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Elebits part28-156~170 156 :Elebits:2007/02/05(月) 19 53 31 ID BUpESzXh0 ・エレビッツ世界の特徴 遥か昔、巨大な雷と共に現れた不思議な生き物、 エレビッツが全てのエネルギーを賄っている為、 化石燃料や核に依存しない文明社会となっている。 ・エレビッツとは 形状や色、特性などによって数種に分類されるが、 共通の性質として実体化したマテリアル体、 形状に囚われず機器に同化して動かす事の出来る エネルギー体、そしてその中間である発電体に変化し、 生活の様々に利用されつつ人類と共存している生命体。 ちなみに単体を指す場合は「エレビット」と呼称する。 ・キャプチャーガン キャプチャーレーザーという光線を発する銃器の形をした道具。 主な用途はエレビッツの捕獲だが、 レーザーを当て続けた物体を「つかむ」事が可能。 またエレビッツを捕獲しエネルギーを蓄えると 動かせる重量が大きくなったり、機器に電力を与え稼動させたり もできる。精密機器らしく、壊れ易いのが欠点。 ・登場人物 【カイ】 主人公。エレビッツ研究者を両親に持つ10歳の少年。 研究に明け暮れる両親に余り構ってもらえず、 寂しさを募らせる内、いつしか両親を自分から 引き離す元凶としてエレビッツを嫌うようになった。 【エド】 カイの父親。世界的なエレビッツ研究者として有名。 キャプチャーガンを発明したのも彼である。 かなりのエレビッツ愛好家でもある。 【アナ】 カイの母親。エドと共にキャプチャーガンを製品化させ、 やはり世界的に高い評価を受けるエレビッツ研究者。 絵本を書く事が趣味。カイの相手をしてやれない事を 気に病んではいるらしい。 ある嵐の夜、空を引き裂くような落雷が起きた。 それと同時に停電で部屋が真っ暗になり、 街中に何か異変が起きているようだ。 エドとアナは異変の原因を探る為に出かけてしまい、 取り残されたカイは不機嫌になる。 気晴らしに好きなテレビ番組を見ようとするが、テレビもつかない。 カイはそこで、テレビを見られるのもエレビッツのおかげだという エドの言葉を思い出し、今テレビが見られないのは 落雷後様子のおかしいエレビッツのせいだと決め付けてしまう。 そしてカイはエドに内緒でキャプチャーガンを持ち出し、 今までの恨みを晴らすべく、家にいるエレビッツを一匹残らず 捕まえてやろうと行動を開始するのだった。 157 :Elebits:2007/02/05(月) 19 54 09 ID BUpESzXh0 まず手始めに、自らの城である子供部屋を一掃しようとするカイ。 机や棚の上で大人しく眠っているエレビッツ達を容赦なく 光線で捕らえていくカイ。次第にキャプチャーガンのパワーも増し、 テレビやパソコン、玩具などを起動させ、中に潜むエレビッツ(※)を 追い出しまた捕らえる。 この繰り返しにより、ただでさえ余りきちんと片付いているとは 言えない子供部屋に、混沌の嵐が吹き荒れる事になったのであった。 子供部屋のある二階の廊下や物入れ、トイレの便器から吹き出した エレビッツも律儀にキャプチャーしつつ、カイが狙いを付けたのは、 両親の部屋であった。エレビッツ研究者にエレビッツが沢山いると 思ったのか、何か大人の世界を垣間見られるのを期待したのかは 知る所ではないが、ずかずかと寝室に踏み込むカイ。 ベッドをひっくり返しても、一般的な家具調度品しか見当たらないのだが、 確かにエレビッツは沢山いた。主にエドの趣味であろうプレイヤーや ラジオなどの電化製品が多い為だ。更に寝室からドア一つ開ければ そこは書斎。エドとアナの研究資料が色々とある、 まあ言わば聖域とも言える部屋なのだが、今のカイにそのような事を 慮る余裕などあるはずも無い。今、この時から惨劇は起こる…。 ※電化製品を稼動させると、エレビッツが大量に出てくるという ゲームシステムになっているのです。 158 :Elebits:2007/02/05(月) 19 55 04 ID BUpESzXh0 眼前には夢のような光景が繰り広げられていた。但し悪夢だが。 ガラスの像が砕け散り、トロフィーが舞い上がる。 棚にある全ての資料や本ばかりか、壁に掛けられた絵や 怪しげな仮面までもが床に散乱し、机でパイ生地のように潰された エレビッツに放たれるキャプチャーガンの閃光が空を裂く。 最早カイはエレビッツを狩り出す為に手段を選ばなくなっていた。 普段は怒られるので触らない仕事用PCを勝手に起動させ、 何のデータが入っているのかも分からないディスクを 躊躇いも無くシュレッダーに投入する。 それらも用済み次第投げ捨てられ、部屋の隅で無残な姿を晒している。 部屋の中で竜巻が舞い踊ったが如き惨状の中、エレビッツの姿も 殆ど無くなった事で、ふと我に返ったカイ。 「ずいぶん散らかしちゃった」などとのん気に考えていると、 エドから電話がかかってきた。 話の内容は、世界で何かが起こっていて、そのせいでエレビッツに 異変が起きているらしいという、意味があるのか無いのか分からない ものだったが、それよりもカイを落胆させたのは、念の為キャプチャーガンを 携帯するようにと告げた直後、エドが一方的に電話を切ってしまった事だった。 自分が心配ではないのか、やはりエレビッツの方が大事なのか。 嬉しいはずの父親からの電話で、逆に憂鬱な気分になったカイの耳に 階下からの物音が響いてきた。 「一階にもエレビッツがいるんだな?」 エレビッツへの恨みを増したカイは家中のエレビッツを根絶やしにすべく、 階段を下るのだった。 159 :Elebits:2007/02/05(月) 19 55 36 ID BUpESzXh0 一息ついて気が静まったのか(※)、キッチンとリビングでは なるべく物を壊さず静かにエレビッツを捕まえるカイ。 さすがに一階には家電製品が多く、その分エレビッツも沢山いるが、 慣れてきたのかキッチンでは捕獲の片手間にトーストを焼きコーヒーを入れ、 チキンをオーブンで程よく調理した上、おやつのポップコーンまで作って、 今後の夜間活動に対する準備もばっちりである。 ただ気になるのは、リビングに変な気配が漂っている事だ。 エレビッツの様子も今までとは違う感じだ。 カイが自分の事を棚に上げ、何かに怯えているみたいだ、 などと考えていると、突然これまでに見た事も無いエレビットが現れた。 ガラス質の蒼い体色と、目にも止まらぬ素早い動き。 敏捷さで知られるブルーエレビッツを髣髴とさせるが、 体も大きく能力は桁違いだ。その上分身までして、 カイを挑発するように、それぞれが疾風の如く飛び回る。 ブルーとは違うのだよ、ブルーとは! こんな代物を放ってはおけない。 カイはこれまでに蓄えたキャプチャーガンのエネルギーを開放し、 未知のエレビットに立ち向かう!後の事など考えない!それが男の子だ! ※本当は「物を壊すな」「大きな音を立てるな」などの ゲーム的な制限がかかっているだけだったりする。 160 :Elebits:2007/02/05(月) 19 56 07 ID BUpESzXh0 蒼いエレビットとカイの闘いは熾烈を極めた。 何しろ相手は俊敏だ。瞬きする間に位置を変え、物陰に潜む。 対抗するカイはキャプチャーガンのパワーを全開、 ピアノすら紙屑の如く宙に舞わせる威力をもって、 障害物(一般的に言う所の家具)を蹴散らし、蒼いエレビットを追う。 さっきまでの静けさはどこへやら。端から見れば凄まじい破壊行為 としか思えない光景がリビングに展開されていた。 蒼いエレビットの分身体は、キャプチャーレーザーを浴びると 外装がパリンと割れて半透明の中身(?)が露出する。 非常に視認し難いそれに再度レーザーを当ててやっと消滅されられるのだが、 最後の一体になると繰り返し分身し、しかも分身体の数がその度に増す。 但し分身する毎に体が小さくなる為、内包するエネルギーの減少は明らかだ。 つまり、いつかは分身する事ができなくなる。 死闘を繰り広げる事数分、最後の一体をレーザーが捉えた時、 もう分身は起こらなかった。カイの勝利である。 光の泡が散るように姿を消していくエレビット… そして蒼い光がキャプチャーガンに吸い込まれた後に残ったのは、 ごく普通の、一体のブルーエレビットだった。 脚が速く、人間が自分を探すのを楽しむという、ちょっと趣味の悪い エレビッツではあるものの、こんな風になってしまうなんて… 世界を包む異変を、漠然とではあるが感じ始めたカイであった。 161 :Elebits:2007/02/05(月) 19 56 38 ID BUpESzXh0 ブルーエレビット変異体の出現後、微妙に攻撃的になったエレビッツ達。 オモチャとは言え、大砲や戦車の中に入り込み、カイに対して反撃に 出るようになった。異変のせいなのか、カイの所業が腹に据えかねたのか…。 それはともかく、大事なキャプチャーガンを壊されてはたまらないので、 カイも負けじと次々にエレビッツを捕まえまくる。 そしていつしか、戦場(?)は戸外へ。更に街中へ…。 街へ出てみると、そこは人影も無く全ての建物が停電している為 暗く静まり返っている。自動車や信号、建設現場の重機なども エレビッツを動力源としているので、やはり状況は同じだ。 人目が無いのをいい事に、信号を勝手に点灯させたり ショップの看板を点けてみたり、消火栓を引っこ抜いてみたりするカイ。 そうして集めたエレビッツのパワーを使い、しまいには 組み上げたばかりの鉄骨を崩し、重機をひっくり返し、パトカーを放り投げる。 気が付けば、広場の時計台もどこかへ消えてしまっている。 見られていなければ、何をしてもいいという法は無い。 これはやはり、両親の放任教育がいけないのであろう。 カイはある意味被害者なのだ。 「その他の被害者」の事はこの際忘れるとして、 カイ自身はなんだか怖くなり、家に帰る事にした。 と言っても自らの行いに恐怖した訳ではなく、 単に嫌な予感がするというだけの話ではあるが。 だがその時、これまでに無かった大きな異変を、カイは目にする事になる。 162 :Elebits:2007/02/05(月) 19 57 28 ID BUpESzXh0 様々な物が浮いていた。地面に固定されている物以外は全て。 別にカイが先程放り投げた分がまだ落ちて来ていないとか、 そういう話ではなく、文字通り地球の重力から解き放たれているのだ。 チョコマカと走り回っていたエレビッツ達も、所在なさげにふわふわとしている。 これまでエレビッツへの恨みから周囲が見えなくなっていた(という問題だろうか…) カイだが、この異常現象を見てしまった今、自らが思っていたよりも 遥かに事態は大きなものだと感じていた。全部エレビッツのせいだという 見解自体は変わらないのだが、どうしたら良いものか… 「そうだ!パパの秘密のお部屋に行けば何かわかるかも!」 カイは書斎にエドの隠し部屋があるのを知っていた。 そこに行けば、エレビッツに関する秘密の情報が手に入ると考えたのだ。 意外と、子供に隠し事をするのは難しいものである。 …ところでカイ君、この無重力状態の中、平然と歩き回っているキミは一体… 書斎の隠し部屋は至極簡単に見付かった。何せ本棚のその部分だけに 「ここは開きますよ」と言わんばかりに段差が付いているからだ。 隠しているつもりなのか、そもそも隠す気があったのか、 単に扉に本を収納してデッドスペースを活用しているだけなのではないか。 などと色々考えてしまうが、ともかく隠し部屋の中に入ってみる。 そこでカイが目にしたのは、何に使うのか分からない怪しげな機械と 壁に貼られたエレビッツに関する資料だった。 機械の事は全く分からないので、せいぜい通電してエレビッツを 吐き出させるぐらいだが、資料の方はどうにか読める。 それによると、エドは最近発見された特殊なエレビットを研究していたようだ。 空を飛ぶエレビッツとして一般に知られるオレンジエレビッツ。 実はオレンジエレビッツは空気力学とは無関係に重力を 操って飛んでいるらしい、というのは研究によって分かっているが、 稀に力が暴走して変異し、周辺の重力にも影響を及ぼす程の能力を得る事があるという。 エドとアナは、この特殊なエレビットにスカイエレビットと言う呼び名を付けた。 ならば、この異常現象はそのスカイエレビットとやらの仕業だろう。 そう断定したカイは、さっさと捕まえて事態の収集を図ろうとするが、 肝心の相手がどこにいるかがさっぱり分からない。 結局もう一度、物が浮いている自宅から、物が浮いている街中へ スカイエレビットを探しに出て行かざるを得ないカイなのだった。 163 :Elebits:2007/02/05(月) 19 58 08 ID BUpESzXh0 スカイエレビットを求めて、「エレビッツ御殿」と呼ばれる 自宅を出て住宅地を進むカイ。相変わらず無重力状態が続いている。 浮いている物については、繁華街と比較して大物が少なく、 目立つのは乗用車ぐらいだが、その分エレビッツは捕まえ易い。 それよりもカイに取って幸運だったのは、この無重力状態が、 カイが暴れ回った痕跡を全て消してくれる事だった。 家中の物が散乱していても、トレーラーがひっくり返っていても、 建設中の鉄骨が倒壊していても、みんなエレビッツのせいなんだ! …という訳で、これまで同様に消火栓を抜きまくり、電話ボックスを 放り投げながら掃討を進めていくと、遠くに何やら羽ばたく物が見える。 前回行った、時計台のある公園の辺りだ。これはもしや…? 公園へ駆けつけると、そこには大きな耳を羽ばたかせ、 四つに分かれた尻尾をプロペラのようにクルクル回して飛ぶ オレンジ色のエレビットがいた。これがスカイエレビットに違いない。 さあ、物体を操るエキスパートはどちらなのか、対決だ! ふわふわ漂うスカイエレビットは、光るバリアでキャプチャーレーザーを 跳ね返し、周辺からオレンジエレビッツを吸い寄せ、そのエネルギーを黒い球体に 変えて飛ばし、攻撃してくる。先に闘った蒼いエレビットのような敏捷性は無いが、 このままでは手出しが出来ない。 と、良く見るとスカイエレビットには小型の分身体(?)が二体付いていて、 どうやらそれがバリアを形成しているようだ。ならば、とレーザーを分身体に 当てて掴み、地面にぶつけてみる。…効いている。これでバリアを消せれば! カイの思惑通り、二体の分身体を消滅させられたスカイエレビットは バリアを形成できなくなり、直接レーザーを当てる事が可能になった。 だが、これでカイが一方的に有利になった訳ではない。 追い詰められたスカイエレビットは頻繁に瞬間移動を行うようになり、 更に重力を操る力を利用して小型の竜巻を発生させ、 より激しい攻撃を仕掛けてくる。 こうなったらカイも必死だ。二連発、三連発と放たれる竜巻を かいくぐりながら、レーザーで掴んだスカイエレビットを振り回し、 公園の石畳へ力任せに叩き付ける。絵的には結構酷いが気にしてはいられない。 何度かばちんばちんやっている内に、さしものスカイエレビットも 限界に達したのだろう。蒼いエレビットと同様に幾筋かの光に分解され、 キャプチャーガンに吸収されていった。 …そしてまた、ありふれた一匹のオレンジエレビットが残った。 164 :Elebits:2007/02/05(月) 19 58 53 ID BUpESzXh0 家で遭遇した蒼いエレビットも、今回のスカイエレビットも、 正体は普通に人間と暮らしていたエレビッツだった。 それがどうして、姿形が変わるまでに暴走してしまったのか。 しかも、元に戻ったエレビットのキョトンとした様子から見て、 暴走中の記憶は無いのだろう。一体何が起こっているのか。 考え込んでいるカイの耳に、奇妙な声が響いてきた。 まるで誰かが泣いているような、そんな声。 と同時に、カイが散々苦労して灯して来た街の灯りが次々に消える。 更に、眼前に大量の、これまで見た事もない数のエレビッツが現れ、 一つの場所に向けて移動を始めた。もう大行進と言っていい程だ。 異変は、まだ終わっていなかったのだ。 カイは、エレビッツ達が向かっている方向に覚えがあった。 いつも窓から見ていた。家族三人で行きたかった。 でも、行けなかった場所…。 大きな観覧車が目印の、遊園地。 無数のエレビッツは、そこを目指して大行進をしていのだった。 集結するエレビッツを追って、とうとう遊園地に来てしまったカイ。 昼間は賑わい、人々の笑顔が絶えないであろうその場所も、 今は人の気配も無く、灯りも落ちて何やら不気味さを醸し出している。 カイに取っては、空からほの蒼く照らす月の光だけが頼りだ。 何気なくキャプチャーガンを月(※)に向けて撃ってみると… …掴めた。取りあえず忘れる事にしよう。 さて、遊園地には続々とエレビッツが集まっているようで、 自宅の周辺では見かけなかったイエローエレビッツも混じっている。 こいつらは普段大人しいものの、時折周囲のエレビッツを 取り込んでクマのような姿に巨大化する。そうなると性格が豹変し、 辺りの物を手当たり次第に投げ付けてくる。 その中にはベンチやコーヒーカップ(遊園地サイズ)も含まれており、 危険極まりない。 そんな巨大で重たい代物をバラ撒くばかりか、あまつさえ命ある者を狙って 投げ付けるとは、何と言う凶悪な所業!親の顔が見たい! まあ、彼らに取っては遊びの一環なのかも知れないが、 猛獣にじゃれ付かれる様なもので、迷惑な話である。 …そんなこんなで、深夜の遊園地を混沌に巻き込みつつ 物語は佳境に入ろうとしていたのであった。 ※作り物だと思いたいが…750tという数字が微妙。 ちなみにビューワで見ると球体なので、書き割りでない事は確か。 165 :Elebits:2007/02/05(月) 19 59 35 ID BUpESzXh0 望まぬ形で来てしまったとは言うものの、来る事は望んでいた遊園地である。 園内には夢の国に相応しい、数々のアトラクションが用意されている。 異変によって動力は落ちているものの、キャプチャーガンを使えば それらを稼動させる事も充分に可能である。 幸いエレビッツが大集結している為に、エネルギーには事欠かない。 やはりこうなるとカイも10歳の子供である。 エレビッツ捕獲よりも様々に用意された仕掛けで遊ぶ方に 気が行ってしまうのは仕方が無い。 スーパーライドやメリーゴーランドなどの乗り物系を 動かしてみたり、輪投げ、ボウリング、巨大スロット諸々を 堪能してしまった。 しかし、これはカイが子供だから許される(倫理的に、ではない)行為だろう。 夜中、誰も居ない遊園地で、一人アトラクションで遊ぶ姿… 10歳の少年ならばイタズラと冒険心で片付けられるが、 もしもカイが10年早く生まれていたら、それはそれは痛々しい… いや、そんな事はこの際どうでもよろしい。 問題は、巨大ツリーの辺りに漂う、圧倒的に妙な気配だ。 そろそろ現れるタイミングだとは思っていたが、三体目の変異体に違いない。 カイ君、遊んでいる場合ではないですぞ。 どこから湧いたか黄色い悪魔。 上から地響きを立てて落ちてきたそれは、色といい姿といい、 明らかにイエローエレビッツ…略してエロビッツが暴走したものだろう。 それと同時に巨大ツリー(勿論作り物)に実った卵だか果実だかが落ちて、 中から殻を被ったエロビッツが現れた。変異体はそれを吸収して 更に身体を巨大化させている。 …樹に生る?気にはなるが、もうエレビッツの理不尽な生態に 構っている暇は無い。今まさに変異体がクマまっしぐらに突進して来るからだ。 愛い奴だ。しっかと受け止めてしんぜよう…という訳にもいかない。 なんせカイは10歳の華奢な少年であり、何よりキャプチャーガンを 壊されてはたまったものではない。 ひらりと身をかわすと、変異体は勢い余って壁に激突して自爆。 脳震盪でも起こしたのかフラフラとしている。 こうなると、反射的にトリガーを引いてしまうのは戦場に生きてきた者の定めか。 キャプチャーレーザーで抱え上げた巨体を、どべしゃと地面に叩き付けると、 衝撃で、吸収されたエロビッツが数体バラバラと変異体から分離される。 …べ、別にアンタに敵意があった訳じゃないんだからね! ただ単に条件反射でやっちゃっただけなんだから! と言っても相手は敵意剥き出しで頭上にエネルギー弾とか溜めているし、 もう後の祭りである。所詮は修羅の道行きか……。 166 :Elebits:2007/02/05(月) 20 00 06 ID BUpESzXh0 例によってショワショワと縮んだ変異体は、これまで通り普通の イエローエレビッツに戻り、チョコチョコと四方に散っていった。 見事な大勝利であるが、カイの心は晴れやかにはならなかった。 これまでを見た限り、少なくともエレビッツ達に悪意は無い。 暴走してしまったエレビッツも、何か理由があって暴走したのかも知れない。 そう考えると、あれほど憎んでいたはずのエレビッツも何だか可哀想だ。 そんな感傷に浸っていると、突如カイの携帯電話が鳴り出した。 電話は両親からだった。家に戻ってみるとカイがいなくなっていたので、 慌てて電話をかけてきたらしい。まあ、家の中がアレだし心配しなかったら 本当の人非人なのだが、それは置いといて今のカイに取っては喜ばしい。 アナによると、先程の巨大な落雷から何者かが生まれ、 それがエレビッツの異変の原因になっている可能性があるという。 そう、まさに今カイがいるこの遊園地が落雷の場所にして、 異常の発生地点という事になるのだ。 何故家で待っていなかったのか、カイが今夜の出来事を頑張って (都合の悪い所はかいつまんで)説明すると、エドは叱りもせずに、 キャプチャーガンの横に付いているボタンを押してみろと言う。 言われるままにボタンを押すと、キャプチャーガンが眩い光を放つ。 なんと キャプチャーガンが パワーアップした! これで身を守れという事なのだろう。アナも二人ですぐに迎えに行くから 無理せずそこで待っていなさいと言う。その声は、とても優しく、とても嬉しかった。 涙が出そうになったが、カイは舌の先を噛んでそれを我慢した。 今泣いてはいられない。もう決めたのだ。待っていたら遅すぎる。 キャプチャーガンに宿った新たな力。 両親からの贈り物を手に、そして決意を胸に、カイは遊園地の奥へと走り出す。 エレビッツを捕まえる為ではなく、助け出す為に。 ※これ以降、ステージクリア条件の表記が、「つかまえろ!」から 「助けろ!」に変わります。芸コマですね。 167 :Elebits:2007/02/05(月) 20 00 54 ID BUpESzXh0 決意を新たにしたカイは、エレビッツを助けるべく、 物をひっくり返し投げ飛ばし、アトラクションや自販機を勝手に作動させ… …あれ? なんか今までとやっている事が変わらないような。 いや、そうではないのだ。今はもう、エレビッツを捕まえている訳ではない。 彼らをおかしくしている悪い奴の影響を受けないように、 「強制的に保護」しているのだ。そこら辺、お間違いの無い様に。 ところが、そんな親切も中々伝わらないようで、 エレビッツの抵抗も激しくなるばかりだ。 バリアを張って高速移動し、自ら光弾を撃って攻撃してくる グレイエレビッツの姿もグンと増え、それどころか生意気にも 狭い場所に砲台陣地を構築して、うっかり踏み込んだカイに 集中砲火を浴びせてくるなど、小癪な真似が目立つ。 しかし、それも既にカイに取っては僅かな足止めに過ぎない。 エドの助言によりこれまでに比べて強化されたキャプチャーガンを もってすれば、砲台を引っこ抜いて無力化するなど容易い事だ。 目指すは遊園地の中でも一際目立つ観覧車。 さっきから聞こえる鳴き声からして、そこに全ての元凶が 存在するのは間違いないだろう。もう一息だ。 それにしても、背後に広がる惨状はどうしたものか。 F5クラスの竜巻が直撃しても、これほどの被害をもたらすかどうか。 キャプチャーガンは研究機材としては、余りにも過剰な能力を持つ。 エドアナ夫妻は裏で軍需産【検閲により削除】 168 :Elebits:2007/02/05(月) 20 01 25 ID BUpESzXh0 遂にたどり着いた観覧車の下で、それは待っていた。 まぶしく光るオバケ(カイ曰く)が集まってきたエレビッツを 次々に吸い込んで巨大化していく。このまま放ってはおけない。 ただでさえ街中の機能が停止している今、何とかしなくては。 恐ろしげな声を上げるオバケ。カイにはそれがどこか悲しげにも聞こえる。 しかし躊躇っている暇は無い。これが最後の決戦だ! オバケ(仮)はどうやら吸い込んだエレビッツの能力を使えるようで、 ブルーのスピード、オレンジの飛行能力、グレイの攻撃能力… …レッドの気弱さは無いようだが、ともかく様々な戦法でカイを翻弄する。 当然レーザーを直接当てても効果が無いので、どうにかして隙を作らねば。 ところが待っていても一向に隙を見せてくれない。さあどうしよう。 と、周囲に何個か置かれている青銅製の花籠が目に留まった。 子供一人ではとても持ち上がりそうもない重量感ある一品だ。 しかし、カイの手にはパワーアップしたキャプチャーガンがある。 物は試しだ。花籠を掴んで、勢い良くオバケ(仮)をしばき倒す。 衝撃で吸収されたエレビッツがバラバラと飛び散った。 こうなれば、もうこちらのものだ。いくら相手が複数の力を使えるとは言え、 所詮は一度撃破してきた能力だ。…ふっ、所詮人真似では私は倒せんよ! という事でガンガンとオバケ(仮)を追い詰めていくカイだが、 最後の最後で思いもよらぬ事態が待ち構えていたのだった。 169 :Elebits:2007/02/05(月) 20 02 06 ID BUpESzXh0 カイの猛攻で後が無くなったオバケ(仮)は空中に浮かぶと、輝く光球と化した。 こうしたエネルギー体になる事で、エレビッツは機械と同化して操れるのだが… まさか観覧車を回してどうにかなるものでもあるまい、と思っていたら、 なんと柵で囲われた地面が二つに割れて、下から巨大な人型ロボットが せりあがって来た。これは遊園地のアトラクションなのだが、 強大なエネルギーを持つオバケ(仮)が同化したら… と思っている間に光球はロボットの胸部に吸い込まれてしまった。 そして…巨大ロボがずんずんとこちらに迫り始めた。 まさか、巨大ロボ戦う事になるとは。このシチュエーションにも驚きだが、 一体どうやってこんな代物を退治したものだろうか。 あれではレーザーは勿論、たかだか花籠をぶつけた程度では無力だろう。 何らかの手段を使い、オバケ(仮)とロボを切り離せば…。 考えろ。これまでの経験から、必ず答えは導き出せるはずだ。 その前にロボにやられなければ。 レーザーを直接当てても駄目。物をぶつけても駄目。 巨大ロボという強固な鎧の防御は、完璧に思えるが… …ん?確かに相手は巨大で頑丈かも知れないが、 所詮は遊園地のアトラクションでしかない。 よく見ると胸部のカバーは何本かのネジで固定されているに過ぎない。 もしかして…! ロボの右フックをかいくぐって、ネジの一本に狙いを定めトリガーを引く。 放たれたレーザーはカイの狙い通り、ネジの先端を掴む事ができた。 そこですかさず手首をぐりぐりっと捻ると、狙い通りネジの頭が飛び出してきた。 やった!キャプチャーガンの特性を見事に活用した超戦術だ! 最終決戦がネジ回しという、冗談のような絵面はともかく、 カバー周縁部の四本を引っこ抜いて、とうとう最後に残った真ん中の大きなネジを ……ぐるぐるぐるぐるぐる…… ばかんとカバーが外れると同時に、ロボが力無く膝を付き、 胸部から光球が吐き出された。遂に勝った。カイはエレビッツ達を助けたのだ。 170 :Elebits:2007/02/05(月) 20 02 38 ID BUpESzXh0 光球が弾け、無数の光の粒が舞い散る。その一つ一つが吸収されていたエレビッツ達だ。 そして…最後に残ったのは、たった一匹のエレビットだった。 これが、雷から生まれ、街全体を巻き込んだ大きな異変の原因だと言うのだろうか。 震えている、ただの小さなエレビット。 カイには理解できた。こいつは自分と同じなのだと。 生まれたばかりで仲間もおらず、たった一人で寂しくて怖くて… カイはもう、エレビッツを嫌いではなかった。 必要なくなったキャプチャーガンを置くと、カイは震えるエレビットを そっと手の平に乗せた。エレビットは何だか嬉しそうな様子を見せた。 そこへ大慌てで両親が駆けつけた。心配そうに声をかけるエドと、 一人にした事を謝りつつカイを抱きしめるアナ。 ちょっと痛かったが、それも今のカイにとっては優しく暖かいものだった。 元オバケのエレビットを見せると、二人は突如として研究者の顔に戻り、 あーだこーだと驚くやら専門用語を連発するやら、すっかり新種の エレビットに夢中になってしまった。 しかし、そんな両親を見てもカイは以前のような寂しさを全く感じなかった。 だって、もう一人ではないのだから。 気が付けば、もう夜が明けていた。 一夜の冒険ももう終わりだ。さあ家に帰ろう。家族“四人”で。 ---後日--- エドとアナによって「ゼロ・エレビット」と名付けられたエレビットは、 ゼロと呼ばれ、カイと仲良く暮らしている。 しかし、研究を申し出てもカイに断られてしまう為、 詳しい事はまだまだ不明だそうな…。 お し ま い
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【死国 格納庫】 高速艇を作り終えた直後の祐一郎、シュトロハイム、アドラーの三人も、WB組の別働隊である雷電と烈海王の襲来を受けていた。 「防御の上から切られ……ぐああああああああああああああッ!!!」 迫る雷電の白刃に対し、アドラーは防御の構えを取った。 しかし、アドラーの受けは通用せず、防御した腕ごと切断され、その直後に十数個の細切れになったアドラーは格納庫の床にばら蒔かれた。 【アドラー@エヌアイン完全世界 死亡確認】 「アドラー!?」 「よくも同志をォ!! おのれ雷デェェェェェン!!!」 祐一郎達の前に現れたのは、甲板で暴れている四人組とは別行動で潜入していた雷電と烈海王の二人だ。 「クッ、なぜここまで侵入できたんだ!?」 如何様な潜入ルートを通っても多数の監視カメラや、無数の高性能センサーによってすぐに艦の頭脳であるデューオに伝わるようになっている。 そのはずなのに、雷電達はそれらを全て素通りして誰にも悟られることなく格納庫までやってきたのは何故か? そんな祐一郎の質問に雷電は答える。 「これさ」 「ダンボール箱?!」 意外ッ! それはダンボールッ!! 「ダンボールを舐めてはいけない。 こいつのカモフラージュ率と俺の潜入技術が合わされば、全ての兵士は見張りもろくにできない無能になる。 ちなみにこのダンボールは元は精密機器が入っていた箱で、外部からの電波の干渉を受けない仕組みになっている。 となれば、高性能なセンサーも無意味というわけさ」 「そんな盲点があったとは……」 「祐一郎ーッ、そんなことはどうでもいい!! 今、必要なのは早いところアドラーを殺したこいつらをぶちのめすだけだ!! さっきから外も騒がしいしな!!」 紫外線照射装置を取り出し、唸り声と共に放とうとするシュトロハイム。 「喰らえェェェ!! 紫外線照――」 「遅えよ」 だが、紫外線が放たれるより早く、雷電の刀によってバラバラに解体されてしまった。 あと、数瞬避けるのが遅ければシュトロハイムも共に解体されていたところだ、 「なぁにいいいいいいいいいい!? た、太刀筋が前より鋭くなってやがる!! 貴様はいったい!?」 雷電の太刀捌きは以前よりも早くなり、威力もその分だけ増している。 よく見ると、雷電から血のように赤いオーラが放たれている。 目つきや太刀捌きも、まるで殺戮を楽しんでいるような雰囲気を醸し出していた。 「俺のもう一つの名前はジャック・ザ・リッパー。リベリアの白い悪魔とは俺のことだ」 その強さの正体は、リッパーモードと呼ばれる人斬りの本性を呼び覚ますことで攻撃力を高めた雷電のもう一つの素顔である。 今の雷電は分厚い装甲すらバターのように斬ることができ、その要領でアドラーを防御の上から切り裂いたのだ。 おそらくサイボーグであるシュトロハイムの装甲といえど、切り裂きジャックの刃を受け止められないだろう。 「切り裂きジャックだと!? 上等だッ!! ナチスドイツの軍人魂を見せてやるぜェェェ!!!」 しかし、それを知って怖気づくシュトロハイムではなく、強敵を前にして逃げる素振りを見せはしなかった。 一方、交戦状態に入ったシュトロハイム達の横では、祐一郎と烈海王が戦いを繰り広げていた。 先手は祐一郎。握力シュトロハイムの3倍の強烈なパンチが繰り出される。 ところが、烈海王の前にはスカスカとよけられてしまう。 「サイボーグパァァンチッ!! サイボーグパァァンチッ!!」 「威力はありそうだ……だが、技量が足りていないなッ!!」 「クッ、当たらない! まるで羽に打ち込んでいるみたいだ!」 中国武術の技量については、世界を探した所で彼に勝ちうる人間など見つかるか分からないと呼ばれるほどの烈海王。 そんな烈海王の前では、ただの威力のあるパンチなど避けることは容易い。 おまけに祐一郎さんは元々格闘技とは無縁のホワイトカラー。 技量面では雲泥の差があり、烈海王相手に技巧ではまず勝ち目のない相手であろう。 そうこうしている内に、祐一郎の顔に烈の拳がめり込んだ。 「ぐはぁッ!」 「貴様を放っておく、私は一向に構わんッッッ!!! ……わけがなかろうッ!!! 祐一郎、貴様は私が倒すッッッ!!!」 「これは強敵だな……だが、僕も息子と世界のためには引けないんでね!!」 お互いに譲れぬ正義のために、シュトロハイムと雷電、祐一郎と烈海王の死闘が始まる…… 【死国 甲板】 「砲台は全て破壊したな」 「そのようだ。これで市街地とWBへの援護はできまい」 「あとは私達が陽動に出ている分、烈さん達が内部を制圧してくれると良いんですが」 甲板の上で破壊の限りを尽くした四人。 彼らは別行動を取っている雷電達の陽動であり、暴れた分だけ拳王連合の目を甲板に向けさせ、手薄になった内部を雷電が制圧する作戦なのだ。 アルベルトに至っては拳王をおびき寄せる目的もあるのだが…… 「しかし、まさか美鈴の気功が効くとはな」 「ええ、生き物みたいに損傷を自力で治しているところを見て、もしやと思っていましたが、回路に気を流したら修復が収まりましたね」 「警備が厳重かと思えばダンボール一つで侵入できたり、色々と奇っ怪極まりない船だな……」 デューオの言っていた回路を狂わせる謎のエネルギーは美鈴の気功である。 祐一郎の技術が高度すぎて、もはや生き物と謙遜ない域にまで作られた戦艦・死国。 だが、美鈴はそれを逆手に取り、自身の気を操る程度の能力で、死国に気を流し込んで回路を狂わせたのだ。 一度、気を流し込まれたら最低ニ時間は復旧できないであろう。 「さて、お嬢様達も今頃元気に戦っ――」 「危ない! 美鈴!!」 「え゛」 ラーメンマンの警告も虚しく、紅美鈴の胴体に超高速で飛んできた野球ボールが直撃し、上半身と下半身に分断させた。 ちぎれ飛んだ上半身はそのまま海に落ち、美鈴の意識とともに沈んでいった…… 【紅美鈴@東方project 死亡確認】 「美鈴がやられた!?」 「貴様らは……!」 仲間が殺されたことを悲しむ暇もなく、ラーメンマン達が野球ボールが飛来した方向を見ると、そこには大量のデカオをバックにしたラオウ、平等院、MEIKOの三人がいた。 「MEIKOボールの味はどうだ? 餓鬼ども」 「敵は滅ぼす……」 「うぬら、この拳王たる俺の船に手を出したからにはそれなりの覚悟があるのだろうな?」 ある種作戦通りに、拳王軍を支える大戦力が三人の前に現れたのであった。 両者の間では今にも激戦が始まりそうな中、その前にアルベルトが質問を挟む。 「貴様が拳王と呼ばれる男、ラオウか」 「いかにもだ」 「ワシはかつて貴様達拳王軍と野球で勝負して滅ぼされた十傑衆チームの生き残り、衝撃のアルベルト!」 「十傑衆チームだと?」 「滅ぼされた十傑衆と首領であるビック・ファイア様のためにも、報復として貴様はワシの手で討つ!」 「面白い。うぬとは全力を持って戦ってやろうではないか!」 「ラーメンマン、ジョンス! 手出しは無用だぞ!」 拳王ラオウと衝撃のアルベルト。一つの対戦カードがまず決まり、二人は拳を構える。 「なら俺はこいつを倒す」 「亡くなったデュークのためにも、この船を沈めようとする輩は滅ぼす……!」 平等院鳳凰とジョンス。続いて二つ目の対戦カードが決まった。 「アタシはこの弁髪のクソ野郎を……ぐふお!?」 三つ目の対戦カードはMEIKOとラーメンマン……かと思いきや、MEIKOの体がガクリと揺れ、膝を着かせた。 緑間との戦闘で負った怪我がまだ治りきっておらず、そんな状態でMEIKOボールを投げたので肉体の負担がピークを迎えたのだ。 「MEIKOおばさん無理すんなよ」「ここは俺達に任せてくれ!」 「まておまえら、アタシはまだまだ戦えるわ! 邪魔するならぶっ殺すぞ」 MEIKOはデカオ軍団を押しのけてラーメンマンと戦おうとするが、ダメージを負いすぎた体では押しのけきれず、逆に取り押さえられてしまった。 そしてデカオ軍団はラーメンマンと対峙する。 「MEIKOおばさんの投球はヘルヘイムとの戦いまで取っておくべきだ」「そのためにも今回ばかりは俺達も戦うよ」 「なんだか、姿が全員そっくりで妙ちくりんな小僧達が出てきたが……よかろう。 美鈴の仇でもある拳王連合の所属である以上は、子供とて容赦はせんぞ」 「望むところだ!」「熱斗のためにも負けないぞ!」 三つ目の対戦カードが出来上がったところで、いよいよ死国の甲板にて大激戦が開始された! 【大阪 市街地南側】 死国で激闘が繰り広げらている中、市街地もまた戦いの渦中にあった。 砲撃から逃れるべく東西南北に散開した熱斗組の面子と、追撃するWB組の市街地攻撃班。 まず南側において、交戦が始まった。 「貴様は吸血鬼か!? 吸血鬼なら波紋使いとして見過ごすわけにはいかないな!!」 「こいつら見てると、よくわからない苛立ちを覚えるのは、このディオだー!」 「フフフ、貴方達となら楽しい弾幕ごっこができるかもね?」 「なぜかわかりませんが、あの喧しい奴から因縁的なものを感じます、お嬢様」 南側に逃れたダイアーとディオ、そんな彼らを追ってきたレミリアと咲夜。 波紋使いと吸血鬼、パロディとパロディ元の因縁の戦いが始まる! 【大阪 市街地西側】 西側に逃れたのはクロえもんと紫龍、そしてのび太のバスターガンダムだ。 「あの船はドラえもんを殺した奴の仲間だな?! だったら轟沈させてやるぞぉ!!」 クラウディウスに続くように急襲を仕掛けてきたWBは、あまりにも襲撃のタイミングが合いすぎていたため、のび太は先に討ったクラウディウスはWBの仲間であったと解釈し、勘違いの復讐心に囚われていた。 そして怒りのままにビームランチャーをWBに向けて撃ち放とうとするが、MSの足元からファイズ、ウィザード、オートバジンといった仮面ライダー達が射撃攻撃を加えてくる。 「こ、こいつら邪魔を……!」 攻撃はPS装甲で全て弾かれるが、それでも砲撃の妨害くらいにはなるのだ。 「ホワイトベースは撃たせないぞ!」 「……硬えな。フォンブラスターじゃラチがあかねえ。 クリムゾンスマッシュで一気に決める、苗木とオートバジンは援護しろ」 「はい! 乾さん!」 生半可な攻撃はPS装甲に守られたバスターに通用しないと見抜いた乾は、必殺技のライダーキックでバスターを粉砕しようとする。 しかし、そこへ紫龍が迫り、ファイズがライダーキックをバスターへ繰り出すより早く、小宇宙を燃焼させた必殺のアッパーカットを放とうとする。 「廬山昇龍覇!!」 「なに!?」 「乾さん!!」 技発動直前の膠着状態で動けないファイズに紫龍の一撃を避ける術はなかった。 苗木は反応の遅れによって迎撃が間に合わない。 乾巧、万事休すと誰もがこの時思った。 『!!!』 「オートバジン!?」 紫龍のアッパーが直撃する寸前でオートバジンが主人である乾を押しのけて庇った。 しかし、それによって代わりにオートバジンが技の直撃を受ける形になり、バラバラに吹っ飛んで大破炎上したのだった…… 【オートバジン@仮面ライダー555 大破炎上】 「オートバジンが!」 「俺を助けてくれたのか……すまねえ」 最後まで自分に尽くしてくれたバイクには、乾と言えど感謝の念を禁じ得なかった。 逆にオートバジンを破壊した紫龍には仮面越しに怒りの目を向けるのだった。 「チッ、機械人形に邪魔されたか。だが、次はこうはいかない。 あのガンダムに指一本触れさせないためにも、俺がお前達の相手になってやる」 「上等だ。今おまえが壊したバイクの分も、俺がおまえをやっつけてやるよ」 「乾さん、僕もお手伝いします!」 ダブルライダー(片や支給品)と聖闘士(支給品)の戦いは切って落とされた! 「よし、紫龍さんが邪魔者を引きつけてくれた。 このまま一気にあの船……って、警報が鳴ってるぞぉ!?」 仮面ライダー達が紫龍の相手をしている隙に、こっそりWBを墜とそうとするのび太。 だが、仮面ライダーに続いて第二の刺客がのび太の乗るバスターに急速接近していた。 「おまえの相手は僕だぁーーー!!」 それは出来杉の乗るデュエルガンダムだった。 バーニアを吹かして高速接近し、ビームサーベルを引き抜き、バスターを真っ二つにしようとする。 バスターはすんでのところで回避し、引き撃ちでビームランチャーをデュエルに放った。 ところが、ビームは見えない壁に阻まれるように弾かれてしまった。 「ビームが弾かれたぞぉ!?」 「ビームを弾くIフィールドだ! 物理攻撃を弾くPS装甲の弱点であるビームだってもう効かない! ビームも実弾も効かないなら、おまえの正確な射撃だって形無しさ!」 ※ミノフスキー粒子で通信機使用不可、外部スピーカー未使用のため、互いの声が聞こえません。 出来杉は苗木達が持ってきたパーツにIフィールド発生装置があったため、デュエルに組み込んだのだ。 それすなわち、デュエルは物理攻撃もビームも効かず、ほぼ絶対的な防御力を手にしたと同義である。 月が出てないのでサテライトキャノンも使用できず、状況はのび太にとって不利と言える。 それでもドラえもんを奪ったWBへの復讐心(勘違い)を抑えきれないのび太は戦いの道を選ぶ、 「こいつを倒さなきゃ、ドラえもんの仇の船を沈められない!! どこかに勝機はあるハズ、だから絶対こいつに勝つぞぉ!!」 だが激昂して周りが見えなくなっているのび太はまだ気づいていない。 ――バスターガンダムの残りのエネルギーと弾薬が半分を切っていることに。 「おい! なんで俺を狙うんだよ!」 「おまえと戦うと俺が生き残るって占いで出てたんだべ!」 隅っこの方ではクロえもんとビーストこと葉隠が、バットと剣を鍔迫り合う戦いが地味に繰り広げられていた。 【大阪 市街地北側】 新城と風魔、そしてサーベルタイガーの千早が遠くから死国とWB組の戦闘を伺っている。 「ホワイトベースは間に合ったか……任務完了だな」 『クラウディウスは残念だったな』 「まあ、最初から彼ではバスターに勝てないことは承知の上の作戦だった。 激昂したバスターのパイロット・野比のび太に無駄撃ちさせて、弾薬とエネルギーを削ぐのが目的だったしね。 これで死国とWBのパワーバランスは五分と五分になっただろう」 『つまりクラウディウスは最初から捨て駒だったのか?』 「いや、クラウディウスの死は、あくまで計算の一つとして考えていただけさ。 ロードビヤーキーの回避能力なら勝てはしなくても逃げられるとも思ったし、ああも一方的にやられる確率は低いと思っていたからね」 『死も計算のうちとは恐ろしい男だ。 だがベイダー卿やデウス隊長もその程度の被害は込みで作戦を我々に与えただろうし、戦果も十分だろう。 あとは大尉が上手くやっていればいいが……』 「市街地でWB組と戦列を共にしているところからして少なくとも正体はバレてないだろう。 それよりも、ここもそろそろ危険だ。帰還しよう」 デイパックからどこでもドアを取り出し、特務機関員達は九州ロボへ帰還しようする新城と風魔。 しかし、ドアを開けようとする寸前にヴァンガードカードが手裏剣のように飛来し、ドアに突き刺さった。 二人がカードが飛んできた方向を見ると、そこには熱斗組の一員である上条がいた。 見つかってしまい焦る新城。 (クソッ、見つかった! 最後の最後で気を抜いてしまったか?) 『遠くから我々を伺う者の気配が感じていたが、お前達は何者だ!』 「!! おまえの持っているそれは……シャロのデッキじゃないか!!」 『しまった!!』 なんとか一般人を装うなり、この場をやり過ごそうとした新城達だったが、風魔の懐からはみ出ていたシャロのデッキである「ロイヤルパラディンデッキ」を発見され、それがシャロ殺害の証拠となってしまい、会話でやり過ごすことは不可能になった。 「さっきシャロの死体を見た時、あるはずのデッキがなかった。 つまりデッキを盗んだ奴がシャロやエスパー伊東を殺した犯人ということだ。 おまえ達だな? 仲間を殺したのは!!」 「……くッ」 『新城、こうなっては仕方ない――抹殺あるのみだ』 上条とは交戦止むなし、と判断した新城は仮面ライダータイガに変身し、風魔は手裏剣を構え、千早は威嚇する。 『武器を手にとった……ということは犯人はこいつらで間違いないようだ』 「よくも仲間を! 絶対に許さねえぞ!」 『それよりも状況をよく見てみるんだな』 「僕達は千早とデストワイルダーを含めれば二人と二匹。 君は孤立無援でナビを入れても二人。数の上ではこちらが有利だ!」 「くっ……」 実際に数の上では新城達が有利であった。 上条は幻想殺しという全ての異能を打ち消す右手を持っているが、ならば物理攻撃主体で攻めればいいということ。 幻想殺し抜きでも異様な身体能力を持ってはいるが、虎を殴り殺せるほどのパワーまでは持っていないだろうし、少なくとも新城達では絶対に倒せない理不尽級の力は持っていない。 味方はシャドーマンしかおらず、上条もこれは自分に圧倒的不利な状況であると理解している。 ――何事も起こらねば。 「シャドーマン!! あれをやるぞ!!」 『あれとは……クロスフュージョンか!』 「あの姿になれば、こいつらに勝てるかもしれない。 いや、この俺ジョジョとシャドーマンで絶対に勝つ!!」 『この前まではともかく、我らは今や一心同体。承知した、いくぞお館様!』 「おう!」 クロスフュージョンの成功条件は「シンクロチップとナビと心を通わせること」。 上条とシャドーマンは、互いに信頼できる域に達しており、条件はすでにクリア済みだ。 そして上条はシンクロチップをPETにプラグインさせる。 「『クロスフュージョン!!』」 「なんだと!?」 『一体何が始まるというのだ!?』 新城と風魔が、上条の突然の行動に驚いた次の瞬間には、上条の姿は変貌していた。 その身にシャドーマンとよく似た、忍者の如きフォルムのアーマーが纏われる。 違いはマスクの部分に「幻 殺」の二文字が書かれていることくらいか。 そして、融合が完了して生まれた一人の忍は―― 「『ドーモ、マーダー=サン。イマジンスレイヤーです』 「イ、イマジンスレイヤー……?」 自身をイマジンスレイヤー(幻想殺し)と名乗り、丁寧にオジギをした。 呆気に取られる新城だったが、このオジギは戦う前に必ずやらないと大変シツレイに当たるという忍者の掟があるのだ。 『ドーモ、イマジンスレイヤー=サン。風魔小太郎です』 「君もやるのかい!?」 同じ忍者として風魔小太郎もついでにオジギした。 互いのオジギが終われば、いよいよ戦闘開始の合図である。 「『俺達を倒す。オヌシ達のそんな幻想はぶち殺すべし、マーダーに慈悲はない』」 どことない胡散臭さに反して、イマジンスレイヤーの放つオーラはかなりのものだ。 それは新城や風魔も察し、数のゴリ押しだけで勝てる相手ではないと感じさせ、身構えさせた。 イマジンスレイヤー、その実力はいかに? 【大阪 市街地東側】 熱斗、ロックマン、翔鶴の光三兄妹が逃れたのは街の東側である。 ここでもやはり、戦闘が勃発している。 それも実力者同士の衝突である。 『「お前達を熱くやっつけるぞオオオ!!」』 (決着をつけようぜ光熱斗! 俺が勝って、おまえの首をゆうかりんにプレゼントしてやるぜ!) 既にクロスフュージョン済みの修造とヒートマン、大尉とビーストマンが現れた! 「戦うしかない! クロスフュージョンでいくぞロックマン!!」 『うん!!』 クロスフュージョンした相手にはクロスフュージョンと言わんばかりに熱斗とロックマンは融合し、ロックマンのアーマーを纏った熱斗が現れた。 「『クロスフュージョン完了! さあ、どこからでもかかってこ……』」 息を巻いた熱斗だったが、次の瞬間、吐き気と頭痛と立ちくらみが熱斗を襲う。 さっきの頭に作った傷による出血が原因で肉体に悪影響が出ているのだ。 (『熱斗! やっぱりさっきの怪我がまずかったんじゃ……このままだと危険だ。クロスフュージョンを解除しよう』) (待ってくれ兄さん。 どちらにせよこいつらは俺達を逃がしちゃくれない! 戦わなくちゃ、俺達だけじゃなく翔鶴だって危ないんだ。 奴らに勝つにはクロスフュージョンの力がいる! だから融合を解除しないでくれ) (『熱斗……わかったよ』) いきなり押し黙ってしまった熱斗に、心配そうに声をかける翔鶴。 「どうしたのですか熱斗さん! 彩斗さん!」 「『いや、大丈夫だよ翔鶴さん。その辺の小石につまづいただけだ』」 「そう……なら良いんですが。 ともかく援護なら任せてください! 先程も言いましたが、大切な兄であるあなた達を死なせたくありません」 「『うん、援護は任せたよ翔鶴さん! 三人でこの場を切り抜けて、兄妹揃って生き残ろう!』」 「ハイ!」 気を取り直した熱斗がロックバスターを構え、その横で翔鶴は弓を構えた。 裏の王にして最強のネットバトラー、熱斗&ロックマン(彩斗)。 熱斗と彩斗の妹の艦娘、翔鶴。 太陽より熱き男、修造&ヒートマン。 クッソ不気味に暗躍する人狼、大尉&ビーストマン。 ネットバトラー達の、熱い大熱戦の火蓋は切って落とされた! こうして、様々な思惑のもとに二大勢力の死闘の幕が開かれた。 果たして勝利を手にするのは拳王連合とWB組のどちらか? どちらがより多くの屍を構築するか? 生き残るのは誰か? それは神のみぞ知る。 【二日目・8時30分/大阪市街地】 ※簡易状態表の左横のマーク(☆○●★)は所属している勢力を表しています ☆=拳王連合軍 ○=ホワイトベース組 ●=特務機関員 ★=その他 【東側】 ☆【光熱斗@ロックマンエグゼ】状態:頭部出血・ロックマンとクロスフュージョン中/思考:ロックマンと翔鶴と共に大尉と修造を倒す ☆【ロックマン(光彩斗)@ロックマンエグゼ】状態:HP減少(小)・熱斗とクロスフュージョン中/思考:熱斗と翔鶴と共に大尉と修造を倒す ☆【翔鶴(光翔鶴)@艦これ】状態:損傷軽微/思考:熱斗とロックマンと共に大尉と修造を倒す ○【大尉@HELLSING】 状態:健康・ビーストマンとクロスフュージョン中/思考:熱斗と決着をつける ○【ビーストマン@ロックマエグゼ3】状態:健康・大尉とクロスフュージョン中/思考:ロックマン達を倒す ○【松岡修造@現実】 状態:健康・ヒートマンとクロスフュージョン中/思考:熱斗達を熱く倒す ○【ヒートマン@ロックマンエグゼ2】 状態:健康・修造とクロスフュージョン中/思考:ロックマン達を熱く倒す 【西側】 ☆【クロえもん@ドラベース ドラえもん超野球外伝】 状態:ダメージ(小)/思考:のび太を助ける、ビースト(葉隠)をどうにかしたい ☆【野比のび太@ドラえもん】状態:激昂・バスターガンダムに登場中・弾薬消費(中)/思考:デュエルガンダムを倒す、WBを轟沈させる ☆【龍星座の紫龍@聖闘士星矢】状態:ダメージ(小)・疲労(小)/思考:のび太を助ける、ファイズ(乾巧)ウィザード(苗木)を蹴散らす ※支給品扱い ○【出来杉英才@ドラえもん】状態:デュエルガンダムに搭乗中/思考:バスターガンダムを倒す ※デュエルガンダムにはIフィールド@機動戦士ガンダムが搭載されています ○【乾巧@仮面ライダー555】状態:健康、555に変身中/思考:紫龍・バスターガンダムを倒す ※支給品扱い ○【苗木誠@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】状態:疲労(小)、ウィザードに変身中/思考:乾さんを援護する ○【葉隠康比呂@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】状態:健康、ビーストに変身中/思考:占いで生き残るとでたのでクロえもんを狙うべ! 【北側】 ☆【上条当麻@とある魔術の禁書目録】 状態:ダメージ(小)、怒り、シャドーマンとクロスフュージョン中/思考:怪しい男達(新城・風魔)を倒す ☆【シャドーマン@ロックマンエグゼ】 状態:ダメージ(小)・上条とクロスフュージョン中/思考:怪しい男達(新城・風魔)を倒す ●【新城直衛@皇国の守護者】 状態:健康、タイガに変身中/思考:上条を倒して本部に帰還する ●【風魔小太郎@戦国BASARAシリーズ】状態:健康/思考:上条を倒して本部に帰還する 【南側】 ☆【ディオ・ブランドー@ジョジョの奇妙な冒険】 状態:ダメージ(中)、焦り/思考:デューオがいない時に敵に狙われて焦るのはこのディオだー! ☆【ダイアー@ジョジョの奇妙な冒険】状態:健康/思考:吸血鬼とメイド(レミリア・咲夜)を倒す ○【レミリア・スカーレット@東方project】 状態:健康/思考:ダイアー達を倒す ○【十六夜咲夜@東方project】 状態:健康/思考:ダイアー達を倒す、お嬢様は命に変えても守る 【上空(ホワイトベース艦内)】 ○【十神白夜@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】 状態:健康/思考:愚民達(味方)を指揮して拳王連合を倒す ※アイギス、ホライゾンに仕掛けられたウィルスに気づいていません ○【腐川冬子@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】状態:健康/思考:白夜様に従い、操舵を頑張る ※支給品扱い ○【アイギス@ペルソナ3】 状態:ホワイトベースに接続・ウィルス感染中/思考:味方を援護する ○【ホライゾン・アリアダスト@境界線上のホライゾン】状態:ホワイトベースに接続・ウィルス感染中/思考:味方を援護する 【二日目・8時30分/大阪・死国】 【艦橋】 ☆【琴吹紬@けいおん!】 状態:左手骨折/思考:皆さんのためにも死国のシステム復旧を急ぐ ☆【川崎宗則@現実?】 状態:健康/思考:とりあえず悪魔将軍を応援する ☆【プニキ@くまのプ○さんのホームランダービー】状態:健康/思考: 契約外なので戦闘はパス ☆【デューオ@ロックマンエグゼ4】 状態:HP満タン/思考:死国のシステム復旧を急ぐ ※美鈴に気功を流されたことによって死国の迎撃装置と自己修復装置が一時的に麻痺しています ※テラカオス・ディーヴァがカオスロワちゃんねるに書き込んだレスをまだ見ていません ☆【悪魔将軍@キン肉マン】 状態:ダメージ(小)/思考:暴走した春香と優を始末する ☆【ハクメン@BLAZBLUE】 状態:ダメージ(小)/思考:暴走した春香と優を始末する ★【高山春香@桜Trick】状態:テラカオス化進行、暴走/思考:優ちゃん以外を皆殺しにして、優ちゃんとイチャつく ★【園田優@桜Trick】状態:テラカオス化進行、暴走/思考:春香以外を皆殺しにして、春香とイチャつく ※テラカオス化進行によって百合力を戦闘力に変えられます。現在はキン肉マンに次ぐパワーを発揮できます。 【甲板】 ☆【ラオウ@北斗の拳】 状態:健康/思考:アルベルトを倒す ☆【平等院鳳凰@新テニスの王子様】 状態:健康/思考:ジョンスを滅ぼす ☆【MEIKO@VOCALOID】 状態:ダメージ(大)、戦闘続行不可/思考:戦いたいが……クソッ ☆【大山デカオ@ロックマンエグゼ】 状態:大量/思考:ラーメンマンを倒す ○【衝撃のアルベルト@ジャイアントロボ】状態:健康/思考: ラオウを討つ ○【ジョンス・リー@エアマスター】状態:健康/思考:平等院を倒す ○【ラーメンマン@キン肉マン】状態:健康/思考:デカオを倒す 【格納庫】 ☆【光祐一郎@ロックマンエグゼ】 状態:ダメージ(小)/思考:烈海王を倒す、熱斗達が心配 ☆【ルドル・フォン・シュトロハイム@ジョジョの奇妙な冒険】 状態:紫外線照射装置破損/思考:同志を殺した雷電をこの手で殺す ○【烈海王@範馬刃牙】状態:健康/思考:祐一郎を倒す ○【雷電@METAL GEAR RISING】状態:リッパーモード解禁/思考:シュトロハイムを殺し、祐一郎も殺す ※リッパーモードを解禁したことにより攻撃力が大幅に上がっています 【大阪 近海】 WBの砲撃を喰らったシグナムは、生きていた。 流石は今まで幾多ものカオスロワを生き抜いてきただけであり、首輪さえなければメガ粒子砲の直撃も大したダメージにならず、軽い火傷と一時的な脳震盪による気絶だけで済んでいる。 しかし、爆発の衝撃で死国の外に這い出されてしまい、今は全裸で海面にぷかぷかと浮いている。 さらにレヴァンティン含む支給品も全て喪失。 PETも爆発のショックと海水による内部浸水で破壊されている。 無論、PET内部にいたネットナビであるカーネルが無事でいるわけもなく、今までミステリーデータで貯めた財産ごと消滅したのだった。 【カーネル@ロックマンエグゼ 消滅確認】 生き残ったシグナム自身もこのままでは、サメの餌になるか、ズガン師ルーファウスと同じく溺れて死ぬ運命が待っている。 強き者も死ぬときは死ぬ、それがカオスロワ故に。 しかし、ここで天の助けか悪魔の導きか、ユラユラと海面を漂うシグナムの前にワープゾーンが突如として現れた。 ワープゾーンはかつて美樹さやか達を大阪へと転送したものと同じものである。 行き着く先はどこか不明だが、ここに入らなければどのみち死が待っている。 そして、気絶したシグナムの裸体は吸い込まれるようにワープゾーンに入っていき、ワープゾーンもすぐ後に消滅するのだった。 シグナム――人知れずに戦線離脱。 【二日目・8時30分/不明】 ☆【シグナム@リリカルなのはシリーズ】 状態:気絶、ダメージ(小)、全裸、支給品喪失/思考:気絶中 ※出現したワープゾーン(4955話参照)に吸い込まれて、どこかへと飛ばされました
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登録日:2022/04/19 Tue 22 30 59 更新日:2024/06/24 Mon 18 49 59NEW! 所要時間:約 14 分で読めます ▽タグ一覧 エア相撲 スクネ スクネマン バキシリーズ バキ道 二代目 二代目野見宿禰 刃牙シリーズ 力士 古代相撲 四股 宿禰の杜 相撲 第二代野見宿禰 野見宿禰 骨掴み 宿禰とは何者なのか…!? 第二代野見宿禰(だいにだいのみのすくね)とは、バキシリーズ第五部『バキ道』から登場するキャラクター。「二代目野見宿禰」と呼称される場合もある。 ●目次 概要 人物 実力 劇中での戦いVSビスケット・オリバ VS路上の大関 VS範馬刃牙 VS零鵬 VS範馬勇次郎 VS零鵬(2回目) VSジャック・ハンマー 余談 概要 相撲をテーマにしている『バキ道』におけるメインキャラクターとして位置づけられる。 ただし、その存在自体は第四部『刃牙道』の最終話にて新シリーズへの予告的に示唆されていた。 角力の始祖とも呼ぶべき存在の野見宿禰の二代目を名乗り、古代相撲を受け継いでいる青年。 歴代宿禰が挑戦を続けた石炭の完全なダイヤモンド化に成功し、二代目の野見宿禰として認定された。 刃牙の世界では野見宿禰は世襲制で270代以上が続いているが、「宿禰」の名前を許されたのは初代含めて2名しかいない。 実際は「宿禰」は当時の朝廷に仕える者への官職名なので「宿禰」の称号を持つ役人はたくさんいたし、個人名として重要なのは「野見」の方である。 出雲にある宿禰の杜と呼ばれる山奥で暮らしていたが、相撲界で揉めた末に業界の改革を試みた貴乃花金竜山によって表社会へと連れ出される。 ただし、宿禰は金竜山の導きではなく「宿禰とは何者なのか」を知るために自分の意志で故郷から出たと自認している。 山奥から現代社会へと出てきた宿禰は、徳川光成の世話を受けながら地下闘士や現代相撲の力士と関わっていくことになる。 人物 体格は210cm・250kg強という巨漢で、力士故に脂肪と筋肉で身体は異様に盛り上がっている。 基本的には敬語で話して戦う相手にも低姿勢で忠告を行うなど、ぱっと見の雰囲気は礼儀正しく大人しい人間性に思える。 しかし、言動の節々には己への自信とそれ故に他者を見下す価値観も滲み出ており、悪意のあるような様子で他者を煽る行動を取ることも少なくない。 一方で対戦相手を全く見下しているという訳でもなく、それなりにリスペクトや優しさを見せることもあるのだが、何というか上述の性格もあってそういう部分は真に受けにくい印象を受ける。 他者に煽られても怒ることはない…が、刃牙に憐みのような言動をされた際にはそれまでの態度を一変して激昂して口調も変化していた。 ここから察するに煽られることは良いらしいが、憐みや情けと言う行動をされた場合は「力士への大罪」と捉えて許すことが出来ないと考えられる。 相手の骨を利用する戦闘スタイルもあってか、他者を身体的に破壊することに対しても一切躊躇がない。 ビスケット・オリバや大関への対応を見るに殺害に至りかねない行為は流石に避けているが、刃牙に対しては明確な殺意とも解釈できる感情を見せていた。 あえてフォローするならば、身体の破壊を試みた相手に関しては宿禰側も何らかの大きな痛手を負わされている(*1)ため、破壊行為は基本的に報復で行っていて楽しんでいる訳ではない…はず(*2)。 礼儀正しそうに見えて傲慢さを秘めているという性格は、ある意味「良くも悪くも色々な意味でスケールの小さくなった刃牙のような人間性」とも分析できる。 範馬勇次郎のことは認識していたが、山奥の生活が影響してなのか世間と比べると理解がやや遅れている一面も。 他者を葬ることを闇に沈めと表現するなど、言動にも厨二病独特なセンスがあるのも世間離れしていた影響なのだろうか…。 世間離れをした生活を送っていながらも女性に対する関心は強いらしく、作中では若い女性と恋愛関係を結んでいる。 周囲に見せつけるかのように手に彼女を持ち上げながらデートし、それを恥ずかしがる彼女の反応も楽しんでいる雰囲気だった。 自身を連れ出した金竜山に対しては恩を感じているようで、彼の相撲に対しても「綺麗な相撲」と高く評価している。 一方で、初代野見宿禰の墓が廃れていることを理由に、大相撲に対しては鉄槌を下そうと考えていた。(*3) 宿禰の名前を受け継いでいるのだが「我ひたぶるに力比べせん」という言葉を使うなど、宿禰に敗れた当麻蹴速をリスペクトしている節がある。 刃牙の蹴りを受けた際にも蹴速を思い出していたので、リスペクトすべき対象であると同時に強敵のイメージでもあるのかもしれない。 実力 力士を自負していることから相撲で戦うが、ルール無用の古代相撲がベースなので殴打や蹴り技も積極的に使う。 シリーズ最強クラスの握力を持ち、石炭を握力でダイヤモンドに変えるという『範馬刃牙』時点の勇次郎でも難しいパワーを見せている。 その握力を用いて敵対者の骨格を「廻し」に見立てて骨を直接掴んで投げる特技があり、これによって多くの戦士の骨を粉砕した。 握力の破壊力は重量に換算すると100トンにも及ぶとも評されている。 一方で渋川剛気の合気に関しては初見では突破できておらず、後に合気を怪力で突破した巨鯨との力関係は不明慮な部分もある。 巨体な身体に反して身動きも軽く、最早実質的に飛行していると言わんばかりの驚異的なジャンプ力を見せていた。 特に201kgの体重があるジャック・ハンマーに頸動脈を噛み付かれた状態かつ腕も殆ど機能していない中、足だけで大ジャンプするという力業も見せた。 「打たれると分かっている力士は倒れない」と本人が評するように、攻撃に対する耐久力に関しても非常に高い。 顔面への攻撃の直撃や鼓膜の破壊などのダメージを受けても、宿禰のポーカーフェイス寄りな性格も相まって全く通じている様子を見せない。 オリバやジャックのパンチも勢いを付けた額によって防ぐという芸当も見せており、オリバの拳を逆に粉砕するという硬さを発揮した。 また、「エア相撲」とでも呼べる刃牙のリアルシャドーの相撲版的な練習を行う習慣がある。 横綱・零鵬の存在を具体的に想像できるレベルのイメージ能力を持ち、「四股が足りない」とまで分析していた。 現実の人物だけではなく、一般的に考えられない巨大な力士を想像で作り出すことも可能。 エア相撲以外の日々のトレーニングは、四股という相撲においては基本中の基本の稽古…なのだが、これがまたとんでもない規格外。 四股は驚異的な開脚の長時間の維持と地響きを起こす威力を見せており、宿禰曰く「邪気を払って清めた大地で安心して生物が成長できる(要約)」という効果で徳川邸の池の鯉が異様に大きく成長するという事態を起こした。 また、摺り足に代わるトレーニングとして宿禰は腰を深く落とした状態で動かないという、站樁に近いような稽古も行っている。 劇中での戦い VSビスケット・オリバ 徳川邸でサンドバッグを破裂させている最中、宿禰の噂を聞いて刑務所から飛び出して来日したオリバが出現。 廻しを付けて力士の姿で臨戦態勢のオリバを見て、その筋肉質な身体を予想外にも酷評してオリバを煽る宿禰。 なんとも救いがたく――痩躯な力士もいたものだ 互いに挑発する中で相撲対決が始まるが、オリバのフルパワー突進や廻しを掴んだ持ち上げも封じ、逆に振り回すなどパワー面で優勢を見せる。 ちなみに、オリバのパワーを封じた理由は「逆三角形の肉体は三角形が重要な角力の相撲で通用しない」との理論らしい。 自身のアイデンティティを否定されたばかりか劣勢なオリバは、指摘を認めながらもフリーファイトを持ち出して屁理屈反論を展開。 その話を聞いてフリーファイトを承諾して仕切り直そうとした宿禰だったが、語っている最中に顔面に強襲的なパンチ。 どや顔で煽るオリバだったが、ダメージもなければ不意打ちに怒ることもなく、逆に謝罪を始める宿禰に対して不機嫌になるオリバ。 オリバの不機嫌にも動じない宿禰はぶちかましで突っ込み、金剛力士像の構えでパンチを放ったオリバの拳を額で粉砕。 宿禰は世界一の厚い筋肉を超えてオリバの肋骨を掴み、絶体絶命に持ち込んだことから決着を提案する。 それを拒否するオリバは最筋力姿勢でパワーを入れようとするが、異様な音と共に肋骨が人体が梯子から落ちた時のような勢いで完全粉砕して自爆。 骨を一気に失ったオリバの肉体を床に叩き付けた宿禰は、オリバの手当ての指示と同時に板の間でなかったら死んでいたと忠告。 オリバは宿禰に対して怒号を投げかけようとするが言葉を発する力も残っておらず、哀れにも肉体を僅かに震わせるだけだった。 VS路上の大関 夜の街の路上で名称不明の大関と対面し、多くの観衆が集まる中で大関が試合を承諾したことで戦闘開始。 コンクリートの地面でオリバを大きく上回るパワーのブチかましを大関に仕掛けられるが、それを耐え切ったことで精神的優位に立つ。 ブチかましを耐えた後に大関の肩甲骨を掴み、片手で持ち上げた後に肉体を投げ飛ばした。 地面がコンクリートのために絶命の危機に陥る大関だったが、宿禰は寸前で頭を支えてそれは回避させるのだった。 圧倒された末に命を救われる恩情を掛けられ、プライドを傷つけられ憤る大関の平手打ちを受ける宿禰だったが、「打たれるとワカってしまえば力士は倒れない」と諭す。 動揺して呆然としている大関を置いて立ち去ろうとする宿禰の目の前にお台場での一件から自身のファンを名乗る女性が現れると、夜の街に彼女を連れて行って姿を消した。 大関との騒動は後日、大日本相撲協会及び嵐川理事長に衝撃を与え、地下闘士と力士のチーム戦に発展することになる。 VS範馬刃牙 徳川によって地下闘技場に連れてこられた宿禰は、地下王者である刃牙と激突する。 宿禰は刃牙を「露払い」と煽りながらも、銃弾と表現してその強さを高く評価する様子を見せた。 胸を貸すポーズで煽る刃牙にブチかましで突進を試みる宿禰だったが、左ハイキックを顔面に受けたことで刃牙を「蹴速」と連想。 その強さに刃牙を兄弟子と認定して改めて謙虚な姿勢を見せて再度ブチかましを行い、今度は右ハイキックを受けながらも耐え切ってトランクスを掴んだことで柵まで押し切る。 しかし、実際にはハイキックが効いていたことで軽い脳震盪の症状を引き起こしており、その様子を刃牙に煽られてしまう。 挑発された宿禰は謙虚な態度を一転させて激怒し、「力士を哀れむ大罪」を闇で償わせよう(殺意?)として全力で投げ飛ばす。 その投げも刃牙に軽く対応されると、必殺技であるトリケラトプス拳を見せられるが、激突の末に背後に投げ飛ばされるも何とか対応した。 そこで徳川の介入で試合は終了となり、試合を観戦していた地下闘士メンバーを見た宿禰は全員を力士と認識した。 VS零鵬 地下戦士VS大日本相撲協会力士代表の試合では、大将戦として現代相撲の最高傑作・零鵬との対戦が決定する。試合前には金竜山への感謝の意を示した。 試合前に観客に向けて四股のパフォーマンスを披露し始めた零鵬を見ると、宿禰はそれを鼻で笑うかのような様子で足を180度以上に開いた四股を見せる。 その四股の迫力は力士チームの面子も眺めており、ベテランの猛剣ですらもその迫力には困惑する勢いだった。 試合前の会話ではエア相撲を理由に零鵬の四股の不足を指摘するが、笑われた末に「エアの四股」をやると煽り返されての試合開始となった。 金竜山から3分以上粘った末の長期戦という作戦プランを提示されるが、1分以内に終わらせるとして却下した。 両者立ち合いの構えで相撲勝負になるが、最初の激突では不意を突く零鵬の張り手が宿禰の頬にぶちかまされる。 そして、張り手の威力で一瞬動揺した隙に肘でカチ上げられてしまい、まわしを取られたことで不利な体勢になる。 最初の張り手で鼓膜を破壊されるという痛手を負った宿禰だったが、鼻を摘まんで耳から出血することで零鵬の目元付近に血を浴びせ、報復を宣告。 オリバを破壊した肋骨掴みによる「アバラ投げ」で返し、零鵬を地面に叩き付けて沈黙させることに成功した。 それでも意地で何とか立ち上がった零鵬の様子を見て、宿禰は試合前の決意に反して1分で終わらなかったことを理由に煽り半分な雰囲気で褒める。 そして、立ち上がった直後の零鵬に対して肩甲骨の下に手を入れて掴み、再度頭を地面に叩き付けることで完全に沈黙させて勝利した。 VS範馬勇次郎 横綱を撃破した後に勇次郎への興味を口にし、徳川から不意討ちもOKな相手だと聞いた宿禰はやる気を見せる。 徳川の手引きで地下闘技場にて異常性癖がカミングアウトされた勇次郎を待っていたが、いざ姿を見せた相手は異様に激怒しており、その姿にハブを思い出していた。 勇次郎に名前を名乗って拍手を持ち掛けるが、呼び出されたことに不機嫌な勇次郎に顔を掴まれて投げ飛ばされる。 立ち去ろうとする勇次郎に物言いの如く呼び止めて蹲踞の構えを取り、ぶちかましに見せかけた奇襲のキックを浴びせる。 柵まで勇次郎を蹴り飛ばすことに成功したが、消力を連想させるかのように攻撃を受け止めたことで全く効いていなかった。 唖然とする宿禰は勇次郎に反撃への備えを忠告されると、顔面に右ストレートを浴びてKO。 しかし、吹き飛ばされながらも立った姿勢を保つことに成功しながら気絶しており、それを見た勇次郎から再戦を認める言葉が出るのだった。 回復後に柵にもたれかかって呆然とした様子となり、「あんな生物がいたのか」と振り返るのだった。 VS零鵬(2回目) 勇次郎に完敗したことで、自身の上の存在を噛みしめながら大雨の中で帰路に付いていた宿禰。 そんな自身の元に変装した姿の零鵬が登場し、再戦の意図を読み取った宿禰は橋の下でリベンジマッチを受ける。 肋骨に大ダメージを受けている零鵬を見た宿禰はそれを指摘するも、怪我の内に入らないと強気な様子を見せる零鵬に対して止めた方が良いと言わんばかりにフォローする。 零鵬から四股に関する煽りをネタにした自虐入りの発言を返されると、宿禰はそれを根に持っていると解釈して嘲笑うかのような表情を見せた。 煽った瞬間に顔面にパンチを連続で浴びせられ、足に蹴り技を受けたことで姿勢を崩す。 更に追撃の左横蹴りを仕掛けられるも転がって回避し、零鵬が怪我をしながらもまだ動けることを評価しながらも、突進してくる零鵬の負傷した胸に強烈なキックをぶち込む。 零鵬の負傷していた肋骨の更なる破壊と胸骨の粉砕に成功し、酷く吐血しながら倒れる零鵬を背に「よく殴られる日だ……」と一日を振り返るのだった。 VSジャック・ハンマー お持ち帰りに成功した女性とデートを楽しんでいた最中、現れた加納典明から話を聞いてジャックと試合を組むことに。 その後、ジャックは徳川邸にて食事の最中に宿禰の四股の振動を聞き、試合前に両者は対面する。 ジャックの姿を見て零鵬以上と評価しながらも、奇襲をしない理由が人目が欲しいという理由だと聞いた途端にガッカリだと言い放って精神面を煽りまくる。 煽る最中に放たれたパンチに頭突きで防御した後に張り手を浴びせてダメージを与えるが、その瞬間に噛道によって左手の小指を奪われた上に食われたことで生涯の欠損が確定する。 力士の命綱の小指を試合前に奪ったジャックに激怒して試合中止を考える徳川だったが、ジャックの自論に応じて宿禰は試合開催を承諾。 試合当日の試合前、ジャックに噛み付けないと煽るが内心ではその技術力に高く感心し、強者との試合に喜びを見せる。 試合開始直後から突進を見せる宿禰だったが、左肩付近に噛み付かれて周辺の肉片を奪われてしまい、続けて放った右前蹴り上げも噛み付きのカウンターによって踵を損傷する。 肉片を奪われたことに怒りの様子を隠せない宿禰は、かつて自身が撃破したオリバの金剛力士像の構えを使って反撃を開始。 低空姿勢での突進を見せたかと思いきや、不意を突く右パンチと張り手でジャックに連続のダメージを与える。 続けて組みに向かった宿禰はジャックの骨を掴むが、対するジャックも肩口に噛み付いたことで両者一撃必殺の体制に突入。 先に宿禰が必殺技である肋骨を掴んでのアバラ投げを放とうとするが、事前に僧帽筋を嚙まれて破壊されていたことで対策をされて封じられてしまう。 必殺技に失敗しながらも何とかジャックを突き放すことには成功するが、直後に高速の動きでキックやジャブを連続で受けてしまった宿禰は完全に追い込まれていた。 それでも何とか立ち上がった宿禰はジャックと打撃の攻防戦を繰り広げ、その最中に出雲でのエア相撲を思い出して自身の準備不足を反省していた。 打撃の最中に挟まれる高速の噛み付きに押されている宿禰だったが、この期に及んで上から目線でジャックを認めながら噛み付き覚悟で組み付いた。 そして案の定頸動脈を噛み付かれる致命傷を負うが、噛み付かれながらも大ジャンプして空中からジャックを投げ飛ばして地面に叩き付ける。 ジャックが倒れたことで徳川から勝利判定を受けようとした瞬間、実際にはジャックに大きなダメージは入っておらず、逆に宿禰の出血についに限界がきて倒れてしまう。 こうして試合は宿禰の敗北が確定。担架で運ばれていく宿禰を見送ったジャックからは「最初に投げ技を受けていたら決着だった」と内心でリスペクトを受けていた。 しかし、実際のジャックは観客に派手なパフォーマンスを行う程度には体力が溢れており、内心の声とは言ってもリップサービスが含まれていた可能性は高い。 余談 零鵬戦の時期に急に肌が浅黒く描かれるようになるというデザインの変化が起きている。突如のデザイン変化に困惑する声は多かったが、これは零鵬とは力士同士の対戦になることからぱっと見の作画では区別が付きにくいために変えたとする説が出ている。ただし、零鵬戦後も肌が浅黒いデザインは引き続き採用されている。 第五部のキーパーソンのはずなのだが、前シリーズのキーパーソンだった宮本武蔵と比べると総合的な戦闘力では劣っていると見られる描写も多い。第五部は全体的に設定の派手さや表現が抑えられているデフレ気味な雰囲気もあるので、その影響を受けている部分も否定はできないが。刃牙との交戦も早かったことから、そもそも武蔵のような所謂「シリーズボス」というポジションで描かれていない節もある。 バキ道第18話「結髪」において、結髪をするだけで13ページを費やした(全20ページ)ことはネタにされている。 ジャック戦では金剛力士の構えを使いながら敗北したため、シリーズにおける「金剛は負けフラグ」という説を補強する結果になった。 Wiki篭り関 改めて「追記・修正」を… △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] こいつ登場当初はバチバチの泡影の影響を感じさせるスピリチュアルな求道者的キャラだと思ってたんだが、むしろ相撲編全体に漂う痛み分けというか、勝ち負けとはなんなのか?という問いの為に作られてる感もする。 -- 名無しさん (2022-04-19 22 38 56) 良くも悪くも青さが抜けきれてない印象を覚える。 -- 名無しさん (2022-04-20 00 28 15) かませ犬にされたオリバは泣いていい -- 名無しさん (2022-04-20 01 04 16) まさか一応の主人公に対して一応の章ボスなのにたった一度の無効試合で終わるとは思ってなかったわ -- 名無しさん (2022-04-20 02 20 15) アライjrの二の舞になりそう -- 名無しさん (2022-04-20 08 38 59) さては飽きたなコレ… -- 名無しさん (2022-04-20 12 34 32) ゆうえんちに出てきた龍金剛の方が強そう -- 名無しさん (2022-04-20 13 36 53) 初代の話に出てくる頃の相撲の原型は今の相撲とは全然違うというベタなネタを避けて(知らなかっただけかもだが)普通のスモトリにした結果、個性も引っ張り所も行き詰まった感じ。他にもスモトリ出して今さら相撲アゲされてもなーって感じだったし。 -- 名無しさん (2022-04-20 14 50 13) 噛ませ(ジャック)の噛ませ(宿禰)の噛ませにされたオリバが報われん -- 名無しさん (2022-04-21 00 50 30) 握力凄いもすでに花山という -- 名無しさん (2022-04-21 05 29 22) ↑途中になった。花山という人気キャラが既にいるし、アピールも手でダイヤが作れると言われてもふーんとしか。 -- 名無しさん (2022-04-21 05 31 11) 板垣先生に是非を問うな -- 名無しさん (2022-04-21 17 59 13) そもそも掴んで握りつぶせば終わるのに、なんでわざわざ投げようとするのか?「現代相撲とは違う、なんでもアリの古代相撲」と言ってるのに舐めプに走ってる謎 -- 名無しさん (2022-04-21 18 22 28) ↑それやると尚更花山薫になるし… -- 名無しさん (2022-04-21 20 38 40) 勇次郎の両刀の話が出てからの対戦だった為、これ勇次郎にわからされるんじゃだの宿禰はメスガキだった?とか言われてて草生えた -- 名無しさん (2022-04-21 20 40 51) ↑3殺傷力過剰すぎるからねそれやると。武蔵が舐めプしてたのと同じ理由、つまり作劇の都合 -- 名無しさん (2022-04-22 04 14 04) まぁひたすら強いこいつに既存ファイターが挑んでは返り討ち→刃牙戦で〆っていうピクル編以降味しめたワンパターンから脱却したのは良かったと思うよ。こいつが武蔵ポジじゃなかったからこそ久しぶりに渋川先生や独歩ちゃんの白星見れたんだし -- 名無しさん (2022-04-23 14 01 47) やはり「力士の命」である小指を失ってしまったのはネック過ぎる… -- 名無しさん (2022-04-23 14 50 33) ジャックに焦点が当たった現在、再登場したら酷い目に遭う確率が特大。アライjrが独歩や渋川にお礼参りされたように・・・ -- 名無しさん (2022-04-23 21 45 33) アライもジャックに負けてからがケチのつき始めだったな…… -- 名無しさん (2022-04-26 04 23 22) ……今週でケハヤの子孫が出て来たんだが(しかも勇次郎の噛ませになりそう)。マジにスクネの扱いどうなるんだろうね。飽きっぽい作者の寵愛も無くなった今、再登場あったら間違いなく酷い目にあうぞこれ -- 名無しさん (2022-04-28 22 25 22) 再登場してもマシな未来がない今、猿空間に消えたほうがいいと考えられる -- 名無しさん (2022-05-04 04 07 47) 初代野見宿禰の話になるのだが、今の相撲を行った最初の人物であり、刃牙ワールドでは現代にまで続く相撲界最強の漢なのだが…地味に、「墓(古墳)に土で出来た人形を守衛として置こう」と提案した人でもあるんだとか。つまり、古墳に埴輪を入れるという文化を作った人らしい。 -- 名無しさん (2022-05-13 16 45 50) ↑4 個人的な感想だが、当代蹴速が本格的に動き出す前に初代宿禰を蔑ろにしていた現代相撲界への粛正と箔付けをやりたかった感が強くなったな…結果的に箔付けの方は失敗していると言わざるをえないが。 -- 名無しさん (2022-05-24 16 59 02) ケハヤの子孫が勇次郎の噛ませになってて草。いやもう本当スクネもケハヤもこっからどうすんだよっていう -- 名無しさん (2022-05-24 18 20 35) 今まで出てきた敵よりずっと礼儀正しくてまともだと思うが、なんで魅力ないとか不快とか言われんのかね -- 名無しさん (2022-07-19 22 37 22) ↑ああいう慇懃無礼なキャラとかアライjr筆頭に結構いたけど……?魅力が無いのは、握力百トン(これも微妙)と相撲取り以外の要素が全くでなかったからだし -- 名無しさん (2022-07-19 22 47 46) ↑8 日本書紀の埴輪起源の伝説ね。ウィキペの「土師氏」「埴輪」「野見宿禰」も参照。考古学では3-4世紀までの焼き物が起源。 -- 名無しさん (2022-08-08 12 13 57) 垂仁を実在天皇と仮定すれば3-4世紀じゃね?ということなんだけど、そうすると人型埴輪発祥の5世紀に間に合わない。支配域の規模からしても、権力者の副葬品としての利用は大陸の影響だろう。 -- 名無しさん (2022-08-08 12 16 42) 蹴速のwikiは無いけど誰か作らんの? -- 名無しさん (2023-03-07 19 08 54) 次回作は宿禰の娘出てこないかな バキ「だってコイツ、宿禰の娘だもん」 -- 名無しさん (2023-04-07 17 44 51) 鳴り物入りで出てきたら最終的にジャックとバキの噛ませにされるっていうアライjrと全く同じ末路に… -- 名無しさん (2023-04-29 21 10 03) 負けちゃった… -- 名無しさん (2023-04-29 21 36 51) 勇次郎から評価されてライバルポジになったと思ったらジャックに噛まれ(直訳)かつて倒した強敵にもリベンジで負かされ主人公に惨敗…と完全にアライJrじゃん春成の2秒より健闘したとか無理に評価した方が良いのか? -- 名無しさん (2023-04-29 22 07 59) 春成より頑張れた理由がバキとのファーストコンタクトまでめちゃくちゃ時間かかってたせい(動きが信じられんくらい遅かったせい)だから下手すると春成より評価できねぇ…… -- 名無しさん (2023-04-30 13 24 26) まあ大相撲に鉄槌は下せたし(震え声 -- 名無しさん (2023-05-03 13 46 11) 正面からの殴り合いでオリバに勝った刃牙が「宿禰と真っ向勝負などできるはずもない(技術使えば秒殺可能)」って言ってるあたりパワーキャラとしては本当にトップクラスなんだろう -- 名無しさん (2023-05-13 23 11 35) 一般人よりノロノロで草 -- 名無しさん (2023-05-13 23 28 07) 多分見切り発車で出したんだろうな。 -- 名無しさん (2023-06-10 20 14 33) 宿禰は礼儀正しいって言っても相手より自分が上っていう前提の礼儀正しさみたいのがあるからな、だからすぐキレて粗暴になったりするしその落差で下手なチンピラより悪印象あるんだと思う -- 名無しさん (2023-10-15 19 49 30) 報告にあった違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-12-06 18 38 40) 報告にあった荒らしコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-12-24 05 42 22) 初代を生き写した無骨な益荒男がよかったって声も聞く………まあ武蔵みたいに途中で乱心してたかもしれんけど -- 名無しさん (2024-03-20 09 00 12) ↑4 元々バキシリーズって慇懃無礼なキャラがかなり多い漫画ではある -- 名無しさん (2024-05-06 20 38 58) 彼とけっくんは何で出てきたのか不明なキャラだった。 -- 名無しさん (2024-05-06 20 42 07) 唐突な加納典明登場wどんなコラボだよ -- 名無しさん (2024-06-24 18 13 44) 武蔵より盛られるかと思ったけどそんなことなかった。けっくん含めて -- 名無しさん (2024-06-24 18 20 28) ↑武蔵はピクルの後であってもネームバリューで良くも悪くも押し通せたんだろうけど、古代相撲は初代描いた時点で熱尽きたんだろうな………って感じ -- 名無しさん (2024-06-24 18 49 59) 名前 コメント
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各ジョブ、武器の詳細などは、↓のメニューからご確認下さい。 城塞騎士魔獣戦士群竜士スカイランナー魔法剣士狩猟者星霊術士デモニスタ魔曲使い自由農夫魔想紋章士妖精騎士天誓騎士武芸者神楽巫女忍者錬金術士ソーンイーター懲罰騎士----------------大剣ハンマー斧剣盾トンファー太刀弓槍エアシューズアイスレイピアナイフ杖大鎌竪琴鞭爪扇棍ナイトランス魔鍵フレイムソード魔道書バトルガントレット紫煙銃ムーンブレイド----------------ハルバードアックスソードソードハープ暗殺シューズシールドスピア仕込み杖ロックギター野太刀ガンナイフ----------------ジョブアビリティ一覧表ジョブアビリティ一覧表2武器アビリティ1武器アビリティ2武器アビリティ3複合武器アビリティ1非戦闘アビリティJavaScript版簡易DB 武器アビリティ一覧表 各武器が使用可能なアビリティのデータです。 各アビリティの使用事例などは、お手数ですが「依頼関連情報」の「装備アイテム」のページを参照ください。 大剣 ハンマー 斧 剣 盾 トンファー 太刀 弓 槍 エアシューズ アイスレイピア ナイフ 杖 大鎌 竪琴 鞭 爪 扇 棍 ナイトランス 魔鍵 フレイムソード 魔道書 バトルガントレット 紫煙銃 ムーンブレイド ハルバード アックスソード ソードハープ 暗殺シューズ シールドスピア 仕込み杖 ロックギター 野太刀 大剣 ▲ 修正値:6/3/1 名称 Lv 出目 アクション 効果 近 ワイルドスイング 10 2 クリーンヒット 吹き飛ばし 3 大振り プラスワン 4 不意打ち Lv10:S+9ダメージLv19:S+27ダメージLv37:S+57ダメージ 5 薙ぎ払い Lv10:P+13ダメージLv13:P+26ダメージLv23:P+43ダメージLv44:P+74ダメージ 6 ダブルスイング Lv10:P+21ダメージLv15:P+29ダメージLv30:P+59ダメージ KO 戦闘不能 近 大岩斬 11 2 一刀両断 フィニッシュ 3 切り崩す ブレイク 4 斬り上げる Lv11:T+5ダメージLv20:T+19ダメージLv38:T+43ダメージ 5 斬り下ろす Lv11:T+10ダメージLv14:T+20ダメージLv27:T+45ダメージLv42:T+59ダメージ 6 全力の振り下ろし Lv11:PP+24ダメージLv16:PP+31ダメージLv31:PP+45ダメージ KO 戦闘不能 自 パワーブースト 18 2 毒素を排出する キュア 3 必殺の構え 【剣】 4 力溜め 【チャージ】 5 オーラの炎 Lv18:S+30回復Lv26:S+66回復Lv41:S+130回復 6 ハイパーブースト Lv18:P+133回復Lv22:P+170回復Lv34:P+243回復Lv45:P+279回復 回復 Lv18:GUTS70消費Lv22:GUTS90消費Lv26:GUTS100消費Lv34:GUTS140消費Lv41:GUTS170消費Lv45:GUTS180消費 近 サーフブレイド 25 2 ファイナルライド フィニッシュ 3 ブレイクライド ブレイク 4 ストレートサーフ Lv25:P+8ダメージLv33:P+26ダメージ 5 ターニングエッジ Lv25:P+22ダメージLv40:P+46ダメージ 6 スパイラルフォール Lv25:TT+58ダメージLv28:TT+68ダメージ KO 戦闘不能 遠 ブレイドタイフーン 29 2 力を溜める 自分ハイパー 3 暴風圏拡大 プラスワン 4 風縛陣 【防御封じ】 5 タイフーン Lv29:T+38ダメージLv32:T+46ダメージLv39:T+58ダメージ 6 ダブルタイフーン Lv29:P+48ダメージLv35:P+57ダメージ KO 戦闘不能 近 レイドバスター 36 2 レイドアップ プラスワン 3 フレイムピラー 【業炎】 4 アッパースイング Lv36:T+18ダメージLv43:T+49ダメージ 5 ファイアースラッシュ P+36ダメージ 6 グランドディバイダー P+78ダメージ KO 戦闘不能 ハンマー ▲ 修正値:6/2/2 名称 Lv 出目 アクション 効果 近 パワースマッシュ 10 2 空振り ミス 3 足元を砕く ブレイク 4 ハンマー突き Lv10:S+7ダメージLv19:S+21ダメージLv37:S+55ダメージ 5 叩き付け Lv10:P+13ダメージLv14:P+31ダメージLv23:P+49ダメージLv45:P+87ダメージ 6 上下二段 Lv10:PS+25ダメージLv16:PS+34ダメージLv30:PS+72ダメージ KO 戦闘不能 近 ジェノサイドハンマー 11 2 間合いを計る ミス 3 力を溜める ミス 4 頭上で振り回す ミス 5 必殺の一撃! Lv11:PS+22ダメージLv15:PS+32ダメージLv26:PS+70ダメージLv35:PS+85ダメージ 6 必殺の一撃! Lv11:PS+33ダメージLv13:PS+43ダメージLv22:PS+78ダメージLv32:PS+114ダメージ KO 戦闘不能 近 ハンマースイング 18 2 振り回す ミス 3 衝撃打ち ブレイク 4 回し胴打ち Lv18:T+11ダメージLv20:T+20ダメージLv38:T+53ダメージ 5 回し側頭打ち Lv18:T+22ダメージLv27:T+60ダメージLv43:T+84ダメージ 6 連続回転打ち Lv18:PP+48ダメージLv31:PP+66ダメージ KO 戦闘不能 遠 ランドブレイク 25 2 大きく振りかぶる プラスワン 3 裂帛の気合 自分【チャージ】 4 瓦礫飛ばし Lv25:S+11ダメージLv34:S+24ダメージ 5 振動波 Lv25:P+16ダメージLv39:P+26ダメージ 6 地震衝撃波 Lv25:P+24ダメージLv28:P+31ダメージLv42:P+38ダメージ KO 戦闘不能 近 スタンインパクト 29 2 闘気放出 自分ハイパー 3 パラライズヒット 【3マヒ】 4 スタンバッシュ 【4マヒ】 5 アッパーブロウ Lv29:S+20ダメージLv33:S+32ダメージLv44:S+44ダメージ 6 昏倒撃 Lv29:P+67ダメージLv40:P+88ダメージ KO 虚脱 近 ハンマーホームラン 36 2 かっ飛ばす 吹き飛ばし 3 ジャストミート 必中 4 力任せの一撃 【防御封じ】 5 フルスイング Lv36:PT+13ダメージLv41:PT+33ダメージ 6 サヨナラホームラン PT+124ダメージ KO 戦闘不能 斧 ▲ 修正値:5/2/3 名称 Lv 出目 アクション 効果 近 アクスディバイド 10 2 間合いを測る ミス 3 動脈断ち 【呪詛】 4 横斬り Lv10:S+5ダメージLv20:S+28ダメージLv38:S+63ダメージ 5 袈裟斬り Lv10:P+12ダメージLv13:P+27ダメージLv26:P+62ダメージLv43:P+87ダメージ 6 ファイナルディバイド Lv10:PS+30ダメージLv15:PS+39ダメージLv31:PS+63ダメージ KO 超吹き飛ばし 遠 アクスブーメラン 11 2 振りかぶる ミス 3 ブーメランカーブ 必中 4 足に命中 Lv11:T+6ダメージLv19:T+18ダメージLv37:T+47ダメージ 5 腕に命中 Lv11:P+12ダメージLv14:P+23ダメージLv23:P+39ダメージLv44:P+67ダメージ 6 胴体に命中 Lv11:PT+22ダメージLv16:PT+30ダメージLv30:PT+62ダメージ KO 戦闘不能 近 スカルブレイカー 18 2 ハイジャンプ 必中 3 兜割り 【防御封じ】 4 額割り Lv18:T+7ダメージLv22:T+23ダメージLv35:T+36ダメージ 5 脳天砕き Lv18:T+18ダメージLv28:T+42ダメージLv39:T+58ダメージ 6 頭蓋砕き Lv18:PP+46ダメージLv32:PP+63ダメージ KO 戦闘不能 近 ランバークラッシュ 25 2 フルスイング 吹き飛ばし 3 衝撃波発生 プラスワン 4 マキ割り Lv25:S+10ダメージLv33:S+36ダメージ 5 横薙ぎ一閃 Lv25:P+26ダメージLv41:P+60ダメージ 6 渾身の一撃 Lv25:P+71ダメージLv27:P+80ダメージ KO 戦闘不能 近 アクスホイール 29 2 雄叫び 自分ハイパー 3 その場回転 ミス 4 前転斬り Lv29:P+19ダメージLv34:P+43ダメージ 5 大回転突撃 Lv29:T+38ダメージLv42:T+76ダメージ 6 飛翔大轢殺 Lv29:T+80ダメージLv45:T+94ダメージ KO 戦闘不能 遠 エッジアバランチ 36 2 標的拡大 プラスワン 3 標的拡大 プラスワン 4 オーラエッジシュート Lv36:S+10ダメージLv40:S+18ダメージ 5 エッジストーム P+21ダメージ 6 気刃雪崩 P+45ダメージ KO 戦闘不能 剣 ▲ 修正値:5/3/2 名称 Lv 出目 アクション 効果 近 十字剣 10 2 剣を構える 自分【剣】 3 脚砕き 【3マヒ】 4 横斬り Lv10:T+3ダメージLv19:T+17ダメージLv37:T+41ダメージ 5 縦斬り Lv10:P+8ダメージLv13:P+18ダメージLv23:P+32ダメージLv44:P+57ダメージ 6 十字斬り Lv10:P+24ダメージLv15:P+31ダメージLv30:P+56ダメージ KO 戦闘不能 近ソードラッシュ 11 2 利き腕砕き 【4マヒ】 3 なぎ払い Lv11:T+5ダメージLv20:T+17ダメージLv42:T+29ダメージ 4 斬り上げ Lv11:T+7ダメージLv27:T+28ダメージ 5 兜割り Lv11:P+8ダメージLv14:P+17ダメージLv31:P+29ダメージ 6 デッドエンド Lv11:P+13ダメージLv16:P+19ダメージLv38:P+40ダメージ KO 戦闘不能 近ディザームアタック 18 2 武器叩き 【ブレイク】 3 攻撃を誘う 【暴走】 4 小手打ち Lv18:T+24ダメージLv22:T+44ダメージLv41:T+79ダメージ 5 絡め取り Lv18:P+28ダメージLv26:P+48ダメージLv45:P+68ダメージ 6 柄砕き Lv18:P+38ダメージLv34:P+78ダメージ KO 武装解除 自 バトルソード 25 2 動力回路装着 キュア 3 刀身巨大化 【剣】 4 回転刃装着 【反撃】 5 浮遊機能装着 Lv25:P+79回復Lv28:P+106回復Lv40:P+170回復 6 武器硬化 Lv25:S+148回復Lv33:S+194回復 回復 Lv25:GUTS100消費Lv28:GUTS110消費Lv33:GUTS130消費Lv40:GUTS160消費 近 オーラセイバー 29 2 必殺の構え 自分ハイパー 3 鎧を叩き割る 【防御封じ】 4 オーラ下段斬り Lv29:S+13ダメージLv32:S+25ダメージ 5 オーラ直突き Lv29:P+31ダメージLv35:P+43ダメージ 6 オーラ袈裟斬り Lv29:P+72ダメージLv39:P+88ダメージ KO 戦闘不能 遠 ダンシングソード 36 2 鎧外し ブレイク 3 武器絡め 【4マヒ】 4 ラピッドショット Lv36:T+19ダメージLv43:T+43ダメージ 5 飛剣の舞 P+36ダメージ 6 飛剣縦横無尽 P+66ダメージ KO 戦闘不能 盾 ▲ 修正値:4/3/3 名称 Lv 出目 アクション 効果 近 シールドバッシュ 10 2 激しくぶつかる 吹き飛ばし 3 盾殴り Lv10:T+12ダメージLv19:T+27ダメージLv45:T+65ダメージ 4 盾殴り Lv10:T+12ダメージLv23:T+31ダメージ 5 突進! Lv10:P+12ダメージLv16:P+21ダメージLv37:P+55ダメージ 6 突進! Lv10:P+12ダメージLv14:P+32ダメージLv30:P+65ダメージ KO 戦闘不能 自 シールドガード 11 2 気合! キュア 3 鉄壁の構え 【盾】 4 ガードテクニック Lv11:T+48回復Lv22:T+145回復Lv35:T+185回復 5 完全防御態勢 Lv11:P+48回復Lv13:P+76回復Lv26:P+130回復 6 守護の光 Lv11:P+51回復Lv15:P+79回復Lv32:P+161回復 回復 Lv11:GUTS50消費Lv13:GUTS60消費Lv15:GUTS70消費Lv22:GUTS110消費Lv26:GUTS130消費Lv32:GUTS170消費Lv35:GUTS180消費 遠 シールドショット 18 2 鎖を振り回す 自分【チャージ】 3 壁反射ショット Lv18:T+11ダメージLv20:T+16ダメージLv43:T+28ダメージ 4 カーブショット Lv18:T+11ダメージLv31:T+21ダメージ 5 ストレートショット Lv18:P+11ダメージLv27:P+28ダメージ 6 回転投射撃 Lv18:P+12ダメージLv38:P+30ダメージ KO 戦闘不能 遠 シールドバリア 25 2 領域拡大 プラスワン 3 浄化の気流 キュア 4 盾からの閃光 Lv25:S+72回復Lv34:S+126回復 5 光壁展開 Lv25:P+72回復Lv39:P+116回復 6 拒絶結界発動 Lv25:P+80回復Lv28:P+108回復Lv42:P+136回復 回復 Lv25:GUTS130消費Lv28:GUTS140消費Lv34:GUTS180消費Lv39:GUTS200消費Lv42:GUTS220消費 遠 シールドビーム 29 2 護りの光 自分ハイパー 3 ビーム拡散 プラスワン 4 連射ビーム Lv29:P+19ダメージLv33:P+28ダメージ 5 貫通光線 Lv29:T+19ダメージLv40:T+34ダメージ 6 ハイパーブラスター Lv29:T+22ダメージLv44:T+30ダメージ KO 戦闘不能 近 シールドプレス 36 2 しゃがみ防御 自分【盾】 3 上から押さえつける 連携【チャージ】 4 脳震盪落下 【暴走】 5 押し潰す Lv36:S+14ダメージLv41:S+34ダメージ 6 ハイジャンププレス P+130ダメージ KO 戦闘不能 トンファー ▲ 修正値:4/4/2 名称 Lv 出目 アクション 効果 近 トンファーコンボ 10 2 超集中 必中 3 身体を屈める 自分【チャージ】 4 トンファーブロウ Lv10:P+7ダメージLv20:P+27ダメージLv38:P+55ダメージ 5 バックスピンブロウ Lv10:T+12ダメージLv15:T+20ダメージLv31:T+40ダメージ 6 トンファーキック Lv10:T+21ダメージLv13:T+33ダメージLv26:T+57ダメージLv43:T+77ダメージ KO 戦闘不能 自 カウンターオーラ 11 2 退魔の呼吸 キュア 3 迎撃の構え 【反撃】 4 流血制御 Lv11:P+27回復Lv19:P+57回復Lv37:P+130回復 5 呼気を練る Lv11:T+36回復Lv14:T+69回復Lv23:T+112回復Lv44:T+188回復 6 気配が消える Lv11:T+51回復Lv16:T+72回復Lv30:T+148回復 回復 Lv11:GUTS50消費Lv14:GUTS70消費Lv16:GUTS80消費Lv19:GUTS100消費Lv23:GUTS120消費Lv30:GUTS150消費Lv37:GUTS190消費Lv44:GUTS230消費 近 トンファージャイロ 18 2 ジャイロガード 自分【盾】 3 回し受けの構え 自分【反撃】 4 ジャイロアタック Lv18:S+17ダメージLv22:S+31ダメージLv35:S+41ダメージ 5 バックハンドジャイロ Lv18:T+20ダメージLv28:T+41ダメージLv39:T+55ダメージ 6 ジャンピングジャイロ Lv18:T+26ダメージLv32:T+40ダメージ KO 戦闘不能 近 トンファーショック 25 2 マヒ電撃 【4マヒ】 3 凶暴化電撃 【暴走】 4 顎打ち Lv25:S+28ダメージLv33:S+49ダメージ 5 電撃突き Lv25:P+28ダメージLv41:P+56ダメージ 6 水月突き Lv25:P+31ダメージLv27:P+38ダメージ KO 虚脱 遠 トンファーリング 29 2 オーラチャージ 自分ハイパー 3 バインドリング 【3マヒ】 4 オーラ光輪 Lv29:S+25ダメージLv34:S+40ダメージ 5 ダブルオーラ光輪 Lv29:P+28ダメージLv42:P+51ダメージ 6 五連旋光輪 Lv29:P+32ダメージLv45:P+40ダメージ KO 戦闘不能 近 ライジングトンファー 36 2 腕に力を集める 自分【剣】 3 カウンター狙い 自分【反撃】 4 飛翔膝蹴り Lv36:T+12ダメージLv40:T+22ダメージ 5 飛翔肘撃ち P+25ダメージ 6 飛翔アッパーカット P+53ダメージ KO 戦闘不能 太刀 ▲ 修正値:1/6/3 名称 Lv 出目 アクション 効果 近 居合い斬り 10 2 一閃! フィニッシュ 3 精神統一 必中 4 水平切り Lv10:T+7ダメージLv19:T+27ダメージLv37:T+62ダメージ 5 袈裟切り Lv10:P+14ダメージLv13:P+29ダメージLv23:P+49ダメージLv44:P+84ダメージ 6 居合斬り Lv10:P+29ダメージLv15:P+39ダメージLv30:P+74ダメージ KO 戦闘不能 近 電刃衝 11 2 間合いを計る ミス 3 感電 【3マヒ】 4 防御砕き 【防御封じ】 5 壱の太刀・電刃兜割り Lv11:TS+3ダメージLv14:TS+13ダメージLv20:TS+27ダメージLv31:TS+42ダメージLv42:TS+57ダメージ 6 弐の太刀・電刃飛翔斬り Lv11:TS+36ダメージLv16:TS+43ダメージLv27:TS+74ダメージLv38:TS+100ダメージ KO 戦闘不能 近 月光斬 18 2 精神統一 自分キュア 3 円月の構え 自分【反撃】 4 三日月斬 Lv18:S+11ダメージLv22:S+25ダメージLv41:S+49ダメージ 5 半月斬 Lv18:T+18ダメージLv26:T+32ダメージLv45:T+46ダメージ 6 満月斬 Lv18:T+34ダメージLv34:T+62ダメージ KO 戦闘不能 遠 斬空閃 25 2 練達の間合い 自分【術】 3 殺気を飛ばす S+7ダメージ 4 遠間より斬る Lv25:S+11ダメージLv40:S+28ダメージ 5 遠間より突く Lv25:T+15ダメージLv28:T+22ダメージ 6 空間を断つ Lv25:T+29ダメージLv33:T+42ダメージ KO 戦闘不能 近 飛燕返し 29 2 自在の構え 自分ハイパー 3 地滑り斬り Lv29:P+21ダメージLv32:P+30ダメージ 4 縦回転飛びかかり斬り Lv29:P+21ダメージLv29:P+30ダメージ 5 横っ飛び斬り Lv29:T+21ダメージLv39:T+33ダメージ 6 風穴突き T+24ダメージ KO 戦闘不能 近 鬼斬剣 36 2 鬼脈斬り Lv36:バッドキラー60Lv44:バッドキラー80 3 破魔突き ブレイク 4 斬気放出 【防御封じ】 5 鬼斬・直斬り Lv36:S+7ダメージLv43:S+46ダメージ 6 鬼斬・零の太刀 PP+136ダメージ KO 戦闘不能 弓 ▲ 修正値:2/6/2 名称 Lv 出目 アクション 効果 遠 弓射撃 10 2 外れ ミス 3 外れ ミス 4 足に命中 Lv10:P+11ダメージLv19:P+23ダメージLv37:P+56ダメージ 5 腕に命中 Lv10:T+13ダメージLv14:T+30ダメージLv23:T+47ダメージLv45:T+85ダメージ 6 胴体に命中 Lv10:PT+17ダメージLv16:PT+26ダメージLv30:PT+68ダメージ KO 戦闘不能 遠 アローレイン 11 2 ロックオン 必中 3 領域拡大 プラスワン 4 領域拡大 プラスワン 5 4本飛来 Lv11:P+11ダメージLv15:P+17ダメージLv26:P+28ダメージLv35:P+38ダメージ 6 7本飛来 Lv11:T+22ダメージLv13:T+28ダメージLv22:T+48ダメージLv32:T+66ダメージ KO 戦闘不能 遠 ブレイズアロー 18 2 着火 Lv18:【炎】Lv32:【業炎】 3 挑発の火矢 【暴走】 4 火矢撃ち Lv18:P+15ダメージLv27:P+47ダメージLv43:P+70ダメージ 5 火矢狙い撃ち Lv18:S+22ダメージLv20:S+32ダメージLv38:S+48ダメージ 6 束ね火矢撃ち Lv18:S+37ダメージLv31:S+56ダメージ KO 戦闘不能 遠 ハートクエイクアロー 25 2 運命の赤い糸 必中 3 分裂アロー プラスワン 4 瞳を貫く Lv25:S+25ダメージLv34:S+45ダメージ 5 ハートを射抜く Lv25:T+28ダメージLv39:T+45ダメージ 6 ハートの雨霰 Lv25:T+31ダメージLv28:T+41ダメージLv42:T+51ダメージ KO 魅了 遠 覚醒の嚆矢 29 2 目覚めの矢 ハイパー 3 生命エネルギー燃焼 プラスワン 4 賦活の矢 Lv29:P+49回復Lv33:P+74回復 5 理力の矢 Lv29:T+59回復Lv40:T+105回復 6 逆転の矢 Lv29:T+77回復Lv44:T+103回復 回復 Lv29:GUTS150消費Lv33:GUTS170消費Lv40:GUTS210消費Lv44:GUTS230消費 遠 精密射撃 36 2 青き炎 必中 3 腕を射抜く 【3マヒ】 4 足を射抜く 【4マヒ】 5 武器を射抜く Lv36:P+13ダメージLv41:P+33ダメージ 6 急所を射抜く T+124ダメージ KO 戦闘不能 槍 ▲ 修正値:3/5/2 名称 Lv 出目 アクション 効果 近 疾風突き 10 2 高速の踏み込み 必中 3 捻り突き Lv10:バッドキラー20Lv21:バッドキラー40Lv32:バッドキラー60Lv44:バッドキラー80 4 串刺し Lv10:P+8ダメージLv13:P+26ダメージLv26:P+44ダメージLv43:P+74ダメージ 5 急所突き Lv10:T+13ダメージLv20:T+43ダメージLv38:T+67ダメージ 6 疾風連続突き Lv10:T+21ダメージLv15:T+33ダメージLv31:T+63ダメージ KO 戦闘不能 遠 槍風車 11 2 ストームチャージ 自分【チャージ】 3 風縛 【防御封じ】 4 風縛 【防御封じ】 5 空中飛ばし Lv11:P+14ダメージLv14:P+22ダメージLv19:P+32ダメージLv30:P+52ダメージLv44:P+73ダメージ 6 風刃乱舞 Lv11:SS+18ダメージLv16:SS+24ダメージLv23:SS+36ダメージLv37:SS+56ダメージ KO 戦闘不能 近 百烈槍 18 2 槍衾の構え 自分【反撃】 3 鎧を穿つ 【防御封じ】 4 四連突き Lv18:T+19ダメージLv22:T+35ダメージLv35:T+47ダメージ 5 六連突き Lv18:P+23ダメージLv28:P+47ダメージLv39:P+63ダメージ 6 十連突き Lv18:P+30ダメージLv32:P+46ダメージ KO 戦闘不能 遠 雷撃槍 25 2 投擲準備 ミス 3 稲妻縛り 【3マヒ】 4 鎧を穿つ一撃 【防御封じ】 5 ライトニングスピア Lv25:SS+2ダメージLv27:SS+8ダメージLv41:SS+34ダメージ 6 神速の投撃 Lv25:TT+76ダメージLv33:TT+96ダメージ KO 戦闘不能 近 ワイバーングレイブ 29 2 槍高飛び 自分ハイパー 3 踏みつけ 【暴走】 4 背中突き Lv29:T+10ダメージLv34:T+28ダメージ 5 頭蓋突き Lv29:P+25ダメージLv42:P+53ダメージ 6 飛龍貫通撃 Lv29:P+66ダメージLv45:P+76ダメージ KO 戦闘不能 近 槍地獄 36 2 地獄絵図 プラスワン 3 足を貫く 【3マヒ】 4 鮮血の海 【呪詛】 5 モズの速贄 Lv36:S+39ダメージLv40:S+57ダメージ 6 串刺し地獄 T+131ダメージ KO 戦闘不能 エアシューズ ▲ 修正値:2/5/3 名称 Lv 出目 アクション 効果 遠 ソニックウェーブ 10 2 音波拡散 ミス 3 ホーミングウェーブ 必中 4 ライトシュート Lv10:S+11ダメージLv19:S+26ダメージLv37:S+55ダメージ 5 レフトシュート Lv10:S+11ダメージLv13:S+23ダメージLv23:S+39ダメージLv44:S+67ダメージ 6 ダブルシュート Lv10:TT+14ダメージLv15:TT+22ダメージLv30:TT+54ダメージ KO 戦闘不能 自 アクセルフォーム 11 2 追い風を纏う GUTS減らない 3 疾走体勢 【反撃】 4 アドレナリン分泌 Lv11:S+27回復Lv20:S+69回復Lv38:S+145回復 5 肉体加速 Lv11:T+36回復Lv16:T+57回復Lv31:T+100回復 6 神速の鼓動 Lv11:T+51回復Lv14:T+85回復Lv27:T+158回復Lv42:T+200回復 回復 Lv11:GUTS50消費Lv14:GUTS70消費Lv16:GUTS80消費Lv20:GUTS100消費Lv27:GUTS140消費Lv31:GUTS160消費Lv38:GUTS200消費Lv42:GUTS220消費 近 乱舞脚 18 2 呼吸法 自分キュア 3 ローキック連打 Lv18:P+11ダメージLv26:P+27ダメージ 4 ミドルキック連打 Lv18:P+14ダメージLv22:P+30ダメージLv45:P+46ダメージ 5 ハイキック連打 Lv18:T+18ダメージLv41:T+46ダメージ 6 ドロップキック Lv18:T+29ダメージLv34:T+61ダメージ KO 戦闘不能 近 斬鉄蹴 25 2 足払い ブレイク 3 腕砕き蹴り 【3マヒ】 4 トーキック Lv25:T+21ダメージLv33:T+39ダメージ 5 かかと落とし Lv25:T+28ダメージLv40:T+52ダメージ 6 首刈り蹴り Lv25:PP+38ダメージLv28:PP+48ダメージ KO 戦闘不能 近 グランドスライダー 29 2 ブレーキングフェイント 自分ハイパー 3 レッグシザース 【4マヒ】 4 水面蹴り Lv29:S+10ダメージLv32:S+18ダメージ 5 スライディングキック Lv29:T+20ダメージLv35:T+27ダメージ 6 ハイパースライディング Lv29:T+42ダメージLv39:T+52ダメージ KO 戦闘不能 遠 震脚 36 2 練気 プラスワン 3 内気功を練る 自分【チャージ】 4 大地崩し 【防御封じ】 5 震動波 Lv36:P+21ダメージLv43:P+42ダメージ 6 崩壊震動波 T+85ダメージ KO 戦闘不能 アイスレイピア ▲ 修正値:2/4/4 名称 Lv 出目 アクション 効果 近 氷結剣 10 2 脚凍結 【3マヒ】 3 腕凍結 【4マヒ】 4 斬り抜け Lv10:T+4ダメージLv19:T+14ダメージLv37:T+38ダメージ 5 氷刃斬り Lv10:S+9ダメージLv14:S+23ダメージLv23:S+37ダメージLv45:S+65ダメージ 6 凍結串刺し Lv10:S+22ダメージLv16:S+29ダメージLv30:S+54ダメージ KO 氷壁 遠 アイスブラスト 11 2 利き腕凍結 【4マヒ】 3 足元凍結 【防御封じ】 4 氷柱発射 Lv11:T+5ダメージLv22:T+28ダメージLv35:T+39ダメージ 5 氷柱二連射 Lv11:S+10ダメージLv13:S+17ダメージLv26:S+30ダメージ 6 氷柱三連射 Lv11:S+22ダメージLv15:S+28ダメージLv32:S+49ダメージ KO 氷壁 近 フリージングアクセル 18 2 滑って転ばせる ブレイク 3 オーロラ発生 連携【チャージ】 4 回転斬り Lv18:S+10ダメージLv20:S+18ダメージLv38:S+46ダメージ 5 滑走突撃 Lv18:T+20ダメージLv27:T+48ダメージLv43:T+68ダメージ 6 アクセルジャンプ Lv18:T+42ダメージLv31:T+58ダメージ KO 戦闘不能 遠 ウィンターコール 25 2 領域拡大 プラスワン 3 足凍結 【3マヒ】 4 腕凍結 【4マヒ】 5 吹雪召喚 Lv25:T+18ダメージLv34:T+34ダメージLv42:T+41ダメージ 6 氷柱群召喚 Lv25:S+45ダメージLv28:S+52ダメージLv39:S+65ダメージ KO 氷壁 遠 武創氷術 29 2 クリエイトウィング 自分ハイパー 3 クリエイトプリズン 【4マヒ】 4 クリエイトランス Lv29:S+10ダメージLv33:S+18ダメージ 5 クリエイトハンマー Lv29:T+17ダメージLv40:T+33ダメージ 6 クリエイトフェンリル Lv29:T+33ダメージLv44:T+41ダメージ KO 氷壁 近 雪月華斬 36 2 氷剣抜刀 自分キュア 3 壱之剣・静雪 Lv36:P+23ダメージLv41:P+43ダメージ 4 弐之剣・弧月 P+28ダメージ 5 参之剣・散華 T+36ダメージ 6 死之剣・朱氷 T+57ダメージ KO 戦闘不能 ナイフ ▲ 修正値:3/4/3 名称 Lv 出目 アクション 効果 近 切り裂き 10 2 頬を斬る ブレイク 3 迎撃の構え 自分【反撃】 4 横斬り Lv10:S+12ダメージLv20:S+32ダメージLv38:S+60ダメージ 5 連続突き Lv10:T+13ダメージLv15:T+21ダメージLv31:T+41ダメージ 6 腹を刺す Lv10:T+15ダメージLv13:T+27ダメージLv26:T+51ダメージLv43:T+71ダメージ KO 戦闘不能 遠 ナイフ投げ 11 2 ジャグリング ミス 3 毒ナイフ投げ Lv11:【毒】Lv31:【猛毒】 4 1本投げ Lv11:T+6ダメージLv14:T+19ダメージLv23:T+36ダメージLv44:T+68ダメージ 5 2本投げ Lv11:T+11ダメージLv19:T+23ダメージLv37:T+38ダメージ 6 5本投げ Lv11:PP+20ダメージLv16:PP+28ダメージLv30:PP+64ダメージ KO 戦闘不能 近 バックアタック 18 2 死角に入る 必中 3 毒注入 Lv18:【毒】Lv33:【猛毒】 4 背中突き Lv18:S+8ダメージLv22:S+26ダメージLv35:S+27ダメージ 5 急所突き Lv18:T+19ダメージLv28:T+46ダメージLv39:T+57ダメージ 6 死点突き Lv18:TS+44ダメージLv32:TS+62ダメージ KO 戦闘不能 近 超高速断 25 2 殺意放出 必中 3 二連殺 Lv25:P+15ダメージLv41:P+51ダメージ 4 四連殺 P+23ダメージ 5 八連殺 Lv25:T+28ダメージLv33:T+55ダメージ 6 十六連殺 Lv25:T+47ダメージLv27:T+56ダメージ KO 戦闘不能 近 血襖斬り 29 2 血煙に隠れる 自分ハイパー 3 動脈断ち 【呪詛】 4 突き立てる Lv29:S+17ダメージLv34:S+38ダメージ 5 抉り斬る Lv29:T+34ダメージLv42:T+68ダメージ 6 二連切り上げ Lv29:T+71ダメージLv45:T+83ダメージ KO 戦闘不能 遠 アイアンドラゴン 36 2 多頭竜進化 プラスワン 3 小鉄竜従属 自分【術】 4 鋼鉄の咆哮 【暴走】 5 刃尾薙ぎ Lv36:P+4ダメージLv40:P+14ダメージ 6 鋼鉄竜疾駆 T+87ダメージ KO 戦闘不能 大剣 ハンマー 斧 剣 盾 トンファー 太刀 弓 槍 エアシューズ アイスレイピア ナイフ 杖 大鎌 竪琴 鞭 爪 扇 棍 ナイトランス 魔鍵 フレイムソード 魔道書 バトルガントレット 紫煙銃 ムーンブレイド ハルバード アックスソード ソードハープ 暗殺シューズ シールドスピア 仕込み杖 ロックギター 野太刀
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罪と罰(中編)◆tt2ShxkcFQ 「伊波さんっ!駄目だっ!!」 その声は、伊波へと届き、その体を固まらせる。 ヴァッシュへとトドメを射そうとした伊波の心の中に、戸惑いが走った。 『コノ声ハ……誰?』 『男だ、お前が憎んでいる、男の一人だ』 心の問いかけに、低い男の声が返る 「俺ですよ伊波さん、小鳥遊です。分かりますか?」 再び響くその声に、伊波の心の中には安堵が生まれる。 『タカナシ……タカナシ君、私ノ大切ナ人』 『それは違う、奴も憎むべき男の一人だ』 その気持ちを嘲笑うかのように、再び声が響いた。 『ヤメテ……違ウヨ、彼ハソンナ人ジャナイ』 『何を言っている、お前がどう思おうと、奴は我とお前にとっての敵だ』 『チガウ……ダッテ彼ハ、ワタシニ優シクシテクレタ……。 私ノヘアピンヲ、褒メテクレタ。 オ父サンヲ、叱ッテクレタ』 伊波は過去を思い出し、小鳥遊を思い出す。 彼は殺したくない、その想いが、ジャバウォックの動きを鈍らせる。 『何を言っている、お前は見たはずだ』 しかし、そんな伊波の迷いを打ち消すかのように、その低い声は笑い声を上げた。 『……違ウ、アレハ何カノ間違イダヨ』 伊波は拒絶するかのように、そう答えた。 『戯言を、本当はおまえ自身が、一番分かってるはずだ』 『ヤメテ……何モ言ワナイデ!!』 『伊波まひる、お前が小鳥遊宗太を助けようとあの人間を殴り*したとき、お前は見たはずだ』 『イヤッ、何モ聞キキタクナイ!』 『小鳥遊宗太は、*されそうになって居たわけではない』 『嫌ダ……』 『お前を*そうとした水銀燈という人形を……』 『小鳥遊クン……』 『守っていただけだ』 その言葉が、伊波の心に芽生えていた抵抗を無残にも消し去る。 生まれる感情は悲しみ、怒り、嫉妬……そして、憎悪。 小鳥遊クンハ……私ヨリモ、小サナ人形ノ方ガイインダ…… 私ヲ殺ソウトシタ、アノ人形ノ方ガイインダ 嫌イ……嫌イ。 大ッ嫌イダ! 男ナンテ ゾロ……ヴァッシュ……新庄……小鳥遊クン…… ミンナミンナ、消エテシマエバイイ!! 伊波の心を、憎しみが染めていく。 心を怨嗟の炎が、侵食していく。 そんな光景を見ながら、ジャバウォックは一人、禍々しい笑みを浮かべていた。 ◇ ◇ ◇ 「セツ……マヒルは?」 「大丈夫だから、動かないで」 新庄はヴァッシュの黒髪を掻き分けて、傷の具合を確認する。 頭皮は裂け、大きなコブが出来ているが、既に出血は止まっていた。 「あれ……」 予想外の軽症に、思わず新庄は声を上げる。 「ははっ、僕は頑丈だからね」 その戸惑いを察したのか、ヴァッシュは笑いながら答えた。 今だ脳震盪は治まっていないのだろう、笑顔もぎこちない。 「いやっ、その……ごめんなさい。 伊波さんの事は佐山君たちに任せて、今はもう少し休んでてください」 ヴァッシュはごめん、と一言呟くと、瞳を閉じて体の力を抜いた。 一秒でも早くまた動けるようになるために、 伊波と再び、向き合うために。 そして新庄は佐山へと視線を向ける。 ヴァッシュを伊波の側から引き上げてきた佐山だが、 今は微動だにせずに伊波を見つめている。 額には汗が。小鳥遊の身を心配しているのかもしれない。 「新庄君」 「なっ、何?」 不意の問いかけに、新庄は声を上ずらせながら答えた。 「君はここに残って、ゾロ君とヴァッシュ君を守ってやってくれ」 「……佐山君は?」 「そろそろ小鳥遊君も限界だ、私も伊波嬢の元へと行こう」 「ボ、ボクだってサポートを……!」 「それならばここに居る二人は、誰が守るというのかね?」 「うっ……」 「忘れてはならないよ、ここには未だ水銀燈がいる。 他の参加者の介入も考えられるだろう」 「でも……その手袋の力は本当なの?もし効かなかったら」 「私のこの左腕が、手袋が有効な証拠だよ」 そう言って、佐山はその左腕を新庄の前へと晒す。 「体を取り外せるというのは魅力だね。 これで新庄君のまロい尻をいつでも━━」 「佐山君!」 佐山の言葉を新庄が遮る。 「……新庄君、君はあの腕を何だと考えるかね?」 「えっ……何かの支給品、武器かな?」 「それは違うよ新庄君。 兵器は意思を持たない……兵器に罪は無い。 もしその兵器によって殺人が行われたとしても、それは使用した者の罪だ。 だとしたら……今、伊波嬢が使用しているものは兵器ではない」 「じゃあ……」 「私は、あれをウイルスの様なものだと考えている」 「えっ……?」 「宿主の細胞を利用し、自己を複製する事が出来る……。 伊波嬢で言うならばあの右腕は、もう彼女のものではない」 「伊波さんはそれに感染して、ああなったって事?」 「あくまで説の1つだがね」 「まさか……伝染する?」 「それは無いだろう。 主催はそんな事をする意味が無い、勿論100%ではないが……。 ケガを負わされたゾロ君に何も異常が無い事からも、心配はいらないね」 「そう……」 「心して聞いて欲しい、新庄君」 「えっ?」 「最悪のケースの場合、恐らくはあの右腕、取り除いても━━」 ◇ ◇ ◇ 鋭い右腕が、小鳥遊へと振り下ろされる。 辺りに響くのは鋭い金属音。 火花を散らしながら、小鳥遊の雷光丸がその爪を遠ざける。 後ろに飛びのき、再び距離をとった小鳥遊は、乱れた呼吸を整えるように相手を見る。 「伊波さん、お願いですからやめて下さいっ」 汗を拭う余裕もなく、小鳥遊は必死に叫んだ。 相変わらず反応は返ってこない。 だがしかし、希望が無いわけでもなかった。 最初に比べ、明らかに動きが散漫になっているジャバウォック。 原因は分からないが、伊波が抗っているのかもしれない。 そう思いながら、小鳥遊は視線の端で佐山を探す。 ……先程まで居館の前で新庄と共に居たはずだが、その姿が見えない。 そして再びジャバウォックが、小鳥遊目掛けて地面を蹴った。 幾度も繰り返される命がけの防御。 精神的にも、肉体的にもそろそろ限界が近い事を小鳥遊は理解していた。 「佐山君……何をやってるんだよっ」 そう呟き、小鳥遊は再び雷光丸を構え、振り回しながら後方へと飛ぶ。 しかし、伊波のその右腕は、小鳥遊を狙って物ではなかった。 それは小鳥遊の手前、地面を狙った、豪腕のストレート。 辺りに何かが爆発するような、そんな音が響いて地面を抉った。 そして弾き飛ばされた石が、砂が、ショットガンのように小鳥遊を襲う。 雷光丸は致命傷になりそうな石を、そのレーダーで感知して弾き飛ばす。 そうして動きを限定させた雷光丸を、ジャバウォックの右腕は掴み上げた。 ベキバキ 小鳥遊の耳に金属が砕ける音が届く。 それは一瞬の出来事だった。 金属片が地面に落ちて、甲高い音を立てる。 雷光丸は、ジャバウォックの握力によって呆気なく砕かれたのだ。 伊波と小鳥遊は、今や手を伸ばせば届くような至近距離で目を合わせている。 砕け、柄の部分しか残ってない雷光丸を握りながら、小鳥遊は達観したように伊波を見つめた。 涙を流しながら、禍々しい笑みを浮かべた伊波の顔。 あぁ……もう殺される。 そう思った瞬間、伊波の後ろ、至近距離に佐山の姿を見た。 まるで豹のように、気配を消し、敵意を消し、伊波へと迫る。 そして手袋を嵌めたその右腕を、伊波へと伸ばそうとしていた。 佐山は伊波の動きを観察し、その隙を探した。 そして見極める、伊波はその腕を振るい殴りつけた後、一瞬だがその動きを止めている。 考えてみれば当然なのかもしれない、その右腕以外は生身の体なのだ。 重量、推進力、どれを考えても伊波のその体で使いこなせるとは思えない。 だからこそ、動きのどこかに綻びが現れる。 佐山がそれを狙い、音もなく伊波へと迫った。 後数歩で伊波の下へとたどり着く。 1秒もかからない、小鳥遊を殺す隙も与えない。 そう思い、身を低くして加速する。 だがしかし、そこで佐山の不安要素のひとつが顔を出す事になる。 佐山の体に似合わぬ大きさ、重量のその左腕。 何時もと勝手が違うそのバランス感覚が、佐山の足音を、気配を消す事を阻害した。 ジャリ 土を踏みしめるその小さな音を、佐山は耳にする。 伊波は恐らく気が付いただろう、続行か、退避か。 考えるまでもない、ここで退けば小鳥遊は死ぬ事になる。 佐山とて、幼い頃から叩き込まれた格闘術がある。 よって身体能力や戦闘力は、常人のそれを凌駕する。 少し手を合わせた相手ならば、歩法だって使えるだろう。 負ける要素は無い。 そう判断して踏み込んだ佐山は、伊波が身を翻してその右腕を振るうのを見た。 遠心力を利用し、殺傷能力をもった裏拳。 その裏拳を、佐山は立ち止まり、射程範囲ギリギリでかわす。 鼻先を拳がかするのが分かった。 腕を伸ばしての裏拳をも警戒し、頭を庇うように上げていた両手をそのままに、佐山は奇妙な光景を目にする。 何故か自分の顔の前で静止している相手の拳。 その根元、手首部部には巨大な穴が穿たれていて…… それが何なのかを察した佐山は、背筋が凍りつくのを感じた。 バシュ 次の瞬間、辺りに響くのは何かが打ち出されるような軽い音。 そして小鳥遊が、新庄が絶叫する事になる。 佐山は何かに打ち出されたかのように上体を吹き飛ばされた。 まるでゴム鞠のように、地面を何度もバウンドし、転げまわる。 「いやぁぁぁぁぁぁ!!!」 「佐山君っ!?」 辺りに悲痛な叫びが響いた。 ジャバウォックにとって、切り札の1つ。 その掌で握った物を、加工して弾とする。 そしてそれを、空気圧縮を用いて手首の砲身部分から発射したのだ。 ジャバウォックは地面を殴りつけたとき、同時に岩や石を弾として加工していた。 佐山がその直後に襲撃したのはただの偶然……だがしかし、運が悪くもそれが悪手になってしまった。 次の瞬間、伊波は小鳥遊へと向き直り、その拳を振りかぶる。 「何ボーっとしてんのよっ!」 間髪を居れず、鋭い声が小鳥遊の耳に入る。 そして、無数の黒い羽根が辺りを埋め尽くし、伊波の顔を襲った。 それはゾロやヴァッシュのそれとは違い、遠慮の無い、致命傷を狙った攻撃。 思わず右腕で顔を庇いながら、伊波は数歩後ずさる。 次の瞬間、小鳥遊は右手を掴まれ、後ろへと引きずられた。 「き、君はっ……」 「本当にあなた馬鹿じゃないの?!」 そこに居るのは隻腕の人形、水銀燈。 彼女は伊波から小鳥遊を引き離すと、乱暴に手を解いた。 「どうして俺を……助けたのさ」 「はぁ?勘違いするんじゃないわよ。 貴方達の戦力がこれ以上落ちると私が困るから、それ以上でも以下でもないわ。 それに私は、いつまでも貴方みたいなのに貸しを作ったままにしておくのは嫌なの」 ……そんな事よりも、この人間を如何するつもりなのよ」 水銀燈は顔を顰めながら、伊波を見つめて呟いた。 「そ、それは……」 佐山の倒れている方向を見つめ、言葉に詰まる小鳥遊。 彼は倒れたままピクリとも動かない、近くには新庄が駆け寄ってしゃがみ込んでいるが。 先程の衝撃を見た限りでは、最悪の場合…… 黒い羽根を振り払った伊波は、咆哮を上げると再び小鳥遊と水銀燈を睨みつける。 「ちょっと、何も手が無いっていうの? ……いいわ、ならば私が始末してあげる」 「なっ!もう殺すなって言っただろ!」 「ならば代案を考えなさい、お馬鹿さん」 そう言うと水銀燈は、残った左羽をぎこちなく広げる。 それに答えるように、伊波は姿勢を低くして此方へと敵意をむき出しにする。 「駄目だって言ってるだろ!」 そう言って小鳥遊が水銀燈の肩を掴んだ瞬間、乾いた音が辺りに響いた。 そして伊波の体が僅かに揺れ、右腕へと鉛がめり込む。 にらみ合っていた3者は、その音源の方向へと視線を向けた。 そこには黒いコートの男……ヴァッシュが、頭を血で染めながら立っていた。 「聞くんだタカナシ!サヤマが君を呼んでいる。 ここは僕に任せて、君はサヤマの元へっ!!」 ヴァッシュの叫びを聞き、小鳥遊は状況を理解して咄嗟に駆け出した。 そして同時に、ヴァッシュは伊波へと向かって駆け出す。 「マヒル、ごめんよ……僕は君を撃つ。 助けるために……サヤマの、最後の作戦の為に」 再び手元の銃が火を吹いた。 銃弾は真っ直ぐに右腕へと吸い込まれ、その体を揺さぶる。 そして伊波が怒りに刈られて地を蹴ろうとした次の瞬間、黒い羽が伊波へと襲い掛かる。 「要するに、時間を稼げばいいのでしょう?」 妖艶な笑みを浮かべながら、水銀燈はヴァッシュの目の前に舞い降りる。 「水銀燈。君も下がるんだ!」 「はぁ?何故私が貴方の言う事を聞かなければいけないのかしら」 「うっ……でも、君はケガを」 「私を気遣う余裕があるのなら、前を見なさい」 羽を乱暴に振り払うと、伊波は二人目掛けて地を蹴った。 それを迎え撃つかのように、二人は身構える。 ◇ ◇ ◇ 「すまないね、小鳥遊君」 「何言ってるんだよ……」 小鳥遊が見た佐山は、想像していたよりもずっと悲惨だった。 佐山が取り付けた、ラズロの左腕。 その左腕の肘から先が吹き飛んでいる。 全身は傷だらけで、頭からは血を流していた。 「あの大砲が弾を打ち出す寸前に、この腕を盾にしたおかげだ。 何とか弾の軌道を逸らして、致命傷を避ける事ができたよ。 筋肉は鎧になると聞いたことはあったが、あながち嘘ではないようだね」 そう言って佐山は口元を緩める。 そしてとある違和感に小鳥遊は顔を顰めた。 千切れ、吹き飛んだはずの左腕の血は既に止まっている。 それどころか、細く白い煙を一筋立てながら、傷が徐々に……。 「ラズロはどうやらトカゲの親戚だったようだね……つっ!」 そう言って、体を起こそうとした佐山の口から声が漏れる。 「駄目だよ佐山君っ!動かないで!」 新庄は、涙目になりながらも佐山の右腕に包帯を巻いている。 その右腕は、丸太のように赤黒く腫れ上がっていた。 「佐山君、右腕も……」 「安心したまえ、折れてはいないよ。 ……だがしかし、皹はいっているかもしれない。 その上頭を打ってしまったようでね、今は立ち上がることさえ出来ない」 「佐山君……」 「大丈夫だよ小鳥遊君、佐山君が持っている荷物に治療符があったの」 新庄は空元気な声を出し、一枚の札の様な物を取り出して包帯の上に貼り付けた。 「治療符……?」 「心配は要らないということだよ。 それよりも新庄君……」 佐山にそう促された新庄は、頷いて立ち上がった。 そして自分の右手に、つけかえ手袋を通す。 「佐山君?」 小鳥遊は目を見開きながら、佐山を見つめた。 「私の代わりは、新庄君が勤めてくれる……。 新庄君も戦闘訓練を受けている、必ず伊波嬢を救ってくれるだろう」 「これはボクが申し出たんだ……必ず、やり遂げるから」 佐山の顔には不安と、悔やみの念が浮かび上がっている。 「君は下がって、ゾロ君を見ていてやってくれ……」 そして佐山がそう言ったのを合図にするかのように、新庄は立ち上がった。 「……何言ってんだよ」 小鳥遊は、小さい子でそう呟く。 「何?」 「俺がやる」 小鳥遊は立ち上がり、新庄の前へと立ちはだかる。 「思い上がらないで貰いたいね。 電光丸を失った君が伊波嬢の前にいくのは自殺行為だ」 「伊波さんは俺を殴る前、少しだけど動かなくなるんだ。 さっき佐山君がやられた時だってそうだろ? 電光丸を握りつぶしたあと、動かなかった。 すぐ佐山君が来たといえ、殴る動作に入るくらいの時間はあったのに」 「自分の言ってる事の意味が、分かってるのかね」 「……うん」 「はっきりといおう、君は死ぬ。 そして小鳥遊君を殺した伊波嬢はもう諦めるしかないだろう。 たとえ救うことが出来ても、知人をこの手で殺したという事実で彼女は押しつぶされる」 「そんな事はさせない」 辺りを、張り詰めた空気が漂う。 「……最後に聞こう、本気かね?」 「伊波さんは、俺が助ける」 そう言って、小鳥遊は佐山を睨みつける。 佐山はそんな小鳥遊をみて、不敵な笑みを浮かべた。 「Tes. と言っておこうか」 「えっ……」 「新庄君、小鳥遊君のサポートを頼む」 「……Tes.」 そう言って、新庄は手袋を外すと小鳥遊へと手渡した。 そしてデイバックの中からシングルショット・ピストル。コンテンダー・カスタムを取り出す。 「問題は小鳥遊君を伊波嬢の至近距離へと近づける方法だが……。 さすがは聡明だね新庄君」 新庄は口元を緩めながら頷く。 そんな新庄の手、銃ともう1つ、ある物を握っている。 「ボクが、小鳥遊君を伊波さんの近くまで導いてみせるから……。 だからっ!伊波さんを、お願い」 新庄はそう言うと、その物を小鳥遊へと手渡した。 「これは……?」 最初はきょとんとしながら、小鳥遊は新庄を見つめる。 「ボクが……それを撃ち抜くから、小鳥遊君はそれを伊波さんに向かって投げて」 「撃ち抜く……?」 そう呟いた瞬間、小鳥遊は言っている事の意味を理解した。 急いで右手に手袋をつけ、新庄からそれを受け取った。 互いに視線を合わせて、力強く頷く。 あたりは闇に包まれ、徐々に視界を奪っていく。 そしてその闇にまぎれるかのように、小鳥遊と新庄は伊波の方へと駆け出した。 ◇ ◇ ◇ ヴァッシュの鼻先を、ジャバウォックの爪がかする。 ━━速い。 そう呟き、身をひねって次撃をかわした。 この短時間で、伊波の動きは見違えるほどに変わっていた。 それはジャバウォックが戦闘を学習した事によって起きた変化。 もうヴァッシュにとっても、余裕がある相手とは言えなくなってきている。 黒い羽が、伊波の視界を遮るように辺りへと舞い踊る。 ヴァッシュはそれにまぎれるように、後方へ下がって距離をとった。 「きりが無いわ」 そう呟き、水銀燈はヴァッシュの後ろへとつく。 「サヤマが策があるって言ってたんだ……もう少し」 「そんな事を言っている余裕が、貴方にあるわけ?」 「……あるよ」 「嘘ね……」 そう言って、水銀燈はため息をつく。 「このままじゃ貴方は殺されるわね。 それでも言い続けるつもり?誰も殺さないと」 「あぁ」 間髪居れず、ヴァッシュは答える。 負っている怪我は決して軽症ではないはずだ。 だがしかし、ヴァッシュの瞳から光が失われる事は無い。 「……本当に馬鹿ばかりね」 水銀燈はそう言って伊波へと視線を向ける。 この戦闘のみを見ても分かる。 伊波の猛攻を、全て紙一重でかわし続けるヴァッシュ。 たとえ自分が全快でも、ヴァッシュには敵わないだろう。 それを知らしめるだけの実力が、ヴァッシュにはあった。 「貴方なら……ゼロにだって」 そう呟いた次の瞬間。 伊波の背後から小鳥遊が駆けてくるのが見えた。 「タカナシ……?」 「あの馬鹿、死にたいって言うのっ」 此方へと気を逸らすため、水銀燈は再び羽を伊波へと放つ。 だがしかし、伊波はそれを容易く避けると小鳥遊の方へと振り向いた。 足音、ましてや気配を消す事も無く全力で駆ける小鳥遊。 そんな小鳥遊を、伊波が見逃すはずは無い。 水銀燈が舌打ちをして、伊波へと向かおうとしたその時。 水銀燈の目の前へヴァッシュが手をかざした。 「何よっ」 「大丈夫」 水銀燈はヴァッシュの顔を睨みつける。 ヴァッシュは額に汗をにじませながら、伊波を見つめている。 「始まったんだ、サヤマの作戦が」 ◇ ◇ ◇ 「うあぁぁぁぁぁぁ!」 叫び声を上げながら、小鳥遊は走る。 距離はまだある、小鳥遊が警戒するべきは、伊波の先制攻撃。 攻撃前の一瞬のためらいを狙っているとはいえ、距離があっては意味は無い。 そして伊波は、小鳥遊を迎え撃つべく地を蹴った。 その瞬間、狙ったように小鳥遊は手に持った物を投げ飛ばす。 遠心力を用いて、右手を千切れんばかりに振り回した。 放物線を描き、真っ赤なタンク状の物体━━消火器が空中を舞う。 しかし、重量がある消火器は予想以上に投げにくく。 すぐに地面への自由落下を開始する。 ……余りにも短い滞空時間、これでは新庄が打ち抜けないのではないのか。 そう思った瞬間、乾いた発砲音が辺りに響いた。 耳元を、何かが通過するのを感じる。 そして目の前の消火器が、大きな音をたてて爆ぜた。 思わず足を止め、両手で顔を覆う。 視界一杯に舞うのは、白とピンクの粉。 この煙幕こそ、伊波に近づくための最後のチャンス。 小鳥遊は息を止め、伊波が居た方向へと走り出す。 そしてそれは、あっけなく見つけることが出来た。 相当近くまで近づいていたのだろう、頭から消火器の粉を浴び、頭を振っている伊波がうっすらと見える。 チャンスだ。 そう思い、思い切り駆け寄った。 細く開いた伊波の瞳が此方を見るのが分かる。 次の瞬間、目の前を泳ぐのは伊波の右腕。 煙幕によって距離感覚を失ったその腕が、空を切る。 小鳥遊は、そのまま右手を振り抜いて止まっている伊波へと突進する。 これで終わりだ、そう思い右手を伸ばした瞬間、頬に力強い衝撃を感じた。 えっ? 頭に浮かんだその言葉と共に、小鳥遊の体は中へ浮き。 後方へと倒れこんだ。 小鳥遊の目に入ったのは……左腕。 伊波の、生身の左腕だ。 今まで何度と無く殴られ続けてきた小鳥遊には分かった。 その拳にこめられた感情を 怒りを。 伊波さんが、怒ってる? そう思って相手の顔を見上げる。 辺りの煙は風に乗り、晴れていく。 白い粉に塗れた伊波の顔は、相変わらず怒気を湛えた恐ろしいもの。 ……だがしかし、小鳥遊にはそれが、とても悲しそうに見えた。 小鳥遊は、記憶の中をたどってみる。 まだ短い付き合いだが、それでも浅い付き合いだとは思わない。 主に殴られ、殴られて、それから殴られて……。 泣いたり、照れたり、笑ったり、怒られて落ち込んだり、叱られて反省したり。 色々な表情を見てきたと思う。 しかし、それでも小鳥遊ははじめてみたのだ。 伊波が、怒りという感情を露にするのを。 ……思い当る節は、1つだけある。 それは小鳥遊にとっても、罪悪感を感じていること。 伊波よりも、水銀燈を選んだ事。 伊波が死の淵に立たされていると聞いても、 小鳥遊は小さい物の命の危機を見過ごせなかった。 それはもはや、小鳥遊にとっては本能だったのかもしれない。 小さい物を愛でるという、病的なまでのその思考。 ……それはある程度自覚しているが、同時に制御できるものでもなかったのだ。 もし、あの時伊波がそれを理解し、傷ついているとしたら。 「伊波さん……」 地面に横たえて、相手を見上げながら、小鳥遊はそう呟いた。 今更謝っても滑稽だろう、許してもらえる訳がないだろう。 だがしかし、このまま殺されるなら……そう思い、小鳥遊は口を開く。 「すみませんでした」 伊波は一歩、こちらへと足を踏み込む。 「でも、それでも俺は、小さいものが好きだから。 ……きっとまた、同じ道を選んでしまうと思うんです」 伊波は小鳥遊にまたがるように立ち止まり、こちらを見つめる。 「それでも、伊波さんを傷つけたというのなら、俺は最低ですね……本当に、すみませんでした」 そして静かに、伊波は腕を振り上げる。 言いたい事を言った小鳥遊は、少し微笑んだ。 もう自分は終わる…… そう理解した小鳥遊の目に、ある物が目に入る。 「伊波さん、俺のプレゼントしたヘアピン……付けてくれていたんですね。 ……可愛いですよ。 あぁ……伊波さんがあと、5歳若ければなぁ」 小鳥遊は何も考えず、頭に浮かんだその言葉を口にする。 次の瞬間、大きな腕が振り下ろされて、辺りに鈍い音が響いた。 小鳥遊は自分の顔に、生暖かいものが触れるのを感じる……。 え?感じる? そう思い、小鳥遊は恐怖で閉じた瞳をひらいた。 「無理だよ……私には、小鳥遊君を殺すなんて出来ない」 目の前にあるのは、涙を湛え、真っ直ぐに此方を見つめる瞳。 何時もの、見慣れた顔がそこにはあった。 「い……伊波さん?」 小鳥遊の顔にかかったのは伊波の血……振り下ろす異形の右腕へ、伊波の左拳が食い込んでいた。 左拳の皮はズル剥けて、そこから小鳥遊へと血が飛び散っている。 「最初から、分かってたはずなのにね……。 小鳥遊君が小さい物が大好きな変人だって、そこに入り込むのは難しいって。でも……」 「伊波さん、今俺は馬鹿にされてますか?」 ムッとした小鳥遊を前に、伊波の口元は緩む。 伊波は知っていた、小鳥遊が小さい物意外に『可愛い』という言葉を使う事は滅多になく、 12歳以上を年増と評する小鳥遊が、年上の自分に対して使ったその言葉の意味を……。 次の瞬間、うごめくように右腕が暴れだす。 驚いた伊波は押さえつけようと左腕で掴み上げるが、力では敵いそうにない。 「小鳥遊君っ……逃げて!!」 次の瞬間、小鳥遊は伊波へと抱きついた。 「ちょっ……小鳥遊君っ!」 「動かないで下さいっ!」 そのまま首へ右手を巻きつけ、背中を通して右肩を掴む。 「お前……ふざけるなよっ! 勝手に暴れやがって……伊波さんから、出ていけぇ!!」 そう叫ぶと同時に、小鳥遊は右手を思い切り引き抜いた。 ズブリ 辺りに特徴的な音を響かせて、それに地面からの落下音が続く。 「えっ……?」 伊波は思わずその音源へと視線を向ける。 そこには、先程まで自分の右肩についていた、異形の右腕。 まるで電源が切れた機械のように、ダラリと落ちている。 「付け替え手袋っていうんです……もう、大丈夫ですよ」 そう言うと、小鳥遊は伊波から離れる。 その顔白い粉でまみれていたが、その顔には安堵と、少しの達成感が浮かんでいた。 「あ……」 そして次の瞬間、小鳥遊は悪寒が走るのを感じる。 目の前に伊波は顔を真っ赤にしたまま、プルプルと震える。 「もしかして、もしかしますか?」 「……うん、もしかしなくても、もしかするかも」 「か、簡便してくだs」 「いやーーーっ!!男ーーー!!」 伊波の左ストレートが右頬へと入り、小鳥遊は空を舞った。 時系列順で読む Back 罪と罰(前編) Next 罪と罰(後編) 投下順で読む Back 罪と罰(前編) Next 罪と罰(後編) Back Next 罪と罰(前編) 小鳥遊宗太 罪と罰(後編) 罪と罰(前編) 佐山・御言 罪と罰(後編) 罪と罰(前編) 伊波まひる 罪と罰(後編) 罪と罰(前編) ヴァッシュ・ザ・スタンピード 罪と罰(後編) 罪と罰(前編) 水銀燈 罪と罰(後編) 罪と罰(前編) ロロノア・ゾロ 罪と罰(後編) 罪と罰(前編) 新庄・運切 罪と罰(後編)
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耳鳴りがする。 ナチス研究所を囲む庭園の一角は、絶対零度の空間と形容すべき痛々しい沈黙に支配されていた。 いや実際には、この血なまぐさい情景には不釣り合いな程に優雅なクラシックと 荒木の愉快そうな、それでいてどこか間延びした放送が流れていたのだけれど。 誰も言葉を発しない。顔を見合わせもしない。呼吸音すらも聞こえない。 どうしてこうなった?何故報われない?救われやしない? 最善を尽くした。尊い犠牲も伴った。神はこれ以上何をしろと仰せなのか。 傍から見ればほんの一瞬、それでいて永遠とも思える、独りよがりな押し問答が堂々巡りする。 そして止まった時間は再び動き出し、どうしようもなく非情な現実が訪れる。 結末はいつだって残酷だ。だからこそ甘美で、数多の人間を魅了して止まないのである。 ◇ ◆ ◇ 思えば、アンラッキーな要素が重なり過ぎていた。 怪物がまだ生きている?放送が始まった?それだけではない。 ブチャラティの性格だ、自らの身に起きた『異変』に気付くや否や、迷わず死を選んだに違いない。 だが彼の身体全体を縛る強い力に阻まれ、それでも彼は仲間にとって最良の策は何であるのかを理解した。 そして自己崩壊の恐怖と諦念を必死に押し殺しながら、リゾットに『助けてくれ』ではなく『殺してくれ』と嘆願したのだ。 エシディシを倒すのにこれ以上のチャンスは無い。むしろ今を逃せば、多大なる犠牲と苦労は全て水泡に帰す。 分かっていた。ブチャラティがそれを真に望んでいる事も。しかし、彼らとて所詮は人間だった。 ブチャラティの悲しい覚悟は、皮肉にもギャング達をほんの少しだけ躊躇させてしまった。 「殺させやしねーッ!!まずはてめーら全員地獄に叩き落としてやるッ!!グシャシャシャシャアーッ!」 『運命の車輪』は確実に回転していく。悪夢はまだ、終わらない。 我に返ったジョルノがゴールド・エクスペリエンスの拳を振り上げるも、既に手遅れだった。 コキリ、と首を鳴らすブチャラティ。その狂気に囚われた面様にボコボコと血管が浮かび上がる。 声色は最早エシディシのそれであり、すっかり散瞳した目には何も映っていない。 と思う間もなく、ジョルノの顔面に鮮やかなカウンターがヒット。 運悪く背後に立っていたフーゴもろとも、彼の体はまたしても壁面へと殴り飛ばされた。 「なんて執念だ……エシディシ…。」 失神したジョルノを庇いながら、フーゴはブチャラティをぼんやり見つめる。 自分にはどうしようもない何かに押し流されていく感覚に、フーゴはただただ戦慄するのみだった。 「そういうセリフは、終わってから言うもんだぜ。」 「MU?」 リゾットは既に動いていた。 瀕死のエシディシが完全にプッツンしている今の内に手を下そうと、直ちに『メタリカ』を発動、 ブチャラティの心臓部に鋏を作り出した。そのまま心臓をくり抜き余分に持っている首輪で消し飛ばせば、 いくら究極の生物とてひとたまりもない筈だ。まさに完璧な作戦である、不可能という点に目を瞑れば。 「てめーの次のセリフは『残念だったな。お前は既に出来上がっている』だ!」 「残念だったな。お前は既に出来上がっている…ハッ!?」 だがむしろ、功を焦り冷静さを失っていたのはリゾットの方だった。 初っ端から急所を叩く見え透いた攻撃など愚策も愚策。それどころか逆に武器を与えてしまったも同然。 エシディシは大切な心臓へ何のためらいもなく手を突っ込むと、いとも簡単に鋏を引き抜いた。 拳が空けた大穴はエシディシの細胞が即座に塞ぎ、さながら世にもグロテスクなコイン貫通マジックといった所か。 「俺の心臓を狙ってんのはバレバレなんだよォ!チンボコ野郎!」 暗殺者の勘が成せる業だろうか、超人的な反射神経で後ろにのけ反ったリゾットの鼻先を、銀色の光が一閃する。 留め金を壊しメス状になった刃が頭巾と額を浅く裂き、背後で鋭い刺突音が響く。 エシディシは無理な体勢に尻餅をついたリゾットを一瞥し、この機を逃さんとばかりに 西部劇に出てきそうな植物達が群生する茂みへとバックステップし、その姿を眩ました。 何の事は無い。体を殆ど失い大幅に弱体化したエシディシが三人のスタンド使いを相手にするなど、土台無理な話だ。 事にリゾットの能力なら、人間の脆い体など簡単に破壊されるだろう。彼の狙いは最初から逃亡だったのだ。 「クソ………ッ!!」 悔しそうに顔を歪めるリゾット。あの殺気立った口ぶりに完全に騙されてしまった訳だ。 ここでエシディシを見失いダメージを回復されれば、次に俺達が勝てる見込みはもう無い。 深追いは禁物などと悠長に言ってられない。奴はちょっとでも押せば倒れる、 草の根を分けてでも探し出し、エシディシをここで始末する! 「ジョルノ、フーゴ!いつまでも寝てんじゃあないッ!!ホルマジオとブチャラティが死を賭して作り出したチャンス、 断じて無駄には出来ん!ここでエシディシを取り逃がせば、俺たちに勝ち目は無いぞッ!!」 僕達を叱咤激励しつつ草むらへ飛び込んだリゾットを見送りながら、僕は渋々身を起こした。 全く…。簡単に言ってくれますね。あと少しで喉元に喰らい付けるって所で引き下がる訳にいかないってのは 重々承知してますが。こっちは顔面に二発もいいのを貰って脳震盪を起こしかけてるんですよ。 それにブチャラティだって…ああいけない。ちょいと投げ遣りになっていましたね、僕らしくもない。 「ジョルノ、意識はあるか?手を…。」 すっとフーゴが手を差し出す。とにかく感傷に浸っている場合ではありません。 僕はしばらく戦えないかも知れないが、生きている限り能力は有効です。仲間の負傷を手当てし、 ブチャラティの血液を基にしたあの鋏を使って、エシディシを追跡する事だって可能だ。 命が尽きるその時まで精一杯、与えられた役割をこなす事がギャングの宿命ですからね。やれやれです…。 一応礼を言おうとフーゴの顔を見上げた僕は、掴みかけていた手をはたと止めた。 僕を無表情に見下ろすその瞳は、マンホールの底に似た空虚で吸い込まれそうな闇を湛えていた。 彼が何を考えているのか分からない。一切の喜怒哀楽が取り払われたその顔つきを、僕は能面みたいだなと思った。 唐突に不安に襲われました。仲間であるフーゴに言い知れぬ恐怖を感じたのは、きっとこれが最初で最後だったでしょう。 ――――フーゴ、何故そんな顔をしているのですか?…そうか、フーゴ。君は ◇ ◆ ◇ 「フゥゥゥゥゥゥゥゥゥ~~~~~~~~~~ッ!」 灼熱地獄と化したナチス研究所内で蠢く一つの影。 中央には体の半分近くが欠損した、B級ホラー映画の小道具そっくりな死体が寝転がされている。 その屍骸に誰かが指を突き立てていた。と、瞬く間に死人の体がミイラ状にしぼみ、 逆に片膝をついて血を絞り取るその怪物にみるみる血色が戻り、負傷が癒えてゆく。 「切断面が塞がれている…。なかなか気の利いた心遣いじゃあないか、ジョルノ。」 ニタリ、と笑うエシディシ。彼が単なる柱の男であったのなら、人間に臓器の一つや二つが取り憑いた所で 血液を沸騰させ、その体もろとも爆散する程度が精々だ。しかし今の彼は身一つであらゆる生物を創造する究極生物。 先程まで力強く拍動していた胸部の肉塊を細胞レベルにまで分解し、あちこちの組織に付着して代謝機能を支配。 そしてブチャラティの体内で栄養を摂取し癌細胞の如く増殖、同時に失った部分を再生しつつあった。 「とはいえ、これっぽちの屍ではまだまだ足りないか…。もっと新鮮で大量の血を吸う必要がある。」 呟きつつ目を瞑り、精神を集中させる。と、体から黄色のスライムがウジュリと吹き出し、全身が覆い包まれる。 彼の本体は遥か遠くのエリアに流され最早回収の術は無いが、共に水流の藻屑となったホルマジオごと 取り込まれたDISCが、黄の節制を再び呼び戻した。身に纏う程度ならコントロールも可能らしい。 もっとも司令塔とも言うべき今の体にDISCが差しこまれていない分、自由自在にとはいかないだろうが。 エシディシには、カーズのような卓越した頭脳も、ワムウのような天才的な戦闘のカンも無い。 しかし、自らの性格を把握し、精神をどん底に追い込まれてもすぐにスイッチを切り替えられる沈着さ、 誇りを捨てても、醜いと罵られてでも生きようとする執念深さは、裏を返せば強い精神力の現れだと言える。 人間も吸血鬼も、柱の男すらぶっちぎりで超越した究極生命体が、ギャング五人ごときに敗北を喫したのは何故か。 エシディシには『覚悟』が足りなかった。手足をもがれても、とびっきりの苦痛を伴った死を目前にしても尚、 標的に一矢報いようとする究極の自己犠牲の精神を、死の危険と無縁の彼は持ち合わせていない。 エシディシは油断していた。悲願である究極生物への到達、それで全てが終わりではない。 忘れてはならない、所詮参加者達を奮起させる駒として、いいように荒木に踊らされている事実を。 「認めよう…。俺は貴様らよりも『劣って』いた。貴様らにあって俺には無い強みとは一体何か。 それは身体能力でもスタンドや流法でもない。あらゆる困難に立ち向かい、打ち勝つ『黄金の意志』!」 スタンドも復活し、不死身さに拍車をかけたかに見えるエシディシだが、 ブチャラティの体をあらかた喰らい尽くすまでは、柱の男ならではの身体能力も当然失われたままだ。 この不便な体で再生の為のエネルギーを集めなければならないのは、むしろ不安要素の方が大きかった。 「俺の精神はまだまだ未熟だった。この醜態は、自らの愚かさが招いた罰として受け入れよう。 この屈辱はいずれ晴らす。そして次こそは、真の究極生物として貴様らの前に対峙してみせる!」 エシディシはまだ勝負を捨てていない。 更なる高みへと辿り着き、頂点に返り咲くその時まで決して諦めようとはしない。 誇りなぞ知った事か!俺は雪辱を果たし、最後の一人まで勝ち残って見せる。 せいぜい楽しみにしていろ荒木、次に血祭りにあげるのは貴様の首だ!フハハハハッ!! ◇ ◆ ◇ 「(奴はまた建物内に戻ったのか?とはいえ、俺が探れる範囲はここまでだ。)」 リゾットに残された時間はあと僅かだった。 この放送で20人もの死者と、ナチス研究所の禁止エリア指定まで宣告された。 首輪解除に必要な人員と設備は露と消え、このままでは荒木の悪趣味な遊戯をぶち壊すどころの話ではない。 エシディシの件を抜きにしても、最悪のシナリオはもう目の前だ。 一刻も早く決断を下さねばならない。ところでジョルノとフーゴは一体何をしているのだろう、やけに遅い。 背後に人の気配を感じた。 矢庭に振り返ったリゾットの目に映ったのは、血走った目のエシディシが脳天に鋏を振り下ろす瞬間 …ではなく、幽鬼の如く虚ろに佇むフーゴの姿だった。 「な・・・・フー・・・ゴ・・・?」 リゾットの顔色がさっと青ざめた。 考えたくない事だった。常に頭の片隅で懸念はしていた。だがこの状況、タイミングでまさか そんな早まった真似はしないだろうと、楽観的に捉えていた部分もあった。 「・・・・予想外、でしたか・・?」 隣に居なければならない筈のジョルノは、どういう訳かフーゴの腕の中にすっぽりと収まっていた。 トレードマークとも言える前髪の三つのカールは鷲掴みにされ見る影も無く、 滴り落ちる血と脳漿が金色の髪と見事なコントラストを形成している。 粗雑な切り口から鮮血をぼたぼたと垂らし、首だけになったジョルノはどんよりとリゾットを見つめていた。 動悸が高まる。苦しい、ひどく息苦しい。 くらくらとする頭を抱えながらも、しっかりと放送を聞いていたジョルノ。 ペッシ、ジョージ・ジョースター1世、岸辺露伴、グェス、川尻早人、ホルマジオ、リンゴォ・ロードアゲイン…。 彼らの死は聞くまでもなく知っている。悼む気持ちはあったが、今更後悔しても無駄だと半ば割り切っていた。 だがテレンス・T・ダービー、シーザー・アントニオ・ツェペリ、音石明、虹村億泰、吉良吉影…。 次々と連ねられてゆく死者達の名に、ジョルノはひたすら絶句していた。 僕達の行動に意味はあったのだろうか?別行動を取った仲間達はこれで悉く死んだ。この人数でどう荒木に対抗する? 勇敢かつ頭の回転が速いジョルノだが、今度ばかりは悲嘆に暮れるよりほかなかった。 フーゴの心境も同様だった。 ナチス研究所には、ここで殺されるだろうなと半ば覚悟しつつ足を踏み入れた。 だがブチャラティはそんな彼を目の当たりにして、怒りを見せるどころか共に闘う申し出を受け入れてくれた。 フーゴが犯した罪を知りつつも、いずれ制裁を与えると宣言しつつも、彼を部下として信頼し背中を預けてくれたのだ。 だから再び忠誠を誓った。命を懸けて怪物に立ち向かった。 しかし結果を見てみろ、ああなってしまった以上ブチャラティは助からないだろう。 疑惑が確信に変わった瞬間、フーゴの中で微かに輝いていた何かが完全に消え失せた。 残っているのは敵対チームのリーダーと、どんな音楽が好みなのかも知らない浅い付き合いの新人ギャングだけ。 この同盟にもう価値は無い。あの時もフーゴの参入に肯定的だったのはブチャラティだけだった。 結局僕には、一つしかない椅子を巡って殺し合う運命がお似合いって訳だ。結構な事じゃないか。 フーゴは荒木の恐ろしさを嫌と言うほど知っている、対峙するなぞもっての他だし、 ボスに敵視された以上、パッショーネに戻る事も叶わない。組織を乗っ取るまでは行かなくとも、 ディアボロ含めた全員を殺して優勝しなければ、裏切り者のフーゴが生き延びる術は無いのだ。 勝率は限りなくゼロだとしても、フーゴは立ち止まれない。茨の道を死ぬまで進み続けなければならない。 パープル・ヘイズに羽交い絞めにされ銃口を向けられても、ジョルノは力なく項垂れるのみだった。 ブチャラティはもういない、元の世界で仲間だったフーゴにすら裏切られた。 フーゴの狂気を跳ね除ける力は残っていなかった。心に巣食った底無しの闇の中に、ジョルノは深く堕ちて行った。 …そうか、フーゴ。君は絶望しているんですね。 僕と同じに。 仲間との決別、優勝への殺戮を選んだフーゴ。仲間の解放、荒木への挑戦を選んだリゾット。 二人の道は今、完全に別たれた。彼らの道が再び交わる事はもう無い。 【F-2 ナチス研究所 庭/2日目 深夜】 【リゾット・ネエロ】 [スタンド]:『メタリカ』 [時間軸]:サルディニア上陸前 [状態]:頭巾の玉の一つに傷、左耳と左手の小指消失(止血済)、額に切傷、身体ダメージ(極大)、 身体疲労(極大) [装備]:フーゴのフォーク、ミスタがパくった銃【オートマチック式】(2/15) [道具]:デイバッグ&基本支給品(リゾット、ホルマジオ、ブチャラティ、ジョルノ、億泰、テレンスのもの そのうち一食だけ水と食料なし) 不明支給品残り0~1(億泰のもの)、参加者詳細データ集、『ザ・ワールド』のスタンドDISC 首輪の設計図(ジョセフが念写したもの)、ダービーズ・チケット、妨害電波発信装置 ペッシの首輪、重ちーが爆殺された100円玉(一枚)、ジョルノの『探知機』となっている小石 紫外線照射装置、、承太郎のライター、シャーロットちゃん、スージーの首輪、ワンチェンの首輪 包帯、冬のナマズみたいにおとなしくさせる注射器、不明支給品0~2(確認済:ジョルノのもの) [思考・状況] 基本行動方針:荒木を殺害し自由を手にする 0.嘘だろ、フーゴ…!? 1.エシディシの息の根を止め、ブチャラティを呪縛から解放する。 2.首輪を外すor首輪解除に役立ちそうな人物を味方に引き込む。 カタギ(首輪解除に有益な人材)には素性を伏せてでも接触してみる。 3.荒木に関する情報を集める。他の施設で使えるもの(者・物)がないか、興味。 [備考] ※リゾットの情報把握 承太郎、ジョセフ、花京院、ポルナレフ、イギー、F・Fの知るホワイトスネイク、ケンゾー(ここまでは能力も把握) F・F(能力は磁力操作と勘違いしている)、徐倫(名前のみ)、サウンドマン、山岸由花子(名前のみ) ※リゾットのメモには以下のことが書かれています。 [主催者:荒木飛呂彦について] 荒木のスタンド → 人間ワープ…見せしめの女の空中浮遊、参加者の時間軸の違い(並行世界まで干渉可能) → 精密機動性・射程距離 ともに計り知れない 開催目的 → 不明:『参加者の死』が目的ならば首輪は外れない→この線は薄い 『その他』(娯楽?)が目的ならば首輪は外れるかもしれない ※荒木に協力者がいる可能性有り 【以下ブチャラティのメモの写し】 ①荒木飛呂彦について ・ナランチャのエアロスミスの射程距離内にいる可能性あり →西端【B-1】外から見てそれらしき施設無し。東端の海の先にある?(単純に地下施設という可能性も) →G-10の地下と判明 ・荒木に協力者はいない?(いるなら、最初に見せつけた方が殺し合いは円滑に進む) →協力者あり。ダービーにもいることが確実。 ②首輪について ・繋ぎ目がない→分解を恐れている?=分解できる技術をもった人物がこの参加者の中にいる? ・首輪に生死を区別するなんらかのものがある→荒木のスタンド能力? →可能性は薄い(監視など、別の手段を用いているかもしれないが首輪そのものに常に作用させるのは難しい) ・スティッキィ・フィンガーズの発動は保留 だか時期を見計らって必ず行う。 ③参加者について ・知り合いが固められている→ある程度関係のある人間を集めている。なぜなら敵対・裏切りなどが発生しやすいから ・荒木は“ジョースター”“空条”“ツェペリ”家に恨みを持った人物?→要確認 ・なんらかの法則で並べられた名前→国別?“なんらか”の法則があるのは間違いない ・未知の能力がある→スタンド能力を過信してはならない ・参加者はスタンド使いまたは、未知の能力者たち? ・空間自体にスタンド能力?→一般人もスタンドが見えることから 【パンナコッタ・フーゴ】 [時間軸]:ブチャラティチームとの離別後(56巻) [状態]:身体ダメージ(極大)、 身体疲労(極大) [装備]:ナランチャのナイフ、S W M19(6/6) [道具]:基本支給品×4、ダービーズチケット、ディアボロのデスマスク、予備弾薬37発(リボルバー弾7発、オートマチック30発) 鳩のレターセット、メサイアのDISC、ジョルノの『探知機』となっている小石 S W M19の予備弾薬(24/30) [思考・状況] 基本行動方針:未熟な過去に打ち勝ち、新しい自分となる 1.完全にゲームに乗った、優勝の為ならどんな汚い手も辞さない。 2.単身でディアボロとエシディシに勝てるかは分からないが、やるしかない。 3.優勝したら、組織の手が届かない何処か遠い所で新たな人生を歩もう。 [備考] ※荒木の能力は「空間を操る(作る)」、もしくは「物体コピー」ではないかと考えました(決定打がないので、あくまで憶測) ※空条承太郎、東方仗助、虹村億泰、山岸由花子、岸辺露伴、トニオ・トラサルディー、ジョセフ・ジョースターの能力と容姿に関する大まかな説明を聞きました。 ※吉良吉影の能力(爆弾化のみ)を把握しました。しかし、一つしか爆弾化できないことや接触弾、点火弾に関しては聞いていません。 また、容姿についても髑髏のネクタイ以外には聞いていません ※花京院とその仲間(ジョセフ・ジョースター、J・P・ポルナレフ、イギー、空条承太郎)の風貌、スタンド能力をすべて把握しました。 ※アヴドゥルとフェルディナンドの考察から時代を超えて参加者が集められていることも知りました。 ※デスマスクの男の正体がボス=ディアボロであること、その能力などに気づきました。 ◇ ◆ ◇ ほぼ同時刻、ナチス研究所から数百メートル離れた空き地に二人の男が佇んでいた。 放送で告げられた死者の多さに愕然とし、憂いを含んだ表情を浮かべる学生服の少年、花京院典明は やや離れた場所から様子を窺う中性的な顔立ちの男、ナルシソ・アナスイの気配に気付いていなかった。 背中がガラ空きだぜ?花京院。 さっきの放送でどれだけショックな内容を言われたのか知らないが、 「ポルナレフ」とか「たったの12人」だのブツブツ言いながら歩き回るザマはどう見てもアブナイ奴だぞ。 生き残りの12人が心配みたいだが、後ろで俺に狙われている事にも気付けないんじゃあ世話ないな。 さっきはティムの野郎が邪魔して仕留め損ねたが、同じ目的地に向かっていたのがお前の運の尽きだぜ。 悪く思うなよ。じゃあな、花京院。 思わず口角が緩む。指先を花京院の後頭部にポイントし、どんな死に様を用意してやろうかと思いを馳せる。 『おい!』と大声を出して花京院の絶望に満ちたツラを拝んでやるのもいいかもな。などと考えていた矢先、 ドゴォッ!! 花京院の姿をしっかりと捉えていたはずの視界は暗転し、 頭部を熟れたトマトの如く弾けさせるつもりだったF・F弾は虚しく地面を穿つ。 状況を把握するのに少しだけ時間がかかった。どうやら俺は地べたに這いつくばっている。 何故なら後ろからタックルをかましやがったクソ野郎に組み伏せられ、腕と頸動脈の辺りを極められているからだ。 何て事だ!花京院をブチ殺すのに夢中で、周囲の警戒を怠っていたとは! それだけじゃない…。こいつ、俺を押さえつけながら…血を吸ってやがる……! 「クソッ!!離れやがれこのダボがァ!!」 「…チィッ!」 関節を無理矢理外し、凄まじい力で俺に圧し掛かる吸血野郎にF・F弾を放つ。 苦しい姿勢から撃った弾丸はダイバー・ダウンのパワーが上乗せされ、野郎を簡単に吹き飛ばした。 すぐさま体勢を立て直し、首筋の傷穴をプランクトンで埋める。横をちらりと見やると、 流石にこちらに気付いたらしい花京院がぽかんと口を開けて俺を見ていた。 「何してやがる!早くここから逃げろ!そのままナチス研究所へ行くんだ、俺の仲間がいる!」 人の血を吸うだなんてえげつない真似をしておきながら、至極真っ当な台詞を吐くんだな。 ん?こいつ…。暗がりでよく見えなかったが、ブローノ・ブチャラティじゃないか? こいつ、吸血鬼だったのか?いや、あのジッパーを操るスタンドが傍らに居ないし、何だか様子がおかしい。 F・F弾に抉られた脇腹の傷がグジュリグジュリと治り、しかも撃ち込んだフー・ファイターズ達が悉く死滅している。 「フン、ちっぽけな人間風情が、大人しく眠っていろ。」 ブチャラティの目の色が急に変わり、声もまるで別人の如く低くなった。 俺の中で警鐘が鳴り響いた。この声を、身に纏う絶対的な強者のオーラを、俺は知っている。 突然、体のあちこちに焼け付く痛みを感じた。慌てて自らをよく見渡すと、 吸血してる隙にくっついたのだろう、黄色いスライムが俺の肉をほうぼうで貪り喰らっていた。 「第三ラウンドを始めようじゃあないか。え?それとも最終ラウンドか?フー・ファイターズよ。」 【F-2 やや北東/2日目 深夜】 【花京院典明】 [時間軸]:ゲブ神に目を切られる直前 [状態]:精神消耗(極大)、身体ダメージ(中)、右肩・脇腹に銃創(応急処置済)、全身に切り傷、激しい自己嫌悪 [装備]:なし [道具]:ジョジョロワトランプ、支給品一式 [思考・状況] 基本行動方針:打倒荒木 1.ブチャラティの指示通りナチス研究所に行くか、それとも此処に留まり戦いに加わるか決めかねている。 2.結局ポルナレフには会えなかった。僕は無力な人間だ…。 3.ナチス研究所に本当に仲間が居るのだろうか?それは僕の味方なのか? 4.打倒荒木、巻き込まれた参加者の保護、をするにはもう遅いのかも知れない。 [備考] ※荒木から直接情報を得ました。 「脅されて多数の人間が協力を強いられているが根幹までに関わっているのは一人(宮本輝之助)だけ」 ※フーゴとフェルディナンドと情報交換しました。フーゴと彼のかつての仲間の風貌、スタンド能力をすべて把握しました。 ※マウンテン・ティムと情報を交換しました。お互いの支給品を把握しました。 ※アナスイの語った内容については半信半疑です。その後アナスイがティムに語った真実は聞いていません。 【ナルシソ・アナスイ with F・F】 【スタンド】:ダイバー・ダウン・フー・ファイターズ 【時間軸】:アナスイ…「水族館」脱獄後、F・F…DアンG抹殺後 【状態】:貧血、首に指先を突き立てられた傷(プランクトンで処置済み)、黄の節制に食われ中、全身にF・Fの細胞が寄生し、共存している。 【装備】:なし 【道具】:基本支給品×5、点滴、クマちゃん人形、双眼鏡、ラング・ラングラーの首輪、トランシーバー2つ(スイッチOFF)、ラング・ラングラーの不明支給品(1~3。把握済)、テイザー銃(予備カートリッジ×2)、杜王町三千分の一地図、牛タンの味噌漬け、ノートパソコンの幽霊 ※基本支給品はアナスイ、ラングラー、ティム、ヴェルサス、音石の五人分です。 音石の水はF・Fが回復に利用しました。その他食料、水がどれだけ残っているかは不明です。 【思考・状況】 基本行動方針:空条徐倫を生存させるために彼女を優勝させる。そのために、徐倫以外の全ての参加者を殺害する。 0.お前、エシディシなのか!? 1.エシディシと決着をつけ、花京院を始末する。 2.ナチス研究所にも参加者がいると確定したので、そちらも始末する。 3.徐倫には会いたくない。 【ブローノ・ブチャラティ with エシディシ】 【ブローノ・ブチャラティ】 [スタンド]:『スティッキー・フィンガーズ』 [時間軸] 護衛指令と共にトリッシュを受け取った直後 [状態] 瀕死、意識昏迷状態、エシディシに全身を乗っ取られている [装備] ジョルノの『探知機』となっている小石、スージーの指輪 [道具] メタリカの鋏の欠片 [思考・状況] 基本行動方針:打倒主催、ゲーム脱出 0.・・・(気絶中) 1.自分はきっと助からないので、せめてエシディシを巻き込む形で自殺したい。 [備考] ※代謝機能を持続させる為だけにエシディシに生かされています。今後どうなるかは分かりません。 ※基本的に体の主導権をエシディシに握られていますが、ほんの一瞬だけ意識を取り戻す事もあります。 ※極端に衰弱しており、もうスティッキー・フィンガーズは使えません。またエシディシの細胞に浸食されているので意識があっても体を満足に動かせません。 【エシディシ】 [スタンド]:『イエロー・テンパランス(仮)』 [時間軸]:JC9巻、ジョセフの“糸の結界”を切断した瞬間 [状態]:ブチャラティと同化、少しずつ能力を取り戻しつつある。 [装備]:なし [道具]:なし [思考・状況] 基本行動方針:リゾット達に再起を誓う。力を取り戻し、究極生物として荒木をも超越する。 1.F・Fと決着をつけ、花京院の血を吸って力の回復を図る。 2.ブチャラティの体を馴染ませる為、もっと人間を捕食したい。 3.いずれリゾット達にリベンジを果たす。もう慢心はしない。 [備考] ※現在ブチャラティの体の30%程度はエシディシの細胞であり、今なお増殖中です。 ※イエロー・テンパランスの能力の一部が使えます。これはDISCよりもエシディシに芽生えたスタンドの才能による部分が大きいです。が、コントロールには疲労を伴います。 ※ブチャラティの体を乗っ取っている状態なので、あくまでも人間が出せる限界+αの身体能力しかありません。具体的に言えば吸血鬼と同程度と言った所です。 【ジョルノ・ジョバァーナ 死亡】 【残り 11(12)名】 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 205 BROKEN GLASS SYNDROME Ⅰ リゾット・ネェロ 212 終幕 バトル・ロワイアル(前編) 205 BROKEN GLASS SYNDROME Ⅰ パンナコッタ・フーゴ 212 終幕 バトル・ロワイアル(前編) 205 BROKEN GLASS SYNDROME Ⅰ ジョルノ・ジョバァ―ナ GAMEOVER 206 何もない明日が来る瞬間は 花京院典明 212 終幕 バトル・ロワイアル(前編) 204 寄生獣 F・F 213 黄金の精神は、此処に ① 204 寄生獣 ナルシソ・アナスイ 213 黄金の精神は、此処に ① 205 BROKEN GLASS SYNDROME Ⅰ ブローノ・ブチャラティ 213 黄金の精神は、此処に ① 205 BROKEN GLASS SYNDROME Ⅰ エシディシ 213 黄金の精神は、此処に ①
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武器拳 剣 槍 弓 銃 斧 杖 魔物用 石版 武器 拳 名前 HP SP ATK INT HIT DEF RES SPD 説明 備考(固定イノセント) へっぽこグローブ 0 0 5 0 0 0 0 5 無いよりは、マシなグローブ ハッスル軍手 0 0 8 0 2 0 0 8 香ばしいニホヒがします 往復ビンタ 0 0 12 0 0 0 0 12 ごめんよ母ちゃん、もう浮気しないから メリケンサック 0 0 17 0 0 0 0 17 右ポケットに忍ばせて タコなぐり 0 0 23 0 0 0 0 23 野郎、今日こそボッコボコにしてやる だだっこパンチ 0 0 30 0 0 0 0 30 ポカポカポカポカポカポカポカ! マナ増加屋 ボクサーグローブ 0 0 38 0 0 0 0 38 困ったな・・・お箸が持てないよ 指パッチン 0 0 47 0 6 0 0 47 リズミカルに、そして華麗に・・・ おやじのげんこつ 20 0 57 0 0 0 0 57 若者たちよ、団塊世代の怒りを食らえ! クリティカル屋 スパイクグローブ 0 0 68 0 0 0 0 68 そんな物で殴らないで。痛いから しっぺ返し 0 0 80 0 15 0 0 80 何か間違ってる気もするが・・・まあいいか 鉄のつめ 0 0 93 0 0 12 0 107 背中を掻くのに丁度いい。んなわけあるか! 番長フィスト 30 0 107 0 0 0 0 107 番長ってまだ存在するの? アイアンパンチ 0 0 122 0 0 20 0 122 欠点、重くて肩がこる 肩たたき拳 0 25 138 0 18 0 0 138 僧帽筋に大ダメージを与えます ラブスパンキング 0 0 155 0 22 0 0 155 いかん!だんだんクセになってきた 堕落屋 てぢから 0 38 173 24 0 0 0 173 トリック+マジック?=てぢから 空手チョップ 47 0 192 0 0 0 0 192 かわらわりって言いにくいですよね ナックルボンバー 60 0 212 0 -10 0 0 212 拳爆発、これあぶなくね? 超でこぴん 0 0 233 0 35 0 0 233 あまりの衝撃に脳震盪起こします ふくろだたき 70 20 255 0 0 0 0 255 これ、武器なんですか?答えてくださいよ総理! パタ 0 0 278 0 0 40 0 278 インドで使われたちょっと風変わりな武器 どすこいつっぱり 100 0 302 0 0 0 0 302 チャンコエネルギーオーバードライブ! バグナグ 0 0 327 0 0 50 0 327 虎の爪…って意味でしたっけ、教授? クロスカウンター 0 0 353 0 70 -50 0 353 決まる瞬間はなぜかスローモーション 技上達屋 ブッチャーハンド 0 0 380 -60 0 0 0 380 学校にこんな物持ってきちゃいけませんっ 毒手 0 0 408 80 60 0 0 408 いけね!指舐めちゃった 毒屋 ビチャッワ 0 0 437 0 0 80 0 437 正確には拳じゃないんだけど…許して バーニングブロウ 120 80 467 0 0 0 0 467 熱い思いで燃え上がる拳です 地獄突き 0 0 498 0 100 0 0 498 打点すべてが急所となる。ヒドイ クリティカル屋 デスガントレット 0 0 530 0 0 120 0 530 死の呪いが込められた小手 怒りの鉄拳 160 80 563 0 80 0 0 563 散っていった者達の想いを乗せて! 七年殺し 0 0 597 0 140 0 0 597 もう少し即効性があるほうがうれしいな クリティカル屋 男のグーパン 250 0 632 0 0 0 0 632 最後に頼れるのはこれしかない 極楽掌 0 0 668 0 120 0 120 668 こ…この手の動きはっ!? 黄金の右 200 0 705 0 150 0 0 705 見せてやるよ、俺のとっておきを! 百烈拳 200 120 750 0 100 0 100 750 75…87…93…まだ増えるだと!? 武器上達屋 スターブレイカー 240 180 920 0 180 0 0 920 星すらも砕くパンチが撃てます ゴッドハンド 380 250 1500 100 300 100 200 1500 殴った瞬間ビッグバン アムルテン 1000 400 3600 100 500 300 200 3600 すべての頂点に立つ拳 剣 名前 HP SP ATK INT HIT DEF RES SPD 説明 備考(固定イノセント) なまくらソード 0 0 6 0 0 0 0 0 頑張って高い武器を買いましょう ブロードソード 0 0 10 0 0 0 0 0 平凡な幅広の剣。威力はそこそこ レイピア 0 0 15 0 0 0 0 5 細身の剣。プスプス刺して使います 青龍刀 0 8 21 0 0 0 0 0 カンフー映画とかでたまに見かける シャムシール 0 0 28 0 8 0 0 0 刀身が反っている剣。アラビア~ン ナイトソード 12 0 36 0 0 0 6 0 騎士が愛用した剣。かっこいい スパタ 0 0 45 25 12 0 0 0 歴史のある剣。大事に使ってね バスタードソード 20 0 66 0 0 0 0 0 無骨だけど頼れる奴です カタナ 0 0 68 0 12 0 0 12 切れ味抜群の日本刀です クリティカル屋 ヘビーソード 25 0 78 0 0 10 0 -10 重いだけあって破壊力抜群 クノイチブレード 0 0 91 40 0 0 0 20 クナイを改良して作りました 毒屋 ニンジャブレード 0 10 105 0 15 0 7 25 闇討ち御免っ! 毒屋 ベカトワ 30 0 120 0 15 0 0 0 質素だけど使いやすい剣です カッツバルゲル 35 0 136 0 20 0 0 0 名前の響きがかっこいい 狂戦士の剣 60 30 153 -30 -20 20 0 0 見境無く斬りかかります。迷惑な事だ イビルバスター 0 40 171 80 20 0 0 0 邪悪な者を断ち切る剣 ド忘れ屋 コリシュマルド 0 30 190 0 46 0 0 40 優雅に、そして華麗に、斬る! ファルシオン 0 35 210 0 40 0 60 0 この切れ味!どうですか奥さん! ナイトメアソード 0 60 253 100 40 0 0 0 切られると悪夢にうなされるとか マンイーター 0 0 231 -40 60 -40 0 80 人の命を食らう魔剣。ナマンダブ 毒屋 阿修羅の剣 80 0 276 0 0 60 -40 60 戦う事が生きがいのあなたに ダマスカスソード 0 0 300 0 50 50 50 0 虹色に輝く不思議な剣 ルーンセイバー 0 80 325 150 80 0 60 0 地味に見えるけど魔力がこめられてるんだ! 技上達屋 エグゼクター 160 0 351 -100 -40 120 0 -40 「処刑用の剣じゃ」その時村長はつぶやいた クリスタルソード 0 60 378 170 60 0 100 0 天然水晶を切り出して作りました 羅刹の剣 120 0 406 0 60 80 0 80 あかんあかん!刃物振り回したらあかんで~ 殺生丸 0 0 435 0 80 0 0 120 お命頂戴つかまつるっ! 毒屋 薄刃陽炎 0 100 465 220 0 0 0 100 妖しく輝く幻の忍者刀 武器上達屋 レーザーブレード 0 120 496 250 100 0 60 0 悪を滅ぼす光の剣 九龍刀 80 80 528 0 80 0 80 80 地脈を司る龍の力が封じられています ドラゴンバスター 100 0 561 0 60 0 60 0 かつてドラゴンを倒したとされる剣 デュランダル 0 80 595 280 60 0 80 0 伝説の騎士が使ったとされる聖剣 バルムンク 0 100 630 0 0 120 -80 -40 多くの英雄を死に至らしめた魔剣 ティルフィング 0 120 666 320 80 0 100 0 持ち主を勝利へと導く幸運の剣 武神の剣 120 0 703 0 80 100 0 100 その刃は幾万の戦いによって磨かれている 妖刀村正 0 100 741 0 150 -150 -100 150 一降りすれば血の雨が降る。いにしえの刀 サンライズソード 0 150 840 400 120 0 120 0 日輪の輝きを発する光の剣 マナ増加屋 魔王の剣 200 100 1120 0 160 100 160 160 魔王一族代々に継承される剣 エクスカリバー 300 200 1800 800 400 200 400 400 ロストテクノロジーによって作られた伝説の剣 魔剣良綱 800 400 4000 2000 800 600 400 1000 銀河宇宙世界最強の伝説剣 無敵ソード 0 0 4 0 0 0 0 0 この世に斬れるもの無し! コロシアムで盗む レアリティ屋 槍 名前 HP SP ATK INT HIT DEF RES SPD 説明 備考(固定イノセント) レプリカスピア 0 0 5 0 0 2 0 0 見た目だけ立派な槍 十字槍 0 0 8 0 2 3 0 0 昔僧兵が使ってたんだってさ パイク 4 0 12 0 0 5 0 0 戦闘用に改良された槍。実用性が高い なぎなた 6 0 17 0 0 7 0 0 女性にも扱えるように工夫されています 黒曜石の槍 0 6 23 0 0 10 0 0 原始的ですがなかなかの威力 足軽の槍 0 0 30 0 0 12 0 7 敵将討ち取ったり~とか言ってみる ベクドコルバン 0 0 38 0 0 15 0 0 なんか強そうな名前の槍 ドゥ・サンガ 10 0 47 0 0 19 0 0 ちょっと変わった形をしていますが槍です 武将の槍 12 0 57 0 8 25 0 0 これで一騎打ちも怖くない スコーピオン 0 0 68 0 14 30 0 0 サソリの尾のように尖ってます 毒屋 トライデント 0 0 80 0 12 35 0 12 でっかいフォークとか言うな ボーンスピア 24 12 93 0 -8 41 0 0 見た目はグロいけど使いやすいよ 毒屋 ベンケイグレイブ 30 0 107 0 10 47 0 -8 弁慶お気に入りの一本 方天戟 25 0 122 0 0 54 10 10 中国の兵士が使ってた槍アル ショヴスリ 0 0 138 0 28 61 0 0 コウモリの羽をモチーフにして作られた槍 ダイミョースピア 35 0 155 0 35 68 0 0 参勤交代のお供に 金剛槍 0 20 196 0 0 76 35 0 金剛ってダイヤモンドの事か。初めて知った デーモンスピア 0 30 192 0 -12 84 -12 30 悪魔が持つとさまになるかもしれない槍 堕落屋 ツインランサー 0 40 212 0 60 93 0 0 何かが2倍お得な槍 ハルバード 60 0 233 0 40 102 0 0 挿して良し、斬って良しの万能槍 ブレイブランス 0 0 255 0 60 112 60 60 勇者が地方巡業してた時持ってた槍 ブラッディクロス 0 50 278 0 90 122 -40 -40 返り血を浴びすぎて真っ赤になっちゃったの バルキリーの槍 0 60 302 0 60 133 100 0 戦乙女達が携える槍 エルダースピア 0 80 327 60 60 144 80 80 古代都市から発掘された謎の槍 技上達屋 ヘルフォーク 120 0 353 0 80 156 0 0 地獄の鬼が食事するときに使うのかも ヘル増加屋 死者の槍 0 80 380 -80 100 168 -80 0 死者の怨念がまとわりついています 眠り屋 雷鳴の槍 0 0 408 0 100 181 0 100 まるで雷のごとく敵を貫きます トリトンランス 0 100 437 0 60 194 120 0 海神の恩恵が受けられます 原始の槍 160 80 467 0 80 208 0 0 世界で最も古い槍。なぜだか強い マヒ屋 無双槍 180 0 498 0 100 222 0 80 波乱の時代を駆け抜けた名槍 堕天使の槍 0 120 530 100 120 237 -80 0 神に反逆したくなった時に使ってね エメラルドランス 0 100 563 120 80 252 160 0 緑色に輝く精霊の槍 ブリューナク 200 140 597 0 100 268 0 100 魔神を倒したとされる光の槍 武器上達屋 グングニル 0 0 632 0 160 284 0 120 投げても戻ってくるので有名な槍 魔王の槍 0 120 668 140 140 301 0 100 魔王が持つにふさわしい槍 ピナカ 220 0 705 0 100 318 100 140 稲妻を起こす破壊神の槍 ガイアの槍 180 160 790 120 120 350 120 80 荒ぶる大地のパワーを秘めた槍 ビームジャベリン 0 200 920 0 180 400 200 120 最新の技術の導入によりついに完成しました 神槍ロンギヌス 400 150 1500 200 500 600 420 300 神を傷つける事が出来る唯一の槍 ドリルエンペラー 1000 300 3600 500 1200 1400 600 800 最強のドリル…もとい槍 弓 名前 HP SP ATK INT HIT DEF RES SPD 説明 備考(固定イノセント) おもちゃの弓 0 0 4 0 4 0 0 0 戦う気あんのか! ウッドボウ 0 0 6 0 6 0 0 0 木を加工して作った、簡素な弓 ロングボウ 0 0 9 0 9 0 0 0 特に射程が長いという訳じゃないです 銀の弓 0 0 13 0 13 0 6 0 銀には魔を退ける効果があるとか エルブンボウ 0 8 18 0 18 0 0 0 森の妖精が愛用した弓 アサシンボウ 0 0 24 0 24 0 0 15 暗殺するのに適した弓。怖っ 霊木の弓 0 8 31 0 31 0 8 0 ありがたい木から作られてます ジュエルボウ 0 0 39 0 39 0 10 0 持ってると成金趣味に見られるかも コンポジットボウ 0 0 48 0 48 12 0 0 色々改造している内に強化されちゃった弓 破魔弓 0 0 58 0 58 0 16 0 魔を打ち払うありがたい弓 ド忘れ屋 黄金の弓 24 0 69 0 69 14 0 0 よく見たら金メッキです スケルトンボウ 28 10 81 0 81 0 -12 0 何で出来ているのか考えるのやめとこ 毒屋 クリスタルボウ 0 0 94 0 94 0 22 0 殴った方が痛そう。 ウソです デーモンの弓 0 0 108 0 108 28 -14 0 悪魔の角で無理やり作った弓 エンジェルボウ 0 18 123 12 123 0 32 0 天使が使っていた物の中古品 テンプテーション 0 28 139 0 139 0 36 0 アイツのハートもイチコロです 堕落屋 フォレストボウ 40 0 156 0 156 0 0 40 大自然の息吹を感じます ハンターボウ 0 0 174 38 174 0 0 48 狙った獲物は逃がしません ムーンライトボウ 0 30 187 0 187 0 45 0 月の光を集めて作りました シルフィード 0 50 213 0 213 0 0 70 風の精霊を封じた弓 耐風屋 漆黒の弓 0 0 234 0 234 50 0 50 暗いところだと何も持っていないように見える? 天女の弓 0 0 256 60 256 0 80 0 天女がボーイハントする時使います ビーストキラー 80 60 279 0 279 0 0 0 対魔獣用の弓。麻酔効果あり マスターボウ 0 80 303 0 303 60 60 80 百発百中の名人の弓 クリティカル屋 デッドリーボウ 0 100 328 -40 328 -40 -40 140 誰も見ていないとクネクネ動きます プラチナボウ 0 0 354 0 354 80 80 80 白金に輝く美しい弓 ソウルイーター 0 120 381 0 381 180 -80 -80 魂を貪るといわれる冥界の弓 サラマンダー 0 100 409 100 409 0 100 0 火の精霊を封じた弓 耐炎屋 幻魔弓 0 140 438 0 438 0 140 0 妖しい霊気をまとう弓 エビルチェイサー 0 0 468 0 468 120 0 120 どこへ逃げてもムダです 雷神の弓 0 100 499 0 499 0 120 130 放たれし矢は雷光の如し 貪欲の魔弓 200 0 531 -100 531 0 80 0 幾多の命奪えども、その渇き満たされる事なし シャインルミナス 0 180 564 0 564 0 240 0 聖なる光を発する祝福されし弓 赤い月の弓 120 80 598 120 598 80 200 0 罪深き者どもの魂を浄化する幻の弓 ドレイクハンター 180 0 633 0 633 140 220 0 空を飛ぶ龍ですら打ち落とすと言われています ラグナロク 200 100 669 200 669 -100 100 100 終末を招く災いの弓 魔神の弓 0 200 730 0 730 200 200 0 その一撃は星をも貫くという セラフィックボウ 0 240 810 240 810 0 300 240 静粛の矢を降らせる大天使の弓 技上達屋 アルテミス 380 320 1300 400 1300 240 280 260 狩猟の女神の名を冠する弓 ラブアーチェリー 800 400 3100 1000 3100 800 450 320 乙女チックエナジー臨界点突破! 銃 名前 HP SP ATK INT HIT DEF RES SPD 説明 備考(固定イノセント) 豆鉄砲 0 0 0 0 5 0 0 0 これで我慢してください ハンドガン 0 0 0 0 6 0 0 2 安全装置をはずしてからご使用ください ラッパ銃 0 4 0 0 9 0 0 0 楽器としても使える便利な銃 スチームガン 0 0 0 0 13 0 4 0 蒸気の圧力で弾が発射される・・・のか? 44マグナム 0 0 0 0 18 0 0 0 とりあえずぶっ放したい人向け パルスガン 0 0 0 6 24 0 0 0 ハイテクっぽい銃。詳しくは知らない アンティークガン 0 6 0 0 31 0 0 0 街角のショーウィンドウに飾ってあります 光線銃 0 0 0 0 39 0 10 0 7しゅるいのひかりとおとがでるよ 種子島MkⅡ 0 0 0 0 48 0 0 10 時代を超えた名銃 ツインブラスター 0 12 0 0 58 0 0 14 穴は2つだけど弾は1つしか出ません HG4 0 0 0 0 69 0 8 0 改良型ハンドガン。フィット感抜群 堕落屋 熱線銃 0 0 0 0 81 0 0 16 なんでもチリチリにしちゃいます スレッジハマー 0 0 0 0 94 14 10 0 弾が外れるから動くなよ! ゴッドファーザー 0 18 0 0 108 0 12 0 マフィアの掟を教えてあげてください レイガン 0 0 0 0 123 0 0 20 霊力を打ち出すからレイガン、とかダメですか? スプレーガン 0 20 0 0 139 0 0 10 虫とかに効きそうだけどそうでもない 眠り屋 フォトンガン 0 0 0 0 156 0 24 16 光の弾を打ち出すのだ。間違いない パラライザー 0 28 0 0 174 0 0 0 食らうとショックでしびれるるるるる マヒ屋 セイグリッド 0 0 0 0 193 0 20 30 聖なる弾丸で浄化します ミラクルバスター 0 40 0 0 213 0 30 20 5つ組み合わせるとバズーカに、なりません グローリー 0 0 0 0 234 35 0 45 死者に後悔、勝者に栄光 ディスラプター 0 50 0 40 256 0 30 0 発射すると気持ちいいです イオンブラスター 0 55 0 0 279 0 60 0 イオンて昔習ったな、なんだっけ? ピースメーカー 0 0 0 0 303 40 40 60 平和のために死んでくれ~ イントッカービレ 0 60 0 0 328 50 0 50 触れられざる者という意味の銃 スペースガン 0 0 0 0 354 0 65 65 SF映画の主人公が持ってそうな銃 クライシス 0 40 0 0 381 -40 0 100 狙われると危機一髪! 建御雷 0 80 0 0 409 0 80 80 雷神の名を冠した霊銃 マヒ屋 ノーブルローズ 0 100 0 80 438 80 120 100 魔界の貴族が愛用した護身用の銃 武器上達屋 コスモガン 0 60 0 120 468 0 80 60 遠い宇宙からのプレゼント ギャラルホルン 0 120 0 0 499 100 80 0 神々の戦いの火蓋を切って落とす伝説の銃 レクイエム 0 140 0 140 531 0 100 120 すべての者に等しき安らぎを シムルグ 0 100 0 0 564 0 0 200 翼ある者たちの王の名を冠する銃 ドラグーン 0 120 0 0 598 140 140 0 戦士の魂を導く永遠の名銃 プロメテウス 100 100 0 200 633 0 180 100 神の炎が宿る伝説の銃 轟雷銃 0 0 0 140 669 100 140 210 地の果てまでも銃声が轟きます。うるさすぎ 地球勇者の銃 200 160 0 0 730 80 180 200 その意志は世代を超えて 技上達屋 デスウィスパー 0 200 0 0 810 -80 -80 280 銃口は優しく死を囁きかける メギドシューター 0 280 0 200 1300 0 400 400 地獄の業火を打ち出す銃 エトワール 500 600 0 800 3100 200 800 1200 宇宙科学の粋を結集した最強無限銃 斧 名前 HP SP ATK INT HIT DEF RES SPD 説明 備考(固定イノセント) 安物アクス 0 0 8 0 -2 0 0 0 バーゲンの売れ残り品 鉄の斧 0 0 14 0 -3 0 0 0 鉄だから重いです。文句言わないでね 山賊の斧 0 0 21 0 -5 0 0 0 なぜか山賊には斧が似合う 原始の石斧 0 6 29 0 -7 0 0 0 深い地層から発掘された斧 大木槌 12 0 38 0 -10 0 0 0 出る杭は打たれる。それが社会ってもんだ バトルアックス 0 0 48 0 -12 8 0 0 実戦向けに作られた斧。なかなかの性能 バイキングの斧 0 0 59 0 -15 0 10 0 荒々しい海の男の息吹を感じます ギロチンアクス 0 0 71 0 -19 0 -10 0 恐ろしい、口に出すのも恐ろしい斧 ビッグハンマー 20 0 84 0 -25 0 0 0 ビッグすぎるよ、ママ~ まさかり 0 0 99 0 -30 25 0 0 赤い前掛けとセットでご使用ください トマホーク 0 20 115 0 -35 10 0 0 投げたくなる衝動に駆られます ドワーフの斧 30 0 132 0 -41 0 12 -12 熟練の技が光る名品 ヘビーアックス 0 0 120 0 -47 30 0 -20 持ってるだけで筋トレ効果アリ 巨人の斧 45 0 169 0 -54 28 0 0 大きいことはいいことだ。いろんな意味で ベルゼルガー 0 36 189 0 -61 0 -20 34 突然凶暴になる若者が増えています ギルティアクス 40 20 210 0 -68 40 0 -25 この斧で悪い事してきたんだろうなァ 鬼の金棒 54 0 232 0 -76 54 30 -30 渡る世間もこいつで切り抜けろ! マヒ屋 メタルバッシャー 65 0 255 0 -64 0 60 0 こんなもんで殴られた日には みなぎりアックス 80 20 279 0 -93 0 0 0 あっちもこっちもみなぎりっ放し オーガアックス 85 0 294 -40 -102 30 -20 30 パックリ割れてポックリ逝った トゲ鉄球 0 0 320 0 -112 60 60 -60 皆さんお待ちかね。例の物です。 マヒ屋 ウイングエッジ 0 50 347 0 -122 0 60 70 羽のように軽い斧。見た目は エンフォーサー 0 55 375 0 -133 50 50 50 処罰者という意味の斧。処罰しちゃうぞ グレートアックス 90 0 404 0 -144 60 0 -50 偉大な親父が遺した斧。もうええわ! アベンジャー 0 65 434 0 -156 0 60 80 憎いあんちくしょうを今日こそは! 神木の槌 100 0 465 0 -168 0 50 -50 樹齢1万年の大樹から作られた木槌 マヒ屋 マスターアクス 0 0 497 0 -181 65 65 0 斧を極めし者のみが持つ事を許されます アースクエイカー 80 60 530 0 -194 80 0 -60 東海地方では震度4を記録しています 暴君の戦斧 120 0 564 -40 -208 90 -40 0 悪逆非道を尽くした伝説の皇帝の斧 ホーリーアックス 0 75 599 0 -222 0 90 45 神々に祝福されし斧 ギガトンメイス 130 0 635 0 -237 100 0 -60 敵を場外ホームランにします 獣王の斧 140 80 672 0 -252 0 0 0 ペットのポチにも尊敬されます エルドラド 100 100 710 80 -268 0 120 0 金色に輝く伝説の斧 サクリファイス 0 120 749 0 -284 -60 -60 100 神への生贄の儀式に使われた斧 地獄の一番星 160 0 789 0 -301 120 100 -80 お星様がいっぱい見えます。殴られると デスサイス 0 120 830 140 -318 0 0 140 死神さんの仕事道具 セイントアックス 0 100 1000 0 -350 100 180 0 女神を守護する戦士達に与えられた斧 魔神の斧 200 120 1400 0 -400 240 150 -100 魔神には斧が似合うよね。なんとなくだけど ビームアックス 0 200 2400 200 -600 0 300 150 やった!ついに斧にもビーム技術がっ アポカリプス 1200 400 5200 200 -1400 400 500 0 全てを滅ぼす終末の斧 夢氷黄泉路 0 65 140 0 -30 0 40 80 氷の刃を持つ魔性の斧 斧雪から盗む 杖 名前 HP SP ATK INT HIT DEF RES SPD 説明 備考(固定イノセント) 見習い杖 0 0 4 5 0 0 0 0 まずはこれで修行しましょう 木の杖 0 0 6 8 0 0 2 0 堅い木から削りだされた杖。握り心地がいい ボーンスタッフ 0 0 9 12 0 0 0 0 何かの動物の骨を加工した杖 マジシャンロッド 0 4 13 17 0 0 0 0 魔法使いがよく持ってるやつ ピクシーワンド 0 0 18 23 0 0 0 8 妖精の魔法がかかっているらしい 神官の杖 0 0 24 34 0 0 10 0 聖なる儀式に使われるありがたい杖 ウイッチワンド 0 8 31 38 0 0 0 0 魔女がいたずらする時に使ってます クリスタルワンド 0 0 39 47 0 0 19 0 大地の霊力が宿る杖 ルーンスタッフ 0 10 48 57 0 0 0 0 難しい事が書いてあります…多分 プリニースタッフ 0 0 58 68 8 0 6 0 プリニー村の村おこしグッズ 眠り屋 ファンシーロッド 0 10 69 80 0 0 10 10 頭の中がお花畑になります 堕落屋 ドルイドの杖 0 0 81 93 12 0 12 0 大自然の中で暮らしたい…そんなあなたに ソーサリーロッド 0 14 94 107 0 0 14 0 妖術師必携の一本。就職祝いに 古代の杖 0 0 108 122 12 12 0 -4 古臭いけどまだまだ現役です 眠り屋 ジュエルセプター 0 16 123 138 0 0 18 0 ちょっとゴージャスな杖。ブランド品 イビルワンド 0 20 139 155 24 0 -10 0 悪人が持つとそれっぽくなる杖 大地の杖 0 0 156 173 0 30 28 0 地下深くから掘り起こされた杖 ミスリルスタッフ 0 24 174 192 0 32 30 0 軽い割には硬い魔法の金属で作られています 月光の杖 0 30 193 212 30 0 30 20 神秘的な光を放つ美しい杖 眠り屋 精霊の杖 0 32 213 233 0 0 60 0 四大元素を自在に操ると言われています フォーススタッフ 0 60 234 255 40 0 0 0 精神の力を魔力に変換する杖 デーモンスタッフ 0 80 256 278 -40 0 20 60 悪魔の手作り民芸品 長老の杖 0 0 279 302 54 45 0 0 ふぉっふぉっふぉ ラブリーロッド 0 60 303 327 0 0 65 0 さり気無い愛くるしさを演出 堕落屋 クリムゾンワンド 60 0 328 353 70 0 0 0 真紅に輝く宝石を設えた杖 ウィザードロッド 0 70 381 408 75 0 45 0 高位の魔法使い用の杖 聖者の杖 0 65 354 380 0 60 60 0 持つだけで心が洗われるようです 天啓の杖 0 65 409 437 80 60 80 0 死んじゃえって神様がゆってた ド忘れ屋 神秘の錫杖 0 90 438 467 0 0 100 80 何が神秘かって?それは言われへんな~ 死霊の杖 0 100 468 498 100 -60 0 0 自縛霊さんが取り付いてる杖 太陽の杖 120 0 531 564 0 0 120 0 冬でもぽかぽか、あったかい ドゥームスタッフ 0 0 499 530 80 60 -120 120 ずばり言うわよ!あんたたち地獄行き ビーナスワンド 0 120 564 597 0 0 140 0 これで愛の天罰を落としちゃってください プリニー棒 0 0 598 632 110 80 120 0 さみしいときに 森羅万象の杖 0 140 633 752 80 0 140 80 世の中まるっとお見通し! 世界樹の枝 100 150 669 705 100 80 80 0 微妙に杖じゃない。でもそこがいい 神罰の杖 0 0 730 790 180 0 180 0 天網恢恢疎にしてもらさずっ 賢者の杖 0 175 810 920 0 120 240 0 これさえあれば東大合格間違いない! 魔王の杖 200 300 1300 1500 240 0 300 0 別名「まおたんすてっき」 全知全能の杖 400 600 3100 3600 600 200 1000 200 全ての英知を司る杖 魔物用 名前 HP SP ATK INT HIT DEF RES SPD 説明 備考(固定イノセント) 肉球グローブ 0 0 6 0 4 0 0 0 ぷにぷにのあれです とがった骨 0 0 12 0 7 0 0 0 何の骨かはまだ調査中です ゴブリンの爪 0 0 15 0 9 0 0 4 あまり手を洗わないから、汚い オオカミの牙 0 0 21 0 13 0 0 0 物が良く噛めるようになります スライムの粘液 0 6 28 0 18 0 0 0 ぬるぬるファッションが今年のトレンド カニはさみ 0 0 36 0 24 8 0 0 大事なアレをチョン切ります サソリのシッポ 0 0 45 0 31 0 0 8 たまに自分の頭を刺してしまいます あやしい触手 0 12 55 0 39 0 0 0 ご好評につき2本増量サービス中 ベアークロー 20 0 66 0 48 0 0 0 クマカレーっておいしいのかな? バイパーバイト 0 0 78 0 58 0 0 0 先生!噛みつかれました! 毒屋 野牛のツノ 25 0 91 0 69 10 0 0 赤い物に異常に反応してしまう恐れあり トゲ甲羅 0 0 105 0 81 25 0 0 これぞ攻防一体なり。まいったか! テンタクラー 0 20 120 0 94 0 0 18 十本の腕が獲物を狙います ポイズンニードル 0 22 136 0 108 12 0 0 少しチクッとしますがすぐ楽になります 毒屋 イバラのムチ 0 0 153 0 123 0 20 26 ほ~ら綺麗な血の花が咲いた 幻獣のツノ 0 22 171 0 139 0 34 0 不思議な動物の不思議な角 タイガーファング 40 0 190 0 156 0 0 40 道頓堀から引き上げられました ライオンハート 45 0 210 0 174 0 40 0 誇り高い心の持ち主になれます ゴーレムパンチ 0 0 231 0 193 60 20 -20 ホームラン100本分のパンチ力 ツチノコアタック 0 36 253 0 213 0 20 44 実在するのかどうかあやしい オーガパワー 60 0 276 0 234 40 -40 0 背筋がすごい事になっちゃう~っ 落し子の烙印 0 60 300 0 256 -30 -30 60 あんたなんて橋の下で拾った子だよっ 眠り屋 マッドパラサイト 80 45 325 -60 279 0 66 0 元気の出る寄生虫 ダークオーラ 0 80 351 0 303 0 80 0 なんか話しかけづらい…怒ってる? キメラの遺伝子 100 40 378 0 328 60 0 -60 まるで自分の体じゃないみたい ペガサスの蹄 0 0 406 0 354 0 80 85 普通の馬のとどう違うんだ? 夢魔の嘶き 0 70 435 0 381 74 0 80 なでると嫌な声が出ます 眠り屋 タイタンフィスト 120 0 465 0 409 70 40 -50 かつてなくでかいパンチ ドラゴンの怒り 60 80 496 0 438 60 80 0 マグマのごとく煮えたぎる怒り デーモンの牙 0 100 528 80 468 0 0 60 ハミガキしないから、ちょっと虫歯ぎみ 死の翼 0 120 561 0 499 -50 80 120 王の怒りで呪っちゃいます 堕落屋 アシュラアーム 130 0 595 0 531 60 85 85 ネコの手も借りたいアナタに… 逆鱗 0 0 630 0 564 120 120 0 そんなとこ、触らないで デビルマトリクス 0 125 666 125 598 0 0 0 負のエネルギーを増幅します インサニティアイ 0 130 703 130 633 0 100 0 第三の目でにらみ殺します 堕落屋 獣の刻印 150 100 741 150 669 0 0 100 ないしょの数字は666 イモータルボディ 0 100 840 0 730 150 -100 150 異次元の存在を憑依させます 鳳凰の羽 0 200 1120 0 810 0 250 250 永遠の命を司る羽 サタンフォース 300 250 1800 400 1300 300 300 300 魔の力を最大限に引き出します バビロンの王冠 1500 600 4000 800 3100 800 800 1000 最も古き魔王の冠 石版 名前 HP SP ATK INT HIT DEF RES SPD 説明 備考(固定イノセント) 弱者の石版 0 0 5 5 0 0 0 0 弱い事はそれだけで罪です 腐食の石版 0 0 8 8 0 0 0 0 石版なのに腐ってるの? 死者の石版 0 0 14 12 0 0 0 0 実はただの墓石だったりして 生贄の石版 0 8 17 17 0 0 0 0 今度は私を召し上がれ 外道の石版 0 0 23 23 6 0 0 0 て、てめーの血は何色だーっ! 下僕の石版 12 0 30 30 0 0 0 0 今日から私を犬とお呼びください 傀儡の石版 0 0 38 38 0 10 0 0 イエスマン人生万歳! 妖魔の石版 0 10 47 47 8 0 0 0 名前の通りあやしい石版です 幻影の石版 0 0 57 57 0 0 0 18 あるようでないようでないようであるようで 邪眼の石版 0 0 68 68 0 0 20 0 そんな目で私を見ないでっ マヒ屋 悪夢の石版 0 10 80 80 16 0 0 -10 ・・・・・・はっ!夢か・・・ 眠り屋 呪怨の石版 0 14 93 93 14 -8 -8 0 最近どうも右肩のあたりが重くて・・・ 堕落屋 夢幻の石版 0 0 107 107 10 0 22 0 おいおい夢オチかよ… 眠り屋 悲哀の石版 0 0 122 122 0 25 0 0 おかしいね、もう泣かないって決めたのに 魅了の石版 0 20 138 138 0 0 0 20 どきっ…なんだこの感情は? 堕落屋 恍惚の石版 0 0 155 155 24 0 24 0 うっとりするほど美しい石版 堕落屋 錯乱の石版 0 10 173 173 0 -20 0 30 落ち着け、とりあえず落ち着け ド忘れ屋 狂気の石版 0 0 200 200 -20 0 23 23 もう一つの人格が目覚めます… 貪欲の石版 40 20 212 212 0 0 0 0 満たされない感情は行動を生む 堕落の石版 30 0 233 233 0 30 30 -30 あ~働きたくね~…ゴロゴロ 堕落屋 魔性の石版 40 60 255 255 20 0 0 0 ミステリアスな魅力の虜になります 地獄の石版 40 0 278 278 0 20 -30 20 本当の地獄ってやつは身近にあるんだ! 魍魎の石版 0 0 302 302 -25 45 45 0 グロい?キモい?ほっといてくれ! 災厄の石版 0 80 327 327 40 -30 0 0 そらあ神様も怒りなさるで 奈落の石版 0 60 353 353 50 0 50 0 落ちる所まで落ちたら這い上がるのみ 暗黒の石版 60 40 380 380 10 30 0 0 真っ暗闇って不思議と安心しませんか? 断罪の石版 0 0 408 408 80 0 0 40 おおっと、勝訴!勝訴です! 黄昏の石版 70 0 437 437 0 70 -50 0 暗い所にこそ輝く物があります 武器上達屋 傲慢の石版 0 60 467 467 70 0 70 -70 偉そう、じゃない。偉いんだよ 深遠の石版 0 0 498 498 0 30 100 0 行こか戻ろかアッチの世界 悪徳の石版 0 40 530 530 0 0 0 100 オヌシも悪よの~ 異能の石版 0 0 563 563 100 0 80 0 個性ばかり主張してちゃいけません 覚醒の石版 0 80 597 597 0 0 0 120 私の本当の恐ろしさを見せてあげましょう 滅亡の石版 0 0 632 632 150 -50 -50 -50 も、もうおしまいじゃ~っ 憤怒の石版 100 0 668 668 -80 80 0 100 そんなに怒ると血管切れますよ。爺さん 運命の石版 0 100 705 705 0 0 120 80 転がる石ころの様な俺の生き様 激動の石版 120 150 790 790 120 0 0 0 天変地異を呼ぶ神秘の石版 冥府の石版 0 200 920 920 150 150 180 0 死者の国のベストセラー小説 覇王の石版 200 300 1500 1500 320 200 450 200 持つ者を王へと導くという… 愚者の石版 1000 800 3600 3600 1200 600 1400 800 愚者こそ最も賢き者なり
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23スレ目 修正 79 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/22(日) 12 29 43 ID /NGobWPZ 76 思念体なしで使える根拠が無いのが問題だったはずだが 80 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/22(日) 12 35 48 ID kAEPiSq9 79 情報操作能力は長門固有のものとして考察。と言うよりこの能力が借り物だとか 情報統合思念体と接続していないと使えないとかいう描写がそもそもないので。 こう書いてあるから、いいんじゃねーの? 81 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/22(日) 13 08 34 ID /NGobWPZ 雪山?かどこかで接続が切れた時に弱体化したから 接続が切れたら全能力が落ち込むか否かみたいな議論が解決してなかったような 長門議論は割とスルー気味だったから自信はないが それに朝倉が出来たから長門も出来るとか論外なんだけど 随分都合よくテンプレ作ってる感じがする 82 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/22(日) 13 14 39 ID kAEPiSq9 ハルヒは一度も読んだことないが 朝倉は長門のバックアップなのでその能力はおそらく長門の劣化コピー。 よって長門もこれらの技が使用可能かと。 これなら普通ありじゃない? 84 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/22(日) 13 29 37 ID ++Pwrz1g バックアップである事は確実で能力が共通である事は推測? 85 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/22(日) 13 32 31 ID /NGobWPZ まず劣化コピーっていう根拠が薄い。解ってるのは朝倉の能力を長門が上回ることだけ それに他の端末が出来ることが上位の端末にも出来るっていう根拠もない AができることならBも出来るってのを認めさせようとしたら 種族、流派的に必ず同一の能力、特性(ウロコが堅いとか火を吹けるとか)があると明言されていないと無理 86 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/22(日) 13 33 21 ID M3T7wjiN 戦法で不可視遮音フィールド展開しながら世界改変てなってるけど フィールド張りながらやってないよな。朝倉を止めにいくのもフィールドといてたと思うけど。 87 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/22(日) 15 24 08 ID VLakj2VC 73 攻撃の射程は教室ひとつ分は硬いので少なくとも30メートル以上。 物体の材質変更は少なくとも教室1つ分なので20m以上。 高校の教室は三十メートルも無い、八メートル前後程度だ ~アメフトグランドから観客席の距離なので50~200m以上 アメフトのフィールドは 長辺120ヤード(約109.73メートル)、短辺53ヤード1フィート(約48.78メートル)の長方形 200メートルはないだろ 結局初手は動作ロックと時間凍結のどちらからするんだ 氷柱は天井がないとできないし、槍や杭も周囲に机や椅子がないとできないだろ 幽霊などには「呪文」→情報生命体の活動凍結 幽霊に効くかわからない 不可視遮音フィールドの説明がない 88 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/22(日) 16 32 07 ID H0A47Va7 毎回同じこと言われてるぞ。本当に直す気あるのかと言いたくなるんだが。強引に出したいだけにしか見えん 89 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/22(日) 16 47 13 ID NwWymwEt 87 幽霊には不思議パワーなら効くんじゃないのか? 90 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/22(日) 16 54 08 ID NwWymwEt 87 あと、教室は斜めの幅なら10mは超えるみたいだな。30mは無いがw 基本的に縦9.1mX横7.19mで65.429平方mになっているらしい。 氷柱は天井無しなら出来ないだろうけど、 槍や杭は長門の後ろに机や椅子が転がってる状況で参戦すれば良いんじゃないか? 他は、確かに。 91 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/22(日) 17 03 36 ID C/6z6Do7 73 崩壊因子をどうやって仕込んだかも解らないのに仕込んだ時の結果を書かれても困る。あと朝倉のは以下略 74 不可視遮音フィールド、無呼吸行動は防御力欄に入れるもんじゃないと思う 75 前六行とそれ以降、書き方統一して欲しい。あと明らかに無意味なの削った方が良くないか? 「特定の人間のコピー~」なんて何に使うんだよ。相違付加可能って説明も。 92 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/22(日) 17 07 06 ID A9rIy3Cb 時間凍結はどこでもやれるかどうか不明だから却下だったはずだが 93 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/22(日) 17 18 22 ID M3T7wjiN 89 情報操作って不思議に分類されるか? これって高度に発達した科学って奴なんじゃないか。 90 教室の中での位置関係が判らない。 斜めに陣取って端と端なら10m越えるけどさ。 不定な場合に最大値はとれないだろう。 そういや素早さにワープと反応以外に行動の早さもいる希ガス。 94 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/22(日) 17 41 33 ID /Xa0bAOc 93 科学でも空間攻撃とかは幽霊でも効く扱いだったよね? 科学なら効かないという問題でもないだろうし、 実体が無い相手に通用した実績があれば十分だと思うけど。 95 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/22(日) 18 05 37 ID BPz9Qnmv ヘイズの悪夢再び。 96 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/22(日) 18 08 57 ID /NGobWPZ 空間攻撃も切断以外は扱いが微妙だったような 97 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/22(日) 18 10 17 ID esok0mwh 78 ドラゴンアタックがギリギリ長いが飛び道具だしまず関係ないだろう。 他は関係ナシでいいな。多分そのあたりだろう。 ハルヒを読んでない身なので詳しくつっこめない。 とりあえず前から言われてる 87を直して欲しい。 もし槍や杭を使うために 90にするならその時のスペックだけだから多分全能使えなくなるんじゃ。 後は時間凍結とかの特殊能力が対戦相手に使用できる根拠。 個人的には動作ロックの対象を書いて欲しいな。そこまでしか止められないから。 さて、ちょっと長いのを投下する。 22スレ目 593 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/08(日) 13 37 03 ID vPVKvTTy 長門修正版投下。統合思念体を付加してみた。 【攻撃力】 長門有希の攻撃力 素の戦闘力だと男子高校生一人を数m蹴り飛ばすだけの脚力がある。 また後述する情報操作能力により以下のような攻撃が可能。 教室の天井を目にも止まらぬ速さで氷柱状に変形させて攻撃。氷柱の数はまるで林が出来たかのように見える数。 「呪文」を唱えることなく天井をちらりと見るだけで発動可能で、残像が残るほどの高速移動でなければよけきれない。 情報連結解除:相手をきらきら光る砂のようなものに分解。分解完了まで数秒かかる。 崩壊因子をあらかじめ仕込めば同様の能力を持った相手に干渉されても教室丸ごと分解可能。 発動時には相手に触れる必要がある。 なお長門の仲間の朝倉涼子にも同じような能力があり、こちらがやったのは以下のとおり。 情報操作能力は長門>朝倉なので長門はこれらの技も使えるものと思われる。 空気を凝縮して常人には視認不可能な速度で攻撃。一瞬チャージした後は次々に連射可能。当たれば一発で黒板を粉砕する威力。 机を杭に変形させて突き刺す攻撃。常人に気づかれないほどの短時間でダース単位の数を生成・発射可能。人体を軽々貫通する威力。 腕を2倍以上に伸ばして突き刺す攻撃。人体はおろかコンクリの壁も貫通可能。 情報統合思念体の攻撃力 攻撃描写なしのため不明だが、そもそもサポートキャラ扱いなので必要なし。 【防御力】 長門有希の防御力 ナイフを素手でつかんでも平気。人の頭をぶち抜くレーザーを手のひらに受けても当たった部分が焦げるだけ。 先述の朝倉の空気凝縮攻撃&杭攻撃を情報連結解除で次々に分解して無効化。 これを腹や胸にダース単位で食らって血まみれになっても行動可能な上、数秒で自己再生も可能。 不可視遮音フィールドを展開。展開は瞬時に可能。 50mプールを泳ぎきる程度の時間ならばならまったく無呼吸で普通に行動可能。 情報統合思念体の防御力 情報生命体なので物理的に存在しているわけではない。よって物理攻撃は無効と思われる。 またいかなる光学的観測でも視認することはできない。 防御力そのものは大きさ相応かと。 594 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/08(日) 13 39 36 ID vPVKvTTy ってミスった。最初のとこが欠けてるしorz 【作品名】涼宮ハルヒシリーズ 【名前】長門有希 with 情報統合思念体 【属性】情報統合思念体主流派のTFEI端末with宇宙規模の情報生命体 【大きさ】154cm で、防御力以下はこっち 【素早さ】 長門有希の素早さ 「よもや瞬間移動としたとしか思えない動き(長門本人の解説でもおそらくワープ) 」が使用可能。 200mトラックを使ったリレーで使ったところを見ると最大移動可能距離は50~100m。 反応速度は本物のレーザー発射に反応して身代わりになったりしていたので光速対応レベル。 情報統合思念体の素早さ そもそも時を超越した存在なので素早さと言う概念が通用するかどうか。 【特殊能力】 長門有希の特殊能力 情報制御:物体の情報そのものを書き換えることで分子の結合を変えたり物体の動きを制御する。 発動時には超高速で「呪文」を唱える。(詠唱時間はかなり短く、人の耳には言語としては聞き取れない。) 分子の結合をいじると言ってもガラス窓がコンクリートになるなど原子の種類ごと変えている可能性あり。 これを応用すると以下のようなことが可能。 相手の動きを完全ロック。相手に触れることなく「呪文」なしで瞬時に発動。 滞空中の相手の落下タイミングをいじることで後遺症の残らない脳震盪を起こし、相手の持って異能力を消去。 時間凍結:流体結合情報を凍結させる。この間戦闘力はそのままだが他時空への移動はできない。 作中では客間1室に人間2人を入れた状態で3年間時間を停めた。 思索活動だけで全地球上のイヌの脳全てをメモリ領域として使用する規模の情報生命体の活動を凍結。 自重をほぼ完全に0にする。反重力か何かの可能性あり。 なお情報操作が可能な距離は最長でアメフトグランドから観客席の距離なので50~200mぐらいか。 595 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/08(日) 13 43 21 ID vPVKvTTy ナノマシン注入:相手に噛み付いてナノマシンを注入。噛み付き自体は甘噛みのようなもの。 ナノマシンの効果は「目から出るレーザーの無効化」 「次元振動周期を移送変換し重力波に置き換える作用をもつ力場を対表面に発生(=単分子振動カッターを無効化)」 「対情報操作用遮蔽スクリーンと防護フィールドを対表面に発生(=世界改変に巻き込まれない)」 の3つが確認されている。なおこれらのナノマシンの効果は自身に適用する場合噛み付く必要なし。 世界改変:涼宮ハルヒ(無自覚全能存在)から奪った能力の意識的行使。作中で行ったこととしては、 大勢の記憶や記録の改竄。 過去に死亡した存在の復活。 宇宙規模の存在である自分の上位存在(情報統合思念体)の消去。 など、少なくとも任意全能クラス。 発動時間は長くても十秒程度。遠くの時間からでも観測される大きな時空震(詳細不明)が発生する。 その他位相がずれただけの異空間の検知・進入、上位の存在の作成した異空間からの脱出など。 情報統合思念体の特殊能力 情報統合思念体は宇宙中の英知そのものなので下手に常人がアクセスすると、 たとえ端末を介したその一端に触れただけでも、数時間茫然自失してしまう。 世界改変:端末に力を貸し与えた上で行う。先述した世界改変で変えられた世界を元どおりにした。 この際に自分自身も創造しているため改変能力は全能クラス。 ただし改変にかかった時間が不明なので考慮外。 596 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/08(日) 13 44 35 ID vPVKvTTy 【その他】並外れた演算処理能力、8/17~31間の15498回ループ(全記憶を保持)に耐えられる精神。 【長所】素早さと動作ロック、時間凍結、世界改変。 【短所】描写不足による射程距離の小ささと火力不足。 【戦法】基本はは動作ロックor時間凍結→氷柱や槍、杭で攻撃or情報連結解除。 これで倒せそうにない相手(デカい奴とか防御堅牢な奴)はワープで距離をとって不可視遮音フィールドを展開→世界改変で相手を消滅。 幽霊などには「呪文」→情報生命体の活動凍結 【備考】長門有希と情報統合思念体が切り離された場合、情報操作は一切使えないものとする。 なお接続を切るには全能存在が長門本人を時の流れの違う異空間に閉じ込め負荷をかけるぐらいのことはしなければならず、 位相のずれただけの異空間や別時空などでは普通に接続を維持可能。 597 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/08(日) 13 45 28 ID 2btFNV7b 592 相手の耐久力は分かるの? 分からないなら、人間相手だと初手は常人が戦闘不能くらいになる攻撃しかできなさそうだけど 593 参戦キャラの条件 「姿形が解る」又は「実態がほぼ完全に判明している」を絶対条件とする 598 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/08(日) 13 46 51 ID T2DTNLXe ちょwwwおまw 前回、出した時から何も進展してないだろ。谷川厨自重しろよ。 599 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/08(日) 13 53 52 ID hE9sEKke ハルヒキャラをそんなに強くしたいのかw 600 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/08(日) 13 54 23 ID ogRKLZJL 594-596 情報操作の射程を一緒くたにするのはどうだろう? 魔法なんかも種類が違えば射程は別個に描写とるし。 あと特殊能力の接触無しでのロックって朝倉がやったことだろう。 601 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/08(日) 13 56 25 ID 3Ptlf2Ny 情報統合思念体は詳細に不明点が多いから無しになったんじゃ? 長門有希のテンプレの途中に、情報統合思念体のテンプレを散りばめるなんて読みにくい 長門と情報統合思念体をそれぞれ別にまとめて出したらどうよ 【その他】の欄なんか別に作らなくても、【防御力】【特殊能力】【備考】のどこかに入れればいいじゃん 602 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/08(日) 14 30 07 ID T2DTNLXe 600みたいな指摘が何度目だ?何で直らない。直す必要がないなら、その事を説明すべきだろ。 ちゃんとレス読んでるのか?過去ログも読め。 603 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/08(日) 15 07 48 ID 3Ptlf2Ny 【属性】情報統合思念体主流派のTFEI端末 TFEI端末じゃ長門が何なのか、本読んだことない人は理解できんだろ 不可視遮音フィールドの詳細 ナノマシン注入 :~なおこれらのナノマシンの効果は自身に適用する場合噛み付く必要なし この文章の流れだと、まるで長門に発射されたレーザーや分子振動カッターも無効に出来るようにも読めてまぎらわしい 氷柱は天井が無いから出せない(参戦地形を屋内とかにすればできるかな) 槍、杭は、机とか椅子が周囲にないから出来ない 基本はは動作ロックor時間凍結→氷柱や槍、杭で攻撃or情報連結解除。 結局、動作ロックと時間凍結のどっちから攻撃開始するんだ?次も氷柱と情報連結解除のどっち 「or」を入れたら戦法として書く意味が無い 朝倉の能力は全て使えるとしているが 種族や武器とかの共通能力があって、それを上位キャラが使える、というはありと思うけど 世界一の魔法使いだから、別の下位の魔法使い達の魔法が全て使えて 下位の魔法使い達がしていた戦闘方法(戦法)を全て使える、とかは無しと思うんだが 604 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/08(日) 16 05 01 ID Kabq0Rza 前とたいして変わらんし、指摘されてるとこも直せないなら、直すな。余計わかりにくくなる。 21スレ目 74 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/03(日) 16 08 45 ID 50v4HUbi 73 時間凍結は戦闘で使ったわけでないから 微妙みたいなこと前から言われてるぞ 75 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/03(日) 16 14 31 ID ISw97BDY 72-73 能力が共通である説明がないから、朝倉が出来る事でも出来ない扱いにしないと駄目だ。 76 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/03(日) 17 31 02 ID vpPzWLMI 74 時間凍結も情報操作でやったことだから「呪文」オンリーで発動可能だろ。 というかそんなこと言ってたら長門はほぼ戦闘不能になるぞ・・・。 75 もともと朝倉は長門のバックアップだから情報操作のスペックも似たようなものじゃないか? パトロンの情報統合思念体が二人のスペックを大きく変えて創造する意味もないだろうし。 77 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/03(日) 17 41 22 ID lvfSm0c4 76 違う違う。それはそうなんだけど、テンプレにそれ組み込まなきゃだめって話。 簡単でもいいから、情報統合思念体と端末(長門たち)だけでも世界観として載せたほうがいい。 絶対原作知らない考察人は疑問レス付けるんで、手間減らしとして頼む 78 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/03(日) 18 37 45 ID ISw97BDY 同種族でも能力共通の説明がなければ駄目なルールだし それがされてないから長門自身のやったことで作るべきだ 79 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/03(日) 18 44 03 ID 50v4HUbi 78 同意。ほかのやつもさんざん細かく言われてきたんだし 267 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/07(木) 22 10 11 ID m3bIeovA 長門有希の統合思念体がルール1-1にひっかかるはどうなったの? 268 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/07(木) 22 16 18 ID YnbWpl8k フランクは超高速ぐらいからか。 長門は分かんね、何かまた物言いが付いて議論されそうだし。 269 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/07(木) 22 17 15 ID 6eG7Q5Bm 長門は 74-79の突っ込みが修正されてからかな? 270 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/07(木) 22 19 46 ID MxYXk/jR 長門は作り直そうかと思う、朝倉の描写抜きで。 統合思念体のバックアップを受けている明確な描写はない。 行動に際して許可申請してたりするけど。 271 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/07(木) 22 23 57 ID m3bIeovA 433 名前:イラストに騙された名無しさん :2006/07/22(土) 14 38 23 ID YN7OaUs4 実は428と同じような意図で書いたのだが言葉が悪かった。 ともかく長門についてなんだけど 統合思念体から切り離されて弱体化っていうのが雪山でのことしか見つからんのよな。 このときに戦闘してないから何がなにやらさっぱり不明。 しかも、詳細不明ながら統合思念体に匹敵する相手に負荷をかけられて純粋に切り離された状態とは言い難い。 長門 with 統合思念体 とかいう考えもあったけど思念体がテンプレ作れるほど情報がないのでダメポ。 434 名前:イラストに騙された名無しさん :2006/07/22(土) 16 04 20 ID q91UKmH+ withにしても統合思念体をどうこうできないみたいだから無理だろ。 でも1-1っていっても、長門と思念体って他人か? 思念体の一部って認識なんだが。 でもそうすると一行目に戻って結局ダメかw 修正行きかな こんな感じで何か言われてるけど 274 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/07(木) 23 04 56 ID MxYXk/jR 雪山でのことは、切り放されたからか 負荷をかけられたからか不明なんだ。 こう言う場合、このスレではどう判断すべきだ? ちなみに高熱でもうろうとした状態になって倒れたが 閉じた空間を突破する仕掛けは作れた。戦闘行為は一切してない。 285 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/08(金) 02 14 54 ID eiusXHCd 長門 『統合思念体の加護下にある状態』で出せば良いんじゃね? これ、そういう一つの状態と見て良いだろう。 別に統合思念体の方から勝手に何かしてくれるわけでもないし。 288 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/08(金) 14 04 12 ID g3JOPV8t 285 力を借りている可能性があれば駄目なんじゃ?思念体の力を強制的に使える根拠があれば平気だろうけど。 307 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/09(土) 14 47 55 ID oHoCdvuk とりあえず長門は朝倉の攻撃が使えるかどうかってことでこじれてるってことでいいのか? あの二人の使う情報操作能力は同じものにしか見えんが・・・。 それと思念体の扱いなんだが、長門の能力は思念体経由って訳でもないだろ。 思念体との接続が切られた状態でも思念体と同等レベルの存在と情報戦やってるし 同期機能封印のときも「自分の」能力の封印みたいなことを言ってたし。 308 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/09(土) 14 51 10 ID ZO+vAvDM じゃあ、思念体との接続が切られた状態でやったことのみテンプレに書けば? 309 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/09(土) 14 52 25 ID zClazOse ロードスの魔神王なんて別の魔術師と同系統の魔法を使えるはずで 魔力もより大きいとされていて、設定的にも上位の魔法が使えるはずだが やったことしかできない 20スレ目 292 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/08/20(日) 15 20 48 ID 18EzAnlp 世界改変は? 発動時間や対象の問題は解決したと思ったけど。 293 名前:289[sage] 投稿日:2006/08/20(日) 15 59 08 ID acRhdXom 世界改変はハルヒから奪った能力だしいまいち効果不明だから省いた。 そのほうが長門そのものスペックが出せていいと思ったんだが。 294 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/08/20(日) 17 03 16 ID 18EzAnlp ハルヒを普通の人間にする。 ハルヒと古泉を別の学校に通わせる。 近隣の女子高を共学にし、学校の1クラス分を丸々そちらに移した。 関係者の記憶を改竄。 以前倒した自分と同類の朝倉涼子を復活させた。 自分より上位の存在の情報統合思念体を消し去った。 自らの記憶を改竄。 効果はこんなところか。 やったことに共通性はないし、規模的にも宇宙(銀河だっけ?)レベルの情報統合思念体を どうにかしているから、任意全能かそれに近い能力はあると思う。 能力を奪うのも一方的な収奪はルール的に問題なかったはず。 317 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/08/20(日) 21 24 29 ID jwvzuhfj とりあえず長門の世界改変用追加テンプレを参考までに作ってみた。 294を一般化しただけなんだが。とにかく 294にThx。 世界改変:奪った涼宮ハルヒ(無自覚全能存在)の能力を行使する。作中で行ったこととしては、 ・涼宮ハルヒを普通の人間にする。 ・大勢の記憶の改竄。 ・過去に死亡した存在の復活。 ・銀河規模である自分の上位存在の消去。 など、少なくとも銀河任意全能クラスである。 発動時間は長くても十秒程度。遠くの時間からでも観測される大きな時空震(詳細不明)が発生する。 こんなもんか。発動時間が長めなのは作中であんなに改変したからだろうが、作業あたりの時間がわからんし。 火力が補えるってことで、ロックまたは時間凍結のコンボから使えるか。 間違いなんかがあったら適当に改稿してください。俺は追加の如何は今のテンプレ作者に任せるが。 318 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/08/20(日) 21 30 15 ID J3Koc+cD 時間凍結は戦闘で使用したわけでないから 微妙みたいに言われてた思うが。使ったタイミングも分かりづらいし 498 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/08/23(水) 10 45 49 ID GfjO+r82 491 それの正体って、宇宙生命体の群体じゃなかった? もったいないがアウトな気も線でもない 289 亀レスだが 長門は追加情報を待ったほうがいい、特に速さについては10キャラ考察分に匹敵する「光速定義」が待ち構えてる ・・・・と思ったがルール修正用の案が立ち消えしたり、チョコチョコ話されて忘れられるのも 効率が悪いと思われるのでキャラではないが点プレでも作るか? 【名前】適当にどうぞ、修正案01でも改正案ver1.21でも 【内容】重要、できるだけわかりやすく(いくつかに箇条書きしたほうがわかりやすいかも) 【長所】修正により解決される問題を挙げる、現在あがっている問題は 「作者がレーザー=光速を考えていない場合」問題が大きいためこれの修正は入れたほうが望ましい その他、わかり易い、考察が楽等の利点も 【短所】修正により発生するデメリットをあげる (何キャラかは考察しなおさなければならない、特定の世界が有利(不利)になりすぎる等) 数キャラの再考察ぐらいなら問題はないが、できるだけ抑えた方が良い 799 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/08/27(日) 22 43 07 ID s1jbYqnS 498 超遅レスだが 【長所】修正により解決される問題を挙げる、 現在あがっている問題は「作者がレーザー=光速を考えていない場合」 問題が大きいためこれの修正は入れたほうが望ましい 作者がどう考えているかっていう憶測は最強スレには一切関係ない。 (銃弾の速度知らないだろうとか落雷の速度知らないだろうとか言う推測も一切無関係) 作中から読み取れる描写や設定からレーザー回避なら光速回避になる。 806 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/08/27(日) 23 47 07 ID E9Fuc8S5 まとめサイトの長門光速議論読んだけど、 「涼宮ハルヒの暴走」の方でみくるビームについて 「恐るべき殺人光線は光速でもって空間を横切り~」 って解説が入ってるのには触れられてないのね。 807 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/08/27(日) 23 57 03 ID s1jbYqnS 光速って明言されてるなら話は早いな。 808 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/08/28(月) 00 00 32 ID 2XqvIJzD 今までの議論は何だったのよ 809 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/08/28(月) 00 06 48 ID REypaTAE 俺はハルヒ知らんから参加してなかったが 今まで議論してたのがなんかアホらしいな
https://w.atwiki.jp/ooorowa/pages/315.html
燃ゆる剣―騎士とクウガと ◆2kaleidoSM 川の中はそう深くもなく、ただ若干の濁りが視界に悪い。 もし飛び込んだのがただの人間であれば、まさに一寸先は闇といったところだったかもしれない。 だが、今この水中にいるのはただの人間ではない。 ある程度視界が悪くても、クウガの感覚を持ってすればどうということにはならない。 ペガサスフォームであれば、あるいはさらに視界の確保もできただろうが、ともすれば戦闘になる可能性もあるのだ。小回りの利く形態のほうが望ましい。 そして、小野寺ユウスケは水中においてその存在を認め、確認した。 (あれは…、バーサーカー?!) そこにいたのは、病院でグリードとの戦いの中で共闘した、切嗣と去ったはずのサーヴァントの姿。 黒き鎧には何重にも巻かれたワイヤーが絡まり、身動きを封じている。彼の装備を考えれば、今の状態で自然に浮き上がるのは難しいだろう。 そして、彼のそんな姿を見て一人の存在が気に掛かった。 バーサーカーがここで沈んでいるということは、衛宮切嗣は一体どうしたというのか。 少なくともこの付近にはいなかった。ではバーサーカーと切嗣は離れて行動しているということになる。 もし彼の身に何かあったのなら、と心中に嫌な予感が漂ってきた。 「待ってろ、すぐに助けてやるからな」 水中というのは、空気中よりも音の伝達が早い。 バーサーカーの、言葉にならぬ叫び声は大きな衝撃と共にユウスケの耳に届いている。 接近し、ワイヤーに手をかけるが、その固さは想像以上だった。 ユウスケは知らないことだが、それは対グロンギ用の武装の一つ。生半可な力だけでは引きちぎることは難しいのだ。 「くっ…、こうなれば――超変身!!」 腰に手を翳し、その体の色を変えるクウガ。 目の色が変わり、赤き体は紫の堅牢そうな鋼の鎧となる。 仮面ライダークウガ・タイタンフォーム。 例え、いかに力を加えようと切れないワイヤーであったとしても、刃物をもって斬られた場合、耐え切れるものではない。 川底に落ちていた1本の木を拾い上げると、その木の棒は大きな両刃の剣に形を変える。 そして、ユウスケはそれを振り下ろし、一刀の下にバーサーカーを拘束していたワイヤーを切断した。 「よし、これで大丈夫だ。切嗣さんのところへ―――」 それが、バーサーカーの狂気を縛っていた鎖であったことにも気付かずに。 「■■■■■■■■■■■ーーー!」 咆哮と同時に、全身に巻きついたワイヤーを振りほどいたバーサーカーは。 その背後に現した門、その中の剣を、ユウスケに向けて射出した。 「な…!」 味方だと思っていた存在からの、不意を撃つ形での攻撃。 幸い、門を投影してからの射出までにタイムラグがあったことが彼の命を救った。 飛んできた3本の剣をタイタンソードで弾き飛ばす。 「止めろ!俺だ、小野寺ユウスケだ!お前の敵じゃない!」 「■■■■■■■■■■■ーーー!」 動揺のままに叫ぶユウスケの声は届かず、バーサーカーはその門から取り出した1本の剣を手に、クウガに斬りかかった。 水中という環境では思うように剣を振るうことができない。対してバーサーカーは水の抵抗など何のそのと言わんばかりの連撃を繰り広げる。 元々味方だと思っていた相手からの攻撃、そして水中という環境がクウガの全力を出させないでいた。 タイタンフォームの鎧にバーサーカーの連撃が、剣の射出が突き刺さっていく。 しかし、ユウスケとて多くの世界を巡り戦ってきた戦士。そのままやられっぱなしでいるわけにもいかなかった。 長期的な観察により、バーサーカーの攻撃の癖のようなものを、微かにだが掴む。 連撃の中に大振りの一撃が混じる瞬間。 敢えて、しかしダメージは最小限に抑えられるように攻撃を受ける。 そのまま剣を掴み、残った手でタイタンソードを振りかざした。 巨大な金属音と共に吹き飛ぶバーサーカー。 ある程度距離が取れたこのタイミングがチャンスだ。 「超変身!!!」 傷だらけでヒビも入った紫の鎧は、青くスマートな肉体へと姿を変える。 水を司りし形態、ドラゴンフォーム。 タイタンフォームではまともに動けない水中でも、この姿であれば少しは話が変わってくる。 手の大剣は長い棒状の武器に姿を変える。 剣の射出を持ち前の素早さで避け、眼前に迫った剣戟はドラゴンロッドで受け流す。 しかし、身軽となった反面、決定打には欠けるこの姿。いくら攻めどもバーサーカーを止めるほどのダメージは与えられずにいた。 (一体切嗣さんに何があったん…―――) と、目の前で射出されようとしていた門の射線上、それは水面、陸上に向いたものだった。 この向きで剣が発射されれば、その先にいるのは――― 「まずい!」 ユウスケは川底を蹴り、水面に向けて飛び上がったと同時。 小さな金色の短剣のような武器が、金色の門より飛び出した。 ◇ 人間であれば潜水の名人といえども限界であろう時間が経過してもまだ、小野寺ユウスケは浮上してこなかった。 それどころか、金属音やうなり声が陸上までも聞こえてくる。 あの水中にいたのは敵であったということは疑いようがなかった。 では、自分達はどうするべきなのか。 水中に飛び込んで彼の援護をする?いくら千冬とて水中での白兵戦経験などない。 下手に戦いに飛び込めば足手まといとなる可能性もある。 音と衝撃が聞こえてくるということは、まだユウスケは生きて戦っているという証。 今は彼の無事を信じて待つしかない。 「オルコット、もしもの時は頼めるか?」 「――その、ブルー・ティアーズは今ダメージを受けてまして、今しばらくは調子が……」 「そうか、だがまあ念のためだ。持っておけ」 そう言って、千冬はセシリアに30枚のセルメダルを預けた。 もし戦闘まではできなくとも、逃走くらいは可能なはずだ。 「でも、織斑先生は大丈夫なんですの…?」 「私にこいつがまともに動かせるかは分からんし、最悪この剣だけでも凌いでみせるさ」 本来なら無謀としか思えない、しかしそれができうる人だということはセシリア自身はっきり分かっていた。 だからこそ、タイミングが重要なのだ、と。そう思った瞬間だった。 水面から二つの何かが飛び出すと同時、二人の目の前で大爆発を引き起こしたのは。 水柱と熱が視界を覆う中、それらから身を挺して庇った何者かが、目の前に降り立った。 「小野寺!何があった?!」 「バーサーカーです!体を縛られて沈んでいたところを助けたんですが、こっちに襲い掛かってきて。 俺が引きつけますんで、千冬さんとセシリアちゃんは離れていて下さい!」 と、水面から飛び出した黒き鎧の騎士に対し、爆風を防いだことでボロボロになったドラゴンロッドを投げつけ気を引いたユウスケ。 そのままドラゴンフォームの脚力を生かしてバーサーカーから離れ。 バーサーカーはそんなクウガを追って駆け出した。 「待て、小野寺!!」 「知り合い、ですの…?あの黒い鎧の方と…」 「少し、な。だが何やら様子がおかしい。 小野寺を追うぞオルコット。何か嫌な予感がする」 ◇ 特に逃げる道は決めていない。 唯一指針があるとすれば、あの二人から離れられればと思っただけだ。 そこで彼をどうにか取り押さえる。その後切嗣さんの安否を確かめるのだ。 コアメダルも既に消費済み。持つ限りはどうにか離れなければ。 さっきの二人を救えたという安堵の中、僅かにメダルが増えたのを感じたのは幸いか。 ドラゴンフォームの脚力で走るクウガにも負けない速さで追いすがるバーサーカー。 速く逃げるとはいえ、直進していてはいい的だ。 現在地の森という環境を生かし、木々の隙間を変則的に移動。 そして、そんなユウスケの下には多くの武器の弾幕が降り注いでいた。 広範囲を狙った弾幕を、高高度のジャンプで避け。 バーサーカーは飛び上がった彼に、狙い済ましたかのように巨大な戟を投擲し。 恐ろしい勢いで襲い来るそれを体を反らしてどうにか避けたユウスケ。 地面に降り立ったユウスケは再び走り出し。 それを追ってバーサーカーも駆けた。 ◇ 言峰教会。 未だ目覚めぬ己が主を前に、セイバーはどうするべきか思考中だった。 それは、今後の方針に限った話ではない。 もし目覚めたとき、もし鈴羽の言うことが正しかったとき、私は彼とどう接するべきなのか。 共に戦う、というのであれば異論はない。 殺し合いを打破するのであれば、協力できるはずだ。 彼がかつてのような外道のような戦いをしないのであればなおさらだ。 と、そのように割り切るのが難しいほど、セイバーの中にあるわだかまりは大きかった。 彼がここでどのように戦ってきたのかは分からない。 あるいは、敵が切嗣より上手だっただけかもしれないし、怪我に関しては考えすぎなのかもしれない。 だが、万一変わっていたとしても。そんな彼を受け入れられるのか。 ともあれ、彼が目を覚ますまでは安静にする必要がある。セイバーとて切嗣の死を望んでいるわけではない。 手持ちのコアメダルを一枚、そしてセルメダルも半分ほど切嗣に預けると体は少しずつだが回復を始めた。 あとは自分が傍にいれば、更に回復効率は高まるはず――― だというのに。 彼の傍にいるということに抵抗を覚えている自分がいた。 もし変わっていないのであればまだ問題はないはずだった。 ではもし彼が、鈴羽の言うとおり変わっているのだとしたら。 私は彼とどう接すればいいのか。 憎めるのであれば、引き離せるのであればまだそう難しくはない。 だが、歩み寄るとなるとなかなかどうして難しい。 そんなことを、この教会に他に何かないか、誰かいないかということを見回りに出ながらセイバーは考えていた。 「セイバー、どうだった?何か見つかった?」 「いえ、襲撃者、あの怪人の正体についての痕跡くらいはあるかと思いましたが、建物内からは何も。 ただここよりは安全であろう場所は見つけました。もしもの時の為にキリツグはそちらに移動しておきたいのですが」 この建物に入るのは初めてというわけではない。しかし当然のことだが、その時は教会内を詳しく調べるなどできなかった。 教会の人間、そしてサーヴァント・アーチャーとそのマスターとの会合に使っただけなのだから。 探索の結果、地下室がこの教会にあることが分かった。そこであればしばらくは一目を避けて切嗣が目覚めるのを待てるだろう。無論それが万全といえるわけではないが、ここよりはマシだ。 セイバーは切嗣の体を背負い上げ、移動させようとした。 その時だった。 教会の窓。その中でも一際高いところに付けられたものの外から。 一瞬何かが煌くのが見えたのは。 「鈴羽、伏せて!!」 咄嗟に叫ぶセイバー。 次の瞬間、窓が割れる音、そこから何かが飛び込む衝撃が響き、そこから飛び込んだ何かが地面に突き立った。 教会の床にキラキラと降り注ぐ破片の中。そこにあったのは、1本の巨大な武器。 槍のような刃の両側に三日月状の刃が付いた、所謂戟と呼ばれるもの。 幸いその何かが彼らの元に直撃することはなかったものの、もしもう少し軌道がずれていたなら、セイバーはともかく鈴羽や切嗣は一たまりもなかっただろう。 そして、セイバーはそれに見覚えがあった。 「これは…、アーチャーの武器のようだが…」 港での5人のサーヴァントが集結の際、アーチャーが矢のごとく発射した中にあった宝具に、形状が似ていると思ったセイバー。 この長距離からの狙撃のごとき射出。まさかとは思うが、この教会を狙った一撃か。 と、その時割れた窓からほんの微か、おそらくサーヴァントであるセイバーでなければ捉えることのできないであろう音が耳に届いた。 ――■■■■■■■■■■■ーーー! 「バーサーカー…?!まさかこの付近に…!?」 先に撤退した時とは状況が違う。 もしここまで来られたら鈴羽だけでなく未だ目を覚まさぬ切嗣をも守りながら戦うことになるかもしれない。 ならば、距離がある今ここまで来ることがないよう迎え撃ちに行くのが最善――― と、決断することはセイバーにはできなかった。 あの時も必要だったことだとはいえ、鈴羽、そしてあの時はまだ健在だったそはらの元を離れた時に二人は襲撃を受け、そはらは命を落としてしまったのだから。 もし戻ってくるのに時間がかかってしまい、その際またあの時のように第三者からの襲撃を受ければ。 セイバーにはそれが恐ろしかった。 「……行ってきなよ、セイバー」 そんなセイバーの思いを感じ取ったのか、鈴羽はセイバーに、背中を押すように告げた。 「スズハ…」 「私なら大丈夫、同じ轍は踏まないって。今度は切嗣さんも、私自身の命も、絶対守りきるからさ」 「……」 「どうせここまでそのバーサーカー?ってのに来られたら終わりなんでしょ?だったら可能性が高い方を選ぶべきだって思うんだ私。 もう、そはらの時みたいにはなりたくないしさ」 「―――スズハ、もし襲ってきたものが手に負えないと分かる相手であれば、せめてあなただけでも逃げるようにしてください。 私が戻るまでの間、少しでも生き延びる可能性が高い選択肢を、常に選んでください。それが私からのお願いです」 「了解」 数分後、教会から高速で飛び出すセイバーの姿があった。 その手には先に飛び込んできた1本の戟。 セルメダルは先に切嗣に半分使い、そして今またコアメダルを換金した、合わせて60枚あったうちの20枚をもしもの為に鈴羽に預けておいた。 今はエクスカリバーが手元にない。つまりはあのバーサーカー相手に、使いこなせなくはないとはいえ慣れない武器で、風王結界のみで戦わなければいけない。 宝具無しで戦わなければならないならメダルが多くても手に余るだけだ。 今はむしろ鈴羽、そして切嗣にメダルが必要なのだから。 「風よ!!」 手元に残ったメダル、その一部を使い足元に高圧の風を作り出す。 セイバーの華奢な、それでいて精錬された肉体を、その風圧が一気に宙に押し上げ。 地面を蹴り飛ばした次の瞬間には、セイバーの体は遥か遠くの空を舞っていた。 ◇ 目を覚まさない衛宮切嗣。 今その体は教会に備えられた地下室にあった。 彼の体の治癒を見守る鈴羽。 不安は尽きない。あの時にそはらを失ったときのように。 それでも、今回はセイバーが戻ってくるまで守りきろう、生き残ろうと。 鈴羽はそう心に誓った。 【B-4 言峰教会地下室】 【阿万音鈴羽@Steins;Gate】 【所属】緑 【状態】健康、深い哀しみ、決意 【首輪】40枚:0枚 【装備】タウルスPT24/7M(7/15)@魔法少女まどか☆マギカ 【道具】基本支給品一式、大量のナイフ@魔人探偵脳噛ネウロ、9mmパラベラム弾×400発/8箱、中鉢論文@Steins;Gate 【思考・状況】 基本:真木清人を倒して殺し合いを破綻させる。みんなで脱出する。 0.この人が衛宮切嗣……。 1.セイバーが戻ってくるまで、衛宮切嗣を守る。 2.罪のない人が死ぬのはもう嫌だ。 3.知り合いと合流(岡部倫太郎優先)。 4.桜井智樹、イカロス、ニンフと合流したい。見月そはらの最期を彼らに伝える。 5.セイバーを警戒。敵対して欲しくない。 6.サーヴァントおよび衛宮切嗣に注意する。 7.余裕があれば使い慣れた自分の自転車も回収しておきたいが……。 【備考】 ※ラボメンに見送られ過去に跳んだ直後からの参加です。 【衛宮切嗣@Fate/Zero】 【所属】青 【状態】ダメージ(大)、貧血、全身打撲(軽度)、右腕・左腕複雑骨折(現在治癒中)、肋骨・背骨・顎部・鼻骨の骨折、片目失明(いずれもアヴァロンの効果で回復中)、牧瀬紅莉栖への罪悪感、強い決意 【首輪】60枚(消費中):0枚 【コア】サイ(一定時間使用不可) タコ(一定時間使用不可) 【装備】アヴァロン@Fate/zero、軍用警棒@現実、スタンガン@現実 【道具】なし 【思考・状況】 基本:士郎が誓ってくれた約束に答えるため、今度こそ本当に正義の味方として人々を助ける。 0.――――――――。 1.偽物の冬木市を調査する。 それに併行して“仲間”となる人物を探す。 2.何かあったら、衛宮邸に情報を残す。 3.無意味に戦うつもりはないが、危険人物は容赦しない。 4.『ワイルドタイガー』のような、真木に反抗しようとしている者達の力となる。 5.バーナビー・ブルックスJr.、謎の少年(織斑一夏に変身中のX)、雨生龍之介とキャスター、グリード達を警戒する。 6.セイバーと出会ったら……? 少なくとも今でも会話が出来るとは思っていない。 【備考】 ※本編死亡後からの参戦です。 ※『この世全ての悪』の影響による呪いは完治しており、聖杯戦争当時に纏っていた格好をしています。 ※セイバー用の令呪:残り二画 ※この殺し合いに聖堂教会やシナプスが関わっており、その技術が使用させている可能性を考えました。 ※かろうじて生命の危機からは脱しました。 ※顎部の骨折により話せません。生命維持に必要な部分から回復するため、顎部の回復はとくに最後の方になるかと思われます。 四肢をはじめとした大まかな骨折部分、大まかな出血部の回復・止血→血液の精製→片目の視力回復→顎部 という十番が妥当かと。 また、骨折はその殆どが複雑骨折で、骨折部から血液を浪費し続けているため、回復にはかなりの時間とメダルを消費します。 ◇ 1本の巨大な斧をもって斬りかかるバーサーカー。 受け止めるのは蒼き体を、紫の鎧、タイタンフォームへとその身を変えたクウガ。 斧を受け止める剣は、バーサーカーが撃ち込んだ大量の宝具の中の一つを変化させたもの。 精錬された一撃は、タイタンフォームでなければ武器ごと吹き飛ばされていただろうと言わんばかりの威力。 それを、タイタンフォームの腕力、そしてタイタンソードをもって受け流す。 「■■■■■■■■■■■ーーー!」 「ッ…、切嗣さんはどこに…!」 ユウスケにはバーサーカーを殺すという選択肢はまだ取ることはできない。どうして彼が襲い掛かってきたのか、何者かに操られているのではないか。 その判断がつかない以上、踏ん切りがつかずにいた。 しかし、ユウスケがいかに迷おうと、バーサーカーはお構いなしに攻撃を続けてくる。 そして今、ユウスケはここにきてバーサーカーを取り押さえるのを諦めつつあった。 目の前の黒き騎士は手加減をして取り押さえられる相手ではない。それをこの身をもって実感したのだ。 殺す殺さないは後にしても、全力で戦わねば勝てない。 斧の一撃を、敢えて肩の部分で受け止める。 鎧に亀裂がが入るが、それだけ。しかし逆に言えばタイタンフォームの堅牢な鎧に亀裂が入ったのだ。 おそらくこの攻撃はタイタンフォーム以外で受けられるものではないだろう。 「おおおおおおお!!」 攻撃のために急接近したバーサーカーに対し、攻撃を受けたことで空いたタイタンソードを下から振り上げる。 その一撃はバーサーカーの身を纏った黒い霧に一瞬だけ切れ目を入れ、鎧を切り裂く。 バーサーカーはその反撃に一旦クウガから距離を取る。 空いた距離の元、ユウスケは瞬時にドラゴンフォームに変身。地面に刺さった槍を手に掴む。 そのまま一気に距離を詰め、バーサーカーの体にドラゴンロッドの連撃を叩きつける。 素早く、一撃一撃を確実に。相手に反撃の暇を与えないほどの勢いで。 宝具を射出する暇も、その手の斧を振りかざす隙も与えないように、関節部、そして先の攻撃の成果である、鎧に入った切れ目を攻撃。 パキッ やがてバーサーカーの鎧に、さらなる亀裂が入る。 後ろに一歩下がったバーサーカー、それを見逃さず攻撃を加えようとしたところで――― 彼の手に、1本の剣が顕現する。 黒い西洋剣。 それは彼自身の宝具、無毀なる湖光(アロンダイト)。 解放させた代わりに、バーサーカーの他二つの宝具は封じられ、身を包んでいた黒き霧は消滅、斧も地面に投げ出される。 アロンダイトにより補正がかかったランスロットの一撃は、ドラゴンロッドを粉砕、それだけでは止まらずユウスケの体を袈裟懸けに切り裂く。 「ガ…!」 防御力は低めとはいえ、胸部の装甲をも切り裂いて中の肉体を損傷させたその一撃。 吹き飛んだユウスケは、背中を地面に打ち付ける。 起き上がろうとしたその時、バーサーカーは駆け出し、その手の剣をクウガに向けて振り下ろした。 タイタンフォーム―――ダメだ、武器がなければ受けきれない。 バーサーカーが発射した宝具は―――今となってはほとんどが回収され、僅かに残った武器も手元にはない。 起き上がって回避―――間に合わない。 「…――姐さん、千冬さん―――」 と、諦めかけた、その瞬間だった。 振り下ろしたバーサーカーの剣を、突如目の前に現れた金髪の少女が受け止めたのは。 「………何故だ」 「■■■■!!」 バーサーカーにもその登場は予想外だったようで、意志は見えずともその動揺は見て取れた。 しかし、それ以上に、現れた少女は目の前に立つその存在に大きな動揺を隠しきれていなかった。 「―――バーサーカー。何故、貴様がその鎧を、そしてその剣を持っている?」 「■■■■■■■■■■■ーーー!」 「答えろ!答えてくれ、ランスロット!!!」 そう叫んだと同時、金髪の少女はバーサーカーに蹴り飛ばされ、後ろに大きく後退する。 怯んだ彼女の元へ、叫び声を上げながら斬りかかるバーサーカー。 対してセイバーは、バーサーカーへの動揺からか対応が遅れてしまった。 「A――urrrrrrッ!!」 構えた戟は柄の部分で切断され、そのまま剣はセイバーの胸を切り裂こうと突き出され。 「うおおおおおおお!!」 次の瞬間、向かい来るバーサーカーの頭部の鎧を、紫の拳が対面から殴りつけた。 セイバーに完全に気を取られてしまったバーサーカーは、体勢を立て直したクウガの拳を正面から受けてしまったのだ。 クロスカウンターをまともに受けたことで、脳を揺らしたバーサーカーは一時的に体をふらつかせた。 「はぁ、はぁ…。あんた、セイバー…ちゃんだろ?」 「…あなたは…?」 「俺は小野寺ユウスケ。あんたのことは切嗣さんから聞いてる」 「キリツグから…?」 金髪の少女、セイバーは一瞬意外そうな表情でユウスケを見て、すぐに納得したように頷いた。 「キリツグは……、いえ、今する話ではない。それよりも、あのバーサーカーは――」 「切嗣さんに従っていたはずなんだけど、川に沈んでたのを助けたら襲い掛かられたんだ。何か知らないか?」 「な…、キリツグが彼を?!」 「セイバーさんは、切嗣さんがどこにいるか、知らないか?」 バーサーカーを切嗣が従えていた。 その事実は驚きはあったが、そこまで意外というわけでもなかった。 もし他のマスターから令呪を奪ったことで彼がバーサーカーを御しえたのなら、意志がない分彼の手駒としては最適なのかもしれない。 だが、それを他者が認識しており、なおかつ信頼関係を作っているというのは意外であった。 自分の知っている彼は、他者というものを信用しない。常に効率を選んで行動している。 情報が欲しければ、少なくともその名前や姿まで明かすことはそうそうないはずだろうし、最悪記憶操作や暗示という手段も用いたはず。 彼の言う切嗣が別人である可能性も考えたが、自分のことを知っている者は今となっては切嗣、鈴羽、ラウラという少女、そしてあの”織斑一夏”しかいない。 (キリツグ、やはり、あなたは私の知るキリツグではないのか…) しかし、その事実に思いを巡らせる暇はない。 バーサーカー―――ランスロットは既に脳震盪から立て直し、二足での直立を果たしていたのだから。 「キリツグは――教会で襲撃を受け、重傷を負っている。今も意識がない」 「何だって?!それは本当なのか!?」 「ああ、私の仲間もいる。だから――先に向かってほしい。彼は、………彼は私が――」 短くなった戟の柄を持ち、風を纏わせて透明化させるセイバー。 しかし、そんなやる気を表すような姿勢とは裏腹に、セイバーの声は、手元は震えている。黒い鎧が一歩近付いてくる度に、彼女の足後ろに下がりそうになっている。 そんな体勢でバーサーカーの一撃を受けられるはずもなく、アロンダイトの一振りでセイバーは吹き飛ばされる。 「く…」 セイバーの中には、まだバーサーカーの正体を知ったことへのショックが抜けきってはいない。 そんな精神状態で、セイバーを越える技量を持ちなおアロンダイトの補正がかかったバーサーカーは押さえられない。 だが、今この場にはユウスケがいた。 横からバーサーカーを押さえつけ、下ろされる剣を受け止める。 「な…、これは私の戦い、あなたが戦うことなど…――」 「事情は分からないけど…、そんな辛そうな顔した女の子に、戦わせられるわけがないだろ!」 「A――urrrrrrッ!!」 「こいつは俺がおびき寄せる。だから千冬さんと…セシリアちゃんを連れて、教会まで―――」 体を押さえたユウスケは、その背にバーサーカーの肘撃ちを受け力を緩めてしまう。 そのまま空いた手を打ちつけ、そのまま体から引き剥がして思い切り投げつけた。 投げ出されたユウスケを、セイバーは後ろから受け止めた。 「……確かに迷いはある、何故彼が狂気に落ちたのか、確かめたいという思いも。 しかしそれでも、己の戦いを投げ出すことは、決してしない。それが王たる者の勤めだ」 何故彼がああなってしまったのか。そんなにも私のことを憎んでいるのか。 聞きたいことはたくさんあった。 しかし、今は戦うことに集中しなければ、きっと彼はもっと多くの犠牲者を出すだろう。 それだけは、なんとしても止めなければならない。 「切嗣不在の今、バーサーカーを制御することはおそらくできないだろう。これまでのことは忘れて、バーサーカーを倒すことだけを考えてほしい」 「あんたは、それでいいのか?」 「もし彼が狂気に落ちたのなら、かつての友として私が止めなければならない。 だから、今だけその力を貸して欲しい」 ユウスケに断る理由はない。ただ一つ、どうしても気になってしまったことを言う。 「もちろんだけど、そんな辛そうな顔で戦おうとはしないでくれ。可愛い顔が台無しになるだろ」 「…私を女扱いは止めてもらいたい」 駆け抜けてくるバーサーカー。 クウガは、周囲に僅かに散らばるバーサーカーが回収しそこねた剣の1本をタイタンソードへと変化させ、セイバーの目前でアロンダイトを受け止める。 セイバーは、その隙に横から飛び掛り、短くなった刃をバーサーカーに叩きつける。 しかし、それも見通していたのかバーサーカーは片腕でそれを受け止める。 篭手が割れ、腕は後ろに大きく吹き飛んで体勢を崩した。 そのまま剣を地面に突き立て、クウガは後ろに下がる。 セイバーはそのタイタンソードを引き抜き、バーサーカーに振りかざす。 対するバーサーカーはその一撃を、アロンダイトで受け止めた。 しかし、相手の持っているのは竜殺しの属性を持った魔剣。そしてセイバーは竜の血を持った騎士。セイバーの斬撃は数回で見切られ、タイタンソードは消滅する。 素手になったセイバーに、ここぞとばかりに襲い掛かるバーサーカー。 その時、セイバーの手の中に風が巻き起こる。 それまでに持っていた、戟の刃部を風王結界で隠したもの。それを取り出したのだ。 向けられた刃を防ごうとしたバーサーカーは、勝手知ったるセイバーの聖剣ではない武器の間合いを見誤り、手で受け止めようとするも掴み損ねてしまう。 掴み損ねた刃は体に密着させられ――― 「風王鉄槌(ストライク・エア)!!」 纏わせた風を、暴風として打ち付けた。 ゼロ距離からの風王鉄槌。その衝撃はランスロットを宙へと吹き飛ばす。 そして、 「うおりゃああああああああ!!」 宙に浮いたバーサーカーの体目掛けて、クウガは駆け、飛び上がり。 赤く燃える右足を、マイティキックをバーサーカーの胴体に向けて叩き込んだ。 「■■■■■■■■■■■ーーー!」 クウガが着地すると同時、吹き飛んだバーサーカーは地面に叩きつけられる。 しかし、それでも未だ立ち上がる力を持っているバーサーカーは起き上がり。 次の瞬間、鎧の切れ目の罅が広がり、体を纏っていた黒き鎧は大きく割れ、地面に落ちた。 「……A……he……、■■■■■■■■ーーー!」 上半身の防具を失ったバーサーカー。 肉体に受けたダメージが大きかったためか、セイバーを前にしてバーサーカーは撤退を選んだ。 アロンダイトを収容し、全身に黒い霧を纏わせるとふらつく体を無理やり起こし、二人に背を向け跳び去った。 NEXT 燃ゆる剣―少女と姉と
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0321:少女の選択 「クリリン君、待て! 行くなッ!」 数瞬遅れて呼びかけた声は、『魔』と刻まれた小さな背中へと届くことなく、闇の中で掻き消えていく。 離れていくその姿は、見る見るうちに夜の向こうへと溶けていく―― 「――クソッ!」 厳かに聳え立つ名古屋城の下、津村斗貴子は己の短慮に向けて悪態をついた。 予想外だった。クリリンの背負った悲壮な覚悟は、自分が思っていたよりもずっと、重い。己の怪我すら、意に介さない程。 ――追わなければ。リサリサと呼ばれていたあの女性、疲労が溜まっていたとはいえ、 斗貴子に気付かれることなく罠を張ることが出来るその立ち回りと油断の無さは、相当な実力者である事を意味している。 今のクリリンでは、否、万全であっても苦戦を強いられる相手である事は間違いない。 そして彼女は、一度襲い掛かってきた相手に容赦をする事など、決してしないだろう。 彼女と闘えば、クリリンは、殺される――それを放っておく道理など、何処にもなかった。 ――ケンシロウ、済まない。入れ違いになるかもしれないが、必ず私は、彼を連れてここへと戻ってくる! クリリンの走り去った方角をしっかりと見据えて、斗貴子は粛々と続く石畳の道を駆け出した。 その視線には、志を同じくした仲間の命を、絶対に手放すまいという決意も込もっていたのかもしれない。 遥か頭上で、大天守上の金鯱が、月明かりに照らされて一層強い威光を放っていた。 斗貴子を嘲笑うかのように。 ――殺さなきゃ。ボールはみんなを救うためだけに使うんだ。ボールの存在を知った奴はみんな殺さなきゃ―― それは義務感にも似ていた。思えば最初から、自分はそれに急き立てられてここまで生きてきた気さえしている。 どんな願いも叶えてくれる、魔法の玉、ドラゴンボール。一度失われた命でさえも、現世へと呼び戻すことが出来る奇跡の力。 その存在を思い出す事が出来たのは、自分一人だけだった。 自分の発想で、自分の手で、参加者全員の命を救うことが出来る。その事実に気が付いた時の感動は、今も強く胸に残っている。 そうして自分は、何人もの参加者をこの手に掛けてきた。共に苦難の冒険を切り抜けた仲である、旧知の女性でさえも。 ――もうあんなことやめて違うんだよ脱出する方法を探す違うんだってだからもうやめて黙れ拒否拒否拒否拒否拒否拒否拒否―― ――分かってくれよ、ブルマさん。みんなを殺すことが、みんなを助けることになるんだ――オレは、間違って、ない。 クリリンは駆けた。一心不乱に駆けた。計画の邪魔となる存在を追いかけるために。 ――残された自我を飲み込もうとする、何かから必死で逃げるために。 ゲーム開始から、丸一日が経とうとしている。その期間に、無数の命を奪った心へと圧し掛かる、『罪の意識』という名の重荷。 崩壊寸前のところで噛み合っていた歯車が、本人さえも気付くことなく、クリリンの中で外れかかっていた。 鬱蒼とした木々の群れ、判然としない足元の様子が、順調な移動を妨げている。 「――わっ!」 もう何度目になるだろうか、地面から突き出した根に足を取られ、躓き、前のめりにバランスを崩す身体。 「――大丈夫、つかさ?」 横から差し出される優しい手によって、転ぶ寸前のところで支えられるのも、何度目になるだろうか。 「……ごめんなさい、リサリサさん」 「気にする事はないわ――少し休みましょう、朝を待った方がいいかもしれないわね」 そう言って、彼女は空を見上げた。薄暗がりの中で辛うじて見えるその表情から、何を思うのか窺い知ることは出来ない。 月の光が届かない程、深く生い茂ったこの森は、まるで世界から忘れ去られたようで。 西野つかさは肩に掛けていたデイパックを下ろして、それへともたれかかるように腰を下ろした。当たり前のように溜息が漏れる。 立ち直ると心に決めたのはいいが、その時からずっとリサリサには迷惑を掛けっぱなしだ。 ――『息子には…息子なら、決して甘くはしないけれど。フフ…』―― 穏やかな笑みと共に告げられたその言葉だったが、今ではむしろ、その言葉を盾に自分の方が彼女に甘えているような気さえしている。 単なる女子高生であるつかさと、一流の戦士――というか、そういった類のものに属するリサリサの間には、 相当な身体能力の開きがあることは重々承知しているが――不甲斐ない事には変わりがない。 「はぁ……」 二度目の吐息は少し大きめになってしまって、それに気付いたらしいリサリサの視線がこちらへと向く。 その瞳にはやはり、非難の色など微塵も混じっていない――聖母様みたいだと、思った。 「疲れたのかしら?」 「あはは、少し……本当、ダメですね、あたし。ずっと、リサリサさんやマァムさんの足引っ張っちゃってて」 思っていた事を正直を伝える。彼女を相手に強がってみたところで、全部見抜かれてしまう事が一緒にいるうちに分かってきていた。 娘の事なら、何だってお見通し。そんなところまで、母親のようなのだ、この人は。 「気を落とす事はないわ。並大抵の神経では、とっくに参っているような状況―― ここまで休まずに歩いて来れたことを、誇ってもいいわね」 「そうですか? あたしには、わかんないですけど……」 「そう。つかさ、あなたは強いのよ。私やマァムがいなくても充分に、ね」 「でも――やっぱり、リサリサさんにもマァムさんにも、傍にいてほしいな」 我ながら本当に、言うことがころころ変わっているなと思った。 一人でも大丈夫だと言えるようになりたいのか、頼っていたいのか、どっちだ。 ――ほら、結局私はまだ、一人立ち出来ない『娘』のままなのだ。 リサリサもその言葉には、やれやれと言った調子で笑みを浮かべる他になかったようである。 「フフッ――そうね。そんな事を言っているうちは、危なっかしくて一人にはさせられないわね」 直後、彼女は鋭い目付きになって近くの茂みを睨み付けた。 「やれやれ、来訪者の多い夜だわ――戦うつもりなら容赦はしない。姿を見せることね」 油断無く身構えるリサリサの姿を見て、慌ててつかさも立ち上がりポケットのワルサーを引き抜く。初めてまともに握ったそれは、重い。 言うまでもないが、接近されていたことにはまるで気が付かなかった。こういうのも達人ならではの能力なのだろうか。 草木を掻き分けて現れた長身の影に、ワルサーを持つ手が強張る。お互いがお互いを慎重に意識しあう中、相手が口を開いた。 「――悪いが、取り越し苦労だ。オレに敵意はない」 「あなたは――」 多少の驚きを含んだ声をリサリサが放つのと同時に、つかさも気が付いた。 強靭な筋肉で全身を覆った、精悍な顔立ちの男の胸には、北斗七星を思わせる七つの傷痕。この人は、斗貴子の言っていた―― 「ケンシロウ、ね」 「――何故オレの名を?」 警戒心を高めたように語気を強め、当然の疑問を述べるケンシロウとは対照的に、リサリサは静かに構えを解いて、種を明かした。 「先程、あなたのお仲間と鉢合わせしたのよ。津村斗貴子。知っているでしょう」 「斗貴子と……そうか」 合点がいったと言うように向こうも緊張を緩めて、ぴんと張り詰めた空気が和らいだ。 つかさもほっと息をついて、ワルサーを挿し直す。 「その子は?」 「……オレにも分からん。出会い頭に気を失われてしまったのでな」 よく見ると、彼の大柄な背中には――たまねぎ、とでも言えばいいのだろうか。うん、たまねぎだ。たまねぎ頭の少年が背負われている。 ケンシロウの顔と気絶している少年の顔を見比べて、相当怯えてたんだろうなぁと、現場の様子がありありと浮かんできた。失礼ながら。 「彼女なら、名古屋城であなたを待ってるわ。私達には別の『目的』があるの、もう行きなさい」 既に戦う気はないようだけれど、突き放すような口調でリサリサが言う。斗貴子の仲間ということから、協力を持ち掛ける気はないらしい。 「ああ」 ケンシロウもそれを察したのか、それだけ言うと踵を返して去っていく――かのように思えたが。 「……悪いが、一つだけ聞いておきたい」 一度背を向けたところで足を止めて、再度こちらへと向き直り問いかけてきた。リサリサが怪訝そうな顔をする。 「まだ、何か?」 「斗貴子は冷静だったか?」 どういう意味だろうと、頭の中で無数の疑問符が渦巻いた。斗貴子に冷静さを失うような何らかの要素があるというのだろうか。 「どういう意味かしら」 リサリサが見事に、つかさの疑問とまったく同じ言葉を紡いだ。 ケンシロウはちら、と虚空へと視線を向けてから、その問いに答える。 今彼の瞳に映ったのは、このゲームの中で出会った、戦士と名乗る少女の姿だろうか。 その姿は、彼にどのような印象で残っているのだろう。 「オレはこの殺し合いが始まってすぐに彼女と出会い、そして6時に名古屋城で待ち合わせる約束をして、別れた。 それから今までの間に、彼女の仲間が二人、死んでいる。 彼女は強い女性だが、まだ若い――心に傷を負ってはいないかと、心配になった。 ……妙なことを聞いたな。済まない」 照れたような様子一つなくそう言ってのけるケンシロウに対して――優しい人だ。そう、つかさは感心していた。 この人、顔は怖いけど、こんなゲームの間もちゃんと、仲間の気持ちを考えてあげられるんだ。 ――あれ? でも、斗貴子さんは、その死んだ仲間を―― 「あなた、ドラゴンボールのことは何も聞いていないの」 「ドラゴンボール? 何だそれは――」 訝しむような表情になって問い詰めるケンシロウの背後から―― 眩しい光の凶弾が、リサリサ目掛けて飛んできた。 「……ッ!」 眼前へと迫ってきていた弾丸を、寸での所で上体を逸らし回避する。その反動でバック転をする事によって、体勢を立て直した。 無数の枝がへし折れて、落下する音が背後から聞こえる。 今の攻撃によるものであるのは間違いない、避け損なえば間違いなく死んでいた。 夜であることが幸いした。日中であの奇襲を喰らっていれば、太陽光が保護色となって飛んでくる弾に気付けなかったかもしれない。 だが、今はそんな仮定に思考を費やしている余裕などない。この場で考えなければならないのは、 未知の攻撃方法を持つ襲撃者が目の前に潜んでいるという事実、その一点のみ。 ケンシロウがつかさへと駆け寄り、任せたと言って背負っていた少年を下ろす。 そして茂みへと向き直り、リサリサと並ぶようにして立った。 「つかさ、その子を連れて下がりなさい――ケンシロウ、今の技に覚えは?」 「いや。初めて目にする」 「そう。なら質問を変えるわ。何故――襲撃者は、『背を向けていたあなたを狙わなかった』のかしら?」 「む……」 「――そりゃあ、ケンシロウさんはオレたちの味方だからさ、お姉さん」 返答は、茂みの中から聞こえてきた。 現れたのは、闇に紛れる紫色の胴着に身を包んだ、小柄で禿頭の、額に6つの小さな円を描いた青年。 「探したよ、ケンシロウさん。 斗貴子さんは6時に待ち合わせって言ってたのにさぁ、いくら待っても来ないんだもんなぁ? 参っちゃったよ」 そう言って頭を掻く青年の顔は、本当に"困った"時の表情をしていた。人一人を撃ち殺そうとした直後の顔が、これだ。 この青年は、危険だ。リサリサは直感でそう判断した。 「オレはお前など知らん。何者だ」 「ん? ああそっか、そっちはオレのこと知らないんだっけ。 斗貴子さんの仲間さ、クリリンっていうんだ。よろしくな、ケンシロウさ――」 「何故彼女を攻撃した?」 暢気な調子で自己紹介を始めた青年――クリリンの言葉を、ケンシロウが遮った。 リサリサは思考を巡らせる。やはり――同じ斗貴子の仲間であるにも関わらず、ケンシロウとクリリンはお互いの素性を知らない。 ケンシロウは斗貴子とゲーム序盤で出会ったと言っていたが、その時はまだ、斗貴子はドラゴンボールの存在を知らなかったのだ。 だから斗貴子はケンシロウに対し、仲間の身を案じるような言動を切り出したし、ドラゴンボールの話をする事もなかった。 斗貴子がドラゴンボールの存在を知ったのは、ケンシロウと別れたその後のことなのだろう。 さしずめ、ケンシロウの思案通りに仲間の死によってショックを受けていた斗貴子を、死んだ人間を蘇らせることが出来るという、 ドラゴンボールの話を吹き込んで利用しようとした第三者がいる、というところか。 そしておそらくは、今目の前にいる襲撃者、クリリンこそが―― 「決まってるじゃないか。ドラゴンボールは死んだみんなを生き返らせるために使うんだ。 それ以外の目的で狙う奴がいちゃいけない……」 後に連れて独り言のように小さくなっていく声とともに、彼の翳した右手には眩いばかりの輝きが溢れ、刃のようなものが形作られて―― 「こんなゲーム、全部なかったことにしてやるんだ……! 他の目的に使わせるわけには、いかないんだぁぁぁぁあああああああ――ッ!!」 絶叫とともに、再度――否、光の弾は形を変え、万物を切り刻む斬撃となって、リサリサへと襲い掛かった。 馬鹿の一つ覚え――ではなかった。飛んでくる気の斬撃と並走するようにクリリンが突っ込んできている。 おそらくは時間差攻撃、斬撃が先かクリリンが先か――その形状から察するに斬撃は命中すれば致命傷、 波紋防御で防ぎきれるかどうかは読めない。斬撃を凌いで、カウンターの波紋でクリリンを迎え撃つのがBESTか。 死神の鎌の如く鋭利なその一撃を、リサリサは右側へと僅かに身体を傾けて躱した。 そうして、続けて向かってくるクリリンの攻撃を―― 「――ッ!」 迎撃の態勢を取るよりも早く、クリリンは既にリサリサの懐へと潜り込んできていた。腕への波紋の伝達が間に合っていない。 甘く見ていた。気を飛ばす『能力』だけに意識が向いていたが、この青年、体術だけでもかなりの実力を――! 「死ねぇぇ――ッ!!」 あらん限りの咆哮とともに突き出された抜き手が、無防備なリサリサの心臓を―― 「むん!」 ――貫く寸前、その指先は、堅牢無比の闘気に包まれた男の掌によって防がれた。 鬼気迫る形相で肉薄していたクリリンの表情が、驚愕へと変わる。 その隙を見逃さず、リサリサは攻めへと転じた。力強く、踏み込む。 ――コオオオオオオオオオオオオオ……! 深く吐き出した呼吸の音が、密林を揺らすかのように闇夜の中で響き渡る。己が内に流れる血液は緩やかな波となって、力となる。 それは肉体に宿りし奇跡。血液の流れから生み出される無限のエネルギーを引き出す神秘の呼吸法。月夜に迸る太陽の波紋―― サンライトイエロー・オーバードライブ 「 山 吹 色 の 波 紋 疾 走 ッ !!」 強烈な熱の籠った一撃が、がら空きになっていたクリリンの下顎へと突き刺さった。 骨を砕くには至らなかったが、確かな手応えを感じた。青年の顔が苦痛に歪み、幾つかの歯と血反吐を撒き散らす。 「がああ……っ!」 掠れた呻き声を上げて、小柄な身体はそのまま無抵抗に吹っ飛び、元いた茂みへと半ば突っ込むようにして、止まった。 「う……」 口の中で、折れた歯が一本か二本ほど転がっている。血が止まらない。打たれた顎のダメージはそこまで酷くないらしいが―― 思考回路が上手く働かない。何かを考えようとするだけで、何度も脳味噌を揺さぶられた痛みが頭の中を駆け巡る。 ――ちくしょう。 こいつは、強い。今のオレじゃ、勝てないかもしれない。オレはみんなを、助けなきゃいけないのに。 ドラゴンボール。ピッコロを、優勝させる。そのために、危ないやつは、少しでもオレが―― ――殺さなきゃ、いけないのに。 「――『借り』が一つ出来たわね」 自分のすぐ横に立っているケンシロウの、クリリンの一撃を容易く受け止めてみせた右手へと視線を向けて、言った。 「気にするな、痛みはない――それよりも、まだ終わってはいないようだ」 「そのようね――」 険しい表情を崩さないケンシロウの視線を追いかけた先に、血走った目の青年が地に手をついて立ち上がる姿があった。 大した『執念』だ――そう思った。 人間に対する波紋の効果が、吸血鬼へのそれに比べて遥かに劣ることは当然ながらよく知っている。 それにしても、相当量の波紋を籠めた一撃だった筈だ。脳震盪でも起こしていてもおかしくはないのだが―― 「な……んでだ、よ。ケ、ケンシロウさん、そいつを……」 途切れ途切れの言葉を、搾り出すように吐き出している。 瞳の焦点が合っていない。どうやら、波紋の影響は少なからずある様だった。 ――だが、不死の悪魔達を例外なく天へと還す太陽の輝きも、青年の奥底に蠢いている闇を晴らすまでには、至らなかったらしい。 「そう、か。説明不足、だったんだよな? すげえんだよ、ドラゴンボールは。そいつがあれば、どんな願いも、叶うんだぜ。 ここで死んだ、みんなだって、生き返らせる、ことが、出来るんだよ。 はは、フリーザのやつ、バカだよな。ざまあみ、ろってんだ、はは、は――」 紅に染まった口元を不気味に歪め、クリリンはふらつく足取りでこちらへと近付いてくる。背後で、つかさが息を呑むのが分かった。 ――口の端から滴り落ちる血を拭おうともしないその姿が、自らの倒すべき敵である吸血鬼達と重なって、見えた。 この青年と吸血鬼は、似たようなものなのかもしれない。 己の吸血衝動が赴くままに人の生き血を啜る奴らと、己の目的を達成するために見境なく人の命を奪うこの青年。 しかも彼の質の悪いところは、それを正しいと心の底から思い込んでいること。 強固な『意志』を持っているからこそ、彼は立ち上がることが出来るのだろう。 自らの掲げる主義主張に、欠片の疑いも持っていないから。 ――『哀れ』だわ。 うわー、随分おっかない目するなぁこの人。ケンシロウさんはこっち来ないし、一体何がどうなってんだ? ……ん、ははーん? ああそっか、そういうことかぁ! ケンシロウさんがオレのこと信じてくれない理由、分かっちゃったよ。 そっか、こんな簡単なことだったんだ。なんで気付かなかったんだろうなぁー、オレってホント頭悪ぃなあー、っへへ。 この人が、ドラゴンボールを独り占めしようとしてケンシロウさんにテキトーなことを吹き込んだんだな。そうだよ、そうに決まってる! オレの言ったとおりだろ、斗貴子さん。ボールのことはなるべく秘密にしなきゃいけないんだよ。次からはマジで気をつけてくれよ? え? あぁ、今回のことは別にいいって! バレちゃったもんは仕方ないよ、どうせ―― オレが殺すんだからさぁ。 「……ケンシロウ、斗貴子との合流は諦めなさい」 幽鬼の如くにじり寄ってくるクリリンから、視線を外さないまま、言った。 「――何?」 「あの青年は殺し合いに乗っている。そして彼は斗貴子の『仲間』――どういう意味か理解できるでしょう? 彼女も『警戒』する必要がある」 規則的な呼吸を繰り返し、蓄積されていく波紋エネルギーを両の掌へと集中させる。 打撃では致命傷にならないと、先刻の一撃で悟った。 クリリンの肉体は、見た目からは想像が出来ないほど丹念に鍛え上げられている。 だから、攻撃方法を切り替える事にした――人間に流す波紋というのは、高圧電流と似たようなものである。 両手に溜めた渾身の波紋を胸部へと叩き込めば、彼の身体は心臓麻痺を起こして、物言わぬ亡骸と化す――筈だ。 「斗貴子も殺し合いに乗っているというのか? 待て、奴が斗貴子の仲間だという証拠など――」 ケンシロウの声に、若干の戸惑いが混ざっている。その間にもクリリンはまた一歩、リサリサ達との距離を縮める。 「斗貴子は、私達にドラゴンボールの話をしてくれたわ。 7つの玉を集めればどんな願いも叶えることが出来る、そんな素敵な『御伽噺』を。 そんな馬鹿げた話をする人間が、この会場で他に何人いるというのかしら」 距離が縮まる。波紋を溜める。 「先刻の問いに答えていなかったわね。 斗貴子が『冷静』だったか、答えは『NO』――失くした命が二度と戻らないのは当然の話でしょう? 彼女にはもう、その程度の判断もつかなくなっているのよ。だから『夢物語』にも縋り付く――」 距離が縮まる。波紋を―― ――溜め切った。今現在でリサリサが放てる、最大級の波紋の一撃を。 何か察するものがあったのか、クリリンが足を止めて腰溜めに構える。またしても、例の『気』の攻撃を放つつもりだろうか。 そう何度も、同じ技に翻弄されるつもりはない。クリリンは見る限り既に満身創痍――次の一撃で、全てが決まる。 「――その『夢』を断ち切るということは、『彼女』を断ち切るということと同意義ッ! 私はここでッ! 津村斗貴子の『希望』を断つッ!!」 予想出来る気弾の射線上から身体を外して、リサリサはクリリンへと向かって一直線に駆けた。 彼の鮮血で汚れた口元が吊り上がって―― 「――止めろぉぉぉぉぉぉっ!!」 ――響き渡った怒声によって、クリリンの掌で急激に膨れ上がった光が、ライトが明滅する時のようにすぐさま掻き消えた。 僅か一瞬ではあったが、その場一帯をはっきりと照らし出したその明かりの奥から、彼女は現れた。 ――津村、斗貴子。 荒い呼吸を整える事に意識の半分を回しつつ、状況を確認することに努めた。 戦場と化していた森には、今のところ静寂が訪れている。 虚ろな眼差しを向けているクリリンの顎は、夥しい量の血によって肌色の部分が見当たらない。 既に、一戦を交えてしまっていたか――胸中で失意の念が広がりかけたが、彼は、まだ生きている。後は説得が上手くいくかどうかだ。 その後方、先刻遭遇した時とはまるで印象が違う――凄まじい威圧感を持ってこちらへと対峙しているリサリサには、目立った外傷はない。 ただ、心を射抜かれるような鋭さを持ったその視線と、目を合わせることが出来ない。 ――養豚場の豚でも見るかのように、冷たい目だ。『可哀想だけど明日の朝にはお肉屋さんの店先に並ぶ運命なのね』とでも言うような。 苦し紛れに逸らしたその視線の先に、救いがあった。胸に七つの傷を持つ男。この殺人ゲームの中で最初に出会った、頼れる仲間。 「ケンシロウ! 無事だったのか、よかっ――」 「感動の再会が出来る状況ではないことくらい、分かっている筈よ」 踏み出しかけた足が、冷淡な声によって静止する。ケンシロウが何かを言い淀んだのが分かったが、どうする事も出来なかった。 大柄な背中の向こう側には、困惑しきった様子の少女――西野つかさと、その足元で仰向けになっている、たまねぎ頭の少年の姿がある。 暗闇の中ではっきりとした判別は付かないが、こちらも外傷が見受けられないので、単に気を失っているだけのように見えた。 この場にいる人間は、それで全員――死人こそ出てはいなかったけれど、一触即発の状態は、まだ、続いている。 やはり、来るのが遅過ぎたのだろうか。 リサリサから発せられている敵意は、もはや『警戒心』などという言葉で言い表せるそれではない。 何とかして、話し合いの成り立つような態度へと移行させなければ―― 「斗貴子、さん」 その声を意識が捉えたとき、得体の知れない何かが背筋を這い上がってくるような感覚に陥ったのは、多分気のせいではなかった。 各々が、様々な態度で声の主である青年へと向き直る。 リサリサは氷のような視線を絶やさず、ケンシロウの表情は硬い。つかさは、顔を引き攣らせて後ずさっている。 名前を呼ばれた張本人である、斗貴子は――動けなかった。 斗貴子だけを真っ直ぐに見据える、濁り切った双眸から、逃れられなかった。 「言っただ、ろ? ドラゴンボールのことを、知った奴は、殺すしかないって、さ」 青年が右手の指先を血塗れの顎へと押し付けて、離す。指先はあたかも、絵の具を付けた筆のように真紅へと染まった。 「ほら、オレの、手、見てよ。こんなに、赤くなってるじゃんか。ほら」 「――キミは、何を、言ってる」 身体中に戦慄が走るのを、止める事が出来ない。 名古屋城の一件から今まで、然程時間も経っていないというのに、この変わり様は一体何だ。 今のクリリンの言動は、まるで――狂人のそれではないか。 「でも、別に、構わないよ、な? みんな、死ねば、助かるんだから、さ。 いくら、手が汚れたって、みんなのために、やってるんだから、さ」 血潮に濡れる指先は、それぞれが異なる方向を向いて捩れてしまっている。ケンシロウの強健な手掌によって、弾かれた結果。 おかしいな。こんなにあっさり折れちゃうのかよ? あの時は、めちゃくちゃ上手くいったのにさぁ。 ――ブルマさんは、ずっと簡単に、殺せたのに。 「……もう、いい」 そう言った斗貴子は、何かを耐え忍ぶかのように、遣り切れなさそうな表情を浮かべている。 ――何を耐えている? このゲームにおいて、苦しむことなど何もないのに。 どうせ全てがやり直せるのだから、心を痛める必要も、艱苦を味わう必要もないというのに。 自分達は、正しい。命を救うために命を奪うことは、正しいのだ。 正しいことをしているのだから、非難を浴びる謂れなど何処にもない―― ――『足掻いて、足掻いて、最後まで足掻いて。絶対に、脱出する方法を探す。だから、もう――やめて』―― その通りだよ、ブルマさん。オレは今まで、ずっと足掻いてきた。みんなのために、必死で足掻いて、考え抜いた結果がこれだったんだ。 オレは間違ってない。みんな助かるんだから、いくら殺したっていいじゃないか。ピッコロが最後の一人になったら、オレだって潔く死んでやる。 最後の一人になったピッコロが、みんな生き返らせてくれる。そうしたらみんな、オレのやってきたことは正しかったって、気付いてくれるんだ。 「みんな、助けてやったら、さ。みんなも、ブルマさんも、オレのこと、許してくれるよ、な。そうだろ? オレが、助けるんだよ」 「……もう……いいんだ、クリリン君……!」 「オレがやるんだ。オレがやる。オレが、オレが、オレがオレがオレがオレがオレがオレがオレが――オレがぁぁぁぁぁぁあああぁぁああっ!!」 静寂の森に、嵐が吹き荒れる。それは、この殺戮劇の中で、誰よりも救いを与えようとした男の、悲痛な叫び声。 ――誰よりも、救いを求めていた、男の。 そして三度、彼の掌からは、命を刈り取る光の球が放たれた。 たった一つの使命感によって、その身体は突き動かされていた。 ――殺さな、きゃ。 振り向き様に放たれた殺意の閃光は、一発目の攻撃を銃弾とするならこちらはバズーカ砲か、そう思える程に巨大な光の束で、 クリリンがこちらに背を向けていたことと、想像を、文字通り――大きく上回る質量を持った砲撃だったことが、リサリサの回避を遅らせた。 ――それが、『かめはめ波』と呼ばれる亀仙流秘伝の気功術であることなどリサリサには知る由もなかったが、 消耗しきったクリリンに残された、全身全霊の気の一撃は、横っ飛びに逃れようとしたリサリサの両足を飲み込んで―― ――吹き飛ばした。 「……ッ!」 途方もない高熱と激痛が、残された上半身へと広がっていく。 受身も取れずに砂石が転がる地面の上へと打ちつけられて、呼吸が、乱れる。 用意周到に腕へと練り集めた波紋は、たったそれだけの事で、消失した。 「……なんて……こと……」 呟いた声は、自分の耳にすら届かない程か細い。意識とは無関係に、身体が断続的な痙攣を起こす。 焦げ付いた胴体の断面からは、乾き切った大地へと数多の"赤"が注がれている。 考えるまでもなく、完全な、致命傷だった。 「リサリサさん! やだっ、そんな――!」 「……つかさっ……!」 気丈な意思を振り絞って、駆け寄ってくる気配を、制する。 彼女が来たところでどうしようもない、攻撃が続けば彼女も巻き添えを―― 「……武装、錬金」 後編