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愛してくれて、愛して暮れて~プロローグ~から 最初こそ戸惑っていた満員電車にも慣れ、いつもの様に人混みと電車の振動に揺られながら俺は大学へ向かっていた。 慣れた、と言っても何でまたこんな時間の講義を取ってしまったのかと思う程度にはこの人混みはつらいもので、毎朝続けると思うとこれなら北校の坂道のほうがまだマシだと思ってしまうのは隠せない心境である。 聞き慣れたアナウンスを聞いて、自分が降りるべき駅で人混みを掻き分ける。前まで音楽を聞きながら通学していた俺なのだが、自分が降車する際イヤホンをつけた奴はなかなか退いてくれないことを経験し、それ以来音楽は聴かないようにしていた。 早足に道を行く人々に飲まれるようにエスカレーターを上り、改札を抜けたところで俺は息を吐いた。 「……うへぇ」 乗車から降車までの約20分、駅をでてようやく出来た脱力。 どうやら、俺は自分で思っている以上に満員電車には慣れていないらしい。 「やぁ、キョン。おはよう」 「…おぉ、国木田か」 声をかけてきたのは男にしては少し可愛らしい服を着た同級生、国木田だった。 一体何の縁なのか、コイツも俺と同じ大学、同じ学部に通っていたりする。俺より遥かに良い成績を採っていた筈なのだが、高校選び同様に何かしら国木田なりのこだわりがあるのかもしれない。 「今日は何だか暑いよね。電車通いには辛い気候だよ」 その意見には賛同するが、そう涼しそうな顔で言われてもイマイチ説得力がないぜ? 「そうかなぁ?僕はこれでも暑がってるんだけど」 ……だとしたら、俺の眼が異常なのかね? 「あー……、そうだね。確かに、ある意味キョンの目は節穴と言っても過言じゃないと思うな」 おやおや。 「……まさか国木田にそんな辛辣な言葉を貰うとはな。少しばかり意外だ」 「そう?僕は言わないだけで常日頃からそう思ってるんだけど」 常日頃から思ってるのかよ。 ……。 ……常日頃から思ってるかよ!? 俺の問いに国木田は冗談さ、と笑って横断歩道の先の一角を指差した。 「ところでキョン。あっちに結構おいしいベーカリーがあるんだけど、ちょっと寄っていかないかい?」 腕時計を見やれば、まだ講義には十分間に合う時間だった。時間が余るのも毎朝のことなのだが、俺は大概コンビニで暇をつぶしている。 それに比べたら、こうして友人と個人ミシュランに勤しむのも悪くはない。 俺は国木田に返事をすると、横断歩道を渡った。 「……ほう、これは中々」 店内に備え付けられたテーブルに席を取って、向かい合うようにして俺はクロワッサン、国木田がサンドウィッチを食べていた。 「だろう?僕としてもそのクロワッサンは結構オススメなんだよね。ああモチロン、このサンドウィッチもだけど」 シナモンのふんわりとした香りもさることながら、焼き加減が絶にして妙、表面に撒くようにしてかかっている白い砂糖が程よいアクセントになっている。 普段はご飯派の俺ではあるが、このクロワッサンは確かに人に勧めたくなる味だ。 「…しかしよくこんな店を知ってるな、お前」 俺がそう尋ねると、国木田は咀嚼中のサンドウィッチを飲み込んでから答えた。 「あぁ、それはね」 「僕が教えたからさ、キョン」 ―――が、それは第三者の声によって遮られ、しかしそれは結果として俺の疑問に対する回答だった。 第三者と言っても赤の他人というわけでもなく、俺の良く知っている顔だった。 ソイツは俺の隣に腰を下ろし、尚も説明を続ける。 「先日そこの駅前で国木田と会ってね。中学以来の同級生に挨拶の一つも無し、だなんて無体なことは僕にはとても出来ない。よってコーヒーでも飲みながらとココを紹介したのさ」 まぁもっとも、とソイツは一息置いてから言った。 「何処かの誰かは僕ですら旧交を温めようとしたというのに、親友と呼べる存在にこの3年間電話の一本も寄越さなかったわけだが。それについてキミは僕に対して何か言うことがるんじゃないかな?」 「…えーと」 相変わらずの饒舌。古泉を除けば、コイツより長ったらしくしゃべる奴―――まぁ、ハルヒは置いといて―――は一人しか心当たりがなくて、しかもソイツは目の前にいるわけなんだが。 「おやおや、キミはこの再開に関してそんな感動詞一つでケリをつけるつもりかい?まぁ、字面だけ見れば感動詞とは感動の詞(ことば)であるからそれ程悲しむことでもない気がするが―――やはり、寂寥の念は隠せないね」 「……わかったよ。ちゃんと言えばいいんだろう?」 チラリと国木田を見れば、何やらニヤニヤとしていた。 ……おいおい、その微笑みキャラは古泉一人でお腹一杯、アイムフルなんだぜ? 俺は目線を隣に戻してから、3年分の時間を返すように言った。 「……久しぶりだな、佐々木」
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270 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/05/12(月) 22 50 57 ID ??? 257 それとそっくりな奴うちの鳥取にもいたぞ 未訳のサプリのデータを使いたいとか言い出して GMが翻訳したのをプレイ前にメールにでも添付して 確認させてくれるなら良いよといったら 当日にもってきやがった 機械翻訳に流しただけの日本語として成立していない代物を。 キャラ作成に時間のかかるゲームだったんで 当日になってから却下して作り直させるとプレイ時間がなくなるので 仕方なく認められたが ありえないぐらい強かった そして後日GMが自力で翻訳して確認したらやっぱり間違ってた、PLの都合の良い方に それを聞いたそいつは あの機械翻訳が間違ってたのは解ってた しかしわざわざ労力を払って自分の不利になる訂正をするのは ゲーマーとして間違っているのであえてそのままにした とか抜かしやがった。 今でもムカツク、笑えねー 276 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/05/12(月) 22 55 53 ID ??? 270 D厨の悪辣さはガチ 277 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/05/12(月) 22 57 17 ID ??? 270 間違って訳したデータを分かっていながら使う・・・・・・だと? 確かに全然笑えない・・・ヒドいPLだな 280 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/05/12(月) 22 59 50 ID ??? 276 なぜDDだと解った!特定できそうな言葉は全部省いたのに! 277 間違って訳したのは機械翻訳であって自分ではない 自分はただそれを黙ってただけで能動的に 騙したわけではないので悪くないんだそうだ スレ176
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『初めて愛してもらえた』 3KB 小ネタ 愛情 飼いゆ 6作品目です。 私はてんこ そこらへんに居る野生ゆっくりです。 わたしは親がいないです。 生まれた時、目が覚めたら目の前には親であろう腐った死体がありました。 何のゆっくりなのかも分からないほど原型の無い死体 当然私は泣き喚きながら幸せに暮らすはずの巣から出て行く訳で。 私は運が良かった。 巣を出た後でも餌は見つかったし、天敵にも成長過程では会わなかった。 新しい、自分だけの巣も見つかった でも、何かが足りなかった。自分ではそれが何なのか理解できなかった。 私はいじめられるのは嫌いです。 怨み、憎しみ、自分の不満の解消、快楽を得る為・・・と 数えだしたらキリがありません。 私は他のゆっくりに初めて会いました。 ですが、わたしを見るなりいきなり襲い掛かってきます。 私は何が何なのか分からないままいじめられました。 必死に逃げて逃げて、逃げ切って・・・ それがその日以来ほぼ毎日続きました。 原因は群れがこの近くにできてしまった、という理由だったのですが そのときの私にそれを知る余地はありませんでした。 私は時が経つにつれ気づきました。 自分で言うのも恥ずかしいのですが、愛情が足りないのだと。 私は愛情を得る為に努力はしてみました。 ですが、どれも失敗に終わり、気味が悪いと嫌がられ、 余計いじめられるようになりました。 少し前、私はいつもと同じようにいじめられていました。 でも今日は違います。 足が動きません、日頃の負担が掛かり、限界が来たのでしょう。 すごく痛い、痛い、痛い、でも動けない、治る気配も無い。 その時気がついた。ああ、死ぬんだと。 私は愛されず、死んでいくのだと。 その時、目の前で何かが起こった。 私をいじめていたゆっくりが何かに潰されて―――――― やがてそれは終わり、何かは私の体にぺたぺたと何かを塗りつけていく 体の痛みが少しずつ消えていく、次にその何かは私においしそうな何かを渡す。 それを食べろと言うのだけれど、もしかしたらこれを食べたら死ぬかもしれない。 でも私はそれを了承して食べて、それから私は意識を失って・・・・・ 気づいたら目が覚めた。傷は治っている。 傷を治したそれは人間と呼ばれるものだった。 念のため本当に私を助けてくれたのか聞いてみたが間違いないらしい。 私は何かをその時点で気づいていたのかもしれない、 そこで思い切って言ってみた。 これまでのように拒否されるかもしれない それでも言ってみた。 答えはyes、 私は嬉しかった、嬉しくてたまらなかった。 私は始めてこれが愛情なのだと思いました。 しばらくして彼は急に叫んだと思ったらどこかへと走り去っていった。 私は彼を必死になって追いかけた、 折角手に入れた愛情が無くなる、もう二度と愛情は貰えない そう思うといてもたってもいられなかった。 とても疲れたけど、やがて私は彼に追いつく事ができた。 彼は私を見て驚いていたようだった。 よく見ると彼より大きいもう一人の人間がいた。 彼女は私になぜついてきたのかを問う。 私はその問いに初めて愛情をくれた人にもっと愛して欲しい、だからついて来たと答えた。 すると今度は飼うと言葉を私に言う。 それを聞いて彼が彼女に何かを言う、 しばらくそれが続いた後、彼は私を飼うと言った。 私は彼とずっと一緒にいられるという意味らしい、 私はゆん生最大の幸福を得たのだと感じた―――――――― それから私は彼の飼いゆっくりになった。 勉強というものは結構楽しいけど、躾というものは結構難しかった。 最近になって躾というものは大半ができるようになった。 彼が一緒にいてくれたからできたのだと思う。 私はこの幸せがずっと続けば・・・と思うのでした。 あとがき 少年とゆっくりのてんこ視点です。 お目汚し失礼致しました。 挿絵:
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688 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/11/30(土) 00 44 50.57 ID Qoy0E/6mI リアルタイム報告気味だけど 明日ってかもう今日だけどさ 会場取り分担の奴が日を間違って借りて それに対してGMが切れて明日のセッション中止 かつキャンペ立ち消えになりそう 拗ねるのは分からんでもないけど場所の代案を 出される度に違う理屈つけて断り キャンペ立ち消えの責任を場所担当に全て負わせるのは困だよな 689 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/11/30(土) 00 47 16.06 ID gx44Ajyj0 [2/4] 困かどうかはその内容だけだとちとわからんがGMはもうキャンぺ続けるモチベなくなってたから これ幸いと理由にしたようには思う 690 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/11/30(土) 00 48 21.17 ID zuU9I1rF0 [2/3] その手の予定変更が慣例になってるとかかなりの確率で他の理由がありそうだな 691 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/11/30(土) 00 48 38.42 ID Xxqin9ii0 [1/3] リアルタイム気味の報告するのは困かな 692 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/11/30(土) 00 52 17.41 ID 3EcCy2+w0 [2/3] 「~のは困だよな」と言う語り口が個人的に嫌いなので相手したくない 695 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/11/30(土) 00 57 59.94 ID nkRCMM7JI キャンペ立ち消えの責任を~と書いた部分は そもそも場所担当が間違えたのが最大の要因で 皆はキャンペにあまり熱意を持ってなかったのがはっきりしたから しょうがないけど中止にするわ その意味で言うと場所担当は皆のやる気の無さを皆を代表して教えてくれたねありがとう 皆も恨むなら迂闊な事をした場所担当を恨んでねwww こんなメール全体で回してきたぜGM 細かい言い回しは変えてるけど最終行は最後の煽りとかモノホン 696 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/11/30(土) 01 01 12.11 ID gx44Ajyj0 [3/4] 695 たぶんいろいろ鬱憤たまってると思うぞそのGM。困扱いでいいから放逐してやんな 697 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/11/30(土) 01 10 29.90 ID R7aYIDCDO うわぁ… そのGMそう言う態度変わらなかったら、 追い出した方がいいな。 そう言うのと一緒にいると、人生損する 698 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/11/30(土) 01 54 04.33 ID lsfu/4Tg0 皆に熱意がないなら、皆が恨むわけもないと思うのだが 熱意がないと決めつけておいて自分を恨むなとか、既に破綻しておる 700 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/11/30(土) 08 09 24.57 ID 6T1KsCvWP ていうかなんで1人のミスが全員のやる気がないことに繋がるんだ? 701 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/11/30(土) 08 19 12.79 ID c8FVaiZY0 [1/2] 今までの経緯が判らんからなぁ 薄々感じていたのを確定するためのトリガーに過ぎんかったのかもしれんし。 702 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/11/30(土) 08 46 14.03 ID vZXo2TN80 なんか他に原因がある気がするわ。 PLに困がいるとか。 情報が少なすぎるのと 「~は困だよな?」という報告は報告者側に問題あることが多かったので 単なる諍いじゃね、としか言えない。 703 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/11/30(土) 09 27 18.31 ID OphGNivX0 報告の裏に色々隠れてそうな臭いがぷんぷん スレ367
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あなたをあいしてる【登録タグ AM04 ap20.40music galaco あ 初音ミク 曲】 作詞:AM04 作曲:ap20.40music 唄:初音ミク&ギャラ子NEO 曲紹介 AM04さんの甘く、幸せな歌詞を初音ミク&ギャラ子NEOが歌っております。 少しでも幸せな気持ちになって頂けたら幸いです!! 歌詞 (動画より転載) 君と二人 歩ける日を どんなに願い 夢に見ただろう 本当に 嬉しくて 上手くは言葉に出来ないね 繰り返す日々 忘れゆく夢 君に出逢えて 時間に気づく 残された日々 叶えたい夢 繋いだ手と手が 光になる 簡単には 伝えられない 形に 出来ない “アイ″ 歌に乗せて 君に贈るよ “あなたを 愛してる″ 二人で 手を繋いで 照れる仕草に 幸せを想う 本当に 嬉しくて でも 上手くは言葉に出来ないね 騙し合う日々 奪い合う夢 君に出逢えて 明日に気づく 穏やかな日々 新しい夢 全ての未来は 一つになる 簡単には 伝えられない 形に出来ない “アイ″ 歌に乗せて 君に贈るよ “あなたを 愛してる″ 天使の羽 重ねたような 光に 溢れる 日を 君と二人 過ごせる日々を 優しく 重ねよう コメント 歌詞がいい(●´mn`)超可愛い(m'□'m) -- ♪みわぽん♪ (2014-09-22 07 12 50) 名前 コメント
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愛してるといってくれ 「ふぅ…」 窓の外を見ながらため息一つ。 今日はサロメがビネ・デル・ゼクセに出張だから…なんだか仕事もはかどらない。 そんな折に、あの台風娘の来訪だったんだ…。 「クリスー!遊びに来たわよ!」 「リリィ…」 既に何度かここには来ているからか、すっかり顔パスなのだろう。 リリィはいきなり私の部屋にやってきた。 まあこんなインパクトのある人物、騎士達が忘れるはずもないから当然なのかな。 久しぶりの友人の来訪に、気乗りしない仕事から解放されたいのも手伝って、私は快く彼女を迎え入れた。 彼女はティントの隊商と行動を共にしているようで、少し立ち寄っただけだと言う。 「でも、まあお茶くらい飲んでいく時間はあるのよね~」 「フフッ。じゃあ今いれるよ。」 こうして、私達はひとときのティータイムを楽しむことになった。 「近頃はどうなのよ。調子のほうはっ!?」 「え?」 何のことかさっぱりわからないので、私はリリィに聞き返した。 リリィは笑みを浮かべながら紅茶を一口、口にする。 それから一気にまくし立てる。 「なぁに~?ラブラブ過ぎてしょうがないってやつ?やるわねあのぱっつん…じゃなかったサロメさん。」 「ラブラブって私たちは別に何も…」 ここまできて、どうやらリリィは私とサロメのことをからかっているのだと気づく。 ま、まぁ、私達がそういう間柄だということはリリィも承知済みなわけだけど… だけど… ”ラブラブ”という言葉とは程遠い気がした。 「何もないわけないでしょ~。どうなのよ”好きだ…愛してるよ…””私もよ…”なんてやってんじゃないの?」 「そんなのないよ」 「え…?まじ?」 私の言葉に、リリィは信じられないという顔をする。 だって、しょうがないじゃないか…それが事実なんだから… でもホントは… 私だって女だから甘い囁きに憧れもする。 サロメのこと信じないわけじゃないけど… サロメの行動で解かってるんだけど… それでも その…言葉がほしいときだってある。 「クリス…?」 すっかり黙り込んだ私にリリィがそっと声をかける。 「あ、ああ。ごめん…何?」 「何?じゃないわよ~ぼぉ~っとして!ねえあの人連れてきなさいよ!私がビシッと言ってあげるわ!」 「い、いいわよ…それにまだ出先から帰ってきていないし」 「”いい”って…、でも言って欲しいんでしょ?」 「あ、ああ…」 リリィの誘導尋問におされて、つい本音をこぼしてしまう。 「もぉ~じれったいな~。」 どうもはっきりしない私の態度にリリィはいらいらを募らせる。 ふう…仕方ないな… そんなリリィをなだめるようにわたしは決断する。 ”リリィが言ったから…” 本当はそれだけじゃないのだけれど… どうしても心の中でイイワケに使ってしまう。 理由もなくサロメに…その…迫るなんて、出来そうにないじゃないか… 「う~ん。そうね…今日、ちゃんと言ってみるよ。」 「じゃあ約束。今日中にサロメさんに”愛してる”…って言わせなさいよ!」 半ば強引に約束をして、また来るからとリリィは私の部屋を去って行った。 ―夕刻 窓から、馬に乗ったサロメがブラス城へと入っていく姿が見えた。 今日は執務室には来ないって言ってたから、行き先は、多分自分の部屋だろう。 私は先回りして、サロメの部屋へと向かった。 サロメの部屋の前で、サロメの到着を待っている間… あとから考えるとほんの数分だったんだけど、それはやけに長く感じられて、そして心臓の音がやたらと大きく聞こえた… 「クリスさま?」 部屋に戻ってきたサロメは訝しげに私の名を呼ぶ。 「や、やあ…サロメ」 にっこり…と笑うつもりだったんだがどうにも上手くいかなくて、私はぎこちない笑みを浮かべ、ぎこちないセリフを口にした。 「どうか…されましたか?」 訳がわからないという様子のサロメだ。 まあここで気づくくらいならこんな苦労はしないんだけど… 「私が留守の間になにか急務がございましたか?」 まったく…こんなふうに私服で待っていて”急務”…なんて、普通は違うだろうと解かると思うんだけど… 本当にサロメは鈍すぎるんだから。 だから、私が頑張らないといけないんだ…もう。 「うん…なんでもないんだけど…。その…ちょっとお話がしたいなと思って。」 「お話…ですか?」 「ああ。入るぞ。」 「あ、クリスさま…」 勝手知ったるなんとやら…で、何か言われる前にサロメの部屋にさっさと入った。 こうなったらサロメが断れないって解かっているからな。 ふふん♪私の作戦勝ちだ。 最近この部屋に来る機会が多くなったためか、サロメは部屋に簡素ではあるけれど応接セットをしつらえてくれた。 私はベッドに腰掛ければいいと思っているんだけど、 サロメは”それはちょっと…マズいんです”…なんて言うもんだから、まあ…サロメの意見を尊重した訳だ。 私はソファに腰掛け、サロメもそれにあわせて腰掛けた。 「さて、私にお話とはどうされました?」 真剣な表情でサロメが私に聞いてくる。 はぁ~ ため息が出てしまうよ。それが仮にも恋人に言うせりふなのか!? しかし…ここはぐっとこらえてサロメの瞳をじっと見つめる。 見つめられたらわかるよな? 私たち通じ合ってるよな? じ~っ…… 「ああ!そうでした!」 サロメが解かったといわんばかりに立ち上がった。 「紅茶をお入れしないといけませんなあ」 いそいそと紅茶を入れだすサロメだ。 サロメの紅茶を入れる手さばきはとても流暢で私はついつい見とれてしまう。 「どうぞ…」 砂時計が落ちるのを確認し、サロメがカップに紅茶を注ぎ、私へと差し出す。 う~んいい香り… やっぱりサロメの入れてくれる紅茶はおいしい… 「……ってちが~う!!」 「は?お気に召されませんでしたか?」 思わず立ち上がった私にサロメはあわてる。 「あ、な、なんでもないんだ。」 私はすぐに座リ直す。 も、もう… 紅茶がおいしくてつい目的を忘れるところだったじゃないかっ… 「…で、話とは?」 結局、ひとしきり紅茶を楽しんだ後にサロメが切り出してきた。 そうそう!そうなんだ。 すっかり忘れていた。 ………なんてことは棚にあげて、私は再び作戦を実行に移す。 もう紅茶も飲んだし、次こそは解かってくれるよな。 再びじ~っとサロメを見つめる。 「???」 サロメは首を捻っている さらにじっと見る。 サロメはぽんと手を打つ 「ああ…紅茶のおかわりでしたかな?」 な…なんでそうなるんだっ!!! てんで解かってくれないサロメにわたしは怒りすら覚えてしまう。 「……お前は…」 「はい?」 「お前は私には紅茶さえ入れておけばよい…とそう思っているのか?」 「いえ、そういうわけではございませんが…???ちがいましたかな?」 「…いや…もらっておくけどっ…」 「ん~。おいしいv」 サロメはほっとした様子で私のほうを見ている。 にこにこにこ 私はサロメにおいしい紅茶を入れてもらってすっかりいい気分だ。 ……ってちょっと待て。 「ちっが~う!!!」 私はまたまた立ち上がる。 「そうじゃなくって~!!!」 私の言いたいことは全く伝わってないようで…サロメは座ったまま私を見上げ唖然としている。 やっぱり見つめるだけじゃだめなのか? でも、強制的に言わせても仕方ないし… てんで通じ合ってない私たち…。 あ、でも紅茶は飲みたかったんだけど…おかわりも欲しかったんだけど……ってそうじゃないんだってば。 私はどうしていいのか、途方にくれる。 「クリスさま…今日は一体どうされたのですか?」 サロメが首をかしげ、疑問の眼差しを私に向ける。 「ん?ああ…」 私はあいまいな返事をサロメに返した。 サロメは、私が何を言わんとしてるのかわからない。…そんなところなんだろうな。 …私もどうしたらサロメに通じるのかわからないよ… わからないものは仕方ない。 わからないことがあった時、いつも相談する相手が目の前にいるじゃないか。 うん。 こうなったら開き直りだ。 「…なあサロメ…お前だったら相手にある一言を言わせたいときはどうする?」 私は思い切ってサロメに聞いてみた。…一応、肝心なところは曖昧にして。 「は?…そうですな…」 腕を組み思案するサロメ… 「……やはり、自らも相手にそれを与えますかな…」 「どういうことだ?」 「情報が欲しい場合、こちらからもそれに見合う情報を与えます。それと同様でしょうな。」 「その言葉を言わせるために自分も言うというのか!?」 「ええ。ギブアンドテイク…というやつでしょうかな」 簡単なことですよ。 と言わんばかりのサロメである。 けれど それって”私から言え”と、そういうことになるわけで… わ、私がそ、そ、そんなことをっ!!?? そう思った途端、顔は熱くなるし、心臓がばくばく言い出すし… 「クリスさま?!」 おまけにサロメが心配そうに覗き込むしで… そ、そ、そ、そんなに近づくんじゃないっ!! ますますあせってしまうじゃないかっ。 ん…? でも……ちょっと待てよ。 この状況ってすっごくチャンスなんじゃないか?! ゲンキンなもので、そう思い直すと俄然やる気が出てきた。 ワナにはめているような気もするけれど…気づいてくれないサロメが悪い。 よし。作戦実行だ。 至近距離にあるサロメを見据えながらもう一度確認する。 「ギブアンドテイクだな?」 「?え、ええ…」 サロメがそう答えるのを確認して、私は腕を伸ばしサロメの首の後ろで両手を絡め、サロメを見つめる。 そしてはっきりと伝えた。 「愛してるぞサロメ。」 「クリスさま……??」 唐突過ぎたのか、あまりにもあっさり言い過ぎたのか一瞬きょとんとするサロメ。 …これは何も解かっていない顔だな。 「…ギブアンドテイク…」 まったく物分りの悪いやつだ。 仕方がないから、ぽそりと呟いてやる。 ”ギブアンドテイク” その言葉を聞いて、ようやく気づいたようで、とたんにサロメの顔が赤くなる。 私は言い逃れは許さないぞとばかりにサロメを一直線に見つめる。 今度こそ通じてる…よな? 「参りました…」 フッ…とやわらかい微笑をサロメが浮かべる。 その様を見て、私はドキッとしてしまう。 何故だか… 見透かされているような気がして… 私の今日の一連の行動の理由が全部わかってしまったみたいで… 全然分かってくれないのはイヤだけど、全部分かられるのは…ちょっと…恥ずかしい… サロメはそんな私の背に手を廻し、やさしく抱き寄せた。 そして、 「もちろん、私も……愛しておりますよ…」 私にだけ聞こえるように、 耳元で…そっと… 私の待ち望んでいた言葉を、ついに言ってくれたのだった。 その声は私の耳にとってもとっても心地よく響くものだから、身体の力が抜けそうになって、私はあわててサロメにぎゅっとしがみついた。 それにあわせ、私を支えるように、背中に廻されたサロメの手に力がこもり、私はしっかりと抱きしめられた。 色々苦労したけど… なんとかリリィにはいい報告ができそうだ。 終わり
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フェイト・T・ハラオウンは本局で与えられた仕事部屋にて悩んでいた。 別に執務官の仕事として処理しなければならない書類の山は何時もの事。 『大変だ』と思うことは有れど、悩まなければならないような事柄ではない。 問題があるとすれば書類の山を書き分け、中央にワザワザ置かれた冊子。そしてソレに付随する内容だろう。 『遺失物管理部機動六課、成立の経緯と準備内容』 紅いマジックでデカデカと『超重要や~』と書かれており、何故かタヌキにデフォルメされた十年来の友のイラストが添えられていた。 そう言えば前に会った時、「あんまりタヌキって言われるから、いっその事マスコットキャラでもつくろか?」と言っていたが、冗談ではなかったらしい。 夢だった自分の部隊を持つと言う事を叶えつつ、一体なにをしているのだろうか? 八神はやては。 「誰にしようかな……フォワード」 フェイトに与えられた役職はフォワードの分隊、ライトニング分隊の隊長 ライトニング1。細かい仕事は捜査や法律関係など。 そのライトニング分隊の予定人数まで二人の空きがあり、その二人を選ぶ権利を我らがタヌキ隊長からフェイトは与えられていた。 「エリオ、元気かな?」 一人は決まっている彼女が保護した子供のうちでもっとも勇敢で、もっとも魔法の才能に恵まれて……もっともフェイトに近い存在。 色々とフェイトとしては悩む所があったのだが、本人は至ってやる気なのだから仕方がない。 あの輝きを妨げるのは余りにも気は退ける。空きの一つ、ライトニング3は彼に決定だろう。問題はあと一人…… 「どうしてるかな……キャロ」 次にフェイトの脳裏を過ぎったのは決して忘れる事がないだろう少女の名前。 彼女が否定する闇の中で掴んだ幸せを、彼女によって壊されて、差し出された彼女の手を振り払った。 悪辣な恩人への恩義と愛情を貫く為に、フェイトを撃退した少女。 その存在は彼女にとって全く未知の存在となった。守るべき存在だと思っていた。しかし道を違えば打ち倒すべき敵になるのだろうか? 疑問を多々に残し、フェイトの心の一角をいつも占めている。 「もう一度会いたいな」 検査入院していた病院で最初に呟いたその言葉は何度呟かれたかも分からない。 キチンと話をして、可能ならばお互いをもっと理解したかった。しかし捜査網を使って探すわけにも行かない。 叶わぬ願いにため息を零す様子は『離れ離れになった恋人の心配をしている』ようにすら見える。 「さて! 仕事仕事」 だがフェイトは管理局の執務官である。何時までも恋人の心配をしている訳にも行かない。 手に取るのはタヌキの描かれた冊子ではなく、山積みにされた執務官関係。 機動六課の成立は勿論大事だが、ソレに向けて雑務を終えておく必要があった。数分間、書類を処理して…… 「そう言えばここの資料を無限書庫にお願いしてたんだ」 一つの書類で作業の手が止まる。そこには『別途資料利用』の文字。自分で書いておいたのだが、六課のゴタゴタですっかり忘れていたらしい。 フェイトはデスクから立ち上がり、部屋を後にした。向かう先はこれまた十年の共にして、フェレットの巣穴へ。 「ユーノ、久し振り」 無限書庫は『容量』という感覚を著しく欠乏し、無限の暗闇と無数の情報によって出来ている。 闇の中でフワフワと浮きながら、無数の本を従える見知った後姿に、フェイトは自身も闇の中へと身を投げ出して言う。 「あぁ、フェイト。いつ来るかと思って待ってたよ」 「ゴメン、すっかり依頼していたのを忘れてたの」 答えるのは眼鏡をかけたフェイトと同年齢の好青年 ユーノ・スクライア。 遺跡発掘で有名なスクライア一族にして、管理局の頭脳 無限書庫の司書長である。 彼が手を一振りすれば、何処からとも無く飛んでくる紙の束。手渡されたソレを一通り確認して、フェイトは頷く。 合いも変わらずパーフェクトな仕事ぶりが確かに羅列されていたからだ。 「相変わらずの仕事ぶりだね。少しは休みを取った方が良い。考古学の方とか専念したらどうかな?」 「実は趣味の考古学の方もこの頃充実しててさ」 「え? そうなの」 てっきり本部から外にも出ていないような生活をしていると思っていたフェイトは、嬉しそうなユーノの様子を見てフェイトは首を傾げる。 いつの間にこの仕事の虫二号(一号はクロノ)はそんな暇を作ったのだろうか? 「イヤ、僕は本部から出ていないんだ」 「じゃあどうやって?」 「頼れる協力者を久し振りに捉まえられてね。現地での発掘は、その人達に任せてるんだ」 二人の会話を中断するように響いたのは通信を知らせるお約束の電子音。発生源はユーノの個人端末のようだ。 「噂をすればその協力者達から……やぁ、もう例の遺跡には着いたんだよね? 調子はどうだい、当たりっぽいかな?」 『当たりみたいです。ただ防御システムがまだ生きていて……』 ユーノの一方にのみ開かれる通信のウィンドウ。フェイトから勿論その相手の画像を確認する事は出来ない。 だがふと……どこかで聞いたことのある声だな?とフェイトは感じた。 そう、小さな女の子の声。優しげで朗らかな……一体誰だったろう? 「じゃあ無茶はしなくても良いよ。調査隊を送るから一緒に……」 『おいおい、つまらない事言うなよ』 「っ!?」 だが不意に声が変わる。声の音質自体は変わっていないのだが、ソレが乗せる言葉の意味が変わる。 もし画像を声から想像するならば、ウィンドウに映されていた聖女が一瞬で悪魔に化けたような衝撃を伴う変化。 皮肉り、嘲笑い、踏み潰す。そんな事を疑問に思いもしないような……まさか! 『さっきは準備が無かったから退いたが、今度は全部ぶち殺して奥まで突っ走る。 もし最深部まで辿り着いたら、報酬を上乗せで頼むぜ? 先生様よ~』 そこまで静観していられたことが、フェイトの中では奇跡だった。 もう我慢ならない! お得意の高速移動でユーノの後ろに回りこみ、通信のウィンドウを覗き込む。 見えたのは……老獪な犯罪者の様な奇妙な笑みを浮かべる桃色の髪の少女。 首から下げられているのは金色の輪、肩に止まるは白亜の幼竜、背後に居並ぶ首のない板金鎧。 「あのっ!!」 間違えようがない。ハッと目が合い、相手もフェイトを認識しただろう。正に生き別れの恋人に向けるような想いの奔流。 『ブツン』 そんな分かり易い擬音と共にブラックアウトする通信ウィンドウ。 思いの行き先を失ったフェイトは状況が把握できていないユーノに…… 「ユ~ノ~!! これは一体どう言う事!?」 「ちょっ! ソレはこっちの台詞だけど(ry」 『何故自分が数年来探していた相手と軽々しく連絡をとっているんだ!』 そんな思いを多大に込めて……八つ当たりをしてみた。プラズマザンバー的に。 一方同じ頃、とある管理世界の山間に覗く遺跡にて…… 「なぁ、相棒」 『なんですか、バクラさん』 「ビルの下敷きにしてやった金髪の露出狂死神が見えたのはオレ様だけか?」 チューブトップにタイトナミニスカート、真紅のコートを羽織り、片手を覆う手袋型デバイスを光らせながら少女は問う。 否、少女の体を借りた邪神の欠片にして盗賊王バクラは、体の本来の持ち主である竜召喚師キャロ・ル・ルシエに問う。 墓荒らし(発掘)の長期契約相手と通信をしていた筈なのだが……『今見えたのは幻か?』 『私もしっかり見えました。フリードは?』 「キュクルゥ~」 『見えたって』 辺りは人の気配がない山脈、眼前には石造りの洞穴、背後には居並ぶ異形。 ブラックアウトしたウィンドウを、苦虫を噛み潰したように見つめるセンスがアレな少女。 かなりシュールな構図だが本人たちにしてみれば大した問題ではない。 「えっと……お話を聞かせて! そしてお話を聞いて!!」 大きな問題 フェイト・T・ハラオウンが再び繋がった通信で必死に何かを騒いでいる。 その様子が余りにも必死で、思わず耳を傾けてしまった。そしていつの間にか会う約束なども。 このとき自由奔放な二人と一匹は珍しく同時にため息をつく。 『キャロとバクラが奇妙な縁で捕捉されたようです』 前へ 目次へ 次へ
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朝、か。 とんぬらは雨に濡れた体をゆっくり起こした。 先程の放送の中に、子供たち…パパスの名前はなかった。まだ、助ける機会はあるのだ。 とんぬらは森を抜けると、街に入る。念の為正面からではなく東の森を抜けて入ったのだが、街の中は静まり返り、人っ子一人いない。 「…誰もいないのか。争いがあったような形跡もない…」 これならわざわざ野宿をする必要もなかったかもしれない。 そんなことを考えながら、とんぬらは民家に忍び込んだ。 何しろ、ずっと雨に打たれていたのだ、少し寒い。マントがあれば少しは違っただろうが、あいにく前のフィールドで使い捨てている。 結局、とんぬらは毛皮のコートを頂戴する事にした。暖炉に火をくべ、服についた水を絞って乾かす。ついでに、食事をとっておく事にした。 制限時間はわずか2時間。子供たちの事は心配だが、時間内に別の旅の扉の地までいく事は不可能だろう。 だから、今、探しに街を出ることは出来ない。今出来るのは、次のフィールドで動き回れるよう、体力を回復させることだ。 食事を終え、服を乾かすと、とんぬらは旅の扉を探すために民家を出た。 暫く歩くと、向こうに大きな屋敷が見えた。遠目からはよくわからないが、扉が開いている… 誰か、いる…いや、いた、ってことだろうか。 とんぬらは周囲を警戒しながら、屋敷の中に入った。 屋敷の中は静まり返っていた。警戒するまでもなく物音一つしない屋敷の中を歩いていく。 と、階段のある広間で、とんぬらはそれを見つけた。 「…剣?何でこんな所に」 無造作に捨てられている剣を拾い上げる。念の為調べてみたが呪いの類いは、ないようだ。 ちょうど丸腰で頼りなかったところである。いただいておくことにしよう… カラ… とんぬらは咄嗟に剣を構えた。物音がしたほうに剣を向ける。 かさ…かさ…何か、擦るような音。 慎重に、音のするほうに足を踏み出す。そこで見たものは。 「…腐った死体?」 いや、腐っていないからリビングデッドというべきか。 体の半分が調度品に埋もれた、動く女性の死体だった。上手く除けれないのか、もがいている様は少し滑稽である。 近寄ってみる。すぐ側まで来ると、首があらぬ方向に曲がっているのが確認できた。これでまだ動くのだから大した者である。 「大丈夫かい?」 声をかけると、ぎょろり、と視線がとんぬらに向いた。 死体の凝視である。並みの人間なら悲鳴を上げるか驚いて腰を抜かすだろう。 だが、とんぬらは普通ではなかった。色々な意味で。 「なるほど、首が折れて平衡感覚が狂ってるのか。よし…」 とんぬらは死体の首に手を添える。正しい方向に矯正するとベホイミを唱えた。 「これでいい。もう出られるはずだ」 「………?」 女性(ゾンビ)は、するっと調度品の合間を抜けた。そして、じっととんぬらを見ている。 「えっと、聞きたいことがあるんだけど、いいかな?まず、ここには誰かいるのかい?」 「………」 女性は微かに口元を動かす。 「いないのか。旅の扉の事は…わからないよね。なら、君は何故あんな所にいたんだい?」 「………」 女性は微かに首を傾げる。 「わからない?何でここにいるのかも?目的も?」 「………………」 女性は微かに俯く。 「名前は?」 女性は少し間を置いた後、微かに口を動かした。 「ア…イ…ラ。アイラさん。それが君の名前かい?」 「………」 女性、アイラはこくこくとうなずく。 「そっか。……じゃあ、僕は行くけど」 アイラはなかまになりたそうにじっととんぬらをみている! 「わかった。一緒に行こうか」 アイラが仲間に加わった!アイラは微妙に嬉しそうにうなずいた。 【とんぬら 所持品:さざなみの剣 第一行動方針:パパスと会う 第二行動方針:クーパーとアニーを助ける】 【アイラ(ゾンビ) 所持品:チェス板、駒 死者の指輪 マンイーター 第一行動方針:ゾンビ状態中はとんぬらについていく。死者の指輪が外れたら???】 【現在位置:ツェンの屋敷】 ←PREV INDEX NEXT→ ←PREV とんぬら NEXT→ ←PREV アイラ NEXT→
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autolink SAO/S20-P05 カード名:伝えたい想い 明日奈 カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:2500 ソウル:1 特徴:《ネット》? 【起】[①]そのターン中、このカードのソウルを+1。 きみ、向こうでもこっちでも、 気の抜けてる時はほんとうにうっかりのんびり屋さんだね レアリティ:PR illust. アクセル・ワールド×ソードアート・オンライン特別大会参加賞
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こんなにあなたをあいしているのに【登録タグ こ 曲 結月ゆかり TK沙枝】 作詞:TK沙枝 作曲:TK沙枝 唄:結月ゆかり 曲紹介 ゆかりしゃん!!お誕生日おめでとうございます!!(*´∇`*) 結月ゆかりしゃんがいたから生まれた曲があります! 本当に、ありがとう☆ (作者コメントより) 結月ゆかり誕生祭2012の投稿曲 歌詞 (ピアプロより転載) 君は覚えてる 私と初めて手をつないだ時の事覚えてますか? メール・長電話ワクワクしていた日々 時が経つほど気持ちは、離れ・・・ 寂しい・切ない思いするなら 別れてしまいたいでも好きで。。。 貴方をこんなに愛しているのに 貴方に気持ちを上手く伝えられない 貴方をこんなに愛しているのに なぜ・・・ 気持ちが離れて行くと 貴方が愛おしくて I LOVE YOU 貴方に今、逢いたい 君は覚えてる 初めてキスした時のこと 肌触れ合った時のこと・・・ 凍えそうな私の手を握り締めて 好きと言ってくれた時の事を 春夏秋冬 一緒に過ごした日々 振り返れば振り返るほど 今すぐ貴方のぬくもりを感じたい 貴方の気持ちが離れて行く気がして メールの返事がこないだけで心配になるわ・・・。 仕事で忙しいの?私を心配にさせないで。。。 お願い。 気持ちを近づけたいと思うと貴方を遠くに感じてしまうの? 貴方をこんなに愛しているのに 会えない時間とメール着信ないと 不安になるのは貴方を独り占めしたいから 今日は会えるね 素直な気持ち伝えたい 『I LOVE YOU』 切ないほど貴方を愛してるわ だからずっと甘えさせて♪ コメント タイトルでヤンデレ系かと思ったら、いい曲じゃないか -- 名無しさん (2013-12-16 12 29 52) 名前 コメント