約 40,749 件
https://w.atwiki.jp/fab4assimilation/pages/9.html
皆さんは「ダンバー数」をご存知でしょうか? これは英の人類学者であり進化心理学者のロビンダンバー教授が1989に発表した 有力な仮説です。 The Social Brain Hypothesis Robin I. M. Dunbar Evolutionary Anthropology, 6(5), 178-190, 1998 簡単に述べると、霊長類の群れには個体数限界があり、それは、脳の新皮質の割合と比例する。 というものです。 以下簡単に説明します。 霊長類は毛繕い(グルーミング)に1日の多くの時間を費やします。グルーミングは、群れの序列などのストレス緩和に役立ち、群れの中の個体同士の関係性を良好に保つ役割を果たしてると考えられてます。 このグルーミングに費やせる時間と、群れの大きさの限界は比例します。この比例関係と脳のサイズ(新皮質の割合)も比例します。 つまり群れの大きさは、脳のサイズ(新皮質の割合)、グルーミングに割ける時間の2つと強い相関関係があるということです。 この比例関係から、逆算すると、ヒトの場合は平均150人(100-230) だろうという推測ができます。 しかし、ヒトはサルのようにグルーミングに時間を費やしません。ダンバーは神経機序の類似性から、ヒトの場合何気ない会話や噂話といったおしゃべりの時間がそれに当たると関連付けました。 何気ない対話や噂に費やす時間が、群れの序列のストレスを緩和するグルーミングより短時間で済むのは、1対1ではなく同時に複数を相手にできるからだと考えられます。 ただし、親密な関係性維持のためには一度に数人が限度だと推測されています。 このことは毛繕いの簡略化という意味でチープグルーミングと定義されています。 相関関係に戻って、この150人という数字を基に調査すると、狩猟生活で簡単な儀式を共有できる部族の集団構成人数と合致(平均148.4人)することをダンバーは見い出しました。 これらのことから、自然な状態であるなら、人の生物としての集団維持限界は150人くらいだろうと推測しています。 裏付ける補強証拠として、仕事や趣味など様々な集団の調査をあげ、150人くらいの規模が安定し活発であると言及してます。 産業革命より前の文明社会でも、(自然村=生活共同体としての最低単位)村落は多くが150人クラスです。他にも軍隊の生活規模での基本単位、中隊も150人であるなど、多くの場面でも150人という単位は重要な意味を持ってそうです。 また、より濃いあるいは薄いつながりとして、「ダンバー数」の150人以外にも『5,12,35,150,500,2000』といった集団単位に、何らかの普遍性がありそうという別の知見などを示してます。 なお、補足説明で有名なのは透湿防水生地で独占的成功を収めてるゴアテックスの 会社社長ビル・ゴア氏の経験則からの経営方針。 150人くらいだと、緩い規則でも仕事は上手く行く。 それ以上だと、規則、序列から管理部門といったものに、予算と人員が食われてしまう。 なので大きくなってきたら、分割して次の拠点を造る。 というものです。 これは、霊長類の群れの安定や分裂(ヒトの場合150人チンパンジーの場合50を超えると急に、ズル、サボり、争いなどが増える)の傾向と合致しているうえに、成功例であるので、ビジネス書などで取り上げられてます。なので、ご存知の方も多いかと思います。 以上がダンバー数のおよその説明です。 「ダンバー数」に関してより詳しく知りたい方はWikiや心理学者村山航さんによるレジメなどを参考にしてください。 wikiロビンダンバー https //ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%93%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC 村山航氏によるレジメhttp //koumurayama.com/koujapanese/socialbrain.htm
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/5453.html
とあるゆっくりの群れ。一見普通の群れだと思うが。体付き霊夢が「フランがいるよ潰す?」体付きれみりゃが「いや私が倒すわ」そういうと車のようなスピードで行き「ゆっくりし・・・ぎゃぁぁぁぁ」れみりゃはフランを豆腐のように潰しただがこのフラン体付きで他の体付きとは、群を抜いてでかいのだ人間でも9歳くらいが倒せる実力だ。この群れは人間より強い群れなのだパチェでもフランを殺せるくらい強い群れなのだ「あ・・・潰しちゃた〜売ればよかったな〜。」霊夢が「フランて、野良ゆが家に入らないようにしていてゆっくりを食っているんだから最低な野郎だから他の群れとも協力して売りまくろうぜ一石二鳥じゃぁぁ」魔理沙が「霊夢めが$になってる目お覚ませ」「おっそうだった東京でこんなもんあったんだよな」霊夢が取り出したのは、ピストルだった。それと同時にフランの群れが襲い掛かって気そうだった。霊夢が狙いを定めるとバッン!!。「まだ67個あるから弱いゆっくりにも渡しといて。」撃ち殺したフランをキャッチしていった。この霊夢は仲間に対しては、優しいが敵ならば冷酷で残忍なのだ。癇癪を起こして人間を殺したこともある。「改造しがいがあるぞぐへへへへ」草むらからニトリがでできた。改造したの見てくれ「いけぇぇぇ‼︎」中からビームがでできてそれは麻酔の類でフランを眠らした。「じゃあ加工場え一っ飛びだ!」ゆっくりあやがそういい音速のスピードで向かった。「35ゆんいるからふひひひ」「はいじゃあ105万円ね」「あざす」ご機嫌で戻ってきた。「105万だぜぇぇぇ」魔理沙がそう叫んだ。「体付きフランが500体いる群れがある。こいつらみんな体付きでさっきれみりゃが殺したやつより大きいし力も強い全面戦争だ!!」この群れはざっと100人いてみんな体付きと日本刀・銃・爆弾を所持している。霊夢くらい強いやつはニトリ・魔理沙・。れみりゃ・みょん・咲夜・あや・の7人だ。そして霊夢は「これより!!フランの群を潰すため協力して欲しい!!勇気のあるものは日本刀・銃を持て!!フランを全滅させない限り我々に平和は、ない!!!」それと同時に「おおおおおおおおおおおおお!!!!」と歓声を浴びた。準備するまでに後3日間みんな覚悟の準備はいいか!!俺はできてる」すると5年生の少年がいて「俺もその戦争に参加していいかそう言うの大好きでさ!!俺の友達も5人くらいでたいってさ」霊夢が「別にいいけど裏切りでもしたら命は、ないと思え」少年は、(こええええええ噂には聞いていたけどここまで殺意が高いとはおらわくわくすっぞ)「裏切る訳ねー仲間だぜ」そしてこの三日間東京や、闇市場で揃えた武器を持って霊夢たちは向かった。フランたちは築いた様子で警戒していたすると霊夢が「第一部隊突撃!!」霊夢の合図で後ろのゆっくりが爆弾やロケットランチャーを打つとフランたちはそこまでの知識はなくボ〜としていた。この攻撃で98ゆんを吹っ飛ばした「ここからは、みんな突撃だー心臓を捧げよ"!!"」フラン達は「ゆっくりしね」と突撃したが」少年は「ウルトラキック」と叫びフランをぶっ飛ばした。ニトリが「みんな一旦離れろ!!」みんなが離れたのを確認すると戦車を走らせフランを轢き殺し大砲を打ちまくり79ゆんを虐殺した。霊夢が少年にアルコールをわたし「フランに出来るだけかけてくれ」と頼んだ「うりゃうりゃ」フランはアルコールを相当嫌がっている「ゆっくりしねぇぇぇ」アルコールがきれたら。パチェが「マッチだぁぁ」火がついているマッチをアルコールがついているフランになげた。「うぎゃぁぁぁ炎は、ゆっくりしねぇぇぇぇぇ!!」火だるまになり暴れ回り他のフランにも火が回る。少年は(戦争て、遊びだと思ったけど本当の戦争じゃねーかこりゃ洒落にならん)他のゆっくりも戦力を上げている。「フランがいる限りまりさや、れいむが安心して暮らせないのぜぇぇぇ」刀で24ゆんを切り殺した。残り325ゆん。すると霊夢が「みんな離れろ!!」するとニトリが「いけぇ超麻酔ビーム!!!!」麻酔型ミニガンを持った通常種逃げ遅れがいないことを確認して「うて!!!!!」325ゆんごと撃ち倒した。「死にかけているフランはオレンジジュースを飲ませ気を失わせ牢屋へぶち込んだ。多少殺してしまったが稼ぎはいいと思い、ゆっくり加工場へ向かわせた。「はい1億3759万円ね」霊夢が「みんな宴ダァぁぁぁぁ!!!!!!」この戦争で死んだゆっくりは、フランだけでだった400ゆんは踊って酒を飲み肉を食らった。その頃「フランはプリンが欲しいー☆う〜☆ゆ・・暑い〜〜やめて・・・た・・す・k・・」少年が325ゆんの悲鳴が聞こえるきが」 終わり あとがき ========================= ちょとフランを虐待しすぎましたね。反省しますw フランて、少しウザかったので暴走しちゃいましたね この小説は、東方プロジェクトの二次創作です。 =========================
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1791.html
*スレででたトライガンネタ *に見せかけたただの駄文 *書き上がったら3流ホラーになっていた。文才なくてごめんね。 *トライガンが好きなんだ。自重できなかった。ごめんなさい。 *それでもいいという方は読んでください。 *トライガン・マキシマム2巻冒頭が元ネタ。 *本物はもっとおもしろいので読んでね。 『詰める』 ここに一軒の家がある。 大きさ、洋風のたたずまいからすれば、家、というよりも館と呼んだ方がいいかもしれない。 そんな、館に今、ゆっくりの群れが近づきつつあった。 「ゆっゆっ、どす!みえたよ!」 群れの先頭を跳ねていたれいむがどことなくうれしそうな声を上げる。 「あれがそうなの?」 それに答えるのは群れの長、どすまりさ。 ドスとしてはそこそこの大きさだ。 「むきゅう、そうみたいね」 帽子の上には参謀(笑)のぱちゅりー。 「れいむ、あそこがそうなのね?」 「ゆ?そうだよ!あそこがまりさのおうちだよ!」 ゆへん!と胸(?)をはるれいむ。 「むきゅう・・・にんげんさんのおうちじゃない・・・ やっぱりしんじられないわね」 「ゆゆゆ、だいじょうぶだよ、ぱちゅりー」 逆に、ぱちゅりーは顔をしかめた。 「れいむ、けさのはなしはほんとうなんだね?」 「ゆ?そうだよ!あれはまりさのおうちでまちがいないよ!」 「ゆっゆっゆ、まりさはすごいね!むれのほこりだよ!」 「むきゅん・・・」 「ぱちゅりー!なにをなやんでいるのかしら?!ありすははやくあのとかいはなゆっくりぷれいすでゆっくりしたいわ!」 「ちーんぽ!」 「ゆっくりいそいでね~」 表情をくもらせる群れのナンバー2に後ろに付いてきていた群れのゆっくり達から急かすように声が飛ぶ。 「はやくしてね!れいむはしんぐるまざーなんだよ!おちびちゃんにあまあちょうだいね!」 「どしゅのぐじゅ!れいみゅにあみゃあみゃよこちぇ!」 「ゆっへっへ、あそこにあまあまさんがあるのかなんだぜ?」 中にはゲスの声も混じっているようだ。 ドスの群れのゆっくり、全員がここにそろっていた。 今朝方のことだ。群れのど真ん中でたれいむはこう言ったたのだ。 『まりさがとってもゆっくりできるおうちをてにいれたよ!しょうがないからむれのみんなもよんであげるよ! おうちにはたくさんのあまあまもあるよ!』 『『ゆぅー!?』』『ほんと!?れいむ!?』『とかいはー!』 ぱちゅりーは驚いた。 確かにこのれいむの番のまりさは群れの中でも強い方だ。 だが、群れのみんなを招待できるおうちを手に入れた(しかもあまあままである)というのは にわかには信じられなかったからだ。 しかし、れいむにどういうことか問いただすことはできなかった。 問いただす前にれいむにのせられたどすが群れのみんなを引き連れ、移動し始めたからだ。 気がつけば群れの広場にはぱちゅりーしかいなかった。 『むきゅん!まって!ぱちゅりーのはなしをきいて!』 その後、ぱちゅりーは中身を少々吐きつつもなんとか群れのゆっくりに追いついた。 しかし、ドスを含めれいむのことを信じ切っている群れのゆっくりを思いとどまらせることはできなかった。 それならば、せめて群れを守れるように、とドスの頭にのって指示を出していたのだが・・・。 「れいむ、こんどはちゃんときくわよ?どうやってまりさはあのにんげんさんのおうちをてにいれたの?」 「ゆ?かんたんだよ!あのおうちはずーっとみてたけどだれもいなかったんだよ!」 「あきやさんだったんだね」 ぱちゅりーはそういうことか、とほっとした。 誰も住んでないのなら、にんげんさんのおうちに入っておうちせんげんをしても おこられたりはしないはずだ。 「ゆっゆっゆ、そういうことならあんしんでしょ?!ぱちゅりー!」 「むきゅ、そうね!」 今、群れの意志はひとつにまとまった。 さっさとあのまりさのおうちに入ってしまおう。 気の早いゆっくりが館に向かって跳ねていく。 (むきゅ?そういえばあまあまさんはどうしてあるのかしら?) 「ねぇ、れいむ?あまあまさんはどうやっててにいれたの?」 「ゆ?そんなのかんたんだよぱちゅりー! まりさがあのおうちにはいって、もうおひさまが3かいと3かいのぼってもかえって こないから、まりさはあそこであまあまをたべてゆっくりしてるんだよ!」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・む゛ぎゅん!?」 そのとき、館のドアが開いた。 そこに居たのは人間だった。白い服が館に似合っている。 顔には笑顔。満面の笑みを浮かべている。 ぱちゅりーはその笑顔に、ゆっくりできないものを感じた。 そしてそれは間違いではなかった。 「ゆ!?まりさのおうちでなにじ・・・・ゆべらっ!!」 「びっぐまらぺにす!」 「とかいはー!」 「む゛ぎゅん?!」 最初に先頭のれいむ。そしてドスのとなりにいたみょんとありすが弾けた。 間をおかずに、なにか水っぽい物が落ちるぐしゃりという音が聞こえた。 「れいむ!みょん!ありす!わがらないよー!!!!」 ありすのとなりにいたちぇんがカスタードまみれになって何か叫んでいる。 人間はまだ笑顔。とてもうれしそうにしている。 「む、むきゅーん!みんな!にげるのよ!」 瞬間、ドスが弾けた。 「ゆ゛っ!?」 「むぎゅん!」 ドスの帽子から落ちながら、ぱちゅりーは見た。 (あれ、なんだかからだがかるくなったきがするよ?) と考えていそうな惚けた顔のドスが、腹に大穴を空けて崩れていくのを。 その身体がさきほど弾けたありすやカスタードまみれのちぇん、何ゆっくりかを潰していくのを。 (む、むきゅー・・・・・・ゆげぇ!) そしてぱちゅりーは地面のシミになった。 男はとても喜んでいた。 こんな大所帯を歓迎するのはいつ以来だろう? 一週間ほど前に侵入しておうち宣言をしたまりさがいたが、 1匹だけだと3日くらいしかもたない。 うれしくて思わず何匹か先に潰してしまった。 ドスはドススパークを撃たれる前に潰しておいた。 帽子の上に乗った賢そうなぱちゅりーも潰してしまうのはもったいない気もしたが、 これだけ居るのだ。元はとれるだろう。 ひぃ、ふぅ、みぃ・・・50匹ほどか。 ドスが死んだことが信じられないのか、目を見開いて硬直しているものが大半だ。 何匹かは中身を吐いている。それを抜くと・・・遊べるのは40匹くらいだろう。 中にはゲスも混じっていたらしく、我先に逃げようとしている姿も見える。 そんなゲスどもに意識を集中し、あることをしてやる。 「「ぐゆ゛っ!」」 それだけでゲスどもは動きを止めた。 慈悲として顔には処置をしないでおいた。 「な、なんであんよがうごかないんだぜ!?」 「じじい!なにじだの!でいぶはじんぐるまざーなんだよ!がわいぞうなんだよ?!あまあまぢょうだいね゛!」 「ゆわーん!おがあぢゃーん!」 うるさいがこれでいい。 残りのゆっくりにも同じように顔だけ動くようにして処置をする。 さて、どうやっておもてなししようか? 「まりささまはまりささまなのぜ!?こんなところでゆっくりしていいゆっくりじゃないんだぜ!?ゆべぇっ!?」 ぐしゃり 「や゛めでね!?や゛めでね!?ゆぎゃあ゛ぁ゛!!!!」 ぶちぶち 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 ぶりゅり 「い、いやぢゃー!!!もっどゆ゛っぎゅりじぢゃいー!!!!」 ぷちん 「もっ・・ぢょ・・・ゆ゛っぐ・・・り・・・」 もりん 「ごべんなざい!ごべんなざい!!!」 みちり 「んほー!!!!!!」 どぴゅん 「わがらないよ゛ー!!!!」 みじゅ 「あ゛・・・あ゛あ゛・・・・」 ぐりゅん 「びっ・・・ぐ・・・まら・・・」 ばちゅん ここに、透明な箱がある。かなり大きい。 強度はお墨付きの特注品だ。 その箱の中が、詰まっていく。 もう隙間がない。 でも詰まっていく。 何か柔らかい物が潰れる音を立てながら。 ゆっくりの悲鳴と断末魔を響かせながら。 ぐしゃり ぶちぶち ぶりゅり ぷちん みぢり ぐりゅん ぢぎぃ みちみち 箱の周りには順番待ちのゆっくり達。全員目や全身から砂糖水が垂れ流されている。 目に映るのは中身の詰まった箱。 うれしいなぁ。気に入ってくれたかい? さぁ、次はきみだよ、おちびちゃん。 楽しんでいってね。だいじょうぶ。きみならできるよ。 ふるふると震えてかわいいねぇ。 叫びたい?でも無理でしょ? 中身を吐かないように吐きそうなゆっくりには追加で口に処置をしておいたからね。 男は赤れいむに意識をやる。 すると赤れいむは目からこれまで以上に砂糖水を垂らしながら 箱に取り付けられた階段を上っていく。 箱の頂上には丸い穴。 中身が詰まってあふれそうだ。 そこに赤れいむが詰まっていく。 落ちた、や、入った、ではない。 その小さな身体全身の持てる力、すべてを使って箱に詰まっていく。 やがて、ぷちんと音がして、赤れいむも箱に詰まった。 ああ、楽しいなぁ。大声で笑っちゃいそうだよ。 そろそろ箱も限界かな?さっきからミシミシいってるよ。 さぁ、次はきみだよ? 大丈夫、さっきのおちびちゃん見たろ? ゆっくりでも普段ゆっくりしてて使わない力をだせば、あれくらいできるんだよ。 ちゃんと五感は残してあるから、先に詰まった仲間の感触とか 自分が潰れていく痛さとかちゃんと感じるんだよ? キミは声だせるよね?素敵な声を聞かせてね? え?止めてくれって? 馬鹿だなぁ。止めないよ? せっかくの団体さんだもの。 最後の一匹まで、 ゆっくりしていってね! *読んでいただいてありがとうございました。 *次回は前回の続きの予定です。 今まで書いた物 『ふたば系ゆっくりいじめ 272 おねぇさんのゆっくりプレイス』
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2848.html
注意事項 虐待が薄い 文章力低い 死なないゆっくりがいます。 ゆっくりの言葉に漢字が紛れ込みます。 実験を始めてみたいと思う (前からの続きものです、前回の物を読んでおかないと状況がつかみづらいです。 実験を始めてみたいと思う (後 私にはゆっくりを虐待する趣味はない、しかしゆっくりには興味がある。 虐待お兄さんでもないし愛でお兄さんでもない、お兄さんと呼ばれるほど若くもない。 私というのはそういう男だ、それ以上でも以下でもないと認識しておいてほしい。 今回はゆっくりで簡単な実験をしてみようと思う、手順は以下のとおり 1・ゆっくり2匹を何もない部屋に入れる。 2・どちらか片方を喰い殺せば助けると説明。 3・残ったゆっくりを1の状況に戻す。 基本的にはこんな感じだ、しかし2の項目ではそのまま2匹とも何もしないで餓死されると 時間の無駄になる。 なので餌は朝昼晩と3食与えることにする、しかしそうするとゆっくりは相手を喰い殺さない。 そうなると3に進めないので時間制限を与えることと家族などを人質にすることで対処する。 また3で2の約束と食い違うことになるがそこでも人質などで対処できるだろう。 そして今回の実験での目的はこの状態を生き残ったゆっくりはどうなるのか?ということである。 さぁそれでは実験を始めてみたいと思う。 コンクリートの部屋で二匹のゆっくりが睨みあっている。 一匹は黒髪に赤いリボンが特徴のゆっくりれいむ、もう一匹は金髪にとんがり帽子が特徴のゆっくりまりさ。 普通に森で出会っていれば仲良くできたかもしれない、しかしもう出来ない、なぜできないかといえば人間に捕まったからだ、その人間がゆっくりを可愛がる 趣味がなかったからだ、その人間がゆっくりで実験をするのが趣味だったからだ、もうお互いどちらかしか生き残れない、どちらかの人質しか生き残れない。 私はのぞき窓から二匹を観察している、今は均衡を保っているが次に餌をもっていくまでこの状態でいられないだろう、私はそう予想する。 いや、これは予想ではなく確信に近い。 この実験はこの二匹だけで行っているものではない、ほかにもこの部屋と全く同じ部屋がいくつかありそこでここと同じ実験が行われている、単純に多くのデータ が欲しいからだ、この二匹とも五匹の同族を喰らっている、そして三匹目以降は二度目の餌を運ぶ前にどちらかが食われていた。 これはほかのゆっくりも同じような結果が出ていた、三匹目以降は二度目の餌はいらなくなる、ちなみにそれまでは時間ぎりぎりまでかかっている。 ここまでで特に優秀な成績を収めているのは(所要時間の少なさ)まりさ種のとある一匹だ、今回の実験に使ったゆっくりはお互いとは交流をしていなかった 2つの群れをまるごと使っている。 このまりさは群れのリーダーだった、賢く、仲間想いで、そこらの人間よりも誠実だった。 私がどの群れを今回の実験に使用するか観察しているときもこのまりさは今まで見たゆっくりの中で一番好感がもてた、しかしそれは過去の話、つい二日前 の話だ。 このまりさは一匹目から早かった、まず餌に手をつけず相手のれいむに向かって跳ねた むろんれいむは驚き初動が遅れる、こんなに躊躇なく、同族に襲われるなんて思わない、人間だってこんな状況ならまず驚く。 まりさが一度目の跳躍が終わると同時にれいむはまりさの方向に飛びかかろうと底部に力を込めた 「ゆっくりしていってね!!!!!!」 まりさが叫んだ 「ゆっゆっくりしていってね!」 れいむもゆっくりの本能で叫んでしまう 叫んだことで底部に込めた力が抜ける、まりさが二度目の跳躍 口を大きく開く、れいむに焦りの表情が見える 焦るのが遅すぎる 私はそう思った、だって私はこの結果がこの二匹を部屋に入れた時点で分かっていた、焦るのであれば目を合わせた瞬間が正しい。 それにしてもゆっくりが自身の習性を利用するとは驚いた、まさかゆっくりに驚かされる日が来るとは思わなかった。 そんなことを思っていると グチャン! と汚い音がのぞき窓越しに聞こえた。 一分とかからなかった。 この後もまりさはこのペースでゆっくりを喰い続け、28匹のゆっくりを喰っている、ただし5匹目以降は食いちぎっただけだ、許容量オーバーなのだろう。 実験は続いた、まりさも他のゆっくりたちも相手を噛みちぎり、噛みちぎられ、そのたびに私は透明な箱にハンマーを振った。 そしてストックしていたゆっくりも数がなくなる、とうとうこの実験も佳境だ。 結果としては最後に残ったのはリーダーまりさとれいむだった。 リーダーまりさはまだ正気を保っていたが相手のれいむは気が狂っていた、まぁこの状況なら気が狂っていないまリさの方が異常だと言えるだろう。 私としてはまりさに勝ってもらいたい、ゆっくり殺しの元リーダーが森に帰ったらどんな行動をするのかが気になるからだ。 私は二匹を地面に下ろした、そして餌を置き、時計を進める。 ここで今までなら隣ののぞき窓の部屋まで行くところだが決勝戦は生で観戦することにした、折りたたみの椅子を出して腰掛ける ギシリと椅子が音を立てた それが合図にでもなったのだろうか、二匹は一斉に飛んだ。 まりさは本能で感じていた。 このゆっくりを殺せば自分は、自分とつがいのパチュリーは、パチュリーの中に宿る命を守ることができるのだ。 最初に同族を喰い殺した時に自分は一切躊躇しなかった、するわけがない、できるわけがない。 自分の一番大切なものを守るためならば何でもできる、同族でも群れの仲間でも親友でも喰い殺してやる。 今までだって自分の大切な仲間や、伴侶のために、尽力してきた。 群れで食糧が足りないゆっくりがいれば自分の食糧庫から分けた。 新入りが巣をつくるのに手間取っていれば手伝った。 独り立ちをして群れから出ていくゆっくりがいれば運びきれないほどの食糧を分けた。 レイパーが来れば容赦なく殺した。 ゆっくりできない同族が群れを襲ってくれば容赦なく殺した。 群れの中で不穏分子があれば容赦なく殺した。 だからまりさは一番大切なパチュリーを守るために同族を殺した。 群れの仲間も食い殺したし、親友も食い殺した、あとはこのれいむを殺せば自由! またパチュリーと一緒にゆっくりできる、新しい群れをまた1から作るのもいいかもしれない。 このれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむを このれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむを このれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむを このれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむを このれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむを このれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむを このれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむを このれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむを このれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむを このれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむをこのれいむを 殺せば。 ギシリ まりさは無意識で前へ飛んだ、れいむを喰い殺すために、パチュリーやこれから生まれる子供たちとの未来をつかむために!! まりさはこの状況で喜んでいた!興奮していた! 生きるために、自由をつかむために、この抑制された世界を粉砕し森に帰るために自分が動いていることがうれしい! あぁ生きているってすばらしい!!!!!! ここで急に話は変わるが、人間の脳が一番よく働くのは危険にさらされた時だ、特に生命の危機ならそれはものすごい勢いで働く。 生命の危機に瀕した時自分の生い立ちなど、これまでの思い出がチカチカとめぐる事がある、私は感じたことはないがあるらしい。 確かその現象の名前は『走馬燈』というらしい。 今このまりさも似たような感じなんじゃないか? ゆっくりの思考を描写しているにはあまりに難しい言葉が多すぎるのも餡子が生命の危機でフル回転しているのだとすると納得はできないが百歩か千歩譲れば 自分に言い聞かせられないかい? まりさの目の前に大きな大きな黒が広がった、一瞬まりさにはこれが何か分からなかったがれいむの口だと理解した、いつのまにか目の前まで移動してきていた。 それにしてもこのれいむはゆっくりしているな、自分までもう少しなのに何をやっているのだろう?おや?避けようとしているのに体が動かない。 ゆっくりと口が近づいてくる いやだ!くるな!!自分は生きるんだ!ゆっくりと森でパチュリーと子供たちで・・・・・!! なくしてしまった友達や、食べてしまった同族や群れの仲間や親友の分までゆっくりすると決めたんだ!!! おまえなんかにいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ喰われてたまるかぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ガチュ!! 私はこの実験の結果がわかってしまった、れいむの勝ちだ。 まりさとれいむは同時に飛んだがスピードが違った、まりさは理性にとらわれすぎていたんだ。 本能だけで迷いも、まともな思考も捨て去ったれいむのような速さを出せなかったのだ。 食いちぎられる寸前で身をひねり即死は免れたがもうお終いだろう。 私はハンマーを握り椅子から腰を上げる。 グチャン!! 汚い音が部屋の中に響き、実験の終了を私に知らせた。 まりさは死の直前に何がいけなかったのか考えていた。 もう目も見えず喰われなくても死が待っているのは自分でもわかっていた、でもだからこそ考えた、何をどう間違ったのか。 ふつうのまりさとれいむのつがいの間に生まれ、近所に住んでいたパチュリーから様々な知恵を教えてもらい、姉妹たちと共に成体になるまでなに不自由なく育った。 独り立ちして加わった群れで狩りやれみりゃを撃退するなど功績をあげ、若いうちからリーダーになった。 群れ一番の美ゆっくりのパチュリーにプロポーズをしてOKの返事をもらった時は生まれて一番喜び、叫び、涙を流した。 群れの教育は徹底し、子供のころに教えてもらったとおり人間の里には近づかなかったし、野菜も盗まなかった。 群れの中には盗みなどを働くゲスもいたが、誰にも見つからないように殺した。 そして3日前にパチュリーが念願のにんっしんをした、生まれてくる子供たちのために準備に精を出した。 そして人間に捕まってからも自分の大切なもののために精一杯頑張った。 なんだ・・・・なにもしていないじゃないか・・・・ ゆっくりだったからこんなところに連れてこられて、こんな目にあって・・・ まりさの意識はそこで途絶えた 結局ゆっくりに生まれたことがこのまりさにとっての間違いだった。 私の目の前には狂ったゆっくりれいむとその家族の残骸、まりさとつがいのパチュリーの亡骸が転がっている。 パチュリーは私だがゆっくりれいむの家族はれいむ自身がやった。 わかりきっていたことだ、れいむが勝った時点でこのような結果になることは。 私はれいむを外に放してやった。 れいむはその場でとどまっていた、私が扉を閉めるまで。 次に扉を開けたときには消えていた、近くにはいくつかのゆっくりの飾りと少量の餡子が残っていた。 おまけ 私は実験室のある離れから台車を押しながら母屋に向かう、台車には透明な箱に入ったゆっくりたちだ。 実は2つの群れを実験に使ったがもうひとつ目星を付けていた群れがあってその群れから30匹程度捕獲してきたものだ。 そしてこのゆっくりたちには今回の実験のすべてをビデオカメラに収め見せておいた、程よい甘さになっていることだろう。 私は台所にいる妻に呼びかける。 「あら、今回もいい感じに下ごしらえができてるじゃない♪」 私の妻は家事全般得意だが料理に関しては特に得意でプロ級の腕前を誇る、もちろん菓子作りもお手の物だ。 ちなみに台車のゆっくりたちには私たちの声は聞こえているので、これからどうなるのかはわかっている、いい表情で泣いている。 「今回の実験はどうだった?楽しかった?」 「いや、それがあまりいい結果が出なかったんだ。」 「ふぅ〜ん、じゃあさどこが悪かったか一緒に考えてあげるから後でビデオで見ようよ、どうせ撮ってあるんでしょ」 妻がほほ笑みながら提案してくる、もちろん私はうなずく。 「そこに君のお菓子があれば最高だな」 「じゃあすぐにできるお菓子がいいわね、あなたちょっと手伝って」 「あぁ、いいとも」 実験はとてもいい、こんな風に妻との会話のきっかけにもなるし彼女の作るお菓子の材料調達にもなる。 しかし一つだけ問題がある。 「そういえばあなた太った?顔が丸くなってきてる気がするのだけれど。」 「それならば君も太ったことになるぞ、私と同じ量食べているんだから。」 「あなたポッチャリな私が好きなんでしょ」 甘い物の食べすぎで太ってしまうことだ・・・ 「運動でもするかな・・・」 「じゃあ私のゆっくり虐待に付き合ってよ、あれ結構いい運動になるよ♪」 妻は小悪魔的な笑みを浮かべ取り出したゆっくりに包丁を入れた。 ゆっくりの悲鳴が台所に響く。 あとがき なんだか虐待していない気がする、なんだかひどい黒歴史生まれてしまった気がする。 やっぱり虐待してないってこのSS。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2477.html
※かなり俺設定があります ※虐待分はかなり少ないです ※人が死んだり、襲われたりしますのでご注意 ※人様のネタをリスペクトさせて使わせてもらっています。 万能お兄さん3(fuku2844)の続編です。 ドスを山へ返した後、きめぇ丸Aは万能お兄さんから頼まれたことをやり遂げるために、ドスの群れへと飛んでいる。 手には警戒されないための、念のため用意しておいた手土産(賞味期限切れの食べ物や、傷んだ野菜等)を持たせておいた。 「ドス!?どうしたの!?」 群れの副リーダーである、クイーンありすが満身創痍のドスへと駆け寄った。あちこち怪我をしている上、片目がない。 他の仲間達も、ドスを心配して寄り添ってきた。 「ゆぅぅ、ごめんね…。皆死んじゃった…」 「「「「「「う゛ぞぉ゛お゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!」」」」」」 「ばり゛ざあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁああああああ!!!!!!!」 「でい゛ぶう゛う゛う゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅううううううううううう!!!!!!!!」 無理もない、群れの総数200匹中半分の100匹が返らぬ饅頭となったのだ、その中には愛していたものも居ただろう。 ゆっくり達は、ゆんゆんと泣き始めた。 「でも、安心してね!私は人間に負けたけど、彼らは許してくれたよ!!」 「「「ゆっ!?ほんとう?」」」 「うん!だって、わたしはつかまったけど、彼らに謝ったらちゃんと許してくれて、山に帰っていいって言われたもん!!」 「ゆーっ!!すごいすごい!!」 「さすがはドスなんだぜ!!」 「そして、彼らが野菜もくれたんだよ!!」 「ゆーっ!!すごいよ!!さすがドスだね!!」 「わたしたちのリーダーは、やっぱりドスがふさわしいんだぜ!!」 先ほどまで、愛するものを、家族を亡くしたという事実に嘆いていたのと同じ連中とは思えないほどの切り替えの速さ。 さすが餡子脳、ここまでいくと感心する。 「でもドス、これからどうするの?まだ食料が足りないよ?」 「ゆぅぅぅ…まだまだ足りないね…」 群れが半分に減り、万能お兄さんからもらった食料を足しても、冬篭りする量にはまだ達していなかった。村を襲う前までは半分に達していて、 群れがギリギリ越せる量だったが、最近考えなしに繁殖したために、足りなくなってしまったのだ。 それほどまでに数が多い。 これからどうするか?活動できる日も、残りわずかしかない。 そこに、上空から頃合を見ていたきめぇ丸が降りてきた。 「まいどー、いつも通りのきめぇ丸です」 「ゆっ!きめぇ丸!!こんにちは、ゆっくりしていってね!!」 ドスが好意的な挨拶をする。まだ、きめぇ丸のことは覚えていてくれたようだ。彼女はそのことに安堵し、 「とりあえず、前言った通りのお土産ですよ。どうぞ受け取ってください」 「ゆっ!!ありがとう!!…ゆぅ、まだ足りない」 きめぇ丸からもらった手土産を見て、ため息をついた。ほんの少ししか足しにならない。まだまだ冬篭りできる量には達しない。 「ドス、食料を見てどうしたのですか?冬篭りする量が足りないのですか?」 「ゆぅ、そうなの。仲間が半分に減ってもまだまだ足りないの。このままだと、群れの皆がゆっくりできなくなっちゃう…」 お兄さんの目論見どおりだ。まだまだ足りていない、このままだと群れが全滅コースへと直進するのは目に見えている。 そこに助け舟を出すように、きめぇ丸は話し始めた。 「そうですか…。ひとつ、救う方法があります」 「ゆゅっ!!本当!!??」 「はい…、でも…」 「ゆっ!!おしえてね!!どんなことでもいいからおしえてね!!」 「しかし、これは非常に危険な行為ですよ?」 「どんなに危険なことでもかまわないよ!!ゆっくりしないではやくおしえてね!!」 「本当ですか?場合によっては、群れが全滅するかもしれないんですよ?」 「ゆぐっ!…」 そう聞かされて、ドスは足踏みした。群れを全滅させたくない、それは群れのリーダーとして当然の責務だ。 だが、彼女の危険な話は、もしかしたら群れの皆を救うかもしれない。どのみち、このままだと食料が足りなくて、 群れがほぼ全滅するのは目に見えている。藁をも掴むとはこのことだ、ドスは意を決して答えた。 「ゆっ!!このままだと食料が足りなくて、冬篭り中に群れが全滅するのはわかっているもん!!すこしでも皆を助けたいなら、 わたしはなんだってする!!」 「どずぅうぅ、ゆっゆっゆっ」 「がっごいいよ、どずうぅぅ」 ドスの覚悟を決めた台詞に、ゆっくりたちが感動し、むせび泣いている。なんとも涙を誘うような光景だ。 その台詞を待っていた、といわんばかりにきめぇ丸はほくそ笑む。 「わかりました、では話します。ゆっくり驚かないで、聞いてくださいね」 「ゆっくり聞くよ!!」 「では、話します。今居るこの山を北に進んで山を越え、その先の山をさらに越えたところに、寒村があります。四方を山に囲まれた寒村です」 「ゆっ?寒村?」 「ようは、人が少なくなった、寂れた村のことです。私が言った、皆を救う方法はこの村を乗っ取る事なんです」 「「「「ゆぅぅっ!!??」」」」 一同驚いた。無理もない、先ほどドスが村を襲ったものの、群れの半分を失うほどの痛手を被ったのだ。 皆が困ったような表情を見て、きめぇ丸は。 「でも、この村は10人足らず。しかも老人とおじさんくらいしか住んでいません。大丈夫です、皆さんなら、そしてドスなら この村を乗っ取ることができるでしょう」 そういって励ました後、きめぇ丸は村の写真を見せた。万能お兄さんの指示で、定期的に偵察をしていたものだ。 写真を見るうちに、ゆっくりたちの表情が晴れていく。 「ゆっ!このくらいしかにんげんがいないならよゆうだね!!」 「まりさたちのほうがかずがおおいから、こいつらなんかいちころなんだぜ!!」 「じじいとばばあとおじんしかいないなら、とかいはのわたしでもたおせるわ!!」 ゆっくりたちが元気を取り戻していく、やる気まんまんといった所だ。 だが、ドスはあまり浮かんだ顔をしていない。 「ゆぅ…」 ドスは悩んでいた。きめぇ丸の情報通りのこの村なら、群れ全体を冬でもゆっくりさせることができる。 だが、問題は先ほど交わしたお兄さんとの約束だ。 -もし君達がまた村を襲ったりしたら…。その時は、僕は君達を殺すからね?2度目はないと思ってね?- あの約束が、頭の中を駆け巡る。自分を見逃してくれた、優しいお兄さん。 彼の約束は破りたくない…、でも群れの皆を死なせたくはない…。 「ドス、なにを悩んでいるのですか?」 きめぇ丸が尋ねた。 「ゆっ、どうしようかなとおもって…」 「何をどうするんですか?群れの皆と仲良く死ぬことですか?あなたは約束を守るのと、群れを守るのと、どっちを選ぶんですか? あなたはその程度の覚悟で、わたしに群れを救う方法を聞いたのですか?」 矢継ぎ早に攻めるきめぇ丸。 そうだ、何を迷っているんだ。群れを守るのが大切だ、皆私を慕ってくれているんだ。だから私はそれに答えなければ…。 でも…。 「どうやら、まだ悩んでいるようですね。でも、その村を乗っ取って住めばいいことでしょう?こっちに戻ってこなければいいだけでしょう? それに、あの村と今から襲う村では遠く離れていますし、なによりこの村は閉鎖的なんです。村が滅んだことを知るものなどいませんよ」 きめぇ丸のこの言葉が、ドスの憂いを払った。そうだ、きめぇ丸の言うとおりにすれば、あのお兄さんに怒られることはない。 大丈夫だ、うまくいく、なぜならわたしはドスなんだから。 「みんなをゆっくりさせるために、この寒村を襲うよ!!みんな、いまから移動しよう!!」 ドスの号令の下、直ちに移動準備が始まった。倉庫の食料も全て持ち、目指すは北の寒村。 「ドス、ついに決心したのですね、私はとてもうれしいです」 ときめぇ丸が謝辞を送る。うれしいのはもちろん、主人の意向にそった行動を取ったからだ、これで私が褒められるのは間違いない。 「ドス、あなたにこれを送りましょう。これから歴史に名を残すかもしれないので」 きめぇ丸はそういうと、眼帯を渡した。片目がつぶれたドスまりさが幾分かかっこよくみえ、仲間も喜んだ。 「ゆっ!!きめぇ丸ありがとう!!あなたは私達の大切な仲間だよ!!」 きめぇ丸に礼を言うと、ドスは群れを率いて準備を始めた。 自分達がゆっくりするために、皆で冬を越すために、長い長い道のりを突き進む。 ゆっくり達の、山を二つも越える大移動が始まった。 お兄さん達が住んでいる村は町からあまり離れていない。 町は村から7kmほどの距離しかないので、気軽に(といっても自転車で30分以上だが)町へいけるために、一昔前では村の過疎化が進んでいた。 だが「ゆっくり」なる生物が登場してからというもの、村に人が帰ってきた。 大部分はゆっくりを虐待することを目的としたり、加工所へ持っていって生計を立てたりする人が占めている。 それでも、村は村。人口が少ないのにはかわりがない。 だが、人々は幸せだった。 きめぇ丸Aがドスの群れを操っていた頃、きめぇ丸Bは「調べたいことがある」と万能お兄さんに頼まれて、加工所へとやってきた。 加工所の若い社員が 「お!きめぇ丸がきたぞ!!捕まえろ!!」 と直ちに捕獲しようとしたが、胸にあるバッチを見てあわててやめた。 「まいどー、清く正しいきめぇ丸です」 「あっ、万能お兄さんのきめぇ丸ですか。こんにちは」 きめぇ丸のみならず、お兄さんの家のゆっくりには「万」の字がはいったバッチがついている。 理由は飼いゆっくりであることを示すためだ。こうでもしないと、飼いゆっくりといえど虐待される恐れがある。 飼っているゆっくりはこうして飼われていることを示せば、どこの人里に行っても安全である。 すると、きめぇ丸を捕まえようとした社員に拳骨が降ってきた。 「バッカモン!!勇み足で捕まえようとするんじゃない!!それにきめぇ丸はゆっくりだが人間に友好的なんだ!! 間違っても捕まえるようなことはするなと何度もいっとろうが!!」 と、叱られた。その様子をみたきめぇ丸が 「おお、いたいいたい」 「す、すいません、おやっさん!ゆっくりを見ると、昔の虐待お兄さんとしての血が騒いでしまって…。し、静まれ俺の右腕っ!!」 「おお、ゆかいゆかい」 と笑うきめぇ丸。気を取り直して、おやっさんと呼ばれた人が 「すいませんね、うちの若いのが捕まえようとして、申し訳ないです。」 「誰でも間違いはあるというもの、気にしておりません。それよりも、私はご主人様の伝言と質問できたのです」 「ほう、伝言と質問ですか。またもやゆっくりですか?」 「ええ、その通りです。今度ゆっくりを大量に捕獲するから手伝ってほしいとのことです」 「いつもお世話になっている万能お兄さんの頼みとあらば、断る理由はありませんな。わかりました。」 「承諾していただき、誠に有難うございます。ご主人様に代わり、礼を申し上げます。」 「いえいえ、おきになさらず。ところでそれはいつですかな?」 「主人は今から約3,4ヶ月後の春に、村をドスを含んだ大規模な群れが襲うといっております」 「なんと、ドスですか!!最近みかけておりませんでしたので、楽しみですね」 「ええ、ですがドスはドス。最悪の場合人死にがでるかもしれません。主人はそれを一番危惧しておられます。」 「ええ、私達もドスのせいで骨折したり、大怪我を負ったものも少なからず居ますからね、よくわかります。」 そこできめぇ丸は質問した。 「ところで、主人がドスの餡子の味と価値について聞きたいことがあるといっていたんですが、教えてもらえないでしょうか?」 「もちろんですよ!ドスは我々にとっても宝と呼べる存在です。普通のゆっくりは成長すると餡子がパサパサしておいしくありません。 これはドスにも当てはまる…。と思いきや、最近では違うようなんです。ドスは年季が入っているおかげで、餡子が凄く熟成されていて 成体ゆっくりとは一味違う味になっているんです。その味は甘すぎず、しっとりとして、ややお酒が入ったような…。よく説明できませんが、 一流菓子店で作られているような餡子の味と同じか、それ以上の味がするんですよ。簡単に言えば、熟成ワインと同じですね。 年季が入ったワインと、そうでないワインでは、味も値段も違います。つまりはそういうことです。」 「なるほど、いいことづくめですね」 「といいたいところなのですが、世の中そんなに甘くないんですよ。餡子なだけに」 「プッ」 親父ギャグなのだろうか、思わずきめぇ丸は吹いてしまった。おやっさんは受けてくれたことがうれしく、上機嫌になって話し始めた。 「ただ、今言ったのは一部のドスにしか当てはまらないんですよ。ドスといえば、群れを守る存在です。 群れを守るといっても、人とかかわらないようにしている良いドスと、人に高圧的に接したり、他の群れを襲ったりするような ゲスなドスとでは、前者のほうが味がいいんですよ。これには理由があるんです。」 「理由、ですか?」 「ええ、ゲスなほうはそれはそれでコクはあるんです。が、ゲスというのはほとんどのゆっくりに当てはまるんですよね。 まぁ、ゆっくり自体傲慢な存在ですから、広い意味では全てのゆっくりはゲスと言えましょう。家に侵入してくるゆっくり と同じくらいポピュラーだと思ってくれれば助かります」 「なるほど、では前者の良いドスについては?」 「まず言える事ですが、ゆっくりの生態上、野生のゆっくりが求めるゆっくりぷれいすはどんどん求めていくと、必然的に 人里に近くなるんですよ。開けた場所であること、近くに川があること、森には豊かな食材があること、狩りに適した動物がいること。 危険な生物がいないこと。つまるところ、人間が住むところとゆっくりが住むところは同じといえますね。 で、ドスも群れをゆっくりさせるという義務感があります。極稀に、群れを率いらず単独でゆっくりできるほど悟りを開いた狼ドスも いますがね。群れを率いるドスも、ゆっくりぷれいすを探すと必然的に人里に近づき、それにより問題が発生するのはわかりますね?」 「ええ、人里に近づいたゆっくりは、畑を襲い、それにより人間と対立し、滅びる。ですね」 我が意を得たりといった感じで、おやっさんがうなずく。 「そうなんですよ、やつらはやはり餡子脳だからでしょうか?何度も同じことを繰り返すんですよね。中には不可侵条約を結んだりも しますが、はっきりいって群れより弱い村ぐらいにしか通用しないでしょうな。話を戻しますが、良いドスのほうが味がいいというのは ここから始まるんですよ。彼女は群れをゆっくりさせるためにがんばります。ですが、よほど統率が取れていない限り問題を起こします。 勝手に村に降りて、畑を襲い、人の不信感を買い、どうするか悩む。実はこの過程のドスの苦悩は虐待されているのとほぼ同じらしいんですよ。 どうすべきか悩むところで、精神的に来るからでしょうか?これにより餡子の熟成が始まるそうなんですよ。 あとは彼女を上手く捕まえたら、良質な餡子が手に入るでしょう。」 「なるほど、ではそれ以上に味をよくすることはできるんでしょうか?」 おやっさんは考えた。そして重々しく口を開いた 「ないことはないんですが…、非常に難しいと思いますよ?」 「お願いします、教えてください。」 「わかりました。これより美味しくするには、ゆっくり→虐待→ゆっくり→虐待を繰り返せばいいのです。 村の近くでゆっくりし、村と揉め事起こすところで1ループは完了し、それだけでも味はよくなります。しかし、人間の限界としては 2ループが限界と思います。さすがに3ループまでいけば、歴史を残すほどの味となるかもしれませんが、不可能ですね」 「なぜ不可能なんですか?」 「それはひとえに、ドスであることと、村の人たちの我慢の限界が関係しているからです。ドスはゆっくりたち以上の知能があるので、 3ループまで持っていこうとするときには、バカじゃないので被害が増える前に村のそばから離れていくと思いますし、襲われている 村も何回も襲われるのを我慢できるほど強くはないでしょう。村の存亡にかかわりますからね。ですからせいぜい2ループまで持っていけば 物凄い味になると思いますよ。もっとも大抵は1ループで終わるので、2ループまで持っていったことのあるドスはみたことありませんがね 2ループまでもっていったら大した物ですよ。こちらとしても破格、いや、それ以上の値段で買い取らせてもらいますよ」 「では大体いくらくらいで買い取ってくれるのでしょうか?主人はその相場を知りたがっていますので」 「わかりました、少々お待ちください。えーと、ドスであること、熟成餡子、市場での需要供給ラインはと…」 と、ポケットから電卓を取り出し、計算を始めた。 「これくらいですね。」 とおやっさんが電卓の数字を見せた。普通のゆっくりを売り飛ばすなんて比べ物にならないくらいの大金。 普通に働いている人でも、今すぐにゆっくり狩を始めたくなるような額が、電卓に表示されていた。 普通のドスを売り飛ばす値段の、約3倍、いや5倍はあった。 小さな村くらいなら運営できるほどの大金が、その電卓に表示されていた。 それをみたきめぇ丸が 「わかりました、どうもありがとうございます。これでなんとかなりそうです」 と答えた。これで、ご主人様の目標金額に達する。主人の喜ぶ顔が目に浮かび、きめぇ丸は喜んだ。思わず頭を高速シェイクする。 「そうですか、ありがとうございます。万能お兄さんに、よしなにと伝えてください」 「はい、わかりました。こちらこそ親切にさせていただき、誠に有難うございます」 聞きたかったことも聞けたし、書き留めておくこともしたので、きめぇ丸は家へと帰っていった。 きめぇ丸Bが加工所から家に帰ってきたと同時に、Aも帰ってきた。Bが話しかける 「お帰りなさい、姉さん。どうやらそちらの首尾は上手く言ったようですね」 姉であるAは頭を振りながら答える。 「何もかもが上手くいきますよ、ご主人様の目論見どおりです。なんとも愚かな生き物ですね、ゆっくりは。そちらはどうですか?」 Bも頭を振りながら 「ご主人様の聞きたいことは、すべて聞くことができました。あとは報告するだけです」 「私もです、とりあえず家に入りましょう」 「そうしましょう」 家にたどり着き、窓から2階の万能お兄さんの部屋へと入る。彼は机でうたた寝をしていた。 きめぇ丸Bは寝ている彼を優しく起こし、書いてあるメモを見せ、きめぇ丸Aは下の台所へいき、コップ一杯の水を持ってきた。 「ありがとう」 彼は礼を言って、水を飲みつつメモを読む。その途中、きめぇ丸Aが報告する。 「ご主人様の思惑通りに事が進んでいます。あの群れには私がいろいろと助言したので、村にたどり着くのも時間の問題でしょう」 「そうかい、どうもありがとう。じゃあ、村の観察と3人のマークもお願いね」 「その件について報告もあります…、どうやらあの村の村長は死んだようです」 メモを読むのをやめ、お兄さんはAを見る。 「…本当かい?」 「はい、ドスを村へと移動させた後偵察に言ったんですが、前回偵察した1ヶ月の間に亡くなったようです」 そういって、村にある墓所の写真を見せた。確かに村長の名前が書かれてある。 「そうか…、死んだのか…」 「驚かないのですね」 「いや、驚いているさ。ただ時間がかなり経ってしまったからね、その分感動も薄れてしまったのかもしれない…ただ」 と、メモを読み終え、水を一杯飲んで一息ついて答えた。 「死ぬのなら、僕が手を下したかったよ…」 そういって、天井を仰いだ。心底残念そうだ。 「ただ、ここまで来たらもう止まらないねぇ。後は計画通りに事を進めるだけだ、それだけだ…たったそれだけ…なんだ」 と、彼は呟いた。手は震えている。その震えは、滅多にないチャンスに喜ぶ感動なのか、村と友人を利用して、失敗したことを恐れる恐怖から 来るものなのかはわからない。 彼は震えを押さえるようにして、コップに残っていた水を飲み干した。 「あの村から出て行って、この村についてからもう10年も経ったのかぁ…早いもんだなぁ」 彼は箪笥の上の、2つの写真へと目を移した。過去の思い出がよみがえる…。 後編へ
https://w.atwiki.jp/jyukain/pages/37.html
クエスト名:ボスラプトスを狩れ! クエストの目的:ボスラプトスとラプトスの群れの討伐 クエスト場所(主に国・地域など):オドネイル民主共和連盟 クエスト場所の地形(平地、森林、沼地、市街地、火山、城内など):山岳地帯中腹・昼 クエスト場所の天候:晴れ 詳細状況(その場所で何が起こっているか、攻略対象は人間かモンスターか、等):山岳地帯中腹の原野から洞窟にかけて縄張りを敷いているラプトスと、群れのボスであるボスラプトスを討伐して、麓の人里の安全を確保して頂きます。なお一般人は現在山へは進入制限が掛かっています。 クエスト依頼者:麓の村の恰幅の良い村長 依頼者による説明 駄目だ、我々だけでは手に余る! 最近山で縄張りを敷いていたラプトス共が我々の村に被害を出してな、このままじゃ村へ工場を誘致出来なくなってしまう。最近の軍隊は腰が重いみたいだし……どうにか忌々しいラプトス共を片づけてくれないかね? 何でも群れのボスらしいデカいラプトスもいるらしいが……まぁクエスターなら大丈夫でしょう。
https://w.atwiki.jp/awdrgyjilpqsefthuko/pages/48.html
ポポ 反り返った巨大な牙が特徴の草食モンスター。 群れで生活しており、群れ内の子供を守る際には非常に勇敢になる。 その肉は栄養価が高く、特に舌は珍味として愛好家も多い。
https://w.atwiki.jp/pokemonsvshiny/pages/240.html
一覧へ戻る ・場所 ・行き方 ・厳選位置 ・出現ポケモン 場所 行き方 フリッジタウンから南西方向へ飛ぶ。 厳選位置 前すぎると前方右と後方左にも湧きが発生して効率が良くない。 2つある草むらの中心より少し後ろあたりでピクニックリセットが良いと思われる。 出現ポケモン(そうぐうパワー3発動) 昼と夜両方のデータを取っていませんので、時間帯によって湧きが変わる場合などはコメントで教えていただけると嬉しいです。 ※そうぐうパワーの効果が無いタイプは記載していません。 ※みずも効果はあるが出現ポケモンが多いため非推奨。 (コイキング、コダック、ゴルダック、マリルリ+マリル、フローゼル+ブイゼル、バスラオ、カジリガメ+カムカメ、カマスジョー) オススメ欄について 記載なし=出現するポケモンが多く、一点狙いの場合は効率が良いとは言えない。 △=一点狙いはしやすいが、他により効率の良いと思われる場所がある。 〇=複数のポケモンが出現するが、群れが多い、出現率が高い等の理由で比較的効率が良いと思われる。 ★=出現するポケモンが1系統に絞られるため効率が良いと思われる。 ★=全ての厳選場所において、ここが最も効率が良いと思われる。 そうぐうパワー 出現ポケモン 備考 オススメ でんき ズピカハラバリー+ズピカ 群れもあるがかなり少なめ ★ かくとう カラミンゴ 地上の湧きはカラミンゴだけになるが水上の湧きは水ポケモンがお構いなしに湧いてくるため非推奨 ひこう カラミンゴ 地上の湧きはカラミンゴだけになるが水上の湧きは水ポケモンがお構いなしに湧いてくるため非推奨 いわ カジリガメ+カムカメ 群れのみ ★ ゴースト ドラメシヤ(バイオレット) ★ ドラゴン ドラメシヤ(バイオレット) ★ フェアリー マリルリ+マリル 群れのみ ★ カジリガメ+カムカメ、ドラメシヤ、マリルリ+マリルはオージャ第2物見塔の裏の方が厳選しやすい(見やすい)かもしれない。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1839.html
長の役割 41KB 虐待-普通 自業自得 実験・改造 群れ 赤子・子供 現代 独自設定 お話長めです 緑溢れる山を飛び回るゆっくり達。 狩りに向かう大黒柱のお目当ては、近くに生えた美味しい木の実。 豊富な栄養を蓄えた木の実をツガイと赤ゆに与えてゆっくりとした日々を生きる。 その群れの長は、紫髪のぱちゅりー。 月のお飾りが帽子に煌く、頭脳明晰なゆっくりだ。 「れいむのあかちゃんっかわいいでしょっ!?」 「まりさのあかちゃんも、かわいいんだぜっ!」 「ありすのとかいはなあかちゃん、とってもすてきだわっ!」 「……むきゅ~っ」 長が住む巣穴の近辺では出産ラッシュを迎えていた。 何処を見ても、赤ゆ自慢の家族で溢れかえっている。 とても幸せそうな表情を浮かべた群れのゆっくり達。 この出産ラッシュの原因は美味しい木の実が関連していると思われる。 豊富な栄養を定期的に摂取できる環境になると、安心して繁殖行動をとる固体は多い。 「…こまったわ。どうしたらいいのかしら?」 賑やかな喧騒の中で、ぱちゅりーは頭を伏せて小さく唸る。 今、この群れに起きている重大な危機の訪れを嘆いていた。 「むーしゃむーしゃ! しあわせ~っ!」 「れいむっ! それは、まりさのだよっ!? かってにとらないでねっ!」 「れいむは、にんっしんっ! しているんだよっ!? たべないとしんじゃうでしよぉおぉおっ゛!? まりさはばかなのっ? しぬのっ!?」 「まりさだって、おなかぐーぐーなんだぜっ!? あかちゃんが、たべたいってささやいているんだぜっ!!」 頭に生えた茎を左右に揺らしながら喧嘩を始めたれいむとまりさ。 小さな木の実を奪い合っているようだ。 どちらも必死の形相で互いに一歩も譲らない。 小規模な争いが、群れの各地で勃発していた。 先発で誕生した食欲旺盛な赤ゆ達が木の実を欲望のままに食らい尽くした結果、 必然的に山の食料は枯渇していき、親の口に入る栄養は日に日に少なくなっていったのだ。 お腹を空かせたゆっくり達は森に溢れ、いーらいーらを溜めて争いを繰り広げる群れの一部。 それを解決させる手段となる食べ物を狩るのは現状では難しい。 ぱちゅりーが納める群れは、壊滅を仄めかす食糧不足の初期段階に立たされていた。 この森に住む群れの一派、元は全てが街野良だった。 長であるぱちゅりーも例外では無い。 つい最近の出来事、ぱちゅりーは飼い主の家で粗相をして捨てられた。 ダンボールに入れられて、寒い風が吹き付ける路地裏に投棄された。 飼いゆ用に育てられたぱちゅは、多少丈夫な体の構造をしている。 そして、生きてゆっくりしたい!と、言う未練を断ち切れず、街を徘徊して糧を得る日々。 這いずり回って生きて行く事に疲れきったぱちゅりーは、ある噂を耳にする。 『ゆっくりぷれいすにいこうっ!』 その言葉を発するゆっくり達に着いていけば幸せが訪れる。 疲れていたぱちゅりーは、藁にも縋る気持ちで声を上げるゆっくりを探し始める。 それは、意外と早く見つかった。 体を黒くしたゆっくりの集団。 大きさは成体から赤ゆまで満遍なく揃った街野良の集まり。 希望に胸を膨らませながら、大移動をしているゆっくり達。 集団が辿り着いた場所は、都会から少し離れた山の奥。 美味しい木の実が成り茂る理想卿。 ここには、自分達を脅かす人間も存在しない。 「「「 ここをゆっくりぷれいすにするよっ! 」」」 大勢の発した声が、上空の広い空に吸い込まれていく。 ビルなどは無い。視界に飛び込むのは穏やかな緑。 排ガスの臭いなどはしない。感じるのは地面から香る土の匂いだけ。 それぞれ、意気揚揚と森に散らばった。 久しぶりにお腹いっぱいに食べたゆっくり達は、大きな群れを形成していく。 長を決める際、紫色の髪を地面に広げたぱちゅりーに白羽の矢が立つ。 決め手は、木の実を数えるときに、三以上数える頭の良さを見せ付けた事だろう。 群れの中に、ぱちゅりー種は一体しか居ないのも、高評価だったのかもしれない。 任命されたぱちゅは、少し照れながら長の役職に付いた。 それが、つい数週間前の出来事。 無尽蔵にあるかと思われた美味しい木の実は、数えられる位にしか残されていない。 子を優先して木の実を与えていた親達は、日が経つごとに痩せ細っていた。 「ゆっくりたべてねっ? たべないとしんじゃうよっ!」 早い時期に食べる物が無くなったと認識した親達の一部は、 巣穴近辺に生えていた雑草を刈り取って赤ゆ達に与える。 むちゃむちゃと噛んで柔らかくする事もなく、雑草を無造作に床に広げた。 唾液を混ぜて甘く感じさせる努力も行わないお粗末な昼ご飯。 雑草は何時も与えて貰っている黒い木の実とは外観は違っていたのだが、 世の中にある物は、全て甘い物だと誤認していた赤ゆ達は、一切迷い無く頬張ってしまった。 雑草を口に含んだ赤ゆは、強い苦味と噛み切れない繊維の硬さを鮮明に感じ取る。 「「「…ぐぎゅっ、にぎゃいよぉおっ゛!? ゆげぇえっ゛!」」」 「うわぁああっ!? しっかりしてぇえぇええっ゛おちびちゃあぁああんっ゛!」 げろりと吐き出した赤ゆ。 その吐射総量は、明らかに摂取した雑草の大きさを簡単に上回る。 不味さにビックリして体の内部に入れてしまったのだろう。 体を形成する餡子が、ゆっくり出来ない成分に犯されて外部に排出を要求している。 それは全く留まることを知らず、赤ゆの小さな体から餡子を搾り出していく。 「「「…ゆっ…もっぢょ…ゆっぐぢ……ゆげぇえぇっ゛」」」 「おちびちゃぁああぁあああああああああんっ゛!?」 また、赤ゆが数体天に召された。 完全なる親の過失。 しかし、親は解らない。 与えてはいけない毒物を理解していないのだ。 今までの街野良環境とは全く違った森の中。 過酷な野良生活を辿ってきた親ならば、苦い草も我慢すれば多少は食べられ事を知っている。 しかし、黒い木の実しか食べていない新生児のゆっくりは苦味に耐えられない。 直ぐに弱って死んでしまう。 しかし、甘い食べ物を探そうにも、美味しそうな果物は頭の遥か上方に実っている。 これまで容易に狩れる黒い木の実を主食にして来た元野良ゆっくり達の群れ。 野良で会得した狩りはゴミ漁りが中心だったので、果物を落とす方法は思いつかない群れの面々。 群れのゆっくり達の狩れる物、食べれる物は、黒い木の実だけ。 今まで完全に偏った食生活を送って来たのだ。 「…むきゅ~っ」 遠くで聞こえた親の悲鳴を聞きながら、長のぱちゅりーは考えている。 「ぱっくーんっ! しっ…しあわせ――っ!?」 「ゆああぁあああっ゛!? まじざとあかちゃんのぉあまあまさんがぁああぁあっ゛!」 緑色の茎を頭に実らせたゆっくり達は争いを終えた。 勝者となったれいむは、お口に木の実を含んで飲み込んだ。 れいむは黒い木の実を食べて元気いっぱい。 それを見たまりさは大号泣。 ありすは虚ろな目をしながら奥で倒れていた。 ピクリともしない危険な状況。 これらは、第三世代の認可を受けたゆっくり達だ。 先程の苦い草で昇天した赤ゆは第一世代に入る。 長の了承を取らなければ、親は新しい赤ゆを作ることは許されない。 群れの長であるぱちゅりーは、申請に認可を与える役割を担っていた。 しかし、ぱちゅは強く頼まれると嫌とは言えない性格をしている。 それに加えて森の現状など把握していなかった。 元街野良なのだ。 物は数える事は出来ても、森の無害食材などサッパリわからない。 理想郷としていた山が、牙を剥いて群れに襲い掛かってきた。 「ゆっくりそだってねっ! れいむのかわいいあかちゃん、げんきにそだってねっ」 「ゆわぁあぁあああんっ゛! おながずいだぁあぁああああっ゛!? れいむのばかああああっ゛!」 まりさは泣きながられいむに突進する。 小さく跳ね飛ばされたれいむは、負けじと応戦した。 巣の内部は醜い修羅場と化す。 これが、群れの現状だ。 一刻の猶予も残されていない。 「…むきゅっ、けつっだんっ! するときなのね…」 ぱちゅりーは決意を込めた眼差しで地面に開かれた手紙を見下ろす。 奥歯を噛み締めながら、苦々しい顔で全身を軽く縦に振った。 山に移り住んだ群れは人間達を受け入れない。 自分達を捨てた人間などは、神聖なるゆっくりぷれいすに踏み入れる事を許さない。 長のぱちゅりーは、この提案を即決で容認する。 群れを集め、特訓した攻撃方法は、華麗なるぷくーっ!。 空気をいっぱい吸い込み、丸々と膨らんだ体で威嚇を行う方法だ。 『これ以上何かすると、群れで痛い目をあわせるよっ!?』 ぷくーには、そう言う最終警告も含まれている。 今まで領域に進入した人間達は、" ぷくーっ! " と、威嚇すると情けなく逃げていった。 撃退した群れは愉快に笑いながら互いに健闘を称えあう。 自分達を苦しめてきた人間は、こんなに弱いものだったのかと語り出す。 捨てた飼い主に復讐をするべきだの意見も群れの中で飛び交った。 しかし、野良を捨てて野生を選んだ群れのゆっくりは、寛大な心を持って元飼い主を許す。 それに、この場所を移動している隙をついて、他の野良に取られてしまう可能性も危惧された。 主に後者の問題を考慮して群れは復讐を断念する。 せめて、復讐の代わりに得たこの理想郷は死守せねばならない。 群れのゆっくり達は、その思いを強めて進入者を全て排除してきた。 「ゆっくりかんしゃしてねっ!? おさが、じきじきにおはなしをしてあげるよっ!」 「こうえいにおもってねっ!? あまあまもくれてもいいよっ!」 「とかいはなありすについてきなさいっ! れつをみだしてはだめよっ!?」 「ほっほっほ。元気じゃのう」 れいむ達の後方に年老いたお爺さんが続く。 お爺さんの側には、黒服を着た青年と、家政婦の衣装を身に纏った女性が寄添っていた。 一団が進む山道には、ぷくっと膨れたゆっくり達の列が並び、歩いて来た人間達を威嚇している。 「むきゅっ! よくきたわね。わたしがおさのぱちゅりーよっ」 この群れの状況を打破するために、人間と交渉の場を設けたぱちゅりー。 頭に深く被っていた帽子の隙間から覗くお手紙。 手紙には、" おはなしをしませんか? " との文面が達筆で描かれていた。 本音は人間を森に入れたくは無かった。 だが、長は致し方ない事だと思っているのだろう。 群れのとの問題を照らし合わせての苦渋の決断。 全滅は、なんとしても避けたい事柄だったのだから。 会議をする場所に選ばれたのは、長が住む巣穴外の大きな野外広場。 広場上空に覆う緑色の葉で編まれた屋根は、とてもゆっくり出来ると評判だった。 長が中央の石に座る。 お爺さんは近くの大きな石に腰掛けた。 寡黙な青年は後方で待機。 これから群れの食糧供給を中心とした、重要な会議が行われる。 「むきゅっ! これは、とってもゆっくりできる、ていっあんっなのよっ!」 ぱちゅりーは、息を荒げながらお爺さんに迫る。 ある程度の譲著は行ったと言わんばかりの表情だ。 それを聞いていたお爺さんは笑顔を崩さない。 「ほっほっほ。面白い事を言うもんじゃのう」 お爺さんの側に寄添う青年の指先は、滑らかに動き続けていた。 ぱちゅりーの提案事項を手帳に記録しているようだ。 書き終えた手帳の中身を見たお爺さんは、細く開けた瞳を長に向けて再度確認を行う。 「まずは…、山の管理について。じゃったかの?」 「そうよっ! ぱちゅりーたちのゆうしゅうなむれが、やまをきれいにしてあげるわっ!」 「それの見返りとして、美味しい木の実を寄越せと?」 「むきゅっ! おなかをすかしては、うごけないわっ! とうぜんのけんりねっ!」 「更に、赤ゆ達の保護もして欲しいと?」 「とうぜんねっ! ゆうっしゅうっ! で、すてきなむれのあかちゃんたちなのよっ? ほごするのは、あたりまえのことだと、ゆっくりにんしきしてほしいわっ!」 黒服の青年は手帳を閉じてから、一歩後方へと下がる。 お爺さんは大きな石に腰掛けたまま、両目を瞑り考え込む。 長のぱちゅりーは、自信に満ち溢れた表情を崩さない。 提案を飲むのは当然の流れだと盲信していた。 「却下じゃな」 「むきゅっ!?」 目を開いたお爺さんは、開口一番で拒否を進言。 それを受けた長の両眼は驚きで見開かれる。 周辺に寄添う親衛隊も同様の表情を浮かべて固まった。 「どうしてっ!? こんなにゆっくりできる、ていっあんっさんでしょっ!」 「ほっほっほ。どう考えてもおかしいのは明白。受ける理由は無いのぉ」 強めの口調で畳み掛ける群れの長。 それを受け流すような、淡々とした人間の行動が気に入らないらしい。 長と親衛隊の面々は、お爺さんを囲むように陣形を展開していく。 「ようきゅうを、ゆっくりのみなさいっ! いたいめにあいたくはないでしょっ!?」 「脅しをするのかい? それは、ゆっくり出来ないのぉ」 ニヤリと笑ったお爺さん。 黒服の青年は、何時の間にかお爺さんの側に寄添っていた。 「ゆっくりできないにんげんさんは、むれの " いだいさ " を、りかいしてねっ!?」 ぱちゅりーを含む数体のゆっくりは、口を大きく開けて空気を吸い込んでいく。 大気を内部へと充填し、思いっきり膨れ上がった群れのゆっくり達。 「「「 ぷく――っ!! 」」」 最終警告を伴なう威嚇行動。 今、群れはゆん生で最高のぷくーを人間に炸裂させた。 「ほっほっほ。……それで?」 「ぷっ!?」 冷たい言葉を口にするお爺さん。 群れの長と親衛隊は、膨れたまま固まった。 「交渉決裂、じゃな」 お爺さんは、軽く手を上に移動させた。 それを確認した青年は、速やかに通信機器を取り出して連絡を取り始める。 電話向こうで会話していた女性の了承の声を最後に通信は途絶えた。 「「「 ――ゆんやぁああああっ゛!? 」」」 「「「 やめてぇえぇえええっ゛!? 」」」 その直後、山道で甲高い悲鳴が湧き上がる。 群れのゆっくり達は、膨れた姿のままあっさりと捕まって、麻袋の中に収納されていく。 「「「 ここは、せまくてゆっくりできないっ! 」」」 「「「 もう、おうちかえるぅうううぅっ゛!? 」」」 狭い袋の中で暴れるゆっくり達。 圧殺をなるべく防ぐ対処法として、大きさごとに分けて袋詰。 それを実行しているのは、黒服を着た数人の男達。 家政婦の衣装を着た女性が指揮をして迅速な作業を行っている。 「「「 ゆーゆーっ!? 」」」 赤ゆ達は透明な箱へと纏めて収納された後、丁重に運ばれていく。 その魔の手は、長であるぱちゅりーの巣穴まで伸びていた。 長を守るために駆け出した親衛隊達。 「「「 うわぁあああああっ゛!? 」」」 あっさりと御用。 麻袋の中にみっちりと詰まった親衛隊達は泣きながら退場。 他の群れゆっくり同様に乱暴な扱いを受けながら運ばれていく。 「むきゅっ!? ふしゅるるる~っ!」 空気を吐き出して威嚇行動を辞めようとしたその時、 体から完全に空気を抜ききる前に、口に湿布状の物体を貼られて排気を止められてしまう。 長の周辺には、濃厚なオレンジの香りが漂い始めた。 これは、オレンジエキスがたっぷり含まれている医療用シート。 瀕死のゆっくりでも、瞬時に息を吹き返す栄養分を蓄えている。 「むぎゅっ!? むぎゅぅうぅうっ゛!」 暴れる長を持ち上げた黒服の青年。 音も無く忍び寄って、黄色いシートを長のお口に張り付けたのは、この寡黙な青年だ。 目線にまで持ち上げられたぱちゅりーを見たお爺さんは、 満足そうに首を縦に振った後、年寄り臭いかけ声を放ちながら重い腰を上げる。 「ほっほっほ。さて、いきますかのぉ」 捕らえた群れの長と一緒に山道を下る。 シートを貼られて栄養過多になった元気漲る群れの長。 脱出しようと暴れるが、青年の掴む手は決して緩まない。 そのまま、大きな出来事も無く、奇妙な御一行は山道を進んでいった 山の麓に聳え立つ建物。 ここは、町外れにある敷地を贅沢に使った広大な研究施設。 素晴らしい総面積を誇る建造物は、遠くからでも良く目立つ。 (ぱちゅりーはおさなのよっ! あやまっても、ぜったいゆるさないわっ!) 長い廊下を進むぱちゅりー。 その口元には黄色いシートが貼られて、言葉を発することは出来ない。 ぱちゅは、むーむーと唸る声しか外部に漏れない、静音仕様に生まれ変わった。 あんよに食い込む青年の両手。 どれだけ暴れても逃れることは出来ない。 それでいて、食い込みすぎて肌を突き破ることは決して無い。 この技術は当然のスキルと言わんばかりに、冷静な顔を崩すことはしなかった。 (ゆっくりさせなさいっ! どうして、いうことがわからないのっ!?) 涙を流しながら訴えているぱちゅりー。 その声は届かない。 しかし、笑顔を浮かべたお爺さんは優しく語り掛ける。 「ゆっくりさせなさい。じゃろ? ほっほっほ。ゆっくりはそれしか言えないからのぉ」 ぱちゅりーは首を縦に振る。 冷静になったぱちゅりーは、アレだけ空いていたお腹が満たされているのを感じていた。 貼られたシートは鬱陶しいの一言に限る。 しかし、このシートから湧き出る元気成分が体に吸収されていくことは明白。 これを群れ全体に提供をしてくれるのならば、維持など楽勝と考えているぱちゅりー。 その後、腹を見せるように仰け反った。 泣き顔から一転して良い笑顔を見せる群れの長。 浮かべた笑顔は、打算的な希望の現れだったのだ。 「ほっほっほ。ここを見てみなさい」 お爺さんはガラスの扉を指し示す。 ぱちゅりーに拒否権などは無い。 強制的に運ばれて内部を見ることになるだろう。 しかし、未来の希望に満ち溢れたぱちゅりーは、疑いの欠片も見せずにガラスの向こう側を眺めてしまう。 向こう側には、見知った群れの仲間達。 その全てが泣き顔以外の顔を浮かべていない混沌たる世界。 地面に敷き詰められた土を齧って掘り下げる群れの面々。 必死な形相をしながら上目使いで見つめる先には、透明ケースに入れられた我が子の姿。 「「「 いま、ゆっくりたすけてあげるからねっ!? 」」」 群れのゆっくり達は、叫びながら深い穴を掘っていく。 その一部始終を見ていた長のぱちゅりー。 思い描いていた未来と現実の差が大きすぎる為にフリーズ中。 両目を極限まで開き、食い入るように見入っていた。 「これが、お前のお仲間さんじゃ」 ぱちゅりーは、その声に釣られるように視線をお爺さんへと移す。 お爺さんの表情は微笑から変わらない。 (どういうごどなのおおぉおおぉっ゛!?) 状況を理解した長は、くぐもった声を漏らしながら暴れ始めた。 目の前の人間を少しでも信じた自分を悔いているに違いない。 群れと同じ熱い涙を頬に流しながら、仲間の開放を訴えるぱちゅりー。 「素晴らしいじゃろ? ゆっくりの有効活用じゃ。コスト削減とも言えるかのぉ」 お爺さんは黒い木の実を取り出す。 それを群れの長に見せ付けた後、ガラス向こうのゆっくり達を指差す。 「あいつらが材料じゃ」 事も無げに言うお爺さん。 群れの長は信じない。 そんな共食い行為など、簡単に認められる訳は無いのだ。 元は飼いゆだった経歴を持つゆっくり程、その思考は根強く残っている。 教育過程での必須科目にされているためだ。 共食いと合わせて他のゆっくりを噛む行為はいけない事だと教え込まれてきた。 この教育が災いして、先発野良に遅れをとる固体も多い。 今、生き残っている野良達は、ある種の強運を持った固体と言えなくも無い。 「信用していない顔をしているのぉ? まあ良い、まあ良い」 小さな木の実を懐にしまうお爺さん。 ガラス向こうで繰り広げられている、地獄の鑑賞会はまだまだ続く。 群れの長はここから逃げられそうも無い。 広い室内で一心不乱に掘り進むゆっくり達。 土は柔らかいのだが、石交じりで歯にはとっても優しくない。 「いだいぃいぃいっ゛!? まじざのおくばさんが、ばっきんしちゃったぁあああっ゛!」 「れいむのまえばさんっ、どこいったのっ゛! ゆっくりかくれないで、おかおをだしてねっ!?」 ボロボロと口から歯の欠片を零すまりさ。 その横では、前歯を欠いた間抜けな表情をしているれいむが、顔を地面に擦りつけながら探索中。 前歯の発見はとても困難だろう。 今から、掘った穴を直ぐに埋めなければいけないのだから。 「おらぁあああっ゛! 掘ったら、さっさと埋めろぉおおっ゛!?」 野太い声をした監守はゆっくり達に激を飛ばす。 手に持った鞭を地面で打ち鳴らし、群れの内部に一瞬で緊張感を植え付ける。 それでも躊躇するゆっくり達に対しての脅しは簡単だ。 「おらおらぁあぁぁっ゛! 赤ゆ達が死んじまうぞっ? それでも、ゆっくり出来るのかぁあっ!?」 「「「 ゆっくりできないいいいいっ゛!? 」」」 涙を流しながら掘った穴を即座に埋める群れのゆっくり達。 全ては赤ゆを助けるための行動だ。 かわいそうに泣き喚く赤ゆ達の声は、母性本能をダイレクトに刺激していた。 ここに収納されてから掘ったり埋めたりを繰り返してきた群れの集団。 赤ゆを取り戻すために、一生懸命土木作業を頑張るゆっくり達。 メインで使うのは頑丈な前歯。 しかし、焦りながら掘り進めていく過程で、大きな石を口中の奥に取り入れてしまうミスを連発。 勢い余って噛み締めた際に、真っ白奥歯を誤って砕くゆっくり達が続出したのだ。 「「「 ゆぐぁあぁあっ゛!? いだいぃいぃいっ゛! 」」」 歯の砕けた箇所目掛けて、大きな土砂が飛び込む。 これは、歯が完全に抜けた方がマシとも思える、耐えがたい苦痛をゆっくり達に与えた。 舌を奥歯に乗せて土砂を取ろうとするのだが、食い込んだ石は動く気配を見せない。 逆に押し込む形になって、自爆による激痛をその身で受ける羽目になった。 「痛いなら俺が抜いてやるよっ!」 痛みで身をよじるまりさに近づく監守。 その手には巨大なペンチが握られていた。 「だだだだっ! だいじょうぶだよっ!? まりさは、へいきだよっ!」 「遠慮するなよっ? 俺は名医なんだぜっ! 心配には及ばねぇっ!」 ガッシリと頭をホールドアップ。 まりさは逃げ出すことが出来ない。 「なおったよっ! まりさのおくばさんは、へいわになったとつうたつをうけたんだよっ!?」 「意味わかんねよっ!? どれどれ…? ヒャッハーッ!? 大穴奥歯たまんねぇーっ!」 鼻息を荒くした監守の顔がまりさに接近する。 まりさは、生温い風を受けて気持ち悪くなる感情を打ち払うかのように、 目線の下から見える大きなペンチ。それが口中へと侵入した時、全身の感覚は恐怖のみに支配されていくのを自覚した。 「我慢できねぇっ!? ヒャッハーッ!」 「おげべぶえぇっ゛!?」 奥歯をペンチで挟んで強引に抜き取られたまりさ。 詰まった土砂の痛みは確かに無くなった。 しかし、今度は抜歯の激痛がまりさを襲う。 「ゆぎゃぁあぁあああっ゛! いだいぃいいぃいっ゛!?」 土の上を転がるまりさ。 痛みに耐えるその姿を見ている赤ゆ達は、ストレスを感じて吐き出した。 吐いた赤ゆを心配した群れのゆっくり達は騒ぎ出す。 赤ちゃんが死んでしまうと、口々に喚き始める。 「さっさと埋めろやぁあっ!? お前等の歯も抜いてやろうかあっ!」 恐怖を感じたゆっくり達は、埋める作業へと戻る。 まりさと同様に、身をよじらすゆっくりに飛んで行って抜歯を行う。 それを見た赤ゆが吐き出す。 また、激を飛ばして~、の繰り返し。 「早くしないと赤ゆ達はしんじまうぞぉっ!? あと、三回掘って埋めろぉっ!」 「「「 ゆっくりできないいいいいいいっ゛!? 」」」 赤ゆ達の足元には黄色いシートが敷かれてあって死ぬことは無い。 いや、死ぬことは許されない。 赤ゆ達は、大事な生餌なのだから。 いっぱい焦らして濃厚な甘味を内部に蓄えていくゆっくり達。 親子の再会は、大きな箱の中で確定済みだった。 互いに餡子の塊となって混じり合うその日まではお預けだ。 赤ゆ達を返してくれると信じながら、親達は穴を掘って埋め続ける。 全く報われることの無い希望を目標に変えて。 ただ、ひたすらに地面を穿る群れの姿。 「赤ゆを盾にすると、大概の願いは聞き届けてくれるのじゃ」 見放した赤ゆ達には、トコトン厳しく卑劣な選択も辞さないゆっくり達。 それが、奪われた悲劇の赤ちゃんになると、親は取り返すために全力を尽くす行動を見せる。 自分が決めた判断以外で不慮に居なくなる選択は、気にいらないと思っているのだろうか? それとも、可愛い赤ちゃんを目の前で奪われると、母性本能が極限まで増幅される為なのだろうか? 詳しくは解らない。 でも、この状態のゆっくり達はとても扱いやすい。 命令通りに動いてくれる。 「どうじゃな? 理解は出来たかのぉ? ゆっくりの長よ」 ぱちゅりーは、嗚咽を漏らしながら泣いていた。 シートに含まれた豊富な栄養が、ぱちゅりーの生クリームを絶え間なく刺激する。 お爺さんの緩やかな説明を少しだけ理解した。 赤ゆを粗末に扱っていると言う部分だけは理解したのだ。 群れの長は、赤ゆに非道な行いをする人間を強く睨む。 その視線を軽く受け流したお爺さんは、黒服の青年に目配せをする。 青年は携帯を使わず、無線で内部に居る監守へ連絡を早急に伝えた。 ガラス向こうの監守は頷いて、赤ゆ達が満載に詰められている透明ケースへと足を運ぶ。 その中から、一体の赤ゆを摘んで持ち上げた。 『おら~っ! この赤ゆを返して欲しいかーっ!?』 『ゆっ!? それは、れいむのあかちゃんだよっ! かわいすぎてごめんねっ!?』 見せびらかすように頭上に振り上げた赤れいむ。 それに素早く反応したのは、少し遠く居た親れいむだった。 『かえしてねっ! れいむのあかちゃんかえしてねっ!?』 持ち場を離れて勝手に接近して来た親れいむ。 監守の足元で、世話しなく跳ね続ける。 『そうだ、まりさの赤ちゃんも返してやってもいいぞ?』 『ゆっ!? ほんとにっ!』 側に居た無関係なまりさに声を掛けるお兄さん。 まりさは、降って湧いたような幸運に、嬉しそうな表情を顔に浮かべた。 お兄さんは、手に持った赤れいむをまりさが掘っていた穴の中に投入する。 土色に体を染めていく赤れいむ。 穴の中で苦しそうにもがくが、土の壁は脆く這い上がることは出来ない。 よじ登っては、仰向けに転がる事を繰り返していた。 『そいつを埋めろ。完全に穴を埋めたとき、まりさの赤ちゃんは返してやる』 『ゆゆゆっ゛!?』 過酷な条件を突きつけられたまりさは固まる。 視線の先で蠢くのは、他ゆっくりの赤子。 しかし、" これを埋めれば……" との考えが、まりさを惑わせる。 静かに足を穴の縁に移動させるまりさ。 掘って積まれた土山を、少しずつ穴の内部へと流し込む。 『まりさのあかちゃんは、いきるけんりがあるんだよ! しらないあかちゃんは、ゆっくりしんでねっ!?』 『ゆっくちーっ! ゆえぇえ~んっ゛!?』 見知らぬ赤ゆの代償を持って、自分の赤ゆを救う。 まりさは、この赤れいむを生贄に選んだのだ。 虚ろな瞳でお得意の責任転化を実行中。 これは、非道な役割を行う際に、自分へのストレスを軽減させるテクニックの一つ。 赤れいむの体に土砂が降り注ぐ。 全身は埋まってしまった。 『しらないあかゆを、せいっさいっしたよっ! まりさにのあかちゃんは……』 『れいむの、かわいすぎるあかちゃんをうめたまりさはっ! ゆっくりぜずにしねぇええぇええっ゛!?』 最高の笑顔を浮かべて振り向いたまりさの体に、肌色の物体が突貫を行う。 大きな口でまりさの頬を噛み締めた親れいむ。 赤れいむを目の前で埋められた状況を見せ付けられて、怒り心頭のご様子。 ガッシリと食い込んだ前歯の力を緩める気は無いとの気迫が漲っている。 『いだいいいっ゛!? まじざの、やわらかほっぺさんがぁあっ゛!』 まりさは号泣しながらお尻をバタつかせる。 お尻をビチビチと世話しなく振る度に、れいむの前歯は頬の内部へ食い込んでいく。 『れいむっ゛ゆっくりゆるしてねっ!? あれは、できごころだったんだぜっ!』 『ゆっくり……』 『だがら、おくちをあけてねっ!? まりさのほっぺださんが、ちぎれじゃうよぉおおっ゛!』 『ゆっくりせずに……まりさはしんでねっ!』 がぶりと音を立てたれいむの前歯。 噛み締めていたまりさのホッペに歪な歯形を残す。 大きな致命傷を与えられたまりさは、ふらふらとおぼつかない足で地面を迷走し始める。 積み上げた土砂に躓いて顔面から転倒したまりさ。 その衝撃で、頬の大穴から内部の餡子が大量に流出して足元に広がる。 体を何度か小さく弾ませた後、一際大きく跳ね上がったのを最後に完全停止。 透明なケース内部で、ガラスに張り付くようにしながら状況を目視していた、まりさ似の赤ちゃんが餡子を吐き出す。 まりさは、可愛い赤ちゃんが見ている前で、……死んだ。 『ごべんねっ! ごべんねっぇええっ゛!? がだぎはどっだよぉおぉぉぉっ゛!』 まりさを噛み殺した親れいむは、赤れいむが埋まった穴を覗き込みながら泣いていた。 赤ちゃんを助けられなかった自分の不甲斐なさに溢れる涙が止まらない。 今は亡き最愛の赤ちゃんに片方の仇を討った事を報告した。 『残念だったなっ! れいむは親としてどうなのよ?』 『じじいが、れいぶをおさえていたから、うごけなかったんでしょおおぉおっ゛!?』 赤れいむが埋められた瞬間に駆け出したれいむ。 しかし、監守の大きな足で踏まれたれいむは、自由に動くことが出来なくなってしまった。 目の前で埋められていく我が子を見ながら悲痛を訴えたれいむ。 拘束を解かれたときには、既に赤れいむは全身を埋められていた。 まりさに制裁を与えて殺すことを瞬時に決める。 不意をついのて完全制覇。 これに調子づいたれいむは、監守に向かって接近していく。 『…つぎは、じじいのばんだよ? こうかいしながら、ゆっくりせずにしんでねっ!』 『おい? そこで何か動かなかったか』 赤れいむが死ぬ原因を作り出した、もう片方の仇を倒すために駆け出したれいむの足が急ブレーキ。 監守は赤れいむが埋まっている穴を指を挿しながら大声を上げていた。 『早くしないと助からないんじゃないか? ほら、早く早くっ!』 『ゆっ! ゆゆゆっ!?』 埋められた赤れいむを助ける為に、大きな口を開けて土砂を頬張る親れいむ。 しかし、先程の堀り埋め作業感覚で乱暴に噛み締める大失態。 直後、親れいむの顔が歪みだす。 舌を口内で動かし何かを確認している。 疑惑が確信に変わる。れいむの顔色も青へと変わる。 悪い夢であって欲しいと願いながら地面に内容物を広げる親れいむ。 その視線は、黒い塊に釘付けとなる。 『…ゆっ、ゆぁあっ゛? ゆ…、あああぁああっ!?』 『噛み殺しやがった! なんて、残酷な仕打ちをするのだろう!?』 監守はまるで悲劇が起きたようなオーバーリアクションをとり始めた。 れいむは黒目を激しく振動させる。 体の震えは増すばかり。 『…あがぢゃん……あがぢゃん、ごべんねぇええぇえっ゛!? ゆっぐぢぃゆるじでねぇええぇえっ゛! 』 『あーあ、赤ちゃん殺しのゆっくりなんて最低だよな。子育て上手とか良く言えるもんだよ』 『ゆわぁあああんっ゛!? ごべんなざいっ! ごべんなざぁああぁあああいいっ゛!?』 『赤ちゃん殺しをしたゲスは、ゆっくりせずに死んでね?』 監守は掘られていた穴にれいむを落とす。 斜め上方を見つめるれいむの瞳には、今は亡き可愛い赤ちゃんの幻覚が映る。 五割増に美化された森の生活が餡子脳で展開されていく。 赤ちゃんを自らの歯で磨り潰したれいむは、薄ら笑いを浮かべながら短く声を呟き始める。 『――ゆげっ゛! ゆげへっ!?』 短く乾いた笑い声を漏らす。 目の前に居た赤ゆを奪い返せず、止めを刺した母親失格の重い烙印は、 れいむの体内にある大切な部分を完全に焼き切ってしまった。 『おらーっ! てめぇらもこうなりたいのかーっ!? さっさと、穴を埋めやがれっ!』 『『 ゆっぐぢりがいじだよっ!? 』』 凄惨な現場を特等席で見ていた他のゆっくり達は、慌てて掘った穴を埋め始めた。 作業効率は以前と比べて格段にあがっている。 これからも掘って埋める作業を繰り返すことだろう。 翁は杖を廊下に打ち付けて、群れの長であるぱちゅりーと向かい合う。 ぱちゅりーは、ガラスの奥で繰り広げられている地獄を垣間見た恐怖で涙が止まらない。 「あのゆっくり達は、赤ゆを返してくれると信じているんじゃのぉ」 (むきゅ……!?) 長い顎鬚を細い指先で触れながら楽しそうに語りだす。 口元を黄色いシートで塞がれいるぱちゅは、もごもごと呟きながら青年の胸元で暴れていた。 「ほっほっほ。あの子らは、" 第二世代 " なんじゃろ? 長が許可すると赤子を成せる群れの約束事。なかなか、面白い仕組みを考えるのぉ」 群れの決まりを人間が知っている訳が無い。 この人間の言っている事は、何かの間違いだ。 迷いを宿したぱちゅりーの抵抗は、段々と緩やかに治まっていく。 「ワシは何でも知っておるぞ? ゆっくりプレイス宣言から長任命。 第三世代には木の実が枯渇して食糧難。そして、ワシらとの会談の場を嫌々ながら設けた事もな。 やっぱり、物の数しか解らないゆっくりには、長は重荷じゃったのかのぉ?」 翁は笑いながら嬉しそうに微笑む。 ぱちゅりーは顔を青くして押し黙っていた。 「あの子らは、じっくりと甘味を増した後で、赤ゆとの感動の再開を果たす。 ほれ、見えるじゃろ? あそこの大きなミキサーの中でな」 今まで見ていたガラス内の施設を、翁達は数段高い所から見下ろしていた。 視線を右へ向けると奥には巨大な機械が口を開けている。 その中に、別のゆっくり集団が放り込まれていた。 (…むきゅーっ! まりさーっ! ありすーっ!?) 投げ込まれるゆっくりを見たぱちゅは、いきなり体をくねらせながら暴れ出す。 群れを結成した際の古い顔馴染が、小さな赤子と一緒に銀色の内部へと消えていく。 「あれは、第一世代のようじゃの。針で全身を貫く物理的な刺激を与えたメンバーじゃ。 とりあえず、すぴーど優先で初期餌を作らないと、計画に支障が出るのからのぉ」 機械は大きな振動音を奏でた後、緩やかに内部が回転していく。 蓋を締められてしまったので、内部の詳しい様子は解らない。 苦しむ声も翁達の所までは聞こえてこなかった。 しかし、透明な確認窓から覗く流れる餡子の塊は、ぱちゅに絶望的な状況を伝えてくる。 (みゅぎゅーっ゛!? おざのめいれいよぉおっ゛! あれをどめなざあぁあいっ゛!?」 泣きながら停止を求める群れの長。 翁に付き添う寡黙な青年、側に佇む家政婦の女性は、その声を聞き流す。 ここは、翁が納める群れの中。 ぱちゅに誰も従うはずは無い。 作業を終えた機械は、小さな塊を横の出口から排出していく。 それは、ぱちゅが良く知っている森の恵み。 美味しくて、とってもゆっくり出来る黒い木の実さんだった。 「ぱちゅりーくん。これで、理解したかね? 黒い木の実は、君達の仲間で作られていたんだよ」 翁は懐から黒いお菓子の塊を取り出しながら楽しそうに語り始める。 ぱちゅりーは、理解したくない事実を、理解してしまった。 廊下を歩く翁達。 ぱちゅりーは、泣き疲れてぐったりしていた。 「先日は、我が子を賭けたゆっくり同士のデスマッチを行ったのじゃよ。 でも、失敗したと報告を受けたのぉ。ぐちゃぐちゃに散らばって回収が大変だったらしいからの」 ほっほっほ。翁は楽しそうに思い出を語り出す。 ぱちゅは相手にせずに黙秘を決め込んだ。 シートからは絶えず栄養が流れ込み、体の状態に異常は見受けられない。 (ちゃんすをまって、……まちへとにげるわっ!) 野心を持ちながら転機を伺う群れの長。 しかし、その機会は永遠に訪れないことを、ぱちゅりーは直ぐに認識する。 絶望の未来はそう遠くない。 「さて、次はここじゃ」 翁御一行は、次の会場へと足を踏み入れる。 この室内も見下ろし式の視察部屋になっていた。 広い作業場の中で、第三世代のゆっくり達が群がっている。 第三世代は、子作りの認可を得たのは最近なので、赤ゆを茎に実らせた状態で収容されてきた。 今か今かと赤ゆが誕生するのを心待ちにしていた幸せいっぱいの親達は……、 「あぁあああっ゛!? あがぢゃん、うばれでごないでねっ!」 「うばれじゃでばだよっ゛! おかあざんおごるよっ゛! あっあっ!? だべぇええっ゛!」 「あんよざんっうごいでねっ!? どぼじで、まじざのいうごど、ぎいでぐれないのおおぉおっ゛!」 「あがぢゃんがぁああっ゛!? ごんなのとかいはじゃないわぁああっ゛!?」 現在、生まれてくる赤ゆ達を必死の形相で睨んでいた。 頭上の茎から生まれ落ちると鉄板に触れて焼け死ぬ運命を回避することは難しい。 ならば、生まれてくるのを拒むしかない。 「ほっほっほ。やっぱり、焼くのは良い。 加減を調節すれば、ゆっくりを即死させることなく、内部と外部に異常を与えて活動を制限させる。 これほど、扱いやすい糖度増しの方法はないのぉ」 第三世代は、床に敷かれた鉄板の上でもがき苦しんでいた。 餌に釣られてまんまと中心に誘き寄せられた第三世代達は、 空に浮かぶ餌目掛けて体を伸ばしながら、舌を絡ませようとしている最中に火を入れられた。 中心に纏まっていた第三世代達は、徐々に襲い来る足下の熱気に耐えられなくなり、急いで脱出を計った。 しかし、四方を壁に囲まれた為、何処にも逃げ場なく焦りだす。 困ったあげく、側に居た他ゆの頭に体を乗せて、熱さから逃れる足場を作り始める非道な輩も少なくは無かった。 だが、そんな輩は悲惨な末路を迎える。 バランスを失って転げた落ちた時に、背中や逆さまになって頭を焼かれる個体が続出した。 翁達が見下ろす第三世代の焼き具合の割合は、足底4割、他所3割、残りは絶命か虫の息と言った所だろう。 (やべでぇええっ゛!? おざに、こんなものみせないでぇええっ゛!) 栄養を多く含んだ涙が流れ落ちる。 新たな地獄を見下ろしながらぱちゅは悲痛に身を捩じらせて抵抗していた。 ぱちゅの両眼は、女性の両手で強制的に開放されている。 拒否を理由に瞳を閉じることは許されない。 見ている最中にも、凄惨な状況は続く。 茎から生まれた赤ゆ達は、熱気立ち込める鉄板の上に垂直落下。 『ゆっくち、うみゃれぇるよっ!?』 などと、叫んでいるお気楽な固体も見受けられた。 生まれる直前までは目を瞑っているので、外界を確認できないからだと予想される。 茎から離れた瞬間に世界を認識する赤ゆ達。 そこは、熱気漂う暖かい季節などではなく、命を瞬時に奪う鉄板地獄。 着地するまでの短い飛翔中だけが悲劇を回避できる唯一の時間帯。 「あじゆっうっ゛!? ゆぎゅうっ゛!」 「ゆっぐぢっ゛! ゆっぐぢいいいぃぃぃっ゛!?」 「ゆぎゃぁあああぁあっ゛!」 なすすべなく落ちて命の危機に瀕する赤ゆ達。 様々な箇所から鉄板に張り付いて、全身を赤く染めた後、墨色に姿を変えていく。 親達は涙を流しながら赤ゆ達に呼ぶかける。 今、第三世代達を口にしたら、とても凶悪な甘さになっているだろう。 「ゆっくりうけとめたよっ! もうはなさないよっ!?」 「ゆーん! ゆーんっ!?」 中には、茎から滞空している赤ゆを舌で包み込んだ兵も存在する。 強い母の愛が成せる技だ。 「ゆっくり……おくちか、あたまにのせるよっ! ゆぎぎぎぎっ!?」 「ゆえーんっ゛! ゆえぇえええんっ゛!?」 舌に力を込めて赤ゆを持ち上げる。 体力は残り少ない。 全身全霊を込めて赤ゆの幸せな未来を掴み取ろうとしていた。 「ゆぇえーんっ゛!? あちゅいよぉぉおっ゛!」 「お、おちびちゃんっおとなしくしててねっ!? ゆっくりしてよぉおおおっ゛!」 鉄板から立ち上る熱気を浴びた赤ゆは暴れ出す。 包まれていた親の舌は、上下に激しく揺れ始めた。 最後の赤ちゃんを守るために、綱渡りのような緊張感で救出作戦を行う親ゆっくり。 しかし、幸福な未来など、針の隙間さえも存在しなかった。 つるりと舌から滑り落ちた赤ゆは、鉄板の上へと落下する。 「「うわぁああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ゛!?」」 予想道理の残酷な結末を迎えた第三世代の親と赤ゆは、絶叫を合わせながら悲痛と不運を訴えた。 目の前で炭と化していく新生児を見ながら、自分を二の次にして助け出そうとする涙ぐましい母の愛。 しかし、既に足は動かず、舌は鉄板に張り付いてしまいどうにもならない。 その無力な母の頭の茎から、体を小刻みに振動させた後、産声を上げながら新たな命がこの世に誕生する。 幸せな未来など影も形も存在しない、鉄板が織り成す灼熱地獄の世界へ赤ゆは落ちていく。 ぱちゅは見ていた。 あの日、巣穴の近所にいた第三世代の親を瞳で捉えていた。 れいむとまりさとありす。 黒い木の実を奪い合っていた新しい母達は、見るも無残な容貌になっていた。 甘い実をたっぷり食べて、色艶が良かったもちもちホッペは真っ黒に焦げている。 ありすに至っては前面が焼かれていて、顔を確認できない。 ドロドロに溶けた金髪は体に絡み付いている。 都会派な赤ゆは既に全滅しているようだった。 「さてと、…頃合じゃのう あーあっ、えー、ゆっくり諸君!」 翁は差し出されたマイクに声を通す。 鉄板に焼かれながらも存命していた第三世代は揃って顔を上げた。 「「「たずげでねっ゛!? ここから、だずげでねっ゛! あぢゅいよぉおおぉおっ゛!?」」」 悲鳴を上げる第三世代。 それぞれの口調は微妙に違ってはいた。 要約すれば、この地獄からの救援依頼。 それを無視して翁は用件を伝えていく。 「ここに居るぱちゅりーくんは解るかね? この度、森の長を辞退して我々の仲間となった事を伝える! 過去を捨てる条件を快く承諾してくれた。君達は砕いて有効活用させてもらおうかのぅ」 ぱちゅりーは固まる。 寝耳に水の言葉だった。 翁の発表した内容は、森の長であるぱちゅりーが、群れを裏切って人間の仲間になったと言う事を意味していた。 鉄板の上に居る第三世代の反応は様々だ。 疑う者、信じない者、罵倒する輩と千差万別な纏まりの無い集団。 その纏まりの無かった集団は、翁が行った作戦の一部であっさりと騙される。 「嘘ではないぞ? ほれ、待遇もバッチリじゃ」 口が塞がれて抱きかかえられたぱちゅりーの横に、銀製のトレイが横付けされる。 女性が差し出したトレイの上には、美味しそうなお菓子が山のように盛られていた。 しかし、これは先程の第一世代を加工して作られた食品。 側に居たぱちゅりーは、盛られた黒い塊に拒否反応を示していた。 だが、遠めで見ている鉄板乗りには解らない。 待遇の違いに腹を立てて、その怒りは天をつく程に膨れ上がっていく。 そして、第三世代の心は一つになる。 群れの長、ぱちゅりー。 我々を人間に売り、自分だけゆっくり出来る楽なゆん生を選択したのだと。 「「「――――――――――――――っ!!!」」」 施設の内部が第三世代の罵倒で揺れる。 口汚い言葉の全てが、長に対する非難の声だった。 鉄板に落ちる赤ゆを放棄して思いの丈をぶちまける第三世代。 (……むぎゅうううっ゛!?) ぱちゅりーは否定したい気持ちでいっぱいだった。 群れを裏切った行為は何一つしていないと。 先程の脱走計画も気の迷いだった。 人間に頼った自分が愚かだったのだ。 そう心で反省しているぱちゅりー。 しかし、思いは群れに届かない。 「ふむふむ。解りましたよ、ぱちゅりーくん」 翁はわざとらしく頷いた後で軽く右手を上げる。 それを確認したスタッフは、鉄板の温度調整レバーを最大にまで切り替えた。 「「「ゆっ゛ぎゃぁあああああああぁぁぁぁぁぁぁっ゛!?」」」 白い煙が立ち昇り、苦悶の表情で焼かれていく第三世代。 外皮が墨色に変わっても、短時間ならば中にある餡子に支障は無い。 最後までゆっくり出来る安らかな気持ちを何一つ与えずに殺しきる。 「ぱちゅりーくんのプレゼントだそうだ。 ありがたく思いながら、ゆっくりと味わいなさい」 「「「 ――は、じねぇえええぇえええええええっ゛!? 」」」 声を揃えての断末魔。 それは、ぱちゅりーの記憶に焼きついた。 恐怖と不甲斐なさで震えが止まらない。 「…処理を」 寡黙な青年が言葉を口にする。 スタッフに向けて残骸に対する今後の指示をしているようだ。 そして、抱えていたぱちゅりーも差し出す。 群れの長は、白服を着た研究員に委ねられた。 「それでは、ぱちゅりーくん。" また、あとで "」 翁から言葉を掛けられたぱちゅは、両開きの頑丈な扉の奥へと姿を消した。 精神的苦痛を与えられた群れの長。 疲労は見えるが、衰弱はしていない。 ぱちゅの命を支えていた口に貼られた湿布のような小さなシートは、 オレンジエキスを濃縮して栄養を与え続けて延命措置をとる医療品だった。 しかし、そのエキスは枯れ切って本来の役割を果たさない。 今からぱちゅりーに致命的な事が行われても、助けてはくれないだろう。 「…んっ! んんんっ!?」 口を塞ぐシートの表面から苦しそうな声が漏れてくる。 ぱちゅりーは手術台の上に寝かされて、体を黒いゴムで縛られていた。 脱出しようと試みるが、体は左右にも振ることは出来ない捕縛状態。 「んぐっちゅ゛!?」 まむまむとあにゃるに異物を挿入された。 その器具は、鋭い返しが付いた特注品。 抜けないことを前提に作られた道具は、体内の壁へと鋭く突き刺さる。 今までのゆん生で受けたことが無い激痛に悶えるぱちゅりー。 『赤ちゃんを作れなくなった!?』 ぱちゅはそんな的外れで暢気なことを考えている。 赤ちゃんを心配している場合ではないのだ。 (むきゅうぅうっ゛!? あんよさんがいだぁああぁああいっ゛!) 研究員は、注射器のような物をぱちゅの足裏へと突き刺した。 ゆっくりの足裏はびちびちと元気に動くのでしっかりと抑えてから針先を注入。 傷が広がってしまうと美しい物は作れない。 (むぎゅうっ゛! ばぢゅのなかみがっ゛! みゅぎゅううっ゛!?) じゅるじゅると音を立てて吸引開始。 ぱちゅりーの中に詰まっている生クリームは、床に置かれた小さなタンク内部へと移動していく。 (ばぢゅのながみっ! がえじでぇええっ゛! がえじでよぉおおぉおっ゛!?) 膨らんでいたお腹の部分が、みるみる内に萎んでいった。 内容物を吸い取られていく苦痛に耐え切れず、ストレス過多で吐いてしまう。 しかし、口に貼られたシートに邪魔されて流出を食い止められてしまい、頬を大きく膨らませた。 (…ゆ……むきゅあっぁ゛) 浮かんでは消えていく走馬灯。 飼いゆから始まって、些細なことで捨てられた不幸なゆん生。 その後訪れた森の生活は、とってもゆっくり出来た。 ずっと続くと思っていた。 でも…、群れは引き裂かれて人間に加工されてしまった。 人間はゆっくり出来ない。 関わってしまうから、こんな目に合ってしまうのだ。 ならば、それを提案したのは誰だったのか? それは群れの長を勤めるぱちゅりーだった。 自ら進んで人間に交渉と言う話し合いの場を作れば円滑に進むと思っていたのだ。 間違った自信をつけて慢心したぱちゅりーは、群れを壊滅に追い込んだ張本人。 (ああああああああああああああああああああああっ!?) その反省も記憶も。 奇麗サッパリに小さな容器に移された。 内容物を全て吸い取られたぱちゅりーは、ぺらぺらの皮になって手術台に横たわる。 少し膨れていたぷくーの面影は完全に無くなった。 一人の研究員が、ぱちゅりーの全てが詰まった容器を持ち上げて搬送準備を行う。 今から、この生クリームも加工されて黒い木の実の一部となる。 もし、ゆっくりの記憶が内容物に情報として蓄積されているのならば、この吸い取られた生クリームにも残っているはず。 機械の内部で再開した群れのゆっくり達に、ぱちゅりーは責めたてられる事だろう。 この原因を作ったのは長のせいだと決め付けて数で威圧を与える。 そんな身勝手な群れの姿が容易に想像できるのだ。 大きな部屋の豪華なソファーに翁が座る。 目の前に森の様子を映すモニターが数台設置されていた。 各ポイントには、水分を乾燥させて特別な加工をした黒い木の実を器具に取り付けている。 これを好んで食べる個体は、周辺の草や虫など見向きもしなくなる。 山の恵みと安定は常に保たれるのだ。 街の野良対策の一環で始めたこのプロジェクトに自分の土地を提供した。 山の一部に収容して、一網打尽にする計画を主とした県の試み。 これは、餓死を見据えた長期的な作戦にすると、共食いによって延命される為に見直された新しい計画。 「翁」 一言呟いた青年が入室した。 大きなトレイを両手で持ち上げている。 その上には、剥製と姿を変えたぱちゅりーが鎮座していた。 「ほっほっほ。ぱちゅりーくん、またあったのぉ」 嬉しそうに笑い出す。 翁は仕事をしながら趣味を満喫していた。 趣味は、群れの頂点に立つ歴代長の剥製集め。 この部屋の特設スペースには、数代に渡る個性豊かな加工済みの長が陳列していた。 青年は、新しいコレクションを台座の上に乗せる。 「ぱちゅりーくん。野生ごっこは、楽しかったかね?」 その問いに群れの長は答えなかった。 でも、少し悲しそうな表情をしたのは気のせいだろうか? 物言わぬぱちゅりーは、前回に群れの長を勤めたゆっくりの隣へと腰を落ち着けて、静かに佇んでいた。 ・翁の役割のお話 県に限らず時々無駄に思える政策を行う ・一部他作者様の設定をお借りしています 過去作 ふたば系ゆっくりいじめ 859 ほりはり ふたば系ゆっくりいじめ 814 ばうんてぃはんたー 希少種狩り ふたば系ゆっくりいじめ 802 我らっ!すっきりーっ!を熱く語る ふたば系ゆっくりいじめ 779 そうだ、駆除しよう ふたば系ゆっくりいじめ 764 たまたま ふたば系ゆっくりいじめ 752 おらべならい ふたば系ゆっくりいじめ 742 お呼び出し ふたば系ゆっくりいじめ 718 完全予約制 ふたば系ゆっくりいじめ 710 基本種 ふんどしれいむの復讐 ふたば系ゆっくりいじめ 683 あんらっき~を乗り越えて ふたば系ゆっくりいじめ 665 基本種 れいむの受難 ふたば系ゆっくりいじめ 638 ばうんてぃはんたー ふたば系ゆっくりいじめ 612 かってにはえてくる ふたば系ゆっくりいじめ 593 迷作劇場 ふたば系ゆっくりいじめ 572 ぎゃんぶらー ふたば系ゆっくりいじめ 507 火の用心 ふたば系ゆっくりいじめ 500 駄目だよ? ふたば系ゆっくりいじめ 458 ドゲスー ふたば系ゆっくりいじめ 449 希少種の価値 2 ふたば系ゆっくりいじめ 448 希少種の価値 1,5 ふたば系ゆっくりいじめ 443 希少種の価値 ふたば系ゆっくりいじめ 398 ゆっくり達を必殺技で葬る物語 ふたば系ゆっくりいじめ 382 穴だらけの計画とその代償 ・他、7点 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 何でゆっくりは人間様と対等と勘違いするんだろな -- 2016-02-07 21 50 45 ↓↓だから黒い実で舌を肥えさせたんだろ -- 2016-01-08 23 10 19 単に村を挙げて大規模な虐待をしてたのか それとも何か意図があったのか。山の資源を食い荒らされないためかな -- 2010-11-23 20 32 42 なるほど、黒い木の実でゆっくりを偏食にさせるのか。 街野良に対してのみ友好な戦術っぽいなー コスト高そうな気がするし、雑草等食べれる親ゆっくりには効かなさそうな気がするよー -- 2010-11-17 22 07 22 創造性のないコメントだな、つまらないっつーんなら理由ぐらい挙げろ それとも内容が理解できないくらい頭が悪いの? -- 2010-07-26 11 21 17 で? -- 2010-07-09 03 49 06
https://w.atwiki.jp/dragoncage/pages/481.html
ジャイアント・ブラック・ツナ モンスターレベル11 種族動物並み 知能動物並み 知覚五感 言語なし 知名度16 弱点値20弱点雷属性ダメージ+2 先制値18 移動速度50(水中) 生命抵抗力14(21) 精神抵抗値14(21) 攻撃方法 命中力 打撃点 回避力 防護点 HP MP 体当たり 15(22) 2D+14 12(19) 11 80 22 特殊能力 水中専用 水中で呼吸でき、水中の行動によるペナルティ修正を受けません。 ただし、自ら上がると行動不能となります。また、転倒に関する効果を一切受けません。 水上にいるキャラクターを対象に攻撃することはできません。 泳ぎ続ける(影走り相当) この魔物は一手番に30m以上の移動速度で泳ぎ続けています。 通常移動を行うとき、戦闘特技≪影走り≫を習得しているものとして扱います。 また、眠った場合には、30mの移動速度で周遊(往復)します。 魔法等の影響で移動できない場合には、移動できなかった手番につき5点の無属性の魔法ダメージを受けます。 漆黒の弾丸/13(20)/回避力/消滅 一直線に突進し、進路にあるもの全てに突撃します。この能力は射程50mの「形状:突破」の攻撃として扱い、射程上にて対象となるキャラクター全てに対して近接攻撃を行います。対象となったキャラクターに対する攻撃が命中した場合には「2d+11」点の物理ダメージを与えます。 また、5m以内に全ての部位が行動していない「ブラック・ツナの群れ」がいる場合には同時に突撃に参加します。この場合、「ブラック・ツナの群れ」の部位1つごとに命中力を+1し、かつ、物理ダメージを+3点します。 この能力を使用した場合には、この魔物及び突撃に参加したブラックツナの群れは回避力に-2のペナルティを受けます。 耐える力 生死判定は2d+18で行います。また、1ゾロによる自動失敗はありません。 ▼戦利品 自動:ジャイアント・ブラック・ツナの肉(ただし、パーティが行動不動にさせた場合のみ) 2~6 :なし 8~12:宝石(1d×500G) 13~ :シャイニングリング(売値5000G) ブラック・ツナの群れ モンスターレベル8 種族動物並み 知能動物並み 知覚五感 言語なし 知名度13 弱点値17弱点雷属性ダメージ+2 コア部位なし 先制値14 移動速度50(水中) 生命抵抗力9(16) 精神抵抗値10(17) 部位 攻撃方法 命中力 打撃点 回避力 防護点 HP MP ツナ1 体当たり 10(17) 2D+8 9(16) 6 55 11 ツナ2 体当たり 10(17) 2D+8 9(16) 6 55 11 ツナ3 体当たり 10(17) 2D+8 9(16) 6 55 11 ツナ4 体当たり 10(17) 2D+8 9(16) 6 55 11 ※一つの群れの部位数は4~8の間で適宜調整してください。 特殊能力 水中専用 泳ぎ続ける(影走り相当) ジャイアント・ブラック・ツナと同じです。 突撃/9(16)/回避力/消滅 この能力は全ての部位(ツナ)が行動な場合にのみ使用できます。 一直線に突進し、進路にあるもの全てに突撃します。この能力は射程50mの「形状:突破」の攻撃として扱い、射程上にて対象となるキャラクター全てに対して近接攻撃を行います。 対象となったキャラクターに対する攻撃が命中した場合には「2d+5+(残りの部位数×3)」点の物理ダメージを与えます。 この能力を使用した場合には、この魔物及び突撃に参加したブラックツナの群れは回避力に-2のペナルティを受けます。 耐える力 生死判定は2d+11で行います。(1ゾロによる自動失敗の可能性があります) ▼戦利品 自動: ブラック・ツナの肉(ただし、パーティが行動不動にさせた場合のみ) ロシレッタ外洋に生息するといわれている幻のブラック・ツナです。群れで行動することが多いのが特徴です。 また、ごく稀に普通のブラック・ツナよりも一回り以上大型の「ジャイアント・ブラック・ツナ」が見られることがあります。ジャイアント・ブラック・ツナは、その希少価値から市場では破格の価格で取引されるといわれています。 また、ジャイアント・ブラック・ツナは難破船等からこぼれれ落ちた宝石を飲み込んでいることがあると言われています。 製作者Swind