約 40,747 件
https://w.atwiki.jp/joboneyard/pages/250.html
分布 モロッコ、アルジェリア、シブラルタル 形態 体長56cm~63cm、肩高45cm~50cm、体重10kg~15kg。 体毛は灰褐色で顔に毛はない、尾がなく腕と足の長さは同じ位。 生態 岩場の多い山岳地帯の疎林に10頭~100頭の群れを形成して棲息している。 ニホンザルの社会構造との違いは群れ内部のオスとメスの比率がほぼ同じ事である、ボスザル以外のオスは子育てに参加する事である程度の地位を獲得していると考えられる。 群れが肥大化しすぎた場合はいくつかのグループに群れを分割すると言われている。 食物は雑食で、果実、葉、芽、根、また時折クモやサソリなども捕食する、冬季には樹皮も食べる。 繁殖時期は一年中で、ボスザル以外のオスも交尾に参加する、メスは多数のオスと交尾をする事で父親の確実性を減らし、より多くのオスに自分の子供を育てさせようとしている可能性もある。 妊娠期間は約165日で、1頭か稀に双子を産む。 性成熟はメスが2年半~4年で、オスは4年半~7年かかる。寿命は20年~30年。 状況 農地拡大による棲息地の喪失や農作物を食べる事から農民に駆除され個体数は減少していった。 ワシントン条約附属書II類に掲載されているが具体的な保護政策はなく、アフリカではペット用の密猟も発生している。 個体数は1万5000頭~2万頭ほどと推定される。 ジブラルタルの個体群は第二次世界大戦中の1942年に残り7頭まで減少したが、イギリスの伝説でバーバリーマカクがジブラルタルで生存している限りこの土地はイギリスの領土として残るというものがあった為、当時の英首相ウィンストン・チャーチルによってアルジェリアから補充されている、現在は軍人によって厳重に守られ約230頭まで回復している。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/3158.html
原種ゆっくりvs鬼威参 あるところに、ゆっくりの群れがあった。その群れは非常に賢く、探索班、防衛班、内政班など、色々な班に分かれていた。 ある日のこと、探索班兼素材回収班のれいむがいつものように木材などを拾っていると、ザッザッザッザッと言う足音がしました「ゆ!このおとは…にんげんさんのおとだよ!にんげんさんはゆっくりできないっておさが言ってたからすぐにかえるんだよ!」しかし次の瞬間、急に足音が止まったかと思うと、れいむの前ににんげんの鬼威参が現れた。 にんげんの鬼威参は、「おっ、れいむか…まあ今回はこれで我慢しよう」と言うと、れいむを持ち上げた。 「ゆっゆっゆっ!にんげんさんにつかまっちゃったよ!にんげんさん、はなしてね!はなしてね!」れいむはジタバタ動いて逃げようとするが、鬼威参は放してくれない。それどころかもっと強く掴んできた 「ゆっ!にんげんさん!痛いよ!痛いよ!早くはなしてね!!」れいむは必死に命乞いをするが、鬼威参には聞こえないのか、はたまた無視してるのか知らないが、なにも喋らない。 そして何やら背負っていたバックからかごのようなものを取り出した。 「れいむをどうする気だよ!?はやくはなしてぇ!」 あっけなくれいむは無視され、そのかごのようなものに放り投げられた。「ゆべっ!…ゆっ?ここはどこ?……うーん、なんだかねむく……」鬼威参は中にラムネの粉末をいれ、れいむを眠らせた。(ゆっくりはなぜかラムネで寝るぞ!)そして、しばらく経ってれいむが起きると、それは鬼威参の家だった。 「ゆぅ?ここはどこ?」そうこうしてる内に、鬼威参がやってきてれいむを掴んでいった「君が住んでいた群れはどこらへんにあるのかな?」「そんなのおしえるわけないでしょ!」「そうか…」鬼威参はそれを聞くと、部屋から出ていった。数分後、鬼威参が帰ってきたが、何やら様子がおかしい。なぜか定規を持っている。「ゆぅ?にんげんさん、それなににつかうの?」「じきにわかるさ」そう言うと鬼威参は、れいむを輪ゴムで固定させた「にんげんさん!?一体れいむになにするの!?」鬼威参は構わず定規をれいむの尻に向けて放った。「ゆぴぃ!痛いよぉぉぉ!!おかあしゃぁぁぁ!!!!!」構わず鬼威参は尻に定規を撃ち続ける。「もうやめちぇぇぇえぇ!!!!」「辞めてほしいかい?」「さっきからやめてっていってるでしょぉぉぉぉ!!!」「一つ方法がある」「なんでもしますから辞めてぇぇぇぇ!!!」「じゃあ、君の群れの場所ををしえてくれるかい?」「おしえますぅぅ!!!おしえますからぁぁぁ!!群れはれいむがいたところをずっと行ったところにありますぅぅぅ!!!」「わかったれいむ、これで君は用済みだ。」そう言うと鬼威参は、ハサミでれいむの髪の毛をきり、足を焼き、れいぱーを連れてきた。 「んほぉぉぉぉぉ!これがあたらしいおもちゃねぇぇぇ!!」「そうだありす」「じゃあさっそくすっきりしましょぉぉぉぉぉ!!!んほぉぉぉぉぉ!!」「やじゃぁぁぁぁぁ!!ずっぎりじだぐないぃぃぃ」そんなことを言っても、れいぱーは止められない。そして、鬼威参はどこかに行ってしまった。 「おさー、探索に行ったれいむがまだかえってないんだよー」「……おそらくにんげんさんに連れて行かれたのぜ…」そう、この山はれみりゃもいなければクマもシカもいない。もうこの山では全て逃げてしまった。一体何から逃げたのかというと、そう「原種」である。この森には、原種ゆっくりというゆっくりが存在し、彼らは非常に強力なゆっくりだ。しかし彼らは自分の領地に危害を加えるものしか攻撃しない。 なのでほぼ100%人間の仕業なのだ。 「もうこのことは触れてはいけないのぜ」 「ゆっくり理解したよ!」 しかしその時、「きゃぁぁぁ!にんげんさんだぁぁー!!」「なに!?…みんな逃げるのぜ!!」 襲撃してきたのはさっきの鬼威参、更に虐待仲間を連れてきている。 結局、長のお陰で群れの3分の1は脱出できた。しかし、群れの拠点などは全て鬼威参のせいで使い物にならなくなってしまった。 「ゆっ…ゆぅ…これからどうすればいいのぜ」「長!いい考えがあるよ!それは、原種たちに協力を要請すればいいんだよ!」「そっ、それは危険だぜ!」「じゃあ長は群れがどうなってもいいのかぜ!?……それに奴らも流石に協力してくれるはずだよ!」「………」そうして、長は決意した。「じゃあ長が原種ゆっくりのすみかに行ってくるのぜ!文句はないのぜ!?」「「ないよ!」」 こうして、長は原種のすみかに行くことになった。 原種のすみかはここから約3分ぐらいでつく。 長は、みんなのために必死に走った。そして、約1分ぐらいでついた。 そして、長は言った「原種ゆっくりたち、ゆっくりしていってね!!」そう言うと、、周りから続々と原種たちが出てきた。「「ゆっくしていってね!!」」 「原種たち、力を貸してほしいんだぜ!…なんと、にんげんさんたちがこの森の中に入ってきたんだぜ!そして、いま原種たちの集落にも向かってるのぜ!だから、協力して戦ってほしいのぜ!」原種たちの集落に向かってるというのはわからない、しかし、これぐらい言わないと彼らは協力してくれない。少し大げさに言ったほうがいいのだ。 もちろん、原種たちの返事は、「「「ゆっくりりかいしたよ!!」」」だった。長は安心した。もしこれで彼らが、ゆっくりできないよとか言って殺されルノは嫌だったのだ。とはいえ、仲間を手に入れたので、もう一度群れのところに戻ることにした。 「原種たち、ゆっくりついてきてね!」 後半に続く…
https://w.atwiki.jp/pokemonsvshiny/pages/240.html
一覧へ戻る ・場所 ・行き方 ・厳選位置 ・出現ポケモン 場所 行き方 フリッジタウンから南西方向へ飛ぶ。 厳選位置 前すぎると前方右と後方左にも湧きが発生して効率が良くない。 2つある草むらの中心より少し後ろあたりでピクニックリセットが良いと思われる。 出現ポケモン(そうぐうパワー3発動) 昼と夜両方のデータを取っていませんので、時間帯によって湧きが変わる場合などはコメントで教えていただけると嬉しいです。 ※そうぐうパワーの効果が無いタイプは記載していません。 ※みずも効果はあるが出現ポケモンが多いため非推奨。 (コイキング、コダック、ゴルダック、マリルリ+マリル、フローゼル+ブイゼル、バスラオ、カジリガメ+カムカメ、カマスジョー) オススメ欄について 記載なし=出現するポケモンが多く、一点狙いの場合は効率が良いとは言えない。 △=一点狙いはしやすいが、他により効率の良いと思われる場所がある。 〇=複数のポケモンが出現するが、群れが多い、出現率が高い等の理由で比較的効率が良いと思われる。 ★=出現するポケモンが1系統に絞られるため効率が良いと思われる。 ★=全ての厳選場所において、ここが最も効率が良いと思われる。 そうぐうパワー 出現ポケモン 備考 オススメ でんき ズピカハラバリー+ズピカ 群れもあるがかなり少なめ ★ かくとう カラミンゴ 地上の湧きはカラミンゴだけになるが水上の湧きは水ポケモンがお構いなしに湧いてくるため非推奨 ひこう カラミンゴ 地上の湧きはカラミンゴだけになるが水上の湧きは水ポケモンがお構いなしに湧いてくるため非推奨 いわ カジリガメ+カムカメ 群れのみ ★ ゴースト ドラメシヤ(バイオレット) ★ ドラゴン ドラメシヤ(バイオレット) ★ フェアリー マリルリ+マリル 群れのみ ★ カジリガメ+カムカメ、ドラメシヤ、マリルリ+マリルはオージャ第2物見塔の裏の方が厳選しやすい(見やすい)かもしれない。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/9759.html
このページはこちらに移転しました sea-chicken 作詞/PK 飛べない羽を羽ばたいて 凍てつく海を泳ぐんだ 群れを離れたアウトロー 寒くて鳥肌たっちゃうよ ペンギン群れからお払い箱んちは 右向いて左向いてまた明日
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3480.html
『追放ゆっくり -野生ゆっくり- 前編』 13KB 観察 自業自得 追放 番い 群れ 自然界 人間なし 長編に挑戦 「むきゅ、ふたりともいるかしら?」 ある山では、小規模なゆっくりの群れがいくつも存在していた。 その中の山腹よりやや上に位置する一つの群れ。 さらにその群れの、やや急な傾斜の地面を掘って作られた巣の一つ。 そこに一匹の成体ぱちゅりーが入って来た。 先代の親ぱちゅりーから役目を引き継いだ、この群れの長だ。 「ゆっくりしていってね!いらっしゃいおさ!」 「ゆっくりしていってね!いらっしゃいだぜおさ!」 「「ゆっくりしていってね!」」 巣の中からゆっくり特有の挨拶で出迎えたのは、成体ゆっくりのまりさとれいむの番、 子ゆっくりの長女まりさと次女れいむという構成のゆっくり一家だった。 親れいむの方は、顔のパーツが上に寄り、下部が少々膨れている。 別にでいぶになりかけというわけでは無く、この親れいむは動物型妊娠の初期段階だった。 「ゆっくりしていってね……むきゅぅ」 元気一杯の一家の挨拶に対して、長ぱちゅりーは気怠げな挨拶を返し、 加えて挨拶の後、溜息まで付いた。そんなゆっくりしていないぱちゅりーの様子を見て 一家はゆ?と頭を傾げた。 「むきゅ、ふたりともどうしておちびちゃんをまたつくったのかしら?」 ぱちゅりーがそう聞いてきた。まるで子供を作る事がゆっくりできない事のような 言い方をするぱちゅりーに一家は困惑する。 「ゆ?おさはなにいってるんだぜ?おちびはゆっくりできるんだぜ?」 「そうだよ!たくさんおちびちゃんがいればもっとゆっくりできるよ!」 「おかあさん!かぞくがふえたらいっぱいゆっくりしようね!」 「まりさもおねえさんになるんだよ!いもうととゆっくりするよ!」 好き勝手に能天気な事をいう一家。それを聞き終えたぱちゅりーは再びため息をついた。 「むきゅぅ……おちびちゃんはふたりまでというおきてをわすれたの?」 それは事実だ。この群れには他の群れと同じようないくつかの掟があるが、その中の一つに 「ふうふがそだてられるおちびちゃんはふたりまで」という掟があった。 通常、ゆっくりの動物型妊娠で生まれる子供は大体一~三匹。 もしも一度の出産で三匹以上生まれてしまった場合は、 産まれた直後に間引きする事になる。直接殺すと死臭が付くので、 間引きする赤ゆっくりを、群れから離れた「永遠のゆっくりプレイス」に置き去りにするのだ。 厳しい掟に見えるが、これを守れないゆっくりは群れから問答無用で追放される。 この一家は、最初の出産で運良く二匹だけ産んでいた。 掟を破ったという自覚はあるのか、まりさとれいむの顔が少し曇る。 「ゆぅ、おきてはしってるよ。でもどうしてもあたらしいおちびちゃんがほしかったんだよ!」 「これはふたりできめたことなんだぜ!おちびがふえてもごはんは まりさががんばってあつめるからゆるしてほしいんだぜ!」 暗い気分を断ち切るようにまりさが勢い良く解決案を出すが、 なんの妥協にもなっていない案にぱちゅりーは呆れた。 掟を破ったゆっくりの取る餌の量が増える事を、他のゆっくりが納得するわけがない。 「むきゅ、そういうもんだいじゃないわ。とにかくおきてをやぶったゆっくりを むれにおいておくわけにはいかないのよ。このままだとあなたたちには むれからでていってもらうことになるわ」 「「「「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉ!?」」」」 一家の声が聞き苦しくハモった。 「ゆーっ!おかしいんだぜ!どうしてまりさたちがでていかなきゃならないんだぜ!」 「ゆっ!そうだよ!れいむはにんっしんっちゅうなんだよ!おうちからうごけないんだよ!」 「いやだよぉぉぉ!れいむおうちにいたいよぉぉぉ!」 「おうちにはまりさのたからものがいっぱいあるんだよぉぉぉ!はなれたくないよぉぉぉ!」 どうしても何も、掟を破ったからだと今言っただろうと、ぱちゅりーは言おうとしたが止めた。 ついにこの群れからもこのゆっくりが出てしまった。いくら言葉を重ねても無駄だと思ったが、 一応、唯一の解決策は出してやる。結果は見えていたが。 「むきゅ、そんなにむれにいたいなら、ひとつだけほうほうがあるわ」 ぱちゅりーがそう言った途端、それまで揉み上げをぴこぴこしたり おさげをブンブン振り回したり滝のような涙を流していた一家は、 一斉にパァァァァァと顔を輝かせた。 期待に満ちたキラキラした目でぱちゅりーを見つめている。 それを見てもぱちゅりーは特に何も思わず、解決案を口に出す。 「かんたんなことよ。おちびちゃんがおなかにいるうちにおろしてしまえばいいの」 「「「「…………ゆ?」」」」 キラキラした表情を保ったまま、一家は全員フリーズした。 「「「「どぼっじでっぞんなごどっいうのぉぉぉっ!?」」」」 フリーズが解けた一家は、再び一斉にハモると、さっきよりも聞き苦しく 泣き喚き始めた。ゆっくりごろしはゆっくりできないやら、 こんなむれゆっくりできないやら、おさはゲスだと言う声まで聞こえてくる。 「むきゅ、ふえすぎたおちびちゃんをえいえんにゆっくりさせても、 ゆっくりごろしにはならないわ。ほかのむれにもおなじおきてがあるのよ」 しかし、ぱちゅりーがそう言っても一家は泣き喚くのを一向に止めなかった。 やがて親まりさが一歩跳ね出し、涙ながらに訴えかけてくる。 「お、おがじいんだぜっ!いぐらおきでだがらっで、おぢびを ごろじでいいはずがないのぜっ!おざもよくがんがえるんだぜ! むれのおぎでよりもだいせづな、ゆっぐりできるごどがあるんじゃないのかぜっ!? まりざは、まりざはっ!かげがえのないおぢびをぜっだいまもるんだぜっ!」 最後の方にはキリッとした顔になり、親まりさが気高い決意をぱちゅりーに伝え終えた。 親れいむの方はゆわぁぁぁ、と揉み上げを震わせながら感激して夫を見つめている。 子供たちも堂々とした親まりさの姿を見て目を潤ませていた。 「むきゅ、わかったわ。おきてよりもおちびちゃんがだいじなら、あなたたちにはでていってもらうわ。 でも、いますぐでていけというつもりはないわ。きげんはれいむがしゅっさんっするまでよ。 にんっしんっちゅうにおろせば、むれにいていいことにかわりはないから、 はやいうちにけつっだんっすることね。むきゅ」 親まりさの気高い決意は、単なる拒否意見としてあっさりぱちゅりーに受け入れられた。 長としての最後通告を伝え終えたぱちゅりーは、くるりと振り返るとそのまま巣から出ていく。 後には、すでに餡子の中では、改心した長がおちびちゃんを産む事を認める流れになっていた キリッとした顔のままの親まりさと、同じく感動したままの家族が残された。 ゆっくりには植物型妊娠と動物型妊娠があるが、それぞれに合わせた堕胎がある。 植物型妊娠の場合は簡単だ。茎を折るか、産まれる前に摘み取ってしまえばいいだけである。 だが、ある理由で個体数の上限が決まっている群れでは、子供が産まれ過ぎる植物型妊娠は廃れて久しい。 そして動物型妊娠の場合は、大きく二つの方法がある。 一つはまむまむに枝を突っ込み、胎内の赤ゆっくりを攪拌する方法。 ただし、この方法は傷ついたまむまむが二度と使えなくなる上に、母体に凄まじい激痛が走る。 もう一つは成体ゆっくりが妊娠中のゆっくりの下部で飛び跳ねて、 中の赤ゆっくりを押し潰す方法。この方法はまむまむにはそれほど損傷はないが、 衝撃で口やあにゃるからあんこが噴き出す上に、やはり母体に凄まじい激痛が走る。 当然ゆっくりがやろうと思って簡単に出来る事でも無く、 動物型妊娠の堕胎は、掟を破った罰も兼ねていた。 親まりさはそんな恐ろしい事をれいむにするつもりは無かったし、 親れいむもそんな恐ろしい事をお腹の中の子供にさせるつもりは無かった。 もちろん痛いのはゆっくりできないから嫌だという理由もあったが。 そして、ただゆっくりし続けて二週間が経過した。 「うっ、うばれるっ!れいぶのあがぢゃんゆっぐりうまれるよっ!」 「がんばるんだぜれいむっ!かわいいあかちゃんがゆっくりみえてきたんだぜっ!」 「ゆぅぅぅん!れいむのいもうとゆっくりしてるよぉぉぉ!」 「ゆっ!ゆっ!まりさのいもうとゆっくりうまれてね!」 早朝、巣の中では、でいぶと見紛う程、下部がでっぷりとした親れいむが出産中だった。 まむまむからは「ゆっきゅりうみゃりぇりゅよ!」とばかりにキリっとした顔の赤れいむが覗いでいる。 やがてスポーン!とまむまむから次々と赤ゆっくりが飛び出してきた。 親まりさは慌てる事無く、構えていた帽子でその全てを受け止める。 「「「ゆっきゅりしちぇいっちぇにぇ!!!」」」 「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」 帽子からよちよちと這い出て来て、キリッとしながら元気一杯の挨拶をする赤ゆっくりに、 一家も同じく満面の笑みを浮かべて元気一杯の挨拶を返す。 「ゆ、ゆわぁぁぁ~~~、れいむのおちびちゃんすごくゆっくりしてるよぉぉぉ!」 「すごくゆっくりしてるんだぜ!まりさもまりさもれいむも、まりさとれいむにそっくりなんだぜ!」 「ゆ、ゆっくり!ゆっくりー!ゆっくりできるよぉぉぉ!」 「まりさがおねえちゃんだよっ!これからいっぱいゆっくりしようねっ!」 「ゆ~ゆ~」 「ゆっ!ゆっ!」 「ゆー!」 家族が増えた喜びに、最高のゆっくりを感じる一家。長との約束など、すでに忘れている。 それぞれ赤ゆっくりとすりすりしたり、ぺろぺろしたりしてスキンシップを取っていると、 一家の巣の中に、ゆっくりが入って来た。こちらは一家との約束を忘れていなかった長ぱちゅりーである。 さらに巣の入り口では普通の成体ゆっくりよりも、一回り大きなまりさとみょんも待機している。 まりさは餌場を管理、ようむは群れの警備を管理する幹部ゆっくりだ。 どの顔も、皆貼り付けたような無表情だった。 「むきゅ、おさとしてのはんだんをつたえにきたわ。おきてをやぶって おちびちゃんを、おろさずにうんだ、あなたたちいっかをむれからついっほうっするわ。 おちびちゃんをおろすゆうよを、たくさんあたえたのにおちびちゃんをうんだことから、 すでにでていくじゅんびがととのっているとはんだんして、いますぐでていってもらうわ」 ぱちゅりーが一方的に伝え終えて巣の外に出ると、今度はまりさが入って来た。 「こんごまりさたちいっかをかりばでみつけたらせいっさいっのたいしょうになるからね。 おんじょうで、すのなかのごはんさんはもっていってもいいよ。ゆっくりりかいしてね」 同じようにまりさが巣の外に出ると、最後に入ってきたのはみょんだ。 「ついっほうっばしょまではみょんとまりさがあんないするみょん。 もしもそこからこのむれにちかいばしょでまりさたちをみたら、 おなじくせいっさいっのたいしょうになるみょん。さぁ、ついてくるみょん。」 入れ替わり立ち代わりで入って来たゆっくり達の、 あまりにも一方的な言葉に、一家の思考は全く付いて行かなかった。 かろうじて立ち直った親まりさが反論しようとしたが、まりさとみょんという 大柄な成体ゆっくりの、あまりにもゆっくりしていない雰囲気が恐ろしく、 口からは「ゆ……あ……」という掠れた声しか出てこない。 親まりさの餡子の中では、まとまりの無い考えが回り続けている。 どうしてこんなことに。群れから追い出される。家にはもう住めない。 産まれたばかりの子供をどうする。狩り場でご飯も取れない。そうだご飯! 親まりさはゆっくりせずに巣の奥の食料置き場に飛びつくように向かい、 残っている食料を帽子に詰め込んでいく。と言っても、妊娠中の親れいむが 胎内の赤ゆっくりの分まで栄養を必要としたため、それほど残ってはいない。 頻繁に食事を必要とする赤ゆっくりも含めた七匹の家族では一日と持たないだろう。 番の無様な様子を、親れいむは未だ現実が理解できずに虚脱した顔で眺めている。 子ゆっくり達は、幹部ゆっくりの恐ろしさに震えながらおそろしーしーを漏らしているし、 赤ゆっくりは今のゆっくり出来ない雰囲気は感じるのか、 やはり震えながら親れいむの肌や揉み上げに顔を埋めるようにすがりついていた。 子供が産まれた直後のゆっくりした光景など見る影も無い。 「……おわったかみょん?ならゆっくりしないでいくみょん」 親まりさが食料を詰め終わるのを待っていたみょんが一家を促す。 普通なら、子まりさ辺りが自分の宝物を持って行くとごねる所だが、 所詮子ゆっくりが強く出られるのは自分の家族だけである。 さらにこの一家は、今までただゆっくり過ごして来ただけの平和的な「ゆっくりらしいゆっくり」だ。 一家に冷たい視線を向けるみょんがいる今、誰も何も言えず、 親まりさは帽子の中に食料を、親れいむは頭に赤ゆっくりを、子ゆっくりは何も持ち出せないまま、 一家は悄然とした面持ちで、ずーりずーりとたくさんの思い出が詰まった家から出ていった。 外では、早朝という事もあり、群れのゆっくりの大半が巣から出て、追放される一家を見ていた。 当然見送りに出たのではない。どのゆっくりも、一家と仲が良かったゆっくりすらも、 暴力こそ振るわないが、掟を破った一家を見下した視線を送っている。 「このむれからもついっほうっゆっくりがでたよ……」 「おちびちゃんがふたりいるのにまたうんだんだって……」 「ふたりもいるならそれでまんぞくすればいいのにね……」 「おきてやぶりはついっほうっされるのはとうっぜんっだよ……」 そこかしこからゆっくり達の呟く声が聞こえてくる。 (みんなおかしいんだぜ……おちびちゃんはいっぱいいるほうがゆっくりできるんだぜ…… なんでそんなかんたんなことがわからないんだぜ……) 親まりさはそう反論したかった。しかし前をみょん、後ろにまりさと挟まれて、 一家は脅えながら罪人のように連行されてる今、ただ俯きがちにずーりずーりする事しかできない。 そして群れの外へと連れ出されようとする一家を尻目に、長ぱちゅりーが群れのゆっくりに声をかける。 「さあみんな、いつまでもみてないで、それぞれのやくめにもどりなさい。 にんげんさんにおさめるさんさいさんも、まだたりないのよ」 群れのゆっくり達は口々に「ゆっくりりかいしたよ!」と返し、 各々自分の巣に戻ったり、餌場へと狩りに向かい始めた。 みょんの先導で、一家は今まで来た事も無い、群れからも群れの餌場から離れた場所へと連れて来られた。 周囲の木々に付いた葉は、人間ですら届かない高さにあり、その根も完全に土中に埋まっている。 平坦な地面には、ゆっくりが苦くて固いと感じる草や落ち葉があるだけだ。 ゆっくりが巣を作って暮らしていくには圧倒的に不向きな場所だった。 「あんないはここまでだみょん。まりさたちがみえなくなるまでみょんたちがここでみているみょん。 くれぐれもせいっさいっのじょうけんをわすれないことだみょん。 ほら、ゆっくりしないでいくんだみょん」 先頭のみょんが立ち止まり振り返ると、一家に冷たく声をかけ頭を先方へと示す。 当然群れからさらに離れる方向である。後ろのまりさも何も言わずただ一家を見ているだけだ。 心のどこかで、ただ脅かされるだけで、本当は群れへと戻れるのではないかと思っていた親まりさは、 その望みが完全に絶たれた事を理解した。 同時にここはあまりゆっくり出来ない場所だという事も理解すると、 不安がる家族を宥めて、みょんが指し示す方向へとぽすぽすと頼りなく跳ね始めた。 徐々に小さくなっていく一家を見ていたまりさが独り言のように呟く。 「ざんねんだよ……あのまりさとはかりばでなんどかはなしたけど とてもゆっくりしたゆっくりだったのに、こんなことになるなんて……」 「まりさもわかっているはずだみょん。ゆっくりすることしかかんがえてないゆっくりなんて むれをきけんにさらすだけだみょん。とくにおちびちゃんをたくさんつくりたがるゆっくりなんて れみりあやふらんをむれにかかえるようなものだみょん」 「そうだね……ふえすぎたおちびちゃんが、にんげんさんにかくしきれるわけないからね……」 「そういうことだみょん。ほら、もうむれにもどるみょん」 みょんがそう話を打ち切ると、跳ねながら群れへと戻って行く。 まりさは溜息を一つ付くと、みょんの後に続いて跳ねる。 まりさは途中で一度だけ振り返った。一家の姿はもう見えなかった。 続く 挿絵:○○あき
https://w.atwiki.jp/yukihuruhakoniwa/pages/268.html
遺伝子操作されたピラニアは、みるみる巨大化しクジラと同等。 心臓は2つ、胃は3つ、両性を持ち自己で繁殖可能。 群れをなして捕食を繰り返す最凶最悪のモンスター!! ★ストーリー ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ベネズエラのオリノコ川にて、休暇中の米国大使が行方不明となる。 国務長官の命令によって調査に乗り出したフィッチは、現地へと向かう。 そこで遺伝子学の研究をしているサラから、事件の原因は実験によって生態が変化した ピラニアの群れによるものだと告げられる。 そして川での調査を進めるフィッチに、巨大化した凶暴なピラニアが襲ってくる。 なんとか難を切り抜けたが、サラによるとピラニアはさらに巨大化し、捕食と繁殖を繰り返すという。 そして群れが進む先には海があり、そこから世界中へと拡散していく…。 果たして、この最凶最悪のモンスターの脅威から逃れる事ができるのか?! ★見どころ? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ピラニアキック! ★犠牲者の言葉 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2475.html
※前作の設定を使っていますが、前作を読まないとわからないような設定は特にありません。 ※既出ネタの可能性があります。 ※スレで出たネタを使わせていただきました。 サラウンド この群れの全てのゆっくりが住む洞窟の一室で、ドスまりさは困り果てた。 越冬の食料が圧倒的に足りないのである。 山になった餌は、それでも長い冬を越えるには少なすぎるものだ。一ヶ月生き延びればいい方だろう。 そのドスはある日突然ごく普通のまりさがドスとなったもので、「ドスはゆっくりをゆっくりさせてくれるもの」というしきたり(?)にのっとり、群れのリーダーとなったのだが、なにぶん経験不足すぎた。 ドスになる前からの妻であるれいむ、参謀となった元リーダーのぱちゅりー、そしてまりさの子供のまりさやれいむがドスの経験不足を補ってはいたが、それでもまだ足りない。 「どす! またあかちゃんうんじゃったけどいいよね!」 「ゆゆっ!? またすっきりーしたの!? だめだよ、ふゆをこせなくなるよ!」 「でもあかちゃんはかわいいよ!」 「ゆっくちー」 「ゆっ、ゆっ」 「「「「ゆっきゅちちちぇいっちぇね!!!」」」」 「ゆぅぅ……でも……」 「どす! えさがもうないんだぜ! もっとほしいんだぜ!」 「ゆゆっ!? あれはいっしゅうかんぶんのえさだよ! どうしてみっかもたってないのにぜんぶたべちゃうの!?」 「だってたりないんだぜ! まりさのれいむはにんっしんっしてるんだぜ! あんなえさじゃぜんぜんたりないんだぜ!」 「だからおおめにえさをわけたのに……ゆぅ……」 とまぁ、こんな風に、群れの事情を省みずにすっきりーする夫婦がいたり、配給制となってる餌の配分を考えずに満腹になるまで食い散らかすゆっくりがいたりで、食料はどんどん無くなっていく。 どれもこれも、ドスの優柔不断さが原因ともいえるが、ドスや妻のれいむ、ぱちゅりーはゆっくりのポジティブ精神で乗り切っていた。 「しかたないよね! あかちゃんはかわいいもんね!」 「むきゅ、にんっしんっしてるならしかたないわ!」 「なんとかなるよおかーさん!」 「ゆっ! そうだよね! きっとゆっくりできるよ!」 本人たちは乗り切ったつもりでいるが、単なる現実逃避である。 遂に冬が来た。逃げ続けていた現実がやってきた。 そのドスの群れの食料は、冬であるにも関わらず、尽きかけていた。 「どぼじでだべものがないのおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」 ドスの太く低い声が洞窟内に響き渡る。 後先考えずにどんどん餌を渡していった結果がこれである。ドスは絶望のあまり気絶した。他のゆっくりはドスの放った莫大な音量で既に気絶している。 やがて全員が気絶から覚めると、一斉にドスを非難し始めた。 「なんてむのうなどすなのかしら!」 「やくたたずのどすはゆっくりしないでね!」 「おなかすいたよ! ゆっくりできない!」 「わからないよー!」 「ちーんぽ!」 「はやくどすはかわいいあかちゃんたちにたくさんたべものをよういしてね!」 「やくたたずのどすはきらいだよ!」 「やくぶそくのどすはいらないよ!」 役不足は褒め言葉だが、そんなことゆっくりにわかるわけがない。 そもそも越冬に必要な餌の残量を気にせず食い潰していったのが問題なのだが、ドスを非難するゆっくりたちはドスが原因だと信じて疑わなかった。 ドスとはゆっくりを例外なくゆっくりさせる存在。ゆっくりできないのはドスが無能だから。 ゆっくりのポジティブ精神は時に、自分に責任が来るとその責任を他の、たとえば群れのリーダーに転嫁させることがよくある。 そして責任を押し付けられたドスは、自分の責任を誰に移せるか探した。だが、そんな相手などいるはずがない。 れいむは無能な自分を支えてくれた。責任? あるわけがない。 ぱちゅりーは無能な自分以上に働いてくれている。責任? あるわけがない。 子供たちは。責任? そんなもの絶対にあるわけがない。可愛い子供に責任なんてない。 じゃあ責任は誰にある? 自分しかいない。 このドスがゲスゆっくりならば、責任をぱちゅりーなりれいむなりに押し付けただろう。だが、いかんせんこのまりさは小心者であった。 小心者故にすっきりーを制限させられない。生まれた子を間引きなんてできるわけがない。 小心者故に餌をよこせと言われたら差し出してしまう。自分がリーダーとして群れの全てのゆっくりをゆっくりさせなければならないから。 小心者故に責任転嫁が出来ない。苦し紛れの現実逃避もかなわない。 「ごべんね゛ぇぇぇぇぇ! む゛の゛う゛な゛どずでごべんね゛ぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 ドスは泣いた。泣いて謝罪した。 しかしそんなことで群れの自分本位な要求を満たすことなどできはしない。 ようするに、この群れは何もかもだめだったのだ。 ドスに経験が無かった。さらに優柔不断で小心者だった。 ぱちゅりーもれいむもドスの子も、ドスの足りないところを補うだけで、ドス自身に経験を積ませなかった。 群れのゆっくりも、ドスが全てなんとかしてくれると思い込んで、好き勝手し放題した。 誰が見ても、この群れがすぐに全滅するのは目に見えていた。むしろ全滅しないほうが奇跡である。 当然そんな奇跡は起きなかったが、この群れの全滅の仕方は、少々特殊であった。 「どうも、清く正しいきめぇ丸です」 突然、洞窟に響く不快な声。ドスは青ざめた。群れのゆっくりも青ざめた。 『『『 き め ぇ ま る だ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ! ! ! 』』』 「おお、うるさいうるさい」 洞窟を影が横切る。気がつくと、ドスの帽子の上に一匹の胴付ききめぇ丸がいた。 うるさそうに首をぶんぶんと振るきめぇ丸に、群れに戦慄が走る。 ゆっくりでありながらゆっくりすることを何よりも嫌い、ゆっくりをゆっくりさせないことを好むきめぇ丸(もしくはうぜぇ丸)は、時には捕食種以上に恐れられる。 ゆっくりとしては例外扱いされるほど高い知能、人間でも驚くほどの素早さ、捕食種をほとんど相手にしない力に、本当にゆっくりの一種なのかという疑問の声もよく上がる。 ドスは確信した。自分の群れはこのきめぇ丸によって全滅させられる。 「どうも、清く正しくうざい顔に定評のあるうぜぇ丸です」 なんかもう一匹来た。 群れの全員が、開いた口を閉じられなくなった。 「どうも、清く正しくうざくきもい顔に定評のあるきめぇ丸です」 さらにもう一匹。気絶するゆっくりが出始めた。 「どうも、清く正しくうざくきもくゆっくりできないことに定評のあるうぜぇ丸です」 まだまだ来る。ドスは真っ白になった。 「どうも、清く正しく副音声な右きめぇ丸です」 「どうも、清く正しくステレオな左きめぇ丸です」 今度は二匹。 「どうも」 「清く」 「正しい」 「射命丸様にお仕えする」 「妖怪の山の」 「「「「「うぜぇ丸ファイブです」」」」」 五匹がポーズを決めながら。 「左前です」 「右前です」 「真中です」 「低音です」 「左後ろです」「右後ろです」 「「「「「「5.1サラウンドのきめぇ丸です」」」」」」 六匹が円陣を組みながら。 「どうも」 「清く」 「正しく」 「うざい顔に定評があり」 「きもい顔にも定評がありつつも」 「くどいことに定評があるような」 「それでいてきれいな顔にも定評のある気がしつつ」 「やっぱりうざくきもい」 「うぜぇ丸ナインです」 「補欠のうぜぇ丸です」 ⑨匹+1で飛んできたり。 「野次馬のきめぇ丸です」 「火事場のうぜぇ丸です」 「通りすがりのきめぇ丸です」 「子持ちのうぜぇ丸です」 「役場のきめぇ丸です」 「きめぇ丸なのかうぜぇ丸なのか正直わからないうぜぇ丸です」 「ついでにきめぇ丸です」 「おかわりでうぜぇ丸です」 「トドメにきめぇ丸です」 全部で35匹もの胴なし胴付き関係なしのきめぇ丸の大群が、洞窟の天井を埋め尽くしていた。 なんだこれ? どうなってる? なんでこんなに? ドスの理解の範疇を超えた大群に、群れのほとんどのゆっくりが気絶していた。子供の中には餡子を吐いてしまっているものもいる。 一番最初に来たきめぇ丸が口を開く。 「無能なドスがいると聞いて」 すると、次々に他のきめぇ丸も口を開いた。 「人里の近くにドスが出現したと聞いて」 「野次馬で」 「加工所でゆっくりが必要になったので」 「「人里の近くにドスが出現したと聞いて」」 「「「「「人里の近くにドスが出現したと聞いて」」」」」 「ゆっくりできなくなったドスを笑いに」「ゆっくりできなくなったドスを笑いに」 「ゆっくりできなくなったドスを笑いに」 「ゆっくりできなくなったドスを笑いに」 「ゆっくりできなくなったドスを笑いに」「ゆっくりできなくなったドスを笑いに」 「なんとなく」「なんとなく」「なんとなく」「なんとなく」「なんとなく」「なんとなく」「なんとなく」「なんとなく」「なんとなく」「なんとなく」 「野次馬で」 「野次馬のつきそいで」 「たまたま通りすがったので」 「子供の玩具用に一匹必要なので」 「人里の近くにドスが出現したと聞いて」 「きめぇ丸なのかうぜぇ丸なのかわからなくて」 「ついでで」 「おかわりで」 「トドメで」 『『おお、うざいうざい』』 ……どうやらきめぇ丸がここに来た理由をそれぞれ語ったらしい。だが、群れのゆっくりはそんな理由などもはや聞いてなかった。 ドス含め全員気絶していた。 無理も無いだろう。たとえ人間でも部屋の中におびただしい数のきめぇ丸がいたら気が遠くなる。心の弱いゆっくりなら精神崩壊してもおかしくない。 気絶した群れを眺める一匹のきめぇ丸が、他のきめぇ丸たちに聞く。 「どうしましょう?」 別のきめぇ丸が返した。 「起こしましょう」 全てのきめぇ丸が頷いた。 次の瞬間、きめぇ丸たちの顔が、一般種ゆっくりのそれになる。 「おお、ゆっくりゆっくり」 そして全員、息を吸い込んで──── 『『ゆっくりしていってね!!!』』 『『『ゆっくりしていってね!!!』』』 哀しきゆっくりのサガ。その言葉を聞けば、ゆっくりはどんな状態であろうとその言葉を返さざるを得なくなる。 洞窟に反響した声は、群れの全てのゆっくりに届き、例外なく強制的に気絶から覚めさせた。 目覚めたドスたちが見たものは、群れを囲むように飛び回る、ふてぶてしくもうざったらしい顔の、 『『『 き め ぇ ま る だ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ! ! ! 』』』 ドスの群れは不幸なことに、そして奇妙なことに、きめぇ丸によって全滅させられることになった。 その一部始終を、科白のみでお送りしよう。 「き・めぇ・丸! う・ぜぇ・丸!」 「やべでぇぇぇぇぇぇぇ!」 「おお、ゆっくりゆっくり(笑)」 「がお゛を゛ぶん゛ぶん゛じな゛い゛でぇぇぇぇぇぇ!」 「おお、はやいはやい」 「ゆ゛っぐり゛じでよ゛ぉぉぉぉぉぉぉぉ!」 「か・こう・じょう! か・こう・じょう!」 「がごうじょうい゛や゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 「副音声です」 「ステレオです」 『おお、ダブルでうざいうざい』 「い゛や゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! ぎぼぢわ゛る゛い゛ぃぃぃぃぃぃぃ!」 「赤はリーダーの証。きめぇ丸レッド!」 「おお、さむいいろさむいいろ。きめぇ丸ブルー!」 「真夜中では保護色になります。きめぇ丸ブラック!」 「一番年上です。きめぇ丸シルバー!」 「もう一人います。きめぇ丸レッド!」 「「「「「五人そろって、きめぇ丸ファイブ!!!」」」」」 「どぼじでれっどがふたりいるのぉぉぉぉぉぉ!?」 「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある右前方うぜぇ丸です」「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある左前方うぜぇ丸です」 「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある正面うぜぇ丸です」 「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある低音うぜぇ丸です」 「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある右後方うぜぇ丸です」「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある左後方うぜぇ丸です」 「「「「「「おお、5.1サラウンドでうざいうざい」」」」」」 「「「「「「おお、5.1サラウンドでうざいうざい」」」」」」 「「「「「「おお、5.1サラウンドでうざいうざい」」」」」」 「「「「「「おお、5.1サラウンドでうざいうざい」」」」」」 「「「「「「おお、5.1サラウンドでうざいうざい」」」」」」 「「「「「「おお、5.1サラウンドでうざいうざい」」」」」」 「むぎゅ……」 「う゛るざい゛ぃぃぃぃぃぃ……」 「一番です。おお、きもいきもい」 「二番です。おお、きもいきもい」 「三番です。おお、きもいきもい」 「四番です。おお、きもいきもい」 「五番です。おお、きもいきもい」 「六番です。おお、きもいきもい」 「七番です。おお、きもいきもい」 「八番です。おお、きもいきもい」 「⑨番です。おお、きもいきもい」 「補欠です。おお、うざいうざい」 「ゆべべべべべべべ……」 一度気絶した群れをわざわざ目覚めさせて、あらためて直接気絶させるきめぇ丸たち。 ドスは、その惨状をただ眺めるしかなかった。 ゆっくりを例外なく強制的にゆっくりさせるゆっくりオーラも、ドス特有の攻撃技ドスパークも、ドスになったばかりのこのドスまりさには使えない。 「あ゛……あ゛あ゛……」 呆然とするドスの目の前に、一匹の胴なしきめぇ丸が飛んでくる。 「残念でしたね。ふふ、おお無念無念」 首を横に振りながら嘲笑うきめぇ丸に、ドスは叫んだ。 「どぼじでごんな゛ごどずるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」 「あなたが無能でしたので」 さらりと返すきめぇ丸。 「ちゃんと群れの管理が行き届いている賢いリーダーは、われわれを見てもあまりうろたえません。 しかし、あなたのように無能なリーダーならば、この通り簡単に群れを崩壊させられますので。おお、無能無能」 愕然とするドス。 自分が無能だったから食料がなくなってしまったのはわかる。だが、無能であることときめぇ丸によってゆっくりできないことがどう繋がるというのだ。 ドスは理解できなかった。なぜ? どうして? その答えは出るはずも無い。 「おお、無能無能」「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 やがて一匹、また一匹と、無能コールが増えていく。 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「おお、無能無能」「おお、無能無能」 「おお、無能無能」 「ゆ゛ぎい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛か゛か゛か゛か゛か゛か゛か゛か゛か゛ら゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 群れのゆっくりの半数は発狂した。発狂したゆっくりの中にはドスの姿もあった。 大半のゆっくりは加工所の職員によって連れて行かれて処分され、残りのゆっくりはきめぇ丸たちによって巣に運ばれていった。 ふと一匹のきめぇ丸が空を見上げると、白い粒子がゆっくりと降り注いでいた。 あとがきかもしれない 流石うぜぇ丸ッ!私たちにできないサラウンドを平然とやってのけるッ! // ヽ, ,.└ "´ ̄ ̄ `ヽ、 ,. ´ 、、 ヽ ヽ ノ , lヽ j /、lヽ ト、_,,. , r ´ r "イ .ノ\| .レ r=;ァ レ { } おお、うざいうざい { !、 l rr=- / ` l. ‐ .、 レヽ.,ト ー=‐ / l 、,,_,,ノ ,,r ゙i\ ,} , /ヘ, /レ ,/ ‐、  ̄ ̄ ̄`゛ ┘., 7 ´レ1 ヽ 人ル レ ,r i、_ノ 、 ,. ` 、 レ~i ノ ノ , .,,_、イ ,r l、\ j ,r l , !、 , ヘー‐- 、 l | | { } レ rr=r レ. |/(,. ト゛ 、` 、 -‐ノ .ヘー‐-ィ ヽ ||、. ‐ .l ` ゙i -=;ァ l ,.! } "//ヽー、 ノヽ∧ / |(,,,_,,、 l ゙i ‐=ー レ.,r レ //^\ ヾ-、 | ハ / ノ |.\, J゙i ,ベi , {, } ,ノ ヽ,_ ヽノヽ_)ノ l ーー<. / |. ヽヽ人 ,r 「レ`ー- ..._ / ^_,.イ `r‐ ゙ ヽ \ `丶、 |、 \\゛ ) _ ,. ,r `i~レ/ `ヽ \___,/| ! l、 \ \| \ \ヽ / ノ ↑のAAがなんか素敵だった。 大量のきめぇ丸は書いてて楽しかった。 反省はしている。 後悔はしていない。 相変わらず中途半端です。ごめんなさい。 以上、EGSでした。 過去に投稿したもの 実力の無い話 つよいよわいつよいよわい 独善的シーソーゲーム 愛なき世界 長屋緩慢饅頭百景 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2616.html
『べリアル・サイス:後篇』 18KB 制裁 パロディ 不運 自業自得 二次創作 戦闘 駆除 群れ 赤ゆ 子ゆ ゲス ドスまりさ 希少種 現代 虐待人間 独自設定 厨二病全開ですが、よろしくお願いします 注意 1.クレイモア・ゆんシリーズです 2.でも、大尉や中尉の出番なしです 3.虐待描写薄めの駆除モノです 4.人間チート&外道な描写有ります 5.パロディ有り 以上の事を踏まえて、ゆっくりしていってね!! ドス達が、村に侵攻を開始した頃… 「さて、戦争屋…これで、主の思惑通り事が運んだぞ」 「当然よ。奴らの行動など、明日の天気を予報するより容易い…そちらも抜かりはないな」 「無論よ。奴らの根城に残っているのは、わずかな成体ゆっくりを除けば、子ゆっくりと赤ゆっくり、それに動けぬ妊娠ゆっくりどもよ。これほど、狩りやすい相手はおらぬわ」 「では、いよいよ…」 「そう、いよいよ…」 「「根斬りの鎌を振るう時」」 裏方屋からの連絡を受け、互いに打合せをしながら、口をそろえて、互いを見合わす拷問屋と戦争屋―――駆除作戦もいよいよ大詰めを迎えようとしていた。 べリアル・サイス後篇 「村長代理のおにいさん、ゆっくりしないで出てきてね!!」 「「「「出てきてね!!」」」」 「…随分と騒々しいが、何か用でもあるのか?」 仲間達を引き連れて、村に到着したドス達は、開口一番に、あの忌々しい協定を結ばせた張本人である村長代理―――戦争屋を呼びつけた。 とそこに、たくさんの人間を引き連れた戦争屋が、やれやれと言った表情で、五月蝿げにドスの前に立った。 「ゆっ、そうだよ!!今日は、協定の破棄を言いに来たんだよ!!」 「ほぅ…」 まあ、知っているがなと、内心思いつつ、わざとらしくない程度に驚きながら、理由を尋ねた。 「いったい、どういうつもりだ?自ら定めた協定を破るなど、正気か?」 「白々しいこと言わないでね!!あんなゆっくりできない協定なんて無効だよ!!」 「そうだよ!!れいむたちがゆっくりできないなんて、おかしいよ!!」 「そうなんだぜ!!おかげで、むれのみんなのごはんさんがとれなくて、こまっているんだぜ!!」 「とかいはじゃないきょうていなんて、まもるひつようなんてないわ、このいなかもの!!」 「むきゅ!!そのとおりよ!!にんげんさんのきめたるーるのせいで、みんなめいわくしてるのよ!!」 ドスを皮きりに口々に不満を漏らすゆっくり達の声を聞きながら、戦争屋は、今回の駆除を実行して、正解だったと思った。 この程度の協定をゆっくりできないと言い放つならば、この先、この無能ゆっくり達の群れは、必ず村に害を及ぼす事は明白だ。 「皆の意見を纏めて、ドスは決めたよ!!人間さんとの協定を破棄して、野菜さんを独り占めするゆっくりできない人間さんを追い出して、ここを群れのゆっくりぷれいすにして、群れの皆とゆっくりするよ!!」 「そうか、協定を破棄するか…」 「そうだよ!!人間さん、ゆっくり理解して―――」 人間がゆっくりに勝てるわけがない―――そう思い込んで、既に勝ち誇った表情を見せるゆっくり達を見まわしながら、心の中であきれ果てるしかなかった。 まったく、つくづく救いがたい、何を勘違いしているのだろうかまったくもって――― 「―――これで、お前達を駆除する大義名分を得られたと言う訳だ」 「ゆっ?」 ―――救いようのない劣等生物どもだ。 そして、戦争屋は、建前上、協定を一方的に破棄したドス達を殲滅する為に、胴付き隊員達に指示を出した。 「殺し間、撃て」 「「「「ゆぐっ!?」」」」 「「「「「ゆびゅっ!!」」」」」 「「「「「ぴゅっ!!」」」」」 「ゆっ?ゆっ!?」 次の瞬間、一斉に乾いた音が連続して聞こえてきたかと思えば、ドスの背後にいたゆっくり達全てがまるで水風船のように弾け飛んだ。 飛び散った餡子やクリームを見ながら、訳も分からずにいたドスだったが、すぐさま、戦争屋に向かって、詰め寄った。 「ど、どうじで、皆、死んでるのぉおおおおおおおお!!」 「馬鹿が。ここに来ると分かっているなら、罠を張るのが当然であろう」 そう言うと、戦争屋の合図と共に、左右にある茂みや建物に潜んでいた胴付き隊員達が、アサルトライフルを構えて、はい出してきた。 <殺し間>―――鉄砲戦術の一つで、本来、鉄砲は弾丸の射線が一つでは効果が薄いので、正面から撃っても最初の兵しか殺せない、そこで囮を使い、敵軍団を集中させてから射線を二つにし一点に弾丸を交差させることで、敵軍団全体を殲滅する―――その弾丸の交差点こそが『殺し間』というわけなのだ。 今回は、戦争屋自身が囮として、ドスや群れのゆっくり達の視線をそらし、まずは、一匹も残さず殲滅する為に、群れのゆっくり達に一斉射撃を行い、ドスを除いた他のゆっくり達を全滅させたのだ。 なぜ、先にドスを仕留めなかったかといえば、ドスを先に仕留めたならば、群れのゆっくり達は散り散りになって逃げてしまい、この後の駆除活動に大きな支障が出るからだ。 「ゆああああああ!!おちびちゃん達がいるゆっくりだっているのにいいいいい!!」 「ああ、それなら、安心しろ」 「ゆっ?」 群れのゆっくり達を全滅し、嘆くドスであったが、戦争屋は、何も心配する事はないというように、言い放った。 訳が分からないドスに対し、戦争屋は、群れのゆっくり達が根城にしている洞窟がある方角を指さしながら、言った。 「既に、駆除している最中だ」 そう告げた戦争屋の背後には、ドスを駆除する為に村に残った処刑屋と変装はしてあるものの、ドスに悟られないように俯きながら、顔隠す、裏方屋の姿があった。 ドスや他のゆっくりがたくさんと認識した人間はその3人だけだった。 その3人以外の人間は、既に村にはいなかった。 ―――洞窟内 「ゆうう、ドスたち、おそいね…」 「むきゅ、もう、そろそろにんげんさんのむらにつくころだとおもうわ…」 子ゆっくりや赤ゆっくり、にんっしんゆっくり達の世話をしつつ、ドスの帰りを待っていた留守番組の群れのゆっくり達であったが、ふと、あるありす親子が、洞窟の中に何かが入ってきた事に気付いた。 「ゆっ、みゃみゃ、にゃにか、はいっちぇきちゃよ?」 「ゆっ、ほんとうね。きらきらさんにおみずさんがはいって、とってもとかいはね。あれをありすたちのたからものにし―――」 そのありす親子が目にしたのは、小さな火がついた布で栓をした何か不透明な液体入ったビール瓶のようなものだった。 すぐさま、親ありすが、そのビール瓶を受けとめようとするも、そのビール瓶は親ありすの手前で、地面に着地した瞬間――― 「―――じょおおおおぉおぉおおぉおおおおおおお!!」 「あぢゅいいいいいいい!!ゆっぎゅりでぎゅないいいいいいい!!」 ―――瓶に入っていた液体が、ありす親子の前に、飛び散り、一気に燃え広がった。 轟々と燃える炎が、ありす親子を飲み込み、ありす親子は絶叫を上げながら、炎に焼かれながら、のた打ち回った。 「ゆううううううう!!ありずうううううう!!」 「むぎゅうううう!!おちついて!!ころがれば、ひさんをけせるはず…」 「ゆんやあああああ!!また、きらきらさんが、なんで、たくさんはいってくるのおおおおお!!」 火達磨となったありす親子を助けようとするも、近づけずにいるゆっくり達をしり目に、副リーダーぱちゅりーが、転がって、火を消すように、ありす親子に呼びかけた。 しかし、それを邪魔するかのように、次々に火炎瓶が洞窟の中に投げ込まれ、次々に、火の手が上がり、群れのゆっくり達はなすすべもなく、燃え盛る炎に飲み込まれていった。 「ゆぎゃああああああああああああああ!!」 「あぢゅいいいいいいい!!ゆんやあああああああああ!!」 「おぎゃあぢゃん!!だぢゅげっでええええええええええ!!」 「どがいばぁあああああ!!どがいばぁああああああ!!」 「ゆっくりしないで、にげ…あがぢゃんがいるがらうごげげげげげげげげげええええええええええ!!」 炎に焼かれ、悶え苦しむゆっくり達の声が、洞窟の中で、反響していた。 すぐさま、洞窟の外に逃げ出さなければ、全滅しかねいが、生憎この洞窟に残っていたのは、動きの遅い赤ゆっくりや子ゆっくり、そして、動くことのできない妊娠ゆっくり達が大部分を占めており、満足に避難することも出来ない状況だった。 「むきゅううううう!!うごけるみんなは、おちびちゃんたちをのせて、ここからでるのよ!!にんっしんしたみんなは…おいてくわよ」 「ゆっ、ゆっくりりかいしたよ!!」 「むきゅ!!ゆっくりしないで、にげるわよ!!」 「ま、までええええええ!!でいぶを、おいでがないでえええええええ!!」 「ごのいながものおおおおおおお!!ありずだぢをみずでるなぁああああああ!!」 何とか動ける成体ゆっくり達に、子ゆっくりや赤ゆっくりを乗せて、ここから出るよう指示を出すと、副リーダーぱちゅりーは、動けないにんっしん中のゆっくりを見捨てると言う、非常の決断を下した。 自分達が斬り捨てられた事を知り、罵声を浴びせながら、燃え尽きるにんっしんゆっくり達の声を背に、副リーダーぱちゅりー達は、洞窟の出口へと向かって避難を始めた。 「ゆぎいいいいい!!つかれたよおおおおおお!!ゆっくりしたいよおおおお!!」 「むきゅ!!ゆっくりすると、ひさんにもやされちゃうわ!!もうすぐ、でぐちさんがみえてくるわ!!」 「ゆっ!!ひかりさんがみえてきたんだぜ!!はやくここからぬけだすんだぜ!!」 碌な食事もできずに、満足体を動かせない仲間を叱咤し、迫りくる炎に脅えながら、避難していた副リーダーぱちゅりー達は、どうにか洞窟の出口へとたどり着こうとしていた。 多くの犠牲を出してしまったが、おちびちゃん達が生き残れば、群れを立て直す事ができる―――そう信じて、副リーダーぱちゅりーが洞窟の外へ飛び出した 「いやいや、それはない」 「む、ぎゅぶっべっ!!」 そして、ぱちゅりーが最後に見たのは、包帯越しでもわかるような満面の笑みを浮かべるすぃーに乗ったにんげんさん―――拷問屋と一人の村人によってまっすぐに振り下ろされた鍬の刃だった。 「ま、まりざは、にげら、ちゅぶゆれりゅううううううううううう、びゅぶうううううう!!」 「おそら、とびびゅびゅびゅびゅ!!」 「いぢゃいいいいいいい!!だぢゅげ、ぃ!!」 あるゆっくりはその場から逃げだそうとして、踏みつぶされ、あるゆっくりは放り投げられたところをバットでフルスイングされて、四散し、あるゆっくりは、助けを求めながら、木の枝に貫かれ、痙攣した後、動かなくなった。 洞窟から飛び出してきたゆっくり達を、待ちかまえていた村人たちが次々に、思い思いの方法で駆除していった。 「いやいや、実に爽快よ。皆の協力に感謝せねばな」 「そんな、こちらこそ、お礼を言いたい。ところですよ」 「これも、お互いの為、なんですから」 「村の為に働いてくれたあなた方に協力できて、こちらこそ、うれしい限りですよ」 満足そうな顔をして、作戦に協力してくれた村長をはじめとする村の人間に感謝の言葉を贈った それに対し、村人全員が、まるで、こうなって当然だと言わんばかり表情で、ゆっくり達を駆除しながら、口々に、拷問屋に感謝の声を述べた。 やがて、洞窟から飛び出してくるゆっくりがいなくなった頃には、リヤカー一杯にゆっくりの死体―――潰され、刺され、切り刻まれたりなど悲惨な姿となったゆっくりが積み上げられることになった。 遠くから聞こえる歓声ともくもうと煙を上げる洞窟のあった地点を見て、洞窟に残った群れの皆が全滅した事を悟ったドスは、村長代理である戦争屋に向き直って、大声で叫んだ。 「どうじで、ごんなごどずるのおおおおおお!!」 「何を今さら。そもそも、貴様らは、決断が早すぎる。彼我の戦力差、破棄した場合に起こりう事態、それさえも考えず、取り決めた協定を破棄した貴様らが悪い」 「ゆぐっ!?で、でも、なんな、協定じゃゆっくりできな…」 「協定を守りつつ、群れのゆっくりどもをゆっくりさせるのが、ドスの務めの筈だ。それさえ出来ず、群れを全滅させた貴様は、無能以外の何物でもないわ」 理不尽な協定を結ばされたあげく、大切な群れを潰され、あげくの果てに自分を無能呼ばわりする戦争屋に、遂にドスの怒りは頂点に達した。 帽子の中に隠してあったキノコを口に加えたドスは、理不尽な協定を押し付け、群れを壊滅させ、自分を罵倒した戦争屋を殺さんと、ドススパークを発射しようとした。 「ゆがあああああ!!ドスを無能呼ばわりする人間さんはぁ―――!!」 「出番だ、処刑屋」 「ふん、毎回、毎回思う事なのだがな…」 「ゆっくり―――チャリン―――しないで…」 ドススパークを放たんと怒り狂うドスを前に、戦争屋は、自分の背後に控えていた処刑屋に最後の仕上げを促した。 如何に仕事とはいえ、戦争屋と拷問屋のまどろっこしいやり方に苛々していた処刑屋は、さっさとドスを片づけることにした。 べリアル・サイスでは、ドス退治専門としている処刑屋は、常々思っている事をぼやきながら右手に刀の柄を掴んだ瞬間―――チャリン―――そんな音が辺りに響いたが、処刑屋は右手で刀の柄を掴んだまま、ただ、それだけしかしなかった。 「ドススパークと言うのは、真っ二つに斬られても、喋り続けられる事を言うのか」 「死、し、し、し、しい、ゆっゆっ、ゆうぅぅぅぅぅぅううう…――――――!?」 ただ、それだけで、大きく口を開いたドスの、辛うじて下半身部分に乗っていた、上半身部分が、ずるりと、地面にまっさかさまに滑り落ちた。 何が起こったか分からず、喋る事も出来ず、さかしまになった視線に戸惑うドスであったが、斬り捨てられた断面から徐々に痛みが襲いかかってきた。 辛うじて中枢餡の損傷は免れたため、即死とはならなかったが、誰の目から見ても、遅かれ早かれ、ドスの死は確定されることになった。 「後の始末は、任せたぞ」 「たまには、自分で、後始末をしておけ。まぁいい。何をしている?早く片付けておけ」 「「「「「「「「はっ!!」」」」」」」」 「さて、ドス。貴様の無能ぶりが招いた結果とはいえ、何も知らずに死にたくはなかろう」 「―――っ?」 用が済んだとばかりに、その場を後にする処刑屋に愚痴をこぼしながら、戦争屋は、村に来たゆっくり達の死体処理を、胴付き隊員達に指示を出しつつ任せると、激痛にさいなまれながら、辛うじて死んでいないドスの傍によると、静かに語り始めた。 この一連の騒動の真相を――― 「まず、ゆっくり駆除に於いて問題となるのは、その繁殖能力だ。何せ、例え、ほぼ全て殺しつくしても、二匹だけいれば、すっきりーさえすれば、いくらでも子供を増やし、簡単に群れを復活させてしまう。それを防ぐために、まず、出来うる限り、山の中に散ったゆっくりどもを一カ所に集める事が必要だったのだ。その為に、利用したのがこれだ」 「―――!?」 戦争屋が、徐に懐から取り出した物を見た瞬間、ドスの眼が大きく見開いた。 それは、ドス達の群れを襲い、食糧難に追いつめた、あのれみりゃ達の被っていた帽子だった。 「協定を結んだ以上、こちらから、それを破ったという事実は、不都合だ。故に我らはこれを被り、れみりゃに成りすましながら、胴付きゆっくり達を3体一組で、山に分散させ、狩りに出かけたゆっくりのみを無差別に襲った。これにより、餌を狩る術を失った、残りの番、子ゆっくり、赤ゆっくり達を、貴様の群れへと追いやったのだ」 ドス達がこの山に引っ越してから、日が浅い事もあり、この山の地理に疎いならば、山に散ったゆっくり達は、碌な餌をそろえる事が出来ず、これまで、自分達を、ゆっくりさせてくれたドスを頼り、元の根城に戻るしかない。 そして、多少の手間はかかったものの、狙い通り、山に散った大半のゆっくりが、ドスの元に戻っていた。 しかし、戦争屋の狙いは、それだけではなかった。 「そして、もう一つ、この作戦を実行した理由が、アレだ」 「―――?―――!!!!」 戦争屋の指差した方向に目を向けたドスは、思わず目の前の光景に目を疑った。 そこには、さらし首のように並べられた、口をふさがれもの、両目は群がる鳥達に抉り取られたもの、真っ二つに縦半分に斬られたもの、殴りつけられ、ばこぼこにはれ上がったものなど、最後までゆっくりできないまま、死んでいった大小無数のゆっくり達のなれの果てだった。 「あれが見えるか…あれは、飢えに耐えかね、さりとて、群れのルールに従うのを渋り、愚かにも村の畑を襲おうとしたゆっくり達の末路だ。付け加えておくが、協定に有った山のゆっくりを傷つけるなという項目には、違反していないぞ。奴らが、この畑をゆっくりプレイスにすると言った時点で、山ではなく、畑に住むゆっくりとなったのだからな」 そして、これこそが、拷問屋から、使者まりさを尋問した際に、群れから離れた複数のゆっくり家族がいると聞いた戦争屋のもう一つの狙いだった。 群れから離脱するという事は、群れのリーダーであるドスの庇護を失うという事なのだが、この群れではいくつかの家族が、群れから離れていった。 無計画な生殖行為により、ゆん口数が増加し、住処とする洞窟が手狭になったからと、ドスは言っていた。 しかし、戦争屋はゆっくりの本質をドスより見抜いていた。 戦争屋は、一部のゆっくり達が、群れから離れた真の理由は、より自分達がゆっくりできるように、ドスも決めたルールを守らなければいけない群れにいるより、家族で別の場所に住む方が良いと考えたからだと予測した。 「どこの世界でも、決まりを、自分達を守るものではなく、縛るものだと認識する愚かものがいるものよ。だが、はぐれゆっくり達のおかげで、実に容易く煽ることが出来た」 ―――ドス襲来から2日前 畑を荒らしとして、すぐさま、胴付き隊員達に、捕らえられたはぐれゆっくり達は、村人達の前に連れ出されると、口々に罵声を浴びせながら、罵った。 ばかなにんげんさんは、さっさとれいむたちをはなしてねっ!! おやさいさんはかってにはえてくるんだよ!!それをひとりじめするにんげんさんはゆっくりしねっ!! とかいはなありすたちが、おさやさいさんをたべてあげるんだから、かんんしゃしなさい!! むきゅ!!ぱちゅりーたちのゆっくりぷれいすをよこどりするなんて、ひどすぎるわ!! きいちぇるの!!ばきゃなの、しびゅゅっ!! 罵声を浴びせるはぐれゆっくり達を前にして、村人たちは、俯き、肩を震わせ、黙ってゆっくり達の罵声を聞いてたが、村の若い青年がいきなり立ち上がると、なおも罵声を浴びせる子まりさをいきなり叩き潰した。 突然の凶行に唖然とするはぐれゆっくり達を前に、村の若い青年に続けと言わんばかりに、鎌を、鍬を、包丁を、金鎚を、鋸を、鉈を、棍棒を手に、村人達は一斉に、ゆっくり達に襲いかかった。 そして、ゆっくり達の悲鳴と断末魔を背に、村長は、戦争屋に対し、冷たい口調で呟いた。 「どうやら、わし等が間違っていたようです。あいつらを、皆殺しに出来ますかな?」 「無論だ。とはいえ、皆殺しとなると、村人達の力を借りたいところだが…」 「構いません。村人総出で協力します」 迷うことなく、こちらに協力を申し出た村長の様子を見て、戦争屋は、村人たちがゆっくりを殺すことに躊躇いを無くしたことを確信した。 村人達は知る由もなかった―――飢えたゆっくり達による畑荒らしさえも、全て、戦争屋の思惑通りだということに。 如何に餡子生物であるゆっくりとはいえ、一般人にとって、生き物を殺すことに抵抗を覚えるのが、普通だ。 ましてや、ゆっくりたちの、<ごめんなさい>などの命乞いを聞きいたならば、情け心が出るのもやむをえないだろう。 だが、ゆっくり駆除とは、最後の一匹を残らず駆除してこそ意味があり、そこに情けを持ち込むなどもっての外だ。 故に、戦争屋は、今後、同じ事がないように、村人達の持つゆっくりに対する認識を―――生かす価値もなく、ただ害しか齎さない不快生物ものだと変えさせたのだ。 そして、戦争屋は、村人達に自分達が正義なんだと思わせる為に、わざわざ三文芝居を仕掛けて、ドスが自分から、協定を破棄するよう誘導した。 人間達と共存する為の協定を破棄し、自分達の都合―――ただゆっくりする為だけに、村を襲うゆっくり達を駆除するんだと、村人達に大義名分を与える為に!! ―――現在 「―――これが、事の顛末の全てよ」 「…」 全ての真相を戦争屋に教えられたドスは、叫ぶ事も出来ず、ただ虚ろな目で、戦争屋の顔を見るしかなかった。 一応、肉体はまだ生きていたが、大切な群れの仲間達を皆殺しにされ、群れのおさとしての、ドスとしての誇りは打ち砕かれ、何もかもが人間の思惑通りだった事を知ったドスの精神はもはや、完全に壊されていた。 そんなドスの様子を見た戦争屋は、もはや興味を無くし、ドスを解体処分する為に待機していた胴付き隊員達に、すぐさま指示を出した。 「待たせたな。アレはもう処分してかまわん」 「はっ!!」 道具を取り出し、ドスの解体を始めた胴付き隊員達の姿を見ながら、戦争屋は、誰ともなく、独り言を呟いた。 「そうそう…言い忘れていたな。どうして、こんなことをするのかだったな。貴様らとの協定を結んでも、益など無いからだ。如何に、群れの掟を守らせようとしても、今回のような愚かものがでるであろうし、世代交代をすれば、かならず、身の程を知らず、己の両分だけで増長する輩が、聞き触りのいい言葉しか耳を貸さぬ愚昧な連中を引き連れ、畑を荒らすのが関の山だ」 ならば、数が増えぬうちに、被害が拡大せぬうちに、駆除するのが道理だと、戦争屋は言い放った。 これこそが、クレイモア・ゆんとの大きな違いである。 クレイモア・ゆんが事件を起こした後に対処する部隊ならば、べリアル・サイスは事件を起こす前に対処する部隊なのだ。 ゲスであろうが、善良であろうが関係なく、ドスならば、劣等種ならば、平等に分け隔てなく、殲滅する部隊―――それが、益をもたらさない雑草を根こそぎ刈りつくす悪魔の鎌:べリアルサイスなのだ。 「後、他の二人は知らんが、我の個人的な理由でよければ、答えてやろう。我はな、傲慢で、自らを世界の中心だと自負し、他者に理不尽な威光を押し付けるような奴を見るとな、叩き潰したくなるのだ。無様に、地面に這いつくばるその姿を見るのが、どうしようもなく最高に楽しいのだ」 惨めに駆除されたあげく、解体され続けるドスの姿を、根城に残ったゆっくり達の駆除を終え、歓声をあげて、村に凱旋する拷問屋と村人達を見ながら、戦争屋は初めて嗤った。 まるで、それは、悪魔の嗤いさま、そのものだった。 あとがき 相変わらず、厨二病フルスロットルな書き口になりました。 さすがに、戦○BASARAキャラを参考にしたのは、やりすぎだったか…キャラの濃さが半端じゃないもんな、あれ。 次回作は、もうちっとばかり、皆さまの読みやすい物を書けるように頑張りますので、よろしくお願いします。
https://w.atwiki.jp/mhportable/pages/83.html
ランポスの牙 初めてのモンスター討伐!(村★1)の基本報酬で4個 25% 初めてのモンスター討伐!(村★1)の基本報酬で8個 4% 初めてのモンスター討伐!(村★1)の基本報酬で12個 1% 白ランポスたちを討伐せよ!(村★2)の基本報酬で4個 25% 白ランポスたちを討伐せよ!(村★2)の基本報酬で10個 4% 白ランポスたちを討伐せよ!(村★2)の基本報酬で20個 1% 強敵、ドスランポス現る!(村★2)の基本報酬で8個 20% ランポスの群れを討伐せよ!(村★3)の基本報酬で6個 25% ランポスの群れを討伐せよ!(村★3)の基本報酬で12個 4% ランポスの群れを討伐せよ!(村★3)の基本報酬で24個 1% ドスランポス、再び!(村★3)の基本報酬で8個 20% ランポスたちの親玉(集★1)の基本報酬で12個 20%
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2527.html
『長まりさをやってみた 2話』 9KB 制裁 観察 差別・格差 実験 追放 群れ ゲス 自然界 長お兄さんガンバレー 長まりさをやってみた 1話の続きです 群れからゲスなチビ達がいなくなったことで俺がほとんど力を貸さなくてもチビ達が満足する量の食料を集められるようになった。 しかしそれによって俺の仕事が減ってしまったのだ... 『退屈だし、ゆっくりの教育とやらを見てみるか。』 仕方なくこの先、群れの未来を担う若者たちのところに行ってみた。 「おかざりはとてもたいせつで、おかざりのおおきいゆっくりはびゆっくりなのよ」 「とかいはになるためにはとかいはなコーディネイトがひつようなのよ」 「「「ゆっきゅりりきゃいしたよ」」」 これは野生動物としていいのか? 『なぁ?何が食べられて何が食べられないとか、狩りのしかたとか生き残るために必要なことを教えなくていいのか?』 「むきゅ?おさはなにをいっているの?ゆっくりがいきるためにはゆっくりするためのちしきがひつようなのよ?」 「とかいはじゃないゆっくりなんてゆっくりじゃないわ」 生存本能とか置いてきぼりな思想だな。 有能の奴を引き抜いたつもりだったけど...あくまで[ゆっくりにしては]有能ってことか。こりゃまたどうにかする必要があるな。 次の日の朝 『今日は大人たちに話がある!広場に集まってくれ!』 「ゆ?なんだろうね?」 「とりあえずいってみるのぜ」 長として、それなりに認められているらしく、ゆっくり達はすぐに集まってくれた。 『今日はチビ達の教育について話したいと思う!』 「「ゆ?」」 「むきゅ!?おさはぱちぇたちのきょういくにもんだいがあるというの!?」 「ありすはちゃんと、とかいはなことをおしえてあげているわ!!」 やはり本ゆん達的にはあれでも真面目に教えているらしい... 『お前たちの教育のだとチビ達が永遠にゆっくりしやすくなっているのに気付かないのか?』 「むきゅー!!ぱちぇがまだおちびちゃんだったころにおとおさんやおかあさんからおしえてもらったいせつなことよ!」 「そんなこというなんておさはとかいはじゃないわっ!」 『あー、まぁ反論はあるよな。だから実際に俺もチビを教育してみたいと思う。』 「おさが、おちびちゃんを?」 『ああ、そしてゆっくりするための教育をしたゆっくりと俺が教育したゆっくり、どっちが良いゆっくりになるか皆の目で確かめて決めてくれ。』 その後、ルールを決めた。そのルールとは ・育てるのは群れの中で1番子育てがうまいゆっくりと俺 ・育てるチビは子ゆっくりを1人(匹)5匹ずつ ・他のゆっくりは子育てしているゆっくりとチビにに食料を与えるがそれ以外は子育てを手伝ってはいけない ・どっちの育てたゆっくりがよりゆっくりしてるか群れのゆっくり達に決めてもらう 「それなられいむがおちびちゃんをそだてるよ!」 「れいむにならきっとうまくいくのぜ」 「おさもきっとゆっくりきょういくのたいせつさをわかってくれるみょん」 そういえばゆっくり達はれいむ種は子育てがうまいと思い込んでるんだっけ...まあいいや相手のレベルが低けりゃ、ゆっくり教育の無意味さをわかってくれるだろ。 俺が育てるのは、まりさ、ありす、ぱちゅりー、ちぇん、みょんを1匹ずつだ。種族ごとに得意なことをを教えてやればいいかな。 れいむが育てるのは、れいむ、れいむ、れいむ、れいむ、れいむ...れいむ種は自分の種族を大切にするのは知っていたがこれは... 『あー、れいむ?育てるチビは全員れいむでいいのか?』 「そうだよっ!このこたちにかんぺきなきょういくっ!をするよ!」 『はぁ、そっか、がんばれ。』 そんなわけで俺とれいむの子育て勝負が始まった。 -俺の場合- 運動が得意なまりさ、ちぇん、みょんには狩りの仕方を教えた。 『生きていくのに必要な食べ物が必要なのはわかるよな?』 「むーしゃ、むーしゃしないとえいえんにゆっくりしちゃうのぜ!」 「わかるよーおいしいごはんさんをたべればしあわせーになれるんだねー」 「ごはんさんをたべられないゆっくりはゆっくりできないみょん」 『なら、そのごはんをどうやって集めるかしってるか?』 「ゆっ!?どうするのぜ?」 「わからないよーどうすればいいのー」 この大きさになってまだ狩りについて教えてもらってないのか。 「みょん...!!たしかおとおさんがかりにいっていたみょん!」 「わかったよーかりをすればあつめられるんだねー」 『おお、よくわかったな。じゃあこれからお前達には狩りの仕方を練習をしてもらう。』 「ゆぅ、まりさはおうたのれんしゅうがしたいよ。」 『なぁ、狩りをしてごはんが食べられるゆっくりと歌うことしかできなくてごはんを食べられなり、永遠にゆっくりしちゃうゆっくりはどっちがゆっくりしてる?』 「えいえんにゆっくりしちゃうのはゆっくりできないよ。」 「わかるよーかりはたいせつなんだねー」 「みょんもがんばってれんしゅうするみょん」 人と違って極端な例をあげても文句言ってこないのは便利だな。 -れいむの場合- 成体れいむ(以下成)「ゆゆーおちびちゃんたち、これからおうたのれんしゅうをしましょうねー」 子れいむ(以下子)「「「ゆっくりわかったよ!」」」 成「ゆ~ゆ~ゆ~ゆっくり~ゆゆゆ~」 子「「「ゆっくり~ゆ~ゆっくり~」」」 成「ゆゆーん、とてもゆっくりしたおちびちゃんだよ」 子「「ゆっくり~」」 成「これだけゆっくりしたおちびちゃんをみれば、おさもゆっくりしたきょういくをりかいしてくれるよ!」 子「「「ゆゆゆ~」」」 成「きっとれいむはせかいでいちばんこそだてがうまいね!こそだてじょうずでごめんねー!」 -俺の場合- 頭のいいありすとぱちゅりーには生きていくために必要な知識を与えた。 『いいか?知識を持っているとゆっくりしたゆっくりになれるぞ。」』 「ぱちぇはいろんなことをしりたいわ!」 「ありすもとかいはなゆっくりになりたいわ!」 『なら良く効くんだぞ。軽い怪我をしたゆっくりがいたら、傷口にこの葉っぱを貼るんだ。そうすれば怪我の治りが早くなる。』 「むきゅ!はっぱさんはすごいのね!」 『家の内装...都会派なコーディネートってのは住みやすい環境を作ることだ。寒い夜でも暖かく眠れるベッドを作ったりすれば住みやすい家になる。』 「ありすはがんばってとかいはなおうちをつくるわ!」 ゲスが居ないせいか俺が長だからかしらないけど子ゆっくり達が素直に俺の言うことを聞いてくれる。 『少し愛着が湧いてきたかも...なんてな。』 -れいむの場合- 成「こそだてがじょうずなれいむがそだてるおちびちゃんは、きっととくべつなおちびちゃんだねっ!」 子「かわいくって!ごめんねー! 成「とくべつなおちびちゃんにはれいむがとくべつにうんうんたいそうをおしえてあげるよっ!」 子「ゆっくりー」 子「かわいいれいむがうんうんするよっ!」 成「ゆふふ、こんなにかわいいおちびちゃんたちをそだてるなんてれいむはとくべつなゆっくりだね!」 1週間後 広場には群れのゆっくり達が集まって俺とれいむの育てたゆっくり達を見ている。 育て始めの頃はまだ子ゆっくりだったゆっくり達も豊かな森のおかげで立派な大人になっている。 『今日はどっちの育てた子ゆっくりがゆっくりしてるか決めるだよな。』 「おさのおかげで、とてもゆっくりできるゆっくりになれたのぜ!」 「おさおしえてくれたかかりで、ゆっくりできるごはんさんがあつめられるようになったよー」 「おさのおかげで、しんのとかいはがなにかわかったわ!」 「ぱちぇも、たくさんのちしきをおしえてもらえたわ!」 「はくろーけんのつかいかたも、おさからおしえてもらえたみょん!」 俺の育てた子供たちは俺がどんな教育をしてたか群れのゆっくり達に教えている。 『今日はどっちの育てたゆっくりがゆっくりしてるか決めるだよな?』 「ゆ~ゆ~ゆ~ゆっくり~ゆ~ゆ~ なにしてるの?れいむのおうたきいたならあまあまもってこい!」 「ゆっくりしないでさっさとあまあまもってきてね!たくさんでいいよ!」 「うんうんたいそうするよ!おれいにあまあまもってきてね!」 「れいむはとくべつなんだよ!わからないの?ばかなの?しぬの?」 「ゆっくりしたれいむに、はやくびまりさをもってこいーーー!!」 『れいむ、こいつらがお前の育てたチビ達か?』 「そうだよ!こそだてじょうずなれいむでごめんねー!」 子育てが得意ってのが迷信だって知っていたが、まさかゲス化させるとは。 「ゆゆーん、とてもゆっくりしたゆっくりだね!」 「おなじれいむとしてはながたかいよ!」 何故か他のれいむ達も満足そうだ。どうやられいむ種は子育ての価値観が違うらしい。 けどこれならどんな教育をすればいいのか、他のゆっくり達もわかってくれるだろう。 『あー、皆っ!これで俺が言いたいことはわかってくれたか?』 「ゆっくりわかったのぜ!おさのそだてたおちびちゃんはとてもゆっくりしてるのぜ!」 「とかいはなおちびちゃんをそだてるにはおさのきょういくっ!ほうほうがいいのね!」 『わかってくれたみたいd「あとれいむがむのうなんだねーわかるよー」ん?』 「れいむのそだてたおちびちゃんはげすになったみょん!」 「しかもそのげすのことをとてもゆっくりしているなんていっているわ!」 「むのうなれいむはでていくんだぜ!」 でていけ! でていけ! でていけ! でていけ! 「「どぼしてそんなこというのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」 どうやら教育の仕方と同時にれいむ種の無能さも群れのゆっくり達に伝えてしまったらしい。 「れいむにだまされてずっといっしょにゆっくりしたらゆっくりできなくなってたのぜ!おさ、そしえてくれてありがとう!だぜ!」 「むきゅ!おさはぱちぇよりもものしりなのね!」 「れいむのそだてたおちびちゃんはとてもゆっくりしてるでしょーーー!!!」 れいむの弾圧は予想外だったけど...庇う価値もないしそのままでいいか。 「「ゆっくりできないーーーー!!!」」 その後群れにいた全てれいむ達は逃げるように去って行った。 俺がこの群れに最初に来た時、ゲスやらシングルマザーは狩りができないせいか、ほとんどれいむ種だったからな。れいむ種への不満が今回の弾圧につながったのかもしれない。 『無知は罪なりって言うけど、どうやら無能も罪みたいだな~。』 今回の一件でまた群れの数は減ってしまったけど、これから子ゆっくりがきちんと教育を受けることで有能なゆっくりの数は増えて行くだろう。 有能でも使い道のないれいむ種が消えてくれたのは群れにとってプラスだと考えよう。これで仕事のできないゆっくりも居なくなるはずだ。 俺の長としての立場も上がってきてるみたいだし順調にいい方向に向かっている。 さぁ次はどうやって群れを良くしていこう? そういえば俺、ここの長やってからまだ邪魔なゆっくりを減らす以外してないな... その後のれいむ達 「くそどれいっ!はやくあまあまもってこい!」 「そだててあげたのに、どぼしてそんなこというのぉぉぉぉ!」 「うるさいよ!むれからおいだされたのはくそどれいのせいだよ!いしゃりょうとしてあまあまもってきねて!」 「うるざいぃぃぃぃぃぃ!おまえがゆっくりしてないかられいむがおいだされたんだぁぁぁぁぁ!!」 「うるさいよ!いうこときかないくそどれいはせいさいっ!するよ!」 「ゆべぇ!」 「あまあまもってこないゲスはしね!」 「ゆぶぅ!」 馬鹿なれいむ達は最後の1匹になるまで殺しあった。そして、 「くそどれい!さっさとあまあまもってきてね..........どぼしてだれもいないのぉぉぉぉぉ!」 群れから追い出されたれいむ達はゆっくりした教育のせいで片時もゆっくりできずに自滅していった。 続くよ ******************************************************** ずっと群れの中の掃除ばっかしてますね。そろそろ群れの外から来る異変に立ち向かわせてみようかと思っています。 人間いるせいで群れが滅びる原因の1つの捕食種が使いにくいことに今さら気付いたりしてます。無計画ですね。 まだ右往左往しながら作っておりますがこれからも付き合ってくれると嬉しい限りです。 とある魔術の禁書目録の上条さんが好きなせいで長お兄さんに説教させたくなります。誰かタスケテー!