーを、ちびりとやる。 昨日の快感が、れいむの声が忘れられず、今日もまたこの公園に来てしまった。 ゆっくり虐待だなんて――そう思いながら公園を離れた青年だったが、どうしてもれいむの声が耳から離れなかった。 やはり自分は虐待趣味に目覚めてしまったのだろうか。 そう思って、昨日の帰り道、町中で見かけた野良ゆっくりを片っ端から蹴り飛ばしてみたが、特に気は晴れない。 ゲスっぽいゆっくり、善良そうなゆっくり、また、どんな種類のゆっくりでも駄目だ。同じれいむ種でも駄目。 善良そうなゆっくりの「どうじでこんなこどずるのおおおおおお!?」という泣き声を聞かされた時には、むしろ罪悪感さえ芽生えてしまった。 どうやら自分は虐待趣味に目覚めたわけではないらしい。少なくとも、その辺の野良を虐待したところで何も感じない。 しかし、この足元で必死に泣き喚くれいむが相手ならどうだ。 「おにいざんっ! どうじでこんなこどずるのおおおおおお!?」 昨日、あんなにも心を痛めた言葉なのに、このれいむの口から発せられたかと思うと、心が躍って仕方ない。 ベンチの下にいなかったらどうしよう――今日ここを訪れる前まではそんな不安もあった。 しかし、れいむは昨日と同じ場所で眠っていた。こんなにうれしい事はなかった。 もちろん、誰かの飼いゆっくりでないことは、本ゆんに確認済みだ。あとでトラブルになったら困る。 「ゆっぐりっ! ゆっぐりでぎないっ!! れいぶっ! いだぐでっ! ぐるじぐでっ! ゆっぐりでぎないよっ!! れいぶはっ!」 「ああ、いいなあ……」 青年はれいむから足をどけた。 れいむの声に飽きることはなかったが、れいむを踏むことには飽きてしまった。正直、ぶよぶよとした弾力が気持ち悪い。 「……ゆゆっ! おにいさんがあんよをどけてくれたよっ!? ゆっくりしないで、いまのうちににげるよ! そろーり! そろーり!」 ずりずりと青年から離れようとするれいむ。 もちろん逃がすつもりはない。青年は立ち上がった。 「そろーり! そろーり! おにいさんはついてこないでね! れいむはゆっくりにげるよ! おうちにかえるよ!」 おうちとはどこだろう。先ほどは「むこうにすんでるよ!」と言っていたが。 興味はあったが、今はそれどころではない。 こちらに向いているれいむの尻。ぷりんぷりんと左右に揺れるそれを、青年は爪先で蹴った。 「ゆっべえええ!?」 衝撃で前方に跳ね、そのまま突っ伏すれいむ。砂埃が舞った。 「いだいっ! いだいっ! おかおがっ! あにゃるが! おかおがっ! あにゃるがっ! ゆっぐりでぎないっ!」 ころんと体を起こし、空を拝んでじたばたしながら、揉み上げを激しく動かして顔をさするれいむ。 青年はれいむの向こうに回り、今度は頭頂部を蹴った。 れいむは仰向けのまま地面をすべり、そして止まった。また砂埃が舞う。 「いだいっ! いだいっ! おつむがっ! せなかがっ! おつむがっ! せなかがっ! ゆっぐりでぎないっ!」 揉み上げを左右交互に、せわしなく上下させるれいむ。頭と背中をさすっているつもりらしいが、揉み上げはそのどちらにも届いていない。 それから二度三度、れいむを軽く蹴る。 「いじゃっ! げらないでっ! もうやべでっ! ゆっぐりっ!」蹴るたびに律儀に声を上げてくれるれいむ。「ゆっぐっ! ゆっぐりっ! ゆっぐりじだいっ!」 「いいなあ……」 れいむの潰れたような悲鳴に恍惚となりながら、青年はれいむを蹴り続ける。 しかし、全力で蹴ることは決してしない。万が一にでも、その柔らかい皮膚を蹴破って、殺してしまうわけにはいかないからだ。 殺してしまっては、れいむの声を聞くことができなくなってしまう。それだけは絶対に避けなくてはいけなかった。 もっとも、全力を出すまでもなく、れいむは大声で泣き、騒いで、その声を聞かせてくれる。 「ゆぶぶっ! れいむしんじゃう! しんじゃうよっ! じにだぐないのにっ! れいむじにだぐないのにっ!」 軽く小突くだけでこれだ。 ゆっくりは極度の痛がりだというが、それは本当らしい。 「ゆひっ! ゆひいいいっ! いだいよっ! ゆっぐりでぎないよっ! ゆっぐりっ!」 「その調子、その調子……」 青年はれいむを持ち上げた。すっかり薄汚れたバレーボール大のそれは、青年の手の中でぴくぴくと小刻みに動いた。 その感触に、青年は顔をしかめる。 「もういやだあっ! ……おそらをとんでるみたいっ!」 恐怖に歪んだれいむの顔は、しかしすぐに晴れ晴れとしたものに変わった。 持ち上げられた楽しさが、痛みや恐怖に勝ったらしい。俗に「キリッ!」と表現される顔だ。 虐待お兄さんの嗜虐心を刺激する表情のひとつらしいが、青年にとってはどうでもよかった。それよりもっと声を聞かせて欲しい。 胸の高さから頭上へ。れいむをさらに高く持ち上げる。 「ゆわーい! れいむ、とりさんだよ! とりさんになったよ!」 はしゃぐれいむを、青年は地面に落とした。 「ゆぶえっ!? ……ゆんやあああああああっ! いだいよっ! いだいよおおおおおおおっ!」 火がついたように泣き叫ぶれいむを、もう一度持ち上げる。 涙は滝のように流れてはいるものの、歪んだ泣き顔はやはり一瞬でキリッ! と変わる。 「おぞらをとんでるみだいっ!?」 そのセリフを聞き終えた瞬間、地面に落とす。 「ゆぶえっ!?」 今度は片方の揉み上げをつかんで持ち上げる。 「おぞらを……はなじでっ! はなじでっ! もみあげざんがもげぢゃうよっ!! ゆっぐりじないではなじでねっ!」 「いいね、いいね……」 先ほどとは違ったセリフ。その必死な声に、青年の心が弾んだ。 青年の手の中で、れいむの揉み上げが、それ自体生き物のようにぐねぐねと動く。 おぞましい。言われた通り即座に離してやる。 「ゆべっ!? いだいい……もみあげざんっ!? ……よがっだ! もみあげざんはもげでないよっ! ゆっぐり! ゆっぐり!」 「あ……。揉み上げくらい、ちぎってやってもよかったのかな……」 生かさず殺さずを心がけようにも、もともと虐待お兄さんではない青年には、その力加減が難しかった。 たとえば揉み上げを切断したり、目を潰したりした場合、そのままショック死したりはしないのだろうか。あるいは、出血――出餡多量で死んだりはしないのだろうか。 ゆっくりの耐久力なんて考えたこともない。何せ今までは、家の周りやゴミ集積所で悪さを働くゆっくりを、ただ何も考えず潰してきただけだ。 そういえば、ゆっくりが怪我をした場合、小麦粉やオレンジジュースでの治療が可能と聞いたことがある。万一のために、それらを用意しておくべきだったか。 とにかく、殺してしまっては元も子もない。声が聞けなくなってしまう。 こんなに楽しいことなのに、手探りでやらなければならないのが悔しかった。 「ああ、くそ!」 「いだあっ!?」 青年は腹立ち紛れに、れいむを蹴った。 手元の缶コーヒーに目をやる。砂糖もミルクも多め。青年の好みだった。 「これじゃ駄目かな……」 言いながら缶を傾け、一滴二滴と、れいむの顔にコーヒーをたらしてやる。 「……ゆっ? ゆゆっ? ぺーろぺーろ! しあわ……ゆげえええっ!? これどくはいっでるううう!?」 さらなる悲鳴のバリエーションを引き出すことには成功したが、やはり缶コーヒーでの治療は無理らしい。「毒」ときた。 「ゆげえっ! ゆげえっ! にがにがっ! にがにがはゆっぐりでぎだいよぼおおおっ!」 「あ、あれ?」 苦しそうにのたうち回るれいむ。 ぎゅっと目を閉じ、半開きの口から舌を出し、毒の滴を払い落とすかのように、揉み上げでしきりに顔をこすっている。 ひょっとしてコーヒー――毒はまずかったのだろうか。 虫だろうと動物だろうと、毒を盛られれば死ぬ。人間だってそうだし、あの巨大な象でさえ、毒は文字通り致命的なのだ。 ならば、ゆっくりはどうなのだろう。いかにでたらめな生態とはいえ、やはり例外ではないのではないか。 「にがいいいいいいっ! ゆっぐりでぎだじいいいいっ!」 「こ、こりゃあ……」 まずい。これはいけない。青年は焦った。 野良ゆっくり一匹死なせたところで困ることはないが、このれいむだけは特別だ。他ならぬ自分のために殺すわけにはいかない。 「ゆげええっ!」 れいむが餡子を吐き出した。これは危険だ。 そうだ。公園の入り口に自動販売機があったはずだ。そこでオレンジジュースを買って―― そう思って入り口付近に目をやると、若い女が立っているのが見えた。 女は明らかに青年の方を見ている。 誰だろう。どうしてこっちを見ているのだろう。いつから見ているのだろう。 そして、自分はどう見えているのだろう。 青年は一瞬でそこまで考え、急に恥ずかしくなった。「ゆっ、ゆっ、ゆっ」と痙攣し始めたれいむから、ばっと体を離す。 昼日中から公共の場で、なんら悪いことをしていないゆっくりを虐める男。 おそらく虐待お兄さんとしても最低の部類だろう。それが今の自分。 自分は虐待お兄さんじゃないんです! でも、このれいむは特別なんです! 何ならちょっと、こいつを殴ってみてくださいよ! 青年はそう主張したい気持ちにも駆られたが、さすがに止めておいた。意味が無いし、かえって変態だと思われてしまう。 決まりが悪くなり、青年は女の脇をそそくさとすり抜け、逃げるように公園を出た。 小走りに公園を離れながら考える。 れいむはあのまま死んでしまうのだろうか? もうあの声を聞くことはできないのだろうか? もしそうなったとしても、仕方ないと諦めるしかない。悪いのは自分だ。 いや、そうわかっていても名残惜しい。 だから明日またこの公園を訪れてみようと、青年は思った。 もちろん、オレンジジュースを持ってだ。 去っていく青年の後姿を一瞥し、女は公園の中に足を踏み入れた。 バッグからオレンジジュースを取り出しながら、一目散にれいむの元へと向かう。 「ゆひっ……ゆひっ……ゆひっ……」 れいむは白目をむいて、仰向けに転がっていた。 黒い痣だらけの体。ところどころ付着した茶色の液体は、これはコーヒーだろう。 さっきの男がやったのだ。ひどいことをする。死んでしまったらどうするつもりだろう。 「もっど……ゆっぐじ……」 まずい。 女は慌ててれいむの体にオレンジジュースを注いだ。口の中にも、どばどばと流し込む。 「……じだっ……ゆ……ゆゆっ!? ゆゆゆっ!? ふっかつっ! だよ! ゆっくり! ゆっくり!」 いまにも「ぱあああっ!」という音が聞こえてきそうなくらい晴れやかな表情で、れいむは復活した。 女はホッと息を吐く。治療が間に合ったようだ。 「ゆっくり! ゆっくり! ゆっくり! ゆっくり!」 揉み上げをピコピコと上下させながら、ぴょんぴょんと飛び跳ねるれいむ。絶好調だ。 女はそれをニコニコと眺める。 「れいむ! ゆっくり! れいむはゆっくり! れいむはゆっくり! ゆゆゆ~ん……」体を前に曲げて、そして勢いよく起こす。「ゆっくりしていってねっ!」 体を逸らし、キリッ! と得意げな表情。 そのまま数秒。 プルプルと体が小刻みに動いているのは、これは自分に酔ってでもいるのだろうか。 やがて満足したらしいれいむが、女を見上げて言った。 「おねえさん、ありがとうね! ありがとうね! いじわるなおにいさんにいじめられて、れいむはゆっくりできなかったんだよ!」 「そう」 女は短く返す。元気になってくれたようで何よりだ。 「おねえさんはゆっくりしてるね! おれんじじゅーすさんもゆっくりしてるよ!」 「そう」 ボイスレコーダーを取り出し、スイッチを入れる。ゴム手袋をはめる。 「ゆふふっ! れいむといっしょにゆっくりしていってね! おねえさん! ぱっちんっ!」 言いながら、れいむは片目を閉じた。ウインクだ。 その瞬間、女はれいむの左頬を平手で打った。 ばちん、という乾いた音とともに、れいむの体が横にぶれる。 「ゆごっ!?」 続けて右頬にもビンタを張る。 「いだいよっ!?」 右、左、右、左。女はリズムよく、続けざまに引っぱたく。 れいむの垂れ流す涙で、よだれで、ゴム手袋が汚れる。素手じゃなくて良かった。 「ゆべっ! やべでっ!? ゆべっ! おねえざん、やべでっ!? ゆべっ! ゆっぐじでぎだびいっ!?」 「ああ、いいわあ……」恍惚となりながら、女は言った。「やっぱりこのれいむの声は、格別よね……」 「ほっぺがっ! いだいっ! ほっぺがっ! いだいっ!」 ひとしきりビンタによる泣き声を堪能した後、女は公園の隅に行き、伸び放題の雑草の中に転がっている石を数個拾ってきた。 元の場所に戻った時に「ぞろーり……ぞろーり……」と逃げようとしていたれいむの尻を蹴飛ばし、「あにゃるがっ!?」という悲鳴を引き出す。 「はいはい、お口をあーんしてねえ」 「あーんするよっ! ……あがっ! あげげげっ!? うっぐぎでぎがいぎがぐぐおっ!?」 女はれいむの口を無理やり開き、その中に石を詰め込む。 そして、ボイスレコーダーの電源を確かめてから、女はれいむの顔面を思い切り殴りつけた。 「うごごおおっ! いだぎいいいっ! いだぎいい! あがああああっ!」 歯が2、3本折れたようだが気にしない。あとでオレンジジュースをかけてやるだけだ。 「あがっ! あがっ! いがいごっ! ゆっぐぎでぎがいごっ! 」 「うーん……」 「ぐがっ! ぐぎえっ! がががっ!」 「あたた。こっちの手が痛くなっちゃたわ」 手をさすりながら女は言った。考えてみれば薄皮越しに石を殴っているようなものだ。 それに、石のせいでせっかくの声が聞き取りづらい。歯が折れているのも明らかにマイナス。これはちょっと失敗だったかも知れない。 れいむの口から石を取り出してやる。 「ひゃぎゃあ……れいむのまっひろにゃひゃぎゃあ……?」 しくしくと泣くれいむの歯茎に、オレンジジュースを注ぐ。それだけで折れてぼろぼろになった歯が、健康そのものの歯に生え変わった。 「……ゆゆっ? かいっふくっ! これでゆっくりできるよ! ゆっくりできるね! ゆっくびいいんっ!?」 再びビンタを見舞った。 石を含ませていた時とは打って変わって明瞭なその発声。女の体が痺れた。 うつ伏せに倒れたまま「ゆっぐ、ゆっぐ」とすすり泣くれいむを左手で押さえつけ、右手でもみ上げをつかむ。 ゴム手袋越しに伝わってくる、ぶよぶよした感触に、女は眉をひそめた。 「ゆっ? なにするの? やめてねっ! れいむのもみあげさんにさわらないでねっ!」れいむが慌てて顔を上げる。「はなしてねっ! もみあげさんから、おててをはなしてねっ!」 その必死で惨めな声に満足し、一気に揉み上げを引きちぎる。 「ゆんぎいっ!?」 たいした抵抗もなく、もみ上げはあっさりとれいむの体から離れた。次いでもう一本も引きちぎる。 「はいはい。大事な揉み上げがちぎれちゃったよ。派手に泣くよね? 泣くんでしょ?」 「ゆわああああああっ!? れいむのもみあげさんがああああああっ!?」 満足。 まさに女の希望通り、派手に泣き喚くれいむ。目は飛び出さんばかり、顎は外れんばかりだ。 ぷらぷらと弄んでいた揉み上げを無造作に放る。すぐにれいむが飛びついた。 「もみあげざんっ! もみあげざんっ! ゆっぐりじないでもとにもどってね! ゆえっ……! れいむがぺーろぺーろしてあげるよっ!」 揉み上げに取り縋るれいむを爪先で小突くと、「ゆべっ!」と転がりながらも、すぐに起き上がった。そして揉み上げに飛びつく。 「ゆえええええん! れいぶのだいじなもみあげざんっ! ゆっぐじじでいっでね! ゆっぐじじでいっでね! ぺーろぺーろ! ぺーろぺーろ!」 必死な声。悲痛な泣き声。たまらない。ぞくぞくする。 砂糖水のよだれでべとべとになるまで2本の揉み上げを舐めるれいむだったが、そんなことで何がどうなるわけでもない。 オレンジジュースで治してやるつもりではあるが、もちろんそれをれいむに伝えたりはしない。 やがてれいむは天を仰ぎ、そしてがっくりとうな垂れ、静かに涙を流し始めた。 「なおらないいい……もみあげざんがなおらだいよぼおお……。れいぶ、もうぴこぴこでぎだいいい……。ぴこぴこ……ぴこぴこおおお……」 女はボイスレコーダーをれいむの口元にあてた。 この『絶望』としか形容できない、暗く沈んだ声も実に沁みる。 「ああ、あんたを家に連れて帰れたらいいのに……」 女はうっとりとつぶやく。 それは、昨日もこの場所で、女の口から出た言葉だった。 女は昨日、この公園でれいむと出会った。正確には、公園の入り口でれいむを蹴飛ばした。それはただの不注意だった。 そして女は、れいむの「いたいっ!」という悲鳴に耳を奪われた。 身も心を蕩けさすような、なんと美しい悲鳴―― 次の「ゆえええん!」という泣き声を聞いた時には、無意識にれいむを公園に蹴りこんでいた。 もっと、もっとこのれいむの声を聞きたい! 泣かせたい! 幸運なことに野良だというこのれいむを、女は蹴って、殴って、引っ掻いた。枝を使って突付きもした。 「やべででっ! おねえざんやべででっ! れいぶ、ゆっぐじでぎだいよっ!」 そのたびに、れいむは素晴らしい声を聞かせてくれた。 夢中になってれいむに悲鳴を上げさせ続け、気が付くと帰宅しなくてはならない時間になっていた。 「もうやべで……ゆっぐりざぜで……」とぐったりするれいむを放置し、公園内の水道に向かう。 手に付いたれいむの体液を洗い流しながら、女は今になって吐き気を覚えた。 気持ち悪い。声はいいのに、その他の要素は醜悪としか言いようがない。 女は悩んだ。 れいむを家に連れて帰って、噂に名高い『透明な箱』に入れておけば、れいむは一日中声を聞かせてくれるだろう。 そう、「だしてね! だしてね! れいむをおうちにかえしてね! このはこさんはゆっくりできないよ!」といった具合に。 そのまま目の前にエサをちらつかせてやるのもいい。 きっと「ゆゆっ、おいしそうだね! れいむがゆっくりむーしゃむーしゃするよ! ……はござんがらでられないよおおおおっ!?」などと言ってくれるはずだ。 しかし、それはできない。家に連れてかえることはできない。 なぜなら、同居している家族の目があるからだ。 虐待趣味を持つ人間は、常に周りから白い目で見られる。 女は特に虐待お兄さんやお姉さんを軽蔑してはいなかったが、自分がそう見られるのは嫌だった。 事実、自分は虐待お姉さんなどではない。 ただ、このれいむが、このれいむの声が好きなだけで。このれいむの泣き声を、悲鳴を聞きたいだけで。 悩ましい。女は頭を抱えた。 とりあえず、明日またここに来るとしよう。声を聴きに。 そのためには、れいむに死んでもらうわけにはいかない。 女は公園の入り口でオレンジジュースを買い、れいむにかけてやった。 元気を取り戻して「ゆっくりー!」と跳ねるれいむを爪先で小突きながら、女はつぶやいた。 「ああ、あんたを家に連れて帰れたらいいのに……」 れいむの泣き声を聞いて、初老の紳士は頬をゆるめた。 「ゆっぐ、ゆっぐ……れいぶ、けがされちゃったよう……」 足元のれいむは突っ伏して泣いている。 体の下に差し込まれている揉み上げは、これは目元を押さえているのだろうか。 れいむの額からは茎が生え、4つの赤ゆっくりが生っている。 紳士がその辺で拾ってきたまりさ――今は紳士の足元で黒い染みになっている――にれいむをれいぽうさせ、身ごもらせたのだ。 「ゆえ、ゆえええ……どぼじでこんなこどにい……」 まりさにれいぽされている時の「やべでええええっ!? れいむ、まだばーじんさんなのおおおおおっ!」という悲鳴も素晴らしかったが、さめざめといった風情の今の泣き声もまた素晴らしい。 「しーくしーく……でもっ!」れいむが突然体を起こした。「このこたちにつみはないよっ!」 そして「キリッ!」としか形容できない表情で、誰にともなく高らかに宣言する。 「このこたちは……れいむのあかちゃんたちはっ! れいむがりっぱにそだててみせるよっ!」 紳士はおもむろに、れいむの額にぶら下がったれいむの子を、一つもいだ。 指に力を込めると、ぷちっという少し湿った音とともに、実ゆっくりは軽く潰れた。 「ゆ? ……ゆあああああああっ!? れいむのかわいいあかちゃんがあああああっ!?」裂けんばかりに目を、口を大きく開くれいむ。「なんでっ? なんでえええええええっ!?」 この世の終わりのようなれいむの絶叫を堪能してから、もう一つもぐ。 そして潰す。 「れいぶのあがぢゃっ……」 またもいで、潰す。 「みらいへのいさんがああああああっ!?」 最後の実ゆっくりに手をかけ、れいむの「やべっ……もう、やべでっ……」という声を聞きながら、紳士は考える。 ああ、こいつを家に持ち帰って、四六時中この声を聞いていられたら、どんなに楽しいだろうか。 妻がいなかったら。 もし彼女が熱烈な愛護派でなかったら。 このれいむと出会って数日、幾度となく考えたことだ。 今までそうだったように、今回もすぐに考えるのをやめる。考えてもどうにもならない。 とにかくこの公園にくれば、れいむの声が聞けるのだ。 そういえば、先ほど入れ違いに公園を出て行った、満ち足りた表情が妙に印象的なあの女も、このれいむのファンなのかもしれない。 はあ、と溜息を吐いて、紳士は手の中の実ゆっくりを潰した。 (了) 作:藪あき