約 1,532 件
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/5872.html
ここは、どこだろう? 五月に見た夢と似ているような気がする。 だけど、違う。 あそこは邪悪な世界じゃなかった気がする。 あの建物をぶち壊していた巨人もあたしの味方だったような気がする。 だけどここは…。 決してあたしの味方じゃあない。 巨大な洞窟の中のようにも見える。 ただっぴろい、大きくくりぬかれたような空間。 それでも中の様子はよく見える。 岩壁には、鍾乳石のように垂れ下がった岩のようなもの。 それが天井だけじゃなく、ウニのトゲのようにすべての壁に生えている。 きっと太陽の光など絶対に入ってこない、地中の奥深く。 早くここから逃げ出さなきゃいけない。 そう思った途端、まわりの細長い岩が生き物のようにするする伸びて、あたしの両腕にからみついた。 「放しなさいよ、バカッ!」 あたしの叫び声にもかかわらず、そのからみついたモノはみるみるあたしの体を持ち上げ、洞窟の中央にぶら下げてしまった。 「何する気?! ヘンなことをしたら承知しないわよ!」 すると目に見える限りの鍾乳石みたいなものがうねうね動き出した。気持ち悪いわね…。 と思った途端、そのイソギンチャクの触手のようなものが、突然槍みたいに鋭く尖った! その矛先は全てあたしの方を向いている…。 磔にされたあたしには、逃れるすべはない。 無数の槍がいっせいにあたしに向かって伸びてきた! 「くっ…。」 目をつぶった時、ものすごい大音響と、瞼の内側からでもわかるような閃光があたしの耳と目を貫いた。 おそるおそる目を開ける。 大爆発が起きている。あたしを襲おうとした触手たちが、ぶすぶすという音を立てて焼け焦げている。 「涼宮さん…、大丈夫ですかあ?」 下を見た。あたしから見て右側の岩壁の近く。栗色のウェーブのかかった長髪。あどけない声。どでかい胸。 みくるちゃん? みくるちゃんはレザーのような質感の、ライダースーツのようなものを着て、ゴーグルをかけている。手には流線形の、SFマンガに出てくるような銃を手にしていた。 「光線銃です。ビルの一つや二つふっとびますよ! それより、わかりますよね。こいつらは鈴宮さんの敵。SOS団の敵です! あたしだって団員です。鈴宮さんを守りますよ!」 みくるちゃんは銃を乱射し始めた。狙う必要はないらしい。そこら中が敵だから必ず当たる。 音響と閃光で何がなにやらわからなくなった。煙がもうもうとたちこめる。みくるちゃんが撃つのをやめた。と同時にさっきの無数の槍が、今度はみくるちゃんに狙いを定めている。 いっせいにみくるちゃんの小さな体に向かってそいつらが突進する! そいつらが体に突き刺さる一瞬前に、みくるちゃんの姿が消えた。 どういうこと? と思う前にみくるちゃんがそこから三メートルくらい左側に突然姿を現した。 ほっとしたのもつかの間、やっぱりみくるちゃんはみくるちゃんだった。 バランスを崩したのか、何かにつまずいたのか、ころんでしまった。 こんな時にドジッ子属性を発揮しなくてもいいじゃない! ってあんた、銃を落としてどうするのよ! 「みくるちゃん、うしろ!」 「きゃあああっ!」 みくるちゃんが口をおさえる。くそ、あたしの体さえ動けば、あんな奴ギッタンギッタンにしてやるのに! そいつが体を貫く前に、みくるちゃんの姿が消えた。 「みくるちゃん……?」 今度はみくるちゃんは姿を現さなかった。 敵によって消されてしまったのだろうか。それともさっきのように姿を消して逃げることができたのだろうか……。そうであると信じたい。 さっきの触手たちが再び針のように尖る。 確実にあたしに狙いをつけている。 今度こそ最期だ。 もう目をつぶらない。 そんなのはあたしらしくない。 しっかりと見てやる。 いっせいにそれが飛びかかってきた時、空中に二メートル位の紅い玉がぼうっと現れた。 あたしの体の前にある紅い玉にあたって、無数の槍がべきべきと音を立てて折れる。 「味方……なの?」 「当たり前じゃないですか。」 紅い玉は声が出せるらしい。 「誰……?」 「おやおやひどいですね……。副団長をお忘れですか、団長殿?」 「まさか……あなたは……。」 「僕です。古泉一樹ですよ。」 まさか…、紅い玉になって空を飛べるなんて…。だけど、さっきみくるちゃんは光線銃を持っていたし、どういうことなの? 「申し訳ないですが、今は説明している暇がありません。忙しくなりそうだ…。」 無数の槍があたしたちを襲う。だけど古泉君の戦いぶりには危なげがなかった。 火の玉のようなものを次々と発射し、槍を確実に撃ち落とす。それでいて本体はあたしの前から微動だにしない。 さすが副団長、頼りになるわ。みくるちゃんとは違うわね。 助けてもらってあんまりだけど、さっきはあたしの方がハラハラさせられたし。 と、一本の槍が古泉君の火の玉をくぐり抜けて迂回し、あたしの背後に回った! 「古泉君!」 「大丈夫です!」 後ろを振り返ると左側から槍があたしに迫ってくる。それを紅い玉が右上方から二倍以上のスピードでぶちあたり、殴り飛ばすように撃ち落とした。 「ふう……。」 「驚かせてしまってすみません。以後気をつけます。」 こういう所が紳士なんだわ、古泉君は…。どっかの誰かに見習わせたいわね…。 だけど槍は何本でも伸びてくる。キリがない。それになんだか紅い玉の光がだんだん弱くなってきているような気がする。 「古泉君、このままじゃ…。」 「わかってます。僕は時間稼ぎにしかすぎません。バトンは渡しましたよ、長門さん!」 紅い玉がぼうっと消えた。 代わりに空中に浮かんでいるのは、セーラー服に小柄な体、見慣れたショートヘア…。 後ろ姿だけど見間違えようもない。 「有希なの……?」 「話しかけないで。気が散る。」 何よあんた、愛想がないわね…。キョンの前ではけっこうしゃべるくせに…。 妬いてる場合じゃないけど。 だけどあたしがいちばん不安なんだから、話し相手になってくれてもいいじゃない…。 その点古泉君は偉いわね。あたしを守るだけじゃなく、不安にさせないようにしてくれたみたいだし。 無数の槍は相変わらずこちらに伸びてくる。ワンパターンの攻撃ね。つまんないわ。 有希が手をかざすと、槍が次々に消えていく。古泉君はいちいち撃ち落としてたけど、こっちの方がスゴイ。 三人ともすごいけど、有希がいちばん強いんじゃないかしら…。 ついに有希は全ての槍を消してしまった。 岩壁は尖った岩も触手もなにもないのっぺらぼうになっている。 急に静かになった。 「やったの…?」 「だいじょうぶ…。」 あたしはやっと安堵のため息をついた。どうにかなったらしい。 だけどみくるちゃんと古泉君は大丈夫だろうか…。 「ねえ有希、みくるちゃんと古泉君は…。」 「来る。」 来るって、何が来るのよ…。 するとさっきまでのっぺらぼうだった全ての岩壁に、にょっきりと無数の槍がいっせいに生えてきた! 「何よ! ずるいじゃない!」 今度は伸びてくるんじゃなくて、弓矢のように飛んできた! 「うかつ。」 有希が手をかざす暇もなかったらしい。 ドスッ、ドスッ、ドスッ、ドスッ、ドスッ…。 いやな音がする。 有希の体に無数の槍が突き刺さっている。 一本は肩から脇腹にかけて、一本は胸から背中にかけて、一本はお腹から肩にかけて、一本はお腹から背中にかけて、もう一本は脇腹から背中にかけて…、小さな体を貫いていた。 空中に浮いていた有希がゆっくりと下降していく。 「有希! 有希! ゆきぃ……。返事をしなさい! ゆきいっ!」 下を向いて大声で叫ぶ。 何も聞こえない。 有希は大丈夫だろうか。 あんなことになったんだ。大丈夫なはずがない。 不安と焦燥と恐怖がたちまちあたしを包み込む。 もう、あたしを守ってくれるひとは誰もいない。 みんなが守ってくれたのにこんなことを考えるのは利己主義的だとは思うけど、やっぱり死ぬのは怖い。 岩壁にあった無数の槍がつぎつぎに収斂して一本の巨大な棒になっていく。 完成したそれはあまりにも禍々しく、気持ち悪かった。 そしてそれはなんのためらいもなく、あたしに向かって飛んできた! 今度こそ本当に最期なのだろう。 と思った時、下降していった有希が岩の床を蹴って、天井に向かってジャンプした。 有希は天井近くでトンボを切ると、そのまま下降してあたしの前にふさがった! ドスッ。 のあとに、 メキッ。 という音がした。 ビシャッという音がして、あたしの体になにかがかかる。 ひいっ…血? 有希は自分の体の幅の七割くらいある太いものに貫かれている。 さっきまで体を貫いていた五本の槍は、これに押し出されてしまったらしい。 どこかから声がする。きっと敵の声だ。 「有機結合情報連結解除。」 何のことだかわからないけど、有希にとってよくないことをしようとしているのは気配でわかる。 「情報連結、解除開始……。」 声がやむと、有希を貫いている太い棒と、有希の体が棒のそばから光っていく。 光は粒子となる。光の粒がまるで砂粒のように崩れ落ちていく。 みるみるうちに有希の全身が崩れていく…。 「ゆ…有希…。」 もう有希の体は首から上しかない。 ヨカナーンの首のように空中に浮いている。 有希が首だけであたしの方に振り返った。 「へいき。」 「へいきって…。」 「まだ彼がいる。」 「彼って…アイツのこと…?」 「そう。わたしも時間稼ぎ。もうすぐ彼が来る。あなたを守る、最後の砦…。」 「ちょっと待ってよ!」 有希はそれだけ言うと、結晶となって消えていった。 呆然とした。 有希が消えて、やっぱり古泉君とみくるちゃんも逃れたのではなく、どこにもいなくなってしまったのではないかという気がしてきた。 「ハルヒ、大丈夫か?」 「大丈夫なわけないじゃないの、バカ!」 姿を捜す前に怒鳴りつけてしまった。 下を見るとアイツが制服のポケットに手をつっこんだまま、やる気のなさそうな顔をしてこっちを見上げていた。 けっこう遠くにいるようにも見えるけれど、声ははっきり聞こえる。 「なあ、おまえ、けっこう子供っぽいところがあるんだな。」 「なに言ってんのよ!」 「おまえは上にいて、おれは下にいるわけだ。」 「だから何よ!」 「それで、おまえは制服の、わりと短いスカートをはいているわけだ。」 ま、まさかこいつ……。あわててスカートを押さえ…たかったんだけど両手が動かない。 足をぶらんと垂れさせていたのを、無理に空中で閉じた。多分こんなことをしても無駄だろう。なんかこんなことをすること自体が屈辱的。 「かわいいと思うぞ、俺には紐属性は無いし。」 「この、えろっきょおおおおおおん!」 い、いつもはそんなこと絶対言ってくれないくせに、こんな時に「かわいい」って…。 ちっとも嬉しくないわよ! 大体その「かわいい」っていうのはあたしじゃなくて、あたしのパンツのことなの? その上「子供っぽい」って最初に言われたら、「かわいい」って言われても素直に受け取れないわよ! あんたに見られると知ってたら、あたしだって、少しは気を使ったわよ! って、何考えてるのよ、あたしは。 そうじゃなくて、あんたに「かわいい」なんて言われても嬉しくないわよ! それに、たとえ見えてしまったとしても、それを言わないのがマナーでしょ! その点古泉君は紳士だわ。 絶対に下に回ろうとしなかったし、紅い玉になってたからよくわからないけど、あたしの背後に危険が迫っていてさえ後ろを振り向かなかったみたいだもの。 だけどしまりのない表情をしていたキョンが、急に真顔になった。 「ハルヒ……。」 あの三人に関する大事な話かもしれない。 「なに。」 「似合ってるぞ。」 最っ低! 最っ低! 最っ低! あ、あたしがいちばん大切にしている思い出を、本人のあんたがよごすなぁぁぁぁぁっ! これから先、あの時のことを思い出すたびに「子供っぽいパンツが似合ってる」って言われたことも思い出さなきゃならなくなるじゃない! 「あ、あんた、あたしを怒らせたいの?」 「そうだ。」 そうだって…。 「どういうことよ!」 「だけどこれくらいじゃあ、どうにもならないようだなあ。」 「あんたねえ、みくるちゃんと古泉君と有希が…。」 「今は敵側の攻撃も止んでるな。それには理由があるんだ。だからおまえのパンツの話もできる。 そしてあの三人は……おまえ次第だ。」 「だから、どういうことよ…。」 「前にも言ったが、長門は宇宙人で、朝比奈さんは未来人で、古泉は超能力者だ。今なら信じられるな。」 「信じるわ。それぞれが何なのかはよくわからないけど、三人とも普通じゃなかった。」 「いちばん普通でないのはおまえだ。」 「どういうことよ。」 「自律進化の可能性、時空の歪み、神様、SOS団団長。」 「最後の以外はよくわからないわ。」 SOS団団長が普通だとは思わないけど。 「要するに、おまえは何もないところから情報を生み出すことができる。」 「どういうことよ。」 さっきからあたし、「どういうことよ」ばかり言っているわね。それほどコイツの話はワケがわからないわ。 「ここでおまえが捕らわれの身となり、あの三人が消えてしまったという情報を上書きすることができる。つまり、なかったことにできるわけだ。」 「あたしにそんなことができるわけがないでしょ。」 「おまえはその力があるが、制御することができない。そこで外部から情報爆発を起こす必要がある。」 「どうするのよ。」 「『あるモノ』をおまえに見せれば、おまえは情報爆発を起こす。おまえはここから脱出することができる。」 「その『あるモノ』ってここにあるわけ?」 「ねえな。」 「あんたねえ……。」 「どこぞの神様が言ってたな。ないモノは作ればいいんだよ。」 「あんたが今から、ここで作るわけ?」 「そうだ。朝倉がそう言っていた。 俺にはそれだけの影響力があるとは思えないが、試してみる価値はある。というより俺にはそれしか方法がない。 それを見ればおまえは完全に心のタガが外れる…らしい。」 「らしいって何よ…。」 「俺は普通の男子高校生だ。 朝比奈さんのように未来の道具を使えるわけじゃない。 古泉のように超能力が使えるわけじゃない。 長門のように宇宙的パワーを使えるわけじゃない。 それでも、おまえを守るすべを何も持たないとは思わないでくれ。 俺はただの男だが、おまえの鍵だ。『鈴宮ハルヒの鍵』だ。」 「だから、『あるモノ』って何よ!」 「それはな、ハルヒ…。」 こんなに遠いのにアイツがニヤリと笑うのがわかった。 「おれの死体だ。」 こ、こ、こ、このバカ、何を言い出すのよ! 「今までおまえがこれだけのことをされながら情報爆発を起こさなかったのは、怒りより恐怖を感じているからだ。しかしこれを見れば、おまえは怒りのあまり恐怖を忘れる…、俺がおまえの能力を開く鍵となる。」 「あ、あんた…自分が何言ってるか、わかってんの?」 「わかってるぞ。うまくいけばあの三人は帰ってこれるし、おまえも脱出することができる。」 「あんたは?」 「おまえはあの三人が消えたところを見ただけだから、あの三人は帰ってくる可能性はあるが、死体を見てしまえば俺の死を受け入れざるを得ないだろうな。まあ、死にっぱなしだ。」 「自惚れないことね。あんたが死んだくらいであたしがそんなにショックを受けるわけが…。」 「さっきも言っただろう。俺には他の方法なんかないんだよ。」 「あんた……、怖くないの?」 「バカ言え。これから死ぬんだ。怖え。今にもゲロが出そうなほど怖え!」 「だったらやめなさい!」 「ハルヒ、俺はおまえを三日間だけ永遠に失ったことがある。だから今の俺は、おまえを失うくらいならどんなことでもするんだよ。」 「団長命令よ! 今すぐここから逃げなさい!」 「抗命する。俺が本当は頑固なことをおまえは知っているだろう? それにおまえにはさんざんバカにされてきたが、やっぱりおまえに軽蔑だけはされたくない。臆病者だと思われたくない。」 「ふざけるんじゃないわよ! あたしはあんたを軽蔑したことなんか一度もないわ!」 さっきの…、のぞき行為は…、許してあげるわよ! 「なぜこんな話をおまえにしたかわかるか? これは情報爆発を起こすことが目的なんだ。死ぬのが目的じゃあない。 だからおまえには、俺が死んでいくところをしっかり見てもらわなきゃならない。 さらに、何で敵側の攻撃がさっきから止んでいるかわかるか?」 「あたしにわかるわけがないでしょ!」 「この敵っていうのは…。まあ、おまえに説明しても無意味だから『敵』ですませるが、あいつらの目的も、おまえに情報爆発を起こさせることなんだ。それを観測したいらしい。 だからさんざんおまえの肉体を、損傷させることまで見切って攻撃してきた。 その直後におまえが死んでもかまわなかったようだ。 しかしあの三人がそれを邪魔した。 そこでこいつらは俺を使うことを考えたんだ。俺がおまえに説明する猶予を与えたのもそのせいだ。 おまえが俺の死体を見て、あいつらの情報を上書きするほどの、つまりあいつらを消すほどの情報爆発を起こせば俺の勝ち。 ただのサンプルデータになってしまえば俺の負け。 つまり……。」 「おまえに賭ける。」 「トークタイムは終わりだ。 今、おまえの体のそばには敵によって結界のようなものが張られている。 だから古泉や長門は近くに寄ることができたが、普通の肉体を持った俺や朝比奈さんは異物として排除される。 まあ、俺の場合は排除されるというより攻撃されるわけだが、それを利用する。 今からそこに突っ込む! それに俺は……、死ぬんなら1センチでもおまえの近くがいい…。」 あいつは、本当にこっちに走ってきた! 「来るな、バカァ!」 触手の一本があいつの体に向かって伸びる。左腕を取られてあいつの体が宙に浮く。そのまま岩の床に叩き付けられようとした時、あいつは右腕を伸ばして受け身を取ろうとした。 その瞬間、別の触手が右腕にからみついた。あいつはバランスを崩して受け身を取れず、尖った岩が脇腹にぶつかる。 な、なんて陰険な……。 「ぐえええっ!」 あいつは四つんばいになってゲエゲエやっている。 「キョン、もう一回命令するわ。いますぐ逃げなさい!」 「くそ。簡単には死なせないってことだな。わかってるな、あいつらも。 俺の死に方がみじめならみじめなほど、おまえが怒ることがわかってるんだ。 だから、ハルヒ。 ちゃんと見てろよ。 おれの死体を見ておまえが何のリアクションも取らなかったら、 俺は死に損だ!」 からみついていた触手があいつの体をほどいた。あいつが立ち上がる。また走り出した。 今度は足に触手がからみつく。勢いよく転んだ。顔面から血が出ている。 よつんばいになったあいつの体のそばに、触手がゆっくりと移動する。 触手は槍ではなく、ドリルのような形状になった。 ドリルの先端があいつの右肩の、腕の付け根に触れる。 きりを揉み込むように、ぐいっ、ぐいっと回転しながらあいつの体に入っていく。 「ぐっ、ぐっ、ぐっ、ぐっ……。」 ドリルが停止した。 あいつは肩で息をしている。 と、いきなりドリルがズボッと抜かれた! 「ぎゃああああっ!」 傷口からあいつの血と、なんだかわからないものが一気に噴き出した。 「はあっ、はあっ、はぁっ、はあっ…………。」 それでもあいつは立ち上がろうとする。 左手を肩の傷口に添え、片膝立ちになって右手を膝に添えると、勢いをつけて立ち上がった。 よろよろ歩きながらこっちに来ようとする。 ……見ていられない。 胸が痛い。心が痛い。ぎりぎり痛い。 涙がボロボロこぼれる。 「キョン、お願いよお……。 お願いだから逃げてよお………。 今ならまだ逃げられるでしょ……。 あんた、あたしの命令に従わなかったことはたくさんあったけど、 あたしのお願いを無視したことだけは一度もなかったじゃない…。 あの時も、あたしがいっしょうけんめいお願いしたら、ちゃんと目を覚ましてくれたじゃない……。」 「……ハルヒ、忘れないでいてくれ……、おれがここにいたことを。」 「何言ってんのよ、バカ! あんたはなんにもわかってない! あの時あたしがどんなに怖かったかわかってない! あの時あたしがどんなに嬉しかったかわかってない!」 触手があいつの背中に回る。あいつは気がついているのだろう。 それでもあいつはこちらに向かって歩いてくる。 槍があいつの背中を串刺しにした。 いやな音を立てて槍が抜かれる。 あいつが口から血を吐いて倒れる。 あいつが倒れたのは何回目だろう。 「急所は……、外したようだな……。わざとか……。」 あいつはそれでも、立ち上が……れない。 あいつは這ったままこちらに来ようとする。 触手があいつの前方に回り込んで待ちかまえている。 「来……来ちゃだめ。」 表情がはっきりと見えるところまであいつは来ている。 さっきは不思議とあいつがニヤリと笑ったのがわかったけど、 あいつがどんな顔をしているかわかっても不思議じゃないところまで来ている。 あいつの顔を……見るのが怖い。 「見ろよ、ハルヒ。 おまえが見てなきゃ意味がねえんだ。」 悔し涙がボロボロこぼれる。 みくるちゃんも古泉君も有希も、そしてキョンも、あたしを守ろうとする。 あたしはただ守られるだけの存在なんだろうか。 みんなを守ることなんてできないのだろうか。 なにが団長だ。 あたしにものすごいパワーがあるとあいつは言ってたけど、あいつを守ることができない力なんて、あったってしょうがないじゃない! 前方にあった触手はフェイントだったらしい。 あいつの背後から触手が伸び、あいつの首にからみついた! あいつは……、首にそれを巻き付けたまま、前に出ようとしている! そんなことをしたら……。 あいつが前に出ようとするたびに、気管がぎりぎりしめつけられているのがわかる。 あいつの顔を見てしまった。 顔色は土のようだったが、なんだか笑っているようにも見える。 「こ、こないで……。」 「ハ、ハルヒ……、すこしでも……おまえのそばで……。」 ……こいつはあたしのお願いを聞いてくれない! こいつはあたしのお願いを無視しようとしている! 猛烈に腹が立った。 ちっくしょぉぉぉぉぉぉ! 「こっち来んなあ! バカキョン!」 叫ぶと同時にあたしは立ち上がった。 立ち上がった? みくるちゃんが口に手を当ててあわあわしているのが見える。 有希が本から視線を上げて、こちらをじっと見ているのが見える。 古泉君があっけにとられたような顔をしているのが見える。 部室? 「なんだよ、うなされてるから起こしてやろうと思ったのに…、こっち来んなって……。」 こいつは根本的な勘違いをしているみたいね。 「なんだ、おまえ泣いてるのか? そーかそーか。泣くほど俺がいやか。」 キョンが背中を向けて団長席から遠ざかろうとしている。 あんたが拗ねてもかわいくないわ。 「待ちなさい。」 あんたが誤解しているのはわかっているけど、解いてやらないわよ。 そんな気分じゃないし。 あたしは涙を拭いて鼻をかんだ。 「その椅子をこっちに持ってきてここに座りなさい。」 「なんだよ、来るなって言ったり、来いって言ったり……。」 「いいから早く!」 キョンはいつもの「やれやれ」の表情を浮かべてあたしの前に座った。 「キョン、あたしは真面目に聞くから、あんたも真面目に答えなさい。」 「いきなり何を言い出すんだ? 俺が真面目に答えたらからかおうっていう魂胆か? まあ、いつものことだからいいけど。」 なんかムカツクわね。だけどこれは聞かなきゃならない。 「あんたさあ……、あたしを失うくらいならなんでもするとか考えてる?」 いつものキョンだったらここで皮肉か何かで返すだろう。それならそれでいい。 キョンがため息をひとつついた。 「やれやれ……何で知ってる? おまえにはそれを言ったことはないはずだが。 まあ、これはおれの勝手な思いだから、おまえには関係ないことだ。 真面目に答えたぞ。からかいたかったらからかえばいいさ。おまえにバカにされるのは慣れてるんだ。」 「余計なことまで言わなくていいわよ。それで、『なんでもする』っていうのは、命を失うようなことでもするっていうことなの?」 「ああ、多分な。 もちろんその場面になってみなければわからないが、今のおれはおまえを失わないためなら死ぬことだってできるような気がする。 それは嘘じゃない。」 キョンの顔は真剣で、嘘を言っているようには見えなかった。 「ただ……その時は、死ぬ瞬間には、おまえの笑顔が見たいな。」 「キョン……、あんたって……」 「最低ね。」 夢でも現実でも。 五月の悪夢の行為は許してあげるけど、今日のはどうしたって許せないわよ! 「あたしを失うくらいなら死ぬって、結局自分のことしか考えてないってことじゃないの!」 渾身のビンタをかましてやった。 「痛ってえ、なにしやが……。」 「あんたはそれでいいかもしれないけどね、あたしはどうなるのよ!」 今度は左手で思いっきりひっぱたく。往復ビンタだ。 「しかもあたしの目の前で死ぬって……、あんた、あたしを殺す気?!」 最後はグーで締めた。完璧だ。いや、もう一つ残っていたわね。 「最後にもう一つ……おまえが死んで、あたしが笑うかぁぁぁぁぁぁぁっ!」 キョンの顔をおもいっきりひっつかむと、渾身の頭突きを叩き込んでやった。 「脳震盪が……、おまえ、世界を狙えるぞ。今からでもジムに通ったらどうだ?」 何わけのわからないこと言ってるのよ。 あたしは椅子にすわったままのキョンの頭を、思いっきり抱え込んだ。 まだ言うことが残っている。こうしていれば逃げられないはず。 こいつの体温をじかに感じる。 あたしの胸の鼓動がこいつの頭に当たって、トクトクいっているのがわかる。 それがこいつの鼓動のようにも感じる。 まぎれもない、こいつは生きている! 「だから……、どんなことがあったって死なないって言ってよぉ……。あたしのお願いを聞いてよぉ……。」 「おやおや、今日の鈴宮さんはずいぶん素直ですね。 思いのたけをすべてぶちまけていらっしゃいます。」 「………まさに、情報爆発。」 「ふええ、長門さん、上手いですねえ……。」 外野がなんか言ってるわ。うるさいわね。 「ハルヒ、あたってるから放せ。」 あたしは飛び退いた。 「あててるわけじゃないわよ、バカ!」 「あのなハルヒ、さっき『こっち来んな』とか言ってたけど、夢の中のおれがおかしなことでもしたのか?」 「した。最低の行為をした。」 あたしの目の前で死のうとした。 あたしを殺そうとした! 「だから、責任取りなさい!」 「いや、おまえの夢の中のおれの行為に全て責任取るのはな。まだ覚悟ができてないっていうか。心の準備ができてないっていうか……。」 「だけどキョン君はいつものようにヘタレですね……。 『おまえを失うくらいだったらなんでもする』って言えたのに……。」 「彼自身は言っていない。鈴宮ハルヒの質問に肯定の返事を与えただけ。」 「心の準備をするのに百年以上かかりそうですね。」 だから外野、うるさいわよ! 「今までのことはいいの。そっちはまあ、今はまだ許してあげるから。だけど、今日のことは許せないわ!」 あたしはビシッと指を突きつけた。 「今からあんたの家に連れて行きなさい! 駐輪場まで腕にぶら下がらせなさい! 自転車の後ろに乗せなさい! あんたのご家族と晩ご飯をご一緒させなさい! その時はあんたの隣に座らせなさい!」 「ああわかった、わかった……。いま家に連絡するからちょっと待ってろ。」 「それだけじゃないわよ……。今夜はあんたの部屋に泊めなさい!」 「なんだ、泊まるつもりか? しょうがねえな……って、俺の部屋って、ええええ?」 あたしのパンツ見たんだからね! 当然その責任も取らせるわよ!
https://w.atwiki.jp/30mmcolors/pages/221.html
季節は冬。放課後を迎えた時間も風が吹きすさび、すっかり手足もかじかんで来た が、彩音はいつものように、元気いっぱいに施設へと赴いている 彩音「今日も♪ みんなと、遊んじゃお~~♪ ……ん?」 ふと、施設の入り口に人影を見つけた 少し小柄な少女 白い髪が風にキラキラと反射し、それと同じくらい白い肌 そして綺麗な赤い瞳がこちらを見ていた 彩音「あぁ……こ、こんにちは ここの子…? だったかな?」 かなりの人数が居るし、全員が全員出て来る訳でも無い 顔と名前は、お話出来たら覚えているので。そうでないなら、見るのすら初めてかもしれない 少女「ううん」 白い少女はぷるぷると首を左右に振った 彩音「ええ~……? でも、それはさすがに~……」 少女「………」 ジッ…と見つめられる。会話が続かない そこへ イーナ「彩ちゃん!」 彩音「あっ、イーナちゃん! 今日も来たよ~♪」 すっかり友達になった二人、彩音の努力の賜物である 中澤「あっエルさんこんなところにいた」 彩音「あっ中澤さん」 中澤が歩み寄って来るとイーナはなんとなく二人の間に立って半ば睨みがちになった 中澤「あははは……、あぁエルさん、どうしちゃったの。中入ってればいいのに」 エル「ここは、入りたくない」 中澤「そうか、まあ無理は言わないよ」 そんな二人を見て 彩音「はっ!? お子さんいたんですね! いや、いてもおかしくないよね もともとEXMに乗ってあちこち飛び回ってたくらいだし…!! 私、それでも大丈夫ですから!!」 と凄む彩音に気圧されながら 中澤「あっいやこの子は…」 エル「なんで私がこのおじさんの子供なのよ! どう見ても似てないでしょ!」 彩音「あぁ、ごめん! ごめんねぇ~…。私まぁた早とちりしちゃって」 先程の無表情とは打って変わって、ぷりぷりと怒り出す そんな仕草を見て、彩音は戸惑うと同時に、少し安堵していた 中澤「この子はね。訳合って僕が預かってるの、それよりそろそろ行こうか」 彩音「えっ? 今日はどこかに行くんですか?」 よく見ると今日はきちんとした服装、軍服だった 聞いてはいたけど、ほんとに軍の人なんだと少し息を飲んだ 同時に、いつもと違う雰囲気に、また少しドギマギしてしまう 中澤「ようやくここの子達を迎え入れる施設が出来たからね。ちょっと拝見に」 見ると、校舎のグラウンドにヘリが止まっている 道理で風が強いと思った 彩音「そっか、なんだかアッと言うまでしたねぇ。でも良かったァ!」 中澤「うん。ありがとう。だから、少し今日は頼みたくて、待ってたんだ ごめんけど。じゃあ、ちょっと行ってくるよ お~い、エルさ~ん」 エル「は~~い」 と二人は出掛けて行った 彩音「いってらっしゃ~い♪」 ヘリに乗り込み、上空へと上がってゆくのを、イーナと二人で見送る イーナ「彩ちゃん! まだあんな男の事好きなの? オジサンだし、ぜんぜんカッコよくないよッ!」 彩音「うん、大好きだよ~♪ 今度、どんなとこがステキか教えたげよっか?」 イーナ「い、ら、な、いッ!!」 ムッとするイーナの手を引きながら、二人は施設へと入って行った 今日は、いつにも増して、工事に来てるであろう大型トラックが多かった…… ―――― N海沖S県O島 離島のほとんどが国境線の防衛の為、軍基地及び関連施設へとなっている N国も、連合に組み込まれてからは、かなり物々しくなったという それでも、他国に比べると独特の『アレルギー』があるため、配備は遅れ気味 ここはその内の1つ COLORS研究所移設……。言うなればそれは体のいい厄介払いだ かつての本州襲撃が恐ろしかったくせに、未だこうして防人に頼ろうとするのが現状 今回は、それがうまくマッチングしただけに過ぎない…… やはりここも襲撃後に放置された施設を宛がわれただけだったが、小川少将の計らいで今の施設よりはだいぶ良くなっていた 中澤、エル。そして、中澤と共に、研究所を墜とした仲間の一人、長柄を加えた3人は、格納庫で白いEXMを見上げていた エル「これって」 そこに居たのは純白の機体。彼女が研究所時代から使っていた機体 エルにとっては、いい思い出もイヤな思い出もごちゃまぜで、複雑な心境だった 長柄「君が使っていたアルトだよ。これも小川さんの計らいだ。あそこが表向き合法だったというのが幸いした。移送にこそ苦労したけど、いずれここで整備も可能になる」 中澤「はぁ~~……。ますます足向けらんなくなっちゃうよ、ほんと」 と頭をかく エル「でも思ったよりいいところじゃない! ここからって感じがするわ」 中澤「まだ何も始まってないのに鼻息荒くしないの……。ところでさ」 と、後ろに控えていた兵士に問いかける。警備というには物々しいというか、思ったより人数が多いような 中澤「石田中佐はいつお見えになるのかな? もうけっこう待ってるよ」 エル「ほんとよね」 ボリボリとポテトチップスを頬張りながら呆れ顔をする だが、兵士は何も答えない 中澤「愛想無いの良くないよぉ…?」 周囲を一瞥した時、中澤の目に軽く笑う兵士の顔が映る 中澤(しまった!!) 直感。これは警備ではない。『包囲』だ!! 中澤「まずい! 今すぐ戻るぞ!」 長柄「なっ!?」 エル「ふぇ?」 警備兵の一人が、隣の警備兵を殴って昏倒させたのを皮切りに 武装した集団が次々と警備兵を打ち倒し、関節を決める 何人かの警備兵は制服を脱ぎ、サッと口元を隠した あっという間に警備は武装解除され… 兵士?「中澤大尉、どうかお静かに。ここまでの失態を晒して、悪あがきも無いでしょう? そのままお待ち下さい。今我らはテロ組織…ですので!」 いくつもの銃口が、3人へと向けられた ―――― 夜の上空。S県圏内 輸送ヘリ内、そこに石田はいた 石田「さぁ行ってこい、これでケリだ。喧しい叩き上げめ 私は後でゆっくり現場へ向かう。車を用意しておけ くっヒヒヒッ……!」 そこには、石田のいやらしい笑いだけが響いた ―――― S県。COLORS収容施設 部屋の窓から少ない町の灯りをイーナは見つめていた 彩音の中澤を見つめる目にを思い出す イーナ「恋……かァ」 と頭に「あの事」が過る 腹に不快な感触が走った イーナ「あぁ……。やっぱり、ダメ…だよォ……」 涙目で見上げた空に、キラリと一瞬だけ光る星を見た瞬間 ナニか、と認識する前に。その星が落ちて来て、施設の壁を崩した 見られている。その星に…… ―――― ドオォォォォォォン!! 夜は閑静な住宅街に、突如爆音が響く 彩音「な、何!? いったい何の音?」 母の帰りを待ちながら夕飯の支度をしていた彩は、飛び出すようにベランダへと出る そこから見える山の向こう 馴染みとなった施設のある場所。その至る所に火の手が上がっている 彩音(爆発? 火事? なんで!?) 天へと昇る、高い煙の中。夜闇に薄っすらと巨大な影が浮かんで見えた ニュースでよく見る。でも、現物は『あの日』以来、ほとんど見ていない 人を模した機体の四肢。いつも通う校舎よりも大きな、鋼鉄の巨人 EXM… その手には、その体躯に相応しい、巨大な砲口が握られている 彩音(EXM? なんでこんな所にッ!?) 考えるよりも早く、エプロンを脱ぎ捨て家を出た 彩音(お母さん、イーナちゃん、みんな…!!) 彩音は、一目散に施設へと走った ―――― テロリストと名乗った兵士達の銃口が、まっすぐに3人を捉え続けた 兵士「どうか、大人しくしててくださいよ。此方もあんまり血は流したくないので」 ヘルメットにグラス。そして口元を隠し、表情はまったく窺えない だが、息遣いから察して、笑っているのだと思う 長柄「お・・・おい、どうするんだ?急がないと」 焦る長柄に 中澤「分かってるよ エルさん、ちょいと頼めるかい?」 エル「ん?」ボリボリ 肝が座っているのか、状況を理解してないのか 彼女はこんな状況下でもポテトチップスを離さず、食べる手も止めない エル「まったく、あんまり子供頼りもどうかと思うけど?」 と呆れるエル 中澤は懐からチケットを出し 中澤「ドッグカフェのバケツパフェで1つ」 と片手で拝む エル「ふぅん」バリバリ 中澤「デザートにケーキも付けちゃう」 エル「しょうがないわね」 二枚になったチケットを受け取り、白の少女は悠然と前に出る 兵士達の銃口がエルに向く 兵士「子供に何させようと……んん!?」 兵士の目にはエルが消えたように見えた 肘打ちの一撃で一人を打倒したかと思うと、奪った銃で別の兵士のヘルメットを撃つ 跳弾し脳震盪を起こした相手に目もくれず、飛び掛かって来た二人組をしゃがんで避けた後、互いに頭をぶつけた兵士がマスク越しにキスした瞬間、その顎を思いっきり蹴り上げる たまらず銃を撃とうとした相手に、エルは奪った銃を投げつけると、オートで放たれたその銃は、固まった兵士達の脚を撃ち抜いてしまう 誤射にうろたえる暇もなく、目の前に迫った少女に関節を決められ、銃を取り落とすと、そのまま背負い投げの要領で別の兵士へとぶん投げた 兵士「くそっ!? かこめ…」 それを言ったと同時に兵士は膝を後ろから蹴られ、ガクンとその場に倒れる 中澤「さっすがにここまで来たら…ねぇ?」 そうして瞬く間に、周りを取り囲んでいた兵士達は崩れ去った エル「はい、終わり。任せるんじゃ無かったの?」 中澤「あら。いらなかった?」 エル「ううん。でもチケットはまけないから」 兵士「そん、な……ぐぅッ!?」 中澤「君ら、この子達の事な~んも分かってないでしょ? これがCOLORSだよ。いけない大人達の創った、可愛いらしい兵器さ ……責任、取ってくれるよね?」 自分を見下ろす赤い目と、飄々としたその男に、動けなくなった兵士は寒気を覚えた 長柄「おい! 早くした方がいいんだろ!」 長柄は戦闘が収まるや、迅速に白のアルトを起動させていた 中澤「すまん。エルさん、いいかい?」 エル「ハイハイ」 2人はコクピットへ エル「ちょっと! 一緒に入るの?」 中澤「あのね。夜の冬空を風に晒されて飛ぶなんて、普通は自殺行為よ。分かる?」 エル「もうっ」 メインシートにエルが乗り込み、その後ろに備え付けの緊急用座席を展開させ、そこに中澤は座る アルトは格納庫の扉が開くと同時に外へと エル「ところで……飛ぶってどうすんの?」 中澤「はぁ?」 何故そんな初歩的な事を。EXMは中澤が現役だったころからビュンビュン飛んでいた この機体もウイングを装備しているので当然飛べるはずだが 長柄「エルくんはまだ飛行訓練はしてない! それにエルくんの能力は人の動きのイメージを元にしてる。急に飛ぶのは無理だ おまえが何とかしろ!!」 中澤「ぇ~~」 とエルと目が合う エル「何よ!」 中澤「いや、いいかい? まずそこのを引いて……」 どうやらすぐに理解したようでアルトはゆっくりと浮上するが、フラフラとバランスが取れずまったく安定しない 中澤「ちょ!? ホント大丈夫? コントロールこっちに回す?」 エル「このコ、私に合わせてピーキーって聞いたわよ!? 集中するから指示だけちょうだい!!」 そうなのだ。この機体は、エルの『脳波操作』専用に調整が施されている ある程度肩代わりは可能かもしれないが、正直試してもないのにそんな事をして、どんな影響が出るかわかったもんじゃあない エル「……羽、生やして……鳥じゃない…飛行機……それで…」 白の少女はぶつぶつと何かを呟いている 中澤(まさか、ぶっつけ本番で『羽を生やすイメージ』を作る気か!?) 幻肢痛。というものがある 失ってしまった体の部分が、まるで『ある』かのように、脳が痛みを感じる症状 もし逆に、『無いモノをあるとして、それを操作するべく、彼女の脳の意識が、機体にまで伝染』したとするなら ボゥ!! と、ブースターに火が入り、安定して飛び始めた!! 長柄「おお!!」 エル「やった!! いけそう!」 中澤「はぇ~…。大したもんだよホント」 そして、機体は昼まで居た方角に向き直す 長柄「行くのはいいが、アイツらあれだけか?」 中澤「えっ? いや~、どうだろ?」 長柄「ちょっと待て! 俺の安全は!? せめて蹴散らしてからいけ!!」 中澤「あぁ~~。たぶん逢坂さんが誰よこしてくれてるよ。恐らく、いやきっと」 長柄「おいっ!」 エル「行くよ!」 中澤「じゃ。あとよろしく」 とアルトは本土へと飛んで行った 長柄「だ~~~!! 後で覚えてやがれ~~~~!!!!」 その声も振り切り、機体は冬のN海の空気を裂いて、一気に加速していった ―――― 同刻 S県。COLORS収容施設 突然の衝撃に、意識が朦朧としている 何か周りが騒がしい ボヤける視界の中、誰かが近づいて来るのがわかった ?「やぁ、やっと会えたね」 誰? と聞き返す間も無く 「貴方!その子から離れなさい!」 震えるような声で女性の叫び声が聞こえた ?「うるさいなぁ~~」 パン!パン!パン! 「ぎゃっ・・かっ」 なんだ? 何かあったの? 渇いた音が響き、ナニかが倒れたようだったが、恐怖に支配された彼女には知りようもない まだ虚ろな意識 誰かはさらに近づいてくると、少女の身体を無遠慮に触れる 一瞬ゾッとする感触、しかし身体は動かない ?「君も変わらないね・・・嬉しいよ」 そのまま、誰かの手と認識したそれは、ぎゅうっと掴み、離そうとしない ?「あぁ、お帰りぃ……僕の、117」 とイーナは自分を引き裂く痛みに覚醒する イーナ「くぅ…あ……あぁ」 思い出したくないあの感触。だが確信する 覚めた意識の中、目に入ったその顔は忘れもしないあの少年 イーナ「86!?」 かつて愛した人の、爛々と輝く瞳と 遂に、目が合ってしまった α「嬉しいな、ちゃんと覚えててくれて、今は僕にもαって名前があるんだよ これからもずっと一緒だよ…。そうだよね? イーナ、だっけ? 君にピッタリな、カワイイ名前だ…」 イーナ「い、きて……」 名前を呼ばれたのにも驚いたが、彼が生きていた事に驚いた α「あ~~。なんで僕が生きてるか不思議なんだろ? 僕もさ あの後僕らは文字通り廃棄されたんだ でもたまたま一緒に廃棄されてたコイツ」 と後方に控えるように座るEXMを指した α「この僕にだけ反応を示した それに偶然気付いた研究員は慌てて僕を蘇生回復させた その後は施設が閉鎖し、流れ流れて今の隊さ」 αの、彼の動きは止まらない 足掻こうにも力が違い過ぎる イーナ「あっ……いっ…ぐぅ、あァッ!?」 燃え上がる火の手の中 彼の異様なまでに膨らみ上がった感情は、愛する彼女を絡み取って離さなかった イーナは吐き気のするような感情を抑え周りに目をやる 「う、うぅ……」 近くに、彩音の母である、さおりがうずくまっている さっきの声はこれかと気付く そして、施設の壁の向こう 彼が乗ってきたEXMとは違う影が立っていた ポルタ・ノヴァ。連合のアルトと対を成す、バイロンのEXM 連合ではなく、彼を拾ったのはバイロンなのだろうか? しかしその下、施設の少女達を品定めしている兵士達は地球の装備 イーナ(なに…!? 一体どういう……) 節操の無い兵士の何人かが、その場で少女を襲い始めていた イーナ(何? 何なのよッ!?) 街はあちこちで火の手が昇り、その暗闇に乗じた彼らは獲物を貪り始める… 何故だろうか。消防のサイレンすら一切聞こえない いつもであれば、知らない場所で火事が起きていても聞こえるのに… 誰も助けに来ないここは、ただの狩場と化していた イーナ「さ、さっき……EXM…が…っ、反応したって……ッどういう……こ、と…?」 イーナは、されるがままの状態にもかかわらず、彼の目を見ながら何とか口にする αは、彼女を愛でながらも、言葉を紡いだ α「僕が今着ている服……、そしてEXM…ェ…。見覚えないとは言わせない…… 忘れるはずがないだろう…? 自分の『色』を!!」 イーナ「!?」 暗き暗き灰の色。自分の力の源泉。そう教えられた。その色 よく見ると彼は上から下までその色で、乗って来たEXMも同様だった α「ようやく思い出したかい? そう君の色だよ……! 愛しい愛しい、君を示す彩…ォ…! そして君と交わった証なんだよ!! 君から僕が貰ったサイッコウのプレゼントさ!!」」 αがイーナの顔を撫で、見開いたその瞳に自分の顔を映す α「だから僕は助かったんだ。僕だった、あれだけいて僕だけがッ…!! …だから大人は僕を欲っしたんだよ…! だからこそ君も…」 『やめなさいッ!!』 話を遮るように声をした 彩音「イーナちゃんを離して!!」 その声の主は彩音であった、状況は判らない だが、イーナが他の子が襲われているのはわかった イーナ「彩ちゃん!! 逃げて!!」 α「逃がさないよ…!!」 αは銃を構える しかし、その銃口と彩音の間に さおり「彩! いけない早く逃げ…ッ!」 パンッ 渇いた音は、びちゃりと血飛沫を撒き散らし、あっけなく掻き消えた さおり「ぁごっ……」 その凶弾は、さおりの。母の頭を撃ち抜き爆ぜる 彩音「お……、お母さァん!!!」 α「うるさいおばさんだな」 なおもその銃口は彩音へと向けられる イーナ「逃げ……」 α「逃がさないさ」 目に見えない何かが、αを中心に広がる その『彩』の瞬きの奔流が、彼女を母の亡骸ごと包み込んだ瞬間 ズシッ。っと 急に身体が重くなる 彩音「な、に? ………こ、れェ?!」 そしてαが近付きおもむろに彼女の衣服を引き裂いた α「ちょうどいいや。君とも遊んであげるよ」 そう言うαの後ろで横たわるイーナを見て寒気が走った 彩音「いや、いやぁ!!」 その瞬間 大きな銃声と共に白い何かがポルタ・ノヴァを一体吹き飛ばした α「なんだ!?」 真っ白なアルトがこちらに向かって降りて来た コクピットが開く 中澤「彩音さん! 大丈夫!?」 彩音「中澤さァん!!」 その姿に彩音は安堵し、思わず叫んだ 涙を流し、動かぬ体のままであっても とても心強かった…… ――少し前―― N海沖 真っ白なEXMが飛んでいた エル「ウフフ♪ 飛ぶのってけっこう簡単ね」 と、どや顔をしていたが、中澤は彼女の方を見向きもせずに、コンソールに向かっていた 中澤「装備は? マシンガンとナックル……と何コレ? コビッツ? シールドじゃないの? 慌て過ぎたなぁ、武器が乏しい」 無視されてちょっとムッとするエル エル「大丈夫よ! 私のスノーホワイトは強いんだから」 と胸を張る 中澤「ところでそのスノー……って名前何?」 エル「女の子が乗ってるだからやっぱりかわいくね」 中澤「かわいくって……こんなカクカクしてる見た目で?」 エル「もうっ! いいじゃない!!」 とふて腐れる 後に数年、長柄博士を悩ませる事になった会話であった 中澤「そんな事より見えてきた!」 まだ数キロ離れているここからでも火の手がわかった エル「じゃっ、行くわよ!!」 加速するスノーホワイト 一気に陸が見えた 同時に、町を荒らすEXMも確認出来る エル「先制アタック!」 とマシンガンを撃とうとする、が 中澤「ダメダメ! 居住区が近いんだから連射しちゃダメ! オートから切り替えて単射にして」 エル「なんでッ!?」 叱る中澤にエルは悪態をつく 中澤「街にこれ以上被害出たらどうすんの!? チケット使えんくなるよ!?」 エル「ああ! もう!! これじゃあ【00B】との模擬戦の方がよっぽど楽だったわよ!!」 中澤は思い出す。そういえば彼女は、模擬戦はともかく、実戦は初めてなのだ 中澤(この辺から教育かなぁ。女将さんにでも頼んでみようかね) そう思いながらモニターから町の状況を窺う 中澤「とにかく着陸して接近しようか ……まぁまぁ数いるな 今回、影さんのサポートは無いし……」 と思考を巡らせていると困った顔のエルが目に入る エル「着陸……?」 しまった!と中澤が思うより早く エル「止まればいいんでしょ! だったら!!」 とスノーホワイトを更に加速させ敵機へ一直線 中澤「なっ…!? まっ、待ってまって!!」 そのままスノーホワイトはまるで特撮ヒーローの飛び蹴りのような姿勢をとり、おもいっきり近くのポルタノヴァは蹴り飛ばし着陸した ガカァァァァン!!!! ポルタノヴァの頭部はへしゃげ、そのまま地面に倒れる さすがに不意の横転に、パイロットも無事ではないだろう エル「どうよ♪」 中澤「あたた…っ、またなんという…ん?」 頭を抑え、ふとモニターに彩音の姿を見た 中澤「エルさんハッチ! 降ります!」 エル「ハイハイ」 とハッチを開け腕を地面へと下ろした 中澤「彩音さん! 大丈夫!?」 彩音「中澤さァん!!」 こうしてこの状況に至る訳だ 中澤はスノーの腕をスルスルと降りて行く α「誰かと思えば……やっぱり大人は役に立たないな」 悪態をつきながら、少年はいやらしそうな顔をする 中澤「へぇ。あの時の少年じゃない」 とサッと状況を見る 乱れた服の少女たち。血まみれで倒れた女性 そして、目の前の、石田と共に居た少年 中澤「ちょっと悪さが過ぎたかな」 中澤は、自分でも怖いくらいに冷静だった ふと落ちていた鉄パイプを拾い、剣を中段に構えるような姿勢を取る α「ナニそれ? あぁチャンバラで僕をどうにかしようって? …頭おかしいんじゃない?」 と銃を彩音の頭に押し付けた 彩音「…えっ」 母の撃たれる姿が過った瞬間だった バシン!! 銃を持った腕が弾かれる 彩音の目にさっきまで数メートル先にいた中澤が大きく映る α「なっ・・・そんな!」 αには何が起こったのかも分からない ただ、その手にはもう銃は握られておらず、代わりに鈍い激痛が遅れてやってきた 咄嗟に下がりイーナの元に… と、距離を取ったと思っていたαはぎょっとした もう目の前に中澤がいたのだ 先程と同じように、構えからの突きが肩へと入る 咄嗟に頭を庇った腕に、容赦無い一撃が見舞われ、彼は恐怖に慄いた α「そ、そんな! 研究所出の僕が圧されるなんて!? 強化も…訓練もッ!!?」 中澤「知ってる でも君、落ちこぼれだったんでしょ」 α「そんな! 117たすけ…」 ゴスッバシンッ!! 手首のスナップを利かせた連打を防いだと思った瞬間 腹に重い一撃を喰らい、更に後ろへと吹き飛んだ α「か…ッ!? グフッ」 無理やり肺を圧迫され、αは咽返すように空気を吐く だが、腐っても強化兵士。倒れながらも、まだこちらを睨み上げる… その様子に鉄パイプを構え直し 中澤は小川の顔を思い出す 中澤(こういう時は、貴方のしごきに感謝します) エル「おっ♪ 指令もやるじゃない」 何を呑気な…とコクピットから見下ろすエルを見た そしてイーナを見るや、上着を脱ぎ被せた 彩音もそこに駆け付けイーナを抱き締める 彩音「イーナちゃん!!」 イーナ「あァ…彩ちゃん!!」 二人を見て、胸が苦しくなった 中澤「ごめん、2人とも」 今はこれしか出なかった よろよろと立ち上げるα α「くっ……他の連中はどうした!」 と周りを見るとポルタノヴァや兵士達との連絡が取れない 配置しているはずの方向を見ると、もうすでに無力化されかかっていた そして、月明かりすら消えたと思った時、上空を覆わんとする影が迫ろうとしていた…… ―――― エドガー「本艦はこれより、N国S県、K区画地区のテロ鎮圧特別任務を遂行する 各員。街に対する被害は最小限に フォワードは3バーストマシンガンと大型ナイフの携行を許可する 街中でライフルやビームの支援は無いと思え」 その上空に現れた戦艦から、艦長『エドガー・ユーバンク・ヘイルズ』は、出撃する隊に向かい叫んだ エドガー「全艦、油断するなよ!!」 艦長であるエドガー司令。まだようやく30になろうというくらいにも関わらず、冷静な判断で指示を飛ばしていた 急に【市長】から詫びを入れたい案件があると打診が入り、何事かと思い文字通り飛んできたのだが… エドガー(ポルタノヴァ……。偽装はしているが、地球製だな? まったく、他人の事をとやかこ言える立場でもないが。厄介な……) 『……』 『これが……本当の戦場……』 『私たち、これを諫められるのかな……。こんなの経験した人を、ホントに元気づけられるのかな……?』 同じく、簡易潜水艇に匿われていた、『真中次郎』のプロデュースする三人組も保護され、共に上空から戦場を見下ろしていた…… エドガー「君たち。無理であれば、下がっててもいい。私もそう言われているのでね」 『…いえ! 確かに怖い…けど』 『【あのコ】達や、今こうして戦ってくれてる人たちの事を想えば!!』 『プロデューサーの言ってた事が、ちょっとでもわかるような気がするから…!』 エドガーは、その後ろ姿に、かつての自分やそのライバルの姿を重ねた… 確信する。彼女達はきっと、次代の戦乙女として羽ばたくと そして、そんな彼女たちに、負けてなどいられないと エドガー「了解した。ヴァルキュリアの卵たち では、このエドガー・ユーバンク・ヘイルズ。下手な指揮は見せられんな…!!」 ―――― 空中より舞い降りた暗色のアルト その乗り手。ライヒアルト = シュレンドルフは まだ20過ぎの若手であるが 的確にコックピットのみをナイフで引き裂き、テロ機を沈黙させてゆく 『な、なんだよ? レーダーが!? ゆ、有視界せんと…ぐあッ!?』 ライヒアルト「こちらモイライ1 この方面は仕留め終わった。次のターゲットに移ります」 強力なジャミングを撒かれ、機械による視界を遮られたテロ機達は、その中でも悠然と動く部隊に翻弄されていた ライヒアルト「こちらのOSは特別製でな スマンが、生死はそこそこでいいと聞かされている EXMに乗っていたのが運の尽きだったな」 3バーストから単射モードに切り替えたマシンガンでも うろたえた案山子の担い手を撃ち貫くには、彼と【試作AI】の手にかかれば、造作も無い事だった…… ―――― α「なっ…バカな!? EXMが全滅!? どおして? 石田は! 中佐は何してるんだ!!」 中澤「ふぅ、逢坂さん……いや違うか? とにかく助かった~~」 謎の部隊は、町に展開していたEXMを次々と沈黙させ、包囲していた歩兵も捕縛していく 少なくとも、こちらの意図に協力的らしい その様子に、中澤は少し安堵する α「…チッ!」 舌打ちしながら、αがEXMへと向かう 中澤「逃がさないって」 と不意に身体が重くなったのを感じた 中澤(これは…!?) とイーナと目が合うとイーナはいやいやと首を振っていた 中澤(能力…!? 何故だ? イーナじゃない、まさか…!!) その間にαは乗り込む 中澤「エルさんお願い! あとその子たぶんCOLORSだ! 油断するな!!」 エル『はぁ? さっきの男じゃなかった?』 コクピットに座り直しながら聞き返す 中澤「よくわからないけど、そうみたいなんだ気をつけて!」 エル「ったく」 スノーはマシンガンを放つが、弾が反れて地面へと落ちる エル「……ん?」 続けて撃つがやはり同じ現象が起きた エル「何かある!」 とマシンガンを投げつけると敵アルトの手前でマシンガンは不自然に落ちた ガゴンッ! と同時にマシンガンが暴発した ダダダダダッ! 中澤「わっ!わわわわっ!!」 彩音とイーナを小脇に抱え逃げる中澤 中澤「バカ! 銃を軽々しく投げない!」 エル「あぁ、ごめんごめん」 と向きを直し向かい合う 携帯コンソール画面にデータが表示される イーナの能力データ 中澤「たぶんあってる、どういうわけかあの子はイーナの能力をコピーしている」 イーナを見るが言いたくない素振りになんとなく察する エル「さてさて」 α「くっ……フィールド範囲が狭いッ! 途中だったからか…!?」 α機が迫る 触れそうな距離まで迫ると、互いのマニピュレータを掴み合い、取っ組み合いになる エル「遅いって…ん?!」 ガクン。と 膝が落ちそうになる。モニタに表示されるのは、【重量過多】の警告 ギリギリ蹴りを見舞うと同時に、バーニアを吹かせ距離を取った α「ゲホッ!? あ、アイツにやられてなけりゃ、さっきので決まってたのに…!!」 エル「これが『加重』ってのか…!」 そんなに広いフィールドではない、しかし弾は届かない、近付けば捕まる… エルは左手腕に装備されたシールドに目をやる エル「今の私に出来る? ……ううん! 出来る!!」 スノーはおもむろにシールドを掴みα機に投げつけた α「そんなもの……!?」 と軽くかわす するとシールドの影からスノーホワイトが顔を出す がαはニヤリと笑う α「甘いんだよ!」 『加重』のフィールドは常に展開している スノーホワイトは捕まると、今度こそは言わんばかりに地面へと押し潰された エル「くっ……! ぁあ…!?」 ズズン…… 倒れたスノーホワイトを跨ぐように立つα機 範囲内の地面が陥没し始め、αは全力で能力を行使する α「意外と呆気なかったねェ!! 01!! 【00B】に連戦連勝って言うから、どんなバケモノかと思っていたけど こんなのが『母さん』の秘蔵っ子なんて…ッ!!」 自分が落ちこぼれと称されたことへの苛立ちが募る だが、それは今この時払拭されるのだ…!! α機が長刀を引き抜き、スノーの首元へとかざした α「さぁ終わりだ!」 エル「コビッツ! お願い!!」 その言葉に応えるかのように 先程投げられたシールドが青い光を纏って、光の矢の如く飛翔する!! 『加重』のフィールドをものともせず切り裂き、そのままα機の腹部を貫いた! α「なんだ?! ナニが起こって…!?」 フィールドが消えた エル「だあぁぁぁぁぁ!!」 スノーホワイトのナックルがα機の頭部を捉える グワシャッ!!! α「グハァッ!!?!」 今度はα機が地面へと沈む エル「……【アイツ】にタイマンで勝てたのは。私だけだっての…」 そして、それと同時にテロリストとおぼしき部隊の制圧も完了した 長い夜はようやく明け、辺り一帯に日の光が指そうとしていた キャンパスを並べる日4へ続く
https://w.atwiki.jp/eb_archives/pages/206.html
続いて武器アビです。 ~~~~~~~~~~~~~~ 大剣/レイドバスター(近) 【KO効果:戦闘不能】 2レイドアップ プラスワン 3フレイムピラー 業炎 4アッパースイング T+18 71 80 72 90 5ファイアースラッシュ P+36 43 70 44 80 6グランドディバイダー P+78 41 110 42 120 ・火柱を伴う強烈な斬撃で、近距離の敵を斬り上げます。 ハンマー/ハンマーホームラン(近)【KO効果:戦闘不能】 2かっ飛ばす 吹き飛ばし 3ジャストミート 必中 4力任せの一撃 防御封じ 5フルスイング PT+13 106 110 107 120 6サヨナラホームラン PT+124 105 220 106 230 ・ホームランスイングで、近距離の敵を弾き飛ばします。 斧・アックスソード・ハルバード/エッジアバランチ(遠)【KO効果:戦闘不能】 2標的拡大 プラスワン 3標的拡大 プラスワン 4オーラエッジシュート S+10 39 40 40 50 5エッジストーム P+21 48 60 49 70 6気刃雪崩 P+45 44 80 45 90 ・斧を振るって大量のオーラの刃を撃ち出し、敵を斬り裂きます。 剣/ダンシングソード(遠)【KO効果:戦闘不能】 2鎧外し ブレイク 3武器絡め 4マヒ 4ラピッドショット T+19 80 90 81 100 5飛剣の舞 P+36 43 70 44 80 6飛剣縦横無尽 P+66 43 100 44 110 ・鎖を付けた剣で、遠距離の敵を攻撃します。 -- (アヤカ) 2011-04-28 16 43 02 盾・シールドスピア/シールドブレス(近) 【KO効果:戦闘不能】 2しゃがみ防御 自分盾 3上から押さえつける 連携チャージ 4脳震盪落下 暴走 5押し潰す S+14 35 40 36 50 6ハイジャンププレス P+130 38 160 39 160 40 170 48 170 ・跳び上がり、盾の上に乗って近距離の敵を押し潰します。 トンファー/ライジングトンファー(近)【KO効果:戦闘不能】 2腕に力を集める 自分剣 3カウンター狙い 反撃 4飛翔膝蹴り T+12 77 80 78 90 5飛翔肘撃ち P+25 44 60 45 70 6飛翔アッパーカット P+53 36 80 37 90 ・近距離の的に、飛び上がりながらの打撃を繰り出します。 太刀/鬼斬剣(近)【KO効果:戦闘不能】 2鬼脈斬り バッドキラー60 3破魔突き ブレイク 4斬気放出 防御封じ 5鬼斬・直斬り S+7 32 30 33 40 6鬼斬・零の太刀 PP+136か137 31 190 32 200 36 200 37 210 ・鬼を纏いて鬼を斬る、必殺の秘剣を放ちます。 弓/精密射撃(遠)【KO効果:戦闘不能】 2青き炎 必中 3腕を射抜く 3マヒ 4足を射抜く 4マヒ 5武器を射抜く P+13 36 40 37 50 6急所を射抜く T+124 75 190 76 200 85 200 ・オーラで視力を超強化し、敵を正確に射貫きます。 -- (アヤカ) 2011-04-28 16 43 30 槍/槍地獄(近)【KO効果:戦闘不能】 2地獄絵図 プラスワン 3足を貫く 3マヒ 4鮮血の海 呪詛 5モズの速贄 S+39 30 60 31 70 6串刺し地獄 T+131 78 200 79 210 ・地面から大量の槍を生やし、敵を下から貫きます。 エアシューズ/震脚(遠)【KO効果:戦闘不能】 2練気 プラスワン 3内気功を練る チャージ 4大地崩し 防御封じ 5震動波 P+21 38 50 39 60 6崩壊震動波 T+85 84 160 85 170 ・大地を強烈に踏みつけ、敵に震動波を飛ばします。 アイスレイピア/雪月華斬(近)【KO効果:戦闘不能】 2氷剣抜刀 キュア 3壱之剣・静雪 P+23 36 50 37 60 4弐之剣・弧月 P+28 41 60 42 70 5参之剣・散華 T+36 73 100 74 110 6死之剣・朱氷 T+57 72 120 73 130 ・氷の華を描くが如き連続攻撃で、近距離の敵を斬り裂きます。 暗殺シューズ・ナイフ/アイアンドラゴン(遠) 【KO効果:戦闘不能】 2多頭竜進化 プラスワン 3小鉄竜従属 自分術 4鋼鉄の咆哮 暴走 5刃尾薙ぎ P+4 35 30 36 40 6鋼鉄竜疾駆 T+87 72 150 82 160 83 170 ・無数のナイフで鋼鉄の竜を作り出し、敵を襲わせます。 -- (アヤカ) 2011-04-28 16 43 56 杖・仕込み杖/ディスインテグレート(遠)【KO効果:戦闘不能】 2地面を削る 3マヒ 3防具を削る 防御封じ 4背中を削る T+17 82 90 83 100 5腹部を削る S+40 39 70 40 80 6正面衝突 S+94 35 120 36 130 45 130 46 140 ・触れた物を消滅させるエネルギー球を解き放ちます。 大鎌/水晶髑髏 GUTS消費:150 2嗤う髑髏 GUTS減らない 3水晶の輝き 自分術 4叫ぶ髑髏 チャージ 5溢れる光 T+63 76 130 77 140 6髑髏との融合 S+264 45 300 46 310 ・魔力溢れる水晶の髑髏を召喚し、自らの術力を高めます。 竪琴・ソードハープ・ロックギター/サウンドボンバー(遠)【KO効果:虚脱】 2爆弾装填 プラスワン 3二連鎖爆発 P+8 41 40 42 50 4四連鎖爆発 P+15 44 50 45 60 5八連鎖爆発 S+22 37 50 38 60 6十六連鎖爆発 S+45 44 80 45 90 「音の爆弾」をばらまき、敵の感覚器官を破壊します。 鞭/ナインテイルウィップ(近)【KO効果:捕縛】 2ペインヒット バッドキラー60 3九字印 キュア 4時間差鞭打 S+20 39 50 40 60 5九尾鞭打 T+40 79 110 80 120 6九尾十八連撃 T+84 75 150 76 160 ・鞭が9本に分裂し、近距離の敵を激しく打ち据えます。 -- (アヤカ) 2011-04-28 16 44 26 爪/次元断爪(近・剣・防御封じ) 【KO効果:戦闘不能】 2爪を鳴らす 自分剣 3次元の陥穽 防御封じ 4空間引き寄せ T+14 75 80 76 90 5次元断ち S+36 33 60 34 70 6旋回次元爪 S+94 35 120 36 130 ・近距離の敵を、周囲の空間ごと引き裂きます。 扇/鳴神演舞(遠)【KO効果:戦闘不能】 2大放電 プラスワン 3黒雲招来 自分術 4雷鳴招来 暴走 5迅雷破 S+8 41 40 42 50 6破邪の雷電 T+83 76 150 77 160 ・舞の力で雷を呼びよせ、敵を撃ち貫きます。 棍/棍旋風(近)【KO効果:戦闘不能】 2静の心 キュア 3棍障壁 自分盾 4高速回転 反撃 5回転棍撃 P+28 41 60 42 70 6暴風旋棍撃 T+116 75 190 83 190 84 200 85 200 ・棍を眼前で回転させながら、攻防一体の攻撃を行います。 ナイトランス/ドリルインパクト(近)【KO効果:戦闘不能】 2浄化の螺旋 キュア 3回転数上昇 自分チャージ 4螺旋突き T+15 74 80 75 90 5ドリル乱れ突き P+34 45 70 46 80 6スパイラルインパクト P+77 42 110 43 120 ・ナイトランスを回転するドリルに変形させ、敵を突き刺します。 魔鍵/パラダイスブリンガー(遠) GUTS消費:150 2芳しき香り GUTS消費なし 3広大なる楽園の光景 プラスワン 4極楽鳥の歌 キュア 5降り注ぐ陽光 S+147 42 180 43 190 6虹の円環 T+224 75 290 76 300 ・魔鍵を天に掲げて「楽園の門」を開き、仲間の傷を優しく癒します。 -- (アヤカ) 2011-04-28 16 44 54 アヤカさん、大量のデータ調査ありがとうございます。 事後報告になりますが、該当ページに追加させていただきました。 -- (編集スタッフ:フィリル) 2011-04-28 19 52 37 更新お疲れ様です キャラクター作成シミュレータの方で気づいたんですが Lv36アビリティが表示されないっぽいです お気づきになられましたらお時間があるとき対応お願いします -- (通りすがり) 2011-04-29 00 41 55 通りすがりさん、ご指摘ありがとうございます。 確認を行いました所、バッドステータスの【侵食】が表示されていなかった不具合がありましたので、 こちらに関しては修正を行わせて頂きました。 しかし、こちら側ではLv36のアビリティが表示されないという現象は確認できませんでしたので、 お手数ではありますが、以下の点についてご回答をお願いできないでしょうか? (操作内容に関する確認) Q1. 選択された「キャラクターのLv」は「36」以上でしょうか? もし36以下であれば、36以上に再選択をお願い致します。 Q2. 選択された「ジョブ」は「天誓騎士」でしょうか? 天誓騎士の36Lvアビリティに関しては、まだデータがありませんので未登録となっております。 (ご利用環境に関する確認) Q3. 現象が確認できた際に、ご利用頂いていたブラウザは以下のどれでしょうか? 可能であれば、ご利用中のバージョンも添えて頂けると助かります。 -Microsoft Internet Explorer 系(SleipnirやLunascapeもこちらを選んでください) -Mozilla Firefox 系 -Opera 系 -Google Chrome 系 -Apple Safari 系 -携帯電話のフルブラウザ -その他の環境 -- (管理人:アダルバート) 2011-04-29 22 03 02 こちらはFirefox3を使用しています 確認した所Lv36アビリティは今はきちんと表示されていました こちらにコメントする前にQ1、Q2(天誓騎士は除外していた)はしっかりと確認した上での投稿だったのですが 更新を楽しみにしていて、ほぼ更新された直後に見ていた可能性が有り何かCookie辺りが変だったのかもしれません(原因はわかりませんが) 何にせよお手数をおかけして申し訳ありませんでした これからも運営頑張ってください -- (通りすがり) 2011-04-30 01 31 43 通りすがりさん、ご報告頂き、ありがとうございます。 正常に動作したようで何よりです。 投稿頂きました時間帯から考えますと、 おっしゃられている通り、更新をかけた直後であった可能性が高いものと思われます。 恐らく、ブラウザ側のキャッシュの影響により、 データファイル側が更新されていなかったのでは無いかと推測しております。 こちら側では「これで大丈夫」と考えている面もありますので、 バグがある事に気付かない事もあります。 どのような些細な点でも結構ですので、また何かお気付きの点がありましたら、何時でもご報告下さい。 -- (管理人:アダルバート) 2011-04-30 22 02 39 こんにちわ、いつも編集お疲れ様なのです。 36に到達したので、天誓騎士の第6アビの報告です。 ==================== 星霊グランスティード(近) 【KO効果:戦闘不能】 2 気高き嘶き 自分【剣】 3 ひづめを蹴立てる 自分【チャージ】 4 後ろ足蹴り S+10 39 40ダメ 40 50ダメ 5 スティードダイブ P+24 75 90ダメ 76 100ダメ 6 グランインパクト P+56 83 130ダメ 84 140ダメ ・軍馬の星霊グランスティードを召喚し、騎乗突撃します。 ==================== -- (アレクサンドラ) 2011-05-01 09 54 15 アレクサンドラさん、貴重なデータをありがとうございます。 早速、追加させていただきますね。 -- (編集スタッフ:フィリル) 2011-05-01 19 45 13 レベル40属性の報告です。 このような防具を得ました。 形状:鉄壁守護黄昏ウィズローブ レベル:41 能力値:11/16/24 41レベルウィズローブは素の状態で 4/12/24なので鉄壁と黄昏、 どちらかがP+4もう片方がT+4のようです。 -- (アヤカ) 2011-05-01 21 42 09 報告です。 5月返却の難易度:普通の通常シナリオの獲得EXPは378でした。 また、キャラ作成シミュレータで、 星霊グランスティード[4]の効果がプラスワンになっていましたので、修正をお願いします。 -- (トレノ) 2011-05-01 23 05 31 アヤカさん、属性の情報、ありがとうございます。 どちらか確定していないという扱いで、記載させて頂きたいと思います。 トレノさんは、獲得Expの情報、並びに、 シミュレータのミスに関するご指摘、ありがとうございます。 獲得Expの方は直ちに反映させて頂きたいと考えておりますが、 現在、出先により、@tools側の編集が行えない状況にあります。 3日には対応を行えるようになりますので、 申し訳ありませんが、しばらくお待ち頂けますよう、お願い申し上げます。 -- (管理人:アダルバート) 2011-05-02 06 12 06 こんにちわ、ギガで拾いました40Lv属性の報告です。 シミュレーションではP属性+4かと思われます。 =========================== 名称 :作業着 種別 :防具(コレクション) 形状 :呪装魔骸作業着 (動きやすさを追求した作業着。) 設定 :動きやすさを追求した作業着。 レベル :40 能力値 :12/16/19 入手場所 :ギガンティア「ロックリムラウンダー」 ============================= -- (アレクサンドラ) 2011-05-02 17 27 04 アレクサンドラさん、属性の情報をありがとうございます。 早速、追加させていただきますね。 -- (編集スタッフ:フィリル) 2011-05-02 21 45 26 魔獣戦士Lv36では ドラゴンブレレス3も【炎】→【業炎】に強化されるようです -- (名無しさん) 2011-05-05 00 58 46 名無しさん、貴重な情報、ありがとうございます。 早速、魔獣戦士のページに反映を行わせて頂きたいと思います。 -- (管理人:アダルバート) 2011-05-05 20 22 25 オフ情報 TRPG版サプリメント「上級ルールブック 山斬烈槍アマツカグラ」 * 絶賛、発売中です! 「左」さんが、他社から色々と怒られながら1ヶ月かけて書き上げた表紙が目印。 アマツカグラではなくランスブルグかと思います。 -- (キヨカズール) 2011-05-06 15 57 41 御指摘ありがとうございます。早速修正させて頂きます。 -- (編集スタッフ:アッシャー) 2011-05-06 19 20 21 入手したレベル40属性防具を幾つかご報告いたします 形状:絢爛黄昏儀礼服 レベル:40 能力値:12/23/12 (Lv40絢爛儀礼服:12/19/12) 形状:鉄壁硝子魔女服 レベル:40 能力値:8/20/20 (Lv40硝子魔女服:4/20/20) 形状:勇気彗星蛮族鎧 レベル:41 能力値:24/7/16 (Lv41彗星蛮族鎧:20/7/16) 黄昏がT+4、鉄壁と勇気がP+4のようです -- (シェナム) 2011-05-07 08 45 39 シェナムさん、属性の情報ありがとうございます。 早速、追加させていただきますね。 -- (編集スタッフ:フィリル) 2011-05-07 12 58 12 【指摘】 遠 星霊ジェナス 2 突き刺さる鮫牙 Lv35:バッドキラー60 ですね。 Lv25扱いになっていましたので一応。 失礼します。 -- (クィ) 2011-05-08 00 10 12 クィさん、ご指摘ありがとうございます。 修正させていただきました。 -- (編集スタッフ:フィリル) 2011-05-08 18 23 16 【指摘】 キャラクター作成シュミレーターですが 自由農夫36アビの「ブレイドホリィ」の6目が実際の物と異なっているようです シュミでは「P+154」となっていますが実際は (細かい数値は当方では調べられませんでしたすみません) 「PS+数値」のようです お手数ですが修正などよろしくおねがいします -- (通りすがり) 2011-05-12 01 02 31 通りすがりさん、ご指摘、有難うございます。 現時点で活性化されている方のデータから計算しました所、 「PS+118~121」の範囲である事が確認できましたので、 該当箇所の記述をこちらに改めさせて頂きたいと思います。 (詳細なデータに関しては、現時点ではこちらも調査できませんので…) また、シミュレータ、並びに、簡易データベース側のデータに関しては、 一時的に最低値の「PS+118」への設定のし直しを行わせて頂きたいと思います。 -- (管理人:アダルバート) 2011-05-12 21 08 03 ブレイドホリィ、調べてみましたが… PS 威力 88 200 89 200 90 200 91 210 94 210 95 210 98 210 PS+110みたいな気がします。 -- (名無しさん) 2011-05-13 00 00 19 真上の名無しです。 すいません。 PS+119ですね。 慣れてないもんですいません。 -- (名無しさん) 2011-05-13 00 17 54 名無しさん、検証結果のデータ提供、ありがとうございます。 こちらで確認できない範囲のデータは、本当に助かります。 早速、各所に反映を行わせて頂きたいと思います。 -- (管理人:アダルバート) 2011-05-13 22 01 32 些末なことで恐縮ですが、非戦闘アビリティ一覧で、天誓騎士アビの修得レベルが誤っているようです。 -- (名無しさん) 2011-05-15 01 17 42 名無しさん、ご指摘ありがとうございます。 修正させていただきましたので、ご確認くださいませ。 -- (編集スタッフ:フィリル) 2011-05-15 02 26 35 私のステと、こちらのデータに齟齬があったので調べてみました。 LV35 フェアリーストーム6強化 T +51ダメージ → T +71ダメージ が正解だと思うんですが、よろしくお願いしますね~。 -- (クゥナ) 2011-05-16 06 45 53 クゥナさん、調査ありがとうございます。 確認出来次第、修正させていただきますね。 -- (編集スタッフ:フィリル) 2011-05-16 19 39 49 クゥナさん、フェアリーストームに関するご指摘、ありがとうございました。 こちらでもT+71である事が確認できましたので、該当部分の修正を行わせて頂きたいと思います。 -- (管理人:アダルバート) 2011-05-16 21 03 24 Lv37にて星霊ヒュプノス[5]の成長が入ったので確認してみました。 アクセサリ補正 + S値 ダメージ 84 + 96 220 84 + 97 230 以上から Lv37: S +49ダメージ と思われますので報告といたします。 -- (プレノア) 2011-05-17 17 33 37 プレノアさん、貴重な情報をありがとうございます。 早速、追加させていただきますね。 -- (編集スタッフ:フィリル) 2011-05-17 20 19 24 ロックリムラウンダーのマップ「四竜と邪神座す塔」のTdのすぐ上でランダム戦闘を確認しました。 -- (フォレス) 2011-05-19 16 12 22 ロックリムラウンダーのマップ「四竜と邪神座す塔」のTcとE1のあるスペースの内部入口付近でランダム戦闘を確認しました。 -- (フォレス) 2011-05-19 20 08 09 フォレスさん、ロックリムラウンダーに関する情報、ありがとうございます。 どちらのランダム戦闘も、確認後、マップに反映を行わせて頂きたいと思います。 -- (管理人:アダルバート) 2011-05-19 20 29 22 ロックリムラウンダー[レクイエムは誰が為に]での《車輪の街》マップで以下の場所でランダム戦闘があるのを確認しました 位置表示はこちらのサイトで掲載されているマップの座標を使わせていただきます。 ・縦3~4、横10~11 あたり(R1の戦闘の所から左へ突き当りの所付近) ・縦23、横19~21の、空いた宝箱の側付近 -- (tyr) 2011-05-25 02 24 13 妖精騎士のLv37強化の報告です フェアリーサークル4強化 T+85 T44=120 T45=130 と思われます。 -- (ヘミソフィア) 2011-05-25 21 50 23 以下、ジョブアビ37強化の報告です 情報量が多いので分けます 城塞騎士 バトルアーマー6強化 TP+449 TP81=530 TP80=520 魔獣戦士 ビーストクラッシュ5強化 S+50 S70=120 S69=110 群竜士 剛鬼投げ6強化 PP+66 PP74=140 PP72=130 スカイランナー ロデオグラップル4強化 S+51 S69=120 S68=110 -- (ヘミソフィア) 2011-05-25 22 48 09 魔法剣士 残像剣4強化 P+31 P29=60 P28=50 狩猟者 ポイズンニードル6強化 T+46 T54=100 T53=90 デモニスタ デモンフレイム5強化 T+41 T39=80 T38=70 魔曲使い ハピネスダンス6強化 T+90 T50=140 T49=130 魔想紋章士 クイーンランサーの紋章4強化 S+45 S85=130 S84=120 -- (ヘミソフィア) 2011-05-25 22 50 07 自由農夫 マジックマッシュ6強化 P+67 P43=110 P42=100 ライフベリー6強化 P+157 P43=200 P42=190 自由農夫の強化が2つあるのか それとも既に記載されてるものが違うのかは、現時点では分かりませんでした また、上級ルルブのはがきをだしていないので、天誓騎士のデータはとれませんでした -- (ヘミソフィア) 2011-05-25 22 52 49 tyrさん、ギガンティアに関する情報、ありがとうございます。 こちらでも確認後、マップに反映を行わせて頂きたいと思います。 ヘミソフィアさんは、いつもアビリティの情報、ありがとうございます。 こちらのデータも、早速、反映を行わせて頂きたいと思います。 なお、自由農夫のアビリティにつきましては、 既存データの調査ミスの可能性も考えられますので、 確認が出来次第、反映という形にさせて頂きたいと思います。 -- (管理人:アダルバート) 2011-05-25 22 55 01 更新お疲れさまです 表示が崩れた部分に気づいたので報告を ジョブアビリティのページで魔法剣士のところの表示がおかしくなってます -- (名無しさん) 2011-05-26 09 36 42 名無しさん、ご指摘ありがとうございます。 ご指摘頂きました箇所の修正を行わせて頂きました。 また何か気にかかる所がありましたら、いつでもご連絡下さい。 -- (管理人:アダルバート) 2011-05-26 20 34 42 37レベルでのアビリティ強化を確認したので報告 仕込み杖 居合斬り[4]強化 T=37 90ダメージ T=38 100ダメージ T+62ダメージ 魔鍵 リペアキー[4]強化 P=37 170回復 P=38 180回復 P+142回復 -- (アウル) 2011-05-29 19 49 52 アウルさん、いつもアビリティのデータ提供、ありがとうございます。 提供頂きましたデータは、早速、反映を行わせて頂きたいと思います。 また、対応に時間がかかってしまい、申し訳ありません。 -- (管理人:アダルバート) 2011-05-31 22 05 51 【エメラルドパレス】失われたチョコを求めてのマップ「静寂なる湖」のT6のある広場の橋付近でランダム戦闘を確認しました。 -- (フォレス) 2011-06-01 08 02 25 フォレスさん、いつもギガンティアに関する情報、ありがとうございます。 ご報告頂きました戦闘の確認後、マップに反映を行わせて頂きたいと思います。 -- (管理人:アダルバート) 2011-06-01 21 17 50 大鎌の所の死の一撃、出目「6」の場所が「4」になってます。 現在:4 斬首連撃 -- (エミリオ) 2011-06-04 18 58 14 いつもお疲れ様です。 鞭のLv37、捕縛撃[4]の強化についてです。 S80=120 S81=130 以上より、S+49と思われます。 -- (サノーザ) 2011-06-05 01 22 17 エミリオさん、サノーザさん、アビリティに関する情報、ありがとうございます。 どちらも、早速、該当箇所に反映を行わせて頂きたいと思います。 -- (管理人:アダルバート) 2011-06-05 20 05 11 【ロックリムラウンダー】レクイエムは誰が為にのマップ「車輪の街」のG4のすぐ下のスペースでランダム戦闘を確認しました。 -- (フォレス) 2011-06-06 08 25 54 フォレスさん、いつも貴重な情報、ありがとうございます。 発生範囲を確認後、反映を行わせて頂きたいと思います。 -- (管理人:アダルバート) 2011-06-06 23 12 26 こんばんは。 38レベルのアビリティ強化。 取り急ぎ今のジョブと武器の強化のみ報告します。 掃撃棍4P+21→P+46 43 80 44 90 竜撃拳5 P+50→P+90 39 130 40 130 -- (アヤカ) 2011-06-09 21 07 58 すいません、もう一つあったので追加です。 気咬弾5 P+37→P+52 97 140 98 150 -- (アヤカ) 2011-06-09 21 18 25 ロックリムラウンダーのマップ「白彩庭園」のX11,X12,Y0,Y1くらいの範囲でランダム戦闘を確認しました。 -- (フォレス) 2011-06-10 11 14 38 魔道書のデータです。 以下の補正数値はレベル37での調査結果です。 ・マインドブラスト 遠 2 精神吸収光 ドレイン 3 狂乱光 【暴走】 4 反射光線 T+39ダメージ 5 ブラスター S+44ダメージ 6 ダブルブラスター S+44ダメージ 精神を破壊する「紫色の光線」を、敵に放ちます。 【KO効果:虚脱】」 ・戦闘詠唱術 自 GUTS150消費 2 生命消耗要素排除 GUTS減らない 3 運命阻害要素排除 キュア 4 積層魔方陣展開 【術】 5 肉体修復陣展開 P+215回復 6 戦闘魔術力憑依 S+234回復 戦闘用高速詠唱モードへと移行します。 ・ストーンカース 遠 2 護り崩し ブレイク 3 腕部石化 【3マヒ】 4 脚部石化 【4マヒ】 5 蛇群の睨み T+38ダメージ 6 絡みつく蛇群 s+96ダメージ のろいの蛇影を放ち、敵を石化させます。 【KO効果:石化】 ・フォースボルト 遠 2 領域拡大 ブラスワン 3 ブレイクフォース ブレイク 4 ガイドフォース 連携【チャージ】 5 フォースアタック S+32ダメージ 6 フォースインパクト T+66ダメージ 見えない衝撃を撃ち出し、敵の武器を弾き飛ばします。 【KO効果:武装解除】 ・ポイズンクラウド 遠 2 毒素を纏う 自分ハイパー 3 毒煙巨大化 プラスワン 4 毒汚染 【毒】 5 毒煙噴出 T+4ダメージ 6 致死毒ガス S+102ダメージ 敵を包み込む毒煙を放ちます。 【KO効果:毒瀕死】 ・封印儀式 遠 2 「天地根源を縛する者よ」 【3マヒ】 3 「我が名において命じる」 【侵食】 4 「書の盟約を実行せよ」 【防御封じ】 5 「ガルトゥース」 T+28ダメージ 6 「アルファザール」 SS+98 禁断の儀式魔術を発動し敵を封印します。 【KO効果:封印】 -- (謎の太刀使い) 2011-06-10 14 49 37 こんにちは。 魔道書38のデータを投稿します。 魔道書38LV マインドブラスト6 S+44→S+68 41 100 42 110 ポイズンクラウド4 毒→猛毒 -- (アヤカ) 2011-06-10 20 03 27 アヤカさん、謎の太刀使いさんはアビリティの情報、 フォレスさんはギガンティアの情報、ありがとうございます。 現在、調査と更新作業を並行して進めておりますので、 反映完了まで、しばらくお待ちいただけると助かります。 -- (管理人:アダルバート) 2011-06-10 23 06 23 ええと、棍の37レベルの報告です。 こうなってます。 37LV 練刺棍5 P+26→P+39 40 70 41 80 -- (アヤカ) 2011-06-11 06 38 49 アヤカさん、連日のアビリティデータの提供、本当にありがとうございます。 早速、該当ページに反映させて頂きたいと思います。 -- (管理人:アダルバート) 2011-06-11 09 29 15 『生死不明状態でできない事』です。 エルフヘイムで地位を得て、現在復帰しています。 依頼で生死不明(療養5日)となりましたが、 『エルフヘイムに戻り元の地位に就く』ことができなくなっていました。 あまり需要は無い情報と思いますが、ご報告まで。 -- (桜) 2011-06-13 17 03 24 桜さん、貴重な事例のご報告、ありがとうございます。 早速、反映を行わせて頂きたいと思います。 -- (管理人:アダルバート) 2011-06-13 20 55 14 いつもまとめお疲れ様だよ。デスマーチを40~50回繰り返していると黒いデスマーチバーの下に「デスマーチを続ける場合はリコッタのアイコンをクリック!」って選択肢が出て、並んだICの中からリコッタ姉のIC(ランダム配置)を選択しないと続けられなくなってたんだよ。多分ボット対策だと思うけど…。 -- (シンルー) 2011-06-15 17 13 09 シンルーさん、ギガンティアに関する情報、ありがとうございます。 私自身はまだ確認しておりませんが、同様の事例の報告を、他の方からも頂いておりますので、 簡易的ではありますが、「そのような事例がある」と言う形で掲載させて頂きたいと思います。 -- (管理人:アダルバート) 2011-06-15 21 21 25 シミュ不具合 魔道書の封印儀式のアクション名がポイズンクラウドのものになってした -- (通りすがり) 2011-06-16 19 26 15
https://w.atwiki.jp/stellamedia/pages/203.html
目次 Act8(Act情報のページ) ログ Act8 ログ Act8(雑談有り) ログ Act8-2 ログ Act8-2(雑談有り) ログ Act8-3 ログ Act8-3(雑談有り) メニュー ログ [メイン] ABC(RL) ミドル⑪:グランギニョル [メイン] ABC(RL) 燃実ちゃんは登場したいらしいので目標値-10です、適当にどうぞ [舞台裏] 五十嵐一櫻 じゃあな♦2 [メイン] 燃実 ♠7 [メイン] “形無し”グランギニョル なんか燃実殿が遊びにくるらしいので、先に敵のデータとか調べよう [舞台裏] 李 狼 ♢2捨てときます [メイン] “形無し”グランギニョル まだ判明してない取り巻きのデータを調べたい [メイン] ABC(RL) はーい [メイン] ABC(RL) 2か3 [メイン] ABC(RL) どっちだ [メイン] “形無し”グランギニョル 3! [メイン] ABC(RL) ちなみに 2は14/14/13/7 3は13/13/12/10 [メイン] “形無し”グランギニョル ♥Qde14 [メイン] ABC(RL) https //character-sheets.appspot.com/tnx/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYnvHJtgUM [メイン] ABC(RL) あとでサブマスに駒を作ってもらっておきます [メイン] “形無し”グランギニョル あいつワシよりつよくね? [メイン] “形無し”グランギニョル そんなことを考えつつ、その辺の路地とかに…… [メイン] “形無し”グランギニョル 目立ちそうだな、グランギニョル [メイン] “形無し”グランギニョル 夕暮れの田んぼとかにいます [メイン] “形無し”グランギニョル 端っこに放置されているコンバインとかに寄りかかってる [メイン] 燃実 「お、ほんとにいた」 [メイン] 燃実 放棄されたコンバインに立ってグランギニョルを見下ろしている [メイン] 燃実 「紫に発光するクロガネって言うからだろうなとは思ってたけど」 [メイン] “形無し”グランギニョル 「燃実殿か」 [メイン] “形無し”グランギニョル 思えば久しぶりかも [メイン] “形無し”グランギニョル 「お久しゅう。そういえば、燃実殿はこちらの出であったか」 [メイン] 燃実 どっかりと古びた座席に腰掛ける [メイン] 燃実 「のほほんとしてんね・・・。敵の本拠地ってことでこっちに入ってきたんじゃないの?」 [メイン] “形無し”グランギニョル 「然り。しかして、そう気を張ってばかりいてもな」 [メイン] “形無し”グランギニョル 「ここは長閑だ。戦場(いくさば)の空気を持ち込むものでもない」 [メイン] 燃実 「懐が広いねぇ、旦那は」 [メイン] 燃実 「・・・ね、旦那。あたし、やり方間違えてたらしくてさ。」そんな語り口で自分のことを話し出す。 桃花園、その維持のために何でもやったこと、それと今置かれている状況と。 [メイン] “形無し”グランギニョル 「……なるほど」 [メイン] 燃実 「私ができることなんて他にはなかったけど、せーしろーが言ってた”強いだけじゃ守れない”ってのはこういうことだったのかなってさ」 [メイン] 燃実 「結局、あたしが強かろうと肝心なものは守れないし、妥協してくしかないってのが莫迦みたいでさ。」 [メイン] 燃実 「何が正解だったのかなってふらふらしてたら、旦那以外なさそうのが、こっちに流れていったって聞いたもんでさ」 [メイン] “形無し”グランギニョル 「左様か。燃実殿にも、できぬことがあるとはな」 [メイン] 燃実 「旦那、私の事妖怪か何かと思ってない?」 [メイン] “形無し”グランギニョル 「カカカ」 [メイン] “形無し”グランギニョル 「それで、燃実殿は現状を憂いておると」 [メイン] 燃実 「かもね。私も何を話してんだかって思うよ」 [メイン] “形無し”グランギニョル 「違うのか? ふぅむ……」 [メイン] 燃実 「ちょっと疲れはしたかな」 [メイン] “形無し”グランギニョル 「燃実殿の守りたかったものは傷つけられたやもしれぬ。しかし、これからは守られる。それでもなお、不満なのだろう?」 [メイン] “形無し”グランギニョル 「傷つけられたのは事実だ。不満ではないのか?」 [メイン] 燃実 「…だってそんなの」 仕方ないじゃない。 思ってはいても、言葉はそこで止まった [メイン] 燃実 「このホウライじゃ、私が自由にできる範疇なんてたかが知れてるんだよ」 [メイン] “形無し”グランギニョル モノアイが明滅する [メイン] “形無し”グランギニョル 「おかしな話だ。N◎VAでの燃実殿は快活明朗、自由で、完成されたその身ひとつで何処までもいくような人であったろう」 [メイン] “形無し”グランギニョル 「燃実殿。部外者の某がいうべきではないやもしれぬが……燃実殿らしくもない」 [メイン] “形無し”グランギニョル 「某は其処許の事情など知らぬが、お主の太刀筋はよおく知っておるぞ」 [メイン] “形無し”グランギニョル 「弟の脚すら切り落とした刃だ。なにものも切れぬ道理なし」 [メイン] “形無し”グランギニョル 「それとも……このホウライUTΩPIAなる街は。我が弟より強大だというのか?」 [メイン] 燃実 「そうだよ、旦那が言ったように部外者が――」 不意に、昔を思い出した [メイン] 「良いか、燃実よ。この地が我らの故郷。否、『理想郷』と為る地だ。」 [メイン] 燃実 そういって、師父はデカい掌で私の頭をポンポン叩きながら言っていたっけ [メイン] 燃実 「そっか、”理想郷”」 [メイン] 燃実 「こんな打算と妥協で犠牲を許容するなんて、私の理想には程遠いや」 グランギニョルへ返答するのでもなく、滔々と言葉が漏れだす [メイン] 燃実 「旦那、ありがと。いろいろすっきりしたよ」 しばしの沈黙の後、立ち上がり声をかける [メイン] “形無し”グランギニョル 金属をこすり合わせたような笑い声 [メイン] “形無し”グランギニョル 「うむ、うむ。助けになれたのなら僥倖」 [メイン] “形無し”グランギニョル 「燃実殿への借りを少しでも返せたならば何より」 [メイン] “形無し”グランギニョル 胸の液晶に映るロゴを光らせておこう [メイン] 燃実 「それじゃあ、旦那。」 [メイン] 燃実 「また、後でね」 [メイン] “形無し”グランギニョル 「うむ、そうなろうな。では、戦場(いくさば)で」 [メイン] 燃実 コンバインが大きく揺れると、すでに燃実の姿はなかった [メイン] “形無し”グランギニョル 「さて、では某も合流地点へ向かうとするか」 [メイン] “形無し”グランギニョル 「……そういえば、夫婦生活が順調か聞くのを失念しておったな」 [メイン] “形無し”グランギニョル まぁいいか。また会ったら聞こう [メイン] “形無し”グランギニョル シーンエンド [メイン] 燃実 適当に♦3を回す [メイン] ABC(RL) 舞台裏どうぞです [メイン] ABC(RL) そのまま最後の登場も [メイン] ABC(RL) ______ [メイン] ABC(RL) ミドル⑫:ジャック [舞台裏] ジャック 達成値15でなんか買っとく [舞台裏] 燃実 すぺ3回し [舞台裏] 五十嵐一櫻 ♠Jいらんかなー。。。 [メイン] ABC(RL) シーンとしては何します? [メイン] ジャック えー [メイン] ジャック 「人はキラキラに出会った時何をするのか」 [メイン] ジャック ジャック一人で考えても埒が開かなかったので誰かに聴こうと思います [メイン] ABC(RL) だーれだ! [メイン] ABC(RL) キャストが名乗り出なかった場合カーロスが来ます [メイン] ジャック choice[燃実,李狼,カナギ,グラン,一櫻] (choice[燃実,李狼,カナギ,グラン,一櫻]) > 燃実 [メイン] ジャック そういえばあいつ所帯持ちなんだっけ [メイン] ジャック 聞いてみっか [メイン] ジャック というシーンです [メイン] ABC(RL) では燃実ちゃんは達成値-10です [メイン] ジャック じゃあ先に情報収集を済ませておこう [メイン] ジャック ♠6で多才なる枝してー [メイン] ジャック ♣Qで写し技(隠密)+拾い聞き 達成値4+10+5+5=24 [メイン] ABC(RL) https //character-sheets.appspot.com/tnx/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYkofNugUM [メイン] ABC(RL) 駒はよろしくお願いします。 [メイン] ジャック 「こいつはセミだな」 [メイン] ジャック 「一週間で死ぬのに最後まで華々しく戦果を上げるんだとか」 [メイン] ジャック やれやれ [メイン] ABC(RL) 許せませんね [メイン] ジャック 「見上げた根性だ」 [メイン] ジャック 「紅夢も変な趣味してやがる」 [メイン] ジャック はー [メイン] ジャック 「あいつは何の情報もってんのかねぇ」 [メイン] ジャック 「あの時の真実がすべてわかって、改めてあの輝きと出会えたら」 [メイン] ジャック 「出会えたら……」 [メイン] ジャック 「……?」 [メイン] ジャック ? [メイン] ジャック 「何すりゃいいんだ?」 [メイン] ジャック これが最近の悩みです [メイン] ジャック 「カーロスに言われた時からずっとモヤモヤしてるんだが……」 [メイン] ジャック 「目の前にそいつがいる! やったー!!」 [メイン] ジャック 「ってので終わりでいいのか??」 [メイン] ジャック 「そこが問題だ」 [メイン] ジャック 「あまりにわからん……誰かに聞いてみるか」 [メイン] ジャック てくてく [メイン] ジャック 「あっ! 燃実!」 [メイン] ジャック スーモのリズム [メイン] 燃実 そこには屋根から屋根をぴょいぴょい跳ぶ燃実が [メイン] ジャック 「おーい!」 [メイン] ジャック 「止まれー!」 [メイン] 燃実 「ん?誰アンタ」(ガシャァン)(瓦の割れる音) [メイン] ジャック 「俺だよ! ジャックだよ!」 [メイン] ジャック ははっ [メイン] ジャック 「って、そうか。お前知らないんだっけ」 [メイン] ジャック 「ステラをクビになってよぉ」 [メイン] ジャック 首を切るポーズ [メイン] 燃実 「あー・・・、また随分なりが変わったなぁ」 [メイン] ジャック 「おかげさまでね」 [メイン] 燃実 「そんで、こんな片田舎に何しに来たの」 [メイン] ジャック 「紅夢殺しに来た」 [メイン] ジャック 「話せば長くなるんだが」ぺらぺら [メイン] ジャック あれ燃実には全部話す気がする [メイン] ジャック お前も人外か…… [メイン] ジャック 「ってなわけなのよ」 [メイン] 燃実 「結構メルヘンな話が、ふさわしくないやつの口から出てくるなぁ」 [メイン] ジャック 「夢があるだろ?」 [メイン] ジャック 「紅夢がなんか情報持ってるっていうから殺しに来た」 [メイン] 燃実 「Oh…、蛮族…」 [メイン] ジャック 「どの口が言うんだか」 [メイン] 燃実 「って、一応私陣営相手側だと思うけど、ぺらぺら話していいの?」 [メイン] ジャック 「うーん」 [メイン] ジャック 「紅夢もわかってるだろ。多分」 [メイン] 燃実 「謎の信頼だな」 [メイン] ジャック 「仲良かったし」 [メイン] ジャック 「ま、キラキラのためなら何でもするってこと」 [メイン] 燃実 「星ねぇ、こんな土地だから電灯から離れた丘で星を見ることもあったけどさ」 [メイン] 燃実 「なにかは知らんが、エトランゼが満足するものを見つけんのは大変だと思うしなんだ、その」 [メイン] 燃実 「頑張れ」 [メイン] ジャック 「ありがとよ」 [メイン] ジャック 「あ、ちょうどいいや。一個聞いときたいことがあるんだが」 [メイン] 燃実 「あん?」 [メイン] ジャック 「お前ならそのキラキラと初めて会う時、どうする?」 [メイン] ジャック 「何をする?」 [メイン] 燃実 「そうさな」 [メイン] 燃実 「二度と離さないよう手を尽くすかな」 [メイン] ジャック 「はーん」 [メイン] ジャック 「深いね」 [メイン] ジャック 「二度と手放さないように、か」 [メイン] ジャック 「なるほどな、よくわかったよ」 [メイン] ジャック 「ちょっとあいつとも交渉してみる」 [メイン] 燃実 「あ?あー、おう。」 [メイン] ジャック 「やっぱり所帯持ちは言うことが違うな」 [メイン] ジャック 「お前にもあるんだろ、キラキラが」 [メイン] 燃実 「…そう、だな。」 [メイン] 燃実 「そうだ、私急いでるんだったわ。」 [メイン] ジャック 「そうか。呼び止めて悪かったな」 [メイン] 燃実 「縁があったら、また会おうや」 [メイン] 燃実 屋根に大穴開けて消える [メイン] ジャック 「……敵同士でないことを切に願うぜ」 [メイン] ジャック 腕組み [メイン] ジャック 「キラキラは守護らないといけないんだな……よーくわかったぜ」 [メイン] ジャック 「そのためにも、まずは紅夢からだ」 [メイン] ジャック さっきのトループの情報を人々に流しながらシーンEND [メイン] ABC(RL) では舞台裏をどうぞ [メイン] ABC(RL) ______ [メイン] ABC(RL) やるか・・・燃実ちゃんクライマックス! [舞台裏] 燃実 裏じゃないけど♦5を消す [メイン] ABC(RL) ______ [メイン] ABC(RL) クライマックス①:燃実vs火龍 [メイン] ABC(RL) ということで、ヒャクヨウと合流する予定の地点へ、火龍と一緒に移動中の燃実ちゃん [メイン] 火龍 「俺が離席していた間にそんな話があったとはな。」 [メイン] 火龍 「ヒャクヨウってやつを締め上げて、味方のところに案内させる。」 [メイン] 火龍 「今回ばかりはお前が出ることになるのも仕方ない。早く終わらせて夕飯にしよう、ランシー。」 [メイン] 火龍 ガタゴト(馬車とかで移動してる) [メイン] 燃実 「そうね、早く終わらせましょ」 [メイン] 燃実 「このひと時の夢も」 馬車がトンネルに入ったタイミングで仕掛ける [メイン] 火龍 「!」 [メイン] 火龍 即座に反応して、馬車から飛び出す [メイン] 火龍 「ランシー!」 [メイン] 燃実 荷車は砕け散り、馬は悲鳴を上げて逃げ去っていく [メイン] 燃実 「この現状、これは私の理想じゃない」 [メイン] 燃実 「私は夜拳の理想を否定して、私の理想郷を追い求める」 [メイン] 火龍 「理想郷(ユートピア)か・・・」 [メイン] 火龍 「俺は、今の生活で十分理想的だったよ。」 [メイン] 火龍 「なあ、ランシー。最後にもう一回だけ聞くぜ。」 [メイン] 火龍 「俺に護られろ。」 [メイン] 燃実 「私が守ったものを犠牲にして作られた日常じゃ、私は満足しない。」 [メイン] 燃実 「殺人者である私がきれいごと言ってる自覚はあるよ。殺し屋やって得た金で何言ってんだと。」 [メイン] 燃実 「だから私はこれまでのすべてを正当化してやることにしたんだ。大義を掲げるために私は――」 [メイン] 燃実 「三合会の、いいや、ホウライの『王』になってやる」 [メイン] 燃実 「一応、言うよ。『私と国を盗らない?』」 [メイン] 火龍 「・・・・・・」 [メイン] 火龍 「HEAVENが燃えて、瓦礫に埋まったあの時。」 [メイン] 火龍 「目も見えない中で、誰かが俺たちを助けに来たあの時。」 [メイン] 火龍 「瓦礫に塞がれて、俺かお前のどちらかしか助からない。助けに来たのはどちら側か、って思ったその時からだ。」 [メイン] 火龍 フードを脱ぎ、声を張り上げる。 [メイン] 火龍 「俺は!」 [メイン] 火龍 「俺が死んでも!お前を護りたい!」 [メイン] 火龍 「だから!答えはNOだ!」 [メイン] 燃実 「そうだ。だから私は――。」 答えなんてとうにわかりきってた [メイン] 火龍 「今度は間違いなく言えるぜ!」 [メイン] 火龍 「ランシー!家庭に入れ!」 [メイン] 火龍 武器を取り出す [メイン] 燃実 「最期に、私からも一言言うよ。」 [メイン] 燃実 「愛してるぜ、我が障害。」 つぅ、と一筋涙が伝い落ちる [メイン] 火龍 「命にかけてでも!YESと言わせてやる!ランシー!!」 [メイン] 火龍 戦闘を開始します。 [メイン] 火龍 セットアップ! [メイン] 火龍 の瞬間にやろうか。 [メイン] 火龍 《とどめの一撃》 [メイン] 火龍 「お前くらいの生命エネルギーなら、自分でも、他人でも、助けることが出来る。」 [メイン] 火龍 「だから。」 [メイン] 火龍 「それを俺に使う、なんて逃げ道は許さない。と言ったらどうする?」 [メイン] ABC(RL) さて、戦闘は続行しますか? [メイン] 燃実 無論 [メイン] ABC(RL) そうですか・・・では。 [メイン] ABC(RL) 〈根性〉 技能 コネ:火龍 目標値:10 判定に成功すると、自分が受けたダメージまたはBSまたは不利な効果を1つ解除する。これは神業相当として扱う。 成功した場合、この技能の目標値を今回の達成値に上書きする 失敗した場合、気絶する [メイン] ABC(RL) 燃実はこの戦闘中、この技能を使用できます。 [メイン] ABC(RL) また、《不可触》によってコネを取得することが可能です。(これは元々ですが) [メイン] 燃実 ではさっそく根性をば [メイン] 燃実 ♡3 [メイン] 燃実 以後難易度11に書き換え [メイン] 燃実 弾丸は燃実の頬を真一文字に裂く [メイン] 火龍 「受けてくれたか。」 [メイン] 燃実 「さ、やろうか」 [メイン] 火龍 「!」 [メイン] 火龍 「根性だけで、耐えるってかよ!」 [メイン] 燃実 「所詮、タマが飛んでくんのは直線だからなァ!」 [メイン] 火龍 「・・・やろうか!ランシー!!」 [メイン] 火龍 セットアップ! [メイン] 火龍 なし [メイン] 燃実 縮地を空振り [メイン] 燃実 ♣8をすてる [メイン] 火龍 一歩下がって 射撃+電脳+ダブルショット+致命の魔弾+デッドアイ 10+8+9で上限23 [メイン] 火龍 対決不可(無視されるけど)、軽減技能不可 [メイン] 火龍 通らばX21+カード [メイン] 燃実 パリィ宣言 [メイン] 燃実 ♡9で23 [メイン] 火龍 OKです [メイン] 火龍 ではクリンナップからセットアップ [メイン] 火龍 なし [メイン] 燃実 縮地1たりない♦6 [メイン] 火龍 射撃+電脳+ダブルショット+致命の魔弾+デッドアイ 10+8+9で上限23 対決不可(無視されるけど)、軽減技能不可 通らばX21+カード [メイン] 燃実 ♡Qパリィ [メイン] 火龍 クリセト [メイン] 火龍 これ以降、特になければ火龍はセットアップないです [メイン] 燃実 ♣6 [メイン] 火龍 射撃+電脳+ダブルショット+致命の魔弾+デッドアイ 10+7+9で上限23 対決不可(無視されるけど)、軽減技能不可 通らばX21+カード [メイン] 燃実 切り札切って♡Aで回避 [メイン] 燃実 ムーブで爆速。二段階進行 [メイン] 燃実 マイナーでマジック使用。理性ー2、生命+2 [メイン] system [ 燃実 ] 理性♠︎ 7 → 5 [メイン] system [ 燃実 ] 生命❤︎ 8 → 9 [メイン] system [ 燃実 ] 生命❤︎ 9 → 10 [メイン] 燃実 (酔猿拳起動) [メイン] 燃実 白兵 功夫† 鉄拳† 崩し技 [メイン] 燃実 ♡2斬って、10+3+3+3+♡2 [メイン] 燃実 21 [メイン] 燃実 被弾覚悟で突っ込んでドロップキック [メイン] 火龍 回避+電脳+スリング&ステップ 9+7+10で上限23 [メイン] 火龍 ではクリセト [メイン] 燃実 縮地 ♦Q [メイン] 燃実 白兵 功夫† 鉄拳† 崩し技 [メイン] 燃実 ♡6で23 [メイン] 燃実 肉体ダメージ 差分値+生命♡+S6+カード(捕縛あれば+3) [メイン] 火龍 回避放棄 [メイン] 燃実 ♣Kで41 [メイン] 火龍 シミュラクラム+電脳+射撃 5+2+8で15点軽減 防護点が13 [メイン] 火龍 肉体18酩酊大 [メイン] 火龍 頭部の装甲で受ける。視界が揺らぐ。 [メイン] 火龍 「こっちの番だ!」 [メイン] 火龍 射撃+電脳+ダブルショット+致命の魔弾+デッドアイ 10+8+4-5で17 対決不可(無視されるけど)、軽減技能不可 通らばX21+カード [メイン] system [ 燃実 ] マジック 1 → 0 [メイン] system [ 燃実 ] フォルテ 1 → 0 [メイン] 燃実 では [メイン] 燃実 ハートの5で回避18 [メイン] 火龍 くりせと [メイン] 火龍 あ、縮地使えるの1回でしたね [メイン] 火龍 じゃあこっからセットアップなしで [メイン] 火龍 射撃+電脳+ダブルショット+デッドアイ 10+7+2-2で17 通らばX21+カード [メイン] 火龍 あ、もう致命の魔弾無いや [メイン] 火龍 縮地とインチキ交換ということで [メイン] 燃実 ♦10で電脳殺し込みで19回避 [メイン] 火龍 「覚悟は決まってても!お前相手は!照準が狂うな!」 [メイン] 燃実 「電脳からとことん嫌われてるんでな!私はァ!」 [メイン] 火龍 おっとその前に [メイン] 火龍 さっきの被弾で崩し技入ってるね [メイン] 火龍 どの武器捕縛する? [メイン] 燃実 いんとるーだー [メイン] 火龍 ということで、ユビヌキタスで射撃するから命中がさらに1減ってますね [メイン] 燃実 白兵 功夫† 鉄拳† [メイン] 燃実 ♠K+5+3+3+3 [メイン] 燃実 21 [メイン] 火龍 当たるといくつ? [メイン] 燃実 肉体ダメージ 差分値+10+S6+カード(捕縛あれば+3)+フォルテ5 [メイン] 火龍 回避失敗、差分値21もろのりで [メイン] 燃実 ♦7切って、S49 [メイン] 火龍 受け止める [メイン] 火龍 腹部装甲が弾け、燃実に触れた内部機構がショートする [メイン] 火龍 《電脳神》によって耐えることは可能だが・・・ [メイン] 火龍 〈意地〉 技能 コネ:燃実 目標値:5 判定に成功すると、自分が受けたダメージまたはBSまたは不利な効果を1つ解除する。これは神業相当として扱う。 代わりに、義体が不可逆なダメージを受け、肉体DMをチャートの下の方から順に受ける。この肉体DMは治癒しない。 成功した場合、この技能の目標値を今回の達成値に上書きする 失敗した場合、気絶する [メイン] 火龍 「俺は!お前を!護る!」 [メイン] 火龍 「そう言っただろう!!」 [メイン] 火龍 JOKER切って、達成値5になるようにする [メイン] 燃実 ハイエナ [メイン] 火龍 やめろやめろやめろ [メイン] system [ 燃実 ] ハイエナ 1 → 0 [メイン] 火龍 おいおいおいおい [メイン] 火龍 「続けるぞ!ランシー!」 [メイン] 火龍 無理な稼働により、肌パーツに血がにじむ [メイン] 火龍 内出血 [メイン] 燃実 「いいぜ、じゃあこっちも我愛你を叫び続けてやるよォ!」 [メイン] 火龍 ハート切ったらハートで返ってくるーーーーー [メイン] 火龍 じゃあ、くりせと [メイン] 火龍 射撃+電脳 9+2+10で21 [メイン] 火龍 当たれば、X13+カード [メイン] 燃実 手札回すぜ♦4 [メイン] 燃実 度胸試しスタンバイ [メイン] 火龍 X22 [メイン] 燃実 度胸試し† 肉体・精神ダメージを[カードの数字+3+2]軽減。カット1回(用心棒コミ) [メイン] 燃実 ♣4で13。腹部損傷で衰弱 [メイン] 燃実 白兵 功夫† 鉄拳† [メイン] 燃実 ♠8で19 [メイン] 火龍 手札回して失敗 [メイン] 燃実 肉体ダメージ 差分値+生命♡+S6+カード(捕縛あれば+3) [メイン] 火龍 ごめん制御値でよけるわ [メイン] 燃実 ♦Kで36 [メイン] 火龍 シミュラクラム+電脳+射撃 5+2+6で13点軽減 防護点が10 [メイン] 火龍 衰弱:外界-8 [メイン] 火龍 くりせと [メイン] 火龍 射撃+電脳+ダブルショット+デッドアイ+跳弾 10+8+8で上限23 知覚入れないとリア不可 通らばX21+カード [メイン] 燃実 回す。♣2 [メイン] 火龍 X31! [メイン] 燃実 度胸試し† 肉体・精神ダメージを[カードの数字+3+2]軽減。カット1回(用心棒コミ) [メイン] 燃実 -14して17 [メイン] 燃実 からの根性。♡4で14 [メイン] 火龍 「まだ続くか!そうだよな!」 [メイン] 燃実 白兵 功夫† 鉄拳† 崩し技 [メイン] 燃実 ♡8で23 [メイン] 火龍 回避+電脳+スリング&ステップ 9+7+8で上限23 [メイン] 火龍 くりせと [メイン] 火龍 射撃+電脳+ダブルショット+デッドアイ 9+8+3で20 通らばX21+カード [メイン] 燃実 回避♣Q [メイン] 燃実 白兵 功夫† 鉄拳† ♠4で18 [メイン] 火龍 回避+電脳+スリング&ステップ 9+7+5で21 [メイン] 火龍 くりせと [メイン] 火龍 射撃+電脳+ダブルショット+デッドアイ 9+8+7で上限23 通らばX21+カード [メイン] 燃実 ここはJOKER切らんとよけれんです [メイン] 燃実 白兵 功夫† 鉄拳† ♠9で23 [メイン] 火龍 ここは貰う、回避失敗で差分もろのり [メイン] 燃実 肉体ダメージ 差分値+生命♡+S6+カード(捕縛あれば+3)♣3で42 [メイン] 火龍 意地 [メイン] 火龍 達成値は10 [メイン] 火龍 額が割れる [メイン] 火龍 「続けるぞ!ランシー!」 [メイン] 火龍 くりせと [メイン] 燃実 「対外タフだね・・・」 [メイン] 火龍 射撃+電脳 9+2+5で16 通らばX11+カード [メイン] 火龍 MP21ふつうのハンドガンを取り出した [メイン] 燃実 パリー。♠6で17 [メイン] 火龍 じゃあ次! [メイン] 火龍 射撃+電脳 ♣ACEで23 通らばX11+カード [メイン] 燃実 ♦Aで回避 [メイン] 燃実 白兵 功夫† 鉄拳† 崩し技 [メイン] 燃実 ♡10で23 [メイン] 火龍 回避+電脳+スリング&ステップ 9+4+10で上限23 [メイン] 火龍 で、こちらの手番 [メイン] 火龍 射撃+電脳 9+4+2で15 通らばX11+カード [メイン] 燃実 ♦Jで回避19 [メイン] 燃実 白兵 功夫† 鉄拳† 崩し技 [メイン] 燃実 ♡4で23 [メイン] 火龍 回避放棄、もろのりでどうぞ [メイン] 燃実 肉体ダメージ 差分値+生命♡+S6+カード(捕縛あれば+3)♣5で52 [メイン] 火龍 意地、達成値11 [メイン] 火龍 顔面損傷 [メイン] 火龍 燃実の手刀を受けて、この程度。 [メイン] 火龍 意地である。 [メイン] 火龍 くりせと [メイン] 火龍 あ、捕縛は?MP21でいいよね [メイン] 火龍 ここは、イントルーダーを治そう、メジャー放棄して捕縛解除 [メイン] 燃実 白兵 功夫† 鉄拳† ♠10で23 [メイン] 火龍 回避+電脳+スリング&ステップ 9+7+8で上限23 [メイン] 火龍 じゃあこっちだ [メイン] 火龍 射撃+電脳+ダブルショット+デッドアイ 10+7+4で21 通らばX21+カード [メイン] 燃実 ♡5で23回避 [メイン] 燃実 ♣5で判定失敗 [メイン] 火龍 殴るぜ [メイン] 火龍 射撃+電脳+ダブルショット+デッドアイ 10+7+2で19 通らばX21+カード [メイン] 燃実 ♦Kで19 [メイン] 燃実 白兵 功夫† 鉄拳† 崩し技 [メイン] 燃実 ♡8で23 [メイン] 火龍 回避放棄 [メイン] 火龍 もろでどうぞ [メイン] 燃実 肉体ダメージ 差分値+生命♡+S6+6(捕縛あれば+3) [メイン] 燃実 しめて53 [メイン] 燃実 S [メイン] 火龍 意地!達成値13! [メイン] 火龍 臭味覚喪失 [メイン] 火龍 ついでにイントルーダーが捕縛 [メイン] 火龍 手番もらってイントルーダー治す [メイン] 燃実 白兵 功夫† 鉄拳† [メイン] 燃実 ♠K 23 [メイン] 火龍 回避+電脳+スリング&ステップ 9+7+8で上限23 [メイン] 火龍 こっちから [メイン] 火龍 射撃+電脳+ダブルショット+デッドアイ 10+8+9で上限23 通らばX21+カード [メイン] 燃実 ♦A [メイン] 燃実 白兵 功夫† 鉄拳† [メイン] 燃実 すぺ10 23 [メイン] 火龍 回避+電脳+スリング&ステップ 9+4+10で上限23 [メイン] 火龍 避けて! [メイン] 火龍 殴る! [メイン] 火龍 射撃+電脳+ダブルショット+デッドアイ 10+8+2で上限20 通らばX21+カード [メイン] 燃実 ♣3回します [メイン] 火龍 X29 [メイン] 燃実 度胸試し† 肉体・精神ダメージを[カードの数字+3+2]軽減。カット1回(用心棒コミ) [メイン] 燃実 14、眼部損傷 [メイン] 火龍 「!」 [メイン] 火龍 「続けるぞ!ランシー!」 [メイン] 燃実 「あー、クッソ。」 [メイン] 燃実 「上等だ!」 [メイン] 燃実 白兵 功夫† 鉄拳† 崩し技 [メイン] 燃実 ♡10で23 [メイン] 火龍 回避+電脳+スリング&ステップ 9+7+9で上限23 [メイン] 火龍 射撃+電脳+ダブルショット+デッドアイ 10+8+8で上限23 通らばX21+カード [メイン] 燃実 手札回すしかない [メイン] 燃実 すぺ4 [メイン] 火龍 X27 [メイン] 燃実 度胸試し† 肉体・精神ダメージを[カードの数字+3+2]軽減。カット1回(用心棒コミ) [メイン] 燃実 ♦9で13 衰弱! [メイン] 燃実 白兵 功夫† 鉄拳† スぺ9 23! [メイン] 火龍 回避放棄もろ [メイン] 燃実 肉体ダメージ 23+10+S6+5+クラブ2 [メイン] 燃実 46 [メイン] 火龍 意地! [メイン] 火龍 切り札! [メイン] 火龍 達成値はぴったり [メイン] 火龍 背部裂傷 [メイン] 火龍 射撃+電脳+ダブルショット+デッドアイ 10+7+5で上限22 通らばX21+カード [メイン] 燃実 てふだまわす [メイン] 燃実 だいや3 [メイン] 火龍 X28 [メイン] 燃実 度胸試し† 肉体・精神ダメージを[カードの数字+3+2]軽減。カット1回(用心棒コミ) [メイン] 燃実 ♣Kで13 衰弱 [メイン] 燃実 ♦4まわす [メイン] 火龍 射撃+電脳+ダブルショット+デッドアイ 10+8+10で上限23 通らばX21+カード [メイン] 燃実 だいや5まわし [メイン] 火龍 X27 [メイン] 燃実 度胸試し† 肉体・精神ダメージを[カードの数字+3+2]軽減。カット1回(用心棒コミ) [メイン] 燃実 おめめないなった [メイン] 燃実 眼部損傷が二回目だが??? [メイン] 火龍 「まだ!やれるだろ!」 [メイン] 燃実 「なんも見えねえぞ」(半ギレ) [メイン] 燃実 白兵 功夫† 鉄拳† 崩し技 [メイン] 燃実 ♡3で22 [メイン] 火龍 回避+電脳+スリング&ステップ 9+7+10で上限23 [メイン] 火龍 射撃+電脳+ダブルショット+デッドアイ 10+8+3で上限21 通らばX21+カード [メイン] 燃実 まわすぜ♦2 [メイン] 火龍 X31! [メイン] 燃実 度胸試し† 肉体・精神ダメージを[カードの数字+3+2]軽減。カット1回(用心棒コミ) [メイン] 燃実 ♦8で18。脳震盪 [メイン] 火龍 「たたみかける!」 [メイン] 燃実 すぺ3まわし [メイン] 火龍 射撃+電脳+ダブルショット+デッドアイ 10+8+10で上限23 通らばX21+カード [メイン] 火龍 X31! [メイン] 燃実 ♦6回し [メイン] 燃実 不可知切って回すか・・・ [メイン] 燃実 ♡2で判定は成功 [メイン] 燃実 ダメカ♣9 [メイン] 火龍 意地14! [メイン] 火龍 胸部損傷 [メイン] 燃実 不可触で♣生やして♣Q 達成値14根性 [メイン] 火龍 改めて、燃実手番! [メイン] 燃実 白兵 功夫† 鉄拳† ♠6で20まで [メイン] 火龍 回避失敗、もろ [メイン] 燃実 肉体ダメージ 23+10+S6+8+カード [メイン] 燃実 47+4 [メイン] 燃実 S51 [メイン] 火龍 それに重ねるようにして [メイン] 火龍 《とどめの一撃》 [メイン] 火龍 肉体DM15点相当です [メイン] 燃実 根性 ♣J [メイン] 火龍 「まだ・・・立つかよ・・・」 [メイン] 火龍 「俺の意地は・・・ここまでだ・・・」 [メイン] 火龍 防護点10点で、S41点。 [メイン] 火龍 頭部損傷。完全死亡です。 [メイン] 燃実 「決着…」 [メイン] ABC(RL) クライマックス、決着! [メイン] 燃実 「今は休んでよ。愛しい人」 [メイン] 燃実 「クソ、なんも見えないや」 [メイン] 燃実 黄泉還り→火龍 [メイン] ABC(RL) それでは、続きはエンディングでやりましょう [メイン] ABC(RL) ______ [メイン] ABC(RL) おつかれさまでした!!! [メイン] ABC(RL) 再開します! [メイン] ABC(RL) ______ 目次 Act8(Act情報のページ) ログ Act8 ログ Act8(雑談有り) ログ Act8-2 ログ Act8-2(雑談有り) ログ Act8-3 ログ Act8-3(雑談有り) メニュー
https://w.atwiki.jp/mahouka/pages/374.html
大人気キャラクターなのに説明が寂しいな。 - 2012-12-12 04 52 17 森崎ですから - 2013-01-08 04 56 58 なんだかんだで結構良いキャラ - 2013-05-20 22 04 49 コミックス版優等生の森崎残念すぎる…別人だよ…クラスメートにすら名前覚えられて無かったし。 - 2013-03-14 00 51 31 ほのかだっけ? - 2013-03-16 18 19 13 姉か妹は居るんじゃないの?(男の兄弟がいないという意味での)一人息子って態々表記されてるし。 - 2013-09-04 22 45 16 修正しました。 - 2013-09-12 23 11 10 意外とヒーロータイプなんだけどなあ 森崎が司馬兄への偏見捨てるのいつになるやら - 2013-10-14 14 43 05 達也への偏見というか未だにウィードとブルームにしがみついてる優等生タイプなだけじゃ。 - 2013-10-25 14 13 03 十師族双璧の七草の直系から見れば平凡な魔法力かもしれないが、一般的に見れば高水準のように思う。九校戦(新人戦)スピードシューティングで準優勝しているし。 - 2013-11-14 09 37 18 森崎君は昔の自分に良く似ている琢磨を止めるとき、何を思ったんだろうか? - 2013-12-26 21 29 44 能力が魔法じゃない・・・w - 2013-12-26 21 31 46 得意魔法の相手を前後に揺さぶって脳震盪を起こさせるやつには名前がないからね。 - 2014-01-03 03 33 59 残念ながら森崎は一年生組ではなくモブ組のようだ。入学編ではほのかや雫より出番があると思ったんだが… - 2014-01-01 02 15 35 出番って言っても完全に嫌われ役の勘違い野郎として出てきていただけだしなあ。九校戦でも単なる引き立て役兼ひがみ役で、それ以降はろくすっぽ出番がないし。短編集に主役エピがあったのが奇跡と言っていいレベルでしょw - 2014-01-01 04 28 24 でも、ダブルセブン編では少し出番があった。それもちょっとカッコいい役で。ここから巻き返しなるかな? - 2014-01-01 10 47 33 巻き返すとしても服部ポジション程度かな? それも服部のように達也の実力を認めて意見を聞き入れるまで精神的に成長しているかは、ちょっと怪しい。 - 2014-01-01 11 58 24 まあ、その程度でしょうね。 - 2014-01-01 12 31 12 バレンタインの時点で服部はもう達也に含むところはなくなっていた(毒チョコレートを喰らってそれどころではなかったという説もあるが)様子だったのに、森崎はまだ達也に敵意を持っていたからね。 - 2014-01-03 03 52 50 横浜騒乱編の時点で地下通路を使うことに難色を示した達也に質問を投げかけたりしているしね。認めていなかったら、沢木がいち早く反応していたのに自分で喰い付いたりしないでしょ。 - 2014-01-03 05 08 54 あれ言ったの服部じゃなかったっけ? - 2014-04-19 23 04 17 だから服部だってば。 - 2014-05-13 22 46 04 ドロウレスの技術は対エリカ戦の敗北--スピード命の森崎家の思想にとっては最悪の--をきっかけにして習得されたものだろうか? - 2014-01-03 03 45 58 だな。抜かなければ警棒で弾かれることもなくなる - 2014-03-19 01 12 59 一応偏見は外伝での孫 美鈴の件で疑問に感じてるしいずれは差別も止めると思います(最も一巻での存在が劣っていると言う発言が露見したら地位も無くなりかねないですが) - 2014-03-06 20 05 14 1巻冒頭でもう少し酷いセリフを吐いていたら、きっと「森崎の氷像」ができていただろう - 2014-03-06 22 40 40 というか、だんだんエスカレートして行く深雪の魔法暴走を見ていると、こいつがA組で1年生き延びたのは奇跡に思える。 - 2014-03-19 20 50 58 歯牙にもかけてもらえなかったからなー 「司波さんは俺たちと一緒にいるべきなんだ!」 「・・・・・・」(誰?このひと。馴れ馴れしいわ) - 2014-03-19 23 44 45 「優等生」の方で男子学生の集団の氷像ができてたな。あの中にいたりして - 2014-06-27 18 06 35 せっかくウォーリアーズ追加したんだから森崎の活躍を来歴に・・・ - 2014-03-18 23 07 19 追加しました - 2014-03-22 18 40 09 シルバー様が思念操作のCADを作ったら、ドロウレスの森崎家涙目ってやつか? - 2014-03-21 17 33 22 もともと魔法構築速度も速い部類(速度以外並でも学年3位)だから、思念操作もきっと速いよ - 2014-03-22 00 33 05 服部先輩は自分と達也の実力差を認めて丸くなってきたからいいけどこいつは救いようがないな - 2014-04-16 00 49 38 作者の解説によると、服部は一科二科よりも実力のあるなしで差別する人みたいだからな - 2014-06-26 11 39 18 やっぱり出場種目はロアガンかな? - 2014-04-19 23 02 28 ペアなら3位に入ってるが、ソロなら惨敗だな。どちらでしょう? - 2014-04-20 17 24 26 アニメ版の作画で主役エピは荷が重いな - 2014-04-20 20 58 26 でも、滝川のキャラデザが気合入っていて、台詞もあった。主役エピあるかも。 - 2014-06-26 20 01 01 最近マジで空気だな。最大最後の見せ場は5巻だったか。 - 2014-05-13 11 14 16 12巻でしょ。二十八家の直系に勝ってるんだぞ。 - 2014-05-13 18 40 16 13巻にも1箇所名前だけ出ています。(P170) - 2014-05-18 10 01 06 追加しました - 2014-05-27 20 26 29 漫画版では顔がイケメンだったのに、アニメでは優等生版にチェンジしてて、おまけに漫画版で再登場したら優等生&アニメ版の顔に変わっててワロタ。 - 2014-05-20 00 21 39 漫画版は原作(5巻)に忠実だったのにね。 - 2014-05-20 00 32 09 早い話がマヌケ面。 - 2014-07-17 23 01 17 射撃しか能がないのに新人戦早撃ちで優勝できないかわいそうな子 - 2014-06-26 01 06 22 速く撃てるのと命中精度は別物かと・・・ あとは競技用CADだったからかも? - 2014-06-26 12 51 58 ドロウレス使えるし精度上げる訓練してるんじゃね。まあなんだかんだいって家系的な得意分野でもトップになれない、並の魔法師なんだな。 - 2014-06-26 13 08 25 吉祥寺の「不可視の弾丸」は魔法式の小ささに特徴があるようだから。展開速度に差があるんでしょう。翌年のロアガンの基準点からすると、命中精度も高いようだし。 - 2014-06-27 00 16 18 でも魔法科高校の実技の成績は学年トップクラスじゃなかったかな? いつか花咲くんだよきっと。 無頭龍の少女助けたりもしたり。 青春なんだよ。 - 2014-06-27 00 29 30 もしも新人戦モノリス・コードで卑劣なルール違反がなかったら・・・三高にボロ負けして、一条から「司波達也が担当していなければこんなものか」 - 2014-07-17 22 45 02 モノリス・コードで準優勝できれば新人戦優勝だから、森崎の個人的なプライドはともかく一高の目標は果たせる。 一高幹部が達也を代役にした理由もそれだったし、真由美や達也自身も一条将輝に勝てるかは怪しい見立てだった。 - 2014-07-18 00 57 24 「二科生ごときに負けたくせにいい気になるなよ、優秀な一科生の僕ならもっと簡単に優勝できたはずだ」と思うはず。 - 2014-07-30 08 42 42 森崎「十師族はさすがに手強い。これが名門魔法師の力さ。分かったか?たかがウィードの分際で、たまたま技術要員に選ばれたからって調子に乗っている司波」 - 2014-07-30 10 26 39 氷柱=アイス・ピラーズ?(どう思おうと、彼女の前では口を紡ぐ事を強く推奨) - 2014-07-30 10 34 20 森崎は魔法力が劣っているのに実技3位?実技試験は処理速度、規模、干渉力じゃないのか?CADの操作うんぬんで成績が変わるのなら達也は一科生だろう - 2014-08-30 01 29 30 速度が最も評価されるポイント(1巻172ページ)だから、本当はフラッシュ・キャストを使える達也が魔法師としても最も優秀という皮肉。それを秘匿技術にされている結果、劣等生とされている。 - 2014-08-30 07 38 31 重要視すべきは速度より干渉力だと思うんだけどなぁ…干渉力が足りなければ魔法が不発するのだし。 - 2014-08-31 11 48 39 ほのかの護衛に付いているのは森崎家、いちおうこいつも風紀委員ということは、15巻で出番がありそうだな。 - 2014-09-10 21 06 44 モブ崎の出番はいらないな。小説の尺が短くなるわ - 2014-09-10 21 11 00 薮助治→ヤーブ・スケルジになれるかも知れないのだぞ。上手く演出すればだが。 - 2014-09-10 21 27 31 優等生4巻の森崎が、顔も心もキレイになっててワロタwww - 2014-09-12 22 08 16 でも、まだほのかには名前を覚えてもらえない。 - 2014-09-29 22 20 16 森崎、1年の時から風紀委員やってるのに、風紀委員長選で得票ゼロか。少し可哀想になってきた。 - 2014-09-12 22 18 00 ラジオでなぜか人気ww - 2014-09-12 22 25 19 人一倍努力はしてるっぽいし、もう少し報われてもいい。 - 2014-09-12 22 27 41 才能はあまりないけど努力で優等生になった。すばらしい才能があるが評価されないゆえ劣等生である達也と少し対比っぽいな。 - 2014-09-12 22 35 15 がんばれ、森崎俺は応援してるぜ - 2014-09-18 22 54 08 『司波の実力はこの目で見ているし、森崎のデバイス操作もなかなかのものだった。一昨日は相手が悪かっただけだ』(1巻239ページ)。摩利に、森崎がクイックドローをやる前の口論の段階から全部見られていたわけか。森崎は、目の前でこんなん言われて、体が凍りついたことだろうな。 - 2014-09-19 13 22 35 一話の台詞を聞くとどうしてもジャギが思い浮かぶ(兄→ブルーム、弟→ウィード)…。 - 2014-09-27 23 24 41 森崎の短所は劣等意識が強く、ゆえにそれを他者に投影し見下したり、観念にとらわれ現実認識が歪んでいること。長所は向上心を持ち努力家である点。 - 2014-09-29 19 40 53 優等生4巻にてアニメでモブ顔化された理由が判明。 - 2014-09-29 22 18 50 優等生作画の森さんの森崎が素敵だったのでモブ顔化される森崎君であった - 2014-09-30 00 58 49 俺は普通に原作の顔の方が好きだったが…… - 2014-10-17 17 39 54 『優等生の課外授業』は森崎が主役だったから、補正が行われたと考えようw。森崎はそれ以外では挿絵に登場してないし。 - 2014-10-17 23 14 54 能力だけ見れば王道の脇役なんだけどなぁ 課外授業である程度更生したっぽいし、今後達也サイドとも上手く付き合えるようになるといいな ただ達也の本来の能力を知ると「お前みたいなのが学園にいるのは間違ってる」って言いそうなんだよなぁ - 2014-10-22 23 37 16 というか今後森崎って出てくるのか? もう代役のワカメ君がいるから森崎さんはお払い箱なんじゃ・・・ - 2014-10-22 23 40 36 森崎は二流の魔法能力をひたすら早撃ち技能を極める事だけで一線級に持って行っている苦労人、ワカメは一流の魔法能力が今一生かし切れていない能力に胡座を掻いた奴、と位置付けに微妙な違いがある。 - 2014-10-23 00 08 07 達也(世界最強の魔法師も軍も下手に扱えない怪物)の全能力知った上でそんな強気でいられるなら森崎さんスゲェと思う。 - 2014-10-23 04 04 48 青木さん的な対応をしてくるかも・・・ - 2014-10-23 05 19 35 青木さんは知らない側だろ。 - 2014-10-23 15 31 52 生徒会枠、教員枠、部活連枠…同学年の風紀委員は3人いる。2096年度は雫、ミキヒコ、そして森崎だ。しかし、風紀委員長は雫とミキヒコの一騎打ち。森崎には一票も入っていない。たった半年のミキヒコに負けるとはそこまで人望がないのかコイツは… - 2014-10-25 19 05 14 ミキヒコは実力あるし調整役もする。そして事務もやってる。達也が居なくなって半年の間に千代田に信頼されたのもあるかもね - 2014-10-25 23 39 41 反面、モリーは下の人間はとにかく蔑むし、高慢すぎるし、と「魔法科」でもトップランクの地位を持たせてはいけない人間だからなwww - 2014-10-25 23 41 40 あんまり関係無いが1学年3人という訳では無い様な……入学編の時1年は達也と森崎だけだし - 2014-10-25 23 51 18 服部の役回りを森崎が担えれば本編でももっと印象に残っただろうに。 - 2014-11-09 14 26 01 やめてくれ服部くん最近出番少ないのに - 2014-11-09 20 19 56 出番少ないのは森崎も一緒だけどwww - 2014-11-10 20 42 59 森崎は96年の九校戦出番なかったのかね。幹比古はモノリスに唯一の二年生選手として出てたというのに。 - 2014-11-10 23 13 31 いや、出場はしていた。(13巻P170)出場種目は恐らくロアガン。ペアなら3位入賞。ソロなら4位以下。 - 2014-11-10 23 38 49 おそらく、ペアの - 2015-02-22 07 59 42 アニメで何であんなモブ顔になったのか・・・アニメスタッフはブルームはイケメンという設定を理解してないのか?優等生みたいな魔法科を理解してない糞漫画を参考にすんなよな - 2014-11-20 20 49 19 「主人公のかませ犬がこんなにカッコいいわけがない」 - 2014-11-20 21 13 14 キャラデザが優等生の森崎を気に入ったためらしい。 - 2014-11-20 21 58 38 原作版は格好良すぎるのと、読者からレオと区別が付かないとか言われていたしな。 - 2014-11-21 03 06 19 愛嬌あっていいと思うけど - 2014-11-22 03 25 28 「ボディガード歴2年、森崎駿だ」 テニプリにいたな、こんな奴。 - 2014-11-20 21 15 10 五巻を読み返していたんですけど、P93の「九校戦は不本意な結果に終わったが、卑劣なルール違反がなければ、小賢しい奇術師の手を借りなくてもあの程度の結果は出せたと思っている」の、小賢しい奇術師って誰の事でしょうか。まさかエンジニア? だとしたら達也? なら「あの程度の結果」とは新人戦モノリス・コードの優勝? それとも新人戦男子スピード・シューティングの準優勝? うーん… - 2014-11-24 23 10 59 今になってそれに気付くとわ…心中お察しします - 2014-11-25 00 16 29 もしかして「小賢しい奇術師の手を借りなくても」というのは代理として出場した達也の事で、「あの程度の結果」とは新人戦モノリス・コードの優勝? だとしたら森崎の態度は頂けない。非常に良くない。だって確かに森崎が出場できなくなったのは不本意な事だったけど、達也は身体を張って時間と労力をかけて、一条と吉祥寺という反則級の組み合わせを何とか倒して優勝を取ったのに、その三高との対戦前にもいくつもの試合を勝ち抜いたのに、確かに怪我を負ったけど実際に戦ったわけじゃない森崎にそんな事を言われたくはない。むしろ申し訳ないけど2096年の九校戦で大した結果も取れていないから「口先だけの奴」としか思えなくなった。それに毎回思うんだけど、同級生が将来の顧客や御得意様に繋がるかもしれないっていう発想は無いんだろうか。二科って馬鹿にするけど、その二科にもエリカや幹比古のような百家や名家の子供はいるんだし、そういう子供達の評判から「森崎の所に仕事を頼みたくない」と取引を断られるかもしれないという、そういう考えが少しは働かないんだろうか。何か理性も何も無く、ただ悪感情を振るう、それが悪感情だとも理解できていない、本当に何だろう、高校生というか、もう「ガキ」と言いたくなる… - 2014-11-26 00 00 53 森崎はまさしく不遜で思い上がっているガキとして描かれていたんだと思うが。そして師補十八家にグレードアップした上位コンパチ森崎mk2がワカメ。 - 2014-11-26 00 59 39 森崎といい七宝といい明らかに「未熟なキャラ」として描かれているキャラをマジで叩きまくる人って何なんだろう しかもちゃんとそのあと成長するのに - 2014-11-28 06 37 35 親近感を覚えるんじゃないかな?大丈夫。そんな未熟な人も森崎のように成長してくれるさ。 - 2014-11-28 17 53 07 森崎は程度はどうあれ、出る度に株が上がるキャラな気がするんだがな~。 主人公のライバルポジとまでは言わんが、物語の展開で後々主人公を敵視しつつも一時的な仲間として活躍しそうなキャラよ。 家も家だからかっこいい感じの熱い展開のキャラになれる。 - 2014-11-29 04 48 59 それはなくね? 最早完全に脇役も脇役で、1年前の自分そっくりなワカメ相手にちょっとは精神的に成長したんだなと言う姿を見せたくらいで、話の本筋には全く関わってきてないし。つか、関われるレベルの能力もなさげだし。 - 2014-11-30 05 29 59 いや、扱いの話ね。達也否定派で初期から出てるキャラで、株を最初に下げまくってるから上がるしか無いし。 ぶっちゃけ森崎が本筋に絡んでも、正直アニメと漫画のイメージもあって何か嫌だ。 - 2014-11-30 06 15 13 森崎家が雫の家のボディガードについた時に出るかと思ったんだがなー、あれででなけれりゃもう出番ないんじゃない? - 2015-02-22 10 27 26 そういう扱いなら服部が受けているからなあ。森崎を出張らせる必要なくなったよね。 - 2014-11-30 17 14 23 服部は先輩だからそういうのともちょっと違うような… - 2014-12-04 15 12 51 主義を持ってるかどうかじゃない? 服部は魔法至上主義だから達也の実力を認めてるけど、森崎のは主義というよりはちっぽけなプライド。 - 2014-12-04 21 07 53 こいつをさすおに側にしたら作者はバランス感覚失ったと考えて良いと思う。 今はなんだかんだ作者はバランス感覚あると思う。 良い悪いは別にして、自分の求められてるものに答えられてる感はあるから。 - 2014-12-05 03 36 01 アニメ版のこいつは小物モブキャラ臭が凄い。実際そうだけど。 - 2015-03-13 15 49 20 ならその扱いも当然じゃねえかw そのままモブ扱いで原作通りだし問題無いやろ - 2015-03-14 23 59 14 こいつの本当の名前は森崎じゃなくてモブ崎駿って名前だからな - 2015-03-16 14 26 13 顔面で「自分はモブキャラです」って自己紹介してるからな - 2015-03-17 03 36 21 さすおに被害者の会を結成したらはんぞーくんや桐原とならんで3巨頭と呼ばれるであろう。なお桐原は彼女ができたので暗黒面からは抜け出せた模様。 - 2015-03-17 20 30 52 いや、達也と直接やり合ってない森崎と肩を並べられるのは七宝、そしてジョージだ - 2015-03-18 23 02 03 実家の本業が現代魔法の研究なのに理論20位未満って何気にヤバくね? - 2015-03-19 21 23 25 現代魔法の研究が本業の家なんて他にもいるだろうしなあ。それに副業のほうが認知されすぎてそっちに傾倒してる可能性もあるし。でも一応一科生ではあるから優等生ではあるんじゃない? - 2015-03-19 21 58 44 副業のボディーガードは手伝っているようだが、本業のほうは手伝っていると書かれてないから本業のほうは関わってないんだろ - 2015-03-20 01 03 05 それを言うなら千葉エリカだって。いちおう入学当初は理論の成績上位者だったみたいだけどね。本業がCADの開発なのに魔工科じゃないんだよな。道場が副業なのは2巻だったかに書かれている。 - 2015-03-21 08 48 24 兄二人も開発に携わっているようには見えない… - 2015-03-23 22 20 57 スピード・シューティングは「決して得意とは言えない」なんだ・・・・でも競技種目ではこれぐらいしか適正ないんじゃないの? 森崎 他の種目はもっとダメそうだし - 2015-03-21 18 32 23 (一応)モノリス・コードはそれなりに活躍したよ。 - 2015-03-21 23 00 04 ちゃんとリタイアして達也たちの出番を作ってくれた。 - 2015-03-22 18 34 36 コイツ『優等生の課外授業』の事件に遭遇してなかったらどうなってたんだろ? 壊れてたかな? - 2015-03-23 22 21 43 横浜事変における一高唯一の死亡者に - 2015-03-23 23 48 53 横浜にはいなかったんだろ。いたら死んでただろうし。 - 2015-03-24 23 11 59 あれが仮に横浜にいたらジョージ以上に無駄に達也に絡んでうざいことこの上なかっただろう - 2015-06-23 19 08 34 完全に小物 - 2015-04-21 16 28 24 17巻でお兄様とどう絡むか気になる一人。 - 2015-06-03 02 50 13 司波達也お前が四葉なんて認めないぞ!とか言い出すのかなw - 2015-06-03 11 12 21 出なくていいよ。小物のまま消えてくれ。…けど佐島先生は夏休みの短編まで書いてるんだよなぁ…。 - 2015-06-03 10 02 11 いや、「一校から出ていけ!」って噛みつくんじゃないか? - 2015-06-23 20 14 57 ビルの瓦礫の下敷きになって文字通り”薄っぺらいザコ”になってしまった(笑) - 2015-06-23 23 42 40 イヤイヤ今までのご無礼をお許しください。司波達也さま。 - 2015-06-24 11 53 10 5巻、12巻の活躍の活躍かっこよかったけどな 優等生4巻でまともな一面も描かれてたし - 2015-06-24 17 03 11 校内で達也の実力を認めていない唯一の人間だっけ?七宝は間接的だけど達也との実力差を感じたみたいだし - 2015-06-25 09 14 08 森崎ってまだ達也の実力を認めてないの? - 2015-07-01 20 10 24 認めてるでしょう。だからこそ何も言えずに空気になったのでは。 - 2015-07-01 22 12 29 四葉バレ以降はモブに徹しているのかな。 - 2015-08-11 22 59 46 三年なんて一人も登場してないぞ。達也に喧嘩売った剣術部員なんて引き篭もったかもしれん。 - 2015-08-12 01 01 05 そして四葉に関わったら消されるという噂に尾ひれがつく。 - 2016-02-26 18 21 09 ラジオで魔法科高校は学力だけでなくルックスのレベルも一流校です。って語られてたのにアニメでルックスが低下したモブ崎君。優等生は本当原作ブレイカーだな - 2016-02-25 03 34 34 森崎って、2096年の九校戦出てたっけ? - 2016-03-09 22 19 28 スピードシューティングが無くなりましたからね。モノリスコードは幹比古にポストを奪われたようです。早撃ちより広域に効果を及ぼせて感覚同調でコードを盗み見れる精霊魔法は強力ですからね。 - 2016-03-10 00 23 54 出てた。競技は何か知らないけど - 2016-03-10 19 24 46 ↑どこに?ここの紹介で、2096年度九校戦選手ってなってたから、注意して読み返してたんだが、どこにもなかったが - 2016-03-10 23 45 12 13巻p170『なお同じ二年生の十三束と森崎、~』 ――さて、聞こうか。君はどこを読んでたのかね?(笑) - 2016-03-11 19 12 19 彼から見ると達也の四葉バレより、幹比古の方が頭が痛いかもね。二科生から一科性に昇格して自分より後任なのに風紀委員長でモノリスのポストまで奪われいるわけですから。 - 2016-03-10 00 29 22 なぜか内調の業務を妨害しても工作員の逃走幇助を疑われず。十師族まで評価されていたり、新生無頭竜に手を引かせたり大活躍なのだが、本人は知らないところで株が急上昇中。 - 2016-03-10 20 26 15 内調の業務がイリーガル(逮捕権が無いのに無理に連れ去れば逮捕・監禁罪か誘拐罪になる)だったから表沙汰にできなかったんじゃないか? - 2016-03-11 11 31 49 表沙汰にはならないでしょうが、十師族に報告はいってる。十師族もイリーガル活動ばかりですからね。内調のイリーガルと言えば国家の敵の排除というのは理解しているはずだが。 - 2016-03-11 21 21 09 そうとは限らん。「国家の敵の排除」ではなく「国家を運営している人物の敵の排除」の可能性もある。権力の乱用なんて場所や時代を問わずに存在する。それ以上に気になったのはイリーガルな任務に就いているのに一目で所属がわかるような物を身につけていいたこと。イリーガルな任務なら所属を隠すのが当然。白昼堂々内調が違法行為を行っていると自ら宣伝してどうする。 - 2016-03-14 19 41 49 間接的にグジーの出国の足止めに成功とかモブ崎大金星 - 2016-03-13 21 21 06 森崎駿 - 2016-05-03 10 56 06 森崎って横浜事変の時現地行ってなかったのかなあ。風紀委員だし警護やっててもおかしくないけど全く出てきてないし。 - 2017-03-19 14 42 11 この記事見る限り普通にいい奴じゃん - 2017-04-30 14 54 54 悪い奴ではないのよ…… またどっかで出てきて活躍して欲しい - 2017-05-03 12 18 40 良くも悪くも「普通」の魔法師の見本になってる感がある。 - 2017-05-03 17 19 07 次のモノリスコードは幹比古、森崎、七宝のチームになる可能性が微レ存? - 2017-05-29 14 37 58 未だに四葉バレに対する記載なし。ホント作者のご都合良いよな。 - 2017-06-21 08 19 52 「記載」って何?本編中の記載はある人物の方が少ないよ。ご都合って呼ぶのは無理 - 2017-06-21 21 26 13 久しぶりに入学編の小説やコミック見ると涙が出ますよ・・・ - 2017-06-21 17 42 40 名前の字面見ていると「いつも何度でも」を口ずさみたくなる - 2017-07-11 08 12 19 興味無いが、こいつ九校戦でシューティング無くなってモノリスも出てなくて、何の種目出たんだ? - 2018-01-18 20 55 20 追加された射撃競技あたりじゃね? - 2018-03-01 08 42 01 モブ - 2018-03-01 08 29 52 実は彼の行っている中学生時代からの家業手伝いは立派な違法行為だったりする… (2019-03-03 16 29 24) …いやまじで警備業法バリバリに引っかかるのよ、あれボディーガードとかも規制対象な上に年齢制限が18歳以上だから… (2019-03-03 16 30 30) いやまぢで未来系SF小説に現行の法律ぶっ込もうとか本気で言ってるの? (2019-03-04 20 53 07) いうて未来系SF小説に大戦時代レベルの軍事兵器出てきますやん。過去と(作者の中での)未来が混ざった未来系SF小説やね (2019-03-09 23 20 16) 西暦上は未来世界だからw魔法関係に予算を取られて、技術の発展が微妙なんだよきっと。 (2019-03-10 06 32 44) ハッハッハ…警備業法の内容調べてみるとわかりますが年齢制限の理屈は「責任とれないから」ってことなので…ねえ? (2019-05-31 16 35 06) どうあがいてもモブ (2020-08-22 23 41 35) モブに対して態々やるのは、語るに落ちるってやつだよ。 (2020-08-23 00 19 54) ポスト服部にもなれたよな。 (2020-09-12 01 22 45) 幸平創真みたいに自分がの努力が足りないとか周りが思い知らされる感じで反感かってないのは上位陣に食らいついているというポジション故だろうなあ。 (2020-09-16 13 43 41) カコイイ (2020-12-23 20 47 13) 森崎君 (2020-12-28 14 40 12) 女生徒に付き纏って家族より自分建と居る方がふさわしいと言い放つのはキモイ奴としか思えないw (2021-05-06 07 05 00) 今思えばすっごく恥ずかしい失敗ってのは誰にでもある。大目に見てやれよ。 (2021-05-06 19 38 29) いや、あれ、作者の表現の仕方が一番の問題ではあるけど、意識高い系によくある能力に見合った交友関係を持とうってことだろ。。 (2021-05-08 07 40 02) モノリスコードのメンバー選出の時の会話からすると、レオとは普通に会話する仲なんだな。記述がないだけでわだかまりはない? (2021-05-19 17 25 56) 2年も経ってるからお互いにほとぼりはとっくに冷めてるかと。レオも達也がらみのトラブルに比べると入学当時のいざこざなんて屁でもなくなるでしょうし。お互いに距離を取っていたようだし。もっともその事で幹比古は森崎に良い印象を持ってないようだけど。 (2021-05-20 14 14 51) 達也が四葉家ってわかった時のこいつの記載があってほしかったわ。 (2021-05-26 17 31 38) 一年以降出番が無いが、こいつどうなったの? (2021-07-27 13 12 44) 32巻読みな。 (2021-07-27 20 36 24) 32巻以前でもダブルセブン編で出番あったし19巻の一条転校日記で生存を確認されている (2021-07-27 20 42 29) モブ崎瞬(殺)くん (2021-09-20 20 49 12) 黒歴史を遠回しに示唆された時の反応が面白かった (2022-09-20 12 16 05) それってどこですか? (2022-09-20 15 41 00) 七宝が香澄にケンカを売った後の会議で達也が「一年にはよくある事」と言った場面じゃない。って3ヶ月以上前のコメントだった。 (2023-01-07 21 11 16) 孫美鈴との関係は最後まで題材にならずに終わってしまったな。 (2023-01-04 20 34 03) ドロップアウトが一番多かったA組に在籍してて、ちゃんと高校卒業してるんだから偉いよ(そのクラス実技学年トップ3に加えて途中からリーナも転入してくるし) (2023-03-07 17 56 58) 自分より下と一度でも見た相手の話は聞く耳持たないタイプは嫌い (2023-11-15 00 40 37) アニメしか見てないからそのイメージだけだが (2024-01-23 02 10 31) 一番活躍する原作5巻がアニメ化されてないから仕方ない。キャラとしては七宝に並ぶぐらい人として成長するキャラで作者に愛されてるんだな感がある。続編で見て見たさは有るけど、大学生やってるとどうしてもモブに近い位置になっちゃいそう。 (2024-02-11 13 11 27) 自分にもアホな時期があったからキグナス編で成長した森崎をちょっと見てみたいかも。 (2024-01-25 13 13 32) 一般魔法師レベルでは一高卒業生は普通に高ランクだからOB訪問すればワンチャン。でもレオほど特化してないから求められるかな? (2024-04-06 18 59 21) 警備業だからワンチャン出番はあるかもね。新ソ連のエージェントってショボイし (2024-04-07 02 49 04) そもそも何故風紀委員になれたのか謎。登校初日から二科生と問題起こしたのに (2024-07-01 18 47 59) 生徒会の裁量で初日の件は問題なしとなったから教職員枠で風紀委員に推薦しても問題はないと考えられたからではないでしょうか。 (2024-07-01 19 36 24)
https://w.atwiki.jp/hyourirowa/pages/104.html
憎しみの果て、セオドールという男の物語は終わりを迎えた。その道程で奪った誰かの命は、再び芽吹くことはなく。残した災禍は歴史に未来永劫、刻まれることとなった。覆水の盆に返らぬがごとく、この罪もまた消えるものではない。毒虫 ゴルベーザ ――世に数多の戦乱を引き起こし、悲劇を生み出し続けた彼はそう名乗った。 責任を洗脳の主であるゼムスに求めることに一定の理がないわけではない。あの戦乱はゼムスが望んだものでしかない。事実として、正気を取り戻したゴルベーザは更なる殺戮を望むことなく、その矛先をゼムスへと向けた。ゴルベーザの意思は、紛れもなくゼムスの意思そのものだ。両親を失い、孤独となったセオドールに囁かれた声により、彼の悲しみは憎しみへと変換された。彼の飼っていた闇は、決して誰かを傷つける属性のものではなかったはずだ。 しかし、どんな洗脳を受けていたとしても、その原因となった悲しみが家族の喪失に起因するのならば決して忘れてはならぬものがあったはずだ。魔法の力が強大なればこそ正しき力の使い方を志す父の教えと、母がその命と引き換えに遺した新たなる命の芽吹きの尊さ。彼ら両親を誰よりも誇りに思っていたなればこそ、その矜恃を志すは使命であろうに――あろうことか、魔法の力を破壊がために用い、そして他ならぬ弟と殺し合ったのだ。父の教えにも母の本懐にも背く悪行。紛れもなく、彼らの誇りを汚す冒涜だ。それを忘れるだけの憎しみに呑まれたこと、それは紛れもなくセオドールの罪に他ならない。 ゴルベーザとしての己は、生涯抱えて生きるべきものだ。その後悔が誰の救済にもならなくとも。その罪が一人分の生で精算できるものでなくとも。それを背負うことこそ、戻れない過去に向けた唯一の贖罪なのだ。 ああ、理屈の上では理解している。だが、己が悪行の一切合切を今一度思い返した上で、思う。足りぬ――償いには、到底足りぬと。 ゴルベーザの物語は、すでに終わりを迎えた。だがその物語の残した傷跡は無くならない。セオドールの生を取り戻したその瞬間には、すでに彼の大円団は失われていた。幼少時に両親を失って以来背負い続けた限りなく深いマイナスを、できる限りゼロに近づけて行くだけの生。決してプラスになり得ぬ負債を抱えながら、セオドールの償いの物語は開始した。 そして間もなくして――この殺し合いに呼ばれた。ダイヤのジャックのトランプに描かれた文字はセオドールではなく、ゴルベーザ――それは一度は終わった物語の役者である。 一方で、これは物語の続きではない。今や彼の目的に、"ゴルベーザ"の名を与えたゼムスの思念は関与していないから――物語は、始まる前からすでに終わっていたのだ。何故なら、セシルは"最初から"死んでいたから。ゴルベーザに如何なる関与の余地も与えられず。抱き続けてきた後悔も贖罪の心も、その行先を失った。挙句、皆殺しの剣による精神汚染によって残された"敵討ち"という物語性すらも、彼には与えられなかった。セシルの敵であるマリオも、彼にとっては他の有象無象と同じ、ただの獲物にしか見えていなかった。 ――言うなれば、これはエンドロール。すでに終わった物語を、魅せることも汚すこともなく流れていく終幕の裏側。 それでも、弟の蘇生という目的だけは、常に彼の頭の中に有り続けた。だが、それに何の意味があろうか。それが償いとならぬことを、彼は知っている。かけがえの無い恋人であるローザやその他の仲間、罪のない人々を犠牲にした上で生き返りたいと、セシルが願わないことを知っている。その身をパラディンへと変えられるだけの清い心があればこそ、セシルはゼムスの洗脳を受けなかった。自分とは違い、光の道を進むことができた。彼の蘇生のために皆殺しに進む現状が、彼の生き様の冒涜であると心の底では理解しているはずなのだ。 だから、これは決して償いの物語などではない。放送を聞いた彼の反応は、まさにその証拠であった。 『――マリベル。』 下僕を用いて、殺しに向かわせた少女の名。 『――キングブルブリン。』 その下僕であり、己が命に従い動いていた魔物の名。 『――ドラえもん。』 たった今、横凪ぎに切断した機械の名。 『――セシル。』 そして――皆殺しの思念に先行して心の奥底にある、償いの対象の名。 この殺し合いで、大なり小なり自分が関わってきた相手たち。その全てを、まるで忘却したかのごとく。 「――残るは37人か。いいだろう。」 心に留めたのは呼ばれた名の中身ではなく、その数――差し引いて残る、皆殺し対象の数だけだった。正気の頃にすでに知っていたとはいえ、セシルの死の通告に対しても、如何なる感慨も湧き起こらない。 放送は、ただただ淡白な、残り人数という事実の確認。セシルへの贖罪という、皆殺しの剣に呑み込まれた要因――この殺し合いの原点すら、すでに掠れてしまった。 これは、もはやゴルベーザの物語ではない。彼の懺悔録には、決して描かれることのない世界線。終わった物語に付随し、流れゆくだけのエクストラ。軸なんてない。芯などとうに折れている。しかし、なればこそ――決して、止まらない。とっくに物語は終わっているから。彼が動き始める前から、彼を止められる唯一の存在が、その命を失ったから。 もう止められなくなった人形は、新たに獲物を求め始めた。剣から湧き出る本能が、ゴルベーザを突き動かす。 「さて。ここにはもう一人、居たはずだが……」 ドラえもんを斬り裂いた直前に、一瞬だけ見えたもう一人の生命体をゴルベーザは探し回っていた。無視して進む選択肢は、皆殺しの剣の呪いが許さない。しかし『カゲがくれ』により影の中に篭ったビビアンを見つけることも叶わない。 だが、少しばかりとはいえ辺りを注視しつつ探し回ったことで、ゴルベーザはひとつの痕跡を見つけた。それは、メルビンやビビアンと出会う前の、ドラえもんと二人でいた時の渡辺早季が付けた足跡。ドラえもんが来ていた方向へと、真っ直ぐ伸びている(ちなみに、足裏の反重力装置で常に3mm浮いているドラえもんの足跡は無い)。 これがビビアンの足跡であるかは些末な問題だ。むしろ、見えた影はこのような足跡を残す人型ではなかった。それでも重要なのは、皆殺しの対象がそちらの方向へと向かったという事実。 ㅤ皆殺しの呪いに侵された口が、醜悪な笑いを零した。その胸に抱くは、■■■の蘇生という歪んだ願い。彼はゆっくりと、歩みを進めた。 ■ 「嘘っ……ドラえもん……!?」 放送で呼ばれた名前に、早季は驚愕を見せる。生まれて初めて経験した、友達との死別。厳密には経験済みではあるが、今の早季の記憶にはない。この先に早季が乗り越えるはずであった数多の死も、今の早季は経ていない。 そんな悲しみを前にしては、元の世界の友人が一人も死んでいないことへの安堵はあまり湧いてこなかった。そもそも、『友達が死ぬ心配』など、本来する必要が無かったのだ。早季にとって、他害という倫理規定違反を積極的に行う発想など人間には湧き得ないものだから、不慮の事故でもない限り、むしろ生きている方が恒常だ。 だからこそ、それに湧き上がる特別な感情は、決して無いでは無いが、されど薄い。どうしても、身に降り掛かった喪失だけを数えてしまう。ドラえもんの死は、確かに早季の心に突き刺さった。しかし同時に、死別と言うにはあまりにも淡白すぎた。放送で呼ばれた五文字の文字列だけが彼の死であり、そこに実感は伴ってこない。 「早季殿……。」 そんな彼女を労るように、メルビンが声をかける。 彼とて、放送に対し平静でいられるはずもない。この世界で関わったドラえもんも、共にした時間は短いとはいえ思うところはある。そして何より、ガボとマリベル――元の世界の仲間たちの死。失ったものは早季よりも大きい。 だが、抱いた感情は悲しみよりも、深く燃えたぎる怒り。ガボもマリベルも、共に戦って死んだノコタロウと同じく、巨悪に屈することなく立ち向かう強さを持った戦士たちだ。その志は、半端な覚悟で打ち破れるものではない。殺し合いを命じられ、恐怖のあまりにやむを得ず――そういう者も中にはいるだろう。だが、それだけではない。闘争に悦びを見出しているかの如き言動と共に若い命を奪った魔族ガノンドロフのように、殺し合いに招かれた"被害者"とのみ呼べるものでは無い巨悪の権化も、この世界には存在している。メルビンの怒りは主催者への怒りであると同時に、彼らへの怒りでもあった。自分よりも未来の可能性に満ちた若い者たちの命が、余興と言わんばかりの企画ごときのために、奪われていく。 ホットストーンに封印され、永きときを超えた時、当然にかつての仲間たちとは死に別れることとなった。だからこそ、知っている。取り残された者の悲しみも、そこから立ち直れるだけの精神力も。 己が悲しみを律し、幼い早季の悲しみに寄り添えるだけの精神力がメルビンには備わっている。 「……大丈夫。」 だが――そんなメルビンの気遣いは不要とばかりに、早季は凛とした様相を崩さず前を向いていた。 「それより今は、二時間以内にここから出ないと。」 「むっ、そうでござったな。」 言われてハッとする。早季たちの現在位置は、放送で提示された二時間後の禁止エリアに該当する。だから、なるべく早く移動しなくてはならないのは確かだ。 ボノボ型社会を形成した人間世界の中において稀有な、早季の素質――悲しみを受け止め、前を向くことができる力。元の世界の知り合いの死の有無という大きな差があるとはいえ、放送による喪失感に囚われていたのは、むしろメルビンの方だったのかもしれない。 「しかし、闇雲に移動するのは危険でござる。近くにドラえもん殿を殺害した人物がいると思われるでござるが……。」 そう、ドラえもんの死は決して他人事ではない。近くに、他人を殺し得る者がいるのだ。メルビンだけであるならまだしも、ここには庇護対象の早季もいる。安易に接触を図るわけにはいかない。 「早季殿は、どうしたいでござる?」 「……まずは会いに行きたいです。」 恐怖はあっても、迷いはなかった。 「もしかしたら殺したのは……ビビアンかもしれないから。」 「何とも言えない状況であるとはいえ……心苦しいが、聞いてみねばならぬでしょうな。」 ビビアンを追って行ったドラえもんが死に、ビビアンは生き残っている。そして――早季にとっては、人間が他者を害するのは想像しがたい。現状の何もかもが、ドラえもんを殺したのはビビアンであると考える材料は揃っている。 安易な疑いだろうか。だが、メルビンに攻撃したビビアンには、人間の倫理規定に反する行いを実行できる素質があったのは確か。 もし、この疑惑が正しいのなら、ドラえもんの死は一人で行かせた自分のせいなのかもしれない。あの時、メルビンさんを置いてドラえもんについて行けば――いや、より明確に何かができたというなら、ドラえもんとビビアンの言い争いが始まった頃だ。マリオを描いた守の絵を前に冷静でいられなくなったドラえもんとビビアンに何か言うことができるのは、絵の作者である守を知っており、メルビンと比べてではあるが、ドラえもんと長く一緒にいた自分だけだった。 罪悪感は少なからずある。タラレバに過ぎないのは分かっているし、それに囚われすぎる性分の早紀ではない。でも、命惜しさにそれをしなかった責任から逃げるのは違うだろう。 同時に、自分への疑問もある。仮にその想像が正しいとしたら、わたしはビビアンをどうするのか? ドラえもんの仇として、殺す? それとも、ドラえもんを殺したことすら、許す? 決められない。こんなの、簡単に決めてはいけないことだ。だってわざわざ改めて言うまでもなく、命は重いものだから。ビビアンを殺すのも、ドラえもんの死を許すのも、命を大切にする気持ちがある以上、どちらも間違っているのだ。だからこれは正しい答えを選ぶものではなく、提示された二つのマイナスの片方を選びとる行為に他ならない。何より保留できる時間がないのが、この選択を残酷なものにしてしまっている。何せ時間をかければ、ドラえもん以上の犠牲が出てしまうかもしれない。実際、メルビンはビビアンの力で火傷を負っている。あの力が他の参加者に……真理亜や覚や守に、向かないという保証なんてどこにもないのだ。特に、守とビビアンは一度は接触している。殺し合いが開始してどれほど経ってからかは定かでないが、今も近くにいる確率は決して低くはない。さらにこれは、ドラえもんを殺したのがビビアンでなかったとしても抱くべき懸念だ。進むべき道は、もう決まっていた。 それに対し、メルビンも反対はしない。下手人がビビアンであるのならば責任を感じるという点でも早季と同じだ。 ガノンドロフとの戦いの傷も残っており、決して健康体とは言えぬ状態。それでも英雄として。はたまた年長者として。早季を守り抜く決意を今一度固め直す。 「ちょっと急ぐから……チビィはカバンの中に入っててね。」 「プギー……」 移動の遅いチビィを、呪力で動かしてザックの中に詰め込んだ。危ない生き物じゃないことはもう分かったけれど、触れるとなるとまだ、躊躇が先立つ。せめて息苦しくないように、とチャックの口は半分ほど開け放しておいた。 「行きましょう。」 「うむ。」 早季とメルビンは、進み始めた。 とはいえ、足跡を残していないドラえもんとビビアンが、必ずしも真っすぐに移動しているとは限らない。だが、追う・追われるの関係であった二人は、直進に近い道筋をたどっているだろうという予測はあったし、事実としてそれは概ね外れていなかった。多少の軌道のズレこそあれ、早季とメルビンは確かにドラえもんの殺害現場へと歩みを進めていた。 そして同時刻。その殺害現場から、早季とメルビンの出会った場所に向けての足跡を辿り、一切のズレ無く歩む者もまた存在していた。ドラえもんを殺し、間接的にではあるが、メルビンの二人の仲間の死にも関与した男。 すなわち――この邂逅は必然だった。 前方から隠れることもなく近づいてくる人影。それは綺麗な白髪の男だった。ドラえもんを殺した危険人物が近くにいるという現状から見ても、素直に邂逅を果たしてもよいのか――心の中に確かな迷いはあった。決して、信用し切っていたわけではなく、警戒と信用の狭間に揺れていた。しかし結論から言えば――不十分だったのだ。 もしも危険人物であれば事が起こる前に何かしらの兆候が見えるはずだと、そんな心構えだったのだろうか。他人を殺す者がいたとしても、殺し合いを無理やりさせられてやむを得ずであると、そう信じきっていたのだろうか。どちらにせよ、気の緩みがあった。 「――メルビンさん!?」 我ながら、困惑に染まった情けない声だった。 人影を認識するや否や、メルビンは腰の剣に手をかける。その挙動は明らかに戦闘準備であり、対話もなしにそのフェイズに移行した。 メルビンさんは殺し合いに乗っていないのは明らかだ。では何故、目の前の相手に突然襲いかかる? 向こうから見れば、まるでこちらが殺し合いに乗っているかのように―― ――ガキィンッ! 「えっ……?」 今度はあまりにも、間の抜けた声が洩れた。前方の男が何をしたかを識別するよりも速く、劈く金属音が耳を刺激していた。 その音の方へと意識を向けてみれば――剣と剣が、ぶつかり合っていた。その状況を何と呼ぶのか、早季は知らない。彼女の常識の中に、人と人の業物が"鍔迫り合う"ことなど含まれていないのだから。だけど、その行為と鳴り響く金属音が、何を意味しているのかは十二分に伝わっている。 「ほう、この斬撃を止めるのか。」 それは、キングブルブリンの巨躯をも即座に沈めた一撃。 皆殺しの剣の名は、あらゆる相手へと殺意が向くその呪いのみならず、ひと振りで敵全てを薙ぎ払えるその射程にも由来する。偶然にメルビンは皆殺しの剣についての知識があったが、仮にその知識が無くとも、居合の一撃に宿る疾風の如き速度を理解している。仮に皆殺しの剣の射程がなくとも、あの距離は充分に戦闘開始となり得る間合いであった。 「皆殺しの剣、でござるか……。呪われた武器とは……魔王め、なんとむごいことを……。」 空いた左手で真空刃を放つ。烈風が、皆殺しの剣の呪いによって弱まったゴルベーザの装甲を穿ち、剣を振るっていた腕を肩から押し戻す。 「まだまだでござるッ!」 息づく暇も与えぬ真空刃の追撃。森羅万象を操る妙技でありながら体力・魔力の浪費を一切伴わないその技を可能とするは、博愛の精神。攻撃の手段こそ違えど、聖騎士<パラディン>としての根本的な在り方を弟と同じくするその絶技に、たった一瞬、懐かしさを覚え―― 「――サンダガ。」 ――次の瞬間には、破壊が脳を覆い尽くしたかのごとき雷鳴が戦場にほとばしった。 森羅万象を操るは、月の技術者にして彼の父親たるクルーヤが編み出した、黒魔法の神髄。それを他害に用いたこと、ただその一点を除いたならば、クルーヤの技術を真に継承したのはセシルではなく、ゴルベーザに他ならない。真空刃とは比べ物にならない威力の雷撃は烈風をも逆に吹き飛ばし、エネルギーの衝突の余波はメルビンへと降りかかる。 「ぐっ……!」 中〜遠距離を撃ち払う呪文においても、天地雷鳴士を極めたマリベルのそれに充分引けを取らない威力。魔力の消耗の大きいグランドクロスならば抵抗できるかもしれないが、相対する皆殺しの剣の射程も相まって、パラディンの最も得意とする中距離戦闘ではむしろ不利と見るべきだろう。 「では……接近戦ではいかがか!」 地を蹴り、疾風の如き速度からの刺突。速度に特化したその一撃に、ゴルベーザは一歩引きつつ剣で凪ぐ。 メルビンの剣に宿るは、パラディンとして習得した博愛の特技のみではない。古来より戦闘の腕を磨き続け、ダーマ神殿の導きにより完成した、英雄<バトルマスター>としての剣技がある。 幸いなのは、ただ剣に操られているだけの者を斬ってよいものなのか、迷う必要がないという点だ。一撃目の重みから、そんな迷いを抱きながら勝てる相手ではないと分かっている。故に、場合によっては殺傷も止む無しとの判断に迷いはなかった。斬り伏せねば、斬られる。手心を見せれば殺意に潰される。英雄としての直感すべてが眼前の人型の異形を危険信号を発している。 「早季殿っ! ここは拙者に任せて逃げるでござる!」 近距離から成される斬撃の応酬の合間、守る余裕はないとの見解を簡潔に纏めて言い放った。その声に、ハッとしたように現状を再認識する早季。これが、殺し合い。理解が足りなかった。殺し合いというものを概念として理解はしていても、13もの人数が死んだことに対する実感としてはあまりにも薄かった。 思えば、殺し合いの会場で唯一起こった戦いと呼べるものは、ビビアンとの不和のみであった。それも矛先はドラえもんに向いていたし、自分が死ぬのではないかという認識からはかなり隔絶されていた。だからこそ、6時間で13人という死亡者の人数に対して抱いた感想は――多すぎる、だった。だが、目の前にしてようやく理解する。戦局が僅かにでも傾けば数秒と経たない内に命など簡単に消えてしまいそうなくらい、これは殺し合いであったのだと。各地で起これば、13人という人数など、むしろ少なすぎるくらいに掻き消えてしまうだろう。そして、ドラえもんもその例に漏れなかったのだろう。ビビアンとのいさかいが可愛く見えるほどの、ただただ真っすぐな殺意。もはやドラえもんを殺した人物がビビアンでなく目の前の男であるということに疑いはなかった。 メルビンは最初から皆殺しの剣の射程距離を理解していたかの如く、ゴルベーザを視認すると同時に応戦を開始していた。それを知らなかった早季は、ゴルベーザの攻撃への反応が遅れた。確かに、あの距離から斬り付けられる想像など、早季にできようはずもない。だけど、剣についての事前知識の有無など、もはや関係ないのだ。何故なら、メルビンのみならず早季にとっても――互いに互いを視認できるあの距離は、充分に呪力を用いた”戦闘”を開始できる距離であったから。それを行使してくるという想像力が欠如していたことに、何ら言い訳できる材料は無いのだ。 「早季殿……! 早く――」 次の瞬間。 「――ぐっ!?」 唐突に、ゴルベーザの右足が踏みしめていた大地が陥没する。ただでさえ戦闘中で研ぎ澄ましていた集中力。そこに加えられた予測だにしていない出来事に、ゴルベーザの感覚は一瞬、狂った。接近戦を繰り広げているときには、あまりにも大きすぎる隙。 「ぬおおおおっ!」 メルビンの渾身の真空斬りがゴルベーザの身体に走る。 防御力の無い身体に、初めて明確に加えられた一撃。 「おのれ……バイオッ!」 付け焼刃の狂気で平常心を保っていられるはずもなく、半ば狂乱的に腕から毒霧を振り撒いた。メルビンへの牽制のため、早季には届かない。毒霧に包まれたゴルベーザに対し、メルビンは追撃を断念し、両者には再び距離が開く。 「早季殿、今のは……」 「わたしも、戦います。」 大人であるメルビンに任せて、流されていれば、きっと安全なのだろう。きっと、楽なのだろう。だけど、もうドラえもんを失った時のように後悔したくないんだ。もし、わたしの後を追ってくるのがこの白髪の男だったら。もし、次の放送でメルビンの名前が呼ばれてしまったら。 「……守れる保証は、ないでござる。」 「守られるだけのわたしでは、いたくないんです。」 後悔したくないなんて、命を懸けてまで立ち向かってくれる人に対して自分勝手な話かもしれない。だけど、大人に守られ、害悪に晒されぬまま育った命が次の命を育むとき。果たしてその命は新たなる世代を、守れるだろうか。 一方、メルビンの脳裏に過ぎるは、同じように共闘して、それでも守れなかったノコタロウの姿。今の早季と同じ、逃げられるときに逃げる選択をせずに立ち向かって、消えた命。自分の命があるのは彼のおかげであると言えど、それでも。あの時と同じ後悔をしたくはない。早季が逃げられるのなら、戦場から少しでも離したかった。しかし、彼女にも彼女なりの矜持があるらしく、それを挫くことはできない。 ――ならば、死なせなければいい。 この上なく単純で、しかしこの上なく、難しい答え。戦いを引き受けるのではなく、共闘しつつ守り抜く。 彼らを突き動かすは、罪悪。二度と取り戻せないものへの後悔に苛まれ、しかしそれを糧に前を向く。それは、償いを求める心を剣に魅入られたゴルベーザの否定であった。 【E-5南/一日目 朝】 【渡辺早季@新世界より】 [状態]:健康 恐怖(小) マリオに対する疑問 [装備]:トアルの盾@ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス [道具]:基本支給品 チビィ@ドラゴンクエスト7 不明支給品0〜1 [思考・状況] 基本行動方針:仲間(真理亜、守、覚を探す) 1.ゴルベーザを倒す。 2.ビビアンに会いにいく。 3.近くにいるらしい守を探しに行きたい。 4.名簿の友達の姿に疑問。 ※参戦時期は夏季キャンプ1日目終了後。そのため奇狼丸・スクィーラとは面識はありません。 【メルビン@ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち】 [状態]:HP1/10 全身に火傷 背中に打撲、軽い脳震盪 MP2/3 [装備]:勇気と幸運の剣@ジョジョの奇妙な冒険 [道具]:基本支給品、ランダム支給品×1〜5(一部ノコタロウの物) [思考・状況] 基本行動方針:マーダーから身を守る、ガノンドロフは今度会ったら絶対に倒す 1.自分とノコタロウの仲間(アルス、アイラ、シャーク・アイ、クリスチーヌ、ビビアン、マリオ)を探し、守る 2.ボトク、バツガルフ、クッパには警戒 3.マリオに不信感 ※職業は少なくとも戦士、武闘家、僧侶、パラディン、バトルマスターは極めています。 【チビィ@ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち】 [状態]:健康 [思考]:早季とメルビンが心配 ※早季のザックは空いているため、チビィの意思でいつでも表に出られる状態です。 【ゴルベーザ@FINAL FANTASY IV】 [状態]:ダメージ(小)、呪い MP消費(中) [装備]:皆殺しの剣@ドラゴンクエストVII [道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜2、参加者レーダー青 [思考・状況] 基本行動方針:参加者を全滅させ、■■ルを▲き返ら●る 1.メルビンと早季を殺し次第、大魔王の城を目指し、参加者を殺して回る。 2.キングブルブリンには手駒として働いてもらう。 ※参戦時期はクリア後です ※皆殺しの剣の呪いにかけられており、正常な思考ではありません。防御力こそ下がっていますが、魔法などは普通に使えます。 ■ 『ピーチ』 放送で呼ばれたのは、マリオの想い人の名前だった。 (あのヒトも、死んじゃったのね……。) メルビンからノコタロウの死を突き付けられて。目の前でドラえもんを失って。失ったのはそれだけであってほしかった。マリオが生きていたこと、それだけは心の底から安心している。だけど、マリオは。仮にアタイがマリオを失ったその時のごとく、ピーチ姫の死に悲しんでいるだろう。 大切な人を失う怖さを、アタイは知っている。大切な人を失う痛みは、想像するのも怖いくらいに――それだけで心にカゲが差してしまいそうなくらいに、想像が及ぶ。 (――あ。) なのに、だというのに。 (これでアタイは、マリオに想いを伝えられる……?) 過ぎってはいけない考えが、つい浮かんでしまった。 「……ああっ! アタイは……アタイは……!」 断じて、ピーチの死を願っていたわけではない。だけど、結果的に。マリオの深い悲しみに繋がるその出来事を、ポジティブに捉えてしまった自分がいたことを、この上なく自覚してしまった。 ビビアンは、根は優しい生物だ。だからこそ、その一瞬の自分の思考が許せず。だからこそ、続く思考は自己嫌悪のみ。マリオのしあわせを自分のしあわせだと、清廉潔白に語ることができなくなってしまった。それは、マリオへの愛の自己否定に他ならない。 人間関係に――それも三角関係に、邪な気持ちの介入など、敢えて語るまでもなくありふれた出来事だろう。その意味では、彼は何も間違っていない。だが、彼は優しすぎた。優しすぎるが故に、これまではただただ純粋にマリオのために行動していたし、できていた。ピーチからの"略奪"など、考えたこともなかった。 「……ホント、なさけないわね。」 良い人だった守の誘いを断って。 同じく良い人だった人たちに、炎で攻撃して。 そしてあの日のマリオのように、自分のために頑張ってくれた人を目の前で殺されても、その敵討ちすらしようとせず。 挙句の果てに、自分のすべてであったはずのマリオへの想いすら貶めた。 「……これが、アタイのやりたかったこと?」 マリオのために殺し合いに乗る――それは、ホントにマリオの願い? それとも、アタイの願い? ビビアンの原点。今や、懐疑の目が入ってしまった、マリオへの愛。しかし、原点に立ち返って、いま一度回顧して――思い出した。マリオのことが、好きになった理由。マリオ自身も、名前と姿を奪われて大変だった時に、アタイの探し物を手伝ってくれた。顔も名前も分からない人だったけれど、だからこそ、アタイは彼の"優しさ"を好きになったんだ。 「ううん、ちがう。」 仲間や見ず知らずの人たちの屍を積み上げた上で一人だけ生き残って、それで満足するマリオなんて。仮に優勝者に与えられる願いでピーチ姫が生き返ったとしても、それをもって他の犠牲を良しとするマリオなんて。そんなの、アタイが好きになったマリオじゃない。 「もうまよわないわ。アタイは、アタイの好きなマリオを信じる。」 殺し合いに反逆することを決めたビビアン。その目は、ゴルベーザの向かった方向へと向いている。 ずっと目を背けていたが、ゴルベーザの向かった先は、早季やメルビンのいた方向だ。ドラえもんのことは、助けることができなかったけれど。せめて、ドラえもんが信じた彼らのことだけでも、救いたい。それに、ドラえもんの発言が真っ赤な嘘でも明らかな見間違えでもないのなら、ドラえもんはマリオと出会っていたはずだ。それなら、その方向にはマリオがいるのかもしれない。どう考えても、ゴルベーザを追う以外の選択肢などなかった。 ビビアン――彼もまた、罪悪を糧として前を向いた。 されど、忘るるなかれ。彼の愛も、すでに終わっているのだ。ドラえもんはマリオについて、全て真実を語っていたのだから。 【E-6北/一日目 朝】 【ビビアン@ペーパーマリオRPG】 [状態]:健康 疲労(大) 情緒不安定(小) 仮面の男(ゴルベーザ)への恐怖 [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3(確認済み) [思考・状況] 基本行動方針 マリオと共にこの殺し合いの世界を脱出する。 1.ゴルベーザを追って、早季やメルビンから遠ざける。 2. マリオに会って、本当のことを知りたい ※本編クリア後の参戦です ※ザックには守の呪力で描かれた自分とマリオの絵があります。 Back← 056 →Next 055 解答まであと一歩 時系列順 057 月はなくともMOONはある 投下順 040 想いは呪い呪われ 渡辺早季 068 切望のフリージア(前編) メルビン 044 カゲが呼び寄せるものは ビビアン ゴルベーザ
https://w.atwiki.jp/prdj/pages/973.html
《残留する幻獣》 Resilient Eidolon 君が無意識に陥ったか殺された後でさえ幻獣が少しの間君の元にとどまることができるほどに、君の幻獣との君のつながりは十分に強い。 前提条件:幻獣のクラス特徴。 利益:君が気絶状態になるか眠りに落ちるか殺された場合、幻獣は送還されずに君のサモナー・レベルと等しいラウンドだけその場にとどまる。この持続時間が終了する前に君が意識を取り戻したなら、幻獣は追放されない。君が意識を取り戻す前に持続時間が終了したなら、幻獣は通常通り送還される。 通常:召喚者が気絶状態や睡眠状態や死亡状態に陥ると、幻獣は直ちに送還される。 《次元界の標本保存者》 Planar Preservationist 君は普通の動物と同様に他次元のモンスターを保存し、復元する術を知っている。 前提条件:標本保存者のアルケミストのアーキタイプ。 利益:君は、君が知っているすべてのサモン・ネイチャーズ・アライのエキスに等しいレベルのエキスとしてサモン・モンスター呪文を修得する。君が後で他のサモン・ネイチャーズ・アライのエキスを修得したならば、等しいレベルのエキスとしてサモン・モンスターを自動的に取得する。 《自在なエネルギー放出》 Versatile Channeler 君は自身が発動するエネルギー放出を、正と負で選択することができる。 前提条件:エネルギー放出のクラス特徴、死霊術士または中立属性のクレリック(下記参照)。 利益:君が自身のエネルギー放出のクラス特徴を使う時はいつでも、選択をすることができる。 君が通常は正のエネルギー放出を使用する場合、君の有効クレリック・レベルが通常より2レベル下であるかのように、負のエネルギー放出を使用しても良い。 君が通常は負のエネルギー放出を使用する場合、君の有効クレリック・レベルが通常より2レベル下であるかのように、正のエネルギー放出を選択しても構わない。 この特技を持つことは、君が前提条件としての「正のエネルギー放出」または「負のエネルギー放出」を持っている特技と能力の条件を満たしていることを意味する(例えば、君は《アンデッド威伏》特技と《アンデッド退散》特技の条件を満たす)。 注:この特技は死霊術士、中立属性の神格を拝む中立のクレリック、または神格を拝まない中立なクレリック(エネルギーを放つクラス能力を持ち、1番目のレベルで放つ正または負のエネルギーを選択する必要があるキャラクター)にのみ適用される。属性または神格によってこの選択が行われるクレリックはこの特技を修得することができない。 《死の否定》 Deny Death 君の気はとても強く、死を否定することができる。 前提条件:気蓄積、《持久力》。 利益:君は容態安定化するために【耐久力】判定を行い失敗した時、気プールに1気ポイントを持っている限り、1ヒット・ポイントを失わない。君が判定に成功したならば、1気ポイントを使用して1d6ヒット・ポイントを癒すことができる。容態安定化するための判定でダイスの目が20だったなら、君は代わりに1気ポイントを使用して2d6ヒット・ポイントのダメージを癒すことができる。 《慈悲の極致》 Ultimate Mercy 癒しの手を使って、君は死亡状態から蘇生させることができる。 前提条件:【魅】19、《上級慈悲》、癒しの手のクラス特徴。 利益:君は接触した1体の死亡状態のクリーチャーを蘇生させるため、癒しの手の使用回数を10回消費することで君のパラディン・レベルと等しい術者レベルを持つレイズ・デッド呪文を使用することができる。君はこのレイズ・デッドに物質要素を消費するか、一時的な負のレベルを1レベル受けるかどちらかを選択しなければならない。この負のレベルは24時間後に自動的に消え去り、決して永続する負のレベルにはならない。しかし持続時間が切れる以外の方法で克服することはできない。 《集中する幻獣》 Focused Eidolon 君の幻獣との絆は、君の精神集中の焦点を合わせることに役立つ。 前提条件:味方の盾のクラス特徴。 利益:君が幻獣と隣接している間、精神集中判定に+4のボーナスを得る。 《呪歌》 Spellsong 君は自身の呪芸と呪文発動の力を調和させることができる。 前提条件:【魅】13、バードの呪芸のクラス特徴、1レベル呪文を発動する能力。 利益:君は2つの方法で自身のバードの呪芸と呪文発動能力を結合することができる。第一に、君は、呪芸の中に覆い隠すことによってバード呪文の呪文発動を隠匿することができる。即行アクションとして、君は自身の呪文を発動する時間を〈芸能〉判定と組み合わせることができる。また君が呪文を発動していることに気がつくために、観察者は〈知覚〉または〈真意看破〉判定で、君の〈芸能〉判定との対抗判定を行わなければならない。これは呪文の発動時間を問わず、君のバードの呪芸能力を1ラウンド使用する。 第二に、君は精神集中の持続時間を持つ呪文を維持するために、移動アクションとしてバードの呪芸を1ラウンド分使用することができる。同じラウンドの中で、君は精神集中を維持するためにバードの呪芸を使用し、別のバード呪文を発動することができる。もし君がこれを行なうならば、君が呪文か呪文の一部であるバードの呪芸を終える時に、維持されていた呪文に対する君の精神集中は終了する。 《呪術分枝化》 Split Hex 君は単一の目標に影響する呪術の効果を、視界内にいる別のクリーチャーにも分けることができる。 前提条件:ウィッチ・レベル10。 利益:君が単一のクリーチャーを目標とする呪術(上級呪術、大いなる呪術を除く)を使用するとき、最初の目標から30フィート以内にいる別のクリーチャー1体を選択し、その呪術の目標にできる。 《呪詛化クリティカル》(クリティカル) Accursed Critical 君の呪文が真を打つ時、はっきりとわかる埋めこまれた呪いを運ぶ。 前提条件:《クリティカル熟練》、ビストウ・カースまたはメジャー・カースを発動する能力、術者レベル9。 利益:君が呪文または擬似呪文能力によってクリティカル・ヒットを確定させたとき、割り込みアクションとしてビストウ・カースまたはメジャー・カースをその目標に発動することができる。これは遠隔呪文であっても構わない。君がこの能力を使用するには対応する呪文を発動するため、ビストウ・カースまたはメジャー・カースを準備するか、さもなければ発動可能な状態でなければならない。 《呪文開眼》 Spell Specialization 1つの呪文を選択すること。君は通常よりも大きな力でその呪文を発動する。 前提条件:【知】13、《呪文熟練》。 利益:君が《呪文熟練》特技を取った系統の呪文1つを選択すること。君の術者レベルを、呪文の効果を決定する際に2レベル高いものとして扱う。 君が呪文を選んだ呪文発動クラスで偶数レベルになるたびに、この特技によって選択した呪文を新しい呪文と入れ替えることができる。その呪文は君の開眼した呪文になる。 特殊:君は複数回この特技を修得できるが、効果は累積しない。君がこの特技を修得するたび、新しい呪文を選択すること。 《呪文偽装》 Spell Bluff 君は秘術の決闘の原則を知り、他の呪文の使い手と戦うとき、最後の可能な瞬間まで呪文の真実の性質を隠すことを学んだ。 前提条件:〈はったり〉5ランク、〈呪文学〉5ランク。 利益:君の発動する呪文に対し他の呪文の使い手が相殺呪文を試みるのならば、相殺を試みる術者は君の呪文を判断しようとする時の〈呪文学〉 DC が+4増加する。 君はどのように呪文発動の認識可能な要素を覆い隠すかを研究したため、その呪文を呪文書の中に記しているか修得している呪文であるならば、相手の呪文を識別し対抗するための〈呪文学〉判定に+2のボーナスを得る。 《呪文灼熱化》(呪文修正) Burning Spell 君が[強酸]または[火炎]の補足説明を持つ呪文によってクリーチャーに影響を及ぼしたなら、クリーチャーに追加ダメージを与える。 利益:《呪文灼熱化》された呪文によって[強酸]または[火炎]ダメージを受けたクリーチャーは、次ターンの最初にその呪文の本来のレベルの2倍の追加ダメージを受ける。この追加ダメージはその呪文の補足説明によって[強酸]または[火炎]ダメージに決定される。呪文が[火炎]と[強酸]の両方の補足説明を持つならば、術者はどの種類のダメージを《呪文灼熱化》の効果によって与えるかを決定すること。《呪文灼熱化》された呪文は、本来のレベルより2レベル高い呪文スロットを使用する。 《呪文呪術化》 Spell Hex 君は1レベル呪文を呪術として修得することができる。 前提条件:上級呪術のクラス特徴。 利益:君に上級呪術のクラスの特徴を与えるクラスの1レベル呪文を1つ選択すること。君は呪術としてその呪文を修得し、その呪術を1日に3回使用することができる。これは擬似呪文能力である。君は呪術呪文の術者レベルとして、上級呪術を与えるクラスのクラス・レベルを使用する。呪術呪文はその本来の呪文のセーヴ DC の代わりに君の呪術のセーヴ DC を使用する 呪文が接触呪文であり、君がクリーチャーへの攻撃を失敗したなら、24時間の間再びその呪術呪文によって同じクリーチャーを目標とすることができない。呪文が、セーヴィング・スローによって効果を部分的に不完全にするか、無効化が可能であれば、目標がセーヴィング・スローに成功した場合、目標は24時間の間、呪術呪文によって影響を与えられない。 《呪文障害化クリティカル》(クリティカル) Blighted Critical 呪文または擬似呪文能力からのクリティカル・ヒットによって、君は目標に下級呪文障害を与える。 前提条件:術者レベル5。 利益:君が相手に対して接触呪文、遠隔接触呪文、または擬似呪文能力によってクリティカル・ヒットを与えた時はいつでも、犠牲者はランダムな下級呪文障害を被る。 特殊:君が《クリティカル体得》を持たない限り、君はクリティカル特技の効果を1つだけクリティカル・ヒットに適用することができる。 《呪文障害化クリティカル体得》 Blighted Critical Mastery 君は、君のクリティカル・ヒットが相手に与える呪文障害の種類を制御することができる。 前提条件:《上級呪文障害化クリティカル》、術者レベル9。 利益:君が《呪文障害化クリティカル》または《上級呪文障害化クリティカル》特技を使用して呪文障害を適用する時はいつでも、ランダムではなく君が適用する呪文障害を選択することができる。 《呪文振動化》(呪文修正) Concussive Spell 君が[音波]の補足説明を持つ呪文によって影響を与えるとき、クリーチャーの方向感覚を失わせる。 利益:[音波]のダメージとともに、呪文によって影響されたクリーチャーを震わせ脳震盪を起こさせるようなエネルギーの波が来る。《呪文振動化》は、[音波]ダメージを与えたクリーチャーに、呪文の本来のレベルと等しいラウンドの間、攻撃ロール、セーヴィング・スロー、技能判定、および能力値判定に-2のペナルティを与える。この特技は、[音波]の補足説明を持つ呪文にのみ使用することができる。《呪文振動化》された呪文は、本来のレベルより2レベル高い呪文スロットを使用する。 《呪文先鋭化》(呪文修正) Piercing Spell 君の研究は、君が呪文抵抗に打ち勝つ方法を開発するのを手助けした。 利益:君が目標に対し《呪文先鋭化》された呪文を発動するとき、目標の呪文抵抗を通常より5低いものとして扱う。《呪文先鋭化》された呪文は、本来のレベルより1レベル高い呪文スロットを使用する。 《呪文閃光化》(呪文修正) Flaring Spell 君が[火炎]、[光]、または[雷撃]の補足説明を持つ呪文によって、クリーチャーにダメージを与えたとき、目が眩んだ状態にする。 利益:閃光化された呪文の[雷撃]、[火炎]、または[光]効果はクリーチャーの目を眩ませる閃光を引き起こす。《呪文閃光化》された呪文は、[火炎]または[雷撃]ダメージを与えたクリーチャーを、呪文の本来のレベルと等しいラウンドの間、目が眩んだ状態にする。この特技は、[火炎]、[光]、または[雷撃]の補足説明を持つ呪文にのみ使用することができる。《呪文閃光化》された呪文は、本来のレベルより1レベル高い呪文スロットを使用する。 《呪文転倒化》(呪文修正) Toppling Spell 君の[力場]の補足説明を持つ呪文は、ダメージを与えたクリーチャーを叩き落とし伏せ状態にする。 利益:君の[力場]呪文の衝撃は、目標を叩き落とし伏せ状態にするのに十分なほど強い。目標がダメージを受けるか、そのセーヴィング・スローに失敗するか、君の[力場]呪文によって移動させられたなら、君は目標に対して足払い判定を試みることができる。この判定には君の術者レベル+呪文発動能力(クレリックなら【判断力】、ウィザードなら【知力】など)の修正値を用いる。これは機会攻撃を誘発しない。判定が失敗したとしても、目標は君または[力場]効果に足払いをやり返すことはできない。 この特技は、[力場]の補足説明を持つ呪文にのみ使用することができる。《呪文転倒化》された呪文は、本来のレベルより1レベル高い呪文スロットを使用する。 《呪文反響化》(呪文修正) Echoing Spell 君は呪文を発動したときに、呪文の力の(全てではなく)ほとんどを解放する方法を学んだ。 利益:君が《呪文反響化》された呪文を発動するとき、この呪文は記憶から完全に失われることはなく、その日の内に追加で1回発動することができる。呪文を再準備または再発動することのできるいかなる効果も反響化した呪文には影響を与えない。君が呪文を準備するなら、2回目の発動は他の呪文スロットを埋めておく必要はない。もし君が呪文を任意に発動するなら、2回目の発動は他の使用できる呪文スロットを消費することはない。《呪文反響化》された呪文は、本来のレベルより3レベル高い呪文スロットを使用する。 《呪文霧氷化》(呪文修正) Rime Spell [氷雪]の補足説明を持つ君の呪文によってダメージを与えられたクリーチャーは絡みつかれる。 利益:君の[氷雪]呪文の霜は、少しの間目標にへばりつき、動きを妨げる。《呪文霧氷化》は、その呪文により[氷雪]ダメージを受けたクリーチャーを、呪文の本来のレベルと等しいラウンドの間、絡みつかれた状態にする。 この特技は、[氷雪]の補足説明を持つ呪文にのみ使用することができる。《呪文霧氷化》された呪文は、本来のレベルより1レベル高い呪文スロットを使用する。 《呪文滅散化》(呪文修正) Thanatopic Spell 君の呪文は負のエネルギーに対する防護を貫通し、アンデッドの目標に影響を与えることさえできる。 前提条件:〈知識:宗教〉6ランク、《呪文熟練:死霊術》。 利益:《呪文滅散化》された呪文は[即死]効果、負のレベル、および生命力吸収に対する防御と完全耐性を貫き、まるでそのような守りがないかのように目標に効果を及ぼす。 例えば、君は《呪文滅散化》されたヴァンピリック・タッチやエナヴェイション呪文をデス・ウォードの影響を受けた目標に使用すると、目標はその呪文の通常通りの効果を受けることになる。セーヴィング・スローと呪文抵抗は(もし行えるのであれば)通常通り効果を及ぼす。 アンデッドはこの特技によって修正された呪文の影響を受ける(負のエネルギーが彼らに害をなすようになる)。生きているクリーチャーを殺すような(HDに等しい負のレベルを与えるような)呪文に《呪文滅散化》を適用すれば、その呪文はアンデッドを破壊する(ただしゴースト、リッチ、ヴァンパイアのようなアンデッドは通常通りに扱ってもよい)。《呪文滅散化》された呪文の影響を受けて負のレベルを与えられたアンデッドは、24時間後に自動的に負のレベルを取り除くセーヴィング・スローを行う。《呪文滅散化》された呪文は本来の呪文より2レベル高い呪文スロットを使用する。 通常:デス・ウォードなどの防御は[即死]効果、負のレベル、および生命力吸収を無効化する。アンデッドはこれらの攻撃に完全耐性を持つ。 《呪文霊感化》(呪文修正) Threnodic Spell 君は、[精神作用]魔法を、アンデッドを制御することが可能な死霊術の力に変換することができる。 前提条件:〈知識:宗教〉6ランク、《呪文熟練:死霊術》。 利益:この特技は[精神作用]呪文にのみ使用することができる。《呪文霊感化》された呪文は目標が[精神作用]効果に完全耐性がないかのように、アンデッド・クリーチャー(精神を持たないアンデッドにさえ)に影響するが、生きているクリーチャーには全く影響を及ぼさない。《呪文霊感化》された呪文は、本来のレベルより2レベル高い呪文スロットを使用する。 通常:アンデッドは[精神作用]効果に完全耐性を持つ。 《純粋なる信仰》 Pure Faith 君は多くのパラディンのように病気に耐性があるだけでなく、毒に対しても非常に抵抗力がある。 前提条件:頑健なる肉体のクラス特徴。 利益:君は毒に対するセーヴィング・スローに+4の清浄ボーナスを得る。 《召喚回数追加》 Extra Summons 君は毎日、より多くサモン・モンスターを使うことができる。 前提条件:擬似呪文能力としてサモン・モンスターを発動する能力、サモナー・レベル1。 利益:君は、サモン・モンスターの擬似呪文能力の1日あたりの使用回数を1増加させる。 特殊:君は複数回この特技を取得できるが、サモナー・レベル5毎に1回しか修得できない。 《上級慈悲》 Greater Mercy 君の慈悲は途方も無い癒しの特性を持つ。 前提条件:【魅】13、癒しの手のクラス特徴、慈悲のクラス特徴。 利益:君の慈悲で取り除くことができる状態異常を受けていない目標に君が癒しの手の能力を使用したなら、追加で+1d6ダメージを癒す。 《上級呪術分枝化》 Split Major Hex 君は単一の目標に影響する呪術の効果を、視界内にいる別のクリーチャーにも分けることができる。 前提条件:《呪術分枝化》、術者レベル18。 利益:君が単一のクリーチャーを目標とする上級呪術(大いなる呪術を除く)を使用するとき、最初の目標から30フィート以内にいる別のクリーチャー1体を選択し、その上級呪術の目標にできる。 《上級呪文開眼》 Greater Spell Specialization 君は開眼した呪文を任意発動するために、準備した呪文を犠牲にすることができる。 前提条件:【知】13、《呪文熟練》、《呪文開眼》、5レベル呪文を準備する能力。 利益:君が開眼した呪文と同じレベルまたはそれより高いレベルの準備呪文を犠牲にすることによって、君は開眼した呪文を任意発動することができる。開眼した呪文は、それを発動するために消費した呪文スロットに関係なく本来のレベルとして扱われる。君は、キュアまたはインフリクト呪文を任意発動するクレリックのように、呪文修正特技によって呪文スロットと発動時間を増大させ、呪文修正特技を呪文に適用してもよい。 《上級呪文障害化クリティカル》(クリティカル) Greater Blighted Critical 君の呪文または擬似呪文能力からのクリティカル・ヒットは目標に上級呪文障害を与え苦しませる。 前提条件:《呪文障害化クリティカル》、術者レベル12。 利益:君が相手に対して接触呪文、遠隔接触呪文、または擬似呪文能力によってクリティカル・ヒットを与えた時はいつでも、犠牲者はランダムな上級呪文障害を被る。 特殊:君が《クリティカル体得》を持たない限り、君はクリティカル特技の効果を1つだけクリティカル・ヒットに適用することができる。 《上級秘術の遺産》 Greater Eldritch Heritage 君の発見した血統の力はその頂点に到達する。 前提条件:【魅】17、《秘術の遺産》、《秘術の遺産強化》、キャラクター・レベル17。 利益:《秘術の遺産》特技で選択した血脈から、君は追加の能力を得る。君は、君がまだ修得していない15レベル時(またはそれ以下)のソーサラーの血脈の力を得る。この特技、《秘術の遺産》、および《秘術の遺産強化》によって与えられたすべての君のソーサラー血脈の力は、キャラクター・レベルに等しいソーサラー・レベルを持つものとして扱う。 《上級野生動物との共感》 Greater Wild Empathy 君の自然との共感は、世界中の自然に広がる。 前提条件:〈知識:自然〉5ランク、野生動物との共感のクラス特徴。 利益:君は野生動物との共感の判定に+2の洞察ボーナスを得、野生動物との共感を〈交渉〉判定ではなく〈威圧〉判定を模倣するように使用することができる。さらに、以下のクリーチャーの種類から1つを選択すること:エレメンタル、フェイ、ライカンスロープ、植物、または蟲。それらの【知力】が1か2であるか、あるいは【知力】を持たない場合、君は野生動物との共感をその種別のクリーチャーに使用することができる。君がクリーチャーの種別を選択したら、変更することはできない。 特殊:君は複数回この特技を修得することができる。この特技を修得するたびに、影響することができる追加のクリーチャー種別を選択すること。 《招来クリーチャー月光化》 Moonlight Summons 君が招来した手先は月の力を吹き込まれる。 前提条件:《呪文熟練:召喚術》、サモン・ネイチャーズ・アライを発動する能力。 利益:君が招来したクリーチャーはライト呪文として光を放つ。招来したクリーチャーは混乱と睡眠の効果に完全耐性があり、肉体武器はダメージ減少を克服するために銀であるとして扱われる。 《招来クリーチャー清浄化》 Sacred Summons 君の聖なる後援者の下僕は、君の呼び出しに答える準備ができている。 前提条件:オーラのクラス特徴、サモン・モンスターを発動する能力。 利益:属性の副種別が正確に君のオーラと一致するクリーチャーを招来するためにサモン・モンスターを使用するとき、君は発動時間を1ラウンドではなく標準アクションとしてこの呪文を発動できる。 《招来クリーチャー星光化》 Starlight Summons 君が招来した手先は星影の下に沿ってそっと歩く。 前提条件:《呪文熟練:召喚術》、サモン・ネイチャーズ・アライを発動する能力。 利益:君が招来したクリーチャーは《無視界戦闘》特技と、薄暗い明りの中または暗闇での〈知覚〉と〈隠密〉の判定に+5のボーナスを得る。それらの肉体武器はダメージ減少を克服するために冷たい鉄として扱われる。 《招来クリーチャー数増加》 Superior Summoning 君はより多くのクリーチャーを呼び出すことができる。 前提条件:《招来クリーチャー強化》、術者レベル3。 利益:君が、複数のクリーチャーを召喚する招来呪文を発動するたびに、呼び出されたクリーチャーの総数を1増加させる。 《招来クリーチャー陽光化》 Sunlight Summons 君が招来した手先は太陽の力によって輝く。 前提条件:《呪文熟練:召喚術》、サモン・ネイチャーズ・アライを発動する能力。 利益:君が招来したクリーチャーはライト呪文として光を放つ。招来したクリーチャーは目をくらませるか、幻惑状態の効果に完全耐性があり、肉体武器はダメージ減少を克服するために魔法的であるとして扱われる。 《思慮深い識別》 Thoughtful Discernment 回想し、君が一度真実の言葉であると考えたことに対し、君は嘘を発見する。 前提条件:ディサーン・ライズのクラス特徴。 利益:君は1日に1回、フリー・アクションとして、君がその日に聞いた1つの発言を思い返し、それが嘘であったかどうか判断できる。これはディサーン・ライズ呪文のように働くが、クリーチャーの代わりに、クリーチャーの発言1つに影響する。例えば、王が君に「私の娘は怪物のダンジョンに囚われている」と語り、その発言がその日のうちに為されたものなら、君は彼女を探しに出発する前に、王が意図的に嘘を語っていたかどうかを判断できる。 《進化追加》 Extra Evolution 君の幻獣はより多くの進化を持つ。 前提条件:幻獣のクラス特徴。 利益:君の幻獣の進化プールは+1増加する。 特殊:この進化は1レベルの時点で1回、加えて5、10、15、20レベルの時点で再び取得することができる。 《進化使い魔》 Evolved Familiar 君の使い魔は他の同種のそれとは違っている。 前提条件:【知】13、【魅】13、使い魔クラス特徴。 利益:サモナーの幻獣のリストから1ポイント進化を1つ選ぶ。君の使い魔はその進化を得る。使い魔はその進化の制限に従わねばならない。例えば、どんな使い魔も乗騎の進化から利益を得ることはないし、翼を持つ使い魔だけが翼の叩打の進化を取得できる。 君が新しい使い魔を得たなら、君の古い使い魔は全ての進化を失い、新しい使い魔のための新しい1ポイント進化を選択することができる。 特殊:この特技は複数回修得でき、効果は累積する。この特技を取得するたびに使い魔は新しい1ポイント進化を得る。 《神官戦士》 Warrior Priest 君の信仰は盾と戦いにおける武器の両方である。 前提条件:信仰呪文を発動する能力、領域、もしくは神秘のクラス特徴。 利益:君は、イニシアチブ判定に+1のボーナスを得る。また、呪文、擬似呪文能力の防御的発動時、または組みつき状態の時の精神集中判定に+2のボーナスを得る。 《信仰秘術》 Theurgy 君は秘術、信仰の魔法を混合させることができる。 前提条件:【判】13、【知】または【魅】13、1レベルの信仰呪文と秘術呪文を発動する能力。 利益:君は秘術の力によって信仰呪文の力を増し、神聖な力によって秘術呪文の力を増すことができる。 君は信仰呪文を発動するとき、信仰呪文の有効術者レベルを+1増加させるため、即行アクションとして、その呪文レベルと同じかより高いレベルの秘術呪文のスロットまたは準備していた秘術呪文を犠牲にすることができる。 同じように、秘術呪文の有効術者レベルを+1増加させるため、即行アクションとして、その呪文レベル同じかより高いレベルの信仰呪文のスロットまたは準備していた信仰呪文を犠牲にすることができる。この秘術呪文により与えられたダメージの半分は、神聖(君が正のエネルギー放出を持つならば)ないし邪悪(君が負のエネルギー放出を持つならば)なものとなる。 《神聖なる干渉》 Divine Interference 君は、敵の攻撃を妨げるために呪文を変換することができる。 前提条件:信仰呪文を発動する能力、術者レベル10。 利益:30フィート以内の敵が味方に攻撃を命中させたとき、君は割り込みアクションとして、準備している信仰呪文、または(君が呪文を任意発動できる術者であるならば)未使用の信仰呪文のスロットを犠牲にし、敵の攻撃ロールを再ロールさせることができる。再ロールさせた攻撃には、君が犠牲にした呪文レベルと等しいペナルティを与える。君は、この能力を使用するために、1レベル以上の呪文を犠牲にしなければならない。再ロールさせた攻撃が成功したかどうかに関わらず、君は1日の間再び同じクリーチャーをこの能力の目標にすることはできない。 《神託者の声》 Voice of the Sibyl 君の声は妙に注目せずにはいられない。 前提条件:【魅】15。 利益:君はすべての〈はったり〉、〈交渉〉、および〈芸能:朗誦〉技能判定に+1のボーナスを得る。君がこれらの技能のいずれかに10ランク以上を持っているなら、その技能へのボーナスは+3に増加する。君が技能を使う時に声を使わないならば、君はこれらのボーナスを得ない。(戦闘においてフェイントをかけるために〈はったり〉をかけるなど) 《審判の瞳》 Eyes of Judgment クリーチャーの本当の動機は君の明敏な凝視を逃れることができない。 前提条件:属性看破のクラス特徴、術者レベル6。 利益:属性看破のクラス特徴を使うときに、君は60フィート以内にクリーチャーを調査するのに3ラウンドかけてもよい。この間、君は他のどのような行動もとることができない。3ラウンド後、君はクリーチャーの属性を知ることができる。 《滑るような移動》 Gliding Steps 君は、氷の上で滑るかのように地表を横切り移動する。 前提条件:《回避》、《強行突破》、《素早い移動》、気蓄積。 利益:君が、気プールに1気ポイントを持っている限り、移動を開始したマス目から出るときに機会攻撃を誘発しない。君は、その移動全体の間に機会攻撃を誘発するのを避けるため、1気ポイントを使うことができる。 《生命の魅了》 Life Lure 君のエネルギー放出は近くのアンデッドが抵抗できないほどに優しい。 前提条件:正のエネルギー放出のクラス特徴。 利益:標準アクションとして、君の【魅力】修正値(最小で1)と等しいラウンドの間、30フィート以内のすべてのアンデッドを恍惚状態にするために、君は正のエネルギー放出を使用することができる。意志セーヴ(DC10+君のクレリック・レベルの1/2+君の【魅力】修正値)に成功したアンデッドは影響を受けない。この用途で行われるエネルギー放出はクリーチャーを癒したり傷つけたりすることはない。
https://w.atwiki.jp/msbr/pages/103.html
ボーダーオブライフ ◆Su10.RK3MU 【001】 「今度こそ成仏しろよ」 そんなことを言って僕はゴミ捨て場の前でパンパンと手を打った。 別に何かを拝んだりだとか手締めとして拍手を打ったというわけではない。ただ一仕事を終え、手から埃を払っただけだ。 あれから。 人気のない街中へと入り、続けて当て所なくぶらぶらと歩いていた僕たちは住宅街の一角にゴミ捨て場を見つけると これ幸いにとあのかつては僕の愛車だったマウンテンバイクの残骸をそこに、多少の葛藤はあったものの捨てたのだった。 いやだって、鈍器にするならもうそこらじゅう、例えば交通標識なんかだとかをどこからでも調達できそうではあったし そうなるとわざわざ自転車の残骸なんて使いづらいものを後生大事に抱えていてもしかたがない。 なにより格好がつかないし、どこか不憫なビジュアルですらある。それにそもそもとして一度は捨てたものなのだ。 そういう訳で、僕は改めてかつては愛車として活躍していたマウンテンバイクと別れを告げたのだ。 もしかすると、じゃあ捨てるんだったらどこでもいいだろう。なんなら海に向かって放り投げればよかったじゃないか。 なんて言う人がいるかもしれないが、しかし僕はそんな考えには断じてノー!だと言わせてもらおう。 そんなことをしては僕のイメージが……ではなく、一般的な常識としてゴミをルールを守らずに遺棄するのは犯罪行為だ。 尤も、その常識というものがここでだとどうなのかは不明なので、あくまでマイルールを暫定的に採用することになるのだが。 ゴミはゴミ箱に、資源ゴミは指定のゴミ捨て場にという訳で、わざわざゴミ捨て場を探してそこに捨てることにしたのである。 おいおい何を言っているんだ、自転車やなんかの大きなものは資源ゴミではなく粗大ゴミとして専用の業者に引き取って もらうものだろう?とつっこんだ人は中々に鋭い。だがしかし、その点においても僕は抜かりない。 資源ゴミと粗大ゴミとを区別する分け目はそのゴミの大きさ――つまりはサイズによる。ここで素材は考慮されないのだが、 粉砕されたマウンテンバイクはもはや自転車の体をなしてはいなく、無数の細かいゴミでしかないから資源ゴミとして 捨ててもいいのだ。多少、規定のサイズを超えるパーツもあったが、それは吸血鬼の力を駆使して解体した。 ついでに、金属部品とプラスチック、ゴムのパーツも分別しておいた。一分の隙すらないのだ。 「こと、ゴミ捨てにおいてはこの阿良々木暦をあなどらないでいてもらおう!」 「……誰に向かって話しておるんじゃ我があるじ様よ」 忍の視線が冷たい。 「いや、決意をもってスタートしたのはいいけど、何も起きないもんだからちょっと、な」 「まぁ、それはわかるがのう」 あの砂浜から出発し、街中に入るあたりまでは誰かどこかに潜んでいないか、どこからか奇襲されるんじゃないかと 緊張しながら歩いていたものだが、どうやらこの島は思いのほか広いらしく、じゃあ滅多なことでは誰かと出会わないんじゃないか という疑念を抱き、そしてそれから数時間ほどしてそれを実感してしまえば最初にあった緊張感など維持できるはずもない。 そして、ただ知らない夜の街を徘徊するだけという状況に耐えかねた結果が、僕をゴミ捨て場に駆り立てた……とか、みたいな。 「ミスタードーナツでも見つかればよかったんじゃがのう」 「それだとお前がドーナツ食ってるシーンだけでこの話は終わっちまうよ」 本当はもっと必死にならなくちゃいけないってことは理解してるし、あの決意は決して偽物じゃなかったはずなんだが なんせ未だに僕らは自分達が島のどこにいるのかすらわかってないんだよな。 島の中にある市街のどこかってのはわかってはいるんだが。 「果報は寝て待てとも言うが?」 「この場合、待ってやってくるのは訃報だよ」 「うまいこと言えてるの」 「シャレにならないけどな」 さて、本当にどうしたものか――。 【002】 深く暗い森の奥であどけない少女の悲鳴が響き渡っていた。 「――ねぇ、お姉さんと一緒に遊びましょ? お菓子あげるから、ねぇ、いいでしょう?」 「ひっ! ちょ、ちょっと……嫌です! あひゃ、やめてくださいってば! ゆ、幽々子様! 見てないで助けて――」 いやいやを繰り返しながら助けを求めているのが妖夢で、小さな彼女にしがみついて息を荒げているのは百合川と言う。 二人は足元も覚束ない森の中を器用に、まるで情熱的な南米のダンスのようにつきつ離れつくるくると回っている。 一見喜劇のようではあるが、得体の知れない女に絡まれた妖夢の悲鳴には本物の恐怖が混じっていた。 「あらあら、どうしようかしら」 妖夢の主である幽々子はなにも考えていなさそうな笑みを浮かべ、ただ従者の危機を面白そうに眺めているだけだ。 事態の滑稽さが増し、なおのこと妖夢が不憫という風になってゆく。 「百合川~~っ」 翻って、百合川の主であるれい子はという額に青筋を浮かべていた。 従者が命を聞かず足並みを乱していること。そして彼女の趣味趣向があいも変わらずなこと、その両方に対しての怒りだ。 れい子は強く地面を蹴ると奇妙奇天烈な踊りを続ける二人のほうへと突進し―― 「このどアホが――――ッ!!」 「ぶべらっ!?」 と、見事なドロップキックを百合川の即頭部に炸裂させた。 その時、れい子の短いスカートが全開で捲れ上がり派手な下着が露になったのだが、それはさておき れい子の全体重(一応ダイエット中)がのせられたドロップキックを喰らった百合川はおもしろいくらい見事にぶっとび、 地面の上を勢いよくごろごろと転がると木の幹へとぶつかりそのまま動かなくなった。 そして、半泣きになっていた妖夢はというと、その隙に地面を這って幽々子の方へと避難している。 「ハァハァ……。あー、ほんと最悪ね、こいつは」 脳震盪でも起こしたのかぴくりともしない百合川を見下ろし、れい子は大きな溜息をついた。 百合川サキは完全な支配下にさえあれば実に優秀な戦闘力を持ったゾンビだが、こうも本性を曝け出してしまっては ただのトラブル&キリング発生マシーンでしかない。一蓮托生の身としては気が重く憂鬱になるばかりだ。 「こんなことなら同じ百合川でも妹の方だとよかったんだけど……と、そうだ」 思い出したようにれい子は振り返る。 馬鹿なゾンビのせいで有耶無耶になりかけたが、今は殺し合いの場において敵と遭遇したという状況なのだ。 もう場が白けきったという感はあるが、それならば――とれい子は考える。 「えーと、その、どうしようかしら? うちの相棒が失礼を働いたのはあやまるけど、だったらこの際、ここはひとまずこれで手を打つってのはどう? 私としては馬鹿正直に殺しあうってのもおかしいって思うし、もしあの八雲紫って女を出し抜くアイデアがあるなら――」 その正体はともかくとして相手は一見無害そうな女と子供だ。れい子としては殺しあいたくないというのが本音である。 いや、もし相手が女子供でないとしても極悪人でもない人間を殺すのはれい子のポリシーに反する。 今のところ、殺していいのは八雲紫という女ただひとりしかいない。だから、れい子は協力しないかと提案しようとしたが、 「――じゃあ、殺し合いを始めましょうか。尤も、生きているあなたと生きていない私とじゃ殺し合いっこにはならないけど」 しかし亡霊の女は軽い笑みを浮かべたままそれを無視した。 嫌な予感が走る。この時れい子はすでに自然と戦闘体勢を取っていた。 「ちょっと……、何を考えているの? あんたまさかあの八雲紫って女を信用して殺し合いをおっぱじめる気?」 「それを教える必要が……いえ、今ここであなたが知る必要があるのかしら?」 幽々子の周囲になにか淡く光るものがふわふわと浮かび始める。 「蝶……?」 それは蝶――幽々子の霊力から生み出された死霊の化身であった。 「蝶は死の前兆を知らせるもの。あなたはこの死の誘いを抗い続けることができるかしら?」 無数の蝶が森の中を少しずつ淡い光で照らしてゆく。そしてそれは次第にれい子を囲い、死へと誘いはじめた。 【003】 それを避けられたのはれい子がすでに身構えていたことと、これまでに幾度も異常な敵と戦いその経験を有していたからだ。 浮かび上がった死霊の蝶の群れから数羽が飛び出すと、一羽が一つの光弾と変じて音もなくれい子へと殺到する。 ゆるやかな弧を描いて飛来する光弾を、れい子は持ち前の運動神経を発揮し、飛んで避けた。 一発、二発、三発と、避けられた光弾は直前までれい子がいた場所やその背後に着弾し火薬が炸裂したような音を鳴らす。 「くっ……!」 首だけを振り向かせ、確認した光弾の威力にれい子は冷や汗を垂らした。 地面には小さなクレーターが生まれ、直撃を受けた木は樹皮が捲れ上がり、幹が抉れて生木の部分が覗いている。 爆弾――という程でもないが、少なくとも子供だけで遊んじゃいけない花火くらいの威力はあるらしかった。 「(このままだと、まずい……)」 れい子は光弾へと姿を変えて次々と襲い来る蝶を避けながらこの場を切り抜ける方法を考える。 現状は最悪に近い。百合川のスピードならば弾幕の間を縫って接近しあの幽霊へと一撃を加えることも不可能ではないが、 今は(れい子自身が気絶させたのだから自業自得だが)ゾンビの百合川を使うことができない。 「せめて、(私だけでも)逃げる方法を考えないと……!」 立ち並ぶ木々がれい子に盾とされその身を抉られる。避けに徹するだけならばそれはあまり難しいことではなかった。 だがそれだけでは問題の解決にはならない。これといった打開策も浮かばず、焦燥が募るばかりだ。 今のところ順調に光弾を避けてはいるが、いくら避けても蝶の数が減っている様子は窺えない。 無尽蔵というわけではないだろうが、しかしそれを避け続けるれい子の体力よりかは余裕があるだろうことは確実だ、 その上、森の中というシチュエーションはれい子にとってよい方向にも悪い方向にも同じように働く。 盾となる木は時に行動の邪魔となり、苔に覆われた地面はいつその足を取るとも限らない。 「――あっ!?」 そして危惧した瞬間はすぐに訪れた。 連なって発射された光弾を避けたのはよいが、その際に出っ張っていた木の根に足を取られたのだ。 地面に倒れこむまでの間に受身とそこからの離脱をシミュレートする――が、それよりも早く追撃がれい子の背中を打った。 その瞬間れい子が思い出したのは、もみじなどと言って裸の背中を叩き合う遊びのことだ。 光弾で身体を打たれる感触はあれとよく似ていて、そしてその何十倍も強烈だった。 「…………っ、…………!!」 雷を落とされたような衝撃に悲鳴を上げることすらもできず、れい子は地面へとそのまま倒れこんだ。 激しい痛みに手足は痺れすぐには起き上がれそうにもない。このまま続けて攻撃を受ければもうそこでお終いだ。 だがこの瞬間、無様に土へと顔をつけてその感触を感じ取った時、れい子の頭の中に一つの方法が浮かび上がった。 「(私の……“武器”を使えば……)」 だがしかし、それを実行するにはこの地面に伏せた状況はマズい。これでは“自分が最初の餌食”になってしまう。 すぐさまに立ち上がりあの幽霊女から距離を取らなければならない。しかし、まだダメージが回復するまでには時間がかかる。 故に――れい子は動くことを放棄し、“逆に動かないように努めた”。 「(ここは“気絶したフリ”で、少しでも時間を稼ぐ……!)」 無論、ここで相手が無慈悲にも追撃をかければそこまでだ。 だがしかし、れい子はこれまでの態度からあの女がそんなことをせずに“余裕”を見せるだろうと踏んでいた。 「なんてことないのね。それじゃあお遊びはお終いにして、あなたを殺してしまいましょうか」 そして、そのれい子の予想は正解だった。 幽々子は蝶を使うのではなく、自ら止めを刺すべく“ゆっくりと歩いて”近づいてくる。 れい子の元へと辿りつくのに要する時間はおよそ20秒ほどだろうか。できればもう10秒は欲しいとれい子は考える。 “30秒あればダメージは回復し、ダッシュで距離を稼ぐ”ことができる。 「(そうだ……もっと近づいてこい。こんな身体だと、近づいてきてもらわないと攻撃を当てることが)――できないからっ!」 地面に顔を伏せたまま足音だけで近づいてくる幽々子への距離を測り、 彼女が3メートルの位置まで来たところでれい子はスカートに挿していた拳銃を早撃ちの要領で抜き、――撃った。 雷鳴の様な耳を劈く音が静寂な森の中に響き渡り、れい子の測っていた通りの位置にいた幽々子が身体をくの字に折る。 「幽々子様ッ!?」 離れた位置で事の成り行きを見守っていた少女が悲鳴を上げる。 だがそんなことはどうでもいい。問題は“後10秒だ”。どうせこの攻撃は――この“幽霊女には通用しない”。 「…………あらいやだ。身体に穴が開いてしまったわ。こんな“弾”を受けるのは初めてよ」 やはりそうだった。幽々子は拳銃で撃たれたにも関わらずなんら痛痒を感じている様子がない。 ソンビと同じなのだ。もう生きてはいない者に、痛みはダメージとならない。 もし有効なダメージを狙うなら刃物や鈍器だ。亡霊だろうとゾンビだろうと動けなくなるまで崩すのが最良の攻略法である。 なので破壊面積の小さな銃弾は有効な攻撃ではない。そう、れい子も理解していた。これはただの時間稼ぎにすぎない。 「あなた、亡霊を前に死んだフリだなんておもしろい子ね」 そして、“やはり”。目の前の幽霊女はれい子の反撃に対しても激昂することなどなく余裕を保ったままだ。 強者であるが故、絶対死なないと確信してるが故に、弱者に興味を持ち、こんなにも簡単に隙を見せる。 拳銃を発射してから10秒、そして余裕を持ってもう1秒。 身体の中の痺れが取れたことを確認したれい子は猫のように素早く立ち上がり、彼女に背を向けて駆け出した。 「あら? 逃げちゃうの?」 それは正解だ。れい子は逃げる為に疾走する。だがしかし、今距離を取っているのは逃げるためではない。 “呪文を唱える時間”を稼ぐ為。そして、なにより――その“攻撃に自分を巻き込まないよう”にする為ッ! ジャスト3秒で15メートル駆けたれい子はその場で止まり振り返った。距離を取るのは必要。 だが相手に攻撃を再開させるのもまずい。速やかにこちらが相手に“有効な攻撃”を仕掛けなければいけない。 れい子はゾンビ召喚者の印である五芒星(スター)が描かれた右の掌を突き出すと、間髪入れずに“呪文”を唱えた。 「魔王サタンよ――ッ! 我が願いを聞き入れ給え! この静謐な森に満ちる死せる者共を死の楔から解き放たんが為、そなたの偉大な力を持って今ここに一時の息吹を!」 それは反魂の呪文。魔王サタンと契約した《魔女》のみが行使できる“死者をゾンビとして蘇らせる力”だ! 「なんなの……?」 幽々子と、そして彼女の従者である妖夢が怪訝な顔をする。 彼女達は亡霊と半人半霊である。なので、れい子の呪文が真なる力を持っていようと影響を受けようはずもない。 例え魔王サタンの力を借りているのだとしても、ソンビ使いである以上、その呪文の効果は死体にしか適用されない。 ならば、何故れい子は呪文を唱えたのだろうか? ここには死体など(すでにれい子のゾンビである百合川を除けば)ありはしないのに。 れい子は幽々子達の正体を見誤ったのだろうか? いや違う。彼女は“ここに死体があること”を知ってる! カチ……カチ……、カチカチ……カチカチ…………―― 何かを打ち鳴らす不気味な音がどこからともなく聞こえ始めてくる。それは死神の持つ時計の針の音――死への秒読みだ。 カチカチ、カチ、カチ……カチカチカチ、カチカチカチカチ……カチカチカチ……―― 「小さい頃、何度も同じ“失敗”を繰り返したわ。ゾンビ召喚術を試そうと公園や山の中で隠れて行使した時にね。 だから“学習”した。どこに“死体があって”どこに“死体がない”のか。 私のゾンビ召喚術は私の声が届く範囲に無差別に作用してしまう。無差別にゾンビ化してしまうッ!」 カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ――!!! 「これは“死番虫”!?」 不気味な音に完全に囲まれるに至ってようやく幽々子はその音の正体に気づいた。 それは“虫”だった。地面を覆いつくす無数の“虫のゾンビ”が頭や牙を打ち鳴らす音だったのだ。 「さっき地面に倒れて土の臭いを嗅いだ時に思い出したのよ! そして、抉られた木の幹の中に“木の中を住処とする顎の強い虫が住み着いている痕跡”を発見した!」 自然の中にある虫や野生動物の死骸は、人間社会の中にあるものと違ってどこかに片付けられたり処分されるということがない。 故に、自然の地面とは積み上がった死体の層であり、どこにでも死体があるのだとれい子は幼い頃からの経験で知っていた。 「じゃあ私はおさらばさせてもらうわ。身体中が虫食いになるのは御免だからね」 言って、再びれい子は踵を返して走り出す。今度は二人の目の前から姿を消すまで振り返ることすらなかった。 【004】 「やれやれ、死霊魔術師だと思ったら蟲使いだったなんて……逃げられちゃったわね」 れい子が立ち去った後、幽々子と妖夢に襲い掛かってきた虫の大群はあっけなく幽々子の光弾によって打ち払われた。 虫のゾンビとは言っても、自然の中であればすなわちその分解(処分)も早いというわけである。 故に原型を留めているものは少なく、その脅威も見た目ほどではなかった。 そもそもとしてれい子の術で蘇った以上、れい子から離れてしまえばこの手の即席ゾンビは力を長く維持できないのだ。 つまり、虫のゾンビの大群――これすらも、逃げる時間を確保するための時間稼ぎだったという訳である。 「逃げられちゃった……じゃないですよ幽々子様!」 幽々子がくっついた虫を払い、身体に空いた穴を霊体をいじって埋めていると、従者の妖夢が詰め寄ってきた。 頭から虫を被ったのがよほど気持ち悪かったのか半泣きだが、ともかくして珍しい剣幕である。 「あらどうかしたのかしら?」 「いくら紫様の命だからって、見ず知らずの人間達と殺し合いをするなんて本気なんですか?」 粛々と進めていこうとする幽々子に対し、妖夢はこの殺し合いに対しては随分と抵抗がある様子だった。 斬ってから考える――が彼女の信条ではあるが、それも幻想郷の中に敷かれた不文律があってのものでしかない。 妖怪が人間を殺そうと脅かしてもいいが、殺しはしないし殺してはいけないのが現在の幻想郷だ。 故に、妖夢は強い人間や妖怪を問答無用で斬ったことはあっても、殺そうとしたことはない。 それは全て幻想郷(おままごと)の中での話だ。 「勿論、本気よ。それともここで他にすることがあるって言うのかしら?」 「これは紫様が起こした《異変》なんじゃないですか? だったら――」 「だったら、出会った相手を全部のして行けばいいじゃない。ほら、結局することは同じでしょう?」 「え、えぇ……? そ、そうなのかなぁ……うーん?」 「いいのよ。ここは幻想郷ではないのだから――」 苦悩する従者を前に幽々子はいつも通りの薄い笑みを浮かべ、枝葉に覆われて漆黒でしかない空を見上げる。 そこに、彼女の目には何が映っているのだろうか? 従者と違い、彼女はこの殺し合いに対しなんら疑問を抱いてないようであった。 それは彼女の気質なのだろうか、それとも彼女自身がすでに生者ではないからなのか、あるいは――……。 【E-3/山の中/1日目-黎明】 【主:西行寺幽々子@東方儚月抄】 [主従]:魂魄妖夢@東方儚月抄 [状態]:ダメージ(微) [装備]:なし [方針/行動] 基本方針:不明。 1:??? 【従:魂魄妖夢@東方儚月抄】 [主従]:西行寺幽々子@東方儚月抄 [状態]:健康 [装備]:背負い袋(基本支給品)、不明支給品x4 [方針/行動] 基本方針:幽々子様に従う。 1:う~~ん。 【005】 「ハァハァ…………、もう、限界……くたびれた」 山を駆け下り、鬱蒼と茂った森を抜けてようやく月の光を拝むと、もう限界だとれい子は草原の中に飛び込んだ。 去り際に回収した背負い袋をそこらに放り出し、ごろりと横になって弾んだ息を整える。 逃げている途中、何度も木にぶつかったりこけたりしたので服や髪の毛は滅茶苦茶で、もう「……ぼろ」という風だが、 なんとか五体無事に彼女は逃げ切った。 光弾を受けた背中はどこかで手当てする必要があるが、立って歩けないというほどでもない。 「さて、いつまでも寝ているわけにはいかないわよね。こんな状態で誰かに見つかったら危険だし」 れい子は上半身だけを起こすと、目立たないよう姿勢を低くしたまま辺りを見回した。 「ラッキーね。街が近くにある。まずはこの背中を手当てして、それにもうもう服もボロボロだから調達して――」 再び草の中に身を隠すとれい子は素早くこれからの予定を立てる。 まず最優先は傷の手当てだ。そしてボロボロになった制服の代わりに新しい服が欲しい(かわいいやつという条件がつく)。 長期戦になるなら飲食物の確保もしておきたい(そういえばショートケーキが食べたくなってきた)。 「地図にはデパートってあったけど、ここどこかしら? まぁいいか。じゃあ行くわよ。百合か――」 立ち上がり、さぁ出発だ――というところでれい子はそのことにようやく気がついた。 「しまった……完全に忘れてた……」 己の従者を置き去りにしてきてしまっていることに。 これは、確かに不注意だと言われても仕方がないことだが、彼女を擁護する余地もなくはない。 本来、自分のゾンビとして召喚できる存在は召喚術という名前の通り、呼んだり帰したりできるものなのだ。 なのでいつも通りならばここで改めて百合川を召喚すればいいのだが―― 「マズった……。実際、あいつがいないとかなり困る」 やはり、ここでは離れたゾンビを呼び戻すことはできないようであった。 これはここに連れて来られてた段階でなんとなしに感覚で理解していたことだが、図らずもそれが実証されたこととなった。 「戻る――ってのはなしよね。(死にたくないし)」 草原の中で立ち尽くし、山のほうを見つめるれい子の身体を夜の海風が静かに撫でる。 「うん」 そして、れい子は決断した。 「さぁ、行こう」 もう、あいつは見捨てようと――。 【E-3/南東・草原/1日目-黎明】 【主:姫園れい子@ゾンビ屋れい子】 [主従]:百合川サキ@ゾンビ屋れい子 [状態]:疲労(中)、背中に大きな傷 [装備]:コルトM1851@現実(弾数x5/6発)、コルトM1851の弾丸@現実(x30発) 背負い袋(基本支給品)、不明支給品x2 [方針/行動] 基本方針:殺し合いを勝ち抜く(?) 0:南無。 1:街へ行って、怪我の治療や物資の調達をする。 [備考] ※参加時期はイーヒン編終了後です。(8巻) 【006】 あれからも、僕たちはただ当て所なく歩き回ることを繰り返すだけだった。 なんとかしてこの現状を打開したいと思うのだが、まずはここが島のどこに位置するかを把握しないと何も始まらない。 なので、僕は地図を開き、あっちかこっちかとにらめっこしながらただ歩き回るのである。 「って言うか、アバウトすぎるよ! この地図!」 簡単なのはいいけど。びっしり細かく書き込まれた地図ってなんか逆に分かりづらいし読む気が失せてしまうものだから。 まぁ、こう言ってられるのも今のうちだけだろう。僕だって大体の当たりはもうつけているんだ。海の近くだ。とかな。 「はいそこ、残念な目で僕を見ない」 「そうは言うがなお前様よ。何が悲しくてバトルロワイアルの中で道に迷って右往左往しなければいけないのじゃ」 「お前だってわからないんだからお互い様だろ」 「儂らザ・ザンネンズって感じじゃの」 「ザが二つ被って呼びづれーよそのコンビ名」 とまぁ、先ほどからずっとこんな調子である。いつも通りの流れとはいえ我ながら恥ずかしい限りだ。 ほんとはやる男なんだぜ僕は。いや、ほんとに。 「お。お前様やそこに人がおるぞ。あいつに道を聞こうではないか」 「なるほど、それは名案だな。でかしたぞ忍」 あれ? 「なぁ、そこなケバい格好したボインボインのちゃんねーよ。ひとつ道を尋ねたいんだがよいかの?」 「お前はどうしてそう死語ばっかマスターしてんだよ――って、そうじゃなくて」 「死語の世界へようこそ」 「意味がわからねー!」 ほら、僕たちの目の前にふらふらと現れたお姉さんもちょっと引いてるじゃないか。 なんか気持ち顔色も悪いし、こりゃちょっとどころかドン引きってやつだぞ。 しかしまぁ、こんな夜道で会うには随分と扇情的で、忍の言葉を借りればボインボインのお姉さんだ。 大きさで言えば羽川と同じくらいかそれ以上あるかもしれない。僕の見立てだと比較して大よそ±2センチの範囲か。 それがチューブトップによってその天辺を露にしているのだというから、一見のセクシーさは比べるべくもない。 もっとも、僕くらい上級者だとこんなわかりやすいエロっぽさよりも、もっと奥ゆかしい中に秘められたものを求めるんだけどな。 「おい、おぬし大丈夫か?」 「そんなに素直に心配するな。悲しくなるだろう……と、ん?」 忍が大丈夫かと声をかけたのはセクシーパンクお姉さん(仮)の方だった。 よく見れば目つきが怪しく、息が上がっているのか随分とハァハァといっている。それにやっぱり顔色もよくないし。 ひょっとして、悪漢に襲われて逃げてきたのだとも言うのだろうか。 もしそうだとするならようやく僕らの物語も動き出すというわけだ。ギャグパートを終え、シリアスな本編というわけである。 「……あ、道? うん、道ならお姉さんが教えてあげる。だからこっちにおいで」 ようやく口を開いた彼女の声はまじかる☆タルるートくん(アニメ)の河合伊代菜ちゃんみたいな声だった。 まぁ、僕としては断然、伊知川累の方が好みなので特に感じ入るというところはないのだけど、見た目相応のかっこ可愛い声だ。 ともかくとして血も涙もない非情な物語かと思ったら案外親切な人物が出てきて一安心だ。これも普段の行いというやつだろう。 「おお、これは親切にすまんの。おい、あるじ様。この女が案内してくれ――ふにゃっ!?」 こっちを振り返った忍を、セク(略)お姉さんが後ろから抱きかかえるとそのまま向こうへと走り出してしまった。 ちょ……、確かに忍は抱きかかえて誘拐したいくらい可愛いが、だからといってそんな断りもなく抱くのはいけないだろう。 反則だ。とんだ協定違反だ。紳士淑女の風上にも置けない。 「忍を抱いていいのは僕だけだッ!」 「お、お、おお~攫われる~……って、何を抜かしやがるんじゃお前様は!?」 つい、誤解を与えてしまう発言をしてしまったような気がするが訂正する間もない。 ドップラー効果よろしく刻一刻と遠ざかる忍の悲鳴を追い、僕もセク姉(省略完了形)の後を追って走り出した。 「お姉ちゃん、いっぱい可愛がってあげるからね。最初はおままごとがいい? それとも一緒にお風呂に入ろうか?」 「追いついたら忍の身体を思いっきりぎゅうぎゅうするぞ。鎖骨も肋骨もぷにぷにのお腹も全部僕のものだぁああああ!」 「行くも帰るも地獄じゃああああ~~~~!」 ――もうしばらくは、このノリらしい。 【Fー4/市街/1日目ー黎明】 【主:阿良々木暦@物語シリーズ】 [主従]:忍野忍@物語シリーズ [状態]:健康(現在吸血鬼の力が高まっています) [装備]:対怪物戦闘用13mm拳銃ジャッカル(残弾30)@HELLSING 背負い袋(基本支給品)、マスク・ド・パンツのマスク@そらのおとしもの [方針/行動] 基本方針:ゲームを終わらせて島から脱出し元の日常に戻る。忍と行動を取る。 1:忍を誘拐したセク姉を追う! 2:なるべく戦わない。襲ってくる人間が居ても極力殺さない。 [備考] 参戦時期は鬼物語終了後です。それ以降の時系列の出来事はまだ知りません。 【従:忍野忍@物語シリーズ】 [主従]:阿良々木暦@物語シリーズ [状態]:健康 [装備]: [方針/行動] 基本方針:暦と行動を取る。 1:あ~れ~。 [備考] 参戦時期は鬼物語終了後です。それ以降の出来事はまだ知りません。 【従:百合川サキ@ゾンビ屋れい子】 [主従]:姫園れい子@ソンビ屋れい子 [状態]:ダメージ(微) [装備]:クラブの鉤爪@北斗の拳 [方針/行動] 基本方針:基本的にれい子に従う。 0:アハハハハハハハハハハ! 1:れい子がいないなら自分の好きにする。 2:金髪ロリっ子をお姉ちゃんとして可愛がる。 [備考] ※参加時期はイーヒン編終了後です。(8巻) 【コルトM1851】 姫園れい子&百合川サキに支給。 名前の通り、1851年から生産が開始された古い回転式拳銃。.36口径弾を使用する。 弾丸を装填するシリンダーが簡単に取り外すことができるようになっており、 予備のシリンダーがあれば素早く再装填できるのが特徴。 前:悲しみの翼 投下順に読む 次:Studio D.IO! 前:血染め の ユフィ 時系列順に読む 次:ルルーシュより、ずっとはやい!! 前:BAD TO THE BONE 姫園れい子 次: 百合川サキ 次: 西行寺幽々子 次: 魂魄妖夢 次: 前:トラワレビト 阿良々木暦 次: 忍野忍 次: ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2161.html
前 「おねえさん! いたいの、とんでった?」 目を細めて、愛嬌のある顔で問いかける子れいむ。 しかし、少女は何も答えない。彼女の相貌は、不気味なほど無表情だった。 ただ、大きな黒い瞳だけが、ギラギラと異様な輝きを放っている。 「ゆぅ……おねえさん、だいじょうぶ?」 情け深い子れいむは、もしかしたら先程の体当たりで、 少女が動けなくなるほどの大怪我をしてしまったのではないかと不安になった。 思っている事がすぐ表情に出るゆっくりらしく、小さな唇がへの字に折れ曲がる。 だが、その心配は杞憂にすぎなかった。 少女は緩慢な動作で上半身を起こすと、憂いを含んだ顔の子れいむに手を伸ばす。 それはまるで、獲物に忍び寄る大蛇を連想させるような、ぬらりとした動きだった。 そんな奇怪な動きでも、少女が再び動いたと言う事実は、優しい子れいむを安心させた。 ほっと安堵の息を吐くと、精一杯の笑顔を作って、差し迫る少女の手に声をかける。 「おねえさん! うごいてもだいじょうぶ? さっきはごめんね! いっしょにゆっくちしようね!」 子れいむが少女に期待する返事は特別なものではない。 たった二文字の簡潔な言葉。ただ一言、『うん』と言って欲しい。 そして、一緒にゆっくりしたい。子れいむの願いは、それだけだった。 その胸中を読み取ったのか、少女は二文字の短い言葉を返した。 肯定を意味する『うん』とはまったく意味の違う、凄惨な言葉を。 「死ね」 少女は能面のような顔で子れいむを掴み上げると、あらん限りの力で地面に叩きつける。 一回目で、子れいむの前歯は粉々に砕け散った。 「おびゅぐっ!? お、おねえざ……?」 二回目で、子れいむの右目は破裂した。 「ぎゅいっ!! や、やめ……で……どう……じ……で……」 三回目で、子れいむの額が割れ、中から餡子が噴出した。 「ゆぶゅ……ぐぅぇ……いっしょ……いっしょに……ゆっく……ち……」 四回目で、子れいむの顔面は、固体の判別が不可能なほどグチャグチャになった。 「ゆ……ゅ……ゅ……」 五回目で、子れいむは悲鳴を発しないボロ雑巾になった。 少女はそのズタボロの雑巾に唾を吐きかけると、茫然自失のゆっくり家族の前に放り捨てる。 そして、ダラダラと出血している自分の手を見ながら、地獄の底から響くような低い声で呟いた。 「……あーあ……血が出ちゃったじゃない……」 先程まで、自分達の完全勝利に酔いしれていたゆっくりファミリーは状況の急転について行けず、 大きな目をぱちくりさせながら、「ゆ!? ゆ!?」と喚いている。 少女はそんなゆっくり達を尻目に立ち上がり、お尻についた砂を軽くはたいて落とすと、 右手の裂傷から流れる血をベロリと舐めとる。それから少年の方を見やって、抑揚の薄い声で無心した。 「ねえ……こいつら全員、私が殺してもいいでしょ?」 「おい、独り占めはずるいぞ」 「お願い」 露骨に嫌そうな顔をする少年に、少女は血濡れの右手をかざす。 少年はそれを見て、諦めたように小さく溜息をついた。 「はぁ……仕方ないな、分かったよ」 「ありがと」 少女は微笑を浮かべると、まりさ達に向き直る。 これから始まるパーティーが、嬉しくて仕方が無いといった表情だ。 「まりさ……あなた、赤ちゃんを返せって言ったよね……」 はっと我に返り、毅然とした表情で少女を睨みつけるまりさ。 三ヶ月前はただ怯える事しか出来なかった事を思えば、大変な成長である。 勘違いとはいえ、一度は人間に勝利した事が、まりさに大きな自信を与えているらしい。 「そ、そうだよ! ゆっくりかえしてね!」 「……じゃあ、お望みどおり返してあげる」 そう言うと少女は、まりさの下唇を足で踏みつけた。 「ゆぶぇっ!? や、やめでぬびゅえ!?」 困惑して文句を言おうとするまりさ。だが、その言葉を最後までつむぐ事は出来なかった。 少女の血濡れの右手に、上唇をしっかりと掴まれてしまったからだ。 新鮮な血の味がまりさの口内に広がっていく。 「んんんんん!? んん!? んむうぅうううう!?」 無理な体勢で口をこじ開けられ、苦しげなうめき声をあげるまりさ。 少女はそんなまりさを見てニタリと笑うと、既に火が消えていた赤ちゃんれいむの死骸と、 大量の水を吸ってぶよぶよになった赤ちゃんまりさの死骸を、大きく開かれた口の中に放り込んだ。 「んぶぅぎゅんんんん!? んんん!! んぶゆゅうぅうううう!!!」 口内に愛しい我が子の死体を入れられて、平静でいられる親などいない。 まりさは舌を使って懸命に赤ちゃんの死骸を吐き出そうとする。 ところが、もう少しと言うところで、少女に口を押さえられてしまう。 「んんむぶぐぅ!? ぶぐぅゆぅゅぅうううううぅぅぅうううう!?」 「どう? 自分の子供は美味しい?」 『美味しい?』と聞かれても、口を押さえられているのだから、答えられるはずが無い。 赤ちゃん達を無理やり食べさせられる嫌悪感と、死骸が喉に詰まる苦しさで、涙を流しながら必死に首を横に振る。 「んぶぅっ! んぶぅっ! びゅぎゅぅゆぅゅぅゔゔゔううぅぅぅうううう!」 「言いなさいよ! 『むーしゃ! むーしゃ! しあわせー♪』って! ほら! ほら!」 少女はまりさの口を、左手で押さえたまま、 血まみれの右手で、黒帽子ごと脳天を何度も殴りつける。 その一撃ごとに、上歯と下歯が乱暴に噛み合わされ、口内の死骸はバラバラに砕かれていく。 死骸から漏れ出した餡子の味が、まりさの口内に広がっていった。 甘いけど甘くない。美味しいけど美味しくない。 出来る事ならば、絶対に味わいたくなかった、甘味。 『おとーしゃん! ゆっくちちていってにぇ!』 『おとーしゃん! だいちゅきだよ!』 まりさの心に、生前の赤ちゃん達の可愛らしい笑顔が浮かぶ。 その暖かい思い出が、強烈な嘔吐感となってまりさを襲う。 「ん゙ぐぇびゅっ! ゆ゙ぶぶゅぅっ! お゙ぶぎゅぅゆ゙ぅゅぅゔゔうぅぅぅうぇうぇうぇう!!!」 しかしながら、どんなに子供達を吐き出そうとしても、唇はがっしりと押さえられてしまっている。 まりさは助けを求めて、パートナーであるれいむに視線を送る。 「ゆぅー! やめてね!」 それに答えるように、真っ青な顔をしたれいむが少女の前に躍り出た。 れいむは、どんなに直訴したところで、この悪魔が拷問を止めない事など分かっていたが、 それでも叫ばずにはいられなかった。『我が子を無理やり食べさせる』という惨い仕打ちを、 黙って見ている事など、出来なかった。 「やめてね! まりさにあかちゃんたべさせないでね!」 額にたっぷりの汗を浮かべて、ぴょんぴょん飛び跳ねるれいむ。 眉は八の字に垂れ下がり、隻眼は今にも溶けてしまいそうなほど潤んでいる。 その哀切極まる容貌は、少女の嗜虐心をたまらなく刺激するものだった。 彼女はまりさを乱暴に放り捨てると、視線をれいむに移す。ターゲット変更だ。 「ゆぶぅぇぇぇええええええ! おぅえぇぇぇええええええ!」 ようやく解放されたまりさは、グチャグチャのミンチになった赤ちゃんを、 泣きながら必死に吐き出している。その姿が癇に障ったのか、少女はまりさを思い切り蹴飛ばした。 「ゆびゅぅぅぅううううう!?」 「汚いわね。向こうでやってよ」 吐瀉物を撒き散らしながら転がっていったまりさに、 少女は吐き捨てるような調子でそう言うと、れいむを見下ろして歪んだ笑みを浮かべる。 「……ねえ、れいむ。あなた、さっき面白い事言ってたわね」 「ゆゆっ!? おもしろいこと?」 頭上に大きな疑問符を浮かべて、小首をかしげるれいむ。 悪魔達がやって来てから、面白い事など何一つ無い。 「……あんた、さっき反省しろって言ってたよね? ねえ、言ってたよね?」 「い、いったよ! でも、それはおねえさんがひどぅぶぎゃぁぁぁあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!」 れいむの言葉が途中から絶叫に変わる。 三ヶ月前に右目を潰されて、ぽっかりと開いたままの穴に、少女が右の拳を突っ込んだのだ。 「饅頭の分際で人間に命令するな」 そう言うのと同時に、左手でれいむの頭を抑えて、どんどん右拳をねじこんでいく。 ブチブチと右目(もう目は無いが)の穴が広がり、少女の右手は肘までれいむの体に埋まってしまった。 遠目に見れば、大きなポンポンをつけたチアガールに見えない事も無い。 「いだいいい゙い゙! いだいいい゙い゙い゙!! ぬ゙い゙で!!! ゆっぐりじないでぬ゙い゙でぇ!!!」 「本当に痛いのはこれからだよ」 無慈悲で悪辣な笑みがれいむに注がれる。 少女はれいむの体内で手を握ったり開いたり、肘から先を大きく動かしたりして、 ゆっくりにとっての内臓ともいえる餡子を、滅茶苦茶に引っ掻き回す。 暖かい餡子が皮の中を行ったり来たりするくぐもった音が聞こえる度、れいむは気が狂いそうになった。 一寸法師に腹の中から刺された鬼なら、少しはれいむの気持ちを分かってくれるだろうか。 「ゆぎゅ゙ぐあ゙ぁぁぁあ゙あ゙ぁぁあ゙あ゙あ゙あ゙!!!!! ゆがぎゅぐぐゔががが!!!!!!!」 「生きたまま、餡子を掻き乱される気分はどう? あはっ! もう聞こえてないか!」 その通りだった。 雷鳴が荒れ狂うような凄まじい激痛に悶えるれいむには、 少女の声はおろか、自分の悲鳴さえ聞こえていなかった。 れいむの餡子脳を支配するのはたった一つの感覚、『苦痛』だけだった。 「あ゙ぐがががあ゙あ゙ぅあ゙ぅあ゙あ゙っぁあ゙ぁぁあ゙あ゙っあ゙あ゙あ゙あ゙ぁぁぁぁあ゙あ゙あ゙!!!!!!!」 「あんたの悲鳴も、いい加減聞き飽きたわ。耳障りだから死ね」 少女は大量の餡子を掴んで、れいむの体から右手を引き抜く。 握りこぶしの隙間から、黒光りする餡子がボタボタこぼれ落ちた。 そのまま拳を振り上げ、引きつけを繰り返す瀕死のれいむに、とどめを刺そうとする。 だが、その拳に、突然チクリとした痛みが走った。 れいむの処刑を止めさせようとした子まりさが、全力で噛み付いていたのだ。 『窮鼠、猫を噛む』ならぬ、『窮ゆっくり、悪魔を噛む』である。 「ゆゆぅー! おかーしゃんをいじめないでね!」 れいむを殺す絶好のタイミングを邪魔されて、露骨に舌打ちする少女。 自分の右手に噛り付いている子まりさを、鬼の形相で睨みつける。 「……こいつ、鬱陶しいわね。そんなに死にたいなら、あんたから殺してあげる」 その身震いするような恐ろしい目つきに、子まりさは竦みあがった。 あわてて噛み付くのを止めると、底部から地面に降りる。 それは、十点満点の綺麗な着地だったが、 降りたところが、周囲に比べてかなり傾斜していたので、 子まりさは、あさっての方向にコロコロと転がっていった。 「ゆぅー!?」 自分の意思を離れて回転する体に困惑する子まりさ。 だが、回転する事で餡子脳が良い具合にシェイクされ、 明敏になったのか、子まりさは良いことを思いついた。 「ゆゆっ! ゆっくちまわって、ゆっくちにげるよ!」 跳ねるのではなく、転がって逃げる。 一見、馬鹿馬鹿しい方法だが、それは素晴らしい発想だった。 手足が無く、丸い体のゆっくりならではの高速移動方法だ。 子まりさはでんぐり返しを繰りかえし、ゴロンゴロンと音を立てながら、少女から逃げる。 お気に入りの黒帽子が地面と擦れて、形が歪むのが嫌だったが、今は緊急事態だ。我慢するしかない。 「こいつ、待ちなさいよ!」 猛スピードで自分から遠ざかって行くお饅頭に、少女は怒声を浴びせる。 予想外の事態に戸惑っている事が、険しい表情から見て取れた。 「このっ! 待ちなさいって言ってるでしょ!」 少女の必死な声を聞いて、子まりさの心に少しだけ余裕が生まれた。 人間よりも素早く移動できるという事は、大変なアドバンテージだ。 「ゆっゆゆ! これなら、おねえさんにもつかまらないよ!」 笑顔でそう言った直後、子まりさは大変な事に気がついた。 回転の勢いがつきすぎて、自分で進行方向をコントロールする事が出来なくなっていたのだ。 「ゆ? ゆゆぅー!? ま、まがれないよ!? どうちてえ!?」 だが、その疑問に答えてくれる者はいなかった。 子まりさの眼前に、赤茶けた洞窟の岩壁が、無情に迫る。 「ゆー! ゆゆー! とめてね! だれかとめてね!」 泣きそうな顔で、必死に助けを求める回転饅頭。 その願いは、結果的に叶った。子まりさが岩壁に衝突する、という最悪の形で。 「ゆびゅうっ!?」 愛らしい大きな瞳から、閃光と火花が散る。 軽い餡子脳震盪を起こした子まりさは、泥酔者のような動きでよろめいた。 「ゆぅ~ゆぅ~。おほしさまが、まわってるよ……」 しばらくして、徐々に意識がはっきりしてきたのか、 水を被った犬そっくりに、ぷるぷるっと首を振ると、大きく息を吐く。 かなりの速度で激突したわりに怪我が無かったのは、不幸中の幸いだった。 「ゆぅゆぅ……。はやすぎて、こわかったよ……。やっぱり、ゆっくちがいちばんだね!」 身をもって『ゆっくりする事』の素晴らしさを痛感した子まりさ。 これからは、二度と転がって移動したりしない。そう思った。 巣の外を移動するときに 誤って池などに落ちてしまったら、大惨事になることは必至だからだ。 しかれども、子まりさに再び『巣の外を移動するとき』があるかどうかは、怪しかった。 「てこずらせてくれたわね……。あんたは特別に、たっぷり可愛がってあげなくちゃね……」 子まりさが前後不覚の状態になっている間に距離を詰めたのだろう、 額に汗を浮かべ、柳眉を逆立てた少女が、傲然と子まりさを見下ろしていた。 その視線には、多種多様のネガティブな感情が含まれていた、憤怒、害意、嘲り、そして殺意。 毒蛇と毒虫と毒草を一つの鍋で煮込んだような禍々しい色の瞳に、 言い知れぬ恐怖を感じた子まりさは、身を翻して少女から逃げようとする。 「ゆうぅー!? こ、こっちこないでね!」 「もう逃がさないよ」 「ぴゅっ!?」 小さな悲鳴を上げて転んでしまう子まりさ。 長く伸ばした金髪の後ろ髪を踏みつけられ、身動きが取れなくなったのだ。 この時点で、子まりさの運命は決まった。苦しんで死ぬか、悶えて死ぬかだ。 「ゆぅー! ゆぅー! はなしてね! ゆっくちはなしてね!」 子ゆっくり独特の、可愛らしい言い方で嘆願するが、 その稚拙な言葉遣いが、少女を余計にイラつかせたようだ。 彼女の額に浮き上がった大きな血管が、怒りの強さを如実に物語っていた。 「『ゆっくち』って何よ? 『ゆっくり』でしょ? その言葉遣い、死ぬほどムカツクのよ!」 少女は右足で髪の毛を踏みつけたまま、左足で子まりさの頬に靴のつま先をぶち込んだ。 ぶちぶちっと嫌な音をたてながら、子まりさ自慢の金髪が頭皮ごと半分ちぎれる。 「あびぎゅぅぅうううううううう!!」 「ねえ? 勝てると思ったの? 人間に勝てると思ったの? ねえ!? ねえ!? ねえ!?」 激しく詰問しながら、靴のかかとを子まりさの目玉に押し付けてグリグリと踏みにじる。 寒天のように脆くて柔らかい眼球に、アウトソールの蛇腹が容赦なく食い込んだ。 「ゆぎゅぅあ! いぢゃい! いぢゃいい! ……あぎゅっ!?」 子まりさが、驚愕の色を含んだ悲鳴を発する。 眼球が圧力に耐え切れず、ブチュリと音を立てて破裂したのだ。 直後、全身を駆け巡る悪寒と激痛により、洞窟が崩れそうなほどの大絶叫を張り上げる。 「ゆぎゅ゙ぐぎぃあ゙ぁぁぁあ゙あ゙ぁぁあ゙あ゙あ゙あ゙ぁぁあ゙あ゙あ゙!!!!!!」 右目が潰れたのを確認した少女は満足気に微笑むと、左目を踏みつけた。 今度は圧力を加えるのではなく、手加減しながら何度もコツコツと蹴りつける。 成体ゆっくりに比べて柔らかい子ゆっくりの眼球は、一蹴りごとにプリンのように形を歪ませた。 「ご、ごめんなちゃい! ゆるちてね! ゆるちぶぎゅえ!」 「許すわけないじゃない」 子まりさの謝罪などおかまいなしに目玉を蹴り続ける少女。 そういう目的の為に作られた機械のように、ひたすら蹴る、蹴る、蹴る、蹴る、蹴る。 「ゅぎっ! ぎゅっ! ぎゆぅっ! いぎっ! ぎっ! ぃぎっ! ぎぃ!」 二十六回目の蹴りで、子まりさの眼球の耐久力は限界を超えた。 水風船を割ったような音が洞窟に響き、左目の残骸が地面に四散する。 「いぎゃあ゙あ゙ぁぁあぐあ゙ぁぁぁあ゙あ゙ぁぁあ゙あ゙あ゙あ゙!!!」 子まりさは、これで永久に光を失った。 日輪の力強い輝きも、風に揺れる草花の美しさも、二度と見る事は出来ない。 「みえないよ……なにも、みえないよ……。こわいよ……ゆっくちできないよぉ……」 痛々しい子まりさの姿を見て、少女は何かを思いついたのか、踏みつけていた髪から足をどけた。 とりあえず自由の身になった子まりさは、満身創痍の体で、ふらふらと両親に助けを求める。 「おとーしゃん……どこなの? おかーしゃん……たすけてぇ……」 両親の暖かい頬を求めて、洞窟内をさまよう子まりさ。 だが、目の見えぬ悲しさか、小さな段差で転んだり、 壁にぶつかったりするだけで、一向に目的の場所にはたどり着けない。 寂しさと悲しみと疼痛で、子まりさはとうとう大声で泣き出してしまった。 眼窩の窪みから、餡子交じりの黒い涙が、はらはらとこぼれ落ちる 「ゆぅぁぁああ~ん! ゆぅぁぁああ~んあんあん! ゆっくちしたいよぉ!」 その時だった。子まりさの頬に、暖かい感触が伝わってきた。 生まれた時から、何度もすり寄せて来た、柔らかな物体。それは、れいむの頬だった。 「ゆゆっ!? おかーしゃん!?」 少女が、死にかけのれいむを捕まえて、子まりさの頬にくっつけてやっていたのだ。 もちろん善意からの行動ではない、子まりさに最高の苦痛を与える為だ。 しかし、そんな邪悪な思惑など知らない子まりさは、 れいむの頬に、火傷しそうなほど激しく頬を擦り付ける。 「おかーしゃん! おかーしゃん! こわかったよぉ!」 「……ゅ……ゆ……ちび……ちゃん……?」 これこそ、母子の情愛が引き起こした奇跡なのだろうか。 体内の餡子をしっちゃかめっちゃかに掻き乱され、ほとんど植物状態になっていたれいむが、 子まりさの頬の温もりで、おぼろげながらも意識を取り戻したのだ。 隻眼から涙の雫をこぼしながら、必死に言葉をつむごうとする。 「……ちび……ちゃん……ゆっくり……して……ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙!!!!」 それは、突然の変化だった。 蚊の鳴くような声だったれいむの囁きが、 まるで、昆虫の羽音のような奇怪な音になったのだ。 最愛の母親が発する、あまりにも異常な絶叫に、子まりさは困惑した。 「おかーしゃん!? どうちたの!? おかーしゃん!?」 「ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙!!!!」 子まりさがどんなに呼びかけても、喉を震わせて怪音を発し続けるれいむ。 目の見えない子まりさには、何が起こっているのか、まったく分からなかった。 そんな子まりさに、胸焼けしそうな甘ったるい声で、少女が話しかける。 「まりさ、私ね。今、あなたのお母さんで遊んでるの」 「ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙!!!!」 「ゆゆっ!?」 少女の言葉は、子まりさをさらに悩ませた。 こんな奇声を発する遊びなど、聞いた事がない。 それに、お母さん『で』遊んでいるとは、どういう事だろう。 お母さん『と』遊んでいるの間違いではないのか。 「ねえ。何して遊んでると思う?」 「ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙!!!!」 「わ、わからないよ! なにしてあそんでるの?」 子まりさはそう質問してから、 れいむの声に混じって、奇妙な音が聞こえる事に気がついた。 グッチャグッチャ……ヒューン……ベチャ! それは、非常に生々しい音だった。 子まりさはその音を聞いて、何故だか分からないが、とても嫌な気持ちになった。 グッチャグッチャ……ヒューン……ベチャ! 「ねえ。何して遊んでると思う?」 少女が先程の質問を繰り返した。 小さな餡子脳をフル回転させて、少女の言う『遊び』の内容を考える子まりさ。 だが、どんなに考えてもまったく分からないので、早々にギブアップを宣言する。 「わからないよ! こうさんするから、こたえをおしえてね!」 少女はその言葉を待っていたかのように、大声で答えを教えてやった。 「あんたの母親の頭を引き裂いて、中身をそこら辺にばら撒いてるのよ!」 グッチャグッチャとれいむの頭の中から引きずり出した餡子を、 子まりさの目の前にヒューンと投げつける。 ベチャ! 飛び散った餡子の雫が、子まりさの頬に小さな斑点を作った。 音の正体を知った瞬間、声にならないうめきを上げ、カタカタと震えだす子まりさ。 その振動は、足の裏から黒帽子のてっぺんまで緩やかに伝わっていく。 「ゆ……ゆぅあぁぁ……そんなの……ひどい……ひどいよぉ……」 子まりさの弱々しい態度に、少女は拍子抜けしたようだった。 もっと盛大に泣き叫ぶのを期待していたのだろう。 「あれ? どうしたの? 『やめてね!』とか言わないの?」 そう言われても、子まりさはめそめそと泣くだけだった。 かけがいの無い家族を次々に殺された挙句、視力まで奪われた幼い体は、もう疲れきっていたのだ。 「ふん、つまんないの。それじゃ、もうれいむを殺そうっと」 少女は小さく舌打ちすると、ほとんどの餡子が無くなったれいむの体を踏み潰そうとした。 『殺す』という悪意溢れる言葉に、ぐったりとしていた子まりさが敏感に反応する。 「ゆ!? そんなのだめだよ! おかーしゃんをころさないでね!」 「だったら命乞いしてよ。上手に出来たら、私の気持ちも変わるかもよ?」 「ゆぅ……いのちごい……」 『命乞いしろ』と言われても、幼く、語彙の少ない子まりさは、どうすればよいのか分からない。 だがこのままでは、悪魔に母親が殺されてしまう。必死に知恵を絞った結果、 子まりさが導き出した方法は、『母親の良いところを一つずつ列挙していく』事だった。 「おかーしゃんはね、とってもやさしいんだよ!」 「ふぅん……」 「それからね、すっごくおうたがじょうずなんだよ!」 「へぇ……そうなんだ」 「まりさがねるときは、おやすみのちゅうをしてくれるんだよ!」 「ふぁ~あ、そう……」 「あとね、あとね……」 「ごめん、もう飽きたからいいや」 楽しそうに母親の長所を言い立てる子まりさにそう吐き捨てると、 少女は渾身の力を込めてれいむの脳天に拳を振り下ろした。 ボグシャアッ! カンシャク球が爆発したかのような炸裂音が、洞窟内に轟く。 目玉の無くなった子まりさでも、れいむが死んでしまった事はすぐに分かった。 『ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙』という鳴き声が聞こえなくなったのもあるが、 先程までは確かにそこにあった、暖かな生命の存在感が、完全に消失してしまっていたからだ。 「ゆぁ……ゆあぅぁ……おかぁ……しゃん……おか……しゃ……」 子まりさの胸中で、母親との暖かい記憶を映した走馬灯が、 楽しげな音楽と共にくるくると回りだした。それは、とても幸福な幻影だった。 まだ母親の胎内にいる時に、毎日朝晩『ゆっくりうまれてね!』と声を掛けてくれた事。 自分が生まれた時、ニッコリと微笑んで『ゆっくりしていってね!』と言ってくれた事。 姉妹達と喧嘩した時、きつく叱られて泣いてしまったが、その後優しく慰めてくれた事。 初めて歌を一緒に歌った時、上手くリズムをとれない自分に、調子を合わせてくれた事。 どの思い出も、決して忘れえぬ、素晴らしい宝物だ。 これからも、そういった宝物がどんどん増えていくはずだった。はずだったのに……。 深い悲しみに呼応するかのように、突然、走馬灯に映される記憶が一変した。 そこに映し出されたのは、今日一日で起こった、地獄絵図の模様だった。 ただ微笑んで挨拶しただけなのに、燃え盛る炎で焼き殺された赤ちゃんれいむ。 仮死状態から蘇生し、必死に呼吸しているところを踏み潰された赤ちゃんまりさ。 その二人の死骸を無理やり口の中に放り込まれ、何度も何度も殴られた父親。 思いやりの心で、少女を治療しようとしたのに、地面に叩きつけられて死んだ姉。 そして、走馬灯の最後に映しだされたのは、映像ではなかった。 そこには、真っ黒なキャンバスに血のような赤い文字で『ボグシャアッ!』と書かれていた。 それを見た瞬間。子まりさの精神をギリギリ正常な地点に繋ぎ止めていた鎖が、音を立てて崩れ落ちる。 「ゆフっ♪ ユふっ♪ ゆっヒゅ♪」 子まりさは、空っぽの眼窩を突然あらぬ方向に向けて、ニヤニヤと笑い出した。 幼い体には酷過ぎる、執拗な肉体的、精神的拷問により、とうとう心が壊れてしまったのだ。 沖に打ち上げられた魚のようにビチビチと跳ね回りながら、トーンの安定しない声で喚く。 「オかーアしゃん♪ マりサとぉー♪ あーソびマっしょー♪」 母の名を呼びながら、あまりにも痛ましい姿で洞窟内を跋扈する子まりさ。 硬い岩壁に何度もぶつかり、少女に蹴られた傷口から餡子が飛び出しても、決して跳ねるのを止めない。 ゆっくりにとっての生命そのものとも言える黒塊を、そこらじゅうに撒き散らしながら跳梁し続ける。 「ゆヒっ♪ ユほっ♪ ゆっヒょひょ♪」 やがて、餡子が漏れすぎたのか、子まりさは飛ぶ事が出来なくなった。 その代わり、その場でぐるぐる回転しながら、今度は歌を歌いだした。 「ゆ~♪ ゆ~♪ ゆっくり~♪ ゆっく~り~し~ていってね~♪」 それは、悪魔達がやってくる前に、れいむと歌っていた曲だった。 母親と、姉と、夜遅くまで何度も何度も練習した、大好きな歌。 心は壊れても、子まりさの体はその歌を忘れていなかったのだ。 陽気で楽しい歌声が、洞窟に悲しく響く。 「み~んな~♪ ゆ~っくり~し~ていってね~♪」 少女は、ヘラヘラと笑いながら歌い続ける子まりさをしばらく観賞した後、 だらしなく開きっぱなしになっている口腔に、トゥ・キックをぶち込んだ。 小さな歯がバラバラに砕け散り、可愛らしい舌がグチャリと潰れる。 「んぶぐゆぅぅゅぅうううううぅ♪」 「あははははははははは! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね!」 発狂した子まりさの悲惨な姿を見て、倒錯した悦楽が頂点に達したのだろう。 少女はけたたましい声で哄笑した。もう先程のように狙いを定める事もなく、 ありったけの力を込めて、思いつくままに子まりさの顔面を蹴りまくる。 「あはっ! あははははっ! あはははははっ! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ねえ!」 「ゆぎゅ……ゆぎゅぅ……おが……しゃ……♪」 小さくて幼い饅頭ボディが、そのような激しい蹴撃に耐えられるはずがなく、 あっという間に、子まりさはもの言わぬ餡子と皮の残骸に成り果てた。 だが少女は、子まりさが絶命してからも蹴るのを止めようとしなかった。 もはや何だか分からない物体になりつつある子まりさの死骸を、 奇声を発しながら狂ったように蹴り続けた。 五分ほど経過し、少女は冷静さを取り戻したのか、蹴るのを止めて肩で大きく息をする。 その様子を見て、今まで黙って成り行きを見守っていた少年が声をかけた。 「落ち着いたか? 血を見ると逆上する癖は直したほうが良いぞ」 「はぁ……はぁ……ごめん。頭に血が上っちゃって……でも、もう大丈夫だよ」 「そうか、それは良かった」 「はぁ……はぁ……後は、まりさだけだね。殺さなきゃ……殺さなきゃ……」 少女は額の汗を拭いながら、先程転んだ時に地面に落ちてしまったカバンを拾い上げると、 中から禍々しい銀色の輝きを放つ物体を引っ張り出した。それは、包丁だった。 「まりさなら、洞窟の外に逃げていったぞ」 「えぇ!? なんで捕まえなかったの?」 獲物をみすみす逃がした事をさらっと答える少年に、少女は憮然とした眼差しを向ける。 血濡れの右手に包丁を携えたその姿は、子供とは思えない威圧的な迫力があった。 「迂闊に動くと、俺までお前に殺されそうだったからな」 冗談なのか本気なのか分からない顔でうそぶく少年。 だが、先程の少女の狂った暴れぶりから察すると、それも十分ありうる事かもしれなかった。 それでも、少女にとっては思いも寄らない指摘だったのか、真っ赤になって抗議する。 「もう、そんな事するわけないでしょ! どうするの? 皆殺しにするつもりだったのに」 「心配ない。まりさの行き先は分かってる。自分を助けてくれる人の所だ」 「本当? どこなの?」 「それは……」 続く?
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/2126.html
登録日:2009/06/20(土) 23 28 44 更新日:2024/04/29 Mon 10 46 49 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 FGO Fate TYPE-MOON hollow いろいろとエロい御方 はいてない はいてない←スカートを←ファッションです ゴスロリッシュ! シスター ドM ドS フィッシュ プリズマ☆イリヤ マジカルカレン マジカル紙袋 ルーラー 修道女 初生雛鑑別師 外道 小清水亜美 愛の神 折手死亜可憐先生 最悪 最悪←色々と仕方ない 疑似サーヴァント 秩序・善 銀髪 非処女 養護教諭 魔法少女 黒幕 カレン・オルテンシア(Caren Hortensia) 『Fate/hollow ataraxia』での新キャラ。 ●目次 【Fate/hollow ataraxia】◆データ ◆概要 【以降のシリーズ】その後? 『フェイト/タイガーころしあむ アッパー』 ドラマCD『アーネンエルベの一日』 OAD『Carnival Phantasm』 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』 『Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚』 【Fate/Grand Order】◆ステータス ◆保有スキル ◆宝具 ◆シナリオでの活躍イベント「サン・バレンティーノ! ~カルデア・ビター・バレンタイン2021~」 メインシナリオ第二部6章「妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ」 【余談】 【Fate/hollow ataraxia】 ◆データ 身長:156cm 体重:40kg 3サイズ:B75/W54/H77 声:小清水亜美 「お帰りなさい疑心暗鬼。お行きなさい純真無垢。」 ◆概要 今作のヒロインにしてキーパーソン。 マーボーの後任として冬木教会に派遣されてきた代理司祭で、現在は彼に代わってランサーと金ぴかを従えている。 四日目の夜になると、魔獣たちを従える様に現れる。 幼い頃に母と死別し教会で育てられるが、教育も洗礼を与えられず下働きの立場で幼年期を過ごす。 8年の歳月が経ち、体に聖痕(スティグマ)が現れると、聖堂教会の手によりシトーという名門修道院に引き渡された。 そしてその体質が類い希な異能と認められ、代行者としての道を歩みだすこととなる。 「協会から修道院にたらい回しにされ、そこで天職を得た」とはアヴェンジャーの談。 性格はかなり歪んでおり、「他人の幸福は無性に潰したくなる」ドS。そして、ドM。更に毒舌で人使いが荒い。 自分でも思うところはあるらしく、士郎と2人で自分の性格をしみじみと最悪だと言ったりしていた。 とはいえ人と違う感性が役に立たなかった訳でもなく、悪魔が引き起こす惨状に発狂しなかったのもこのお陰だとか。 また優しくしてもらうのに慣れていないのか、 「この世全ての悪」の自覚があるアンリではなく、「衛宮士郎」の人格のアンリに身体のことを気遣われて戸惑う場面もあった。 そんな、性格最悪とメインキャラに異口同音に言われるカレンだが信仰心だけは本物で、我が身を省みず人を救おうとする程に無心の祈りを体現する。 (実態は「それが自分の生き方」と安定の為に自分を定義しているに過ぎず、不安定さの裏返し) 「被虐霊媒体質」と呼ばれる異能を持ち、近くに居る悪魔憑きの霊障を自分の身で再現する。 悪魔祓いにおいて初手、そして最大の難関とされる「隠れた悪魔を見つけ出す」ことに長けた稀な能力。 その結果、常に生傷が絶えず、右目の視力はほぼ喪失。 すでに走ることもできず、味覚は激辛・激甘など非常に極端なものでなければ味がわからないほどに利かなくなっている。 悪魔だけでなく人間の感情にも反応する様で、往来の多い昼に外出するのは難しい。 また「男性を拘束」するという特性を持った聖遺物である「マグダラの聖骸布」の使い手であり、よく男性キャラを釣り上げる。 そして、はいてない(スカートを)。 「男性が女性を犯したがるのは色欲を司る悪魔の仕業であり、それを鎮めるのも自分の仕事」と考えており、性欲旺盛な男には無償で抱かれる。 そして、男性の中に潜む悪魔を刺激するため、修道服のスカートをはかずに(本人曰く、はいてないんじゃなくて、元からスカートは無い服らしい)夜の街を彷徨う。 そこ、ビッチとか言うな。 以下ネタバレ 言峰綺礼の実の娘。 元々『hollow』の時点でアヴェンジャーの反応などから「言峰の娘ではないか」と言われていたが、 明言こそなかったものの『タイころ』でもそれらしき描写があり、続編の『アッパー』ではタイトルで親子と表記されるなど、 公式でも匂わすというにはあからさまなほど、その推測を肯定するような描写が増えていった。 そしてとうとうTYPE-MOON.Fesの一問一答にてカレンと言峰が血縁関係であることが前提の質問に対してきのこが普通にそれを元に回答。 もはや二人が親子なのは公然の秘密だと言っていいだろう。 なお、それによるとカレンは父親である綺礼の魔術回路は受け継いでおらず、令呪も持っていない。 ギルとランサーを従わせているのは、ただ性格によるものである。 それはそれですげぇな…… 母親の名前はクラウディア。 カレンは容姿と名(作中での表記。苗字のことか)をクラウディアから、性格を言峰から受け継いでいる。 言峰曰く似ているのは面影だけとのこと。 ただ性格こそ似ているが、最終的な着地点は実は真逆なので本質を突いた発言ではある。 因みに言峰が結婚したのは第五次聖杯戦争の15年前。 婚前交渉していない限り、カレンはエロゲーのヒロインとしてあるまじき年齢になる。 まあ(推定)父とか(推定)同僚の年齢が変わったんだし、カレンだって変わる可能性は無くも無い。 【以降のシリーズ】 その後? 明言はされていないが、埋葬機関第六位の一人「ミスター・ダウンの相棒」とカレンとの共通点が多く、埋葬機関の一員であるとも言われている。 『hollow』後はその終生まで暗黒の聖者を追いかけ続け、最期の悪魔祓いが成った時、望みが叶ったとかなんとか。 『フェイト/タイガーころしあむ アッパー』 前回破壊された虎聖杯を密かに修復しダニ神父への牽制のため並行世界から切嗣やアイリを呼び寄せる。 更に紆余曲折を経て「魔法少女マジカル・カレン」に変身。 手にするラブアース・ディザスター(トゲ付モーニングスター)は「持ち主が愛する物の大きさで重さが増す」という胡散臭い代物。ちなみに平時の重さは地球と同等。 変身後も基本的な性格に変化は無いが杖の影響で元気になったからか若干お嬢系?な言動になる。 魔法少女の力に感銘を受けマジカル四天王に加わり暗躍するが魔法少女衣装に対する羞恥心は強く、アンリに見られた際にはかなり動揺していた。 ドラマCD『アーネンエルベの一日』 ある意味での黒幕。ドクダミ茶で言峰を殺す。 OAD『Carnival Phantasm』 しばらくはEDに出てるだけだったがこの度「EX Season」にて主役をはった。 ヒヨコの雄雌を判別するために聖骸布を使っている。 モグリらしい…… 札束でランサーの頬をひっぱたくのに快感を覚えかけた。 その際誰かさんのオーラを背負い、子ギルとランサーに恐怖を覚えさせた。 「やはり世の中、金」 「うちのランサーも言ってましたよ」 「『金と女と肉だ、それさえあれば俺は何もいらねえ』、と」 「言ってねーよ!そんなこと!」 「やはり私こそがマスターにふさわしい、 左腕を渡しなさい、バゼット 」 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』 養護教諭としてちょっと成長した姿で登場。 本編よりもだいぶ元気だが性格や体質(本編より弱い可能性はある)に変わりはない。味覚も相変わらずおかしい。 「暇ね。危篤状態の重病人でも運ばれてこないかしら」 患者が気絶している理由を脳震盪か何かと適当に説明し、健康な人は見ているだけで気分が悪いと保健室から追い出そうとするなど 生徒からは養護教諭としての適性を疑われていた。既に性格最悪認定されているが、何だかんだ人望はある様子。 擁護しておくと、急患が来た時に真っ先に重傷でないことを確認しているし、『hollow』でも仮死状態にあった人物を手当した実績はある。 その正体は『hollow』同様に聖堂教会所属の監視役で、魔術協会の魔術師であるバゼット・フラガ・マクレミッツと協力関係にある。 その正体やバゼットとの関係は『ツヴァイ』終盤まで明らかにならなかったが、アニメ版『ツヴァイヘルツ』ではアニオリ回で正体を薄々匂わせる描写が追加される。 なお、例の衣装については、「ファッションです」とのこと。 『Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚』 「言峰花蓮」名義でランサーのマスターとして登場。 やはり所属は聖堂教会で、「外部から派遣されたランサーのマスター」という点が何の因果かバゼットさんと共通する。 ただし、スターシステムによる起用なので、よく似た顔と性格と所属の別人という扱いが妥当か。 【Fate/Grand Order】 稼働初期から概念礼装(装備品)のイラストに描かれていた。 サーヴァント以外のFateシリーズ既存キャラと同じ扱いであったが、SNと関係のある人物達が続々とサーヴァントの力を得て登場していたので、いずれは彼女も実装されるのでは…などという期待もされていた。 そして… サーヴァント・ルーラー。神霊アムールこと、カレン・C・オルテンシア、召喚に応じ参上いたしました。ふふ。ここが噂のカルデアなのですね。賑やかでたいへん結構です。愛の伝道、私に務まるかどうか……楽しみですね? 「サン・バレンティーノ! ~カルデア・ビター・バレンタイン2021~」の目玉サーヴァントとして謎にミドルネームが増えて登場したカレンさんの姿がそこにあった。 身長:156cm 体重:40kg 出典:ギリシャ神話、ローマ神話、Fate/hollow ataraxia 地域:地中海、欧州 属性:秩序・善 ◆ステータス 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 C- A+ B- C- A- EX ◆保有スキル ◆クラス別スキル 道具作成:A 『愛の矢』を代表とする、心に作用する道具のプロフェッショナル。 ちょっと弱気なアナタの背中を一押しする、人間の心をよりよく機能させる、そんな素敵なアイテムをたくさん作れる。 単独行動:A 『愛の伝道師』でもあるカレン・C・オルテンシアにとって、仕えるべき主人はマスターだけではない。 主の御心、人々にたくさんの愛を届ける使命のもと、彼女はマスターの事情に囚われない。フリーダム。 被虐霊媒体質:EX 本人の意思に関係なく、周囲にある魔を肉体に取り憑かせてしまう体質。現象としての悪魔を再現し、事によっては受肉させてしまう。 毒、呪い、火傷といったバッドステータスにかかりやすく、また、それらバッドステータスがかかっているとカレン自身の攻撃力が増していく。 被虐からの、おそるべき加虐。とはいえ、狙って出せるものではない。 女神の神核:B 本来ならアムールの『神性』になるのだが、依り代の少女の強い信念により、女神の神核となった。 少女にとって、『神性』を獲得しているのは大いなる父だけなのだろう。 鋼の信仰:A 概念礼装にある『鋼の鍛錬』のカレン版。 本来、生まれてすぐに息絶える筈だったアルビノの娘は、人々の予想に反して成長した。 自分が生きている事───それ自体が奇跡であり 『主の愛』が実在する証明だと彼女は考える。 恐怖耐性、魅了耐性、バスター耐性をパッシブスキルとして獲得している。 ◆保有スキル ヴァレンティヌスの聖骸布:A エロース(性愛)。 もともとは『マグダラの聖骸布』を愛用していたカレンだが、今回は『恋人たちの聖骸布』を使用している。 『ヴァレンティヌス』と名付けているのはカルデアのバレンタインに合わせてのもの、らしい。 黄金の矢:A フィリア(隣人愛)。 射貫いた人間の心をアモーレさせる天使の矢。強制。 「恋はいつだって突然、でしょ?」 魔力放出(愛):A ストルゲー(家族愛)。別名ゴッドカレン。 愛するもの、守るべきもの、唯一のもののために奮われる超バフ。なんかすごい。 ◆宝具 『遍く無限の無償の愛(ザ・グレイテストヒッツ・“コーリング・アガペー”)』 ランク:EX 種別:対人宝具レンジ:1~99 最大補足:不明 祈りは深く、深く…… 私の想いを、具現化します。遍く無償の無限の愛を! 聖なるかな、聖なるかな── 遠く深く、ソラを歩み、瞬きの後に築き、微睡みの後に満たす―― 『遍く無償の無限の愛(グレイテストヒッツ・“コーリング・アガペー”)』!! 祈りの殻で自らを包み、より新しく、そして普遍的な“愛”の代弁者として昇天・降臨する宝具。アセンション。 愛の神アムールではなく、それを起源とした“天の愛”となり、無償にして無限の愛で地上を照らす天罰系の攻撃。 どう見ても対界宝具であるが、本人はあくまで対人宝具です、と言い張っている。 カレンの言う『愛』とは、人類全てを無条件で、無償で愛する神の愛、即ちアガペーである。 かつてカレンは『タイガーころしあむ』で『持ち主の愛の重さが武器の重さになる』というモーニングスターを使っていた。 カレンは全人類を愛しているので、イコール、ハンマーの重さは地球の重さになっていたと言う。それのFGO版。 また、無限なのは『愛のビーム』の方で、 無償なのは「それをタダであげている」というカレンのおおらかな気持ちを指している。 宝具にはレア演出であのキャラが出てくることがある。ばぶー。 ローマの神霊「アムール」の疑似サーヴァントになったカレン。 といっても、人格はほぼカレンそのものというⅡ世パターン。 アムールの疑似サーヴァントを名乗るくせに、中身の人格はカレンなのでエロースを完全に否定(ダメだし)し、 その上で、二神の象徴とも言える愛の天使キューピッドの姿に扮している。ミドルネームのCは「Cupido」ということである。 それというのも、カレン本人の強い信仰心が『愛」とは『無償の愛』であると定義しており、アムールはともかくエロース(性愛)を否定しているため。 ギリシャ哲学において、愛とは四つの種類があり、 それぞれ性愛、隣人愛、他人への無償の愛、家族愛とされている。 彼女の知る無償の愛……『神の愛(アガペー)』において、性愛は含まれず、低俗な愛としている。 そのため、カレンはアムールという『愛の神』の疑似サーヴァントではあるが、その根底にあるのはアムール、エロースを否定する、 より大きな愛の伝道者なのである。 まさに二律背反、被虐体質であり加虐趣味であるカレンらしい、けったいなサーヴァント特性と言える。 まごうことなきカレンなのだが、マイルームでは毒舌は割と控えめなきれいなカレンだったりする。 ただし、嫌いなもの(クソ神父)に対してはいつもどおり。 嫌いなものはありません。死ねばいいのに、と思うものはありますが。育児放棄の末、人生を謳歌して大往生。何様のつもりでしょう? ルーラーと言えば、天草さんも素敵な方ですね。穏やかそうに見えて中身は鍛え上げられた鋼のよう。笑顔の下にある冷酷な信念と情熱、というのでしょうか。どこかのダニ神父に見習わせたいくらいです 後のその嫌いなものもカルデアにやってきたが、「スバラシイカタデス」とものすごい棒読みで言った後、 「ピクニックと称して冬のロシアの川辺に誘い出してくれればバズーカで歓迎する」と物騒なことを申し出ている。 宝具の説明でたいコロの話に触れられているように、どちらかといえば『hollow』の今にも倒れそうなカレンではなく『たいコロ』にいる割と元気めカレンの方で召喚されている。 そのためか、イベントでは「マジカルカレン」を名乗っていた時の紙袋を被った立ち絵が存在している。パイプを咥えたり、袋の下の顔とリンクするような落書き差分があったりと無駄に豪華 カニファン経由済みなのかお金も大好きだが、「貯金が趣味」的な嗜好であって具体的に何に使おうとかそういう欲はなく、 ひとしきり貯めて満足したら、使うことなくそのまま燃やしてしまう可能性すらあるらしい。強欲なんだか無欲なんだか さらに第三再臨になるといろいろおかしくなる。多分知り合いがいたら大爆笑ものだろう。 あとはいてる。そのせいで本当に本人か疑われたし、ボイジャーにもそのことを言われている。 こんなんだが、ルーラーに選ばれる資格をもつ聖職者ということで聖杯については危険なものだという認識をしている。それはそれとしてプレゼントとして欲しがっているが。 ユニットとしては一風変わった性能のルーラー。 カード構成はBAAQQで宝具がQuickというアサシンやライダーにちょくちょくいるタイプ。Quick主体のルーラーは初だったり。カード性能はどれも悪くない。 「被虐霊媒体質」の効果により弱体耐性がデフォルトでダウンしているが、代わりに何か弱体状態になると攻撃力が上がる。 「被虐霊媒体質」の効果による弱体耐性ダウンは強化扱いだが、それ以外の弱体状態なら何にでも反応するので、パーティーにアヴェンジャーを一人入れておくだけで効果が適用される。 ちなみにカレン本人のデフォルトでの弱体耐性は「女神の神核」のおかげで差し引きプラスになっている。 「鋼の信仰」のおかげで魅了と恐怖は耐性に関係なく無効なので行動阻害される危険性は低め。 スキルは「ヴァレンティヌスの聖骸布」「黄金の矢」「魔力放出(愛)」の3つ。 「ヴァレンティヌスの聖骸布」は自分に無敵3回、味方に無敵1回とNP獲得量アップ、そして味方からNPを吸収する状態を自分に付与する。 簡易的な全体無敵スキルとしても使えるが、味方からNPを吸収する効果が割と重要で、毎ターン10ずつ吸収するので味方2人ならNPが毎ターン20ずつ増えていく。 NP獲得量アップは「代わりにNPを取ってきて」的な感じだろうか。人をパシらせるのは実にカレンらしい。 「黄金の矢」はチャージ減少と攻撃力ダウン・防御ダウンを相手に付与し、自身にはターゲット集中を付与しNPを増加させる。 チャージ減少とターゲット集中がセットなので単体宝具を代わりに受けるということはできないが、 味方を守りながらデバフで火力支援・さらにNP獲得で宝具を打ちやすくと結構便利。NP増加は最大30。 「魔力放出(愛)」は3種のカードバフとNP増加とチャージ減少の複合スキル。 カード強化はそれなり程度だが、2つめのチャージ減少スキルで宝具を遅延させつつNP獲得で宝具を打ちやすくこれも便利。 ターゲット集中以外のバフ・デバフはすべて3T持続する。ターゲット集中のみ1T。 宝具は自身に宝具威力アップを付与してからのQuick全体攻撃で、攻撃後に3T持続のQuick耐性ダウンと1回の強化無効を付与する。 Quick耐性ダウンによる味方支援に加え、全体への強化無効が付くのが結構大きい。 「ヴァレンティヌスの聖骸布」を使ったターンに宝具を撃つと無敵貫通付与を無効にして安全に宝具をやりすごせる。 基本等倍相手で火力が出にくいのが悩みだったが、宝具強化により「混沌」特攻を得たので特攻対象には火力も出せるようになった。基礎火力が伸びたのも追い風。 総じてどちらかといえば支援に寄った宝具アタッカー。 NP獲得スキルの宝庫なので宝具はかなりの頻度で打てるが、宝具による打点が控えめなのでメインアタッカーとしてはちょっと心もとない。 反面支援要因としては2種のチャージ減少による宝具遅延やターゲット集中など防御面が心許ないサーヴァントの防御面を解決してくれるため結構優秀。 この場合「ヴァレンティヌスの聖骸布」によるNP吸収(ちょうぜい)が少し問題になってくるが、宝具レベル2以上でNP100を超えて貯まる状態だったり、 そもそも攻撃宝具じゃなかったり、宝具をあまり使用しないサーヴァントだったりすれば多少デメリットは抑えられる。 つまり良くも悪くもコイツの相方として最適ということである。 ◆シナリオでの活躍 イベント「サン・バレンティーノ! ~カルデア・ビター・バレンタイン2021~」 いつもどおり。多分それだけで何をしたかは何となく察せられるであろう。 色々暴れ放題したカレンだったが、最後に自らの分身により矛盾を思い知らされる。 結局負けを認めたものの、それはそれとしてカルデアには残留するとな。 悪魔を祓うために多種多様な人間・動物に体を捧げ、つねにその相手の幸福を想ってきたが、 人間らしい素朴な愛……自分のために幸福を願った相手はただひとりであり、その思い出と願いを、今も心の奥に秘めている。 他にはアルトリア・キャスターのバレンタインシナリオに師匠として登場。 アルトリアは何故か作るものが剣になってしまうので、チョコの作り方を教えたようだ。 幸い、今のカレンは味覚が普通なので変なものはできないし、何ならカレンがいないとヤバかった。 カレンを「先生」と慕う宇津見エリセにも、バレンタインの詳細について教え込んだらしいが、 その内容が「それなんてエロゲ?」なチョコ受け渡しイベントだったために当然主人公には困惑され、 真実を知ったエリセは「どう考えても痴女です、本当に(ry」な発言をしてしまったことに赤面する羽目になった。 メインシナリオ第二部6章「妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ」 まさかの登場。 ノクナレアのチョコ城を守るチョコの妖精として登場。 ノクナレアとアルトリア・キャスターのチョコ作りの「裁定者」を務める。 【余談】 モデルはエヴァの綾波レイ。武内社長のレイのイメージを投影したとか。エロスーツもプラグスーツがモデルだそう。 『タイころ』以降カレンを担当している小清水亜美氏は『コードギアス』でも「カレン」というキャラを演じており、キャラクター的には名前と「ヒロイン」であること以外に全く共通点はないが、時期が近かったためにネタにされることも。 FGOでは何故かマシュのことを「マシェリ」と言っていた。フランス語で「愛しい人」という意味だが、アムールとマシェリと言ったら諸兄が思い浮かべるのはあの二人のことだろう。奇しくもマシュもカレンも中の人はそっちでは主役をしている。ついでにあっちのアムールの中の人もFGO参戦済み。 FGOでは色々知り合いに声をかけているカレンだが、“あのキャラ“へのセリフはない。これは仕様であることを実装当日に竹箒日記で補足されている。一応、別キャラ宛てボイスで匂わせてはいる。 + 以下、竹箒日記より またマイルームでのカレンについても一つだけ補足。 『カレンのマイルームボイスで、 深い関係性のある“あるキャラ”へのセリフがない』 という事にすぐ気がつくと思われますが、無論、仕様でございます。 今回のカレンは元気なのでいろいろな知り合いに声をかけますが、 “あのキャラ”にだけは触れません。 砕けたガラスの欠片はカルデアにはなく、 それは約束の四日間でのみ許された告解。 追記修正お願い…… 「―――――フィッシュ」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] マグダラは正確には“魂に潜む男性的な要素”に反応して拘束するものかな?タイころだとセイバーに下心剥き出しなキャスター(もちろん奥様)も釣り上げたし -- 名無しさん (2013-06-01 12 26 12) 花札でも魂に反応するからバゼット捕まえれるかも?的な事言ってたなw -- 名無しさん (2013-07-22 05 29 59) つまり魂が女ならオッサンでも捕まえられないと……そんなオッサン聖骸布でなくともゴメンだろうが -- 名無しさん (2013-08-21 09 18 30) ↑結論 カリー・ド・マルシェは捕らえられない -- 名無しさん (2013-10-26 09 51 31) ↑×2 そしてザビ子は捕らえられる -- 名無しさん (2014-01-15 00 04 03) むぅ、色身を変えるとまんまザビ子に見える -- 名無しさん (2014-01-22 08 40 12) 梅宮かな? -- 名無しさん (2014-01-22 11 26 45) ↑×2 髪型ちょっと似てるからかな?おれはどっちかっていうとzeroの葵さんの方に似てるかなと思ってた。 -- 名無し (2014-01-25 21 19 26) ↑あ、葵さんの方がザビ子にだ。脱字スマン -- 名無し (2014-01-25 21 21 52) Hollowフルボイスで移植キター!!小清水カレン好きだから嬉しいわ -- 名無しさん (2014-02-01 00 52 02) Fesで確定してるのか。 -- 名無しさん (2014-03-07 15 28 29) 一番最初に娘言ったのってタイころUPPERじゃなかったっけか? -- 名無しさん (2014-03-07 15 48 41) あれは母親にまるで似ていないって言っただけで明言はしてなかったはず -- 名無しさん (2014-03-07 16 10 09) アッパーのライオン√で言峰とのコンビが「親子」と表記されてる -- 名無しさん (2014-03-17 16 03 28) EXTRACCCの2周目目で知ったが、あの世界にも存在しているようだな。ただかなりアレなバックアップらしいが。 -- 名無しさん (2014-07-25 14 51 59) なんて適当な教諭だw -- 名無しさん (2014-07-31 15 26 30) おい、綾波をモデルにしたのは武内で、それもキャラデザだけだぞ。デマ書いてんじゃない -- 名無しさん (2014-11-10 18 30 54) 健全版の差し替えシーンが18禁版のHシーンよりもエロかった。あみっけGJ! -- 名無しさん (2015-02-16 06 04 59) 数年後は全く動けない半ば死体のような姿になるらしいな。いくらなんでもあんまりだ -- 名無しさん (2015-02-19 14 48 01) 彼女で童貞喪失したいな...。 変なもんが伝染りそうで怖いけど。 -- 名無しさん (2015-03-15 13 57 00) ↑お前…相当なドMだな…。この話で思ったけど魔術師は処女のままの方が良い触媒を調達出来るし、エロス!は英霊か精霊にエロス!を通じて加護とか得る時以外はしなさそうだな。娼婦に殺された奴はいるけど -- 名無しさん (2015-04-20 14 15 44) きもすぎ -- 名無しさん (2015-05-15 16 45 33) ごめん。俺も最初の人はカレンがいいかも。 -- 名無しさん (2015-05-15 17 40 59) ロリ枠と定義しても良いレベルの体格 -- 名無しさん (2015-06-14 00 15 36) ドラゴンクエストビルダーズ カレンの大いなる野望に吹いた。きのこビルダーズ満喫してるんじゃねえよwww -- 名無しさん (2016-02-08 07 31 17) ↑4 そのような戯言をほざく貴殿には紅洲宴歳館・泰山特製の激辛麻婆豆腐を差し上げよう。 -- 愉悦部員 (2016-03-09 00 57 23) 悪人ぶって背伸びしているだけ、なのをアンリは見ぬいているな -- 名無しさん (2016-05-04 16 59 25) 暗黒の聖者って誰なんだろう -- 名無しさん (2016-07-26 20 17 35) ↑悪魔崇拝者じゃね? キリスト教の聖人並に筋金入った。 -- 名無しさん (2016-10-09 16 49 20) ↑2バゼットのサーヴァントだった時のアンリマユだよ -- 名無しさん (2016-10-30 19 40 20) ギルが従ってるのは、少なくともギルから見て『醜悪じゃない』ってのもあるんだろうな。アイツ自身の視点から醜悪であると判断したら(その相手に何らかの愉しみを見出していない限り)マスターだろうが殺しそうだし -- 名無しさん (2016-10-30 20 10 58) カレンさんの新情報をわしはずっと待ち続けておるよ…… -- 名無しさん (2016-11-08 16 16 58) 凛やウェイバーみたいにFGOに出そうな気がする -- 名無しさん (2017-05-18 09 51 50) ランサーと子ギルがボイコットしたら割とマジでヤバいんだろうな。身体が弱いのはガチだし -- 名無しさん (2017-07-23 20 49 20) ↑そんなSSあったな。扱いの悪さに二人が嫌気がさして家出するって内容の。 -- 名無しさん (2017-11-12 17 56 42) 「男たちの性的イメージを投影する」という意味では、非常に綾波レイらしいキャラ作りではあった -- 名無しさん (2019-04-26 22 11 56) Fateアポクリファだとどんな生活をしているんだろうな?魔術師殺しは3日で亜種聖杯戦争を終結させて、麻婆神父は自身の善性と悪性に葛藤し続け、ヘッポコロボは養父に引き取られる展開が無いけど(魔術回路があるだけの一般人だが)相変わらず(主にあかいあくまなど普通じゃない女性との)ラブコメしているし、ロリブルマは母親同様誕生すらしていないからな -- 名無しさん (2020-02-04 08 31 44) 今んとこhollowで14歳だっけ? -- 名無しさん (2020-04-15 15 30 41) ↑不明最低13歳もありえるなど公式でもハッキリしてない -- 名無しさん (2021-02-08 00 22 04) 創の軌跡でミュゼが魔法少女コスやった翌年に愉悦部マネージャーまで魔法少女(悪魔神)として霊基再臨に組み込む暴虐振り…明らかに小清水さん確信犯w -- 名無しさん (2021-02-22 19 13 58) 一番上のコメントした人だけど、逆を言うとイワンコフやボンクレーにカマバッカの 住民はいわずもがなで、さらに恋姫の貂鮮やネイサン・シーモアもマグダラはムダなのかな?ただぷりぷりプリズナーやヴェノムあたりはホモでこそあれ、性自覚は男性と思われるのでちゃんとかかりそう。 -- 名無しさん (2021-06-19 18 57 44) カレンが10代前半だと18禁のシーンがアウト しかし、カレンが18歳以上だとすると言峰が婚前交渉で女を孕ませたことになるという二律背反 -- 名無しさん (2021-08-26 19 55 44) ↑そもそも士郎や凛は17歳だし、桜は16歳だから、最初からアウト -- 名無しさん (2021-09-21 19 31 14) ↑ 「士郎が17歳、桜が16歳」その設定どこから? -- 名無しさん (2022-11-12 05 20 52) 見た目は母親に内面は(あそこまでいきすぎてはないけど)父親に似てる -- 名無しさん (2023-03-11 17 27 53) 名前 コメント