約 40,747 件
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3480.html
『追放ゆっくり -野生ゆっくり- 前編』 13KB 観察 自業自得 追放 番い 群れ 自然界 人間なし 長編に挑戦 「むきゅ、ふたりともいるかしら?」 ある山では、小規模なゆっくりの群れがいくつも存在していた。 その中の山腹よりやや上に位置する一つの群れ。 さらにその群れの、やや急な傾斜の地面を掘って作られた巣の一つ。 そこに一匹の成体ぱちゅりーが入って来た。 先代の親ぱちゅりーから役目を引き継いだ、この群れの長だ。 「ゆっくりしていってね!いらっしゃいおさ!」 「ゆっくりしていってね!いらっしゃいだぜおさ!」 「「ゆっくりしていってね!」」 巣の中からゆっくり特有の挨拶で出迎えたのは、成体ゆっくりのまりさとれいむの番、 子ゆっくりの長女まりさと次女れいむという構成のゆっくり一家だった。 親れいむの方は、顔のパーツが上に寄り、下部が少々膨れている。 別にでいぶになりかけというわけでは無く、この親れいむは動物型妊娠の初期段階だった。 「ゆっくりしていってね……むきゅぅ」 元気一杯の一家の挨拶に対して、長ぱちゅりーは気怠げな挨拶を返し、 加えて挨拶の後、溜息まで付いた。そんなゆっくりしていないぱちゅりーの様子を見て 一家はゆ?と頭を傾げた。 「むきゅ、ふたりともどうしておちびちゃんをまたつくったのかしら?」 ぱちゅりーがそう聞いてきた。まるで子供を作る事がゆっくりできない事のような 言い方をするぱちゅりーに一家は困惑する。 「ゆ?おさはなにいってるんだぜ?おちびはゆっくりできるんだぜ?」 「そうだよ!たくさんおちびちゃんがいればもっとゆっくりできるよ!」 「おかあさん!かぞくがふえたらいっぱいゆっくりしようね!」 「まりさもおねえさんになるんだよ!いもうととゆっくりするよ!」 好き勝手に能天気な事をいう一家。それを聞き終えたぱちゅりーは再びため息をついた。 「むきゅぅ……おちびちゃんはふたりまでというおきてをわすれたの?」 それは事実だ。この群れには他の群れと同じようないくつかの掟があるが、その中の一つに 「ふうふがそだてられるおちびちゃんはふたりまで」という掟があった。 通常、ゆっくりの動物型妊娠で生まれる子供は大体一~三匹。 もしも一度の出産で三匹以上生まれてしまった場合は、 産まれた直後に間引きする事になる。直接殺すと死臭が付くので、 間引きする赤ゆっくりを、群れから離れた「永遠のゆっくりプレイス」に置き去りにするのだ。 厳しい掟に見えるが、これを守れないゆっくりは群れから問答無用で追放される。 この一家は、最初の出産で運良く二匹だけ産んでいた。 掟を破ったという自覚はあるのか、まりさとれいむの顔が少し曇る。 「ゆぅ、おきてはしってるよ。でもどうしてもあたらしいおちびちゃんがほしかったんだよ!」 「これはふたりできめたことなんだぜ!おちびがふえてもごはんは まりさががんばってあつめるからゆるしてほしいんだぜ!」 暗い気分を断ち切るようにまりさが勢い良く解決案を出すが、 なんの妥協にもなっていない案にぱちゅりーは呆れた。 掟を破ったゆっくりの取る餌の量が増える事を、他のゆっくりが納得するわけがない。 「むきゅ、そういうもんだいじゃないわ。とにかくおきてをやぶったゆっくりを むれにおいておくわけにはいかないのよ。このままだとあなたたちには むれからでていってもらうことになるわ」 「「「「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉ!?」」」」 一家の声が聞き苦しくハモった。 「ゆーっ!おかしいんだぜ!どうしてまりさたちがでていかなきゃならないんだぜ!」 「ゆっ!そうだよ!れいむはにんっしんっちゅうなんだよ!おうちからうごけないんだよ!」 「いやだよぉぉぉ!れいむおうちにいたいよぉぉぉ!」 「おうちにはまりさのたからものがいっぱいあるんだよぉぉぉ!はなれたくないよぉぉぉ!」 どうしても何も、掟を破ったからだと今言っただろうと、ぱちゅりーは言おうとしたが止めた。 ついにこの群れからもこのゆっくりが出てしまった。いくら言葉を重ねても無駄だと思ったが、 一応、唯一の解決策は出してやる。結果は見えていたが。 「むきゅ、そんなにむれにいたいなら、ひとつだけほうほうがあるわ」 ぱちゅりーがそう言った途端、それまで揉み上げをぴこぴこしたり おさげをブンブン振り回したり滝のような涙を流していた一家は、 一斉にパァァァァァと顔を輝かせた。 期待に満ちたキラキラした目でぱちゅりーを見つめている。 それを見てもぱちゅりーは特に何も思わず、解決案を口に出す。 「かんたんなことよ。おちびちゃんがおなかにいるうちにおろしてしまえばいいの」 「「「「…………ゆ?」」」」 キラキラした表情を保ったまま、一家は全員フリーズした。 「「「「どぼっじでっぞんなごどっいうのぉぉぉっ!?」」」」 フリーズが解けた一家は、再び一斉にハモると、さっきよりも聞き苦しく 泣き喚き始めた。ゆっくりごろしはゆっくりできないやら、 こんなむれゆっくりできないやら、おさはゲスだと言う声まで聞こえてくる。 「むきゅ、ふえすぎたおちびちゃんをえいえんにゆっくりさせても、 ゆっくりごろしにはならないわ。ほかのむれにもおなじおきてがあるのよ」 しかし、ぱちゅりーがそう言っても一家は泣き喚くのを一向に止めなかった。 やがて親まりさが一歩跳ね出し、涙ながらに訴えかけてくる。 「お、おがじいんだぜっ!いぐらおきでだがらっで、おぢびを ごろじでいいはずがないのぜっ!おざもよくがんがえるんだぜ! むれのおぎでよりもだいせづな、ゆっぐりできるごどがあるんじゃないのかぜっ!? まりざは、まりざはっ!かげがえのないおぢびをぜっだいまもるんだぜっ!」 最後の方にはキリッとした顔になり、親まりさが気高い決意をぱちゅりーに伝え終えた。 親れいむの方はゆわぁぁぁ、と揉み上げを震わせながら感激して夫を見つめている。 子供たちも堂々とした親まりさの姿を見て目を潤ませていた。 「むきゅ、わかったわ。おきてよりもおちびちゃんがだいじなら、あなたたちにはでていってもらうわ。 でも、いますぐでていけというつもりはないわ。きげんはれいむがしゅっさんっするまでよ。 にんっしんっちゅうにおろせば、むれにいていいことにかわりはないから、 はやいうちにけつっだんっすることね。むきゅ」 親まりさの気高い決意は、単なる拒否意見としてあっさりぱちゅりーに受け入れられた。 長としての最後通告を伝え終えたぱちゅりーは、くるりと振り返るとそのまま巣から出ていく。 後には、すでに餡子の中では、改心した長がおちびちゃんを産む事を認める流れになっていた キリッとした顔のままの親まりさと、同じく感動したままの家族が残された。 ゆっくりには植物型妊娠と動物型妊娠があるが、それぞれに合わせた堕胎がある。 植物型妊娠の場合は簡単だ。茎を折るか、産まれる前に摘み取ってしまえばいいだけである。 だが、ある理由で個体数の上限が決まっている群れでは、子供が産まれ過ぎる植物型妊娠は廃れて久しい。 そして動物型妊娠の場合は、大きく二つの方法がある。 一つはまむまむに枝を突っ込み、胎内の赤ゆっくりを攪拌する方法。 ただし、この方法は傷ついたまむまむが二度と使えなくなる上に、母体に凄まじい激痛が走る。 もう一つは成体ゆっくりが妊娠中のゆっくりの下部で飛び跳ねて、 中の赤ゆっくりを押し潰す方法。この方法はまむまむにはそれほど損傷はないが、 衝撃で口やあにゃるからあんこが噴き出す上に、やはり母体に凄まじい激痛が走る。 当然ゆっくりがやろうと思って簡単に出来る事でも無く、 動物型妊娠の堕胎は、掟を破った罰も兼ねていた。 親まりさはそんな恐ろしい事をれいむにするつもりは無かったし、 親れいむもそんな恐ろしい事をお腹の中の子供にさせるつもりは無かった。 もちろん痛いのはゆっくりできないから嫌だという理由もあったが。 そして、ただゆっくりし続けて二週間が経過した。 「うっ、うばれるっ!れいぶのあがぢゃんゆっぐりうまれるよっ!」 「がんばるんだぜれいむっ!かわいいあかちゃんがゆっくりみえてきたんだぜっ!」 「ゆぅぅぅん!れいむのいもうとゆっくりしてるよぉぉぉ!」 「ゆっ!ゆっ!まりさのいもうとゆっくりうまれてね!」 早朝、巣の中では、でいぶと見紛う程、下部がでっぷりとした親れいむが出産中だった。 まむまむからは「ゆっきゅりうみゃりぇりゅよ!」とばかりにキリっとした顔の赤れいむが覗いでいる。 やがてスポーン!とまむまむから次々と赤ゆっくりが飛び出してきた。 親まりさは慌てる事無く、構えていた帽子でその全てを受け止める。 「「「ゆっきゅりしちぇいっちぇにぇ!!!」」」 「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」 帽子からよちよちと這い出て来て、キリッとしながら元気一杯の挨拶をする赤ゆっくりに、 一家も同じく満面の笑みを浮かべて元気一杯の挨拶を返す。 「ゆ、ゆわぁぁぁ~~~、れいむのおちびちゃんすごくゆっくりしてるよぉぉぉ!」 「すごくゆっくりしてるんだぜ!まりさもまりさもれいむも、まりさとれいむにそっくりなんだぜ!」 「ゆ、ゆっくり!ゆっくりー!ゆっくりできるよぉぉぉ!」 「まりさがおねえちゃんだよっ!これからいっぱいゆっくりしようねっ!」 「ゆ~ゆ~」 「ゆっ!ゆっ!」 「ゆー!」 家族が増えた喜びに、最高のゆっくりを感じる一家。長との約束など、すでに忘れている。 それぞれ赤ゆっくりとすりすりしたり、ぺろぺろしたりしてスキンシップを取っていると、 一家の巣の中に、ゆっくりが入って来た。こちらは一家との約束を忘れていなかった長ぱちゅりーである。 さらに巣の入り口では普通の成体ゆっくりよりも、一回り大きなまりさとみょんも待機している。 まりさは餌場を管理、ようむは群れの警備を管理する幹部ゆっくりだ。 どの顔も、皆貼り付けたような無表情だった。 「むきゅ、おさとしてのはんだんをつたえにきたわ。おきてをやぶって おちびちゃんを、おろさずにうんだ、あなたたちいっかをむれからついっほうっするわ。 おちびちゃんをおろすゆうよを、たくさんあたえたのにおちびちゃんをうんだことから、 すでにでていくじゅんびがととのっているとはんだんして、いますぐでていってもらうわ」 ぱちゅりーが一方的に伝え終えて巣の外に出ると、今度はまりさが入って来た。 「こんごまりさたちいっかをかりばでみつけたらせいっさいっのたいしょうになるからね。 おんじょうで、すのなかのごはんさんはもっていってもいいよ。ゆっくりりかいしてね」 同じようにまりさが巣の外に出ると、最後に入ってきたのはみょんだ。 「ついっほうっばしょまではみょんとまりさがあんないするみょん。 もしもそこからこのむれにちかいばしょでまりさたちをみたら、 おなじくせいっさいっのたいしょうになるみょん。さぁ、ついてくるみょん。」 入れ替わり立ち代わりで入って来たゆっくり達の、 あまりにも一方的な言葉に、一家の思考は全く付いて行かなかった。 かろうじて立ち直った親まりさが反論しようとしたが、まりさとみょんという 大柄な成体ゆっくりの、あまりにもゆっくりしていない雰囲気が恐ろしく、 口からは「ゆ……あ……」という掠れた声しか出てこない。 親まりさの餡子の中では、まとまりの無い考えが回り続けている。 どうしてこんなことに。群れから追い出される。家にはもう住めない。 産まれたばかりの子供をどうする。狩り場でご飯も取れない。そうだご飯! 親まりさはゆっくりせずに巣の奥の食料置き場に飛びつくように向かい、 残っている食料を帽子に詰め込んでいく。と言っても、妊娠中の親れいむが 胎内の赤ゆっくりの分まで栄養を必要としたため、それほど残ってはいない。 頻繁に食事を必要とする赤ゆっくりも含めた七匹の家族では一日と持たないだろう。 番の無様な様子を、親れいむは未だ現実が理解できずに虚脱した顔で眺めている。 子ゆっくり達は、幹部ゆっくりの恐ろしさに震えながらおそろしーしーを漏らしているし、 赤ゆっくりは今のゆっくり出来ない雰囲気は感じるのか、 やはり震えながら親れいむの肌や揉み上げに顔を埋めるようにすがりついていた。 子供が産まれた直後のゆっくりした光景など見る影も無い。 「……おわったかみょん?ならゆっくりしないでいくみょん」 親まりさが食料を詰め終わるのを待っていたみょんが一家を促す。 普通なら、子まりさ辺りが自分の宝物を持って行くとごねる所だが、 所詮子ゆっくりが強く出られるのは自分の家族だけである。 さらにこの一家は、今までただゆっくり過ごして来ただけの平和的な「ゆっくりらしいゆっくり」だ。 一家に冷たい視線を向けるみょんがいる今、誰も何も言えず、 親まりさは帽子の中に食料を、親れいむは頭に赤ゆっくりを、子ゆっくりは何も持ち出せないまま、 一家は悄然とした面持ちで、ずーりずーりとたくさんの思い出が詰まった家から出ていった。 外では、早朝という事もあり、群れのゆっくりの大半が巣から出て、追放される一家を見ていた。 当然見送りに出たのではない。どのゆっくりも、一家と仲が良かったゆっくりすらも、 暴力こそ振るわないが、掟を破った一家を見下した視線を送っている。 「このむれからもついっほうっゆっくりがでたよ……」 「おちびちゃんがふたりいるのにまたうんだんだって……」 「ふたりもいるならそれでまんぞくすればいいのにね……」 「おきてやぶりはついっほうっされるのはとうっぜんっだよ……」 そこかしこからゆっくり達の呟く声が聞こえてくる。 (みんなおかしいんだぜ……おちびちゃんはいっぱいいるほうがゆっくりできるんだぜ…… なんでそんなかんたんなことがわからないんだぜ……) 親まりさはそう反論したかった。しかし前をみょん、後ろにまりさと挟まれて、 一家は脅えながら罪人のように連行されてる今、ただ俯きがちにずーりずーりする事しかできない。 そして群れの外へと連れ出されようとする一家を尻目に、長ぱちゅりーが群れのゆっくりに声をかける。 「さあみんな、いつまでもみてないで、それぞれのやくめにもどりなさい。 にんげんさんにおさめるさんさいさんも、まだたりないのよ」 群れのゆっくり達は口々に「ゆっくりりかいしたよ!」と返し、 各々自分の巣に戻ったり、餌場へと狩りに向かい始めた。 みょんの先導で、一家は今まで来た事も無い、群れからも群れの餌場から離れた場所へと連れて来られた。 周囲の木々に付いた葉は、人間ですら届かない高さにあり、その根も完全に土中に埋まっている。 平坦な地面には、ゆっくりが苦くて固いと感じる草や落ち葉があるだけだ。 ゆっくりが巣を作って暮らしていくには圧倒的に不向きな場所だった。 「あんないはここまでだみょん。まりさたちがみえなくなるまでみょんたちがここでみているみょん。 くれぐれもせいっさいっのじょうけんをわすれないことだみょん。 ほら、ゆっくりしないでいくんだみょん」 先頭のみょんが立ち止まり振り返ると、一家に冷たく声をかけ頭を先方へと示す。 当然群れからさらに離れる方向である。後ろのまりさも何も言わずただ一家を見ているだけだ。 心のどこかで、ただ脅かされるだけで、本当は群れへと戻れるのではないかと思っていた親まりさは、 その望みが完全に絶たれた事を理解した。 同時にここはあまりゆっくり出来ない場所だという事も理解すると、 不安がる家族を宥めて、みょんが指し示す方向へとぽすぽすと頼りなく跳ね始めた。 徐々に小さくなっていく一家を見ていたまりさが独り言のように呟く。 「ざんねんだよ……あのまりさとはかりばでなんどかはなしたけど とてもゆっくりしたゆっくりだったのに、こんなことになるなんて……」 「まりさもわかっているはずだみょん。ゆっくりすることしかかんがえてないゆっくりなんて むれをきけんにさらすだけだみょん。とくにおちびちゃんをたくさんつくりたがるゆっくりなんて れみりあやふらんをむれにかかえるようなものだみょん」 「そうだね……ふえすぎたおちびちゃんが、にんげんさんにかくしきれるわけないからね……」 「そういうことだみょん。ほら、もうむれにもどるみょん」 みょんがそう話を打ち切ると、跳ねながら群れへと戻って行く。 まりさは溜息を一つ付くと、みょんの後に続いて跳ねる。 まりさは途中で一度だけ振り返った。一家の姿はもう見えなかった。 続く 挿絵:○○あき
https://w.atwiki.jp/shinmegamitenseiif/pages/247.html
トップ|基礎知識|ガーディアンシステム|悪魔合体|悪魔|魔法・特技|アイテム|マップ|攻略|シナリオデータ | その他 レイコ 学校1F~3F 学校1F 傲慢界 飽食界 怠惰界 嫉妬界 貪欲界 学校4F~11F 精神世界 ユミ 学校1F 傲慢界 飽食界 怠惰界 嫉妬界 貪欲界 学校4F~11F チャーリー 学校1F 傲慢界 飽食界 怠惰界 憤怒界 アキラ 地のノモス 第1ノモス 第2ノモス 第3ノモス 第4ノモス 天のノモス 第2ノモス 〔8F~13F〕 ナゾの美女と会話イベント ナゾの美女 ナゾの美女が出現した場合、目を閉じると向こう側へ渡れるが、「FLY」になる場合がある ナゾの美女が出現しない場合、普通に向こう側へ渡れる 〔10F〕 ハエの群れと会話イベント ハエの群れ 「FLY」の状態で、ハエの群れと会話すると、BOSS『幽鬼:ドゥルジ』へ辿り着くヒントを聞くことができる 〔13F〕 バルブを開ける間欠泉を利用できるようになる 〔13F〕 BOSS『幽鬼:ドゥルジ』と戦闘 上へ
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/42119.html
ないとおうる2【登録タグ Peg な 曲 水槽 薬屋 鏡音リン】 作詞:Peg 作曲:Peg 編曲:Peg 唄:鏡音リン 曲紹介 馴れ合い 絵 薬屋 動画 水槽 歌詞 (動画より書き起こし) 逸れて集り出す夜の群れ 今だ、何もかもを捨て去れ 少し寂しいからガムをくれ 清潔な道を汚した 空高くそびえるビルの群れ 「止まれ」鳥達を掻い潜れ いつだってしてたい親離れ ここだって退屈しのぎ 代わり映えのしない馬鹿の群れ どうか、邪魔だけは遠ざけて 少し足りないけど墓地へ行け 誰にも見つかんないように 缶バッジごときに意味なんか無いさ そのゴミで何を誇るんだ? 清潔な道だけを選んで 汚れた自分を誇るんだ 逸れていたいのか群れていたいのか どっちかハッキリとしないな 逸れてみたいのが僕の憂い 今だけは #ナイトオウル それが僕らの合言葉 この街の中、先生にも見つからないように 踏み付けたいこの気持ちは お前には分からないはずだろ? #ナイトオウル それで僕ら見つけたら この街の中、なんだっていいと喚くんだ さよなら出来ない、年甲斐もない 帰る場所を捨てたいな、馬鹿だろう? やるべきこと忘れてた、天王寺の地下でさ 人も公園もアニメイトも小綺麗になったな 誰かに映る姿はダサい奴なんだろうな 僕でもそう思うんだ どうにもこうにも 御堂筋線で待ち合わせ、暇を持て余した 迷いながらも押し黙って 好かれそうな歌作った どんなに繕おうとも ボロが出ちまうのかな? 今日も悩んでいるんだ ギターでも弾こかな #ナイトオウル それが僕らの合言葉 この街の中、先生にも見つからないように 踏み付けたいこの気持ちは お前には分からないはずだろ? #ナイトオウル それで僕ら見つけたら この街の中、なんだっていいと喚くんだ さよなら出来ない、年甲斐もない 帰る場所を捨てたいな、馬鹿だろう? コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tenngetu/pages/49.html
ササ空 ササ空 訳(笹食う) パンダについての会話での発言。(参照-群れ群れかw) どのモブがテイム対象ですか? どのモブってきっとササマンダーあたりじゃないですか? -- きんぐ (2008-04-10 12 38 32) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/wiki15_dol/pages/343.html
No194魔精の胎動 AP850/DP950 CP150/混沌の精霊 この精霊は2ターン後の自分のターン開始時、擬似クリーチャー扱いの【No246悪魔の群れ】に進化 解説 参考 悪魔の群れ 進化するクリーチャー
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2681.html
※前作の設定を使っていますが、前作を読まないとわからないような設定は特にありません。 ※既出ネタの可能性があります。 ※スレで出たネタを使わせていただきました。 サラウンド この群れの全てのゆっくりが住む洞窟の一室で、ドスまりさは困り果てた。 越冬の食料が圧倒的に足りないのである。 山になった餌は、それでも長い冬を越えるには少なすぎるものだ。一ヶ月生き延びればいい方だろう。 そのドスはある日突然ごく普通のまりさがドスとなったもので、「ドスはゆっくりをゆっくりさせてくれるもの」というしきたり(?)にのっとり、群れのリーダーとなったのだが、なにぶん経験不足すぎた。 ドスになる前からの妻であるれいむ、参謀となった元リーダーのぱちゅりー、そしてまりさの子供のまりさやれいむがドスの経験不足を補ってはいたが、それでもまだ足りない。 「どす! またあかちゃんうんじゃったけどいいよね!」 「ゆゆっ!? またすっきりーしたの!? だめだよ、ふゆをこせなくなるよ!」 「でもあかちゃんはかわいいよ!」 「ゆっくちー」 「ゆっ、ゆっ」 「「「「ゆっきゅちちちぇいっちぇね!!!」」」」 「ゆぅぅ……でも……」 「どす! えさがもうないんだぜ! もっとほしいんだぜ!」 「ゆゆっ!? あれはいっしゅうかんぶんのえさだよ! どうしてみっかもたってないのにぜんぶたべちゃうの!?」 「だってたりないんだぜ! まりさのれいむはにんっしんっしてるんだぜ! あんなえさじゃぜんぜんたりないんだぜ!」 「だからおおめにえさをわけたのに……ゆぅ……」 とまぁ、こんな風に、群れの事情を省みずにすっきりーする夫婦がいたり、配給制となってる餌の配分を考えずに満腹になるまで食い散らかすゆっくりがいたりで、食料はどんどん無くなっていく。 どれもこれも、ドスの優柔不断さが原因ともいえるが、ドスや妻のれいむ、ぱちゅりーはゆっくりのポジティブ精神で乗り切っていた。 「しかたないよね! あかちゃんはかわいいもんね!」 「むきゅ、にんっしんっしてるならしかたないわ!」 「なんとかなるよおかーさん!」 「ゆっ! そうだよね! きっとゆっくりできるよ!」 本人たちは乗り切ったつもりでいるが、単なる現実逃避である。 遂に冬が来た。逃げ続けていた現実がやってきた。 そのドスの群れの食料は、冬であるにも関わらず、尽きかけていた。 「どぼじでだべものがないのおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」 ドスの太く低い声が洞窟内に響き渡る。 後先考えずにどんどん餌を渡していった結果がこれである。ドスは絶望のあまり気絶した。他のゆっくりはドスの放った莫大な音量で既に気絶している。 やがて全員が気絶から覚めると、一斉にドスを非難し始めた。 「なんてむのうなどすなのかしら!」 「やくたたずのどすはゆっくりしないでね!」 「おなかすいたよ! ゆっくりできない!」 「わからないよー!」 「ちーんぽ!」 「はやくどすはかわいいあかちゃんたちにたくさんたべものをよういしてね!」 「やくたたずのどすはきらいだよ!」 「やくぶそくのどすはいらないよ!」 役不足は褒め言葉だが、そんなことゆっくりにわかるわけがない。 そもそも越冬に必要な餌の残量を気にせず食い潰していったのが問題なのだが、ドスを非難するゆっくりたちはドスが原因だと信じて疑わなかった。 ドスとはゆっくりを例外なくゆっくりさせる存在。ゆっくりできないのはドスが無能だから。 ゆっくりのポジティブ精神は時に、自分に責任が来るとその責任を他の、たとえば群れのリーダーに転嫁させることがよくある。 そして責任を押し付けられたドスは、自分の責任を誰に移せるか探した。だが、そんな相手などいるはずがない。 れいむは無能な自分を支えてくれた。責任? あるわけがない。 ぱちゅりーは無能な自分以上に働いてくれている。責任? あるわけがない。 子供たちは。責任? そんなもの絶対にあるわけがない。可愛い子供に責任なんてない。 じゃあ責任は誰にある? 自分しかいない。 このドスがゲスゆっくりならば、責任をぱちゅりーなりれいむなりに押し付けただろう。だが、いかんせんこのまりさは小心者であった。 小心者故にすっきりーを制限させられない。生まれた子を間引きなんてできるわけがない。 小心者故に餌をよこせと言われたら差し出してしまう。自分がリーダーとして群れの全てのゆっくりをゆっくりさせなければならないから。 小心者故に責任転嫁が出来ない。苦し紛れの現実逃避もかなわない。 「ごべんね゛ぇぇぇぇぇ! む゛の゛う゛な゛どずでごべんね゛ぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 ドスは泣いた。泣いて謝罪した。 しかしそんなことで群れの自分本位な要求を満たすことなどできはしない。 ようするに、この群れは何もかもだめだったのだ。 ドスに経験が無かった。さらに優柔不断で小心者だった。 ぱちゅりーもれいむもドスの子も、ドスの足りないところを補うだけで、ドス自身に経験を積ませなかった。 群れのゆっくりも、ドスが全てなんとかしてくれると思い込んで、好き勝手し放題した。 誰が見ても、この群れがすぐに全滅するのは目に見えていた。むしろ全滅しないほうが奇跡である。 当然そんな奇跡は起きなかったが、この群れの全滅の仕方は、少々特殊であった。 「どうも、清く正しいきめぇ丸です」 突然、洞窟に響く不快な声。ドスは青ざめた。群れのゆっくりも青ざめた。 『『『 き め ぇ ま る だ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ! ! ! 』』』 「おお、うるさいうるさい」 洞窟を影が横切る。気がつくと、ドスの帽子の上に一匹の胴付ききめぇ丸がいた。 うるさそうに首をぶんぶんと振るきめぇ丸に、群れに戦慄が走る。 ゆっくりでありながらゆっくりすることを何よりも嫌い、ゆっくりをゆっくりさせないことを好むきめぇ丸(もしくはうぜぇ丸)は、時には捕食種以上に恐れられる。 ゆっくりとしては例外扱いされるほど高い知能、人間でも驚くほどの素早さ、捕食種をほとんど相手にしない力に、本当にゆっくりの一種なのかという疑問の声もよく上がる。 ドスは確信した。自分の群れはこのきめぇ丸によって全滅させられる。 「どうも、清く正しくうざい顔に定評のあるうぜぇ丸です」 なんかもう一匹来た。 群れの全員が、開いた口を閉じられなくなった。 「どうも、清く正しくうざくきもい顔に定評のあるきめぇ丸です」 さらにもう一匹。気絶するゆっくりが出始めた。 「どうも、清く正しくうざくきもくゆっくりできないことに定評のあるうぜぇ丸です」 まだまだ来る。ドスは真っ白になった。 「どうも、清く正しく副音声な右きめぇ丸です」 「どうも、清く正しくステレオな左きめぇ丸です」 今度は二匹。 「どうも」 「清く」 「正しい」 「射命丸様にお仕えする」 「妖怪の山の」 「「「「「うぜぇ丸ファイブです」」」」」 五匹がポーズを決めながら。 「左前です」 「右前です」 「真中です」 「低音です」 「左後ろです」「右後ろです」 「「「「「「5.1サラウンドのきめぇ丸です」」」」」」 六匹が円陣を組みながら。 「どうも」 「清く」 「正しく」 「うざい顔に定評があり」 「きもい顔にも定評がありつつも」 「くどいことに定評があるような」 「それでいてきれいな顔にも定評のある気がしつつ」 「やっぱりうざくきもい」 「うぜぇ丸ナインです」 「補欠のうぜぇ丸です」 ⑨匹+1で飛んできたり。 「野次馬のきめぇ丸です」 「火事場のうぜぇ丸です」 「通りすがりのきめぇ丸です」 「子持ちのうぜぇ丸です」 「役場のきめぇ丸です」 「きめぇ丸なのかうぜぇ丸なのか正直わからないうぜぇ丸です」 「ついでにきめぇ丸です」 「おかわりでうぜぇ丸です」 「トドメにきめぇ丸です」 全部で35匹もの胴なし胴付き関係なしのきめぇ丸の大群が、洞窟の天井を埋め尽くしていた。 なんだこれ? どうなってる? なんでこんなに? ドスの理解の範疇を超えた大群に、群れのほとんどのゆっくりが気絶していた。子供の中には餡子を吐いてしまっているものもいる。 一番最初に来たきめぇ丸が口を開く。 「無能なドスがいると聞いて」 すると、次々に他のきめぇ丸も口を開いた。 「人里の近くにドスが出現したと聞いて」 「野次馬で」 「加工所でゆっくりが必要になったので」 「「人里の近くにドスが出現したと聞いて」」 「「「「「人里の近くにドスが出現したと聞いて」」」」」 「ゆっくりできなくなったドスを笑いに」「ゆっくりできなくなったドスを笑いに」 「ゆっくりできなくなったドスを笑いに」 「ゆっくりできなくなったドスを笑いに」 「ゆっくりできなくなったドスを笑いに」「ゆっくりできなくなったドスを笑いに」 「なんとなく」「なんとなく」「なんとなく」「なんとなく」「なんとなく」「なんとなく」「なんとなく」「なんとなく」「なんとなく」「なんとなく」 「野次馬で」 「野次馬のつきそいで」 「たまたま通りすがったので」 「子供の玩具用に一匹必要なので」 「人里の近くにドスが出現したと聞いて」 「きめぇ丸なのかうぜぇ丸なのかわからなくて」 「ついでで」 「おかわりで」 「トドメで」 『『おお、うざいうざい』』 ……どうやらきめぇ丸がここに来た理由をそれぞれ語ったらしい。だが、群れのゆっくりはそんな理由などもはや聞いてなかった。 ドス含め全員気絶していた。 無理も無いだろう。たとえ人間でも部屋の中におびただしい数のきめぇ丸がいたら気が遠くなる。心の弱いゆっくりなら精神崩壊してもおかしくない。 気絶した群れを眺める一匹のきめぇ丸が、他のきめぇ丸たちに聞く。 「どうしましょう?」 別のきめぇ丸が返した。 「起こしましょう」 全てのきめぇ丸が頷いた。 次の瞬間、きめぇ丸たちの顔が、一般種ゆっくりのそれになる。 「おお、ゆっくりゆっくり」 そして全員、息を吸い込んで──── 『『ゆっくりしていってね!!!』』 『『『ゆっくりしていってね!!!』』』 哀しきゆっくりのサガ。その言葉を聞けば、ゆっくりはどんな状態であろうとその言葉を返さざるを得なくなる。 洞窟に反響した声は、群れの全てのゆっくりに届き、例外なく強制的に気絶から覚めさせた。 目覚めたドスたちが見たものは、群れを囲むように飛び回る、ふてぶてしくもうざったらしい顔の、 『『『 き め ぇ ま る だ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ! ! ! 』』』 ドスの群れは不幸なことに、そして奇妙なことに、きめぇ丸によって全滅させられることになった。 その一部始終を、科白のみでお送りしよう。 「き・めぇ・丸! う・ぜぇ・丸!」 「やべでぇぇぇぇぇぇぇ!」 「おお、ゆっくりゆっくり(笑)」 「がお゛を゛ぶん゛ぶん゛じな゛い゛でぇぇぇぇぇぇ!」 「おお、はやいはやい」 「ゆ゛っぐり゛じでよ゛ぉぉぉぉぉぉぉぉ!」 「か・こう・じょう! か・こう・じょう!」 「がごうじょうい゛や゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 「副音声です」 「ステレオです」 『おお、ダブルでうざいうざい』 「い゛や゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! ぎぼぢわ゛る゛い゛ぃぃぃぃぃぃぃ!」 「赤はリーダーの証。きめぇ丸レッド!」 「おお、さむいいろさむいいろ。きめぇ丸ブルー!」 「真夜中では保護色になります。きめぇ丸ブラック!」 「一番年上です。きめぇ丸シルバー!」 「もう一人います。きめぇ丸レッド!」 「「「「「五人そろって、きめぇ丸ファイブ!!!」」」」」 「どぼじでれっどがふたりいるのぉぉぉぉぉぉ!?」 「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある右前方うぜぇ丸です」「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある左前方うぜぇ丸です」 「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある正面うぜぇ丸です」 「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある低音うぜぇ丸です」 「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある右後方うぜぇ丸です」「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある左後方うぜぇ丸です」 「「「「「「おお、5.1サラウンドでうざいうざい」」」」」」 「「「「「「おお、5.1サラウンドでうざいうざい」」」」」」 「「「「「「おお、5.1サラウンドでうざいうざい」」」」」」 「「「「「「おお、5.1サラウンドでうざいうざい」」」」」」 「「「「「「おお、5.1サラウンドでうざいうざい」」」」」」 「「「「「「おお、5.1サラウンドでうざいうざい」」」」」」 「むぎゅ……」 「う゛るざい゛ぃぃぃぃぃぃ……」 「一番です。おお、きもいきもい」 「二番です。おお、きもいきもい」 「三番です。おお、きもいきもい」 「四番です。おお、きもいきもい」 「五番です。おお、きもいきもい」 「六番です。おお、きもいきもい」 「七番です。おお、きもいきもい」 「八番です。おお、きもいきもい」 「⑨番です。おお、きもいきもい」 「補欠です。おお、うざいうざい」 「ゆべべべべべべべ……」 一度気絶した群れをわざわざ目覚めさせて、あらためて直接気絶させるきめぇ丸たち。 ドスは、その惨状をただ眺めるしかなかった。 ゆっくりを例外なく強制的にゆっくりさせるゆっくりオーラも、ドス特有の攻撃技ドスパークも、ドスになったばかりのこのドスまりさには使えない。 「あ゛……あ゛あ゛……」 呆然とするドスの目の前に、一匹の胴なしきめぇ丸が飛んでくる。 「残念でしたね。ふふ、おお無念無念」 首を横に振りながら嘲笑うきめぇ丸に、ドスは叫んだ。 「どぼじでごんな゛ごどずるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」 「あなたが無能でしたので」 さらりと返すきめぇ丸。 「ちゃんと群れの管理が行き届いている賢いリーダーは、われわれを見てもあまりうろたえません。 しかし、あなたのように無能なリーダーならば、この通り簡単に群れを崩壊させられますので。おお、無能無能」 愕然とするドス。 自分が無能だったから食料がなくなってしまったのはわかる。だが、無能であることときめぇ丸によってゆっくりできないことがどう繋がるというのだ。 ドスは理解できなかった。なぜ? どうして? その答えは出るはずも無い。 「おお、無能無能」「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 やがて一匹、また一匹と、無能コールが増えていく。 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「ゆ゛ぎい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛か゛か゛か゛か゛か゛か゛か゛か゛か゛ら゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 群れのゆっくりの半数は発狂した。発狂したゆっくりの中にはドスの姿もあった。 大半のゆっくりは加工所の職員によって連れて行かれて処分され、残りのゆっくりはきめぇ丸たちによって巣に運ばれていった。 ふと一匹のきめぇ丸が空を見上げると、白い粒子がゆっくりと降り注いでいた。 あとがきかもしれない 流石うぜぇ丸ッ!私たちにできないサラウンドを平然とやってのけるッ! // ヽ, ,.└''"´ ̄ ̄ `ヽ、 ,. '´ 、、 ヽ ヽ ノ , lヽ j /、lヽ ト、_,,.', r'´ r'"イ .ノ\| .レ r=;ァ'レ' { } おお、うざいうざい { !、 l rr=- / `'''l. ‐ .、 レヽ.,ト' ー=‐' / l 、,,_,,ノ ,,r' ゙i\ ,}' ', /ヘ, /レ' ,/ ‐、  ̄ ̄ ̄`゛''┘., 7'´レ1 ヽ 人ル'レ' ,r' 'i、_ノ 、 ,. `' 、 レ~i ノ ノ ,'.,,_、イ ,r'l、\ j ,r'l , !、 , ヘー‐- 、 l | | { } 'レ'rr=r レ. |/(,. ト゛'、`'、 -‐ノ .ヘー‐-ィ ヽ ||、. ‐ .l'''` ゙i -=;ァ' l ,.! } ''"//ヽー、 ノヽ∧ / |(,,,_,,、 l ゙i '‐=ー 'レ.,r'レ //^\ ヾ-、 | ハ / ノ |.\, 'J゙i ,ベi ,' '{, } ,ノ ヽ,_ ヽノヽ_)ノ l 'ーー<. / |. ヽヽ人 ,r' 「レ`ー- ..._ / ^_,.イ `r‐'゙ ヽ \ `丶、 |、 \\゛ ) _ ,. ,r' `i~レ/ `ヽ \___,/| ! l、 \ \| \ \ヽ / ノ ↑のAAがなんか素敵だった。 大量のきめぇ丸は書いてて楽しかった。 反省はしている。 後悔はしていない。 相変わらず中途半端です。ごめんなさい。 以上、EGSでした。 過去に投稿したもの 実力の無い話 つよいよわいつよいよわい 独善的シーソーゲーム 愛なき世界 長屋緩慢饅頭百景 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/1991.html
注意事項 虐待が薄い 文章力低い 死なないゆっくりがいます。 ゆっくりの言葉に漢字が紛れ込みます。 実験を始めてみたいと思う (前からの続きものです、前回の物を読んでおかないと状況がつかみづらいです。 実験を始めてみたいと思う (後 私にはゆっくりを虐待する趣味はない、しかしゆっくりには興味がある。 虐待お兄さんでもないし愛でお兄さんでもない、お兄さんと呼ばれるほど若くもない。 私というのはそういう男だ、それ以上でも以下でもないと認識しておいてほしい。 今回はゆっくりで簡単な実験をしてみようと思う、手順は以下のとおり 1・ゆっくり2匹を何もない部屋に入れる。 2・どちらか片方を喰い殺せば助けると説明。 3・残ったゆっくりを1の状況に戻す。 基本的にはこんな感じだ、しかし2の項目ではそのまま2匹とも何もしないで餓死されると 時間の無駄になる。 なので餌は朝昼晩と3食与えることにする、しかしそうするとゆっくりは相手を喰い殺さない。 そうなると3に進めないので時間制限を与えることと家族などを人質にすることで対処する。 また3で2の約束と食い違うことになるがそこでも人質などで対処できるだろう。 そして今回の実験での目的はこの状態を生き残ったゆっくりはどうなるのか?ということである。 さぁそれでは実験を始めてみたいと思う。 コンクリートの部屋で二匹のゆっくりが睨みあっている。 一匹は黒髪に赤いリボンが特徴のゆっくりれいむ、もう一匹は金髪にとんがり帽子が特徴のゆっくりまりさ。 普通に森で出会っていれば仲良くできたかもしれない、しかしもう出来ない、なぜできないかといえば人間に捕まったからだ、その人間がゆっくりを可愛がる 趣味がなかったからだ、その人間がゆっくりで実験をするのが趣味だったからだ、もうお互いどちらかしか生き残れない、どちらかの人質しか生き残れない。 私はのぞき窓から二匹を観察している、今は均衡を保っているが次に餌をもっていくまでこの状態でいられないだろう、私はそう予想する。 いや、これは予想ではなく確信に近い。 この実験はこの二匹だけで行っているものではない、ほかにもこの部屋と全く同じ部屋がいくつかありそこでここと同じ実験が行われている、単純に多くのデータ が欲しいからだ、この二匹とも五匹の同族を喰らっている、そして三匹目以降は二度目の餌を運ぶ前にどちらかが食われていた。 これはほかのゆっくりも同じような結果が出ていた、三匹目以降は二度目の餌はいらなくなる、ちなみにそれまでは時間ぎりぎりまでかかっている。 ここまでで特に優秀な成績を収めているのは(所要時間の少なさ)まりさ種のとある一匹だ、今回の実験に使ったゆっくりはお互いとは交流をしていなかった 2つの群れをまるごと使っている。 このまりさは群れのリーダーだった、賢く、仲間想いで、そこらの人間よりも誠実だった。 私がどの群れを今回の実験に使用するか観察しているときもこのまりさは今まで見たゆっくりの中で一番好感がもてた、しかしそれは過去の話、つい二日前 の話だ。 このまりさは一匹目から早かった、まず餌に手をつけず相手のれいむに向かって跳ねた むろんれいむは驚き初動が遅れる、こんなに躊躇なく、同族に襲われるなんて思わない、人間だってこんな状況ならまず驚く。 まりさが一度目の跳躍が終わると同時にれいむはまりさの方向に飛びかかろうと底部に力を込めた 「ゆっくりしていってね!!!!!!」 まりさが叫んだ 「ゆっゆっくりしていってね!」 れいむもゆっくりの本能で叫んでしまう 叫んだことで底部に込めた力が抜ける、まりさが二度目の跳躍 口を大きく開く、れいむに焦りの表情が見える 焦るのが遅すぎる 私はそう思った、だって私はこの結果がこの二匹を部屋に入れた時点で分かっていた、焦るのであれば目を合わせた瞬間が正しい。 それにしてもゆっくりが自身の習性を利用するとは驚いた、まさかゆっくりに驚かされる日が来るとは思わなかった。 そんなことを思っていると グチャン! と汚い音がのぞき窓越しに聞こえた。 一分とかからなかった。 この後もまりさはこのペースでゆっくりを喰い続け、28匹のゆっくりを喰っている、ただし5匹目以降は食いちぎっただけだ、許容量オーバーなのだろう。 実験は続いた、まりさも他のゆっくりたちも相手を噛みちぎり、噛みちぎられ、そのたびに私は透明な箱にハンマーを振った。 そしてストックしていたゆっくりも数がなくなる、とうとうこの実験も佳境だ。 結果としては最後に残ったのはリーダーまりさとれいむだった。 リーダーまりさはまだ正気を保っていたが相手のれいむは気が狂っていた、まぁこの状況なら気が狂っていないまリさの方が異常だと言えるだろう。 私としてはまりさに勝ってもらいたい、ゆっくり殺しの元リーダーが森に帰ったらどんな行動をするのかが気になるからだ。 私は二匹を地面に下ろした、そして餌を置き、時計を進める。 ここで今までなら隣ののぞき窓の部屋まで行くところだが決勝戦は生で観戦することにした、折りたたみの椅子を出して腰掛ける ギシリと椅子が音を立てた それが合図にでもなったのだろうか、二匹は一斉に飛んだ。 まりさは本能で感じていた。 このゆっくりを殺せば自分は、自分とつがいのパチュリーは、パチュリーの中に宿る命を守ることができるのだ。 最初に同族を喰い殺した時に自分は一切躊躇しなかった、するわけがない、できるわけがない。 自分の一番大切なものを守るためならば何でもできる、同族でも群れの仲間でも親友でも喰い殺してやる。 今までだって自分の大切な仲間や、伴侶のために、尽力してきた。 群れで食糧が足りないゆっくりがいれば自分の食糧庫から分けた。 新入りが巣をつくるのに手間取っていれば手伝った。 独り立ちをして群れから出ていくゆっくりがいれば運びきれないほどの食糧を分けた。 レイパーが来れば容赦なく殺した。 ゆっくりできない同族が群れを襲ってくれば容赦なく殺した。 群れの中で不穏分子があれば容赦なく殺した。 だからまりさは一番大切なパチュリーを守るために同族を殺した。 群れの仲間も食い殺したし、親友も食い殺した、あとはこのれいむを殺せば自由! またパチュリーと一緒にゆっくりできる、新しい群れをまた1から作るのもいいかもしれない。 このれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむを このれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむを このれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむを このれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむを このれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむを このれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむを このれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむを このれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむを このれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむを このれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむを 殺せば。 ギシリ まりさは無意識で前へ飛んだ、れいむを喰い殺すために、パチュリーやこれから生まれる子供たちとの未来をつかむために!! まりさはこの状況で喜んでいた!興奮していた! 生きるために、自由をつかむために、この抑制された世界を粉砕し森に帰るために自分が動いていることがうれしい! あぁ生きているってすばらしい!!!!!! ここで急に話は変わるが、人間の脳が一番よく働くのは危険にさらされた時だ、特に生命の危機ならそれはものすごい勢いで働く。 生命の危機に瀕した時自分の生い立ちなど、これまでの思い出がチカチカとめぐる事がある、私は感じたことはないがあるらしい。 確かその現象の名前は『走馬燈』というらしい。 今このまりさも似たような感じなんじゃないか? ゆっくりの思考を描写しているにはあまりに難しい言葉が多すぎるのも餡子が生命の危機でフル回転しているのだとすると納得はできないが百歩か千歩譲れば 自分に言い聞かせられないかい? まりさの目の前に大きな大きな黒が広がった、一瞬まりさにはこれが何か分からなかったがれいむの口だと理解した、いつのまにか目の前まで移動してきていた。 それにしてもこのれいむはゆっくりしているな、自分までもう少しなのに何をやっているのだろう?おや?避けようとしているのに体が動かない。 ゆっくりと口が近づいてくる いやだ!くるな!!自分は生きるんだ!ゆっくりと森でパチュリーと子供たちで・・・・・!! なくしてしまった友達や、食べてしまった同族や群れの仲間や親友の分までゆっくりすると決めたんだ!!! おまえなんかにいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ喰われてたまるかぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ガチュ!! 私はこの実験の結果がわかってしまった、れいむの勝ちだ。 まりさとれいむは同時に飛んだがスピードが違った、まりさは理性にとらわれすぎていたんだ。 本能だけで迷いも、まともな思考も捨て去ったれいむのような速さを出せなかったのだ。 食いちぎられる寸前で身をひねり即死は免れたがもうお終いだろう。 私はハンマーを握り椅子から腰を上げる。 グチャン!! 汚い音が部屋の中に響き、実験の終了を私に知らせた。 まりさは死の直前に何がいけなかったのか考えていた。 もう目も見えず喰われなくても死が待っているのは自分でもわかっていた、でもだからこそ考えた、何をどう間違ったのか。 ふつうのまりさとれいむのつがいの間に生まれ、近所に住んでいたパチュリーから様々な知恵を教えてもらい、姉妹たちと共に成体になるまでなに不自由なく育った。 独り立ちして加わった群れで狩りやれみりゃを撃退するなど功績をあげ、若いうちからリーダーになった。 群れ一番の美ゆっくりのパチュリーにプロポーズをしてOKの返事をもらった時は生まれて一番喜び、叫び、涙を流した。 群れの教育は徹底し、子供のころに教えてもらったとおり人間の里には近づかなかったし、野菜も盗まなかった。 群れの中には盗みなどを働くゲスもいたが、誰にも見つからないように殺した。 そして3日前にパチュリーが念願のにんっしんをした、生まれてくる子供たちのために準備に精を出した。 そして人間に捕まってからも自分の大切なもののために精一杯頑張った。 なんだ・・・・なにもしていないじゃないか・・・・ ゆっくりだったからこんなところに連れてこられて、こんな目にあって・・・ まりさの意識はそこで途絶えた 結局ゆっくりに生まれたことがこのまりさにとっての間違いだった。 私の目の前には狂ったゆっくりれいむとその家族の残骸、まりさとつがいのパチュリーの亡骸が転がっている。 パチュリーは私だがゆっくりれいむの家族はれいむ自身がやった。 わかりきっていたことだ、れいむが勝った時点でこのような結果になることは。 私はれいむを外に放してやった。 れいむはその場でとどまっていた、私が扉を閉めるまで。 次に扉を開けたときには消えていた、近くにはいくつかのゆっくりの飾りと少量の餡子が残っていた。 おまけ 私は実験室のある離れから台車を押しながら母屋に向かう、台車には透明な箱に入ったゆっくりたちだ。 実は2つの群れを実験に使ったがもうひとつ目星を付けていた群れがあってその群れから30匹程度捕獲してきたものだ。 そしてこのゆっくりたちには今回の実験のすべてをビデオカメラに収め見せておいた、程よい甘さになっていることだろう。 私は台所にいる妻に呼びかける。 「あら、今回もいい感じに下ごしらえができてるじゃない♪」 私の妻は家事全般得意だが料理に関しては特に得意でプロ級の腕前を誇る、もちろん菓子作りもお手の物だ。 ちなみに台車のゆっくりたちには私たちの声は聞こえているので、これからどうなるのかはわかっている、いい表情で泣いている。 「今回の実験はどうだった?楽しかった?」 「いや、それがあまりいい結果が出なかったんだ。」 「ふぅ?ん、じゃあさどこが悪かったか一緒に考えてあげるから後でビデオで見ようよ、どうせ撮ってあるんでしょ」 妻がほほ笑みながら提案してくる、もちろん私はうなずく。 「そこに君のお菓子があれば最高だな」 「じゃあすぐにできるお菓子がいいわね、あなたちょっと手伝って」 「あぁ、いいとも」 実験はとてもいい、こんな風に妻との会話のきっかけにもなるし彼女の作るお菓子の材料調達にもなる。 しかし一つだけ問題がある。 「そういえばあなた太った?顔が丸くなってきてる気がするのだけれど。」 「それならば君も太ったことになるぞ、私と同じ量食べているんだから。」 「あなたポッチャリな私が好きなんでしょ」 甘い物の食べすぎで太ってしまうことだ・・・ 「運動でもするかな・・・」 「じゃあ私のゆっくり虐待に付き合ってよ、あれ結構いい運動になるよ♪」 妻は小悪魔的な笑みを浮かべ取り出したゆっくりに包丁を入れた。 ゆっくりの悲鳴が台所に響く。 あとがき なんだか虐待していない気がする、なんだかひどい黒歴史生まれてしまった気がする。 やっぱり虐待してないってこのSS。
https://w.atwiki.jp/shinmegamitenseiif/pages/493.html
トップ|基礎知識|ガーディアンシステム|悪魔合体|悪魔|魔法・特技|アイテム|マップ|攻略|その他 レイコ 学校1F~3F 学校1F 傲慢界 飽食界 怠惰界 嫉妬界 貪欲界 学校4F~11F 精神世界 ユミ 学校1F 傲慢界 飽食界 怠惰界 嫉妬界 貪欲界 学校4F~11F チャーリー 学校1F 傲慢界 飽食界 怠惰界 憤怒界 アキラ 地のノモス 第1ノモス 第2ノモス 第3ノモス 第4ノモス 天のノモス 第2ノモス 〔8F~13F〕 ナゾの美女と会話イベント ナゾの美女 ナゾの美女が出現した場合、目を閉じると向こう側へ渡れるが、「FLY」になる場合がある ナゾの美女が出現しない場合、普通に向こう側へ渡れる 〔10F〕 ハエの群れと会話イベント ハエの群れ 「FLY」の状態で、ハエの群れと会話すると、BOSS『幽鬼:ドゥルジ』へ辿り着くヒントを聞くことができる 〔13F〕 バルブを開ける間欠泉を利用できるようになる 〔13F〕 BOSS『幽鬼:ドゥルジ』と戦闘 上へ
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2474.html
オレンジジュースを買いに 16KB 虐待-普通 制裁 ギャグ パロディ 小ネタ 変態 同族殺し ツガイ 群れ 野良ゆ ゲス 希少種 現代 独自設定 スレでみたある童話を見て思いつきました ・この話にはちょっとだけ悪魔(?)というか妖怪が出てきます!そういう不思議な存在が苦手な方は読まないほうがいいかも ・色々とパロディがあります ・死なないゆっくりが出てくるので、全滅好きなかたには不満のある内容かも ・一部賢いゆっくりは漢字を使って喋ります ・作者に都合の良い独自設定があります ・これを書いたのはHENTAIあきです!HENTAIなおまけがあるので苦手な方は読まないでね! ・それでもいいというひとはゆっくりよんでいってね!!! 町から少し離れた山の奥にゆっくりの群れがあった。ゆっくりの中では善良な物ばかりであり、 長には希少種であるゆっくりゆかりが群れをまとめていた。 この群れには希少種であるらんがちぇんと番となり、群れの皆と仲良く暮らしていた。 人間もあまり来ることも無く餌も豊富にあるこの場所はまさにゆっくりプレイスと言わざるを得ない場所だ。 だがそんな平和な群れにある日ゲスの群れが襲ってきた。 幸いらんや群れの長であるゆかりの元で何とかゲスを追い返すことはできたが、群れの半数が死に幹部ゆっくりのほとんどが 重症というひどい有様である。その負傷した中にはちぇんの番であるらんも含まれていた。 「らんしゃまー!おねがいだからげんきになってねー!」 「大丈夫だよちぇん。らんはすぐに元気になるから・・・。」 ここは負傷したゆっくりを集めた長の家である洞窟である。そこそこの広さがあり、一ヶ所にまとめて看病しやすくしているのだ。 そんな中でおろおろするちぇんを不安にさせないために、痛みに耐えて気丈に振る舞うらん。 しかしその声に力は無くどうみても無理をしているようにしか見えなかった。 「どうにからんはげんきにならないかしらおさ?」 「難しいわね。ご飯さんはあのゲス共からいくらでも採れるけど。」 唯一ゲスとの争いに加わっていない幹部のぱちゅりーは長であるゆかりにどうにかならないかと問う。 ゆかりが言うご飯さんとは、襲ってきたゲスゆっくりを動けなくして無理やりすっきりーをさせて 生まれる前の赤ゆが実っている茎を収穫することである。同族食いはタブーであるが、 生まれる前であり食べるのは茎であるため同族食いには当たらないとゆかりが生き残った群れの一員に説明したのだ。 もちろん詭弁であるが、生き残っているゆっくりの半数はまだ成体前で狩りが出来ずに餌を採ることが出来ないためだ。 ゲスへの制裁も兼ねてあるが、食糧事情はなんとかなっている。 「でもごはんさんがいくらあっても、けがさんはすぐになおらないわ!このままだとみんなしんじゃうわよ!」 ぱちゅりーの言うとうり、豊富な餌さえあればたいていの怪我はゆっくりなら治ってしまうだろう。 しかしそれは命に係わるほどの怪我だと話が変わってくる。 体が回復する間に体力が無くなり、そのまま死んでしまうからだ。 「困ったわね。こんなときにオレンジジュースさんがあればどんな怪我でも治るのに・・・。」 元飼いゆであったゆかりは飼いゆ時代を思い出しそんなことを呟く。 その言葉にらんの心配をしていたちぇんが反応する。 「ちぇんがそのおれんじじゅーすさんをとってくるよー!ゆかりしゃまどこにいけばおれんじじゅーすさんはあるの?」 ちぇんの反応にしまったと思うゆかり。今この群れでまともに動けるものはちぇんぐらいのものだ。 他のゆっくりには負傷したゆっくりの看護や、ゲスの管理の仕事に懸かりっきりである。 ちぇんは足は早く狩りも上手いが、このような作業には向いていないためらんを心配しておろおろするぐらいしか出来ないのだ。 ゆかりも一類の望みをかけて、ちぇんに町まで行ってもらうことにした。 「良いことちぇん。町に行ったらゆっくりがたくさん居るお家さんに行くのよ。そこでこのぴかぴかさんを人間さんに渡して、 『オレンジジュースを下さい』と言いなさい。そうすればきっとらんの怪我も治すことができるわ。」 「わかったよー!にんげんさんのところにいくんだねー!」 ゆかりが飼いゆ時代に持っていた五百円玉をちぇんに渡し、オレンジジュースを買うための方法を教えた。 ゆかりが言っているお家とはペットショップであり、そこでならお金を持って行儀よくすれば例え野良ゆであろうと 店員は愛でお兄さんであろうから買い物が出来るだろうと考えたのだ。 「らんしゃまー、ちょっとだけまっててねー。すぐにちぇんがおれんじじゅーすさんをとってくるからねー。」 そう言ってちぇんは街に向かって走り始めた。 今まで町に行ったことはないが、ちぇんは町の場所をちゃんと理解している。 それは長であるゆかりが人間の強さを分からせるために、若いゆっくりとゲスなゆっくりを町の近くまで連れていくからだ。 ゲスなゆっくりにはあまあまが貰えると言って人間に近づかせ、人間の逆鱗に触れたゲスの死にざまを若いゆっくりに見せる。 人間の圧倒的な強さを見せることで、人間と関わろうとせずに生きていこうとさせるのが狙いである。 「にんげんさんはこわいけど、らんしゃまのためにがまんするよー!」 自分を奮い立たせるように、ちぇんは頭の中で番であるらんのことを考えて力強く走り続ける。 「ゆ!こんなところにみんなをころしたゲスなむれのゆっくりがいるよ!」 「ほんとうなんだぜ!せっかくまりさたちがゆっくりぷれいすにすんであげようとしたのに、おいだしたゲスなんだぜ!」 「なんでもいいからすっきりしたいわあああああああ!」 ちぇんが見つかったのは、ちぇんの群れを襲ったゲスゆっくりの生き残りだった。 数を頼りに襲ってきたが、優秀な群れのゆっくり達の強さを見て旗色が悪いとみるとすぐさま逃げ出したゲスの中でも 性質の悪いゲスである。当然一匹だけのちぇんを見つけるや、欝憤を晴らすためにこうしてちぇんを甚振ろうと考えたのだ。 「いまはゲスにかまってるひまはないんだよー、わかれよー。」 ゲスにかかわる暇はないんだと、無視してさっさと街へと向かおうとするちぇん。 しかしすんなり通すはずがない。何故ならこの三匹はゲスなのだから。 「よわむしのちぇんがにげるよ!れいむのためにごはんさんになってね!」 「ごはんさんのまえにすっきりよー!」 「ゆっへっへっへ!かくごするんだぜー。」 このゲス達は今まではぐれゆっくりや少数の群れを襲っては、備蓄した食料やその死体を食って生きてきた。 そのため同族食いへの忌避など無い。ただ目の前にいるゆっくりは自分たちの食糧、それだけである。 「ここはにげるんだよー!」 このまま闘っても勝ち目がないと判断したちぇんは、その俊足を生かしてひとまず逃げることを選んだ。 すばしっこいちぇん種なら確かに逃げきることも出来るかも知れない。 「にがさないよ!おとなしくれいむのごはんになってね!」 逃げるちぇんを追いかける三匹。同族を食すことにより通常よりも栄養状態が良く、その体力も速さもなかなかのものだ。 しかしながらやはり基本的な運動能力が違う、今まで狩りで鍛えたちぇんの足には中々追いつくことが出来ないゲス達。 「さっさとまりささまのごはんさんになるんだぜ!」 「いまだよー!!!」 最もちぇんに近づいていたまりさに向かってちぇんは振り返り、ゆっくりにしては鋭い犬歯でまりさの顔に噛みついた。 顔の全面がごっそりと食いちぎられたまりさは、体を痙攣させて地面に倒れこむ。 「まりさああああああああ!れいむをおいてゆっくりしないでえええええ!これじゃあごはんさんがとれないでしょおおおおお!」 「しょせんげすなんだねー。おともだちがゆっくりしちゃっても、じぶんのことしかかんがえないんだねー。」 まりさの死体に文句を言うれいむに呆れながら、ちぇんは無防備なれいむに噛みつく。 まりさの後を追うように体を痙攣させてれいむもまたこの世から永遠におさらばした。 「すきありよおおおおおお!さいごにわらうのはこのありすなんだからあああああああ!」 「やべでええええええええええ!わぎゃらないよおおおおおお!」 一番後からやってきたありすがちぇんの後ろから近寄り、ちぇんをれいぽぉしようと体を擦りつけはじめる。 ありすの湿った体に不快感を感じ、ちぇんは泣きながら抵抗しようとする。 「「すっきりりいいいいいいいいいいい!」」 だがありすによって無理やりすっきりーされてしまい、ちぇんの額からはすっきりーによって茎が伸び始めてくる。 だがありすは一回だけで満足することはなかった。 「まだまだいくわあああああああ!」 そう言ってありすは再びちぇんですっきりーしようと体を動かし始めた。 ちぇんは何とか反撃をしようと、すっきりーされながらも考える。噛みつきも体当たりも出来ないこの体勢でちぇんは 唯一動くある部分での反撃を思いつく。 「ちぇんにはまだこれがあったんだよおおおおおおおおお!」 そういってかろうじて動かす事の出来た二本の尻尾で、ありすの両目にねじりこんだ。 痛みでちぇんから離れたありすに、ちぇんは最後の力を振り絞りそのぺにぺにへと噛みついた。 「ありすのぺにぺにがあああああああああ!」 痛みとぺにぺにを失ったショックから、ありすはショック死してしまった。 なんとかゲス達との戦いに勝ったものの、ちぇんはありすのすっきりーによって大きく体力を消耗していた。 額に生えた赤ゆ達に栄養を奪われて死ぬことはないだろうが、このままではどのみち衰弱死してしまうだろう。 意識が朦朧としているちぇんの前に人影が近付いてくる。 「おや?何やら騒がしいと思えば、生首の物の怪かえ。」 そう言って面白そうに近寄って来た美女は、山の中というには不釣り合いな着物を着ており、 人間であればあるはずの無い尻尾があった。ちぇんは美女に気づいて虚ろな目でその人物を見た。 「らんしゃまなんだねー。ごめんね、ちぇんはおれんじじゅーすさんとってこれなかったよー。」 「ほほ。お主はなにやら勘違いしておるようじゃの。まぁよい、ちと心を覗かせてもらうぞ。」 ちぇんの弱った体に触れ、目をつぶって何やら口の中で唱える。しばらくしてから、立ち上がった美女は興味深そうにちぇんを眺める。 「なるほどのぉ。番と仲間の為に薬を取ってこようとは。少し助けてやろうかの。」 袖口から何やら札を取り出しちぇんの体に張り付けると、そのまま美女はどこかへと去っていた。 それからしばらく時間が過ぎてちぇんが目を覚ますと、自分の体が変化していることに気づく。 「わからないよおおおおおお!どうしてちぇんにへんなものがはえてるのおおおおお!?」 突然胴付きとなってしまって混乱するちぇんだが、少しして落ち着くと自分の体に力が漲っていることに気づいた。 今までより早く動けるようだと思い、恐る恐る歩いてみる。 「わからないけどなんだかいつもよりはやくうごけそうだよー。」 一歩一歩よろけながら歩いていくうちに慣れてきたのか、ちぇんは二本の足で走り始める。 「わかるよー!まるでかぜさんみたいなんだよー!」 楽しそうにちぇんは町へと走りだす。 ちぇんが町へと着いた時には、あたりはすっかり薄暗くなってきていた。 始めてくる街に戸惑いながらも、ちぇんは長であるゆかりに言われたとうりにゆっくりがたくさんいる店を探し始める。 「あったよー。きっとここがゆかりしゃまがいってたばしょだねー。」 ゆっくりが多くうろついていた店を発見したちぇんはすぐにその店へと入って行った。 薄暗い店内を歩いていると、ちぇんは店の主人と思われる老人に声をかけられる。 「もう店じまいなんじゃが。まぁいい、何のようじゃいお嬢ちゃん。」 ここは老人がひっそりと経営している雑貨店だ。猫好きな老人が外に猫の餌を用意しているのに惹かれて多くの野良ゆっくりが この店の前にやってくるのだ。もちろんゆっくりに食わせる為ではないので、老人はゆっくりを見かけ次第潰しているが。 「変わった服を着ているのお嬢ちゃん。それにあの猫そっくりなゆっくりの帽子まで被って。」 「ゆ!?ちぇ、ちぇんはちぇんのまねをしてるんだよー。だけどにんげんさんなんだよー。」 何やら老人の視線が険呑なことに気づき、とっさに自分は人間だと誤魔化すちぇん。 訝しげにちぇんを見る老人だが、どうでもいいというようにちぇんに尋ねる。 「それで、何が欲しいんじゃ?あいにくうちはそんなに品ぞろえは良くないぞ。」 「おれんじじゅーすさんをください。」 そう言われて老人はクーラーボックスに入れて冷やしてある、紙パックに入っているオレンジジュースを取り出す。 最近では子供が遊びでゆ虐をするために、オレンジジュースを欲しがるのでわざわざ加工所産の物を仕入れているのだ。 「ほれ、一本でいいんかの。」 「えっとこれでもらえるだけほしいよー。」 そう言って渡された五百円玉を取り出そうとするちぇんだったが、慌てて床に落してしまう。 すぐに拾おうとして屈んだちぇんだったが、うっかりお飾りであるぼうしが脱げてしまった。 ちぇんの頭から隠していた猫のような耳が出てしまい、老人にそれが見えてしまった。 すぐに帽子を被りなおして五百円玉を渡すが、老人は怪しそうにちぇんに視線を向ける。 「ちょっと待っておれ。奥からジュースを取ってくるからの。」 はらはらするちぇんを置いて、老人は店の奥へと引っ込んでいった。 ちぇんから渡された五百円玉を明りに照らして調べだす老人。表面に触り、本物かどうか店の五百円玉と見比べる。 試しに擦りつけたりしてみたが、本物であると思いちぇんのいるレジへとオレンジジュースを持っていく。 「これだけじゃな。これがお釣りじゃ。」 「おじさんありがとうねー!」 オレンジジュースとお釣りを受け取り、ちぇんは老人にお礼を言って店から出ていく。 老人は少し考えこむが、すぐに店じまいをする準備と表にいるゆっくりを潰すことを始めた。 「ただいまー!ちぇんはおれんじじゅーすさんをとってきたよー!」 笑顔で群れへと帰ってきたちぇんだが、しかし群れのゆっくりは胴付きとなったちぇんに奇異の視線を向ける。 その視線におろおろとするちぇんだったが、長のゆかりがやってくるのを確認すると安堵の表情を浮かべる。 「初めまして胴付きのちぇん。今日はゆかりの群れに何のようかしら?」 ゆかりの言葉にショックを受けるちぇん。あんなに優しくしてくれたというのに、まるで初めてあうゆっくりのようの言葉に、 ちぇんは涙目でゆかりに訴える。 「ゆかりしゃまああああ!ちぇんはらんしゃまのちぇんだよおおおお!いわれたとうりにおれんじじゅーすさん とってきたのに、どうしてそんなこというのおおおおおおお!」 「ごめんなさいね、でもゆかりの群れには胴付きさんなんていないのよ。」 そう言うゆかりの視線は非常に冷たいものだった。養豚場の豚でも見るかのように、 可哀想だけど明日にはお肉屋さんの店先に並ぶ運命なのねという感じだ。 「ほらあああああああ!ちぇんのおぼうしさんだよ!ちぇんはちぇんなんだよおおおおお!わかってねえええええええ!」 必死に自分が群れのちぇんだということを証明するように、お飾りである帽子を見せつける。 それでもゆかりの視線は変わらない。 「残念だけど、群れに入るためにお帽子を盗むゲスは多いのよ。だからお飾りだけじゃ家のちぇんと認めるわけにはいかないわ。」 確かに今までも群れの噂を聞いて群れのゆっくりのお飾りを奪って紛れ込もうとするゲスはいた。 だが金バッジであったゆかりの前に見抜かれ、せいっさいを受けることになったが。 「残念だけど貴方をちぇんと認めるわけにはいかないわ。今ゆかりの群れは忙しいから、早く出て行ってね。」 そうゆかりが言うと群れのゆっくり達はそれぞれの仕事をするために帰っていく。 最後まで残ったゆかりは泣いているちぇんに声をかける。 「胴付きさんなら、きっと人間さんの街で飼ってもらえるわ。だから貴方は町へ行きなさい。早くしないと雨が降るわよ。」 それでもちぇんは群れに残った。番である大好きならんに会おうと、怪我人が集められている洞窟に向かう。 しかし、洞窟の入り口で見張りをしている枝を加えた子まりさに威嚇される。 「へんなゆっくりがちかよらないでね!ちかよったらこのえださんでぷすぷすするよ!」 赤ゆであったころ世話をしていた子まりさにそう言われて、ちぇんは泣く泣く群れから出ていく。 だが買ってきたオレンジジュースとお釣りを入口には置いて行った。 「わからないよー、どうしてみんなちぇんのことがわからないのー。」 ちぇんは一人寂しく木の下で悲しむ。そうするうちにゆかりが言ってたように少しづつ雨が降ってきた。 ちぇんはもうどうでもいいと思い、体が濡れるのもかまわずそのまま眠ってしまった。 よく晴れた朝に、ちぇんは目を覚ました。 昨日のことを思い出し、ちぇんは憂鬱な思いで体を動かそうとする。 「あれ?ちぇんのからださんもどってるよー!」 気づくとちぇんは自分の体が元に戻っていることに気づく。どういうわけかは分からないが、 ちぇんは再び群れへと戻った。 「ちぇん!?今まで何処に行っていたの!皆心配したのよ!」 昨日とは違い、ゆかりはちぇんに優しい言葉をかける。 それを聞いてちぇんは嬉しくなり、ゆかりに涙ぐみながら答える。 「げすにおそわれてけがをしたんだよー!でもやさしいおねえさんがたすけてくれたんだよー!」 「優しいお姉さん?もしかしてあの胴付きのちぇんのことかしら。」 勘違いするゆかりだが、それを訂正しようとはしないちぇん。自分でもよくわからないのだから。 泣きながらゆかりにすりすりをしていると、洞窟から番であるらんが出てくる。 「ちぇえええええええええええん!」 「らんしゃまあああああああああ!」 元気な声で自分を迎えてきたらんに、ちぇんも力いっぱい声を出してらんに飛びつく。 二匹は今までの寂しさを埋めるようにすりすりをしていた。 おまけ ゆかりが家出した理由 「んほおおおおおおお!ゆかりんの少女臭良い匂いいいいいいいいいい!」 「やべでおにいざん!ゆかりのはずかしいところを嗅がないでえええええええ!」 「何を言うんだゆかりん!ゆかりんの匂いを嗅がないとお兄さん一日の元気が出ないんだよ!」 「それでもいやあああああああああ!」 「ツンデレなんだねええええええ!ツンデレなゆかりんも可愛いいいいいいいいいいい!」 飼い主であるお兄さんの激しいスキンシップに嫌気がさしたゆかりは、身の回りの物をまとめるとそのまま家を飛び出す。 町の恐ろしさを知っているゆかりは、そのまま近くにある山へと向かった。 そこで長を亡くして混乱している群れに入れてもらい、その知識を群れの為に使いたちまち新たな長となった。 後日ゆかりがいなくなったことに気づいたお兄さんは裸で寝ていたにもかかわらず、ゆかりを探すために外に出て警察のお世話になることになった。 後書き これにて基本種胴付きコンプリート!元ネタというか、スレで『手袋買いに』という単語があったのでこのSSを思いつきました。 中々良いアイディアが湧かずにまた悪魔さんに頼ってしまいました。 本当は藍様を出そうと思いましたが、そのまま連れて帰っちゃうような気がしたので、日本に居たという玉藻前という 狐の妖怪にちぇんを胴付きにしてもらいました。 何でちぇんが戻ったの?と疑問に思う方、原作である東方の橙は藍様に式神を付けって貰っているんですが、 どうも水を被ると式神が外れてしまうようなんです。 SS中でも玉藻前に式神を付けってもらって胴付きにはなったけど、雨に濡れて結局元の胴無しに戻ったというわけです。 ごめんね、作者の力量不足で後書きで説明しないと分からなくて・・・。 餡コンペに向けてただいま苦悩中のHENTAIあきでした。 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい ふたば系ゆっくりいじめ 1003 寂れた神社で ふたば系ゆっくりいじめ 1014 ゆーパチ「ヒャッハー!虐待だぁ!」 ふたば系ゆっくりいじめ 1024 めーりんの憂鬱 ふたば系ゆっくりいじめ 1036 別れと出会い ふたば系ゆっくりいじめ 1043 夜の怪奇現象 ふたば系ゆっくりいじめ 1058 S計画 作られたゆっくりたち ふたば系ゆっくりいじめ 1072 胴付きへの進化 ぱちゅりーの場合 ふたば系ゆっくりいじめ 1080 違うありす ふたば系ゆっくりいじめ 1087 まりさ家出する ふたば系ゆっくりいじめ 1099 てんこを良い子にする方法 ふたば系ゆっくりいじめ 1108 きめぇ丸?いいえしゃめい丸です ふたば系ゆっくりいじめ 1144 別れと出会い まりさのトラウマ編 ふたば系ゆっくりいじめ 1155 ゆっくりスクール ふたば系ゆっくりいじめ 1159 ゆっくりの寿命 ふたば系ゆっくりいじめ 1165 ゆっくりクラブ ふたば系ゆっくりいじめ 1178 まりさひどい目に遭う HENTAIあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゆかり種って知能高いはずなのに、ちぇんに気付かないのか? リアル九尾はちぇんの記憶を読んでから変化させてるから、 同一ゆん物と判別できるヒントを残していると思うけど・・・? じゃないと「人間の少女」ではなく、わざわざ「胴付き」に変化させた理由が無い。 -- 2018-03-28 20 58 01 HENTAI兄さんが原因かいwww -- 2014-08-02 11 30 34 おにいさんのなかみはかすたーどさんなんだねー。わかるよー。 -- 2014-06-06 07 48 27 おにいさんは今自宅にいた嫌がるゆかりんの姿と怒る警官の姿を頭に浮かべながら・・・・・ -- 2012-07-27 19 53 39 かいゆっくりに嫌われるお兄さんもいるのか… -- 2010-12-11 00 25 16 東方オフスプを思い出した -- 2010-09-27 23 37 42 お兄さんはレイパーじゃないよ!ゆかりんが魅力的すぎるから、お兄さんは少女臭中毒になっただけだよ!! -- 2010-07-24 04 12 31 ゆかりん家での原因のお兄さんがレイパーじゃねーかwww -- 2010-07-24 04 06 55 少女臭の良さがわかるとは、良い感性をしてるね。 -- 2010-07-15 17 18 31
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2621.html
※ゆっくりと畑と野菜(1)からの続きです 数日後、優男と若い村人はあの『畑』のところに向かっていた。 成果の確認と次なる仕込みを施すためだ。若い村人はその為に使う材料を包んだ風呂敷を提げている。 二人は、ゆっくり達のテリトリー手前で立ち止まって周囲を確認した後、 これからの行動について確認した。 「さて、ここから別行動な訳ですが、やるべきことは分かっていますね?」 「勿論だ。ゆっくりには絶対に見つからないようにする」 「私の方でも、なるべくこちらに注意が集まるよう話を持って行きます。では、お願いします」 確認を済ませると、優男は堂々と山を進み、若い村人は隠れるようにして進んでいった。 優男が『畑』に到着した。 すると、まるで畑を見張るようにしていた長まりさと幹部達が優男に気付き、 ゆっくりらしからぬ素早さで駆け寄っていく。 「やあ、長。ゆっくりし――」 「ジジイ!どういうことなんだぜ!?」 優男の挨拶を遮るようにして長まりさが突っかかった。再びの喧嘩腰だ。 その一言で、作戦が上手く機能していることを見て取った優男が平然と続ける。 「そんなに興奮してどうしたんだい、長?」 「どうもこうもないのぜ!ジジイは嘘をついたのぜ!」 「むきゅう!あのはたけさんからは、おやさいさんがはえてこないのよ!」 「あのはたけはとんだいなかものだわ!」 興奮して優男をなじるばかりの長に代わって、ぱちゅりーとありすが説明する。 二匹の方も、長よりは冷静だが、それでも憤懣やるかたないといった空気を発している。 「つまり君たちは、あの『畑』から野菜を採れていないということかい?」 「さいしょからそういってるのぜ!!」 「ばかなじじいはれいむたちにあやまってね!」 頃合いだな、優男は内心で呟いた。 ゆっくり達は冷静さを失い、目先の野菜しか見えないようになっている。 作戦を次の段階に進める条件は揃っている。 「そうなのか……。でも、それはおかしいよ」 「ゆっ!?だからそういってるのぜ!はえてくるはずのやさいさんがはえてこないのぜ!」 「ああ、違う違う。そういう意味のおかしいじゃなくてね、 野菜が生えてこないはずがないっていうことだよ。だってそうじゃないか? 畑があるのに野菜が生えてこないなんてそんなゆっくりできないことはありえないだろう?」 その言葉に、ゆっくり達が一瞬返答に詰まったのを見逃さずに優男が畳み掛ける。 「ねえ、長。長だってあの『畑』をとってもゆっくりした畑だって認めてただろう?」 「ゆ。たしかにそういったのぜ」 「ぱちゅりーとありすも、人間の畑にそっくりだ、都会派だって喜んでたじゃないか」 「むきゅう」「とかいはなれでぃはうそはつかないわ」 「だったら、野菜が生えてこないはずがないだろう? これまで色んな畑と野菜を見てきたみんながお墨付きを与えた『畑』なのに」 優男のその言葉に、それでも納得できないように長まりさが反論する。 「で、でも、じっさいはたけさんにはやさいさんがないのぜ?」 「うん。だからね、考え方を変えなきゃいけないんだ。 あの畑から野菜が生えてこないはずがない。でも実際畑には野菜がない。 じゃあ、野菜が生えてこなかったんじゃなくて、誰かが生えてきた野菜をこっそり持って行ってしまった。 その可能性の方が高いんじゃないかい?」 優男が言っているのは無茶苦茶な理屈だった。 特に、あの見せかけだけの『畑』から野菜が生えるはずがないと知っている者にとっては。 しかし、『やさいさんはかってにはえてくるもの』と信じ込んでいるゆっくり達には効果覿面だった。 みんなで確認したとってもゆっくりした『畑』。そこに野菜が生えてこない訳がない。 でも、今、現実に畑には野菜がない。ならば、生えてきたはずの野菜はどうなったのか。 優男の言葉、その意味するところがゆっくり達の餡子に染み渡っていく。 「ゆうぅ~!?たいへんなのぜ!やさいどろぼうがいるのぜ!」 「れいむたちのはたけさんからおやさいさんをぬすむなんてゆっくりできないよ!」 「はんにんは、きっととんでもないいなかものね!」 「むきゅう、でもだれがそんなことを……。はんにんをつきとめなきゃいけないわ」 ぱちゅりーの言葉を燃料にしてゆっくり達の怒りが燃え上がった。 そうだ、犯人を捜さなきゃいけない。そして制裁してやる。 群れの宝に手を出したことを後悔させながら永遠にゆっくりさせてやる。 優男はゆっくり達のそんな内心の動きを的確に把握していた。 そして、その感情の矛先を都合のいいように操るべくゆっくり達に声を掛ける。 「じゃあ、一つずつ整理してみようか。 まず数日前に、僕らがここに来て人間とゆっくりの仲直りの証に『畑』を作った」 「むきゅ、そのとおりね」 「そして、『畑』作りを終えた僕らは山を下りた」 「ええ、とかいはなおみおくりをしたわ」 「それ以来、仲直りしたこともあって村人はゆっくりの山に近づいていない」 「ゆっ!たしかににんげんさんをみたってほうこくはされてないのぜ!」 「それなら、ここ数日間で畑に近寄れたのはゆっくりか動物か虫かっていうことになるね」 「ゆっくりりかいしたよ!」 「ところで、この山で主に野菜を食べるのは一体誰だい?」 「むきゅ、もちろんぱちゅりーたちよ」 「とかいはなおやさいさんは、とかいはなありすたちにこそふさわしいたべものだわ」 「どうぶつさんたちはおやさいさんなんてたべないよ!」 「ゆっ!ゆっくりしたやさいさんは、ゆっくりしたゆっくりにたべられるのがしあわせ~なのぜ!」 張り切って答えるゆっくり達を見ながら、男は若い村人のことを考えていた。 さて、どうやらこちらは上手く行きそうだ。ならば作戦の成功は彼が上手くやるかどうかに掛かってくる。 どうか頑張ってください。 優男は、ゆっくり達に見つからないよう慎重に慎重を重ねて 山を進んでいるはずの若い村人に内心でエールを送った。 そして、気分を切り替えると、満を持してゆっくり達に破滅の言葉を投げかける。 「と言うことは、野菜を盗んだのはゆっくりの誰かである可能性が高いということだね。 だってこの山には野菜を食べたがるのはゆっくり達しか居ないんだから」 「ゆっ!?」「ゆぅ?」「むきゅ?」「ゆゆゆ?」 ゆっくり達は混乱しているようだ。 ただそれでも、必死で今の会話を反芻して何とか優男の言葉を理解しようと努めている。 普段は、ぱちゅりーを除けば頭を使いたがらない傾向が強いゆっくりにここまでさせるとは。 食い物の恨みは恐ろしい。 「ゆ、ゆっくり、りかいしたの……ぜ?」 「むきゅう、たしかにおにいさんのいううとおりだわ」 「むれにそんないなかものがいるなんてゆるせないわね」 「そんなことするゆっくりがいるなんて、れいむはゆっくりりかいできないよ……。」 ゆっくり達は優男の言葉をそのまま受け入れた。 これには優男自身も驚いている。 優男としては、さすがに身内に犯人が居ると言えば抵抗されるだろうと想定して 気持ちと反論の準備をしていたのだった。 しかし、現実はこの有様。 どうやら、村のどの畑よりも広い『畑』を作って野菜を提供したというのが、 予想以上にゆっくり達の心を掴んでいたらしい。 優男も下調べの段階で掴んでいた情報ではあったが、ここまで食い意地の張った群れはさすがに珍しかった。 「なら、ここに群れのゆっくりを集めてみればいいのでは? もし集まることを嫌がる怪しいゆっくりが居ればそれが犯人かもしれないし、 みんな集まったら集まったで犯人捜しがやりやすくなるよ」 優男は気を取り直してゆっくり達を更に都合のいい方に誘導しようとする。 自分の方に注意を集めて若い村人を援護する為には、 群れのゆっくり全てに一カ所にまとまっていて貰った方がいい。 「ゆっ!?さすがはおにいさんなのぜ!そうするのぜ!れいむ、ありす、ぱちゅりー! むれにひとりのこらずあつまるようつたえるのぜ!こなかったゆっくりははんにんだとみなすのぜ!」 「ゆっくりりかいしたよ!」「とかいはなさくせんね」「むきゅ、けんめいなはんだんだわ」 長ともあろう者が、『さすがはお兄さん』と来た。 このゆっくり達はいまや完全に優男の掌の上に乗っていた。 しかも、本人達はそれに気付かず、むしろ『畑』を用意し、山から人間を遠ざけ、 野菜泥棒を捕まえる手助けをしてくれていると判断して全幅の信頼を寄せている。 その全てがここのゆっくり達を群れごと陥れるための仕込みだというのに! 先日、若い村人に注意をした身ではあるが、優男も笑い出したい衝動が湧き上がってくるのを感じていた。 必死で堪えて何でもない風を装っているおかげで表情や態度には変化がないが、 内心は狂ったように笑い出したいという気持ちで一杯だった。 掌の上で踊るゆっくり達の姿は、それほど哀れで惨めだった。 それからしばらく時間が経ち、群れの集合が完了した。 一人残らず集まるようにと厳命され、来なければ犯人と見なすと説明されているため、 本来ならまだ巣から出るべきでない赤ん坊から妊娠した大人まで様々なゆっくりが一堂に会している。 広い『畑』を作ってもまだそれなりに余裕のあった広場が埋まる程の数だった。 長まりさが少し高くなった斜面上にある切り株に乗り、幹部がその周りを固めた。 群れの集合では、幸か不幸か全てのゆっくりが集まって誰が怪しいか分からなかった。 そこで、これから犯人捜しを行うつもりなのだ。 「ゆっ!!みんなきくのぜ!!! まりさたちがてにいれたはたけさんに、やさいさんがないことにはみんなきづいてるとおもうのぜ!!! まりさたちがちょうさしたけっか、そのやさいさんはむれのだれかにぬすまれた かのうせいがたかいとはんめいしたんだぜ!!!」 集まったゆっくり達のあちこちから声が上がった。 自分は泥棒じゃないと主張する者、群れにそんなゆっくり出来ないゆっくりが居るなんてと怒る者、 野菜を楽しみにしていたのにと嘆く者。反応は様々だ。 幹部達が声を張り上げて、群れを宥める。 数分掛けてようやく静かになった。 長まりさが続ける。 「そこで、いまからはんにんさがしをおこなうのぜ!!! やさいさんをぬすんだゆっくりは、なのりでるのぜ!!! いまなら、ついほうだけでゆるしてあげるんだぜ!!!」 長まりさの言葉は勿論嘘だ。追放で許す気などあるはずがない。 野菜を盗んだゆっくりを永遠にゆっくりさせてやる気満々だった。 しかし、そう言ってしまえば名乗り出てこないだろうと考えて、 長まりさなりに知恵を働かせてああ言ったのだった。 しかし、当然誰も名乗りでない。 優男からすれば当たり前の結果だ。 そもそも、野菜泥棒どころか盗まれる野菜さえ存在しないのだから。 だが、長まりさは苛立った。 群れのゆっくり達が保身に走っていると考えた。 その感情の赴くままに更に続ける。 「あとになって、だまっていたことがばれたらひどいのぜ!!! いまのうちなんだぜ!!!」 群れのゆっくりも幹部達も誰も何も言わない。 沈黙が場を支配した。そのまま数分が経過する。 このままでは埒があかないと考えたのか、ぱちゅりーが長まりさに声を掛けた。 「むきゅう、だれもなのりでないわ。どうするの?」 「ゆゆっ」 長まりさは返答に詰まった。 そもそも、長まりさは優男に煽られた勢いのまま突っ走っていただけなのだ。 群れを集めて、犯人捜しをして、見つからなかったらどうするかなど考えているはずがない。 長まりさが助けを求めるように優男を見る。 優男はその時、自分の方に群れの注意を集めてから過ぎた時間を計算していた。 群れを集めるための時間、宥めるための時間、沈黙の時間。 充分だ。 若い村人が仕込みを行い、テリトリーから抜け出すのに充分な時間だ。 そう判断すると、にっこりと笑顔を作って、長まりさに助け船を出してやる。 ただし、その助け船の行き先は地獄であった。 「名乗りでないのであれば仕方がないね。 手当たり次第に家を捜索してみるのがいいかな。 あの広い『畑』から盗んだ大量の野菜を数日で食べきることは出来ないはず。 犯人の家には痕跡が残っているに違いないよ」 なるほど、長まりさは感心した。やっぱりお兄さんは頼りになる。 群れの方に向き直って宣言する。 「だれもなのりでないから、いまからみんなのいえにやさいさんがないかかくにんするのぜ!!! うらむならはんにんをうらむのぜ!!! れいむ、ありす、ぱちゅりー。そうさたいをけっせいするのぜ!」 長まりさの言葉の後半部分、自分たちへの指示を受け取った幹部達が動き出す。 自分に近しいゆっくりに声を掛けて、捜査隊として巣を改めに出かけていった。 長まりさがイライラと動き回っている。 捜査隊の出発から既に二十分ほど経っていた。 いつの間にか長まりさの相談役的な立場に納まった優男はそんな長まりさを宥めながら悠然と待っている。 作戦の成功を既に半ばまで確信していた。 そこへ一匹のゆっくりが口に何かをくわえて駆け込んできた。 幹部れいむと共に捜査隊として出てかけて行ったれいむだ。 捜査隊れいむが口にしていた何かを長まりさの前に置き、叫ぶようにして告げる。 「おさ、おうちからやさいさんのかけらがみつかったよ!」 「ゆぅ~!やっとみつかったのぜ!!だれのいえなのぜ!?」 「おおきなきさんのねもとにある、ちぇんとれいむいっかのすだよ!」 その言葉が発せられた瞬間、群れのゆっくりの一部がズザッという音を立てて動いた。 群れの中にぽっかりと空白ができたような状態になる。 その真ん中では成体のちぇんとれいむ、子供のちぇんとれいむ数匹が呆然としていた。 彼らがちぇんとれいむ一家であることは明白だ。 長まりさが目の前に置かれた何かを確認して言う。 「たしかにやさいさんのかけらなんだぜ! ちぇんとれいむいっか!!まえにでるのぜ!!」 長まりさが苛立ち混じりの声をぶつけるが、ちぇんとれいむ一家は動かない。いや、動けない。 嫌な空気に耐えながら早く犯人が見つかって欲しいと願っていたら、いきなり自分たちが犯人だと言われたのだ。 まともに物を考えられる状態ではとてもない。 しかし、そんな一家に周囲のゆっくり達は容赦しない。 最初はゆっくりと、徐々に激しく、罵声を浴びせる。 「どろぼういっかはゆっくりしないではやくまえにでてね!」 「このいなかものいっか!」 「みんなのおやさいをぬすむなんてわからないよー!」 そんな声に押し出されるようにして、ちぇんとれいむ一家はフラフラと長まりさの前に出た。 反論しようとしているのか、あり得ない状況に呼吸が乱れたのか、口をぱくぱくさせている。 そんな一家に長まりさは全く躊躇することなく告げた。 「おまえたちのいえからしょうこがでたのぜ! しかも、まりささまがなさけをかけてやったときになのりでなかったのぜ! ふたつのつみでおまえたちはしけいなんだぜ!ゆっくりしないでしぬんだぜ!」 そして、そのまま親ちぇんに飛び掛かる。 「わ、わからなべぇっ――」 無防備な状態で、通常の成体より二回り程大きな長まりさの体当たりを受けて、親ちぇんは吹っ飛んだ。 中身を盛大に漏らしながらピクピクと痙攣している。もう長くないだろう。 その光景にようやく我に返ったのか、親れいむが必死で弁解を始める。 「ま、まってね!れいむたちはおやさいさんをぬすんだりたべたりしていないよ!」 「じゃあどうして、いえからやさいさんのかけらがみつかったのぜ?」 「ゆ……。そ、それは……」 「それはなんなのぜ?」 「き、きっとちぇんがかってにやったんだよ!れいむとおちびちゃんたちはしらないよ!」 しかし、初めからこいつらが犯人だという結論ありきで裁いている長まりさは聞く耳を持たない。 「かたるにおちるとはこのことなんだぜ! いえのなかにやさいさんがもちこまれてきづかないはずないのぜ! どうせちぇんといっしょにたべたのぜ!」 親れいむの弁解を一蹴した長まりさが飛び掛かった。 そのまま何度も親れいむの上で跳ねて押しつぶす。 「しぬのぜ!しぬのぜ!」 「ゆげぇっ!やべでね゛!ゆ゛っぐり゛でぎな゛い゛よ゛」 「おまえはゆっくりしないでいいのぜ!ゆっくりしないではやくしぬんだぜ!」 「も゛、も゛っどゆ゛っぐり゛じだがっだよ゛……」 親れいむが死んだ事を確認すると、長まりさは震えている子供達にも容赦なく飛び掛かる。 「わかないよー」 「たすけておかあさんんん」 「れいむたちどろぼうさんじゃな――」 「……」 そして、助けを求める子も泥棒じゃないと主張する子も呆然としていた子もまとめて潰された。 「ゆっ!あくはほろびたのぜ!」 長まりさは満足げだ。 だが、群れの悪夢はまだ終わらない。 今度は、幹部ありすと共に出てかけて行ったまりさが駆け込んできた。 捜索隊まりさは駆け込んだ勢いそのままに叫ぶ。 「ゆっ!おさ!がけのしたのどくしんありすのいえでやさいさんをみつけたよ!」 「ま、またなのぜ!?」 野菜泥棒をやっつけたぞと一仕事終えた顔をしていた長まりさはその報告に仰天した。 その様子を敏感に察知した優男が長まりさに釘を刺す。 「長、あれだけ広い『畑』から採れる野菜は一家族で食べきれる量じゃないはず。 残念だけど泥棒はまだまだ居るはずだよ」 「ゆぅ~。たしかにそのとおりなんだぜ。こうなったらてっていてきにやってやるのぜ! どくしんありす!!まえにでるのぜ!!」 今度は誰もその言葉に反応しない。 群の後ろの方で何かもめ事が起こっていて、そちらに注目が集まっている。 長まりさがヒートアップする。 「なにやってるのぜ!?しずかにするのぜ! どくしんありすははやくまえにでるのぜ!!」 すると、もめ事が起こっていた辺りから一匹のボロ雑巾のような有様のありすが運ばれてきた。 どうやらこれが独身ありすらしい。 独身ありすを運んできたゆっくり達に長まりさが尋ねる。 「なにがあったのぜ?」 「ゆ!このどろぼうはにげようとしたんだよ!」 「だからみんなでつかまえたんだね、わかるよー」 「ぁでぃずはちがぅぅ」 どうやらこの賢明な独身ありすは、さっきの一家を見ただけで 身に覚えがあろうと無かろうと前に出た時点で殺されると判断して逃げだそうとしたらしい。 しかし、あっさり捕まって袋だたきというわけだ。 優男がまたも長まりさの思考を誘導する。 「長、逃げるというのはやましいことがある証拠だ」 「おにいさんのいうとおりなんだぜ!このありすはしけいなんだぜ!」 広場は魔女裁判の様相を呈している。 前に出ればすぐに長まりさに殺され、逃げようとすれば袋だたきにされてから殺される。 死刑はすぐに執行された。 「ゆっくりせずにしぬのぜ!」 「ゅぅぅ」 既に虫の息だった、本当は無罪の独身ありすは 碌に弁解も出来ないまま永遠にゆっくりした。 独身ありすの死刑が終わった。 群れのゆっくり達は、誰が泥棒で誰が違うのかまともに判断出来なくなり疑心暗鬼に陥っている。 そんな全くゆっくり出来なくなってしまった群れに、三つの捜索隊がまとまって帰ってきた。 捜索隊の帰還に群れ全体が緊張している。 長まりさが捜索隊にねぎらいの声を掛けようとして戸惑って止めた。 捜索隊が妙に暗い雰囲気なのだ。 「どうしたのぜ?なんだかゆっくりしてないのぜ?」 「ゆぅ……。おさ、とかいはらしくおちついてきいてね……」 「むきゅう、じつはれいむのおうちからおやさいさんがでてきたの……」 「やめてね!そんなこといわないでね!れいむはなにもしてないよ!」 長まりさに衝撃が走った。群れのゆっくり達もざわめく。 よく見ると、三つの捜索隊のメンバーは単にまとまっているのではなく 幹部れいむを取り囲むように動いていることが分かる。 逃げられないようにするための措置だろう。 長まりさが衝撃の抜けきっていない、いつも以上に回らない頭で尋ねる。 「ど、どういうことなんだぜ?」 「むきゅ。ぱちゅりーが、おさの『みんなのいえをしらべる』っていうしじにしたがって ねんのためにれいむのおうちをしらべたら、かじりかけのおやさいさんがあったの」 「ゆぅ。そこにたまたまありすたちがとおりかかって、ぱちゅりーからそうだんされて、 とりあえずおさのところにれいむをつれてくることにしたの」 「れいぶなにもやっでな゛い゛い゛い゛!」 長まりさは困った。 野菜泥棒は許し難い。 でも、この群れの幹部はぱちゅりーもありすもれいむも 幼い頃から友達だった特別なゆっくり達だ。 殺したくはない。 許すべきか、許さざるべきか。 その時、群れのどこかから、やさいどろぼうはしけいだよ!と言う声が響いた。 それを皮切りに、これまで容赦なく犯人を死刑にしてきた長まりさが 幹部の時だけ躊躇っているのを見た群れのゆっくり達から死刑コールが起こった。 山中の広場にゆっくり達による死刑の大合唱が木霊する。 長まりさとぱちゅりー、ありすはもうどうすればいいのか分からないようだ。 先ほどからオロオロし続けている。 れいむは虚ろな目で、泣いているような、笑っているような不思議な顔になっている。 死刑コールを続ける群れの中程から数匹のゆっくりが押し出されてきた。 成体まりさ一匹と赤ちゃんれいむ、赤ちゃんまりさが数匹。 幹部れいむのつがいと子供たちだ。 まりさが母親役を務める珍しいタイプの夫婦らしい。 押し出された家族達の顔には深い絶望が刻まれている。 死刑コールは鳴り止まない。 その大音声の中で、自分が計算して作り上げたこの状況に 満足感を抱きながら優男が長に話しかけた。 「長、この状況でれいむ一家だけを許せば酷いことになる。決断を」 長まりさとぱちゅりー、ありすがびくりと震えた。 三匹揃って優男の顔を見る。三匹揃って惨めさを感じさせる表情になっている。 「ど、どうにか、どうにかならないのぜ?……」 「どうにもならないよ、長。」 頼りにしている優男に一蹴された長まりさの顔に深い苦悩の色が浮かぶ。 目は潤んでいて、今にも泣き出しそうだ。 ただ、それでも気力を振り絞って顔を上げると、震える声で言った。 「れ、れいむいっかはやさいどろぼうなんだぜ……。 やさいどろぼうは、し、しし、しけ、しけいなの、ぜ……」 長まりさは、群れの長として私情を封印した。 群れのために己を殺すその姿は、とかくの問題はあるにせよ 長まりさが指導者に相応しいゆっくりである証明だと言えるだろう。 その決断には人々に感動を与える可能性さえあった。 ただし、今のこの状況の全てが優男によって仕込まれた茶番にも等しい舞台だと言うことを除けばの話だが。 長まりさがれいむの方を向いて、下を向きながらぼそぼそと喋って告げた。 「……これかられいむいっかをしけいにするのぜ……」 群れのゆっくり達から歓声が上がった。 自分が死刑にしてやる、いいや自分がと執行役に名乗りを上げる声まで聞こえてくる。 ゆっくりには、他のゆっくりに対して平気で暴力を行使する一面が元々存在している。 それは、ゆっくりの群れによくある『他のゆっくりを殺した者には罰を与える』と言う規則からも窺い知れる。 この手の規則は、それがなければそういう行為に手を染める者が居るからこそ作られるのだ。 もしも、ゆっくりがそんなことなど考えもしない純粋無垢な存在であれば初めからそんな規則は存在しない。 そして、ゆっくりにとってのそんな規則は、欲望を煽り立て、恐怖におびえさせ、 そうしても良いんだという大義名分を与えてやればあっという間に有名無実化するのだった。 極度の緊張状態の中で野菜泥棒は死刑だという正義をすり込まれたゆっくり達は、 少しでも怪しい存在が居ればもはや平気でそれを殺すだろう。 幼い頃からの親友を目の前にして、ようやく目に光が戻った幹部れいむが絶叫した。 「どぼじでぞんなごどい゛う゛の゛お゛お゛!!」 それに釣られて、いつの間にか捜査隊にがっちり囲まれていた幹部れいむの家族達も叫び出す。 「まりさたちはやさいさんなんてしらないよ!わなだよ!いんぼうだよ!」 「たしゅけてみゃみゃぁぴゃぴゃぁ」「ゆっくちできにゃいよぉぉぉ」 「ゆあああああああああんん」「れいみゅたちをいじめにゃいでえぇ」 「まりしゃにゃんにもしてにゃいのにいいいい」 幹部れいむ達の叫びをかき消すように、再び群れから死刑コールが起こった。 そして、それに突き動かされるかのように長まりさが跳躍した。 渾身の体当たりが幹部れいむに突き刺さる。 「ゆあああああああああああ!!」 「ゆっべ!どうじでばりざぁ!?どうじでぇ!?」 「ゆああああああああああああああああああああああああ!!」 「ゆぶぅ!ゆごっ!やべでっ!ぼっ!びゅっう!」 れいむの声を振り払うかのように長まりさは絶叫しながら体当たりを続けた。 長まりさが冷静さを少し取り戻した時、もう幹部れいむはどこにも居なかった。 ただ、元はれいむと呼ばれていた汚い餡子袋が転がっているだけだった。 捜索隊の方では、捕らえられていた幹部れいむ一家が今まさに死のうとしているところだった。 どうやら、群れの狂気にあてられた捜索隊ゆっくり達が徹底的に暴行を加えたらしい。 「ゆっへ、ゆひ、ゆひひひひ」 親友一家を殺して、精神のタガが少し緩んでしまったらしい長まりさを見て、優男は潮時を悟った。 今日はこのくらいにしておかないと長まりさが完全に壊れてしまう。 今なら少し時間をおけば正気に戻るだろう。 それにこれ以上は自分が仕向けなくとも、ゆっくり達自身が勝手に暴走して 坂を転がり落ちるように破滅への道を突き進んでくれるはずだ。 「ぱちゅりー、ありす。」 「ゆ?」「むきゅう?」 優男に声を掛けられたぱちゅりーとありすが虚ろな目つきで反応する。 茫然自失状態の二匹に活を入れるように続ける。 「しっかりして下さい! 長も消耗しているようだし、群れがこの状態で犯人捜しを続けるのは危険です。 今日は解散しましょう」 「え、ええ、そうね。そうだわ。そうしましょう、ぱちゅりー」 「む、むきゅ……」 体の弱いぱちゅりーは、中身こそ吐いていないものの まりさとれいむの有様を見るだけで相当酷い体調になっていた。 仕方なく、ありすと優男で群れを解散させる。 群れの興奮状態はなかなか治まらなかったが、日が暮れる頃になってようやく 広場からゆっくりが居なくなった。 「ありがとうお兄さん。ありすひとりじゃどうしようもなかったわ……」 「いえ、これくらい。」 「ねえ、これからどうしたらいいのかしら?」 「長とぱちゅりーは体調を崩しているし、れいむは、その、あれですし、 ありす一人ではどうしもうもないでしょうから、しばらく様子を見た方が良いのでは?」 嘘だ。あの狂気に感染した群れのゆっくり達をしばらく放っておくなんて自殺行為だ。 本当なら、今すぐ長まりさをひっぱたいてでも正気に戻らせて、 無理にでも対処しなければならない状態だった。 いや、今すぐ対処してももう手遅れかも知れない。 「そ、そうね。そうしましょう」 「ええ、僕も今日のところは帰りますが、また数日後に様子を見に来ますよ」 「おねがい、かならずきてね」 優男がありすと別れて山を下りていくと麓の辺りで若い村人が待っていた。 「どうなった?」 「ほぼ完璧です。あなたの野菜クズの仕込みも見事でしたよ」 「それは何よりだ」 存在しないはずの野菜を使って、存在しないはずの野菜泥棒を存在させたカラクリがこれだった。 優男がゆっくり達の注意を引きつける。 その隙に、優男が群れ見学の建前で調べ上げたゆっくり達の巣の配置図を若い村人が利用して、 村から持ってきた野菜クズを巣に仕込んでいく。 あとはそれをゆっくり達が発見するよう仕向ける。 別に難しいことをやったわけではない。 しかし、効果は絶大だった。 「今回生き残ったゆっくりどもはどうする?」 「僕らが直接手を下すまでもないですね。 疑心暗鬼と正義感と狂気とに炙られて、仲間同士で徹底的に殺し合うはずです。 まあ、一応数日後に確認に行きましょう」 そうなのだった。 今や群れのゆっくり達は、誰かは分からねど確実に群の中に野菜泥棒が存在し、 その野菜泥棒を殺すことこそが正義であり、殺すことで自分がゆっくり出来るという状態に置かれているのだった。 まず間違いなく近いうちに、ゆっくり達は、ほんの些細な行き違いや不安や疑いで憎しみ合い、 親兄弟や友人相手でも平気で殺し合い続けるようになるだろう。 身も心も傷ついた最後の一匹が勝者となり、 見せかけだけの『畑』と存在しない野菜を手に入れて、 誰も野菜泥棒ではなかったと気付くその時まで。 終 過去作 ゆっくりいじめ系2720 ゆっくりいじめ精神系 ゆっくりいじめ系2818 れいぱーありすはゆっくりできない このSSに感想をつける