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『ゆ虐ツアー』 虐待普通 パロディ 小ネタ 現代 独自設定 初投稿です 本日は当方鬼月観光のゆ~楽満喫田舎体験ツアーをご利用頂きありがとうございます このバスはこれよりSS村へと向かわさせていただきます 2時間程ではありますが道中のお楽しみとして各座席前に今朝もぎたての新鮮枝付赤ゆをご用意させていただきました 新鮮な味を楽しむも良し 幼い鳴き声を楽しまれるのも良いでしょう 思い思いのゆっくりをお楽しみ下さいませ ではSS村までの時間を・・・・ 『ゆっくりしていってね』 「「「「ヒャッハァー!!」」」」 バスガイドに応える奇声と共に客らは赤ゆを手にする 目の前の椅子背には針や爪切りペーパーナイフに塩や唐辛子 ドリンクホルダーにはオレンジジュースと至れり尽くせりだ ちなみに車内は火気厳禁なので火を使ったゆ虐はできない 『キュピィ!ユックチヤメチェエ~』 『プスプスシャンハユックチデキナイ~』 早速あちらこちらの席から拙い悲鳴の心地良いBGMが流れる このツアーは過疎化に苦しむ田舎の起死回生の村興し事業で企画された 念のため擁護派に配慮してツアー名やガイドの台詞からはゆ虐色は出来るだけわかりにくくしてある このゆっくりとゆう生物は少し人が手を貸すだけで爆裂に殖える 自然しかない田舎でも事業資金に悩まずに殖やす事ができる しかもゆ虐用だから躾や品質を問われる事はない むしろゲスであればあるほど鬼井山に喜ばれるとゆうのだから楽なもんだ 山一つを柵で囲い、その中で繁殖させる 柵には網を張り既にヒャッハーされた個体の飾りを括りつけておけばゆっくりらは柵に近寄る事もなく逃げる事もない 山一つ分のスペースは幾つもの群を養うのに十分であった 後は彼女らの餌となる草のクローバーや蓬等の野草の種をばらまくだけで軟らかい草やそれを食べる虫が勝手に育ってくれる それらを食べゆっくりは育ち殖えてゆく 若者の少なくなった高齢化著しい村でも十分に対応出来る位に簡単な作業であった 『じじいはやくまりさにあまあまよこすんだ「うりゃ死ねぇ!」おそらをとんでる~ぐちぇ!』 『も゛っどゆ゛っぐぢじたかっだ』 まずバスを降りた観光客を出迎えるのは可愛いゲスゆっくり達 ウェルカムキックで軽く準備運動をこなし各自昼ご飯用の弁当やゆ虐キットの入った袋を受け取る 「えーこれより皆様にはゆっくり触れ合い体験をしていただきます。」 拡声器を持った案内人である男性の声に注目が集まる 「住まい訪問を希望される方はあちらの幟を掲げた係員が放牧場へご案内させていただきます。」 案内役の『ゆ愛』と描かれた幟を掲げた凛凛しい細身でありながら逞しい青年が手を挙げ山道へと歩きだし希望者がついて行く 「ふれあい広場を希望の方は私が案内をさせていただきます」 こちらの希望者はやや少ないようで大半は山へと既に移動している 案内役について行くとふれあい広場と可愛いらしく描かれた看板は廃校となった小学校のにあり校内には沢山のゆっくりが徘徊しているのが外からでも伺える 学校ならば広い敷地をしっかり囲われた壁があり門を閉めてしまえばゆっくりには逃げようのないうってつけの空間であった 「えー皆様ようこそゆっくりふれあい広場にお越しいただきました。」 広場入口にて敷地使用についてレクチャーを受ける ?火を使う場合はグランド中央にある煉瓦で仕切られた(あったかぷれいす)で使う事 ?水を使う場合はプール場の中で使う事 ?潰したゆっくりは係員が回収いたしますのでそのまま放置して下さい ?各種道具のレンタルは校舎にて無料にて受け付けています ?お持ち帰りはできません 以上が大まかな決まり事だそうだ 「では心ゆくまでゆっくり達とのふれあいをお楽しみ下さい」 「「「ヒャッハー」」」 客は奇声を高々とあげ校内をうろつくゆっくりへと駆け出してゆく よほど待ちきれなかったようだ それもそのはず、このツアーの客層のターゲットはズバリゆ虐をしたいけど世間の目が気になるとゆう人が中心 家では悲鳴が近所に響くし世間体も気になるためにじっくり愉しむ事ができないとゆう隠れ鬼井山ばかりである ここなら日頃の鬱憤を晴らせると今この時を心待ちにしていたのだからもう誰にも止められない 「まぅりぃぃさぁぁああああ」 一人の鬼井山が成体まりさに猛烈にダッシュ 『ゆゅ?おにいさんはゆっくりした・・・ゆゆゅ?』 駆け寄る鬼井山に不穏な空気を感じるまりさに対応させる事なくこの時の為に鍛えた必殺技が炸裂する 「ネオタイガーショット!!」 地面に爪先を引っ掛けて蓄えた力を一気に開放する ドゥォォーン 『ゆ゛ぅう゛う゛う゛』 解き放たれた力はまりさの右半身だけを木っ端みじんに吹き飛ばす 餡子脳では何が起きたのかは理解出来ないらしくしきりに剥き出しになった餡を地面に擦りつけながら懸命に舌を伸ばし半身と共に吹き飛んだ帽子を戻そうとあがいていた 『ば・・ばり゛ざの・・ぢゅでぎな・・・・お・・』 舌が限界ギリギリまで伸びたところに第2撃 「ヒャッハァァァ!!」 ブチュッ! 舌が下顎と一緒に吹き飛ぶ 後に残されたのは左目で砂糖水を垂らし生き絶える土饅頭であった 「これだぁ!この感触だ!もっとだ!もっと味わわせろ!ヒャッハハハハハハハハハハハァ!!」 初めてのゆ虐に感動に打ち震える鬼井山であった。 この叫びに合わせるが如くそこらじゅうから悲鳴と奇声と雄叫びがこだまする 『ゆ゛ゅ゛ゆ゛ゅ゛』 あったかぷれいすでは炉で真っ赤に焼けた鉄棒をあにゃるに突き刺されて声も出せずに中から焦げてゆくれいむやバットやハンマーで潰されたありす 『わがらないよぉぉぉぉ』 足に自信のあったちぇんは後ろから迫る足から逃げきれずに踏み抜くかれ死んだ 危機感の薄いゆっくりであっても流石にこの状況ではゆっくりできない様であった 『ゆゅ?これはゆっくりできないよ!れいむはゆっくりにげるよ』 『どぼじでとびらさんがとじてるの~』 『わがらないよ~ゆっくりしないではやくひらくんだよ~』 校門の前には逃げだそうとしたゆっくりが集まりだす 「おい糞饅頭」 門の施錠を担当の男性がゆっくりに声をかける 『ゆゆゅ?おにいさんれいむはゆっくりかえるからゆっくりしないでとびらさんをあけてね』 『じじぃははやくまりさをたすけるんだぜ』 『わがってね~』 口々に開場をせまるがいちいち取り合ずに男性はグランドを指さして尋ねる 「いいのかこんなとこに集まってて?」 『『『ゆゅ?』』』 指差す方向をみて驚愕する 「「「むふおぉぉぉ~!!」」」 興奮してまるでれいぱーの如く奇声をあげて獲物を求めて鬼井山達が走ってくるではないか 『ゆゆゆゆ!!!ゆっくりしないでれいむはにげるよ・・・・どぼちてとびらさんがしまってるの~』 慌てるゆっくり達 『みんなあっちににげるみょん!ここはみょんがひきうけたみょん!』 殿を引き受けたみょんにゆっくり達は驚く 『ひとさんとたたかったらだめだよ~えいえんにゆっくりしちゃうよ~』 みょんは引き止める仲間達に背を向けて答える 『みょんはれいむやありすにおおきなかりがあるみょん! みょんはこんなかたちでしかかりをかえせないゆっくりなんだみょん・・・』 言うやいなや鬼井山へと駆け出す 鉄棒のアシスト台を駆け登り大きく跳ねて鬼井山の上から襲い掛かった 『せめてあいうちくらいにはしてやるみょーん!!』 この高さから落ちればゆっくりではただでは済まない玉砕覚悟の一撃だったのだが 「うぬの動き見切ったわぁ!!」 ブゥワサァ 鬼井山は汗拭きに首からかけていたタオルを投げる 空中に投げられたタオルに絡まり身動きを取られるみょん 「死ねぇぇぇぇ」 ズブァァ 鬼井山の声に振り向いたれいむ達が見たのはあにゃるに人差し指を突き刺されてアヘ顔によがるみょんであった 『く・・・くつじょくだみょん・・みきられたうえにいかされてしまったみょん・・・』 ぺにぺにを震わせ快楽の中事切れるみょん 「むぅ!あれは補ゆ糖浸拳!」 思わず技に見とれてしまっていた他の鬼井山の一人が呟く 「知っているのか鬼井山?」 尋ねる鬼井山Cに鬼井山Bは頷く 補ゆ糖浸拳とはゆっくりを専門とするゆ菓子職人に伝わる一子相伝のゆ虐拳法である この拳法で死んだゆっくりは屈辱と恐怖と痛みによって余す事なく餡に滑らかさと味わい深さを増してゆくとゆう食用拳法なのだ 鬼井山達は怖れおののく 「「「なんて無駄に素敵な拳法なんだ・・・・」」」 他にもお飾りだけを集めて回る鬼井山やありすを揺らして発情させてにわかれいぱーに仕立てて襲わせる者 人のゆ虐をみてこっそりすっきりーする者も ふれあい広場を選んだ鬼井山は初心者が多く一撃で永遠にゆっくりさせてしまい悲鳴や呻きを楽しむ余裕のない鬼井山ばかりだった そんな鬼井山達の満面の笑みを遠目に眺めながら村長は満足毛に頷き役場職員に語りかける 「来月からはわしの山をもう一つ追加して狩場を倍にしよう、わしはこの村を日本一のゆ虐の村にしてみせるぞ!」 職員は 「それは素晴らしいですね」 と相槌を打ってはいたが内心では そんな精神病な村こさえてどうすんだよ?しかも日本一?そんな事したら廃人の集まる村として住みたくは無い村ランキングに載り続けるぞ・・・・・ はぁ~不景気でなけりゃこんな仕事即辞めしてやんのに・・・・・ と歎いていたのであった 澄み渡る快晴の山々に悲鳴と奇声が響いていた
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ゆっくりたちの地雷行進 11KB 虐待 不運 番い 野良ゆ 現代 独自設定 ゆっくりが地雷で死ぬSS 加工所公式サイト、キッズページで「しゃかいこうけん」という項目をクリックすると、こんなページが出てくる。 【加工所はアフリカの土地で、ゆっくりを使った地雷除去を行っています】 ゆっくりんピースの活動などにより、一部では悪い印象を持たれているのも事実。 イメージ戦略の一環として、こういうこともしているようだ。 右下にはかわいくデフォルメされたれいむとまりさが、笑顔で喋っているイラストが付いている。 そのセリフは? れいむちゃん「れいむたちはみんなのためにがんばりたいよ!」 まりさちゃん「ゆゆ~ん♪ かこうじょのゆっくりはこんなところでもかつやくしてるんだね!」 ● どん、どん、どん、どん……。 ゆっ、ゆっ、ゆっ、ゆっ……。 太鼓の音が響く。 かつての内戦地。じりじりと暑く草一つない亜熱帯アフリカの大地にて。 横一列×十行に並んだゆっくりたちが一糸乱れぬ調子で前進していた。 ひとつドンと鳴るたびに一歩進む。機械のように、ただただリズミカルに進む。 (おちびちゃん! れいむは、れいむはぜったいにしなないよ……!) 横のゆっくりとの間に、スキマはまったくない。ほっぺとほっぺをくっつけて、決して遅れないよう進んでゆく。 どんどん。ドン! 「ゆびっ!!」 どんどん。ドン! 「ぼっぢょっっ!!」 どんどんどん。ドン! 「ゆがぼべ!!」 立て続けに三匹、永遠にゆっくりした。れいむの頬に、爆風と爆音。ゆっくりの断末魔が突き刺さる。 そして餡子の底から不快になる死臭が風に乗ってやってくる。 しかしどのゆっくりもまったく歩みを止めようとしない。 はねるたびに、大地の暑さによって染み出てきた汗がとびちる。 どんどんどん。 突然に、風が一吹きあった。 「ゆゆっ! まりさのおぼーしさん! まってね!!」 このまりさは、ただちょっとお帽子を取りたかっただけだ。 「ぺぎょっ!!」 そこで小さい爆風。まりさは中枢餡を爆破されこの世を去った。 止まったり列を離れたりしたゆっくりはどんな理由であれ、体内にうめこまれた爆薬でぶち殺されるのである。 自由な行動を許しては、地雷の除去はままならない。 どんどんどん。 一歩おきに、地雷に殺される可能性がある。その恐怖。 どのゆっくりも泣きそうな顔をして、死への道をただただ進むのだ。 顔を真っ赤にして号泣して、それでも死にたくないから止まれない。 「むっぎょおおおお!!! ぼういやああああ!!! ばちゅおうぢにがえるううううう!!!!」 また爆風。 このぱちゅりーのように恐怖のあまり狂って、走ったり暴れたりするゆっくりもいた。 恐怖に耐えられないゆっくりも、列からずれ次第爆破される。珍しくない出来事だ。 どんどんどん。 死と隣り合わせの極限状態。また。しずかに、ただ太鼓の音だけが響きはじめた。 れいむは祈りながら、一歩ずつ慎重に進む。地雷がないように、あっても何かの間違いで爆発しないように。 交通の発達とともに世界中に繁殖したゆっくり。 れいむはこの暑く草もまばらな土地から少し南の、あるジャングルで生まれ育ったゆっくりだった。 雨が多いことが熱帯雨林に住む上での唯一の難点である。 しかし食べ物が多く、なんといっても越冬する必要がないことがゆっくりの繁殖を許した。 それぞれの力は弱くても種全体としては力強いゆっくりは、凶悪な外来種としてここでも猛威をふるっているという。 そんなれいむが地雷除去ゆになったのは、人間さんたちのゆっくり狩りが原因だった。 豊富に繁殖した熱帯雨林のゆっくり。そこのゆっくりを使うのが量の面でも、コストの面でも良いと担当職員は考えたのである。 れいむは捕えられたあの時を、いつも反芻している。 あの時ふらんに捕まってさえいなければ、今だってゆっくりできたはずなのに。 ~~~~~~~~~~ ツルや低木がごちゃごちゃと並ぶ中、高い木の根元、そこに巣をつくってれいむたちは暮らしていた。 夫のまりさ、そして十五匹のおちびちゃん。食べ物は豊富で、最高にしあわせーな家庭であった。 「「おちびちゃんたち、おかーさんとおとーさんはかりにいってくるよ!」」 「「「「「ゆっくちいってらっちゃい!!」」」」」 天使のような子供たちの笑顔。れいむとまりさもついついにっこりしてしまう。 しかしこれが親子でした最後の会話となってしまった。 おちびちゃんとふれあったあの日々。れいむは、もうずいぶん前の事の様な気がしている。 育ち盛りの赤ゆを抱えたれいむとまりさ。沢山ごはんを採るため群れで有名な狩りスポットへ行こうとした。 ぱぱいやさんも生っているゆっくりした場所。しかしそれが運の尽き、そこはすでに地獄だった。 ゆっくりが集まることを見越して、捕獲用ふらんが大量に放たれていたのだ。 「しね! しね!」 「「「うー☆」」」 「ゆんやあああ!!! ありちゅをたべにゃいでええええ!!」 「おぢびぢゃああああああんんんん!!!!」 「ばりざおいしぐないよおおおお!!!」 「でがばらぢんぼおおおおお!!!」 「みんなあああ!!! みんなにげでえええええ!!!」 逃げ回るゆっくりはいとも簡単に捕まり、次々と巨大なバケツに放り込まれている。 重量がない子ゆ・赤ゆは軽過ぎて地雷除去ができないので、食べられるか殺されるかだ。 にげてと叫ぶ長ぱちゅりーも、まばたきした一瞬に連れ去られ、バケツ行きになった。 ふらんが群れのみんなを捕まえている! 捕まって食べられてしまう、そんなの冗談じゃない! れいむはまりさにふりかえった。 「ゆゆ! ゆっくりしないで、れいむたちもにげるよ!」 自分達も逃げないとゆっくりできない目にあいそうだ。はやく逃げなければならない。 しかしまりさの返答は、漢気あふれる勇敢な物。みんなのことを考え命を捨てる、そんなゆっくりにしかできない答えだった。 「まりさは……にげないよ! れいむとおちびちゃんたちだけでにげてね!! まりさはふらんとたたかって、むれのみんなをまもるよ!!」 「ま、まりさ!! なにいってるの!? いくらまりさがむれでいちばんつよいからって!」 まりさは成ゆ三匹を相手にしてなお無傷で立つ。この群れ十年に一度の戦士だった。 その自信もそこからきているのだろう。まゆげはキリリと伸び、表情は自信に満ち溢れている。 れいむは悲しくなり涙を浮かべたが、これが自分の愛したまりさだと思うと、それ以上止める気にはならなかった。 まりさならふらんたちを倒せるかもしれない。 「わかったよ……、でも、ぜったいいきてかえってきてね! まりさがしんだられいむもおちびちゃんもないちゃうよ!!」 「もちろん! しんぱいしないでね! ふらんなんてちょちょいのちょ……おそらをとんでるみたい!!」 まりさはキリリとした顔のまま、ふらんにおさげを掴まれあわれバケツ行きとなった。 「ばりざああああああああ!!!!」 れいむも同じ道をたどったことは言うまでも無い。 ~~~~~~~~~~ (ぜったいにいきのこって、おちびちゃんとゆっくりするよ! ぱぱいやさんをたべて、ゆっくりするよ!) つがいのまりさはあっけなく爆死したが、れいむはまだ死んでいない。 れいむは希望を持っていた。地雷除去ゆたちは、がんばったゆっくりから群れに帰れるとふきこまれている。 だが現実、ゆっくりがおうちに帰ることはは二度とない。 ゆっくりを働かせるための口実だろう。この土地の地雷処理が終われば次の土地に輸送されるだけである。 地雷を踏んでしまうその日まで、この地獄は終わらないのだ。 「Back!」 人間さんの鋭い掛け声とともに、ゆっくりたちは反転する。 Go aheadで進み、Backで戻り、Waitで止まる。その三つ以外の事は求められない。地雷処理ゆ全てだ。 (ゆふぅ、かわいいれいむはきょうもいきのこれたよ) 反転したゆっくりたちは、自分が歩いてきた土をまた踏むことになる。 念のためということで、一つの場所を何度も往復するのだ。 一度踏んだ土の下に地雷は無いはずだからと、ゆっくりたちもここにきてやっと安堵の表情を見せる。 ただ運よく何週間も地雷除去を続けているゆっくりはそんな簡単に安心できず、不安そうな顔をしている。 ここから死ぬゆっくりも沢山いるのだともう知っているのだ。 その瞬間、れいむの視界はスローモーションになった。 大きな音。大きな音。どこから? それは、れいむの下から。 「ぶぎょっ!!」 れいむの体の真下。餡子の重みで地雷が爆発した。 筋餡も中枢餡も、なにがなんだかわからないぐらいまざりあって、粉々にふきどんだ。 れいむは死んだ。走馬灯を見る暇すらなかった。 軍事上の理由から複数回踏まなければ爆発しない地雷、誤作動により爆発できなかった地雷。 二度目以降でも爆死するゆっくりはいる。 しかしなんてことはない。ゆっくりが死ぬのはいつものこと。 人間さんも、周りのゆっくりも、れいむの死などなかったかのように行進を続けた。 行進が終わったあと、残されたのは死んだゆっくりたちのバラバラになったおかざりと、ぶちまけられた大量の中身だけであった。
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『ピクニックに行った』 16KB いじめ 小ネタ 日常模様 独自設定 小ネタ・・・かなぁ? ピクニックに行った 小ネタです、被りがあったらゴメンナサイ 独自設定満載です どっかで見た兄妹が出ます・・・ってそれは気のせいです、多分 「うー!うー!嬉しいどー!」 「うふふ・・・良かったですわね、おぜうさま」 時は週末前の金曜日 とあるボロアパートの一室で胴付のれみりゃとさくやが来客者からのおみやげを受け取って大いに喜んでいた。 れみりゃは早速おみやげ・・・[ぐんぐにる]をクルクルと回して遊んでいた。 「本当にありがとうございます、妹様・・・こんな良い物まで頂いてしまって」 そういってさくやは頭を深々と下げる。 因みにさくやが貰ったのは主婦の味方、錆びない折れない研ぐ必要がない穴あき包丁である。 「いいのいいの、二人に喜んで貰えればそれであたしも嬉しいしさ」 「ただいまー・・・」 「あ、お帰りなさいませお兄さん」 「やっほーお兄、遊びに来てるよー」 「お帰りだどー」 お兄さんは早速荷物を置いて雑談に加わった。 「れみりゃ、それどうしたんだ?」 言うまでも無く、れみりゃの持っているぐんぐにるの事である。 因みに加工所で買うと大体4千円はする代物で、気安く手が出る物ではない。 「ああ、それはあたしがあげたの」 そう言いつつ妹はこたつでみかんを食べていた。 「いや、あげたって・・・アレ確か相当高いだろ?」 「そんな事ないよ、だってあれ買ったんじゃないし」 「・・・え?」 「あれはあたしが作ったの、凄いでしょ?」 「何ィィィィィィぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいい!」 「お兄・・・そこまで驚かれると傷つくんだけど?」 「いや、だって・・・なあ・・・お前が何か作ると例外なくガッチガチになるしよ」 この妹、兄の言葉通り何かを作ろうとすると必ずガチガチに固まった状態で出来上がるという不思議な特技(?)があった。 小学生の時、妹が米を研ぎ炊飯しただけで炊飯器の中身が全て固まった餅になっていた事を兄は忘れていなかった。 「大丈夫だって、何なられみりゃに借りて確かめてみたら?」 言われるがままにれみりゃからぐんぐにるを受け取り確かめてみた。 結論だけ言えば強度はそこらのお子様用のおもちゃと大差なかった。 「まあ確かにこれなら・・・しかしお前材料とかどうしたんだ?」 「材料はね、科学の授業で作ったスライムにゲスゆっくりの皮とおかざりの粉末 それにアルミニウムとマグネシウムとチタン、玄武岩の粉末」 「何・・・だと・・・」 「それらを混ぜて思いっきり握って圧縮して、ある程度固まった所で形を整えて冷やしたらそうなった」 確かスライムって冷やすと多少は硬くなるけどすぐ元通りのゲル状になる筈だが 他の物混ぜてるとはいえどんだけ力一杯に握ったんだよ。 しかし・・・そうか、米を炊飯するだけで餅に変えてしまう妹でもこれぐらいの強度にしかならんのか。 スゲェなスライム!? 他にも普通じゃ手に入れにくい物もあった気がするが・・・ ここはあえてツッコまない事にしよう・・・うん。 「で、どうせ持って帰っても使い道ないしお兄の稼ぎじゃれみりゃにおもちゃの一つも買えないだろうと持って来たの」 「そりゃどうも・・・」 「あ、そうだ・・・さくやに包丁買ってあげたからその分は頂戴よ?」 「分かった、レシートよこせ」 よりによってホームセンターで買える安物でなく3000円もする奴買いやがって・・・ だがまあぐんぐにるとセットでなかっただけマシとしよう、うん。 そして翌日・・・ 「うー、うー、今日はみんなでピクニックだどー」 「おぜうさま、そんなにはしゃいでいると転んでしまいますよ」 遊びに連れて行けと騒ぐ妹とれみりゃを今日は金が無いからこうしようと提案し、隣町の自然公園まで行く事にした。 無論昼飯はさくやが用意したお弁当(当然の如く持つのはお兄さん)である。 れみりゃは余程気に入ったのか片手にはぐんぐにるが握られていた。 「んー・・・今日はいい天気だねー」 「・・・眠い」 妹は自然公園に着くや早速れみりゃと遊んでいた。 そして兄は日陰のベンチでグッタリとしていた。 「大丈夫ですか、お兄さん?」 「ああ、さくやか・・・何とかな 所でれみりゃって確か夜行性だった筈だがそっちこそ大丈夫なのか?今更だが・・・」 「ええ、おぜうさまはどういう訳か胴付になった時から昼夜が逆転してしまいましたから大丈夫です」 それって人間だと不健康の証拠なんだが・・・ まあ大丈夫か、と思い直した。 そもそも不健康という単語ほど今の俺に相応しい言葉はない・・・。 そして昼食・・・ 「今日のお弁当はサンドイッチと唐揚げ、ゆで卵にウインナーと最後にリンゴです サンドイッチもハムサンドとツナサンドと妹様が好きだと言っていたイチゴサンドを用意しました 後、唐揚げも鯖と鶏肉の2種類ありますよ」 「うっわ、美味しそー・・・お兄はいつもこんな美味しそうな物を(ry」 妹よ、口からよだれが垂れてるぞ・・・とは言えない・・・。 「うー!さくやの唐揚げは美味しいから大好きだどー!」 まあ確かに美味いけどさ・・・お前もよだれがry 「っつーかさくや、本当にゆで卵好きなんだなお前は・・・」 れみりゃとさくやが胴付になって以来3食さくやが作る様になった。 想像してみるがいいさ・・・みかん箱の上に立って料理するさくやを! ゆっくりに何の興味もなかった俺が可愛いぞーって思ってしまう。 まあそれはいいんだが何故かゆで卵が毎食・・・弁当にも欠かさず出されていた。 その為か冷蔵庫の中身の半分はタマゴで占められている・・・。 ま、タマゴは安いし栄養あるし・・・いいんだけど。 「さあ、それじゃ皆で一緒に」 『いただきまーす』 だがその時・・・ 「そろーりそろーり・・・」 『しょりょーりしょりょーり・・・』 『・・・・・・・・・』 振り向くとそこには恐らくさくやの作った弁当を狙って来たのであろうゆっくり一家 れいむ、まりさ、子れいむ3、子まりさ3がいた。 それにしても何故奴らはコッソリ動こうとしてるのに声を出すのか・・・。 「さあおちびちゃん、もうすぐにんげんさんをせいっさいっしておべんとうさんをむーしゃむーしゃさせてあげるからね」 この発言があって妹の方を見たらこめかみに青筋を浮かべていた・・・。 つまりあの一家はゲスって事か。 「ゆわーい、まりしゃはからあげしゃんがちゃべちゃいのじぇー!」 「れーみゅはしゃんどいっちしゃんがいいよぉー!」 「こーら、おちびちゃん、あんまりおおきいこえをだすとにんげんさんにきづかれちゃうよ、ゆっくりしずかにしてね」 『ゆっきゅりりきゃいしちゃよっ!』 いや、もうバレバレなんだけど・・・。 あれで気が付かれてないと思ってるのは流石の餡子脳って奴か・・・ そういや以前飼ってたれいむもこれぐらい頭が悪かったっけな・・・。 それにしても人間を制裁するとか抜かしてた癖に気付かれない様にとか・・・ 何か矛盾してね? なんて考えてる間に親まりさは弁当の目前までやって来ていた・・・が・・・ ザシュッ! 「ゆひぃっ!」 親まりさが広げたビニールシートに入るその直前 さくやが手に持っていたシルバーフォーク(ファミレスとかでハンバーグとか食べるのに使う奴)をまりさの眼前に突き立てた。 つーかさくやは何時の間にあんな物を手に入れたんだろうか・・・。 「あなた達・・・一体何のご用かしら?」 そういうさくやの顔こそ笑顔のままだが目だけは全然笑ってなかった・・・。 っつかマジ怖ぇ! 「き・・・きまってるのぜ! おべんとうさんをひとりじめするにんげんさんからごはんさんをうばいかえしにきたのぜ!」 コイツはコイツで何を言っているんだ・・・。 ふと妹の方を見ると説明が入った。 「あー、ゆっくり基準だと野菜とお弁当は勝手に生えてくる物らしいよ?」 何その思考・・・サッパリついていけん・・・。 「付いて行けるならとっくに兄妹の縁切ってるし・・・」 「だよな・・・ってかお前は俺の心の声を読むな」 「お兄さん・・・このゲス一家どうします?」 「うー・・・この一家は食べてもいいゆっくり?」 「どうするの?お兄」 「何故揃いも揃って俺に意見を求める・・・とりあえず潰して捨てよう 後れみりゃ、そんな奴等を食べようとするな、腹壊すぞ」 『どぼじでそんなこというのおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』 「奴等は8匹こっちは4人・・・一人2匹か、それでい」 「ふん、にんげんさんなんてまりさにかかればいちこ(ドシュッ)・・・」 「・・・あれ?」 ふと見ると何時の間にやられみりゃがぐんぐにるを持って親まりさを刺していた。 しかもまりさが痛がってない所を見ると一撃で中枢餡を貫いたらしい・・・。 「おにーさん、あいつら全部やっつけちゃっていいのかどー?」 「よし、許す!遠慮なく殺ってしまえ! ただしあんまり散らかすなよ?」 「了解だどー☆」 「まりさぁー、いったいなにやってるの!はやくゲスなにんげんさんをせいっさいっしてね!いますぐでいいy(ドシュッ)」 「おちょーしゃんなにやっちぇるny(ドシュッ)」 「ゆふふ、れいみゅはいみゃのうちにおべんちょうしゃんをむーしゃむー(ドシュッ)」 「まりしゃはきゃらあげしゃんをちゃべ(ドシュッ)」 あっという間に残ったのは子れいむ2と子まりさ1だけか。 って思いきや・・・ 「ゆっくりしにゃいじぇにぎぇりゅのじぇぇぇぇぇぇぇ!どしゅにほうきょきゅしゅりゅにょじぇぇぇぇぇぇぇ!」 いつの間にか残った子まりさは遠くへ行ってしまったか・・・ ってちょっと待て、今ドスとか聞こえた様な気が・・・。 「まあ・・・ドスぐらいなら野生だった頃に何度も狩ってますので問題はありませんよ」 「そうなんだ・・・」 「マジですかい・・・」 「うー、お兄さん、終わったどー」 「おお、ご苦労さん」 これまた何時の間にやら子れいむ2も中枢餡を刺されて死んでいた。 「じゃ、さっきみたいな騒ぎになるとアレだしさっさと食ってしまおう・・・ついでに加工所に連絡しとくか」 「さんせー、もうお腹ペコペコ」 「うー、いっぱい潰したからお腹空いたどー・・・」 「ウフフ、それじゃあ食べましょうか」 それから1時間・・・ 昼食も終わりまったりしていた時・・・ 「きょきょにゃにょじぇっ!」 ああ、そういや逃げた奴が居たんだった すっかり忘れてた。 ヌォォォォ・・・ ふとそんな効果音が聞こえて来て音が聞こえる上を見上げてみたらおよそ4メートルのドスまりさがそこにいた。 「・・・おい、ドスってこんなに長かったっけか?」 「あたしに聞かないでよ・・・」 「さくやもこんな長いのは初めて見ました・・・」 「にんげんさんっ!」 上の方から物凄い声が聞こえてきた・・・きっとドスだろう。 「何だー?」 「どうしてこのおちびちゃんのかぞくをえいっえんにゆっくりさせちゃったのぉー!」 「人間の弁当を狙ったゲスだったからだぁー!」 「ほんとうなのぉー!」 「本当だぁー!」 「お兄・・・何もこっちまで大声でなくてもいいんじゃない?」 「いや・・・何となくそれじゃ向こうは聞こえないんじゃないかと思ってな」 そしてドスは少し考えてこういった。 「よぉーっくわかったよぉー!それじゃあドスはかえるよぉー!」 「お疲れさーん!」 ズズズズズズ・・・ そんな効果音と共にドスは姿を消した・・・。 「・・・一体何だったんだ?」 「だからあたしに聞かないでってば・・・」 「割と頭の良い部類のドスだったみたいですね・・・」 そして納得したあたりで・・・ 「どぼじでどすはにんげんをせいっしゃいっしちぇくれにゃいにょおおおおおおおおおお!!」 納得しようともしないアホウなゲスが叫んだ。 「さてと・・・」 (ガシッ) 「ユピィッ!!」 妹はおもむろに子まりさの頭から鷲掴みにして・・・ 「じゃあねぇー・・・そぉいっ!」 (ブォンッ) 「おしょりゃをちょおおおおおおおおおおお・・・・・・・・・・・・・・・(キラーン)」 遠くへと放り投げた。 「さて、そろそろ日が沈みかけてる事だしそろそろ帰るか」 「だねー、帰ったらとりあえずお風呂に入ろ」 「うー・・・お風呂は苦手だど・・・」 「おぜうさま、ちゃんと綺麗にしないといけませんよ」 だが自然公園を出ようとしたその時・・・ 「まつのぜ!」 さっきのとは別のドスに呼び止められた。 「よくもドスのいもうとをころころしてくれたのぜ! しゃざいにあまあまさんをもってきてねっ!やまもりでいいよ!」 ドスの妹・・・あの親まりさの事か? っつかあのやたら長いドスの他にもドスが居たのかよ・・・こいつは大体2メートルぐらいか。 「お兄、ドスがゲスだった場合はドゲスって呼ぶのがデフォだよ?」 「だから何故お前は俺の心の声を読む・・・ってか何で読める?」 とりあえず・・・こいつはどうするか? 「うー・・・いっぱい遊んで疲れたどー・・・」 れみりゃは無理か・・・ まああんなにはしゃいじゃってたしなぁ・・・無理はさせられん。 「あたしも今は無理かもー・・・」 そりゃ下手したられみりゃよりもテンション高かったしなぁ・・・。 ってか仮に妹がドゲスを倒したとして疲れたからと言って俺におんぶさせて帰るのが容易に想像できる。 それだけはゴメンだ、いくら妹といえど人の目がキツい。 「あの・・・お兄さん、さくやが殺りましょうか?」 「え・・・いいのか?」 「はい、これぐらいのドゲスなら余裕で倒せます」 「よし、任す」 「なにをこそこそしているのぜ!はやくあまあまもってきてね!いますぐでいいよ!」 おっと、ドゲスが痺れを切らした様で・・・。 「ふーん・・・ドゲスはそんなにあまあまが欲しいの?」 「ほしいにきまっているでしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」 (ヒュッ・・・) 「なら・・・これなんていかが?」 そう言ってさくやが渡したのは変な形でかつ大きい饅頭の切り身?一体何処から・・・ ってか今・・・一瞬さくやの手が消えた様な・・・気のせいか? 「むーしゃむーしゃ・・・それなりー、これだけじゃたりないよ、もっともってきてね!」 (ヒュッ・・・) 「はい、どうぞ」 んん? 「むーしゃむーしゃ・・・」 (ヒュヒュッ・・・) 「まだまだありますよー」 あれってまさか・・・ 「むーしゃむー・・・」 (ヒュヒュヒュッ・・・) 「たーっくさん食べて下さいねー」 間違いない・・・ 「むーry」 (ヒュッ) 「はい、美味しかったですか?」 さくやがドスに与えていた物・・・それは・・・ 「むーしゃむーしゃ・・・それなりー、もっともってきてね、たくさんでいいよ!」 「申し訳ありませんが・・・それは無理ですわ」 「どぼじでそんなこというのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお! ドスのいもうとはくそにんげんにころころされちゃったんだよ! おわびをするのはとうっぜんっでしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 酷い言われ様である。 そもそもゲスを潰したのはれみりゃだっての。 「だって・・・貴方は今まで何を食べてたと思っているのですか?」 「なにってあまあまでしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお! そんなこともわからないなんてばかなの?しぬの?」 そう・・・ドゲスが食べていた物・・・それは・・・ 「じゃあ・・・貴方のあんよを見てごらんなさいな」 「ゆゆ?あんよ・・・・・・・・・え・・・・・」 他でもない、さくやによって切り取られたドゲス自身の体だったのだ。 「ど・・・どぼじでドスのからだがなくなってるのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 いくらあまあまに夢中だったとはいえ段々目線が下がっていっているのにも気が付かなかったのかこのドゲス・・・ このドゲスがマヌケなのかそれともさくやが凄いのか・・・。 「多分両方だと思うよ、お兄」 「ああ、うん、読まれると思ってた・・・」 「うー・・・眠くなってきたど・・・」 「ゆ・・・ゆっ・・・ゆげえええええええええええええええええええええええええええっ!!」 自分の体を食ってたのがそんなにショックだったのかドゲスは致死量クラスの餡子を吐いている・・・。 っつーか体が無くなってるんだし・・・死んだな、ありゃ。 そして俺達がその場を立ち去った直後、ようやく到着した加工所によって自然公園の一斉駆除が始まった・・・ と思いきや長いドスが職員と何かを話し、恐らくその場にいたゲスなのであろう数匹のゆっくりを引き渡していた。 どうやらあのドスは人間とうまく共存しているらしい・・・。 こっちの言い分をあっさり信じてくれたのもそういう事だったんだな・・・うん。 「んんー・・・むにゃむにゃ・・・」 「あらら、れみりゃはすっかり眠っちゃったわね・・・一緒にお風呂入ろうと思ったのに」 「仕方がありませんわ、あんなにはしゃいでいましたし」 「一緒に入るんなら明日にしてやれ、今起こすのは酷だろ」 「仕方ないか・・・覗かないでよ」 「何処の世界に妹の入浴を覗く実兄がいる、さっさと入ってこい さくやも、今日は疲れたろうし明日も休みだしもう休んでいいぞ?」 「いえいえ、明日の朝食の支度だけでもしておきませんと・・・」 そういってさくやは台所でゆで卵を作っていた・・・。 やはりどうあってもゆで卵だけは欠かしたくないらしい・・・。 その内何でゆで卵ばかり作るのか聞いた方がいいかもしれんな・・・。 ―――オマケ 「きょ・・・きょきょはどきょにゃにょじぇええええええええええええええええええええええ!!」 あの時妹に投げ飛ばされた子まりさは見知らぬ土地、見知らぬ景色で目を覚ました。 普通なら落下した時点で即死だったのであろうがどうやら木や枯葉、柔らかめの土がクッションの役割を果たし 幸か不幸か生き延びる事に成功した様だ。 まさに奇跡である。 「ゆぅぅぅぅぅ・・・おちょーしゃん、おきゃーしゃん、どきょにいっちゃのじぇええええええ!」 シー・・・ン・・・ 「れーみゅー、まりしゃー、おねーちゃーん!おへんじしちぇええええええええええええええええええ!」 シーン・・・ 「どぼじでじゃりぇみょおへんじしちぇくりぇにゃいにょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」 子まりさは体力が続く限りに泣き続け、やがて空腹を感じ食料を探すべく歩きだした。 そしておよそ1時間ほど進み続け、もう動けないと思った時・・・ 「ゆゆ!あんにゃちょこりょにおやしゃいしゃんがはえちぇりゅよっ!」 子まりさは限界を超えて生えていた野菜・・・大根に向かって飛び上がった・・・。 「おやしゃいしゃんはゆっきゅりまりしゃにちゃべ(ガブッ)っ・・・」 パサッ 「(モグモグ)・・・メェ~・・・ペッ」 結局子まりさはこの日何も食べる事が出来ず、空腹のままそのゆん生を終えた・・・。 その場に自分のおかざりを残して・・・ 「あ、ゴミが落ちてた」(ポイッ) 訂正、何も残さずに消えた。 ~~Fin~~ 後書き チャットでいくつかネタを貰ったのはいいけど途中で詰まってこのお話・・・ どうしてこうなった・・・? 最近この兄妹ばかり使ってる気がする・・・ いや、気のせいなんですけれどね 因みにぐんぐにるの材料の一部、某女神様が出てくる漫画で使ってた月の石の材料の一部だったりします 最もうろ覚えで合ってるかどうかは分かりませんが(オイ [最後のヤギさんが何て言ってるのか当ててみよう、何も出ないけど(ぁ] マーラーあきでしたm(_ _)m
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ドれみりゃどーなっつ! ・短めの小ネタ ・滅多にない休日に風邪引いた甥の面倒見させられて一緒に〔○○○さんといっしょ〕見てた時に「おじちゃんの子供の時はどんな体操だった?」 って聞かれて思い出しつつ思いついて1時間で書いた ・独自設定満載、会話分多め、希少種優遇、嫌な方はcloses ―――OP ピッ ピッ ピッ ポーン・・・ (前奏) ♪いちどたーべたらやみつきでー まいにちたべたらしあわせーだー 「れみぃ!」 「ふらん!」 「ゆゆこ!」 「るーみゃ!」 どーなってるの~ この島はー (ゆっゆー!) どれみりゃ どれみりゃ どれみりゃど~~~なっつ♪ 「こぼねー・・・(はぁ・・・)」 ※()の中は画面下に出る字幕 「う~?ゆゆこ、どーしたんだどー?」 「こぼねー(うん・・・ちょっと気になる事があって)」 「おねえさまにゆゆこ、どうしたの?」 「どーしたんだー?」 「なんだかゆゆこはきになることがあるらしいどー・・・」 「こぼねー(実はね・・・昨日晩御飯に焼きれいむと揚げれいむを食べたんだけど、 急いで食べちゃったから味が分からなかったの・・・ それで焼いたのと揚げたのってどっちの方が甘かったのかなぁって思って・・・)」 「うー・・・なるほどー」 「そーなのかー」 「たしかにきになるねー・・・」 「こぼねー(でもどうやって確かめればいいのかな・・・)」 「うー・・・れみぃたちにはてあしがないからおりょうりができないどー」 「そーなんだー・・・」 「うーん・・・そうだ、みんなでゆっくりしまのかこうじょにいこうよ! そこのおにいさんたちならきっとおしえてくれるよ!」 「こぼねー!(そっかー!)」 「うー!さすがふらんはあたまがいいどー!」 「そーするかー!」 「それじゃ、いってみよー!」 ―――場面転換・加工所 「というわけで、やいたのとあぶらであげたのってどっちのほうがあまくなるのかおしえてください!」 「おねがいだどー」 「おねがいなのかー」 「こぼねー(おねがいします)」 「はいはい、それじゃ実験してみようか」 そう言って鬼意惨は眠っている子れいむを8匹ほど用意した。 「じゃあまずは焼きれいむから作ってみようね」 鬼意惨は七輪に炭と火を入れて、油を塗った網を乗せてうちわで扇ぎ始めた。 「焼きれいむの場合フライパンじゃ焦げて張り付いて使えなくなっちゃうからね、 おうちで焼きれいむを作る時はこうやった方が美味しく出来るし後片付けも楽なんだよ」 「そーなのかー!」 「こぼねー!(勉強になるわー)」 七輪の炭が真っ赤になった時、8匹の子れいむの内2匹が目を覚ました。 「うー、れいむがめをさましたどー!」 「あ、ほんとだ・・・じゃあにげないようにみはろうね、おねえさま」 「ゆぅ、ここど・・・れみりゃだぁああああああああああああああああああああああ!」 「ゆぅーれいむはまだねむいよ・・・ふらんだぁああああああああああああああああ!」 この2匹の叫びに残った6匹も続けて目を覚ます。 『うるさ「こぼねー!(おはよー)」・・・ゆゆこだぁああああああああああああああああああああああああ!』 「うるさいのかー!」 『るーみあだぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!』 「よーし、これぐらいでいいだろ・・・それじゃ早速焼こうか」 『わーい!(こぼねー)(そーなのかー)』 「こないでね、かわいいれいむをたべない・・・おそらをとんでるみたい!」 「やめてね、れいむはおいしくない・・・おそらをry」 「たべるなられいむじゃなくって・・・おそry」 「ゆっくりにげ・・・おry」 「それじゃ残った4匹が逃げない様に・・・っと」 鬼意惨は残り4匹を透明な箱に入れて、七輪が良く見える場所に置いた。 「それじゃ焼くよ」 『はーい!』 ジュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・ 『ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああづい゛ぃいいいいいいいいいいい!』 ジリジリ・・・バチッバチッ・・・ 「うー、いーにおいだどー!」 「こぼねー(おなかへってきたわー)」 『だじゅげでぇぇぇえ・・・おぎゃーぢゃん・・・おどーぢゃん・・・どぼじで・・・だずげで・・ぐれないの・・・』 「ん?知りたい? それは既に食べられちゃったからだよ」 『どぼじでぞんなごどいうのぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!』 ~5分経過~ 「んーこうばしいにおい・・・」 「そーなのかー・・・」 「おいしそうだどー・・・」 「こぼねー・・・(もうがまんできない・・・)」 ジュゥゥゥゥゥゥ・・・ 「よし、こんなもんだろ・・・」 子れいむ4匹は網目の焦げ跡を付け茶色に焼き上がった。 焼き上がった子れいむを皿に乗せたらつまみ食いされない様にとこれも透明の箱に入れた。 「もう少し待っててな・・・特にゆゆこ」 「こぉぼぉねぇ・・・(どぼじでぇ・・・)」 「じゃあ次は揚げれいむを作ろうか・・・」 鬼意惨は箱の中で気絶している残りの子れいむを持ち上げた。 大量の油が入ったフライヤーに火を付けて温度を上げている間にと作業を急いでいる。 「おにいさん、どうしてすぐにあぶらにいれないの?」 「それはね、油で揚げる時はその前にやっておかなきゃいけない事があるからなんだよ」 鬼意惨はまず子れいむの両目を引き千切り、続いて餡子を目があった場所と口の中へ詰め込んだ。 「油で揚げる時は中に空気があると破裂する恐れがあるからね・・・そうなると火傷しちゃうから気を付けようね」 『はーい』 次にあにゃるとまむまむと口を水に溶いた小麦粉で塞ぎ、子れいむがもみあげをピコピコ出来ない様にオブラートで包んだ。 「油の中でしーしーされるとそれだけで油がはねて危ないから、必ず入れる前に口とあにゃるとまむまむを塞ごうね」 「わかったどー!」 「それにピコピコしてると鬱陶しいから、油に入れる前にオブラートで包むといいよ」 「そーなのかー!」 4匹の子れいむに同等の処置を施し終わると同時に油は適温の200度となっていた。 「よし、じゃあ入れるよ」 トングでつかみながら、あんよから徐々に沈めていく。 ジュワァアアアアアアアアア・・・ 『ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッ!!!』 叫ぶ事も出来ず、もみあげを動かす事も出来ず、涙を流す事すら出来ない。 『~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!』 ただ、死ぬまで油で揚げられ続けるだけである。 2分も揚げれば全身が綺麗な茶色となり、そうなれば食べ頃となる。 「よし、出来た」 「まってたどー!」 「まってたんだー!」 「こぼねー!(早く食べたーい!)」 「おなかすいたー!」 テーブルの上に焼きれいむ、揚げれいむを用意したらゆっくり用の椅子に4匹を座らせた。 「じゃあまずは・・・焼きれいむから食べてみようか」 『むーしゃむーしゃ・・・』 あっという間にたいらげる。 「じゃあ次に揚げれいむをどうぞ」 『むーしゃむーしゃ・・・』 「どう?どっちの方が甘かったかな?」 「こぼねー(焼いた方が甘い)」 「やいたほうがあまいのかー」 「やいたほうがあまあまだどー」 「でもどうしてやいたほうがあまいのかな?」 鬼意惨はどこからかモニターを用意して、さっきの光景を流し始めた。 「これを良くみてごらん」 見てみろと言われたのは子れいむの様子。 「焼いている方は叫んだり泣いたり、し-しーまで漏らしてるよね?」 「うん」 「でも油で揚げた方は?」 「めも、くちも、まむまむも、あにゃるまでふさいだからなにもしてないね・・・」 「そう、これはまだ完全に解明されてはいないんだけどね・・・ゆっくりはただ痛めるだけじゃ甘くはならないんだ」 「そーなのかー!」 「しらなかったどー!」 「痛めつけるのも勿論必要なんだけど、それと同時に泣かせ、叫ばせ、漏らさせないとあまり効果がないんだ」 「しらなかった・・・」 「こぼねー・・・(ただ叩けばいいって物じゃないのね・・・)」 「つまり、この場合ただ苦痛を与えただけの揚げれいむよりも 泣かせ、叫ばせ、漏らさせた焼きれいむの方が甘くなったって訳・・・分かったかな?」 「わかったどー!」 「わかったよー!」 「わかったのかー!」 「こぼねー(分かったわー)」 ―――再び場面転換 「きょうもべんきょうになったね、おねえさま」 「そーだどー、これからはちゃんとなかせてからたべるんだどー!」 「そーなのかー!」 「こぼねー(そーしましょー)」 やがて日が暮れて・・・ 「びっぐぺにまらー!(ゆゆこさまー、晩御飯になりますよー!)」 「こぼねー(あら・・・お迎えが来ちゃったわ)」 「るーみあー、かえってくるのかー!」 「ママのおむかえなのかー・・・」 「おじょーさまー、どこですかー!」 「じゃおーーーん!(もうご飯にするよー!)」 「うー、さくやがおむかえにきたどー!」 「それじゃおねえさま、めーりんといっしょにかえろ」 『それじゃ、またあしたー!』 「こぼねー(また明日ねー)」 「またあしたなのかー」 ・キャスト れみりゃ:れみりゃ(胴無・金) ふらん:ふらん(胴無・金) ゆゆこ:ゆゆこ(胴無・金) るーみあ:るーみあ(胴無・金) 加工所の鬼意惨:加工所のバイト(21・既婚) その他省略 ~~Fin~~ あとがき? ・よくよく考えたらこれ希少種優遇でなく捕食種優遇?・・・ま、いっか ・甥に風邪移された・・・ま、いいや これで明日も休める! 〔・・・どうかクビになりません様に〕マーラーあきでした・・・
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『ゆっくりとうっひょうっしてってね』 7KB 観察 自業自得 群れ ゲス 自然界 現代 独自設定 作、長月 選挙前ということで ※俺設定注意 ※あっさり小ネタです ※急いで書いたので駄文注意 今まで書いた作品はこちらに http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/393.html ゆっくりとうっひょうっしてってね 「なんだ・・・ありゃ?」 その日、家の近くを散歩をしていた俺は奇妙な光景を目にした。 森の広場に見渡す限りのゆっくり。その数100は下らないだろう。ゆっくり達は皆口に石を咥えて一列になっている。 「なぁお前らこんなところでなにやってんだ?」 適当に手近にいたありすに話しかけてみることにした。 「あっにんげんさん。これはおさをきめるためのせんきょっをしているの。」 「選挙・・・?」 ありすによると今行われているのは群れの長を決める選挙なのだとのこと。 ゆっくり達の咥えている石は投票用紙の代わりで、2匹の長候補のうち、長にふさわしいと思うほうに置くもので、石の数が多い方が新しい長になるという。 立候補しているのはまりさとぱちゅりー。2匹は対照的だ。 つがいらしきれいむとたくさんの取り巻きゆっくり達に囲まれニタニタと見下したような笑いを浮かべるまりさ。 対して苦しそうな表情のぱちゅりーの周りにはなぜかみょん達しかいない。 「まりささまがおさになればむれにおさめるぜいっきんっははんぶんっ、おちびちゃんをうんだゆっくりにはおちびちゃんてあてもつけるのぜぇええええ!!!!」 やたらと景気のいい公約を掲げるまりさ。 逆にぱちゅりーは、れいぱー、捕食種対策など現実的ではあるが地味なものしかない。 その差のせいか支持率を示す石の数もまりさのほうがぱちゅりーより倍以上に多い。最早、勝負あったと言っても良いだろう。 「なぁまりさ。ひとつ聞いても良いか?」 ふと長候補のまりさに話しかけてみた。 「んーおにいさん、いだいなるにゅーりーだーっ、であるまりささまをひとめみにきたのかぜぇ?」 うーんすごいなこのまりさ。起きながら寝言を言えるなんて。 「お前さっきおちびちゃん手当てだの群れのぜいっきんっを半分にするって言ってたよな。」 「そのとおりなのぜ。」 まりさは自慢げに鼻息を荒くして答えた。 「その財源・・・つまり群れのみんなに配るごはんさんはどうするつもりだ?」 収入を減らして支出を増やせば当然食料は足りなくなる。馬鹿でも分かる当然の理屈だ。 見るからに頭の悪そうなまりさだが、流石にあまあまが空から降ってくるとは思ってないだろう。 「ぷーぷーっ。そんなのあそこのむだめしぐらいどものぶんをやればいいだけのことなのぜぇえ!!」 まりさはおさげでぱちゅりーの周りにいたみょん達を指差す。 無駄飯ぐらいと侮辱されみょんたちの顔が一斉に険しくなったが、まりさはそんなこと一向に気にせず喋り続ける。 「だいたいみょんたちはずるいのぜぇえ!!かりもしないくせにごはんさんだけはちゃっかりもらって。まいにち、くんれんっとかいってえだであそんでるだけのにーとっでごくっつぶしっなのぜぇええ!!!」 「そうだよ!!れいむのむれにみょんみたいなやばんっでゆっくりしてないゆっくりはひつようないんだよ。」 「みょんはやくたたずでいらないこなんだねー。わかれよー。」 「みょんみたいなゆっくり、とかいはじゃないわ!!」 「「「ついほう!!!ついほう!!むのうっなぱちゅりーとごくつぶしっのみょんはついほう!!!」」」 れいむや他の取り巻きゆっくり達も調子に乗ってまりさに追従する。 成程なぜ、ぱちゅりーの傍にみょん達しかいないのかわかった。要するにこのまりさみょんを目の敵にしており、みょんがこの群れで生き残るためには例えどんなに劣勢でもぱちゅりー側に付くしかなかったのだ。 「でもみょんがいないと捕食種やれいぱー、ゲスが来た時困るんじゃないのか?」 確かにみょん種というのは性格は頑固で融通は利かず、不器用で狩りや子育てなども上手くない個体が多い。 しかしゆっくりなかでは郡を抜いて剣(実際は枝や棒だが)の扱いがうまく、通常種で唯一、捕食種やれいぱーと互角に闘える種でもあるのだ。 「なにいってるのおにいさん。こんなにゆっくりしたむれにれみりあなんてくるわけないでしょ!!ばかなの、しぬの?」 「もしきてもこのまりささまがぼっこぼっこにしてやるんだぜっぇええ!!」 その自信はどこから沸いてくるんだよ・・・ 俺は馬鹿らしくなり帰る事にした。もうこれ以上何を言ったところでこいつら聞きはしないだろう。 背中でまりさ達の癇に障る笑い声がいつまでも響いていた。 それから1ヵ月程した夜。 そろそろ眠ろうと思っていた矢先、玄関の方でガタガタと音がしている。 こんな夜更けに誰だろう。不審に思いながら俺は玄関へ行き、ドアを開けた。 「おそいんだぜぇえええ!!!あんまりおそくてさーむさーむだったのぜぇぇえ!!!」 「ここをれいむたちのおうちにしてねっ!!それとあまあまとあたらしいおりぼんちょうだいね!!」 そこに居たのはボロボロの2匹のゆっくり。まりさとれいむだ。ドアが開くなり玄関に入り込み図々しい事ぬかし出した。 「れいむたちはひげきのひろいんなんだょおおおお!!!」 「そうなのぜ!!だからやさしくしないとだめなんだぜぇえええ!!!」 聞きもしないのに話し出したこいつらの身の上話によると、驚くことにこの2匹、あの時「せんきょっ」で群れの長になった新長まりさ達らしい。 ゆっくりの個体差なんてわからんが、数ヶ月前まで群れの前でドヤ顔していた2匹が、お飾りも無くしたみすぼらしい姿のこいつらと同じゆっくりとは思わなかった。 あの後、まりさは長の権限を使い好き放題ゆっくりしていたらしい。つがいのれいむとともに、野生ゆにとって貴重なあまあま(野いちごなど)は自分達で独占、先住ゆっくり達を追い出し自分達の巣を大きくて快適なものに変えたり、自分の気に入らないゆっくりに難癖つけて追い出したりとやりたい放題やっていた。 しかしそうやって私腹を肥やしているうちに長への不満は徐々に溜まっていき、群れは半ば分裂状態。 そこへ捕食種の襲撃を受け、統率のとれていない上、戦闘要員であるみょんもいない群れはあっけなく壊滅状態。 たった数匹のれみりあとふらんに100匹以上いた群れは1晩と持たず、10年以上続いていた群れはまりさが長になって1ヶ月と持たず消滅した。 その後生き残ったゆっくり達にも責任を追求され窮地に立たされたまりさ夫婦は、逆切れと言い訳、他ゆんへの責任転換を繰り返し、さらに群れのゆっくりたちの怒りに油を注ぐとこになる。 結果他のゆっくりたちからボコボコニされ、お飾りもビリビリに破かれて放り出されたそうだ。 「まぁ・・自業自得だな。」 こうも馬鹿だともう苦笑いしか出ない。 「どぼじでそんなこというのぉぜぇえええ!!!?」 「れいむはかわいそうなひがいしゃなんだよぉおおおお!!!」 「は?お前らは自分の都合で群れ滅ぼした加害者だろうが。なに被害者面してんだよ!!」 どうせみょん達やぱちゅりーを追い出したのも自分達が好き勝手やるためだったに違いない。その癖今さら被害者面とは盗人猛々しいことこの上ないことだ。 「おにいざんにでいいぶだちへのあいはないのぉおおおおお!!!!?」 「ナノ単位でねえよ!!!いいからとっとと出て行け。」 「「ゆぐぇげぇえ!!」」 俺はまりさたちを外へ蹴り出す。ヒキガエルの断末魔のようなうめき声を出しながら2匹は再び寒空の下放り出される。 「お前らが本当に正しいんなら、同情してくれるゆっくりもいるだろ?そいつらの所へ行ってもう1回、長でも何でもやれば?」 もっとも亡国ならぬ亡群れをやらかしたおまえらを暖かく迎えてくれるゆっくりなんていやしないだろうがね。 そう心の中で言い足しながら、俺はドアを閉じ、鍵を閉める。 「どぼじでいれでくれないのぉぜぇええええ!!!?」 「あけでぇええええ!!!!おそとはさーむさむなんだょおおお!!!」 しばらくドアの外でギャアギャアとうるさかった2匹だが 「うー、うー。」 「「ぎゃああああああ!!!!れみりあだぁああああ!!!!」」 と聞こえた後、急に静かになった。 まぁ夜中にゆっくりが大声で喚いてたら捕食種に「どうぞ襲ってください」と言ってるようなものだからな・・・ どうやらあいつら最後の最後まで危機管理能力が足りなかったらしい。 やれやれとんだ邪魔が入った。寝直すためもう一度ベッドへ入る。 「そういえば明日は選挙か・・・」 ふとまどろみの中、明日は総選挙を思い出す。 正直入れたいと思う候補者はいない。こいつだけは絶対当選させたくないと思うような奴ならいるが。 だがだからと言って何もしなければ無能なくせに声ばかり大きい輩や脳内にお花畑が咲き誇ってる馬鹿どものやりたい放題になってしまう。 ちょうど先程のまりさの群れのように。 さて明日は誰に投票しようか。 後書き 選挙いこうぜ!!でないとこのまりさを胴付にしたような政治家がたくさんとうせんっしちゃうよっ!!そんな話。 ご意見、ご感想、ご要望は感想用掲示板(長月用スレ)でおねがいします。URLは下にある通りです。 ふたば系ゆっくりSS感想用掲示板(長月用スレ) http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1274852907
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「独自の称号」の獲得方法について 入手条件レベル100達成 セラボーグ城内の箱型オブジェクト100個の破壊 入手方法 上記の条件をクリアした後、セラボーグ城内のキツネ平原入口付近にいるフランシスから隠しクエストを受注し、クエストの流れに沿って進めることで入手することが出来る。
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『さくや奮闘記』 15KB 愛で いじめ 制裁 ギャグ パロディ 小ネタ 変態 飼いゆ 野良ゆ ゲス 希少種 都会 現代 独自設定 遅くなったけど餡娘ちゃん二周年おめでとうございます! このSSには作者に都合の良い独自設定があります 虐待されるゆっくりとそうでないゆっくりが出てきます 一部の賢いゆっくりは漢字を使って話します これを書いたのはHENTAIあきです!HENTAIな描写もあるので注意してね! それでもいいというひとはゆっくりよんでね!!! 神妙な顔つきでティーカップを持った飼い主を、あるゆっくりが緊張した顔つきで窺っていた。 飼い主が一度大きく深呼吸すると同時に、カップに入ったコーヒーを一息で飲み干す。 「どうでしょうか旦那さま?」 不安げな様子でッ飼い主に訪ねたゆっくり、胴付きのゆっくりさくやが返答を待つ。 ゆっくりさくやはまるでメイドのように他者に奉仕することを好み、ゆっくりの希少種で人気のゆっくりだ。 その上胴付きともなれば相当の値段のするゆっくりなのだが、このさくやはある欠点があり非常に安価な値段でこの男に買われた。 「さくや、これに砂糖はどれぐらい入れた?」 ようやく口を開いた飼い主の質問に、さくやは笑顔で自信満々に答える。 「はい!言われたとうりにお砂糖を大さじ4杯程入れましたわ!」 「甘すぎるんだよ!俺が言ったのは大さじじゃなくて小さじだ!」 「でも前みたいにお塩を入れない様になりましたわ!」 「確かにそうだが、お前は俺を糖尿にする気か!?」 そう言って飼い主に怒鳴りつけられ、さくやは縮こまって反省する。 このさくやの欠点とは、何故か家事を行おうとすると必ずと言っていいほど間違いをしてしまうことだ。 別にさくやの頭が悪いというわけでなく、金バッジまで取っているというのに何故か家事だけは酷いミスをしてしまう。 これまでも何人かの客がこのさくやを買って行ったが、ほぼ一か月もしないうちに店に返品をしてきた。 「ドジっ子メイドは男の夢、そう考えていた時期が俺にもありました・・・。」 「うっかりってレベルじゃねーぞ!」 「真面目で頑張るのが性質が悪い、まさにマ○チ。」 「夜のご奉仕を頼んだらお兄さんのぺにぺにはありすと同じと言われた、死にたい。」 色々と心の傷を負ったのか、どの飼い主も皆さくやを返品した後に他のゆっくりを買って帰ってしまう。 別に家事をさせなければ良いだろうと思うが、それはドMなてんこを虐めないでひたすら可愛がるようなものだ。 実際すぐに非ゆっくり症に罹って衰弱してしまいどうしようもなく店に返品しにきたのも理由であった。 「でもさくやはめげませんわ!必ず完璧で瀟洒なメイドになれるようがんばりますわ!」 「その意気ださくや!いつか必ずエ○や○ャーリーのようなメイドになるんだ!」 「旦那さま!」 「さくやああああああ!」 暑苦しく涙を流しながらがっちりとお互いを抱きしめる飼い主とさくや。 わざわざいわく付きのさくやを買ったこの飼い主、その日からまるでスポ根漫画のようにさくやに厳しい教育を始めだす。 「風呂とるときはちゃんと栓するのを忘れるな!あと風呂に入れるのは水じゃなくてお湯だ、この駄メイド!」 「火を扱う時は火から目を離すんじゃない!火事になったらどうする!」 「洗濯物取り込む時は自分で運べるだけにしとけ!無理に抱えて転んだら、汚して意味がないだろ!」 「何でちゃんと書いてあるのに出汁の素と黒糖間違えるんだ!?こんな甘ったるい味噌汁があるか!」 飼い主の熱い特訓によりさくやの家事は致命的な失敗からよくある失敗ぐらいになるようになった。 ちなみにさくやの失敗によって飼い主の財布と健康が著しく悪化したのは秘密にしてある。 そんなさくやとの生活が日常となったある日、飼い主が泥酔した状態で家に帰ってきた。 「お帰りなさいませ旦那さま、今日は随分と遅いお帰りですね。」 普通のゆっくりであればすでに夢の中にも関わらず、さくやはしっかりと起きて飼い主の帰りを待っていた。 これも飼い主の教えである主人より先に寝てはいけないという言いつけを律儀に守っているからだ。 「旦那さま?」 いつもなら労いの言葉をかけてくれる飼い主が無言で自室まで行ってしまい、慌てて後を付いていくさくや。 服も着替えずベッドに倒れこんでしまった飼い主に、さくやが無言で布団をかけようとした時に男が寝言なのか小さく呟く。 「あいつは男のロマンが分かっちゃいねえ・・・、女体盛りとわかめ酒は男なら一度は食いてぇんだよ・・・。」 泣きながら危険なことを言う飼い主にさくやは何やら考え込みだす。 そしてさくやはある決意を胸にして飼い主の部屋からそっと出て行った。 飼い主の夢を叶えるためにさくやが最初にしたことは女体盛りとわかめ酒について調べることから始まった。 料理本には載っているわけもなく、まったくどんな料理なのか見当もつかないでいる。 飼い主に聞くわけにもいかず、さくやは知り合いで知識が豊富であるぱちゅりーに相談することにした。 「成る程、つまり飼い主さんに秘密でその料理を作りたいわけね。」 「そうなんですぱちゅりー様、あいにくお料理の本に乗ってなくて困ってるんです。」 さくや種はれみりゃ種やぱちゅりー種に対して少し変わった対応をする。 これはちぇん種がらん種に対して異常な敬愛を示すものと同じであると確認されている。 逆にめーりん種には何故か必要以上に厳しく接することもあるが、別に仲が悪いのではなくさくや種なりの愛情表現なのだ。 「確かお兄さんの持ってるご本さんにそんな料理が載ってたと思うわ。」 「本当ですかぱちゅりー様!?」 「あった、この人間さんが賢者になる為に必要なさとりの書に載ってるわ。」 そう言ってぱちゅりー専用の本棚の裏に隠されているお兄さん秘密の本が二匹の前で開かれる。 本にはチャイナ服が似合いそうなナイスバデーな女性の局部を隠す様に海産物が盛りつけられていた。 「ぱちゅりー様、どうしてこのお料理はお皿ではなくお姉さんにお料理を乗せているのですか?」 「むきゅ、これはきっと人間さん風の画期的なお皿なのよ!」 ぱちゅりーの間違った解釈に納得してしまうさくや。 だがこれで料理が作れると思ったさくやはすぐさま立ち上がり材料を買うためにすぐさま買い物に出かけようとする。 「それではさっそくお料理の材料を買ってきます!」 「いってらっしゃい、もし良かったらこんど御馳走してちょうだい。」 一旦家に帰り、給金として渡されている小遣いを財布に入れて、目当ての海産物を買うために商店街にある魚屋に向かうさくや。 「こんにちわ、今日もお買い物に来ました。」 「・・・。」 さくやが来たのは産地直送で鮮度に定評のある魚屋蔭洲升。 ただし主人である親父が無愛想を通り越して商売をする気が無いんじゃないかと言うぐらい接客態度が酷い。 カエル面で瞬きをしないでじっと客を見てくるので、気味悪がって人に勧められて来ても逃げ帰る者がいるほどだ。 しかし、さくやにはゆっくりである自分にも人間と同じように接してくれる主人だと思われている。 「今日のお勧めって何かあります?」 そう尋ねるさくやに主人は視線を店の奥に向ける。 常連であるさくやにとってそれだけで活きの良い魚がどこなのか理解し、さっそく薄暗い店の奥に向かう。 「美味しそうなお魚ですね、すいませんけどこれとこのお魚をお刺身にしてもらえませんか?」 そう言われて主人は店の奥へ引っ込むと、注文どうりに魚を刺身にしてパックに詰めて戻ってくる。 「お金はこれでぴったりですよね?」 ここ蔭洲升では代金はぴったりで払わなくてはならない、何故なら主人が釣りは出さないからだ。 代金も支払い、自前の袋に刺身パックを入れたさくやはすぐさま家に向かい走って行った。 材料も買い揃え急いで家へと向かう中、さくやは頭の中で飼い主に褒められる自分の姿を夢想していた。 飼い主に認められ瀟洒に振る舞う理想の自分が脳内で華麗に描かれる。 『さくや、この女体盛りをお前が作ったのか!?』 『そうですわ旦那さま、主人の求める物を用意するのは瀟洒なメイドとして当然のことですわ。』 『何て瀟洒なメイドなんだ・・・、お前はもう立派なメイドだ!』 『そんなことはありません、さくやはメイドとして当然の務めをしただけですわ。』 『そんなことはない!お前はもう瀟洒なメイド、いやメイド長だ!』 妄想で顔がにやけてしまうさくや。 そんなさくやの前に小汚い何かが道をふさいだ。 「ここはつうこうどめだよ!とおしてほしかったられいむとおちびちゃんにあまあまちょうだいね!」 「あみゃあみゃよこちぇー!」 「くれないととおさないよ!」 「あまあまがなかったらかわりにキャッシュさんでもいいよ!」 横一列に並び道を塞ぎあまあまを要求してくる野良れいむ一家。 この一家厳しい野良生活で餌が取れずにこのようなことに及んだのではない。 餌を多く取ることが出来なかった番のまりさにおたべなさいをさせ食べた結果、すっかり舌が肥えてしまったのだ。 おかげでそこらで取れる物では満足できずに、残ったまりさ種の子供は執拗に痛めつけて食べている。 「ここはれいむのゆっくりプレイスだよ!だからとおるにはれいむにあまあまをくれないとだめなんだよ!」 「はやくしちぇね!ぐじゅはきりゃいぢゃよ!」 「ゆーん!さすがれいむたちのあいどるのれいみゅだね!こんなにかわいいれいみゅをみれるなんてうんがいいよ!」 「だからはやくあまあまちょうだいね!ないならキャッシュさんをたくさんちょうだいね!」 一方的に要求するれいむ一家だが、妄想の世界に入っているさくやの耳には届いていない。 というよりも、さくやの目にはれいむ一家など目に入っておらず止まる気配もなく走っている。 「ゆゆ!とまってね!ここはつうこうどめなんだよ!」 「とみぇらないとぷきゅーするよ!ぷぎゅげ!」 「あ・・・。」 ぷくーをしようとした家族のアイドルであるれいみゅがさくやに踏みつぶされる。 れいみゅを踏んだ嫌な感触にようやくさくやは妄想の世界から帰ってきた。 れいみゅはしーしーと中身をぶちまけ、痙攣と一緒にお下げがぴこぴこと上下に動くがそれもすぐに動かなくなる。 一瞬何が起こったのか理解できずに固まったれいむ一家だがすぐに何が起こったのかを理解した。 「れいむのかわいいかわいいおちびちゃんがああああああああああああああああ!!!」 「ゆんやあああああああああああああ!どぼぢでかぞくのあいどるのれいみゅがしんでるのおおおおおおおおお!」 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ。」 突然の末っ子れいみゅの死に悲しむれいむ一家、子れいむの一匹に至ってはショッキングな光景に餡子を吐いてしまっている。 「どうしましょう・・・、せっかく旦那さまから頂いた靴を汚してしまうなんて・・・。」 餡子で汚れた靴を見て落ち込んでしまうさくや。 靴を地面に擦りつけて何とか餡子を落とそうとするが、れいむがその行動に待ったをかける。 「なにしてるのおおおおおおおおおおお!おちびちゃんをころしたあげくにまだひどいことするのおおおお!」 「あやまれ!れいむたちにあやまれ!」 「もっと・・・ゆっくり・・・したかった・・・。」 どうやらさくやの行動を、れいみゅだった何かを踏みつけているように見えたのか大声を出すれいむ親子。 そのうち餡子を吐いていた子れいむは限界だったのか、気付かれずにゆっくりとその短いゆん生を終えた。 「何なんですか、貴方達は?」 「ふざけるなあああああああああああ!れいむたちにあまあまをよこさないでおちびちゃんをころしたくせにいいいい!」 「もうあやまってもゆるさないよ!ぜったいにゆるさないよ!!!」 さくやの態度にれいむ達の小さな堪忍袋が切れた。 れいむはすぐさま制裁を加えるためさくやに飛びかかる。 「きゃっ!」 「おかあしゃんかっこいいー!」 「ゆふん!まだまだこんなものじゃすまさないよ!」 突然れいむにぶつかられさくやは尻もちをついてしまう。 子れいむから賞賛の言葉に調子に乗ったのか、れいむはさらに追撃を加えようとさくやに襲い掛かる。 「ゲスなゆっくりはゆっくりしないでしね!!!」 無防備なさくやに全力で体当たりをしようとするれいむ。 しかし、れいむがぶつかる前にさくやの手が素早く動くと同時にれいむに何かが投げつけられた。 「ゆぎゃああああああああああああああああああああああああ!!!」 「おかあしゃんのゆっくりしたおかおがああああああああああああああ!」!」 れいむの顔面の中心に深々とさくやの投げつけたプラスチック製のナイフが突き刺さる。 さくや種は枝などをみょん種のように器用に使うことができる。 たださくや種は枝を加えて使うのではなく、吹き出し飛ばすようにして扱う。 胴付きとなれば手が使える為、投げる物も威力もまた変わってくる。 「ゆぎいいいいいいいいいいいい!ぬいて!これぬいてえええええええええええええ!」 涙としーしーをまき散らかしながら、転げまわるれいむ。 だがそれはまずい結果になってしまう。 「ゆわあああああああああああ!おかあしゃんこっちこないでええええええええええ!」 母親をぺーろぺーろしようとした子れいむが慌てて逃げようとするが無駄だった。 めちゃくちゃに暴れまわるれいむに巻き込まれ何度も何度も小さな体を潰されることになる。 「やべでええええええええええええ!れいむしんじゃうううううううううううううううう!」 「いぢゃいよおおおおおおおおおおお!だれかれいむをたすけろおおおおおおおおおおおお!」 必死に母親に懇願する子れいむだが、その言葉は母親には届かなかった。 子れいむの体は原型が分からなくなるほど潰され、道路に餡子の後が染み込んだ。 それに気づかないでまだ転げまわるれいむから、さくやは投げつけたナイフを荒っぽく抜く。 「ゆぎぃ!もっとやさしくぬいてね!」 「だまりなさい、よくも旦那さまから頂いたお洋服を汚してくれたわね。」 何所からかゴゴゴゴゴという音が聞こえそうほどにさくやは殺気が満ちていた。 メイドは常に清潔と考える飼い主はわざわざオーダーメイドで同じさくやの服を用意していたのだ。 ちなみに今さくやが来ているのは、その飼い主から最初に与えられた一着である。 「永遠にゆっくりさせてやるわ!このド饅頭があああああああああああああ!!!」 そう言ってさくやは手加減が一切無い蹴りをれいむに叩きつける。 穴のあいた顔から餡子と歯を散らしながら、れいむは道の端まで転がっていく。 転がったれいむをすぐさま追いかけさくやはさらにれいむを蹴り続ける。 「旦那さまから頂いたお洋服をよくも!」 「ま、まっひゃね!れいふはかひゃいひょうなひんぐるまざ。」 歯の抜けた口で何とか命乞いをするれいむだったが、興奮したさくやはひたすられいむを蹴り続ける。 蹴られるたびに顔に穴が開けられそこから餡子が漏れだし、その度にれいむの声が小さくなっていく。 ようやくさくやが蹴るのを止めた時には、れいむの顔は原型が分からなくなる程に破壊されていた。 「しまったわ!こんなことする暇があったら早くおうちに帰ってご飯さんの用意をしないと。」 ようやく冷静になったさくやはすぐさま家に帰るべく慌てて走りだす。 後に残ったのは悲惨な姿になったれいむ一家だった何かだけである。 れいむ一家だった物はカラスによって綺麗に食べられ、ようやく他者の為に役に立ったのであった。 すべての準備を終えさくやは飼い主が帰ってくるのを今か今かと待ち望んでいた。 今日は週末で飼い主は一杯やってから帰ってくるため帰りは遅いが、それでもさくやは待ち続けた。 日付が変わりそうになったころ、ようやく家のドアが開き飼い主が赤ら顔でやってきた。 「お帰りなさいませ旦那さま!」 「ただいまー!どうした?何か嬉しそうだが?」 「今日は旦那様の為に特別なお料理を用意しております!」 そうしてさくやは飼い主を居間へ案内し、作っておいた料理を披露する。 「さあ!お食べください!」 自信満々にさくやは料理を勧めるが、飼い主は机に上にある料理を見てぴたりと固まってしまう。 机の上には精巧に作られた人形の上に新鮮な海産物が綺麗に盛り合わせられている。 「さ、さとこおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 飼い主が絶叫して生臭くなった人形、お値段○十万円の○ッチワイフにすがりつく。 何年も苦楽を共にした嫁の無残な姿に飼い主は心の底から慟哭して涙を流していた。 「御喜びでなによりですわ、どうぞわかめ酒もお飲みください。」 喜んでいると勘違いしているさくやは湯呑に入った液体を勧める。 中身はさくやの勘違いで出来たわかめを料理酒で煮て作った珍妙なわかめ酒だ。 無言で動かなくなった飼い主はさくやの腕を掴んだ。 「だ、旦那さま?まだお料理が残っていますわ!」 料理を残して腕を掴み居間を出て行く飼い主にさくやは焦った声をだす。 返事もせずに飼い主は自分の部屋へとさくやを連れ、ゆっくりとドアを閉める。 部屋の中からさくやの焦った声と服を脱ぐ音が聞こえた後、ベッドの軋む音とさくやの甲高い声が響いてきた。 おまけ ゆうべはおたのしみでしたね 「ん・・・、もう朝か。それにしても昨日は何か大変なことがあったような・・・。」 「コーヒーイレタゾ、ノミヤガレ」 「うお!?何だその変な恰好は!?」 「男は狼ということが分かりましたので、大丈夫なように武装しています。」 「意味が分からん!何があったのかちゃんと説明しろ!」 そう言われてさくやは昨日飼い主にされたことをこと詳しく説明する。 酒が入っていたこともあり、飼い主は段々と自分がしてきたことを思い出し顔が青ざめていく。 居間にはまだ昨日の料理が残されており、さくやの態度からそれが夢ではなく事実と言うことを嫌でも証明している。 飼い主の必死の説得もありさくやの機嫌は直ったが、その後のさくやはメイド服を着ずにジャージで家事をこなす様になった。 仕事が出来るようになったので飼い主も文句を言えずにいたが、どことなくさくやはやさぐれているようであった。 後書き 餡娘ちゃん二周年おめでとうございます!!! このようなHENTAIな自分でも受け入れてくれる餡娘ちゃんに感謝の極みです。 また長月さん50作品おめでとうございます。 自分も数えてみたらいつの間にか50作書いていましたが他の方には中々及ばないのが現状・・・。 それでも老人とてゐの挿絵を描いてくれた人、感想やゆっくりボタンを押してくれる読者の人にも感謝を! 色んな人に頭の上がらないHENTAIあきでした。 以前に書いたもの anko2971 老人とてゐ anko2994 ちぇんとゆかりとらんしゃま 感想等がありましたら下のスレにぜひお願いします http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1274853561/l50
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「酔ってるんじゃないだろうね?」 初出作品 餓狼伝説 格闘スタイル カポエラ 出身地 ブラジル 生年月日 1962年2月22日 身長 185cm 体重 79kg 血液型 O型 趣味 サボテン栽培、新しいカクテルの開発 大切なもの パオパオカフェ、仲間達 好きな食べ物 ピッツァ 嫌いなもの カフェで喧嘩をする客、ニンニクギョウザ 特技 逆立ち 得意スポーツ トライアスロン 職業 パオパオカフェ・オーナー 初代『餓狼伝説』で初登場したカポエラの達人。 サウスタウンに本店を置く、格闘家達の集う場所として有名な飲食店「パオパオカフェ」のオーナー兼マスターでもある。 キャラクター設定 サウスタウンが当時ギースに支配されていた時に、故郷のブラジルから妻と共に渡米して来た。 莫大な金が動く格闘技大会「キング・オブ・ファイターズ」が定期的に開催される事で、 サウスタウンには頻繁に格闘家達が訪れる様になった為、 格闘技イベント用のリングを常設した飲食店として「パオパオカフェ」の記念すべき1号店をオープンし、 自らもまたカポエラの存在を多くに知らしめるべく、夜な夜な行われるカフェ内での格闘技イベントに参戦しては、 自らのカポエラによる格闘を披露していた。 この結果、パオパオカフェは「サウスタウンにおける格闘家達の憩いの場」となっていき、 格闘技ファンやマニア達からも人気が高まり、経営は大成功を収める事となった。 客の多さから後にサウスタウンに2号店や3号店を増設した。 更にKOFでは『KOF'94』のメキシコ支店(龍虎チームのホームステージ)の存在が明らかになっている。 リチャード自身も格闘技の年季があるのを活かして、若き格闘家達にとっての良きアドバイザーとなっていった。 初代『餓狼』ではカポエラの存在をより多くの者達に見せるべく、キング・オブ・ファイターズに参戦。 ゲーム中も蹴り技中心だが、中には逆立ち状態から蹴ったり天井のパイプに掴まって回し蹴りをする変わった技もあった。 テリーに敗れてからは、彼とは良き友人関係にもなっている。 だが、飲食代によるツケがかなり貯まっているようで、『KOF XII」でテリーはツケの貯まり過ぎが原因で、 行き辛くなっている事を漏らしており、リチャードもまたダックに頼んでテリーを自らのいる1号店に連れて来させようとしていた。 とは言えそこは気心の知れた友人同士、テリーが再会するや否やホットドッグ(テリー曰くホットドッグの中で一番ウマイ*1 )を頼めば、 嫌味の一つも言わずに出してくれるし、その後(元より期待はしていないのだが)金が無いと分かれば、 ファイトを披露しての客寄せバイトを命じ、テリーがそれに二つ返事で答えるというのがお約束になっているようだ。 また、偶にテリーがパオパオカフェの清掃をしているシーンも見られるので、それもツケの代わりかもしれない。 KOFに参戦する面子からもご贔屓のようで、 特に餓狼出身者であるジョー・アンディ・舞はもちろん、キムなどもよく待ち合わせの場所として活用しているのが見受けられる。 またEDなどで祝勝会をする場合はよくパオパオカフェを利用している模様。 そして利用する面子が面子である故によく店舗が悲惨な目に遭わされる。 酒癖が悪い女性格闘家達が酔って暴れたり、二号店が店長の技で火災に遭ったり、ストーリーで店舗内で乱闘があったりと、 何度改装工事をする破目になったか…リチャードの苦労は耐えないであろう。 『餓狼伝説SPECIAL』ではダックとリチャードのどちらを出すかでスタッフは悩んでいたが、 結局ユーザーの評価などもあり、ダックが出場する事になった悲しい過去がある。 しかしパオパオカフェが主人公たちの溜まり場となったおかげでリストラ組の中では一番良い待遇を受けていると言えるだろう。 背景の達人は出番が多くてもアレだし 『餓狼伝説3』では、新開店したパオパオカフェ2号店の店長に、 ブラジルにてストリートファイトをしていたボブ・ウィルソンをスカウトしており、 彼の才能を見込んで様々なカポエラの技術を叩き込んだ。 『初代餓狼』で序盤戦の敵キャラクターとして登場したものの、 『餓狼伝説2』以降のシリーズでは他キャラクターのエンディングに登場したり、 ボブの登場デモに姿を見せるなどサブキャラクターとしてのみ登場している。 また彼の印象を強くした要因の一つとして、「ステージBGM」の存在がある。 カポエラは曲のリズムに合わせて闘うというスタイルを持つため (元々、奴隷達が格闘技の修練をしている事を悟られないように(反乱の準備と思われない為に)、 曲を流して踊りのふりをしながら修練していた事が始まりと言われている)、 彼のBGMもバックで奇妙な歌を流しながら闘うというものであった。 ちなみにこの歌詞はとりわけ深い意味は全くないそうで、それっぽく歌えばそれっぽく聞こえるんじゃないか、という事らしい。 しかし、アーケードゲームで歌が流れるゲームというのはそこまで存在しておらず、 SNK自身が『サイコソルジャー』や、全編BGMに演歌を流すという麻雀ゲーム『麻雀狂列伝~西日本編』といったタイトルで、 他社とは一線を画すBGMを作り続けていた事、NEOGEOというハードの性能の高さを裏付ける要因の一つとして、 リチャードの存在と共にその強い印象を植え付けた。 その強い印象のためか2019年にはテリーが参戦した『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』にてまさかの新規アレンジが収録されており、 サウンドテストでは『餓狼伝説』シリーズカテゴリの一番最初に登場している。 17 09より、「ハレマー教カポエレ派 戦いの歌」 『KOF』シリーズでも背景カメオ登場をしたり、 『餓狼伝説』のメインキャラクターが関係するストーリーにて会話に絡むのみだったが、 『KOF MAXIMUM IMPACT2』では、 遂に正式にプレイヤーキャラクターとしての参戦を果たす事になった (『初代餓狼』ではCPU専用キャラで、 使用可能なのは家庭用に移植されたSFC版(2P専用で対戦限定)とMD版のみだった)。 この時、テリーとの掛け合いではツケの支払いを請求している。 また、同じカポエラ使いであるソワレは、 彼なりに先達であるリチャードに対して敬意を持っているようだ。 一方で「私リチャード40歳、ちょっとマッチョな店長さん!」 なんて台詞を発したりもしている。どうしてこうなった。 『餓狼DM』の初回限定おまけディスクに登場した時は、 全体的に落ち着いた物腰の紳士的なキャラとなっていた。 『MI』シリーズと見比べるとちょっとしたギャップを味わえるかもしれない。 + わたしは武闘家だ…… きたない手の勝利より…… どうどうと闘った敗北をえらぶ!! ボンガロではジョー東と対決している。ジョーが発するセリフ、「カポエラ…」を言わせたのも彼である。 原作通り、パオパオカフェを営むカポエラ使いだが、それに加えてギースの殺し屋でもある。 それでも人格者である事には変わりなく、上のような名台詞も残しており、街の人々にもとても慕われている。 敗北後はマイケル・マックスやホア・ジャイらのようにビリーに抹殺されてしまったものと思われていたが、 『3』にて間一髪で救出されて生きていた事が判明した。なんという後付設定 ちなみに『MIA』のリチャードは「ワイルドファング」(『ロックマンX8』の主題歌ではない)という必殺技を出すと、 時折「ビートルホーン!」と叫ぶ時があるのだが、実はこの台詞は上記のボンガロオリジナルの技名が初出である。 (以上、Wikipediaより抜粋 一部改変) MUGENにおけるリチャード・マイヤ 2体ほど確認されているが、現在はいずれも入手できない。 + リン バット氏製作 リン バット氏製作 現在は正規入手不可。 初代『餓狼伝説』仕様で、動画で見かけるのはほぼこちら。 専用のパオパオカフェステージで戦わせれば天井のパイプに掴まる姿も再現できるのだが、 それ以外のステージだとライフバーを掴んでいるように見えて少々シュールな光景になる。 他の初代餓狼キャラ同様にikki氏によるAIが存在したが、こちらも現在は入手不可である。 + MR.S氏 Misamu K Young氏 Shin Dio氏製作 KOF風ドット MR.S氏 Misamu K Young氏 Shin Dio氏製作 KOF風ドット 代理公開していた「MUGEN CHINA」が閉鎖したため、現在は正規入手不可。 こちらは初代餓狼のドットではなくKOFっぽいドットになっている。 そしてボブ・ウィルソンをストライカーとしている。 動画ではボブと比べて影が薄かったり、キャラ数の関係などであまり見かけない。 実際AI入りのリン・バット氏のマイヤは弱くはないのだが、 いかんせん初代『餓狼』仕様故に超必殺技もなく、地味過ぎるのも出番のない一因なのだろう。 出番が増える事を祈ろう。 出場大会 + 一覧 シングル 続・狂-1 グランプリ 髭トーナメント オールスターゲージ増々トーナメント 髭トーナメント2【漢祭り】 MUGEN祭 大盛りシングルトーナメント 素晴らしき筋肉の祭典 ストリートファイター VS 餓狼伝説 龍虎の拳 餓狼伝説SPトーナメント タッグ 何番煎じ目かの男女タッグトーナメント GACHI!祭 漢の大晦日タッグトーナメント 大会であまり見ない男達と男女タッグ大会 ゲージ増々タッグトーナメント ストリートファイター&餓狼伝説タッグバトル! SF&餓狼&龍虎タッグバトル2 チーム MUGEN∞動画試作トーナメント 両手に花 ランセレ成長サバイバル 花一匁サバイバル大会 素数杯 危険な町!サウスタウントーナメント その他 【mugen検証】ボンガロルールで武闘大会が開けるのか? 天下統一大会 更新停止中 MUGENオリンピック 出演ストーリー KING OF FIGHTERS X Final Fatal Fury(『MOW』後の設定) └餓狼・SPECIAL *1 しかし、初代『餓狼伝説』のNEOGEO及びNEOGEO-CDでの取扱説明書において、 パオパオカフェについては「酒は美味いが飯はマズい」というあんまりな説明がされている。 とりわけ初代は完全に設定が固まっておらず、「ギースの手により荒廃した街・サウスタウン」というのを軸として、 荒れてしまっている状態を表現するのにかなり乱暴な表現を使っており、取扱併説明書でサウスタウンの土地や名所(?)紹介を載せていた。 それに併せてタカラ(現・タカラトミー)の独自設定が混同して広まってしまったりと、初代の設定は随分と混沌としていたものであった。 パオパオカフェの説明に関しても、初期の混沌とした設定の中から出てきた物で、後のシリーズから見ると 随分と様変わりし、カフェやリチャードの存在もかなり重要なものへと変わっていったのも、面白い所である。
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ここは新天地の独自設定<人名・人種>を集約しています。 使用上の注意 ※国別・項目別に仕分けています。他国の設定については人物・用語目録から該当国家のページを開き追加してください。 ※可能な限り、作者自身で項目作成していただくようお願いします。五十音順に並んでるので、それに沿っていただけると助かります。 ※この項目は「確定事項」ではありません。利用するもしないも、設定的に齟齬が出る内容でも確定事項に反しない限り原則問題ありません。 項目凡例 【項目の名称】 項目の内容 (初出:[[初出のSS名]] または ネタ提示スレの日時・本数) 【エル】 【ガンマン志願者】 【気違い馬】 【クロック(略】 【ザク】 【シエラ】 【神官ファルコ】 【聖騎士達】 【ソラリア】 【タクト】 【「悪魔(ディアボロ)」イワン】 【「鉄槌」ゴンザレス】 【バートン】 【ミィレス】 【ラファル】 【リオ】 【エル】 新天地で傭兵や用心棒をしながら生計を立てるダークエルフの女性。 何故故郷エリスタリアを離れ新天地にいるのかはまだ明かされていないが、新天地で出会ったシエラを妹のように可愛がっている。 弓の名手で簡単な風と水の精霊魔法も使える。 (初出:異世界冒険譚-蒼穹のソラリア-) 【ガンマン志願者】 地球から新天地にガンマンになりにやってきた奇特な人間。名前は好きに呼んで下さいとの事。(本名は自分に似合わなくて気恥ずかしいらしい) 容姿は、中肉中背で中性的な顔立ち、髪は栗毛で短髪。性格は基本的には何事にもニュートラルで花より団子的な所がある。 向こうで軍に従事した経験が有るらしく、新天地に来た直後でもそこそこの戦闘の腕前を持っていた。 現在はゴンザレスの交易馬車の護衛見習いとして先輩方にしごかれて、こちら特有のアクロバティックで精密な戦闘技術を身に付けつつある。 現在の所持武器は357マグナムの撃てるリボルバー、アメリカでよく流通しているボルトアクションライフルと上下二連式のショットガンの銃身をカットしたもの。 (初出:【ワイルドランドへ】) 【気違い馬】 新天地南方の未踏破地域に住むアパティアン(食鉄人)族の若頭。 赤錆びた鉄の体を持ち、非常に頑健で力も強く足も早い。 性格は明るく無邪気で短気で皮肉屋。 大酋長からの命令で、新しい狩場(鉱脈)を手に入れるために新天地の襲撃を計画していたが… (初出:【夜を守る者】) 【クロック(略】 氏族は皇帝ペンギン。父親から市長職を引き継いだ。嘴持ちである。 忘れっぽくて細かいことを気にしない。 最初はククリ(略)という名前だったが少しずつ間違え続け、クロック(略)と名乗るに至る。 趣味は泳ぐこと、魚を捕ること。 何も考えずに勢いで政務を抜け出しては、秘書に叱られている。 (初出:【クロック(略)市長の昼下がり】) 【ザク】 軽いノリの短剣使いのニワトリ族の青年。西南部の農家出身でゴンザレスとは交易途中の町で意気投合した元・傭兵。 俊敏さを生かした剣格闘や高い跳躍力を生かした位置取りが得意。(実はニワトリ族は飛べるものが多いが、オルニトの上流階級を嫌っている者が それより多いので大体は飛べない鳥達とつるんでいる) 割とマメな性格で、商会の商品や美品の仕入れ・管理なども請け負っている。 (初出:【ワイルドランドへ】) 【シエラ】 新天地で暮らすハーピーの少女。 捨て子だった所を新天地の村で拾われ育てられた。 空を飛べる鳥人だが浮遊大陸の鳥人と違い、どんな種族とも分け隔てなく接する優しさを持つ。双子の姉がいる。 仲の良い精霊はシルフィードで強力な風の精霊魔法を使える。 (初出:異世界冒険譚-蒼穹のソラリア-) 【神官ファルコ】 浮遊大陸オルニトの神官の一人。 自らの私兵集団を持ち、他の神官やオルニトの人々が地上の事に無関心なのを良い事に新天地を荒して回っている。 極右思想で大昔の強かったオルニトを取り戻そうと思っている。故に付いたあだ名が戦闘神官。 大図書館の古文書にあった古代文明の遺産『黒い月』を手に入れようとしている。 (初出:異世界冒険譚-蒼穹のソラリア-) 【聖騎士達】 エリスタリアの魔女 エスペランサ=ホーネット 自身の魔法力を込めて作った魔道具「魔書」を使い、魔法と精霊魔法を同時に使う事で大魔法を高速演唱で行使する事が出来るハイエルフ。 六属性全ての魔法が使え、最大四属性まで同時に魔法を使える。 純血の仙人 シャンファ(雪花) 自らの神通力と暗器を駆使して戦う兎人の仙人の娘。神通力と暗器はそれぞれ両親譲りのものだが本人は両親を毛嫌いしている(反抗期?)。仙人同士の間に生まれた仙人の純血種(サラブレッド)。 魔法騎士 プレセア=ロッソ(プリムラ=ストラーダ) 西イストモスの出身だが軽装・ランス一本の特殊な戦闘術『アンチオストモスアーツ』を使う魔法騎士。使える魔法は地属性の精霊魔法だけ。星の宿命により26歳の時マリアンヌと戦って死ぬ事が決定している。 暗殺者(アサシン) シグレ(時雨) 元々は貿易の為延より移り住んだミズハミ島狐人の末裔。香辛料や香料、薬草を扱う傍ら、毒物の知識も豊富でこれを戦いに利用する暗殺者。ちょっと忍者っぽい。メイルと言う妹同然に思っている竜人の娘がいる。 獣の王 アルトメリア 人間であり続けようとした元人間のアンデッド。生前の道徳観から亜人を糧とせず獣を喰らう内、666匹の獣の魂を内包する獣魔術師(ビーストテイマー)となった。667回分殺さないと死なない。極度の人見知り。 不死身のストレンジャー 元女王蜂候補の蟲人。ピラニアンビーをけし掛け岩をも穴だらけにしたり二度目の毒針でアナフェラキシーショックを起こさせる等致死性は高い。何度倒しても現れる事から不死身と呼ばれている。発声器官が無い為フリップで会話する。 【ソラリア】 新天地にある古代遺跡の地下に眠っていた謎の少女。 記憶を失っており、自分の名前と自分を最初に見つけ目覚めさせたタクトの名前以外何も覚えていない。 種族は今の所不明。頭に付いている大きなカチューシャ以外地球人と変わらない外見をしている。 精霊の力を借りずに魔法を使ったが原理は不明。何故か精霊に嫌われているようだ。 (初出:異世界冒険譚-蒼穹のソラリア-) 種族は魔神(マシン)と呼ばれる超古代の機械種族。マナを直接燃料とする魔科学で作られた自動人形の一体。 【タクト】 新天地に異世界の遺跡調査に来たバックパッカーの青年。 大学の研究で異世界考古学の調査をしに新天地に来ていたが、そこで謎の少女ソラリアと出逢う。 治安の悪い新天地で女性の用心棒に守られている事もそうだが、異世界に来て弱い自分に多少なりとも自己嫌悪している。 ソラリアと出逢い大きく運命が変わっていく。 (初出:異世界冒険譚-蒼穹のソラリア-) 【「悪魔(ディアボロ)」イワン】 現在ゲート周辺の広い地域を統治している皇帝ペンギン族の中年。 筋骨たくましい体に優しそうな目の顔が載っており、顔の通り普段は非常に温厚で紳士な2児のパパである。 しかし、独立戦争では民族の雑多に混ざり合った領土解放軍の中心として先陣を切って戦っていた猛者であり、単身オルニトのキャンプに潜り込み その隠密性と格闘技術で大隊・中隊をいくつも壊滅させていることから、敵味方双方から畏敬の念を込めて「悪魔」と呼ばれるている。 彼は戦士としては優秀であるが、政治の手腕は凡庸であり優秀な補佐役や問題を処理してくれる人材をいつも探している。 (初出:【市場にて】 ) 【「鉄槌」ゴンザレス】 元・解放軍所属でイワンのいとこの皇帝ペンギン族の中年。 現在はゴンザレス・リバティ商会の社長で交易馬車を駆り、3人の仲間+新人一名と新天地中を回る忙しい日々を送っている。 イワン程ではないがベテランの格闘士であり、外見は筋骨隆々とした2m近い巨躯に人好きのするカラッとした笑顔が載っている。 性格は快活。また、好奇心旺盛で人情家な所があり、色々な厄介ごとにすぐ首を突っ込みに行く(実は何割かはイワンからの依頼らしいが…) 奴隷商が嫌いらしく、国内で密貿易をしているところを発見すると仲間を連れてよく潰しに行っている。 (初出:【ワイルドランドへ】) 【バートン】 酒好きの棍使いで背の高い王様ペンギン族の中年。雇い主のゴンザレスとは元・軍で撃破数を競う友達だった。 トロル並みの怪力で豪快に棍を振るう傍ら、実家が金属加工業をしており非常に手先が器用で職人的な所がある。 お金を貯めて新天地の東部にある家業の工場を大きくしたいらしい。 (初出:【ワイルドランドへ】) 【ミィレス】 ソラリアと同じ種族の少女。 異世界のどこの国でも見かけない軍服を身に纏い、鍵の剣を持っている。 ファルコをマスターと呼び感情らしい感情を示さない人形のような娘。 (初出:異世界冒険譚-蒼穹のソラリア-) ソラリアと同じ魔神(マシン)でソラリアの火に対しこちらは光を使う。ソラリアは記憶を、ミィレスは感情を無くしている。 【ラファル】 東方はイストモス東部の狗人族の青年。元々仕えていたケンタウロスの主人がラ・ムールとの戦いで亡くなり、食い扶持を稼ぐために芸で身を立てていた。 投げナイフと曲刀を使った格闘術の手練であり、現在は新天地で大道芸人をやっている。 (初出:【市場にて】) 【リオ】 脚線美が自慢のダチョウ族の女性。北部の港町出身で年齢は秘密!現在雇い主のゴンザレスとは元・軍隊仲間で長距離の斥候兵だった。 非常に優秀な格闘士で、類稀な脚力と精霊の加護を生かした蹴撃を得意としており、彼女の蹴りは鉄の武器すらへし折ることがある。 なので、裏で「鉄足」リオとあだ名が付けられているらしい……只今恋人募集中!! (初出:【ワイルドランドへ】)
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『冬の別れ』 16KB 制裁 観察 自業自得 家族崩壊 駆除 野良ゆ 姉妹 子ゆ 都会 現代 人間なし 創作亜種 独自設定 冬は話が創りやすいです 「冬の別れ」 羽付きあき ゆっくり視点です いくつかの独自設定を使っております 独自ゆっくり登場注意 小麦粉の肌が痛みを感じるほどの寒さの中で空き缶まりさはいた。 季節は冬へと移り変わっており、日の光を阻むかのように時折見えるわずかな青空以外は灰色の雲が街全体を覆っている。 ・・・底部に履いた「靴」と帽子があるから寒さ自体はそれほど感じない 空き缶まりさはふと母ありす達と過ごしていた日々を反芻していた。 寒さに震える自分にすーりすーりをしてくれた母ありすの温もりと大きな体、そして「とかいは」な笑顔は今でも心の奥底から忘れる事は決してなかった。 物理的な温かさは今の方が格段に良い。 だが、空き缶まりさは昔の方が暖かいと、なぜかそう感じていた。 空き缶まりさの帽子の一部は継ぎ足すように黒い布が縫い付けてある。 ・・・以前ありすにバッヂごと食い破られた為だ。 母ありすの面影を感じたありすにゆっくりにとっては命と同等な程も大事な飾りを傷つけられる。 それがどれ程、痛切で悲しい行為であるかは想像に難くない。 だが、空き缶まりさはそれでも恨んだりする気にはならなかった。 あのありす親子にも事情があっただろうし、何よりも自分の目の前でゆっくりできなくなってしまった。 この街はありす種が少ない。 ・・・厳密にいえばありす種は少なくならざる負えない。 数年前まではまりさ種とれいむ種に次いで、ありす種が多いと言う街ではごくありふれた光景が広がっていた。 少なくなった理由は数年前に街にいた「くいーんありすの群れ」が一斉駆除を受けたことに起因するとは知っていたが、それ以上を知る事は無かった。 今では時折捨てありすが街に現れる程度だ。 現に今まで自分が出会ったありす種は全てが元飼いゆっくりだった。 そう頭の中でぐるぐると考えていると、道端に、何かが落ちているのを見つけた。 底部にネチョリとした感覚が伝わる。 「・・・?」 辺りを見ると、小麦粉の皮が少量飛び散った後と尾を引くように電柱の陰へと続くカスタードクリームの跡。 ・・・なるほど、捨てありすか何かが車に轢かれたのか。 空き缶まりさが電柱へと向かう。 まだそれほど時間が経ってないなら助けられるかもしれない。 空き缶まりさが電柱の陰を見たとき、そこには確かに三体のありす種がいた。 「みゃみゃっ!みゃみゃぁぁぁ・・・!」 「ゆっきゅりよくにゃりゅにょよ!ぺーろぺーろ!」 ソフトボールほどのサイズの子ありすが二体、一体は砂糖水の涙を流しながら、横たわっているありす種らしきゆっくりにすーりすーりを続けている。 もう一体の方は、小麦粉の皮が裂けた部分を必死にぺーろぺーろしていた。 もう少し近づいてみると、横たわっていたゆっくりの全貌が分かった。 「ゆひゅー”・・・!ゆ”ひゅー・・・!お・・・ぢ・・・び・・・ぢゃ・・・」 後ろの部分が轢き潰されてカスタードクリームが漏れ出ていた。 ・・・裂けた部分が多すぎる、そして、漏れたクリームの量も多い。 (これはだめだよ・・・) 空き缶まりさは心の中でそう呟いた。 ・・・現にありすの方は寒天の目が白目をむきかけて、弱い呼気を繰り返していた。 脇には落ちたまりさ種の帽子が見える。番いの形見か何かだろうか? その中に入ってある物が目に入る (・・・"あまあまさん"!?) 空き缶まりさは驚いた。 ・・・そこにはドーナツや菓子パン、飴玉やリンゴ等の果物があった。街ありす、それも捨てありすには到底これだけの量は集められない物だ。 ここで確信した。このありすは恐らく盗んだのだ。「おうち宣言」の様に、窓ガラスを石でたたき割って。 そして急いで自身の「おうち」か何かに戻ろうとして、この道を突っ切った時に轢かれた・・・こういうところだろう。 「お・・・ぢび・・・ぢゃ・・・ゆ”っ・・・!までぃ・・・ざ・・・の・・・おぼう・・・じを・・・もっで・・・にげ・・・で・・・」 ・・・子ありす達より先に空き缶まりさに気付いた様だ。 霞む視界の中、銅バッジを見たのだろう。 だが、ありすの意図とは裏腹に、子ありす達は涙を流しながら空き缶まりさの方に振り向くと、こう懇願した。 「おにぇがいっ!みゃみゃをっ・・・!みゃみゃをおいしゃさんにみせちぇあげちぇぇぇっ・・・!」 「みゃみゃちょっちぇもきゅるししょうぢゃわっ・・・!あまあましゃんもあげりゅきゃら・・・!だきゃら・・・!」 空き缶まりさはこの子ありす達に憐憫の情の籠ったまなざしを向ける。 多分、子ありす達は違う所で待っていたのだろう。だから「ままのとってきたあまあま」としか思っていない。 ・・・バッヂ付きのゆっくりでなければゆっくりに専門の治療は受けられない。 捨てゆっくりである以上それは知っているのだろう。 涙ぐみ、空き缶まりさを見上げ、必死にあまあまを小さな体で前に押してきながら、必死に、必死に頼んでいる。 「・・・ごめんね、まりさにはどうすることもできないよ」 「どうしちぇっ!?ばっぢちゅきにょゆっきゅりにゃらおいしゃしゃんにみちぇもりゃえりゅんでしょ!?」 「あみゃあみゃだっちぇありゅわっ・・・!」 食い下がる子ありす達を宥めるように、ゆっくりと空き缶まりさは言った。 「ちいきゆっくりやかいゆっくりじゃなきゃおいしゃさんにはみてもらえないよ。まりさがいくらいってもだめなんだよ。」 「ぢゃっちゃりゃありしゅをちいきゆっきゅりにしちぇぇぇっ!」 「ありしゅもっ!いっちょうけんめいがんびゃりゅわっ・・・!ありしゅちゃちはおうちゃだっちぇおどれりゅしおぢょりぢゃっちぇじょうじゅぢゃわ!」 目の前でクネクネと小麦粉の体を動かし、必死に「とかいは」なアピールを繰り返す子ありす達。 ・・・この子ありす達は知らない。数年前、くいーんありすの群れが駆除された時から、「ありす種」は地域ゆっくりになる事が出来ない事を。 「・・・だめなんだよ。ありすたちはちいきゆっくりにはなれないんだよ。それにこのあまあまさんは、そこのありすがにんげんさんからぬすんできたものだよ。まりさはそれをうけとるきはないよ。」 子ありす達の動きが止まる。 あらゆる可能性を、母ありすが助かる可能性を考えていたのだろう。だが、空き缶まりさの一言が、そのすべての可能性を奪った。 「ありすも・・・もうたすからないよ。このあまあまさんはにんげんさんのものだからまりさはかえさなきゃいけないよ。そのかわり、いままりさがもってるあまあまさんをぜんぶあげるから、それをもってどこかへいってね、まりさには・・・まりさにはそれぐらいしかできないよ」 後ろでありすが口からカスタードクリームの固まりをゴボリと吐き出した。 いよいよ、クリームの量が無くなってきたようだ。 「ゆぐっ!ゆげぇぇぇっ・・・!ひゅー・・・ひゅー・・・」 「「みゃみゃあああああああ!!」」 子ありす二体が瀕死のありすに向かって跳ねる。 ありすが苦しそうな表情をしながらも笑いながら、こう言った。 「ま・・・で・・・ざ・・・ありが・・・どう・・・おぢび・・・ぢゃ・・・とかい・・・は・・・な・・・ゆっくり・・・に・・・なる・・・の・・・よ・・・」 「みゃみゃっ!みゃみゃぁぁぁっ!ありしゅをおいちぇかにゃいぢぇえええええっ!」 「あしりゅいいきょにしゅりゅわっ!おうちゃぢゃっちぇじょうじゅににゃりゅしおぢょりぢゃっちぇ・・・!」 空き缶まりさが帽子の中から、ありったけのあまあまを、ありすの持っていたまりさ種の帽子の中に詰め込む。 ふっとありすが微笑んだ、そして。 「おぢ・・・び・・・ぢゃ・・・ど・・・が・・・い・・・ば・・・」 「「みゃみゃあああああああああ!!」」 空き缶まりさの目の前で、ありすはゆっくりできなくなった。 ありすの盗んだあまあまを帽子に積め込むと、空き缶まりさは、振り向いて跳ね出した。元の持ち主はだれかは分からないが、とにかくゆっくりが盗んだバッヂ等を見つけた時は、人間さんに報告しなければならない。 ・・・少なくとも今の空き缶まりさは、自身が出来る精一杯の事はやったつもりだった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「・・・むきゅ、あまあまさんはべつのにんげんさんをつうじてもちぬしにかえしたそうだわ」 「ゆっくりわかったよ」 その夜、地域ゆっくり達の「おうち」が集まる土地に空き缶まりさは戻っていた。 ・・・いるのは自身の「おうち」ではなく、ぱちゅりーのおうちだ。 ぱちゅりーとの会話に茶々を挟むように、隣にいたまりさが言った。 「ゆっへっへ!あまあまさんはよごれててもうたべられないのぜ!」 「でもしかたないよ。まりさにできることはここまでなんだよ」 空き缶まりさが反論する、まりさの顔から笑みが消えた。 「・・・ほんとうにじぶんのしたことがいいことだとおもってるのかぜ?」 「ゆ?」 「あきかん。すてありすのこありすがこれからこのまちでいきていけるとおもってるのかぜ?」 「それは・・・」 「あきかん。あまあまをやったのはなんでなんだぜ?かわいそうだからかぜ?」 「・・・ゆゆぅ」 「なんにもできないこありすたちが、それだけのあまあまをもっていどうしている。げすゆっくりやれいぱーありすからすればかもにしかみえないんだぜ」 「・・・」 「あまったれたことをするのもいいかげんにするんだぜ。ちかいうちにそのこありすたちはげすゆっくりたちにせいっさいっされてくるしんで、のたうちまわったあげくにしぬんだぜ。あまあまをあげなけりゃこごえてねむるようにゆっくりできなくなれたものを。あきかん。おまえのしたことはだれもとくをしないことだぜ。」 「まりさ・・・」 「そんなんじゃ、もしまりさやれいむやぱちゅりーがいなくなったときにどうするつもりかぜ?いつまでもまりさたちがいるわけじゃないんだぜ」 まりさはそういうと、ぱちゅりーのおうちを飛び出す。 空き缶まりさは、何も言えずに立っている事しかできなかった。 ・・・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・ あれから数日が経った。 それまでぼちぼち晴れていた空も、灰色に覆われ、今にも雪が降りそうなほど冷え込んでいた。 空き缶まりさは、いつもの様に、空き缶を袋に詰めていく。 ・・・あの子ありす達、そしてまりさに言われた言葉がいまだに心の奥に刺さっていた。 しかし、もうどうする事も出来ない。 あの時はああすることが最善の方法だと思っていた。 「誰も得をしない」・・・地域ゆっくりと言っても「街ゆっくり」だ。シビアに考えていかなければならないのは空き缶まりさにも何となくはわかっている。 だが、だからと言って割り切れるものでない。 それでも、割り切らなければならないのか、それとも慣れていくのか、空き缶まりさにはそこらへんの答えをまだ見つけてはいなかった。 空き缶を粗方集め終えて、帰路に就いた時、空き缶まりさは何やら地域ゆっくり達が集まっているのを見た。 近くにれいむがいるのをみつけると、飛び跳ねてれいむの方へと向かう。 「れいむ、なにかあったの?」 「ゆゆ、"あきかん"!それが、ちいきゆっくりのおうちにしのびこんでごはんさんをぬすもうとしたありすがいるみたいなんだよ!」 「・・・ゆ!?もうおおきいの!?」 「まだ、おちびちゃんぐらいだよ!」 ・・・れいむの言葉を聞いて空き缶まりさは青ざめた。 ゆっくり達を割り行って、輪の真ん中へと身を投じる、そこには、ボロボロの風貌になりながらも以前あったあの子ありす二体が、カタカタと震えながら辺りを見回していた。 「ちいきゆっくりの、ましてやまりさのおうちのごはんさんをぬすもうなんてむぼうなゆっくりなんだぜ」 「ゆ、ゆ、ゆるしちぇぇぇ・・・ありしゅちゃちはおなきゃがすいちぇちゃだけにゃにょ・・・」 「おねーしゃんっ・・・!わりゅいにょはありしゅよ!おねーしゃんにはにゃにもしにゃいぢぇっ!」 ・・・相当他のゆっくりに痛めつけられたのだろう。生傷だらけだ。それに砂糖細工の歯も欠けている。 地域ゆっくり達にやられたのか、それとも別のゆっくりにやられたのかは分からない。 まりさが空き缶まりさの姿を見つける。 「あきかん!ちょうどよかったんだぜ。くるのぜ」 ビクリと震える。水飴の冷や汗が流れ出た。 ゆっくりと進み寄ると、子ありす二体が空き缶まりさの小麦粉の皮をすーりすーりし始める。どうやら自分の事を覚えている様だ。 「まりしゃぁぁ・・・ちゃすけちぇぇぇ・・・」 「ありしゅちゃちあみゃあみゃをいなきゃもにょにちょられちゃっちゃの・・・だきゃら・・・しきゃちゃにゃいにょ・・・」 「ゆ・・・」 子ありす達が必死に空き缶まりさに食らいつく。 「しょ、しょうぢゃわ!しかちゃなかっちゃにょよ・・・!まりしゃはわかっちぇきゅりぇりゅわよにぇ・・・」 「ありしゅちゃちをたすけちぇっ・・・!」 ・・・空き缶まりさがたじろいでいると、まりさは、帽子の中から小石を取り出して、空き缶まりさに渡す。 「おまえがやるのぜ」 「ゆ・・・!?まりさ、それって・・・!」 「そうだぜ。あきかん。おまえがこのありすたちをらくにしてやるのぜ。できなきゃちいきゆっくりからついっほうっするんだぜ。」 全身がガタガタと震える。目の前が真っ暗になった。息が苦しい。 今まで、そんな事をした事は無かった。する必要は無かったし、させてもくれなかった。 だが、目の前でまりさは、小石を置いた。 「このありすたちがこんなことをしたのも、すべてのげんいんはおまえにあるのぜ。このままでもゆっくりできなくなるのはきまってるんだぜ。だったら、せめておまえがらくにしてやるんだぜ」 「ま、まって、まってね」 「はやくするんだぜ!」 空き缶まりさは頭が真っ白になりながらも小石を取った。 「ゆんやぁぁぁ!まりしゃっ!まっちぇっ!ありしゅちゃちのおはにゃしをきいちぇぇぇ!」 「たすけちぇっ!たすけちぇぇぇっ!」 ・・・底部をもそもそと動かしながら、遅々としたスピードで殆ど移動していない。 底部が潰れているのだ・・・多分、まりさがやったのだろう。 「ご、ご、ごめ、ごめんね・・・ごめんねっ・・・ごめんねぇぇぇぇっ!」 目をつぶって、小石を振り下ろす。柔らかいものをクッションに、地面に当たった様な感触を感じた。 「ゆ”ぎゃ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”あ”あ”あ”っ”!い”ぢゃ”い”わ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”っ”!!」 「おねぇしゃあああああん!?」 「ゆわぁぁーーーーっ!?」 空き缶まりさは恐怖で声を上げた。外したのだ。 目を開けると、底部付近の小麦粉の皮が裂けて、カスタードクリームが飛び散っている。 そして、苦しそうにぐーねぐーねと小麦粉の体を動かし、絶叫する子ありす。 「い”ぢゃ”い”ぃ”ぃ”ぃ”っ!い”ぢゃ”い”ぃ”ぃ”ぃ”わ”ぁ”ぁ”ぁ”っ”!!」 「ゆひぃぃぃ・・・!ゆはっ・・・!ゆは・・・!ゆひ!ゆひいいいいいい!まりしゃ!ちょかいはっ!ちょかいはぁぁぁっ!!」 ・・・もう一体の子ありすがうんうんとしーしーをもらしながら、空き缶まりさの名を呼んでカタカタと震えている。 空き缶まりさは、震える舌で、半乱狂になりながら、小石を振り下ろした。 「あぎっ!や”べぢぇ”ぇ”ぇ”ぇ”っ”!や”べぢぇ”ぇ”ぇ”ぇ”よ”ぉ”ぉ”ぉ”っ”!!み”ゃ”み”ゃ”っ”!み”ゃ”み”ゃ”ぁ”ぁ”ぁ”っ”!!」 今度も外してしまった。何度も振り下ろすたびに、小麦粉の皮が裂け、カスタードクリームが飛び散っていく。 それでもなお、子ありすは苦しみ、泣き叫び、絶叫しながらも、ぐーねぐーねとその場から逃げようとする。 「ゆ”わ”ぁ”ぁ”っ!!ごべんねっ!ごべんねっ!ごべんねっ!ごべんねええええええええええ!!」 震える舌で出来るだけ正確に小石を振り下ろすが、出来ない。 やがてズタズタになった子ありすの動きが徐々に鈍くなっていく。 「い”・・・ぢゃ・・・ぃ”・・・わ”・・・ぁ”ぁ”・・・!ゆ”っ・・・!ゆ”っ・・・!ゆ”っ・・・!ぎびっ!」 最後の一撃がカチューシャ越しに決まると、ぼてりと前のめりに倒れて、ピクピクと小麦粉の体を動かしながら、徐々に動かなくなっていった。 「つぎはそこのありすなんだぜ」 まりさの声が突き刺さる。 呆然としながら、まりさの方へと空き缶は顔を向けた。 「・・・ふるえてちゃさっきのにのまいなんだぜ、ふみつぶしてやったほうがまだいいとおもうんだぜ」 「ゆ・・・」 空き缶まりさがもう一体の子ありすの方へと振り向いた。 子ありすはその瞬間、さらにしーしーとうんうんを漏らしながら、穴と言う穴から砂糖水の液体を垂れ流し、口を大きく開けて叫び始める。 まりさが、子ありすを空き缶まりさの目の前に突き出した。 「ゆ”あ”あ”あ”あ”っ”!!あ”あ”あ”あ”----------------っ”!!!」 子ありすは、子ゆっくりとも思えぬ声を上げて、ぐーねぐーねと小麦粉の皮を激しく歪ませていく。 空き缶まりさは、目をつぶって震えた。そして、底部に力を込めていく。 「や”べぢぇ”え”え”え”え”え”え”え”っ”!!あ”り”ぢゅ”じにぢゃぐに”ゃ”い”わ”ぁ”ぁ”ぁ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”ぁ”ぁ”ぁ” あ”ぁ”ぁ”あ”あ”ぁ”ぁ”あ”あ”ぁ”ぁ”あ”あ”!!!!!!!だぢゅげぢぇ”よ”お”お”お”お”お”お”お”-----------っ”!!」 空き缶まりさが飛び上がる。 「み”ゃ”み”ゃ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”びょっ!!!」 グチリと音がして、子ありすは、弾け飛んだ。 ・・・空き缶まりさが我に帰る。 飛び散った小麦粉の皮やカスタードクリームを見たとき、空き缶まりさは、口から餡子を吐いた。 「ゆ"・・・ゆ"・・・ゆげぇぇぇえええーーーーっ!げぇぇぇえええええっ!!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 雪が降っている。 街の明かりに火がともり出した頃、空き缶まりさは空を見上げた。 ・・・地域ゆっくりになれば、必ずしなければならない事。 「羽付きの推薦」で入ってきた自分には関係のない事と思っていた。 だが、まりさは空き缶まりさにそれをするように言った。 何故そうしたのかは今となってはわからない。 空き缶は考えていた。まりさは、何を伝えたかったのだろうか? ・・・既にまりさは地域ゆっくりから姿を消していた。 厳密にいえば、人間さんに乞われて、金バッジ待遇でゆっくりブリーダーの補助をする為に、抜擢されたそうだ。 空き缶まりさを叱りつけた段階で、既に決まっていたことらしい。 街かどで、何やら声が聞こえたのでそちらを見る。 見れば、バスケットボール程のれいむが、左後部がグシャシャに潰れて、餡子の圧力で、寒天の目玉の片方が飛び出たソフトボール程の子れいむのぴこぴこを咥えて引っ張りながら、必死に叫んでいた。 「おでがいでずっ!でいぶのおぢびぢゃんをだずげでぐだざい”い”い”い”い”っ”」 「ゅ”・・・!おぎゃ・・・じゃ・・・い・・・ぢゃ・・・い・・・ぃ・・・よ・・・どぼ・・・じ・・・で・・・」 ぴこぴこを上下に振り、砂糖水の涙を流して、砂糖水の涎を周りに飛び散らしながら、れいむは叫んでいた。 道行く人々は当然無視をする。当然だ。 やがてれいむは、空き缶まりさを見つけたのか、必死にずーりずーりとこっちの方に気ながら、空き缶まりさに捲し立てる。 「までぃざぁぁああ!おぢびぢゃんをおいじゃざんにみぜであげでねっ!ごのままじゃゆっぐりでぎなぐなるよおおおおおお!」 「・・・」 「でいぶはただおうだをうだっでだだげなのにいいいいいいいい!ゆっぐりでぎないぐるまざんがっ!ぐるまざんがああああああ!」 ・・・嘘だろう。見ればわかる。 車に轢かれた様な後じゃない。 この子れいむの傷は、どう見ても成体のゆっくりに踏まれた後だ。 空き缶まりさは振り向くとそのままれいむ親子から離れ出す。 暫く未練がましく叫んでいたれいむであったが、すぐに他の人混みに向かって叫び始めていた。 「おでがいじばずっ!おぢびぢゃんがっ!でいぶの・・・!ゆゆ!?ゆぎゃぁああ!いだいいいいいいいいいい!!」 ・・・れいむの悲鳴が上がった。 うるさいので蹴飛ばされたのだろう。 恐らく、もう会う事も無い。 まりさは何を伝えたかったのか、空き缶まりさには何となくわかった。 小さい頃から兄貴分として一緒にいたのだ。それが、何故あんなことを言ったのか。 優しさと甘さは違うのか、空き缶まりさはそれを考えながら今日も街を行く。 それ以来、空き缶まりさがまりさと会う事は二度となかった。