約 2,463,748 件
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3109.html
『ゆっくり駆除』 11KB 駆除 現代 駆除 「駆除実験」 12KB 「ゆっ、ゆっ、ゆっ、・・・。」 爽やかな朝日が降り注ぐ中、人気のない公園の芝生を跳ねるものがいる。大きさはバスケットボールほどであろうか、成体のゆっくりまりさである。丸い体にくすんだ金髪、黒いとんがり帽子を規則正しく揺らしながら、おうちを目指して前進している。 「ゆっ、ゆっ! きょうはたいっりょう!だよっ!」 まりさは浮足立っていた。早くおうちに帰りたい。早く番のれいむやおちびちゃんに狩りの成果を見せてあげたい。早く家族みんなでむーしゃむーしゃしたい・・・。 そんな思いがまりさのあんよを急がせたのか、普段より少し早めに段ボールのおうちに到着した。 「れいむ!おちびちゃん! まりさだよっ!」 「ゆ! おかえり!まりさ!」 「おとーしゃん、おきゃえりっ!」 れいむと子まりさの出迎えを受けた後、まりさは帽子の中身を目の前に広げて見せた。 「れいむ!おちびちゃん!きょうのごはんさんだよっ!」 「・・・! こんなにたくさん! すごいよっ、まりさっ!」 「ゆうう~っ!とっちぇもおいししょうなのじぇっ!」 「ゆふふ!きょうは、でざーとのおれんじさんもあるからねっ!さいっこうのかりだったよ!」 三体の前に並べられたのは、どれも野良ゆっくりにとってはご馳走と呼べる品々だった。 腐りかけたクズ野菜に魚の頭、更には食べかけの菓子パンまである。それに加えて小さくはあるがオレンジという極上のデザートが添えられるのだから、彼ら野良ゆっくりとしては最上級の食卓である。 「それじゃあれいむ、おちびちゃん!ゆっくりむーしゃむーしゃしようね!」 「「「ゆっくりむーしゃむーしゃするよ(しゅるよ)!!」」」 お食事宣言も早々に、三体は夢中で生ゴミの山にかぶりついた。 「はふっ、はふっ!しあわせーっ!だよおっ!」 「しあわしぇーっ!なのじぇえっ!」 「ゆふふ!れいむ!おちびちゃん!たくさんたべてねっ!」 愛する番と可愛い我が子を共にしての食事に、まりさの表情が思わず緩む。家族そろっての和気藹々とした食卓。この時間のために、まりさは毎朝ゴミ捨て場まで足を運び、他の野良ゆっくり達との激しい争いを必死に勝ち抜き、そして充分な量の食糧を確保するのだ。 しかし、現在まりさがいつにも増して狩りに精を出す理由はそれだけではない。 「ところでれいむ、おなかのおちびちゃんはげんき?」 「ゆっ! とってもげんきだよ! はやくおそとにでたがってるよ!」 「ゆ! それならあんしんだね!」 「もちろんだよっ! れいむは、げんきなおちびちゃんをうむよっ!」 「まりしゃのいもうちょ・・・! たのしみなのじぇっ!」 そう、まりさの番のれいむは現在身ごもっているのだ。まりさにとっては、養う対象がひとつ増えることになる。生まれてくる新たな命のためにも、より多くの食糧が必要なのだ。 まりさが念願の第二子について想像を巡らせている間に、食事が終ろうとしていた。 「ゆっ! みんなたべおわったみたいだね! それじゃ、でざーとにしようねっ!」 「ゆ! まりさ! でざーとさんは、おちびちゃんにあげようね!」 「ゆうーっ! まりしゃ、でざーとしゃんがほしいのじぇっ!」 「さあ、おちびちゃん! おれんじさんだよっ! 」 「・・・・・・・っ!! ちっ、ちあわしぇええええっっ!!!」 オレンジの甘酸っぱい風味に、子まりさが全身を震わせた。瞳からは大粒の涙を流し、感動の絶頂を全身で表現している。 そんな我が子の幸せを見つめながら、親れいむと親まりさは静かに微笑んだ。 「おちびちゃんのためにも、まりさはがんばるよ・・・!」 まりさは愛する子まりさとまだ見ぬ新たな我が子のために、狩りへの熱意を新たにした。(れいむ、おちびちゃん、これからも、たくさんゆっくりしようね!) 食事を終えた後、三体はとてもゆっくりとした時間を過ごした。親まりさは子まりさと遊び、親れいむはおなかの我が子をいたわりながら、おうちの掃除やお歌の練習に励んだ。 この家族が幸せでいられたのは、この日が最後だった。 ―――――――――――――――――――――――――――――― 「それじゃれいむ! いってくるよ!」 「いってらっしゃい!まりさ!」 翌日、まりさはいつものように狩りに出かけた。れいむに見送られながら、少し遠くのゴミ捨て場へ向かう。子まりさはまだ眠っていた。 「ゆう、ゆう・・・。 きょうもかりをがんばるよ・・・!」 いつも通りのルートで狩り場を目指して跳ね続ける。しかし心なしか、普段よりも薄む速度が遅いのをまりさは感じた。なんというか、あんよの跳ねが悪いような・・・。 「ゆう、ゆう・・・ まりさががんばらなくちゃ・・・!」 わずかに感じる身体の不調を無視しながら、まりさは狩り場への道を急いだ。早くごはんを手に入れなくては。自分が家族を養わなくては・・・! 「ゆっ・・・ ゆ・・・・ ゆ・・・・。」 ゴミ捨て場が見えてくる頃には、まりさの体調不良は明らかだった。身体が、動かないのだ。 「ど・・・ どうして・・・。 あんよさん・・・!」 もはやまりさは、跳ねることさえままならなかった。あんよに力が入らない。まるでぬかるみにはまり込んだように、あんよの運動が空回りするようであった。 と同時に、突如激しい吐き気がまりさを襲った。 「ゆぐっ・・・・!!?」 不自然なまでにどろりとした餡子が、まりさの体内を駆け昇る。まりさは寒気と戦いながら、必死に口を閉じた。強い悪臭と酸味にまみれた、液体に近い餡子が口内を満たした。 (どうじでっ・・・!? まりざのっ、 ぐるじっ・・・・・!) まりさの引き結ばれた口から吐瀉物がにじみ出る。もはや口にさえ、力がこもらなくなっていた。丸い体が小刻みに震え始め、脂汗にも似た大粒の砂糖水が全身からあふれた。 (ゆっ・・・!ゆっぐ!ゆうっ・・・!!!) 次の瞬間、まりさは限界を迎えた。 「ゆっげええええええええええええええええええええええええっっ!!!!!!!!」 ばしゃばしゃばしゃ、と激しい音を立てながら、内容物を吐き出し尽くさんばかりに嘔吐するまりさ。目の前に広がっていく吐しゃ物を眺めながら、まりさは意識が遠のいていくのを感じた。 (・・・まりさは・・・ここでしぬの・・・・・?) こんな所で死ぬ訳にはいかない。おうちに残した家族はどうするのだ。様々な思いが、まりさのわずかに残った餡子脳を駆け巡る。もっとれいむとゆっくりしたい。子まりさにはもっとたくさんのゆっくりを与えてあげたい。それになにより・・・もうすぐ新たなおちびちゃんが生まれるのだから! そんなまりさの想いが成就したのか、突如としてまりさは意識を覚醒した。 (・・・・・・・・!!!!!!!!) 死ぬことよりもずっと過酷な、あまりに激しい苦痛によって。 「ゆ~ゆ~ゆ~♪ ゆっくり~♪」 「ゆっ♪ ゆー♪ ゆっくちー♪」 まりさが狩りに出発した後、番のれいむは目を覚ました子まりさと共におうたの練習を始めた。まりさ種におうたを教え込むのは珍しい事だが、それがれいむの教育方針だった。 「おちびちゃん! そこはこううたうんだよ! せーの、 ゆ~♪」 「ゆー♪ ・・・こうなのじぇ?」 「ゆっ! そうだよっ! さすがれいむのおちびちゃんだね!」 「ゆへへ・・・。てれるのじぇ! ・・・でもちょっとつかれたのじぇ。」 おうたの練習はそこで終わった。れいむはまだ歌い足りなかったが、子まりさが疲れを訴えたのだ。確かに、どことなく顔色が悪いようにも見える。 「ゆう・・・。じゃあ、おちびちゃんはやすんでてね!」 れいむは子まりさを休め、今度はおなかの赤ちゃんに向かって歌い始めた。 「ゆ~♪ゆ~♪ゆっくり~♪ かわいいかわいいおちびちゃん~♪」 膨らんだ腹部をもみあげで器用にさすりながら、愛情をこめて歌いかける。するとお歌に答えるように、胎内の赤ん坊が動いたようだった。 「ゆっ!! おちびちゃん!きこえる? おかあさんだよっ!」 続けて語りかけると、またも胎動が感じられた。 (もうすぐ、うまれそうだね・・・!!) 胎内で強まるおちびちゃんの気配に、れいむの気持ちは高ぶり始めた。やっと会えるのだ。 (・・・ゆっ!! うまれそうだよっ・・・!!) れいむの、人間で言えば下腹部にあたる部分がうごめき始めた。今まさに、おちびちゃんが産道を通り抜けているのだろう。れいむは、おちびちゃんの着地地点がワラで作ったベッドと重なるように体を動かし、力み始めた。 「ゆっ・・・!! ゆぐううっ・・・・・!!!」 目に涙を浮かべながら、れいむは腹部に力を込める。新しい家族、新しいおちびちゃん。 おちびちゃんが増えれば、もっともっとゆっくりできる。今よりもっと、しあわせになれる。 そして遂に、その時は来た。 「うばれるっっ・・・!! うばれるよおおおっ!!!」 べしゃり。 (ゆう・・・ゆう・・・。 おちびちゃ・・・・・ん・・・?) 出産直後にれいむが見たのは、黒っぽいゲル状の物体にまみれたベッドだった。 よく見ると。未発達の眼球と思しき小さな白玉や、溶けたおかざりだろうか、所々に赤い ものが混在している。 (・・・ゆ? ゆ? ・・ゆっ?) れいむには、目の前の状況が正しく認識できなかった。 べっどさんには、うまれたおちびちゃんがいるはず。おちびちゃんが、げんきにごあいさつしてくれるはず。おちびちゃんと、いっしょにゆっくりできるはず・・・。 「・・・これが・・・、おちびちゃん・・・・・?」 れいむはようやく理解した。目の前にある、この黒ずんだどろどろの塊こそ、紛れもない れいむのおちびちゃんだということを。これが・・・。 この物体が・・・。 ややおいて、れいむは絶叫した。 「ゆんああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっっっ!!!!!!」 叫び声は永遠に続くかと思われたが、不意に汚らしい濁音に変わった。れいむが、盛大な嘔吐を始めたのだ。 「ゆぼおおっ!! ゆぶおほおおっ、ゆごおおおおおおおっっ!!!」 所構わず自身の内容物を吐き散らかすれいむ。瞬く間に、悪臭がおうちに充満していく。 れいむの身体はしぼみ、もはや吐くものすらないかのように弱弱しく見える。 しかし、突然にれいむの体が激しくびくついた。 「ゆっ・・・んがあああああああああああああああああああああああああああっっ!!??」 瀕死のれいむを跳ね上がらせたのは、全身を襲う猛烈な痛みだった。 「ゆっぎいいいいっ!!!!ゆっぐうっ、ゆううああああああああああああ!!!!????」 体内を引き裂かれるような痛みに、れいむは悶絶した。激しくのた打ち回りながら苦痛が収まることを祈り続ける。 ふと、れいむは自分のわめき声以外に、か細く弱い声を聴いた。 「・・・・! おっ・・おちびちゃんっっ!!?」 それは子まりさの声だった。激痛に身悶えながらも、れいむは子まりさに意識を向けた。 「お・・・っ 、おかあじゃ・・・ん・・! きぼぢわるいよお・・・・っ」 (おちびちゃんっ!!? おちびちゃんも・・・っ!?) 子まりさにも、れいむと同じ症状があらわれていた。だとすれば、子まりさにこれから何が起こるのかは明白だ。きっと今のれいむと同じように、あんこさんを吐き続けた挙句、地獄のような苦しみを味わうのだろう。 (・・ぜっだいに、ごのおぢびちゃんはだずけるよ・・・!!) これほどの苦しみに、このおちびちゃんが耐えられるだろうか?無理に決まっている。 子まりさを救うため、れいむは必死に舌を伸ばした。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「・・・ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ・・・・・」 ゴミ捨て場への道半ばで、まりさはいよいよ息絶えようとしていた。 死を目前にしても、全身を襲う激痛は消えることがない。 (・・どおじで・・・ごんな・・・!) それでもなお、まりさは生きる事をあきらめなかった。 (れいむ!まっででね! すぐに がえるがらね!!) (おぢびぢゃんも! だくざんだくざん おじえるこどが あるんだよ!!) (れいむの おながの おぢびぢゃん! げんぎに うばれるんだよ!!) まりさはゆっくりをあきらめなかった。まりさの描く、ゆっくりした未来。 父親として、おちびちゃんにゆっくりのノウハウをすべて叩き込みたい。 狩りのテクニック、番の見つけ方、おうちの作り方やたくさんの外敵。 ゆくゆくはおちびちゃんを立派に育て上げ、やがて独り立ちさせ、番のれいむとずっとずっとゆっくりする。 (まりざは・・・あぎらめないよ・・・!!) その後もまりさはもがくように体を動かし続けたが、距離としては10㎝ほども進むことなく、常時苦痛にさいなまれながら、じっくり5時間かけて死亡した。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ダンボールのおうちの中に、二つのしぼんだ饅頭が転がっている。 一つは子供のまりさ。もう一つはその母親らしき成体のれいむだ。 おうちは乱雑に散らかっている。寄せ集められたワラの上には、何やらどろどろした 奇妙な物体が広がっている。 あの後、れいむはぺーろぺーろで子まりさの治療に取り掛かったが。結局何の効果も得られないまま、ゆっくりと親子共々苦しみぬいて死んでいった。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 今回、このゆっくり一家は新薬による駆除実験に大きく貢献した事となる。 この新薬は粉末状の薬品で、摂取したゆっくりには激しい嘔吐に耐えがたい激痛が与えられ、ほぼ確実に死亡させる。 今回はゴミ捨て場の生ゴミに振り掛ける事にしたが・・・・・ 野良あき
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3251.html
『れいむの楽園』 0KB 観察 考証 小ネタ 独自設定 寓話 この庭園にはれいむ種しかいない、れいむ種だけの群れだ。 本来ゆっくりは別種を番いにすることを好むらしいが、ここにはれいむ種しかいない。 だかられいむ同士で番いになるしかなく、生まれる仔も当然れいむ種。 面白いのは、胎生なら2~3匹、結実なら5匹近い仔が生れる筈なのに、 同種同士だとどちらの場合でも殆どの番いから1匹しか生まれないのだ。 どうも同じ種が一度に複数匹生まれると、どれがどれだか区別できず混乱してしまうらしい。 結果として、この群れは増えすぎずに済み、特に問題を起こさずにやっていけている。 だが、平和なこの群れもそう長くは持たなそうである。 同種同士は、群れの小ささもあってか近親婚が頻繁に起こりやすいらしく…。 by 4byte
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3697.html
『ゆっくり採集』 9KB いじめ 小ネタ いたづら 赤ゆ 子ゆ いつもの小ネタです。 「おーい!そっちに逃げたぞー!!」 「ゆっぴぃぃぃぃ!こわいのじぇぇぇぇぇぇ!ゆっくちにげるのじぇぇぇぇぇ!」 一匹の子まりさが、草むらの中を慌てて跳ね回る。 尻をブリブリと振りながら、何度も何度も懸命に跳ね続ける。 周囲の草は子まりさの背よりも高く、喋らずに這って逃げれば見つかる事無く逃げられるだろう。 だがそこは頭の足りないゆっくり。 わざわざ大声を張り上げて、跳ねる逃げると宣言している。 少年達は簡単に捕まえられる事が出来るのだが、あえて子まりさの周囲で大声を出したり、虫取り網を振り回して脅かす。 「ゆんやぁぁぁぁ!かわいーまりちゃをいじめにゃいでぇぇぇ!、まりちゃはおうちににげるのじぇぇぇぇ!!」 子まりさはそう宣言すると、泣きながらどこかを目指して跳ねていく。 ゆっくりは頭が悪いが、帰省本能はそれなりにある。 おうち宣言にも見られるように、「家」という物に対する執着はかなり強い。 家があればゆっくり出来るとか、他のゆっくりや人間から家を奪えばゆっくり出来ると考えるほど、「ゆっくりする」には家が必要だと考えている。 困った事や嫌な事があるとすぐに、「おうちかえる」と言うのはその為なのだ。 少年達は逃げる子まりさの後をのんびりと追いかけるのだが、子まりさは跳ねるのに必死で少年達に気がついていなかった。 「ゆびゃぁぁぁん!ゆびゃぁぁぁぁん!おとーしゃぁぁぁん!おかーしゃぁぁぁん!こわいのじぇぇぇ!ゆっくちしちゃいのじぇぇぇ!!」 涙と涎と汗を撒き散らしながら、歯を食いしばって必死に這いずり、必死に跳ね回る子まりさ。 途中で何度も動きを止め、あんよが痛い、ゆっくりしたいなどと泣き喚いて駄々をこねる。 すると少年の一人が手を叩いたり、大声を出して子まりさを脅かす。 「ゆっぴゃいぃぃぃぃ!ごめんなしゃいぃぃぃ!まりちゃ、おうちにかえるぅぅぅ!ゆえぇぇぇぇん!ゆえぇぇぇぇん!!」 驚いてしーしーを漏らすと、慌てて逃げ出す子まりさ。 だがそれも数cmほど進んだあたりで、再びゆんゆんと駄々をこねる。 そんな子まりさを見て苛立ちを募らせていく少年達。 少年の一人が子まりさを踏み潰そうとして、別の少年がそれを止める。 そんなやり取りを何回か繰り返し、ようやく子まりさは「おうち」にたどり着く。 「ゆびゃぁぁぁん!まりちゃのおうち!しゅてきなおうち!ゆっくちできるのじぇぇぇぇ!」 木の根元に掘られた大きな穴の前で、感動のあまり震えながらしーしーを漏らして大喜びする子まりさ。 少年の一人がその隙を突いて子まりさを捕獲すると、肩から下げた虫かごの中に子まりさを閉じ込める。 「ゆぅぅ?!まりちゃ、おしょらをてにいれちゃ………ゆっぴぃぃ?!なにこりぇぇぇぇ?!どーしちぇこんなことしゅるのぉぉぉ?!」 「ゆびゃぁぁ?!おねーしゃん!かわいーれーみゅを、たすけにきてくれちゃの?!」 かごの中には先客の子れいむがおり、ゆんゆんと泣きながら子れいむに寄り添う。 子まりさは状況が理解出来ずに、目を点にして子れいむを見つめて固まる。 「ゆゆぅ?…ゆぅーん…そーだったのじぇ…まりちゃは、けっきゃいをはずして、おもてにでて…いもーちょとおそとであそんでいたら、こわーいにんげんしゃんにおいかけられたのじぇ…」 「はっ…しょーだよ!おねーしゃんは、かわいーれーみゅをみすてて、にげたんだよ!…このくじゅぅぅ!どーしちぇ、れーみゅをみすてたのおぉぉ?!」 「ゆっぴぃぃぃ!ちがうのじぇ!まりちゃ、いいこなのじぇ!れーみゅをみすててないのじぇぇぇぇ!おうちにかえって、ゆっくちりたかっただけなのじぇぇぇぇ!!」 子れいむはワサワサと振るわせた揉み上げで、子まりさの頬を叩いた。 子まりさは痛みに思わず目を瞑り、ポロポロと涙をこぼして泣き始める。 それでも子れいむの怒りは収まらず、子まりさの両頬を交互に叩いていく。 子まりさは頬を叩かれる度に身を震わせ、言い訳にもならない戯言を必死に口にする。 少年達はそんな虫かご内の様子を気にも留めず、巣穴の前でゆっくり採集の準備を始める。 とは言ってもそれほど大掛かりな物ではない。 一人が虫取り網を巣穴の前に仕掛けると、もう一人が隙間が無くなるように網の周りに土を被せる。 そして更にもう一人が、音だけクラッカーを巣穴の方に向ける。 パーン! 『ゆっぴゃい!!』 「ゆっがぁぁぁぁぁぁ!!なんなのこのおとはぁぁぁぁぁぁ?!」 クラッカーの音を聞いて驚いた巣穴の中のゆっくり達が、大声で叫びだす。 しばらくすると大きな親れいむが一匹、巣穴から這い出て網に引っかかる。 「ゆぅぅぅぅ?!なんなのこれはぁぁぁ?!かわいいれいむが、うごきにくいでしょぉぉぉぉ!!」 網に掛かった親れいむは、揉み上げをワサワサと動かし網から脱出しようと試みる。 だが、そんな事で網から逃れられるはずがない。 それでも親れいむはゆんゆんと唸りながら、体をグネグネと動かし網の中でもがく。 「おかーちゃぁぁぁ!きょわいよぉぉぉぉ!!」 「ゆっぴぃぃぃぃ!ゆっぴぃぃぃぃ!!」 「みゃみゃー!みゃみゃー!」 親れいむに後れて、ゆんゆんガヤガヤと賑やかに騒ぎながら赤ゆっくり達が現れる。 その数5匹、れいむ種3匹にまりさ種2匹。 大泣きしているにも拘らず、のんびりと巣穴から這い出る。 そして網に捕まり、また泣き始める。 「にゃにこりぇぇぇぇ!ゆっくちできにゃいぃぃぃ!ゆんやぁぁぁぁぁぁ!!」 「おかーちゃ!たしゅけちぇぇぇぇぇ!ゆぴゃぁぁぁぁぁん!ゆぴゃぁぁぁぁぁん!」 赤ゆ達はぷりぷりと尻を動かしたり、揉み上げやお下げで網を叩いたりして親れいむに助けを求める。 だが親れいむは、赤ゆ達に構っている余裕がない。 網から出ようと必死だった。 「おぉ、大漁大漁!でもこのデカイのはいらないな。虫かごにも入らないし…どうする?」 「俺もいらねー。とりあえず、穴に戻して埋めとくか?」 「あー、面倒だからその辺に捨てとけばいいんじゃね?」 少年の一人が親れいむの揉み上げをつかんで持ち上げると、そのままハンマー投げのように放り投げた。 「ゆわぁぁぁぁ!おそらをとんでるみたー 『グチャ!』 ゆっでぶぇぇ?!」 眉毛をりりしく吊り上げ、嬉しそうに飛んでいく親れいむ。 そのまま勢いよく木にぶつかり餡子を吐いて気絶する。 少年達は親れいむを投げた時点で興味を無くしたのか、他のゆっくりの巣を探してどこかに行ってしまう。 「あっ!あれ、ありすじゃないか?捕まえて巣まで案内させるか?」 「えー、あれってれいぱーじゃないの?れいぱーは、汚い汁いっぱい出てるからさわりたくないな…」 そして次の獲物を見つけて嬉しそうに走っていった。 「ゆびゃぁぁぁぁん!たすけちぇよぉぉぉ!ゆっくちさせちぇよぉぉぉぉ!!」 「ゆぴぃぃぃぃ!みゃみゃー!みゃみゃー!ゆぴゃぁぁぁぁぁぁ!!」 「まりちゃはつよいのじぇ!はやくここからだしゃないと、まりちゃおこるのじぇ!だからおうちにかえしちぇよぉぉぉ!ゆびぇぇぇぇん!!」 「あみゃあみゃ?あみゃあみゃくれりゅの?!ゆわぁぁぁぁい!」 「ゆーん、ゆーん!おねーしゃぁぁぁん!どこいっちゃのぉぉぉぉ?!れーみゅはここだよぉぉぉ!!」 ダンボールの中でゆんゆんガヤガヤと騒ぐゆっくり達。 ウネウネと動き回ったり、しーしーを漏らしたり、箱から出ようと飛び跳ねたり、箱の隅に隠れるように頭を伏せて尻を振ったりしている。 少年達が捕獲したゆっくりをダンボール箱に集めたところ、ざっと30匹ほどの子、赤ゆっくりが一斉に騒ぎ出した。 「うるせーなこいつ等…ちょっと採りすぎたかな?」 「これだけいると気持ち悪いな。どうするこれ?誰か飼う?」 「うーん…俺はいらねーや。誰か食うか?全部持っていいぞー」 あまりの五月蝿さに顔をしかめる少年達。 面白がってゆっくりを捕獲したのはいいが、その後の事は考えていなかったのだ。 「どうする?逃がす?でも、勿体無いか?一応食えるし」 「俺は飼うのも食うのもパスな。こいつ等くせーし五月蝿いし、割ときたねーし。持って帰ったらかーちゃんに怒れるしな」 「全部潰すか?でもそれじゃ面白くないかな?こいつ等って特に使い道がないんだよなー」 少年達はゆっくりの処理について頭を悩ませる。 その間もゆっくり達は好き放題に泣き喚き動き回る。 大分緊張もほぐれたのか、コロコロと転がったり、のーびのーびと言いながら体を伸ばして楽しそうに遊ぶものも現れる。 「どうせなら、何か豪快に使いたいなー」 「うーん…豪快にかー………そうだ!いい事思いついた!おれんところの、じいちゃんちにもってくぞ!」 「え?何思いついたんだよ。教えろよ!」 「へへー!それは着いてからのお楽しみだよ!」 少年の一人がそう言うと、ダンボールを抱えて歩き出した。 他の少年もその後に続いて、楽しそうに会話をしながら歩き出す。 「うわ、くっせー!最悪だな!!」 「だろ?じいちゃんちってか、この辺りってまだボットンらしいんだ」 熱気と共に異臭が漂う汲み取り式のトイレ。 少年達もその匂いに、思わず顔をしかめる。 ここにゆっくりを持って来てする事はおそらく一つであろう。 「じゃあ、やるか!いくぞ!!」 『せーの!!』 少年達は持ってきたダンボールを傾けて、中に入っていたゆっくり達を外に出す。 「ゆわーい!おしょらおぉぉぉぉぉぉ…」 「れーみゅは、つばしゃをひろげちぇぇぇぇぇぇ…」 「みゃみゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「まりちゃは、おそらのおうじゃぁぁぁぁぁぁぁ…」 ゆっくり達はそのままダンボールから転げ落ち、便器にポッカリとあいた暗闇に吸い込まれていく。 「ゆっぴぃぃぃぃぃ!きょわいのじぇぇぇぇぇぇぇ!!」 「ゆんやぁぁぁぁぁぁぁ!おとーしゃぁぁぁぁぁぁ!!」 「れーみゅはおしょらのおひめしゃまぁぁぁぁぁぁ!!」 次々と後を追うように、真っ暗な穴に消えていくゆっくり達。 まるで滝のように落下していき、あっという間にダンボールは空になる。 「ゆぶっ……………くっしゃぁぁぁぁぁぁい!ゆっくちできにゃぁぁぁぁぁぁい!!」 「くらいのじぇぇぇぇぇぇ!こわいのじぇぇぇぇぇ!くしゃいのじぇぇぇぇぇぇ!!」 「ゆっげぇぇぇぇぇ?!ゆぶぶ!ゆげろぉぉぉぉぉぉぉ?!」 突然、闇の中から一匹のゆっくりの悲鳴が上がる。 そしてそれに答えるように、次々と他のゆっくり達が騒ぎ出す。 何も見えない恐怖。 体にまとわりつく、不快な臭いを放つ何か。 逃げようにも上手く体を動かせず、どこに逃げていいのかも分からない。 ゆっくり達に出来る事は、全力で悲鳴を上げる事だけだった。 「ゆびゃぁぁぁぁぁぁん!ゆびゃぁぁぁぁぁぁん!ゆっくちぃぃぃぃぃ!ゆっくちぃぃぃぃぃ!!」 「みゃみゃぁぁぁぁぁぁ!みゃみゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「うわ…すっげぇー!おもしれぇぇぇ!!」 「よし、逃げるぞ!!」 一人の少年が慌てて逃げ出すのを見て、他の少年達も一斉に駆け出す。 その背後からは、ゆっくりの悲鳴がゆんゆんと響き渡る。 「あはは!おもしれー!今度はもっと数を集めてからやろうか?」 「なにあれ?!恐怖の便所か?はははっ!」 「またやろうな!ぜったいだぜ!!」 少年達は大笑いしながら、全力でその場を去っていった。 なお、トイレから聞こえるゆっくりの悲鳴は、三日程止まらなかったそうだ。 聞こえてくるのはゆっくりの悲鳴なので特に怪談話にもならず、ただ迷惑な悪戯と言う事で終わったそうだ。 完 後日少年達は、50匹ほどの赤、子ゆっくりをトイレに流しているのをおじいちゃんに見つかり、少年達はお説教をされました。 徒然あき 挿絵:
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3280.html
『初めてのゆ虐』 12KB 虐待 お家宣言 野良ゆ 虐待人間 いつもの小ねたです ゆっくり。 それは顔だけで生きている、不思議な生き物。 可愛いと思う人もいれば、気持ち悪い、ムカつく、と言う人もいる。 私はゆっくりにあまり興味は無かった。 だが、ある日ネットをしてて偶然一つの動画が目に留まった。 タイトルは、「おうち宣言した野良ゆっくりにお仕置きしてみた」という物だ。 何の事か分からずに、それを見てしまい、そしてゆっくりの魅力に気がついたのだ。 可愛らしくもふてぶてしい彼女達。 人間を苛立たせる言動、人間をゆっくりより下級と思い込んでいるその思考。 それがどうした事か。 彼女達を少し痛い目に合わせただけで、簡単に泣き叫ぶ。 汚物にまみれた醜い姿で、それでも必死に助けを求めるその態度。 調子に乗った彼女達を、どん底に突き落とすこの快感。 私はすっかりゆっくり苛めにはまってしまった。 そして今日、自宅に念願の野良ゆっくりがやって来たのだ。 使ってない物置を開放しておいたら、簡単にゆっくり一家が寄ってきたのだ。 組み合わせもスタンダードな、れいむ種とまりさ種の一家。 私を顔を見るなり、早速悪態をついてきた。 「ゆゆ?なんなんだぜ、おまえは?ここは、まりさまがみつけた、おうちなんだぜ!きたないにんげんは、さっさとでていくんだぜ!」 不敵な笑みを浮かべながら、私の事を見下すように眺めて踏ん反り返るまりさ。 どの口がそう言うのか、薄汚い姿の野良ゆっくりが、私の事を汚いと罵った。 このまりさが、どんな声で鳴くのか、どんな無様な姿で命乞いをするのかと考えると、今からワクワクしてくる。 「なんなの?このにんげんは?うつくしいれいむに、なにかよう?きたないかおを、あまりみせないでね!」 野良のくせに、どうやって肥えたのか知らないが、弛んだ皮が気持ち悪さを増加させている汚れいむ。 喋る度にぶよぶよ動く皮、まりさに負けず劣らずの汚れっぷり。 過剰すぎるほどの自信は、一体何処から来るのだろうか? そして、その自信をへし折ったらどうなるのだろうか? それを考えると、楽しみで仕方ない。 「ゆーん?しゃえない、かおなのじぇ!こんなやちゅが、ぷりちーまりちゃのどりぇーなのじぇ?わらっちゃうのじぇ~!」 「ゆゆ~ん?なに、しょのめは?れーみゅは、おまえにょ、ごしゅじんしゃまだよ!しっかりうやまっちぇね!」 二匹そろって、私を馬鹿にしたような表情を浮かべる。 薄汚れた水簿らしい格好のくせに、自分達の方が上の存在だと調子の乗っている。 その自信は何処から来るのか、そして何処に行くのか見てみたくなった。 まず最初は、ゆ叩きだろう。 私は、以前から母がゆっくり駆除用に買っておいてた、「ゆ叩き棒MAX」を取り出した。 何がMAXなのかは知らないが、母がゆっくりを駆除する時に良くこの棒を使っている。 棒をしっかり握ると、それを親まりさ目掛けて振り下ろす。 「くそにんげん!きいてい 『バシッ!』 ゆっごぉ?!」 ゆっくりというのは意外と柔らかいらしく、まるでクッションを棒で叩いたかのような感触だった。 叩かれた親まりさは、頭を大きく凹ませて、大量の餡を吐いて震えている。 「がが…ぎが…ゆごが…が…もっど…ゆ……っぐり…じだ…」 動画で何度も見た、ゆっくりの臨終の言葉を、途切れ途切れに呟く親まりさ。 いけない、ここで死なれてはつまらない。 そう思った私は、慌てて親まりさの吐いた餡を、口に戻す。 そして、用意してあったオレンジジュースを、親まりさの頭にかける。 「ゆぼごべぇ?…ゆぶるるる…ゆひっ…まりざ、いったい、どうしてたんだぜ?」 大きく身を震わせると、何事もなかったかのような顔で辺りを見回す親まりさ。 どうやら、間に合ったらしい。 次叩く時は、もう少し加減をするようにしなければ。 「ゆゆ?なにがあったの?まりさ、はやく、このくそにんげんを、ふくじゅーさせて、すばらしい、どれいにしたててね!」 『ゆゆーん!どりぇーどりぇー!くしょどりぇー!』 親まりさに異常がないとわかると、すぐさま調子に乗る親れいむと子ゆっくり達。 私は、そんな子れいむを摘み上げて、マッチ棒の柄の部分を突き刺す。 「ゆわーい!おしょらを 『プスッ』 ゆ?…ゆっぴゃぁぁぁい!いちゃいよぉぉぉぉ!れーみゅのきゃわいいぽっぺがぁぁぁ!!」 ゆっくりお決まりの台詞を吐いて、満面の笑みを浮かべていた子れいむが、マッチを刺した途端大泣きを始める。 揉み上げを上下に激しく動かし、必死に私の手から逃れようとする子れいむ。 私はそれが面白くなり、子れいむの体のあちこちにマッチを刺す。 「ゆぴぃ!ゆぴゃ!やめちぇ!いちゃい!ぷしゅぷしゅきらいぃぃぃ!!ゆっくちさせちぇぇぇぇぇ!!」 ついにしーしーを漏らしながら、体をブリブリと振る子れいむ。 私の足元には、私を見上げて威嚇する親れいむと、私の足に体当たりをする親まりさ。 子まりさは、怯えながらもぷくーっと膨らんで私を威嚇している。 動画で見たままの光景だ。 「やべろぉぉぉぉ!れいむの、かわいいおちびちゃんを、はなせぇぇぇぇ!はなさないと、こうかいするよぉぉぉぉ!!」 「なにしてるんだぜぇぇぇ?!おちびをはなすんだぜぇぇぇ!!いまなら、はんごろしで、かんべんしてやるんだぜぇぇぇ!!」 「ゆんやぁぁぁぁぁ!!かわいいまりちゃの、いもーちょを、はなしゅのじぇぇぇぇ!ぷきゅぅぅぅぅ!」 止めろと言われても、こんなに楽しい事を止める訳がない。 私は子れいむと、家族の反応を楽しみながら、子れいむにマッチを刺し続けた。 「ゆひっ…ゆぴ…もうやじゃ…ゆっくちしちゃい…おうちかえりゅ…ゆ…ゆ…ゆ…」 いけない、またやり過ぎてしまった。 目の前には、体中にマッチ棒と、爪楊枝が突き刺さった子れいむが1匹、まるでサボテンかハリセンボンである。 片目は爪楊枝で瞼を刺して閉じてあり、まむまむやあにゃるにも、執拗にマッチ棒が刺さっている。 爪楊枝が刺さっているのは、私の家にあったマッチの小箱が尽きたから、流石に3箱分のマッチを刺したのはやりすぎだろうか。 足元には、ボロボロに泣いて私を怒鳴る親れいむと、顔を真っ赤に腫らして荒い息をしている親まりさ。 子まりさは、しーしーを漏らして震え上がっている。 私は子れいむをどうしようかと、しばし考える。 子れいむはマッチ棒と爪楊枝を取って、オレンジジュースをかけても重症だろう。 モチモチの肌を活かして遊んでやろうと思ったのだが、それも難しそうだ。 せっかくなので、いつかネットで見た馬鹿動画のように、面白い事をしてやろうと考えた。 私は子れいむを持って庭へ出た。 その際に足元のゆっくり親子を蹴飛ばして、一緒に庭に出す。 親れいむと親まりさは、サッカーボールの様にコロコロと転がったが、子まりさは不味かった。 加減を間違えたのか、蹴った弾みで片目が飛び出して、どこかに行ってしまった。 とりあえず、オレンジジュースをかけてやったが、ゆんゆんと泣いて痛がっている。 「ゆぎぎぎ…いだいぃぃぃぃ!おかおがいだいぃぃぃぃ!こころもいだいぃぃぃ!れいむのおかお…れいむのおちびちゃぁぁん!」 「ゆびぎ…こんなこうげきで、まりざをたおじだとおもっだら、おおまちがいなんだ…ぜ…ゆがが…ご、ごうかいさせでやるんだぜ、ぜ、ぜ…」 「ゆびゃびゃぁぁぁ!まりちゃのおめめしゃん、どこいっちゃのじぇぇぇぇぇ!へんじをしちぇよぉぉぉぉ!かわいいまりちゃが、いたがっちぇるのじぇぇぇぇ!!」 何処までも鬱陶しい反応で、私を楽しませてくれるゆっくり家族。 私は家族の見える位置に子れいむを置き、キャンプ用のライターで、れいむに刺さったマッチに点火した。 「ゆ?ゆゆゆゆ?!ゆぎゃびゃぁぁぁぁ?!あっちゅい!あっちゅい!あっちゅいぃぃぃぃぃ?!ぼぼぼぼぎょがぎびぃぃぃ!!」 炎は瞬く間に子れいむ全身に広がり、まるで小さな火の玉の様になった。 少々火の勢いが強すぎるのだが、それは私が火をつける前に、父のライターのオイルを子れいむにかけたらである。 私は、またやり過ぎてしまったのだろうか。 「ゆっぎゃぁぁぁぁぁ?!れいむのおちびちゃんがもえてるよぉぉぉぉぉ?!まるで、ふぁいあーぼーるさんだよぉぉぉぉ?!」 「ゆがぁぁぁぁ?!どーなっているんだぜぇぇぇぇ?!どーして、まりさのおちびちゃんが、もえあがっているんだぜぇぇぇぇ?!」 「ゆんやぁぁぁぁぁ?!にゃにこりぇぇぇぇぇぇ?!あっちゅいのじぇぇぇぇぇ!こわいのじぇぇぇぇぇぇ!!」 大炎上する子れいむを、しばしの沈黙後に大声を上げながら見守る親子。 さながらその姿は、キャンプファイアーを囲む親子のようだ。 私はその様子をニヤニヤしながら眺めていたのだが、その時問題が発生した。 熱さに耐え切れなくなったのか、子れいむが跳ね回り始めたのである。 「びょっげべろびょぉぉぉぉん!?ゆばびゃばびゃびゃびゃ~!!」 もはや何を叫んでいるのか解らないが、小さな火の玉が、まるで生き物のように庭を跳ね回っている。 まあ、実際にゆっくりという生き物(?)なのだが、それを見たゆっくり家族もパニック状態だ。 「ゆっぎゃぁぁぁぁ!!こっちにこないでねぇぇぇ!くるなぁぁぁぁ!きたらころすよぉぉぉ!せいさいするよぉぉぉぉ!!」 「やべろぉぉぉぉ!まりさじゃ、おちびのあいは、うけとめられないんだぜぇぇぇ!!れいむのほうにいくんだぜぇぇぇ!!」 「ゆんやぁぁぁぁぁ!!こわいのじぇぇぇぇぇぇ!!こっちこにゃいでぇぇぇぇぇ!!」 庭中を元気に跳ね回る火の玉と、ゆっくり親子。 思わず大笑いしてしまったが、このままでは危ない事に気がついた。 私はホースを手に持ち、子れいむについた火を消火しようと狙いを定めて放水を開始した。 数分後。 「どぼじでこうなるのぉぉぉぉ?!ここはれいむの、りそうのゆっくりぷれいすじゃなかったのぉぉぉ?!」 「ゆぎゃぁぁぁぁ!!まりざのおぼうしがぁぁぁぁぁ?!どぼじでもえてるんだぜぇぇぇぇ?!ゆびぇぇぇぇぇぇん!!」 「やじゃ、やじゃ!もういやなのじぇぇぇぇぇぇぇ!ゆっくちさせちぇよぉぉぉぉぉぉ!!ゆぶぶぶぶ…」 ゆっくり家族に向けて放水したくなる誘惑に耐えながら、何とか火の玉子れいむを消火する。 子れいむは黒焦げの上に、ドロドロにふやけてしまい、ここでリタイヤ。 まあ、それなりに楽しめたから良しとしよう。 親れいむは、私が水をかけて追い掛け回したせいで、移動不可な程度にふやけてしまった。 親まりさは、燃える帽子を泣きながら眺めて、廃ゆっくりのようになってしまい、子まりさは、非ゆっくり症に掛かったのか、餡を吐いて震えている。 少しやりすぎてしまったのだろうか。 気を取り直して、私は親まりさをゆ叩き棒で叩いてみた。 だが、親まりさは帽子を失ったせいで、叩いても突付いても暗い顔で泣いているだけだった。 これでは、ちっとも面白くない。 親まりさの顔がわからなくなるくらいまで、ボコボコに叩いてみたが、反応は変わらなかった。 こいつは手ごわい。 そう思った私は、親まりさを剣山の上に乗せ、髪の毛にライターのオイルを染込ませて火をつけた。 「おぼうし…ゆっくち…ゆっくち…ゆ…ゆ…ゆゆ?………ゆっぎゃぁぁぁぁぁ?!あつい!あついんだぜぇぇぇぇぇ!!」 暗く沈んでいた親まりさの表情が、火を灯したように輝き始めた。 まあ、実際に火が点いているのだが、先程のテンションが嘘のように、親まりさは元気な声で泣き叫ぶ。 燃え盛るお下げをぶんぶん振り回す姿は、正にファイアーダンスと言ったところだろう。 「ゆゆ?ゆっぎゃぁぁぁぁぁ?!なんなの、あのひのかたまりはぁぁぁぁ?!きょうふが、ふたたびだよぉぉぉぉ?!あくむのさいらいだよぉぉぉ!!」 「ゆぴぃぃぃぃぃぃ?!ゆげぇぇぇぇぇ!!ゆっくちできにゃぁぁぁぁぁい!!」 親まりさの炎に気がついた親子二匹は、再び元気に騒ぎ始める。 子まりさは餡を吐いているが、死んでもらっては困るので、吐いた餡と一緒に、子れいむの残骸を口に押し込んでやった。 子まりさは、お下げをぶんぶん振り回し、残った片目から大粒の涙をぽろぽろと溢した。 必死に体をブリブリと振って餡を吐こうと抵抗するが、そんな物は抵抗にもならない。 時々燃え盛る親まりさに近づけてやると、必死に日から体を遠ざけようと仰け反る。 「やべろぉぉぉぉ!かわいそうな、れいむにのこされた、さいごのぎぼうの、おちびちゃんに、ひどいことするなぁぁぁぁ!!」 私に可愛がられる子まりさを見た親れいむが、叫び声を上げる。 随分余裕があると思ったが、せっかくなので少し乾かしてやろうと思った私は、親れいむを蹴飛ばして、親まりさの炎に近づけてやった。 親れいむはふやけていたせいもあり、蹴飛ばしたときに少しばかり皮が破け、餡がはみ出した。 「ゆびぎぃぃぃ!いだいぃぃぃ…ゆ…ゆっぎゃぁぁぁぁぁ?!どーして、まっかなふぁいあーさんが、めのまえにあるのぉぉぉぉ?!」 目の前の炎に気がついた親れいむは、必死に体を動かそうとする。 だが皮がまともに動かない為、大声を上げるだけに留まっている。 その姿は、始めは面白かったのだが、だんだん鬱陶しくなってきたので、騒ぐ親れいむをゆ叩き棒で叩いてやった。 「ゆびっ!ゆごっ!ゆぐぶっ!やめ!ごめんなざ!れいむっ!わるいゆっくりじゃ!いだいぃ!やめでっ!ゆぶぅ!」 ふやけていたせいで、簡単に崩れていく親れいむ。 そして、餡と皮が混ざって訳のわからない物に、徐々に姿を変えていく。 私は少し夢中になりすぎてしまい、気がつくと、いつの間にか親まりさの炎は鎮火しており、親れいむは泥のような物になっていた。 何時地面に置いたのかは覚えてないのだが、子まりさは白目を剥いて泡を吹いていた。 少しやり過ぎてしまったようだ。 とりあえず残ったのは、子まりさと焼け残った親まりさ。 親まりさは体の大部分を焦がしたが、なにやらブツブツ呻くだけの余裕があったので、オレンジジュースをかけてやったら、痛がるくらいには回復した。 私は生き残った子まりさに、親まりさを食べるように脅かしたが、激しく抵抗された。 試しに帽子を取り上げて、食べないと破ると脅かすと、しぶしぶと食べ始めたのだが、なかなか食が進まないようだ。 「ゆぎぃ…びび…やめで…まりざ…わるがっだ…でず…あやばりまずがら…なんで…こんな…ぎぎ…」 「やじゃ…やじゃ…にがにが…たべちゃくにゃい…ゆっくちしちゃい…」 そこで私は、子まりさのあにゃるとまむまむを炙って溶接し、歯を全部へし折って袋状にした。 そして子まりさの口に、スコップで救い上げた親まりさの餡や皮を押しこんだ。 「やじゃぁぁぁ!ぶぼごっ!まりちゃ、ごぼっ!こんにゃの、たべちゃく、ゆげぼぼ!やべ!ごぶ!もご!」 お下げと残った目を激しく動かして、必死に抵抗する子まりさ。 舌を使って親まりさを吐き出そうとするが、私が押し込む量がはるかに勝っている為、それも虚しい抵抗でしかない。 最初の内は、元気に尻をブリブリと振っていたが、体が重くなるにつれ、殆ど動かなくなってきた。 そして限界が訪れた。 子まりさの皮が、中身の重みに耐え切れずに破れ、中身が一気に溢れ出したのだ。 親まりさを食べさせる事が出来たので、ついでに親れいむの残骸を処理させたのが不味かったようだ。 最終的に、太り気味の成体ゆっくり程になった子まりさだったが、最後によく解らない大声を上げた後、破けて死んでしまった。 私の手元に残ったのは、子まりさとは思えない程に伸びきった皮と汚い帽子。 足元には、ゆっくり一家分の餡の塊。 とりあえず、ゆっくりゴミは袋に詰めて捨てたがのだが、少々やりすぎてしまったのだろうか。 後日、この話をゆっくりいじめサイトで語ったら、やりすぎだと言われた。 そんなにやりすぎだったのだろうか。 次からは、もう少し大人しくゆっくりを苛めてみようと思う。 完 徒然あき
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/4037.html
『愛の超伝道師』 8KB ギャグ 変態 駆除 れいぱー 失礼します 街外れの森の奥を、一匹のまりさが跳ねていた。 「おにいさん、こっちなんだぜ。ゆっくりいそいでね!」 三角帽子には四角いバッジが付いている。上半分が緑で下半分が白色、白い部分には 星のシールがふたつ貼られていた。森に住んでいる地域ゆっくりである。星ふたつはリー ダーの印だ。 少し後ろを歩いているのは一人の男だった。 灰色の服を着て、腕に緑の腕章を付けている。腕章にはゆっくり管理課の文字。周囲を 眺めながら、まりさにあわせるように足を進めていた。 「れいぱーはこのあたりにかくれてるみたいなのぜ。でも、まりさたちだけじゃさがせないか ら、くじょをおねがいするんだぜ」 振り返ったまりさがそう声をかける。 森にれいぱーが出た。それがまりさが人間に助けを求めた用件だった。普通のれいぱー だったら、まりさやみょんなどの警備ゆっくりで対処できるのだが、今回のれいぱーは相当 に悪知恵が働くらしい。上手く隠れて尻尾を掴ませない。既に五匹のゆっくりがすっきり死 させられている。 書類を眺めてから男は周囲を見た。 「れいぱーの匂いがする。近いな……」 鼻を動かし、眉根を寄せる。 木々の密度はさほど濃くはない。生えている木は広葉樹が主だが、時々針葉樹も生えて いる。灌木は少ない。人間が歩くのに苦労はしない。ゆっくりが隠れるような場所も少ない のだが、れいぱーはそれでもどこかに身を潜めていた。 まりさは周囲を警戒しながら、男を見上げる。 「確かに悪知恵の働くれいぱーだ。探し出すのは面倒だ」 男は少し考えて、まりさに向けた。 「まりさ。お前はなかなか美ゆっくりだな」 「ゆん、てれるのぜ」 いきなり褒められ、まりさはおさげで頬をかいた。 頭もよく栄養状態も良い。お帽子も髪の毛も丁寧に手入れされていて、日々の仕事で鍛 えられた身体は引き締まっている。普通のゆっくりが見たら、十匹中十匹が美ゆっくりと判 断を付けるだろう。 「というわけで、れいぱーの囮にするから、いい声で鳴いてくれよ」 「なにいってるのぜ?」 不穏の言葉で我に返る。 しかし、時既に遅し。まりさは男に抱え上げられていた。いくら逞しいといっても、所詮はゆ っくり。人間相手に力で勝てるわけもない。 左手でまりさを抱え、右手の人差し指を持ち上げる男。 「おにいさん、ちょっとまつのぜ……」 にゅるり。 何かが身体に入ってくる。その瞬間、まりさの身体に電撃が走った。ゆっくりとしてこの世 に生を受けてからおよそ一年半。ゆっくりした事しない事、色々あったゆん生。その中でも、 これは初めての感覚だった。 「ゆっ、はあああああぁぁぁぁん!」 中枢餡まで突き抜ける未知の快感に、まりさは叫ぶ。すっきりのようで、すっきりとは次元 の違う感覚。いけない何かに目覚めてしまいそうな凄まじい快感だった。 視界に星が瞬く。 「ああ……あぁ……」 口からだらしなく涎を垂らし、まりさは無力に痙攣していた。 ほどなくして聞こえてくる声。 「まりさよおおっ!」 「まりさのかわいいこえがしたわあああ!」 「こっちよおお! まりさがいるわあああ!」 「みんなでりんっかんっよおおおお!」 「れいぱーだあああ!」 本能的に叫ぶ。 まりさの目に入ったのは、れいぱー顔のありすが六匹だった。まりさの喘ぎ声に反応して 出てきたのだろう。欲情し顔をぬらぬらさせながら、迫ってくる。 「まずいのぜ」 いまだ残る快感に悶えつつ、まりさは慌てて思考を切り替えた。帽子から古びたステーキ ナイフを取り出し、口で構える。まりさは群れのリーダーとして色々頑張ってきた。身体も鍛 えている。れいぱーの一匹や二匹には負けないほど強い。 しかし、相手はれいぱー六匹。しかも、力が全然入らない。 「おにいさ……」 男に助けを求めようと、まりさは横を向き。 「なにやっでるのおおおお!?」 理解不能な状況に叫んだ。口からナイフが落ちる。 男は全裸だった。さっきまで着ていた服は無く、一糸まとわぬ姿。鍛え抜かれた筋肉を空 気にさらし、威風堂々と直立している。立派なぺにぺにをえれくしょんさせて。 「麗破亞流」 男が動く。 ゆっくりとした動き。そう見えて恐ろしく速い。 「触手の舞」 まりさに向かっていたありすの一匹を、両手で持ち上げた。 「おほおおおっ! すっきりいい! すっきり、すっきすっき、すっすっすっ!」 ありすがいきなりすっきりし始める。その全身を男の指が這っていた。その一本一本の指 が単独の生き物のように、ありすの全身を撫で回している。吐き気をもよおすほどに醜悪で、 思わず魅入られるほどに淫猥な動き。 「すすすっすすすすッ」 全身からあらゆるものを噴出させ、ありすが痙攣する。 「装新〈ソウ・ニュウ〉ッ!」 男が三人に増えた。 まりさにはそう見えた。ありすのまむまむ、あにゃる、おくちへと男のぺにぺにが突き刺さ る。普通のゆっくりに人間のものを挿入すれば裂けるのだが、ありすは男の手によって全 身を溶かされ、容易くぺにぺにを受け入れた。 「へぶへぶへぶへぶへぶへぶへぶへぶへぶへぶへぶ」 目にも留まらぬ速度で、男が腰を動かす。 「へぶんじょうた――」 ぐちゃぁ。 ありすが地面に落ちる。 その間およそ三秒。 ありすが皮と中身が溶けて崩れたクリームの塊と化していた。崩れかけたその顔は、苦 悶と恍惚の入混じった壮絶なものだった。普通のゆっくりでは到底味わえないすっきり地獄 を味わったのだろう。 異常な事態に、まりさはただ固まっていた。 それはれいぱーも一緒だった。 足を止め、犯し殺された仲間を呆然と見つめている。 沈黙を破ったのは男だった。 「しょせん田舎者か。他愛もない」 「だれがいなかものですってええええ!」 れいぱーの一匹が叫び返した。田舎者。ありす種が反応する単語である。田舎者はゆっ くりできない。田舎者と呼ばれて怒らないありすは、相当なゆ格者だろう。もしくは全てを諦 めてしまった廃ゆか。 男が口元に薄い笑みを浮かべ、右腕を振る。 「麗破亞流・穿孔」 ありすの額に男の人差し指が打ち込まれた。 「おほおおおおおっ」 嬌声とともに、ありすがぺにぺにから精子クリームを吹き出す。白目を剥き涎を垂れ流し、 身体を仰け反らせ、男の背を超えるほどの高さまで。 根元まで刺さった指を男が引き抜く。 ありすの額には小さな穴が空いていた。小さな点のような穴。刺し傷ではない。中身は流 れ出していない。元からそこにあったような穴だった。しーしー穴に似ている。まりさはそん な事を考える。 「この指で突かれた場所は、全てまむまむと化す」 人差し指を空に向け、男が告げた。 汁まみれのありすを持ち上げ、軽く空中に放り投げる。 「穿孔百目鬼!」 ズドドドドッ! 「へぶぶぶぶん――へへへへへ」 目にも残らぬ動きで、男がありすに人差し指を打ち込んでいく。あんよ、顔、頭。傷を作ら ず皮に穴を開け、そこを新たなまむまむへと変えていた。 「牙頭輪愚装新〈ガトリング・ソウ・ニュウ〉ッ!」 たくさん。ゆっくり的な意味ではない。人間が見てもそう表現しただろう。文字通りたくさん に分身した男が、百のぺにぺにをありすの全身のまむまむへと挿入する。 全方向から犯されるありす。 「………」 声を上げることもなく、地面に落ちたクリームの塊。 頭に残ったカチューシャが、それがありすだった事を伝えている。お飾りが残っていなけ れば、ただの黄色っぽいクリームだろう。凄惨な有様だった。犯し壊されている。 「田舎者のレイパーに真の都会派の愛ってヤツを教えてやる。一匹も残らず犯しつくしてや る。麗破亞流を喰らってあの世で思う存分すっきりしな」 残ったれいぱーを指差し、男は宣言した。 「ゆ……は……」 最後のれいぱーが息絶える。溶けた顔を恍惚と苦悶に歪ませ。 周囲にはありすの死骸が転がっていた。男に犯し尽くされ、物言わぬクリームの塊と化し ている。屍臭は無い。自分が死んだ自覚もないだろう。 漂うのはピンク色の甘い空気と青臭い空気。 「これでれいぱー駆除は終了だ」 男が脱いだ服を着込んでいる。 「てんごくのおとーさん、おかーさん。まりさはしってはいけないせかいをしってしまいました のぜ。でも、くじけたりしないで、がんばっていきていくんだぜ」 拝むようにおさげを持ち上げ、まりさは空を見ていた。木々の隙間から見える空に、まりさ とぱちゅりーが浮かんでいる。幼い頃に死んでしまった両親だった。目に少女ちっくな星を 浮かべ、現実逃避するまりさ。 「どうした、まりさ?」 「ゆ。なんでもないのぜ」 現実逃避から帰還し、まりさは答えた。 常識を置き去りにした技でれいぱーを犯し殺した男。人間はゆっくりには不可能な事も可 能である。まりさはそう思っていたが、男の行動はその域をはるかに凌いでる。まりさがこ れは夢かと思うほどに。もはや人間ではない。 今は何事もなかったように元の恰好へと戻っている。 「こいつらは地面に埋めて肥料になってもらうことにする。持ち帰って処分するのも面倒だ し。まりさ、穴掘り手伝え」 言われるままに、まりさは帽子の中からスプーンを取り出す。 「ゆっ」 そこで目があった。 遠くの木の陰からこちらを伺うありすと。 「まだれいぱーいるのぜ!」 すぐさままりさは声を上げた。 「こんないなかものには、かかわっていられないわあああ!」 逃げ出すありす。その動きはかなり速い。レイパーの群れのリーダーだろう。 まりさは咥えていたスプーンを放り捨て、落ちていたナイフを咥えた。その眼に殺気が灯 る。このリーダーを逃がせば、また厄介なレイパー集団を作られるかもしれない。その前に 始末しなければならない。れいぱー一匹ならばまりさだけでも十分倒せる。 走り出そうとしたまりさだが、奇妙な気迫を覚えて動きを止めた。 横を見ると、男が斜めに構えて両手を腰に当てている。 「麗破亞流遠当て・烏淫愚〈ウイング〉」 片目を閉じる。 それだけにしか見えなかった。 ありすとの距離は二十メートルほどである。人間が走ればすぐに追い付く距離だが、手は 届かない。ものを投げれば届くが、何かを投げた様子はなかった。 「ゆっひょおおおおッ!」 全身から精子クリームを吹き出し、ありすが倒れる。 しかし、死んではいないようだ。ひくひくと震えている。 「生きてるか。俺もまだまだ未熟だな。こいつは持ち帰ろうか」 苦笑してから、男がありすの元へと歩いていく。 「わけがわからなんだぜ」 男の背を見つめ、まりさは呟いた。 あとがき 技名は適当です。 挿絵:
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3270.html
『愛するでいぶ』 7KB 愛で いじめ 小ネタ 改造 昔どこかでこんなの見たことが 初投稿 虐待なのか愛でなのか微妙に判別し辛いかも 『愛するでいぶ』 僕はでいぶが好きだ。面の皮が厚く、極めてタフだ。公園でも森でも適当に漁ればすぐに見 つかるあたりも、不便がなくていい。 「ゆ? でいぶになにかよう? あまあまもってるならはなしくらいはきいてあげるよ! で いぶはこころがひろいからね、20あまあまくらいでいいよ! おい、きいてるのかくそどれ い?」 よしよし見つかった。 僕は鼻歌まじりででいぶのもみあげを掴む。 「いぎ!? いだっ、いだっ! なにするんだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! でいぶのびいなすが おそれおののくもみあげえええいだだだだいだいだいだいだい!」 暴れるでいぶの下腹部を適当に痛めつけ、僕はアパートに帰宅する。一人暮らしではあるが、 アパートの壁は薄いので、まず最初に口を塞がなきゃならない。 「よぐもやってくれだね!? でいぶおこってるよ! くそじじいはさっさとあまあまもって ごいいい!」 はいはい、持ってきましたよと。ガスバーナーやコンロ、半田ごてと口を塞ぐには色んな方 法があるけど、僕のような目的がある場合は、どれもお勧めしない。 多少手間は掛かるけど、小麦粉とオレンジジュースで塞ぐのが常道だろう。 僕はでいぶを、台所のでいぶ専用まな板に載せる。さて、まずは口臭を確認……生ゴミの臭 いはそれほどキツくはない。ともあれ、まずはこの口を掻き出さなくちゃ駄目だな。 「でいぶのみわくてきなくちびるをいじるなあああ! さっさとあまあまもってこいくそじじ じいいいいい!」 雑音は無視して、まずは……歯を全部引っこ抜こう。もう必要ない し。 ペンチを使って、奥歯から順々に抜いていく。 「い……いがああああああああああああ!? やめで! やめでえええええええええええええ ええええ! いだふがっ! いだいいだいゆっぐりでぎないいぃぃぃ!」 無視して、汚らしい歯を一本一本抜いては砕き、ゴミ箱に捨てていく。 「ふがががががががっ! はがあああああ! はがあああああいだいいいいいいいい! や゛ め゛ろ゛おおぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおお!」 歯を引っこ抜いても、口臭はまだ気になる。続いては香料がややキツ目の液状石鹸だ。たわ しにたっぷりとまぶして、咥内を洗浄していく。 じたばたと暴れるでいぶに、傷がつかないよう下腹部を殴る。 「おががおがおががおごあががががががが! ぎもぢばるいいいいいいいいいいいい!」 おっと。舌を引っこ抜くのも忘れずに、と。 もう一度口臭を嗅ぎ、石鹸の匂いしかしなくなったことを確認すると、僕は小麦粉とオレン ジジュースを使って口をきっちり埋めていく。 ここからは慎重な作業を要求されるので、ラムネで強制的に麻酔を掛ける。 口元が盛り上がらないよう、逆に口から飲み込まれすぎて餡に変換されないよう、細心の注 意を払ってでいぶの口を無くしていく。 「よし、と……」 口が完全に埋まったことを確認すると、続いて頭を剃っていく。砂糖細工の毛が残っている と、ちくちくするので頭をほぼ丸ごと剥がしてから、小麦粉で埋め立てるのが手っ取り早い。 とはいえ、カミソリでスパッと剃るのも気持ちがいい。初心者は皮を剥ぎ、ベテランならカ ミソリで完全に剃るのが無難だろう。 僕は既にこれを作り始めて長いので、カミソリで皮一枚剥がさず、髪の毛だけを剃ることが できる。 さて、残る行程は四つ。 (ゆ? ゆゆ? あたまががるくなっだぎがずるよぉぉ) あら、起きたか。 (あれ? どうしてでいぶはしゃべれないの? おいくそじじい。どういうことなの?) 何か問いたげなでいぶの頬をしっかりと握り締め、スプーンでつるんとした眼球を抉り出す。 (…………え? え? え? えぇぇぇぇぇっ!? なにずるのおぉおおおお! でいぶのお べべじゃんがあああああああ! みえないいいいい! なあああんんいもびえないよおおおお おおおおおおおおおおおお!) そこにも小麦粉とオレンジジュースを流し込んで埋めていき、最後に瞼を切り落とす。 これでもう、でいぶは何かを見ることはできない。 さあ、続いてはまむまむとあにゃるだ。洗浄して、去勢して、小麦粉とオレンジジュースっ と。 (ぐらいいいいいいいいいい! まっぐらでなんにもみえないいいいいいいいいいいい! い やあああああ! まむまむとあにゃるをもてあぞばれるううううう!) 両方とも埋めて、臭いを確認。……よし、問題なさそうだ。どうやら、つがいのまりさを酷 使してゴミをあまり食べてこなかったタイプのでいぶらしい。 生ゴミを貪るタイプのでいぶは、一度あまあまと薬草を配合した餌を食わせて、古い餡を吐 き出させる必要があるのだが、そこに至るまでに一度餌を与えるというのが、虐待派の人には ストレスが溜まる作業なので、要注意かもしれない。 次に、あんよを動けなくする。簡単にやるなら、焼いてしまっても構わないが感触が気にな る、という人も多いだろう。 なので、まずあんよの厚い皮を適度に薄く切ってから、小麦粉をあんよにふりかけ、オレン ジジュースで伸ばしていくのがもっとも簡単だ。 あんよ独特の蠢きも、小麦粉で固められてしまえば不可能になる。 (どぼぢでにげられないのおおおおおおおおおおおおおおおお!) 残るは全身洗浄。 あまり水を当てすぎると、でいぶの厚い面の皮といえどもふやけてしまって用をなさなくな るので、スピード重視で、テキパキと仕事を片付ける。 (あぎぎぎぎぎ。おみずいやあああああああああああ!) 水と洗剤で全体の汚れを落とし、脱臭剤をつけて臭いを確認。 ……よし、どうやら大丈夫そうだ。 (なにごれええええええええええ! ゆっぐりでぎないいいいいいいいいい! うごけないい いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい! だずげろう゛ぁりさああああああああ! がわいいれいびゅをたすけええええええええええ!) ドライヤーで乾かせば、すぐに使用できるが天日感想の方が望ましいだろう。どうせ動かな いし。 そして自然乾燥に任せて二時間――。 (どぼぢでどぼぢでどぼぢでええええええええええええええええ! うごげええええええええ えええええええええ! ぐぞあんようごげええええええええええええええええ!!!!!) もごもごと蠢く抱き枕が完成した。でいぶはタフだ。この状態でも二週間以上はもつだろう。 動きが激しすぎる場合は、薄いラムネ注射を適当なところに注射しておけば問題ない。 そして、最後の行程が一番重要だ。 アロマテラピー用の精油を少しでいぶに振りまいて、微かな香りがでいぶから放たれるよう にする。 僕は主に鎮静作用のあるラベンダーオイルを使っている。 わくわくしながらひとっ風呂浴びてパジャマに着替え、ベッドで蠢く白い白い抱き枕をしっ かりと抱き締める。 「ああ……」 思わずそんな感嘆の息を零してしまう。 ほんのり温かく、ゆらゆら動く抱き枕。人間ではないが、人間に限りなく近いような感触。 幼い頃、母に抱き締められていた刻のような……。そんな、温かい感覚。 不眠症で悩まされていた僕は、この抱き枕を使用することによってぐっすりと熟睡できるよ うになった。 (おなが……ずいたよおおお……でぼうごけないいいいおめめがみえないいいいいく く く くちもひらけないいいいいいい!) 彼女たちには、本当に感謝している。 そう、愛していると言ってもいい。僕は彼女が返事をしてくれないのを承知で、愛と感謝の 言葉を何度も何度も夢見心地で囁くのだ。 「ありがとう、でいぶ。愛してるよ、でいぶ」 (あいじでいるならどおおおしでだずげてぐれないのおおおおおおお! でいぶはしんぐるま ざーでがわいぞうなんだからねえええええええええええええ!) 騒音もなく、臭い口もなく、動く足もなく。ただ僕に身を任せて時折震えるだけの温かくて 良い香りの抱き枕。 それが、僕にとってのゆっくりでいぶである。 (いぎゃああああああああああああああああああああああああああ! だずげでええええええ ええええええええええええええええええ!) 半月後。 僕の推測より、一日長く保ってでいぶは死んだ。餓死であろう。ゆ っくりは死ぬとすぐに硬くなり、抱き枕としては用を為さなくなるの で、ゆっくり用のゴミ箱に捨てて終了である。 さて。 また新しいでいぶを探さないとな。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3709.html
『消えたまりさ』 3KB 意味がわかると怖い系を書いてみたかった・・・。 誤字脱字があるかもしれません 所々日本語がおかしいです 意味がわかると怖い話を読んで思いつきました 既出ネタかもしれません ≪消えたまりさ≫ 「おにいさん、きょうおんなのひとがおうちにいたよ。」 家に帰ってきてくつろいでいると飼いゆっくりのまりさが俺にそう話しかけてきた。 だが、俺には一緒に住んでいる女なんていやしないし、ドアの鍵を開けた形跡もなかった。 泥棒ということも考えられるが盗まれているものは何一つない。 もしかしたらその女とは幽霊なのかもしれない。 俺の住んでるマンションは部屋こそ多いがもうボロボロで所々ガタが来ているようなところだ。幽霊の一人や二人出てもおかしくない。 でも、そんなことはありえないんだ。何故なら俺は結構強い霊感を持っていて、幽霊がいたら直ぐに気づく。 現に今少し幽霊の存在を探ってみたが、それらしいものは全く感じない。 ということはまりさは嘘を付いているのだろう。嘘をつくのが苦手なゆっくりがこんな真面目な顔で嘘を付くなんてな・・・。 最近やつれ気味で元気のない俺を元気づけようと嘘をついたのかな?それでももう少し元気の出る嘘が良かったかな。 俺はまりさの嘘にのってやり、後日調べてみるとまりさに言った。 俺が最近やつれ気味なのは、ストーカーの被害に遭っていて少々気が滅入っているからだ。 なぜ俺がストーカーの被害に遭うのかはまったくわからない。顔もよくないしお金持ちっていうわけでもない。 まぁ、ストーカーなんてやる変質者の考えなんて理解できなくて当たり前かな。 ストーカーの被害といっても、話に聞くようなめちゃくちゃ悪質なものではない。 ただ、そいつは俺の出社時間から帰宅時間まで何もかも把握しているらしく、朝から晩まで外にいるときは視線を感じるんだ。 出社時間や帰宅時間だけでなく休日少し出かけるときでさえ視線を感じる。 そんな生活がかれこれ1ヶ月程続いる。そろそろ警察に通報するべきなのかな・・・。 戸締まりをしっかり確認した後、俺は眠った。まりさも俺の枕元まで来て一緒に眠った。 翌日、まりさは姿を消した。 終わり これより下は解説です。 ストーカーの女性は男性の部屋の隣に住んでいたため男性が家から出る時間や帰ってくる時間を調べることができた。 マンションはボロボロだったため壁や天井が脆くなっていて、男性の部屋の押入れへと通じる抜け道を作ることができた。 たまに出入りして男性の下着をクンカクンカしたりしていたが、ある時まりさにその姿を見られてしまった。 ただ、女性はまりさが飼いゆっくりだったため殺したり口封じをしたりしなかった。 人間に目撃されていたら通報されたりするだろうが、ゆっくりならその心配はない。 ゆっくりが「部屋に女性がいた」と言っても何も盗まれていなければ男性は嘘だと思うかもしれない。 なにより潰したり痛めつけたりしたらそれが原因で捕まってしまうだろうと考え、とっとと逃げていった。 だが、やはり心配になった女性はまりさと男性の会話を盗み聞きした。 そして男性が「後日調べる」と言ったので焦った。そして、これ以上なにか情報を漏らさないようにまりさを消した。 あとがき ゆっくりでやったのは、人間が言ったら男性はすぐに家を調べるだろうなと思ったからです。自分だったら確実にそうします。 自分で作ってみた作品なので既存の話よりだいぶ強引な展開になってしまいました。 今までに書いたもの ≪受け入れられない≫ ≪横暴≫ ≪踏みにじる≫ ≪餡子の雨≫ ≪約束≫
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3918.html
『禁断の口付け』 10KB 愛で 調理 変態 ドスまりさ 失礼します 一種のHENTAI描写あり。 賢く善良なゆっくりしか出ません。 虐待らしい虐待はしていません。 人里離れた森の中。 ぽよんぽよんと跳ねるれいむがいた。その隣を跳ねているのは、まりさとありすだ。 「みんなでゆっくりかりをするんだぜ!」 「がんばってごはんさがすわ」 「おちびちゃんがまってるからね」 れいむたちは森に住む群れの三匹だった。お飾りはよく手入れされていて、身体にも汚 れが無くきれいである。元々賢く善良な個体が多く、群れを治めるドスまりさも賢かった ため、この群れは優秀なゆっくりが多かった。 「れいむはたべられるくささんをあつめるんだぜ。ありすはきのみさんをたのむんだぜ。 まりさはむしさんをさがすんだぜ」 てきぱきと指示を出していくまりさ。 「ゆっくりわかったよ」 「りょうかいしたわ」 この群れでは数匹集まって狩りをするのが決まりだった。帽子のゆっくりと、髪飾りの ゆっくりで。数匹一組で狩りをし、収穫をまとめて帽子に入れて帰ってくる。そうすれば、 個々に狩りをするよりも効率が良い。 平和な群れだった。 だが、そんな日常に割り込んでくるものがいる。 「第一ゆっくり発見」 人間だった。登山帽を被った若い男である。 「ゆ、にんげんさん……」 「にんげんさんなのぜ?」 三匹は身を寄せ合い、現れた人間を見つめた。 人が立ち入らない森の中であるため、ゆっくりが人間を見ることはない。れいむたちも 言葉としてしか人間を知らない。ドスや長老たちから言われているのは、人間はゆっくり してない生き物、出会ったらゆっくりできないからとにかく逃げろというものだった。 ただ、初めて見たこの人間はとっても"ゆっくり"していた。 「おにーさんはゆっくりできるにんげんさんなのぜ?」 長老たちの言葉と目の前の男に食い違いを感じながらも、まりさが声を掛けた。 だが、男はまりさの言葉を聞いていない。素早く近付いてくると、両手でまりさを抱え 上げた。にっこりと笑いながら、右手でまりさの頭を撫でる。 「ああ。まりさは格好いいなぁ」 「ゆっ」 いきなり褒められ、まりさは頬を赤くした。 「逞しいあんよに、引き締まった肌、もちもちのほっぺ、かっこいいお帽子、いいいねー。 優秀な狩人なんだね、君は」 さわさわなでなですりすり。 満面の笑顔で男はまりさを撫でている。優しく丁寧に、愛情のこもったなでなで。頬擦 りしたり、手で金髪を梳いたり、微笑みかけてみたり。 親ゆっくりがおちびちゃんにするようなすりすり。 見る間にまりさの顔から力が抜けていく。 「それにとってもゆっくりしてるね。さすがまりさだ」 「ゆぅ~」 満足げに眼を閉じるまりさ。 「まりさ……?」 れいむは瞬きしながらまりさを見上げる。 まりさは凄くゆっくりしていた。幸せそうに眼を閉じ、余計な力を抜き、口元に淡い笑 みを浮かべて。赤ゆっくりの寝顔のような。美味しいご飯を食べた後のお昼寝のような。 れいむがちょっと嫉妬するくらいゆっくりしていた。 ただ、訳が解らなかった。いきなり現れた人間が、まりさをゆっくりさせている。 「あんまりゆっくりしてるから、おにーさんはちゅっちゅしちゃうぞー」 「ゆ~ん、はずかしいのぜ」 頬を赤く染めるまりさに、男が口付けをした。 ズッ、ズズズズズ! キュボッ。 異音。男が手を放す。 ぺらぺらになったまりさが地面に落ちた。 「ゆ?」 「ゆぁ?」 れいむとありすは、まりさと男を交互に見つめる。 男は舌で唇を軽く撫で、息を吐き出す。両腕を緩く広げて、満足げに目を閉じている。 一仕事終えた表情だった。その姿はとてもゆっくりしている。 一方地面に落ちたまりさは、皮だけになっていた。 「まりさ?」 れいむは変わり果てたまりさを見つめる。まだ思考が追い付かない。まりさは皮だけに なっていた。お帽子や髪の毛、眼や歯は残っているが、中身の餡子は無い。れみりゃなど に餡子を全部吸われたゆっくりはこんな具合になる。 ただ、まりさの顔はとってもゆっくりしていた。 「ありす、君は都会派だね」 見上げると、男がありすを抱え上げている。 「きれいな金髪、オシャレなカチューシャ、蒼い瞳、とっても美しいよ」 「ゆっ。と、とうぜんじゃない」 照れながらも、ありすは頷いた。 抱えられたありすはゆっくりしている。男に撫でられすりすりされ、満足げだった。気 持ちよさそうだった。お日様で干した草のベッドで寝ているような、そんな何の不安も無 いような顔だった。 「照れた顔も素敵だよ。ゆっくりしているよ」 「ゆ~」 さらにゆっくりしていくありす。 何度か瞬きしてから、れいむは地面に落ちたまりさを見た。餡子が無くなったまりさ。 ゆっくりにとって餡子は内蔵であり血液である。餡子量が健康時の三分の一以下になると 永遠にゆっくりしてしまう。吐いたり出たり吸われたり、その理由は問わない。 「とっても可愛い唇さん」 ズゾゾゾゾゾ! スポッ。 ぺらぺらになったありすが、地面に落ちる。 あっという間に永遠にゆっくりしてしまった友達を、れいむは呆然と見つめた。永遠に ゆっくりと言うが、あくまでものの言い方である。それは死であり、死ぬ事はゆっくりで きない。多くのゆっくりは永遠にゆっくりすることを恐れる。 「ゆ? ゆ……」 気がつくとれいむは男に抱え上げられている。 「にんげんさん」 「君はかわいいれいむだね」 「ゆぁ~」 れいむは力の抜けた悲鳴を上げた。 痛くはない。苦しくもない。それどころか気持ちいい。優しい手の動き、すべすべの肌、 甘く爽やかな香り、暖かな体温。それらを感じているだけで、意識がとろけてくる。男に 抱えられているだけで、ゆっくりできた。 尋常じゃなくゆっくりできた。 「れ、れいむは……ごはんさんじゃないよ! ゆっ、ゆぁぁ~」 だが、ぎりぎりのところでれいむは抵抗する。強烈な眠気に抵抗するような、そんな足 掻きだった。男に餡子を吸い尽くされ、死んだ友達。だが、永遠にゆっくりしても構わな い。そう思わせるほど、れいむはゆっくりしていた。させられていた。 「ゆっくりしてるゆっくりってね、凄く美味しいんだよ。知ってるかい? ほのかな甘味 と濃厚な旨味。おたべなさいとは違う、究極の味さ。れいむはゆっくりしているよね」 「ゆっ、くっ、り~……」 ぱくぱくと口を動かし、れいむは必死に耐える。手の動きが、肌の柔らかさが、甘い香 りが、体温が、甘い台詞が。男の全てがれいむにゆっくりを与える。まりさとありすの最 期を見ていなければ、れいむはとっくに堕ちていただろう。 「さあ、れいむ。お兄さんと一緒にゆっくりしようね」 「ゆっ、ゆっ」 心地よすぎて、れいむは声もでない。 このまま男に身を委ねれば、ゆっくりできる。全てを忘れるくらいにゆっくりできる。 そのまま永遠にゆっくりしてしまっても構わない。ゆっくりしたまま永遠にゆっくりでき るのだ。それは素晴らしいことかもしれない。 れいむの思考をゆっくりが浸蝕していく。 「そのてをはなすんだよ! にんげんさん!」 「ゆあ」 れいむは地面に落ちた。 硬い地面にぶつかった痛みがあったが、どうでもよかった。全身の餡子を染めるゆっく りが痛みをかき消している。男の手から離れたことで、れいむにも理性が戻ってきた。 ドスがいた。 人間よりも大きなドスまりさ。 「ゆぐ」 皮だけのまりさとありすを見て、唇を噛む。助けられなかった事を後悔したのかもしれ ない。だが、悲しみもそこそこに、ドスは人間を睨み付ける。ぐっと眼を斜めにして精一杯 威嚇しながら、声を上げた。 「ドスのむれにわるさするにんげんは、はやくもりからでていってね! ここはドスたち のゆっくりプレイスだよ! でていかないなら、ドスもじつりょくこうしする――」 そこでドスの言葉が止まった。 男がドスの身体に抱きついている。れいむのように抱え上げることはできないが、その 大きな身体を抱きしめるように両腕を広げて、ドスに身を寄せていた。 「君は立派なドスだね。群れの仲間のために命を賭けられる立派なドスだ」 「ゆっ、にんげんさ……ゆわぁ、なにこれ? なにこれぇ?」 ドスが困惑する。 人間の手が、身体が、声が、ドスをゆっくりさせていた。それはまさに魔法。さっきの まりさやありすのように。力を抜き、頬を緩め、幸せそうな笑みを浮かべて。染み込むゆ っくりに意識を溶かされていく。人間に対する敵意も警戒も、思考も何もかも。 「いつも苦労してるだろうから、ドスをゆっくりさせてあげようと思ってね。さあ力を抜 いて、何も怖くない。安心して。僕と一緒にゆっくりしようね」 「ゆわ~、ドスはゆっくりするよ~」 幸せそうなドスを見ながら。 「ゆっ」 れいむは我に返った。 慌てて叫ぶ。 「ドス! ゆっくりしちゃだめだよ。ゆっくりしたら、そのにんげんさんにたべられちゃ うよ。まりさもありすもたべられちゃったよ!」 「ゆっ。わかったよ!」 ドスの眼に光が戻った。人間に永遠にゆっくりさせられたまりさとありす。その姿を思 い出したのだろう。れいむの言葉を聞き、その意味も理解した。この人間はゆっくりでき ない人間。ゆっくりしたゆっくりを食べる危険な人間。 しかし、男の"ゆっくり"は凄まじかった。 「大丈夫、ドス。落ち着いて、ゆっくりしよう」 「ゆわ~!」 情けない悲鳴を上げるドス。その顔から力が抜けていく。男の全身から作り出される謎 の心地よさに、あっという間に呑み込まれてしまった。危険と解っていても、群れの敵と 解っていても、その抵抗すら溶かされていく。 「ドスゥゥゥ、ゆっくりしちゃだめえええ!」 ぐにぐにと悶えながら、れいむは叫ぶ。動けたらドスに体当たりしていただろう。しか し、れいむはまともに動けなかった。極限までゆっくりした影響である。意識は戻っても、 身体はまだゆっくりしたままだ。 「が、がんばる……ゆぅぅぅん」 悲鳴じみた声に、ドスは少し正気を取り戻すが、数秒で力が抜けていく。男から離れれ ばよいのだが、それを実行できるほどドスの意志は強固ではなかった。 そもそも男から逃げるという選択肢自体が浮かばない。 「ドゥゥゥゥゥ!」 「ゆぅ。ドスはゆっくりしない……ゆっくり~」 「ゆっくりしちゃだめえぇぇ!」 「ゆわあぁぁ……」 叫ぶれいむと、抵抗するドス。 数分の攻防の後、ドスは疲れたような表情を見せていた。 「ドス……もう、なにがなんだか、わからないよ」 この男は危険。群れに害をもたらす敵。でも、凄くゆっくりできる。ゆっくりしたら永 遠にゆっくりさせられてしまう。まりさとありすは永遠にゆっくりしてしまった。このゆ っくりに抗うのは辛い。ドスもゆっくりしたい。れいむがさっきから必死に叫んでいる。 ゆっくりしたらダメ。ゆっくりしたら永遠にゆっくりしてしまう。でもゆっくりしたい。 ゆっくりしたらゆっくりしてしまう。 ドスは自分が何をしているか解らなくなっていた。 「なら、自分のやりたいようにすればいい」 「ゆっくり、わかったよ……」 悪魔の囁きに、ドスは堕ちた。 「ドスゥゥゥ、だめええええ! ゆっくりしちゃだめえええ!」 れいむは叫んだ。身体から出るものを全て出しながら。 しかし、ドスに声は届かない。 ドスは全身の力を抜き、両目を閉じて眠るように、ただ純粋にゆっくりする。それは物 凄くゆっくりしたゆっくりだった。生まれる前に実ゆっくりのように、恐怖も不安も心配 も何も無い、考える事も必要のない、究極のゆっくりだった。 ドッ、ゴゴゴゴゴゴ! ゴウン! ドスは男に中身を吸い尽くされ、皮だけになった。 「うぅ、さすがに胸焼けが……」 自分の胸を押さえ、男は苦しげな顔をしている。 「ドスぅ……」 れいむは何もできぬままドスを見つめた。その死に顔は凄くゆっくりしている。まりさ やありすと一緒だった。ゆっくりしたまま永遠にゆっくりしてしまった。それが不幸な事 なのか幸せな事なのか、れいむには解らなかった。 友達を失いドスを失い、れいむは泣いた。無性に悲しかった。 「ごちそうさまでした」 皮だけのドスに頭を下げ、男がきびすを返した。食べるだけ食べて満足したのだろう。 地面に落ちたれいむには視線も向けず、木々の向こうへと消えていく。 れいむはどうする事もできず、ただ泣いていた。 あとがき お兄さんの胃袋は宇宙です。 体積とか気にしてはいけません。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3348.html
『びっちれいむ』 11KB 自業自得 差別・格差 飾り 赤ゆ ぺにまむ nasi ビッチれいむ 駄文です。 人里から離れた森の中、ゆっくり達の群れがあった。 この森には天敵もおらず、餌も豊富でまさにゆっくり達の楽園であった。 そんな楽園で今日も一匹の命が生まれる。 「ゆ~ん!!ゆふ~ん!!」 「れいむ!!ゆっくりしてね!!ゆ~は~!ゆ~は~!だよ!!」 母体れいむのお腹がうねり一匹のれいむが誕生した。 「ゆっきゅりしていっちぇね!!」 「「ゆっくりしていってね!!」」 「とってもゆっくりしたおちびちゃんだね!」 「ゆふ~ れいむに似てとっても美ゆっくりだよ~」 生まれたのはとても美しいれいむだった。 肌は透き通るように白く、髪は椿の様に艶やか、お飾りの形は完璧で糊を 塗っている様な光沢があった。 群れのみんながこの美しいれいむを女神の様に祭り上げた。 「れいむはとってもかわいいんだじぇ~」 「とってもきれいなんだね~ ちぇんのかってきたバッタをあげるんだよ~」 「ゆふん ありがちょうだよ」 (ゆふふ みんにゃ れいむのうつくしちゃに めろめろなんだね!) (せかいいち うつくしちぇ ごめんにぇ~~!!!) 皆から甘やかされてすくすくと育っていくれいむ、だがあまりに甘やかされた せいなのか、どんどんその性格が曲がっていった。 れいむと同世代の子供たちが群れの小川の近くで遊んでいる。 れいむの周りには沢山のゆっくりが取り囲んでいる。 れいむ達の前にお飾りの欠けたれいむが歩いていた。 「ゆゆ!!にゃんにゃの あのみにくいゆっくりは!!」 汚物を見る様な眼で見下すれいむ。 「ほんとだね!みすぼらしいんだよ!!」 「しょんにゃこと いわにゃいでね!!」 涙目ので反論するお飾りの欠けたれいむ。 「おまえみたいな きたないのがいると れいむのめがけがれるんだよ~ さっさときえろよ~」 「ひじょい!!れいみゅだっていっしょうけんめいいきてるんだよ!!」 大粒の涙を流しながら反論するお飾りの欠けたれいむ。 涙を流すお飾りの欠けたれいむの後ろからゆっくりと近づくれいむ。 「じねっ」 全力の体当たりをお飾りの欠けたれいむに喰らわせた。 お飾りの欠けたれいむはその衝撃で小川に転落してしまった。 『ドボンッ』 「ゆびゃ~!!だじゅげじぇ!!じぬうっ!!」 「ふん!ぶちゃいくのくせに れいむにさからうからだよ!! みんなあんにゃの ほっといていこうね!!」 必死に助けを求めるお飾りの欠けたれいむを無視してれいむ達は行ってしまった。 時は過ぎれいむ達も成体となった。 大人となり更に美しさを増したれいむだが、性格は以前よりも ひん曲がっていた。 そしてれいむはスッキリに溺れる自堕落な日々を送っていた。 「ゆふん!!ゆふん!!」 「れいぶ!!れいぶ~!!いぐのぜ~!!」 「そとにだすんだよ!!なかはぜったいだめなんだよ~!!」 「「すっぎり~~」」 「ゆふ~ よかったのぜ れいむ」 一息つく逞しい体格のまりさ。 「ゆふ~ん れいむもよかったんだよ~」 (やっぱりこいつはそちんだね これでさいごだよ!!) 自由奔放に生きているれいむ、 堕落した日々を送っていたがれいむの生活は充実していた。 狩りなど行った事も無いがれいむの美貌に惚れたゆっくり達から 貢物が贈られるので空腹になったことも無い。 男は少し色目を使えば寄り取りみどりであった。 そんなれいむがたまたま一人で外を歩いていた時である。 一匹のイモ臭いまりさに声を掛けられた。 「れいむさん!ちょとまってね!」 「ゆゆ …なに あなた?」 「ゆふっ まっ まりさは れいむさんのことが すきなんだよ! まりさのおよめさんになってね!! 」 「ゆふん…」 またかこんな奴が来たかという顔でうんざりするれいむ。 「れいむは ひんじゃくなゆっくりには きょうみないんだよ!! れいむの びぼうをもってすれば よりどりみどりなんだからね!! あなたみたいなイモやろう あいてするわけないでしょ!!」 「しょんな~!!!」 「みのほどをわきまえてね!そこらへんのぶさいくのけつでもおっかけてね!!」 まさに群れの中の女王の様な生活をしていたれいむであったが、 その生活を一変させる出来事が起こる。 「う~ん」 ある朝れいむが目覚めると体が重い。 「おっ おかしいんだよ… うっ」 急に吐き気が起こり、下腹部に違和感があった。 「ゆふ~! まさか!! にんっしん!!!!」 れいむは焦った、まだ子供なんて生みたくない、今の生活を続けて遊んでいたい。 「……しかたないんだよ…」 れいむは暗く沈んだ眼になり家の奥に入って行った。 家の奥にある壁に激しくお腹を打ち付ける。 「ゆっ! ゆっ!れいむは…れいむはわるくないんだよ!!」 ゆっくりと言えど妊娠した母体に運動は禁物である、ましてお腹をぶつけるなど言語道断。 すぐにれいむの体に変化が現れた。 「ゆぐ!!いだい!いだい~~!!」 下腹部を抑え込み痛みに耐えるれいむ。 『ブチュッ ビシューーー ブッチュッ 』 れいむのマムマムから液体と固体の混ざりあった物が出て来た。 微かに形成されたお飾りからこれから子供になろうとしていた物だというのが分かる。 「ゆふ~! ゆふ~!」 れいむはお飾りを巣の奥に隠した。 それからしばらく経った日 れいむの生活は男をとっかえひっかえの相変わらずであった。 「いぐのぜ!!れいむ~!!」 「なかダメだよ~!!そとだよ~!!」 「「すっぎり~~」」 「ふ~!よかったのぜ!!れいむ」 「ゆ~!れいむも とろけそうだよ~」 「ゆっ?」何か違和感に感づくまりさ。 「??なにか変なにおいがするのぜ??」 「!!!!何いってるの!!そんなわけないでしょ!!」 慌てて否定するれいむ。 「!?どうしたのぜ! れいむ! なんでそんなに あせるのぜ!?」 「あわててないよ! それよりもういっかいしようよ まりさ!」 「……まさか…ほかのおとこを かくしてるのぜ!!」 「ちがうよ!!れいむはまりさだけだよ!!」 「どくのぜ!!れいむ!」 まりさはれいむを押しのけ 異臭の漂うお家の奥に向かう。 『ガサッ ゴソッ』 「うっ!!…なんなのぜ!!…これは!!!??」 群れの長ぱちゅりーが群れの全ての大人を広場に集める。 「コホン、みんなあつまったようね!」 「あつまってもらった りゆうは みんなよくわかってるとおもうわ」 「ここのれいむのおうちから おちびちゃんの おかざりがみつかったの」 ぱちゅりー刺すような眼でれいむを睨む。 れいむは顔を伏せ押し黙っている。 「これから そのばつをきめる さいっばん! をはじめるわ!!」 集まった大人のゆっくり達から怒号が飛び交う。 「ゆっくり殺しは死刑だ~!!」 「おちびちゃんをころしたのはゆるせないよ~~!!」 「むきゅ!みんなせいしゅくに!!」 「…ゆっくりごろしはたいざいよ!!ましてこどもをころすだなんて ゆっくりのすることじゃないわ…」 「ひこくゆん れいむに べんかいのよちはないわ よってれいむを しけ…」 『ちょっと まってね!!!』 ぱちゅりーが判決を述べようとした瞬間れいむが大声で遮った。 「むきゅ!どうしたのれいむ」 「みんなかんちがいしているんだよ!」 先ほどまで伏し目がちにしていたれいむだが、今はキリッとした表情で 嫌悪の視線を送る大衆を見渡している。 「れいむは おちびちゃんを ころしていないよ!!!」 「「???ゆ~~~~~~~??!!」」 どよめき立つ群れの大人達。 「ま まちなさい!れいむ あなたのおうちで おちびちゃんの おかざりが はっけんされたのは まぎれもないじじつなのよ!!」 「ゆん!それはれいむも みとめるよ!!」 「でも れいむは まむまむのなかにたまっていた あんこをとりだしただけよ!!」 「あれはおちびちゃんじゃないわ!!!」 「「ゆ???~~~~~~」」 れいむの主張を聞き更に群れは騒然となった。 ふざけるな死刑だ!と声を荒げるものもいれば、れいむの主張もある意味では 納得するものもいた。 群れの長兼裁判長のぱちゅりーは大いに悩んだ。 おちびちゃんを殺せば即刻死刑 これはゆっくり界における当然のルールである。 だがれいむの部屋から見つかったのは微かに形成されたお飾りのみ。 この段階では自我というものなど無いと考えられる。これをおちびちゃんと認めるのか? そもそもどの段階でおちびちゃんと定義するのか?その境目は曖昧であった。 とゆうか今までそんなこと考えたゆっくりは居なかった。 『ガヤッ ガヤッ』 群れの争乱は収まらない。 「むきゅ!!静粛に!!!」 「これより はんっけつを のべるわ!!!」 「ひこくにん れいむを ろうや いきとする!!」 「そんなぁ!!れいむは むじつだぁ~~!!」 必死の形相で暴れまわるれいむ、警備のちぇんに押さえつけられる。 「けいきは たいようさんが たくさん のぼるまで いじょう!!」 「はなぜぇ~!!れいむは わるくない~!!」 抑えつけながら必死で抵抗するれいむ。 「はんっけつは ぜったいよ!!れいむを ろうやにつれていきなさい!!」 暴れまわるれいむを警備のちぇんが牢屋まで連行する。 裁判は終わったが群れの大人たちは困惑していた。 この判決は正しかったのか?それは判決を下したぱちゅりーにすら分からなかった。 裁判からたくさん太陽が昇った日 「れいむ でる みょん!!」 看守のみょんに促されれいむが牢屋から出てくる。 「うっ!たいようさんが まぶしんだよ」 れいむの体は長年の牢屋生活と栄養不足で衰えていた。 だが、体とは反比例するように心は晴れやかであった。 「ゆふ~ ながかったんだよ でもきょうから れいむのあたらしい ゆんせいが はじまるんだよ!」 牢屋を出てしばらく歩いていると昔よく遊んでいたまりさに出会った。 「まりさ!!まりさ!!れいむだよ!!」 「れいむ??……ああ…あのれいむなのぜ」 「そうなんだよ!!やっとろうやから でてこられたんだよ!!」 「それより まりさ!れいむおなかすいてるんだよ!!なにかたべものちょうだいね!」 「……ふふ…じょうだんはよすのぜ?だれがおまえみたいな おちびちゃんごろしと つきあうかなのぜ!!!」 「なっ!!!なんだよ!!!むかしは ばかみたいにすりよってきたのに!!」 「おまえなんて こっちから ねがいさげなのぜ!!」 「ゆん!それはこっちの せりふだよ!!あんたよりいいべつの ゆっくりのところに いくんだよ!!」 捨て台詞を吐きお互い別方向に歩きだす。 「れいむ!!」 振り返るまりさ。 「なんだよ!!」 「…いまのおまえ みにくいのぜ…」 「!!!ッ!!」 この言葉はれいむの逆鱗に触れた。 「…!!!!ッ!!ふッ!!ふっざけるなぁ!!れいむは せかいいち うつくしんだ くたばれこの そちんやろう!!!!!」 「……」 憐れむような顔で立ち去ってゆくまりさ。 「ふッ!!ふっざけやがって!!あのくぞやろう!!」 自らの美貌を中傷する言葉を初めて聞き怒りが収まらないれいむ。 だが、ふと不安になる。長い間牢屋に入れられており自分の姿など確認していない。 一度身支度を整えてから男の元に行くのもいいかもしれないと考えた。 群れに流れる小川に近づくれいむ、スッと水面に移った自分の姿を覗き込む。 「…??ゆ??」 れいむは判らなかった。水面に浮かんだゆっくりが自分であると認識するまでに 1分かかった。それほどまでにれいむの姿は変わっていた。 「・・・うそ……うそよ・・・・こんなのれいむじゃない・・・」 水面に移ったれいむは醜悪の塊であった。 髪は水分を失い、変色し、山姥の様であった。 肌は乾燥し正月の鏡餅のようにひび割れていた。 お飾りは一部が腐っており今にも崩れ落ちそうであった。 そして何よりその顔には老化の印である無数の皺が刻み込まれいていた。 その姿を見たれいむは家に引っ込み二度と外に出ようとはしなかった。 「うぐっ!うえぇ!」 庭先に生えている苦い雑草を嘔吐しながら食べるれいむ。 「ひぃ!!」 家の前にゆっくりが通ると急いで引っ込むれいむ。 「……」 れいむは自分の家と対面する一家を眺めていた。 一家の中心には子供や孫に囲まれて幸せそうな番の老ゆっくりがいた。 そのゆっくりはかつて小川に突き落としたれいむと、振ったイモ顔まりさだった。 れいむは今までのゆんせいを後悔した。 そしてゆっくりの楽園でたった一人孤独に死んでいきましたとさ。 最後まで読んでくれてありがとう。 終
https://w.atwiki.jp/parecharge/pages/564.html
オーダー名 [334]たまにはパンツルックも~ オーダー主 ナオミ(26歳) 事情 来週行くモルディブにカジュアルなショートパンツを持って行きたいんですがそんなパンツってありますか~? 欲しいもの ショートパンツ 予算 700 Lv ☆☆ ジャンル シンプル 待ち時間 10分 カラー 指定なし 備考 Exコーデ例 型紙 カラー パターン[pT]・プリント[pR]・パーツ[pA] 費用 評価(レア/ジャンル) 備考 バルーンショートパンツ 01 黄 01 [pT]ドット柄A 01×3、チェック柄A 02、クロスB 02、ドットリボンA 01 910 4180(900/3280) (483) バルーンショートパンツ 01 赤 04 [pT]ドット柄A 01×2、チェック柄A 02、クロスB 02、ドットリボンA 01[pR]シャイニースタッズA 02 1160 4380(1100/3280) 49 バルーンショートパンツ 01 赤 04 [pT]チェック柄A 02、クロスB 02、ドットリボンA 01[pR]シャイニースタッズA 02×2 1360 4480(1200/3280) 334 バルーンショートパンツ 01 黄 01 [pT]ドット柄A 01、チェック柄A 02、クロスB 02、ドットリボンA 01[pR]シャイニースタッズA 02×2 1410 4580(1300/3280) (483) シンプル/ショートパンツを編集する