約 140,306 件
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/322.html
765. earth 2011/10/31(月) 21 34 11 提督たちの憂鬱のネタSSです。軽く流してください(笑)。 『ゲーム製作者の憂鬱』 20世紀後半。太平洋戦争もはるか昔の出来事となった日本では、太平洋戦争をモチーフとしたSLGの開発が 行われた。しかしどの会社もすぐに行き詰ることになる。 「どうやっても、パワーバランスが崩れるわ! というか太平洋戦争じゃまともなゲームは作れんわ!」 某ゲーム会社の会議室で、一人の男が匙を投げる。 「それを言うなよ……」 「まぁあり得ないほどのパワーバランスだよな。津波なしでも十分に勝ったんじゃないか?」 「いやそれは無いだろう。旧米国の工業力は侮れない」 彼らは太平洋戦争をモチーフにしたSLGの開発を行っていた。 だが残念ながら、その開発は難航を極めた。 何しろ太平洋戦争そのものが短期間で終っている上に大海戦といえばフィリピン沖とハワイ沖の2つしかないからだ。 はっきり言って盛り上がる場面が少ない。陸戦も同様で戦場はほぼ大陸、それも沿岸部に限定されていた。 「キャンペーンシナリオは兎に角、ショートシナリオは作りづらい」 「仮に作ったとしても、これだけ兵器の質が隔絶していると、パワーバランスが問題になる。というか米軍じゃ勝てない。 幻のF6FやF4Uを出さないと米軍機は烈風や飛燕の的になって、すぐに制空権を失う」 「津波の後、米軍の補給が途絶気味っていうのを考慮してパラメータを設定すると、さらに米軍が弱体化してしまう」 「しかしそれがないと現実性がないって責められる」 「難しいところだ……」 誰もが頭を抱えた。 「いっそのこと、欧州戦も入れるか? 地中海やBOBも入れればシナリオも増やせる」 「欧州戦か……需要あるのか?」 「日本海軍VS欧州海軍という形にすればいいさ。IFシナリオで日本海軍VS英海軍も入れることが出来る」 「なるほど。しかしマップに大西洋地域が入れられるか?」 「むむ……」 日本海軍はアメリカ海軍を完膚なきまでに打ち破った。 しかし日本海軍があまりに勝ちすぎた故に、ゲーム製作者たちは苦悩することになる。 この世界で『提督の○断』などのSLGが販売できる日が来るか、それは誰にも判らなかった。
https://w.atwiki.jp/jubeat/pages/760.html
水上の提督 (Short mix from"幻想水滸伝V") 幻想水滸伝Vの限定版に同梱されていたCD「幻想新世界・音楽集」に収録されている楽曲。 この楽曲のショートサイズ版がCSIIDX11及びIIDX17にも収録されている。なお、選曲画面での表記はIIDXとは異なり「水上の提督」のみである。 原曲は「幻想水滸伝V」のBGM「ダハーカ発進」。 ちなみに、同CDからCSpop n13及びpop n18に同じく猫叉Master作曲の「女王騎士」が収録されている。 BASIC ADVANCED EXTREME LEVEL 5 7 9 Notes BPM Time Artist 猫叉Master Version plus 動画 +譜面動画 譜面動画 譜面動画 ADVANCED (フラワー) 譜面動画 EXTREME (フラワー) +プレー動画 プレー動画 攻略・解説 各譜面の攻略に関する情報はこちらへ。 [EXT]初見殺し。9上位か10下位。配置やリズムでかなり苦戦する譜面。 -- 名無しさん (2012-02-10 08 22 13) [ADV]こっちも少し詐称気味。下から上への16分とか赤にもある32分(?)3連スライドもある。横スライドもあり、かなり厄介な仕組みとなっている。Lv8相当。 -- 名無しさん (2012-09-07 07 18 11) 名前 コメント ※攻略の際は、文頭に[BSC] [ADV] [EXT] のいずれかを置くと、どの譜面に関する情報かが分かりやすいです。 ※体感難易度を書き記す際は、クリア難度・スコア難度のどちらかなのかを明記してください。 また、攻略と関係ない投稿・重複した内容は削除の対象になります 攻略とは無関係の話は該当する欄(情報交換&雑談) にてどうぞ。 コメント(感想など) 9じゃねえ。 -- 名無しさん (2012-02-09 14 37 04) クリア、シャッターオープンはそれほど難しいわけじゃないが、そのリズムと配置難からくるスコアの出なさが異常。10弱くらいは普通にありそうな譜面だね -- 名無しさん (2012-02-09 21 08 22) 元々弐寺でも灰から光らない曲だから… -- 名無しさん (2012-02-14 05 14 51) jubeatに久しぶりに移植曲来たなびっくりしたわww 移植曲5曲目という流石jubeatあらためて見るとやっぱりjubeat移植曲少ないなこれを期にもっと移植曲増やして欲しいな -- 名無しさん (2012-02-15 19 06 04) 無印で移植は一応やってるけどねえ。もっと星井。 -- 名無しさん (2012-02-19 23 33 51) ↑2 REFLEC BEATパックがお怒りですよ? -- 名無しさん (2012-02-20 00 27 05) 名前 コメント ↑攻略と無関係の曲に対するコメントはこちらでお願いします。あまりにもかけ離れた内容は削除される場合があります。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/1926.html
ネタ18__84名無しさま_憂鬱戦争1941 ネタ18_アッキーさま_前進翼機 ネタ17_13名無しさま_どうしてこうなった ネタ17_ボールさま_夢幻会員達の憂鬱 戦後世界の光と影 ネタ16_881名無しさま_門の向こうの日帝様 ネタ15_118名無しさま_憂鬱版ストパン~イタリアの場合 ネタ15_640名無しさま_外務省の受難 ネタ15_850名無しさま_名無し達の言葉 ネタ15_916名無しさま_人の優劣は肌の色のみに非ず ネタ14_90名無しさま_RAID ON TOKYO ネタ14_488名無しさま_ある飲兵衛たちの憂鬱 ネタ12_625名無しさま_平成憂鬱とゲートがつながりますた ネタ11_銑鉄さま_憂鬱版BLACK LAGOON三次創作 ネタ10_154名無しさま_妄想ネクスト ネタ10_165名無しさま_AN03-UNZEN ネタ10_177名無しさま_AN04-KUROGANE(鐵) ネタ10_172名無しさま_MN03-TAIZAN ネタ10_455名無しさま_スネーク ネタ10_766名無しさま_ネクスト「ファイティング・ブル」&「インディアナポリス」 ネタ10_747名無しさま_粗製リンクス ネタ8_305さま_―― 企業家たちの憂鬱・国家解体戦争前夜(一) ―― ネタ7_988名無しさま_レビルに憑依 ネタ7_885名無しさま_チート・アクシス世界プラス ネタ7_766名無しさま_異・提督たちの憂鬱 ――チート・アクシス――3 ネタ7_845名無しさま_チート・アクシス世界 ネタ7_766名無しさま_異・提督たちの憂鬱 ――チート・アクシス――2 ネタ7_766名無しさま_異・提督たちの憂鬱 ――チート・アクシス―― ネタ7_419名無しさま_時空門の展開 ネタ7_419名無しさま_第三次世界大戦 ネタ7_419名無しさま_時空ゲートの管理条約の調印式 ネタ7_305名無しさま_ウィキペディア嶋田繁太郎 ネタ7_74名無しさま_『友愛』『最前線の男』 ネタ7_119名無しさま_日教組 ネタ7_11名無しさま_自称平和活動家 ネタ6_320名無しさま_魔王腐じ~ん降臨! ネタ6_446名無しさま_第二部 ネタ6_767名無しさま_平成アメリカ ネタ6_977名無しさま_嶋田茉莉Pのアイドル紹介動画 ネタ4_142名無しさま_宝具『大日本帝国陸海軍(インペリアル・フォース)』 627名無しさま_ローリダ本土に太陽が十数個 ネタ4_937名無しさま_カリーはやはりカリー ネタ2_337名無しさま_シュミレーション ネタ2_94名無しさま_うそ予告 ~元英国紳士の憂鬱~ ネタ1_498名無しさま_運動会 ネタ_904-910名無しさま_もしも憂鬱世界に2chがあったら ネタ_930名無しさま_もしも憂鬱世界に2chがあったらドイツ編 otaku/9191/1307880659/2さま ネタ3_otaku/9191/1307880659/さま_書き捨てSS 憂鬱召喚 新参者さま ネタ4_新参者さま_月姫ネタ ネタ4_新参者さま_第四次聖杯戦争 ネタ4_ケイネス先生奮闘記 異世界 異世界_5名無しさま_憂鬱+帝國召喚 異世界_666名無しさま_AceCombat鬱・・・勝手に改蔵 異世界_225さま_駐在武官 異世界_225さま_外務大臣 異世界_225さま_百貨店「ハスター」 異世界_225さま_沈黙の百貨店 五島少佐初めてのおつかい 異世界2_877名無しさま_先の次元大戦 銀河英雄伝説 雑談考証と中・長編のネタの書き込み ミラさま 中長ネタ_ミラさま_『極めて遺憾である』 名無しさま 中長ネタ_540名無しさま_動物園 中長ネタ_487名無しさま_大英帝国とフィンランド共和国。 中長ネタ_1000名無しさま_出兵の空気 中長ネタ_79名無しさま_『金髪皇帝が宇宙を手に入れようとした結果模様』 中長ネタ_204名無しさま_大日本帝国艦艇に関する考察 中長ネタ_492名無しさま_宇宙暦1年 中長ネタ_668名無しさま_大日本帝国の建艦計画。 中長ネタ_75名無しさま_人型ロボット兵器。 中長ネタ_216名無しさま_白兵戦 中長ネタ_358名無しさま_ネタ話『永久に美しく』 中長ネタ_204名無しさま_ある日の帝国ゲーム事情 提督たちの憂鬱 支援SSスレッド 猫目石さま 支援1_猫目石さま_駐日英国技官が見た日本戦艦の設計思考。 支援_猫目石さま_提督の憂鬱支援SSその二 支援_猫目石さま_提督の憂鬱支援SSその三 支援_猫目石さま_三菱の苦悩 支援_猫目石さま_とある日の米国海軍の会議 名無しさま 支援_269名無しさま_日本の鉄の歴史 支援_274名無しさま_ヲレの漫画道 同人誌事始 支援2_379名無しさま_日芬ジョーク集 支援2_806名無しさま_三菱財閥 支援2_867名無しさま_復興費用の負担 支援3_名無しさん_フランス陸軍の変貌 日本大陸 名無しさま 日本大陸4_385名無しさま_ネタ-大陸日本で征途 日本大陸4_963名無しさま_ネタ-関ヶ原の戦いの宗教的風景 日本大陸5_804名無しさま_ハワイのクーデターにおける島津 日本大陸7_343名無しさま_第1次大戦中の某地方出身日本人パイロット 日本大陸9_153名無しさま_ある潜水艦艦長の弁明-その説明ではキングが切れるぞ- 日本大陸6_592名無しさま_アラスカ買収-悪辣さでは某民族といい勝負 日本大陸10_707名無しさま_超大型巡洋艦『コンスティチューション』 日本大陸10_717名無しさま_ネタ-たぶん知らない人のほうが多いであろうマイナー漫画ネタ 日本大陸11_159名無しさま_1920大英帝国-紳士たちの会話-欧州大戦後 日本大陸11_157名無しさま_1920大陸日本-紳士たちの会話-舵取りに悩む男たち 日本大陸10_861名無しさま_1941大英帝国-紳士たちの会話-友邦に期待する男たち 日本大陸10_886名無しさま_1942大英帝国-紳士たちの会話-リヴァイアサンの宴の後 日本大陸11_571名無しさま_アメリカン・ヒーローたちの苦悩-2つの正義 日本大陸11_633名無しさま_究極の選択 日本大陸9_784名無しさま_ネーデルランドの剣虎兵01-姑息な者たちは怯える 日本大陸10_418名無しさま_ネーデルランドの剣虎兵02-不屈の虎 日本大陸11_82名無しさま_ドテラ撫子の生麦事件 多人数競作_様々な剣牙虎 多人数競作_ここが変だよ日本人@日本大陸 多人数競作_ネタ-残念収容所 日本大陸14_534名無しさま_日本学講座期末試験~問1~ 日本大陸5_284さま_条約型巡洋艦 日本大陸11_名無しさま_戦艦「スピリット・オブ・マザーウィル」級 日本大陸11_名無しさま_フィオレロ・ラガーディアの憂鬱 日本大陸11_名無しさま_リデル=ハート 第一次世界大戦戦略論より 日本大陸12_名無しさま_サンシャインドラゴン 日本大陸17_475さま_卓上演戯-押川春浪作「装甲核遊戯・参」 日本大陸17_卓上演戯-外国武官が驚愕する程度の日本兵の質 日本大陸18_名無しさま_卓上演戯-永遠のレッドライン-偉大なるビックブラザーの為に 日本大陸11_名無しさま_日本大陸学 日本大陸12_名無しさま_嘘予告 日本大陸10_530さま_ネタ~日本大陸における香川県~ 日本大陸16_名無しさま_この地は真に優れた者が己を磨き続けることに貪欲な場所 日本大陸17_名無しさま_ネタ-風刺画に見るイギリスと大陸日本 日本大陸17_名無しさま_ネタ-風刺漫画で見る戦況と頭髪の関連性 日本大陸10_名無しさま_ネーデルランドの剣虎兵 外伝-剣虎兵の英才教育 日本大陸10_競作_ネーデルランドの剣虎兵 外伝-ルパン三世 王宮に吼える虎 日本大陸27_名無しさま_あの人はどこの国の人?-猫に聞く国別識別方法
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/4801.html
662: 第三帝国 :2017/08/24(木) 22 47 52 銀河連合日本×神崎島ネタSS――——「演出」 ハイジャックされたエアバスA380。 しかし事前にそのことを知った日本政府とヤルバーンは両者の間に設立された秘密実力組織による介入を決意。 結果、田中さんに化けたシエがアラブの髭男を締め上げるという光景が機中で演出されていた。 しかしこの秘密実力組織、通称メルヴェンにヤルバーンの人員だけでなく最近急きょ新たな人員も加わった。 その人員もシエと共に機中におり女性客に化けており、 異変に気付いてシエの背後からナイフを突き刺そうと駆けるハイジャック犯の足を突き出しハイジャック犯を引っ掛けて転倒させた。 「امرأة!!(女!)」 転倒したハイジャック犯は痛む鼻を抑えつつアラビア語で女性客を罵倒する。 周囲の乗客は恐怖で悲鳴を挙げるが当の女性客は涼しげな表情を浮かべている。 それどころか男に対して僅かに嘲笑すら浮かべており、 その態度に激高した男は女性客に対してナイフを振るうが――――――女性客に腕を掴まれる。 ミシミシと嫌な音が男の腕から発生し、 男が堪らず悲鳴を漏らし、手に持っていたナイフを手放す。 そして女性客の姿が崩れて徐々に異形の姿を現す。 男は恐怖で、周囲の乗客は有りえない現象に注目する。 両目を覆う鋼鉄製の仮面。 青が混ざった灰色の肌に暗闇のごとく真っ黒な長い髪。 出る所は出て引っ込むところは引っ込んでいるナイスバディなシエほどではないが、 黒のノースリーブの下からしっかり鍛えこまれた肉体美とほどよい大きさのバストが主張する。 神崎島鎮守府所属、軽巡棲姫であった。 「沈メ」 軽巡棲姫はそう言うなり男の胸倉を掴んで床に叩きつける。 痛みで悶絶する男を無視して、軽巡棲姫は用意してあった拘束具にかける。 乗客は妖艶な魔女を連想させるシエに続いて現れた軽巡棲姫にどう反応すれば良いか分からず呆然とする。 助太刀されたシエはグッジョブ、とばかりに親指を立てる。 その反応に対して軽巡棲姫は軽く会釈し、視線でシエに対して次の行動を促す。 これにシエも同じく考えらしく指を鳴らしたのを合図に幾条もの光柱が現れる。 光柱からバトルスーツに身を包んだヤルバーン戦闘員だけでなく、 陸戦使用の装備に身を固めた艦娘、第18駆逐隊の霞を先頭も現れた。 663: 第三帝国 :2017/08/24(木) 22 48 25 「深通さん」 霞の催促に軽巡棲姫は頷く。 それを合図に一斉にビジネスクラス区域へ突入し閃光と派手な音響が鳴り響く。 ロイヤルファーストクラスでも打撃音が轟き、しばらく沈黙の時間が経過する。 やがてヤルバーン戦闘員と艦娘が拘束したハイジャック犯を続々と引きずり出したところで、 乗客は勝利と自分たちが助かった事を確信して歓喜と歓声、拍手が機中を満たした。 そして助かったと分かると早速スマートフォンやカメラでの撮影が始まる。 中にはツイッターで興奮気味に状況を呟く乗客もおり、数時間後のネットはお祭り騒ぎ確定となる。 で、エロ別嬪・・・もといファンタジー物の如何にも妖艶な魔女、という風体をしたシエ。 その上、正真正銘のファンタジー作品から現れた軽巡棲姫に艦娘との間に記念写真をねだる乗客が続出。 ついさっきまでの悲壮感はフェードアウトしてやいのやいのとお祭り騒ぎの賑やかな雰囲気になっていた。 「はいはい慌てないでー。 記念撮影は逃げないからみんな一列に並んでー」 陽炎が混雑する機内を整理するも乗客の高揚感は抑えられない。 中には記念撮影だけで留まらずサインもねだる乗客もおり、 霞、不知火、霰それにヤルバーン戦闘員は先ほどからノートやら服やら何やらにずっとサインをしている。 やがて興奮の熱が収まったのを見計らって軽巡棲姫がCAからマイクを借りて機内放送をした。 『本機ニ搭乗スル乗客ノ皆様。 私ハ神崎島鎮守府ニ所属スル軽巡棲姫、神崎深通デス。 今回私達ノ提督ガコノハイジャックノ犯行計画ヲ知リ是非トモ日本政府ノ手助ケヲシタイ。 ト所望シ、ティエルクマスカ連合、ヤルバーン所属ノ特務組織『メルヴェン』ト共同デコレニ対処シマシタ。 皆様ニハゴ迷惑ヲオカケシタ事ヲ御詫ビ申シ上ゲルト同時ニ、皆様ノ冷静ナ協力ニヨリハイジャック犯ヲ確保スルコトガデキマシタ、アリガトウゴザイマス』 664: 第三帝国 :2017/08/24(木) 22 49 17 そして一礼。 機内に大歓声と盛大な拍手が発生し、眩いばかりにフラッシュが盛大に焚かれる。 続けてシエがマイクから語りかける。 『我々ハ、コレニテ撤収スル。 はいじゃっく犯ニツイテハ我々ガふらんす政府ニ引き渡ス。 諸君ラハそのママ『ぱり』へト向かうと良イ、良き旅が有ランことヲ祈ル、デハさらば」 シエがそう良い終えるとティエルクマスカ敬礼をヤルバーン戦闘員と共に行い、 艦娘達は地球でもお馴染みの極端に脇を締め肘を張らない挙手の敬礼をして光柱に包まれその場から後にした。 一連の出来事はその後世界でトップニュースとして扱われた。 まるでSFのような出来事に世界は大いに注目し、シエに艦娘達の記念写真が報道の第一報を飾った。 しかし各国の政府首脳や陰謀を企む人種は日本とヤルバーンが想像以上に親密、 かつ連携していることに衝撃を受け、そこに神崎島が加わった事実を認めざるを得なかった。 それこそが某突撃馬鹿が提唱した「抑止力」であり、今回この件に介入することを決断した神崎提督の狙いであった。 しかし、中原の民の末裔は違った。 ヤルバーンの介入により中華の夢が阻まれる。 という恐怖と同時に自分たちでなく外星人に屈した日帝の亡霊に激怒した。 日本人が聞けば意味が分からない発想だが、 阿Q的思考、あるいは中華OSでは中華の類縁以外との関係は『上か下か』の発想しかなく、 決して「対等」や「平等」といった西側的な発想、また文化、思想に至ることがなかった。 だからこそ中華の大陸で通称「ガーク」と称される勢力はさらに拡大し、 この内憂に対して13億の人民を束ねるとある人物は一つの賭けに出ることを決断した・・・。 おわり 666: 第三帝国 :2017/08/24(木) 23 00 46 以上です。 皆で楽しめたらとても嬉しいです。 我もSSを書こう!と皆様の創作意欲を刺激できたらさらに嬉しいです。 それと194様、更新乙です。 少し前にあった論争はまあ「夏あるいは冬か春の休み」なので無視して投稿されれば良いと思います。 では
https://w.atwiki.jp/furyoyuugi/pages/700.html
ひめらぎ ゆきかぜ 【樗】ひめらぎ ゆきかぜ 【図鑑86】 【図鑑136】 ひめらぎ ゆきかぜ(ひめらぎ ゆきかぜ) SSR SSR-Max SSSR[覚醒] 「なんとなんと!本物の戦車なのだ!これはすごいのだ!あ~、どこから見ればいいか、迷うのだ!」 「」 「よし、写メ撮るのだ!」 愛による世界征服を割と本気で企むアイドル。根っからの軍隊オタクであり、オフの日も一人で戦車博物館を訪ねるほど。 本物の戦車の上に乗れるなんて、こんなチャンス滅多にないのだ!まなぴーとかなかなも連れてくれば良かったのだ!まあいいのだ。私は後悔などしない、常に前進あるのみの提督なのだ! コスト20成長型普通 Lv1⇒100攻撃6450⇒__防御5910⇒__特攻5370⇒__特防1610⇒__ 前衛[火]オフショット後衛[火]【役完成】ミリタリーワールドサポート[火]提督の自負 出現日2016/05/01取得方法 注目ポイント前衛[火]オフショット最も戦闘力が低い敵1人に極大ダメージまたは特大ダメージ&ツーペアが手札に揃っていると、高確率で極大ダメージ!後衛スキル「【役完成】ミリタリーワールド」との相性抜群の火属性攻撃スキルです!後衛[火]【役完成】ミリタリーワールド敵生存者全員の全パラメータ大ダウン&火の構え発動時、サポートスキルの発動確率増加!使用後ツーペア完成!前衛スキル「オフショット」と相性抜群の火属性応援スキルです!サポート[火]提督の自負火属性スキル使用後、高確率で攻撃ダメージ大アップ「オフショット」使用時は必ず発動!レベルが上がると発動確率と効果増加火属性攻撃デッキで大活躍のサポートスキルです!
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/448.html
一目惚れした龍鳳ちゃんと結婚して暖かい家庭を築いて幸せになりたい、そんな想いも込めました でも色々詰め込みすぎてグダグダになっちゃったかも…… 注意としては 龍鳳の過去に独自設定あり イベントでコラボした蒼き鋼のアルペジオに関する話題も多少あり 文章がクドかったり、割と趣味に走った所もあり というか長い。エロくないのにとにかく長い といった所です。 NGは「君がいるから」で ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「提督、今日のお昼もとろろ飯と納豆ごはんにうな重を少々ずつ、おかずににんにくを少々入れたカキフライです。さぁ、召し上がれ」 「これはいつもながらヘビーだな…ご飯は量が二口三口ずつとはいえな…」 「大丈夫です。デザートに料理漫画を見て試してみた反跳甲魚湯(バウンドスッポンスープ)があります」 少女はまだあどけなさの残る顔に自信満々に笑みを浮かべながら言った。 彼女の名は龍鳳。かつて日本に存在した空母龍鳳の力を扱える少女である。 かつては大鯨という潜水母艦の力を持っていた。 いや、今でも料理の上手さという形で持っているというか、それともそれは天性のものなのか。 とにかく彼女は料理がとても上手だった。いや、料理だけではなく掃除洗濯などありとあらゆる家事に精通していた。 パクパク…モグモグ…… 「ふう……やっぱり龍鳳の作る料理は美味しいな。いつもありがとう」 「ありがとうございます」 「今日は特にいい天気だし、こうやって屋上でランチというのも中々いいな」 「でしょう。誘ってよかったぁ…………でも、静かですね」 「そりゃあ、ほとんどの艦娘が今この鎮守府にいないからな。 単に外食に行ったとかそんなんだけじゃなくて、みんな世界中に散らばっているからな」 今艦娘達が鎮守府にいないのは時間の関係だけではない。 たしかに先程まで鎮守府にいた艦娘達は揃って外食に出かけていった。だがそれ以外の艦娘は世界中に散らばっていったのだ。 というのも少し前から深海棲艦による攻撃が大人しくなっていたのだ。 ちなみに数多くの提督や司令官達も予備役にまわったが、俺は上層部の要請により、正式に提督として任命された。 正式な提督となったことで仕事も増えたが、無職になるよりはどう考えてもマシだろう。 それに龍鳳が秘書艦として、いや俺専属の世話役としてついてくれた為に苦しい仕事も頑張れる。 「でも、今でも少しですけれど深海棲艦の脅威はあるのでしょう?いくらここが安全になったからってその内いつか…」 「ああ。だからみんな今の内に世界各国に協力を仰ぎに行ったんだ。新たなる戦いに備えてな。 他の国では艦娘という存在は確認されていない。 艦娘と深海棲艦との戦いが始まって一年近く経った頃にようやくドイツで三つの艦娘が確認されたくらいだ」 「今まで艦娘は日本が拠点でしたからね。世界各国の深海棲艦に対抗するために新たなる艦娘の存在は欠かせませんね」 「確かにな。だが今いる艦娘達も今のままではこれから激しくなるであろう戦いについていけるかわからない」 「戦艦レ級という存在がありますからね。だから兵器の新開発や強化も行われているのでしょう」 「ああ。けどな…脅威はそれだけじゃない。深海棲艦より遥かに強い霧の艦……はたして今の俺達でもまともに戦えるかどうか……」 「霧の…艦…………?」 「え…………ああ、そうか。龍鳳はあの時はまだここにいなかったんだな……」 「提督……私がいなかった時のこと、詳しく聞かせてもらえないでしょうか……霧の艦についても興味があります」 「……霧の艦はその強さでほとんどの者達が口にもしたくない程の恐怖を植え付けた。 君に聞かせていたずらに怯えさせてしまわないかどうか……」 「大丈夫です。だから聞かせてください」 【霧の艦】……それは龍鳳が大鯨としてここにくる半年前、世間がクリスマスムードに包まれていた中、突如現れた。 彼女達は艦娘と同じく、旧日本海軍の艦船の力を持った存在 (厳密には日本近海で主に大きな戦いがあった為に旧日本海軍の艦船しか明確に確認されず、 ドイツやイギリスなどではその国の艦船が現れるとの情報が未確認情報ではあるが存在する)である。 だが、生身の人間が科学的・霊的な力を込められた装備を扱う艦娘とは違い、 彼女達はかつての大戦で使われていた艦が何かしらの超科学的な力をもってパワーアップして現代に蘇った存在である。 彼女達、と先程から言っているが、霧の艦は原則的に重巡洋艦以上にメンタルモデルという、女性の姿を模した意識体が存在する。 何故女性の姿なのかというと、人類が艦船関係の公的な表記を残す場合、全て女性系の定冠詞を使用するからだとか。 おそらく我々が旧日本海軍の力を持った兵器を扱えるのが女性しかいないのもきっとそういった理由なのかもしれない。 とにかくそんな超科学的な存在は一般的な軍隊はもとより艦娘の手にすら余る存在であった。 もし霧の艦の協力者達の【蒼き鋼】や、霧の艦隊からの離反者がいなければ恐らく勝てなかっただろう。 霧の艦は攻撃力も高いが、それ以上に、彼女達の厄介さは耐久力にある。調査によると 『クラインフィールドは外部から加えられたエネルギーを別の次元に溜める。 ミサイルにせよ砲撃にせよ最終的にエネルギー、つまり熱になるので、 それを超科学的な手段で別の次元に逃している』 との発表があった。 エネルギーの許容量は一定らしいので攻撃を続ければいずれはダメージを与えられるようになるらしいが、正直そこまでダメージを与えるのは至難である。 実際俺以外の提督達は世界中の軍隊の協力もあってクラインフィールドをなんとか撃ち破り霧の艦を破壊したりもしたが、 そこに至るまでに多くの犠牲と消耗もあった。しかも撃破したのはせいぜい量産された軽巡洋艦くらいであり、 それも潜水部隊を囮にし、超重力砲という強力な兵器を使わせず潜水艦に攻撃を集中させたからであり、 重巡洋艦以上の存在は潜水艦には目もくれず(というよりもおそらく攻撃ができず)主力の海上艦隊を超重力砲で破壊し尽くした。 一方、俺達は蒼き鋼にナノマテリアルという物質で武器にちょっとした改造を施してもらえた為、艦娘達が霧の艦にどうにかダメージを与えられるようになったが、 彼女達がいなくなった今、ナノマテリアルも研究用に僅かに残されているだけである。 幸い霧の艦隊は蒼き鋼がいなくなると同時に現れなくなった。 年末年始の二週間という期間だけで、しかも旅客機が通らない一定の海域に深海棲艦と共に現れた為、世間にはあまり知られなかったみたいだ。 しかし霧の艦がまたいつか再び現れるかもしれないし、その時に蒼き鋼達が再び共に戦ってくれるのかわからない。 その上、俺達が撃退したコンゴウも別に総大将というわけではなく、もっと上の存在もいるらしい。 更に恐ろしいことに俺達が戦ってきた霧の艦も本来の性能ではなかったと聞いた。 だから俺達は霧の艦や、本来の敵である深海棲艦との戦いに備え、比較的平和な今こそ、開発と研究を進めていた。 「………私がここに来るまでにそんな壮絶な戦いがあったのですね……」 「ああ……資材だって底を尽きかけた程の激しい戦いだった。あの時は本当にギリギリだった。 協力してくれた霧の艦の伊401のイオナや重巡洋艦タカオ、高速戦艦ハルナ達に激戦の最中傷付いた体を治してやれなくて、 治せたのも戦いが終わってからだったことをすまなかったと思っている。 彼女達がいたからこそブルネイ勤務だった、当時就任一ヶ月の新米提督の俺が霧の艦隊を撃退し、 捕われていた伊401―コードネーム【しおい】―を救出することができて、 その時の采配ぶりとしおいを助け出した功績が認められて日本に帰って来れてその後正式に提督に任命されたわけだ。 繰り返すが彼女達には本当に感謝してもしきれないよ…… ……っと、すまない。つい俺だけが長々と話してしまって…」 「いえ、いいんです。提督は私の知らないことをいつもたくさん教えてくれますし、提督の苦労や過去も少しは知れて嬉しいです」 赤い瞳を爛々と輝かせる龍鳳。過去か……そういえば俺は龍鳳の過去はほとんど知らないな。 他の艦娘達の過去も詳しくは知らないながらも漠然とは知っているのに、 龍鳳とは最近ずっと一緒なのに彼女の過去を知らない。まあ無理に詮索する理由もないけどさ。 「それにしてもそんなに恐ろしい敵がいたなんて……私ももっと強くならなきゃ…… 今のままじゃ、低速の私が文字通りみんなの足を引っ張ってしまいます……」 空母龍鳳は様々なトラブルによって本来想定されていた速度を出せなかった。それが艦娘龍鳳にも再現されている。 だが艦娘は実際の艦船とは違い、本来計画されていたものの実際は行われなかった強化プランが実行された例もある。 重雷装巡洋艦となった木曽、航空戦艦となった扶桑・山城という例がある。 だから龍鳳も改二が来れば本来想定されていた速度を持った高速艦になると信じたい。 このままでは書類上瑞鳳型として分類された瑞鳳、祥鳳、千歳、千代田とは違って一人だけ低速なままで可哀相な気もするからだ。 だが千歳と千代田が史実通り水上機母艦から始まった千歳型の高速艦船であり 瑞鳳と祥鳳が最初から祥鳳型の高速な空母だったことを考えたら わざわざ大鯨型・龍鳳型と分けられた彼女が高速空母となることもなさそうかもしれない…… カツ…カツ…… 「ん……もう全部食べきってしまったか……知らない内に食べてしまったんだな。 まあそれだけ自然に箸が進むくらい龍鳳の手料理は美味しいってわけだ。 もし将来結婚したらきっとその家族はきっと幸せだろうな」 「あ……ありがとう、ございます…………」 顔を紅く染めて照れる龍鳳。これがまたとってもかわいいんだよな。龍鳳のこんな顔が見たいから俺は頑張れるんだ。 まあそんなこんなで楽しくランチタイムを終えた俺達は、午後の仕事に取り掛かりはじめた。 「ふぅ~、今日も一日頑張ったなぁ~」 一仕事終えた俺は誰に言うでもなくそんなことを口にしながら風呂場に向かった。 仕事の疲れは風呂に入って落とすに限る。俺は脱衣所で服を脱ぎ、浴室に入った。 「提督…お背中流しましょうか?」 「いや、別に…………!?」 自然に流しそうになったが、浴室では龍鳳がスタンバっていた。その顔は少し赤かった。 完全に無防備だった俺は前を全く隠していなかった。すぐに隠したがまず間違いなく見られていただろう。 別に見られるくらいなら構わない。小さくて包茎ではあるがそんなことはあまり気にしていない。 だが嫁入り前の無垢な少女に見せていいものではない。 「なんでいるんだよ…」 「提督がお疲れのようですので、私がお背中を流したりして、スッキリさせてあげようと思って…」 胸を強調するような姿でスッキリとか言われたら邪なことを考えてしまう。俺は理性を振り絞ってお断りをした。 「そんな…提督の役に立ちたいと思って…」 「龍鳳だって秘書艦としての仕事の他に家事等もたくさんあって疲れているはずだ。俺のことは気にしないでいいさ」 「……心配をかけてごめんなさい……では…………」 よかれと思って準備して待っていたであろう龍鳳は少し悲しそうな顔をして浴室から出ていった。 龍鳳は低速の艦娘であるが、彼女が低速なのはあくまでも戦いの中での話であり、 日常での彼女はむしろ細やかな気遣いが出来ていて、むしろ速いくらいである。 あまりにも行動が細やかな為に必要以上に疲れさせてしまわないか心配になったりもしている。 俺は龍鳳に頼りすぎないよう、自分で出来ることは自分でやるということを改めて心掛けた。 俺は珍しく長風呂をした。無精髭を剃ったり、鼻毛を切ったり、鼻パックしたり、歯を磨いたり、全身をボディソープで洗ったり…… 色々とやっている内に日付が変わっていた。いくら風呂に入った時間が遅かったとはいえこれはマズい。 明日も仕事がある為、早く寝ようと俺は寝室に向かった。 その途中、艦娘候補生の大淀に会った。彼女は色々なお知らせをしてくれる存在である。 「あ…提督……これを…」 「これは……」 大淀が息も絶え絶えに俺に一枚の紙を見せた。 《明後日鎮守府解体につき全員退去を願う。身寄りのない者は住宅用意》 「すいません…急に決まった事なので……」 「確かに文字が殴り書きに近いな」 「これ書いたの昨日ですからね…もう少し詳しく言いますけど、この鎮守府を解体する理由は新たなる戦いに備えて更に頑強な鎮守府を建設する為です。 それと、近隣の住人達が避難できるようなシェルターも兼ねる予定です。 あと、防衛強化の為にここに新築する予定の鎮守府と同じ機能を持った建物を日本各地に建設……」 昨日書いたということは解体開始は明日…………急いで荷物を纏めなきゃ! 俺は大淀の話を最後まで聞かず、急いでこのことを伝えに龍鳳の寝室に走った。 寝室には龍鳳の姿はなかった。トイレか何かかなと一瞬思ったが、先程の風呂場での行動を考えたらもしかしたら……そう思った俺は自分の寝室に向かった。 そして寝室では予想通り龍鳳……いや、一人の少女が一糸纏わぬ、正真正銘生まれたままの姿で俺を待っていた。 艦娘は基本的に装備を完全解除はしない。武器はどこかに置いたとしても着ているものを脱ぐことはほとんどない。 防具となる服は、武器とは違い特別な力はなさそうな感じではある。 だが武器と同じく、これもかつての艦船の力が秘められたものである。 力だけではなく、それに乗っていた乗組員達の想いも宿っている。 命に代えても、守るべきものを守ろうとした者達の熱い血潮と想いが宿った聖なる衣…… 彼女達が纏いし衣はただの衣などではない。艦娘がその聖なる衣を脱ぐ、それは艦娘ではなく、一人の少女となることを意味していた。 「その格好は…」 「背水の陣です。どうしてもあなたに振り向いてもらいたいのです。 あなたに振り向いてもらうには、こうして限界まで己をさらけ出す覚悟を… いえ、限界を超えてさらけ出すしかなかったんです! 今この時を…逃すわけにはいかないのです!」 彼女の悲壮な決意が、鈍感な俺にも伝わってくる。 今この時……ということは彼女もあの話を誰かから聞いたのだろうか。 「どうして…どうして俺なんかに……」 「私は……心から、あなたのことが大好きなんです!」 「…………」 「私は……私は物心がついた時から親がいなくて、舞鶴鎮守府の中将に見出だされてここへ連れられて来る前はあまり幸せではありませんでした。 別に、日々の食べるものに困っていたとか、そういうわけじゃありません。むしろ衣食住は恵まれているといえるほどでした。 ただ…私を引き取ってくれたお屋敷……そこで私は家事を一手に任され、いつも自分の時間なんて持てませんでした。 仕事は苦しくはなかったし、他の事をやらされる事もありませんでした…… でも、誰も私が仕事をすることを当たり前の事だと思い、 必要としてくれてはいても感謝してくれる人は誰もいませんでした。 誰にも感謝されず、ただ機械のように家事をするだけでしかなかった私の心は少しずつ閉ざされていきました。 ある時、お屋敷を訪れた中将に料理の腕を認められて、ここに来るに至ったわけです」 彼女が鎮守府に来るほんの少し前、それまでこの鎮守府の台所を一手に引き受けていた鳳翔が産休を取った。 その時は戦力的な痛手は少なかったものの、食事の質の低下にあえぐことになるのは火を見るより明らかだった。 そして鳳翔の穴埋めとして彼女が中将に連れられてこの鎮守府にやって来た。 『不束者ですが、よろしくお願い致します』 その言葉と共に笑顔を見せていた彼女に俺は一目惚れをしていた。 垂れ目でおっとりとした雰囲気を醸し出す少女で、割烹着を来たその姿は新妻・幼妻ということばがとてもよく似合う。 だがその笑顔もどこかぎこちないものを感じた。心からのものではない、まるで他者からの悪意の干渉から己を守るかのような感じ…… 方向性は違うが、まるで時雨を思い出させるような、どこか儚い笑顔…… 「でも…この部隊に来て、私の暗かった心は明るくなれました。 私が作った料理を、いつもあなたや、艦娘のみんなが楽しみにしてくれて、褒めてくれる……こんなに嬉しいことはありませんでした。 それに、仕事浸けで女の子らしい趣味さえ持てなかった私に、みんなが色々教えてくれて…… 何も知らなかった私にとって、ここでの生活は毎日新鮮で、とてもとても楽しかったです……」 彼女がこれほどまでに苦労してきたとは驚きだった。ろくな苦労もしてこなくてのうのうと生きてきた自分が情けない。 でも俺も艦隊の司令官となって人の命を背負う重さから責任感が生まれ、しっかり成長出来たと思っている。 今なら彼女を迎え入れることだってできるかもしれない。 「だから…私……あなたとずっと一緒にいたいんです!大切な事を教えてくれた、あなたと……ずっと…………」 覚悟に満ちた彼女の眼差しは天地を揺るがす黄金の龍のようであり、その瞳の色は、天の蠍の心の臓、アンタレスの輝きの如く燃えていた。 好きな女性をここまで思い詰めさせて、本気にさせておいてその気持ちに応えなくて何が男だ!彼女にはもう、つらい思いなんてさせたくない! 「……ありがとな」 「……え……」 「本当は俺の方から伝えるべきだったんだ。君のことが大好きだって…… 最初に出会った時から君に惹かれていた。君と一緒に過ごしている内にもっと君に惹かれていった。 だけど…本当の気持ちを伝えて、もし関係が壊れてしったらと思ったら…何も言えなかった…… もし俺がちゃんと気持ちを伝えていれば君にこんなことさせなかったはず…… だから……今こそ伝えるよ……俺の本当の気持ちを………… 俺は君とずっと一緒にいたい。君と一緒にいた時間、それはとても楽しかった。 そして、君がいたからこそ俺は苦しいことだって頑張ってこれたんだ。 だから…ずっと俺と一緒にいてくれ…………これが俺の…答えだ……」 ふにゅっ 二つの唇が触れ合う。それは恋人同士が交わす深い口づけではなく、 小さな子供がするような唇同士を触れ合わせるだけの幼いキスだった。 だが俺にはそれだけでとてもドキドキした。女の子の唇ってこんなに暖かくて柔らかいんだ……それだけでとても嬉しかった。 永遠にも思えた時間のあと、唇と唇が離れた。 「なんて暖かかったのかしら……」 彼女はそう呟いた。そしてしばらくして、彼女の瞳が涙を流しながらいつものような優しい眼差しに戻る。 「……やっと言ってくれたんですね……あなたの気持ちはちゃんとわかっていました。 でも、私も女の子ですからこういうことは男の人から言ってほしかったですね」 「すまない……」 「でもそういう怖がりで恥ずかしがり屋で、すごく考えがわかりやすい、 裏表のない人だったからこそ私もみんなもあなたを慕っていたのかもしれませんね。 私も最初に会った時は、ちょっと怖そうだって思いましたけど、でも実はとっても感情豊かで面白い人……」 そう言われてもそのような態度はあまり軍人らしくないと思えて素直には喜べないが、 自分達ははみ出し部隊なんだって思った方が気が楽になるだろう。 けじめをつけるところはきちんとけじめをつける事を心掛ければそれでいいはずだ。 艦娘は調査によって素質を持つと判明した女性が徴兵され、力を手に入れた存在だが、生身の人間ということになんら変わりはない。 特に年端も行かぬ少女達にはいくら命を背負う宿命を持たされているからといっても、厳しさが先に出るような態度では精神的に参ってしまうだろう。 俺の艦隊の艦娘達の年齢層を考えれば過度な締め付けは萎縮させてしまうだけだろう。 和気藹々としていた方がむしろいざという時に活躍でき、実際にほとんどの局面で結果を残してきた。 関わった人達の心を溶かせるくらいアットホームで、かつ締め付けないくらいにしっかりとするというのが俺の艦隊の強さなのかもしれない。 「それに……ここも……とっても正直みたいで……」 ふと彼女の視線の先を見ると、俺の股間が膨らんでいた。軍服ではなくパジャマだった為にそれが顕著である。 「とても辛そうです…………だから……私で……」 「い、いいのかいきなり!?」 「背水の陣で来たと言いました。私はあなたと…愛しいあなたと一つになりたいのです……」 「……好きな娘にそこまで想われたんだったらもう断る理由なんてないな。いいよ。俺と一つになろう……いや、なってくれ!」 「…………はい……」 求めて応じられたからではなく、求められた事がよほど嬉しかったのか。彼女は笑顔で涙を零した………… 互いに何も着ないまま向かい合う。 「不束者ですが、よろしくお願い致します」 彼女は三つ指をつきながら、この鎮守府に来て初めて言った言葉を再び言った。だが今言われたその言葉の意味は、その時とは違う意味だ………… 「ああ。それにしても……綺麗だ……」 満月の明かりに照らされた彼女の体は本当に綺麗だった。 豊かで、それでいて乳首も乳輪も品位を貶めない程度な大きさの胸、 くびれて引き締まった腰に大きく形の良い、安産型な尻…… さっきは裸だったという事態に驚いた為に、詳しく見なかったが、改めて冷静になって見てみると本当に綺麗だ。 「そんな……そんなに褒められる程のものなんかじゃ…」 「俺は褒めるときはとことん褒めるタイプだからな」 「もう…いじわるなんですから……」 少し不満がちに、だが本心から不満ではないようなかわいい態度が心に来る。 「あなたのおちんちん……さっき見たときはあんなに小さかったのに……こんなに……」 さっきちゃんと見てたのか。小さかったと言われてもあまり頭に来ない俺だが、 言ったなこのっ、と言わんばかりに彼女の豊かな胸を揉んだ。 「…ふぁああっ……そんな……いきなり……」 「あ…嫌だったか?」 「いえ……少し驚いただけです……続けてください……」 「ああ」 俺は再び揉んだ。彼女の胸はマシュマロのように柔らかく、とても暖かい。 形だってよく、揉んでも少ししたらすぐ元の形に戻る。その胸を揉む度に甘く切ない嬌声が響く。 胸を揉むばかりでもいけないだろう。俺は乳首にお乳を求める赤ちゃんのように吸い付いた。 「ひゃんっ!?あっ!あぁああーーっ!!」 彼女の嬌声が益々大きくなる。俺は構わず吸い続けた。もう片方の、吸われていない左胸も右手で重点的に攻めた。 左手は体中の色んな場所を攻める。 髪の毛――彼女の髪は青系統の色が混じったような、綺麗な黒髪である。 しっとりとした雰囲気でありながら、触ると意外とべたつかず、さらりとしている。髪の臭いもよさそうだが、生憎と俺は今おっぱいに夢中だ。 次に背中――産毛一つなく、まるで上質な絹のようである。尻――軽く叩いてみると、小気味良い音と共にぽよんとする。 二の腕――弓矢を使っているからなのか、意外と筋肉質である。意外と、だから女性的なイメージを損なうほどのものではない。 俺は体を隅々まで愛撫している内にあることに気が付いた。彼女の体には傷一つ無い。 もちろん細かい、一見して目立たない、日常でつくような傷は多少なりともあるが、戦場に出ている身でありながら、戦闘で負ったような傷が一つもない。 小破どころか中破・大破までしたこともあったのに傷一つ無い。 艦娘は肉体は普通の人間と変わらないゆえに、武器防具のように治せるものではない。これは多分きっと………… ――ありがとう、【龍鳳】……今まで彼女を護ってくれて……―― 俺は心の中で、かつての英雄達と艦に礼を言った。 「ん………ここばかりじゃなくて………こっちも………」 彼女は視線を自身の下腹部にやり、指をそこに指した。 俺はそこにある小さな穴に試しに小指を入れてみた。入口はきつい。結構濡れている… …と思ったものの、女性経験0の俺はこれでもまだ不十分じゃないかと思った。 彼女も間違いなく男性経験ないと思われるため、もっと濡らそうと俺はそこに顔をやった。 「きゃあっ!?そんな…口で……」 そこは汚いですよと言わんばかりに止めようとする彼女だが俺は止まらない。 単調にならないような舐め方をしたり、唇をカバーにして彼女のクリトリスを甘噛みしたりと様々に攻める。 「や……やめて……くださ……これ以上……私……」 彼女の絶頂が近いのだろう。俺はラストスパートをかけ、乳首も攻めた。 「あっ、そんな、そんなこ…あぁあーーーーーっ!!!!」 思いっきり絶叫する彼女。同時に俺の顔に液体が勢いよくかかる。 これが……潮吹き……か……? 俺は少ない知識を搾り出して答えを導き出した。だとしたら俺は彼女を絶頂させられた…… 大きな鯨みたいに潮吹きさせることができた……? 彼女の方を見てみると放心状態だった。 少し時間が経ち、正気に戻った彼女は…… 「……ああっ!?ご、ごめんなさい、こんなはしたないことを……」 「いや、いいんだよ。こうなったってことは君が気持ちよかったって証だと思うからさ…」 俺は彼女を責めなかった。彼女も安心したのか、俺を受け入れようとする。 「あ……あの……わたしの……ここに……あなたの……おちんちん……入れてください…… 私が今までずっと守りつづけてきた処女……あなたのものに……してください……」 恥ずかしそうに、だが振り絞るように俺に懇願する。 俺は無言で頷き、これまでになく固くなったちんちんを彼女の秘部に先端を当てた。 皮はちゃんと剥いてあるし、綺麗に洗ってある。そして俺はゆっくりと貫こうとする。 「ん……くっ……」 だが中々入らない。処女膜が最強の盾となって俺のちんちんの侵入を防いでいた。一旦止める俺。 「これから君に痛い思いをさせてしまうかもしれない」 「わかっています……あなたと一つになる為に大切なことならば、耐えてみせます……」 遠慮しないで、と言うような感じで俺に答えた。ならばもう、躊躇うことはない…… 俺は目を閉じて、一点に全ての力を集中させた。そして、目を開き、覚悟を決めた力強い眼差しで、腰を軽く引き、一気に貫いた。 ぶちっ!!! そんな音と感触がした。俺のちんちんは一気に彼女の膣内へと入っていき、先端に何かが当たると同時に根元まで飲み込まれていった。 「きゃああぁぁぁぁーーーーーーー!!!!あっ……あっ…………!」 まるで真紅の衝撃に貫かれたかのように、今までにないくらいに彼女は叫び声をあげた。 もし防音が完全でなければみんなが叫びを聞いてここへやってきただろう。 結合部を見てみると明らかに色の違う、少しだけドロリとした感じの液体が流れていた。 月明かりだからわかりにくいけど、間違いなくこれは彼女の血…… 今まで穢れを知らぬ清らかで無垢な少女であったという証であり、 俺はその最後の時を知る男であるという証であった………… 彼女の膣内は物凄くきつく俺のちんちんを締め付けてきた。 それはまるで百匹の…いや、千匹の龍に絡み付かれているような…… いや、そんなことを考えようとする余裕なんてもうなかった。もう射精は止められそうになかった…… 「ごめん…もう…」 「……いいです…中に…思う存分出して…ください……あなたの想い……受け止めさせて、ください」 そういって彼女は脚で俺の腰を締め付けてきた。俺だって我慢はしない。 俺は唇を彼女の唇に押し付け、鈴口を子宮口に押し付けた。 びゅるっ……! 精液がドロリと尿道を駆け抜けた。腰が抜けそうなくらい気持ちがいいだがそれでも鈴口を子宮口から離そうとはしなかった。 びゅるん…びゅるるん…びゅるっ…… 彼女の胎内に俺の溜まりに溜まった純白な想いが解き放たれる。 どくんっ…どくん…どくっ…… まだ出てる。今までにないほど出てる。結合部から勢いよく溢れ出しているのがわかるくらい出てる。 はっきりいって尋常じゃないくらいである…………もしかしたら昼食に食べた精のつくものが効いているのか…… 色々と考えている内に射精は止まった。俺は射精の余韻に浸っていた。 「…………すっ、すまない!入れてすぐに勝手に出してしまって…… 君が痛がっているのに一人だけ気持ち良くなって、本当にごめん……!」 正気に戻った俺は自分のしたことの重大さに気付き、彼女に詫びた。 「……いいんです……さっきとっても気持ち良くしてもらいましたから………… それに……私の処女をあなたにあげられて本当によかった……私のここに… あなたの想いと…赤ちゃんの素を受け止めさせてもらえて……本当に……よかった…………」 彼女は痛かったであろうに、それでも健気にいる様に、俺の目から涙が零れた。 「どうしたの……ですか……泣いているなんて……?」 「だってよ……嬉しいんだよ……初めての相手が君で……君の初めての人になれて…… それでこんなに気持ち良くてさ……ああっ、もう何言ってるんだか……」 「……やっぱりあなたにあげることができて本当によかったです……素直に喜んでくれているのですから…… ……どうやらあなたのおちんちん、まだ固いみたいですね……いいですよ、動いてください。大丈夫です、少し慣れてきましたから……」 彼女がそう言うならと俺は腰を動かした。 ずちゅっ……ぬちゃっ…… ちんちんを出し入れする度に響く淫らな音。 先程の射精によって胎内に吐き出された精液が膣内から零れようとしているのだろう。それが潤滑油となって互いを滑らかに擦り合わせる。 「一度出したのに、また……」 彼女の締め付けはきつくて暖かくて溶けてしまいそうなくらい気持ちがいい。 「ん……私も……そろそろ…………ふぁああぁぁっ!!」 彼女は絶頂に達したのか、彼女が俺を一段ときつく締め付けた。 ビュルルルルルッ!! 先程とはうって変わって、粘度の低い感触が駆け抜けた。粘度が低い為に勢いが強く、それが先程とはまた違った快感をもたらす。 ちんちんが脈動し、彼女も俺から搾り出さんと律動し、膨らみと締め付けのタイミングが一致した時、その時がとても気持ちよかった。 彼女の胎内は先程吐き出された精液で既に満たされていた為に、今出した精液はほとんどが結合部から溢れ出していた。精が付きすぎである。 射精が一段落すると俺は余韻に浸ることなく腰をまた動かした。彼女もそれに応えるかのように俺を受け入れ続けた。 気が付けばもう空は明るくなっていた。俺達は一晩中愛し合ったのだ。これはちょっとマズイな…という顔をする俺。 どうしたの?と、彼女は疑問を俺に投げかけた。俺は思い出したかのように新鎮守府建築の為に現鎮守府の解体作業が明日から始まるということを告げた。 「そんなことがあるなんて……急ですね」 「え?知らなかったのか?じゃあ背水の陣と言ったのは……」 「……あれはあなたが私以外の人とケッコンカッコカリとかいうことをするんじゃないかって思って…… 私は皆さんとは違ってあまり強くありませんから、私がこれ以上強くなることなんてないと思って…… だって最近は近海で敵が出てきても私を全然出撃させてくれませんし…力がないから必要とされていないんじゃないかって…」 彼女の言う通り最近彼女を演習以外で戦わせていない。それは彼女が弱いからではなく、傷付けたくないからという思いである。 思えば彼女が初めてここに来た時も艦娘としてではなく、一人の少女としてやってきた。 中将は彼女を戦わせたくなくて、彼女の暗い心を明るくさせる為にここに連れて来たのかもしれない。 鎮守府で生活をしている内に彼女は明るくなっていった。 だが彼女がみんなと打ち解ければ打ち解けるほど、他の艦娘達が傷付いているのに自分だけが安全な所にいることに我慢ができなかったのかもしれない。 ある日彼女は決心した。艦娘になろうとしたのだ。 中将は快く思わなかったものの、彼女に適性のある艦が新しく存在が確認された潜水母艦大鯨と判明した時、 仕方ないと思いながらも艦娘になることを認めた。 しかし、大鯨は史実だと空母へ作り替えられる予定があったにも関わらず、艦娘大鯨は艦娘龍鳳に改造する余地はなかった。 艦娘大鯨の開発には中将も関わっていたらしい。 艦娘大鯨の外観が割烹着を意匠としたものだったのも、龍鳳への改造が不可能なのも、 彼女を激しい戦いの中に送り出したくなかったからなのかもしれない。 彼女より幼い艦娘だってたくさんいる。だがそういった者達はほとんどが深海棲艦によって親兄弟を奪われた、言わば戦災孤児であり、 深海棲艦への復讐心だけが生きていく糧であったが為に、誰も止めることが出来なかった。 しかし彼女は元々深海棲艦とは何の関係もない少女である。だから艦娘にしようと適性検査をさせなかったのだろう。 しかし大鯨はみんなが傷付いて帰ってくることに心を痛めていた。 自分が強くなればみんなを守れる。そう思った大鯨は俺に空母龍鳳に改造してもらえるよう頼んできた。 俺は中将に彼女の思いを伝えた。中々応じない中将に対して俺は勲章を四つ集めることを条件に大鯨を龍鳳に改造できるようにしてくださいと頼んだ。 中将はどうせ無理だろうと思ったのか、やっと了承を出した。 俺は全力で頑張った。勲章を得る為に深海棲艦打倒に力を入れた。 みんなも大鯨の心配する顔を見たくなかったのか、頑張ってくれた。 こうして勲章が四つ集まった。中将は驚きを隠せなかったみたいだが、口約束とはいえ仕方ないと、大鯨を龍鳳に改造する設計図を作成してくれた。 こうして大鯨は龍鳳に改造されたが、速度が他の瑞鳳型とは違い低速という、史実通りとはいえ重大な弱点があった。 龍鳳は更に改造されることにより空母龍鳳の本来の速度を持った高速空母へとなれると信じ戦いつづけた。 しかし改造されて龍鳳改になっても速度が高速になることはなった。 戦力として不安が残ってしまうが、もしかしたらこれも戦いに出したく内が為だったのかもしれない。 俺も一目惚れをした女性である彼女に更に惹かれていく度に戦いに出して傷付けたくないと思うようになった。 だがそれは、彼女の心を傷付けただけなのかもしれない…… ……それでも俺は彼女を傷付けさせまいと、強くなくても俺は君の側から離れないと説得をしようとした。 「……でも、あなたと結ばれて、何だかふっ切れちゃいました。 別にケッコンカッコカリくらいだったら広い心で見てもいいかな……って。 だってケッコンカッコカリと結婚は違うものでしょう」 「そうだな。ケッコンカッコカリはともかく、俺個人として結婚したいと思うのは君一人だけだ」 どうやら彼女は完全に立ち直ったようだ。俺が心配する必要はなかったようだ。 「……っと、いけない!明日から解体作業が始まるんだった。急いで片付けをしないと!」 「では私は朝食の準備をしますね」 「ああ。ただあんまり精のつくものはいらないからな。結構大変になりそうだし……」 俺は布団に目をやった。布団は大量の白濁で汚れ、血も点々としていた。 「はい。では、いつものようにお味噌汁と卵焼き、鮭の切り身で」 「緑茶はとびっきり渋いのを頼むな」 「さぁ、召し上がれ!」 いつも通りの朝のメニュー。何の代わり映えもしないメニューだが、それこそが大切なものかもしれない。 朝食を美味しそうに食べている俺を、彼女ははにかんだ笑顔で見つめていた。 ふと、俺は彼女の左手薬指に何かが光っているのを見た。 「その左手薬指のは……」 「これですか?これは前にあなたから貰った指輪です」 彼女が付けていたのは、エメラルドグリーンのリングにクリスタルが付いていた指輪であった。 とあるアニメで、龍鳳と読みの音が一緒な少年キャラクターが付けていたものをモチーフにしたもの、言わばキャラクターアイテムだった。 キャラクターアイテムみたいなものといっても値段はそれなりだったが。 「今度改めて新しい指輪を…」 「別にいいですよ。私はこの指輪も結構気に入っていますから。それにこれを見ているといつも思い出すんですよ。 あなたがとても怖がりで恥ずかしがり屋さんでとってもかわいい人だって」 「でも何だか自分の気持ちを隠した感じがして…」 「言葉には出てなくても態度で丸分かりでしたよ。いつものあなたは他の子に名前に絡んだネタとかをやっても、わざわざこういうことはしませんでしたし。 いつもは他人に自分のお金をあまり使わないあなたが私の為にお金を使うのは、 私に特別な好意を抱いているからだろうってみんな言ってましたよ」 まあみんなには他の日常生活も含めてほとんどが態度でバレバレっていう自覚はありました。 それが正直と捉えてくれたのはまあ嬉しい話だ。とにかくこれからはあまりケチケチしないようにします。 「……まあ心の中で思うのは勝手だけどあんまり言わないでくれよ。素直なのも場合によっては考え物だろうし……」 「では私のお願いを聞いてもらえますか?」 「何だ?」 「私をあなたの家に連れていってください」 「え…」 「大丈夫です。提督の護衛という名目なら、きっと許してもらえるかもしれませんし」 「でも俺の家って汚いからなあ……片付けだって出来てないだろうし…幻滅されたくないからなあ……」 「では私も掃除を手伝わせてもらいますね」 「あ…ああ…………もし許可が下りたら俺と一緒に来てくれ。父さんと母さんに紹介したい」 「はい」 それから数ヶ月が経った。 「ん…………この子、ちゃんと飲めたみたいですね」 赤ん坊にお乳をあげている彼女の顔は少し緊張があった。 トントン。ゲップ 「よかった……ちゃんと最後までできたみたい……」 「すみません、手間をかけさせてしまって…」 「いえ、いいんです。お困りでしたでしょうからお役に立てて嬉しいです」 「本当にありがとうございます……」 彼女を連れて実家に帰っていた俺は近くの寺へ紅葉のライトアップを見に行っていた。 紅葉とイチョウのコントラストに見とれていた時、子連れの母親が切羽詰まった顔で俺達にミルクありませんかと尋ねてきた。 すると彼女は自身が授乳しようと申し出た。お乳は別に出産しなければ出ないものではない。妊娠中にも出ることはあるらしい。 そう……彼女のおなかの中にはあの時結ばれて実った俺達の愛の結晶が宿っていた。 「ちゃんと飲めて…この子はえらいですね。はい」 彼女は赤ん坊を母親に返そうとした。だが返そうとした途端赤ん坊は泣き出した。 その場にいたみんなは困り果てた。しばらくして彼女は 「はい、いい子ですからねー。わがまま言わないでお母さんの所へ帰りましょうねー」 彼女に優しく諭すように語りかけられた赤ん坊は大人しくなり、母親のもとに戻ってもグズらなかった。 「うふふ、いい子ですねー」 彼女は赤ん坊の頭を撫でて褒めた。赤ん坊は嬉しそうに笑った。 「本当に手間ばかりかけてごめんなさい……それでは…………」 母親は一礼をして去っていった。その一幕を見て俺はある話を思い出した。潜水母艦大鯨は居住性がとても良かったということを。 大鯨の艦娘であった彼女には大鯨のような居心地の良さがあったのだろう。 天性のものなのか、後天的に身についたものなのか。 なんにしろあの赤ん坊も居心地の良さを本能的に受け止めていたのだろう。 俺だって彼女に包み込まれていると気持ちが高ぶりながらもとても安らぐ。 「ふぅ……紅葉のライトアップって綺麗ですね。夜は艦載機が飛ばせないからあまり好きじゃありませんでしたけど… でもこの木々や、春の夜桜に夏の花火とか見てたら好きになっちゃいそうです…… あ、艦載機で思い出しましたけど最近あまり鍛練していませんでしたから腕が落ちているかも…… このままでは、戦いについていけなくなりそうですし……」 彼女は最近鍛練をしていない。それは身重になったからだけではなく俺の家の家事なども行ってくれていた。 「……俺は何も敵と戦うということだけが戦いとは思わないな」 「はい?」 「戦いってのは、その人それぞれで違うと思うんだ。例えば俺個人としては代々続いてきた家と土地を守り、次の時代へと受け継ぐこと…… まあ土地の管理とかは提督の仕事があるから中々出来ないけど、提督としていっぱい稼いでいるから他人に任せられるけどね。 俺は軍人だけど俺自身が深海棲艦と戦えるわけじゃない。けどみんなに指示を出すことによって深海棲艦と戦える。 今の戦いはこの近くに出来る予定の新鎮守府の食料や、兵器の整備の為の部品の確保の為に協力を仰ぐ…… 早い話が営業みたいなものだ。営業なんて俺には絶対無理だって思っていたけど、 君達を養っていく為に…と思っていたら自然と頑張れるようになったよ。君がいるから、俺もみんなも頑張れるんだ」 彼女か家に来てから、色々なことが変わった。家には事前に連絡していたとはいえ、それほど片付いていなかった。 それを見た彼女の表情は固まったが、すぐに 『早速掃除用具を買いに参りましょう!大掃除の準備です!』 と俺に無理矢理運転させて掃除用具を買いに行った。 あれほど彼女が怒ったのは俺は見たことがない。だが怒ったといえるのはそれくらいであり、以降は穏やかなままだった。 俺は彼女にストレスを与えまいと頑張り、いつもは言われて嫌々やることが多い母さんも自分から進んで掃除をするようになった。 その為父さんもイライラすることもなくなり、家庭は穏やかになっていった。全ては彼女が来てくれたおかげである。 「私がいるから……あの、褒めてくださってありが……っくしゅん!」 「風邪か!?寒くなってきたから早く帰らないと」 「ええ…早く帰らないと義父様と義母様も心配なされるでしょうし…っきゃあっ!」 「しっかりしろ!」 俺は立とうとしてよろけた彼女を何とか支えた。 「大丈夫か!?」 「ええ。この子も……でも足をくじいたみたいで……ごめんなさい……」 空母龍鳳はかつての戦いを生き延びた。だが無事にというわけではなく、空襲により航行能力を失っていた。 彼女も空母龍鳳のように……そんな不安が一瞬過ぎったが、すぐに思考を切り替えた。 「心配するな。君の足は絶対に守ってみせる。もし守れなくても、その時は俺が足になる!」 「…………本当に……本当にありがとうございます……」 彼女は申し訳なさそうに、だが嬉しそうに涙を浮かべた。 それから更に月日が流れた………… 「ん……これでいいわね……」 「ええ、とても似合っていますよ。はい」 「ありがとう、鳳翔さん」 今日は新しくできた鎮守府で新しい部隊の結成式がある。 でも、メンバーはみんな見知った顔。久々にみんなに会えます。 「それにしてもよく似合ってるわね。まるで武家のお姫様みたい……」 「でも赤ちゃんを背負っているって、あんまり……」 この子は本当は連れてくるつもりはなかったけど…… 普段はとてもいい子なのに今日に限って私から離れようとしない。 もしかしたら、きっとお父さんとお母さんの格好良い姿が見たいのかもね。 「何言ってるんですか。母は強し、という感じがしますよ」 艦娘龍鳳となった私は、とても凛々しいってあの人に言われたことがあります。 可憐さの中に凛々しさがある……潜水母艦大鯨も初々しい幼妻や新妻みたいでかわいいって言われたこともありました。 「あ……龍鳳……久しぶり……」 「時雨……久しぶりですね……」 「この子が龍鳳と提督の愛の結晶なんだね……この子も僕が守るよ」 「時雨……沈まないでくださいね。あなたが沈んだら、みんな悲しみます」 「あっ、龍鳳、この子が龍鳳の子供なんだね。かわいいねえ」 「ふふっ、そうね。それにこっちもかわいい子かもね……」 時雨との再会、そしてロシアから戻ってきた皐月と如月。本当に久しぶりです。 如月がこっちって言ったけど、実は私のおなかの中には二人目がいるのです。 初めての子供を産んでしばらく経ったあと、私達は求め合うことができなかった分求め合いました。 その結果、また新しい命を授かったのです。 「それにしてもここに新しい鎮守府を建てるなんてね。いくら提督の故郷に近いからって……」 「テートクの故郷とか、そこは関係ありまセーン!」 「ここは中京工業地帯に近い場所ですからね。産業を守るためには当然のことでしょう」 「なんでもいいんじゃないですか。提督と龍鳳がいるところが、私達の鎮守府なのですから」 台湾から戻ってきた愛宕、金剛、高雄、榛名。相変わらずね。 「龍鳳さんがいてくれて嬉しいのです。みんな龍鳳さんのお料理がまた食べられることを楽しみにしていたのですから」 「そうよ。でも龍鳳さん、一人で無理しちゃダメよ。私達に頼っていいんだからね」 雷電姉妹と呼ばれる少女達が私の姿を見て喜ぶ。 『戦いってのは、人それぞれで違うと思う』 ……あなたの言葉の意味、今こそ身を以て悟りました…… みんなが帰ってくる所を守ること、帰ってきたみんなが安らげる場所を守ること…… それは艦娘の命を守ること。これが私にとっての闘いだと…… 「【龍鳳】……私に……力を……!!」 たとえ血が流れ、肉体は消えても、その想いは残る。 そしてその想いの力はとても強く、尊く、そして、永遠である―――― あの人はそういうことを信じるような純粋な人。だけど、今なら私もそれを信じられる。 私は誰にも聞こえないような小さな声で【龍鳳】に祈った。 「おっ、龍鳳。それにみんなも」 「あ、あな……提督!」 「提督!!」 龍鳳や、集まったみんなが一斉に叫ぶ。 「深海棲艦もパワーアップして攻めてきたみたいだけど、こっちだってパワーアップしたんだからネ!」 「それは頼もしいな。おっと、そろそろ時間だな」 「それじゃ、先に行くね」 艦娘達は俺と龍鳳を残して走っていった。 「また賑やかな日々が始まりますね」 「ああ。深海棲艦は強くなった。だけど俺達も強くなった。負けるはずなんてないさ」 「そうね……私達もそろそろ行きましょう」 「ああ」 正直言って、これからの戦いは激しいものだろう。 だが俺は負ける気なんてしない。今までずっと女神が傍らにいてくれたからだ。 彼女がいたからこそ、今までどんな苦難も頑張って超えることができた。 だからこれからもどんな困難だって乗り越えていけるだろう。そう………… 「君がいるから――――」 ―完― これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/740.html
804 :ひゅうが:2012/02/12(日) 20 17 22 提督たちの憂鬱支援SS――「ある愛妻家について」 ――斉藤二郎という男がいる。 日本海軍の軍人としては中堅に位置する人物で、海軍の実戦畑を一貫して歩んできた彼は「条約派で航空派」という時の帝国海軍では異端のような考えを持つ一人だった。 しかしながら、源田実や大西瀧次郎といった航空機さえあれば艦艇はいらないとまで言い切るようなことはせず、水上戦闘艦と航空機の複合運用を考えているあたりは現実主義者だった。 しかし彼を有名にしたのは、ワシントン海軍軍縮会議の予備交渉で大荒れになっている海軍実戦部隊の中で戦艦「陸奥」艦長という顕職にありながらも一定規模の軍縮を主張したことだった。 当然ながら非難が集まったのだが、それも「米国海軍に逆に足枷をはめる」という持論を堂々と主張し押しかけてきた少壮将校を逆に納得させてしまうほどだったという。 そんな彼は、戦間期には堀貞吉中将のもとでのちに日本海軍の基本ドクトリンとなる「空海立体作戦ドクトリン」の構築に力を尽くした。 そのためか、日本海軍の改革を考えていた嶋田繁太郎中将(当時)の目にとまるのは早く、1935年には彼のスタッフとして第1航空戦隊に所属する「天城」の艦長をつとめている。 実戦における彼の最大の功績となるのは、上海事変における嶋田提督の立体攻撃を第1航空戦隊司令として側面支援していること、そして太平洋戦争の開戦劈頭のアメリカ海軍アジア艦隊撃滅においては台湾の基地航空隊を含む南方の航空集団を統括し緻密な哨戒網を構築していることだろう。 しかし実戦畑を歩いていた彼としては残念なことに、開戦以後の斉藤は海軍軍令部第1部長にして中将という階級で書類仕事にいそしむことになっていた。 戦後は軍令部長か海軍大臣をつとめ退役すると思われていたが、小沢機動部隊や古賀GF長官のように赫々たる武勲を得られてはいないという事実は彼の周囲の人々を残念がらせていた。 しかし当の本人はまったく気にしていない。 なぜなら―― 「越後。ご飯大盛りで。」 「はい。艦長さん。」 斉藤二郎は愛妻家として有名である。 若いころに出会った現在の妻とは二人とも一目ぼれだったらしく、当時進んでいた見合い話を断固拒否して条約派の士官たちをハラハラさせていた。 見合いを進めてきた伏見宮元帥はその胆力を気に入り、逆に周囲からは嫉妬を買ったのだが彼ら二人にとってはそれはどうでもいいことであった。 戦艦「伊吹」型建造にあたり辣腕を振るった航空派という「使い勝手のいい人材」である斉藤は、仕事が終われば必ず都内の自宅に帰る。 そしてそこにはどんなに遅くとも美しい烏の濡れ羽色の髪と小柄な体を持つ彼の妻が待っている。 「なぁ。幸せか?越後?」 「ええ。艦長さん。」 なお、彼の妻の名前とは違う「越後」という愛称の由来はこれまで誰も知ることができていない。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/5366.html
901: 635 :2018/08/18(土) 19 04 17 銀河連合日本×神崎島ネタSS あのシーンにアレが来た 「リアッサ逃げテェー!!」 「クソ!ココマデカ。」 リアッサにドーラが襲いかかる。 しかし、 ドーラに無数の穴が空き、穴空きチーズの様になったドーラが爆散する。 リアッサの眼前の空間が歪み始め何かが姿を現す。 「タ、探知偽装カ!!」 何かが姿を現すがそれは、エ型でもなく、トリコロールでもない。 濃緑色に低翼配置の翼、機体の種類を伝えるゲタ履き、そして出自を伝える機体側面の日の丸、 日本とティエルクマスカで大人気な 【瑞雲】である。 勿論、オリジナルの瑞雲ではない。 神崎島鎮守府工廠に務める瑞雲大好きイゼイラ人さんこと通称瑞イゼさんが陣頭指揮を取り、 ヤルバーン瑞雲教徒の技術力、 水母、航空戦艦、同巡洋艦の協力、 工作艦と兵装実験軽巡の悪乗り、 海自瑞雲提督達の熱意、 神崎提督の苦笑いによる許可により誕生した。 全領域対応型多用途水上フィブニー機動兵器【瑞雲改二】である。 改二であることが重要だと瑞イゼさんは語る。 「コチラ、神崎島鎮守府戦闘機動兵器母艦イセ航空隊所属ズイウーンカイトゥラパイロットノ、シエ・カモル・ロッショダ。」 「はひゃ、シエなのデスカ!?」 「私ダケジャナイゾ。」 「シエ、ズイウーンじゃなくず・い・う・んだ。航空戦艦伊勢艦載機瑞雲改二パイロット航空自衛隊所属多川これより日ヤ協定により支援に入る。」 瑞雲改二の後方には別の瑞雲改二と烈風やら零戦の宇宙使用が存在し、 「伊勢航空隊発艦急げ!!」 戦闘航空母艦伊勢改二宇宙戦使用が母艦として来たのでガミラスじみたアトモスフィアが宙域に漂っている。 ちなみに伊勢航空隊は妖精さんだけでなくヤルバーン乗組員もいるが、 瑞イゼさんのこだわりにより全員が帝国海軍連合艦隊時代の航空眼鏡と航空衣袴を着用している。 カグヤ艦内 「なんでヴァズラーじゃなくて瑞雲なんだよ!?いつから神崎島はガミラス帝国になったんだよ!!」 叫ぶ柏木さんの傍ら、 見た目レシプロ機が悪の宇宙戦闘機と宇宙でドッグファイトしている様はズイウーンリアリティショックを乗組員に与えていた。 「アイエエエ!ズイウーン!?ズイウーンナンデ!?」 「ズイウーン来たこれで勝つる!」 「ただでさえ可能性のズイウーンが空間振動波モジュールと斥力モジュールという翼を持って神になろうとしてるな。」 「胸が熱くなるな。」 そんな姿を見た柏木さんはこいつら絶対中身日本人だろと考えた。 そんなこんなで後は原作通りとなりましたとさ。 ちなみにカグヤの帰還の際に精死病にかかった人物が垣間見た並行宇宙の話なそうな。 902: 635 :2018/08/18(土) 19 05 06 以上です。 掲載はご自由に。 やはり瑞雲とは可能性の航空機。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/5626.html
248: ハニワ一号 :2019/02/27(水) 19 21 31 HOST 124-141-195-196.rev.home.ne.jp 現代神崎島ネタSS 英国特別観艦式 (まさか栄光の大英帝国海軍の大艦隊を再びこの目で見られる日が来るなんて思っていなかったわ。しかも偉大なる救国の英雄と一緒に。長く生きているといろいろな出来事を体験してきたがこの体験はこれまでに出会った体験の中で最も極め付きの体験ね。果たして彼女たちは今の大英帝国の姿を見てどう思うのかしら・・・。) 英国女王の座に半世紀以上も君臨する女性は目の前に広がる神崎島の英国艦の艦娘の大艦隊と英国艦娘の大艦隊を出迎える現代英国海軍の艦隊の情景をみて彼女の中では奇妙な皮肉的な懐古的なありとあらゆる複雑な感情が巻き起こっていた。 始まりは神崎島側から英国の艦娘たちが故郷の里帰りを兼ねて英国と英国女王への表敬訪問を希望していると英国側に伝えられたことだ。この報告を受けられた英国女王は大喜びになられて神崎島の申し出を歓迎した事もあって英国艦娘たちによる英国の里帰りはとんとん拍子に進んだのだ。 そして神崎島を出発した英国の艦娘の実艦形態で編成された大艦隊は政治的な意味もあって日本をわざわざ最初の寄港地にしてシンガポールやスリランカ、インドなどの英国の植民地だった国々に寄港しながら、かつて7つの海を支配した大英帝国の偉大なる航路(グランドライン)を航海しながら在りし日の大英帝国海軍の威容を現代の国々に見せつけていた。(香港だけは中国の意向によって英国艦娘の寄港を拒否していた) そして英国艦娘の大艦隊はスエズ運河を通る地中海ルートの艦隊と喜望峰ルートの艦隊の2つの艦隊に分かれながら、それぞれマルタ・ジブラルタル・南アフリカなどかつての大英帝国の勢力圏だった国々に寄港しながら航海して予定していた合流地点で合流した英国艦娘の大艦隊は英国へと向かっていった。 英国艦娘の故郷の英国では故郷に帰還する英国艦娘の大艦隊を出迎えるための特別観艦式が盛大に開催される事になった。また英国海軍・英国政府や議会は現代英国海軍の艦艇を可能な限り万全の状態に整備して出来るだけ大勢の現代英国海軍の艦が出迎え可能な状態になるように特別予算を編成していた。 そして開催された女王陛下をお迎えしての特別観艦式はまさに一時的でもかつての偉大なる大英帝国が復活したかのような感をテレビなどを通じて英国と全世界に見せつける事になった。 海では「傷だらけの不沈艦」「オールド・レディ」の異名を持つウォースパイト、ビッグ7の一角であるネルソン、英国空母•アーク・ロイヤル、「ラッキー・ジャーヴィス」の異名を持つ幸運艦ジャーヴィスだけでなくプリンス・オブ・ウェールズ、フッドなど先の大戦を駆け抜けた英国艦娘たちの大艦隊が整然と航行しながら、かつての大英帝国海軍の威容をTV中継などで世界中の人々に見せつけていた。 空では第二次世界大戦でバトル・オブ・ブリテンや欧州や世界各地の空を舞った救国の機体たるスピットファイアを始めソードフィッシュ、モスキート、アブロ ランカスターらといった英国の名機の大編成が英国人エースの妖精さんたちの手によって再び英国の空を舞い現代英国の空軍機や海軍機と華麗な共演をしていた。 陸も負けてはいなかった。 地上ではチャーチルMk.VIIやマチルダII、クルセーダーMk.IIIなどの第二次世界大戦時の英国が保有した戦車と第二次世界大戦当時の装備で身に固めたジャック・チャーチルの妖精を始めとする神崎島の英国人妖精さんたちの軍事パレードが行われていた。 249: ハニワ一号 :2019/02/27(水) 19 22 19 HOST 124-141-195-196.rev.home.ne.jp 妖精であるネルソンはこの観艦式の前にポーツマスに寄港してポーツマスに記念艦として今も存在しているトラファルガーの海戦においてネルソン提督の旗艦であったヴィクトリー号と再会していた。この時、現代の英国海軍当局の計らいによって普段は第一海軍卿の旗艦であったヴィクトリー号はこの日再びネルソン提督の旗艦となっていた。また英国艦娘たちも偉大なる大先輩であるヴィクトリー号に対して最上級の敬意と礼儀を示したのだった。 この時に妖精ネルソンと英国艦娘たちの目の前にヴィクトリー号が艦娘として現れたという話もあるが定かではない。 イギリスのロンドンに大英帝国戦争博物館分館となり現在も記念艦として存在しているタウン級軽巡洋艦の1隻であるベルファストも艦娘として参加していて記念艦になっているもう一人の自分と再会するイベントもあったりした。 特別観艦式では英国国歌「女王陛下万歳」やイギリスの愛国歌「我は汝に誓う、我が祖国よ」「ルール・ブリタニア」などの歌が鳴り響き神崎島による英国艦娘たちによる観艦式と妖精さんたちによる盛大な軍事パレードや航空ショーはEU離脱に揺れる英国に在りし日々の大英帝国が蘇ったかのようであった。 救国の宰相の言うところの最良の時を知る老人たちは過ぎ去った大英帝国が大英帝国たり得た最後の栄光の時代に思いをはせ涙を流し、若者を始めとする最良の時を知らない世代たちは一時的にでも蘇った大英帝国を目の前にしてその威容と偉大さに誇らしさを感じていた。 この特別観艦式はEU離脱に揺れる英国と英国民に大英帝国の精神と誇りを思い出し勇気を与える事になるだろう。 そして英女王にとってこの観艦式で人生最大のサプライズが発生していた。 それは宰相の方の妖精チャーチルと妖精ネルソン提督が一組の男女を伴って英女王陛下に面会した時だ。妖精チャーチルと妖精ネルソン提督が伴ってきた一組の男女の正体に英女王が愕然となったが石化が解けるや年甲斐も場所も関係なく感極まって涙を流して英女王の心は少女時代に戻って一組の男女に抱き着いたのだった。 「お父様、お母様もう一度お会いしたかったです!!」 かくして英女王は女王としての責務を知らなかった幸福な少女時代の頃の若い姿で現れた両親であるジョージ6世夫妻の妖精と感動の再会を果たしたのだった。 250: ハニワ一号 :2019/02/27(水) 19 22 53 HOST 124-141-195-196.rev.home.ne.jp あとがき 英国艦娘が勢揃いして妖精となった英国の英雄たちが参加する英国観艦式とラストの再会シーンを書いてみたかったので本作を書きました。 ゲームの艦これで英国の全艦艇の艦娘が全部そろうのはいつになるかわからないですがそれでは本作をいつまでも執筆できないのでこの世界の現代神崎島の英国艦の艦娘は全員がそろっていて出撃可能の設定になっています。 そして銀河連合日本×神崎島の世界とは関係ありません。あくまで本作だけの現代神崎島です。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/5030.html
408: 第三帝国 :2017/12/13(水) 01 20 10 銀河連合日本×神崎島ネタSS――——―「合同信任状捧呈式Ⅲ」 「星間国家とアニメのキャラクターが住まう国と国交を結ぶ」 そんな前代未聞の信任状捧呈式。 という事もあって式は初めから完全生中継でな上に、 注目度の高さから各外国のメディアも大きく取り上げており、 英語を筆頭に日本では馴染みが薄い中東の言語などと様々な言葉で逐一視聴者に対して報道がなされている。 ここまで日本という国がかつて注目されたことがあるだろうか? あったとしてもかつての関西と東北の震災などどちらかと言えば不幸な出来事だ。 しかし今は違う。 良い意味で日本は注目されて、期待されている。 それが今の日本が置かれている現状であった。 そして注目といえば神崎島鎮守府の艦娘たちも大いに注目しており、 提督執務室に備えられたテレビの中継から信任状捧呈式を見守っていた神崎提督と艦娘たち+αの反応と言えば・・・。 「まさかここまでやるとは・・・。 この秋雲の目をもってしても見抜けなかったっ・・・!!」 と秋雲が叫び。 「水雷戦隊の旗艦であるこの川内が驚きで尻餅ですって・・・おいは恥ずかしか!生きておられんごっ!!」 川内が床に座り込み切腹するような動作をして。 「介錯しもすぅ!」 甘い声と共に瑞鳳が手に持った万年筆で斬首する構えをとり、 そのまま斬首するような動作を行い、万年筆が首に触れた所で川内はバタリと倒れ死んだふりをする。 「笑うにこと許せ!」 それを見た長波が手を合わせる。 「合掌ばい、です!」 同じくニーラ・ダーズ・メムルも手を合わせた。 「皆様突っ込み乙です」 最後に鳳翔がネタ塗れな一連の流れを〆た。 「・・・え、えーと鳳翔さん? というか、なんなんだこのやり取りは・・・」 で、某世紀末な一発ネタから始まり、 シ〇ルイの作者が執筆した某忍者アクション漫画の有名すぎるネタの流れに神崎提督はついて行けなかった。 この前ヤル研で某少佐ばりに戦艦愛を大演説した夕張といいウチの艦娘たちのキャラが分からんと内心で呟く。 まあそれでヤルバーンからの客人であるニーラ教授と仲が良いようだからいいか、うん。 と神崎提督は前向きに結論を下した。 409: 第三帝国 :2017/12/13(水) 01 22 32 「ねーねー提督。 せっかく本土(日本)と国交が成立したんだから 今度の慰安旅行は道後温泉とか金沢とかあるいは北海道とかにいこーよー」 「ん、あ、ああそうだな」 膝の上に座る清霜の提案に神崎提督は頷く。 確かにここ最近中国やオーストラリア、インドネシアといった国々との領海問題だけでなく、 フィリピンから来た不法移民に、国籍不明な潜水艦対策に加え米軍、自衛隊の折衝などと神崎提督も含め貴下の艦隊全体で正直働き過ぎである。 「それならヤルバーンにぜひ来てください! 前に日本国民の方々を歓迎したように一度皆さまを呼んでみたいと考えていましたから」 とここでニーラが手を挙げて言う。 「お、それいいね! 宇宙人の船に乗れるなんてレアな体験だよレアな!」 この提案に死んだふりをしていた川内が即座に蘇生して賛同を表明する。 「噂ではヤルバーンの食べ物は光る、 とか聞いていましたし・・・それはとても面白そうですね」 「マジか!?宇宙すげぇー!」 そして鳳翔と長波のやり取りで何となく場の空気は慰安旅行は確定。 具体的にはヤルバーンに滞在して交流と体験コースとなりそうであったが、 「提督、駄目ですよ。 アメリカとの国交成立に向けた交渉。 国際機関へ提出する各種資料に周辺国との領土認識ついてのすり合わせ。 それに市民からの陳情などとやることはまだまだありますから優先順位的に後です」 が、大淀が即座に釘を刺さした。 「えぇーケチー。 仕事なんて官僚に任せればいいじゃーん」 「提督が判断すべき要素に、 提督ご自身が決算しなくてはならない書類があるから駄目ですよ秋雲さん」 「・・・容赦ないな、淀さん」 神崎提督のぼやきに大淀は「吹雪さんと同じく初期秘書官ですから!」と誇らしげに答える。 「それに皆さん。 執務室でたむろうのも別に構いませんが、 テレビの向こうで護衛任務をしている天龍さんと同じように通常任務の存在を忘れていませんか? ニーラ教授も現地調査、それに午後からの講義に向けた準備があったはずだと私は記憶しています」 大淀の言葉に全員慌てて時刻を確認する。 指定された休憩時間はとっくに過ぎいるのを知った。 「ヤバっ!この後能代さん主導の訓練だった・・・遅れたらガチで〆られるぅ!!?」 と秋雲が顔を青ざめて間を置かずに部屋を後にしたのを契機に、残る艦娘たちも我先にと走り出す。 「またねー提督ー!」 清霜が最後にそう言って執務室を後にしたのを最後に、 部屋には神崎提督と今日の秘書艦である大淀だけが残った。 「さて、淀さん。 仕事を始めようか」 「はい、提督。 ではフィリピン政府からの回答ですが・・・」 神崎提督は一度背筋を伸ばすと、不法移民の帰国についてフィリピン政府の回答を耳にする。 そして太宰権帥の権限ですべき手続きと返答に向けて事務作業を始め、大淀もまたかつての戦争と同じ熱意を以て秘書艦としてその手伝いを始めた。 410: 第三帝国 :2017/12/13(水) 01 27 02 以上です。 そして194様、弥次郎様。 更新おつです。