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『ゆっくりアメジョ4』 17KB いじめ 虐待 ギャグ パロディ 小ネタ 差別・格差 誤解 変態 日常模様 妊娠 番い 飼いゆ 子ゆ ゲス ドスまりさ ぺにまむ ゆゆゆゆっ ★ リボンを落としたれいむが途方に暮れていた。 「もし良かったらこれを使うといいよ」 通りすがりのお兄さんがポケットからリボンを取り出して、れいむに差し出した。 付けてみると、なんとピッタリ。ゆっくり用のお飾りであることは明らかだった。 「ゆわーい! すごくゆっくりできるよ!」 「気に入ってもらえたようで嬉しいよ。ちょうどゆっくりを飼っていたご家庭を訪問してきたところでね」 「ゆっくりありがとう! お兄さんはゆっくりのふくやさんなの?」 「いや、ペット専門の葬儀屋だよ」 ★ 刑事「貴様! なんで他人の飼いゆを殺したっ?」 犯人「足で」 刑事「どうして!?」 犯人「こうして」(踏み潰す真似をしながら) ★ あるゆっくりが医者に「ありすのぺにぺには赤ちゃんなみなの」と相談した。 医者は「それでもちゃんと使えますからくよくよしないでください」と彼女(?)を慰めた。 するとありすは言った。 「ちがうの。ありすのは赤ちゃんの体くらいの大きさなの」 ★ 初老のご婦人が公園を散歩していると、猫型饅頭が芝生の真ん中で粗末な釣竿を立てていました。 そのちぇん種のゆっくりは、緑の地面に落ちたままの針をじぃっと見つめたままです。 周りの人は不審そうな、あるいは好奇の視線を向けて、遠巻きにしていました。 やがて、そのゆっくりは疲れ果てたのか、 「うぅ~ん……」 丸い体をがっくりと前のめりに。 慌ててご婦人は駆け寄ります。 「あなた、大丈夫!? 私の姿が見える?」 「わ、わかるよー。ちぇ、ちぇんはね、おなかがすいてしょうがないんだよー」 「可哀想に。私と一緒にいらっしゃいな」 ご婦人はゆっくりに憐憫の情を抱き、高級レストランへと連れて行きました。 思う存分食べさせてあげ、ゆっくりの気分が落ち着いたであろうタイミングを見計らい、ご婦人は尋ねました。多少のユーモアを交えて。 「それにしてもあなた、あんなところで釣りをしていて、いったいどれだけ釣れたのかしら?」 ちぇんは口の周りのソースをペロリと舐めて、こう答えました。 「今日はおばあさんで四人目だよー」 ★ ある祝日。家族はみんな旅行に出かけたのですが、お兄さんは一人お留守番です。会社の仕事があったので、仕方ないのでした。 みんなが出かけてから、その夜、飼われていたゆうかにゃんが一匹だけで帰ってきました。お兄さんを一人きりでいさせるのは、どうしても気になってしまったのです。 (もしかしてたらお兄さんは寝ているかも)と考えたのか、静かにそっと玄関扉を開け、廊下を歩いていくと、部屋にお兄さんが。 お兄さんは、ハッと振り向きます。 「ゆうかにゃん? 今日は泊まりのはずじゃ」 「うん、もどってきちゃった。それより……ねえ、お兄さん」 「な、何だい?」 いつもと違うゆうかにゃんの雰囲気に、お兄さんはややタジタジに。 「みんながいなくてよかった。ね、ゆうかのおぼうし、とってくれない?」 「…………」 「おようふくも。そう、ボタンをやさしくはずしてね」 「…………」 「シャツも、くつしたも、パンティも、ぜんぶとっちゃって」 「ゆうかにゃん……」 「お兄さん」 じっと見つめて言います。 「こんどゆうかのおふくをきていたら、みんなにいいつけるからね!」 ★ 農夫が隣の農場を訪ねた 農夫 :親父さんはいるかい? 男の子:えっと、町に買い物に行ってます。 農夫 :じゃあ、お袋さんはいるか? 男の子:親父と一緒に行ってます。 農夫 :アンちゃんのジョーは? 男の子:兄貴も一緒に。 農夫 :そうか。 農夫はなにかブツブツ言いながらしばらく外で帰ってくるのを待っていた。 男の子:何があったの、おじさん? 伝言があるなら聞いときますけど。 農夫 :いや、な、実はお前のアンちゃんがな、うちの飼いゆとセクロスしたらしい。で、親父さんと話をつけないとならないんだ。 男の子はしばらく考えて、 男の子:じゃあ親父と直接話してください。僕には難しすぎる問題みたいだから。普通牛なら50ドル、豚なら25ドルの種付け料なんだけど、兄貴の場合いくらもらえるかわかんないや。 ★ 山林のゆっくり父子がショッピングセンターにやってきた。いわゆるオノボリさんだ。 二匹は目につく物が何でも珍しくて驚いていた。とりわけ、銀ピカの壁が横から滑り出して開いては、また滑り出してきて閉じる様に、非常にびっくりさせられた。 れいむが目をまん丸にして父まりさに尋ねた。「お父さん、これ何?」 エレベーターを知らない父まりさは「こんなもの、生まれてこのかた見たことがないのぜ。アイドントノーのぜ」と答えた。 親子があっけに取られて見ていると、太ったお婆さんがカートを転がして銀の壁の前に立った。ボタンを押す。やがて壁が左右に開くと、お婆さんは小さな部屋に入っていった。 壁が閉じると、父子は壁の上に付いている連続番号が、一から順に点滅する様子を見つめた。ランプの数字が順番に上り、また逆に下って戻ってきた。 そしてついに壁が開き、中から着飾ったブロンドの女性が颯爽と出てきた。 父まりさは若い女性を見つめたまま、小声でれいむに言いつけた。 「今すぐ、お母さんをよんでくるのぜ」 ★ 「何でまりさはいつも自分のおぼうしを気にしてるの?」 「ああ、まりさはよく食べ物を落とすのぜ。だからできるだけ気をつけるようにしたのぜ。おかげでぼうしの中の物はなくならなくなったのぜ。……ところでれいむは何でまりさの頭ばかり見てるのぜ?」 ★ 「どすー、だいぶ年とっちゃったみたいだけど、だいじょうぶー?」 「うん、どすは大丈夫だよ。でも、れいむも変わっちゃったね。リボンも緑になったし、お耳もとがってきちゃった。しっぽまで生えてるよ」 「ちぇんはれいむじゃないよ、わかってねー」 「うんうん、名前まで変わったんだね」 ★ おや、どうして泣いているんだい。 拾ってきたゆっくりを捨てられたから? おかしいね、そのゆっくりは君の膝下で「ゆーゆー」鳴いてるじゃないか。 え、捨てに行ったお爺ちゃんより先に帰ってきたって? お爺ちゃんは全然帰ってこない?! そりゃ大変だ! ★ 飼い主「君、君、そんなに私のゆっくりを叩いちゃ可哀想じゃないか」 ブリーダー「しつけのためです。ある程度の体罰を加えることで、覚えるべきことの半分は叩き込めますよ」 飼い主「そりゃいい。じゃあ、今後は叩くだけにしよう」 ★ 言おうと思ってたことがあるんだぜ 「いまさらかよ」って言われそうだけど、言うのぜ ウソをつき続けるのもそろそろ辛くなってきたし…… まりさは犯人の顔、知ってるのぜ。今話題になってる連続殺人の。 今すぐ逃げた方がいいのぜ。 だってそいつは…… ★ -------------------------------- 親愛なるまりさへ この手紙を読んでいる頃は、俺はもうこの世にいないかも知れない。 これが入っていたバッグは俺の形見だと思ってくれ。 お前を逃がす時にマフィアに嗅ぎ付けられた。逃げられそうもないよ。 これまで色々あったが、俺はもうお前を恨んじゃいない。 今なら言える。お前はただの飼いゆじゃない。俺の本当の親友だ。 最後に、二人でいつものコーヒーが飲みたい。シュガーとミルクをた っぷりと。それとタバコも欲しい。 そして、俺のことを、少しだけ思い出して欲しい。 -------------------------------- まりさは手紙をテーブルに戻し、向かいのソファーにお兄さんのバッグを置いた。 そしてコーヒーを2杯分淹れて、タバコに火をつけた。 香ばしさと煙が入り交じって、鼻腔を刺激する。目頭が熱くなった。 「お兄さん……」 その時、乱暴にドアが開く。 2人組の男が入ってくるなり、バッグと2人分のコーヒー、タバコの煙に気づき叫んだ。 「貴様、奴を逃がしたな!!」 銃声が響いた。 ★ ゆっくりもみじの飼い主であるお姉さんは、男の趣味が悪いのか、今度出来た彼氏は下品だった。 もみじの頭を撫でながら、こんなことを言ったのだ。 「ふへへ、おめぇの頭はあいつの陰毛みてーだなぁ」 もみじは顔をしかめたが、ふと自分の髪の毛を舐めてみて、確かにその通りだと思った。 ★ ある日、森の中、熊さんに出会った。(・(ェ)・) ありすは何とか心を落ち着けて、巨大な獣と向かい合った。目をそらすと襲いかかってくると聞いていたからだ。 二匹がにらみ合ってしばらくが経った。いや、実際は短い時間だったかもしれない。 ふと、熊さんは両手を合わせ、お辞儀してきたのだった。(^_∧_^) どういうこと?! 熊さんがこちらに敬意を示したのかしら? 何なのかよくわからなかったが、ありすはとりあえず同じようにお辞儀した。 すると、相手はこう言ったのだ。 「あんたが何をしているのか知らないけども、オイラはごちそうを食べる前に感謝の祈りをささげてるんだ」 ★ 4匹目の子を身ごもっているぱちゅりーが、新聞を口にくわえ青い顔をしていた。 「むきゅ、大変よ! 生まれてくる子の4人に1人は中国人だって!」 ★ 飼い主のお姉さんはみょんの髪を刈ることにした。 二度と粗相ができないように、戒めの意味を込めてだ。 「いい? 今から目隠しをするから、終わるまでおとなしくしてるのよ」 対する飼いゆは、潔く覚悟の言葉を口にする。 「しょうがないみょん。好きにしてかまわないみょん」 お姉さんは満足そうに微笑んで自分に目隠しをつけた。 ★ 妊娠を控え、分娩室で出産を待つまりさ。 どうも難産らしい。ひたすら時間が掛かっている。 まりさはうつむいたり、そわそわと体を揺すらせたりと落ち着かない。横の飼い主も不安そうだ。 やがて、扉がバタンと開いた。 現れる白衣。医師と看護婦。その鎮痛な面持ちを見て、まりさの心臓は張り裂けそうになった。 「ど、どうなったのぜ? れいむは? 赤ちゃんは?」 すると医師は首を振りながら搾り出すように言った。 「残念ながら……」 まりさはガックリと頭を落とした。医師は続ける。 「残念ながら父親似の女の子です」 ★ 「18歳! 男性経験なしの新人が50ドルでお相手します!」と書かれた貼り紙に惹かれ、一人の男が売春宿に入ってきた。 男は受付のきめぇ丸に50ドルを渡し、部屋に入ると、裸になってベッドの上で待っていた。 すると、先ほどのきめぇ丸が突然ドアを開けて入ってきた。 「なんだよ、チップが足りないのか? 早くカワイコちゃんを連れてこいよ」 男がニヤニヤしながら1ドル札を渡すと、きめぇ丸はチップをポケットにしまいながら言った。 「新人が人間だとは書いてありませんよ」 ★ 長距離夜行列車。高校卒業記念に旅に出た3人のお兄さんは、4人がけの席に座りました。男ばかりの気安さで盛り上がっていると、 「あの……ここ、空いてるかにゃん?」 見上げれば、麦わら帽子に生えた猫耳。一匹のゆうかにゃんが立っています。 喜んで座ってもらったのは言うまでもありません。今度は4名で楽しく盛り上がりました。 夜が更け、周りの席が静かになってくると、話は少しずつエッチな方へと移っていきます。特に男性諸君はいろいろ持て余していますから、当然といえば当然でしょう。 ゆうかにゃんも嫌悪感を表すことなく、しかも、こんなことまで言いました。 「ねえ。1人100円ずつくれたら、ふとももの蚊に刺された所、見せてあげるにゃん」 3人は紳士でしたから、即座に100円を取り出します。ゆうかにゃんはスカートをめくり、ふとももをあらわにしました。 「うおー、すげぇ」と、嬉しげなHENTAIという名の紳士たち。(=^0^=)(=^0^=)(=^0^=) さらにゆうかにゃんは、こんなことを言いました。 「ねえ。1人1000円ずつくれたら、胸の谷間のほくろ、見せてあげるにゃん」 今度も3人は、すぐに1000円を払います。紳士ですからね。ゆうかにゃんはシャツの胸元を大胆に開けてみせました。 谷間は愚か、わずかな丘すらも存在しない平原でしたが、彼らはむしろウェルカムです。 その地平の特異点を前に「うっひょー! すっげぇえええ!」と大はしゃぎしました。ヽ(*´∀`)ノヽ(*´∀`)ノヽ(*´∀`)ノ そして、ついに、ゆうかにゃんは言ったのです。 「ねえ。1人10000円ずつくれたら、盲腸の手術した所、見せてあげるにゃん」 3人は、待ちきれないように慌ただしい手つきで10000円を払います。30000円を手にするとゆうかにゃんは立ち上がり、窓の外を見ました。 「ほら見て。あの病院にゃん」 (´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`) ★ 大きなドーベルマンを飼っている男がいた。隣人はカゴの中に二匹のゆっくりめーりんを飼っていた。 男はドーベルマンがゆっくりにちょっかいを出さないようにしつけ、何事もなく平和に過ごしていた。 ある晩、一週間の出張から帰り、疲れて眠っていた男は奇妙な音で目を覚ました。 庭に目をやると、ドーベルマンが嬉しそうに何かを転がして遊んでいる。 焦った男が走り寄ると、やはりそのおもちゃは一匹のめーりんだった。 男は慌てて死骸を取り上げ、バスルームで泥を洗い落とし、ドライヤーで頭髪を乾かし、こっそりカゴの中に戻しておいた。 翌日、出勤途中に隣の家の前を通ると、その家の女性が泣いている。 「どうしたんですか。飼いゆが死んでしまったんですか」 女性は泣きながら頷いた。 「でも死んだのは三日前なの。庭に埋めたはずなのに、今朝になったらカゴの中に戻っているのよ!」 ★ ある男が休暇の間、家と飼いゆの面倒を見てもらう為、母親を呼んだ。 念のために、隣家の住人にも、時々見てもらうようにお願いしておいた。 それから何もかも忘れて海外で素晴らしいバカンス。 1週間たってから、男は隣家の住人に電話をかけた。 「こんにちは」 「あ、どうも。そちらはどうかな?」 「ええ、とても快適ですよ。ところで僕の家の様子はどうですか?」 「ああ。飼いゆが死んだよ」 「えっ!」 男は驚いたが、すぐに怒りが沸き上がり、隣人に食ってかかった。 「あのねぇ。そういう言い方ってないんじゃないですか?」 「えっ」 「いきなりゆっくりが死んだなんて。せっかくのバカンス気分が台無しだよ」 「でも、ほら、事実だし」 「言い方ですよ、言い方!」 「言い方……」 「たとえば、ゆっくりが屋根に登って、足を滑らせて落っこちて、それから1日くらいしてから、とうとう息を引き取ったよ、とかさ」 「はあ、すみません。気をつけます」 「うん、まあ良いよ。ところで母の様子はどうですか?」 「えーっと、お母さんが屋根に登られて……」 ★ バーに頭の上にまりさを乗せた男が入ってきた。 バーテンが尋ねた。 「お前さん、どこでそんなもん引っ付けてきなさったね?」 するとゆっくりが答えた。 「最初はまりさの尻にできたオデキみたいだったのぜ」 ★ 結婚は愚か、一度も性交しなかったでいぶが、墓石にこう刻むように遺言していた。 「ばーじんとして生まれ、ばーじんとして生き、ばーじんとして死んだ」 が、字数が多すぎたので結局はこう彫られた。 「未開封返品」 ★ その地元の会社は事務員を捜しており、窓に広告を出した。貼られた紙にはこう書いてあった。 「従業員募集! 条件は、タイピングができること、コンピュータに熟達していること、バイリンガルであること。この会社は雇用機会均等法を遵守しています」と。 ほどなくして、球体の生物が土ぼこりを舞い上げてやってきた。窓のところで急停止し、その広告を見上げた。きめぇ丸である。 そして中に入っていった。 きめぇ丸は受付係を見て首を高速で振ったあと、広告のところまで移動し、「おお、怖い怖い」とだけ言った。 その人面饅頭が何を考えているか、ようやく理解した受付係。事務所のマネージャーを呼ぶ。 「さっそく希望者がやってきたか」と現れたこのマネージャーは、きめぇ丸を見るなり、控えめに言っても驚いた。 「え、と。この人?が面接希望者なのか」 「ええ、どうもそうみたいで」 「いや、しかし、これはちょっと、どうかな」 「けれど決心は固そうですよ」 「饅頭のくせにかい?」 「はい、『饅頭こわい』というやつでしょうね」 「誰うま」 しょうがなく、彼は事務所の中にそのゆっくりを招き入れた。 中に入るなりきめぇ丸は超スピードで椅子に飛び乗り、さらにせわしなく左右に振動した。そして言う。「おお、怖い怖い」 それしかしゃべれないようだったが、意図することはマネージャーに伝わった。やはり面接をしろというのである。そして雇ってもらいたいと。 しかし、マネージャーとしては言うべきことは言わねばならなかった。 ため息をついてきめぇ丸に述べる。 「お前を雇うことはできないよ。広告に出てたろう、タイプができなきゃダメだって」 それを聞いて、球形の志望者は椅子から飛び降り、タイプライターの所へ行き文字を打ち始めた。髪の毛が触手のように動いているのである。(;^Д^)キメェ そして打ち出したページを取って、マネージャーのところへ滑るように移動し、ページを渡した。 文面は完璧だった。 驚きの出来事だったが、それでもマネージャーは言う。 「コンピュータも使えなきゃダメだって書いてあったろう?」 きめぇ丸はまた飛び降りるとコンピュータへ向かった。 そして今まで動いたことがないプログラムをセットするや、完璧に実行した。 この頃にはマネージャーも唖然としていた。 彼はきめぇ丸に向かって言った。 「お前が賢いのはよくわかった。面白い能力を持っていることもな。でもやっぱり雇うことはできないよ」 きめぇ丸は椅子から飛び降りて広告のコピーの所へ行き、『この会社は雇用機会均等法を遵守しています』と書かれている文章を視線で指し示す。 「う……、そ、そりゃそうだが『バイリンガルであること』とも書いてあるぞ」 しかし、それでも、きめぇ丸はマネージャーを平然と見つめているのである。そして、言った。 「ニャーン」 ★ あるまりさが道路局に雇われた。高速道路のセンターラインを引くのが仕事だ。 1日に2マイルは作業するように言われた。初日にまりさは4マイルをやり遂げた。「素晴らしい」作業監督は思った。 次の日は、2マイル。が、監督は思った。「まあ、十分だ」 しかし、3日目にはついにたった1マイルだけだった。 監督はまりさに尋ねた。「どうした? 毎日、作業量が減っているが、どこか悪いのかね?」 するとまりさは答えた。「だって、日に日にペンキのバケツが遠くなっていくのぜ」 ★ 「なあ、ありすとすっきりしたのはまりさがはじめてなのかぜ?」 「どうして、みんなおなじことばかりきくのかしら?」 ★ ゆっくりを飼うことにおいて幸せな日が二日だけある。 一日目は、ゆっくりを飼った日で、 二日目は、ゆっくりを処分した日だ。 ★ 「れいむはもうまりさを愛していないのぜ。昔は取ってきた食べ物をほとんどまりさにくれたのに、今はほとんどれいむが食ってるのぜ」 「そんなことないよ! ただ、腐ったものばかり取ってきた昔と違って、最近のまりさは甘々さんをよく取ってくるだけだよ」 ★ 「車の色はシルバーがいいな」 「なんでなのぜ?」 「そりゃ汚れが目立たないからだよ。そういう色なんだ」 「通りでまりさのパンツも餡子色なのぜ」 ★ 船が難破し、3人のお兄さんと、ゆうかにゃんが一匹、無人島に流れ着いた。 1週間後、ゆうかにゃんは自分がしていることを恥じ、自殺した。 次の日、お兄さん達は自分らがしていることを恥じ、ゆうかにゃんを埋葬した。 その次の日、お兄さん達は自分らがしていることを恥じ、ゆうかにゃんの遺体を掘り起こした。 ★ 老まりさは、自分のはにーが最近、耳が悪くなってきたと感じていた。 それでまりさはれいむの背後に忍び寄って、声をかけた。 「聞こえるのぜ、はにー?」 返事なし。 まりさは近づいて再び声をかけた。 やっぱり返事なし。 そこでまりさはれいむの耳に口を近づけて言った。 「聞こえるのぜ、はにー?」 れいむは言った。 「さすがに三回も同じ返事はしたくないよ」 ★ 群れから脱走した罪で死刑を宣告されたゆっくりが、最後の言葉を長でいぶに述べた。 「長はひどいよー! なんでなんで群れのみんなをいじめるのか、わからないよー」 「何言ってるのぉおおお?! れいむはこんなにダイエットしてるのに、全然やせないんだよぉッ? なのに、まったくダイエットしてないみんながやせてたら、いじめたくなるのは当然でしょおっ?! ゲスはゆっくりしないでさっさと死んでね!!」 ★ まりさとありすの夫婦は13人の子供をもうけたが、まりさは4番目のれいむだけが他の姉妹達とどこか違うように思えてならなかった。 そこで、ある日、問いただしてみた。 「もしかして、れいむだけ他の子達と父親が違うのかぜ?」 すると、ありすはうなだれて言った。 「そうよ……れいむだけは他の子供たちと父親が違うの」 まりさは落胆して頭を抱え、しばらくしてから再び尋ねた。 「れいむの父親は誰なのぜ?」 ありすをまっすぐに見返して答えた。 「まりさの親友のれいむよ……ごめんなさい。もっとずっと前にバレると思って、でも全然バレなくて」 かといってありすの口から言うこともできなかったの、と言い終わらないうちに、ありすは泣き出した。 まりさはそんな彼女に優しく寄り添った。 「愛しているのぜ、ありす。たった1回の過ちなんて水に流すのぜ」 その言葉にありすはいっそう激しく泣き出した。 「……1回じゃないの!」 ★ マンションで火事が発生! 火の手は階下から上がり、じわじわと上階へと登っていく。 赤い光に照らされ、女性の顔に憂いの表情が浮かぶ。 抱えられたれいむも心配気だ。 あのマンションには取り残された人がいるだろうか。 もしかしたら自分のようにゆっくりを飼っている可能性もある。 だとしたなら、是非無事に助かってほしい。 そんなことを、女性は流れる川の対岸で思った。 そして、とりあえずそのまま50ヤード走り、れいむを地面に叩きつけた。
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『ゆっくりドス誕生話』 1KB パロディ 小ネタ 二次創作 超小ネタ。自然権と幸福度について。ブラックラグーンでも同じ話があったよね。 ゆっくり経典 “としあきによる福音書” 「不幸な考える物」 嘘あき とあるまりさが人間の神様に対して苦情を言いました。 「にんげんはとってもひきょうなのぜ! いっつもおいしいあまあまをたべて、 ひろいおうちにすんでいて、 しかもおやさいさんまでどくせんしているのぜ!!」 怒鳴り散らすようなまりさの言葉に、嫌な顔をせずに人間の神様はこう言いました。 「まりさ、お前にはどんな嫌なことがある? たとえば、同族に嫌われたり叩かれたりしたことはないか? 人間は人間なりに同じように不幸なのだよ。 分かってくれ」 とある人間がゆっくりの神様に苦情を言いました。 「ゆっくりは勝手な生き物だ。 俺たちが今の生活にどれほど努力しているのか全く理解しちゃいない。 そのくせ、勝手に俺たちの領域に入って、さも自分の物だとふるまうのさ!」 怒鳴り散らすような人間の言葉に、嫌な顔をせずにゆっくりの神様はこう言いました。 「お前はゆっくりの考え方を知ったことがあるか? ゆっくりにもゆっくりの考え方があり、生き方がある。 それを否定することは私を否定することと同じことなのだ。 お前たちは不幸だと嘆くが、不幸とは全ての生き物が背負う業であり煩悩である。 分かってくれ」 納得のいかないまりさはドスとなり、人間を嫌うことを覚えました。 納得のいかない人間は暴力を振るい、ゆっくりを虐待しました。 自然の神様はそれをまじまじと眺めるだけでした。
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『かーびゆんゆんっ!』 9KB 愛で 考証 現代 創作亜種 独自設定 自然ってスゴイよね かび+愛で 新種ゆっくり注意 愛ででいいのかなあ かーびゆんゆんっ! 本来なら仕事が終われば自宅へ直帰、そうでなくとも軽く一杯引っ掛けて帰るというのが俺のいつもの生活だった。それが今は自宅とは逆の方向へと、ぽつぽつと歩いているのだ。 「かびまんじゅう拾ったったった!」 という物凄いハイテンションな電話を受け取りさえしなければ、今頃は自宅だったであろう。 無視を決め込むにも電話を取らないところから始めなければいけなかった。取ってしまえば最後、放置しておいても「YOU何してるの? もう実験始まってるよ?」という例のテンションで電話がしつこくかかってくるのでいかざるを得ない。 そもそもかびまんじゅうとはなんだろうか。俺と奴のつながりはゆっくりだ。きっと『ゆかび』関連だろう。 俺はいつもしかめっ面でいるせいでそう思われることはないが、割とまっとうな愛で派だ。面倒なので飼いゆっくりはいないが、公園の善良なるゆっくりと戯れる休日は仕事の疲れを忘れさせる。 対して例のやつは愛で派でも虐派でもない。山に出かけては天然のゆっくりを捕まえて菓子屋や加工所に卸すマタギである。血も涙もない、とよく愛で派から蔑まれているが、例のハイテンションで狩りを行う様を見ていると本当に血も涙も無い気がしてくる。 俺とやつとの出会いは山で出会ったゆっくりを目の前でかっさらっていったやつを見た時だった。ゆ虐家と勘違いした俺に対し、里山とゆっくりの関係や間引きにおける自然界への影響を懇切丁寧に解説してくれたやつと、いつしか友人のような関係になったのである。 さて、俺のような愛で派や虐派に限らず、飼いゆっくりがいるだけの家庭ですらも知られている不治の病、それが『ゆかび』だ。 普通の、菓子の方の饅頭には取りつかないが、生きているゆっくりにはつき、凄まじい感染力をもって接触した全てのゆっくりに根を生やす。そして体内の水分を抜き取り、非ゆっくり症に酷似した運動障害と激痛をもたらし死に至らしめる恐ろしい病である。人間の専門医でも早期のゆっくりに対して切除手術をするだけに留まり、自然のゆっくりであれば患者を見捨てて群れを移動するしか無いとまで言われている。 そんな恐ろしい『ゆかび』を、俺が愛で派であることを知りながら見に来いというのは、喧嘩を売っているといっても過言ではない。 どんな言葉で文句を言ってやろうか。そんなことを考えながら歩いて行くと、この熱帯夜だというのにやつは自宅の玄関の前で俺を待っていた。何分待っていたのだろう。汗でぐっしょりである。 「おー、わが友。ささ、入って入って」 取り巻く暑さなどどこ吹く風と招き入れるやつに、呆れ半分申し訳なさ半分で何も言う気はしなかった。 実験室と表札が下がっている部屋に入ると、その部屋の中央にピラルクでも飼うような水槽が置いてあった。ゆっくりを飼うためであるので、当然水は入っておらず、代わりに土や岩、小さな木や雑草が敷き詰められている。愛で派でもないのにこの手の掛けようは普通に感心するところである。中央の水槽の他にも一回り小さな水槽が二、三個あり、薬棚や実験机などが整然と部屋に並べてある。マタギという前評判が無ければ、学者と言っても遜色ない凝りようである。 水槽内には一見してゆっくりが見当たらなかったが、よく見るといくつか緑のもさもさした塊が転がっていた。大きさはハンドボールくらい。子ゆっくりだろうか。 「これか?」 「そ、これが僕の拾った『かびゆんゆん』」 「かび……なんだって?」 誰がどう見たって、ただのかびた饅頭である。気でも違ったんじゃないかと思ったが、よくよく観察してみるとわずかに動いている、気がする。非ゆっくり症患者のように「ゆっ、ゆっ、ゆっ」と叫びながら跳ねまわっているわけではない。単純に考えて衰弱しきって死ぬ寸前だと思われる。 「この死にかけのかびゆを見せるために電話してきたのか?」 「や、これでも健康そのものなんだよ」 「嘘つけ。こんだけもっさもさで震えるだけなのに、健康なわけあるか」 「全然動かないのは『かびゆんゆん』の特徴の一つなんだ。彼ら、この状態でもう三ヶ月は過ごしてるよ」 冗談きつい台詞である。『ゆかび』は一部に取り憑いただけでも命に関わると言われている。こんなどこが目だかわからないようなかびの生え方では生きている方がおかしい。 「これはね、『ゆかび』じゃないんだ。僕が山奥で見つけてきた新種のかびなんだよ」 「ほほう」 「ゆっくりと見事に共生した貴重な種でね。僕が見つけたコロニーなんてもうもっさもさのもっさもさだったよ」 目を輝かせて語るさまは、まさにいつものやつである。とりあえず正常だろう。 それにしてもゆっくりを狩るだけならそんな奥地に行く意味はない。探検家の真似事でもしているのだろうか。もしかすると人間に何代も出会っていない純粋なゆっくりとかを依頼されたのかもしれない。ペット用としても貴重だろうし、聞くところによると人に触れる機会が少ないほど中身がおいしいのだとか。できれば前者であってほしいものである。 ふと身を翻したやつが薬棚から取り出したのは半生の干ししいたけだった。小さく割いて緑の塊の前に置いてやると、匂いが分かるのか、普通のゆっくりよりも更にゆっくりとしいたけに向かって動き出した。そしてどうやって当たりをつけたのかしいたけの目の前までやってくると、かびにカモフラージュされた口をぱかりと開け、綺麗な赤色の舌を伸ばしてしいたけを口へしまいこんだ。そのままゆっくりと身動きする。 「むーーしゃ、むーーしゃ……しあわせえ」 蚊の鳴くような声だったが、確かにゆっくりの声だった。老ゆっくりのような酷く間延びした口調で、こんなにかびだらけなのに不思議と幸せらしい声の響きだ。 それにしても拾ったという割には小さすぎである。子ゆっくりばかり拾ってきたという可能性もあるが、三ヶ月ここで過ごしているということはもう少し大きくてもいいはずだ。と考えると、健常なゆっくりに感染させたという可能性が大きい。 「もしかしてこいつ、テラリウムゆっくりか?」 一昔前、水槽で飼うために小さく品種改良されたゆっくりが出回った。子ゆっくりの大きさで成長が止まるため、管理がしやすいというのが売り文句であった。動きが鈍く、運動をそれほど好まない性格であるあたり、このかびゆっくりと似ている。 「いや、これは捕まえてきた奴そのままだよ。こっちは――と別の水槽を指さして――第二世代」 「え、繁殖も出来るのか」 「植物型妊娠しかしないけどね。小さい理由はかびに栄養を吸われるのと、水分も吸われて皮が硬くなってるせいらしいよ」 なるほど。皮が硬ければ自然と難産になってしまうだろうし、激しい運動が必要な動物型妊娠もこの分では難しいだろう。 「すりすりして繁殖するんだけどさ。普通のでも十分くらい掛かるのに、もうこの動きだからさ。たっぷり三時間は掛かるんだ」 「まさか全部見てたのか」 「うん、徹夜しちゃった」 生粋の変人である。 ふと思いついたが、もしかするとこのゆっくりたちがすりすり型の繁殖しか行わないのは、別の理由も考えられそうだ。 「なあ、かびとか寄生虫とかでさ、宿主の精神を支配する種があるじゃないか。こいつらもそういうたぐいの操作を受けているってことはないのか? すりすりが長いのは相手にかびを確実にすりこむため、とかさ」 「あー、あるかもねえ。小さい分、中枢餡と患部が近いし、かびがゆっくりに順応してるならそういうこともあり得るよね。でも少なくとも君の推測の一部は確実に否定できる」 「なんだよ」 「大問題として、健常なゆっくりがすりすりを出来る距離によってきてくれるだろうか」 「……だな」 「でも食べたり遊んだりっていう活発なことにゆっくりを見出す彼らにしては、日がな一日ぼーっとしているだけでゆっくり出来る状態ってのはかなり異常なことだよね。確かに少なからず精神に影響は出ているのかも」 疫学では殺傷力の高いウイルスや最近は負け組だとする意見がある。感染性のある生物の理想は、できるだけ長い潜伏期間を確保し、できるだけ現実的な方法で健常者に感染することだそうだ。そういう点では恐ろしい死に様や即効性の高い致死症状が特徴的なゆかびは、健常なゆっくりを遠ざけてしまうという理由で負け組の筆頭といえるだろう。 皮が厚くなるということは水や怪我への耐性も付くだろうし、これだけかびだらけでは野生動物や捕食種からも狙われにくいだろう。種として弱すぎるゆっくりをこれだけ助けてやって見返りが繁殖だけとは太っ腹な共生生物もいたものである。 「少なくとも人間は媒介しないみたいだから安心していいと思うよ。指でこそげとって移すなんてことをしない限り、他の健常なゆっくりと触れ合っても媒介はしなかったよ。一ヶ月くらい試験したからばっちり」 「そりゃ良かった」 ちゃんと俺のことも気遣っていてくれたと聞いて、結局言おうとしていた文句はどこかへいってしまった。最初は勢いのまま人を困らせる厄介なやつだが、冷静になってきたときにアフターケアをしてくれる厄介なやつでもある。ようするに終始厄介なのである。 「僕これからね、山向こうの加工所にこれ持って行こうと思うんだ。新種のゆっくりなら高く買い取ってくれそうでしょ。コロニーの情報とかで出し渋れば結構搾り取れるかも。それとかびゆんゆんは繁殖に成功すると、かなり大きくなるまで赤ゆっくりを茎から切り離さないんだ。それは宿主が小さすぎると死ぬ可能性が高いかららしい。逆に言えば生きたこのかびを家の周りに撒いておけば豆ゆっくりやりぐるん対策になるかもしれない。うん、なんだか高く売れそうな気がしてきた」 そしてこういう計算高いところがやつの長所である。まあでもゆっくりマタギなんてやって、それなりに利益を出している以上は商売のセンスはあるのであろう。いちサラリーマンの俺がどうこう言う筋合いでは無さそうだ。 やつは言いたいことを言うと、部屋の隅にあった透明な箱に手近なかびゆっくりを放り込み、それを抱えて着の身着のまま外へ繰り出した。 「おい、まさか今から行くのか? 受付時間過ぎてるだろ」 「今から行かないと明日の朝の受付時間に間に合わないじゃない。一番乗りって好きなんだよ」 んじゃね、と軽く挨拶すると、奴はそのままぺたんぺたんとつっかけの足音を響かせながら夜の闇へ消えていった。 「いや、朝一のバス使えよ……」 後日聞いた話によると、やつが持っていった加工所で未曾有のバイゆハザードが起き、大問題となったそうだ。やつの元へはとんでもない額の損害請求書が来たらしいが、それは職員が勝手に、それも不用意にサンプルを取ろうとしたのが原因で起きた人災であり、僕のせいじゃないとか反論して、目下のところ係争中らしい。やつは暇人だし、なんだかお金もあるようなので裁判で困ることもなさそうだ、とひとごとのように思う。 やつが運搬に使用したのが奇しくも加工所製のなんだかよくわからない理由で完全密封できる透明な箱であったのが不幸中の幸いである。そうでなければこの街のアイドルである、二十頭の金バッヂ予定れいむがあの緑の塊になっていたことは想像に難くない。 不幸中の不幸があるとすれば、件の騒動によって授与が遅れている二十頭のための金バッヂがまたも延期になったことだろうか。あのぺらぺらしたレシートみたいな紙を付けたまま今日も行進をしている彼女らを見ると、まったく人騒がせなやつだ、とやつのことを思うのであった。 おしまい 特定のゆっくりが出てこないのもいいよね ゆかび+愛では難しかったです つぎはヒャッハー+愛で、むーしゃむーしゃしあわせー+愛で、あたり 過去作: anko3922 バッヂさん以外はゆっくりできない anko3944 にちようだいくさんはゆっくりできるよ!
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『夕食、ゆっくり』 8KB 思いやり 愛情 日常模様 番い 16作目ましてこんばんは、キャンセルあきです。 ※今回は、人間さんの犯罪描写はありません。 今回は、人間さんの犯罪描写はありません。 大事な(ry お兄さん宅の敷地は、周囲にぐるりとゆっくりの遺灰を撒いている。 しかし、裏山に面した縁側の庭、一箇所だけはそうしたゆっくりよけの処置をしていなかった。 築城の際、攻めてくる場所を限定するために弱い部分を作るのと同じことである。 ゆっくり達にとっても、はっきりと分かるほどの死臭ではないが、無意識に道を選ぶ程度の 効果は確実にあった。 だから、 「おにいいさああああんんっ! ちぇんを、ちぇんをたすけてくれええええっ!」 「ゆぅ……らん――しゃまぁ……」 「こんにちは、らんにちぇん。お兄さんはお兄さんです。ゆっくりしていってくださいね」 お兄さんがゆっくりを捕まえようとするならば、縁側に腰を下ろしているだけでいい。 夕食、ゆっくり ~あるいは、ちぇんとらんしゃまの茶番~ キャンセルあき 「そんなこと言ってゆっくりしていないでくれえええっ! ちぇんを、はやくちぇんをっ!」 「……らんが、ゆっくりしているゆっくりなら、私に向って、のーびのーびを、してくれますか?」 「らん……しゃ…………」 「ゆ…………っ!」 今日も今日とて、死臭のしない"通りやすい"道を使って、お兄さんの家にゆっくりを、 あるいは救いの手を求めて、駆け込んでくる饅頭達。 明らかに瀕死のちぇんを連れてきたらんは、呑気にのーびのーびを要求するお兄さんに一瞬、 険しい視線を向けはしたものの、お兄さんがてこでも動かないことを悟ると、 「らんはらんだ、こっちはらんのちぇんだ、お兄さんもゆっくりしていってくれ! そして、のーびのーびをみてくれっ! そうしたら、ちぇんをたすけてくれっっっ!」 らんは、そう言ってのーびのーびをした後、地面に顔をこすりつけて頼み込んだ。 九本有るはずの尻尾は、よく見ると六本しかなく、らんの背中にねじ切られたかのような 痛々しい跡が三つ、残されていた。 「ええ、らんはゆっくりしたゆっくりですね。ちぇんも、そう思いますか?」 「そうな……ん、だよ……。わか……って――ね~」 ちぇんが弱々しく声を出す度に、全身に開いた傷からチョコレートが漏れている。 ちぇんの声が「ゆっ……ゆっ……ゆっ……」という断末魔に変わるのも、 そう遠くはないことだろう。 「お兄さんっ……ゆっくりしないではやくしてくれ! ちぇんをたすけてくれるのなら、らんにできることはなんでもするからっ!」 「分かりました。少し待っていて下さいね」 お兄さんは、家の奧に引っ込むと、程なくしてオレンジジュースと"透明な箱"を抱えてきた。 「箱の中にどうぞ」 「おそらをとんでいるみたいだ!」 「なん……だねー。わきゃ…………ょ――」 二体が動かないようにして、らんとちぇんに纏めてオレンジジュースをかける。 あんよが浸かる程注ぎ込まれたオレンジジュースの効果はめざましく、傷付いたちぇんの肌も、 泥にまみれたらんの髪も、みるみるうちに全快していった。 「……ちぇん?」 「ら……らんしゃまああああああっ! ちぇんはげんきになったんだよおお! わかってねえええええっ!」 「わかるぞおおおっ! ちぇええええええええええん!」 紙パック一本分のオレンジジュースを吸収した二体は、艶の出てすべすべの肌をこすり合わせて、 親愛のすーりすーりを繰り返した。 「ふたりとも、ちぇんが無事に直っておめでとうございます」 お兄さんも"透明な箱"に手を入れ、二体を撫でる――かと思いきや。 「お代にらんの尻尾を貰いますね。三本で良いです」 ぶちぶちぶち。 オレンジジュースで新しく生えた、いなり寿司の尻尾をちぎり取った。 「ゆ……ゆぎゃああああああっ!」 「らんしゃまあああああああっ!」 「後はご自由にどうぞ……あまりうるさくしないで下さいね?」 透明な箱をひっくり返してお兄さんが言うと転がり出てきたらんは、口を固く結んで悲鳴を飲み込んだ。 元気を取り戻したちぇんはおろおろと取り乱していたが、やがてぺーろぺーろでらんの傷口をふさぎに回った。 お兄さんの手中にある尻尾はしばらくウネウネと蠢いていたが、やがて思い込みの力が尽きたのか、 通常のいなり寿司と何ら変わりのない"物体"になる。 「ゆ……ぐぅ……!」 「ぺーろぺーろ……らんしゃまああぁぁ……。きずはあさいんだよー、わかってねー」 「いや……いいんだちぇん。らんはちぇんをたすけるためなら、これくらいなんともないぞ。 こんなけが、ちぇんがうけたいたみにくらべれば――!」 「ら……らんしゃまあああっ! ちぇんはもうだいじょうぶなんだよー、わかってねーーっ!」 「わかったぞおおおお、ちぇえええええん!」 ちぇんとはげしくすーりすーりしながら、らんは「ごめんな、ごめんな」と繰り返している。 「らんはだめなゆっくりだ。ちぇんをゆっくりさせてあげられない、だめなゆっくりですまない!」 「わからないよー。らんしゃまはとってもゆっくりしてるんだねー」 薄暗いらんの雰囲気を拭うように、ちぇんのすーりすーりは優しくなるばかりだ。 「でも、らんは……らんはまたちぇんを……」 「わかってるよー」 「すまなかった、ちぇん! らんははんせいした! らんは、もうにどと、ちぇんをえださんでぷーすぷーすしたりしないから!」 らんは、鉛を吐き出すように謝罪をして、顔をうつむけると身体全体を震わせた。 「……わかるよー。あれはちぇんもわるかったんだよー。 らんしゃまがあれだけいったのに、"むーしゃむーしゃ"っていっちゃった、ちぇんがわるいんだよー」 ちぇんは、二本の尻尾でらんを包むように――実際は、ちぇんの尻尾がらんの尻尾に埋まるような形だが―― 身体を触れあわせた。 「ちがうぞ! らんがわるかったんだ! ちぇんはいっかいじゃあものをおぼえることができない、あたまのわるいゆっくりなのに、 それをまちがえたからってせいっさい! をしたらんが"げす"だったんだ!」 「らんしゃまー、ちぇんはへいきだよー。だからわかってねー」 「らんははんせいをしたんだ!」 「わかるよー」 「らんは、ほんとうにはんせいしたんだ!」 「わかるよー」 「らんはやくそくするぞ! ちぇんをにどと、せいっさい! なんかしないって……。 だから、だから、らんのまえからいなくなるなんていわないでくれっ!」 「……わかってるよー。らんしゃまはほんとうはいいゆっくりなんだねー」 慈しみに満ちたちぇんのすーりすーりに、らんの震えが少しずつほぐれてゆく。 「ちぇんは、らんしゃまのまえからいなくなったりしないんだよー、わかってねー」 「ほ……ほんとうか?」 「ちぇんはほんきだよー。わかってよー……」 「らんは……らんはちぇんがいなくなったりしたら――!」 「わかってるよー。らんしゃまは、ちぇんがいないとだめになっちゃうんだねー。 だから、ちぇんはらんしゃまからはなれたりしたらいけないんだよー、わかるよー」 震えるらんと、古傷だらけのちぇん――弱々しい二体は、それでいて完成された景色を作っている。 「そろそろかえろうよー、らんしゃまー。れみりゃがでてきちゃうよー、わかってねー」 「ゆ……。わかった。かえろう。けれど、れみりゃくらいはらんがたおしてあげるからな、ちぇん!」 「らんしゃまあああっ!」 「ちぇえええんっ!」 らんとちぇんはやがて、お兄さんに向ってそれぞれの挨拶をして、薄暗がりが支配を始めた裏山へと去った。 「お兄さん、お兄さんもおうえんしてくれ! らんはちぇんをぜったいにゆっくりさせて、お兄さんのせわにならなくてもいいようにしてみせるから!」 「ええ、期待していますよ。ゆっくり頑張って下さい」 「おにいさんはらんぼうだけど、いつも、ちぇんとらんしゃまをたすけてくれるんだねー、わかるよー。 ………………またくるよ-。 それじゃあ、ちぇんはらんしゃまとのゆっくりぷれいすに、ゆっくりかえるよー、わかってねー」 「ええ、分かります。またお会いしましょう」 二体は去った。お兄さんの手に残るのは、三個のいなり寿司だけだ。 「また……明後日ぐらいに、ね」 お兄さんはいなり寿司にかぶりついた。 ――はじめはただのすりきずだった。ちぇんは"ころんだ"と言った。 ――二度目は、頬を浅く裂いてチョコが漏れていた。らんは"事故だ"と泣いた。 ――三度目、ちぇんの尻尾は片方無かった。お兄さんは、らんから初めて尻尾を貰った。 ちぇんの傷は、オレンジジュースをかけられる度にふさがる。 らんは、尻尾を抜いた傷がふさがらないうちに、ちぇんを連れてくるようになった。 らんとちぇん、二体がお兄さんの前で陳腐な茶番を演ずるのは果たして何度目だろうか。 ゆっくりならぬお兄さんにも、もう"たくさん"としか数えられない。 ただ一つ、確実に言えるのは―― 「らんの尻尾は、毎回おいしくなっていきますね」 ――お兄さんの家には、主食のゆっくりがよく訪れる、と言うことだけだ。 おわり。 以下、過去作wiki収録 anko2537 小ネタ三本 anko2416 れありてぃ ~希少種の希少性~ anko2398 電車を待ちながら anko2298 どうする? anko2016 熱中症には気をつけよう anko1972 春、その季節は anko1910 そして何かが動き始めた anko1835 その台詞は言わせない4 anko1728 そして何かが軽くなった anko1666 春のとくっばんっ!編 anko1659 越冬のススメ anko1570 証言ゆ達 anko1521 その台詞は言わせない3 anko1508 その台詞は言わせない2 anko1481 その台詞は言わせない 二十何年も昔の話 トラウマ ですが、お風呂上がって廊下の電気をつけようとしたら、 ちょうどぺにぺにの真下に石油ストーブがあって じ ゅ っ と……。 ほぼイキかけました。 跡が消えるまで、三ヶ月はかかりました。
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『ゆっくりアメジョ3』 10KB 愛で いじめ ギャグ パロディ 小ネタ 誤解 変態 日常模様 番い 群れ 飼いゆ 野良ゆ 子ゆ れいぱー ドスまりさ 現代 愛護人間 虐待人間 ゆゆゆっ ★ 何でも屋さんの彼は、実に真面目な男だったけれど、忘れっぽいのが玉にキズだった。 ある日のこと、電話で呼ばれて行くと、ナイスミドルの主人が出迎えて仕事の説明をした。 「二つほど仕事を頼みたいんだ」 小さな薬瓶を取り出して見せる。 「階段を登って奥の部屋には飼いゆっくりのまりさがいる。この子は最近ひどい虫歯なんだが、どうしても獣医にもらった薬を塗らせてくれないんだよ。だからこの薬を塗ってやってもらいたい」 次にコンドームを取り出して見せる。 「階段を登って手前の部屋には私の若い妻がベッドで待っている。彼女は性的に不満な毎日を送っていてね。というのも私も年でどうにも勃ちゆかないのだ。そういうわけで君が満足させてやってくれ」 さすがに彼はしぶったが、それなりの大金を渡され、了承した。 薬とゴムを手にして、二階に登っていった。 やがてまりさのすさまじい叫び声が家中に響いた。 「なにするんだぜぇええ! いたいいたい! やめるのぜぇ!」 「大人しくしろ! ちゃんとつけてやるから!」 騒ぎはしばらく続いたが、やがてまりさも言われた通りに大人しくなった。 そして少しの時間を置いてから、彼は階段を降りてきて尋ねた。 「あの、ところで、虫歯の奥さんの部屋はどこでしたっけ?」 ★ その年は木の実も豊作で、群れのゆっくりたちもよく働いてくれたので、ドスまりさはみんなにご褒美をあげた。 特に参謀のありすとぱちゅりーには奮発して、何でも欲しい物はあげることにした。 ドスは聞いた。「二人は何が欲しいの?」 ありすは顔を赤らめながら「私はたくさんの甘々をもらって恋人と食べたいわ」と答えた。 ぱちゅりーは「むきゅ、私は恋人が見晴らしの良い別荘を欲しがっていたから、できればそれがいいわ」とはにかみながら答えた。 数週間後、離れて暮らしているドスの一人娘から手紙が届いた。 「お父さん、元気なのぜ? たまには一緒にバカンスとかどう? 実は見晴らしのいい別荘とたくさんの甘々が手に入ったのぜ」 ★ 「ゆっくりも生き物だ! ゆっくり処分業者は動物愛護法違反だ!」 「なるほど、では清掃業者と改名します」 ★ ゆっくりの目を守るための基本的なこと 1:目を酷使しない 2:栄養をしっかり摂る 3:お兄さんに近づかない ★ ある日、飼いゆっくりのれいむが俺にこう言ってきた。 「ねえお兄さん、楽してお金儲ける方法ってない?」 俺は怒った。怒って糞饅頭を殴って言ってやったさ。 「バカヤロー! 楽して手に入る物なんてねーんだよ。働け! 歌でも歌って物乞いしろ!! 人間様は汗水垂らして金稼いでんだ!!!」 すると仕事から帰ってた妻が俺に一言こう言った。 「あなた、お願いだから働いて」 ★ 「おとうしゃん、『ぺにぺに』って?」 「これがおとなのぺにぺになのぜ!」(と誇らしげに見せつける) 「へぇー、おとにゃのぺにぺにって、こどものぺにぺによりちいしゃいんだにぇ」 ★ 体力不足で悩んでいるぱちゅりーが、ゆっくり御用達のフィットネスクラブを訪ねた。 「むきゅ、ちょっと体力をつけたいのだけど」 「ではこちらの部屋へ」 案内された広い部屋には、金髪の綺麗なまりさが白い歯を輝かせてそこにいた。 「もし彼女を捕まえることができたら、あなたの好きなようにしてくださって結構です」 ぱちゅりーはまりさを捕まえようと必死になったが、結局ぱちゅりーは一日中走り回り、体力はかなりついた。 翌週、ぱちゅりーは同じクラブを訪ねた。 「むきゅ、今日はもっと体力をつけたいわ」 「ではこちらの部屋へ」 案内された広い部屋には、薄汚れた金髪のありすが薄ら笑いを浮かべていた。おっ勃てたぺにぺにから謎の白い液体を先走らせている。 「もし彼女に捕まったら、好きなようにされます」 ★ Q.ゆっくりが枝に噛みついて、かろうじて木にぶら下がっている。降ろすにはどうすればいい? A.「ゆっくりしていってね」と呼びかければ、応えてくれる。 ★ お兄さんはむしゃくしゃして、つい他人の飼いゆっくりを一発蹴り飛ばしてしまった。 相手は裁判に訴え、お兄さんは五千円の賠償金を支払うことになった。 お兄さんが財布を開けると福沢諭吉しか入ってない。 お兄さんは釣りを要求したが、相手は無いと言った。 そこで相手が抱えていたゆっくりにツカツカ歩み寄ると、鋭いハイキックをお見舞いした。 「全部とっとけ!」 ★ 面接官「あなたの長所をお話下さい」 求職者「ゆっへん! れいむは会社を15回もクビになったよ!」 面接官「それがどうして長所なんですか?」 求職者「れいむは絶対に自分から仕事を投げ出したりしないよ!」 ★ 老人がバスに乗り込んだが、座席はいっぱいだった。 バスが揺れたとき、老人はステッキが滑って倒れてしまった。 人間とゆっくりのハーフが近くに座っていたのだが、席を譲る様子もなく、いかにも悪ガキといった感じでこう言った。 「ゆへへ、ステッキの先にゴムをつけておけば滑らなかったのにねー」 それを聞いた老人は、こう返した。 「お前の父親がペット相手にゴムをつけてたら、その席に座れたのにな」 ★ 親「今日はれいむに話しておく事があるんだぜ」 子「今さら何? お父さんが隣のありすと不倫してて、それが原因でお母さんが家出して、お姉さんが働きもしない寝てばっかのゆっくりと同棲してて、その土饅頭に妹がれいぽぅされた挙句に無理矢理マジックマッシュルーム中毒にさせられて売春宿で働かされてる……ってとこまではこないだ聞いたけど」 父「実は……れいむに妹が出来るかも知れないのぜ」 子「ふーん、それで?」 父「でもその子は姪にもなる予定なのぜ」 ★ ある男が街角で野良ゆっくりに呼び止められた。 「お兄さん、どうか5ドルでいいから恵んでくれだぜ」 男は財布から5ドルを取り出してから、まりさに尋ねた。 「この金をやったら、君はウィスキーを買うのかい?」 「まさかだぜ! 昔はちょっと飲んでたけど、今は全然なのぜ」 「じゃあ、この金をギャンブルに使うのかい?」 「ギャンブルもずっと前にやめたのぜ」 「それじゃあ、女でも買うのかい?」 「お兄さん! そんなのはずーっとご無沙汰なのぜ! まりさはもう生きるために必要な物にしかお金を使わないのぜ!」 その言葉を聞くと、男は言った。 「じゃあ、君を我が家のディナーに招待するから一緒に来るといい」 野良まりさは男の意外な言葉に戸惑って尋ねた。 「まりさはご覧の有様で、帽子だってボロボロだし、髪はボサボサで、その上すごく臭うのぜ。連れて行ったら奥さんが怒るのぜ?」 すると男は微笑んで言った。 「いいんだよ。酒とギャンブルと女遊びをやめたらどうなるかを、妻に見せてやりたいんだ」 ★ まりさは森一番の美ゆっくりであるれいむの心を射止め、結婚を約束した。 その晩、まりさは洞穴の中で両親に喜びの報告をした。 「お父さん、お母さん、まりさはれいむと結婚することになったのぜ!」 すると父親の顔が突然曇り、外へ出て行ってしまった。 まりさは慌てて後を追い、屋外で事情を聞いた。やがて父まりさは重い口を開いた。 「実は……お父さんは昔、一度だけ浮気をしたことがあるんだよ。れいむはそのときにできた子供なんだよ……だからまりさとれいむは異母姉妹で、結婚できないってことに……」 父親の告白を聞いたまりさがうなだれていると、二人の会話を木の陰で聞いていた母親が前に出てきて言った。 「むきゅ、そのことなら全然心配要らないわよ」 ★ 母さん「お爺さん、朝ご飯ですよ」 爺さん「すまないね……」 飼いゆ「ゆゆっ、ハンバーグさんはゆっくりできるね」 一人娘「いただきまーす」 父さん「ところで今日は休みだから家族でドライブにいかないか? ピクニックと洒落込もう」 一人娘「やったー」 母さん「たまにはいいわね。サンドイッチとかたくさん作ってバスケットに詰め込むわ」 飼いゆ「れいむは行かないよ」 母さん「あら」 爺さん「調子でも悪いのかい?」 飼いゆ「じゃあ、缶詰屋さんが猫缶と犬缶を間違ったらどうするの?」 ★ ある森で結婚50周年を迎えた老ゆっくり夫婦に若妻れいむが尋ねた。 「50年間も結婚生活を続けられるってすごいよ。れいむに秘訣を教えてね」 すると老まりさが昔を振り返って懐かしそうに答えた。 「新婚旅行へ行ったときだったよ。まりさとありすはそれぞれのすぃーに乗って道を走ってたんだけど、どうもありすのすぃーは調子が悪いみたいで、ガタガタ揺れてたんだよ」 「それで?」 「ありすは結局すぃーから落っこちちゃったよ。そしたらありすは『1』とだけ言って、平然としてすぃーに乗り続けたんだよ」 「へぇー」 「でもすぃーの調子は悪いままだったから、その後やっぱりありすは落っこちちゃってね」 「怒ったの?」 「ううん、また平然とすぃーに乗ったよ。『2』とだけ言ってね。そうして先へ行き続けると、ついにありすのすぃーは車輪が外れて、ありすは大きく転げ落ちてしまったんだ」 「うわぁ」 「するとありすは突然ぺにぺにをおっ勃てると、猛然とすぃーを突き始めたんだよ。『3度目! 3度目よ!』と叫びながらね。すぃーは穴だらけになって残骸と化したよ」 「無惨な有様ってやつだね。それで?」 「まりさは怒鳴ったよ。『そこまですることないんじゃないの?! ありすはヒステリックだよ!!』って。そしたらありすが言ったんだ」 「何て?」 「『1』って」 ★ 残業を終えて、男が帰宅したときには23時を回っていた。重いため息をついて、玄関の鍵を開ける。 「ゆっくりお帰りなさい!」 リボン付きの饅頭が眠そうな目をこすりながらも、朗らかに出迎えてくれた。飼いゆのれいむだ。 「まだ起きていたのか。夕食は済ませたか?」 「歯磨きもちゃんとやったよ! ところでお兄さん、質問があるんだけど」 「ん?」 すぐ床に入りたい気持ちではあったが、応えてやることにした。テレビで珍しいものでも見たのだろうか。 「お兄さんのお給料って一日どれくらいになるの?」 変な質問だなと思いつつ、男は思考を巡らせ、一ヶ月の給与を元に計算する。 「そうだな、まあ、だいたい一万円くらいか」 「ゆわぁ……ねっ、今度はお願いしても、いい?」 「何だい」 「来月のお小遣い前借りしたいよ」 怒りの感情が男の心からあふれ出た。何を言ってやがる! 「おいッ、俺は身も心も削って働いてんだ! 生活のために、お前のために! なのに感謝の気持ちも無しに小遣いねだり? お前にとって俺は奴隷かパシリか、あァ?!」 思いっきりぶちまけると、れいむは顔をゆがめて奥の『れいむハウス』へと駆け込んでしまった。 男は気持ち冷めやらぬまま、ウィスキーのボトルを取り出しそのままあおる。息をついて、さらに軽く口に含んだ。 芳醇な香りと酒気の火照りで一日の鬱憤が溶けていく。次いで、落ち着いた思考がやってきた。喉の奥の苦みはウィスキーによるものだけではないだろう。 さっきはれいむに酷い言葉をぶつけてしまった。ただの千円くらいで大人げない。 土日祝日も出勤で、仕事が無いときでさえ寝てばかりで相手をしてやれなかった。そんな自分を寝ないで待っていてくれたれいむ。俺は偉そうに説教する資格があるだろうか? それに、あいつは今まで特に何かを欲しがったことがないのだ。どうしても買いたい物があったに違いない。 男は財布を開き、お札を一枚取り出した。 『れいむハウス』に歩み寄ると、中を覗き込む。 「いいかな?」 「うん、お兄さん……」 伏せた顔を上げるれいむの目は、泣きはらして赤かった。 「さっきは悪かった。ほら、お前の千円だ」 れいむは目を輝かせて、敷いていたクッションを持ち上げる。下から四枚の千円札が現れた。 「何だ、もうそんなにあるんじゃないか」 「そうだよ、これでやっとそろったよ」 そう言うと、男の持ってきたお札と併せて、にっこり笑った。 「お兄さんの半日、これで買えるね!」 ★ マンションで火事が発生! 三階には取り残されたお姉さんが飼いゆっくりを抱いて叫んでいる。 「誰か助けて! 私の、私のれいむだけでもお願い!」 そうしてベランダからゆっくりを落とそうとする。 しかし、それを止める声が。 「命は投げ捨てるものではない……」 まさに救世主といった風貌で、その男は微笑んだ。 お姉さんは全てを委ねることを決心すると、ゆっくりを男の頭上高くに差し出した。 男は頷き、やおら座禅を組んで両腕を掲げると、 「北斗有情破顔拳!」 テーレッテー
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『まりちゃを助けよう』 9KB いじめ 野良ゆ 赤ゆ 子ゆ 虐待人間 何時もの小ねたです。モンハンさんにまりちゃを苛めすぎといわれたので。 朝早く散歩をしていると、ゴミ捨て場に一匹のゆっくりを見つけた。 黒い帽子と金髪の、まりさと言う種類のゆっくりだ。 小さい体の割にはずいぶん古びた様な汚い帽子を被り、薄汚れた体を引きずるかのように動いている。 「ゆぅ…ゆぅ…おにゃかすいちゃ…のじぇ…ゆびぇぇ…」 おそらく野良ゆっくりであろう子まりさは、やつれた顔を引き攣らせて涙をこぼしていた。 野良歴が長いゆっくりは、人のいる時間帯にゴミを漁ったりはしない。 こんな時間に現れるのは野良になりたてか、何も考えていないアホなゆっくり。 もしくは、よほど切羽詰った奴だ。 「あみしゃん…じゃましにゃいで…ごはんしゃんを…むーちゃ、むーちゃさせちぇよぉ…」 ゴミ袋に被せてあるネットに、力なく噛み付く子まりさ。 その姿は、ゆっくり愛好家なら即お持ち帰って保護、虐待派なら即お持ちかえって苛めて遊ぶだろう。 そんな俺も、持ち帰ってどうやって弄って遊ぼうか考えてしまうタイプの人間なのだが、今日は少し違った。 先日ぬる苛め愛好家仲間に、「お前はまりちゃを苛めすぎだ!」と言われたのだ。 確かに俺はれいみゅより、まりちゃを好んで虐待している。 そんな事ばかりしていると、まりちゃが絶滅すると言われたのだ。 まあ、俺がまりちゃを何匹殺した所で、ゆっくりが簡単に絶滅する種族とは思えない。 だが、日ごろまりちゃには楽しませてもらっているので、たまには助けても良いだろうと思ったのだ。 そんな訳で俺はネットを外して、生ゴミが入ってそうなゴミ袋を一つ取り出した。 そして縛り口を解くと、弱っていた子まりさをゴミ袋に放り込んだ。 「ゆびゃぁぁぁ!なにこりぇぇぇぇ!くっちゃい!くっちゃい!ゆんやぁぁぁぁ!」 ゴミ袋を開けた時に、俺の鼻を襲った刺激臭が子まりさを同じように苦しめる。 子まりさはゴミ袋の中で、必死に尻をブリブリ振って何処かに逃げようとしていた。 だが、ぎっしり詰まったゴミの中に逃げ場はなく、袋の口も俺がしっかりと縛りなおした。 ついでに袋を噛んで破らないように、子まりさの歯を全部へし折っておいた。 せめて死ぬ前に、念願の生ゴミを手に入れてやろうという、俺のささやかな慈悲の心だ。 「ゆえぇぇぇぇ!どーしちぇ、こんなこちょしゅるのぉぉぉぉ!!ここからだしちぇよぉぉぉぉ!ゆっくちできにゃいぃぃぃ!!」 そんな心も子まりさには伝わらないらしく、子まりさは俺の顔を見てゆんゆんと泣いていた。 そんな子まりさを見ていたら、俺のやる気に火がついた。 「よし!もっとまりちゃを助けて回ろう!」 「んほぉぉぉぉ!とっても、しまりのいいまりさねぇぇぇぇ!!どきどきするわぁぁぁぁ!とかいはねぇぇぇぇ!!」 「ゆっぎゃぁぁぁ!やべろぉぉぉぉ!いやだぁぁぁぁ!ずっぎりじだくないぃぃぃ!!」 土手を歩いていると、雄たけびを上げならが激しく動いている二つの球体を発見した。 金髪のお下げを口に咥えて、激しくピストン運動するありすと、必死に尻を振って抵抗するまりさ。 「いやなんだぜぇぇぇ!あいのない、すっきりはいやなんだぜぇぇぇ!までぃざ、おとーざんなのに、にんじんしちゃうよぉぉぉぉ!ゆえぇぇぇぇん!」 「いやがっていても、からだはしょうじきねぇぇぇ!とかいはな、こしのうごきが、ありすをさそってるのねぇぇぇぇ?!」 涙と涎と変な汁を飛び散らせて、二匹はすっきりを続けている。 ゆっくりの行動の中でも最も醜く、見ていると即潰したくなるくらいの不愉快な営みだと俺は思っている。 そんな二匹のそばで何やら小さな黒い物が、草むらに隠れてガタガタと震えている。 あの帽子は間違いない、まりちゃだ。 「んっほぉぉぉぉ!おちびちゃん、ふるえちゃってかわいいわぁぁぁ!あんしんしてね!ありすがやさしく、おとなにしてあげるわぁぁぁ!!」 「ゆっぴぃぃぃぃ!きょわいのじぇぇぇぇぇ!!おちょーしゃぁぁぁん!たすけちぇぇぇぇぇ!!」 「おちびぃぃぃ!ゆっふぅ!こ、ここからにげるんだぜぇぇぇぇ!!ここは、おとーさんが、くっぅいぃぃぃとめるぅぅぅぅ?!」 「あらぁぁぁぁ?!こどもにみられて、こうふんしているのかしらぁぁぁぁ?!んっほぉぉぉぉ!みられるのがすきなのねぇぇぇぇ!!」 何と言うか、これ以上見ていると目が腐る。 それに、れいぱーの次のターゲットがまりちゃのようだ。 当のまりちゃは、草むらでガタガタ震えているだけで逃げようとはしない。 ここは俺が助けてやらねば! 俺は靴が汚れるのも気にせず、ありすに思いっきり蹴りを入れた。 「ゆぼぉぉぉぉ?!んっほぉぉぉぉぉぉう!おそらをとんでるみたぁぁぁぁぁぁ 『ザッパーン!』 んぼごぼぅ…」 ありすは変な汁を周囲に撒き散らしながら、川の底に沈んでいった。 それを見てポカンと口を開いたまま固まる子まりさと、まむまむから変な汁をダラダラと垂らして呻いている親まりさ。 「ゆぉぉぉ?まりざ、たすかったのぜぇぇぇ?!ありがとぉぉぉ!にんげんざぁぁぁぁ 『ドカッ!』 ゆっごぉぉぉ?!」 ヌメヌメとした親まりさがあまりにも気持悪かったので、思わず蹴りを入れてしまった。 親まりさはありすと同じように、変な汁を飛ばしながら水しぶきを上げて川に沈んでいった。 「おちょーしゃ…?………ゆ…ゆんやぁぁぁぁぁぁ!!どぼじでぇぇぇぇ?!どぼじでこんなことしゅるのぉぉぉぉ?!」 「ん?ああ、つい…まあ気にするな。まりさは放っておいても勝手に生えてくるんだぞ?」 「なにいってるのじぇぇぇぇ!ゆえぇぇぇぇん!このゆっくちごろしぃぃぃぃ!」 泣きながら俺の足に体当たりをするまりちゃ。 どうやら俺は、れいぱーよりは怖くないらしい。 そんなまりちゃを見ていてある事を思いついた。 「そうだ、まりちゃ。お前をれいぱーに狙われないようにしてやろう!」 「ゆぅぅぅ!なにいっちぇるのじぇぇぇぇぇ!!…ゆっわぁぁぁ!おそらをとんでるのじぇぇぇぇ♪」 俺に持ち上げられたまりちゃは、尻をブリブリと振ってキャッキャとはしゃぐ。 そう、この尻の動きがれいぱーを誘っているのだ。 俺は落ちていた太めの木の枝を、まりちゃのまむまむにねじ込んだ。 「ゆっぴぃぃぃぃ!!いっちゃいぃぃぃぃ!…ゆえぇぇぇぇん!まりちゃの、たいせちゅなばーじんしゃんがぁぁぁ!!」 まむまむに突き刺さった木の枝を見て、ゆんゆんと泣くまりちゃ。 先ほどよりも激しく尻を振り、俺の手から必死に逃れようとする。 俺はまりちゃのあにゃるにも木の枝を突っ込んで、二本の枝が抜けないようにボンドで固めた。 「ゆんやぁぁぁぁ!そこは、あにゃるしゃんなのにぃぃぃ!ゆえぇぇぇぇん!まりちゃ、およめにいけにゃいのじぇぇぇぇ!!」 お下げをブンブンと振りまわして、俺の手を攻撃するまりちゃ。 そんなまりちゃを見て、俺はもう一つ気がついた。 俺は帽子を奪うと、目の前でそれを破り捨てた。 「ゆぅぅぅ?!まりちゃのすてきなおぼーししゃんがぁぁぁぁ?!どぼじでぇぇぇぇぇぇ!!」 続けてまりちゃの髪の毛とお下げ全部むしり取る。 まりちゃは破れた帽子と、むしり取られた髪の毛を見てぽろぽろと涙をこぼす。 「ゆぅぅぅ…まりちゃのおぼーち…まりちゃのさらさらきんぱつしゃん…どぼじで…ゆえぇぇ…」 「どぼじで?そりゃ、お前がまりちゃだから、れいぱーに狙われるんだ。これで今日からまりちゃは、りっぱなハゲ饅頭だ!ハゲ饅頭のまりちゃ、略してはげちゃだ!」 「ゆっぴぃぃぃ?!なにしょれぇぇ?!まりちゃは、まりちゃなのじぇ!はげちゃなんかじゃないのじぇぇぇぇぇ!!」 まりちゃ改めはげちゃは、ぴょんぴょんと元気に飛び跳ねて泣き叫ぶ。 「じゃあな、強く生きろよ 『はげちゃ』 さらばだ!」 はげちゃは涙を溢れさせると、その場でコロコロと転がって泣きわめく。 俺はそんなはげちゃに背を向けて、次のまりちゃを探す事にした。 俺の背後からは、はげちゃの泣き声が何時までも聞こえていた。 「ゆゆ~~ん!かわいいよぉぉぉ!れいむのおちびちゃんは、せかいのたからだよぉぉぉぉ!!」 橋の下に置いてあるダンボールの中から、ゆっくりの声が聞こえる。 覗き込んでみると、一匹のれいむが幸せそうな顔で体を揺らしている。 れいむが見ているのは、汚い雑巾に包まれた五匹の赤ゆっくり。 れいむ種三匹に、まりさ種二匹が安らかな寝顔でゆーゆーと寝息を立てている。 「れいむは、たからものにかこまれて、とーってもゆっくりできるよ!れいむはしあわせものだね!ゆふふ♪」 「何が宝物だ。お前は自分がゆっくりする為に、子供を作っているにすぎない。その内自分似じゃないまりちゃを迫害するんだろ?このゴミ虫め!」 俺の言葉に気を悪くしたのか、れいむは周囲を見渡しながら頬を膨らませて文句を言う。 「ゆゆ?だれなの?れいむのあいは、ゆっくりびょうどうだよ!れいむは、あいであふれているんだよ!しつれいなこと、いわないでね!ぷんぷん!!」 「溢れて零れているんだよ、お前の愛は。所詮お前は自己愛の塊に過ぎない!」 俺は揉み上げをワサワサと動かして怒っているれいむを、ダンボールから取り出した。 れいむは俺の顔を見るとしばらく固まり、硬直がとけると同時にガタガタと震えはじめた。 「ゆわぁぁぁ?!どぼじでにんげんざんがいるのおぉぉぉ?!ゆっくりできないぃぃぃ!!」 「何がゆっくり出来ないだ?!お前のせいでゆっくり出来なくなるのはまりちゃだ!まりちゃの為に死ねぇぇぇぇ!!」 「ゆぅぅぅ?!なにいってるのぉぉぉぉ?!れいむはぁぁ!おそらをとんでるぅぅぅぅぅ? 『グチャ!』 ゆべじゅ!?」 俺はギャーギャー騒ぐれいむを、力いっぱい放り投げた。 れいむは橋脚に顔面からぶつかると、汚いと共に餡子を撒き散らして息絶えた。 「ゆゆぅ…にゃに?うるしゃいよ…ゆあ?…おかーしゃ?どこ?」 れいむと俺の騒ぎが聞こえてきたのか、一匹の赤れいむが目を覚ました。 どうせこいつ等も、その内姉妹であるまりちゃを苛めるだろう。 れいむの子はれいむ、でいぶの子はでいぶ。 れいむ種はまりちゃにとって害でしかない。 「おかーしゃ!おかーしゃ!どこいっちゃ 『ブチッ!』 びゃ!」 ブチョ!「びょ!」 ブリョ!「ゆびゅ!」 俺は目を覚ました赤れいむと、その姉妹の赤れいむを指で一匹ずつ潰していった。 赤れいむはれいむらしく、最後まで醜い死に姿を晒して雑巾のシミになった。 おそらくまりちゃが目を覚ました時に、親れいむと赤れいむが居なくなっているのに気が付いて泣き喚くだろう。 だがこれは、まりちゃが将来泣かない為の予防策なのだ。 勢いあまってまりちゃを殺しそうになったのは秘密だ。 こうして俺は散歩ついでに、野良まりちゃを助けて回った。 「そう言うの、助けてるっていわねーよ!結局まりちゃを虐待してるじゃねーか!」 俺がまりさを助ける旅に出た発端となった友人が、俺がこっそり撮影してた「助けられたまりちゃーズ」の写真を見てそう言った。 確かに何匹かは泣き顔だが、俺が助けた事には間違いないのだ。 それにまりちゃもゆっくり。 たとえ今日死んでも、明日には別のまりちゃが生えてくるのだ。 それにまりちゃは、幸せそうに笑っているより、ゆんゆんと泣いている方が絶対に似合うと思うのだ。 「まあ、確かに…まりちゃは泣いているもの可愛いな…だからってこれはやりすぎだよ」 そう言うと友人は呆れ顔でため息をついた。 「お前も解っているじゃないか!よし、昨日まりちゃを助けた分だけ、今日は虐めるぞぉぉぉ!」 「いや、それは何時もやってる事じゃないのか?」 完 徒然あき
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『冬のまりちゃ』 11KB いじめ 小ネタ 不運 飾り 日常模様 野良ゆ 子ゆ 現代 よくある季節ネタ おさげあき 虐待描写無し、少しだけいじめっぽいものがある程度 おさげあき 26作目 「しゃむいよぉぉぉぉぉ……ゆっくちできにゃいぃぃぃぃぃ……」 一匹の薄汚い子まりさが公園の中をずーりずーりと這っていた。 ただ這っているだけのように見えるがこれでも狩りの最中だ。 子まりさの両親は数日前に人間に喧嘩を売ってあっさり殺された。 子まりさは比較的おとなしい性格だったため人間に見逃してもらえたがこの時点で子まりさの命運は尽きたと言ってもいいだろう。 幼い子ゆっくり一匹で生きていけるほど野良の生活は優しくないし冬の厳しい季節を乗り切るなど不可能だからだ。 数日間は親が残した食料で何とか食いつないでいたがついにそれも尽きた。 食料が尽きたところでやっと狩りをする子まりさだが…… 「どうちてたべものみつからにゃいの……?まりちゃはかりのめいじんにゃのに……どうちて……?」 公園内を這ってるだけで食べ物が見つかるなら苦労はない。 最強で狩りの名人というまりさ種にありがちな勘違いを餡子脳に刻んだ子まりさ。 どうせその辺を適当に歩いていればすぐ食べ物が見つかるだろうと思っていたのだろう。 仕方ないのでその辺の草で我慢しようと思ったが食べられそうな草は既に食い尽くされている。 最大の狩場であるゴミ捨て場が人間による野良ゆっくり対策で手出しが出来なくなったため皆が一斉に食べられる草を食料として刈り取ってしまったためだ。 「にゃんで……?どうちてくしゃしゃんがにゃいの……?こんにゃのおきゃしいよ……」 厳しい現実を早くも突きつけられた子まりさは這うのをやめてポロポロ涙を流す。 「ゆっぐ……えっぐ……だれかまりちゃをたすけちぇにぇ……まりちゃ……ゆっくちしちゃいよ……」 だが誰も子まりさを助けようとしない。 当然だ、野良ゆっくりは自分が生きていくだけで精一杯なのだ。 こんな助けても何の得にもならないゴミクズに手を差し伸べるほど野良ゆっくりは優しくない。 「まりちゃ……ちゅかれちゃよ……もうおうちでゆっくちしゅるよ……」 早々に狩りを中断し我が家であるダンボールへずーりずーりと這っていく子まりさ。 両親とのゆっくりした空間であった我が家も今では自分だけ。 孤独を嫌うゆっくりにとって自分しかいない我が家はもはやゆっくりぷれいすでは無くなっていた。 「ゆっくち……かえっちゃよ……」 ようやく我が家のダンボールへとたどり着いた子まりさ。 ダンボールは横倒しになっているので小さい子まりさでも簡単に入る事が出来る。 お腹ペコペコだが今は少しでも落ち着いた場所でゆっくりしたい。 そう思いながら我が家へと入ろうとした瞬間、北風が吹いた。 「ゆっひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!しゃむいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!ゆっくちできにゃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」 今日は今年一番の低い気温、それでも風が吹かなかったので何とか我慢出来たが自分に叩きつけられる冷風に子まりさは激しく悶絶した。 「しゃしゃしゃしゃむいぃぃぃぃぃぃぃ!まりちゃちんじゃうぅぅぅぅぅぅぅ!」 しーしーをぷしゃあ!と噴出し悶え続ける子まりさ。 「ゆひぃ……ゆひぃ……かじぇしゃん……まりちゃにいじわりゅしにゃいでにぇ……まりちゃ……こまっちぇるよ……」 子まりさが無意味に風に懇願するが…… ビュォォォォォォォ!! 偶然にも今まで以上に強く冷たい風が吹き荒れた。 「ゆんぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!ちゅめたいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!やめちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!もうやめちぇぇぇぇぇぇぇぇ! まりちゃがわるきゃったでしゅぅぅぅぅぅぅぅ!かぜしゃんはゆっくちしちぇましゅぅぅぅぅぅぅぅぅ!だきゃらやめちぇくだちゃいぃぃぃぃぃぃぃ!」 子まりさは悶絶しながらも風に向かって謝罪し続けた。 だが風はさらに強くなっていく。 「ゆっひぃぃぃぃぃぃぃぃ!ほんちょにはんしぇいしちぇましゅ!まりちゃはげしゅでしゅ!これからはこころをいれかえて…… ゆゆぅぅぅぅぅぅぅぅ!?まりちゃのしゅてきなおぼうちぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」 強風により子まりさ自慢の素敵なお帽子が飛んでいってしまった。 必死に追いかけようとするが寒さで満足に動けない。 やがて子まりさの帽子は空の彼方へと消えていった。 「ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!まりちゃのたいしぇちゅなおかじゃりしゃんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 子まりさは二度と戻ってこない自分の大切な帽子を失った悲しみで泣き叫んだ。 ちなみに子まりさ同様に今の強風で他の野良ゆっくりのお飾りもそこそこ飛ばされ辺りから野良ゆっくりの悲しみに満ちた絶叫が響いていた。 特にまりさ種の悲鳴が多い。 最強で自分自身に絶対の自信があるまりさ種が帽子を失うというのは死ぬのと同じようなものらしい。 「ゆっぐ……えっぐ……おうちにはいりゅよ……もうにどとおしょとにはでにゃいよ……」 子まりさがようやく落ち着きのそのそと我が家へと入っていく。 自分の大切なお飾りを風で吹き飛ばされたのだ。 子まりさが言うように二度と外へは出ないだろう。 「ゆっくち……ゆっくち……ゆっくちしちゃいよ……まりちゃはゆっくちしちゃいだけにゃのに……どうちてゆっくちできにゃいの……?」 子まりさは我が家の中で溢れ出る涙をおさげでぬぐい続けながらひたすらゆっくりを望んだ。 -数時間後- 「おーい、まりちゃ」 「……ゆぅ?」 いつの間にか寝ていたらしい子まりさを一人の男が起こす。 「に……にんげんしゃん……にゃに……?まりちゃはにゃんにもしちぇにゃいよ……?」 両親を人間に殺された事でおそろしーしーを漏らしながら男を怒らせないように言葉を選びながら尋ねる子まりさ。 「そんなに怯えなくてもいいよ、俺は一匹で寂しく過ごしてるまりちゃにいいものを持ってきたんだ」 「ゆゆ?いいもにょ?」 「ああ」 男は手に持っていたビニール袋の中からイチゴを一つ取り出して子まりさに見せる。 「ゆゆ!?しょれは……あみゃあみゃしゃん!?」 「ああ、とっても美味しいあまあまだぞ」 「ゆゆ……しょれ……もしかしちぇ……まりちゃにくれりゅの……」 「もちろん、今日はクリスマスだしな、俺も一人寂しくクリスマスを過ごすつもりでこうしてイチゴとケーキを買ってきたんだ」 「けーき?けーきしゃんもありゅの?」 「ケーキはあげないぞ?これは俺のものだからな」 「ゆゆ……ゆっくちりきゃいしちゃよ……」 両親がいてお飾りが健在ならば強気の態度に出たかもしれないが今は無理だ。 何より親を殺されたトラウマが子まりさの中に強く根付いている。 「でもイチゴだけでもお前ら野良ゆっくりには十分だろ?こんなあまあまは滅多に食べられないからな」 「ゆん……」 「でもタダであげるつもりはないんだ、まりちゃもお礼として俺にあるものをくれたらこのイチゴはまりちゃのものだ」 「ゆゆ?にゃに?まりちゃには……あげりゅものなんちぇにゃんにもにゃいよ……」 「あるじゃん、おさげが」 「ゆゆ!?」 男の言葉に驚く子まりさ。 「本当は帽子を貰おうとしたが何故かまりちゃには無いみたいだし代わりにおさげでいいよ」 「や……やじゃよ……まりちゃのおしゃげしゃんはいのちよりたいしぇちゅなもにょなんだよ……ゆっくちりきゃいしちぇにぇ……」 「嫌ならイチゴはあげられないな、どうする?」 「しょんにゃ……しぇめちぇほきゃのものにしちぇくだちゃい……まりちゃはにゃんでもしましゅきゃら……」 「俺はおさげが欲しいんだ、他のもので代用する事は出来ない」 「しょんにゃ……まりちゃのおしゃげしゃんはとっちぇもぷりちーできゃわいくちぇえきしゃいてぃんぎゅで……」 「そのエキサイティングなおさげが欲しいんだ、どうエキサイティングなのかは俺にも分からんがね」 「ゆぅ……ゆぅ……」 「それにまりちゃはお腹が空いてるんじゃないのか?あまあまを食べられなくて餓死するかあまあまを食べてゆっくりするかどっちがいい?」 「ゆっくち……あまあま……ゆっくち……ゆっくち……」 あまあまを食べればゆっくり出来る。 その言葉を聞いた腹ペコ状態の子まりさには満足な思考をめぐらすのは不可能だろう。 ゆっくり出来ない今の状況を少しでも改善したい。 もはや子まりさの頭はそれでいっぱいだった。 「わかっちゃよ……まりちゃのおしゃげしゃんをあげましゅから……あみゃあみゃしゃんをくだちゃい……」 「分かってくれてよかったよ」 男は子まりさのおさげを掴んで少しずつ引き抜いていく。 「い……いぢゃいぃぃぃぃぃぃ!まりちゃのおしゃげしゃんがぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 「あまあまを食べるためだろ?我慢しろ」 「ゆっぐぅぅぅぅぅぅぅ!」 子まりさは歯を食いしばって耐えた。 だが男は少しでも痛みが長引くようにじわじわと抜いていく。 「いっぎぃ……!はやきゅおわっちぇ……!まりちゃを……ゆっくちしゃしぇて……!」 「良い顔だな、やっぱコイツを選んで正解だった」 ブチブチと嫌な音を立てながら抜けていくおさげ。 子まりさはしーしーをぷしゃあ!と噴出しながら痛みに耐えている。 「おにぇがいでしゅ……!はやきゅぬいちぇ……!ほんちょにいちゃいんでしゅ……!」 「まあ十分楽しんだしそろそろ終わらすか」 ブチン 「ゆっぴゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!まりちゃのおしゃげしゃんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!たからものがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 おさげを失う事には同意したがそれでも大切なお飾りを失う悲しみは耐えられないのだろう。 子まりさは盛大に泣き叫んだ。 「ゆっぐ……えっぐ……おしゃげしゃん……まりちゃのおしゃげしゃん……これで……まりちゃは……ごみくじゅになっちゃった……」 「ゴミクズになったまりちゃ!約束だしこのイチゴはまりちゃのものだ!ゆっくり味わっていってね!」 男は子まりさの前にイチゴを落とすと早々に去っていった。 ちなみに子まりさのおさげは公園のゴミ箱に捨てた。 「うう!それにしても寒い!今夜は今年一番の冷え込みになるらしいしさっさと家に帰って暖まろうっと!」 去り際に男が漏らした言葉もまりちゃには聞こえていなかった。 「おしゃげしゃん……でみょ……あみゃあみゃおいちい……むーちゃむーちゃ……ちちちち……ちあわちぇぇぇぇぇぇ……」 お飾りを失った悲しみと今まで食べた事の無い美味しいイチゴの味で顔を奇妙に歪めながら子まりさは最後のゆっくりした時間を堪能していた。 -その日の夜- 「ゆぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ……」 子まりさはガタガタと体を震わせていた。 あまりの寒さで寝る事すら出来ない。 「しゃしゃしゃしゃむいぃぃぃぃぃぃぃ……ゆっくちできにゃいぃぃぃぃぃぃぃ……」 今までも寒い日はあったが帽子である程度の寒さは凌げたが今夜の寒さはこれまで以上。 たとえ帽子があっても耐えられない寒さなのだ。 帽子もおさげも無くなった今の子まりさには生きて明日を迎える事は出来ないだろう。 「どうちて……おうちのにゃかにいるにょに……こんにゃにしゃむいの……?」 我が家といっても横倒しでフタが開いたままのダンボールだ。 冷気は容赦なく侵入してくる。 両親がいればフタを閉める事も出来たが力の無い子まりさには無理だ。 「ゆっくち……ゆっくち……しゃしぇて……だれきゃ……おちょうしゃん……おきゃあしゃん……」 当然誰も答える者はいない。 それどころか近くの住宅から人間の楽しげな声が聞こえてくる。 今日はクリスマス、暖かい家の中で美味しいものを食べながら思う存分ゆっくりしているのだろう。 僅かに聞こえてくる声でそう判断した子まりさ。 「にゃんで……どうちて……まりちゃだけこんにゃにみじめにゃの……?どうちてまりちゃはゆっくちできにゃいの……?」 子まりさは悔しさや悲しさ、そして理不尽さで涙を流すがその涙も冷気ですぐ凍りつく。 腹を空かせた状態ならばとっくに死んでいてもおかしくないがイチゴを食べた事で無駄に長生きするハメになった子まりさ。 「ゆ……にゃに……?こにょしろいにょは……」 やがて空から雪が降ってきた。 子まりさにとっては初めてみるもので最初は綺麗な光景に感動していたが…… 「ゆひぃ……!ちゅめちゃい……!ゆっくちできない……!しろいちゅぶちゅぶしゃん……まりちゃをいじめにゃいでにぇ……」 開けっ放しのダンボールの中にまで侵入してくる雪。 おまけに時折風も吹くものだから子まりさの体に冷たい雪が容赦なく叩きつけられる事になった。 今夜はホワイトクリスマス。 だが子まりさにとってはナイトメアクリスマスとなってしまった。 「あっ……がっ……」 ついに満足に喋る事も出来なくなった子まりさ。 それでも必死に何か喋ろうとしているようだ。 不満をぶちまけて少しでもゆっくりしようとしているのか、それともただの命乞いかは分からない。 最後の力を振り絞って子まりさは何かを喋ろうと口を動かした。 「ま……り……ちゃ……は……」 だが最後まで言い切る前に子まりさの体は完全に機能を停止させた。 最後の最後までゆっくり出来なかった子まりさの表情は虐待お兄さんが見たらニヤつく事が確実なほど素敵に歪んでいた。 うっすらと雪に覆われた子まりさだが完全に雪で覆い尽くされる事は無く、子まりさが死んだら風が止むあたりさすがだ。 こうして子まりさの素敵なゆん生は幕を下ろしたのである。 だが寒さで死ぬのは子まりさだけではない。 明日の朝を生きて迎えられるゆっくりはどれくらいいるのだろうか。 それでも全滅しないところを見るとゆっくりも意外とタフなのかもしれない。
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『おしゃかさま』 10KB 虐待 制裁 パロディ 自業自得 飼いゆ 野良ゆ 赤ゆ ゲス 透明な箱 加工場 虐待人間 厨ニ病、パロディ要素が多々あります。 「あまあまあき」と申します。 2作目です。欲しいものは文才です。 1作目の感想を、ありがとうございました。 おかげさまで、文章を書くスピードがマッハになりました。 ただ、文章のレベルが、その嬉しい気持ちに追いつけないのは何故なんだぜ・・・。 1作目と出てくる人間は同じですが、1作目を読まなくても大丈夫だと思います。 では、どうぞ。 ---------------------------------------------- 「おしゃかさま」 ジョギングから帰ってくると、足元から元気な声がかかる。 「おねぇさん、おかえりなさい!」 「ただいま、れいむ」 そう返した際に、額に生えている茎と赤子4匹は見事にスルーした。 私が走りに出て行ってから、ずっと庭にいたのだろうか。 そりゃ小一時間も外にいれば、野良ゆっくりから声をかけられる。 そして飼い主に無断で、すっきりー。しかも野良と無断で。 大事な事なので、2回言いました。 その野良だが、庭の茂みに隠れたつもりなのか、こちらの様子をちらちらと窺っている。 非常に、うざい。 テンプレで、 「まりさとれいむはけっこんっしたんだぜ!おちびもいるんだぜ! くそにんげんは、まりさもかいゆっくりにするんだぜ!」 と宣言した数秒後に飼いゆっくり共々、死んだ方がましだと思われる拷問を飼い主から受けるのがあるが、 それが野良達の間で浸透し始めたのだろうか。 最近では、小賢しい奴は子供を作った後は隠れて、飼い主と飼いゆっくりだけで、話をさせるらしい。 茎が生えた、または腹が膨れた飼いゆっくりに驚く飼い主。 『おちびちゃんはゆっくりできるんだよ!』と、理論にもならない理論を喚く飼いゆっくり。 飼いゆっくりにゾッコン命の飼い主は泣く泣く、野良ゆっくりも片親として飼うことになり、 飼いゆっくりに幻滅した飼い主は、『どうでもいいわ』と某兄貴のように呟きながら、 透明な箱を用意する。 要するに、そのやりとりで、自分がゆっくりできるかどうか、野良は判断するのだ。 それでも、所詮は餡子脳。 結果は同じだ。 「おねぇさん、あのね!」 茎を気遣いながらも這って飼い主についてくる、健気な奴。 玄関から持ってきた色違いのスニーカーに履き替えながら、それに応える。 「ちょっと待て。靴が汚れたから、庭で洗いながら聞く」 燦然と輝く未来しか見えないそいつの眼前に、餡子まみれのスニーカーを置く。 さぁ、三文芝居の始まりだ。 「!?ゆげぇええええええええ!?ぐ、ぐざいよぉおおお!!」 「あぁ、途中で野良に絡まれたからな」 その言葉に、目の前にいる奴も隠れている奴も、飛び上がらんばかりに身体を強張らせた。 「お、おねぇさんは、のらゆっくりがきらいなの・・・?」 恐る恐る訊いてきた奴に答える。 「・・・別に」 某エ○カ様は元気でやっているだろうか。 ぼんやり思いながら、庭先にある水道を使って餡子を流し始める。 「餡子って、なかなか取れないんだ。だから、私も踏み潰したくはないんだが」 「じゃ、じゃあ!なんで、のらゆっくりを・・・ころしたの・・・? やっぱり、のらがきらいだから・・・?」 「違う違う。何でそうなる。 野良ゆっくりとか飼いゆっくりとか、関係ない。 私はゲスが嫌いなんだ。私に絡んでくるゲスが」 「そ、そうだよね!ゲスじゃなきゃ、だいじょうぶなんだよね!」 近くと遠くで、同時に胸(?)を撫で下ろす2匹。 何故そうなる。 だが、ここまでは計画どおり。 「ゲスでも、私に絡んでこない限りは、殺さない。 ただ、あまりにもひどいゲスだと潰すかもしれないが」 不穏な雰囲気を感じたのかもしれない。 特に、遠くにいる奴が緊張しているのが分かる。 「たとえば、飼い主に無断で飼いゆっくりと子供を作ったくせに、 『ゆぅううううううん!!おちびちゃんたち、かわいいよぉおおおお!! まりさ、れいむとおちびちゃんたちと、いっしょにかいゆっくりになろうね!』 『・・・まつんだぜ、れいむ』 『な、なに?おもに、おかおがこわいよ・・・?』 『まりさはのらだから、にんげんさんははなしもきかずに、 まりさをころそうとするかもしれないのぜ。 しかも、かわいいおちびたちまでころすかもしれないのぜ』 『ゆぅう!?そんな・・・!!じゃあ、どうすればいいの!?』 『まず、れいむだけで、かいぬしさんとはなしをしてほしいのぜ』 『れいむだけで・・・?』 『かいぬしさんは、かわいいかわいいれいむにめろめろっのはずだから、 れいむのはなしを、ゆっくりきいてくれるはずなのぜ。 それに、こんなにゆっくりしたおちびたちをみたら、 はじめはびっくりするかもしれないけど、きっとそだてようとおもうはずなのぜ。 そこで、かいぬしさんがれいせいになってから、まりさがあらわれて、 れいむといっしょにおちびたちをそだてさせてくださいって、たのむのぜ』 『す、すごいよぉおお!!まりさ!! まるで、れいむにあうまえから、かんがえてたみたいな、かんっぺきっなさくせんだよ!! れいむ、ぜんっぜんっ、おもいつかなかったよ!』 『そ、それほどでもあるのぜ』 とか抜かすゲスは勘弁してほしい」 「「どぼじで、ぞんなごどいうのぉおおおおお!?」」 二匹で不協和音を奏でるのはいいが。 おいおい弾みで茂みから出てきちゃったよ。 でも、敢えて気付かないフリをする。 「おねぇさん、れいむたちのおはなしをきいてたの!?」 「いや、全く」 「じゃあ、なんで、れいむたちのはなしてたことがわかるの!?」 「最近、多いんだ。 まず『適当』な飼いゆっくりと子供を作った後で、 自分は野良で飼い主に即行で殺されるかもしれないから、 まず飼いゆっくりと飼い主だけで話をつけてくれと頼む野良が。 ・・・そんな野良は、ゲスで卑怯だと思わないか?」 「ゆ・・・?なんで・・・?」 「だって、飼い主に無断で子供を作ったら、飼いゆっくりでも加工所行き、 よくても去勢、または捨てられる世の中だぞ。 そんな今まさにデッド・オア・アライブな瀬戸際に、愛する番だけで人間に立ち向かわせるか?」 「で、でも!!」 「でも、何だ」 「おねーさんはれいむにめろめろっで、れいむもおちびちゃんたちもかわいいから、 そんなこと、ぜったいっ、にしないよ!!」 「それは、誰が言った?」 「・・・まりさだよ」 力なく答えたれいむの視線の先には。 「ゆがぶっ!! どぼじで、どぼじで、でられないんだぜぇえええええええええ!? がげざんは、いじわるじないで、どくんだぜぇええええええええええええ!?」 地面にディープキスを繰り返して、歯抜けとなったあいつがいた。 何度も何度も、そびえ立つ崖(笑)に果敢に挑戦したんだろう。 地面は柔らかいが、崖となるアスファルトは硬い。 周りには歯だけでなく、餡子やら小さく千切れた金髪、帽子の欠片やらが散乱していた。 無茶しやがって・・・。 私の庭に、野良が侵入するのは簡単だ。だが、脱出するのはほぼ不可能だ。 何故なら、茂みで分かりにくくなっているが、歩道と庭には垂直に50cmほどの高さがある。 入る際は、茂みや、その下の柔らかな腐葉土が適度なクッションになってくれるが、 出る際は、それが自らを絡めとる重い鎖になろうとは、お釈迦様でも知らぬ仏のお富さん。 親切、もとい心折設計で父母と作らせていただきました。 「あいつ、出会った時に、お前をとてもゆっくりしてる、可愛い可愛いと褒めちぎっただろ」 「ゆん・・・」 「それで、可愛い可愛いれいむなら、おちびちゃんも可愛いんだろう。 見てみたいとか言ったんだろ」 「ゆん・・・。それで、れいむにはおちびちゃんはいないんだよ、 けっこんっもしてないんだよ、っていったら」 「こんなに可愛くてゆっくりしてるのに!? 飼い主さんは何を考えてるんだ!?とか言ったのか」 「・・・ゆん・・・」 俯いているが、れいむの頬には大粒の涙が溢れていた。 だが、何に対して泣いているのだろう。 自分を裏切ったまりさに対してか。 まりさに簡単に騙された自分に対してか。 それとも。 「どうでもいいわ」 某兄貴のように呟きながら、泣きじゃくるそいつを持ち上げる。 「おそらをとんでるみたい!!・・・おねぇさん?」 泣きながら嬉しそうに宣言する奴を持ち運び、玄関にある透明な箱に入れた。 その際に、バッジを外すのは忘れない。これは最低限のマナーだ。 「ぐ、ぐじゃいいいいいいいいいいい!?」 一応使う度に毎回、洗剤で洗っているのだが、ゆっくりの死臭はなかなか取れないものらしい。 だが、それがいい。 「おねぇざん!?なんでぇええええ!? だじで、だじでよぉおおおおおおおお!?」 箱の中で、れいむは陸に打ち上げられた魚のように痙攣しつつ、餡を吐くという器用な芸を見せていた。 しかし、その度に撓った茎が箱に強く当たって、子供達が瀕死になっているが大丈夫か? 大丈夫だ、問題ないと自問自答しながら、箱ごと持ち運び、 まだ崖に挑戦している哀れな奴の所へ向かう。 私の気配に気付いたのか、ゆっくり振り向いたそいつは全身ボロボロになっており、 透明な箱の中で苦しげに暴れる番、透明な壁に潰されかけた赤子達、 それを平然と持っている私の貌を見て、まさに、どうあがいても絶望という顔つきになった。 「ご、ごべんなざぃいいいいいいいい!! ごろざないでぐだざぃいいいいいいい!!」 「悪いが、この箱は一匹用なんだ」 某太鼓持ちのような台詞を吐きながら、それを躊躇いなく踏みつけた。 「いやだぁあああああああああ!! じにだぐ、じにだぐなぃいいいいいいいいい!!!」 その絶叫に某賭博漫画を思い出しながら、踏みつける力を徐々に強くする。 そして、いつものように。 「1匹だけ助けてやる」 蜘蛛の糸を垂らしてやった。 その言葉に、画面が切り替わったかのように、2匹の表情が変わる。 「おねぇざん!!もう、がっでにずっぎりーじばぜん!! おぢびぢゃんも、ぼじがりばぜん!! だがら、だがら・・・!!」 「ごべんなざいごべんなざいごべんなざいごべんなざい!! ばりざがわるがっだでず!!もう、ごんなごどじばぜん!! だがら、だがら・・・!!」 「だから?」 答えは分かりきっているものの、必死の形相の2匹に尋ねる。 「「(ばりざ)(でいぶ)をだずげでぐだざい!!」」 「不正解」 やはり2匹は、自らの重みで糸を切ってしまった。 見るも無残な茎を箱の中からちぎりとってから、左手で足元の黒帽子を持ち上げて、 「そぉい!!」 「おそらをとんでるみたゆげぇええ!!!」 箱の中に叩きつけるようにダンク! そして、全力で踏み潰す。 いくら饅頭とはいえ、2匹一度にだから、かなりの力が必要だ。 「「ゆぶぶぶぶぶぅうううううう!! づぶれるぅううううううううううううううう!!」」 「お前達、本当に自分のことしか考えないんだな。 1匹だけなら、相手とか子供とか、そんな答えもあるだろうに」 「「いやだぁああああ!!じにだぐなぃいいいいいいい!!」」 「って、やっぱり聞こえてないか・・・」 最期まで不協和音を奏でる2匹。どうか、あの世では仲良く殺ってくれ。 そう願いを込めて、一息に踏み潰した。 箱の中は目玉、歯、お飾り、髪と餡子が混ざり合ってスプラッタ状態だった。 かくいう私もジョギングの時以上に汗をかいており、 餡子塗れとなったジャージを丁寧に洗濯しなければならなくなった。 面倒くささに溜息を吐こうとした瞬間。 「ゆ・・・ゆっち・・・」 右手に握っていた茎から、か細い声が聞こえた。 どうやら、また、れいむ種のようだ。 透明な壁に強く磨り潰されたりぶつけられたりした他の姉妹達は助からないだろうが、 茎の根元にいたこの子は比較的、軽症のようだ。 今なら、まだ助かるかもしれない。 冷蔵庫に常備しているオレンジジュースを取りに行く途中、その子に話しかける。 「・・・お前はどう答えるんだろうな。 お前のお母さんも、おばあさんも、ひいばあさんも・・・まぁ、いい」 以前から何度も繰り返した言葉を途中で止めて、オレンジジュースを入れたコップに、 その茎を刺す。 子供の頃から父母の作業を見ながら、私も始めたので、もう手馴れたものだ。 「自分か相手か。人間でも難しい問題だ。 だからこそ、反面教師として飼い続けているわけだが」 この考えこそ、人間特有の思い上がりなのかもしれない。 だが、地獄に落ちるのはともかく、それが相手と自分の重みのせいというのだけは 勘弁したいと願いつつ、いつものように溜息を吐くのだった。 ---------------------------------------------- 読んでくださって、ありがとうございました。 感想をいただけたら、小躍りします。リアルで。
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『れみりゃ会議』 5KB 制裁 考証 ギャグ 自業自得 姉妹 人間なし 独自設定 独自設定垂れ流しだどぉー☆ ほとんどメタです。 虐待シーンもほぼありません。 れみりゃ会議 ロウソクの灯りしかない真っ暗な部屋の中、中央に置かれた円卓に3つの影が揺らめいていた。 「……最近、扱いが微妙なんだどぉ」 「だどぉ、この資料を見て欲しいんだど」 一つの影がテーブルのプロジェクターを操作する。 すると真っ暗な部屋にあるスライドが表示された。 「ゆわーん、レイパーが攻めて来たんだぜぇ!!」 「ゆゆゆっ、まりさ様に任せるんだぜ!」 ぽいーん、ぽいーん、どがっ、ぷにゅっ、ぺしっ!あーんこ! 「んほぉぉぉぉ、やられたわぁー!」 「むきゅっ!流石“あのれみりゃ”も退けたまりさね!」 「ゆっへん!」 「……最近一番よく見かける、『過去にれみりゃを倒した』パターン、つまり『れみりゃは強さのバロメータ』扱いなんだどぉ」 「本当に倒したのかどうか当時を見せて欲しいくらいなんだどぉ」 影はさらにプロジェクターの操作を続ける。 「……次なんだどぉ」 「うっうー☆たべちゃうどー!」 「まりさ!ちょうぜつすぱいらるはりけーんむそうてんせいだぜ!!」 「うー!ざぐやぁぁぁっぁあ!」 「むきゅっ!凄いわまりさ!あのれみりゃを倒すなんて!」 「ゆっへん!」 「……これ魔理沙じゃなくて霊」 「だどっ、そっちの名前は禁句だど」 「ごめんだどぉ」 「むしろ技名よりも問題なのは、何このまりさの強さ」 「どうして空を飛べるれみりゃが地べたを這いずる饅頭に負けるんだどぉ?」 「しかもこれは胴付れみりゃだどぉ」 「だ!?」 「ど!?」 「いわゆる『主役補正』なんだろうけど、基本は最弱認定のゆっくりが胴付に勝てるとかおかしいんだど!」 「そもそも虐待される作品の主役なのに補正とか逆の方向にかかるべきだどぉ!!」 影はプロジェクターの電源を切り、2人の待つテーブルへと戻った。 「共通するのはれみりゃがゆっくりの強さの引き立て役になってる事だど」 「なんでまた引き立てる必要があるんだど?」 「れみりゃより強いと自他共に認めるゆっくりを叩きのめす系の虐待に使うためなんだどぅ」 「……別にそんな事をしなくても他に方法はあるんだどぉ、そんな事でれみりゃ達の価値を下げて欲しくないんだどぉ……」 「そこで!」 バンッと机を叩きながら影の1つが立ち上がった。 「『れみりゃたちの強さを再認識させる作戦』を実行するんだど!」 「長いんだどぉ」 「具体的には何をするどぉ?」 「ふっふっふ、これを見るんだど!」 影はテーブルの上にあるものを置いた、子供が喜ぶ紙芝居である。 『あるところに善良なゆっくりの群れがいたんだどぉ』 『この群れは超平和な群れで、にんげんさんとも仲が良くて、ゲスは間引いて、山の山菜は採り過ぎずに、無駄に子供も量産しない群れなんだどぉ!』 「何と言うパーフェクト群れ、これは間違いなく善良を崩壊させる系が大好きな人の作品だどぉ」 「山の山菜……」 『しかもこの群れは胴付ふらんを含めた30体から構成されるふらんしすたーずの攻撃をも跳ね飛ばした、気は優しいけど力持ちな最強群れ!』 『そしてこのさいっきょうの群れをれみりゃ達でふるぼっこにする事でれみりゃ達の強さを世界に知らしめるんだどぉ!』 「おおっ、それは凄いんだどぉ」 「これでれみりゃ達の強さをみんなも再認識してくれるんだど!」 「どっどっどっ、と言うわけでドアの向こうには先ほどの最強の群れを用意してあるんだどぉ!」 「おおっ!」 「準備がいいんだど!」 3つの影は意気揚々と席を立ち、扉を開けた。 開けた扉から差し込む光、その光の向こうにたたずむ1つのシルエット。 「だど?」 「ど?」 「どぅ?」 金色の髪に、七色の宝石の羽。 「……話は全て聞かせてもらった、れみりゃは滅ぶ」 「ふっ!?」 「ふふふふふふ!?」 「ふらんだどぉおおおおおおおおお!?」 救いがないとはこの事だった。 語るのも苦しいほどの一方的な戦い、いやむしろこれは虐殺に近いものだった。 一瞬にして1人のれみりゃは顔面陥没の上、スライドのあった場所まで吹飛ばされ。 それに驚いて硬直しているもう1人はぎゅっとしてどっかーんされ。 我に返ったれみりゃが反撃を行おうとするものの、ふらんすぱいらるはりけーんさんぽひっさつでボコボコにされてしまった。 「うううっ、ひどいんだどぉ」 「うわぁーん、ざぐやぁぁぁぁ!」 「そ、それゆーぎのわざ……」 「大体さっきの紙芝居だとふらんが引き立て役になってる、おねーさま達のやろうとした事は結局まりさ達と同じ」 「だ!?」 「ど!?」 「ぉ!?」 れみりゃ達は目から鱗が落ちる思いだった。 自分達の地位を引き上げるために取った手段が、結局まりさ達のやらんとする事と同じだった。 強く凄い群れしかも『ふらん』を撃退する、つまりふらんと言うバロメータを利用したのだ。 「どぉ……」 「確かにその通りなんだどぉ、れみりゃ達が間違ってたんだど」 「もっと他の正しい方法で、れみりゃ達の地位を向上させるんだどぉ!!」 「うんそれ無理、大体引き立てられたまりさ達は『凄いけどさらに凄いものに負ける』のが王道、そして今その王道を突っ走ってるのがおねーさま」 「「「だ!?」」」 「『ふらんの群れを倒した群れを倒せるほどの凄いれみりゃ達』ここまで持ち上げられたおねーさまは、その王道通り『さらに凄いふらんに負ける』これが今回のお話」 「「「ど!?」」」 「つまり今回のおねーさま達は『凄いまりさ』役、ふらんは『その凄いまりさの鼻をへし折るにんげんさん』の役」 「「「ぉ!?」」」 ふらんの手が光る。 「おねーさま達はふらんの最終奥義、ふらんあるてぃめっとろいやるかごめかごめで滅ぶ」 「ま、待つんだどぉ!正確にはれみりゃ達はまだ『最強の群れ』を倒してないんだどぉ!つまりまだ王道回避の可能性が……」 「ない、今回そこは端折った」 「そこが一番重要なところだどぉおおおおおお!」 「さよならおねーさま、次回作では強いおねーさまだといいね」 「「「Dooooooooooo!!」」」 確かに最近は噛ませ役の多いれみりゃ。 しかし彼女達は過去の栄光を取り戻すための努力を日夜忘れない。 次こそはきっと、強く凛々しいかりすまうー☆なれみりゃ達に会える事だろう。 「ざぐやだずげぶっしッ!!」 「やめるんだDo!」 「もうやしきにかえるざくやぁぁぁぁぁ!!」 次があれば。 あとがき 久しぶりにSS書いた気がする。 おまけーね 「ゆっふっふっふ、おねーさんさん、まりさはあのれみりゃもたおしたえいっゆんっなんぜっ!!しにたくなかったらあまあまもってくるんだぜ!」 「えっ……れみりゃってあのゆっくり最弱の!?」 「ゆっ!?れ、れみりゃはよわくないんだぜぇぇぇぇ!」 「だって雑魚じゃん、雑魚雑魚、うっうーしか言わないし」 「そんなことないんだぜぇぇぇぇ、まりさいのちがけだったんだぜぇぇぇぇぇ!」 「やっすい命ね☆」 「やすくないんだぜぇぇぇぇぇぇぇ!!」 対象が強いと思わなかったら噛ませにもならないよね♪ 「その扱いはあんまりなんだどぉおおおおおおお!!」