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『その先が見てみたい』 6KB いじめ 虐待 お家宣言 虐待人間 独自設定 ユグルイあき 数年前書きかけてたSSが出て来ましたんでアップします。ユグルイあき その先が見てみたい 「ごど・・・じで・・・もう・・・ごどじで・・・・」 見るも無残に超絶☆ゆ虐の彼方の向こう側に行った結果、 死ぬことでしかゆっくりを求められるまりさ。 このまりさは、私に嵌められた可哀相なゆっくりだ。 わざと、ゆっくりでも侵入できるように、家の窓を全開にして、 わざと、ゆっくりが大好きなあまあまを、外からでも見えるように置いて、 わざと、私が家から出ていく瞬間を見せつけた。 一昔前ならいざ知らず、野良ゆっくりの実害が問題視されてる現在では、 ゆっくりのことをあまり知らない人ですら、こんなことはしないし、 野良ゆっくりとて、人間の怖さを知っているゆっくりであるならば、 どう見ても罠にしか見えないようなこんな状況であるし、 仮に捨てられたばかりの飼いゆっくりであったとしても、まず、怪しむ。 ゆっくりに対して、どうぞお入りくださいというこんなシチュエーションなど、 この世界にあろうはずがない。 だけど、騙される・・・そんなゆっくりを探していた。 なぜか?・・・それは・・・簡単な答えだ。 とことん無知でバカなゆっくりを探したかったんだ。 ゆっくりというのは、我々が思っている以上に賢いのだ。 昨今、ゆっくりに対して、過大評価などもっての他だが、過小評価しすぎてる。 嬉しいことに、このまりさは、まんまと騙された。騙されてくれた。 私が求めている、理想の無知なゆっくりだ。 自分は人間を出し抜いたという自信満々の笑みを浮かべたマヌケ面で、 番のれいむと小さいな子供たちを連れて、 どう見ても罠以外ありえない、この家でおうち宣言をした。 その後、このまりさには、ゆ虐大百科に乗ってるすべての虐待で御もてなしをした。 とてもとても堪能して頂いたと思ってる。その過程を説明するのは、時間がかかるので、 またどこかの機会でお話ししましょう。え?他の家族は??? そんなこと、わざわざ説明する必要ないでしょ(笑) 私がこのまりさだけ残したのは、たった一つの実験をするためだけだ。 私は・・・見てみたい。 その先・・・・その先が見てみたい。 だから、まりさには、たった一つの奇跡とも言える処置を施した。 今まで誰もが考えたこともなかったような狂気とも言える処置を・・・。 「ごど・・・じで・・・・ごど・・・」 相変わらず、死を乞うまりさに、すべてを話そう。 『残念だが・・・まりさ・・・君は・・・』 「じで・・・ごど・・じ」 『君はもう二度と死ねない。』 「で・・・ごど・・・じ・・・ゆっ?」 私は成功した。不老不死の施工術。ただしゆっくり限定だが。 過去、多くの科学者や錬金術師たちが、目指した究極の命題、不老不死。 いろんな知識と実験によって、未だ解決に至らないその命題を、私は成功した。 人間や生物と違い、ゆっくりはでたらめな生き物だ。だから、できたのかもしれない。 そもそも、私はなぜ、不老不死の施工術を作り上げようと思ったのか? それは、先ほども言ったように、その先が見てみたかったからだ。 この施工術は、完璧だ。 叩かれても、斬られても、突かれても、裂かれても、爆ぜても、焼かれても、 凍らされても、溶かされても、死なない。すぐに体が再生するのだ。 生存適応能力という面では、地球最強と言っても過言ではない。 どんな状況でも生きられる。そんなゆっくりになったのだ。 だが、痛みは残る。痛みの回復など一切ない。むしろ蓄積される。 その上、非ゆっくち症なんていう精神崩壊という名の現実逃避など起こさせない。 私が見たいその先・・・それは、ホントのゆ虐の彼方。 その向こう側に何があるのか、それが見たい。 普通なら、不老不死になった・・・と伝えたら、手のひらを反して、 「まりさはむてきだぜ!」 「よくもやってくれたんだぜ!」 「くそにんげん!これでもくらうんだぜ!!」 とか、反撃してくるが、そういう気持ちにすらなれないくらい、 人間の強さ、いや、ゆっくりの弱さを、体で教え込んでるから、 このまりさは、きっと私の望むその向こう側を魅せてくれるに違いない! 『お前はどんなことをされても、絶対に死なない。』 「ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・」 『だが、無敵(笑)というわけじゃない。ただ死なないだけ。』 「ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・」 『痛みのみが残る。体が壊れないだけ。心が壊れないだけ。』 「ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・」 『未来永劫、苦痛しかない世界を延々に生き続ける。』 「ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・」 『自殺もできない。この世の終わりが来てもお前だけは生き続ける。苦痛だけ持って。』 「ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・」 『さあ・・・その先に何があるのか、見せてくれないか・・・まりさ・・・』 「ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・・」 「ゆ゛ぅ゛ぅ゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ ぅ゛ぅ゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛ ぅ゛ぅ゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛ ぅ゛ぅ゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛ ぅ゛ぅ゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛ ぅ゛ぅ゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛ ぅ゛ぅ゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛ ぅ゛ぅ゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛ ぅ゛ぅ゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛ ぅ゛ぅ゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛ ぅ゛ぅ゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛ ぅ゛ぅ゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛ ぅ゛ぅ゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛ ぅ゛ぅ゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛ ぅ゛ぅ゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛ ぅ゛ぅ゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛ ぅ゛ぅ゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛ ぅ゛ぅ゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛ ぅ゛ぅ゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛ ぅ゛ぅ゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛」 なんて声で、なんて顔で、泣いてくれるんだ。まりさの心の中を、絶望なんていう拙い言葉で、 説明するのもおこがましいと思えるくらいだ。ここまで清々しい気持ちは生まれて初めてだ! 私はまりさから1番大事なモノをを奪った。このまりさの命や希望や尊厳、そんなモノよりとても大事なモノ。 まりさのゆっくりを。 さあ、まりさ。お前がこれから歩むであろう、みじめで、みすぼらしく、どうしよもなく、 醜く、苦しく、辛く、哀しいまでに、ゆっくりできないゆん生を、私に見せてくれ!!! ユグルイあき 現実での出来事が忙しすぎて、なかなかゆ虐SSが書ける暇がありません。 これは数年書いてたSSです。PCのデータを整理してたら、出て来ました。 ものすごく暇になったら、アップしていきたいと思います。
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583: クー&ミー :2018/03/29(木) 23 20 02 大内氏in夢幻会7-1 注意事項 憂鬱本編で寺内寿一に転生した人物の出身地は不明ですが、この世界においては山口県出身者が寺内寿一に転生したと云う事にしています。 転生した際に付いてきたチート 自分が見た人物が転生者かどうか見分けられる。(ぱっと見ではなくしっかり見る事が前提) 転生者が知っている夢幻会メンバーであれば、当該人物の仕草から中身が誰であるかも見分けられる。 夢幻会の中堅メンバーと邂逅した時の経緯で辻~んの指摘通りの能力を転生チートで貰ったとほぼ確信するに至った。 一先ず、戦の前に出会った新たな仲間との邂逅シーンを少し触れるとする。 ~1524年(大永4年)3月~ この日、義隆(in寿一)は陶興房とその嫡男である陶興昌と会っていた。 これは、興房が次期当主である義隆に興昌が元服した事を伝えに来たという面が大きい。 「若様、陶興房様と興房様御嫡男であります次郎様がいらっしゃいました。」 「分かった。こちらに通してくれ。」 「かしこまりました。」 「(陶興昌…、確か興房の長男もとい隆房の兄だったな。史実だと25歳で死んでいるが、死因には興房が主家である大内氏の未来を案じて殺した説も有ったな。まぁ、史実義隆との仲が険悪だったから仕方ないとも言えるか…。だが…考え方を変えれば興昌が転生者の可能性も有るのか?まぁ、これから見定めれば分かるか。)」 「(大内義隆…。これまでに集めた情報から考えるとガチホモでは無さそうだ。もしかすると、義隆の中身も転生者なのかもしれないな。まぁ、前世では大角岑生に転生して海軍軍人になった事がきっかけで出来た趣味で帆船の構造や建造についての知識も得た。洋式帆船の知識を上手い事使えれば貿易での効率と水軍の強化に繋がる。故に、義隆が転生者だったら自分を無碍に扱う事はないだろう。)」 「若様、本日は私の嫡男である次郎が元服したのを報告しに来ました。」 「そうか。」 「次郎、こちらに来て名乗りなさい。」 「義隆様、陶興房嫡男の陶興昌でございます。」 「うむ、興房の嫡男とあって凛々しい顔つきだな。これから大内氏を共に盛り立てようではないか。」 「はっ!!」 「興房、少し興昌と雑談したいのだが宜しいか?」 「ええ、構いませんぞ。では、私は先に帰るとしましょう。」 「(やはり、陶興昌は転生者だったか。ふむ…この感じは大角さんか。ようやく海軍の転生者が来てくれたか。大角さんには大内水軍の強化を頑張ってもらおう。ついでに木造帆船の知識が有れば御の字だが…。)」 「(ここで2人きりか…。大内義隆が転生者か否かが分かるな。)」 「興昌…いや大角さん、久方振りの再会ですな。私は同じ夢幻会に居た寺内寿一だよ。」 「!!…寺内伯爵か。久方振りですな。しかし、いつ私が大角だと分かったので?」 「転生チートなのか…自分がしっかりと見た人物が転生者か否かを見分けられる能力を持ったのですよ。それも、自分が知っている夢幻会メンバーであれば、それが誰かも分かるというおまけ付きの様でな。初めは前世での同類が分かる感覚的な物だと思っていたが、辻さんの指摘と他の転生者との邂逅での経緯で、これがチート能力とほぼ確信に至ったのだよ。」 「ほう。辻さんもこちらに来ているのか。後で挨拶しなければな。で、誰に?」 「辻さんは相良武任に転生している。他には、自分の顔見知りの中堅メンバーが数名居る。このうち、1人は製塩業をやっていた事から辻さんと一緒に入浜式塩田による製塩事業立ち上げの準備をしてもらっている。他は、自分と同じ陸軍に居たから直参として登用し、平時は計画中の山口明倫館の教師をやってもらう予定だ。」 「中堅メンバーも数人は来ているのか。そうなると、色々とやれる範囲は広そうだな。」 「ああ、今後も時間を見つけ次第、領内視察や周辺への出征時に探す予定だ。」 「そう言えば、大角さんは木造帆船の知識は詳しいか?洋式帆船を建造したいと考えているものの、私や辻さん、他のメンバーも帆船構造の大まかな内容はともかく詳細までは知らないから進められずにいるのだ…。」 「一応、前世の趣味で勉強していたからそれなりには知っているぞ。まぁ、専門職の人には劣るが、少なくとも一般人よりは詳しいとは思っている。」 「そうか。ならば造船計画も少し前進しそうだな。後は…様式帆船建造を行う船大工の育成も必要だな…。」 「確かにそうだな。…いや、待てよ…。そう言えば…安芸に住んでいる船大工が今までとは違う設計をした船を作っていると聞いたな。私も未だ行っていないから確信は持てないが、もしかすると…。」 「うむ。転生者である可能性は大いにあるな。佐東銀山城の攻略ついでに調べてみるか。」 584: クー&ミー :2018/03/29(木) 23 23 19 大内氏in夢幻会7-2 ドタドタドタッ!! 「何事だ!!」 「大変です!!九郎二郎様が病に倒れました!!」 「何だと!!分かった、直ぐに行く!!興昌、お主も来い!!」 「はっ!!」 「父上、九郎二郎は…?」 「義隆か。今は落ち着いているが…医者の話だと今夜が峠との事らしい。」 「そうですか…。一先ず、今夜は私も九郎二郎の看病を手伝いましょう。」 「分かった。九郎二郎もその方が嬉しいだろう。」 「九郎二郎は…寝たか。大角さん、史実と歴史が変わっても変えられないものは有るのは理解しているとはいえ…残酷だな。」 「寺内さん、未だ九郎二郎が死ぬとは決まっていないぞ。史実では夭折したかもしれないが、ここから持ち直して長生きする可能性も有るぞ。既に歴史は変わりつつあるしな。」 「そうだな、私が諦めては弟にも悪いか。」 「(ここは…どこだろうか?確か、私は無念にも還暦を迎える前に病気で死んだのだったな。)う~ん…。」 「てr…義隆様!!九郎二郎様が目を覚まされましたぞ!!」 「本当か!!…!!(ん!!九郎二郎に転生者が憑依しているだと!!昨日の夜の時点では九郎二郎は転生者では無かった。と云う事は、ここで峠を越えた事で転生者が憑依した事か…。それも、転生者は毅雄じゃないか!!まさか、戦国時代に来て再び弟に会えるとは思わなかったなぁ。)」 「ここは…。」 「ここは周防国大内館です、九郎二郎様。」 「周防国…大内館…つまりここは戦国時代か…。」 「そうだ。西暦で言えば1524年、戦国時代の真っ只中だ。久し振りだな、毅雄。また会えるとは思わなかったぞ。」 「!!な、何故私の名前を…。まさか…寿一兄さんなのか?」 「そう通りだ、毅雄。この世界では私は大内義隆、毅雄は義隆の弟である弘興、いやこの時点では九郎二郎か…に転生したのだ。そして、そこに居る陶興昌も転生者で中身は海軍に居た大角さんだ。後は、相良武任に転生した辻さんも居るぞ。」 「もしかして…父や兄さんが言っていた夢幻会は今の私の様な転生者が居る組織だったのか?」 「今更惚けるのは良くないから言っておくか。端的に言えばそうなる。ただ、転生者だけではなく、転生者ではなくても夢幻会に協力的な人間も多く所属していたぞ。」 「そうか…。で、兄さんはこの世界では何を目標に?」 「大内氏を存続させて山口を発展させる事と前居た世界より日本を雄飛させる土台を築くって所かね…。流石に、織田信長相手に天下取りは難しいから、上手い事信長の同盟者になれればいいと考えている。まぁ、敵対した時は覚悟を決めて織田信長と雌雄を決するがな。」 「なるほど…。」 「まぁ、毅雄は先ず健康を取り戻して勉学と武道の鍛錬に励めばならぬな。困った時は私に聞いてくれ。」 「分かりました。この寺内毅雄、粉骨砕身で兄さんを支えるとしましょう。大角さんもよろしくお願いします。」 「頼むぞ毅雄。」 「毅雄くん、私に出来る事が有れば何でも聞いてくれ。」 「有難うございます。」 こうして、夢幻会に新たに陶興昌(in大角)、大内九郎二郎(in毅雄)が加わる事となった。 なお、この世界では九郎二郎は未だ子供であった事から会合へ参加する回数は未だ少なかったが徐々に参加回数は増えて行く事となる 興昌は、前世での知識を活用して水軍強化の面で働く事は決定したが、この時点では目前に迫っている武田攻めに集中する事になるのであった。 585: クー&ミー :2018/03/29(木) 23 24 18 投稿は以上です。 まとめwikiへの転載は自由です。 あとがき 大角さんが陶興昌に転生しました。 と云うより、こうしないとこの時点で戦場に立てる年齢の海軍出身者が集まらないという…。 なお、憂鬱世界で出来た趣味で木造帆船の知識を学んだ独自設定を作った模様。 これによって、軍船の進化に伴って大内水軍の質は徐々に上がる事になるでしょう。 寺内毅雄さんについては憂鬱世界での寿命で悩みましたが、最終的には史実より長生きして50代中頃までは生きた事としました。 階級も大佐までは昇進しているでしょう。 また、夢幻会の存在は毅雄だけでなく正毅も知っている設定です。 なお、大内弘興の生没年は不詳ですので、この世界での大内弘興の生誕年は寺内寿一・毅雄兄弟の年の差と同じ13歳となる1520年とします。
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独自兵器開発:エアバイクピケ ↑クリックで拡大表示 作:SOUさん L:エアバイクピケ={ t:名称=エアバイクピケ(騎跨装備) t:評価=なし t:特殊={ *エアバイクピケの騎跨装備カテゴリ = バイクとして扱う。 *ピケはウォードレスを含む歩兵、偵察兵が使うことができる装備である。 *ピケを装備する歩兵・偵察兵のARに+3する。 *ピケを装備する歩兵・偵察兵の中距離移動で消費するARは1である。 *エアバイクピケの人機数=0.5人機として扱う。 } →次のアイドレス:・変形型エアバイクI=D(乗り物)・サイドカーの開発(乗り物)・対戦車ライフル付きエアバイク(乗り物) } 設定文章 【独自兵器開発記念ゲーム】 Aの魔法陣によるビギナレース大会 (前編):http //74405495.at.webry.info/200705/article_1.html (後編):http //74405495.at.webry.info/200705/article_2.html ○BIGINA-B01 ピケ わんわん帝國ビギナーズ王国で開発が進められた歩兵用兵器。 偵察能力に劣る帝國のI=Dを補助する目的で開発されているため、各種センサーと情報処理機能が内蔵されている。反面、兵装は皆無となっている。また、静粛性の確保に技術が投下されている。 ジャイロを回転させることによる重力制御による浮遊機構と、ロケット噴出による推進機構をもつ。通常の2輪バイクではなく、エアバイクが開発された最大の理由はその高い走破性である。開発が行われたビギナーズ王国では一年の多くが雪に覆われるため、雪上においても迅速に歩兵を運用する必要があった。ロケット噴出機構は急発進・急制動を可能とするために採用された。ロケット噴射に伴う騒音は、逆波長の振動を発生するノイズキャンセラーが組み込まれ、静粛性が確保されている。 操縦は体重移動とフットペダルによる。前部風防裏にグリップが用意されているものの、両手を自由にした操縦を前提にした設計になっている。自由となった両手により戦闘あるいは前部風防裏にあるコンソールの情報処理を行う。 各種センサは高速で移動する際の障害物探知にも利用されるが、その主たる目的は敵陣に潜入した際の偵察、情報収集用である。敵部隊の発見のみならず、周囲の地形の解析、敵武装の分析が行われる。部隊の先駆けとして戦場を疾走し、情報を収集、火力部隊の運用を促すことこそがエアバイクの本領であるといえる。 所属 わんわん帝國 全長 2.4m 全高 1.1m 乾燥重量 300kg 使用用途 陸戦/偵察 機動性 最高 センサー 優秀 装甲 最低 搭乗者 1名 固定武装 なし 推力 静止500kg ステーション なし 装備可能武装 なし 機能:空中・水上移動、シーカー装備、サーマルセンサー・レーダー・ソナー等の各種センサーとその情報を処理する高性能コンピュータ、姿勢制御コンピュータ、各種状況をパイロットに伝えるコンタクト型網膜投影式モニター 独自兵器開発史 ■始まりはハリセンから ボケーズとツッコミーズ ビギナーズ王国、十数名のフィクションノートを抱えるこの国では、建国以来、体がギャグで出来ているボケーズと常識人集団ツッコミーズがいつ終わるともしれない抗争を繰り返してた。 ボケーズ筆頭はビギナーズ王国が誇る摂政SOU。今は亡き執政刻生。そして両刀使いといいつつボケーズに走った、ウィルことWyrd=紘也。後に星青玉、ピストンを加えて陣容を厚くすることとなる。 一方のツッコミーズ筆頭は執政SW-Mである。ツッコミーズはS×H、tacty、ニーズホッグ、amurといった人数の面ではボケーズを圧倒する勢力を築いていた。しかし、積極的にボケーズに対して統制を加えるのは執政SW-Mのみであり、実働戦力としてはボケーズに遅れをとってしまっていた。 ちなみに、ツッコミーズの中でyuzuki、西條による天然コンビが独自勢力を築きつつあるが、それはまた別の話である。 斬艦ハリセン登場 「スパーンッ!!!」 一閃。振り上げられたハリセンの軌跡。星になったSOU。 トモエリバーの試験飛行を無事に終え、帰ってきた宴席の最中にも、ボケーズとツッコミーズは互いにしのぎを削っていた。 隙あらばボケを噛まそうとするボケーズと、常在戦場といわんばかりに鋭く反応するツッコミーズ。 その夜。両者の対立の均衡を崩す者が現れた。ウィルである。 ツッコミとして名を馳せていたウィルは突如パンダの着ぐるみで現れたのだった。 この奇行にボケーズとツッコミーズのバランスは崩壊。全フィクションノートがツッコミを開始した。 これに対しウィルは華麗にツッコミをスルーし、遂にSW-Mのハリセンまでも無効化してしまった。 そのウィルを叩き切ったのがSW-Mが持ち出した斬艦ハリセンであった。 材質はトモエリバーの装甲板を流用し、一枚一枚研ぎ澄まされた扇子状部位。紙と呼ばれたその装甲も、軽量が故の使い回し。その末端には高周波振動装置が内蔵されており、あらゆる物を叩き切る。 斬艦ハリセンを振りかぶったSW-Mの表情は、もはや常識人のそれとはかけ離れていた。 藩王会議の開催通知により事なきを得た宴席であったが、出席者の心胆は震え上がっており、斬艦ハリセンの名は王国全土に轟いたのだった。 独自兵器開発開始 81207002。になし藩国への根源種族侵攻ならびに撃退作戦から帰還した藩王たくまは、バトルメード達の帰還を待って、戦力強化に乗り出した。フィクションノートの意見を受けて実施した政策の一つが独自兵器開発の検討とコンペティションの開催であった。第一次独自兵器開発コンペである。 藩王たくまは独自兵器開発に、戦力強化のみならず、王国のアピール的な要素も期待していた。当時のビギナーズ王国はわんわん帝國の中において資産的には中規模、その中でも比較的恵まれている方であった。しかし、知名度という点からは帝國に限っても低く、外交窓口も摂政SOUに限られていたために、友好的な関係にある藩国も皆無といえた。独自兵器により、中小藩国群の一つという立場から抜け出そう、それが藩王たくまの狙いであった。 第一次コンペには多くのフィクションノートから募集が寄せられた。 「斬艦ハリセンをっ!」「巨大ハリセンをっ!」 SW-Mの斬艦ハリセンを求める声。 「パンダ量産の暁にはっ!」 ウィルのパンダを求める声。 ツッコミーズとボケーズの抗争を象徴するかのような意見対立はみられたものの、大勢は斬艦ハリセンに傾きつつあった。 藩王は半ば呆れながらも、フィクションノート達の熱意を受け、独自兵器開発を進める決意を固めていた。 ■戦艦だっ!戦艦しかない! 方針転換 独自兵器の開発自体は既定路線として国家政策になりつつあった。 しかし、開発者である執政SW-Mの個人レベルでは斬艦ハリセンの開発が進められていたものの、その正式採用は噂の域を出なかった。 この背景には当時の世界情勢が大きく影響している。 当時は未だ同時多発爆発事件すら勃発しておらず、戦争がどのような展開となるのか判断することはできなかった。 技術力の面では他国に遜色のない王国であったが、積極的な工業化を避けたために工業力が限られていた。 そのため、開発能力への工業力の割り振りには細心の注意が求められており、藩王たくまは迂闊な決断をすることができなかった。 ハリセン、パンダと歩兵用兵装への関心の流れが急転換する事件が起こる。 同時多発爆発に端を発する根源種族の本格侵攻である。 根源種族、とくにアラダの戦闘能力は圧倒的であった。 この時のビギナーズ王国の戦力はトモエリバー6機とバトルメード部隊。 トモエリバーは同時期ににゃんにゃん共和国で次々とロールアウトされていた新型機に比べると、大きく見劣っていた。 バトルメードは援軍能力により帝國全体の戦力不足をカバーする役目を果たしていたが、純粋に戦力として評価すると心許なかった。 独自兵器の開発も王国の戦力増強策として注目されることとなる。 こうして、王国内での独自兵器開発議論が活発化する。そして、第二次独自兵器開発コンペの開催が高らかに宣言された。 深まる対立 第二次コンペの議論の対象は歩兵用兵装からキャリアへと移っていた。 「戦闘機だ。航空偵察で、帝國の偵察国家として名を馳せるんだ!」 「RBだ。もうトモエの時代は終わった!」 「小型戦艦だ。アイドレス初の機動戦艦をっ!!」 「やはり斬艦ハリセンが・・・」 各々全く異なるタイプの意見が提出され、議論は紛糾。 藩王たくまを始め、戦闘機を望むものは、その機動性と制空能力に魅せられていた。 ピストンは、RBのポテンシャルに期待をかけていた。 SOUは、自国のアイドレスの戦力の低さに注目し、大型のI=D、小型戦艦への戦力集中を訴えた。 一方で、ニーズホッグやタルクは斬艦ハリセンへの思い入れを改めてアピールした。 摂政の思い入れは特に強かったようだ。ある日、フィクションノートを召集し、彼らの前で熱く戦艦への思いを語った。 「私はあるアニメが好きなんだ。 その戦艦は単艦で行軍するのだよ。重力制御で攻撃する砲と人型機動兵器のみを頼りに。 自分達が信じる正義をなすために宇宙を駆けめぐるんだ。 その正義は一度くじけるのだけれど・・・再び立ち上がって彼らの正義を為すんだっ! 何が言いたいかというと・・・そうだ。ロマンだ。戦艦にはロマンがあるんだっ! そしてオペレーターの女の子に『馬鹿ばっか』と言われたいんだっ!」 摂政の演説もむなしく、第二次コンペは多数の意見が乱立する結果となる。 その後、議論は継続され、様々な兵器案がその対象となった。 たくまやSOUが必至に意見の収集に努め、議論の方向を固めつつあったものの、決定打ともいえる意見は未だ見えなかった。 ■キノウツンの衝撃 歩兵大活躍 作戦名「The thing which removes a mistake」 。 青森救出を目的としたこの作戦は、戦団長海法による歩兵の運用が脚光を浴び、歩兵の再認識がなされた作戦である。 ビギナーズ王国国民もこの作戦に従事しており、独自兵器の開発にも大きな影響を与えることとなる。 歩兵の運用に注目したのはエアバイク派である。 作戦前から歩兵の機動兵器の提案はなされていたため、作戦の結果は彼らを大いに発憤させることになる。 一方で、作戦を決定づけた火力に注目したのは戦艦派である。 すでに戦艦を提案した摂政SOUはエアバイクを提案し、その中核で活動していたが、彼の意見を引き継ぎ戦艦開発を主張していた。 藩国の意見は依然収拾には至らなかった。 藩王たくまとしてはこのまま議論の終結を待つわけにはいかない。決断の時は迫っていた。 たくまは最終的な決定をフィクションノートの投票に委ねた。 投票はたくまが好んで取る意思決定であった。 投票は最適な意思決定手段とはいえないが、国民へ主権を付加し、国民の政策参加を促す効果はある。 中小藩国の藩王たくまの処世術であったといえる。 投票は案の定エアバイクと戦艦に意見が割れる結果となる。 なお、この時、動物兵器を希望する意見が形成されつつあったが、時は既に採択の局面に移っていた。 採択されたのはエアバイクだった。 そして、amurは一人こう訴えるのだった。 「航空機に乗りたい」と。 ■エアバイクの開発 投票の結果を受けて、エアバイクの開発が高らかに宣言された。 ビギナーズ王国技術者陣は歓声を上げてこれを迎え入れた。 王国の技術者達は独自兵器開発宣言から散々準備を続けて、ひたすら本採用を待ち続けていたのだった。 隠れて試作型の作成を行うものすらいた。 技師でもある摂政SOUもその例に漏れず、既にエアバイクの試作機を完成させていた。 藩王たくまはSOUを中心に正式な開発計画を立ち上げた。 開発総指揮兼技術主任SOU。 開発事務官兼記録官ピストン。 そして、ビギナーズ王国技術開発局と王国吏族を動員したエアバイクの開発が始まった。 ■開発宣言 81407002。 ビギナーズ王国で長期に渡り議論が続けられた独自兵器の開発問題もようやくの解決を迎えようとしていた。 エアバイク。I=Dに先んじて行動し、戦場を駆けめぐる機動歩兵部隊の設立を目指した歩兵支援兵器が、投票により最多得票を得たのである。 藩王たくまは独自兵器開発計画発動を宣言。ここにエアバイクの開発が始まった。 開発総指揮には、摂政のSOUが任じられた。彼は、多忙な身なれど技術主任も兼任することになっている。 他のフィクションノートとして、開発事務官としてピストンがあてられた。 その職務は書類の準備から、開発資材の発注、工場ラインの確保などであり、有り体に言えば雑用である。 また、同時に文族として開発計画を記録することにもなった。 その他、量産機製作にはビギナーズ王国技術開発局の職員があてられ、吏族達が事務官団としてピストンを補佐した。 ■試作機の分析 開発決定を待たずに試作機を作り上げていた人物がいた。ビギナーズ王国の摂政SOUである。 王国の摂政業務に加えて、参謀府においても獅子奮迅の活躍をする彼は、独自兵器の開発においても正式決定を待たずにエアバイクの試作機を完成させていた。この人は一体いつ寝ているのか?フィクションノート達の疑問がさらに深まる離れ技であった。 激務のただ中にあるSOUが開発担当に任ぜられたのも、偏に彼が試作機を作り上げたからである。 「うむむ・・・」 試作機を目の前に技術者達が頭をかかえていた。 「いかがいたしました?」 油の臭いが漂う整備工場に不釣り合いのエプロンドレスを身にまとったメードが尋ねる。 「おう、ピストンかよ。危ないからすっこんでろ。」 棘のある言葉にピストンがたじろぐ。 別に技術者と事務官の仲が悪いわけでも、職人意識が素人を拒んでいる訳でもない。ただ、メードガイを毛嫌いしていた。 メードガイ。多くの藩国がそうであるように、王国のフィクションノートにおいてもメードのほとんどが男性であった。 ピストンもその例に漏れず、北国人特有の美しい容姿と化粧、服装でごまかしているものの、立派な男性であった。 美しい容姿といっても、北国人からすれば当たり前の話であるので、男性が女装している姿が気分のいいものではない。 さらに、技師の一人yuzukiは王国唯一の女性メードであった。 yuzukiは技術者として一流でありながら、愛嬌のある顔立ちの持ち主である。その上、彼女の振る舞いはどこか人を和ませる。 その上でメード服である。自然、技術者達の中にもyuzukiのファンは多い。 開発局などでメード服を見かけ、「yuzukiたん♪」とつい反応した挙げ句、よくよく見ると摂政だった。 なんてことが日常茶飯事である技術者にとってメードガイは敵である。 そして、技術陣にとって腕の見せ所である独自兵器開発の現場に現れたのが、SOUとピストンのメードガイ二人。 まさに悪夢であった。 SOUは試作機を仕上げた後、別の職務に追い立てたれていたため、現場に顔を出すのはピストンのみ。 自然、ピストンは技術者達の憎悪を一身に受けることになっていた。 一方のピストンは慣れない事務仕事に加えての、この仕打ちである。 結局、この日も最低限の仕事を回すのが精一杯で家路につこうとしていた。 「えらく落ち込んでいますね。」 居酒屋でひたすらビールを飲み続けるピストンに声をかけたのはニーズホッグだった。 「んああ。ニーズさん。」 ニーズホッグの顔を見て、ピストンの表情が弛緩する。 落ち着いた物腰のニーズホッグは、SOUのように派手に立ち回ることはないものの、その仕事ぶり、振る舞いから周囲の信頼が厚い。 「ニーズさぁぁん。聞いて下さいよぉ。」 頬も赤くなり、すっかり酔いの回ったピストンは、持っていたジョッキを飲み干しながら愚痴り出した。 「なるほど。わかりました。」 半ば泣き言に近くなっていたピストンの説明を聞き終えたニーズホッグは、手元のウィスキーのグラスを空けると立ち上がってピストンの肩を叩いた。 「まぁ、技術開発局の件はお手伝いしますよ。それよりだいぶお疲れのようですから。今日はもうゆっくり休んで下さい。」 そう促してのぞき込むと、ピストンはうとうとと、船を漕ぎ始めていた。 翌日、整備服姿のニーズホッグが顔を出すと、技術者達の態度は違っていた。 試作機を囲みながら状況を確認すると、どうやら浮遊機構がよく理解できない構造になっているらしい。 エアバイクの要になる部分であるため、ゆめゆめ疎かにはできない部分である。 試作機設計者のSOUはここのところ参謀府に出払っているためか政庁にもほとんど姿を見せない。 幸い浮遊機構については、ニーズホッグに当てがあるらしい。翌日、クルクル文化圏だかどうだか説明していた。 ピストン一人で工場に赴くとまだぎこちない部分はあるが、量産機の製作は何とか軌道にのりそうだった。 ■テスト走行 春めいてきた王国の首都外環道路を一台の車が走っていた。制限速度を超えているようだが、見なかったことにして欲しい。 今日は量産機の雪上走行テストの日である。大事なテストの日である。そのテストに遅刻、していた。。。 別にピストンが時間にルーズだから、とか寝坊しがちだから、とかいうのは普段の日常なのだが、今回だけは違う。 テストパイロットとして依頼していたS×Hが、急遽参謀府から出頭要請を受けていたのだ。連絡を受けたピストンが慌てて、車で参謀府まで迎えに行く。 参謀府で出会ったS×Hは見る影もなくやつれていた。顔色は悪く、目はうつろ。髪は真っ白になっていた。 「大丈夫、さあ急ごう。。zzz」と、助手席に乗り込んだS×Hは出発前に眠り込んでいた。 全然大丈夫じゃないS×Hを横目に、ピストンは車を走らせた。 首都郊外の空き地を借りた仮設テスト会場にたどり着くと、すでに技術者の面々が準備を整え、首を長くして待っていた。 首都南部の雪原はまた雪が降り積もっており、一面の銀世界である。 そこに鎮座するエアバイク。真っ白なボディが周囲の色と同化しつつも、その流線的なボディは機会オンチなピストンにも鮮烈に映った。 「へぇ。これですか。新型機ってやつは。」 傍らに立ち新型機を見つめるS×Hの目は輝き、生気を取り戻してる。 パイロットスーツに着替えた後、軽いブリーフィングを行う。 スペック的な話ならばピストンが車の中で行ってもよかったのだが、何せ移動中は貴重な睡眠時間であったし、S×Hはピストンからまともな説明が聞けるとは思っていなかった。 すっかり取り残されたピストンを尻目に、技術者と話し込んだ後、「やっぱり乗ってみないとな」と、エアバイクにまたがった。 「ところでピストンさん、コイツの名前はなんていうんですか?」 突然名前を聞かれてピストンは戸惑った。技術者とは「バイク」で通っていたし、そもそも名称なんて考えていない。 「い、いや、まだ決まってませんよ。」 名前か、どうしたものかな?と考えていると、S×Hは不満そうだった。 「これから命を預ける機体に名前がないなんて愛がない。」 そうだな・・・と考え込んだS×Hは、機体を触り始める。 「うん。そうだ。ピケにしよう。決まり。」 「えっ?」 呆気にとられたピストンを意に介さず、S×Hは続ける。 「おし、ピケ。よろしくなっ。」 そう言うと、S×Hは何かを握り目をつぶった。彼なりの精神集中であることは、依然I=Dに同乗した時に知っていた。 それにしても・・・勝手に名前を決めていいのかな? ピストンはそう思いもしたが、この日を境に公式文書にエアバイクの名称としてピケが登場することになる。 目を見開いたS×Hは話しかけるのも躊躇われるほど顔つきが変わっていた。 ピケはキーを差し込まれ静かに起動した。白銀の機体が音もなく浮かび上がる姿は幻想的であった。 最初ピストンがピケをみた時には何かの魔法か尋ねたものだったが、どうやら違うらしい。ニーズホッグさんによれば、クルクル文化圏というところで開発された科学技術で、ジャイロの回転を利用して定常的に反重力を生成する技術らしい。 小一時間ほどかけて原理について説明してくれたのだが、ピストンにはさっぱり理解することができなかった。 フットペダルに徐々に荷重がかけられる。遊びを越えた当たりでスラスターが点火され、ピケが前身を開始した。 時速90kmほどに達したところで今度は旋回。旋回は体重移動によるため、通常のオートバイと同じ感覚で操縦できる。 そして、さらに加速を続ける。時速150km、180km・・・時速200kmを超えたところで、減速。 戻っていたS×Hは満足そうだった。 「うん。気持ちいいね。次はリミッター外してみよう。」 技術者の顔が蒼白になる。エアバイクに搭載されたロケットブースターは急発進・急制動を可能とするために出力を高めに設定されていた上、未調整であったためにリミッターが設定されていた。浮上するエアバイクでは路面との摩擦抵抗が発生しないため、通常のバイク以上の速度による走行が可能である。先ほどの走行でも軽く時速200kmは出ていた。おそらくリミッターをカットすれば300km、400kmでの走行も可能になる。 しかし、そんなレーサーでもない機体で最高速を追求する意味はない。また、貴重なテストパイロットであるS×Hの危険を考えるととても容認することはできない提案だった。結局ニーズホッグがなだめることよって、事なきを得るに至る。 テストの結果は早速量産機にフィードバックされることになる。 こうしたテストや、耐久テストなどは短期間ながら繰り返され、エアバイクの量産に向けてツメの調整が進められた。この代償としてS×Hが過労気味になり、参謀府でぶっ倒れる、という事件がおこるのだが、それはまた別の話である。 そして量産に向けた障壁は技術面だけではなかった。 ■生産開始 機体の調整の裏側では、膨大な書類仕事がピストンを待っていた。 実務に関してはほとんど吏族達に丸投げしていたのだが、それでもピストンが処理すべき問題は山積みである。 そもそも吏族でなく、事務仕事経験がほとんどないピストンの仕事の効率が極端に悪いせいもあるのだが、突貫の計画であるために問題が紛糾していたからだ。資材の追加調達、バイク業界との折衝、追加予算の申請書類。 臨時に設けられた執務室に山積みの書類を前に、現実逃避の欲求に駆られるピストンであったが、泣く泣く仕事を続けるのであった。 今日も生産ラインの確保に国内をかけずり回ってきたところである。 元々生産ライン自体は計画発動前から確保されていたのだが、王国には独自のI=D生産ラインを持たないために初期配備の数を少しでも確保しようと腐心していたのだった。 「まずい・・これ以上仕事が遅れると、計画の遅延がますます進行してしまう。。。」 この時点で計画の遅延は必至であった。それでも、ここで妥協しては、と泥沼にはまっているピストンであった。 「調子はどうですか?って、大変なことになってますね。」 執務室を訪れたのはtactyだった。吏族・護民官・参謀の資格を有し、その事務能力には定評のある人物である。 王国の財務処理やフィクションノートの根源力などの監査・管理業務を積極的に指揮し、国内での実績を着実に積み上げている。 対外的にも参謀での戦力集計業務を中心に忠実に職務をこなし、最近では宰相の補佐官に登用されるという噂があるほどである。 「た、tactyさ~ん」 どうでもいいが、ピストン。泣き言を上げてばかりである。 「はいはい。ピストンさん、一人で仕事やりすぎなんですよ。もっと他の人間を使って上げないと。」 と言いつつ、積み上げられた書類に次々と目を通し、内容、重要度、緊急性によって整理を始める。 「自称丸投げ師は伊達じゃありませんよ」 目は書類に向けながらも、にこやかに微笑みながら、そう告げる。 「ピストンさんはここに積んだ書類から処理を始めて下さい。吏族で出来る仕事、摂政か執政に回す仕事、藩王に奏上する仕事はとりあえず振り分けておきますので。」 その後も、暇をみてはtactyはピストンの下を訪れ、仕事の振り分け、事務処理の協力を行った。 いよいよ、国内の生産能力をあげての独自兵器の生産が開始されることとなる。 ■摂政の暗躍 遂にエアバイクのロールアウトを目前に控えたその日。 ピストンはせめてもの感謝と労いにと、ニーズホッグ、S×H、tactyら、フィクションノートの面々に加えて、主要な技術者、吏族を招いての酒宴を設けていた。 大概の酒宴ではピストンは酒が進むに連れて暴走を始め、混乱の極地の中でお開きとなるのだが、今日に限ってはピストンも大人しいものだった。しかし、抑えられたエネルギーは間違えた方向へ発散されようとしていた。 「大体、摂政はどこにいってるんだっつーの。」 疲れのためか普段より早く顔を赤くしているピストンは、ここぞとばかりに積み上げられた不満を口にした。 「結局計画中あの人の姿全然みてねーよ。。。一応総指揮なら肩書きらしく・・」 「ピストンさん、それ、違いますよ。」 ピストンが愚痴りはじめたのをみて、ニーズホッグが穏やかな口調で否定する。 「確かに摂政は色々制約があって、満足に動けていなかったかもしれませんが、立派に職務を果たしてましたよ。大体、私がここにいるのも摂政の指示ですし。」 「えっ?」呆気にとられるピストン。 「あっ、その意味では私も一緒ですよ。結局こっちに回った分の参謀府の仕事肩代わりしてくれたのは摂政ですしね。」 S×Hもニーズホッグに賛同する。 「うんうん。私も摂政の指示がありましたしね。」 tactyはさらに続ける。 「あの方、ピストンさんがぐるぐるしているのを察して、色々人回していたんですよ。その上、昨日までエアバイクに追加武装積めないか検討続けていたみたいですよ。ピストンさんも書類みているはずでしょう?」 にやり、としながら発せられたtactyの言葉に、ピストンの記憶が一致する。 「あっ、そういえば。。。」 生産ラインが稼働した後にもかかわらず、追加武装の検討と試算に関する書類が提出されていて、不信に思っていたのだ。 「彼らのメードガイ嫌いも一番よく知っているのは摂政ですし。」 ニーズホッグが隣のテーブルで酒を呑む技術者達を見ながら、tactyの言葉を補う。 「結局、あの人の手の上で踊っていたわけですか。。。」 ピストンは憮然とした、どこかやりきれない表情ながら、摂政を思う。 「まぁ、今日この場に摂政がいたら面白い光景が見れたんでしょうけどねぇ?」 S×Hが面白がってピストンを冷やかす。 S×Hの言葉に、自分が摂政に完膚無きまでに打ちひしがれている姿を想像したピストンは身震いする。 その様に一堂が笑いを堪えていると、最後の参加者が登場した。 宴席は計画総指揮の苦労を労い無事に終了した。思えば摂政が五体満足で済む宴席も珍しいものであった。 こうしてビギナーズ王国の独自兵器は、エアバイク「ピケ」として日の目をみることになる。 願わくばピケが帝國の目となり足となり、王国の勇壮を讃える機体とならんこと。 作:ピストンさん
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原材料 6KB パロディ 差別・格差 家族崩壊 野良ゆ 都会 現代 創作亜種 独自設定 名前そのまんまだけど大丈夫かな…… 『……!?似てるぞっ!こいつら!?』 「おでがいじばずううううううううぅぅぅ!!でいぶどおぢびぢゃんをがいゆ”っぐりにじでぐだざいいいいいいぃぃぃぃ!!」 「おにぇがいしましゅうううううぅぅぅ!!」 「あ?」 家に帰る為に公園の中を通り抜けようとする男に、小汚いゆっくりれいむと子ゆっくりれいむが声をかけていた。 おそらく親子なのだろう。 「でいぶどおじびぢゃんはばぼどがいゆっぐりでずうううううううぅぅぅ!!ぜっだいおに”いざんをゆっぐりざぜまずううううううぅぅぅうう!!だがらおでがいじばずううううううううう!!」 「ゆっきゅり!ゆっきゅりいいいいいいいぃぃぃ!!」 よく見ると赤いリボンの切れ端や、白いリボンの欠片を何枚か持っている。 「ゆっぐりじでだれいぶのばりざどっ!がわいいおぢびぢゃんだぢばびんなえいえんにゆっぐりじじゃいまじだああああああぁぁぁ!!おでがいでずうううう!!れいぶをゆっぐりざぜでぐだざいいいいいいいいぃぃ!!」 「ゆっきゅり!ゆっきゅりいいい!!」 それに対し、男は冷め切った目で二匹を見下ろす。 「はあ?何なんだよ一体?何で俺がお前を飼いゆっくりにしないといけないんだよ?ゆっくりを飼うくらいなら『こいつ』を飼ってた方がずっとゆっくりできるぜ」 男はそういうと、肩から提げたカバンの中から小さな箱を取り出し、その蓋をパカッと開けた。 その中には人間の小指の先程度の小さい『豆』が入っていた。 男の声に反応したのか、豆が小さく震えた。 そして、小さくて愛らしい目をパチッと開けた。 「おにーさん。しってる?」 「ゆ”っ!『まめしば』だああああぁぁぁぁぁ!!」 親れいむが呼んだその名前『まめしば』 簡単に言うと『言葉を解する豆』。 とある町に住むおじいさんが育てる豆は命を持つ。 その豆は何故かどうでもいいような豆知識を知りたがる性質があり、いつの間にかおじいさんの元を離れ世界中に散らばるようになった。 その『まめしば』をペット化に成功。 知りたがりのまめしばは飼い主が教える知識をドンドン蓄え成長して行く(知能のみ、体の大きさは変わらない)。 さらには自己学習能力もあり、本やTVからも知識を吸収。 同時に簡単な会話をこなすようにも調整されている。 そしてその会話も、飼い主が教えればドンドン幅が広がって行く。 すごいものになると経済学や心理学まで語りだす。 勿論日常会話も会得可能。 一種の育成ゲームののりである。 餌はミネラルウォーターを大匙一杯一日三回と経済的にも全然苦にならず、そのサイズの小ささも魅力で男のように持ち歩く人もいる。 まめしばはペット業界に新風を巻き起こしたのだ。 「エメラルド色のゴキブリがいるんだよ?」 「うはーーー!!どうでもいいーーー!!ていうか知りたくなかった~!!」 男はニヤニヤしながらまめしばの豆知識を聞いている。 はたから見ると正直怪しいが、まめしばを携帯する人が増えてからは、こういう光景が街の至るところで見られるようになっていた。 「あ~いいなあ~まめしばは……。というわけでおまえらなんて『ゆっぎりじねええええええええぇぇぇ!!』おわっ!!」 親れいむがものすごい形相で体当たりしようとしてきた。 「おばえだぢのぜいでっ!でいぶどおぢびぢゃんばああああああっ『汚ねえよっ!』ゆげぼがあああああぁぁぁ!!」 男の蹴りを喰らい地面にたたきつけられる親れいむ。 そう。 まめしばブームの到来によって、同じく言葉を解する饅頭ゆっくりが行き場を失った。 躾を誤れば……いや、誤らずともゲス化し、その低脳っぷりからバッジ付でない限りしっかり飼うのは難しい。 いや、バッヂ付きでも下手すると危うい。 そんなゆっくりなどより、ほとんど手がかからず、言葉を話すが全く煩くなく、そして可愛げのあるまめしばの方が断然いい。 ゆっくりの多くは処分され、捨てられたものは野良となった。 どうやらこの親子もその類だったようだ。 「ゆげええええええ!!いぢゃいいいいいいいい!!どぼじでごんなごどずるのおおおおおおおおおおおぉぉぉ!?!?」 痛みに耐えかねてあたりを転がりまわる親れいむ。 そこに 「まめちばにゃんかよりれいみゅのほうがきゃわいいにょににゃんじぇ『ゆべええええええ!!』ゆぎゅ!?」 ぶちゃりと嫌な音がした。 「い、いぢゃいよおおおおおぉぉぉぉ!れいぶのたまのようなおはだがあああああぁぁぁ『あーあ、お前、ちびをつぶしてるぞ』……ゆっ?」 頬の辺りをベコリとへこませたれいむは、妙な感触がするあんよをどけた。 そこにはぺちゃんこになって餡子の花を咲かせている子れいむがいた。 「おぢびぢゃああああああああああああああああんんんんんんんんん!!どぼじでづぶれでるのおおおおおおおおおおお!?」 「てめーがやったんだろうが」 「なおってね!ゆっくりしないではやくなおってね!ぺーろ!ぺーろ!!」 無駄な足掻きを繰り返す親れいむ。 「ねえ?知ってる?」 「ん?」 「ゆ”?」 まめしばが箱から顔を出した。 「ゆっくりはまめしばと同じで動物じゃないから、捨てるときは燃えるゴミの日に出さなきゃいけないんだよ?」 現在まめしばもゆっくりも『生物』として定義されていない。 なので捨てるときは燃えるゴミとして出すのが義務付けられていた。 ちなみに法律上は殺しても何のお咎めも無い。 立場的にはゆっくりもまめしばも同じなのだ。 「なにいっでるんだあああああああ!!ゆっぐりばごみじゃだいいいいいいい!!おまえなんがどいっじょにずるなああああ!!ごのぐぞばめがああああああ!!」 「うっせー!」 「ぶぎゅっ!!」 男の足の一撃が親れいむを脳天から踏み潰した。 圧力で目が吹き飛び、口とアナルから盛大に餡子を噴出す。 「てめーらとまめしばを一緒にスンナ!―――まめしば。確かにお前は世間的には『生物』と認められていない。しかもいやに達観した考え方をもってる。でもな。俺にとっては大事な家族だ。こんな道端に落ちてる糞饅頭なんかとは違う。断じてだ。だから……そんな、自分をゴミと同じとか、そんな悲しい事いうな」 「おにーさん……」 その謙虚さも人気の一つかもしれない。 種類によって、感情表現や話し方に差があるのが、まめしばの特徴である 「……よし!さーて、今晩はまめしばが大好きな『アル○スの天○水』にしような~」 「うん!」 「でも、その前に……ゴミを片付けておくか」 男はまめしばをしまうと、親れいむと子れいむのもみ上げを掴んでゴミ箱の中に捨てた。 親れいむはわずかに生きていた。 「ゆ”……ぎ……ど、……どぼじ、ででええええ……」 傷口から餡子がぼとぼとと漏れていく。 「いや、じゃあ……でいぶ……じにだぐ……」 『ねえ?知ってる?』 「ゆ?」 親れいむの目の前に零れた、れいむ自身の餡子の中から、小さな目がひょこっと顔をだした。 『ゆっくりの餡子は、小豆が原料になっているんだよ?』 「―――ゆ”?ゆ、ゆゆゆ”っ……!!」 ねえ?知ってる? ねえ?知ってる? ねえ?知ってる? ねえ?知ってる? ねえ?しってる? ネエ?シッテル? 「―――」 ゲーセンで見かけた瞬間そう思った。衝動書きです ふたば系ゆっくりいじめ 433 ゆっくり親子 とクズ人間 ~Another~ ふたば系ゆっくりいじめ 496 あるドスのゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 530 絶対的虐待意思 ふたば系ゆっくりいじめ 650 絶対的虐待意思 0 ふたば系ゆっくりいじめ 684 ドス以外いらん ふたば系ゆっくりいじめ 733 あるドスの最後 ふたば系ゆっくりいじめ 745 絶対的虐待意思 ~せめてゆっくりらしく~ ふたば系ゆっくりいじめ 815 おかねさんとゆっくり トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る まめしばって多分ゆっくりの虐待がうまいんじゃないの? -- 2016-08-01 11 19 40 豆ウザイって言う奴は、虐待してあげるからね -- 2013-08-28 22 10 09 まさかの豆しばwwww でも、ゆっくりにも良い所あるよ!潰しがい、虐めがいがあるからwww -- 2012-07-29 19 52 30 豆しばって見てたら腹立つからゆっくりのほうがだいぶましな気がするんだが -- 2012-02-05 14 51 30 それでも虐待的には圧倒的にゆっくり>>>>>>>>>>>まめしば(笑) だからゆっくりはあんしんしていいよ!!! -- 2010-11-23 22 33 10 まめしばは可愛いなぁ… げすゆっくりと違って被害もたらさないから、まめしば>ゆっくりになりそやね -- 2010-11-21 19 31 33 まめしば萌ゆる -- 2010-08-12 00 16 03 こんな無駄にうるっせえゆっくり飼うかよ -- 2010-08-06 11 40 14 まめしばはとにかくウザい。 触る気にもならない ゆっくりは弄りたくなる -- 2010-08-03 17 15 56 豆ウザイ。饅頭かわいい。 -- 2010-07-17 23 24 37 豆って植物じゃ…? -- 2010-07-12 09 32 25
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黒いオオカミ~chapter2~ 7KB 虐待-凄惨 制裁 パロディ 差別・格差 赤子・子供 ゲス れいぱー 希少種 自然界 幻想郷 うんしー ぺにまむ おまたせしました第弐話です。 (書いた小説) ふたば系ゆっくりいじめ 818 黒いオオカミ~chapter1~ (注意事項だより。) ゆっくり虐待SS第二話。 おかしい所もあり矛盾な所もありますが、どうか温かい目で見て下さい。 オリジナルキャラが幻想郷へIN。 東方キャラは登場します。 オリキャラ、善良のゆっくり、人間等は「」。ゲスゆっくりは『』です。 オレ設定だが善良なゆっくりは頭が良いにしている。 独自設定集です。ご注意ください 獣の常識を遥かに超えているだろう!!という設定です 歩きながらだが自己紹介をする 俺は「ジェヴォーダンの獣」。または「ベート」と呼ばれている。 第一村人(とういより珍獣?)ゆっくりという生物に出会ってある程度の情報を知る事が出来た。 どうも俺は、幻想郷と呼ばれる異界の地に迷い込んでしまったらしい。 何故そうなったのかは聞いても無理だった(餡子脳だしね・・・)。 だが、この異界は人間や妖怪等が住んでいる。 ・・・・まぁ、悩んでも仕方無い。 獣は獣らしく生きる為に喰らわなければならない。 仮に、妖怪と出くわしたとしても、・・・戦って死ぬ方を選ぶ。 俺の死体は骨も残さず妖怪に食われるか、それとも跡形も無く消されるか、はたまた どのような結末になろうとも、それが自然の摂理ならば従う。 『ゆっへっへっー!!ここをとおりたければまりさたちにあまあまをよこすんだぜー!!』 『そうだよ!!まりさをおこらせるといぬさん、ゆっくりできなくなるよー!!』 俺が真剣に考えていると眼前のにゲスの一家どもがいた。 数はれいむとまりさが1ずつ、子ゆっくりが6つだな。 人が考えているのを邪魔してカツアゲをしている・・・。 こんな事をしても野生じゃ生き残れない。この俺がその身に叩き込んでやる!!! 「ガゥアアアアッ!!!」 大地を蹴ってまりさに飛びかかる。 鋭い牙で頭を噛む。 当然、ゆっくりたちには何が起きたのかは全然、理解は出来ていない。 まりさは悲鳴を上げる。 『ゆぎゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!!!』 『ばりざぁ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!!』 『『『『お゛、お゛どぉーじゃ゛ーん゛!!!?』』』』 家族も有らん限りの悲鳴を上げる。 どんなに悲鳴をあげようがこの魔獣は決して離さない。 獲物が息の根を止めるしかないのだからだ。 しかし、愚かにもこの狼に歯向かうのだった。 『ゆっくりしないで、まりさをはなしてね!!!このくそいぬ!!』 その言葉に反応したのか、体を反らして咥えたまりさを勢いよく振りれいむに向けて叩きつける。 『ゆぐぇ!!!』 頭から叩きつけたため凹んでしまい不細工なスライムに早変わりした。 一方のまりさの方も相当のダメージを受けていた。底面部分が破損し餡子が少しだけ漏れていた。 『ゆ゛っ・・・ゆ゛るじ、ゆ゛ぎゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!』 ベートは首を横に振りまりさを更に苦しめるている。 獣はただ獲物を食べるだけでは無い。 熊やヒョウアザラシはこうして獲物をいたぶり弄ぶという残虐な方法を行う。 "痛い"ことを最大に嫌うゆっくりにとってはこれ以上に無い拷問だ。 『ゆぐぇ゛え゛え゛え゛え゛えぇ゛ぇ゛ぇ゛っ!!』 『ゆ゛ぎぃ゛い゛い゛い゛い゛いぃ゛ぃ゛ぃ゛っ!!!』 『ゆびぃ゛い゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛っ!!!!』 『ゆ゛があ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!!!』 虐待お兄さんが聞いたら「イィヤッハァァァァァァ!!」と狂喜する悲鳴の音楽。 流石に、五月蝿いのでブン投げた。 『お゛・・・お゛じょら゛を゛どんで・・・ぶぎゅえ゛!!』 『ゆ゛ぐっ!!』 放り投げた先は先程のれいむだった。 まりさはもう助からない、噛まれた部分からは噴水の如く餡子が漏れていた。 勢いよく投げたかられいむは明らかに潰れ絶命した。 残った子ゆっくりは茫然としていた。 餡子脳だから処理が追いつけないのか、両親が死んで精神が壊れたのかどれかだろう。 『ゆふふふ・・・これはゆめしゃんだよね。』 『しょうだよね。ゆめだよね。』 ゆふふふっと笑い、目はレイプ目状態、口から涎が垂れており、しーしーとうんうんが垂れ流しだった。 そして、両親を殺した魔獣が残酷に言う。 「・・・お前らも親のところへ送ってやる。」 鋭い牙と爪で子ゆっくりたちもゆん生を終えたのだった。 ・ ・ ・ ・ 流石にあの餓鬼どもが糞尿を漏らして汚れた奴は食わずに爪で引き裂いた。 ゆっくりの尿は砂糖水、糞は餡子でできているから他の生物が食っても害は無い。 まぁ、そんなものは蟻にでもくれてやる。 誰かが言い争う声が聞こえた。 目の前に銀色の髪に三つ網ポニテール、赤い十字のマークの青色の帽子をかぶったゆっくりが現れた。 これまで見たことが無いタイプだ 何かに逃げていたのだろうか息を切らしてこっちを見ると驚いていた。 「落ち着け、俺はお前を食いはしない。」 「そ、そうなんですか・・・よ、よかった。」 「俺の名はベート。お前の名前は?」 「私はえーりんと申します。助けて下さい!!わたしは追われているのです!!」 「追われている・・・?」 ガサガサッとえーりんというゆっくりが来た茂みから音がする。 えーりんは俺の傍による。 現れたのは2メートルもある金髪に赤い帯の様なものが着いているゆっくりありすだった。 様子がどうも辺だ。顔が赤いし目はトローンしている。あごの下には棒状の様なもの天に向けて立っている。 『んほぉーーーーーー!!みつけたわよっ!!ありすのとかいはなてくにっくですっきりー♪させるわよー!!』 発情期を迎えているというわけか・・・それを見たえーりんは怯えている 「い、いや・・・・」 なるほど、事情は読めた。 このえーりんはあの発情しているゆっくりに襲われて命からがら逃げたというわけか。 そういえばウサギという動物は自分の子孫を残すために他の動物と交配することがあると聞いたことがある。 ・・・小さい奴を襲うとはとんだ腐れゆっくりだ。 しかし、これだむ大きい相手だと仕留めるのは難しいが・・・・大きい相手ほどやりがいがある。 ベロリッと舌なめずりをして相手の右頬を噛みつきながらきりもみに回転し引き千切る。 『ゆぎぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!い、いだいわ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!』 「ちっ、一撃ではあの程度の傷か。それならお前のプライドをズタズタにしてやる。」 狙うはあのでかい棒。 俺はあのれいぱーありすの棒状のものぺにぺにを噛みつく。 『ゆほっ!!いぬさん、なかなかのてくにしゃんねぇぇぇぇぇぇ!!!』 気色の悪い声をあげるありすだがベートはそのまま力を入れてぺにぺにを噛み千切った。 プジャア!!という音が響く。引き千切られた部分からカスタードが噴出した。 ドサッとありすのぺにぺにが落ち、ベートは距離を置く ありすは自分の身に何か起きたのかは解らなかった。 だが、足元にあるそれをみた途端、この世の終わりの様に泣き叫んだ。 『べにべにがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!あ゛り゛ずのじま゛ん゛の゛べに゛べに゛がぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!!!!!!!!!』 「本当に五月蝿い奴だ。お前の様なクズが交配する権利は・・・ない!!!」 そこからは一方的な虐殺、いや野生の弱肉強食だった。 牙で目を潰し、爪で口や頬を引き裂き、髪の噛んで千切れないよう加減して木に何回も叩き付けたりとしていた。 どんなに泣き叫ぼうともこの悪魔の獣の前では全ては無意味だった。 カスタードがまるで血飛沫の様に舞っていた。 時間はかからなかった。れいぱーありすは物言わぬ物体となっていた。 千切れた部分からはカスタードが漏れていた。 ありすの死体の上にベートが立ち天向けて勝利の雄叫びをあげた 「ウオオオーーーーーッ!!!」 吠えた終わるとえーりんは茂みから出てきた。 ありすと戦っている間、避難していたのだろう。 他のゆっくりより明らかに知恵が回るようだ。 「ありがとうございます。 あの・・・あなたが最近、ゆっくりできないげすを狩っているという噂の狼さんでしょうか?」 「ああっ、そうだ。噂になっていたのか・・・・」 「ええっ・・・なんでも、私たち良いゆっくりから守っているとか」 「守っている?勘違いはするな。俺は獣だ。頭と性格が悪い奴を狩っているだけだ。」 (それを、私たち良いゆっくりを守っているんですけどね・・・・。) 「乗れ。お前の住処まで送ってやる。」 「えっ?ですが・・・・」 「日が暮れるし、またあの色情魔と出くわす可能性がある。遠慮するな。」 「では、お言葉に甘えて。」 俺は伏せる。えーりんが背中に乗ったのを確認して立ちあがりえーりんの住処へ向かう チャプター2はこれで終了です。 少しは文章がうまくなったかな・・・(^^; 次回はベートの能力が判明します。 ヒントはチャプター1にて隠されています。 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る このシリーズめっちゃおもろいわ笑 -- 2014-09-19 23 53 03 いい狼だな -- 2011-05-23 22 21 09 自分のことをいいゆっくりだと言うゆっくりって大概ろくな奴じゃないよな。 -- 2011-01-09 04 14 57 良いゆっくりを自認してるのかこのえーりん -- 2010-10-25 07 35 45 いぬはいいやつだな -- 2010-08-18 14 27 06
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あらすじ 彼女の名は、芦原瑠奈《あしはら るな》。 白いワイシャツに深紅のネクタイ。黒のブレザーとミニスカートに、白黒ストライプのハイソックス。 ただでさえ目立つ金髪碧眼の顔立ちに加え、肩から下げた紫色のバッグが強烈な自己主張をする17歳である。 そんな彼女はある日の放課後、人気のいない学園の図書倉庫にて、見慣れぬ文字が書かれた本をこっそり拝借する。 よもやその本が、大延国に端を発する躍書であるとも知らず。 【芦原瑠奈と始末書】 卓上に置かれた一冊の本を挟み、向かい合って椅子に座っている瑠奈と竜人。 異質な光景が広がる生徒指導室にて、瑠奈が事の推移を話し終える。 「というわけなんですけどー」 「つまり『過去問探しに図書倉庫に潜り込んだら、間違って躍書を開いて躍字が逃げました』……と。 さらに『逃げた躍字を集めようとした躍書に、体の一部を乗っ取られました』……か。 馬鹿かお前は! または阿呆か!」 「だぁってー、火乃《ひの》センセーのテストむつかしいんだもーん」 普段は猫人の姿を取る火乃教師は、珍しく竜人の姿をして火を噴きそうな口調で瑠奈を叱責した。 職員室から図書倉庫の鍵を持ち出した挙句、躍書を開いて躍字が逃げるなどという事をしたのでは無理もない。 そればかりか、躍書に体の一部を奪われたとあっては一大事である。 「乗っ取られたと言っても、アタシは至ってフツーな感じですケド」 「どこまでがお前自身で、どこからがお前でないのかなど、傍目には判断できんわ」 睨みをきかせつつ、火乃教師の鋭い顔先が瑠奈の顔にずいと近寄った。 碧眼であるはずの瑠奈の左目が赤々と輝き、その中で文字とも模様とも取れぬ何かがうごめいているのが確認できる。 火乃教師が頭を抱え、尻尾をべしべしと床に打ち付けると、ビシッと無数の亀裂が走った。 「ドラゴンティーチャー、床に穴空くわよー」 「やかましい! 床の穴はわしが塞ぐとして、お前は自分の減らず口を塞げ!」 「無理。塞いだら息できなくて死んじゃうし」 頭を抱え、尻尾の先で小さく円を描きながら火乃教師はどうしたものかと呟く。 一方まったく反省の色を見せない瑠奈は、窓の外を見てぼけっとしていた。 そんな様子を見て、思わず炎混じりのため息をつく火乃教師。 ふとある事が頭をよぎる。 「……ところでお前は何故、乗っ取られたと自覚している? 普通は乗っ取られた時点で自我そのものを喪失すると思うのだが」 「あー……とっさに本を遠ざけたからじゃないですかねー」 そんな馬鹿なという顔をしつつ、火乃教師は卓上に置かれた問題の本を手に取る。 表題は【大延国における仙人の処遇について】と達筆な字で書かれ、鎖が千切られたような装飾が施されている。 躍字に飲まれぬよう精神を集中しつつ表紙をめくり、何も書かれていない紙面に語りかける。 「書よ。芦原の身体を奪しようとし、半端に終わったのは事実か?」 真白な紙面の右上から下へ向かい、スラスラと黒色の線が描かれていく。 それら全てが、傍目には意味不明な記号の羅列、あるいは何がしかの複雑な模様にしか見えない。 途中折り返し、紙面を2行ほど進んで歩みを止めた線が、火乃教師の意識に語りかけてくる。 『割と本気で体を奪うつもりだったが、想像以上に精神が頑強でな。 左の視覚と聴覚を共有するのが精々であった』 全力で本を地面に投げつける火乃教師。 叩きつけられた躍書は宙を舞い、床の亀裂がさらに深刻化する。 口元から燃え盛る吐息を散らし、地に落ち天を仰ぐ躍書に向かい唸るように放つ。 「消し炭にしてやろうか、この悪書が」 『竜人にかかれば造作も無いことであろうが、その場合、我の一部は彼女に残り続けるぞ? それにこちらとて道理あってこういった手段を取っているのだ』 火乃教師は本を拾い上げ、おもむろに紙面をめくり始めた。 相対する瑠奈の視線ではその内容を読むことはできないが、段々と険しくなる火乃教師の顔が目に映る。 やがて本をたたみ、瑠奈に向けて差し出した。 「わしの口からあれこれ説明するより、この書から直接伺ったほうが早いだろう。 何せこれは躍書。自ら語りたがる異国のお喋りどもよ」 そういって本を瑠奈に渡し、熱を帯びた鼻息を鳴らしながら火乃教師は生徒指導室を後にした。 手にした本を開くか否か、瑠奈は少しばかり思考を巡らせるが、開かないという選択肢は取れそうもなかった。 【大延国における仙人の処遇について】をめくると、紙面には幽玄の如く文字が浮かび上がる。 『まずは自己紹介といこう。我は表題の通り【大延国における仙人の処遇について】の書物だ』 「十津那学園高等1部2年3組芦原瑠奈、永遠の17歳にしてうら若き乙女よ」 『……何とも言いあぐねるな』 「金髪碧眼の美少女を捕まえてそりゃ無いでしょ。もっとも左目はアンタの所為で充血状態だけど」 赤々と輝く左目をぐいと指で吊り上げて見せる。 本に書かれた文字はするすると形を変えて瑠奈に語りかける。 『その目を通じて、我は今世界を垣間見ることが出来る。 同様に主《ぬし》の耳を通じて、世界の有様を聞くことが出来る』 「感謝しなさいよねー」 『さて本題に移行する』 浮かんだ文字が一斉に消え入り、紙面が真白に戻る。そして再び右端からスラスラと文字が書かれる。 瑠奈は書かれていく内容を意識で読みつつ、重要そうな点だけ声に出して確認した。 「えー、本書は……延の躍書で……仙人境で作られて……不老不死の仙人を……封印する物で――」 要領を得ないと判断したであろう本自身が、要点だけをまとめて書き直す。 『要約するとこうだ。本書は悪事を働いた仙人共を封じるための書物だ。 すでに役目を終え、我自身に封縛が施されていた筈であるが、何ゆえか枷が外れてしまっていた。 そして主が我を開いた際、封じた悪仙共が逃亡を図ったのだ』 小首をかしげるも、概ねの事態を瑠奈は把握した。決してよろしい事態ではない。 『だが寸での所で封の字を書き連ね、出来うる限りの逃走は阻止した。 しかし少なからず逃げおおせた者もいる故、事が官に知れれば我が名も本書に書き連ねんと察する』 「それとアタシの魅惑的ボディを乗っ取ることに、どういった関係性があるわけ」 『書たる我に自在は無し。封じ伝えることのみが責務ゆえ、以外の全ては剥奪されて久しい。 故に封を切りたる主の身体を用い、再び彼奴等を我が内に封じ込めんと画策した次第だ』 「要は失態犯したのが上に知れるとマズイから、秘密裏に処理しちゃえと。 んで自分は身動き出来ないから、アタシの体を使って何とかしようと。 ……ただの揉み消しじゃん、それ」 『……と言うやもしれぬし、言わんやもしれぬ』 「としか言わねっつの。言わねっつの。大事なことなので2回言いましたっつの」 ふらりふらりと軽い口調で物事を受け流す瑠奈。あるいは事の重大さを誤魔化すためか。 それからしばらくの間、両者に沈黙が走った。 半ば諦めたように、瑠奈がどっと息を吐き出す。 「で、結局アタシはどうすりゃいいわけ?」 本はようやくと言わんばかりに線を引いた。 『我と共に逃亡者の再封に務めてもらう。先に言ったように事を広げたくは無いのでな。 本書を随伴させ、彼奴等を探し出し、説得あるいは実力行使で封印するのだ』 「人間にそんな重労働が勤まるモンですかねー。ま、頑張りますケド」 『ついでにもう一つ』 ただでさえ面倒な悪仙の封印などという仕事の上に、まだ何かあるのか。 そう思うと今回の倉庫巡りは失敗したなと、瑠奈は気持ち身体が重くなった。 『暇だ』 「は?」 想定外の返答にうっすらと笑いながら驚きを口にする。 これだけの事態に進展しておいて何が暇なものか。もっとも引き金を引いたのは瑠奈自身ではあるが。 『幾千年の月日の中、暗所で過ごす生は飽きた。 偶然であるとは言え異界で目覚めるという類稀な体験でもある。 どうせならば封を終えるまでの間、この現界の様々を知り体験したいものだ』 「……はー。失態にプラスして職務の合間に悠々自適の異邦生活っすか。とんでもない悪書ねコイツ」 『千載一遇の何とやらだ。見逃せ』 へらへらと笑いを浮かべながら、どことなく瑠奈は共感を覚える。 似ている、というより本質が大体同じである。 「いいわ。アンタの日常とアタシの日常を半分こで共有しましょ。でも主導権はアタシよ」 『心得た。我の非日常と主の非日常を半分にて共有せしめん』 頃合を見計らってか、生徒指導室を出て行った火乃教師が一枚の紙を携えて戻ってきた。 「芦原。大体の説明は受けたのか?」 「まー概ねは」 「ではこれを書け」 手渡された紙にデカデカと書かれた始末書の文字。 「……まじっすか火乃ティーチャー」 「何か文句があるのか? 仙人の始末書に一筆入れる前に、まずは自分の始末書に一筆入れろ」 『封印されなければ良いな、主よ』 「人事だと思ってんじゃないわよアンタ」 かくして芦原瑠奈と躍書による、お気楽悪仙封縛生活が始まった。 「早速だけど、アンタに要求があるわ」 『何だ』 「その訳の分からん口調、もとい書体を何とかしなさいよね。もうちょっと現代的にさ~」 『主が閲覧および聞いた言葉を使用しろということか。ならば参考文献を所望する』 「……あー、マンガでいい?」 『何だか良く分からんが、とにかく良し』 【但し書き】 本作品における設定は多分に独自解釈を用いております。 また作品内に登場するキャラのシェアに関しては、ご自由にお使い下さい設定となっております。 ※ご指摘等あれば、下記コメント欄よりどうぞ。 17歳ってことは高2?それとも高1? -- (名無しのとしあき) 2012-06-26 15 18 56 高等1部2年と言っているように高2となります。ちなみに高等1部=高校、2部=大学という独自設定 -- (としあき) 2012-06-28 01 47 13 今更ながら読んで見たけど(作者さんすいません)会話部分が軽快で読み進めやすかったです。躍字や仙人について参考にさせて頂きたいので今後が気になるシリーズです -- (名無しさん) 2012-12-19 12 05 04 火乃先生の生徒を思う姿がいいですね。扱い方によっては危険な物が置いてあるのは管理能力が認められているからなのでしょうか。妙に人臭い書との事態もみ消しが楽しみですね -- (名無しさん) 2014-08-31 18 49 20 名前 コメント すべてのコメントを見る
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独自アイテム一覧 今後の更新にて独自アイテムを実装予定です。今後の展開をお楽しみに!
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ここではMeMO Pad HD 7に搭載されているASUS独自の機能について紹介します。 Androidの操作に慣れている人でも、一度試してみると新たな発見があるかもしれません。 ASUSクイック設定 画面上部の通知領域を指で下にスワイプすると出てくる、通知パネルとクイック操作を兼ねたASUS独自のパネル。 GPS、Bluetooth、無線LAN、画面回転のオンオフなどをワンタッチで切り替えられるトグルボタン、ディスプレイの明るさをスライド調節、 無線LANや音響(Audio Wizard)、ワイヤレスディスプレイの設定、そしてAndroidの標準設定と、一通りの設定項目はここからできるようになっている。 ASUSカスタマイズ設定 設定→「ASUSカスタマイズ設定」から入ることで、ASUS独自の機能の設定ができる。 スクリーンショットマルチタスクボタン長押しでスクリーンショットをキャプチャする機能。手軽にできて便利。 システムバーロックたとえば動画を見てる時に不意に「戻る」ボタンを押してしまったりしてイラッと来たりするのを防ぐために、操作ボタンを一時的に無効化する機能。これを使うと画面下部に鍵型アイコンのみが表示されるようになり、ロックがかかっていることを示している。解除するにはこの鍵型アイコンをタップして上側にスライドさせる。 ASUSクイック設定を使用するAndroid標準の通知パネルと切り替えできる。通常は使用するにチェックでOK Fast Scrollerの有効化標準ブラウザにスクロールバーを表示する機能。高速にWEBページをスクロールできる。 スマート・バックライト・アジャスターの有効化ディスプレイの明るさを画面の表示内容によって自動調節する節電機能。←節電にならず、むしろバッテリーを余計消耗するだけである。 スリープモード時のネットワーク設定 トランスカバーを有効化カバー装着時にカバーを閉じると自動的に画面が消灯になる機能 Media Frameを有効化スリープ中に写真や動画を自動再生するスクリーンセーバー機能の一種。しかし、電池を無駄に食うだけなので、使わないほうがいい。 浮動アプリ 画面下にあるホーム、戻る、マルチタスクの3種類のボタンの左にある「△」型のボタンから起動できる「浮動アプリ」機能。 これはアプリ画面の上にもう1つの小窓のようなスモールサイズのアプリを起動するというもの。 たとえばブラウザを見ている時に電卓を重ねて使用したり、メモを取ったりというような使い方ができる。 標準で登録されている浮動アプリは、電卓、AudioWizard、ビデオプレイヤー、unitconverter(単位変換)、 カウントダウン、ストップウォッチ、コンパス、カレンダー、ブラウザ、メールなど。 ここにASUS To-Doなど他のウィジェットを登録したい時は小さな「+」のアイコンをタップ。 また右のペン型のアイコンをタップすれば、表示順を入れ替えたり使わないウィジェットを削除することができる。 しかし、この機能を無効化することはできない。要らない人にとっては邪魔かも。 クイックツール 画面下のホームボタンを長押しすると半円上に配置された5つの機能といくつかのアプリに素早くアクセスできるショートカットアイコンが出てくる。 5つの機能の方は左から、音声検索、システムバーロック、Google Now、アプリ一覧、Select Shortcuts(ショートカット設定)。 アプリはデフォルトだと左から、カレンダー、電卓、SuperNoteLite、ASUSスタジオ、ブラウザ、の5つが登録されている。 このアプリを入れ替えるには、Select Shortcutsを押して設定することができるので、使う頻度の高いアプリを登録しておくとよい。最大8個までのアプリを登録できる。 プリインストールアプリ ファイルマネージャーファイラー。MicroSDの中のファイルなども探れる。 アプリのバックアップローカルストレージにインストール済みのアプリと関連データをバックアップすることができる。 ペアレンタルロック (無効化不可)保護者が子どもの視聴できる番組やコンテンツを制限する機能。 ASUS To-Do (無効化可)ToDoアプリ。浮動アプリとしても使えるのが何気に便利。 MyBitCast (無効化可)メモや写真、音声などで思いついたアイディアを保存するメモアプリ。ASUS WebStorageアカウントと連動して使う。 SuperNote Lite (無効化不可)手描き可能なノートアプリ。指で手書きでも使えるが、タッチペンと組み合わせて使うとかなり使い勝手が向上する。タッチペンは100円ショップなどでiPhone用と銘打って売られてたりするものでもOK。もちろん手書き以外にも文字入力、写真なども使える。 ASUS Artist写真に手描き文字やイラスト、各種効果などを加え、グリーティングカードを作成できる画像編集アプリ。 ASUSスタジオ写真や動画の管理・閲覧。写真やビデオの参照や並び替え、写真の編集、各種効果の設定、自分だけのアルバムの作成、SNSでのファイルの共有など ASUS Story (無効化可)撮影した写真で絵本のようなストーリーを作成・編集 Movie Studio動画編集 ASUS Splendid好みに合わせて色温度、色相、彩度などの画質を調整。この機種で最初に確認しておきたい必須アプリ AudioWizard使用シーンに合わせて音質を最適化 App Locker (無効化不可)アプリを個別にパスワードでロックできる。 BuddyBuzz (無効化可)FacebookやtwitterなどSNSの統合管理。 My Library Lite電子書籍管理アプリ。ePub、PDF、TXT形式に対応。紙のページをめくるような質感が味わえる。音声読み上げやマーカーの記入も可能。 省電力設定省電力の設定や電池残量のグラフなど。「超省電力モード」にするとスリープ時のバッテリー消費を極限まで抑えるので、バッテリー保ちを重視したい時にオススメ。また、カスタマイズモードでは「電子メール」「書籍」「ビデオ」といった動作ごとに省電力設定や画面輝度を設定することができる。 WebStorageオンラインストレージアプリ。16GBまで1年間無料で利用できる。 プリインストールウィジェット ASUS Battery (無効化可) ASUS E-mail (無効化可) ASUS Task manager ASUS Time(時計アプリに付属) ASUS To-Do(To-Doアプリに付属) ASUS Weather Time (無効化可) World Clock(無効化不可) Media Frame(無効化不可) PhotoFrame(無効化不可)
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独自兵器開発 独自兵器開発(イベント) 一般性能要求(要点) 独自兵器とはI=Dでない兵器の総称である。 これらは各藩国が独自に開発し、運用した低性能代替兵器だったが、量産性に優れるために大量配備されたケースも多かった。 周辺環境:なし 評価:なし 特殊: *独自兵器開発のイベントカテゴリは藩国イベントとして扱う。 *独自兵器開発の位置づけは生産イベントとして扱う。 *その国用の独自兵器を作成することができる。 →次のアイドレス:なし 未婚号(海法よけ藩国) →次のアイドレス:・結城小夜(ACE)・古関里美(ACE)・暁ゆかり(ACE)・雷鳥号(I=D) エアバイク ビケ(ビギナーズ王国) →次のアイドレス:・変形型エアバイクI=D(乗り物)・サイドカー(乗り物)・対戦車ライフル付きエアバイク(乗り物) 白夜号(悪童同盟) →次のアイドレス:航空機・戦闘機型白夜号の開発(イベント) 長距離ミサイルの開発(イベント) コメット(世界忍者国) →次のアイドレス:・荻ふみこ(ACE)・ハンターキラウイッチ(職業)・魔法猫(猫士職業) レオドール(ゴロネコ藩国) t:→次のアイドレス = 戦闘ゴーレムの開発(イベント),汎用ゴーレムの開発(イベント),守護神の開発(イベント),ゴーレムマスター(職業) コメント 独自兵器なだけに各国独自な兵器が登場する可能性多いにあるんだよねぇ おまけ 派生元リスト テストパイロット→その前整備士 無人戦隊→蒼龍2→蒼龍(プロモ前)→蒼龍号(プロモ前)
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poo+ Server 独自変更点 Lv120以降経験値独自テーブル MVP沸き時間の変更 MVP強化 青箱の中身 紫箱の中身 デワタドラゴンカードの効果 イフリートカードの効果